犬山市議会 2018-11-12
平成30年民生文教委員会(11月12日)
いぶきに関しましても、あそこで日中の
活動支援と合わせ、現在、規定の中にはないんですけれども、利用者のニーズに合わせて
入浴事業もしているということであります。
今そこにかわる他施設があるかというと、なかなかすぐにはないところですので、今
指定管理は平成32年度まではあるんですけれども、運用の形態は変わっても、
施設そのものとしてはまだ
継続利用ということで、特に先の見通しというものは具体的には立っていない、
継続利用ということで考えております。
○副委員長(
玉置幸哉君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) ありがとうございます。施設は
継続利用していく考えだということがわかりましたんで、これじゃあ、そうなると、
浄化設備の老朽化以外に、今後改修すべき設備というのは、もう既に計画されている部分があるのかどうかお伺いいたします。
○副委員長(
玉置幸哉君)
松澤福祉課長。
○
福祉課長(
松澤晶子君) ほかの改修の
予定箇所ですけれども、小さいところでは雨漏りがたまに強風、台風があると、吹き込む場所がちょっとあるのかなといったところで、少し様子見をしているところです。年に1回、ことしのような台風があると、一度今回も少し。
あともう1カ所は、床が少し、しなるところがあるかなというところで、これもちょっと今、経過を見ながら、必要に応じては、重い
電動車椅子等も通ることがありますので、また改修の要否については検討していきたいと考えているところです。
以上です。
○副委員長(
玉置幸哉君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) わかりました。
施設継続ということであれば、改修すべきところは計画的に改修していっていただきたいなと思います。
2件目です。
事項別明細書の17ページです。3款の2項で、2目
保育所費の中の19節の負担金、
保育所等業務効率化推進事業補助金です。
全員協議会資料の23ページ、
民間保育所の
ICT化の
補助事業ということで、これは非常にいい取り組みだなというように思っておりますが、今回、
保育業務支援システムを導入するということなんですが、具体的に
システムのどのような
システムを入れるか、内容がわかっていたら、その詳細についてお伺いいたします。
○副委員長(
玉置幸哉君) 答弁を求めます。
間宮子ども未来課長。
○
子ども未来課長(
間宮宏昌君) 質疑にお答えします。
これは
犬山さくら保育園に対する補助になりますが、詳細についてはちょっと把握しておりませんが、一応、平成28年度に
白帝保育園が同様の補助を受けて事業を実施しておりますので、その例で言いますと、キャノンのキッズビューというのを36カ年のソフトで入れたと。機器については、端末2台とタッチパネルでということで、総額110万円ほどの事業を実施しています。ほぼ同様のものを見込むものと考えております。
○副委員長(
玉置幸哉君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君)
白帝保育園の
システムの内容はよくわかっておるんですけども、これじゃなくて
犬山さくら保育園に出すわけなんで、その詳細がわかってないのに、補助を出すというのは、私はいかがなものかなと思うんですけど、そこら辺はどのようになっているんでしょうか。
○副委員長(
玉置幸哉君)
間宮子ども未来課長。
○
子ども未来課長(
間宮宏昌君) 失礼しました。説明が悪くて申しわけございません。今、
手持ち資料として持っておりませんので、説明しかねるということで、実際には担当課へ行けばあります。
○副委員長(
玉置幸哉君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) そうですね。そうじゃなかったら補助金が出るわけないんで、ちょっとおかしな質疑なんで、後でいいんで、じゃあ、どういったものなのか、詳細の資料を見せていただければと思いますが、それか今わかるんであれば、今、確認をお願いします。
○
子ども未来課長(
間宮宏昌君) 今、取りに行っています。
○委員(
柴田浩行君) 後ほどでお願いします。
○副委員長(
玉置幸哉君) 他に質疑はございませんか。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 私も第89号議案について質疑をいたします。
全員協議会資料のほうの21ページ、先ほど
河合課長からご説明のありました
未熟児養育医療費助成事業ですけれども、900万円ほどの補正が上がっております。この資料を見ますと、平成29年度実績で14人、平成30年度見込みで41人、27人もふえている。これは担当課としてどういう分析というか、されているのかちょっとお願いいたします。
○副委員長(
玉置幸哉君) 答弁を求めます。
河合保険年金課長。
○
保険年金課長(
河合武史君)
三浦委員のご質疑にお答えをいたします。
現状ですけれども、
全員協議会資料のほうにも書かせていただいていますけれども、右の部分ですが、4月から8月までの実績で、17人の方が対象になって、今、事業の適用を受けておられます。平成29年度は1年間、ここにも書いてありますとおり、1年間で14人でございました。というところで、人数としてはまだ半期にも満たないのに1年間の人数を超えているという状況でございます。
原因の分析というところですけれども、本当のところはわかりません。ただ、現象としては、たまたま双子の方が複数おみえになって、二人とも未熟児であるというようなところがありまして、そういったところも原因の一つかなというふうには思っています。
ただ、
健康推進課のほうでちょっと調べていただきまして、今年度ですけれども、ちょっと未熟児とは違うんですが、低体重児という概念がございまして、その方の割合が平成29年度ですと全部で生まれた
お子さんが年間454人で、そのうち低体重の方は37名でありましたので、大体1割弱の方が低体重だという形になりますが、ことしのこれは9月までの実績で350人お生まれになったうちの57人が低体重児ということで、16%ぐらいですね。ですので、やはり低体重の割合も今年度に限ってはちょっと倍ぐらいに推移しているというところでございます。
現象としてははっきりしたことはわかりませんが、やはり保健師の一般的なお話を聞きますと、どうしても
高齢出産がふえていることであるとか、あとやはり
不妊治療などの影響も少なからずあるのではないかということでしたが、はっきりしたことはちょっとわかっておりません。
以上です。
○副委員長(
玉置幸哉君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 詳しくご説明ありがとうございました。そうすると、今の課長の説明からすると、低
体重児出産と未熟児というのは当然分けられるということですよね。低体重児のほう、これは本当に体重で分けていくのか、また、病状というか、症状によって分けていくのか、そこら辺、ご存じでしたら教えてもらっていいですか。
○副委員長(
玉置幸哉君)
河合保険年金課長。
○
保険年金課長(
河合武史君) 低体重児というのは、本当に体重が2,500グラム未満の
お子さんということです。これはもう数字で決まっています。これに対して未
熟児医療のほうの未熟児というのは、お医者さんが、生まれたときに未熟で生まれているので入院し、養育が必要だというふうに認めた方という形になっていますので、体重で決まっているわけではありません。医師のあくまで判断で、この子は未熟な状態だから、
養育医療が必要だと認めた方というふうになっています。
以上です。
○副委員長(
玉置幸哉君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) そうすると、体重は満たしていても、未熟児と判断されるということも、それはないわけ。そうではない、多分。
○副委員長(
玉置幸哉君)
河合保険年金課長。
○
保険年金課長(
河合武史君) 理論的にはある形になりますが、通常、そういった事例はなかなかないものと理解しています。
○副委員長(
玉置幸哉君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) ありがとうございます。逆に言うと、
保健センターのいろんな指導というか、そういうことも本当にますます必要になってくるんではないかなということを思います。
2件目、もう1点だけ質疑をさせてください。これも
全員協議会資料の23ページ、
柴田委員の答弁を聞いてからやります。済みません、同じあれなので。
○副委員長(
玉置幸哉君) 先ほどの
柴田委員の質疑に対して、
間宮子ども未来課長。
○
子ども未来課長(
間宮宏昌君) 失礼しました。先ほどの質疑について、
犬山さくら保育園の補助の内容についてご説明いたします。
ソフトとハードとで分かれておりますが、ソフトとして
さくらシステムという
フルパッケージのもので、99万3,600円を見込んでおります。
あと、それに合わせてハードがタブレットを2台と
デスクトップ1台、
あと無線機を1台ということで、その総額で約134万円ほど見込んでおります。
説明は以上です。
○副委員長(
玉置幸哉君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) ありがとうございます。
さくらシステムという
システムですね。わかりました。
質疑なんですが、これ
システムは平成28年度に
白帝保育園も入れてますけども、
システムは更新が当然必要になってきますけども、この国の補助というのは一度限りなんでしょうか。
○副委員長(
玉置幸哉君)
間宮子ども未来課長。
○
子ども未来課長(
間宮宏昌君) 再質疑にお答えします。
今のところ更新についての補助については、記載はありません。
○副委員長(
玉置幸哉君) 続いて質疑を求めます。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) それを受けてですけれども、前年度は
白帝保育園に補助金が交付されたということで、これを受けての
成果報告というか、そういうものを受けておられるか。また、その内容についてお答えください。
○副委員長(
玉置幸哉君) 答弁を求めます。
矢野子ども未来課主幹。
○
子ども未来課主幹(
矢野ひとみ君) お答えいたします。
白帝保育園ICT導入後の主な成果について報告させていただきます。
まず、
登降園システムでございます。登降園の状況が出席簿に反映されているので、月々の集計がしやすい。また、登降園の時間が明確に出るため、
延長保育料金の計算が確実であり、保護者から尋ねられたときにアイパッドの画面を見せ、料金を確認していただけるため、
料金トラブルが減少したと報告があります。
また、別の視点でございます
発育測定の結果を入力するだけで、
カーブ指数などがすぐに出るため、肥満や
発育状況などがわかりやすく、
健康管理ができる。
また、子どもの姿と指導の内容を記載した
保育記録が、小学校のほうへ送付する
保育要録の
作成データに反映されていますので、
保育要録が作成しやすい。
最後です。職員が作成する
指導計画を従来の手書きから
パソコン入力にしたことで、労力が軽減され、職員にゆとりもでき、個々の子どもに目を向け、よりよい保育の実践につながっているとの報告がございます。
以上でございます。
○副委員長(
玉置幸哉君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) ありがとうございました。大変いい報告を受けているということですが、これ一回、監にお聞きしたいんですけど、先月、
東部中学校へ
学校間ネットワークシステムというのを勉強しに行って、14校の
学校間ネットワークが機能しているという話を聞いてきたんですが、忙しい保育士がいる中で、
子ども未来園としても、今、私学のほうでもこうやって入れていただいて、いろんな便利になったということがあって、うちの公立の
子ども未来園でそういうことというのは、希望がないという言い方は失礼ですけど、現場からのご希望がないのか、それができない理由って、もちろんお金がかかることはわかるんですけど、それがあったほうが現場としてはいいのか、まず監にお聞きします。
○副委員長(
玉置幸哉君)
小島子ども・
子育て監。
○子ども・
子育て監(
小島千枝君) それでは、ただいまの質疑にお答えいたします。
今、お話があったように、公立の
子ども未来園についても、数年前から検討を始めているところです。まずは、委員がおっしゃったように、費用面ですね、
ネットワークをつなごうとすると、やはり現在使っている
システムにプラスアルファをするということで、
危機管理といいますか、
情報管理といいますか、そういう点で非常に公立の場合は
ネットワークをつなぐことでお金がかかります。それが費用がちょっと莫大なもんですから、ほかに何かできないかということを今は検討しているところです。
もう1点は、やはり現場としましては、
パソコンの台数というのも少しふやしてほしいという要望がありますので、まずはそちらのほうで何とか対応はできないかということを検討中です。
そのほか、ことしなんですが、
業務改善ということで、外から民間の企業の方に入っていただいて、そもそもの業務の改善ができないかということも考えております。
そのほか、細かいことですけれど、
保護者会費を
お子さんから徴収というか、保護者の方にかわって
お子さんから預かって、
保護者会のほうにお渡しするような、本当に雑務ではありますけれど、それが毎月毎月毎月ということではなく、2〜3カ月に1回に改善をするとか、そんなような、本当に細かいところも考えながら
業務改善を今図っておりますので、ICTというものを入れて、これからの業務を考えるということは当然というふうに考えておりますので、今、研究中ということでございます。
以上です。
○副委員長(
玉置幸哉君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) ありがとうございます。小中学校の絶対数からいけば、園児数が少ないのは当たり前なんですけど、今できること、
パソコンの台数をふやすということとか、今回は
業務改善で
丸山子ども未来園に行っていただくということで、できることから進めていただくのと、やっぱり
ICT化というのは将来絶対やっていかなきゃいけないなと思うのと、今やっぱりお金を保育士がさわるということが、ないのが一番かなと思うので、改善できるところから進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。ありがとうございました。
○副委員長(
玉置幸哉君) 他に質疑はありませんか。
水野委員。
○委員(水野正光君) それでは、私のほうから2点、お聞きしたいと思います。
1つは、障害者福祉サービス等給付事業ということですが、障害福祉の問題で、
全員協議会資料の16、17ページということで、特に17ページにずっと事業が並べてある中で、特に給付費が削減されるという中で、問題になっていると思うんですけども、就労継続支援のA型の事業所が減るということですが、現在、市内ではどのぐらいの事業所があって、それから減ったの、これから減る予定ということも書いてあるんですけど、その辺の状況をちょっとお示しいただきたいと思うんですが。
○副委員長(
玉置幸哉君) 暫時休憩します。
午前10時35分 休憩
再 開
午前10時37分 開議
○副委員長(
玉置幸哉君) 委員会を再開いたします。
それでは答弁を求めます。
松澤福祉課長。
○
福祉課長(
松澤晶子君) 就労支援事業所、まずA型のほうですけれども、平成29年度末、平成30年度の頭のときには、市内2つの事業所を含む市外を含めまして20カ所の事業所に利用者がありました。そちらが平成30年9月のときには、市内事業所が1つ減りまして、市外も含めて事業所の利用数が16カ所に変わっております。ご利用になっている実人数のほうも年度当初は85人だったのが、現在1カ月当たり65人前後ということでちょっと減っているといった状況です。
今後の見込みにつきましても、今現在、こういう就労支援の事業が始まってから数年たって、A型事業所に3年以上、給付の決定は3年ずつ出していくんですけれども、出したときに、いい方は一般就労のほうに移ったり、あるいはやはりちょっと厳しいなということで、逆にB型事業所に移ってということで、主に使われている方は、精神障害者の方が多いんですけれども、整理の時期に来ているかなといったところで、逆に一般就労に向けては、就労移行支援とか定着支援というものも出てきておりますので、次のステップに向かっている状況じゃないかなと思っております。
○副委員長(
玉置幸哉君) 水野委員。
○委員(水野正光君) わかりました。一定のそういう流れの中で、国の方針の流れの中ということですけども、障害者の方の特にA型が減るというのは顕著な流れなんですけども、利用者が減って、そこにいた人がきちっと就労につくとか、B型に移行するとか、そういうことは行政としてはちゃんと掌握して対応されているかどうかお聞きします。
○副委員長(
玉置幸哉君)
松澤福祉課長。
○
福祉課長(
松澤晶子君) 犬山市におきましては、幸い、市内で1つ減った事業所につきましても、市外のほかの事業所へ統合という形で、一部の方はそちらに移って働いておられますし、あとその際に一般就労のほうに移行した方もみえるということで、名古屋市にあったような解雇とか、そういう問題は起こっていないと認識しております。
B型のほうにつきましては、ふえておりますので、一応、ことし機関相談センターもできていることですので、困り事については相談に乗って、継続して状況についてはフォローしていると思っております。
○副委員長(
玉置幸哉君) 水野委員。
○委員(水野正光君) ありがとうございました。いろんな形の障害者がみえて、担当のほうも大変だろうと思いますけど、やっぱり障害者のそういう立場に立って、いろいろフォローや相談をお願いしたいと思います。
もう1件ですが、また
福祉課長のほうで申しわけないですけども、心身障害者更生施設の浄化槽ということですけども、いぶきの大事な事業といいますか、あれですが、犬山市の数少ない
指定管理者の中で、この関係だけですかね、
指定管理者は。今回は浄化槽ということですけども、前もフロイデのときに問題がありましたけども、修理修繕と改修というものがあって、その簡易な修理はその
指定管理者でやる、大きいものは市でやるということですけども、その辺のとこは明確でないと、なかなか対応がおくれたと、今回の浄化槽も状況をいろいろ聞くと、そんなにスムーズな対応ではないと思うんですけども、どのぐらいのとこまで
指定管理者でやって、この領域になったら市だよという、その契約というか、そういうものは明確になっているのかお聞きします。
○副委員長(
玉置幸哉君) 答弁を求めます。
松澤福祉課長。
○
福祉課長(
松澤晶子君) 一応、基本協定の中で、10万円以下の修繕は
指定管理者が行い、それを超える工事は市が行うことと決めております。
○副委員長(
玉置幸哉君) 水野委員。
○委員(水野正光君) わかりました。そういう規定もあるけど、ただ、現場と市役所と、今、
柴田委員が聞かれましたけども、老朽化してくると、次々とそういうことが起こるということですので、
指定管理者と綿密な情報共有とか、そういうことでお願いしたいと思います。
以上です。
○副委員長(
玉置幸哉君) 他に質疑はありませんか。
山田委員。
○委員(山田拓司君) 先ほど
三浦委員も質疑されたんですけど、
全員協議会資料の21ページで、未熟児の
養育医療費助成事業についてお尋ねをしたいと思いますけど、原因についてはちょっとわからない面もあるし、双子の方が多くなったということと、高齢者出産とか
不妊治療というようなお答えがあったんですけど、この概略スケジュールを見ますと、保護者から申請書を提出して、審査や決裁に1週間ぐらいかかると。そして、
養育医療券が送られてきて、それを持ってまた医療機関に行くということなんですけど、これは未熟児を持つお母さんというのは大変だと思うんですけど、これは条件として医師が入院療育を必要と認めたものに対してということになっておりますので、もうちょっと簡素化することはできないでしょうかね。
○副委員長(
玉置幸哉君) 答弁を求めます。
河合保険年金課長。
○
保険年金課長(
河合武史君) 今の現状の保護者の皆さんがやられなければいけないことについては、ここにお書きしているとおりですけれども、実際にはお生まれになったときに保育器とかに入られて、医師のほうから入院が未熟児だから必要だよというようなことを言われて、保護者の方が申請におみえになるという形です。
時間はちょっとかかっていますけれども、実際にはそれを受け付けて、医療券という券を保護者の方にお送りをしまして、それを医療機関のほうに持っていきますと、もう無料で診療というか入院の経費がかからないというような形式になっていますので、未熟児を持たれた方はもちろん大変だとは思うんですけど、許容範囲の事務の労力かなというふうには考えています。
○副委員長(
玉置幸哉君) 他に質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
○副委員長(
玉置幸哉君) 質疑なしと認め、第89号議案に対する質疑を終わります。
暫時休憩します。
午前10時46分 休憩
再 開
午前10時47分 開議
○副委員長(
玉置幸哉君) 再開します。
続いて、議案に関する討議を行います。
発言があればお願いいたします。
〔「なし」の声起こる〕
○副委員長(
玉置幸哉君) 発言なしと認め、議案に関する討議を終結します。
続いて、議案に関する討論を行います。
ご発言を求めます。
〔「なし」の声起こる〕
○副委員長(
玉置幸哉君) それでは、討論を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○副委員長(
玉置幸哉君) 異議なしと認め、討論を省略いたします。
暫時休憩します。
午前10時47分 休憩
再 開
午前10時47分 開議
○副委員長(
玉置幸哉君) 再開します。
委員会の進行を委員長に戻します。
○委員長(水野正光君) それでは、次に、採決を行います。
最初に、第86号議案を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) 異議なしと認めます。よって、第86号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第89号議案を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) 異議なしと認めます。よって、第89号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、本委員会に付託されました議案は全て議了いたしました。
お諮りいたします。午前中の会議はこれをもって打ち切り、午後1時から再開し、請願、陳情に対する審査をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) 異議なしと認め、さよう決しました。
午後1時まで休憩いたします。
午前10時47分 休憩
再 開
午後1時00分 開議
○委員長(水野正光君) 休憩前に引き続き
民生文教委員会を再開いたします。
本委員会に付託されています3件の請願及び3件の陳情を議題といたします。
初めに、本委員会に付託されております3件の請願を議題といたします。
最初に、請願第3号、保育・子育てに関する予算を増やし
公的保育を守り、安心できる保育・
学童保育の実現を求める請願書を議題といたします。
請願第3号につきましては、請願者より委員会中の趣旨説明を希望されておりますので、出席していただきました。
説明の方は1名として、おおむね5分程度ということでお願いしたいと思います。
それでは、請願者の趣旨説明をお願いいたします。
○請願者(濱田眞澄君) 犬山市保育を守る会の濱田と言います。よろしくお願いいたします。
日ごろは犬山市の子どもたちと保護者のためにご尽力いただき、どうもありがとうございます。犬山市ではもう随分前から犬山市の子どもは犬山市で育てるということで、保育施策の充実が進められてきました。今後も引き続きの充実を願い、ことしも幾つかの請願項目を上げさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
1番からです。1については、現在も取り組まれていることとは思いますけれども、犬山市
子ども未来園、児童クラブの施設の老朽化対策や環境整備については、現場で過ごしている子どもたちや職員の状況を見に来ていただいた上で、保育現場の状況を把握して進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
2番についてです。
学童保育の保育室面積についても、国の基準は1人当たり1.65平方メートルになっているんですけれども、そこに家具などが置かれると、さらに狭くなってしまい、実際に子どもたちが授業を終えてほっとして伸び伸びと寝転がったりくつろいだりできるような環境や保育面積とはほど遠い現状であります。保護者からは、お迎えのときなども子どもたちが大勢で、すぐに親元にも来られない状況があるというふうに聞いています。特に夏休みなどは人数も多くて、朝から晩まで一日中同じ環境にいる子どもたちにとっても、快適な環境とは言えない状況があります。毎年同じような声が多く出されています。犬山市として、国に向けて面積基準の見直しを要望していただくとともに、市独自で面積基準の改善にも取り組んでいただきますようご検討ください。
3番についてです。保育所の職員
配置基準の見直しについては、保育を守る会でも毎年、国に対して要請行動を行っているところです。犬山市では、法律認可にかかわらず、国の最低基準に対して3歳児、4歳児、5歳児では市独自で国基準を超える配置がされています。1歳児保育についても、県の1歳児保育に対する補助金の活用で国基準の6対1ではなく5対1の配置がされています。それでも成長の幅が著しく広い1歳児クラスでは、はいはいしている子から走り回る子までの5人を1人の保育士で保育するのは、災害のときなどの避難を考えても厳しい基準援助があります。県内でも岩倉市、一宮市、日進市、長久手町、東郷町、岡崎市、知立市、高浜市、蟹江町、美浜町など、1対4に改善されています。犬山市独自での
配置基準の改善の検討と、国に最低基準の見直し要望を上げていただきますようお願いいたします。
4番についてです。こちらは栗栖地区の
学童保育についてということですけれども、来年度に向けて開設できるように、子ども未来課、小学校で準備を始めているとお聞きしました。どうもありがとうございます。よろしくお願いします。
5番についてです。昨年度の冬から春にかけて、名城大学の蓑輪明子先生をはじめとする研究者からの呼びかけで、愛知県保育労働実態調査が行われました。県内の公立・民間合わせて1万人を超える保育者たちがアンケートに答え、この夏、まとめが出されました。犬山市内の公立・民間の職員もアンケートに参加しています。そこから見えてきたのは、子どもは大好き、保育の仕事にやりがいを感じているのにもかかわらず、持ち帰り仕事の多さや、事務や保育準備などでの残業の多さにしんどさを感じているということでした。調査からは、保育士たちの勤務時間のうち、休憩時間を除いたほとんどの時間が、直接子どもとかかわる保育時間になっていて、さまざまな必要な事務の時間を時間外にやらざるを得ないという実態があることもわかりました。これが今の保育現場の実態です。
保育士不足の根源は、国の保育政策にあります。国の保育予算の増額と保育士の
配置基準の改善が不可欠です。どうぞこの結果も受けとめていただいた上で、特に公立保育現場の正規職員の増員、改善も考えていただきますよう、よろしくお願いいたします。
これからも犬山市の子どもは犬山市で育てるということをモットーに、多くの若者が犬山市で子育てをしたいと思えるよう、犬山市の保育、子育ての制度の充実へ期待の思いを込めて請願趣旨の説明にさせていただきます。
以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(水野正光君) ありがとうございました。5項目を5分でというのは、大変短いかもしれませんけども、こちらからいろいろ質問なりして、もうちょっとお聞きしたいと思いますので。
それでは、請願者の趣旨説明は終わりました。
請願者に対する質疑を行います。
ご発言を求めます。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 今、請願項目を読んでいただきましたけども、その前の請願趣旨のほうでちょっと何点かお聞きしたいと思います。
前段は全国的な課題とか、国に対するもの、これを見たら犬山市では保育士不足以外にもという説明がありましたけども、過疎地の
学童保育、
学童保育という言葉を今犬山市が使っているかどうかちょっとわからないですけど、栗栖のほうで準備はされているということは先ほど4項目めで上げられましたけれども、その下の段ですね、「児童クラブについては、児童センターから小学校に移動が始まっていますが、環境が十分に整っていない」というのは、具体的にどういうことを指して言ってみえるのか。
また、その下の公立保育園の施設の老朽化、これは認めるところでございますが、子どものけがの原因にもなっているということなので、この2点について、具体的に何か事例がありましたらお示しください。
○委員長(水野正光君) はい、どうぞ。
○請願者(濱田眞澄君) 環境が整っていないというところなんですけれども、部屋の環境というのが、体調が悪いときの休養室というところも、本当に畳が置いてあるだけで、両脇に棚みたいなものが置いてあるとか、本当に子どもがそこで体調が悪いときにくつろげれるような状況ではないということ、現在もそういうふうだということをお聞きしていたりとか、あと学童と普通教室との境目のところも、テープが張ってあるだけであって、ここから出ないようにというふうには職員の方が言われるそうなんですけれども、それだけの対応だということとか、あとキッチン、これも子ども未来課のほうにもお伝えはしてあるんですけれども、本当にキッチンが狭くて、コップとか洗うときにもすごく使いにくいということが現在も続いているということを聞いております。
部屋も床が板の間になっているので、上にござを敷いたりとか夏なんかするんだけども、そのござが滑って転んでけがをしてしまったりする子どもがいたりとかということを直接聞いておりますので、児童クラブのほうは、こちらは東児童クラブ、ことし移転した児童クラブなんですけれども、現在もその状態が続いているということだったので、一応検討してくださっているということなんですけれども、きょう今、説明させていただきました。
あと、老朽化でのけがのことなんですけれども、これにつきましても、実際にプールに入ったときに、下のタイルが外れていて、それで足をけがしてしまったという子どもがいまして、それ結構ぱっくりと傷がついてしまったと、実際に見せてもらったので、いろんなところで老朽化が進んでいる、そこの園だけじゃなく、ほかの園も老朽化が進んでいるということだったので、項目に上げさせていただきました。
○委員長(水野正光君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) もう1点、そのまた下段ですけども、平成31年4月、犬山市初の企業主導型保育園、これは大体どこだということもつかんでみえますかね。
○請願者(濱田眞澄君) そうですね、お聞きしています。
○委員(
三浦知里君) それもお示しください。
○請願者(濱田眞澄君) これは、ぬくもり。
○委員長(水野正光君)
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 確認したい点はそれだけです。
○委員長(水野正光君) ほかに。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) きょうは説明に来ていただきましてありがとうございます。
私も1点、趣旨説明のところで確認したいんですけども、今、
三浦委員も触れられましたけども、犬山市初の企業主導型保育が計画されているということで、「企業主導型保育園は市を通さず入園できるため、今後企業主導型保育園がふえると、市が把握できない子どもがふえることが心配」、具体的にどういうことを心配されているのか、教えていただければと思います。
○委員長(水野正光君) 濱田さん。
○請願者(濱田眞澄君) 市を通さないということは、何か
お子さんに問題があった場合も、実際にはその問題が市のほうがわからないというところがとても心配かなというふうに思います。市がつかめない。
○委員長(水野正光君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 変な話ですけども、市がつかまないか。
○委員長(水野正光君) 濱田さん。
○請願者(濱田眞澄君) つかめない子どもが出てくるというか、直接の契約になっていくということですね。
○委員長(水野正光君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) そうですね、そういうことですね。そこの間では契約しているわけですから、そことのやりとりがしっかりできていれば、問題ないんじゃないかなと思うんですけどもね。
○委員長(水野正光君) 濱田さん。
○請願者(濱田眞澄君) 実際にそこがどういうふうになるかというところが、まだ私たちもわからないので、そういうところがどんどんふえてきてしまうと、もしかしたら問題があっても把握できない場合、どうなるのかというところがやっぱり心配だなというふうに思います。
○委員長(水野正光君) ほかに。
玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君) 私からも1点、請願項目のほうで、2.のところの保育室面積の改善のところですね。1人当たり1.65平方メートルということでご説明があったと思うんですけど、現状、10年ぐらい前に比べて大分子どもの数も減ってきまして、今、入所率も大体60%ぐらいというふうに私は聞いております。そういった関係でいくと、ちょっとずつ面積も、1人が使える面積も、僕は広くなっているんではないかなあというような認識を持っているんですけど、今回、この項目に出されたのはなぜかなというところをちょっとお聞きしたかったんですが。
○委員長(水野正光君) 濱田さん。
○請願者(濱田眞澄君) 実際には少ないところもあるかもしれませんが、聞いているところによると、特に夏休みとか、そういう長期の休みなんかは、子どもの数がすごくふえるということもありまして、本当にけがをしてもなかなか伝えれなかったりとか、実際に、これもお聞きしているんだけど、迎えに行ったときに、なかなか子どもにたどり着かないとか、そういうことも実際に聞いているのです。
そういうところから、やっぱり子どもたちが学校が終わってほっとできるというのは、非常に、本当に転がったりとか、リラックスできるような環境が必要だというふうに思うので、そこがとても実際にはそういう環境ではないというふうにお聞きしているので、この項目が上がっています。
それは本当に毎年毎年同じ要望が出てきているので、これは外せないなというふうに思いまして、上げました。
○委員長(水野正光君) ほかに。
山田委員。
○委員(山田拓司君) 請願項目の中で、栗栖地区でも
学童保育所を実施してくださいとあるんですけど、実際、栗栖というのは17人ぐらいしかみえないですよね、生徒も。来年になると、5年生が結構7人ぐらい抜けてしまって、子どもさんも少なくなるというふうには聞いているんですけど、必要なんでしょうかね、
学童保育というものが。
○委員長(水野正光君) 濱田さん。
○請願者(濱田眞澄君) 実際には、うちの保護者で栗栖の方がみえるんですけれども、本当にやっぱりないと困るということで、アンケート調査をしたんですけれども、やっぱり半数の人は学童が必要だというふうに言っているそうです。それはもう実際に来年度に向けて動いているということなので。
○委員長(水野正光君) 山田委員。
○委員(山田拓司君) 教室でやられるわけですね、
学童保育というものを。
○委員長(水野正光君) 濱田さん。
○請願者(濱田眞澄君) だと思います。人数が少なくても、やっぱり必要な方があれば、やることが大事だなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(水野正光君) ほかにないですか。
せっかくきょう二人、ほかに来てみえるので、何か、せっかくですから、ご意見があったら。
○請願者(旭野涼香君) 今の栗栖の話なんですけれども、やっぱり学童がないと、栗栖に来たくても来れないという仕事をしていらっしゃるお母さんたちがみえるので、子どもは少ないかもしれないんですけども、これから入ってくる方々のためにも、やっぱり学童はすごく大事だと思っています。
○委員長(水野正光君) いいですか。
○請願者(坂下恵理君) 今、保育園に通っていまして、毎日、保育園生活を送っているんですけども、やっぱり私が迎えに行くと、すごく笑顔で迎えてくれるんですけど、それも保育園の先生たちがしっかりと子どものことを見てくださって、守ってくださっていて、保育内容とかもしっかりと考えてやってくださっているので、そういった保育士の先生たちがしっかりとした環境の中で仕事をしてもらって、保育士の人たちも笑顔でいないと子どもも笑顔でいられないと思うので、その辺のさっき要望の5で出させてもらっていると思うんですけど、そういう人たちの待遇もしっかりとしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(水野正光君) ありがとうございました。保育士さんの気持ちにもなっていただいたということですが、ほかに質疑はないですか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) 質疑なしと認め、請願第3号に対する質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
午後1時18分 休憩
再 開
午後1時20分 開議
○委員長(水野正光君) 再開いたします。
請願第3号に対する発言を求めます。
それぞれ取り扱いについてもご意見をお願いいたします。
柴山委員。
○委員(柴山一生君) 僕は反対しておきます。
理由は、こういった請願は毎年出てくるんですけども、そもそも僕、この請願、保育に係る職員のための請願なのか、子どものための請願なのか、僕はいつも出てくるたびに悩むんです。本当に子どものための請願だったら、僕は受けるけれども、そこで働く職員の職を守るための請願だったら、おれは反対だ。どうしてもそこが見えちゃう。だから、おれは反対。
○委員長(水野正光君) ほかに。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 私も請願項目5項目見せていただいて、先ほど玉置委員からも言われたように、保育室の面積基準とか、あと職員の
配置基準等、犬山市の充足率としてはまんぱんに入っているわけではないので問題がないということと、さっき請願者からも言われた栗栖地域については、もう担当課で進めているというところもあり、私も今井がちょうど立ち上がるときに、今井の方から声があって、ちょっとお声、一緒に準備したことがあるんですけど、やっぱり子どもの数が少なくても必要だというところは一致できますが、今もう既に準備されているということですので、と思うのと、さっき、全てというわけではないですけど、柴山委員の言われた5番に関しては、保育を守る会としてこれが出てくるのは、少し何か違うのかなという、私も違うとか、間違っているとか、正しいとかというのはわからないですけど、少し5番目の項目については違和感を感じました。
ただ、言われるような
子ども未来園の老朽化とか、あと、そういう問題は本当にしっかり議会としても今、統廃合なり新設なり、いろんな議論を始めようとしているし、今始まっているところでもありますので、そこら辺のところは真摯に受けとめたいというふうには思っています。
以上です。
○委員長(水野正光君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 請願の項目に限って今度話をさせていただきますと、本当に犬山市の実情をよく理解していただいた上での請願だなというところで、まずは、市の取り組みをきちんと理解していただいているというところに感謝申し上げたいと思います。
ただ、既に取り組んでいることもありますので、我々としては、例えば
子ども未来園の今後のあり方について、今検討が進められていますし、放課後児童クラブに関しては、小学校へ今移管を進めているという方向、それを我々は議会でも応援してきたという部分があります。
職員配置とか、さっき請願者の説明がありましたように、犬山市は国の基準以上に今配置をする努力もしています。そこは十分理解していただいていると思いますが、栗栖に関して言えば、もうるるお話がありましたように、既に市長のほうもこれを把握していて、今、前向きな方向で取り組んでいるということも理解しておりますので、できれば私としては、これを請願項目じゃなくて、犬山市として、これは全ての項目に真摯に取り組んでいます。職員の配置についても、3年かけて6名ふやすということも実際には取り組んでいます。なかなか現状は厳しいです。が、こういった形で努力していますので、ぜひとも犬山市の取り組みを逆に支援というか、応援していただければと思っています。
以上です。
○委員長(水野正光君) 玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君) きょうはありがとうございました。私も今、
三浦委員から先ほどありましたように、保育園の老朽化が進んでいると、築40年前後経過している建物ばかりなので、そういった観点で、今、集約・統合というような、自分としても意見を言わせていただいています。そういったところでは、一部、一致するような請願趣旨のところであるのですが、全部が全部、先ほど言っていた企業主導型保育園というところですね。これは企業のほうでもいろいろリサーチをしてみますと、なかなか企業で働いているお母さんたちが、自分のところに企業主導型保育園をつくったら入るかというようなアンケートをとると、意外にノーという方が多くて、近隣のこの企業で聞くと、実は余り進んでいかないような、どうも実情があるようなんです。というのは、やっぱり地域の保育園に通っていないと、小学校へ上がったときに地域のお母さんたちと余りつき合えないなあというような、どうもそういう思いが働いているお母さんたちの中にどうも強くて、国はこういう主導型でやろうとしとるんですけど、どうもそれは進んでいかないような、どうも犬山市近隣では、そういう実情があるということも踏まえると、最後のところの趣旨と少し自分の思いと一致しない部分があるのかなあというところはありますので、私としては、全部が全部、手放しで賛成というわけではないんですけど、一部、理解するところはあるなというのが私の意見であります。
○委員長(水野正光君) ほかに。
山田委員。
○委員(山田拓司君) 先ほどの柴山委員が言われたような、同じような意見です。
○委員長(水野正光君) 意見は出ました。
ほかに発言はないですか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、発言なしと認め、これより討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) 討論なしと認めます。
暫時休憩します。
午後1時25分 休憩
再 開
午後1時27分 開議
○委員長(水野正光君) 再開いたします。
続いて採決を行います。
それでは、今、発言があったのは採択ということと、趣旨採択という2つの意見、ほかは意見を述べられましたが、進めるということだと思いますので、最初に、趣旨採択するかどうかについて決をとりたいと思います。
趣旨採択に賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(水野正光君) 賛成少数。したがって、趣旨採択はしないということになります。
それでは、採決に移ります。
請願第3号について、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(水野正光君) 賛成少数。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。
暫時休憩します。
午後1時29分 休憩
再 開
午後1時31分 開議
○委員長(水野正光君) 再開します。
続いて、請願第4号、国に対して「
学童保育指導員の資格と
配置基準の堅持を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。
請願第4号につきましては、請願者より委員会中の趣旨説明を希望されました。1名おみえになっていますので、説明時間、おおむね5分ということで、まず、請願第4号の説明をお願いいたします。
○請願者(賀屋哲男君) 本日は説明させていただく時間をいただきありがとうございます。国に対して「
学童保育指導員の資格と
配置基準の堅持を求める意見書」の提出を求める請願について説明をさせていただきます。
この請願については、平成27年度より子ども・子育て支援新制度が施行されました。
学童保育には放課後児童支援という資格を持つ者の配置が、児童福祉法で従うべき基準として定められています。その内容は、厚生労働省令で示され、
学童保育指導員のそのための処遇改善の予算措置も今行われています。
まだ始まって4年にもかかわらず、地方分権改革からの提案によって、
学童保育指導員が今は足りない、そして、資格者になるための研修に出す時間、かわりの人材がいないということで、この2019年度中に
学童保育指導員の資格をとっておくということになっているにもかかわらず、まだできていないことが多いということで、この従うべき基準の規制緩和を求めるという提案が地方から国に出されています。
そこで、内閣としては、この緩和を考えていこうという話になり、今、この緩和もしくは廃止という議論がされています。
私たちは、この
配置基準、資格の要件がなくなることによると、子どもの遊びや活動を制限せざるを得ないことが出てくるんではないかという危惧を抱いています。一人配置になった場合に、
学童保育の室内と室外で遊ぶことができるか、恐らくどちらかに偏るんではないかということ。そうなると、外遊びがしたい子どもにとっては、外遊びができなくなるという状況が出てくるだろうということが考えられます。
もう一つは、子どもの命を守る仕事であるということです。私は、東日本大震災が起こった後、岩手の陸前高田にボランティアで行ってまいりました。その際に、現地の
学童保育指導員の言った言葉を今でも覚えています。大震災が起こったときは、子どもはまだ学校にいる時間帯だった。ですが、これが子どもが
学童保育にいる時間帯だったら、私はもう一人の指導員と30人以上いた子どもたちを本当に助けることができただろうかというふうに私たちに話をされました。やはり子どもの命を守る仕事ということについては、資格が必ず必要ですし、配置をきちんとしておいていただくということが必要だと思っています。
そこで考えるのは、子どもたちに生活の場を保障するためには、指導員の質の確保が必要である。その質の確保のためには、今非常に低い
学童保育指導員の処遇、今まで国は年額180万円という額しか積算してきませんでした。昨年度より年額310万円の指導員を1人配置し、残り2人は180万円の指導員であるという算出方法に変わりましたが、まだまだ常勤職員を複数配置することには足りていません。そのために厚生労働省としては、放課後児童支援員と
処遇改善事業を予算化していますが、これらの予算は、まだ全国で2割の自治体しか使っていないのが現実です。
そういうこともあり、指導員の配置が非常に少ないと、足りないと、指導員になり手がいないというようなことがあるのですが、本来はそういう処遇を改善し、指導員のなり手をふやす、これが今の基準を変えるのではなく、することではないかと。ですから、基準自体は変えずに、子どもの命や安全を守るんだということをしていただきたい。そういうことによって貴議会より国に対して
学童保育指導員の資格と
配置基準の堅持を求める意見書を出すことによって、地方分権改革に基準緩和が出ていることに対して、違うんではないかという意見をぜひお出しいただき、子どもの命と安全を守っていただきたいということでここに請願させていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長(水野正光君) ありがとうございました。請願者からの趣旨説明は終了しました。
請願者に対する質疑を行います。
ご発言を求めます。
柴山委員。
○委員(柴山一生君) 犬山市の
学童保育に具体的にどんな危険があるというふうに感じられていますか。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君) 犬山市は一応進んではいるんですが、今後、国の基準が緩和することによって、今でも高学年が入れない、本当はふやしていかなければいけないというふうになっていると思いますけども、ふやせていないことと、そして、それは一つは、指導員の確保も難しいと、これがずうっと続いていくと、犬山市自体が高学年を受け入れない市だというふうになっていくと思います。そういうことは私たちはないように、どの市に行っても6年生までは
学童保育で受け入れるという形になるというのがいいことだと思いますし、また、指導員の配置がなくなることによって、土曜日や春・夏・冬休みの朝の時間帯であるとか、通常の夜の時間帯というところに一人しかいなくなった場合に、何らかの事故が起こった場合には、それに対処することができなくなる、これはもう犬山市だけではなく、全国どこでもそうだと思いますが、犬山市でもそういう危険は起こると思っています。
○委員長(水野正光君) 玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君) 人材の確保というのは、この指導員のみならず、さまざまな業種業態で今、言われています。そういった中で、資格の問題であったり、今の賃金の問題であったり、そこを改善しても、正直僕は人員を確保するのは難しいんではないのかなあというふうに自分としては今、認識を持っているんですけども、その処遇を改善して、各それぞれの行政が集められるという方向で今多分考えられていると思うんですけども、そういった認識でよろしかったですか。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君) そうですね、全国的に見ると、やはり非常勤職員であっても、年収400万円近い市であったり、そういうところというのは、まず充足しているんですね。やっぱり多くの自治体でしている非常勤職員の時給換算であるところというのは、競争になっています。愛知県は比較的競争にはなっていないんですが、関東地方に目を移すと、時給がもう10円、20円違うことによって引っこ抜かれるという形になっています。これはどうかと言うと、要するにそこの賃金の差ということになっていると思うんですが、もともと非常勤を配置するということで、そういう競争ができているんではないかと。
一番最初に、この平成27年度から決まった新支援制度のときに、始まるときに、厚生労働省は保育士並みの給与にするということを言われました。それは年収約450万円です。まだまだそこまでなっていないということ自体が、私は日本福祉大学で講師もさせていただいているんですが、
学童保育を教えているにもかかわらず、保育士になったり、教員になるほうが給与が保障されるからということで、ほぼなられないんです。やっぱりそこが大きな課題だと私は思っています。
○委員長(水野正光君) ほかはいいですか。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) ごめんなさい、そもそものことを聞くんですけども、言葉の話で申しわけないんですけども、これ
学童保育指導員の資格となっていますけども、国は放課後児童支援員と言うと私は理解しているんですけども、なぜこの
学童保育指導員という言葉にこだわられているんですか。犬山市は
学童保育と言わないんですよ。放課後児童クラブと言います。だもんで、文章を読んでいると、
学童保育だ、放課後指導支援員だという言葉が両方出ていて、正直申しまして、些末なことをお伺いして申しわけないですけども、その言葉が逆に言うと、私はどういうことなのかなというところを教えていただければと思います。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君)
学童保育そのものは、ちょっと長くなりますけど、1948年から始まっていて、当時は保育園の法律を使って始まったんで、
学童保育ということになりました。広辞苑にも第3版から
学童保育というふうに出ていますが、国は法律用語で1997年に放課後児童健全育成事業というふうになされました。でも、広辞苑第6版から
学童保育に括弧して法律用語では放課後児童健全育成事業というふうに第6版から始まり、今回第7版でも出ています。ということも考えて、私たちは
学童保育というのが日常使われている言葉であり、法律用語が放課後児童健全育成事業、その上で放課後児童クラブだったり
学童保育所であったりとか、その1948年から1997年までずっと地方がそれぞれにやってきたという歴史があって、それぞれにいろんな名前をつけている、留守家庭会であったりとか、そういうことを私たちは総称するという言葉で
学童保育であり、そこに資格者を配置するということで、放課後児童支援員という資格者を配置しなければいけない。ただ、資格者じゃない方ももう一人は置いていいよということになっていますので、放課後児童支援員と名乗られない方もいらっしゃるということを考えると、総称して私たちは
学童保育指導員という言葉を使わせていただいて、資格に対しては放課後児童支援員の資格というふうに使わせていただいております。
○委員長(水野正光君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 言葉のあれなんですけど、犬山市としては放課後児童支援員、放課後児童の補助員という言葉でやっていますので。いいです。わかりました。理解しました。
○委員長(水野正光君) ほかに。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 先ほど玉置委員が言われたように、本当にどの職種においても人手不足というのが今、問題になっていまして、たまたまですけど、この前、大きく自動車工場をされていて、自分とこで車検とかも行っているところが、整備士がいなくなった。それでもうそういう職種というか、そこの分野はできなくなったということをお聞きして、本当に、どの分野においても足りない。
放課後児童支援員とは別ですけど、うちも保育士を計画的にプラス6名ということで、よく一般質問でも取りざたされているんですけど、なかなか補充してもやめていかれる。放課後児童支援員さんについても、なかなかやっぱり集まりにくいという部分がある中で、やはりこうやって意見書で要望されていることは、なかなか理想と言ったら失礼ですけども、確かにそうだなと思う部分もありますが、今やれることはしっかり犬山市は取り組んでいるんではないかなあということは個人的には思っております。
済みません、質問ではなかったです。
○委員長(水野正光君) ほかに。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、請願者に対する質疑はこれで終わります。
暫時休憩いたします。
午後1時42分 休憩
再 開
午後1時45分 開議
○委員長(水野正光君) 再開いたします。
それでは、請願第4号に対する発言を求めます。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 討議ということでよろしいですね。
現状、国の現状というか、確かに放課後児童クラブの現状は非常によくわかります。だからこそ、現状に今対応するために、地方から逆に言えば自治体からこの基準の規制緩和を求める提案が出ているんじゃないかと私は理解しております。
6月議会で犬山市でもこの基準条例が変更されました。実務経験プラス専門研修ということで、質の担保は補っていくよということをそのときにも議論していますので、私はこの犬山市としては放課後児童支援員の資格に対しての十分な取り組みを取っているんじゃないかというふうに理解しています。
以上です。
○委員長(水野正光君) ほかに。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 私も
柴田委員と同じで、先ほども自分の考えをお話ししましたけれども、やはりとにかく放課後児童支援員をある程度しっかりと集めたいという思いもありますし、処遇改善の有効な対策というところもちゃんと正規並みと言えるのかどうかわかりませんけども、しっかり講じているのではないかなというふうに思っています。
○委員長(水野正光君) 討議はあれですけど、どこにしたらいいかご意見はないですか。進め方について。
玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君)
三浦委員も
柴田委員も、犬山市のほうでは一定の部分で進めているという部分があります。私が理解する部分でもそうだと思っています。今回、国への請願という、意見書という形ですが、私は継続審査という形で、もうちょっと掘り下げて考えていきたいなというふうに思っています。
○委員長(水野正光君) ほかにありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、他に発言なしと認めます。
ただいま玉置委員から継続審査という意見がありましたので、これをお諮りしたいと思います。
請願第4号について、継続審査にすることに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○委員長(水野正光君) 挙手少数。よって、請願第4号は継続審査しないことと決しました。
それでは、請願第4号に対する討論を行います。
討論ありませんか。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 反対の立場から討論させていただきます。
先ほどの討議の中でも述べましたが、現状を考えますと、人の手配が本当に難しいという中で、一つの要因として資格要件が厳しいということも考えられる中から、自治体から資格要件を緩和してほしいという声が上がっていると私は理解しております。
犬山市としては、それに対する対応を既に取り組んでいますので、今回のこの請願に対しまして私は反対という立場をとらせていただきます。
以上です。
○委員長(水野正光君) 他に討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) これをもって討論を終結いたします。
続いて、採決を行います。
請願第4号について、採択することに賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
○委員長(水野正光君) 挙手なし。よって、請願第4号は不採択とすることに決しました。
暫時休憩いたします。
午後1時50分 休憩
再 開
午後1時50分 開議
○委員長(水野正光君) 再開いたします。
続いて、請願第5号、国に対して「
放課後児童支援員等の
処遇改善事業に係る事務等の簡素化を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。
請願第5号についても趣旨説明を希望されていますので、趣旨説明をお願いいたします。
○請願者(賀屋哲男君) 続けて説明をさせていただきたいと思います。
国に対して「
放課後児童支援員等の
処遇改善事業に係る事務等の簡素化を求める意見書」の提出を求める請願です。
趣旨として、平成27年度より子ども・子育て支援新制度が施行され、先ほども説明させていただきましたが、放課後児童支援員の資格が創設され、そこに
処遇改善事業が始まりました。しかし、私どもは愛知県内をキャラバンで回らせていただいておりますが、まだまだ愛知県内も2割程度の
処遇改善事業しか使われておりません。そこで、事務が複雑であると、条件が複雑である、こういうことによって事務手続に時間がかかる、それならば申請しないほうがいいということを多くお聞きしております。
また、活用されている自治体でも全
学童保育所が活用しているのではなく、数カ所の使用という形がある市町村もあります。そういうこともあり、多くの
学童保育指導員は賃金等の保障が低いままになっており、いまだに年収が100万円台ということになっております。このことは、先ほども述べたとおり、
学童保育指導員の不足に直結していると私たちは考えています。
そして、放課後児童支援員の資格に対しての猶予期間は来年、2019年度末とされており、まさに今、行わなければならない課題だというふうに考えています。
今必要なことは、この消費税で処遇改善を行いますよというふうになっておりますが、私どもは運営費によって
学童保育指導員の処遇保障をすることにより、事務等の複雑化がなくなっていくんではないかというふうに考えております。しかし、すぐにこの制度が変わるというふうには考えられませんので、当面の間、この
処遇改善事業を行うのであれば、この
処遇改善事業の事務の簡素化及び条件の緩和を図ることにより、犬山市をはじめ多くの市町村が、この
処遇改善事業を行うということによって、
学童保育が専門性を持った仕事であり、それなりの処遇が保障される。そうなれば、大学の卒業者も含め、
学童保育指導員になりたいという職業になっていくんではないかというふうに思っています。
ここで
学童保育指導員の確保など、対策を進めるということが重要だということを意見させていただき、貴議会によって
放課後児童支援員等の
処遇改善事業に係る事務等の簡素化を求める意見書を提出していただければと思っています。
犬山市においては、既に進んでいるというふうに先ほども議論されていましたので、私も存じていますが、ぜひ愛知県全体、国全体のことを考えていただき、進んでいる犬山市から意見書を出していただければというふうに思います。
以上で私の説明を終わらせていただきます。
○委員長(水野正光君) ありがとうございました。請願者の趣旨説明は終了いたしました。
請願者に対する質疑を行います。
発言を求めます。
三浦委員。
○委員(
三浦知里君) 今回ちゃんと質疑させていただきます。
放課後児童健全育成事業というのは、確か事業が9種類ぐらいあったと思うんです。放課後子ども環境整備事業とか放課後児童クラブ支援事業とか、あと障害児受け入れ強化推進とか、あとキャリアアップ処遇改善とか、とりわけ放課後児童支援員の
処遇改善事業のみを消費税財源で実施するのはよくないとおっしゃっているのか、放課後児童健全育成事業全体を指されているのか、それとも今回はこのことだから、これだけということなのか、そのことだけ確認したいです。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君)
学童保育は特別会計の部分と消費税会計の部分があって、
処遇改善事業は消費税会計から出ているんですね。消費税会計というのは、今後、保障していくということでありますと、来年度10%というふうに言われていますけど、消費税の引き上げとセットという考え方が出てくるんではないのかなと。そうすると、今、1人の処遇改善というふうに言われているんですが、本来は2人、私たちは複数配置と言われているからには2人の処遇改善が必要だろうというふうには思っています。
そうなったときには、もしかしたらですけど、消費税を15%にすることによってなるとかという話になってくるんではないのかなとか、いろいろあると、そこに弊害もいろいろ出てくるのかなと。そうなったときに、今特別会計で出されている運営費、ここにもともとの指導員の給与というものを反映して、ここでしっかりとした給与保障がされていくというのが一番いいんではないのかなというふうに考えているので、ここに「消費税による」という言葉を書かせていただいたということになります。
○委員長(水野正光君) 柴山委員。
○委員(柴山一生君) 事務手続が非常に煩雑だというふうにおっしゃるんですけど、どんな事務手続のことをおっしゃったのか、ちょっと教えていただけますか。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君) 基本が2013年度の給与ベースと、そこから賃金がアップしているかどうかということがまず1つあります。ですから、2013年度の賃金を全て出さなければいけないということ、そして、そこから幾ら上がったかというのを証明しなければならない。まず、これを一人一人にしなければいけないということがあります。
2種類の
処遇改善事業があるんですが、高いと言ったら申しわけないですけど、
処遇改善事業は高いほうでいくと11項目のことを行っているかどうかということがあり、その11項目に対してどういうことを行っているかというチェックをしなければならないと。それをそれぞれの
学童保育でも精査して出さなければいけないですし、今度はそれは市がチェックをしなければならない。その市がチェックしたものが、また愛知県であり、国がまたチェックをしていくという非常に複雑な形になっていて、そこまでやるには、やっぱり人一人配置しないと、例えば犬山市だったらできないという話になっていて、そしたら、その賃金のほうが高くなるんではないかという、そういう論法になってきているという、そういう話なんですけども。
○委員長(水野正光君) 柴山委員。
○委員(柴山一生君) そういった制度をつくっているのは国のほうなんで、ですから、そんな細かいことを書かなくても、これを意見書を出せば、こういったひな形の意見書であることはわかるはず、そのことは一言も書いてないんですけど、それが向こうはわかるんでしょうけども、賀屋さんがおっしゃっている、今回来られたのは何かこう、これを実現させたいという思いでここに来られていると思うんですけど、これを実現させるためにいろんな方法があると思うんですけど、我々のような地方議会に来られて請願を出されて、こういったものをたくさん集められて、それを国に出すということで実現されたいという手法だと思うんですけど、正直言って、僕だけかもしれませんけど、余りわからない中で答えを出さなきゃいけないという状況もあることはあるんです。少なくとも僕については余りわからない。わかろうとしていますよ。一生懸命わかろうとしてますけども、細かくわからずに、でもお答えを出す。それをもって先生の、それを集約されて出していくわけですけども、そういう形を期待されて、こういった活動をされているのかどうかちょっとわかりませんけども、いろんな手法があると思うんだけど、ほかの方法もあるのになと思いながら今、質問しているわけなんですけど、私はね。
一方では申しわけないなと思うし、何とか真摯に応えなあかんなと思うし、現状を知ってもらえばいいなとも思うし、こういう議員もおるなとわかってもらえばいいなとも思うし、そういうところなんですよ。ですから、これ正直言いまして、見ても私は、後で討議のとこで言いますわ。
質疑については、今聞いたことを、処遇改善と言っても、その前のところで我々はもう既に否決していますもんで、要らんかなと思っているところなんですけど、という話です。
以上です。また、次の討議のとこで話します。
○委員長(水野正光君) ほかにいいですか。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) これもごめんなさい、勉強不足で、こんなこと聞いてあれなんですけども、先ほど事務手続の話をしていただきましたけど、犬山市は基本的に放課後児童クラブを公設公営で行っておるわけなんですよ。民でやられたら、多分、その手間が非常にというところだと思いますが、そういう意味では犬山市に関して言えば、その部分で市がやっている部分で、大分、処遇改善のところをチェックできるんじゃないかなと思うんですが、実際に県内で20%しか
処遇改善事業を行っていないというお話だったんですけど、具体的にどこのまちかわかれば教えてほしいんですけども。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君) 私の中で全部頭に記憶がないんですが、私は名古屋なんですけど、名古屋市なり、長久手市、東海市、豊橋市、春日井市。
○委員長(水野正光君)
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) わかりました。そういった大きなところが、この制度になっていると。ありがとうございます。
○委員長(水野正光君) 玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君) 請願の趣旨のところの3行目から、
学童保育指導員は賃金等の保障が低いままということで、つかんでみえる平均賃金というか、私はどちらかと言ったら工業系を出て仕事をしておったもんですから、そこに最低賃金、業種別の最低賃金だったりとか地域別最低賃金というところで、一番下の支えがあって、そこにプラスして企業がずっと乗っけてきておるというのが実情だと思うんですけど、こういった今の賃金が低いというふうに言われているこの業種の大体、先生が知ってみえるところでいいんですけど、大体いかほどぐらいを今もらっていたりするんですかね。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君) 何というんですか、3分化していると言っちゃ申しわけないんですけど、1つは、名古屋市なんかというのは、400万円台です。だから、名古屋市は低いとは私どもは言っていません。これは民設民営なんでできるとこなんですね。全国的に愛知県の平均と言われているのが、大体年収が150万円ぐらいです。150万円か今180万円ぐらいですね。もう一つは扶養の範囲で働きたいという方がまだ半分以上いらっしゃって、その方たちが押し下げているというふうに私は思っているんですが、扶養の範囲内で半分以上の方が働かれています。ですから、結局、賃金は上がらないというのが正直なところです。
ただ、全体的にもう名古屋市の400万円、今440万円が平均なんですけども、これはもうどこの市町村に行っても、すごいですねという一言しかないというぐらい、ほかは低いですね。
○委員長(水野正光君) 玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君) ありがとうございます。何となく実情は理解したんですが、やっぱりこの職種というのは、通常の企業のパートとかとはちょっと違って、例えば朝からお昼までとか、3時までというわけでもなく、大体お昼ぐらいから例えば2時とか3時とか、多分時間の取り方というのがどうなのかなというところをちょっとお聞きしたいんですが。
○委員長(水野正光君) 賀屋さん。
○請願者(賀屋哲男君) 国はもともと8分の6というふうに言っていて、12時から6時までの仕事だというふうに言っていたんですね。ですから、東京の最低賃金掛ける時間数ということで、先ほどの180万円というのが、さっきの請願のところで書かせていただきましたけども、これが180万円です。ですから、
処遇改善事業というのは、そうじゃなくて、やっぱり準備時間や、終わった後のお便りを書く時間、保護者との接する時間とか、そういうことを含めると、普通の通常時間と同じになるんではないか。今、7.3時間ですかね、ここに働くということで、その
処遇改善事業につけるということになっていまして、全国的にいくと、年間1,800時間ぐらい、大体働いています。名古屋市は2,000時間を超えて働いているんですけども、ですから、就業規則も毎日の時間ではなくて、年間の総労働時間でどう判断するかというところが、今徐々にふえてきていて、そうすると月額でやっていけるんではないのかなというのがやっと出てきた感じです。
○委員長(水野正光君) ほかにいいですか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、ほかに質疑なしと認め、請願者に対する質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
午後2時05分 休憩
再 開
午後2時10分 開議
○委員長(水野正光君) 再開いたします。
請願第5号に対する発言を求めます。
玉置委員。
○委員(
玉置幸哉君) 私としては、この中身、賛同できる部分もありますので、趣旨採択という形でお願いをしたいと思います。
○委員長(水野正光君) ほかに。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 討議ということで、支援員、今回の中で問題提起いただいたとおり、本当に不足しているというか、なかなか働くにはそういうような厳しい環境、そういった部分で環境を改善しなければいけないというのは十分に理解できるところであります。
特に処遇面というところもあると思いますので、市としても最大の努力をしているということで、処遇面については、支援者は今、時給1,070円、午後5時以降は1,340円、補助員に関しましては、来年からは960円に値上げするという市は、取り組みで何とか支援員の確保を図ろうとしておりますんで、こういったところを私としては市の取り組みをちょっと見守っていきたいなというふうに考えております。
以上です。
○委員長(水野正光君) ほかに。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、趣旨採択の意見が1人出ました。ほかは出ていませんので、採択していくということだと思いますので、それでは趣旨採択についてまずお諮りいたします。
請願第5号について、趣旨採択に賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(水野正光君) 挙手少数ということで、趣旨採択はしないということになります。
続いて、討論を行います。
討論ありますか。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 反対の立場から討論させていただきます。
放課後児童支援員の処遇改善は、もう喫緊の課題だと思っておりますが、まず、国としては、消費税による処遇改善、これは事業を行っているということで、この国の取り組みを一つまずは支援したいと思っております。
そして、今、犬山市に関して申しますと、先ほども申しましたけども、処遇面については、犬山市独自で改善を図ろうという取り組みを今とっておりますので、その点も支援していきくたいと思っていますから、以上の2点の立場から反対とさせていただきます。
○委員長(水野正光君) 他に討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。
続いて、採決を行います。
請願第5号について、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○委員長(水野正光君) 挙手少数。よって、請願第5号は不採択とすることに決しました。
暫時休憩いたします。
午後2時12分 休憩
再 開
午後2時13分 開議
○委員長(水野正光君) 再開いたします。
続いて、本委員会に付託されました陳情を議題といたします。
本委員会に送付された陳情は3件であります。
初めに、陳情第11号、介護・福祉・医療など
社会保障の
施策拡充についての陳情書を議題といたします。
ご意見をお願いいたします。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) 「聞き置く」でお願いします。
○委員長(水野正光君) 「聞き置く」という意見がありましたが、ほかに。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) ただいま「聞き置く」という意見がありました。「聞き置く」ということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、陳情第11号については「聞き置く」ということにいたします。
次に、陳情第12号、看護師の全国を
適用地域とした特定最賃の新設を国に求める陳情書を議題といたします。
ご意見を求めます。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) これも「聞き置く」でお願いいたします。
○委員長(水野正光君) ほかにいいですか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、「聞き置く」ということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、陳情第12号については「聞き置く」ということにいたします。
次に、陳情第13号、
介護従事者の全国を
適用地域とした特定最賃の新設を国に求める陳情書を議題といたします。
ご意見を求めます。
柴田委員。
○委員(
柴田浩行君) これも「聞き置く」でよろしくお願いいたします。
○委員長(水野正光君) ほかにありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、「聞き置く」ということでご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○委員長(水野正光君) それでは、陳情第13号については「聞き置く」ということにいたします。
以上で、本委員会に付託されました案件は全て議了いたしました。
これをもって委員会を閉じます。
午後2時16分 閉会...