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平成20年3月定例会(第5日) 本文
平成20年3月定例会(第5日) 名簿

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  1. 新城市議会 2008-03-05
    平成20年3月定例会(第5日) 本文


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    新城市議会会議録 検索のやり直し 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2008-03-21: 平成20年3月定例会(第5日) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 57 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯丸山繁治議長 選択 2 :  ◯山本勝利総務文教委員会委員長 選択 3 :  ◯丸山繁治議長 選択 4 :  ◯白井倫啓議員 選択 5 :  ◯丸山繁治議長 選択 6 :  ◯村川正晃議員 選択 7 :  ◯丸山繁治議長 選択 8 :  ◯白井倫啓議員 選択 9 :  ◯丸山繁治議長 選択 10 :  ◯中西宏彰議員 選択 11 :  ◯丸山繁治議長 選択 12 :  ◯丸山繁治議長 選択 13 :  ◯荒川修吉福祉病院委員会委員長 選択 14 :  ◯丸山繁治議長 選択 15 :  ◯浅尾えいこ議員 選択 16 :  ◯丸山繁治議長 選択 17 :  ◯加藤芳夫議員 選択 18 :  ◯丸山繁治議長 選択 19 :  ◯中根正光議員 選択 20 :  ◯丸山繁治議長 選択 21 :  ◯菊地勝昭経済環境委員会委員長 選択 22 :  ◯丸山繁治議長 選択 23 :  ◯白井倫啓議員 選択 24 :  ◯丸山繁治議長 選択 25 :  ◯森田尚登議員 選択 26 :  ◯丸山繁治議長 選択 27 :  ◯長田共永建設消防委員会委員長 選択 28 :  ◯丸山繁治議長 選択 29 :  ◯森 孝予算特別委員会委員長 選択 30 :  ◯丸山繁治議長 選択 31 :  ◯白井倫啓議員 選択 32 :  ◯丸山繁治議長 選択 33 :  ◯夏目勝吾議員 選択 34 :  ◯丸山繁治議長 選択 35 :  ◯菊地勝昭議員 選択 36 :  ◯丸山繁治議長 選択 37 :  ◯浅尾えいこ議員 選択 38 :  ◯丸山繁治議長 選択 39 :  ◯加藤芳夫議員 選択 40 :  ◯丸山繁治議長 選択 41 :  ◯浅尾えいこ議員 選択 42 :  ◯丸山繁治議長 選択 43 :  ◯鈴木司郎議員 選択 44 :  ◯丸山繁治議長 選択 45 :  ◯森 孝基本構想特別委員会委員長 選択 46 :  ◯丸山繁治議長 選択 47 :  ◯白井倫啓議員 選択 48 :  ◯丸山繁治議長 選択 49 :  ◯森田尚登議員 選択 50 :  ◯丸山繁治議長 選択 51 :  ◯玉井良治議員 選択 52 :  ◯丸山繁治議長 選択 53 :  ◯丸山繁治議長 選択 54 :  ◯穂積亮次市長 選択 55 :  ◯丸山繁治議長 選択 56 :  ◯森田尚登議員 選択 57 :  ◯丸山繁治議長発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:    開 議  午前10時00分 ◯丸山繁治議長 これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付したとおりです。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 第1号議案 新城市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定から日程第9 第77号議案 平成19年度新城市一般会計補正予算(第4号)(総務文教委員会に付託の部分)までの9議案を一括議題とします。  本9議案に関し、総務文教委員会委員長の報告を求めます。  なお、分割付託しております第77号議案につきましては、付託先の各委員長の報告が終了したあとで、討論・採決を行いますので、よろしくお願いします。  総務文教委員会委員長 山本勝利議員。 2: ◯山本勝利総務文教委員会委員長 それでは、委員長報告をいたします。  総務文教委員会は、3月12日の本会議において、本委員会に付託されました第1号議案から第8号議案まで、及び第77号議案中、本委員会に付託の部分の9議案について、3月13日、午前9時から委員会室において、議長を含む、委員全員出席のもと、説明員として関係職員の出席を求め、開会しました。  第1号議案 新城市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定から第3号議案 新城市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正まで、第5号議案 新城市営バスの設置及び管理に関する条例の一部改正、第7号議案 新城市青少年野外センターの設置及び管理に関する条例の廃止、第8号議案 新城市公の施設で長期かつ独占的な利用及び廃止を議会の議決に付すべきものに関する条例の一部改正及び第77号議案 平成19年度新城市一般会計補正予算(第4号)中、本委員会に付託の部分の7議案については、質疑の後、討論に入りましたが、討論はなく、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、討論のありました2議案について報告します。  第4号議案 新城市事務分掌条例及び新城市おおぞら園の設置及び管理に関する条例の一部改正については、質疑の後、討論に入り、丸山隆弘委員から、合併協議時の住民意向調査では、若者定住や企業誘致を求める一方で、この豊かな自然を守るまちづくりをしてほしいという要望もかなりあった。この双方は大変大切なことであって、この地域で安気に暮らせるような住環境が必要であるという住民の声と考えられる。今後、どんなまちづくりを目指していくのかという点からすると、各課で取り組んでいる若者定住や企業誘致の観点は大切である。しかし、事務分掌上の中で、旧態依然の方法でそれを集約して、また企業庁に対しての産業立地部としての立場上のメンツから、もしやるとしたならば、それは間違いである。原点に立ち返り、魅力ある新城市を作るために、今の現状の中で頑張ってほしいとの反対討論。  続いて、村川正晃委員から、財政のひっ迫、人口減少の中での自主財源の確保と雇用機会の拡大を目指した企業誘致と第二東名インターチェンジの周辺開発、また、地域医療が非常に深刻化している中での市民の安心・安全を確保する保健や医療の施策はともに本市の将来を左右する非常に重要な課題ととらえている。今回、産業立地部と健康医療部を新設し、この重要な課題に十分力を入れて対応していくことは近い将来、財政の健全化はもとより市民にとって大きな安全・安心という利益につながるものであるとの賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数により、第4号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第6号議案 新城市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、質疑の後、討論に入り、丸山隆弘委員から、今の新城市に求められているまちづくりのシステムをおこすに当たり、市民委員会という枠を作ってしまってはハードルが高くなってしまう。今の審議会委員も市民委員会に参画することになると、一層一般住民が参加する機会が狭められてしまう恐れがあると反対討論。  続いて、中西宏彰委員から、この市民委員会は総合計画に掲げた各種事業、施策の見直し、入れ替えを含め、進捗管理を行うものであり、その業務内容から非常勤特別職とすることが適当であるとの賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数により、第6号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、よろしくお願いいたします。 3: ◯丸山繁治議長 報告が終わりました。
     ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  これより、第1号議案 新城市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定から第3号議案 新城市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正までの3議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第1号議案から第3号議案までの3議案を一括して採決します。  本3議案に対する委員長の報告は可決です。  本3議案は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第1号議案から第3号議案までの3議案は原案のとおり可決されました。  次に、第4号議案 新城市事務分掌条例及び新城市おおぞら園の設置及び管理に関する条例の一部改正の討論を行います。  討論はありませんか。  白井倫啓議員。 4: ◯白井倫啓議員 ただいま議題となっております第4号議案に反対の立場で討論をします。  縦割りの弊害が言われている役所組織に新たに部を2部増やすということになりますと、その弊害をますます増やす可能性があると考えています。  さらに大きな問題は、産業立地部を新設するということです。  目的は、第二東名、三遠南信高速道路の開通に向けての企業用地造成、住宅用地造成のためとしていますが、全国で失敗事例が多い呼び込み型事業を進めることになり、来る当てのない企業のために多額の市費を投入する可能性が出てきます。  「南部工業団地への引き合いがある」と言いますが、道路、水道整備には数十億円の市費負担をしました。  企業を呼ぶためには事前に多額の投資が求められて来るのは自然です。どこに財政的余裕があると言うのでしょうか。  また、部、課を立ち上げれば、職員は部の仕事、宅地造成、企業団地造成に専念することになり、その仕事を達成しない限り職員配置の意味をなさないため、確実に造成費用が発生する計画策定に邁進することになるでしょう。  その費用は、市費の負担をできるだけ下げる努力をするとしても、負担ゼロはあり得ず、他機関に働きかければ途中で投げ出すこともできず、結局は厳しい財政の中から費用を捻出せざるを得なくなるでしょう。財政悪化に拍車をかける可能性が出てきます。  部、課の新設反対は、企業立地そのものに反対することではありません。条件的に新城の立地が優位と判断されれば、企業は自ら動くでしょう。企業動向、民間資本動向を見ながら秩序ある開発となるような対応をするのが今、行政に求められているのではないでしょうか。  部署は今までどおり、商工課に置けば必要に応じて部課間で融通できるため職員異動も可能であり、重点的に動かすことも可能で、十分に企業誘致にも対応できると考えています。  新城市の目指すべき将来像は、環境に軸足を置いた循環型社会です。地域の資源を生かした産業を育成するのが基本であり、ただやみくもに企業を呼び込むことではありません。  しかも、万が一、企業進出に結び付いても将来にわたり経営が続く保障はありません。持続可能な社会は、地域資源を生かした経済を構築することが将来の安定の保障であります。  以上を考えていきますと、新たな新城市の負担を呼び起こすような部、課の新設をせず、総合計画にも表れています地域循環型、環境に軸足を置いた、この中での産業育成に最重点の職員の配置を行うべきと考え、反対討論といたします。 5: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  村川正晃議員。 6: ◯村川正晃議員 私は、第4号議案に賛成の立場で討論をいたします。  今回の組織再編について、本市にとってまさに緊急な課題に対応するためのものであると考えております。  第二東名インターチェンジ周辺は、奥三河の玄関、遠州、南信州との交流地点となり、大都市経済圏とのアクセスが大きく変化し、今後、この地域の重要な核となることは言うまでもありません。  新設する産業立地部は財政のひっ迫、人口減少の中で、企業用地の開発、住宅用地の開発を強力に進めていくためのものであり、自主財源の確保と雇用機会の拡大により、今後の地域経済の発展に大きくつながっていくものと確信しております。  一方、地域医療が非常に深刻な状況となっている中、福祉健康部をそれぞれ福祉部、健康医療部に独立させることは健康医療分野を特に強化するためのものであり、地元医師会や東三河医療圏との連携や、療養生活支援、心身機能の維持回復のための在宅看護ケアの充実など、大きく地域医療の向上が図られ、市民の安心安全の医療確保を進めていく上で、必要な組織再編であると考えています。  また、反対討論にありました管理職ポストをいたずらに増やすのではないか、縦割り制の弊害が進むのではないかという懸念につきましては、部署間の連携を密にし、全職員が共通のテーマとしてかかわりを持っていただき、今後、最大限の効果を生み出していくことによって解消されるものと思っております。  以上、賛成討論といたします。 7: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第4号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第4号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第5号議案 新城市営バスの設置及び管理に関する条例の一部改正の討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第5号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第5号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第6号議案 新城市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正の討論を行います。  討論はありませんか。  白井倫啓議員。 8: ◯白井倫啓議員 ただいま議題となっております第6号議案に反対の立場で討論を行います。  多摩市は100人を超える市民がボランティアとして総合計画策定に参加し、計画策定後も市民組織を立ち上げ、総合計画推進に力を果たしています。  比較して、新城市は市民参加が少ないと考えられます。総合計画審議会委員は25名、ワークショップ参加者は26人、アンケート、一般市民の回収率は約50%、総合計画への市民意見4人、審議経過はホームページで公開しているのみで、広く市民への情報提供となっていないなどの現状を考えると、あまりにも総合計画策定への市民のかかわり方が不十分であると言えます。  今回、新しい理念として「新たな公共」というものを掲げました。「新たな公共」というものが何なのか。審議会の中でも疑問が投げかけられた理念でした。  この「新たな公共」というのは、すべての市民の理解、参加のもとに進められると強調しています。そのように広げていくとすれば、できるだけ広い市民に総合計画の実践、チェックに参加してもらうべきです。  提案の市民委員会というような枠を作ってしまうと、市民参加のハードルは高くなってしまいます。わずか15人の市民委員会での進捗管理では総合計画は市民に果たしてどれだけ浸透するでしょうか。より多くの市民にかかわってもらうために、すべてボランティアで市民だれでも参加できる仕組みにするべきではないのでしょうか。  仮に提案どおり、市民委員会が設置されたとなると、同じ市民でありながら、報酬の支払われる市民とボランティア市民がともに総合計画にかかわる場面が出てくることになり、市民に差別を持ち込むのではないでしょうか。すべての市民が同じ立場で総合計画にかかわることが大切と考えています。  本会議答弁では、「市民自治社会の流れが大きくなった時点で市民委員会はボランティアになればよい」と言われていましたが、市民自治社会は大多数の市民参加がなければ成り立たないと考えています。  文字どおり市民自治社会を目指すのであれば、最初から実践する市民を垣根なく広げるしかないと考えています。15人という市民委員会を作るということでは、新たなる公共に基づく市民自治社会の実現はなかなか前が見えて来ないと考えます。  以上、反対討論といたします。 9: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  中西宏彰議員。 10: ◯中西宏彰議員 第6号議案に対して私は賛成の立場から討論させていただきます。  総合計画市民委員会委員は、第1次新城市総合計画に掲げた各種施策、事業の見直し、計画の進捗管理、推進を任務とするとのことです。  今後、総合計画の柱である協働のまちづくりが浸透し、委員の皆さんには非常勤職員という立場ではなく、ボランティアとして活動していただける状態が訪れ、基本構想にうたわれた市民自治社会の早期実現を願うわけですが、総合計画スタート時期においては、その職務の重要性、総合計画審議会から市民委員会へのスムーズな移行等を考慮すると、総合計画審議会委員と同等の位置付けは適当と考えます。  総合計画は、新市まちづくり計画を継承する中で、公募された市民、私ども議会の代表を含む審議会委員の皆さんのご労苦により策定されました。  その総合計画の推進に当たり、市民委員会がより多くの市民の声を受け、より多くの市民の目に見える形で活躍され、新たな公共が導く市民自治社会の実現が早い時期に訪れることを期待し、第6号議案の賛成討論といたします。 11: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第6号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第6号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第7号議案 新城市青少年野外センターの設置及び管理に関する条例の廃止、及び第8号議案 新城市公の施設で長期かつ独占的な利用及び廃止を議会の議決に付すべきものに関する条例の一部改正の2議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、採決に入ります。  初めに、第7号議案を採決します。  本議案を可決することについては、地方自治法第244条の2、第2項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要とします。
     本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  出席議員は29人であり、その3分の2は20人です。  ただいまの賛成議員は29人であり、所定数以上です。  よって、第7号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第8号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第8号議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  この際、再開を11時とし、暫時休憩します。    休 憩  午前10時27分    再 開  午前10時42分 12: ◯丸山繁治議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第10 第9号議案 新城市後期高齢者医療に関する条例の制定から日程第15 第77号議案 平成19年度新城市一般会計補正予算(第4号)(福祉病院委員会に付託の部分)までの6議案を一括議題とします。  本6議案に関し、福祉病院委員会委員長の報告を求めます。  福祉病院委員会委員長 荒川修吉議員。 13: ◯荒川修吉福祉病院委員会委員長 福祉病院委員会の委員長報告をさせていただきます。  福祉病院委員会は、3月12日の本会議において本委員会に付託されました第9号議案から第12号議案まで、第14号議案、第77号議案中、本委員会に付託の部分の6議案について、3月13日、午後1時30分から委員会室において、委員全員と議長出席のもと、説明員として関係職員の出席を求め、開会いたしました。  第9号議案 新城市後期高齢者医療に関する条例の制定について、質疑の後、討論に入りました。  浅尾えいこ委員から、4月から実施する75歳以上を対象としたこの制度は、弱者切り捨てによる世界に類のない保険と批判されている。当局の考え方についても、後期高齢者医療に対する認識があまりにも甘過ぎると反対討論。  加藤芳夫委員から、急速な少子高齢化、経済の低成長への移行、医療の高度化等により、その財政負担は増加の一途をたどり、国民皆保険を維持し、医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくための新たな医療制度である後期高齢者制度が必要不可欠であると認識している。老後に安心して医療を受けられるために、財源の確保は安定的な制度の維持に必要であり、市町村と広域連合と連携して制度の安定的な運営をお願いするものであり、今後の後期高齢者制度の健全な運営に努力をしていただくことを期待していると賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第10号議案 新城市国民健康保険税条例の一部改正、第11号議案 新城市介護保険条例の一部を改正する条例の一部改正、第12号議案 新城市保育所並びにへき地保育所の設置及び管理に関する条例の一部改正、第14号議案 新城市訪問看護ステーションの設置及び管理に関する条例の制定、第77号議案 平成19年度新城市一般会計補正予算(第4号)中、本委員会に付託の部分については、質疑の後、討論に入りましたが、討論はなく、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上でございます。よろしくお願いします。 14: ◯丸山繁治議長 報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  これより、第9号議案 新城市後期高齢者医療に関する条例の制定の討論を行います。  討論はありませんか。  浅尾えいこ議員。 15: ◯浅尾えいこ議員 ただいま議論となっております第9号議案 新城市後期高齢者医療に関する条例の制定について、反対の討論をいたします。  この条例案は、今後、増大するであろうと言われる医療費に対応していくということが制度化された主な理由になっております。  しかし、本当のことは世界に例のない制度で、高齢者だけを差別するという高齢者に厳しい医療制度です。  そして、なぜ75歳以上の高齢者として線引し、負担をかけるのかもはっきりしない制度であります。  以上、反対といたします。  詳しくは第37号議案 平成20年度新城市後期高齢者医療特別会計予算で述べさせていただきます。 16: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  加藤芳夫議員。 17: ◯加藤芳夫議員 ただいまの第9号議案、私は賛成の立場で討論させていただきます。  高齢者の医療制度につきましては、長い間、老人保健法により老人医療制度として実施されてきました。  この老人医療制度につきましては、国、県、市の負担金及び健康保険、政府管掌保険、共済組合、健康保険組合、国民健康保険等からの拠出金により運営されてきましたが、急速な少子高齢化、経済の低成長への移行、医療の高度化等により、その財政負担は増加の一途をたどり、国民皆保険を維持し、医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには、新たな医療制度である後期高齢者医療制度が必要不可欠であると認識しております。  さらに、当市のような老齢者人口の割合の高い市町村にあっては、今後、加速度的に増加する老人医療に対し、早急に手だてを打たなければ、今後ますます市財政を脅かしかねないと思われます。  この制度においては、高齢者に1割の保険料の負担を求めることになっておりますが、この保険料の徴収事務につきましては、市町村事務になっており、今後、増加する医療費に対し、老人の疾病に対し県下のすべての市町村が協力しなければならないものであります。  老後に安心して医療を受けられるために、財源の確保は安定的な制度の維持に必要であり、そのために市町村と広域連合と連携して制度の安定的な運営をお願いするものであります。  今後の後期高齢者医療制度の健全な運営に努力していただくことを期待して、本案に賛成討論といたします。 18: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  中根正光議員。 19: ◯中根正光議員 ただいま議題となっております第9号議案 新城市後期高齢者医療に関する条例の制定につきまして、賛成討論をさせていただきます。  本条例のもととなる後期高齢者医療制度は、国の政策として定められ、各都道府県単位に広域連合を設置することとなっております。  この制度のもとについては、本市においては、平成18年12月議会において慎重審議の上、民主主義のルールにのっとり、賛成多数で既に可決され、本年4月から実施されることが確定しております。  本条例は、この制度を円滑に進めるための事務手続きを定めるものであり、制度そのものを議論することは論点から外れています。  本条例を否定することは反対のための反対であり、民主主義のルールに反し、新城市における約8,000人の後期高齢者にとって不利益をもたらす結果となります。  以上、賛成討論とします。 20: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第9号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第9号議案は原案のとおり可決されました。  第10号議案 新城市国民健康保険税条例の一部改正から第12号議案 新城市保育所並びにへき地保育所の設置及び管理に関する条例の一部改正まで、及び第14号議案 新城市訪問看護ステーションの設置及び管理に関する条例の制定の4議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第10号議案から第12号議案まで、及び第14号議案の4議案を一括して採決します。  本4議案に対する委員長の報告は可決です。  本4議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第10号議案から第12号議案まで、及び第14号議案の4議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第16 第77号議案 平成19年度新城市一般会計補正予算(第4号)(総括)を議題とします。  これより、討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第77号議案を採決します。  本議案に対する各委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第77号議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第17 第15号議案 新城市資源集積センターの設置及び管理に関する条例の制定及び日程第18 第16号議案 新城市農業委員会の選挙による委員の定数条例及び新城市農業委員会の選挙による委員の選挙区の設定及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正の2議案を一括議題とします。  本2議案に関し、経済環境委員会委員長の報告を求めます。
     経済環境委員会委員長 菊地勝昭議員。 21: ◯菊地勝昭経済環境委員会委員長 それでは、経済環境委員会の委員長報告を行います。  経済環境委員会は、3月12日の本会議において、本委員会に付託されました第15号議案、第16号議案の2議案について、3月14日、午前9時から委員会室において、委員全員及び議長出席のもと、説明員として関係職員の出席を求め、開会しました。  第15号議案 新城市資源集積センターの設置及び管理に関する条例の制定については、質疑の後、討論に入りましたが、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第16号議案 新城市農業委員会の選挙による委員の定数条例及び新城市農業委員会の選挙による委員の選挙区の設定及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正については、質疑の後、討論に入りました。  白井委員から、今回は近隣市町村が定数を減らしたから新城市もあわせて減らそうとする数ありき、減ありきということで進んだと思われる。また、農業委員会の中で議論もされたが、新城の農業が本当に深刻になっている状況で、農業委員会委員の皆さんが自分の任期ではなく、農業委員会の将来あるべき姿を考えた上で定数変更に対して考えるべきであったと思う。農業委員会が果たすべき役割は非常に大きいことから、単純に数あわせの議論にしないということが大事であり、今回は十分な検討が行われた上での提案ではなかったと反対討論。  森田委員からは、近隣市町村が減らしたから減らすということは一つの目安であることは間違いないことであるが、定数削減問題と農業委員会の機能の問題は離して考えるべきである。農業が厳しい状況にあることは間違いないが、農業委員会は定数を減らした中で、関係諸団体と連携を密にして今まで以上の機能を発揮していただきたい。  定数削減については、きちんと農業委員会の総会を経て、検討に踏み切ったと農業委員会会長からも聞いている。この条例提出に至る段階の中で不備はなかったものと認識し、本条例改正を真摯に受けとめ、この条例に対し賛成するとの賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、よろしくお願いいたします。 22: ◯丸山繁治議長 報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  これより、第15号議案 新城市資源集積センターの設置及び管理に関する条例の制定の討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第15号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第15号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第16号議案 新城市農業委員会の選挙による委員の定数条例及び新城市農業委員会の選挙による委員の選挙区の設定及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正の討論を行います。  討論はありませんか。  白井倫啓議員。 23: ◯白井倫啓議員 それでは、議題となっております第16号議案に反対の立場で討論を行います。  農業委員会の選挙委員定数を30人から20人、選任委員を4人から3人、農業団体推薦を3団体で変わらずとして、総計26人という人員になっていくことになります。  担当課は、委員定数減の理由として、「合併の調整事項」「近隣市町村は、すべて減員している」「市の財政状況は非常に厳しい」を挙げています。  新城農業は、先の見えない危機的状況になっていることを考えれば、農業委員会の果たすべき役割は大きいといえます。  しかし、農業委員会の役割は十分議論された上での定数減とは判断できず、農業委員会の役割の農業振興の責任を果たせない心配も出てきます。  農業委員会の中の議事録を読んでみますと、委員から「現在の農業委員数で市の農業振興が図られているとは思えない。これからの農業振興を考え、充実した相談業務を行うことが必要ではないか」との質問が出されていました。  事務局の答弁は、「農業振興策を協議検討する組織を作り、地域農業をどうするか考える必要がある」というような話となっていましたが、ここから見えるのは、まず数を減らす、減員ありき、その上でできることをやる。簡単に言えば、そのような結論を持ったということかと思います。  初めから事務局提案が減員する方向で提案されているということであれば、農業委員は疑問を感じても一定以上の議論に踏み込めなかったと思えて仕方がありません。  農業委員会の議論の中でも議会議員定数の話も出たようにも聞いておりますが、農業委員定数削減の後は、議会議員定数削減が控えていることは容易に推測することができます。  この議論を今回の農業委員会の減員の議論をよしとすれば、議員定数議論も同様な議論を認めることになると考えられます。  近隣市の蒲郡22名、田原市20名をベースの議論だけとなり、議会の果たすべき役割からの議論が飛ばされる危険性が出てくるのではないでしょうか。  議会改革の流れが新城市でも起きています。議会の存在意義をかけての議会改革ということと理解していますが、議会の必要性の議論も、農業を支える農業委員会の必要性の議論も、延長線上にあるのではないでしょうか。農業委員定数削減の議論経過が議員定数削減の議論と連動することは必至です。  つまり、近隣市の状況、市の財政悪化という理由だけで議会議員定数削減の議論が終わってしまうでしょう。  農業委員会も減らしたのだから議会議員も減らすのが当然、こういう既定路線ができ上がってしまう可能性があります。  「議会改革」と言って、これから議会の必要性を市民の皆さんに幾ら訴えても、結局は減員ありきという状況になる可能性があります。  農業委員定数については、農業委員会の必要性、委員の報酬を含めた議論を徹底的に行うべきではないでしょうか。「金がないから減らせ」が第一となってしまうことでは、ますます農業の衰退に拍車をかけることになると考えています。  以上、反対討論といたします。 24: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  森田尚登議員。 25: ◯森田尚登議員 私は、ただいま議題となっております16号議案に賛成の立場で意見を言わせていただきます。  今、白井議員の反対討論を聞いておりまして、何か勘違いをしているのではないかなと私は感じました。皆さんいかがでしょうか。  この16号議案が提案された理由を今、この議案書を少し読ませていただきます。「この案を提案するのは、新城市の農業委員会の選挙による委員の定数及び同委員会の選挙による委員の各選挙区において選挙すべき委員の数を見直すため必要であるから」と、条例整備をここでしっかりと議論するために私たちはずっと審議をしてきたと思います。  先ほど、委員長報告にもありましたように、農業委員会は自らきちんと議論をし、定数を定めて市長のところに答申をした。  その審議の過程の中で不備があったとはとても思いませんし、きちんと議論をされていたことは私も農業委員会会長さんにお会いをして伺ってまいりました。  今回、賛成討論をするに当たって、今、白井議員の論点をかみ合わせて討論をしようと思いましたけれども、どうも立ち位置が違うような気がして仕方がありません。  ですから、きょう賛成討論の論旨はあくまでも農業委員会の委員の皆さんが厳粛に市長のところに答申を出された。そのことを真摯に受けとめて条例の整備、その1点で賛成の意見とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 26: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第16号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第16号議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第19 第17号議案 新城市営住宅管理条例の一部改正から日程第25 第76号議案 市道の路線認定までの7議案を一括議題とします。  本7議案に関し、建設消防委員会委員長の報告を求めます。  建設消防委員会委員長 長田共永議員。 27: ◯長田共永建設消防委員会委員長 それでは、建設消防委員会委員長報告をいたします。  建設消防委員会は、3月12日の本会議において、本委員会に付託されました第17号議案から第20号議案まで、第74号議案から第76号議案までの7議案について、3月14日、午後1時30分から、委員会室において、委員全員及び議長出席のもと、説明員として関係職員の出席を求め、開会しました。  第17号議案 新城市営住宅管理条例の一部改正から第20号議案 新城市防災行政用無線施設の設置及び管理に関する条例の一部改正まで、第74号議案 豊橋市及び豊川市消防通信指令事務協議会への加入から第76号議案 市道の路線認定までの7議案については、質疑の後、討論に入りましたが、討論はなく、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、よろしくお願いいたします。 28: ◯丸山繁治議長 報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  これより、第17号議案 新城市営住宅管理条例の一部改正から第20号議案 新城市防災行政用無線施設の設置及び管理に関する条例の一部改正まで、及び第74号議案 豊橋市及び豊川市消防通信指令事務協議会への加入から第76号議案 市道の路線認定までの7議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第17号議案から第20号議案まで及び第74号議案から第76号議案までの7議案を一括して採決します。  本7議案に対する委員長の報告は可決です。  本7議案は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第17号議案から第20号議案まで、及び第74号議案から第76号議案までの7議案は、原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第26 第34号議案 平成20年度新城市一般会計予算から日程第60 第68号議案 平成20年度新城市工業用水道事業会計予算までの35議案を一括議題とします。  本35議案に関し、予算特別委員会委員長の報告を求めます。  予算特別委員会委員長 森 孝議員。 29: ◯森 孝予算特別委員会委員長 予算特別委員会の委員長報告をさせていただきます。  予算特別委員会は、去る3月12日の本会議において、本委員会に付託されました第34号議案 平成20年度新城市一般会計予算から第68号議案 平成20年度新城市工業用水道事業会計予算までの35議案について、3月17日、午前9時から議場において議長出席のもと、説明者として市長、副市長、教育長、以下関係職員の出席を求め、委員会を開会しました。  審査経過の概要と結果について報告します。  各議案に対して、通告に基づき活発な質疑を行い、慎重に審査をしました。  第35号議案 平成20年度新城市国民健康保険事業特別会計予算、第36号議案 平成20年度新城市老人保健特別会計予算、第38号議案 平成20年度新城市介護保険事業特別会計予算から第65号議案 平成20年度新城市作手財産区特別会計予算まで、第67号議案 平成20年度新城市水道事業会計予算、第68号議案 平成20年度新城市工業用水道事業会計予算の32議案については、質疑の後、討論に入りましたが、討論はなく、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
     次に、討論のありました3議案について報告します。  初めに、第34号議案 平成20年度新城市一般会計予算については、質疑の後、討論に入り、白井倫啓委員から、平成19年度予算審議において、予算の編成過程における市民の姿がない。市民に依拠して市民とともに削減努力をする必要があると提案した。しかし、今年1年その努力がほとんど見られなかった。19億円の収入不足予算に市民がどれだけ依拠してきたのか。今年もその過程は市民に相談せずに結論だけ決めてしまう昨年と同じ考え方であり、予算編成が市民から離れてしまっている。1年前の提案が今回も実行されていない。まだ行政指導というやり方が予算全体に流れる基調となっている。この予算は、市民に本市の展望を魅力ある形で提案することはできない。市長の政治姿勢、新城市政をどのように行っていくのか。市民をどのように巻き込んでいくのか、その点に不十分さが残った予算であるとの反対討論。  続いて、夏目勝吾委員から、新年度予算は、財政健全化を強く前面に出した予算である。特に消防防災センターを中心とした地域防災体制のスタート、保育園や学校の耐震改修、子育て支援策の大きな拡充、さらに夜間診療所、訪問看護ステーションの設置など、安全・安心の施策が大きく拡充されていることは十分評価できる。補助金の削減や保育園の統廃合など、歳出削減の取り組みもなされている。削減だけでなく、新設される産業立地部による企業誘致など、将来の財政確保策も盛り込まれており、大いに期待できるところである。財政健全化スタート予算と銘打たれた新年度予算は、将来を見据えた財政基盤の確立と総合計画の各種施策の実現に向けた意欲が強く感じられるものであり、今後に期待が持てる予算と評価できるとの賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数で、第34号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、第37号議案 平成20年度新城市後期高齢者医療特別会計予算については、質疑の後、討論に入り、浅尾えいこ委員から、後期高齢者医療制度は、2006年に構造改革の名で自民・公明が強行した75歳以上の国民に負担増と治療制限を強いる差別医療制度である。年金から保険料を天引きする行政徴収は、高齢者の暮らしを直接脅かすものであり、若い世代にとっても日本の医療保険が生涯保険でなくなり、75歳で差別的な医療制度の強制加入させられる新たな将来不安をもたらすものである。長寿を祝える世界こそが政治責務と考え、私たちは国に対して4月からの実施の中止、撤回を求めて署名をしているとの反対討論。  続いて、加藤芳夫委員から、本議案は、保険料を市町村が徴収し、広域連合に納付するための市町村事務の会計予算である。保険料については、低所得者に配慮した内容となっており、被保険者が被災、長期入院、失業等の場合の徴収猶予や減免も規定されている。今後の健全な財政運営に対する努力を期待して、賛成するとの賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数で、第37号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、第66号議案 平成20年度新城市新城市民病院事業会計予算については、質疑の後、討論に入り、浅尾えいこ委員から、新年度も4億4,000万円の赤字予算を組んでいる。年度末には累計赤字は約27億円と過大になる見込みである。さらに、公立病院の運営に追い打ちをかけるかのように、昨年7月、総務省は公立病院改革プランの策定を求めるガイドラインを示し、08年度中に公立病院改革プランの策定を求めている。このガイドラインには三つの指標を公立病院に求め、圧力となっている。本市の大変な実情を総務省は理解していないと思われる。もっと市長は国に対して声を上げていただきたいと切に思う。この困難な状況の中で医療従事者同士の連携の浸透が足らず、住民と医療従事者との人間的な信頼の構築が欠けていたということを指摘するとの反対討論。  続いて、鈴木司郎委員から、平成19年度における病院事業の経営状況は、18年度と比較し、収支両面にわたり経営改善の効果がわずかではあるが表れている。こうした状況の中、今回提出された新年度予算は、さらなる経営の効率化を図るため、市民病院経営改善アクションプランの確実な推進とともに、経営内容の見直し等による委託料の大幅な削減、企業債利息の削減など、現状の病院運営の中で、できる限りの経営努力が盛り込まれた予算となっており、少しずつではあるが回復の基調が見えている。この流れをとめることなく、確実にするため、本予算を成立させることは大変意義のあることと判断するとの賛成討論がありました。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数で、第66号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、報告いたします。よろしくお願いいたします。 30: ◯丸山繁治議長 報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  初めに、第34号議案 平成20年度新城市一般会計予算の討論を行います。  討論はありませんか。  白井倫啓議員。 31: ◯白井倫啓議員 ただいま議題となっております第34号議案に反対の討論を行います。  合併して1年目は59億円、2年目は33億円、3年目の今年は19億円と毎年、各部の要求段階では大幅な収入不足が問題となってきました。  市民に財政危機を発信するものの、最後は市民の関知しないところで財政調整を行っているため、市民にはその深刻さが伝わっていません。本議会での財政の厳しさが末端まで届いていないとの市長も認識を示しました。  なぜ市民に危機感が伝わらないかは明らかです。予算編成に市民がかかわることができないからです。この点は、昨年度予算の反対討論でも強調したことです。  昨年度予算編成において、「バーチャル事業部制という新しい手法で大幅な収入不足を解決した」と自慢しましたが、それは行政内部だけの調整手法で、市民参加を求めるものではなかったと考えています。  具体的には、市民プールの突然の中止、副市長二人制の否決、旧豊川信金大野支店改修工事の取り下げ、私学助成の半額カットなど、市民に何の相談もなしに行政で進めたため、市民、議会の理解が得られているとは思いませんでした。  「市民の声を聞かずに予算が提案されてくる。これで市民は本当に市政に協力しようという気になるでしょうか」と指摘して、住民自治を言葉だけにしてはいけないと強調しました。  しかし、今年度予算編成においても、市民の声を聞くことは不十分だったと考えています。  具体的な例としては、西部公民館の突然の印刷機の撤去説明がありました。議会にも何の説明もありませんでした。相談ではなく、結果説明のみであったため、住民は怒りました。行政にも何度も足を運んだということがありました。こういうやり方では市民と行政の協働は生まれません。  私たちは、市民に財政危機を理解してもらうために、昨年6月議会では、「ザイセイの話を2回全戸配布してきたが、配布だけでは理解ができない。職員が地域に出掛け、説明を行うべきだ」と提案を行いました。総務部長は「そのとおり実施したい」との旨の答弁をしたにもかかわらず、結果は、昨年9月、10月の市長懇談会の1回のみの利用に終わりました。本気で市民に財政危機を訴えるという姿勢があったとは思えません。  また、昨年度の予算編成のときには、本気で財政改革に取り組んでいる志木市の例として、埼玉県の志木市は、市民公募によって第二の市役所とも言える組織、市民委員会を設置した。平成17年度に始められた制度で、職員、議員、市民委員会が協力して全927事業の見直しを行って、430事業を廃止、縮減、見直しを行い、約13億円の経費削減を行った。この市民委員会は、250人の無償ボランティアだったことを挙げ、新城市も市民に依拠した財政健全化に取り組む必要性を強調しましたが、結果は今回の予算編成が示しているように、昨年同様に行政主導で予算編成が終了しました。  財政危機という市民の皆さんに参加していただける議論の機会と言えば絶好の機会であったと考えますが、相変わらず従来のお任せ行政と言われるような状況が続いていると言えます。  職員が頑張っていないというのではなく、市民参加の方向を間違っているのではないでしょうか。  「住民自治」の言葉どおり、多数の市民の参加を進める仕組みづくりが必要です。困ったときは市民に聞くという姿勢で解決は市民主導で行うという方向に向かっていくべきです。  今年度進められた総合計画の検討にも多摩市のようなボランティア100名を超えるような市民参加の議論を保証したわけでもなく、総合計画の進捗管理のために提案された市民委員会もわずか15名の委員だけの構成としています。限られた市民による改革だけを求めているようにも見えます。  この姿勢では市民は力を発揮する場所が出てきません。同様なことが深刻な農林業、商工業にも言えます。  これまでの農林業、商工業再生の施策は、展望も明らかにしないまま、個人の努力に期待をするというものでした。  この結果、大多数の農家、商工業者は、展望を失いかけているのではないでしょうか。  農林業、商工業の再生は、それぞれ単独で再生はできません。農業者、商工業者、市民、行政が連携し、目指すべき方向を共有し、ともに努力をするしかありません。そのときに必要なのが市長の理念だと考えています。  例えば、宮崎県綾町は、現在では有機無農薬野菜のまちとして有名で、観光客にも支えられる観光の町となっていますが、宮崎県綾町再生の出発点となった郷田町長の町長就任のころは「夜逃げの町」と言われていました。町の存続も危ぶまれる自治体でしたが、ダム建設を阻止し、地域を守るためにダム建設に断固反対をしました。  また、戦後、国を挙げてスギ、ヒノキへの植林に植え替えるという全国を挙げての強力な動きがありましたが、地域の自然を守らなければならないという郷田町長の思いで現在、照葉樹林が日本一の照葉樹林となり、守られています。  また、将来、有機農業がかなめになる。もう二十年、三十年前のことですが、将来を見据えて、その当時は変人扱いされていたと聞いていますが、それでも有機農業推進のために先頭に立って働きました。  結果、町は残り、全国でも情報発信力のある町となっています。  この例を見ていきますと、残念ながら現在、穂積市長にはこの新城をどのように将来持っていくのか明確な将来ビジョンが私たちには見えてきません。住民自治というだけでは市民に展望を示すことができません。農林業、商工業、観光行政には従来の域を越える施策、意気込みを感じられません。  以上のように、市民を巻き込む意欲も、新城市の目指すべきまちづくりの展望も示せていない穂積市長の政治姿勢の問題点を指摘し、その政治姿勢が根底に流れる20年度予算に反対いたします。 32: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  夏目勝吾議員。 33: ◯夏目勝吾議員 ただいま議題となっております第34号議案 平成20年度新城市一般会計予算につきまして、賛成の立場で討論をいたしたいと思います。  先月18日、3月定例会に先立ち、平成20年度予算の説明を受け、その折に感じたことは、「財政健全化」という言葉が至るところにちりばめらており、これは物すごい緊迫財政になってきたのかという一抹の不安を感じておりました。  確かに新年度からは、第二の夕張を発生させないために財政健全化法が施行され、自治体の財政健全度が厳しく監視されることになることから、こういった取り組みをしていかなければならないことは十分理解されるところであります。  しかし、行財政改革というものは必ず痛みが伴うものでありまして、そういった負の部分がどの程度予算に表れているのか非常に関心を持ったところであります。  しかしまた、ふたをあけてみれば、そういった心配は全くの杞憂であります。個々の事業を見てみますと、特に安全・安心の施策が非常に充実されており、新年度から立ち上がります消防防災センターを核として、消防通信指令業務の共同運用、消防団組織の一団化、新城地区の防災行政無線整備、防災学習ホールの運用開始などの消防防災体制の充実、未来を担う子どもたちを災害から守るための保育園や学校等の耐震改修、また子育て支援の施策では、不妊治療、妊婦医療機関健診、子ども医療費、3人目からの保育料の無料化など、まさにゆりかご以前から子どもに対する施策が大きく拡充されております。  さらに、合併直後から大変心配しております市民病院をはじめとする地域医療問題でありますが、これにつきましても健康医療部が新設され、夜間診療所、訪問看護ステーションが開設され、当地域の医療体制につきましても少し明るさが見えた感じがいたします。今後の成果に大いに期待するところであります。  また、各所で事業の見直しがなされており、補助金の削減や保育園の統廃合など、歳出削減の取り組みがなされております。  こういった見直しは避けて通れないことだと思っておりますが、削減だけではなく、将来の財源確保策も盛り込まれております。新設される産業立地部における企業誘致はその最たるものであり、大いに期待申し上げるものであります。  市民への行政サービスをある程度維持しつつ、財政規律を堅持していくのは、ある意味で二律相反する事柄を同時進行させようとすることであり、非常に難しい高度なコントロールが求められると思います。  新年度から市長をトップに据えた財政健全化推進本部を立ち上げ、初めての総合計画に盛り込まれた政策を実現するための財源確保に邁進されるとお聞きしており、その取り組みと成果に強く期待するものであります。  また、予算編成の透明性の確保に関しても、新しい試みとして予算要求状況とその査定結果の公表がホームページでなされたことは十分評価に値するものであります。  以上のように、財政健全化スタート予算と銘打たれた新年度予算は、将来を見据えた財政基盤の確立と総合計画の各種施策の実現に向けた意欲が強く感じられるものとなっており、今後に期待が持てる予算になっていることから、本議案に賛成するものであります。 34: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  菊地勝昭議員。 35: ◯菊地勝昭議員 夏目議員に引き続き、私も第34号議案 平成20年度新城市一般会計予算に賛成の立場で討論いたします。  「市民主役の公共空間と成熟した自治社会を形成することを目指しながら、ともすれば現状に愚痴をこぼし、利害調整に心身をすり減らし、将来展望を自ら狭めがちになる中で、改めて新市建設への確かな展望とその実現に向けて揺るぎない確信を表明したいと思います」と予算大綱にあります。  この予算案は、本市にとって最大の課題であった財政の健全化のために歳出削減を18年度「緊急改革型」、19年度「新規建て直し型」と財政再建に取り組み、「財政健全化スタート予算」と規定する20年度予算は205億5,000万円と前年度対比マイナス4.1%歳出の削減を進め、また、プライマリーバランスも6.7と改善が進んでおり、基金の取り崩しが3億円あるが、財政健全化に明るさが見えてきた予算である。  市長は、200億円程度が本市の経済力、財政力に見合った予算の規模であり、新年度はその水準にわずかに届かなかったが、財政健全化に向けた取り組みをステップアップし、持続可能な行政運営を確立していくために新年度予算の位置付けを財政健全化スタート予算と銘打っている。  この予算規模は、本市の身の丈に近づいた予算と思うが、ひたすら歳出削減を進める緊縮財政は縮小均衡に向かい、本市の将来に決してよい結果をもたらさないことは明白である。  市民の皆さんは、今まで歳出削減を進める中で大きな痛みを感じており、今なお行政運営に対する批判の声が拡大しているのも事実であるが、財政改革を進めていく上で一度は通らなければならない厳しい関門ではないか。  今後、インター周辺開発や駅前整備、新庁舎建設などを事業として取り上げれば大きな財源も必要になる。  これからはさらにむだを省きながら、歳出の中身を十分吟味することが大切であり、市民の皆さんが何を求め、何を望んでいるか、市民意見を十分に聞き取り、市民目線の行政評価をよく検証しながら、持続可能な健全経営を確立するための財政規律を堅持することが求められる。  また、新年度予算は、「希望都市・新城」建設に向けた第1次総合計画のスタートに時を同じくするものであり、この総合計画を着実に推進し、本市の将来を明るいものにするには11年間に約2,120億円が必要であるが、市債を減額しながら総合計画を進捗するには厳しい財政運営が求められている。  いずれにしろ本市の行財政運営が新しい段階に入る入口の予算であることに配慮がなされ、新たに設置される財政健全化推進本部において、より次元の高い行財政運営を目指す取り組みや、本市の大きな課題である政策投資財源の確保への取り組みも随所に見られ、財政健全化スタート予算として評価ができるものである。  また、執行時点において、市民の声に十分配慮するとともに、培ってきた行政手腕を生かし、より高い効率を求め、大きな成果が出るような予算執行に期待し、平成20年度一般会計予算に賛成するものである。 36: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第34号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第34号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第35号議案 平成20年度新城市国民健康保険事業特別会計予算及び第36号議案 平成20年度新城市老人保健特別会計予算の2議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第35号議案及び第36号議案の2議案を一括して採決します。  本2議案に対する委員長の報告は可決です。  本2議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第35号議案及び第36号議案の2議案は原案のとおり可決されました。  次に、第37号議案 平成20年度新城市後期高齢者医療特別会計予算の討論を行います。  討論はありませんか。  浅尾えいこ議員。 37: ◯浅尾えいこ議員 第37号議案 平成20年度新城市後期高齢者医療特別会計予算に反対する立場で討論いたします。  来月、2008年4月から導入されようとしている後期高齢者医療制度は、中身が知られるにつれて批判の声が広がっています。  私は、一般質問の中でも話しましたが、その中身を4点にまとめて申し上げますと、一つは、現在、扶養家族となっていて保険料を負担していない人も含め、75歳以上のすべての高齢者から保険料を取り立てます。  二つ目は、年金から保険料を天引きすることです。
     三つ目は、保険料を払えない人からは保険証を取り上げ、医療を受けられなくすることです。  四つ目は、受けられる医療を制限し、差別する別立て診療報酬を設けることです。  このように今回の後期高齢者医療制度は、高齢者を医療から遠ざけ、健康を脅かすものになることから、日本共産党は国会で反対をいたしました。  私たち新城市議団もこの制度の中止、撤回を求める請願署名を国に提出するため、署名に回っています。  署名をしてくださる中で、ある方は私にこのような質問をされました。96歳の大おばあさんですが、豊橋のケアハウスに入っています。「96歳の高齢者でも保険料を取られるのですか」私は尋ねられました。私は答えました。「そうよ、亡くなるまで払い続けなければならない制度なのですよ」そう言いますと、その方はお嫁さんですけれども、びっくりしました。そして、次のように言いました。「えー、こんなひどい制度だれが決めたのですか」と怒り出しました。もちろん署名には快く応じてくれました。  対象者は、戦後を必死に働き、現在の日本を築いてきたお年寄りであります。長生きをしたらむしろ医療費の心配はないですよというのが政治というものだと思います。  この制度は、お年寄りいじめの最悪の制度であります。全国的にも中止、撤回を求める意見書も相当数国に届けられています。  今現在は、一般質問でも申しましたが、自治体の決議は500を超えて、全自治体の3割を超えて決議が挙がっています。  また、反対署名は350万人にのぼっています。  この先の3月議会の岐阜県の大垣市議会の様子ですけれども、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を自民クラブの発案で議会に提出され、可決される見通しだと聞いております。  これらの動きに対して、新城市の認識の甘さが際立ちます。将来的に高齢者に押し寄せる負担増について、もっと認識すべきです。  以上、反対討論といたします。 38: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  加藤芳夫議員。 39: ◯加藤芳夫議員 第37号議案 平成20年度新城市後期高齢者医療特別会計予算について賛成の立場で討論いたします。  後期高齢者医療特別会計につきましては、市町村事務であります保険料を市町村が徴収して、広域連合に納付するための会計であります。  保険料につきましては、低所得者に配慮した7割、5割、2割の減額制度と今まで被扶養者であった人の5割軽減があり、本市におきましても、半数以上の被保険者がこの減額の対象になると聞いております。  また、被保険者が災害等により住宅、家財に損害があった場合や、長期の入院や失業等により所得が減少した場合には、保険料の徴収猶予や減免を受ける制度もあり、低所得者や所得が減少した被保険者への配慮がなされているものと判断されるものであります。  今後、後期高齢者医療特別会計の健全な財政運営に努力していただくことを期待して賛成討論といたします。 40: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第37号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第37号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第38号議案 平成20年度新城市介護保険事業特別会計予算から第65号議案 平成20年度新城市作手財産区特別会計予算までの28議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第38号議案から第65号議案までの28議案を一括して採決します。  本28議案に対する委員長の報告は可決です。  本28議案は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第38号議案から第65号議案までの28議案は原案のとおり可決されました。  次に、第66号議案 平成20年度新城市新城市民病院事業会計予算の討論を行います。  討論はありませんか。  浅尾えいこ議員。 41: ◯浅尾えいこ議員 第66号議案 平成20年度新城市新城市民病院事業会計予算に反対の立場で討論いたします。  新年度も、昨年に続き約4億4,000万円の赤字予算を組んでいます。予算どおりに行きますと、来年度末には、累計赤字は約27億円と過大となる見込みであります。  さらに、公立病院の運営に追い打ちをかけるかのように、昨年7月、総務省は公立病院改革ガイドラインを準備し、新年度に各病院に改革プランの策定を求めています。  このガイドラインには三つの指標を公立病院に求め、地元病院との矛盾を深めます。この矛盾は、新城市民病院、住民、患者、そして私たち議会、行政にこれまで以上の困難に陥ることが想像されます。  その一つに、経営効率化指標というのがあります。3年間で医師が減少する中での累積赤字27億円余を黒字にすることにあります。  二つ目は、病床、ベッド利用率です。70%以下の場合は病床数の削減、診療所化などの見直しを指摘されます。そのペナルティーの対象としては、病床数の削減、民間委託、給与の見直し、先ほどの診療所化などが例示されています。  このように考えますと、総務省の改革プランに基づく指導、援助は、医師・看護師不足による救急や分娩の受入不能、診療科の縮小によって、過大な赤字に悩む過疎地である新城市の実態を改善するというより、むしろ崩壊を促進するのではないかと思わざるを得ません。  この危機に対して市民のためどうあるべきか、新年度予算には見えません。行政をあずかる市長は国の言いなりになるのではなく、もっと国に対して過疎地である新城市の実態を国に声を上げていくべきだと思います。  幸い、市民病院で働く医師、看護師はじめ、それを支える事務職員の人々の大変なご努力は今、市民の皆さんの高い評価を受けています。  この人たちのご努力に報いるためには、例えば夜間診療所の設置の問題で言えば、協力を求めるためにも市民病院の先生、看護師さん、当然、事務職の人たちにも十分に知らせるべきだと思います。それがなされていなかったことは大変残念であります。市民病院再生のためには、現在、勤務している医師、看護師の協力は欠かせないと思います。  この危機をきっかけにして市民との交流と連帯を深め、さらに市民病院が身近な存在として市民にも、今、勤めている医師、看護師を文字どおり大切に守っていく意識改革を作る必要があると思います。住民と医療従事者との人間的な信頼関係を築いていくことが今大切だと考えます。  本議会での質疑などを踏まえると、まだ関係者に情報を開示していないなど、そこまでには至っていなかったと考えます。  以上を申し述べて反対討論といたします。 42: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  鈴木司郎議員。 43: ◯鈴木司郎議員 私は、ただいま議題となっております第66号議案 平成20年度新城市新城市民病院事業会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  平成19年度における市民病院事業の経営状況は、この1月末の状況で前年度と比較し、入院、外来収入は約4.3%の増加傾向にあります。  また、支出におきましては、事業費用全体で約5.4%の減となっており、収入支出両面において経営改善の効果が確実に表れてきております。  こうした状況を受け、今回、提出された平成20年度予算は、さらなる経営の効率化を図るため、市民病院経営改善アクションプランの着実な推進とともに、契約内容の見直し等による委託料の大幅な削減、金利の高い企業債については借換債を活用した企業債利息の削減など、現状の病院運営の中でできる限りの経営努力が盛り込まれた予算内容となっております。  現在、全国の多くの地方公立病院も医師不足という大きな課題を抱え、地域医療の確保に躍起となっております。  こうした中、市民病院は、医師をはじめとする職員の努力により、少しずつではありますが回復の基調が見えてきております。この流れをとめることなく、確実なものとするため、平成20年度には医療部制という新たな組織編成を採用し、さらなる経営効率を高める体制の強化を図っていくことも予定されております。  今後とも市長と病院スタッフの密なる連携によって、医師の確保並びに医療に対する信頼回復に取り組まれることを切望するところであります。  よって、今回、提出の予算を成立させることは大変意義のあることと判断し、本案に賛成いたします。 44: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第66号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第66号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第67号議案 平成20年度新城市水道事業会計予算及び第68号議案 平成20年度新城市工業用水道事業会計予算の2議案を一括して討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第67号議案及び第68号議案の2議案を一括して採決します。  本2議案に対する委員長の報告は可決です。  本2議案は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第67号議案及び第68号議案の2議案は、原案のとおり可決されました。  (丸山隆弘議員、山本一昭議員 退場)   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第61 第73号議案 新城市基本構想の制定を議題とします。  本議案に関し、基本構想特別委員会委員長の報告を求めます。  基本構想特別委員会委員長 森 孝議員。 45: ◯森 孝基本構想特別委員会委員長 基本構想特別委員会の委員長報告をさせていただきます。  基本構想特別委員会は、去る3月12日の本会議において、本委員会に付託されました第73号議案 新城市基本構想の制定について、3月18日、午後1時30分から議場において、議長出席のもと、説明者として市長、副市長、教育長以下、関係職員の出席を求め、委員会を開会しました。  審査経過の概要と結果について報告します。  議案全般にわたり通告に基づき、活発な質疑の後、討論に入りました。  白井倫啓委員から、今回の基本構想は「新たな公共」という理念で政策や事業の羅列ではない計画になるとの審議会会長の言葉もあり、違うところに踏み込んだと期待し、議論を見守っていた。「新たな公共」、いよいよ市民自治に近づいてきたと期待もしたが、この1年を振りかえると、市民の盛り上がりも低く、結局、かなり急ぎ足で進んでしまったと思えてならない。審議会の皆さんが一生懸命努力され、職員も何らかの形で参加したという点での努力は認めないわけではないが、内容を把握し、これだったらいいぞというところまで広がっていないのが事実である。  今回の計画は、言葉どおり「新たな公共」というのをどれだけの市民に理解していただき、計画をスタートさせるかだと思う。より実のあるものにするために市民にもう一度審議会の皆さんが努力した成果を見ていただき、いろいろ声を聞いて決定すべきであるとの反対討論。  森田委員から、この基本構想は3層構造になっており、この理念の部分には高い頂を見ることができた。「市民(ひと)がつなぐ山の湊 創造都市」という大きな目標を掲げ、そこに向かっていく理念とこの理念のもとに基本計画と実施計画という2層がきっちりと積み上げられており、ここの部分については職員がしっかり担保していかなければ賛成はできない。職員の熱い思いを乗せていくことを約束していただきたいとの賛成討論。  採決に入り、起立採決の結果、賛成者多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
     以上、報告いたします。よろしくお願いいたします。 46: ◯丸山繁治議長 報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  これより討論を行います。  討論はありませんか。  白井倫啓議員。 47: ◯白井倫啓議員 ただいま議題となっております第73号議案に反対の討論を行います。  「総合計画は、平成19年度いっぱいをかけて濃密、多様な議論を重ねた末に練り上げられた」と市長は言われておりました。  しかし、審議会は、わずか9回だけという超スピード審議となっていました。  審議方法は、基本的には職員の提案をベースに議論され、修正、加筆されるというものであったと思います。  特別委員会でも総合計画の理念、「新たな公共」という点では私自身も今までにないまちづくりが進められるのかもしれないという期待を持っておりました。  職員の皆さんも、「新たな公共」という全国に例のない計画を作るという意気込みの中で相当な努力をされたとも思います。  また、審議委員の皆さんも相当なページに及ぶ基本計画を1年間議論された、この努力を否定するものではありませんが、大事なことは計画を作ることではなくて、その計画をどれだけの市民の心に届けるかということが重要だと思います。  市長は、「住民自治条例を制定する」というようなことも言われていますが、住民自治条例を制定するということは、条文を作るということではなく、市民の皆さんの思いをそこに込めることだと思うのです。  市民の皆さんの自治の姿を、自治の実践をそこに入れていくことが住民自治条例の制定ということだと思います。  条例だけを作るということであれば、全国の先進事例をつなぎ合わせてしまえば条例はできます。  しかし、条例はできても市民の皆さんの心には響かない。  今回の総合計画もこの視点で見ていきますと、どれだけの市民の皆さんの心に新たなる公共という理念が届いているのか。これが私が心配するところです。  今回の総合計画が例えば、隣のおじさんからも「今度の総合計画はいいなあ」と、「新たなる公共か、いい響きだ」というような話がもし聞かれるだけの大きな広がりが出てくれば、市民の皆さんがまちづくりを意識し、市民自治社会という言葉だけではなく、実践が付いていくのではないでしょうか。  総合計画策定に具体的にかかわる市民をどれだけ増やすかの取り組みこそ今必要なのではないでしょうか。  多摩市の例を出したとき、新城市は多摩市ほど市民参加が進んでないとの答弁がありましたが、市民参加を広げる妙案はありませんし、段階的に一つずつ着実に進めていく以外にはありません。機会あるごとに市民が決定に参加し、市民が責任を負っていく、こういう経験を数多くすることしか市民参加を広げる方法はないのではないでしょうか。  11年間の新城市のまちづくりの決定に参加し、推進の輪にどんどん入っていただければ、計画のかなめであります、何回も強調しますが、新しい考え方、「新たな公共」の担い手の確保につながっていくと考えます。  総合計画が決まったと聞く市民と、自分がいろいろな形で参加し、策定にかかわったという経験を持った市民とでは大きく総合計画のとらえ方が変わってくると思います。  今回、1年間で基本計画を策定する必要があるというかなり時間のない中での計画策定でした。期限を急いだことで市民参加の機会を狭めてしまっていたと思います。市民の皆さんの多くの声を聞く時間がなかったということだったと思います。  「本計画がたくさんの人がかかわったすばらしい計画」と自慢も市長はされておりますが、この「すばらしい」と言われている計画、これをもしたたき台として、総合計画にもあります全市一丸となって議論する時間があれば、さらにすばらしい、それこそ文字どおり市民参加の総合計画になるのではないでしょうか。  先ほど、20年度の各種予算が議決されております。例えば総合計画の議決が1年遅れたとしても、20年度は予算執行に困ることはなくなっています。基本構想の視点をしっかり持ちながら、1年の議論をしていく。  基本構想の中には職員担当制ということも提案されていました。この職員担当制の先取りで、基本構想の理念を理解した職員が各地で何回も議論の場を設定することも可能となります。この場で「新たな公共」の理念をしっかり議論したらどうでしょうか。  「新たな公共」は、新しい理念として市民にはまだまだ理解しにくい理念です。  しかし、この理念の理解が広がっていけば市民参加も大きく広がる可能性が出てくると考えています。  以上を考えていきますと、決定を急いではいけない。急がば回れという道をとるべきだと考えています。  また、基本構想の内容の点からも議論もしていきたいと思います。  時間もありませんので、2点に限り問題点を指摘しながら議論を進めていきます。  「新たな公共」の理念は、すべての市民がお互いの違いを認めながら、一人ひとりがまちづくりに主体的に参加することだと考えています。  そこには人による強制は存在せず、市民、議会、職員が真の協働を実現する社会を目指すという崇高な取り組みがあるものだと考えています。  当然、人が人を人事評価して優劣を付けるという視点はあり得ないと考えています。  議会答弁で「議員さんから見ても働く職員と働かない職員がいるでしょう」というような言葉がありましたが、この視点がもし基本構想に流れているとすれば、自治社会ではなく、監視社会を目指すことになるのではないでしょうか。  目指すべき社会の実現は、お互いの違いを認め合って協働することでしか実現できないと思います。  職員を人事評価して優劣を付けることは職員を信頼することではありません。働かない職員を働かせるために評価するとしたら、職員の自治力は高まらないでしょう。  職員の育成は、職員の心に灯をともすことです。この作業を逃げ、人事評価というところに入ってしまえば、真の協働というのは市役所の中にも生まれないのではないでしょうか。  「人事評価を手当に反映させる」とも答弁されておりましたが、このやり方は「新たな公共」という理念を台無しにすると考えています。職員が評価を上げるために働くという意識が働いたとき、職員の信頼関係を壊し、市民のための公務員という意識が薄れてしまう危険性が出てきます。  また、もう一つ大きな問題点として挙げさせていただきます。新城市は「環境首都を目指す」「環境に軸足を置いた地域循環型社会を目指す」と言いますが、この言葉と行動が正反対という部分が出ています。  もう水は足りている。治水、利水から見ても「むだ遣いの大型公共工事」とも言われている設楽ダムには、国の答弁をオウム返しに繰り返すだけで、清流豊川に大きな影響を与える可能性があるにもかかわらず、推進の立場をとり続けているということです。  総合計画特別委員会でもその態度は変わらずに、本気で市民に「環境首都を目指す」とはとても言えない態度だと思います。  この思想が市民に本当に受け入れられるのか。「環境を目指す」と言いながら、「自然環境を保全する」と言いながら、設楽ダムは推進する。この矛盾を市民に本当に理解してもらえるのでしょうか。  この2点をとっても議論をここで終結させるには早過ぎると考えています。現時点で議決するよりも、ほかにも市民的な議論で内容を深めれば、もっとすばらしい計画になると思います。  11年間を市民自治社会を実現する期間とするのであれば、市民の心に灯をともす努力が必要だと考えています。  以上、反対討論といたします。 48: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  森田尚登議員。 49: ◯森田尚登議員 ただいま議題となっております第73号議案 第1次新城市総合計画基本構想に賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  先ほど、委員長から報告がありましたように、この基本構想に賛成する論点は皆さんに十分伝わっていると思うのですが、今、白井議員から細かな点で多々反対理由が述べられました。  しかし、その反対理由を聞いておりまして、「市民に計画を届けることが重要」こういう言葉がありました。そのとおりだと思います。  しかし、市民に計画を届けることは、この基本構想を立ち上げた上で、基本構想の下にきちんとした2層構造があるという賛成意見を述べさせていただいたのですが、2層構造を市民と職員と議会が一緒になって細かな点まで作り上げていく、その作業はどうしてもしなくてはいけない作業だと思います。  今回のこの基本構想は、「高い頂を目指した」と賛成意見を述べさせていただきましたが、「新たな公共」が導く市民自治社会の実現を目指し、まちの将来像を「市民(ひと)がつなぐ山の湊 創造都市」とうたっているわけですから、その高い頂を目指して自分たちが今これから何をしていくのか、そういう思いを市民と協調をしていくべきであろうと、そんな考えで今ここに立たせていただいております。  白井議員の意見を聞いておりまして、ふとこんなことを思い出してしまいました。「北風と太陽」という話がありました。旅人のコートを脱がすために北風が強い風をぴゅうぴゅうと吹きつける。この議場において、市の職員の皆さんがあまり強い北風を吹き付けるものだから、答弁がどうしても縮こまってしまっているように感じてなりませんでした。  私たちが一緒になってこの基本構想を練り上げ、認めて、作り上げることで、これからの11年間をそれこそ協働という思いを抱きながら作り上げていかなくてはいけないのだろうな、そんな思いを先の特別委員会で感じておりました。  今回は、とにかく高い頂を目指して、私たちがこの基本構想を認めることで、これからの11年を高い理念のもとに推進をしていく第一歩だと信じ、賛成の意見とさせていただきます。よろしくお願いします。 50: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。  玉井良治議員。 51: ◯玉井良治議員 ただいま議論されております第73号議案 第1次新城市総合計画基本構想に賛成の立場から討論させていただきます。  私の前に反対、賛成お二方の討論がありました。それを踏まえ、簡潔にしたいと思います。  総合計画の策定根拠、これは自治法に載っているわけですが、さらに私どもは新城市総合計画審議会条例に従い、合併のときの新市まちづくり計画を継承する中で行われ、公募された市民の方、私ども議会の代表を含む皆さんが非常に短期間であったという話もありました。回数も少なかったという話もありました。  しかし、私ども同僚議員と傍聴をさせていただきました。  そしてまた、審議会委員の方と市民の意見交換の場も作らせていただきました。  その中で分厚い資料、毎回、毎回、真剣に審議委員の方に取り組んでいただきまして、「私どもの意見もどう思うのだ」というような話も問い掛けられました。  先ほど申しましたように、その中で私どものできること、意見書の提出ですとか、市民の方と審議委員の方が意見を交換する場を私どもなりに作ったつもりであります。  しかし、まだまだそうした機会が増えればいいなという願望はあります。  しかし、今ここでそのプロセスを現行以上の市民参加、市民主導、こうしたものをより多くの市民にといったことを望むのであれば、本基本構想、この議案に反対するのではなく、その責が議会議員、私どもにも起因することを認識する必要があると思います。  つまり、総合計画策定を知らなかったわけではありません。すべての議員、これがスケジュールを確認しております。そのときに条例を含む環境整備ですとか、より市民参画、これの実効性ある担保をとるという行動を起こすことなく、単により理想を追求するということでは議員としての責任、これが自分自身で全うできているとは思えません。  ここで論ずべきはそうしたことではない。本会議に提案された基本構想そのものであります。これは、先ほどの賛成討論でも明確になっております。  新城市のすべての事務事業を本基本構想にのっとり、計画的に推進していくことが可能か否かという点であります。  この点について私は、この基本構想が、私どもが以前から知り得るわが新城市、そして、そのほかの多くの市町村に見られるようなカタログ型と言いますか、メニュー型と言いますか、これと決別し、私ども新・新城市の将来像を、そして、そこに至る戦略方針、手法を明確にしていこう。そうした新しい形にでき上がって、私どもの目の前に提出されております。  行財政方針と市民満足度の増大を指数とする施策体系を、次の実行段階において総合計画実施段階、ここで明確に提示し、その実効性の担保もそこに存在するというふうに考えます。  また1点、これからの、そして、これからというよりも、今まさに私どもが立っている分権時代にふさわしい自治体行政を目指すとき、さまざまな分野における協働の実現が不可欠であると強調されている昨今、新たな協働が導く市民社会の実現をまちづくりの基本理念とした本構想はその時代性、そして、次の時代にも耐え得るものであり、「山の湊 創造都市」私どもが手を取り合って目指すところ、これへの指針となり得ると判断いたしました。  これからは私どもが注意すべき点は、今まで言ったような願望ではなく、さらに総合計画、この基本構想が新城市の政策展開における根幹たる地位を確立するために住民自治基本条例、こうしたものにおいて政策計画の中において適切に位置付けられる、こうしたことでこの総合計画が11年にわたって担保されることを期待し、第73号議案の賛成討論といたします。  ありがとうございます。 52: ◯丸山繁治議長 ほかに討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第73号議案を採決します。  本議案に対する委員長の報告は可決です。  本議案は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立)  起立多数と認めます。  よって、第73号議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  この際、暫時休憩をします。午後は1時半から再開します。    休 憩  午後0時31分    再 開  午後1時30分  (丸山隆弘議員、山本一昭議員入場) 53: ◯丸山繁治議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第62 第70号議案 新城市長篠財産区管理会委員の選任及び日程第63 第71号議案 新城市七郷財産区管理会委員の選任の2議案を一括議題とします。
     お諮りします。  第70号議案及び第71号議案の2議案は、討論を省略したいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第70号議案及び第71号議案の2議案は、討論を省略することに決定しました。  これより、第70号議案及び第71号議案の2議案を一括して採決します。  本2議案は、同意することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第70号議案及び第71号議案の2議案は、同意されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第64 第72号議案 人権擁護委員の候補者の推薦を議題とします。  お諮りします。  第72号議案は、討論を省略したいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第72号議案は討論を省略することに決定しました。  これより、第72号議案を採決します。  本議案は、異議ない旨決定することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第72号議案は異議ない旨決定しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  ただいま市長から、第78号議案 財産の無償譲渡が提出されました。  お諮りします。  この際、本議案を日程に追加し、議題にしたいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第78号議案を日程に追加し、議題とすることに決定しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  第78号議案 財産の無償譲渡を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  穂積市長。 54: ◯穂積亮次市長 ただいま議題となりました第78号議案について提案理由の説明をいたします。  第78号議案 財産の無償譲渡につきましては、先に廃止についての議決をいただきました新城市青少年野外センター施設のうち、天文台につきまして、地元において会議室などの目的で利用したい旨の申し出があり、目的が地域活動に寄与することから無償譲渡するものであります。  以上、第78号議案につきまして、提案理由の説明をいたしました。  よろしくご審議を賜りまして、適切なご決定をいただきますようにお願いを申し上げます。 55: ◯丸山繁治議長 提案理由の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  お諮りします。  第78号議案は、委員会付託を省略したいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第78号議案は委員会付託を省略することに決定しました。  これより、討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、第78号議案を採決します。  本議案は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、第78号議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  ただいま森田尚登議員ほか5名の議員から、議員提出第1号議案 新城市議会委員会条例の一部改正が提出されました。  お諮りします。  この際、本議案を日程に追加し、議題としたいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、議員提出第1号議案を日程に追加し、議題とすることに決定しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  議員提出第1号議案 新城市議会委員会条例の一部改正を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  森田尚登議員。 56: ◯森田尚登議員 ただいま議題となりました議員提出第1号議案につきまして、提出者を代表して提案理由の説明をいたします。  提出者は、新城市議会議員、森田尚登、同じく、白井倫啓、玉井良治、菊地勝昭、森 孝、白井秀和。  賛成者は、新城市議会議員、山本勝利、同じく、荒川修吉、長田共永、中西宏彰であります。  議員提出第1号議案 新城市議会委員会条例の一部改正につきましては、新城市事務分掌条例の一部改正に伴い、委員会の所管を変更するものであります。  以上、提案理由の説明をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 57: ◯丸山繁治議長 提案理由の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。    (発言する者なし)  質疑なしと認めます。  質疑を終了します。  お諮りします。  議員提出第1号議案は、委員会付託を省略したいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、議員提出第1号議案は委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論を行います。  討論はありませんか。    (発言する者なし)  討論なしと認めます。  討論を終了します。  これより、議員提出第1号議案を採決します。  本議案は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。
     よって、議員提出第1号議案は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  ただいま各常任委員長から閉会中の継続審査の申し出がありました。  お諮りします。  この際、閉会中の継続審査の申し出を日程に追加し、議題としたいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、閉会中の継続審査の申し出を日程に追加し、議題とすることに決定しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  閉会中の継続審査の申し出を議題とします。  各常任委員長からお手元に配付のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。  お諮りします。  各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。  よって、各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~  以上で本定例会に付議されました案件の審議は、すべて終了しました。  これをもちまして、平成20年新城市議会3月定例会を閉会します。    閉 会  午後1時38分  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 新 城 市 議 会      議 長  丸 山 繁 治      議 員  兵 藤 祐 治      議 員  中 根 正 光 発言が指定されていません。 Copyright © SHINSHIRO CITY ASSEMBLY, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...