◆27番(神谷清隆)
健康福祉常任委員会に審査を付託された7議案について、審査結果を報告します。 3月15日午前10時から
常任委員会を開催し、慎重に審査した結果、第9号議案、第21号議案本
委員会付託部分、第22号議案、第26議案及び第27号議案は賛成多数で、第8号議案及び第10号議案は全会一致で原案のとおり可決すべきと決定しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
大屋明仁) 次に、
総務企画常任委員長の報告を求めます。9番
松本佳栄議員。
◆9番(松本佳栄)
総務企画常任委員会に審査を付託されました8議案について、審査結果を報告いたします。 3月16日午前10時から
常任委員会を開催し、慎重に審査した結果、第21号議案本
委員会付託部分ほか7議案は、全会一致で原案どおり可決すべきと決定いたしました。 以上、報告を終わります。
○議長(
大屋明仁) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、質疑を許します。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 進行の声がありますので、質疑を終わります。 討論の通告がありますので、御登壇の上、発言願います。19番 石川 翼議員。 (登壇)
◆19番(石川翼) おはようございます。 私は、ただいま上程をされております第6号議案「安城市
行政財産目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定について」、第9号議案「安城市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、第21号議案「令和3年度安城市
一般会計予算について」、第22号議案「令和3年度安城市
国民健康保険事業特別会計予算について」、第26号議案「令和3年度安城市
介護保険事業特別会計予算について」、第27号議案「令和3年度安城市
後期高齢者医療特別会計予算について」、以上6案件について反対でありますので、その主な理由を申し上げます。 議員各位におかれましては、本討論趣旨に御賛同いただきますようお願い申し上げます。 まず、6号議案について指摘いたします。 行政財産である建物を、店舗以外で使用する場合においても使用料を徴収可能にしていく、そういった内容の議案であります。現状は、食堂や売店に限られておるわけですが、その他の利用についてもその徴収の対象を拡大していくという内容でございます。 現状、国、県などが行う事業で市も運営に関与しているケース、あるいは法的に根拠を持ち、公益性が高いと判断された26団体が使用を許可されているとのことです。 答弁によれば、
刈谷公共職業安定所、これは
さくら庁舎の一番奥にある求人の検索なんかができるパソコンが置いてあるところです。ですとか、あるいは安城市
国際交流協会、
土地改良事業室などが具体的な利用例ということで答弁がありました。これらの団体に対する
徴収見込みでは、ほとんどの団体については徴収不可、徴収できないと認識をされている一方で、
市職員組合については徴収の対象にする方向であることが分かっております。 26団体は、一定の公共性を認められてきたからこそ現状の
目的外使用に至っているわけであり、公共性が見いだせないというのは唐突感が否めません。
目的外使用については、一昨年、市内施設において不正が発覚し、新聞紙上をにぎわすこととなりました。その後、不正は正され、現状、今日においては正常化されて今に至っているものと認識をしておりますが、今回このような特定団体だけを恣意的に扱う動きが現れ、その方針が改められることがなく強行されるのであれば、
ダブルスタンダードにならないよう、
目的外使用における公平性、平等性が担保されているかどうかゼロベースで確認する必要が生じるものと考えます。本議案が、
ダブルスタンダードを誘発するものではないかということを危惧いたします。 次に、第9号議案についてであります。 これは、
国保税条例の一部を改めるもので、被保険者の保険料に影響を与えるものです。答弁によれば、40歳から64歳の介護保険第2号被保険者の年代に当たる方がいる世帯とそうではない世帯で影響の表れ方が異なるとのことです。大きく分ければ、39歳以下及び65歳以上であれば保険料が安くなる。40歳から64歳であれば高くなるという内容です。 答弁で示されたモデルケースでは、40歳から64歳のケースで、小学生、子供2人という形で試算が示されましたが、40代後半や50代になると子供が小学生というケースは減り、高校や大学に通う年代になってくると思われます。学費のかかる年代に対し
保険料負担の増大を求めるというのは、私は正しいやり方とは思いません。 次に、第21号議案についてです。これは、新年度の
一般会計予算です。多少行き来はありますけれども、原則として款を追って指摘します。 まず、10款総務費です。予算に関する説明書、以下、この予算に関する説明書のページ数で指摘をしていきますが、313ページ、こちらに市職員の報酬等に係る一覧表が記載されております。この一覧に基づく質疑の中で、本年度の
過労死ラインを超えて働いた職員の数が36人だったことが分かっております。また、そこまでは至らずとも、法の定める規定の時間を超えて働いた職員が多数いたことも重ねて分かっております。 これに対し、新年度、2021年度、令和3年度ではどのような対策が取られているかといえば、時間
外勤務手当、1人当たり年間で5,000円ほど減っているということでありました。これは、割り返していきますと、最低賃金で働く人であっても毎日本年度より1分早く帰るにすぎません。
過労死ラインを超える職員を多数出すなど、明らかに好ましくない本年度実績に対し、1分の差しかない予算を容認すべきではないと考えます。 次に、
マイナンバー制度についてです。 10款総務費の99ページでは、
個人番号カード交付事業費交付金として1億円弱が計上されております。本来、その取得は個人の意思によるものであり、2019年度には国の指示によって市職員に対し取得の調査や実際に取得するよう半ば強制するということが行われました。実際、これを機に市職員の取得率は、失礼、市職員のカードの取得率は急激に伸びております。 また、職員本人にとどまらず、その家族にまで取得を求めるなど家族勧奨、家庭勧奨を行ったことが過去の答弁で明らかになっております。 今回、新年度においても同様の行為を行うのか確認したところ、総務省から協力依頼があれば同様に行っていくとの答弁が返ってきました。個人の意思に係ることが職務として行われていることについても問題があります。 マイナンバーカードに関しては、20款衛生費においても関連予算が計上されており、医療機関としての休日
夜間急病診療所に
顔認証関連機器導入に向けた動きがあるということが分かっております。この導入に向けて、市の側が手を挙げたという形ではありますが、その前段には国の勧奨があり、それに応じたというのが実態です。 この
セキュリティについて、答弁では国の定める
セキュリティ強度は確保されているということでありましたが、官民を問わず情報流出の問題が報じられることは、決して珍しいことではありません。もちろん、これらのケースでも
セキュリティ対策は行われていたはずですが、結果として流出をしているわけです。一方的に市の側が情報を受けるわけではないわけであります。顔認証や
カードリーダーから得た情報を市の側が送り出す、発信する側にもなるわけでありますので、情報流出が起きた際には市が加害者側になり得るわけです。そのようなリスクを負う必要が、必要性があるとは感じられません。 次に、35款商工費です。 203ページ、こちらに
産業空洞化対策事業として1億500万円余が計上されております。2020年度と比較をすれば、金額こそ下がっているものの、この20年度は複数社に対し支出しておるのに対し、今回、2021年度は1社が対象ということでありますので、単純な比較はできませんが相対値ではなく絶対値として相変わらず大きな金額であるということがうかがえます。 事業名にも出ておりますが、
産業空洞化、企業を優遇しないと出ていってしまうと、だから金銭を与えてとどまってもらおうというのは、これは行政が行う仕事ではないと思われます。おおよそ事業と呼ぶにふさわしくないものと考えております。 次に、
指定管理者制度について指摘いたします。 40款土木費では、225ページで堀内公園、そして50款教育費では
レジャープールに関し
指定管理委託料が計上されております。いずれも、5年に一度の更新の時期を迎え、この4月から新たな指定期間に入る施設であります。 このうち、特に堀内公園に関しては対前年度で1.5倍以上の金額となっております。これは、5年前の改定期と比べ消費税や最低賃金の変動を加味しても説明がつかない大幅な伸びとなっております。その金額的な伸びを受けても、
市直営方式よりは安上がりであるとの認識が過去の議会答弁で示されており、今回、その根拠を問いました。 その積算根拠としては、市が主体となって施設の管理運営や清掃、点検など複数の業務を業者委託することを前提に必要となる費用を積み上げたものとのことでありました。これは、
指定管理方式と直営方式の予算同士の比較を前提にしていると思われます。
指定管理委託料が、提案額に基づくものであることを勘案すれば、実際の金額もあまり予算と変わりがないものと思われます。これに対し、直営方式の試算はあくまで試算であり、他の予算と同じように算出をしているものと思います。かつかつの予算を組んで計上するということはあまりないと思います。多くの場合は余裕を見た予算計上をしているため、翌3月には
マイナス補正が生じる、こういったケースが多いと思います。 そこまで加味をしていきますと、実際には指定管理にする金銭的なメリットは極めて小さいのではないかと考えられます。実際に働かれている方の身分も5年で左右される、そういったデメリットも含めれば、トータルで見ても指定管理にする利点は薄いと感じます。 次に、3特別会計について指摘いたします。 第22号議案、
国民健康保険ですけれども、こちらの特別会計では333ページで国保税収入の額が記載されております。保険税収入が近年、減り続ける、続落してきておったところ、次年度当初予算では反発の動きを示しております。 近年の国保税収入減の動きは、主に75歳を迎えて後期高齢者医療制度へ移行する人が増えていること、そして社保に切り替えをしていく人が多いと、こういったことが主たる要因でありました。 しかし、コロナによる雇用不安の影響もあって、社保への切り替え、移行が減ったこと。そして、むしろ社保から国保に移行する人が増えてきている、こういう逆流現象が起きたこと、こういったことを根拠に今回はこうした見込みを立てたということでありました。 国保財政の側の視点に立てば、働くだけの体力や健康を持っている人が増えるわけですから、あくまで保険者視点としては、被保険者ではないです、保険者の視点では安定に資するということが言えるかもしれませんが、当然ながら雇用不安が背景にあるわけですから、社会全体からすれば好ましい傾向とは言えません。 長年言われてきた構造的課題は解消されておらず、むしろ、数字にも表れておりますが、繰入れを減らしていく、ゆくゆくは解消していこうという方向であることも容認できません。 次に、第26号議案、介護保険であります。 こちらは、392、393ページに、特別、普通の両徴収の金額が記されております。金額ベースで記されております。答弁によれば、次年度の被保険者は4万3,788人を見込み、人の割合は特別徴収で91.11%、普通徴収で8.89%とのことでした。 第27号議案の後期高齢者医療制度では、425、426ページに同じく特別、普通の徴収が金額ベースで記されております。答弁によれば、次年度は被保険者人数が660人増え2万1,170人で、特別徴収が58%、普通徴収42%を見込むとのことでした。いずれも、年間年金額18万円を下回る層を指しております普通徴収が一定数いることが確認でき、国保以上の構造的な課題が浮き彫りとなっております。 介護保険においては、
保険料負担とそれに対する給付の受け皿不足、そして後期高齢者医療制度については広域連合化されていることでこの地域、碧海においては5市の中から2市の意見しか出すことができない、反映させることができない仕組みになっているなど問題も多く、そして負担能力に応じない持続不可能な制度であることが大変問題であると考えられます。 以上、6案件に対し反対をする主な理由を申し上げました。議員各位におかれましては、本討論趣旨に賛同いただけますようお願い申し上げまして、討論を終わります。 (降壇)
○議長(
大屋明仁) ここで、本会議を10時35分まで休憩し、換気をいたします。 (休憩 午前10時32分)
○議長(
大屋明仁) 休憩中の本会議を再開します。 (再開 午前10時35分)
○議長(
大屋明仁) 次に、発言願います。10番
石川博英議員。 (登壇)
◆10番(石川博英) 改めまして、おはようございます。安城創生会の石川博英でございます。 私は、本議会に上程されております第2号議案から第11号議案までの条例関係議案、第21号議案から第33号議案までの各議案につきまして、いずれも賛成の立場であります。 このうち、予算関係議案につきましてその理由を申し上げ、議員の皆様の御賛同を賜りたく存じます。 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界規模で経済停滞と混乱を巻き起こしました。日本国内での累計感染者数は現在までに45万人を数え、8,000人を超える方々の死亡が確認されています。コロナ禍により命を落とされた皆様の御冥福をお祈り申し上げるとともに、最前線で医療活動に従事される医療関係者の皆様を始め、福祉施設等の関係者の皆様にもこの場を借りて厚くお礼申し上げます。 今回のコロナ禍は、今も市民生活への不安を募らせ、経済活動にも大きな打撃を与え続けていますが、間もなく開始されるワクチン接種によりコロナ禍の状況が改善し、正常な経済活動が再開されることを願うばかりです。 今後も、国のコロナ施策の動向を注意しつつ、基礎自治体として必要な施策を展開していただくことがとても重要であると考えます。市民生活と地域経済の安定化に向けた取組を、迅速かつ適切に講じていただけますよう、大いに期待しているところでございます。 それでは、当初予算全般につきまして、私の所見を述べさせていただきます。 令和3年度当初予算一般会計では、過去2番目の大型予算であった令和2年度に比べ43億7,000万円減となる677億3,000万円となりました。コロナ禍での厳しい予算編成の中でも、生活の安心感と未来への希望をテーマに、コロナ対策予算で総額25億円余、本市単独事業でも14億円を超える事業費を確保しておられます。加えて、公民連携やまちづくり施策のほかSDGs関連予算も計上されるなど、バランスのよい配分がなされているものと高く評価させていただきます。 予算の中身といたしまして、歳入におきましては、給与所得の減少や企業業績の悪化などに加え、国による様々な軽減措置の影響から市税全体ではおよそ36億円減となる350億円余とされています。景気回復への筋道は依然不透明でありますが、幾多の困難を乗り越えてこられた過去の経験を生かし、この難局を乗り切っていただくことを切に願うところでございます。 次に、歳出でございますが、編成方針で掲げられた新たな生活様式、働き方改革に対応する未来への投資に沿って、感染防止対策や経済支援策を始め質の高い市民サービスの実現に向けた行政のデジタル化などについて、現下の社会情勢を踏まえた効果的な予算措置がされております。 また、神谷市長がマニフェストに掲げられる「みらいが日本一元気なまちづくり」に向けた予算についても、SDGs関連施策や公民連携事業などに積極的な予算配分がなされており、その御苦労には大いに共感させていただくところです。 これよりは、総合計画に掲げる分野ごとに意見を申し上げます。 「生涯にわたり心身ともに健康に過ごせるまち」では、先ほども少し触れましたが、市民の皆さんにとって最大の関心事であるコロナワクチンの確実な接種体制の確保に万全を期していただくことをお願いする次第であります。 国のワクチン確保状況が正確に伝達され切れていない現在、接種スケジュールの調整や医師会との調整など御苦労されているとは思いますが、コールセンターを活用した問合せ対応や周知啓発を始め、安定した接種体制の確立を目指し最大限努めてくださるようお願いいたします。 このほかの健康施策では、スポーツの分野について、聖火リレーやカナダ女子ソフトボールチームの事前合宿、インカレなど様々な取組が予定されております。いずれも健康への意識づけやスポーツへの関心を高める有効な施策ですが、いかんせんコロナ禍での開催が前提であります。コロナ対策に万全を期し、安全安心な環境下での実施を強くお願い申し上げます。 次に、「くらしの質を高める持続可能なまち」では、環境の分野において、引き続きバイオマスポリエチレン25%配合の指定ごみ袋を採用するとともに、地域循環型社会の実現に向け、SDGsの視点も踏まえつつ本市の特性を生かした廃棄物エネルギーの効率的活用手法の検討に着手されます。いずれも、全国の自治体の中でも先進的な取組であり、本市の環境配慮に対する姿勢を内外に示すものと高く評価するものであります。 また、生活安全の分野では、新たに防犯カメラ100台の設置と、高齢者や子供さんを対象にヘルメット購入補助を開始されます。これらの事業は、市民の安全安心な生活を守り、併せて防犯意識の向上と地域の防犯力の強化にもつながる有効な施策であると考えております。このほか、交通渋滞の緩和や歩行者の安全確保などの道路交通環境の整備についてもきめ細かな配慮がなされており、適切な予算措置であると考えております。 次に、「地域の魅力、潤いと活力あふれるまち」では、依然厳しい状況下にある中小事業者等への支援策として、安城プレミアム商品券の発行を継続実施されます。今回は、プレミアム建設券の追加やゼロ歳から18歳までの子供たちに1万円の商品券を配布されるなどの改良点が加えられております。本施策のもたらす経済効果は15億円とされ、地域経済の下支えと子育て世帯への生活支援につながる、まさに時宜にかなった施策であると考えております。 このほかにも、中小企業のテレワーク導入などの環境整備やWEB展示場開設への支援など、中小企業の働き方改革やデジタル化に向けた取組に対してもきめ細やかな配慮がなされていると高く評価いたします。 また、都市基盤の分野では、三河安城駅周辺におけるパワーアップ再生への取組や、同南地区の土地区画整理組合設立への支援など、西三河の玄関口としてふさわしい賑わいと活力あふれるまちづくりに予算措置がなされており、今後の三河安城地区のさらなる発展には、地元議員といたしましても大いに期待をさせていただくところです。 次に、「人々が優しくつながり、支え合う安全安心なまち」では、防災・減災の分野において、地域が主体となって策定する地区防災計画への支援に着手されます。地域住民一人一人が地域の中で議論し、助け合いの計画を立てることが、将来の発生が確実と言われている南海トラフ巨大地震などへの備えにもつながるものと考えております。 地域福祉の分野では、老朽化が進む総合福祉センターの大規模改修や、要支援者等の在宅高齢者に対するタクシー助成への取組を始められるなど、健康で生きがいを持ち安心して生き生きと暮らせるまちづくりの実現に向けた予算措置がなされているものと考えております。 次に、「子どもたちを社会で豊かに育むまち」では、急増する低年齢児保育の需要に対応するため、民間保育所施設の整備、運営に対する支援のほか、使用済み紙オムツの回収、処分も新たに始められ、保護者や保育士の負担軽減にも取り組まれます。また、新たな児童クラブ整備への予算措置もなされており、安心して子供を産み育てられる環境整備に向け着実に歩みを進められているものと高く評価いたすところであります。 教育施策の分野では、令和3年度はGIGAスクール元年となり、児童生徒全員にタブレット端末が配布されます。このタブレットを活用することで、デジタル教科書や教材動画の視聴はもとより、ふれあい学級や不登校児童生徒への支援など、その活用方法は無限に広がることでしょう。ぜひとも教職員との協業をより密にされ、誰一人取り残されることのない学びの実現に御尽力お願いをいたします。 このほかにも、スクールサポートスタッフの全校配置や屋内運動場の換気対策につながる高所建具改修など、ソフト、ハード両面できめ細やかなコロナ禍対策が施されているものと考えております。 そのほか、市長が編成方針に掲げられた公民連携と未来投資において、新たな取組が予算化されております。 ケンサチプロモーション事業では、デジタルコンテンツの活用による人的交流機会の創出を、公民連携事業ではSDGsの視点を踏まえ、民間事業者等と持続可能な地域社会の在り方を検討するという意欲的な予算であり、敬意を表するものであります。初めての取組であり、困難も予想されるところですが、将来を見据えた先進的な取組として大いに期待をいたしております。 次に、特別会計事業について述べさせていただきます。 まず、
国民健康保険事業では、県単位化がスタートして4年目となります。今後も、県が示す標準保険料率を適用し、安定的な国保運営に努めていただくようお願いいたします。 安城桜井駅周辺特定土地区画整理事業では、事業終結に向け引き続き保留地の売却を進めるとともに、家屋移転や道路整備を進めていただきますようお願いいたします。 介護保険事業では、新たなあんジョイプラン9に基づいて適切な予算措置がされているものと考えております。超高齢社会を迎える中、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができますよう、安城市版地域包括ケアシステムの定着をより一層進めていかれることを期待しております。 このほか、土地取得、有料駐車場事業、後期高齢者医療におきましても、適正な予算措置がなされていると考えます。 続きまして、企業会計について述べさせていただきます。 まずは、水道事業会計、ライフラインである水の安定供給に必要な重要管路の整備や、老朽管の布設替えなど適切な予算措置であると考えております。下水道事業会計につきましても、市の汚水適正処理構想に基づく計画的な下水道整備など、適正な予算措置がなされているものと判断いたしております。 以上、賛成理由の一端を述べさせていただきました。令和2年度は、コロナ禍でまさに人類にとっての試練の年となり、世界中のリーダーたちが翻弄される中、本市では神谷市長の御経験を基にタイムリーな支援策を打ち出されてみえました。 令和3年度、これからのコロナ情勢や経済動向は依然不透明でありますが、今後とも市民生活の安定、安心の確保を最優先に、目指す都市像「幸せつながる健幸都市 安城」の実現に向け、私自身も一議員として力を尽くしてまいる所存でございます。 議員各位におかれましては、各議案に御賛同を賜りますようお願い申し上げ、本討論を締めさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。 (降壇)
○議長(
大屋明仁) 次に、発言願います。6番
森下祥子議員。 (登壇)
◆6番(森下祥子) 皆さん、おはようございます。日本共産党
安城市議会議員の森下祥子です。 ただいま上程されております議案の中で、第6号議案、第9号議案、第10号議案、第21号議案、第22号議案、第26号議案、第27号議案の7議案に反対をしております。反対理由を述べますので、議員各位におかれましては、本討論に御賛同くださいますようにお願い申し上げます。 2020年は、年明けより新型コロナウイルス感染が拡大をし、世界規模で経済に影響を与えました。日本においても、外出自粛要請や営業時間短縮要請により経済、雇用の不安定化に拍車がかかり、職種や雇用形態による経済格差が拡大いたしました。女性や若者の
自殺も増加し、日本のセーフティネットの脆弱さや隠されていた社会の問題が明らかになった年でもありました。 コロナの影響を受け、収入が大きく減少した人に向けて国の支援策も数多く出され、安城市でも住居確保給付金の需要が大きく伸びたことが印象的でした。 生活保護の新規開始に関しまして、2020年4月から21年2月までの11か月間の合計は90件で、前年度と比較をして5件の微増、そのうちコロナの影響で生活保護を新規に受給することになった件数は11件、全体の12%であったとのことです。 コロナ危機を目の当たりにし、いまだコロナ収束の見通しが立たない今、安城市の2021年度予算は市民の暮らし、福祉を守る予算になっているのか、何点か指摘をしたいと思います。 新型コロナウイルス感染症を収束させるために、国もワクチン接種に大いに期待をしているわけですが、同時に感染源を特定し、無症状であっても感染者を隔離、保護をしていく必要は今後も続いていくと考えております。感染症を感染源から抑え込んでいくことは、医学の世界では基本のことであり、国や県が重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患を有する方に対する感染防止策の強化をするのであれば、医療を守り社会を安全に回していくために、自治体も独自で感染源の抑え込みに協力することも可能です。 一般質問でも取り上げましたが、学校や保育施設等でコロナが発生した場合のPCR検査費補助対象施設の拡大等は、保育士等が安心して事業を継続させる上で必要でありますし、それだけの財政力が安城市にはあると考えております。 21年度より、公立園等14園を安城市こども未来事業団に移管するに当たり、運営財源8億円を確保しました。公立園の事業団化は、国の推し進める保育の民営化の流れに乗り、また2019年10月からの幼児教育・保育無償化による保護者負担の保育料の収入がなくなったことによる市財政への負担を軽減するために進められてきた事業であると考えております。 私は、子供の保育は行政が責任を持って、公立園で質を保って行っていくべきであるというのが主張ではありますが、市は保育の質も職員の処遇も変えていかないということで答弁をされておりますので、そこは信じて、よい保育を提供していっていただきたいと考えております。 そして、8億円の財源確保がなされたわけですが、それに伴っての新たな保育サービスが園での紙オムツ回収のみにとどまっております。オムツ回収も、保護者からは喜ばれる施策ではありますが、事業団移管の運びとなった幼児教育・保育無償化で保育料から取り出され、保護者の負担となっている給食費の無償化や軽減等の施策も盛り込まれるとよかったと考えております。 個人番号カード交付事業費に関してですが、国を挙げて国民全員がマイナンバーカードを取得するよう働きかけをし、23.2%の安城市民が既にカードの取得をしております。マイナンバーカードを利用したマイナポイントの取得や健康保険証と連携した利用が実施されており、計上されるマイナンバー関連の予算項目も増加しております。 国は、市町村のカード交付事務を支援するとしておりますが、カードを取得した人、取得していない人、保険証として使用する人、しない人で事務作業が異なる上、
セキュリティ上の問題が起きた場合の対処や住民の苦情への対応を含めて、市町村の事務負担の増加は避けられません。 また、市民の行政手続の簡素化もうたわれておりますが、電子証明書の更新手続も必要であり、カードを持たない人へは手続の際、個人番号が求められることもあり、同じように市民の手間が増えております。 そもそも、
マイナンバー制度は、所得や資産、税や社会保障給付などの個人データを政府が一括して把握することで、社会保障給付の削減を進めようとする狙いがあるもので、制度自体に反対をしております。 歳入、市民税に関しまして、コロナ危機の今年度上半期、リーマンショック時以上の打撃だと報道もされておりましたが、下半期ではトヨタの業績も回復してきているとの報道も出ておりました。リーマンショック時の落ち込みを想定し、今年度140億円であった個人市民税が85%の120億円、法人市民税は今年度21億円あったのを、たったの38%の8億円余の予算が計上されております。コロナの影響がどのくらい出てくるのか不透明ではありますが、それでもかなり渋めに見積もっているのではないでしょうか。 来年度、年度途中であっても、増収が確定した時点、例えば6月で市民税が決定されるのですから、大枠が見えてくるのではないかと考えておりますが、3月補正で増収分を全て一括して上げてくるのではなく、9月補正や12月補正で上げ、市民に必要なサービスを実施していっていただきたいと考えております。 続いて、特別会計と条例も含めておりますが、
国民健康保険についてです。
国民健康保険が都道府県化となって4年目となります。都道府県化の狙いは、標準保険料率を導入して、市町村が保険税の値上げを抑えたり独自の減免措置を実施するために行っている一般会計からの法定外繰入れをやめさせることです。 2021年度予算では、20年度と比較をして一般会計からの法定外繰入れを3,600万円余、1人当たり1,490円削減しており、年々法定外繰入れを削減しております。 安城市は、国の方針どおり標準保険料率を採用して、19年度決算で15億円余の多額の繰越金を出しております。その余剰金のうち、2億6,000万円を20年度当初予算に計上をし、2億2,000万円を21年度当初予算に計上しておりますが、補正予算にも計上されていない10億円余のいまだに使い道が示されておりません。 地方財政法第7条には、「地方公共団体は、各会計年度において歳入歳出の決算上剰余金を生じた場合においては、当該剰余金のうち2分の1を下らない金額は、これを剰余金を生じた翌翌年度までに、積み立て、又は償還期限を繰り上げて行う地方債の償還の財源に充てなければならない。」とされておりますが、安城市は基金に積み立てられておらず、予算にも計上されておりません。その予算の組み方が誤りであると考えております。 また、協会けんぽ等に加入している人は、扶養している子供の保険料はかかりませんが、
国民健康保険加入者には子供にも保険税がかかってきます。22年度からは、未就学児の保険税が2分の1軽減されることが決まっておりますが、繰越金を使って市独自で前倒しをして軽減したとしても、財政上問題はないかと考えます。 続いて、介護保険料です。 要介護認定率は、20年10月1日現在で前期高齢者で3.3%、後期高齢者で26%にすぎません。医療保険と違い、介護保険の利用者が少ない状況です。 保険料については、公費が投入され、保険料率が2分の1に軽減される第1段階でも年1万2,696円の保険料を負担しなければなりません。第1段階に該当するのは、世帯全員が非課税で生活保護、老齢福祉年金受給者または合計所得金額が課税年金収入額の合計が80万円以下の方です。生活保護受給者を除けば、ほとんどが国民年金のみの方だと思います。 国民年金は、満額受給でも年額で約78万円にすぎません。65歳まで待てなくて繰上げ受給されている方もおり、これらの方の中には月額4万円から5万円という方もおられ、満額受給でも生活保護基準を下回っております。このような方について、保険料を免除すべきですし、基本的には世帯非課税である第1から第3段階までは、公費を投入して免除する仕組みにすべきだと考えております。 あんジョイプラン9の案に対して実施されましたパブリックコメントの意見の中には、所得段階を多くすることや高所得者の保険料率を高くすることにより、一層の応能負担にすることを求める意見が多く出されておりました。第8期では、対象者について部分的に改定されているものの、第7期を踏襲した保険料が提案されております。市民の負担感覚からいえば、据置きだからよいとは言えません。 所得段階が最上位の第14段階の保険料率は2.5ですが、岡崎市は第7期から2.65にしております。本市でこの14段階に属する被保険者は、19日現在、694人ということです。仮に2.65の保険料率を採用した場合、保険料は100円未満切捨てで16万8,200円となり、保険料総額は1億1,673万円余となります。2.5の場合より659万円余増えることになります。この増収分を、第1段階の3,416人に充当すれば、1,930円の引下げが可能になります。これは単純な計算にすぎませんが、市民負担軽減のためにあらゆる検討を尽くしていただきたいと考えております。 後期高齢者医療制度につきまして、病院にかかる頻度も治療する期間も長くなる傾向にある75歳以上の高齢者を強制的に別枠の医療保険に区分し、負担増を押しつける制度です。国保税も高い、高いと聞いておりますが、後期高齢はもっと高くなると聞いております。2008年の導入以来、高齢者の生活を圧迫する重大要因となっておりますし、22年度中には年収200万円以上の加入者の窓口負担を2割にする法律案が開会中の通常国会に提案されております。高齢者の間で大きな不安が広がっており、高齢者が安心して医療を受けられるような制度と予算に、受けられるように制度を改正するとともに、この予算には反対をいたします。 順番が逆になりますが、第6号議案につきまして、以前から監査委員より指摘を受けていたとのことですが、ほかの議員の質問に対し、市は、安城
市職員組合の使用する部屋へも年32万円の使用料の徴収が可能になる旨の答弁がなされました。現時点では、使用料を徴収する対象はないとの答弁ではありましたが、今後、市側に職員組合の活動を縮小させたい事案が出てきた場合、使用料を徴収し、組合活動への金銭負担を大きくすることで活動を制限させることが可能になる懸念があるということで、反対をいたします。 以上、反対の主な理由を申し上げ、討論を終わります。各議員におかれましては、本討論に御賛同くださいますようお願いを申し上げます。 (降壇)
○議長(大屋明仁) これで討論を終わります。 これより採決します。採決は電子採決で行います。 パスコードの入力を確認しますので、本会議を11時10分まで休憩をいたします。 (休憩 午前11時08分)
○議長(大屋明仁) 休憩中の本会議を再開します。 (再開 午前11時10分)
○議長(大屋明仁) 初めに、日程第3、第2号議案から第5号議案までの4案件を一括採決します。 4案件は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、4案件は原案のとおり可決されました。 次に、日程第4、第6号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第5、第7号議案及び第8号議案の2案件を一括採決します。 2案件は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、2案件は原案のとおり可決されました。 次に、日程第6、第9号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第7、第10号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第8、第11号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第9、第21号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第10、第22号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第11、第23号議案から第25号議案までの3案件を一括採決します。 3案件は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、3案件は原案のとおり可決されました。 次に、日程第12、第26号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第13、第27号議案を採決します。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、日程第14、第28号議案から第33号議案までの6案件を一括採決します。 6案件は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、6案件は原案のとおり可決されました。 次に、日程第15、請願についてを議題とします。 初めに、議会運営委員長の審査報告を求めます。25番 二村 守議員。
◆25番(二村守) 議会運営委員会に審査を付託されました請願第4号及び請願第5号について、審査結果を報告します。 去る3月18日午前10時から委員会を開催し、審査を行いました。 初めに、請願第4号「
安城市議会において「事前審査の禁止」を求める請願」について、初めに、紹介議員である白山議員から請願の趣旨について次のように説明されました。
地方自治法第115条第1項、会議の公開に反した議会運営がされている。例えば、非公式、非公開会議である議案等説明会や
各派代表者会議で議案等について質疑や議論がされているため、本請願は違法である事前審査の禁止を求めるものであると説明されました。 それを受けて、委員から、不採択すべき主な意見として、
地方自治法第115条第1項で定められている議会の会議は本会議のみを指すものであり、会派ごとに開催されている議案等説明会は対象外である。議案等説明会の中で、事前審査に当たる質疑等は行われていないなどの意見が出されました。 これらの意見を基に採決した結果、請願第4号は全会一致で不採択すべきと決定しました。 次に、請願第5号「
安城市議会において「
各派代表者会議の廃止」を求める請願」について、初めに、紹介議員である白山議員から、請願の趣旨について次のように説明されました。 この
各派代表者会議は、非公式及び非公開会議であり、住民及び一部の議員は傍聴すらできず、規程類も議事録もない完全な私的会議である。
地方自治法第115条第1項によると、住民が知り得ないところで議論等がされることは事前審査に当たるため違法会議であると説明されました。 委員から、不採択とすべき主な意見として、
各派代表者会議は議会運営に関する意見の連絡調整を行う場で事前審査は行っていないため、違法ではない。
地方自治法第115条第1項にある議会の会議は本会議を指しているので、
各派代表者会議はこれに当てはまらない。 続きまして、採択とすべき主な意見として、
各派代表者会議は法律や条例に基づかない非公開会議であるものの、委員会の委員選定や議会で海外視察を行うかを決める上で強い影響力を持っている。公式か非公式かどっちつかずの位置づけであり、閉ざされていることで何か隠されているのではないかと疑義を与える運用は是正されるべきなどの意見が出されました。 これらの意見を基に採決した結果、請願第5号は不採択者多数により不採択とすべきと決定しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
大屋明仁) 次に、
総務企画常任委員長の審査報告を求めます。9番
松本佳栄議員。
◆9番(松本佳栄)
総務企画常任委員会に審査を付託されました請願第8号「
自治基本条例審議会・会議録の「刑法違反(
公文書改ざん)」に関し、当市議会(議長他)に、
刑事訴訟法第239条に基づく「刑事告発」義務の実行を求める請願」について、審査結果を報告します。 去る3月16日午前10時から
常任委員会を開催し、審査を行いました。 初めに、紹介議員である白山議員から、請願の趣旨について次のように説明されました。
自治基本条例審議会・会議録の刑法第155条(公文書偽造等)違反に関して、刑事告発の義務を直ちに実行し、自浄していただくよう求める。この義務が不当だと判断するならば、確固たる合法的な根拠を全住民に説明してくださいと説明されました。 それを受けて、委員外議員から紹介議員へ質疑がありました。 次に、委員から、不採択とすべき主な意見として、所管課に確認したが、
自治基本条例審議会の会議録について、刑法第155条(公文書偽造等)に違反する事実は確認できなかった。議会に刑事告発をするよう求めているが、その前提となる事実がないなどの意見が出されました。 これらの意見を基に採決をした結果、請願第8号は全会一致で不採択とすべきと決定しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
大屋明仁) 次に、
産業建設常任委員長の審査報告を求めます。23番
松尾学樹議員。
◆23番(松尾学樹)
産業建設常任委員会に審査を付託されました請願第9号「ゼロ
カーボン達成に向けた取組みの推進に関する請願」について、審査結果を報告します。 去る3月11日午前10時から
常任委員会を開催し、審査を行いました。 冒頭に、請願提出者が趣旨説明を行い、昨年10月の菅総理の所信表明で、温暖化ガス排出を2050年までに実質ゼロとする方針を示したことで、安城市においてもゼロ
カーボン達成を早期に目指していただきたい。地球温暖化や気候変動に関することなどを市民や事業者へ周知していただき、自然災害に対する適応力を高め、持続可能な地域づくりをしていただきたい。脱炭素社会の実現に向けて、市内だけでなく他都市との連携を強め、世界と一緒になって目指してほしいなどと述べられました。 それを受けて、委員から、請願提出者へ質疑がありました。 次に、委員から採択とすべき主な意見として、国は、地球温暖化対策の推進に関する法律を1998年に公布し、温室効果ガス削減を進めてきた。本市においても地球温暖化防止への取組を開始し、スマートハウス普及促進、次世代自動車購入費補助などを行っている。近年の異常気象が顕著になっていると感じ、さらなる対応が必要だと思われる。まずは、市民や事業者へ意識改革を促す環境教育や啓発を基本として取り組むべきである。国の動向を踏まえ、行政がリーダーシップを取り、民間企業と連携して検討してほしい。国土強靭化地域計画に基づいた事業も有効に活用し、災害に強い持続可能なまちづくりの推進も必要である。本市や日本のみの問題ではないが、全世界の人が少しずつでも温室効果ガス削減に努力することが大切であるなどの意見が出されました。 これらの意見を基に採決した結果、全会一致により請願第9号は採択とすべきと決定しました。 以上、報告を終わります。
○議長(
大屋明仁) ただいまの報告に対し、質疑を許します。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 進行の声がありますので質疑を終わります。 討論の通告がありますので、御登壇の上、発言願います。20番
白山松美議員。 (登壇)
◆20番(白山松美) それでは、請願第4号、第5号、第8号につきまして賛成討論をさせていただきます。 まず、請願第4号ですけれども、各議員におかれましては、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 まず、議会運営委員会において、各委員からのコメントの主なものは、事前審査は行われていないというものだったと思います。しかし、それはないと言わせていただきます。正直なところ、私もほとんどの議員同様に、事前審査に当たるであろう質問をしていたと思います。 また、議会運営委員会の中で、「本会議などが形骸化しているなら、それは議案等説明会が存在するからそうなっているのではなく、公式な場で発言しない議員側の問題です。制度の問題ではありません。」という石川 翼委員の発言がありました。特に、公式な場で発言しない議員側の問題という言葉は、発言して何ぼである議員において、核心を突いた言葉であったと思います。 ただ、これは私ごとですけれども、一部の議員の特権である議会の役職に就いて、車の買い替え資金を稼ぐために何も言わない、何でも賛成の
安城市議会においては、模範的議員になることをもくろんでいる私にも厳しい言葉であったかと思います。 それはともかく、本請願は、議案等説明会の存在を否定するものではなく、あくまでも違法である事前審査の禁止を求めたものであります。よって、本請願のタイトル及び趣旨からすれば、否決されるはずがないと私は考えます。 しかし、現実として、どこまでが事前審査なのかを判断することは、困難と思えます。そこで、請願で提案しているのが、刈谷市議会の例です。 請願にあるように、議案等説明会の在り方を変えればかなり事前審査は防げると考えますし、さらに全議員の前で一度で済ませば執行部側の負担も減り、極めて効率的であることは明らかです。デメリットは何もないと考えます。せっかくの議会運営委員会で刈谷市議会へ行政調査へも出かけたわけですし、せめて1つぐらい取り入れてもよいと考えますが、いかがでしょうか。 続いて、請願第5号「
安城市議会において「
各派代表者会議の廃止」を求める請願」を賛成討論させていただきます。 現在の
各派代表者会議には、多くの疑問があります。請願には、7つの疑問が提示されていますが、議会運営委員会においては全くと言ってよいほど説明がありませんでした。今度こそ、今度こそこの後の反対討論で、その一つ一つに対して条例に従い説明責任を果たしていただきたいと思います。 話は変わりますが、3月18日の議会運営委員会において、石川 翼委員がすばらしい説明をしてくれました。請願者も私も、初めて理路整然と法的、論理的な説明を聞くことができたと感謝感激しております。まさに、完璧と言ってもよいくらい、すばらしく真っ当な説明であり、この説明を覆すことはできない。つまり、請願にある7つの質問と併せて現在の
各派代表者会議の継続はあり得ないと考えます。 実は、私としては情けない話ですけれども、請願者から議会運営委員会における石川 翼委員の説明文書をもらえないかと頼まれました。さらに、あの説明を1回で終わらせるのはもったいない。賛成討論は、白山さんではなく翼議員にやってもらえ、こうまで言われてしまいました。そこで、翼議員に討論をお願いしたのですが、断られてしまい、今こうして私がやっている次第であります。お粗末ながら。 先へ行きます。 本請願のタイトルは、
各派代表者会議の廃止となっていますが、野場委員の必要に応じて行えばよいという趣旨の発言には同意できます。実際、刈谷市議会でも、ほとんど行われていないとはいえ、廃止されたわけではなく必要に応じて行うこともあるようです。 いずれにしても、現在の
各派代表者会議は、実質のブラックボックス会議であり、議員差別の温床にもなっていると思えることから、一旦廃止し、その後もし議会運営委員会だけでは十分な対応ができないような案件がある場合は、必要に応じて適時対応すればよいと考えます。 以上、請願第5号の討論でございます。 続いて、請願第8号の討論をさせていただきます。 これ実は、請願者から賛成討論の原稿を預かってまいりましたので、それを紹介して賛成討論とさせていただきます。ぜひ御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 それでは、読み上げます。8分ほどいただきます。 最初に、去る3月16日の
総務企画常任委員会での委員外議員の永田敦史議員の発言には、大変役に立つところはありました。ここに感謝申し上げます。 その中で、まず1点取り上げます。それは、請願第8号の中で、請願者は刑法第155条(公文書偽造等)に根拠を求めました。永田議員は、第156条ではないのかと指摘されました。結果としては同じことであり、最終的には第155条にたどり着くため問題はないかと考えました。当方としては、最終的な条文を提示したほうがよかろうと判断したまでのことです。 ただし、本請願については市及び議会、議員が事前会議をせずに、ごめんなさい、間違えました。事実解明をせずにひたすら問題はないという根拠のなき姿勢を取り続けるために、司法の場にて事実解明がされる必要があります。 さらに、ここで申し上げたいのは、本請願を審議する
総務企画常任委員会の委員4名、欠席1名は、どなたも永田議員レベルの指摘すらされなかったことは、これはいかなることでしょうか。例えば、宗 文代委員、本請願の内容について刑法第155条に該当する事実は認められないため不採択、鈴木 浩委員、請願第8号は議会に刑事告発を求めている、前提となる犯罪の事実はないため不採択など、どなたの発言を取っても議事録作成の過程等をきちんと確認したとは思えない、まさに法的根拠も全くゼロの不採択の結論でした。この4名ともに実際の場にいたわけではなく、より厳密な精査が必要だったはずです。 なお、松本佳栄委員長及び二村 守議員と杉山 朗議員は、
自治基本条例審議会の昨年2月の最終日には傍聴されたわけですから、請願に記載された発言の真偽の証言は可能かと思います。請願に記載された発言内容は事実ですか、事実ではないですか。近々に何らかの方法でお答えをいただきたいと思います。 次に、
刑事訴訟法第239条では、議会ではなく議員の義務として刑事告発があることは、請願者には最初から自明のことで、指摘されるまでもありません。まずは、全議員に伝えて告発をされるかどうかの確認を取っただけであり、刑事告発義務を果たさないというならば、安城市民に報告をお願いします。 また、議員でなくても、住民からも告発は十分に可能になっております。まずは、議員の皆様を尊重して請願で伝えただけのことです。 なお、永田議員ですが、紹介議員の発言の際に、激しい言葉で不規則発言をして発言の邪魔をするのは極めてけしからんことだと思います。素人が言うのもなんですが、どうやら市議会議員としての立ち位置を理解しておられないようです。 しかし、それはそれとして、永田議員はしきりに白山議員に法令どおり直ちに告発したらどうかとあおっておられたように感じましたが、これはあまりにも短絡的な発言ではないかと感じます。白山議員は、当然刑法……、間違いました、すみません、白山議員は、当然
刑事訴訟法第239条を把握しておられます。しかし、永田議員はこの条文にひもづけされた解釈、例外等があることを御存じないのではないかと思います。そのことも含めて、白山議員は市や議会のことを考え慎重に事を進めていることを理解されていないようで残念に思いました。 また、議員の賛否行動についてですが、今までの請願における議決行動などを見ていて、ここは明らかに住民の意思とは違うだろうなと感じたこともありました。例えば、会派についてですが、会派というのは政党ではありません。そもそも、選挙において住民は候補者一人一人に投票しているのであり、住民は会派に信任を与えていません。そうですよね。会派が政党のまねをして、例えば安城創生会のメンバー全員が採択または不採択の同一行動を取ることは、実におかしな現象です。 これまでは、議員が住民の意思とは異なった、すみません、戻ります、これでは、議員が住民の意思とは異なった判断をしていることになりかねません。しかし、これは過去から連綿として続いてきた
安城市議会の現実であろうし、実際、住民の意思とかけ離れた判断も多くあったのだろうと推察されます。 このような議会及び議員の実態を、住民が知ったらどうなるのでしょうか。大変なことになると私は思います。最低限、議員は各自の良識、知恵、判断などに従い、会派の意思や都合ではなく住民の意思に沿った議会決議をすべきではないのか。 ここは繰り返せと、繰り返せという指示がありますので、もう一度言います。議員は、会派の意思や都合ではなく住民の意思に沿った議会決議をするべきではないのか。 議員の皆様は、市議会議員の本分を忘れずに行動していただきたい。まずは、本請願を各議員個人の良識で採択していただき、調査委員会などを立ち上げ事実解明をお願いいたします。 なお、不採択になったとしても、刑事告発は実行されるでしょう。 以上です。 請願第4号、第5号、第8号、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、賛成討論を終了いたします。御清聴ありがとうございました。 (降壇)
○議長(大屋明仁) これで討論を終わります。 これより採決します。採決は電子採決で行います。 本会議を、換気も兼ねて11時50分まで休憩をいたします。 (休憩 午前11時45分)
○議長(
大屋明仁) 休憩中の本会議を再開します。 (再開 午前11時50分)
○議長(
大屋明仁) 初めに、請願第4号を採決します。 本件を採択することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 反対多数であります。よって、本件は不採択と決定されました。 次に、請願第5号を採決します。 本件を採択することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 反対多数であります。よって、本件は不採択と決定されました。 次に、請願第8号を採決します。 本件を採択することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 反対多数であります。よって、本件は不採択と決定されました。 次に、請願第9号を採決します。 本件を採択することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、本件は採択と決定されました。 これより追加議案に入ります。 日程第16、同意第1号を議題とします。 提案理由の説明を求めます。神谷市長。
◎市長(神谷学) ただいま上程されました同意第1号「
固定資産評価審査委員会委員の選任について」、提案理由の御説明を申し上げます。 現委員であります岩月隆夫氏が、令和3年5月10日をもちまして任期満了となりますので、後任として引き続き同氏を選任いたしたく、御提案申し上げるものです。 何とぞ満場の御同意を賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
大屋明仁) 提案理由の説明が終わりました。 質疑に入ります。発言を許します。 (「原案同意」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 原案同意の声がありますので、質疑を終わります。 お諮りします。ただいま議題となっております同意第1号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決定しました。 これより同意第1号を採決します。採決は電子採決で行います。 本件は、原案のとおり同意することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり同意されました。 次に、日程第17、同意第2号を議題とします。 提案理由の説明を求めます。神谷市長。
◎市長(神谷学) ただいま上程されました同意第2号「
教育委員会教育長の任命について」、提案理由の御説明を申し上げます。 現教育長であります杉山春記氏が、令和3年3月31日をもちまして任期満了となりますので、後任として石川良一氏を任命いたしたく、御提案申し上げるものです。 石川氏は、昭和59年4月から教職に携わり、安城市立桜井中学校を始めとして市内の小中学校への勤務の後、愛知教育大学附属岡崎小学校、安城市教育委員会、愛知県教育委員会への勤務を経て、平成26年4月からは校長として安城市立安城中部小学校、現在は東山中学校において本市の教育行政の一翼を担われています。 過日、石川氏とお会いする機会を得まして、直接お話をいたしましたが、物静かで落ち着いた雰囲気の中にも氏の言葉には教育全般に対する並々ならぬ情熱をはっきり感じ取ることができました。石川氏とさらに話を進める中で、この方であれば引き続き本市の教育行政を着実にリードしていただけるものと実感を持ちました。 特に、長年教職に携わる中で形づくられた石川氏の教育に対する姿勢は、第2次安城市教育大綱において、本市の学校教育が目指す姿として掲げる「自ら学び自ら考え、自ら判断し行動する力を育てる質の高い教育活動により、次世代を担う児童生徒の知・徳・体の調和のとれた人づくりを目指す、児童生徒一人ひとりを大切にしたきめ細やかな教育の体制づくりを進め、安全安心で快適な教育環境を創出する」という基本構想にも合致しております。 今後は、教育長という立場で、これまで学校現場の第一線で培われたリーダーシップを存分に発揮していただき、本市の教育行政の施策である学校教育、生涯学習、文化芸術、スポーツの推進に当たり、その重責を担っていただけるものと確信を持っております。 したがいまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定のとおり、石川氏は新たな教育長として適任と考えますので、何とぞ満場の御同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
大屋明仁) 提案理由の説明が終わりました。 質疑に入ります。発言を許します。 (「原案同意」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 原案同意の声がありますので、質疑を終わります。 お諮りします。ただいま議題となっております同意第2号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決定しました。 これより同意第2号を採決します。採決は電子採決で行います。 本件は、原案のとおり同意することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり同意されました。 次に、日程第18、議員提出第1号議案を議題とします。 提案理由の説明を求めます。22番 今原康徳議員。
◆22番(今原康徳) ただいま上程されました議員提出第1号議案「
安城市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」、提案理由の御説明を申し上げます。 これは、出産のため会議または委員会を欠席する場合における、欠席期間の上限を明確にするためのものであります。 議員各位におかれましては、ぜひ御賛同賜り、原案どおり御決定いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(
大屋明仁) 提案理由の説明は終わりました。 質疑に入ります。発言を許します。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 進行の声がありますので、質疑を終わります。 お諮りします。ただいま議題となっております議員提出第1号議案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。 これより議員提出第1号議案を採決します。採決は電子採決で行います。 本案は、原案を可決することについて賛成または反対ボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違えはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大屋明仁) ないものと認めます。 賛成全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 以上で、本日の議事日程は全て終了しました。 ここで、杉山教育長から発言の申出がありますので、これを許します。
◎教育長(杉山春記) 発言をお許しいただきましたので、この場をお借りしまして一言お礼の御挨拶を申し上げたいと思います。 平成26年度から7年間、教育長の職を務めさせていただきました。この間、議員の皆様方には、教育行政に関わって深い御理解をいただきながら、常に温かく御支援をいただき、誠にありがとうございました。心より御礼を申し上げます。 就任以来、私は明るく元気という言葉で自分の思いをお伝えをしてきました。子供たちはもちろん、保護者の方、地域の方、そして教職員が明るく元気であってほしいと願い続けてまいりました。そして、そのために、命の教育の大切さも多方面でお伝えをしてきました。それは、ただ1点、子供たちが健やかに成長してほしいという願いからでございます。 時流は刻々と変わってきております。子供たちの心のありようも変わってきていると感じております。本市の子供たちが、また生涯学習分野では大人たちが、今はこのコロナ禍ではありますが、命を大切にして明るく元気に生活していってくれることを願うばかりでございます。 最後になりますが、これまでの御厚情に深く感謝を申し上げますとともに、今後の議員の皆様方のますますの御発展を心より御祈念申し上げ、退任に当たってのお礼の御挨拶とさせていただきたいと思います。7年間、本当にありがとうございました。 (拍手)
○議長(
大屋明仁) 次に、神谷市長から発言の申出がありますので、これを許します。
◎市長(神谷学) 3月定例会閉会に当たりまして、一言お礼の御挨拶を申し上げます。 本定例会に上程いたしました全ての議案、ただいま全議案可決をいただくことができました。また、一般質問、議案の審議等を通じて貴重な御意見、御提案を賜ることもできました、併せてこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。大変どうもありがとうございました。 私たちの地域へは、1月の半ば、国から緊急事態宣言が発出をされました。その国の緊急事態宣言は2月末には解除されましたけれども、引き続き3月1日から21日、先日の日曜日までの間、県から厳重警戒宣言が出されておりました。しかし、今は国の宣言も県の独自の宣言も共に解除された状況に置かれております。 しかしながら、そうした状況にありながら、私たちの気持ちは晴れ晴れとした状況にはならないわけであります。今もなお、全国各地でコロナの新規感染者が出てきておりますし、地域によってはコロナの感染者数が増加に転じている地域もあると聞きますし、またウイルスの変異種がこの日本の中で今、拡大を続けているのではないかという報道も見聞きをされます。 これから気候もよくなってまいりまして、桜の花は満開になり、そしてまた東京五輪に向けた聖火リレーが始まり、多くの皆さんにとってはそわそわしてあちらこちらに出かけたい、そんな気分になる季節でありますけれども、残念ながら私どもは、引き続き警戒感、緊張感を持って生活を送っていかなければならない、そんな状況が続いていくと思っております。 長い間のこうした自粛の連続で、いろいろ鬱憤もたまっている方が非常に多いかと思いますけれども、ただ全く先々の希望が見えないわけではなく、先週から安城市内でも医療関係者の方々へのワクチン接種が始まったと聞いております。そしてまた、4月を迎えれば、まずは65歳以上の高齢者の方から優先的にワクチン接種が始まっていくということであります。 最近読んだ有識者の方の本の中に、その集団の6割の方々が免疫を持つことができれば、そこに集団免疫が成立したとみなすことができるとありました。集団免疫が獲得できれば、その段階で新型コロナウイルスの感染拡大が止まり、終息に向かっていくということかと思います。6割の方がワクチンを接種するというのは非常に高いハードルではありますけれども、お一人でも多くの皆さん方に理解を求めて、医師会の協力をいただきながらワクチン接種に努めてまいりたいと思っております。 市議会の皆様方におかれましては、引き続きコロナの感染防止、そしてまた市政運営に御理解、御協力を賜りますようによろしくお願いを申し上げまして、私からのお礼の御挨拶にさせていただきたいと思います。 このたびは、誠にありがとうございました。
○議長(
大屋明仁) 以上で、令和3年第1回
安城市議会定例会を閉会します。 (閉会 午後0時08分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和3年3月23日
安城市議会議長
大屋明仁 安城市議会議員 森下祥子
安城市議会議員 白山松美 令和3年第1回
安城市議会定例会 請願委員会審査結果報告書 令和3年3月23日番号請願第4号付託委員会議会運営委員会件名
安城市議会において「事前審査の禁止」を求める請願提出者森 三長 他4名紹介議員白山松美結果不採択番号請願第5号付託委員会議会運営委員会件名
安城市議会において「
各派代表者会議の廃止」を求める請願提出者森 三長 他4名紹介議員白山松美結果不採択番号請願第8号付託委員会
総務企画常任委員会件名
自治基本条例審議会・会議録の「刑法違反(
公文書改ざん)」に関し、当市議会(議長他)に、
刑事訴訟法第239条に基づく「刑事告発」義務の実行を求める請願提出者森 三長 他1名紹介議員白山松美結果不採択番号請願第9号付託委員会
産業建設常任委員会件名ゼロ
カーボン達成に向けた取組みの推進に関する請願提出者ABK(ハート)朝美活 代表 野村豊美紹介議員石川博英
辻山秀文
今原康徳
永田敦史結果採択議員提出第1号議案
安城市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について 上記の規則を次のとおり制定するものとする。 令和3年3月23日提出
安城市議会議員 今原康徳 〃 二村 守 〃 杉山 朗 〃 野場慶徳 〃 辻山秀文 〃 石川 翼 〃 石川博雄 〃 石川博英
安城市議会会議規則の一部を改正する規則
安城市議会会議規則(昭和48年
安城市議会規則第1号)の一部を次のように改正する。 第2条中「、出産」を削り、同条ただし書を削り、同条に次の2項を加える。2 議員は、出産のため欠席するときは、出産予定日の6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ議長に届け出なければならない。3 議員は、特にやむを得ない理由により前2項の規定により届け出ることができなかったときは、これらの規定にかかわらず、届け出ることができるようになった後、遅滞なく議長に届け出なければならない。 第83条中「、出産」を削り、同条ただし書を削り、同条に次の2項を加える。2 委員は、出産のため欠席するときは、出産予定日の6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ委員長に届け出なければならない。3 委員は、特にやむを得ない理由により前2項の規定により届け出ることができなかったときは、これらの規定にかかわらず、届け出ることができるようになった後、遅滞なく委員長に届け出なければならない。 附則 この規則は、公布の日から施行する。 -提案理由- この案を提出したのは、出産のため会議又は委員会を欠席する場合における欠席期間の上限を明確にする上で必要があるため。 令和3年第1回
安城市議会定例会会期日程(案) 2月22日(月) 議会運営委員会日次月日曜日開議時間日程第1日3月2日火10:00本会議・開会
・会期の決定
・議案上程、説明
(第2号議案~第33号議案)
・議案上程、報告、質疑
(報告第1号)
・請願委員会付託
(請願第4号、請願第5号、請願第8号及び請願第9号)
・請願、討論、採決
(請願第1号~請願第3号、請願第6号及び請願第7号) 3日水 第2日4日木9:45本会議・代表質問第3日5日金9:45本会議・一般質問 6日
7日土
日 第4日8日月9:45本会議・一般質問 9日火 第5日10日水10:00本会議・議案質疑
・議案採決
(第12号議案~第20号議案)
・議案委員会付託
(第2号議案~第11号議案、第21号議案~第33号議案)第6日11日木10:00
産業建設常任委員会第7日12日金10:00
市民文教常任委員会 13日
14日土
日 第8日15日月10:00
健康福祉常任委員会第9日16日火10:00
総務企画常任委員会 17日水 第10日18日木10:00議会運営委員会 19日
~
22日金
~
月 第11日23日火10:00本会議・委員長報告(議案)
・委員長報告に対する質疑、討論、採決
(第2号議案~第11号議案、
第21号議案~第33号議案)
・委員長報告(請願)
・委員長報告に対する質疑、討論、採決
(請願第4号、請願第5号、請願第8号及び請願第9号)
・議案上程、説明、質疑、採決
(同意第1号及び同意第2号)
・閉会 議決結果一覧表(令和3年第1回定例会)議案番号件名付託委員会議決日議決結果等第2号議案安城市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について総務企画3.3.23原案可決第3号議案安城市
職員定数条例の一部を改正する条例の制定について〃〃〃第4号議案安城市職員の
公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定について〃〃〃第5号議案安城市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例の制定について〃〃〃第6号議案安城市
行政財産目的外使用料条例の一部を改正する条例の制定について〃〃〃第7号議案安城市
特別定額給付金給付事業特別会計設置に関する条例を廃止する条例の制定について〃〃〃第8号議案安城市
障害者扶助料支給条例の一部を改正する条例の制定について健康福祉〃〃第9号議案安城市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について〃〃〃第10号議案安城市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定について〃〃〃第11号議案安城市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について産業建設〃〃第12号議案令和2年度安城市一般会計補正予算(第8号)について委員会付託
を省略3.3.10〃第13号議案令和2年度安城市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について〃〃〃第14号議案令和2年度安城市有料駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について〃〃〃第15号議案令和2年度安城市安城桜井駅周辺特定土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について〃〃〃第16号議案令和2年度安城市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について〃〃〃第17号議案令和2年度安城市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について〃〃〃第18号議案令和2年度安城市特別定額給付金給付事業特別会計補正予算(第1号)について〃〃〃第19号議案令和2年度安城市水道事業会計補正予算(第3号)について〃〃〃第20号議案令和2年度安城市下水道事業会計補正予算(第1号)について〃〃〃第21号議案令和3年度安城市
一般会計予算について4
常任委員会3.3.23原案可決第22号議案令和3年度安城市
国民健康保険事業特別会計予算について健康福祉〃〃第23号議案令和3年度安城市
土地取得特別会計予算について総務企画〃〃第24号議案令和3年度安城市
有料駐車場事業特別会計予算について産業建設〃〃第25号議案令和3年度安城市安城桜井駅
周辺特定土地区画整理事業特別会計予算について〃〃〃第26号議案令和3年度安城市
介護保険事業特別会計予算について健康福祉〃〃第27号議案令和3年度安城市
後期高齢者医療特別会計予算について〃〃〃第28号議案令和3年度安城市
水道事業会計予算について産業建設〃〃第29号議案令和3年度安城市
下水道事業会計予算について〃〃〃第30号議案財産の取得について(安城市
北部学校給食共同調理場の移転建設に伴う
配送用消耗品)市民文教〃〃第31号議案財産の取得の変更について(小学校及び中学校の
通信ネットワーク機器)〃〃〃第32号議案市道路線の廃止について産業建設〃〃第33号議案市道路線の認定について〃〃〃報告第1号専決処分について(交通事故による損害賠償の額の決定及び和解)--3.3.2報告請願第1号二村守議員の市庁舎内における暴言・暴行について「二村守議員の市庁舎内における行いに関する審査会を設置して、その言動の有無及び是非を明らかにし、市民に説明することを求める陳情書」(令和2年9月23日提出)と「二村守議員の市庁舎内における暴言・暴行について第三者委員会を設置し状況を解明させ、市民に、その有無と是非及び責任を明らかにすることを求める陳情書」(令和2年11月6日提出)を会議の議題としなかったことについて、その説明を求める請願委員会付託
を省略〃不採択請願第2号令和2年の請願第35号「公文書(録音データ)に関する取扱いについて、安城市文書管理規程を遵守すること、及び対応・対策を求める請願書」について、正しい認識のもと、請願事項に示した事柄を実施していただくことを求める請願委員会付託
を省略3.3.2不採択請願第3号令和2年の請願第37号「議会から監査委員の選任(議選監査委員)をやめて、その枠に識見監査委員を置くことにより、より実務的で効率的な監査委員制度としていただくことを求める請願」について、請願の趣旨及び請願事項に沿った説明をしていただくことを求める請願〃〃〃請願第4号
安城市議会において「事前審査の禁止」を求める請願議会運営3.3.23〃請願第5号
安城市議会において「
各派代表者会議の廃止」を求める請願〃〃〃請願第6号二村守議員の市庁舎内における暴言・暴行に関する審査会及び第三者委員会等を設置して、その言動の有無を明らかにし、市民に説明することを求める請願委員会付託
を省略3.3.2〃請願第7号二村守議員が市庁舎内で行った暴言・暴行を新聞記事にしたことについて、議会として二村守議員に毅然とした厳格な処分をすることを求める請願〃〃〃請願第8号
自治基本条例審議会・会議録の「刑法違反(
公文書改ざん)」に関し、当市議会(議長他)に、
刑事訴訟法第239条に基づく「刑事告発」義務の実行を求める請願総務企画3.3.23〃請願第9号ゼロ
カーボン達成に向けた取組みの推進に関する請願産業建設〃採択同意第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任について委員会付託
を省略〃原案同意同意第2号
教育委員会教育長の任命について〃〃〃議員提出
第1号議案
安城市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について〃〃原案可決動議
白山松美議員の発言の取消しを求める動議--3.3.10可決 会派・議員別議決結果等一覧表議案番号議決結果等安城創生会公明党みらいの風志新社会共産党
大屋明仁