豊田市議会 > 2018-09-13 >
平成30年環境福祉委員会( 9月13日)
平成30年予算決算委員会 環境福祉分科会( 9月13日)

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  1. 豊田市議会 2018-09-13
    平成30年予算決算委員会 環境福祉分科会( 9月13日)


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    平成30年予算決算委員会 環境福祉分科会( 9月13日)             予算決算委員会 環境福祉分科会                           平成30年9月13日(木)                         午前10時08分〜午後0時24分                         於:南71委員会室 [議  題] 1 審査案件   承認第 4号 平成29年度豊田市一般会計決算   承認第11号 平成29年度豊田市介護保険事業特別会計決算   承認第13号 平成29年度豊田市後期高齢者医療特別会計決算 〇出席委員(9名)  分科会長  羽根田 利 明      副分科会長 田 代   研  分科会委員 松 井 正 衛      分科会委員 日惠野 雅 俊  分科会委員 山野辺 秋 夫      分科会委員 根 本 美 春  分科会委員 木 本 文 也      分科会委員 浅 井 保 孝  分科会委員 吉 野 英 国
    〇欠席委員(0名) 〇発言申出委員(1名)     委員 岡 田 耕 一 〇説明のため出席した者の職・氏名  特別職    副市長         杉 山 基 明     副市長           礒 谷 裕 司  環境部    環境部長        田 口 厚 志     副部長           藤 井 美 彰    環境政策課長      伊 藤 浩 之     環境保全課長        近 藤 理 史    廃棄物対策課長     神 谷 氏 年     ごみ減量推進課長      松 井 慶 輔    清掃業務課長      長 嶋 賢 次     清掃施設課長        岩 田 裕 二  福祉部    福祉部長        伴   幸 俊     副部長           粕 谷 浩 二    地域包括ケア企画課長  水 野 智 弘     福祉総合相談課長      後 藤 哲 也    福祉支援担当副参事   梅 田 幸 延     障がい福祉課長       南   良 明    総務監査課長      大 西 正 人     生活福祉課長        近 藤   洋    高齢者福祉課長     那 須 正 和     介護保険課長        花 木 一 也    福祉医療課長      早 川 英 孝  保健部    保健部長(兼)保健所長 竹 内 清 美     副部長           兵 藤 寿 八    専門監         柴 川 ゆかり     専門監(兼)感染症予防課長 児 玉 由 加    総務課長        成 瀬 文 浩     保健衛生課長        三 輪   満    地域保健課長      鈴 木 稚佳子 〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名  議会事務局    局長          伊 藤 勝 介     副局長           奥 村   洋    副主幹         上 田   研     担当長           太 田 吉 朗    主査          近 藤 みさき     主査            佐 嶋   晃                          開会 午前10時08分 ○分科会長(羽根田利明) ただいまから予算決算委員会環境福祉分科会を開会いたします。  9月11日の予算決算委員会で当分科会の所管とされました審査案件は、承認第4号を始め3件です。慎重審査よろしくお願いいたします。  分科会における発言は、挙手をし分科会長と発声した上で、起立してお願いします。  これより審査に入りますが、決算案件については、決算説明会において説明を受けていますので、分科会での説明は省略し、質疑、意見について、所管別、審査案件ごとに行います。  質疑にあたっては、資料名及びページ数を示した上で簡潔に願います。  また、質疑、答弁をわかりやすくするため、質問者は関連のある質疑を除き、一問一答方式でお願いいたします。  なお、全体会での議案質疑と同一趣旨の発言を重複して行うことはご遠慮いただきますようお願いいたします。  それでは、環境部所管分について審査を行います。  始めに、承認第4号平成29年度豊田市一般会計決算歳入について質疑を許します。  質疑ありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、歳出のうち4款について質疑を許します。  日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) それでは、予算執行実績報告書192ページ、4款2項2目環境対策費、4産業廃棄物対策費、(2)不適正処理産業廃棄物対策費でありますが、廃棄物の野焼きの苦情件数が104件とありますが、野焼き防止対策として、どのようなことを行っているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷廃棄物対策課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) 野焼きを行っている場所及び行為者が特定できる場合は、迅速に現場へ出向き指導を行っています。  また、平成29年度に野焼きのチラシを改訂し、野焼きの苦情のある自治区などへの回覧をお願いしております。  なお、悪質な案件につきましては、警察など、さらに連携を強化し対応していきます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) それでは、予算執行実績報告書194ページ、4款2項2目環境対策費、8環境対策啓発費、(3)次世代自動車普及促進費についてでありますが、とよたSAKURAプロジェクトについて具体的にどのような取組を行い、どのような成果が得られたのか。また、今後の展開はどのように考えているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤環境政策課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) とよたSAKURAプロジェクトの目的は、市が主催するイベントや防災訓練等において、次世代自動車を電源として活用し、走る発電機としての有効性を伝えることであります。具体的な取組と成果といたしましては、KiTARAのオープニングイベントに出展し、次世代自動車から音響設備に給電することにより、およそ200人の来場者に向けて次世代自動車の可能性や魅力を伝えることができました。  また、取組に賛同していただけるとよたSAKURAプロジェクトパートナーを募集したところ、自動車販売店など11社の登録がありました。今後の展開としましては、とよたSAKURAプロジェクトパートナーと連携し、今まで出展要望に十分応えることができなかった地域におけるイベント等において、次世代自動車の有効性を効果的にPRしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 同ページです。4款2項2目環境対策費、8環境対策啓発費、(5)住宅用太陽光発電システム設置費補助金(定額)でございますが、平成28年度と比べまして、補助件数が大幅に減少していますがその要因を伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) 平成29年度につきましては、これまでの太陽光発電システム単体の補助からエネルギー管理システムや蓄電池が一体的に備わった、豊田市版スマートハウスの普及促進に重点をおき制度の見直しを行いました。その結果、太陽光発電システム単体での補助を対象外としたことが補助件数が大幅に減少した要因と考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 同じページ、同じ款項目の8環境対策啓発費、(7)次世代自動車普及促進費補助金でございますが、平成28年度と比べて補助件数が大幅に増加していますが、その要因について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) 補助件数が大幅に増加した要因といたしましては、平成28年度末に新型のプラグインハイブリッド車が発売されたことに伴いまして、次世代自動車の販売台数が伸び、平成29年度前半における補助申請件数が増加したことが挙げられます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 同じページ、同じ款項目の9地球温暖化防止対策推進費、(1)エコファミリー推進費でありますが、とよたエコポイントの有効期限についてどのような啓発を行っているのでしょうか。また、失効したエコポイントはどうなるのか確認します。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) とよたエコポイントの有効期限は発行から3年経過後の最初に迎える9月25日としております。有効期限に関する啓発につきましては、ポイントの有効期限となる9月25日に向けて毎年7月ごろから重点的に実施しております。平成29年度は広報とよたやホームページ、とよたエコポイントナビへの掲載、メールマガジンエコライフメールとよたで周知を行うとともに、とよたエコライフ倶楽部フェスタなど、イベントでの啓発を行いました。失効したエコポイントにつきましては、市の歳入として受入れ、豊田市産材の積み木に触れながら、森林の大切さなどを伝える幸せの木色い積み木キャラバン事業に充当させていただきました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 予算執行実績報告書195ページ、4款2項2目環境対策費、10環境学習施設eco−T(エコット)費、(2)イベント事業についてでありますが、eco−Tで行われたイベントの具体的な内容を教えていただきたいと思います。また、その取組実績、参加者数を含めて確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) eco−Tで開催した主なイベントとしましては、毎年実施しておりますeco−Tフェスタを開館10周年の記念イベントと位置づけ6月に開催したほか、新たなイベントとしまして、10月にリユースフェスタを開催いたしました。eco−Tフェスタではインタープリターや関係者などにより、分ければ資源・ごみ分別体験ゲームなど約60のブースが出展され、環境活動のPRが行われたほか、新たな企画として、渡刈クリーンセンターの煙突に登るというツアーを実施しました。取組実績といたしましては、約800人が来場し楽しみながら環境意識を高めてもらうことができました。  一方、リユースフェスタでは、家庭で残った食品を集め、福祉施設へ寄附するフードドライブの取組や衣服や陶器など、家庭で使わなくなったものを使いたい人に活用してもらうという取組を実施しました。取組実績としましては、約1,200人が来場し、リユースの必要性や食品ロス削減の大切さを考えてもらう機会となりました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 同ページの4款2項2目環境対策費、11不良な生活環境解消推進費についてでありますが、対応中の案件のうち、改善が進まないものはあるのか。また、あればその原因と対応策について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤環境保全課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 対応中の案件には解消に向けた改善が進まないものもございます。原因といたしましては、原因者が意図的にものを堆積したり、市等との関与を拒むことが挙げられます。解消が進まない案件につきましては、庁内関係課を委員とする対策会議や個別ケース診断会議等を開き、情報の共有を図り、福祉的な支援を含めた対策を検討し連携して対応しております。  特に解消が進まない案件につきましては、学識経験者を委員とする審議会に不良な生活環境の認定及び解消策について諮問し、解消に向けた取組を図っております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) それでは、予算執行実績報告書198ページ、4款2項2目環境対策費、16環境保全協定推進費でありますが、事業者に向けての環境教育教材を作成したということでありますが、教材の活用方法について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 市内の事業者向けに開催している環境取組技術支援セミナー、市民からの苦情、環境法令に基づく立入り等で活用をしております。そのほか、協議会構成員の社内教育、関連企業への教育で使用されていることから、引き続き活用を働きかけてまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 予算執行実績報告書200ページから201ページにかけてでございますが、4款3項2目塵芥処理費、2ごみ収集事業費について2点伺います。  1点目は、ふれあい収集についてどのような基準で認定しておられますか。また、ふれあい収集件数の推移について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 長嶋清掃業務課長。 ○清掃業務課長(長嶋賢次) ふれあい収集の認定基準は、ほかの方からごみ出し支援が受けられず、ご自身でごみなどをごみステーションへ排出することが困難である方のうち、原則ひとり暮らしで、一つ目が要介護1以上の高齢者の方、肢体不自由や視覚障がいで身体障害者手帳が1級から3級の方、また、精神障害者保健福祉手帳が1級、2級の方、知的障害者療育手帳がA判定、B判定の方となっておりまして、また、ひとり暮らしではない場合であっても、今述べた要件が全て合致している方で構成されている複数人の世帯、こちらを対象として実施させていただいております。ふれあい収集の制度利用者は平成30年9月1日現在、176件ですが、ここ数年の年度末の件数を見ますと、160件前後で推移しております。  以上です。
    ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 2件目ですが、ごみ収集場所に対する原材料支給については、どのような基準でまた、どのようなものを対象としているのかを伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 長嶋課長。 ○清掃業務課長(長嶋賢次) 基準としましては、年間1ごみステーションあたり、1回の支援で消費税込5万円未満の支援となっておりますが、同じ自治区からの申請であっても別のごみステーションであればこの制度の対象としております。原材料として対象としておりますものは、例えば、コンクリートブロックであるとか、骨組みとする単管パイプ、こちらのようなものを対象としております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) 予算執行実績報告書の203ページ、4款3項2目塵芥処理費、5廃棄物資源化事業費であります。粗大ごみを清掃補修し、リユース家具として展示販売しておりますが、どのような流れで事業を行っているのか。また、入札の参加状況はどのようか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 松井ごみ減量推進課長。 ○ごみ減少推進課長(松井慶輔) リユース家具の展示販売の流れにつきましては、市民が出した粗大ごみのうち、状態のよい家具等を選別した後に、シルバー人材センターに委託して、熟練者が清掃補修を行い、毎月50点ほど清掃事業所内にあるリユース工房において展示しています。市民はこの展示品を直接ご確認いただいた後に、購入希望額にて入札していただき、毎月3回目の木曜日に落札者を決定していきます。  次に、平成29年度の入札の参加状況につきましては、年間出展数634品に対して、入札件数が約3,600件あり、1品当たりの入札件数の平均は5.7件でした。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) それでは、予算執行実績報告書の204ページから205ページにかけてでございますが、4款3項3目し尿処理費、3砂川衛生プラント費及び4逢妻衛生プラント費でありますが、し尿及び浄化槽汚泥の搬入の推移と見込みについて伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 岩田清掃施設課長。 ○清掃施設課長(岩田裕二) し尿及び浄化槽汚泥の総搬入量は平成25年度から平成29年度の5年間で5.0パーセントの減少となっており、減少傾向が続いております。  し尿は公共下水道の整備等により、引き続き減少傾向が続く見込みです。浄化槽汚泥につきましては、単独浄化槽から合併処理浄化槽への切換えや公共下水道が整備されていない区域での住宅の新築等による増加要因はあるものの、下水道供用区域の拡大とともに緩やかな減少を見込んでおります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 日惠野委員。 ○分科会委員日惠野雅俊) それでは、予算執行実績報告書205ページから206ページ、4款3項4目清掃工場費、2渡刈クリーンセンター費であります。渡刈クリーンセンターの発電電力が平成28年度と比較し減少しておりますが、その要因について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 岩田課長。 ○清掃施設課長(岩田裕二) 発電電力が少なかった要因は主に二つございます。一つは例年10月に実施していた法定点検及び定期整備について、比較的ごみの少ない3月に移行するために、臨時的な措置として、平成29年度は2回実施しています。この影響により発電設備の稼働日数が減っているためです。  もう一つは、老朽化等のふぐあいによる設備停止が例年より多かったことによります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  山野辺委員。 ○分科会委員山野辺秋夫) 私からは何点かございます。  まず始めに、予算執行実績報告書192ページ、4款2項2目環境対策費、4産業廃棄物対策費、(2)不適正処理産業廃棄物対策費で、イ不適正処理に関する行政指導及び行政処分となっておりますけれども、1点目、産業廃棄物処理業者の不適正処理の主な違反と指導、改善勧告の内容について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷廃棄物対策課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) 指導票交付30件のうち、処理業者への交付2件の内容は、過剰な廃棄物保管と保管施設における扉の破損による構造基準違反でありましたが、平成29年度には改善されています。  また、改善勧告の2件の内容は使用済自動車の再資源化等に関する法律、いわゆる自動車リサイクル法におけるフロン類回収業で、フロン類の移動及び年次報告がされていなかったことが一つであります。  もう一つは、同種業者における取引基準の違反によるものであります。  なお、2件とも平成29年度中に改善されています。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 山野辺委員。 ○分科会委員山野辺秋夫) 同じページの4款2項2目環境対策費、4産業廃棄物対策費、(3)航空写真を解析した不法投棄等監視システム費、ここで伺います。航空写真を解析した調査について写真を解析する上で工夫している点等があれば伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) 調査開始当初の平成20年度は、不法投棄の確認をする場所を紙に印刷して持ち歩いていたため、なかなか現場に到達できないことがありました。平成29年度には調査すべきポイントを落とした地図をパソコンに取込み、これを調査時に活用することで調査の効率を上げました。  なお、平成30年度からはGPSで位置の確認ができるタブレット端末を導入し、さらに調査の効率の向上を図っていきます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 山野辺委員。 ○分科会委員山野辺秋夫) 同じく予算執行実績報告書193ページ、4款2項2目環境対策費、5PCB処理推進費、(2)PCB早期処理推進費に昭和52年3月以前の市内事業用建物所有者1,592件のPCB安定器使用の調査とありますけれども、その後の処理計画はどうなっているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) まず、未回答者へのフォローアップとして、平成29年10月にはがきでの督促を716件行ったほか、現場立入りなども実施しました。  また、平成30年度も未回答者への継続調査を実施しており、平成30年8月末時点では、1,255件の回答をもらっています。今後も残りの未回答者に対して現場立入りなど実施していきます。  なお、この調査で新たにPCB安定器の保有が発見された8事業者103個に対して、速やかに安定器処理の事業所である北九州市PCB処理事業者への処理登録指導を実施し、全て登録済みとなっております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からも何点かお伺いをしてまいります。  予算執行実績報告書194ページ、4款2項2目環境対策費、9地球温暖化防止対策推進費について1点お伺いいたします。  昨年より決算額が2,300万円余減っていますが、理由についてお伺いいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) 平成28年度と比べて決算額が減っている主な理由は二つございます。  一つ目は、平成28年12月まで実施していたリサイクルステーションでのペットボトル回収に対するとよたエコポイントの発行を廃止したことに伴い、ペットボトル回収費にかかる備品使用料とエコポイント発行費合わせて1,000万円余が不要になったことです。  二つ目は、平成28年度末まで約140の公共施設で電力の見える化として実施してまいりました電力デマンド監視システムによる常時監視を廃止したことに伴い、手数料1,100万円余が不要になったことであります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 続いて、隣のページの195ページ、4款2項2目環境対策費、11不良な生活環境解消推進費について2点お伺いいたします。  1点目、対応件数の151件と解決の66件の内訳はどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 一つの案件で複数の相談内容を含むものがございますが、対応した151件の内容の内訳はものの堆積が60件、動物の多頭飼育が6件、樹木と雑草の繁茂がそれぞれ62件と40件、その他が20件でございました。  また、解決した66件の内訳はものの堆積が16件、動物の多頭飼育が3件、樹木と雑草の繁茂がそれぞれ32件と14件、その他が12件でございました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 2点目、今回はどのように解決したのか。また、二度とならないようにフォローはどのようにするのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 不良な生活環境の中でもものの堆積、いわゆるごみ屋敷につきましては、自ら解決できたもの、福祉的な支援で解決ができたもの、地元自治区や関係者などと一緒に一斉清掃で解決できたものがございます。そのほか動物の多頭飼育では、動物愛護センターや地域猫の会の支援、それから、樹木、雑草の繁茂では所有者に適正管理を依頼するとともに、必要な助言などにより、解決できたものがございます。これらの案件につきましては、関係機関による福祉的な支援や見守りの継続のほか、案件によっては定期的に支援状況の報告をもらうことで情報共有と再発の防止に努めております。この取組の中で支援を拒むなど、再発が疑われる状況が見受けられた場合には、その都度、関係者、関係機関と協議しながら対応方針を検討するなど、再発防止に努めております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書197ページ、4款2項2目環境対策費、12環境調査費の(2)水質汚濁調査ウ排水基準等監視調査について1件お伺いいたします。7事業所で排水基準違反があり、改善対策指導とありますが、どのような違反内容で、どのような対策を指導したのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 違反の内訳は、排水基準、総量規制基準の違反や違反の恐れのある事業所に対する指導が5事業所、河川へ油を流出した事業所に対する指導が2事業所でございました。市は事業者に対し原因究明と再発防止のための対策を実施するように指導するとともに改善結果を報告させております。  改善対策の完了後、市は事業者が実施した改善内容を立入り調査で確認し、必要に応じ行政検査を実施し、基準を遵守できているかの確認を行っております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書199ページ、4款3項1目清掃総務費、2清掃事務費について1点伺いをいたします。  組成分析調査をしたとのことですが、今後のごみ減量にどのように役立てていくのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 松井課長。 ○ごみ減少推進課長(松井慶輔) 組成分析調査の結果、生ごみのうち食品ロスは34パーセントでした。その結果をどのように役立てていくのかにつきましては、手つかずの食べ物や一部食べ残し、調理くずなど、さらに詳細に分析することで、本市の食品ロスの特徴を見きわめ、効率的で効果的な取組やPR方法など、施策の検討に役立てていきます。  今後も組成分析調査を継続し、食品ロスの削減を推進することで本市におけるごみの減量を図ってまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後の質問になります。予算執行実績報告書203ページ、4款3項2目塵芥処理費、6緑のリサイクルセンター費について1点お伺いいたします。  決算額が1,600万円余増えましたが、その理由についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 岩田課長。 ○清掃施設課長(岩田裕二) 増額の主な理由は施設の運営及び維持管理に関する委託費の増加によるものです。この業務委託は3か年の長期継続契約となっていまして、平成29年度に契約を更新していますが、供用開始後7年目となっていたことから、契約更新の際に、人件費及び経年劣化による施設や設備の保守整備費等で2,100万円余の増額を見込んでいたため、決算額が増えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) それでは、予算執行実績報告書193ページ、4款2項2目環境対策費、5PCB処理推進費の(2)PCB早期処理推進費のところで伺います。説明欄のところに昭和53年3月以前の市内事業用建物所有者1,592件にPCB安定器使用の調査を実施とあります。この調査に至った経緯をまずお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) 市内の高濃度PCB安定器につきましては、北九州PCB処理事業所で処理を行い、処分期間が西暦2021年3月31日までとなっております。  平成28年12月に環境省から提示されたPCB廃棄物の掘り起こし調査マニュアルにおいて、昭和52年3月以前に建てられた事業用建物所有者に対して、調査を行うことが推奨されました。このことを受け本市は、平成29年度に昭和52年3月以前に建てられた事業用建物の所有者に対し、東海4県7政令市に先駆け、市内PCB安定器の保管及び所有に関する調査を実施しました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) 次に、この下にPCB廃棄物処理にかかわる東海地区広域協議会にて早期処理に向けた調整を行いましたとあります。その具体的な調整の内容をお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) 東海地区広域協議会の事務局である愛知県へ豊田PCB処理事業者が確実かつ安全な操業を行うために、東海4県6政令市が遅滞することなく掘り起こし調査や早期処理指導を実施するよう、さらなるリーダーシップを発揮していただくことを要請しました。  また、豊田市PCB処理安全監視委員会でも、東海地区広域協議会の取組や掘り起こし調査の状況もその都度報告することも調整しました。  以上です。
    ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) このPCBの処理にかかわってですけれども、豊田市のポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画は平成29年度に変更されております。その経緯と具体的な変更内容をお聞きするんですけれども、市の権限の強化、そのほかどのような内容があるのかお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) PCB特別措置法及び国のPCB処理基本計画に即して変更を行いました。  まず、平成28年5月に改正されたPCB特別措置法では、高濃度PCB廃棄物の期限内処理完了を確実にするため、これまでの期限の1年前を処理期限とする新たな処分期間が規定されました。  また、事業者に新たな処分期間内での処理が義務づけられたほか、処分期間内に処理しない事業者への改善命令などの行政権限が強化されました。  次に、平成28年7月に改正された国のPCB処理基本計画は掘り起こし調査の確実な実施など、高濃度PCB廃棄物を処分期間内に処理完了するための方策を策定しました。これらPCB特別措置法及び国のPCB処理基本計画の変更を受けて、本市のPCB廃棄物処理計画に処分期間を追記したほか、早期処理のために強化された権限の適正な行使なども追記いたしました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) 計画の変更によって、市の今後の進め方、排出事業者への影響をお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 神谷課長。 ○廃棄物対策課長(神谷氏年) 豊田PCB処理事業所で処理する市内のトランス及びコンデンサーについては、平成30年4月で掘り起こし調査を完了しております。今後は未処理の4事業者についても継続して早期処理指導を実施していきます。  また、北九州市PCB処理事業所で処理する市内の安定器については、掘り起こし調査を開始しており、処理期限内での確実な処理を実施していく予定です。排出事業者への影響については、処分期間の規定により、この期間までに排出事業者がPCB処理事業所との処分契約を交わす必要があるため、早期処理指導を粘り強く行っていきます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) それでは、次に、予算執行実績報告書201ページ、4款3項2目塵芥処理費、2ごみ収集事業費、(2)オの(ウ)にごみの分別収集用の看板、資源収集用看板、これは設置の数だと思いますけれども、そのうちに外国語版の看板の設置はどのようなのか、設置の枚数をお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 長嶋課長。 ○清掃業務課長(長嶋賢次) 平成29年の実績としまして、ごみの分別を表示しました分別看板、こちらは英語が9枚、中国語が10枚、ポルトガル語が4枚の合計23枚です。また、飲料缶、ペットボトルなどをはじめとする資源の分別を表示いたしました資源用の看板、こちらは英語が4枚、中国語が3枚、ポルトガル語が3枚の合計10枚です。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) このように看板の設置がありますが、この設置は外国版については、自治区からの要望を受けて付けていると思っています。この看板の設置にかかわって分別収集を推進するという立場で、分別収集における課題、対策をお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 長嶋課長。 ○清掃業務課長(長嶋賢次) まず、課題といたしまして、どの地域にどの国の方が多く居住されているのか。こちらが把握しにくいということが課題だと思っております。対策としましては、外国人の方にもごみの分別や出し方がわかりやすいごみステーションとするために、自治区やアパートなどの管理会社などの協力を得ながら、外国語版の看板の設置をさらに推進していく。こちらが大切だと思っております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  松井委員。 ○分科会委員(松井正衛) 予算執行実績報告書195ページ、4款2項2目環境対策費、11不良な生活環境解消推進費について、先ほど二人の委員から出ておりますが、これは保見ケ丘のいわゆるごみ屋敷から始まったごみ屋敷問題で、審議会をつくっていただいたという話でありますが、その中で、申出があり、受付されて、対応件数の関係、どういう流れでいくのか、まず教えていただけませんか。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 受付された後の流れでございますけれども、基本的に現地を確認し、その現地の状況を見た上で必要な対策を図るという形になりますので、まず現地を確認するというところからスタートしていきます。  その後、関係する課があれば、関係する課に対応を図り、なおかつ、複数の課で情報共有しなければいけないような案件につきましては、先ほど申し上げました庁内で開催される対策会議の中で情報共有し、それぞれの案件について方針を決定し、各課で対応を図っていただくという形になります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 松井委員。 ○分科会委員(松井正衛) 例えば、昨年度の解決の66件、その中で例えば、審議会にかけなければいけないような案件があったのかどうか。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 解決した66件の中には、審議会の中で検討いただく案件はなかったという認識をしております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 松井委員。 ○分科会委員(松井正衛) 先ほど平成30年度のいわゆる認定が1件という説明があったわけでありますが、対応件数と解決に数字の差があるのですが、その中に審議会にかけないといけないような案件は去年は1件もなかったということでよろしいでしょうか。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 対応件数151件について解決が66件ということですので、残りの対応中案件の中に審議会にかけた案件が入っているということになります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 松井委員。 ○分科会委員(松井正衛) 審議会で認定を受けた場合に、次に、例えば、行政代執行に進むことができるとか、そういうフローになってくるのでしょうか。その辺はどうでしょうか。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 審議会で不良な生活環境と認定された後においては、条例に基づく指導勧告、場合によっては命令、代執行といったところまで視野に入ってくるかと思います。ただし、命令、代執行につきましては、審議会の意見を聞くということになりますので、措置の中でそれらについて審議会でも審議をいただくという流れになります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 松井委員。 ○分科会委員(松井正衛) その審議会というのは、例えば、そういう案件が生じた場合に、不特定で開かれていくものなのか、その辺はどのような状況でしょうか。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○環境保全課長(近藤理史) 審議会におきましては、市から諮問をし、その案件について答申をいただくという流れで審議をされてまいりますので、現在、先ほど報告したように、1件の案件について認定とその後の対策について答申がいただけるという形になります。対策案につきましては、引き続きの協議になりますので、その後の答申という形になります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) 意見ないようですので、続きまして、委員外委員発言の申出についてお諮りいたします。  あらかじめ申し上げます。委員外委員発言は、分科会の審査に資する内容に限り認めるものであります。議案の疑義解明につながらない意見表明や個人的な質疑は、行わないようにお願いします。  岡田委員のPCB早期処理についてを趣旨とする発言申し出を許可することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申し出を許可します。  岡田委員は発言席へお進みください。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、予算執行実績報告書193ページ、4款2項2目環境対策費、5PCB処理推進費、(2)PCB早期処理推進費でございます。これにつきまして、1点目、PCB安定器使用の調査結果の概要をお聞きし、その次に啓発内容、その成果、最後に次年度以降への反映の考えを3点発言申出をしておりましたが、既に同様の案件の質疑、答弁がされておりますので、全て結構でございます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。  続きまして、8款について質疑を許します。  質疑はありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) 予算執行実績報告書262ページ、8款5項7目自然保全費、3自然保護費、(6)湿地保全促進費とありますけれども、ここにかかわってであります。これは湿地保全促進費ということで、ラムサール条約のことなどが書かれておりますけれども、豊田市では豊田市生物調査報告書における生物多様性保全についてということで今回お聞きしたいと思います。  調査報告書というのは、自然環境基礎調査を行った上で平成28年3月につくっておりますが、この報告書では環境基本計画の策定や環境保全施策事業等に活用するとしてありますので、具体的に保全上の重要で希少な動植物が生育している湿地ということで、この報告書の中では花山湿地というのが項目を立てて花山湿地の存在、その周辺にある希少種の状況というのが表記されております。花山湿地は豊田岡崎地区研究開発施設用地造成事業の区域内にある湿地でありますので、これがトヨタ自動車株式会社が保全するということになりますけれども、市としてこの湿地の保全についてのお考えをお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 伊藤課長。 ○環境政策課長(伊藤浩之) 生物多様性の観点から、多くの生き物が生息したり、きれいな水をもたらす湿地は私たちの暮らしにとっては大切な自然環境と考えております。  特にラムサール条約に登録されている矢並湿地、上高湿地、恩真寺湿地の3湿地につきましては、地域固有の植物や昆虫が生息するなど、国際的にも貴重な湿地であるため、地域住民との共働によりまして、重点的に保全に努めております。そのほかの湿地につきましても、必要に応じて地域の保全団体や事業者等による保全活動を支援してまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、承認第4号について、意見等はありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、以上で環境部所管分を終わります。  それでは休憩します。再開は午前11時といたします。                        休憩 午前10時55分                        再開 午前11時00分 ○分科会長(羽根田利明) 続いて、福祉部所管分について審査を行います。  なお、議事の都合上、保健部の職員が出席しておりますので、お願いいたします。  始めに、承認第4号平成29年度豊田市一般会計決算歳入について質疑を許します。  質疑はありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、歳出のうち3款について質疑を許します。  浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) それでは、私から何点か質問させていただきます。予算執行実績報告書126ページ、3款1項1目社会福祉総務費、7総合相談窓口運営事業費について1点質問させていただきます。  事業費の主な執行内容と金額について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 後藤福祉総合相談課長。 ○福祉総合相談課長(後藤哲也) 本市では、高齢者や障がい者などの縦割りではなく、さまざまな困りごとの相談ができ、福祉サービスや地域の支え合いなどの必要な支援を総合的に受けられるところまでつなげる仕組みづくりを進めております。  これらの推進に当たり、身近な場所に相談窓口を設置し、地域の関係者や支援機関と顔の見える関係をつくりながら地域の中で取り組んでいくため、昨年7月に高岡コミュニティセンター内に、健康と福祉の相談窓口を開設し、市職員に加え地域福祉の推進組織である豊田市社会福祉協議会の職員を配置いたしました。  主な執行内容としては、豊田市社会福祉協議会に対する1,480万円余の委託料や窓口開設に向けた320万円余の修繕料でございます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) 続きまして、予算執行実績報告書128ページ、3款1項1目社会福祉総務費、16社会福祉施設ふれあい活動補助金について1点質問させていただきます。  社会福祉法の改正によって、地域への公益な取組が社会福祉法人の責務となりましたが、ふれあい活動補助金との関連について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 大西総務監査課長。 ○総務監査課長(大西正人) 社会福祉施設ふれあい活動補助金は、地域住民の方が当該福祉施設を知っていただく、理解を進めていただく機会や住民と利用者との交流、住民間の交流の場を確保するといった狙いで、各施設で行われます夏祭りの開催など、そういった取組を効果的に活用していただいております。
     今回の法改正でこうした取組を含んで地域への公益的な取組といったものが、社会福祉法人の責務とされたことを踏まえ、当該補助金につきましては、平成29年度をもって廃止をすることといたしております。廃止をすることといたしましたけれども、法改正の趣旨ですとか、活動補助金の趣旨を引き継いでいただき、各施設におかれましては、引き続き事業をやっていただいているといった状況でございます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) 続きまして、実績報告書130ページ、3款1項3目医療助成費、3子ども医療助成費から5母子・父子家庭医療助成費です。医療助成費について1点質問させていただきます。  適用順位の変更に伴う受給者証の切換えによって、対象者、医療機関に支障がなかったか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 早川福祉医療課長。 ○福祉医療課長(早川英孝) 適用順位の変更により、医療種が変更となる対象者へは、申請書をお送りした際、改正の趣旨や改正がない場合でも、こども医療が終了する中学校卒業時には、医療種の変更が必要になることなどを丁寧に説明するとともに、受給者証の見出しから心身障がい者、母子父子家庭といった文言を削除し、丸囲み文字、例えば、母子父子家庭医療であれば、母の一文字を丸で囲ったものですけれども、そういったもののみを表記し、医療機関などでの判別に支障がない最低限の表記とするように配慮いたしました。  また、医療機関へは豊田加茂医師会、豊田加茂歯科医師会及び豊田加茂薬剤師会を通して、受給者証の様式が変わることを事前にお知らせしました。これらによりまして、変更に対して対象者や医療機関からの苦情や混乱もなく切換えを行うことができました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) 続きまして、予算執行実績報告書153ページ、3款3項2目高齢者福祉施設費、10特別養護老人ホーム費について2点ここでは質問させていただきます。  まず1点目ですが、市外からの入居も可能となっている広域型特別養護老人ホームを整備されましたが、豊田市民の入居の割合はどのようか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 花木介護保険課長。 ○介護保険課長(花木一也) 豊田市民の割合ということでしたけれども、市外の方で施設に住民票を移している方もいらっしゃいますので、もともと豊田市民という意味合いの豊田市の介護保険に加入している方の割合でお答えさせていただきます。  平成29年度に整備したのは、豊田市駅前のKiTARAに開設をしました特別養護老人ホームアメニティ豊田駅前でありますけれども、9月1日現在では、90床のうち77床、約85パーセントの方が占めております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) では、2点目、今後の施設整備の方針について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 花木課長。 ○介護保険課長(花木一也) 今後は、介護をする上で在宅介護や医療依存度の高い方のニーズが高まってくると考えております。医療的ケアに対応できる重度対応型の特別養護老人ホームの整備に加えて、認知症のグループホーム、これについても未整備地域がございますので、そちらを優先して整備してまいりたいと思っています。  また、定期巡回などの新しい地域密着型のサービス、これについても整備をし、在宅介護の医療的支援も図る中で、施設と在宅の双方のニーズを満たしていけるように目指していきたいと思っております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) それでは、続きまして、予算執行実績報告書161ページ、3款4項5目心身障がい児施設費、1児童発達支援費について、ここでは2点伺います。児童発達支援費の増加の要因について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 南障がい福祉課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) 増加の要因は放課後等デイサービスを運営する事業所が増加し、利用者数、利用日数が増えたためであります。平成28年度と比較をしますと、利用者数は約2割、利用日数は約4割増えております。具体的には今まで週に1、2回利用していた子どもさんが、現在は必要に応じて週に3、4回など利用日を増やしていることです。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) それでは、2点目、今後の見込みについて伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) 今後も利用は増加すると考えております。平成30年度は既に5事業者が新設されました。また、8月に市内業者へ聞き取り調査をしたところ、半数以上の事業者が定員がいっぱいである、また、稼働率が高いと答えております。  また、五つの事業所は新設を予定していると回答しております。今後もまだ需要が高いものと思っております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) 続きまして、予算執行実績報告書164ページ、3款5項2目扶助費、1生活保護扶助費について、ここでは1点伺います。  健康管理支援の強化はどのように取り組んだか。また、その成果について伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤生活福祉課長。 ○生活福祉課長(近藤 洋) 糖尿病や高血圧など、生活習慣病の方に対して、ケースワーカーと医療扶助相談員が家庭訪問により、病気への理解や食生活の改善、服薬に関する指導を行いました。指導のための家庭訪問を3か月間行い、その後は電話や定期訪問で指導を続けました。対象者数は平成28年度の20世帯から平成29年度は36世帯へと増加させました。その成果として、例えば、自己判断で病院受診をやめていた人が定期受診をできるようになった、同じ病気で重複受診をしていた人がかかりつけ医を決めて効果的な治療ができるようになった、飲み残しなく服薬するなど、治療に対して積極的に取り組む姿勢が見られるようになったなど、生活習慣病に対する意識が向上し、重症化の予防に役立ちました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私からも3款につきまして、順次質問していきます。  まず、予算執行実績報告書127ページまたは128ページ、3款1項1目社会福祉総務費、11生活困窮者自立支援費から1点質問いたします。  この自立支援費は具体的にはどのような支援を行い、どのように就労につなげたのかご質問いたします。 ○分科会長(羽根田利明) 後藤課長。 ○福祉総合相談課長(後藤哲也) 就労について相談にみえる方の中には、家計の管理、債務、健康問題など、複雑な問題を抱えてみえる方が多く、家庭訪問を行うなど、一人ひとりの状況を把握して支援に取り組んでおります。  就労支援に当たりましては、相談者の状況にあった支援を行っており、具体的には履歴書の書き方の相談や模擬面接の実施、ハローワークへの付き添いなどを行っております。就労後も仕事の内容や人間関係にもなれて、勤務状況が安定するまでは必要に応じて仕事上の悩み事などの相談に乗るのなど、職場への定着支援を実施しております。このような支援により、平成29年度は32名を就労につなげることができました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 続きまして、予算執行実績報告書137ページ、3款2項2目障がい者自立支援費、4共生型サービス創出費から質問いたします。  新規事業で富山県から講師を招いた研修会の内容と成果についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) 共生型サービスの創出に向けまして、研修会を2回開催いたしました。1回目は本市の福祉部の職員を対象として、富山県の県職員をお招きしまして、共生型サービスの導入の経緯、また、補助制度や人材育成など、行政の取組について説明を受け意見交換をいたしました。2回目は介護サービス事業所と障がい者サービス事業所、約270社を対象に、富山型デイサービスの第一人者である惣万氏をお招きして、事業を始めたきっかけやその理念、その効果について講演をいただきました。その成果としましては、意欲的に共生型サービスの実施を検討する事業者が幾つかでき、今後も先進地の視察や勉強会などを通じて、地域の特性にあった事業となるように、必要な支援策を整理してまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) それでは、予算執行実績報告書147ページ、3款3項1目老人福祉総務費から、6在宅医療・介護連携推進費、(2)在宅医療・介護連携ツール導入費から質問いたします。  豊田みよしケアネットを導入したとありますが、その内容と成果についてお伺いします。 ○分科会長(羽根田利明) 水野課長。 ○地域包括ケア企画課長(水野智弘) 豊田みよしケアネットは在宅療養に携わる職員間同士、専門職同士でインターネット上で患者情報を共有できるシステムとして、平成29年4月に導入をさせていただきました。このシステムへの加入を促進するため、豊田加茂医師会など、医療関係団体、介護や障がい者のサービス事業所、地域包括支援センターなどを対象とした説明会を27回開催いたしました。  また、タブレット端末25台を貸し出しました。こうした取組により、平成29年度末現在で109の事業所の175人が加入をしていただき、15人の患者情報を共有しております。システムの導入によって、例えば、皮膚疾患の患者のケースでは、写真データをシステム上に添付することで、さまざまな専門職が訪問しなくても状況が迅速に確認できた、こういった事例がございました。  今後は、こうした好事例を広く周知し、さらなる加入と利用促進を図ってまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 次に、予算執行実績報告書148ページ、3款3項1目老人福祉総務費、9安心支援サービス費、(3)ひまわり懇談会等補助金について質問いたします。  ひとり暮らしの高齢者の孤独解消ということで、見守り交流で市内18会場、ひまわり懇談会及び7地区でひまわり活動の費用を助成したとありますが、それぞれの内容と効果についてお伺いします。 ○分科会長(羽根田利明) 後藤課長。 ○福祉総合相談課長(後藤哲也) ひまわり懇談会及びひまわり活動は、ひとり暮らし高齢者を対象に、中学校区ごとに地域の民生委員が実施するもので、開催費用の補助を行っております。実施内容は地域によって異なりますが、ひまわり懇談会は地区交流館のホールなどを会場に、子ども、園児や中学生ボランティアなど、地域の子どもたちとの交流やボランティア団体などによる園芸などを地域の支援者の方々と一緒に楽しんでいただいております。  ひまわり活動はひとり暮らし高齢者宅を民生委員が訪問するもので、地域によっては、中学生ボランティアと一緒に訪問したり、手づくりの記念品を持参するなど、会話がはずむような工夫が行われております。効果については、このような取組を通じて、孤独感の解消などが図られるとともに、地域での見守りの強化にもつながっていると考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) それでは、最後の質問に入ります。予算執行実績報告書153ページ、3款3項2目高齢者福祉施設費、10特別養護老人ホーム費です。広域型特別養護老人ホーム、また、認知症高齢者グループホームの施設整備費の一部補助とありますが、どこの施設にどの程度補助を行ったのかお伺いします。 ○分科会長(羽根田利明) 花木課長。 ○介護保険課長(花木一也) まず、広域型特別養護老人ホームにつきましては、KiTARA内の特別養護老人ホームアメニティ豊田駅前、こちらに対して3億2,650万円の補助をしております。内訳としましては、3億1,500万円の建設費補助、それに加えて、地域交流スペース分の整備に対して1,150万円の補助をしております。  一方、認知症高齢者グループホームにつきましては、保見地区のグループホームこのはな、こちらに対して、4,317万8,000円の補助をしております。内訳に関しましては、3,200万円の建築費補助と備品などの開設準備の経費補助、こちらが1,117万8,000円となっております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からも何点か質問させていただきます。予算執行実績報告書126ページ、3款1項1目社会福祉総務費、3社会福祉審議会費について1点お伺いをいたします。主な審議内容はどのようで、市民福祉にどのように役立てたのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 大西課長。 ○総務監査課長(大西正人) 審議会では、設置をしました各専門分科会において、障がい者ライフサポートプラン、介護保険事業計画などの行政計画や福祉施設整備の事業採択などについてご審議をいただきました。学識経験者、医師、福祉施設の施設長、区長、民生委員など、審議会の委員、それぞれのお立場や知見から幅広くご意見をいただき、行政計画等に反映させることができました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 続いて、同ページの3款1項1目社会福祉総務費、4地域福祉計画推進費について1点お伺いをいたします。出前講座や視察をどのように計画推進に役立てるのかお伺いいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 水野課長。 ○地域包括ケア企画課長(水野智弘) 地域福祉計画は社会福祉協議会が推進します地域福祉活動計画と一体となった計画でございます。このため、出前講座も市と社会福祉協議会が共働して開催しております。この出前講座の実施により、主には計画に対する理解促進が図られたほか、中には自治区の避難訓練において、車いすの避難体験を盛り込んでいただけるなど、具体の行動につながった事例もございます。  また、視察は現計画や現在策定中の第2次計画の具体の取組を推進検討するために行ったもので、例えば、現計画の策定当時、地域福祉専門分科会の会長を務め、社会福祉学を専門とする同志社大学の上野谷教授を訪れまして、専門職の人材確保策や共生型サービス、社会福祉法の改正に伴う地域福祉計画の見直しなど、今後の方向性について意見を伺いました。  また、そのほか、東京都世田谷区の福祉人材育成研修センターの視察では、現在、検討しております医療福祉人材育成のための研修体系の再構築につながっております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書128ページ、3款1項1目社会福祉総務費、17社会福祉基金積立金について2点お伺いをいたします。  1点目、どのような福祉事業に活用したのか、その効果についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 大西課長。 ○総務監査課長(大西正人) 積み立てました社会福祉基金の運用利息58万3,484円を同ページ、一つ上の16社会福祉施設ふれあい活動補助金の財源といたしました。同事業は地域住民の福祉施設の理解促進や住民間及び住民と利用者との交流機会の創出、そういった効果を上げております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 2点目、積立金の考え方、方向性についてはどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 大西課長。 ○総務監査課長(大西正人) 市民の皆さんから社会福祉進展のためにとしていただいた寄附金を社会福祉基金に積み立ててまいります。社会福祉基金は財産維持基金として、その運用利息を福祉事業に活用してまいります。平成30年度からはこども発達センターで活用をしてまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、実績報告書138ページ、3款2項2目障がい者自立支援費、6介護給付費について1点お伺いをいたします。
     昨年より3億2,000万円余増加しているが、最も増えた事業とその理由はどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) 最も増加率が高かったものでお答えさせていただきます。それは居宅介護費ホームヘルパーの事業でございます。平成28年度と比較をいたしまして、1億6,000万円余、32.6パーセント増加しております。増加の理由はサービスを提供する事業所が増えたため、利用者数も利用時間も増えております。中でも介護者の高齢化などにより、重度の障がいのある方が長時間利用する重度訪問介護サービスが約2倍に増えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書146ページ、3款3項1目老人福祉総務費、5地域包括支援センター運営費について1点お伺いいたします。具体的にどのような相談があり、どのような対応をしたのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 那須高齢福祉課長。 ○高齢福祉課長(那須正和) 予算執行実績報告書の高齢者に対する相談対応、13万4,000件余のうち、地域包括支援センターに寄せられた相談は延べ約5万件で、その内訳としては、介護や日常生活に関する相談が最も多く延べ2万3,000件余。続いて、介護保険に関する相談で延べ1万9,000件余。そのほかに介護保険以外の民間サービスや権利擁護の相談が多数ございました。対応につきましては、例えば、ひとり暮らし高齢者で病院からの退院後に自炊が困難な方の相談に対して配食サービスの手続を行ったり、歩行が不安定な方の自宅に手すりをつけるなどの住宅改修の手続支援を行うなど、サービスの利用調整を行いました。  また、認知症や精神障がいなどにより、物事を判断する能力が十分でない方や生活困窮についての相談に対しては、豊田市社会福祉協議会の生活支援員派遣事業や成年後見支援センターなど、専門機関につなぐ支援を行いました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書147ページ、3款3項1目老人福祉総務費、7介護人材確保事業費について1点お伺いをいたします。  EPA日本語学習支援講座の事業内容と成果はどのようだったのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 花木課長。 ○介護保険課長(花木一也) EPA日本語学習支援講座は国のEPA制度を活用し市内の介護事業所で働いている外国人の方を対象に、介護福祉士の国家試験の合格を目指し、日本語の能力を向上させるという目的で実施しております。具体的に昨年度は入国年度とか、日本語の能力別に21人を4クラスに分けまして、週に1回のべ合計120回の授業を開催しております。成果につきましては、昨年度、まだ実際に介護福祉士の国家試験の受験対象者がいませんでしたけれども、日本語の能力をはかるための日本語能力試験というものがございますけれども、そちらでは約7割の受講者が受験前よりも上位のランクに合格をしまして、そういった成果が出ております。そういったことからも受講者の日本語能力の向上が図れていると考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書149ページ、3款3項1目老人福祉総務費、10家族介護支援対策費、(3)徘回者捜索機器利用促進費補助金について2点お伺いをいたします。  1点目、どのような事業を行い成果はどのようだったのかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 那須課長。 ○高齢福祉課長(那須正和) 行方不明高齢者対策を関係機関と協議する中で、直接居場所のわかるGPS機器の必要性が明らかになったため、平成29年12月より、GPS機器購入時の初期費用の全額を補助する事業を開始いたしました。成果につきましては、行方不明高齢者対策の事業メニューの一つとして、市民の安全安心につながっております。  また、警察からも捜索の負担軽減が期待されております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 2点目、今後の支援のあり方についてはどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 那須課長。 ○高齢福祉課長(那須正和) 今後もこの補助制度を必要としている方に向けて、地域包括支援センターや警察の協力を得ながら、制度の周知をしていく予定でございます。  また、既存のGPS機器は常に身につけて外出することが難しいという課題があるため、課題が解決できるよう事業者に要望を行ったり、小型機器等の情報収集に努めてまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書151ページ、3款3項1目老人福祉総務費、20避難行動要支援者対策費について1点お伺いをいたします。  さらに同意率を増やす取組についてはどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 後藤課長。 ○福祉総合相談課長(後藤哲也) 平成30年7月豪雨では被災者の多くが高齢者であり、住民の共助による避難支援の仕組みの重要性が改めて浮彫りとなりました。さらに、同意率を高めるため、未同意の方に対しては、こうした災害事例もお伝えしながら、共助による災害時の支援の必要性をお知らせする文書を定期的に送付いたしております。あわせて、支援の担い手の中心となる自治区や民生委員などに対して、出前講座や地域の防災訓練等を通じて、要支援者名簿を活用した地域の支援体制の構築を促し、地域全体の防災意識を高めることにより、同意率の向上につなげていきたいと考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 次に、予算執行実績報告書162ページ、3款4項5目心身障がい児施設費、2こども発達センター費について1点お伺いをいたします。  決算額が2億3,700万円余昨年より増えているが、その理由についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) 増加の主な理由はこども発達センター空調設備の改修工事のためです。決算額は2億1,000万円余です。市の公共建築物延命化計画に従って実施をいたしました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後に、予算執行実績報告書164ページ、3款5項2目扶助費、1生活保護扶助費について1点お伺いをいたします。  保護世帯の減少、扶助費の減額の理由についてはどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 近藤課長。 ○生活福祉課長(近藤 洋) 保護世帯数の減少についてはさまざまな要因がありますが、景気回復の影響が大きいと思われます。決算額については、保護世帯数の減少に加え、年金の制度改正により、加入期間が25年から10年に短縮されたことを受け、新たに200名余の人が年金を受給できるようになったことも影響を与えると思われます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) それでは、予算執行実績報告書136ページ、3款2項1目障がい者福祉総務費のうちの19障がい者更生援護費、(1)タクシー料金助成費と同趣旨で147ページ、3款3項1目老人福祉総務費のうちの8生活支援サービス費の(2)ひとり暮らし高齢者等移動助成費、これはそれぞれタクシー券の助成でありますので、障がいの方、高齢の方に交付がされた人数と利用をされたタクシー券の利用率を障がい者の方、高齢の方、それぞれでお聞きをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) 障がい者のタクシー助成について回答します。  タクシー券を交付いたしました対象者は1万337人で総額1億3,600万円分です。実際に利用されました金額は3,900万円余で利用率は29パーセントです。 ○分科会長(羽根田利明) 那須課長。 ○高齢福祉課長(那須正和) 高齢者分の実績です。1,825人に対し合計2,900万円余を交付しました。実際に利用された額は1,300万円余で利用率は45.3パーセントでした。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申出についてお諮りいたします。  岡田委員の障がい者のグループホーム等設置促進についてを趣旨とする発言申し出を許可することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申し出を許可いたします。  岡田委員は発言席へお進みください。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 予算執行実績報告書144ページをお願いいたします。歳出3款2項3目障がい者福祉施設費、説明欄9グループホーム等設置促進費でございます。2点発言申出をしておりますので、まず1点目、各補助事業の概要をご説明いただきまして、平成29年度は運営費補助、家賃補助が増加、また、賃貸運営費補助が前年ございませんでしたが1箇所ということになっております。これらの理由もあわせましてご説明いただきたいと思います。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) グループホームの設置を促進したり、安定運営を支援する補助制度は建物の建設や買取りに対する補助、または運営経費に対する補助などがあります。ご質問の三つの制度について順次説明いたします。  まず始めに、運営費補助金は愛知県の補助制度に基づき、県と市が2分の1ずつ支給するものです。日曜日などで入居者の就職先などが休みのために、昼間もグループホームの運営を行ったりするときに補助するものです。障がいの重症度により、一人1日当たり、1,000円から2,000円程度を支払います。決算額は1,400万円余、対象者は市内72名、市外に31名です。  次に、家賃補助金は国の補助制度に上乗せをして市が支給するものです。入居者から徴収する家賃を軽減するために、事業者へ一人ひと月当たり1万円を支払います。決算額は1,200万円余、対象者は市内72名、市外24名です。この二つの補助金の増加理由はグループホームの利用者が増えたためです。  三つ目の賃貸運営費補助金は豊田市独自のものです。施設を賃貸して、新たにグループホームを設置する際の制度でございます。年額168万円を5年間にわたり上限として支払います。賃貸運営費補助金の増加の理由は市内の平芝町に1施設がオープンしたためです。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、これらの事業評価と課題の認識があれば、その課題、対策等をお考えであればお示しいただきたいと思います。 ○分科会長(羽根田利明) 南課長。 ○障がい福祉課長(南 良明) これらの事業の評価としましては、いずれも障がい者が地域社会の中で活躍し、自立促進を図るために、生活の場となるグループホームの設置の促進、また、安定経営を図るための有効な制度だと考えております。  課題としましては、グループホームへ入居を希望しているが、入居できるグループホームが少ないという声や意見もあるため、新たな担い手の確保が必要と考えております。今後、当事者を中心としてさまざまな関係者から意見をいただき、どんな支援がより有効なのかを整理してまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。  続きまして、4款について質疑を許します。  浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) 私からは2点質問させていただきます。予算執行実績報告書167ページ、4款1項1目保健衛生総務費、6救急医療電話相談費について1点伺います。  とよた急病・子育てコール24の運営状況はどのように検証しているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 水野課長。 ○地域包括ケア企画課長(水野智弘) コールセンターの運営状況は相談件数等の対応状況と認知度で検証しております。対応状況については、毎月委託業者から曜日、時間帯別、相談対象者別等の詳細な相談件数をはじめ、相談内容、クレームの有無等の報告を受けております。これに加え豊田市医療対策懇話会で救急医療の相談が適切に対応できているか、具体的な対応事例をもとに意見をいただいております。相談件数は平成29年度は月平均1,046件で、平成28年度と比較して約1.4倍に増加しており、順調に利用が進んでいるほか、相談対応の妥当性も確認できております。  また、認知度は乳幼児健診の際に、保護者へのアンケート結果で確認をしておりますが、平成29年度末時点で約61パーセントとなり、平成28年度と比較して約1.6倍に増加しており、認知度も向上しております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 浅井委員。 ○分科会委員(浅井保孝) 予算執行実績報告書177ページ、4款1項3目高齢者保健費、1認知症予防対策費について1点質問させていただきます。参加者はどのように募集され、また、事業の効果はどのように考えているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 那須課長。 ○高齢福祉課長(那須正和) 予算執行実績報告書に記載の三つの講座、それぞれの募集方法ですが、一つ目、認知症サポーター養成講座は、地域包括支援センターが担当地域内の自治区、学校、企業などに対し、チラシなどを使って受講者を募集したほか、市が福祉のイベントにあわせて広報とよたやホームページで広く市民に呼びかけました。  二つ目、認知症キャラバンメイト養成講座は、新たに認知症サポーター養成講座の講師となる人材を育成するものですが、愛知県と全国キャラバンメイト連絡協議会が自治体職員や地域包括支援センター職員に対し募集したほか、豊田市とみよし市が共働で地域包括支援センター職員等に募集したものがありました。  三つ目、認知症サポーターステップアップ講座は地域包括支援センターが過去に養成した認知症サポーターのうち意識の高い団体等に働きかけるなどの方法で行いました。これら養成講座の効果ですが、受講後のアンケートで認知症の本人も悩み傷ついていることや接し方次第で大きく状況が変わることがわかったと回答した受講者が多くいたことから、受講を通して認知症を正しく理解し、何らかの行動につなげようとする市民がふえたということが挙げられます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私からは4款につきまして、1点質問させていただきます。予算執行実績報告書167ページ、4款1項1目保健衛生総務費、7医療提供体制強化推進費から質問いたします。読む救急箱ガイドブックを9,000部、夜間休日の案内マグネットを8,500枚、コールセンター啓発ポスター890枚を作成して市民へ情報提供したとありますが、その配布状況と効果についてお伺いします。 ○分科会長(羽根田利明) 水野課長。 ○地域包括ケア企画課長(水野智弘) 医療機関へのかかわり方をわかりやすく説明した読む救急箱や夜間や休日にけがや病気になった場合の受診先や相談先が一目でわかるマグネットは各支所、出張所や交流館、医療機関などで配布をしております。このほか小中学校の入学説明会や消防署が行う救命講習会などでこれらの資料を活用しております。  また、とよた急病・子育てコール24は救急医療の相談に加えて、子育ての相談にも対応していることから、この啓発ポスターは各支所、出張所や交流館、医療機関に加え、小中学校やこども園などでも配布しております。
     効果についてでございますが、こうした取組を継続的に行うことで症状に応じた適正な受診行動や意識向上につながっていくと考えております。  また、コールセンターにつきましては、アンケート結果で認知度が前年度に比べて大幅に上昇していることから周知に寄与していると考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からも1点お伺いをさせていただきます。  先ほど浅井委員からもありましたけれども、同じく予算執行実績報告書177ページ、4款1項3目高齢者保健費、1認知症予防対策費について、認知症サポーターステップアップを行っていますが、この内容についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 那須課長。 ○高齢福祉課長(那須正和) 認知症サポーターステップアップは、過去に認知症サポーター養成講座を受けたことがある方を対象に行っている講座でございます。内容につきましては、認知症の原因疾患や特徴的な症状について学ぶものや認知症の方への声掛け方法を具体的に学ぶなど、講座を受けた後、実践に生かせる内容となっております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) それでは、4款1項1目保健衛生総務費の中で、予算執行実績報告書168ページ、10古瀬間聖苑費、170ページから171ページの特記事項にあります古瀬間聖苑施設整備費において、改修設計事業のことが延長されたということで書いてあります。この改修工事の予定として設計事業延長に伴う影響というのがどういう影響なのかお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 大西課長。 ○総務監査課長(大西正人) 予算執行実績報告書170ページの特記事項に記載がありますとおり、古瀬間聖苑の改修設計事業につきましては、平成30年度に繰越しをいたしました。その改修工事につきましては、継続費を設定していただき、平成30年から平成31年にかけて実施をしていく予定にしておりますが、その当該工事の工事着手が当初から施設の運営上、平成30年12月以降の予定でございましたので、設計の繰越しについては影響はないという状況でございます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、繰越明許費について質疑を許します。  ありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、承認第4号について意見等はありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて、承認第11号、平成29年度豊田市介護保険事業特別会計決算について質疑を許します。  木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 私から1点確認させていただきます。予算執行実績報告書378ページ、3款地域支援事業費、平成29年度の重点取組事業である元気アップ事業の評価についてお伺いします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木地域保健課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) 元気アップ事業の評価としまして2点あります。1点目としては、元気アップ教室の開催箇所数が増加し、終了後の自主活動グループも大幅に増加したことから、身近な地域で介護予防に取り組む環境が整ってきていることです。具体的には元気アップ教室開催場所、従来の自治区に加え、新たに交流館、地域包括支援センター、地域ふれあいサロンにも拡大したため、平成29年度は48箇所と対前年度比約2.5倍に増えました。  また、教室終了後は全てのグループが活動を継続し、平成29年度末の自主活動グループ数は146箇所と対前年度比約1.5倍に増えています。  2点目としては、元気アップ教室が実際に高齢者の健康づくりに寄与できていることです。教室前後の体力測定では、約80パーセント、認知機能検査では約67パーセントが維持または改善していました。また、参加者のアンケートからは96.6パーセントの者の運動習慣が維持または増加したという結果でした。これらのことから、本事業は高齢者の健康づくりに有益であり、着実に推進することで地域社会とのつながりをもちながら主体的に健康づくりに取り組む元気な高齢者の増加につながると考えます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) それでは、介護保険特別会計全般で伺いますが、総合事業、地域支援事業の開始に伴って基準緩和サービスを行っている事業所、通所型や訪問型のサービス事業所ですが、ここに配置している職員についてお聞きします。  配置をしている職員の中に専門の資格をもった職員の割合はどのぐらいおられるかお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 花木課長。 ○介護保険課長(花木一也) 基準緩和サービスにつきましては、一律に専門資格の確認書類の提出を求めておりませんので、有資格者の割合は把握しておりません。  ただし、基準緩和サービスでは従来専門資格が必要であった部分の条件を市が認める研修の受講、また、実務経験が6か月以上、こういった条件に緩和しておりますので、その確認を行う中で質の担保をしております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて承認第11号について、意見等はありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて承認第13号、平成29年度豊田市後期高齢者医療特別会計決算について質疑を許します。  質疑はありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) それでは、後期高齢者医療特別会計の全般であります。これは制度の軽減措置の改訂に伴った影響についてお聞きをします。低所得者に対する保険料の軽減措置で所得割が5割軽減から2割軽減に減ったという影響についてですが、対象となる方はどういう所得の方なのか。対象の人数、どのような影響があるのかというのをモデルケースで影響額を年額でお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 早川課長。 ○福祉医療課長(早川英孝) 所得割の軽減割合見直しの対象者でございますが、収入が年金収入のみの方の場合、年収が153万円から211万円までの方が対象になります。平成29年度当初賦課時点で3,996人が影響を受け、影響額につきましては、最も影響が大きかったケースでございます年金収入が211万円の方の場合で年額1万6,600円の増額になりました。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) 2点目に、保険料が支払えなかったという滞納の件数、差押さえの件数をお聞きします。 ○分科会長(羽根田利明) 早川課長。 ○福祉医療課長(早川英孝) 滞納件数は、滞納繰越し分を含めまして1,870件で、差押さえを行った件数は39件です。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 根本委員。 ○分科会委員(根本美春) 滞納をされている被保険者への対応ということで、納付の相談というのは承知しております。そういう内容の中に生活実態の把握だとか状況を把握するということはどのようにされているのかお聞きします。 ○分科会長(羽根田利明) 早川課長。 ○福祉医療課長(早川英孝) 生活実態につきましては、生活状況聞取りリストという帳票がございまして、そちらを利用しまして本人からの実態を聞取り把握した上で、分割納付等の納付金額が適当であるかを判断しています。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて承認第13号について意見等はありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) 以上で福祉部所管分を終わります。  続いて、保健部所管分について審査を行います。  始めに、承認第4号平成29年度豊田市一般会計決算歳入について質疑を許します。  質疑はありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続いて歳出について質疑を許します。  木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 私から数点確認をしたいと思います。  まず、予算執行実績報告書154ページ、3款3項3目後期高齢者医療費、1後期高齢者医療健診費についてです。受診率が向上しているが、その要因についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 成瀬保健部総務課長。 ○総務課長(成瀬文浩) 後期高齢者健診は平成28年と比較をしまして、受診者数は1,256人、受診率は1.5ポイント向上しております。これは平成28年度から平成29年度までに限ったことではなく、ここ数年間受診者数、受診率ともに増加向上しております。後期高齢者の方は年々増加をしているという状況でございますが、同時に健診を毎年受診する習慣がある方が増えていること、また、後期高齢者の方は健康診査だけではなく、がん検診も自己負担額がなく無料で受診できることも受診者数、受診率が増加向上している要因であると捉えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 続きまして、予算執行実績報告書168ページ、4款1項1目保健衛生総務費から、8AED整備費であります。市の公共施設に304台のAEDを設置とあるが、その利用状況とイベントなどでの貸出し状況についてはどうかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 成瀬課長。 ○総務課長(成瀬文浩) 市の施設に設置してありますAEDにつきましては、平成29年度には4回の利用がございました。貸出し用のAEDにつきましては、現在、3台を用意しておりまして、市が主催しますイベントですとか、市民が10人以上集まる地域のイベントなどを対象にしまして貸出しをしております。平成29年度の貸出しでございますが、計98回ございました。幸いなことにこの貸出し用のAEDが実際に使われたということはございません。  以上でございます。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 続きまして、予算執行実績報告書171ページ、4款1項2目健康増進対策費から5健康づくり豊田21推進費であります。講座312回、受講者1万4,490人ということでありますが、養成状況と活動状況についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木地域保健課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) ヘルスサポートリーダーについては、平成29年度に新たに49名の方を養成し、現在、346名が中学校区を単位として活動しております。  また、既に活動しているヘルスサポートリーダーの資質向上を図るため、育成研修を4回、延べ244人に対して実施しました。活動状況については、市の健康課題を解決するため、野菜摂取の促進、健診受診率の向上、高齢者の健康づくりを活動の3本柱として、重点的に取り組んでおります。具体的には、とろう!野菜350グラムや健康診断を受けようをテーマとして、地域が主催する講座やイベント等に出向き、実際に350グラムの野菜を市民にはかって実感していただいたり、健康チェックを行うなど、体験を通した啓発活動を積極的に行っております。  また、高齢者の健康づくりのために、元気アップ教室の自主活動グループの講師としても活躍しております。このほかヘルスサポートリーダーが独自に主催する健康講座も開催しており、平成29年度の実施回数や参加者数については、先ほど委員がおっしゃったとおりです。今後も引き続き新たなヘルスサポートリーダーを養成し資質の向上を図りながら、活躍の場を広げるなどして、さらなる活動の充実を図ってまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 続きまして、予算執行実績報告書174ページであります。4款1項2目健康増進対策費、7きらきらウエルネス推進費、(1)きらきらウエルネス地域推進費から、イ健康と福祉の相談窓口開設であります。昨年、高岡コミュティセンターに開設をされ、ことしも開設をされたわけですが、健康と福祉の相談窓口の効果についてお伺いいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) 高岡コミュニティセンター内の健康と福祉の相談窓口には、高岡及び上郷地区を担当する保健師6名を配置しております。効果としましては、主に2点が考えられます。1点目として、地域の身近な施設に拠点があることで、地域関係者と顔の見える関係が構築され、まちづくりの健康づくりが推進しやすくなったことです。具体的には地域主体の健康づくりを推進するきらきらウエルネス地域推進事業に取り組む中学校区が従来の若園地区に加え、新たに竜神及び上郷地区でも開始され取組が広がっています。  また、高齢者の健康づくりを推進する元気アップ教室の新規開催は平成28年度の5箇所から平成29年度は11箇所と対前年度比2.2倍に増加しています。  2点目として、健康課題を抱えた方への個別支援について、相談窓口の利便性が向上し、市民が相談しやすくなったり、移動距離の短縮によって保健師の家庭訪問が効率的に行えるようになり、開設前後で月平均訪問件数が増加しました。このような状況から、健康と福祉の相談窓口の開設により、地域に密着した活動が増加し、市民の健康の保持増進につながっていると考えます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 同じく予算執行実績報告書174ページ、8保健事業費、(1)保健事業費でありますが、この中でがん検診の受診率というのは、ほぼ横ばいで推移しているということであります。その理由を少しお伺いをするとともに、平成30年度受診率向上のための取組について確認いたします。 ○分科会長(羽根田利明) 成瀬課長。 ○総務課長(成瀬文浩) がん検診の受診率が横ばいで推移している理由につきましては、主に二つがあると考えております。一つは、生涯の間に何らかのがんにかかる方は二人のうち一人ということが言われているわけですが、自分は大丈夫だとか、今現在、特に痛いだとか、苦しいところがないため、すぐに受診する必要はないだろうというように考えている人が多いのではないかと捉えております。  二つ目でございますが、市の行うがん検診以外に、勤務先など事業所での健診や自己負担による人間ドック等の健診を受けられている人が相当数いると考えられます。具体的には、平成29年度に実施をいたしました健康に関する市民生活実態調査によれば、20歳以上の方を対象としました、過去1年間の間に胃がん検診を受けられましたかという質問に対しまして、20歳から64歳までの方は37.9パーセントの方が、65歳以上の方は38.3パーセントの方が受診をしたという結果になっており、市の胃がん検診受診率である6.5パーセントを大きく上回っております。
     また、受診をされた方の内訳ですが、どこで受診をしましたかという質問に対しましては、会社または勤務先のがん検診が52.1パーセント、人間ドックなどの自己負担による検診が11.1パーセントという結果になっております。  平成30年度の取組でございますが、受診率向上のために乳がん検診だけに限定はされますけれども、国立がん研究センター保健社会学研究部、日本放送協会、いわゆるNHK及び市町村が協力をしました受診勧奨はがきとテレビ番組との連携による全国規模の受診勧奨の取組に参加しております。  これは全国統一様式の受診勧奨はがきを市町村が送った後、1週間後にNHKが乳がん検診に関する番組を放送し、番組の中で受診勧奨をするという新しい取組でございますが、放送が9月5日ということもございまして、まだ効果の検証はできておりません。引き続きこのような工夫をして受診率向上に向けた取組を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 同じく4款1項2目健康増進対策費であります。予算執行実績報告書176ページ、8保健事業費(2)地域保健事業費からであります。アの健康教育事業、記載では274回、8,780人が参加をしているようですが、具体的な事業内容と今後の展開についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) 健康教育事業は学校や自治区、高齢者クラブ、地域の自主グループ等からの申請により、保健師や健康づくりリーダーなどの講師を派遣して実施する出前形式の講座です。主な内容として、学校では生活リズムの大切さをテーマとしたものが、また、自治区等では生活習慣病の予防や健康づくり、認知症予防についての講座が多く、実績も年々増加しています。  今後については、従来のテーマのほかにも、高齢者の低栄養やロコモティブシンドローム、心の健康づくりや子どものSNSとのつき合い方など、健康課題の変化に応じた新たなテーマにも柔軟に対応できる体制にしていきます。  また、学校との連携も深め、児童生徒の健康管理に加え、授業参加日を利用した保護者の生活習慣病予防についての取組を行うなど、家族ぐるみの健康づくりを推進していきます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) あと2点ほどお伺いします。  予算執行実績報告書182ページ、4款1項6目感染症予防費から、感染症予防費の不用額が多い理由についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 児玉専門監。 ○専門監(児玉由加) 不用額の約9割が予防接種の委託料になります。不用額の主な理由としましては、定期予防接種で高齢者インフルエンザ、日本脳炎ワクチンが全国的に不足するなどにより、実際に摂取した方が想定していた人数を大きく下回ったこと、また、任意予防接種で高齢者用肺炎球菌の対象者を平成28年度より6,000人少ない7,000人余と見込み、3月補正でもさらに減額しておりますが、実際に接種した方が400人余にとどまったこと。以上のことから予防接種全体で9,900万円余の不用額が生じたものです。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 木本委員。 ○分科会委員(木本文也) 私からは最後の質問とさせていただきます。  予算執行実績報告書183ページから184ページであります。4款1項6目感染症予防費、4感染症対策費、(2)特定感染症予防費並びに(4)新型インフルエンザ対策費から、これについても平成29年度、重点目標である感染症発生時における健康危機管理体制の強化の主な取組内容と評価についてお伺いいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 児玉専門監。 ○専門監(児玉由加) 感染症発生時における健康危機管理体制の強化としまして、大きく3点の取組を行いました。  1点目は新型インフルエンザ等の対策強化として、感染症の大規模な集団発生に備え、個人防護服等の必要な備品を計画どおり備蓄したほか、平成29年度は新型インフルエンザ等が発生したときを想定した患者搬送訓練を初めて豊田加茂医師会、市内医療機関、市消防本部等、合同で実施しました。  これまでも情報伝達訓練、防護服着脱訓練など、部分的な訓練は毎年行ってきましたが、患者発生から検体搬送までの一連の流れを関係機関等と一緒に訓練したことで、感染症発生時の対応を具体化でき、蔓延防止のための体制強化を図ることができたと考えています。  2点目は、結核予防対策の強化として、結核の発生が高齢者に多いことから市内介護施設の職員を中心に、新たに研修会を開催しております。  3点目は、近年、若年層に増加している梅毒などの性感染症の強化として、市内スポーツ施設等での啓発カードの配布や保健所での無料検査の機会を拡充しました。その結果、平成28年度と比べ検査を受ける方が増えており、早期発見、早期治療に向けた対策の強化に一定の効果があったものと考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかに質疑はありませんか。  山野辺委員。 ○分科会委員山野辺秋夫) では、私から何点か質問します。  予算執行実績報告書168ページ、4款1項1目保健衛生総務費、8AED整備費、市施設AEDの屋外移設を実施したとありますけれども、移設計画と移設完了数はどのようになっているか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 成瀬課長。 ○総務課長(成瀬文浩) AEDの屋外移設の計画でございますが、市の公共施設に設置がしてあります304台のうち、小中学校、こども園に設置をされているものを除いた133台を対象としまして、平成27年度より施設管理者等と協議をしながら順次取り組んできております。平成29年度末で62施設、63台の屋外移設を完了しております。平成30年度は8施設、8台の移設を予定しておりまして、現在、施設管理者等と調整をしておるところでございます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 山野辺委員。 ○分科会委員山野辺秋夫) それでは、予算執行実績報告書189ページ、4款1項7目生活衛生費、8動物愛護対策費、(3)特定動物飼養許可、ここで2点伺います。1点目、特定動物は政令で定める動物とありますけれども、市民に対する特定動物の周知はどのようにされているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 三輪保健衛生課長。 ○保健衛生課長(三輪 満) 市のホームページ上に特定動物の飼養の項目を設け、環境省の特定動物のリストを掲載して周知するとともに、相談窓口として、動物愛護センターをご案内しています。ちなみに、特定動物の入手先として、ペットショップがありますが、現在、豊田市内には特定動物を取扱うペットショップ等はない状況でございます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 山野辺委員。 ○分科会委員山野辺秋夫) 2点目です。新規許可として日本猿とありますけれども、今までに許可された特定動物に対して定期的な監視は行われているのか伺います。 ○分科会長(羽根田利明) 三輪課長。 ○保健衛生課長(三輪 満) 監視については、許可を受けた施設に対して、年1回を目標に監視計画を立てて立入り検査を実施しています。  また、3年の許可有効期間が経過する前にも施設監視を行っております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からも何点か質問させていただきます。  予算執行実績報告書171ページ、4款1項2目健康増進対策費、5健康づくり豊田21推進費、(2)健康づくり豊田21推進協議会費について1点お伺いをいたします。協議の内容、また協議会のメンバー構成はどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 成瀬課長。 ○総務課長(成瀬文浩) 協議の内容でございますが、平成29年度に健康づくり豊田21計画(第二次)が計画期間の最終年度を迎えたため、その評価とこれに続きます健康づくり豊田21計画(第三次)の策定のための協議を行っております。具体的には、健康づくり豊田21計画(第三次)策定委員会を立ち上げまして、平成29年7月から平成29年12月まで3回の会議を開催しております。計画策定のために行いました市民アンケート、健康に関する市民生活実態調査の報告、計画の基本方針、計画期間、計画の体系などの基本事項をはじめとしまして、目標指標や重点プロジェクトとその取組の内容、計画図書の素案や計画の名称などについてご議論いただいております。  また、協議会のメンバーでございますが、有識者としまして、大学教授等をはじめ、一般社団法人豊田加茂医師会、豊田加茂歯科医師会、豊田加茂薬剤師会の医療関係団体、市内企業の健康推進室、豊田商工会議所、地域のスポーツクラブの代表者の方など11名の方にご参加をいただいております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 続きまして、予算執行実績報告書174ページ、4款1項2目健康増進対策費、7きらきらウエルネス推進費、(1)きらきらウエルネス地域推進費、アきらきらウエルネス地域推進事業について、1点お伺いをいたします。事業成果と今後の取組についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) 本事業の成果としましては、主に3点あります。1点目としましては、地域主体の健康づくりに取り組む中学校区が増加し、自主的な健康づくりの推進基盤が整ってきたことです。具体的には、本事業に取り組む中学校区が平成29年度末で10地区となり、また、地区コミュニティ会議に健康づくり部会が設置された中学校区は15地区に増加しました。  2点目としては、取組中学校区の増加に伴い、地域主体の健康づくり事業に参加する市民が大幅に増えたことです。平成29年度の各地区の健康づくり事業計画に基づく事業の参加者は延べ6万1,000人余で、平成27年度の5,300人余と比較すると11.5倍と大幅に増加しています。  また、3点目としては、健康関連データの改善が挙げられます。一例ですが、高血圧を健康課題として取り組んでいる若園地区では、平成26年度と平成28年度の国民健康保険特定健診結果から、血圧の基準値以上の人が市平均より大幅に減少するなどの変化が見られています。今後はこうした本事業の成果や地域健康カルテによる情報提供を行い、まず健康づくり部会を設置している中学校区で意見交換会が開催できるようさらに積極的に地域に働きかけてまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 続きまして、予算執行実績報告書176ページ、4款1項2目健康増進対策費、8保健事業費、(2)地域保健事業費、エ糖尿病重症化予防事業について2点お伺いをいたします。  1点目、事業内容と成果はどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) 本事業は平成29年度に発足した豊田市糖尿病対策地域連携会議での議論を経て、平成30年1月から開始しています。事業の内容は豊田市国民健康保険特定健康診査の結果及びレセプト情報から糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関未受診者及び受診中断者に対して、訪問等による生活習慣改善に向けた保健指導や医療機関への受診勧奨を行うものです。平成29年度は31名に実施し、12名が医療機関の受診につながっています。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 2点目、今後のさらなる予防対策はどのようかお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 鈴木課長。 ○地域保健課長(鈴木稚佳子) 今後の取組として、重症化予防対策や医療機関への受診勧奨については専門的な知見に基づいた判断が必要であり、また、医療機関での受入れ態勢や関係機関の協力体制なども十分に考慮する必要があることから、豊田市糖尿病対策地域連携会議において、慎重な議論を重ねながら進めてまいります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後の質問になります。予算執行実績報告書184ページ、4款1項6目感染症予防費、5予防接種費について1点お伺いをいたします。決算額が昨年より2,500万円余減ったが、理由についてお伺いをいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 児玉専門監。 ○専門監(児玉由加) 予防接種法に基づく定期予防接種におきまして、高齢者のインフルエンザや日本脳炎ワクチンの供給が全国的に不足したことにより、実際に接種した方が平成28年度より大幅に減ったことが主な理由になります。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。  根本委員。 ○分科会委員(根本美春) 予算執行実績報告書190ページ、4款1項7目生活衛生費、10地域ねこ事業推進費のところで、地域猫活動は従来行われていることは承知しておりますけれども、この地域猫事業の推進にかかわりました、動物愛護センターと連携しておりますけれども、その果たす役割、取組の状況についてお聞きいたします。 ○分科会長(羽根田利明) 三輪課長。 ○保健衛生課長(三輪 満) 動物愛護センターでは、自治区などに対して、この活動を周知し、実施が決まった場合には、避妊去勢手術を行ったり、えさの与え方やトイレの管理方法を指導しております。センター開設以降、制度周知を積極的に行ったこともあり、実施地域が増加し、愛護センター開設前の平成26年度の段階では27地域にとどまっていたものが現在、135地域まで拡大しております。地域猫活動は生活環境の改善を目的として、地域住民が主体となり実施されるものですが、具体的な活動にはボランティアの支援が欠かせません。センターではボランティア団体を紹介し、地域と結びつけ、継続的な支援につなげていきます。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) ほかにありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、続きまして、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  岡田委員の動物愛護センターの運営及び地域猫活動の支援についてを趣旨とする発言申し出を許可することにご異議ありませんか。             〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申し出を許可します。  岡田委員は発言席へお進みください。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 予算執行実績報告書190ページをお願いいたします。先ほど根本委員もされていたところの歳出4款1項7目生活衛生費、9動物愛護センター費、並びに、10地域ねこ事業推進費、一括して3点申出をしておりますのでお願いいたします。  まず、1点目、譲渡会も含めまして、動物愛護センター運営上の課題認識とその対策につきまして、先ほど根本委員のところと重複していないところで、もしあればお答えをいただきたいと思います。 ○分科会長(羽根田利明) 三輪課長。 ○保健衛生課長(三輪 満) 動物愛護センターでは、平成29年度実績で550頭余りの猫を飼養しております。一時的にはセンターの収容能力を超える場合があります。その対策として、昨年度から一時預かりボランティアを養成し、短期間飼育していただいてから、譲渡につなげる取組を開始しております。昨年度は62頭の猫を引き受けていただいております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、2点目でございます。地域猫活動に関する課題の把握等、その対応対策について伺いますが、私の耳にボランティアから伺っているそういった課題につきましては、ボランティアがその地域の困りごとの窓口になってしまっているような形で非常に負担が重いと。そういうことから地域猫活動を断念してしまうというような声だとか、地域猫活動をする場合に、捕獲機を使って猫を捕獲し、その後、手術をするわけですが、捕獲機を市としてもっていないというようなことが耳に入っておりますが、そういうものも含めまして、市として課題認識、その対応対策をどのように考えているのかお聞かせください。 ○分科会長(羽根田利明) 三輪課長。 ○保健衛生課長(三輪 満) ボランティアの方以外にも活動の中で地域の住民の方から、猫のふん尿などに関する苦情をいただいていることはあります。これは地域猫活動そのものの認知がまだ十分に進んでいない点が主な原因ではないかと考えております。センターでは地域猫活動の趣旨を理解していただくため、区長会の会合に出向いて十分説明を行うほか、全自治区に配布される地域運営の手引きにも制度の紹介を掲載しております。さらに自治区からの要請でチラシを提供し、回覧しているほか、ホームページ上でも制度の周知を行っております。  以上です。
    ○分科会長(羽根田利明) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、最後に3点目でございます。各ボランティアからの要望、相談等その対応について伺います。先ほど少し触れましたが、私として地域から、また、ボランティアから、団体からさまざまな声が入ってまいりますが、例えば、譲渡をした後の追跡をする際に、岡崎市だとマイクロチップが入って猫が追跡できるけれども、豊田市の場合はそれが必須になっていないので、そのようなことはどうかという提案をいただいたり、また、ボランティア間、団体間の情報共有、またさまざまな課題共有ができていないのでどうかという意見が私どものほうに入っているという事実をご紹介させていただき、それらに対する市の把握、対応がどうかということを最後にお聞きしたいと思います。 ○分科会長(羽根田利明) 三輪課長。 ○保健衛生課長(三輪 満) センターの運営は多くのボランティアの方によって支えられています。ボランティアの方からは主要動物に対するより高度な診療、譲渡する犬猫の不妊去勢手術の実施、ボランティアに対する支援の拡充といったご要望をいただいており、可能な限り対応させていただいております。  また、幾つかのボランティア団体と定期的に会合を行っておりますので、引き続きボランティアの方と連携を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○分科会長(羽根田利明) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。  続いて承認第4号について意見等ありませんか。              〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(羽根田利明) ないようですので、以上で保健部所管分を終わります。  以上をもちまして当分科会の審査案件の全てを終了しました。  なお、予算決算委員会における審査結果報告につきましては、分科会長にご一任いただきますようお願いいたします。  これをもちまして、予算決算委員会環境福祉分科会を閉会します。                                  閉会 午後0時24分  平成30年9月13日                           環境福祉分科会長 羽根田利明...