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  1. 犬山市議会 2018-06-14
    平成30年 6月定例会(第5日 6月14日)


    取得元: 犬山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-27
    平成30年 6月定例会(第5日 6月14日)   平成30年6月            定 例 犬 山 市 議 会 会 議 録                              第5号 6月14日(木曜日) ────────────────────────────────────────── 〇議事日程 第5号 平成30年6月14日午前10時開議  第1 一般質問            ******************** 〇本日の会議に付した案件  日程第1 一般質問  日程追加 諸般の報告  日程追加 第61号議案 工事請負契約の締結について(楽田小学校新校舎・体育館改築             工事)  日程追加 第62号議案 財産の取得について(コミュニティバス)  日程追加 第63号議案 財産の取得について(災害対応特殊救急自動車高度救命処置             用資機材)  日程追加 議員提出議案第1号 犬山市議会の議員の定数を定める条例の一部改正につ                 いて
     日程追加 意見書案第  1号 NHK受信料の補助継続と対象区域の拡大を求める意                 見書            ******************** 〇出席議員(20名)  1番  玉 置 幸 哉 君        11番  矢 幡 秀 則 君  2番  山 田 拓 司 君        12番  中 村 貴 文 君  3番  柴 田 浩 行 君        13番  岡     覚 君  4番  大 沢 秀 教 君        14番  水 野 正 光 君  5番  岡 村 千 里 君        15番  三 浦 知 里 君  6番  後 藤 幸 夫 君        16番  上 村 良 一 君  7番  鈴 木 伸太郎 君        17番  ビアンキ  アンソニー 君  8番  市 橋 円 広 君        18番  柴 山 一 生 君  9番  久 世 高 裕 君        19番  稲 垣 民 夫 君  10番  吉 田 鋭 夫 君        20番  堀 江 正 栄 君            ******************** 〇欠席議員(なし)            ******************** 〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名  事務局長兼議事課長 後 藤 年 明 君   議事課長補佐    粥 川 仁 也 君  統括主査      川 瀬 恵 子 君   主査補       長谷川 麻友美 君            ******************** 〇説明のため出席した者の職・氏名  市長        山 田 拓 郎 君   副市長       小 澤 正 司 君  教育長       滝     誠 君   経営部長      江 口 俊 也 君  市民部長兼防災監  中 村   誠 君   健康福祉部長    吉 野 正 根 君  都市整備部長    光 清   毅 君   経済環境部長    永 井 恵 三 君  教育部長      中 村 浩 三 君   子ども・子育て監  小 島 千 枝 君  消防長       石 田 雅 夫 君   企画広報課長    松 田 昇 平 君  経営改善課長    鈴 木 良 元 君   総務課長      武 藤 裕一朗 君  地域安全課長    百 武 俊 一 君   長寿社会課長    吉 田 高 弘 君  整備課長      高 橋 秀 成 君   環境課長      髙 木   衛 君  産業課長      武 内 雅 洋 君   学校教育課長    長 瀬 尚 美 君  学校教育課主幹   神 谷 勝 治 君   子ども未来課長   間 宮 宏 昌 君  子ども未来課主幹  中 川 定 代 君   文化スポーツ課長  上 原 敬 正 君  歴史まちづくり課長 中 村 達 司 君            ********************                 午前10時00分 開議 ○議長(ビアンキ アンソニー君) ただいまの出席議員は、20名であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  議事日程に従いまして、会議を進めます。           ******************** △日程第1 一般質問 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  6番 後藤幸夫議員。 ○6番(後藤幸夫君) おはようございます。フォーラム犬山の後藤幸夫でございます。議長のお許しをいただきまして、2件の質問をさせていただきます。  件名1の農業戦略についてお尋ねをいたします。  要旨1点目の6次産業化の推進についてお尋ねをいたします。  平成28年度に農業経営地域戦略アクションプランが策定され、6次産業化の推進を掲げております。農業従事者の所得向上や地域活性化には6次産業化が重要な取り組みであります。当市は平成29年3月に犬山市農業経営地域戦略アクションプランを策定されました。プロモーションの魅力向上戦略では、1、米の生産販売の強化、2、桃の生産販売の強化、3、犬山産農産物の普及啓発と新たな特産品等の開発、販路拡大戦略では、1、スーパーマーケット等の連携の促進、2、飲食店、ホテル、食品加工業者への食材供給の促進、3、大学等での販売促進、4、学校・子ども未来園での犬山農産物の利用促進を行うとされております。  平成29年6月に農林水産省は6次産業化、地産地消に基づく総合化事業計画作成のためのガイドラインを作成されました。このガイドラインは、総合化事業計画の認定申請書の作成を6次産業化のプランナー向けに活用できるように改正されたガイドラインであります。  その勉強会である6次産業化人材育成研修会では、私も受講者の一人として参加をさせていただきました。その研修内容は、1、商談シートの書き方、2、商品写真の撮影の方法、3、事業計画書の作成方法、4、百貨店やスーパーマーケットのバイヤーの対応と接し方などの講義を受けました。  それでは、質問に移ります。6次産業化の推進における当市で開かれた6次産業化人材育成研修会の成果についてお答えください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) それでは、ご質問にお答えしたいと思います。  当市の6次産業化の推進については、第5次犬山市総合計画改訂版では、農産物ブランドの推進を、また、平成28年度に策定した農業経営地域戦略アクションプランでは、6次産業化の支援を掲げており、市としても農業の振興に資する重要な施策であると認識をしております。  平成29年度の6次産業化推進の取り組みといたしましては、愛知県主催の6次産業化人材育成研修会が5回開催され、議員もご参加いただいたというところでございますが、延べ人数でございますが、79名の農業者や事業者等の方々が参加をされました。  研修会では、事業計画書の作成方法や商談シートの書き方など、6次産業化に関する具体的な内容であり、講義後には講師が参加者からの個別相談に応じる機会も設けられるなど、6次産業化の支援として非常に有意義であったものと考えております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。この講座はやっぱり販売戦略を考える上でとても重要なことだと私は感じました。今後ともこのような講座が開催されることを期待いたしまして、次の質問に移ります。  要旨2点目の具体的な商品の現状と今後についてお尋ねをいたします。  去る平成28年11月11日に、フォーラム犬山と公明クラブの方々と視察に行ってまいりました。視察地は福岡県の糸島市というところでありました。糸島市には日本一の売り上げを誇るファーマーズマーケットJA糸島 伊都菜彩というマーケットがあるまちであります。年間41億6,000万円の売り上げがあり、来客数が1日平均平日で2,500人、土曜日、日曜日、祝日では約4,000人、出荷会員が、要するに農産物とかいろんなものを出される人が1,500人ということを聞いております。そんな大きなマーケットがあるまちであります。  また、平成27年度の地産地消の販売額は市内の販売所で53億円、これらを応援する店舗数は103店舗あり、学校給食における地場産業の使用割合は39.1%にものぼり、地産地消を意識して購入する市民の割合が、何と69.5%の数値が示されておりました。  そんな中で、さらなる目標の6次産業化の取り組みとして、平成23年度に糸島発祥であるかんきつ類のはるかを使ったお菓子4種類を開発、農産物直売所を中心に販売されたということであります。平成24年度には、アマナツ、豚肉、サワラを使って商品化、販路は東京の小田急百貨店とネット販売を行ったということをお話しされました。  当市において、6次産業化の推進において新たな商品開発が業者の中で進んでいると考えますが、近年、どのようなものが開発されたのかお答えください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) それでは、ご質問にお答えいたします。  6次産業化の具体的な商品といたしましては、最初に、ジャムをご紹介いたします。桃ジャムとみかんジャムがあり、桃ジャムは犬山産の桃を使用し、みかんジャムは具体的でございますが、二の宮のみかんを使用してつくられ、共に時期に応じて店頭販売されております。  次に、日本酒でございますが、酒米の夢吟香が平成29年に市内で約1反作付されましたが、100%犬山産の日本酒を醸造するために必要な収穫量に及ばなかったため、他地域で収穫されたものと合わせて醸造され、今年は作付面積をふやし、純犬山産の日本酒づくりを目指しております。  そのほかには小麦がございます。犬山産小麦から小麦粉約8.5トンがつくられております。JA愛知北がうどんや冷や麦の乾麺に加工し、商品化をしております。冷や麦は学校給食で地元産の食材として使用される予定となっております。また、犬山産の緑茶をペットボトルにする計画も進んでおり、今年度中に販売予定のことというふうに聞いてございます。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。私も実は20年前ですか、いろんなジャムを考えましたが、また新たに違うところがきちっとまたそういう商品をしっかり考えてやっていくということは、非常に私はいいことだと思っております。ぜひともやっぱりものづくりというのはいろんな種類があって、そして、いろんな業者が競い合うというのが一番いいことだと思っております。  それでは、再質問いたします。  糸島市では、平成23年6月に新商品開発販路開拓支援事業として、998万1,000円の予算措置を受けました。平成23年7月に新技術地域資源開発補助事業を採択し、補助額3,000万円を受けて、平成23年7月16日に販売をスタートされました。新たな商品開発には支援体制や補助メニューの活用が考えられますが、新商品開発はどのようなメニューで行われたのかお答えください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) 再質問にお答えいたします。  商品開発には味だけではなく、見た目、コスト、販売戦略など、考慮しなければならない点が多岐にわたります。農業経営地域戦略アクションプランでは、連携に重点を置き、農業者個人で取り組むだけでは超えられないハードルを関係団体などと連携して取り組むことを推進しております。先ほど答弁をいたしました研修会の開催も、連携体制の構築を目的として開催したものでございます。  今後も農業者個人と関係団体、機関とのつながり、また、異業種間の連携ができるようなきっかけづくりを積極的に展開してまいりたいというふうに考えております。  また、今年度、農業担い手施設整備等支援補助金制度を創設をいたしました。この制度は農業経営基盤強化促進法に基づく市の認定を受けた農業者等が、生産性向上のために必要な農業機械などを導入する経費に対し補助を行うものでございます。6次産業化のための機械等も対象としているため、6次産業化の推進に寄与するものと考えております。  加えまして今後、6次産業化の推進に必要な補助メニューについても、事業者の皆さんと意見交換を行い、新たな枠組みについても研究してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。補助メニューがやっぱり豊富であるということは、これからの農業の活性化につながると思います。  それで、再々質問いたします。  多くの商品開発を行った事例がさまざまな市町村で見受けられますが、新商品開発が目的で継続的に販売が続かず、消滅した商品が多々あります。継続商品にすることは大変難しいと考えますが、販売戦略等をお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) 再々質問にお答えをいたします。  販売に関する支援の方向性としましては、農業者、小売店、飲食店、JA愛知北、商工会議所、観光協会や大学などの事業者や関係団体が連携し、課題解決を図るような場の提供など、つながりの創出や強化であると考えております。
     近年、市内の小売店や飲食店からは、地元産の農産物を取り扱いたいという声が多く聞かれます。犬山産小麦を商品化した際には、農業者、JA愛知北と犬山商工会議所が連携して試食会を開催をいたしました。こうした農業者と事業者とのマッチングを積極的に進めてまいりたいというふうに考えております。  また、犬山特産品舘への出品や犬山市特産品協会との連携による市内外のイベント出店などの取り組みを支援し、犬山産商品の販売強化を推進してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。視察、糸島市ですね、実はいろんな新商品を考えて、10何種類ですかね、補助で考えていったわけですね。ところが、最後に市の職員の方からか、こんな話がありました。糸島市のかんきつ「はるか」は、4種のお菓子の販売実績は平成23年度1万5,765個でありましたが、平成26年度には2,798個に下がり、販売拡大には至らなかったというような説明を受けました。  先ほど部長のほうから、特産品協会の話も出ました。何か販路ということで、私も実はそこの会員でありますので、少しこの話をしながら、質問にかえさせていただきますが、幸いに犬山市には特産品協会が年約17回から18回の販売に行くわけですね。それは交流都市や、それから近隣のイベント、そして扶桑町や木曽川のキリオなどで犬山の販売を兼ねながら、そして犬山の名産品を販売していくというような両方の役割を持っております。そういう同協会に入会していただいて、よりよいとにかく商品を説明しながら販売していただければ、そこそこにやっぱり販売実績はつながっていくということを思いまして、次の質問に移ります。  要旨3点目の地域農業活性化事業の現状と今後についてお尋ねをいたします。  平成29年3月の地域農業活性化事業実施計画策定書では、市の農業において農業従事者の高齢化や後継者不足により、既存の農業者は農園継続ができずに、耕作放棄地も増加していると書かれております。当事業は、犬山シルバー人材センターが犬山市と連携を組み、平成27年度において、国の補助事業にシルバーと若者が農で地域を起こし、そして、耕作放棄地を活用した農業初挑戦プロジェクトとして応募し、採択された事業であります。  それでは、質問に移ります。地域活性化事業の現状と今後についてお尋ねをいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) ご質問にお答えをいたします。  公益社団法人犬山シルバー人材センターが実施している地域農業活性化事業の現状については、ビニールハウスが平成30年1月末に竣工し、2月にトマトの苗の植えつけ、5月から収穫が始まっております。栽培されているのは糖度が高く、非常に甘いフルティカという品種のミディアムトマトで、「おいしい花子」という名称で販売され、名古屋芸術大学の学生がパッケージデザインを行っております。  5月末までの収穫量は、約730キロで、収穫されたトマトはシルバー城下町プラザを中心に販売されており、市内スーパーや飲食店へも出荷をしております。また、6月中には小学校2校と子ども未来園2園での給食利用を予定し、今後はふるさと納税の返礼品としても検討をしていく予定というところになっております。  これからのスケジュールとしましては、現在栽培しているトマトが6月末ごろまで収穫でき、その後、現在の苗を撤去し、栽培に使用しているフィルムを張りかえ、9月ごろに新たにトマトを植えつけます。その後、11月から翌年の6月末ごろまで収穫される計画となっております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。実は私も食べました。非常に甘いトマトです。少しやっぱり値段も高いんですが、ある意味、あれだけ甘いトマトをうまく販路拡大をすれば、私は事業になると考えました。  そこで、再質問いたします。  この事業の雇用体制についてどのように行っているか。また、トマトができないのは何カ月あるのかお尋ねをいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) 再質問にお答えをいたします。  答弁はシルバー人材センター職員からヒアリングをした内容をもとにお答えをしたいというふうに思います。  トマトにかかわるシルバー会員は、栽培管理、収穫、納入などの役割別にチーム編成をされております。栽培管理は5人が交代して対応しており、生育状況の確認、病害虫の影響の有無、養液や温度等の管理などを行い、週1回、全員が集まりミーティングを開催をしております。  収穫・納入には15人の会員が5人1チームで活動をしており、主に午前中の作業で収穫後のパック詰めから納入までを担当をしております。そのほかにも販路やブランディングに関するワークショップに会員22名が参加するなど、シルバーが一丸となって事業を進めております。  今後はトマト事業にかかわる会員をさらにふやしていきたいとのことで、多くの会員に栽培技術などを習得してもらうことで、安定した事業の継続を図っていく予定というところでございます。  また、7月から10月はトマトの収穫がない時期になりますので、この4カ月間は販売できなくなり、繁忙期にある11月から6月までと比較すると、必要な人員数は少なくなるというところでございます。  以上です。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) ご答弁ありがとうございました。それでは、再々質問をいたします。  農業戦略として、閑散期のシルバーの就業の打開策をどのように考えているのかお尋ねをいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) 再々質問にお答えをいたします。  収穫がない時期の就業機会の確保につきましては、シルバー人材センターが展開する通常業務のほか、農地の草刈りやトマト栽培の経験を生かした地域農家への農作業支援が考えられますので、閑散期の就業対策としてシルバー人材センターに働きかけてまいりたいというふうに考えております。  地域農業活性化事業は、高齢者の活躍の場としてのトマト栽培だけではなく、繁忙期の農業者や高齢農家の支援も大きな目的であり、こうした仕組みが構築できることにより、人手不足が解消され、農業振興に寄与するものと考えております。  この事業は、農福連携のモデル事業として、シルバー人材センターの自立を促す事業として大いに期待するものでございます。  以上です。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。実は私もその答弁と同じように、トマト以外の農作業ですね、これの確立もやっぱりシルバー人材センターにするべきではないかということを思っております。  そして、合わせてやっぱり今後、6次産業化における加工商品ですね、つまり先ほどいろんな補助もあるよという中で、機械を投入して加工商品もちょっと拡大を図りながら、収益性を考えていけたら、トマトの一つの考え方が非常に大きな農業プランになると思います。そのことを指摘いたしまして、次の質問に移ります。  件名2のシルバー城下町プラザについてお尋ねをいたします。  要旨1のシルバー城下町プラザの現状についてお尋ねをいたします。  シルバー城下町プラザは、昨年12月議会において一般質問を私はさせていただきました。答弁では、このプラザでは小物雑貨、手づくりおもちゃ、野菜、縫い物、ビーズ加工などを販売していること、そして、平成29年4月から10月までの7カ月の売上高が120万円で、延べ就業人数は1,200人と答弁されました。1カ月に換算すると、平均17万円で利益率が1割ということで、1万7,000円が収益であります。就業人数は月平均170人の稼働率であり、これは大抵1時間ということであると思いますが、1人平均100円の賃金計算になります。到底この状態での運営では、月々の家賃9万円や給与の捻出は不可能であり、捻出させる方法としてプラザの一角に喫茶コーナーを設置され、現在に至っております。  それでは、質問に移ります。シルバー城下町プラザの現状として、シルバー城下町プラザの目的と運営について、これまでの喫茶コーナーの併設の経緯について、現在、販売されている商品群について、シルバー城下町プラザの運営状況についてお答えください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  吉野健康福祉部長。    〔健康福祉部長 吉野君登壇〕 ○健康福祉部長(吉野正根君) ご質問にお答えいたします。  シルバー城下町プラザは、地域の高齢者や子どもたちとのかかわりや観光客へのおもてなしをすることで、会員たちの生きがいづくりにつなげることを目的に、平成28年度からシルバー人材センターが自主事業として実施をしております。プラザでは野菜や会員が作成した雑貨、小物の販売やパソコン、編み物等の各種教室、こどもカルチャークラブ城下町サロンを開催しております。  また、平成30年3月末をもって施設内に併設していた犬山市観光協会が運営する観光案内所が移転したことに伴い、地域の高齢者や観光客が休息できる場としてプラザの一角に喫茶コーナーを設置し、5月から喫茶事業も開始をいたしました。  喫茶コーナーは金・土・日・祝日に営業しており、抹茶やコーヒー等の飲み物、ところてんの提供を行っております。また、喫茶コーナーのオープンに合わせ、プラザ内ではハウス栽培で収穫されたトマトの試食販売を始めました。トマトは6月末まで収穫予定で、それまでは毎日プラザ内で販売され、トマトのほかにも会員が育てたメダカの販売も始め、これも好評と聞いております。  シルバー城下町プラザは、プラザ内の販売を担当する会員1名、喫茶コーナーを担当する会員1名を配置し、あらかじめ登録された会員12名でシフトを組んで就業しているところです。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 答弁ありがとうございました。  それでは、要旨2点目のシルバー城下町プラザの今後についてお尋ねをいたします。  喫茶コーナーも始まったばかりであり、今後の課題は、いかに売り上げの増強を図るかにあります。犬山には多くの観光客が訪れています。このシルバー城下町プラザは、全国には類のない、城下町内で営業できるシルバー人材センターの今後の核になる事業と私は考えております。また、この施設運営が成功の方向性を示すことができれば、全国から注目されると考えます。  それでは質問に移ります。シルバー城下町プラザの今後として、新しいシルバー人材センターのトマト事業も始まりました。それに合わせた6次産業化としての方向性とトマト販売について、シルバー城下町プラザの今後の事業運営についてお尋ねをいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  吉野健康福祉部長。    〔健康福祉部長 吉野君登壇〕 ○健康福祉部長(吉野正根君) ご質問にお答えいたします。  シルバー人材センターでは、今年度から始まったトマト栽培を活用し、名古屋経済大学や地元飲食店と連携し、トマトを使った加工品の販売に向けて検討を進めております。  シルバー城下町プラザは、多くの方が訪れる場所であることから、情報発信するには絶好の場ですので、トマト栽培のPR等にも活用できると思われます。今後、プラザの運営を継続していく上で、安定した収益の確保が重要であり、日々知恵を出しながら、さまざまなチャレンジをしていく中で、事業の取捨選択が求められています。また、地域の高齢者や子どもたちが集える新しい教室やイベント等も企画していくとのことですので、市としてもシルバー城下町プラザが、地域の方々が気軽に集まることができる集いの場としての機能も充実していくよう働きかけていきたいと考えております。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) 私からも答弁させていただきます。  まず、このシルバー城下町プラザ、これは非常に立地的にも可能性のある場所で、そういう中でこのシルバー城下町プラザの可能性も非常にあるというふうに思っております。  私もトマトの「おいしい花子」の最初の販売のときには、現地で自分もそこにおりましたけれども、140パックでしたか、1時間もたたないうちに完売してしまったというような、もちろん確か土曜日だったとは思うんですが、そういう条件はあるにせよ、非常に今の城下町のにぎわいの中で、非常に立地的にも可能性のある場所だなというふうに改めてそれを感じさせていただきました。  このシルバー城下町プラザは、ここの展開というのは、シニア世代の活躍の場という側面、それからシルバー人材センターの自立という側面、そういった側面からもこの場所での展開というのをやはり有効に図っていくことが重要だというふうに考えております。  ただ、商売というのは、これはもう後藤議員もよくご経験になっておりますが、なかなか甘いもんではありません。ですので、そういった中でのマーケティングだとか、あるいはマネジメントだとか、そういったところのレベルアップをもっともっと高みを目指して頑張っていくということが求められるのではないかなと思っております。  これは、このシルバー城下町プラザに限ったことではありませんが、今後の産業振興という中で、そういったマーケティング戦略というものをしっかり支援していくと、こういうことも重要ではないかなあということを私自身も今後の施策展開の中でもちょっと考えておりまして、そういったことも含めて、このシルバー城下町プラザが自立していけるよう、私どもとしても共に頑張っていきたい、サポートしていけたらと、こういうふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 後藤議員。 ○6番(後藤幸夫君) 市長からの答弁をいただきましたので、再質問はいたしませんが、去る6月8日、犬山高校の生徒とプラザの役員の方々で研究会が始まりました。そして、プラザの役員である奥村さんは、城下町の歴史と成り立ちを講話されて、そして合わせてシルバー城下町プラザの今後を話されました。  犬山高校の商業科の一環授業として、これは月に1回の職場訪問で2時間の授業というのであります。今度、その担任の先生がかわりまして、どうやってやっていくかということをいろいろ生徒たちと考えた結果、ちょうどシルバー城下町プラザの中で私も話を聞きながらしておりましたが、城下町プラザの商品開発、そしてポップカードの作成、店内のレイアウト、商品配置、そして販売実践を1年かけて1つの勉強課題にしたいという話がありました。そういうことを、そういう気持ちで一生懸命生徒さんたちも話されたということは、非常に大きな今後のためのメリットではないかと思っております。犬山高校の商業科研究チームのコラボにより、大きな成果が上がることを期待いたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 6番 後藤議員の質問は終わりました。  続いて、10番 吉田鋭夫議員。 ○10番(吉田鋭夫君) おはようございます。清風会の吉田鋭夫でございます。3件の質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  まず最初に、先日も新幹線の中で殺人事件が起きました。いろんな場面で悲しい事件が起きておりますけども、そのワイドショー等を見ておりますと、その背景の原因というか、いろいろ話題となって、家庭の問題、それから教育の問題等がいろいろと取りざたされているのが現状でございます。  さて、子どもたちの生活環境の問題としまして、最近、生活の格差から子どもたちの貧困というものと、教育の問題が大きく取り上げられるようになってまいりました。そんな中、平成26年1月に子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行されました。統計によりますと、可処分所得が親子ひとり世帯で173万円の貧困ラインという判断で、7人に1人は貧困であると。パーセントにしますと13.9%が貧困状態であるというふうな数字が出ております。さらに、ひとり親家庭の母親は、8割が非正規社員で、大学進学率は41.6%、一般の家庭の子どもが73.3%でございますので、大きな教育を受ける機会の差があると、学力差が出ているということが話題になっております。  犬山市の児童生徒の状態として、小中学生には要保護・準要保護児童生徒に対していろいろと補助がありますので、その数で実態をお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  当市では経済的な理由によって就学費用の負担が困難な家庭への対応の一つとして、生活保護を受給している要保護者と、それに準ずる程度に困窮していると認められた準要保護者を対象に就学援助を実施しています。このうち準要保護者については、平成29年度から生活保護基準の1.3倍未満の方を対象として認定しています。  認定者には給食費用を全額援助しているほか、学用品費や通学用品費、PTA会費、校外活動費、修学旅行費などの経費を一部援助している状況です。前年度実績では児童が211名、生徒が139名、合計350名が交付対象者となり、比率では小学生が5.0%、中学生が6.8%となっています。加えて平成29年度からは、小中学校入学時にランドセルや制服などの購入が必要となる実態に合わせて、次年度に入学する保護者を対象に、新入学準備金を入学前でも申請できるよう、制度改正を行いました。その結果、小学校で15名、中学校で40名、合計55名の児童生徒に入学前に準備金を交付しました。  このほかに教育振興を目的に寄附金をいただき設立した岡部・相馬育英事業では、犬山市立中学校に在学し、高等学校に進学を希望する者のうち、学校長の推薦をいただいた生徒に奨学金として1人5万円を交付しています。平成28年度までは、岡部・相馬育英事業で合わせて4名に交付しましたが、平成29年度から対象者数を倍増して、8名に交付しているところです。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 数で聞いておりますと、相当の数の子どもたちが困っているなというのを感じますが、統計的に言うと犬山市は少ないんかなという。外国人の児童生徒もいますので、いろんな解釈ができるかと思います。実際私も教員時代に随分こういう子たちとおつき合いをしてきたわけですけども、父子家庭で、滝教育長もご存じかと思うんですけども、学校の給食が栄養補給の全ての子もいました。本当に経済的な問題で、高校進学を最初から諦めている子も随分いましたが、スポーツや学業で頑張れば、高校は特待制度もあるという部分で励ましながらやってきた記憶がございます。  先ほどの推進の法律の中では、4つの支援という部分がしっかり定められていますけども、内閣府の子供の未来応援団国民運動でさまざまな取り組みがいっぱいされているわけですけども、その中の一つで、自治体の登録施策というふうで検索することができますが、犬山市も随分いろんな部分で手厚く指導されているなということは感じておりますが、具体的な形でこの際、紹介してほしいなと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  子どもの貧困対策に関する大綱には、重点支援施策として教育の支援、生活の支援、保護者に対する就労の支援、経済的支援の4項目が掲げられています。児童生徒への教育支援に限らず、保護者の自立を促す生活支援については、さまざまな専門機関と連携及び情報共有を図って対応しているところです。
     平成29年度から経済的な理由などで塾に通えない子どもたちを対象に「学び場みらい」を開設しています。主に中学生を対象に、土曜日、または月曜日に元教員、教員を目指す学生などの地域住民が指導員となって学習支援を行っており、昨年度は27名の参加がありました。貧困が子どもたちの生活や健やかな成長に大きな影響を及ぼしていることについては憂慮すべき状況であると認識をしています。  全ての子どもたちが明るい未来や希望を持って心豊かに成長していくために、自分の可能性を広げ、能力を伸ばすための環境づくりとして、子どもたちにひとしく教育を受ける権利を学校が担っていると捉えています。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 生まれた環境の経済格差が教育格差になりまして、その子が所得格差になっていくという異世代の貧困の連鎖というものが、社会的な大きな損失の統計も出ております。国を挙げていろいろと取り組み始めたわけですけども、行政、NPOとか企業とか、いろんなところのネットワーク、マッチングのネットワークですね、これも始まってきております。ご存じのとおり子ども食堂だとかフードサービスの件もいろいろ出ております。お金のある方たちの寄附行為も随分募ってやっておりますので、いろんな意味で行政だけでないところの支援も運動として取り上げることも必要かなと思っておりますので、よろしくお願いします。  また、相対的貧困という言葉があるんですけども、なかなかわからない、子どもたちが貧困かどうかもわからない部分もありますので、その辺は学校の先生の形になってくるかもしれませんが、主任児童委員だとか、いろんなところでアンテナ高く把握しながら、関係機関といかに連携をとってやるかも大事かと思いますので、よろしくお願いします。  2件目に入ります。  文部科学省では平成27年に安倍内閣の教育再生実行会議の6次提言を受けまして、中央教育審議会の答申を受けまして、平成29年3月に学校運営協議会の制度的位置づけと見直しをするために、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正をしました。地域と共にある学校づくりを目指して、学校運営協議会制度を、一般的にコミュニティスクールと呼ばれていますが、これを設けられました。  犬山の教育につきましては、以前から犬山の子は犬山で育てる、さらには開かれた学校というふうで、私も現場にいるころから一生懸命取り組んできたわけですけれども、滝教育長も随分一緒に教育委員会としてやられたと思うんですが、地域の人たちとのつながりは本当に犬山市随分前から取り組んでいると思うんです。体験学習やらいろんな行事、いろんな作業も含めて、本当にお世話になったことを、今改めて感謝申し上げたいと思いますが、その中で、先生たちがどんどん入れかわって、当時、いろいろと学校にかかわった人たちが声がかからなくなってしまって寂しいなという声も一部聞いておりますが、地域の連携、犬山の教育の今の現状についてお尋ねいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  地域と学校が連携・協働して、幅広い地域住民の参画を得て、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する活動は、社会に開かれた教育課程というキーワードで、新学習指導要領に示されています。  既に犬山市の小中学校は、保護者はもちろんのこと、自治会やコミュニティから多大の支援を受けながら学校を運営してきています。例えば、日々の登下校にかかわる交通指導員選出に関する支援や、学校行事の目的を共有した上での人的、物的支援や、学校評価を通じてのアドバイスなど多種多様です。  そして、これらの支援のおかげで学校、教師は子どもたち一人一人に丁寧にかかわりながら、質の高い授業や個に応じた指導の実現を目指すことができています。感謝を申し上げるとともに、今後も変わらぬご支援をお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 順調だなという感想でよろしいかなと思いますが、先ほどの学校運営協議会の前身であるような学校評議員会制度というのが、平成12年に成立しておりますけれども、これまた学校や地域との関係でできているものですが、設置者の判断で置くことができる、さらに人数や任期についても設置者が全部決めていいという結構緩いものでございますが、犬山市の現状はどんなものですか、よろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  学校評議員は法令上必致ではありませんので、犬山市では評議員に類似するものとして学校関係者評価委員を全ての学校に配置しています。それぞれの学校で組織体の呼称は違いますが、校長の推薦により10名程度の委員を教育委員会が委嘱しています。  学校関係者評価委員会は、学校の教育活動や自己評価の結果を評価することを通して、学校の評価の客観性と透明性を高めるとともに、学校の現状や課題を共通理解して、その後の連携・協力により、学校運営の改善に充てています。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 全ての学校で制度とは違う名称の中できちっとやってみえるということで安心をしておりますが、今回の学校運営協議会の制度は、地域との連携というのが当然当たり前のことで、非常にいいわけですけども、実際、学校と保護者と地域と行政が、四者が一体となって学校運営にかかわっていくということは、本当にいいことだと思いますが、今回のこの制度の特徴的な3つの機能があるわけですが、それは学校運営の基本方針を承認するという機能と、それから、校長と教育委員会に意見を述べることができる、さらには教職員の任用について、教育委員会に意見を述べるという、こんな3つの大きな権限のあるような制度でございます。  この制度は、教育委員会が個別に指定した学校の登録していくというスタイルになっておりますが、文科省は制度をつくったもので、モデル校やらいわゆる研究指定という形の中で、どんどん進めて登録数をふやして3,000ぐらいになったんですかね。そんな流れの中、犬山の場合、先ほどからの答弁の中で、しっかりと地域との連携はしているようでございますが、この制度についてどのようにお考えなのかお尋ねいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  現段階ではコミュニティスクールの導入は考えていません。平成29年4月1日現在、コミュニティスクールを導入している公立小中学校は全国で11.7%、愛知県では5.7%にとどまっています。教育委員会としては、先ほど説明いたしました学校関係者評価委員を活用して、学校運営への要望、進言を受け入れていけると考えています。  類似した地域学校協働本部事業には、今年度から南部中学校が委託研究に取り組み、地域のつながり、きずなの強化も含めて効果的な方法を模索しているところです。また、教師がなすべき業務、必ずしも教師が行わなくてもよい業務、学校以外が担う業務を切り分け、学校・家庭・地域との役割分担や支援の適正化についての考え方及びそれを実施するための具体的な方策を探っているところです。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) いろんな意味で文科省の言いなりになっていかないという部分では若干安心しておりますが、教育委員会制度やら教育長の制度やら、教育再生会議やら、総合会議やらいろいろとどんどんといろんなところの形が変わってきておりますが、犬山は最初からスタートした動きの中で、犬山の子は犬山で育てる形で進んでほしいなと思っております。  それでは、3件目に入ります。  犬山市の市長選挙が話題になる時期が来ました。国政のほうでは森・加計問題が相変わらず続いておりまして、国民の消化不良というか、有権者の気持ちはどんどんと政治から離れていっているような気もします。  民主主義というのは、政治は選挙から始まるわけです。直近の新潟県の知事選挙では、投票率58.25%、その前、隣の春日井市の市長選挙では28.64%です。犬山市ではかつて、大分前ですけども、市長選挙で89.31%、市議選では93.99%のときがありました。毎回のようにどんどん下がって、最近50前後でございますけれども、さまざまな原因で有権者の考えもいろいろとあると思うんですけども、この数字、やむを得んなと言ってしまえば、それだけのもんですけども、以前はなぜ高い投票率があったのかと、それがなぜできていたのかといったことも考えながらいくべきかなと思いますし、さらには立候補者の立場でいえば、必ず得票数だとか、そのときの投票率の目標値というのはそれなりに掲げてありますわね。そんな意味で酷な話かもしれませんが、選挙管理委員会というのは、その都度選挙の中で税金を使ってやる一つの事業でございますので、数値目標を掲げて選挙に取り組んでいるかどうかお尋ねしたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) それでは、ご質問にお答えしたいと思います。  投票率の推移は今、議員のほうからご紹介がありました。市長選挙で言うと、平成18年ごろからは大体50%台のところで、直近になる4年前の平成26年の選挙のときは54.13%という状況であります。これは市長選挙だけではなくて、国政選挙をはじめとする各種選挙も大体同じような形で低下傾向にあるというところであります。  選挙管理委員会としては、投票率が低い、または低下傾向にあるということについては、これはやっぱりちょっと憂慮すべき状況だということについては、十分認識をしておりまして、政治や選挙への関心を持ってもらう有権者の意識や投票行動を踏まえた選挙啓発を充実していく、あるいは投票環境の充実を図っていく、そういう必要があるというふうに認識をしています。  今、議員のほうから投票率の目標設定という話がございましたけれども、投票率の向上に向けた一つの取り組みであるというふうには思っておりますが、議員もおっしゃられたとおり、その時々の社会情勢だとか経済状況だとか、あるいは候補者の方の政策の争点、そういったものによって投票率は変動してくるということと思われますので、選挙管理委員会としては、適切な目標値を設定するというのは、正直ちょっと難しいところでございます。  ただ、選挙管理委員会としては、適正かつ円滑な選挙はもちろんですけれども、投票率を向上していく、投票率を高めていくということは、選挙管理委員会の責務でもありますので、一昨年、選挙手帳ということも始めましたけれども、そうした新たな取り組みも含めて、継続して研究し、対応していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 外向きに数字は公表できないとしましても、内輪のスタッフの中ではそれなりに目標を持って頑張ってもらえるといいなという気持ちでございます。  先ほどいろんな取り組みをしている、工夫もしている、研究もしているという話がございますけども、実際、本当にどうしていくかという中で、我々も含めていろんな場面で、この件を話題にすると、本当にいろんな声が出てきます。そんな中で市民の声を聞くという、アイデアをとりあえず選管、行政が受けとめてみるということについて、当然、一生懸命やっているんですけども、いろんなところで声は聞いているんですけども、直接どうぞ出してくださいといって受けとめて、受けとめると答えを出さなあかん、大変かと思うんですけども、その辺はいろんな意味で難しい部分があるんですけども、いろんな方たちから聞いているからいいんではなくて、一度、そういう場を設けてみてはどうかなという提案ですけども、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) 選挙管理委員会でも、先ほど言いました投票率を高めていくために、よくある手法ですけれども、ほかの自治体に聞いたりとか、先進的なことをやっているというような自治体を調査したりだとか、最近では選挙事務に、期日前投票所に名古屋経済大学の学生にもボランティアで入っていただいていますので、そういう大学生の方の意見を聞いたりだとか、あるいは明るい選挙推進協議会の委員の皆さんがお見えになられますので、そういった方々にも意見を伺いながら進めているところです。  そうした中で、取り組んでいるものとしては、ご承知かとは思いますけれども、期日前投票所の第2ということで、南部公民館に設置をしたりだとか、入場券の個別化を図ったりだとか、あるいは投票にお出かけされる際のコミュニティバスの無料化であったり、音声版の選挙公報、選挙手帳の作成、そういったような改善に取り組んでいるところでございます。  今、議員がおっしゃられました、直接聞く場というのは、特に設けてはおりませんけれども、我々としても選挙を行っていく側だけではなくて、投票をしていただく側からの目線も、やっぱりそれは大事だというふうに考えておりますので、そういうアイデア、意見があれば、ぜひ選挙管理委員会のほうにお聞かせいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 我々はいろいろ言っておるつもりですけども、関心のない人で、ちょっと言いたいなという人の場があると、受けとめる側は大変かもしれませんが、ちょっと出してくださいぐらいのレベルでやってみてはどうかなと思います。  先ほどの答弁にありましたように、毎回、いろんな工夫をされておりますが、今度の市長選挙に対して、今回はこれをさらに改善したとか、これをやってみようという部分が多分あると思いますので、それについてよろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) それでは、ご質問にお答えしたいと思います。  ことしの2月の全員協議会の場で、ちょっとご報告をさせていただいておりますけれども、次の選挙から、期日前投票所の時間延長をしていく予定をしております。今、期日前投票所は、先ほど言いました市役所と南部公民館の2カ所でやっているんですけれども、市役所のほうでは朝8時半から午後8時まで、南部公民館は午前10時から午後6時という時間でやっております。これを次の選挙から投票日の直前の平日の2日間ではありますけれども、終了時間を両方とも午後9時まで延長しまして、平日お勤めの方が仕事帰りに投票できる環境づくりということで実施をしていきたいというふうに思っています。  その2月の全員協議会のときにもちょっとご報告をさせていただいた中にもあったかもしれませんけれども、選挙管理委員会としても、さまざまな工夫は検討しております。ただ、そこの中でも課題があるもんですから、今回、こういう形のまずは実施をさせていただきますけれども、これで終わりではなくて、これからも引き続いて投票環境の充実、投票率の向上に向けた取り組みを進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) いろいろと改善するに当たって、公職選挙法やら選挙事務規定の縛りがいっぱいありまして、なおかつ費用という部分もありますので、なかなか大変かと思うんですけども、お金のかからない、皆さんから聞いた提案を再質問の形でさせていただきますが、若い人の声で一番、何回も聞くのが、投票所の雰囲気ですね。じろっと見られて重苦しい雰囲気の中で、何とか音楽でも流してくれんかなという話でございますけども、次回から流せないかなということと、もう一個、投票済証がございますね。とりあえずありますよという感じで、余りきれいでないざら紙にとりあえず白黒で黙って置いてあると。ご存じのとおり、あれをもらってきて見せろというところもありまして、よその市町と比べると何とも言えない恥ずかしさを感じます。お金をかけて立派にしろとは言いませんけども、もうちょっと、もらってよそに自慢しなくてもいいけども、恥ずかしさを感じないレベルにならないのかなということを思いますが、この2点について答弁よろしくお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) それでは、ご質問にお答えしたいと思います。  確かに、投票しに行くと、どちらかと言うと投票事務に従事をしていたほうですのであれなんですけども、入ると、多分、一斉に職員がふっとこうやってそっちを見たりとかをしますので、そういう雰囲気があるのかもしれませんけども、今、期日前投票所のほうでは、議員がちょっとおっしゃられましたけども、音楽を流しています。これは前回か前々回かちょっとあれですけど、そういうような声もあって、一度流してみようかということで、クラシックの音楽を流しています。  そういうのを流している中で、先ほど言いました大学生の方がボランティアで来てもらっているんですけれども、そういう人に聞くと、自分の印象としては、さっき議員が言われたように、もう何かかた苦しくて入りたくないというような雰囲気だったんだけど、意外にそうでもなかったというような声もいただいておりますので、どういう音楽がいいのかというのもありますけれども、そういうことは続けていきたいかなと思っています。  それから、投票済証の話ですけれども、選挙手帳というのも別にはつくっておりますけれども、投票済証は投票済証ですので、今はおっしゃられるように、全く事務的な書類になっていますので、これを少しデザインを考えるのか、ちょっとどういう工夫ができるのかはあれですけれども、改善に向けて取り組んでいきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) 答弁させていただきます。  投票所の環境ですね、空間づくりという点から言うと、やはり時代も変わっていっていますし、世代の価値観もいろいろありますから、そういった時代の変化とともに、投票所の空間づくりというのも、余り既成概念にとらわれずに、そこをいろいろ工夫していくと、試行錯誤していくということはとても大事なことだというふうに思っておりますので、これは選挙管理委員会のほうで考えるべき部分かもしれませんが、私なりにもそういったことをいろいろ研究して、また選挙管理委員会とも議論をしていけるといいなというふうな思っています。  また、投票済証も、まさにおっしゃるとおり事務的な書類というものではなくて、ここにも工夫ですよね。議員もおっしゃられたように、何もたいそうなお金をかけなくても、ちょっとした工夫で、あっ、これおもしろいなと思えるような、そういうものをつくっていくことも不可能じゃないと思うんで、これもしっかり研究しながら、何かそういった工夫につなげられるといいなというふうに思っておりますので、これは私もちょっといろいろ研究してみたいというふうに思っています。  ちょっとここから先は直接議員のご質問に関係ない話になるかもしれませんが、投票率の向上という点で、私なりにちょっと思うところを述べさせていただくんですが、環境だとか条件もあるかもしれませんが、そもそもの政治の問題ですね、これ議員も冒頭に言いましたけども、やっぱり政治に対する皆さんの捉え方も、投票に連動してくる部分があると思います。ですので、当然、真っ当な政治を進めていくということは大事なんですが、まず、それ以前に多くの人が、政治だとか行政を身近なものとして感じていただけるような、常日ごろの我々政治家としての工夫だとか改善というのも重要ではないかというふうに思います。これはエンドレスな課題だというふうに思っております。  その点で言えば、私なりに少し努力させていただいた点を申し上げると、私、市長になって、まず、広報で私のコラムですね、たくろう通信というのを出して、少しでも市政を身近に感じていただけるよう、まちの市長がこれから何をしようとしているのか、今何が動いているのか、そういったことを少しでも紙ベースで情報共有できたらと思って、そういったコーナーを設けさせていただきました。  それから、SNSの活用ですね、これも政治の見える化、行政の見える化、そういうものを図っていく上で非常に重要なツールですので、そういったものを活用して情報共有を図りながら、少しでも政治を身近なものに感じていただけるようにというような取り組みも自分なりにやってきました。  また、これは政治と直接かかわりないかもしれませんが、市政を身近に感じるという点で言えば、今まで接点のなかった世代、こういう世代は、やはり次の担い手にもなり得るわけですので、そういったところとのかかわりづくり、これをぜひ積極的に進めるべきだという点で、これは活躍の場づくりの一環で、フューチャーセッションという取り組みの中で、若い世代が何かまちづくりだとか活躍の場づくりで意見交換できる場ができないだろうかというようなことで、そういった取り組みも進めてきておりまして、そういった世代のかかわりづくりというのも進めてまいりました。  いずれにしても、そういった意味では、これから投票率だけじゃなくて、市政に対して、政治に対して皆さんがいろいろ意識を持っていただくためにも、身近なものとして感じていただけるように、かかわりづくり、これをさらに幅広い世代に対してかかわりづくりが密にできるように、これはこれからという意味で、さらに仕掛けていけたらというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 吉田議員。 ○10番(吉田鋭夫君) 投票率のところにつきましては、選挙管理委員会やら行政の問題でなくて、本当に我々の立候補者、政治にかかわる者たちがどれだけ、先ほどの市長じゃないですけども、かかわりを持ちながらいくという部分と、声が直接反映されているという部分をいかに理解してもらうような動きをとっていくか。国政と違いまして、犬山のレベルですと、当然顔が見えるわけですので、そんな意味で共に頑張りながら、国政とは違ったとんでもない投票率が出るといいなと思いまして質問を終わります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 10番 吉田鋭夫議員の質問は終わりました。  お諮りいたします。午前中の会議はこれをもって打ち切り、午後1時まで休憩いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 異議なしと認め、さよう決しました。  午後1時まで休憩いたします。                午前11時12分 休憩                 再     開                午後1時00分 開議 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  一般質問を続行いたします。  議員各位に申し上げます。13番、岡 覚議員から、一般質問に関連する資料を配付する旨、申し出がありましたので、これを許可いたしました。  13番 岡議員。 ○13番(岡  覚君) こんにちは。日本共産党犬山市議団の岡 覚です。昨日、私ども同じ日本共産党犬山市議団、岡村千里議員、水野正光議員から一般質問があり、その折に岡山での研修会に行ってきたことも含めて一般質問がされました。私も同様であります。今回の研修会で特に記念講演の奈良女子大学の中山徹教授の熱のこもった講演には、本当に感銘を受けました。
     今回、私もつたない字ではありますが、出張報告書を資料として添付しました。また、質問の4に関連して、入鹿池の資料も添付しましたので、ご参照いただきたいと思います。  ビアンキ議長に6件の一般質問の発言通告をいたしましたので、この通告に添って質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。  質問の1、人口減少時代における自治体運営の基本について。  1、おおむね小学校区を1単位としたコミュニティの推進や諸政策の推進について。  先ほど述べました中山教授のほうで、今、日本の人口予測は、現在の1億2,600万人から、ちょうど2100年を迎えるとどうなるか。このまま自然減少すると、半分以下の5,000万人、そして、さまざまな努力があったとしても、9,000万人ぐらいになるだろうと言われています。これは1900年、明治33年の4,400万人に近づいていくという、こういう減少のカーブということであります。  こういう中で、国の施策はどうあるべきかということがもちろん問われますけれども、私ども地方政治に携わる立場からすれば、地方自治体の運営はどうあるべきかと、このことが一番の肝要だというふうに思っています。  2日間の研修の中で感じとったことを私は報告書の中の一番下段のところに4点に分けて成果と提言ということで箇条書きにいたしましたので、読み上げてみます。  (1)人口減少を見据えても、公共施設の安易な統廃合はすべきではない。とりわけ子どもに関する施設についてはなおさらである。  (2)自治体が重視すべき政策は、そのキーワードは格差是正、そして、生活圏の整備と行政の地域化、ここに行政運営の理念や哲学がある。  (3)コミュニティ単位、おおむね生活圏、おおむね小学校区の整備が重要である。行政の地域化、行政課題、全ての行政課題ですね、これがその地域の中で追及できるようにしていくこと、これが重要ではないかということであります。  翌日は地域産業政策、これを専科としたわけですけれども、ここにおいてもやはり全市的な取り組みと同時に、地域・自治区ごとの取り組みも重要であるし、そうした事例が成果を上げているということを報告書にまとめました。  今後の自治体運営の基本において、今回の研修会で示唆された、このおおむね小学校区を1単位として、全ての行政課題、子育てや教育はもちろん、介護やそして健康づくり、こうした行政の諸課題、諸政策を、そこを重点に進めていくという、このことが人口減少時代の中でもいよいよ重要になってくる、こういうことについて、私はここに同感と、そして確信を持ったわけですけれども、これに関して市長はどのような見解かお伺いしたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) 答弁させていただきます。  私も議員からご指摘がありまして、岡村議員からもお話がありましたので、この中山さんの講演の趣旨も私なりに勉強させていただきました。共感できる点もあれば、犬山市に落とし込んだときに、犬山市として考えるべき点、これはいろいろあろうかというふうに思っております。  そうした中で、私も大変感銘を受けた講師の先生がおりますので、答弁する前に1点、紹介をさせていただきます。川北秀人さんという方で、この方は実は犬山市で講演を既にしていただいております。しみんていの開催しております市民活動交流フォーラム2016、平成29年の2月に開催をされましたが、そのときの講師の先生です。人と組織と地球のための国際研究所代表ということで、「創造と小規模多機能自治のまちづくり」だったかなと思いますが、小規模多機能自治というフレーズ、大変おもしろいなというふうに思いました。一々その内容について答弁すると時間がなくなりますので、内容は割愛させていただきますが、ぜひ議会でも講師の先生としてお招きをいただいて、研修の中でやっていただくと、大変参考になるんじゃないかなと思っています。ちなみに吉田議員は確か聞いておられたと思いますが。  答弁ですけれども、これからやはりコミュニティを基盤としたまちづくりの展開というのは非常に重要だというふうに思っておりますので、これは視点としては私も大事にしたいというふうには思っております。  ただ、公共施設のあり方という点で考えると、じゃあ、一つたりとも公共施設を減らすなということではなくて、これは箱を残すことが目的ではないというのは、当然岡議員も承知の上だというふうに認識をしております。ですので、箱と、それから機能ですね、それから目的と手段、これをしっかり整理をして、単に財源的な側面だけではなくて、市民サービスの水準であるとか、どういった機能が小学校区ごとに必要なのかということを見きわめながら、公共施設のあり方も考えていくと。当然そこでは長寿命化を図っていくべきものと、それから、これは機能を統合していったほうがいいんじゃないかとか、あるいはこれはもうなくなってもいいんじゃないかとか、さまざまな選択肢が、その検討の中で出てくると思いますが、初めから選択肢を排除していくことなく、基本的にはコミュニティの形成の中で、公共施設の役割というのは重要だという認識のもとで、機能をどういうふうに考えていくのかということを考えていきたいと思っております。  私もこれまでの展開の中では、そういう意識をもってやってきたつもりですけれども、極力市民サービスの影響のないもので、やはり今後維持管理ということを考えたときに、このものをどうしたらいいかというので言えば、例えば国際交流村の野外ステージを廃止したりとか、あるいは養護老人ホームについても、民営化がいいか悪いかという議論はあるかもしれませんが、私は入所者にとってはむしろ新しい施設になって、暮らしやすい環境にむしろなっていくんじゃないかなというふうに思っております。  また、からくり館も現在、個人の所有の土地と建物を借りてやっていますが、これを市の土地に移すことで、それから、史料館と統合することによって、機能も合わせて、それから借地料だとか、あるいは受け付けに係る人件費だとか、それも機能を残しつつ合理化できるというような側面がございます。ですので、私としては市民サービスへの影響というのも十分考慮しつつ、そういった公共施設のあり方というのを考えていきたい。  一方で、例えば栗栖だとか今井だとか、そういったところは、やはりどうしても小規模地域ということで、特に今井なんかでも私が就任したときは保育園どうするんだという話がありましたが、私は栗栖や今井はしっかりまちづくりを進めて、その努力を重ね、努力を重ねたけれども、なかなか展望が開けないという状態にもしなったとしたら、そのときにやはりいろいろ可能性を考えるべきであり、まずはまちづくりの努力をして、機能を残すことによって、その地域の可能性を広げていくということが大事ではないかなと思って、そういう政策判断もしてきたつもりです。  ただし、子どもが例えば一人とか二人になった場合に、じゃあ、子どもが育つ環境として、それが本当にいいのかどうかということは、当然、地域の皆さんと向き合っていかなければいけない課題ではないかなと思っております。  それから、今のコミュニティとか公共施設という、その部分だけでなくて、市政全体をやはり見ていく。森と木の話がありますが、木を見て森を見ず、森を見て木を見ず、やっぱりどっちの美しさも理解できるような、そういう視点も必要ではないかなあというふうに思いますが、そういった意味では全般的に見ると、昨日の答弁にもあったかもしれませんが、今、扶助費が非常に増加してきています。かなりのペースで増加してきていまして、前年度の状況を踏まえて予算を組んでも、それでも上回って補正を組むということが続いてきています。そういった状況であるとか、全体としてのやはり判断も考えていかなきゃいかん部分もあろうかと思います。  それから、もう一方で、技術でもって補完していくという手もあろうかと思います。今、情報技術の進展というのは、さまざまな可能性が広がってきています。そうした中で、行政サービスの提供の仕方も、そういった技術でもって可能性が大きく広がってきているというふうに思っております。そういったことを町内でも今、議論をしながら、技術を活用した今後の行政サービスのあり方というものを、これは全国に先駆けて、そういった展開が犬山からできればいいなということで、今、町内でもハッパをかけているところですけれども、そういったことも含めて、これからの公共施設のあり方というものを考えていけたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 今、市長からるる答弁がありました。そこに流れているものは同じだなという、そういう共感を覚えました。  もう一つ、川北秀人さんの小規模多機能自治についての紹介もありましたので、これは受けとめさせていただいて、議会の皆さんと相談してみたいというふうに思います。  いずれにしましても、当局と議会、そしてまた議員同士も、こういう時代に切磋琢磨して、よりよいものを探っていくということが大事だというふうに思います。基本的には小学校区というふうに言いましたけれども、それぞれの地域で、いわゆる全ての分野にわたる地域力を高める努力というのが、私は重要だというふうに思っていますので、重ねてそのことを申し上げて質問の2に移ります。  民生委員、町会長会等の組織の再編について。  これは以前から問題にしてきたことがあるんですけれども、結局、犬山市が町村合併して、今の犬山市になってきているわけですけれども、民生委員の組織、それから町会長会の組織は、この市町村の流れのままということで、実際には各小学校区ごとにコミュニティがつくられ、コミュニティの活動が展開されている中で、やはりそこに矛盾が生じてきています。実際に活動している方々から、やはりコミュニティと同じ枠組みがいいよねということが寄せられていますけれども、民生委員や町会長会のトップグループは、旧町村の人たちが占めていますので、アンケートや意見を聞きますと、なかなかそういうふうにはいかないという状況だと思います。  私はいずれにしても小学校区を1地域として、今後、行政展開をしていくのであれば、市の側から話を持ち出していかないといけないのではないかというふうに思いますが、民生委員、町会長会等、旧町村の流れの組織のままでいつまでもあってはいけないのではないかというふうに思っていますけれども、この組織の再編についてはそれぞれどのように考えておるのかご答弁を賜りたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村市民部長兼防災監。    〔市民部長兼防災監 中村君登壇〕 ○市民部長兼防災監(中村 誠君) ご質問にお答えします。  市内5地区の町会長会は、それぞれの地区の町会長の情報交換等を行うために組織されており、先ほどもご紹介のありましたこの区割りは、合併前の町村の区域が基本となっています。当市においては、この区割りをさまざまな施策や事業に60年以上も使用していますので、市民の皆様にも浸透しているものと考えています。  一方、小学校区は、高度成長期において、団地の造成などによる人口バランスの変化に応じた小学校の新設や校区割を見直してきました。また、現在、小学校と地域との連携は、学校行事を中心として行われており、学校区内の住民のつながりも充実しています。そのため、従来からの区割りを踏襲している町会長会とのずれが生じており、小学校区を基本とするコミュニティとの関係にも波及していることも認識しております。  市としまして、平成28年度に機構改革を行い、地域安全課にて町内会の業務とコミュニティ団体による地域活動の窓口を一元化しました。これにより、それぞれの組織の課題等の把握が可能となっています。  町会長会の区割りについては、町会長が活動しやすいことが最も重要だと考えており、活動に関する課題と望ましい区域について、まずは町会長をはじめ関係団体から意見を聞き取りたいと考えています。その上で、区割りの再編については、町内会と小学校、コミュニティの関係を確認するとともに、それぞれの視点からの意見もいただきながら、効果的な活動区域の枠組みを検討していきたいと思います。  なお、民生委員・児童委員の受け持ち地区や、地区民生委員児童委員協議会の割り振りについては、町会長会等の組織再編の後に協議を進めてまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 合わせて答弁いただきましたが、先ほども言いましたように、今の町会長会や民生委員のトップの方たちとヒアリングをすると、どうしても旧町村の中心部の人たちのところが大体役員をやってみえるんですよ、率直な話を言いますと。そうすると、今のままでええやないかという話になっちゃうんですよ。これはもう長年そういうのは私も感じていますから、だから、そうでなくて、市として小学校区をおおむね1単位としての地域、その地域でさまざまな行政課題を追及していきたいんだという形で、市のほうから本当はそういうふうに変えていきたいんだけども、どうだろうというふうに、自分たちのまず意思を示しながら検討に入っていただきたいというふうに思いますので、そのことが大事だということを指摘して、次に移ります。  2、東児童クラブと東児童センターの改修等について。  これはちょっといつの資料かわからないんですけれども、平成28年から順次、東児童クラブをはじめとして、7つの小学校区に学校に放課後児童クラブを移転するという計画が示されて、平成30年、東小学校区の児童クラブが開設、開始されました。この資料によると、今年度、羽黒、楽田が整備されて、来年4月から開始、その後、北、西、南、城東という形で平成35年に全て小学校区に移転するという、こういう計画でありまして、東小学校の児童クラブが設置されました。おおむねの予算が約900万円と伺っています。これがオープンした後、関係者の方々からこもごも意見をいただきました。私も子ども3人がお世話になったところですので、これはどうしても議場で言うべきことだなあということであります。おおむね何なんですかという、率直に言って収容所みたいですという言葉もいただきました。100点満点中5点ですねという厳しい意見もいただきました。  学校というのは、僕もそうでしたけども、子どもたちもそうなんですけども、学校というのはある面、拘束されている。放課というのは、そこから自由になる。ですから、放課後児童クラブというのは、自由になったところで、ただいまって帰るところで、学校の雰囲気を極力残さないというのが僕は基本だというふうに思っています。そういう点で、もう一度、床や壁やそういうところを見直してみる。玄関はちょっと別にしたんですけど、本当は別のところから学校の玄関を使わないほうが僕はいいなと思ったんですけども。  そういう形で、例えば岩倉市の同じ東小学校区もつくられたんだそうですけども、そういう工夫がしてあったと。予算はおおむね倍の1,700万円、岩倉市に失礼ですけども、岩倉市にできて犬山市にそれぐらいの予算がかけられないはずはないなという、予算の話で言うと、そういう感じを受けたんですけれども、関係者からは、そういう厳しい意見が出されて、かつ基本的な整備はされているということもお聞きしました。  今、いっぱいいっぱい2教室、昔の学校の教室の2教室を使っているけれども、夏休みはもう1教室分ふやさなくちゃいけないということですけれども、犬山市の7つの小学校の改築の一番最初ですので、やはりこれがモデルになって、あと市内全部の7校が整備されたんでは余りにもかわいそう。だから、一番最初の東小学校を、そうした関係者の指摘を含めて、手を加えて、もう少し改善すべきところは改善して、そして、次の残りの6校にも生かしていくということが私は大事ではないかというふうに思いますけれども、その点はどのようにお考えででしょうか。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  小島子ども・子育て監。    〔子ども・子育て監 小島君登壇〕 ○子ども・子育て監(小島千枝君) ご質問にお答えいたします。  東児童クラブは、今年度4月から実施場所を東児童センターから東小学校内に移転をいたしました。当市では、これまでも第2児童クラブとして羽黒小学校や犬山南小学校内において実施をしておりますが、児童クラブの機能全てを小学校に移転するのは初めての取り組みであり、東小学校と約2年にわたり使用する教室、出入り口、改修の工事内容や工期など、移転に向けて協議を重ねて実施に至りました。  昨年度、空調機器、ウォータークーラー、ミニキッチンや防犯灯の設置といった改修を行っておりますが、これらは犬山南小学校内の児童クラブ等の改修事例を参考にして、児童クラブ指導員の意見を取り入れて行ってまいりました。  これまでのところ東児童クラブに対し、保護者の方からは環境改善に向けた特段の要望はございませんが、児童クラブを利用する児童にとっての放課後の居場所、そして適切な遊びや生活の場を提供するため、環境整備に努めていくべきであるという考えは議員と同じでございます。  また、夏休み等の長期学校休業日には、利用児童が15人ほどふえる見込みですので、常時、利用している2教室以外に特別教室を利用できるよう、空調設備を整えております。  子どもたちや保護者とともに、よりよい児童クラブをつくり上げていけるよう、今後も引き続き小学校の理解を得ながら、児童クラブの資質向上とともに、必要な改修に努めてまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) 私からも答弁させていただきます。  何も児童クラブに限ったことではない、市政全般に言えることだというふうに私は思うんですが、やはり空間や建物や、そういったものを何らかの目的に基づいて、そこを整備したり、そこをつくっていったりする上においては、やはりそこに魂というのが入ってこないとまずいなというふうに思います。そういう意味では、空間づくりということに対して、我々がもっともっと意識を高めていかなければいけないなということを強く認識をさせていただいております。  そういった意味では、今回の児童クラブの見解が、ご指摘のような意見だとか観点があるということについては、私どもとしても受けとめはさせていただきます。もちろん岩倉市の1,700万円という中身がちょっと僕もわからんもんですから、ただ、ご指摘の趣旨はよくわかりますので、これから冒頭に言ったように、何も児童クラブに限ったことではなくて、空間をつくっていく、あるいは箱をつくっていく、そういう中では、そういった空間づくりというものをしっかり意識をして、さまざまな形といいますか、展開というのは、何も公だけじゃなくて、民間の取り組みの中にも非常に参考になるものがいっぱいあるので、そういった情報を幅広く収集しながら、その空間づくりの何といいますか、クオリティーといいますか、クリエイティブな、そういった発想でもって展開していけたらと思いますので、今後のしっかりまた意識づけに参考にさせていただきたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) お二人から答弁いただきました。期待していますので、よろしくお願いします。  要旨②東児童センターの改築と機能強化について。  児童クラブが出ていった中で、東児童センターを改築し、機能を強化するというふうに書かれていますが、中身についてご答弁いただきたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  小島子ども・子育て監。    〔子ども・子育て監 小島君登壇〕 ○子ども・子育て監(小島千枝君) ご質問にお答えいたします。  当市の児童センターは利用者の約5割が児童クラブの利用者です。そのため、児童クラブの実施場所の変更に伴い、児童センターの利活用を図るため、利用方法の見直しや新規事業の実施などの検討が必要となってまいります。  東児童センターは、今年度から児童クラブを小学校内で実施しているため、現在の主な事業は、小学生を対象とした体操教室のほか、未就園の親子を対象とした子育て広場「ぽんぽこ」です。この子育て広場は、未就園の親子が集い、一緒に遊ぶ中で、子育ての情報を共有したり、悩み事を相談したりして、安心して子育てを行えるようサポートする事業で、東児童センターの近隣では、城東第2子ども未来園、市民健康館さら・さくらで同様の事業を実施しております。そのため、隣接する城東第2子育て支援センターの機能と、東児童センターの子育て広場を統合し、新たに東児童センターを子育て支援の拠点として整備をします。  具体的には児童センターとしての機能は残しつつ、未就園の子どもとその保護者への子育て支援を通じて、女性の活躍を応援する場となるよう、ハード面の整備では駐車場の増設、園庭の芝生化、多目的トイレの設置やおむつがえスペースの設置などを行います。  ソフト面としては、ファミリー・サポート・センターの設置や子育て相談の機能を設置し、親同士の交流の場や子育て分野のシェアエコを進めてまいります。また、母親が気軽に訪れ、地域や社会で自分なりの活躍の場を見つけるステップとなるような講座や情報収集、語り場など、時代のニーズに合わせた女性の活躍を応援する事業の取り組みを進め、まち全体で子育てを応援する仕組みづくりに取り組んでまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 答弁ありがとうございました。次の質問に移らせていただきます。  3、図書館運営の諸改善について。  図書館のことをこの間、一般質問で取り上げるようになってから幾つかいろいろ意見をいただいています。1つは、図書館の本が随分と入れかえられている、開架スペースが少ないわけですので、蔵書のうち眠っている本がかなりあるんですけれども、それの入れかえが進められて、図書館に行くのが楽しみだということで、その職員の苦労が大変だとは思うんですけども、そういう職員の努力を、市民はちゃんと見ていて、評価しているということが聞こえてきました。一方で、楽田のほうからは、楽田のほうはちっとも入れかえなんかしてもらっていないという不満もいただいたりしています。そうした幾つかの声の中で、今回、3点、こうした改善をやっていただけるといいねということであります。  1つは、図書館司書の方は何人いて、その方たちに気軽に声をかけられる、相談できる、そういう雰囲気をつくれないかということが1点です。  それから、2点目は、図書館協議会というのは、非常に重要だと思っているけれども、やる気のある人がなれるような公募枠を設けてはいかがだろうかと。自分も応募したいという方もみえました。これについてはどのようであるか。  3点目に、市民の声が反映された図書館運営をするために、中津川市の図書館クラブのようなボランティア組織をつくって、選書というのは僕は図書館では非常に大事な仕事だと思っていますけれども、選書を含めたさまざまな業務を市民とともに行っていく、こういうことが有効ではないかという意見ですが、私も同感しましたので、この3点の改善についてどのように考えているかご答弁いただきたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  初めに、図書館では現時点で14人の司書が勤務しており、1日7人前後が窓口対応をしています。日ごろから気持ちのよい挨拶を心がけ、利用者の読書の手助けができるよう努めておりますが、今後も気軽に声をかけていただけるよう、案内表示を設置するなどの工夫をしてまいります。  次に、図書館協議会は図書館法で図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館方針について、館長に対して意見を述べる機関と規定されており、現在、7名の委員を教育委員会が任命しています。  委員の構成は、学校教育関係者、社会教育関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験者となっており、幅広い分野の中から多くの経験をお持ちの方々を任命しておりますので、今のところ公募枠を設けることは考えておりません。  まずは市民の声が反映された図書館運営となるよう、ボランティア活動の輪を広げていくことに力を注ぐことが大切であると考えています。  最後に、図書館では読み聞かせ、絵本や紙芝居の制作、読書会のボランティア団体の方々を構成員とし、平成27年に犬山市立図書館ボランティア連絡会を設置し、会議の場やボランティア活動の場で、選書や図書館運営のことなどのご意見をお聞かせいただいております。  議員ご指摘の中津川市の図書館クラブは、図書館とのパートナーシップで図書館運営を支援するボランティア団体であり、その活動内容は毎月のテーマ本の展示や市民講師を招いてのミニゼミ開催、図書館イベントの共催など、図書館と話し合いながらさまざまな企画を行っています。ボランティア団体のこのような活動は、これからの図書館運営に取り入れていきたいものでありますので、昨年度末に調査のために視察に伺ったところです。  図書館の持つ多くの役割の実現には市民の方々の支援による図書館活動の充実が必要不可欠であり、図書館も市民一人一人の生きがいにつながるボランティア活動の場づくりと幅広い市民協働による運営を目指していくことで、市民の声が反映された図書館を実現していきたいと考えております。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 答弁ありがとうございました。1点だけ再質問させていただきたいと思います。  図書館協議会の委員の公募はしないということはわかりましたけれども、しかし、今、図書館協議会がいつ開催されて、どんな内容が協議されているのか、全然わからないんですね。そういう点では、協議会を公開して、傍聴も含めてもっとわかるようにしてほしいですし、委員の方を通じて意見を言うこともできるわけですので、そうしたことが市民に開かれた図書館協議会にしてほしいと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) 再質問にお答えします。
     当市では情報公開を進める観点から、附属機関の会議の公開等については、犬山市附属機関の会議の公開に関する要綱を定め、平成30年6月1日以降に開催する会議について、統一的に運用することとなりました。  図書館協議会についても、この要綱に基づき、ホームページで事前に開催予定の公表、会議の傍聴を周知し、会議を開催した後には会議録の公開を行ってまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) ありがとうございました。次に移ります。4、東部丘陵地におけるバイオマストイレの設置とセラピー歩道整備についてです。  エコアップ等のボランティアをやっている方から、ぜひ東部丘陵にトイレを設置してほしいと。小牧市は兒の森という、犬山市に隣接した尾張三山の一つである白山の登山口にあるんですけれども、こういうのがあるよという紹介も受けました。行ってみましたら、小牧市が10年ほど前だと思うんですけども、環境都市宣言をして、犬山市の神尾とのすぐ境にできて、そう言えば使ったことあるなということで思い出したんですけれども、こういう犬山の東部丘陵に光を当てるためにも、皆さんに来てもらう上でも、きれいなトイレを設置すべきだというふうに思います。  私は少なくても3つくらい候補地としてつくってほしいなというふうに思うんですが、1つは入鹿池の東部、東に鞍馬神社へ行くあたりの道のあたり、あの辺がいいのかなというのが1つです。それから、もう1つは、本宮山の東山麓、ヒトツバタゴの自生地のあるあたり、あの辺がいいんじゃないかなということ。それから、亀割大池の東に駐車場がありますけれども、あそこがボランティアの人たちの一つの基地になっていますので、ボランティアの人たちからは、ここにつくってくれという指定だったんですけども、あえてもう2つ膨らませたんですが、必要ではないかなと思うんです。  小牧市がそういう環境都市宣言をやって、あそこに、兒の森にトイレをつくった事例は、環境課のほうで小牧市さんの事例ももう少し調べてみるというふうに言っていただきましたけれども、そういうことも含めて3カ所ぐらい東部丘陵、愛知県と岐阜県の間の愛岐丘陵とも呼ばれていますけれども、ここへのバイオマストイレの設置については、どのようにお考えかご答弁いただきたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) それでは、ご質問にお答えいたします。  まず、バイオマストイレについて、小牧市に照会しましたところ、今、議員がおっしゃられました兒の森内に設置をされておりまして、牡蠣殻を利用して汚水を浄化し、循環利用することで、放流水を発生させない、環境に配慮した浄化槽を導入しているとのことでございました。  こうした環境に配慮した浄化槽は、本市においても不老公園、犬山遊園東、木曽川犬山緑地、中島池公衆トイレの4カ所で採用しており、そのうち中島池公衆トイレは小牧市同様のシステムを採用しております。  議員からご提案いただきましたバイオマストイレについては、とりわけ環境に配慮した地域に公衆トイレを整備する場合には、有力な選択肢として考えてまいりたいというふうに思っております。  なお、バイオマストイレに限らず、浄化槽を必要とする公衆トイレについては、設置費や維持管理コストの面から、施設整備に伴い設置する以外は、主要な観光拠点や駅周辺など、常時一定数以上の利用を見込める場所での設置を基本としているため、申しわけございませんが、現時点では東部丘陵地内での設置は考えておりません。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 考えてなくていいんでなくて、検討は進めてほしいなというふうに思っていますが、2点、再質問させてほしいと思います。  今回資料を配らせていただきました。私も入鹿池の1周の散策というのを2回やりましたけれども、歩道整備でやはり問題になるのが、民地との境です。この入鹿池周遊コース案内図というところの一番北の今井の集落とのあたりですね、どうもこれ民地に踏み入れているんでないか、もしくは民家のすぐそばを通らざるを得ないんではないかというところが、迷惑をかけはしまいかなということであります。  さきの3月議会で稲垣議員が質問をし、答弁がありましたので、その歩道についての質問は避けたいと思いますが、ここの右上のところにマラソン橋跡というのがあります。橋がかかっていたよという跡が残っているということで、木曽川に橋をかけたらどうだというのが、この議場でテーマにされました。木曽川に橋をかける前に、まず、もっと小さいモデルで、世界かんがい遺産に登録された入鹿池に吊り橋の歩道があるぞというのは、僕は夢があって、アピール力もあるんじゃないかなと思いまして、ここにマラソン橋のところに吊り橋をかけると、地図で私の計算ですと62メートルの吊り橋です。そんなに費用がかからんではないかなと思うんですけれども、こういうことも検討をして、こうしたら本当に安心して自然の中を1周できるというふうに思っていますが、そういう検討も含めた形で入鹿池の周遊コースの整備を図られたらどうか。  ほかのところは僕も歩いてみて、大体歩ける道だというふうに思っていますので、ここの北部のところの民家とのバッティングを避けるということで、そういう整備の検討はいかがかということと、もう1点は、ヒトツバタゴの自生地、天然記念物の自生地を含めて、この近隣の土地の確保をして、バイオマストイレの設置も検討すべきではないかと。  かつてヒトツバタゴサミットというのを犬山市でやったときに、この土地を犬山市にという交渉をされたというふうに伺っています。こうした天然記念物の土地を公が所有していくという場合には、国のほうがしかるべき助成をするというふうな制度があるというふうに思いますけれども、正式にこうした自生地の取得も検討し、バイオマストイレを含めた一定の整備を検討すべきではないかと思いますが、この点について再質問させていただきます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  光清都市整備部長。    〔都市整備部長 光清君登壇〕 ○都市整備部長(光清 毅君) 再質問にお答えします。  入鹿池を周遊する遊歩道については、昨年度、職員による現地調査を行いました、また、ことしの5月にも現地を歩き、少しずつではありますが、調査研究を進めております。こうした現地調査の中で、ほとんどの道は地道で幅員が1メートル余り、場所によっては階段状の場所も確認でき、遊歩道の整備に当たっての課題を再認識しております。  現地調査において、議員ご提案のように、橋を設置することにより、スムーズなルートとなる箇所があることは認識しています。  いずれにしましても、整備に当たっては、延長も長く、多大な費用が必要と想定していますので、市全体の他の事業の優先度を見きわめながら、橋も含め引き続き研究していきたいと考えています。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) 続きまして、私からは、ヒトツバタゴ自生地の公有化についてお答えをさせていただきます。  国指定天然記念物のヒトツバタゴ自生地は、貴重な文化財として保存するため、これまでも公有化に向けて検討してきているところでございます。これまでにも昭和53年、平成9年、平成13年に自生地の公有化について地権者と協議を行いましたが、不調に終わっています。その後、相続があり、地権者が変わり、平成29年7月に自生地を売却したいとのご相談がありました。自生地は天然記念物ですので、公有化に当たっては国の8割補助を得ることができます。公有化を進めるには、現在の自生地は公図と現況に相違があり、国に指定された大正12年当初の指定範囲が不明確な状態であるため、改めて土地境界を確定し、国の指定範囲を明らかにする必要があります。さらに、文化庁や県、文化財保護審議会の専門家などと、今後どのように保存、管理するか協議をする必要があります。こうしたことから、今後も地権者の意向を確認しながら、ヒトツバタゴ自生地の公有化に向けて取り組んでまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 答弁ありがとうございました。時間の関係もありますので、5番と6番を一緒に質問させていただいてよろしいですか。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 暫時休憩いたします。                午後1時51分 休憩                 再     開                午後1時52分 開議 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 再開いたします。  岡議員。 ○13番(岡  覚君) それでは、5、水力発電の推進について。  市長の施政方針演説の中にも自然エネルギーに関して述べた部分があると思います。私は犬山らしい自然エネルギーの活用といいましたら、やはり水力発電、小水力発電だというふうに思っています。そういう点で、最近、そう大した落差がなくても、流れさえあれば小水力発電が可能だという、こうした新聞記事も目にしました。そういう点では犬山市で小水力発電を推進できる可能性が広がっているのではないかというふうに思いますが、当局はどのような調査をし、どのような考えを持っているのかご答弁いただきたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) ご質問にお答えいたします。  市が現在進めている水力発電に関する取り組みといたしましては、昨年度より再生エネルギー導入推進に関する国の支援制度であります再エネコンシェルジュという制度を活用し、市内における小水力発電実施の可能性について調査を行っております。  昨年度の調査結果では、実施の可能性の高い候補地として、今井及び栗栖の2カ所を選定したところでございます。今年度においては昨年度活用した支援制度を継続活用し、選定された場所の水利権、水量また設備設置の可能性など、より具体的な調査や検討を行っていく予定となっております。こうした調査・検討を踏まえた上で、実施の可能性があると判断できた場合は、適切な事業を実施主体の選定を進めてまいりたいというように考えております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 期待していますし、私も非常に個人的にも興味を持っている事業ですので、私もまた何か調べたことで提言できることがありましたら、大いにぶつけていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。  6、五条川源流へのリニア残土持ち込み計画の状況と水質保全について。  以前、かつての石田さんが市長だった時代に、五条川の源流の多治見地内に産業廃棄物の持ち込み計画が知らされて、犬山市としてはそれは反対だということで、計画が実施されなかったことを記憶しています。その後、今回の一般質問のヒアリングの中で、産廃は断念した中で、残土に特化した処分場が、その後、できてきていますということでした。そして、この残土の一部としてリニアの残土が持ち込まれるという、こういう計画だということであります。  もう少し状況がわかれば教えていただきたいのと、加えてやはり下流に当たる犬山市とすれば、水質、さらには産廃のときも問題になったんですけれども、埋立が多量の場合に、それが大量に流出する、そういう危険性が残されているわけで、せきとめているはずがせきとめられなかったときがどのようになっているのか、そうした被害想定も含めた下流の自治体としての、その危機管理が大事だというふうに思っていますけれども、常時の水質、さらにはそれが崩れて下流に大量に流れ込む危険はないのかどうかも含めた危機管理についてお伺いしたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) ご質問にお答えいたします。  多治見市にある五条川源流の残土処分場において、リニア事業に係る残土が持ち込まれる可能性があることは、多治見市より情報を得ております。この残土処分場から流出する水は、五条川を経て犬山市内へ流入することから、公害防止を目的として、多治見市、犬山市、残土処分場の事業者の3者により、環境管理協定を平成15年6月19日に締結をいたしております。  協定書には、搬入残土や水質の検査結果報告、管理目標値の設定、異常が確認された場合の操業停止基準やその対応などが規定されております。こうしたことから、ご指摘の残土が搬入される可能性がある処分場においては、既に公害防止に関する対応はとっておりますが、今後も多治見市と連絡を密にするなど、対応強化に努めてまいりたいというふうに考えておりますし、先般、私、現場を見てきましたので、また、必要に応じてそういうような現場視察ということも事業者からは了解を得ておりますので、何かございましたら現場を確認していただくのが一番わかりやすい部分がございますので、お申しつけいただければと思います。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) 残土を受け入れているこの処分場の計画の段階の総量ですね、受け入れ総量とか、それから今現在、どのぐらいあって、さらにそれは計画で言えば満杯になっても大丈夫だということなんでしょうけども、やはり下流側が心配しなくちゃいけないのは決壊とか、そうした形で大量に下流に流れ込んでくる、そういう危機があるということも想定しておくことというのは大事だと思うんですね。だから、その辺が今現在わからなくてもいいですけども、十分にそうしたこともしっかりチェックできる、そして日常的にも水質も含めてチェックできる体制というのは、僕は必要だというふうに思っていますけれども、今後そういう危機管理として、これはしっかりやっていく必要があると思いますけども、再度、その辺について確認をとるのに答弁をお願いします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) 再質問にお答えいたします。  議員のご指摘をしっかり受けとめて、そういうことが対応できるような対応をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 岡議員。 ○13番(岡  覚君) ありがとうございました。終わります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 13番 岡議員の質問は終わりました。  続いて、7番 鈴木伸太郎議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 7番、フォーラム犬山、鈴木伸太郎でございます。議長のお許しを得まして、通告どおり質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、1件目、富岡荒井線についてお伺いいたします。  要旨1、延伸及び県道善師野西北野線との交差点改良事業の進捗はいかがかです。  市長が最重要課題と位置づけていらっしゃいます富岡荒井線の延伸事業の見込み、それからこれもまた最重要課題と言われていらっしゃいます県道善師野西北野線との非常に危険な交差点、楽田原と長塚のあたりにある交差点です。実はこの交差点については、今議会で補正予算が組まれて、改良事業が始まる見込みなんですが、その事業の詳細をお伺いさせてください。  それから、地元から以前から要望がありました、その交差点、信号設置の可能性ですね、合わせて接続する予定の蝉屋長塚線の着手についての可能性等々についてお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  光清都市整備部長。    〔都市整備部長 光清君登壇〕 ○都市整備部長(光清 毅君) ご質問にお答えします。  今年度、富岡荒井線につきましては、昨年度買収しました山崎地区果樹出荷場より南側の番前地内の道路整備工事に着手し、引き続き野田地内の用地についても交渉を精力的に行っていきます。  次に、県道善師野西北野線との交差点については、一旦停止の交替ができないか公安委員会と協議し実施するためには、県道側で車がすれ違うための幅員確保が必要となりました。このため、地権者と交渉を行ったところ、おおむね理解を得ることができましたので、今議会に必要な予算を計上し、用地測量、現況測量及び道路詳細設計を行い、来年度に工事を実施できるように進めています。  また、より安全性を高めるため、この交差点の改良と合わせて、近接する市道楽田東239号線をつけかえることにより、できるだけ交差点から離す工事を予定しています。  次に、信号については、今回の交差点改良では、あくまで部分的な改良となることから、設置には至りません。まずは、この交差点改良を実施し、交差点の一旦停止の交替を行うことで整備効果を期待しています。  最後に、蝉屋長塚線については、富岡荒井線の進捗に合わせて検討をしていきたいと考えており、引き続き富岡荒井線の整備を優先して取り組んでいきます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 山崎から上小針の間のところは、精力的に地元と交渉を行っていくということでしたので、期待をしております。  県道善師野西北野線との交差点は来年度やっと一旦停止が交替するということで、広い道が優先道路になるということで、本当にこれで事故はかなり減るだろうなと期待をいたします。信号設置とかについては難しいということは理解いたしました。大きな前進だと思っております。地域の方々もがしゃんという事故の音を聞く回数がかなり減ると思いますので、ありがたいなと思います。  要旨2、長塚地内での横断歩道設置についてお伺いいたします。  富岡荒井線が開通して、利便性が向上した反面、その地域の危険度、自動車がふえて危険度が増しております。中でも長塚地区は町内を道路が貫通したことで、特に危険度が増しております。子どもも大人も横断歩道がないところ、道路を渡っていくんですね。学校の通学路もそういうふうに、通学時間帯もそういうふうな状況になっております。  これは以前から横断歩道の設置の要望が出ておりますが、横断歩道をつくってくれないかということです。先ほどの質問でも伺いました。このすぐ南に位置する例の危険な交差点が、一旦停止が交替することで、より自動車がふえる可能性も考えられます。さらに、秋にはコミュニティバスの停留所が南部高齢者活動センターのあたりに計画されているということもあって、いろんな意味でもやっぱり横断歩道の設置は急務だと考えます。お考えをお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村市民部長兼防災監。    〔市民部長兼防災監 中村君登壇〕
    ○市民部長兼防災監(中村 誠君) ご質問にお答えします。  当該地域は、以前より地元から横断歩道設置の要望も出されており、また、議員と同じ地元の上村議員からもこのご要望についてお骨折りをいただいておりました。市としましても、これまで横断歩道を所管する犬山警察署との協議を重ね、地元とも調整を重ねてきました。その結果、本年の8月下旬までに南部高齢者活動センターの前に横断歩道を設置し、供用開始する旨の連絡が、先月、犬山警察署よりあったところです。  そのため、横断歩道設置に向けて7月ごろに歩車道ブロックの一部を撤去する工事を行う予定です。横断歩道設置後は、交通安全に十分注意し、ご利用いただきたいと思っております。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) これも富岡荒井線が延伸されて以来の懸案事項でしたが、8月末までに南部高齢者活動センター前に横断歩道が設置されるということでした。横断歩道設置で、今、小中学校の通学路や集合場所についても、前々から私も長塚の方々から、これ困っておるんだわという要望を聞いていました。新たな変更事項が発生すると思いますんで、そこら辺の対応のほうをまたよろしくお願いいたします。  2件目です。大規模工事における市内企業優遇策についてお伺いいたします。  要旨1、楽田小学校改築工事での状況はいかがかということで、以前、一般質問で楽田小学校改築の工事に際し、地元企業が参入できるようなシステムにすべきだという提案をいたしました。その後の状況をお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  楽田小学校改築工事における入札発注の方法については、その特性、背景により総合的に判断することとし、2者または3者による建設工事に係る共同企業体のみの参加としました。代表者となる構成員については、愛知県内に本店、支店の所在地を置く建築一式工事に係る特定建設業者としつつ、代表者以外の構成員には、少なくとも1者は所在地を犬山市内に本店、支店を置く建築一式工事に係る特定建設業者を含めた共同企業体とする事後審査型一般競争入札で実施しました。  改築工事に当たっては、登下校時も含めた児童の学校生活における安全と、適切な学習環境の確保を最優先とし、工期をできる限り短縮するために、新校舎の建設から既設北校舎の解体、新体育館の建設までを一括で発注しました。  また、学校施設の老朽化が進む中で、建物や設備の改修などについては、地元企業に発注をしていること、地域経済の活性化や災害時の対応も踏まえた地元企業の育成の観点からも、地元企業の参入について一定の配慮が必要であると考えています。  このほかにも学校が道幅の狭い住宅街にあるため、地域住民の方の生活環境への配慮や工事車両の駐車スペースの確保など、問題が発生した場合に、早急に対応できる体制づくりを請負業者には求めていきたいと考えております。  これに合わせて下請業者の選定並びに建設資材等を購入する場合は、入札公告時にも可能な限り市内業者を活用するよう努める旨をうたっており、できる限り地元の企業を選定いただけるようお願いしていくところです。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 共同企業体、ジョイントベンチャーのみの参加ということで、そのJVの構成員のうち、少なくとも1者は犬山市内に本店もしくは支店を持つ企業ということが新たな条件だということでした。提案を考慮していただいたことは理解いたしましたが、以前私が提案したのは、どちらかと言うと地元企業というのは市内に本社を置く企業という意味で提案をして、今回、本店、支店ということでした。  再質問ですが、犬山市内に本店がある事業者ということまで踏み込めなかったのか、そこら辺のところをお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) それでは、再質問にお答えしたいと思います。  今回、今、教育部長が答弁をさせていただきましたとおり、一般競争入札を行っております。一般競争入札は、透明性かつ自由で開かれた競争機会を十分に確保して、さらにより多くの企業が入札に参加してもらって、競争性の比較の中で、より有利な条件で契約をしていく、そういう方向になります。  その中で、市としましては、議員もおっしゃってみえますけども、地元業者の受注機会をふやす、育成というとちょっと上から目線みたいですけれども、そういう観点から、入札参加資格要件の設定基準というものを定めています。この楽田小学校の工事については、JVでの発注で、今ご紹介がありましたように、構成メンバーには犬山市内の本店、支店が必須という条件をつけています。それによって、入札参加可能業者数は、市内の本店業者が15者、支店業者が3者で、一定の競争性を確保し、結果として市内本店業者を含むJVが落札をしているところであります。  一括発注か分離発注かの部分は、先ほど教育部長が答弁をさせていただいたとおりですが、議員がご質問のこの案件についての地域要件を犬山市内の本店に限定できないのかという点についてですが、先ほど申し上げました入札参加資格要件の設定基準では、予定価格が5,000万円を超える工事については、市内の本店だけではなく、支店にも参加資格を与えておりますので、これに基づいて条件設定をしているものであります。  今回の案件は、かつての市役所の新庁舎であったり、羽黒小学校の校舎改築工事で採用しましたJVもしくは単独の併用型とは違いまして、JVを必須というふうにしております。これにつきましては、市内業者の皆様に配慮をしたというものでございますので、ご理解いただければと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 市役所のこの庁舎、それから羽黒小学校とか、新体育館のときと比較すると、やっぱり地元企業が参入しやすい条件にはなったんだなということで、それは評価いたします。  楽田小学校の工事は市内本店の業者が落札したという、今、そういう報告も受けました。答弁で入札参加資格要件設定基準というものがお話しされました。予定価格5,000万円超えの工事については、本店だけでなく、市内に支店がある事業者にも参加資格を与えるという条件でしたけれども、要旨2のほうに移ってまいります。  今後の考え方についてなんですが、今議会でも億を超える工事事案が上程されておりますけれども、こんな工事が毎年何件もあれば、地域経済へ波及効果があると思うんですが、なかなかそんなに何件もないということと、あと、これからの市の状況を見ていくと、建物をたくさん建てる時代でもないので、なかなか厳しいのかなと想定しております。  確実に市の事業を地域経済にもたらしていくというところが必要なのかなと思います。発注予定価格の5,000万円というラインがずっと変わってないんですよね。震災復興とか、東京オリンピック・パラリンピック、それからリニア、それから労働者が不足しているというような社会事情の中で、その資材単価とか労務単価というのがどんどん上がってきているんです。簡単に言うとインフレ状態になっている中で、犬山市の発注予定価格の5,000万円というのはずうっと据え置きなんですね。ということは、簡単に言うと、例えば10年前は4,500万円ぐらいでつくれたものが、今はもう5,000万円以上になっちゃうよということになってくると、入札の条件が変わってくるというところで、そんなところでやっぱりちょっと課題があるのかなと感じております。  そこで、提案を2つさせていただきます。  1つ目は、もちろん近隣の市町との比較も必要だと思うんですけれども、この5,000万円という枠の見直しですね、つまりもっと高い金額に設定できないかということです。  それから2つ目、JVに関して言えば、代表者となる構成員は別としても、代表者以外の構成員は、やはり犬山市内に本店がある企業に限定できないかという、以上2点の提案についてお考えをお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) 答弁させていただく前に、議会基本条例第8条第3項の規定に基づきまして、議員の質問の趣旨を議長の許可のもとにおいて確認をできるという条項がございますので、議長、発言のお許しをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 許します。 ○市長(山田拓郎君) 議長の許可をいただきましたので、議員の質問の趣旨を確認をさせていただきたいと思います。  まず、その質問の趣旨の確認に入る前に、前提として申し上げておきますが、今、議員のご質問の内容について異論があるとかいちゃもんをつけるとか、そういうことでは決してありませんので、その点については誤解のないようにお願いをしたいということです。  それから、私はこれまでも自分のスタンスとして議員の皆さんに敬意を表し、皆さんのご指摘に対してはしっかり向き合って、できる限り皆さんのご指摘を尊重して対応していこうと、そういう思いでやってきました。もちろんできること、できないことございますが、私の姿勢としては、そういうことを大事にさせていただいたつもりです。ですから、今回のご指摘に対しても、議員の質問の趣旨をよく確認した上で、担当の答弁に入りたいというふうに思いますので、確認をさせていただくものです。  何を確認したいのかということですが、平成27年3月議会の付帯決議におきまして、広報いぬやま印刷製本費については、市外業者の参考見積もりや入札参加も視野に入れた一層の改善を図ることと、こういう決議がなされ、鈴木議員は総務委員会副委員長として、これに賛同をされております。  そうしたことを踏まえて、一方では市外を入れろと、今回は市外を排除しろと。もちろん広報と土木と違いはあるかもしれませんが、一体今回の質問というのは、過去の議員の行動とは全く正反対のものになります。私どもとしても議員に丁寧に寄り添うということになれば、どちらの立ち位置に寄り添っていいのかがわかりません。ですので、過去の付帯決議で鈴木議員が賛同された立場、それから、今回の立ち位置、どちらが鈴木議員のご意思なのか、その趣旨をお聞かせいただきたいと思います。  もし、前回と変わられたということであれば、なぜその立ち位置が変わったのか、その理由もお示しください。  それから、恐らく今回、議員もいろいろお考えになってご質問されたと思います。前回はもちろん広報いぬやまというふうに限定されています。広報いぬやま印刷製本費についてはというふうになっておりますので、これは市外業者を入札に入れる、入れないのまさに線引き、その線引きについて、これは印刷業界だからなのか、土木業界だからなのか、業界によってそれを区別しているのか。区別しているとすれば、その根拠をお示しをいただきたいと思います。  それから、前回は広報いぬやま印刷製本費でしたので、発注するものによって区別をしているのか、広報だからとか工事だからとか、それによって区別しているのか。区別しているとすれば、その根拠をお示しください。  次に、4点目です。予定価格は今回ご質問で5,000万円以上という線引きでご質問いただいておりますけれども、前回、広報いぬやまについては、私の記憶ですと市外業者が入る前は2,000万円程度の金額だったんではないかなあと思っております。そういった意味では、今回5,000万円の部分を、いわゆる市内業者のみで入札ができるように線引きを引き上げるべきではないかというようなご指摘でしたので、この過去の広報においての金額の線引き、ここに区別をもしされておられるんであれば、その点についてのもし根拠があればお示しをいただきたいと思います。  それから、5点目として、今回、質問に立たれた中で、もし何らかの線引きをされているということであれば、それが事業所数でもし線引きをされているということであれば、何者以下なら市外を入れるというふうにお考えでおっしゃっておられるのか。事業所数でもし区別されているとすれば、その点について根拠をお示しいただきたいと思います。  それから、6点目、もし地域貢献度ということで線引きを区別されているんであれば、それはどのぐらい、何を貢献したらいいのかどうか、その点についても線引きを根拠としてお示しをいただきたいと思います。もちろん労務単価の上昇という趣旨はよくわかりますけれども、先ほど金額の点での線引きについてもお聞かせをいただきたいということを申し上げましたので、今回、質問に立たれた立ち位置について、議員のお考えを確認をさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 暫時休憩いたします。                午後2時23分 休憩                 再     開                午後2時26分 開議 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 再開いたします。  鈴木議員から市長の発言に対して答えを求めます。  鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 今、市長のほうから質問がございましたんで、何件かあったんで、全部メモることができなかったんで、まとめてお答えしたいと思いますけれども、市長のおっしゃられたことは、以前は私が総務委員会の副委員長のときに、総務委員会のほうで広報については市外の事業者にも門戸を広げていくべきだという付帯をつけたのに対して、今回は市内の事業者を優遇するというのは、あのときと今と言っていることが違うじゃないかという趣旨だと思うんですが、広報の件に関しては、あのときは高いんじゃないかということで、もっと安くできるのじゃないかということで、市外にも幅を広げたらどうかという趣旨での付帯だったと記憶しております。  今回は、価格のことはとりあえず一切言っていない。単価のことは一切言っていない。単価のことは言っていないんですが、ただ、値上がりはしていると、業界が値上がりしている中で、ずうっと昔ながらの枠、制限ラインというのは、逆にこれは市内を圧迫しているという言い方がいいかわからないですけれども、要は門戸を狭くしているんじゃないかというところで、市長、ご理解いただけるかどうかわからないんですが、広報のときは高すぎるんじゃないかということで、ああいう付帯をつけました。今回は、高すぎるとか安すぎるとか、そういうことではございません。  それから、事業者数とか地域貢献度というのがあるのかどうかと市長はおっしゃられたんですが、これについて私は全くこの件に関しては考慮せずに、単純に労務単価とか資材費とかが値上がりしている中で、その5,000万円という制限は今の時代どうなのかということで質問をしております。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) まだ趣旨がよくつかめないところがあるわけですが、私も労務単価が上がっていることは十分承知をしております。それで、線引きを変えるとか変えないとかじゃなくて、市外を入れるか入れないかということに対して、業界で区別しているのかどうかとか、そういうことをるる聞いているわけですから、金額云々という部分は、単価が上がっても、もともとの根本的な部分の違いを議員は趣旨としてお答えになっておられないので、その点についてはまだ私としては十分ちょっと私の確認をさせていただいた、これは質問じゃなくて趣旨の確認ですから、確認がまだ不十分だなというふうに、私の理解はまだできていません。  それから、先ほど広報は金額が高いというご指摘がございました。土木に関しては、高いのか高くないのか、議員はどういうふうな根拠で高いのか高くないのかというのをご判断されているんでしょうか。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 市長、今回は広報と関係ないから。 ○市長(山田拓郎君) わかりました。これは意見として申し上げておきますが、議員、監査委員でもございますので、過去の監査委員の方からは意見書でも落札率が95%以上の入札が非常に多いということで、監査委員からも厳しくこの点についてはご指摘をいただいた経緯もございます。ですので、高いのか高くないのかという点についても、一度よくご検証いただけたらというふうに思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 今回の質問についてだけ、もう一回、今回の質問だけでいいですから、今回の質問の趣旨についてお願いします。  鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) たまたま今回はこの業界ですけれども、これは市の全部の仕事に言えることかと思います。委託している何かの事業でも、人件費が上がれば、それに見合って何か基準があれば、それは変動させるべきだと思いますし、というところですね。  それから、落札率云々というのは、私は一切触れていないので、なぜここで落札率が出てくるのか。私は監査委員を拝命しておりますけれども、監査委員としての活動と議員としての活動というのは明確に区別して、自分なりに議員活動しているときは監査委員の知り得た情報とか、そういうことは議会活動には、ここでは言わない。逆に監査委員のときには、監査委員として全く別の立場でということで、ここで落札率云々というのは、全く私、今まで考えてもいなかったんで、逆にちょっと驚きました。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) いろんな考え方があるから、これをいつまでやっても切りがないと思うので、今先ほど聞いたのは、鈴木議員の再質問でしたよね、最初の質問ですか。2の②の最初の質問に対して答弁を求めたいと思います。  鈴木議員の件名2の②の最初の質問に対して答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) それでは、ご質問にお答えします。  先ほど入札参加資格要件設定基準というお話をさせていただきましたが、犬山市のほうでは、これは平成28年度に見直しをしておりまして、平成29年の4月1日からこの基準を使っています。見直しの内容としては、大きく2つです。  1点目は、一般競争入札を適用する工事の予定価格を、従来500万円超えだったものから1,000万円超えに変更しています。これによって1,000万円までは指名競争で入札できることになりまして、指名競争の多くは、市内本店業者を指名しますので、一定の配慮をした見直しというふうに認識をしております。  2点目です。一般競争入札となる1,000万円超え工事について、過去の金額範囲別の件数を調査し、どの範囲の工事を多く発注しているか、合わせて市内全業者の総合評価点も調査をしました。その結果を踏まえまして、多く発注している金額範囲のところに、今まで参加することができなかった市内本店業者も参加できるように価格区分の設定及び必要な総合評価点を下げるなどの見直しをしています。  過去の工事の実績ですけれども、1,000万円超えの工事については、平成28年度が64件、平成29年度は45件、そのうち5,000万円を超える工事ですけども、平成28年度は64件中の7件、平成29年度は45件中の5件でありました。さらに、そのうち支店業者が受注したのは平成28年度が2件、平成29年度が1件というふうになっておりました。総じて言うと、全体件数の約9割程度を占める5,000万円までの工事については、ほぼ市内の本店業者が受注をしている状況で、また、5,000万円を超える工事についての支店業者の受注は、過去2年間で3件、こうしたことから、市内本店業者の受注機会の確保及び実際の受注については、一定のレベルにあるのかなというふうに判断をしているところでございます。  今回、議員から2点、ご提案をいただきました。市内本店業者のみが参加できる工事の基準を5,000万円超えにしてはどうか。2つ目としてはJVの構成員を市内本店業者に限定してはどうかというご提案をいただきましたが、これらについては今後、先ほど言われました労務単価や資材単価などの社会情勢の変化、あるいは周辺市町の状況などを見きわめながら、総合的に判断をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 山田市長。    〔市長 山田君登壇〕 ○市長(山田拓郎君) 要らんことかもしれませんが、先ほどの発言の中で非常に重要なことをおっしゃいましたので、監査は別だというお話がありましたが、議員、議選監査なんですよね。議会の皆さんの中から選出された監査で、任命権者は私です。ということはどういう立ち位置なんですか、それ。ですので、そういうことについてはお気をつけいただきたいと思っております。 ○9番(久世高裕君) 議事進行。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 9番 久世議員。 ○9番(久世高裕君) あくまで質問の範囲内にとどめていただいて、今実際に答弁もできたわけですから、答弁不能の場合にその権利を活用していただいて、あくまで議会になぜ質問権があるか、なぜ答弁をするかという立ち位置の問題でもあります。だから、その質問の範囲内にこの議事をとどめていただくように議長にお願いしたいと思います。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 暫時休憩いたします。                午後2時37分 休憩                 再     開                午後2時41分 開議 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 再開いたします。
     今、9番、久世議員の議事進行に対して、言っていることがよくわかりました。ルールなどを確認した上で、後日に答えたいと思います。これから質問を続けたいと思います。それでいいですか。お願いします。  鈴木議員、今、これは2の②の最初の質問の答弁が終わりました。そちらから続きますので。一般質問に戻ります。件名2の②の最初の質問の答弁が終わりましたから、こちらから続けたいと思います。  鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 今の提案、2つ、総合的に判断するということでした。ちょっとお互いの考え違いがあるかもしれませんが、世間相場の推移と、市が固定された基準というのがちょっとずれているんじゃないかというところでの質問でしたので、そういう投げかけが通じたどうかはわからないんですけれども、何とか受けとめてもらいたいなという考えでございます。  3件目の質問、通学路についてお伺いいたします。  今議会は通学路に関する質問が多いんで、私もちょっと驚いているんですけれども、要旨1です。教育委員会による現場確認の状況についてです。  通学路アドバイザーという制度がありまして、交通事情に詳しい専門の研究者の方が、通学路の危ない箇所、各学校から上がってきた危険箇所を点検して助言をしていただくのがありました。私も何回か同行して、中村議員が立っていらっしゃる万願寺の交差点とか、柴山議員が立っていらっしゃった北笠屋とか、稲垣議員が立っていらっしゃった前原の交差点とか、吉田議員が立っていらっしゃった清水とか、いろいろ見させていただいて勉強させていただきました。  教育委員会の方々が通学路の現状、また現場で見ていただくということでも意味がある事業だと思いますけれども、これ現状はどうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  当市では通学路に関して、犬山市通学路安全対策連絡協議会を設置しており、土木工学を専攻され、地域交通政策や福祉のまちづくりにも精通している中部大学都市建設工学科の磯部友彦教授にアドバイザーを委嘱しています。  アドバイザーには犬山市の小中学校PTA連合会から提出される通学路安全施設新設改修要望書の内容のヒアリングや要望内容の精査や課題について洗い出しをしていただいています。また、アドバイザーとともに年に1回、教育委員会による現場確認を行い、危険箇所の確認を行っております。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 中部大学の磯部先生がアドバイザーとして加わっていらっしゃるということでした。せっかく専門家がいらっしゃるんで、もう少しその知見を通学路整備に生かしていただけないかなというのが、私も前々から実は思っておりますので、ぜひ生かしてください。  要旨2のほうへ移ります。  リスクの高い地点、事故の発生件数の多いエリアへの対策はいかがということで、朝の通勤・通学時間帯、市内全域で危険度が増す道路があると、全域であるというのは認識はしているんですけれども、特に工業団地を持つ羽黒とか楽田というのは、朝から自動車がざあっと集中してきます。またさらに、その南にとか、小牧市や春日井市を目指す自動車もあって、羽黒・楽田のほうというのは、幹線道路から住宅地のほうへどんどん車が進入してくるんですね。  軽微な接触事故というのは、特に通学路なんですけれども、通学路での軽微な接触事故というのは、年に数件、私の耳にも入ってきます。本当に危険だと思うんですけれども、そういう市内全域にポイント、ポイントで危ないところはあると思うんですが、特に羽黒・楽田というのは、もうエリア全体でやっぱり危ないなと思うんです。そういうような特異性を考慮していただいたような対策というのがあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  リスクの高い地点、事故の発生件数の多いエリアに対しての通学路の安全対策については、市南部地域に限らず、各学校でヒヤリマップを作成するなどして、児童生徒に注意喚起をしています。  また、道路管理者や交通標識・標示を管理している犬山警察署など、多くの関係機関、関係部署と市内小中学校PTA連合会から提出されるリスクの高い地点の改修要望について、その対策に尽力しているところでございます。  地域ごとの特異性における対策は講じておりませんが、要望箇所におけるそれぞれの特異性については、関係機関、関係部署と共に現場立ち会いをし、交通状況や歩道の有無等を確認し、要望内容に添える対応が可能か判断しています。  加えて、通学路におけるグリーンベルトの設置については、平成27年度は楽田小学校、平成28年度は南部中学校、平成29年度は羽黒小学校の通学路について新設しており、順次、対策を講じているところでございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) いろいろご配慮いただいているということはわかりました。先ほども申し上げましたけれども、磯部先生たちと市内の通学路を見ていますと、本当にいろんなところに危ないところはあるんだなという気はいたします。そこにはやっぱり交通指導員の方々とか議員の方々が立っていらっしゃいます。でも、やっぱりこれは私の主観になっちゃうんですけれども、生活道路に入ってくる感というのが、本当に羽黒・楽田って何かひどいなと、ひどいと言ったらドライバーに失礼なんですけれども、きついなと思うんです。  やっぱり高齢化で、通学路じゃないんですが、歩行者の方とか、あとシニアカー、セニアカーというんですかね、ああいう方々もふえているんで、そういうことも考えると、やっぱり何とかしていただきたいなと、これはちょっと通学路から外れてしまったんですけれども、思うんで、そういうエリア、危険なエリアがあるんだということは、ちょっと把握していただきたいと思います。  要旨3です。危険な横断歩道等の改善策はいかがかということで、これは楽田の個別のポイントになってしまうんですが、お伺いいたします。  楽田原の点滅信号、ここは自転車で通学する中学生と自動車の接触事故が毎年のように発生しています。それから、楽田の県営住宅の東ですね、薬師川の左岸の堤防上、これも中学生が自転車で通学していくんですが、これと市道との交差する交差点があるんですが、ここに横断歩道がないんですね。これは以前からというか、今は出ているかどうかわからないですが、要望は出ていたと思います。ここでも昨年度、通学している自転車の生徒と自動車が接触しております。それから、二の宮団地の市道にある横断歩道、二の宮団地から南へ行って、セブンイレブンの交差点のところへ出ていく車で渋滞をするんですが、そこが見通しが悪くて、渋滞して見通しが悪くなって、横断歩道を渡っている児童と自動車が接触、昨年度起こしています。  もう一つ言うと、楽田の巾ですね、県道と名古屋上水道が交差する横断歩道、ここは西に向かう自動車が渋滞をして、上水道のところにある横断歩道のところまで渋滞が延びていく。そこは中高生とか、あと上水道が遊歩道になっているんで、散歩する人もたくさん通っている。ここもちょっと危ないというところで、これ通学路という観点で、そういうところのポイントの改善を求めたいと思うんですが、お考えをお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  通学路改修要望については、各学校とPTAで毎年、通学路を確認いただき、優先順位の高い5カ所程度を提出していただいているところです。楽田原の点滅信号部分については、南部中学校より道幅の狭さと通勤・通学時間の自動車交通量が多いことから、歩行者、自動車に注意を促すため、カラー舗装にできないかと提出をいただいており、点滅信号交差点部にカラー舗装を実施しています。  楽田県営住宅東、薬師川堤防上の交差する市道については、現在の状態で様子を見るものとしています。  二の宮団地の市道にある横断歩道付近については、歩行者が安全に横断するための見通しの確保のため、車両の停止禁止部分の設置が可能かどうか確認中です。  通学路の安全対策に対して、通学路アドバイザーの助言をいただきながら、道路管理者、犬山警察署によるハード面での対策や通学路の変更など、ソフト面での対策を通して、児童生徒の安全を守っていかなくてはならないと考えています。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) それぞれの対応をお聞かせいただきました。先ほども申し上げましたように、今答弁にあった3カ所は、いずれも昨年度から今年度にかけて児童生徒が通学途中で自動車と、大きな事故にはなっていないんですが、事故を起こしている場所です。  一昨日、大沢議員への答弁で、教育長が通学路での事故の報告は上がってきていないとおっしゃられたんですが、やっぱり事故はそれでも起きているんで、例えば0.1秒それが遅かったらどうなっていたか、50センチ体が何かちょっと違っていたらどうなっていたかということを考えると、やっぱり大事故のリスクというのは本当に潜んでいると思います。なかなかハード対策が進まない、ソフトも大事だよということは十分承知はするんですけれども、それでもやっぱりハードのほうの整備を、素早い対応を求めるものでございます。  要旨4です。教育委員会として通学路整備費の予算に対する考えについてお伺いいたします。  千葉県の鎌ヶ谷市です。6年前ですが、私、そちらのほうへ伺って、通学路対策の勉強に行ってきました。鎌ヶ谷市は人口10万人です。このまちでは交通事故半減対策みたいな、いろんな部局が集まって市全体で交通事故を半分に減らそうという取り組みをされていて、その中で教育委員会のほうでは、通学路整備の予算を毎年2,000万円つけているということでした。今、2,000万円ついているかどうかちょっと確認していないんでわからないんですが、当時はそういうふうでした。  私もそれを踏まえて、通学路整備の予算をつけていただくようにお願いをして、中村議員の先日の答弁では、100万円、グリーンベルト用に予算計上しているということでございました。そもそもこれ、当初私、グリーンベルト以外にも、例えばいろんな交差点のカラー舗装とかもカーブミラーとか、あと例えば、自動車が速度を落とさざるを得ないような塗装ですね、路側帯を狭くするとか、何か障害物がいかにも道路に落ちているよっぽい絵を路面に書くとか、いろんなそういうことも含めて通学路整備の予算をつけていただきたいなということでお願いをしたんですが、大分担当者もそのころから変わっております。そこら辺で、現在どうなのかということをお伺いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  現在のところ、通学路整備としては、道路の整備、維持補修にかかわることなく、通学路に特化できるものとして、平成25年度より継続して予算を計上しています。平成30年度については、新設グリーンベルトの設置工事請負費として約100万円を予算計上しており、小中学校PTA連合会から提出される要望書の改修要望の中から、グリーンベルトの新設工事を実施する予定です。それ以外の要望については、今後も関係機関と引き続き協議しながら、効率的に整備をしてまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 僕はこの道路整備って、割とドライバー目線で整備されていくことが多いような気がしないでもないです。やっぱり歩行者とか通学する子どもたちとか、高齢の方々とかが、安全に道路を通れるようにしてもらいたいなというところはありまして、これ通学路の予算というのは、そういう意味で、ドライバー目線じゃなくて、歩く人目線で整備がされていくので、その重要性というのは認識しておいていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  要旨5です。自転車通学者への指導についてお伺いいたします。  先日、楽田小学校のスクールガード会のメンバーの方々が、通学途中の高校生とぶつかって、けがをされました。自転車通学者が加害者になるリスクもあるんだよということが現実になったわけなんですけれども、これ学校だけでは何とも指導できないところがあると思うんですね。もちろんやっぱり家庭でどうやって交通ルールを守らせるかというのは、本当に家庭のほうが大事だと思うんですけれども、とはいえ、学校のほうから家でも指導してくださいというふうに言ってもらわんと、なかなか家のほうには伝わらんのだなというふうに思っておりまして、そういう意味での質問でございます。  私も毎朝立っておるんですけれども、自転車で通学してくる子に、何かまちまちなんですよね。左側を走っていったり、右側を走っていったりとかして、基本左側通行なんで、左側を走ってねと言うと、いやいや、学校でここは右側を走るようにと指導されていますと言う子もいたり、そうじゃない子もいたりして、それはその子が多分聞き逃しているとか、いろいろな事情があると思うんです。いずれにしてもちょっとふらふら危ないなと。  毎日自転車通学している子は、割と毎日でなれているんですが、例えば、陸上の練習でそのときだけ自転車に乗ってくる子とかいう子は、特にそういうふうに何か危ない気がするんです。それも踏まえて、乗り方を家庭でも、学校でもそうなんですが、もちろん家庭でも実践指導などで啓発していく必要があると思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  中村教育部長。    〔教育部長 中村君登壇〕 ○教育部長(中村浩三君) ご質問にお答えします。  家庭での指導に関しては、一律ではないものの、啓発資料や、場合によっては通知文書によって、安全な自転車の乗り方について指導を依頼しています。中学校では、登下校で自転車を使用することから、通学路の危険箇所での指導や全体指導などで根気強く指導しています。また、そのほかにもPTAと連携して、警察署員を招いて自転車使用セミナーを実施したり、県警や県教委が用意している資料を使用して、全校で交通安全指導を行ったりしています。さらに、通学路での指導はもちろんですが、年間、数度の通学班会議を実施し、担当教諭から注意喚起を行っています。これらの指導の中には、加害者となり賠償を求められるケースが各地で発生していることも加えています。  何よりも重要な安全対策は、中学生一人一人の自覚であると考えて、今後も指導を継続し、交通事故ゼロを目指してまいります。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 本当に学校だけでは絶対無理というか、むしろ家庭での指導が重要だと思いますので、家でちゃんと教えていただいてということを学校のほうから言っていただけるといいかと思いますので、よろしくお願いいたします。  4件目、ごみの不法投棄についてお伺いいたします。  要旨1です。本宮山と入鹿池の間の不法投棄について。  楽田の人は、結構本宮山を越えて入鹿池のほうまで歩くんですね。数カ月前、その方々から、ヒトツバタゴの自生地の近くの池のほとりにごみがずうっと不法に投棄されているという話がありました。ゴールデンウィーク明けに撤去されたんですが、これ結構時間がかかったんですね。私、これ情報を受けてから、担当のほうにはヒトツバタゴが開花する前に何とか片づけてもらえんかなあということをお願いをしておりました。あそこら辺、歩いている、山歩きする市外の方々からも、ああ、ここのごみはインターネットでも載っておって、残念だねえというような言葉を受けて、ああ、残念だなあと聞いておったんですけれども、もちろん不法投棄なんで、これ誰が撤去するのかとか、費用はどうするのかというような問題もあったかと思うんですが、個人的にはヒトツバタゴの花が咲く前にきれいにしてほしかったなというところがあって、何でこんなに時間がかかっちゃったのかなというところは、非常にひっかかるところでございまして、そこら辺の経緯をお聞かせください。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) それでは、ご質問にお答えいたします。  議員ご指摘の場所におけるごみの不法投棄につきましては、まず、初めはことしの1月中旬に市民の方から環境課へ通報がありまして、現場を確認いたしましたが、投棄者が不明であり、また、少量であったため、すぐに市のパトロール員で回収処理をいたしました。しかし、その後、2月と3月の2度にわたりまして、同じ場所付近に、今度は大量のごみが捨てられているのをパトロール員が発見をいたしました。そのごみを調査したところ、投棄者の特定ができるものが含まれておりましたので、市といたしましても、ごみ処理の対応といたしまして、個人を特定し、撤去と処分についての指導をしていたことから、一定期間、時間を要し、ゴールデンウィーク明けの5月8日にごみ処理の完了となったものでございます。  なお、投棄者に処理をさせたことから、処理に要した経費については、投棄者の負担となっております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) いろいろ所定の手続を経てということでございました。でも、頑張って1週間前もしくは10日前だったらゴールデンウィーク前にいけたのかなというところで、ちょっと頑張ってもらったんでしょうが、もう少し頑張ってほしかったなというところが私の本音でございます。以前、別の観光地で確か火事があったときには、何かすぐに対応されたのとは随分対応が違ったなあというところも比較して思ったところです。  要旨2です。楽田追分東の悪臭対策についてです。  昨年の秋から楽田の県営住宅北部の農業用地内を流れる排水路から異様なにおいがするという苦情というかお話を受けました。排水路の横で畑仕事をしている人は、マスクしながら作業をしているというような状況で、本当にどぶのにおいというよりも、薬剤のにおいなんですね。ちょっと本当に異様なにおいなんです。秋以降、発生源の特定、それから原因の究明、それから物質の撤去などをお願いをしておりました。とにかくその3つを、田植えの水が来るまでに何とかしていただきたいというお願いをしておりましたが、何でかというと、要はそこに田植えの水が入ってくると、その物質が下流のほうへ流れてしまうというところで、そうすると、下流の農地にその水が入ってしまう、そういうリスクもあるんで、田植えの前、水が来る前に何とかしていただけないかというお願いをしたんですが、何もなされないまま田植えの時期になりました。  けさ私、ここから200メートルぐらいのところで、市橋議員のところで買ったカボチャの苗を植えとったんですが、きょうはにおわなかったんですが、この用水の横で作業をしている人は、きょうもマスクして作業をしていました。原因究明とか対策とか、何でこれ何もできなかったのかちょっとお聞かせいただきたいんですが。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) ご質問にお答えいたします。  ご指摘の悪臭が発生する水路は、圃場整備事業に伴い付設されました農業用排水路であるということを確認をしております。その排水路は、現状は雑草が生い茂り、またここ数年にわたり土砂の浚渫、いわゆる泥さらいが行われていないことから、多量の土砂が堆積し、水の流下が阻害され、滞留する状態になっていることから、悪臭の原因の一つであると考えております。  一方、悪臭防止法では、水路等における悪臭の防止として、汚水が流入する水路、または場所を管理するものは、周辺住民の生活環境が損なわれることがないように、その水路、または場所を適切に管理しなければならないと規定しております。  なお、議員のご質問の、何も改善、何もしてなかったのではないかに関しましては、現地確認や周辺事業所へのヒアリング、関係機関との協議、対策等の検討に時間を要しましたが、この4月に地元より土木要望をいただき、市といたしましては、協議の結果、田植えに伴う通水時期を見定め、土砂の浚渫等の対応を検討してまいりますので、ご理解いただくようお願い申し上げます。  なお、排水路の現状を改善した後も悪臭が発生するような場合は、再度、現地調査を実施し、対策を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) これもなかなか時間がかかっておるというところで、急いで、水が来ているんで、水が引いてからだと思うんです。秋以降になるかと思いますが、しっかり対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  要旨3です。これは違法ではないが、不当もしくは地域に悪影響を及ぼす場合の対応はいかがかという要旨なんですが、今回、廃棄物に関する2つの事例を取り上げさせていただきました。いろいろ手続は踏まえなきゃいけないというのはわかります。ただ、特に2点目ですね、法の範囲内だったら何も手出しできんからなかなか難しいねみたいな話を、私も現場で担当の方々と秋に話をしておりました。  なかなか公務員の方々の仕事って、やっぱり法を守らなきゃいけないというのが大前提なんで、難しいのかなと思いつつも、でも、それでいいのかなというところです。私ら議員も皆様方、職員の方々も、何か普通では解決できないから、何とかせなあかんという問題が我々のほうに入ってくると思うんです。何でもかんでも機械的に判断できるんであれば、コンピューターに任せちゃえばいいんですが、やっぱりそうじゃ解決できないから我々がいると思うんです。特にそういう公害とか、そういうことで今回の事例を受けて、より強く感じたんですが、その要旨についてのお考えをお聞かせいただきたいんですが。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  永井経済環境部長。    〔経済環境部長 永井君登壇〕 ○経済環境部長(永井恵三君) ご質問にお答えいたします。  ごみ問題をはじめとする環境問題に関する相談や苦情に対しては、その事案が関係する法令や規則などに合致している場合や、遵守している場合には、市として指導や注意といった行政行為ができないことをご理解いただきたいと考えております。  ただし、市民の方から相談等を受けた事案の原因者に対しては、必要に応じて周囲の状況等を説明させていただき、周辺住民に対する配慮や、可能な範囲内での対応をしていただくよう、原因者に対してお願いをさせていただいているところでございます。
     市といたしましては、ごみ等の不法投棄をはじめとして、さまざまな環境問題が日々発生しており、その都度、職員が現地に出向き、対応しているところでありますが、法に準拠しつつも、市民目線に立った対応を今後も心がけていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 確かに楽田の悪臭についても、私が連絡したらすぐに職員の方々が駆けつけて対応というか、現場を見て、親身になって対応はしていただきました。今後ともそういう姿勢でよろしくお願いいたします。  最後、5件目です。不当要求対策について。私も不当要求をしているかもしれないなと思いつつ、質問をさせていただきます。  以前、窓口での不当要求とか、強圧的態度とか、居座りする人に対しての対応はどうなのという質問をいたしました。ガバナンス2018年5月号のところで、自治体窓口の危機管理という特集がございまして、特集といっても3ページですけれども、窓口対応で不当要求にどう対応していくかというのが書かれています。書いた方は、大阪府警のOBの方です。  いろんなタイプのクレーマーがいるんですけれども、厄介なのが、グレーゾーンのクレーマーということで、増加しているのがシルバーモンスターというところで、企業戦士で役職の高かった年配者の中には、自分の居場所を失っている人が多い。厄介なのは、業務に対する具体的なクレームではなく、水戸黄門型で世のため人のために正論で意見し、説教する。これはシルバー、ここに書いてあるんですが、それ以外でも全然いると思うんですね。私もそうかもしれないんですけれども、とか、難渋クレーマーとして自己中心的で理不尽な人、社会通念から逸脱した要求を繰り返すタイプ。グレーゾーン中でも急増している。いろんなタイプがいるということなんですが、以前、やっぱりそういうクレーム対策について、不当要求について対応すべきではないかということで提案をさせていただきましたが、その改善策はどうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 答弁を求めます。  江口経営部長。    〔経営部長 江口君登壇〕 ○経営部長(江口俊也君) それでは、ご質問にお答えしたいと思います。  不当要求の中で、主に反社会勢力による不当要求に関しましては、愛知県警が主催しております不当要求防止の責任講習を、各部課長が毎年計画的に受講しております。合わせて市で作成をしました、窓口等における不当要求行為等の防止マニュアルに従って対応をしているところでございます。ではなくて、一般的な窓口の対応の中で、合理性を欠く不当な要求に関しましては、市として要望に添えない場合は、その旨を明確に伝えていく必要がありますので、これはどうしても研修という言い方になってしまうんですけれども、研修を通じて毎年、10名程度の職員をクレーム対応研修のようなものに派遣をして、そこで実際のシミュレーションなんかをしながら、対応について、そういう対応技術の習得をしているというところであります。こういうことは、受けた人だけが知っていても、そこの担当なり課の中に広がっていかないものですから、情報を共有しながら、窓口対応に努めていきたいというふうに思っています。  よく言われるということではないですけども、問題になるのは、やっぱり窓口に出た人だけが対応しているというのは、やっぱりそれはちょっとよくなくて、組織全体でそういう対応をしていかないかんなと、そういうふうには思っております。  具体的な対策ということなんですが、実は近隣の自治体でも、警察のOBの方を窓口部門のところに職員として採用して、配置をしているところもふえてきております。今、私どものほうでも、そういう対応ができないかというところで、今ちょっと調べているところでございます。万が一トラブルが起きたときの即応性の強化であったり、警察との連携の強化であったり、そういった部分で抑止力としての効果が期待できるのかなというふうに思っています。  そういったことも今、取り組んでいるところなんですけども、合わせて民間では一体どういうふうにやっているんだろうかという部分と、先ほど言いましたマニュアルとかも、一度弁護士にも聞きながら、バージョンアップではありませんけれども、少し改定、そういったこともやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 鈴木議員。 ○7番(鈴木伸太郎君) 民間という言葉がありましたけれども、多分こういうのって民間のほうがはるかに進んでいると思います。何でかというと、やっぱりコストがかかって、利益を食っていくわけですね、そういうのに対応していると。なので早め早めに解決していく。市役所の場合、やっぱり我々の税金をコストとして食っていくわけなんで、やっぱり同じ意味だと思います。  以前質問してからなかなか変化は余りしてないなというような気がしたもんですから、今回、質問いたしました。早急なる対応を望みます。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 7番 鈴木議員の質問は終わりました。  以上で、通告による一般質問は全て終了いたしました。  議事の進行上、暫時休憩します。                午後3時19分 休憩                 再     開                午後3時57分 開議 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。           ******************** △日程追加 諸般の報告 ○議長(ビアンキ アンソニー君) この際、諸般の報告をいたします。  ただいま当局から追加議案3件が、大沢秀教議員ほか2名から追加議案1件が、岡 覚議員ほか3名から意見書案が1件提出されましたので、これを各位の議席に配付いたしました。  以上で、諸般の報告を終わります。  お諮りいたします。ただいま提出されました第61号議案から第63号議案まで及び議員提出議案第1号並びに意見書案第1号を直ちに本日の日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 異議なしと認め、さよう決しました。           ******************** △日程追加 第61号議案から第63号議案まで ○議長(ビアンキ アンソニー君) 最初に、第61号議案から第63号議案までを議題といたします。  お諮りいたします。第61号議案から第63号議案までを一括議題とすることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 異議なしと認め、さよう決しました。  第61号議案から第63号議案までを一括議題といたします。  議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  小澤副市長。    〔副市長 小澤君登壇〕 ○副市長(小澤正司君) 追加議案の提出をお認めいただき、お礼を申し上げたいと思います。  それでは、第61号議案、工事請負契約の締結についてからご説明を申し上げます。  この案は、楽田小学校新校舎・体育館改築工事の契約を締結しようとするものです。  工事名は、楽田小学校新校舎・体育館改築工事で、請負金額は12億3,336万円。  受注者は、ナカノフドー・名稲特定建設工事共同企業体で、代表者は、株式会社ナカノフドー建設名古屋支社、常務執行役員支社長 山本孝広です。共同企業体の構成員として、名稲建設株式会社の2者で構成をされております。  契約の方法は、事後審査型一般競争入札によるもので、特定建設工事共同企業体3者による入札を5月18日に執行しました。  第62号議案、財産の取得についてご説明します。  この案は、コミュニティバスの再編に伴い、バス車両2台を購入するものです。  購入金額は、3,916万9,346円。  購入先は、愛知日野自動車株式会社小牧営業所、所長 塩谷一仁です。  契約の方法は、指名競争入札によるもので、14者による入札を6月6日に執行しました。  第63号議案、財産の取得についてご説明します。  この案は、救急業務の充実を図るため災害対応特殊救急自動車高度救命処置用資機材を購入するものです。  購入金額は、2,610万3,600円、購入先は、愛知日産自動車株式会社、代表取締役 打越 晋です。  契約の方法は、指名競争入札によるもので、6者による入札を6月6日に執行しました。  以上、議案説明とさせていただきます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 提案理由の説明は終わりました。           ******************** △日程追加 議員提出議案第1号 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 次に、議員提出議案第1号を議題といたします。  議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  4番 大沢秀教議員。    〔4番 大沢君登壇〕 ○4番(大沢秀教君) 4番、大沢秀教でございます。賛成者であります市橋円広議員、久世高裕議員のお許しをいただきまして、私が提出者をさせていただきます。  議員提出議案第1号につきまして、議案の説明、提案理由の説明をさせていただきます。  お手元に配布の議案資料に基づきまして説明をさせていただきます。  議員提出議案第1号         犬山市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について  犬山市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例を別紙のように定めるものとする。  平成30年6月14日 提出                          提出者 犬山市議会議員 大沢秀教                          賛成者 犬山市議会議員 市橋円広                                      久世高裕  3ページをお開きください。  新旧対照表をつけさせていただいております。  現在、「犬山市議会の議員の定数は、20人とする」というものを、今回の改正で、「犬山市議会の議員の定数は、18人とする」と改正する提案をさせていただくものでございます。  2ページをごらんください。  附則といたしまして、この条例は公布の日以降初めてその期日を告示される一般選挙から施行するものであります。  では、提案の理由を申し上げます。  現在の犬山市議会の議員の定数、ただいま申し上げましたように20人であります。22人であった定数を20人へ定数の減がされました。議決をされましたのは平成22年の4月臨時議会のことでありました。思い起こしてみれば、当時、犬山市議会は議会改革をするんだという熱気に満ちあふれておりました。できることからまず改革をしていこうと、そういう機運の中で、当時、臨時会でこの定数減を議決していくという動きがあったことをご記憶の議員の皆さんも多かろうと思います。  そこで、定数減が議決されまして、平成23年、平成27年の一般選挙が定数20で行われ、選挙をクリアした議員の皆様がこの議場にいらっしゃいます。  多少年月を経て、平成29年度、犬山市議会においても、議会改革委員会が再び組織されまして、その中で議会基本条例の見直しから、また、犬山市議会がいま一度議会改革に進んでいこうというところで、さまざまな議論を行ってまいりました。
     この中で、一つ議題として登場して、議員の皆様、その委員の中で議論を重ねたのが、この議員定数の削減といいますか、議員の定数をいかにするべきかという議論でございました。もちろんその場でも全てが今回提案させていただく方向に賛成というものでなかったことは、皆さんご承知だというように思います。  というところで、議員の定数、これが何人が果たして犬山市議会対人口比、対有権者比というところで妥当であるかというところは、恐らく各議員、それぞれ十人十色のお考えがあろうかと思いますが、提案者といたしまして、私の考える理由を申し上げさせていただきます。  事業を行うに当たり、経費を少しでも抑える、しかも市民サービスの質を向上させる、これは我々議員が行政に対して求める2つの大きなことでございます。  そこで、今回定数減の提案をさせていただくことで、我々市議会もみずからに厳しい選択をする、そのことで議員一人一人にかかる責任をより重くする。それにより議会の機能を発揮していこう、これが行政に対する発言力を我々議員が高めていこうということでございます。  そして、もう一つ、市民に対する市議会のアプローチでもあると私は考えております。いかに市民に近い犬山市議会であるかということを私、常々考えて、一つの例ではありますが、広報委員会をずっと広報委員長を務めさせていただいてまいりました。いかに市民に近く、市民の要望に応え、広報広聴、そうしたことを進めていくか。また、これまで関心を持ってくださらなかった方に、いかに犬山市議会を身近に感じていただくか、そうした思いでこれまで広報のリニューアルに向けて頑張ってまいりました。  今回の定数減、これが直接それに当てはまるかどうかというところは、皆さん、ちょっとまゆつばかもしれませんが、我々議員が、議会がみずからに厳しい選択をして、その定数減の中で一人一人の議員に重くなった責任、それを背負っていく、それを議会全体として背負っていくところで、市民に向かって犬山市議会はこのように市民の皆さんに対して、自分たちに厳しい選択をして、皆さんに近づこうとしているんだよと、そうした姿勢を示す、そうした意味も私はあると考えております。  では、なぜ定数18人か。犬山市議会基本条例の精神にのっとって、委員会審議、委員会活動の充実を図る、そういう意味で、この委員会の機能を発揮できる最低限の人数、それが18人であろうと私は考えるからでございます。  中には身を切る改革であるならば、もっと思い切って定数を減らせばいいじゃないか、そうした議論もございました。でありますが、現在の犬山市の行政規模からしますと、それに対する委員会は2つではなく、恐らく3つ、3委員会ということになろうと思います。となれば、委員会での議論、委員会活動を今より低下させずに機能させる、委員全員が責任を持って委員会活動をする、それを3委員会で運営するということになると、この18人がいっぱいいっぱいであろうと、そのように考えるわけでございます。  また、先ほど申し上げた議会改革委員会の中で、他会派の違う異なる意見の皆様と意見交換をする中で、定数減をするとすれば2であろう、それが精いっぱいであろうというところを私なりの着地点として見出すことができたという理由で今回18という数を提案させていただいております。これは先ほども申し上げましたとおり、提案者としての私の政治判断でありますし、委員会の中で得た着地点であろうというように考えました。  今回、提案させていただく定数減でございますが、議員各位の皆様のご賛同を心よりお願い申し上げまして、提案説明、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 提案理由の説明は終わりました。           ******************** △日程追加 意見書案第1号 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 次に、意見書案第1号を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  13番 岡 覚議員。    〔13番 岡君登壇〕 ○13番(岡  覚君) 賛成者の3会派、3代表のお許しをいただきまして、私のほうから提出させていただきます。  意見書案第1号       NHK受信料の補助継続と対象区域の拡大を求める意見書  地方自治法第99条の規定により関係行政庁に対し、別紙のとおり意見書を提出するものとする。  平成30年6月14日                  提出者 犬山市議会議員                        日本共産党犬山市議団 岡     覚                  賛成者 犬山市議会議員                        公明クラブ      上 村 良 一                        フォーラム犬山    鈴 木 伸太郎                        清風会        吉 田 鋭 夫  案を読み上げて意見書の提案といたします。       NHK受信料の補助継続と対象区域の拡大を求める意見書(案)  昭和57年以降、米軍と自衛隊と航空基地の航空機騒音による視聴障害が起きている周辺住民を対象に、NHK受信料の補助が行われてきた。  ところが政府は、昨年12月22日の閣議で、平成30年度から受信料補助を廃止も含めて見直すことを決定した。現在補助が行われている岐阜基地を含め、全国で19カ所のうち16カ所が見直しの対象とされ、15都道府県約42万世帯・事業所が対象となると報道されており、犬山市でも、約1,700世帯が対象となる。  今回の見直しでは、防音工事が完了済みの世帯は平成30年8月で終了、一部の防音工事済みの世帯については、補助額を減らして平成35年度末に終了。公共施設は今年度末で終了するとのことである。  たとえ防音工事が行われていても自衛隊機の騒音により、テレビの音声が聞き取れない状態は続いている。  よって、国においては、NHK受信料の補助継続と対象区域の拡大を進めるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成  年  月  日                      愛知県犬山市議会                            議長 ビアンキ アンソニー  提出先  内閣総理大臣       防衛大臣       総務大臣       財務大臣  以上でありますが、皆さんのご賛同を心からお願いを申し上げ、提出者の説明とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(ビアンキ アンソニー君) 提案理由の説明は終わりました。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  明日15日午前10時から本会議を再開いたしまして、議案に対する質疑を行います。           ******************** ○議長(ビアンキ アンソニー君) 本日は、これをもって散会いたします。                午後4時15分 散会...