豊田市議会 > 2022-09-12 >
令和 4年 9月定例会(第5号 9月12日)
令和 4年 9月定例会(第5号 9月12日)

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  1. 豊田市議会 2022-09-12
    令和 4年 9月定例会(第5号 9月12日)


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    最終取得日: 2022-12-21
    令和 4年 9月定例会(第5号 9月12日) 令和4年9月豊田市議会定例会会議録(第5号)  令和4年9月12日(月) 午前10時開議  日程第1  議案質疑・付託  出席議員(45名)    1番 深津 秀仁    2番 近藤 厚司    3番 杉浦 健史    4番 石川 嘉仁    5番 神谷 丈一    6番 寺田 康生    7番 深谷とおる    8番 山本 義勝    9番 倉山 和之   10番 中尾 俊和   11番 中島 竜二   12番 大石 智里   13番 榎屋小百合   14番 鈴木 孝英
      15番 日當 浩介   16番 吉野 英国   17番 塩谷 雅樹   18番 福岡 靖純   19番 奥村 峰生   20番 海老澤要造   21番 宮本 剛志   22番 水野 博史   23番 岩田  淳   24番 浅井 保孝   25番 杉本 寛文   26番 北川 敏崇   27番 窪谷 文克   28番 木本 文也   29番 板垣 清志   30番 山田 主成   31番 羽根田利明   32番 古木 吉昭   33番 中村 孝浩   34番 田代  研   35番 根本 美春   36番 岡田 耕一   37番 小島 政直   38番 作元志津夫   39番 深津 眞一   40番 山口 光岳   41番 太田 博康   42番 鈴木  章   43番 三江 弘海   44番 都築 繁雄   45番 杉浦 弘髙  欠席議員(0名)  説明のために出席した者の職・氏名    市     長    太田 稔彦    副  市  長    安田 明弘    副  市  長    髙井 嘉親    市長公室長      日比谷友則    企画政策部長     辻  邦惠    総務部長       村上 光彦    市民部長       近藤 雅雄    地域振興部長     松永 浩行    生涯活躍部長     南  良明    子ども部長      竹内  寧    環境部長       清水  章    福祉部長       柴田 徹哉    保健部長       古澤 彰朗    産業部長       西脇委千弘    都市整備部長     阿久津正典    建設部長       早川  匡    消防長        須賀 基文    教育長        山本 浩司    教育部長       三浦 法雄    事業管理者      前田 雄治    上下水道局長     成瀬 光明  職務のために出席した事務局職員の職・氏名    事 務 局 長    水野 智弘    副  局  長    都築 和夫    副  主  幹    近藤 啓史    担  当  長    河橋 敦子    主     査    村瀬 康久    主     査    小杉 哲史    主     査    下川原沙紀     ◎開議宣告議長板垣清志) ただいまの出席議員は45名です。  前会に引き続き会議を開きます。                        開議 午前10時00分    ◎議事日程決定議長板垣清志) 本日の議事日程は、お手元に配付しました日程表のとおりですので御了承願います。    ◎議案質疑・付託 ○議長板垣清志) 日程第1、議案質疑・付託を議題とします。  これより質疑に入ります。  議案第96号から議案第113号まで及び承認第5号から承認第17号までのうち、議会運営委員会において確認されました議案について質疑の通告がありますので順次発言を許します。  なお、議案質疑は、大局的な内容に限定し、通告した項目に沿って行うものとし、詳細な事項の確認や自己の意見を述べることはできませんので、御承知おきください。  また、議案質疑は一問一答方式とし、再質問は1回までとしますので、併せて御承知おきください。  4番、石川嘉仁議員。 ○4番(石川嘉仁) それでは、自民クラブ議員団を代表して、通告に従い、議案第96号を始め、3議案について質問をさせていただきます。  始めに、議案第96号から1点です。豊田市民生委員定数条例の改正の狙いについてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 柴田福祉部長。 ○福祉部長柴田徹哉) 条例改正の狙いは、国の参酌すべき基準を規定した上で、地域の実情をより考慮した定数改正を可能にするためです。  民生委員は3年ごとの12月に全国一斉に改選となり、その都度条例の定数を改正していきましたが、条例改正スケジュール上、自治区業務が多忙な年度当初に各自治区と推薦数を協議・決定する必要がありました。  今回の改正で定数を規則に委任することにより、自治区推薦数の決定を数か月遅くでき、年度当初の早過ぎる定数協議を避けられるほか、自治区においてより余裕を持って候補者の人選や交渉、推薦ができることとなります。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 次に、議案第108号から2点です。  本市の補正予算における物価高騰対策に対する考え方についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻企画政策部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 物価高騰対策に対しては、国・県の施策では十分に支援が行き届かない市民生活事業者への支援について、効果の持続性などを見極めた上で、時期を逸することなく実施する考えで取り組んでいます。  本補正予算では、県の支援の対象外となる認可外保育施設を含む民間保育所等を対象に、給食費高騰の影響への支援に必要な予算を、また、市民及び中小企業者等を対象に、エネルギー価格高騰に対する支援で、その効果がカーボンニュートラルの実現にもつながる取組と判断して、省エネ設備等の導入への助成制度の創設に必要な予算を計上しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 続いて、この時期に複数の工事案件補正予算とする理由についてお伺いいたします。
    議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 9月補正予算で複数の工事や設計業務案件を計上した理由は二つあります。  一つ目は、設計が完了し工事費用が確定したなど、事業スケジュールの関係で補正対応が必要となったため。  二つ目は、工事や設計業務の発注時期の平準化を目的とするもので、年度前半発注状況や翌年度の事業実施見込み等を踏まえた上で、年度後半から翌年度にわたって実施する事業を決定しています。  平準化により、発注時期の集中を防ぐことで入札不調や不落を抑制し、確実な公共工事の担い手と安定的な施工の確保を図ることができると考えています。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 次に、承認第5号、令和3年度豊田一般会計決算より5点です。  始めに、歳入歳出全般より、補正予算を含めた令和3年度の財政運営全体の評価はどのようかお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻企画政策部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度は令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応を優先的に取り組みつつ、第8次豊田総合計画後期実践計画を推進する財政運営を図りました。  新型コロナウイルス感染症への対応には刻々と変化する社会情勢を見極めて、機動的に補正予算の編成や予備費を活用することにより、必要な事業を実施し、時期を的確に捉えた財政運営ができたと評価しています。  また、後期実践計画計画初年度として、重点施策、超高齢化社会への適応を始めとする施策の着実な推進を図るため、実践計画事業の推進に取り組むとともに、歳入減や今後の財政需要を踏まえて、財政調整基金公共施設安全安心基金への積み立てを行うなど、事業推進健全財政の維持を両立できたと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 続いて歳入より、市税が減額となった主な要因と財政運営における影響についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 市税の減額の主な要因は、法人市民税個人市民税の減額です。法人市民税の減額は、新型コロナウイルス感染拡大等に伴う企業業績の変動と、一部国税化など税制改正によるもので、個人市民税の減額は、給与所得の減少によるものです。  財政運営への影響については、必要な事業を確実に実施するために、財政調整基金を始めとした基金の取崩しなどにより対応したことです。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 続いて歳出より、令和3年度における新型コロナウイルス感染症対応の評価についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 新型コロナウイルス感染症への対応として、まず感染拡大防止対策については、ワクチン接種PCR検査等の実施、医療提供体制の確保、自宅療養者への配食サービス等を実施し、日々刻々と変化する感染状況や国、県の動向を把握しながら、補正予算等も活用し迅速、確実に実施しました。  市民生活事業者への支援については、国の施策である子育て世帯への臨時給付金に加えて、市の独自事業として新生児お祝い金コロナ禍子ども未来応援給付金の給付や、WELOVEとよた応援飲食券事業宿泊事業者等支援事業など、感染拡大の影響を受けている地域経済市民生活に必要な支援を行うことができました。  新型コロナウイルス感染症対策関連事業令和3年度の決算額の合計は、約166億円で、時期を捉えた的確な対応ができたものと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 同じく歳出より、令和3年度における普通建設費執行状況普通建設事業の取組への評価・効果についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度の普通建設事業として、地域医療センター整備事業、(仮称)豊田博物館建設事業、内環状線建設事業、若林駅付近連続立体交差事業などに加え、国の補正予算による豊田スタジアム長寿命化事業や、小・中学校の保全改修事業などに取り組み、令和2年度からの繰り越し分を含めて、決算額は363億円余となりました。  令和3年度は市税収入が減額となりましたが、基金と市債を活用し、計画した事業を確実に実施できたと評価しています。  取組の効果は、将来のまちづくりに必要な整備を計画的に推進できたこと、公共施設保全改修事業等の実施により安全安心の確保ができたことと捉えています。  以上です。 ○議長板垣清志) 石川議員。 ○4番(石川嘉仁) 最後となります。基金残高の推移への評価及び活用への考え方についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度は基金全体で53億円余を積み立て、132億円余を取り崩し、令和3年度末時点の残高は655億円余で、令和2年度末と比較として79億円余の減額となりました。  減額の主な要因は、市税減額による財政不足に対応するための財政調整基金の取崩しと、地域医療センター再整備のための保健医療福祉基金の取崩しによるもので、財源不足が生じた局面でも必要な事業を推進するために効果的に基金を活用できたと評価しています。  基金の活用については、本市は各年度の税収動向の影響を受けやすい財政構造であるため、残高に注視して歳入減への対応や特定目的基金の財源として有効に活用していく考えです。  以上です。 ○議長板垣清志) 以上で4番、石川嘉仁議員議案質疑を終わります。  次に10番、中尾俊和議員。 ○10番(中尾俊和) 私からは市民フォーラムを代表し、今定例会に上程されました議案のうち、2議案について質疑を行います。  始めに、議案第108号、歳入歳出全般から1点質問いたします。カーボンニュートラルの実現に向けた補正予算考え方についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻企画政策部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 本補正予算では、長引く物価・エネルギー価格の高騰の影響を踏まえて、市民及び市内事業者への新たな支援策として、省エネ家電省エネ設備の導入に係る補助制度を新設する予算を計上しました。  補助制度を実施することにより、物価高騰への支援と同時に、市民及び市内事業者エネルギー消費量の削減につながることで、カーボンニュートラル加速化を図ることができると考えています。  以上です。 ○議長板垣清志) 中尾議員。 ○10番(中尾俊和) 次に、承認第5号から通告に従い順次質問をいたします。  始めに、歳入歳出全般から質問いたします。1点目と2点目につきましては、同趣旨の質疑がございましたので割愛し、3点目財務体質強化に向けた取組の評価についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻企画政策部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 歳入については、主に国・県の補助金ふるさと寄附金の確保、未利用財産の売却など積極的な歳入確保に取り組みました。  歳出についても、事業事務見直しに取り組み、当初予算編成段階で8.8億円の歳出削減をし、決算としても歳出削減につながったものと捉えており、歳入歳出両面財務体質の強化を図ることができたと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 中尾議員。 ○10番(中尾俊和) 4点目、カーボンニュートラル実現への取組評価についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度のカーボンニュートラルの実現に向けた主な取組として、スマートハウス次世代自動車外部給電装置設置費への補助事業事業者向け省エネ相談やセミナーの実施、市役所本庁舎の空調及び照明設備の改修などを実施しました。個人・事業者向けの支援に加え、市施設改修等も含め、カーボンニュートラルの実現に向けた取組が着実に推進できたものと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 中尾議員。 ○10番(中尾俊和) 5点目です。デジタル強靭化戦略における取組の評価についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 村上総務部長。 ○総務部長村上光彦) デジタル強靭化戦略における主な取組としましては、市役所デジタル化スマート化の推進のため、スマート窓口の検討や、パソコン上の作業を自動化するソフトであるRPA及び人工知能といわれるAIを活用した各種ツールによる業務効率化など、今後の取組のための検討も含めて実施することができました。  また、こども園へのICT導入や動画による119番通報システム導入など、部門ごとデジタル化の実装も図りました。  目標である行かない・書かない・待たない窓口の実現、ミライのフツーをつくろうに向けて、デジタル強靭化戦略策定後1年目として確実に取組が実施できたと評価しております。  以上です。 ○議長板垣清志) 中尾議員。 ○10番(中尾俊和) 次に、歳入全般から質問いたします。6点目につきましては同趣旨の質疑がございましたので割愛し、7点目、積極的な歳入確保の実績と評価についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 歳入確保の実績として、国・県の補助金等については令和2年度3月補正分も含めて、豊田スタジアム長寿命化事業に係る国庫補助4.7億円を始め、計13.5億円を確保できました。  国・県の補助金以外では、未利用財産の売り払いで5.4億円、企業版を含めたふるさと納税で1.5億円、そのほか広告事業など合わせて計7.8億円となり、確保できる歳入は確実に確保し、財源の一部とすることができたと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 中尾議員。 ○10番(中尾俊和) 次に、歳出全般から質問いたします。8点目、第8次豊田総合計画後期実践計画における取組の評価についてお伺いいたします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度は第8次豊田総合計画後期実践計画計画初年度であり、超高齢社会への適応を始め、三つの重点施策について優先的・分野横断的に取組を実施しました。  例えば、超高齢社会への適応については、SIBを活用した介護予防事業ずっと元気!プロジェクトの実施や、豊田地域医療センターにおける地域リハイノベーションセンターの開設などを、人と仕事が集まる未来への投資については、豊田南豊田東インターチェンジ周辺における新たな産業用地の創出に向けた取組や、中小企業DX促進への支援などを推進しました。このほか各基本施策も含めて、計画に基づく様々な事業を実施し、後期実践計画の着実な推進を図ることができたと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 中尾議員。 ○10番(中尾俊和) 最後9点目につきましては、同趣旨の質疑がございましたので割愛させていただきます。 ○議長板垣清志) 以上で10番、中尾俊和議員議案質疑を終わります。  次に12番、大石智里議員。 ○12番(大石智里) 公明党豊田市議団を代表し、通告に従い順次質問させていただきます。  承認第5号について、歳入歳出全般で4点通告しておりましたが、同趣旨の質問がありましたので①は割愛し、3点お聞きいたします。  1点目、不用額の評価についてお聞きします。 ○議長板垣清志) 辻企画政策部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度決算の歳出不用額は89億円余で、令和2年度と比較して9億円余の増加となりました。  不用額が増加した主な理由は、新型コロナウイルス感染症対策に関連する事業のうち、特にワクチン接種事業など、状況が正確に見込めない事業があり、予算と実績の差が大きくなったためです。  不用額令和4年度への繰越金となり、補正予算の財源として有効に活用していきますが、必要金額を見極めた予算が基本であるため、今後も適正な見積りや精査を徹底するとともに、事業進捗状況や推移をできる限り正確に把握し、必要な予算措置に努めてまいります。  以上です。 ○議長板垣清志) 大石議員。 ○12番(大石智里) 2点目、令和3年度の経常収支比率は83.5パーセントと80パーセントを超えました。そのことへの評価についてお聞きします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度の経常収支比率は今御紹介いただきましたように83.5パーセントで、令和2年度と比較して6.4ポイント高くなりましたが、その主な要因は市税の減少によるものです。本市は年度ごとの市税の増減が大きいため、その影響で経常収支比率は大きく変動します。  かつては経常収支比率が80パーセントを超えると財政の弾力性を失いつつあるとされていましたが、令和3年度の中核市平均は88.7パーセントで、全ての中核市で80パーセントを超えているなど、財政需要等の変化により、この比率だけでは財政運営の状況を評価できなくなっています。  令和3年度の市税の減額に対しては、基金を活用した財政運営を行い、経常的な事業だけでなく、投資的な事業等も含めて必要な事業は確実に実施できたと評価しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 大石議員
    ○12番(大石智里) 3点目、物件費について、経常的に必要となる委託料民間活用考え方を含め、物件費の評価についてお聞きします。 ○議長板垣清志) 辻部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 令和3年度の物件費のうち、委託料は269億8,000万円余で、令和2年度と比較して37億5,000万円余の増となりましたが、その主な要因はワクチン接種事業など新型コロナ対策に係る委託料の増額です。  臨時的な委託以外で施設管理や、通年で実施する事業運営委託などが経常的な委託料となりますが、事業内容や経費の見直しは継続的に実施しているところです。  今後も民間の専門性の活用が効果的と判断する必要な委託は実施していく考えですが、その効果だけでなく市費全体としての財政負担を適切に判断し、効率的かつ効果的に公共サービスを提供していきます。  以上です。 ○議長板垣清志) 以上で12番、大石智里議員議案質疑を終わります。  次に36番、岡田耕一議員。 ○36番(岡田耕一) 私は通告に従い、1議案と二つの承認案件について順次質疑を行います。  まずは、議案第96号豊田市民生委員定数条例について伺います。全国の中核市等の状況も踏まえ、議決案件であった民生委員の定数を規則委任することの意義、必要性について通告いたしましたが、先に類似の質疑、答弁がございましたので、重複しない部分についてお答え願います。 ○議長板垣清志) 柴田福祉部長。 ○福祉部長柴田徹哉) 民生委員の定数に関する規則への委任に関する他自治体の状況についてお答えします。県内の政令市、中核市では豊橋市が民生委員の定数を規則へ委任しております。なお、政令市や中核市以外の市町村の定数は愛知県の条例で定められております。全国の中核市では本市を除く61市のうち秋田市を始め15市が規則へ委任しております。  以上です。 ○議長板垣清志) 岡田議員。 ○36番(岡田耕一) では、次に承認第5号令和3年度豊田一般会計決算について伺います。  まずは、歳入1款1項市民税及び歳入19款1項寄附金に関しまして1点、市民の市外へのふるさと寄附金による個人市民税への影響額についてお聞かせください。 ○議長板垣清志) 近藤市民部長。 ○市民部長近藤雅雄) 愛知県に提出しています市町村税課税状況等の調の令和3年度課税対象寄附実績を基にお答えいたします。なお、この数値は本市の市民がどの自治体に寄附したのかの内訳がないため、市民寄附金額の総額とそれによる個人市民税への影響額をお答えします。  市民自治体等に寄附した総額は22億7,000万円余で、個人市民税への影響は10億7,000万円余の減収となります。  以上です。 ○議長板垣清志) 岡田議員。 ○36番(岡田耕一) では、次に歳入1款6項入湯税について2点伺います。  まずは1点目、当初予算に対する決算額をどう評価するのか。本市における入湯税の財源としての位置づけも含めお答えください。 ○議長板垣清志) 近藤部長。 ○市民部長近藤雅雄) 入湯税の当初予算は課税の対象となる利用者数を見込むことが難しいため、前の年度の決算見込み額予算額としています。令和3年度は令和2年度と同様、新型コロナウイルス感染症の影響で利用者が伸びなかったことにより減収となったと捉えています。  入湯税の財源としての位置づけに関しましては、入湯税環境衛生施設を始め、観光振興などの費用に充てる目的税であることから、令和3年度におきましては観光費に充当しています。  以上です。 ○議長板垣清志) 岡田議員。 ○36番(岡田耕一) では、次に2点目、実質的な非課税となるようなことも含め、令和3年度としての課税対象見直しの検討はされたのかお聞かせください。 ○議長板垣清志) 近藤部長。 ○市民部長近藤雅雄) 本市では利用料金が1回2万円を超える入湯客を対象に入湯税を課税しております。この要件は入湯客負担軽減の観点から設けたものであり、現時点におきまして課税対象を見直す考えはありません。よって、見直しの検討は行っておりません。  以上です。 ○議長板垣清志) 岡田議員。 ○36番(岡田耕一) では、最後に承認第10号令和3年度豊田水道水源保全事業特別会計決算歳入及び歳出全般について2点伺います。  まずは1点目、令和3年度豊田水道水源保全事業の評価をお聞かせください。 ○議長板垣清志) 成瀬上下水道局長。 ○上下水道局長成瀬光明) 豊田水道水源保全事業として、水源の森事業水質保全対策事業水道水源林間伐事業水道水源林確保事業水道水源林モニタリング事業の五つの事業を実施しております。  事業評価ですが、各事業とも過去5年間の平均もしくはそれ以上の実績を上げております。  また、令和3年度は水源の森事業において新たな取組として本事業のPR動画を作成し、CATVや市の公式ユーチューブチャンネル等の放映により広く市民の皆様に知っていただく機会を設けました。こうした取組により、水源涵養や水質保全の環境整備といった本事業の目的の達成に寄与していると考えております。  以上です。 ○議長板垣清志) 岡田議員。 ○36番(岡田耕一) では、最後に2点目、令和3年度として本特別会計を次年度以降の一般会計への繰入れ、特別会計事業廃止等の検討はされたのか。されたとしたらその内容も含めお聞かせください。 ○議長板垣清志) 成瀬局長。 ○上下水道局長成瀬光明) 令和3年度において一般会計の繰入れや5事業の廃止についての具体的な検討は行っておりませんが、課題認識は持っております。  以上です。 ○議長板垣清志) 以上で36番、岡田耕一議員議案質疑を終わります。  次に35番、根本美春議員。 ○35番(根本美春) 私は上程されている議案のうち二つの承認案件について順次質疑を行います。  始めに、承認第5号令和3年度豊田一般会計決算歳入歳出全般について、1点目、歳入ではそのうちの市税収入額、歳出ではそのうちの民生費、土木費それぞれの市民1人当たりの金額と、全国の中核市の中での本市の順位をお聞きいたします。 ○議長板垣清志) 辻企画政策部長。 ○企画政策部長(辻 邦惠) 中核市市長会による令和3年度普通会計決算のデータで比較すると、本市の市民1人当たりの市税収入は22万8,000円余で、中核市62市の中で1位となっています。民生費は市民1人当たり16万6,000円余で、中核市の中で56位です。これは、民生費は生活保護など国の補助事業の割合が大きいという特徴がありますが、本市は他の中核市に比べて高齢化率や生活保護世帯の割合が低く、必要な費用が他と比べて少ないためです。  なお、民生費のうち市単独事業で比較すると、市民1人当たりの事業費は7万4,000円余で、中核市の中で1位です。土木費は市民1人当たり5万6,000円余で、中核市の中で12位です。  以上です。 ○議長板垣清志) 根本議員。 ○35番(根本美春) 2点目の財政力指数から見ると健全な財政状況であるが、どのような考えで財政運営を行ったかについては、同趣旨の質疑、答弁がございましたので割愛をいたします。  次に、承認第12号令和3年度豊田市介護保険事業特別会計決算の全般、実績報告書の369ページ、370ページ及び394ページで1点です。令和3年度末の介護給付費準備基金残高令和2年度末の残高24億5,600万円余に11億260万円余を積み上げて、35億5,900万円余となりましたが、基金取崩しと第8期介護保険事業計画の保険料基準額の設定の考えをお聞きいたします。 ○議長板垣清志) 柴田福祉部長。 ○福祉部長柴田徹哉) まず、第8期介護保険事業計画の保険料基準額の考え方ですが、所得水準に応じた負担の公平性、それから過度な保険料上昇の抑制の2点を考慮しました。所得水準に応じた負担の公平性につきましては高所得者の所得段階を細分化するとともに、保険料率の引き上げを行うことで低所得者の負担増を軽減しております。  次に、過度な保険料上昇の抑制につきましては、第8期だけでなく第9期も見据えて、急激な負担増とならないよう基金を取り崩すこととしました。基金の取崩しにつきましては、第8期計画期間中に7億800万円の取崩しを見込んでおります。  以上です。 ○議長板垣清志) 以上で35番、根本美春議員の議案質疑を終わります。  ただいま議題となっています議案第96号から議案第113号まで及び承認第5号から承認第17号までについては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。  また、陳情については、お手元に配付しました陳情文書表のとおりですので、御了承願います。    ◎散会宣告 ○議長板垣清志) 以上で本日の議事日程は全て終了しました。  本日はこれにて散会します。  なお、9月29日は午前10時から本会議を開きますので、定刻までに御参集ください。                         散会 午前10時34分...