刈谷市議会 > 2023-02-16 >
02月16日-01号

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  1. 刈谷市議会 2023-02-16
    02月16日-01号


    取得元: 刈谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    令和 5年  3月 定例会議事日程第1号                         令和5年2月16日(木)                             午前10時 開議日程第1       会期の決定について日程第2       令和5年度施政方針及び議案の大綱について日程第3       令和5年度教育行政方針について日程第4 報告第1号 損害賠償の額を定める専決処分について日程第5 報告第2号 刈谷市土地開発公社事業計画等について日程第6 同意第1号 功労者の推薦について日程第7 議案第1号 第8次刈谷市総合計画基本構想について日程第8 議案第2号 刈谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について日程第9 議案第3号 刈谷市国民健康保険条例の一部改正について日程第10 議案第4号 市道路線の認定について日程第11 議案第5号 刈谷市手数料条例の一部改正について日程第12 議案第6号 刈谷市特定公共賃貸住宅条例の一部改正について日程第13 議案第7号 刈谷市営住宅管理条例の一部改正について日程第14 議案第8号 指定管理者の指定について(猿渡公園)日程第15 議案第9号 刈谷市水道給水条例の一部改正について日程第16 議案第10号 刈谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について日程第17 議案第11号 刈谷市歴史博物館条例の一部改正について日程第18 議案第12号 刈谷市子ども・子育て会議条例の一部改正について日程第19 議案第13号 工事請負契約の締結について(東刈谷保育園大規模改造(建築)工事)日程第20 議案第14号 刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について日程第21 議案第15号 令和4年度刈谷市一般会計補正予算(第9号)日程第22 議案第16号 令和4年度刈谷市刈谷小垣江駅東部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)日程第23 議案第17号 令和4年度刈谷市刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)日程第24 議案第18号 令和4年度刈谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)日程第25 議案第19号 令和4年度刈谷市下水道事業会計補正予算(第3号)日程第26 議案第20号 令和5年度刈谷市一般会計予算日程第27 議案第21号 令和5年度刈谷市刈谷小垣江駅東部土地区画整理事業特別会計予算日程第28 議案第22号 令和5年度刈谷市刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計予算日程第29 議案第23号 令和5年度刈谷市国民健康保険特別会計予算日程第30 議案第24号 令和5年度刈谷市後期高齢者医療特別会計予算日程第31 議案第25号 令和5年度刈谷市介護保険特別会計予算日程第32 議案第26号 令和5年度刈谷市水道事業会計予算日程第33 議案第27号 令和5年度刈谷市下水道事業会計予算日程第34 請願第1号 給食のオーガニック化推進を求める請願日程第35 請願第2号 「選択的夫婦別姓制度の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書」を採択することを求める請願---------------------------------------本日の会議に付した事件 1 会期の決定について 2 令和5年度施政方針及び議案の大綱について 3 令和5年度教育行政方針について 4 報告第1号 損害賠償の額を定める専決処分について 5 報告第2号 刈谷市土地開発公社事業計画等について 6 同意第1号 功労者の推薦について 7 議案第1号 第8次刈谷市総合計画基本構想について 8 議案第2号 刈谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について 9 議案第3号 刈谷市国民健康保険条例の一部改正について10 議案第4号 市道路線の認定について11 議案第5号 刈谷市手数料条例の一部改正について12 議案第6号 刈谷市特定公共賃貸住宅条例の一部改正について13 議案第7号 刈谷市営住宅管理条例の一部改正について14 議案第8号 指定管理者の指定について(猿渡公園)15 議案第9号 刈谷市水道給水条例の一部改正について16 議案第10号 刈谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について17 議案第11号 刈谷市歴史博物館条例の一部改正について18 議案第12号 刈谷市子ども・子育て会議条例の一部改正について19 議案第13号 工事請負契約の締結について(東刈谷保育園大規模改造(建築)工事)20 議案第14号 刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について21 議案第15号 令和4年度刈谷市一般会計補正予算(第9号)22 議案第16号 令和4年度刈谷市刈谷小垣江駅東部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)23 議案第17号 令和4年度刈谷市刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)24 議案第18号 令和4年度刈谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)25 議案第19号 令和4年度刈谷市下水道事業会計補正予算(第3号)26 議案第20号 令和5年度刈谷市一般会計予算27 議案第21号 令和5年度刈谷市刈谷小垣江駅東部土地区画整理事業特別会計予算28 議案第22号 令和5年度刈谷市刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計予算29 議案第23号 令和5年度刈谷市国民健康保険特別会計予算30 議案第24号 令和5年度刈谷市後期高齢者医療特別会計予算31 議案第25号 令和5年度刈谷市介護保険特別会計予算32 議案第26号 令和5年度刈谷市水道事業会計予算33 議案第27号 令和5年度刈谷市下水道事業会計予算34 請願第1号 給食のオーガニック化推進を求める請願35 請願第2号 「選択的夫婦別姓制度の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書」を採択することを求める請願---------------------------------------出席議員(27名)     1番 谷口睦生          2番 加藤幹樹     3番 深谷英貴          4番 揚張慎一     5番 城内志津          6番 葛原祐季     7番 牛田清博          8番 近藤澄男     9番 渡邊妙美         10番 鈴木正人    12番 加藤廣行         13番 外山鉱一    14番 中嶋祥元         15番 山崎高晴    16番 松永 寿         17番 佐原充恭    18番 伊藤幸弘         19番 黒川智明    20番 上田昌哉         21番 鈴木浩二    22番 稲垣雅弘         23番 新海真規    24番 鈴木絹男         25番 白土美恵子    26番 蜂須賀信明        27番 山本シモ子    28番 星野雅春欠席議員(0名)---------------------------------------説明のため議場に出席した者(28名)    市長        稲垣 武   副市長       鈴木克幸    副市長       近藤智展   教育長       金原 宏    企画財政部長    村口文希   総務部長      星野竜也    生活安全部長    宮田孝裕   市民活動部長    近藤和弘    福祉健康部長    加藤雄三   次世代育成部長   斉藤公人    産業環境部長    伊藤雅人   建設部長      齊藤昭久    都市政策部長    石原 章   水資源部長     水野秀彦    会計管理者兼会計課長       監査事務局長    加藤隆司              近藤敦人    教育部長      岡部直樹   企画政策課長    高橋 盟    広報調整監兼広報広聴課長     財務課長      高野 洋              浅岡剛司    市民課長      清水さおり  生活福祉課長    野村妙子    公園整備推進監兼公園緑地課長   水道課長      各務誠一              清水雅之    下水道課長     高須孝明   教育調整監兼教育総務課長                               柴田桂児    学校教育課長    加藤祐介   生涯学習課長    石川晴雄---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員(4名)      議会事務局長       竹谷憲人      議事課長         寺田浩司      課長補佐兼議事係長    酒井 聡      主事           丹羽俊介---------------------------------------                            午前10時00分 開会 ○議長(中嶋祥元)  ただいまから、令和5年3月刈谷市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。 会議規則第81条の規定により、会議録署名議員に12番加藤廣行議員、16番松永寿議員を指名します。 次に、本日の議事日程は、さきに配付しましたとおりですので、御了承を願います。--------------------------------------- これより日程に入ります。 日程第1、会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月23日までの36日間としたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中嶋祥元)  異議なしと認めます。 よって、会期は36日間と決定しました。--------------------------------------- 次に、日程第2、令和5年度施政方針及び議案の大綱について、本件の説明を願います。 市長・・・     (登壇) ◎市長(稲垣武)  皆さん、おはようございます。 令和5年3月市議会の定例会に当たり、所信の一端と御提案申し上げております議案の大綱について御説明申し上げ、市民並びに議会の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私が市長に就任させていただきまして、間もなく4年を迎えようとしています。その間、幾度となく感染拡大という難局に直面しましたが、市民の皆様のワクチン接種や感染対策の徹底により、昨年からは徐々にイベント等も再開されるようになりました。心より感謝を申し上げますとともに、感染拡大を防ぐために日々御尽力いただいている医療従事者をはじめとする関係者の皆様に、改めて深く敬意を表します。 コロナウイルスと向き合う日々が続く中、昨年はサッカーワールドカップが開催され、サムライブルーの活躍が多くの国民を勇気づけ、笑顔と希望をもたらしました。スポーツの持つ力を改めて感じたところでございます。中でも森保監督の選手個々の能力を理解した上での知性あふれる采配や試合後の謙虚なふるまいは各国で称賛を浴び、同じ日本人として誇らしい気持ちと、同じリーダーとして自らを鼓舞する気持ちの両方が湧いてきたところであります。中でも「未来は変えられる」という監督の言葉は、現在、第8次刈谷市総合計画を策定している本市にとっての心強いエールとなりました。 第8次総合計画では「人が輝く 安心快適な産業文化都市」を目指すべき将来都市像とし、その実現に向けての方向性を4つの基本方針で表しています。その4つの基本方針につきましては、後ほど主要施策と共に紹介をさせていただきますが、この計画を未来へのナビゲーションとしながら不透明な時代を切り拓き、輝かしい未来へと変えていきたいと考えております。 現在から未来に目を向けたときに、まずは、人口減少の局面を打開しなければなりません。第8次総合計画の重点戦略になっている「若い世代や子育て世代への支援」を踏まえ、従来から行っております保育体制の充実や子育てに関する相談体制の充実を図りながら、切れ目のない子育て支援を行っていくとともに、子供を主体とした新たな施策もスタートさせ、親世代と子世代の双方の支援を市全体で進めてまいります。 昨年の春には北部地域の玄関口となるスマートインターチェンジが開通し、周辺エリアの交流促進が期待されるところです。市の中心部の玄関口となります刈谷駅周辺におきましても、駅機能の強化や周辺エリアの立地ポテンシャル向上などを推し進め、さらなるにぎわいの創出を図ってまいります。また、自宅付近で過ごす時間が増え、身近な生活圏で充実した余暇を過ごす場所が求められるようになった昨今の社会情勢も踏まえ、現在策定しております魅力あふれる公園づくり構想に基づき、それぞれの公園の特徴を生かした誰もが行きたくなる公園づくりを進め、本市の魅力向上・魅力発信に努めてまいります。 人生100年時代を迎えようとする今日、誰もが生きがいを感じながら安心して暮らせる環境が重要となっています。健康寿命の延伸に向けて市民の健康づくりを支援するとともに、文化・芸術活動や、する・みる・ささえるスポーツの振興など、余暇を楽しむ風土の形成に努めます。 そのほか、国内情勢を見ますと、ウィズコロナの下、社会経済活動が戻りつつある中、原材料価格の上昇や円安の影響等によるエネルギー、食料品等の価格上昇が国民生活や事業活動に大きな影響を及ぼしています。本市におきましても、水道の基本料金免除や支援金の給付などの緊急対策を講じてまいりましたが、引き続き市民の皆様が安心して生活できるように、適時適切な支援を行ってまいりたいと考えております。 今年はNHK大河ドラマで、本市ゆかりの徳川家康公が主人公となっています。家康公といえば優秀な家臣団に支えられ、200年の泰平の世の礎を築いた人物ということで、今回のドラマでは、様々な困難を知恵と工夫と大いなる決断で乗り切った姿が描かれると思われます。刈谷市が安心安全なまちであり、市民の皆様が元気に住み続けられ、笑顔に満ちあふれ、未来へ希望を持てるよう、私たち行政も常に「どうする」と最善を模索しながら、知恵と工夫をもって、時代の難局に立ち向かってまいりたいと考えております。 それでは、以下、令和5年度の主要施策と予算における基本的な考え方について御説明申し上げます。 基本方針の1つ目は、「安心して暮らし続けられる快適なまちづくり」であります。 快適な都市空間と市内外の円滑な移動環境の整備を進めるとともに、災害などのリスクに強い基盤整備を行うことにより、生活の質を維持向上させ、都市と自然が共存した魅力ある住みよいまちづくりを進めてまいります。 本市が持続可能なまちであるためには、引き続き定住を促進し、市内外の方から選ばれ、来訪される魅力的なまちであり続けなければなりません。まちの魅力を維持、向上させる上で、刈谷駅周辺は重要な拠点であります。これまでもシンボルロードであるカリマチストリートやみなくる広場などを活用してイベントを開催してまいりましたが、より一層、効果的な公共空間の活用手法を検討するとともに、冬の時期のイルミネーションなど、周辺エリアのポテンシャルを生かした取組を引き続き進めてまいります。 加えて、刈谷駅北口周辺においては、民間活力を生かした商業施設や住宅などの複合施設を整備し、交流やにぎわいのある地域を創出するとともに、まちなか居住につなげてまいります。 そのほか、JR東海と共に刈谷駅のホーム拡幅やホームドアの設置といった改良事業を推進し、利用者の安全性の確保と利便性を向上するなど、本市の玄関口としてふさわしいエリアとなるよう引き続き取り組んでまいります。 刈谷駅と同様に、刈谷市駅は中心市街地を構成する核の一つであり、本市の魅力向上において重要な役割を担います。刈谷市駅周辺においても民間活力を生かした商業施設や住宅などの複合施設を整備し、本市の歴史と文化に触れることができる地域への玄関口として、魅力的な都市空間を創出してまいります。 高齢化の進行による交通弱者の増加などに伴い、高齢者の外出機会の創出や家族送迎の負担軽減などが求められるようになり、市内の交通においては、高齢者や障害者、子育てをされている方などの移動手段として、鉄道、バス、タクシーなどの公共交通が担う役割は重要性を増しています。公共施設連絡バスかりまるについて、路線改正や運営手法の検討を進めるとともに、これまで鉄道やバスでカバーすることが難しかったエリアへの対応として、井ケ谷町、東境町、西境町などの北部地域においてデマンド交通の実証実験を行い、誰もが安心安全に移動できる交通環境の確保に努めてまいります。 魅力向上や緑豊かで潤いのあるまちづくりを実現する上で、公園は重要な役割を担っています。近年では子供から高齢者まで幅広い世代にわたって利用されており、従来の子供の遊び場としてのみではなく、健康づくりの場として活用されるようになりました。さらに新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自宅付近をはじめとした身近な生活圏で余暇や休息時間を過ごしたいというニーズが高まるなど、公園の担う役割はより一層多様化しています。 今年度策定いたします洲原公園、岩ケ池公園、総合運動公園、亀城公園、フローラルガーデンよさみの5つの公園を対象とした将来構想の実現に向けて、課題の整理や民間活力を活用することの検討などを行い、それぞれの公園の特徴を生かした魅力あふれる公園づくりに取り組んでまいります。 さらに、刈谷豊田総合病院が計画する救命救急病棟の新設を踏まえて整備する健康をテーマとした新たな公園や、再整備に当たってPark-PFIを採用したミササガパークなど、それぞれの公園において特色ある、誰もが行きたくなるような公園整備を進めてまいります。 基本方針の2つ目は、「生涯にわたって学び地域への愛着を育むまちづり」であります。 学力と豊かな心の育成を目指し、学校や家庭、地域との連携による質の高い教育を進め、生涯にわたって学習やスポーツに取り組める機会を多様な形で提供するとともに、本市の歴史・文化の継承と活用により地域への誇りと愛着を深め、次代を担う人材を育むまちづくりを進めてまいります。 コロナ禍によって子供たちが社会に出て本物に触れる機会は減少し、世の中の閉塞感もあって、夢や目標を持ちづらい状況が続きました。こうした状況は、決して子供たちだけで打開できるものではなく、むしろ子供たちの未来を創り、育て、そして守ることは、私たち大人の責務であります。新年度は、新たに子供の目線を強調した、子供を主体とした施策を積極的に講じながら、子供たちが将来に夢や希望を持ち、自らの未来を思い描くきっかけづくりの機会を提供してまいります。 その一つとして、子供たちが夢の選択肢を広げ、将来の目標を持つきっかけとなるよう、様々な分野で活躍する方の中から実際に中学生が聞いてみたいと思う人を講師として迎え、自身の体験談や人生観などの話を伺う講演会を実施いたします。子供たちにとって旬である講師の話に耳を傾けることが貴重な経験となり、未来への足がかりとなることを期待しております。 また、本市のホームタウンパートナーであるB1リーグに所属するシーホース三河のホームゲームの開催に合わせ、親子スポーツ教室を開催いたします。子供たちがスポーツの楽しさを体で感じ、それがよい刺激となることで、将来の夢や目標を持つきっかけにつなげていきたいと考えております。 さらに、デジタル化やGIGAスクール構想の推進により、誰でも気軽にタブレットなどで読書を楽しむことができる環境を整備するため、電子図書館を導入いたします。若者の読書離れが叫ばれる昨今、学校では子供たちに配付していますタブレットを活用しながら、読書を身近に感じてもらい、豊かな心を育んでまいります。子供たちの生きる力を育むため、確かな学力と豊かな心、健やかな身体をバランスよく伸ばすとともに、その礎となる教育環境を充実させていく必要があります。 小中学校体育館への空調設備では、今年度に完了した小学校に続き、中学校への設置につきましても次年度中の完了に向けて取り組んでまいります。加えて、老朽化した校舎の大規模改修や富士松南小学校の体育館の改築を行うなど、子供たちが快適に学習できる環境の整備を推進してまいります。 さらに、新年度には心の問題に加え、複雑な背景を持った家庭環境にある児童生徒が抱える問題に対して、専門的な知識や技術をもって相談に応じ、関係機関と連携しながら、問題の解決に向けた支援の充実を図ってまいります。 心豊かで充実した生活を実現するため、生涯にわたって学び、スポーツや文化芸術を楽しめる機会を提供するとともに、ふるさとへの誇りや愛着を育んでいける環境づくりが重要です。 市民のスポーツニーズへの対応と健康づくりの推進を図るため、ウィングアリーナ刈谷をはじめ総合運動公園内のスポーツ施設の改修を進め、逢妻川河川敷ではサッカー場や多目的広場などの整備を行ってまいります。 昭和58年にオープンした美術館は、本年で開館から40年の節目を迎えます。開館以来、美術館を支えていただきました皆様への感謝の気持ちを込め、これまで収集した3,500点を超えるコレクションの中から、えりすぐりの作品を展示する企画展を開催いたします。 また、水野家ゆかりのまち交流宣言から10周年を迎えることを記念した講演会や於大の方をはじめ水野家出身の女性にまつわる企画展を開催するなど、本市にゆかりのある偉人を紹介し、市民の皆様が本市の歴史に触れる機会をつくることで、郷土への誇りや愛着を抱いていただく機運の醸成を図ってまいります。 基本方針の3つ目は、「人と技術でにぎわいを創り未来につながるまちづくり」であります。 人と自然が調和し、環境への負荷が少ない持続可能な社会の形成に配慮するとともに、ものづくりによって培ってきた高い技術と能力の蓄積を有効に生かしつつ、バランスが取れた産業の振興を図り、働き続けることのできるにぎわいのある明るいまちづくりを進めてまいります。 本市の発展を支えてきた自動車関連産業が、自動運転技術の発達や電気自動車への転換などにより大きな変革期を迎える中、本市が将来にわたって産業競争力を維持していくためには、既存産業の振興のみならず、新たな産業の集積、次代を担う人材の育成と確保が必要です。 子供たちにものづくりの魅力や楽しさを伝え、体験してもらう機会を創出するため、新年度には企業と連携しながら、小学生を対象にしたロボットコンテストを開催するほか、中学生や高校生を対象にしたプログラミングやAI、ⅠoTなどの技術に関する理解を深める機会を提供することで、次の時代を支える人材を育成する場を創出してまいります。 大型店舗やドラッグストアの増加、インターネット販売など購買手段の多様化により、商業者を取り巻く環境も変化してきています。こうした状況の中で、多様化する価値観に対応した魅力ある店舗を創出し、商業の活性化を図るため、新商品や新サービスの開発、新分野への展開や事業転換のほか、創業時の改装に係る費用の補助を行い、チャレンジする事業者を積極的に応援してまいります。 全国的に課題になっている農業従事者の高齢化と後継者不足は、本市においても同様であり、これらを起因とする地域特産物の生産減少や耕作放棄地の増加などが懸念されるとともに、新たな技術を活用した効率的な生産が求められております。 引き続き、機械や施設等の導入に対する補助や資金援助を行うことで、新規就農者を支援するほか、新年度にはスマート農業への関心を高め、AIやⅠoTなどの先端技術を活用した機器の導入を促進するため、給水・止水及び水位データの管理をスマートフォンで行うことができるシステムの実証実験を行ってまいります。さらに、農作業の自動化や省力化、農業技術の継承を図るため、従来の農業用機械の導入支援に加え、ドローンや収穫ロボット等のスマート農業機器の導入に係る費用を支援してまいります。 地球温暖化は全世界において喫緊の課題であり、持続可能なまちづくりを推進する上で、脱炭素社会の実現は重要なテーマの一つであります。先人から受け継がれてきた美しいまちを未来の子供たちに引き継いでいくためには、市民、事業者、行政が協力して脱炭素に取り組むことが重要であります。 本市では脱炭素社会の実現を目指し、昨年11月にクリーンセンターの焼却熱を利用した地産地消型の電力事業を展開する刈谷知立みらい電力株式会社を設立し、本年7月からの公共施設への電力供給に向けて準備を進めているところであります。 新年度からは、CO2排出量の削減につながる設備を導入する事業者への補助を実施するほか、家庭用燃料電池によるCO2削減量を集約することで、国から付与されるクレジットを活用するなど、さらに脱炭素化を促進するとともに、市役所庁舎をはじめとした13の公共施設の照明機器を順次LED化することで、環境負荷及び維持管理経費の軽減を図り、持続可能な社会の実現に向けた取組を推進してまいります。 基本方針の4つ目は、「支えあい誰もが安心して暮らせるまちづくり」であります。 子育て支援及び保健・福祉サービスの維持向上を図るとともに、災害や感染症、交通事故、犯罪などに対する安全性を高めることにより、みんなで支え合いながら多様性が尊重され、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。 子育てに係る保護者の負担軽減を図るためには、妊婦や子育て家庭に寄り添う伴走型の相談支援を行うなど、安心して子供を生み、育てることができる環境を構築し、子供一人一人の健やかな成長を社会全体で支えていくことが必要です。 新年度には名古屋大学と連携し、円滑な親子関係を構築する支援ツールとして、世界20か国の臨床現場で導入され、母親のメンタルヘルスの指標の改善などの効果が報告されている、新生児行動観察NBOを県内で初めて導入いたします。このツールを用いて生後3か月までの赤ちゃんの行動を観察し、個々の特性を見つけることで、母親が赤ちゃんの個性的な能力や脆弱性を早期に把握することができるようになり、育児不安の解消からお互いのストレス解消まで、双方にとって良好な親子関係の構築が期待されます。 また、若手職員のプロジェクトチームが立案した新たな取組として、市のホームページのうち子育てに関するページを楽しく、探しやすいページにリニューアルするほか、新たに祖父母世帯と子・孫世帯をつなぐ冊子を刊行いたします。世代交流の一つのツールとして御活用いただき、お互いに楽しみ、助け合いながら子供を育てることのできる環境づくりを目指してまいります。 生涯を通じて心と体の健康を保ち、生き生きと生活することは全ての市民の願いであり、人生100年時代に向けて、高齢になっても自分らしく生き生きと過ごせるような、その人の健康状態にあった支援が求められています。市民の皆様に、健康づくりにこれまで以上に気軽に取り組んでいただけるよう、総合健康センターに開設していますげんきプラザに続いて、北部生涯学習センター内に洲原げんきプラザを新たに開設いたします。高齢者の方を対象に、オンラインでの体操教室や低栄養状態改善のための栄養指導などを受けることができる通所型の教室を開催し、健康寿命の延伸や介護、フレイル予防を図ってまいります。 新型コロナウイルス感染症については、引き続きワクチンの接種を円滑に実施していく体制を整えるとともに、介護施設等で感染が確認されたときには、感染対策における高度な専門知識を持つ感染管理認定看護師を派遣するなどの対策を実施してまいります。 障害のある方が抱える生活課題や必要とする支援のニーズは多様化、複雑化しており、その支援体制をより充実させる必要があります。昭和57年の開所以来、知的障害のある方への就労支援や日常生活の支援において大きな役割を果たしてきたすぎな作業所について、老朽化による建て替えに着手するとともに、支援機能の強化を図ってまいります。 昨年も多くの自然災害が全国各地で発生する中、年齢、性別、国籍などにかかわらず全ての市民一人一人が防災を自分ごととして考え、地域や行政が連携した防災体制の構築が求められています。全国女性消防操法大会に刈谷市消防団として本市から初めて出場する女性消防団員を支援するとともに、引き続き水防倉庫や防災備蓄倉庫の整備を進め、防災備蓄倉庫には新たに液体ミルクを備蓄して、乳児やその保護者が安心して避難できる環境を整えるなど、地域の防災力の向上を図ってまいります。 本市における人身事故の発生件数は着実に減少している一方で、愛知県内における交通事故発生件数は依然として高い水準にあります。また、犯罪発生件数は減少傾向ですが、侵入盗や自動車盗、高齢者を狙った特殊詐欺など、犯罪がより巧妙化、多様化しております。それらの脅威から市民を守るため、道路安全灯や街頭防犯カメラの設置、不審電話防止装置の設置促進などの取組を継続し、市民の皆様が安心安全な日常生活を送ることができるよう、今後とも施策の充実に努めてまいります。 以上の4つの基本方針を推進するためには、行政がどのようにマネジメントを行っていくかという基本的な方針が重要です。特に不透明な時代と言われる現代において、健全であるのみでなく時代の変化に対応した行財政運営が求められています。 国では昨年、デジタル田園都市国家構想総合戦略が閣議決定され、デジタルの力を用いて地方創生を加速させ、深めていくとの方針が示されました。本市においても刈谷市DX推進計画に基づき、利便性の向上や非接触による感染症対策が期待できるキャッシュレス決済に対応したレジを税務課などの窓口に導入するとともに、市民課のマイナンバーカードに関する手続について申請書自動作成システムを導入するなど、行政手続のデジタル化を推進してまいります。 また、複雑で多様化する現代の社会では、市だけで全てのまちの課題を解決することは困難であり、事業者や関係機関と連携・協働しながら、常に最新の情報に触れておく必要がございます。昨年10月に推進協議会を設立したスマートシティーでは、協議会会員の皆様との協働の下、次年度以後は、具体的な課題に対する解決策を検討し、実証実験の実施に取り組んでまいります。さらに、課題解決に向けた人材交流といたしまして、ICTを活用した行政サービスのさらなる充実などDXの推進を図るためデジタル庁に、かりまるの路線改正をはじめとした持続可能な公共交通体系の構築を図るために国土交通省に、それぞれ職員を派遣し、人材育成や最新かつ専門的な情報の入手に努めてまいります。 以上の施策によりまして、第8次刈谷市総合計画に掲げる将来都市像「人が輝く 安心快適な産業文化都市」の実現を目指してまいります。 次に、一般議案について御説明申し上げます。 今回提案しておりますのは、報告案件2件、単行議案5件、条例議案10件、予算議案13件の合計30件であります。 まず、報告案件につきましては、損害賠償の額を定める専決処分及び刈谷市土地開発公社の事業計画等についてであります。 単行議案につきましては、第8次刈谷市総合計画基本構想や猿渡公園の指定管理者の指定、東刈谷保育園の大規模改造工事に係る工事請負契約の締結などであります。 条例議案につきましては、出産に係る経済的負担の軽減を図るため、刈谷市国民健康保険条例の一部を改正するものや民法の一部改正に伴い、刈谷市水道給水条例の一部を改正するものなどであります。 予算議案につきましては、令和4年度の補正予算といたしまして、一般会計で15億3,790万8,000円の追加、企業会計で2億7,819万1,000円の追加をするものなどであります。 その内容でありますが、令和4年度の国庫補助金の追加採択に伴う公立保育園・幼児園業務支援システム導入事業や水防倉庫整備事業の追加などが主なものでございます。また、併せて継続費、繰越明許費及び地方債の補正もお願いをしております。 なお、今回も多くの方から貴重な御寄附をいただきました。心から厚くお礼申し上げます。 次に、令和5年度当初予算といたしまして、一般会計で633億6,000万円を計上いたしております。これは、昨年度当初予算額と比較いたしまして、2.2%の増となっております。 また、特別会計及び企業会計を合わせた全会計の総額は985億9,351万1,000円となり、前年度と比較いたしまして2.4%の増であります。 以上、令和5年度を迎えるに当たり、所信の一端と提出議案の概要を述べさせていただきました。 本市がこれからも発展し続け、「住みたい、住み続けたい、訪れてみたい」まちとして選んでいただけるよう、市民並びに議会の皆様の深い御理解と御協力をいただきながら、今後も職員共々全力を尽くして取り組んでいく所存でございます。 御提案申し上げました諸議案につきまして、よろしく御審議賜り御賛同いただきますよう心からお願い申し上げ、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(中嶋祥元)  以上で、令和5年度施政方針及び議案の大綱についてを終わります。--------------------------------------- 次に、日程第3、令和5年度教育行政方針について、本件の説明を願います。 教育長・・・     (登壇) ◎教育長(金原宏)  令和5年3月市議会の定例会に当たり、令和5年度の教育行政方針を述べる機会をいただきましたことに感謝申し上げます。 本年度もコロナ禍の中、事業に様々な影響がありましたが、取り組んでまいりました教育行政施策について述べさせていただきます。 学校教育の分野においては、各学校の行事について、時間や内容を見直しながら開催することができました。特に運動会や修学旅行、みどりの学校や林間学校は全ての学校で実施することができ、子供たちの笑顔や活躍する姿を見ることができました。また、子供たちの学びを止めないよう、小中学校のWi-Fi環境の拡充、プロジェクターや大型ディスプレーの導入を進め、授業などで積極的に活用してまいりました。 さらに、改築工事中の富士松南小学校以外の小学校体育館に空調設備を設置し、子供たちの学習環境の向上及び避難所機能の強化を図ったほか、富士松東小学校北舎の大規模改修工事などを実施してまいりました。 生涯学習の分野においては、各種の講座や催し物を人数制限しながら開催することができました。その中で、中学生が日頃の生活の中で感じた様々な思いや感謝、決意などを熱く語る「少年の主張愛知県大会」を開催し、本市の中学生も同世代の思いに触れ、自身の社会性と自主性を培う貴重な機会となりました。 施設面では、南部及び北部生涯学習センター研修室のWi-Fi環境の整備、市民館の照明のLED化などを行ってまいりました。 スポーツの分野においては、2026年のアジア競技大会に向けた施設整備として、ウェーブスタジアム刈谷のバリアフリー化のための実施設計、ウィングアリーナ刈谷の更衣室等の空調設備改修や刈谷市体育館の自家用発電機の交換など、スポーツ施設の適切な管理に努めてまいりました。 また、東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーの継承を目的とした記念展示や、2022ワールドカップに参加したカナダ女子バスケットボールチームへの応援メッセージの送付なども実施することができました。これはひとえに市民並びに議会の皆様の御理解と御支援によるものでございます。心より感謝申し上げます。 それでは、令和5年度の教育行政方針を御説明申し上げます。 1つ目は、「学校教育の充実」であります。 令和3年3月に策定しました、新たな教育大綱に掲げた育てたい子供像「共に生き、未来を創造する子ども」の具現を今年度も目指してまいります。この子供像に迫るためには、子供たちに関わる教職員が一人一人の子供の心に寄り添い、目の前の子供に合った支援を模索、実践しながら、自らの将来を創造する子供たちを育てていくことが重要です。コロナ禍の中でありましてもこの姿勢を崩すことなく、新年度も次の4点について取り組んでまいります。 まず1点目は、「知」の項目である確かな学力についてであります。 本市では、これまで少人数指導やTT授業に力を入れてまいりました。本年度の全国学力学習状況調査の結果を見ましても、子供たちが基礎、基本を身につけていることが分かります。これからも少人数指導に加え、本年度も取り組んでいる小学校教科担任制を推進し、子供たちの学力向上に努めてまいります。 新年度さらに大切にしたいことは、「問題解決学習の推進」「ICT機器の効果的な活用」「特別支援教育の充実」であります。 初めに、「問題解決学習の推進」であります。 本市では、子供たちが身近な事象から抱く「なぜ」を大切にし、調べてみたい、確かめてみたいという追究意欲をかき立て、分かった、できた、楽しいという達成感や満足感を味わう問題解決学習に取り組んでいます。 このような学習を進める上では、子供たちの強い問題意識と活発な関わり合いが欠かせません。そのために子供たちと教材との出会いを大切にし、追究したくなるような授業づくりに力を入れてまいります。また、必要な知識や技能を身につけ、それを基に友達と話し合いながら問題の解決を図る場面を設けるなど、主体的、対話的で深い学びができるよう努めてまいります。 次に、「ICT機器の効果的な活用」であります。 本年度、教室にプロジェクターや大型ディスプレーを設置したことで、授業が大きく変化しました。小さなものを大きく映し出したり、デジタル教科書の動画を繰り返し投影したり、画面に書き込みながら説明したりすることが可能となり、理解をより深められるようになりました。さらに、子供たちの考えを並べて表示し、それらを比較しながら議論をすることもできるようになりました。 新年度はプレゼンテーションソフト等を使って、筋道を立てて分かりやすく発表することにも取り組み、個の追究やグループ活動、学級全体での話合いをより充実させてまいりたいと考えております。 次に、「特別支援教育の充実」であります。 刈谷特別支援学校が開校して5年がたちます。子供たちは毎朝、昇降口で先生たちからの褒め言葉のシャワーを浴びて、1日の学校生活を始めます。そして、先生の手作り教材等を使って学習したり、ときには小垣江東小学校の子供たちと勉強や遊びを通して交流することによって、社会性を養ったりしています。また、小中学校の特別支援学級の子供たちも温かな励ましの声に支えられ、日々前向きに学校生活を送っています。 刈谷特別支援学校と小中学校との間では、昨年度より居住地校交流が始まり、交流後には、再会を心待ちにする地域の学校の子供や、新しい友達ができた喜びを表情や体の動きで表現する特別支援学校の子供たちの姿が見られました。このように、お互いの存在を感じ合う環境の中で日々を過ごすことにより、ごく自然に関わり合う姿が見られるようになりました。その姿からは、共に過ごす時間が子供たちにとって何ものにも代え難いものとなっていることが伝わってまいりました。 新年度も子供たちの交流を深めるとともに、刈谷特別支援学校の教員が小中学校を訪問し、支援の在り方を検討する、かりとく相談や双方の教員人事交流などを行い、本市の特別支援教育の充実を図ってまいります。 2点目は、「徳」の項目である豊かな心についてであります。 新年度も子供たちが心豊かに生活できるよう、「自己肯定感・自己有用感の醸成」「命を大切にする心や思いやりの心の育成」を進めてまいります。 初めに、「自己肯定感・自己有用感の醸成」に向けて、子供たちの主体的な活動の充実に取り組んでまいります。 本年度、コロナ禍の中ではありましたが、予定していた学校行事を行うことができました。中学校では生徒会企画の種目を取り入れた体育大会、仲間と話し合い心を通い合わせた合唱コンクール、小学校の音楽会や運動会でははじけるような笑顔で発表する姿もありました。また、それらの行事で、提案、企画、進行などの役割を進んで行う子供たちの姿も多く見られました。改めて、こうした主体的な活動は、子供たちの成長に欠かせないものと実感しております。 新年度も学校行事をはじめ児童会や生徒会、委員会やボランティア活動など、子供たちの主体的な活動の促進に努めるとともに、継続して取り組んでいる生徒主体のいじめ防止活動、ありがとうがあふれる学校づくりなどを通して、互いを認め合う機会を充実させてまいります。 次に、「命を大切にする心や思いやりの心の育成」であります。 本年度も道徳の時間には、命の尊さや相手を思いやる心の大切さについて、理解を深めてきました。また、学校生活の中で友達に優しくしてもらったことへの感謝をありがとうの手紙やありがとう放送で伝え合うことによって、友達のよさを見つけ、互いを大切にし合う心を育てるなど、温かな雰囲気の醸成に努めてきました。 新年度も引き続き、生命の尊さ、思いやりなどについて、子供たちが自分のこととして考えられる授業や環境づくりに努めてまいります。また、関連する教科や活動において、防災教育も進め、自分や家族、友達の命を守る仕組みや方法について、実感を伴った理解ができるよう努めてまいります。 さらに、いじめ防止の対策として、生徒主体のいじめ防止活動のほか、いじめ発見のためのアンケートや教育相談の実施、学校、子ども相談センター、児童相談センターなどの関係機関との連携を進め、いじめの早期発見と丁寧な解決を図り、自他の存在がかけがえのないものであることへの意識を高めてまいります。 3点目は、「体」の項目である健やかな身体についてであります。 子供たちが心身の健康を維持することができるよう、「運動に親しむ態度の育成」と「子どもの心のケア」が重要であると考えております。 初めに、「運動に親しむ態度の育成」に向けて、体力向上プロジェクトの推進を図ってまいります。 本年度は、本市の課題である筋持久力、走力、投力を解消するため、小学校低学年では外遊び検定、高学年ではドッジボールを重点種目として取り組み、中学校では基礎的な能力を高めるための補強運動を行ってきました。また、休み時間等を利用して、全校でグーパー運動やオリジナル体操を行うなど、子供たちの運動の機会を確保してきました。この結果、本市においては、コロナ禍による体力低下の影響はあまり見られませんでした。新年度もこれらの取組を継続し、体力向上プロジェクトを推進してまいります。また、愛知県の体力づくり優良校の小高原小学校と依佐美中学校の取組や、8月に本市で開催予定の全国小学校体育科教育研究集会での実践を学び、子供たちが主体的に運動に親しむことができる環境づくりに努めてまいります。 次に、「子どもの心のケア」については、不登校の子供たちへの対応に力を入れてまいります。 先日、国内で不登校の子供が過去最多となったとの報道がありました。本市においては、昨年度と比較して中学校では減少しているものの、小学校で増加傾向にあり、その対策は喫緊の課題であると認識しております。 これまでも校内では学級担任や学年の教員を中心とし、スクールカウンセラーや心の教室相談員、校外ではすこやか教室や子ども相談センターと連携しながら対応してまいりました。また、中学校ではほっとルームを設け、スクール・ほっと・アシスタントを配置して、温かく丁寧に支援する取組に力を入れてきました。ここに居場所を求める子供たちは自分のペースで学習したり、参加できる教科を選んで教室で授業を受けたりしています。このように、1日のスケジュールを自ら決めて学校生活を送ることによって、登校できる日が増えたり、教室に復帰したりした事例もあります。小学校においても本年度より心の教室相談員を配置し、より多くの目で子供たちを見守る体制づくりに努めています。新年度は愛知県が配置するスクールカウンセラーについて、新たに市独自で相談時間の拡充を図るとともに、子ども相談センターの持つスクールソーシャルワーカー機能の充実を図り、子供たちが抱える不安や悩みなどによりきめ細やかに対応してまいります。また、ほっとルームやすこやか教室においては、タブレット端末を活用し、オンラインによる授業参加やドリル教材等の学習支援を進めることで、学びの保障にも努めてまいります。 4点目は、「礎」についてであります。 子供たちの知、徳、体における資質、能力は、元気・笑顔・希望のまちづくりの下で伸長されます。新年度はこの礎をより確かなものとするために、「教育環境の充実」「学校・家庭・地域の連携強化」に取り組んでまいります。 初めに、「教育環境の充実」であります。 快適で安全な教育環境の整備として、老朽化した校舎の機能回復と教育環境の変化に対応するため、引き続き富士松南小学校の体育館改築工事や住吉小学校の擁壁改修工事、富士松東小学校中舎・南舎と雁が音中学校南舎の大規模改修工事を行ってまいります。また、避難所機能の強化も含め、中学校体育館・武道場への空調設備の設置工事を行ってまいります。 次に、「学校・家庭・地域の連携強化」であります。 本年度も、保護者や地域の皆様には多くの御協力をいただきました。加えて、地域学校協働活動が始まり、モデル校ではコーディネーターを中心にミシン実習の補助や地域の歴史の紹介、校外学習や水泳の見守り、花壇づくりやプール清掃などに取り組んでいただき、教育環境の充実を図ることができました。 新年度はモデル校の取組を他の小中学校にも広げ、地域とのつながりをより大切にして、子供たちの学びや成長を支えるとともに、中学生ボランティアによる地域貢献活動の充実にも注力してまいりたいと考えております。 2つ目は、「生きがいをもつ生涯学習都市づくり」であります。 社会が複雑に変化する中で、市民の皆様が心豊かな生活を送るためには、生涯にわたって個人で、または仲間と学習したり、活動したりすることのできる機会や場が必要です。一人一人が自発的に学び、自ら学んだ成果を生かし、学ぶことの楽しさや喜びを分かち合うことができる社会を目指し、生涯学習推進計画及びスポーツマスタープランに基づき、次の3点を中心に、各種事業の実施や市民の皆様の学習活動への支援を行ってまいります。 1点目は、生涯学習の推進であります。 現在、本市においては、令和6年度までを計画期間とする第3次生涯学習推進計画に基づき、多様化する価値観やライフスタイルに合わせた学習機会の提供と、自ら学習等を行っているグループやサークル活動の支援を進めております。 新年度は新たな生涯学習推進計画の策定に向け、アンケート調査を実施し、市民の皆様の生涯学習に対する考え方やニーズなどを把握してまいります。 また、引き続き市民講座や大学連携講座などにおいて、その時々の社会情勢や市民の皆様のニーズに対応した内容の講座を実施してまいります。 施設面では、富士松市民センターの老朽化に伴う大規模改造工事に向けた実施設計を行うほか、市民館については熊、重原、井ケ谷、今岡市民館の4館において、外壁等の補修工事を実施してまいります。 文化芸術の振興においては、昨年度の歌劇「夕鶴」の開催をきっかけに設立したアイリス少年少女合唱団は、地元の園児から高校生まで様々な年代の子供たちで構成されています。新年度も新たなメンバーを募集し、総合文化センターでのコンサートをはじめ様々なイベントに出演し、活動の場を広げ、自分で感じ、考え、表現する力を育むとともに、子供たちが一流の文化芸術に直接触れる機会としてまいります。 そのほかにも、東京二期会とセントラル愛知交響楽団によるオペラ「ドン・ジョバンニ」、立川志の輔・生志落語会、一流のアーティストや文化人による公演のほか、刈谷国際音楽コンクールや定期演奏会などを開催してまいります。 図書館では、自宅や学校などからオンラインで電子書籍の貸出しや返却ができる電子図書館システムを整備するとともに、視覚障害者向けの音声自動読み上げシステムも導入してまいります。そして、障害の有無にかかわらず読書を楽しむことができる環境づくりや、学校での活用を図ってまいります。 また、貴重な文化財である資料や文献を保存、公開することや、優れた郷土の偉人を顕彰することも、図書館の大切な役割の一つであります。本市における図書館の起源となった村上文庫を市民の皆様だけでなく、研究者をはじめとする全国の方が閲覧できるように、所蔵する書籍をインターネットで検索、閲覧できるシステムを導入してまいります。 2点目は、青少年の健全育成であります。 子供たちが将来の目標を考えるきっかけとなるよう、新年度に夢が広がる未来応援事業を実施してまいります。中学生を対象に、文化芸術やスポーツ等の分野で活躍している方の体験談やチャレンジすることの大切さなどの話を聞く機会をつくり、子供たちの夢を広げ、未来を応援してまいります。 また、子供や若者のひきこもり、ニート、不登校などの問題に寄り添うための子ども若者総合相談窓口は、一人一人が適切に支援を受けられるよう相談体制の充実を進めてまいります。あわせて、悩みを抱える若者が気軽に訪れ、安心して過ごすことができる空間を提供する居場所づくり、子ども・若者支援機関マップの作成や配付を行ってまいります。 このほか、青少年問題協議会や子ども・若者支援地域協議会等の各種会議を開催し、関係機関と連携を図り、情報交換を行うとともに、児童生徒愛護会と協力しながら催事等における見守り活動や講演会の開催、善行美徳児童生徒の表彰などを通じて、青少年の健全な育成に努めてまいります。 3点目は、スポーツの普及と振興であります。 スポーツの持つ「する・みる・ささえる」という特性を踏まえながら、市民のライフステージやライフサイクルに合わせ、それぞれの目的やニーズに応じて、スポーツを楽しむことができる機会や場所を提供するとともに、スポーツ協会やレクリエーション協会、総合型地域スポーツクラブ等の関係団体と連携し、豊かなスポーツライフの実現に向けて取り組んでまいります。 新年度は、平成30年度に策定した第3次スポーツマスタープランが計画期間の中間年である5年目を迎えます。この間、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、社会情勢が大きく変わりました。こうした変化も踏まえ、市民の皆様のスポーツへの意識や取り組み方、ニーズなどを把握するためのアンケート調査を実施してまいります。 また、新たにプロバスケットボールチームのシーホース三河による親子スポーツ教室を開催するとともに、引き続きホームタウンパートナーチームと連携し、キラキラ教室や試合の観戦招待などを行い、子供たちの夢やあこがれを育んでまいります。 さらに、スポーツ開放における小学校体育館の空調設備の利用を開始するほか、(仮称)逢妻川河川敷運動広場においては、新年度から2か年をかけてサッカー場や多目的広場などの整備を行ってまいります。 そのほか、アジア競技大会に向けたウェーブスタジアム刈谷をはじめとする総合運動公園内のバリアフリー化の改修工事や、ウィングアリーナ刈谷のLED化を含む天井改修のための実施設計を行ってまいります。また、ウェーブスタジアム刈谷の第3種公認競技場の認定更新に必要な改修工事、老朽化したグリーングラウンド刈谷の人工芝の張り替え工事、双葉グラウンドの場外飛球防止のためのネットの改修工事も進めてまいります。 さらに、環境負荷低減を目的とした省エネルギー化への取組として、屋外スポーツ施設の照明設備のLED化に向けた検討を進めるとともに、更新の時期を迎えた備品の整備などを適切に行い、スポーツ施設の安心安全な管理運営と利便性の向上に努めてまいります。 今後とも、市民並びに議会の皆様の御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げ、令和5年度の教育行政方針といたします。 ○議長(中嶋祥元)  以上で、令和5年度教育行政方針についてを終わります。 しばらく休憩します。                            午前11時00分 休憩                            午前11時10分 再開 ○議長(中嶋祥元)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- 次に、日程第4、報告第1号損害賠償の額を定める専決処分について、本件の報告を願います。 産業環境部長・・・ ◎産業環境部長(伊藤雅人)  報告第1号損害賠償の額を定める専決処分について御説明をいたします。 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、市長において専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告するものでございます。 3ページの別紙1、専決処分書を御覧ください。 令和4年12月21日に専決処分したものでありまして、ごみ減量推進課職員による物損事故でございます。 事故発生日時は令和4年10月5日午後2時40分頃、事故発生場所は刈谷市東陽町1丁目32番1、刈谷市役所第2駐車場内で、事故の相手方は市外在住者であります。 事故の概要は、本市の職員が公務で使用する自動車を駐車しようとしたところ、後方の確認不足により、駐車してあった相手方の普通自動車右前部に接触したものであります。 過失割合は当方が100%で、損害賠償額は46万1,109円でございます。 損害賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会の保険により全額を補填されるものであります。 以上、関係分の御報告とさせていただきます。 ○議長(中嶋祥元)  次世代育成部長・・・ ◎次世代育成部長(斉藤公人)  続きまして、4ページの別紙2を御覧ください。 令和5年2月2日に専決処分したものでありまして、子育て支援課しげはら園送迎バスの運転業務委託先の職員による物損事故でございます。 事故発生日時は令和4年12月22日午前9時頃、事故発生場所は刈谷市松栄町3丁目10番地1で、事故の相手方は同地番在住者であります。 事故の概要は、送迎バスの運転業務委託先の職員が市有バス車両で交差点を左折したところ、左側方確認不足により、民家の塀に接触したものであります。 過失割合は当方が100%で、損害賠償額は6万4,900円でございます。 損害賠償額につきましては、運転業務委託先である法人により全額補填されるものであります。 今後は事故の再発防止に向けて、全庁を挙げ一層の努力をしてまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、御報告とさせていただきます。 ○議長(中嶋祥元)  本件は報告ですので、御了承願います。--------------------------------------- 次に、日程第5、報告第2号刈谷市土地開発公社事業計画等について、本件の報告を願います。 企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  報告第2号刈谷市土地開発公社事業計画等について御説明いたします。 令和5年度事業計画及び予算書の6ページをお願いいたします。 令和5年度事業計画でございますが、取得は6,000平方メートルで、その内訳は公有地取得事業として、代行用地3,000平方メートル、代替地3,000平方メートル。処分は6,000平方メートルで、その内訳は公有地取得事業として、代行用地3,000平方メートル、代替地3,000平方メートルを計画しております。 これらの事業計画に伴います予算につきましては、8ページ、9ページに掲げておりますが、詳細につきましては、10ページからの予算実施計画で御説明をいたしますので、10ページをお願いいたします。 初めに、収益的収入でございます。1款1項公有地取得事業収益は、6億798万3,000円でございます。 次に、2款事業外収益は、1項受取利息25万4,000円、2項雑収益1,000円、合わせて25万5,000円を見込んでおります。以上により、収入合計は6億823万8,000円でございます。11ページをお願いいたします。 収益的支出でございます。1款1項公有地取得事業原価は、6億798万3,000円でございます。2款1項販売費及び一般管理費は44万4,000円で、その内訳は説明欄のとおりでございます。3款1項雑損失は1,000円でございます。以上により、支出合計は6億842万8,000円でございます。12ページをお願いいたします。 資本的収入でございます。1款1項借入金は5億50万円で、その内容は説明欄のとおりでございます。以上により、収入合計といたしましては5億50万円でございます。13ページをお願いいたします。 資本的支出でございます。1款1項公有地取得事業費は6億798万3,000円で、内容につきましては説明欄のとおりでございます。2項償還金は5億50万円で、その内容は説明欄のとおりでございます。以上により、支出合計といたしましては11億848万3,000円でございます。 以上が事業計画及び予算の内容でございますが、14ページ以降に令和5年度資金計画、令和4年度予定損益計算書、令和4年度及び令和5年度の予定貸借対照表、令和5年度予定公有地原価計算書を添付しておりますので、御参照賜りたいと思います。 なお、この事業計画等につきましては、令和5年1月20日に開催をいたしました令和4年度第2回刈谷市土地開発公社理事会において議決をいただいております。 説明は以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの報告に対する質疑を行います。 別に質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 本件は報告ですので、御了承願います。--------------------------------------- 次に、日程第6、同意第1号功労者の推薦についてを議題とします。 本案の説明を願います。 市長・・・ ◎市長(稲垣武)  議案書の3ページをお願いいたします。 同意第1号功労者の推薦についてお願いをいたします。 功労者、太田宗一郎氏を推薦するものであります。住所及び生年月日につきましては、記載のとおりでございます。 提案理由といたしましては、刈谷市功労者表彰条例第4条第1項の規定により、議会の同意を得る必要があるからでございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの説明に対する質疑、討論を行います。 別に質疑、討論もないように思われますので、これで質疑、討論を終わります。 お諮りします。 本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中嶋祥元)  異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。 これより採決します。 本案について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中嶋祥元)  異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意することに決定しました。--------------------------------------- 次に、日程第7、議案第1号第8次刈谷市総合計画基本構想についてを議題とします。 本案の説明を願います。 企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  議案書の4ページをお願いいたします。 議案第1号第8次刈谷市総合計画基本構想について御説明いたします。 第8次刈谷市総合計画基本構想を別紙のとおり定めるものでございます。 現在の基本構想は平成23年に第7次総合計画として策定しており、令和12年における将来人口を16万7,000人としております。しかしながら、第8次総合計画の策定に向けた基礎調査において、将来人口の見通しを行った結果、この人数との乖離が大きくなることが見込まれたため、このたび基本構想を見直すことといたしました。 なお、この基本構想を含めた第8次総合計画の審議を令和2年2月3日に刈谷市総合計画審議会に諮問し、新型コロナウイルス感染症の影響による中断を挟みながら、令和4年12月14日に開催されました審議会にて答申をいただき、今回、提案をさせていただいております。 提案理由といたしましては、刈谷市自治基本条例第11条第2項の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 5ページをお願いいたします。 初めに、第1、刈谷市のめざす将来都市像であります。 第7次総合計画の策定から10年以上がたち、少子高齢化の進行や未来技術の進歩など変化が激しい時代にあって、本市が持続的に発展していくためには、社会の変化に適切に対応し、課題を解決していく必要があります。これからのまちづくりにおいては、市民一人一人が生き生きと自己表現を図り、自立した毎日を過ごせるよう、地域社会の一員としてお互いを認め合い、様々な活動に主体的に関わるとともに、多様な主体がまちづくりに参加し、連携することが必要です。 本市が市民に愛され、魅力的なまちであり続けるためには、多様化する市民ニーズに対応した行政サービスを提供し、日常生活における安心と安全で快適な公共空間を維持することが重要となります。 また、先人たちから受け継いだ歴史や文化を守り、後世に伝えていくことも大切な責務です。 6ページをお願いいたします。 社会経済情勢の変化は見られるものの、目指す将来都市像に込められたこれらの思いは今もなお変わらないと考え、将来都市像を第7次総合計画と同じ「人が輝く 安心快適な産業文化都市」といたします。 続いて、第2、まちづくりの指標であります。 1、目標人口として基本構想の目標年次である令和24年に向け、目標人口15万7,700人を目指してまいります。 続いて、2、市民満足度では、将来都市像の実現に向けた令和24年の目標値として、住みやすさを実感している市民の割合を現状値の85.7%から90%まで、住み続けたいと思っている市民の割合を88.1%から90%まで、市民に対して不満と感じていない市民の割合を90.3%から91%までそれぞれ高めてまいります。 7ページをお願いいたします。 第3、土地利用構想であります。 1、都市的土地利用の方向性として、住居系、商業系、工業系のそれぞれの用途区分に応じた基盤整備を図るとともに、地域特性に応じた魅力ある土地利用を目指します。 2、自然的土地利用の方向性として、農業の維持、発展を支えるため、圃場や用配水施設などの基盤整備を図るとともに、まとまりのある優良農地の維持、確保や都市農地の適正な保全に努め、8ページをお願いいたします。多様な主体と連携しながら、市内に残る貴重な自然環境を保全し、新たな緑の創出や緑化の推進に努めてまいります。 続いて、第4、まちづくりの基本方針と施策の体系であります。 1、まちづくりの基本方針として、まちづくりの基本的な方向性を示す4つの基本方針とそれら全てに共通する考え方を示すマネジメント方針を掲げます。 基本方針1「都市基盤」では、安心して暮らし続けられる快適なまちづくりについて、基本方針2「教育文化」では、生涯にわたって学び、地域への愛着を育むまちづくりについて、基本方針3「産業環境」では、人と技術でにぎわいを創り、未来につながるまちづくりについて、基本方針4「福祉安心」では、支え合い、誰もが安心して暮らせるまちづくりについて、9ページをお願いいたします。マネジメント方針では、持続的なまちの発展を支える行財政運営について、それぞれの方針に沿った取組の方向性を示しています。 続いて、2、施策の体系では、4つの基本方針とマネジメント方針に基づき、各分野で取り組む施策の体系を示しております。 10ページをお願いいたします。 第5、基本構想の推進にあたってでは、基本構想を推進していく上で留意すべき基本的な3つの考え方として、多様な主体との共存・協働によるまちづくりの推進と効率・効果的な行政運営の推進、達成すべき目標の明確化と進行管理の実施を示しております。 ただいま御説明申し上げました基本構想に基づき、第8次刈谷市総合計画を推進してまいります。 なお、この基本構想を含めた第8次総合計画の全体を参考資料として配付をさせていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの説明に対する質疑を行います。 5番城内志津議員・・・
    ◆5番(城内志津)  議案第1号第8次刈谷市総合計画基本構想について質疑してまいります。 第7次刈谷市総合計画では、今議案の議決対象となっている基本構想の推進の基本的な考え方として、自治基本条例との連携によるまちづくりの推進の方針が示され、将来都市像の実現に向けた行動理念として、自治基本条例を定めたと明記されています。また、よりよい市政運営を実現していく上で、自治基本条例と総合計画は車の両輪の役割を果たすとも明記されています。 しかし、第8次刈谷市総合計画では、自治基本条例の文言さえ見つけることができません。自治基本条例はまちづくりの方針と基本的なルールを定める条例であり、自治体の憲法と言われています。総合計画が全ての計画の最上位にあるように、自治基本条例は全ての条例の最上位に位置しています。この2つが連動していることを市民に示すことが、まさに将来都市像を実現するために必要であると考えますけれども、なぜ第8次刈谷市総合計画では自治基本条例について触れられなかったのでしょうか。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  自治基本条例が第7次総合計画の策定と同時期に制定されたことから、第7次の総合計画では、「基本構想推進にあたって」において自治基本条例との連動に関して触れており、自治基本条例と総合計画が連動し、今後のよりよいまちづくりの実現を目指していく上で、記載もしておりますけれども、車の両輪の役割を果たしてまいりました。 一方、今回の第8次の総合計画では、自治基本条例との連動は当然のものとして考えており、計画によるまちづくりの推進に当たっては、条例で定める理念を踏まえて行ってまいります。 しかしながら、市民の方に自治基本条例を周知していくことは当然必要と考えており、今後、第8次総合計画をホームページでお示ししていく際に、自治基本条例を参考に添付することを考えており、そうすることで条例の内容全体も周知を図ることができると考えております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  第7次刈谷市総合計画では、まちづくりの基本方針に、市民と行政の信頼と協働で築くまちづくりとして、情報共有の施策を示しています。自治基本条例では、議会、市長、その他の執行機関の情報公開や説明責任の責務について明記され、また、市民側の知る権利や市民自らも行政側から発信されたまちづくりの情報に関心を持つ責務についても明記されており、住民自治のまちづくりの構築には、情報共有は必要不可欠な施策として示されるべきだと考えています。 ですが、第8次刈谷市総合計画の基本方針では、情報共有という考え方が見えてきません。その点について見解をお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  第7次の総合計画の基本推進分野に示す計画は、第8次総合計画では、新たに全ての基本方針別計画に共通するマネジメント方針としてまとめております。 御質問の情報共有につきましては、このマネジメント方針における取組の中で、情報公開による行政活動の透明性を確保するほか、市と市民、双方向での情報発信、情報収集に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  最後の質疑にまいりますけれども、多様な主体という言葉が今回の構想案の中で何度か多く使われております。自治基本条例の住民自治の理念を反映させていると解釈もできなくはないんですけれども、そもそも市が考える多様な主体ということについて、ここで確認させていただきたいのでお聞かせください。 また、そして市が考える住民自治とは自治基本条例ですよね。理念ということですね。この理念について、これを生かしたまちづくりというのはどういったものなのかと。どういった考えを持ってこの構想を練られたのか。その点についてお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  まず1点目の多様な主体でございますが、マネジメント方針に示しておりますが、市、公民館を含めた地区のコミュニティー組織、それからNPO、企業等の事業者、学生などを指しております。 次に、住民自治でございますが、地方自治法におきまして「住民はその属する普通地方公共団体の役務の提供をひとしく受ける権利を有し、その負担を分任する義務を負う」と定められております。 本市におきましては、自治基本条例の中で自治の基本原則として、参加、共存・協働、情報共有、適正な市政運営の原則に基づき、先ほど申し上げました多様な主体たる市民を主役としたまちづくりを行うものであると考えております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  7番牛田清博議員・・・ ◆7番(牛田清博)  第8次総合計画について質問をいたします。 先ほどから、議案提案も含めて総合計画の説明をしていただいておりますけれども、改めて最も重要なポイントについて何かと、端的にお答えいただきたいと思います。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  今回の第8次総合計画の特徴でございますが、5つの重点戦略を設けております。この重点戦略とは、本市の主要な課題である人口減少対策や定住促進を進めるための戦略的アプローチとして各施策を横串として捉え、全市的に一体的な方向性を持って推進していこうというものでございます。 内容といたしましては、若い世代や子育て世代への支援、魅力ある働く場の創出などで、これらの重点戦略を新たに未来技術の活用と刈谷の魅力発信という2つの視点により、組織横断的に推進していくことで転出抑制や出生率の向上などを図り、基本構想における目標人口を目指してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  7番牛田清博議員・・・ ◆7番(牛田清博)  今おっしゃっていただきました。目標としては、やっぱり人口を15万7,700人を維持していくということ。そのためにやっぱり若い世代、魅力あふれる働く場の価値創造、そして未来技術の活用と魅力発信という横串でくくっていこうということだと思います。 そもそも第7次総合計画は、2011年、平成23年の震災直後に発行されました。したがって、東日本大震災や福島の原発事故を受けての国民の価値観の変化、そして若い人たちの考え方の変化などを十分反映しているとは思っておりません。 今回の第8次は7次を継承するということで、ちょっと私、心配いたしましたが、もう一方で、2015年から始まったSDGsの理念に基づくまちづくりをしっかり推進していくというふうなことで、期待をしておりました。17のパートナーシップ、目標に向けて第8次総合計画をどのようにつくっていくのかということで期待をしております。 今回、計画をいただいて、早速17の項目ごとに、それぞれの計画の右上に1番から17番まで、こういう17の目標に関連しての施策ですよということで書いてあります。そのことをずっと足していきました。そうしましたら、平均より上回っているのは4つしかないですね。1つはパートナーシップで目標を達成、次が住み続けられるまちづくり、3番目がすべての人に健康と福祉を、質の高い教育をみんなにと、この4つが平均より上回っていまして、あとは例えば貧困をなくす、飢餓をゼロに、これは非常に少ない。そして、エネルギーをみんなに、そしてクリーンにというのも少ない。安全な水とトイレを、産業と技術革新の基盤をつくろう、そして気候変動に具体的な対策をというのも平均より下回っております。 SDGsのやっぱり理念を生かしていく。これからこの先、20年後も含めて大きな価値観の転換が行われる時代の中で、やっぱりちょっと偏っているんじゃないかなと私は思っております。この辺のバランスについて、どのようにお考えかお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  SDGsで示された17のゴールは地方自治体の施策と様々な関わりを持っておりますが、そのうちほとんどの施策に関わるゴールもあれば、逆に関わりの少ないゴールもございます。したがいまして、SDGsのゴールの数をベースにバランスを取ることは考えておらず、それぞれ分野において主なゴールのみを記載しております。 今回は第8次の総合計画基本構想におきまして、都市基盤、教育文化、産業環境、福祉安心の4つの分野における基本方針を進めていくための20の基本方針別計画を定め、その中で昨今の社会背景から現状分析を行い、必要となる各施策を定めることで、持続可能性が高まるバランスの取れた総合計画になっていると考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  7番牛田清博議員・・・ ◆7番(牛田清博)  そういうようなことですけれども、私はやっぱりSDGsも含めて、今回の重点戦略、そのとおりだなと思いますけれども、これをやるために新しい価値をつくっていかないとやはりこれできないわけで、新しい人を呼び込むのもそうです。新しく入ってきた人たちが関わりを持って、関係性を深めていく中で新しいニーズができ、価値が生まれるというふうな、そういう場づくりが私、非常に少ないなと思いますし、SDGsはまさに2030年に向けてバックキャスティングで、今、何をやらないかんのかという転換を図っている計画だと思っています。 あわせて、その後つくられた「家族農業の10年」という国連のテーマも含まれてきますし、ぜひそういうことで新しい価値転換をしていただくように思っています。 引き続き、委員会の審議を注視してまいりたいと思います。 ○議長(中嶋祥元)  ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 本案は企画総務委員会に付託します。--------------------------------------- 次に、日程第8及び日程第9、議案第2号刈谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について及び議案第3号刈谷市国民健康保険条例の一部改正についての2議案を一括議題とします。 2議案の説明を願います。 福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  議案書の12ページをお願いいたします。 議案第2号刈谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、令和3年6月に全世代対応型社会保障制度を構築するための健康保険法の一部を改正する法律が公布され、その中で生活保護法において、医療扶助のオンライン資格確認に係る規定が追加されたことに鑑み、改正するものでございます。 このたびの生活保護法の一部改正により、日本人の生活保護受給者の方は医療扶助におけるオンライン資格確認が可能となりますが、外国人の方においては生活保護法の適用ではなく、法に基づく保護に準じた措置であるため、日本人と同様にオンライン資格確認を行うことができるよう、本条例に関係事務等を追加するものでございます。 それでは、改正の内容につきまして、条文に沿って御説明いたします。 別表第1の改正は、新たに4の項として「生活に困窮する外国人に対する生活保護法に準じて行う保護の決定及び実施、就労自立給付金若しくは進学準備給付金の支給、被保護者健康管理支援事業の実施、保護に要する費用の返還又は徴収金の徴収に関する事務であって規則で定めるもの」を追加し、当該事務を個人番号を利用することができる事務として位置づけるものでございます。 次に、別表第2の改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき、個人番号を利用することができる事務及び本条例に基づき本市において独自に個人番号を利用することができることとしている事務のうち、1の項の予防接種法による給付の支給又は実費の徴収に関する事務から、16ページをお願いいたします。11の項の母子及び父子並びに寡婦福祉法による寡婦等についての便宜の供与に関する事務まで及び、17ページをお願いいたします。14の項の母子保健法による費用の徴収に関する事務から、20ページをお願いいたします。22の項の後期高齢者に対する医療費の助成に関する事務までにおいて、利用する特定個人情報に「外国人生活保護関係情報であって規則で定めるもの」を追加し、執行機関内部での情報連携を可能とするもの、併せて行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により、本条例において定めていた事項が法律に定められたことを受け、条例上不要となる事項を削るなどの条文の整理を行っております。21ページをお願いいたします。別表第2の24の項は、今回の改正により新たに追加するもので、生活に困窮する外国人に対する生活保護法に準じて行う保護の決定及び実施又は徴収金の徴収に関する事務であって規則で定めるものにおいて、執行機関が保有する第1号の障害者関係情報から、23ページをお願いいたします。第16号の障害者自立支援給付等関係情報までの特定個人情報を利用することができることとするものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和5年4月1日から施行するものであります。 提案理由といたしまして、生活保護法の一部改正に鑑み、必要があるからでございます。 次に、24ページをお願いいたします。 議案第3号刈谷市国民健康保険条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、出産に係る経済的負担の軽減を図るため、刈谷市国民健康保険条例を改正するもので、改正の内容は出産育児一時金の支給額の増額でございます。 それでは、改正内容につきまして、条文に沿って御説明いたします。 第4条第1項は、出産育児一時金に係る規定において、支給額「40万8,000円」を「48万8,000円」に改めるものであります。 附則といたしまして、第1項は施行期日で、この条例は令和5年4月1日から施行する。第2項は経過措置で、改正後の条例の規定は令和5年4月1日以後に出産した者から適用し、同日前に出産した者については、なお従前の例によるとしたものでございます。 提案理由といたしまして、出産に係る経済的負担の軽減を図るため、必要があるからでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの説明に対する質疑を行います。 5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  議案第2号刈谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について質疑してまいります。 外国人の方は生活保護の対象ではなく、行政措置ということになっていて、外国人の方も医療扶助のオンライン資格確認が可能となるよう、そのための条例改正をするということなんですけれども、本格的な運用はいつから行うのか。12月で、このシステム改修の補正予算出ていました。実際の運用はいつからなのかということです。それまで受給者にはどのように案内をしていくのかということについてお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  オンライン資格確認の本格運用の開始は、令和6年3月に行われる予定となっております。 また、生活保護受給者に対しては、家庭訪問や電話、来庁された際に丁寧に説明をさせていただいてりおます。 なお、オンライン資格確認により医療機関の受診が個人番号カードでできることになることを、昨年12月末の生活保護全世帯に対して、お知らせの案内を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  今、答弁いただいた中でお聞きしたいことは、全世帯へマイナンバーカードのお知らせを12月末に行ったということなんですけれども、外国人の方にはどのような案内をしたのかということです。そのことに絡めて、言語や文化の違いから意思疎通とか困難があると思うんです。だからはがきにしてもそうですけれども、日頃も外国人に対してどのような案内をしてコミュニケーションを図っていますか、お聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  外国人の方で日本語が分からない方には、くらし安心課の外国人生活相談員に通訳をお願いしたり、ポケトークを活用するなどして、理解していただけるよう心がけております。 また、生活保護の受給において気をつけることを分かりやすく記載した確認書をタガログ語やポルトガル語など外国籍の方向けに用意するなどの窓口対応も行っております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  ちょっと確認したいのが、3回目の質疑でもう一度質問してしまうんですけれども、12月末、全世帯にお知らせを案内したということだと紙ベースだと思うので、翻訳というか、何か国語で示されていたかとか、全ての外国人の方が理解できるような案内になっていたかどうかという点について確認させてください。 もう一つ、マイナンバーカードの取得というのはあくまで任意であります。マイナンバー法で定められております。任意であることについてはどのように説明していますかということについてお聞かせください。 また、必ず任意であることを説明しているかどうかは、イエスかノーでお答えください。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  どういった外国語でやっているかということについては、今ちょっと手元に資料がないのであれなんですが、先ほど申し上げましたタガログ語とポルトガル語で概ねカバーできているものと考えております。 あと、任意であることの説明をどのように行っているかというところにつきましては、外国人の方とお話する際、その都度、任意であるということは御説明させて頂いているところでございます。 しかしながら、生活保護受給者の方は国民健康保険に未加入であって、保険証をお持ちでない、また、運転免許証も持っていない方がほとんどだと考えております。そういったことから、自立支援を促すためには、個人番号カードというのは非常に有効なものだと我々考えておりますので、取得の意思がある方については、取得の支援を行っているというところでございます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(中嶋祥元)  ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています2議案は、福祉産業委員会に付託します。 しばらく休憩します。                            午前11時52分 休憩                             午後1時00分 再開 ○議長(中嶋祥元)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- 次に、日程第10から日程第15、議案第4号市道路線の認定についてから議案第9号刈谷市水道給水条例の一部改正についてまでの6議案を一括議題とします。 6議案の説明を願います。 建設部長・・・ ◎建設部長(齊藤昭久)  議案書の25ページをお願いいたします。 議案第4号市道路線の認定について御説明申し上げます。 なお、参考資料といたしまして、26ページに市道認定図を添付しておりますので、併せて御参照いただきたいと思います。 認定路線は①の1路線でございます。 基点及び終点につきましては、記載のとおりでございます。 市道1-1099号線につきましては、県道泉田共和線の道路整備が完了したことに伴い、当該県道の一部を市道に降格するため、認定を行うものでございます。 これによりまして、市道は1路線増加し、2,773路線、路線延長は約404.0メートル増加し、約813.9キロメートルとなります。 提案理由といたしましては、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 次に、議案書の27ページをお願いいたします。 議案第5号刈谷市手数料条例の一部改正について御説明申し上げます。 この条例改正は、建築物に関する省エネを促進させる取組を一層進めていくために行われた法律や省令の改正に伴い行うもので、大きく2つに区分されます。 まず、改正の1つ目といたしましては、建築基準法の一部改正に伴う1団地の総合的設計制度及び連担建築物設計制度において、適用の対象となる行為を改めるものであり、建築物を建てる場合、原則として1敷地につき1棟しか認められませんが、住宅団地のように複数の棟を建てる場合、それぞれの敷地を1つの団地と捉えて、接道義務や建蔽、容積率などの制限を満足することが可能となる特例制度で、その団地の利便性の向上や土地の有効利用が図られます。 これまでは、当該設計制度の対象となる行為は新築、増築、改築、移転のみでしたが、建築基準法の一部改正で新たに大規模の修繕、大規模の模様替えも対象の行為として加えられ、団地内で行われる省エネ性能の向上のための修繕工事も認定できるようになったため、その対応を行うものでございます。 次に、2つ目といたしまして、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部改正に伴うもので、低炭素建築物新築等計画認定及び建築物エネルギー消費性能向上計画の認定等に係る申請手数料について、省エネ性能の確保の一層の推進に向けて、申請側、審査側の負担軽減を図るため、誘導仕様基準という簡易な評価方法が新設されたことへの対応を行うものであります。 それでは、改正文に沿って御説明申し上げます。 別表第2の改正でございますが、まず新設された誘導仕様基準による適合確認に関する手数料を加えるに当たり、申請区分等を低炭素建築物関係の認定と建築物エネルギー消費性能向上計画の認定の間で整合を図ることとするため、表の項を統廃合し、その結果、項の繰下げ及び不要となる項を削除しております。次に、56の項及び57の項におきましては、1つ目の建築基準法の一部改正に伴う改正で、大規模の修繕もしくは大規模の模様替えに係る字句を加えるものであります。 30ページをお願いいたします。 こちらは、2つ目の低炭素建築物新築等計画認定及び建築物エネルギー消費性能向上計画の認定等に係る申請手数料において、新設された誘導仕様基準を用いて適合確認をした場合の建築物エネルギー消費性能向上計画の認定に係るものの手数料として、30ページから48の項を、38ページから45の項を追加しております。43ページをお願いいたします。同様に低炭素建築物新築等計画認定に係るものの手数料といたしまして、43ページから37の項を、44ページから34の項を追加しております。 46ページをお願いいたします。 別表第2、備考の改正は、項の統廃合に伴う引用項番号の整理をしております。 附則といたしまして、この条例は令和5年4月1日から施行する。 提案理由といたしましては、建築基準法等の一部改正に伴い、必要があるからであります。 次に、議案書の48ページをお願いいたします。 議案第6号刈谷市特定公共賃貸住宅条例の一部改正について御説明申し上げます。 この条例改正は、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部改正に伴い、行うものであります。 国といたしましては、このたびの法改正において近年の家族形態の多様化等の状況を踏まえ、親族に準ずる者として里子などと同居する者についても、新たに特定公共賃貸住宅に入居することができることとしました。本市の特定公共賃貸住宅においても省令の改正に対応し、対象を広げるものでございます。 それでは、改正文に沿って御説明申し上げます。第2条は用語を定義したものでありますが、新たに第2号として「同居親族等」という字句を省令と同内容のものとして追加し、また、この追加に伴う号の繰下げ及び引用の条文の整理を行います。入居者の資格に関し定めている第4条第2号の改正は、省令の引用する号を改めるもの、第4条第3号、第4号及び第5号の改正は、第2条で新たに定義した字句に改めます。 第20条の改正は、契約者死亡時に現に同居する同居親族等においても、承継の対象となるものとして扱うこととするもの、第21条は字句を改めます。 附則といたしましては、この条例は令和5年4月1日から施行するものであります。 提案理由といたしましては、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部改正に伴い、必要があるからであります。 次に、議案書の49ページをお願いいたします。 議案第7号刈谷市営住宅管理条例の一部改正について御説明申し上げます。 この条例改正は、市営住宅が特定公共賃貸住宅と異なり、公営住宅法や同法の政省令において入居者資格に関する事項を一律で定める規定がなく、各自治体において条例で入居者資格を個別に定めていることから、今回改正する特定公共賃貸住宅の取扱いと整合を図るため、同居できる者の要件を特定公共賃貸住宅に合わせるものであります。 それでは、改正文に沿って御説明申し上げます。 第6条の改正ですが、入居することができる者の条件を各項に列挙している第2号において、特定公共賃貸住宅と同様の条件とするため、「親族等」という字句を定義し、同条第3号、第5号、第6号及び第7号において使われている「親族」という字句を「親族等」に改めるものであります。入居者の選考に関して定める第9条、同居の承継に関して定める第12条においても同様の改正を行い、入居の承継に関して定める第13条においては、承継に関し死亡、転出時に同居していた親族等に限り認めることとする改正を行います。 附則といたしまして、この条例は令和5年4月1日から施行するものであります。 提案理由といたしましては、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部改正に鑑み、必要があるからでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中嶋祥元)  都市政策部長・・・ ◎都市政策部長(石原章)  議案書の50ページをお願いいたします。 議案第8号指定管理者の指定について御説明申し上げます。 次のとおり、指定管理者を指定するものでございます。 施設の名称は猿渡公園、指定管理者は刈谷市大手町5丁目1番地、エリアワングループ、代表者、エリアワン株式会社、代表取締役、杉浦祐介、指定の期間は令和6年4月1日から令和16年3月31日までであります。 提案理由といたしましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  水資源部長・・・ ◎水資源部長(水野秀彦)  議案書の51ページをお願いいたします。 議案第9号刈谷市水道給水条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、民法の一部改正において新たに規定された継続的給付を受けるための設備の設置検討により、ほかの人の土地を使用しなければ水道等のライフラインの継続的給付を受けられない場合、必要な範囲で水道等を設置する権利が明確化されたことに伴うものでございます。 これにより、土地の所有者の所在等が不明であるときは、所定の手続を行うことで、同意を得ることなく水道等を設置することが認められたものでございます。このように特別な事情があると認められるときは、給水装置の新設等の申込みにおいて、同意書の添付を要しないこととするものでございます。 それでは、改正条文に沿って御説明いたします。 第5条第2項の改正は、申込みに当たり、ほかに利害関係人があるときはその同意書を添えなければならないとしているところでございますが、例外規定としてただし書を加え、「管理者が特別な事情があると認めたときは、この限りでない」とするものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和5年4月1日から施行するものでございます。 提案理由といたしましては、民法の一部改正に伴い、必要があるからでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの説明に対する質疑を行います。 7番牛田清博議員・・・ ◆7番(牛田清博)  議案第8号指定管理者の指定について質問いたします。 昨年の条例制定の際、質問をしてまいりましたけれども、Park-PFI制度によって、建蔽率をまず既存の2%に10%を加えて12%まで適用することができるということでしたけれども、今回の再整備で建蔽率が何%になるのかお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  都市政策部長・・・ ◎都市政策部長(石原章)  事業者からの提案のあった施設の配置計画につきましては、民間施設であるベーカリーカフェや特定公園施設であるパークセンターに既存の公園施設を含めた建蔽率は1.87%となる見込みで、従来のミササガパークの雰囲気を損なうことのない妥当な提案であると考えております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  7番牛田清博議員・・・ ◆7番(牛田清博)  この間の2%の範囲ということで、分かりました。 次に質問ですけれども、いずれにしてもPark-PFI制度を使って進めるということですので、指定期間が10年、最長20年まで指定管理者として要望があれば運営管理ができるというふうになっていると思いますけれども、この期間中が非常に長いので、この間も尋ねましたけれども、期間中、公園利用者の意見を公園管理にどのように反映させていく予定なのかお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  都市政策部長・・・ ◎都市政策部長(石原章)  本市における指定管理制度に関するガイドラインに基づき、指定管理者は利用者からの要望や日常的な管理、また、自主的なアンケート等の結果から利用者のニーズを的確に捉えるとともに、自ら施設管理体制等を点検し、必要に応じて改善を行うこととなります。 なお、事業者からは、年2回の利用者アンケートや年1回から2回程度の市民懇談会を実施し、公園利用者の声を反映するとの提案を受けております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  7番牛田清博議員・・・ ◆7番(牛田清博)  分かりました。初めての取組ということもあって、今後の委員会の審議を注視してまいりたいと思います。 ○議長(中嶋祥元)  27番山本シモ子議員・・・ ◆27番(山本シモ子)  私からは、議案第9号刈谷市水道給水条例の一部改正についてで、もう少し認識を深めたいなと思ったのが質問の要因です。 今の提案説明のところで、一体何だ、給水条例の一部改正、民法が改正して、申請のときに必要であろうという方に何か不具合があったときには、そこを要らないよという。利害関係がある場合、同意書の添付は要しないよというようなことが、もう一方の議案説明書でそれが出てくるんですが、この条例文見ただけでは全く何も分からなかった。 ただ、提案説明のところで、ただいまのほかの人の、給水だから市民が使う給水ですね。ということなんだけれども、ほかの人の土地を通らなければ、給水管なのかな、そのことができない場合のときに、利害関係がある人に何らかがあったら、もうそこには添付書類は要らないよというようなことが、この説明書では分かるんです。なんだけれども、ぱっと見たときにはちょっと分からなかった。 そこで、市民が使う側、市民に何らか、家を建てるだとか、何らかのときのことになりますね。新設等に当たりという説明がありますので。そこでお聞きしたいのは、新設等の「等」とは何なのか。それから、利害関係の人の所在が不明であるなどの特別な事情があるということですけれども、この利害関係とは何なのかについてをまずお聞きしたいと思います。 まず、2つお聞きします。 ○議長(中嶋祥元)  水資源部長・・・ ◎水資源部長(水野秀彦)  新設等の「等」とは、新設のほかに家の建て替えにおける改造や管の入替えなどのことでございます。 そして、利害関係人とは水道を引くに当たり、自分の土地が道路に接していないため、他人の土地を通らなければ給水管を引くことができない場合におけるその土地の所有者やその土地を使用している人でございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  27番山本シモ子議員・・・ ◆27番(山本シモ子)  そういうことですね。だから市民の側にとっての条例改正というふうになりますね。ということを確認したいと思います。 新設なので、今の説明の中で分かったのは、新設等という「等」は建て替えなどのこともありますよということでした。 そこで、その申請書は、給水が必要な市民がどこへ届けるのか。まずここを確認させてください。お願いします。 ○議長(中嶋祥元)  水資源部長・・・ ◎水資源部長(水野秀彦)  申請書でございますが、給水装置を申請するために市に対して申込みを行う市民や事業者の方が申込みを行います。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  27番山本シモ子議員・・・ ◆27番(山本シモ子)  大体分かってきました。ありがとうございます。 いろいろこれまで申請した人など、とりわけ建て替えなどの人たちは、以前その関係で添付書類をつけていた人などが、もうその方がいなくなっているとか、いろいろあるのかもしれない。そこで、こういう利害関係があるなどというところを外すよと。添付書類がもう要らないよということを管理者が認めたときということになります。 これまでそういう事例はあったのでしょうかということを最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(中嶋祥元)  水資源部長・・・ ◎水資源部長(水野秀彦)  過去、古い記録はちょっと分かりませんが、ここ数年ではこのような事例はございません。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています6議案は、建設委員会に付託します。--------------------------------------- 次に、日程第16から日程第20、議案第10号刈谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正についてから議案第14号刈谷市生涯学習センター条例の一部改正についてまでの5議案を一括議題とします。 5議案の説明を願います。 市民活動部長・・・ ◎市民活動部長(近藤和弘)  議案書の52ページをお願いいたします。 議案第10号刈谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、令和3年5月にデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が公布され、令和5年5月までに個人番号カードが有する機能のうち電子証明書の機能がスマートフォンにも搭載できるようになり、それ以降サービス提供者のシステム対応が整い次第、コンビニ交付サービスにおいてもスマートフォン用の電子証明書により住民票の写しをはじめとする証明書の交付が可能となることから、印鑑登録証明書につきましてもスマートフォンを利用した交付に対応するため、必要な改正を行うものでございます。 それでは、改正内容につきまして、条文に沿って御説明申し上げます。 第10条の3は多機能端末機による印鑑登録証明書の交付申請等に関して定めており、「個人番号カードに記載された利用者証明用電子証明書」を「個人番号カード用利用者証明用電子証明書」に表現を改め、新たにスマートフォンに搭載される電子証明書を「移動端末設備用利用者証明用電子証明書」とするとともに、今後想定される暗証番号に限らない認証の形に対応するため、関係する規定を削るものでございます。 附則といたしまして、この条例は規則で定める日から施行する。 提案理由といたしましては、多機能端末機による印鑑登録証明書の交付における利用者の本人確認方法の拡充に伴い、必要があるからでございます。 続きまして、議案書の53ページをお願いいたします。 議案第11号刈谷市歴史博物館条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、博物館法の一部改正に伴い、引用条項の改正をはじめ必要となる改正を行うものでございます。 それでは、改正内容につきまして、条文に沿って御説明いたします。 まず、条例の趣旨を定めております第1条と施設の名称と位置を定めております第2条について全部改正を行うもので、第1条についてですが、もともと博物館法の第18条、これは「公立博物館の設置に関する事項は、当該博物館を設置する地方公共団体の条例で定めなければならない」という条文を根拠規定としておりましたが、公立博物館の定義が見直されたこと等の影響を受け、同条が今回の法改正において法律の条文から削除されることとなりました。 しかしながら、歴史博物館につきましては地方自治法上の公の施設であることから、設置に当たり条例は必要となるため、地方自治法の第244条の2を根拠規定として位置づけ直すものでございます。 続く第2条の改正は、第1項で博物館の設置の目的について明記するとともに、従来、第1項で規定していた名称や位置に関する規定を第2項に繰り下げるものでございます。 第4条の改正は字句の整理、博物館協議会に関して定めております第6条の改正は、博物館法の改正に伴う条ずれの対応を行うもので、「第20条第1項」を「第23条第1項」に改めるものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和5年4月1日から施行する。 提案理由といたしましては、博物館法の一部改正に伴い、必要があるからでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  次世代育成部長・・・ ◎次世代育成部長(斉藤公人)  議案書の54ページをお願いいたします。 議案第12号刈谷市子ども・子育て会議条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、子ども・子育て支援法の一部改正に伴い、内閣府に設置されていた子ども・子育て会議が子ども家庭庁に所管が移行することとなり、法律の関係条文が削除され、本条例において引用している条に条ずれが生じたことから、引用条項の改正を行うものでございます。 それでは、内容につきまして、条文に沿って御説明申し上げます。 第1条の趣旨規定及び第2条の設置規定において、子ども・子育て支援法の引用条項を「第77条第1項」から「第72条第1項」に改めるものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和5年4月1日から施行するもので、提案理由といたしましては、子ども・子育て支援法の一部改正に伴い、必要があるからでございます。 次に、議案書の55ページをお願いいたします。 議案第13号工事請負契約の締結について御説明申し上げます。 次のとおり工事請負契約を締結するもので、工事名は東刈谷保育園大規模改造(建築)工事、工事場所は刈谷市南沖野町2丁目15番地1、工事概要は園舎内部改修工事でございます。 請負契約金額は2億1,890万円で、予定価格に対する落札率は99.75%でございます。 契約の相手方は刈谷市桜町3丁目3番地、サンエイ株式会社、代表取締役、川瀬廣正でございます。 提案理由といたしましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  教育部長・・・ ◎教育部長(岡部直樹)  議案書の56ページをお願いします。 議案第14号刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、南部生涯学習センター及び北部生涯学習センターにおいてパソコン研修室を廃止し、一般の研修室として利用できるようにするため、区分の追加と使用料の改定を行うものであります。 それでは、改正の内容について、条文に沿って御説明申し上げます。 第4条及び第11条から第14条の改正は、字句及び条文を整理するものでございます。 別表第1の改正は、南部生涯学習センターの「パソコン研修室」を「研修室」に変更することに伴い、「パソコン研修室」の項を削り、新たに「研修室5」として使用料を記載のとおり加えるもの。 57ページをお願いします。 別表第3の改正は、北部生涯学習センターのパソコン研修室について、南部生涯学習センターと同様に「パソコン研修室」の項を削り、新たに「303研修室」として使用料を記載のとおり加えるものでございます。 附則としまして、この条例は令和5年10月1日から施行するもので、提案理由としまして、南部生涯学習センター及び北部生涯学習センターのパソコン研修室の廃止等に伴い、必要があるからでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの説明に対する質疑を行います。 5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  議案第10号刈谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について質問してまいります。 これからスマホに電子証明書を入れることができて、また、それを使ってコンビニ等で印鑑証明が交付できるようになるということで、そのための条例改正ということですけれども、どのように利便性が高まるのでしょうか。 また、マイナンバーカード等で交付する場合との違いについてお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  市民活動部長・・・ ◎市民活動部長(近藤和弘)  まず、今回の法改正によってメリットでございますが、マイナンバーカードを持ち歩く必要がなくなり、スマートフォンのみでコンビニ交付サービスが利用でき、利便性の向上につながるものでございます。 それから、現在のマイナンバーカードとの違いというか、どのように変わってくるかというお話なんですが、コンビニ交付サービスではコンビニエンスストア等のマルチコピー機にマイナンバーカードをかざして、暗証番号を入力することで証明書を取得ができますけれども、今後はマイナンバーカードがなくても、スマートフォンに搭載された電子証明書により利用できるようになります。 ただし、具体的な本人確認の方法の詳細については未定でございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  ということは、便利に、スマホでもできるよ、マイナンバーカードを持ち歩かなくてもいいよということになるんですけれども、スマホの盗難や紛失など、情報管理のセキュリティーについてどのように整備されているかというのを説明お聞きしたかったんだけれども、今、本人の確認の取り方とかというのが未定だということをおっしゃったので、不安だなというところなんですよね。 また、先ほど議案説明のときに、暗証番号には頼らない方法でということでしたので、どのようなセキュリティーで情報管理されるのかというところ、不明だなということがちょっと今確認できたんですけれども、その不明な中で今分かる範囲でいいですので、情報管理のセキュリティーについて、分かる範囲の整備状況について説明を求めます。 ○議長(中嶋祥元)  市民活動部長・・・ ◎市民活動部長(近藤和弘)  スマートフォンに搭載される電子証明書につきましても、現在のマイナンバーカードと同様に暗証番号が設定されており、スマートフォンを使用するには暗証番号を設定しておりますので、本人以外の利用は制限されるということとなっております。 暗証番号の入力につきまして、マイナンバーカードでは一定回数入力を誤ると利用できなくなりますけれども、スマートフォンでの利用につきましても同様の対策が取られるものと想定をしております。 万が一、例えばスマートフォンを落とした場合にということもありますけれども、スマートフォンの電子証明書は非常にセキュリティーの高い領域に格納され、情報が不正に読み出されたり解析されようとした場合には、自動的に内容が消去される措置が取られるそうでございます。 その他、悪用防止対策として、コールセンターでの一時保留の受付やオンラインで失効申請の受付など、多重の対策が取られるという予定をしております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  今、セキュリティーのほうも分かる範囲の中で、割と安心できるような整備についても情報を得ることができたんですけれども、現段階で通達されていないことが多い中で、この規則の施行もまだ国から情報が来ていないということで、未定になっていますので、そういってまだ不明な点が多い中で、今議会でこの議案を上程する必要があったのかどうかについて見解をお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  市民活動部長・・・ ◎市民活動部長(近藤和弘)  電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律、いわゆる公的個人認証法の改正が令和5年5月19日までに施行されることを受け、移動端末設備用電子証明書でのコンビニ交付サービスの利用開始が令和5年5月以降と予定されており、早ければ5月からの開始も見込まれることにより、本3月議会にお諮りするものでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています5議案は、市民文教委員会に付託します。--------------------------------------- 次に、日程第21から日程第25、議案第15号令和4年度刈谷市一般会計補正予算(第9号)から議案第19号令和4年度刈谷市下水道事業会計補正予算(第3号)までの5議案を一括議題とします。 5議案の説明を願います。 企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  令和4年度刈谷市各会計補正予算書の2ページをお願いいたします。 議案第15号令和4年度刈谷市一般会計補正予算(第9号)について御説明いたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ15億3,790万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ658億7,931万1,000円とするものでございます。 第2条は継続費の補正、第3条は繰越明許費の補正、第4条は地方債の補正でございます。 3ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正でございます。 まず、歳入でございますが、その主なものといたしまして、1款市税は4億7,116万6,000円の追加で、市民税や固定資産税などの追加でございます。6款法人事業税交付金は、3億円の追加でございます。15款国庫支出金は2億5,531万3,000円の追加で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加などでございます。19款繰入金は8億7,300万円の減額で、財政調整基金繰入金の減額などでございます。4ページをお願いいたします。20款繰越金は、前年度決算において生じた繰越金19億1,921万4,000円を追加するものでございます。22款市債は4億7,400万円の減額で、市民休暇村大規模改造事業債の減額でございます。 5ページをお願いいたします。 歳出でございます。 主なものといたしまして、2款総務費は9億1,540万6,000円の追加で、1項総務管理費の公共施設維持保全基金積立事業の追加などでございます。3款民生費は5,263万4,000円の追加で、2項児童福祉費の公立保育園、幼児園業務システム導入事業の追加などでございます。7款商工費は4億6,298万円の追加で、1項商工費の産業立地促進基金積立事業の追加などでございます。8款土木費は1億3,993万6,000円の追加で、4項都市計画費の都市交通施設整備基金積立事業の追加などでございます。9款消防費は1,434万1,000円の追加で、1項消防費の水防倉庫整備事業の追加などでございます。 7ページをお願いいたします。 第2表継続費補正でございます。 変更につきましては、10款2項小学校費の富士松南小学校体育館改築事業で、総額、年割額を記載のとおり補正するものでございます。 8ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正でございます。 追加につきましては、2款1項総務管理費の庁舎管理事業をはじめ記載の23事業で、総額13億4,834万4,000円の繰越しをお願いするものでございます。これらは新型コロナウイルス感染症の影響により事業の実施年度を延長するものや、国庫補助金の採択に関連して補正を行い、同時に繰越しをお願いするもの、そのほか関連工事の進捗等の遅れにより年度内に事業が完了できないものなどでございます。9ページをお願いいたします。 変更につきましては、既に9月議会及び12月議会において繰越明許費の議決をいただいている事業のうち、8款2項道路橋りょう費の市道02-5号線他道路新設改良事業をはじめ、記載の3事業について繰越額を変更するものでございます。 第4表地方債補正でございます。 廃止につきましては、市民休暇村大規模改造事業で、借入れを取りやめるものでございます。 10ページをお願いいたします。 議案第16号令和4年度刈谷市刈谷小垣江駅東部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 第1条といたしまして、繰越明許費を設定するものであります。11ページをお願いいたします。第1表繰越明許費でございます。1款1項土地区画整理費の区画整理事業で、地権者との調整の遅れに伴い、2,875万4,000円の繰越しをお願いするものでございます。 12ページをお願いいたします。 議案第17号令和4年度刈谷市刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 第1条といたしまして、繰越明許費を設定するものであります。13ページをお願いいたします。第1表繰越明許費でございます。1款1項土地区画整理費の区画整理事業で、地権者との調整の遅れに伴い、6,913万6,000円の繰越しをお願いするものであります。 14ページをお願いいたします。 議案第18号令和4年度刈谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるとするものでございます。15ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算補正でございます。歳入については、補正はございません。歳出につきまして、2款保険給付費の1項介護サービス等諸費と2項介護予防サービス等諸費との間で、給付実績に基づきましてそれぞれ予算額を調整するものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  水資源部長・・・ ◎水資源部長(水野秀彦)  補正予算書の16ページをお願いいたします。 議案第19号令和4年度刈谷市下水道事業会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 第1条は総則、第2条は予算第2条第4号に定めた業務の予定量のうち、主要な建設改良事業の管渠施設費を補正するもので、国庫補助金の追加採択に伴う令和5年度事業からの前倒し等により、2億4,533万6,000円増額するものでございます。第3条は、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、境川流域下水道維持管理費負担金の返還金などにより、収入は1款下水道事業収益の予定額を3,284万5,000円増額し、支出は1款下水道事業費用の予定額を3,285万5,000円増額するものでございます。第4条は、予算第4条に定めた当年度分損益勘定留保資金による補填額を8億257万円に改めるとともに、資本的収入及び支出について、国庫補助金の追加採択に伴う令和5年度事業からの前倒し等により、収入は1款資本的収入の予定額を2億4,770万6,000円増額し、次ページをお願いいたします。支出は1款資本的支出の予定額を2億4,533万6,000円増額するものでございます。第5条は、予算第5条に定めた下水道ストックマネジメント事業に係る継続費の総額及び年割額を原材料費などの高騰に伴い、記載のとおり改めるものでございます。第6条は、予算第6条に定めた企業債について、限度額を4億5,040万円に改めるものでございます。次ページをお願いいたします。第7条は、予算第10条に定めた一般会計からの補助金の額を9,264万8,000円に改めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  ただいまの説明に対する質疑を行います。 5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  議案第15号令和4年度刈谷市一般会計補正予算(第9号)について。 まず、補正予算書の6ページの歳出、3款民生費についてお尋ねしていきたいと思います。 こちら5,263万4,000円の増額補正がされております。この件で、ここの増額の中で今年度の当初予算の見込みよりも増額された事業で、最も大きい事業は何でしょうか。補正額と併せてお聞かせください。 2つの点で質問してまいります。まずは、これは1点目のことです。 2点目なんですけれども、もう一つは、当初見込んでいて中止した事業はありますでしょうか。補正額と併せてお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  まず、3款民生費の中で、補正額が大きな事業ということでお答えさせていただきますと、補正予算説明書でいいますと、20ページの3款2項1目児童福祉総務費にございます障害児通所支援事業でございまして、その金額は1億820万円でございます。 当初予算からの増額が一番大きい事業というような御質問だったと思うんですけれども、すみません、今ちょっと手元に資料がなくてお答えすることができませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  次世代育成部長・・・ ◎次世代育成部長(斉藤公人)  民生費の中で中止というような御質問でありますけれども、一例を今挙げさせていただきますと、自動車購入等事業というような形で1,658万2,000円の減額をしております。これにつきましては、しげはら園の送迎用の小型バスを購入する予定でしたけれども、自動車メーカーの事情により、現在、生産販売が停止されておりまして、再開のめどがまだ立っておりません。今年度中の納車が難しいということで、減額をしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  大きかった事業ですよね、民生費の中で。障害児通所支援事業ということで、当初にプラスした額は分からないということで大丈夫です。増額された金額のほうをお聞かせいただきました。1億820万円ということですね。 この事業内容、また増額された理由についてお聞かせください。 もう一つ、自動車購入等事業、1,658万2,000円減額されたということで、こちらのほう、しげはら園の送迎バスがメーカーの事情により発注ができないということで、購入のめどが立たないということで、中止されたということが確認できました。 その点について、今回は中止されたんですけれども、今後、購入予定はあるのかどうかお聞かせください。今後、購入予定があるならその予定はいつになるか、その時期についてお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  障害児通所支援事業の内容でございますが、心身に障害または発達の遅れがある児童が児童発達支援放課後等デイサービスなどのサービスの中から、必要とされるサービスを利用する事業でございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  次世代育成部長・・・ ◎次世代育成部長(斉藤公人)  購入予定のバスですけれども、こちらのほうは購入をしていきたいと考えております。現在は小型バスの生産販売が未定であるため、引き続き情報収集に努め、販売が再開された後に改めて検討して、購入をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  すみません。増額の理由について答弁漏れがあったようですので、お答えさせていただきます。 障害児通所支援事業の利用者の増加に伴いまして、予算に不足が見込まれるため、補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
    ○議長(中嶋祥元)  5番城内志津議員・・・ ◆5番(城内志津)  最後の質疑に入ります。 障害児通所支援事業なんですけれども、予算書や決算書を見ていきますと、年々事業費大きくなっています。今、増額された理由について、対象者が増えてきたということで確認できましたんですけれども、この利用者数の実績について、またサービス利用の伸び率、直近3年間の推移についてお聞かせください。 もう一つ、自動車購入等事業のほうです。今後、情報収集に努めて、購入できるタイミングがあったら購入していくということで答弁いただいたと受け止めているんですけれども、ではこの事業費というのは、来年度の予算にちゃんと反映されているかどうかという点と、あとまた最も長く乗車しているお子さんの乗車時間についてお聞かせください。 ○議長(中嶋祥元)  福祉健康部長・・・ ◎福祉健康部長(加藤雄三)  障害児通所支援事業の利用者数の推移でございますが、令和元年度が7,163人、令和2年度が7,637人、3年度が9,381人となっております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  次世代育成部長・・・ ◎次世代育成部長(斉藤公人)  この予算の関係ですけれども、購入、バスの関係の。令和5年度の予算ではまだ反映しておりませんけれども、販売のめどが立ちましたら早急に検討して、再度、議案上程のほうをお願いしていきたいと考えております。 あと、今乗っておる子供さんの乗車時間ですけれども、順に回っていきますんで、長い人で1時間程度というような形でなっておると思います。よろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  27番山本シモ子議員・・・ ◆27番(山本シモ子)  私からも、議案第15号だったかな、ただいまの補正予算への説明で、1点確認をしていきたいことがあります。 説明の中でも、財調への繰入れも示しておりました。それはただいま説明した予算書の中では、総務管理費のところで見ることができるのではないかと思っています。もちろん委員会で審議されることですので、ここで1つ確認したいんです。 それでは、財政調整基金等の中身は総務管理費から拾うことができるのか、まず見方についてお願いします。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  御質問の財政調整基金への積立てでございますが、2款1項総務管理費のうち財政調整基金積立事業といたしまして、金額のほうは4億4,774万9,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  27番山本シモ子議員・・・ ◆27番(山本シモ子)  そこを意図してお聞きしております。財政調整基金に4億4,774万9,000円、そのように示さておりますね。事前に説明を受けたときもそれをしっかりと説明を見ていますが、それでなぜこの4億4,774万円が財調に繰入れすることになったのかという理由はお答えできますか、お願いします。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  今回の補正予算におきまして、市税や前年度繰越金などを追加計上しているほかに、事業費の減額や財源更生などを計上した上で生じた財源につきまして、年度間調整のため財政調整基金へ積み立てるものでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  27番山本シモ子議員・・・ ◆27番(山本シモ子)  税金は単年度で一応決算というか、使うという。繰越しは目的の繰越しがあれば繰越金と載せられるんですが、そうではないので、今の説明のようにいろいろ整理してみて、必要なところには補正を組みました。その中で、余力というのかな、4億4,700万円が出たな、これは財政調整基金、ここも市民の何かがあったときには使うことが、取崩しができるというものですので、入れちゃいかんよという意味ではありませんが、そこを確認しました。余力があったという部分を4億4,700万円入れたということになります。 それでは、財政調整基金、総額これで幾らになるかについてを最後にお聞きします。 ○議長(中嶋祥元)  企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  財政調整基金の令和4年度末の残高でございますが、約79億9,000万円と見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています5議案は、議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、この特別委員会に付託して審査することにしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中嶋祥元)  異議なしと認めます。 よって、5議案は議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、この特別委員会に付託して審査することに決定しました。--------------------------------------- 次に、日程第26から日程第33、議案第20号令和5年度刈谷市一般会計予算から議案第27号令和5年度刈谷市下水道事業会計予算までの8議案を一括議題とします。 8議案の説明を願います。 企画財政部長・・・ ◎企画財政部長(村口文希)  令和5年度刈谷市一般会計及び特別会計予算について御説明いたします。 各会計の詳細につきましては、別添の予算説明書並びに主要事業の概要を御参照いただき、ここでは予算書で御説明を申し上げます。 令和5年度刈谷市各会計予算書の3ページをお願いいたします。 議案第20号令和5年度刈谷市一般会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ633億6,000万円と定めるものでございます。第2条は、継続費の経費の総額及び年割額は第2表継続費によるとするものでございます。第3条は、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は第3表債務負担行為によるとするものでございます。第4条は、地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は第4表地方債によるとするものでございます。第5条は、一時借入金の借入れの最高額を20億円と定めるものでございます。第6条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるものでございます。これは各項に計上した給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。 4ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものについて御説明いたします。 1款市税は、367億484万円を見込んでおります。このうち1項の市民税は152億5,513万8,000円、2項の固定資産税は169億1,289万7,000円、5項都市計画税は30億8,219万円でございます。次に、7款地方消費税交付金は41億1,000万円でございます。5ページをお願いいたします。11款国庫支出金は71億7,098万8,000円、16款県支出金は40億7,071万6,000円でございます。6ページをお願いいたします。19款繰入金は24億1,329万2,000円、20款繰越金は10億円、22款市債は21億2,050万円でございます。 以上、歳入合計は総額633億6,000万円でございます。 7ページをお願いいたします。 歳出の主なものについて御説明いたします。 1款議会費は4億442万7,000円で、議会運営費、議員活動費などでございます。2款総務費は60億4,827万3,000円で、主なものとして、1項総務管理費は庁舎の管理、地域行政に関する事業などを計上しております。3款民生費は255億4,640万3,000円で、主なものとして、1項社会福祉費は障害者福祉や高齢者福祉、2項児童福祉費は子育て支援に関する事業などを計上しております。4款衛生費は56億2,394万4,000円で、1項保健衛生費は健康保険や環境対策、2項清掃費はごみ処理費などを計上しております。5款労働費は1億1,367万2,000円で、労働者支援対策などでございます。6款農林水産業費は8億2,546万6,000円で、農業振興や土地改良事業などでございます。7款商工費は18億9,288万5,000円で、商工業及び観光振興に関する事業などを計上しております。8ページをお願いいたします。8款土木費は94億5,018万7,000円で、主なものとして、2項道路橋りょう費は道路の維持管理や新設改良、3項河川費は浸水被害解消のための河川改修、4項都市計画費は公共施設連絡バスの運行管理や公園の維持管理、5項下水道費は下水道事業会計への出資、6項住宅費は震災対策や市営住宅の管理及び整備などを計上しております。9款消防費は17億6,370万8,000円で、衣浦東部広域連合の分担金や防災関連事業などでございます。10款教育費は102億5,778万円で、主なものとして、2項小学校費及び3項中学校費は小中学校の校舎改修や教材費、4項特別支援学校費は特別支援学校の管理運営、5項社会教育費は生涯学習施設の管理運営、文化財の保護、6項保健体育費はスポーツ施設の管理運営や学校給食などを計上しております。11款災害復旧費は4,300万円で、災害時の施設復旧事業でございます。12款公債費は13億6,025万4,000円で、借入金に対する償還元金及び利子でございます。9ページをお願いいたします。14款予備費は3,000万円を計上するもので、以上、歳出合計は総額633億6,000万円でございます。 10ページをお願いいたします。 第2表は継続費でございます。 3款1項社会福祉費のすぎな作業所等整備事業は、総額8億3,400万円を令和5年度及び令和6年度に記載の額を割り振るもの、10款2項小学校費の住吉小学校擁壁改修事業は、総額2億500万円を令和5年度及び令和6年度に記載の額を割り振るもの、10款6項保健体育費の(仮称)逢妻川河川敷運動広場整備事業は、総額3億3,000万円を令和5年度及び令和6年度に記載の額を割り振るものでございます。 第3表は債務負担行為でございます。 夢と学びの科学体験館の特別企画展開催事業をはじめ3件で、債務を負担する行為の期間及び限度額は記載のとおりでございます。 11ページをお願いいたします。 第4表は地方債でございます。 すぎな作業所等整備事業をはじめ8事業で、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきましては記載のとおりで、限度額の総額は21億2,050万円でございます。 12ページをお願いいたします。 議案第21号令和5年度刈谷市刈谷小垣江駅東部土地区画整理事業特別会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億4,351万8,000円と定めるものでございます。13ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算の歳入の主なものは、2款1項繰越金8億1,846万6,000円でございます。 歳出は1款1項土地区画整理費8億4,351万8,000円で、物件移転補償費などが主なものでございます。 14ページをお願いいたします。 議案第22号令和5年度刈谷市野田北部土地区画整理事業特別会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億2,196万3,000円と定めるものでございます。15ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算の歳入の主なものは、2款1項繰越金7,230万4,000円でございます。歳出は1款1項土地区画整理費1億2,196万3,000円で、業務委託料や物件移転補償費などが主なものでございます。 16ページをお願いいたします。 議案第23号令和5年度刈谷市国民健康保険特別会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ115億8,562万8,000円と定めるものでございます。第2条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるもので、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。17ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算の歳入の主なものといたしまして、1款1項国民健康保険税は23億4,130万3,000円、4款県支出金は76億9,694万円、6款繰入金は12億1,085万1,000円でございます。19ページをお願いいたします。歳出の主なものといたしまして、2款保険給付費は75億5,822万1,000円で、このうち1項療養諸費は66億5,670万円で、療養給付費、療養費などでございます。3款国民健康保険事業費納付金は37億1,983万7,000円で、県内市町村が所得水準や医療費水準に応じて県へ納付するものでございます。 21ページをお願いいたします。 議案第24号令和5年度刈谷市後期高齢者医療特別会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億76万4,000円と定めるものでございます。22ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算の歳入の主なものといたしまして、1款1項後期高齢者医療保険料は19億4,769万9,000円、2款1項一般会計繰入金は2億5,010万4,000円でございます。歳出の主なものといたしまして、2款1項後期高齢者医療広域連合納付金は21億9,110万7,000円で、徴収した後期高齢者医療保険料など広域連合へ納付するものでございます。 23ページをお願いいたします。 議案第25号令和5年度刈谷市介護保険特別会計予算について御説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ97億5,166万7,000円と定めるものでございます。第2条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるもので、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。24ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものといたしまして、1款1項介護保険料は21億2,655万3,000円で、これは65歳以上の第1号被保険者の介護保険料でございます。2款国庫支出金は17億8,032万2,000円、3款1項支払基金交付金は24億5,348万2,000円で、これは40歳以上65歳未満の第2号被保険者の介護保険料として社会保険診療報酬支払基金が負担するものでございます。4款県支出金は13億5,449万4,000円、6款繰入金は20億2,753万円で、保険給付費等における刈谷市負担分などでございます。 26ページをお願いいたします。 歳出の主なものといたしまして、2款保険給付費は87億9,097万6,000円で、このうち1項介護サービス等諸費は80億9,660万9,000円で、要介護認定者に介護保険で給付する居宅介護サービス及び施設介護サービスなどの給付費でございます。3款地域支援事業費は6億6,461万6,000円で、介護予防事業費や地域包括支援センターの運営費などが主なものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中嶋祥元)  水資源部長・・・ ◎水資源部長(水野秀彦)  予算書の28ページをお願いいたします。 議案第26号令和5年度刈谷市水道事業会計予算について御説明いたします。 第1条は総則、第2条は業務の予定量を記載のとおりとするものでございます。第3条は収益的収入及び支出の予定額を、収入は1款水道事業収益28億8,352万6,000円、支出は1款水道事業費用31億7,972万6,000円と定めるものでございます。第4条は資本的収入及び支出の予定額を、次ページをお願いいたします。収入は1款資本的収入5億2,293万1,000円、支出は1款資本的支出12億8,499万8,000円と定めるものでございます。第5条は継続費の総額及び年割額を定めるもので、1款1項営業費用の水源浄水場2号排水ポンプ盤他補修事業をはじめ記載の3事業で、いずれも令和5年度から6年度までの2か年の継続事業で、記載の額を割り振るものでございます。第6条は企業債について、その目的、限度額などを記載のとおり定めるものでございます。次ページをお願いいたします。第7条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。第8条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、営業費用と営業外費用との間で流用ができることを定めるものでございます。第9条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費として、職員給与費を定めるものでございます。第10条は、他会計からの補助金の額を3億5,155万円と定めるものでございます。第11条は、たな卸資産の購入限度額を3,928万6,000円と定めるものでございます。 続きまして、31ページをお願いいたします。 議案第27号令和5年度刈谷市下水道事業会計予算について御説明いたします。 第1条は総則、第2条は業務の予定量を記載のとおりとするものでございます。第3条は収益的収入及び支出の予定額を、収入は1款下水道事業収益36億1,334万6,000円、支出は1款下水道事業費用36億1,330万5,000円と定めるものでございます。第4条は資本的収入及び支出の予定額を、次ページをお願いいたします。収入は1款資本的収入18億4,219万8,000円、支出は1款資本的支出26億5,194万2,000円と定めるものでございます。第5条は企業債について、その目的、限度額などを記載のとおり定めるものでございます。第6条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、営業費用と営業外費用との間で流用ができることを定めるものでございます。第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費として、次ページをお願いいたします。職員給与費を定めるものでございます。第9条は、他会計からの補助金を3億9,519万9,000円とするものでございます。 以上でございます。 ○議長(中嶋祥元)  以上で8議案の説明は終わりました。 質疑は次の会議でお願いします。--------------------------------------- 次に、日程第34及び日程第35、請願第1号給食のオーガニック化推進を求める請願及び請願第2号「選択的夫婦別姓制度の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書」を採択することを求める請願の請願2件を一括議題とします。 請願2件の要旨につきましては、さきに配付しました請願文書表のとおりです。 請願2件は請願文書表の記載のとおり、市民文教委員会に付託します。--------------------------------------- 次の会議は3月1日午前10時より再開します。 本日はこれで延会します。お疲れさまでした。                             午後2時17分 延会...