6
◯教育部次長(
新實正志) ただいま議題となりました議題2 西尾市奨学金制度の新設について、ご説明申し上げます。議題2資料をごらんください。
教育委員会では、新たな制度として西尾市奨学金制度を新設したいと考えております。
制度の目的としましては、能力があるにもかかわらず経済的な理由によって修学困難な生徒について、その学業に必要な資金を支給することにより、教育の機会均等及び有用な人材の育成に寄与することを目的とし、2の奨学金の支給要件に記載のあるとおり、1高等学校等に在学する者、2成績優秀な者、3経済的な理由により修学困難な者、4他の奨学金の支給を受けていない者、5本市に居住している者、6品行方正である者、以上、6つの要件全てに該当する者に月額9,000円の奨学金を教育委員会より支給したいと考えております。
また、平成30年4月1日の施行を目指しており、準備を進めております。市議会12月定例会に関係条例議案の提出をしてまいりたいと考えております。
以上、議題2の説明とさせていただきます。
<協議>
7
◯部員(
前田 修) 来年4月1日から施行していただける予定ということですが、予算措置の関係もあると思いますので、当初はどれほどの人数を予定されるかお聞きをしたいと思います。
8
◯教育部次長(
新實正志) 人数の予定でございますけれども、1学年30人で3学年ございますので、合計90人を予定しております。
以上です。
9
◯部員(
前田 修) 当初はそういうことですけれども、希望が多かったりしていくと、これは30人で打ち切りということではなくて、それはその都度、対応していく予定もしてみえるのかどうかお聞きしたいと思います。
10
◯教育部次長(
新實正志) 現時点のところでは、補正予算でまたふやしていくところまでは考えておりません。
以上でございます。
11
◯部員(
前田 修) いずれの6項目にも該当する子どもがおり、希望者があった場合、予算が30ですからと言って打ち切ってしまうのは、ちょっといかがなものかと思いますので、またひとつ検討していただきたいと思っております。
それから、このあたりの金額を含めた奨学金の額のサービスの水準というのは、近隣市と比較してどのようでしょうか。
12
◯教育部次長(
新實正志) 近隣市の状況でございますが、月額8,000円というところが3市ございまして、本市は今回9,000円で案を考えておりますが、9,000円というところが5市のような状況となっております。
13
◯部員(
犬飼勝博) 奨学金の支給要件のところで、全ての基準をということなんですが、(3)の経済的な理由によりという文言のところで、明確な基準というものがあるのかというのが1つと、先ほど
前田部員の方からも話がありました他市の状況で8,000円、9,000円ということですけれども、この近隣市で、そもそも奨学金制度がないところがどれぐらいあるのかということを教えてください。
14
◯教育部次長(
新實正志) 経済的な理由というところの基準でございますが、愛知県の奨学金制度の所得基準というものがございまして、これにあわせて230万円以下という基準を考えております。
それから、近隣市で奨学金制度のないところはございません。
以上でございます。
3 新学校給食センターの土地の取得について
資料 議題3資料 新学校給食センターの土地の取得について
教育部次長より次のように説明。
15
◯教育部次長(
新實正志) ただいま議題となりました議題3 新学校給食センターの土地の取得について、ご説明申し上げます。
新たに建設します学校給食センターにつきましては、さきの9月定例会の一般質問でもご答弁させていただきましたが、本日は、土地の取得につきましてご説明申し上げます。議題3資料をごらんください。
取得予定箇所は資料の赤色に着色した部分で、西尾市須脇町高河原及び流地内でございます。取得予定面積は7,705平方メートル、取得予定価格は1億1,468万7,900円でございます。
今後の予定でございますが、本年度の1月から3月の間におきまして、地権者との契約及び土地の所有権移転登記などを行ってまいります。
以上で、議題3の説明とさせていただきます。
<協議>
16
◯部員(
磯部雅弘) まず、最初に教育長にお伺いしたいと思います。
教育委員会の学校給食に対するセンター方式と自校方式の考え方で、今現在の方向性を教えてください。
17
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 現在の方向性につきましては、平成26年1月23日に学校給食の教育委員会方針を打ち出しております。その中では、当面、これら2つの給食運営方式を引き続き実施しまして、大規模改修が行われる際には、統廃合などの合理化を検討していくこととしております。これに伴いまして、今後、学校施設の個別施設計画を策定する予定でありますので、その計画策定にあわせて、費用対効果も含めて方式については検討してまいりたいと思います。
以上です。
18
◯部員(
磯部雅弘) 今の答弁の再質問になりますが、これは新しく給食をつくる場所を改良する場合には、センターへ移行するという認識でよろしいんでしょうか。
19
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) ただいま自校方式で調理を行っている学校が幾つかありますが、そちらで引き続き自校方式を進めるのが適切なのか、あるいはスペース的、物理的な観点から、これでは無理だということであればセンター方式に切りかえていくという
選択肢もございます。
いずれにしましても、個別施設計画にあわせて検討をしてまいりたいと考えております。
20
◯部員(
磯部雅弘) そうしますと、今回、予定されています新学校給食センターの利用学校というのは、幡豆郡3町で間違いないということですか。もう一個、後にできます特別支援学校というのはここに含まれるのか、教えてください。
21
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 新学校給食センターにおきます学校給食の調理対象校は、現在の旧幡豆郡3町の小・中学校プラス特別支援学校への給食提供を予定しております。
以上です。
22
◯部員(
磯部雅弘) そうしますと、一色、吉良、幡豆の給食センターというのは、どこか一個残して幼稚園とか保育園対応をされるという予定でしょうか。
23
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 現在、旧幡豆郡3町にはそれぞれ給食センターが1つずつ、計3つございます。この中で、吉良学校給食センターは平成16年度建設ということで、比較的新しゅうございます。この吉良給食センターのみを残しまして、旧幡豆郡3町内の保育園給食及び幼稚園給食をそこで調理する考えでございます。
以上です。
24
◯部員(
磯部雅弘) 次の議題4と同じことになってしまいますが、単純に数字を坪単価に直してみたんですけれども、ほとんど特別支援学校の単価と、今度の給食センターの奥の単価が変わらないんですけれども、こういう大きな土地を購入される場合に、一般的には奥の方だから安くなるという発想があるかと思うんですけれども、これはないのでしょうか。
25
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 土地の買収単価につきましては、専門業者に不動産鑑定評価を特別支援学校の予定地も含めまして一体的に評価を行っております。
したがいまして、給食センターの予定地、特別支援学校の予定地も同じ評価のもとに単価を出しているという状況でございますので、適正に算出されているものと認識しております。
以上です。
26
◯部員(
磯部雅弘) ということは、全ての土地は一括購入という位置づけなんですか。先に特別支援と学校給食センターは一体で、全部一括購入という位置づけで値段が変わらないということですか。
27
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 購入につきましては、特別支援学校は平成29年中、給食センターにつきましては平成30年中を予定しております。
したがいまして、購入はそれぞれ別という形になります。ただ、評価を一体的に行っておりますので、その価格につきましては一体的な掌握の中で出しておりますので、同じような考え方のもとに算出をされているという状況でございます。
以上です。
28
◯部員(
前田 修) 今の関係ですけれども、磯部部員の質疑になるほどなと私も思ったんですけれども、要は平たく言うと、衣蒲線に隣接する土地も、随分奥に入った土地も一緒というのは、普通、土地の鑑定士というのは一緒には評価されないと思います。土地の評価を鑑定士はしなかった、高い方と安い方があるけれども、それを全部一緒の単価にして売ろうと決めたのは鑑定士ではなくて、市の方ということになるのかなと思うんだけれども、一体的にという考えのもとにやることが果たして適正なのかどうかというと、どういったものでしょうか。
29
◯教育部次長(
新實正志) 一体的に用地買収などを行いますが、今、おっしゃられた、例えば衣蒲線に近いところと奥の方では、もちろん単価は違います。地権者が、例えば特別支援学校ですと19人、給食センターの方は5人おりまして、それぞれ単価は違いますが、全部合わせるとこういうふうだということでありまして、単価はそれぞれ違います。もちろん衣蒲線に近い方が高くて、奥の方が安いということは、当然そういうことになります。
30
◯部員(
前田 修) 私も割り返していないので、その違いがどれほどのものかと思いますけれども、そういうことなら、そういうことだと受けとめたいと思いますが、それからもう1点、大規模改修の折に自校方式でいくか、給食センター方式でいくか検討したいということでしたけれども、教育委員会では、今ある給食のあり方に対する方針というのは、当面という言葉がついているけれども、当面だけれども2つ別々、旧西尾は自校方式、3町は給食センターというふうに決められているだけであって、教育委員会の方針は、大規模な改修の際には再検討だというような方針は、今の時点では、あの方針ではないわけですね。再検討していくという方針は一体どこで、どういうふうにつくられたのでしょうか。
31
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 先ほど私の答弁の中で、教育委員会方針の中でということで説明をさせていただきました。大規模改修の際に検討していくということは、全てその方針の中に含まれていることでございます。今、改めて方針が変わったというわけではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
以上です。
32
◯部員(
前田 修) それと、この須脇町に建設地を求めるということですが、先日の9月の議会でも幾人かから議論があって、旧西尾市が対象にしていない3町の給食センターなら、3町のエリアにした方がいいのではないかという質疑が相次いだと思いますが、そのときの答弁というのは、結構前向きに検討したいという答弁だったというふうに承知をしております。それがそうだとすると、一体どういう検討がされて、結果、須脇町になったのかなというふうに思われるんですけれども、そのときの答弁はどのようだったですか。それから、検討するならするで、どういう検討をされたんですか。
33
◯教育部次長(
新實正志) そのときの答弁も、この須脇町で総合的に勘案した検討の結果、ここで進めてまいりたいと考えているというふうに私は答弁をいたしましたので、よろしくお願いいたします。
34
◯部員(
前田 修) 3町の方の対象も、一度検討したいという旨の答弁もされていたと思いますよ。言ったか言わなかったかというのは、今こういう方向で提案されているならいいですけれども、むしろ3町の方の学校を対象にしているわけであって、ぜひそちらの方でお願いをしたいと思うし、これが例えば建設をされて福地の学校の前を通って、一色町の学校に配送されるということを思うと、直に既成事実のように福地もやれるのではないかということを前提にして、なし崩し的にこの地に建設されるような気がしてならないわけで、そういった心配を持っているわけで、本当にその点は気をつけてもらわなければいけないというふうに思います。
それからもう1つ、この用地の形というのが、一色の給食センターでも、吉良の給食センターでも大体いい形でつくられているんですが、L字型になったのは、建設の基本計画でもこのようなものがあるのか、あるいは用地の取得の関係でやむを得ずこうなったのか、その点はどうなんですか。
35
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 用地につきましては、なるべく正方形に近い形が望ましいんですけれども、L型になった北側に温室がございまして、そちらについてなかなか用地交渉がうまくいかずに、ご理解が得られなかったという経緯もございまして、このような形になっております。
以上でございます。
36
◯部員(
磯部雅弘) 学校給食センターの新センターの食数というのはどのくらいを予定していて、旧幡豆郡が大体何食ぐらい必要なのか、余りの部分を教えていただけますか。
37
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 新センターでの調理食数でございますが、6,900食を現在では予定しております。このうち特別支援学校分が500食、それから旧3町の学校給食分が5,300食、これに予備食を1,100食含めますと合計で6,900食でございます。
以上でございます。
38
◯部員(
磯部雅弘) 現在、寺津の小・中学校の工事がとまるんですけれども、寺津の小・中学校がここの対象になるということはあり得ますか。
39
◯教育庶務課主幹(
石川 裕) 新給食センターにつきましては、あくまでも旧幡豆郡3町の給食を対象にしておりますので、寺津小・中学校の給食については含めておりません。
以上です。
4 特別支援学校の土地の取得について
資料 議題4資料 特別支援学校の土地の取得について
教育部次長より次のように説明。
40
◯教育部次長(
新實正志) ただいま議題となりました議題4 特別支援学校の土地の取得について、ご説明を申し上げます。議題4資料をごらんください。
愛知県が進める西三河南部地区新設特別支援学校、これは仮称でございます。この建設用地の土地売買契約を、全ての地権者の方と締結したことをご報告申し上げます。
取得予定箇所は資料の赤色に着色した部分で、西尾市須脇町高河原・流地内で、取得予定面積は2万3,242平方メートル、取得予定価格は3億4,774万5,466円でございます。
今後の予定でございますが、登記事務の手続を進め、年内中に土地を取得してまいります。また、県と市との役割を調整しながら、一日でも早く西尾市内に特別支援学校が開校するよう努めてまいりたいと考えております。
以上で、議題4の説明とさせていただきます。
質疑なし
5 物損事故による損害賠償の専決処分について
教育部次長より次のように説明。
41
◯教育部次長(
新實正志) ただいま議題となりました議題5 物損事故による損害賠償の専決処分について、ご説明申し上げます。資料はございませんので、よろしくお願いいたします。
この専決処分は、物損事故による損害賠償の額の決定及び和解に関するものでございます。
事故の概要は、平成29年8月17日木曜日、午後1時45分ごろ、学校用務員が西尾信用金庫中央支店駐車場において用務を済ませ、自車を後退させようとしたところへ相手車が自車の後ろを通過したと思い、その通過を確認してから右にハンドルを切って後退したところ、停車をしていた相手方の車の左後方バンパーと自車の左後方バンパーが接触しました。自車は、バンパー塗装の剥がれと左テールランプカバーの損傷、相手方の車はバンパーの変形、破損がありました。お互いにけがはありませんでした。
示談の内容は、西尾市の過失割合が100%で、相手方に損害賠償として16万円を支払うもので、専決処分により処理をさせていただきました。事故後、本人には口頭による注意を行ったところでございます。
交通安全につきましては、常日ごろから注意喚起をしているところですが、引き続き細心の注意を払ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上、議題5の説明とさせていただきます。
質疑なし