まず1点目として、先ほども説明がありましたが、5月の入札に際しまして応札者がなかったということでありますが、原因をどのように分析しているのかお尋ねいたします。
2点目として、今回、応札者があったわけですが、今回の入札に対してどういったところを改善したのか、2点お尋ねいたします。
○議長(鈴木 章)
大谷総務部長。
○
総務部長(大谷哲也) 二つのご質問をいただきました。
まず、一つ目のご質問の1回目の入札で応札者がなく、不成立となった想定される原因でございます。
これには建築系の工事が同時期に集中して発注されたこと、また、この地域の
民間事業が比較的堅調なことなどから技術者の不足等に伴う参加の見合せが想定されます。
続いて、二つ目の落札に向けて1回目の入札から変更した点でございます。
1回目の入札では、大規模かつ難易度の高い工事として標準型の
総合評価方式を採用するとともに、市内業者を含む
共同企業体への発注といたしました。
1回目の不成立を受けて今回の入札では、より簡素な
総合評価方式である特別簡易型の技術力型という方式を採用しました。この方式では、標準型の
総合評価で必要となる技術提案や
労働者提案が不要となります。また、
共同企業体の設置に要する手間と経費の削減に配慮して、県内に本店又は支店を有する業者への単独発注に変更いたしました。
以上です。
○議長(鈴木 章) 以上で17番、
窪谷文克議員の
議案質疑を終わります。
ただいま議題となっています議案第98号については、お手元に配付してあります
議案付託表のとおり所管の
常任委員会に付託します。
教育社会委員会を南71
委員会室で開催します。
暫時休憩します。
午前10時05分 休憩
午前10時15分 再開
○議長(鈴木 章) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎議案第69号から議案第98号まで及び請願について
○議長(鈴木 章) 日程第3、議案第69号から議案第98号まで及び請願についてを議題とします。
各
常任委員長から審査結果の報告を求めます。
加藤産業建設委員長。
○
産業建設委員長(加藤和男)
産業建設委員会の審査結果の報告を申し上げます。
去る6月13日の本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第76号始め5議案でした。
6月14日午前10時から南71
委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も
全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。
以下、主な
審査経過について報告いたします。
始めに、議案第83
号工事請負契約の締結(
豊田スタジアムピッチ音響設備改修工事)について、「
豊田スタジアムで予定している他の
改修工事や開催予定のイベントに影響はないのか」という質疑があり、「現在、
メインマスト及び
サブトラス修繕工事を行っているが、
施工区域が異なるため影響はない。ほかに予定している
改修工事については、同じ
施工区域での作業となるが、
請負業者間で作業の時間や施工範囲の調整を行い、安全かつ効率よく実施していくよう調整していく。また、イベントについては既に各主催者に工事の実施予定について連絡し、
開催方法の変更や他の会場での開催などの調整を進めている」と答弁がありました。
また、議案第93号財産の取得(
基幹バス)について、「今回取得する
バス車両を導入するとよたおいでん
バス下山豊田線の
路線改編について、地域への説明の方法、また、今後、利用者に対する周知方法はどのようか」という質疑があり、「
路線改編案については、沿線の益富・美里・松平の各
地区区長会で説明を行った。また、この路線は通学での利用も多いため、沿線の高等学校にも説明をしてダイヤなどの調整を行った。今後は、広報とよた、
市ホームページ、関係自治区への回覧などで利用者及び地域への周知を図っていく」と答弁がありました。
このほかにも審査の過程において、
委員外議員発言を含めさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も
全会一致にて承認することに決定しました。
以上をもちまして、
産業建設委員会の審査結果の報告とします。
○議長(鈴木 章)
羽根田環境福祉委員長。
○
環境福祉委員長(
羽根田利明)
環境福祉委員会の審査結果の報告を申し上げます。
去る6月13日の本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第74号始め7議案でした。
6月15日午前10時から南71
委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も
全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。
以下、主な
審査経過について報告いたします。
始めに、議案第78号から議案第81号までの
工事請負契約の締結について、「
豊田地域医療センターの再
整備工事中に、診療を行う上で配慮していることは何か」という質疑があり、「利用者に対して主に配慮しなければならないことは、来院者の
安全確保や駐車場の確保、騒音、振動、ほこりへの対策だと考えている。来院者の
安全確保については、誘導員の配置や明確な動線表示を行う。駐車場の確保については、隣接する医師会館の駐車場を利用できるようにする。また、外構の工事で西側の駐車場が利用できなくなるときには、新棟の東側に駐車場を確保する。騒音、
振動対策としては、音や振動を感知するセンサーを設置し、基準を超えた場合は工事を中断し対策を講じることや、
防音パネルの設置といった提案を契約者から受けており、実施していく予定である。また、
ほこり対策としては、
防音パネルでの対応に加え、特に既設棟の解体時には定期的に水まきなどを行う」と答弁がありました。
次に、議案第97号の財産の取得(
豊田地域医療センター健診
システム機器)について、「購入に当たりメーカーの選定や互換性の確保などはどのように行ったか」という質疑があり、「
豊田地域医療センター内にある院長や健診部門の責任者などで構成する健診
運営委員会でメーカーのヒアリングを行い、機器の仕様や向上すべき機能、互換性について検討、整理をした。その後、
医療センターの理事や医師会の代表者などで構成する
機器選定委員会で協議・選定を行い、その結果を市として検討した上で採用している。なお、今回導入するシステムは、再整備後の利用も前提としており、
医療専門の
外部コンサルタントにもアドバイスを受けながら進めてきた」と答弁がありました。
このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずもの議案も
全会一致にて承認することに決定しました。
以上をもちまして、
環境福祉委員会の審査結果の報告とします。
○議長(鈴木 章)
桜井教育社会委員長。
○
教育社会委員長(桜井秀樹)
教育社会委員会の審査結果の報告を申し上げます。
去る6月13日及び先ほどの本会議において、当委員会に付託となりました案件は、議案第71号始め11議案でした。
6月18日午前10時から及び先ほどの本会議休憩中に南71
委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も
全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。
以下、主な
審査経過について報告いたします。
始めに、議案第71号豊田市
体育施設条例の一部を改正する条例について、「
若園運動広場を
高岡公園体育館等との一体運営をすることの具体的な効果はあるのか」という質疑があり、「主な効果は3点ある。一つ目は、立地を生かした迅速な対応が可能になること。二つ目は、公募による
競争原理に加え、
一体管理による
コスト削減が見込まれること。三つ目は、
スポーツ施設の
管理運営のノウハウを持つ業者が管理することで
利用者満足度の向上につながる
自主事業が期待できることである」という答弁がありました。
次に、議案第86号から議案第91
号工事請負契約の締結について、「
保全改修事業が10年を経過するが、
整備内容を見直したものはあるのか」という質疑があり、「
保全改修事業は、平成20年度から計画的に進めているが、平成25年度から体育館の屋根、外壁の改修及び体育館の
トイレ改修を追加した。また、平成26年度から
エコ改修として校舎棟の屋根の断熱化、ひさし、
ライトシェルフの設置と教室の
照明器具更新にLEDを導入した。ただし、ひさし、
ライトシェルフは、今後、エアコンを導入することにより同様な効果があることから、平成29年度から設置していない。追加項目が実施されていない学校については、平成30年代の早い時期に開始する
次期改修工事で実施する予定である」と答弁がありました。
このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も
全会一致にて承認することに決定しました。
以上をもちまして、
教育社会委員会の審査結果の報告とします。
○議長(鈴木 章)
古木地域生活委員長。
○
地域生活委員長(古木吉昭)
地域生活委員会の審査結果の報告を申し上げます。
去る6月13日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第72号始め4議案でした。
6月19日午前10時から南71
委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も
全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。
以下、主な
審査経過について報告いたします。
議案第94号から議案第96号までの財産の取得について、「今回取得する
水槽付きポンプ自動車及び高
規格救急自動車は、
緊急消防援助隊として登録されているが、登録の考え方と本市及び
県内中核市の
登録状況はどのようか」という質疑があり、「
救急消防援助隊への登録は、市内の災害に対応できる台数を確保し、国内の災害へ派遣可能な台数としている。本市の
登録状況は、平成30年4月現在で愛知県隊の大隊長の役割を務める指揮車1台を始め、
水槽付き消防ポンプ自動車7台、高
規格救急自動車5台など合計17台を登録している。また、
県内中核市の
登録状況は、岡崎市が13台、豊橋市が10台となっている」と答弁がありました。
また、「第3次豊田市
消防整備基本計画では、市が保有する
救助工作車は各署1台ずつの合計4台であるが、人口42万を管轄人口とするのに対して不足はないか」という質疑があり、「山間部や市街地など地域の災害特性に対応するため、各署に特定任務を指定し、現在、4消防署に各1台、合計4台を配備し、
管轄地域の災害に対応している。本市の保有台数は、国の指針に沿っており、4台の整備数は適正な水準であると考えている」と答弁がありました。
このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も
全会一致にて承認することに決定しました。
以上をもちまして、
地域生活委員会の審査結果の報告とします。
○議長(鈴木 章)
山口企画総務委員長。
○
企画総務委員長(山口光岳)
企画総務委員会の審査結果の報告を申し上げます。
去る6月13日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第69号及び議案第70号の2議案並びに請願1件でした。
6月20日午前10時から南71
委員会室において委員会を開催し、慎重審査しました結果、いずれの議案も原案を妥当と認め、
全会一致にて承認することに決定しました。
また、
請願受理番号第2号については、不採択とすることになりました。
以下、主な
審査経過について報告いたします。
始めに、議案第69号豊田市
市税条例等の一部を改正する条例について、「わが
まち特例の延長により
条例改正を行うもののうち、
特例割合を国が基準とした
参酌割合としなかったものについて、その理由はどのようか」という質疑があり、「今回の
条例改正でわが
まち特例の延長に係るものは全部で14項目あり、そのうち11項目で下限を適用している。11項目のうち10項目は
太陽光発電設備を始めとする
再生可能エネルギー発電設備で、これらは
環境モデル都市として
再生可能エネルギーの普及を積極的に進めていくことを理由に従前から下限を採用している。残りの1項目は、
水質汚濁防止施設で従前は
参酌割合としていたが、今回から下限としている。理由としては、水生生物の保全に係る全亜鉛の
暫定排水基準が適用されている事業者に対し、今後さらなる
施設整備が求められること。また、
矢作川水系に排水している事業者においては、法規制値より厳しい排水基準への適応が求められていることから、積極的な
施設整備を進めるために下限を採用することとした」と答弁がありました。
このほかにも審査の過程においてさまざまな質疑・意見がありましたが、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、いずれの議案も
全会一致で承認することに決定し、また、請願については不採択となりました。
以上をもちまして、
企画総務委員会の審査結果の報告とします。
○議長(鈴木 章)
日惠野予算決算委員長。
○
予算決算委員長(
日惠野雅俊)
予算決算委員会の審査結果の報告を申し上げます。
去る6月13日の本会議において当委員会に付託となりました案件は、議案第77号の1議案でした。
委員会を2日間、各分科会を4日間開催し、慎重審査しました結果、
全会一致にて原案を妥当と認め、承認することに決定しました。
以下、
審査経過について報告します。
始めに、議案第77号平成30年度豊田市
一般会計補正予算、歳出4款3項2目
塵芥処理費について、「
ラグビーワールドカップなどで今後多くの外国人が本市を訪れることが想定されるが、
路上喫煙禁止区域に関する標示や
案内看板への
外国語表記についてはどのように考えているか」という質疑があり、「現在、
中心市街地に存在する各種の
案内看板は、日本語のほかに英語、中国語、
ポルトガル語、韓国語の4か国で標示されている。今回設置する
案内看板においても同様の標示を予定している。路面標示については、デザイン化された標示でわかるようにする予定である」との答弁がありました。
次に、歳出9款1項5目
災害対策費について、
防災ラジオの法人や要
支援施設への普及促進に向けた対応はどのようか」という質疑があり、「市からの情報伝達は、
防災ラジオ以外にさまざまな手段を用いて行っており、法人や要
支援施設などにおいては、職員の
携帯電話等による
情報入手が可能である。よって、
防災ラジオは携帯電話の操作にふなれな高齢者や障がいをお持ちの方などの
一般世帯への普及を最優先に考えている。しかし、災害時には複数の
情報入手手段を確保しておくことが重要であることから、
一般世帯への販売状況を見ながら対応を考えていく」との答弁がありました。
このほかにも各分科会においてさまざまな質疑・意見が出され、慎重審査しました結果、冒頭申し上げましたとおり、当委員会としては、
全会一致にて承認することに決定しました。
以上をもちまして、
予算決算委員会の審査結果の報告とします。
○議長(鈴木 章) 以上で各委員長の報告を終わります。
ただいまの各委員長の報告に対する質疑を許します。
質疑ありませんか。
〔「進行」の声起こる〕
○議長(鈴木 章) ないようですので、以上で質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので順次発言を許します。
34番、
根本美春議員。
○34番(根本美春) 私は、
日本共産党豊田市議団を代表して、上程されました議案のうち、通告しましたように議案第71号の1議案について反対すべき討論を、議案第77号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第91号、議案第93号及び請願第2号については
賛成討論を行います。
議案第71号豊田市
体育施設条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。
公募による
公共施設の
指定管理を前提とした議案であります。私ども
日本共産党市議団は、
指定管理者制度そのものに全て反対という態度ではありません。公募による
指定管理者制度の導入で
競争原理が働き、
コスト削減を狙うということの問題を指摘し、本来の
公共施設のあり方を検討すべきと考えるものです。
公募に民間の
営利企業が参入し
公共施設を管理する場合、そもそも住民の福祉を増進するという目的が達せられるのか、短期の指定期間となるため、職員の専門性、継続性の確保の問題、利用者に対する公平性の確保や議会への報告や監査などの公開性・透明性の確保など多くの問題点が挙げられます。市民の
スポーツ施設のように、本来なら行政が直接その公的責任を負わなければならない施設までも公募を前提に
指定管理にする本議案には反対すべきとする討論といたします。
次に、議案第77号平成30年度豊田市
一般会計補正予算について、
賛成討論を行います。
8款2項2目
道路橋りょう維持費1
耐震対策費、(1)
橋りょう耐震対策費については、
平成記念橋の耐震のための仮設の撤去、再
設置工事の補正は必要な補正であり、この工事によって
工事完了期間への影響は及ぼさないとの答弁があり、賛成であります。
同じく9款1項5目
災害対策費1
防災設備費、(1)災害時
情報通信設備整備費については、災害時の避難勧告などの
緊急情報を確実に伝達できる
防災ラジオの
申し込み数が予定した
購入見込みを2,300台分上回りました。この2,300台分の配布は今年度中に行われることと、あわせて今後の追加の
申し込み分の全てについても来年度の
予算措置が行われ、配布されることが質疑を通じてわかりました。
加えて、
高齢者世帯などの要配慮者への対応が適切に行われ、
防災ラジオを希望される市民に確実に配布できることにより、市民の
安全確保のための整備としての位置づけを高めることから
賛成討論といたします。
議案第86号から議案第91号について、
竹村小学校始め六つの
小・中学校の
保全改修の
工事請負契約の締結については、一括して
賛成討論を行います。
今回の
学校施設の
保全改修工事に合わせて対象の
小・中学校のトイレの改修、洋式化が行われ、これにより箇所数としては全体の56.5パーセントのトイレが洋式化されることが質疑を通じてわかりました。残りの
小・中学校のトイレの洋式化への
改修工事完了の計画では、平成30年代早い時期を目指すとしており、保護者、市民、
子どもたちの声である
トイレ洋式化を加速することを申し上げ、
賛成討論といたします。
次に、議案第93号財産の取得について、
賛成討論を行います。
これは
基幹バス車両の取得であります。
名鉄バスのことし10月からの
名鉄バス九久平線廃止の決定により、市民の生活に影響が出ることが懸念されておりましたが、その代替路線としておいでんバスの新規路線を増やす判断がされました。これに対応するための
バス車両の取得が含まれる議案であり、市民の生活の維持、公共交通の利便性向上に寄与するものであることから賛成であります。
最後に、請願第2号について、
賛成討論を行います。
請願のテーマは、核兵器禁止条約への署名と批准を政府並びに関係機関に求める意見書の提出であります。
ご承知のように、昨年7月7日に国連の会議において核兵器禁止条約が国連加盟国の3分の2に相当する122か国の賛成により成立いたしました。今後、国際条約として効力を発揮するためには、各国がこの条約を調印、署名し、各国の国会において批准する手続が必要であります。この手続が50か国を超えたときに国際条約として発行して、正式に国際的な法的規範、法の枠組みとなります。現在既に59か国が調印を済ませ、10か国が批准しており、今後続々と批准国が拡大する勢いであります。その意味で核兵器禁止条約の調印と批准をこの時期に政府並びに関係機関に求めることは非常に意味のあることだと考えます。
日本政府は、アメリカの核抑止力、核の傘が自衛に不可欠という立場をとっています。しかし、核抑止力論というのは、いざというときには核兵器を使用する。その脅しによって安全保障を図るという考えにほかなりません。いざというときには広島・長崎のような非人道的惨禍を引き起こしても構わないとの考え方は、非核三原則の日本の国是とは相入れないのではないでしょうか。
また、日本政府は、禁止条約は核保有国と非核保有国の分断を深めるということを理由に条約には参加せず、日本は橋渡しをするとしています。しかし、実際に行っているのは、橋渡しではなく、核保有国に同調追随しているばかりであり、どうしてこれで仲介を果たすことができるでしょうか。何よりも日本は唯一の戦争被爆国ではありませんか。日本が率先してこの条約の発行に努力をしてほしいと願っていることは、思想信条の違いを超えた日本国民の多数の声だと思います。
地方自治体としても、国に対してそのように意見を表明することは妥当なことであり、現に全国の多数の自治体首長と自治体議会もその意見を表明しております。請願趣旨と同様の趣旨の国際署名が被爆者から呼びかけられ、その数は今や500万筆を超えております。その中で全国1,747市区町村の首長の60パーセントを超える1,065人の首長が署名しております。あわせて20の県知事も署名されております。今回の請願と同趣旨の意見書を提出した自治体議会は既に259を数えております。
今、核兵器の脅威を取り除くのは、核抑止力ではなく、世論と外交の力であることも鮮明となりつつあります。朝鮮半島の非核化をうたったパンムンジョム宣言が南北首脳会談により結ばれ、歴史的な米朝首脳会談においても朝鮮半島の非核化が合意されました。
今後、完全な非核化の実現のためには、関係各国、国際社会の協調した取組が必要であると考えますが、何よりも法的な枠組みが国連のもとに成立したのでありますから、日本も韓国も北朝鮮もそろって核兵器禁止条約に参加することが北東アジア地域の非核化にとって最も有効な法的手段ではありませんか。私の国も核兵器禁止条約に参加する。だからあなたの国も参加してほしいと呼びかけることこそ外交交渉というものではありませんか。
都市市民の平和と安全を守るためにも全国の多くの自治体首長も賛同し、多くの自治体議会でも意見書を上げている本請願にぜひとも議員諸氏の賛同をいただきたいことを述べまして
賛成討論といたします。
以上、全ての討論を終わります。
○議長(鈴木 章) 19番、板垣清志議員。
○19番(板垣清志) 私は、
自民クラブ議員団を代表して通告に従い本6月市議会定例会に提出された全ての議案について、賛成の立場で以下主な議案について討論をさせていただきます。
始めに、議案第78号から議案第81
号工事請負契約の締結については、
豊田地域医療センターの改築工事等であります。
豊田地域医療センターは、老朽化への対応や高齢者医療、在宅医療に関する支援の機能強化を図るため改築等がなされるものであります。その検討においては、
医療センター職員の声を丁寧に聞き入れ、増床やリハビリ機能の拡充によるスタッフの確保も計画的に進められております。
今回は既設の病棟で診療を行いながらの建てかえとなりますので、安全・安心には配慮しつつ工事を進め、2021年1月の開院を目指していただきたいと思います。
そして、この整備が市民が住みなれた地域で自分らしく最後まで安心して暮らすことができる環境づくりにつながるものと期待しております。
次に、議案第83
号工事請負契約の締結について(
豊田スタジアムピッチ音響設備改修工事)であります。
ラグビーワールドカップ2019の開催に向け、老朽化した音響設備の全面更新に合わせて機器の配置や設置数などを適切に計画することで、より臨場感あふれる観戦環境の実現に寄与するものであります。
また、スタジアムの形状や専門家の見地を踏まえ計画されていることから、ピッチや全ての観客席に均一かつ明瞭に音声が届くようになり、日本体育協会が示す指針を上回る音響環境となります。
引き続き、予定しているピッチ照明の更新や2基目の大型映像装置の設置、スタンドの手すりの改善などの事業を確実に進め、
ラグビーワールドカップを契機としたまちづくりが着実に推進されることを期待いたします。
次に、議案第85号、議案第98
号工事請負契約の締結について、豊田市美術館展示室等照明設備
改修工事並びに豊田市
美術館展示室等改修工事についてであります。
来年には
ラグビーワールドカップ2019やあいちトリエンナーレなどの大型イベントの開催が予定されており、多くの来訪者があることが予想されます。豊田市美術館は、国内外からの多くの来訪者に対し、文化施設の拠点として施設の安全を図りつつ、良質な鑑賞空間により今後も文化面の情報発信の重要な拠点施設としての役割を担っていくことを期待するところであります。
以上、本6月市議会定例会に上程されている全議案に賛成とし、請願については不同意とし、議員諸氏の理解と賛同を賜りますようお願い申し上げ、
自民クラブ議員団の討論といたします。
○議長(鈴木 章) 13番、塩谷雅樹議員。
○13番(塩谷雅樹) 私は、市民フォーラムを代表して本6月市議会定例会に上程されました議案第69号始め全ての議案に賛成、請願には不同意の立場で意見を申し上げます。
始めに、議案第77号平成30年度豊田市
一般会計補正予算から歳出9款1項5目
災害対策費1
防災設備費(1)災害時
情報通信設備整備費についてであります。
防災ラジオの申し込み状況において、中山間部などの必要とされている方々に対しては概ね好調ですが、配布方針に掲げた方の申し込みはやや低い状況であることを確認しました。今後の申し込みにおいては、区長会や民生児童委員、豊田みよし聴覚障害者協会などと連携して配布方針に掲げた災害弱者始め必要な市民へ確実な啓発を行い、さらなる普及促進につながることを期待して賛成といたします。
次に、議案第78号から議案第81号の
工事請負契約の締結について(
豊田地域医療センター改築工事)ほか3件は、関連がありますので一括で意見を申し上げます。
JV4社の企業体による工事における安全の取組では、労働安全衛生法に基づき、豊田市が現場全体を統括する安全衛生管理者を指名し、総合的に災害防止の徹底を図ることや、既設棟の入院患者には、移設の際、状態に合わせて移動計画により最大限の配慮をしていくことを質疑を通じて確認しました。
また、その入札においては、賃金の上乗せ支給や労働者の健康管理、福利厚生の充実など、労働者の給与水準並びに現場環境の向上につながる豊田市公契約基本方針を踏まえた効果を確認することができました。
この6月市議会定例会では、多くの
工事請負契約の締結が議案として上程されました。本市では、公契約基本方針の制定から既に7年を経過しておりますが、基本方針の実効性をさらに高めていくためにも、豊田市公契約基本方針の見直しを行う時期に来ていることを申し添え、賛成の意見とします。
最後に、
請願受理番号第2号核兵器禁止条約の日本の署名と批准を求める請願書には、不同意の立場で意見を申し上げます。
我が国は唯一の戦争被爆国であり、二度と核の惨禍を繰り返してはならないという思いで一致しております。しかし、この核兵器禁止条約には、核兵器保有国が全く参加していないことに加え、参加した非核兵器保有国の中でも、いわゆるNPT派と今回の核禁止条約派に分裂の構図が生じております。そのような実効性を伴わず、新たな対立を助長する懸念のある中では、核兵器禁止条約に日本は署名すべきではなく、唯一の被爆国だからこそ核兵器保有国と非核兵器保有国の双方の協力を得られる橋渡し役となり、現実的、平和主義に基づいた取組を前進させることが重要であると考え、本請願には不同意といたします。
以上、6月市議会定例会に上程されました全ての議案に賛成、請願には不同意の意見を申し上げ、討論といたします。
○議長(鈴木 章) 10番、榎屋小百合議員。
○10番(榎屋小百合) 私は、公明党豊田市議団を代表して本6月市議会定例会に上程されました全ての議案に対して賛成の立場で、請願に対しては不同意の立場で討論いたします。
始めに、議案第69号についてであります。
本市においても少子・高齢化や人手不足など中小企業を取り巻く環境は厳しく、生産性向上のための設備投資を支援することは急務であると考えます。生産性向上特別措置法に規定する先端設備に係る固定資産税の課税標準額の
特例割合をゼロとすることにより、中小企業者が国から優先的に補助金や資金繰りの支援を受けられること、加えて税制面からの支援も受けられることから、中小企業の生産性向上を強力に後押しすることが可能になり、このことを評価し、賛成の討論といたします。
次に、議案第77号平成30年度豊田市
一般会計補正予算、歳出9款1項5目
災害対策費、1
防災設備費(1)災害時
情報通信設備整備費についてであります。
今回、補正に至った経緯について、
防災ラジオの購入申し込み件数が当初見込みを大幅に上回ったことから全ての希望者に早期に配布するためであることが本会議における質疑を通して確認できました。その上で当初見込みより申し込みが少なかった文字表示タイプについても、これまでの豊田市身障協会などに加え、豊田みよし聴覚障害者協会にも周知を行うとのことです。災害時や緊急時における情報伝達体制のさらなる強化が図られ、市民の安心につながることを期待し、賛成の討論といたします。
次に、議案第78号から議案第81号についてであります。
今回の
豊田地域医療センターの再整備については、建築後40年余の経過に伴う老朽化への対応に加え、高齢者の増加に伴う医療環境の変化により、在宅医療の推進など新たな医療体制への対応が必要となったからであることが本会議における質疑を通して確認できました。
増床による受入れ体制の強化とともに、回復期リハビリテーション病床などの増床や、リハビリ機能の充実により在宅までの切れ目のない医療の提供により最後まで住みなれた自宅で自分らしく生きる暮らしの実現を期待し、賛成の討論といたします。
最後に、
請願受理番号第2号についてであります。
私ども核兵器禁止条約を高く評価しており、同条約の規範のもとで核廃絶への具体的な歩みを進めていくべきと考えます。その上で核廃絶は核保有国と非保有国の対話の積み重ねの上にあり、双方の溝が深まり、現実的な対話がなされず、核軍縮ができない状況は絶対につくってはならないと考えております。
請願事項に政府に対し核兵器禁止条約に署名し批准するよう求めるため、とありますが、唯一の戦争被爆国である日本が今なすべきことは、条約への署名と批准ではなく、核兵器のない世界の実現のために核保有国、非核保有国双方の対話を進める橋渡し役を担うことであるとの考えから、本請願には不同意といたします。
以上、本6月市議会定例会に上程されております全議案に対して賛成、請願に対しては不同意を表明し、議員の皆様の賛同をお願い申し上げ、公明党豊田市議団を代表しての討論とさせていただきます。
○議長(鈴木 章) 35番、岡田耕一議員。
○35番(岡田耕一) 私は、通告に従い今6月市議会定例会に上程されている議案と請願の全てに賛成いたします。
そこで、大きくは六つの案件について順次賛成の討論を行います。
まずは議案第71号豊田市
体育施設条例の一部を改正する条例についてであります。
若園運動広場を
指定管理者制度に移行し、
高岡公園体育館等との一体的な
管理運営を図ることは、市民サービス向上と効率化の観点から評価いたします。
ただ、以下の点について、その合理性、妥当性の観点から確認をさせていただきました。
1、現状の維持管理費に対する
高岡公園体育館等との
一体管理後のコスト比較、2、利用時間の延長の考え方についてであります。
1につきましては、清掃、駐車場管理や人件費など合計約485万円に対し
指定管理者制度導入後は、公募による
競争原理に加え
一体管理することで生ずるスケールメリットによる
コスト削減により、現在の維持管理費より安価になることが期待され、これらを評価いたします。
2につきましては、市内には午前5時から利用可能な運動広場もあるものの、現地は住宅地に隣接していることから、近隣住民の生活に配慮して午前8時からの利用を継続されることを妥当と認めます。
以上、これらを評価し、議案第71号に賛成いたします。
次に、議案第72号豊田市里山くらし体験館条例の一部を改正する条例についてであります。
里山くらし体験館の現状として、直近5年間の平均利用者数は、近年横ばいで、年間約4,500人であり、中山間地域の活性化に一定の効果があったものの課題としては以下の点があったという認識です。
1、開設当初に狙いとしていた当施設を拠点とした取組成果や活動ノウハウについて、他の地域への波及が限定的であること。
2、主体的に活動されている地域住民の方々の高齢化等により、交流事業の充実に向けた立案、運営に係る負担が大きくなっていること。
3、宿泊に伴う事業展開など機動的に対応することが困難となっていること。
これらを解決する手段の一つとして、
指定管理者制度導入は妥当であると私も認めます。
そして、中山間地域の実情を把握し、住民団体や企業とのネットワークを有する
指定管理者を今後選定されることにより、これらの課題が解決されることを大いに期待し、議案第72号に対する賛成の討論といたします。
次に、議案第73号豊田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてであります。
本議案は、基準の一部改正に準じての資格変更等でありますが、放課後児童支援員さんの質の確保と人材確保について、以下のとおり確認ができました。
1、追加する資格要件として、高校卒業という条件を外すかわりに2年以上の経験を5年以上に引き上げており、実務経験の面ではより十分となること。
2、放課後児童支援員となるためには、県の放課後児童支援員認定資格研修の受講が必要となること。
3、市独自での研修も行い、初任者向けの支援者の基礎・基本を始めとして危機管理や食物アレルギー、発達障がい等をテーマに資質向上に努められること。
4、追加した第10号について放課後児童支援員の基礎資格の要件が拡大となるので支援員の確保にメリットがあり、現時点で該当者が5名いること。
以上、これらを評価し、賛成いたします。
次に、議案第77号平成30年度豊田市
一般会計補正予算のうち、歳出8款2項2目
道路橋りょう維持費として
平成記念橋の耐震補強工事仮設構造物の追加工事について申し上げます。
本工事は、平成30年3月9日未明の大雨により仮設構造物が崩壊したため、工事継続に必要な仮設構造物の再設置、撤去の追加工事であり、この対応は当然認めるべきであるものであると考えます。ただ、矢作川の水位が想定した基準を超えたという事実からその想定が妥当であったものか適切であったのかとの検証は必要であります。
執行部の答弁によりますと、河川内の工事は河川管理者である愛知県から渇水期での施工が求められているため、本工事における仮設構造物は、渇水期における過去10年間の矢作川最高水位を基準として設計施工を行ったとのことでありました。この想定を甘い、不適切とは言えません。よって、本予算は必要かつ妥当と判断し、賛成いたします。
次に、議案第78
号工事請負契約の締結(
豊田地域医療センター改築工事)及び議案第79号、議案第80号、議案第81号に関しましては、関連がございますので一括して討論を行います。
豊田地域医療センターの再整備は、疾病構造の変化に合わせた増床と建物の老朽化に対応するもので市民待望の事業の一つであります。そして、整備の特徴として、1、在宅医療と介護関連機能の集約、2、在宅復帰支援を進めるためのリハビリ環境の向上、3、スタッフに見守られている安心感のある病棟、4、わかりやすい駐車場、これらの整備を高く評価いたします。
ただ、入札、契約に関しまして疑問点がありましたので、以下の確認をさせていただきました。
1、関連工事を一括ではなく分割発注した理由、2、入札者が低調な想定理由、3、契約の有効性についてであります。
1につきましては、今回の四つの工事は、建設業法上の許可区分としてそれぞれ独立した業種であり、これが業種ごとの品質確保につながっている。そして、市内の設備系業者の受注機会の確保を図ること。
2につきましては、建築系の工事が同時期に集中して発注されたことや、
民間事業が比較的堅調なことなどから、技術者の不足等に伴う参加の見合せが考えられると。また、既存の病院機能を維持しながら工事を進める必要や工事期間の制約も想定され、参加が敬遠された可能性もあること。
3につきましては、参加者が限定される指名競争入札を採用して1社のみの入札となった場合には、入札を無効とするものの、今回は談合等の不正行為の抑制に効果が高いと言われる一般競争入札で実施され、参加者は少なかったものの有効な契約と判断されていること。これらを私も妥当と判断いたします。
今後、市民待望の
豊田地域医療センターの再整備が無事故で適切に遂行されることを期待し、
賛成討論といたします。
最後に、議案第93号財産の取得(
基幹バス)について申し上げます。
おいでん
バス車両の更新と路線拡充等による新規取得であります本議案について、基本的に賛成であります。ただ、以下の点の妥当性について確認させていただきました。
1、メーカーとして他に競争相手がいない随意契約での落札金額の妥当性、2、現行車両と比較し更新車両の環境性能、3、現行車両の市財政に対する効果的な処分方法についてであります。
1につきましては、6台合計の定価ベースの概算価格は税込み約1億8,800万円ですが、
契約金額は約1億6,300万円と希望小売価格と比較し約86パーセントであったこと。
2につきましては、燃費は中型バスで11.1パーセント、大型ハイブリッドバスで7.8パーセント向上、さらに今回の導入車両には新たな機能として窒素酸化物を分解する仕組みが装備されていること。
3につきましては、更新後の現行車両については、一般競争入札により売却を行い、財産収入として市の歳入とされること。
以上、それぞれ確認することができました。
よって、本議案が適切であり、問題ないと判断でき、賛成いたします。
以上で全ての討論といたします。議員各位の賛同を期待します。
○議長(鈴木 章) 以上で討論を終わります。
これより採決します。
議案第69号及び議案第70号について採決します。
議案第69号及び議案第70号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。
〔挙手 全員〕
○議長(鈴木 章) 挙手全員です。
よって、議案第69号及び議案第70号については、原案のとおり可決されました。
続いて、議案第71号について採決します。
議案第71号については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。
〔挙手 多数〕
○議長(鈴木 章) 挙手多数です。
よって、議案第71号については、原案のとおり可決されました。
続いて、議案第72号から議案第98号までについて採決します。
議案第72号から議案第98号までについては、各委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の挙手を求めます。
〔挙手 全員〕
○議長(鈴木 章) 挙手全員です。
よって、議案第72号から議案第98号までについては、原案のとおり可決されました。
続いて、平成30年
請願受理番号第2号核兵器禁止条約の日本の署名と批准を求める請願書について採決します。
本請願の委員長報告は不採択でしたが、採択を可とするほうを先に採決します。
本請願について採択することに賛成の議員の挙手を求めます。
〔挙手 少数〕
○議長(鈴木 章) 挙手少数です。
続いて、お諮りします。
本請願について不採択とすることに賛成の議員の挙手を求めます。
〔挙手 多数〕
○議長(鈴木 章) 挙手多数です。
よって、平成30年
請願受理番号第2号については、不採択とすることに決定しました。
◎同意第4号及び同意第5号について
○議長(鈴木 章) 日程第4、同意第4号固定資産評価員の選任について及び同意第5号人権擁護委員の推薦についてを議題とします。
中川
市民部長の退席を求めます。
同意第4号及び同意第5号について、説明者、太田市長。
○市長(太田稔彦) それでは、まず同意第4号固定資産評価委員の選任についてでございます。
固定資産評価委員の山内弘一さんにかわって新たに中川惠司さんを固定資産評価委員として選任したいので提案させていただくものです。
続いて、同意第5号人権擁護委員の推薦についてでございます。
人権擁護委員29名のうち、平成30年9月30日をもって9名の委員が任期満了となられます。よって、再度、加藤俊明さん、加藤智子さん、辰己輝昭さん、内藤朋子さん、松井晃さんの5名を、新たに伊藤房治さん、加藤みち子さん、近藤鈴俊さん、松澤昭夫さんの4名を人権擁護委員として推薦したいので提案させていただくものです。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
○議長(鈴木 章) 以上で説明が終わりました。
ただいまの説明に対し、ご意見はありませんか。
〔「進行」の声起こる〕
○議長(鈴木 章) ご意見ないようですので採決します。
お諮りします。
同意第4号については、市長提案のとおり選任同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○議長(鈴木 章) ご異議なしと認めます。
よって、同意第4号については、固定資産評価員に中川惠司さんを選任同意することに決定しました。
ただいま選任同意されました中川
市民部長の出席を求めます。
続いて、同意第5号については、市長提案のとおり選任同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○議長(鈴木 章) ご異議なしと認めます。
よって、同意第5号については、伊藤房治さん、加藤俊明さん、加藤智子さん、加藤みち子さん、近藤鈴俊さん、辰己輝昭さん、内藤朋子さん、松井晃さん、松澤昭夫さんを選任同意することに決定しました。
◎
議員提出意見書第1号について
○議長(鈴木 章) 日程第5、
議員提出意見書第1号、「あいち森と緑づくり税」及び「あいち森と緑づくり事業」の継続に関する意見書(案)が提出され、所定の賛成者がありますので、これを議題とします。
議員提出意見書第1号、説明者、加藤和男議員。
○25番(加藤和男) 意見書案が皆様のお手元に配付されておりますので、これを朗読させていただきまして提案説明にかえさせていただきます。
議員提出意見書第1号、「あいち森と緑づくり税」及び「あいち森と緑づくり事業」の継続に関する意見書(案)。
豊田市の市域の約7割を占める約6万3,000ヘクタールの森林は、愛知県の森林の約3割、県内1位に当たり、矢作川流域の上中流域を占めています。
本市では、平成19年に豊田市森づくり条例を制定し、それを踏まえた豊田市100年の森づくり構想及び豊田市森づくり基本計画を策定し、計画的に森づくりを推進してきました。特に豊田市独自の地域森づくり会議方式の団地間伐による過密人工林の健全化を強力に進めるに当たり、あいち森と緑づくり事業を積極的に活用してきたところです。しかしながら、森林は広大であるがゆえ、まだ道半ばであり、当面は景気に左右されない安定的な制度により間伐などの森林保全施策を着実に進めていくことが最も重要です。
豊田市では、平成30年3月にリニューアルした新・豊田市100年の森づくり構想及び第3次豊田市森づくり基本計画により、さらに実効性を上げて森林保全に取り組んでいくこととしています。その中でもあいち森と緑づくり事業は、必要不可欠な事業として位置づけています。つきましては、あいち森と緑づくり税及びあいち森と緑づくり事業の継続に関して次のとおり要望します。
記
1 森林整備を着実に進めるための安定的な制度として継続すること。
2 市町村それぞれの森林整備の進捗や実情を鑑み、現場の意見なども適宜取り入れてさらに弾力的な仕組みとすること。
3 引き続き、都市緑化や環境学習活動への支援を行うとともに、地域木材の利活用に資する取組を拡充すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成30年6月25日
豊田市議会
以上、全議員の賛同をお願いし、提案説明とさせていただきます。
○議長(鈴木 章) 以上で説明が終わりました。
続いて、質疑に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、以上で質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっています意見書案については、豊田市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
○議長(鈴木 章) ご異議なしと認めます。
よって、意見書案の委員会付託は省略することに決定しました。
これより討論に入りますが、ただいまところ通告がありませんので、以上で討論を終わります。
これより採決します。
議員提出意見書第1号については、原案のとおり可決することに賛成の議員の挙手を求めます。
〔挙手 全員〕
○議長(鈴木 章) 挙手全員です。
よって、
議員提出意見書第1号については、原案のとおり可決し、地方自治法第99条の規定により意見書として関係機関へ提出することに決定しました。
◎閉会宣告
○議長(鈴木 章) 以上で本日の
議事日程は終了し、本会議に付議されました案件全てを議了しました。
よって、会議を閉じ、平成30年6月豊田市議会定例会を閉会とします。
閉会 午前11時22分
○議長(鈴木 章) 市長、あいさつをお願いします。
○市長(太田稔彦) 平成30年6月市議会定例会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
まず、このたびの大阪府北部を震源とする地震により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
本市におきましても、
小・中学校を始め全ての
公共施設においてブロック塀等の緊急点検を実施しており、市民の皆様の安心・安全の確保のため、必要な措置を講じてまいります。
先ほどは提案させていただきました案件につきまして、熱心にご審議を賜り、全てのご決定をいただきましたことに深く感謝申し上げます。
去る6月23日、ラグビー日本代表戦が
豊田スタジアムで開催されました。議員各位におかれましては、大会機運の醸成に向け各方面でご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
ファンゾーンの運営やシャトルバスの運行など、今回の試合から得られた課題を整理し、来年の
ラグビーワールドカップ2019日本大会の成功に向け今後一層取組を加速してまいります。
さて、去る5月25日、東洋経済新報社から2018年版の中核市幸福度ランキングが発表され、前回に引き続き豊田市が総合ランキング1位となりました。基本指標や仕事分野が1位という結果であり、本市の産業基盤の強みが評価されたと考えております。
また、6月15日には、持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの達成に向け、国内で率先して取り組む自治体、SDGs未来都市として豊田市が選定され、安倍内閣総理大臣から選定書を授与いただきました。今後もSDGs達成に向けた取組を進めるとともに、本市の強みを生かした都市経営を推進してまいります。
最後になりますが、いよいよ暑さも本番を迎えます。健康には十分ご留意いただきますようお願い申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(鈴木 章) 本日、ここに平成30年6月豊田市議会定例会を閉じるに当たり、一言あいさつ申し上げます。
太田市長からもお話がありましたが、大阪府北部を震源とする地震により、被災された方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。
会期中におきます各議員の活発なご審議によりまして本6月市議会定例会に提出されました案件全てを議了し、ここに閉会することができましたことに心からお礼を申し上げます。
今6月市議会定例会においては、各
常任委員会の中で、平成30年度における執行部各部門の重点目標の説明を受けました。いずれの重点取組項目も、将来を見据え、今後の本市の着実な発展、また市民生活を支え、市民が安心して生活できるまちづくりのため欠くことのできない施策であると受けとめられました。執行部におかれましては、それらの取組項目を中心に各部門で着実な取組をお願いいたします。
さて、6月23日に
豊田スタジアムで行われましたラグビー日本代表対ジョージア代表の試合は、市内外から訪れた多くの来場者の熱気で大いに盛り上がり、開催機運の高まりを感じることができました。
議会としても、今定例会後、県内全市町村議会を訪問し、
ラグビーワールドカップのPR活動を行い、さらなる機運醸成を図っていきます。
梅雨に入り体調を崩しやすい気候が続いています。議員各位、そして太田市長始め執行部の皆様には、健康にご留意され、ますますご活躍をされることを祈念いたしまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成30年6月25日
豊田市議会議長 鈴 木 章
豊田市議会議員 山 田 主 成
豊田市議会議員 近 藤 光 良...