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平成27年予算決算委員会 産業建設分科会( 9月16日)
平成27年産業建設委員会( 9月16日)
平成27年予算決算委員会 産業建設分科会( 9月16日)
平成27年産業建設委員会( 9月16日)

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  1. 豊田市議会 2015-09-16
    平成27年予算決算委員会 産業建設分科会( 9月16日)


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    平成27年予算決算委員会 産業建設分科会( 9月16日)             予算決算委員会 産業建設分科会                          平成27年9月16日(水)                        午前10時55分〜午後3時20分                        於:南71委員会室 1 審査案件   議案第101号 平成27年度豊田市一般会計補正予算   承認第  4号 平成26年度豊田市一般会計決算   承認第  6号 平成26年度豊田市食肉センター特別会計決算   承認第  7号 平成26年度豊田市都市計画事業土地区画整理特別会計決算   承認第  8号 平成26年度豊田市分譲住宅建設事業特別会計決算   承認第  9号 平成26年度豊田市卸売市場特別会計決算出席分科会委員(9名)  分科会長  山 田 主 成      副分科会長 木 本 文 也  分科会委員 岡 田 耕 一      分科会委員 都 築 繋 雄  分科会委員 日惠野 雅 俊      分科会委員 田 代   研  分科会委員 古 木 吉 昭      分科会委員 杉 本 寛 文  分科会委員 吉 野 英 国
    欠席分科会委員(0名) 〇発言申出委員(1名)  委員    大 村 義 則 〇説明のため出席した者の職・氏名  特別職    副市長         幸 村 的 美     副市長        有 田 幸 司  産業部    産業部長        原 田 裕 保     副部長        寺 澤 好 之    WELOVEとよた担当 田 中 茂 樹     農地整備課長     矢 頭 更 三    ものづくり産業振興課長 古 巣 道 明     商業観光課長     三 浦   浩    農政課長        柴 田 徹 哉     森林課長       古 澤 彰 朗    卸売市場長       柴 田 康 宏  農業委員会事務局    局長          加 藤 鎌 一  都市整備部    都市整備部長      近 藤 直 人     副部長        岩 月 正 光    都心まちづくり担当   阿久津 正 典     都市再開発課長    宇佐美   勝    区画整理担当      太 田 浩 司     建築住宅課長     中 村   誠    都市整備課長      甲 村 尚 義     交通政策課長     西   和 也    区画整理1課長     塚 本 直 樹     土橋区画整理事務所長 中 根 和 男    寺部区画整理事務所長  田 中 一 弘     区画整理2課長    今 井 好 弘    公園課長         沢 美 博     緑の推進課長     野 口 朝 司    開発審査課長      杉 本 高 志     建築相談課長     岡 田 茂 克  建設部    建設部長        礒 谷 裕 司     副部長        山 口 美智雄    専門監         福 岡 信 明     建設企画課長     岡 本 哲 志    河川課長        八 木 重 善     幹線道路推進課長   春日井 輝 政    土木管理課長      宮 田 昌 和     道路維持課長     石 原 知 幸    道路予防保全課長    田 中   統     街路課長       稲 吉 健 司    土木課長        竹 村 浩 一     地域建設課長     水 野   卓    河川課主幹       野 澤 清 司     矢作川研究所長    早 川   匡 〇職務のため出席した事務局職員の職・氏名  議会事務局    局長          杉 山 基 明     副局長        太 田 練 治    副主幹         成 瀬 剛 史     担当長        藤 野 晃 浩    主査          塩 谷 久美子     主査         近 藤 乃 介                          開会 午前10時55分 ○分科会長(山田主成) ただいまから予算決算委員会産業建設分科会を開会します。  9月15日の予算決算委員会で当分科会の所管とされました審査案件は、議案第101号の1議案及び承認第4号始め5件です。慎重審査よろしくお願いします。  分科会における発言は、挙手をし、分科会長と発声した上で起立してお願いします。  これより審査に入りますが、審査案件の説明につきましては、補正予算のみとし、決算案件については、決算説明会において説明を受けていますので、分科会での説明は省略し、質疑・意見について所管別、審査案件ごとに行います。  質疑に当たっては、資料名及びページ数を示した上で、簡潔に願います。  また、質疑・答弁をわかりやすくするため、質問者は関連性のある質疑を除き、一問一答方式でお願いします。  なお、全体会での議案質疑と同一主旨の発言を重複して行うことは、ご遠慮いただきますようお願いします。  それでは、農業委員会事務局を含めた産業部所管分について審査を行います。  始めに、議案第101号平成27年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。  それでは、議案第101号について説明願います。  寺澤産業部副部長。 ○副部長(寺澤好之) 産業部所管の一般会計補正予算について説明いたします。  一般会計補正予算説明書の22ページ、23ページをごらんください。歳出6款2項3目の施設整備費です。  23ページ、1水路整備費及び2農業用施設安全対策費は、土地改良区が実施する老朽化した用排水路やフェンスの整備に対して支援するものです。これは豊田土地改良区を始め、県内の土地改良区が愛知県に予算要望し、県補助金が増額されたことによるものです。  続きまして、26ページ、27ページをごらんください。  歳出7款1項2目の商業振興費です。27ページ、1中心市街地活性化対策費(1)まちなか賑わい・回遊性向上費ですが、平成29年度のシネマコンプレックスの完成を見据え、映画文化の創出による中心市街地のにぎわいづくりを目的に、事業を実施する実行委員会へ負担金を支出するものです。国の地方創生先行型交付金の対象事業として申請しています。  次の6目の観光費、1観光事務費は9月18日から10月31日まで開催されるラグビーワールドカップイングランド大会の開催都市を視察するための旅費2名分です。  説明は以上です。 ○分科会長(山田主成) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  質疑はありませんか。  古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 私から2点質問させていただきます。  一般会計補正予算説明書の27ページになります。7款1項6目の1観光事務費のところですが、全体会質疑ではそれぞれの旅費の差についてはご説明があったのですが、私からは今回、この予算での視察の概要について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦商業観光課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 視察の概要は、2019年のラグビーワールドカップ開催の準備、運営の参考とするため、開催中の訪問者の受入れ体制や情報発信の状況などの確認です。例えば、ロンドン市内の外国人に対するおもてなしや、観光誘客の取組、国際化の取組、開催都市のプロモーションの状況などです。  以上です。 ○分科会委員(古木吉昭) 最後ですけども、視察による目指す効果等について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 4年後のラグビーワールドカップに向け、今回の視察を生かし、来訪者の円滑な受入れと、豊田市内での観光の消費拡大の取組につなげていきたいと考えています。また、ラグビーワールドカップを契機とした開催都市のプロモーション手法を調査することで、効果的な豊田市の魅力発信につなげてまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 同じく27ページをお願いします。7款1項2目、1中心市街地活性化対策費の(1)まちなか賑わい・回遊性向上費です。こちら全体会質疑でもありましたが、私から1点、今回、映画を生かしたまちづくりを進めていくということでございますが、豊田市内で既存の映画館がございます。これらの民業圧迫につながらないか、他社への配慮はどのように考えておられるのか確認しておきます。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 現在、市内には映画館が1館あります。今回タイアップする映画を市内映画館で上映するかどうかはまだ決定しておりませんが、今回の主な事業は映画に関連した展示やアトラクションを中心市街地一帯で行うものであり、映画の盛り上げに寄与することはあっても、入場者を奪う効果はなく、民業圧迫や同業者へのマイナスの影響はないと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、議案第101号について意見等ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第4号平成26年度豊田市一般会計決算、歳入について質疑を許します。質疑はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出について、お諮りします。  大村委員の電源立地地域対策交付金についてを主旨とする発言申し出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) 異議なしと認め、大村委員の発言申し出を許可します。  大村委員、発言席にお進みください。  大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 資料は、一般会計決算説明書48ページ、歳入15款2項1目、県補助金のところになります。そこにも記載がありませんが、毎回確認してますので、その目のところで歳入があるということでお聞きします。  いわゆる電源立地地域対策交付金であります。1点目、いわゆる原発の使用済み核燃料の地層処分の研究所である瑞浪の超深地層研究所にかかわる交付金がこの歳入の中にありますが、これは幾らの決算であるのか。同時に、これは小原村当時から歳入されていると思いますが、小原村当時からの分を含めた平成26年度決算までの総額が幾らになったのかお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 古巣ものづくり産業振興課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 平成26年度に交付された電源立地地域対策交付金のうち、瑞浪の超深地層研究所にかかる原子力発電施設等周辺地域交付金は2,472万円余です。旧小原村当時から、交付を受けた総額は3億5,900万円余です。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 2点目としてお聞きします。このような交付金を受けている関係で心配がされるので毎回聞いていますが、原発の使用済み核燃料の最終処分場の立地に関して政府からの要請があるのかどうか、お聞きします。
    ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 本市を最終処分施設の立地場所とするような政府からの要請は一切ありません。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 以上で質疑を終わります。  大村委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、歳出のうち5款について質疑を許します。  質疑ありませんか。  木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 予算執行実績報告書の207ページ、5款1項1目の労働費、4市民山の家費について2点お伺いいたします。  平成25年度と比較すると宿泊者数が減少しておるようですが、これをどのように分析してみえますか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古巣ものづくり産業振興課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 平成26年度の利用者数は1万5,245人であり、平成25年度と比較して約1,000人の減少となりました。これは御嶽山の噴火、長野県神代断層地震、冬場の記録的な積雪等により、利用を控えられたことが影響したものと分析しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 2点目ですが、利用者拡大策をどのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 利用者のサービス向上に向けた取組としてインターネット予約の開始やクレジットカード決済の導入、夕食コースの増加など、平成27年4月の導入に向け、平成26年度は調整を行い、現在実施されています。また、PRについても多くの市民が集まるイベントでのPRの回数を増やしたり、四半期ごとにパンフレットを作成し、交流館等で配布したりするなど、新たな取組も始めています。これらの取組の効果について今年度の実績をもとに確認、検討する予定ですが、利用者アンケートでは、夕食のコースの増加など、概ね好評であり、利用者のサービス向上に向けた取組の効果が出てくるものと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 私も同じく、市民山の家費でございます。2点お伺いしたいと思います。  まず、執行金額1億3,700万円余出ていますが、管理費、施設整備費、分けてそれぞれお示しいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 決算額1億3,721万円余の内訳になりますが、管理費が1億3,446万円余。施設整備費が275万円余です。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では2点目でございますが、施設整備費275万円余ということでございました。これは毎年、注視してきましたが、この市民山の家費の施設整備費は、結構、波があると思います。これは計画的に整備されているのか、そういう整備計画があるのか確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 整備計画の有無については、施設及び整備に係る修繕の整備計画を設けて実施しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、次に同じく5款1項1目、5就労支援費、(1)若年者就業支援費でございます。こちら参加者としましては平成25年度306人であったものが、平成26年度265人ということで若干減っていますが、その参加者減の要因をどのように把握されているのか、お聞かせください。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) この事業は、平成25年度から共働事業提案制度によって実施しています。平成26年度の事業内容について、平成25年度の開催実績及び委託事業者へのヒアリング等の結果から、講座内容の質の向上と開催回数について精査し、開催回数については削減したため、トータルでの参加者数は減りました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、2点目といたしまして、セミナー参加やカウンセリングを受けるというのが主目的でなく、就労に結び付かなければ意味がないと思いますが、就労に結び付いた実績並びにその評価をお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 平成26年度のセミナー及びキャリアカウンセリングの参加者について、今後、追跡調査を実施していく予定です。ただし、平成25年度の参加者に対して行った調査では、参加した当時は無職だった人の約半数が、その後、就職してるという結果であったことから、事業が就労に結び付いていると評価しており、セミナーやカウンセリングの内容、質を今後も高めていきたいと思っております。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出について、お諮りします。  大村委員の就労支援事業についてを主旨とする発言申し出を許可することにご異議はございませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ご異議なしと認め、大村委員の発言申し出を許可します。  大村委員、発言席にお進みください。  大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 予算執行実績報告書の208ページ、歳出5款1項1目労働費、5就業支援費、(3)就労支援室費の実績のところで質問いたします。  説明では276人を就職に結びつけることができたという成果が記載されております。その内訳として、正規雇用で就職できた者、非正規雇用で就職できた者、その状況を説明いただきたいと思います。 ○分科会委員(岡田耕一) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 就労支援室を含む豊田所管内における正規雇用と非正規雇用の区分による就労者の雇用状況については公表されていないため、把握しておりません。ただし、愛知県全体についての平成26年度の就職割合、正社員が47.3パーセント、非正社員が52.7パーセントという数値を参考にしています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 以上で質疑を終わります。  大村委員は傍聴席にお戻りください。  続いて6款について質疑を許します。  木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 順次質問させていただきます。  まず、予算執行実績報告書の210ページ、6款1項1目の農業委員会費、3耕作放棄地対策、(1)荒廃農地再生利用者の活動支援ですが、この支援内容とこれまでの実績について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 加藤農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(加藤鎌一) この事業は国の交付金を活用しまして、平成22年度から豊田市耕作放棄地対策協議会を県、市、農業協同組合、農業委員会などで組織しまして、荒廃農地の再生産に対しまして、その費用の一部を支援しています。国の交付額は10アール当たり5万円です。ただし、重機械を使用する場合につきましては、その費用の2分の1となります。市は、協議会を通しまして、中山間地につきましては10アール当たり3万円、その他の地域につきましては2万円の上乗せ交付を行っています。平成22年度からの実績につきましては、63箇所、19.5ヘクタールの荒廃農地の再生が図られています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 続きまして、同じく210ページの6款1項2目、農業総務費、3農政総合推進費、(2)地域営農活動推進費で1点お伺いいたします。  地域営農協議会の活動内容と今後の課題についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田農政課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 中山間地域の八つの地域営農協議会では、農家代表や自治区、土地改良区の役員、農業委員等のメンバーが構成員となり、地域の農業が将来どうなるか、それに対して今しておくことは何か、こういったことを中心に話合いを進めています。  平成24年度、平成25年度は、集落営農の組織化に取り組む協議会が多かったのですが、次第に地域ごとの特色が出まして、平成26年度は集落営農のほか、六次産業化、直売所の開設、農業機械の共同利用、地域ブランド米や、飼料作物に関すること等、独自のテーマを持って取り組まれています。  一方、地域営農協議会の課題として、地域によっては取組の方向性が決まらない、メンバーの積極的な参画が得られない等の現状があり、市では地域ごとの担当職員を話合いの場に出席させ、会議運営のお手伝いや、先進事例の情報提供等を行っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 同じく213ページ、農業総務費、12経営体育成支援費、(3)被災農業者向け補助金という項目で、2点お伺いいたします。補助率が2種類あるわけですが、この内容についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 2種類の補助率ですが、10分の10が被災施設の撤去、10分の6が被災施設の再建が対象です。両方とも国の負担が10分の5ですが、撤去費につきましては地方自治体が残りの10分の5を負担するよう国から通達されました。これを受けまして、愛知県下では県と市町村が10分の2.5ずつを上乗せして、合わせて10割補助として撤去の支援を行ったものです。  一方、施設の再建につきましては、国から特段の指示がなく、愛知県は上乗せをしませんでしたが、豊田市は独自に10分の1を上乗せし、6割補助としたものです。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 2点目、予算執行実績報告書にも書いてありますが、同様に今後、大雪の被災が生じた場合の対応方針についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 被災施設の撤去、再建に係る国の制度は、従来から補助率10分の3で、常設されておりましたが、平成26年度の大雪に際し、国が臨時的、特例的に補助率を10分の5に引き上げ、同時に撤去に対する地方自治体の負担を求めてきたものです。どのような場合に、このような臨時的な措置を講じるのか、国は明確な基準を示していませんが、将来、本市の農家に今回のような被災が生じた場合は、国や県の動向を見きわめ、あるいは支援の働きかけを行いつつ、迅速かつ適正に市としての支援方法を決定、実行していきたいと思っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 続きまして、予算執行実績報告書の215ページ、6款1項3目、農業振興費から2点お伺いしたいと思います。  6地場産業振興費、(2)学校給食地産地食推進費で1点、出荷用のコンテナ支援の内容と効果についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 給食用の野菜等を収穫、出荷する際に使用する学校給食専用コンテナを市費で購入し、生産者の団体へ貸与しています。これによって生産者においては、段ボール箱等の資材を購入する経費が削減できるほか、作物によっては梱包や運搬の手間も軽減され、より積極的に給食向け農作物を出荷できるようになると考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 同じく、(4)豊田地域農業活性化対策負担金から1点お伺いいたします。  輸出可能調査の内容とその結果についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 平成26年度はイギリスとタイで輸出可能性調査を実施しました。イギリスでは二度の食品イベントに農産物の加工品やリキュール等を出品しましたが、課題として、輸送日数がかかる、取扱商社が限られる、消費者は価格に厳しいなどが明らかになり、輸送費や中間マージン等で現地価格が出荷時の3倍程度まで膨らんでしまうのが最大の課題と分析しています。  タイのバンコクでは、県主催の愛知県フェアに参加し、JAの桃や梨、3事業者が農産物加工品の販売PRを行う傍ら、市職員がバンコク近郊のスーパーマーケットを巡り日本の食品の販売状況を調査しました。タイに関しましては、高くてもよいものは富裕層に売れる、取扱商社が豊富等の利点が見いだせましたが、大量に売れているのは大手メーカーの安価な大量生産品が多く、農家を主体とした果物や、六次産業化商品は、やはり国内価格の二倍、三倍になってしまう。競争力を保つのが非常に難しいと判断しています。  これらの活動や先進事例の研究を通じ、輸出成功の鍵は商品の独自性や希少性とともに、事業者自身が長期にわたり根気よく販路を開拓することが不可欠だと思われます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 予算執行実績報告書の224ページ、6款2項3目、施設整備費、9用水保全費で1点お伺いいたします。  決算額が平成25年度の5倍のようですが、その理由について確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 矢頭農地整備課長。
    ○農地整備課長(矢頭更三) その理由ですが、平成24年度末の大型補正時に創設されました県営農業水利施設保全対策事業に関係土地改良区が新規要望したことにより、224ページ、一番下にあります(3)から次ページ(6)にあります、勘八地区、枝下用水地区、広美地区、西中山地区を愛知県が平成26年度に着手したことから、市負担4,100万円余が必要となりましたので5倍になったものです。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 続きまして、予算執行実績報告書の226ページ、同じく12多面的機能支払費から2点お伺いいたします。  共同活動の活動組織への交付単価と、総支払額についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 矢頭課長。 ○農地整備課長(矢頭更三) 共同活動の交付単価は、草刈りなどの農地維持は10アール当たり、田が3,000円、畑が2,000円で、景観植物の植栽などの資源向上は10アール当たり、田が2,400円、畑が1,440円です。ただし、5年以上の継続地区は資源向上の交付単価が75%になるなど、活動年数や内容により一律ではありません。活動組織への総支払額は1億2,685万6,400円です。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 2点目ですが、長寿命化の取組内容と交付単価及び総支払額についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 矢頭課長。 ○農地整備課長(矢頭更三) 取組内容としては、老朽化が進む農地周りの用排水路の補修、更新や、未舗装農道の舗装整備などを活動組織や業者委託により実施するものです。交付単価は10アール当たり、田が4,400円、畑が2,000円です。総支払額は6,981万2,000円です。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 続きまして、予算執行実績報告書228ページをお願いしたいと思います。6款3項1目の林業費、7森づくり推進費からお伺いしたいと思います。  1点目、森づくり団地拡大の実績と、その評価についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤森林課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 平成26年度までの団地化認定面積の累計は6,759ヘクタールであります。平成34年度末までの団地化目標1万5,750ヘクタールに対し43パーセントと順調に拡大してまいりました。豊田市は小規模な森林所有者が多く、団地化を進めることは施業の集約化によるコストを軽減し、森林整備を効率的に実施するために必要かつ有効な手法でございます。今後も拡大を推進すべき事業と評価しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 同じく、2点目でありますが、森林GISリプレイス業務委託の内容と、それに期待されるものについてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 本事業はウィンドウズXPのサポートの終了及び機器の保守期間満了に伴い、システムのOS、GISエンジン及びハードウェアを新しく更新したというものでございます。期待する効果についてですが、森林GISは森づくり団地の情報や施業履歴の情報管理等を行っています。平成27年度から実施をします航空写真の解析から得られる情報を森林GISへ取り込み、森林基本情報の精度を向上させることで、過密林分の特定やゾーニングなどが可能となってまいります。森づくりの施策をさらに効率的に進めていくことに大きく貢献できるものと期待しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 私から6款について最後の質問になります。  予算執行実績報告書229ページであります。同じく18林道開設費から1点お伺いいたします。  林道路線の平成26年度の整備状況と今後の展開について、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 平成26年度の林道の開設につきましては、入道線始め5路線、1,266メートルの整備を進めました。  豊田市森林整備計画で予定する全体計画62万2,410メートルのうち、整備延長は43万1,024メートルとなり、69パーセントの進捗となっています。  林道は豊田市森林整備計画に基づき、森づくり会議による地域の要望や団地化計画の間伐推進に必要な路線について、順次整備を進めています。  今後は、製材工場の稼働等により原木調達のための森林施業のあり方が変わってくることも予想され、適時見直しを推し進めながら、国庫補助金や林道開設分担金など、財源の確保を調整しながら進めていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 私からも何点か質問させていただきます。  まず、予算執行実績報告書の210ページ、6款1項2目、3農政総合推進費の(3)新規就農・経営継承総合支援費補助金について、まず1点目、就農後の定着率について確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) この制度が開始された平成24年度から平成26年度までに、個人23件、夫婦型9件の計32件でこの給付金が活用されていますが、このうち農業を離れて給付中止となったのが1件ですので、現在のところ、まだ短期間でありますが、定着率は32件中31件、97パーセントとなります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 2点目として、専業農家の人数についても確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) この制度は新規就農後の収入が少ない時期をサポートするもので、所得制限もありますから、一定以上の所得を伴う仕事持つ人は対象になりません。  したがいまして、副業としてのアルバイトをしてみえる方はいますが、基本的に31件全員の方が専業農家を目指していると捉えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) この項の最後で、評価と課題について確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 受給者からは、この給付金があったから新規就農に踏み切れたという声を聞いておりまして、就農直後の経済的な不安を大幅に軽減できる有効な制度と考えています。  課題ですが、就農から最長5年間が支給期間ですので、その間に経済的に自立できる所得に到達できるか、これがポイントだと思います。  そのため、市では新規就農者の青年等就農計画が着実に達成できるよう、県農業改良普及課やJA等と連携し、受給者へのサポートに当たっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) では、次の質問で、予算執行実績報告書の215ページになります。6款1項3目、6地場産業振興費の(3)農産物直売所推進費の400万円余ですが、過去3年間の開催実績と地産地食への評価について確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) こちらのファーマーズマーケットの開催実績ですが、事業者の自主開催を含めて、平成24年度58回、平成25年度49回、平成26年度50回です。各年度の売上がおおむね1,000万円前後あり、年間延べ2万人以上が来場されていますので、地産地食のPR施策として、一定の効果があると考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 2点目、ファーマーズマーケットについて、これは重点取組にも書いてありましたが、検証結果と今後の方向性について確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 規模農家が野菜を出荷できる場所、市民が地元農産物を購入できる機会として、ファーマーズマーケットを実施していますが、現在はJAの産直プラザやグリーンセンター、あるいは地域の規模直売所など約40箇所で地元の農産物が購入できることから、これらの直売施設とファーマーズマーケットの役割を整理することが必要と考えています。  これまでの開催実績や農家の声も参考にしながら、今後はさらに地産地食を効果的にPRする場としての役割を重視し、市民が多く集まる会場、開催日に機動的に行うよう見直すことで、多くの市民に豊田市の農産物や加工品を知ってもらいたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 続きまして、予算執行実績報告書222ページ、6款2項3目、3ため池整備費、(3)県営防災ため池整備費になります。  こちらで、現在、実施しているため池整備、それぞれの完成までのスケジュールについて確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 矢頭課長。 ○農地整備課長(矢頭更三) ため池の堤防の耐震化に向けた今後のスケジュールについて事業者である愛知県に確認したところ、平成26年度に実施設計を行った新規地区の鞍ケ池は今年度水面側のり面の液状化対策、平成28年度に反対側のり面の盛土を行い完了する予定で、平成29年度までの予定工期を1年短縮できる見込みです。  寺部池は、今年度水面の反対側のり面の盛土を、平成28年度に水面側のり面の液状化対策を行い、完了する予定です。  割目池は今年度水面側のり面の盛土を、平成28年度に仮設道路の撤去などで完了する予定です。  平成26年度から工事を実施している万精池は、堤防直下に家があるため、堤防を水面側に8メートル移動させる工事を行っています。今年度は昨年度に引き続き、新しい堤防の造成、平成28年度は堤防を完成させ、不必要になった旧堤防部分を撤去することで完了する予定で、平成29年度までの予定工期を1年短縮できる見込みです。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 予算執行実績報告書の232ページになります。6款3項1目、32豊田森林組合本所整備費補助金についてであります。  まず、この補助金の支出で期待される効果を確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 豊田森林組合は森林の公益機能の維持増進はもとより、今後、市が誘致をする製材工場の素材生産も含めて、森林施策の実働拠点であり、中核的役割を担うべき団体でございます。  今回の組合本所整備は、直接的には組合が入居していた足助農林センターの取壊しに伴う移転でございますが、組合の運営強化の一環として、森林整備や木材利用の普及啓発に関する機能の強化を期待しているところでございます。  具体的には、森づくり会議や団地化、市民の意識啓発の一層の推進、素材生産の強化、それに携わる人材育成・確保の推進等でございます。加えて、地域材を使用したこの本所はそのPRにも大きく貢献するものと考えています。  また現在、愛知県、愛知県森林組合連合会、豊田森林組合と市、この4者で新たな原木流通拠点の検討会を設けています。この点でも、組合に対して一層期待しているところでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 最後になります。  2点目に、先ほどのご答弁で、検討会を設けているとのことでしたが、今後の課題について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 製材工場の誘致を機に、今後大きく環境が変わってまいります。製材事業者が決まり、原木調達の方法等が整理されてきた時点で、順次課題も明らかとなってまいります。  現時点で申し上げますと、組合の運営しています木材センターの今後のあり方、愛知県森林組合連合会との役割分担、素材生産量の増加の手法、そのための人材の育成、確保の取組方、将来に向けた再造林のあり方などが考えられます。  こうした点につきまして、組合が何を担っていくべきかについても、議論を進めてまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からは3点について質問させていただきます。  まず始めに、予算執行実績報告書217ページ、6款1項3目、農業振興費、14鳥獣対策費について、2点お伺いいたします。  イノシシ被害が年々ふえていると思われますが、市内のイノシシによる被害について、年度ごとの被害額はどのようか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 農家を対象とした鳥獣害アンケートの結果によりますと、イノシシによる被害額は平成21年度が5,100万円余、平成22年度9,400万円余、平成23年度5,000万円余、平成24年度も5,000万円余、平成25年度5,100万円余、平成26年度は5,800万円余ということで、著しく被害が多かった平成22年度を除いては、5,000万円台で推移しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。
    ○分科会委員(田代 研) このような状況に対し、市では今後どのような施策を講じていくのか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 市での対策ですが、イノシシによる農作物被害に対しまして、防御と捕獲の両面で対策を講じています。  防御面では金網柵や電気柵を設置するときの経費に支援しており、集落ぐるみで柵を設置する場合は資材費の10分の9を公費負担、個人や団体で設置する場合は2分の1を上限3万円、団体の場合は上限10万円で補助しています。  捕獲の面では、猟友会へ有害鳥獣駆除業務を委託しており、平成26年度はイノシシ3,281頭を駆除しました。  また、集落等が設置する捕獲おりには、購入費のやはり9割を公費負担するとともに、おりの管理を行っている集落に対し、捕獲したイノシシの大きさに応じた奨励金を給付しています。  これからも、こういった両面で対策を充実させて進めていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後の質問になります。  予算執行実績報告書228ページ、6款3項1目、林業費、7森づくり推進費、(2)豊田市森づくり基本計画に基づき、人工林の間伐を推進する地域組織として、地域森づくり会議の設立を進めるとともに、実際に間伐を行う、森づくり団地の取りまとめを推進しました、とありますけども、この地域森づくり会議はどのような組織か、また、議論されている内容はどのようか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 森づくり会議は、豊田市森づくり条例で規定されています森林整備の推進組織であります。集落等の単位において、地域の森林の整備や管理のために設置された地域組織でございます。  会議では、スギ、ヒノキといった人工林の間伐等が効率的に実施できるよう、構成員自らが協議し、事業地の集約化を進めています。  協議内容といたしましては、作業道、搬出路等の森林内の路網の整備手法や地形的に見た林業の適否など、森林の区分に応じて今後の方向性、森林の状況による管理の方法など、協議検討しています。  なお、現場では所有する森林の状況や土地境界の確認なども行っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私からは、大きく2点ご質問いたします。  予算執行実績報告書230ページ、6款3項1目林業費、21作業道開設費でございます。  こちらの開設する道路とは、どのような道路で、その規格と開設後の維持管理、また、開設計画の方向性についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 平成26年度に開設いたしました境ノ窪線は、中核作業道として林業専用道の規格で設置された作業道で、幹線となる林道を補完し、森林作業道と組み合わせて間伐作業を始めとする森林施業のための農道でございます。  その規格は10トントラック等に応じたものとなっていますが、舗装、側溝等の構造物のない簡易な構造となっています。  開設後の維持管理につきましては、林道相当となりますので、市が行うこととなります。  また、開設計画の方向性といたしましては、山の所有者、地域の要望等を確認し、進めてまいりますが、製材工場誘致による素材生産の動向を見つつ、国庫補助金等財源を確保しながら進めていくことになります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 予算執行実績報告書231ページ、同じ項の27林業労働力対策費で、森づくり団地化推進委員の育成状況とその後の林業への従事状況についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 森づくり団地化推進委員の雇用状況は年間でおおむね7人から9人程度でございます。  過去からの累計は41人となっています。このうち9人は森林組合職員として雇用されており、組合業務も含めて林業に携わっています。  また、市の補助事業とは別に、国の緑の雇用という事業がございます。この事業でも今年度は新たに2人の研修生を受け入れ、既に実務に従事しているものと合わせますと、7人が在籍しています。  こうした国の制度も含めて、育成に取り組んでまいりたいと思っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、予算執行実績報告書212ページをお願いいたします。  6款1項2目、7体験農園費、(1)体験農園費と(2)市民農園開設等支援費補助金でございます。こちらで3点伺います。  市民農園の利用者ニーズをどのように把握しているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 市民農園のニーズにつきまして、特に調査等は行っておりませんが、各市民農園の利用状況から、地域や立地条件によって利用ニーズの差が明確にあらわれています。  具体的には、人がたくさん住んでいる地域の周辺ではニーズが高く、利用率は常にほぼ100パーセントで、利用者募集時には区画数を超える利用希望が寄せられます。  一方、人家が余りない場所や中山間地域では、空き区画が目立ち、利用ニーズが低くなっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 平成26年度の市民農園開設計画、特に今、町なかは非常にニーズが高いと言われましたが、そういったものも含めて、開設計画があるのか、確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 平成26年度において、市では市民農園の開設計画は持っておりませんでした。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、引き続きまして、同じく218ページをお願いいたします。  6款1項3目、15都市と農山村交流事業費でございます。こちらにつきましては、平成25年度に新規で簡易宿泊許可取得支援費補助金というものがございましたが、平成26年度としては掲載がございません。平成25年度のように執行金額をそれぞれ分けてお示しいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) この都市と農山村交流事業費の中に、この簡易宿泊許可取得支援費補助金という事業がありますが、平成26年度において執行がなかったために、この事業は分けて書いてありません。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、こちら平成25年度はありましたが、平成26年度はなかったということで、それに対する評価、今後どのように取り組んでいくのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) この支援制度については、平成26年度におきましても、地域の団体が行う研修会での広報や、おいでん・さんそんセンターを通して地域へ情報提供してきました。  しかしながら、現段階では居宅の改造など多額の費用を投じて許可をとろうとする農家の方はごく少ないのが実情です。  農山村において、多種多様な生業の形がある中で、簡易宿所を開設して運営するメリットや、それに伴う新たな可能性について、既に開設した方の意見も聞きながら、Iターン移住の促進や観光の振興といった視点も含めて、関係部局で検討を継続していきます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、6款最後で同じく229ページをお願いいたします。  6款3項1目、10森林整備市民活動費の(1)、(2)ですが、こちらにつきまして、過去に立ち上げた団体のその後の活動状況をどのように把握されているのか、お聞かせください。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 過去5年間、平成22年度から平成26年度の間で申し上げます。  本事業の交付対象として新たに4団体が立ち上がっています。これらの団体は現在でも活動を継続していただいているところです。  一方で、既存の団体の中には、この5年間で活動を休止した団体も1団体ございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 2点目でございますが、それら具体的な活動内容について把握している範囲でお答えいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 活動の内容につきましては、大きくは2点でございます。間伐を中心とした森林整備、それと、間伐体験の講師あるいは企業ボランティアの支援、森の健康診断のリーダーを務めるなど、こういった啓発活動に取り組んでいただいているところです。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) ただいま伺うと非常に有益な、有意義な活動をしていただいているわけでございますが、ここの(2)の中で、傷害保険料に対して補助をしましたということでございますが、こういった団体の皆様に対する保険料補助以外の支援はあるのかどうか、最後にお聞かせください。 ○分科会長(山田主成) 古澤課長。 ○森林課長(古澤彰朗) 保険料補助以外の支援といたしましては、こうした団体が計画的に森林整備活動を実施できるように、そうした場を提供しています。こうした側面支援を行っているところでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  大村委員の青年就農者についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ご異議なしと認め、大村委員の発言申出を許可いたします。  大村委員は発言席へお進みください。  大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 予算執行実績説明書211ページ、6款1項2目、農業総務費、3農政総合推進費、(3)新規就農・経営継承総合支援費補助金でお聞きします。先ほども少し質疑がありましたが、成果のところには31件、この補助金を出したということが示されています。先ほどのご説明にもありましたように5年の支援期間であります。この31件の内訳として、支援期限がどういうふうに迎えられているか、期限ごとに数をお示しください。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) 給付期間は就農が早い人から順に給付が終了していきます。  平成26年度における給付金受給者31件を、給付が終了する年度別に示しますと、平成26年度中の給付終了が2件、平成27年度中が2件、平成28年度中が5件、平成29年度中が4件、平成30年度中が10件、平成31年度中が8件となっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 先ほども説明があったように思いますが、期限が切れるということがこのように数で示されています。継続して農業を続ける意思がある若い就農者に対して、この支援が切れた後に支援をどのように考えているのか、お聞きします。 ○分科会長(山田主成) 柴田課長。 ○農政課長(柴田徹哉) この給付金の給付が終了した方への専用の支援制度というのはありませんが、農業機械の購入や施設整備等に対する補助制度や、無利子あるいは低利での融資など、新規就農者が活用できる各種支援策がありますので、個々の状況に応じて有効に活用できるよう、情報提供や助言を行います。  また、各受給者が自立に向けて策定した青年等就農計画が着実に達成できるよう、サポートに当たっていきます。
     以上です。 ○分科会長(山田主成) 以上で、質疑を終わります。  大村委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、7款及び11款について質疑を許します。  木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 予算執行実績報告書の235ページをお願いいたします。  7款1項2目の商業振興費、7商業活性化対策費、(1)商業活性化対策費から、1点お伺いいたします。  商店街マネージャーとありますが、その内容と訪問件数についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 商店街マネージャーは愛知県商店街振興組合連合会から豊田地区に1名配置されています。  各商店街への巡回訪問と商店街の実態について情報収集を定期的に行っています。そのほかには、各商店街が抱える課題について相談を受け、解決策の提案や、適切な指導なども行うとともに、市の補助制度の活用促進について情報提供を行っています。  平成26年度の訪問件数につきましては、延べ107回でした。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 続きまして、236ページをお願いいたします。  8中心市街地活性化対策費でありますが、同事業の評価と、平成27年度に反映した点についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 本予算では中心市街地の情報提供の管理とイルミネーションストーリー実行委員会への負担をしています。  まず、(1)中心市街地情報提供費ですが、情報装置は2種類あり、一つは中心市街地18地点の歩行者数を計測する装置です。中心市街地活性化基本計画など、各種計画において目標値となっている歩行者数の計測やイベントなどにおける町のにぎわいを数値で把握するなど、評価分析に欠かせない情報であると評価しています。  もう一つは、ペデストリアンデッキ始め6地点に設置された案内板に附属するLED情報装置です。公共施設での各種のイベントを始めとする行政情報を電光掲示に年間を通じ歩行者に知らせており、歩行者への有効な情報手段の一つとして考えています。  なお、平成27年度に対応した大きな変更点などはありません。  次に、(2)イルミネーションストーリー実行委員会負担金ですが、昨年の装飾について実行委員会がアンケートを行っています。駅東西いずれの装飾場所についても、よいという評価が多い一方で、コモ・スクエア広場や喜多町3丁目ポケットパークなど、装飾がないということについて、さみしいという声も目立ちました。  平成27年度においては、前年度の反省を踏まえ、一度だけではなく何度でも来たいと感じさせるイルミネーションとなるよう企画されています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 同じく、9農商工連携促進費で、おいでんとよたの特産品展ですが、平成26年度の状況を受けて、今後の展開をどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 昨年度に引き続きまして、今年度も12月中旬に金山総合駅イベント広場において、特産品展を開催する予定です。  今年度は出展事業者のスキルアップにつながる取組として、特産品展の開催の前に商品の見せ方や装飾方法などについて専門家による研修会を行うとともに、特産品展当日の運営状況についても講評いただく予定です。  今後の展開としては、現在、市と商工会等が主体となって特産品展を企画運営していますが、出展事業者自らが主体となって、特産品展の企画運営を行うことを目指し、支援してまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 予算執行実績報告書238ページをお願いいたします。  7款1項3目の工業振興費からお伺いいたします。  4産業立地政策推進費、(1)産業誘致活動費でありますが、企業訪問活動の状況とその評価についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古巣ものづくり産業振興課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 平成26年度は40社を訪問しました。  訪問先は製造業者、建設会社、機械設備メーカー、金融機関などで、西広瀬工業団地拡張用地や民間開発支援策、各種優遇制度のPRを行いました。  評価としましては、西広瀬工業団地拡張用地の残り1区画を分譲し、また、奨励対象事業所数が増加するなど、効果があったと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 同じく、この中にパンフレットの作成とありますが、新制度の周知方法についての取組をお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 新制度の対象となる企業に対しては、PRパンフレットを送付するとともに、広く新制度をPRするために豊田商工会議所会報への掲載、ホームページやフェイスブックでの紹介を行いました。  また、製造業者、建築事業者が集まる会議等で直接新制度の説明を行いました。  今後は企業訪問活動を通じて、引き続き制度の周知を図ってまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 最後になりますが、予算執行実績報告書の242ページ、7款1項6目の観光費から1点お伺いいたします。  9観光協会補助金、(1)豊田市観光協会補助金でありますが、平成26年度の観光入り込み客数は前年と比較してどうなのか、あわせて、その結果を踏まえて分析をどのようにされたか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 平成26年度の観光入り込み客数は約1,059万人で、前年度に比べ約23万人の減少となっています。  観光入り込み客数が減少した主な要因は、豊田スタジアムや香嵐渓の入り込み客数の減少です。  豊田スタジアムについては、大型のコンサートが開催されなかったこと、香嵐渓につきましては、11月期の観光バスツアーの減少、紅葉最盛期の地元企業の休日稼働や雨天の影響などが原因であると分析しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からは2点についてお伺いいたします。  まず、予算執行実績報告書238ページ、7款1項3目工業振興費、3工業振興推進費、(10)新製品・新技術等開発補助金、8件の補助を行ったと思いますが、どのような新製品・新技術に補助金を出したのか、代表的なものについてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 補助した8社の内訳は、自動車関連の製造業者が6社、建設資材製造などその他の業種が2社となっています。  代表的なものを挙げさせていただきますと、企業名になりますけど、明和工業株式会社が開発する塗装不良部品を検知する画像検査装置、菱栄工機株式会社が開発する工場用クレーンのモニタリングシステム、東海オートメーション株式会社が開発する電機制御盤の安価な熱対策装置などが挙げられます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後ですが、予算執行実績報告書241ページ、7款1項6目観光費、5松平郷観光施設費、(2)施設整備費の中で、松平地区魅力発信アドバイザーの派遣を行ったと思いますが、成果はどのようか、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 今回のアドバイザー派遣により、直接すぐ観光誘客に結びつくような成果はありませんが、松平郷で行われる各種イベントの状況確認や地域住民によるワークショップなどを行い、担い手の高齢化が進む中、イベントなどの将来のあり方の検討や魅力発信を行う若い世代の人材育成、休憩所の整備計画などを作成しました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私からは1点質問いたします。  予算執行実績報告書236ページ、7款1項2目商業振興費、8中心市街地活性化対策費、(1)中心市街地情報提供費でございます。  歩行者数を計測しているということを伺っていますが、その具体的な活用状況についてお伺いします。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 歩行者通行量は中心市街地活性化基本計画の指標の一つであり、計測結果を各年度の達成状況として活用しています。  また、おいでんまつりなどの大型イベントなどが開催された際の前年度との比較などにも活用しています。  ほかには中心市街地への来街促進を目的として、商業施設、商店街、公共施設など29の企業や団体で構成する、まちなか宣伝会議という組織がありますが、毎月の情報交換会において、前月の歩行者数の集計と分析結果が報告されており、イベントの効果検証などに活用されています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、私から大きく三つほど伺います。  予算執行実績報告書235ページをお願いいたします。7款1項2目、7商業活性化対策費、(4)地域解決型支援事業補助金でございます。  平成26年度が2件の500万円余でございますが、平成25年度は7件の1,100万円余でございました。こちらにつきまして、中山間地での巡回の物品販売ということで伺っていますが、減少している理由について、その後どのような状況になっているのか確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) この地域解決型支援補助金には二つの事業がございます。  平成25年度の7件から5件減少した理由は、ソーシャルビジネス支援事業の2件とがんばる個店のネットワークによる魅力創出支援事業の3件が減少したためであります。なお、平成26年度はソーシャルビジネス支援事業の2件でした。  執行金額の減額の理由につきましては、ソーシャルビジネス支援事業のうち豊田生活協同組合の移動販売事業への3年間の補助期間を満了したことが主な減額の理由となっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、次に予算執行実績報告書236ページをお願いいたします。同じく、8中心市街地活性化対策費、(2)イルミネーションストーリー実行委員会負担金でございます。  こちらにつきましては、年々見てまいりますと、定額で減少はしていますが、平成26年度も700万という負担金でございました。これにつきまして、このイルミネーションを実施したに当たりまして、集客はどうであったのか、まずはお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 集客の状況が把握されているオープニングイベントと酒NIGHTの二つのイベントについて説明します。  まず、オープニングイベントには約1,100人の集客があり、前年と比べ83パーセント増加しました。次に、酒NIGHTでは約600人の集客がありましたが、前売り券の売上が伸び悩んだこともあり、前年と比べ20パーセント減少しました。  期間中の会場周辺6地点の歩行者通行量ですが、北地区市街地再開発事業のため、商業施設が閉店していたこともあり、7パーセントの減少となりました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、2点目でございますが、先ほども少し触れましたが、この金額というのは定額で執行金額によって出すということよりも、定額で出しているように感じていますが、この金額の根拠についてお示しをいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 平成24年度の負担金は800万円でしたが、平成25年度から700万円となっています。平成26年度は基本装飾関連事業費1,140万円余に対し、700万円を負担しています。
     この負担金につきましては、実行委員会との協定により事業費のうちの飲食等を除いた経費に充てることとしており、負担割合は定めていませんが、前年も一定の評価を得ていることから同額の予算としました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、3点目でございますが、このイルミネーションを実施したことによる消費電力とCO2の排出量について聞きたいと思います。  イベントを否定するわけではないですが、いろいろなところで環境配慮と言いながら、こういった形で電力を消費するということもありますので、そのあたりの関係を確認させていただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) イルミネーションの装飾ごとにメーターを設置しておりませんので、計算上の数値であることをご了承ください。  平成26年度のイルミネーションに係る消費電力量は2,232キロワットアワーでした。CO2の排出量ですが、通常の電力で換算すると1.1トンになりますが、藤岡中学校の太陽光発電によるグリーン電力を購入しており、CO2の排出量はゼロということになります。  なお、グリーン電力購入費は5万4,000円でした。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、この項最後に、先ほども質疑の中でいろいろ出ましたが、課題の把握をどのように認識しておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 実行委員会がアンケート調査を行っており、よい、普通、よくないの三つの選択肢に対し、多くの回答が、よいという結果でした。  また反省会においては、イルミネーションを契機とした近隣店舗への誘導や地元商店街活性化の一助となり、かつ、事業収益につながる企画が必要などの意見があり、今後改善すべき事項と考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、最後に予算執行実績報告書242ページお願いいたします。7款1項6目、11松平郷観光誘客事業負担金でございます。  いわゆる家康公400年祭の実行委員会に対する負担金に支出でございますが、平成26年度この実行委員会として総事業費は幾らであったのか、そのうち750万円がどのようであったのかということを確認するために、総事業費、事業実績も含めたお答えをいただき、なお、平成26年度締めた段階で平成27年度どれだけ繰越しがあったのか、1点確認させていただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 三浦課長。 ○商業観光課長(三浦 浩) 徳川家康公400年祭記念大会実行委員会の平成26年度の総事業費は2,030万円余です。  平成26年度は、平成27年度に行う一連の400年祭記念大会各種事業に向けた企画や準備、PRに関する事務などを行いました。  なお、豊田市の負担金750万円はのぼり、ポスターの製作費とパンフレットやWEBサイトの企画デザインなどの費用に充てました。  続きまして、繰越しについてですが、実行委員会の平成26年度の収入総額は3,920万円余で、主な収入としては豊田市の負担金750万円のほか、協賛金が約3,170万円余でした。総事業費が2,030万円余でしたので、協賛金収入のうち差額の1,880万円余を平成27年度に繰越しました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  大村委員の産業立地奨励条例に基づく交付金及び企業誘致推進条例に基づく交付金についてを主旨とする発言申出を許可することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ご異議なしと認め、大村委員の発言申出を許可いたします。  大村委員、発言席へお進みください。  大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 予算執行実績報告書239ページ、7款1項3目工業振興費、4産業立地政策推進費、(4)産業立地奨励補助金でお聞きします。  産業立地奨励条例に基づく交付金であります。交付された総額のうち大企業分が占める割合をお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 大企業分の補助金交付総額に占める割合は約89.5パーセントです。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 続いて、同じく、(5)企業誘致推進補助金でお聞きします。  こちらも同じように、記載がありますが、ここは企業立地奨励金と再投資奨励金と雇用促進奨励金が明記されていますが、大企業への交付金が含まれているのは企業立地奨励金だと承知していますので、その部分で聞きます。企業立地奨励金の総額に占める大企業分の割合は幾らですか、お聞きします。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 大企業分が占める割合は約94パーセントです。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 大村委員。 ○委員外委員(大村義則) こちらは条例で雇用拡大が規定されています。したがって、この交付による雇用拡大の効果を具体的に人数でお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 古巣課長。 ○ものづくり産業振興課長(古巣道明) 奨励金のうち雇用促進奨励金を交付した1事業については、17人の雇用を確認しています。  また、企業立地奨励金、再投資奨励金を交付した13事業所については、奨励事業者指定申請時の新規雇用予定者数を合計しますと124人となっています。  合わせまして、交付による拡大は141人を見込んでいます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 以上で、質疑を終わります。  大村委員は傍聴席にお戻りください。  続いて、繰越明許費について質疑を許します。  質疑はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第4号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第6号平成26年度豊田市食肉センター特別会計決算について質疑を許します。  質疑はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、承認第6号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第9号平成26年度豊田市卸売市場特別会計決算について質疑を許します。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、予算執行実績報告書376ページ、377ページでお願いいたします。  まず、1点目でございますが、市場開放の回数が平成25年度は4回であったものが、平成26年度は5回となっています。この考え方が何かあるのか、この回数の理由をお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田卸売市場長。 ○卸売市場長(柴田康宏) 平成26年度は地元産の果物のPRを夏に行いたいということで、従来の4回に1回を加えて5回の開催といたしました。今年度も同様に5回を開催いたします。  市場開放時は毎回季節の果物等の試食を行うなど、市場機能のPRに力を入れていますので、年5回程度の開催が適切と考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、2点目でございますが、コンテナの利用実績が、平成24年度からだんだん減少傾向でございますが、どのように認識しておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田市場長。 ○卸売市場長(柴田康宏) コンテナ貸出数は平成8年度ピークに毎年減少が続いています。これは出荷農家戸数の減少と農家の高齢化による出荷量の減少が原因と認識しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 今のところになりますが、そういう形で分析されているということで、それは仕方がないと思っているのか、これを打開策が何かあるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田市場長。 ○卸売市場長(柴田康宏) 一気に打開というわけにはいきませんが、農ライフ創生センターの研修等新たに農業に取り組まれる方にPRを行うなど、機会があるごとに地道にコンテナの利用についてPRを図っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、最後に1点お願いいたします。  その他さまざまな課題を認識しているかもしれませんが、そういったものの課題認識についてお答えいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 柴田市場長。 ○卸売市場長(柴田康宏) 当市場だけのことではありませんが、全国的な傾向ではありますが、市場外流通の増加による市場の取扱量の減少ですとか、お客さんであります規模商店の廃業に伴う売買参加者の減少等が課題であると認識しています。  このため、市場開放を始めとした、当市場ならではの活性化策を今後も検討し、継続して実施していきたいと思っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、承認第9号について意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、以上で、産業部所管分を終わります。  暫時休憩いたします。再開は午後1時30分からといたします。                        休憩 午後 0時16分                        再開 午後 1時24分 ○分科会長(山田主成) 休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、都市整備部所管分について審査を行います。  なお、議案の関係上、建設部の職員が出席していますので、よろしくお願いいたします。  始めに、議案第101号平成27年度豊田市一般会計補正予算を議題といたします。
     それでは、議案第101号について説明願います。  岩月都市整備部副部長。 ○都市整備部副部長(岩月正光) 都市整備部の補正予算について説明させていただきます。  豊田市一般会計補正予算説明書の30ページ、31ページをお願いいたします。  歳出でございます。8款5項1目都市計画総務費であります。  1まちづくり推進費、(1)都心環境計画推進費におきまして、都心環境計画での主要な機能整備の具体的な設計の前段として、全体デザインの統一化などを踏まえた設計方針を策定する必要が生じたため、設計費の増額補正をお願いするものであります。  次に、2目土地区画整理費につきましては、財源補正でございます。  次に、6目公園費でございます。1公園施設修繕費、(1)西山公園一般修繕費におきましては、昨今の建築工事の入札不調等を勘案し、事業の効率的な執行を図るため、修繕費の増額補正をお願いするものであります。  次に、8目都心整備費であります。1豊田市駅東口整備費、(1)ペデストリアンデッキ整備費におきましては、豊田市駅東口北ペデストリアンデッキの延伸整備に当たり、再開発ビルとの接続部において再開発の本体工事と一体的施工が必要なため、ペデストリアンデッキ設計費の増額補正をお願いするものでございます。  次に、2駅前通り北地区市街地再開発費、(1)再開発組合貸付金におきましては、保留床の売買契約締結による収入時期の確定に伴い、資金の流出入計画に変更が生じたため、組合に対する貸付金の増額補正をお願いするものであります。  次に、9目総合交通対策費でございます。  1バス運行推進費、(1)交通結節点整備費におきましては、都心環境計画で検討した結果、交通結節機能の西口集約化に向け、ペデストリアンデッキの耐震化とバスターミナル整備との整合性を早期に整理する必要が生じたため、改修設計費の増額補正をお願いするものでございます。  次に、豊田市一般会計補正予算書の9ページをお願いします。  第3表の繰越明許費です。  8款5項都市計画費のうち、先ほど補正予算の中でご説明させていただきました、都心環境計画推進費の都心環境計画全体デザイン設計事業におきましては、プロポーザル方式での業者選定を予定しており、手続等に一定の期間を要することから、必要な検討期間を確保するため、繰越しをお願いするものであります。  次に、西山公園一般修繕費の西山公園多目的広場トイレ改築事業におきましては、発注の平準化の一環として、年度間の閑散期での事業執行を図るため、繰越しをお願いするものであります。  次に、交通結節点整備費の豊田市駅西口ペデストリアンデッキ改修設計事業におきましては、設計検討と同時に行います交通事業者関係機関との協議調整に相当な期間を要するため、繰越しをお願いするものであります。  以上、一般会計補正予算の説明とさせていただきます。 ○分科会長(山田主成) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 今回の都市計画費の補正で、私からは2点お伺いいたします。  都心環境計画全般でありますが、同計画は12年後を目標とする長期の計画であります。短期的に言うと、2019年のラグビーワールドカップというのが目標としてあるわけですが、このワールドカップ開催時に豊田スタジアムへ向かう豊田市駅の東側がどのような姿になるということを想定していらっしゃるのか、1点お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 阿久津都心まちづくり担当副参事。 ○都心まちづくり担当副参事(阿久津正典) ラグビーワールドカップの開催までの期間を考えますと、駅東口広場を想定しています区域の中では、駅北側の再開発事業に伴い銀行の店舗は撤去されますが、その他の民間建築物等は残存している姿を想定しています。  このため、新たに生まれる銀行跡の空間と既存の参合館前の公開空地など、既存ストックを生かして暫定的に整備し、あそべるとよたプロジェクトのような官民の公共空間を活用した実験的、試行的な取組と連携しながら、にぎわいづくりを展開していきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 木本委員。 ○副分科会長(木本文也) 2点目の質問でありますが、豊田市駅東側を広場にするというようなご計画だと思いますが、東側の南北のペデストリアンデッキがどのような状況になるのか、お答えいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 阿久津副参事。 ○都心まちづくり担当副参事(阿久津正典) 豊田市駅東口については、南側にグランドレベルでの歩行者優先の広場空間を創出し、北側にタクシーや送迎などパーソナルな自動車交通を集約することで、歩行者と車の共存を図りながら、隣接する大型店舗だけではなく、その周辺の商店街等外縁部へも活性化効果を波及していく必要があると考えています。  このためギャザビルの店舗配置や歩車分離等を踏まえまして、北側のデッキは再開発ビルへ延伸し、南側のデッキにつきましてはグランドレベルでの歩行者優先の広場空間とするためにとることが望ましいと考えています。  ただし、議会、市民等関係者の理解を得ながら進めていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 私から大きくは2点、3項目について質問させていただきます。  まず1点目、一般会計補正予算説明書31ページ、8款5項6目の1公園施設整備費、(1)西山公園の一般修繕費ですが、補正でトイレの改修を行うというご説明でありました。この目的について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 野口緑の推進課長。 ○緑の推進課長(野口朝司) 今回の改築の目的は、トイレの老朽化並びに利用者の利便性の確保を図るための改築であります。  現在、男女共用で使用している既設トイレを男女別に分けること、また、高齢者や障がい者の方が利用できる多目的トイレを新設することにより、安心して利用することが可能となります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 次に、一般会計補正予算説明書の31ページになります。8款5項9目、1バス運行推進費、先ほどペデストリアンデッキの件でご質問がありましたが、私からは、ここでは豊田市駅西口のペデストリアンデッキの改修設計の内容について確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 西交通政策課長。 ○交通政策課長(西 和也) 改修設計ですが、今年度取りまとめます都心環境計画に示すペデストリアンデッキの整備方針に合わせて行ってまいります。  具体的には、豊田市駅西口ペデストリアンデッキ整備の設計条件の整理、段階整備や改修時に影響を受ける交通の切り回し計画などの施工計画作成、そして関係機関協議資料作成を行い、デッキの耐震化とバスターミナル整備との整合性を図りながら、改修設計として取りまとめを行うものでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 古木委員。 ○分科会委員(古木吉昭) 最後の質問になりますが、改修時のバスの運行について確認させてください。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) ペデストリアンデッキの整備におきましては、デッキ上を含む駅周辺の歩行者の通行や路線バス等の運行を継続しながら、段階的に整備を行う必要がございます。  こうした中、改修時のバス運行につきましては、けやき通りや新豊田駅東口の駅前広場など、デッキ改修の影響範囲外に仮バス停を設置し、バス路線の方向別にバス乗降場を割り当てるなど、利用者にわかりやすく、安全で効率的な運行となるように計画してまいります。  また、仮バス停での供用期間を最小限にとどめた整備計画が必要と考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、私は大きく三つ質問いたします。  まず、一般会計補正予算説明書31ページになりますが、8款5項1目、1まちづくり推進費、(1)都心環境計画推進費でございます。ことし1月に公表しました都心環境ビジョンは、地域の方々また有識者等のご意見もいただいて策定されたわけでございますが、この際にこの環境ビジョンに盛り込まれなかったけれど非常に貴重なご意見も伺えたと思います。その際に、どのようなご議論があったのか、まずお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 甲村都市整備課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) 都心環境ビジョンの策定前におきましては、市民シンポジウムや市民アンケート調査など市民意見の聴取を行い、都心環境ビジョンにその意見を反映しています。  特に市民アンケート調査等の中では、都心再整備における駅周辺の整備の方向性や判断ポイントなどを聞き取り、どのような観点を重視すべきかを分析評価いたしました。  これらの市民意見の結果を踏まえ、豊田市駅西口にバス機能を集約することや、東口に新たな広場空間を形成する方向で、都心環境ビジョンを取りまとめています。  よって、ビジョンの策定段階におきましては、いただいた意見はおおむね反映できていると認識しています。  また、都心環境ビジョンを踏まえ、現在、検討を進めています(仮称)都心環境計画の検討過程におきましても、平成27年7月に市民シンポジウムや市民アンケート調査を通じまして、市民の意見聴取を行いました。  ここでは、にぎわい創出の取組のポイントや駅周辺の具体的な活用の視点などを聞き取りまして、どのような点を重要視すべきかということを分析評価いたしまして、計画案の取りまとめを行っているところでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、その(仮称)都心環境計画において、このエリアの商圏人口をどのように考えているのか、また、この整備をする場合に、公共としての投資総額をどのぐらいに想定しているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 甲村課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) 商圏の捉え方につきましては、さまざまあると思いますが、(仮称)都心環境計画に商業側の施策として挙げています中心市街地テナントミックス事業の検討におきまして、自動車30分圏内エリア、いわゆる都心から10キロメートルまでを調査区域として検討を行っています。  この都心から10キロメートルまでの人口につきましては、2010年の国勢調査のデータの推計によりますと、約52万人とされており、商圏人口の目安と認識しています。  あわせまして、総投資額でございますけれど、(仮称)都心環境計画における今後の総投資額につきましては、現在精査中でございます。この総投資額につきましては、今後計画全体の事業費を精査した上で、明らかにしていきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では次に、同じく31ページになりますが、8目の1豊田市駅東口整備費でございます。  先ほど市道の認定のところでもありましたが、ペデストリアンデッキ整備費の関係でございます。  こちらの総事業費並びに年間の維持管理費、そして耐用年数をどの程度と見込んでいるのか、一括してお答えいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 宇佐美都市再開発課長。 ○都市再開発課長(宇佐美勝) まず、総事業費でございますが、これにつきましては今回の補正予算による詳細設計で工事費の積算をしてまいります。  しかしながら、あえて想定するならば、既存のデッキとの施工延長比較から約10億円程度と見込まれますが、耐震基準の強化などを加味しますと、さらに2、3億円必要になるかと考えます。  次に、年間の維持管理費につきましては、延伸部の昇降設備の点検、デッキ上の清掃等、400万円と想定しています。  次に、耐用年数についてでございますが、設計上の耐久性目標でお答えいたしますと、橋梁設計の指針である道路橋示方書でデッキ本体は約100年を目安とされていると示されています。  以上でございます。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) わかりました。では、最後に、同じページになりますが、2駅前通り北地区市街地再開発費の関係の貸付金でございます。こちら今後の返済のスケジュール、返済の考え方をお示しいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 宇佐美課長。 ○都市再開発課長(宇佐美勝) 国の都市開発資金貸付制度では、8年以内の一括償還となっています。  北地区の場合、平成29年度のビル完成時には保留床代金の入金が完了するため、その時点で一括返済を予定していますが、事業中においても収支の状況を見て、事業資金に余裕が出たときは、繰り上げて返済してもらうことも国や組合と調整してまいりたいと思います。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、議案第101号について意見等はありませんか。  都築委員。 ○分科会委員(都築繁雄) 私は(仮称)都心環境計画について賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。  現在の(仮称)都心環境計画は、都心のにぎわいを創出する計画であることは理解していますが、交通計画やどのようにして人のにぎわいを創出するのか明確ではありません。  このために今後、ハード、ソフト両面の計画を十分に議論していただいて、全体の計画立案が必要であると考えます。  ついては今回の計画立案について前期、中期、後期など、事業を段階的に進めることが必要であると思います。その段階ごとに計画を明確にしていただいて、市民そして議会の了承を得て、事業を進めていただきたい。  さらに、この大きな事業を進めていく上において、庁内の組織を強化していただいて取り組む必要があると考えます。  以上を申し上げまして、賛成の立場の意見とさせていただきます。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。
                〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第4号平成26年度豊田市一般会計決算、歳入について質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、歳出のうち、8款について質疑を許します。  杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 予算執行実績報告書の258ページをお願いします。8款5項1目都市計画総務費、4まちづくり推進費、(2)都心環境計画推進費について3点質問いたします。  まず、豊田市の都心には集客能力の高い豊田スタジアム、そしてリニューアルされた美術館等ありますが、(仮称)都心環境計画の策定について駅周辺とする基本的な範囲はどのように設定されたかお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 甲村都市整備課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) (仮称)都心環境計画の範囲につきましては、中心市街地活性化基本計画の計画区域と整合を図りまして、同じ範囲の約196ヘクタールを対象としています。  この計画区域を三つのゾーンに分ける中、重点的に駅周辺の魅力を創出していく範囲といたしまして、愛知環状鉄道新豊田駅周辺から、現在事業中の北地区再開発事業までを基本に魅力創出重点ゾーンに位置づけています。  この魅力創出重点ゾーンにおきましては、魅力創出に向けた商業機能、公共空間機能、交通機能の確保を目指しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 続いて、平成26年度に決められました都心環境ビジョンを策定する有識者会議のメンバーはどのような構成になりましたでしょうか。  また、策定していく中で、特に情報発信力の強い若い層の意見を反映できる構成になっているか確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 甲村課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) 都心再整備に係る有識者会議のメンバーにつきましては、14名で構成しています。内訳といたしまして、豊田市都市交通研究所の太田所長を座長としまして、大学教授等の学識経験者6名、豊田市民からは都心の商業関係者の地元代表者、教育委員会、事業者等5名、その他まちづくりに精通された方2名となっています。  特に学識経験者の中には若手の大学の先生も委員としておりまして、また、全国のまちづくりに情報発信力の高い方も委員として参加いただいています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 今回の一番のメーンテーマとなると思われる、にぎわいの創出に向け、そのにぎわいの中心と考えられる具体的な場所はどこと考えられていますか。 ○分科会長(山田主成) 甲村課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) 都心の現状におきましては、松坂屋、T−FACEなどの大型商業施設や図書館等の既存の公共空間や公共施設に多くの利用者等が集まっていただいています。  現在、検討を進めています(仮称)都心環境計画におきましては、これらの利用者の方々を名鉄豊田市駅の東口で新たに整備を予定していますまちなか広場や商店街等の町なかに出てきていただくことでにぎわいの中心としたいと考えています。  以上でございます。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 続きまして、予算執行実績報告書264ページをお願いします。8款5項6目公園費、3公園維持管理費について質問させていただきます。  平成26年度の公園等の倒木対策について、どのようなスタンスで取り組んできたか、また、その取組による課題と今後倒木に対する予防の対処はどのように考えているか、お聞きします。 ○分科会長(山田主成) 小沢公園課長。 ○公園課長(小沢美博) 公園の倒木対策につきましては、これまで鞍ケ池公園等一部の大規模な公園につきましては、松枯れ防止の薬液注入などの予防的対策をとってまいりました。  しかし、それ以外の公園につきましては、公園検査時などに枯れ木や枯れ枝を発見した都度、伐採等必要な対応をしてきました。  そうした対応における課題ですが、倒木に至った木には一見枯れていないように見えるものが多くあることや、自然林を含む公園や緑地におきましては、樹木が密生して、しかも範囲が広い、そういったことなどから、枯れ木や枯れ枝の発見すら困難という状況でありまして、結果的には事後対処となるケースが多くありました。  そうしたことから今年度よりその対策として、都市公園の危険木調査を緊急かつ集中的に行いまして、自然林以外につきましては全ての古木を調査し、伐採や経過観察が必要な樹木を抽出した上で、緊急性の高いものから伐採等必要な対処をしていくこととしています。  また、自然林が道路や民地と接する部分につきましては、枯れ枝が落下する範囲である境界からおおむね5メートル程度の範囲の中の中古木の伐採とさらにその奥にある古木についても、倒れた場合に住宅や道路に影響があると判断された場合につきましては伐採していきまして、事故を未然に防ぐ予防的な対処を実施していきます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 次に、同じく264ページ、8款5項6目公園費、11墓園整備費についてお聞きします。  墓地の区画増設工事について、今の状況と今後の整備方針について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 古瀬間墓園の区画増設整備につきましては、19番ブロックまで計画されておりまして、現在、17番ブロックまでの整備を終え、18番ブロックの整備を進めているところでございます。  今後の整備につきましては、まずは現在整備途中であります18番ブロックの残工事を実施し、完成させたいと考えています。  18番ブロックの整備につきましては、現在の区画の残数と区画整備後の養生期間等を考慮すると、遅くとも平成30年度までに完成する必要があると考えています。  18番ブロックの完成により、1,145区画が増設されますので、これまでどおり毎年130区画貸付けた場合、8年分以上の区画を確保したことになります。  残る19番ブロックの整備ですが、その後の区画の残数や予算の状況等考慮しつつ、適切なタイミングで着工していきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 昨今、埋葬の仕方が多様になってきましたが、墓地の形態については、現在検討されている状況でしょうか。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 新たな墓地形態の検討につきましては、直近では平成26年2月にEモニターに対するニーズ調査を実施しています。  その調査の結果ですが、これまでどおりの墓地形態を希望する人が約6割に対して、納骨堂ですとか合葬型の新たな墓地形態を希望する人は4割と、そういった結果でありました。  新たな墓地形態への対応につきましては、今後、民間の状況を見ながら、公営墓地としての対応を検討していきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 続きまして、予算執行実績報告書270ページをお願いします。  8款5項9目総合交通対策費、5交通まちづくり推進費、(2)次世代低公害車普及促進費について2点お尋ねします。  今回行われたパーソナルモビリティの実証の成果について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 西交通政策課長。 ○交通政策課長(西 和也) パーソナルモビリティの実証の成果といたしましては、実証実験の総走行距離が約48キロメートルとなる中、衝突事故、接触、転倒は1件もなく、安全性について問題ないことが確認できています。  走行実験後に参加者へ実施したアンケートでは、生活シーンにおいては通勤や業務で役立つという回答が多く、まちづくりへの貢献としましては、観光振興や中心市街地の活性化において活用できるという回答が多くなっています。  参加者アンケートで利用の意向が高かった通勤利用、見回り等の業務利用、公道観光ツアー等の実証実験を今後重点的に進めていくべきであることがわかっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) このパーソナルモビリティについては、まだまだ実用の段階では非常に多くの制限があると聞いています。今後、実社会への導入に向けた課題はいかがでしょうか。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) これまでの構造改革特区を活用いたしました実証の成果が関係機関において認められ、特区における規制緩和に沿った法が整備されました。走行できる歩道幅員の制限、保安要員の配置、原付免許の保有等の制約がまだ残っている現状でございます。  引き続き安全性の検証や実証による実績を積みながら、構造改革特区を活用したさらなる規制の緩和を視野に入れ、実社会への導入を目指してまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 最後の項目になります、予算執行実績報告書271ページをお願いします。8款5項9目総合交通対策費、10地域公共交通確保維持改善事業費補助金について、2点質問させていただきます。  今回の愛知環状鉄道への補助の内容はどのようなものか、お聞きします。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) 当補助金は、本市の基幹公共交通路線として重要な役割を担っています愛知環状鉄道の安全性の向上を図ることを目的としています。  補助内容といたしましては、愛知環状鉄道の鉄道施設に対する老朽化修繕、電機設備等の交換、橋梁等の耐震化のための支援を行っています。  補助の状況といたしましては、国、県、沿線4市が協調して補助を行っており、沿線4市の出資割合に応じ補助金を分担しています。  なお、負担割合といたしましては、沿線4市合計の負担は、事業費の6分の1で、そのうち豊田市の負担割合は48.5パーセントとなっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 最後の質問ですが、その補助金は単年度の補助か、今後とも継続的に発生するのか確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) 愛知環状鉄道の旧国鉄から譲渡されました施設の多くが、建設から40年以上経過し老朽化が進んでいることから、愛知環状鉄道では10年先を見据える中で、平成24年度から平成28年度までの5箇年の中期経営計画を策定し、修繕及び設備投資を計画的に進めています。  こうしたことから、今後10年程度は継続して支援が必要な状況であると考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私からは4項目について順次質問させていただきます。予算執行実績報告書259ページをごらんください。  8款5項1目都市計画総務費、7都市景観費、(2)景観計画推進費に対しまして、景観重点候補地区における景観まちづくりルールの検討状況と今後の進め方についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 甲村課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) 平成20年3月に策定いたしました豊田市景観計画では、中心市街地区、国道248号地区、足助地区の3地区を景観重点地区の候補地区としています。  足助地区につきましては、平成22年3月に足助景観計画の策定と景観重点地区指定を行い、運用を開始しています。  平成26年度につきましては、国道248号地区を対象に、良好な沿道計画の形成など、基本方針の整理を行い、景観まちづくりルール案の作成を行いました。  なお、これらの成果をもとに、今年度検討を進めています中心市街地区の景観重点地区指定に向けた検討とあわせまして、屋外広告物条例に基づく豊田248号北部地区広告景観地区の延伸等を中心に、今後は地域住民の皆様や関係者との合意形成を図りつつ、景観まちづくりルールの策定に取り組んでまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 二つ目の項目としまして、予算執行実績報告書264ページ、8款5項6目公園費、9緑地整備費でございます。  平成26年度の当初予算4,260万円余より執行金額が9,690万円余と大きく増額した理由について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 緑地整備費につきましては、当初予算金額と比べて決算額は5,400万円余の増額となっています。  この増額の要因は大きく二つあります。一つ目としましては、北バイパスの整備に関連した枝下緑道の用地取得による1,800万円余の増額であります。  二つ目といたしましては、鞍ケ池公園におきますパークトレインの北園区へのルート延伸に伴う園路整備工事において、安全性の向上を目的としたルート変更を行ったこと、ベビーカーや車いす利用者の利便性向上を目的としまして、県道横断施設と動物園をつなぐスロープの追加工事、この2件によりまして、工事費3,500万円余の増額をいたしています。
     以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 三つ目の項目としまして、予算執行実績報告書267ページ、8款5項7目自然保全費でございます。8緑の推進基金積立金につきまして、緑の推進基金の活用状況について、お伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 野口緑の推進課長。 ○緑の推進課長(野口朝司) 緑の推進基金の活用状況は、民有地緑化及び市民主体の緑化を推進するため、市民に向け都心緑化の緑の見える化で、平成26年度から開催しました豊田都市緑化フェアの緑化イベントへ重点的に活用しています。  さらに平成27年度は、例年春開催しているとよたガーデニングフェスタと合同開催で、この10月に豊田スタジアム、とよたエコフルタウン、都心の町なかの3会場で開催を予定し、緑化に対する普及啓発を行うとともに、本市の取組を市内外へ情報発信を図っていきます。  また、この基金は企業、市民の皆様から緑化推進のための寄附の窓口の役割もあり、緑化への意識の高揚が図れるように努めてまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) では、最後の項の質問をいたします。予算執行実績報告書270ページ、8款5項9目総合交通対策費6バス運行推進費でございます。  平成26年度6億900万円余の負担金増額になった理由をお聞かせください。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) 運行負担金がふえた要因でございますが、消費税増税の影響や国庫補助金の減少、及び平成25年度のバス評価を踏まえました路線改編に伴う運行本数の増便などが主な要因となっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 最後の質問でございます。  負担金を減らすために利用促進が重要であることが、これまでの利用促進に向けた取組と課題であります。今後に向けた対応について確認いたします。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) バスの利用促進策といたしましては、市内のバス路線が一目でわかるバスマップや、市内を運行していますバスの時刻表をまとめたバスガイドブックの作成、環境に配慮した行動としてバス利用に対するエコポイントの付与により、公共交通の利用促進を図っています。  また、昨年度は、とよたのバスフェスタを11月1日に足助交流館にて開催いたしました。  バスの運行事業の課題といたしましては、バスの利用者は微増傾向にあるものの、少子高齢化の要因によりまして、バス利用者の中心である労働者や学生の減少が進むことから、バス利用者全体の減少が予想されています。  今後はバス運行におけるサービスレベルの向上と生活交通の視点にとどまらない観光や地域の活性化を踏まえた利用促進等によりまして、新たな利用者を獲得し、持続可能な公共交通を確立することが重要と捉えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私から3点についてお伺いいたします。  1点目、予算執行実績報告書260ページ、8款5項2目土地区画整理費、7事業助成補助金、(1)四郷駅周辺土地区画整理事業補助金について、事業の進捗状況と平成26年度の調査設計委託の具体的内容はどのようか、お聞きいたします。 ○分科会長(山田主成) 今井区画整理2課長。 ○区画整理2課長(今井好弘) 事業の進捗状況でございますが、平成27年1月に組合が設立されまして、業務代行方式による組合区画整理事業がスタートいたしました。  平成26年度におきましては、平成27年度から本格的に事業を行うに当たりまして、地質調査を始め、組合事務所の建設準備や仮換地設計に向けた権利者意向調査の準備を行うなど、順調なスタートを切ることができました。  また、調査設計委託の内容でございますが、平成27年度から全体の詳細設計を行うための基礎資料となる地質調査業務でございます。詳細につきましては、事業地区内6箇所におきまして、ボーリング調査や各種試験等を行いまして、試験結果をもとに基礎地盤の構成や支持力など、設計に必要な地盤資料を作成したものでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 続きまして、予算執行実績報告書265ページ、8款5項6目公園費、12公園施設修繕費、(2)公園施設長寿命化計画に基づき、計画的に遊具等の更新を行ったとのことだが、進捗状況はどのようかお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 公園施設長寿命化計画に基づく都市公園の施設更新につきましては、平成25年度より着手しています。当初の3年間につきましては、事故につながる可能性の高い遊具を優先的に更新することとして進めてきています。遊具等の更新状況としましては、平成26年度までに対象公園144公園のうち50公園で184基の遊具を更新しています。  本年度、3公園で3基の遊具を更新することによりまして、遊具の優先的な更新に区切りをつけまして、次年度以降につきましては、遊具以外の施設更新と遊具やその他施設の延命化を図るための計画的な修繕を実施していく予定をしています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後の質問になります。  予算執行実績報告書270ページ、8款5項9目総合交通対策費、6バス運行推進費、(1)公共交通利用促進費、今回、新・豊田市誕生10周年プロジェクト、10年のキセキ展事業として、とよたのバスフェスタを開催しましたが、その事業内容と成果についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) 内容といたしましては、路線バスに縁のある有名人のトークショーとトークセッション、地域の取組や魅力発信コーナー、バス展示会と乗務員なりきり撮影会、そして地域の特産品販売を行っています。  効果といたしましては、市民、地域及びバス運行事業者の延べ500人が参加いたしまして、参加者が一体となって合併後の豊田市が重点事業として取り組んでまいりましたバス施策について、その成果を振り返り、バスの魅力や必要性を市内外に広く発信しています。このバスフェスタを通しまして、市民、バス運行事業者及び市が公共交通を共働で支えていくことの意義を再確認できています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、私から大きく5項目、簡潔に質問してまいります。  まずは、予算執行実績報告書264ページをお願いいたします。8款5項6目、10総合公園整備費でございます。こちらにつきまして、毘森公園の再整備のために用地を取得したとの記載がございます。この再整備計画、概要、並びに今後再整備に向けた市民の声の反映はどうなるのか、確認させていただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 毘森公園につきましては、平成20年度から平成21年度にかけて再整備基本計画を検討しています。内容としては、施設の老朽化への対応とあわせて防災機能の強化や都市の緑の確保といった視点も加え、多くの市民に活用されるスポーツ施設の整備を目指すこととしていました。  しかし、その後の財政状況の悪化から、現在は再整備事業を中断しています。予算執行実績報告書記載の用地取得につきましては、既存駐車場の有償借地部分でありまして、地権者の理解を得られたことから、将来の再整備や現状の公園の安定的な管理を目的に取得しています。  市民の声の反映についてですが、毘森公園の再整備計画検討時に市民を反映させるためのパブリックコメントの実施を予定していました。しかし、事業中断により実際には実施していません。  今後、事業再開時には改めて整備計画を策定することとなると思いますが、その際、市民や専門家の意見を反映しつつ策定していきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、同じく11墓苑整備費でございます。先ほども質疑がございまして、毎年130区画程度の整備を行っていただいていますが、その整備に対して申込みの競争率がどのような状況になっているのか、それに対する評価を3年程度で結構ですが、その程度でいいと考えているのか、足りないのでもう少し区画整備しようというのか、もう少しスローダウンさせていこうかなど、そのような所見についてお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 古瀬間墓苑の申込み倍率ですが、貸付区画数を申込者で割った平均倍率ということですと、平成24年度は1.15倍、平成25年度については1.51倍、平成26年度は1.10倍でありました。  ただし、申込みにつきましては、希望する区画を指定して行いますので、人気がある区画は10倍の倍率があるかと思えば、人気のない区画では1人またはゼロといったこともあります。需要の視点で考えた場合、区画の残数等が参考になると考えられますが、その残数につきましては、平成24年度が1区画、平成25年度がゼロ区画、平成26年度は15区画という状況でありました。  過去10年間についてですが、平成17年度と平成25年度を除いて、毎年130区画募集を行ってきています。古瀬間墓苑としては、今のところ大きく残数があるということはございませんので、ほぼ需要どおりと判断しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、引き続きまして予算執行実績報告書265ページ、同じく14地域広場整備費の関係でございます。こちらの遊具につきまして、事故がなかったのか。また、最近非常に暑い日もあったりして、やけどなど様々な報道等も出ていますが、本市においてそのようなことはなかったのか、確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 小沢課長。 ○公園課長(小沢美博) 地域広場の遊具における事故ですが、地域広場におきましては、高齢者がブランコの座板から落ちたという苦情を1件のみ受けています。落ちた原因は、座板が以前は木製であったものがゴム製に変わったせいだといったようなことでしたが、現場確認の結果は、遊具に不備はありませんでした。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、続きまして予算執行実績報告書269ページをお願いいたします。  8款5項9目、5交通まちづくり推進費、(1)交通まちづくりモデル事業調査費、こちらでプローブ情報の活用検討、並びにみちナビとよたのホームページの改修とありますが、それぞれプローブ情報活用検討状況、並びにみちナビとよたの利用状況と評価について一括してお答えいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) まず、1点目のプローブ情報についてです。プローブ情報の活用検討状況ですが、データの算出・分析をすることによりまして、行政事務への活用可能性の検証を行っています。移動円滑化に関する分析といたしましては、交通まちづくり行動計画の成果指標であります朝のピーク時における市街地へ向かう車両の平均旅行速度を調査し、プローブ情報による分析が活用できるということがわかってきています。交通事故予防の観点におきましては、急ブレーキがかかったときなどに作動するABSの作動多発地点を抽出いたしまして、原因分析を行っています。この結果は、交通事故予防対策を実施する箇所の選定などに活用できるものと期待しています。  2点目のみちナビとよたの利用状況と評価についてでございます。豊田市の交通に関するウェブサイトみちナビとよたは、平成26年8月1日に全面リニューアルを行いまして、より見やすいページを目指すとともに、災害時に備えた防災、災害情報のページや外国人向けに英語のページを新しく追加いたしています。アクセス数を見ますと、リニューアル実施前の3か月では一日平均1,358件であったのに対しまして、実施後の3か月では4,491件と3倍以上に増加しています。リニューアル実施後に行った利用者へのアンケートでは、バス停の位置が調べられるようになったとか、シンプルで使いやすくなったなどの好意的な意見が多数寄せられています。  なお、アンケート結果を受けまして要望の多かったイベントや渋滞状況に関するページのリンクを3月に追加したところでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、最後に予算執行実績報告書270ページをお願いいたします。  同じく(2)次世代低公害車普及促進費、こちらで先ほど立ち乗り型のパーソナルモビリティの話がありましたが、私はその後の廃車予定車両のコンバージョンEVへの改良について伺いたいと思います。  まず、コンバージョンEVの概要についてお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) コンバージョンEVは、車両のエンジン部をモーターと蓄電池に乗せかえ、電気自動車に転換した車両でございます。エンジンが耐用限界を超えて不調となった場合でも、もとの車両のボディや装備など、まだ使えるものをできるだけ生かして使用するため、環境に優しいという利点がございます。  本市では、次世代自動車の積極的な導入の一環といたしまして、平成24年に新明工業株式会社からトヨタプロボックスをベースとしたコンバージョンEV1台の無償提供を受けまして、主に公用車として活用しながら、モニターとして技術改良の支援を行ってまいました。その技術を使って改良されたコンバージョンEVを平成26年度に導入いたしまして、交通政策課所有の公用車として活用していたところでございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 非常によくわかりました。  今後、公用車としての利用促進ですとか、また、今これについては市民向けに補助金等はないと理解していますが、コンバージョンEVの普及・支援の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 西課長。 ○交通政策課長(西 和也) コンバージョンEVの普及・支援ということでございますが、市がまず率先して活用いたしましてPRを行うことで、研究開発いたします企業を支援するとともに、市民の認知度の向上ですとか普及啓発を行ってきているわけで、これからも継続していきたいと思います。  ただ、残念なお話ではありますが、今、委員からご指摘があったとおり、車両の購入補助につきましては、現状では新車購入の場合でなければ国・県補助の対象となっていないということがございまして、市におきましても協調補助が設定できない状況でございます。よって、購入支援策につきましては、実利用を通して、性能ですとか有用性について検証を続けまして、あと国・県の購入支援の動向に留意してまいりたいと思っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出について、お諮りいたします。  大村委員の都心環境ビジョンについてを趣旨とする発言申し出を許可することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ご異議なしと認め、大村委員の発言申し出を許可いたします。  大村委員、発言席へお進みください。  大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 予算執行実績報告書258ページ、8款5項1目都市計画総務費、4まちづくり推進費、(2)都心環境計画推進費であります。これは、補正予算でも、ただいまいろいろ議論がありましたが、この予算執行実績報告書の中に都心環境ビジョンを作成したと、成果が記入されています。  そこでお聞きしますが、作成した都市環境ビジョンを遂行するに当たり、整備費をどのぐらいの規模で想定して検討されたのか、お聞きします。
    ○分科会長(山田主成) 甲村課長。 ○都市整備課長(甲村尚義) 都心環境ビジョンの主な構成につきましては、都心の目指すべき将来の姿の明確化や駅周辺のエリアを中心とした都心の再整備のあり方などとなっています。  よって、構想段階ということでありまして、整備費につきましては算出していません。  以上でございます。 ○分科会長(山田主成) 以上で質疑を終わります。  大村委員は、傍聴席にお戻りください。  続いて、9款及び11款について質疑を許します。  杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 9款の項目について2件質問させていただきます。  予算執行実績報告書の286ページ、9款1項5目災害対策費6防災意識普及啓発費、(8)ブロック塀撤去奨励補助金について質問いたします。今までのブロック塀の撤去についての実績を伺います。 ○分科会長(山田主成) 岡田建築相談課長。 ○建築相談課長(岡田茂克) ブロック塀の撤去補助は、平成8年度から継続しており、平成26年度までに累計197件に補助を行っています。過去3年間でも平成24年度に15件、平成25年度に9件、平成26年度に12件の補助を行っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 最近、私の身の回りは結構ブロック塀は少なくなってきましたが、今後もこの制度は必要かどうか伺います。 ○分科会長(山田主成) 岡田課長。 ○建築相談課長(岡田茂克) 毎年9件程度の補助申請があることからも、まだまだ倒壊のおそれのある危険なブロック塀はなくなっていないと考えられるため、今後も補助制度を継続していきたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 続きまして、予算執行実績報告書287ページをお願いします。  同じく11民間建築物等耐震対策費について質問いたします。今回のローラー作戦に、長興寺自治区が選ばれた理由はどのようであったでしょうか。 ○分科会長(山田主成) 岡田課長。 ○建築相談課長(岡田茂克) 豊田市建築物耐震改修促進計画において、古い木造住宅が密集している区域を重点的に耐震化を進める区域として、この区域を優先的にローラー作戦を平成20年度から実施しており、長興寺自治区もこの区域に含まれています。  今回、平成26年度の長興寺自治区防災訓練の中で建築物の地震対策についての話をしてほしいとの依頼があり、地域の耐震対策としてローラー作戦を行うことを提案したところ、協力が得られることとなり実施しました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 杉本委員。 ○分科会委員(杉本寛文) 最後の質問ですが、このローラー作戦の効果と、そこの住民の反応をお聞かせください。 ○分科会長(山田主成) 岡田課長。 ○建築相談課長(岡田茂克) ローラー作戦の効果としましては、144軒の該当住宅を訪問させていただき、60軒もの木造住宅無料耐震診断の申込みをいただきました。また、地域住民の反応としましては、地域の耐震対策について強い関心を持っており、自治区役員を中心に今回のローラー作戦についても積極的に協力していただくことができました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私からは1点質問します。  予算執行実績報告書286ページ、9款1項5目災害対策費、9公共建築物災害対策費です。土砂災害特別警戒区域の調査方法と調査結果の展開状況についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 中村建築住宅課長。 ○建築住宅課長(中村 誠) 土砂災害特別警戒区域にある公共建築物の中で、居室を有する建築物を対象とし、消防団詰所格納庫13施設を始め市内全域で45施設につきまして、愛知県のホームページの地図をもとに現地調査を行い、建物配置を図面化した上で土砂災害特別警戒区域に該当する部分の抽出を行いました。その結果、12の施設が区域外となり、33の施設が区域内にあることがわかりました。この33施設のうち安全対策には敷地の買い増し等が必要なものが17施設ございました。敷地内で安全対策の擁壁等が設置できる16施設につきましては、施設ごとに対策費用を検討いたしました。その費用につきましては、各施設で異なりますが、2,000万円台から1億7,000万円台と算出しています。  調査結果につきましては、今後、施設利用者の安心・安全を確保するため、施設更新や機能再配置を検討する際の基礎資料として活用を図ります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて継続費及び繰越明許費について質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第4号について、意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第7号平成26年度豊田市都市計画事業土地区画整理特別会計決算について、質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第7号について、意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第8号平成26年度豊田市分譲住宅建設事業特別会計決算について質疑を許します。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、予算執行実績報告書の375ページをお願いいたします。  残り1区画となっておった小原町地内の販売地でございますが、平成26年度に完売になったということで喜ばしいことでございますが、これによりまして見るだけで言いますと、特別会計で扱う物件がないというように思われるのですが、実際まだまだ扱っていく物件があるのかどうか。また、仮になくなったときに特別会計のあり方はどうなるのか、平成26年度としてどのような認識で行ったのか確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 中村建築住宅課長。 ○建築住宅課長(中村 誠) 平成26年度には、さくら台の最後の分譲地1区画を販売したほか、かつて分譲いたしました京ヶ峰分譲地ほかののり面などの分譲残地につきまして、生木伐採や草刈りなどの維持管理を行っています。  今年度につきましては、長年の課題でありました東広瀬にあります分譲地が、所管部局との調整により販売できることとなり、341.75平方メートルの1区画を1,196万円で現在販売しているところでございます。  今後の展開といたしましては、美和住宅建てかえに伴う余剰地や既に廃止いたしました宮上町住宅の跡地など、どのように宅地登記につなげていくかを検討しているところでございます。また、農山村部におきまして、定住促進のための住宅分譲の可能性についても引き続き相談を受けています。  このようなことから、特別会計として引き続き運用してまいりたいと考えています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第8号について、意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、債権放棄状況の報告を行います。  報告に当たっては、債権名、放棄額等を簡潔に説明願います。  岩月都市整備部副部長。 ○副部長(岩月正光) 都市整備部の債権放棄について説明させていただきます。  平成26年度債権放棄実績報告をお願いいたします。分科会別の4産業建設分科会の欄をごらんください。債権名は、市営住宅等使用料で件数といたしまして3件でございます。  まず、上段の債権額106万2,320円の案件でございますが、これは15か月分の市営住宅等使用料であります。放棄理由としましては、債務者は生活保護法の適用を受け、資力の回復が困難で当該債権を弁済する見込みがなく、債権管理条例第15条第1項第1号に該当するため、この債権を放棄したものでございます。  次に、中段の債権額33万7,520円の案件でございますが、これは15か月分の市営住宅等使用料であります。放棄理由としましては、債務者は破産法の規定により債権の責任を免れたことにより、債権管理条例第15条第1項第5号に該当するため、この債権を放棄したものであります。  最後に、下段の債権額18万5,600円の案件でございますが、これは12か月分の市営住宅等使用料であります。放棄理由としましては、債務者は訴訟対象通知を行った後、海外へ出国したことが判明し、徴収停止の措置を行い相当な期間を経過した後においても資力の回復は困難で弁済する見込みがなく、債権管理条例第15条第1項第6号に該当するため、この債権を放棄したものでございます。  説明は以上です。 ○分科会長(山田主成) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、以上で都市整備部所管分を終わります。  暫時休憩いたします。再開は午後2時40分からといたします。                        休憩 午後 2時28分                        再開 午後 2時40分 ○分科会長(山田主成) 休憩前に引き続き会議を始めます。  それでは、建設部所管分について審査を行います。始めに、議案第101号平成27年度豊田市一般会計補正予算を議題とします。  それでは、議案第101号について説明願います。  山口建設部副部長。 ○副部長(山口美智雄) 建設部の一般会計補正予算について説明させていただきます。  一般会計補正予算書の10ページをお願いします。第4表の債務負担行為補正について説明します。第4表の上から後退用地整備事業、道路側溝修繕事業、地域道路側溝修繕事業、路面舗装修繕事業及び地域路面舗装修繕事業の5事業について、債務負担行為補正を行うものであります。  道路側溝修繕事業と地域道路側溝修繕事業及び路面舗装修繕事業と地域路面舗装修繕事業の違いは、旧豊田市西加茂エリアと旧東加茂稲武エリアの地区の分けでありまして、地域で始まる事業は旧東加茂稲武エリアの事業であります。  補正の理由ですが、これらの事業につきましては、いずれも生活基盤整備による住民サービスの向上及び早期発注による工事の平準化を図るものであります。各事業の補正額は記載のとおりで、総額は5億6,000万円であります。  次に、補正予算説明書28ページをお願いします。8款2項3目道路新設改良費でありますが、これは財源補正をするものです。  建設部の補正予算の説明は、以上です。 ○分科会長(山田主成) 説明が終わりましたので、質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、議案第101号について、意見等はありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、引き続き承認第4号平成26年度豊田市一般会計決算歳入について、質疑を許します。  質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて歳出のうち8款について、質疑を許します。  質疑ありませんか。
     日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 予算執行実績報告書244ページをお願いします。  8款1項3目建築審査費、4後退用地整備費でございますが、平成26年度の寄附採納件数は記載のとおり143件でありますが、ここ5年間の推移はどのようか伺います。  また、あわせて今後の課題を伺います。 ○分科会長(山田主成) 宮田土木管理課長。 ○土木管理課長(宮田昌和) ここ5年間の件数は、平成22年度は152件、平成23年度は127件、平成24年度は137件、平成25年度は187件となっています。  今後の課題としましては、建築行為がある方から土地の寄附をいただいても、その隣地の寄附がなく、排水の接続ができない場合、側溝・舗装の整備ができないなど、問題が上げられます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 予算執行実績報告書の247ページお願いします。  8款2項2目道路橋りょう維持費、4道路修繕費、(3)路面舗装修繕費について、2点お伺いします。  1点目は、路面舗装修繕費の執行経費の内容について伺います。 ○分科会長(山田主成) 石原道路維持課長。 ○道路維持課長(石原知幸) 路面舗装修繕費の執行経費は、地元から提出される生活道路を主とした工事申請書や道路パトロールの結果に基づき随時整備する工事費と、幹線道路で実施した路面性状調査結果に基づき計画的に整備する工事費でございます。  また、市民などから情報提供や道路パトロールで発見・確認されたふぐあい箇所を緊急的に補修するための修繕費及び舗装路面の状態を把握するための路面性状調査の委託費も含まれています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 2点目は、道路の舗装路面の現状を把握する方法について伺います。 ○分科会長(山田主成) 石原課長。 ○道路維持課長(石原知幸) 現状把握の方法は、国土交通省道路局が作成した総点検実施要領に基づき、幹線道路であります1級・2級市道を対象に専用の路面性状測定車を使用した路面状態の調査。具体的には、ひび割れ、わだち掘れ、平たん性のデータを収集・解析し、舗装の性状を客観的に数値化することで評価・把握しています。  そのほかの道路につきましては、日常の道路パトロール、年3回の建設部職員による道路一斉点検及び地元から寄せられる情報により現状把握に努めています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 予算執行実績報告書の248ページをお願いします。  8款2項2目道路橋りょう維持費、特記事項の部分でございますが、繰越明許費が4億2,370万円繰り越されていますが、その理由と、あわせて事業実施状況を伺います。 ○分科会長(山田主成) 田中道路予防保全課長。 ○道路予防保全課長(田中 統) 豊田大橋橋りょう長寿命化修繕・耐震補強事業の繰越明許費には、昨年10月に発生した労災死亡事故に対する原因究明及び再発防止策を講じるため作業を中断しています。その中断期間の影響により、年度内完了ができなくなったものです。再発防止策の構築後、作業を再開し、平成27年5月に工事が完了しています。  手呂高架橋ほか4橋、橋りょう長寿命化修繕・耐震補強事業の繰越明許理由は、手呂高架橋1の上下線2橋について、当初想定していなかった軟弱な用地のため、占用物の支障移転が必要となり、その支障移転に時間を要したため、年度内完了ができなくなったものです。同時に発注した5橋のうち3橋については、平成26年度内に完了しており、完了できなかった2橋についても支障移転が3月中旬に完了し、その後工事を再開し、平成27年6月に工事が完了しています。  また、大川橋ほか3橋、橋りょう長寿命化修繕・耐震補強事業の繰越明許理由につきましては、大川橋について足場設置後の現場確認、詳細計画の結果、補強部材の構造計算の修正が必要となり、これにより補強鋼材の納入がおくれ、年度内完了ができなくなったものです。同時に発注した4橋のうち3橋については、平成26年度内に完了しており、完了できなかった1橋についても再設計完了後、作業を実施し、平成27年5月に工事が完了しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 次に、予算執行実績報告書の253ページをお願いします。  8款3項2目歩道等整備費であります。3交差点改良費でお伺いしますが、とよた事故削減あんしんプランでの市道高橋細谷3号線のほか、3箇所の具体的な取組内容を伺います。 ○分科会長(山田主成) 竹村土木課長。 ○土木課長(竹村浩一) とよた事故削減あんしんプランに基づき、2箇所の交差点改良工事と2箇所の交差点測量設計を実施しました。交差点改良工事のうち丸山町一丁目交差点については、右折事故や追突事故が多いため、新たに右折ポケットを設置し、交差点全体のコンパクト化を図りました。また、梅坪町一丁目交差点については、隣の交差点との距離が近く追突事故などが多いため、進入速度抑制のためのライン処理や看板設置による注意喚起を行い、安全性の向上を図りました。  次に、交差点測量設計ですが、堤町五月池交差点については、右折事故や追突事故が多いため新たに右折車線を設置し、交差点進入時の安全性向上のためのライン処理を計画しました。また、宮上町八丁目交差点については、右折待ち車両脇の危険なすり抜けや慢性的な渋滞が発生していることから、直進車両の通行スペースの確保及び交差点のコンパクト化を計画しました。  なお、2箇所とも平成27年度の工事完了を予定しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 予算執行実績報告書254ページをお願いします。  8款4項1目河川総務費、7急傾斜地崩壊対策負担金について、2点お伺いします。1点目は、豊田市の役割は何かを伺います。 ○分科会長(山田主成) 宮田課長。 ○土木管理課長(宮田昌和) 急傾斜地崩壊対策事業は、愛知県が実施しています。市は、事業費の一部を負担のほか、地域から提出されました急傾斜地崩壊対策工事要望を取りまとめ、愛知県に要望しています。  また、事業区域に係る道路・水路などの法定外公共物の付け替えを行っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 2点目は、急傾斜地崩壊対策事業の整備状況と今後の取組について伺います。 ○分科会長(山田主成) 宮田課長。 ○土木管理課長(宮田昌和) 平成26年度末で急傾斜地崩壊危険箇所で整備対象箇所593箇所に対して、107箇所の整備が完了しておりまして、整備率は18%となっています。今後も引き続き、県に対し急傾斜地崩壊危険箇所に対する対策事業の積極的な推進を要望してまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 続きまして、予算執行実績報告書261ページをお願いします。  8款5項3目街路事業費について1点お伺いします。平成25年度決算額、21億1,000万円余でありますが、平成26年度決算額は12億7,000万円余と10億円あまりの減額となっていますが、その理由について伺います。 ○分科会長(山田主成) 稲吉街路課長。 ○街路課長(稲吉健司) 減額の主な理由としましては、都市計画道路豊田刈谷線朝日工区において、4車線道路の事業完了による工事費及び補償費が減少したことのほか、都市計画道路花園八橋線では市街地区間の大型補償費がピークを超えたことから、決算額が減額となりました。  以上であります。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 続きまして、予算執行実績報告書262ページをお願いします。  8款5項4目特定道路費、3高規格道路建設促進費であります。上郷スマートインターチェンジの現在の進捗状況及び課題を伺います。 ○分科会長(山田主成) 春日井幹線道路推進課長。 ○幹線道路推進課長(春日井輝政) 上郷スマートインターチェンジは、平成25年に国土交通省より連結許可書の採択を受けまして、以降、詳細設計、用地調査等を行ってまいりました。あわせまして、地域の住民の方々の説明会も実施したところでございます。平成26年度からは、用地取得に着手をいたしまして、平成26年度末で面積ベースで約40パーセントの取得が完了したところでございます。それに伴いまして、全地権者との用地交渉を実施しているところでございます。  また、工事につきましては、中日本高速道路株式会社より全路線が発注済みでございます。  課題といたしましては、平成28年度末の供用開始を目指しまして、順次用地取得や工事を進めているところでございますが、用地交渉に時間を要する地権者等が存在し、供用開始の難易度が非常に高い状況でございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 次に、同ページ、6特定道路改良促進費であります。3点伺います。  1点目は、国道155号豊田南バイパスの本線の進捗状況を伺います。 ○分科会長(山田主成) 春日井課長。 ○幹線道路推進課長(春日井輝政) 豊田南バイパスは、豊田西バイパスから逢妻町の155号の間で事業を進めています。本線の用地取得につきましては、平成21年度より用地取得を開始し、平成26年度末におきましては用地面積ベースで約94パーセントの取得率となっています。本線の工事につきましては、平成25年度に起工式を挙行し、平成26年度から千足深田山線などの交差部のボックス工事などが始まっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 次、同じように153号の豊田北バイパスの進捗状況について伺います。 ○分科会長(山田主成) 春日井課長。 ○幹線道路推進課長(春日井輝政) 豊田北バイパスは、逢妻町の国道155号から上原町の国道419号までの区間を1工区としまして、その先国道419号から勘八の外環までの区間を2工区として整備を進めています。1工区につきましては、平成24年度より用地取得に着手しまして、平成26年度末における取得率が面積ベースで約74パーセントでございます。2工区につきましても、平成21年度より用地取得に着手しまして、平成26年度末における取得率が面積ベースで約91パーセントとなっています。本線の工事につきましては、平成25年度に起工式を挙行し、平成26年度より仮称でございますけども、矢作川橋の工事に着手しています。  なお、平成27年度からは、矢作川の河川内の下部工事が着手されています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 日惠野委員。 ○分科会委員(日惠野雅俊) 3点目は、両バイパスの本線整備に関する市道の整備状況を伺います。 ○分科会長(山田主成) 春日井課長。 ○幹線道路推進課長(春日井輝政) 豊田南・北バイパスに関連する市道は、全部で39路線ございます。その39路線は、本線の進捗にあわせまして優先順位をつけて順次整備しています。豊田南バイパスの関連市道としましては、平成26年度に関連する市道5路線の用地、約1,200平方メートルほどを買収し、道路工事としましても2路線、約190メートルほどの工事を実施しています。  豊田北バイパス1工区の関連市道としましては、関連する2路線の用地約4,000平方メートルを買収し、関連する道路の詳細設計420メートルを実施しています。豊田北バイパスの2工区の関連市道といたしましては、4路線の用地取得、約1,400平方メートルを買収し、関連する道路工事2路線、約300メートルの工事を実施しています。あわせまして、道路の詳細設計も750メートルほど実施しています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 私は、大きく3点についてご質問いたします。  予算執行実績報告書245ページ、8款1項3目建築審査費、5位置指定道路整備費1,190万円余に対しまして、当初の予算より減額した理由をお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 竹村課長。 ○土木課長(竹村浩一) 当初予算では、10箇所の工事を予定していましたが、実際に工事が施工できたのは4箇所であったため、減額となりました。施工できなかった理由は、地元との調整が整わなかったため、工事に至りませんでした。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) その件につきまして、地元地権者への事前説明が重要と考えますが、今後の対応についてお伺いしたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 竹村課長。 ○土木課長(竹村浩一) 今後は、位置指定道路整備の制度について、地元には事前により一層丁寧な説明をするよう努めてまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 2点目としまして予算執行実績報告書252ページ、8款3項1目安全推進費、3交通安全施設維持管理費、(5)交通安全施設更新事業につきまして、交通安全施設更新事業の目的と今後の取組についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 石原課長。 ○道路維持課長(石原知幸) 交通安全施設更新事業は、過去に整備された多くの交通安全施設が次々に更新時期を迎えるため、必要な点検調査の実施並びに点検結果に基づく計画的な建てかえ・修繕を実施し、道路利用者等の安全かつ円滑な道路交通の確保を図ることを目的として実施するものでございます。  管理している交通安全施設には、道路照明灯約5,500基、大型案内標識約200基、道路反射鏡約6,000基及び警戒標識や規制標識の小型標識2,000基などがございます。これらの交通安全施設は、詳細点検を10年に一度の頻度で施設の特性や設置環境を踏まえて定期的に行い、その結果に基づく的確な修繕や建てかえを実施するとともに、記録するといったメンテナンスサイクルを継続的に実施していきます。  以上です。
    ○分科会長(山田主成) 吉野委員。 ○分科会委員(吉野英国) 最後の質問でございます。  予算執行実績報告書262ページ、8款5項4目特定道路費、5特定道路建設費でございます。事故多発地点での対策完了箇所における効果確認と、関係部署への周知についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 岡本建設企画課長。 ○建設企画課長(岡本哲志) 対策効果の確認につきましては、交差点手前などへの減速路面表示、注意喚起看板の設置、右折レーンの設置などを実施した主要な箇所の対策前後におきましてビデオ撮影調査を行いました。それによって、自動車や自転車、歩行者などの通行の挙動分析を行っています。  確認された効果といたしましては、自動車などの交差点への進入速度の低下や自転車の飛び出しが減少するなどの効果が確認できました。これらの結果につきましては、国・県・市、道路管理者や警察、学識経験者、道路利用者などが参加いたします豊田市幹線道路事故抑止対策連絡会議にて情報提供を行い、共有化を図っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 私からは、4点についてお伺いいたします。  まず始めに、予算執行実績報告書248ページ、8款2項2目道路橋りょう維持費、5橋りょう修繕費、(3)橋りょう長寿命化修繕費で2点についてお伺いします。  1点目、橋梁定期点検219橋、横断歩道橋定期点検37橋の点検結果はどうだったのかお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 田中課長。 ○道路予防保全課長(田中 統) 平成26年度に実施した橋梁の定期点検結果は、全219橋のうち、損傷が軽微で機能上問題が生じてない橋梁が200橋、一部に損傷が見られ、補修を行う必要がある橋梁が17橋、損傷が著しく緊急に措置を講ずべき橋梁が2橋となります。  横断歩道橋の定期点検結果は、全37橋のうち損傷が軽微で機能上問題を生じていない歩道橋が34橋、一部に損傷が見られ補修を行う必要がある歩道橋が3橋、損傷が著しく緊急に措置を講ずる歩道橋はありませんでした。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 2点目。その点検結果をどのように活用していくのかお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 田中課長。 ○道路予防保全課長(田中 統) 今年度、点検結果を踏まえた修繕計画を橋梁・横断歩道橋ともに策定中であり、補修を行う必要があるものについては計画の中に反映させ、順次補修を行ってまいります。  緊急に措置を講ずべき橋梁2橋については、市道認定はされていますが、前後区間が未整備であり、事実上利用者が存在しないため、既に通行どめの規制を講じています。今後の対応につきましては、全管理橋梁の維持管理方針構築の中で検討してまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 続きまして、予算執行実績報告書253ページ、8款3項2目歩道等整備費、1歩道設置費の中で1点質問させていただきます。  歩道の新設改良事業を行っているとありますけども、歩道整備の優先度と新設及び改良についての考え方についてお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 竹村課長。 ○土木課長(竹村浩一) 歩道の新設改良事業を行う場合、既存道路の歩行者や車両の通行状況及び通学路の指定状況、事故状況並びに道路施設の現状や周辺土地利用状況などについて確認し、地域の意見を踏まえ、危険度の高い路線を優先に歩道整備を実施していきます。  こうした中、歩道の新設と改良では、歩行者にとっては既存の道路に歩道がない場合に危険度が高いため、歩道の新設が歩道設置費の大部分を占めています。  一方、歩道が整備されていても幅員が狭く、歩行者が車道に出てしまうなど通行に支障を来す場合には、既存の歩道を拡幅改良し、歩行者の安全で快適な歩行空間の確保に努めていきます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 田代委員。 ○分科会委員(田代 研) 最後の質問になります。  予算執行実績報告書255ページ、8款4項2目河川改良費、1河川改良費、(1)一級河川安永川のトンネル区間より上流の第2期区間の今後の予定はどのようかお伺いいたします。 ○分科会長(山田主成) 八木河川課長。 ○河川課長(八木重善) トンネル区間より上流の秋葉町から下林町にかけての第2期区間につきましては、現在、用地取得業務を進めています。その用地取得の状況でございますが、第2期区間の総取得面積約2万2,100平方メートルのうち、平成26年度末におきましては約1万200平方メートルが取得済みでございまして、その取得率は約46パーセントとなっています。  今後の工事の予定でございますが、平成27年度発注予定の高橋細谷線関連の開水路工事を皮切りに、下流側より用地を取得できたところから順次工事を進めまして、平成30年度の事業完了を目指してまいります。  以上でございます。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、私から予算執行実績報告書247ページお願いいたします。  8款2項2目道路橋りょう維持費、3道路等管理費、(2)歩行者専用道等維持管理費でございます。いわゆる、ペデストリアンデッキの関係でございますが、こちら平成25年度と比較しましてかなり増額しています。まず、その理由をお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 石原課長。 ○道路維持課長(石原知幸) 歩行者専用道等維持管理費の主な執行内容につきましては、豊田市駅東デッキ及び西デッキの日常清掃等の管理委託費や昇降機の定期的な点検・修繕を実施したものであります。増額理由の主なものとしましては、東デッキ及び西デッキの昇降機を合わせた28基の修繕において、定期交換部品のうちエスカレーターのステップなどの高額な部品交換を行ったため、増額となりました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) それで、豊田市駅東西のペデストリアンデッキの清掃等の管理委託費及び昇降機の点検・修繕費について、それぞれ分けて執行金額をお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 石原課長。 ○道路維持課長(石原知幸) 豊田市駅東デッキ及び西デッキの日常清掃等の管理委託費は、デッキの日常清掃やデッキ昇降機の巡視を実施したもので、東デッキの執行金額は1,200万円余、そして西デッキにつきましては1,900万円余であります。  また、東西デッキの昇降機の点検・修繕費につきましては、東デッキは昇降機16基の法定点検及び修繕を実施し、執行金額は6,300万円余であり、西デッキにつきましては、12基の法定点検及び修繕を実施し、2,400万円余となっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、引き続きまして予算執行実績報告書254ページをお願いいたします。  8款4項1目河川総務費のうち、4(仮)水辺ふれあいプラザ整備費の関係でございます。この中で、構造物撤去工事が行われたという記載がございます。こちらの執行金額並びに概要についてご説明いただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 早川矢作川研究所長。 ○矢作川研究所長(早川 匡) 構造物撤去工事につきましては、事業用地内にある既設コンクリート構造物の取り壊し処分と、取り壊し後の整地の工事費として1,220万円余を執行しました。あわせて、草刈りなど維持管理を地元へ委託した費用として70万円余を執行しました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 事業はわかりましたが、なぜこのタイミングでの撤去工事だったのか。これは、考え方によってはもう少し早く撤去すれば、さまざまな有効活用ができたのではないかなと思うのですが、そのあたり、このタイミングになった理由についてお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 早川所長。 ○矢作川研究所長(早川 匡) 平成23年度より地元へ草刈りなどの維持管理を委託している中で、既設コンクリート構造物の段差により安全に作業ができないこと。また、作業車の車両の駐車場所がないことへの改善要望が年々強くなりました。このため、地元住民が安全かつ安心して作業ができる環境を整えるため、平成26年度に構造物撤去工事を実施しました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、その構造物撤去工事が完了したということで、これでさまざまな利用が可能だと思うのですが、予定地の有効活用として、特に地元利用の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 早川所長。 ○矢作川研究所長(早川 匡) 本格的な整備着手までの(仮)水辺ふれあいプラザ予定地の有効活用につきましては、今後予定しています地元住民との意見交換会を重ねる中で効果的な利用方法を考えてまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、引き続きまして予算執行実績報告書256ページ、8款4項2目河川改良費、9矢作川河畔林整備費でございます。こちらにつきましては、執行金額が前年度の約2倍という形で大幅増になっています。理由並びに事業概要についてご説明いただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 早川所長。 ○矢作川研究所長(早川 匡) 本事業は、矢作川の河畔に繁茂した竹林を地元住民との共働による間伐作業により改善するものであります。整備費は、このための作業用道路を造成するもので、平成25年度と平成26年度は大河原町で整備を実施しました。整備費の増加理由につきましては、地元との調整結果により、平成25年度は作業用通路を88メートル、平成26年度は残りの284メートルを整備したもので、工事延長の増加に伴うものであります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 矢作川河畔林、これから整備しなければならないところがまだ多いと思うのですが、整備計画がどうなっているのか確認させていただきます。 ○分科会長(山田主成) 早川所長。 ○矢作川研究所長(早川 匡) 矢作川上流域では、平成19年度に7自治区の住民との共働による管理整備計画の基本計画を策定しました。この計画に基づき、大河原町では平成24年度に住民ワークショップを行い、実施計画を策定し、平成25年度より整備に着手しています。  また、平成26年4月には地元住民による水辺愛護会が設立され、作業用通路を利用した間伐作業が始まっています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) では、私から最後の質問。  予算執行実績報告書262ページ、8款5項4目特定道路費4勘八インター周辺道路等整備費でございます。こちらにつきまして、平成25年度の実績報告書としてはパークアンドライドの実績がございましたが、平成26年度では記載がございません。こちらについて、実績があるのかどうか、もしあったとしたら執行金額をご回答いただけたらと思います。 ○分科会長(山田主成) 春日井課長。 ○幹線道路推進課長(春日井輝政) 平成26年度のパークアンドライドの実績につきましては、Jリーグなどを中心としまして18日間、約7,000台の利用実績がございました。執行金額の内訳でございますけども、主なものとしましては、多目的広場の整備工事が大きいものでございまして、そのほかに修正設計、あわせて昨年度も計上してございました借地料が計上してございます。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 岡田委員。 ○分科会委員(岡田耕一) 多目的広場の整備についてお伺いしたいと思いますが、整備目的並びに概要についてご説明いただきたいと思います。 ○分科会長(山田主成) 春日井課長。 ○幹線道路推進課長(春日井輝政) 勘八町の豊田不燃物処理場の跡地の有効活用を図るために、野球等スポーツのできる広場を整備しています。また、あわせまして豊田スタジアム等で実施されます大規模なスポーツイベント等におきまして、パークアンドライドとしても多目的に利用ができる計画としています。  勘八町の周辺でございますけども、3箇所のパークアンドライド空き地整備を行っておりまして、現在、勘八インターに最も近い場所の整備を進めています。この場所で平成26年度は、利用者の利便性を図るためにトイレの設置や階段、スロープ等の設置を行っています。  以上です。 ○分科会長(山田主成) ほかにありませんか。  ないようですので、続いて、委員外委員発言の申し出についてお諮りいたします。  大村委員の市道の新設事業についてを趣旨とする発言申し出を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ご異議なしと認め、大村委員の発言申し出を許可します。  大村委員、発言席へお進みください。  大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 予算執行実績報告書の249ページ、8款2項3目道路新設改良費、1市道新設費で市道乙部舞木線ほか5路線であります。その5路線で明示はありませんが、その5路線のうちの一つであります伊保貝津線の新設道路について質問いたします。  これは、伊保町から保見町に抜けていく新設道路であります。現地を見に行っていますが、計画の路線図ができています、実質この3月で保見町まで行かずに貝津町でとまってしまっています。  そこでまず1点目聞きます。なぜ、計画が変更になり、とまったままなのか。今後の計画はどうなるのか、その点をお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 竹村課長。
    ○土木課長(竹村浩一) 伊保町と貝津町を結ぶ市道伊保貝津線ほか1路線は、愛知環状鉄道貝津駅へのアクセス道路及び周辺地域の交通の円滑化を目的に、地域との協議を踏まえ事業を進めてきました。事業区間は、延長1,420メートルで全線にわたり用地買収が完了していますが、整備については地元及び警察との協議に時間を要したため、平成27年3月の供用開始時点において約300メートルの未供用区間を残しています。  今後は、接続する市道殿貝津乙部線など、周辺道路における交通量調査を行い、交通量の変化を把握するとともに、地域のご理解を得た上で協議を整え、未供用区間を整備してまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 2点目として、現在どういう状況になっているかというと、この新設道路ができて、途中の貝津町でとまっているがゆえに、中京大学から貝津町の住宅地を通る細い道が結局抜け道になってしまって、今までなかったのですが、大型ダンプが頻繁に通行しています。私も見に行きましたが、大型ダンプ同士がすれ違いができないような細い道を10分の間に何度も通っていきますから、これは大変危ないと思いました。通学路がそこに通っているということでありまして、交通安全上大変危険だと私は実感しましたが、現状をどのように把握しているのかお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 竹村課長。 ○土木課長(竹村浩一) 市道伊保貝津線と交差する市道中京大学東線は、市道伊保貝津線と同様、地域の交通の円滑化のため計画された路線であります。市道中京大学東線は、完成幅員が約15メートルの2車道路ですが、延長約40メートルについて拡幅用地の未買収区間を残しており、延長約180メートルが暫定供用の状態です。  市道伊保貝津線供用後の4月に行った交通量調査の結果より、大型車を含む交通量が増えていることから、早急に対応する必要があることは承知しています。このため、速度抑制や歩行者の視認性の向上のため、交差点のカラー化や注意看板の設置など、通学路における暫定的な安全対策を施し、道路利用者の安全性の確保に努めてまいりました。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 大村委員。 ○委員外委員(大村義則) 当面の対策はその程度でありますが、今後の根本的な対策というのはどのように考えているのかお聞きします。 ○分科会長(山田主成) 竹村課長。 ○土木課長(竹村浩一) 今後は、未買収区間の用地取得を鋭意進めながら、早期の拡幅整備を進めてまいります。  また、拡幅整備とあわせ、注意喚起の路面表示など、道路利用者に対するより一層の安全対策を進めてまいります。  以上です。 ○分科会長(山田主成) 以上で質疑を終わります。  大村委員は、傍聴席にお戻りください。  続いて、11款について質疑を許します。質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、継続費及び繰越明許費について質疑を許します。質疑ありませんか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、続いて、承認第4号について、意見等はありますか。             〔「進行」の声起こる〕 ○分科会長(山田主成) ないようですので、以上で建設部所管分を終わります。  以上をもちまして、当分科会の審査案件の全てを終了しました。なお、予算決算委員会における審査結果報告につきましては、分科会長にご一任いただきますようお願いいたします。  これをもちまして、予算決算委員会産業建設分科会を閉会します。                                  閉会 午後 3時20分  平成27年9月16日                           産業建設分科会長 山田主成...