西尾市議会 2020-12-10
2020-12-10 令和2年 企画総務委員会 本文
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 特にございません。
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◯委員長(
青山 繁) 補足説明はありませんでした。質疑はありませんか。
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◯委員(
鈴木正章) 1件ずつ確認をさせていただきます。
まず、事務局にお尋ねをしたい
と思いますが、本請願によります参考人招致を市議会としては行うことができるのかどうかについて、まず基本的なことで確認をさせていただきたい
と思います。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄)
西尾市議会では、会議規則でありますとか、西尾市の委員会条例で本会議や委員会にて参考人に出席を求め、質疑ができるということで規定をされております。
以上でございます。
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◯委員(
鈴木正章) では、続いてお願いします。請願の内容について、理事者側に若干確認をさせていただきたい
と思います。
今、紹介議員の方から説明のありました、請願理由の中の2段落目の文面で述べておられます「本来は支払う必要がなかった業者への増加費用はすでに1億円を超えています」という指摘がございます。これに対しての見解はどのようか、お伺いしたい
と思います。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 地域の皆様に理解していただけない施設をつくらないためには、必要な費用であった
と考えております。また、工事一時中止に伴う増加費用につきましては、中立公正な裁判所の判決
と議会の議決に基づいて支払いをしたものであり、支払う必要がなかった
とは考えておりません。しかし、総額1億円を超える費用を支出していることは事実であり、今後は、そのような費用が極力生じないよう努めてまいります。
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◯委員(
鈴木正章) 続いて、2つ目であります。同じく、同じ段落の中の最後の文面で述べられております「裁判費用や弁護士費用、担当職員の人件費等を含め、これまで市からはPFIの見直しを進めたことによってかかった費用に関して、何の発表もありません」
との指摘に対しての見解はどのようか、お伺いしたい
と思います。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 過去に必要
となった費用につきましては、当該年度の決算書や成果説明書で明らか
となっております。また、これまでの議会においても裁判費用や弁護士費用、担当職員の人件費などについて、その都度、ご質問にお答えしているところであり、市が何も発表をしていないという事実はございません。
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◯委員(
鈴木正章) それでは、3項目めでありますが、同じく3段目の文面で述べられております「いま係争中の案件以外の遅延損害金、遺失利益等の損害賠償の可能性について、市からどんな手順でどのような解決を目指しているのか、裁判を進めた場合などの想定されるシナリオなどが全く公表されておりません」
との指摘に対して、一部文面は省略しておりますが、見解についてお伺いしたい
と思います。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 基本的には、話し合いによる解決を目指していきたい
と考えています。また、訴訟が頻発することを望んでいるものではありませんが、双方の見解に隔たりがある争点について司法判断を仰ぐということは、紛争解決の1つの方法として前向きに考えています。請願者の言う最悪のケースがどの立場によるものかわかりかねますが、市としましては、市民の声を反映させた見直し方針に沿った事業の実施を基本姿勢
としつつ、粘り強く見直しへの協力を事業者に求めてまいりたい
と考えております。
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◯委員(
永山英人) 理事者側に2項目、確認いたします。
1つ目は、請願理由に「従来の市民サービスや進んできている事業等が、財政が瀬戸際の状況の中でも、PFI見直しに関連する費用を優先して支出し続ける考えですか」
とありますが、市はどのような考えですか。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 請願者の言われますPFI見直しに関連する費用が何を指しているのか定かではありませんが、議会で認めていただいた予算を執行する意味では、他の事業
と優劣はないもの
と考えております。
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◯委員(
永山英人) 2つ目ですが、同じく請願理由に「令和3年度予算編成や令和4年度以降の財政への影響について、市民に説明する責任があるのではないか」
とありますが、市はどのような考えですか。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 令和3年度当初予算において必要
となる費用につきましては、他の事業
と同様、当初予算審議の段階で議会において説明する責任があるもの
と考えておりますし、議決後は、広報において当初予算の概要や主要事業などを紹介していくもの
と考えております。令和4年度以降の必要額につきまして、人員配置や訴訟の進行状況により異なりますので、現時点で一概に申し上げることはできませんが、明らかにできる段階
となれば、その都度、議会に説明し、必要に応じて広報等を通じて市民の皆様にもお知らせするもの
と考えております。
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◯委員(
大塚久美子) 2点、お願いします。
まず執行部の方に、この請願はエリアプラン西尾などの議会招致を求めているものですが、現在、エリアプラン西尾
とは調停を実施中であるということ
と、また吉良支所棟の買取予定日の延期に伴う訴訟が起こされておりますが、執行部は議会招致についてどのように考えていますか、まず1点お願いします。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 執行部としましては、職員または執行機関の代理人以外の方に説明員として出席していただくことは考えておりません。現在、調停、裁判中であることから、踏み込んだ質疑への回答は期待できない
と考えております。議会として、参考人としてエリアプラン西尾の意見を聞くことが必要、適当
と判断されるのであれば、議会から出席依頼をしていただくなどの対応をしていただくのがよいもの
と考えます。
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◯委員(
大塚久美子) それでは、紹介議員にお尋ねをいたします。
参考人招致で、当事者でない議員として参考人の
発言内容について、整合性、事実確認など、真実か、そうでないかの判断をすることはできる
とお考えでしょうか。
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◯紹介議員(
犬飼勝博) 大塚議員からの質疑は、SPCがもし仮に来たときに、その
発言が真実か否かがわかるのかどうかというふうに理解しました。議会は国会ではありませんので、罰則規定というものはないというふうに伺っておりますので、その
発言についての真贋があるかどうかというのは、正直その判断はできない
と思っております。しかしながら、今請願の提出された意義を確認させていただく
と、現在のPFI事業の見直しに問題意識を抱えた一般市民の方が、何とか議会もPFI問題を前進させてほしい、取り組んでほしいといった趣旨の思いを込めて、ここの最後の方の請願理由にもありますけれども「業者側を参考人招致し、公聴会などの場を設け、解決方法を見出していただきたい」ということを切に望んでいる請願でありますので、ここの趣旨だけはぜひご理解いただきたいなというふうに思っております。
以上であります。
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◯委員(長谷川敏廣) 1点、お尋ねをいたします。
請願書の初めに「市は広報紙等を通じて、「見直しは順調に進んでいる」とか、「協議は弁護士を通じて行っていて問題はない」など
との主張を繰り返していますが、新聞報道を見る限り、それが真実かどうか疑わしい」ということがうたってあります。私は、市の言ってることについて間違いはない
と思いますが、新聞報道は事実
と間違ったことを読者に伝えているのかどうか、どのように思っておられますか。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 新聞報道につきましては、発行元の各社の責任において事実の調査、各種取材に基づいて報道されているもの
と考えております。しかしながら、事実の切り取り方や編集の方法次第で、発信者側の意図しない形での記事
となることがある
と思っております。
新聞報道は、あくまで情報の1つであり、何が事実であるかは、最終的にはご本人が判断されること
と考えますが、市としましては、広報等で事実を皆様にお伝えできるよう、引き続き努めてまいります。
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◯委員(中村眞一) まず、この請願が出てから今日までの関係で、ちょっと疑問に思うことを事務局長の方に確認したいんですけれども、まずこの請願ですけれども、当然、これは憲法で保障されている請願ということですが、取り下げるような圧力をかけたことがあるのかないのか。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄) 事務局では、そのようなことはございません。
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◯委員(中村眞一) それでは、請願者からの確認書に記載されている「事務局が請願内容を実行しようがないから、取り下げた方がよい」
と言った事実はありますか。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄) ございません。
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◯委員(中村眞一) では、聞き方を変えます。請願者、もしくは紹介議員に対して請願を取り下げるように求めた、あるいはそれに類似するような
発言があった事実は知っていますか。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄) そういうふうな形では、事務局としてはお話をしたことはございません。
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◯委員(中村眞一) 今、後ろから、うそじゃないよなという声がありますが、これは当然、地方公務員法の30条
と33条に該当してくることですので、そこら辺は局長も承知だ
と思いますけれども、請願が提出されてから今日までに特定の議員が集まり、事務局職員も同席で協議を行ったことはあるかないか。
32
◯事務局長(
岩瀬幸雄) 請願が出されて、その後に事務処理の関係で、採択したときに、今後どういうふうにしていこうかというところでお話ししたことはございます。
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◯委員(中村眞一) それは何回ぐらいやっていますか。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄) 回数の記憶はございませんが、打ち合わせしたことはございます。
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◯委員(中村眞一) それで、この確認書を見ましても、取り下げを諦めた上で、採択をする
と呼ばなければいけなくなるということだとか、不採択もまずい
と、趣旨採択にして無力化させようというような相談事があったかないか。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄) そういったような相談ではなくて、先ほど申し上げましたように、過去に参考人で9月定例会の最終日に弁護士にも来ていただいている事実がございます。ですから、参考人として呼べないということはないものですから、そういったようなお話ではなかった
と思います。
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◯委員(中村眞一) わかりました。では、提出されたこの請願に対しての確認書については、本来は議長名単独で出る
と思うんですが、ここには事務局長、あるいは議事課長の3人が連記されているんですけれども、ここら辺は何か承知していますか。
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◯事務局長(
岩瀬幸雄) 基本的には、議会を代表する場合ですから議長名で来るということですが、その2名の名前が挙がっていたことは承知しておりますが、なぜ挙がったかということについては承知しておりません。
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◯委員(中村眞一) 今まで一般質問の答弁などにおいても、市の言い分
とSPCの言い分が、SPCの方は新聞発表ということになるんですが、理事者側の方はこのことをどのように感じていますか。先ほど、ちょっと答弁があったような感じもしますけれども。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 先ほど、長谷川議員の方からの質疑に答えたとおりである
と考えております。
41
◯委員(中村眞一) この食い違いが、一般の市民の人には誤解を招いているということになる
と思うんですが、これを解決する方法というのは何か考えていますか。
42
◯資産経営局長(
齋藤秀明) これまでもそうですし、これからもなるべく情報を発信していくということに尽きる
と思います。
43
◯委員(中村眞一) その情報が食い違っていることが多々あるということを言ってるんですけれども、今まで同様にやっていくということですか。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) 特に私たちの方から違った情報を流しているつもりはございませんので、今までどおりやっていくということであります。
45
◯委員(中村眞一) これまでも真摯に調整していきたい、特にこの12月議会でも市長も一般質問において答弁されている中で、SPCからも事情聴取して、こういったわだかまりを解消すべき
と思うんですけれども、そこら辺の考え方は変わりませんか。
46
◯資産経営局長(
齋藤秀明) 議会の場に呼ぶ、呼ばないにつきましては、私どもの判断ではなくて議会側の判断になる
と思いますので、その判断にお任せいたします。
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◯委員(中村眞一) 市としての考えはそういうことですね、お任せということですよね。
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◯資産経営局長(
齋藤秀明) はい、そのとおりであります。
49
◯委員(中村眞一) それでは、これは議会が責任を持たなければいけませんね。
先ほど答弁の中でも、これまでの答弁もそうですが、調停中だから何も言えない
と、先ほどもちょっと言ってました踏み込んだことが言えない
と、このような答弁がありましたけれども、こういったことについて調停中のものは確かに、これからのことは言えない
と思うんですけれども、今、問題になっているのは、何遍も繰り返すようですけれども市の言い分
とSPCの記者発表の内容が違うということなんですよね。そういったことで調停中だから言えないということで、細かい経緯も我々は聞かせていただいていないんですけれども、これは何か根拠があるんですか。
50
◯資産経営局長(
齋藤秀明) 調停内容につきましては、私どもの方から調停員に確認しました。調停内容のことについて話していいのかという質問をしましたところ、確定したことならいいけれども、確定していない、今、話し合っていることについては、外部に漏らさないでほしいというようなことは言われましたので、そのようにしております。
51
◯委員(中村眞一) 私がある調停員に話を聞く
と、そのような内容ではなかったんですけれども、似たような部分もありますけれども、この制限しているのはSPCから何か、いわゆる調停が終わった内容について、公表しては困るというようなことを言われていることはあるんですか。
52
◯委員長(
青山 繁) 暫時、休憩します。
午前10時28分 休憩
─────────
午前10時29分 再開
53
◯委員長(
青山 繁) 休憩前に引き続き会議を開きます。
54
◯委員(中村眞一) 細かい内容が言えないというのは、もちろん調停が終わった内容で公表されてからの話ですが、それも食い違いがあるということで、先ほどの答弁の中で事実の切り取りだとか、本人が判断するべきことだというような答えがあったんですけれども、こういうことを公表をしっかりできない、あるいはSPC
と話ができないというのは市の方の意向なのか、SPCの意向なのか、どちらの意向なんですか。
55
◯委員長(
青山 繁) 暫時、休憩します。
午前10時30分 休憩
─────────
午前10時30分 再開
56
◯委員長(
青山 繁) 休憩前に引き続き会議を開きます。
57
◯資産経営局長(
齋藤秀明) SPC側から答弁しないでほしいということは、特に言われておりませんということで、市の方の判断で話してる、話していないということであります。
58
◯委員長(
青山 繁) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。
これより、本請願に対するご意見をお願いします。
59
◯委員(
鈴木正章) それでは、今、議題
となっております西尾市方式のPFI問題関連事業者(エリアプラン西尾等)の議会招致を求める請願について、請願者の趣旨は市議会に関連事業者(エリアプラン西尾等)の参考人招致を求める
との内容でありますが、私は、当請願第2号については趣旨採択の立場で、ただいまから意見を申し上げさせていただきます。
理由
としまして、1つ目に、請願理由の指摘でたくさんのことを述べてみえます。先ほど質疑しましたが、本来は支払う必要がなかった業者への増加費用は、既に1億円を超えている、裁判費用や弁護士費用、担当職員の人件費等を含め、これまで市からは、PFIの見直しを進めることによってかかった費用に関して何の発表もありません。今、係争中の案件以外の遅延損害金、遺失利益などの損害賠償の可能性について、市からどんな手順で、どのような解決を目指しているのか、裁判を進めた場合などのシナリオの公表が全くありません。従来の市民サービス、今、進めている、進んできている事業などが財政の瀬戸際の状況の中、PFI見直しに関連する費用を優先して支出し続ける考えですが、そのほかにもございますが、これらの指摘事項の一部について内容が正しくない状況であるということは、先ほどの質疑の中でわかってきたというところであります。
それからもう1つは、参考人招致でPFI事業の、今回、両者の見解が異なっているゆえに裁判所で裁判の係争中だったり、和解でいろいろなことを進めているわけであります。話し合いができればよかったというふうに思いますが、それができずに今そういう状況になっていることについては、仮に参考人招致をして呼んだ場合、我々PFI事業の直接の事業者でない市会議員の立場で、資料等を潤沢に持っているわけではありませんし、その発表の内容についてなかなか、正しいのか、間違っているのかということについての判断がわからない、それに足り得る材料を持ち合わせていないということではないのか。しかし、請願理由の最後で請願者が言ってみえるように、一市民として結論を先延ばしせず、最も市民への損害が少なく、合理的で現実的な方法で問題の抜本的な解決策を切に希望する、この趣旨については大いに私もそのように賛同するものでありますし、早急にそのようになることを願っているところであります。
したがって、当西尾市方式のPFI問題関連事業者(エリアプラン西尾等)の議会招致を求める請願については、趣旨採択すべきもの
と考えます。
以上で、私の意見
とさせていただきます。
60
◯委員(
大塚久美子) 西尾市方式のPFI問題関連事業者(エリアプラン西尾等)の議会招致を求める請願に対しまして、鈴木議員の意見に賛同し、趣旨採択の立場で私の意見を申し上げます。
参考人招致を行い業者側の意見を聞くことは、議会による議決の判断の参考
とすることにおいては可能であるというふうに考えます。しかし、この請願で求められていることは「市民に対して開かれた場である議会が、直接、業者側を参考人招致し、公聴会などの場を設け、業者側の意見を聞くことで、この3年半、何に問題があったのか、誰に責任があるのかを検証し、解決方法を見出していただきたく存じます」
とあるように、解決方法を見出してほしいという内容であります。業者側の意見を聞くことに対しては賛同いたしますが、参考人招致によって意見に対しての整合性や事実確認などを行うことは極めて困難であり、またそれによって市民の混乱や不安を招くことも考えられます。
したがって、解決を望む市民の声を議会として真摯に受けとめることは大変重要である
と考えておりますが、解決方法を見出す可能性は低い
と判断し、当西尾市方式のPFI問題関連事業者(エリアプラン西尾等)の議会招致を求める請願について、趣旨採択すべきもの
と考えます。
以上、私の意見
といたします。
61
◯委員(山田慶勝) 西尾市方式PFI事業の現状を一般の市民から見る
と、訴訟の連続で一体このPFI事業はどうなっているんだという意見が出てくるのは当然だ
と思います。私は、市民の望まない施設や運営をすることは市政運営の上、絶対やってはいけないことだ
と思っております。その立場からして、私はぜひこの請願は採択して、参考人招致をしていただきたい
と思っております。
本来、SPCは市の一部門として、市の示す業務要求に従って市政遂行の一端を担うために設けられました。これは、当初の西尾市PFI事業の根本の理念であります。そのためにSPC維持組成費の名目で毎年、現在7,000万円ぐらいの巨費を支払ってSPCを設立しているわけです。しかし、現在、事業が全然進まないわけですし、逆にSPCは市の業務要求に逆らって損害賠償の請求を繰り返しているという状況であります。相互に信頼関係がみじんも感じられない状況
となっております。そのあたりの状況を私たちも、ぜひ当事者であるSPCからも事情聴取したい
と思いますので、せっかく市民からこういう請願が出たら何とか採択をして、その方向で議会もまとめるべきだ
と私は思っております。
したがって、本請願はぜひ採択していただきたい
と思います。
62
◯委員(中村眞一) 今回の請願ですが、私は採択の立場で意見を述べさせていただきます。
今回の請願は、決して市政批判をしているわけではないんです。3年以上にわたり抱える問題を、早く解決してほしいという真っ当な意見であります。本来なら、これは我々議会が、言われる前にやらなければならないことではないかなというふうに感じております。特に今回の請願は、議会
と我々議員の姿勢が問われているのかなという部分も感じております。
元来、趣旨採択というのは、基本的にはないんですよね。西尾市独自のものなんですが、これまでの流れでいきます
と、趣旨採択の要件は、従来、了
とするも予算がついてこない、国とか県で既に実施されている、あるいは実施されよう
としているといった場合、あるいは国や県が検討している
と、そういう場合が趣旨採択という形でこれまできております。今回の場合は、事業者を呼ぶにしても別に予算はかかりません。先ほど来、解決方法が低いという話がありました。これは当然、解決したいんですけれども、解決できるものでもない
と思います。でも、SPCは調停の内容についても
発言をしたいということを言ってます。それ
と、市が出してくれない議事録に関しても、SPCは市の了解さえあれば出してもいいということを言ってくれているんです。だから、それは議会がそういった参考資料を求めていけば、そのために全員協議会の中で呼ぶとか、そういった形で行っていけばいい
と思います。決して対立をするものではなく、現状で考えて市が正しいとか、SPCが正しいとか、そういったことの結論はなかなか出しづらい
と思いますが、先ほどから言ってます議会としては中立の立場で、双方から意見を聴取して判断をしなければならない状態だ
と思います。これが議会の役割だ
と思います。当然、解決できれば一番いいんですが、そこまで求める必要もないし、我々が何のために議会条例も議会基本条例もつくったのか。ここでは、こういった場合は周知してするというふうに書かれています。それさえも守られないような違反を我々はしているんです。
こういったことで、趣旨採択にしたら、今後、別の事案があっても事業者を呼ぶことができないのではないかというふうに感じます。そういう
選択を議会としてはやってはいけないのではないかなという思いもありまして、この請願は採択すべき
と考えます。
以上です。
63
◯委員(
永山英人) 私は、
鈴木正章議員の意見に賛同いたします。
64
◯委員(長谷川敏廣) 意見を述べさせていただきます。
まず、請願にあります新聞報道について、それが真実かどうか疑わしいということを言っておりますが、市としては広報等で事実を皆様にお伝えできているというようなことも言っておられますし、それから本来は支払う必要がなかった業者への増加費用ということも、地域の皆様に対して理解していただけない施設はつくらない、これは市の考えでありますし、費用に関して何の発表もないということについても、広報とかいろいろな面で十分に説明しているということでありまして、市は十分に説明を果たしているというふうに私は思っておりますし、ただ請願の最後の行で述べております「一市民として、結論を先延ばしにせずに最も市民の損害が少なく、合理的で現実的な方法での問題の抜本的な解決策を切に期待する」という請願に関しては、大いに賛同するところでありますが、今回の請願については、市は十分に役目を果たしているということで、趣旨採択すべきというふうに私は考えております。
65
◯委員(颯田栄作) 私も、いろいろ意見を聞かせていただきましたけれども、趣旨採択の方に賛同いたします。
66
◯委員長(
青山 繁) ほかにご意見もないようでありますので、これより採決に入りたい
と思います。
ただいまのご意見を取りまとめます
と、採択すべき意見として、裁判中であり、解決は難しい
と思うが、議会として中立の立場で意見を聴取するのは議会の役割であるという採択の意見もありますが、請願の理由の中で「本来は支払う必要がなかった業者への増加費用は、すでに1億円を超えている」や、「裁判費用や弁護士費用、担当職員の人件費等を含め、これまで市からPFIの見直しを進めたことによって、かかった費用に関して何の発表もありません」など、いろいろ指摘している内容について一部正しくないこと、参考人の
発言内容について、議会として本当にそうなのかということについて判断できる材料を持ち合わせていない。業者側を参考人招致して意見を聞くことは賛同するが、事実関係や責任の所在等々、検証することは極めて難しく、かえって市民の混乱や不安を招くことも考えられる。解決を望む市民の声を真摯に受けとめることは大変重要
と考えるが、本請願理由の解決方法を見出すことについては可能性は低い
と判断する。
以上の理由により、趣旨採択
との意見があります。
本請願につきまして、趣旨採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
挙手多数であります。よって本請願については、趣旨採択すべきもの
と決しました。
紹介議員の
犬飼勝博議員、ありがとうございました。紹介議員席からご退席ください。
────────────○────────────
67
◯委員長(
青山 繁) 第2 陳情第13号 社会保障の施策拡充についての陳情書を議題
とします。
本陳情を審査する上において参考
となる補足説明がありましたら、関係部長から説明を求めます。総務部長。
68 ◯総務部長(齋藤利彰) 特にございません。よろしくお願いいたします。
69
◯委員長(
青山 繁) 補足説明はありませんでした。質疑はありませんか。
70
◯委員(
永山英人) それでは、陳情項目1ですけれども、国保の改善について質疑いたします。
滞納者に対して、生活困窮に陥ることがないように実態の把握に努めていますか。
71 ◯収納課長(菅沼賢次) 滞納者の収入や家族構成などをよく調査いたしまして、生活実態の把握に努めております。
72
◯委員(
永山英人) 2点目ですけれども、給与の差押え禁止の基準はどのようですか。また、差押禁止額以上の差し押さえは行っていませんか。
73 ◯収納課長(菅沼賢次) 給与の差押禁止額でございますが、国税徴収法第76条に定められており、税、社会保険料及び扶養人数などを考慮して積算した金額
としております。つまり差押金額は、これらを控除したもの
となっております。また、法令で定められた差押金額を遵守しており、差押禁止額以上の差し押さえは行っておりません。
以上です。
74
◯委員(
大塚久美子) それでは、陳情項目の2.税の徴収、滞納問題への対応などについて質疑をいたします。
西尾市において、児童手当を差し押さえたケースはございますでしょうか。
75 ◯収納課長(菅沼賢次) 差し押さえにつきましては、滞納者の財産が国税徴収法はじめ、関係の法令に定める差押禁止財産に該当していないかを確認した上で差し押さえを行っております。
したがいまして、児童手当は差押禁止財産に該当しますので、差し押さえは行ったことはございません。
76
◯委員(
大塚久美子) では、そのほかの差押禁止財産について差し押さえを行っているか、お聞かせを願います。
77 ◯収納課長(菅沼賢次) 差し押さえは地方税法、国税徴収法などの関係法令に基づき行っております。
したがいまして、法令に定められているその他の差押禁止財産についても同様で、差し押さえは行っておりません。
78
◯委員(中村眞一) 今、説明を聞きます
と、関係法令に基づいて適正な差し押さえを実施しているというように理解をしてよろしいですね。
79 ◯収納課長(菅沼賢次) おっしゃるとおり、関係法令に基づき適正に行っております。
80
◯委員(中村眞一) 地方税法第15条の納税緩和措置として、納税の猶予、地方税法で言う徴収の猶予や換価の猶予及び滞納処分の執行停止の実績をお聞かせください。また、分納・減免の状況がどのようかお知らせください。
81 ◯収納課長(菅沼賢次) 令和元年度の実績で申し上げます。地方税法15条の徴収の猶予が1件、換価の猶予が2件でございました。滞納処分の執行停止につきましては、607件
となっております。
また、これらの制度について、滞納者の方の相談に際して、必要に応じて制度の内容を個別に説明をしております。また制度の要件に、今の徴収猶予などの要件に合致しないような、該当しない方については、個々の方の事情をよくお聞きして、その方の事情に応じて分納などの相談をさせていただいております。減免でございますが、法令に基づき該当する場合は、延滞金の減免を行っております。
82
◯委員(山田慶勝) 今年度は新型コロナウイルス感染症の関係で、地方税法の改正により徴収猶予の特例が施行されましたが、実績はどのようですか。
83 ◯収納課長(菅沼賢次) 令和2年10月末現在で申し上げます。件数は258件、金額にして約5,400万円ほどでございます。
84
◯委員長(
青山 繁) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。
これより、本陳情に対するご意見をお願いします。
85
◯委員(颯田栄作) それでは、陳情項目1.国保の改善については、滞納者の収入や家族構成を調査し、生活実態の把握に努めている。関係法令に定める給与などの差押禁止額を遵守しており、差押禁止額以上の差し押さえは行っていない。
陳情項目2.税の徴収、滞納問題への対応などは、差し押さえに当たっては、関係法令に定める差押禁止財産に該当していないかを確認しており、児童手当はもとより、差押禁止財産の差し押さえは行われておらず、関係法令に基づき適正な差し押さえを行っている。また、納税緩和措置については、徴収の猶予、換価の猶予は相談に際し、必要に応じて制度の内容を個別に説明しており、制度の要件に該当しない方については、個々の事情に応じて分納などの相談を行っている。滞納処分の停止及び延滞金の減免も行っている。
以上のことから、陳情第13号 社会保障の施策拡充についての陳情書につきましては不採択すべきもの
と考えます。
以上です。
86
◯委員長(
青山 繁) ほかにご意見もないようでありますので、これより採決に入ります。
ただいまの意見を取りまとめます
と、陳情項目1.国保の改善については、滞納者の収入や家族構成を調査し、生活実態の把握に努めている。法令に定める給与などの差押禁止額を遵守しており、差押禁止額以上の差し押さえは行っていない。陳情項目2.税の徴収、滞納問題への対応などは、児童手当はもとより、法令に定める差押禁止財産の差し押さえは行われておらず、関係法令に基づき適正な差し押さえを行っている。そして、納税緩和措置について徴収の猶予、換価の猶予は、相談に際し必要に応じて制度の内容を個別に説明しており、制度の要件に該当しない方については、個々の事情に応じて分納などの相談を行っている。また、滞納処分の停止及び延滞金の減免も行っている。
以上の理由により、不採択
とのご意見であります。
本陳情については、不採択
とすることに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
挙手全員であります。よって本陳情については、不採択すべきもの
と決しました。
────────────○────────────
87
◯委員長(
青山 繁) 第3 議案第95号 西尾市部設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題
とします。本会議のほか、補足説明があれば説明を求めます。総合政策部長。
88 ◯総合政策部長(高原 浩) 特にございません。よろしくお願いいたします。
89
◯委員長(
青山 繁) 補足説明はありませんでした。質疑はありませんか。
90
◯委員(
鈴木正章) この内容については、部会の中で事前に確認をした部分がございますが、1つだけ確認をさせていただきたい
と思います。
今回の都市整備部ができることによって、ここに3つの業務の内容が書かれてございますが、1つ、都市計画の関係では総合計画のいろいろな中で、企画の部分でそれを補う部分があったように記憶をしておりますが、せっかく新しくこういう部をつくるのであれば、都市計画に関するものは全てここで一括賄う
と、こういう形での業務の進め方がいいのではないかなというふうに思いますが、それについて見解をお尋ねしたい
と思います。
91 ◯企画政策課長(高須清和) 現在、建設部の都市計画課で受け持っている業務が、そのまま都市整備部の方に移管されるということでございますので、都市計画に関する全般を都市整備部の方で実施していくということになります。
以上です。
92
◯委員(
鈴木正章) そのことはわかります。現在、建設部の中でやっていくことはわかります。私が言いたいのは、それ以外のほかの部署で一部都市計画に関する、たしか企画の中でも一部、そういう部分に関わっている部分があったのではないかな
と思っていたものですから、せっかく新たに部ができるのであれば、そこへ都市計画に関する全てのことを全部、業務を集中させるという姿勢で取り組まれたらどうかな
という点で、今、見解をお聞きいたしました。
93 ◯企画政策課長(高須清和) 失礼いたしました。企画の方で今所管をしているのは総合計画の関係の、将来の都市構造の関係の部分は企画の方で作成をしておりますけれども、もともと、もとになっているものは都市計画部門で作成をしているというふうに認識をしておりますので、今までも、これからも都市計画課の方で、そこは進めていく部分だというふうに認識をしております。
以上です。
94
◯委員(
鈴木正章) それでは、もう一度くどいようでありますが、今、企画の方でやっているものについては、基本のベースは従来の建設部、今回の新しい都市計画部でつくったものをベースにして、それをトータルし、全体としてまとめるためとして企画部がやっているということでありますが、もう1つ確認したいのは都市計画部に関わる業務で、それ以外の部署で、それに関わっているような内容はないかどうかについて確認をしたい
と思います。そういうものがないなら、ないということで結構でありますので確認をさせてください。
95 ◯企画政策課長(高須清和) ございません。
96
◯委員長(
青山 繁) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。
これより議案第95号を採決します。
本案につきましては、原案どおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
挙手全員であります。よって本案は、原案どおり可決すべきもの
と決しました。
────────────○────────────
97
◯委員長(
青山 繁) 第4 議案第115号 令和2年度西尾市一般会計補正予算(第9号)についてを議題
とします。説明を求めます。総務部長。
98 ◯総務部長(齋藤利彰) ただいま議題
となりました議案第115号 令和2年度西尾市一般会計補正予算(第9号)について、ご説明申し上げます。
なお、会計年度任用職員を除く人件費につきましては過不足調整であるため、各部関係分を通して本委員会での説明を省かせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、総務部関係分についてご説明申し上げます。
初めに、歳入予算をご説明申し上げますので、予算書14ページをごらんください。
19款1項寄附金、1目一般寄附金は5,051万6,000円の追加、2目総務費寄附金は9,948万4,000円の追加で、ふるさと応援寄附金の増による追加計上でございます。
続きまして、歳出予算のご説明を申し上げますので18ページをごらんください。
2款総務費、1項1目一般管理費2,577万2,000円の追加は、21ページ、旧上横須賀郵便局の解体に係る公共施設再配置施設整備委託料の計上でございます。
次に、68ページをごらんください。
14款1項1目予備費1億3,122万5,000円の減額は、財源調整によるものでございます。
以上で、総務部関係分の説明を終わります。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
99 ◯議会事務局長(
岩瀬幸雄) 続きまして、1款議会費についてご説明申し上げます。18・19ページをごらんください。
1項1目1節報酬409万円の減額は、欠員
となっております議員1名分の4月から12月までの議員報酬の減額、及び会計年度任用職員が時間外勤務を行ったことによるパートタイム会計年度任用職員報酬の追加計上でございます。
以上で、議会費の説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
100 ◯危機管理局長(山本吉明) 続きまして、危機管理局関係分についてご説明を申し上げます。
歳出予算をご説明申し上げますので、20ページをごらんいただきたい
と思います。
2款1項2目防災費、1節報酬96万4,000円の追加は、防災専門官が今年度末で退職されることに伴いまして、新たな防災専門官を任用するため、引継ぎ期間を会計年度任用職員として任用するための報酬の追加計上、8節旅費5万7,000円の追加は、その会計年度任用職員の費用弁償の追加計上、12節委託料50万円の追加は、旧吉良支所内に保管してあります防災資機材を、新吉良支所内の防災資機材庫へ移動させるための業務委託料の追加計上でございます。
以上で、危機管理局関係分の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
101 ◯総合政策部長(高原 浩) 続きまして、総合政策部関係分についてご説明申し上げますので、予算書6ページをごらんください。
第3表 債務負担行為補正でございます。合併10周年記念市民公募事業に要する経費につきましては、令和3年度に合併10周年を迎えるに当たり、令和3年4月1日から令和4年3月31日までに、市民みずからが合併10周年を記念して主催する事業に対する補助金の交付決定を本年度中に行いたいため、債務負担行為の補正をお願いするものでございます。
続きまして、歳出予算についてご説明申し上げますので20ページをごらんください。
2款1項6目企画費6,843万1,000円の追加は、説明欄6ふるさと納税推進事務7,317万5,000円の追加は、ふるさと応援寄附金が当初見込みより増加
となることによる、ふるさと納税謝礼業務委託料をはじめ
とする経費の追加計上などでございます。
以上、総合政策部関係分の説明を終わります。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
102 ◯会計管理者(宮地将人) 続きまして、会計課関係分についてご説明申し上げます。
歳出予算のご説明を申し上げますので22ページをごらんください。
2款1項11目会計管理費、1節報酬136万円、3節職員手当等のうち、区分19の会計年度任用職員期末手当12万2,000円及び8節旅費4万6,000円の増額は、正規職員の出産に伴う代替職員1名分の追加計上でございます。
以上で、会計課関係分の説明を終わります。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
103
◯委員長(
青山 繁) 説明は終わりました。質疑はありませんか。
104
◯委員(
鈴木正章) 6項目ほどございますが、最初の1項目め、6ページの表3の債務負担行為の補正の内容でありますが、合併10周年での限度額1,000万円でありますが、今、内容はお聞きしましたが、事業の内容がもしわかれば
ということ
と、そのスケジュールがもしあればお聞かせをいただきたい
と思います。
105 ◯企画政策課長(高須清和) 1,000万円の債務負担行為でございますけれども、市民団体や法人から応募等をこれから募って審査をしていく段階でございますので、現段階でどの事業ということは申し上げられませんけれども、参考までに、市制65周年記念事業の際には、市民公募で講演会ですとか、コンサートですとか、芸能発表会ですとか、ミュージカルといったものの補助を26団体にしてございます。今回も、そうした提案が多い
と思われますので、そういったものを合併10周年に特化したものということで、審査をして進めてまいりたい
と思っています。
また、スケジュールにつきましては、1月1日号の広報でPRの案を入れていきます。1月24日に説明会を開催をいたします。それから、翌日から2月17日までが補助金の申請期間として受付をして進めてまいります。2月18日から2月24日までを書類審査ということで、事務局の方で書類審査を行いまして、その後、各団体からプレゼンテーションをしていただこうというふうに考えています。ここは、そんなに事業者や法人の方が本格的にやるということではなくて、今回、10分の10の補助ということで、その目的としましては若者にも市政に興味を持っていただいて、市全体でイベントを盛り上げていただけるようなことを考えていますので、簡単なプレゼンテーションで結構ですので、その団体の方から、どういった内容のイベントをやるのかということをお聞きしていって決定をしていきたい
と思っています。3月下旬までに交付決定を出しまして、4月から1年間かけて事業を進めていただく
と、そういうスケジュールを予定しております。
以上です。
106
◯委員(
鈴木正章) 今の中の説明、ありがとうございました。1つ、内容で確認ですけれども、あくまで今回、事前に出していただいたものだけが該当で、途中で追加をするものはないという理解でいいのかということ
と、もう1つ、今回の公募の中で、例えば足りなかった場合、1,000万円に満たないとか、1,000万円を大幅に超えた場合の対応については、どのように今想定してみえるのかお聞かせをいただきたい。
以上、3つについてお聞かせください。
107 ◯企画政策課長(高須清和) まず1点目ですけれども、受付は今回だけではなくて、4月1日以降も受付はしてまいりたい
と考えています。
あと、予算の関係ですけれども、今のところ上限100万円ということで募集していくわけですけれども、原則その100万円に達した時点で終わりというふうに考えていますので、審査をして先着順という形で進めていこう
と思っています。
以上です。
108
◯委員(
鈴木正章) それでは、2つ目に入らせていただきます。
7ページ、地方債の補正の漁港整備事業の中で、起債の利率が入札の結果云々ということは条件で書いてありますが、とりあえず5%以内という数字が列挙してありますが、実態から言う
と高いなというイメージなんですが、この5という数字は何かの根拠を持たれてこの数値を仮置きしてみえるのかどうか、その辺についてお聞かせいただきたい
と思います。
109 ◯財政課長(高須 耕) 第4表 地方債補正の表中、利率の5.0%以内の表記につきましては、実際に漁港整備事業に対して5.0%の利率の借り入れを行う
ということではございませんで、あくまで当初予算においても共通の地方自治法施行規則に規定する基準様式によりまして、借入利率の上限を定めているというものでございます。
ちなみに、本市では平成18年度までは3.5%以内というふうにしておりましたけれども、18年3月に日銀の量的緩和政策の解除ということで、資金の締めつけを行った影響で金利の上昇懸念が生じたという時代背景もありまして、平成19年度以降に5.0%以内、現在の利率の表記に変えて以来、それ以降は、この5.0%以内に統一して表記をしているというところでございます。
以上でございます。
110
◯委員(
鈴木正章) そろそろ、それを見直す時期ではないのかな
というのが率直な思いであります。説明の中で、実際は入札をして利率は決めますということでうたってあるので、実勢価格でやるというのはわかるんですけれども、余りにも今の実態
とはかけ離れているので、もう一度、その辺は見直されるべきかな
というところを指摘して、次に移りたい
と思います。
20・21ページ、2款1項1目12節、区分31の3,672万5,000円の内容でありますが、この委託料の詳細
と実施スケジュールについてお聞かせをいただきたい
と思います。
111 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 旧上横須賀郵便局の解体工事の委託料の詳細でございますが、建物の解体費用で2,602万2,000円、アスベスト撤去費用で695万6,000円、開発費用で329万8,000円及び工事監理費で44万9,000円、合わせて3,672万5,000円
となります。
また、スケジュールでございますが、補正予算の議案を可決いただければ今月中に着手し、令和3年3月末までに解体完了を予定しているものでございます。
以上でございます。
112
◯委員(
鈴木正章) 今、説明の中で1つ、アスベスト云々ということがありましたが、アスベストについては、当然、回りは住宅街ということもありますので、例えば回りの方たちへの工事の周知だとか、その辺のことについては、きちんと対応していただけるという理解でよろしかったでしょうか。
113 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 特定事業契約書上、近隣住民の方の説明は開発企業で行っていただくことでございますが、施設所管課
と協議いたしまして周知徹底を図りたいというふうに考えております。
以上でございます。
114
◯委員(
鈴木正章) 回りは非常に立て込んだ地域でありますので、ぜひその辺の対応をしっかり見守っていただければというふうに思います。
続いて4番目でありますが、22ページ・23ページ、2款1項6目12節、区分3のふるさと納税6,161万1,000円ですが、非常にふえてきているということで喜ばしいことでありますが、この算出根拠
と、これによって年間どれぐらいの状況になるのか。それから、これだけふえていく要因についてはどのように捉えてみえるのかについて、お聞かせいただきたい
と思います。
115 ◯企画政策課長(高須清和) それでは、まず算出根拠ですけれども、当初予算の寄附金額の見込みが4億5,000万円でございましたが、今回、寄附額の増額ということで6億円
としております。それに伴いまして、観光協会へ支払う返礼品の調達費用が4,500万円、事務手数料が315万円、ポータルサイト会社
さとふるへ支払う事務手数料が360万円、管理システム会社であるシフトプラスへ支払う楽天ホームページ改良費が22万5,000円、返礼品送付業務が963万6,000円、それぞれ増額するというものでございます。
また、年間見込みですけれども、先ほど申し上げましたとおり、この算出としては、今年度の4月から8月までの実績が149%
と好調だったんですけれども、その後、5月下旬以降にステイホームの解除等、寄附額が若干落ち込む時期もありまして、それを考慮しまして134%
と設定をして6億円というふうにしたところでございます。
増加の要因
といたしましては、返礼品のラインナップの充実、ポータルサイトの特集ページの活用、農林水産省が今行っている補助金でニコニコエール品というものがございますが、そちらの活用などが主な要因として考えております。
以上です。
116
◯委員(
鈴木正章) 続いて、同じ項目でありますので2つ合わせてお願いしたい
と思いますが、22ページ・23ページ、2款1項6目、区分12の減額
と、同じページの2款1項6目13節、区分17にあります増額、それぞれ減額要因
と算出根拠並びに増額の算出根拠について、お聞かせをいただきたい
と思います。
117 ◯企画政策課長(高須清和) まず、区分12の方からですけれども、最大の稼ぎ頭
となっているふるさとチョイスが実施する自治体PR特別枠を、当初は12節の委託料で予算化をしてまいりましたが、契約上、委託料ではなくてソフト使用料からの支払いが適当だということがわかりましたので、使用料の方へ科目替えを行う
ということで、今回減額
とさせていただきました。
なお、この特別枠ですけれども、本年度は5月26日から6月30日まで
と、間もなくですけれども12月22日から翌年の1月5日までの2回にわたって特別枠を進めていく予定をしております。
続きまして、区分17ですけれども、寄附金額6億円への増額を見込んだことによりまして、ふるさとチョイスのソフト使用料が577万5,000円、あと自治体PR特別枠の委託料からの科目替えが550万円、楽天カード使用増額分で147万3,000円でございます。
以上です。
118
◯委員(
大塚久美子) 1点、お願いしたい
と思います。
6ページの合併10周年記念市民公募事業に要する経費ということで、これは先ほどお話を伺いましたけれども、あくまで公募に対する債務負担行為であるということで、今、ちょっと気になったのは、コロナ禍でもありますので、内容に対して予防とか対策を打つなど、実施するに当たって対策をする必要があるかな
と思うんですが、そういう予算というのは来年度計上していくという形で、そういうことに関しても市としては見ていくという認識でよかったでしょうか。
119 ◯企画政策課長(高須清和) 議員ご指摘のとおり、コロナ対策を十分にしているということが審査の要件にも入ってございまして、予算については来年度予算で計上していくという予定をしております。
以上です。
120
◯委員(山田慶勝) 先ほど、21ページの公共施設再配置施設整備委託料で、旧上横須賀郵便局の解体工事の予算が上がっておりますけれども、その説明の中で、3,672万5,000円の内訳で開発費が329万8,000円ということでお聞きしたんですが、この開発費というものはどういうものですか。
121 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 今回の解体工事につきましては、特定事業契約書上、SPCが直接発注するのではなく、開発企業から買い取る形式
となっております。この開発企業に支払われる報酬ということでございます。よろしくお願いいたします。
122
◯委員(山田慶勝) SPC事業契約の中ということでございますが、一般的な工事発注からいけばSPC、開発企業、施工業者という順番でやっていく
と、これは事業の丸投げになるんですよね。一般的な工事請負だ
と丸投げは禁止ということで、国土交通省で決められているのではないかな
と思うんですけれども、そういうことはどう思われますか。
123 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 特定事業契約書上、SPCは直接工事発注を今回の場合はすることができず、開発企業から買い取るという契約になってございますので、建設業法上、支障があるという状況ではないというような解釈をしております。
以上でございます。
124
◯委員(山田慶勝) 一般的にPFI事業契約の範疇ならいいんですけれども、これは今、工事発注は全て一括払いになっておりまして、PFI事業ではないんですよね。そういう中で、一般の工事発注
と違うようなやり方は通用するのかな
と思うんですけれども、その辺、変えていかない
といけない
と思うんですけれども、どう思われますか。これは一般的な随意契約ではないんですか。
125 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 特定事業契約書上ということで、そういった規定になってございますから、今回の工事につきましては、そのような発注形態になっているということでご理解いただきたい
と思います。よろしくお願いいたします。
126
◯委員(山田慶勝) 無理やりそういう解釈でやられるなら仕方がないけれども、これはもし何かある
と問題になる
と私は思いますよ。
それから、今、SPCには維持組成費というものを払っているんですよね。維持組成費を払ってSPCを設立して、SPCが市の行政の一端を担う形で発注するという形ですので、本来ならSPCは維持組成費をもらっているわけなので、新たに開発費などを請求するのは私はおかしい
と思うんですよ、年間7,000万円も払っているわけですから。そこら辺を、もう少しSPCに言わない
と、いつまでも市が弱気でやっている
と、損害賠償を向こうから請求されるような状況では、ちょっと腰が弱いな
と思います。だからそこら辺、しっかり
とSPCに逆に反転攻勢してくださいよ。それぐらいの気持ちがないかどうか、一回聞かせてください。
127
◯資産経営局長(
齋藤秀明) 現在の契約では、SPCが開発企業に工事を委託して、開発企業は施工会社に委託するという構成になっておりますので、開発経費自体はSPCのもうけではなくて、開発企業がもうけるということになっておりますので、開発経費がSPCに入るということではありませんので、よろしくお願いいたします。
これは契約書上、このようになっておりますので、これ以上いかんとも仕方ないというところであります。
128
◯委員(山田慶勝) だから、西尾市方式PFI事業にのっとった契約ならいいんだけれども、実際には一括払いで、そうではないのではないか
と思うからこういうことを言うんです。そこら辺、今後、ちょっと心に秘めて相手
と交渉してもらいたいな
と思います。
今、一般的に西尾市がやっている指定管理ですが、例えばホワイトウェイブのようなものです
と、1年終わった段階で必ず決算報告を受けて、次の年度の予算を組んでいくというようなことをやっているんですけれども、そういったことを今のPFI事業ではやられていない
と、モニタリングをやっている
と言うけれども、相手のSPC側の支払い内容とか経理内容は全然報告がないわけです。そういうやり方では、本当に税金の使い方としてどうか
と思いますので、そこら辺を、しっかり今後やっていただきたい
と思います。
129
◯委員長(
青山 繁) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。
ただいま委員外議員から
発言の申し出がありました。
お諮りします。
発言を許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なし
と認めます。よって、
発言の許可をします。
130
◯委員外議員(鈴木規子) では、1点だけです。20・21ページ、12節の委託料、公共施設再配置施設整備委託料(旧上横須賀郵便局)についてでありますが、市は相みつをとっていますか。これが1点目です。
131 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 今回、計上させていただきました補正予算の金額でございますが、市の中で積算をいたしまして、その金額で計上させていただいております。
以上でございます。
132
◯委員外議員(鈴木規子) 市の積算には、どういうスケールを使ったのか、どういう基準で積算をしたのか。
133 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 主に解体工事になります
と、議員おっしゃいましたように見積りをとるということ
と、あと過去の取壊し工事の金額を参考にしながら市の中で積算をいたしました。
以上でございます。
134
◯委員外議員(鈴木規子) それでは、相みつをとったという理解でよいですか。
135 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 相みつではなくて、見積りはとっておりますし、今、精査の最中でございますので、相みつということまでは至っておりません。
以上でございます。
136
◯委員外議員(鈴木規子) この解体事業については、契約はされていたということは承知をしておりますけれども、金額としては、いつから決まっていたということでしょうか。
137 ◯資産経営課長(加瀬雅史) この旧上横須賀郵便局の解体工事費が幾らかということにつきましては、特定事業契約をした時点で、スポーツドームの整備の工事費の中に含まれておりますので、基本的に、この解体という工事費が幾らかということ自体は把握をしておりませんでした。
以上でございます。
138
◯委員外議員(鈴木規子) そうする
と、契約をしていた時点で解体工事については、複数の件数について大枠としては決まっていた、しかし個別で旧上横須賀郵便局としては算出されていなかったということでしょうか。そのあたりを資産経営課としては、旧上横須賀郵便局についてはこれだけの金額だということを契約当時、承知をしていたのか、していなかったのかお聞かせください。
139 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 詳細を申し上げます。きらスポーツドームの整備につきましては、コミュニティ公園の体育館及び管理棟、吉良野外趣味活動施設の体育館及び管理棟、横須賀老人憩の家のホールの解体、それと旧上横須賀郵便局の解体というふうにパッケージ化されておりますから、この解体につきましては繰り返しの答弁になりますが把握しておりません。
以上でございます。
140
◯委員外議員(鈴木規子) パッケージの金額は幾らでしたか。
141 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 申しわけございません。資料を持ち合わせておりませんので、答弁は控えさせていただきます。
142
◯委員外議員(鈴木規子) 今、持ってないから答えられない、席へ戻っても答えられない、どちらでしょうか。今、資料がなくて答えられないのであれば、後から回答をしていただけるということでよいでしょうか。
143
◯資産経営局長(
齋藤秀明) この金額につきましては、情報公開請求でも出しておりませんので、帰っても出せません。
144
◯委員外議員(鈴木規子) それでは資料がないのではなく、開示できない
とお答えをいただきたい
と思います。
資料がない
と、何でこだわるか
という
と、市がその事実を知らなくて資料として持っていないの
と、承知をしているけれども出せないというの
とは違いますので、多くの議員からは市が余りにも資料を持っていない、細かいところまでSPCから開示を受けていないから困っているのではないかという思いもあるわけです。そのあたりをはっきりしていただかない
と困るわけですが、それではパッケージでは決まっているけれども、その個々については、一定の積算の基準
となるものは、市に対してSPCからは示されていないということで間違いありませんか。
145 ◯資産経営課長(加瀬雅史) はい、お見込みのとおりでございます。
146
◯委員外議員(前田 修) 1点ですけれども、今
と同じ部分で解体費2,600万円、アスベスト695万円、通常なら入札をかければ、これに7割か8割で落札ということになるが、今の契約書の範囲内でPFI方式ではないけれども、全然PFI方式でやっているやり方ではないけれども、直営のような随意契約だけれども、向こうの定めた金額でやらなければならないという、担当者にしてもつらいところだけれども、そこのところは余り言わないけれども、今、言われた中の開発費の329万円というのは、これは通常の入札では出てこない金額だけれども、これはどういうふうに算出されたんですか。解体費
とアスベストの10%ぐらいかな
という気もするけれども、どういうふうに示されていますか。
147 ◯資産経営課長(加瀬雅史) 具体的に開発費が幾らかということを、SPCの方から示されているということは今はございません。過去、開発費ということで請求されたのが大体10%程度でございましたから、予算上10%ということで計上させていただいております。
以上でございます。
148
◯委員外議員(前田 修) こういうやり方で進んでいく
と、これからの一色中学校の体育館の改修、寺津の小中学校のトイレの改修、それからアリーナ棟の数億円かかるようなものもみんな10%
と、何もやらない開発経費がピンはねのような上乗せをして、何もやらないけれども手間賃をいただくというようなやり方だが、みんな10%請求してくるということになるんですか。
149
◯資産経営局長(
齋藤秀明) そうなる
と思われます。
150
◯委員外議員(前田 修) 市長、請求はそうなる
と思われるが、そのように支払っていくということなんですか。
151 ◯市長(中村 健) 契約の規定上、そうする必要があるということであれば、そのように対応せざるを得ないというふうに考えています。
152
◯委員外議員(前田 修) 開発費は、契約上そうなっているということではないので、そこのところは協議できる
と思いますが、いかがですか。
153
◯資産経営局長(
齋藤秀明) SPC側の言うには、当初から数パーセント見込んでいるということで言ってきますので、そうですかということで支払わなければならない
と考えております。
154 ◯資産経営課長(加瀬雅史) そもそも開発経費
といいますのは、特定事業契約書上2条で規定されておりまして、業務要求水準書に基づき、みずからの資本で工事を発注して開発、開発
といいますのは企画設計、建設、改修及び解体
と用途変更、資産運用を行うものというふうに規定されております。今回の解体工事につきましては、企画設計、建設に携わっていただきますので、そのための報酬だというふうに考えております。
以上でございます。
155
◯委員外議員(鈴木規子) 今、2条については読み上げていただいたわけですが、ここにそのパーセンテージは示されているわけではありませんよね。どこに10%の、およそ
とおっしゃったけれども、どこに規定があるのかお聞かせください。
156 ◯資産経営課長(加瀬雅史) お見込みのとおり報酬のパーセント、率につきましては記載がございません。それは、今回の10%は、繰り返しのご答弁になりますが、過去に10%程度請求されましたので、それを計上させていただいております。その率につきましては、今後、工事費が確定いたしましたら、SPC
と協議をさせていただくということになるか
と思います。よろしくお願いをいたします。
157
◯委員外議員(鈴木規子) そうする
と、今の現状では忖度の中で10%
としている
と、確定をしたときに再度交渉するということですか。
158 ◯資産経営課長(加瀬雅史) はい、お見込みのとおりでございます。
159
◯委員長(
青山 繁) 以上をもって、委員外議員の
発言を終了します。
これより議案第115号中、本委員会関係分を採決します。
本案につきましては、原案どおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
挙手全員であります。よって本案は、原案どおり可決すべきもの
と決しました。
─────────────────────────
160
◯委員長(
青山 繁) 以上をもちまして、本日の議題は全て終了しました。
これをもちまして
企画総務委員会を閉会します。