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◯部員(
鈴木正章) 最初に、なぜこういうことを聞いたかというと、後々値上げをするということでありますから、その値上げ後のことについてお聞きするために、今、会計処理がどうなのかということを確認をさせていただきました。
それで、今回の議題の中にいろいろ説明が書いてありますので、その内容について2つずつぐらいまとめてお聞きしたいと思いますが、まず改定理由の中にあります、西尾市が目指す学校給食の実現が非常に厳しくなってきているという内容でありますが、具体的に市が目指す方向というのは何なのかというのが、まず1つ目にお聞かせいただきたいというふうに思います。
それから、西尾市が目指す学校給食の実現というのは、具体的にどういうふうになるのか、その辺、関連がありますので、2つ合わせてお聞かせをいただきたいと思います。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) まず、西尾市が目指す学校給食の実現につきまして申し上げますと、学校給食の目的に沿ったものでございまして、児童・生徒の心身の健全な発達に向けました適切な栄養量の摂取と、食に対する正しい理解と適切な判断力を養うため、食に関する指導を行います食育でございます。また、この実現が困難となってきているわけですが、この状況を申し上げますと、これまで限られた給食費の中で何とかやりくりをしてまいりましたけれども、食材費の高騰により対応が難しくなってきております。このため、食材でもより安価なものに変えたり、おかずの大きさを少し小さくしたりするほか、子どもたちが楽しみにしておりますデザート、果物、ミルメークなどの提供回数を減らさざるを得ない状況になってきております。
また、文部科学省が定めます学校給食実施基準の改正によりまして、栄養摂取の基準量が上がったこともあり、献立によっては基準値を下回る場合がございます。
以上が、ここ最近の状況でございます。
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◯部員(
鈴木正章) それから、先ほど改定までの経過の中で学校給食運営協議会の若干説明がありましたが、もう一回確認ですが、協議会の構成メンバーの中で、父母の代表というのがどれぐらいいるのか、その辺についてお聞かせいただきたいのと、それから3度ほどやられておりますが、その中で、今回のことについて何か意見があったのかどうか、その辺の主だった意見がもしあれば、お聞かせをいただきたいと思います。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) まず、学校給食運営協議会の委員につきまして、PTA代表の方が2名委員として含まれております。
それから、その協議会の中で出ました主な意見を申し上げますと、質の低下が子どもたちにとって心配である、改定はやむを得ないのではないか。また、事情や背景によりまして保護者も賛同していただけるのではないか。そのほかですと、子どもたちにはおいしい給食をたくさん食べさせてあげたい、またミルメークが何カ月も出ていないなどの意見が出されました。
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◯部員(
鈴木正章) 今、PTAの代表が2名入っているということでありますが、これはお母さんなのか、お父さんなのか、その辺について後でお聞かせいただきたいのと、それからもう1つ、当然、この学校給食運営協議会の中で今回の値上げのことについて、いろいろな経過を説明する中で進めてきていると思いますけれども、金額が今日提案されておりますが、最終的にこれに至った経緯についてどのような形でとり進めをしてきたのか、あわせてお聞かせをいただきたいと思います。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 学校給食運営協議会の委員でありますPTA代表の方につきましては、男性が1人、女性が1人でございます。
次に、改定額につきましては、食材費の推移のほかに文部科学省が示す栄養摂取基準、あるいは旬の食材や地元産の食材の使用回数、そのほかデザート類などの提供回数を考慮した上で、西尾市が目指す学校給食の献立を現在の食材費をもとに積算したものでございます。
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◯部員(
鈴木正章) 今、理想に基づいて食材費を云々ということですが、なかなか毎日こういうものは変動していますから、大変難しいことだというふうに思いますけれども、私などは言われても、本当にそうなのかなというふうに思ってしまう部分がありますが、ただ今いろいろな物価が上がってきている、それから当然、ミルメークが減っているという部分では、納得できる部分もあるのかなというふうに思いますが、わかりました。
それでは、今回、値上げということでありますが、近隣9市の現在の給食費の価格の状況についてお聞かせをいただきたいというふうに思いますし、また近隣市がいつごろ改定をしているのかという、その辺の状況もあわせてお願いをしたいというふうに思います。
なお、県下の状況も、もしわかればあわせてお聞かせいただければと思いますが、いかがでしょうか。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) まず、西三河9市の今年度の学校給食費1食当たりの金額を、自治体ごとに小学校、中学校の順に申し上げます。西尾市は、先ほど来、ご説明しておりますとおり、小学校240円、中学校が270円でございます。次に、岡崎市240円、275円、碧南市240円、270円、刈谷市250円、280円、豊田市250円、280円、
安城市255円、290円、知立市250円、280円、高浜市270円、315円、みよし市240円、270円でございます。
続きまして、各近隣市の改定時期につきまして申し上げます。まず、古い順に申し上げますと、岡崎市が平成21年度、それからみよし市が平成24年度、碧南市が平成26年度、知立市と高浜市が平成27年度、刈谷市と
安城市が平成29年度、豊田市が平成31年度という状況でございます。
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◯部員(
鈴木正章) もう1つ、県下がもしわかればということで、どうでしょうか。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 県下の状況ですが、最近の状況を申し上げますと、平成29年度に改定した自治体が6自治体ございました。それから、平成30年度改定はございませんでした。それと、平成31年度改定が3自治体という状況でございます。当然、来年度も改定を予定しているところがあるというふうには聞き及んでおります。
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◯部員(
鈴木正章) それから続いてお聞きしたいのは、今回、30円から40円上がるわけですが、これに伴って、先ほども改定の理由でいろいろ経過を述べられましたが、要は1割以上上がるわけですから、中身がどういう形で子どもたちにとって喜ばれる給食になっていくのかという、その辺、具体的なイメージというか、何かあるのかどうか。要は値上げしたら、それに伴って当然、収支はそんなに今までも悪くない、ただ中身が若干子どもたちにとっては不満足な部分があるという部分が、今回のことで子どもたちにとってはかなり期待ができるような状況になるのかどうか、その辺についての考え方をまずお聞かせをいただきたいと思うのと、それから今後の予定の中で、12月中旬から学校を通じて保護者へということでありますが、当然、額で言うと1食30円というものの月間で言えば600円、年間で言えばかなりの額になりますから、その辺、全保護者によく理解をしていただく。それは、その理由をしっかり説明していかなければいけない、なかなか全員に伝えるというのは難しいことだと思いますが、その辺の努力についてはどのようなことを考えてみえるのか、お聞かせをいただきたいと思います。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 中身につきましては、先ほど苦しい状況を申し上げましたけれども、それが少しでも改善できるのではないかと考えているところでございます。具体的に申し上げますと、例えば食材の大きさを小さくしていたものが、小さくしなくても済むとか、地場産の食材ですとか季節の食材、あるいは旬に応じた食材などを、これまで以上に提供回数をふやすことができる、あるいは特に添加物ですが、例えばアーモンド小魚ですとか、ミルメークなど、こちらにつきましてはかなり提供回数が減ってきております。それにつきましては、さらに提供回数をふやすことができますので、子どもたちが給食を楽しんで食べることができる、あるいは楽しんで食べる中で、アーモンド小魚のようなものを食べることによって、カルシウムなどを摂取できるということが効果として期待できると考えております。
それから、保護者への周知につきましては、西尾市学校給食運営協議会の構成委員には学校PTAの方が含まれております。会議の内容については、広く保護者にもご案内していただきたいというふうにお願いをしております。また、同協議会は西尾市会議公開制度における公開会議としておりまして、
会議録を市のホームページに掲載はしております。
今後につきましては、学校を通じて保護者へ
文書でご案内いたします。その際に、学校給食の目的ですとか、給食費の使い道、改定する理由、改定金額の根拠についてしっかり説明を付して案内をしたいと思っております。全児童・生徒を通じて、保護者宛てには
文書で案内をしてまいります。
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◯部員(
鈴木正章) 全生徒にということでありますが、当然、そのことについて学校に問い合わせがあるだろうと思います。そういった場合には学校の教職員が、きちんとそれに対して対応できるような配慮もぜひしていただきたい。要は、教育委員会に問い合わせなどということは、多分保護者の方はできるはずがありませんのて、そこで窓口の方が、よく知らないが、上がるみたいだということではまずいので、こういう理由ですということがはっきりわかるように、ぜひ教師の皆さんにもしっかり、今回いろいろやることについては徹底していただくことを、ぜひ指摘しておきたいというふうに思いますので、その辺についての考えはいかがでしょうか。
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◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 保護者からの問い合わせ等につきましては、学校、あるいは私ども教育委員会全体を通じて情報を共有して、保護者にご迷惑をかけないとともに、ご理解を賜っていきたいというふうに考えております。もしも、学校が対応できないということであれば、我々教育委員会事務局の方で対応をしてまいります。
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◯部員(
大塚久美子) 1点、先ほど栄養摂取量が献立で基準値を下回ることがあるというお話がありましたけれども、今回の改定によって下回ることがなく、きちんと栄養価を満たして提供ができるということでよろしいでしょうか。その点、1点だけお願いします。
21
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 今のご指摘につきましては、複数の栄養教諭に現状を踏まえていただいた上で、西尾市が目指していく学校給食の献立をつくった場合に、どれぐらいの経費がかかるだろうかということをもとに改定金額を設定しておりますので、そういったことは解消できるものと考えております。
22
◯部員(
稲垣正明) 先ほど近隣市の給食費の金額を言われましたが、例えば岡崎市とか碧南市とか刈谷市、ここはかなり低い値になっているんですけれども、これは市が持ち出しをしているという状況ですか。
23
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 岡崎市につきましては、特に補助金という形はとっていないようですが、ある程度、市が負担をしているというふうに聞いております。それから、碧南市、刈谷市につきましては西尾市と同様で、歳入と歳出がぴったりと合わない部分、若干歳出がふえるという状況は同じでございます。
以上です。
24
◯部員(
稲垣正明) かなり低いような感じがするんですけれども、それと値上げですけれども、市の方も極力頑張っていただいているんですけれども、余り頑張り過ぎても申しわけないなと思っておりまして、合併後、初めて値上げするということなんですけれども、その辺は臨機応変に、この辺で何か理由づけみたいなものを、例えば食品が上がったタイミングを見て上げていくとか、適宜、そのタイミングを見てやっていただいた方が、説明に苦労が伴わなくていいのではないかなというふうに考えております。ですから、その辺は余り頑張り過ぎないようにということです。
25
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 給食費の改定につきましては、もう少し短いスパンで、随時、見直したらどうかというご意見もいただいております。そういったご意見も踏まえまして、今後、慎重に対応してまいりたいと考えております。
終
発言が指定されていません。
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