これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、これをもって報告にかえます。
これより日程に入ります。
日程第1、議案第76号稲沢市
公共施設整備基金条例の制定についてから日程第48、議案第123号平成25年度稲沢市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)までを一括議題といたします。
この際、各委員長の報告を求めます。
総務委員長、木村喜信君。
◎
総務委員長(木村喜信君) (登壇)
おはようございます。
総務委員会の報告を申し上げます。
去る10日、
総務委員会に付託になりました議案第76号、77号、81号、82号、83号、84号、85号、112号平成25年度稲沢市
一般会計補正予算(第4号)は委員会の
所管費目について、
総務委員会を12日午前9時30分から
議員総会室において開催し、審査いたしました結果、議案第76号、77号、81号、82号、83号、85号、112号は
全会一致で、議案第84号は賛成多数で、いずれも原案を可と認めました。
以上、
総務委員会の報告を終わります。
○議長(
野村英治君)
厚生委員長、平野寛和君。
◎
厚生委員長(平野寛和君) (登壇)
おはようございます。
厚生委員会の報告を申し上げます。
去る10日、
厚生委員会に付託になりました議案第78号、86号、87号、88号、97号、98号稲沢市公の施設における
指定管理者の指定については委員会の関係分について、議案第99号、100号及び109号稲沢市公の施設における
指定管理者の指定については委員会の関係分について、議案第112号平成25年度稲沢市
一般会計補正予算(第4号)については委員会の
所管費目、議案第113号、114号、115号、121号について、
厚生委員会を13日午前9時30分から
議員総会室において開催し、審査いたしました結果、いずれも
全会一致で原案を可と認めました。
以上、
厚生委員会の報告を終わります。
○議長(
野村英治君)
建設委員長、六鹿順二君。
◎
建設委員長(六鹿順二君) (登壇)
皆さん、おはようございます。
建設委員会からの報告を申し上げます。
去る10日、
建設委員会に付託になりました議案第79号、89号、90号、91号、92号、93号、94号、95号、議案第112号平成25年度稲沢市
一般会計補正予算(第4号)については委員会の
所管費目、議案第117号、118号、119号、120号、122号、123号については、
建設委員会を16日午前9時30分から
議員総会室において開催し、審査いたしました結果、いずれも
全会一致で原案を可と認めました。
以上、
建設委員会の報告を終わります。
○議長(
野村英治君)
文教経済委員長、野々部尚昭君。
◎
文教経済委員長(野々部尚昭君) (登壇)
おはようございます。
文教経済委員会の報告を申し上げます。
去る10日、
文教経済委員会に付託になりました議案第80号、96号、議案第98号及び議案第100号稲沢市公の施設における
指定管理者の指定については委員会の関係分、議案第101号、102号、103号、104号、105号、106号、107号、108号、議案第109号稲沢市公の施設における
指定管理者の指定については委員会の関係分、議案第110号、111号、議案第112号平成25年度稲沢市
一般会計補正予算(第4号)は委員会の
所管費目、議案第116号について、
文教経済委員会を17日午前9時30分から
議員総会室において開催し、審査いたしました結果、議案第80号、112号、116号は
全会一致で、議案第96号、98号、100号、101号、102号、103号、104号、105号、106号、107号、108号、109号、110号、111号については賛成多数で原案を可と認めました。
以上、
文教経済委員会の報告を終わります。
○議長(
野村英治君)
報告が終わりました。
これに対し、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑もないようでございますので、これをもって
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
最初に、反対討論の発言を許します。
曽我部博隆君。
◆16番(
曽我部博隆君) (登壇)
日本共産党を代表して、議案第84号稲沢市
行政財産の
目的外使用に関する
使用料条例の一部を改正する条例について、議案第89号稲沢市
都市公園条例の一部を改正する条例について、議案第90号稲沢市
道路占用料条例の一部を改正する条例について、議案第91号稲沢市
公共用物管理条例及び稲沢市
準用河川占用料条例の一部を改正する条例について、議案第92号稲沢市
水道事業給水条例等の一部を改正する条例について、議案第94号稲沢市
農業集落排水施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、議案第96号稲沢市
農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに各部会の委員の定数に関する条例の一部を改正する条例について、議案第97号から議案第101号及び議案第105号から議案第111号にわたる稲沢市公の施設における
指定管理者の指定について、議案第102
号尾張農業共済事務組合の解散について、議案第103
号尾張農業共済事務組合の解散に伴う
財産処分について及び議案第104
号尾張農業共済事務組合規約の変更について、以上に反対の立場から討論を行います。
議案第84号、89号から92号及び94号の6議案は関連していますので、一括して反対の理由を申し上げます。
これら6議案は、来年4月から安倍政権が消費税を5%から8%に上げようとしている中で、それに対応する
条例改正です。また、
消費税法どおりであれば2015年10月から10%になります。今後の
消費税率の引き上げにも対応できる
条例改正になっています。
御承知のとおり、消費税は低所得者に重くかかる税金です。年収1,500万円以上の世帯では、消費税の負担が年収の3.4%にとどまるのに対して、年収200万円から250万円の世帯では年収の9.5%に上ります。
消費税率の引き上げは、耐えがたい負担と逆進性により、貧困と格差がますます広がり、深刻になることは明らかです。
ことし7月から9月期の国内総生産(GDP)の改定値は、当初の予想を下回って、実質0.3%増と下方修正されました。個人消費も低迷しています。最大の要因は、国民の所得が落ち込んでいることにあります。ここで8兆円に及ぶ負担増を国民に押しつければ、経済は失速することになります。
消費税増税は、
社会保障の拡充と
財政再建を図るため、このように言ってきました。しかし、さきの臨時国会で成立した
社会保障プログラム法、これを見ても、
社会保障の充実どころか、改悪のメニューばかりです。
日本経済が失速すれば、
財政再建もできません。国の言いなりに消費税を増税しても、
社会保障充実、
財政再建に向けた展望を開くことはできません。
社会保障を充実し、財政の再建を図るために、消費税の増税ではなく、大企業、大金持ちに応分の負担を求め、
社会的責任を果たしてもらう税制へ転換することを強く求めるべきです。貧困と格差を拡大し、一層深刻にする
条例改正を認めることはできません。
次に、議案第96号及び議案第102号から104号は関連していますので、一括して反対の理由を申
し上げます。
これらの議案は、現在ある
尾張農業共済事務組合を解散し、愛知県内を一つにした
農業共済組合に再編するための議案です。
尾張農業共済事務組合は、
地方自治法で規定する一部
事務組合として運用をしています。そのため、
組合議会を組織し、地域の実情、農家や組合員の声を議会を通して
農業共済の事務に反映させてきました。
農業災害補償法を根拠とする
共済組合になれば、議会はなくなり、完全に民間の運営になってしまいます。
農業人口の減少、国からの補助金の削減で、
農業共済は厳しい運営を強いられています。こうした中で民営化されると、これまでどおり事務員を置き、便宜を図る、こういう説明ですけれども、近い将来、事務員の削減が行われることは明らかです。そうなれば、地域の実情、農家や組合員の声が
共済事業に反映されなくなり、
共済離れを起こすことは必至です。安心して農業を続けていくことができるよう、
地方自治法で規定をする一部
事務組合として存続するべきであります。
次に、議案第97号から101号及び議案第105号から111号は関連していますので、一括して反対の理由を申し上げます。
これらの議案は、
公共施設の運営・管理を
指定管理者に継続して委ねるための議案です。
指定管理者制度は、
公共施設の管理・運営を民間業者に委ねることにより、
コスト削減を図る、ここに最大の目的があります。
指定管理者制度導入を進めた総務省は、2010年に「
指定管理者制度の運用について」という通知を出しました。そして、この中で運用についての警鐘を鳴らしています。すなわち、
指定管理者制度の導入の目的が
行政サービスの質の向上にあったにもかかわらず、
アウトソース、すなわち外部委託することでコストをどれだけ削減できるかに力点が置かれ、
官製ワーキングプアを生み出している。民間企業には正規雇用を働きかけながら、
公共施設の職場で非正規化をどんどん進め、
ワーキングプアをつくり出していることを反省し、是正を求めたものであります。
ところが、今回提案されている議案を見ても、
指定管理者を引き続き進め、雇用の非正規化を是正する措置を全くとっていません。これでは、持続可能な社会にしていくことはできません。
平和らくらくプラザの
指定管理期間を2年間、
身体障害者福祉センター、
稲葉老人福祉センターあすなろ館及び働く婦人の家の
指定管理期間を4年としています。これは、
公共施設あり方検討委員会の報告に基づき、それぞれの施設の廃止を前提にした提案です。
公共施設再編の全体像を示さず個別に統廃合を進める、こうしたことは言語道断であります。
公共施設再編の全体像を示し、市民の声を真摯に聞くことを強く要求します。
働く婦人の家については、4年間の
指定管理と言いながら、それ以前に廃止もあり得るとの説明です。また、
勤労福祉会館についても、5年間の
指定管理期間と言いながら、宿泊機能につ
いてはそれ以前の廃止もあり得る、こういう説明です。これでは何のための議会議決か。
身体障害者福祉センターなどの廃止も、福祉の拠点の整備を前提にしています。4年後までに福祉の拠点が整備できなかったらどうするのか。
産業会館についても、これまでと同様の条件で
指定管理の契約を結びます。一方、
稲沢商工会議所は2014年度の新
商工会議所会館の建設を目指しています。2015年度から、
稲沢商工会議所がみずからの会館に移転をした後、同じ条件で
産業会館を運営していけるのか。
また、今回、平和町
農村環境改善センター、
稲沢勤労青少年ホーム、
勤労青少年体育センター、武道館、弓道場を
指定管理から直営に戻します。これは、
先ほど指摘をした
官製ワーキングプアからの改善を図るための前向きの措置ではありません。平和町
農村環境改善センターについては、平和支所を移転するための
受け皿づくりです。
稲沢勤労青少年ホーム等については、
勤労青少年ホームと
勤労青少年体育センターの廃止に向けた措置であります。
公共施設の統廃合に当たっては、市民の声を丁寧に聞いていく、こう言いながら、移転ありき、廃止ありきの結論を市民に押しつけることを到底容認することはできません。
以上の理由で、これらの議案に反対するものです。以上で終わります。
○議長(
野村英治君)
次に、
賛成討論の発言を許します。
東野靖道君。
◆3番(
東野靖道君) (登壇)
おはようございます。
議長さんから発言のお許しをいただきましたので、
賛成討論をさせていただきます。
2013年の世相をあらわすことしの漢字に五輪の「輪」という字が選ばれました。
清水寺の森貫主は、発表会の席上、次のように述べています。「輪という字には、大勢の人が一つになって円滑に回転していくという意味が込められています。みんなが譲り合い、支え合って、来年も震災からの復興など力を合わせて輪のつながりを大切にしていきたいです」ということでありました。私も全く同感でございます。来年がいい年になることを願うばかりでございます。
それでは、それぞれの議案につきまして、私の賛成意見を述べさせていただきます。
まず、議案第84号稲沢市
行政財産の
目的外使用に関する
使用料条例の一部を改正する条例について、第89号稲沢市
都市公園条例の一部を改正する条例について、第90号稲沢市
道路占用料条例の一部を改正する条例について、第91号稲沢市
公共用物管理条例及び稲沢市
準用河川占用料条例の一部を改正する条例について、第92号稲沢市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について及び第94号稲沢市
農業集落排水施設の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例については、いずれも
消費税法及び地方税法の一部改正に伴う措置を講ずるための
条例改正であると、
理解しております。
安定した
社会保障財源の確保や、あるいは財政の健全化を進めるためには、税制のあり方として、
消費税率の引き上げはやむを得ないものと理解いたすものであり、原案に賛成いたすものでございます。
次に、議案第96号稲沢市
農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに各部会の委員の定数に関する条例の一部を改正する条例について、第102
号尾張農業共済事務組合の解散について、第103
号尾張農業共済事務組合の解散に伴う
財産処分について及び第104
号尾張農業共済事務組合規約の変更については関連がございます。
まず議案第96号につきましては、平成26年4月1日に愛知県
農業共済組合が設立されることに伴い、新たに農業委員を選任する必要があることから
条例改正を行うものであります。また、議案第102号から104号につきましては、
尾張農業共済事務組合の事業を愛知県
農業共済組合に引き継ぐために必要な規約改正等を行うものであると理解しております。これらの改正等は、今後、農家戸数の減少や高齢化などにより
農業共済事業の縮小が予想されるため、県下1組合の体制で安定した運営基盤を確立し、業務の効率化を図ることを目的とし、いずれも必要な手続を行うための改正であり、原案に賛成いたすものでございます。
次に、議案第97号から第101号及び第105号から第111号までの稲沢市公の施設における
指定管理者の指定についてでございます。
現在、自治体には一層の行財政改革、経営の合理化が求められているのは周知のところであります。こうした中で、多様化する住民ニーズにより効果的・効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用した
指定管理者制度が導入されたものと思っております。
今回は、祖父江ふれあいの郷を初めとする27施設において、
指定管理者を定めるものであります。その選定に当たっては、
指定管理者候補者選定委員会においても、民間のノウハウが最大限活用されることにより、利用者へのサービス向上、施設の効果的な活用、管理経費の縮減が図られているなどに十分留意していただき、選定されたものであると理解いたすものでございます。今後とも行財政改革、経営の合理化を目指して、本制度を適正に活用されますよう要望いたしまして、原案に賛成いたすものでございます。
以上をもちまして、それぞれの議案に対します私の
賛成討論とさせていただきます。議員各位の御賛同を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。
○議長(
野村英治君)
ほかに討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。
議案第76号稲沢市
公共施設整備基金条例の制定についてから議案第83号稲沢市
稲沢市民病院建設基金条例の一部を改正する条例についてまでの各議案は、原案どおり決することに御異議ござ
いませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第76号から議案第83号までの各議案は原案どおり可決されました。
次に、議案第84号稲沢市
行政財産の
目的外使用に関する
使用料条例の一部を改正する条例については、原案どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
御着席願います。起立多数と認めます。よって、議案第84号は原案どおり可決されました。
次に、議案第85号稲沢市税条例の一部を改正する条例についてから議案第88号稲沢市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例についてまでの各議案は、原案どおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第85号から議案第88号までの各議案は原案どおり可決されました。
次に、議案第89号稲沢市
都市公園条例の一部を改正する条例についてから議案第92号稲沢市
水道事業給水条例の一部を改正する条例についてまでの各議案は、原案どおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
御着席願います。起立多数と認めます。よって、議案第89号から議案第92号までの各議案は、原案どおり可決されました。
次に、議案第93号稲沢市
農業集落排水事業新規加入及び
新規加入分担金の徴収に関する条例等の一部を改正する条例については、原案どおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第93号は原案どおり可決されました。
次に、議案第94号稲沢市
農業集落排水施設の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例については、原案どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
御着席願います。起立多数と認めます。よって、議案第94号は原案どおり可決されました。
次に、議案第95号
尾張都市計画稲沢下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例については、原案どおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第95号は原案どおり可決されました。
次に、議案第96号稲沢市
農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区並びに各部会の委員の
定数に関する条例の一部を改正する条例についてから議案第111号稲沢市公の施設における
指定管理者の指定についてまでの議案は、原案どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
御着席願います。起立多数と認めます。よって、議案第96号から議案第111号までの各議案は、原案どおり可決されました。
次に、議案第112号平成25年度稲沢市
一般会計補正予算(第4号)から議案第123号平成25年度稲沢市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)までの各議案は、原案どおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第112号から議案第123号までの各議案は、原案どおり可決されました。
次に日程第49、請願第3号介護・福祉・医療など
社会保障の施策拡充についての請願を議題といたします。
この際、委員長の報告を求めます。
厚生委員長、平野寛和君。
◎
厚生委員長(平野寛和君) (登壇)
厚生委員会の報告を申し上げます。
去る10日、
厚生委員会に付託になりました請願第3号介護・福祉・医療など
社会保障の施策拡充についての請願は、
厚生委員会を13日午前9時30分から
議員総会室において開催し、審査いたしました結果、賛成者なしで不採択とすることに決しました。
以上、
厚生委員会からの報告を終わります。
○議長(
野村英治君)
報告が終わりました。
これに対し、質疑はございませんか。
渡辺幸保君。
◆17番(渡辺幸保君)
とても残念ですね、報告を聞いて。
委員会の委員長にお尋ねするんですが、この請願は
社会保障の、僕たちは改悪と言っていますけど、改革プログラムということで臨時国会で可決されましたけれども、それに対して本当に多くの皆さんがいろんな
社会保障の分野での改善を求めてみえるんですが、どんな議論がされたか、お尋ねします。
○議長(
野村英治君)
厚生委員長、平野寛和君。
◎
厚生委員長(平野寛和君)
この請願の趣旨は、国民の負担をそのままにして、いろいろ
社会保障の充実を図るという意図だと思います。しかし、財源がしっかりしていなければ介護・福祉・医療の充実は図れないと思う。入りと出の両方の手だてをしっかりして初めてできることであり、もっともと思われる内容はたくさんありますが、全体を成立させようということは簡単にはいかないということで、不採択となりました。よろしくお願いします。
○議長(
野村英治君)
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑もないようでありますので、これをもって
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
最初に、
賛成討論の発言を許します。
曽我部博隆君。
◆16番(
曽我部博隆君) (登壇)
私は、
日本共産党を代表して、請願第3号介護・福祉・医療など
社会保障の施策拡充についての請願に賛成の立場から討論を行います。
12月6日まで行われていたさきの臨時国会で、自民・公明は数の力で、
社会保障の改悪を進める持続可能な
社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律、いわゆるプログラム法を強行いたしました。これは、消費税の増税を前提に、昨年8月、民主党政権のときに民主・自民・公明の多数で強行した
社会保障制度改革推進法を確実に実行することを政府に押しつけるものであります。
社会保障制度改革推進法は、
社会保障に果たす国の責務を定めている憲法第25条を変質させ、国民に自助・自立を求め、負担がなければ給付なしという保険を基本原則にしたところに最大の特徴があります。そして、この原則に基づき、介護・医療・年金・子育ての全ての分野の改悪を進めるものです。
御承知のとおり、貧困と格差が拡大し、深刻化しています。自治体には、本来の使命である住民福祉の向上を図る使命が課せられています。
請願趣旨にあるように、稲沢市議会を初め愛知県下の多くの議会で、愛知県が福祉医療への一部負担金、そして所得制限の導入をしようとしていましたけれども、これに反対の声を上げて、断念に追い込んだという貴重な経験を持っています。
声を上げれば、国の政治を変えることができます。稲沢市議会でこの請願を採択し、介護・医療・年金・子育てなどの改悪を許さない声を上げて、悪政から市民の暮らしを守る防波堤にこの稲沢市議会がなろうではありませんか。
厚生委員会では不採択との報告でしたけれども、ぜひ熟慮いただき、
厚生委員会に所属している議員を含め、全ての皆さんの賛成で請願を採択いただきますようお願いいたしまして、賛成の討論を終わります。
○議長(
野村英治君)
ほかに討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。
請願第3号介護・福祉・医療など
社会保障の施策拡充についての請願の
委員長報告は不採択であります。この
委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
御着席願います。起立多数と認めます。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。
以上で、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
市長から発言の申し入れがありますので、これを許可いたします。
大野市長。
◎市長(大野紀明君) (登壇)
議長さんのお許しをいただきましたので、お礼の挨拶をさせていただきます。
ただいまは、提案をさせていただきました全議案に対しまして御議決を賜りまして、まことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。
議会中に議員の皆様方からいただきました御意見、そして御提言を、今後の市政運営の参考とさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
さて、1年を振り返ってみますと、いろいろな出来事がございました。1つには、安倍内閣によりますアベノミクスの成長政策によりまして、円高、そして株安のデフレ経済から脱却をし、景気回復の状況が続いております。また、2020年の東京オリンピックの開催決定、そして2027年のリニア新幹線の営業開始など、明るい話題がございました。反面、尖閣列島、竹島問題、徳田衆議院議員の周りで起きております一連の選挙事件など、暗いニュースもございました。
自然災害につきましては、9月16日でございますけれども、台風18号の豊橋上陸、そして桂川渡月橋の氾濫、そして台風26号の伊豆大島のあの大災害、そして台風30号の瞬間最大風速90メートルの、レイテ島の死傷者が5,000人を超えるということでございます。大惨事でございました。竜巻、そして突風、ゲリラ豪雨、いろんな被害が各地で発生をする中で、稲沢市は台風18号で敬老式を中止させていただいた、これ断腸の思いでございましたが、先ほど言いましたように、豊橋に上陸したということでございまして、これらのことがございましたけれども、大した被害もございませんで、安堵しておるところでございます。
稲沢市のその他を振り返ってみますと、市制55周年を迎え、その記念式典にラヴィーナサーテ
ィを市のPR大使に任命させていただきました。全国への発信、そして新市民病院の建設の順調な進行、そして祖父江・稲沢線の一部開通、平和工業団地の立地企業の工場建設、善光寺南土地区画整理事業の組合設立、小学校におきましては体育館、そして校舎の増築など、予定していた事業は順調に進めさせていただくことができました。
反面、暗く寂しい出来事がございました。2月には、行政手腕を発揮していただきました大木副市長が、また4月には林
区画整理課長が、また先日は消防の
伊藤主査が病に伏して、帰らぬ人となられました。改めて御冥福と哀悼の言葉をささげたいと存じます。
また、4月には人質立てこもり事件、11月には中国広州での事件で全国にニュースが流れ、大変ショックを受けたところでございます。
1年を振り返ってみますと、走馬灯のように脳裏を駆けめぐっております。起きた事柄を教訓として、平成26年の新しい年に向かって対応、対策を講じていく必要を強く感じております。
現在、平成26年度の予算編成を進めておりますが、消費税を含む財源の配分額が国から示されない中でございますけれども、法人市民税の一部国税化等により厳しさが予想される中でございますが、市民病院の経営改善、そして南海トラフ地震対応、人口減少と少子・高齢化対応、
公共施設のあり方等による施設の再配置、祖父江・稲沢線を初め東西幹線道路整備、耐震対応がおくれておりました稲沢西小学校の校舎全面建てかえなど課題が山積しておりますが、優先順位を考慮する中で、1つずつでございますけれども、事業を進めてまいりますので、議員の皆様方の一層の御理解と御協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
結びに当たりまして、議員の皆様方におかれましては、輝かしいうま年の新年を迎えられますよう心からお祈り申し上げ、お礼の御挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。
○議長(
野村英治君)
去る12月3日から本日までの長期間にわたる慎重審議、まことにありがとうございました。
これをもって平成25年第5回稲沢市議会12月定例会を閉会いたします。
午前10時20分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 野 村 英 治
署 名 議 員 星 野 俊 次
署 名 議 員 栗 田 文 雄...