東海市議会 2019-03-28
平成31年 3月定例会 (第5日 3月28日)
平成31年 3月定例会 (第5日 3月28日) 平成31年3月28日
1
出席議員(22人)
1番 川 﨑 一 2番 今 瀬 和 弘
3番 佐 藤 友 昭 4番 近 藤 美保子
5番 坂 ゆかり 6番 村 瀬 晃 代
7番 村 瀬 進 治 8番 間 瀬 友 浩
9番 井 上 純 一 10番 工 藤 政 明
11番 蔵 満 秀 規 12番 早 川 康 司
13番 冨 田 博 巳 14番 北 川 明 夫
15番 蟹 江 孝 信 16番 粟 野 文 子
17番 石 丸 喜久雄 18番 神 野 久美子
19番 田 中 雅 章 20番 井 上 正 人
21番 加 藤 菊 信 22番 早 川 直 久
2 欠席議員
な し
3 職務のため議場に出席した
議会事務局職員
委員質疑。
防災ベッド貸出事業について、貸出期間を12カ月ごとの
自動更新とした理由は何か。
建築住宅課長答弁。12カ月ごとに
防災ベッドの利用状況を確認し、引き続き使用される場合は
自動更新とするものである。
委員質疑。
中小企業PRコーナー設置事業について、設置場所はどこか。
商工労政課長答弁。市役所1階、
地域職業相談室の側面の壁にパネルを設置し、
中小企業PRコーナーをつくる予定である。
議案第18号、「平成31年度東海市太田川駅
周辺土地区画整理事業特別会計予算」。
審査結果。付託された本案については、
中心街整備課長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
議案第19号、「平成31年度東海市
下水道事業特別会計予算」。
審査結果。付託された本案については、
水道部次長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、
反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
討論の状況。
反対討論1人。
賛成討論1人。
審査の過程における主な
質疑応答。
委員質疑。平成30年度末の滞納額の見込みは幾らか。また、
下水道使用料滞納繰越分907万円をどのように積算しているのか。
水道部次長答弁。平成30年度末の滞納額の見込みは、29年度分までの
滞納繰越額約2,210万円と30年度分の
収入未済見込み額の約1,110万円を合計した約3,320万円を見込んでいる。また、
下水道使用料滞納繰越分907万円は、平成30年度の
滞納見込み額である約3,320万円に過去5年間平均の収納率27.3%を乗じたものである。
議案第20号、「平成31年度東海市
水道事業会計予算」。
審査結果。付託された本案については、
水道部次長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、
反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
討論の状況。
反対討論1人。
賛成討論1人。
審査の過程における主な
質疑応答。
委員質疑。
機械器具費の
水道業務システムについて、内容はどのようか。
水道部次長答弁。水道の開閉栓の受付、料金計算、収納管理、量水器の管理等を行うシステムで、
仮想サーバーの更新に対応するため、パソコン7台、プリンター3台、
バーコードリーダー1台、ソフトウェアを更新するものである。
議案第21号、「平成30年度東海市
一般会計補正予算(第4号)」。
審査結果。分割付託された本案については、各
担当課長等から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
審査の過程における主な
質疑応答。
委員質疑。
害虫駆除事業について、
スズメバチ類の巣の撤去の
単価契約金額及び
駆除件数が減となった理由はどのようか。
生活環境課長答弁。
単価契約金額については、業者からの
参考見積額により積算したが、入札の結果、
単価契約金額が1万8,000円となったものである。
駆除件数については、平成29年度までの実績に基づき63件を見込んだが、駆除の依頼件数が43件と見込みを下回ったものである。
委員質疑。横須賀駅
西通線街路整備事業について、地権者の同意が得られず、用地取得ができなかったこと等によるものとあるが、見通しはどのようか。
都市建設部次長答弁。地権者3人のうち2人は
代替用地を希望しているが、希望に合う
代替用地が見つからず、買収ができていない状況である。残りの1人については先の1人の
代替用地が決まらないと買収ができない状況であり、先の2名の買収を急いで進めているものである。
議案第24号、「平成30年度東海市太田川駅
周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)」。
審査結果。付託された本案については、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
議案第25号、「平成30年度東海市
水道事業会計補正予算(第2号)」。
審査結果。付託された本案については、
水道部次長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
議案第26号、「平成30年度東海市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)」。
審査結果。付託された本案については、
水道部次長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
○議長(
早川直久)
これより、ただいまの
建設環境経済委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで質疑を終わります。
(
建設環境経済委員長 田中雅章 降壇)
続いて、
文教厚生委員長の報告を求めます。
(
文教厚生委員長 北川明夫 登壇)
○
文教厚生委員長(北川明夫)
議長の御指名がございましたので、
文教厚生委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
文教厚生委員会は、3月19日、午前9時30分から第1・第2
委員会室で、
委員全員出席のもとに、市長初め
関係職員の出席を求め開催いたしました。
議案第9号、「東海市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について」。
審査結果。付託された本案については、
社会福祉課長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
審査の過程における
質疑応答。
委員質疑。災害援護資金の貸付の際に、これまでは保証人の設定が必須であったとのことだが、法令等で規定されていたのか。また、災害援護資金の貸付対象者の状況はどのようか。
社会福祉課長答弁。
災害弔慰金の支給等に関する法律施行令第8条に規定されていたが、今回削除となったものである。また、現在、災害援護資金は2人に対し継続して貸付をしている状況である。
議案第10号、「東海市
手数料条例の一部改正について」。
審査結果。付託された本案については、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
審査の過程における
質疑応答。
委員質疑。行方不明高齢者家族支援サービスの内容はどのようか。
高齢者支援課長答弁。GPS機能つきの端末を貸し出し、高齢者が行方不明等になった場合に居場所をお知らせするサービスである。
議案第15号、「平成31年度東海市
一般会計予算」。
審査結果。分割付託された本案については、各
担当課長等から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、
反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
討論の状況。
反対討論1人。
賛成討論1人。
審査の過程における主な
質疑応答。
委員質疑。元浜サッカー場整備事業について、整備概要はどのようか。また、人工芝の1平米単価はどのようか。
教育委員会次長答弁。現行の天然芝を人工芝へ張り替えるとともに、夜間の利用ができるように照明を設置することで利用率向上を図るものである。また、人工芝の1平米単価は9,440円である。
委員質疑。個人番号カード交付事業について、交付実績はどのようか。
市民福祉部次長答弁。平成31年2月末現在の交付件数は1万6,180件で、交付率は平成30年4月1日現在の人口比で14.13%である。
委員質疑。給食用賄材料費保護者等負担金について、平成31年4月から牛乳が値上げされるとの報道等があるが、考慮しているのか。
学校教育課統括主幹答弁。牛乳については、県下統一価格で供給されており、値上げ幅は小さく、予算計上額で賄えるものと試算している。
委員質疑。予防接種事業について、風しんの予防接種の対象者で、39歳から56歳までの働く世代の男性への抗体検査を定期健康診断等に合わせて実施するよう厚生労働省が呼びかけているが、市としてどのような周知方法を検討しているか。
健康推進課統括主幹答弁。対象者に対して無料クーポンを発送し、各公共施設や企業等にポスターやチラシの配布を検討しているものである。
委員質疑。太田川駅周辺土地区画整理地内発掘調査事業について、出土遺物保存処理の内容はどのようか。また、出土遺物の展示を予定しているか。
社会教育課長答弁。平成28年度に畑間遺跡の発掘調査で出土した中世の陶器に古銭が納められていた大量出土銭と呼ばれる遺物2点を保存処理するものである。また、大量出土銭が発掘調査中に出土したのは県内では初めてのことであり、貴重な出土品であることから、保存処理が完了次第、常設展示する予定である。
議案第16号、「平成31年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」。
審査結果。付託された本案については、国保課長から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、
反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
討論の状況。
反対討論1人。
賛成討論1人。
審査の過程における主な
質疑応答。
委員質疑。保険給付費等交付金のうち、特別交付金における保険者努力支援分の内容はどのようか。
国保課長答弁。医療費の適正化に向けた取り組み等に対し交付されるもので、医療費通知の取り組みやジェネリック医薬品の促進の取り組み等が対象となる。
議案第17号、「平成31年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」。
審査結果。付託された本案については、国保課統括主幹から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、
反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
討論の状況。
反対討論1人。
賛成討論1人。
審査の過程における
質疑応答。
委員質疑。普通徴収保険料について、滞納繰越分の対象者数の見込みはどのようか。また、このうち短期被保険者証の発行者数はどのようか。
国保課統括主幹答弁。平成30年度末の滞納繰越対象者数は100人程度を見込んでいる。また、平成31年1月末現在における短期被保険者証の発行者数は9人である。
議案第21号、「平成30年度東海市
一般会計補正予算(第4号)」。
審査結果。分割付託された本案については、各
担当課長等から
補足説明を受け、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
審査の過程における主な
質疑応答。
委員質疑。小学校及び中学校普通教室空調機整備事業について、工事の進捗率及び受変電設備の切り替え時期等の予定はどのようであるか。
学校教育課統括主幹答弁。各小学校における工事の進捗率は10%から47%までであり、受変電設備の切り替えについては、主に4月下旬から5月上旬までの連休中に実施する予定である。工事の完了時期については、5月末から6月末までを予定している。
中学校における工事の進捗率は、上野中学校、富木島中学校及び横須賀中学校の3校で5%から19%までであり、受変電設備の切り替えについては、3中学校ともに4月下旬から5月上旬までの連休中に実施する予定である。工事の完了時期については、5月末から6月中旬までを予定している。
委員質疑。小学校及び中学校普通教室空調機整備事業について、工事が完了次第、空調機が利用できるのか。
学校教育課統括主幹答弁。工事が完了次第、利用を開始できるようにしたいと考えている。
議案第22号、「平成30年度東海市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」。
審査結果。付託された本案については、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
議案第23号、「平成30年度東海市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)」。
審査結果。付託された本案については、
慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
○議長(
早川直久)
これより、ただいまの
文教厚生委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで質疑を終わります。
(
文教厚生委員長 北川明夫 降壇)
以上で、各委員長の報告及び質疑は終了いたしました。
これより討論に入ります。
討論の発言を許します。
(5番 坂 ゆかり 登壇)
○5番議員(坂 ゆかり)
おはようございます。日本共産党議員団の坂ゆかりです。ただいま一括上程されています議案のうち、議案第5号、「東海市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」、反対の立場で討論を行います。
本条例改正は、いわゆる働き方改革一括法のうち労働基準法を改正するもので、民間労働者についてはいわゆる三六協定で定める時間外労働の上限規制が法律の中に盛り込まれました。今回、国家公務員の働き方改革に合わせて、正規の勤務時間以外の時間における勤務に関する規定を整備するものです。
規則で定める主な内容は、時間外労働の限度時間を1カ月45時間以内、年間360時間以内と定められたこと、他律的な業務の比準の高い部署でも1カ月100時間未満かつ年間720時間未満としています。他律的業務はどの職員にも生じる可能性があり、日常的であり特別なことではないと考えます。過労死ラインを超える1カ月100時間未満の時間外勤務を可能とするものであり、長時間労働を助長しかねない内容となっています。
以上、反対理由を申し述べ、討論とします。
(5番 坂 ゆかり 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(6番 村瀬晃代 登壇)
○6番議員(村瀬晃代)
皆さん、おはようございます。子どもたちに青い空の村瀬晃代です。議長のお許しを得ましたので、会派を代表して、議案第6号、「東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」と議案第7号、「
東海市議会の議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部改正について」を、趣旨は同じですので、一括で反対の立場で討論をいたします。
さて、「アベノミクスは成功で経済効果は上昇している」とは政府の弁ですが、世間は見渡せば、決して市民の生活は楽になっておりません。少子高齢化社会を迎え、若者たちの肩にも将来的にますます負担がのしかかっていきます。東海市が今はよくても、確実に財政状況は厳しい状況になっていくことは必至です。経済状況や雇用状況がよくない上に、税金や保険料は上がり、生活は苦しくなるばかりです。なのに、市長、副市長、議員の給与、報酬を上げるなんてとんでもないことです。
近隣市町を見ますに、半田市は議長2,000円、副議長1,900円の引き上げ、議員はそのまま。常滑市は、1万4,000円、副議長は1万3,000円、議員は1万2,000円の引き下げです。大府市、知多市は変更なしという、このような状況の中、東海市は、今回の改正で、市長5万1,000円、副市長3万4,000円引き上げ、名古屋市を除いた県内順位では9番目、こんなに要りますか。東海市には副市長が2人みえます。たかだか10万人都市で、副市長は2人要るか疑問です。そして、議員においては3万4,000円の引き上げ。名古屋市を除いた36市のうち、議長は12番目、副議長は13番目、議員は12番目、多過ぎでしょう。
ただいま、議会基本条例検証特別委員会で議会改革が審議されていますが、市民に対してやるべきことをやっていないのではないですか。さまざまな行政課題を解消し、市民生活を向上するためにも、自らが身を律していく必要があると考えます。現時点において、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費と議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当を引き上げるにふさわしい状況にはないものと考えます。限られた市政の財源の中で市民の信頼に応えていくという観点からも、市民からの理解は到底得られません。ここはぜひとも会派関係なく、政治家が自らを律し、身を切る改革を断行するべきです。ぜひとも皆様の御賛同をお願いいたします。どうしても会派の都合上、賛同できないとしても、心の中での御賛同をお願いいたします。
以上で
反対討論を終わります。(拍手)
(6番 村瀬晃代 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(13番 冨田博巳 登壇)(拍手)
○13番議員(冨田博巳)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第5号、「東海市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」、議案第6号、「東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」及び議案第7号、「
東海市議会の議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部改正について」、新緑水クラブを代表しまして、原案賛成の立場で討論いたします。
初めに、議案第5号、「東海市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」であります。
今回の改正は、働き方改革を推進するための関連法律の改正及び国家公務員の改正に合わせたものであり、職員の時間外勤務の上限を設定し、ワーク・ライフ・バランスを改善するものであります。また、働き方改革は、健康の確保や業務の生産性の向上をさせることなどが目標となっており、この改正が職場環境の改善及び業務効率の向上につながることから、改正は適正であると判断し、賛成するものであります。
続いて、議案第6号、「東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」であります。
今回の改正は、東海市特別職報酬等審議会から答申を受けたもので、答申の結果については、人事院勧告や県内各市の状況、また、着実な人口増加やまちの活性化など
市政運営に対して総合的に勘案し答申されたものであり、尊重すべきものであり、適正であると判断し、賛成するものであります。
また、議案第7号、「
東海市議会の議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部改正について」も、議案第6号の
賛成討論で述べた内容と同趣旨の理由により適正であると判断するもので、今後も市民に開かれた議会、市民にわかりやすい議会を目指していくことを申し添えて、賛成するものであります。
以上で、3議案に対する賛成の討論といたします。(拍手)
(13番 冨田博巳 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(7番 村瀬進治 登壇)(拍手)
○7番議員(村瀬進治)
皆さん、おはようございます。青い空、村瀬進治でございます。議案番号第15号、「平成31年度東海市
一般会計予算」について、反対の立場で討論をさせていただきます。
今回の予算は、微に入り細に入り気配りされた予算だと思いますが、一部、反対でございます。
まず、ごみ袋指定制度推進事業についてであります。ごみの排出量の削減を推進するために一定枚数のごみ指定袋を各家庭に無料配布するという趣旨でございますが、また、これは実際に無料配布というか、税金を1億数千万円使われております。また、子育て支援として、子育て世帯へのごみ指定袋特定配布を40リットル50枚から20リットル150枚へ変更するということでございますが、昨日まで東京から孫が来て、帰ってきましたけど、確かに小さい子どもさんを持っている家庭は大変だと思っておりますが、しかしながら、逆にどうして今ごろかということでございます。今までかたくなに年間3,200リットルということを堅持していましたが、いきなり1,000リットル増えるということでございますが、その前にまず、各家庭にはブルーの袋が余っている家庭もあれば、黄色が余っている家庭もあり、白が余っている家庭もあるかもしれない。そういうことをやった上で、そういう措置をすべきというふうに思っております。決してお子さんを対象にしたこの事例に反対するわけではございませんが、総括的にそういう意味でございます。
特に、黄色のごみ袋についてでございますが、上から押さえればかさも少なくなりますし、主婦の中には、黄色いごみ袋、青い袋、余っている方もみえると思いますが、いかがでしょう。これは、自由交換にすれば、当然、20%ぐらいの人程度しか交換されないにしても、市民全体が、ああ、やっと東海市もそういう考えになったかという評価をされると思います。大変まちに活気が出ると思います。
次に、最も大切なことの1つ、期日前投票所設置の件でございますが、上野町と横須賀町が合併して南北に長い東海市が誕生して50年、何と現在も中央付近の市役所と芸術劇場にあるのみでございます。北はしあわせ村、南は文化センターにとかねがねお願いしてまいりましたが、文化センター投票所は、夜間、保管する場所がない。そして、それなりの設備が整っていないということでございますが、昨年末に完成した横須賀図書館、ここには、入り口の直径が何メートルもあるような立派な金庫がございますので、投票箱を保管することは十分に可能だと思います。二、三百万円でできるということでございますが、そのような予算がついていなく、全く不作為であると驚きを禁じ得ません。次回の選挙までには設置するべき、猛省をいただきたいと思います。
次に、公害対策でございます。かわいそうに、今でも新日鐵住金から出入りする車両の中には、真っ茶、真っ黒の車をお見受けいたします。私は、その方たちに対し、手を振り、時には頭を下げる、そういう状況が続いておりますが、ばいじんなど、この1年間に約8割が北西風でございまして、本市において当然、まちに流れてまいります。横須賀インターの西側に企業が設置した1枚の防風ネットのみでございます。次年度予算にもそれらしき対策が見込まれていません。最もひどい場所は、東海警察署周辺だと思いますが、いかがでしょう。
本市の南西部には保育園、または幼稚園、小中高等学校もあり、一昨年、5,000名以上の市民から寄せられたばいじん規制を求める請願が否決され、議員の責任も極めて重いものでありますが、一刻も早く対策を講ずるべきことを願い、反対の討論といたします。御賛同のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
(7番 村瀬進治 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(15番 蟹江孝信 登壇)
○15番議員(蟹江孝信)
皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第15号、「平成31年度東海市
一般会計予算」について、新緑水クラブを代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。
鈴木市長におかれましては、太田川駅周辺整備を初めとした都市基盤整備、子育て支援や健康・いきがいづくりの推進など、取り組みを先進的に戦略的に進めるとともに、将来を見据えた施策を展開され、少子高齢・人口減少社会にあっても本市の人口は着実に増加し、まちづくりが順調に進んでいるものと評価しております。
平成31年度は、当初予算は市制50周年を記念して実施する事業のほか、東京
オリンピック・パラリンピック、アジア大会、リニアインパクトなどのビッグチャンスを逃すことなく、次の50年に向けて将来を見据え、住民福祉の向上につながる事業が計上されております。
「市制50周年記念事業」では、50周年を記念した式典を開催し、市政に功労された市民や企業を表彰するとともに、市民とともにお祝いするためのオープニングイベントを初めとした各種記念イベントの実施。「産業振興とにぎわいづくり」では、観光ビジョンの策定や桜まつりや花火大会など、光と音での演出によるさらなる魅力の向上、工場夜景を活用した観光クルーズ事業の社会実験など、観光施策の推進によるにぎわいづくりの創生。「リニアインパクトを活かしたまちづくり」では、太田川駅西地区や名和駅西地区など土地区画整理事業による将来を見据えた土地利用の推進。「安心・安全なまちづくり」では、県内初となるべき
防災ベッドの無償貸し出しの開始や木造住宅の除却工事費に対する補助、土留木川の河口部の改修方法の検討、伊勢湾台風の教訓を伝える演劇の開催など、防災・減災対策。「高齢者の健康・いきがいづくり」では、高齢者施設でのテレビ電話対話サービスの試験運用、認知症相談や地域の身近な場での認知機能向上レクリエーションなどの充実・拡充による高齢者の生きがいづくりの支援。「子育てしやすい環境の充実」では、新生児の聴覚検査の追加実施、空白世代の男性への風しんワクチンの接種の実施、子ども・子育て支援事業計画の見直しなどによる子育て支援の充実。「子どもたちが夢と希望を育む環境づくり」では、子どもオーケストラや児童合唱団の定期演奏会の開催、まちづくりアドバイザーを交えた不登校問題への対応、元浜サッカー場の人工芝生化への整備やヘイケボタル、オニヤンマなどの生き物と触れ合える観察会などの実施、これからの50年先を見据え、本市がさらなる発展をすることができ、元気で活力あるまちをつくるための予算であると高く評価するものであります。今後とも予算の執行に当たりましては、最小の経費で最大の効果を上げるように努め、住民福祉の増進に寄与されることを要望し、
賛成討論といたします。(拍手)
(15番 蟹江孝信 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(4番 近藤美保子 登壇)(拍手)
○4番議員(近藤美保子)
おはようございます。日本共産党の近藤美保子です。日本共産党議員団を代表して、ただいま一括議題となっております議案第6号、「東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」、議案第7号、「
東海市議会の議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部改正について」、議案第16号、「平成31年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」及び議案第17号、「平成31年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」について、反対の立場で討論を行います。
まず初めに、議案第6号、「東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」及び議案第7号、「
東海市議会の議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部改正について」、趣旨が同じなので一括して討論します。
高齢化社会を迎える中で、「平成29年度東海市の統計」で、国民年金受給者は平成29年度には約2万4,000人ほどみえます。しかし、年金支給額は、平成29年度より据え置きであり、実質家庭消費はマイナスが続き、市民の声から生活が苦しいという実態がわかります。県内の自治体としても遜色ない給与・報酬であり、
期末手当の支給割合を0.5引き上げたことに続き、今回の条例改正案で、特別職の市長給与月額3,000円、副市長及び議員の報酬月額2,000円の引き上げは市民の理解が得られないと考え、議案第6号、議案第7号の反対の討論とします。
次に、議案第16号、「平成31年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」についてです。
愛知県は2019年度各市町村の算定基準に基づく標準保険料率を公表しました。この標準保険料率は、国保の都道府県化によりつくられ、一般会計からの国保会計への公費繰り入れをしないことを前提とした圧力にもなる問題点を持っています。
日本共産党は、2019年度の標準保険料率で国民健康保険税の試算を出しました。年収400万円のサラリーマン4人世帯で40万9,600円となり、2018年度から5万7,200円も増額となります。厚生労働省によると、2016年度で国保の加入者は、非正規などの被用者、年金生活などの無職、高齢者で約8割を占めており、収入の少ない加入者からは「国保税は高過ぎて払えない」と悲鳴が上がっています。
国保税が払えず滞納し、短期被保険者証の発行、資格者証の発行と、命のセーフティネットでもある正規保険証がなくなるという状況があります。また、都道府県から示された指標をもとに市町村が保険料の収納率向上や医療費抑制などを行うことにより交付金が出される保険者努力支援分が含まれていることから、議案第16号に反対する討論といたします。
最後に、議案第17号、「平成31年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」についてです。
75歳以上の高齢者は、後期高齢者医療制度により扶養という制度がなくなり、保険料は後期高齢者1人1人が納めることになります。生活保護受給者に占める高齢者の割合は5割を超える状況になり、高齢者は生活費を切り詰めて生活していると考えますが、後期高齢者医療の軽減特例で所得割が平成29年度に2割軽減、平成30年度に軽減なしとなるなど負担が大きくなってきています。さらに高額療養費自己負担限度額も平成29年度から段階的に見直されてきています。年金収入に頼る高齢者には保険料の負担は限界に近い状態になってきているのではないでしょうか。
以上を議案第17号の
反対討論とします。
以上で、議案第6号、議案第7号、議案第16号及び議案第17号についての
反対討論を終わりといたします。(拍手)
(4番 近藤美保子 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(18番 神野久美子 登壇)(拍手)
○18番議員(神野久美子)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第16号、「平成31年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」及び議案第17号、「平成31年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」について、公明党を代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。
初めに、議案第16号、「平成31年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」についてであります。
国民健康保険事業は、少子高齢化の進行、被用者保険の適用拡大、医療費負担の増加、低所得者世帯の増加などにより、他の保険と比べても保険税負担能力が乏しい加入者が多く、その加入者も減少傾向のため、その財政基盤は脆弱となっており、将来にわたってこの制度を維持していくために平成30年度4月から県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や事業の確保等の国保運営に中心的役割を担い、制度の安定化が図られております。
平成31年度予算については、被保険者の減少などに伴い、歳入歳出予算の総額は前年度と比較して3.6%の減となり、また、県から税率等と一般会計からの繰入金等の見直しが求められる中、引き続き一般会計からの繰入等により収支の均衡を保ち、被保険者への影響を抑える予算編成となっているなど、国保財政の健全な運営を確保するための適切な予算であると判断し、賛成するものであります。
続いて、議案第17号、「平成31年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」であります。
後期高齢者医療制度は、今年度で施行から11年を経過しようとしており、その間に低所得者に対する保険料の軽減措置の適正化など、制度の見直しも行われております。今後、少子高齢化が進み、医療費が増えていく中で、全ての方が安心して医療を受けられる社会を維持するため、高齢者と若者の間で世代間の公平が図られるよう負担能力に応じた負担を求めるなど、重要な課題は残っておりますが、現在の後期高齢者医療制度に関しては、比較的安定した事業運営が行われているものと認識しております。
本特別会計は、現制度の後期高齢者医療制度の円滑な財政運営を行うための特別会計であり、財政運営に必要な本市の被保険者に係る保険料の計上や事務費の計上と愛知県後期高齢者医療広域連合と調整を図りながら編成された適正な予算であると認め、賛成するものであります。
以上で、2議案に対する賛成の討論といたします。(拍手)
(18番 神野久美子 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(5番 坂 ゆかり 登壇)(拍手)
○5番議員(坂 ゆかり)
ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第15号、「平成31年度東海市
一般会計予算」について、議案第19号、「平成31年度東海市
下水道事業特別会計予算」について及び議案第20号、「平成31年度東海市
水道事業会計予算」について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論します。
初めに、議案第15号、「平成31年度東海市
一般会計予算」についての
反対討論を行います。
一般会計の総額が、当初予算で史上初めて100兆円を超えた2019年度の政府予算が成立しましたが、厚生労働省の統計不正の発覚で、閣議決定後の予算案が修正されるという異例の事態となりました。また、経済情勢では、政府自身が下方への局面変化や輸出や生産の一部に弱さが見られることを認めざるを得ない状況です。
どんなに十二分の対策をとっても、深刻な消費不況の中、消費税増税が暮らしや経済に大きな打撃を与えることは明らかではないでしょうか。国の社会保障削減、消費税増税など市民の暮らしを壊す悪政から、市は市民の暮らしを守る防波堤の役割を果たすことが求められます。そこで、今回の総額約431億円の予算に対して、市民の立場から見て税金が適切に使われているかが問われていると考えます。
さて、予算案の中には、小学校パソコン教室及び老朽化した明倫調理場の空調機改修事業、文化センターのリニューアル事業、
ブロック塀等撤去費補助事業や
防災ベッド貸出事業など市民の暮らしと福祉に役立つものとして、これらについては評価するものです。しかし、問題点を幾つか指摘しなければなりません。以下、主な反対理由を述べていきます。
反対理由の1点目は、愛知県知多地方税滞納整理機構負担金です。平成29年度から3年間延長され、2019年度末で設置期間が終了となります。厳しい経済・雇用情勢の中、きめ細かく生活再建をサポートすることこそ自治体の責務です。機構に頼らず、収納率アップに努めるべきです。
反対理由の2点目、市長及び副市長の給与月額の引き上げと
議員報酬月額の引き上げについてです。引き上げ月額は、市長が3,000円、副市長が2,000円、
議員報酬は月額2,000円の引き上げとなっています。共同通信社が行った直近の世論調査でも、「景気回復を実感していない」が84.5%、「実感している」が10.1%にとどまっていることからも、引き上げに対する市民の理解を得ることは難しいと考えます。
反対理由の3点目は、リニア建設促進愛知県期成同盟負担金です。リニア中央新幹線は、夢のプロジェクトともてはやされる一方で、南アルプスをトンネルで貫くことなどによる自然破壊に対する悪影響や低周波や強い電磁波の発生のおそれ、工事に伴う残土等の処理の問題、過大な電力消費、交通機関としての安全性などさまざまな懸念が指摘されています。形式上は一民間企業の事業であるものの、我が国の経済、社会、環境に重大な影響を与えることからも、リニア中央新幹線は中止させ、本市も進めている「リニアインパクトを活かしたまちづくり」は見直すべきと考えます。
4点目は、学校給食調理業務委託料、保育園調理業務委託料についてです。近年、学校給食は食育としての役割、また、子どもの貧困が社会問題となる中、児童生徒の成長に必要な栄養を摂取させるためにも重要となっています。委託先が決まらない問題や委託料の高騰などの問題が生じてきています。給食の安定した提供、安全性においても調理業務は直営にすべきと考えます。また、保育園において、調理業務委託が進んでいます。乳幼児の味覚、摂取の仕方など、一人一人成長が違い、創意工夫を考える現場との連携が困難になると考え、調理業務は直営が本来ではないかと考えます。
5点目は、しあわせ村温水プール、市民体育館、勤労センターの指定管理料についてです。昨年にはしあわせ村の温浴室で壁のボードが外れかけるということが起きています。公共施設の老朽化による事故等が過去にも起きています。公共施設を営利を追求する民間企業が担うことにより、コスト削減のため人件費の削減や施設の修理、点検の量・質が低下するのではないかと考えます。市民が安心して利用できるよう、指定管理制度は見直すべきと考えます。
6点目、養父児童館指定管理料についてです。児童館は、児童福祉法により児童に健全な遊びの場、健康増進、情操を豊かにすることを目的とし、児童厚生員が配置されています。これまでは、児童館は市の直営でしたが、本市で初めて養父児童館が指定管理者のもとで運営されています。児童虐待が社会問題となる中、児童館の役割は一層期待されます。少なくとも児童厚生員は市が直接配置し、子どもたちの変化に気づき、関係部署との連携調整が速やかにできるようにすべきと考えます。
7点目、マイナンバー制度における個人番号カード交付事業、証明書コンビニエンスストア交付事業についてです。総務省によると、昨年12月におけるマイナンバーカードの普及率は、全国で12.2%となっています。また、本市での普及率は13.6%となっています。カードの利便性を感じない、個人情報の漏えいやプライバシーの侵害の不安が大きいと考えられます。
今年2月には、政府は、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにすることなどを盛り込んだ健康保険法の改正案を閣議決定しています。1枚のカードで個人の医療にかかわる情報や資産などの情報がわかり、税の徴収、社会保障抑制につながりかねません。マイナンバー制度の廃止を求めていくべきと考えます。
8点目、ホテル等誘致交付金交付事業及びホテル改良費補助事業です。ホテル等誘致交付金交付事業は、市内に新設したホテル事業者に対し5年間固定資産税及び都市計画税に相当する額を1億円を限度に、また、下水道使用料に相当する額を5年間、1,000万円を限度に交付金を交付するものです。新しいホテルという有利な条件の上に新設交付金や事業運営交付金を交付することで、既存のホテルの競争力を相対的に低下させることになり、既存ホテルに対しても改修費を補助せざるを得なくなったと推測します。交付金や補助の対象となるのは、新設ホテルと既存ホテル6事業所に限られ、そこに多大な市民の税金を投入することは市民の理解は得られないと考えます。
9点目、加木屋中部土地区画整理事業、太田川駅西地区土地区画整理事業及び新駅周辺等整理事業についてです。加木屋中部地区、太田川駅西地区とも地盤が低く、浸水想定地域も含まれ、防災面からも問題があります。また、2022年には、生産緑地の多くは期限が切れ、宅地の供給が急増することも言われています。新たな開発を進めるより、小学校を単位とした既存市街地整備を最優先にすべきと考えます。
最後に、降下ばいじんの量、きれいな空気を守るについてです。まちづくり指標では、降下ばいじん量は増加し、降下ばいじんにより生活に支障があると感じている人の割合も増加傾向にあります。本市のまちづくりの上からも、降下ばいじん量の早急な改善が求められることから、新日鐵住金への効果的改善策の指導をより強化することを求めます。
以上、主な反対理由を述べ、議案第15号の討論とします。
次に、議案第19号、「平成31年度東海市
下水道事業特別会計予算」についてです。
反対の主な理由は、本予算案には今回10月に予定されている消費税率10%への増税を見込んで、増税分を市民に転嫁した下水道使用料が計上されていることです。本年度の影響額は約490万円とのことですが、消費税10%への増税は、市民の暮らしにも多大な影響を及ぼし、消費不況をますます悪化させることは間違いありません。そのような現実を見るならば、市民に新たな負担を求めるべきではありません。自主的に増税分が市民に転嫁されないよう市民の暮らしの実態に寄り添った検討こそなされるべきであることを指摘して、
反対討論とします。
最後に、議案第20号、「平成31年度東海市
水道事業会計予算」についてです。
反対の主な理由は、本予算案には、今回10月に予定されている消費税率10%への増税を見込んで、増税分を市民に転嫁した水道料が計上されていることです。本年度の影響額は約1,100万円とのことですが、議案第19号の討論でも述べたのと同趣旨の理由で反対をせざるを得ません。
以上、議案第15号、第19号及び第20号の
反対討論を終わります。(拍手)
(5番 坂 ゆかり 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(2番 今瀬和弘 登壇)
○2番議員(今瀬和弘)
皆さん、おはようございます。市友会の今瀬和弘です。議長の許可をいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第15号、「平成31年度東海市
一般会計予算」について、市友会を代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。
日本経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、企業部門を牽引役とし、景気は緩やかな回復基調が続いておりますが、その一方で、中国経済の先行きなど海外経済の不確実性や英国のEU離脱問題、米中貿易摩擦による国際政治情勢など景気の下振れリスクもございます。
このような中、本市の平成31年度予算額は、前年度の当初予算に比べて2億9,900万円減、率にして0.7%の減となっておりますが、歳入面では、個人市民税や固定資産税において増収を見込まれ、国・県の補助金を的確に確保し、財政調整基金や大規模建設基金を活用するとともに、適債事業を厳選にし、市債の活用を図るなど、財源確保に努力されております。
歳出面では、「健康・福祉・子育て」では、市民の健康づくりの支援として、トマトを活用したレシピコンテストや市内公園・緑道でのウォーキングイベントの開催、障害者の相談支援として、専門相談員による障害者の地域生活の継続的な支援、待機児童対策として、認定こども園や小規模保育事業所などを整備する民間事業者への補助金の交付や大田保育園の移転・新築工事にかかわる基本設計の実施。「人づくり・心そだて」では、4つの小学校での水泳授業を民間委託し、老朽化が顕著な学校プールのあり方を検討、名古屋フィルハーモニー交響楽団と市民合唱団の共演によるベートーベン第九公演の実施や名誉市民の蟹江一太郎氏を題材とした演劇の実施。「環境・市民生活」では、市民の環境意識の向上を図るため、太陽光発電システムと他の設備の一体的な導入に対する補助、自転車の安全な利用を促進するため、自転車乗車用ヘルメットの購入に対する補助の創設、消防・救急体制を充実するため、高規格救急車の更新。「産業・勤労」では、ランの魅力発信を行うため、らんの花大使の春風氏の対談会やフラワーショウの拡充、市内ホテルの魅力や競争力の向上を図るため、既存の宿泊施設の改修工事費に対し補助金を交付、市内企業の技術力のPR等を図るため、オリジナルカートを活用したイベントでの展示等を実施。「都市基盤」では、将来の本市の発展を見据え、公共交通機関の利便性を高めるため新駅及び養父森岡線の整備、良好な都市景観をつくるため、無電柱化推進計画の策定、快適に移動がしやすい交通環境をつくるため、太田川駅前通り線などの道路整備を進め、「地域づくり・行政経営」では、町内会・自治会の活動を支援するため、緑陽コミュニティにおいて新たなコミュニティ活動拠点の基本設計の実施、都市間の交流を促進するため、釜石市で開催されるラグビーワールドカップ2019への市民応援団の派遣を初めとした各姉妹都市の交流事業など、第6次総合計画の目指す「ひと 夢 つなぐ 安心未来都市」の実現に向けた予算として高く評価するものであります。
今後とも財政健全化を念頭に、節度ある財政運営に努めるとともに、市民が「住んでよかった」「住み続けたい」と実感でき、夢の持てる施策の展開を要望し、
賛成討論といたします。(拍手)
(2番 今瀬和弘 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(9番 井上純一 登壇)
○9番議員(井上純一)
皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第19号、「平成31年度東海市
下水道事業特別会計予算」及び議案第20号、「平成31年度東海市
水道事業会計予算」について、公明党を代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。
初めに、議案第19号、「平成31年度東海市
下水道事業特別会計予算」であります。
本市の下水道事業は、着実に整備区域を拡大しており、第4期事業もほぼ計画どおり進められております。平成31年度も名和町・加木屋町地内での面整備のほか、幹線・枝線整備や浄化センター水処理施設第1系列や名和前第1ポンプ場の長寿命化工事及び耐震化工事が予定されており、今後の第5期事業に向けて計画的な整備が実施されるものと理解しております。汚水・雨水ともに積極的な予算編成がなされており、下水道事業が早期に整備されることを期待し、賛成するものであります。
続いて、議案第20号、「平成31年度東海市
水道事業会計予算」であります。
公営企業である水道事業は、独立採算を基本とし、企業の経済性を発揮し、常に安全で良質な水の安定供給に努める必要があります。平成31年度予算では、給水戸数は若干の伸びを見せているものの、市民の節水意識の高まり、節水機器の高性能化などによる節水型社会への移行により、給水収益はほぼ前年度並みとなっております。
こうした中、配水管整備などに対して補助金を確保するなど健全な経営に努めながら、管路の更新計画や施設などの耐震化計画に沿って災害に強い水道施設の整備が順次実施されており、市民の生活に欠くことのできない重要なライフラインである水道水の安全で安定した供給に努められているものと評価し、賛成するものであります。
以上で、2議案に対する賛成の討論といたします。(拍手)
(9番 井上純一 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。(「なし」の声)
ないようですから、これで討論を終わります。
この際暫時休憩をいたします。
―――――――――――――――――――――――――
(午前10時46分 休憩)
(午前11時00分 再開)
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
早川直久)
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより採決をいたします。
日程第1、議案第5号の採決をいたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第1、議案第5号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第2、議案第6号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第2、議案第6号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第3、議案第7号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第3、議案第7号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第4、議案第8号から日程第10、議案第14号までの7案を一括採決いたします。
本7案に対する各委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本7案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第4、議案第8号から日程第10、議案第14号までの7案は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第11、議案第15号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
本案は、各委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第11、議案第15号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第12、議案第16号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第12、議案第16号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第13、議案第17号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第13、議案第17号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第14、議案第18号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決であります。
お諮りいたします。本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第14、議案第18号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第15、議案第19号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第15、議案第19号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第16、議案第20号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成多数であります。よって、日程第16、議案第20号は原案のとおり可決されました。
続いて、日程第17、議案第21号から日程第22、議案第26号までの6案を一括採決いたします。
本6案に対する各委員長の報告は、可決であります。
お諮りいたします。本6案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第17、議案第21号から日程第22、議案第26号までの6案は、原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
早川直久)
日程第23、同意第1号、「教育委員会委員の選任について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
○副市長(佐治錦三)
ただいま上程のありました同意議案第1号、「教育委員会委員の選任について」、御説明申し上げます。
現委員の木原鈴江氏が来る5月29日をもって任期満了となるため、委員を引き続きお願いするものでございます。
任期につきましては、5月30日から4年間でございます。
木原氏の略歴は、お手元の資料のとおりでございますが、人格が高潔で教育に関し高い識見をお持ちであり、教育委員会委員として適任の方でありますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(
早川直久)
これより質疑に入ります。
質疑の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで討論を終わります。
これより採決いたします。
本案は原案に同意と決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第23、同意第1号は、原案に同意することに決定しました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
早川直久)
日程第24、同意第2号、「公平委員会委員の選任について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
○副市長(佐治錦三)
ただいま上程になりました同意議案第2号、「公平委員会委員の選任について」、御説明申し上げます。
現委員の早川春代氏が3月31日付で辞任されるため、後任者として浅野幸吉氏の選任をお願いするものでございます。
任期につきましては、前任者の残任期間となりますので、4月1日から2021年4月7日まででございます。
浅野氏の略歴は、お手元の資料のとおりでございますが、人格が高潔で高い識見をお持ちであり、公平委員会委員として適任の方でありますので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(
早川直久)
これより質疑に入ります。
質疑の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで討論を終わります。
これより採決いたします。
本案は原案に同意と決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第24、同意第2号は、原案に同意することに決定しました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
早川直久)
日程第25、同意第3号、「固定資産評価審査委員会委員の選任について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
○副市長(佐治錦三)
ただいま上程になりました同意議案第3号、「固定資産評価審査委員会委員の選任について」、御説明申し上げます。
現委員の坂野浩氏が来る4月3日をもって任期満了となるため、委員を引き続きお願いするものでございます。
任期につきましては、4月4日から3年間でございます。
坂野氏の略歴は、お手元の資料のとおりでございますが、人格が高潔で高い識見をお持ちであり、固定資産評価審査委員会委員として適任の方でありますので、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(
早川直久)
これより質疑に入ります。
質疑の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで討論を終わります。
これより採決いたします。
本案は原案に同意と決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第25、同意第3号は、原案に同意することに決定しました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
早川直久)
日程第26、意見書第1号、「待機児童と
保育士不足解消のための実効性ある対策を求める意見書の提出について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
(5番 坂 ゆかり 登壇)
○5番議員(坂 ゆかり)
ただいま上程されました日程第26、意見書第1号、「待機児童と
保育士不足解消のための実効性ある対策を求める意見書の提出について」、提案理由の説明を申し上げます。
子ども・子育て支援新制度も施行後4年が経過し、この間、待機児童と保育士不足が社会問題として大きな注目を集めてきました。保育士の処遇改善では、一定の前進が見られますが、残念ながら保育士不足の解消には至らず、待機児童についてはまだ課題も多くあります。
2019年10月から始まる3歳から5歳児を対象とした幼児教育・保育無償化では、新たな保育需要が喚起されることから、待機児童が増加すると予想され、保育施設の増設により保育士不足が一層深刻になるのではと懸念する声があります。現在も保育現場には保育士が不足していますが、保育施設が増設されれば、保育士確保が今以上に難しくなり、その運営は困難をきわめることは必至です。そうなる前に待機児童と保育士不足を同時に解消する実効性ある対策を進めていくことが必要であります。
よって、国に対し必要な予算を確保し、安心して保育が行えるよう幼児教育・保育の無償化による待機児童の増加に対して認可保育所整備等の必要な対策を進めること及び保育士不足を回避する実効性ある対策を進めることを要望するものであります。
以上の観点から、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するもので、議員各位の御賛同をいただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とします。
○議長(
早川直久)
これより、本案に対する質疑に入ります。
質疑の発言を許します。(「なし」の声)
ないようですから、これで本案に対する質疑を終わります。
(5番 坂 ゆかり 降壇)
お諮りいたします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決定しました。
これより討論に入ります。
討論の発言を許します。
(10番 工藤政明 登壇)
○10番議員(工藤政明)
おはようございます。市友会の工藤政明です。議長より発言の許可をいただきましたので、ただいま議題となっております日程第26、意見書第1号、「待機児童と
保育士不足解消のための実効性ある対策を求める意見書の提出について」、市友会を代表いたしまして、本意見書に反対の立場で討論をいたします。
反対の理由は、大きく2つあります。地方自治法第99条において、地方公共団体の公益にかかわる事柄に関して、国会または関係する行政庁に対して提出をすることができる意見書は、議会の議決に基づきさまざまな手続がとり行われた後に国会または関係する行政庁へ提出に至ることが御案内・御承知のとおりであります。
議会の議決に基づくということは、議会の総意・合意の形成といったおのおのの議員が、おのおのの議員の意思が同じ方向に向いているということであり、また、それを求められるものであります。しかし、残念ながら、本意見書におきましては、それが欠落している点があります。
題目や趣旨を見ますと、待機児童対策や
保育士不足解消という現況の重要な課題を顕在化しているかのように読み取れるのですが、それ以降の記述では、実効性ある対策の具体的な内容に及んでいないため、賛否の判断を難しくし、議会の総意・合意の形成に至らないことが考えられることが反対理由の1点目。
これは、あくまでも参考的な情報になりますが、他の自治体議会におきましても、同様の陳情において同じような議論が行われ、同じような結論に至ったことが記録として公表されております。
2点目は、無償化による新たな保育需要の影響についてであります。2019年10月から始まる3歳から5歳児を対象とした無償化による新たな保育需要の影響や小規模保育事業所に対して安全な保育の実施の把握の観点の質問が過日の代表質問と一般質問で取り上げられ、安全・安心な小規模保育事業所の運営が確認され、保育料が無償となることによる就園率の上昇では、3歳から5歳児は現時点においても就園率が既に高い位置にあり、また、ゼロ歳から2歳児においても、国が予定している市民税非課税世帯の保育料の無償化は、本市は既に先行して導入しており、現在も保育料は無償となっていることから、保育無償化による新たな保育需要の影響はないと考えていることが確認されたばかりであり、本意見書に対し、議会の総意・合意の形成に至らないことが考えられます。
よって、本意見書の提出には賛同しがたく、これら2点を反対の理由として申し上げまして、反対の討論といたします。(拍手)
(10番 工藤政明 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。
(4番 近藤美保子 登壇)
○4番議員(近藤美保子)
ただいま議題となっております意見書第1号、「待機児童と
保育士不足解消のための実効性ある対策を求める意見書の提出について」、日本共産党議員団を代表し、賛成の立場で討論を行います。
幼児教育・保育の無償化は、子育て世代への負担を少なくする支援になります。しかし、安倍首相が目玉としてきた幼児教育・保育の無償化の財源は消費税増税によるものです。保育料は所得別に設定されており、無償化では高所得者への公費負担額が大きくなり、低所得者ほど配分が少ない政策になっております。この幼児教育・保育の無償化により、利用申込者の増加が懸念されていますが、待機児童解消加速プラン及び子育てプランによる保育の受け皿の保育施設の増設が進んではきています。2017年には待機児童の定義が変わり、利用保育園が2カ園となり利用ができないなど、私的都合で待機している児童は待機児童とならないということも出てきています。本当に保育を必要としている方もみえるのではないでしょうか。
保育の現場では、保育士の不足が続いています。やりがいのある仕事の保育士ですが、早番、普通番、遅番というシフト、月間行事予定の作成や毎日の保護者への連絡、事務業務もあり、仕事が多いとの声も聞きます。行事があれば、準備のために自宅への仕事の持ち帰り、いわゆるサービス残業をしている保育士さんもみえます。さらに、研修や会議などは子どもが帰ってからの時間帯となり、身を粉にしての働き方です。
この多量な業務をこなしている中、賃金はというと、平成28年賃金基本統計調査では、全職種で決まって支給する現金給与額が約333万円に対して、保育士は約223万円という状況です。このような状況で、勤続年数も全職種が11.9年に対し7.7と短く、保育所で働き続ける保育士にとり、交代人員があり、負担が大きくなります。これでは本当に保育をしたくて働き続けられる環境ではないと考えられます。働く子育て世代の保育ニーズに応えられるような認可保育所等の整備対策、保育士不足の解消と質の高い安心して預けられる保育のために保育士の労働環境及び待遇などの改善が必要であることから、
賛成討論といたします。(拍手)
(4番 近藤美保子 降壇)
○議長(
早川直久)
ほかにありませんか。(「なし」の声)
ないようですから、これで討論を終わります。
これより採決いたします。
まず、日程第26、意見書第1号を採決いたします。
本案については、電子採決により行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
ないようですので、確定いたします。
ありがとうございました。
賛成少数であります。よって、日程第26、意見書第1号は否決されました。
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○議長(
早川直久)
日程第27、「平成31年度議員の派遣について」を議題といたします。
会議規則第118条の規定により、議員の派遣について議会の議決をお願いするものであります。
お諮りいたします。
平成31年度に予定している議員の派遣について、お手元の資料のとおり
東海市議会議長会総会初め8項目について派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、日程第27、「平成31年度議員の派遣について」は、お手元の資料のとおり
東海市議会議長会総会初め8項目について派遣することに決定しました。
なお、議決事項の内容に変更が生じた場合は、その取り扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
御異議なしと認めます。よって、議決事項の内容に変更が生じた場合は、議長において措置することといたします。
――――――――――――――――――――――――
○議長(
早川直久)
以上をもちまして、今期定例会に付議された案件の審議は、全部終了いたしました。
市長から発言の申し出がありますので、この際、これを許します。
○市長(鈴木淳雄)
議長のお許しを得まして、閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。
議員の皆様には、去る3月1日の開会以来、本日までの28日間、御提案を申し上げました案件につきまして慎重に御審議をいただき、全て原案どおり決定をいただき、厚くお礼申し上げます。
会期中、議員の皆様からいただきました御意見・御要望を十分検討いたしまして、市政に反映させてまいる所存でございます。今後とも格別の御支援・御協力をいただきますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(
早川直久)
これをもって、平成31年第1回
東海市議会定例会を閉会いたします。
(3月28日 午前11時25分 閉会)
この会議の次第は、
議事課長山田祐輔の校閲したものであるが、その内容の相違ないことを証するため、ここに署名する。
議 長 (22番) 早 川 直 久
議 員 (12番) 早 川 康 司
議 員 (13番) 冨 田 博 巳...