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平成30年 3月定例会 (第4日 3月16日)

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  1. 東海市議会 2018-03-16
    平成30年 3月定例会 (第4日 3月16日)


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    平成30年 3月定例会 (第4日 3月16日) 平成30年3月16日   1 出席議員(22人)    1番  川 﨑   一          2番  工 藤 政 明    3番  蔵 満 秀 規          4番  早 川 康 司    5番  蟹 江 孝 信          6番  村 瀬 晃 代    7番  村 瀬 進 治          8番  坂   ゆかり    9番  井 上 純 一         10番  斉 藤   誠   11番  眞 下 敏 彦         12番  北 川 明 夫   13番  冨 田 博 巳         14番  本 田 博 信   15番  粟 野 文 子         16番  辻 井 タカ子   17番  石 丸 喜久雄         18番  神 野 久美子   19番  早 川 直 久         20番  田 中 雅 章   21番  加 藤 菊 信         22番  井 上 正 人 2 欠席議員    な  し 3 職務のため議場に出席した議会事務局職員
      議会事務局長  坂   祐 治     議事課長  山 田 祐 輔   議事課統括主任 長谷川 俊 英 4 説明のため議場に出席した者   市長               鈴 木 淳 雄   副市長              佐 治 錦 三   教育長              加 藤 朝 夫   総務部長             辻   隆一郎   企画部長             加 藤 章 宏   市民福祉部長           星 川   功   健康福祉監            山 内 政 信   市民福祉部付部長         小 島 やよい   環境経済部長           沢 田 稔 幸   都市建設部長           花 田 勝 重   中心街整備事務所長        大 岩   隆   都市建設部付部長         齊 藤 保 則   水道部長             矢 田 二 郎   消防長              富 永 直 弘   会計管理者            久 野 秀 一   教育部長             石 濱   晋   総務部次長総務法制課長     近 藤 孝 治   観光産業監            各 務 和 彦   清掃センター所長         小 島 康 弘   消防署長             坂 野 正 己   教育委員会次長社会教育課長   天 木 倫 子   芸術劇場館長           江 口 貴 子   市民協働課長           森 本 誠 二   秘書課長             小 島 久 和   職員課長             河 村 朋 大   女性・子ども課長         辻   聡 子   健康推進課長           成 田 佳 隆   中心街整備課統括主幹       花 井 範 行   水道課統括主幹          片 岡 靖 博 5 議事日程 ┌──┬────┬──────────────────────────┬─────┐ │日程│議案番号│件           名             │備 考  │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 1│報告 1│損害賠償の額の決定に関する専決処分(その1)について│     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 2│1   │東海青少年健全育成基金条例の廃止について     │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 3│2   │東海文化振興事業基金の設置及び管理に関する条例の廃│     │ │  │    │止について                     │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 4│3   │東海市税条例の一部改正について           │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 5│4   │東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する│     │ │  │    │条例の一部改正について               │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 6│5   │東海市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について│     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 7│6   │東海市大規模施設整備基金の設置及び管理に関する条例の│     │ │  │    │一部改正について                  │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 8│7   │東海市危険物の規制に関する条例の一部改正について  │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │ 9│8   │東海印鑑条例の一部改正について          │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │10│9   │東海国民健康保険税条例の一部改正について     │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │11│10  │東海市立福祉型児童発達支援センターの設置及び管理に関│     │ │  │    │する条例の一部改正について             │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │12│11  │徳松育英基金条例の一部改正について         │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │13│12  │蟹江光春育英基金条例の一部改正について       │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │14│13  │東海奨学金条例の一部改正について         │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │15│14  │東海商店街近代化奨励交付金条例の一部改正について │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │16│15  │東海市旅館等の建築の規制に関する条例及び東海市ホテル│     │ │  │    │等の誘致に関する条例の一部改正について       │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │17│16  │東海都市計画審議会条例及び東海市上下水道運営審議会│     │ │  │    │条例の一部改正について               │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │18│17  │東海市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条│     │ │  │    │例の一部改正について                │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │19│18  │持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法│     │ │  │    │等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関│     │ │  │    │する条例の制定について               │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │20│19  │東海市子どものオーケストラ育成基金の設置及び管理に関│     │ │  │    │する条例の制定について               │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │21│20  │ホテル等誘致用地の取得について           │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │22│21  │西知多医療厚生組合規約の変更に関する協議について  │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │23│22  │廻間公園の用地の取得の変更について         │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │24│23  │市道の路線認定(その1)について          │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │25│24  │名和前第2ポンプ場ポンプ設備増設工事委託基本協定変│     │ │  │    │更について                     │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │26│25  │平成30年度東海市一般会計予算           │     │
    ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │27│26  │平成30年度東海市国民健康保険事業特別会計予算   │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │28│27  │平成30年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算  │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │29│28  │平成30年度東海市太田川駅周辺土地区画整理事業特別会│     │ │  │    │計予算                       │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │30│29  │平成30年度東海市下水道事業特別会計予算      │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │31│30  │平成30年度東海市水道事業会計予算         │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │32│31  │平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)    │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │33│32  │平成29年度東海市国民健康保険事業特別会計補正予算(│     │ │  │    │第3号)                      │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │34│33  │平成29年度東海市後期高齢者医療事業特別会計補正予算│     │ │  │    │(第2号)                     │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │35│34  │平成29年度東海市太田川駅周辺土地区画整理事業特別会│     │ │  │    │補正予算(第2号)                │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │36│35  │平成29年度東海市下水道事業特別会計補正予算(第3号│     │ │  │    │)                         │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │37│36  │平成29年度東海市水道事業会計補正予算(第3号)  │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │38│同意 1│副市長の選任について                │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │39│〃 2 │教育長の選任について                │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │40│〃 3 │教育委員会委員の選任について            │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │41│〃 4 │固定資産評価審査委員会委員の選任について      │     │ ├──┼────┼──────────────────────────┼─────┤ │42│    │平成30年度議員の派遣について           │     │ └──┴────┴──────────────────────────┴─────┘ 6 会議に付した事件    議事日程に同じである。            (3月16日 午前9時30分 開会) ○議長(井上正人)  ただいまの出席議員は22人で、定足数に達しております。  ただいまから本会議を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしました日程表のとおり進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  会議に先立ち、3月2日の村瀬進治議員の発言中に不穏当な発言がありましたので、村瀬進治議員において取り消されたいと思います。 ○7番議員(村瀬進治)  おはようございます。議長から取り消しの発言のお許しをいただきましたので、3月2日の一般質問において、事実と異なる発言をし、個人的に傷つける発言となってしまったこと及び不穏当な発言について謹んでおわびするとともに、不穏当部分について取り消しをしていただきますよう申し入れをいたします。 ○議長(井上正人)  お諮りいたします。  村瀬進治議員の申し出のとおり、取り消しの申し出を許可することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、村瀬進治議員不穏当発言取り消し申し出を許可することに決定いたしました。(議事進行の声) ○21番議員(加藤菊信)  ただいま村瀬議員より発言の取り消しがなされましたが、議場という公の場で事実と異なる発言がなされ、多くの傍聴者の方の前で、また、モニターの前で多くの市民が見ていられる前で傷つけられたということに、発言の取り消しというのは、もちろんそうなんですが、議事録的にはそれでいいかもしれませんが、今言ったように、多くの市民の方が見られているところの対応がこれでいいのかという問題点が残るかと思います。  もう1点は、ここ数年、公のこの議場の中で発言の取り消しが非常に多く行われている、これは東海市議会の信頼にかかわる問題かと考えます。  この2つの問題を、今、改選の時期でありますので、今議会で取り上げることは難しいかと思いますけど、次の議会において検討していただけるよう、議長のほうから申し送りをしていただきますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(井上正人)  ただいまの加藤議員からの申し出がありましたが、正副議長で精査の上、後刻考えますので、よろしくお願いいたします。  なお、先ほどの村瀬進治議員取り消し部分については、議長において精査の上、措置をいたしますので、よろしくお願いいたします。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  これより会議に入ります。  日程第1、報告第1号、「損害賠償の額の決定に関する専決処分(その1)について」を議題といたします。  報告者から説明を求めます。 ○教育部長(石濱 晋)  それでは、平成30年報告第1号、「損害賠償の額の決定に関する専決処分(その1)について」、御説明申し上げます。  平成30年3月5日に専決処分をいたしました損害賠償の額の決定につきまして、地方自治法の定めにより報告をするものでございます。  1の専決処分年月日は、平成30年3月5日でございます。  2の専決処分の概要でございますが、損害賠償の額及び相手方といたしましては、相手方の治療費等1万3,070円を三重県鈴鹿市の個人に賠償するものでございます。  事故の概要といたしましては、平成29年11月4日土曜日午後5時50分ごろ、東海市営温水プールにおきまして、相手方がプールを利用していた際、幼児用プールとして設置されておりますプールフロアを蹴った際、プールフロア側面のパネルに足を挟み、左足の甲を負傷したものでございます。  事故の原因につきましては、プールフロアの側面を蹴ったときの安全対策及び注意喚起が不十分であったことにより起きた事故であり、市側に管理責任があることから、相手方の治療費等1万3,070円を全額賠償することで内諾を得たものでございます。  なお、この賠償額につきましては、保険会社から全額補填されるものでございます。  日ごろから施設の安全管理と事故防止に心がけておりますが、このような事故が起きましたことはまことに申しわけなく、深くおわび申し上げます。  事故の防止対策につきましては、プールフロア側面を蹴ることができないようにするとともに、案内板の追加と利用者への注意喚起を図ってまいります。今後とも温水プールの適切な維持管理に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(井上正人)  これより質疑に入ります。  質疑の発言を許します。 ○7番議員(村瀬進治)  こうした事故は、あってはいかんことだと思いますけど、これは事前に危ないから、それを改善すべきだとか、そういうけががなかったけど、そういう同じようなことが例えば保護者から報告があったとか、そういうことはあったかなかったか。あったとしたら、何件ほどあったかお聞かせ願いたい。 ○教育部長(石濱 晋)  同様な報告だとか、利用者からのそういった問い合わせは聞いてございません。ふだんにつきましては、管理人等が注意喚起をしておりますが、今回のときは、ちょっとその分が足らなかったということでございます。  以上でございます。
    ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。  以上で、報告第1号の報告を終わります。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  日程第2、議案第1号、「東海市青少年健全育成基金条例の廃止について」から日程第37、議案第36号、「平成29年度東海市水道事業会計補正予算(第3号)」までの36案を一括議題といたします。  本36案は、各委員会に付託してありましたので、各委員会における審査の過程と結果について各委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長の報告を求めます。             (文教厚生委員長 斉藤 誠 登壇) ○文教厚生委員長(斉藤 誠)  皆様、おはようございます。議長の御指名がございましたので、文教厚生委員会における審査の経過と結果について、御報告申し上げます。  文教厚生委員会は、3月9日、午前9時30分から第1・第2委員会室で、委員全員出席のもと、市長初め関係職員の出席を求め開催いたしました。  議案第1号、「東海市青少年健全育成基金条例の廃止について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。これまでの基金の活用状況はどのようであるか。  青少年センター所長答弁。基金から発生した利息を昭和60年度から平成6年度までは青少年センター事業全般に、7年度から10年度までは海外派遣事業に、11年度から14年度までは青少年国内研修事業に、15年度から18年度までは青少年いきいき体験事業などに活用しており、19年度以降は利率が激減したため利息を積立金として基金に繰り入れている。  議案第2号、「東海市文化振興事業基金の設置及び管理に関する条例の廃止について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。これまでの基金の活用状況はどのようであるか。  管理課長答弁。主なものとして、13年度から開始したふるさと推進事業における「童謡と子守歌」などの作成費、また、22年度まで毎年実施していた学校巡回コンサート事業などに活用してきたものである。  議案第8号、「東海市印鑑条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。他自治体の印鑑登録証明書における性別の記載状況について把握しているか。  市民福祉部次長答弁。県内38市のうち、19市は記載事項に性別の記載がないものである。  議案第9号、「東海市国民健康保険税条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、国保課長から補足説明を受け、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。改正による国保税の影響額はどのようであるか。  国保課長答弁。1人当たり平均4,826円増額となり、国保税の平均額は9万7,375円になると見込んでいる。  議案第10号、「東海市立福祉型児童発達支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。条例改正に係る根拠法律等公布年月日等において、公布年月日施行年月日の時期が離れているが、その理由は何か。  幼児保育課統括主幹答弁。当該法律の施行に伴い、公布年月日から施行年月日までの経過措置として必要な期間を設けているためと考える。  議案第11号、「徳松育英基金条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。これまでの基金の活用実績及び処分の内容はどのようであるか。  学校教育課長答弁。毎年、基金から発生する利息を奨学金支給事業に充当している。現在、基金残高が400万円あり、毎年40万円ずつ10年間で取り崩す計画である。  議案第12号、「蟹江光春育英基金条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。これまでの基金の活用実績及び処分の内容はどのようであるか。  学校教育課長答弁。毎年、基金から発生する利息を奨学金支給事業に充当している。現在、基金残高が1,100万円あり、毎年110万円ずつ10年間で取り崩す計画である。  議案第13号、「東海市奨学金条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。奨学金の応募実績及び定員である30人を超えた場合の対応はどのようであるか。  学校教育課長答弁。28年度は33人の応募があり、29年度は37人の応募があったが、奨学金支給審査委員会で審査し、30人を決定したものである。  議案第18号、「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。国民健康保険運営協議会の委員構成はどのようであるか。  国保課長答弁。被保険者代表3人、医師会・歯科医師会・薬剤師会より各1人、被用者保険などの保険者代表2人、公益代表3人の合計11人である。  議案第19号、「東海市子どものオーケストラ育成基金の設置及び管理に関する条例の制定について」。  審査結果。付託された本案については、文化芸術課長から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。毎年度予算で定める額を積み立てるとあるが、財源確保をどのように行う予定か。  文化芸術課長答弁。毎年度、約1,000万円の経費が必要であると考えており、今回の補正予算で約2,500万円積み立てし、寄附金としては年間500万円を目標額として見込んでいるため、約5年間の財源は確保できるものと考えている。  議案第25号、「平成30年度東海市一般会計予算」。  審査結果。分割付託された本案については、各担当課長等から補足説明を受け、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。保育園遊戯室空調機改修事業について、対象保育園はどこか。  幼児保育課長答弁。渡内保育園、東山保育園、加木屋保育園及び三ツ池保育園の予定である。  委員質疑。小学校水泳授業民間委託検証事業の実施場所はどこを予定しているか。また、保護者への説明や意見などはあったか。  学校教育課長答弁。スイミングスクール ビッグ・エス加木屋を予定している。本事業については、これから詳細について決定していくため、今後、保護者などに説明を行っていきたいと考えている。  委員質疑。高横須賀公民館トイレ改修事業について、高額であるが、改修内容はどのようであるか。  社会教育課統括主幹答弁。バリアフリーに配慮した多目的トイレ及び男女別トイレの設置など、利用者の利便性の向上を図るものである。また、タイルが剥離しているため壁面をボード化するものである。  議案第26号、「平成30年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」。  審査結果。付託された本案については、国保課長から補足説明を受け、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。医療費適正化事業について、内容はどのようであるか。  国保課長答弁。医療費適正化を図るため、医療費通知を年6回発送するものである。  議案第27号、「平成30年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」。  審査結果。付託された本案については、国保課長から補足説明を受け、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。諸収入に延滞金として2万円が計上されているが、対象者を何人見込んでいるか。  国保課長答弁。実績などを鑑み、30年度は1人当たり2,000円で10人見込んでいる。  議案第31号、「平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)」。  審査結果。分割付託された本案については、各担当課長等から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。保育園費の保育園補充・代替保育士雇用費について、補充保育士7人減及び派遣保育士4人減とあるが、減の理由は何か。  幼児保育課統括主幹答弁。実際の保育士の配置によって、特別支援関係が6人減、また、2歳児の申し込みが当初の見込みより少なかったため5人減となり、計11人の減となったものである。  議案第32号、「平成29年度東海市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第33号、「平成29年度東海市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。
    ○議長(井上正人)  これより、ただいまの文教厚生委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。             (文教厚生委員長 斉藤 誠 降壇)  続いて、総務消防委員長の報告を求めます。            (総務消防委員長 神野久美子 登壇) ○総務消防委員長(神野久美子)  おはようございます。議長の御指名がございましたので、総務消防委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。  総務消防委員会は、3月13日、午前9時30分から第1・第2委員会室で、委員全員出席のもとに、市長初め関係職員の出席を求め開催いたしました。  議案第3号、「東海市税条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第4号、「東海市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。三役の退職手当に係る率の引き下げによる影響額はどのようであるか。  職員課長答弁。市長が約92万4,000円、副市長が約54万8,000円、教育長が約32万8,000円の減額となる。  議案第5号、「東海市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。今回の改正の根拠の具体的な内容はどのようであるか。  職員課長答弁。人事院の官民比較調査の結果を改正の根拠としているもので、調査の結果、国家公務員の退職金が民間を上回ったことから、官民の均衡を図るために設けられている調整率を、現行の100分の87から100分の83.7へ引き下げるものである。  委員質疑。30年度に定年退職する本市の対象職員数及び退職手当に係る率の引き下げによる影響額はどのようであるか。  職員課長答弁。対象となる職員は22人で、1人当たり約73万円、全体で約1,614万円の減額となる予定である。  議案第6号、「東海市大規模施設整備基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。基金の目的となる具体的な事業及び積立額はどのようであるか。  財政課長答弁。養父森岡線及び新駅周辺等整備事業に係る経費の財源の一部とするためのもので、30年度以降の事業費の約117億円から国庫補助金等の特定財源を差し引いた約15億円を積み立てるものである。  議案第7号、「東海市危険物の規制に関する条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。手数料の額の引き上げに至った経緯並びに引き上げ対象の施設及び影響額はどのようであるか。  予防課長答弁。人件費や物件費の高騰に伴い、現行の手数料の標準額との乖離が大きくなっていること及び事務内容の変化により見直しが必要となり、引き上げに至ったもので、30年度は新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所及び東レ株式会社東海工場の重油タンク等8件が対象となり、合計で22万5,000円の増額となる。  議案第20号、「ホテル等誘致用地の取得について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。取得金額9億1,000万円の回収の見込みはどのようであるか。  検査管財課長答弁。財産管理規則に基づき、当該年度の固定資産税課税標準額相当額に100分の6.8を乗じて得た額で貸し付けることにより、年間約2,640万円の収入を見込んでおり、約35年で回収できるものと考えている。  議案第25号、「平成30年度東海市一般会計予算」。  審査結果。分割付託された本案については、各担当課長等から補足説明を受け、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。地域防災リーダー育成事業について、事業効果をどのように考えているか。  防災危機管理課統括主任答弁。20年度の事業開始以降、10年間で215人が修了しており、修了生の働きかけにより、実質的な活動を行う自主防災組織が立ち上がり、活発に活動している地域が増えていること、また、開始当初から本事業を委託している「とうかい防災ボランティアネット」は、年々会員数が増加しており、小中学校等での防災教育や地域防災リーダー養成講座において、会員自ら講師を務めるなど、団体の組織力が向上していることが事業効果であると考えている。  委員質疑。全国瞬時警報システム受信機更新事業について、具体的にはどのように処理能力が向上するのか。  防災危機管理課統括主任答弁。Jアラートの新型受信機の導入により、受信から自動起動までの処理時間が大幅に短縮され、また、情報処理能力の向上により、気象庁が配信する特別警報等の種別を細分化し、音声で伝えることが可能となる。なお、全国の市町村が30年度に一斉に受信機の更新を図るものである。  委員質疑。債務負担行為におけるクラウド仮想サーバシステム使用料について、同システムに変更することによる具体的な効果はどのようであるか。  情報課長答弁。現サーバシステムを庁舎内からデータセンターへ移動させることで、電源供給の二重化、自家発電等による電源管理、生体認証等による厳重な入退室管理、また、24時間365日、電源管理専門のオペレーターやシステムエンジニアによる監視が行われるため、障害時に素早く対応でき、データのさらなる安全性の確保を図ることができるものである。  議案第31号、「平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)」。  審査結果。分割付託された本案については、慎重審査の結果、反対討論があったので、挙手による採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  討論の状況。反対討論1人。賛成討論1人。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。危険物貯蔵所等設置検査等手数料について、特定屋外タンクの設置許可申請2件の内容はどのようであるか。  予防課長及び庶務課長答弁。新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所の3,000キロリットルのタールタンク2基である。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上正人)  これより、ただいまの総務消防委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。            (総務消防委員長 神野久美子 降壇)  続いて、建設環境経済委員長の報告を求めます。            (建設環境経済委員長 田中雅章 登壇) ○建設環境経済委員長(田中雅章)  議長の御指名がございましたので、建設環境経済委員会における審査の経過と結果について、御報告を申し上げます。  建設環境経済委員会は、3月12日、午前9時30分から第1・第2委員会室で、委員全員出席のもと、市長初め関係職員の出席を求め開催をいたしました。  議案第14号、「東海市商店街近代化奨励交付金条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第15号、「東海市旅館等の建築の規制に関する条例及び東海市ホテル等の誘致に関する条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第16号、「東海市都市計画審議会条例及び東海市上下水道運営審議会条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第17号、「東海市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」。  審査結果。付託された本案については、建築住宅課統括主幹から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第21号、「西知多医療厚生組合規約の変更に関する協議について」。  審査結果。付託された本案については、清掃センター統括主幹から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第22号、「廻間公園の用地の取得の変更について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第23号、「市道の路線認定(その1)について」。  審査結果。付託された本案については、土木課統括主幹から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第24号、「名和前第2ポンプ場ポンプ設備増設工事委託基本協定の変更について」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第25号、「平成30年度東海市一般会計予算」。  審査結果。分割付託された本案については、各担当課長等から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における主な質疑応答。  委員質疑。ホテル等誘致交付金交付事業について、交付金の交付対象はどのようであるか。  商工労政課長答弁。30年秋に名鉄太田川駅前に開業予定のホテル事業者へ下水道使用料を対象として交付するものである。  委員質疑。空家等対策推進事業について、空家対策セミナー及びシニア向け出前講座の内容はどのようであるのか。  建築住宅課統括主幹答弁。空家対策セミナーは、芸術劇場において愛知県司法書士会及び愛知県宅地建物取引業協会から講師を招き、空き家所有者を含めた市民を対象に相続及び空き家の利活用に関する講演を行い、終了後に個別相談を行うものである。  また、シニア向け出前講座は、上野公民館において開催されているシニア向け講座の場を利用し、愛知県司法書士会から講師を招き、空き家対策の講座を行うものである。  委員質疑。施策32の「花と緑の豊かなまちなみをつくる」について、30年度の事業費が29年度6月補正後予算と比較し、約7億円の減となっている理由は何か。  花と緑の推進課長答弁。29年度の主要事業であった大田公園整備事業及び平洲と大仏を訪ねる花の道整備事業が完了したことによるものである。  議案第28号、「平成30年度東海市太田川駅周辺土地区画整理事業特別会計予算」。  審査結果。付託された本案については、中心街整備課長から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。
     議案第29号、「平成30年度東海市下水道事業特別会計予算」。  審査結果。付託された本案については、下水道課統括主幹から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第30号、「平成30年度東海市水道事業会計予算」。  審査結果。付託された本案については、水道部次長から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  審査の過程における質疑応答。  委員質疑。配水ポンプ場等維持管理包括委託料について、委託による効果をどのように考えているのか。  水道部次長答弁。継続的かつ安定したポンプ場の運転品質の確保ができ、民間の技術や経営ノウハウを生かした管理体制の強化及びコスト削減等の効果があると考えている。  議案第31号、「平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)」。  審査結果。分割付託された本案については、各担当課長等から補足説明を受け、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第34号、「平成29年度東海市太田川駅周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第35号、「平成29年度東海市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  議案第36号、「平成29年度東海市水道事業会計補正予算(第3号)」。  審査結果。付託された本案については、慎重審査の結果、原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上正人)  これより、ただいまの建設環境経済委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。            (建設環境経済委員長 田中雅章 降壇)  以上で、各委員長の報告及び質疑は終了いたしました。  これより討論に入ります。  討論の発言を許します。               (16番 辻井タカ子 登壇) ○16番議員(辻井タカ子)  おはようございます。日本共産党議員団を代表いたしまして、議案第5号、第6号、第20号、第25号、第31号の5議案について反対討論を行います。  最初は、議案第5号、「東海市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について」です。  職員の退職手当は、国家公務員の退職手当がおおむね5年ごとに民間状況を踏まえて見直されることに準じて見直すものとなっており、5年前にも引き下げられています。このたびの引き下げ率は3.3%、引き下げの対象となる30年度の定年退職者・定年退職予定者は22人、平均で約73万円もの引き下げとなります。  退職手当は職員の退職後の生活を支えるもので、後払いの賃金とも言われています。人事院は官民比較を問題にしていますが、雇用保険の有無さえ比較対象にしない等、非常に限定的であり、不十分な比較と言わざるを得ません。この間、年金の引き下げも続いています。たび重なる引き下げは、職員の生涯設計にも大きな影響を及ぼすもので、承認できません。  以上の理由を述べ、反対の討論といたします。  次は、議案第6号、「東海市大規模施設整備基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について」です。  この条例改正は、養父森岡線と名鉄河和線との立体交差事業とコンパクトなまちづくりの実現を目指した新駅整備の事業化を図るため、基金を創設するものとなっています。日本共産党議員団は、養父森岡線との立体交差事業については、東海豪雨などの浸水対策の上からも、また、鉄道ガード下の道路の幅員を広げる上からも必要と考え、改善を求めてきたところです。  しかし、基金の中には、コンパクトなまちづくりを目指した新駅周辺整備事業が含まれており、賛成できません。これまでも主張してきましたが、市内における宅地開発などが至るところで進められ、新規住宅の建設ラッシュとなっています。現在、新規住宅が余りぎみにもなっている現状が見られる事態にもなっています。このような状況下、新駅周辺整備事業を行うことは、次世代に多大な負の遺産を残すことになりかねないと考えます。  以上で、反対の討論といたします。  議案第20号、「ホテル等誘致用地の取得について」、反対討論を行います。  この議案は、旧市民病院跡地のうち約1万平方メートルを市が約9億1,000万円で購入し、ホテル及び健康増進施設を設置・運営する民間企業を誘致するというものです。現在、事業者は公募型プロポーザルで選定し、決定されています。この用地は、事業用定期借地権設定契約で貸し付けられますが、市による年間貸付料の概算額2,640万円で試算すると、35年貸付でようやく購入価格を回収することができることになります。しかし、事業者とは30年間契約としており、購入金額を回収することはできません。  そればかりか、ホテル事業者には新設したホテルの固定資産税及び都市計画税を5年間にわたり1億円を限度に無料にする交付金を支給する、さらには、下水道使用料も5年間は1,000万円を限度に交付金を支給するという税金の大まけもあります。進出する事業者の利益優先では、市内のホテル事業者は太刀打ちできず、たまったものではありません。また、重税で苦しむ市民の理解も得られないと考えます。  市内企業の呼び込み型の拠点開発での観光施策を改め、地元企業へ利益が還元されることを中心にした政策へと転換を図るべきであることを申し述べて、反対の討論といたします。  議案第25号、「平成30年度東海市一般会計予算」についての反対討論を行います。  今、皆さんも御存じのように、裁量労働制をめぐるデータの捏造に続き、森友学園問題での決裁文書の改ざん疑惑が政権を揺るがす大問題になっています。削除した部分には、安倍昭恵夫人や4人の政治家の名前、本件の特殊性などの記述がありましたが、データの捏造にしろ決裁文書の書き換えにしても、政府が国会を欺くことであり、民主政治を壊す前代未聞の異常事態です。  犠牲者が出て、やっと全ての責任を一官僚に押しつけ、政権の責任をごまかそうとするなど絶対に許されません。なぜ8億円の値引きがされたのか、安倍政権には真相を明らかにする責任があると考えます。佐川氏の国会喚問が実現することになりましたが、昭恵氏の国会喚問が必要との声が上がっています。もし、細井平洲先生が今の政治のありようを見たら、きっと嘆き悲しむのではないか、私はこう考えますが、どうでしょうか。  国政はもちろんのこと、東海市政においても、税金の使い方を厳しくチェックし、市民の立場に立って慎重に審議を尽くすことが今求められている使命であると考えます。そこで、今回の総額約434億円の予算に対して、市民の立場から見て、税金が適正に使われているかが問われていると考えます。  さて、予算案の中には、子どもの実態調査の結果を踏まえた中学生の学習支援教室の開催事業、高校1年生への入学準備相当額5万円を加える奨学金支給事業、また、中学校普通教室に空調機設置事業などなど、日本共産党議員団がこれまで要求してきた市民の切実な要求が盛り込まれています。これらについては評価するものです。  しかし、これをもってよしとはしがたく、以下、主な反対理由を述べていきます。  反対理由の第1は、愛知県知多地方税滞納整理機構負担金です。平成29年度から3年間延長され、実施されています。強引な取り立てが収納率アップにつながるとのことから、機構への継続になっています。しかし、関係者からは、強引な取り立てによる悲鳴が上がっています。滞納に陥らない早目の対応、親身でわかりやすい相談体制を充実させ、機構に頼らずに収納率アップに努めるべきと考えます。  反対理由の2点目、市職員の退職手当の引き下げについてです。定年退職予定者22人の場合で、引き下げ総額は1,614万円にも上ります。反対理由は、議案第5号と同趣旨ですので、重複を避けます。  3点目は、リニア建設促進愛知県期成同盟負担金です。リニア新幹線は、スピード性重視で、東京から大阪までほぼ最短距離で貫く計画です。手つかずの自然が残る南アルプスをトンネルで貫通し、大地震を起こす活断層を7つ横断するなどの危険が指摘されてもいます。リニアをめぐる巨大談合事件も明らかになっています。公的資金の投入だけではなく、地方自治体も協力させられるなど多くの問題を抱えています。リニア新幹線は中止させ、本市が進めているリニアインパクトを生かしたまちづくりは見直すべきと考えます。  4点目は、保育園調理業務委託料、学校給食調理委託料についてです。学校給食は、早くからセンター方式で実施されてきましたが、近年は学校における食育の重視が増しています。また、子どもの貧困が大きな社会問題となる中で、学校給食が児童生徒の食習慣や発達にとっても重要との認識が高まっています。手づくりでつくる人の姿が見える自校方式こそ、食教育の基本だと考えます。  委託先が決まらない時代になりました。明倫調理場の雨漏りなど老朽化も深刻です。調理業務委託を見直し、老朽化した明倫・加木屋調理場の早急な改修を行うべきと考えます。  5点目、しあわせ村温水プール、市民体育館、勤労センターの指定管理料についてです。指定管理施設での老朽化による天井からの落下事故等、相次ぎました。これらの事故は、1つ間違えば人身事故にもなりかねない深刻な事故です。経済性を優先する余り施設改修がおくれ、結果的に改修費が増大する事態にもなっています。指定管理制度は中止すべきと考えます。  6点目、大田インター周辺土地区画整理事業、加木屋中部土地開発整備事業及び新駅周辺整備事業についてです。コンパクトなまちづくりを目指した新駅周辺整備事業が進められるとともに、大田インター周辺、34.6ヘクタールの土地区画整理が事業化が進められています。両地域は地盤が低く、浸水地域です。中でも大田インター周辺は沖積層で地盤が弱く、また、降下ばいじんも多く、防災面からも環境面からも問題が大きいと考えます。また現在、既存の住宅地は過密化の状況にあり、縮小することは困難です。新たな開発は中止し、小学校を単位とした既存市街地整備や老朽化した公共施設の改修等の計画を最優先すべきと考えます。  7点目、観光情報発信拠点運営費補助事業についてです。ユウナル東海内に観光情報センターを設置し、インバウンド対応と言います。観光協会には運営及び新たな観光推進策のための人件費2,717万円及び情報発信の事業費1,577万円を補助しています。発信する観光資源があって、また、掘り起こして初めて観光行政が成り立つと考えます。行政主導のインバウンド目的の観光づくりに市民の理解は得られないと考えます。  8点目、市内企業オリジナルカート製作事業についてです。市制50周年記念啓発事業としてオリジナルカート2台の製作費2,160万円があります。カートはスポーツタイプ、未来型タイプとのことです。クルマの魅力、ものづくりへの関心を高める、市内企業の技術力のPRを図るためとしていますが、このようなことは市がやるべきことではなく、企業が自らやることで、無駄遣いと言わざるを得ません。  9点目、ホテル等誘致交付金交付事業についてです。ホテル等の誘致を促進するため固定資産税、都市計画税、さらには下水道使用料を5年間、限度内で交付するものです。今回は、下水道使用料分120万円が予算化されています。ホテル誘致によって一部の大企業や大企業の系列会社が恩恵を受けることになりかねないのではないでしょうか。地元ホテル業者は、ビジネスチャンスが広がるどころか、逆に顧客を奪われることにもなりかねません。  最後に、降下ばいじん量、「きれいな空気を守る」についてです。まちづくり指標では、降下ばいじん量は増加し、成果指標の生活に支障があると感じている人の割合も増加傾向にあります。降下ばいじんは、本市のまちづくりの上からも早急な改善が求められることから、新日鐵住金への効果的改善策の指導をこれまでにも増して強化するよう求めます。  以上、主な反対理由を述べ、討論を終わります。  議案第31号、「平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)」についての反対討論です。  補正予算には、新設する鉄道駅周辺整備基金に積み立てる12億円の財政調整基金繰入金が盛り込まれていることから、反対をせざるを得ません。  以上で、反対の討論を終わります。(拍手)               (16番 辻井タカ子 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (9番 井上純一 登壇) ○9番議員(井上純一)  皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第5号、「東海市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について」及び議案第31号、「平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)」について、公明党を代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。  初めに、議案第5号、「東海市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について」であります。今回の改正は、国家公務員退職手当法の一部改正に準じたものであり、国においては、人事院の退職給付に係る官民比較調査結果等を踏まえ、官民均衡を図るために設けられている調整率を引き下げるものであります。地方公共団体においては、国家公務員の退職手当制度の改正に準じて適切な措置を講ずることとされており、県内他市についても同様の改正が行われることから、今回の東海市職員の退職手当について引き下げることは、民間の情勢、国や他市の動向に準じた改正であると判断し、賛成するものであります。  続いて、議案第31号、「平成29年度東海市一般会計補正予算(第5号)」についてであります。今回の補正予算は、国の29年度補正予算に的確に対応できるよう、中学校の屋内運動場などの非構造部材整備事業を計上し、財源確保に努めるとともに、近年有効活用されていなかった基金を廃止し、それらの資金を新たに設置した子どものオーケストラ育成基金へ積み立てるなど、時代の変化に応じた財源配分がなされております。  また、養父森岡線街路整備事業や新駅周辺等整備事業の事業用地を前倒し購入することで、国庫補助金を有効活用し、さらには公立西知多総合病院の企業債償還金等の一部を負担することで、病院の経営健全化を図っております。  加えて、各事業の決算見込みに応じた予算の整理補正とこれにより生み出された財源を有効活用し、土地開発基金所有用地の前倒し購入や将来の財政需要への備えとしての財源を確保するため新設した鉄道駅周辺整備基金を初めとした各基金への積立など安定的な財政運営となるよう努力されており、高く評価するものであります。  今後とも将来を見据え、計画的に事業を実施されるとともに、限られた財源の有効活用を図り、節度ある財政運営に努められることを要望し、賛成するものであります。  以上で、2議案に対する賛成の討論といたします。(拍手)               (9番 井上純一 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (13番 冨田博巳 登壇) ○13番議員(冨田博巳)  皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第6号、「東海市大規模施設整備基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び議案第20号、「ホテル等誘致用地の取得について」、新緑水クラブを代表いたしまして、原案賛成の立場で討論いたします。  初めに、議案第6号、「東海市大規模施設整備基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について」であります。  今回の改正は、養父森岡線街路整備事業や新駅周辺等整備事業の円滑な推進を図るため必要な将来の財政需要への備えとして財源を確保するものであり、今後厳しい財政運営となることが予想される中、使途目的が明確となる特定目的基金を創設することで計画的かつ安定的な財政運営につながるものと判断し、賛成するものであります。  続いて、議案第20号、「ホテル等誘致用地の取得について」であります。  本市は、名古屋市の都心部や中部国際空港へのアクセスにすぐれ、伊勢湾岸自動車道など広域交通の結節点でもあることから、立地ポテンシャルを最大限に生かした活力あるまちづくりを推進しております。  こうした中、東海市芸術劇場や市内の大学などでは、全国的な大会やイベントなどが開催され、多くの方が本市を訪れております。現状では、ホテルなどが不足しており、来訪者が市内に宿泊することができない状況にあります。  今回取得する用地は、ホテル及び健康増進施設を誘致し、増加する来訪者の受け皿を確保するために十分な面積であり、また、大池公園に隣接するなど市民の健康づくりを推進する環境として立地条件に恵まれております。さらに、民間事業者によって当該地区に計画されている商業施設が、ホテルや健康増進施設、大池公園と連携し、新たなにぎわい創出及び健康づくりの拠点となり、地域全体の魅力向上に寄与することを期待し、賛成するものであります。  以上で、2議案に対する賛成の討論といたします。(拍手)               (13番 冨田博巳 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (12番 北川明夫 登壇) ○12番議員(北川明夫)  議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案第25号、「平成30年度東海市一般会計予算」について、新緑水クラブを代表し、原案賛成の立場で討論を行います。  日本経済の現状は、企業部門をけん引役として緩やかな景気回復基調が続いており、有効求人倍率は40年ぶりの高水準であり、2%程度の賃上げが4年連続で実現するなど好循環が実現しつつあります。
     その一方で、海外の経済情勢の不確実性や金融資本市場の混乱による経済の減速、さらには人手不足の深刻化なども相まって、景気の下振れリスクが懸念されております。  こうした中で、本市の財政状況は、法人市民税の税率改正の影響はあるものの、臨海部を中心とする活発な経済活動に支えられ、引き続き県内有数の財政力を維持しております。  平成31年度に市制50周年を迎えますが、前年である平成30年度は「ひと ゆめ つなぐ安心未来都市」を掲げた第6次総合計画の中間年に当たり、次の50年間を見据えた行政運営の基礎固めの大切な1年になるものと考えます。  そうした観点から、平成30年度一般会計予算を見ますと、総額434億8,900万円で、6月現計予算対比でプラス9億7,700万円、2.3%増となっており、総合戦略が示す6つの基本目標を着実に進めるとともに、長期の将来展望に立ったハード・ソフト両面の投資効果や市民満足度の向上につながるよう十分に目配りされた当初予算と評価いたします。  具体的に、歳入面では、個人・法人市民税において増収が見込まれ、国県補助金や大規模建設基金を活用するとともに、地方債の有効活用を図るなど、財源確保に最大限の努力がなされております。  一方、歳出面では、「健康・福祉・子育て」分野において、介護が必要な高齢者支援のため、医師や保健師等で構成する認知症初期集中支援チームを社会福祉協議会に設置し、障害者の地域生活を支援する知的障害者生活介護施設の改修費補助を計上するとともに、待機児童対策として認定こども園及び小規模保育所等を整備する民間事業者への補助を行い、また、「人づくり・心そだて」分野では、新たに中学校普通教室へのエアコン整備を2カ年計画で実施するのを初め、学校プールの維持管理の負担軽減と授業の質の向上等を目的に、加木屋南小学校の水泳授業を民間委託し、また、本年度の子ども実態調査の結果を踏まえ、中学生を対象に学習支援教室を開催し、高校入学準備資金を新1年生に対して支給するなど、子供たちが夢と希望を育み成長できる環境づくりを進める予算となっております。  また、「環境・市民生活」分野では、津波避難施設等への迅速・的確な避難ができるよう、養父地区に津波避難誘導看板等を設置し、また、第2分団の消防ポンプ自動車の更新により消防・防火体制の強化が図られており、「産業・勤労」分野では、ホテル等の誘致促進のための新設ホテル事業者に対する交付金支給を初め、市制50周年に向けて市内企業の技術力をPRするオリジナルカートの製作や「ひかり」を用いた都市公園等の観光資源化に関する調査事業など、魅力発信とにぎわい創出のためのユニークな取り組みを盛り込んでおります。  さらに、「都市基盤」分野では、公共交通機関の利便性を高めるための新駅及び養父森岡線の整備を初め、尾張横須賀駅西地区の景観形成と快適な住環境のために道路美装化及び無電柱化が実施され、さらに、「地域づくり・行政経営」分野では、東長口自治会の集会所建設費補助を行うとともに、ワールドカップ2019の釜石市開催に向けた啓発事業の実施や市税等のクレジットカード収納サービスの平成31年度導入などの必要経費が的確に計上されております。  こうした予算措置により、市民の安全で安心な暮らしと豊かな生活環境や未来の大きな発展に結びつくまちづくりが推進されるものと高く評価するところであります。  今後とも財政健全化には留意しつつ、節度ある財政運営に努められるとともに、予算の執行に当たっては、市民の期待をしっかりと受けとめていただき、一層の御尽力をお願いをし、賛成討論といたします。(拍手)               (12番 北川明夫 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (11番 眞下敏彦 登壇) ○11番議員(眞下敏彦)  おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第25号、「平成30年度東海市一般会計予算」について、市友会を代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。  鈴木市政におかれましては、太田川駅周辺整備を初めとした都市基盤整備、子育て支援や健康・いきがいづくりの推進などの取り組みを先進的、また戦略的に進めるとともに、将来を見据えた施策を展開され、少子高齢・人口減少社会にあっても本市の人口は着実に増加し、まちづくりが順調に進んでいるものと評価しております。  平成30年度予算は、市制施行50周年に向けた準備と東京オリンピックやアジア大会、リニアインパクトなどのビッグチャンスを逃がすことなく次の50年に向けて将来を見据えたまちづくりの基礎を固めるとともに、住民福祉の向上につながる事業が計上されております。  このような中で、「市制施行50周年に向けた取り組み」では、シティプロモーション映像制作や各種啓発事業の実施、「子どもたちが夢と希望を育む環境づくり」では、ホタルの生息が確認された加木屋緑地の生態環境整備、プログラミング学習の一助となる体験型校外学習の実施、「子育てしやすい環境づくり」では、新たな教育の拠点となる教員研修センター及び中央図書館分館の整備、障害児の地域生活の構築、継続的な見守りを行うための障害児相談の実施や認定こども園の保育施設整備に対する補助の実施、「産業振興とにぎわいづくり」では、観光振興や中心市街地のにぎわい創出のため、ユウナルステーション内の観光情報センターの運営や情報発信、インバウンド施策を推進するための事業費の補助、「安全・安心なまちづくり」では、全国瞬時警報システムの処理能力の向上を図るための機器更新、「リニアインパクトを活かしたまちづくり」では、将来の本市の発展を見据え、新駅及び周辺道路等の整備や土地区画整理事業を初めとした都市基盤づくりなど、本市のまちづくりの基礎をしっかりと固めるための予算であると高く評価するものであります。  市民にとって安心・安全に、また、心豊かな生活を送っていただくために、これまで進めてきたまちづくりをさらに進め、本市の発展につながることを期待するとともに、予算の執行に当たっては、最小の経費で最大の効果を上げるよう努め、住民福祉の増進に寄与されることを要望し、賛成の討論といたします。(拍手)               (11番 眞下敏彦 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (8番 坂 ゆかり 登壇) ○8番議員(坂 ゆかり)  おはようございます。日本共産党議員団を代表して、ただいま一括上程されています議案のうち、議案第9号、議案第26号及び議案第27号の3議案について、反対討論を行います。  初めに、議案第9号、「東海市国民健康保険税条例の一部改正について」、反対の立場で討論します。  今回の条例改正は、平成30年4月から始まる国保の県単位化によるもので、新たな制度は、県が国保事業に必要な費用を各市へ納付金として割り当て、市は、住民から保険税を賦課徴収し、集めた保険税を県に納付する、県は、保険給付に必要な財源を交付金として市に拠出することになります。  また、今回の条例改正では、課税限度額では、基礎課税額では2万円、後期高齢者支援金等課税額で2万円の計4万円の引き上げ、基礎課税額の所得割額の税率を0.3%、基礎課税額の均等割額を1,900円、後期高齢者支援金等の所得割額の税率を0.1%それぞれ引き上げ、後期高齢者支援金等の均等割額は500円、介護納付金の均等割額は300円それぞれ引き下げるというものです。  引き下げられる項目があるものの、これによる市民の負担増は総額で約9,060万円にも上ります。新制度になっても被保険者の多くが高齢者や非正規労働者、無職者など低所得者であることは変わりません。また、保険税が高いという国保の構造的問題が解決するわけではなく、今後、高過ぎる保険税が財政悪化につながっていくおそれがあります。市は、新制度でも賦課徴収の権限を有しています。今後も法定外繰入を維持し、高過ぎる保険税の引き下げをすべきでないかと考えます。  以上で、議案第9号の反対討論とします。  次に、議案第26号、「平成30年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」について、反対の立場で討論します。  今回の反対の主な理由は、1つは、基礎課税額と後期高齢者支援金等の課税限度額の引き上げ、基礎課税額の所得割額の税率と均等割額、後期高齢者支援金等の所得割額の税率がそれぞれ引き上げられていることです。  2つ目は、高過ぎる国保税で、払いたくても払えないことが滞納世帯の増加につながっており、短期保険証、資格証明書の発行がされていること。  3つ目は、市町村自らが医療費削減の努力を行った自治体に予算を重点配分する特別交付金の保険者努力支援分が含まれていることなど、国保の県単位化が医療費抑制と国保税の引き上げと一体に進められようとしている点で問題です。  以上、主な理由を述べ、議案第26号についての反対討論とします。  最後に、議案第27号、「平成30年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」について、反対の立場で討論します。  反対の主な理由について、75歳以上の高齢者を国保被用者保険から切り離して、全ての人から保険料を徴収する後期高齢者医療制度は、2年ごとに保険料が改定されます。平成30年度、平成31年度は、後期高齢者医療制度発足以来初めての引き下げで、均等割額で0.78%、所得割率で1,605円引き下げがある一方で、低所得者などの保険料軽減特例の見直しや廃止などや高額療養費自己負担限度額の見直しなど、さらなる負担増が行われます。短期保険証の発行も9件で、前年度から増加しており、高齢者の負担は限界に来ており、容認できません。  以上申し述べ、議案第27号の反対討論とし、以上で議案第9号、26号及び27号についての反対討論を終わります。(拍手)               (8番 坂 ゆかり 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (1番 川﨑 一 登壇) ○1番議員(川﨑 一)  議長のお許しをいただきましたので、ただいま一括議題となっております議案のうち、議案第9号、「東海市国民健康保険税条例の一部改正について」、議案第26号、「平成30年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」及び議案第27号、「平成30年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」についての3議案について、市友会を代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。  初めに、議案第9号、「東海市国民健康保険税条例の一部改正について」であります。  国民健康保険制度は、加入者の少子高齢化や医療の高度化などの影響により、財政基盤が脆弱となっており、将来にわたってこの制度を維持していくために、県単位化することにより県が財政運営の責任主体となり、安定化が図られるものと認識をしております。  今後は、愛知県から本市に対して療養の給付等に要する費用などが全額交付され、本市は愛知県に対し、国民健康保険事業特別会計から国民健康保険事業に要する費用、後期高齢者支援金等及び介護納付金として国民健康保険事業費納付金を納めることとなります。  今回の改正は、その国民健康保険事業納付金の算定のもととなる愛知県から本市に提示された標準保険料率を参考に国保税率等を改正し、急激な負担にならないよう被保険者に配慮された内容となっております。  県内の市町村が一体となって国民健康保険制度を維持していくためにも必要な措置であり、適正な改正であると判断するものであります。今後も国保加入者に対するさらなる健康施策の充実に取り組み、引き続き医療費の適正化に努められることを要望し、賛成するものであります。  続いて、議案第26号、「平成30年度東海市国民健康保険事業特別会計予算」であります。  国民健康保険事業は、少子高齢化の進行、被用者保険の適用拡大、医療費負担の増加、低所得者世帯の増加などにより、他の保険と比べても、保険税負担能力が低い加入者が多く、加入者数も減少傾向のため、その財政基盤は脆弱となっており、将来にわたってこの制度を維持していくために、平成30年4月から県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や事業推進等の国保運営に中心的役割を担い、制度の安定化が図られると推察するものであります。  平成30年度予算については、国の交付金等が市にかわって県に交付されることなどから、歳入歳出予算の総額は、前年度と比較して22.8%の減となり、また、県から税率等と一般会計からの繰入金等の見直しが求められる中、引き続き一般会計からの繰入金等により収支の均衡を保ち、被保険者への影響を抑える予算編成となっているなど、国保財政の健全な運営を確保するための適切な予算であると判断し、賛成するものであります。  続いて、議案第27号、「平成30年度東海市後期高齢者医療事業特別会計予算」であります。  後期高齢者医療制度は、29年度末で施行から10年を経過しようとしており、その間に所得の低い方に対する保険料の軽減措置の適正化など制度の見直しも行われてまいりました。今後、少子高齢化が進み、医療費が増えていく中で、全ての方が安心して医療を受けられる社会を維持するためには、高齢者と若者の間で世代間の公平が図られるよう負担能力に応じた負担を求める必要があると認識しております。  平成30年度予算については、制度見直しの段階的な実施の影響などにより、保険料率が初めて引き下げとなり、財政運営に必要な本市の被保険者に係る保険料や事務費の計上等、愛知県後期高齢者医療広域連合と調整を図りながら編成をされた適切な予算であると認め、賛成するものであります。  以上で、3議案に対する賛成の討論といたします。(拍手)               (1番 川﨑 一 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。(「なし」の声)  ないようですから、これで討論を終わります。  これより採決いたします。  日程第2、議案第1号から日程第5、議案第4号までの4案を一括採決いたします。  本4案に対する各委員長の報告は可決であります。  お諮りいたします。本4案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第1号から日程第5、議案第4号までの4案は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第6、議案第5号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第6、議案第5号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第7、議案第6号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第7、議案第6号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第8、議案第7号及び日程第9、議案第8号の2案を一括採決いたします。  本2案に対する各委員長の報告は可決であります。  お諮りいたします。本2案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第8、議案第7号及び日程第9、議案第8号の2案は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第10、議案第9号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)
     ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第10、議案第9号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第11、議案第10号から日程第20、議案第19号までの10案を一括採決いたします。  本10案に対する各委員長の報告は可決であります。  お諮りいたします。本10案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第11、議案第10号から日程第20、議案第19号までの10案は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第21、議案第20号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第21、議案第20号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第22、議案第21号から日程第25、議案第24号までの4案を一括採決いたします。  本4案に対する委員長の報告は可決であります。  お諮りいたします。本4案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第22、議案第21号から日程第25、議案第24号までの4案は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第26、議案第25号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する各委員長の報告は可決であります。  本案は、各委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第26、議案第25号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第27、議案第26号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第27、議案第26号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第28、議案第27号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第28、議案第27号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第29、議案第28号から日程第31、議案第30号までの3案を一括採決いたします。  本3案に対する委員長の報告は可決であります。  お諮りいたします。本3案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第29、議案第28号から日程第31、議案第30号までの3案は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第32、議案第31号を採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案に対する各委員長の報告は可決であります。  本案は、各委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第32、議案第31号は原案のとおり可決されました。  続いて、日程第33、議案第32号から日程第37、議案第36号までの5案を一括採決いたします。  本5案に対する各委員長の報告は可決であります。  お諮りいたします。本5案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第33、議案第32号から日程第37、議案第36号までの5案は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  続いて、本日新たに付議されました日程第38、同意第1号、「副市長の選任について」を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。 ○市長(鈴木淳雄)  ただいま上程になりました同意第1号、「副市長の選任について」、御説明申し上げます。  副市長につきましては、現在、1人となっておりますが、将来を見据えたまちづくりの行政課題に的確かつ迅速な対応をするため、平成30年4月1日から2人目の副市長に栗原正夫氏をお願いするものでございます。  栗原氏の略歴は、別添参考資料のとおりでございますが、栗原氏は、昭和62年4月に建設省に入省された後、関東地方整備局建政部公園調整官、国土技術政策総合研究所社会資本マネジメント研究センター緑化生態研究室長などを歴任された方で、高度な専門知識を有していることから最適任者と存じますので、地方自治法第162条の規定により選任の御同意をいただきますようお願い申し上げるものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上正人)  これより質疑に入ります。  質疑の発言を許します。 ○8番議員(坂 ゆかり)  5点ほどお願いします。 ○議長(井上正人)  坂議員、4点にしてください。 ○8番議員(坂 ゆかり)  はい。今回、在任期間はどのように要請されているかお尋ねします。  2点目は、現在、近隣市で副市長を2人置いているところについては把握しているかという点についてお尋ねします。  3点目は、今回の栗原氏の報酬及び各種手当などの支給項目はどのようなものがあるかお尋ねします。  最後、4点目、今回、この新任の方の特筆すべき経験はどのようなもので、市は副市長に迎えるに当たって、どのような見解をお持ちなのかお尋ねします。 ○企画部長(加藤章宏)  まず、1点目の在任期間ということでございますが、現時点では、派遣期間は未定または不定期ということでございます。  それから、2点目の近隣市での状況でございますが、近隣では、同種類似団体ということで、刈谷市、西尾市、常滑市、小牧市が、それ以外にもございますが、合計、名古屋市を除く37市のうち11市が2人制を導入しております。  それから、次の栗原氏の支給ということでございますが、給与費といたしまして、1,714万円を支給する予定でございます。  それから、特筆すべき点と見解ということですが、栗原氏は、東京大学を卒業された後に、国土交通省の各機関に御勤務されておりまして、また、都市局の公園緑地課などでも御勤務をされておりまして、また現在では、総務省の公共サービス改革推進室での御勤務でございます。また、民間企業の活用などにも随分と携わっておられますので、東海市としても、これから民間企業の活用等、非常に重要と考えておりますので、さらに今までの国のより専門的な知識・見解などを御指導いただけるものだと思っております。  以上でございます。 ○議長(井上正人)  坂議員、よろしいですか。ほかにありませんか。
    ○7番議員(村瀬進治)  今、坂議員がいい質問をされましたけど、一般市民の御意見でございますが、2人から1人の副市長さんになって、ああ、よかったなと、これで元に戻ったなという意見が大半でございました。やはり、せっかく1人みえる副市長さんを、私はもっと活動してもらえば、別に、情報は東京なりとも、そういうところでやればいいと思いますので、1人のほうがかえって、私は何でも、職員というのは、数が減れば減るほど、一生懸命やるのは、これは常識中の常識でございますのでね。余り2人にしたがいいかということは、不都合が何かあったのかをお聞かせください。  もう1つは、市民の同意がどの程度得られていると思われるか、2人にすることによって。それをお聞かせ願いたい。  以上です。 ○企画部長(加藤章宏)  2人から1人にいたしまして、どういった効果ということでございますが、近年、地方公共団体、非常に事務が複雑化・高度化いたしておりまして、それぞれの副市長がより専門的な職務を担っていただくことが肝心でございます。  特に、建設等の事業に関しましては、さらにより専門的で高度化な業務が山積いたしておりまして、そういった見解からも、市としては複数の副市長が必要と考えて、そもそも平成21年の条例改正におきまして、2人という定数といたしておりますので、それに従って実施したところでございます。  それから、市民の合意ということでございますが、過去の副市長さんにおかれましても、それぞれいろんなところに出ていっていただいており、また、庁内でもさまざまな指揮監督等、職員にしていただいておりますので、また御理解をいただいておると思います。  また、過去の3回の議会におきましても、過去3人の副市長さんが御同意をいただいているということからも、市民の御理解をいただけれておるものだと理解しております。  以上でございます。 ○議長(井上正人)  村瀬進治議員、よろしいですか。 ○7番議員(村瀬進治)  結構なことかもしれませんが、今ちょっと建設という言葉が出されましたけど、これ略歴を見てみますと、東京大学農学部ということでございますが、主にどの分野をされるのかを、ちょっと再度、確認ですけどお願いいたします。 ○企画部長(加藤章宏)  担任していただく事務の予定といたしましては、都市建設部門と、あと水道部門、あと、それ以外にも、市の総合調整ですとか予算総合計画、実施計画などについても、こちらにつきましては、現副市長と共同で担っていただけるという予定でございます。  以上でございます。 ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。 ○16番議員(辻井タカ子)  今回、国からの副市長をお迎えするということですが、東海市は、これまでも市長2人制ということです。それで、県からも土木を中心にした建設部門の職員を派遣していただいているわけですけれども、私は重複するんではないかなというふうに思うんですが、国・県で両方を東海市として体制を強化するということから出発しているのかどうかということと、もう1つは、この副市長を東海市が事前に国のほうに要請していたのかどうか。そして、今回のこの副市長の予算は、この30年度の予算案の中に盛り込まれているのかどうかということについて、お尋ねをいたします。 ○企画部長(加藤章宏)  県からも招いており、また、国との事務の分担というような御質問かと思いますが、県といたしましては、例えば都市計画の認定ですとか、そういったことについて県の職員としては担っていただいております。また、国といたしましては、やはり何といっても国の政策というものをスピーディーに把握する必要がありまして、また、国の予算などにつきましても、迅速に獲得といいますか、確保していかなければならないものでございまして、そういう点で、国と県との職員との分担というふうでは、別々というふうで理解いたしております。  また、事前に要請をしたかどうかということでございますが、急に明日来てくれというようなわけにもまいりませんので、以前から市長就任以来、国のほうには働きかけて打診をいたしまして、働きかけをいたしたところでございます。  また、3の予算でございますが、一般会計の2款のほうで副市長の給与手当等について計上いたしておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(井上正人)  よろしいですか。ほかにありませんか。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  討論の発言を許します。               (8番 坂 ゆかり 登壇) ○8番議員(坂 ゆかり)  ただいま上程されています同意第1号、「副市長の選任について」、日本共産党議員団を代表して異議がありますので、反対の立場で討論いたします。  今回提案されています副市長候補の栗原正夫氏は、昭和38年生まれの54歳、昭和62年に建設省に採用され、現在、総務省官民競争入札等監理委員会事務局参事官、行政管理局公共サービス改革推進室参事官ということですが、資質や能力についてはすぐれた方だと推察されます。今回の選任については、個人の評価とは別であります。  平成30年度一般会計予算では職員の時間外勤務手当は前年比で約2.5%減っているものの、3億円を超えています。市の職員は定員管理計画のもと、厳しい環境下で住民サービス向上のために頑張っています。職員の仕事への意欲を引き出す上からも、副市長を増やすのではなく、住民サービス向上のためにも職員の増員こそ求められています。  今回、副市長を新たに選任する理由として、将来を見据えたまちづくりに対応するためとしていますが、在任期間は現時点では未定・不定期とされていますが、そうした職員を国から派遣してもらうのではなく、東海市として高い専門性を持った職員を長期的視点で計画的に養成していくことこそ必要であると考えます。  以上のような理由から、副市長の選任については同意できません。  以上、討論を終わります。(拍手)               (8番 坂 ゆかり 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。               (19番 早川直久 登壇) ○19番議員(早川直久)  議長のお許しをいただきましたので、ただいま議題となっております同意第1号、「副市長の選任について」、新緑水クラブを代表いたしまして、原案賛成の立場で討論をいたします。  本市では、平成21年10月より国から副市長を1人招聘し、2人体制としており、国と連携しながらこれまでに太田川駅の高架化や駅周辺整備など都市基盤整備において、着実な推進が図られております。特に太田川駅周辺では、にぎわいと活気が目に見える形となり、また、本市の人口は人口減少社会の中でも着実に増加していることから、市民にとって住みたいまちとなってきていることのあらわれであると感じております。  今後においても、リニア中央新幹線や西知多道路の開通に合わせて、大田インター周辺地区の新たな産業拠点等の形成、西知多総合病院前の新駅建設とその周辺の交通網の整備、また、緑陽公園整備などの基盤整備を進め、さらに住みやすいまちづくりを推進していかなければなりません。そのため、高度な専門知識を持った副市長を選任することは、市にとって大きなプラスとなり、事業推進力の強化が図られるものと考えます。  今回、選任予定の栗原氏は、国の要職を歴任され、幅広い識見と高い専門性をお持ちであり、本市の進めるまちづくりの着実な推進を図る上で、市長を支える補佐役として適任であると判断し、賛成討論といたします。(拍手)               (19番 早川直久 降壇) ○議長(井上正人)  ほかにありませんか。(「なし」の声)  ないようですから、これで討論を終わります。  これより採決いたします。  本案については、電子採決により行います。  本案は、原案に同意と決定することに賛成の方は、賛成のボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、確定いたします。  ありがとうございました。  賛成多数であります。よって、日程第38、同意第1号は原案に同意することに決定しました。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  日程第39、同意第2号、「教育長の選任について」を議題といたします。               (教育長 加藤朝夫 退席)  提出者から提案理由の説明を求めます。 ○市長(鈴木淳雄)  ただいま上程になりました同意第2号、「教育長の選任について」、御説明申し上げます。  現教育長の加藤朝夫氏は、平成19年5月から今日まで、東海市の教育行政の発展に貢献をしていただきましたのは御案内のとおりでございますが、来る5月29日をもって任期満了となり、退任することとなりました。  そこで、後任の教育長として、加藤千博氏をお願いするものでございます。加藤氏の略歴は、別添参考資料のとおりでございますが、加藤氏は、人格が高潔で、39年余りにわたり教育の分野で活躍され、教育に関し高い識見をお持ちであり、教育長として適任でありますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により選任の御同意をいただきますようお願い申し上げるものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上正人)  これより質疑に入ります。  質疑の発言を許します。 ○16番議員(辻井タカ子)  今回の教育長は、住所が半田市ということのようです。それで、これまでの東海市の教育長は、私が知っている限りでは、市内の方というふうに記憶しておりますが、これまでの教育長は、在住はどうであったのかということと、県内で教育長が地元でない選出というふうになっている自治体はどのようになっているのかという点について、よろしくお願いします。 ○企画部長(加藤章宏)  御指摘のとおり、加藤千博氏は半田市在住ということでございます。ただ、加藤氏は幼いころより東海市にお過ごしになって、本市に在住をされておみえになりました。また、本市の小中学校においても勤務をされておみえになりまして、教務主任、校務主任、校長として、都合8年ですが、こういった学校の中でのお立場での御勤務がございます。また、特に役職についてからは、本市に勤務されておりましたので、本市の状況は非常に熟知されているということでございます。  また、東海市に在住でない教育長ということでございますが、これまでの教育長は、過去は、東海市在住の方でございました。ただ、今日、携帯電話等も非常に活用されておりまして、また、非常に登庁までにはやや時間はかかりますけれども、緊急連絡等においては携帯電話で即、伝達して、即、指示を受けるということも可能でございます。また、半田市と東海市との距離といたしましては、20分かそれぐらいで到着できますので、さほど業務に支障があるとは考えておりません。  以上でございます。
    ○議長(井上正人)  県内他の自治体での質問は。 ○企画部長(加藤章宏)  個別では把握はいたしておりませんが、県内の他市でもそういった事例はあるというふうで伺っております。  以上でございます。 ○議長(井上正人)  よろしいですか。ほかにありませんか。(「なし」の声)  ないようですので、これで質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  討論の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで討論を終わります。  これより採決いたします。  本案は原案に同意と決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第39、同意第2号は原案に同意することに決定しました。               (教育長 加藤朝夫 着席)         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  日程第40、同意第3号、「教育委員会委員の選任について」を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。 ○副市長(佐治錦三)  ただいま上程になりました同意第3号、「教育委員会委員の選任について」、御説明申し上げます。  現委員の柿田嘉久氏が来る6月16日をもって任期満了となるため、後任者として久野友士氏の選任をお願いするものであります。  任期につきましては、平成30年6月17日から平成34年6月16日までの4年間でございます。  久野氏の略歴は、お手元の資料のとおりでございますが、人格が高潔で、教育に関し高い識見をお持ちであり、委員として適任でありますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上正人)  これより質疑に入ります。  質疑の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  討論の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで討論を終わります。  これより採決いたします。  本案は原案に同意と決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第40、同意第3号は原案に同意することに決定しました。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  日程第41、同意第4号、「固定資産評価審査委員会委員の選任について」を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。 ○副市長(佐治錦三)  ただいま上程になりました同意第4号、「固定資産評価審査委員会委員の選任について」、御説明申し上げます。  現委員の佐藤雅之氏が来る5月28日をもって任期満了となるため、委員を引き続きお願いするものでございます。  任期につきましては、平成30年5月29日から平成33年5月28日までの3年間でございます。  佐藤氏の略歴は、お手元の資料のとおりでございますが、人格・識見ともにすぐれ、適任でありますので、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上正人)  これより質疑に入ります。  質疑の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで質疑を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  討論の発言を許します。(「なし」の声)  ないようですから、これで討論を終わります。  これより採決いたします。  本案は原案に同意と決定することに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第41、同意第4号は原案に同意することに決定しました。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  日程第42、「平成30年度議員の派遣について」を議題といたします。  会議規則第118条の規定により、議員の派遣について議会の議決をお願いするものであります。  お諮りいたします。  平成30年度に予定している議員の派遣について、お手元の資料のとおり東海市議会議長会総会初め8項目について派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、日程第42、「平成30年度議員の派遣について」は、お手元の資料のとおり東海市議会議長会総会初め8項目について派遣することに決定しました。  なお、議決事項の内容に変更が生じた場合は、その取り扱いを議長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声)  御異議なしと認めます。よって、議決事項の内容に変更が生じた場合は、議長において措置することといたします。         ――――――――――――――――――――――――― ○議長(井上正人)  以上をもちまして、今期定例会に付議された案件の審議は、全部終了いたしました。  市長から発言の申し出がありますので、この際、これを許します。 ○市長(鈴木淳雄)
     議長のお許しを得まして、閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  議員の皆様には、去る3月1日開会以来、本日までの16日間、御提案申し上げました案件につきまして慎重に御審議をいただき、全て原案どおり可決・決定をいただき、厚くお礼申し上げます。会期中、議員の皆様からいただきました御意見・御要望を十分検討いたしまして、今後の市政に反映させてまいる考えでございます。  さて、本定例会は、議員の皆様方におかれましては、任期最後の議会でございました。今期をもって議員を勇退され、後進に道を譲られる方もあると伺っております。御退任の方におかれましては、長年にわたり東海市政の発展と市民福祉の増進に御尽力をいただきました。その御功績と御労苦に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。どうかお体に十分御留意をいただきまして、今後ともそれぞれのお立場で御活躍をいただき、引き続き東海市のまちづくり応援団として温かい御指導・御協力をいただきますようお願い申し上げます。  また、多くの議員の皆様は、引き続き立候補されると伺っております。めでたく御当選を果たされまして、再びこの議場でお会いできますよう、心から御健闘をお祈り申し上げます。  最後になりましたが、皆様方の一層の御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上正人)  これをもって、平成30年第1回東海市議会定例会を閉会いたします。           (3月16日 午前11時34分 閉会)  この会議の次第は、議事課長山田祐輔の校閲したものであるが、その内容の相違ないことを証するため、ここに署名する。            議 長   (22番)  井 上 正 人            議 員   (16番)  辻 井 タカ子            議 員   (17番)  石 丸 喜久雄...