犬山市議会 > 2009-09-14 >
平成21年 9月定例会(第6日 9月14日)

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  1. 犬山市議会 2009-09-14
    平成21年 9月定例会(第6日 9月14日)


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    平成21年 9月定例会(第6日 9月14日)   平成21年 9月定例会  平成21年9月             定 例 犬 山 市 議 会 会 議 録                              第6号 9月14日(月曜日) ────────────────────────────────────────── 〇議事日程 第6号 平成21年9月14日午前10時開議  第1 第56号議案から第73号議案まで及び報告第6号     (議案質疑・委員会付託)        第1類 第56号議案から第64号議案まで        第2類 第65号議案から第71号議案まで        第3類 第72号議案及び第73号議案並びに報告第6号            ******************** 〇本日の会議に付した案件  日程第1 第56号議案 犬山市職員の退職手当支給条例の一部改正について       第57号議案 犬山市特別職に属する職員の退職手当支給条例の一部改正について       第58号議案 犬山市教育委員会教育長退職手当支給条例の一部改正について
          第59号議案 犬山市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条             例の一部改正について       第60号議案 犬山市行政財産の目的外使用料条例の一部改正について       第61号議案 犬山市国民健康保険条例の一部改正について       第62号議案 犬山市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につ             いて       第63号議案 犬山市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について       第64号議案 犬山市公平委員会委員の選任について       第65号議案 平成21年度犬山市一般会計補正予算(第3号)       第66号議案 平成21年度犬山市犬山城費特別会計補正予算(第2号)       第67号議案 平成21年度犬山市土地取得特別会計補正予算(第1号)       第68号議案 平成21年度犬山市老人保健特別会計補正予算(第1号)       第69号議案 平成21年度犬山市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)       第70号議案 平成21年度犬山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)       第71号議案 平成21年度犬山市介護保険特別会計補正予算(第1号)       第72号議案 平成20年度犬山市一般会計及び特別会計の決算の認定について       第73号議案 平成20年度犬山市水道事業会計の決算の認定について       報告第6号 平成20年度犬山市一般会計継続費精算報告書について  日程追加 第74号議案 犬山市教育委員会委員の定数を定める条例の一部改正について       請願第6号 学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書       請願第7号 国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める請願書       請願第8号 愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める請願書       請願第9号 市町村独自の私学助成の拡充を求める請願書            ******************** 〇出席議員(22名)    1番  小 林 敏 彦 君       12番  高 間 信 雄 君    2番  山 本   誠 君       13番  福 冨   勉 君    3番  後 藤 幸 夫 君       14番  熊 澤 宏 信 君    4番  宮 地 繁 誠 君       15番  岡     覚 君    5番  柴 山 一 生 君       16番  水 野 正 光 君    6番  中 村 貴 文 君       17番  上 村 良 一 君    7番  山 田 拓 郎 君       18番  三 浦 知 里 君    8番  吉 田 鋭 夫 君       19番  矢 幡 秀 則 君    9番  大 沢 秀 教 君       20番  小 池 昭 夫 君    10番  稲 垣 民 夫 君       21番  ビアンキ アンソニー 君    11番  堀 江 正 栄 君       22番  久 世 高 裕 君    7番  山 田 拓 郎 君       18番  三 浦 知 里 君           ******************** 〇欠席議員(なし)            ******************** 〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名  事務局長    酒 井 美 彦 君      議事課長    後 藤   裕 君  議事課長補佐  宮 島 照 美 君      主査      大 鹿   真 君            ******************** 〇説明のため出席した者の職・氏名  市長      田 中 志 典 君      副市長     長谷川   勲 君  教育長     瀬見井   久 君      企画財政部長  大 鹿 俊 雄 君  総合調整監   岩 田 敏 己 君      総務部長兼出納室長                                 宮 島 敏 明 君  健康福祉部長  加 納 久 司 君      都市整備部長  奥 村 照 行 君  経済部長    小 島 豊 光 君      生活環境部長兼防災監                                 鈴 木 英 明 君  水道部長    舟 橋   始 君      教育部長    中 田 哲 夫 君  教育監     田 中 康 史 君      消防長     丹 羽 俊 久 君  秘書企画課長  大 西 正 則 君      財政課長    武 内 昭 達 君  税務課長    加 藤 正 博 君      収納課長    安 藤 正 子 君  総務課長    江 口 俊 也 君      市民課長    高 木 秀 仁 君  情報管理課長  日比野 秀 充 君      福祉課長    堀 場 秀 樹 君  子ども未来課長 佐 藤   登 君      長寿社会課長  松 山 勝 美 君  保険年金課長  竹 内 清 次 君      健康推進課長  吉 野 正 根 君  都市計画建築課長河 村   清 君      建設課長    佐 々 由 高 君  道路維持課長  今 井 祐 次 君      商工企業振興課長小 澤 正 司 君  観光課長    青 山 行 宏 君      農林治水課長  小 川 正 博 君  ごみ減量推進課長後 藤 鑛 司 君      公園緑地課長  大 澤 春都詩 君  地域活動推進課長田 中 豊 明 君      防災安全課長  梅 村 治 男 君  水道課長    丹 羽 忠 明 君      下水道課長   稲 垣 茂 樹 君  学校教育課長  滝     誠 君      社会教育課長  斉 木 淳 一 君  歴史まちづくり課長              消防次長兼消防署長          岡 田 和 明 君              酒 向 利 幸 君  消防庶務課長  石 田 雅 夫 君      予防防災課長  渡 邊 達 郎 君  救急通信課長  今 枝 光 彦 君      会計課長    松 田 昇 平 君  監査事務局長  兼 松   潔 君      代表監査委員  谷 津 義 雄 君            ********************                  午前10時00分 開議 ○議長(稲垣民夫君) おはようございます。ただいまの出席議員は22名であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  議事日程に従いまして、会議を進めます。            ******************** △日程第1 第56号議案から第73号議案まで及び報告第6号 ○議長(稲垣民夫君) 日程第1 第56号議案から第73号議案まで及び報告第6号を一括議題といたします。  先週に引き続き、第56号議案から第73号議案まで及び報告第6号に対する質疑を行います。  第3類、第72号議案及び第73号議案並びに報告第6号に対する質疑を行います。  ご発言を求めます。  22番 久世議員。 ○22番(久世高裕君) おはようございます。第72号議案 平成20年度犬山市一般会計及び特別会計の決算の認定について質疑いたします。  289ページ、犬山国際観光センター費に関して伺います。  先日の一般質問及び緊急質問の中で、業務の引き継ぎの際の郵送料が、本来業者が支払うべき部分を市が立てかえていたということで、市長からもおわびがありましたし、ホームページにもそのおわび文が掲載されておりました。しかし、まだやや疑問に思う部分がありますので、その点を質疑いたします。  そもそも、その郵送料というのは市が払うことになっていたのではないかということでございます。契約書の上では、あくまで指定管理業者が支払うべきというふうになっているとは思いますけれども、実は独自に調査をしまして、その契約をしたときの経緯について、そのやりとりを示したものを入手することができました。それによりますと、引き継ぎ業務については、3月中の常駐は業者の方が不可能だということですので、営業職の者が可能な限り行くことしかできないということをお伝えしたところ、市の方からは、市も責任を持って引き継ぎ業務に協力するというふうに回答されたというふうに聞いております。  そのほかにも、そもそもこの指定管理業者を選定した際にも1回目の公募が不調に終わった後、今の指定管理業者になっている愛知スイミングに担当課の方から電話をし、2回目も申請なしという状況を避けるために、何とか申請を出してくれと言われたということでございます。  そして、これまでもさんざん議論がされてきましたけども、シルバー人材センターへの依頼の件でも、これも指定管理業者の方は、もうそもそも契約に至る前からですよ、これは、人材センターへの発注は現在の業務を法に照らし合わすと請負業務と派遣業務の線引きにおいて法に触れていることを踏まえて、植栽管理等を除き、見合わせるということで打診をしたところ、市は了解したということでございました。これも今までの答弁とは違います。  市民サービスの低下に関しても、これは業者の方から最初に示された指定管理料でこれだけしかできませんよということを業者の方から提示したわけです。それで、できるだけ現状のサービスから低下させないようにお願いしますよと、努力してくださいよということは市から業者の方には言ったそうなんですが、最終的にはそれでももうしょうがないということで黙認をされているというふうに聞いております。プロポーザルをしたときにも、業者の方からは、そうしたことを書面にあらわした文面をどうも提出をしようとしたと、実際にそれが市の方が資料として提出をしたかどうかは不明でありますけども、それを若干ここでご紹介させていただきますと、この提案内容は人員配置を含め、現在の運用内容とはサービスが異なります。現在の施設ご利用者様よりさまざまなご意見が寄せられることが想定されます。大変恐縮ですが、そのときは関係者皆様のご理解とご協力を承りたくお願い申し上げますという、こうした資料が文面として残っております。恐らく市の方もそれは持っておられることだとは思いますけれども、これから先日の一般質問の回答の中でも調査をするということでございましたが、現状でこれだけのことが既にわかっています。これを市がお認めになるかどうかわかりませんが、これ以上うそにうそを塗り固めることはやめて、全部正直にお話しいただきたい。ここでまたうそをついてしまうと、本当に取り返しのつかないことに、裁判ということも視野に入ってきますけども、ぜひこの場ですべてを明らかにしていただきたいと思います。ご答弁を副市長からお願いいたします。
    ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  長谷川副市長。   〔副市長 長谷川君登壇〕 ○副市長(長谷川勲君) 久世議員の質疑にお答えをしたいと思います。  先日の一般質問の中でもお答えをしましたように、最終的には協定書、そして仕様書によって愛知スイミング株式会社さんと市長が合意をいたしております。当然、協定書を結ぶ、あるいは仕様書を結ぶまでの、いろんなやりとりもあったと思います。しかし、結果としては最終的に双方が合意をして結んだと、こういうことでございますので、今後はそれに基づいてお互いに信頼関係の上でやっていきたいと思っております。  今、個々、幾つかの点がご指摘がありましたが、すべて私も承知しておるわけではありません。当然、公募で事業者を選定する上、あるいは個々の折衝段階ではいろんなことがあったと思っております。ただ、すべてそのことがなかったというつもりも毛頭ございませんが、最終的にはいずれにしても愛知スイミングさんが合意の上で協定を結んでいただいておりますので、今後はいろいろあったにしろ、誠意を持って進めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 久世議員。 ○22番(久世高裕君) 誠意を持ってということですけども、誠意が感じられません。少なくとも、最終的には契約と、仕様書を前提に契約ということでも、それはあくまで建前の話であって、このやりとりの中で、はっきりと我々が何とかするから頼むということを言ってるわけです。だから、そんな詭弁通じませんよ、もう。いいですか、非常にこれ深刻だということをまず受けとめていただきたい。  ここでまだそれを認めないということになると、これからもっと掘り返して、すべてのやりとりを表にしていくことになると思います。  それで、少なくとも郵送料が本来業者が支払うべきという部分について、担当部長、担当課長、当時の担当課長、この場にいらっしゃいますので、ぜひ答弁をいただきたいんですけども、先ほど私が申し上げたことが事実か、そうでないか、はっきりとお答えください。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕 ○生活環境部長(鈴木英明君) 久世議員のおっしゃられた、我々が何とかするとかという、そういうようなことは先ほど副市長が言いましたように、いろいろなプロセスの中ではあったかもしれませんが、最終的に協定書の中で合意をするということでございます。  それから、郵送料については、先週のときにお答えしたとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(稲垣民夫君) 久世議員。 ○22番(久世高裕君) 大変残念でございます。プロセスの中であったかもしれないが、最終的にはその書面の契約ということですが、そもそも業者と行政であっても、どなたが契約するときも同じですが、民法上、真義誠実の原則というものがございます。いかに誠実にその契約を履行したかというところで、そもそもその条項だとか、表の契約書とか、それ以前に、その契約の過程が重視されるというのが法の大原則でございます。その点、全然ご理解いただいてない。ですから、それが今、最終的な答えが表向きの契約だと、それが最終的な合意だと、市長がそれを認めたんだということでもいいですけども、それ大変なことになりますよ。もしこれが法定で争われることになった場合、行政側が誠意がなかったと。当時、細かい事務的な面で話をしていたけども、一切そういうことは覆して、契約の文面にあることのみが、これが契約だと。だから、それ以外は業者がやるべきなんだというのは、非常にこれ法定において勝つことは難しいというか、まず勝てません。大丈夫ですか。非常にこれ深刻だと思いますよ。だから、この場でまだうそにうそを塗り固めて、それを認めないとすれば、これが後々また発覚した場合に大問題になります。一度おわびをして、それで調査すると言っておきながら、結局はその事実についてはふたをしておいたまま。こんなこと許されません。ぜひこの辺、深刻に受けとめてください。非常に大問題です。  そのときに、業者がしたやりとり、それから提出した書類、全部私の手元に来ております。いずれこれは明るみになります。だから、今のうち、これ最後のチャンスです。市長からご答弁を改めていただきたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  田中市長。   〔市長 田中君登壇〕 ○市長(田中志典君) 久世議員の質疑に答えたいと思いますが、この間、陳謝をさせていただきましたが、若干まだ時間がたっておりませんので調査をさせていただく時間の猶予をいただきたい。何も意図的にうそをついて、それをまたうそで固めるなんて逆に言うと、そういうことはあってはならないことでありますから、議員が言われることはよくわかりますが、すぐここで議員がおっしゃっておられる疑念というか、質疑に対しても、具体的にどうであったかというのはわかりませんので、ここではわかりませんので、私が答えるわけにいきませんが、いずれにしてもしっかりと議員からの質疑をきちっと羅列して、それについてもお答えしていきたいと、こう思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑はありませんか。  16番 水野議員。 ○16番(水野正光君) 16番 水野正光です。同じく第72号議案について、2点質疑させていただきます。  まず、289ページ、今あれしてます国際観光センターの報償費で犬山国際観光センター運営委員会報償費というのが9万3,600円ということになってます。今問題になってますように、指定管理者の選定委員会というのと、それから今後立ち上げる、それから指定管理者自体に対する検討委員会か協議会ということがありますけども、実際、市民の側からいいますと、運営上、非常にいろんな点で不便があるということであります。  例えば、私も会場借りましたけども、夏、部屋借りますと、空調が下でコントロールしてますけども、部屋借りたのになかなか涼しくならんなと言ったら、下で空調を入れとらなんだというようなこともありますし、さまざまなそういった問題が出てきてます。そういった点で、この運営委員会というのがあるわけですけども、その役割といいますか、それからどういったメンバーで、どういうことをこの委員会でやってみえるか、まずお伺いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕 ○生活環境部長(鈴木英明君) 水野議員の289ページの報酬の中の運営委員についてお答え申し上げます。  運営委員につきましては、現在7名でそれぞれ市民の方から業界の代表の方等で構成されておりまして、指定管理の目的であります指定管理また国際観光センターの運営という形の中で、それぞれ国際交流に関すること、それぞれ市民レベルに関すること、そういうのを運営委員会で評価し、議論をして進めております。 ○議長(稲垣民夫君) 水野議員。 ○16番(水野正光君) 議長、済みません、先ほど2件質疑するということで、1件漏れましたもので、再質疑のところから2件目いってよろしいでしょうか。  今の国際観光センター運営委員会ですが、実際、今の話聞くと、市民からそういったいろんな苦情とか、そういうのが出るいうことは、この運営委員会は実際余り、現実問題機能してないということだと思いますけれども、それで、今度立ち上げられる検討委員会、検討協議会ですか、委員会、それも前の議会のときから既に早急に立ち上げてということですけど、いまだにまだ立ち上がってないということなんですが、その検討委員会はどういうことをどういう形で、それもどういうメンバーで、いつから立ち上げるかお聞きします。  それから、今、最初に漏れたというもう1件ですが、307ページ、建築総務費の委託料の部分、委託料の2番目の不動産鑑定委託料、36万3,300円、それから不動産測量・分筆・登記委託料ですが、これは堀部邸の保存に関する決済だと思いますけども、堀部邸の問題について、平成20年、平成21年、平成22年まででやるということで聞いておりますが、最終的に3年間では幾らの事業になるのか。それから、今年度予算も入ってますけども、現時点でどこまで進んでいるのかお伺いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕 ○生活環境部長(鈴木英明君) 水野議員の再質疑でございますが、検討委員会の内容でございますが、検討委員会は当然ながら、先ほど述べましたように、国際観光センターの運営委員であります方とか、議会代表の方、市民利用者の代表の方を含めた形で10名ほどでできたらと考えておりますが、まだ決定はしておりません。一般質問でもお答えしましたように、10月には立ち上げて議論していきたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 中田教育部長。   〔教育部長 中田君登壇〕 ○教育部長(中田哲夫君) 水野議員の質疑にお答えします。  この不動産鑑定委託料、不動産測量・分筆・登記委託料、すべて堀部家住宅に係るものであります。それで今、堀部家住宅の状況ですけども、所有者の方と今、最終的な詰めに入っておりまして、今の、その3年間の事業費とか、まだ若干決まってない部分があります。 ○議長(稲垣民夫君) 水野議員。 ○16番(水野正光君) 国際観光センターですが、検討委員会、10月までには10人程度で立ち上げるということですが、今の現状からいきますと、こういったいろんな問題が出てくる中、今運営委員会そのものがあんまり機能してない、その運営委員の方も含めてということですが、私は今の段階でも即この指定管理者は検討委員会を待つまでもなく、指定管理者をやめるべきだというふうに思いますが、検討委員会で立ち上げて、飛躍的にいろんな問題がきちっと解決できる見通しかどうかお伺いいたします。  それから、堀部邸ですが、まだ詳細がわからないということですけども、一つは、保存ですが、どう運営していくか、買い取って改修したりする費用はあれですけど、当然維持管理費がずっと続くわけですよね。そういう点で、地域の皆さんや民間の力を借りてという手法もあると思いますが、そういった点はどういう展望をしてやる計画になってるのかお伺いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕 ○生活環境部長(鈴木英明君) 水野議員の再々質疑にお答え申し上げます。  検討委員会ということですが、今、指定管理者制度は3年間の契約となっておりまして、その間にしっかりとした何らかの方向性、当然水野議員がおっしゃる意見も一つの案かと思いますが、何分皆さんと検討して、あるべき姿、正しい姿に持っていきたいと考えております。2年間では結論が出るかと思います。最終的には方向性、3年のうちということですが、2年ぐらいには出るかと思います。
    ○議長(稲垣民夫君) 中田教育部長。   〔教育部長 中田君登壇〕 ○教育部長(中田哲夫君) まず、平成22年度でございますけども、基本的な部分、屋根とかそれから基礎だとか、そういうものの修理に入りたいなと思っております。それから、その維持管理でございますけども、平成23年度からは当然、そこに維持管理が入ってくるわけですが、現在、南のまちづくりを中心としまして、その利用計画なんかも計画中であります。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑はありませんか。  15番 岡議員。 ○15番(岡覚君) 第72号議案について、5点質疑をさせていただきます。  最初に、当局の主要成果報告書の14ページで、人材育成型人事評価制度の構築についてということで、当該年度の10月から管理職を対象に人事評価の試行を実施したということですけれども、これで平成21年度は全職員を対象に試行を進めて、平成22年度からは運用開始ということが述べられていますけれども、この試行の結果はどうだったのかということが一切述べられていませんけれども、どのように総括をされているのかお示しいただきたいと思います。  2点目、289ページの、今問題になっておりますフロイデの指定管理をめぐって、それの上段のところに指定管理者選定審議会委員報償が出されておりますけれども、この指定管理者の選考審議会でどのような議論がされてきたのか、経過を追って、この審議会がそれぞれ開かれてきたと思いますけれども、どのような経過で了承がされてきたのか、この会議録はもちろん公開していただきたいと思っておりますが、それについては会議録は存在しているかどうか、ご答弁をいただきたいと思います。  それから、3点目、今ほど、307ページで水野議員が質疑いたしましたけれども、これ主要成果報告書にないんですね。私は、この堀部邸については議会の中でいろいろ意見があるわけですね。やっぱり議論のあった問題については、やはり執行側が進めたものとして、批判があったり、議論があったりする件については、主要成果報告書で当局側としての取り組みやその見解を述べるべきだと思うんですね。なぜなかったのかという立場で、これはですから、先ほどは中田部長の方が答弁しましたけれど、前の都市整備部の方だと思いますので、そちらの方でご答弁をいただきたいというふうに思います。  4点目、市民ミュージカルを考える会から幾つか文書をいただきました。この市民ミュージカルは犬山市と教育委員会の共催ということですので、両方にいろいろただしたいと思っていますが、本会議ですので、市長の方に伺っておきたいというふうに思っています。市長と教育長の方に、両方伺ってときたいと思いますが、市長の方に、市長はこの市民ミュージカル「東之宮幻想U」のところで、犬山が誇る古墳文化を観衆の皆様に知っていただく絶好の機会になるものと確信しておりますということで、東之宮古墳について述べたと、そういうふうに言ってみえるんですけれども、私は、実はこれ見てなくて、ページ数は、歳入の部分が157ページの上から4段目の市民文化会館事業収入の中に入っていますので、この中に入ってるのが市民ミュージカルに関する部分は幾らなのかということを示してほしいということと、それから、同じページの下から3行目の自主事業助成金、191万2,000円、これもこの中の全部なのかどうか、ちょっと定かじゃないもんですから、これも示していただきたい。それから、歳出の方は359ページのちょうど真ん中ぐらいに、13節の委託料の上から4段目、自主事業委託料2,100万円ちょっとですね、これが全部なのか、これがすべてなのか、ちょっと定かじゃないんですが、それも示してほしいと思いますが、この歳入と歳出によって行われた市民ミュージカルの「東之宮幻想U」のところで、市長があいさつでも述べて、あいさつは消えておりますので、プログラムに載っかっているのが東之宮古墳をテーマとしているということと、犬山が誇る古墳文化を観衆の皆様に知っていただく絶好の機会というふうに市長自身が、これはそのときのコピーですけども、述べてみえるんですが、市長、これごらんになりましたか。実は、私は当日は見てないんですけれども、後から台本読ませてもらいましたが、東之宮古墳というのは全く出てこないんですね、言葉の中に。ミュージカルの中に。ということは、東之宮古墳を知っていただく絶好の機会と言っても、これは観客に事実そういう中身の入っていないミュージカルを上演していたことになると、市長自身のあいさつや、市民へのアピール、観客へのアピールも、これ全然違うことになるんじゃないかというふうに思うんですが、この点いかがなのか、お示しをいただきたいと思います。  それから、教育委員会、事務的なサイドになりますけども、これはまた委員会で突っ込んだ議論をしていただければというふうに思いますけれども、歳入の、前回が大変好評だったというふうに述べられているんですけども、大変好評じゃなかったということが事実の中で記されてまして、851枚売れたんですが、出演者にノルマで620枚分売ってもらったと。入場券は231枚が一般の観客ということだったんですが、今回は、歳入のところが、金額載ってますけれども、こうした状況がわかればお示しいただきたいというふうに思います。  最後に、この当該年度は、小泉構造改革の負の部分が地方政治にも色濃く持ち込まれた年度でありました。こうした中で、後期高齢者医療制度がスタートした年でもありましたが、私どもの犬山市で国民健康保険税が大幅に値上げされた年ということでありますが、国民健康保険会計についてどのような認識を持ってみえるのか、これは383ページを見ますと、国民健康保険税が引き上げられた中で歳入歳出差し引きが4億7,800万円ほど翌年度への繰り越しになってますね。前年の繰り越しが約3億600万円ほどですので、単年度収支でいいますと1億7,200万円ほどの黒字になっているのではないかというふうに思っていますが、ある面では、市民に過大な負担を押しつけたのではないかと、国民健康保険税の値上げという立場でね、この点はどのように総括されているのか。  それから、監査委員の報告書の中でも、その結果、滞納が4.4%低下して、国民健康保険税の収納率は65.3%になっているという指摘がされています。この収納率の現状、とりわけ単年度で4.4%も減少したという現実をどういうふうにとらえてみえるのか、監査委員の意見書の中でも、知恵を絞り収納率の向上に努力されたいという指摘がされていますが、この知恵を絞りというのは、この監査委員の指摘を受けてどういうふうに知恵を絞っていこうとしているのか、ご答弁をいただきたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  宮島総務部長。   〔総務部長 宮島君登壇〕 ○総務部長(宮島敏明君) 岡議員の質疑にお答えいたします。  私からは、人事評価制度の試行につきましてお答えをいたしたいと思います。  まず、平成20年度の人事評価制度につきましては、まず制度の構築をということで、評価制度のマニュアルシートを市の職員で組織しております人材マネジメント委員会、9回開催をいたしまして、その中で練り込んでまいりました。そして、9月に一応完成を見まして、10月から管理職を対象にテストを行いました。管理職の試行につきましては、6カ月間を要したわけなんですが、委託先であります産業能率大学の先生に延べ7回ほど管理職対象、135名管理職がおりますが、対象に7回ほど研修を行いました。そして、平成20年度の管理職の試行につきましては、自己評価ということで実施をいたしました。自己評価といいますのは、自分で自分を評価をするということなんです、これ文字どおりなんですが、要するにこれをやったというのは、制度をまず管理職が理解をするということで、自己評価という形で実施をしました。そして、今年度、全職員を対象に、現在試行中でありますが、現在シート類の点検も含めまして、いろいろ見直しをしたりして、改善をしながらテストを行っている状況でございます。  今年度は全職員対象に第三者評価ということで、評価者からの評価も含めてやっております。  平成20年度につきましては、管理職を対象に自己評価を実施したということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕 ○生活環境部長(鈴木英明君) 私からは、2点目の指定管理者選考の経緯ですが、大変申しわけありませんが、資料は持ってないんで、委員会の方でまた述べさせていただきたいと思いますが、平成20年11月17日、5名の選考委員さんによって、夕方だったと思うんですが、そこで議論をしていただいておりますので、議事録も残っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 奥村都市整備部長。   〔都市整備部長 奥村君登壇〕 ○都市整備部長(奥村照行君) 岡議員の質疑にお答えさせていただきたいと思います。  主要施策の報告書に記載ないという話ですけども、特に、平成20年度は不動産鑑定の委託料とか、あるいは分筆測量の登記関係だけですので、特に事業の進展ないということで、主要施策の方には報告させていただいておりません。  そうではあるんですけども、平成21年度には土地の購入費の予算化も計上しておりますので、そういうことでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 田中市長。   〔市長 田中君登壇〕 ○市長(田中志典君) 私には東之宮古墳を題材としたミュージカルについての質疑がありましたのでお答え申し上げたいと思いますが、昨年の12月だったと私は記憶しておりますが、犬山市民文化会館で行われました。私はもちろん出席をいたしまして、岡議員がご指摘の東之宮のひの字もなかったやないかと、こういうご指摘でございました。確かに、ミュージカルそのものはそうだったと思っております。しかし、この会は、最初に式典というか、あいさつ、私もしましたし、その後、シンポジウムといいますか、今東之宮古墳のいろんな発掘調査に携わっておられます赤塚次郎さんがコーディネーターとして、東之宮古墳のいろんな詳しい状況とか、説明をされまして、そういった意味では、ミュージカルをやる前に、いわば予習といいますか、そういう役割を担っていただいたのではないかなと。そういうことでいけば、当然、ミュージカルそのもので、東之宮古墳を題材という視点でいけば、みんな納得してごらんいただいたのではないかなと、こんなことを思っております。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 中田教育部長。   〔教育部長 中田君登壇〕 ○教育部長(中田哲夫君) 私からは、岡議員の4点目のうちの歳入と歳出の決算額についてお答えいたします。  まず、157ページの文化会館の事業収入のうち、市民ミュージカルが占めるものは85万1,000円であります。次に、同じページの下から三つ目、自主事業助成金191万2,000円につきましては、これは全額市民ミュージカルに対するもので、財団法人の地域創造から補助を受けたものであります。  歳出につきましては、359ページ、13節の委託料のうち、自主事業委託料2,105万9,700円のうち、市民ミュージカルについては344万6,523円が該当する金額であります。  また、チケットの売り方について、いろいろな形態がありますが、その内容については把握しておりません。把握しておりませんけども、いろいろ想像するには、やはり出演者とか、かかわった方というのは、やっぱり自分たちの作品をたくさんの人に見てもらいたいということを思ってみえると思いますので、そういうことでは、チケットを売るような動きはあったんではないかなと想像はされます。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 加納健康福祉部長。   〔健康福祉部長 加納君登壇〕 ○健康福祉部長(加納久司君) 岡議員のご質疑にお答えいたします。  まず、国民健康保険会計の状況ということでございます。ご指摘のとおり、後期高齢者制度が始まりまして、税の組み立てが変わったということと、税制改正と、この2本が一緒になりましたものですから、検証も非常に難しいところがございまして、十分な検証がすべてできているとは思いませんが、大体、今まで私どもが認識している点についてお答えをさせていただきます。  歳入につきましては、後期高齢者医療保険導入に伴いまして、国民健康保険の加入者の方が約5,500人ほど後期の方へ移行されて減少したと、それに伴いまして税率改正をしたにもかかわらず、税収は昨年度と比較して約3億6,000万円減少しています。  それと、2点目に、もう一つの制度改革ということで、退職者医療制度というのが改正されました。これは、一般の社会保険に入ってみえた方が退職をされて、おおむね60歳ぐらいで退職されまして、従来ですと74歳まではこの退職者医療というものに加入をされていたわけなんですが、その被保険者の対象が60歳から74歳になりまして、これも10年ほど若くなったということで、6,628人が1,174人ということで、5,454人ほど退職者が減りました。ということは、逆に、10歳ぐらいの方が一般の国民健康保険の被保険者になったということになります。退職者医療につきましては、その給付費が社会保険の診療報酬支払基金の方からその方の国民健康保険税を引いた分が、給付費が補てんされていましたので、国民健康保険会計では、その方の給付費を払わなくてよかったんですが、その分、10年間ぐらいの給付費を払わなければならなくなるということで、その点についても、この制度改正がどのような影響を及ぼすのか、非常に心配しておったところでございますが、そのところで、療養給付費交付金が16億1,200万円ほどから5億8,450万円ほどに減額されましたので、その部分で10億2,800万円ほど交付金が減少いたしました。 それにかわる制度として、前期高齢者交付金制度というのがありまして、今度65歳から74歳までの前期高齢者の方に対して保険者間の負担調整をするという、そういう立場から新規で新たな前期高齢者交付金というものが新設されまして、約15億4,000万円ほど増加しまして、私ども心配してましたここの部分につきましては、前期高齢者交付金の方が多いということで、その部分で賄えたかなというふうには思っています。  そして、歳入総額が70億8,444万341円というふうになっています。歳出につきましては、医療費ですね、保険給付費の増加について、この部分が一番大きなところでございましたが、この部分が平成19年度と比較しまして、ほぼ横ばい、若干増で進みまして、45億8,545万円ほどが46億804万円ほどで2,258万9,000円程度の増加で済みましたもんですから、この部分が非常に助かったところでございます。  それから、老人保健制度が廃止されまして、老人保健拠出金が若干残りまして、平成20年3月診療分の1億216万5,000円ほどと平成18年度の精算分1億2,245万5,000円が、これはまだ制度は終わりましたが残ってくるというような結果になりました。  そして、新たに後期高齢者支援金というものが、これは平成20年度は11カ月分ではございますけども、7億8,811万円ほどが必要となりまして、そういういろんな動きの中で、歳出総額としては、66億650万7,536円というふうになりまして、先ほど議員がご指摘のとおり、昨年度からの繰越金を含めますと、約4億7,000万円、単年度収支ですと、約1億7,000万円の黒字ということで、最終的には何とか国民健康保険会計を締めることができたというふうに考えています。  それで、これだけの黒字になったから、国民健康保険税を引き下げできないかという、そういうふうなご質疑だったと思いますが、こういうような改革、制度改革がまだはっきり検証できてないような状況でありまして、大きく変動した、こういう会計の中で、今後の見通しというものもまだはっきりと見込めるというものではないということがございますし、医療費につきましても増加ということが見込まれます。また、前期高齢者交付金、後期高齢者支援金については、現在では概算交付されているわけです。国、県の支出金につきましても、概算交付がされてますので、その分につきまして補正率が少しかかってくるだけで何億円という数字が変わってきますので、そのあたりも少し心配なところです。昨年度は概算交付ではありましたが、補正率がほぼかからないで入ってきたものですから、それも市にとっては有利に働いたというふうに考えています。  また、今後診療報酬の改正がどうなっていくのか、これもまだ全然先が見えない状況でありまして、まだまだ予断を許さない状態が続くんではないかと思います。単年度収支の1億7,100万円ほどの余りにいたしましても、1カ月分の医療費だけで見ましても、1カ月分の医療費の45%程度しかありませんので、逆に少し心もとないかなというふうには思っております。  次に、2点目の国民健康保険税の収納率の問題でございますが、これは現年度課税分につきましては、収納率が90.36%、滞納繰越分につきましては12.79%で、これを合わせますと65.32%ということになります。現年度分の県下の平均が35市で90.03%でして、犬山市が大体、収納率のいい方から13市目というところです。これも経済の状況が悪化する中で、収納率の減少というものが起きてきてるんではないかというふうに考えております。  その対策といたしましてですが、国民健康保険では国民健康保険税の徴収員をパートの方、3人お願いしておりまして、この方々が徴収いたしましたのが、徴収件数が3,168件で6,261万3,000円ほどを徴収していただいています。この専門の方の働きによるものが大きいというふうにも思っております。また、催告状を5月、11月の年2回、未納の方に発送しておりますし、年末とか、出納整理期間につきまして、休日・夜間の催告とか、徴収員とか職員が休日徴収を実施しまして、納税をお願いしておるところです。また、もう一つとしまして、口座振替をしていただくことによって、納め忘れがないようにということで、口座振替の申込書を新規の加入の方とか、4月の仮算定の時点でお送りしているということで、できることはいろいろやっておるわけでございますが、それぞれ未納の方の事情というのもありまして、これにつきましては、詳しく状況をお聞きしまして、何か他方、他施策で救える部分とか、最終的には福祉につなげる部分というのも考えながら、保険税の納入をお願いしているところです。 ○議長(稲垣民夫君) 岡議員。 ○15番(岡覚君) 再質疑をさせていただきますが、1点目と2点目の人事評価の問題と堀部邸の問題について、やはり主要成果報告書の中では、やってどうだったんだという総括的な表現ですとか、それからやはり議会でいろいろ議論のあった、また批判のあったことはやはり、主要成果報告書に載せて、当局側の、実施した側の見解をやっぱり私は述べるべきだと思いますので、今後改善すべきだということを指摘しておきたいと思います。  289ページの指定管理者制度の問題ですけども、11月にということで言われたんですが、今までの議会の答弁では、最初の募集の仕様書と最終の契約の中身を幾つか変更してきたことについても、指定管理者選定審議会で了承してもらってるというような答弁があったように思ってるんですが、そのあたりの経緯のことを精査させていただきたいというふうに思っていますので、その開催の議事録の公開を求めたいと思いますが、それが可か否かだけ、ここで準備されてないということですので、その公開についてどうかということだけご答弁をいただきたいと思います。  それから、市民ミュージカルですけど、市長の方からみんな納得して帰っていただいたという答弁があったんですけども、これだけいろいろ文書をいただくと、今の市民ミュージカルを考える会が幾つかの文書を出して、幾つかの疑問を投げかけてきていますので、これは当然、納得していないからこれだけのいろんな文書が出てきてるんじゃないかなというふうに思ってるんですが、再度市長に対してその認識と、あわせて赤塚先生の名前が出ましたけれども、赤塚先生自身がこの市民ミュージカルについては評価していないというふうに私は聞き及んでいるんですけども、それについても市長の見解もお願いしたいと思います。  国民健康保険に関して、先ほど小泉構造改革の負の部分が地方政治において実施されたということの中で、今回のことをどう受けるかということで総括が必要だということだったんですが、後期高齢者医療制度の導入と国民健康保険税の値上げを同時にしたから検証が非常に難しいという今の部長の答弁でしたけれども、結果から見れば、私どもが主張していたように、実際に黒字会計で推移してきたことも含めると、今回国民健康保険税の引き上げは必要なかったのではないかというのが第1点、それはどういうふうに思ってみえるのか。つまり、後期高齢者医療制度だけの導入であれば、制度改革に伴ってのさまざまな検証が非常に可能であったなというふうに思っているんですが、それはどう思ってみえるのかというのが1点です。それから、少なくとも収納率の現年度はいいよという答弁でしたけれども、過年度分含めて、トータルで4.4%の収納率の低下ということですが、これをどう向上させるかという点で、やっぱりこれを少なくとも向上させていけば、国民健康保険税の全体の値上げは食いとめれたと思いますし、今後の引き下げももちろん可能と、もちろん国がもとに戻して応分の負担をしていくということも欠かせませんけれども、それで一般質問でもやりましたように、現年度分をちゃんと納入してもらって、過年度分については、本当に親身な分納の相談をしていくということですとか、他市並み、一宮市や江南市の方法は違う、両市は違いますけれども、身近に事例があるわけですので、そうした形で減免の制度の拡充をやって、滞納者に光が見えるような運営をやるべきじゃないかというふうに思いますが、まさに監査委員さんの求めている知恵を絞って収納率の向上に努力されたいというのは、僕はここに尽きるんじゃないかなと、これをやらないことには収納率は向上しないんじゃないかなと思うんですけども、それについての見解をお願いしたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕
    生活環境部長(鈴木英明君) 私からは指定管理者選定審議会の議事録の公開が可能かということですが、所定の手続をとっていただければ公開可能でございます。 ○議長(稲垣民夫君) 中田教育部長。   〔教育部長 中田君登壇〕 ○教育部長(中田哲夫君) 市民ミュージカルについて、赤塚先生のご意見ですけども、ちょっと私も今この議場で初めてそういう意見を言われてるということを知りました。私どもの耳に入っている赤塚先生の意見としましては、赤塚先生は少しかかわっていただいているだけですけども、来年もやりたいというようなことを聞いておりますので、その辺の食い違いは今後確認をしていきたいなと思ってます。  それから、市民ミュージカルを考える会からいろいろなご意見が出てるそうですけども、実はこの市民ミュージカルを考える会というものも、その実態というんですか、人数だとか、どういう方が組織している会なのかとか、そういうこともつかんでおりませんので、その辺も今後研究させていただきたいなと思ってます。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 田中市長。   〔市長 田中君登壇〕 ○市長(田中志典君) 岡議員の質疑に答えたいと思いますが、基本的にはミュージカル、昨年の12月に行われたミュージカルで、ちょっとはき違えをされたかなと思ったんですけども、赤塚先生がやられたシンポジウムの部分があったから、そのミュージカルが、意味が来た人にはわかるだろうと、これが納得して帰っていただいたという表現です。  ミュージカルがよかったとか、悪かったとか、そういう話を私はしたわけではないわけでありまして、そこのところは誤解のないようにしていただきたいと思います。要は、ミュージカルの中身について、私がとやかく評論するつもりはありません。これが自主事業としてふさわしいか、ふさわしくないかというのは、私の判断するところではないと思っております。ましてや、ミュージカルそのものは、私どもが企画・制作したわけでもございませんし、ミュージカルだけじゃなくて、この「東之宮幻想U」というそのものが市長部局で企画立案したものでありません。まとめて申し上げますと、原作あるいは脚本、どなたかわかりませんし、そういうことが一々市長部局からこうせえ、ああせえってやったわけでありませんので、市長に見解を求められることは非常に何を答えていいのかわかりづらいところでございます。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 加納健康福祉部長。   〔健康福祉部長 加納君登壇〕 ○健康福祉部長(加納久司君) 再質疑にお答えします。  先ほど細かい内容につきましてご説明させていただきましたが、国民健康保険税を引き上げて、これだけ制度が変わる中で、国民健康保険税を引き上げて、とりあえず単年度収支が1億7,000万円ほどということになったというふうに考えております。また、収納率の向上につきまして、過年度分につきまして、これは基本的には収納の方で対応しておるわけですが、分納の相談をしながらやっているということでございます。  また、減免の制度の拡充につきましては、先回一般質問でお答えいたしましたように、法的な減額賦課という軽減措置というもので、それは財政負担が裏打ちがあるということでございますので、そういうものでまずは対応して、個別のケース・バイ・ケースのようなものについて減免で対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(稲垣民夫君) 岡議員。 ○15番(岡覚君) 再々質疑で2点だけ。一つは、指定管理者制度で、今鈴木部長の方から答弁ありまたけども、所定の手続というのは情報公開制度を指しているのかどうか、私は議会が、今9月議会で決算認定の審議に入ってるんですね。この決算認定の審議上必要あるからこの議会、委員会中を含めて公開してほしいということを言ってるんです。ですから、所定の手続というと、あたかも情報公開制度に基づいてというような意味合いですけれども、僕は決算認定上必要があるから、審議に必要があるから公開してほしいということを言ってるもんですから、その点はっきりさせてほしいというふうに思っています。  2点目に、確かに市長の言うとおり、これは共催ですけれども、主体は教育委員会ですので、教育委員会事務局の方にお尋ねしておきたいと思いますが、いろいろ今、市民ミュージカルを考える会から幾つかの文書が出されて、私どもの方も教育委員会に出された質問書や、そういう文書をいただいていますが、これは財団法人地域創造助成金を使っての事業です。もちろん財団法人の方には報告がされていると思いますけれども、この運営の、特に会計処理を含めて、会計処理といいますか、会計の実態を含めて幾つか疑問が出されてきていますので、これは精査が必要ではないかなと、改めてね、これだけいろいろ文書が出てくると改めての精査が必要じゃないかというふうに思いますが、教育委員会としては、今回これを精査しないと私どももこの決算認定を、これ問題だったというだけで終わってしまいますのでね、改めて教育委員会としてこの決算について精査するかどうか、また議員がいろいろ申し出たときに情報も公開し、協力して一緒に精査するかどうか、教育委員会としての見解をお伺いしておきたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  鈴木生活環境部長。   〔生活環境部長 鈴木君登壇〕 ○生活環境部長(鈴木英明君) 委員会の中で公表させていただきます。 ○議長(稲垣民夫君) 中田教育部長。   〔教育部長 中田君登壇〕 ○教育部長(中田哲夫君) 再々質疑にお答えします。  今後、当然精査してまいります。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑ありませんか。  7番 山田議員。 ○7番(山田拓郎君) 私も決算の関係で、359ページ、今、岡議員からご指摘がありました文化会館の自主事業の関係で、市民ミュージカルの関係です。私もお手紙いただきまして、この件についての、いろいろなご指摘をいただきました。残念ながら、私はこのミュージカル見ておりません。おりませんので、詳細なことはいろいろと今も議論がありましたが、一つ、僕が確認をしたいのは、このミュージカルをやろうという、なぜやろうと思ったのかという、目的がまずあるわけですね。やっぱり政策というのは、その目的に対してきちっとそれが目的に沿った内容であるのかどうか。つまり家を建てるときも施主が、お店でもいいんですけど、こういうコンセプトで家を建てたいと、こういう内装、デザインにしてほしいと、そういうやっぱり自分の、施主の思いがあるわけですね。そのとおりの、それに近いものが実現されて、施主は満足をするわけですね。このときは、市もそうですけども、市民の皆さんもそうだと思うんですけれども、本当に目的に沿った内容であったのか、さっきシンポジウムの部分で赤塚先生から、東之宮古墳に絡むお話があって、それを見ていただいた方には、後のミュージカルを見たときに、そういうものが実感できるようなお話がありましたけども、しかしミュージカルの部分がメインディッシュの部分になってくるわけですね。だから、さっき言った、本当に目的に沿った内容として、今回のこのミュージカルの上演内容が本当に適切だったというふうに判断しとるのか。そこを率直に検証していただきたいと思いますが、その点、当局としてどのように判断してるのかお聞かせをいただきたいと思います。  それから、費用対効果という面ですけれども、今回、構成、演出、それから企画・制作の委託ですね、これがお一人の方に100万円近い金額が支払われておりますが、さっきの内容的なものにあわせて、当然本当にそれ適切な、妥当な部分か。これ文化的な要素もあるもんですから、なかなか物差しが当てにくい要素もあるのかもわかりませんけれども、本当にそこら辺が適切なのかということ、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。  とりあえず2点お願いします。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  中田教育部長。   〔教育部長 中田君登壇〕 ○教育部長(中田哲夫君) 山田議員の質疑にお答えします。  実は、この市民ミュージカルは、私も実は見ておりません。それで、中身については、ちょっと今ここではわかりませんので、また後で戻ってから聞くといたしまして、まずこの市民ミュージカルの目的というのは、市民にやっぱり歴史に興味を持っていただくとか、それから郷土を知るとか、それから悠久のロマンに思いを馳せるだとか、そういうことが目的で市民参加のこのミュージカルをやっているのではないかなと思っております。ですから、先ほども申し上げましたように、私は12月のミュージカルを見ておりませんけれども、このような目的と、実際に実演された内容は、今後検証していきたいなと思っております。  それから、費用対効果も、山田議員ご指摘のとおり、やはり文化とか芸術というものは、すぐに効果のあらわれるものではありません。やはり、長い目で見ていくというんですかね、今後も見守るということで、それで先ほども岡議員にお答えいたしましたように、この100万円についても精査をしていきたいと考えておりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 山田議員。 ○7番(山田拓郎君) 今、内容的な部分とか、今の委託の、要するにこの上演という目的に沿ったミュージカルの内容であったかどうかということは、またご確認をいただけるということですので、そこをきちっと検証していただきたいと思います。岡議員からもご指摘がありましたが、ミュージカルの台本の中では、上演時間が1時間17分34秒、上演の台本は最初から最後まで34ページ、どこにも東之宮古墳はおろか、古墳すら登場しないと、こういうご指摘もありますので、今言った目的に対して果たしてそれが十分満たされる内容であったのかということをきちっと検証していただきたいと思います。  なぜかというと、さっきも答弁で来年度もやりたいみたいな意見もあるようなことをおっしゃいましたので、これ何となく、シリーズになっちゃって、惰性でいっちゃうと、本当に適正な事業なのかということになりますので、そこ徹底的にやってほしいと思います。  それからもう一つ、先ほど言った細かい内訳ですね、金額の費用、経費、経費の検証もやっぱりきちっと、今も精査するとおっしゃいましたけども、ボランティアスタッフの方々もいろいろとかかわっておられて、どういう中身でこの事業が運営されてるのかということを経費の面からも照らし合わせて、本当に適正な支出かどうかということをきちっと検証していただきたいと、そういう点を指摘をして、質疑を終わります。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑は。  21番 ビアンキ議員。 ○21番(ビアンキアンソニー君) 21番のビアンキです。第72号議案について、2点質疑をさせていただきます。  167ページにも出ているけど、地域手当の件ですが、今は10%だと思うんですが、国の基準は犬山市は3%になっています。平成22年度までに直せばいいという通達が出たそうです。既にゼロにしているところ、隣の各務原市とか、そして3%まで引き下げる予定にしているところ、例えば江南市もありますが、本市はどうやって扱っていくつもりですか。  そして、2点目ですが、283ページの13節委託料の1,500万円以上、城前観光施設運営委託料ですが、その中に三つあると思います。キャッスルパーキングと、観光案内所と甲冑工房が入っていると思います。甲冑工房の分が600万円弱だと思います。その中で、甲冑工房、甲冑教室と行列の経費も入っています。とりあえず、計上の仕方はちょっとおかしいと思う。甲冑工房、その建物は施設ですが、教室と行列はそうでもない。別々に計上した方がいいと思います。どうでしょうか。  そして、甲冑教室はしみんていに委託していると思います。もう二つ、建物の運営と行列はどういう形でどこに委託しているか教えてください。  そして、その600万円の中で、行列には200万円ですが、ちょっと高いと思います。以前に担当課長に聞いたんですが、何に使っているかと聞いたんですが、レンタルフィと言われた、明細をお願いしたんですが、ただ、カタログのコピーの2ページぐらいしかもらっていない。行列に出る皆さんがつくっているもので十分だと思う。何にこの200万円使っているかの説明をいただいきたいと思います。  そして、紙ベースの明細もいただきたいと思います。  とりあえず、以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  宮島総務部長。   〔総務部長 宮島君登壇〕 ○総務部長(宮島敏明君) ビアンキ議員の質疑にお答えをいたします。
     地域手当でございますが、犬山市は国の基準では3%になっております。現在は10%を支給しておりますが、平成19年12月議会で、既に条例の方の改正のご議決をいただいておりまして、平成22年の4月1日から本則どおり3%に引き下げると、こういうようなことになっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 小島経済部長。   〔経済部長 小島君登壇〕 ○経済部長(小島豊光君) それでは、質疑にお答えをします。  まず、城前観光施設運営委託料ということで、ビアンキ議員がご指摘ございましたように、まずは、城前の観光案内所の委託、甲冑工房の委託、観光駐車場の3件を観光協会に委託をしております。  それで、ご指摘の甲冑工房でございますけれども、これにおきましては、家賃の賃借料、光熱水費、材料費、講師料、甲冑行列、甲冑教室、事務費等ということで539万1,450円であります。  それから、3点目でありますが、キャッスルパークの観光駐車場の委託でございます。これを合計合わせまして1,534万6,000円ということで支出をしております。  それで、甲冑工房におきましては、家賃の賃借料が60万円、光熱水費が12万円、材料費が10万円、講師料として124万円、甲冑行列経費として200万円、甲冑教室として120万円、合計で539万1,450円でございます。  それで、甲冑行列経費につきましては、鉄砲隊、それから本物の馬等ということで、参加者も200名ほど甲冑行列に参加をしてお見えになります。甲冑教室におきましては、しみんていの事業ということで犬山北小学校の工作室において観光協会が補助をしておる状況でございます。  以上でございます。 ○議長(稲垣民夫君) ビアンキ議員。 ○21番(ビアンキアンソニー君) 再質疑いたします。  とりあえず地域手当のこと、何で聞いているかというと、前の臨時議会で期末手当のとき、こちらで人事委員会がないとか、どうやって検討したと、ちょっと話題になったから、それをちょっと確認したい。ただ、国に言われたから、隣町がやっているから、それじゃなくて、理念を持って直せばいいと思うから、もう少しだけ、どういうふうに内部で検討したかを教えていただければありがたいと思います。  そして、もう一つは、ちょっと答えてない部分もあると思います。行列の200万円ははっきり何に使っているかと聞いています。私、ほかの町でも調べました。清須市とか、新潟県の妙高市とか、岐阜の中津川市、それぐらいの金額全然使っていない、清須市は数十万円ぐらいしか出していない。何で200万円使っているか、私は理解できない。  そして、なぜならば、比べてみると、今赤字になっている、苦しんでいる、車山を持っている町内会も200万円ももらっていない。ちょっとバランスがおかしいと思います。それか、200万円は何回も説明をお願いしたんだけど、明細を一切見せてくれなかった。それを出してくれるかどうか聞いています。  そして、もう一つは、甲冑工房でつくっているものは、所有権について、ちょっと私聞いたんですけど、しみんていがしみんていの物だと言っていると聞きました。それは、とにかくそれはしみんていのものよりも、犬山市の物と、つくった人の物だと思います。これから犬山甲冑製作同好会をつくる動きがあるから、そちらが立ち上がったら、今までつくったものをそっちにゆだねた方がいいと思いますが、行政の見解を教えてください。  とりあえず、それぐらいです。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  宮島総務部長。   〔総務部長 宮島君登壇〕 ○総務部長(宮島敏明君) ビアンキ議員の再質疑にお答えいたします。  どう検討したかというご質疑ですが、地域手当が誕生しましたのは、そもそも平成18年4月に、全国的に国全体の給与制度の改正がございました。都市部、特に東京都区部ですね、それと例えば北海道とか九州、こういったところの職員の給料の格差が非常に大きなものがありまして、平成18年4月に給与制度が大きく見直しをされました。給料を一番低いところへ給料を設定をしまして、それでおのおのの働いている場所の、民間の給料、これとの差を地域手当で埋めていこうと、こういうような趣旨で制定をされました。最大で東京都区部が今たしかなってますけど、18%つくことになっております。最低のところは、もちろん給料、一番底の線になっておりますので、ゼロということで、たしか3%刻みぐらいの段階になっておったと思います。  犬山市におきましても、やはり国の方の3%というものがこの給与制度からいけば適正ということで、組合とも何度も協議をいたしまして、組合にも理解をいただきまして、先ほど申し上げましたように、平成19年12月議会で平成22年4月から3%に地域手当をするよと、こういうようなことになっております。  よろしくお願いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 小島経済部長。   〔経済部長 小島君登壇〕 ○経済部長(小島豊光君) 再質疑にお答えをします。  まず1点目、行列の200万円が非常に高いんではないかということでございますが、甲冑の借り上げ代、馬、鉄砲隊、看板、体育館前の陣の整備費等ということで200万円かかっておりますが、2点目の明細について提出してほしいということでございますので、提出をさせていただきたいと思っております。  それから、3点目の甲冑工房の所有権ということでございますが、これは私どもは当然、つくられた方と思っておりますが、再度確認をさせていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(稲垣民夫君) ビアンキ議員。 ○21番(ビアンキアンソニー君) ありがとうございました。最後に一つだけ、もう一つ聞いたんだけど、確認したいと思うんですが、甲冑工房に先生が出るときに、何か報償か何て言ったらわからないんだけど、2万円もらっていると聞いています。お客さんが来るときに、よろいを着せるときに、またお客さんからお金もらっていると聞きましたが、それが当局側がそれをわかっているかどうか、認めているかどうか、それが適切かどうか、二重に取っているような気がしますので、ご意見を教えてください。  そして、ほとんど今までつくったものがユースホステルの倉庫に積んであるみたい。せっかくあるものなので、もう少し活用できないのかなと、その2点についてご意見を教えてください。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  小島経済部長。   〔経済部長 小島君登壇〕 ○経済部長(小島豊光君) つくったものと費用をもらっているかということでございますけれども、私ども現在のところ、もらっていないとは思っておりますが、これにつきましても再度確認をさせていただきます。  それから、ユースホステル等に現在保管してあるものを活用ということでございますけれども、これにつきましても、今後現地を見ながら、私どもも調査し、活用ができるものであれば活用を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑はありませんか。   〔「なし」の声起こる〕 ○議長(稲垣民夫君) 質疑なしと認めます。よって、第3類、第72号議案及び第73号議案並びに報告第6号に対する質疑を終わります。  これをもって全議案に対する質疑を終結いたします。  議事の進行上、暫時休憩いたします。                  午前11時30分 休憩                   再     開                  午前11時45分 開議 ○議長(稲垣民夫君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。            ******************** 諸般の報告 ○議長(稲垣民夫君) この際、諸般の報告をいたします。  本日、当局より追加議案1件が提出されましたので、各位の議席へ配付いたしました。  次に、9月1日までに請願4件を受理いたしましたので、各位の議席に配付いたしました。  以上で諸般の報告を終わります。  お諮りいたします。  ただいま追加提出されました第74号議案と平成21年請願第6号から請願第9号を直ちに本日の日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(稲垣民夫君) ご異議なしと認めます。            ******************** △日程追加 第74号議案 ○議長(稲垣民夫君) 最初に、第74号議案を議題といたします。
     議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めましてご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(稲垣民夫君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  提案理由の説明を求めます。  長谷川副市長。   〔副市長 長谷川君登壇〕 ○副市長(長谷川勲君) それでは、私から提案議案の説明をさせていただきます。  第74号議案 犬山市教育委員会委員の定数を定める条例の一部改正についてご説明いたします。  この案を提出しますのは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第3条ただし書きの規定に従い、教育委員会委員の定数を改めるため、条例の一部を改正するものでございます。  改正内容につきましては、新旧対照表によりご説明いたします。  3ページをお開きください。  本則中、教育委員会委員の定数を1人増員し、7人とするものでございます。  2ページにお戻りください。  附則としまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 提案理由の説明は終わりました。  ここで、精読のため午後1時00分まで休憩いたします。午後1時から本会議を再開しますので、よろしくお願いします。                  午前11時48分 休憩                   再     開                  午後1時00分 開議 ○議長(稲垣民夫君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  第74号議案に対する質疑を行います。  ご発言を求めます。  4番 宮地議員。 ○4番(宮地繁誠君) 第74号議案の教育委員会の定数を定める条例の一部改正について、教育長に質疑いたします。  この条例改正については、さきの各派代表者会議で11日の日にこの条例案を提出したいということで市長の方から説明があって、各派の中でいろいろと意見が出ました。その中の意見は、いわゆる地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中に、第29条でありますが、教育委員会の意見を聴取するというところに抵触するのではないかということの内容であります。昨年、1名増員した際にも、これが議会で質疑されておるにもかかわらず、なぜ同じことをやったかということの質疑でありました。  きょう、議会事務局から配付された資料を見ますと、9月10日に市長から教育委員長あてに定数を定める条例の一部改正に伴う意見について貴教育委員会の意見を求めると、ついては恐縮ですが、9月17日までに回答を願いたいということで文書が出ておりまして、これに対する教育委員長の回答が翌日の9月11日に、この一部改正に伴う意見については、教育委員に聴取したところ、意見はありませんでしたと、こういった内容の文書になっておるわけです。したがって、今回、この問題に対して教育委員会を開催されなかった理由についてまずもってお聞きをいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  瀬見井教育長。   〔教育長 瀬見井君登壇〕 ○教育長(瀬見井久君) お答えいたします。  法の趣旨は、教育委員会の意見を聴取するということでして、教育委員会として意思決定をして判断を下した上で回答を求めているという法的な趣旨ではないと、こう判断をしたんです。 ○議長(稲垣民夫君) 宮地議員。 ○4番(宮地繁誠君) 今、教育長の判断では、教育委員会にかけなくても、教育委員の意思の判断でできるという、こういう回答ですね。これは議会でも各派でも問題になったことですが、そういうことになりますと、この29条が、いわゆる無視されてるというふうに議会としてはとらえられるわけであります。教育委員会の意見を聴取する中には、逐条解説を見ていただければわかるとおり、ここの中に、ちょっと抜粋を読みます。教育事務に関する条例の制定・改廃に当たっては、教育委員会の意見を可及的に尊重しなければならない。以上の観点から、定数条例の制定に当たっては、教育委員会より意見聴取を行い、コンセンサスを図る必要があると、このような解説がなされているわけです。これを我々議会としても重きに置いて、これに意見というのは、個々の意見を聞くのではなく、委員会の意見を尊重するという、こういう法的な手続が必要ではないか、こういったことがうたわれております。  また、市条例の関係でいいますと、犬山市教育委員会会議規則の中にも、これが定例会及び臨時会の中で開催が義務づけられておるわけですね、毎月1回開くこと、あるいは臨時会はその都度、委員の過半数の必要があると認めたときは、開催することができると、臨時会ですね、そういった規定がうたわれているわけです。この点についての解釈をお聞きしたいです。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  瀬見井教育長。   〔教育長 瀬見井君登壇〕 ○教育長(瀬見井久君) 二つのご質疑があったかと思いますけど、まず前段の方の教育委員会の意見を聞かなきゃいけなきゃいけないかという今回の件についての、先ほどの答弁の再質疑に対してお答えしますけれども、これはあくまで教育委員会の委員の意見を聞くということでして、制度上の考え方は、基本的には人事案件の、今回の提出案件は、これは市長の見識に基づいて提案していただく話でして、制度上はそうなっているということを前提にして構えた場合に、教育委員会の意見を聞くということは、これは一つの教育委員を選任する話ですから、教育委員会の意見を参考に聞けと、こういう意図だと私は理解しておりまして、議決を経て、その了解のもとにという話になるとするならば、これは制度を壊します。すなわち、提案権はあくまで市長ですから、それに対して、それじゃあ教育委員会が反対の議決をして、教育委員会として一致意見としてそれは反対ですと言ったときに、それじゃあ、制度上どういうことになるかと申しますと、これはやっぱり提案権は市長ですから、市長があくまで提案権ですから、それに対する教育委員会の意見というのは、あくまで僕は参考意見という言葉は使いたくないんですけれども、意見を聴取する、まさに参考に聴取すると、こういうふうに理解をしております。  それから、後段の方の教育委員会を月に1回開くという話、これはちょっと8月はまだ開く状況にはなかったわけですけれども、この開くか開かんかという問題については、開催可能か開催不可能か、もしくは必要な案件が早急にあるのか、ないのかという問題については、これは教育委員長の開催権については、判断にまかされておりますけれども、今回のこの件については、これは8月の記者会見のときにも僕は再三申し上げましたけれども、なかなか日程調整がつきがたくて、そういう物理的な理由が一つありまして、そして流れた経緯がございます。ですから、決して、月に1回ずつ開くという会議規則を形の上では一応抵触をしておりますけれども、あえて意図的にそれを犯すということを意図したわけではございません。 ○議長(稲垣民夫君) 宮地議員。 ○4番(宮地繁誠君) 最後の質疑になりますけれども、あくまでも教育長は、これは形の上の、いわゆる委員会の意見を聞くというだけのものだというような軽い解釈のようですけれども、そうではなくて、余りこれを決めてる、意見を聴取するという中には、議会と、それから教育委員会のそういったあつれきを考えてのこの条文ではないわけです。これはあくまで性善説に対して、市長の提案権に対して物申すとか、そういうことを想定してつくられた法律ではありませんので、ある程度緩やかな表現にはなっておりますけれども、教育委員会の意見を聞くというのは、中には、例えば山田議員も指摘してたように、極端な人員増とか、あるいはこの定数条例のほかには、違う意見が教育委員の中から出る可能性のあるような、そういうことも全く想定していないわけではなく、それは教育委員会の中で、会議の中で出た意見として今後のいわゆる教育行政を、あるいは市長側に対しても、それを参考にして今後教育委員会が、あるいは行政との連携を密にしていくという、こういった目的も一つはあるわけであります。  ですから、教育委員会という正規な会を開いて、そこで皆さんの意見が出るか出ないか、あるいはおっしゃるとおり定数条例に関して格段の意見は出ないかもしれませんが、会を開くということは、これは私は教育委員会の義務だと、私は思っております。それから、もう一つは、定例教育委員会を毎月開くことという、この市条例に対しても、私は過去何十年、あるいはこの50年間で例月の定例教育委員会が開催されなかったということは前代未聞であるというふうに思っております。  軽かろうが、重かろうが、毎月かなりの教育委員会に諮る案件というのはあるわけです。講演会もあれば、準保護要請の申請やら、数々の教育委員会に諮る課題はあるわけです。それが格段に必要がなくて、これを見送ったと。また、今回の定数にもついた。9月も聞くところによると、まだそういった定例教育委員会の日程も決まってないと、そういう状況のようであります。これは由々しき問題だと。いわゆる教育委員会の、これは議会に当たる会議である。そのくらい重い定例教育委員会だと私は思っております。これまで思ってきた。その辺、責任の問題、私はかなり重いものがあると思いますので、この辺の解釈も私はどうも納得できません。なぜそれほど、じゃあ何かあったときは、皆持ち回りで全部教育委員のところへ行って判をもらえば済むという問題ではあり得ないはずですから、この責任は大きいと思います。ですから、私は案件が多かろうが、少なかろうが、定例教育委員会というので、いろんなまた委員の皆さんからの意見もあろうかと思います。別の案件も、個々の案件として議題に出ることもありましょうし、特にこの8月、9月議会はインフルエンザの問題も含んでおるわけですから、定例教育委員会をしっかりと継続して開催して、委員会を正常な委員会にしていくということが必要でないかと、こういうことを痛感しておりますので、その点、安易に定例教育委員会を開かないということのないようにと考えておりますので、その辺について意見をお伺いします。   〔「議事進行」の声起こる〕 ○議長(稲垣民夫君) 7番 山田議員。 ○7番(山田拓郎君) 今、宮地議員から議案に対する質疑がありました。2点ポイントがあったかと思います。1点は、今回の増員に対しての教育委員会の意見を聴取する部分ですね、委員会をなぜ開かなかったんだと。その点は、私も兼ねてから指摘をしてましたんで、思いは非常に近いんですけれども、もう1点、定例教育委員会をなぜ開かないんだというような指摘は、今回の議案とは直接的なかかわりのない質疑ではないかと思います。この間の各派代表者会議でも、質疑と一般質問がごちゃごちゃになってるんじゃないかというような他会派からのご指摘もありましたので、そこら辺の判断は議長の方のお取り計らいに任せますが、私はそういうふうに解釈してますので、お取り計らいお願いします。 ○議長(稲垣民夫君) 宮地議員。 ○4番(宮地繁誠君) 9月の定例会にも聞き及びましたけども、いわゆるこれは臨時会で対応する案件ですので、関係のないということではありませんので、その点、つけ加えさせていただきます。 ○議長(稲垣民夫君) 暫時休憩します。                  午後1時14分 休憩                   再     開                  午後1時15分 開議 ○議長(稲垣民夫君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  山田議員から議事進行かかりましたけれど、一応宮地議員の質疑を認めますので、答弁を求めます。  瀬見井教育長。
      〔教育長 瀬見井君登壇〕 ○教育長(瀬見井久君) 問題が二つあったかと思うんです。まず、前段の方の、今回の人事案件の同意案件の問題について、教育委員会を開かなかったこと、これは先ほども申しましたけれども、任命権者の任命に当たっては、一つの高邁な判断にお任せするという話はやっぱり任命権者にお任せしたことについての僕は法的な趣旨だと思ってますんで、それをいたずらに侵すべきではない、任命権者の見識をやっぱり尊重するということで、制度上はお任せするのが制度の間違いのない解釈だという理解でおりますので、これは委員長とも相談の上、委員長もそういう考え方については賛同をいただいて、そして、法の趣旨は意見を聴取するということになってるんだから、各委員の意見を聴取しました。その結果は、全員一致であのような見解になったわけでして、そういう見解になったことに対して、あえて教育委員会で意思決定をしてという話にする必要はないんだと、こういう判断のもとに、そのような運用の取り扱いをしたわけです。あくまで任命権者の見識というのを尊重して、最大限尊重した結果であるということでして、決して軽視したわけじゃないです。みずからの教育委員会の持ってる権限を放棄したということじゃないんです。それ以上に任命権者の提出権者としての見識を尊重したと、こういうことなんでしてね、制度上はそういう理解で解するのが最上じゃないかということです、それが一つ。  それから、後段の問題ですけれども、教育委員会は8月開催してなされなかったです。実は、これは日程調整という問題を一番重要な問題として、私はご説明を申し上げとるんですけれども、もう一つ、実はその背景、日程調整が非常に難航したという背景の話です、これを少しお話ししておきます。  実は、7月の定例教育委員会のときに、人事についての付議案件に付してない議論が出てまいりまして、これは委員からの問題提起です、出てきましてこれは公開の場で、少なくとも人事についてのこういうたぐいの、こういう角度からのこういう議論というのは、非常に教育委員会の運営上はよろしくないと、こういう判断でおりましたけれども、したがって、7月に出たその人事案件を8月の付議事件に上げることについては、これは外してくれと、これは非常にふさわしくない、運用上ふさわしくないから外してくれと、こういうことを再三強く申し上げましたんですけれども、なかなかそこの問題についての妥協点が見つからなくて、そして見つからない状況の中で日程調整にひま取り、そして積極、結論的には開催できないという状況に立ち至ったわけでして、人事案件が付議案件として出て、そしてそれを公開の場で審議するということは、いささか教育委員会としての運営に欠ける話でして、言ってみれば、この問題は、教育委員会の資質を問われる話になり得る話でして、実は、再三このたぐいの話は教育委員会が今までここ1年間ずっと振り返ってみますと、まず一番最初にあったのは、委員長の解任動議がありました。これは1月にありました。これは明らかに解任動議は無効ということで問題をおさめましたけれど、やはりそこを発端として、それからさらに学力テストをめぐる問題については、いろいろ教育委員会とのやりとりの中で、非常に委員として、僕はいささかどうかと思うような問題提起もなされたこともりあまして、教育委員会の運営というのが、必ずしも教育委員会の意図する教育による適切な運営がなされているという現状ではないという見方を私はその時点でしまして、だから多少時間を置いて、これをもう1回本来の教育委員会のあり方を踏まえて戻さなきゃいけない必要性を感じとるんですよ。ですから、無理に、8月に開催をしてということは少し避けて、時間をかけて、もう1回正常な運営が可能になる教育委員会に戻す、こういう努力を実は水面下でしとるわけでして、ほぼその目安が立ちつつありまして、9月は何とか円滑な開催が可能になると私は考えております。  ですから、世の中になぜ開催をしなかったということだけが先行してますけれども、その根っこの部分は今申しましたような、いろんなそういう問題がありまして、これは私と委員長の責任において、少しきちっとしておかないと、これは犬山市として教育に汚名を残すことになり得る、そういう可能性もあると私判断しておりまして延ばしたんです。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑はありませんか。  15番 岡議員。 ○15番(岡覚君) 第74号議案について、2点質疑をさせていただきます。  1点目は市長部局にお尋ねしますが、従来、条例の制定や条例の改廃等、それに伴う予算というのは、セットでずっと出されてきました。犬山市議会だけでなくて、多くの議会が。といいますのは、そういう条例の制定や条例の改廃に伴って、どれだけお金がかかるのか、これは補正とセットで審議をされるのが当たり前ということなんですが、ですから、人事案件と切り離すことはあっても、補正とセットというのが当然なんですけども、今回異例なことに、補正も切り離されちゃってるもんですからね、これはなぜこうなったんかなというのが1点です。  それからもう1点は、5人から6人にするときも、一体犬山市の教育委員会は何名がふさわしいのか、どういうふうで今後考えていくのかということで、これは市長の提案ですので、市長の方からは議会のコンセンサスも得ながらということで、一定、今後議論していくという意味合いだったというふうに理解してるんですけども、今回、議会側とのコンセンサスといいますか、議論がない中で、今回7名という提案がありましたけれども、これ教育委員のそれぞれの任期がありますから、またその方がおやめになるというようなことの中で、定数としては、今回7名の提案、市長からされてますので、市長の方から、今後は基本的にはこの7名でいきたいということなのか、もう一度改めて議会の方と人数が、定数が何名が犬山市としては適切なのか、議論して決めていこうということなのか、今後について、今回7名で提案されている、その背景とあわせて市長の考えを示していただきたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  宮島総務部長。   〔総務部長 宮島君登壇〕 ○総務部長(宮島敏明君) 岡議員の質疑にお答えをさせていただきます。  昨年の4月にも同じような、たしかご質疑があったかと思いますが、今回議会事務局とも協議をさせていただきました。そして、その結論といたしまして、本日の第74号議案のご議決をいただきましてから、人事案件と補正予算を一緒に、また追加提案をさせていただくということで、議会事務局とも打ち合わせをさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(稲垣民夫君) 田中市長。   〔市長 田中君登壇〕 ○市長(田中志典君) 岡議員の質疑に答えたいと思いますが、何人がふさわしいかという答弁の前に、今回はご案内のとおり、ことしの4月から歴史まちづくり課というのを教育委員会に設置をいたしました。今まで、教育長、教育委員長を除く方が私が選任同意を求めましたので、市民体育の代表の方、そして保護司をやってらっしゃる方は青少年育成という立場、そしてPTA代表、そして学校ですね、先生のOBの方と、現場を知ってる人と、こういうバランスを考えて選任同意を求めて、今教育委員として活躍していただいとるわけであります。  先ほど申し上げましたように、歴史まちづくり課を設置いたしましたので、ここにある程度精通してる方がやはり必要だろうと。各派でも、ご説明申し上げたかもしれませんが、説明を聞かれなかった方もおられますので、もう1回申し上げますと、増員が認められると、今の総務部長の話で、その後、人事案件として皆さんにまたご審議をいただくわけでありますけども、愛知県教育委員会でこの歴史まちづくり課をつくるときに、とりわけ歴史的風致維持向上計画の認定等に大変ご尽力をいただいた方であります。犬山祭等、また今回犬山高等学校が韓国へ、からくり文化部が派遣する事業についても、これから教育委員になっていただく方がかなり骨を折っていただきました。そういうことから考えて、やはり歴史まちづくり課を教育委員会で設置をした意義、意味からいっても、ぜひ教育委員として頑張っていただこうと、これがまず第一の趣旨でございます。その上、女性であると。そして、3番目は、ちょっと教育委員会の制度、運営にもかかわってきますが、その教育委員になってほしい方が県職員になってからずっとほかの部署へ行かずに、教育委員畑で40年近く、その役所人生を終えられたということから、いわゆる制度や教育委員会のいろんな仕組み、システムをよくご存じですので、そういうことから考えても、そういう方がやっぱり必要だろうと、そういうことで、大きな理由から、この方をというつもりでございます。  答弁に移りますが、そういう背景のもとで、何人がふさわしいか、適正なのか、これは正直言って、どれが正解かわかりません。ただ、やはり人の顔ぶれがまず第一だと思うんです。それでバランス、そういった意味で、なるべく偏らない、さまざまな観点から意見が聴取できるというのは必要だと私は思っております。その中で、私は特に定例教育委員会も何度も傍聴させていただきましたが、現実、5人ですと、教育長が提案者で、そして委員長が司会の役目をするわけですね。そうすると、実質、3人の委員さんで議論をするということが現実的であります。そうすると、本当に学力テストのときもそう思ったんですけども、3人の方の中で議論するのはもちろん、それがシステムですから、教育長が答弁されて、委員長が最終的には議決をとられると、こういうことですので、それはそれで制度上、何ら問題ないわけでありますけども、余り多過ぎてもいけませんけども、余り少ないのもどうかなということは、そのときに感じました。  7人がいいかどうかは、非常に回答としては、これが一番いいとか、悪いとか、もっと多い方がいいとか、それはそういうものではないと。やはり顔ぶれとバランス、いろんな意味での状況を見て適切という判断のもとで、今回皆様方にお願いするものでございますから、何とぞご理解をいただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 岡議員。 ○15番(岡覚君) 総務部長の方の答弁は答弁としながら、しかし人事案件と切り離すのは、私はいいと思うんですけども、条例の改正と補正というのは、僕はやっぱりセットだというふうに思いますので、今後それはやっぱり案件を出す場合に、他市もそうですけれども、他の議会も含めて、犬山市の議会もそうでしたから、一度参考にして、今後の取り組みにしてほしいというふうに思っています。  それから、市長から今答弁いただきましたけれども、犬山市として、適正な教育委員会は今後の議論にゆだねるという解釈でいいのかどうか、そういう今の時点では、いろんなバランスで7名でということで、議会の中でも昨年の4月の議論の後、何名が適正かということについては議論できていない状況もありますが、議会とあわせてコンセンサスを得ていくという、この辺を今後の作業にしていくということでよろしいのかどうか、確認をお願いしたいと思います。  とりわけ12月には、また任期を迎える委員も見えますので、欠員でいくのか、条例をまた改正するのかという議論にならざるを得ないと思いますので、7名なら7名で、議会とのコンセンサスを得て1名、また人事案件として議案出すよということなのか、その辺を12月議会に向けての取り組みということでお願いしたいと思いますが。 ○議長(稲垣民夫君) 答弁を求めます。  田中市長。   〔市長 田中君登壇〕 ○市長(田中志典君) 再質疑にお答え申し上げます。  その前に、個人的には、やはりこういう人事案件も、本来なら教育長と市長がしっかり教育行政をどう進めるかという中で、お互いにまずコンセンサスも必要だろうと。同時に、並行して議員の皆さんとの意見を議会としてもどうとらえて、どう判断されるか、これは本当は二つの両輪が必要かと思っております。そういう意味で、努力を今後ともしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(稲垣民夫君) 他に質疑はありませんか。   〔「なし」の声起こる〕 ○議長(稲垣民夫君) 質疑なしと認め、議案に対する質疑を終結いたします。            ******************** △日程追加 平成21年請願第6号から請願第9号まで ○議長(稲垣民夫君) 続いて、平成21年請願第6号から請願第9号までを一括議題といたします。  最初に、請願第6号について、紹介議員の説明を求めます。  12番 高間信雄議員。   〔12番 高間君登壇〕 ○12番(高間信雄君) 12番 高間信雄です。議員の了解のもと、請願第6号 学校規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書の朗読をもってこれにかえさせていただきます。            ********************         学校規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書                                 平成21年9月1日  犬山市議会議長   稲 垣 民 夫 殿                      請 願 者                        江南市小杁町長者毛西1                          尾北地区教職員組合                            執行委員長 櫻 井   智                                      外274名                      紹介議員                               熊 澤 宏 信                               高 間 信 雄                               水 野 正 光                               上 村 良 一                               山 田 拓 郎                   請 願 趣 旨  貴職におかれましては、日々、教育の発展にご尽力いただき、深く敬意を表します。  さて、未来を担う子どもたちが健やかに成長していくことは、すべての国民の切なる願いです。しかし、学校現場では子どもたちの健全育成にむけて真摯にとりくんでいるものの、いじめや不登校、非行問題行動を含めた、子どもたちをとりまく教育課題は依然として克服されていません。また、特別支援教育のあり方や日本語教育の必要な子どもの増加などの課題にも直面しています。これらの解決にむけ、子どもたちにこれまでにも増してきめ細かに対応するためには、学級規模の縮小は不可欠です。各地方自治体ごとの工夫で学級規模の縮小が行われているものの、その配置教員などの財政負担は本来国が負うべきものです。  一方、第7次定数改善計画が2005年度に完結して以来、次の改善計画の実施は見送られたままになっています。また、「行政改革推進法」の制定により、文科省のその後の教員定数改善措置は、学校現場の課題解決に結びついたものとは言えず、子どもたち・保護者・県民の願いに応えるものとはなっていません。昨年度に閣議決定された「教育振興基本計画」についても財政的保障や数値目標のない、わたしたちの求めるものとは程遠いものでした。一人ひとりにゆきとどいた教育を実現するためには、教員が子どもと向き合う時間を確保し、よりきめ細かな指導が可能となるようにしていかなければなりません。そのためにも、教職員定数増をはじめとした教育条件整備が重要であり、次期定数改善計画の実施を含めた国によるさらなる定数改革が望まれます。  つきましては、学級規模の縮小と次期定数改善計画の早期実施にむけて、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣に対し、地方自治法第99条の規定により意見書を提出されるよう下記の事項について請願いたします。
                      請 願 事 項  1 国段階における、学級規模縮小を実現すること。  2 次期定数改善計画を早期に実施すること。            ********************  議員各位におかれましては、ご賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(稲垣民夫君) 続いて、請願第7号について、紹介議員の説明を求めます。  7番 山田拓郎議員。   〔7番 山田君登壇〕 ○7番(山田拓郎君) 7番の山田拓郎です。紹介議員に水野議員もおられますが、お許しをいただきまして、私の方から請願理由の説明をさせていただきます。            ********************         国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める請願書  日頃は、私学助成の拡充と私学振興に対して、格別のご配慮をいただき、大変ありがとうございます。深く感謝の意を表します。  さて、ご承知のように、昨年度は、予算編成に対する「骨太方針」の中で、私学助成については、「5年間にわたり毎年1%削減」が提起され、削減が懸念されましたが、しかし、最終的には、大学への助成が削減されたものの、「高等学校以下」の2007年度予算は(前年度実績)が堅持されました。  しかしながら、来年度予算に向けた「骨太方針2007」でも、「最大限歳出削減」と打ち出され、私学助成についても、基本的に「1%削減」の方針は堅持されるとされており、「高校以下」がその対象にされることも懸念されています。万一、国の私学助成予算が削減されれば、私学助成制度の根幹が揺らぎ、私学が大きな打撃を受けることは避けられません。平成不況の長期化の中、財政危機に直面している都道府県も多く、一挙に格差が拡大し、私学助成予算の大幅削減の引き金ともなりかねません。そうなれば、私学の財政は逼迫し、父母負担と教育条件の公私格差はますます開き、公立とともに、「公教育」の一翼を必死に担ってきた私学の存在そのものが危うくなる恐れがあります。  昨今の日本の社会状況は、国民が、私学助成の拡充をこそ求めていることを示しています。長引く不況の影響が子どもにも及び、経済的理由で学校をやむなく退学したり、学費を滞納したりする生徒の数が年々激増しています。さらに、過重な学費負担を避けるために、私学を選びたくてもできない状況がますます広がり、学費の「公私間格差」の拡大が学校選択の障害となって、「教育の機会均等」を著しく損なっています。  さらに、社会問題ともなっている「いじめ」、「不登校」、「学級崩壊」、「少年事件」などにみられるように、今、学校教育は、公私を問わず、重大な岐路に立っており、「教育改革・学校改革」がまさに待ったなしの緊急課題となっています。「子どもと教育の危機」は、今や、「学力」問題どころか、子どもが主体的に生きていけるかどうかの「危機」だとさえ言われており、その克服に立ち向かう上で、独自性をもつ私学教育の役割は一層重要になっています。  私たち、愛知の私学では、日々、学校や地域で、父母と教師の懇談会が重ねられ、地域とも結びついた「教育改革」が大きく前進しています。父母、教師、生徒に市民も合流して、1,000を超える講座に4万人が参加した「サマーセミナー」や、10万人を超える父母や市民が参加する「オータムフェスティバル」、1万人の生徒たちが躍動する「新入生歓迎フェスティバル」など、「家庭−地域−学校」が一体となって、子どもたちを羽ばたかせる「土壌」を豊かに耕しています。各学園でも、「総合学習」や「土曜講座」など多彩な取り組みがすすめられ、生徒たちが、主体的に考え、行動し、社会や人々とも交わることのできる「教育改革・授業改革」が多様にすすめられています。  しかしながら、こうした学校改革・教育改革を、さらにすすめようとしても、最大の障害は、その財政的基盤である私学助成が、まだまだ不十分であることです。地方自治体の財政危機が深まり、私学助成予算も深刻な事態に陥っている今日、県の私学助成の土台であり、その奨励措置でもある国の私学助成の役割は、一層重要になっています。  貴職におかれましては、以上の趣旨を深くご理解いただき、父母負担の軽減と、人間教育の豊かな創造を願う県民の要求に応えるべく、左記の項目につきまして、格別のご配慮を賜りますよう、切にお願い申し上げます。 請願事項  1.国に対し、地方自治法第99条により、次の点を内容とする「意見書」を提出して下さい。    @私学助成の国庫補助制度を守り、それに対する地方交付税交付金を充実すること    A私立学校等経常費補助金を大幅に増額し、授業料助成を実現すること    B専任教職員増や学級定員改善、「教育改革」の促進を目的とした特別助成を実現すること                平成21年9月1日                   請願者代表                     住所  犬山市大字羽黒字井島1番地の37                     氏名  私学をよくする愛知父母懇談会                         犬山ブロック代表 武 藤 幸 江                   紹介議員                               水 野 正 光                               山 田 拓 郎  犬山市議会  議長 稲 垣 民 夫 殿            ********************  以上です。皆さんのご理解をいただき、ご採択いただきますようお願いをいたしまして、説明とさせていただきます。 ○議長(稲垣民夫君) 続いて、請願第8号及び請願第9号について、紹介議員の説明を求めます。  16番 水野正光議員。   〔16番 水野君登壇〕 ○16番(水野正光君) 16番 水野正光でございます。請願第8号、請願第9号について、同じく紹介議員であります岡議員の了承のもとに、私の方から説明させていただきます。  お配りしてあります請願書の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  請願第8号。            ********************        愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める請願書  日頃は、私学助成の拡充と私学振興に対して、格別のご配慮をいただき、大変ありがとうございます。深く感謝の意を表します。  さて、社会問題ともなっている「いじめ」、「不登校」、「学級崩壊」、「少年事件」などにみられるように、今、学校教育は、公私を問わず、重大な岐路に立っており、「教育改革・学校改革」がまさに待ったなしの緊急課題となっています。「子どもと教育の危機」は、今や、「学力」問題どころか、子どもが主体的に生きていけるかどうかの「危機」だとさえ言われており、その克服に立ち向かう上で、独自性をもつ私学教育の役割は一層重要になっています。私たち、愛知の私学では、日々、学校で地域で、父母と教師の懇談会が重ねられ、地域とも結びついた「教育改革」が大きく前進しています。父母、教師、生徒に市民も合流して、1,000を超える講座に4万人が参加する「サマーセミナー」や、10万人を超える父母、市民が集う「オータムフェスティバル」、1万人の生徒たちが躍動する「新入生歓迎フェスティバル」など、「家庭−地域−学校」が一体となって、子どもたちを羽ばたかせる「土壌」を豊かに耕しています。各学園でも、「総合学習」や「土曜講座」など多彩な取り組みがすすめられ、生徒たちが、主体的に考え、行動し、社会や人々とも交わることのできる「教育改革・授業改革」が多様にすすめられています。  しかしながら、こうした学校改革・教育改革を、さらにすすめようとしても、最大の障害は、その財政的基盤である私学助成が、まだまだ不十分であることです。愛知県では、平成11年度に、県の財政難を理由に私学助成が15%削減され、学園財政は一挙に苦しくなりました。その後、県の私学関係予算は、国の私学助成増額を根拠に単価で徐々に増額に転じつつありますが、総額抑制は続いており、いまだ15%カットは回復されていません。その結果、高校生1人当たりの教育費が、平成10年度と比較して、公立では5万3,000円増額されているのに対して、私学助成は未だに3万円も減額されています。  根本的な問題は、私学も公教育の場であり、そこで学ぶ県下の1/3の生徒は、公立と同じ高校生であるにもかかわらず、1人当たりにかける公費が、公立約90万円に対し、私学は約40万円と約50万円もの格差があることです。保育所であれ、病院であれ、公共交通機関であれ、公共性の高い事業では、国公立と民間との間に利用者負担にほとんど差はないのです。  昨今の日本の社会状況は、県民が、私学助成の拡充をこそ求めていることを示しています。長引く不況の影響が子どもに及び、経済的理由で学校をやむなく中退したり、学費を滞納する生徒の数が年々激増しています。さらに、不況の影響もあって、過重な学費負担を避けるために、私学を選びたくてもできない状況がますます広がり、学費の「公私間格差」の拡大が、学校選択の障害となって「教育の機会均等」を著しく損なっています。  この点については、神田愛知県知事を含む10府県知事も連名で、国に対して「公私立間で大きな格差が生じ、学費負担の面から、私立高校を選択できない事態が生じている現状をふまえ、今後の高校教育のあり方としては、公私立高校が互いに競い合いながら、公私トータルでより良質な教育サービスを国民に提供することが求められており、このためには、公私立間で均衡のとれた財政措置が不可欠である」と要望しています。  以上の見地からすれば、県は、私学助成の拡充にさらなる努力を行うべきではないでしょうか。確かに、県の財政難には厳しいものがありますが、そうした時だからこそ、予算編成にあたっては、「子どもと教育のために」を最優先させて、父母負担の軽減と、人間教育の豊かな創造を願う県民の要求に応えるべく、県の私学助成予算を拡充することが求められているのではないでしょうか。  貴職におかれましては、以上の趣旨を深くご理解いただき、左記の項目につきまして、格別のご配慮を賜りますよう、切にお願い申し上げます。 請願事項  1.県に対し、地方自治法第99条により、次の点を内容とする「意見書」を提出してください。   「私立学校に対する経常費補助金を増額するとともに、授業料助成を拡充し、学費と教育条件の公私格差を着実に是正する新たな助成制度を確立すること。」                平成21年9月1日                   請願者代表                     住所  犬山市大字羽黒字井島1番地の37                     氏名  私学をよくする愛知父母懇談会                         犬山ブロック代表 武 藤 幸 江                   紹介議員                               水 野 正 光                               岡     覚  犬山市議会  議長 稲 垣 民 夫 殿            ********************  続いて、請願第9号。            ********************            市町村独自の私学助成の拡充を求める請願書  貴職におかれましては、日頃から私学教育の振興に一方ならぬご理解とご協力をいただき、心から深く感謝致しております。とりわけ、私立高校生に対する授業料助成につきましては、格別のご配慮をいただきまして厚くお礼申し上げます。  現在、愛知県では高校生の3人に1人、約6万人の生徒が私学に学んでいます。公教育における私学の役割は大きく、私学は国公立校とともに重要な役割を担っています。しかし、私学の初年度納付金は公立高校の5.2倍、金額にして50万円以上の差があるなど、その学費負担は、父母にとってもはや限界を越えており、「教育の機会均等」を脅かしています。  いま愛知私学は、地域・市民とも連携し、全国から「教育改革の先進」として注目を集めていますが、私たちが、安心して教育改革、授業改革に専念できたのは、全国に誇る県の「私学助成制度」に支えられていたからです。  しかしながら、平成11年度、愛知県では、財政難を理由に私学助成が15%削減され、授業料助成の対象者も年収980万円以下から860万円以下に圧縮され、830万円まで引き下げられました。その後、国の私学助成の増額もあって、経常費助成は単価では増額に転じつつありますが、学園財政は非常に厳しくなっています。このままでは、学費と教育条件の公私格差がますます拡大することは必至です。教育改革にも重大な影響がでることは明らかです。  また、不況がますます深刻化し、経済的理由で学校を退学したり、学費を滞納している生徒が激増し、高校受験の際にも「高学費」の私学を敬遠する傾向が年々強まっています。  本来、学校は、公立・私立を問わず、誰もが教育の中身によって自由に選択することが望ましく、父母負担と教育条件の公私格差を是正することは、単に私学の問題だけでなく、県民・市民にとって切実な要求です。とりわけ、準義務教育化された高校教育における公私格差是正は、教育の機会均等を保障するためにも急務であると考えます。  貴職におかれましても、我が国の高校教育を公私協力して充実させ、地域住民である私立高校生の父母たちが高学費で苦しむことを少しでも緩和するために、私学助成の拡充に向けご尽力いただければ幸いです。  つきましては、左記の項目について格別の配慮を賜りますよう切にお願い申し上げます。
    ■請願事項  1.現行の市町村独自の授業料助成を拡充してください。                平成21年8月26日                   請願者代表                     住所  犬山市大字羽黒字井島1番地の37                     氏名  私学をよくする愛知父母懇談会                         犬山ブロック代表 武 藤 幸 江                   紹介議員                               水 野 正 光                               岡     覚                   取り扱い団体                     私学をよくする愛知父母懇談会                     会  長      横 井 暢 彦                     愛知私学助成をすすめる会                     会  長      中 川 初 枝  犬山市議会  議長 稲 垣 民 夫 殿            ********************  以上、請願第8号、請願第9号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(稲垣民夫君) 各紹介議員の説明は終わりました。  これより紹介議員に対する質疑を行います。  ご発言を求めます。   〔「なし」の声起こる〕 ○議長(稲垣民夫君) 質疑なしと認めます。  よって、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております平成21年請願第6号から請願第9号までをお手元に配付いたしました請願文書表に記載のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。            ********************                平成21年9月定例市議会                 請 願 文 書 表 ≪請願第6号≫     件   名    学級規模の縮小と次期定数改善計画の実施を求める請願書     請 願 者    江南市小杁町長者毛西1               尾北地区教職員組合 執行委員長 櫻井  智                                   外274名     紹介議員     山 田 拓 郎・高 間 信 雄・熊 澤 宏 信              水 野 正 光・上 村 良 一     受付年月日    平成21年9月1日     付託委員会    民生文教委員会 ≪請願第7号≫     件   名    国の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める請願書     請 願 者    犬山市大字羽黒字井島1−37               私学をよくする愛知父母懇談会               犬山ブロック代表 武藤 幸江     紹介議員     山 田 拓 郎・水 野 正 光     受付年月日    平成21年9月1日     付託委員会    民生文教委員会 ≪請願第8号≫     件   名    愛知県の私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める請願書     請 願 者    犬山市大字羽黒字井島1−37               私学をよくする愛知父母懇談会               犬山ブロック代表 武藤 幸江     紹介議員     岡     覚・水 野 正 光     受付年月日    平成21年9月1日     付託委員会    民生文教委員会 ≪請願第9号≫     件   名    市町村独自の私学助成の拡充を求める請願書     請 願 者    犬山市大字羽黒字井島1−37               私学をよくする愛知父母懇談会               犬山ブロック代表 武藤 幸江                                   外2団体     紹介議員     岡     覚・水 野 正 光     受付年月日    平成21年9月1日     付託委員会    民生文教委員会            ******************** ○議長(稲垣民夫君) 議事の進行上、暫時休憩いたします。                  午後1時55分 休憩                   再     開                  午後1時58分 開議 ○議長(稲垣民夫君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。            ******************** 諸般の報告 ○議長(稲垣民夫君) この際、諸般の報告をいたします。  提案されております議案を、お手元へ配付いたしました議案付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。            ********************             平成21年9月定例市議会常任委員会               付 託 議 案 一 覧 表  《総務委員会》                            第3会議室
    ┌───────┬────────────────────────────────┐ │  議案番号  │          件         名           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │ 第56号議案 │犬山市職員の退職手当支給条例の一部改正について         │ │ 第57号議案 │犬山市特別職に属する職員の退職手当支給条例の一部改正について  │ │ 第58号議案 │犬山市教育委員会教育長退職手当支給条例の一部改正について   │ │ 第59号議案 │犬山市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の│ │       │一部改正について                        │ │ 第60号議案 │犬山市行政財産の目的外使用料条例の一部改正について       │ │ 第63号議案 │犬山市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について       │ │ 第64号議案 │犬山市公平委員会委員の選任について               │ │ 第65号議案 │平成21年度犬山市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条の第1表 歳入歳出予算補正中              │ │       │  歳 入 総務委員会の所管に属する歳入            │ │       │  歳 出 2款 総務費(1項総務管理費のうち8目地域活動推進費│ │       │             及び12目交通防犯対策費を除く)    │ │       │      8款 消防費                    │ │       │ 第2条の第2表 地方債補正                  │ │ 第67号議案 │平成21年度犬山市土地取得特別会計補正予算(第1号)       │ │ 第72号議案 │平成20年度犬山市一般会計及び特別会計の決算の認定についてのうち │ │       │ 平成20年度犬山市一般会計中                  │ │       │  歳 入 総務委員会の所管に属する歳入            │ │       │  歳 出 1款 議会費                    │ │       │      2款 総務費(1項総務管理費のうち6目災害対策費、8│ │       │             目企画費中建設経済委員会分、10目自然保│ │       │             護費、12目交通防犯対策費及び14目新庁舎│ │       │             建設費並びに5項統計調査費のうち5目教│ │       │             育統計費を除く)           │ │       │      8款 消防費                    │ │       │      11款 公債費                    │ │       │      12款 諸支出金                   │ │       │      13款 予備費                    │ │       │  並びに特別会計中                      │ │       │ 平成20年度犬山市土地取得特別会計               │ └───────┴────────────────────────────────┘  《民生文教委員会》                          第1会議室 ┌───────┬────────────────────────────────┐ │  議案番号  │          件         名           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │ 第61号議案 │犬山市国民健康保険条例の一部改正について            │ │ 第65号議案 │平成21年度犬山市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条の第1表 歳入歳出予算補正中              │ │       │  歳 入 民生文教委員会の所管に属する歳入          │ │       │  歳 出 3款 民生費                    │ │       │      4款 衛生費(1項保健衛生費のうち7目環境保全費及び│ │       │             2項清掃費を除く)          │ │       │      9款 教育費                    │ │ 第66号議案 │平成21年度犬山市犬山城費特別会計補正予算(第2号)       │ │ 第68号議案 │平成21年度犬山市老人保健特別会計補正予算(第1号)       │ │ 第71号議案 │平成21年度犬山市介護保険特別会計補正予算(第1号)       │ │ 第72号議案 │平成20年度犬山市一般会計及び特別会計の決算の認定についてのうち │ │       │ 平成20年度犬山市一般会計中                  │ │       │  歳 入 民生文教委員会の所管に属する歳入          │ │       │  歳 出 2款 総務費(5項統計調査費のうち5目教育統計費) │ │       │      3款 民生費(2項児童福祉費のうち1目児童福祉総務費│ │       │             中建設経済委員会分を除く)      │ │       │      4款 衛生費(1項保健衛生費のうち1目保健衛生総務費│ │       │             中28節繰出金及び7目環境保全費並びに2│ │       │             項清掃費を除く)           │ │       │      7款 土木費(4項都市計画費のうち2目建築総務費、4│ │       │             目公園管理費及び7目まちづくり推進費中│ │       │             民生文教委員会分)          │ │       │      9款 教育費(5項社会教育費のうち11目楽田ふれあいセ│ │       │             ンター費を除く)           │ │       │  並びに特別会計中                      │ │       │ 平成20年度犬山市国民健康保険特別会計             │ │       │ 平成20年度犬山市犬山城観光事業費特別会計           │ │       │ 平成20年度犬山市岡部育英事業特別会計             │ │       │ 平成20年度犬山市相馬育英事業特別会計             │ │       │ 平成20年度犬山市老人保健特別会計               │ │       │ 平成20年度犬山市教育振興事業特別会計             │ │       │ 平成20年度犬山市介護保険特別会計               │ │       │ 平成20年度犬山市後期高齢者医療特別会計            │ │ 第74号議案 │犬山市教育委員会委員の定数を定める条例の一部改正について    │ └───────┴────────────────────────────────┘  《建設経済委員会》                           委員会室 ┌───────┬────────────────────────────────┐ │  議案番号  │          件         名           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │ 第62号議案 │犬山市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について│ │ 第65号議案 │平成21年度犬山市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条の第1表 歳入歳出予算補正中              │ │       │  歳 入 建設経済委員会の所管に属する歳入          │ │       │  歳 出 2款 総務費(1項総務管理費のうち8目地域活動推進費│ │       │             及び12目交通防犯対策費)       │ │       │      4款 衛生費(1項保健衛生費のうち7目環境保全費及び│ │       │             2項清掃費)             │ │       │      5款 農林業費                   │ │       │      6款 商工費                    │ │       │      7款 土木費                    │ │ 第69号議案 │平成21年度犬山市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)    │ │ 第70号議案 │平成21年度犬山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)   │ │ 第72号議案 │平成20年度犬山市一般会計及び特別会計の決算の認定についてのうち │ │       │ 平成20年度犬山市一般会計中                  │ │       │  歳 入 建設経済委員会の所管に属する歳入          │ │       │  歳 出 2款 総務費(1項総務管理費のうち6目災害対策費、8│
    │       │             目企画費中建設経済委員会分、10目自然保│ │       │             護費、12目交通防犯対策費及び14目新庁舎│ │       │             建設費)               │ │       │      3款 民生費(2項児童福祉費のうち1目児童福祉総務費│ │       │             中建設経済委員会分)         │ │       │      4款 衛生費(1項保健衛生費のうち1目保健衛生総務費│ │       │             中28節繰出金及び7目環境保全費並びに2│ │       │             項清掃費)              │ │       │      5款 農林業費                   │ │       │      6款 商工費                    │ │       │      7款 土木費(4項都市計画費のうち2目建築総務費、4│ │       │             目公園管理費及び7目まちづくり推進費中│ │       │             民生文教委員会分を除く)       │ │       │      9款 教育費(5項社会教育費のうち11目楽田ふれあいセ│ │       │             ンター費)              │ │       │      10款 災害復旧費                  │ │       │  並びに特別会計中                      │ │       │ 平成20年度犬山市木曽川うかい事業費特別会計          │ │       │ 平成20年度犬山市公共下水道事業特別会計            │ │       │ 平成20年度犬山市農業集落排水事業特別会計           │ │ 第73号議案 │平成20年度犬山市水道事業会計の決算の認定について        │ └───────┴────────────────────────────────┘            ******************** ○議長(稲垣民夫君) 以上で諸般の報告を終わります。            ******************** ○議長(稲垣民夫君) 本日の日程はすべて終了いたしました。  明15日から17日までは部門委員会開催のため、休会とし、18日、午後1時から本会議を再開いたします。  本日は、これをもって散会いたします。                  午後1時58分 散会...