稲沢市議会 > 2019-06-13 >
令和元年第 3回 6月定例会-06月13日-02号

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  1. 稲沢市議会 2019-06-13
    令和元年第 3回 6月定例会-06月13日-02号


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    最終取得日: 2022-12-06
    令和元年第 3回 6月定例会-06月13日-02号令和元年第 3回 6月定例会     議 事 日 程 (第2号)                       6月13日(木曜日)午前9時30分 開議  第1 議案第33号 稲沢市地区市民センター設置条例の一部を改正する条例について  第2 議案第34号 稲沢市行政不服審査法施行条例の一部を改正する条例について  第3 議案第35号 稲沢市介護保険条例の一部を改正する条例について  第4 議案第36号 稲沢市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について  第5 議案第37号 稲沢市障害児施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について  第6 議案第38号 稲沢市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について  第7 議案第39号 稲沢市企業立地促進条例の一部を改正する条例について  第8 議案第40号 稲沢市火災予防条例の一部を改正する条例について  第9 議案第41号 稲沢市総合特別区域法第23条第1項の規定に基づく準則を定める条例を廃止する条例について  第10 議案第42号 稲沢市新分庁舎整備ほか工事の請負契約の締結について  第11 議案第43号 学校給食用備品一式物品供給契約の締結について  第12 議案第44号 化学消防ポンプ自動車(Ⅱ型)の物品供給契約の締結について  第13 議案第45号 稲沢市道路線の認定について  第14 議案第46号 令和元年度稲沢市一般会計補正予算(第1号)  第15 議案第47号 令和元年度稲沢市介護保険特別会計補正予算(第1号)  第16 一般質問
    出 席 議 員(23名)    議席番号     氏   名         議席番号     氏   名      1番    志 智   央          2番    木 全 信 明      3番    服 部 礼美香          4番    遠 藤   明      5番    魚 住   明          6番    大 津 丈 敏      7番    東 野 靖 道          8番    六 鹿 順 二      9番    津 田 敏 樹         10番    吉 川 隆 之     11番    加 藤 孝 秋         12番    杤 本 敏 子     13番    渡 辺 ちなみ         15番    木 村 喜 信     17番    長 屋 宗 正         18番    杉 山 茂 和     19番    出 口 勝 実         20番    野 村 英 治     21番    平 野 寛 和         22番    網 倉 信太郎     23番    服 部   猛         24番    川 合 正 剛     26番    渡 辺 幸 保 欠 席 議 員(なし) 欠 番     14番    16番    25番 地方自治法第121条の規定により出席を求めた者   市     長  加 藤 錠司郎       副  市  長  眞 野 宏 男   教  育  長  恒 川 武 久       病院事業管理者  加 藤 健 司   市長公室長    篠 田 智 徳       総 務 部 長  清 水   澄   市民福祉部長   桜 木 三喜夫       子ども健康部長  平 野 裕 人   経済環境部長   岩 間 福 幸       建 設 部 長  鈴 森 泰 和   市民病院事務局長 石 村 孝 一       上下水道部長   森 本 嘉 晃   教 育 部 長  遠 藤 秀 樹       消  防  長  花 村   誠   市長公室次長   荻 須 正 偉       市長公室次長   南 谷 育 男   市長公室次長   浅 野 泰 利       総務部次長    川 村 英 二   市民福祉部次長  小 野 達 哉       子ども健康部次長 水 谷   豊   子ども健康部次長 長谷川 和 代       経済環境部次長  林   利 彦   建設部次長    櫛 田 謙 二       上下水道部次長  村 田   剛   会計管理者    竹 本 昌 弘       教育部次長    岩 田 勝 宏   消防本部次長   荻 本 博 明       消 防 署 長  横 田   修   秘書広報課長   浅 野 隆 夫       人 事 課 長  岸   宗 二   情報推進課長   村 田   司       企画政策課統括主幹飯 田 達 也   地域協働課長   大 口   伸       祖父江支所統括主幹髙 瀬   悦   総 務 課 長  森 田   徹       財 政 課 長  久留宮 庸 和   契約検査課長   生 駒 悦 章       収 納 課 長  林   昌 弘   危機管理課長   杉   真 二       高齢介護課長   長谷川   隆   市 民 課 長  伊 藤 みゆき       国保年金課長   石 黒 憲 治   子育て支援課長  松 永   肇       保育課統括主幹  田 中 真由美   経済環境部調整監 山 田   誠       商工観光課長   足 立 和 繁   企業立地推進課長 武 田 一 輝       環境保全課長   粂 田 裕 子   資源対策課長   岡 田 稔 好       環境施設課長   吉 川 康 彦   都市計画課長   松 永   隆       都市計画課統括主幹伊 藤 健太郎   用地管理課長   山 田 忠 司       土 木 課 長  伊 藤 和 彦   建 築 課 長  石 黒 浩 生       水道業務課長   櫛 田 克 司                          市民病院事務局管理課長        下水道課長    川 口   眞                高 木   央   市民病院事務局医事課長            市民病院情報管理室長                  角 田 敏 英                大 橋 健 一   庶 務 課 長  榊 山 隆 夫       庶務課統括主幹  森   義 孝   学校教育課長   吉 田 雅 仁       学校教育課統括主幹吉 田 剛 往   スポーツ課長   長 崎 真 澄       図 書 館 長  前 橋 桂 子   美 術 館 長  山 田 美佐子       消防本部総務課長 河 合   靖   監査委員事務局長 加 藤 保 典       農業委員会事務局長山 﨑 克 己 議会事務局職員出席者   議会事務局長   足 立 直 樹       議 事 課 長  長 崎 みゆき   議事課主幹    佐 藤 雅 之       議事課主査    石 田 昌 紀   議 事 課    早 川 凌 司                                 午前9時30分 開議 ○議長(長屋宗正君)  おはようございます。  ただいまから継続議会の会議を開きます。  ただいまの出席議員は23名でありますので、議会の成立を認めます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって報告にかえます。  これより日程に入ります。  日程第1、議案第33号から日程第15、議案第47号までの質疑及び日程第16、一般質問を行います。  順次発言を許します。  質問及び答弁は簡潔にお願いをいたします。  津田敏樹君。 ◆9番(津田敏樹君) (登壇)  皆さん、おはようございます。  議長の許可をいただきましたので、発言通告に従い、一問一答方式で一般質問をいたしたいと思います。  1つ目は、安心・安全のまちづくりについてです。  最近、私が住んでいる平和で暮らしやすい祖父江町丸甲地区においても、昨年の台風被害から本日までに市民が不安になることが起きましたので、一つでも市民の不安解消の一助になるように質問をいたしたいと思います。  2つ目は、交通弱者の移動手段についてです。  近年、子供を巻き込んだ交通事故、高齢者の交通事故等が報道される中、交通弱者、そしてその予備軍の移動手段等について質問をしたいと思います。  3つ目は、動物愛護に関する市民サービスの拡大・拡充について質問したいと思います。  平成27年12月8日に初登壇させていただき、さまざまな質問をさせていただきました。元号も令和になり、一般質問初日の1番目に質問させていただけることに感謝しつつ、一言一言に魂、思いを込めて、質問席に移りまして順次行いたいと思いますので、最後までどうぞよろしくお願いいたします。                   (降  壇)  1番目に、安心・安全のまちづくりについて質問をしたいと思います。  私が生まれ育ったまち、祖父江町には木曽川があり、田園風景が広がりのどかなまちであります。私が子供のころは、家の前の道路が浸水し、当時、家も古く、台風が来たときには雨漏りも し、雨戸がガタガタ音を立てて、怖くてたまらなくて、夜も寝られない日を過ごしたことのように記憶しております。  当時は、スマートフォン、パソコン、インターネットなどはなかったので、情報を得る手段はテレビ、ラジオのみだったと思います。時が過ぎ、平成17年に祖父江町が稲沢市平和町と合併し、私も町民から市民へとなり、令和を迎えた今はネット社会になり、さまざまな情報が手のひらのサイズの端末で得ることができるようになりました。  幾らネットが普及しても、発信する情報がなければ市民に届くことがありません。そこで、情報を発信する側、稲沢市の安心・安全のまちづくりについて、市の方針を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  言うまでもなく、大規模地震や集中豪雨などの自然災害、犯罪、交通事故などから市民の皆さんの生命、身体及び財産を守ることを基本方針といたしております。 ◆9番(津田敏樹君)  大規模地震や集中豪雨などの自然災害が起きたときに市民が身を寄せることになる避難所、その避難所の平時の取り組みについて教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  市における避難所は40カ所ございまして、平時におきましては、各避難所に設置してある防災倉庫の点検、備蓄食料や災害時用資機材の購入、入れかえなどを行っております。  また、総合防災訓練におきまして、備蓄資機材の使用訓練を行うとともに、災害時に各避難所に3名ずつを割り当てております避難所開設班の職員に対しまして、開設方法などの説明会を年度初めに実施いたしております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  では、その避難所の有事の際の取り組みについて教えてください。
    ◎総務部長(清水澄君)  避難所開設班は、避難所施設の開錠、施設の安全確認作業、避難者の受け入れ、受け付けなどを行いまして、避難所の円滑な開設、初期運営を担うことといたしております。  避難所開設が長期にわたる場合の運営につきましては、避難所利用者にお願いするものとしておりまして、行政区の役員の皆様、自主防災組織の長、地域防災リーダーの方など、避難所を利用する人で構成いたします委員会を設置していただきまして、運営に関する事項を協議、決定し運営を進めていただくことといたしております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  避難所は各地区、小学校等々が避難所となっておると思いますけれども、祖父江町には、旧支所の付近にはタンク等、防災倉庫などいろいろあって、今解体され更地になり、生涯学習センターが建設されると思いますけれども、やはりそこが祖父江町の避難所の拠点となることは間違い ないと思いますので、ぜひ、その点をお酌みになって、立派な祖父江町民が誇れる生涯学習センターをつくっていただきたいと思います。  そして、日ごろから考え得ること全てを想定し、準備をして、稲沢市民が安全に移動でき、安心して避難所生活を送れるように、これからもお願いいたします。  それでは市の取り組みの中で、犯罪への対策内容を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  犯罪のない安全で安心なまちづくりの実現に向けまして、防犯カメラを設置することは犯罪の未然防止、それから撮影された画像から被疑者が特定されるなど犯人検挙へつながる一定の効果が得られるものと考えております。市では行政区に対しまして、防犯カメラの設置費を補助いたしております。補助金額といたしましては、補助対象経費の2分の1の補助率で、限度額は50万円となっておるものでございます。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  その防犯カメラの設置費補助金の実績を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  平成26年度から始まっております。  初年度は1台、平成27年度5台、平成28年度3台、平成29年度3台、平成30年度2台でございまして、合計14台となっております。 ◆9番(津田敏樹君)  稲沢市内に、どのような場所に防犯カメラを設置されているか教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  コンビニやマンションなどに設置されていますが、その数までは把握しておりません。  市役所や市の管理する駐輪場など、公共施設には防犯カメラが設置されております。 ◆9番(津田敏樹君)  稲沢市で管理する駐輪場に設置している防犯カメラはどれだけございますでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  市で管理しております駐輪場に設置している防犯カメラですが、35駐輪場のうち10駐輪場に設置しております。今年度、新たに3駐輪場について防犯カメラを設置する予定でございます。 ◆9番(津田敏樹君)  防犯カメラのデータはどのようにして管理をされていますでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  防犯カメラに附属しております記録媒体に、7日間を限度として映像が保存されております。その記録媒体を抜き出して、市役所で見ることができるものでございます。事件などがあった際には、警察より捜査関係事項照会書を提出していただき、映像を提供しております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  防犯カメラの映像提供はどのぐらいありましたか。 ◎総務部長(清水澄君)  国府宮駅西第一駐輪場を初め、設置して以降16回の映像提供をいたしております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  その中で、ことし3月26日火曜日に祖父江町三丸渕内にある上丸渕駅付近で発生した火災の映像などの提供依頼はございましたでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  はい、ございました。稲沢警察署より依頼がございまして、映像提供をいたしております。 ◆9番(津田敏樹君)  その火災の状況と地域の住民の方々の対応について、ちょっとだけ教えてください。 ◎消防長(花村誠君)  3月26日午後4時ごろ、名鉄上丸渕駅の北東で発生した火災は、民家の屋外に置いてあった段ボールや自転車が燃え、建物内にも延焼、拡大しました。  この火災では、現場を通りかかった1人の女子高校生が火災を発見し、持っていたスマートフォンで119番通報するとともに、付近の住民の方に知らせました。知らせを聞いた方や夕刊を配っていた新聞配達員の皆さんで、地区の消火器や消火栓を利用して初期消火が行われました。  また、出火当時、建物内にはまだ火災に気づいていない当該住宅に住む人がいましたが、初期消火に携わった住民らによって屋外に助け出されました。  稲沢消防本部としましては、119番通報をしていただいた女子高校生を初め、駆けつけて初期消火と救助を行った方々の功績をたたえ、4月18日に感謝状の贈呈を行いました。以上でございます。 ◆9番(津田敏樹君)  中日新聞によると不審火と書いてありました。非常に不審火というのは怖い存在でございますが、不審火による火災を防ぐために、消防本部としてはどのような取り組みをされておりますでしょうか。 ◎消防長(花村誠君)  市内で不審火と思われる火災が発生した場合、まずは稲沢警察と連携し再発防止のための対策を図ります。  また、連続して不審火が発生した場合は、消防署の広報車による広報活動や消防団も含めた消防車による警戒巡視活動を行っております。  ふだんからの取り組みとしましては、放火されない環境づくりを啓発するために、市の広報紙に、家の周りに燃えやすいものを置かないこと、ごみは決められた日の朝に出していただくこと などの記事を掲載し、市民の皆様に注意喚起しております。以上でございます。 ◆9番(津田敏樹君)  火災当日は風もあり、火災現場となった周辺には住宅も密集しているところであり、もしかしたら全焼もしくは延焼になるおそれがあったと聞いております。  1人の女子高生の勇気ある行動、そして地域の方々が声をかけ合い、家屋内にいた人を外まで誘導し、消火活動をしたことはなかなかできることではないと思います。まさしく自助・公助・共助、共助が実践されたのではないかなと思います。  そんなまちに私が住んでいる方々がいること、大変誇りに思い、勇気ある行動をとった方々に敬意を表したいと思います。  火災が起きた翌日から、火災の時間ぐらい、16時ごろに警察も立っていろいろ聞いていたこともまだ記憶に新しいところでございます。ぜひとも、そういう不審火がないようにすることは難しいかもしれませんけれども、一つでも少なくなるようにこれからも活動のほうよろしくお願いし、次の質問に移りたいと思います。  次は、交通弱者の移動手段についてお尋ねいたします。  運転免許証を返納された方や自動車を持たない方にとっては、公共交通機関が唯一の移動手段となります。  平成29年6月定例会においても御質問をさせていただきましたが、現在の稲沢市においてコミュニティバスがそういった方々にとって重要な公共交通機関でありますので、そのことについてちょっとだけお伺いいたします。  最近、高齢運転者によるアクセル・ブレーキの踏み間違いで事故が多発して、連日のように報道されていますが、稲沢市としては、このような交通事故防止について何か取り組んでいることはございますでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  高齢者が運転免許証を自主的に返納しやすい環境づくりを進めることにより、高齢運転者の交通事故防止を図るために、今年度から運転免許証自主返納支援事業を始めております。内容といたしましては、運転免許証を自主返納された高齢者の方に対しまして、稲沢市コミュニティバス・稲沢市コミュニティバス接続便無料乗車券を24枚配付いたしておるものでございます。利用方法といたしましては、バスを降りるときに運転手に運転経歴証明書を見せていただきまして、無料乗車券をそれと一緒に渡していただくということでやらせていただいております。 ◆9番(津田敏樹君)  高齢者の運転免許証自主返納支援事業の交付者数について教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  高齢者運転免許証自主返納支援事業を開始した平成31年、ことしの4月1日から6月7日現在 までで83件の申請がございました。  その内訳といたしましては、男女比につきましては男性38人、女性45人でございまして、年齢層は80歳から84歳までが約4割を占めております。最高齢の方は94歳の方でございます。  最も多い返納理由は家族の勧めとなっております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  最近、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん、そして歌手で俳優の杉 良太郎さんも運転免許証を自主返納したとの報道がありました。私の知り合いでも最近、運転免許証を返納した方がお見えになります。その方は農家でもあり、身近な公共交通機関までは徒歩で約20分はかかるところに住んでおり、高齢者の方が歩くにはつらい距離かと思われます。運転免許証を自主返納された御本人はもとより、御家族の決意に敬意を表したいと思います。  運転免許証を自主返納された方にもコミュニティバスを活用していただくためだけではありませんかもしれませんが、平成31年4月1日にコミュニティバスの運行内容を変更されたと伺っておりますので、変更までの経緯及び変更概略の説明をお願いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  本市のコミュニティバス運行事業につきましては、平成30年10月10日に開催をいたしました平成30年度第1回稲沢市地域公共交通会議におきまして、稲沢市コミュニティバス運行事業計画変更の合意をいただきまして、本年4月1日から運行路線や時刻表を改正いたしております。  今回の変更では、利用状況調査や乗降調査などの実際の利用実態や利用者アンケート市民アンケート、地域の要望、各路線における利用者1人当たりの市の負担額など総合的に判断した上で計画を見直しております。  運行路線の変更といたしましては、稲沢中央線におきましては、共同運行している名鉄バス株式会社との調整により、小池地区におきまして一部路線を変更いたしております。  祖父江・稲沢線におきましては、路線上に新たな停留所を追加するとともに、ふれあいの郷系統を稲沢市民センター付近へ接続するよう路線変更をいたしております。  また、下津・大里東線や大里西線につきましては、総合文化センターへの停留所の設置、本町・大正通りや大里南部地区への路線を追加した下津・稲沢線や大里線としての路線の見直しを行っております。  また、これまで利用が低調でございました平和線の一部のバス停留所をコミュニティバス接続便乗り場として変更し、従前の千代田線と平和線を統合した千代田・平和線を設定いたしております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  路線を変更した結果、利用者数はどのように変化しているか教えてください。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  本市が委託しております稲沢中央線アピタ稲沢店系統の平成31年4月における1日当たりの平均利用者数は285人であり、計画変更前の平成26年11月から平成31年3月までの1日の平均利用者数が252人であったことを比較しますと増加しているというような状況でございます。  また、ワゴンタイプ車両で運行しております支線の4月においては、1日当たりの平均利用者数は234人となっております。路線や系統数が異なるために単純には比較できませんが、計画変更前の支線の平成26年11月から平成31年3月までの期間における1日当たりの平均利用者数が256人であったことを考えますと、利用者数は減少しておりますので、今後の利用状況を注視しつつ減少の理由を分析してまいりたいと考えております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  改正後の利用者の声や市民の反応について、何か声は寄せられていますでしょうか。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  運行路線を新たに設定した地区からは感謝の言葉をいただいておりますが、今回運行路線や時刻表を見直した地区の方からは、運行路線や時刻表乗り継ぎの時間設定に関する厳しい御意見もいただいております。  今後はより多くの利用者や市民の方の御意見をお伺いするために、乗降調査や利用者アンケート、それから市民アンケートを実施し、外部の有識者等で組織します稲沢市地域公共交通会議において報告してまいりたいと考えております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  平成31年4月1日からコミュニティタクシーから名称変更されましたコミュニティバス接続便について、平成29年6月1日定例会において、利便性の向上に対する御質問をさせていただきましたが、どのように変更されましたか教えてください。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  今回の計画変更では、コミュニティタクシーコミュニティバス接続便として名称を変更するとともに、交通空白地帯の定義を見直したことによりまして、コミュニティバス接続便乗り場を44カ所から75カ所へ増設をいたしております。  また、津田議員からも御指摘をいただいておりましたコミュニティバス接続便の予約時間につきましても、一部の地域ではございますが、利用の2時間前から利用の1時間前へ変更することにより利便性の向上に努めているところでございます。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  コミュニティバス接続便の制度変更の結果、どのような利用状況が変化したかお伺いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  コミュニティバス接続便の平成31年4月分の利用件数は58件でございまして、計画変更前の平成26年11月から平成31年3月までの期間における毎月の平均利用件数が9件であったということ を考えますと、御利用いただける人数がふえたということで利便性が高まった結果かなと思っております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  利用者数が増加して大変いいことだと思いますが、先ほど答弁された予約時間について、旧祖父江地区、旧平和地区がこれまでと同様に利用の2時間前のままとなっており、本当に利便性の向上を図るというのであれば、旧祖父江地区、旧平和地区の予約時間についても、旧稲沢地区同様、利用の1時間前に変更すべきではないでしょうか。
    ◎市長公室長(篠田智徳君)  先ほど御答弁いたしましたとおり、これまで利用の2時間前であった予約時間をコミュニティバス接続便乗り場からバス停留所までの御利用の際には、議員おっしゃられたとおり旧稲沢地区は1時間前、旧祖父江町、旧平和町地区は2時間前とし、逆にバス停留所からコミュニティバス接続便乗り場までの御利用に際しましては、市内全域を利用の1時間前として制度を変更いたしました。  この予約の時間の違いにつきましては、利用予約を受けましてから車両を確保し接続便乗り場からバス停留所までの移動、利用料金の支払いや割引券の発行などを行った上でコミュニティバスに乗り継ぐことということを考えておりますので、確実に乗り継ぎができるよう運行事業者と協議を重ねた結果、エリアによって異なる予約時間を設定いたしたということでございます。  今後につきましては、コミュニティバス接続便の運行状況や乗り継ぎの状況を調査、分析するとともに、運行事業者とも調整を図った上で予約時間につきましては改善に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  今後、高齢化が進んでいくとコミュニティバスコミュニティバス接続便の利用困難な交通弱者が増加していくと考えられます。今後、どのような取り組みで交通弱者の方の移動手段を確保されるのかお伺いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  今後は、本年4月に見直しをいたしましたコミュニティバスコミュニティバス接続便の運行路線や時刻表につきまして、稲沢市地域公共交通会議において毎月の利用状況のほか、各種アンケートや調査、地域からの要望や道路の整備状況などを総合的に判断しながら、稲沢市に適した公共交通網が形成できるよう、稲沢市コミュニティバス運行事業計画の変更の協議を進めてまいりたいと思います。  また、本年4月1日から、コミュニティバス停留所やコミュニティバス接続便乗り場までの移動が困難な高齢者あるいは障害者の方々などを対象としたドア・ツー・ドア型の「稲沢おでかけタクシー」の実証実験を大里西市民センター地区と平和支所地区の2地区で実施をいたしており ます。この事業につきましても、交通弱者対策といたしまして、利用状況を踏まえまして今後の事業展開を検討してまいりたいと考えております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  ぜひ、その実証実験結果がよい方向に向かうことを本当に切に願う次第でございます。  稲沢市民は公共交通機関を利用するというよりは、やはり車に乗る、車で移動するということが日常になっております。ただでさえも、公共交通機関を利用する習慣がない地で1時間前だ2時間前だという予約というと、やはりそれだけでも足が遠のいてしまうことになると思います。行政のやることなので、一定のルールは必要だと思いますけれども、やはり柔軟に対応できるようなことを考えていただきたいと思います。  そして、稲沢市内に通学路などに緑色の舗装がされているところがあると思います。グリーンベルトというみたいですが、そのグリーンベルトと横断歩道が直線に結ばれていないみたい、若干ずれている、例えば反対側に横断歩道がある場合、横断歩道を移動する際、どのような手続をとったらよいでしょうか、教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  行政区の区長さんから、横断歩道に限らず信号機の設置や一時停止の設置などの御要望をいただいております。これらの内容は市の所管ではなく、県公安委員会の所管になりますので、要望を受けましたら速やかに危機管理課から稲沢警察署のほうに要望への対応依頼をいたしております。以上でございます。 ◆9番(津田敏樹君)  グリーンベルトを通る歩行者の交通弱者の方も含まれているのではないかなと思います。その方の安全を守るため、安心してグリーンベルトを通るために、横断歩道の移動等々できることがあれば、粘り強く稲沢警察署のほうに要望していただくことを私からそのことを強く要望したいと思います。  以前の一般質問の中で取り上げた江南市の「いこまいCAR」、そして新聞報道が5月28日にありました、岩倉市でもタクシーの補助が始まると報道されました。やはりこれから迎える高齢化社会で大切なことは、高齢者の方が安心して暮らせる環境の実現だと考えております。  そのためには公共交通の環境の整備が重要であるため、コミュニティバス路線の変更にあっては、高齢者の視点に立って、高齢者が利用しやすいよう、また利用料金についても高齢者や免許を所持していない未成年の方は無料や半額にするなど交通弱者に優しい制度になるよう要望し、次の質問に移りたいと思います。  動物愛護に関する市民サービスの拡大・拡充についてお尋ねいたします。  稲沢市内の犬及び猫の管理についてどのような状況でございますか。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  現在、稲沢市内における犬・猫の管理でございますが、犬につきましては新規登録及び転入等の際に登録手続を行っていただいており、平成30年度末の登録数は8,390頭でございます。野良犬はいないものと考えております。  猫につきましては、現在登録による管理を行っていないため、飼い猫の数については把握しておりません。また、野良猫の数についても同様に把握しておりません。 ◆9番(津田敏樹君)  野良猫についての苦情が多く寄せられていると聞いております。  具体的にどのような事例があるか、またどのような対応を行っているのか教えてください。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  野良猫については、鳴き声による騒音やふん尿による悪臭、自動車や小屋に入り込んだり、ごみ集積場を荒らしたりするなどの苦情をいただいております。平成30年度については11件の苦情がございました。  野良猫がおなかを空かせているだろうと思い、かわいそうだからという気持ちから餌やりをされる方がいらっしゃいますが、餌を与えるだけでふん尿の始末をされない方が多く、近隣とのトラブルの原因となっています。餌を与える以上は飼い主と同じであるとみなされ、ふん尿の後始末をし、不妊や去勢についても対応していくことが望ましいと愛知県では考えられています。  野良猫が集まりふん害などの苦情が市に入った場合は、その現場を確認し、周辺の方のお話を伺い、餌の供給元を探します。原因となる方が見つかりましたら、適正な対応をお願いしております。  また、原因者が見つからない場合で希望される行政区につきましては、その地域で猫の飼い方についてのチラシを回覧していただくようにしております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  野良猫が今後ふえない対策として、何か取り組みは行っていますでしょうか。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  野良猫につきましては、不妊・去勢手術をすることである程度頭数を抑制することができるものと考えております。  市の実施ではございませんが、市内の開業獣医師で組織される稲沢狂犬病予防協会では、個人の費用で野良猫の不妊・去勢手術を行う際に、稲沢狂犬病予防協会に属する開業獣医師の承認を受けて捕獲器の貸し出しを行っております。貸し出しの取り次ぎは環境保全課で対応しており、平成30年度は10件の申し出がございました。  また、市民から野良猫の引き取りに関する連絡があった場合には、愛知県動物保護管理センターを紹介し、直接御相談をいただいております。通常の野良猫は引き取っていただけない状況ですが、けがにより衰弱している場合はセンターが引き取っていただけるというように聞いており ます。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  野良猫対策として、他の地方公共団体における事例はどのようなものがありますでしょうか。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  和歌山県では、平成29年4月に和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例を改正し、飼い猫の所有者の遵守事項として、飼い猫の野良猫化を防止するため飼い主の責任を強化しました。飼い主の義務として、飼い主の氏名、連絡先などを記した首輪、名札などを装着するようにすること、またふんを適正に処理すること、努力義務として屋内で飼うように努めることです。  さらに、飼い主のいない猫への給餌や給水の一般的なルールを定めることで、地域の生活環境への支障が生じないようにするとともに、猫の繁殖を防ぐことを目指しています。  また、飼い猫以外の猫に対し継続的に給餌、給水や排せつ物の適正な処理を行うとともに、生殖不能にする手術を行う地域猫対策を推進しています。地域猫対策計画を提出することで知事の認定を受け、不妊・去勢手術費用の助成等の支援を受けることができるようにするものです。  そして、飼い主や野良猫への給餌者の遵守事項の違反がある場合、5万円以下の過料が課せられる罰則が追加されています。  愛知県では、野良猫の所有者のいない猫というより、不幸な猫をふやさないためにも地域猫活動を推奨しています。地域猫活動とは、地域にいる所有者のいない猫や餌をやっている人を排除するのではなく、私たち人間と同じ命あるものとして捉え、地域の中で猫を適正に管理することで地域住民との共生を認め、自分たちのまちの問題として迷惑やトラブルを解決し、環境美化を図っていくものです。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  猫を飼いたいという人をよく聞くんですが、猫の譲渡会などはないでしょうか。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  愛知県動物保護管理センターでは、犬・猫の家族探しという事業を実施しております。ホームページによりますと、センターで収容された猫を少しでも助けるため、健康で性格のよい猫を新しい飼い主希望者にお渡しするものです。  このホームページには、飼い主を待っている猫の写真も掲載されていますので、まずはごらんをいただければと思います。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  稲沢市としての野良猫対策についての課題は何だと考えておられますでしょうか。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  野良猫の被害に遭われている方は、その地域から野良猫を取り除いてほしいと希望されます。猫は本来は愛護動物であり、施設に収容すべきものではないことを理解していただくことが課題 であると考えます。  また、猫は飼い猫であっても首輪をつけず屋外を歩き回るため、野良猫との区別がつきにくいことも問題であります。さらに、現在愛知県が推奨している地域猫活動など、野良猫の被害に悩まされている地域の方々に対し理解を得て、その野良猫を飼養するようお願いすることは非常に難しいものと考えております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  今後の稲沢市の取り組みはどのようなものを考えておりますでしょうか。  例えば去勢手術などの補助や野良猫の捕獲、譲渡会などの予定はございますでしょうか。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  今後の市の野良猫対策の取り組みといたしましては、猫の飼い主に対しては猫の適正な管理と最後まで飼養することをお願いしてまいります。  野良猫については、無責任な餌やりをする方には適切なアドバイスを伝え、近隣とのトラブルを少しでも減らしてもらいたいと考えております。  不妊・去勢手術費用の補助につきましては、野良猫か飼い猫かの区別ができない現状がございますので、飼い猫を野良猫と間違えて手術してしまうことを避けるため、現在のところは考えておりません。  また、野良猫の捕獲は、原則として愛知県動物保護管理センターも実施しておらず、稲沢市としても実施の予定はございません。  所有者のいない猫をセンターから希望者に譲り渡される先ほどの制度につきましては、ホームページを御利用いただくほうが稲沢市域に限らずより多くの猫に出会えるものと考えております。  市としては、野良猫対策につきましては、県の考え方に沿って地域で適正に管理していただきたいと考えております。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  実は私も、自宅の倉庫に迷い込んだ猫を保護した経験を持っております。その猫は生後2カ月ぐらいでとても衰弱しておった猫でありました。本音を言うとまじかよというようなのが私のそのときの本音でございました。  でも、やはり命あるものを何とかしなければならないということでインターネットで一生懸命検索し、やはり餌をやらなきゃいけない状況だったのでトイレなどを設置し、そして時が来たら避妊手術をいたしました。動物病院にも連れて行って受診をした経験もあります。1年後には私の家の中で飼う決意をしました。やはりそこで悩んだのは、猫というのは寿命が短いこと、別れが来たときのことを考えるとすごくせつない。  今でも涙が出そうなぐらい愛してやまない私でございますが、実は私、自他ともに認める犬猫 が大嫌いでございました。今では家族の中でも、誰よりもお世話をし愛情を注いでいると自負しております。  やはりちっちゃい猫を見るとかわいくてほかっておけない、でも今1匹飼っている状態で2匹目を保護するということはやはりお金もかかることだし、手間もかかる、責任を持って最後まで面倒を見なきゃいけないということになると、ちゅうちょする自分がすごく歯がゆいことも思っております。ぜひ、何か手だてがございましたら何でもいいですので稲沢市のほうで取り組んでいただきたいと思います。  新聞にも、5月26日朝日新聞で「ペットとどう出会うか」という記事が載っておりました。やはり稲沢市、最初に申しました拡充・拡大と言っておりましたが、拡充することも拡大することもないということがよくこの一般質問でわかりました。ぜひ、新聞で掲載されるような今、話題のことなので、ちょっと研究していただいて、できることがあれば取り組んでいただきたいと思います。  稲沢市内では、野良猫の被害のほかにカラスの被害もあるとお聞きします。その対策についてどのようなことを行っているのか教えてください。 ◎経済環境部長(岩間福幸君)  カラスによる被害の申し出につきましては、昨年度4月に1件、6月に1件あり、ともにカラスが営巣し卵が産まれた時期であったため、近くを通行していた人を威嚇、襲撃をしたということでございます。  カラスは鳥獣の保護及びに管理並びに狩猟の適正化に関する法律により、原則として捕獲駆除ができないため、ひなが巣立つまでの間、営巣場所の前後に注意看板を2枚ずつ設置し、通行人に周知をいたしました。設置後につきましては、特に被害の報告はございませんでした。  今年度、今のところカラスが威嚇や襲撃するといったような申し出はございません。以上です。 ◆9番(津田敏樹君)  後ほど、今年度初のカラスが襲撃する被害があったことを私から情報を入れたいと思います。  昨日、犬・猫へのマイクロチップ装着の義務化などを柱とした改正動物愛護法が参議院本会議で全会一致で可決・成立したということが国でもやっております。  ぜひ、稲沢市でも前向きに、他市と比べて一歩でも前に行くようなことをやっていただきたいと思います。  最後に、6月12日にパトネットあいちで上丸渕地内で不審者からの声かけ情報が配信されました。そのメールには、夜間、帰宅時には明るい大通りを通りましょうと防犯対策が書いてありました。  しかし、上丸渕地内には大通りも見当たらず、街路灯はLED化で以前よりは明るくなりまし たが、間隔が遠く死角が存在することは確かでございます。全域で街路灯を設置するのは困難かと思いますが、集落と集落をつなぐ住居ができれば、そこに明かりができ、街路灯が設置することも夢ではないかと思います。ぜひ、加藤市長主導で住宅が建てられるようにしていただきたいと思います。  交通弱者になった方、すなわち運転免許証を自主返納された方には、私が思うに毎月1万円のタクシー無料券を配るなど、一歩踏み込んだ具体的な施策を行うことが必要ではないかと思います。  安心・安全なまちづくりでは、近隣市町から一歩も二歩もリードし、ほかとの差別化できるように要望をし、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(長屋宗正君)  全て要望ですので、次に移ります。  議事の都合により、暫時休憩いたします。  10時30分より、再開いたします。                                 午前10時20分 休憩                                 午前10時30分 再開 ○議長(長屋宗正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  六鹿順二君。 ◆8番(六鹿順二君) (登壇)
     皆さん、おはようございます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、発言通告に従い一般質問をさせていただきます。  今回は国府宮駅周辺再整備と住宅建設が可能な区域の拡大について、2番目に防犯カメラについてであります。3番目には、東京オリンピック聖火リレーについて質問をさせていただきます。要点を質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、質問席に移り、一問一答方式で質問をさせていただきます。                   (降  壇)  まず最初に、国府宮駅周辺再整備と住宅建設が可能な区域の拡大についてを質問いたします。  国府宮駅周辺の再整備につきましては、平成28年度から事業化に向けたさまざまな取り組みをされておられますが、現在までの進捗状況と今後の課題についてお伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  国府宮駅周辺の再整備につきましては、平成28年度に開催いたしました勉強会を契機といたしまして、研究会・検討会といった会議を継続的に開催しており、各種会議の構成メンバーでござ います学識経験者や交通事業者、駅周辺の市民、権利者の御意見を広くお聞きしながら調査・検討を重ねてまいりました。あわせて現況調査やアンケート調査、交通状況実態調査、そして企業ヒアリングなどを行い、これらの調査結果をもとに、まちづくりのコンセプトや整備における長期ビジョン、短期的なビジョンを盛り込んだ国府宮駅周辺まちづくり基本計画を平成30年度に策定をいたしたところでございます。  直面している主な課題といたしましては、再整備に対する地元の機運を高めていくことや、計画立案に当たっては鉄道高架化による影響を十分に考慮していかなければならないということが上げられております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  駅周辺の再整備につきましては、さまざまな意見をお持ちの方がお見えになると思います。アンケート調査を実施したことがあるわけでありますが、その対象と主な調査結果についてお伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  アンケート調査につきましては、平成28年度に市民から無作為に抽出いたしました1,500人、平日・休日の駅利用者、それぞれ900人の計3,300人を対象に実施いたしております。回収率は40.3%でございました。  調査内容といたしましては、国府宮駅の利用目的や駅までの交通手段、周辺施設の利用頻度、駅周辺の将来像などについてお聞きをしております。  調査結果から判明いたしましたことは、車での利用のしやすい駅前広場整備、歩行者や自転車が安全に利用できる道路整備、バリアフリー化など誰もが安心・安全、便利に利用できるインフラ整備を求める声が多く寄せられております。また、駅周辺の将来像につきましては、お店や銀行などの生活施設の充実したまちを望む声が最も多く、今後力を入れるべき取り組みといたしましては、市民も駅利用者も皆が楽しく集えるような飲食店・レストランなどをふやしてほしいという声が多く寄せられております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  御答弁いただきました先ほどの課題やアンケート結果を踏まえ、国府宮駅周辺の再整備をこれからどのように進めていこうという考えであるのか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  昨年度に策定いたしました国府宮駅周辺まちづくり基本計画では、鉄道高架化の実現に要する30年から40年後を見据えた、広範囲の国府宮駅周辺再整備を長期ビジョンとして位置づけ、その具現化を念頭に置きながら、リニア開業予定の2027年を目標に喫緊の課題解決に向けた取り組みを短期ビジョンとして整理をさせていただいております。  今後、地元の機運をより一層高め、両ビジョンを具現化していくためには、既存の2つの検討 組織を存続しながら、新たに国府宮駅周辺の住民や駅利用者、まちづくりに意欲のある方などで構成される、仮称ではございますが、まちづくりを考える会を立ち上げ、これら3つの組織で横断的に情報共有しながら将来の国府宮駅周辺整備のあるべき姿を探求してまいりたいと考えております。  また、今年度実施しております鉄道高架化に係る検討調査においては、高架化に係る仮線の影響範囲等についても検討することから、整備計画との整合性を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  リニア開業予定の2027年を目標とする短期ビジョンにおける整備計画の検討内容について、お伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  短期ビジョンの整備につきましては、現在の駅前広場の南側にあります国府宮ビル、そして駅前広場西にあります南北の2街区及び駅東側の一部歩道部分を含めた約1万2,000平方メートルの区域を見込んでいるものであり、駅西側では、駅前広場街区と再開発街区としての整備を想定しております。  駅前広場街区については、駅前広場の規模、駐停車スペース及び自動車・歩行者の動線処理のあり方、駅前広場内に滞留する車両の削減方法等を検討しております。  再開発街区の導入機能につきましては、企業ヒアリングの結果をもとに、共同住宅、分譲マンションを柱として、食品スーパーや飲食店、子育て支援、金融等の生活利便施設の導入、誘致を検討いたしております。  また、駅東側につきましては、歩道拡幅、乗降スペースや車椅子スペースの充実、エレベーターの設置や修景整備の検討をしているところでございます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  現在の駅前広場は、通勤・通学時に激しい混雑が見られ、その解消が課題となっていますが、駅前広場街区においてどのような整備計画案を策定しているのか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  駅西側の駅前広場の整備改善に当たりましては、安全で快適な交通処理空間と交流・にぎわいの創出に寄与するにぎわい空間の確保を念頭に、稲沢のシンボルである国府宮はだか祭り、植木・緑を感じられるデザインや機能を導入していくことを考えております。  新たな駅前広場につきましては、面積規模が約1.4倍となり、交通処理空間におきましては、一般車の乗降バース及び短時間駐車場、身障者用乗降ゾーン、タクシーバース、タクシープールを配置する計画となっております。  自動車・歩行者動線の錯綜を解消するための方策につきましては、現在の三菱UFJ銀行前と 駅を結ぶ歩行者動線について、2通りの案を作成しております。  1つ目の案といたしましては、平面横断を解消するため立体横断可能な歩行者空間、いわゆるペデストリアンデッキを設け、東西方向の地下改札通路出入り口は廃止する計画となっております。また、車両通行規制により駅前広場から流出する自動車につきましては、原則右折を禁止しております。  2つ目の案といたしましては、駅前広場の出入り口に信号機を設置し、現在と同様平面での歩行者動線を確保する案となっております。  なお、ただいま説明させていただきました整備計画案につきましては、今後より一層検討を深めていくためのたたき台のようなものでございますので、御理解願いたいと存じます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  それでは次に、住宅建設が可能な区域の拡大について、お尋ねをいたします。  リニア開業を2027年に控え、本市が居住地として選ばれるには早急に住宅供給を行っていく必要があると考えますが、来年度公表予定の稲沢市都市計画マスタープランを現在策定中とのことでありますが、どのような方向性を示すつもりか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  リニア開業を見据えますと、本市が居住地として選ばれる地域は、名古屋駅からの利便性がよい名鉄国府宮駅周辺及びJR稲沢駅周辺であると考えております。これは、稲沢市ステージアッププランの土地利用方針において、住居系市街地の誘導方法として示されており、現在策定を進めております都市計画マスタープランについては、これを踏襲しつつ地域を具体化しております。  新たな市街地整備を進める地域につきましては、名鉄国府宮駅周辺に位置します稲島東地区、高御堂南地区、そして正明寺地区、またJR稲沢駅周辺に位置する国府地区につきまして、市街化区域編入も視野に入れた市街地の拡大を目指すことを位置づける予定でござます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  現在の都市計画マスタープランにおいても、名鉄国府宮駅及びJR稲沢駅を都市拠点として位置づけつつ、これまでも市街地拡大を図る各種調査を毎年取り組んできたことと思いますが、なかなか結果として実を結んでいないではないかと感じております。  例えばお隣の一宮市では、一宮駅前における用途区域の変更による容積率を緩和するなどの方策を打ち出しております。稲沢市としてはどのような方策を考えているのか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  現在策定中の都市計画マスタープランでは、稲島東地区、高御堂南地区、正明寺地区といった新たな市街地整備を含む名鉄国府宮周辺を重点施策エリアと位置づけて、厚みのある立体的な市街地整備を図る予定でございます。本市としましても、玄関口であります名鉄国府宮駅周辺の町並みは生まれ変わらなければならないと考えておるところでございます。  現在、名鉄国府宮駅至近の用途地域は商業地域で、容積率は400%または500%を指定しておりますが、その容積率を満たすような建築物は現在のところ立地しておりません。そのため、例えば現在計画を進めております名鉄国府宮駅周辺再整備の中で、道路や駅前広場の配置が変わるなど都市構造に変化が生じることで、土地の高度利用を促すことができるのではないかというふうに考えているところでございます。  そうした名鉄国府宮駅周辺再整備や、稲島東地区、高御堂南地区、正明寺地区といった新たな市街地整備の進捗状況を見きわめながら、都市計画における適切な誘導や規制を適宜見直してまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  市街地再開発や新たな市街地の整備については、長い年月を要することは理解しております。既に人口減少社会に突入した中で、住宅建設が可能な区域の拡大はほかにどこか考えておられるのか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(鈴森泰和君)  本市におきましては、宅地化の規制が厳しい市街化調整区域に多くの集落が点在しており、市街化区域に比べて人口減少が進行しております。そのため、現在策定中の稲沢市都市計画マスタープランの公表を機に、市街化調整区域内地区計画の設定条件を拡充し、地域コミュニティーの維持に資する人口減少の抑制を図りたいと考えております。  具体的には、名鉄国府宮駅及びJR稲沢駅を除く鉄道駅、支所及び市民センターを地域交流拠点とし、そうした既存ストックの活用を図ることが期待できる区域につきましても、地区計画の設定を可能とすることで、住宅等が建築できるようにするものでございます。  また、都市計画法第34条第11号に基づく条例による区域を指定することで、住宅建設を可能とする制度につきましても、これまで内部で検討を重ねてきており、今後早期に導入することを予定しております。こうした制度をうまく活用することで、市街化調整区域にお住まいの方の居住ニーズにも応えてきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  ありがとうございます。  国府宮駅周辺再整備についても、住宅建設が可能な区域の拡大についても、地権者や関係者の調整が大変であり、なかなか進展しないことは理解をしておるところであります。しかしながら、今より一つ次元の高いステージアップを考えているからこそ、今度公表される都市計画マス タープランを契機に、ぜひとも積極的に取り組んでいただきますことを切に要望いたします。  次に移ります。  先ほど、防犯カメラの設置についてでありますが、津田議員と少しかぶるところがありますが、質問させていただきます。  2019年5月28日午前7時45分ごろ、川崎市多摩区で私立カリタス小学校の児童や保護者が、近づいてきた男性に相次いで刺されました。この間わずか十数秒だったそうであります。その後、その犯行の一部始終がバスのドライブレコーダーに映されており、加害者が児童らを無差別に襲う様子が映っていたことが判明しました。  一方、稲沢市に目を向けますと、小正市民センターでは、ことし1月と4月の2回、れんがが投げ込まれる器物破損事件が発生しました。この器物破損事件は、稲沢市役所の本庁舎でも2月に発生しており、防犯カメラには犯人と思われる男性が撮影されていたそうでございます。6月11日の中日新聞に、この稲沢市役所の窓ガラスを割った疑いで逮捕されたようでございます。これも、やはり防犯カメラがあったからだと思っておるところでございます。  そして、また市内小池地区では、5月下旬に強盗事件が発生しました。留守宅と思って侵入した犯人が、帰宅した老夫婦を鈍器で殴りけがをさせました。  市内でのひったくりを初め、強盗、恐喝などさまざまな犯罪が発生しております。これらの犯罪では、防犯カメラの映像が決め手となり犯人逮捕につながるケースがふえております。現在の捜査は防犯カメラなしでは成り立たないといってもいいと思います。重要な道具になっております。犯罪捜査では、科学技術の威力を発揮しています。その代表格でもある防犯カメラの活用や設置状況などについて質問いたします。  稲沢市に管理する防犯カメラは何台ありますか。 ◎総務部長(清水澄君)  市の公共施設におきましては、現在、市役所の12台を初め、201台の防犯カメラがございます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  具体的に、どのような場所に防犯カメラが設置されているでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  先ほど御答弁いたしました市役所、それから市の管理する駐輪場、稲沢駅東西自由通路、上下水道庁舎、図書館、市民病院、学校、保育園などに設置されております。 ◆8番(六鹿順二君)  市役所において、防犯カメラの映像を警察に提供したことがありますか。 ◎総務部長(清水澄君)  ことし2月、市役所で器物損壊事件がございました。2月1日の午後8時ごろ、大会議室の西 側のガラスが投石により割られた事件でございます。この際に、警察のほうに映像を提供しております。以上です。 ◆8番(六鹿順二君)  これが6月11日の中日新聞の朝刊に載ったことだと思いますが、市内公共施設には、1月19日から5月13日までの間に8件の類似事案が起きたそうでございます。非常に、このようなことが公共施設で起こっておるわけでございます。  先ほど津田議員からの質問で、行政区への補助台数が平成26年度から累計で14台との答弁がありました。このままでは、10年経過しても防犯カメラの台数はふえないと容易に予想されます。もっと台数をふやすような取り組みは考えておられるのか、お伺いをいたします。 ◎総務部長(清水澄君)  今後とも、行政区に対しましては防犯カメラの設置を推奨する働きかけを行ってまいりたいと思います。  総務部長といたしましては、もう少し具体的な方策をちょっと考えて対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ◆8番(六鹿順二君)  近隣市町の補助制度はどうなっているのか、お伺いをいたします。 ◎総務部長(清水澄君)  一宮市におかれましては、補助対象経費の2分の1の補助率、これは稲沢と同じでございますが、限度額100万円ということで補助をしていると伺っております。以上です。 ◆8番(六鹿順二君)  一宮市内では、防犯カメラが多く設置されていると聞いていますが、何台設置されているのか把握しているのかをお伺いいたします。 ◎総務部長(清水澄君)  平成30年度末時点で一宮市の防犯カメラの設置状況でございますが、市管理のものが538台、主な設置場所は駅駐輪場を初め、公民館、病院、児童館などの公共施設でございます。  それから、行政区管理の防犯カメラは200団体、613台設置されているというふうに伺っております。以上です。 ◆8番(六鹿順二君)  一宮市は、行政区管理の防犯カメラが非常に進んでおるところでありまして、稲沢市は非常に進んでいないわけでありまして、私、前から、前大野市長のときからつけろと言っておるんですが、予算がない。しかしながら、前市長は、安心・安全、元気な稲沢をと言っておられましたが、なかなかこういうことができなかったわけでありますが、市当局は予算がないからできないと言っていますが、安心・安全なまちづくりの抑止力となると思うので、個人に対する防犯カメ ラの設置の補助制度をつくってはどうかと思っておりますが、副市長にお尋ねをいたします。
    ◎副市長(眞野宏男君)  本市での防犯カメラの設置につきましては、過去は個人情報、プライバシー保護の観点から消極的であった感は否めません。総務部長が先ほど答弁をいたしましたとおり、行政区の防犯カメラ設置補助の件数、また公共施設における設置台数は、とても胸を張れる台数ではございません。過日、庁議の場におきまして、公共施設を管理します各所管において、防犯カメラの設置を含めた防犯対策の見直しを指示したところではございます。  当然、御指摘いただきましたが、財源の問題もございますので今すぐ全施設に設置とはいかないわけでございますが、特に幼児、児童・生徒等の社会的弱者の利用施設を優先して、まずは公共施設への防犯カメラの設置を計画的に進めてまいりたいと考えております。あわせ、補助内容については、全国的に見ても決して見劣りしていないと思っておりますが、設置がなかなか進まない行政区への設置補助のPRも積極的に進めてまいります。  なお、御提案のございました個人に対する防犯カメラの設置補助につきましては、県内では知多市、県外では神奈川県の湯河原町で制定をされていることは把握をしております。1件につき5万円、限度額ということで制度はつくられておりますので、そういった他市町の状況を調査研究させて考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  ありがとうございました。  副市長に御答弁をいただきましたが、私はなかなか、この5年間で14台、胸を張れるどころか全然だめだと私は思っておりますが、どうですか、副市長、やると言っていただけませんか。公共施設全部に、みんなつけると御答弁いただきたいわけですが、一言お願いしたいと思います。 ◎副市長(眞野宏男君)  行政区では14台、それからあと商店街、こちらは経済環境部の担当ではございますが、商店街で12台という状況で、おっしゃるとおり先ほどの総務部長答弁じゃないですが、一宮市の人口規模からしても本当に少ない状況でございます。  ただ、限度額50万円ということで行政区への補助をしております。この金額は決して少ないわけではございません。特に防犯カメラも現在安くなってきております。ただし、設置についてはいいんですが、その後のやはりメンテナンス、あるいはランニングコストを考えられて、地元行政区のほうもちゅうちょしてみえる部分もあるかと思います。また、特に最初に申し上げましたようにプライバシー保護、それから個人情報保護の観点から、なかなか管理が難しいという問題点もございまして、行政区のほうでも二の足を踏んでみえるんではないかと考えておりますので、その辺も整理しながら積極的に進めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  ありがとうございました。  副市長から積極的な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。  非常に少ないわけでありますが、いろんな事件が発生しないとこういうものがつけられないんじゃなくて、特に信号機もそうでありますが、市民からは、事故が起きんとなかなか信号がつかない、こういうお話もあるわけでありますので、起こる前に、やはり転んでからつえを突いていかんそうでございまして、転ばぬ先のつえだそうでございますので、何事も先に進めていただきたいと思うわけであります。  次に移ります。  東京オリンピックの聖火リレーについてであります。  オリンピア市で行われる聖火採火式や聖火リレーに稲沢市の中学生を派遣することとなっていますが、文書による正式な招待状などはオリンピア市から届いているのか、現在の状況を説明ください。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  昨年のオリンピア市中学生のホームステイ事業の際にも、オリンピア市のコザス市長から東京オリンピックの聖火リレーに招待するとおっしゃっていただいておりまして、中学生18名のほか、引率教諭、市議会、商工会議所を含めまして、派遣をする予定をいたしております。  しかしながら、先日、オリンピア市の市長選が行われまして、先ほどのコザス市長から市長が交代するということになっております。現在のところは正式な招待状を待っている状況でございます。以上です。 ◆8番(六鹿順二君)  市長がかわると体制も変わりますので、少し心配をいたしておりますが、吉報が届くように願っておるところでございます。  次に、2019年6月1日土曜日、東京2020オリンピック組織委員会から聖火リレーのルート概要が発表されました。愛知県ルートは、来年4月6日月曜日と7日火曜日の2日間で、子供の日を含め15市を通過するルートが発表されたところでございます。本市もめでたく実行市に選定されたことは、皆さん御存じのことと存じます。まことに喜ばしく名誉なことだと考えておりますが、発表された概要についてお伺いをいたします。 ◎教育部長(遠藤秀樹君)  繰り返しになって大変恐縮でございます。  今月6月1日に東京2020オリンピック聖火リレーイベントが開催をされまして、そこでルート概要が発表をされました。愛知県ルートの概要は、1日目、来年の4月6日月曜日、瀬戸市から始まり、名古屋市、春日井市、犬山市、一宮市、稲沢市、清須市、名古屋市で終わりまして、2 日目、7日火曜日でありますが、豊橋市から始まり、半田市、豊川市、安城市、刈谷市、岡崎市、大府市、豊田市までの15市となっております。  稲沢市につきましては、申し上げましたとおり4月6日月曜日、順番といたしまして6番目でございますが、時間についてはまだ発表されておりません。出発地を国府宮神社、到着地を稲沢市民会館として、ミニセレブレーションと称します小規模なセレモニーを開催いたします。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  このミニセレブレーションというセレモニーだそうでございますが、まだなかなか決まっておらんようでございまして、発表ができないということだそうでございますので、御理解をいただきたいわけでございます。  来年の4月6日、一宮市から受け継ぎ、清須市に引き渡すルートということですが、愛知県内で走路となる15市に稲沢市が選ばれた理由はあるのか、お尋ねをいたします。 ◎教育部長(遠藤秀樹君)  愛知県によりますと、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、選定の過程は非公開とするように要請をされているとのことでございまして、私どもといたしましては選定理由はわかりませんが、これまでに市長が東京に出向いた際に、当時の担当大臣と競技組織委員会に要望書を提出したり、市長が駐日ギリシャ大使とともに愛知県知事に要望に出向かれたり、オリンピア市長から愛知県知事宛てに本市が聖火リレーのコースに選ばれるべきだという趣旨の文書を送っていただいたりするなどの要望活動を今まで行ってまいりました。  また、昭和62年からオリンピア市と姉妹都市提携を結び、平成9年、長野冬季オリンピック聖火リレー中学生派遣を皮切りといたしまして、平成28年のリオデジャネイロオリンピックまで聖火リレーへの派遣交流を続けていることや、ギリシャ共和国を相手国といたしましたホストタウンに登録し、聖火トーチ展示会の実施や、愛知県で唯一の学校訪問イベントとして高御堂小学校で開催をされましたフラッグツアー、市内全小・中学校での東京2020教育プログラムの実施、JOCオリンピック支援自販機の市内公共施設への導入など、オリンピック関連事業に積極的に参加していることが評価されたのではないかと推測いたしております。以上です。 ◆8番(六鹿順二君)  この聖火ランナーのことについてお尋ねをいたします。  出発地が国府宮神社、そして到着地が市民会館と発表されたところでありますが、次に気になるのは、それを結ぶルートと、そのルートを何人の聖火ランナーが走るのか。また、稲沢市民は走れるのか、お伺いをいたします。 ◎教育部長(遠藤秀樹君)  ルートの詳細や走るランナーの人数については、今後、県実行委員会や関係機関と調整・検討 していくこととなるため、お答えできず大変申しわけございません。  また、聖火ランナーについては、県実行委員会や聖火リレースポンサー企業が募集すると聞いております。したがいまして、現時点で稲沢市民の方が走れるかどうかはわかりません。応募の条件といたしましては、来年の4月時点で中学生以上が対象となりまして、走る都道府県にゆかりがあることなどとされております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  聖火リレー開催となれば、市内外から多くの人が観覧に訪れると思います。これは、稲沢市の魅力を幅広く発信する絶好の機会だと捉えていますが、何か市としてのお考えがあるかお伺いをいたします。 ◎教育部長(遠藤秀樹君)  国府宮神社で開催をいたしますミニセレブレーションの実施を含めて、関係機関とも連携を図りながら今後検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  市内の小・中学生の参加や多くの市民が参加し、聖火リレーを盛り上げていくことが必要だと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ◎教育部長(遠藤秀樹君)  6月1日に稲沢市がルートとして選定をされたばかりでございますので、多くの方に見ていただけるよう組織委員会、県実行委員会及び関係機関と調整を図りながら盛大かつ安全に開催するための方策を今後慎重に検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆8番(六鹿順二君)  最後に、この発表を受けて聖火リレー実施に向けた市長の思いをお聞かせください。 ◎市長(加藤錠司郎君)  念願でありました聖火リレーのルートに本市が選ばれたということ、正直言ってほっといたしました。もし選ばれなかったらと大変プレッシャーに感じておりました。今では大変喜ばしく光栄に思います。  今後は、実施に向けてできる限り多くの市民、特に若い世代に一生に一度あるかないかの貴重な聖火リレーを実際に目で見ていただいて、実感、体感してもらいたいと考えております。具体的な走路、走者、そして警備体制など詳細については、今後徐々に決定していくものと思われますが、本市の魅力を市外はもちろん、国外にも発信するまたとない機会であり、また世界的なイベントを多くの市民の方に感動していただける聖火リレーの実施に向けて、最大の力を注いでいきたいと考えております。以上です。 ◆8番(六鹿順二君)  ありがとうございました。  市民の皆さんの心に残るような、やはりいろんな取り組みをしていただきたいと思います。これで終わります。 ○議長(長屋宗正君)  質問が終わりましたので、次に移ります。  加藤孝秋君。 ◆11番(加藤孝秋君) (登壇)  皆さん、こんにちは。  ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、発言通告に従い一般質問を行わせていただきます。皆様大変お疲れのことと思いますが、いましばらくおつき合いいただきますようよろしくお願い申し上げます。  失われた30年と言われた平成の時代を終えて、元号が令和にかわり約1カ月が経過いたしました。日本の経済が3年ぶりに減益に転じ、米中の貿易摩擦の影響や中国経済の減速報道を受け、景気の先行き不透明感が漂い、中国ファーウェイの影響でスマホや半導体関連の需要が落ち込み、収益環境が急速に悪化し、さらにはイギリスのブレグジットも懸念され、日銀の3月の景気判断も悪化となりました。日経平均は、令和の時代に入り6日間連続で約1,000円以上下げました。  中国は、天安門事件30年を迎え、学生の民主化を軍が鎮圧し、民主化を封じ込め、経済建設に邁進し、社会主義近代化強国政策により驚異的な成長を遂げました。さらに、中国の最高指導者の長期政権下で、アフリカ大陸へすさまじい勢いで進出し、10年間で貿易額は10倍以上となり、また海洋における一帯一路政策を強硬に推し進め、東南アジア諸国は港湾や空港を整備したが、同時に巨額の債務を抱え、世界の各国へ警戒感を与えることになりました。  きょうの質問ですが、75歳以上の高齢ドライバーが第一当事者となる死亡事故が、年間400件台で推移していることから、政府は高齢者の交通事故の多発が深刻な社会問題になっており、安全機能つき車種に新運転免許の交付を検討することになりました。  また、ふるさと納税について、一部の市町で豪華な返礼品を贈るなど不適切な方法で多額の寄附を集めたことから、改正地方税法に基づき、返礼品を寄附額の3割以下の地場産品に限定し、ルールを守る自治体だけを指定する制度に改めました。除外された自治体は、制度本来の趣旨は、首都圏と地方の税収格差是正にあるとし、新制度は趣旨に沿って広がった寄附に急ブレーキをかけるものだと批判をしています。ふるさとへの恩返しとして2008年度から始まった制度が今後どうなるのか、ふるさと納税宴の後とやゆする新聞もあります。  きょうはそれの内容についてお尋ねをしますので、よろしくお願いをします。  それでは、質問席にて、通告書に従い一問一答の一般質問をさせていただきます。                   (降  壇)  交通事故対策の件につきましては、一番最初の津田議員と若干重複するところがありますので、よろしくお願いをします。  最近の報道では、高齢ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違いや逆走が原因と疑われる事故が後を絶ちません。4月には、池袋で87歳の男性が運転する車が暴走し、母子2人が死亡し多数の方が重症。5月には、大津市の交差点で13人の園児と3人の保育士の列に車が突っ込む事故がありました。今月に入り、名古屋の錦3丁目でも地下駐車場から急発進の車の事故、ほかにも高齢者が運転する事故の報道が多数ありました。市内の交通事故についても、死亡件数も含め減少傾向は余り見られません。  そこで、市内の交通事故の発生状況について、過去3年の死傷者数についてお尋ねをします。 ◎総務部長(清水澄君)  平成28年が657件、平成29年が545件、平成30年が518件となっております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  最近のテレビのニュースでは、毎日のように高齢者の運転する悲惨な事故が報道されています。そこで、過去3年間の死傷者数のうち、高齢者の絡む事故割合と事故類型別の内容について説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  平成28年が98件で約15%、平成29年が106件で約19%、平成30年が86件で約17%となっております。  事故類型別では、追突事故、出会い頭の事故が多くなっております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  高齢者が運転する事故の割合は、相当高いと思います。稲沢市内では、現在のところ死亡事故は発生していませんが、過去3年間の市内の交通死亡事故の発生状況について説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  平成28年が7件、平成29年が3件、平成30年が4件となっております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  過去3年の交通死亡事故のうち、高齢者の割合についても説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  平成28年が4件で約57%、平成29年が1件で約33%、平成30年が4件で100%となっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  高齢者の事故はやっぱり大変多いと思いますが、過去3年の高齢者の交通死亡事故のうち、時間別、事故類型別で教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  少し細かくなって申しわけありません。  午前4時から午前9時までの朝の時間帯では、平成28年が1件、平成29年はゼロ件、平成30年が1件でございます。午前9時から午後6時までの昼の時間帯におきましては、平成28年から平成30年までそれぞれ1件でございます。午後6時から午前4時までの夜の時間帯におきましては、平成28年が2件、平成29年はゼロ件、平成30年が2件となっております。  事故類型別では、平成28年は自動車相互、二輪車対自動車、歩行者対自動車、踏切の事故でございます。平成29年が歩行者対自動車の事故、平成30年は歩行者対自動車が2件、二輪車対自動車、自転車対自動車の事故とそれぞれなっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  夜間が比較的多いかなというふうにも思っておりますが、ことしに入ってから事故の内容が少し変わり、集団行動をしている方たちへの悲惨な事故が多く、子供たちの歩行中の交通事故や通学路、集合場所での悲惨な事故が報道されていますが、小・中学校の交通安全教育はどのように行っているか、説明をお願いします。 ◎教育長(恒川武久君)  各小・中学校では、保健や学級活動の授業、そして児童・生徒による委員会の啓発活動などにおいて、一人一人が身の回りの危険について考える機会を持つことで、危険を予測する力と安全に回避する力を身につけるための指導をしております。  小学校では、通学路点検をもとに作成する安全マップを使って危険箇所を共通理解し、通学団会や一斉下校において子供たちに具体的な場所を示しながら継続的に交通安全指導を行っております。さらに全ての小学校では、行事として講話や体験を通して学ぶ交通安全教室を1学期中に稲沢警察交通課、市の危機管理課との連携と保護者やスクールガードの方などの協力をいただいて実施しているところでございます。  中学校においては、自転車の乗り方の指導や自転車点検を、学年集会や全校集会などで、具体的な事例を通して安全について、それぞれの学校の実情に合わせて指導を進めております。また、日常的な交通安全指導とは別に、稲沢警察署と連携した取り組みである自転車安心・安全モデル校、自転車無事故・無違反ラリーによって、自転車利用における安全意識の向上につなげているところでございます。以上でございます。
    ◆11番(加藤孝秋君)  安全意識の向上というのは大変重要なことと思いますが、昨今の事故については相当の注意を払っても避けられなかった事故もあると思いますが、大津市等の事故を受け、国や県からの通学路や交差点での安全確認や対策等の通知が来ていますか、説明をお願いします。 ◎教育部長(遠藤秀樹君)  4月に文部科学省から児童・生徒等の通学時の安全確保についてという文書を受理し、学校教育課から市内の小・中学校に配信をし、周知をいたしました。内容は、交通事故防止に向けた取り組みの推進や防犯の観点から、安全な登下校が実施できる体制の整備、安全教育の推進などを周知するものでございます。  5月に発生をした大津市の事故に係る教育委員会が受理をした文書は特にございませんが、内閣府及び厚生労働省の連名で、保育所等での保育における安全管理の徹底についての文書を保育課が受理をいたしております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  最近5年間、歩行中の小学生の死者、重傷者は3,000人を超えるとのことで、特に1年生の一人歩きデビューの事故が多いとのことです。学校教育課として、低学年への安全確保について何か対策を考えているか、説明をお願いします。 ◎教育長(恒川武久君)  低学年の下校時の安全確保として、高学年と一緒に一斉に下校できるようにセーフティ・プラスワン事業を昨年から全小学校で実施しているところでございます。この事業によって、事故等の危険性は低下するとともに、スクールガードの方々の負担が軽減されると考えています。  また、遠足、校外学習など学校の外での活動をする取り組みにおいても、事前の危険箇所の把握に基づいた児童・生徒への事前指導や現地での職員の配置など、子供たちが安全に活動できるように安全確認、安全指導の継続強化を図りながら進めておるところでございます。  さらに、登下校の見守りや立ち番活動については、これまでも保護者や地域の皆様のお力をいただいているところでございますが、今後も各校の実情に応じてスクールガード、老人会、そして子ども会、PTAなどの方々との連携を図りながら、安全確保に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  よろしくお願いします。  最近は自転車の事故も多く、信号無視や右側通行、その他の違反行為も多く、バイクとの事故でも自転車が信号無視し、バイク乗車の人が亡くなり、自転車運転者が重過失致死で書類送検された事故の報道もありましたが、自転車の保険について近隣の状況も含めて説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  まず初めに、自転車損害賠償保険等とは、自転車の利用に係る交通事故により生じた他人の生命または身体の被害に係る損害を補填することを約束する保険または共済のことをいうというふうに理解をしております。そして、現在の県内の状況でございますが、知多市、名古屋市、豊川市がこの自転車損害賠償保険等への加入を義務化した条例を制定しているというふうに聞いてお ります。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  市内でも自転車が関連する重傷事故が多数発生しています。市として、自転車保険についてどのように考えているか、説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  こちらにつきましては、県内の市町村の状況などをよく把握いたしまして、勉強していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  全国的に4月から6月の前半にかけて、高齢者の交通事故が多発しています。高齢者への安全対策については、市としてどのようなことをしていますか、お尋ねします。 ◎総務部長(清水澄君)  高齢者への交通安全対策といたしまして、稲沢警察や企業と連携し、大型商業施設などでの交通安全啓発チラシ及び反射材などの啓発品を配布する啓発活動を随時実施しております。また、広報「いなざわ」には、明るい目立つ色の衣服や反射材の着用、加齢に伴う運動機能低下の理解などを呼びかける記事を定期的に掲載しておるところでございます。  昨年は、2名の高齢者の方が夜間の道路横断中に発生した交通事故によりお亡くなりになられております。市といたしましては、高齢者によるそのような交通事故の防止を図るべく、今年度の敬老式におきまして、正しい着用方法を示しながらポケット式の反射たすきを配布する予定でございます。より効果的な活用をやっていきますので、よろしくお願いをいたします。 ◆11番(加藤孝秋君)  他市では、自転車による交通事故が多発しており、市内においても自転車の運転マナーが悪い状況が見受けられます。市としてどのような対策をしているか、説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  交通ルールの教育につきましては、子供のころからの教育が大切であります。そのため、市内小学校におきまして、交通安全教室の際に自転車の正しい乗り方、点検の仕方などを指導しておるところでございます。  また、自転車の運転マナーにつきましては、飲酒運転、それからスマホを見ながらの運転、ヘッドホンで音楽を聞きながらの運転、二人乗り、傘を差しながらの片手運転などは大変危険であるということを、広報「いなざわ」やホームページで注意喚起していきたいと考えております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  自転車や歩行者、いわゆる交通弱者と呼ばれる人の安全対策は、さらに充実していただくようよろしくお願いします。  それでは、愛知県内の交通事故の発生状況について、過去3年間の死者数を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  愛知県内の交通事故の発生状況につきましては、平成28年が212件、平成29年が200件、平成30年が189件となっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  徐々に減ってきてはいると思いますが、愛知県は皆さん御承知のとおりワーストが続いております。過去3年の交通死亡事故のうち、高齢者の割合を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  平成28年が117件で約55%、平成29年が110件で同じく約55%、平成30年が103件で約54%となっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  今説明していただいたように、今後も高齢者の事故は増加傾向が続くと思います。昨年、75歳以上の高齢者が絡む死亡事故は全国で460件、自動車学校が免許更新とは別に身体機能や運転技術を診断する取り組みも徐々に広がりつつあるとのことです。  過去3年間の交通死亡事故について、事故類型別、時間別で教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  事故類型別では、追突事故、出会い頭、右左折の事故が多くなっております。時間別では、少し細かくて恐縮ですが、午前4時から午前9時までの朝の時間帯が、平成28年が34件、平成29年が36件、平成30年が35件。それから、午前9時から午後6時までの昼の時間帯におきましては、平成28年が92件、平成29年が88件、平成30年が76件でございます。午後6時から午前4時までの夜の時間帯におきましては、平成28年が86件、平成29年が76件、平成30年が78件となっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  交通事故は昼間と夜が多いのかなというふうにも思っております。  愛知県は16年連続でワーストワンで、自動車大国でもあり、運転マナーも評判のよいものはありません。名古屋走りと称して、信号が黄色から赤に変わっても前の車に続いて信号を無視し、直進や右折する運転があるとのことです。モラルの悪さや自転車の事故の多発が脱ワーストとなりました。16年連続ワーストワンの返上について、愛知県の取り組みは何かありますか。 ◎総務部長(清水澄君)  春・夏・秋・年末の交通安全運動として、子供と高齢者の交通事故防止や自転車の安全利用の推進、シートベルト・チャイルドシートの着用徹底、飲酒運転の根絶などを重点に置き、テレビやラジオなどの広報媒体を使用いたしまして、県民の交通安全意識の高揚を図っております。  また、そのほかにも交通事故死ゼロの日における街頭啓発や、毎月11日を横断歩道の日として 定めるなど、交通事故減少に向け取り組んでおります。  それにあわせまして本市でも、例えば本庁におきましては、毎月ゼロの日には市役所北西の交差点において管理職以上の職員が朝、それから一般職員、主査でございますが、夕方の時間帯にそれぞれ順番で街頭啓発立哨を行っているところでございます。なお、私と危機管理課長は、このゼロの日には立哨するようにやっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  他市でも交通ルールの悪い、松本走りと称して強引な右折、茨城ダッシュと称して信号が変わった途端に対抗直進車より早く右折する運転、ウインカーを出さずに曲がる岡山ルールなど強引な運転が報道されております。死亡事故は、家族や近親者に大きな悲しみや迷惑を与えるばかりではなく、周りの人にも影響を与えます。全国的には、交通死亡事故は減少傾向ですが、さらに減らす取り組みも重要になってきます。  交通事故への対策としては、高齢ドライバーの免許証自主返納も有効な対策の一つであるとは考えております。報道では、昨年1年間で75歳以上の高齢者の免許返上は29万件、ことしは5月1カ月だけで5万件と報道もされております。最近の高齢運転者の悲惨な事故で返納者が拡大されたというふうに思います。  そんな中で稲沢市では、本年4月1日から高齢者や障害者などの方を対象としたドアツードア外出支援事業、稲沢おでかけタクシーの運行に係る実証実験が開始されておりますので、その内容や利用の状況についてお尋ねをします。  最初に、稲沢おでかけタクシー実証実験実施に係る目的や利用方法について説明をお願いします。 ○議長(長屋宗正君)  議事の都合により、暫時休憩いたします。  午後1時より再開いたします。                                 午前11時38分 休憩                                 午後1時00分 再開 ○議長(長屋宗正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  加藤孝秋君。 ◆11番(加藤孝秋君)  それでは、稲沢おでかけタクシー実証実験の実施に係る目的や利用方法について説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  稲沢おでかけタクシーとは、コミュニティバス停留所やコミュニティバス接続便乗り場までの 移動が困難な75歳以上の高齢者や障害者等の方を対象とし、事前に本市に利用登録いただき利用の前日までに御予約をいただくことで、御自宅から市内の目的地までタクシーの送迎を行うという新たな事業でございます。この事業の市内全域への導入を検討するため、本年4月1日から来年令和2年3月31日まで1年間の予定で、大里西市民センター地区及び平和支所市区で実証実験を実施しております。  利用方法といたしましては、利用日の2週間前までに利用登録申請書を御提出いただき、2週間前から前日までに利用登録証に記載されているタクシー会社へ利用の予約をいただきます。利用日になりましたら御自宅前で車両をお待ちいただき、乗車時に利用登録証を御提示いただきまして、乗車していただきます。目的地に到着されましたら、タクシー運賃の半額を稲沢おでかけタクシーの利用料金としてお支払いをしていただく制度となっております以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  現時点における稲沢おでかけタクシーの利用登録の状況について説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  令和元年5月31日現在における利用登録者数は、331人となっております。そのうち、大里西市民センター地区の利用登録者は227人で、区分の内訳といたしましては75歳以上の方が216人、障害者の方が9人、妊婦または出産後6カ月未満の方が2人となっております。平和支所地区におきましては利用登録者数は104人となっており、内訳といたしましては75歳以上の方が96人、障害者の方が7人、妊婦または出産後6カ月未満の方がお一人となっております。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  稲沢おでかけタクシーの利用件数及び主な目的地はどのようなところが多いですか、説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  大里西市民センター地区、平和支所地区合わせまして、4月の利用件数は85件ございました。最も多い利用は病院が35件となっており、全体に占める割合といたしましては41.2%、その次が鉄道駅17件で20%、量販店が12件で14.1%、飲食店と公共施設が各4件で4.7%といった順になっております。5月の利用につきましては、現在速報値の速報の値でございますが、167件の利用となっております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  利用件数については、5月の利用が大幅に増加していると思います。このことに鑑みると、稲沢おでかけタクシーの運行は、高齢者や障害者の方が今の時代ある程度必要な制度であるのではないかと考えております。  群馬県高崎市では、以前から運行のぐるりんバスのほかに、駅西口と商店街を結ぶ、無料で乗 りおり自由のぐるりんタクシーを年間4,000万円で運行するようになったというふうに聞いております。稲沢おでかけタクシーについては、一部の利用者から利用しにくい部分があるというふうにも伺っておりますので、効果的な実証実験とするためにも、利用者や住民の要望を把握し、柔軟に制度の見直しを行っていただき、本格運用時にはよりよい制度へ変更し、高齢者が安心して利用できる制度にしていただくよう要望し、次の免許返納の質問に移らせていただきます。  名古屋市のように地下鉄や市バスの発達したところでは、manaca5,000円分の贈呈も比較的有効と思いますが、稲沢市ではコミュニティバスの利用や運行はまだまだ不十分だと思っております。公共交通システムのおくれたところでは、免許を返納しては高齢者の生活は大変なことになります。免許は返納したが、帰りはどうやって帰るのという笑い話もあったとのことです。市は、この4月から高齢者の運転免許証自主返納支援事業を始めましたが、現在の乗車券の交付状況を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  先ほど津田議員の御質問にお答えしましたとおり、ことし4月1日からやっておりますが、現在まで83件の申請がございました。内訳につきましては、男女別で男性38人、女性45人でございます。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  免許の返納については、報道にもあるように相当数の増加が見られていますが、返納後の対策として乗車券の交付だけでは効果が上がるのは疑問があります。これまでの稲沢市コミュニティバス・稲沢市コミュニティバス接続便無料乗車券の利用状況について、お伺いをします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  平成31年4月の稲沢市コミュニティバス・稲沢市コミュニティバス接続便無料乗車券の利用におきましては、中型バスで運行いたしております稲沢中央線では14枚、ワゴンタイプで運行する4路線5系統では23枚といった、合計37枚の御利用がございました。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  利用状況は余りよくないと思いますが、今後の支援事業の拡充についてどのようにお考えですか、説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  高齢者運転免許証の自主返納支援事業は、まだ開始したばかりでございます。もう少し様子のほうを見させていただきたい。それから、市民の皆様方の御意見もちょっと頂戴したいと存じ上げます。まずは周知が、まだちょっときちんと行っていないところもございますので、今後もう少し周知のほうをやっていき、認知度向上にまず努めたいと考えておりますのでよろしくお願いします。 ◆11番(加藤孝秋君)  しっかり周知をしていただき、利用数がふえるようにお願いをしたいと思います。  香川県では、ASV搭載車補助に2016年から1台につき3万円補助し、2年間で4,744台の補助となったそうです。碧南市では、安全装置つきの車に7万円の補助、トヨタ自動車は後づけ式の踏み間違い加速抑制システムの対応車種を12車種に拡大するとのことです。今後、自動ブレーキ車の拡大や自動運転レベルの向上、他の市町やメーカーもさまざまな取り組みを行っていますので、安全運転サポート車への補助についても検討していただき、市民に喜ばれる対応をお願いします。  それから、ふるさと納税に移りますが、ふるさと納税については以前から何度かお尋ねしましたが、稲沢市への寄附は低迷したままです。そこで、ふるさと納税の現状についてお尋ねをします。過去3年間のふるさと納税をした人の人数と寄附金額及び市民税の控除額はどのぐらいですか、説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)
     毎年7月1日現在の課税状況等の調べにおきまして、平成29年度のふるさと納税をした方の人数は2,801人、寄附金額は2億6,348万5,000円でございます。市民税の税額控除額は1億1,328万4,000円でございます。平成30年度の人数は3,744人、寄附金額は3億6,950万6,000円、市民税の税額控除額は1億5,635万9,000円となっております。平成31年度につきましては、6月1日現在の状況でございますが、人数は4,970人、寄附金額は4億6,759万3,000円、市民税の税額控除額は2億1,082万5,000円というような状況でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  ふるさと納税については、2015年に軽減される寄附額の上限が2倍に引き上げられてから、寄附できる金額が大幅に拡大しました。市民が納税されている金額は幾らぐらいが最も多いか、説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  平成30年分の状況でお答えをさせていただきます。寄附金額で最も多い価格帯と申しますが、金額は2万円超え3万円までの方でございまして、607人でございます。次に多いのは1万円超え2万円までで558人、続きまして3万円超え4万円までが495人、4万円超え5万円までが490人という状況でございますので、半数以上の場合が5万円までというような状況でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  先日、所得金額が多く年間3,000万円以上のふるさと納税をした人の報道がありましたが、平成30年中に市内で100万円以上寄附した方は何人ぐらいいますか。また、その内容について説明をお願いします。さらに、その寄附金額及び市民税の税額控除は幾らか説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  ふるさと納税をほかの自治体に行い、寄附金控除として申告された方のうち100万円以上寄附 された方は43人いらっしゃいます。43人の寄附金の合計額といたしましては6,990万4,000円でございます。また、市民税の税額控除額は2,294万円でございます。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  それでは、稲沢市民が最も多く寄附している自治体はどこですか、説明をお願いします。 ◎総務部長(清水澄君)  各自治体から送付されたワンストップ特例のデータで申し上げますと、最も多い自治体は大阪府の泉佐野市でございます。続いて申し上げますと、宮崎県児湯郡都農町、宮崎県都城市、北海道茅部郡森町、静岡県駿東郡小山町というような順でございます。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  テレビで有名なように、泉佐野市は多少強引な方法でふるさと納税を進めましたが、破綻寸前まで追い込まれた市の税収を回復するためにはやむを得ない部分もあるのかなあというふうには思いますが、ワンストップ特例のデータからで見ますと、寄附が5市までですから多少の変動はあると思いますけど、それから、ことし1月から5月までは最後の駆け込みがあったはずですから、上位の市町はさらに変更になるのか集中するのかちょっとよくわかりませんが、ことし6月1日からは新たなふるさと納税指定制度が始まります。変更点について説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  このたびの制度変更により、各自治体が行う募集の方法につきまして一定のルールが法律上設けられました。従前は、ふるさと納税の募集に関する基本的事項等につきましては、国が地方自治体に対しまして制度の趣旨に沿った責任と良識のある対応を求めるのみでしたが、新たな制度下におきましては、基準に該当しないと国に判断された場合は指定が取り消され、税控除の対象外となります。  また、ふるさと納税の対象の団体になるには、毎年7月に募集適正実施基準、お礼品3割以下基準、地場産品基準といった3つの基準に適合している旨の申出書を総務大臣に提出し、指定を受ける必要がございます。これは申し出時点のみならず、指定を受けている期間を通じてこれらの基準に適合し続けている必要があり、いずれかの基準に適合しなくなったと認められるときは指定が取り消されることとなります。  また、募集適正実施基準として、各年度において寄附金の募集に要した費用の額の合計が、当該各年度において受領した寄附金の額の合計の100分の50に相当する金額以下であることということが示されたことも主な変更点でございます。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  ことし6月から新制度で泉佐野市を含む4市が除外されました。新たな制度において稲沢市は、募集適正実施基準として認定の可否についてお尋ねをします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  本市におきましては、基準に適合する団体として令和元年6月1日から令和2年9月30日までを対象期間とし、令和元年5月14日付で指定をされております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  他の自治体への寄附による控除額、すなわち本市から流出金額が非常に巨額であります。以前より私は、ふるさと納税ポータルサイトの活用やふるさと納税事務の包括代行委託など、ふるさと応援寄附の金額増に向けた取り組みを行うべきと訴えてきましたが、県内自治体のポータルサイト導入状況についての説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  昨年度、県内の市に聞き取り調査を行ったところ、ポータルサイトの活用を行っていない市は、本市のほかには弥富市と東海市の2つの市のみでございました。なお、その2つの市については、お礼品の取り扱い自体がございませんでした。以上でございます。 ◆11番(加藤孝秋君)  おくればせながら、稲沢市においてもそうした取り組みが事業化され、実施されることは喜ばしいことであります。  それでは、今年度の事業スケジュール及び現在の状況について説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  まず今年度の事業スケジュールにつきましては、4月にふるさと納税ポータルサイト、5月に委託業者等の決定、契約を行っております。また、今月6月から7月にかけまして、現在本事業に御協力をいただいています特産品提供事業者を初めとした市内事業者に対しまして、お礼品を提供いただくよう説明、依頼をいたしております。その後、8月にお礼品のリストの作成やポータルサイトにおける本市のページ構築を行い、9月に本市の受付サイトをオープンするスケジュールといたしております。  現在の状況といたしましては、ふるさとチョイスを運営している株式会社トラストバンクとふるさと納税ポータルサイトの利用に係る契約を行い、また株式会社JTBふるさと開発事業部と本制度支援業務委託の契約の締結が完了し、市内産業界と相談しながら、新規のお礼品の展開に向けた準備を進めているところでございます。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  ポータルサイトの導入など、寄附者への利便性を高める取り組みも重要であると思いますが、今後本市への寄附がふえるよう、お礼品の大幅な見直しも必要と思います。稲沢市のお礼品ラインナップについて、現状はどうなっているか説明をお願いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  現在、寄附された金額区分に応じて本市の歴史文化を感じさせたり、稲沢市をPRできる稲沢らしい商品として、稲沢特産品認定委員会が認定した商品である稲沢特産品を中心とした43点の お礼品をラインナップし、提供いたしております。この43点の中には、稲沢の特産品のほかに平成29年度から開始をいたしました家屋見回りサービスといったソフト的なお礼品メニューや、平成30年度、昨年度から開始をいたしました国府宮はだか祭りなおい特別桟敷券、これはペアで一組でございますが、といった体験型のお礼品メニューも含まれております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  寄附の使途を明確にすることやソフト的なもの、体験型のものなども含め、実際に寄附者へ贈るお礼品のラインナップの充実も重要なことだと思います。  豊橋市は、出産直後の母親が授乳やお風呂の入れ方などを学べるサービスや育児相談を行うなど、他市との差別化を図る取り組みを始めることになりました。今回の制度改革により、地場産品の少ないところのお礼品は新しい取り組みが必要になると思います。稲沢市も今後の制度の拡充についてどのように考えてみえるか、お尋ねをします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  昨年の12月定例会の一般質問においても、服部礼美香議員からも御意見をいただきましたとおり、寄附金の使い道について具体的な事業を示した上で寄附を募るといった方法につきまして、ふるさと稲沢を応援していただくという意味でも本市の姿勢に合致するものと考えておりますので、ほかの市の状況や効果を調査研究しながら引き続き検討してまいりたいと考えております。  今後も、品物の提供だけでなく寄附をいただいた方が本市を訪れ、より稲沢らしさを体感していただけるような地域特性を生かした着地型観光メニューやソフト的なお礼品メニューにつきまして、本業務支援業者と相談協力しながら加えてまいりたいと考えております。また、寄附をいただいた方へのお礼品につきましては、現在は寄附額のおよそ2割程度の品物をお渡ししておりますが、9月以降につきましては国が示す基準の上限である3割程度の品物をお渡しできるように準備を進めているところでございます。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  ふるさと納税の新制度から除外された泉佐野市は、市のノウハウや人材を活用するため新会社を設立し、手数料のかからない直営サイトの作成や複数の返礼物と配送時期を組み合わせた新制度を考案し、事業展開するとのことです。稲沢市の今後のふるさと納税の取り組みについて、市長の見解をお願いします。 ◎市長(加藤錠司郎君)  本来、この制度は本市と本市を応援してやろうという寄附者とをつなぐ有効な手段であり、本制度を活用することによって稲沢市の魅力を広く発信することができる制度だと思っております。しかしながら、一部の自治体が過度なお礼品を送付し、多額のふるさと納税収入を得るなど、本来の制度趣旨から逸脱した状況が多く見られることも事実であり、大変憂慮しておりました。  このことから、このたびの地方税法改正により、募集の方法について法律上一定の客観的なルールが設けられ、制度趣旨に沿った運用を国から求められることになりました。今回、明確なルールが定められましたので、制度、法の趣旨に鑑みながら、そのルールの中で最大限の努力・アイデアを出すことで、より多くの寄附をいただけるよう本市も積極的な取り組みをすべきと考えております。  寄附者の利便性の向上や魅力的なお礼品のラインナップの充実を図ることで、より多くの寄附をいただけるような取り組みにつきましては、他自治体の取り組みも参考に進めてまいります。それに加えまして、稲沢市を応援したいという寄附者の思いを多くの方に抱いていただけるよう、魅力的なまちづくりに努めてまいりたいと考えております。以上です。 ◆11番(加藤孝秋君)  どうもありがとうございました。  稲沢市の税収が少しでもふえるような取り組みをお願いをして、一般質問を終わります。 ○議長(長屋宗正君)  全て要望ですので次に移ります。  木村喜信君。 ◆15番(木村喜信君) (登壇)  改めまして、皆さん、こんにちは。  議長よりお許しをいただきましたので、発言通告に従いましてこれより順次一般質問を一問一答方式でさせていただきます。  きょうは、先ほど加藤議員からも質問がありました地元大里西と平和地区で実証実験が行われているおでかけタクシーについてと、各地で多発している地震災害や日常的になってきたゲリラ豪雨等の災害に対しての稲沢市の防災について質問をさせていただきます。  また、今月3日には、私の関係している市内のLPの業界よりカセットボンベを稲沢市に寄贈しました。地域の防災向上へ役に立てばと思います。  それでは、質問席より質問させていただきます。                   (降  壇)  現在、高齢ドライバーによる悲惨な交通事故が大きく報道され、大きな社会問題となっている中で、高齢ドライバーの免許証自主返納の機運が高まっております。高齢ドライバーが自家用車を手放された後は、バスや鉄道などの公共交通機関に頼ることとなります。本市においては、コミュニティバスコミュニティバス接続便が運行しておりますが、全ての方の要望に応えることは財政的にも厳しい状況です。  そんな中で、先ほども加藤孝秋議員からも御質問がありましたが、本年4月から高齢者や障害者などの方を対象としたドアツードア外出支援事業、稲沢おでかけタクシーの運行に係る実証実 験が開始されておりますので、その内容や状況についてお伺いいたします。  それでは、稲沢おでかけタクシー制度の導入の目的、制度の概要につきましては、先ほど加藤孝秋議員の質問に答弁をいただきましたので、実証実験が実施されている大里西市民センター地区と平和支所地区の2つの地域の選定理由をお伺いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  稲沢おでかけタクシーは、コミュニティバスコミュニティバス接続便乗り場までの移動が困難な75歳以上の高齢者や障害者などの方を対象といたしております。そのため、実証実験の導入地区を検討するに当たり、高齢化率が上位でございます大里西市民センター地区と平和支所地区を実証実験の地区として選定いたしたものでございます。  また、それ以外にも市内に営業所を持つ各社のタクシー待機場所から比較的近い大里西市民センター地区と、距離が比較的離れております平和支所地区において、運行事業者の協力状況やタクシー車両の確保の状況などが検証できることも、この2つの地区を選定した理由でございます。以上です。 ◆15番(木村喜信君)  ありがとうございました。選定理由はよくわかりました。  稲沢おでかけタクシー実証実験を実施するに当たって、それぞれの地区の住民の方へどのような周知をされたのか、お伺いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  本年4月1日から事業を実施するに当たり、昨年の広報12月号の配付にあわせまして、大里西地区、平和支所地区それぞれに説明会開催の案内文を回覧した上で、平成30年12月18日には大里西市民センターで、同月20日には平和町農村環境改善センターにおいて、この事業の説明会を実施いたしております。その後も、両地区の老人クラブの役員会など御要望に応じて説明会を開催いたしてまいりました。  また、今年度におきましても、5月11日に開催されました大里西市民センター地区まちづくり推進協議会の総会におきましては市長から、平和支所地区まちづくり推進協議会総会におきましては副市長から、それぞれの事業の案内をさせていただいております。そのほか、説明会以外にも制度紹介のチラシを作成し、各地区での催しで配布していただくなど、機会を捉え周知に努めているところでございます。以上です。 ◆15番(木村喜信君)  私も各地区の老人会等で利用をお願いしてきましたが、先ほどの答弁で大里西地区の方が結構多いということを聞いて、ちょっと安心いたしました。  それでは、おでかけタクシーを利用するに当たっての利用料金は、どのように設定されているのかお伺いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  稲沢おでかけタクシーの利用料金につきましては、タクシー運賃の2分の1から10円未満を切り上げた金額を利用料金としてお支払いいただいております。また、タクシーの配車に伴うお迎え料金、通常迎車回送料金といいますが、につきましては、稲沢市が負担をいたしております。また、タクシー運賃を基準にしていることから、タクシー運賃に適用されております障害者割引、あるいは運転免許証返納割引なども活用することができます。以上です。 ◆15番(木村喜信君)  これまでの利用件数、先ほどちょっと伺ったんですが、利用料金はどのような状況であるか、お伺いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  4月の利用件数につきましては85件でございまして、利用料金を平均いたしますと518円となっておりまして、比較的短い距離の移動に利用されたものであると考えております。  なお、最も金額が高い利用料金につきましては1,400円でございまして、大里西地区から祖父江地区まで運行されたものとなっております。以上です。 ◆15番(木村喜信君)  事業開始から4月、5月、もう2カ月が終わったわけですが、利用登録者数や利用者からの反応や、また問題・課題の整理はどのようにされているか教えてください。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  事業の開始段階では、確実に予約を成立させ車両を手配するため、往路・復路ともに乗車予定時刻を前日までに予約することといたしておりました。このことに対しましては、各地区での説明会の段階から、復路、帰りの利用予約の改善に関する御要望や御意見を数多くいただきました。また、4月1日の実証実験開始後も、利用者のほうから復路の予約方法の改善に関する御意見も多数いただきました。  そのため、ことし令和元年5月1日から復路の予約方法をこれまでの前日までに予約時間をといっておりましたが、それをあらかじめ復路の利用する旨を予約した上ですので、帰りも使いますよと言っていただければ時間までは予約しないということです。なので、そういう乗車予定時刻が不明な場合は、乗車予定時刻、例えば病院の診察が終わった段階で電話していただくとか買い物が終わった段階で電話していただくとかということで、乗車時刻が確定した段階で御連絡いただき、配車する方法へと予約方法は変更させていただきました。  その結果、運行事業者からも往復が利用しやすくなって、稲沢おでかけタクシーを利用しやすくなったといった意見が寄せられているという報告も受けており、速報の値でございますけれども、5月の利用件数が4月の利用件数と比較して2倍近くなったと考えております。  今後も、毎月の利用状況を分析するとともに、利用登録者の方へのアンケート調査などを実施 しながら、皆様の御意見をお聞きする中でよりよい制度への改善に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ◆15番(木村喜信君)  ありがとうございます。ぜひそのようにしていただきたいと思います。  次は、稲沢おでかけタクシーは今後どのように展開していくのかをお伺いします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  稲沢おでかけタクシー実証実験につきましては、最初に御答弁いたしましたとおり高齢者や障害者などの交通弱者に対する外出支援を実施する上で、制度の課題や問題点を検証するため実施をいたしております。今後の事業展開につきましては、利用状況やアンケート調査の結果を分析し、また実際に配車を管理しています運行事業者とも調整を図りつつ、よりよい制度にしてまいりたいと考えております。以上です。
    ◆15番(木村喜信君)  本市ではコミュニティバスが運行されておりますが、稲沢おでかけタクシーの実施に伴い、コミュニティバスの運行にどういった影響を及ぼしているのか、お伺いいたします。 ◎市長公室長(篠田智徳君)  稲沢おでかけタクシー運行によるコミュニティバスの運行に及ぼす影響につきましては、稲沢おでかけタクシー実証実験が今のところまだ2カ月程度しか経過していないこと、また稲沢市コミュニティバス運行事業計画も本年4月1日に変更いたしており、路線や時刻表を見直したばかりでございますので、現時点での分析はできておりません。  今後のコミュニティバスと稲沢おでかけタクシーの利用状況の推移を見ながら、外部有識者等で組織しております稲沢市地域公共交通会議においても報告する中で協議してまいりたいと考えております。以上です。 ◆15番(木村喜信君)  現在の市の考えは理解いたしました。  高齢ドライバーの免許自主返納を推進するためには、やはり公共交通機関の整備が必要不可欠であると考えております。稲沢おでかけタクシーは、自宅から市内の目的地までドア・ツー・ドアで利用できるということで、バス停までの移動が困難な方にとっては非常にありがたい制度であり、免許自主返納へ大きくつながると思いますので、段階的に実施地域を広げ、最終的には市内全域への事業展開をお願いするものでございます。  また、稲沢おでかけタクシーの実施以外にも、ことし4月1日から稲沢市高齢者運転免許証自主返納支援事業としてコミュニティバスの無料乗車券が交付されております。先ほどの加藤孝秋議員の質問の中で、無料券の交付枚数と使用枚数が報告されていましたが、悲惨な高齢ドライバーの事故を防ぐためには、これらの取り組み以外にも効果的な取り組みを研究し、高齢者が免許 を返納しやすい環境、国のほうで、例えば80歳以上の方はオートマチックはだめで、マニュアル車しかだめとか、それは無理だと思うんですけど、そういうような法律ができれば返納率も上がると思いますが、稲沢市もおでかけタクシー等を整えていただくことを要望として次の質問に移らせていただきます。  続きまして、防災についてです。  新分庁舎整備についてお聞きします。  まず最初に、図面になかったんですけど、新分庁舎にヘリポートはできるのでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  新分庁舎の屋上には、空調の室外機、非常用発電機及び太陽光発電パネルを設置することになっておりますので、ヘリポートの計画はございません。稲沢市地域防災計画におきまして、緊急時ヘリコプター離着陸可能箇所といたしまして、市内に10カ所指定しておりまして、市役所近隣のヘリコプターの離着陸場といたしましては、消防本部敷地、陸上競技場、稲沢西中学校及び稲沢高等学校のグラウンドということになっております。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  よくわかりました。  新分庁舎の防災対策の拠点としての必要な機能は何ですか。 ◎総務部長(清水澄君)  必要な機能といたしましては、主に4点ございます。1つに職員が緊急参集して対策本部等を開催するための場を確保する機能、それから2つに情報の収集と共有、伝達を行う機能、3つに対応方針、対応措置の意思決定を行う機能、4つに関係機関と連携を図るための機能、以上4点が主な機能であると、必要な機能であるというふうに考えております。 ◆15番(木村喜信君)  ありがとうございます。  次に、新分庁舎にできる災害対策本部の設備の内容について御説明をお願いいたします。 ◎総務部長(清水澄君)  テレビやマルチスクリーンなどのAV機器、パソコン・プリンター・電話・FAX・コピー機などの事務機器、事務用品、それから混信に強くクリアな音質の特徴を持ちますMCA無線、職員が一定期間執務するために必要となる食料や水、関連資料や資機材などを備蓄するための部屋、これらを現在計画しているところでございます。 ◆15番(木村喜信君)  それでは、災害対策本部室ができると従来と何が変わるのですか、お聞きしたいと思います。 ◎総務部長(清水澄君)  現在は、本庁舎1階の大会議室を災害対策本部としておりますが、通常は机・椅子を初め、何 も配置されておりません。いざ災害対策本部を設置する際には、担当職員が机と椅子を並べ、倉庫から電話とテレビ、その他の資機材を1つずつ設置するというのが現状でございます。  これらが災害対策本部室ができますと、通常から専用の机・椅子、専用の電話・パソコンなどの機器も置いてありますので、直ちに使用できることになりますので、より迅速な初動対応が可能になるというふうに考えております。 ◆15番(木村喜信君)  迅速な初動対応ができるということですね。よくわかりました。  次に、ボランティア室があると聞いておりますが、防災ボランティアの方が専用で使用できるのですか。 ◎総務部長(清水澄君)  ボランティア室につきましては、新分庁舎の1階に稲沢市社会福祉協議会のボランティア室として、約100平米、約70人の方が活動できるよう配置をしております。災害時には、災害対策本部と連携を密にしてボランティア活動を展開していただくことになるというふうに考えております。  2階に災害対策本部、それから1階に災害ボランティアセンターというような配置になりますので、より効率的に機能するものというふうに考えております。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  それでは、次に伺います。  災害用の機材や備蓄品はどこに置くのでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  これまで、今のところは第三分庁舎、旧の消防庁舎に保管しております防災資機材、それから備蓄品が、新分庁舎の南側に、またこれも新設いたします倉庫のほうに収納することとなります。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  ありがとうございます。  それでは次に、稲沢市のBCP、すなわち業務継続計画についてお聞きしますが、私も県のLP業界の業務継続計画が昨年制定されたものですが、愛知県庁の業務継続計画と一定の整合性を確保するよう、私も策定の委員を務めてまいりましたので、稲沢市のほうも質問させていただきたいと思います。  最初に、業務継続計画の目的は何ですか。 ◎総務部長(清水澄君)  災害発生時に本市の業務が長期間中断いたしますと、市民生活に大きな影響を及ぼします。この事態を防ぐために、応急復旧対策業務のほかに通常業務のうち早期復旧の必要がある業務の優 先順位をあらかじめ決めまして、本市の業務を速やかに回復することを目的といたしております。 ◆15番(木村喜信君)  それでは、地域防災計画と業務継続計画の相違点は何ですか。 ◎総務部長(清水澄君)  地域防災計画は、災害予防、災害対策、災害復旧・復興を定め、市民の方の生命、身体及び財産を守ることを目的とした計画でございます。これに対しまして、業務継続計画は、自然災害などが発生したときに、いかに業務に与える被害を最小限にとどめ早く復旧させるかといったような計画でございます。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  業務継続計画で想定しているインフラの状況をお聞きします。 ◎総務部長(清水澄君)  南海トラフ地震の最大クラスが発生した場合、電気は3日間、上水道は1週間停止、電話は1週間つながりにくくなるというようなことで想定をしております。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  それでは、それぞれの計画内容及び概要を教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  業務継続計画の重要な要素は6つございます。  1つに、市長不在時の明確な代行順位及び職員の参集体制でございます。これにつきましては、市長不在時の明確な代行順位をあらかじめ定めることにより、緊急時に重要な意思決定に支障を来さないようにするものでございまして、市長不在の場合の職務の代順位を定めております。また、非常時優先業務の遂行に必要な人数の職員保持のため、災害時の職員の参集体制を定めているものでございます。  2つに、本庁舎が使用できなくなった場合の代替庁舎の特定でございます。本庁舎が使えなくなった場合に非常時優先業務を行うために必要なスペースを確保する計画をしております。  3つに、電気・水・水道等の確保でございます。これにつきましては、停電に備え非常用発電機とその燃料を確保し、職員等のための水・食糧を確保する計画をしております。  4つに、災害時にもつながりやすい通信手段の確保でございまして、こちらにつきましては固定電話・携帯電話等が使用不可な場合でも使用可能となる通信手段を確保する計画をしております。  5つ目に、重要な行政データのバックアップでございます。これにつきましては、非常時優先業務を行うために必要なデータのバックアップを確保する計画でございます。  最後の6つ目は、非常時優先業務の整理ということで、非常時に優先して実施すべき業務を整 理していくということでございます。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  市長が不在のときの代行順位はどのようになっておりますでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  第一順位が副市長、第二順位が教育長、第三順位が市長公室長というふうになっております。 ◆15番(木村喜信君)  次に、電気・水・食料等の確保について、お聞かせください。 ◎総務部長(清水澄君)  有事の際の電気は、非常用発電機と太陽光パネルで賄います。非常用発電機の使用持続時間は72時間としております。また、職員用の水・食料は3日分の備蓄を計画しております。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  災害時にもつながりやすい多様な通信手段の確保について、お聞かせください。 ◎総務部長(清水澄君)  非常時の通信手段といたしましては、先ほどお答えしましたようなMCA無線機でございます。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  VPT無線でなく、クリアに聞こえるMCA無線ですね。わかりました。  それでは、重要な行政データのバックアップについて、お聞かせください。 ◎総務部長(清水澄君)  さまざまな媒体によりまして、定期的にバックアップすることといたしております。一例を挙げますと、戸籍情報は毎日磁気テープ記憶装置にバックアップを行うとともに、ネットワークを通じて外部にもバックアップを行っております。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  業務継続計画をただの計画として策定するのではなく、実際に実行に移せるものにするには訓練・研修などを取り入れなければならないと思いますが、持続的な改善の取り組みについてどのようにしていくのかをお聞きいたします。 ◎総務部長(清水澄君)  BCPは、あらかじめ優先度によってAからEのランクを設けております。それぞれ業務のほうは定めております。ただ、やはり業務がこういうことをやるというふうに計画上はなっておるんですけれども、実際にそのような状況の中でどうやるかという具体的なことは、まだきちんと定まっているとはちょっと言えませんので、それにつきましては、これから掘り下げて具体的にどうしていくかということは考えていきたいというふうに考えております。 ◆15番(木村喜信君)  次に、防災・減災対策についてお聞きします。  防災リーダーの養成についてお聞かせください。 ◎総務部長(清水澄君)  本市におきましては、地域の防災の担い手といたしまして、平成25年から防災リーダー養成講座を行っております。全講義を受講された方は、認定証を発行しております。現在、173人の方を稲沢市防災リーダーとして認定しているところでございます。 ◆15番(木村喜信君)  防災リーダーの今後の展開については、どのようになっていますか。 ◎総務部長(清水澄君)  防災リーダーの、やはりレベルアップというか、そういったことをちょっと図る必要があるというふうに考えておりまして、今年度防災リーダーを対象にフォローアップ講座を開催したところでございます。  内容といたしましては、地域での防災訓練の企画、講座の実施、避難所運営ゲームやクロスロードゲームなど地域防災リーダー養成講座で得た知見を地域の住民に伝えていただき、災害時だけでなく平時から地域で活躍できる人材の養成をしていきたいと考えておりますし、さらなるレベルアップを図っていきたいというふうに考えております。 ◆15番(木村喜信君)
     よろしくお願いいたします。  それでは、防災機能を持った都市公園についてお聞かせください。 ◎総務部長(清水澄君)  本市では、西町公園、文化の丘公園の2つの公園が防災機能を持っております。設備は、マンホールトイレ、防災倉庫、かまどベンチが設置されておりまして、文化の丘公園には耐震性貯水槽も整備しておるところでございます。 ◆15番(木村喜信君)  風水害の対応についても教えてください。 ◎総務部長(清水澄君)  最近は本当に集中豪雨というか、短期間の大変な雨ということが危惧されているところでございます。現在、稲沢市においては民間の気象予報会社と委託契約をいたしまして、風水害の情報をいち早く入手し、対策本部の準備態勢をとることといたしているところでございます。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  水害や近年多くなったゲリラ豪雨の際に迅速な避難を行うためには、河川の水位情報もいち早 く入手する必要がありますが、市ではどのように対応をしているのでしょうか。 ◎総務部長(清水澄君)  現在、本市の河川には3つのカメラと3つの水位計がございます。愛知県のホームページにより、領内川では2カ所、三宅川では1カ所の水位の映像を見ることができます。青木川では1カ所、それから領内川では2カ所、三宅川では1カ所、福田川も1カ所の水位を、こちらも確認することができます。  また、今まで県のほうが設置しておるんですが、私どもの市も県のほうにかねがねもっといっぱいつけていただくように要望をしておりまして、今回、県が三宅川の重本地内と、それから福田川の小池地内に水位計のほうを設置していただけるということでございますので、ことしじゅうにホームページで確認できるようになります。以上でございます。 ◆15番(木村喜信君)  ありがとうございました。  木曽川みたいな大きな川より、中小の川のほうが水かさが増すのはうんと時間が早いということですので、よろしくお願いします。ありがとうございました。  稲沢市は高齢者に優しく、またいつ来るかわからない災害にも十分対応していただいていることはよくわかりました。これをもって一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(長屋宗正君)  全て要望ですので、次に移ります。  お諮りいたします。議事の都合により本日はこの程度にとどめ、明日午前9時30分から継続議会の会議を開き、本日に引き続き質疑及び一般質問を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって散会いたします。                                 午後1時56分 散会...