2 PayPay支払いの導入について
市民病院事務部長より次のように説明。
6
◯市民病院事務部長(
西尾隆治) ただいま議題となりましたPayPay支払いの導入について、ご説明申し上げます。
市民病院では、診療費のクレジットカードによる支払いを平成20年6月から実施しておりますが、利用者の利便性を考慮し、PayPayによる支払いの取り扱いを2月1日月曜日から開始します。
利用方法でございますが、自動支払機は利用できませんので窓口での支払いとなります。窓口に設置したQRコードをスマートフォンで読み取っていただき、支払いを行います。支払いが確認できましたら、領収書をお渡しします。
次に、経費でございますが、導入費用はかかりません。手数料は、来年の9月まで無料、10月以降は1%となります。市民課の実績をもとに、利用者の2%がPayPay支払いへ移行した場合、令和3年度の手数料は5万円程度となる見込みであります。
以上、簡単でございますが説明を終わります。
<協議>
7
◯部員(
前田 修) なぜPayPayなのかというところからお聞きしたいと思うんですけれども、いろいろなキャッシュレスの仕組みがありますが、比較検討された結果だとか、市民の側の利用している状況なども把握されてのことなのか、その辺、選定された理由についてお聞きをしたいと思います。
8
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) まず、PayPayが西尾市と協働しているということで、PayPayを
選択しております。ほかと比較したかということでございますが、まず手数料について、ほかは2%程度かかるという、その点からPayPayしかないという
選択肢になっておりますので、ご理解いただきたいと思います。
それから、利用者については、病院として支払いの方法の裾野を広げるという考え方で、1つの支払い方法を追加するということを考えておりまして、これがほかを追加しなければいけないかという状況については、また利用者のご意見を聞きながら考えていきたいと考えております。
以上です。
9
◯部員(
前田 修) 豊田市などは、随分幅広くやってみえるし、電子マネーではアップルペイやスイカやマナカや、QRコードでもauペイやLINEペイやいろいろやってみえるし、安城市でも交通系のスイカ、マナカ、QRコードは今検討中だということですけれども、そういった点から見ると、やるならもっと幅広く考えられる方がいいのではないかと思うんですけれども、冒頭に西尾市とPayPayとの協定があるということからスタートすると、なかなかそこのところで、ほかの
選択肢がちょっと広がりにくいのではないかと思うので、これはこれで、これからいろいろな形態ということも検討する必要があると思いますが、その辺はどうですか。
10
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) 県内の公立病院等も調査しますと、まず交通系を入れているというのが近隣で言うと蒲郡市民病院のみと、PayPayは全くないという状況でございます。
今後、交通系等は利便性がよく要望があるのかということですが、恐らく当病院に関しては高齢者が多いということもありまして、それから交通系の場合は、システムを構築するのにかなりの費用がかかります。そういうことも考慮しますと、なかなか導入しにくいのかなというふうに今は考えております。
以上でございます。
11
◯部員(
前田 修) 交通系は高齢者の利用がないというのはPayPayも利用がない、PayPayこそないと私は思いますが、経済産業省も公共施設や自治体窓口におけるキャッシュレス決済の導入の手順表というのがあって、御存じだと思うけれども、どういうふうに検討して、何を
選択して、どういう窓口で利用するようにしていくのか、その
選択するに当たっても協定があるからということではなくて、幅広く手数料も含めたいろいろな検討をするようにマニュアルがあるわけです。西尾市は、そういう点で言えば、さきの議会でもコロナ禍の飲食店のPayPayの決済の優遇措置がとられたということがあって、果たしてPayPayがいいのかという議論があったように、ちょっと偏った方向に向いているような気がするので、そういう点は、もちろん市全体での検討課題でもあるかと思うんですけれども、市民病院として、そういった方向に進もうというなら、もうちょっと幅広い視点で
選択して見きわめる必要があると思うんですけれども、それは市民病院だけというとなかなか難しいので、これは市全体を、副市長、そういった視点でもうちょっと、PayPayに偏らず、いろいろな視点で検討していくということが必要ではないかと思うんですけれども、いかがですか。
12 ◯副市長(
近藤芳英) キャッシュレス決済ということで、西尾市は一番利用者の多いPayPayと連携をして、まずは皆さんに使っていただくというところを主眼に置いて、今、進めているところでございます。
前田議員がおっしゃられるように、今後いろいろな形での優位性があるようであれば、他の支払い方法も検討していかなければいけないだろうというふうに考えております。
以上でございます。
3 西尾市民病院改革プランの進捗状況について
資料 議題3資料 西尾市民病院改革プランの進捗状況について
西尾市民病院改革プラン進捗状況表【令和元年度決算】
市民病院事務部長より次のように説明。
13
◯市民病院事務部長(
西尾隆治) ただいま議題となりました西尾市民病院改革プランの進捗状況について、ご説明申し上げます。議題3資料1をごらんください。
当院は、経営改善の柱として、平成28年度末に策定した改革プランの数値目標の達成に向けて、収益向上などに取り組んでおります。このたび、令和元年度までの進捗状況評価を行いましたので、その結果についてご報告します。
まず、総括的なご説明をし、続いて達成・未達成の主な取り組みについてご説明します。
取り組みの柱としております収益向上、適切な費用管理、経営基盤・管理体制の構築、患者サービスの充実で、それぞれの評価結果をまとめております。具体的な取り組み項目数は全部で100項目あり、そのうち達成したものは70項目、一部達成したものは6項目、未達成は24項目で、達成率は70%となりました。
次に、令和元年度の主な取り組みについてご説明申し上げます。議題3資料2をごらんください。
1ページ目の項目の進捗につきましては、大きな変更はございません。
裏面の2ページをごらんください。
項目番号4の健診・人間ドック事業への参画でございますが、既に実施している脳ドック、心臓ドックに加え、令和元年度からは新たに乳がんドックを開始しました。件数は増加しているものの目標達成には至っておりません。
3ページをごらんください。
項目番号9の救急患者受け入れの強化でございますが、救急車による救急患者取り扱い件数は、平成30年度の4,387件から令和元年度は3,841件と、546件減少しております。これは、下半期の暖冬の影響による内科系疾患の患者の減少をはじめ、新型コロナウイルス感染拡大により、国が緊急事態宣言を発出するといった未曽有の事能下における受診控えや外出自粛による事故・けが等の発生数の減少などが考えられます。結果的に、区分6目標指標の受入率については、目標を達成することはできませんでした。
4ページをごらんください。
項目番号11 医師の確保でございますが、区分7目標指標として掲げた常勤医師数58人については、令和元年度末現在の医師数は49人で、目標を大きく下回っております。医師確保に向けた取り組みとしましては、院長、副院長だけではなく、市長にも大学医局や愛知県に足を運んでいただき、医師派遣の依頼をしてまいりました。しかしながら、大学医局も増員要望に応えられる十分な人員がいない等の理由から、常勤医師の増員には結びつきませんでした。それでも現状の医師数を確保するとともに、代務医師についても継続的に派遣をいただくことができておりまして、安定した医療体制の確保につながったものと考えております。
そのほか、臨床研修医の採用についても、医学生対象の臨床研修病院合同説明会の参加や、奨学金の貸与制度を紹介する取り組みにより、定員枠の確保に努めてまいりました。特に、病院の臨床研修プログラムや研修医育成体制を評価する第三者機関卒後臨床研修評価機構に認定基準を満たす病院として認められたことは、当院の魅力向上につながるものと期待しております。
6ページをごらんください。
項目番号15番、紹介件数の向上でございますが、区分7から9までの目標指標について、目標を達成することはできませんでした。要因としましては、当院の強みである診療科や大方の医師が慢性的にオーバーワークの状態であることや、当院では対応できない案件もあったことなどから、紹介患者のお断りにつながったものと考えております。
次に、項目番号16 未収金対策でございますが、区分3目標指標について、目標を達成することはできませんでした。要因としては、外国人など居所不明となるケースが多いことなどが考えられます。
7ページをごらんください。
項目番号17 戦略的広報の展開でございますが、区分4目標指標について、ホームページのリニューアルやフェイスブックなどのウェブを活用した広報と、病院広報誌リンクトの配布や市広報紙へのお知らせの掲載など、紙を媒体とした広報を実施しましたが、目標とした15万件を達成することはできませんでした。
今後につきましても、病院の特色をしっかりと市民の皆様へお伝えするために、各種媒体を利用し、積極的にPRをしていきたいと考えております。
8ページをごらんください。
項目番号3 医療機器等購入計画及び施設整備(修繕)計画の策定のうち、医療機器・システム購入計画策定でございますが、耐用年数を超過した医療機器を多く保有している状況を考慮して、計画的に購入していくこととしております。医療機器等については、各部門から要望を聞き、収益面、集客性、安全面、耐用年数の超過度などから総合的に判断しております。令和元年度は、電子カルテシステムなど医療情報システムの更新や、
痛みが軽減される乳房X線画像診断装置などを導入しました。
9ページをごらんください。
項目番号5番、材料費の適正化でございますが、他病院の購入価格の情報をベンチマークとして活用し、交渉を行った結果、令和元年度は約670万円の診療材料費の削減効果が得られました。
10ページをごらんください。
項目番号2 災害拠点病院(地域災害医療センター)としての体制強化でございますが、災害対応マニュアルやBCPについては随時見直し改訂を行い、現場の運用及び実情に沿ったマニュアル整備に努めております。
12ページをごらんください。
項目番号1 患者満足度の更なる向上でございますが、令和元年度に外来で行ったアンケートにおいて、診療に関することやスタッフの対応などについては、どの設問もおおむね満足度の高い評価をいただいているものの、区分4目標指標であります「知人に当院を推薦したいと思いますか」という設問については、47.7%と数値が伸びず、目標を達成することはできませんでした。
次に、項目番号3 待ち時間対策の強化のうち、院内Wi-Fi環境整備でございますが、令和元年度に病棟各階のデイルームと病棟食堂並びに1階レストランにて利用できるよう院内でのWi-Fi環境を整備し、目標を達成することができました。
以上、主な取り組みに対する病院内部の進捗状況評価となります。
依然として、多額の赤字を抱える状況に変わりはありませんので、改革プランのうち達成できなかったものは達成できるように工夫し、達成できたものはその効果を検証し、より効果を高められるよう、引き続き改革プランを柱に経営の健全化を着実に進めてまいりたいと考えております。
最後に、今後の改革プランの改定スケジュールについてご説明申し上げます。
改革プランは、国の公立病院改革ガイドラインに従って行うとされており、今年度が改定年度でありました。しかしながら、国は今般の新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、急遽、感染対策を考慮した改定を行うこととし、公立病院に対する今年度の改定要請を見送り、当面の間、進捗状況の評価を行うよう要請してきております。
したがいまして、当院は国の要請に従い、まずは進捗状況評価を行いました。
今後、新たなガイドラインが公表され次第、改革プランの改定に向けて取り組んでいく予定でございますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
<協議>
14
◯部員(
稲垣正明) 2ページ、項目番号4の健診・人間ドック事業への参加ということで、区分の7ですけれども、人間ドック受検者数が未達成ということでありますけれども、その未達成の理由が書いてございますけれども、もう少し詳しく詳細をお願いしたいと思います。
15
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) 人間ドックの実績についてでございますが、ここに書いてありますとおり元年度が脳ドックが30人、心臓ドック2人、乳がんドック25人となっております。人間ドックの実施については、施設の設備が検診に対応できていないことや、医師不足により実施することが困難な状況でございます。
今後も、新たな医療機器の導入により、可能となるドックの実施に向けて対応してまいりたいと考えております。
16
◯部員(
稲垣正明) 今、答弁がありましたが、施設が整備されていないということで始められたということですけれども、もう少し準備をしっかりやるべきではないかと思いますけれども、いかがですか。
17
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) この計画をつくった段階では、施設を改修し、実施していくという形で考えておりました。目標の数値ですが、300人ということを目標に掲げております。これは、今行っている各種ドックという個別のドックではなく、ドックのフルコースを想定して計画をつくられているということですが、そのフルをやろうとすると医師が足りないとか、看護師が足りないという状況になってきますので、その辺を考えて、計画づくりを今後しっかりやっていかなければいけないというふうに考えます。
以上です。
18
◯部員(
稲垣正明) その辺の計画づくりを準備していただいて、やっていただきたいと思います。
それから、4ページの項目番号11番、医師の確保のところで、区分1の民間紹介会社活用というところですけれども、2名の当直代務医師を採用したということでありますけれども、今、医師の確保がなかなか難しいというところで、ここの部分は非常勤の医師で穴埋めまではいかないとしても、ある程度、穴を埋めるということで、この辺をもっと積極的に確保したらいいのではないかと私は思いますけれども、その辺はどうでしょうか。
19
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) おっしゃるように、民間紹介会社の活用につきましては、今年度におきましては3名の採用を実現しております。ただ、代務医師は大学医局との関係も重要でございまして、医局へ依頼して派遣をしていただいている代務医師もたくさんいらっしゃいますので、そこも含めながら検討してまいります。
20
◯部員(
稲垣正明) 医局から紹介の医師も、かなり見えるということですか。
21
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 常勤医師のみならず、代務医師についても大学医局からの派遣をいただいております。
22
◯部員(
稲垣正明) それは、数としては結構あるんでしょうか。
23
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 数多くいらっしゃいます。
24
◯部員(
稲垣正明) それから、区分2のところですけれども、本市に縁のある医師へのアプローチということで、この辺は未達成になっておりますけれども、どのようにアプローチしてみえますか。
25
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 地元に関係のある医師へのアプローチというところが、ここでいくと未達成でありましたけれども、今年度、また地元の高校で大学を目指す方々にアンケートなり、そういう意向調査なりを進めながら情報連携というようなことを進めて、その関係づくりというものを進めてまいりたいというふうに検討しております。
26
◯部員(
稲垣正明) 地元に縁のある人を選ぶということもいいんですが、例えば今、市民病院で働いている先生たちの方にもアプローチして、そういう縁から西尾市民病院に勤めていただくという、そういうアプローチもいいかとは思っているんですが、その辺はどうでしょうか。
27
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 研修医からのアプローチなどは世代が似通っていて、大学との関係性で医学生との交流がまだ続いているような状況でありますと、有効ではないかなというふうに考えておりますので、またそのあたりも、実際にはお声かけをしながら研修医の確保につながった例もございますので、進めてまいりたいというふうに思います。
28
◯部員(
稲垣正明) 4番の寄付講座開設に向けた大学医局との調整ということでありますけれども、これはどういうことでしょうか。
29
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 民間企業や行政組織など、大学や研究機関の外部組織から研究または教育の振興のために寄附をされた資金を活用しまして、医学的な研究や教育を行う活動を寄付講座というふうに申しております。ただ、全国的な医師不足に加えて、地域医療のバランスや研究内容など、それを考えますと資金だけの問題ではないため調整が非常に困難である状況でございます。
30
◯部員(
稲垣正明) それから、ここには書いてないんですけれども、今、研修医が何名か見えるということで、その研修医が卒業されて、研修医の方から市民病院に残っていただくと、それはどのような状況になっていますか。
31
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 昨年度の状況でございますと、2年目の研修医が3名いらっしゃいましたうち、残っていただいた医師は2名でございました。また、今年度、来年度に向けて今現在2年目の医師が3名いらっしゃいますが、2名残っていただく予定になっております。
32
◯部員(
稲垣正明) 外部から調達するというのはなかなか難しいと思いますので、そういった方向の方がベターではないかというぐあいに思っておりますので、そこをしっかりやっていただきたいと思います。
それから最後ですけれども、7ページの項目番号17 戦略的広報の展開ということが書いてありますけれども、どのようなことを考えてみえますか。
33
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) 戦略的広報の展開でございますが、地域住民の健康増進に寄与する市民公開講座を年3回程度、外部講師を招き開催しております。また、病院広報誌リンクトを年4回発行し、市民病院の取り組みについて市民の皆様にお知らせするとともに、ダイジェスト版として年1回、広報にしおに折り込みをして全戸配布をしております。
これらの情報は、令和2年度から院内及び市役所に設置したデジタルサイネージで放映を行うと同時に、病院及び市役所公式LINEでもお知らせし、病院のイメージアップにつなげております。
34
◯部員(
稲垣正明) 戦略的ということが書いてありますので、その辺の意図がちょっと伝わってこないんですけれども。
35
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) 戦略的という大風呂敷みたいな言い方をしておりますが、今まで市民病院は内部の情報を市民の皆さんにお知らせしていなくて、十分理解されていないということもございましたので、そういう活動を地道に行うとともに新しい広報のデバイスを使って、例えばLINEとかホームページ、それからデジタルサイネージという、デジタルの情報提供もしていくということで考えております。
36
◯部員(
松井晋一郎) 先ほどの医師確保に関連する質疑で、お願いします。
8月の部会でも言ったと思うんですけれども、医師確保専用の担当の一般任用職員ということで、募集は昨年の9月30日で終わっているわけですけれども、応募があったのか。また、これがありませんでしたで終わってしまうのか、何かアプローチをするのか、そこら辺をまず1点、伺います。
37
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 医師確保に関するタレント・アクイジション・ディレクター、あと経営改革に対するマネジメント・インプルーブメント・ディレクターにつきまして、再度11月に再募集をかけました。関係機関に声をかけたんですが、お問い合わせすらなく募集はございませんでした。市長にもご意向をお伺いしながら、来年度の再募集に向けて検討してまいります。
38
◯部員(
松井晋一郎) 非常に難しいなということで、先ほどご説明があったような形で対応していくということですけれども、医師確保の部分も当然クローズアップされているわけですけれども、昨今のコロナの関係で、看護師の離職等も非常に問題としては顕著に出ているということですが、西尾市民病院における看護師の離職等がないのは当然いいわけですが、次年度からの看護師の確保、それから離職しないような策が何かありましたら、特に今後、コロナの問題がより一層深刻化してきたときには、その負担というものはお医者さんとともに医療従事者の方にもいくと思いますので、そこら辺の対策、看護師が離れないように、また新たに入って、そこで勤めていただけるような何か方策、お考えがありましたらお聞かせください。
39
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 来年度、看護師がたくさん入ってまいります。内定としては、今25名を予定しているところでございます。医師の方も獲得に向けて今調整をしておりますので、そういったところで感染対策をしっかりするということ、それから研修において感染に対する研修ということ、あと心のケアなど、充実したもので働きやすい環境をつくってまいりたいというふうに考えております。
40
◯部員(
松井晋一郎) 今、25名の看護師が新たに入っていただけるというのは大変ありがたいことなんですが、逆に退職されるというか、西尾市民病院から離れられる看護師は何名ほどいらっしゃって、人数は定数としてとんとんでもいいんですけれども、足りなくなるといけないものですから、そこら辺の状況もお聞かせください。
41
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 退職の意向調査というようなものを今現在進めているところでございますけれども、今現在わかっている程度でいきますと、10名程度は退職されるのではないかなというふうには感じておりますけれども、採用人数が多いということで、人的には適正数を確保できるというふうに考えております。
42
◯部員(
松井晋一郎) 25名の方に入っていただけるのは大変ありがたいんですけれども、内容としては、皆さん新卒の方とか中途というか、休業していたが復帰するとか、いろいろなやり方があると思いますし、今後、募集の仕方としては新卒の方はもちろんですけれども、今は離れているけれども、ぜひ戻ってきてくださいという復職のこともあると思うんですけれども、この25名の内訳というのはどういうものかわかりますか。
43
◯市民病院管理課主幹(
高山 崇) 基本的には新規採用25名ですが、そのほかに3月から中途採用ということで経験者を2名ほど採用する予定でございますので、そういったバランスも考えております。4月から27ということです。
44
◯部員(神谷雅章) 3ページですけれども、9番の救急患者受け入れの強化というところで、区分6に西尾市消防受け入れ率が95%を目標にしているけれども、81.2%で未達成となっています。理由としては、医師不足による受け入れ制限を行っている診療科もあるためと書いてあるんですけれども、救急車の受け入れというのは一番大事だと思います。それと、西尾市民病院はいつも受けてくれないとか、そういう言葉がかなり耳に入ります。それでは病院として問題だと思いますので、何かこれに対する対応策とか、今後の考えがあればお願いします。
45
◯市民病院医事課長(
簗瀬尚史) 救急車の受け入れにつきましては、病院としても問題というふうに認識しておりまして、今年度、院長、副院長も含め消防と具体的に、どのようなケースで受け入れができなかったのかというところを情報交換しました。それにつきましては、病院の内部で検証しまして、今後、できるだけというか可能な限り、特に受け入れができない診療科もありますので、そういったところは除きまして、対応していくように中で調整しております。
以上であります。
46
◯部員(神谷雅章) 救急患者ですから生死がかかっておりますので、なるべくしっかりと打ち合わせしていただき、100%の達成ができるような努力をしていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
47
◯部員(
前田 修) 幾つかの多くのところで達成されているわけですけれども、特に元年度に達成したという特徴的なものは何なんでしょうか。
48 ◯市民病院管理課長(富田正和) 特に、私どもの経営状況に影響を与える課題としましては、PR不足という点があろうかと思います。そうした意味で、先ほどお話がありましたように戦略的広報の展開の中で、他病院でありますと個別配布までしてPRの方をしている実情というのは余りないようでしたので、私どもとしましては昨年度、広報誌の個別配布の方を実施いたしました。
以上でございます。
49
◯部員(
前田 修) 何年かにわたって達成率が今70%ということになるんですけれども、どうしても未達成の部分、そして未達成となった理由のところに目がいってしまって申しわけないんだけれども、どうしてもそこを読むと、多くは医師不足や医師確保に困難があるために実施できなかったというような項目が多いし、あるいは難しいとか、困難であるという表現で終わっている部分が多いというふうに率直に思うわけです。そうなると、次年度、また次の年度というのも難しいということで終わりがちだと思いますので、今こうやって質疑があると、それぞれ理由を示されて、こういうふうにしていきたいということも答弁されてみえるので、何らかの考えはあるんだろうと思うけれども、先ほど説明があったのは、今年度改定する予定だったけれども、改定をするということではなくて、引き続いて進捗状況を評価していきたいということだったので、そういう点からすると、一番右側に「未達成」、「一部達成」となった理由等があるけれども、もう1つ右側に一列つくって、その理由を受けて今後どういうふうにしていくことが必要で、達成するためにどういった取り組みをしていくのかということを、1つ1つ検討されて示していかれることが大事かなと思うんですけれども、その点をお聞きしたいと思います。
50 ◯市民病院管理課長(富田正和) 議員のおっしゃられるとおりであると思っております。まずは、私どもといたしましては公立病院改革ガイドラインに従いまして、進捗状況に対する評価・分析を行ったところでありまして、あわせて中期計画等評価委員会の委員の皆様から、私どもの評価に対するご意見の方をいただいております。そういったご意見も踏まえまして、各部門で全ての取り組みについて、しっかりと精査をしてまいりたいというところでありますし、その上で、今後の方向性についても検討していきたいと考えております。
以上でございます。
51
◯部員(松崎隆治) 3点、伺います。重点取り組みの収益向上の17項目で、今回どれくらい収益向上効果があったのかということと、全体的な数字のことを聞いて申しわけないんですけれども、どれくらいの向上を見込んで、どれくらいの目標で、どのくらいの金額で見込みを持ったのか伺いたいと思います。
52 ◯市民病院管理課長(富田正和) まず、数値目標の評価になりますけれども、1日当たり患者数や診療単価、病床利用率、紹介率や常勤医師数など16の数値目標を設定しております。そのうち、入院と外来の診療単価以外は未達成となっております。認定看護師数や薬剤師数を除く14の数値目標は、医師不足が計画未達となった影響が大きく反映したものでございます。しかしながら、前年度対比では入院診療単価、認定看護師数、認定薬剤師数、紹介率、逆紹介率など5章は改善しております。今年度になりますけれども、収支計画で計画した計画値につきましては、国の方は経常収支がどれだけ改善したかというところを、各公立病院に対して宿題として出しております。国の方は、最終年度で黒字化というところを達成するようにというところでありまして、私どもとしましては、今年度を1,800万円の黒字というふうな形で目標を立てたところでございますが、今般の新型コロナウイルスの感染拡大や藤田医科大学岡崎医療センターの開院もありまして、残念ながら1,800万円の黒字というのは達成できなかったというところで、そうしたこともありますので、今後、また来年度には改革プランの改定をしてまいりますので、そこの中で少しでも改善できるように取り組んでいきたいと考えております。
以上でございます。
4 その他
(1) 新型コロナウイルス感染の状況と今後の市の対応について
53
◯部員(神谷雅章) 先ほどから、いろいろお話が出ております新型コロナウイルス感染について、お聞きしたいと思います。
本日から国において1都3県に緊急事態宣言が出され、また愛知県も昨日は364人の感染者が発生したと、西尾市においてもかなり急増していると思いますが、今までのコロナ感染状況と、また市として今後どのような対応を考えているか、お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。
54 ◯健康福祉部次長(岩瀬茂樹) まず、今議員おっしゃられました西尾市の感染状況でございますが、愛知県の急増もございます。10月26日から第3波の到来ということで言われているわけでございますが、西尾市におきましても同様な傾向が出ておりまして、11月上旬以降ほぼ毎日、感染者が出ている状況でございました。11月26日からは連日の感染がありまして、12月28日まで約1カ月間、毎日出ておりました。その後ですが、年末年始も感染者が確認されております。2日、3日はございませんでしたが、これまで207人の感染者がおりますが、この第3波のときに167名の感染者が確認されております。その中でも、12月17日からの1週間が特に感染者が多く、県でも採用しております1週間の平均値の感染者数で言いますと、大体4人を超えている日が1週間以上続いております。
ちなみに、今日現在は1.7人ということでございますが、この12月の中旬ぐらいが最も多く発生しておりました。昨日も愛知県では364人ということで出ておりますので、今後また増加がちょっと心配されるところもございますが、今日現在では、12月中旬を境にしてちょっと減少しておりますが、今後の動向は注意するべきことかと思っております。
西尾市の感染対策におきましても、これまでも周知してきておりますが、基本的な感染防止対策の徹底ということで、今、寒い時期ではございますが換気の徹底ですとか、手洗い、マスクの着用を引き続き粘り強く周知させていただきたいと思っておりますので、これを続けてまいりたいと思っております。
55
◯部員(神谷雅章) 今、11月から167人という話ですが、その患者数の内容、いわゆる家族だとか、どのような内容になっているか。
56 ◯健康福祉部次長(岩瀬茂樹) 家族の関係ですとか、その辺まで分析はできていませんが、年代的に言いますと20代、30代、40代、この辺の年代でほぼ半分以上を占めている状況でございます。
(2) 現状における患者の処置の状況について
57
◯部員(
前田 修) 関連ですけれども、ほかの自治体だと医療崩壊とか言われておりますけれども、今207名という数字が上がっておりますが、現時点で、例えば重症者、それから無症状の方もあるかもしれませんが、それぞれ入院から自宅療養までいろいろな段階があると、いろいろな処置してみえる状況があると思うんですけれども、その辺の状況はどのようになっているんでしょうか。
58 ◯健康福祉部次長(岩瀬茂樹) 現在の状況は、市の方ではつかめてございません。発生時の状況で言いますと、207人のうち症状がない方が49名、軽症の方が148名、中等症が9名、重症の方が1名ということでございます。これは、発生時の状況でございますので、今現在の状況はちょっと承知しておりませんので、よろしくお願いいたします。
59
◯部員(
前田 修) それは西尾市民で感染された方で、現在、例えば何名が入院してみえて、何名が自宅療養してみえるとか、そういう状況が把握できないということで、していないのか、できないのか、そこらはどうなんですか。
60 ◯健康福祉部次長(岩瀬茂樹) 市としては把握できません。
61
◯部員(
前田 修) できなくていいのかどうかということはあると思うんですけれども、入院が必要でありながら入院できずにいるというような方があっても、わからないということになるんですか。
62 ◯健康福祉部次長(岩瀬茂樹) 市としては、そういった情報がありませんのでわかりません。
63
◯部員(
前田 修) 公表できないというようなこともあるかもしれませんけれども、担当部としては、例えば保健所などに確認したいと県に申し出ても、その辺は教えてもらえないということなんですか。
64 ◯健康福祉部次長(岩瀬茂樹) 議員のおっしゃるとおりでございます。
(3) クラスターの情報について
65
◯部員(
松井晋一郎) 関連です。今、なかなか状況は把握しづらいというお話もあったんですけれども、今現在まで、毎日出ている中で介護施設とか福祉施設というところでの、俗に言うクラスターですが、同じ日に一気に感染するということはないので、時間差ということになると思うんですけれども、クラスターの報告というのは今、把握している情報としてあるのかどうか伺います。
66
◯健康福祉部長(簗瀬貴央) 市内の福祉施設で、そういう状況があるということの報告は上がってきておりません。
終
発言が指定されていません。
西尾市議会 ↑ ページの先頭へ...