新城市議会 2022-09-04
令和4年9月定例会(第4日) 本文
アとして、生徒数の減少による問題点と解決策は。
イ、40億円を超える大型建設事業が及ぼす市の財政への影響は。
ウとして、維持管理費が将来負担とならないか。
以上、お願いいたします。
3:
◯長田共永議長 安形教育長。
4:
◯安形博教育長 (1)につきまして、イ、ア、エ、ウの順に答弁させていただきます。
最初に、教育委員会が主体の事業、現在までの計画の進め方について教育長の見解ということでお答えします。
本事業において最も優先すべきことは、安全安心な給食を継続・安定して子どもたちに提供することです。学校設置者である市は、衛生的な調理場を完備すること、とりわけ食物アレルギーを有するお子さんが安心して給食を食べることができる体制を強化することにあります。
本事業は、平成27年に新城市学校給食方式検討会を設け、学校給食の在り方について検討を開始し、令和元年度当初予算において、基本設計業務委託予算の議会承認、令和2年度当初予算において、実施設計業務委託予算ならびに敷地境界確定業務委託予算の議会承認を得て、事業を進めてきました。
最も注視すべきは、令和4年3月の附帯決議の内容です。予算執行に関わる不手際の再発防止、丁寧な事業説明、総事業費・財政計画・将来的な市民の負担の提示、発注・入札の適切な執行、そして食育・地産地消の推進、安全安心で安定した給食提供、調理員の雇用に関わる最大限の配慮、このことを重く受け止め職務の遂行を果たしていく、そういった認識であります。
御質問いただいた新城市自治基本条例の目的である第1条を尊重した計画であるか、4条、まちづくりの基本原則をどのように理解し実行するのかについてお答えします。
新城市自治基本条例第1章第1条には、「市民が主役のまちづくりを推進し、元気に住み続けられ、世代のリレーができるまちを協働してつくることを目的とします」とあり、第2章第4条には、「市民主役の原則として、市民一人ひとりが主役となってまちづくりを進めます」とあります。これらに加えて、第6章第14条には、「市は、市政に関する計画及び政策を策定する段階から市民の参加を促進します」とあります。
一方、国が定めた学校給食法には、学校給食の実施は、設置者である市の任務であることが明示されています。
新城市自治基本条例と学校給食法を勘案し、平成31年3月に新城市学校給食施設整備方針を策定した段階で、広く市民の皆様に情報を提供し、本事業について御理解いただくことが、新城市自治基本条例の趣旨に沿うものと認識しており、その点において配慮が不十分であったと認識しています。
最後に、市議会議員への情報提供の在り方についてお答えします。
市議会議員への情報提供は行政側の責務です。できる限り正確な情報を、時機を逸せず提供するように努めなければならないと認識しております。
5:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
6:
◯鈴木隆司教育部長 それでは私から(2)今後の新城市の人口減少と生徒数の減少から懸念される問題について、3点御質問いただきましたのでお答えさせていただきます。
まずアでございます。
将来的な児童生徒数の減少によって、調理能力に余剰が発生することが考えられますので、その活用方法について検討する必要は認識しておりますが、まずは本事業を計画どおり進め、令和6年9月、これまでと何ら変わらず学校給食が提供できることを最優先として、現在事務を進めているところでございます。
ただ、児童生徒数の減少に対する一番の解決方法は、国の少子化対策や本市の移住定住政策が功を奏し、本市に子育て世代が多く転入していただけること、それが最も望まれる解決策だと考えております。
イでございます。現在、約39億円と積算しております本事業が、本市財政へ及ぼす影響につきましては、最も有効で将来負担の少ない財源の確保に努めまして、他の事業に影響を及ぼさないよう努めてまいります。
最後、ウでございます。自校方式であれ共同調理場方式であれ、学校給食を提供するには当該施設の維持管理費は必要であります。共同調理場になったことで過度な費用負担とならないよう、施設の効率的な運用、有効活用に努めてまいります。
以上です。
7:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
8:
◯山田辰也議員 市民の皆さんがこのようなチラシ、これが新聞に入ったことを覚えておりますでしょうか。
〔資料提示〕
9:
◯山田辰也議員 皆さんが一番心配しているのは、この共同調理場を作って、それが皆さんの意思に従って役に立つか、本当にいいものか。そういうことを考えてみますと、新城市のこの自治基本条例、9年前に穂積前市長の下で、有識者を招き、行政と市民が協働し、新城市自治基本条例が制定されております。この条例を基に、現在計画している共同調理場整備事業が問題点があるということで、私は指摘しておきたいと思うのです。
先ほど、まちづくりを推進するに当たり、議会及び行政の役割、仕組みを明らかにして、世代のリレーができるまちづくりをするというお話がありました。この世代のリレーというのは、今後の新しい世代を受け継ぐ人たちに、税金とかいろいろな問題を残さないということが大きな問題、それを解決することが一番大事だと思っているのです。
計画の段階で、市民に自校式給食と共同調理場のメリット・デメリットがほのかに載っておりましたけれども、本当にその説明ができていない。だから、附帯決議がつけられています。この附帯決議がつけられたことが、どんなに大きな問題だったかということを、一度、再確認のために伺います。
10:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
11:
◯鈴木隆司教育部長 昨年の3月議会での附帯決議でございますが、それまでの本事業に対する進め方について、教育委員会としての進め方の中で不手際等々ございましたので、その点、十分反省して本事業を進めるようにということで、議会全員の皆様のお名前の下、附帯決議が出されたということでございますので、先ほど教育長も答弁しましたように、それをしっかり受け止めて、その附帯決議の趣旨に沿って本事業を進めてまいりたいと考えております。
12:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
13:
◯山田辰也議員 要は市民が望んでいるものかどうかということを、行政側が受け取ってくれているか。そういう面から見ますと、自治基本条例の中にあるように、市民のまちづくりは市民の考え、理念に基づいていくということですね。それができていなかったから、こういう附帯決議をつけられたのです。で、今言うように、しっかり反省して進めていくと。
しかし、私は前回の質問の中で、なかなか、市民で理解されていない方が○○○○いるのではないかということで質問しているのですが、それは行政側から訂正してくれと言われているのですね。私は金額的にとか、そういうものも当然、オンブズマンですから見るのですが、一番大事なところは市民の気持ちをちゃんとくみ取っているかということなのです。だから、この自治基本条例に言う大型事業があった場合は、ちゃんと説明してくれる、そういうつもりでいたもので、今回こういう質問をしているのです。
それで、イは、教育委員会が主体の事業だということ、計画の進め方についていろいろな面でちゃんとやってきたと。当然、ちゃんとやってもらわなければ困るのですが、この進め方についてもちゃんとしているかということで、今まで感じたところが、ミスが多いではないかと。だから、先ほども言ったように謝罪したという話なのですね。
で、この中で、設計事務所との打ち合わせをしているのですが、載っているのが、ここに書いてあります。
〔資料提示〕
14:
◯山田辰也議員 2020年1月28日、火曜日、10時、新城市給食センター基本計画及び基本設計の中にあるのが、これはまだセンター化する前の会議ですね。基本計画策定検討委員会の資料の中には、保護者の要望は自校給食であると。現在、親子方式の作手小学校、作手中学を除き、センター方式を採用すると、こういうふうになっているのですが、ここに保護者の要望は自校給食とあるのです。この保護者の希望をしっかりくみ取っていないと私は感じたのですが、この点について伺います。しっかり保護者の希望を受け取ったかということです。
15:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
16:
◯鈴木隆司教育部長 当然、保護者の御意見もお聞きを当時しておったと思いますが、その当時の現状から考えて、自校式を継続するのが困難であると。その課題等については今までも御答弁させていただいておりますが、それらの課題を解決するためには共同調理場方式を取るしかないという選択をしたというところでございます。
17:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
18:
◯山田辰也議員 当時の保護者の思いは自校式なのですよね。で、いろいろなことがあって、できないと言ったのですが、先日のカークランド議員の話の中で、今度新しく受けるプロポーザルの会社は、自校式でも受けているのですよね。だから、そういう選択肢をその時、話し合っていないではないですか。自校式をやるなら、自校式をやる方法というのがあったと思うのですね。今になって初めて、プロポーザルの会社は自校式を受けてやっているのです。人が集まらないとかいろいろな話を何回も聞きました。安いところで大変な仕事だと。なぜこの時に。今頃になって、自校式もできるというプロポーザルの会社を採用するに当たって。
当時はそういう話はなかったのですか。どう見ても、これはしっかり考えていない。その時に同じことを言えば、保護者の方々は、自校式でも解決できることがあったと、そういうように思うのですね。今、そのことについてどのような認識を持っているか伺います。
19:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
20:
◯鈴木隆司教育部長 プロポーザルで選定いたしました、今度、共同調理場の業務を請け負う業者が、自校式の調理も請け負っているということを言われますけれども、それをその業者に委託して解決できるのは調理員の問題だけであって、調理室の老朽化であったり食材の調達であったりという部分は、その業者に自校式の調理を委託することで解決するものではないというように思います。
21:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
22:
◯山田辰也議員 今、おかしいですね。調理員の解決は当時からできたのですよ。食材もできたのですよね。今度は市が発注すると言っているのですよね。だからその当時から市が発注して、調理員も解決できたのですよね。なぜこんなことに当時気がつかなかったのですか。これはセンター方式をつくりたいだけ、というように市民の中から声が上がっているのですよ。もう少しちゃんと市民の声を聞いていれば、選択肢はあったはずなのです。
今の言い方ですと、調理員と食材は、これは当然解決できると。老朽化というのはプロポーザルの会社とは関係ないではないですか。なぜこの辺をしっかりやっていなかったのですか。もう1度、再度伺います。
23:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
24:
◯鈴木隆司教育部長 先ほどの答弁の御理解がうまくしていただけていないかと思いますので、再度お答えしますが、今回、共同調理場方式の調理を請け負う業者が、他の自治体において自校式をやっているので、そこへ委託をすれば自校式が継続できたのではないかというような趣旨で、山田議員が今御質問されましたが、それについては、もし仮にその業者に当時、委託等のことを検討したとしても、調理室の老朽化であったり、食材の調達の問題であったりというのは解決できなかったというふうに考えているとお答えさせていただきましたので、御理解いただきたいと思います。
25:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
26:
◯山田辰也議員 民間でしたらね、それぐらいのことは考えるのが当たり前でしょう。言い訳を聞きに来たわけではないのですよ。ねえ。教育部長は、その当時、私はそこにいなかったという言い方のように聞こえますよ。
もう、市民がここで言っているのですよ。自校式がいいと。では聞きますけど、元の教育長、自校式はすばらしいと言っているのです。部長も、いいですよ、私も自校式がいいと。課長も、いいと言っているのです。どこでそんなに急に方向転換したのですか。
老朽化というのは、部長のせいではないのですよ。時間がたつと古くなるのです。直していない教育委員会の問題ですよ。前に、ずっと十何年間、浅尾議員も、老朽化については言っているのです。直してくれって。穴が空いている。コウモリが飛んでいる。北風が入る。砂が入ると。全然耳を傾けずに、老朽化したのは自然になったようなことを言わないでくださいよ。なんで老朽化したか分からないのですか。手入れが悪いもんでですよ。手入れの悪いことについて、じゃあ老朽化の原因はどこにあったのですか、伺います。
27:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
28:
◯鈴木隆司教育部長 先ほど山田議員もおっしゃられたとおり、物質は年をへれば当然劣化していきますので、それが原因だと思います。
29:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
30:
◯山田辰也議員 だから国は教育施設改善資金とかいろいろなものが出るのですよ。そういうお金を使わずに来てしまったのですよ。で、今住んでいる家、新築で建って、今の家は30年ぐらいたつと結構古くなるのですけど、10年ごとに外装を塗り替えたり、いろいろなものをきれいにすれば全然問題ないのですよ。
今の言い方だと、部長は、自然に古くなったから新しいのを建てると。手入れが悪い人に新しいのを建てるなんていうことは言って欲しくないですよ。じゃあ今までなんで国から。改修した場合は3割出るのですよ。建て直したら5割出るのです。一度もやっていないのですよ。それは、新城市の教育予算が少ないとかと言われているのです。
以前、今泉議員が、十分足りているという答弁を行政側からもらっていますけど、十分足りているのに、給食の各調理場が古くなったと、それを言っているのに、それをやらなかった。そこについて市民が納得していないのですよ。
古くなったことについて、なぜ今まで直していないのですか。直していないから最終的にこういう40億かかる、この40億と言っても、本当に40億かどうかも分からないような言い方をしている。
もう一度言います。自分たちはお金がなくてそういう施設が直せなかった。これは仕方ない。古くなったから理解してくれと、それは分かりますよ。じゃあ、ちゃんと手入れをしておけば全部建て直して37億なんて言っていますけれど、自分の家は自分で直すのですよ。建て直して37億なんて、そんな言い訳を聞くために私はここに来ているわけではないのです。みんなは40億もかかって作るのと言っているのです。
だからもう一度。なぜ今まで、直してくれ、環境も良くしてくれ、時間給も上げてくれ、一つも通っていないではないですか。今まで市は、市民と議員から言ったことを守ったのですか。千郷中学校の中の給食室が高温で大変だというのも、市が率先してやったのではなくて、コロナのお金をもらったからやったのですよ。どこまで市は子どもたちや働いている調理員たちのことを考えているのか。どうにも納得できないです。
今までやったというそういう自覚の上でこの話をしているのですか。確認したいのですけど。予算もしっかりあるとこの前言ったのですから。予算があれば、なんでこういうふうなことになるのですか。ちょっと答えてください。
31:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
32:
◯鈴木隆司教育部長 学校に配当している予算の話と本事業の話を今、一緒に質問されておりますが、そこはちょっと切り分けていただきたいと思います。
それから、市として、施設をたくさん、学校も含めて持っておりますので、その施設をどのように維持管理していくかというのは、当然予算の面を考えながら、優先順位というか、そういうものをつけながら対応していくということが、新城市の現状かと思います。
その中で、当然、議員がおっしゃられるように、予防的な保全をしていくということも大事ではありますが、やはり財源的な問題等を考えて、今のところ新城市では事後保全というような形の施設の維持管理をしているという現状がありますので、その中で、結果として、最低限の給食室の対応はしてまいりましたが、個々の学校の調理室の改築に至るというところまでは到達しなかったということでございます。
33:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
34:
◯山田辰也議員 今その答弁をされていますけど、当時、浅尾議員が言ったり、現場の声を聞いて、それをやっていないではないですか。
今、国はSDGsですか、新城市ですと、公共施設の延命化とか、そういうことを言っているのです。もっとしっかりやればこんなふうにならなかったと。それ、市民の皆さんは思っていますよ。
ねえ、新城市の予算は89%ですかね。前年度の予算の使い道がもう決まっている、そういう話があるのです。ほかのところは80%。新城市は89%。10%しか空きがないのですね。
それで、ちょっとずれて言いますけど、普通の市は○○○○○○に○○。新城市は○○○○○○当たり○○の職員がいるのです。職員も新城市、たくさんいるのです。たくさんの新城市の職員がたくさんで考えれば、何でもできるではないですか。
予算がないって、大体、区長から行くと、すぐ予算がないって。学校のいろんな施設も予算がないって、これで来ちゃったんです。それじゃあ、ここまで来たら、予算があるから、国から合併特例債を借りられる。過疎債が使える。もう説明を受けて、今回は○○○、大体○○○○○ずつ返せばいいって。これね、人口が減っていく中で、後、誰が払うのですか。
で、先日の質問の中の答えの中でも、私、思ったのは、もう何年も前に、最初は19億円とか。次に23億円、27億円、これ、だんだん上がってきて、今、40億円ではないですか。このチラシが出る時に、40億なんていうことはやめてくださいと言ったのですけれど、39億2,000万ですね。もう市民の皆さんが、一体幾らかけると思っているのです。それは、先ほど言った附帯決議の中にあるように、ちゃんと説明ができなかったのです。
給食のこういう施設を作るのに、理解してくださいって。議会が理解すればあとは全部とおると思ったら大間違いですよ。市民の中からは、先ほど、前回、○○が理解していないということを言って、行政側からは、削除するようにと私のほうに来て、私もその辺は納得したのですが。答弁に当たる質問の中で、市民が○○理解していないというように言ったら、そんなことはないということで、削除されるのです。でも、これは勝手に言っているのではないのです。アンケートを取ったのです。どういうようにアンケートを取ったのですかとその時、聞かなかったでしょう? だから真摯に答えてほしいというのです。
それと。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○○○○○○強く言い過ぎたのですが、これは市民がそう思っているから私が代わりに言っているのです。私の個人的なことではないのです。
なぜかと言うと、まあこの後に出てくるのですが、例えばね、私はこういうね、大きな事業をやってお金を使うことが必ずしも間違っているとまでは言いませんが、残した子どもたちがどうやって借金を払うのですか。
で、こういう声がありました。まあこういうことは、多分、違うと言うかもしれませんが、市民が将来を考えて、不安だから、この給食センターを自校式のままやってくれたら、お金もそんなにかからない。ですから署名を集めてみようかなと思ったら、教育関係者にいるからできないと言うのです。ねえ。反対者もいるのがこの世の中なのです。教育関係のところには、そういうものに関わらないようにというおふれが出ていると聞いたのですけど、実際、この給食センター、ここに書いてあるように、基本的には保護者は自校式であると書いてあるのですよ。
そこで伺いたいのです。前教育長も言いましたけど、じゃあ新しい教育長は、本当にこの自校式がいいと思うと言っていながら、センター方式に変える。本来の問題点ですね、先ほど部長は、調理員が集まらない。材料が集まらない。建物が老朽化している。でもそれだけではないのです。じゃあ私はこれで一押しだというところを聞きたいですが、いかがでしょうか。
35:
◯長田共永議長 山田議員に申し上げます。先ほど、市の職員数が、新城市は○○○○○○に○○だと言われておりましたが、それだけではないと思いますので、数字等を出す場合には根拠のある数字を出していただければと。こちらのほうは自身が調査して、対応のほうをいたします。
36:
◯山田辰也議員 まあ私も手元にあるのですが、時間を考えるとあまり言えないものですから。
37:
◯長田共永議長 ○○○○○○に○○だと、○○○しか職員いないですから。○○でも○○○ですから。数字等の根拠は明確にしていただければ。で、質問のほうに、改めて答弁のほう、よろしくお願いいたします。
38:
◯山田辰也議員 分かりました。今ちょっと人数を間違えましたので。
39:
◯長田共永議長 もう数字はいいですので。今から答弁をいただきたいと思います。
40:
◯山田辰也議員 お願いします。
41:
◯長田共永議長 安形教育長。
42:
◯安形博教育長 反問権の行使、よろしいですか。質問の趣旨をもう一度お願いします。
43:
◯長田共永議長 趣旨の件ですか。教育長。分かりました。山田議員。簡潔明瞭に先ほどの進捗のところについての・・・・・・。
44:
◯山田辰也議員 前回もそうやって言われましたからね。
45:
◯長田共永議長 お願いいたします。
46:
◯山田辰也議員 私はこれで、給食自校式からセンター方式を進めるって。その意思でいいのです。でもここに書いてあるのですよ。保護者の要望は自校給食である。しかし前の教育長は自校式がいいって。前の教育長は自校式がいい、自校式がいいって言うからみんな自校式がいいと思っていますけれども、新しくなられた安形教育長は、この自校式がいいのにもかかわらずセンターということです。同じ意思なのですか。その胸の内どころ、そのセンター方式がいい、自校方式がいいっていうのはあるのですが、やはりその趣旨を教えてください。
47:
◯長田共永議長 安形教育長。
48:
◯安形博教育長 ではお答えします。自校方式の良さというのは十分認識しているつもりです。私自身が自校方式で育ったこともありますし、実際に自校方式が行われている学校に勤めて感じたことでもあります。
ただ、10年ほど前、平成24年に、東京町田市で自校方式の給食を食べたお子さんがアレルギー反応を起こして、その食後にお亡くなりになったと。そういうことがあります。現在、新城市で言うと、140名を超えるお子さんが食物アレルギーを有しております。そうした対応を自校方式できちんと行うためには、まず人が必要です。例えば栄養教諭は市内19校全てに必要となります。そして、調理場は衛生基準に示されているように、区別をして、つまり除去食が必要な子とそうでない子と区別して行わなければ、調理員に一層の負担をかけている、そういうことになります。
今までの新城市の自校方式は、本当に調理員が細心の注意を払い、事故なく来ております。ただ、ヒヤリハット事例と言いますか、ちょっと一歩間違えると子どもの命に関わるところがあったというふうな事例も、若干受けております。
そうしたことから考えると、もう自校方式で継続することが限界に来ている。先ほど山田議員は、お金のこと、それ以上に市民の気持ち。だけれども、それ以上に子どもの命を守ることが大事であるというふうに考えています。自校方式でそれをするためには、まず市内全小中学校の調理場を、全てドライ方式に変えること、そして、全て、除去食対応の専用ブースを作ること、そういうことが求められます。それが実現できるかといったときに難しい面が多々ございます。そういった面で今まで協議に協議を重ねて、共同調理場方式を採用するということになったと思います。
ただ、山田議員が重ねて指摘されている、市民への情報提供、これはやはり策定段階、平成31年ですべきであったというふうに認識しています。
以上です。
もう1点、すみません。先ほど、山田議員の発言の中で、教育関係者へのおふれというふうな言葉が出ておりました。一切、知りません。という状況でございます。教育委員会としては一切知りません。
49:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
50:
◯山田辰也議員 私はいろいろ回って話をして、誰とは言いませんけど、それは自校式がいいんですけど、私、書けませんって。へえって私、思いましたよ。それは教育長が指示してたら大変なことですけど、そういう雰囲気を作っていると私は感じますね。それと、今、ドライ方式と言いましたけれども、現在、保健所で、やっていて問題があると言われたのでしょうか。伺います。
51:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
52:
◯鈴木隆司教育部長 その点につきましては、共同調理場を整備していくという方針を保健所のほうへ説明させていただいておりますので、それを踏まえた対応を保健所のほうがしていただいております。
53:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
54:
◯山田辰也議員 前、カークランド議員の時もそうですが、HACCPというのがありましたね。必ずしもこれに対応しなくてもいいという、そういう結果が出ていると言っていたのですよ。今、ドライ方式に全部して、ブースを全部分ける。そんな大きなことを言って、この新城市、できないでしょう。では10人いる、ここに小学校の推移があるのですけど、鳳来東小学校ですね。10人ではないですか、9人と書いてあります。ここもブースを作れということですか、今の言い方だと。ここもドライ方式にしろということなのですか。何が何でもドライ方式にしてブースを分けて、9人や10人のところでもやればお金がかかると。そういうつもりで今言ったのですか。ちょっとお聞かせ願いたいのですが。
55:
◯長田共永議長 安形教育長。
56:
◯安形博教育長 除去食を必要とする食物アレルギーを有するお子さんは、市内19校全てにいるわけではありません。今言われた、それに該当しない学校も恐らく1、2校あると思います。そうしたときにおいては、今後の入学も考えられます。やはり全ての子どもが安全だというところが一番大事になってくるのではないかと思います。という意味合いで、やる以上は地域間格差があってはいけませんし、子どもの安全は絶対に守らなければいけない、そういうふうな思いで答弁させていただきました。
57:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
58:
◯山田辰也議員 先ほどの言い方だと、全部作ると、そういう話でしたね。それで、子どもは減っていくではないですか。鳳来寺小学校、見てきましたよ、いろいろなところ。調理員の方がもしお休みだったらどうするって。近所のコンビニで買ってきて食べればいいですよと。いや、近所のコンビニで買ってくるようだったら、近所のコンビニはドライ方式なんですか。近所のコンビニにブースが分けてあるんですか。そんなものは、普段気をつけていれば事故はないです。
新城市は、じゃあ、先ほど言った問題が出たんですか。子どもが食べることによって、先ほど、町田市ではこういうことがあったと。新城市、なかったでしょう? ありましたか、事故が。伺います。
59:
◯長田共永議長 山田議員に申し上げます。事故等の判断ではなくてですね、事業の進め方のほうの過程の話を行政側も議員側も。そうではなくて、本事業に対する進め方を。子どもの安心安全という部分で議論していただければいい一般質問になるかと思います。
山田辰也議員。
60:
◯山田辰也議員 市民は、議員の情報より少ないのです。だから、私が聞くところによるとね、小さなところは統廃合と、先日、話がありましたね。国からの指針も出ていると。そういうことを考える前にこの給食の会議だけ進めていくって、おかしいですよ、普通は。子どもが減ってどうしようもなくなった。そういう状態で始めていくのはいいのですよ。
それでは、今の考えは、正論ばかり言って、小さなところもドライ方式、ブースも分ける、平等にやる。3人いる学校も同じ平等だ。大きな学校だからドライ。今、自校方式がはやっているのですよ。もう無理やりセンター方式に持っていくという感じがすると言っているのです。
これはもうすごく前なのですけど、考えよう、子や孫に負担をかけない新庁舎。当時、市長は、新庁舎を造ると新城市がはやると言ったのですよ。今、お店どんどんやめてっちゃいますよね。先を見る目が間違っていたのですよ。
じゃあ、先ほど、市民には十分な説明をこれからしていくというところに入っていきたいと思いますが、今までに不手際があって、先ほど、附帯決議を出したからっていう謝罪がありました。
ほかに不手際とかミスはここまでの間になかったのですか。分かる限りで教えていただきたいのですが、いかがでしょう。
61:
◯長田共永議長 山田議員に申し上げます。市長と言われたのは当時の穂積市長のことだと。最後、多分言うと思いますが、語句の間違い等は、私が精査いたしますので気をつけていただきたいと思います。お願いいたします。
答弁のほうお願いいたします。
62:
◯山田辰也議員 いいですか。
63:
◯長田共永議長 答弁のほうです。
鈴木教育部長。
64:
◯鈴木隆司教育部長 どの時期からどの時期を捉えてミスがあったかというのは、今ちょっとよく分かりませんでしたが、市民の皆様に御迷惑をかけるようなミスは、謝罪をさせていただいて以降、ございません。
65:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
66:
◯山田辰也議員 この事業が始まってからと、先ほど言ったのです。大きなミスはなかったというわけですね。伺います。ミスがなかったか。
67:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
68:
◯鈴木隆司教育部長 始まってからということであれば、謝罪をさせていただいたような、書類を紛失したというようなことはございました。
69:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
70:
◯山田辰也議員 私が知っている限り、当初に、同調理場建設予定地に県の用地を含めて設計してしまった。これで大きなお金が出ていく。間違えた。こんなイージーミスが出て余分なお金がかかって、これは大きなミスだったのですね。それは間違いないですか。
71:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
72:
◯鈴木隆司教育部長 今、議員が御発言のことについて、間違いありません。それを踏まえて、今後そういうことがないようにというようなことで、附帯決議がなされているということだと認識しております。
73:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
74:
◯山田辰也議員 附帯決議は、市民に説明ができなかった、自治基本条例に違反しているではないかというところで出しているのですよ。だから、その時は、設計事務所がおかしいと言っているのです。まずこれが一つ。県の土地も含めて設計をしてしまった後で、修正でお金がかかったのが一つ。
次が、基本設計の委託料の入札に関わる参考見積書を紛失した。公文書はなくならないのですよ、普通。で、ある人は隠蔽しているのではないの? 隠しているんではないの?こうやって言うのですよ。今のこの時代に公文書がなくなるなんていうことはあり得ないから、この担当者は処分されたと、課長が言ったのです、あの時に。普通は部長に言っていただくと思いますが、あの時は、「はい、処分しました」。どういう処分か知りません。
三つ目は、先ほど言った、自治基本条例に沿った市民への説明が足りなかった。これは三つ目です。
で、先ほど教育長は、情報はしっかり出してみんなに理解をしていただくと。反対・賛成の意見を聞きながら構築していきたいけれど、私はそんな指示も圧力もかけていないと。圧力をかけたのだったら大変なのです。
で、これを一つ聞きたいと思ったのですが、前回、6月の時に私、言い方が悪いものでたくさん消されるのですよ。たくさん。
75:
◯長田共永議長 御静粛にお願いします。
76:
◯山田辰也議員 で、市民アンケートは、○○○○知らないとか、消されて。これは議事録が、私のところだけあるのです。
2019年12月13日、これは教育会議だと思うのです。事務局より、今後の作業について弊社、これは今、契約してもうお支払いした東畑設計事務所の説明で、給食センターの整備については、教育委員会と協議の積み重ねがあり、2拠点整備から1拠点集中整備に方針を変更する場合は慎重な対応が必要。だから2拠点整備から、2拠点というのは親子方式でやるとか、二つの場所ですね。これを一つのところにしたい。1拠点集中と、これは川路のセンターですね。
このことに、公文書、この会議を知りたいということで、1月9日の会議、臨時会議だったそうなのです。新城市学校給食共同調理場整備基本設計書と、令和2年5月、新城市学校給食施設設備方針。で、この二つ目ですね。2020年1月9日、臨時教育委員会議について、資料と議事録を出してほしいということをお願いしてあって、資料の要求をしたのです。資料の要求というのは、市民が望んで、市民の利益を考えた請求です。情報は市民にとって利益なのです。議員より市民はそういう情報を知らないのです。
そこで、6月9日ですね、請求したのは5月26日、2022年ですから今年の5月26日に出して、令和4年6月9日、これは教育長から返信が来ているのです。ここに書いてあるのは、2020年1月9日開催の臨時教育会議についての資料及び議事録は、公文書を保有していないからありませんと、そういうのが来ているのです。この時も聞いているのですが、本当かなと思っていたのですが、出ていないということで、ここでは前回のときには聞いていないのですけれども、やはりこういう会議で開示してほしいことがたくさんあるものですから、この時はなかったということで、認識しておりますでしょうか。
77:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
78:
◯鈴木隆司教育部長 今、山田議員がつらつらお話になられたことは、ある市民の方から情報開示請求が来ている案件でありますので、山田議員からの情報開示請求の案件ではありませんので、この場ではお答えできません。
79:
◯長田共永議長 山田辰也議員に改めて申し上げますが、先ほど議事録と言われましたが、あれは議会運営委員会において、山田議員の発言に対する削除部分の音声起こしですので、正式なものではございませんので、その辺、私のほうで対応いたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、山田辰也議員、2件の質問を出されておりますが、別に1件で終わってもらっても構いませんので、そちらは御本人の御判断にお任せいたします。
山田辰也議員。
80:
◯山田辰也議員 今、つらつら言ったというふうな言い方をされたのですけれども、非常に気分が悪い言い方です。私が出していないから答えられないということですね。そういうことです。だから言わせてもらいます。会議があったのかなとここで聞いたのですが、なかったということで、議事録がなかったということでよろしいですか。
81:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
82:
◯鈴木隆司教育部長 先ほどお答えしたように、ある市民の方から情報開示請求が来ている事柄でありますので、今この場でそれがどうであったかということはお答えできません。
83:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
84:
◯山田辰也議員 その市民の方が、開示していない理由としては、資料及び議事録を作成していないと書いてあるのです。ということは、なかったわけですよね。もう一度伺います。
85:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
86:
◯鈴木隆司教育部長 その回答については請求者の方に御回答いたします。
87:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
88:
◯山田辰也議員 ここに書いてあるのですよ。議事録及び資料がないと書いてあるのです。ないのですよね。伺います。
89:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
90:
◯鈴木隆司教育部長 繰り返しで恐縮ですが、その請求者の方と山田議員との関係がはっきりいたしませんので、お答えできません。
91:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
92:
◯山田辰也議員 請求者から僕は頼まれたのです。委任状がないから答えられないということですか。ここに書いてあるのです。資料及び議事録は作成していないと書いてあるのです。いないということですね。
93:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
94:
◯鈴木隆司教育部長 まずは請求者の御本人に確認しないと事実関係がはっきりしませんので、そこの点、よろしくお願いいたします。
95:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
96:
◯山田辰也議員 本人から言われているのです。資料及び議事録を作成していないために公文書は出ませんと言っている。だから、作っていないということだけでいいのです。それだけお答えくださいよ。それだけでいいです。
97:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
98:
◯鈴木隆司教育部長 繰り返しで恐縮ですが、請求者の方と山田議員との関係がはっきりしませんので、請求者の方に確認してから対応したいと思います。
99:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
100:
◯山田辰也議員 それでは困るのですよ。これは安形教育長の名前で、開示しない理由は、資料及び議事録を作成していないと言っているのです。いない。分かります? ではここに議事録が出ていないというのは、私には言えない。本人に言える。そんなことも答えられないようで。だから私は不誠実だと言っているのです。もう1回聞きますよ。ここに書いてあることは、それでは本人だけですか。これは公文書ですよ、公文書。部長よく見てください。
〔資料提示〕
101:
◯長田共永議長 山田議員に申し上げます。今議論が平行線をたどっておりますが。
102:
◯山田辰也議員 分かりました。
103:
◯長田共永議長 よろしいでしょうか。これは時間がもったいないと思います。
山田辰也議員。
104:
◯山田辰也議員 端的に言わせていただきます。この議事録を作成していないというのをもらって、先日ある方から、匿名の電話が来たのです。資料はあると言っています。資料があるのに、ここにはないと書いてあるのです。なんでです。なんでなのですか。本当なのですか。教えてください。
105:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
106:
◯鈴木隆司教育部長 先ほどから言っておりますように、請求者の方にまずは御回答するというのが筋だと思います。
107:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
108:
◯山田辰也議員 これ以上言っても答えは同じですけれども、電話があって、公文書の回答は、資料及び議事録を作成していないために出せないと言いながらも、実はあります。だから、これは一度取り下げてください。新しく出したら、資料は出ますよと。
公文書を管理していないのですか、教育委員会は。管理しているのですか、管理していないのですか、お答えください。
109:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
110:
◯鈴木隆司教育部長 庁内に公文書の管理の規程がございますので、それに沿って管理をしております。
111:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
112:
◯山田辰也議員 では、これを取り下げて、もし新しいものが出てきたら、この時はなくて次から出た。市民にとって不利益なことは出さない。こう思われても仕方ないですよね。逆の言い方をすると、教育委員会が出した公文書、一度うそを書いて、次は本当になる。市民のために出すはずなのに、こんなことをやっていいのですか。今言ったのは、事実関係を確認するだけではなくて、これを取り下げて、もう一度出した時に、出てきた時に、責任はちゃんと、まあ責任は私が取るわけではないですけれども、そういうことがあるのですかね。私は聞きたいですよ。どうなのですか。
113:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
114:
◯鈴木隆司教育部長 何度もで恐縮ですが、請求者の方にまずお答えするのが筋だと考えております。
115:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
116:
◯山田辰也議員 では次にこの請求者に聞いた資料をまた出しますね。やはりあの時はそうなんだったと。
次、あと3分ですが、二つ目に行きます。
高速バス山の湊号について。
117:
◯長田共永議長 山田議員に申し上げます。答弁が途中で切れる場合がございますので、その点を胸に2問目に行ってください。なお、理事者側についても、答弁のほうは時間までとしていただくということで御理解をお願いいたします。
118:
◯山田辰也議員 多くの市民より運行反対の意見が出されておりましたが、この事業、地域間幹線系統整備補助金のめどが立ったと聞いております。いまだ明確な説明は議会のほうにありませんが、以下、伺います。
(1)地域間幹線系統補助金の申請結果は。
(2)現在の利用状況は。
(3)令和3年度の総運行事業費は。
(4)令和4年度の予定運行事業費について。
4点伺います。
119:
◯長田共永議長 小林総務部長。
120: ◯小林義明総務部長 高速バス山の湊号についてお答えをします。
(1)地域間幹線系統補助金の申請結果ということでございます。
高速乗合バス山の湊号に係る地域間幹線系統補助金につきましては、道路運送法第4条の許可を受けて運行している運行事業者が、補助金の交付申請を行います。
令和3年10月から令和4年9月までの運行に係る令和4年度分につきましては、令和3年6月に開催しました愛知県バス対策協議会におきまして、地域間幹線系統の位置づけについて承認を受け、愛知県を通じて運行事業者が令和4年度地域間幹線系統確保維持計画を提出しております。
今後は、対象期間内の実績に基づきまして、令和4年11月に国及び県に申請を行い、令和5年3月末頃に補助金が確定する予定となっています。
なお、令和2年10月から令和3年9月までの地域間幹線系統補助金については、令和4年3月に運行事業者が交付を受けております。
(2)現在の利用状況は、につきましては、令和4年4月から7月までの利用状況につきましては、4か月間で6,082人、1便当たり平均乗車人数は8.3人です。
前年4月から7月までの4か月間の利用者数が3,663人、1便当たりの平均乗車人数が5人でありますので、利用状況は順調に伸びていると感じております。
(3)令和3年度の総運行事業費は、ということでございます。
令和3年度の運送収入額や地域間幹線系統補助金を含まない総運行事業費につきましては、約4,670万円です。これに対し、令和3年度の運送収入額や運行事業者が交付を受けた地域間幹線系統補助金等を差し引いた市の負担額は、約2,083万6,000円でございました。
(4)令和4年度の運行予定事業費ということでございます。
令和4年度の運行予定事業費につきましては、約4,741万5,000円となっています。これに対し、令和4年度の運送収入額、運行事業者が交付を受けた地域間幹線系統補助金の額を見込み、当初予算として、高速バス運行委託料2,260万4,000円を計上しております。
以上でございます。
121:
◯長田共永議長 山田辰也議員。
122:
◯山田辰也議員 時間をうまく調整できなくてすみません。また次回お願いします。
123:
◯長田共永議長 山田辰也議員の質問が終わりました。
議長から申し上げます。先ほどの山田辰也議員の発言におきまして、録音を調査の上、不適切発言があった場合には、議長において措置します。
以上です。
~~~~~~~~~~~~~~~~
この際、再開を11時10分とし、休憩します。
休 憩 午前11時01分
再 開 午前11時10分
124:
◯長田共永議長 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を続けます。
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次に、2番目の質問者、滝川健司議員。
滝川健司議員につきましては、本日は欠席ですので、新城市議会会議規則第51条第4項の規定により、次の質問者に移ります。
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次に、3番目の質問者、柴田賢治郎議員。
125: ◯柴田賢治郎議員 9月が防災月間ということもあり、まずは防災意識を持って質問をいたしたいと思います。
さて、災害は時を選びません。この7月には、静岡東部で地震があり、同日に九州では桜島の噴火警戒がレベル5に引き上げられたことがありました。富士山の噴火とともに南海トラフ地震がいよいよ来るのではないかというような声も上がっておりました。
私も議員生活の中で、平成23年の東日本大震災の時に、広域防災の大切さ、また当市からも隊員の方が後方支援に行き、その受入れ態勢を視察させてもらいました。
また、平成28年の熊本地震においても、その災害時における避難状況を見てまいりました。そこではマイカー避難ということで、新しい形の避難もあり、またそのような受入れ態勢を強いられる行政の状況を見てまいりました。
そこで以下、伺いたいと思います。
基幹的広域防災拠点候補地として当地の新城総合公園が挙がっていますが、その整備計画があるのか。また、愛知県基幹的広域防災拠点の設置が当市にあり得るのか、伺いたいと思います。
(2)熊本大地震発生時には、プライベート空間を確保するために避難所でマイカーを用いた避難形態がありました。当市での受入れ態勢を伺います。
(3)被災者への物資供給のシナリオを伺いたいと思います。
126:
◯長田共永議長 小林総務部長。
127: ◯小林義明総務部長 本市におけます大規模災害時におけるシナリオについて、御質問いただきましたのでお答えをいたします。
(1)基幹的広域防災拠点候補地として、当地の新城総合公園が挙がっているが、その整備計画、また、愛知県基幹的広域防災拠点の設置が当市にあり得るかどうかという御質問でございます。
まず御質問いただきました基幹的広域防災拠点でございますが、都道府県単独では対応不可能な、広域あるいは甚大な被害に対しまして、国及び地方公共団体が協力して応急復旧活動を行う目的で、司令機能、支援部隊のベースキャンプ地、支援物資輸送ターミナル、災害医療の広域搬送センター等を備え、全国からの支援を受け入れ、被災地域へ供給する後方支援活動を実施するための拠点のことでございます。
この基幹的広域防災拠点の候補地につきましては、国が計画、設置するものであることから、愛知県のほうに確認をしましたところ、愛知県が2011年に、その時想定されました、東海・東南海・南海地震に備えまして、中部圏の中核自治体として、国に対し基幹的広域防災拠点の早期整備を要請する整備構想案作成のため、候補地調査を実施し、その候補地として、新城総合公園を挙げられたということでありました。
今回の計画については、この新城総合公園は候補地となってはおりませんし、整備計画もないということでありました。また、同じく愛知県基幹的広域防災拠点の設置についても、新城総合公園は対象地ではないということであります。
続きまして(2)の、本市での災害時の避難所における車中泊避難についての受入れ態勢についてでありますが、新城市避難所運営マニュアルにおきまして、車中泊避難者についての取扱いを記載しております。
避難所では、避難所担当職員がサポートし、避難者などで構成する避難所運営委員会を立ち上げます。その避難所運営委員会では、班をつくり、分野ごとに担当する業務を決め、車中泊避難者についても屋外支援班が担当することとしています。車中泊避難者についても、通常の避難者と同様に避難所利用者登録票を提出していただくことで、滞在者の情報を把握いたします。これによりまして、避難所に配布される食料や物資についても、配布することが可能となります。
現在、指定している避難所の多くは学校のため、基本的には駐車場はありますが、一部の公民館等では広い駐車場がない施設もあります。また、車による避難でありますと、エコノミー症候群の発症の恐れもあります。
本市では、避難所でのプライバシー空間の確保のために、プライバシー保護パーテーションや屋外用テントの備蓄もしています。
続きまして、(3)被災者への物資供給のシナリオを伺うということでございますが、市では、災害が発生しますと、新城市災害対策実施要綱に基づきまして、災害対策本部を立ち上げます。物資の供給については、産業振興部を中心とした食料物資調達班で、物資供給に関する業務を担当することと決めております。
災害の発生時、避難所に避難した方や、避難所以外の場所に滞在する避難者に対しまして、防災倉庫や各避難所の倉庫に備蓄しております備蓄品を公用車などで配送を行います。
また、大災害時には愛知県広域受援計画に基づきまして、発生3日後以降には、プッシュ型で国や県から物資供給が行われることになっております。
物資はまず、豊橋市にあります豊橋市総合体育館のほうへ輸送され、その後本市へは、新城市災害時受援計画に基づきまして、地域内輸送拠点として定めております新城総合公園および新城市役所東庁舎へ配送されます。その後は市内の指定避難所へ配送することになっております。
また、避難所からのニーズについては、各避難所に配置している避難所運営委員会が集約いたしまして、災害対策本部へ報告を行ってもらうことになっています。依頼された物資を備蓄していれば供給を行うということですが、物資がない場合もあります。そのような場合に備えまして、市内のスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどと災害時における物資調達に関する協定を結んでおります。不足している物品を調達できるように備えております。
また、配送できる職員や公用車にも限りがあります。運送事業者とも災害時における物資の輸送等に関する協定も結んでおり、調達できた物資が滞ることがないように備えております。
毎年、職員の訓練としても、災害対策本部の運営訓練を行い、与えられた課題をどのように配送を行うのか、シミュレーションを行っております。また、国が導入しました物資調達・輸送調整等支援システムの操作訓練を、食料物資調達班または避難所担当職員に実施している状況であります。
以上でございます。
128:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
129: ◯柴田賢治郎議員 一つ今、基幹的広域防災拠点候補地の今後がないということを確認させてもらいました。ただ、過去にも何か候補地になったことがないというような発言だったように私は聞こえてしまったのですけれども、私のほうの資料でも、防災安全局防災部防災管理課のほうが出している書類にも、一度は拠点として候補地になったというような書類も、世の中にはあります。
130:
◯長田共永議長 柴田議員。答弁で、候補地として新城総合公園が挙げられたということでありますと。
131: ◯柴田賢治郎議員 あったと言いました。ごめんなさい。
132:
◯長田共永議長 との答弁でございますので、それを踏まえて質問のほうをお願いいたします。
133: ◯柴田賢治郎議員 過去にはそういう候補地にあったことがあります。その中で、2025年までに、愛知県は豊山町にて大規模な広域防災拠点を整備するということを発表されました。それについて、新城市の総合公園という候補地がどのような影響を受けるのかというのは今ないということを受け、ということでいいのかなと思うのですが。
ただ、一度はここで候補地に挙がったようなものであり、また、この地域の防災においても、同じく後方支援の受入地としての必要性は、まだまだ存続しております。そのようなことを踏まえて、形は変われど、その機能の誘致をしていく思いがあるのか、伺いたいというように思います。
134:
◯長田共永議長 小林総務部長。
135: ◯小林義明総務部長 先ほどの基幹的広域防災拠点、これについては、かなり大がかりで国が設置をし、今、議員がおっしゃられたとおり豊山町周辺を整備して、後方支援、全国から送られてくるいろいろな物資の拠点にする。先ほど言われた総合公園については、新城市にとっての大きな物資拠点であり、それから、例えば災害活動拠点としては、南海トラフ地震における愛知県の受援計画とか、新城市の受援計画においては、物資拠点であったり、それから緊急援助隊、警察の災害派遣隊、自衛隊等の活動拠点であるということで、新城市にとってもこの総合公園は非常に重要なものというように捉えています。
ただ、先ほどの計画の中では、少し国のほうの考え方が名古屋の周辺に大がかりな拠点を作って、そことの連携は今後もやっていくということでありますので、今後、その計画の実行に当たって、どう総合公園または新城市との関連性があるかというのを注視していきたいと思っております。
以上です。
136:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
137: ◯柴田賢治郎議員 そのような中で、新城市が受託した広域消防事務を、今の場所、平井にて業務を始めたのが平成20年でありました。防災センターは平成16年度から整備が進み、拡張性を期待してできた施設であります。それは新東名新城インターを利用した広域のつながりを、奥三河への対応を考え、その可能性も含めた防災体制を確立するために、可能性がある場所として設置されたものであるというように覚えております。
その中で、その後、平成23年には東日本大震災を受け、翌年は基幹広域防災拠点候補地調査が行われて、新城総合公園もその一部として調査がされているというように認識しております。
平成24年に新城のほうも候補地として名前が上がり、10年がたつわけなのですけれども、やはりこの広域の受入れというところで、豊山町のほうが決まっていく上では、新たな受入態勢というのを整えていく必要があるというように思っております。
その中で、この地域が候補地として挙がった理由としては、やはり防災センターがあって、ヘリコプターの訓練もしております。今回、豊山町のほうでは、航空機を使った、また新東名などを使ったダブルアクセス、その優位性が問われて候補地となっております。またこの新城においても同じことが言えるというように思っております。
そういう意味では、東高校の跡地、やはりあの地域で防災センターとの関わりを持つとするならば、全国から後方支援を受け入れるにおいても重要な場所として、可能性があるというように思うのですが、そのような検討はされないのか伺いたいと思います。
138:
◯長田共永議長 小林総務部長。
139: ◯小林義明総務部長 今、東高校跡地というお話がありました。今は、検討を進めているということでありますが、そういった中で、そこを防災拠点にするという案が上がってくればまた検討ということになりますが、今現在におきまして、先ほど言ったように、新城総合公園を、新城市にとっては一つの大きな防災的な空地と言うのですか、いろいろな活動の拠点という形で位置づけておりますので、特に今すぐ東高校跡地をそこにというような検討はしておりません。
以上です。
140:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
141: ◯柴田賢治郎議員 先ほども言いましたが、新東名のアクセスの良さ、こちらのほうも含めて、この後方拠点の設置がなされるのであれば、やはり急傾斜地がある新城総合公園よりも、こちらの平地のほうがより確実性が高いというように思っております。
そのような中で、東日本大地震発生で、東日本管内で、全体で20路線、854キロメートルの区間に甚大な被害を受けた高速道路でありましたが、翌日の3月12日、1日置いて、緊急車両の通行を可能とする仮復旧を完了とされました。本当に早い復旧であったというように思っておりますし、当市においても、後方支援を出すに当たって、その辺のやり取りがあったというように覚えております。
そのように、高速道路のほうが受入態勢が可能になっても、この当地においてその受入れができていない状況であると、やはり、せっかく向こうのほうで派遣していただいても受入れができないという状況も生まれてきております。そのことを考えれば、やはりこの平地のほう、アクセスの良さ、その辺で、一度は新城市として、今ある愛知県の東高校跡地、県の財産でございます。行政目的を変えることを含めて、提案というのをするべきではないかなというように思うのですが、いかがでしょうか。
142:
◯長田共永議長 小林総務部長。
143: ◯小林義明総務部長 先ほども申しましたが、東高校の跡地については今、様々なところで検討を始めておりますし、まちづくり集会についても、またこの9月に行われる予定であります。それを受けて今後の方針を決めるということであります。
ただ、先ほどから申しておりますが、議員が言われるように、確かに新東名の新城インターというのは災害時の拠点であります。そういう意味であれば、別に東高校でなくても、今、その近くに総合公園、これについては、確かに土地の道路の云々、例えば、丘陵、裏に山を少し控えているので崩れる云々というのはあるかもしれませんが、広い場所、それからいろいろな受援計画等に位置づけられているところを考えますと、新城総合公園というのは十分活動の拠点になるというように私は思います。
以上です。
144:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
145: ◯柴田賢治郎議員 それでは、新東名のほうのことはそのように思われているということで、もう一つ、航空関係、今、防災センターはヘリコプターの訓練もしております。ヘリコプターの受け入れというところで、新城総合公園のほうは既にそのことも考慮されているということでよろしいのでしょうか。
146:
◯長田共永議長 小林総務部長。
147: ◯小林義明総務部長 正直言いますと、災害時、ヘリコプターについてはどこでも下りられます。ヘリポートという観点で言われたかとは思いますが、ヘリポートを設置するには、入射角、出射角、いろいろ制限をして作るということであります。そういう意味では、防災センターはヘリポートを用意してあります。総合公園については、特にヘリポートという観点ではありませんけれども、自衛隊等、緊急消防隊等の拠点ということでありますので、緊急時にヘリポートとしての役割をなすものと理解しております。
148:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
149: ◯柴田賢治郎議員 そういう意味でも、この豊山町の防災拠点との連携というのは、今一度深く考えていただきたいというように思っております。やはり物資の運搬においても、今言ったように、東名を使ったものだけではなく、航空機を使うがために空港の近くに設置されたということを含めて、また、東日本大震災のことを踏まえて、ボランティア活動のベースキャンプ地としての受入れも、豊山のほうは予定しております。また、当地もそのようなことになっていると思っておりますので、今一度、そのことを含めて考えていただきたいなというように思います。そして、その中で東高校跡地も除外することなく、候補として考えていただけるような状況をつくっていただきたいというようには思うのですが。
先ほどの2問目のプライベート空間、熊本地震発生時の、プライベート空間を確保するために、避難所でマイカーを用いた避難形態についてのことでありますが、当地としても、運営の委員会をつくってやられるということで、確認させてもらいました。ただ、他地域の実績の、訓練の結果とか、その辺の対比があったのか、その辺を伺いたいと思います。
150:
◯長田共永議長 小林総務部長。
151: ◯小林義明総務部長 車での避難訓練、車で避難していただいて、そこで例えば何かをしてもらうというような訓練は、多分、今までしたことがないと思います。
152:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
153: ◯柴田賢治郎議員 同じく、南海トラフの発生を踏まえて、令和2年には高知県のほうで、車内泊受入訓練というのをされております。他地域としては、マイカーの受け入れについての態勢も、実際に訓練を踏まえてノウハウを蓄積されているところがありますので、今言ったように、もし新城総合公園であるならば、もしくはそれを想定するものであるならば、何らか、その辺のノウハウを蓄積していただきたいというように思っております。
コロナにおけるプライベート空間の確保ということにおいても、マイカーでの避難というのは重要視されておりますし、またその中では、エコノミー症候群を含めたPTSD等の二次災害、それをいかに少なくするか。まだまだやはり現地としてはノウハウを取るべきことはあると思いますので、その辺もよろしくお願いします。
その上で、被災者への物資供給のシナリオということでは、先ほども言いましたが、緊急車両はもう翌日には通ったのですが、物資の調達ということでは、2週間ほどかかっていたのではないかなというように、当時を振り返ると思います。そのような中で、やはりマイカーで、このインターの近くに来ていただけるということは、そこから配給というのも、リスクも減ってきますし、可能なことが多くなるのかなと思えば、そのことを踏まえた態勢を取れるのか。運営委員会に任せずにそのシナリオを作ってあるのか、伺いたいと思います。
154:
◯長田共永議長 小林総務部長。
155: ◯小林義明総務部長 今、議員のお話の中で少し訂正させていただきたいと思います。総合公園はあくまでも活動拠点でありまして、避難所として使うわけではありません。なので、マイカーにしても、新城市民の方が避難していただくのは、基本的には避難所を中心としておりますので。物資については、外から来る物資は総合公園に集まりますが、実際そこで配布するわけではなくて、そこから各避難所への物資供給をしていくと、そういう流れになります。ですので、基本的には、各避難所へマイカーで来ていただく。または、徒歩で避難していただくということになりますので、よろしくお願いいたします。
156:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
157: ◯柴田賢治郎議員 そういう意味では、平成28年になりますが、熊本大地震の時に、私も被災地のほうを見て、その時はやはりマイカー避難の先駆けであったのかなというように思うのですが、当時言われていたことは、やはりマイカーで避難するに当たっても、燃料の供給、ガソリンの消費というのを考えると、それを受け取れる態勢のところに持っていかないと、避難すること自体が難しくなってしまうということがありましたので、やはり現状、ガソリンスタンドも少ないこの地域においては、何らか、そういうことを踏まえた避難所の検討というのが必要ではないかなというように思います。
それと同時に、そういう人たちが集まってくれば、今言ったように、物資の供給というのも、態勢を整えて、態勢を変えていかなければいけないということも思いますので、改めて、そのシナリオを作っていただけるか伺いたいと思います。
158:
◯長田共永議長 小林総務部長。
159: ◯小林義明総務部長 時によって、時代によって、いろいろ避難者の形が変わってくるということであります。特に今、議員御指摘のように、いわゆるキャンピングカーではないにしても、ワゴンタイプの車とかで避難をされるというようなケースはよくあるかと思います。時代に合わせて、今のところはあまり車での避難に対応するというのは、一応、できるようにはなっておりますが、例えばそれを特化したような形で検討はしておりませんので、今、議員御指摘のように、今後の対応をいろいろ検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
160:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
161: ◯柴田賢治郎議員 先ほども言いましたように、同じ南海トラフを懸念されている他の自治体では、そのことも踏まえたシナリオもつくりはじめておりますので、よろしくお願いします。
それでは2問目に移ります。
これは、人口減に対して、当地の開発の難しさに起因しているということではないかというように思っております。都市開発のことでございますが。
その中で、私は新城にて3人の子どもを育てている父親でありますが、一番上の子は中学生になります。その子が、お父さん、新城って人口増えてるのと聞いてきました。それは、学校に入った時は82人の同窓生が85人になったということだそうであります。それは局地的なものかもしれません。しかし、子育て世代が当地を移住地として選べる状況を整えていくことが、人口減少に対する対策になっていくことを垣間見た瞬間でもありました。
また、他地域では都市開発を行政が取り仕切って人口増に取り組んでおられます。当市として、規制のための都市計画が練られることばかりで、開発に目が向いていない、そのようにも感じております。
そこで、以下、伺います。
人口流入を促せるような、安価な住宅地の供給を考えているのか伺いたいと思います。
当市における都市再生整備計画があるのか伺います。また、社会資本総合整備計画について伺います。
有海緑地公園の工業用地転用の可能性について伺います。
162:
◯長田共永議長 天野建設部長。
163: ◯天野充泰建設部長 それでは3点、御質問をいただきましたので、都市開発の在り方についてお答えのほうをさせていただきたいと思います。
1点目、人口流入を促せるような、安価な住宅地の供給を考えているかということでございますが、本市では、都市計画マスタープランに基づき、用途地域の見直しや市街化調整区域における地区計画ガイドラインの作成など、土地利用の促進に向けての取組を進めているところでございます。
また、住宅整備を行う手法といたしましては、区画整理事業がございますが、現在、土地地区画整理事業を実施している地区はございません。
土地区画整理事業に代わる事業として、現在、進めているのが、狭あい道路整備事業でございまして、生活道路を整備し、住民の皆さんの安全安心な環境を提供するとともに、低未利用地の利用促進を目的にしており、既に整備が完了した路線では、これまで有効活用されていなかった土地に住宅の建設も見受けられるようになっており、市街化区域内における住宅地の供給に大きく寄与するものであると考えております。
また、市街化調整区域においては、優良田園住宅の建設の基本方針を定めておりますが、策定から10年ほど経過しておりますので、より利用されやすい制度となるように、見直しに向けて関係機関と協議をしていきたいと考えております。
2点目、本市における都市再生整備計画があるか。また、社会資本総合整計画についてということでございますが、本市では、昨年度、新城市中心核のグランドデザイン2040を作成しております。また本年度は、居住機能や都市機能の誘導によりコンパクトに集積したまちづくりの推進のため、立地適正化計画の策定を進めています。この計画の推進状況を踏まえ、都市再生整備計画の作成を検討してまいります。
社会資本総合整備計画につきましては、第3期愛知県地域住宅整備計画をはじめ7計画を策定しており、狭あい道路整備事業や市営住宅の管理事業、交通安全対策事業、下水道事業などを実施しております。
3点目、有海緑地公園の工業用地転用の可能性についてでございますが、有海緑地公園の企業用地への転用の可能性につきましては、平成30年度に庁内において検討した経過がございます。その中で、幾つかの課題が明らかになっております。
主なものを挙げますと、1点目が、当公園は都市公園法に基づく都市公園であるため、企業用地に転用するに当たっては、法に基づき、当公園に代わる都市公園を別に設置する必要がございます。
2点目は、現在、スポーツ施設として多くの市民団体の方々が利用されていますので、利用される方の御理解と、それと代替施設の整備が必要であると考えております。
3点目が、同敷地内には、有海企業団地内の企業に給水している工業用水の配水施設がございますので、この配水施設の取扱、その辺りも検討する必要があると考えております。
これらの課題が解決されれば、当公園の企業用地化というのも可能であると考えています。
以上でございます。
164:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
165: ◯柴田賢治郎議員 人口流入を促すような安価な住宅地の供給を考えているのか伺う、というところでございます。
私は今までもこのようなことを言ってきました。なかなか伝わらないので、今回は市民の声をストレートに伝えたいと思います。新城市は、新しく住宅地として供給できる土地がないと言われております。子どもたちを地元にとどめたいと思い、自分の土地を住宅地として分け与えたくてもそれができない。都市計画は理解するが、それが市外に子どもが流出してしまう理由にしかなっていないと言われる市民もおられます。
そのような方に対してどのように答えるのか、1回、そのことをストレートに聞いてみたいと思います。
166:
◯長田共永議長 天野建設部長。
167: ◯天野充泰建設部長 今、議員さんが、市民の方からのお声ということで例をお示ししてくれたわけですけれども、私どものほうにも、同じような御意見、声というのは耳にしております。特に市街化調整区域において、息子さん方が分家住宅を建てようとした場合、いろいろな規制の中でそれがかなわない場合があるというところでございます。
ただ、今のような場合でいきますと、やはり今の制度でいきますと、一番建てられる方法というのは、この分家住宅の制度、その要件にはまる中で、できるだけ建てられるような制度づくりになっているところではございますが、どうしてもその中で、要件に当てはまらない場合がございます。それが例えば、昔から、線引き前からそこには住んでいなかったであるとか、どうしてもそういう要件にかからないという。今現在はそういう状況でございますので、少しでもそういった要件が緩和できるように、現在、優良田園住宅の制度の見直しのほうを検討しておりますので、その中で、少しでもそういった、今建てられない要件がクリアできるような方法を検討していきたいと考えております。
168:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
169: ◯柴田賢治郎議員 私たちも単発的にそのような相談を受けることがありますので、トータル的な話ができていないのですが、やはりこの辺というのは、そのような苦情が幾つあって、どんな問題があったのか、その辺のデータづくりをして、解決に向けてそれぞれの部署の連携を取ってもらうというのが大切ではないかと思いますし、やはり一概に規制を説明するのではなくて、それをどう解決するのか、その辺の指導をしてもらえるような、またそれを伴った制度の改正をしていただけるような、そのような方向を持っていただきたいというように思っております。
今も言ったように、開発コンサルタントですか、開発する会社が住宅を用意してということは実際、進んではいるのですが、やはり昔から、自分の子どもを手元に置きたいという親御さんたちが、その辺で一番苦労されている、目の前でそれができていけば、実際、人口の流出も防げた状況も多々あるというように思いますので、その辺について今一度、力を入れてもらいたいと思いますが、可能でしょうか。
170:
◯長田共永議長 天野建設部長。
171: ◯天野充泰建設部長 特に新城に一番愛着を持っていただいているのはどういった方かと考えますと、やはりこの新城で生まれ育った方、そういった方々が、本来は新城に住みたいにもかかわらず、そういった事情により、新城に住まずに出ていってしまう、本当に残念であるし、そういったところは大きな問題だと考えておりますので、できるだけそういった現状を踏まえた中で、改善できるように努力をしてまいりまいりたいと思います。
172:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
173: ◯柴田賢治郎議員 先ほど、民間企業のほうに対する規制も順次、制度を使いながら良くしていただいているということを確認させてもらいました。
ただ、やはり、見渡すと土地はあるけれど、まだまだ開発のほうが進んでいない状況があるかと思います。民間の人が言われるのは、やはり規制の中をクリアしていくと、結局高い土地になってしまって、他地域との競争性を持てないということを言われております。
その上で、安価にするというのも、行政も一緒になって考えて、その辺の規制の緩和等を進めていく必要があるかと思いますが、いかがでしょうか。
174:
◯長田共永議長 天野建設部長。
175: ◯天野充泰建設部長 今のお話は開発企業、業者さんが行う開発に対しての御質問だと思いますけれども、もちろん、安い高いというのは、やはりそこでの需要であるとか供給のバランスによって決まってきますので、なかなかどういう状況が安いのか高いのかというのは難しいところもあるのですけれども。ただやはり、活性化、土地の利用促進を図るということを積極的に行っていくというのが、今回、新城市の都市計画マスタープランでも、そういったところを踏まえて、151号沿線においてはそういった土地利用の促進を図るということをしっかりうたって、そういった目的に向けて施策等を考えておりますので、議員のおっしゃるように、できるだけそういったことが活性化されるような施策等を考えていきたいと思います。
176:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
177: ◯柴田賢治郎議員 都市計画のほうも、都市再生整備計画があるのかということを伺いまして、現状、まだまだこれからつくっていくところだよというお答えだったのかなというように思います。
それもこれも、やはりそれに対する後々の交付金、助成金とか、その辺の活用があるのかということにもなってきますので、それらの社会資本のほうは、七つあるということで、活用されていると思いますが、当市として、都市政策のほうでも、交付金措置を受ける、そのような準備があるのか伺いたいと思います。
178:
◯長田共永議長 天野建設部長。
179: ◯天野充泰建設部長 この2問目の御質問の中でも、都市再生整備計画というものにつきましては、具体的な整備に当たって、都市再生計画のほうを作成することによって、次に社会資本総合整備交付金のほうを受けられるというような流れになってまいります。
従いまして、都市施設の中で、今後、具体的な実施の段階に合わせまして、こういった計画のほうを作成して事業を進めてまいります。
180:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
181: ◯柴田賢治郎議員 3問目の有海緑地公園の工業用地転用の可能性について、再質問をしたいというように思っております。
ここでまず聞きたいことは、この市が稼ぐ気持ちあるかということでございます。以前の体制では、稼ぐ力とも表現されておりました。下江市長になって、歳出の抑制がうたわれておりますが、それでも稼ぐ力が必要なことは明白でございます。
市民は市長に予算編成権や予算執行権も認めております。先ほどの給食センターや山の湊号、市長の判断で必要だと思うことを進めることは理解しております。しかしその反面で稼ぐ力を失っていないか、ないがしろにしていないかと問われたことが、この有海緑地公園の工業用地転用の話であります。
先ほど、20年という答えでしたか。私も、2019年の9月に同じような質問をさせてもらい、都市公園条例の管轄であるということは聞かせてもらっております。その時は行政目的がないと判断が難しいということを言われておりました。
今、新城市では、企業誘致をするにも提供できる企業用地がありません。この空白は、新東名新城インターができた当市にとって問題であります。常に企業誘致の可能性を探るには、やはり提供できる候補地を用意していかなければならないと思います。
このような中で、現状、一番開発しやすい場所として有海緑地公園が挙がるかと思いますが、ここで行政目的を変えてでも提供する状況があるのか。どのような状況ならそうなるのか。その辺を確認させてもらいたいと思います。
182:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
183: ◯金田明浩産業振興部長 有海緑地公園の経営と企業用地への転用ということですけれども、議員がおっしゃるように、今、企業用地につきましては、市内の用地につきましては完売ということで、ないということでございます。で、新城インターチェンジの企業団地ができても、それもすぐ完売してしまったという状況でありまして、問い合わせ等も結構あるわけなのですけれども、今回のこの御質問をいただいております、有海企業団地につきましては、平成30年度の時に、そういった企業団地内の企業さんが、敷地が狭いということもあって、近くにそういった公園があるから、その辺がうまく企業用地にできないかというような話があって、相談があって、庁内で検討してきたという経緯があるのですけれども、やはり解決しなければならない問題がいろいろあるものですから、それが解決しないと、なかなか、企業用地として考えることが難しいということで、それ以降進んでいないという状況でございます。
市としましては、一応、民間の不動産屋さんでありますとか、そういった方が、民間の力を活用して、マッチングをしていただいて企業誘致が進めばということで、今、取り組んでいるところでございます。
184:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
185: ◯柴田賢治郎議員 ここで再度確認したいと思います。先ほど三つの課題を言われていたと思いますが、幾つもということではなく、この三つ。都市公園、行政目的を変える必要があるということ。また、スポーツ、多くの利用者がいるということ。そして、代替施設の建設が難しいということ。その三つの説明を受けたかと思いますが、それ以外にあるのか、もしくはその三つを今後の課題として取り上げていいのか、伺いたいと思います。
186:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
187: ◯金田明浩産業振興部長 もし加えるということであれば、工業用水の、配水池の関係があったと思うのですが。それが、例えばそこを企業用地にしてしまうと、配水施設がどこかに移転して、扱いが変わってくるということになると、その横に農業用のため池を兼ねた調整池があるものですから、そこに水が行かなくなる可能性があるということで、そういった問題も生じてくるということです。
188:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
189: ◯柴田賢治郎議員 すみません、私も説明の書きとめがちょっとできていなかったです。都市公園、スポーツ、また工業用水の三つが理由であるということを確認させてもらいました。
先ほども言わせてもらいましたが、まずは行政目的を変える必要性、当市には十分その理由があるというように思っております。緑地を減らすということについても既に進んでおりますし、他の工場の中でも、その辺では、何らかの土地が生まれる可能性というのは既に生まれているというように思います。
それが市場のニーズに合うのかどうか、1回確認してみる必要があると思いますので。今、全くこの新城市に企業用地がないという状況を少しでも打破するためには、一度その辺の検討というのをされてみるべきではないかというように思うのですが。
あと、工業用水についても、その辺で、どのように代替できるのか。またスポーツの利用者の代替についても確認したいというように思うのですが。一つ、スポーツについては、相変わらず中学生以上の野球はできないというような状況であったと思いますが、そのことを含めて、確認させてもらいたいと思います。
190:
◯長田共永議長 鈴木教育部長。
191:
◯鈴木隆司教育部長 野球場については、今、議員がおっしゃられたとおりです。
192:
◯長田共永議長 櫻本上下水道部長。
193: ◯櫻本泰朗上下水道部長 工業用水についてですが、有海の工業用水につきましては、施設も大分老朽化しているというような現状もございますので、そういったことも含めまして、今後どうしていくかというようなことも検討が必要になってきているところですので、企業用地化に向けて、そういったところを考えていけるということもあるかと思います。
194:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
195: ◯柴田賢治郎議員 そういう意味では、市長も、稼ぐ力をいかに生かすかというところで、都市公園、行政目的を変えていく方向、その辺を持つのかということが残っているかというようには思いますが、その必要性があると私は訴えて、ちょっと違う質問をさせてもらいたいというように思っております。
先ほど出てきましたが、工業用水の取入れ口の問題が出ております。社会資本総合整備計画では上下水道のほうもカバーしている状況があると思うのですが、それらを使って、その辺の問題を解決する可能性があるのか、その辺を伺いたいと思います。
196:
◯長田共永議長 櫻本上下水道部長。
197: ◯櫻本泰朗上下水道部長 社会資本整備事業につきましては、下水道事業について交付されているものでありますので、上水、工水については対象になってはおりません。
198:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
199: ◯柴田賢治郎議員 分かりました。工業用水、それを移すことによって新たな負担というのが出てくるかと思います。
そのような中で、今までの会社と新しく入るであろう会社と、その辺の受益負担というのがどのように整合性が取れるのか。もしその辺のお考えがあるなら伺いたいと思います。
200:
◯長田共永議長 柴田議員に申し上げます。それはもう、工業用地に変えてからのお話をされているかと思いますので、その前段階に何か必要な施策があれば問うていただければと思います。
柴田賢治郎議員。
201: ◯柴田賢治郎議員 すみません、私もちょっと質問が入っていってしまいましたが、そのような中では、この有海の緑地公園以上に転用のしやすい、また資産価値としてキャシュフローができるような土地が新城市としてあるのか。その辺を1回伺ってみたいと思います。一番条件がいいのか。それともまだほかにもあるのに、そこを指摘しないのか、伺いたいと思います。
202:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
203: ◯金田明浩産業振興部長 確かに、企業用地として造成するに当たっては、今、平地になっておりますので、場所としては、有海緑地公園がいいとは思うのですが、先ほどの問題がありますのでなかなか進まないと思います。
またほかにも、市で所有する土地もあると思いますので、そういったものも検討していく必要があると思っております。
204:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
205: ◯柴田賢治郎議員 この質問の趣旨としては、この新城市で、稼ぐ力をどのように保っているのか、そのことに不安を覚えた市民の声を皆さんのほうにぶつけてみました。
そういうことに答えられるように、今一度、その辺を精査していただきたいというように思います。
それでは3問目、6次産業の推進戦略の現状について伺いたいと思います。
来年の大河ドラマどうする家康ということで、当地に対する注目が上がっていきます。それはボランティアガイドさんの対応で、このコロナ禍であってもユーチューバーの訪問が多いという状況があるということを確認しております。
長篠設楽原の合戦で、長篠城を解体し、再利用された城、新城、その城の名前を由来に持つ当市として、この戦が取り上げられるであろう放送を控え、現在の状況をユーチューバーの方々に取り上げていただけることは、非常にありがたいことだと思っております。
そのように、ボランティアガイドの皆様も、歴史的資産を使い、知識の提供に対し手応えを感じておられますが、いつも食事の提供をどのように取り計らえばよいかということを悩まれておられます。
そんなとき、この地を知りたいと思う人の思いに応えられる6次産業があればという思いに至りますが、新城市は5年も前から6次産業を推進してきました。その策定による、実るチャンスとして、今改めて戦略を確認したいと思います。私も平成30年3月議会以来の質問になりますので、よろしくお願いしたいと思います。
(1)認定事業者数の推移、動向について。
(2)成果目標に対しての変更があるか。
(3)実施事業者への支援状況と今後について、伺いたいと思います。
206:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
207: ◯金田明浩産業振興部長 それでは、新城市6次産業化推進戦略の現状につきまして3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁させていただきます。
まず(1)認定事業者の推移と動向についてでございますけれども、新城市6次産業化推進戦略が策定された平成31年3月以降に6次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定を受けた事業者はありませんが、策定以前の平成24年2月に認定を受けた事業者は、市内に1者あります。
(2)の成果目標に対して変更があるかにつきましては、成果目標である総合化事業計画の認定が得られるような6次産業化事業者を2023年、令和5年でございますけれども、3月までに3事業者以上になるように育成しますという目標についてでございますけれども、本年度が戦略の最終年度になりますので、現時点で変更することは考えておりません。
(3)の実施事業者への支援状況と今後についてということでございます。
令和元年度から令和3年度にかけまして、愛知県農山漁村発イノベーションサポートセンターの協力を得まして、6次産業化人材育成研修会を開催しております。また、事業者から具体的な相談があれば、サポートセンターを紹介し、支援を受けるようにしております。
今後とも6次産業化人材育成研修会を開催するなど、関係機関と連携を図りながら事業者を支援してまいりたいと考えております。
以上です。
208:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
209: ◯柴田賢治郎議員 推移・動向について、1件ということでございました。
ただこの1件というのは、この策定した資料に既に載っているというように思います。そういう意味では、この方針を決めてからの成果というのが1件もない状況。その上で、今年あと2件増やす状況だけが残っているというのが、今の新城市の現状ではないかと思います。
そのような中で、この中にも6次産業の難しさというのはうたわれておりましたが、では、他地域と比較というのをされたか伺いたいと思います。
210:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
211: ◯金田明浩産業振興部長 今回、市が策定しました6次産業化推進戦略につきましては、そもそも、小麦のアレルギーの方が多いということで、そういう子どもさんに対応するために、米粉を使って商品を開発しようということで、これは策定が義務づけられるというようなものではなく、それを商品開発につなげていきましょうということで、この戦略を策定しまして、進めてきたということで、試食会でありますとか、そういった、材料費等の補助を受けて実施してきたということでございます。
ですので、他市と比較するというものではなくて、この戦略を立てるといろいろな補助制度が受けられるというような内容でございますので、特に他市と比較するようなことはしておりません。
212:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
213: ◯柴田賢治郎議員 それでは改めて、東海農政局との連携がどのようにあったか伺いたいと思います。他市と比べていなくて。
214:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
215: ◯金田明浩産業振興部長 特に関係は把握しておりません。
216:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
217: ◯柴田賢治郎議員 他市と比べていないということでございますが、やはり新城市が何もしなくても、東海農政局なり、その辺が6次産業を当地にも探しに来ている状況があります。そのような中で、新城市としてもその連携があるのならば、それはそれで致し方ないことかなと思いましたが、やはりそのような努力をせずに、今の成果だけを言うのであれば、ちょっとその辺は姿勢を正すべき状況ではないかというように思いますので。
東海農政局は非常にいろいろ動いております。先ほども言いましたイノベーションのことも、アドバイザリーをつけたりとか、もはや日本国としての動きも大分変わってきております。その中で、新城市だけがその流れから取り残されるのであっては大変問題です。ぜひちょっとその辺を、今からでも連携を取りながらやっていただきたいというように思っています。
先ほども言いました愛知県6次産業化サポートセンターのほうの動きですが、そちらの方が、この新城に対して、作手の豊川・矢作川分水点のすばらしさを言われておりました。またその近くの武田と奥平との勢力争いでできた古宮城のことも言われておりました。
ここで私が言いたいのですが、サポートセンターは6次産業での歴史資源の活用を進められているということでございます。6次産業の1+2+3の3次産業は、サービス業であります。そこには、農作物が作られた場所を体験することにより共有すること、ということも含まれております。市として、農家さんだけではなくて、3次産業からの農業への参入を含めた、そのようなアイデアがあれば伺いたいというように思っております。
218:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
219: ◯金田明浩産業振興部長 市内には、この戦略による認定を受けなくて6次産業に取り組まれている方もおみえになります。トマト農家さんでありますとか、ホウレンソウ農家さんだとか、酪農家さん、お米農家さん等、この戦略の認定を受けずに取り組んでいる方がみえます。
この戦略を策定しますと、いろいろな条件を満たすことがありまして、例えば、農林水産物などや新商品の売上が5年間で5%以上増加することだとか、農林漁業及び関係事業の所得が、事業開始時から終了時までに向上し、最終年度は黒字になるようにというようないろいろな要件があって、なかなかこの認定化が進んでいないというのが一つございますけれども、市としましては、農業基本計画の中に、農業の6次産業の支援というのを掲げておりまして、特産品の開発の支援でありますとか、農畜産物加工関係の支援だとか、そういったものをしていくということで掲げておりますので、その辺はしっかり態勢を取っていきたいと思っております。
220:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員。
221: ◯柴田賢治郎議員 本当に、他地域ではそういう問題点を踏まえて実績のほうも上がっております。当市においてもその実績が上がるように、今一度強く申し上げて、お願いしたいというように思っております。
それでは時間となりますので、質問を以上としたいと思います。ありがとうございました。
222:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員の質問が終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
この際、しばらく休憩します。
午後は1時10分から再開します。
休 憩 午後0時10分
再 開 午後1時10分
223:
◯長田共永議長 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行います。
~~~~~~~~~~~~~~~~
次に、4番目の質問者、中西宏彰議員。
224: ◯中西宏彰議員 それでは早速質問のほうに入らせていただきたいと思います。
新城南部企業団地の産業廃棄物中間処理施設の環境対策についてであります。
新城南部企業団地の産業廃棄物中間処理施設における定期臭気測定において、令和4年5月31日に、2次発酵槽用脱臭棟において、約2年ぶりに規制基準値を超過し、また7月7日に実施した定期臭気測定においても、2次発酵槽用脱臭棟において、基準値を超過しました。
市が実施する定期測定において、2回連続で規制基準値を超過することは、1次及び2次発酵槽用脱臭棟が稼働している期間においては、初めてのことであると把握しています。
そこで以下、お伺いします。
(1)2次発酵槽用脱臭棟における規制基準値超過の原因は。
(2)当該事業者に対して講じた市の対応は。
(3)当該事業者の対応・対策状況は。
(4)定期臭気測定において、2回連続で規制基準を超過したことに対しての市の見解は。
(5)地域住民から悪臭苦情等の連絡状況は。
(6)多くの地域住民から同施設への搬入搬出車両からの悪臭苦情が依然として上がっていますが、その後の対応・対策状況は。
(7)新城南部企業団地の各企業からの悪臭苦情等の連絡状況は。
(8)新城南部企業団地内の各企業との情報共有・連絡会議開催等の進捗状況は。
(9)地域住民に対し、市の責務として説明等の有無は。
以上、1問目、よろしくお願いいたします。
225:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
226: ◯佐々木敏宏市民環境部長 それでは、新城南部企業団地産業廃棄物中間処理施設の環境対策についてということで質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
まず、(1)2次発酵槽用脱臭棟における規制基準値超過の原因は。これについて説明します。
時系列に沿って説明しますと、市が令和4年5月31日に定期の臭気測定を実施しました。その結果、2次発酵槽用脱臭棟において、規制基準を超過した臭気指数が出たので、事業者に対し、原因の究明と改善、臭気の低減を図るよう指導しました。
その後、事業者から、脱臭棟内の循環水の汚れが原因で、その交換頻度を上げて対応するという報告がありました。これを受けて、2次発酵槽用脱臭棟の臭気を市で再度、6月9日に測定した結果、規制基準を超過していないことを確認しました。
しかし、令和4年7月7日に実施した定期の臭気測定で、2次発酵槽用脱臭棟の臭気が規制基準を再び超過したので、本年度2回目となる改善指導書を交付し、原因の究明と改善を強く求めました。
その後、事業者から、脱臭棟にある水中ポンプの故障が原因であると報告がありました。
(2)当該事業者に対し講じた市の対応は、でございますが、事業者に対して講じた市の対応は、令和4年6月6日と7月15日それぞれで、基準値を満たす対策を講じるよう改善指導したことです。
なお、2回目の7月においては、事業者に対して、設備の抜本的な改善を設備製造業者と相談の上、講じるよう求めております。
(3)当該事業者の対応・対策状況は、でありますが、1回目の6月の報告では、循環水取替の頻度を上げて回数を多くするとし、2回目の8月では、故障したポンプの交換を実施し、循環水の状況を確認するとしています。
(4)2回連続で規制基準を超過したことに対しての市の見解は。
これについては、市が実施した定期測定において、2回続けて2次発酵槽用脱臭棟で規制基準を超過したことは、施設の保守管理に加え、設備の不具合が原因であり、決して見過ごすことができるものではありません。事業を継続する以上、事業者が十分注意して、日頃の点検をしっかりと行う義務があると考えております。市は、事業者に対し臭気の低減が図られるよう改善することを強く指導してまいります。
(5)地域住民から悪臭苦情等の連絡状況は。
浅尾議員に答弁したとおりでありますが、延べ880件であります。うち、本年度は8月末までの苦情件数は49件です。
(6)多くの地域住民から同施設への搬入搬出車両からの悪臭苦情が上がっているが、その後の対応・対策状況は。
これについては、悪臭苦情に関する搬入搬出車両への対応・対策状況でありますが、悪臭防止法に基づく臭気指数の規制は施設を対象とするものであり、車両に対するものではありません。御質問いただいたように、地域住民からの苦情には、搬入搬出時の臭いに対するものもあり、事業者に対して苦情の状況を伝えるとともに、搬入搬出時においては臭気の低減に努めることをしていただくことをお願いしております。
(7)新城南部企業団地内の各企業からの悪臭苦情等の連絡状況は。
これについては、操業から令和4年8月末までで、延べ74件ありました。うち、本年度は2件の連絡がありました。
(8)新城南部企業団地内の各企業との情報共有、連絡会議開催等の進捗状況は。
これについてお答えします。新城南部企業団地に限らず、市内企業団地内の立地企業による連絡組織については、情報共有等のため設置する必要性は認識していますので、現時点においては、引き続き、連絡組織立ち上げへの呼びかけを行っている状況であります。
(9)地域住民に対し、市の責務として説明等の有無は、でありますが、市は、八名区長会に対し、定期的に実施する臭気測定の結果をその都度伝え、市の指導や事業者からの改善等の報告もあれば、その状況を伝えております。
以上です。
227:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
228: ◯中西宏彰議員 それでは再質問のほうをよろしくお願いします。
(1)のほうで、説明していただきましたけれども、今まで当該施設の稼働後は、1次発酵槽用脱臭棟において規制基準値を超過することが本当に多かったと思います。最近、直近で、2次発酵槽の脱臭棟で規制基準値超過が見受けられて、循環水等、またポンプ等ありましたけれども、この辺の件に関しては、市のほうも立ち会われて、対応されたと思いますけれども、これは致し方ないことなのか、どのような状況で、改めて把握しているのか、認識の度合いを教えていただければと思います。
229:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
230: ◯佐々木敏宏市民環境部長 施設の設備、運転については、事業者の責務であって、悪臭についての低減を図ることも必須条項というか、あります。ですから、今言った循環水の汚れとか水中ポンプの故障といったことは決して許されるものではない。あくまで管理して未然に防ぐべきものというように認識しておりますので、強く指導しましたし、今後も指導していきたいと思っています。
以上です。
231:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
232: ◯中西宏彰議員 では(2)のほうで、当該事業者に対して講じた市の対応ということで、先ほど、指導書を出されたというようなことを言われましたけれども、それについての指導書を出して、回答と言おうか、その対応ぶりはどのようでありましたか。
233:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
234: ◯佐々木敏宏市民環境部長 規制基準値を超過したということで、それについては悪臭の指導の取扱の要領というのがあって、それに基づいて文書指導を行うということにしていますので、文書指導の内容については今の定期測定した結果、こうでしたというのと併せて、それに対する原因の究明と改善、対策を講じるようにというのは書いてありますので、その2回ともこういったことで行っているのですが、ただ2回目については、2回目であったので、もう少し強く、設備の自分たちだけでは分かりにくいことがあれば、専門家ということで、その設備に詳しい者の意見を聞いて、しっかりと対策を講じるようにという旨が書いてあります。
以上です。
235:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
236: ◯中西宏彰議員 では(2)と(3)とを踏まえまして、指導書を出したけれども、改めて文書等の回答はないということかどうかということと、やはり議会からも要望しておりますけれども、市における臭気の監視強化と言おうか、そういったものを、こういった2回続けて出たということに対しては、やはり非常に重たいことだと思いますし、しっかり指導をしていただいているとは思いますけれども、なお一層の、やはりこういったタイミングでないとなかなかそういった指導もしにくいところもあろうかと思いますので、その辺についての見解はどうでしょうか。
237:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
238: ◯佐々木敏宏市民環境部長 すみません、報告についても、文書で報告せよということで、その指導書には書いてありますので、期限を切って報告を求めるようにしています。概ね1か月以内ということなのですけれども。ただ、文書を出すだけではなくて、当然、行って、状況も確認して、担当者とも話をしてということでやっております。
それで、最初の時は、随時の測定というのを市が行って確認をして、その時は臭気は規制基準内に収まっていることを確認しました。2回目については、後だったものですから随時の測定はしていないのですが、両方とも事業者も自ら測定しております。改善報告書には、その改善報告をした後の結果ということで、事業者が委託する環境測定会社、臭気判定士等資格を持った者がいる環境測定の会社に委託して、そちらの会社の者が来て測定をしているのですが、2回目の時は、その測定にも立ち会いました。事業者の測定業者の測定をやる時もですね。
そういったことで、市のほうもチェックを何回も厳しく、何回もしつこくチェックをするということで、強く指導をしているということで、状況を説明させていただきました。
以上です。
239:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
240: ◯中西宏彰議員 そのように対応していただいているということであると、また当該事業者においても、そのようなことで、自ら動かれていることは本当に喜ばしいことでもありますし、また最後のほうの(9)のほうにも若干つながるところがありますけれども、やはりそういった企業努力もされていることも事実とすれば、そういったことも踏まえて、やはり理解、市の行政側だけが理解するのではなくて、地元にも、私たちもですけれども、そういったことが知られていけば、お互いに一歩歩み寄れる格好になろうかなと思いますので、その辺、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
で、(5)のほうで、連絡状況ということで、880件、今年度49件、違う、74件、今年度、4月以降は2件でしたか。
241:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
242: ◯佐々木敏宏市民環境部長 操業からは延べ880件ですが、今年度の8月末までの数字でございます。本年度に限って、4月から8月末までで言えば49件ということであります。
243:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
244: ◯中西宏彰議員 そういったことで、どちらにしても、臭いというものは、人ぞれぞれ感じ方もあろうかと思いますけれども、八名の企業団地内、あの近辺、また搬入排出のトラックの通った後には、臭っているという声は本当に非常に多く聞いております。そういったことで、なかなか対策等が難しい点もあろうかと思いますけれども、やはりその辺についても、一番今、企業団地内から出る悪臭とまた搬入排出等によって臭っている、その大きな二つのことがあろうと思います。
当然、工場内の対策は今、そのようなことで、都度、定期測定もしていただきながら、また臨時もしていただいている中で、そうなっているということは理解いたしますけれども、やはりこの辺についても、搬入排出、当該事業者ではなくて、そうではない方も当然みえると思いますけれども、この声が本当に私の周りでも、自分の八名だけではなくて、千郷地区のほうも野田大橋を渡って、川田の方へ抜けている、そういった方からの声も聞かれていますので、その辺の対策もしっかり取っていただきたいと思いますけれども、その辺の注意喚起と言おうか、指導はしていただいていると思いますけれども、実効性のある対策とか何か考えられておりますか。
245:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
246: ◯佐々木敏宏市民環境部長 搬入と搬出と、二通りと言うか、あるのですが、搬入については、ものが来るものですから、事業者の取引、そこで処理してくださいというように来る事業者のものなので、事業者からお願いと言うか、配慮するようにということで、その辺は、入ってくる業者さんには周知しているというように伺っております。
搬出については、事業者自らなので、山口議員の御質問にありましたように、天蓋つきの、水密性天蓋つきコンテナというのですか、漏れないという。水が漏れないのに併せて臭気も漏れないというものだと思うのですが、そういったものを使うということを言っているのですが、ただそれが全部、全てかというのはちょっと注意して、なるべく何回もしつこくチェックをしていきたいなと。あくまで気をつけてくださいということで行きたいと思います。
ルートについては、いろいろ中西議員さんもルートのことを言われたので、ルートについてもいろいろお願いはしているのですが、ただ、どこのルートを行ってもそちらにみえる方もいるので、その辺は極力、時間帯とか風向きとか、そういったものを考慮しながら運行していただくということで、最善の注意を払うようにという注意喚起をしているということであります。
247:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
248: ◯中西宏彰議員 今、佐々木部長のお話からも、そういった風向きまで考えて運行してほしいということも本当に言っていただいていることは、また本当に心強いことだと思いますし、やはり風向きによって大きく変わるということも、これまた事実だと思いますので、そういったところまで市のほうも対応していただいていることについては、改めて感謝申し上げます。引き続き、あらゆる可能性をもって、少しでもそういった苦情がないような状況に持っていかなくてはいけないと思います。
それでは、次の(7)のほうですけれども、今回5月31日、また7月7日のことで、今年度に入って、南部企業団地内の各企業からもちょっと苦情連絡がありましたけれども、苦情の内容についてもう少し教えていただければと思います。2件とも。
249:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
250: ◯佐々木敏宏市民環境部長 南部企業団地、ご存じだと思いますが、事業者の事業所があって、その周辺にもほかの事業者があります。この周辺の事業者から、2件ほど、今年度に入ってから苦情があったということで、今までの延べ件数は74件で、その主なものは、先ほどの住民の苦情と同じなのですが、臭うので何とかしてほしいということで、測定してほしいということで、伺うと、ちょっとあなたたちが来る前のほうが強かったというようなことで、今ちょっと弱くなったからということで、市もお金をかけて測定するのも大変だから今回はいいですというようなことで、状況だけ聞いて帰ってくるということですね。2回ともそのような形でありました。
あとは何とか、以前は私が担当の時もそういった苦情で行って対応していたのですが、やはり事業者も、どんな内容で事業を、要はなかなか事業者の説明というのがないものですから、事業者がどんな形で運転をしているかというようなことの説明を、本来事業者がするべきものなのですが、次の質問にもつながりますけれども、連絡会議とか、そういうものがないものですから、私のほうから、事業者から聞いた情報を近隣の事業者に対して状況報告をするというような説明をしております。
以上です。
251:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
252: ◯中西宏彰議員 今、(7)のところでも佐々木部長のほうからも答弁がありましたように、やはり今回は連続して出た、また、そして現場にも出向いていただいて、連絡の時間が、すぐ行っても30分ぐらいはかかってしまいますし、1時間たてば臭いも変わってしまう。そういったことも私も直接お話を聞いて、また次の、例えば月曜日なら月曜日に、朝臭うからということで、それにも1回立ち会っていただきたいという話をして、そこにも市のほうからも立ち会っていただき、にもかかわらず、その時はやはり臭いがさほどではなかったということも。
そういったことで、こういった直近の市民の声をいただきながらも、市のほうは真摯な態度で御要望にお応えしながら対応していただいていることも直接お聞きし、本当にうれしく思いますし、そういったことをしていくことが、やはり少しでも改善につながっていくし、各企業さんにしても地域にとっても御理解いただけると思います。そのようなことを改めて私も直接確認させていただき、今、佐々木部長のほうからもそのようなお話をいただいたので、改めてその辺については、本当に真摯な態度をとっていただいて、対応を取っているということに感謝を申し上げます。引き続きお願いしたいと思います。
次の(8)のほうですけれども、これも兼ねてより、数年前から、方針強化される前から、しっかりとこの辺の状況も踏まえながら、また最後に大きな会社が1個敷地内に進出して、今、南部企業団地内のほうについてはフルに企業が揃っている状況になっております。
そういった中で、確か1年前にも、そのようなことで、しっかりと、こういった情報共有の連絡会議等を開いていただければどうかなということも何度かお願いしておりますし、その都度、また市としては南部企業団地内に限らず全市的に対応したい、まだ調査が進んでいないというか、時間がまだ十分に足りないというような話がありましたけれども、このことについて、今、どのような状況まで進捗しているのかお聞かせ願いたいと思います。
253:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
254: ◯金田明浩産業振興部長 連絡会議の関係でございますけれども、先ほど御答弁させていただいたように、市としましては、市内の企業団地内の企業さんに、そういった情報共有を図っていくということだったり、共通の行動でありますとか、資材の購入とか、物流の共有であったりとか、そういった形で、それを踏まえて連絡組織を立ち上げるという、必要性というのは十分認識しているところでございますけれども、やはり立ち上げるに当たっては、各企業さんがそういう必要性があるということで立ち上げていただくということになると思いますので、現時点では企業の訪問をさせていただいて、その必要性について理解を求めている状況でございますけれども、現時点でそういった声がまだ上がってきていないということでありまして、現在に至っているということです。
引き続き、呼びかけのほうはしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
255:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
256: ◯中西宏彰議員 金田部長からのお話も今ありましたけれども、企業のほうに回っていただいているということで。市内にこういった企業というのはおよそ何社くらいあって、今、どの程度回ったか、その辺の具体的な数値というのはつかんでおられるでしょうか。
257:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
258: ◯金田明浩産業振興部長 市内に八つの企業団地がございますけれども、そこの企業団地を回っているということで、今、新型コロナウイルス感染症の影響だとか、そういうこともありますので、そういったことも聞きながらいろいろ回っているのですけれども、そこまで至っていないというところでございます。
259:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
260: ◯中西宏彰議員 八つの企業団地と言われましたけれども、八つの企業団地の中の企業さんと、またそのほかの企業さんのことも当然含まれて、市のほうは取り組まれていると思いますけれども、その辺、企業団地外のところの企業さんはどの程度の件数を持っているか、それは把握されていますか。
261:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
262: ◯金田明浩産業振興部長 今、手元にそういった資料がないものですから、ちょっと申し上げられないのですけれども、当然、企業団地以外でも企業さんはみえますので、いろいろな状況を把握するためにも訪問しておりますので、その中でもそういったことで呼びかけをしていきたいと思っています。
263:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
264: ◯中西宏彰議員 そのことで、今回私もこういった、何度も産業廃棄物の中間処理施設の環境対策について質問させていただき、またこのような質問も何度か同じ質問をさせていただいています。
そういうさなかにおいて、やはりこれは自分も自ら動かなくてはいけないということで、今回、この質問を出させていただくに当たり、新城南部企業団地内の当該事業者さん以外の全ての会社を訪問させていただきました。その中で、私自身はかねてよりこういった会議、情報共有、連絡会議等の必要性を訴えて市のほうにもお願いしていますけれども、全市的にやっていきたい、そういうことで、なかなか進捗状況、また今おっしゃられたとおり、コロナ禍の問題もあり、なかなか企業訪問しにくい。これも事実であろうと思います。
そういうさなかにおいて、当該事業者さん以外の企業団地内の社長さん、もしくは所長さん、代表される方とお会いし、今回の2回連続で市の定期測定数値が基準値をオーバーしたと、そういったことも踏まえながらお話させていただき、臭いはどうですかということもお話をさせていただきながら、やはり大なり小なりと言うか、本当に臭いはどこも出ている。交差点界隈は特に臭う、そういった話も、企業さんにおいては風向き、季節によりけりでまた臭う、臭わないということもありましたし、そういったことで、この連絡会議等の開催があれば、全社参加していただける、御了承いただくところまでは確認を取らせていただきまして、また南部企業団地さんの、ここが全てではありませんけれども、代表的と言うか、社長さんにお伺いしたところに、今回、今、部長のお話もありましたけれども、市のほうからこういった情報共有等連絡会議の開催要請とか、そういったことについて何かありましたか、ということについては、「まだ私のところではありません」という言葉を2人の社長さんからいただいておりました。
そのようなことで、私としては、そういった企業団地内の各企業の代表の方が、必要性を感じていただいている、そのようなお墨つきと言おうか、そういったお返事をいただいたことを、今日の一つの一般質問の中で生かせればと思って、そのようなことを今、言わせていただいています。
そのようなことで、今回の2回連続の定期臭気測定において、理由はあれ、そういった問題がある。また搬入搬出においてもそういった問題が、地域によってまだ依然として声が多くある。そういったことを踏まえますと、ここはまず、最後の(9)のところもありますけれども、当該事業者さんが、やはりなかなか、本来は先ほどの佐々木部長の話からも、自主検査と言おうか、そういったこともやっていただいたところは一歩進んだ、進捗が見られるかなと思いますけれども、やはり見える形にしていくためには、ここは一歩踏み込んでいただいて、全市的が理想ではありますけれども、現実的なことを考えますと、やはり南部企業団地内の各企業さんで。今のこの時期を逸すると、またずるずる行ってしまうのではないかなと私は危惧しておりますので、そういったことを踏まえて、ぜひともこういったタイミングの時に、こういった会議を持っていただければ、御都合さえつけば、あとの会社の方は協力していただける旨を、返事をいただいていますので、その辺についてのお考え、今後の方針も含めて教えていただければと思います。
265:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
266: ◯金田明浩産業振興部長 今の時点の考え方としましては、先ほどお伝えしたということで御理解いただきたいと思っています。
以上です。
267:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
268: ◯中西宏彰議員 金田部長がそれ以上のことを申し上げるのは、なかなか難しいところもあろうかとは思いますけれども、本当にこういう状況がずっと続いている。また県のほうからも許可更新を令和2年の11月にされている。また次の許可更新が5年後ということになると、まだ数年先の状況になると思います。
それと、やはり八名区長会としては、この令和2年度の時には、やはり春先に基準値オーバーをして、いろいろ要望等、県にも出向いていろいろ区長会長さんはじめ、議会からも、当時の鈴木議長さんも参加していただきながら、県のほうとも話し合いをさせていただいた経緯もあります。にもかかわらず、こういった厳しい対応の中で、県としても、通常は許可を山村事務所からするとか、郵便で出すとかいうのがあったのですけれども、直接、当該企業さんに出向いて許可されたということも聞いておりますし、その後の対応等もあろうかと思います。
ぜひとも、このことについては早急に、南部企業団地内の企業さんとは一度取っていただきたいと思いますけれども、その辺については。御努力だけは、いつまでもということを本当はいただきたいのはあるのですけれども、御努力はしていただけるのでしょうか。よろしくお願いします。
269:
◯長田共永議長 先ほどと同じ質問でよろしいでしょうか。
270: ◯中西宏彰議員 はい。そのことです。
271:
◯長田共永議長 金田産業振興部長。
272: ◯金田明浩産業振興部長 先ほどお答えしたとおりということで誠に申し訳ないのですけれども、呼びかけをして、今のところ、市内全域の企業さんにそういった呼びかけをさせていただきたいと思っております。
273:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
274: ◯中西宏彰議員 残念でありますけれども、それ以上のお答えが、お返事がいただけませんでしたけれども、やはりここは、何としてでもそういったことで、一歩、歩を進めて、次の開かれた状況に少しでも持っていくために、やはり最終的には、次に(9)のほうに入らせていただきたいのですけれども、これにつなげるためにも、今回、本来は、地元住民説明がいの一番でいいかなと思いますけれども、今、この何年間の難しい状況を見ますと、まず始めの一歩はここでもいいのではないかなと私自身は強く感じておりますので、そういったことを踏まえて、しっかりと対応のほうを取っていただきたいと思います。
これは、時は今と思っておりますので、ずるずる行かないようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
(9)のほうに入らせていただきます。
今、私からも言わせていただきました。佐々木部長のほうからもお話をいただいて、本当にこの間、市の御努力もしっかりやっていただいていて、当該事業者さんも、当初、当時、山口経済建設委員会委員長さんの時に、一度、お邪魔させていただいて、あの時の状況から見て、なかなか難しい状況が続いていますけれども、そういった中では、県と、また市と、しっかり連携しながら、当該事業者さんと向き合って、こういった状況になかなか見える形というのは難しいでしょうけれども、一歩進んでいることは御努力には感謝申し上げますし、本当に感謝だけで終わってはいけませんけれども、引き続き、気を引き締めながら、地域要望、地域苦情がある限りは、やはりしっかりとした対応を取っていただきたいと思います。
そのことに対して、今回、2回続けて出たということに対して、確かに先ほどのお話から言っても、八名区長会のほうに連絡していただいたとありますけれども、やはりせっかく企業努力も見えるところもありますし、不可抗力の面の、ポンプ等が急にいかれるということも、故障するということも当然考えられること、あり得ることかもしれませんけれども、やはり長きにわたってほったらかしになっているとか、そういったことでは困ると思いますので、その辺のことについて、私としては、今回、こういったことについては、ある程度、地元に対して、何らか、市のほうからも、本当に市も努力していることは事実でありますので、そういうことを踏まえながら、実情を、やはり正直に伝えるということも必要ではないかと思っています。それがどういう形で、対面式で集まってというのはちょっと今の時期、難しいと思いますけれども、方法等はあろうかと思います。そういったことについて、私は今回、この地域住民に対して、市の責務としての説明というものをお聞きしましたけれども、その辺については、何らかのことを今回行ってもいいのではないかと考えています。
それについては、もう一度見解をお願いいたします。
275:
◯長田共永議長 佐々木市民環境部長。
276: ◯佐々木敏宏市民環境部長 私どもとしては、対応はずっと変わりはないのですが、苦情を言ってこられた方も一緒に立ち会っていただくなら、臭気測定をするということも話をしております。それから、事業者も、事業者が許すなら当然住民の方も事業所の中へ入って、状況を見ながらといのが一番理想であるということで、それについても、この間、課長と一緒に社長に改めて話を申し上げました。
ただ、分かるけど、という返事で、まだその状況ではないということをおっしゃっていたので、引き続き、市としては粘り強く求めていくということで思います。
ですから、今、八名区長会のほうから、前にも御答弁させていただいたのですが、以前は産廃対策会議ということで設けていたものですが、それが、今、休止しているのですけれども、その後、八名区長会として情報共有したいという申し出があったものですから、八名区長会の会長さんに対しては、状況、臭気測定の結果、結果が出ますと議員さんにも報告しますし、報道機関にも報告します。併せて、八名区長会に報告して、その都度、業者のほうから改善等の報告があった場合、市が確認したものは、そういった確認の状況もお伝えするということで対応しておりますので、今後も引き続きそういったものを求めていくという考えであります。
以上です。
277:
◯長田共永議長 中西宏彰議員。
278: ◯中西宏彰議員 今の部長のお話どおり、私としてはそういった御努力をしていただいていることを重々理解しているつもりですけれども、やはり見える形で、八名区長会さんを通じても、何らか文書等でも、こういったことがあってこういった対応をしているとか、企業もこういったこともされているとか、何かそういったことだけでもされればいいのではないかなということを私は強く思っておりますので、そういったことを踏まえまして、こういった悪いことが起こった時こそ、素早い対応で、少しでも理解していただける方に理解してだけるように、正直な情報開示をしていただきながら、そういうことでもっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
これで終わらせていただきます。
279:
◯長田共永議長 中西宏彰議員の質問が終わりました。
以上で、通告者の質問は終わりました。
一般質問を終了します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
この際、再開を14時とし、休憩します。
休 憩 午後1時49分
再 開 午後2時00分
280:
◯長田共永議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第2 第87号議案 新城市の議会の議員及び長の選挙における自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正を議題とします。
これより質疑に入ります。通告がありますので、発言を許可します。
質疑者、浅尾洋平議員。
281: ◯浅尾洋平議員 それでは第87号議案の質疑のほうを行いたいと思います。
通告に従いまして、質疑をさせてもらいます。
1点目は、どのような内容なのか、まず伺います。
2点目は、今回の一部改正に至った主な理由を聞かせてください。
282:
◯長田共永議長 小林総務部長。
283: ◯小林義明総務部長 まず内容についてです。
新城市の市長選挙及び市議会議員一般選挙におきまして、候補者の行う選挙運動費用の一部を公費で負担する、選挙公営の限度額の一部を改めるものでございます。
具体的には、ビラ作成にかかる単価を1枚当たり7円51銭から7円73銭に、選挙運動用自動車の借入にかかる単価を1日当たり1万5,800円から1万6,100円に、選挙運動用自動車に使用する燃料費の単価を1日当たり7,560円から7,700円に、ポスター作成に係る費用のうち、印刷費の単価を1枚当たり525円6銭から541円31銭、企画費の単価を31万500円から31万6,250円に改めるものでございます。
今回の改正の主な理由でございます。
令和4年4月6日に公布されました、公職選挙法施行令の一部改正に伴いまして、市長選挙及び市議会議員一般選挙におけます選挙公営の限度額を見直すものです。
最近における物価の変動等を受け、市の選挙での立候補の環境を整えるため、限度額の引き上げが必要だと判断したものでございます。
以上でございます。
284:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員。
285: ◯浅尾洋平議員 部長の答弁でおおよその理解ができました。いろいろな、ビラの作成とかポスターとか車の借入等の単価が上がったということで、理解いたしました。その理由が、昨今の物価の高騰だとか、円安等も非常に進んでいるというところもあるのではないかなと理解をいたしました。
1点聞きたいのですが、この単価の各種値上げというか、量が増えているという状況なのですが、この単価上昇については一律、他市とか全国的に同じ比率で上がったものだという理解でいいいのか、伺いたいと思います。
286:
◯長田共永議長 小林総務部長。
287: ◯小林義明総務部長 これについては公職選挙法施行令の改正に伴いますので、基本的にはそれに準じて上げているということになります。
288:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員の質疑が終わりました。
以上で、通告による質疑が終わりました。
質疑を終了します。
第87号議案は、総務消防委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第3 第88号議案 新城市職員の服務の宣誓に関する条例及び新城市学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正を議題とします。
これより質疑に入ります。
通告がありますので、発言を許可します。
質疑者、浅尾洋平議員。
289: ◯浅尾洋平議員 それでは、議題になっております第88号議案について、1点伺いたいと思います。
従来の服務規程とどのようなところが違うのか伺いたいと思います。
290:
◯長田共永議長 西村企画部長。
291: ◯西村仁志企画部長 今回の改正は、経済財政運営と改革の基本方針2020において、行政手続における書面押印、対面を不要とするデジタルガバメントに対応したものでございます。
これによって、国家公務員の服務の宣誓と実施方法が変更されることに伴いまして、新たに職員となったものは、任命権者及び上級職員の面前で宣誓書に署名していたものを、提出することに改正をするものでございます。
具体的には、これまでは新規採用職員事前説明会の中で、人事担当者が説明を行いまして、宣誓書に署名していたものを、4月1日の辞令交付式で、その代表者が宣誓書を読み上げた後、市長に提出をしておりました。この改正によって電子メール等による宣誓書の提出が可能となるものでございます。
なお、この改正後におきましても、辞令交付式で代表者による宣誓の提出は引き続き行ってまいります。また学校職員についても同じ運用で行っているところでございます。
以上です。
292:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員。
293: ◯浅尾洋平議員 答弁で大体分かりました。
では、先ほど具体的な事例も挙げていただいたので、その辺で少しお聞きしたいのですが、今までは書面に記入をして宣誓書という形で提出というような従来型をしていたものだと思うのですが、そこがデジタル化というところも含めて、書面を書いて、メールで送ってもそれは宣誓書として受け付けるというようなイメージでいいのか、伺いたいと思います。
294:
◯長田共永議長 西村企画部長。
295: ◯西村仁志企画部長 結果的にそういう形になったとしても、4月1日の宣誓書のときには、それをちゃんと見ながら、同じく、その場で代表が宣誓をするのですけれども、念じていただくと言いますか、それを目で追っていただくというような行為はしてまいりたいと思います。
296:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員の質疑が終わりました。
以上で、通告による質疑が終わりました。質疑を終了します。
第88号議案は、総務消防委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 第89号議案 新城市職員の育児休業等に関する条例の一部改正を議題とします。
これより質疑に入ります。
通告がありますので、発言を許可します。
質疑者、浅尾洋平議員。
297: ◯浅尾洋平議員 それでは第89号議案の議題になっております育児休業についての質問でありますが、1点目、本議案についてですが、育児休業の取得要件緩和だと理解をしておりますが、主な緩和した内容を伺いたいと思います。
2点目、影響数を伺うと。対象の数等々、これによって影響される方々はどのぐらいなのかというところでお聞きいたします。
298:
◯長田共永議長 西村企画部長。
299: ◯西村仁志企画部長 育児休業の取得要件の緩和ということで御質問をいただきました。
主なものを4点申し上げます。
まず1点目です。育児休業の取得回数の制限の緩和が1点目です。
現行では、育児休業の取得回数は、常勤職員においては子が3歳になるまで、非常勤職員においては子が1歳になるまでに、原則1回となっていましたけれども、原則2回まで取得ができるようになります。さらに、原則2回とは別に、子の出生後8週間以内に育児休業を2回まで取得が可能となります。また非常勤職員同様に、任期付職員についても、任期の更新または継続採用時における再度の育児休暇が可能となります。これが1点目です。
2点目です。育児参加のための休暇の対象期間の拡大についてということでございます。
育児のための休暇について、現行では、産後8週間を経過するまでに5日以内としているものを、子が1歳に達するまでの日とするものでございます。これが2点目です。
3点目。非常勤職員の、子の出生後8週間以内の育児休業の取得要件の緩和でございます。
これは、非常勤職員の育児休業の取得要件のうち、子が1歳6か月に達する日まで、その任期が満了すること及び任命権者を同じくする職に引き続き採用されないことが明らかでないとの要件について、非常勤職員が子の出生後8週間以内に育児休業しようとする場合には、子の出生日から起算して8週間と6か月を経過する日までとするものでございます。
最後4点目ですが、非常勤職員の子が1歳以降の育児休暇の取得の柔軟化ということでございます。
これは、子が1歳以降の一定の場合に取得することができる、非常勤職員の育児休業について、夫婦交代での取得であったり、特別の事情がある場合の柔軟な取得を可能とするものでございます。
主なものを4点申し上げました。
二つ目の影響数についてですが、浅尾議員からお話があった点についてお答えをさせていただきます。
9月1日現在で、育児休業を取得している職員は19名おります。市民病院については6名という形で、現在25名です。また別に、本年度中に新たに育児休業を取得する予定が8名、同じく病院が5名、合計で13名という形になります。
以上です。
300:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員。
301: ◯浅尾洋平議員 答弁を詳しく言っていただき、理解をいたしました。
今後、こういった緩和になってくるということで、現在も25名、また今後13名ということなのですが、緩和によって、さらに今後、見込みなのですが、こういった育児休暇を取りやすくなって、増えるという傾向で考えているのか、その辺の状況、また休業に入ったときの仕事量とかも、対応できるのかとか、そういったところの見通し等、この緩和によって考えられていることがあったら伺いたいと思います。
302:
◯長田共永議長 西村企画部長。
303: ◯西村仁志企画部長 職員に限らず、子どもさんをたくさん産んでいただいて、たくさん育ててもらうということは非常にありがたいことだと思っておりますし、我々がそうした先駆け的になるような形で、育児であったり育児休業であったり、そうしたものが取りやすい環境を整えていけるようにしていくべきだというようには思っております。
で、より一層取りやすくするためにどうすればいいのかというような、今、御質問だったと思うのですけれども、まずは、これは今説明していても、非常に分かりにくいような形の制度でございます。この辺を、今、現実に育休を取られている職員も含めて、分かりやすくそしゃくができるような形でPRをさせていただき、そうした職場環境をまず整えてまいりたいというように思っております。
304:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員の質疑が終わりました。
以上で、通告による質疑が終わりました。質疑を終了します。
第89号議案は、総務消防委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第5 第90号議案 新城市職員の退職手当に関する条例の一部改正及び日程第6 第91号議案 新城市職員の定年の引上げに伴う関係条例の整備に関する条例の制定の2議案を一括議題とします。
これより質疑に入ります。
本2議案の質疑については、通告がありませんので質疑を終了します。
第90号議案及び第91号議案の2議案は、総務消防委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第7 第92号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第4号)から日程第32 第117号議案 令和3年度新城市下水道事業会計決算認定までの26議案を一括議題とします。
これより質疑に入ります。
本26議案の質疑については、通告がありませんので質疑を終了します。
第92号議案から第117号議案までの26議案は、予算・決算委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第33 第118号議案 財産の取得を議題とします。
これより質疑に入ります。
通告がありますので、発言を許可します。
質疑者、浅尾洋平議員。
305: ◯浅尾洋平議員 それでは、議題になっております第118号議案について、質疑をさせていただきたいと思います。
取得金額2,200万円の一般競争入札の結果と、什器類等の内容について伺いたいと思います。
306:
◯長田共永議長 松井鳳来総合支所長。
307: ◯松井康浩鳳来総合支所長 鳳来総合支所の新しい庁舎に整備します什器類に係ります、一般競争入札の結果につきましては、市内業者の2者からの応札がございました。
什器類の内容につきましては、執務室側で使用します、来庁者が利用する待合ホールの椅子や、職員が使用します事務机、椅子、書類を保管するためのキャビネットなどを整備いたします。
事務机につきましては、窓口を除き、本庁と同じようにフリーアドレスの4人または6人で使用する大きな机となります。
また、市民の皆さんが利用します集会施設には、会議用テーブル、椅子、演題、ホワイトボードなどを整備いたします。
以上でございます。
308:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員。
309: ◯浅尾洋平議員 答弁のほうでおおよそ理解をいたしました。
まず、一般競争入札の結果で、資料請求も出していただいて、見ました。2者ということで、個人的にはもう少したくさんあってもいいのかなと思ったのですが、この点は、入札の時に条件等があったのか。市内業者だけで入札してくださいとか、もっと厳しい条件があったのか。2者になった理由というか、そういった条件があったのか、その辺の状況を教えてください。
310:
◯長田共永議長 松井鳳来総合支所長。
311: ◯松井康浩鳳来総合支所長 入札の参加要件としましては、市内業者への優先発注の観点から、市内に本店を置く業者で、かつ業種が製造販売、営業種目が文房具・事務用機器、取扱い内容が事務用家具の取扱いがある業者で、さらにICカード登録業者ということでしております。
以上でございます。
312:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員。
313: ◯浅尾洋平議員 分かりました。そういった参加要件があったということで理解をいたしました。
最後、あと1点、什器類のことでお聞きしたいのですが、いろいろ、デスクとか椅子とかロッカー、ホワイトボード、収納庫などなど、資料請求のほうでも見させていただいたのですが、2,200万円分の什器かなというところで理解いたしましたが、今、例えば鳳来の総合支所で使っている椅子だとか、使えるようなホワイトボードだとか、そういったものも、リサイクルしてというか、引き続き新しいところでも使えるものは使って、無駄がないようなことでやっての、このぐらいの什器が必要だということになったのか。その辺の状況を、またリサイクル率のようなものが分かれば、その辺の状況を教えていただければと思います。
314:
◯長田共永議長 松井鳳来総合支所長。
315: ◯松井康浩鳳来総合支所長 リサイクル率ということはちょっと分かりませんけれども、現在、鳳来総合支所で使用している机とか椅子とかキャビネットにつきましては、鳳来町時代、鳳来町役場で使っていたものがほとんどでございます。既に50年近くたっておりますので、当時はBサイズの書庫とかですので、ほとんど今の現サイズ、Aサイズに合うものがないので、ほとんど使えるものはありません。経年劣化もしております。
持っていくものとしましては、本庁もそうでしたけれども、支所長の机、それから地域課長の机は単独で今後も使いますので、それらは新しいところへ移動して使う予定をしております。
以上でございます。
316:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員の質疑が終わりました。
以上で、通告による質疑が終わりました。質疑を終了します。
第118号議案は、総務消防委員会に付託します。
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日程第34 第119号議案 新城市教育委員会委員の任命を議題とします。
これより質疑に入ります。
本議案の質疑については、通告がありませんので質疑を終了します。
お諮りします。
本議案は、委員会付託を省略したいと思います。
これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
317:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第119号議案は委員会付託を省略することに決定しました。
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ただいま市長から、第120号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第5号)及び第121号議案 令和4年度新城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の2議案が提出されました。
お諮りします。
この際、本2議案を日程に追加し、議題としたいと思います。
これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
318:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第120号議案及び第121号議案の2議案は、日程に追加し、議題とすることに決定しました。
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第120号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第5号)及び第121号議案 令和4年度新城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の2議案を一括議題とします。
提案理由の説明を求めます。
下江市長。
319: ◯下江洋行市長 ただ今、議題となりました第120号議案及び第121号議案につきまして、提案理由の説明をいたします。
第120号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、それぞれ3億3,434万8,000円を追加し、総額を256億1,926万4,000円とするものであります。
これは、オミクロン株に対応した新型コロナウイルスワクチンの接種体制の整備、最低賃金改定に伴う人件費の調整及び新型コロナウイルス感染症対策事業について、早期に取り組む必要があるため、歳入歳出予算の増額をお願いするものであります。
第121号議案 令和4年度新城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、それぞれ10万7,000円を追加し、総額を45億7,853万7,000円とするものであります。
内容としましては、愛知県の最低賃金が改定されることに伴い、会計年度任用職員の報酬等の増額、それに伴います県支出金ならびに繰入金を増額するものです。
以上2件の議案につきまして、提案理由の説明をさせていただきました。よろしく御審議いただき御決定を賜りますようお願い申し上げます。
320:
◯長田共永議長 提案理由の説明が終わりました。
これより、第120号議案及び第121号議案の2議案を一括して質疑を行います。
質疑は、ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
321:
◯長田共永議長 質疑なしと認めます。
質疑を終了します。
第120号議案及び第121号議案の2議案は、予算・決算委員会に付託します。
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以上で、本日の日程は全て終了しました。
本日は、これをもちまして散会します。
次回は、16日午前10時から再開します。
散 会 午後2時25分
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