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平成29年教育社会委員会( 9月15日)
平成29年予算決算委員会 教育社会分科会( 9月15日)
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  1. 豊田市議会 2017-09-15
    平成29年予算決算委員会 教育社会分科会( 9月15日)


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    平成29年予算決算委員会 教育社会分科会( 9月15日)             予算決算委員会 教育社会分科会                           平成29年9月15日(金)                         午前10時35分〜午後2時44分                         於:南71委員会室 1 審査案件   議案第86号 平成29年度豊田市一般会計補正予算   承認第 4号 平成28年度豊田市一般会計決算   承認第10号 平成28年度豊田市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計決算出席分科会委員(8名)  分科会長  板 垣 清 志      副分科会長 中 村 孝 浩  分科会委員 近 藤 光 良      分科会委員 山 田 主 成  分科会委員 窪 谷 文 克      分科会委員 原 田 隆 司  分科会委員 大 石 智 里      分科会委員 日 當 浩 介 〇欠席分科会委員(0名)
    〇発言申出委員(2名)     委員 岡 田 耕 一      委員    根 本 美 春 〇説明のため出席した者の職・氏名  特別職    副市長         杉 山 基 明     副市長       礒 谷 裕 司  生涯活躍部    生涯活躍部長      塚 本   誠     副部長       辻   邦 惠    市民活躍支援課長    勝 野 二 徹     文化振興課長    久 野 賢 児    スポーツ課長      村 中 正 史  子ども部    子ども部長       寺 澤 好 之     副部長       杉 坂 盛 雄    次世代育成課長     佐 野   均     子ども家庭課長   神 谷 氏 年    保育課長        古 井 幸 久     保育課主幹     甲 村 清 美  教育行政部    教育行政部長      太 田 庸 介     副部長       近 藤 卓 也    美術館副館長      伊 藤 達 也     図書館管理課長   堀 野   強    教育政策課長      近 藤 孝 浩     文化財課長     森   泰 通    美術館主幹       田 境 志 保  学校教育部    学校教育部長      山 本 浩 司     副部長       竹 田 康 孝    学校教育課長      鈴 木 直 樹     教育センター所長  加 藤 秀 昭    青少年相談センター所長 久 野 友 士     学校づくり推進課長 鳥 居   寿    保健給食課長      奥 村   洋 〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名  議会事務局    局長          太 田 錬 治     副局長       伊 藤 勝 介    副主幹         上 田   研     担当長       鈴 木 祥 宏    主査          近 藤 みさき                          開会 午前10時35分 ○分科会長(板垣清志) ただいまから、予算決算委員会教育社会分科会を開会します。  9月12日の予算決算委員会で当分科会の所管とされました審査案件は、議案第86号の1議案及び承認第4号始め2件です。慎重審査よろしくお願いします。  分科会における発言は、挙手をし、分科会長と発声した上で起立してお願いします。  これより審査に入りますが、審査案件の説明につきましては、補正予算のみとし、決算案件については、決算説明会において説明を受けていますので、分科会での説明は省略し、質疑、意見について、所管別審査案件ごとに行います。  質疑に当たっては、資料名及びページ数を示した上で、簡潔にお願いします。  また、質疑、答弁をわかりやすくするため、質問者は、関連性のある質疑を除き一問一答方式でお願いします。  なお、全体会での議案質疑と同一趣旨の発言を重複して行うことはご遠慮いただきますようお願いします。  それでは、始めに、教育行政部及び学校教育部所管分について審査を行います。  なお、議案の関係上、子ども部の職員が出席しておりますので、よろしくお願いします。  始めに、議案第86号平成29年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。  それでは、議案第86号について説明願います。  学校教育部竹田副部長。 ○副部長(竹田康孝) 豊田市一般会計補正予算説明書で説明をさせていただきます。  40ページをお願いします。10款2項2目教育振興費の就学援助費です。  国の要保護児童生徒援助費補助金及び特別支援教育就学奨励費補助金交付要綱が平成29年3月31日付で改正され、新入学児童生徒学用品費等について、入学する年度前の支給もできるよう、これまでの補助対象者に就学予定者の保護者が加えられました。  この改正を受け、本市においても豊田市就学援助費事務取扱要領を改正し、平成30年度の就学予定者に対して、平成29年度中に新入学児童生徒学用品費等が支給できるよう補正を行うものです。  このページは、小学校への就学予定者に対する就学援助費で、42ページ、10款3項2目の就学援助費は、中学校への就学予定者に対する就学援助費となります。補正額については記載のとおりです。  同じく、補正予算説明書の46ページをお願いいたします。10款6項7目、給食センター費です。  豊田食品株式会社の倒産に伴い、同社が調理をしていた2,000食余を3箇所の給食センター株式会社トフスに分散して調理をし、配送する計画でございます。  1給食業務管理運営費の(1)配送業務委託費は、南部給食センターの配送能力を1台分増強するための費用です。(2)給食用食器整備費は、東部、平和、南部の各給食センターに食缶などの消耗品を追加購入するための費用です。3施設整備費は、平和給食センター南部給食センター配送用コンテナを追加購入するための費用です。補正額については記載のとおりです。  次に、豊田市一般会計特別会計補正予算書をお願いします。11ページをお願いします。  第4表債務負担行為補正の最下段、小中学校等外国人英語指導講師配置業務委託事業です。  学習指導要領の改訂に伴い、平成32年度から小学校3、4年生は年間35時間の外国語活動、小学校5、6年生は年間70時間の外国語科の授業が実施されることになりました。本市では、平成29年1月に豊田市英語教育検討会から外国人英語指導講師の配置について、平成30年度から新学習指導要領に沿って先行配置すること、優秀な人材を安定的に確保するため、3年間の契約とすることなどの答申を受けました。そこで、本事業について、平成30年度から平成32年度の3年間の債務負担行為を新規に設定するものです。限度額については記載のとおりです。  なお、この3年間で研修等により小学校教員の指導力の向上を図り、外国人英語指導講師は、段階的に少なくしていく予定でございます。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 説明が終わりましたので質疑を許します。  原田委員。 ○委員(原田隆司) それでは、私から3点質問をさせていただきます。  補正予算説明書の41ページ、43ページをお願いします。10款2項2目の教育振興費、1就学援助費、10款3項2目の教育振興費、1就学援助費、小中学校の分です。  まず、新入学用品等の事前支給について、事前支給のスケジュールはどのようになっているのかお聞きをします。 ○分科会長(板垣清志) 学校教育課鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 支給までのスケジュールについてですが、小学校の就学予定者については、10月1日現在で学齢簿が作成され、それに基づき、10月中に就学児健康診断がありますので、この時期に小中学校あわせて保護者への周知活動を行ってまいります。その後、11月末までに事前支給の申請を受け付け、12月中に所得による認定審査後、1月末から2月上旬に支払いができるように手続を行ってまいります。  なお、事前支給の申請をしなかった保護者については、これまでどおり入学後の7月末に支給することとなります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 原田委員。 ○委員(原田隆司) それでは、2点目です。他市の動向はどのようになっているかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 他市の動向について、4月に中核市へのアンケート調査を行ったところ、48市中、本市を含む25市が平成29年度から事前支給を行うと回答しています。近隣市では、岡崎市が予定しています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 原田委員。 ○委員(原田隆司) それでは、3点目です。事前支給後に市外に転出した場合等の対応はどのようにされるかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 事前支給後に市外転出等で支給対象外となった場合については、原則返還を求めてまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私からは、平成29年度一般会計補正予算書、11ページ、第4表債務負担行為補正小中学校等外国人英語指導講師配置業務委託事業から2点お伺いします。  1点目、豊田市英語教育検討会から答申を受け、ALTの配置による英語授業活動のための補正ですが、小・中学校におけるALT配置の授業増減による影響について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 本市では、平成32年度の新学習指導要領の完全実施に備えて、平成30年度から外国語の授業を先行実施することとしました。  小学校3、4年生には、これまで外国語活動の位置づけはありませんでしたが、平成30年度から年間35時間の外国語活動を行い、そのうちALTを年間20時間配置して授業を実施してまいります。そこでは、学習の入門期に外国人と話す楽しさを味わい、興味を持って学習に取り組めると考えています。  また、小学校5、6年生には、これまで年間35時間の外国語活動を行ってきましたが、平成30年度から年間70時間、教科として外国語活動を行い、年間30時間のALTを配置してまいります。外国語を学ぶ際にも、外国人の生の英語の発音に触れる機会が多くなり、聞く力や話す力などの向上が期待できます。  このように、ALTが参加する授業を小学校で設定することで、3年生から6年生までよい影響を与えることができると考えています。  中学校では、ALTが参加する授業は少し減少しますが、全ての授業を外国語の免許を持つ教員が行っております。また、デジタル教科書等には、音声教材が充実しており、それを用いて本格的な発音を学んだり会話を行ったりすることができ、その利用も伸びております。ICT機器の活用による授業スタイルの改善やALTをより効果的な授業場面に活用できるよう配置の工夫をすることにより、中学校では影響が出ないと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目になります。これによる小中学校教員の負担はどのように変化するのか伺います。 ○分科会長(板垣清志) 鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 小学校では、外国語の授業を行う教員は担任が行いますが、外国語の免許を有している教員はほとんどいません。小学校5、6年生の外国語を教科として指導することや、小学校3、4年生の外国語活動の指導を行うことは、小学校の教員にとっては負担が大きいと考えています。  しかし、ALTが参加した授業を小学校でこれまでよりも多く実施することにより、教員への負担はかなり軽減される見込みです。また、ALTが教員に対して研修を行い、教員が指導力を向上することにより、心理的、技術的な負担の軽減にもつながると考えています。  中学校の英語の教員は、先ほども申し上げたとおり、英語の免許を保有しており、ALTの配置が少なくなっても、これまでどおり授業を行うことはできます。ALTの配置の減少によって負担が増加することはないと捉えております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。
                〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、議案第86号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、承認第4号平成28年度豊田市一般会計決算歳入について質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、歳出のうち10款について質疑を許します。  窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは、予算執行実績報告書284ページ、10款1項2目事務局費の4教育行政外部評価費について、2点質問させていただきます。  本市の点検評価事務は、平成23年度から厳選した事業のみ半年をかけて集中して評価する方法で実施していると聞いておりますが、平成28年度における実施状況はどうなっているのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 教育政策課近藤課長。 ○教育政策課長(近藤孝浩) 平成28年度の点検評価は、その評価委員として教育長と教育委員に3名の外部有識者を加えて実施をしました。  点検評価対象として、主に第2次教育行政計画の重点取組項目の中から8事業を選定し、事業説明会と4回の視察、ヒアリング等を経て、最終的な評価会議を実施し、12月には議会への報告と市民への公表を行いました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは、次に2点目として、今の事業の評価結果はどうなっているのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 近藤課長。 ○教育政策課長(近藤孝浩) 評価は、妥当性、有効性、効率性の評価指標を用いて実施をしております。  対象8事業のうち4事業で有効性や効率性の観点で改善の指摘がございました。それ以外の点については、妥当性を含め、おおむね高評価となっております。  改善指摘となった事業の一例としまして、とよた歴史マイスターの育成と普及、啓発活動の推進事業におきまして、とよた歴史マイスターの養成、認定の仕組みを整え、自信を持って市民に自らの活動を伝えられるようにすることが望まれるとの意見に対して、今年度9月から開催をします豊田市郷土資料館開館50周年記念特別展、「ぼくらの“1967”」の企画段階からとよた歴史マイスターの有志に参加をしてもらい、市民共働による博物館活動を通じて、とよた歴史マイスターの活動にもさらなる深みを持たせることができました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは、次に、予算執行実績報告書309ページ、歳出10款7項2目文化財保護費の9歴史的町並み保存費について1点お尋ねします。  足助伝統的建造物群保存地区防火計画の主な内容についてお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 文化財課森課長。 ○文化財課長(森 泰通) 防災計画は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定をされた足助の町並みを保存、継承し、そこに暮らす人々を災害から守るために、平成27年度から2か年にわたり策定をしました。  その内容は、主に、火災及び地震を中心とした防災対策と事業スケジュールの概要をまとめたものであります。  具体的な防災対策としましては、火災を早期発見するための近隣伝達システムの整備や素早い初期消火を行うための町並みへの消火器の設置、耐震性貯水槽の設置などがあります。  整備などの具体的な時期、手法については、地元住民や自主防災組織との共働により検討を重ねて実施していく予定です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは、次に、予算執行実績報告書313ページ、歳出10款7項4目民芸館費の3民芸の森普及推進費について1点お尋ねします。  民芸の森の利用状況及び見えてきた課題について、どうなっているのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 森課長。 ○文化財課長(森 泰通) 民芸の森は、平成28年4月にオープンし、平成28年度は目標を超える2万900人余の入場者がありました。課題としましては、土日に比べて平日の入場者数が少ないことが挙げられます。その対策として、PRの拡大や民芸の森クラブを始めとする市民ボランティア団体との円滑な連携を図るとともに、地元小学校や地域団体への呼びかけを行うなど、地域との事業連携にも取り組んでいます。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) 次に、民芸の森と民芸館とはどのように連携をしているのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 森課長。 ○文化財課長(森 泰通) 民芸の森は、本多静雄氏の業績やコレクションの紹介、市民ボランティアによる施設案内、各種ワークショップの開催など、一方、民芸館は、民芸の逸品や収蔵品を活用した展示、民芸のものづくり講座の開催などを行っています。両施設が連携し、豊田らしい民芸の魅力を伝えていくことは非常に重要なことであると考えております。  現在は、民芸館の正規職員1名を民芸の森に常駐させて、民芸館と一体となった施設管理、運営を行っています。あわせて民芸の森と民芸館周辺のウオーキングマップを作成し、回遊しながら民芸の魅力を感じることができるように工夫したり、秋のイベントとして勘八峡ウオーキングを合同で実施しています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは、次に予算執行実績報告書315ページ、歳出10款7項5目図書館費の6施設管理運営費について、ここでは1点聞かせていただきます。  平成28年度の中央図書館入館者数は82万2,562人とありますが、過去5年間の入館者数の推移はどうなっているのか、また、今年度の入館者数の状況はどうなっているのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 図書館管理課堀野課長。 ○図書館管理課長(堀野 強) まず、過去5年間の入館者数の推移ですが、平成24年度が83万5,800人、平成25年度が91万8,701人、平成26年度が86万7,832人、平成27年度が86万2,700人で、平成26年度以降、減少傾向が続いておりました。  なお、平成29年度の入館者数ですが、8月末の時点で、前年度より1万3,633人の増、率にして3.6パーセントの増加となっています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは最後の項目になります。予算執行実績報告書333ページ、歳出10款8項9目美術館費、7の展覧会開催費について3点質問させていただきます。  マスコミと連携して実施する展覧会運営について、具体的にどのように行っているのか、また、連携によって得た具体的な成果やメリットはどうなっているのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 美術館田境主幹。 ○美術館主幹(田境志保) まず、マスコミとの連携方法についてですが、市とマスコミがそれぞれ負担金を出し合って実行委員会をつくります。その実行委員会が展覧会を開催し全体を運営するという方法をとっております。  次に、連携による成果やメリットですが、第一のメリットとして、展覧会経費に対する市の支出額が抑えられます。第二のメリットとして、市単独開催では経費的に対応できない規模の大々的で広範囲にわたるPRを行うことができます。そしてその結果、多くの来館者を呼び寄せ、収入増に貢献できます。最終的には、市とマスコミの負担金額の割合で収入を割り戻して精算しますが、ほとんどの場合、市単独開催で行う場合と比較して、来館者数及び事業収入は増加しております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) それでは、2点目として、昨年度、多くの方が美術館にお見えになったということは承知をしておりますが、その中で、美術館の抱える課題が見えてきたと思いますが、どうでしょうか。 ○分科会長(板垣清志) 田境主幹。 ○美術館主幹(田境志保) 課題としましては、3点あります。1点目は、チケット販売窓口や展示室、トイレなどの混雑時の対応です。2点目は、美術館、駐車場が満車になった場合の対応です。3点目は、鉄道駅から美術館までの交通手段の確保です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 窪谷委員。 ○委員(窪谷文克) 最後になりますが、そうした来館者が多くなることで、そのときにどんな対策を実施したのかお尋ねします。 ○分科会長(板垣清志) 田境主幹。 ○美術館主幹(田境志保) 対策としましては、1点目の、館内混雑時の対策については、会場整理員の増員やチケット販売窓口の増設、案内表示の増設などを行いました。また、館内の混雑状況をツイッターでタイムリーに情報発信し、ピーク時の緩和に努めました。  2点目の、駐車場対策としましては、市民文化会館の駐車場を利用したり、豊田東高校跡地を臨時駐車場として使用することで対応しました。また、駐車場の混雑状況についても、ツイッターで逐次情報発信をしました。  3点目の、駅から美術館までの交通手段につきましては、駅と美術館を結ぶシャトルバスを運行しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  大石委員。 ○委員(大石智里) 私からは、大きくは7点お聞きします。  始めに、予算執行実績報告書の283ページ、10款1項2目、3教育行政計画策定費についてお聞きします。  教育行政計画審議会委員に、一般公募による委員を選任したことの効果、定員に対する一般公募委員の人数の割合及び評価についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 教育政策課近藤課長。 ○教育政策課長(近藤孝浩) 市民の自発的な参画によりまして、審議会の透明性を高めるととともに、市民感覚に根差した意見をお聞きし、計画の策定段階をより充実させる効果を期待して委員の公募を実施しました。  教育行政計画審議会においては、学校教育や文化、スポーツなどの教育全般を計画対象とする中で、学識経験者や関係団体の代表者など幅広く各分野から選任をしており、それらを含めた全委員20名中1割に当たる2名の公募委員を選任しております。  これまでに5回の審議会を開催しておりますが、公募委員からは毎回積極的にご発言をいただいており、ともすれば、各分野の専門的な議論になりがちな議事も、公募委員の存在により、市民目線に立ち返る場面も多く見られ、その効果が十分に発揮をされていると評価をしております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書の285ページ、10款2項1目、2施設管理運営費についてお聞きします。  寺部小学校、こども園の合築による効果と課題についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 学校教育課鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 寺部小学校と寺部こども園の合築により、日常的、継続的な交流活動が行いやすくなりました。寺部小学校の図書委員の児童による本の読み聞かせがこども園で定期的に行われており、園児は毎回楽しみにしております。また、入学後も互いに知った顔が多いため、すぐに仲よくなり、休憩時間に一緒に遊ぶ姿が見られるようになっております。このようなことから、小1プロブレムと呼ばれる入学時の学校不適応の解消に効果があると捉えています。  課題としては、教員と保育師の連絡調整時間の確保が難しいことが挙げられます。相互のお便りや掲示などで情報交換に努めていますが、定期的な打ち合わせの場の設定が必要であると感じています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書287ページ、10款2項3目、3施設整備費(3)と、290ページ、10款3項3目、3施設整備費(3)は関連がありますので、一括して2点お聞きします。  1点目、緑のカーテン設置の取組と設置支援の内容についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 学校づくり推進課鳥居課長。 ○学校づくり推進課長(鳥居 寿) 緑のカーテン設置事業は、夏の暑さ対策、環境教育への活用及び地域とのきずなを深めることを目的として、平成28年度は小中学校で33校実施をしております。  各学校の主な取組でございます。理科や総合学習で植物の観察、実験や収穫したゴーヤを使った食育、また、地域の人たちと共働で管理をすることで地域住民の方々との交流などがありました。  学校への支援ですが、愛知県の補助金を活用し、苗や肥料の購入費、植物を支えるネットの設置手数料など、学校運営費とは別に予算措置をしました。また、ネットの設置方法や地域の共働の取組事例を各学校に情報提供するとともに、毎年愛知県が募集するあいち緑のカーテンコンテストへの応募を促進し、子どもたちや教職員の取組意欲の向上に努めました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 2点目、植物を高い階まで育てるためにどのようにされているかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 鳥居課長。 ○学校づくり推進課長(鳥居 寿) 建物の3階の高さまで育てている学校では、アサガオやゴーヤなど比較的成長が見込める品種を選定し、さらに、適切な時期に水と肥料をまくなど、植物を大きく育てる工夫をしています。  なお、高い場所へのネットの取付けにつきましては、安全のため、業者に作業を依頼をしています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。
    ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書297ページ、10款6項2目、6教育問題研究費(7)特色ある学校づくり推進費についてお聞きします。  特色ある学校づくり推進事業の事業概要と成果はどのようかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 学校教育課鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 特色ある学校づくり推進事業は、地域性や児童生徒の実態を踏まえ、地域に開かれ、地域に愛される学校となることを目指した学校づくりを支援する事業です。  平成28年度より人的配置のはつらつ支援事業と事業実施のためのチャレンジ&ドリーム校推進事業を統合し、特色ある学校づくり推進事業として実施しています。  学校ごとに国際理解、地域連携、自然体験、環境教育、学力向上、交流体験、福祉活動、伝統文化などのテーマを設定し、年間を通じた継続的、発展的な取組を行っています。  事業を統合したことにより、各学校で各種補助員の人件費や活動を実施するための費用などを配分された事業費の範囲内で、学校ごとの裁量により柔軟に調整することができるようになりました。各学校の校長からは、地域特性にあわせ、人、物、事を生かしたマネジメントが行いやすくなったという声をいただいています。  成果としては、学校と地域の連携も深まり、子どもたちが地域に愛着を持ち、WELOVE学校、WELOVE地域の意識の高まりにつながっていると捉えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書298ページ、10款6項3目、6教職員研修費について2点お聞きします。  1点目、教職員研修の障がい特性に合わせた教育のための研修内容についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 青少年相談センター久野所長。 ○青少年相談センター所長(久野友士) 障がい特性に合わせた教育のための研修は、障がい理解全般に対する知識、理解に関すること、特別な教育的支援が必要な児童生徒への接し方や指導方法に関することなどを内容として行っています。  研修の形態は、担当指導主事や発達センターなどから招いた講師による講義、知的・肢体の特別支援学校での授業参観、日ごろの事業実践をもとにした研究協議などを研修の目的に合わせて行い、より効果が上がるように工夫しています。  平成28年度は、初任者や2年経験者、特別支援コーディネーターなど経験年数や役職に応じた研修を7回、特別支援学級を担当する教員に対して4回の研修を行いました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 2点目、障がい特性に合った教育方法の研究状況と担任への結果の伝達方法についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 久野所長。 ○青少年相談センター所長(久野友士) 障がい特性に合った研究方法については、近隣の小中学校ごとに市内を六つのブロックに分けたブロックサポート体制を構築し、研修や相談活動を行っています。  各ブロックの特別支援コーディネーターが話し合いながら、それぞれの地域やブロックの現状に合った課題を設定する特別支援学校の教員から直接専門的な指導や助言を受けながら研究を進めています。  ブロックで設定された課題には、障がいのある子どもたちへの効果的な指導をするための教材についてや、個別の教育支援計画の作成方法についてなどがありました。  担任への結果の伝達については、特別支援教育コーディネーターが各学校で担任に伝えるなど、障がい特性に合った教育の推進に役立てています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書の306ページ、10款7項2目、2文化財等保護保全費(4)指定文化財の修理等補助費について2点お聞きします。  1点目、指定文化財の修理等補助費の当初予算額と決算額についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 文化財課森課長。 ○文化財課長(森 泰通) 指定文化財の修理につきましては、基本的に対象経費の3分の2以内の額を補助できることとなっております。平成28年度の修理補助金の当初予算額は、1,603万1,000円、決算額は1,563万9,000円でした。そのうち足助町の莨屋岡本家住宅と飯盛城跡については、契約差金等により約100万円の残金が生じましたが、年度途中で緊急に対応が必要となった指定文化財の樹木の枝打ち3件を追加で実施した結果、約40万円の執行残となったものです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 2点目、修理費補助金の申請数と採択数及び採択の基準についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 森課長。 ○文化財課長(森 泰通) 平成28年度は、申請数12件に対して採択数は7件でした。年度途中で3件を追加したため、合わせて10件の修理補助事業を実施したこととなります。  修理補助事業の採択に当たりましては、緊急性や必要性を考慮した優先順位づけを行っております。例えば平成28年度に修理を実施しました長興寺の織田信長像につきましては、本紙全体に大小の折れが発生しており、早急な修理が必要であったものです。  指定文化財の修理補助事業につきましては、市民の財産である文化財を未来に継承する重要な事業と位置づけており、採択とならなかった案件につきましては、次年度以降も引き続き申請を受け付けています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書332ページ、10款8項9目、3美術館施設管理費についてお聞きします。  レストラン利用者数の目標値と、平成28年度の実績の評価、また、レストラン事業者との協議は行われているのかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 美術館田境主幹。 ○美術館主幹(田境志保) まず、目標値ですが、座席数や平日と休日の差、あるいは大型企画展を開催しているかいないかなど、レストランに係るさまざまな条件を勘案し、平均して日に100名から130名程度の利用者数を確保できることが望ましいと考えております。  次に、平成28年度の評価です。レストラン運営に係る経営的な面での指標として、市が支出する負担金の額があります。平成28年度については、当初負担金額は約400万円と想定していましたが、想定以上の収入があり、最終的には市から支出した金額は約35万円でしたので、経営面からは目標を上回る結果を残せたと考えております。  レストラン事業者との協議については、展覧会の前などには、レストラン事業者と展覧会に関連した特別メニューの考案や宣伝方法などについて協議し、オープン後も利用者増を目指して随時打ち合わせを行っています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 最後の質問です。予算執行実績報告書の333ページ、10款8項9目美術館費7展示会開催費(6)「杉戸洋」展についてお聞きします。  巡回展と企画展、同時開催時の入場者数の差を縮める取組をどのように行ったか、また、その評価についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 田境主幹。 ○美術館主幹(田境志保) ジブリの立体建造物展の観覧者を杉戸洋展へ誘導するための主な取組としては、3点あります。  1点目は、二つの展覧会に共通したテーマを設けたことです。ジブリ展が建物をテーマとした展覧会であり、杉戸洋展も建築家との共作や講演会を実施するなど、双方が建築というテーマを打ち出すことで、それぞれの来館者が他方へ流れるよう相乗効果を狙いました。  2点目は、共通券の販売です。割引価格で杉戸洋展とジブリ展が観覧できるセット券を販売しました。  3点目は、ジブリ展と一緒に広報宣伝活動を行うことで、単独開催ではできないような広範囲で大々的なPRを行うことができました。  これらの取組の評価としましては、過去に開催した現代美術の若手作家の展覧会と比べて2倍近くの観覧者数を集めることができたこと、また、アンケート結果よりわかったことですが、美術館に初めて訪れた方や現代美術になじみのない方など、幅広い層の方々にご観覧いただいたことなどから、単独開催では得られない成果を残すことができたと考えております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  原田委員。 ○委員(原田隆司) それでは、私から2点質問させていただきます。  予算執行実績報告書の293ページです。10款6項1目学校教育総務費、5の通学路整備費、平成28年度中の通学路整備要望件数と内訳を含む整備状況はどのようになっているかお伺いします。 ○分科会長(板垣清志) 学校教育課鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 平成28年度中の通学路整備要望の件数は201件ありました。その内訳と整備状況については、安全のみどり線や通学路看板、注意喚起看板の設置など市が整備する要望が99件あり、通学路整備推進会議委員の現地調査の上、必要とみなした47件を整備しました。未整備の52件についてですが、そのうち26件は、条件が合わず差戻しとさせていただきました。残りの26件は、引き続き関係課と協議を行い、代案での整備も含めて、平成29年度以降に整備を行う予定です。  また、横断歩道や信号機の設置など公安委員会が整備する要望は69件あり、このうち5件の整備が行われました。  そのほか、国県道の歩道に関する整備など、国や県が整備する要望が33件あり、そのうち18件の整備が行われ7件については平成29年度以降に実施される予定となっております。  公安委員会や国県は、限られた予算の中で優先順位により設置や整備を行っており、早期に整備が行われるよう引き続き要望してまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 原田委員。 ○委員(原田隆司) 2点目です。予算執行実績報告書の299ページ、10款6項4目学校保健費、2の学校保健衛生管理費、予算執行301ページ、10款6項6目学校給食費、2の学校給食運営費、302ページの10款6項7目給食センター費、2の給食業務管理運営費、関連がありますので、1点質問させていただきます。  学校における食物アレルギー対応の安全性を向上するために、どのような取組を行ってきたかお伺いします。 ○分科会長(板垣清志) 保健給食課奥村課長。 ○保健給食課長(奥村 洋) 平成27年度に給食において食物アレルギー原因食品が含まれる食品を食べてしまうという誤食が発生したのを受け、平成28年度において複数あった食物アレルギー原因食品を確認をする書類を一覧化、1枚にまとめるとともに、表示する内容の簡素化など確認用書類の書式を見直しました。  確認用書類の書式を見直したことに伴い、食物アレルギーを持つ児童生徒の保護者の方、関係する学校の教職員に対し、市内10箇所で説明会を開催し、事前確認が確実に行えるよう理解を深めていただきました。  また、食物アレルギーに関する基礎知識、あるいは誤食などによる緊急時の対応について、教職員を対象とした研修会を、平成25年度以降継続して実施していますが、平成28年度も実施をし、111名の教職員の方に受講していただいております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私から何点か質問させていただきます。  まず、予算執行実績報告書284ページ、歳出10款1項2目事務局費、4教育行政外部評価費について1点伺います。  第2次豊田市教育行政計画から抽出した事業を外部有識者の知見を活用して点検、評価を実施しておられますが、平成27年度の指摘事項について、平成28年度に取り組んだ内容と成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 教育政策課近藤課長。 ○教育政策課長(近藤孝浩) 対象8事業の中で6事業について、主に有効性と効率性の観点から事務改善に向けた指摘がございました。  平成28年度に改善に向けて取り組んだ事業例としましては、ICTを活用した事業の展開が挙げられます。メリット、デメリットを整理した上での事業展開が望まれる、また、学校間の教育環境に差が生じているとの指摘に対し、求められる事業スタイルとICTの活用状況を分析をした豊田市学校教育の情報化プランを、平成28年3月に策定し、計画的なICT環境の整備と活用に向けて取り組んでおります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、293ページ、歳出10款6項1目学校教育総務費、8共働の学校づくり推進費について2点伺います。  1点目、学校支援地域本部を平成28年度は14校で新設していますが、本事業の成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 学校教育課鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 平成28年度に教員、保護者等を対象に実施したアンケートでは、地域ボランティアによる事業への支援が、子どもたちの地域への愛着や誇りの育成につながっている、ボランティア活動に参加し友人が増えたといった声が多く寄せられており、本事業が教育活動の充実のみならず保護者間のネットワークづくりにも役立っているものと捉えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 地域への周知方法と参加されている方はどのような方が多いのか伺います。 ○分科会長(板垣清志) 鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 地域への周知方法ですが、それぞれの本部が工夫を凝らして、本部の活動紹介や地域ボランティアを募る内容を掲載したお便りを作成し、自治区回覧等で周知を行っています。  参加している地域ボランティアは保護者が最も多くなっていますが、周知活動等により、現在60歳以上の地域住民の方たちも増加している状況です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、297ページ、10款6項2目教育指導費、6教育問題研究費、(5)学校アドバイザー制度費について1点伺います。  学校アドバイザーの取組について、事業概要と評価について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 鈴木課長。 ○学校教育課長(鈴木直樹) 平成28年度は、小、中、特別支援学校104校に、464名の学校アドバイザーを委嘱しました。各学校では、学校訪問や会議、行事等を通じて、学校アドバイザーの方から学校運営方針や教育活動の内容、学校と地域との連携の進め方などについて広い視野からご意見や助言をいただきました。
     学校からは、学校自己評価ではなく、外部からの助言やアドバイスをいただくことができ、学校運営に大いに役立っているという声が寄せられております。  学校アドバイザー制度が、地域に開かれた特色ある学校づくりに役立っていると評価しています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、298ページ、歳出10款6項3目教育センター費、6教職員研究費について1点質問します。  教員人材育成プランをもとに、集合研修とOJTによる個々のスキルアップに取り組んでいますが、その成果と教員の多忙化の状況において、研修時間が増加する中での工夫について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 教育センター加藤所長。 ○教育センター所長(加藤秀昭) 教員人材育成プランに基づく研修の主な成果としては2点あります。  1点目は、教員が自分のキャリアステージに応じた適切な目標を持って研修に参加できるようになったこと、2点目は、経験年数や立場、役割、直面する教育課題を意識して研修やOJTに取り組むことができるようになったことです。  研修時間を削減するための工夫としては、校内研修を支援するため、パソコンのネットワークを使いOJTのマニュアルや研修資料など必要な情報を提供することにより、校内での研修が効率的に行えるよう工夫をしました。  また、同和研修やEラーニングによる研修も取り入れ、集合研修として行われなくとも学校にいながら研修を受けることができるようにもしました。  これら平成28年度の取組によって、平成29年度は出張による研修等が20回程度少なくなっております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、307ページ、歳出10款7項2目文化財保護費、3豊田市郷土資料館費、(1)年間入場者数について1点質問します。  平成27年度は、家康の遺宝展で国宝などを扱い入場者数が増加しておりますが、平成28年度はベーシックな展示会になったこと、また、企画展を3回から2回に減らしたことで、入場者が減少していると伺っています。  今後の入場者の増加に向けた取組はどのように考えているのか伺います。 ○分科会長(板垣清志) 文化財課森課長。 ○文化財課長(森 泰通) 平成29年度は、郷土資料館の開館50周年に当たるため、9月30日からそれを記念した特別展「ぼくらの“1967”−50年前のとよた・日本・世界−」を開催します。展示は、50年前の世界を振り返るとともに、家電製品やおもちゃ、レコードなど、当時の生活や娯楽にかかわるものを紹介する身近で親しみやすい内容としております。ふだんは来館することの少ない方々にも興味を持ってもらうことを目指しています。  今後もタイムリーな話題を取り上げた展示活動を行うとともに、積極的な情報発信に努めてまいります。  また、学校と連携をした郷土学習スクールサポート事業や市民自らが歴史を学び伝えるとよた歴史マイスター事業などをさらに推進していくことで、歴史に対する興味を幅広く高めてもらい、入場者の増加を図りたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 最後になります。321ページ、10款8項4目青少年教育費、3青少年相談センター費、(2)相談活動費、ア相談指導事業について1点質問します。  学校からの相談に対し、サポートチーム会議を行っておられますが、会議の内容と成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 青少年相談センター久野所長。 ○青少年相談センター所長(久野友士) サポート会議では、いじめや虐待、障がいに関するものなど、学校からの相談内容に応じてスクールソーシャルワーカーが子どもの権利相談室や子ども家庭課、豊田市発達センター等の関係機関と調整をして会議を行い、今後の児童生徒の支援体制や学校支援について協議をしています。  平成28年度は、こうした関係機関とのサポート会議が、平成27年度の41件から5件増え46件行いました。サポート会議を行うことにより、学校だけでは対応が難しい問題に対して、関係する専門機関が連携し協力し合って対応することができ、より適切な支援を行うことが可能になりました。これは関係する専門機関との連携を強化してきた成果であると考えます。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りします。  あらかじめ申し上げます。委員外委員発言は、分科会の審査に資する内容に限り認めるもので、議案の疑義解明につながらない意見表明や個人的な質疑は、行わないようにお願いします。  岡田委員の教職員会館費についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申出を許可します。  岡田委員は、発言席へお進みください。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 予算執行実績報告書293ページをお願いします。10款6項1目、説明欄の7教職員会館費です。  教職員会館の設置目的並びに他市の状況はどうなのか、そして他市の施設と比べたときに、本市の会館の特出すべきものがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 教育センター加藤所長。 ○教育センター所長(加藤秀昭) 教職員会館の設置目的は、豊田市教職員会館条例第2条に、教育に関する研究、研修等の利用に供し、教育の振興を図るためと規定されています。  他市の設置状況については、県内では、政令指定都市の名古屋市、中核市の豊橋市、岡崎市、そのほか近隣の安城市で同様の施設が設置されています。  豊田市の教職員会館は100人以上は収容できる大会議室のほか、大小さまざまな研修用会議室が18室あり、用途に合わせて利用できる大変充実した施設となっております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 最後に、この説明欄にも書いてございますが、利用者数並びに執行金額が増えております。これら実績に対する評価はどうなるかお聞かせください。 ○分科会長(板垣清志) 加藤所長。 ○教育センター所長(加藤秀昭) 平成28年度の利用者数は5万872人で、昨年度と比べて2,604人の増となっております。  執行金額の増加、1,200万円余の増は、エレベーターの修繕及び研修室の改修が主な要因となっています。  目的に対しての実績評価については、人材育成プランにある教職員研修の約8割がこの教職員会館を利用しており、教職員の資質と指導力向上のための拠点施設として活用されていることから、目的に合ったものになっていると捉えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 利用者数の増加の理由も、もしわかればお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 加藤所長。 ○教育センター所長(加藤秀昭) 平成27年度より2,600人増えているということでありますが、その前の平成26年度の実績にほぼ戻っておりますので、その増減については詳しいところはわかっておりません。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。 ○分科会長(板垣清志) 続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  根本委員の図書館費についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、根本委員の発言申出を許可します。  根本委員は、発言席へお進みください。  根本委員。 ○委員外委員(根本美春) それでは、10款7項5目の図書館費、予算執行実績報告書314ページと315ページにわたります。  1点目は、1の人件費、314ページであります。図書館協議会の記載がありますが、平成28年度指定管理を議題とする図書館協議会は、回数として何回開催されたのかをお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 図書館管理課堀野課長。 ○図書館管理課長(堀野 強) 指定管理を議題とする図書館協議会は、平成28年度は3回開催しております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員。 ○委員外委員(根本美春) 同じページの314ページから315ページにわたって、5の中央図書館サービス向上推進費のところです。ICタグを貼りつける業務を行っていますが、ICタグ導入委託の契約先、株式会社図書館流通センターであります。この業務以外のサービス向上にかかわった業務の内容をお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 堀野課長。 ○図書館管理課長(堀野 強) ご質問の314ページから315ページ、5中央図書館サービス向上推進費における事業は、ICタグ貼りつけ業務以外の業務は発生しておりません。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  根本委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、歳出のうち11款について質疑を許します。  ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、継続費及び繰越明許費について質疑を許します。  原田委員。 ○委員(原田隆司) それでは、繰越明許費について1点お伺いします。  予算執行実績報告書の287ページ、10款2項3目学校建設費の3施設整備費、290ページ、10款3項3目学校建設費の3施設整備費です。  繰越明許として、小中学校合わせて約30億円を、平成29年度に繰越しをされましたが、現在の進捗状況をお伺いします。 ○分科会長(板垣清志) 学校づくり推進課鳥居課長。 ○学校づくり推進課長(鳥居 寿) 平成29年度に繰り越したのは、保全改修、トイレ再整備、バリアフリー化整備など、全部で27校の工事です。これらの進捗状況ですが、10校は既に完了しております。15校が工事中です。2校が未契約となっています。未契約の工事につきましては、東広瀬小学校のバリアフリー化整備と大畑小学校のトイレ再整備で、10月以降に着手し、全ての事業が平成29年度内に完了する見込みです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、承認第4号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、債権放棄状況の報告を行います。  報告に当たっては、債権名、放棄額等を簡潔に説明をお願いします。  学校教育部竹田副部長。 ○学校教育部副部長(竹田康孝) 説明資料の平成28年度債権放棄実績報告をごらんください。  2の教育社会分科会の2行目、債権名は学校給食費です。件数は2件、放棄額は11万4,390円です。放棄理由は、生活困窮です。2件とも法的措置である支払督促を行いましたが、それに対する反応もなく、生活困窮状態で、強制執行できる見込みのある財産もないことから、債権放棄を行いました。債権放棄額は記載のとおりです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  質疑ありませんか。
                〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、以上で、教育行政部及び学校教育部所管分を終わります。  暫時休憩します。  再開は午後1時といたします。                        休憩 午前11時40分                        再開 午後 1時00分 ○分科会長(板垣清志) 休憩前に引き続き会議を開きます。  続いて、子ども部所管分について審査を行います。  なお、議案の関係上、学校教育部の職員が出席しておりますので、よろしくお願いします。  始めに、議案第86号平成29年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。  それでは、議案第86号について説明願います。  子ども部杉坂副部長。 ○副部長(杉坂盛雄) 子ども部の補正予算について説明させていただきます。  豊田市一般会計補正予算説明書をごらんください。  最初に歳入です。説明書の8ページをお開きください。14款2項2目民生費国庫補助金、4節児童福祉費補助金が7,300万円余の増額となっています。これは9ページにありますいぼばらこども園等に対する交付金の単価の改正等があったことと、名古屋柳城短期大学附属豊田幼稚園に対する補助の財源が国と県の補助体系の組替えにより15款の県支出金から14款の国庫支出金に移行されたためです。  次に、12ページをお開きください。15款2項2目民生費県補助金、4節児童福祉費補助金が3,200万円余の減額となっています。これは、13ページの認定こども園施設整備交付金等の単価の改正等があったことに伴う増額と、14款の国庫支出金で申し上げたとおり、子育て支援対策基金事業費補助金のうち、名古屋柳城短期大学附属豊田幼稚園に対する補助の財源が14款の国庫支出金に移行したことに伴う減額です。  続いて、歳出です。26ページをお開きください。3款4項1目児童福祉総務費で、1億4,300万円余を増額しています。  27ページ説明欄の1放課後児童健全育成費では、平成30年度の放課後児童クラブの参加登録児童の増加に対応するため、浄水小学校のほか2校でのプレハブ活動室の設置に伴う費用の増額を行うものです。  また、2私立こども園振興費では、いぼばらこども園のゼロ歳児から2歳児の定員枠の拡大、3私立認定こども園振興費では、名古屋柳城短期大学附属豊田幼稚園の幼保連携型認定こども園への移行に向けての施設整備に係る補助金の増額です。  26ページにお戻りください。4目保育園費、15節工事請負費では、1,900万円を増額しています。これは、プールシャワー給湯器設置工事で、保育所認可のこども園9園を対象としています。  44ページをお開きください。10款5項1目幼稚園費、15節工事請負費で400万円を増額しています。こちらは幼稚園認可のこども園2園のプールシャワー給湯器設置費です。  続きまして、46ページをお開きください。10款6項7目給食センター費で、4,400万円を増額しています。14園のこども園等に従来の給食を提供するための増額補正です。豊田食品株式会社が調理していた2,000食余を3箇所の給食センター株式会社トフスに分散して調理し配送する計画となっております。  47ページをお願いします。2給食調理委託費は、東部給食センター株式会社トフスへの給食調理委託の追加分となります。  続いて、繰越明許費について説明させていただきます。豊田市一般会計特別会計補正予算書をお願いします。  補正予算書10ページをお開きください。第3表、繰越明許費です。3款民生費で、プールシャワー給湯器設置事業1,900万円余、10款教育費でも同様な事業を400万円余計上しております。  保育所認可こども園9園と幼稚園認可こども園2園のプールシャワーの温水化工事が工期の関係で平成29年度内に完了しないため、平成30年度に繰り越すものであります。  続いて、債務負担行為について説明させていただきます。  11ページをお願いします。第4表債務負担行為補正です。一番上の仮設放課後活動室借上です。  浄水小学校のほか2校の放課後児童クラブの専用仮設活動室を建設し、当事業の継続性を担保するものです。なお、リース期間は記載のとおりです。  続いて、その下、私立認定こども園施設整備費補助金です。  名古屋柳城短期大学附属豊田幼稚園の園舎新築工事に対する補助金ですが、工期が2か年に及ぶため、当事業の継続性を担保するものです。  説明は以上です。 ○分科会長(板垣清志) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  近藤委員。 ○委員(近藤光良) 私からは、豊田市一般会計補正予算説明書27ページの1放課後児童健全育成費について二つ質問させていただきます。  まず、1点目でありますが、設置する活動室の規模はそれぞれどの程度であるのか、また、今回設置する小学校の将来的な参加児童数をどのように想定しているのか教えていただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 次世代育成課佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) いずれも2階建てのプレハブで、定員は80名から90名程度を予定しております。  将来的な放課後児童クラブの参加児童数ですが、平成29年度と5年後の平成34年度の見込みとして、浄水小学校では131名から161名、山之手小学校では105名から135名、根川小学校では65名から99名と30名から34名程度の増加を見込んでおります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 近藤委員。 ○委員(近藤光良) 二つ目の質問ですが、同じ項目です。  管理運営費と施設整備費がありますが、この主な内訳についてご説明ください。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) (1)の管理運営費は、浄水小学校、山之手小学校、根川小学校でのプレハブ設置に係るリース料の増額分で、平成29年度は設置工事に係る費用となります。  (2)施設整備費は、主に活動室の設置に伴って移設が必要となります電気配線や遊具等の移設費用となっております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  中村委員。 ○委員(中村孝浩) 平成29年度豊田市一般会計補正予算説明書46ページ、10款6項7目給食センター費の全体から3点質問いたします。  1点目ですが、全体質疑の答弁で、従来の給食再開のため、給食センターへの配分も考え調整を進めていると聞いていますが、南部平和給食センターは現在欠員と聞いています。人員の確保の対応についてお伺いします。 ○分科会長(板垣清志) 保健給食課奥村課長。 ○保健給食課長(奥村 洋) 人員の確保に向けましては、学校給食協会において、これまでも継続的に募集を行っておりますが、改めて賃金の見直しも含めまして、引き続き人員募集の広報などに力を入れて確保に努めてまいりたい、そのように考えております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 中村委員。 ○委員(中村孝浩) 2点目ですが、人員確保の観点で、作業場における環境整備が重要だと思いますが、その対応についてお伺いします。 ○分科会長(板垣清志) 奥村課長。 ○保健給食課長(奥村 洋) 働いていただくための作業環境の整備は必要であることは認識いたしております。また、労働安全の観点、あるいは衛生環境の観点からも、施設の環境整備は進めておりますが、今後も現場の状況の確認、あるいは意見交換、把握に努めながら、引き続き進めてまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 中村委員。 ○委員(中村孝浩) 最後になりますが、今後、給食の安定的な提供に向けての民間業者を含む今後の取組についてお伺いします。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 今回の従来給食の再開は、早期復旧を最優先にしましたが、それぞれの施設で調理可能な食数の範囲内で追加の食数を配分したため、安定的に供給できるものと認識しております。  民間業者に対しては、今回の問題を受け、財務諸表を公認会計士に依頼して分析することによって、経営状況に問題ないことを確認しています。1万2,000食余の園給食を毎日提供し続けるためには、給食センターに加え、民間調理業者の協力が不可欠であると考えています。  今後も継続的に経営状況を確認し再発防止に努め、給食センターや民間業者と協力して、安全安心な給食の提供に努めてまいります。  また、今後の取組としましては、作業の効率性と付加の均衡について継続して協議してまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、議案第86号について意見等はありませんか。  中村委員。 ○委員(中村孝浩) 私は、10款6項7目の給食センター費について意見を述べさせていただきます。  今回の補正予算は、現在、一部のこども園等で行っている暫定的な給食を従来の温かい給食提供の再開に向けた内容であります。その原因として、給食調理を受託している業者の破産手続を受け、5月23日から約3週間の間、こども園等々14園の給食のおかずを提供できない状況に至ったと認識しています。6月8日から民間企業の協力で、弁当箱に入れた状態でのおかずのみの提供を再開してきましたが、従来の給食の再開に向け、2,000食余の調理配送を始めとする課題を給食センターや民間業者と整理し調整を行い、それぞれの施設で調理可能な食数の範囲内で追加の食数を配分し、11月からの再開に向けて取り組んできたことを決算質疑や分科会の質疑を通じ確認いたしました。  また、早急復帰を最優先する中においては、安定的に提供できるように進めていることに加え、給食センターの適正な人員の確保や作業環境にも積極的に取り組んでいることもわかりました。  今回の反省を踏まえ、民間業者に対しては、財務諸表を分析し、経営状況の確認を行っていくなど経営状況を注視していくとともに、作業の効率性と負荷の均衡について継続し協議していくとしており、健全性を維持していくことを期待します。  今後も関係機関としっかりと連携することで、子どもたちに従来の温かい給食提供の早期復帰と安定的な供給をしていただくことをお願いし、私の意見とさせていただきます。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、承認第4号平成28年度豊田市一般会計決算歳入について質疑を許します。  ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、歳出のうち3款について質疑を許します。  近藤委員。 ○委員(近藤光良) 最初に、予算執行実績報告書152ページ、3款4項1目児童福祉総務費の4児童虐待防止費、(2)児童虐待防止対策費について2点質問させていただきます。  まず、1点目ですが、児童虐待防止教育費、キャッププログラムというようですが、実施43箇所の内訳についてお答えいただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 子ども家庭課神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) こども園25箇所、小学校12箇所、特別支援学級4箇所、教職員等の研修が2箇所です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 近藤委員。 ○委員(近藤光良) それでは、2点目でありますが、こども園、小学校での実施が中心ですが、その理由についてお答えください。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 児童虐待防止教育は、子どもが虐待やいじめなどのさまざまな暴力から自分を守るための具体的な方法を学ぶことや、自分が持つさまざまな権利について理解を深めてもらうことなどを目的に実施しております。  その趣旨から、小学校入学という大きな環境変化が控えたこども園後半の時期から、一般的に友人関係が固定されるであろう小学校高学年になる前までの時期に実施を希望される園や学校が多いためと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 近藤委員。 ○委員(近藤光良) 次に移りますが、154ページ、3款4項1目の民生費、児童福祉総務費の16放課後児童健全育成費について質問いたします。  平成27年度においては、3億749万3,981円でありましたが、平成28年度は大幅な増額になっております。その要因と今後の課題について、教えてください。 ○分科会長(板垣清志) 次世代育成課佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 平成27年度の3億円余に対して、平成28年度は5億1,000万円余と2億1,000万円余増額しております。大幅な増額の要因ですが、主に三つあります。  1点目は、委託化に伴う予算計上事業の付替えです。平成28年度から高橋・松平地区、朝日丘中学校区、浄水北小学校の17校を委託化したことに伴い、これまで人件費で計上していた支援員の給与を放課後児童健全育成費の委託費に付け替えました。結果、予算執行実績報告書の152ページの1人件費が8,000万円余減額しております。
     2点目は、児童数増加に対応するための経費の増加です。平成27年5月時点の参加登録児童数2,852人に対し、平成28年5月は3,204人であり、352人の増加となっております。このことに対応するための教室の改修のほか、運営費の増加などにより、9,000万円余の経費が増えております。  3点目は、畝部小学校のプレハブ活動室を改築したことによるものです。平成27年度は同様の工事がなかったため、プレハブ活動室の建築に用意した2,000万円余が増加となっております。  今後の課題としまして、引き続き参加登録児童増加への対応が上げられ、活動室の確保及び安定したクラブ運営の維持が必要であると考えております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 近藤委員。 ○委員(近藤光良) 次に、157ページですが、3款4項4目保育園費の4児童健全育成費であります。動物とのふれあい事業が、平成27年度まで毎年行われておりましたが、平成28年度は隔年になりました。どうしてなのか教えてください。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 平成27年度までは、2事業者に依頼して毎年実施してきましたが、平成28年度からは、1事業者が事業を縮小し、この業務を受託できなくなったことに伴い、全園で毎年実施することが困難となり、隔年で実施することとしました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私から何点か質問させていただきます。  予算執行実績報告書152ページ、歳出3款4項1目児童福祉総務費、4児童虐待防止費、(2)児童虐待防止対策費について2点質問いたします。  1点目、とよた急病・子育てコール24は、行政機関では対応しづらい休日や夜間、また、育児の不安の解消や児童虐待の防止に大変役立って好評であると聞いておりますが、課題としているコールセンターの周知方法について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 子ども家庭課神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 平成28年度の開設時には、市内の主要駅などでのPRや市民からの愛称募集などを行い周知に努めました。開設時のみの周知にとどまらず、開設時以降も母子健康手帳交付時やおめでとう訪問、乳幼児健診など、保護者と直接話ができる機会ごとにコールセンターの内容や電話番号が掲載された子育て応援ハンドブックやチラシを渡して継続的に周知しています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目になります。市の家庭児童相談室は、県の児童相談所との連携を行っておられますが、その内容と成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 県の児童相談所との連携において重視していることは、要保護児童などに関する情報と支援を行う上で、必要となる専門知識の共有です。具体的な内容としましては、市及び児童相談所が定期的に開催する実務者レベルの会議に参加し合い、児童や保護者に関する援助方針と支援状況の共有を図っています。また、支援を行う上で必要となる専門知識につきましても、互いの専門性を高めるため、研修など双方の職員を派遣し合っています。こうした連携によって、常に最新の支援方針に基づく迅速な対応ができていることが成果であると考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、予算執行実績報告書153ページ、同じく児童福祉総務費、14子どもの権利相談室費について2点質問いたします。  1点目に、権利相談室の相談の特徴について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 次世代育成課佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 特徴として、相談の内容は、いじめも含む交友関係の悩みが37件と最も多く、次に、家族関係の悩みが14件となっています。  相談者は、親からの相談が54件と最も多く、次に、子どもからの相談が39件となっています。  相談の曜日は、金曜日の相談が31件と最も多くなっています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目に、解決状況と今後の取組について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 解決状況につきましては、平成27年度以前からの継続相談12件と、平成28年度の新規相談114件を合わせた126件のうち、平成29年8月末時点で、平成28年度からの継続相談は9件となっておりますので、117件が相談終了となっています。  今後は、小中学校における権利学習授業への積極的な参加などを通じて、とよた子どもの権利相談室の周知に取り組むとともに、パルクとよたや若者サポートステーションなど関係機関との連携を進め相談機能の充実に努めます。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、予算執行実績報告書157ページ、歳出3款4項4目保育園費全般について質問いたします。  1点目、定年退職者と本人の都合により退職された保育職の推移について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 平成26年度から平成28年度までの3か年の推移を申し上げます。  平成26年度は定年退職者13人、本人の都合による退職者は19人、平成27年度は定年退職者は5人、本人の都合による退職者は17人、平成28年度は定年退職者は11人、本人の都合による退職者は27人でした。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目、近年、保育師不足と言われる中、退職者が増えている原因についてどう捉えているのか、また、その対応について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 退職の理由の中でも、本人の都合による退職の理由としましては、市外や県外への転居、結婚や出産、子育てへの専念、家庭の事情、自分の病気、転職などさまざまあります。その中で、仕事と家庭の両立が難しいとして退職した保育師は、平成28年度が8人で、平成27年度の3人と比べ5人増加しております。仕事と家庭の両立が難しいのは、保育師の仕事が多忙であることが原因の一つであると捉えております。  その対策としまして、事務削減委員会を通じて、保育師の事務負担軽減を図るとともに、新規採用する保育師や民間移管により引き上げてくる保育師を適切に配置することにより、仕事と家庭の両立が図られる体制づくりに努めてまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 同じく157ページ、同じところで、1人件費から非常勤一般職について3点伺います。  1点目、保育師の負担軽減に、事務職員の増加を行っておりますが、何名増員したのかについて伺います。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 平成27年度は、事務職員は7人で14園に配置しました。平成28年度は4人増員し、11人で22園に配置しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目に、保育師の多忙化解消の事務削減委員会の効果、事務員配置による効果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 事務削減委員会では、園事務に関するワークルールの見直しを継続して行い、保育師の事務軽減に効果を上げていると認識しております。  事務員の配置では、物品購入事務や特別任用職員の出退のシステムの入力等、特に主任の事務軽減に効果を上げています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 最後になります。課題を踏まえた今後の取組について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 現在、事務員配置の効果を調査、検証中ですが、事務員を配置する日数や時間について変更したほうがよいとの意見もあり、より有効的な園への配置や勤務体制の見直しを図ってまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  大石委員。 ○委員(大石智里) 私からは、大きくは3点お聞きします。  予算執行実績報告書153ページ、3款4項1目、10とよた子育て総合支援センター費について3点お聞きします。  1点目、ファミリーサポートセンター事業費の内訳についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) とよた子育て総合支援センター内にある事務所の土地賃借料等が400万円余、保険料や通信運搬費等の事務費が100万円余です。このほか、予算執行実績報告書152ページの1人件費の子育て相談員12人のうち、ファミリーサポートセンター専任の3人分の人件費としまして800万円余があります。このように、全体の事業費としては、合計1,300万円余となります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 2点目、ファミリーサポートは主にどのようなときに利用されているのかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 主には、こども園等の送迎が全体の27パーセント、子どもの習い事等の援助が26パーセント、放課後児童クラブの迎えが16パーセントです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 3点目、活動件数が平成27年度に比べ1,981件増と大きく伸びていますが、その理由と事業の評価、課題についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 活動件数が伸びた理由は、事業の啓発活動に力を入れたことにより、平成27年度には199人だった協力会員が、平成28年度には26人増の225人となり、受入れ態勢が強化されたことによるものです。  事業の評価ですが、ファミリーサポートセンター事業が安心して子育てができるように、依頼したい人、協力したい人が相互に助け合いながら活動できる仕組みであるということが浸透してきており、活動件数も増加していることから、仕事と育児の両立を支援する役割を果たしていると認識しております。  課題ですが、依頼会員のニーズが多様化しており、それに対応できる協力会員がいないというケースも増えてきております。多種多様なかかわりが可能な協力会員の確保により一層努めてまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書156ページ、3款4項3目、5市遺児手当給付費について2点お聞きします。  1点目、市遺児手当の給付対象者についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 子ども家庭課神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 豊田市内に住所があり、父母が婚姻を解消した児童や、父または母が死亡した児童等を看護、養育している者が支給対象者となります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 遺児手当という名称について、市民からご意見はないかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 窓口などにおいて、父母が離婚した児童なども対象にしているのに、なぜ遺児という名称を使うのかとのご質問を受けたことはございます。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書、同じページの6母子父子家庭自立支援給付費について2点お聞きします。  1点目、高等職業訓練促進給付費、自立支援教育訓練給付費、それぞれについて訓練を受けている主な職種と、平成29年度の就職状況についてお聞きします。
    ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 平成28年度において、高等職業訓練促進給付金を受けた者7名のうち、看護師資格の取得を目指している者が4名、准看護師、歯科衛生士、保育師が各1名です。この7名の受給者には、平成28年度の卒業年次の者はいませんでしたので、就職実績はありません。  次に、自立支援教育訓練給付金を受けた者4名で、介護職員の初任者研修の講座受講者が2名、医療事務、簿記検定の講座が各1名で、受講者の4名全員は就労を確認しています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 最後の質問です。平成28年度は、どちらの給付制度においても、利用者が増加をしておりますが、利用拡大にはどのように取り組んだのかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 高等職業訓練促進給付金の支給期間の延長について、広報とよたや各種パンフレットに周知を行いました。  また、毎年8月に行っている児童扶養手当現況届における面接などを通じて、制度の案内を積極的に行っています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  根本委員の認証保育所交付金についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、根本委員の発言申出を許可いたします。  根本委員は、発言席へお進みください。  根本委員。 ○委員外委員(根本美春) それでは、予算執行報告書の3款4項1目児童福祉総務費、ページ数が154ページです。18の認証保育所交付金、この点で、まず認証保育所30施設とあります。認証保育所の数は変動がこの間ありますが、平成28年度は何箇所増えて何箇所減っているのか。また、減った理由は何かお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 平成27年度と平成28年度の施設数の比較ですが、5箇所減少し、4箇所増加したため、全体としては1施設の減少となっております。  減少した理由についてですが、認可施設への移行が2施設、施設の閉鎖が2施設、認証基準を満たさなくなった施設が1施設となっております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員。 ○委員外委員(根本美春) 2点目に、この認証保育所のうちに、事業所内保育施設があると思います。事業所内保育施設は幾つなのかお聞きします。  保育の事業の規制緩和で、企業主導型保育事業所の参入が想定される中、今後、事業所内保育施設は増えるのか減るのか、見込みをお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 認証保育所のうち事業所内保育施設の数についてですが、施設数は17施設です。  今後の数の見込みですが、事業所内保育施設は、事業所の判断により設置や廃止が決められるため、市としては把握することができません。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  根本委員は傍聴席にお戻りください。 ○分科会長(板垣清志) 続いて、歳出のうち4款について質疑を許します。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私からは、大きくは2点、質問いたします。予算執行実績報告書173ページ、歳出4款1項4目母子保健費、2母子保健対策費、(1)栄養指導費について2点質問します。  1点目に、栄養食品の支給人数が平成27年度に比べ平成28年は増加しておりますが、その理由と対策内容について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 子ども家庭課神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 増加理由は、母子健康手帳交付時における面接やその後の支援を通じて、給付を希望する世帯が平年より多くあったことによるものです。  対策内容として、牛乳やミルク缶の支給をしていますが、給付している世帯は、母子の栄養状態の改善よりも、収入が少ないことなどによる生活困窮が課題となっているため、生活保護制度などの案内をあわせて行っています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目です。今後の取組内容について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 近年の支給対象者は、母子の栄養状態に課題があるというよりは、収入が少ないことなどによる生活困窮が課題となっていることなどから、事業のあり方を検討しなくてはならない時期に来ていると考えています。  また、子育て世代包括支援センター事業により、保健師など専門職が妊産婦・児の影響状態を把握し、適切な保健指導を今後も継続的に進めてまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、174ページ、歳出4款1項4目母子保健費、3母子健康づくり対策費、(1)母子保健指導費、ふれあい子育て教室について1点質問いたします。  ふれあい子育て教室は、平成27年度から試行を開始し、平成28年度には月1回で実施しておりますが、その成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 成果としましては、保護者に対して、言葉のかけ方のポイントや身近なものでの親子のふれあい遊び、スマートフォンの適正利用などの理解を促すことができました。  また、ふれあい子育て教室では、同じ月に生まれた乳幼児が集まることで、育児についての情報交換や保護者同士の交流を促すことができ、育児不安の解消や孤立防止につながっていると考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、歳出のうち10款について質疑を許します。  近藤委員。 ○委員(近藤光良) 私からは2点質問させていただきます。  予算執行実績報告書284ページ、10款1項4目教育費、私学振興費です。  平成28年度の決算額は4億3,100万円余でありますが、平成27年度に比べて1億400万円余の減額となっております。その理由について教えてください。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 就園奨励費補助金の減額が大きな理由です。予算執行実績報告書285ページの(3)就園奨励費補助金の補助対象人数は3,201人と記載しておりますが、平成27年度と比較して800人余減少しています。これは保見ケ丘幼稚園、井上幼稚園、五ケ丘大和幼稚園、美山幼稚園の4園が幼保連携型認定こども園に移行したことに伴い、就園奨励費補助金の対象から外れたことによるものです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 近藤委員。 ○委員(近藤光良) 二つ目ですが、10款8項3目青少年活動費について319ページをお願いします。5子ども・若者支援対策費です。  平成27年度から開始された事業ですが、この活動がどのようであるか教えてください。 ○分科会長(板垣清志) 次世代育成課佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 社会生活を営む上での困難を有する若者を支援するための支援機関として、平成27年4月に青少年センターの移転にあわせ、産業文化センター内に豊田市若者サポートステーションを開設しました。今を変えたい、働きたいけどどうすればいいのかわからないなどの悩みを抱えた15歳から39歳までの若者と、その家族を対象に、相談業務や家から出るための訓練機能を持つ居場所、就労を目指したジョブトレーニングを実施しております。  また、若者が抱える複雑な課題に対し、包括的に、かつ適正な支援が行えるよう、福祉、医療、教育、就労などの関係機関を構成メンバーとする豊田市若者支援地域協議会を設置し、支援ネットワークの形成と情報交換を行っています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  大石委員。 ○委員(大石智里) 大きくは1点お聞きします。予算執行実績報告書319ページ、10款8項3目、5子ども・若者支援対策費について3点お聞きします。  1点目、費用の内訳と、平成27年度に比べ440万円余の増額になっていますが、理由についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 次世代育成課佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 執行額1,628万円余のうち1,620万円余が若者サポートステーションの運営に関する委託料となっております。そのほかは若者支援地域協議会の報償費や事務連絡等の旅費となっています。  増額の理由は、若者サポートステーションの利用者の増加に対応できるようジョブトレーニングなどの実施や就労支援施設などの他機関と調整するスタッフ体制を充実し、運営の強化を図ったことによるものです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 2点目、平成28年度の支援の成果についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) まず、支援の内容について若干触れさせていただきますが、ニート、ひきこもりの若者や保護者等に対する常設の相談窓口の設置、家から出るための訓練機能を持つ居場所や就労を目指したジョブトレーニングの実施となっていますが、相談件数につきましては、延べ941件、支援を求める若者の登録は148人、居場所やジョブトレーニングの利用者は延べ1,513人となっています。  結果として、登録者148人のうち46人が就労やその他の機関への支援に移行しています。特に就労は21人で、27年度と比較して8人の増加となっています。徐々にではありますが、機能の充実が図られているものと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 最後の質問です。若者支援地域協議会の活動の成果についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 若者支援地域協議会では、平成28年度に代表者会議を1回、実務者会議を2回開催しており、特に実務者会議では、相談事例の対応策について、グループに分かれて検討するなどの研修を実施しています。これらによる成果として、関係機関相互の役割の理解やネットワーク形成が図られたことにより、実務面における協力や連携の体制強化につながっていると考えます。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私からは2点質問いたします。  予算執行実績報告書304ページ、歳出10款7項1目社会教育総務費、4家庭教育費について1点質問します。家庭教育講座並びに親育ち交流カフェの参加者が増加しておりますが、取組の内容と成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 家庭教育講座の参加者の増加につきましては、500人以上が参加した大規模校での開催が3回あったことや、コミュニケーション講座など親子で学ぶ内容も増え、親子での参加者が増えたことが主な要因となっています。  また、親育ち交流カフェの参加者の増加は、平成28年度から新たに小学校の就学児健診時に七つの小学校で実施したほか、地区の青少年部会による開催が3地区から6地区に増えたことなどによるものです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 同じく304ページ、5子どもの生き抜く力を育む事業費について1点質問いたします。この事業の主な内容と成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。
    次世代育成課長(佐野 均) 事業は、とよた子どもミライチャレンジとワークショップの二つから成っております。とよた子どもミライチャレンジは平成27年度から実施し、子ども自身が描く夢を自分自身の力で挑戦する取組です。成果として、社会人のサポーターの応援を受けながら、子どもたちが主体的に取り組むことができたと考えております。  また、平成28年度から新たに実施したワークショップは、外部講師が学校に出向くなどして、発想力や決める力、コミュニケーション力をテーマに取り組んでいます。成果として、子どもたちの自ら考え行動する力を育むことができたと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りします。  岡田委員の地域子ども会活動費補助金及び青少年健全育成関連団体活動支援補助金についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申出を許可します。  岡田委員、発言席へお進みください。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 予算執行実績報告書の319ページから320ページにかけてです。歳出10款8項3目、説明欄の7地域子ども会活動費補助金の関係です。特に単位子ども会の関係についてお聞かせいただきたいと思いますが、ご説明、全体会でもいろいろありましたが、単位子ども会、前年度に比べて11の単位子ども会が減っております。この数というのは、新設だとか、統合だとか、合併、そういうことも含めてこの数字になっていると思いますので、このマイナス11というのがどういう状況であったのか、確認をさせていただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 次世代育成課佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 11団体の減少の内訳として、1団体が補助金の申請を再開し増えております。12団体が減少しておりますが、そのうち6団体が近隣の子ども会と合併し、残りの6団体は、地域子ども会活動費補助金を受けずに活動を継続しているとのことです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、また、こういった廃止する場合に事前に単位子ども会から相談があるものなのか、またそういった相談もあったり、またなかったりしたときのことも含めて減少傾向にある歯どめの考えについてお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 合併や統合に至った子ども会から、事前に市に相談があったかどうかについては不明ですが、市には年間を通じて子ども会の運営に関する相談があります。その中では、地域の子ども会が減少してしまうことや役員のなり手がいないなど、子ども会の継続は難しいといった相談もあり、必要に応じて豊田市子ども会育成連絡協議会の学校区の幹事や理事、自治区の方と連絡をとるなどといったことも行っております。  また、減少傾向の歯どめ策ですが、子ども会に参加する子どもが増えることで、活動の維持、向上につながると考えており、平成28年度は子ども会の理解と参加を促すチラシをこども園などを通じて配付するなどしています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、続きまして、同じページになりますが、説明欄としては、ただいまと同じ地域子ども会活動費補助金及び関連がございますので、9青少年健全育成関連団体活動支援補助金、いわゆる豊田市子ども会育成連絡協議会の関係だと思いますが、こちらのことで関連してお伺いしたいと思います。  数年前に、私の記憶が間違っていなければ、もし間違っていたらご指摘いただきたいですが、稲武地区だとか旭地区に所属する単位子ども会が豊田市子ども会育成連絡協議会には入らずに独自で活動している、そういう状況を記憶しておりますが、そういった地区の子ども会の豊田市子ども会育成連絡協議会への加入状況をどのように把握されているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 地域子ども会活動費補助金の申請団体数で答弁をさせていただきます。  平成28年度に申請のありました408団体のうち、豊田市子ども会育成連絡協議会に加入しているのは399団体となっており、加入率は97.8パーセントとなっています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 再質問で確認をさせていただきますが、今、単位子ども会で補助金申請はしているけど、豊田市子ども会育成連絡協議会のほうに加入していないということで、今のご答弁ですと、豊田市子ども会育成連絡協議会に入っている入っていない、それがどこの地区かはわからないということでいいのか、確認させていただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 詳細な資料が、今、手持ちにございませんので、後ほどご答弁させていただくことでもよろしいでしょうか。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員、よろしいですか。 ○委員外委員(岡田耕一) はい。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 今、多分間違いなく各地区で入っていないところがあるんですが、そうしたときに、加入しない理由が幾つかあると思います。それを市としてどのように把握し、それに対しどのようなお考えなのか、また、豊田市子ども会育成連絡協議会に入っていただくということは、さまざまなネットワークで人間関係もできますので、子どもたちの健全育成のために幅広い活動をしていただくためには、加入されたほうがいいのかなと思われますが、そのあたりの促進策について、お考えをいただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 豊田市子ども会育成連絡協議会に加入しない理由といたしまして、主に子どもが少ない地域の方から役員を受ける人がいない、役員業務の拘束時間が長いなどとの声があるということは聞いております。  単位子ども会や豊田市子ども会育成連絡協議会は自主的に運営や活動を行っている団体ですので、市として加入しないことへの介入や対応は難しいとは考えておりますが、豊田市子ども会育成連絡協議会の活動は、単位子ども会の活性化にもつながるものと考えています。  また、加入促進策につきましては、市としては持ち合わせていませんが、引き続き、豊田市子ども会育成連絡協議会と意見交換を行っていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  根本委員の給食調理委託費についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、根本委員の発言申出を許可します。  根本委員、発言席へお進みください。  根本委員。 ○委員外委員(根本美春) それでは、10款6項7目、予算執行実績報告書302ページ、給食センター費のうちの4給食調理委託費でお聞きします。  1点目として、民間調理委託会社2社からの給食の搬送と、それぞれ園の数をお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 保育課古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 民間調理業者へ委託しているうち、株式会社トフスは27園、豊田食品株式会社は14園でした。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員。 ○委員外委員(根本美春) 2点目に、今の2社のうち、豊田食品株式会社1社が破産ということで、民間の委託会社の破産を教訓として、民間委託会社への調理業務委託への今後の考え方をお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員に申し上げます。先ほど同一趣旨の質問がありました。  根本委員。 ○委員外委員(根本美春) 先ほどは補正にかかわってというところでお聞きをしましたけれども、今後、全体の給食委託に関する質問ということでお聞きしております。 ○分科会長(板垣清志) 古井課長に確認します。ただいまの質問の答弁というのは、先ほどの答弁と異なるのでしょうか。  古井課長。 ○保育課長(古井幸久) 根本委員への答弁につきましては、先ほどお答えした答えと同じ答えを答えるつもりでおります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員、そういうことですので、割愛をしていただきたいと思います。 ○委員外委員(根本美春) はい。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  根本委員は傍聴席にお戻りください。  佐野課長。 ○次世代育成課長(佐野 均) 先ほど、岡田委員の答弁で後ほど回答させていただくということでございましたけれども、回答が間に合いませんので、文書による回答でもよろしいでしょうか。 ○分科会長(板垣清志) お諮りします。  先ほどの岡田委員の質疑に対する答弁につきまして文書による回答とすることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、文書による回答とすることを許可します。  続いて、承認第4号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、承認第10号平成28年度豊田市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計決算について質疑を許します。  近藤委員。 ○委員(近藤光良) 私からは1点だけ質問させていただきます。予算執行実績報告書372ページ、滞納者があるという説明がありました。滞納者の状況と滞納の理由及びその対応についてどのようであるか教えていただきたいと思います。 ○分科会長(板垣清志) 子ども家庭課神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 平成29年8月末時点での滞納者の状況は13人19件であり、滞納理由は、借金や失業に伴う生活困窮です。  滞納者への対応は、督促状、催告書の送付のほか、電話や家庭訪問による償還指導をしています。  また、貸付に当たっては、将来の返済が過度の負担にならないよう、各種支援制度の案内や就労に関する相談も含めて行っております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書372ページ、歳入について1点お聞きします。  昨年度より歳入額が増額になっておりますが、その理由についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 神谷課長。 ○子ども家庭課長(神谷氏年) 一般会計からの繰入金は当該年度の事務費に充当しています。平成29年2月から貸付金を管理するシステムを導入したことにより、新たにリース料が発生したことに伴う事務費の増額です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、承認第10号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、債権放棄状況の報告を行います。  報告に当たっては、債権名、放棄額等を簡潔に説明願います。  子ども部杉坂副部長。 ○副部長(杉坂盛雄) 債権放棄実績報告書の項目2教育社会分科会の欄をごらんください。  保育課所管の保育園・幼稚園給食費収入です。3件の給食費8万5,570円について記載の期日で債権を放棄いたしました。  給食費は私債権で、時効期間は2年であります。放棄した3件については、こども園在園中は園長が園児の送迎時等に保護者へ直接納付を依頼し、あわせて電話、自宅訪問による納付勧奨を行いました。卒園または退園後は、保育課から文書催告を実施しましたが、納付に至りませんでした。
     このたび、時効期間が経過し、所在不明等の理由により徴収困難であるため、債権管理条例に基づき消滅時効を適用したものです。  以上、報告とさせていただきます。 ○分科会長(板垣清志) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、以上で子ども部所管分を終わります。  暫時休憩します。  再開は午後2時5分といたします。                        休憩 午後1時59分                        再開 午後2時05分 ○分科会長(板垣清志) 休憩前に引き続き会議を開きます。  続いて、生涯活躍部所管分について審査を行います。  始めに、議案第86号平成29年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。  それでは、議案第86号について説明願います。  生涯活躍部辻副部長。 ○生涯活躍部副部長(辻 邦惠) 生涯活躍部の補正予算について説明します。  豊田市一般会計補正予算説明書の48、49ページをごらんください。  10款8項8目体育施設費、1中央公園費、(1)施設整備費として、子どもたちの安全確保のため、芝生広場にある経年劣化した大型遊具の全面修繕と、衛生的な環境の確保や安定した施設運営のため、スポーツプラザ内のプールのろ過機などの修繕や受水槽の漏水の修繕などに必要な費用1億5,100万円余を計上しました。  説明は以上です。 ○分科会長(板垣清志) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私から2点質問いたします。  一般会計補正予算説明書の48ページ、10款8項8目体育施設費、1中央公園費、(1)施設整備費から伺います。  1点目、今年度、点検を行ったことで、修繕の必要性があると判断されたと説明がありましたが、遊具の点検頻度について伺います。 ○分科会長(板垣清志) スポーツ課村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 専門業者による遊具の点検は、毎年一度5月から7月の間で実施しております。  なお、日常の管理においては、指定管理者である株式会社豊田スタジアムが毎朝遊具の状況を確認しております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 2点目になります。遊具の修繕が完了するまでの利用者の安全対策について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 今回の遊具修繕は、経年劣化を起因とする事故の未然防止対策であるため、遊具の利用については現時点ではふぐあいがあるわけではありません。仮にふぐあい等が発見された場合は、その部分に係る使用を中止するよう当該箇所への侵入防止柵を講じ安全を確保してまいります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、議案第86号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、承認第4号平成28年度豊田市一般会計決算歳入について質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、歳出のうち2款について質疑を許します。  大石委員。 ○委員(大石智里) 大きくは1点お聞きします。予算執行実績報告書の77ページ、2款2項1目、11市民活動促進補助金について2点お聞きします。  1点目、この補助金を活用して、どのような活動が行われたのかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 市民活躍支援課勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 補助金のはじめの一歩部門では、活動の基礎となる物品の購入、活動ステップアップ部門では、市民に幅広く理解と参加を促すための情報誌等資料の作成、新規事業チャレンジ部門では、活動の新規展開を図るための研修費などに活用されています。  具体的な活動としては、中山間地の活性化のための学生の交流活動や、マイタウンおいでんの情報誌の作成、知的障がい者のグループホーム開設に向けた職員の研修などが行われました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 最後の質問です。平成28年度の応募件数と審査の基準についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 応募件数は21件あり、審査の結果、15団体に補助金を交付しました。  審査は書類審査と団体がプレゼンテーションを行う公開審査の2段階があります。審査の基準としては、はじめの一歩部門では、課題意識、資金、継続性の3項目で、活動ステップアップ部門では、この3項目に組織強化の項目を加えた4項目で、新規事業チャレンジ部門においては、さらに実現性の項目を加えた5項目で審査を行いました。  公開審査では、各項目5段階評価で採点し、おおむね平均点が3点以上で合格としています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、歳出のうち3款について質疑を許します。  ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  岡田委員の高齢者活動事務交付金についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申出を許可します。  岡田委員、発言席へお進みください。  岡田委員に申し上げますが、質問内容は簡潔にお願いいたします。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) 予算執行実績報告書147ページ、3款3項1目、説明欄の19(3)高齢者活動事務交付金について2点伺います。  1点目、廃止クラブのうち、合併、統合の状況がどうであったのか確認させていただきます。 ○分科会長(板垣清志) 市民活躍支援課勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 過去5年間でクラブの合併、統合による廃止はありませんでした。多くは会員の高齢化と入会者の減少、役員のなり手不足などを理由として、休止の届出書が提出されている状況です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、廃止されたところについては、事前にクラブから廃止の相談があったのか。また、この減少傾向の歯どめ策、どのように考えているのかお聞かせください。 ○分科会長(板垣清志) 勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 市高齢者クラブ連合会の事務局へは、事前に単位クラブから相談がある場合が多く、その場合、事務局では、地区高齢者クラブ連合会役員とともに聞き取りを行い、活動継続に向けての話し合いを行います。  減少への歯どめ策については、高齢者クラブ連合会では、より魅力ある高齢者クラブを目指して改革委員会を組織し対策を検討しています。例えば単位クラブがない、または休止している地域の高齢者でも、地区高齢者クラブ連合会の活動に個人で参加できるあすなろ会員制度を導入するなど、新たな取組も行っています。また、市では、平成28年度に交付金の算定方法を50人単位で加算する基準から5人単位の加算に変更するなど、きめ細かな支援に努めています。  会員数減少は、全国的な傾向でもあり、現在は先進地視察で把握した他市の事例も参考に、協議検討を行っているところです。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。 ○分科会長(板垣清志) 続いて、歳出のうち10款について質疑を許します。  山田委員。 ○委員(山田主成) 予算執行実績報告書305ページ、10款7項1目社会教育総務費、8ものづくり科学創造推進費、(3)科学技術教育推進費について1点お聞きいたします。  科学技術教育推進費で行う取組のうち、特徴的な事業、また、その評価についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 勝野市民活躍支援課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 特徴的な事業としまして、サイエンスカーニバル及びToyotatechnoideacontest、通称ティーティックという事業があります。これらの事業は、生徒が科学やものづくりを学ぶだけでなく、研究成果を発表したり、与えられた課題への対応を競い合ったりして、優秀な取組を表彰する内容となっています。ふだん脚光を浴びる機会の少ない科学部等に所属する生徒の活躍の場になっていると学校から評価されています。また、競い合うことを通じて、興味や関心がさらに高まる事業となっていると考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、続きまして、予算執行実績報告書318ページ、10款8項2目文化活動費、10文化芸術人材育成活用推進費、(1)地域資源活用事業奨励費について2点お聞きいたします。  まず、1点目、とよたデカスプロジェクトの応募数と事業内容についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 文化振興課久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 全部で19事業の応募があり、そのうち15事業を採択し実施しました。  豊田市の地域資源、例えば自然、歴史、町並み、建物、特産品、そこに暮らす人々やその営みなどをアートで結びつけるさまざまなアートプロジェクトを実施しました。  大賞を受賞した「音ヲ観ル『観音』」は小原地区の寺院の境内において多ジャンルのミュージシャンや彫刻家など多数が参加し、「音ヲ観ル」をテーマにコラボレーションしました。  その他のプロジェクトでも、お茶やお花、空き家を活用するなど多彩な事業が市内各地で展開されました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、2点目、とよたデカスプロジェクトの今後の展開についてお聞きをいたします。 ○分科会長(板垣清志) 久野課長。
    ○文化振興課長(久野賢児) 平成30年度以降もアートプロジェクトを企画発信できる人材を増やすとともに、市民に身近な場所で気軽に文化、芸術に触れる機会を提供することを目的に継続実施していきます。  アートプロジェクトの企画者には、地域活動に積極的にかかわるように働きかけていき、主体的に豊田市の活性化やにぎわいづくりにも貢献いただけるようサポートしていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、続きまして、予算執行実績報告書323ページ、10款8項5目男女共同参画費、3男女共同参画推進費、(4)男女共同参画推進費について1点お聞きいたします。  働く人が生き生き輝く事業所表彰について、受賞事業所の優良な取組をどのように活用しているのかお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 表彰した事業所の取組は、冊子にまとめ、市内の事業所へ郵送で配付したり、事業所訪問の際に資料として活用したりしています。  さらに、平成28年度は経営者を対象としたセミナーを開催し、受賞事業所からパネリストを迎え、取組を行うための工夫やポイントなどを直接伝えてもらう機会を設けました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、予算執行実績報告書325ページ、10款8項6目社会体育費、8みる・きくスポーツ開催費について3点お聞きいたします。  まず、1点目、夢の教室の内容と、どのような体制で実施しているのかお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) スポーツ課村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 夢の教室は、小学校5年生を対象に、各種目のスポーツ選手やそのOB、OGなどが夢先生となり、自らの体験をもとに、夢を持つことや夢を実現するために努力すること、その大切さや仲間と協力することの大切さなどを、学校の授業の中で実技と講義を通して子どもたちに伝える事業です。  もともと夢の教室は日本サッカー協会が平成19年度から全国の各自治体と連携して取り組んでいる事業です。豊田市としましては、平成26年度に試行的に実施し、平成27年度から豊田市独自の実施体制を構築して実施しました。  具体的には、日本サッカー協会だけでなく、トヨタ自動車や中京大学からも夢先生となるアスリートやボランティアスタッフの派遣をしていただくなど、産・学・官による全国初の連携体制を構築しました。この体制のもと、平成28年度は、フィギュアスケートで活躍した小塚崇彦さんを始め59人を夢先生として派遣し、43校93クラスで開催しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、2点目、この事業を進めてきて、どのような評価をしているのかお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 幾つもの挫折を乗り越えて夢に向かって努力してきた夢先生の体験談を聞いた子どもたちや先生からは、失敗しても諦めずに頑張りたい、子どもたちの積極性や協調性、豊かな人間性を育むことができるよい事業だといった意見があり、子どもの心身に育成にとって効果が大きい事業であると評価しております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、3点目、今後、事業展開をどのようにしていくのかお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) これまではスポーツ分野の夢先生を派遣してきましたが、子どもたちに夢を与えるものであれば、他分野の人材を派遣するのも効果的と考え、今年度、トヨタ自動車のご協力のもと、技能五輪世界大会や溶接技術競技会に出場し、優秀な成績をおさめた技術者2名を夢先生として派遣する予定です。  スポーツ分野に加えて、こういったさまざまな分野の夢先生に登壇してもらい、豊田市の人的資源を生かした新しい夢の教室を展開してまいりたいと思います。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、同じページですが、9地域スポーツクラブ育成支援費、(4)連携事業負担金について2点お聞きいたします。  まず、1点目、平成28年度からの新規事業でありますが、事業の内容をお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 地域スポーツ推進連携事業は、市と地域スポーツクラブがトップアスリートを抱える大学や企業と連携し、アスリートの指導を希望する中学部活動やイベントにアスリートを派遣する事業です。  平成28年度の派遣実績としましては、体操で活躍している寺本明日香さんや陸上競技で活躍している市川華菜さんなど、オリンピアン、パラリンピアンを始めとしたトップアスリートをスポーツクラブが主催する子どもスポーツフェスタや走り方教室、指導者研修会などのイベントへ12回、中学部活動の指導者として11校に派遣しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、2点目、この事業の効果と課題についてお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 事業の効果としましては、トップアスリートの持つ高い技術をアスリート本人から直接指導を受けられることから、生徒や部活動指導者などがすぐれた技術や指導方法を習得できることが挙げられます。また、指導を受けた生徒の中には、どうしたらうまくなれるかなどを積極的に質問する姿が見られ、技術面だけではなく内面的な成長も促すといった効果も確認しております。  課題は、事業開始間もないことから、この事業に取り組む地域スポーツクラブがまだ少なく、また、派遣できるアスリートに限りがあるため、多くの学校や幅広い種目に対応できていないということです。今後は各地域スポーツクラブに対し、当事業に取り組むよう働きかけ、派遣する学校や種目の拡大に取り組んでいこうと考えております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、予算執行実績報告書327ページ、10款8項7目文化施設費、1市民文化会館費、(2)施設整備費について1点お聞きいたします。  市民文化会館大規模改修に向けた計画素案のポイントをお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 文化振興課久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 施設のハード面の改修については、バリアフリー対策、老朽化対策、利便性の向上、高度情報化、創造活動に必要なスペースの拡充など、施設全体を網羅した内容で取りまとめました。  また、改修に当たっては、本市の文化芸術をリードする施設として、専門性や先進性の確保、自由な創造活動を促すための環境や雰囲気づくり、さらには文化創造機能を支える文化芸術活動の人材育成等のソフト面についても検討しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) 同じページの3地域文化広場費について3点お聞きいたします。  まず、1点目、平成27年度に比較して、1億1,300万円余の減額となっておりますが、その理由をお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 市民活躍支援課勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 平成27年度は施設の延命化計画に基づく空調設備改修工事を実施しましたが、平成28年度は大きな工事がなかったため、減額となっています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、2点目、27万人余を超える利用者があるということですが、利用の内訳はどのようになっているのかお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 屋外運動広場やテニスコート、プール、体育館といったスポーツ施設の利用が約12万人、子ども体験館や音楽室、アトリエ、茶室等の利用が約13万7,000人、ラジコンコースやフェスタなどのイベント利用が約1万3,000人となっています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 山田委員。 ○委員(山田主成) それでは、最後の質問になります。指定管理者の運営の工夫があらわれているのは、どのようなところかお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 集会室や茶室等の文化系の貸し部屋について、予約システムを独自導入し、インターネットでの予約を可能としています。茶道や華道、陶芸教室を習熟度に応じてクラス分けして開催したり、着衣での水泳教室の開催、ふだんは活躍の機会が少ない控え選手主体の中学生野球大会の開催など、工夫を凝らした事業を多数実施しています。  また、クリスマスや節分、ひな祭りなど、季節ごとのイベントも開催し、好評を得ています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  日當委員。 ○委員(日當浩介) 私からは3点質問いたします。  予算執行実績報告書323ページ、歳出10款8項5目男女共同参画費、3男女共同参画推進費、(3)男女共同参画啓発費について1点質問します。  男女共同参画の啓発としまして、企業向け情報誌の発行を行っておりますが、その目的と内容、また評価について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 勝野課長。 ○市民活躍支援課長(勝野二徹) 情報誌は、市内企業及び従業員のワークライフバランスに関する理解促進を図ることを目的に、年に2回発行しています。内容は女性活躍に関する法律の解説や市内企業の優良な取組の紹介、また、育児や介護と仕事を両立している従業員の事例紹介、市が実施する支援事業の紹介などです。  評価については、情報誌の記事に関して、企業から市や、あるいは取組を紹介した企業に直接の問い合わせが行われていること、また、記事の中で紹介した講師アドバイザーが実際に企業での活用につながっていることなどから、企業及び従業員の理解促進や職場環境改善のきっかけとして効果があらわれているものと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、325ページ、歳出10款8項6目社会体育費、12スポーツコミッション推進費について1点質問いたします。  平成27年度から平成28年度にかけて、スポーツ審議会にて豊田市におけるスポーツコミッションのあり方を検討しておりますが、その内容と成果について伺います。 ○分科会長(板垣清志) スポーツ課村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) スポーツコミッションのあり方については、その調査研究を専門機関に委託し、国の動向と本市を取り巻く状況、基本方針、推進のための組織体制等について方向性や課題を整理し、報告書をまとめました。その後、その報告書をもとに、スポーツ推進審議会で議論を重ね、平成29年2月に豊田市におけるスポーツコミッションのあり方について審議会から提言を受けました。  提言では、スポーツコミッションの活動の基本方針として、国際水準の大規模施設の利活用推進、都市部と中山間地域が連携した受入れ態勢の整備、スポーツを通じた中山間地域の交流人口の拡大が示され、今年度、関係部署や機関と協議を進めております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 次に、327ページ、歳出10款8項7目文化施設費、8文化ゾーン費、(1)基本構想費について2点伺います。  1点目に、新博物館基本構想を策定しておりますが、基本構想の策定方法と、その内容について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 文化振興課久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 平成28年度は、有識者、学校関係者、市民公募など、14名からなる基本構想検討委員会を4回開催し、新博物館に関する議論を深めてきました。また、「あったらいいな、こんな博物館」というテーマで市民ワークショップを開催し、さまざまなご意見をいただきました。これらを踏まえて策定された基本構想では、基本理念をふるさと力創造発信拠点として、新博物館が担うべき機能や目指す姿など、基本的な考え方について整理しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 日當委員。 ○委員(日當浩介) 最後になります。文化ゾーン基盤整備に関する調査、検討を行ったとありますが、その内容について伺います。 ○分科会長(板垣清志) 久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 今後、文化ゾーンにおいて、拠点施設や基盤の整備手法を検討する上で必要となるゾーン内の土地利用規制、地理的状況、建物、道路、公園緑地などの現況を調査し整理しました。  また、元豊田東高校の跡地に建設を検討している新博物館や駐車場への動線及び交通アクセスについて検討しました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。  大石委員。 ○委員(大石智里) 大きく2点お聞きします。  予算執行実績報告書の317ページ、10款8項2目、7(2)クラッシック音楽、能楽鑑賞会負担金について2点お聞きします。  1点目、負担金が1,860万円余の増額になっていますが、その理由についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 文化振興課久野課長。
    ○文化振興課長(久野賢児) 都心地区にあります公共施設として、まちなかの回遊性を高めにぎわいの創出につなげるため、集客アップを目的に鑑賞事業等の内容の充実を図りました。具体的には、世界的に有名なベルリンフィルのメンバーで構成するベルリンフィルアンサンブルなど一流で質の高いコンサートを始め、多彩なジャンルのプログラム等バランス面も考慮しつつ、鑑賞事業や普及啓発事業の充実を図りました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 2点目、鑑賞事業等を充実させたとのことでしたが、それらの取組をどのように評価しているかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 平成28年度、コンサートホール、能楽堂の主体事業の集客数は、3万1,391人となっており、前年度比で1,476人増加しております。クラッシック鑑賞事業は横ばいですが、能の鑑賞事業は増加傾向にあります。特に、普及啓発事業で集客数が着実に増加しており、新たな観客の掘り起こしにつながり、市民の音楽や能への関心を高めることに寄与していると評価しております。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 予算執行実績報告書318ページ、10款8項2目、11都心公共施設活性化事業費について2点お伺いします。  1点目、都心公共施設活性化事業のKPIはどのように設定し、その達成のためにどのような事業を行ったのかお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) この事業は、子どもを含む市民を対象に、都心の公共施設を訪れるきっかけにしていただき、都心やまちの魅力を再発見いただくとともに、商店街や都心空間での回遊性を高めることを目的に実施しました。  事業の達成指標を参加人数とし、目標人数は9日間で5,000人としました。この目標を達成するために、動画を使って謎解きしながら町なかをめぐるハロウィンクイズラリーと巨大アートこけし「花子」を展示する二つのイベントを中心に8事業を行いました。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 大石委員。 ○委員(大石智里) 最後の質問です。この事業の評価についてお聞きします。 ○分科会長(板垣清志) 久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 高さ12メートルの巨大アートこけし「花子」の展示がメディア等で大きく取り上げられたこともあり、目標の5,000人を上回る8,800人余の集客がありました。回遊性の向上やにぎわいの創出につながったと捉えています。  参加者に実施したアンケート結果では、今回の取組で、各施設を初めて訪れた人がかなり多いこともわかりました。また、3号館アトリウム、1階部分の有効活用策としても成果があったと考えております。今後はラグビーワールドカップ等を盛り上げるため、今回の取組を生かして、町なかでの文化芸術イベントにつなげていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  岡田委員の郷土作家美術品収集費についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、岡田委員の発言申出を許可します。  岡田委員は、発言席へお進みください。  岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、予算執行実績報告書318ページをお願いいたします。歳出10款8項2目、説明欄8郷土作家美術品収集費です。  まず、1点目、事業概要及び執行金額が3倍になっている理由、並びに平成28年度までの美術品の収集状況についてお聞かせください。 ○分科会長(板垣清志) 文化振興課久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 浄水中学校の創立記念や中学校の周年記念、施設の開所記念を目的として、豊田市ゆかりの書家3名の方に墨書の制作を依頼し、3施設に作品を飾りました。  平成27年度は、補修や取付け費用等の執行のみであり、結果、前年度と比較して3倍の執行額となっております。  平成28年度までの美術品収集状況ですが、多くの市民が芸術作品に触れていただく機会を増やすために、豊田市にゆかりのある作家を中心に絵画や彫刻などを所蔵していますが、平成28年度末で所蔵数は874点になります。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 岡田委員。 ○委員外委員(岡田耕一) では、最後に、今、874点、今まで収集されてきたということでしたが、この郷土作家の作品の保管状況並びに活用状況、そしてこれらの事業評価についてお聞かせください。 ○分科会長(板垣清志) 久野課長。 ○文化振興課長(久野賢児) 保管状況ですが、棒の手会館収蔵庫ほか数箇所で保管し、随時点検を行い、適切な保存に努めております。  収蔵する美術品の活用状況については、市役所の各庁舎で合計120点余を展示しています。多くの作品を楽しんでいただけるよう、毎年展示会も行っています。そのほかには、交流館等での展示や、コモ・スクエアウエスト棟のオフィスエントランスホールでも所蔵作品を展示しています。最近では、東庁舎2階で空を描いた絵画を展示するなど、テーマを設けた展示も試みています。これらを通じて、所蔵する美術作品を市民の皆様方に楽しんでいただけていると評価しています。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  岡田委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  根本委員の中央公園費についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ご異議なしと認め、根本委員の発言申出を許可します。  根本委員は、発言席へお進みください。  根本委員。 ○委員外委員(根本美春) それでは、10款8項8目、予算執行実績書330ページ、体育施設費の14中央公園費でお聞きいたします。  1点目に、豊田スタジアムの管理運営費、施設整備費であります。豊田スタジアムのランニングコスト、管理委託料や修繕の費用などの支出に対して、使用料、広告料など収入を差し引きした市としての持ち出し分をお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) スポーツ課村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 平成28年度の支出総額は、管理運営費が6億8,293万円余、施設整備費が3億7,023万円余、合わせて10億5,317万円余です。  一方、施設使用料などの収入は、大型映像装置更新に係るスポーツ振興くじ助成金1億5,000万円を含み、総額2億3,999万円余で、差し引きした市の持ち出し分は8億1,318万円余です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員。 ○委員外委員(根本美春) 2点目に、スタジアムのピッチの利用状況として、ピッチの利用の年間日数、利用の人数をお聞きいたします。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 平成28年度のスタジアムのピッチの利用日数は22日、利用人数は96万人余でした。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員。 ○委員外委員(根本美春) ピッチということで、スタジアムは全部、施設全体ということだと思いますけれども、それと、その中で分けてお答えください。 ○分科会長(板垣清志) 村中課長。 ○スポーツ課長(村中正史) 平成28年度のコンコースを含むスタジアム全体の利用日数について、準備、片づけに要する日数を除く実動の日数としては107日です。そのうちのピッチの日数は22日です。  以上です。 ○分科会長(板垣清志) 根本委員、よろしいでしょうか。 ○委員外委員(根本美春) はい。 ○分科会長(板垣清志) 以上で質疑を終わります。  根本委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、繰越明許費について質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、続いて、承認第4号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(板垣清志) ないようですので、以上で、生涯活躍部所管分を終わります。  以上をもちまして、当分科会の審査案件の全てを終了いたしました。  なお、予算決算委員会における審査結果報告につきましては、分科会長にご一任いただきますようお願いいたします。  これをもちまして、予算決算委員会教育社会分科会を閉会いたします。                                  閉会 午後2時44分  平成29年9月15日                           教育社会分科会長 板垣清志...