江南市議会 > 2020-03-18 >
03月18日-07号

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  1. 江南市議会 2020-03-18
    03月18日-07号


    取得元: 江南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年  3月 定例会令和2年                                第7号          定例江南市議会会議録3月                                 3月18日---------------------------------------               令和2年3月18日(水曜日)議事日程第7号 令和2年3月18日(水曜日) 午前9時開議  第1 会議録署名者の指名  第2 諸般の報告  第3 議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)  第4 議案第2号 江南市手数料条例の一部改正について  第5 議案第3号 江南市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  第6 議案第4号 江南市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  第7 議案第5号 江南市介護保険条例等の一部改正について  第8 議案第6号 江南市国民健康保険税条例等の一部改正について  第9 議案第7号 江南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  第10 議案第8号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その1請負契約の変更について  第11 議案第9号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その2請負契約の変更について  第12 議案第10号 損害賠償の和解及び額を定めることについて  第13 議案第11号 市道路線の認定及び廃止について  第14 議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)  第15 議案第13号 令和元年度江南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  第16 議案第14号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)  第17 議案第15号 令和元年度江南市介護保険特別会計補正予算(第3号)  第18 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算  第19 議案第17号 令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算  第20 議案第18号 令和2年度尾張都市計画事業江南布袋南部土地区画整理事業特別会計予算  第21 議案第19号 令和2年度江南市介護保険特別会計予算  第22 議案第20号 令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算  第23 議案第21号 令和2年度江南市水道事業会計予算  第24 議案第22号 令和2年度江南市下水道事業会計予算  第25 議案第23号 損害賠償の和解及び額を定めることについて  第26 議案第24号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)  第27 請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書  第28 委員会提出議案第1号 議員の派遣について  第29 議員提出意見書案第1号 地球温暖化対策の強化を求める意見書(案)---------------------------------------本日の会議に付した案件  日程第1 会議録署名者の指名  日程第2 諸般の報告       (1)例月出納検査の結果報告について       (2)各組合議会経過報告書の配付について       (3)愛知県後期高齢者医療広域連合議会経過報告書の配付について       (4)各常任委員会審査報告書の配付について       (5)追加議案の提出について       (6)委員会提出議案及び議員提出意見書案の提出について  日程第3 議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)  日程第4 議案第2号 江南市手数料条例の一部改正について  日程第5 議案第3号 江南市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  日程第6 議案第4号 江南市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  日程第7 議案第5号 江南市介護保険条例等の一部改正について  日程第8 議案第6号 江南市国民健康保険税条例等の一部改正について  日程第9 議案第7号 江南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  日程第10 議案第8号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その1請負契約の変更について  日程第11 議案第9号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その2請負契約の変更について  日程第12 議案第10号 損害賠償の和解及び額を定めることについて  日程第13 議案第11号 市道路線の認定及び廃止について  日程第14 議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)  日程第15 議案第13号 令和元年度江南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  日程第16 議案第14号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)  日程第17 議案第15号 令和元年度江南市介護保険特別会計補正予算(第3号)  日程第18 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算  日程追加 決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)  日程第19 議案第17号 令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算  日程第20 議案第18号 令和2年度尾張都市計画事業江南布袋南部土地区画整理事業特別会計予算  日程第21 議案第19号 令和2年度江南市介護保険特別会計予算  日程第22 議案第20号 令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算  日程第23 議案第21号 令和2年度江南市水道事業会計予算  日程第24 議案第22号 令和2年度江南市下水道事業会計予算  日程第25 議案第23号 損害賠償の和解及び額を定めることについて  日程第26 議案第24号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)  日程追加 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書の審査に対する委員会への再付託を求める動議  日程第27 請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書  日程追加 議案第26号 江南市副市長の選任について  日程第28 委員会提出議案第1号 議員の派遣について  日程第29 議員提出意見書案第1号 地球温暖化対策の強化を求める意見書(案)---------------------------------------出席議員(22名)     1番   大薮豊数君         2番   堀  元君     3番   鈴木 貢君         4番   野下達哉君     5番   石原資泰君         6番   三輪陽子君     7番   掛布まち子君        8番   東猴史紘君     9番   尾関 昭君         10番   中野裕二君     11番   田村徳周君         12番   長尾光春君     13番   河合正猛君         14番   伊藤吉弘君     15番   宮田達男君         16番   岡本英明君     17番   稲山明敏君         18番   宮地友治君     19番   古池勝英君         20番   牧野圭佑君     21番   片山裕之君         22番   山 登志浩君---------------------------------------職務のため出席した事務局職員の職、氏名事務局長         松本朋彦君  議事課長         石黒稔通君副主幹          前田昌彦君  主事           山田都香君主事           岩田智史君---------------------------------------説明のため出席した者の職、氏名市長           澤田和延君  副市長          佐藤和弥君教育長          村 良弘君  経済環境部長       武田篤司君健康福祉部長       栗本浩一君  都市整備部長兼危機管理監 野田憲一君水道部長兼        古田義幸君  企画部長         片野富男君水道事業水道部長水道事業水道部水道課長総務部長         村井 篤君  消防長          長谷川久昇君教育部長         菱田幹生君  こども未来部長      郷原実智雄君高齢者生きがい課長    倉知江理子君 保険年金課長       今枝直之君建築課長         梅本孝哉君  水道部下水道課長     伊藤達也君秘書政策課長       茶原健二君  総務課長         高田昌和君教育委員会教育課長    稲田 剛君  こども政策課長      鵜飼篤市君保育課長兼指導保育士   大島里美君     午前9時00分 開議 ○議長(稲山明敏君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名者の指名 ○議長(稲山明敏君) 直ちに、議事日程の順序に従い、会議を進めます。 日程第1、会議録署名者には、会議規則第88条の規定により、議長において  6番 三輪 陽子さん  16番 岡本 英明さん を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 諸般の報告 ○議長(稲山明敏君) 日程第2、この際、諸般の報告をいたします。 監査委員から例月出納検査結果報告がありました。 次に、各組合議会の代表議員から組合議会の経過報告書の提出がありました。 次に、愛知県後期高齢者医療広域連合議会の経過報告書をそれぞれタブレット端末の諸般の報告のフォルダーに配信いたしました。 次に、各常任委員長から委員会審査報告書が提出されましたので、タブレット端末の委員会のフォルダーに配信いたしました。 次に、市長から追加議案の提出がありました。 次に、委員会提出議案及び議員提出意見書案が提出されましたので、それぞれタブレット端末の議案等のフォルダーに配信いたしました。 以上で報告を終わります。--------------------------------------- △日程第3 議案第25号から △日程第27 請願第4号まで ○議長(稲山明敏君) 日程第3、議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)から日程第27、請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書までを一括議題といたします。 本日、追加提出されました議案第25号について、朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。     〔教育部長 菱田幹生君 登壇〕 ◎教育部長(菱田幹生君) それでは、議案第25号について御説明申し上げますので、追加議案書の1ページをお願いいたします。 令和2年議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)でございます。 令和元年度江南市の一般会計の補正予算(第11号)は、次に定めるところによるものでございます。 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億8,026万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ305億2,131万6,000円とするものでございます。 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。 第1表につきましては、2ページに掲げてございますので、後ほど御参照賜りたいと存じます。 第2条の繰越明許費の補正、第3条の地方債の補正の内容につきましては、3ページをお願いいたします。 初めに、第2表 繰越明許費補正でございます。 10款教育費、2項小学校費の情報教育推進事業1億8,016万1,000円及び3項中学校費の情報教育推進事業1億9万9,000円は、それぞれ国の令和元年度補正予算に係る国庫補助事業として、いずれも校内LAN及び電源キャビネットの整備並びに設計委託等を行うものでございますが、年度内の完了が見込めないことから、翌年度への繰越しをお願いするものでございます。 その下をお願いいたします。 第3表 地方債補正でございます。 1つ目の情報教育推進事業(小学校)及び2つ目の情報教育推進事業(中学校)は、いずれも事業を実施するための財源として地方債の追加をお願いするものでございます。この小・中学校の情報教育推進事業に係る地方債の一部に交付税措置があり、今年度における元利償還金の60%が普通交付税の基準財政需要額に算入されることになっております。 この表の最下段をお願いいたします。 ただいま御説明いたしました補正を行うことにより、地方債全体の限度額は、補正前の26億2,220万円に1億6,110万円増額となり、補正後は27億8,330万円となるものでございます。 次に、4ページ、5ページには、歳入歳出補正予算事項別明細書の総括を掲げてございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。 続きまして、教育部の所管いたします補正予算につきまして、歳出で説明させていただきますので、8ページ、9ページをお願いいたします。 ページの上段の10款2項1目小学校費でございます。所管は教育課で、補正予算額は1億8,016万1,000円でございます。 内容につきましては、9ページの説明欄を御覧いただきますようお願いいたします。 教材整備事業の情報教育推進事業といたしまして、国がGIGAスクール構想として推進する小学校の児童に1人1台の端末の整備に備えて、高速大容量の通信ネットワークを構築するため、小学校の校内LAN及び電源キャビネットの整備並びに設計委託等を行うものでございます。 特定財源といたしまして、国の交付金5,989万6,000円及び地方債1億360万円を充ててまいります。なお、年度内に事業の完了が見込めないため、全額繰越明許をお願いするものでございます。 続きまして、下段をお願いいたします。 10款3項1目中学校費でございます。所管は教育課で、補正予算額は1億9万9,000円でございます。 内容につきましては、9ページの説明欄を御覧いただきますようお願いいたします。 教材整備事業の情報教育推進事業といたしまして、小学校と同じく国がGIGAスクール構想として推進する中学校の生徒に1人1台の端末の整備に備えて、高速大容量の通信ネットワークを構築するため、中学校の校内LAN及び電源キャビネットの整備並びに設計委託等を行うものでございます。 特定財源といたしまして、国の交付金3,327万9,000円及び地方債5,750万円を充ててまいります。なお、年度内に事業の完了が見込めないため、全額繰越明許をお願いするものでございます。 以上で、議案第25号の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(稲山明敏君) 以上で議案第25号についての提案理由の説明を終わります。 なお、本案についての質疑並びに採決は、委員長報告に対する質疑終了後に精読休憩を設け、その後、本会議を再開して行っていただきますので、よろしくお願いをいたします。 これより各委員長から審査結果の報告を求めます。 建設産業委員長、中野裕二さん。     〔10番 中野裕二君 登壇〕 ◆10番(中野裕二君) 建設産業委員会に付託されました諸案件について、去る11日と12日の2日間にわたり委員会を開催し、審査しましたので、その経過の概要と結果について報告します。 最初に、議案第2号 江南市手数料条例の一部改正について審査しました。 手数料の金額について変更はないかとの質疑があり、法令等の改正により審査方法が変更されますが、当該審査に係る事務量は変わらないため、金額の変更はありませんとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第3号 江南市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について審査しました。 家賃の滞納について、これまで連帯保証人に請求したことはあるのか、また請求した金額は幾らかとの質疑があり、過去に約20万円を連帯保証人へ請求したことがありますとの答弁がありました。 今回の改正で債務の不履行に充てることができるようになる敷金について、入居時に幾ら納める必要があるのかとの質疑があり、家賃の3か月分を納める必要がありますとの答弁がありました。 入居者の債務が敷金を上回る場合、どのようになるのかとの質疑があり、入居者に請求することになりますとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第4号 江南市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について審査しましたが、質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第11号 市道路線の認定及び廃止について審査しました。 過去に廃止路線となった路線を再度認定することはできるのかとの質疑があり、議会の議決を経て認定することができますとの答弁がありました。 赤童子町藤宮及び木賀本郷町東地内の市道中部第262号線の認定理由として、路線延長に伴い認定とあるが、認定路線図と廃止路線図を比較すると、終点付近の延長が異なるように見えるがどのような内容か、またその先は行き止まりになっているのかとの質疑があり、終点において昭和53年6月に土地の寄附を受けていましたが、その当時に認定をしていなかったため、今回是正するものです。なお、終点の先については行き止まりですとの答弁がありました。 五明地内の県による青木川調節池の整備に伴い、新たな路線認定をする5路線のうち、市道南部第198号線、市道南部第352号線の2路線は、主要地方道名古屋江南線を横断し交差しているが、どのようになっているのかとの質疑があり、市道路線が県道路線と重複して認定していますとの答弁がありました。 村久野町寺東地内において廃止する市道北部第704号線について、道路が不存在であることはいつ判明したのかとの質疑があり、土地所有者より公共用地境界確定申請書が提出され、道路境界の立会いを行った際に判明したものですとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)について、各課ごとに歳入歳出一括で審査しました。 最初に、経済環境部環境課について審査しましたが、質疑はありませんでした。 次に、商工観光課について審査しました。 プレミアム付商品券事業について、今回予算のほぼ半額を減額するが、予算どおり支出したものは何かとの質疑があり、商品券の印刷製本費、臨時職員の賃金、システム改修委託料ですとの答弁がありました。 購入されずに残った商品券はどうするのかとの質疑があり、残った商品券については、市で回収して処分しますとの答弁がありました。 取扱店でプレミアム付商品券取扱いののぼり旗を見かけたが、その予算も計上してあるのかとの質疑があり、のぼり旗作成の予算はなく、取扱店資材調製委託料の中でポスターとステッカーを作成しましたとの答弁がありました。 約200店舗の取扱店のうち138店舗で商品券が使われたとのことであるが、残りの店舗については商品券が使われなかったのかとの質疑があり、2月10日までに換金申込みをされた店舗が138店舗であり、商品券が使用されていない店舗数については把握していませんが、取扱店への説明会で今回のプレミアム付商品券事業は、中小店に限った商品券はないことを事前に説明していますとの答弁がありました。 子育て世帯の対象者は商品券をどのぐらい購入したのかとの質疑があり、住民税非課税者と子育て世帯の方の区別をせずに商品券を発行していますので、実数は把握することはできませんとの答弁がありました。 次に、都市整備部都市計画課について審査しました。 バス関連事業について、昨年度と比較して、路線ごとのバス利用者数の増減と補助金額が増加した要因は何かとの質疑があり、バス利用者数について、江南・病院線は2,687人の増加、江南団地A線は1,485人の減少、江南団地D線は7,908人の増加、江南団地E線は1,958人の減少で、合計としては7,152人増加しました。 補助金額が増加した要因については、昨今のドライバーが不足している状況の中、バス事業者はドライバーの正社員化を進めていることや、若いドライバーの採用が難しく、ドライバーの平均年齢が上がったことにより人件費が増加したことが要因ですとの答弁がありました。 バス利用者数が増加した時間帯及び年齢層について把握しているのかとの質疑があり、時間帯や年齢層は把握できていませんが、江南・病院線における江南駅から江南厚生病院までの区間及び江南団地D線における江南駅からヴィアモール前までの区間の利用者が増えており、利用状況の詳細については、今後分析を進め、把握していきますとの答弁がありました。 布袋駅付近鉄道高架化整備事業について、今年度予算の負担金が5億円であるが、なぜ3億円を繰越明許費とするのかとの質疑があり、平成30年度、事業の途中で県予算の追加配分があったため、平成30年度事業の完了を令和元年12月まで延伸したことに伴い、令和元年度事業について年度内の予算執行が見込めなくなり、令和元年度事業として締結した協定で事業完了時に支払うとした3億円について翌年度への繰越しをお願いするものですとの答弁がありました。 布袋駅付近鉄道高架化事業負担金が繰越しされるので、工事の進捗が遅れているのかとの質疑があり、令和元年度事業の予算執行が12月からとなることで翌年度へ繰り越すもので、工事自体に遅れはなく、現場は順調に進んでいますとの答弁がありました。 次に、水道部下水道課について審査しましたが、質疑はありませんでした。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第14号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について審査しました。 市債の償還利子が減額となったが、借入利率を予算上何%で見込み、実際は何%で借りたのかとの質疑があり、予算では1%で見込んでいましたが、実際は地方公共団体金融機構からの借入れが0.4%、民間からの借入れが0.425%と低くなりましたとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算について、各課ごとに歳入歳出一括で審査しました。 最初に、経済環境部商工観光課について審査しました。 曽本地区工業用地整備推進事業について、開発想定区域がまだ絞り込めておらず、今しばらく商工観光課で検討を続けるべきであり、曽本地区工業用地推進課を新設するのは時期尚早ではないかとの質疑があり、今年度中に曽本地区工業用地整備方針を策定し、令和2年度からは新たに設置する曽本地区工業用地推進課で地権者同意など開発に向けた業務を行い、商工観光課ではそれ以外の企業誘致に関する業務を行い、それぞれ役割分担しながら進めていきますとの答弁がありました。 概算事業費の積算資料に開発想定区域内に所在する建物の補償費が計上されていないのではないかとの質疑があり、この資料は市の事業費負担を示したものであり、開発想定区域内の建物の補償費については、愛知県の企業庁と共同で事業を進める場合、企業庁の負担となるものと想定していることから計上していませんとの答弁がありました。 立地企業からの税収により事業費が回収できるまでの年数が示されているが、地方交付税の算定上、市の歳入増は税収の25%となることが考慮されていないのではないかとの質疑があり、市の財源は地方税などの自主財源をもって賄うことが原則であり、自主財源を増やすことは市の財政力を強くすることになります。誘致する企業からの税収は長期にわたり得られるものであることから、企業誘致は市の将来にとって有効であるものと考えていますとの答弁がありました。 曽本地区工業用地整備方針を策定する中で、区画割りや雨水調整池など、開発想定区域内をどのように整備するか決めないのかとの質疑があり、開発想定区域内の整備内容については、地権者同意の取得状況や企業ニーズなどを踏まえ、開発区域が確定した後に設計が行われるため、曽本地区工業用地整備方針の中で決めるものではありませんとの答弁がありました。 市から示される方針が変わるので、一貫性がなく、内容が定まっていない印象を受けるが、このまま進めていけるのかとの質疑があり、今回示した開発想定区域案は、財源を懸念する声があった中で、市の財源状況でも実施可能と思われる案を複数検討したものです。いずれの案も想定される周辺整備には大きな違いがないことから、それぞれの区域案について、企業庁からも意見を頂きながら今年度中に整備方針を決めていけるものと考えていますとの答弁がありました。 開発想定区域から外れた土地の地権者に納得してもらえるようしっかり説明する必要があるのではないかとの質疑があり、これまでに2回開催している地権者説明会でも曽本地区の中でどれだけの範囲を開発するのかは今後検討していく旨を説明しているので、開発想定区域を決定した後、改めて説明していきますとの答弁がありました。 企業庁は開発想定区域の地権者全員の同意が得られなければ開発をしないものと認識しているが、区域内に居住している方もあり、これらの方から同意が得られなかった場合どのようになるのかとの質疑があり、まずは同意が得られるよう交渉しますが、仮に同意が得られない場合、開発区域から除外することについても検討していくことになると考えていますとの答弁がありました。 次に、農政課について審査しました。 農業振興地域整備計画改定事業について、現在の農業振興地域内の農用地区域の総面積はどれぐらいあるのか、また市の意向で農業振興地域内の農用地区域を変更することができるのかとの質疑があり、農業振興地域内の農用地区域の総面積は526.9ヘクタールであり、市では現在整備計画の方向性を検討する基礎資料の作成を行っていますが、今後、農業振興地域整備促進協議会などの関係団体の意見聴取を行い、県の同意を得て農業振興地域内の農用地区域を変更していくものですとの答弁がありました。 工業用地としての曽本地区開発エリアについては、現在計画の中で除外されることとなっているのかとの質疑があり、現段階で曽本地区開発における規模等の計画が未確定のため、見直しと同時の除外はできませんが、市として将来的に除外する構想があるとして整備計画書に土地利用の構想等を記載した位置づけを行うことにより、個別案件で除外することができますとの答弁がありました。 農業人材力強化総合支援事業について、予算額1,425万円を計上しているが、令和2年度の青年就農者の支援は何人見込んでいるのかとの質疑があり、令和元年度から継続で交付を受けている方は8人で、そのうち6人については1人当たり150万円、残りの2人は夫婦型として2人で225万円、また令和2年度からの新規就農者は2人で、1人当たり150万円を見込んでいますとの答弁がありました。 次に、環境課について審査しました。 リサイクルステーション運営事業について、利用者の推移と令和2年度の職員体制はどのようかとの質疑があり、利用者数については、平成29年度と平成30年度で比較しますと、平日は約1.6倍、土曜日は約1.4倍、平成30年度と令和元年度で比較しますと、平日は約1.1倍、土曜日は約1.3倍となっており、増加率は少なくなっていますが、上昇傾向にあります。また、職員体制については、令和元年度はパート職員を、月曜日は3人、火・水・木曜日は2人、金曜日は2人と3時間勤務が1人、土曜日は6人配置していましたが、利用者が増加しているため、令和2年度は会計年度任用職員を、月曜日は3人、火・水・木曜日は2人と3時間勤務が1人、金曜日は3人、土曜日は6人と増員する予定ですとの答弁がありました。 江南市ふるさと応援事業基金繰入金は何に充てるのかとの質疑があり、会計年度任用職員の報酬に充当しますとの答弁がありました。 令和2年度からリサイクルステーションで新たに受け入れる品目はあるかとの質疑があり、今まで資源ごみとして処理できなかった金属のついたファイルやたばこの銀紙などの雑紙及び家電販売店の回収ボックスで回収をしていたボタン電池を受け入れますとの答弁がありました。 リサイクルステーションを増設していく考えはあるかとの質疑があり、資源ごみの受入量にまだ余裕があり、今後も市民の声を伺いながら検討をしていきますとの答弁がありました。 リサイクルステーションの増設については、ぜひ検討してほしいとの要望がありました。 リサイクルステーション内の暑さ、寒さ対策はどのようになっているかとの質疑があり、暑さ対策として令和元年度にスポットクーラーを2台設置し、また冬場はストーブを設置して対応していますとの答弁がありました。 緑のカーテン推進事業について、少ない予算額でどのように実施しているのかとの質疑があり、寄附を受けて、公共施設においては堆肥を配布して各施設において実施し、市民に対しては緑のカーテンチャレンジとしてプランター、ゴーヤやアサガオの種、培養土、堆肥を配布していますとの答弁がありました。 次に、都市整備部都市計画課について審査しました。 交通結節点整備事業(布袋駅東地区)について、布袋駅東複合公共施設整備事業の募集要項に対する回答に、雨水貯留施設の設計荷重を自動車荷重に対応するよう見直しをしているとあるが、事業者からの提案を市の予算に反映させるのかとの質疑があり、駅東駅前広場を複合公共施設と一体的に活用できる空間とすることで、にぎわいの創出に寄与すること、緊急時には緊急車両の乗り入れが想定されること等の理由から、市による判断で設計荷重を見直したものですとの答弁がありました。 市道東部第280号線の道路改良補償費が2件で約9,700万円と高額だがなぜかとの質疑があり、主に稼働中である工場の機能を回復するための補償で、物件調査の結果に基づいた補償内容ですとの答弁がありました。 布袋駅付近鉄道高架化整備事業について、高架構造物用地測量委託はどのような内容かとの質疑があり、高架構造物の敷地を確定するために行う測量委託ですとの答弁がありました。 布袋駅エスカレーター設置費負担金について、扶桑駅にあるエスカレーターはスイッチで上り用と下り用を切り替えることができるが、布袋駅でも同じようなことはできるのかとの質疑があり、布袋駅も上り用と下り用を切り替えるスイッチはありますが、鉄道事業者との協議により、維持管理上、上り用のみの運用をしていますとの答弁がありました。 次に、土木課について審査しました。 踏切道改良促進事業について、踏切道改良促進法の規定により指定された踏切は、どこでどのような状態なのかとの質疑があり、指定された踏切は、予算説明資料に示した布袋9ロ号踏切と江南5号踏切で自動車ボトルネック踏切に該当し、自動車の交通混雑を解消する必要がある踏切ですとの答弁がありました。 どのような対策が考えられるのかとの質疑があり、道路と鉄道を立体交差するか周辺道路の整備などのネットワーク対策により交通の分散を図ることなどが考えられますとの答弁がありました。 対策を実施する場合は、国庫交付金の対象となるのかとの質疑があり、対策内容にもよりますが、国庫交付金の対象となる可能性はありますとの答弁がありました。 道路施設長寿命化事業について、舗装工事費は平成30年度に舗装調査を委託した9路線のうち1路線が予算計上されているのかとの質疑があり、舗装調査を委託した9路線のうちの1路線ですが、調査延長の一部となる285メートルを施工するものですとの答弁がありました。 次に、建築課について審査しました。 民間木造住宅耐震補強事業について、解体工事費補助の予算棟数が11棟となっているが、その根拠は何かとの質疑があり、解体工事費補助については平成30年度から実施しており、平成30年度は申込棟数が1棟でしたが、令和元年度は11棟の申込みがあったため、11棟を見込んでいるものですとの答弁がありました。 次に、防災安全課について審査しました。 国土強靭化地域計画策定事業について、市町村ごとに施策を進捗管理するためにKPI(重要業績指標)を設定する必要があると思うが、どのような指標を設定するのかとの質疑があり、地域の特性に応じた指標を設定することになり、国のガイドラインでは、例えば起きてはならない最悪の事態を住宅や施設の倒壊による多数の死傷者の発生と設定した場合は、住宅の耐震化率を上げる、ハザードマップを作成するなどが指標として考えられますとの答弁がありました。 高齢者運転免許証自主返納促進事業について、平成31年1月に事業が開始されてから現在までの実績はどのようか、また予算の積算人数は何人としているかとの質疑があり、平成31年1月から令和2年2月までの14か月で市に助成金を交付申請された方は561人で、そのうち江南警察署で運転履歴証明書の交付を受けた方は536人ですが、予算作成時は12か月として434人を想定して積算していますとの答弁がありました。 次に、水道部下水道課と水道課についてそれぞれ審査しましたが、質疑はありませんでした。 曽本地区工業用地整備推進事業について、委員より、現状を見る限り、このまま事業を進めるのは時期尚早であるので、本会議において議員提案で附帯決議を提出したいとの意見がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第18号 令和2年度尾張都市計画事業江南布袋南部土地区画整理事業特別会計予算について審査しました。 統括幹の人件費分を特別会計から一般会計へ移行する理由は何かとの質疑があり、今年度まで布袋南部土地区画整理事業を都市計画課統括幹の所管で行ってきましたが、令和2年度から都市整備課が担う事務内容を考慮して、課長職の人件費を特別会計から一般会計へ移行するものですとの答弁がありました。 計画策定事業の設計委託は何を行うのかとの質疑があり、事業区域内の現在鉄道高架化事業の仮線路として使用している用地が高架本線への切換え後に区画道路として整備が可能となるため、道路設計委託を行うものですとの答弁がありました。 計画変更委託について、5回目の事業計画変更となると思われるが、施行期間を何年延伸するのかとの質疑があり、施行期間については、鉄道高架化事業を2年延伸した状況を踏まえると、土地区画整理事業も2年延伸する予定ですとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第21号 令和2年度江南市水道事業会計予算について審査しました。 起債の利率について、4%以内となっているが、実際は何%で借入れする見込みかとの質疑があり、0.6%を見込んでいますとの答弁がありました。 配水場等施設更新維持管理事業の下般若配水場配水ポンプ増設工事設計委託料について、配水ポンプを増設する理由は何かとの質疑があり、令和8年度までに地下水揚水量を1日当たり1万2,800立方メートル以下にする必要があり、自己水の取水量の減少分は県水の受水で補います。県水を受水する施設は下般若配水場のみで、受水量の増加に伴い、市内に水を配水するには、現在の配水ポンプ5台ではピーク時の配水量を賄うことができないため、ポンプを1台増設するものですとの答弁がありました。 県水について、受水量を抑え、自己水をできるだけ活用すると聞いていたが、いつ方針が変わったのかとの質疑があり、平成25年度の江南市水道事業第2次変更認可において、令和8年度までに地下水揚水量を削減するよう計画していますとの答弁がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第22号 令和2年度江南市下水道事業会計予算について審査しました。 一般会計からの繰入金が負担金、出資金、補助金に分けて計上されているが、違いは何かとの質疑があり、総務省の繰出通知に基づき、公費負担すべきものを一般会計負担金とし、これは基準内繰出金に該当します。また、財政基盤安定のため建設改良に充てるものとして、出資の目的で繰り入れるものを一般会計出資金、下水道使用料で不足する分を補うものを一般会計補助金とし、これらは基準外繰出金に該当しますとの答弁がありました。 予定開始賃借対照表では、長期前受金収益化累計額が計上されていないが、予定貸借対照表ではマイナス2億370万6,000円となっている理由は何かとの質疑があり、長期前受金は、建設改良費の財源として交付された国庫交付金等が会計上負債計上され、減価償却に対応して毎年収益化されるものですが、企業会計開始時の財務状態を示す予定開始賃借対照表では、収益化累計額は計上されず、企業会計移行前に累積されたものが移行初年度に全額マイナス計上されることになるものですとの答弁がありました。 経営戦略策定事業について、策定委員会は何回開催し、どのような内容を予定しているかとの質疑があり、令和2年度は4回開催し、持続可能な下水道事業の経営を担っていく経営戦略を策定する予定ですとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第23号 損害賠償の和解及び額を定めることについて及び議案第24号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)は関連がありますので、一括して審査しましたが、特段の質疑はありませんでした。 議案第23号及び議案第24号について、それぞれ採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書について審査しました。 この請願を審査するに当たって、請願者からの意見陳述の後、請願者に対する質疑を行って審査しました。 約1万人という署名者の数は重く、その願いを市政に届けるのが議員の大切な仕事であり、また今後高齢者が急増していく2025年問題が危惧される中、安くて便利な公共交通を実現するためにも、今決断する必要があるとのことから採択したいとの意見と、巡回バスは必要だと思うが、現在の市の財政状況は大変厳しく、鉄道高架化や新ごみ処理施設など多くの大型プロジェクトがある中、財政的な懸念があり、また巡回バスが100%江南市に合った公共交通として有効であるか疑問であり、交通弱者としては、ドア・ツー・ドアのいこまいCARが便利なシステムであるので、まずは路線バスと併せて現状の公共交通機関の利便性を向上させることを考え、先を見据えた公共交通の在り方を考えるべきであり、巡回バスの導入は時期尚早であるとのことから不採択としたいとの意見が出され、挙手による採決の結果、賛成少数により不採択とすることに決しました。 以上で、建設産業委員会の報告を終わります。 ○議長(稲山明敏君) 厚生文教委員長、山 登志浩さん。     〔22番 山 登志浩君 登壇〕 ◆22番(山登志浩君) 厚生文教委員会に付託されました諸案件について、去る12日に委員会を開催し、審査しましたので、その経過の概要と結果について報告します。 最初に、議案第5号 江南市介護保険条例等の一部改正について審査しました。 低所得者の方の保険料軽減額はどれぐらいで、どのように財源を補填するのかとの質疑があり、軽減額は7,780万9,000円で、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を負担しますとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第6号 江南市国民健康保険税条例等の一部改正について審査しました。 現在の感染症拡大による経済状況を踏まえ、税率改定を見送ることはできないのかとの質疑があり、江南市においてはこれまで法定外繰入れを活用して保険税率を据え置いてきたため、標準保険料率とは大きな乖離がある状況であり、また国からは法定外繰入れの削減が求められている状況であるため、保険税率の改定はやむを得ないものと考えていますとの答弁がありました。 保険税が上がることについて、どのように周知していくのかとの質疑があり、医療費の上昇や納付金財源の減少など、保険税を上げざるを得ない状況を広報等により丁寧に説明することに努めていきますとの答弁がありました。 資産割が廃止されることにより、保険税が減額となる世帯はどれくらいあるのかとの質疑があり、国民健康保険加入世帯約1万2,500世帯のうち、減額となる世帯は2,163世帯と試算していますとの答弁がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第7号 江南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について審査しましたが、特段の質疑はありませんでした。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)について、各課ごとに歳入歳出一括で審査しました。 最初に、健康福祉部保険年金課について審査しましたが、質疑はありませんでした。 次に、健康づくり課について審査しました。 がん検診等健康診査委託料について、減額となった理由は何かとの質疑があり、受診者数が当初見込みを下回ったもので、見込みを下回った件数が多い検診は胃がん(胃透視)検診が377件、肝炎ウイルス検診が259件、大腸がん検診が197件ですとの答弁がありました。 風疹の追加的対策について、令和元年度の対象者と受診者は何人か、また対象者への周知方法はどのようにしているのかとの質疑があり、令和元年度のクーポン券の発行対象者は5,481人で、受診者は12月末時点で1,144人です。対象者にはクーポン券を個別通知した際に、抗体検査の受け方等のチラシを同封するとともに、ホームページや広報で周知しています。また、未受診者には2月末に勧奨通知を送付していますとの答弁がありました。 次に、教育部教育課について審査しました。 今回、補正予算の便所改造工事で全小・中学校の便所改造は完了するのかとの質疑があり、校舎及び体育館の便器の洋式化を伴う便所改造工事は全校完了しますとの答弁がありました。 全小・中学校の便所改造工事は計画どおりに行われたのかとの質疑があり、便所改造工事は国土強靭化関連事業として令和2年度を期限とする緊急対策事業として国から早急な対応が求められたため、予定を前倒しして実施するものですとの答弁がありました。 次に、生涯学習課について審査しました。 フレンドシップ国交流事業のミクロネシア学生訪問団の受入実績がなくなったのはなぜかとの質疑があり、当初は令和元年7月に受入予定の方向で調整しましたが、実施には至らず、その後の調整で令和2年4月以降の受入れの予定としたため、今年度の予算の執行の見込みがなくなり減額したものですとの答弁がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第13号 令和元年度江南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について審査しましたが、質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第15号 令和元年度江南市介護保険特別会計補正予算(第3号)について審査しましたが、特段の質疑はありませんでした。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算について、各課ごとに歳入歳出一括で審査しました。 最初に、健康福祉部高齢者生きがい課について審査しました。 福祉電話設置事業、緊急通報装置設置運営事業について、携帯電話を持っていても福祉電話を貸与し、緊急通報装置を設置できるよう要望してきたが、予算に反映されているのかとの質疑があり、令和2年度当初予算には反映していません。今後については、第8期介護保険事業計画及び高齢者福祉計画のための実態調査でどのような通信機器を使用しているかを質問項目に加え調査をしており、実態を把握し次期計画に反映していきますとの答弁がありました。 固定電話がなく、緊急通報装置を設置できない高齢者の方が自宅で倒れたときの対応について検討してほしいとの要望がありました。 緊急通報装置の設置台数と見込み台数は何台で、そのうち実費負担者は何人かとの質疑があり、令和2年2月末で681件の利用があり、令和2年度においては704件を見込んでいます。また、実費負担者は28人となっていますとの答弁がありました。 緊急通報システムの実費負担について、住民税の課税が少額の方には軽減してほしいとの要望がありました。 高齢者教室事業について、開催している地区数と会員数の推移はどうなっているのかとの質疑があり、開催地区は5地区で、会員数は平成29年度が1,096人、平成30年度が1,109人、令和元年度が1,051人となっていますとの答弁がありました。 次に、福祉課について審査しました。 基幹相談事業について、基幹相談支援センターは児童発達に関する相談に対応しているのか、また今後は児童発達支援センターで対応することになるのかとの質疑があり、児童発達に関する相談については、今までも基幹相談支援センターにて対応していましたが、今後は児童発達支援センターが中心となって実施していきますとの答弁がありました。 児童発達支援センター業務委託事業について、現在の児童発達支援センターのスペースは広くないと考えるが、委託事業は実施可能なのかとの質疑があり、現在の児童発達支援センターは、愛知県より事業所としての指定を受けており、施設面での設置基準は満たしています。また、委託業務に関しては、主として発達相談が実施できる場所があればよいため、スペースについては支障がないと考えていますとの答弁がありました。 総合支援協議会事業について、江南市総合支援協議会の委員数を増やす予定はあるのかとの質疑があり、江南市総合支援協議会は委員13人で構成されていますが、来年度からは協議会の下部組織である専門部会の部会長を委員に委嘱し、委員数を17人に変更する予定ですとの答弁がありました。 次に、健康づくり課について審査しました。 産後ケア事業について、宿泊する医療機関はどこでもよいのかとの質疑があり、委託契約をする産科医療機関である江南厚生病院、やまだ産婦人科、マザークリニックハピネス、ミナミクリニック、みわレディースクリニックで利用できますとの答弁がありました。 産後ケア事業の助成額及びキャンセル料について、生活保護・市県民税非課税世帯と課税世帯における違いは何かとの質疑があり、医療機関への1日3万円の委託料に対し、生活保護・市県民税非課税世帯には3万円全額を、課税世帯には2万4,000円を助成するものです。また、キャンセル料1,000円は、利用変更の際、前日の午後5時までに医療機関と市に連絡がない場合に発生し、生活保護・市県民税非課税世帯には1,000円全額を助成し、課税世帯には助成はなく全額自己負担となりますとの答弁がありました。 産後鬱を産婦が自覚していない場合、家族が利用申請を行うことは可能かとの質疑があり、本人または家族であれば申請は可能です。本人や家族の申出を待つだけでなく、医療機関との連携などにより支援対象者の把握に努めていきますとの答弁がありました。 次に、保険年金課について審査しました。 子ども医療費について、平成28年度より小学4年生から中学3年生までの通院分の医療費が全額助成に拡大されたが、その後、助成費の伸び率はどのようになっているのかとの質疑があり、小学4年生から6年生までの通院分については、対前年度比で平成29年度は15.2%の増加、平成30年度は3.9%の増加、今年度の決算見込額は2.7%の増加となっており、助成拡大してからの伸び率は徐々に減少しています。また、中学1年生から3年生までの通院分については、対前年度比で、平成29年度は15.8%の増加、平成30年度は3.4%の減少、今年度の決算見込額は9.7%の増加となっており、助成拡大してからの伸び率は年度ごとにばらつきがありますとの答弁がありました。 次に、教育部教育課について審査しました。 特別支援学級交流推進事業で学校はどのような活動を行っているのかとの質疑があり、小・中学校の特別支援学級の児童・生徒、保護者及び教員が年に1度、中学校区単位で校外学習や講演会等を通じて交流を深める活動を行っていますとの答弁がありました。 民間プール活用事業について、児童・生徒のバスでの移動に係る費用は委託料に含まれるのかとの質疑があり、バス移動の費用は委託料に含まれていますとの答弁がありました。 市内小・中学校の民間プールの活用について、どういう展望を持っているのかとの質疑があり、まずは令和2年度、小学校では2校で試行を行い、効果的と実証できれば、今後距離の問題を考慮しながら市外の事業者にも対象を広げ、民間プールを活用できる小学校を可能な範囲で増やしていきたいと考えますとの答弁がありました。 民間のインストラクターと教員との役割分担や授業の評価方法はどうなるのかとの質疑があり、教育課程での水泳授業であるので、教員が指導や評価を行い、民間のインストラクターは補助的な役割を担うこととなりますが、詳細は今後委託先事業者と協議し進めていきますとの答弁がありました。 コミュニティ・スクール事業補助金はどのような使い方をするのかとの質疑があり、ボランティア保険や消耗品購入、印刷費など学校運営協議会を運営する上で必要なものの経費に活用しますとの答弁がありました。 次に、生涯学習課について審査しました。 古知野北部地区複合公共施設整備事業について、こども政策課でも予算が計上されているが、設計委託料及び地質調査委託料についてどのように予算計上をしているのか、またどのように発注するのかとの質疑があり、それぞれの諸室の予定面積で事業費を案分して予算計上しています。また、委託については合わせての契約予定ですとの答弁がありました。 設計の中には図書館の分室機能は含まれるのかとの質疑があり、図書館基本計画の中で公民館図書室に新図書館の分室としての機能を付加するよう検討するとしていますとの答弁がありました。 古知野北部地区複合公共施設の建物の構造について、木造の検討は行うのかとの質疑があり、設計を行う中で、建築課と協議し検討していきますとの答弁がありました。 次に、スポーツ推進課について審査しましたが、質疑はありませんでした。 次に、こども未来部こども政策課について審査しました。 学童保育所整備事業について、布袋北小学校に建設する学童室の規模はどの程度のものかとの質疑があり、軽量鉄骨造り平家建て、延べ床面積218.62平方メートル、定員88人の施設整備を予定していますとの答弁がありました。 布袋北小学校は学童保育の利用者が多いが、この定員で不足はないのかとの質疑があり、布袋北小学校での学童保育利用率の動向や今後対象学年を6年生まで拡大した場合に想定される増加人数を踏まえ、定員の設定をしていますとの答弁がありました。 学童室はいつ頃完成し、年度中に開室することはできるのかとの質疑があり、資材の調達が困難となることも想定されることから、早期に発注を行い、工期については令和3年3月中旬を予定していますが、年度中の開室については、学童室が完成し受入体制が整った段階で検討しますとの答弁がありました。 建設場所が校舎と接近しているが、校舎への影響はないのかとの質疑があり、建設場所については、学校での利用も想定し、学校側と協議の上決定したもので、校舎への影響については、建築基準法の規定により、南舎の一部のアルミサッシを防火戸に取り替える必要があることから、その改修も今回の工事で行いますとの答弁がありました。 病児・病後児保育事業について、病後児保育の年間利用者はどれくらい見込んでいるのかとの質疑があり、近隣市の利用状況を踏まえ、年間100人程度と見込んでいますとの答弁がありました。 病後児保育室の開室後、他市町で病児・病後児保育を利用した場合の助成は行っていくのかとの質疑があり、病児への対応として、利用料の助成は継続していきますとの答弁がありました。 病児と病後児の区別はどのような基準で判断するのかとの質疑があり、利用前にかかりつけ医で受診し、病後児保育が可能と診断された児童に限定するもので、診断の基準については、尾北医師会と今後協議していきますとの答弁がありました。 病後児保育の実施に当たり、人員配置はどのようになるのかとの質疑があり、看護師1人と保育士1人の2人体制で実施していきますとの答弁がありました。 病後児保育室整備工事の内容はどのようなものかとの質疑があり、園舎内を保育園と区画するための出入口の封鎖や職員用トイレの設置などを行いますとの答弁がありました。 会計年度任用職員をいつから雇用し、病後児保育の準備を進めていくのかとの質疑があり、令和3年2月に任用し、開設準備を進めていきますとの答弁がありました。 子育て世代包括支援センター兼子ども家庭総合支援拠点運営事業について、人員体制と事業内容はどのようなものかとの質疑があり、子育て世代包括支援センター(基本型)については、利用者支援専門員1人を配置し、子育て家庭からの相談全般や、必要に応じファミリー・サポート・センターなどの地域子ども・子育て支援事業を案内する利用者支援と地域連携をして、子育て支援機関との連絡調整や連携体制の構築を行います。また、子ども家庭総合支援拠点については、子ども家庭支援員2人と虐待対応専門員1人を配置し、虐待の未然防止を目的として、支援を必要とする家庭の実情把握と相談、情報提供などの支援や児童相談所などの関係機関との連絡調整を行いますとの答弁がありました。 次に、保育課について審査しました。 賄材料費の金額はどのように設定しているのかとの質疑があり、賄材料費の予算額については、幼児教育・保育の無償化により示された国基準額を下回らないように設定していますとの答弁がありました。 会計年度任用職員の募集に際し、処遇改善をした点はあるのかとの質疑があり、延長保育の時間など、保育士が不足している時間帯において新たな職域区分を設定し、現行の時間当たり単価を引き上げることにより、保育士の確保に努めていきますとの答弁がありました。 指定管理料は市が直営で行う場合と比べ、費用はどうかとの質疑があり、入所定員における市の標準的な保育士配置を考慮し算出した事業費より安価となっていますとの答弁がありました。 将来的な指定管理の計画はどうかとの質疑があり、公共施設の再配置方針を踏まえ、保全計画などを参考に、施設の統廃合と併せて検討していきますとの答弁がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第17号 令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算について審査しました。 滞納分の保険税収納率はどれくらいかとの質疑があり、平成30年度の実績では15.9%となっていますとの答弁がありました。 その他一般会計繰入金の過去2年間の実績額は幾らかとの質疑があり、平成30年度が3億1,244万2,000円、令和元年度が2億9,033万3,000円となっていますとの答弁がありました。 国民健康保険システム改修事業の高額療養費支給申請方法の変更に伴うシステム改修は具体的にはどのような内容かとの質疑があり、県単位化に伴って事務の効率化を図る観点から対応するもので、従来対象者に通知を出し、窓口で申請書を記入してもらう流れであったものをシステムにより氏名等の必要事項をあらかじめ記載した申請書を作成して送付し、振込先口座の記入と押印の上、申請書を返送してもらう仕組みとするためシステム改修を行うものですとの答弁がありました。 今年度末の基金は幾らで、今後どのように活用するのかとの質疑があり、令和元年度末では2億6,185万6,704円の見込みとなっており、保険税を抑制するために令和8年度まで計画的に活用する予定ですとの答弁がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 続いて、議案第19号 令和2年度江南市介護保険特別会計予算について審査しましたが、特段の質疑はありませんでした。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第20号 令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算について審査しました。 保険料はどれくらいの値上げになるのかとの質疑があり、所得割率については8.76%から9.64%に改定され、改定前から10.05%の増加、被保険者均等割額については4万5,379円から4万8,765円に改定され、改定前から7.46%の増加となっていますとの答弁がありました。 挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。 以上で、厚生文教委員会の報告を終わります。 ○議長(稲山明敏君) 暫時休憩いたします。     午前10時08分 休憩---------------------------------------     午前10時26分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 委員長報告を続行いたします。 総務委員長、東猴史紘さん。     〔8番 東猴史紘君 登壇〕 ◆8番(東猴史紘君) 総務委員会に付託されました諸案件について、去る10日に委員会を開催し、審査しましたので、その経過の概要と結果について報告します。 最初に、議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算について、各課ごとに歳入歳出一括で審査しました。 最初に、企画部秘書政策課について審査しました。 一般質問において、布袋駅東複合公共施設の民間施設に商業施設としてスーパーマーケットを設けてほしい。また、民間施設の規模も4,000平方メートル程度は確保してほしいと要望が出されたが、民間事業者の決定前に要望を民間事業者に伝える機会はあるのかとの質疑があり、現時点では要望を伝える機会を設ける予定はありませんとの答弁がありました。 民間事業者からスーパーマーケットを含む提案が行われなかった場合、市は議員からの要望をどう判断するのかとの質疑があり、審査基準書では民間施設の提案についても審査項目としていることから、選定委員会において判断するものと考えていますとの答弁がありました。 にぎわいづくりのためにも民間施設には地元から要望が多い規模の大きいスーパーマーケットを設けてほしい。そのためにも4,000平方メートル程度の面積の確保をお願いしたいとの要望がありました。 民間事業者の決定後、議会が提案内容等について判断する機会はあるのかとの質疑があり、民間事業者の決定後、全員協議会等で民間事業者名や施設内容について報告を予定していますとの答弁がありました。 今回の債務負担行為において、事業対象地での地下水や土壌汚染が出た場合の対策に係る費用は対象外なのかとの質疑があり、最終的には民間事業者との協議によりますが、基本的には対象外と考えていますとの答弁がありました。 想定外であれば、地下水等が出た場合の対策費用の概算等は持ち合わせているのかとの質疑があり、そのための予算は組んでおらず、事案が発生した際、民間事業者等と対応を協議することとしているため、必要となる対策費用等は現段階では計算していませんとの答弁がありました。 民間施設を4,000平方メートル程度にしてほしいとの要望が出されているが、その面積を確保する場合、募集要項の事業スキーム図を見る限り、分棟の場合、民間施設は3階建てとなるのかとの質疑があり、事業スキーム図はあくまでイメージ図であり、実際に民間施設が何層になるのかは民間事業者からの提案によるものとなりますとの答弁がありました。 布袋駅東公共施設事業用地付近の鉄道高架工事では工期が約2年延長され、平成9年度に実施された布袋中学校の雨水貯留施設築造工事では工期が1か月程度延長されたとのことだが、これらの変更は地下水等の事前調査等を行っておらず予測できなかったのかとの質疑があり、地下水及び土質調査を行い、事業を進めていますが、地下の不測の事態により変更が生じましたとの答弁がありました。 鉄道高架工事で調査した情報や地下水対策工事の内容等を提供しなかったのはなぜかとの質疑があり、地下水位は月ごと、年度ごとに変化することから、直近で行われた工事における情報を目安として示したものです。また、事業者は再度調査を行い事業を実施していくものと考えていますとの答弁がありました。 地下水の状況は、今回の公表資料においてお知らせ等を行っているのかとの質疑があり、民間事業者への周知方法として、今回公表している要求水準書の添付資料に都市整備部から提供された近隣でのボーリング調査の結果について、その調査場所を含めて示していますとの答弁がありました。 民間事業者と直接対話を行った際、地下水の影響や工期の遅れに関する質問等はあったのかとの質疑があり、土壌汚染については土の入替えや工事の遅延等、責務に関する質問はありましたが、地下水に関する質問はありませんでしたとの答弁がありました。 鉄道高架工事では、地下水の影響により工期が約2年延長され、約30億円の費用が追加となったことを踏まえると、市と民間事業者間のトラブル防止のため、再度、直接対話等を行い、民間事業者にこうした背景をしっかり説明し、工事への影響や工事に遅延が出た際の責務について、事前に民間事業者に周知する必要があるのではないかとの質疑があり、資料の提供や直接対話等の実施の必要性について、アドバイザリー業務の委託業者と検討を行いますとの答弁がありました。 取得できなかった約400平方メートルの土地について、再度取得する意向はあるのかとの質疑があり、地権者と76回にわたる交渉を重ねていることから、取得は非常に困難と考えていますとの答弁がありました。 布袋駅東複合公共施設整備(事業者選定)事業において、委員謝礼はどのような内容かとの質疑があり、委員謝礼は、事業者選定委員会の外部委員4人を対象に支払い、2回の会議と事前審査を予定しています。また、今回の事業者選定においては、事業費が多額であり責任も大きいことから、委員謝礼は内閣府の基準や他市の事例を参考に設定していますとの答弁がありました。 会計年度任用職員活用事業とはどのような事業かとの質疑があり、福祉課と環境課に配置している不当要求対策員2人と、市民サービス課に配置している外国語通訳1人の合計3人の人件費を計上していますとの答弁がありました。 不当要求対策員の対応件数の年度別推移はどうなっているのかとの質疑があり、平成29年度は287件、平成30年度は326件、令和元年度は1月末で49件となっていますとの答弁がありました。 就職氷河期世代の職員採用について、兵庫県宝塚市のように、江南市でも来年度実施する予定はないかとの質疑があり、国においては令和2年度から令和4年度までの3年間で450人以上を国家公務員として採用していく方針が示されており、こうした動きなども踏まえて、江南市においても来年度の早期募集で就職氷河期世代を対象とした専門職の職員採用を行っていきたいと考えていますとの答弁がありました。 従来の資格取得事業がなくなっているのはなぜかとの質疑があり、近年の補助金の実績では特定の分野に集中し、自己啓発として広く活用されていないことなどから、令和元年度をもって制度を廃止したことによるもので、業務遂行上必要な資格については、担当課で予算措置をしていきますとの答弁がありました。 曽本地区工業用地推進課について、全員協議会での説明からは単独で課を設置せず現行の商工観光課で対応すれば十分であると考えるが、課を新設しない場合、職員配置や人件費などについて、今後どのように対応するのかとの質疑があり、曽本地区における企業誘致を推進するためには課を新設し、しっかりとした体制で事業を進める必要がありますが、事業自体が中止または延期となった場合には、現在の商工観光課のままの体制となるため、早い段階で人件費の補正予算をお願いすることになりますとの答弁がありました。 次に、議会事務局議事課について審査しましたが、質疑はありませんでした。 次に、地方創生推進課について審査しました。 ホームページ運営事業について、令和元年度の予算額から増額となっているがどのような内容かとの質疑があり、令和2年2月からCMSの導入によるホームページ管理システムが稼働しており、その借り上げ料として令和元年度は2か月分のみの予算を計上していましたが、令和2年度は12か月分(1年度分)の予算を計上するため増額となるものですとの答弁がありました。 今後のホームページの活用についてはどのように考えているかとの質疑があり、CMSの導入に伴い、パソコンに限らずスマートフォンなど様々なデバイスに応じた画面表示ができるようになりました。更新作業についても各課で随時行えるようになったため、今後もホームページからの情報発信の充実に努めていきます。また、これまでは広報紙に詳細情報などを掲載していましたが、今後はホームページの更新の即時性、利便性が高まり、情報発信のスムーズな対応が可能になることから、広報紙からホームページへ誘導するなど、デジタル活用を視野に入れ、検討していきたいと考えていますとの答弁がありました。 広報紙発行事業について、広報「こうなん」の印刷製本費の予算額が令和元年度から84万5,000円の増額となっているのはなぜか、また増額に対してどのような対応を考えているかとの質疑があり、世帯数の増加に伴い広報の発行部数が増加していることに加え、紙の単価も年々上昇しており、予算額が増加しています。また、今後はCMSの導入によりホームページをリニューアルしたことを契機にホームページの内容を充実させ、広報紙からホームページへ誘導することで広報紙のページ数の削減を検討するとともに、配付をお願いしている区長・町総代をはじめとする区・町の役員の方の負担軽減にもつなげていきたいと考えていますとの答弁がありました。 市町村振興協会の基金交付金及び新宝くじ基金交付金について、双方の違いは何か、また配分方法などの仕組みはどのようになっているかとの質疑があり、市町村振興協会の基金交付金はサマージャンボ宝くじ、新宝くじ交付金はハロウィンジャンボ宝くじの収益からの交付金で、宝くじは都道府県と政令指定都市にしか販売ができないため、それ以外の地方公共団体にも宝くじの収益を均てん化し、市町村の振興を図るため、この2つの宝くじは都道府県を通じて販売し、その収益が市町村に配分されるものです。また、配分方法については、人口や前年の販売実績に応じて各都道府県へ配分され、さらに愛知県内で均等割31.7%、人口割68.3%という割合で名古屋市を除く各市町村へ配分される仕組みとなっており、江南市を含む愛知県内の窓口での販売実績が愛知県への配分に反映されますとの答弁がありました。 まち・ひと・しごと創生総合戦略推進事業について、今後のまち・ひと・しごと創生に関する取組方針をどのように考えているかとの質疑があり、第6次江南市総合計画を策定した際に、まち・ひと・しごと創生に関連する人口減少の抑制、定住の促進や子育てしやすい地域社会の構築といった理念をしっかりと盛り込んだ形で策定しています。総合計画は目標数値の設定やその達成状況の検証、行政評価による課題の整理を行い、実施計画に反映していくなどPDCAサイクルを確立した進捗管理を行っています。こうした状況を踏まえ、新たな総合戦略を策定するのではなく、総合計画の進捗管理に含めて一元的に施策を推進していきますとの答弁がありました。 ふるさと寄附事業について、近年の寄附受入状況はどうかとの質疑があり、平成28年度は697件で寄附額578万7,000円、平成29年度は849件で887万8,000円、平成30年度は912件で761万2,000円と推移しており、令和元年度については、令和2年1月末現在、1,444件で1,336万4,000円の寄附を頂いていますとの答弁がありました。 ふるさと寄附金が増加傾向にある理由は何かとの質疑があり、これまでは一部の自治体による過剰な記念品により特定の自治体に寄附額が集中していたことを鑑み、国が制度の見直しに乗り出しましたが、この一連の状況が大きく報道され、全国的にふるさと寄附制度自体への注目度が高まり、その需要に牽引されたことが一つの要因と考えています。また、積極的に行ってきたシティプロモーションによる市のPR効果や新しい記念品の充実などもあり、江南市に寄附したいと思っていただける寄附者の方が増加したのではないかと考えていますとの答弁がありました。 新しい記念品に向けての取組についてはどのように考えているかとの質疑があり、市内の各事業者をはじめ江南商工会議所などの協力も頂きながら、今後も記念品の充実に向けて積極的に取り組んでいきたいと考えていますとの答弁がありました。 次に、市民サービス課について審査しました。 布袋ふれあい会館維持事業で計上されている防犯カメラの設置理由とその内容について質疑があり、布袋ふれあい会館の北側出入口は、事務室から人の出入りが確認できないため一般に開放していないが、利用者から開放の要望が多いことから、セキュリティーを高めるため、防犯カメラを設置するものであり、設置の内容については、1階の南北出入口、2階、3階の外階段からの出入口、計4か所に防犯カメラを設置し、事務室内にモニターと24時間録画できる機器を設置します。設置後は開館時に北側出入口を開放していきますとの答弁がありました。 地方庁推奨事業ではどのような事業を行っているのかとの質疑があり、愛知県金融広報委員会から身近な金融に関する啓発事業に対して助成金が交付されるもので、具体的には健全な家計運営に関する標語を記載した啓発物品を作成し、11月に開催する消費生活展で配布していますとの答弁がありました。 法律等相談事業の委託料の積算はどのように行ったのかとの質疑があり、委託料の積算は愛知県弁護士会が定める統一単価の1時間当たり1万1,000円を用いており、毎週木曜日に法律相談を実施していることから、1回当たり3.5時間、年間49回で積算していますとの答弁がありました。 男女共同参画推進事業で実施する男女共同参画セミナー、家庭生活自立講座の開催時期及び回数と定員はどのようなものかとの質疑があり、男女共同参画セミナーは女性の生活を豊かにすることを目的とし、6月下旬から7月上旬に実施しており、定員各回20人で2時間講座を3日間開催しており、家庭生活自立講座は子育てを行う男性を対象に家事・育児参加を目的として、9月に2回、12月に1回、定員各回10家族で開催していますとの答弁がありました。 戸籍事業に高額な修繕料が計上されているが、どのような修繕を行うのかとの質疑があり、古い戸籍の書類やその他重要書類等を保管している電動回転保管庫の取り出し口の扉をつり下げているスプリングが破損し、閉開が非常に重い状況であるため、そのスプリングの交換を行うものですとの答弁がありました。 戸籍総合システム改修事業とはどのようなシステム改修を行うのかとの質疑があり、マイナンバー法対応のための戸籍法の改正に伴う改修であり、具体的には法務局で保管している戸籍の副本データと住民基本台帳ネットワークシステムとの突合を国で行い、マイナンバーが付番された戸籍データが市町村に返送されるため、そのデータを戸籍システム内に取り込むための改修を行うものですとの答弁がありました。 通知カード・個人番号カード関連事業の時間外勤務手当を人件費と分けて計上しているのはなぜかとの質疑があり、マイナンバーカードは今後プレミアムポイントや健康保険証利用などの利便性向上により、交付枚数が増加することが予想されるため、平日17時15分になっても交付窓口が処理し切れず、窓口を延長して正規職員が対応することを想定し計上したもので、全て国庫補助金の対象となるため、人件費とは分けて計上していますとの答弁がありました。 次に、総務部行政経営課について審査しました。 地方債を財源とする場合、どのような借入基準を設けているのかとの質疑があり、当該年度の償還元金の額を超えない範囲で借入れを行うこと。また、原則として地方交付税措置のない借入れは行わないといった基準を設けていますが、財源の確保の観点から地方交付税措置のない地方債を活用することもありますとの答弁がありました。 法人事業税交付金について、内容はどのようなものかとの質疑があり、消費税率の引上げに伴い、地方法人課税の偏在是正を目的として創設されたもので、法人市民税の一部を国税化して地方交付税の財源にするとともに、法人市民税の減収分の補填として県の法人事業税の一部を市町村に交付するものですとの答弁がありました。 公共施設整備事業基金管理事業において、利子積立金のみが計上されているが、元金は積み立てないのかとの質疑があり、元金の積立ては、財政状況を勘案した上で補正予算を計上する予定ですとの答弁がありました。 次に、税務課について審査しました。 ふるさと納税に係る寄附金税額控除額の推移はどうかとの質疑があり、平成28年度は5,100万円、平成29年度は9,600万円、平成30年度は1億2,000万円、令和元年度は1億5,000万円となっており、令和2年度当初予算では2億円を見込みましたとの答弁がありました。 寄附金税額控除が増えているにもかかわらず、市民税の予算額が前年度より増えているのはなぜかとの質疑があり、令和元年度の当初予算額に対し、個人市民税の決算見込額が9,000万円ほど伸びていることを踏まえて積算したものですとの答弁がありました。 法人市民税の予算額が減額になっている理由は何かとの質疑があり、地方法人課税の偏在是正のため税率が引き下げられたことによるものですとの答弁がありました。 たばこ税について、喫煙者が減っている中、予算が増額になっている理由は何かとの質疑があり、たばこの売渡し本数は減少傾向にありますが、令和2年10月1日に1本当たりの税率が5.692円から6.122円に引き上げられるため、増収となることを見込んだものですとの答弁がありました。 個人賦課事業の機器借入料はどのようなものかとの質疑があり、確定申告会場で使用するパソコン及び附属品18台、プリンター5台を1か月間借り上げるものですとの答弁がありました。 次に、収納課について審査しました。 収納率向上に向けて今後どのような取組をしていくのかとの質疑があり、これまでは滞納整理機構に参加することで、新たな滞納整理手法を習得しながら滞納整理を行ってきましたが、今年度で滞納整理機構は廃止されるため、令和2年度は地方税法第48条による個人住民税の県による直接徴収制度と、県と市町村との税務職員の交流制度を利用することで今後も収納率向上に努めていきますとの答弁がありました。 市税過誤納還付金及び還付加算金の内訳について、固定資産税・都市計画税116万8,000円の内容と積算根拠は何かとの質疑があり、家屋の取壊しや地目変更などにより、遡及して減額更正されたことで納め過ぎとなった税額を還付するもので、過去3年の実績を基に積算しましたとの答弁がありました。 市税過誤納還付金などの全体の予算額が昨年度から500万円減った理由は何かとの質疑があり、過去3年の実績を基に積算したところ、前年度より減額となったものですとの答弁がありました。 納税推進事業の地方税共同機構負担金とは何かとの質疑があり、令和元年10月から全国一斉に開始された地方税共通納税システムの共同収納手数料に係る負担金で、このシステムを運用している地方税共同機構に対して負担するものですとの答弁がありました。 次に、総務課について審査しました。 本庁舎空調設備等更新事業の工事内容はどのようなものかとの質疑があり、2年間の継続事業であり、令和2年度は執務室のファンコイルの交換、令和3年度は冷温水発生機、クーリングタワー、冷温水ポンプの交換を行うものですとの答弁がありました。 現在の空調設備より省エネ効果はあるのかとの質疑があり、基本的に現在と同じ方式の空調設備ですが、冷温水発生機の性能が向上しているため、省エネになりますとの答弁がありました。 空調設備の更新に当たり、個別式にするなどの検討はしたのかとの質疑があり、設計段階で検討しましたが、個別は高額となることから現状と同じ方式にしましたとの答弁がありました。 継続費の令和3年度の年割額2億4,587万6,000円の財源は確保されているのかとの質疑があり、冷温水発生機交換などの工事に対して地方債を充当し財源を確保していく計画ですとの答弁がありました。 国勢調査事業について、調査員と指導員の違いは何か、またそれぞれの人数と任用する期間はどのようになっているのかとの質疑があり、調査員は調査票の配付や回収などを、指導員は調査員の支援や調査票の点検などを行うもので、調査員は390人を8月下旬から10月下旬まで、指導員は75人を7月中旬から11月末まで任用する予定ですとの答弁がありました。 PCB廃棄物処理事業について、高濃度PCB廃棄物の処分の期限はいつまでかとの質疑があり、令和3年3月までに処分することが法令で決められていますとの答弁がありました。 次に、会計課及び監査委員事務局についてそれぞれ審査しましたが、質疑はありませんでした。 次に、消防本部消防総務課について審査しました。 救急救命士養成事業において、運用救命士は何人いるのか、また全部で何人必要かとの質疑があり、運用人数は17人です。また、救急車が4台あり、1台につき2人の合計8人、3交代勤務で24人必要ですとの答弁がありました。 救急救命士の養成を予算計上していない理由は何かとの質疑があり、事前の準備不足により、人選することができなかったためですとの答弁がありました。 消防団充実強化事業において、女性消防団員はどのような活動をしているのかとの質疑があり、消防団のPRや火災予防啓発活動のほか、消防団ラッパ隊や応急手当指導を行っていますとの答弁がありました。 分団車庫等維持運営事業において、一番古い分団車庫はいつ建てたのか、また分団車庫の修繕計画はどうなっているのかとの質疑があり、平成12年度に建築した第5分団本部車庫です。また、公共施設保全計画の優先度が低いため、少し時間がかかりますが、定期的に見回って損傷の進行を確認し、保全計画の担当課に報告していますとの答弁がありました。 消防車両更新等事業において、更新車両4台は何分団の車両かとの質疑があり、第1分団東野、第3分団五明、第4分団本郷、第5分団草井車庫の車両ですとの答弁がありました。 想定した耐用年数どおりに消防車両の更新を計画してほしいとの要望がありました。 次に、消防予防課について審査しました。 防火管理講習事業の予算が計上されていないが、防火管理者講習会は開催しないのかとの質疑があり、令和元年度から一般社団法人日本防火・防災協会に事務委託し、江南市民文化会館で開催していますとの答弁がありました。 消防同意・消防用設備等設置維持事業ほか2事業で予防技術者受験手数料が計上されているのはなぜか、また予防技術資格者は配置しているのかとの質疑があり、予防技術者には防火査察、危険物及び消防用設備等の3種類があります。また、国が定める消防力の整備指針に基づき、それぞれ1人の有資格者を配置していますが、異動を考慮して毎年予算計上していますとの答弁がありました。 少年・幼年消防クラブ活動事業について、どのような活動をしているのかとの質疑があり、少年消防クラブは市内の小学5年、6年生を対象に県消防学校の一日入校体験に参加しており、幼年消防クラブは幼稚園児が消防観閲式に参加し演目を披露していますとの答弁がありました。 次に、消防署について審査しました。 各種免許取得事業において、大型免許取得者は何人必要か、また養成はどのように考えているのかとの質疑があり、1当直に9人、3交代勤務により27人が必要です。また、現在従事している職員の年齢等を考慮しながら計画的に養成していきますとの答弁がありました。 応急手当普及啓発事業において、応急手当普及員の人数と内訳はどのようになっているのかとの質疑があり、普及員を50人養成し、その内訳は消防団員が22人、一般事業所が9人、自主防災会が6人、学校が5人、その他が8人ですとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第8号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その1請負契約の変更について及び議案第9号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その2請負契約の変更については関連がありますので、一括して審査しました。 変更の具体的な理由は何かとの質疑があり、議案第8号については、当初設計では舗装の厚みを10センチメートルで積算していましたが、実際に現場を掘削したところ、5センチメートルであったため、減額変更となりました。また、議案第9号については、当初設計では下水道管の布設延長を6,533メートルとしていましたが、6,415メートルとなり、118メートル減少したため、減額変更となったものですとの答弁がありました。 議案第8号及び議案第9号について、それぞれ採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第10号 損害賠償の和解及び額を定めることについて審査しましたが質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 続いて、議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)について、各課ごとに歳入歳出一括で審査しました。 最初に企画部地方創生推進課、次に市民サービス課、総務部行政経営課及び税務課についてそれぞれ審査しましたが、質疑はありませんでした。 次に、消防本部消防総務課について審査しました。 事故防止対策として、適性検査を取り入れたらどうかとの提案があり、秘書政策課と検討していきますとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決しました。 以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(稲山明敏君) 以上で委員長報告を終わります。                               令和2年3月12日 江南市議会議長  稲山明敏様                                建設産業委員長                                   中野裕二            建設産業委員会審査報告書 本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。                 記区分件名結果議案第2号江南市手数料条例の一部改正について原案可決議案第3号江南市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について原案可決議案第4号江南市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について原案可決議案第11号市道路線の認定及び廃止について原案可決議案第12号令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)  第1条 歳入歳出予算の補正のうち   経済環境部
      都市整備部  の所管に属する歳入歳出   水道部  の所管に属する歳出  第2条 繰越明許費の補正のうち   プレミアム商品券事業   交通結節点整備事業(布袋駅東地区)   布袋駅付近鉄道高架化整備事業   都市計画道路整備事業(江南通線)  第3条 地方債の補正のうち   道路改良事業   鉄道高架化整備事業原案可決議案第14号令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)原案可決議案第16号令和2年度江南市一般会計予算  第1条 歳入歳出予算のうち   経済環境部   都市整備部   水道部  の所管に属する歳入歳出  第2条 継続費のうち   交通結節点整備事業(布袋駅東地区)  第4条 地方債のうち   水質保全対策事業(昭和用水地区)   震災対策農業水利施設整備事業(中般若地区)   水環境整備事業(宮田導水路地区)   街路改良事業   道路改良事業   鉄道高架化整備事業   布袋駅エスカレーター整備事業   雨水対策施設整備事業原案可決議案第18号令和2年度尾張都市計画事業江南布袋南部土地区画整理事業特別会計予算原案可決議案第21号令和2年度江南市水道事業会計予算原案可決議案第22号令和2年度江南市下水道事業会計予算原案可決議案第23号損害賠償の和解及び額を定めることについて原案可決議案第24号令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)原案可決                               令和2年3月12日 江南市議会議長  稲山明敏様                                厚生文教委員長                                  山 登志浩            厚生文教委員会審査報告書 本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。                 記区分件名結果議案第5号江南市介護保険条例等の一部改正について原案可決議案第6号江南市国民健康保険税条例等の一部改正について原案可決議案第7号江南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について原案可決議案第12号令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)  第1条 歳入歳出予算の補正のうち   健康福祉部   教育部  の所管に属する歳入歳出  第2条 繰越明許費の補正のうち   学校施設改造事業(小学校費)   学校施設改造事業(中学校費)  第3条 地方債の補正のうち   便所改造事業(古知野西小外7)   便所改造事業(布袋中外2)原案可決議案第13号令和元年度江南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)原案可決議案第15号令和元年度江南市介護保険特別会計補正予算(第3号)原案可決議案第16号令和2年度江南市一般会計予算  第1条 歳入歳出予算のうち   健康福祉部   教育部   こども未来部  の所管に属する歳入歳出  第4条 地方債のうち   学習等供用施設改修事業   保育園施設改修事業   災害援護資金貸付事業   学校施設改修事業(小学校)   公民館改修事業   古知野北部地区複合公共施設整備事業   市民文化会館改修事業原案可決議案第17号令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算原案可決議案第19号令和2年度江南市介護保険特別会計予算原案可決議案第20号令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算原案可決                               令和2年3月10日 江南市議会議長  稲山明敏様                                  総務委員長                                   東猴史紘            総務委員会審査報告書 本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。                 記区分件名結果議案第8号地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その1請負契約の変更について原案可決議案第9号地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その2請負契約の変更について原案可決議案第10号損害賠償の和解及び額を定めることについて原案可決議案第12号令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)  第1条 歳入歳出予算の補正のうち   企画部   総務部   消防本部  の所管に属する歳入歳出原案可決議案第16号令和2年度江南市一般会計予算  第1条 歳入歳出予算のうち   企画部   総務部   会計管理者の補助組織   消防本部  の所管に属する歳入歳出   監査委員事務局   議会事務局  の所管に属する歳出  第2条 継続費のうち   布袋駅東複合公共施設整備管理支援事業   本庁舎空調設備等更新事業  第3条 債務負担行為  第4条 地方債のうち   消防施設整備事業   臨時財政対策債  第5条 一時借入金  第6条 歳出予算の流用原案可決                               令和2年3月12日 江南市議会議長  稲山明敏様                                建設産業委員長                                   中野裕二              請願審査報告書 本委員会に付託された請願について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第143条第1項の規定により報告します。                 記受理番号件名審査結果請願第4号江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書不採択 ○議長(稲山明敏君) ただいまから各委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 大薮豊数さん。     〔1番 大薮豊数君 登壇〕 ◆1番(大薮豊数君) よろしくお願いいたします。 曽本地区の件についてお尋ねします。 曽本地区の件について、委員会は建設産業委員会になりますね。建設産業委員会のほうでお願いいたします。 説明資料が変わっていた件について、質疑があったかなかったか、これだけお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(稲山明敏君) 建設産業委員長、中野裕二さん。     〔10番 中野裕二君 登壇〕 ◆10番(中野裕二君) 先ほど大薮議員からの質疑に対してお答えいたします。 資料が変わった件について質疑がございまして審査のほうを行いました。以上です。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 牧野圭佑さん。     〔20番 牧野圭佑君 登壇〕 ◆20番(牧野圭佑君) 私も建設産業委員長さんにお尋ねいたします。 先ほどの報告の中で、同じ質問ですが、曽本地区工業用地整備推進事業について、現状を見る限りこのまま事業を進めるのは時期尚早であるという意見が出されたとございますが、その意見の内容をもう少し具体的にどのような発言がされて時期尚早と判断されたのかお尋ねいたします。 ○議長(稲山明敏君) 建設産業委員長、中野裕二さん。     〔10番 中野裕二君 登壇〕 ◆10番(中野裕二君) 先ほども答弁させていただきましたが、複数の検討案が出されており、予算のほうもしっかりと検討されておらんので、その辺が時期尚早ではないかという質疑がございました。以上です。 ○議長(稲山明敏君) 牧野圭佑さん。     〔20番 牧野圭佑君 登壇〕 ◆20番(牧野圭佑君) 予算案がしっかり出されていないとか、検討されていないとか、私が見た資料では、現時点ではかなり網羅的に出ていると判断いたしましたが、どの時点でそういうふうに判断が出たか、もう少しお聞きいたします。どんな意見が出たのかお尋ねいたします。 ○議長(稲山明敏君) 建設産業委員長、中野裕二さん。     〔10番 中野裕二君 登壇〕     〔他に発言する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) いや、委員会の中の話ですので。 ◆10番(中野裕二君) 先ほど申し上げたとおり、ちょっと私も今記憶ですので明確な回答ができませんが、先ほどの答弁のとおり、そのことでございます。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 堀  元さん。     〔2番 堀  元君 登壇〕 ◆2番(堀元君) 総務委員長さんに、あったかなかったかだけで結構ですから、この本庁の空調に関して、私の聞き及んでおるところによると、全額国の補助金が頂ける制度があると聞いております。 その件に関して、委員会で質疑があったかなかったか、これだけお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(稲山明敏君) 総務委員長、東猴史紘さん。     〔8番 東猴史紘君 登壇〕 ◆8番(東猴史紘君) そのような質疑はございませんでした。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 牧野圭佑さん。     〔20番 牧野圭佑君 登壇〕 ◆20番(牧野圭佑君) 総務委員長にお尋ねいたします。 先ほどの答弁で、布袋駅東複合公共施設について、市民の要望として4,000平方メートルのスーパーマーケットということが再三出てまいりましたが、この市民というのは区長ですとか、ある団体ですとか、単なる一個人なのか、そういった市民の内容がもう少し出たかどうかということと、4,000平方メートルを数回言われましたが、4,000平方メートルの必要性の根拠みたいなのが出たかどうかお尋ねいたします。 ○議長(稲山明敏君) 総務委員長、東猴史紘さん。     〔8番 東猴史紘君 登壇〕 ◆8番(東猴史紘君) お答えします。 民間の施設を4,000平方メートル程度にしてほしいという意見が再三出されていたのは確かですが、その根拠については質疑もありません。 市民に関する質問に関しては、どのような市民かというその種別、属性については、何も質疑の中でそういった属性が分かるようなせりふはございませんでした。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(稲山明敏君) 質疑も尽きたようですので、これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。 本日追加提出されました議案第25号について、精読のため暫時休憩をいたします。     午前11時09分 休憩---------------------------------------     午前11時25分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議案第25号についての質疑に入ります。 質疑時間につきましては、議会運営委員会において御協議を頂きました結果、答弁を含め1人15分以内とすることに決した旨の報告を受けております。 質疑、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力いただきますようお願いをいたします。 それでは、発言を許します 質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 掛布まち子さん。     〔7番 掛布まち子君 登壇〕 ◆7番(掛布まち子君) 議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)について質疑を行います。 政府が進めるGIGAスクール構想に基づいて今回2億8,000万円もの補正予算が組まれております。小学校1年生から中学校3年生まで1人1台のパソコンを校内に整備するための、今回は高速大容量のLANケーブルと電源キャビネットの整備費とのことでございます。 まず最初に、この1人1台パソコン導入の目的、導入の効果としてどのようなものが見込めるのかお尋ねしたいと思います。 ◎教育部長(菱田幹生君) その国の言いますGIGAスクール構想について御説明させていただきたいと思いますが、国は初等・中等教育におきまして、新たな時代を担う人材の教育や特別な支援を必要とするなどの多様な子供たちを誰一人取り残すことのない一人一人に応じた個別最適化学習にふさわしい環境の整備のため、学校における高速大容量のネットワーク環境の整備をするとともに、児童・生徒一人一人がそれぞれ端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指すこととし、GIGAスクール構想というものが打ち出されたということでございます。 また、新学習指導要領におきましても、情報活用能力が言語能力、問題発見、解決能力等と同等に学習の基盤となる資質、能力と位置づけられておりまして、各学校においてコンピューターや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ることが明記されておりまして、小学校におきましてはプログラミング教育が必修化されるなど、児童・生徒一人一人がそれぞれ端末を持つことによりまして新学習指導要領に基づく主体的、対話的で深い学びの実現につながるというふうに考えているということでございます。 ◆7番(掛布まち子君) 政府はそういう説明をして、今回1人1台ということなんですけれども、小学校1年生から中学校3年生まで、江南市は8,000人子供たちがいるわけですけど、8,000台のパソコンを1人1台ということで導入していくことになるわけです。その1人1台のパソコンを使った授業というのが一体どういうものになるのか、なかなか想像はできないわけですけれども、一人一人に個別最適化した教育ということですので、一斉に学校で先生が授業をしていく、そういった仕組みではない新たな別の仕組みの学習というのを想定しているのかなと考えます。 一人一人が別々の単元を個々に別々ばらばらにそれぞれ個々に学習をしていく、そういうことが今後この導入後に想定されるのではないかなあと思います。 本当にそんなお互いが関わらないような状態で、子供たちのお互いの生きる力、触れ合いもない中で違いを認め合ってぶつかり合うこともない中で、思いやる心、我慢する心というのが育っていくのかな、非常に心配になってきます。 今の子供たちというのは人との関わりが減って、非常に自己主張が弱い、思いやる心が育っていっていない、そういう心配があり、人との関わり方をどう育んでいくかということが非常に重要なときになっているかと思うんですけれども、この1人1台パソコンで1人ずつの個別化した授業ということは今求められているものに対して違う、方向が間違っているのではないかと思います。 次に、この導入計画はどうなっているのか、年次計画ですね、それをお尋ねしたいと思います。 ◎教育部長(菱田幹生君) こちらのほうも国が示しておりますロードマップがございまして、令和2年度に小学校5・6年生及び中学校1年生、令和3年度に中学校2年生と3年生、令和4年度に小学校3年生と4年生、そして令和5年度に小学校1年生、2年生に導入するという計画でございまして、江南市もそのロードマップに沿いまして、補助金を最大限に活用しながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆7番(掛布まち子君) そのパソコン1台の導入経費がどれだけで、江南市、小・中学生が8,000人からいるわけですので、一体全体の、今回の2億8,000万円はLANケーブルの環境整備費でありまして、パソコンの導入経費は今回は入っていないわけなので、いざ1人1台ということになると、その経費というのは江南市全体でどれほどになり、それに対する国補助金というのはどのように見込めるのかお尋ねしたいと思います。 ◎教育部長(菱田幹生君) その1人1台の端末につきましては、国が今示しております基準額につきましては4万5,000円というふうに示されております。 そして、その全体ということでございますので、単純に4万5,000円掛ける人数をやりますと、全体としては約3億7,000万円ということでございまして、そのうちの3分の2は国のほうの補助金のほうで対応するというふうに示されているところでございます。 ◆7番(掛布まち子君) 今回のLAN整備に対しても全額国費は出ていないわけで、2,600万円も市の負担として財政調整基金を崩して充てる予算になっております。 さらに国補助金でも足らないので起債を1億6,110万円も起こし、さらにその起債の一部が交付税算入が60%しかないという、こんな状況です。 国の政策として教育現場にこういったものが押しつけられてきて、さらに財政面も完全に面倒を見てもらえないという、本当にこれはとんでもないGIGAスクール構想だと私は思います。 それで、この1人1台パソコンのもたらす授業の在り方、非常に教育現場が混乱するのではないか、先生方の多忙化解消どころか多忙化解消を邪魔するような、そんなこの1人1台パソコンになってしまうのではないかと心配いたしますが、どのような使われ方をしていくのか、受け入れなければならない現場の先生たちの研修準備というのは整っているのかどうかお尋ねしたいと思います。 ◎教育部長(菱田幹生君) まず、使い方ということでございますが、先ほど議員がおっしゃられた人と人との関わりがなくなるんじゃないか、あるいは別々の個別の授業になるんではないか、学習になるんではないかということですが、これはあくまでも学習端末というのはツールとしてというふうに考えております。 ですので、国が例えば示しております学習の例としましては、調べ学習として課題や目的に応じてインターネットなどを用いて記事や動画等の様々な情報を主体的に収集整理、分析する、あるいは遂行しながら長文の作成、写真、音声、動画等を用いた多様な資料や作品の制作、遠隔教育などを示しているということでございます。 また、教科書のQRコードを読み込みしまして関連動画の視聴、あるいは文書作成ソフトやプレゼンソフトの利用、英語動画や「NHK for School」の視聴など、日常的に端末の使用方法が書かれておりまして、あくまでも学習のツールというふうに示されているということでございます。 そして、教員の対応につきましては、現在、江南市におきましては、平成29年度に小学校、平成30年度に中学校へ教員に対して端末のほうを整備しているところでございまして、それを使ってこれからも1人1台の端末になったときでも、今使っているようなテクニックといいますか、そういったことを使いながらやっていくことになろうかと思いますが、ですが、授業の仕方というのも現在とは変化してくるのではないかというふうに考えております。 そして、国のほうでは1人1台端末のほうの環境を加えて来年度から始まる新学期新学習指導要領を直接に実施していくということでございますので、今後いろんな機会を通して研究を深めていき、教師のスキルアップにも引き続き取り組んでいきたいというふうに考えているということでございます。 ◆7番(掛布まち子君) 学校現場は道徳教育が入り、英語教育が入り、そしてプログラミング教育が入ってきて、もう大変な状況なんですね。そこでまた、ここでもう部分的に小5、小6、中1から、今年度ですよ、もう。1人1台パソコンで授業をやっていかないといけないという、本当に現場の先生方は大変な状況になってくると思います。 例えば1人ずつ操作するわけですから、もう簡単にすぐトラブルが発生して、動かないとか立ち上がらないとか、何か故障しているんじゃないかとか、もうあっちこっちで子供たちが大騒ぎになってしまうことが考えられます。それぞれの学校ごとに、もうそのトラブル対応専門のパソコンの技術者あるいは職員が要るぐらい、それぐらいやっても全然それでは足らない、そんなふうに思うんですけれども、こういう対応というのはあるんでしょうか。 ◎教育長(村良弘君) 掛布議員から御心配を頂きました。私もそういう点については危惧をしないわけではございません。 実際に今でも、先ほど部長が申しましたけれども、平成29年度、平成30年度にそれぞれ教員のほうに端末を整備させていただいて、授業改善をしているわけでございます。 その成果といいましょうか、子供たちが非常に学習の意欲が向いてきたとか、落ち着いて学習ができるようになったとかという評価は頂いております。 そういう意味を踏まえまして、できるところからやっていくしかないのかなあというふうに思っております。 最初から、今、掛布議員がおっしゃったような、理想的なところまで持っていくのはなかなか難しいだろうというふうに思いますので、まずは全員が最低限、例えば教科書のQRコードを使いながら動画を見ていくとか、そういうようなところからスタートしながら、より子供たちが端末を活用できるような状況が出てくれば、それは活用していけばいいかなあというふうに思います。 先生方に対しましては、やはり一定の研修というかそういうのは必要だというふうに思っていますので、校長会で組織しております情報研究部会だとか、あるいは市のほうでもそういうことについては研修会等を設けながら、どういうところで活用できるのかということを踏まえた上で、先生方の負担感といいましょうか、そういうものを解消できればなあと、そんなことを思っておりますので、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆7番(掛布まち子君) 国に押しつけられてくるこのGIGAスクールですけれども、本当に国の方針というのが間違っていると、先生を増やしていくこと、もっと老朽校舎の修繕費用にしっかりと国の補助をつけていく、そういうところからまず、必要なところから予算をつけていくことが必要であって、このGIGAスクールというのは今まさに拙速だと思います。 それで、今国が3分の2補助で初期投資は出すということなんですけど、五、六年たてば更新が必要になってきます。メンテナンスの費用も出てきます。こういった更新費用などに国の補助というのは出ることになっているんでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 現在のところ、その辺のところは国の方針は示されておりません。 ◆7番(掛布まち子君) 非常に大変でありますので、これは間違っていると申し上げて質疑を終わります。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 山 登志浩さん。     〔22番 山 登志浩君 登壇〕 ◆22番(山登志浩君) それでは、幾つかお尋ねしたいと思います。 今回の増額補正の提案は、校内LANの整備、高速大容量のLANの整備と電源キャビネット、充電器みたいなものでしょうけど、そういったものの整備ですが、入札というのはどういうふうにやるんでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 入札につきましては、指名競争入札や一般競争入札のほうが考えられますが、そちらのほうは工事価格や発注形態によりまして変わってきますので、設計委託完了までに工事担当課や契約担当課と協議をしていきたいというふうに考えております。 ◆22番(山登志浩君) 小学校が10校、中学校5校あるので、それを一括で発注するのか、幾つか分割してやるのかで一般競争入札なのか指名競争入札なのか変わってくると思いますので、できる限り安価にできるように検討いただきたいと思います。 2点目ですが、ランニングコストがかかりますね。掛布議員も御指摘されたと思うんですけれども、今幾らぐらいの接続料といいますか、回線料を支払っているのかということと、これ、1ギガですが、これが10ギガになるんですね。みんながインターネットを使って動画を見たり、いろいろ配信をしたりということになれば当然それだけやっぱり大容量の通信ネットワークについて経費がかかってくると思うんですけど、それはまだ分からないんでしょうか。この点、確認したいと思います。 ◎教育部長(菱田幹生君) まず、今年度の通信回線費ということでお答えしますと、小学校費で249万6,000円、中学校費で124万8,000円でございます。 10ギガにつきましては、まだ今のところ、分かりません。 ◆22番(山登志浩君) 小学校、中学校15校のトータルということで、思ったほどではないんですけれども、これというのは国のほうから財政措置というのはされているんでしょうか、今現在。 ◎教育部長(菱田幹生君) 回線使用料につきましては、補助はございません。 ◆22番(山登志浩君) 地方交付税の中に措置されていないんですかね、これ。ないんですか。 今後もこうしたGIGAスクールの問題、議論が続くと思いますので、今は答弁できなければ結構ですが、先ほど掛布議員の質疑とも関わりますけれども、令和5年度、西暦で2023年度までに全ての小・中学生に1人1台のコンピューター端末を与えるということで、そのための取組が今後求められるわけでありますが、段階を追って学年ごとに数年間で整備していくという答弁がされましたけれども、令和2年度については予算計上などについてはどう対応されるのかということと、国は今、全国的には、児童・生徒、1台当たり3人というカウントをしていると思うんですね。児童・生徒3人に1台使っているというふうにカウントしていて、残りの3分の2、2台を国の支援、財政措置で整備をし、1人1台というふうに持っていこうという考えだと思うんですけれども、先日、野下議員の質問の中にもあったと思うんですけれども、現在江南市においては、整備状況ですけれども、小学校において1台当たり13.7人で共用していると。中学校においては1台当たり6.9人、7人で共用しているというような状況でありまして、愛知県というのは全国平均の中で最も低いといいますか、整備率が低い状況になっている。愛知県というのは非常に大きな自治体ですので、予算もかかるんでやむを得ないかなということは一定理解するわけですけれども、その残りの3分の2の部分については国の財政措置があるんですけど、3分の1の部分は整備されていないわけですね。その部分については江南市が単独で持ち出しで整備していかなきゃいけないのかどうかということ、分かりますでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 3分の2は国のほうからの補助でということなんですが、3分の1につきましては市のほうで整備する必要がございます。 それにつきましては、現在、小・中学校におきましては、先生用を中心にリースのほうをかけているわけですが、生徒用についても、小学校については1クラス分と中学校におきましても1クラス分が既にリースをして整備しているということでございます。 そちらのリース契約の更新時に、そのときにそちらの3分の1を計画の中で、その中にそれを含めたリースの更新をしていきたいというふうに、今のところは考えているということでございます。 ◆22番(山登志浩君) 3分の1の部分、今使っている部分については、またリース契約を更新して対応していくということですか。今度はもう買うということではないんですか。 ◎教育部長(菱田幹生君) 機器の購入につきましては、今、県が一括して調達するというような話も出ておりますので、これから、その私どもの今行っているリース契約の更新時に合わせて現実にやれるのかどうかというのは、これからまだ国のほうの動きというのを注視していかなければならないんですが、今のところはその3分の1はリースの更新時に併せて計画をしていきたいというふうに考えているということでございます。 ◆22番(山登志浩君) いずれにしても、できる限り安価でやっていただきたいなというふうに思うわけですけれども、ちょっと先ほどの掛布議員の質疑とも重なるんですけれども、現在小・中学校にタブレットを各校40台配備されておりますし、中学校ですとパソコンルームにデスクトップのパソコン40台があるというような状況ではありますが、それがちょっと十分活用されているのかどうか、使いこなせているかどうかというような問題もありますし、そもそも小学校1年生から中学校3年生まで1人1台というのはちょっとどうかなというのは思うところがあります。 ICTということを盛んに強調されますが、本当にいいことずくめなのかどうかとか、子供の心身の健康ですとか、学力だとか、そういったこと、日常生活への影響を指摘する意見もありますし、先ほどの質疑もありましたように、学校の先生の過重労働の問題ですとか、あと私がよく強調していますように、自治体間格差だとか貧困、家庭間でのこの経済格差、こうしたものというのは、子供のこのICT教育にもろに直結してくるわけであります。 とはいうものの、ICTがこれだけ世の中に広がって、日常生活や仕事をする上でももう必須になっています。タブレット、パソコン、スマホがないともう生活もできない、仕事も成り立たないということで、これとどうお付き合いしていくのかということを考えていく必要があると思うんですね。折り合いをつけていく必要があると思うんですが、このGIGAスクール構想、私が今、指摘したようなことを含めて慎重に対応していっていただきたいと思うんですけれども、先ほどの掛布議員への答弁以外で何か補足する点があれば、補足して答弁いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(菱田幹生君) このGIGAスクール構想につきましては、先ほど来申し上げているとおり、江南市におきましては既に小学校、中学校におきまして、先生のほうにもう既にタブレットを使った授業をというこことで、江南市としてはもうそれが進んでいるということでございます。それに合わせて1クラス分の端末のほうを配備していると。 これは、今回そのGIGAスクール構想というものが打ち出されたのはチャンスだと思っております。これからICTの教育を進めていこうという、そういったことがもう既に江南市は始まっておりますので、ここでこのGIGAスクール構想に沿った形で1人1台のタブレットを配備していくということは、今江南市が進めようとしていることに追い風になったというふうに思っておりますので、こちらのGIGAスクール構想については、それに沿った形で計画は江南市のほうも進めていきたいというふうに考えているということでございますので、よろしくお願いします。 ◆22番(山登志浩君) メリット・デメリット、長所・短所とかいろいろありますので、その辺をどう折り合いをつけていくのか、今後端末の整備に向けて新年度どこかのタイミングで増額補正の提案などがされると思いますので、そういった機会に引き続き議論していきたいと思っております。以上です。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 質疑も尽きたようでありますので、これをもちまして議案質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第25号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第25号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより各議案の採決に入ります。 暫時休憩いたします。     午前11時51分 休憩---------------------------------------     午後4時02分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。 本日、時間内に終了する見込みがなくなってまいりましたので、時間の延長をしたいと思います。時間の延長をすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、時間の延長をすることに決しました。 日程第4、議案第2号 江南市手数料条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第5、議案第3号 江南市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第6、議案第4号 江南市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第7、議案第5号 江南市介護保険条例等の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第8、議案第6号 江南市国民健康保険税条例等の一部改正について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 三輪陽子さん。     〔6番 三輪陽子君 登壇〕 ◆6番(三輪陽子君) 議案第6号 江南市国民健康保険税条例等の一部改正案と、それに関連します議案第17号 令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算について、日本共産党議員団を代表して反対の立場で討論いたします。 今回の条例改正は、2018年から始まった国が主導する県単位化によるもので、来年度も平均9%もの大幅値上げをするものとなっています。特に、来年は資産割を廃止することによって、資産のない方の値上げが大幅となっています。例えば、所得86万円で固定資産税のない方は1万3,500円の値上げで16.27%もの値上げ、営業所得250万円で妻と2人の子供さんがいる家庭では、固定資産税がないと5万6,000円、17.2%、固定資産税がある方でも4万1,200円、11.98%もの値上げになります。 国民健康保険の加入者は、年金生活者、また自営業者、非正規雇用の方など、もともと所得が低くて、所得に対する国保税の割合が大きい人が多くなっております。昨年度の決算では未済額が1億2,290万円に上り、調定額の約6.7%にもなりました。これまで積み上がった未済額は5億2,189万円ほどで、不納欠損も1億9,586万円ほどになっております。ここで来年値上げをすれば、さらに滞納が増えるというのは明らかになっています。 特に今、新型コロナウイルスによって収入が大幅に減った方、またほとんどなくなってしまったような方もいると聞いております。本当にこれは緊急事態です。ここで値上げを実行すれば、保険税が払えず、病院にかかるのをためらって重症化する人が必ず出るんではないかと思います。 6年間で標準保険率にしようというふうに言われていたのを、江南市の場合は配慮して8年に延ばしてということが決まっておりますけれども、例えばこの値上げをもう1年先送りするとか、そして来年度据え置く、またはペナルティーがない均等割を減免するなど、今、生活に困っている市民に寄り添う対策を取る、これこそが今、緊急に市に求められていることではないかと考えます。 よって、これらの議案に反対をいたします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 長尾光春さん。     〔12番 長尾光春君 登壇〕 ◆12番(長尾光春君) 議案第6号 江南市国民健康保険税条例等の一部改正について及び議案第17号 令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表しまして、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 国民健康保険は、平成30年度の県単位化により財政運営の主体が県となり、制度の安定化が図られました。この制度改革により、追加の国費が国民健康保険に毎年、安定的に投入されることになります。 一方で、各市町村の特別会計における決算補填を目的とする法定外繰入れにつきましては解消することが求められることとなりました。この法定外繰入れの解消は、制度改革の趣旨の一つであり、県内で法定外繰入れを行っていない市町村があることや特別会計の独立性を考慮すると、やむを得ないものであります。 こうした中、本市においては令和8年度で決算補填目的の法定外繰入金を解消する計画を愛知県へ提出しており、この計画に基づいて削減を行うことに伴い、今回、保険税率を上げるものと認識しております。 今回の予算では、対前年比で法定外繰入金が1,000万円の減額、また限られた財源である基金繰入金が1億4,418万円の減額となることから、その減額分を保険税で補うために令和2年度に廃止することとしていた資産割の廃止を併せて税率の見直しを行うものであります。 新税率の設定に当たっては、被保険者の負担感に配慮しつつ収支の均衡が図られるよう調整されているものと理解しており、税率改定の内容及び特別会計予算は適切に措置されているものであります。 最後に、今後の社会情勢の変化等によっては、保険税額の増額により納付が厳しい状況となる世帯が出てくることも懸念されておりますので、そうした世帯には減免適用の内容や分納の相談に応じるなど、それぞれの状況に応じて丁寧に対応することで納付を促し、収納率が低下することのないよう努めていただくことを要望いたしまして、議案第6号及び議案第17号の賛成討論とさせていただきます。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第9、議案第7号 江南市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第10、議案第8号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その1請負契約の変更についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第11、議案第9号 地方創生汚水処理施設整備推進交付金事業 公共下水道枝線管きょ布設工事(北部1処理分区)その2請負契約の変更についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第12、議案第10号 損害賠償の和解及び額を定めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第13、議案第11号 市道路線の認定及び廃止についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第14、議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 三輪陽子さん。     〔6番 三輪陽子君 登壇〕 ◆6番(三輪陽子君) 議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)について、日本共産党議員団を代表して反対の討論をいたします。 この補正予算では、小・中学校のトイレ改修が前倒しになって来年度中に全ての学校の改修が終わるための予算が入っているなど大変よい点もありますが、特に商工費のプレミアム付商品券と戸籍住民基本台帳費の個人番号カード関連事業について、予算や取組に問題点があると考えます。 プレミアム付商品券事業については、議案質疑や委員会の議論の中で、非課税世帯の41%しか交換がされなかったこと、4,093万円のプレミアム付商品券のために事務経費4,614万円がかかったことが明らかになりました。また、売上げが伸びず半分残ってしまった商品券の印刷代618万円やシステム改修費1,440万円、臨時職員の費用574万8,000円は、売上げが半分ほどだったにもかかわらず、当初の予定どおり全額使うということになりました。これは全て国の経費で行われたもので市としての損害はないものの、当初予算の半額ほどの経費に減額になったということは、費用面で減らせたという点もありますけれど、国民の大切な税金の無駄遣いであり、地方自治体が国の増税隠しの事業に振り回された事業であったと言えるのではないでしょうか。 また、個人番号カード関連事業についても同じことが考えられ、国民がそれほど必要性を感じておらず、かえって個人情報漏えいの心配が払拭されない中で、国は公務員への取得強要などを行っております。 個人番号カード発行に今回補正予算の1,398万9,000円を含め全体で2,583万7,000円もの予算を使い、今後もこのカード更新やシステムメンテナンスなどに多額の費用がかかるであろう個人番号カード関連事業、その予算には賛成ができません。 これらのことから、補正予算(第10号)に反対をいたします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 田村徳周さん。     〔11番 田村徳周君 登壇〕 ◆11番(田村徳周君) 議案第12号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第10号)につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 本議会に提案されました一般会計補正予算(第10号)の主な内容でありますが、まず通知カード・個人番号カード関連事業については、地方公共団体情報システム機構より通知された請求見込額に対応するための経費であり、その全額を特定財源として充当するための歳入予算とともに増額補正するもので、国におけるマイナンバーカードの普及の推進のため必要な予算措置であることから、当局におかれましては個人番号カードの交付が滞ることのないよう準備を進めていただくとともに、カードの利便性及びその安全性の周知に努めていただきますよう要望いたします。 次に、プレミアム付商品券事業については、消費税率及び地方消費税率の引上げによる低所得者や子育て世帯の消費に与える影響の緩和、地域における消費の喚起及び下支えをするもので、令和2年1月末までに約3万1,000冊のプレミアム付商品券を販売しており、この商品券が市内のプレミアム付商品券取扱店で利用されていることから一定の効果があり、この効果をプレミアム付商品券の使用期限である3月31日まで持続させるために必要な予算措置であります。 次に、布袋駅付近鉄道高架化整備事業については、県における平成30年度中の追加の予算配分に伴い、市の令和元年度の予算分が令和2年度の完了予定となるために行う措置であり、予算の割当てを変更するために必要な予算措置であります。この鉄道高架化事業については、下り線の早期開通に向け、進捗管理に努めていただきますよう要望いたします。 次に、小・中学校の学校施設改造事業につきましては、懸案事項となっておりました小・中学校のトイレの洋式化を進めるためのものであり、学校において児童・生徒たちが快適に学習できる環境を整えるため、また災害時の避難場所となる学校において避難者の環境を整えるため重要な予算措置であります。 予算計上された事業につきましては、計画的な事業の推進に努めていただくとともに適切な執行をお願いいたしまして、議案第12号の賛成討論とさせていただきます。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第15、議案第13号 令和元年度江南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第16、議案第14号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第17、議案第15号 令和元年度江南市介護保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第18、議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 掛布まち子さん。     〔7番 掛布まち子君 登壇〕 ◆7番(掛布まち子君) 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。 市民生活が非常に厳しくなる中での新年度予算です。市民生活の応援策がどうなっているかを見てみますと、残念ながら負担増ばかりになっております。 国民健康保険税は、一般会計からの繰入れを削減することで約9%の値上げ、会計は違いますけれども、水道料金は4月から18%もの値上げとなっております。 一方、新年度では、すし詰めの学童保育の解消への施設整備費、設計費が計上され、布袋北学童保育所、古知野北学童保育所の拡充整備と放課後子ども教室「フジッ子教室」の開設が実現することになっているのは朗報になっています。 次に、布袋駅東複合公共施設の予算について述べます。 布袋駅東複合公共施設整備事業に関わる債務負担行為、限度額43億7,770万6,000円と維持管理委託料に関わる債務負担行為21億609万円、駐車場借上げ料に関わる債務負担行為2億5,662万円が12月定例会と同様に計上されております。12月定例会のときの反対討論でも問題点を指摘しましたが、3か月が経過をし、4月17日の事業者からの提案書の受付日を間もなく迎えようとしておりますが、事態は好転せず深刻になっているのではないでしょうか。 PPP・PFI的整備手法により民間の活力でにぎわいを創出するとして始まりましたが、駐車場不足が決定的であるのをはじめ、建設期間中の地代の免除や駅東駅前広場の下の雨水貯留槽の強度を高めるための2,000万円の工事費の増額、設計段階で市民の声が届かない、また巨額の税金を投入する一大事業であるにもかかわらず市としての主体性が発揮できないなど、難題が積み重なっています。 債務負担行為の額の根拠が不明瞭で、巨額過ぎるのではないかという疑問は依然として解決しておりません。特に、維持管理委託料に関わる債務負担行為21億609万円については、運営費も光熱水費も含まない額としては巨額で不明瞭過ぎるのではないかと思います。さらに繰り返しになりますが、複合公共施設の整備事業に地元業者が参入できる保証がなく、地元経済の活性化につながらないことも問題です。 議案質疑でも指摘しましたが、民間商業施設内に入るテナントの業種や業態が未確定のままでも提案を受け付けることが可能になっており、蓋を開けたらテナントが入らないということにもなりかねません。 消費税の増税で市民の購買力が落ちているところに、新型コロナウイルス感染症の蔓延が引き起こした景気への悪影響が、この先どこまで広がるのか見通せないほどに深刻化しております。この最悪の時期、4月17日に事業者からの提案書を受け付けるのは無理過ぎるのではないか、思い切った事業全体の中止・延期を求めるものです。 新年度予算でも鉄道高架化整備事業をはじめ、主に布袋駅周辺への多額の財政投入が続いています。布袋駅の犬山方面エスカレーターの設置に7,062万円、全額市の負担です。布袋東部280号線拡幅工事に伴う建物2件の移転補償に何と9,739万9,000円もの予算がつけられています。たった2件に9,739万円です。 このような予算の使い方で本当によいのでしょうか。市民生活への支援を最優先にし、市全体の財政状況も考慮し、思い切って事業の継続、中止の判断を下すことが必要です。理不尽な名鉄言いなりの負担はタブーなく見直し、また名鉄に対し、きちんと払うべきものを払ってもらう強い姿勢の交渉を求めます。 曽本地区工業用地整備方針について述べます。 商工費に曽本地区工業用地推進費1,876万8,000円が計上されています。3月末までに完成させるはずの整備方針にもかかわらず、遺跡発掘調査の必要な地域が判明し、どの程度の規模にしていくのか、本当に県企業庁による開発が可能になるのかどうか、開発規模をどこまで縮小していくのか、その場合、地元住民の協力が本当に得られるのかどうか、規模を縮小していった場合、財政面で果たして開発するメリットがあるのかどうかなど、明確にするべきことがいまだ定まっていない段階で、進める前提での予算措置が取られているなど、拙速感は否めません。 また、今後数年間にめじろ押しとなる大型事業の数々、景気の先行きに不安の増大する今、拙速に進めるのではなく、延期・中止の決断も必要ではないかと思います。 次に、学校給食調理員の派遣事業3,539万5,000円について述べます。 この派遣委託料のかなりの部分が派遣会社の利益となり、調理員自身の受け取る給料の額や処遇について市がつかむことはできません。派遣会社としても、広告代を費やして派遣する調理員を募集して確保し、市に派遣することになるのではないでしょうか。 ちょうど3月8日の新聞折り込み広告に、「尾張地域の学校給食センター内厨房で調理契約社員さん募集」という広告が入っておりました。この派遣元のホームページで、この給食センターは江南市の北部学校給食センターであることが分かりました。広告が入っていたのは、これで2回目です。3月から派遣されるはずの調理員を3月8日の段階でまだ折り込み広告で募集しているような状態で、どうして安定した調理が保証できるのでしょうか。速やかに正調理員の採用を再開し、調理員の派遣や民間委託はやめるべきだと申し上げたいと思います。 さらに、公共交通の整備充実に対する市民の強い願い、思いがあふれているにもかかわらず、公共交通に対する市の考え方は硬直したままで、一向に変わることがありません。市民の不満は募る一方です。根本的に公共交通に対する基本的な考え方を撤回し、市全体での公共交通の再構築に取り組む必要があるということを申し上げます。 次に、令和2年度から会計年度任用職員制度が始まります。パート・臨時の非正規職員の待遇は一定改善し、ボーナスの支給や経験年数等の加算も一定盛り込まれた制度として改善面があるものの、ボーナスが支給されるのは4割程度で、規則で定められた報酬は、新年度はほとんどの職種で1時間当たり20円引き下がった額となりました。ボーナス支給の職員は年収ではプラスになるものの、ボーナス支給がない職員についてはマイナスの改定となってしまうわけです。これでは労働意欲が減退してしまいます。報酬月額が下がることのないよう求めます。 最後に、新型コロナウイルス感染症の拡大による大不況までもが予想される緊急事態です。地域の中小業者が苦境に陥り、非正規雇用の労働者を中心に収入の減少で暮らしが立ち行かなくなるおそれ、学校給食をはじめ公共施設の閉鎖、イベント中止で仕事がなくなり途方に暮れる、それらが波及をしていって市内業者全体、市民の暮らし全体が立ち行かなくなる危険が迫っています。予算編成時には予測できなかった事態ではありますが、今こそ市民生活を守る市役所の仕事の出番ではないかと思います。国民健康保険税や市民税、水道料金、下水道料金をはじめ各種の税、公共料金の支払いの猶予、延滞税の停止、減免制度の周知と拡充、総合相談窓口の設置、そして学校休業で困っている家庭への各種の支援策など、外郭団体の皆さんとも連携してしっかりと市役所の役目を果たしていただきたいと追加して要望し、反対討論といたします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 片山裕之さん。     〔21番 片山裕之君 登壇〕 ◆21番(片山裕之君) 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 我が国の経済は、令和2年2月の内閣府の月例経済報告によると、景気は輸出が弱含む中で、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの緩やかに回復しているとされており、その先行きは当面弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くことが期待されるが、新型コロナウイルスによる感染が内外経済に与える影響に十分注意する必要性がある。また、通商問題をめぐる動向等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響にも留意する必要があると見込まれています。 このような社会経済情勢の中で、令和2年度の一般会計当初予算の総額は282億1,859万3,000円で、前年度に比べ1.8%の増となっています。歳入の根幹をなす市税では、主に個人市民税、固定資産税が増額となり、令和2年度の市税の予算総額は前年度に比べ1.0%の増となっています。 また、歳出では、策定から3年目を迎える第6次江南市総合計画に基づき、人口減少の抑制や持続可能な都市構造への転換を目指した様々な施策が盛り込まれた内容の予算であります。 具体的に予算措置された事業を見ますと、最初に布袋駅東複合公共施設整備等事業及び維持運営事業については、事業者との契約に当たり、事業期間における歳出の限度額を定めるために債務負担行為の設定をするもので、鉄道高架化事業が進む布袋駅付近において地域が活性化する施設を民間活力の導入により効果的に整備するため、必要な予算措置であります。 令和2年度は事業者の選定に向け手続が進むものと思いますが、にぎわいづくりという点から4,000平方メートルの床面積を確保した上で、地元から要望が多い規模の大きなスーパーマーケットを設置いただけますよう要望いたします。 次に、国土強靭化地域計画の策定については、住民の生命と財産を守るだけではなく、地域経済の基盤を守るためにも重要なものであります。 また、児童発達支援センターの構築につきましては、発達相談の随時実施や保育所等への訪問支援を提供できる体制を整備することで、子供の発達に不安を感じている保護者に対し、地域支援体制の強化を図る有効な予算措置であります。 次に、生活排水処理基本計画の改定及び汚水処理方式の検討については、公共下水道の整備が市街化区域を原則とする方針とされたことに伴い、公共下水道整備計画の区域外となるエリアの生活排水による公共用水域の水質汚濁防止を進めるために必要な予算措置であります。 次に、布袋駅東地区における公共結節点整備については、都市基盤を整備することにより布袋駅へのアクセスを改善し、安全で円滑な移動を確保するとともに、雨水排水対策を図るために必要な予算措置であります。 次に、市民の足の確保につきましては、平成30年3月に策定された江南市における地域公共交通の基本的な考え方に沿って進められており、いわゆるコミュニティバスについては地域が主体となって取り組むことが求められております。 当局におかれましては、地域がコミュニティバスの運行を検討する際は支援していただくことを要望いたします。 次に、学校授業における民間プールの活用は、学校プールの維持管理費の負担軽減及び児童・生徒の水泳能力の向上とともに、働き方改革が叫ばれる中で教員の多忙化解消にもつながることが期待される事業であります。 このように、令和2年度の一般会計予算は、子育て支援の充実、市民の利便性・快適性を踏まえたまちづくりなど、市民ニーズに沿った事業を展開するため各分野にバランスよく予算配分し、第6次江南市総合計画に上げられた市の将来像「地域とつくる多様な暮らしを選べる生活都市」の実現に向けた予算として高く評価できるものであります。 今後は、少子高齢化への対応や、下り線の高架本線の開通を目前に控えた布袋駅付近の鉄道高架に伴う周辺整備や新ごみ処理施設をはじめとした老朽化に伴う施設の更新など、多額の財政負担が必要となる事業を抱えております。国や県の動向を注視し、国の経済対策などに当たっては積極的な情報収集に努め財源の確保を図りながら、将来世代へ過度な負担を残さない健全な財政運営の維持に努めていただくことを要望いたします。 また、事業の実施に当たっては、市民の声をしっかりと聞き、市民との協働により市政運営に取り組んでいただくとともに、予算計上された事業につきましては時宜を得た執行をお願いいたしまして、議案第16号の賛成討論とさせていただきます。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程追加 決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案) ○議長(稲山明敏君) 次に、野下達哉さんはじめ3名から、令和2年決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)の提出がありました。 お諮りいたします。 本案を日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 本案を議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 野下達哉さん。     〔4番 野下達哉君 登壇〕 ◆4番(野下達哉君) それでは、議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)の提案説明をさせていただきます。 令和2年決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)についてであります。 2枚目をお願いいたします。 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)についてでありますが、今回、議会で来年度の一般会計予算を審議している中で、当局に対しまして特に是正をしていただきたい事業がありますので、提案をさせていただきます。 令和2年度江南市一般会計予算の執行に当たりましては、次の2点について十分留意をしていただき取り組まれることを強く求めるものであります。 1点目は、曽本地区工業用地整備推進事業についてであります。 現在市が準備を進めています曽本地区を工業用地として整備するためには、多額の周辺整備費が必要となり、今後の財政運営に支障を来す原因にもつながってきます。対象面積、埋蔵文化財の対策など未確定事項が多く、費用対効果の面からも説明不足であり、曽本地区工業用地推進課の設置は時期尚早であると考えます。事業実施に当たっては、愛知県企業庁における企業立地の重点促進区域に認定されるよう要望し、曽本地区工業用地整備推進事業については再考を求めます。 2点目は、布袋駅東複合公共施設整備等事業、布袋駅東複合公共施設維持管理委託料及び布袋駅東複合公共施設駐車場借上げ料に係る債務負担行為についてであります。 布袋駅東地区の事業対象地において未取得の土地があり、これは駐車場面積、民間施設の建設面積に影響するため、複合公共施設を整備する民間の事業者が、市が事業目的としています布袋駅前のにぎわいや交流の創出及び市民の利便性の向上が達成することができる官民複合施設を提案することが困難であると判断するため、未取得の土地である419.5平方メートルについては買い取り、もしくは借り上げるまでの間、予算執行について凍結すべきであると考えます。その上で、改めて土地取得に対して鋭意努力することを強く求めるものであります。 以上、当局に対しましては、ただいま申し上げました懸案事項を解決した上で、事業目的を確実に達成していただくためにも決議案を提出させていただきますので、議員各位におかれましては、どうかこの趣旨に御賛同いただけますようお願いを申し上げまして、提案説明とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(稲山明敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。 この際、決議案第1号について、精読のため暫時休憩いたします。     午後4時48分 休憩---------------------------------------     午後5時06分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより、決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)についての質疑に入ります。 質疑時間につきましては、議会運営委員会において御協議を頂きました結果、答弁を含め1人20分以内とすることに決した旨の報告を受けております。 質疑、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力いただきますようお願いをいたします。 それでは、発言を許します。 質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 牧野圭佑さん。     〔20番 牧野圭佑君 登壇〕 ◆20番(牧野圭佑君) それでは、質問をさせていただきますが、まず1点、曽本地区工業用地整備推進事業について、多額の周辺整備費が必要となりと、財政運営に支障を来す原因ということでございますが、私、ここの中で計画書を見ていますと、13.6ヘクタールを開発するときに、県が土地の買上げ等をやると、県が多分63億6,000万円ぐらい使うんですが、江南市は実質いろいろ借り入れて7億1,000万円で済むと。7億1,000万円の6年間投資ですね。県のほうが約64億円出してくれるならば、江南市にとっては多大ではありますが、企業誘致というのはいろんな情勢もありますので、タイミングというのがあるので、これを江南市では財政が持ちこたえられないというようなことで附帯ということのもう少し詳しい理由をお聞かせください。 ◆13番(河合正猛君) お答えいたします。 今、牧野議員からの御質問ですけれども、多額の費用とか、そういう財政は多額な費用が必要と言っておるだけで、具体的にあれでなくて、今回の附帯決議については、いずれにしても江南市にしても費用はかかるわけですよね。ですから、ここの後ろのほうに書いてありますように、県企業庁に採択をしていただく、この努力をしてくださいという附帯なんです。 愛知県の企業庁の資料を見ますと、今、愛知県では重点促進区域という5地区を選んでおるそうです。申し上げますと、前は3地区であったのが今年度は5地区ということになっておって、西尾市、蒲郡市、弥富市、豊山町、飛島村と、こういうことを県は、優先的にここを重点でいくと。今の江南市の段階ですと、ここに入れていただければ、必ず県が開発をやってくれますので、ここの附帯決議の中に書いてあることは、とにかく県企業庁に採択をされる、重点促進区域に認定していただく努力をしてくださいという附帯決議でありますので、御理解を頂きたいと思います。     〔他に発言する者あり〕 ◆20番(牧野圭佑君) これはデータに出ておる借入れもありますのでよく見てください。 次に、埋蔵文化財の対策ということですが、一応13.6ヘクタールですと、一部かかっていますが、森林緑地帯ですとか駐車場等に使うことによって発掘等が免れるというようなこともございまして、これは書いてあるわけでございまして、それに基づいて時期尚早というのはどういう理由なのか、お聞かせ願います。 ◆13番(河合正猛君) 牧野議員にお答えをいたします。 この未確定部分が多いのは事実なんですよね、実際に土壌調査もせないかんし。私が言っているのは、県企業庁は、御存じかもしれませんけど、開発までの流れというのがありまして、主体の市町村は何をやりなさいということが書いてあるわけですよ。その中に、土地所有者等の事業への同意、地元同意を取ってくださいよと。それからもう一点が、廃棄物の埋設があるかないのか、そして土壌汚染があるのかないのか、その確認は該当市町村でやりなさいよということで、江南市が請け負わないかんと思うんですよ。それは私はやらないかんと思っておる。だから、この時期尚早というのは、全体を含めてそういうことを言っておるだけで、県企業庁に採択をされるように努力してくださいと、これが主眼なんです。 ◆20番(牧野圭佑君) 基本は、曽本地区工業用地推進課において地権者同意という基本、それ以外もありますが、それをある程度しないことには、企業庁がいいも悪いも、企業庁がやってくれれば本当に御の字ですから、それを進めるためにも地権者同意等をするというものがないと何も進まなくて、江南市がここを企業庁で工業誘致してもらいたいと言って乗るものじゃございません。 それでもう一つ、愛知県企業庁による企業立地に入ればすごいことですが、重点促進地区というのはどなたが選定をすることなんですか。 ◆13番(河合正猛君) これは当然、市と県が合意して決めることだと思います。 ◆20番(牧野圭佑君) 重点促進地区は、県といえば県ですけれども、私は愛知県企業庁とは違うという認識がございまして、重点促進地区になるとどういう点がよくなるのか、お尋ねいたします。 ◆13番(河合正猛君) 要するに、重点促進地区になったら、県は県主体で事業を進めますということなんですよ。 それと、牧野議員が言われた同意を取るのにということで、当然、専属は要るかも分かりませんけれども、答弁の中で、もし兼任できるというような答弁があったかと思います、職員の。それも使っていけば、別に専属を置かなくてもやれんことはないと理解しております。 ◆20番(牧野圭佑君) やはり地権者同意というのが肝でございますし、土地鑑定も必要ですし、その次には土壌調査も要るということが、兼任をしながらしていくことが正しいかどうかということは私は大変疑問に思っております。 この文章が日本語的におかしいなと思ったところは、愛知県企業庁による企業立地というものと重点促進区域の認定とは違う課がやっておりまして、それぞれの観点が違うということをまず勉強していただきたいと思うことと、文章が曽本地区工業用地整備促進事業については再考を求めるということは、中止、中断、延期ということなのか、ある程度の条件を整えながら促進していくということなのか、お尋ねいたします。 ◆13番(河合正猛君) 私もここの開発には大賛成であります。大賛成でありますけれども、江南市がどんどん進めていって、県企業庁が認められませんと言ったときに、じゃあどうなるんだと。投資をしたにもかかわらず、県企業庁が採択しないと言われたときには、完全に江南市が負担を自分のところでしなければいけませんので、この土地の鑑定は多分、県企業庁がやられると思うんですけれども、土壌調査とか廃棄物が埋まっておらへんかどうかぐらいは江南市が調べてやっていかなければいけないと。 ですので、開発するには私は当然賛成派でありますので、実は県のほうにもお願いをしてきた立場ですので、私は早くやるべきだと思っています。 ◆20番(牧野圭佑君) 1点ではかなり同意しておりますので、別段反対論を申し上げませんが、時期尚早ですとか、単なる要望だけをして、のんでくれるほど簡単なものではございません。私は県企業庁がもしのまなかったら、これはできないだろうと思っておりまして、企業庁が採算が合ってやっていこうと。それには、地元同意を含めて江南市がやる気を見せていくという、そういう同時並行の中から生まれるものでございますので、時期尚早ですとか再考をということよりも、不備な点を言いながら進めていくという方向で取ってよろしいんでしょうか。 ◆13番(河合正猛君) 結構です。 ◆20番(牧野圭佑君) 分かりました。 論点が分かりましたので、次の論点に移ります。 2番目の布袋駅東複合公共施設等ということで、おっしゃるとおりだと、私は。この9,000平方メートルの、特に419平方メートルが取得できなかった、また借りられなかったことは大変残念でございますが、多くの地権者の中で、この方だけを高く借りるとか、高く買うということは、情報漏えいがございまして大変不公平感でできないと思いますけれども、今後もそれは継続して、人間ですから、私有財産の尊重というか絶対権というのはあるわけでございますが、今後進めていく中で本人が気が変わるように頑張っていくということは、本人の気と江南市の行政のこれからのお願いということは重要と、基本的には正しいと思う。 ただ、ここの文章が、官民複合施設を提案することは困難であると判断すると書いてあるんですが、実はこの土地が取得できなかったことによって、ゼネコンがある程度下りられたことは知っておりますが、それでも、名前はともかく、4者という結構のゼネコンが4月11日に提案をされてくると。また、議員のほうでもこの土地を抜いて、なかなか面白い提案をされている方もいらっしゃいますが、そういった4者が動いている中で困難であると判断する判断基準は何だったのかをお尋ねいたします。 ◆4番(野下達哉君) 今回のこの附帯決議の大きな目的はといいますと、結局、当初の基本方針の中に、図書館等の公共施設、それから民間の施設という形で合築という形で出ていまして、それが大体3,800平方メートルぐらい出ていますね。これが土地が今、1個欠けているということになりますと、その分が簡単に言うと分棟になるとかいうことができてきます。ですから、これが本当にこの地区にとってにぎわいが保証できるのかという部分だと思うんです。 ですので、そこが一番ポイントであって、この欠けた土地を、議員がおっしゃるとおり、セールスを一生懸命やっていただいて、そして当初のとおりの規模の中で民間の施設もしっかりと入っていただいて、そして布袋駅の東のにぎわいをしっかりとつくっていただく、そのために当局としても頑張っていただきたい、こういう趣旨のものでございます。 ◆20番(牧野圭佑君) 根本的には私もそれを望んでおりますが、ただしかし、419.5平方メートルが買い取り、もしくは借り上げることができるまでは凍結するということが現実的に妥当な判断というふうに考える、その根拠をお聞かせいただきたいと思います。 ◆4番(野下達哉君) 議会としましてチェックが、このままもしいきますと、すぐに募集がかかって、そしていろんな計画が出てくる段階しかできないんですよね。なかなかチェックができない部分があるわけですので、さっきも申し上げましたけれども、その時点で出てきたものが果たして、今の欠けた部分で出てくるわけですから、それが本当ににぎわいができるのかと。当初の目的というところを一番心配するわけでございますので、凍結をして、ただこれは事業中止という意味じゃないですよ。 ◆20番(牧野圭佑君) 凍結ということは、例えば買い取れるまでやめるということですよね。そういうことに対するいろんなコストを含めて、もう少し待てば提案が出てくることも含めて、今、凍結という言葉を使って附帯決議をするということが、これは附帯決議ですから縛るわけじゃありませんが、少し強いなと。ただ、私は土地取得に対しては、鋭意努力していくということは基本的に同意ですが、凍結まで入れること自身が、ここまで進んでいる段階の中で、提案を見ながら今後検討する余地を残しておく意味においても、この点は強過ぎるのではないかと思いますが、そういう点はどうなんですか。 ◆13番(河合正猛君) 御心配は分かります。だけれども、4月の時点で例えば全部4者とも分棟で来てまったといった場合に、じゃあこの図書館は3,000平方メートルの図書館にします、それからスーパーは3,000平方メートルは確保しますというのが保証されない。仮に分棟で、仮の話ですので、合築で来るかもしれません。分からん状態で、例えばの話で分棟ばっかりで来てまったと、3,000平方メートル取れなかったといった場合に進んでいっちゃうわけですよね。そうすると、我々の思っておるのと違うもんですから、取りあえずそれまでは待ってくださいということです。だから、買えずに、私も買えないと思いますよ、借りられるならば、例えば4月に借りられれば5月にすぐ執行していけばいいんですよ。そういうことだと思います。 ◆20番(牧野圭佑君) 借りられるにしても、私も努力したんだけど、借りられたらもう一回設計変更もあるんですが、設計だけで何千万円かかると思いますけれども、やっぱり提案を見て判断していくというのが正しくてあって、見る前から凍結すべきという、考えですからいいですけれども、努力することはいいんですが、今そこで凍結というような言葉を使って附帯決議をつくること自身が、一生懸命設計を出している、ラフプランを出しているゼネコンに対しても、やはりちょっとおかしいなということを思いますので、文言の訂正を含めて全般的には強過ぎるということで質問をさせていただきました。以上です。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 尾関 昭さん。     〔9番 尾関 昭君 登壇〕 ◆9番(尾関昭君) 質疑のほうですけれども、今先ほど牧野議員がお話しされた部分とかなりかぶってしまいますので、再確認みたいなことになってしまいます。申し訳ありません。ただ、ちょっと僕も確認を取りたかったもんですから、納得できる答えがあるとありがたいなと思いましたので、質疑させていただきます。 2番目の布袋駅東の複合公共施設の件についてでございます。 この部分、皆さん御存じのとおり、当初9,000平方メートルの計画に対して、皆さんこれまた御存じのとおり、未取得地が419.50平方メートルあるよということで、ただそれでも今、設計といいますか提案が動いていて4月に提出されるということではございますが、そのときに市が事業目的を達成できる提案とすることは困難であると判断するためという、この文言の判断するに至った根拠とか事由を明らかにしていただきたいということがありまして、これは今、牧野議員がお話ししたことと全く一緒なんですけど、この根拠を第三者なりコンサルから求めて、それを根拠にしてこの文章を作られたのか、お尋ねいたします。
    ◆13番(河合正猛君) 言葉尻だと思うんだけれども、最初の9,000平方メートルで全部江南市が買いますといったときには9者応募したわけですね。ここが買えませんよと言ったら4者になったということは、やっぱりこういう文言だと思いますよ。だから、心配だ、困難であるという判断だと思います。 ◆9番(尾関昭君) 9者、10者が4者になったということが困難であると判断したということでございますが、私も設計をなりわいにしておりますので、正直なところ、その程度で提案を取り下げるという技術しかなかったということで、実際は提案される方がいるということは、提案できる土地であるということを実は言っておるわけです。そのあたり、僕らの思いもありますけれども、それよりも技術者をなめちゃあかんだろうということを皆さん冷静に判断していただいて、ちゃんと上がってくるものは上がってくるんだから、そこの部分は冷静に上がってきたものに対してちゃんと考えればいいわけでありまして、予算執行について凍結すべきと考えるという、この言葉がちょっと飛躍し過ぎているかなというところを私は感じるわけでございます。 この予算執行について凍結するべきと考えるというお言葉と、先ほどの議案第16号の可決と、この不整合の部分を問うわけでございますが、凍結かどうかは分からないんですけど、実際、皆さんそういう思いがあるんであれば、修正予算を提出するという手法があったはずなんですけれども、なぜ附帯決議になってきたかということが、ちょっと僕は腑に落ちないところがございます。そこまで強くは、行政との調和も大事だよというところがあって、落としどころが難しくて、こういう文章になったのかなという気もしなくもありません。 あと、仮に当局が、この附帯決議にのっとって、拘束力はございませんけど、それでも凍結という話になったとき、実際にどれぐらいの今後のプロセスに対して違約金というものが発生してしまうのか。そのあたりは、この附帯決議を提案されたお三方は、どれぐらいの金額が発生するかということを把握されて、これを出されていると思うんですけれども、その辺の金額は把握されていますでしょうか。 ◆13番(河合正猛君) まだ正式に提案をしておるわけではないですので、違約金は発生しないと思いますよ。 ◆9番(尾関昭君) いろいろとこの世は契約社会で、賠償責任というのが後から降って湧いてくるところがあって、我々も目からうろこみたいなところがたくさんあるんですね。そのあたり、そこを大丈夫だろうという確認を怠って文章化するというのはとても危険なものを感じますので、賛同できるところもいっぱいあります。改めて土地取得に対して鋭意努力することというところは、本当にそのとおりだと思います。また最悪、駐車場の部分を外部で確保するという提案がもし出てくれば、それはそれでまた違う解決方法があると思いますので、私も今いろいろお聞きして納得する部分もありましたし、ちょっとはてなというところもありましたけれども、聞きたい部分は聞かせていただきましたので、以上とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 質疑も尽きたようでありますので、これをもちまして議案質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております決議案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、決議案第1号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより採決に入ります。 暫時休憩いたします。     午後5時28分 休憩---------------------------------------     午後5時30分 開議 ○議長(稲山明敏君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議(案)について、起立により採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました決議案第1号 議案第16号 令和2年度江南市一般会計予算に対する附帯決議について、市長から発言の申出があります。     〔市長 澤田和延君 登壇〕 ◎市長(澤田和延君) このたび頂きました御意見は真摯に受け止めさせていただき、市政進展のため、これまで同様に全ての事業において適切な執行に心がけてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(稲山明敏君) 日程第19、議案第17号 令和2年度江南市国民健康保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第20、議案第18号 令和2年度尾張都市計画事業江南布袋南部土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第21、議案第19号 令和2年度江南市介護保険特別会計予算を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第22、議案第20号 令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 三輪陽子さん。     〔6番 三輪陽子君 登壇〕 ◆6番(三輪陽子君) 議案第20号 令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算につきまして、日本共産党議員団を代表して反対の意見を述べます。 今回の特別会計予算は、愛知県後期高齢者医療広域連合議会で決定された内容に沿って計上されたものではありますが、今回の改定で軽減特例の廃止に向けた改定があり、8割軽減から7割軽減、また8.5割軽減が7.75割軽減に縮小されたことで、多くの被保険者の保険料が平均8,410円もの値上げとなりました。2割軽減、5割軽減の枠が広がったことで一部値下げになった方もありますが、年金収入の少ない方ほど値上げが大きい改定になっているところが特に問題だと思います。 例えば夫の年金額が78万円の場合、夫婦2人で1万8,000円の保険料が2万9,200円となり、1万2,000円も増額となります。年金額168万円で9,600円の増加、年金額211万円では8,500円の増加という具合です。 昨年度の決算の様子を見ても、特に普通徴収、これは所得の少ない方なんですけれども、普通徴収の方の未済額が516万4,300円となっており、滞納繰越しの未済額942万9,000円、不納欠損額46万8,400円となっていて、保険料が払えないという方があります。 昨年、消費税が上がり、マクロ経済スライドで年金が実質値下がりする中、この保険料のこのたびの値上げは払えない人をさらに増やし、そのための治療、それで病気の治療を遅らせ、高齢者の方が重症化するおそれがあります。 そもそも高齢になれば医療機関にかかることが増えることは当たり前であって、その高齢者の人口が増えることがはっきりしている中で、後期高齢者だけを切り離して医療費の一定割合を負担する、そういう仕組みそのものに問題があると思います。今後も保険料の大幅な値上げが予想される後期高齢者医療制度そのものに反対する立場であります。 よって、この議案第20号にも反対いたします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 宮田達男さん。     〔15番 宮田達男君 登壇〕 ◆15番(宮田達男君) 議案第20号 令和2年度江南市後期高齢者医療特別会計予算につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 後期高齢者医療制度では、制度の創設時から暫定的な措置として被保険者均等割の9割軽減、8.5割軽減など特例的な軽減を実施していましたが、高齢化が進展する中で制度の持続性を高めるため、また世代間の公平等を図る観点から見直しすることとされました。 この均等割の軽減特例の見直しについては、対象となる高齢者への影響をできる限り少なくするため、年金生活者支援給付金の支給や介護保険料の負担軽減の強化と併せ行われることとなっているものですが、愛知県後期高齢者医療広域連合においては、国庫補助を活用して独自に軽減割合を設定し、段階的に見直しを行っているものであります。 また、愛知県後期高齢者医療広域連合では財政運営期間を2年間として、2年ごとに保険料率の見直しを行っておりますが、令和2年度、令和3年度の保険料率を算定するに当たっては、被保険者1人当たりの医療給付費が伸びたことや高齢者人口が増加したことを反映して、国が決定する後期高齢者負担率が11.18%から11.41%に見直されたことなどにより、保険料率を上げることとしたものであります。 こうした中、保険料率の引上げに当たっては、保険料の急激な上昇を抑制するために、愛知県後期高齢者医療広域連合の剰余金83億円の活用や県財政安定化基金約29億円を活用するなどの調整が行われているとのことであります。 このような調整の下で、愛知県後期高齢者医療広域連合予算は2年間の財政の均衡が図られるよう留意して編成されており、今回、市の特別会計予算は、その内容に沿った適切な計上がなされているものと考えます。 なお、令和2年度の保険料軽減特例や保険料率の見直しに関しては、愛知県後期高齢者医療広域連合とも連携を取りながら十分な周知・広報に努めていただき、今後も高齢化社会における医療制度の課題に適切に対応し、健全かつ円滑な運営に取り組まれることを要望いたしまして、本予算に対する賛成討論といたします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第23、議案第21号 令和2年度江南市水道事業会計予算について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 掛布まち子さん。     〔7番 掛布まち子君 登壇〕 ◆7番(掛布まち子君) 議案第21号 令和2年度江南市水道事業会計予算に対し、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。 昨年の9月定例会で、4月から水道料金を平均で約18%も大幅に値上げする条例改正を議決し、その値上げが盛り込まれた予算となっております。水道料金であります給水収益は前年度より1億9,200万円も増加をし、令和2年度末の未処分利益剰余金として3億4,440万円もの大幅な黒字を見込んでおります。 昨年10月からの消費税増税に加え、新型コロナウイルス感染症の蔓延による先の見えない深刻な大不況に見舞われ、地域経済も、暮らしも、営業も、どん底に沈むおそれが濃厚です。こんなときに18%もの水道料金の大幅な値上げで追い打ちをかけるようなことでよいのでしょうか。地方公営企業は、本来の目的である公共の福祉を増進するよう運営されなければならないとされております。市民生活第一に考えて、窮地の市民生活にさらに追い打ちをかける値上げはやめるべきです。 水道料金の改定時にも主張しましたが、使用料の少ない一人暮らしなどの世帯への配慮として設けられていた基本水量の廃止によって、低所得層のほうが逆に値上げ幅が大きくなっているのも問題です。 今予算には、地下水の取水制限強化に伴い、割高な県水の受水量を増やすための下般若配水場のポンプの増設工事費も計上され、それが受益者負担にも跳ね返ってきます。 一方で、市内の大手企業の中には、自らの井戸水使用で営業を続けるところもあります。これら企業には、負担金、協力金をお願いするなどして、少しでも市民負担を軽減する努力が必要ではないでしょうか。 また、経営戦略策定時には起債の利率を1%と見込んでシミュレーションをしており、高過ぎることを指摘しました。今予算では利率0.6%の予定との答弁もありました。低利率の企業債の発行を増額し、償還期間20年として財源を確保すれば、料金の値上げ幅をもっと圧縮できるのではないでしょうか。 黒字を積み上げて投資に回すのではなく、赤字になっても運転資金が確保できればよいぎりぎりの経営を追求し、値上げをやめて市民生活を守ることを訴えて、反対討論とします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 石原資泰さん。     〔5番 石原資泰君 登壇〕 ◆5番(石原資泰君) 議案第21号 令和2年度江南市水道事業会計予算につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 令和2年度の給水人口は、前年度に比べまして微減となっております。また、節水型器具の普及などによって、1人当たりの使用水量は減少傾向にあります。水需要の低迷や人口減少による給水収益の減少が今後も続くことが予測されることから、水道事業を将来にわたり安定的に継続するため経営の健全化を図ることを目的に策定した江南市水道事業経営戦略に基づき事業運営の効率化を図るとともに、水道料金の改定と企業債による資金調達により必要な財源を確保し、今後発生が予測される南海トラフ地震など大規模災害発生時の断水被害を最小限にする基幹管路等の耐震化や安全な水の安定供給を維持するための施設、設備の更新等を推進することが必要となります。 水は限りある資源であり、一人一人が水の大切さを考えていかなければいけません。安全な水の安定供給こそが、水道事業の最大の使命であると考えます。 さて、予算を見ますと、水道施設の維持管理として、下般若配水場内の県水電動弁修繕など必要な修繕のほか、遠方監視装置更新工事基本設計委託や下般若配水場配水ポンプ増設工事設計委託が計画され、水道施設の安全性、健全性の向上に努めようとする努力が認められます。 さらに、水道事業創設期に布設した管路の更新に合わせた管路の耐震化のため第1次基幹管路更新計画に基づく基幹管路更新工事や、第3次配水管改良計画に基づく配水管改良工事や配水管布設工事が予定されており、管路の強靭化に向けて必要となる費用が計上されているものと考えます。これらの費用に対する財源として、江南市水道事業経営戦略に基づき、世代間の負担の公平性に配慮し、企業債による資金調達と水道料金体系の見直しが実施されており、適切な財源確保に努めていると考えます。 今後も当局におかれましては、適正な資金計画の基に経営基盤の安定強化に努められ、安全と良質な水を安定的に供給するという基本的な使命を推進されるよう要望いたしまして、議案第21号の賛成討論とさせていただきます。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第24、議案第22号 令和2年度江南市下水道事業会計予算を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第25、議案第23号 損害賠償の和解及び額を定めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第26、議案第24号 令和元年度江南市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第3、議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 三輪陽子さん。     〔6番 三輪陽子君 登壇〕 ◆6番(三輪陽子君) 議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)について、日本共産党議員団を代表して反対の討論をいたします。 質疑の中で、児童・生徒がパソコンを1台ずつ持つGIGAスクール構想の意義について、例えば子供たちがパソコンで動画資料などを見るということで理解が深まるというような説明がありました。しかし今、バーチャルな世界と実際の出来事の区別がつきにくくなって、私も教員時代、聞いたんですけど、昨日は4回死んで5回生き返ったという子供がおります。このような、などと言っている今の子供たちに本当に必要なのは、実際のものに触れたり、実際の体験をたくさんする、そういう機会を増やすことではないかなということを思っております。 また、教室の中では先生や友達との関わりの中で人間性を育みながら学習し、成長することが子供たちにとって一番重要なことではないかと考えます。家にいるときはゲーム、学校でパソコン学習という時間が多くなると、特に子供たちの視力低下、また情緒の不安定というのが心配になってまいります。本当に感受性豊かな育ちが、こういうことでできるのかということを危惧いたします。 学校に来て一人一人がパソコンの画面に向かっている時間が多くなると、学校で友達同士みんなで協力して活動する、そういう時間がますます少なくなるのではないかと思います。実際、この構想が進んでいるアメリカでは、学校を運営する会社が、時給15ドルの教員資格を持たないインストラクターが130人の生徒を一括管理、監視する、そういうことによって1年間に50万ドル節約する会社があるという、そういう例があります。これは「Labor Notes」というホームページにあって、2月16日、「しんぶん赤旗」の記事にそれが載っております。こういうことも進んでくると、そういう事態になりかねなという危惧もあります。 また、来年度、LANケーブルの工事を行って、すぐに小学5・6年生、中学1年生に1台ずつ導入の計画があるということですが、質疑の中でもありましたが、道徳の教科化、英語教育導入、プログラミング学習導入、どんどん教師の負担を増やす取組がなされており、教師の負担が増え、また今、コロナウイルスの関係で学習の遅れが出ている中、さらにパソコン機器の管理や不具合の修理など、教師の負担を増やすことになるんではないでしょうか。 今、真の働き方改革のために、教師の勤務時間を減らす取組を早急にしなければならない、そういう時期に全くこれは逆行し、本当に過労死を増やしかねない導入だと思います。もし、どうしてもこれを実施するならば、IT専門の職員を最低各学校1人配置する、そのぐらいの配置が必要になる導入だと思います。 また、財政面においても、今回、驚いたんですが、補正予算についても国が全額負担というわけではなくて、構築だけで小・中学校合わせて地方債1億6,110万円、一般財源2,598万5,000円という多額の財政負担があります。これだけで終わるわけではもちろんなく、さらに今後、1人1台ずつのパソコンの購入、それらのメンテナンスなど国が負担できない部分もあって、それが市に膨大な財政負担、今後それが見込まれます。 国の進める事業で、そのタイミングに乗らざるを得ないという事態もあるかもしれませんが、子供たちの健やかな成長、また逼迫している江南市の財政からも、この導入については本当に今すぐ必要なのか考えたときに、すぐ導入するべきではないと思います。 よって、この議案には反対をいたします。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 岡本英明さん。     〔16番 岡本英明君 登壇〕 ◆16番(岡本英明君) 議案第25号 令和元年度江南市一般会計補正予算(第11号)につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 このたびの補正予算につきましては、国が提唱している新たな社会に生きる子供たちの未来を見据え、児童・生徒向けの1人1台学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するGIGAスクール構想の一環として、各学校の10GbpsのLANケーブルを接続するとともに、端末の充電と保管のための電源キャビネットを整備していくものであります。 本年4月から実施される新学習指導要領で、情報活用能力を言語能力と同様に学習の基盤となる資質・能力と位置づけ育成を図るとともに、学校のICT環境整備とICTを活用した学習活動の充実が明記されています。その中で、GIGAスクール構想の目的である多様な子供たち一人一人に最適な学習が提供され、資質・能力を一層育成できるICT環境を実現するためにも、まずは高速大容量に対応できる通信ネットワークを整備していくことは必要不可欠であると考えます。 当局におかれましては、今後、国が目指す児童・生徒1人1台端末の実現に向け、国の補助金を最大限に活用し、他市町に遅れることなく整備を進め、江南市のICT教育を一層推進していただきますことを要望いたしまして、議案第25号の賛成討論とさせていただきます。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第27、請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書について、これより討論に入ります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ◆7番(掛布まち子君) 請願第4号の委員会再付託を求める動議を提出します。 ○議長(稲山明敏君) ただいま掛布まち子さんから、江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書の審査に対する委員会への再付託を求める動議が提出されました。 動議の成立には、会議規則第16条の規定により、ほかに1名以上の賛成者を必要といたします。この動議について賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 所定の賛成者がありますので、この動議は成立いたしました。 本動議の取扱いを協議するため、暫時休憩いたします。     午後6時00分 休憩---------------------------------------     午後7時23分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程追加 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書の審査に対する委員会への再付託を求める動議 ○議長(稲山明敏君) 先ほど掛布まち子さん初め2名から、江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書の審査に対する委員会への再付託を求める動議が提出されました。 お諮りいたします。 この際、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。 本動議を議題といたします。 提出者から説明を求めます。 掛布まち子さん。     〔7番 掛布まち子君 登壇〕 ◆7番(掛布まち子君) 請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書の建設産業委員会再付託を求める動議の提案者として提案理由の説明をさせていただきます。 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願は、建設産業委員長の報告のとおり、採決の結果、不採択と決しております。しかし、委員会終了後、傍聴されていました請願者から、請願採決のやり直しを求める申立書が3月16日付で議長に提出されております。 その中身は、巡回バスを走らせることを求める請願書の審議経過について異議があるので、再度の委員会審議を要請いたします。請願の採決に当たり、一委員から継続審議にするべきとの提案がありましたが、委員長はその提案に対して各委員に諮らず、また採決方法を諮ることもしないまま、いきなり請願の採決を行いました。これは、委員会の議事運営上、重大な瑕疵があるもので、到底認めることはできません。ぜひ当委員会の再審議を行い、継続審査を含む採決のやり直しを強く求めます。 以上の内容です。 私のほうからも、3月16日付で議長に対し、同様の申立てをさせていただいたところです。 審議の経過を一部始終見守られました請願者、傍聴者は5人そろって、なぜ継続審査について委員会で諮ってもらえなかったのかと、審議の結果はもちろんですけれども、その経過についても納得がいかないと訴えておられます。1万人もの署名をもって請願されている請願者が、納得いかないと訴えられている審議の経過を遡ってただすことはできないのか、全国市議会議長会に問い合わせてもらいました。その結果、私が今提案させていただいているとおり、委員会再付託を求める動議を提出し、この本会議場での過半数の議員の皆様の賛成をもってお認めいただければ、請願審議を委員会に再付託し、請願者が望んでおられるとおりに継続審査にするかどうかの採決をやり直すことができることが分かりました。 さらに付け加えますと、市議会の2つの会派の代表の方々から、今後、公共交通について超党派で取り組む特別委員会を設置していきたいとか、有志で委員会をつくり江南市にふさわしい公共交通の在り方を研究していきたいという大変ありがたい提案をそれぞれ頂いております。であるならば、この請願は継続審査の形で、この先も生きた形で継続させてこそ、公共交通についての委員会ないしは特別委員会の場での研究も本当に実効性のあるものになるのではないでしょうか。 以上の趣旨から、請願の委員会再付託を求める動議を提出させていただきました。何とぞ御賛同いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(稲山明敏君) 提出者の説明が終わりました。 これより、この動議についての質疑に入ります。 質疑時間につきましては、議会運営委員会において御協議を頂きまきした結果、答弁を含め1人10分以内とすることに決した旨の報告を受けております。 質疑、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力いただきますようお願いをいたします。 それでは、発言を許します。 質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 河合正猛さん。     〔13番 河合正猛君 登壇〕 ◆13番(河合正猛君) それでは、質疑をさせていただきます。 まず、事務方、当局のほうにお聞きしますけれども、表決について会議規則はどうなっているんでしょうか。 ◎総務部長(村井篤君) 江南市議会会議規則第136条には、委員は自己の表決の訂正を求めることができないと規定されているところでございます。 ◆13番(河合正猛君) ありがとうございます。 今お聞きのように、表決については訂正をすることはできないという規定がある中で、掛布議員は、これを承知の上でこれを出されたんでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ◆7番(掛布まち子君) お答えをさせていただきます。 表決について訂正を求めることができないということですけれども、今回の再付託を求める動議は、自らの私自身の可決とした議決内容の訂正を求める趣旨ではなく、委員会の場で継続審査について諮られなかったという、いわゆる請願者の言う瑕疵のある委員会運営、その部分をただすための再付託の動議であります。 全国市議会議長会に調べていただいたところでも、この再付託制度というのは、委員会で既に採決をされ、その結果が本会議で報告された後に審査が不十分である、その審査の不十分点、あるいは誤りがあるということで議員から訴えがあれば、本会議場の場で提案をすることができ、可決されれば行うことができる制度ということで、この制度を活用させていただき、再付託の動議を出させていただいております。 ◆13番(河合正猛君) ありがとうございます。 間違いがあったら訂正することができるということで、掛布議員は、聞いたところによると、委員会で賛成を投じられたと。委員長報告で賛成を投じられたということですので、完全に間違いではないわけですね。掛布議員が言われた請願を継続審査との意見を出したと、この文章には書いてあるんですけど、委員長、副委員長にお聞きをすると、そんな発言は聞こえなかったということでした。 ですので、本来からいけば、委員会で賛成ですかどうのこうの言ったら、掛布議員はそこで言わないかんですよ。ちょっと待ってくださいと。私は継続審査と言いましたといって言うべきです。それをそのまま流しちゃって、賛成2、反対4をこのまま流しちゃって、今頃こういうことを言うのはおかしいと思うんですよ。 だから、私は言うならば、委員会でまだ時間があったんだから、ちょっと待ってくださいと、私は継続審査という発言をしたんですよと、委員長、採決を採ってくださいよと言うべきですよ。それをそのまま流しちゃって、委員長報告は賛成2、反対4ということで委員会で決まっちゃったんですから、ですので私はおかしいと思います。 ◆7番(掛布まち子君) 言った言わないの押し問答になりますけれども、傍聴者はしっかり聞いておられまして、私自身もはっきり継続審査にしていただきたいという発言はしております。事務局も、それは認めていると思います。ただ、その言い方が不十分であった、それで今、河合議員が言われたように、すぐその場で抗議をするなり、あるいは採決の前に委員長にストップをかけるなり、そういったことをしていれば、今回のようなことはなく、継続審査について諮ることができたかと思います。 そういった点で請願を預かった紹介議員としての不備は認めますけれども、請願者が訴えておられるように、なぜそこで暫時休憩が取られなくて、そのまま続行してすぐに、どういった形で分からないけれども、請願が採決に移ってしまったのか。そのときにとっさに止めることができなかったという事実はありますけれども、傍聴者にしては請願の継続審査についての採決が行われなかったということについて瑕疵があるということで訴えておられますので、ぜひその請願代表者の意思を酌み取って、その願いを酌み取っていただいて、委員会再付託で請願継続審査についての採決部分をやり直していただきたい、そういう動議でありますので、ぜひ御賛同いただけますようにお願いいたします。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔挙手する者なし〕 ○議長(稲山明敏君) 質疑も尽きたようでありますので、これをもちまして議案質疑を終結いたします。 これより採決に入ります。 本動議を起立により採決いたします。 本動議に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立少数であります。よって、本動議は否決されました。 会議を続行いたします。 日程第27、請願第4号 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書について、これより討論に入ります。 本件を不採択とすることに反対者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 掛布まち子さん。     〔7番 掛布まち子君 登壇〕 ◆7番(掛布まち子君) 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書の採択を求め、討論を行います。 1万591名もの多くの署名を添えた請願であることの重みをまず真剣に受け止めていただきたいと思います。署名は大歓迎され、頼んでもいないのに自発的に署名集めに頑張る方々が各地で生まれ、署名用紙が手から手へと広がっていった結果が、この1万筆を超えるずっしりと重い署名です。ある方はクリーニング店の店先に置いて、お客さんに次々と声をかけ、ある方は体操教室に来る方々に訴え、老人会で、区の回覧板で、地域のサロンの仲間に、喫茶店の知り合いにお願いし、またスーパー前の宣伝では向こうから署名に寄ってきてくださるなど、反響の大きさ、要望の切実さを強く感じました。特に市周辺の地域では、いつ署名に来てもらえるのかと待っていたと大歓迎で署名に応じてもらえ、いかに困っているかを初対面の私にも語っていただけました。 この署名に託された市民の熱い熱い期待を議会として決して裏切らないでいただきたい。市民を失望させないでいただきたい。市民が議会を信頼しているからこそ寄せたこの熱い期待をしっかり受け止めて、期待に応える結果を、市民に説明ができる結果を示していただきたい。まず訴えたいと思います。 超高齢化で交通弱者は増加の一途です。運転免許証の返納の呼びかけも進められていて、いつ返納するか、返納したらどうやって買物、通院に行くか思案している方が多くなっていることは、地域を回れば簡単に分かることだと思います。お出かけの足として、国民年金しかない方でも、どこに住んでいても大丈夫な公共交通として自治体が走らせる低料金のコミュニティバス、いわゆる巡回バスがあります。請願趣旨にも書かれているように、低料金のバスには、高齢者の社会参加の促進、健康増進効果、高齢者が活発に外出して地域で買物をすることによる経済効果、にぎわいの創出、交通事故の防止効果などが認められています。クロスセクターベネフィットといって、巡回バスへの支出は費用がかかるマイナスの一面だけではなく、多方面へのプラスの波及効果が大きく、高齢者の健康増進による医療費の減少、高齢者の外出によって生み出される地域のにぎわい、買物することで経済波及効果などが認められ、また車離れの進む若者世代や子供たちにとっても巡回バスは切実な要望です。 持続可能な地域づくりが叫ばれていますが、巡回バスの運行は二酸化炭素排出量を減らし、地球環境を守ることにもつながります。市が巡回バスを走らせた場合、国補助金や料金収入で賄えない市の持ち出し分の8割が特別交付税で措置されており、県議会でも県の交通対策課が、これを認める答弁をしています。江南市でも今定例会、私の一般質問で、この特別交付税措置の制度がバスを走らせる財源として使えることを認めています。 また、もう一つの財源として地域公共交通確保維持改善事業費補助金があり、複数の自治体をまたぐ基幹幹線系統バス路線に対し、収支差の2分の1の補助が出ることになっています。これらの制度を活用しながら、様々な自治体が巡回バス、コミュニティバスといったバスを走らせ、絶えず改善、工夫をして市民ニーズに合うように頑張っております。 いこまいCARは、気軽に使える条件がある人や地域にとっては大変便利な制度で、どれだけでも回数制限なく使うことができます。しかし、市周辺部に住んでいる人は、料金が高くなり過ぎて使えません。いこまいCARで隣町まで行くことができません。また、年金が少ないなど経済的に苦しい人にとっても気軽に利用できるものではなく、いこまいCARによって地域格差、所得による交通格差が生まれています。 いこまいCARに使うタクシーは車両台数に限りがあります。利用希望が集中する特に朝は、予約を断られたり、一般のタクシーを頼んでもいこまいCARの予約でいっぱいで断られる事態も現実に起きています。いこまいCARと路線バスだけでは限界に来ていることを認識することが必要です。 いこまいCARを改善し、もっと便利にすれば何とかなるものでは決してありません。75歳以上の方々が急増する2025年問題が迫っており、いこまいCAR頼みでは今後市の財政負担が青天井で増えていき、地域格差、所得による交通格差が広がっていくばかりではないでしょうか。早く新しい公共交通網を整備をして、後期高齢者の急増期に備え、どこに住んでいても経済的に大変な人も平等にお出かけの機会が保障される本当の意味で「暮らしが花ひらく生活都市。江南市」をつくっていく必要があるのではないでしょうか。 巡回バスは本当に弱者に優しいのか疑問だという意見を出す方がいらっしゃいました。バス停まで歩けない高齢者、障害者のための対策も併せて取っていくことはもちろん必要です。例えば、みよし市のように、乗合タクシーと巡回バスをスムーズに連絡させて乗り継げるようにすることで、この問題を解決することができます。 また、公共交通の政策は、地域ごとに事情が全く違います。どこかのまちでうまくいったら、江南市でうまくいくというものではありません。バスの事業者や地域住民、そして市ががっちりスクラムを組んで、どうすればこの地域の誰もが自由にお出かけができる公共交通をつくっていけるのか、かんかんがくがく議論して時間をかけてつくり上げ、その後も利用促進、改善をたゆまず取り組んでいって、初めてその地域にぴったり合った公共交通が実現するのだと思っています。 巡回バスは時期尚早という意見もありました。超高齢化が進行し、このままでは困る、何とかしてほしいという要求の強さが1万筆の署名の重みに表れています。今から公共交通の再編に取り組み始めても、それが出来上がり市民の皆さんが十分それになじんで便利に使ってもらえるようにするまで、早くても5年、10年はかかってしまいます。今、時期尚早だと言うなら、一体いつその時期になるんでしょうか。今から速やかに取組を始めていただきたいと思います。 以上、いろいろ申し上げました。ぜひ請願採択に御賛同いただき、1万の署名を寄せた市民の熱い期待に応える結果を出していただきたいと切望し、討論を終わります。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) 本件を不採択とすることに賛成者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 長尾光春さん。     〔12番 長尾光春君 登壇〕 ◆12番(長尾光春君) 江南市に巡回バスを走らせることを求める請願書につきまして、江政クラブ、江南クラブ、公明党市議団を代表して、不採択の立場から意見を述べさせていただきます。 江南市は、江南市地域公共交通を語る会や市民アンケートで頂いた御意見を踏まえつつ、第6次総合計画の基本目標であるコンパクト・プラス・ネットワークの考え方に基づき、現状の公共交通を維持・確保することを方針として、平成30年3月に江南市における地域公共交通の基本的な考え方を策定しました。 また、令和2年3月に策定予定であります江南市立地適正化計画におきましては、今後の人口減少や超高齢化社会を見据え、コンパクトエリア内での集約型都市構造の形成を進めることとしております。 こうした中、仮に巡回バスを市内全域に整備し、コンパクトエリア外においても生活利便性を高めた場合には、さらなる居住地の分散化を招くことが懸念され、人口減少の進行とともに人口密度の低下に拍車がかけられ、これが医療、商業施設などの生活利便施設の撤退につながり、さらに路線バスをはじめとする公共交通の撤退や縮小、空き家・空き店舗の増加、地域コミュニティーの機能低下など、市民生活に様々な影響を及ぼすことが懸念されるところであります。 今回、1万591人という署名者の数は非常に重いものだと考えておりますが、巡回バスには財政的な問題だけではなく、自宅から停留所まで歩くことが困難な交通弱者に対して、さらに別の足の確保を用意する必要が生じるなどの課題があり、ドア・ツー・ドアの形で利用が可能であるいこまいCARを含めた現行の公共交通が江南市に適しているものと考えます。 以上のことから、請願第4号につきましては不採択としたいと考えます。以上です。     (拍手) ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は不採択とすることに決しました。--------------------------------------- △日程追加 議案第26号 江南市副市長の選任について ○議長(稲山明敏君) 市長から、議案第26号 江南市副市長の選任について議案の提出がありました。 お諮りいたします。 本案を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 本案を議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。     〔市長 澤田和延君 登壇〕 ◎市長(澤田和延君) それでは、ただいま上程を頂きました議案第26号につきまして御説明させていただきます。 追加議案書の1ページをお願いします。 令和2年議案第26号 江南市副市長の選任についてであります。 下記の者を江南市副市長に選任したいため、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の同意をお願いするものであります。 提案理由といたしましては、江南市副市長、佐藤和弥氏が令和2年3月31日をもって任期満了するため、後任の者を選任する必要があるからであります。 後任には、江南市松竹町八幡224番地にお住まいの武田篤司氏を選任したいので、議会の同意をお願いするものであります。 はねていただきまして、2ページには武田篤司氏の履歴を掲げてあります。 また、次の3ページには参考といたしまして地方自治法の抜粋を掲げてありますので、御参照いただきたいと思います。 地方自治体を取り巻く環境は年々高度化、複雑化しており、地方自治体の責任はますます強くなっています。副市長の職務は、市長の補佐、職員が担当する事務の監督、市長の職務代理に加え、政策・企画について指揮・監督するといった重要なものであります。 今、江南市では、布袋駅東地区の複合公共施設の建設並びに新しいごみ焼却施設建設において、それぞれの計画に基づき令和2年度において事業者を選定する段階にあり、大きな節目を迎えています。 また、先日御説明をさせていただいた曽本地区の企業誘致については、現在は準備段階でありますが、事業推進に当たり的確な判断が求められるところであります。 その他においても、公共施設の再配置を強力に推進し、新しい給食センターの建設など、早期に意思決定を行わなければならない重要な局面にあります。 今、副市長を一時的にも置かないような提案を聞き及んでいますが、いまだ終息が見えず感染拡大しています新型コロナウイルス感染症に関する諸対応は、状況を的確に判断し、迅速な対応が求められます。このような状況下で副市長はますます重要な存在であり、ひとときも欠かすことのできない私の特別なパートナーであることを強く申し述べ、御理解を頂きたく思います。 このたび佐藤和弥副市長の後任にお願いいたします武田篤司さんは、先ほど掲げました重要事業であります新ごみ処理施設の建設促進、企業誘致の推進に当たり担当部長としてリーダーシップを発揮し、大きな実績を残しておられます。 また、市が置かれた厳しい財政状況、議員の皆さん方からも質問を多く頂きますが、企画、財政部門での経験が豊富で、総務部長と共に厳しい局面において力を発揮してくれるものと確信しております。 以上、私から強い思いと、これからの江南市を考え提案説明とさせていただきます。議員各位の善良な判断をどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(稲山明敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。 議案第26号について精読のため暫時休憩いたします。     午後7時53分 休憩---------------------------------------     午後9時28分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議案第26号 江南市副市長の選任についての質疑に入ります。 質疑時間につきましては、議会運営委員会において御協議を頂きました結果、答弁を含め1人20分以内とすることに決した旨の報告を受けております。 質疑、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力いただきますようお願いをいたします。 それでは、発言を許します。 質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 中野裕二さん。     〔10番 中野裕二君 登壇〕 ◆10番(中野裕二君) それでは、議案第26号、副市長人事の議案質疑をさせていただきます。 今回、佐藤和弥氏の任期満了に伴い、副市長人事のほうが上程されましたが、私の記憶では、意外と人事案件は再任が多かったのかなというふうに記憶しておりまして、以前、教育長の人事案件も再任されております。佐藤副市長は、今、年齢も60歳と。この4年間、特に瑕疵もなく、ただいま江南市としても非常に大きな事業を抱えております。新ごみ処理場だったり、曽本地区の企業誘致だったり、布袋地区の布袋駅東の複合公共施設だったりと、継続して案件がある中、今回、武田篤司氏の副市長人事が出ております。 これを一緒にお聞かせさせていただきたいと思うのですが、佐藤副市長の再任ではない理由と武田部長の選任について、お聞きいたします。 ◎市長(澤田和延君) 選任の理由ということでございますけれども、議案説明で述べたこと以外にはございませんので、そのように御理解を頂きたいと思います。 ◆10番(中野裕二君) 再任ではない理由も一緒にお聞かせ……、佐藤副市長の再任ではないこと。 ◎市長(澤田和延君) 佐藤副市長の再任というようなことにつきましてですが、私のパートナーとして非常にこの4年間、一生懸命取り組んでいただきました。そういった意味で、非常に有能な方であり、一緒にやってきたということで、私も頼もしくうれしく思っているところでございます。再任ではないかということについては、これまでも少し考えてはおりましたけれども、特に次に優秀な方があれば、そういうようなことというようなことで、佐藤副市長が優秀でないというわけではありませんけれども、そうしたようなことを思っております。 ◆10番(中野裕二君) 先ほど議案説明の中で、武田部長のほうはリーダーシップも取れ、財政にも明るいというような御説明がありました。そのように理解しております。 私のほうの議案質疑はこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 鈴木 貢さん。     〔3番 鈴木 貢君 登壇〕 ◆3番(鈴木貢君) それでは、このたび上程されました議案第26号、副市長人事案件についてお尋ねしたいと思います。 まず、今回の議案が出されましたこと、大変残念なことと思います。市長から先ほど、あらましの上程理由を伺いました。市長は確かに、この副市長人事案件は市長の専権事項だと言われているようですが、これは議決が必要な同意案件ではないのでしょうか。ましてや今後の円満な議会運営、対応を考えると、全会一致の下、副市長人事を問うことが賢明な判断ではなかったでしょうか。 先ほど市長も言われたように、今後、江南市にとっても、布袋駅東複合公共施設、新ごみ処理施設をはじめとして幾つかの大型プロジェクトが進んでおります。大変大事な時期であります。これからなお一層、市長当局、議会とがしっかりと連携、協力して進めなければいけないものと考えます。 ましてや今、世界は、日本はかつてないような新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組んでいる最中でございます。そのようなときに、市長と議会側が副市長人事案件をめぐり、既に様々な論議を聞き及んでおりますが、ここで詳しくは申し上げませんけれども、どちらに非がある非がないかの争いをしている場合でしょうか。そんな姿を市民は、世間はどう見るのでしょうか。これ以上、議会との溝をつくるべきではないと考えます。 今回の上程、市長も議会側も一度冷静になるためにも、ここは、この副市長人事案件については、しばしの間上程を見送ることが望ましいことでした。そうしたこと、私ども公明党も市長さんに何度も何度もお願いに参りました。改めて申し上げますけれども、お聞き入れられず本当に残念なことです。また、大変心配するところでございます。 市長は、これからの議会との関係をどのようにされようとしているのですか、御所見をお聞かせください。 ◎市長(澤田和延君) どのような関係というのは、この人事の関係ですか。 ◆3番(鈴木貢君) こうした人事案件をめぐって、こうした今、議会が割れようとしている状況も含めてですが、どういうような向き合い方をされていくのかということを。 ◎市長(澤田和延君) 確認のために……。 ◆3番(鈴木貢君) そうです。 ◎市長(澤田和延君) どこで割ろうと私はしていますか。 ◆3番(鈴木貢君) そういうことではなしに、だからそういう結果論のことを求められますけれども、そういう今状況にあるということを聞き及んで、そういう心配はないんですか。 ◎市長(澤田和延君) どういう状況かちょっと理解ができませんので、お答えは控えさせていただきますけれども、ここで分かったのは、公明党さんの議員の皆さん方は先送りをしてほしいと、そういった御意見ということで、私は一回しか聞いておりませんが、その意見については提案説明で述べたとおりで、今の御意見というのはしっかりとお聞き留めておきます。そういったお考えで、こんな大事なときに見送るということはあり得ないと私は考えております。 ◆3番(鈴木貢君) 今、市長が言われましたけれども、ちょっと話がかみ合わないような感じでございますけど、私たちの印象としては、そういうことが分かりつつも市長は上程されたなと。これがうがった見方であれば、誠に申し訳ない話でございますけれども、そういう危機感を感じたわけでございます。今後、そういうことのないように、これは議会とのコミュニケーションをより取っていただき、ないとは思いますけれども、そうしたことのないような議会とのコミュニケーションを取っていただく、そうしたことをお願い、希望するものでございます。市長の言われることが江南市、市民のためになることであれば、しっかりと市長に協力させていただく決意でございます。 以上、質問を終わります。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 大薮豊数さん。     〔1番 大薮豊数君 登壇〕 ◆1番(大薮豊数君) それでは、よろしくお願いします。 先ほどから市長が、こんな大切な時期に大切な時期にとおっしゃっておいでになるのが非常によく分かります。本当に大切な時期です。本来であれば、曽本地区の問題ですよね、議員の判断材料となるような箇所が消されているような資料が渡された大事なことに対し、私どもの疑問が呈されたことから端を発し、ここが大事なことですから、ここをまず押さえておかなきゃいけないんですが、このとおり、ちょうどお昼でしたか。ちょうど私、今、資料を持っているんですけど、個人情報が入っているので皆さんにお見せすることができませんが、お昼でしたが、フェイスブックで確認いたしました。昨日来、実は私の元へも、市長が市民に向けて、先ほどもおっしゃってみえました配信した文章が実際に届いております。 まず、第1点目ですが、我々議員も知らない議案、上程前に、このような大切な案件がSNSで一般に拡散されてしまうという、こういったことに関しては、議案上程前なんですが、法的に問題等はないものでしょうか。よろしくお願いします。 ◎市長(澤田和延君) 議案は提示しておりません。 ◆1番(大薮豊数君) では、2点目の内容に移ります。 文章の内容、ホームページの内容に、市長の専権事項である人事に介入し、議会が荒れ模様です。人事介入は政治倫理違反ですというふうに書かれています。これが実はなぜかお昼になったら消されているんですよね。お昼前のものには、実はそれが載っているんですわ。 人事介入は政治倫理違反ですというふうに記述されておりますが、副市長人事にあっては議会承認案件であり、市長は提案をする側であり、決定権を持っているわけではないと私は理解しております。どこが政治倫理違反、違反ですよ、違反なのかを私に分かるように説明をお願いします。 ◎市長(澤田和延君) これは一つ、おわびをしなければいけないというようなことはございます。確かに専権事項というお話につきましては部長以下に当たることでありまして、副市長ということについては当たらないということが分かったので訂正をさせていただきました。 政治倫理違反というものについては広く言ったわけで、副市長のことではなくて、人事案件について不当に介入した、不当というか介入した場合については、江南市政治倫理要綱の中ではっきりと罰則でうたってありますので、その点のことを伝えただけでございます。 ◆1番(大薮豊数君) そうですか、不当というのがちょっと引っかかりますけど。 3点目です。昼頃、議会運営委員会で、市長の提案ですが、一般の方が100%市民は認めている的な御意見を伺ったように覚えております。しかしながら、私に転送された、保存はしてありますが数件の市長発信のメールが、反対の方や、それから慎重にという御意見もあったと見受けられます。あれは私からすると市民に対する情報操作をされていたのではないかと考えます。これでは我々議員はたまったものではありません。 これらのことから、もし間違いがこの中にあったとしたならば、どのように訂正をされますか。既に市長の発信の情報は、シェアにシェアを重ね、文章の訂正では済まなくなってきていると思います。どうされるでしょうか。そして、フェイスブックの中には驚く言葉が書いてありますね。ちょっと読みます。「さしたる理由もなく、葬り去ろうしています。許し難い行為です」。葬り去る。一度、辞書で調べられたほうがいいと思います。我々議員を殺人犯にでもするおつもりですか。これを見た瞬間に悲しくて胸が痛くなりました。 私は江南市のトップである澤田市長が、このようなことを書かれるのが悲しい。お答えください。よろしくお願いします。 ◎市長(澤田和延君) 幾つかのことを言われましたので、今、一番最後のところで声高に葬り去ろうというようなことをおっしゃいましたけれども、辞書で調べてくれということを言われましたので、辞書で調べました。私の辞書の中では、世間に出られないようにするという意味が一番最初に書いてありますので、こうした表現を使わせていただきました。ただ、決してきれいな言葉ではないというようなことは理解をいたしますので、分かりやすい言葉として使っただけであって、今の何だと言いましたか、殺人……。 ◆1番(大薮豊数君) だから、葬り去ろうというのは、要するに死に追いやろうみたいな雰囲気もあるじゃないですか。
    ◎市長(澤田和延君) 雰囲気ね。違います。私は辞書で調べてこういうふうにさせていただきましたので、その辺のところは逆に、声高におっしゃられましたけど、むしろ訂正を求めたいと思っております。 それから、何でしたっけ。 ◆1番(大薮豊数君) 訂正について。 メールを出しましたよね。メールを出したことに対して、先ほど間違いについてはあったとおっしゃりますが……。 ◎市長(澤田和延君) 100%のですね。 ◆1番(大薮豊数君) もちろん、いろんな面ですよ。メールを出していますから、実際に動いているわけですよ、メールは。そこらじゅうに配信されていますから。 ◎市長(澤田和延君) 訂正というようなことがありましたけれども、これは自分の責任でもってやっていることですので、訂正は例えば漢字を間違えたとか、送り仮名を間違えたとか、それから表現をもう少し分かりやすくといった訂正はやった覚えはありますけれども、全体の趣旨の変更ということはやっておりません。 そして、最初に送った分については、私と1対1の個人でやっている情報でございますので、広く……。 ◆1番(大薮豊数君) 本当に。 ◎市長(澤田和延君) それは後。 ◆1番(大薮豊数君) 先ですよ。 ◎市長(澤田和延君) 違います。それは違います。先にやったのはメッセンジャーというSNSの中の一つでありまして、その中のいわゆるチャット機能、メール機能ですので、1対1でやっているものが先のものです。 そして2番目に、今、地図が写っているものについては、今日議案が上がってから発信されたものであります。そこで、その説明の折に、100%という今お話がございましたけど、大薮議員の中身は知りません。私のところへ来たものが100%という意味でありましたので、誤解のないようにお願いします。 ◆1番(大薮豊数君) 分かりました。 ただ、今、LINEとか、それから1対1でとおっしゃいましたが、これはどう見てもフェイスブックですよね。しかも、ここには書いてありますよ、コメント1件、シェア5件。 ◎市長(澤田和延君) 違う違う違う。 ◆1番(大薮豊数君) 違う違う違うというのは何ですか。 ◎市長(澤田和延君) それはフェイスブック。 ◆1番(大薮豊数君) フェイスブックでしょう。そのフェイスブックに、ベテラン議員が市長の専権事項である人事に介入し、議会が荒れ模様ですと。人事介入は政治倫理違反ですというのを言ってみえるじゃないですか。これ誰もあれじゃないですか、見てくださいよ。 ◎市長(澤田和延君) 何を答えればいいの。 ◆1番(大薮豊数君) どうやって訂正されるんですか。もうシェアされていますよ。 ○議長(稲山明敏君) 訂正事項はないということでしょう。 ◎市長(澤田和延君) フェイスブックについては、訂正すれば変わります。シェアされたものも変わります。 ◆1番(大薮豊数君) 保存されたものはどうするんですか。保存していますよ、私。見てのとおり保存しているじゃないですか。 ◎市長(澤田和延君) だから、訂正しております。 ◆1番(大薮豊数君) 訂正したって保存されたものはどうしようもないですから、独り立ちしちゃいますって。だから、SNSなんですよ。リテラシーを御存じですか。 ◎市長(澤田和延君) 訂正をさせていただきました。 ◆1番(大薮豊数君) 分かりました。以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) ほかに質疑はありませんか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 堀  元さん。     〔2番 堀  元君 登壇〕 ◆2番(堀元君) 質疑をさせていただきます。 今、私はこういうようなことはあまりよう分からんのですが、これはちょっと後にしまして、今回、議案に提案された方が武田経済環境部長でありますね。それに関連して稲山議長から澤田市長に、曽本地区における企業誘致に関する申入れについてといった申入れをされましたね。 担当部長が武田部長であります。この申入れの内容はどのようなものでありましたか。 ◎企画部長(片野富男君) 内容でございますが、3月9日の全員協議会及び3月12日の建設産業委員会におきまして協議がされましたが、その際に、全員協議会前に事前に一部議員のみへの資料の配付及びその資料が全員協議会では別資料に差し替えられた事実が確認されました。このような市議会への対応は不適切であり、誠に遺憾でありますので、このたびのてんまつを検証し、今後の事務の執行に当たりましては、このようなことがないように適切に対応していただきますよう強く申し入れいたしますといった内容でございました。 ◆2番(堀元君) ありがとうございます。 実は、私も個人的に要望書というような形で議長さんにお願いをして、今回のてんまつをぜひしっかりと報告していただきたいということまで実は申入れをしておきました。正式に申入れをしておきました。議会事務局で受け付けをしていただきまして、この申入れ書は現在もありますけれども、後ほどまたこれを聞けると思います。 こうした場合、まさにこの点、今、企画部長が言われましたように、人事担当者ですね、職員の処分を行われるのが、決められるのがそちらだと思うんですが、これは行われるんでしょうか。 ◎企画部長(片野富男君) ただいま御説明させていただきました件でございますが、まだ人事担当部局のほうに何も聞き及んでいないというような状況でございまして、てんまつのほうが担当部のほうから上がってきていない状況でございます。 ですので、一般的な手続で御説明をさせていただきますが、担当課より、こういったてんまつが回ってまいりますので、それに基づきまして事実確認を行った後、分限懲戒委員会を開き、その処分や措置を決めてまいります。その際、今後の対応なども含めて定めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 ◆2番(堀元君) 議案質疑じゃないとまた言われるといけませんので、いわゆる担当の方がその方でありますので、こうやってお聞きしておるわけでございます。 事実確認を行った後なんていうことを言ってみえましたけれども、そういう点は、この事実、資料を政策会議と言うんですか、政策会議に配られて協議をされた資料、そしてまた一部、議員に対して配り、そしてまた説明をされた議員さんたち、何か議長、副議長も聞いてみえるようでありますけれども、説明された資料が全員協議会で配られた資料と違っておった。これは大変なことですね。いわゆる公文書偽造の疑いがあるんではないかなと思うわけです。 こういうようなこともありますので、しっかりとこのてんまつを精査して、それに対応できる、市職員も、議員も納得のできる対応をぜひお願いしたいと思っております。後の答弁は結構です。 それで、今、大薮議員からのいろんな何かインターネットとかフェイスブックとか言ってみえましたけど、聞くところによると、タイムラインで配信されたメッセージのようであります。一旦これは配信しちゃうと、訂正するのがまず不可能ではないか。先ほど訂正すると市長は言ってみえましたけれども、読んだ人全部たどってやるなんていうことは不可能ですよ。ということは、それを知ってみえる市民、大勢読んだ市民いっぱい、全国的でしょう。世界中か。     〔「世界です」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(堀元君) (続)それをどうやって訂正されるんですか、お聞きします。 ◎市長(澤田和延君) 訂正は編集機能を使えば簡単にできます。 ◆2番(堀元君) そのものずばりは訂正はできますよ。いわゆる見た人に対してどうやって訂正されますか。 ◎市長(澤田和延君) そこのところは非常に痛いところをおっしゃっておられるわけでありますけれども、誤りだから訂正をしたというようなことで、それについて大きな責任があるということならば、そこのところは甘んじなきゃいけないところはあるかと思いますけれども、内容としては一つの勘違いというようなことで、先ほど述べさせていただきましたけれども、より分かりやすく伝えた言葉であったことをちょっと反省いたしております。 ◆2番(堀元君) 今、一応陳謝と受け取ってよろしいんですか、反省してと言われた。 ◎市長(澤田和延君) どういった面の陳謝か、そういうことは意味が分かりませんけれども、こういったことはよくある話といって済ませてはいけないと思っておりますけれども、これについては誤ったものをすぐに見つけて訂正したということで……。     〔他に発言する者あり〕 ◎市長(澤田和延君) (続)すぐに訂正をして、その後においては変わっておりますので、それについては見ていただければ分かることと思っております。 ◆2番(堀元君) 配信しちゃったんですよ。     〔他に発言する者あり〕 ◆2番(堀元君) (続)これに関係してくるから言っておるんですよ、関係しておるから。この議案に関係しておるから言っておるんですよ。 配信しちゃったフェイスブックの、専権事項である人事に、これを専権事項といって配信したんですよ、全世界に。それを原文を訂正したって済むものじゃないですよ。これは大問題ですよ。 議案質疑でどうのこうのということになってきますので、これを職員も含めて皆さんに提言して、この質問は終わります。 ◎市長(澤田和延君) 今、訂正前のやつを述べさせていただきますけれども、ベテラン議員が市長の専権事項である人事に介入し、議会が荒れ模様ですと言っておるだけで、副市長とは言っておりません。 ○議長(稲山明敏君) 市長、いいです。 ◎市長(澤田和延君) それから、もう一個言わせてください。 ○議長(稲山明敏君) 市長、もう退席していますので、もうしゃべらなくていい。 ◎市長(澤田和延君) 非常に不名誉なことを言われましたので。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) やかましい。不規則な発言はやめてください。     〔他に発言する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) (続)すみません。御静粛に。不規則発言はやめてください。 ほかに質疑はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 質疑も尽きたようですので、これをもちまして議案質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第26号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第26号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより採決に入ります。 議案第26号 江南市副市長の選任について、これより討論に入ります。 反対者の討論を許します。     〔挙手する者なし〕 ○議長(稲山明敏君) 賛成者の討論を許します。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 牧野圭佑さん。     〔20番 牧野圭佑君 登壇〕 ◆20番(牧野圭佑君) 賛成の立場から3点申し上げますが、その前にちょっと今、大薮議員と堀議員から曽本地区資料が重要部分の一部を削除して提出されたことに対して、議会軽視だとか、要望書が出ているとかございましたが、私の所見を申し述べて賛成討論をいたします。 曽本地区の資料につきまして一番重要なことは、江南市が幾らかかるのかと、それで企業庁が自分でやるといった場合、それは幾らかかるのかと、そういったことが早急に知りたいということでございますので……。     〔他に発言する者あり〕 ◆20番(牧野圭佑君) (続)投資効果につきましては後から申し上げます。 財政にどれだけ影響を与えるかという6か年計画でございまして、これが財政上一番問題なことであって、大変忙しい中でよく作られたと私は評価をしております。 その次に大切なのは、金額の問題におきまして、埋蔵文化財のありそうなエリア、これも2月10日ぐらいに出てきた資料に基づいて、それをよけながら、そこはある意味では樹林帯にするとか駐車場にしながら10ヘクタール以上どうやったら取るか……。     〔他に発言する者あり〕 ◆20番(牧野圭佑君) (続)いいです、私、質問ですから。 そういったことの一番重要な部分を出されたのがあって、採算に関しましては、私もいろんな企業経営をしてまいりましたけれども、いろんな変数が出てまいります。いろんな経済状況、入居率、そういったものによりまして将来の一つの目安でありまして、進出企業の状況による仮定に基づくものでありまして、それを書いていなかったということは残念ではありますけれども、隠蔽ということには全く当たらなくて、最初の金額、どこをやりたいかということの一番重要な問題を分かりやすく提示したというふうに私は考えておりまして、議会軽視には当たらないということを先に申し上げてから本論に入ります。以上です。 武田さんを副市長に市長が上げられたことについて、私は賛成の立場から3点申し上げます。 1つ目は、4期、5期の議員の方は、堀議員もそうですが、御存じですが、4期未満の議員の方は御存じないと思いますので、少しお話しさせていただきます。17年前のお話でございます。 平成の大合併と言われた市町村合併の機運が全国的に高まった折、江南市も堀市長、頑張りまして、犬山市、扶桑町、大口町、岩倉市と、3市2町の合併協議が平成15年4月にスタートし、当時の堀市長が本当に努力されましたが、結果は失敗に終わりました。合併協議の破綻が江南市のニュー・パブリック・マネジメント(NPM)という改革を目指す動機になりまして、翌年、平成16年8月、堀市長の構造改革推進宣言により、業務の棚卸し、フルコスト算定制度、成果主義等々の革新的な制度を導入した大改革が行われ、一方では新規採用の抑制と今日でいう会計年度任用職員の採用による財政再建を達成するという戦略計画が策定されました。これは堀市長の大功績であると私は当時から思っております。     〔他に発言する者あり〕 ◆20番(牧野圭佑君) (続)でも、本当にそう思っています。 1年半で、こういったトータルの大改革を進めた、江南市の自立にめどを立てた、その推進役の中心者が当時の総務部財政課財政係長の、今、副市長、佐藤和弥さんであります。もう一人が構造改革担当主査、武田篤司さんであります。現在の経済環境部長でありまして、この2人が中心になって計画の財政再建の実績と貢献を堀市長の旗の下でされたと、こういったことは決して忘れることではありません。 2つ目に推薦する理由を申し上げます。 2つ目は、今、江南丹羽環境管理組合の環境美化センター、いわゆるごみ処理場は竣工して37年余であります。普通は25年ぐらいの耐用年数であります。耐用年数を大きく超過し、大規模修繕を何十億円単位で繰り返し、それでも現在、毎年3億円近い修繕費をかけて稼働させています。現在、令和7年度の供用開始を目指し、新ごみ処理場の建設に向けて着々と準備が進んでいますが、実は当初計画では既に平成30年の4月に稼働することになっておりましたですね、堀議員。でしたが、実は7年間も遅れたということでございます。ごみ処理場は建設地が決まれば8割完成したというふうに言われております。当時の堀市長も大変な努力を重ねてこられましたが、犬山市長との確執などで任期中に建設地を決定することができず、7年も遅れたことは誠に残念なことでありました。しかし、堀市長の全幅の信頼を得て、ごみ処理場誘致に事務方として努力されたのは武田部長さんでありました。そうですよね。 澤田市長になって、江南市でやっと建設地が決まり、地元同意を含め、武田部長がその能力を発揮されておられることは誠に評価に値すると言わざるをえません。 蛇足ながら、ごみ処理場の余熱利用については、堀市長さんは当時全く頭になく、植物工場を考えておられたことは私もよく知っておりますし、私も一枚かませてもらいました。そういったことは記憶しております。 話を戻しますが、これからますます重要な課題と……。     〔他に発言する者あり〕 ◆20番(牧野圭佑君) (続)私も、でも植物工場のことは知っておりますし、私も考えておりました。 ますます重要な課題となる新ごみ処理場建設に対して、長年に携わってこられました武田篤司氏を副市長に据えることは、江南市にとって欠かせないことであると断言いたします。 3つ目として、安良地区への企業誘致についてお話をいたします。 江南市は、和田工業団地の開発を決定し、平成5年から平成9年にかけて整備をし、平成12年に完売をいたしました。今から20年ほど前になります。以来、積極的に企業誘致はしてこなかったということは過言ではありません。それが平成27年、江南市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例を制定し、市内・市外業者へのアンケート調査、安良地区地権者の意向調査、地元説明会等を実施し、平成28年、江南市企業誘致等基本方針を策定し、同年4月、企業立地推進グループができていよいよ稼働したら、4年間で何と4社の企業の進出が決定し、既に多くの雇用が生まれています。なお、さらに1社が決まりそうと漏れ聞いております。 誠に20年ぶり、4年間でこれだけの成果を上げた。無から有を生むということはこのことで、本当に20年ぶりの快挙であります。ワンストップ窓口という親切な対応、トップセールスという決め球、それら企業誘致の全てに関わり、その陣頭指揮を執ってこられたのが武田部長でありました。誰がこの快挙を想像できたでしょうか。当初は、担当部課長ともに、不安感と焦燥感で、多分私の拝察するところ、大変なプレッシャーを感じてやっておられたことを推測しますけれども、それを乗り越えて経験、ノウハウを蓄積された部長を私は副市長にすることに心から賛成するものであります。 以上、私の賛成の理由を3点申し上げました。 最後に皆様に申し上げたいと思います。 申すまでもなく、議員は多くの市民の負託を受けて、江南市がよくなるようにと期待を込めて選出されておりますので、このような重要な副市長案件に対しては、賛成・反対の自身の判断について、きちっと市民に、そして支持者に対して説明する責任があります。よく分からないけど表決したと、誰々に言われたという理由では議員失格であります。自分の判断に自信を持って採決されますよう、いま一度皆さんの心に問うていただいて適切な表決をされますようお願いいたしまして、賛成の討論といたします。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありますか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 山 登志浩さん。     〔22番 山 登志浩君 登壇〕 ◆22番(山登志浩君) 副市長の選任の案件でありますけれども、牧野議員の討論の補足にはなりませんが、非常に重い案件でありますので、あえて今、手を挙げて討論させていただく機会を頂きました。 討論してもしなくても、最後、賛成・反対で決を採りますので討論しなくても済んだかもしれませんけれども、先ほど牧野議員のお話にもありましたように、私たちは市民の代表としてここに出てきております、22人。また、市長も選挙で負託を受けてこられておるわけですけれども、市民の代表である、公職者であるということから、きちっと市民の皆さんに対して説明責任を果たさなければいけないと私は思っています。討論してもしなくても、これはきちっと市民の皆さん、自分を支持する人もしない人も、仲のいい人も、そうでない人も、聞かれたらこれは当然、自分の立場、賛成したか反対したか、なぜそういう態度を取ったのか、これは当然であります。 先ほど市長が提案理由で、このように述べられました。副市長の役割、市長を補佐する女房役と。そしてまた、事実上、事務方のトップでありますので、庁内の様々な事務事業を掌握し、職員を監督、場合によっては指導していく。あるいは、市長が欠けた場合に職務代理者になります。これは法律上、そういう規定がございます。場合によっては、何かあってはいけませんけれども、万が一の場合は職務代理者ということで、一時的ではありますけれども、行政のトップに立ち得る可能性がある。そしてまた、政策や企画で知恵を絞る、汗をかくというお話でありましたけれども、私は先ほどの4人の方の議案質疑を聞いておりましたが、皆さんの質疑に対して私がいい悪いとか、とやかく言う立場でありません。これは議員がそれぞれ責任を持って発言されているので、それを尊重することは当然だと思いますが、先ほどの質疑の中では、市長のこの数日間の言動に対しての関係のお話や答弁というのはありましたけれども、今回候補者に上がっております武田氏に対しましての適正かどうかを問う質問はほとんどありませんでした。 裏を返せば、ほとんど何も瑕疵がないわけでありますし、私と武田部長との関係、私は4期目で間もなく丸々13年、議員生活をしておりますけれども、例えば武田氏は当時、行政経営課というものがございまして、その当時、スーパー課長というようなことも議会で言われた、そういうふうに言われていたことも記憶をしております。ある議員の方が、行政経営課長というのは、人事と、企画と、財政、全ての権限が集中すると。それがいいか悪いかというのはいろいろありますけれども、そういう立場に武田氏はあられたわけでありますけれども、そういう立場であったからこそ、江南市の市政全般の重要な課題についてもしっかりと把握をされていると私は思っております。 必ずしも、私の主義主張、考え方と相入れない部分があることも確かであります。だからといって、自分の主義主張と違うから、この人が駄目だということではないと思います。最終的には、部長ないし副市長、一般質問や議案質疑で答弁されておりますけれども、それは個々人の考え方だとか自分の思惑で答弁されているわけじゃなくて、市長の代わりのスポークスマンとして、市長がしゃべることを代わりにしゃべっているということで、市の代表者としてしゃべっているわけでありますので、考え方が違うとか気に入らないということで選任に反対するというのは理由にはならないわけであります。 今回、先ほど質疑でもありましたけれども、副市長を選任するのを先送りしたらどうかとか、もうちょっと冷却期間を置いたらどうかということ、この間いろいろありましたけれども、地方自治法では確かに置かないことができる旨の規定もありますけれども、江南市の条例の中には、そうした規定が整備されていないと思います。もちろん、条例を改定すればできるんですけれども。ということは裏を返せば、副市長というのは、市長の提案理由にもあったように、それだけ重要なポストなんですよ。ましてや、新型コロナウイルスの感染の拡大で、今、庁内も本当にばたばたしていると思います。そういった中で、この貴重な議会を開いているわけでありまして、基本的には10万都市の市民の命や暮らしに関わるような様々な事務事業を行っているわけでありますので、もちろん法律的には置かないことができる、市長と部長と直接やり取りして決裁もできるんでしょうけれども、これだけの組織でありますので、きちっと事務方のことを把握している副市長というのは私は絶対に必要であると思いますし、空白期間があってはならないと思います。 最後に一言申し上げますけれども、今回は副市長、武田氏という候補者が適正かどうかということを賛成・反対ということで判断するわけでありますけれども、これを否決するということは、私はイコール、誤解を恐れずに言えば、市長への不信任にも値する、そういうふうに市民の方が捉えてもやむを得ないことだと思います。それだけ本当に重たいことなんです。ですから……。     〔他に発言する者あり〕 ◆22番(山登志浩君) (続)みんなそのつもりでやっているんです。だからこそ皆さんには、私、若輩者ですけれども、あえて言わせていただくと、冷静な判断をしていただきたい。議員のほうが、議会のほうがもっと市長に対してコミュニケーションを取る、その努力が必要だと思うんです。様々な問題がありますけれども、一般質問や議案質疑、あるいは要望書、申入れといろんな形で、街頭で活動してもいいし、訴えてもいいんですけれども、堂々と政策論議をしていけばいいんです。皆さん、ぜひ冷静な御判断いただきたい。私の賛成討論といたします。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありますか。     〔挙手する者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 尾関 昭さん。     〔9番 尾関 昭君 登壇〕 ◆9番(尾関昭君) 私、尾関 昭です。 議案第26号 江南市副市長の選任について、賛成の立場からお話をさせていただきます。 ちょっとクールダウンさせるというか、僕はあまり強く言うのが得意じゃないので、思いはあるんですけれども、淡々と述べさせていただきます。よろしくお願いいたします。 副市長人事案件で私が賛成させていただく部分で、皆様方からいろんな御意見が出た。ただ一つ、市民の方も分かっていただけるとは思うんですけど、反対の討論が出ていないというのが現実でございます。反対する理由がないんですね、実は皆様方。だけど、ただいろいろと、ここまでのプロセスの中で不手際があったというところを、例えば大薮議員に関していえば、市長のインターネット配信によるコンプライアンスの問題はどうだということを説いてみたり、いろいろされていると思うんですけど、曽本地区の部分もありましたし、いろいろとあるんですけれども、もちろんそちらに賛同される方もいれば、反対される方も、それは両方ある世界だと僕は思っております。そこがこうやって討論する場であると私は思っているんですけれども。ただ、一番大事にしなくちゃいけないのは、我々は市民目線といいますか、市民の立場でどう考えるかというところだと思っております。     〔他に発言する者あり〕 ◆9番(尾関昭君) (続)本当にそうですよね。 そんな中で市長は説かれました。我々に、このコロナウイルスが蔓延し始めている大変な時期に、一緒にやっていただける副市長を空席のままでやっていいものだろうかということを問われました。その部分は、武田部長が上がってみえましたので、その部分で選任いただきたいというお願いがありましたので、私もそのとおりだと思いました。 市民軽視の物事の考え方は絶対にしちゃいけないと思っております。私はまだ議員を5年しかやっておりません。本当に若輩者で、こんなところで、こんなふうにしゃべらせてもらって小生意気で本当にすみません。ただ、私もいろいろと学ばせていただきました。あと、一自営業者としていろんな考えもございます。そんな中で、副市長という立場を、与えないという言い方は失礼ですけど、選任しないという選択肢が果たして市民目線になっているのか、そのあたりをすごい考えるところがあるんです。 役が人をつくるなんていう言葉があります。実際、私もそうですけど、おぎゃあと生まれたときに私は議員ではありません。議員になって学ぶところがたくさんいっぱいありました。副市長におかれましても、いろいろな経験を積んで、それをもって副市長になられて、そこからさらに皆さんと共に江南市を盛り上げていくために共に歩んでいく、それが江南市の今までの調和だったと思っております。そこの部分を建設的な物の見方をぜひとも考えて一歩一歩今後歩んでいけば、大薮議員は危機的な状況だよというふうにインターネットで配信されていました。今回をきっかけに危機的になったら、選任されなかったことが原因かもしれないです。そのあたりを皆様方、冷静に判断していただきたいと思っております。 また、経済環境部長でありました、今もそうですね、武田氏におかれましては、私もいろいろと個人的にお世話になる部分がありました。例えば、もちろん政治の世界でございます。経済環境部と管轄される農政課の部分でありますと、宮田導水路の事業で、実際、地元の要望といいますか、地元から造った後に出てしまったクレームとかを、そのあたりを武田部長は農林水産省、国のほうに声がけをして、新濃尾農地防災事業所のほうへ行って掛け合っていただいて、今後始まる県の水環境の事業のほうで是正していただくように呼びかけをしていただいて、そのような回答を頂いた。とても国のほうに声をかけられる部長はいないと思うんです。そういう方が一生懸命動いていただいたという実績もございます。 また、昨年の8月ですが、私の地元、宮田町の河沼で工場から廃油の流出事故というものがございました。江南市始まって以来の大規模な事故だったと聞いております。そのときには、武田部長は、農政課、消防、下水道課、あとどこがありましたか、複数の課にお声がけをして先頭に立って現場指揮をしていただいた。私は地元にいなかったもんですから、都度電話で報告を受けて、今こういう状況ですと、こういう対応をしていますということを受けて、大変、私は不在でも心強かった記憶がございます。 また、商工観光課の分野におきましては、昨年9月、皆様方に議決を頂きました中小企業振興基本条例におきまして、特に今はそれが発展して振興会議ということで、武田部長はその部分でも今後の中小企業の在り方について一生懸命頑張ってやっていらっしゃるということを聞いております。 そのあたりで、今までいろんな議員さんが積み上げてきたところを必ず酌み取っていただいて施策に反映する、そのような、私だけじゃなくて皆様方もとても信頼が置ける人物だと私は思っております。ぜひとも今回の副市長選任におきましては、皆様方の賛同の下に武田部長が副市長になって江南市を再度盛り上げていただく、そのような皆様と共に歩んでいくという姿勢を市民に見せていただきたい。市民に見せられないのは恥ずかしいですよね。ぜひとも、その答えが賛同だと思っております。     〔他に発言する者あり〕 ◆9番(尾関昭君) 冷静な判断で皆様方はこの案件を粛々と同意していただくことが、江南市の次のステップにつながると思っておりますので、度々重ねて申し上げまして申し訳ありませんが、冷静な判断にて粛々と同意いただけますようによろしくお願いいたします。 以上といたします。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) ほかに討論はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 以上で討論を終結いたします。 本案を起立により採決いたします。 本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲山明敏君) 御着席ください。 起立少数であります。よって、本案は否決されました。 佐藤副市長から発言の申出がありましたので、これを許します。     〔副市長 佐藤和弥君 登壇〕 ◎副市長(佐藤和弥君) 議長さんのお許しを頂きましたので、一言皆様に御挨拶を申し上げます。 こういう状況でございますが、皆様方にきちんと御挨拶をさせていただきたいと思います。 私はちょうど4年前の平成28年の3月定例会におきまして選任の御同意を頂き、江南市の副市長の職を務めてまいりました。私は過去に心臓を患ったということもありましたので、健康には十分留意することはもちろんですが、仕事を進める上では、まずは相手の話をしっかりと聞くこと、そして謙虚で懸命に職務を全うすることをモットーに今日まで頑張ってまいりました。しかし、その全てがこのとおりにできたわけではございません。皆様に御迷惑や御心配をおかけしたことも多々頭に浮かんでまいります。 記憶に新しいところでは、昨年度、公共施設のブロック塀撤去改修事業、さらには小・中学校の空調改修、こういったことがございまして臨時会を5回もお願いをさせていただきました。結果的に4月から9月にかけて、連続6か月の間、毎月、議会を開催していただきました。 また、今年度におきましては、年度当初、事務手続の不備ということで議案の撤回をさせていただいたことなど、議員の皆様には何かとお願いすることや御迷惑をかけたことが多々ございました。 それでも議員の皆様方から温かい御指導とお力添えを頂きまして、微力な私ではございますけれども、何とかこの4年間の職責を全うすることができましたこと、心から皆様方に感謝申し上げます。 今後、私は江南市の職員であったことを誇りに思います。そして、江南市職員の経験者の一人として、江南市のことを思い、陰ながら応援してまいりたいと思っております。そして、江南市の今後ますますの御発展と皆様の御健勝、御活躍を心から御祈念申し上げまして、お礼の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。--------------------------------------- △日程第28 委員会提出議案第1号 ○議長(稲山明敏君) 日程第28、委員会提出議案第1号 議員の派遣についてを議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 議会運営委員会委員長、牧野圭佑さん。     〔20番 牧野圭佑君 登壇〕 ◆20番(牧野圭佑君) 令和2年委員会提出議案第1号 議員の派遣について提案説明をいたします。議会運営委員会委員長です。 委員会提出議案第1号について御説明いたします。 令和2年委員会提出議案第1号 議員の派遣についてであります。 提案理由といたしましては、会議規則第166条の規定に基づき、議員を派遣する必要があるからであります。 内容につきましては、はねていただきまして2ページをお願いいたします。 議員の派遣につきましては、今回は4件をお願いするものであります。 1件目は東海市議会議長会定期総会への出席、2件目は正・副議長の就任挨拶、3件目は尾北五市議会議長協議会への出席、4件目は愛知県市議会議長会定期総会であります。ここに掲げてありますとおり、副議長を派遣するものであります。 以上で、委員会提出議案第1号の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(稲山明敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。 これより委員会提出議案第1号についての質疑に入ります。 質疑、答弁とも簡潔・明瞭にお願いし、議事運営に御協力いただきますようお願いをいたします。 それでは、発言を許します。 質疑はありませんか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 質疑もないようですので、これをもちまして議案質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております委員会提出議案第1号につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたします。 これより採決に入ります。 暫時休憩いたします。     午後10時32分 休憩---------------------------------------     午後10時32分 開議 ○議長(稲山明敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第28、委員会提出議案第1号 議員の派遣についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次にお諮りいたします。 ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。--------------------------------------- △日程第29 議員提出意見書案第1号 ○議長(稲山明敏君) 日程第29、河合正猛さん初め6名から、令和2年議員提出意見書案第1号 地球温暖化対策の強化を求める意見書(案)の提出がありましたので、本案を議題といたします。 本意見書(案)を朗読させます。 ◎事務局長(松本朋彦君) 地球温暖化対策の強化を求める意見書(案) 国際連合のグテーレス事務総長は今年の年頭演説で、21世紀を生きる人類が直面している脅威の一つに気候危機を上げ、気温上昇は記録を破り続けている、我々の惑星は燃えている、後戻りできない地点にだんだん近づいていると述べ、温室効果ガスの主要排出国に主導的役割を求めた。 2030年が目標達成年次となる国際連合の「持続可能な開発目標SDGs」、地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」は、産業革命前と比べて気温上昇を1.5度に抑えることなど、21世紀後半に温室効果ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げた。その実現のために、特にこれからの10年間が正念場と言われている。 しかし、各国の現在の温室効果ガス削減目標では気温が約3度も上昇してしまうと予測されており、破局的事態を引き起こしかねない。 既に日本においても、かつてない酷暑、猛烈台風の襲来、集中豪雨など、気候変動に起因すると見られる異常気象が多発し、河川の氾濫や堤防の決壊など広範囲に被害が発生している。江南市においても、想定最大規模の降雨に見舞われた場合、木曽川が氾濫し市内全域が水没する甚大な被害も想定される。 各国は温室効果ガスの削減目標をより一層引き上げることが求められており、若者を中心に行動も広がっている。既に65カ国は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするための戦略をまとめ、危機打開へ動き出している。 ところが日本政府は、2030年までに2013年比で26%削減、2050年までに80%削減の目標にとどまっている。 よって、国会及び政府においては、温室効果ガスの削減目標の大幅な引き上げ、さらなる低炭素社会づくりに向けての新たな戦略の策定など、地球温暖化対策を一層強化することを強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年3月18日                              江南市議会 提出先  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  総務大臣  外務大臣  経済産業大臣  環境大臣 ○議長(稲山明敏君) 以上で朗読を終わります。 お諮りいたします。 本意見書案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲山明敏君) 御異議なしと認めます。よって、本意見書案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(稲山明敏君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。 ここに3月定例会に付議されました案件は全部議了いたしました。 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、2月25日の開会以来、本日までの23日間にわたり、令和2年度一般会計予算をはじめ市政全般にわたる重要案件に関し、終始御熱心に御審議を頂き、全ての案件に対し適切な議決をされまして無事閉会できますことを厚く御礼申し上げます。 市当局におかれましては、今期中、議員の皆様から述べられました御意見を十分に尊重されまして、市政の運営に一層の御尽力を頂きますようお願い申し上げまして、簡単ではありますが閉会の御挨拶といたします。     〔市長 澤田和延君 登壇〕 ◎市長(澤田和延君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る2月25日に開会されました3月定例会におきましては、提案いたしました重要案件につきまして御審議を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。 このたびの副市長選任案件につきましては、非常に残念な思いをいたしております。4月から副市長なしでということの行政運営、本当に大変かと思っております。 今日、皆さん方のそうした意思表示というものは、インターネットの向こうで多くの方が見られておると思います。このことに対して私もしっかりと検証させていただき、それでも皆さん方と一緒になって江南市を前へ進めていかなければいけない、そんなふうに思っております。 5年前、私が市長になる折、ちょうど引退をされるベテランの市会議員さんから、こんな話を聞きました。澤田市長、職員を萎縮させてはならない、そんなようなことがございました。私はその言葉をしっかりと胸に秘め、職員の皆さん方が働きやすい風通しのよい職場を目指してまいりました。果たして今はどうでしょうか。申し訳ございませんが、私がいた頃の議会とは随分違い、申し訳ありませんけれども、品位に欠けるのではないでしょうか。甚だ僭越ではございますけれども、そんなような印象を持たせていただいております。 佐藤副市長には、この4年間、大変お世話になりました。このようなまだ1期目の私を支えていただきましたこと、本当に感謝を申し上げます。 本議会で皆様方から頂戴しました様々な御意見等に対しましては真摯に受け止めさせていただき、これを尊重し、対処してまいりたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(稲山明敏君) これをもちまして令和2年江南市議会3月定例会を閉会いたします。     午後10時40分 閉会   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           江南市議会議長    稲山明敏           江南市議会議員    三輪陽子           江南市議会議員    岡本英明...