令和 3年 3月 定例会議事日程第1号 令和3年2月18日(木) 午前10時 開議日程第1 会期の決定について日程第2 令和3年度施政方針及び議案の大綱について日程第3 令和3年度教育行政方針について日程第4 報告第1号 損害賠償の額を定める専決処分について日程第5 報告第2号 業務委託契約の額を変更する専決処分について日程第6 報告第3号 工事請負契約の額を変更する専決処分について日程第7 報告第4号 刈谷市
土地開発公社事業計画等について日程第8 議案第17号 令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)日程第9 議案第1号 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(知立市)日程第10 議案第2号 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(高浜市)日程第11 議案第3号 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(東浦町)日程第12 議案第4号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について日程第13 議案第5号 刈谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について日程第14 議案第6号 刈谷市介護保険条例の一部改正について日程第15 議案第7号 刈谷市介護サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について日程第16 議案第8号 損害賠償の額を定めることについて日程第17 議案第9号 刈谷市産業振興センター条例の一部改正について日程第18 議案第10号 市道路線の認定、廃止及び変更について日程第19 議案第11号 刈谷市公共駐車場条例の一部改正について日程第20 議案第12号 刈谷市手数料条例の一部改正について日程第21 議案第13号 刈谷市都市公園条例の一部改正について日程第22 議案第14号
洲原公園レクリエーション施設条例の一部改正について日程第23 議案第15号 刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について日程第24 議案第16号 刈谷市体育施設条例の一部改正について日程第25 議案第18号 令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第11号)日程第26 議案第19号 令和2年度刈谷市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第27 議案第20号 令和2年度刈谷市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第28 議案第21号 令和2年度刈谷市
介護保険特別会計補正予算(第4号)日程第29 議案第22号 令和2年度刈谷市
下水道事業会計補正予算(第3号)日程第30 議案第23号 令和3年度刈谷市一般会計予算日程第31 議案第24号 令和3年度刈谷市刈谷小垣江駅
東部土地区画整理事業特別会計予算日程第32 議案第25号 令和3年度刈谷市
刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計予算日程第33 議案第26号 令和3年度刈谷市
国民健康保険特別会計予算日程第34 議案第27号 令和3年度刈谷市
後期高齢者医療特別会計予算日程第35 議案第28号 令和3年度刈谷市
介護保険特別会計予算日程第36 議案第29号 令和3年度刈谷市水道事業会計予算日程第37 議案第30号 令和3年度刈谷市
下水道事業会計予算---------------------------------------本日の会議に付した事件 1 会期の決定について 2 令和3年度施政方針及び議案の大綱について 3 令和3年度教育行政方針について 4 報告第1号 損害賠償の額を定める専決処分について 5 報告第2号 業務委託契約の額を変更する専決処分について 6 報告第3号 工事請負契約の額を変更する専決処分について 7 報告第4号 刈谷市
土地開発公社事業計画等について 8 議案第17号 令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号) 9 議案第1号 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(知立市)10 議案第2号 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(高浜市)11 議案第3号 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(東浦町)12 議案第4号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について13 議案第5号 刈谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について14 議案第6号 刈谷市介護保険条例の一部改正について15 議案第7号 刈谷市介護サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について16 議案第8号 損害賠償の額を定めることについて17 議案第9号 刈谷市産業振興センター条例の一部改正について18 議案第10号 市道路線の認定、廃止及び変更について19 議案第11号 刈谷市公共駐車場条例の一部改正について20 議案第12号 刈谷市手数料条例の一部改正について21 議案第13号 刈谷市都市公園条例の一部改正について22 議案第14号
洲原公園レクリエーション施設条例の一部改正について23 議案第15号 刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について24 議案第16号 刈谷市体育施設条例の一部改正について25 議案第18号 令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第11号)26 議案第19号 令和2年度刈谷市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)27 議案第20号 令和2年度刈谷市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)28 議案第21号 令和2年度刈谷市
介護保険特別会計補正予算(第4号)29 議案第22号 令和2年度刈谷市
下水道事業会計補正予算(第3号)30 議案第23号 令和3年度刈谷市一般会計予算31 議案第24号 令和3年度刈谷市刈谷小垣江駅
東部土地区画整理事業特別会計予算32 議案第25号 令和3年度刈谷市
刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計予算33 議案第26号 令和3年度刈谷市
国民健康保険特別会計予算34 議案第27号 令和3年度刈谷市
後期高齢者医療特別会計予算35 議案第28号 令和3年度刈谷市
介護保険特別会計予算36 議案第29号 令和3年度刈谷市水道事業会計予算37 議案第30号 令和3年度刈谷市
下水道事業会計予算---------------------------------------出席議員(28名) 1番 谷口睦生 2番 加藤幹樹 3番 深谷英貴 4番 揚張慎一 5番 城内志津 6番 葛原祐季 7番 牛田清博 8番 近藤澄男 9番 渡邊妙美 10番 鈴木正人 11番 清水俊安 12番 加藤廣行 13番 外山鉱一 14番 中嶋祥元 15番 山崎高晴 16番 松永 寿 17番 佐原充恭 18番 伊藤幸弘 19番 黒川智明 20番 上田昌哉 21番 鈴木浩二 22番 稲垣雅弘 23番 新海真規 24番 鈴木絹男 25番 白土美恵子 26番 蜂須賀信明 27番 山本シモ子 28番 星野雅春欠席議員(0名)
---------------------------------------説明のため議場に出席した者(31名) 市長 稲垣 武 副市長 鈴木克幸 副市長 近藤智展 教育長 金原 宏 企画財政部長 西村日出幸 総務部長 宮田俊哉 生活安全部長 可児伸康 市民活動部長 岡部直樹 福祉健康部長 村口文希 次世代育成部長 竹谷憲人 産業環境部長 近藤和弘 建設部長 石原 章 都市政策部長 齊藤昭久 水資源部長 水野秀彦 会計管理者 高西恵美子 監査事務局長 近藤敦人 教育部長 宮田孝裕
企画調整監兼企画政策課長 伊藤雅人 財務課長 高野 洋 危機管理課長 近藤 浩
高齢福祉推進監兼長寿課長 健康推進課長 大西裕子 岩見真人 商工業振興課長 加藤直樹 建築指導監兼建築課長 小出佳久 公園緑地課長 中村功一 水道課長 高須孝明 下水道課長 各務誠一 教育総務課長 柴田桂児 学校教育課長 木野昌孝 生涯学習課長 塚本吉郎 スポーツ課長
加藤幹雄---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員(4名) 議会事務局長 斉藤公人 議事課長 坂東知道 課長補佐兼議事係長 酒井 隆 主事
加藤圭祐--------------------------------------- 午前10時00分 開会
○議長(外山鉱一) ただいまから、令和3年3月刈谷市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。 会議規則第81条の規定により、会議録署名議員に12番加藤廣行議員、17番佐原充恭議員を指名します。 次に、本日の議事日程は、さきに配付しましたとおりですので、御了承願います。
--------------------------------------- これより日程に入ります。 日程第1、会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月23日までの34日間としたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(外山鉱一) 異議なしと認めます。 よって、会期は34日間と決定しました。
--------------------------------------- 次に、日程第2、令和3年度施政方針及び議案の大綱について、本件の説明を願います。 市長・・・ (登壇)
◎市長(稲垣武) 皆さん、おはようございます。令和3年3月市議会の定例会に当たり、所信の一端と御提案を申し上げております議案の大綱について御説明申し上げ、市民並びに議会の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私たちの生活は、新型コロナウイルスによって一変しました。昨年は
新型コロナウイルス感染症が瞬く間に世界へ広がり、世界中が未曾有の事態に直面しました。国内では、東京オリンピック・パラリンピックが延期を余儀なくされたほか、緊急事態宣言の発令や3つの密を避けた生活など、これまでの価値観や生活様式が大きく変化しました。本市におきましても、多くの感染者が確認されております。亡くなられた方に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、感染された方々の一日も早い回復を心からお祈りいたします。 また、感染拡大が長期化する中、日常生活をはじめ事業の継続や雇用の維持などに大きな影響が出ており、厳しい状況にあるものと認識しております。市民の皆様には、不要不急の外出の自粛や休業など、様々な制約に対して大変な御理解と御協力をいただき、心から感謝を申し上げます。そして、感染の拡大を防ぐため、日々御尽力いただいている医療従事者をはじめとした皆様に深く敬意を表します。 さて、本市は、今年度、市制施行70周年を迎え、新たな一歩を踏み出しました。この節目の年を市民の皆様と一緒に祝うため、様々な記念事業の実施に向けて準備をしてまいりましたが、感染拡大により、残念ながら全てを実施することができませんでした。新年度には、感染症の状況に十分留意しながら、「市制施行70周年プラス1事業」として改めて実施していきたいと考えております。 また、新年度には、刈谷駅北地区における再開発事業が完了するとともに、
スマートインターチェンジが
刈谷ハイウェイオアシスにおいて開通いたします。そのほかJR刈谷駅の改良や刈谷依佐美地区工業用地の整備などを引き続き推し進めながら、本市の持続的な発展に向け取り組んでまいります。 海外の一部の国では、昨年中からワクチンの接種が始まっております。感染症の収束に向け、重要な鍵を握るのがワクチンの接種となります。国内でも全ての国民が接種を受けられるよう準備が進められており、本市におきましても、国の動向を踏まえながら愛知県や医療機関と連携し、市民の皆様に速やかにワクチンの接種が行えるよう準備を進めてまいります。 このほかコロナ禍において、小さなお子様を育てている家庭や大きな打撃を受けました飲食店に対する支援をはじめ、今後も感染症の影響を踏まえた支援策につきましては、その時々の状況を把握し、的確に対応してまいります。 明けない夜はないと申します。感染拡大により先の見えない状況が続いていますが、必ず収束する日が訪れるものと信じております。本年がその年となることを願うとともに、ウィズコロナ、そしてアフターコロナを見据え、現在の社会の中で何を元に戻し、何を変えていくのか、熟慮しながらまちづくりを進めてまいります。 また、本年は、多くの方が犠牲となられました東日本大震災の発生から10年という大きな節目を迎えます。毎年のように台風や大雨による自然災害が発生しており、この地域におきましても、南海トラフ地震による被害の発生が危惧されております。大規模災害に対する備えを怠らずに、市民の皆様が安心して希望を持った生活を送ることができるよう、感染症対策にも配慮した防災対策に取り組んでまいります。引き続き、「日本一 安心安全なまち刈谷」の実現に向けて全力を尽くし、市民の皆様の声に耳を傾けながらこの難局を乗り越えていく決意です。 新年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により市税の減収が見込まれ、大変厳しい財政状況が想定される中ではありますが、コロナ禍においても積極的にまちづくりを進めていくため、財政調整基金の繰入れなどにより、前年度と同規模となる一般会計予算を編成いたしました。市民の皆様が「元気」に「笑顔」で未来に「希望」を持てるよう、感染症に関する対策とともに、「守ろう!安心安全と健康」、「育てよう!子どもと未来」、「輝こう!暮らしと仕事」の分類に沿って、バランスよく、そして、力強く施策を実施してまいります。 それでは、以下、令和3年度の主要施策と予算における基本的な考え方について御説明を申し上げます。 1つ目は、「守ろう!安心安全と健康」であります。
新型コロナウイルス感染症は、私たちの日常に大きな影響を与えました。しかし、そうした中でも年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが笑顔で安心して日々の生活を送ることができるよう、支援や環境整備を進めるとともに、あらゆる災害や犯罪、交通事故から命を守り、安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。 本市の高齢化の現状は、人口に占める65歳以上の割合が20.3%と、超高齢社会の基準となる21%を下回っていますが、現役世代の減少が顕著になるおよそ20年後の2040年には、27%まで増加すると予測されております。また、2025年には、団塊世代全てが75歳以上となることから、後期高齢者の割合が前期高齢者を上回る見通しであります。そうした状況を見据え、住み慣れた地域や住まいで尊厳ある自立した生活を送ることができ、健康を維持しながら生きがいを持って生活できる環境づくりが求められております。 新年度から高齢者を対象としたタクシー料金の助成につきまして、より幅の広い皆様に御利用いただけるよう、対象者の住まいの状況や利用制限に係る要件を勘案し、さらなる外出支援を進めてまいります。 また、介護職の人材不足は全国的に深刻であり、本市におきましても、介護人材の育成や確保、定着は喫緊の課題であります。介護職の魅力をより知ってもらうための取組や介護に関する入門的研修の新たな実施などにより、介護人材の裾野を広げるとともに、資格の取得等に必要な研修費用を助成することで、介護人材のキャリアアップを支援してまいります。 加えて、認知症に関する正しい知識を学ぶことができる機会を確保するため、
認知症サポーター養成講座を個人でも受講できるようにすることで、認知症の方や御家族が安心して暮らすことができる地域づくりを推進してまいります。 障害のある方の抱える生活課題やニーズは、ますます複雑化・多様化しております。障害があっても活躍できるよう、地域で安心して生活できる環境や社会参加を支える仕組みを整備することが必要とされております。障害のある方やその家族の生活を地域全体で支えるため、事業所や関係団体と連携し、必要な支援を提供する仕組みを構築するとともに、休日や夜間の緊急時に相談や受入れができるよう、体制を整えてまいります。 また、知的障害のある方の社会参加と自立を目指し、一人一人に合わせた就労や生活の支援を行うすぎな作業所が老朽化していることから、建て替えに向けて、必要な機能の整理や設計などの準備を進めてまいります。 本市の年齢別の人口構成は、全国的に見ても若年層が多い傾向にありますが、高齢化は着実に進行しております。今後、医療費や介護給付費のさらなる増加を懸念されていることから、一人一人が日頃から自分の体の状態を知り、健康づくりに取り組むとともに、いつまでも元気でいられるような支援が必要であります。 市民の健康づくりの拠点であるげんきプラザは、多くの方に御利用いただいております。現在、総合健康センターの3階に開設しておりますが、より身近な地域で気軽に健康づくりに取り組んでいただけるよう、まずは北部地区でのサテライト施設の開設に向け、準備を進めてまいります。また、本年8月から50歳以上の方を対象に、帯状疱疹等を予防するため、ワクチン接種の費用について助成してまいります。 近年は、毎年のように自然災害による被害が報告されており、令和2年7月豪雨では、熊本県をはじめとする広範な地域において、河川の氾濫や堤防の決壊が生じるなど、多くの人命や家屋、地域の産業などに甚大な被害が発生しました。こうした豪雨災害は、いつ、どこで起きてもおかしいことではなく、また南海トラフ地震の発生も予想されていることから、災害に強いまちづくりが求められております。 豪雨による浸水被害の防止、軽減をするため、水防倉庫の整備を推進するとともに、地震等の安全確保に向けて引き続き岩ケ池の堤防の改修や電線類地中化に取り組むことで、市民の皆様の命や財産を守り、地域や社会の重要な機能の維持を図ってまいります。 また、新たに福祉避難所として指定した小垣江町の特別支援学校と井ケ谷町の
生活介護施設ハロポンズに防災備蓄倉庫を設置することで、被災時においても要配慮者が安心して過ごせるよう、支援体制を整えてまいります。加えて、そのほかの避難所につきましても、引き続きマンホールトイレの整備を順次進め、快適で衛生的な避難所環境の確保を図ってまいります。 さらに、地域で活動されている自主防災会を引き続き支援するとともに、今年度、感染症の影響により中止した総合防災訓練を、新年度に改めて防災関係機関や地元企業の協力の下実施することで、相互の連携を強化し、防災意識の向上を図ってまいります。 交通事故や犯罪は減少傾向にありますが、高齢者や子供が犠牲となる交通事故や住宅侵入盗、特殊詐欺などの犯罪は、依然として発生をしております。安心安全なまちづくりのため、地域における交通安全対策や防犯活動に取り組み、こうした事故や事件などによる被害を未然に防ぐことが必要であります。 自転車乗車中の交通事故による死者の7割近くが、頭部の損傷が原因で亡くなられております。新年度から愛知県と協力して、7歳から18歳及び65歳以上の市民の皆様を対象に、自転車用ヘルメットの購入費を補助することでヘルメットの着用を促進し、交通事故発生時の被害軽減を図ってまいります。 また、犯罪を未然に防ぐため、振り込め詐欺などの特殊詐欺への対策として、不審電話防止装置の普及を促すとともに、地域や警察と連携して街頭防犯カメラの増設などに努め、安心安全なまちづくりを推進してまいります。 2つ目は、「育てよう!子どもと未来」であります。 次代を担う子供たちの健やかな成長を支えるとともに、先人たちが育んできた歴史や文化を継承し、未来に向けて希望を持てるまちづくりを進めてまいります。 本市の出生率は、全国や愛知県と比較すると依然として高い傾向にあるものの、令和2年の年間出生数は1,441人となり、減少傾向にあります。子供たちは本市の未来を担う大切な存在であることから、安心して子供を産み育てることができ、社会全体でサポートしていく環境づくりが必要であります。 本年4月には、住吉幼児園が重原幼児園と統合し、新たな場所で開園するとともに、私立の保育園1園も開園します。今後も引き続き待機児童の解消を図るため、重原幼児園跡地への私立の保育園建設に対して支援を行ってまいります。また、老朽化した園舎の機能回復や良好な保育環境を整備するため、慈友保育園を改修することに加え、双葉保育園の改修に向けた準備や私立の保育園の改修に対する支援を行ってまいります。 子育ての不安や負担の軽減及び高齢者の見守りの充実を図るため、三世代で同居または近居するための住宅の建築や取得に係る費用の一部を支援し、世代間が互いに支え合い、安心して暮らせる環境づくりを進めてまいります。 出産後の母親が心身ともに健康に過ごせるよう、産後ケアにつきましては、これまで取り組んでまいりました利用可能な医療機関の拡充を進めるとともに、対象乳児の月齢の拡大や、双子や三つ子など多胎児を育てている家庭への支援など、今後もサービスを充実させてまいります。また、多胎児等が乳幼児健康診査を受ける際に保護者の負担軽減を図るため、新たに健診サポーターを派遣し、育児支援を行ってまいります。 さらに、複雑化・多様化している児童虐待や独り親等からの相談に関する情報を一元的に管理するたけのシステムを導入することにより、転入転出時における情報の連携や個々のケースに対する支援の強化を図ってまいります。子供たちの「生きる力」を育むため、確かな学力と豊かな心、健やかな身体をバランスよく伸ばすとともに、その礎となる教育環境を充実させていくことが求められております。
新型コロナウイルス感染拡大は、子供たちの学びにも大きな影響を与えております。GIGAスクール構想の実現に向け、1人1台のタブレット端末を活用した授業が中学校では既に本年1月から、また小学校では3月から始まります。今後も導入した端末を活用することでICT教育をより一層推進するとともに、学校内の消毒等を行うスクール・サポート・スタッフの配置など、コロナ禍においても子供たちの学びを支える環境の充実を図ってまいります。 また、夏場の熱中症の予防など子供たちの健康を守るとともに、災害時における避難所環境の向上を図るため、小中学校体育館への空調設備の設置に向け、まずは小学校への設置に関しまして設計を行ってまいります。加えて、老朽化した校舎の大規模改修や住吉小学校の校舎の増築、富士松南小学校の体育館の改築に向けた設計を行うなど、快適に学習できる環境の整備を推進してまいります。 心豊かで充実した生活を実現するため、生涯にわたって学び、スポーツや文化芸術を楽しめる機会を提供するとともに、ふるさとへの誇りや愛着を育んでいけるよう本市の歴史に触れ、学ぶことができる環境づくりを進めてまいります。 本年7月に東京オリンピック・パラリンピックが開催される際には、女子バスケットボールのカナダ代表が事前キャンプとして本市を訪れます。世界トップレベルの選手の練習見学会やオンラインによる選手との交流などを実施することにより、開催に向けた機運醸成を図るとともに、市内スポーツのさらなる活性化を図ってまいります。 また、本市の歴史に親しみ学ぶことができる歴史博物館では、刈谷を含む尾張・三河地域を治めていた豊臣秀次や、様々な時代について学ぶことができる企画展を開催することで、本市の歴史に対する興味や関心の向上を図ってまいります。 さらに、平成10年のオープンから20年以上が経過し、現在でも多くの方に御利用いただいている長野県下條村の市民休暇村につきましても、老朽化した施設の改修を行うとともに、より魅力的にさらに楽しんでいただけるようリニューアルを行ってまいります。 自治体を取り巻く環境は目まぐるしく変化しております。自治体の運営においては、多様性の尊重される社会の実現に向けた取組を推進することや、行政手続のデジタル化をはじめとした新しい生活様式への対応など、時代の変化に対応できる持続可能な行財政運営が求められております。 昨年11月には、「日本女性会議2020あいち刈谷」を約2,300人の参加によりオンラインで開催し、「かけがえのない一人ひとりが大切にされる社会」の在り方を大会宣言にまとめ、全国に発信することができました。新年度におきましても、大会理念を引き継ぐイベントとして「ミライク2021」を開催してまいります。 本年4月から、市税の納付に関しましてスマートフォンによるキャッシュレス決済が始まります。今後もマイナンバーカードの普及促進とともに、行政手続のデジタル化を進めてまいります。 今年度の策定を予定しておりました第8次刈谷市総合計画につきましては、感染症の流行がまちづくりに与える影響を考慮するため、令和4年度まで策定を延期いたしました。今後も、ウィズコロナやアフターコロナを見据えたまちづくりについて、市民や専門家の皆様と議論を重ねた上で、新たなまちづくりの指針となる総合計画を策定してまいります。 また、平成23年3月に衣浦定住自立圏の形成に関する協定書を知立市、高浜市、東浦町と締結してから、間もなく10年が経過します。新たな協定の締結議案につきましては、本議会に提出しておりますが、今後も引き続き様々な取組を圏域の自治体と連携して推進することにより、刈谷市民をはじめ圏域住民の利便性の向上を図ってまいります。 3つ目は、「輝こう!暮らしと仕事」であります。 将来にわたって誰もが笑顔で暮らし、働き続けることができるよう、人と自然の共生空間の創出とバランスの取れた産業振興を図ることで、魅力と活力あるまちづくりを進めてまいります。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、生活のあらゆる場面で行動の在り方が見直され、身近な憩いの空間の重要性が再認識される中、本市の玄関口であります刈谷駅周辺においても、都市機能の充実や安全性の確保に加え、オープンスペースやゆとりのある歩行者空間の確保が求められております。 多くの方々が通勤や通学等で利用するJR刈谷駅では、利用者の安全性の確保と利便性の向上を図るため、駅ホームの拡幅やホームドアの設置などの改良に向け、今年度から設計などに着手しております。今後も、令和8年度の完成に向け、引き続きJR東海とともに整備を推進してまいります。 また、刈谷駅北口の南北連絡通路の延伸につきましては、刈谷駅周辺の回遊性を高めるため、愛知県が実施する桜町交差点の横断歩道橋の整備に併せて、民間再開発の積極的な誘導、支援を図りながら検討を進めてまいります。加えて、刈谷駅前線などを利用したイベントの開催に取り組むことで、居心地がよく、歩きたくなるまちづくりを推進してまいります。 さらに、刈谷駅北地区では、民間事業者が進めてきました再開発が新年度に完了を迎えます。本市といたしましても、完成する複合ビルに「地域交流施設」を設けるなど、駅前機能の充実に努め、活気とにぎわいの創出を図ってまいります。 感染症の流行に伴い、市内事業者の経営にも様々な影響が出ており、各事業者が事業を継続できるよう適切な支援を行っていく必要があります。中小企業者が感染拡大による緊急時に事業の継続や早期復旧を可能とする計画を策定する場合、その費用を補助することで、事業者の危機管理体制を強化するとともに地域経済の強靱化を図ってまいります。また、市内飲食店を利用した方がスマートフォンでキャッシュレス決済を行った際に、決済額の20%をポイントで還元する事業を実施することで、市内飲食店の支援及びキャッシュレス決済の推進を図ってまいります。 本市では、産業集積地や集客施設の周辺において交通渋滞が発生しており、活発な産業活動を維持するため、自動車交通の円滑化を図る必要があります。また、高齢化の進行による交通弱者の増加に対し、誰もが安心安全に移動できる交通環境の確保が求められております。公共施設連絡バス「かりまる」のさらなる利便性の向上を図るため、デマンド交通の研究や有料化を基本とした運営手法など、抜本的な見直しを進め、地域のニーズに対応した地域公共交通計画を策定してまいります。 また、
刈谷ハイウェイオアシスにおいて、令和3年度末の開通を目指しております
スマートインターチェンジにつきまして、着実に整備を進めるとともに、アクセス道路や周辺幹線道路の一体的な整備を愛知県と連携して推進していくことで、産業の生産性の向上や交通渋滞の緩和などを図ってまいります。 本市には多くの都市公園があります。レクリエーションや地域コミュニティの場、防災拠点として役割を果たしてきましたが、感染拡大に伴う社会情勢やニーズの変化により公園が担う役割は多様化しており、さらなる機能の充実や魅力の向上による誰もが行きたくなる公園づくりが求められております。新年度から地域の魅力向上や緑豊かな潤いのあるまちづくりを推進するため、本市を代表する洲原公園、岩ケ池公園、総合運動公園、亀城公園、フローラルガーデンよさみの5つの公園を対象に、各公園の特徴を生かした将来構想を市民の皆様の声を聞きながら策定してまいります。 本市の発展を支えてきた自動車関連産業は、環境規制の強化に伴う電気自動車への転換や自動運転技術の高度化、シェアリングの普及などにより、100年に一度の大変革期を迎えております。AI、IoT、5G、ビッグデータといったデジタル技術の加速度的な進展により、産業構造の大きな変化が見込まれる中、本市が将来にわたって産業競争力を維持していくためにも、既存産業の振興や新たな産業の集積、次代を担う人材の育成及び確保が求められております。 市内企業の流失防止や雇用拡大、経営基盤の強化により地域経済の活性化を図るため、工場・研究所における設備投資に対して引き続き補助を実施してまいります。また、市内企業におけるIT化の底上げを図るため、対象別、目的別に受講者のレベルに応じたセミナーを開催し、IT人材の育成及び確保に取り組んでまいります。 そのほか、周辺の優良農地との共存を図りながら新たな産業集積を促すため、引き続き刈谷依佐美地区工業用地における先行開発区域の整備及び第2期開発区域の事業化に向けた調査等を実施してまいります。 全国的に少子高齢化が進む中、本市がこれからも発展を続け、皆様から「住んでみたい、住み続けたい、訪れてみたい」と思っていただけるようなまちづくりを進めるため、今後も全力で取り組んでまいります。 次に、一般議案について御説明を申し上げます。 今回提案しておりますのは、報告案件4件、単行議案5件、条例議案11件、予算議案14件の合計34件であります。 まず、報告案件につきましては、損害賠償の額を定めるものなど3件の専決処分と刈谷市
土地開発公社事業計画等についてであります。 単行議案につきましては、知立市・高浜市・東浦町との間で実施する定住自立圏の形成に関する協定の締結についてや、損害賠償の額を定めることについてなどでございます。 条例議案につきましては、押印を求める手続の見直しに伴い、関係条例の整備に関する条例を制定するものや、使用料の見直しに伴い、刈谷市産業振興センター条例の一部を改正するものなどであります。 予算議案につきましては、令和2年度補正予算として2議案を提出しております。一つは、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費に関するもので、一般会計で7億2,609万円の追加を行い、併せて繰越明許費の設定を行うもの。もう一つは、一般会計、特別会計、企業会計を合わせて4億5,932万8,000円を追加するものであります。 その主な内容は、一般会計の歳入は、繰入金の減額や繰越金の追加などであり、歳出は、財政調整基金や都市交通施設整備基金への積立てなどでございます。また、併せて継続費、繰越明許費及び地方債の補正もお願いをしております。 なお、今回も多くの方から貴重な御寄附をいただきました。心から厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。 次に、令和3年度当初予算につきましては、一般会計が604億7,000万円で、これは前年度当初予算と比較いたしまして0.5%の減でありますが、過去2番目の予算規模となります。また、特別会計は、土地区画整理事業、国民健康保険など5会計で総額233億8,860万5,000円、企業会計は水道事業、下水道事業の2会計で総額108億165万1,000円であります。全会計の総額は946億6,025万6,000円で、前年度と比較して0.2%の増となっております。 以上、令和3年度を迎えるに当たり、所信の一端と提出議案の概要を述べさせていただきました。市民並びに議会の皆様に深い御理解と御協力をいただき、「元気・笑顔・希望」のまちづくりを職員ともども全力を尽くして進めてまいりたいと思います。 御提案申し上げました諸議案につきまして、よろしく御審議を賜り、御賛同賜りますよう心からお願い申し上げ、説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(外山鉱一) 以上で、令和3年度施政方針及び議案の大綱についてを終わります。 しばらく休憩します。 午前10時34分 休憩 午前10時40分 再開
○議長(外山鉱一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
--------------------------------------- 次に、日程第3、令和3年度教育行政方針について、本件の説明を願います。 教育長・・・ (登壇)
◎教育長(金原宏) 令和3年3月市議会の定例会に当たり、令和3年度の教育行政方針を述べる機会をいただきましたことに感謝申し上げます。 本年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、予定しておりました事業に様々な影響がありました。そのような中ではありますが、本年度取り組んでまいりました教育行政施策について述べさせていただきます。 学校教育の分野におきましては、子供たち一人一人への支援体制の充実を図ってまいりました。不登校気味の子供たちの学校復帰を目指すためスクール・ほっと・アシスタント、また特別な支援が必要な子供たちのために、指導補助員や介助支援員などを配置してまいりました。学習環境整備におきましては、小中学校の特別教室と配膳室に空調設備を設置、住吉小学校の南舎増築、富士松中学校の北舎大規模改造工事などを実施し、教育環境の向上と安全確保に努めてまいりました。 生涯学習の分野におきましては、ひきこもりやニートなどの悩みや課題を抱える子供や若者のために、子ども相談センター内に新たな総合相談窓口を設置し、青少年の健全育成に努めてまいりました。また、野田市民館を開館し、地域のコミュニティー活動及び生涯学習の活性化を推進してまいりました。 スポーツの分野におきましては、刈谷球場のグラウンド改修や井ケ谷グラウンドの防球ネットの改修などを行い、誰もが安心安全にスポーツに取り組むことができる環境づくりに取り組んでまいりました。 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、東京2020オリンピック・パラリンピックが延期となり、本市の関連事業や市制施行70周年記念事業のプロ野球オープン戦、大相撲刈谷場所、かきつばたマラソン大会などを中止せざるを得ませんでした。 また、学校教育にも大きな影響がありました。3か月に及ぶ長期休業、夏季休業中の授業実施など、誰もが初めての経験となりました。そのような中、学校再開に向けての分散登校や学習相談日の実施、生徒や保護者の悩みを受け止める相談窓口の設置、相談電話の増設、夏季休業中の土曜日に軽食の提供、また6月の学校再開直後から全ての学校に学習指導員とスクール・サポート・スタッフを配置し、学習支援や校内の消毒に努めてまいりました。 さらに、子供たちに1人1台のタブレットの導入とそれに伴うLAN工事など、可及的速やかに学習環境を整えることができました。これはひとえに議会の皆様の御理解と御支援によるものでございます。御高配賜りましたこと、心より感謝申し上げます。 それでは、令和3年度の教育行政方針を御説明申し上げます。 まず1つ目は、「学校教育の充実」であります。 令和3年3月に新たな教育大綱が策定されます。子供たちの自己肯定感や自己有用感を育んできたこれまでの大綱を基盤にしつつ、新たな育てたい子ども像「共に生き、未来を創造する子ども」を目指し、努力してまいります。育てたい子ども像に迫るためには、子供たちに関わる全教職員が一人一人の子供に寄り添う姿勢を大切にし、目の前の子供に合った支援を模索、実践しながら学校教育を充実させることが重要です。コロナ禍であってもこの姿勢を崩すことなく、新年度はウィズコロナ、アフターコロナを見据えた次の4点について取り組んでまいります。 まず1点目は、「知」の項目である確かな学力についてであります。 本年度は、新型コロナウイルスの感染状況を注視しつつ、子供たちの学びを止めないように取り組んでまいりました。新年度も子供たち一人一人の学びを保証するために、「基礎・基本の確実な習得」「学ぶ力・学ぶ心の育成」「特別支援教育の充実」が重要であると考えております。初めに、「基礎・基本の確実な習得」のために、「少人数、TT授業によるきめ細やかな指導」に取り組んでまいります。子供たちの理解度に合わせた学習を行うためには、個別最適化された学習環境を整える必要があります。算数や英語の授業において一クラスの人数を少なくすることや、複数の教職員が連携し、役割を分担して指導を進めることで、子供一人一人に対する指導時間を増やし、基礎・基本の確実な習得を支援します。 次に、「学ぶ力・学ぶ心の育成」では、新学習指導要領で重要な視点となっている主体的・対話的で深い学びを具現する問題解決学習に継続して取り組みます。本市では、従来から子供たち自らが問題を発見し、その問題を解決するために試行錯誤したり、友達と話し合ったりして、新たな価値を生み出す学習に取り組んでまいりました。この学習スタイルを充実させるために、小学校高学年において教科担任制の積極的な導入や、小学校英語科において専科教員とALTを中心とする専門性を生かした授業を行うようにしてまいります。 なお、これらの取組において、新たに導入したタブレット端末を有効に活用してまいります。タブレット端末を活用することで、これまで以上に個の追求やグループ活動、学級全体での話合いが充実し、主体的に学習に取り組む子供の姿が生み出され、学びは広がり、深まるものと考えております。そのためにも教員研修は欠かせないものとなります。 そこで、市情報教育部会長を中心に、北部・中部・南部地区に情報教育の指導員を、各学校に担当教員を配置し、授業研究や研修などの充実を図ってまいります。 次に、「特別支援教育の充実」についてであります。 開校から4年目を迎える刈谷特別支援学校と小中学校との連携をより充実させ、子供たちのさらなる心の交流を図ってまいります。新年度は、刈谷特別支援学校の子供が居住する地域の学校に体験入学し、共に活動する「居住地校交流」を計画しております。また、小中学校の教員が中短期的に特別支援学校の専門性を学ぶ刈谷市特別支援学校研修生制度を設け、教員の資質の向上を図ってまいります。 2点目は、「徳」の項目である豊かな心についてであります。 ウィズコロナ、アフターコロナの社会において、子供たちが安心して学校生活を送れるように、「命を大切にする心や思いやりの心を育むこと」が重要であると考えております。そのために「道徳教育の推進」と「多様な価値観に触れる機会の充実」に取り組んでまいります。 初めに、道徳教育の推進であります。
新型コロナウイルス感染症には、病気、不安、差別の3つの側面があると言われております。病気は医療機関による治療となりますが、子供たちの不安や差別を払拭するためには、学校での道徳教育の推進が欠かせないものとなります。昨年度より道徳が教科化されました。今後も、各校に配置した道徳教育推進教師を中心に、学校全体の教育活動を通して命を大切にする心や思いやりの心の育成に重点を置き、子供たちが考え、議論する道徳の授業に取り組んでまいります。 次に、多様な価値観に触れる機会の充実であります。 子供たちは、周りの人と認め合い、信頼し合い、支え合って生きていこうとしています。そのためには、様々な人と関わり、互いのことを知り、尊重していくことが必要になります。これまでも取り組んできた障害の有無にかかわらず、共に学ぶインクルーシブ教育に加え、外国にルーツを持つ子供の母国の文化や風習を知るなど、子供たちの多様性について理解を深める教育活動を行ってまいります。そのために教職員にも研修を行う場を設定するなど、学校全体で多様な価値観に触れる機会の充実を図ってまいります。 3点目は、「体」の項目である健やかな身体についてであります。 コロナ禍においては、子供たちの心身の「健康推進」を図ることも重要であり、そのために「生活習慣の定着」と「子どもの心のケア」に取り組みます。 初めに、生活習慣の定着であります。 今後、感染拡大の防止のためには、学校においても新しい生活様式の実践、定着が必要になります。本市では、第1波のときからガイドラインを作成し、学校の対応の指針を示してまいりました。このガイドラインは、これまでに4度の改訂を加えております。改訂の際には、その時々の感染状況に鑑み、医師会等関係機関の指導を仰ぐとともに、常に学校現場の声を聞きながら作成してまいりました。今後も、各校がこのガイドラインを遵守し、子供たちが安全かつ楽しみながら学校生活を送れるよう、新しい生活様式における生活習慣を定着させてまいります。 次に、「子どもの心のケア」であります。 これまでも学校には、学業の不振や対人関係のトラブルなど、不安や悩みを抱える子供がいました。本年度の臨時休業、分散登校期間に設置した相談窓口では、
新型コロナウイルス感染症に関する不安について相談を受けたこともありました。このように子供たちの悩みは多岐にわたるものになっております。新年度は、これらの悩みを少しでも軽減できるように、教職員だけでなく、スクールカウンセラー、心の教室相談員、スクール・ほっと・アシスタントによる心のケアを充実させていきます。今後も、教職員と専門スタッフが手を取り合い、子供たちを支えてまいります。 4点目は、「礎」についてであります。 子供たちの「知・徳・体」における資質、能力は、元気・笑顔・希望のまち、刈谷の下で伸長されます。新年度は、この礎をより確かなものにするために、「教育環境の充実」と「学校・家庭・地域の連携強化」に取り組んでまいります。 初めに、教育環境の充実についてであります。 老朽化した校舎の機能回復と教育環境の変化に対応するため、引き続き住吉小学校の増築工事を進めるとともに、依佐美中学校南舎の大規模改造工事、富士松南小学校体育館の改築に向けた設計を行ってまいります。また、学校施設の安全対策と防災機能の強化を図るため、校舎外壁の耐震対策にも取り組んでまいります。 さらに、快適で安全な教育環境の整備として、これまで普通教室と特別教室に空調設備を設置してきましたが、新年度は小学校体育館に空調設備を設置するための実施設計を行います。加えて、一人一人の子供に寄り添う教育の充実を図るためには、教職員が健康であることが重要です。教職員がはつらつと勤務できるように、健康管理と働き方改革を推進してまいります。健康管理では、定期的にストレスチェックを行い、心身の状態を把握します。働き方改革では、事務処理の効率化、業務の分散化、セルフマネジメントを視点に進めます。新年度は、新しい校務支援システムを導入しますので、より効果的に業務を遂行していきたいと考えております。 次に、学校・家庭・地域の連携強化についてであります。 私たちが暮らす刈谷は、地域の中で子供を育てる、周りの人たちの笑顔の中で子供を育てる、そんな温かな土壌があります。スクールガードによる登下校中の交通安全、あいさつ運動、PTAによる学校ボランティアなど、子供たちは多くの方々に見守られ、安心して学校生活を送っております。新年度は、学校と地域との連携をより一層強化し、子供たちの学びや成長を支えてまいります。 2つ目は、「生きがいを持つ生涯学習都市づくり」であります。 市民の皆様一人一人が充実した心豊かな生活を送ることができる住みよいまちをつくるためには、個人や仲間との学習や活動が必要です。子供たちが喜び、若者が希望を持ち、生涯を通じて生き生きと充実した人生を送ることができるよう、刈谷市生涯学習推進計画及び刈谷市スポーツマスタープランに基づき、次の3点を中心に各種事業の実施や市民活動への支援を行ってまいります。 1点目は、生涯学習の推進であります。 まず、市民の皆様が様々な立場で生涯学習に関わるきっかけづくりについてであります。 本年度に引き続き生涯学習リーダーが企画する講座、市民センターなどが主催する市民講座、専門的な知識を学ぶ大学連携講座、受講者が学んだことを伝える「まなびの教室」や「刈谷まなびの広場」を開催します。同時に、学習活動を進める上で、個々に合った講座の紹介や同じ趣味を持つ仲間づくりなどに関する相談を受ける「アイリスまなびの相談室」を運営し、主体的な学習機会の創出を図ってまいります。 これら生涯学習講座などの情報につきましては、ホームページやツイッターなどのSNSを用いて積極的に発信します。そして、市民の皆様が多くの情報を多様な手段で入手し、自らのスタイルに合わせた学びの場を選択することができるようにしてまいります。 次に、演劇、音楽、ミュージカルなど、文化芸術分野の公演開催についてであります。 刈谷市総合文化センターは、優れた作品を鑑賞する場、そして文化活動を広く発信する拠点として開館当初から皆様に親しまれております。新年度は、市制施行70周年プラス1事業として、全国の劇場との共同による創造発信型のオペラ公演「夕鶴」を実施いたします。本市初となるこのオペラ公演では、刈谷の子供たちが合唱団として参加し、一流の文化、芸術に触れる機会となります。 そのほかにもゴスペラーズのコンサートなど多くの公演を開催するほか、刈谷国際音楽コンクール、4人のレジデントアーティストによる定期演奏会などを開催し、文化芸術の振興に努めてまいります。 次に、図書館では、知る喜びと多様な価値観に触れる機会を提供するため、蔵書や資料の充実を図るとともに、誰にでも親しまれ、利用しやすい運営を行ってまいります。加えて、幼い頃から豊かな心を育み、想像力や言語力を養う場となる「おはなし会」の開催を継続いたします。 また、様々な図書館事業を行っていく上で、パートナーとなるボランティア団体は欠かせない存在であります。今後も、各団体との連携を大切にし、事業の充実を図ってまいります。 長年続けております小中学校、幼児園及び保育園への希望図書の配送は、子供たちに読書の楽しさを伝えるとともに、学習の補助教材として利活用されております。今後も、多岐にわたる分野の図書資料を貸し出し、教育のサポートに努めてまいります。 2点目は、青少年の健全育成であります。 放課後の子供の安心安全な居場所である放課後子ども教室では、地域の方々の参画を得て、遊びや学習、スポーツや芸術体験活動、地域住民との交流などの取組を充実させ、子供たちが地域社会の中で心豊かで健やかに育まれる環境づくりを進めてまいります。また、子供や若者のひきこもり、ニート、不登校などの問題に寄り添うために、引き続き総合相談窓口と学校・家庭・地域とが連携し、一人一人が適切に支援を受けられるよう、相談体制の充実に努めてまいります。 3点目は、スポーツの普及と振興であります。 新年度には、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。本市では、4月に実施される聖火リレー、7月の女子バスケットボールカナダ代表の事前キャンプを通して、市民の皆様のスポーツへの関心を高めてまいりたいと考えております。 また、子供たちが世界のトップアスリートを目の当たりにするとともに、オリンピック・パラリンピックの歴史や意義、国際親善や世界平和に果たす役割などを理解し、豊かな国際感覚を醸成してほしいと考えております。 さらに、今回のオリンピック・パラリンピック関連事業を通して、スポーツを「する」ことだけでなく、「見る」「ささえる」ことも大切にして本市のスポーツ振興に努めてまいります。毎回多くの皆様に楽しんでいただいている「かきつばたマラソン大会」「プロ野球オープン戦」などを市制施行70周年プラス1事業として開催するほか、全国トップレベルの選手が所属するホームタウンパートナーチームなどの公式戦を数多く開催してまいります。そして、従来から開催しているホームタウンパートナーチームによるキラキラ教室を拡充して、選手が学校を訪問し、子供たちと触れ合ったり指導したりする訪問型のキラキラ教室を開催し、子供たちが夢と憧れを持ってスポーツに取り組む環境をつくってまいります。 結びになりますが、昨年は、3月から5月にかけて3か月に及ぶ学校の長期休業がありました。この期間は、一人一人の子供にとって、家族や友達のこと、自分のことを再度見つめ直す機会にもなりました。本市の中学生が自分の思いを次のように書きました。「朝起きて学校に行き、みんなで授業を受け、給食を食べ、部活動で汗をかく。みんなで喜び、笑い、励まし合う。普通だと思っていた毎日が急になくなってしまうと、こんなに苦しくて辛いことなのだと、実感しました。しかし、この状況の中で、一つだけうれしいことがありました。それは、家族と過ごす時間が増えたことです。今まで、家族と過ごす時間があまりありませんでしたが、今回、話をしたり、食事をしたり、散歩をしたり家族との時間ができたことが、とてもうれしかった。今、家族の大切さを実感しています。人は一人では生きていけない。前から、分かってはいたけれど、改めて気づかされました。だからこそ、今、自分ができることを全力でやりたいと思います。」 ここには、繰り返される毎日の営みの中にとても大切なことがあったことに気づき、その大切さを改めて実感している様子がつづられています。子供たちは、様々な壁に当たり苦労しながらも、自らの力で、あるいは周りの人たちと助け合いながら目標に向かって努力しています。そして、その経験を通して、自信、勇気、優しさを身につけ、成長していきます。人としての優しさ、素直さ、たくましさを示してくれる子供たち、その姿が凛としてとてもまぶしく見えます。こんなにすばらしい子供たちがこれから先も笑顔いっぱいで過ごせる学校づくり、地域づくりを目指していきたいと考えております。 今後とも、市議会及び市民の皆様の御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げ、令和3年度の教育行政方針といたします。
○議長(外山鉱一) 以上で、令和3年度教育行政方針についてを終わります。
--------------------------------------- 次に、日程第4、報告第1号損害賠償の額を定める専決処分について、本件の報告を願います。 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 報告第1号損害賠償の額を定める専決処分について御説明いたします。 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、市長において専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告するものでございます。 それでは、1ページの別紙1から3ページの別紙3を御覧ください。 これらの案件は、全て同一の公用車事故に係るものでございます。相手方車両には4名が乗車しており、それぞれの方に対し、個別に損害賠償責任が発生するため、合計4件となりますが、このうち議会の議決を要しない3件について報告いたします。 3件全て令和3年1月19日に専決処分したもので、関連がございますので一括で御報告させていただきます。なお、残る1件につきましては、議決が必要となるため議案第8号として提出いたしております。 事故の発生日時は令和2年4月20日午前9時30分頃、事故発生場所は刈谷市今川町井田43番3地先、県道上で、3件に係る相手方は市内在住の女性及びその子2名であります。事故の概要は、本市健康推進課職員が公務で使用する自動車が前方に停車中の自動車に追突し、この事故により相手方車両の乗員が負傷し、医療機関を受診するに至ったものでございます。過失割合は当方が100%、損害賠償額はそれぞれ119万4,315円、3万3,820円、3万4,440円でございます。 なお、損害賠償額につきましては、全国市有物件災害共済会の保険により全額補填されるものであります。 今後は、事故の再発防止に向けて、全庁を挙げ一層の努力をしてまいりますので、よろしくお願い申し上げまして御報告とさせていただきます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 本件は報告ですので、御了承願います。
--------------------------------------- 次に、日程第5、報告第2号業務委託契約の額を変更する専決処分について、本件の報告を願います。 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) 報告第2号業務委託契約の額を変更する専決処分についてでございます。 地方自治法の規定に基づき専決処分いたしましたので、御報告するものでございます。 裏面の別紙専決処分書をお願いいたします。 議会の権限に属する事項のうち、市長の専決事項の指定により、令和元年9月に議決を得ました業務委託契約に係る事項を変更するもので、令和3年2月8日付で専決処分したものでございます。 業務名は、(仮称)刈谷市役所立体駐車場設計施工業務。変更事項は、委託契約金額で変更前6億3,250万円を変更後6億3,529万7,300円とし、差引き279万7,300円を増額したものであります。 主な変更の内容としましては、駐車場外周の植栽を維持、管理するための散水栓の設置が必要となり、増額したものでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの報告に対する質疑を行います。 別に質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 本件は報告ですので、御了承願います。
--------------------------------------- 次に、日程第6、報告第3号工事請負契約の額を変更する専決処分について、本件の報告を願います。 次世代育成部長・・・
◎次世代育成部長(竹谷憲人) 報告第3号工事請負契約の額を変更する専決処分についてでございます。 地方自治法の規定に基づき専決処分いたしましたので、御報告するものでございます。 別紙専決処分書をお願いいたします。 議会の権限に属する事項のうち、市長の専決事項の指定により、平成29年12月に議決を得ました工事請負契約に係る事項を変更するもので、令和3年2月2日付で専決処分したものでございます。 工事名は、住吉幼稚園移転新築(建築)工事、工事場所は刈谷市神田町2丁目3番地8、変更事項は請負契約金額の変更で、変更前5億695万2,000円を変更後5億2,099万200円とし、差引き1,403万8,200円を増額したものであります。 主な変更の内容としましては、土壌対策のため建築工事が中断したことに伴い、中断前に既に製作していた建物のくいを工事の再開まで保管する必要が生じたことなどにより増額したものでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの報告に対する質疑を行います。 別に質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 本件は報告ですので、御了承願います。 しばらく休憩します。 午前11時12分 休憩 午前11時20分 再開
○議長(外山鉱一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
--------------------------------------- 次に、日程第7、報告第4号刈谷市
土地開発公社事業計画等について、本件の報告を願います。 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 報告第4号刈谷市
土地開発公社事業計画等について御説明を申し上げます。 令和3年度事業計画及び予算書の2ページをお願いいたします。 令和3年度の事業計画でございます。取得は6,000平方メートルで、その内訳は、公有地取得事業として代行用地3,000平方メートル、代替地3,000平方メートル、処分は同じく6,000平方メートルで、その内訳は公有地取得事業として代行用地3,000平方メートル、代替地3,000平方メートルを計画しております。 これらの事業計画に伴う予算につきましては、4ページ、5ページに掲げていますが、6ページからの予算実施計画で御説明をいたしますので、6ページをお願いいたします。 初めに、収益的収入でございます。1款1項公有地取得事業収益は、6億798万3,000円でございます。 次に、2款事業外収益は、1項受取利息48万1,000円、2項雑収入1,000円、合わせて48万2,000円を見込んでおります。 以上により、収入合計は6億846万5,000円でございます。 7ページをお願いいたします。 収益的支出でございます。1款1項公有地取得事業原価は6億798万3,000円でございます。 次に、2款1項販売費及び一般管理費は43万3,000円で、その内容は説明欄のとおりでございます。 次に、3款1項雑損失は1,000円でございます。 以上により、支出合計は6億841万7,000円でございます。 8ページをお願いいたします。 資本的収入でございます。 1款1項借入金は5億50万円で、その内容は説明欄のとおりでございます。 9ページをお願いいたします。 資本的支出でございます。1款1項公有地取得事業費は6億798万3,000円で、内容につきましては説明欄のとおりでございます。 2項償還金は5億50万円で、その内容は説明欄のとおりでございます。 以上により、支出合計は11億848万3,000円でございます。 以上が事業計画及び予算の内容でございますが、10ページ以降に令和3年度の資金計画、令和2年度予定損益計算書、令和2年度及び令和3年度の予定貸借対照表、令和3年度予定公有地原価計算書を添付いたしておりますので、御参照賜りたいと思います。 なお、この事業計画等につきましては、令和3年1月22日に開催いたしました令和2年度第2回刈谷市土地開発公社理事会におきまして議決をいただいております。 説明は以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの報告に対する質疑を行います。 別に質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 本件は報告ですので、御了承願います。
--------------------------------------- 次に、日程第8、議案第17号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)を議題とします。 本案の説明を願います。 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 表紙が一般会計補正予算書となっております冊子をお願いいたします。 1ページをお開きいただきたいと思います。 議案第17号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)について御説明をいたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億2,609万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ816億3,217万1,000円とするものでございます。 第2条は繰越明許費の補正でございます。 2ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正でございます。 まず、歳入は、15款国庫支出金で7億2,609万円の追加で、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金などの追加でございます。 次に、歳出は、4款衛生費で7億2,609万円の追加で、新型コロナウイルスワクチン接種事業の追加でございます。 3ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費補正でございます。 4款1項保健衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業で、7億2,609万円の繰越しをお願いするものでございます。これは、今年度中にワクチン接種体制を確保し、翌年度に接種を開始することに伴うものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(外山鉱一) ただいまの説明に対する質疑、討論を行います。 1番谷口睦生議員・・・
◆1番(谷口睦生) 公明クラブの谷口睦生です。 令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)、新型コロナウイルスワクチン接種事業について、会派を代表して質問させていただきます。 新型コロナウイルスのワクチン接種が、いよいよ昨日より、医療従事者の先行接種から日本でも始まりました。コロナの収束は、ワクチン接種が成功するかどうかにかかっていると言われておりまして、市民の皆様には、大きな期待と同時に様々な不安もあるかと思います。 そこで、調整中のところもあると思いますが、刈谷市の現在の準備状況も含めて質問させていただきます。 まず、予算についてお伺いします。 予算は全額国費で負担とされ、接種そのものの費用と接種体制に係る費用を計上しておりますが、その内訳を教えてください。 また、予算は最大値で考えていますでしょうか。足りなくなった場合、追加で国が補填してくれるのでしょうか。 次に、ワクチン接種の概要についてお伺いいたします。 ワクチン接種の進め方については、医療従事者関係、高齢者、基礎疾患を有する方等、そして一般住民という順番と聞いております。刈谷市におけるワクチン接種の概要とワクチン接種までの流れ、そして接種率を含めた進捗目標、スケジュールについて教えてください。 また、ワクチン接種に関する市民の皆様への周知、広報、そして相談窓口について教えてください。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 新型コロナウイルスワクチン接種事業につきましては、多くの市民が接種できるよう、接種に係る費用とその接種体制に係る費用を計上しております。内訳といたしましては、予防接種に従事する医師、看護師などの職員の報酬、接種に必要なアルコール消毒などの消耗品費、接種券などの郵便料、集団接種会場の使用料、また委託料としてコールセンターの運営や予約システムの構築、接種券の印刷、対象者の抽出や接種記録を管理するシステム改修に係るものなどでございます。今回のワクチン接種に係る費用は、国により全額補助される見込みでございます。 次に、新型コロナウイルスワクチン接種で今回承認されたワクチンについてでございますが、3週間間隔で2回の接種が必要で、接種費用は無料でございます。接種場所は、指定医療機関と集団接種の特設会場を予定しております。 接種までの流れとしましては、今後3月下旬頃に、65歳以上の高齢者の方に接種券と案内文をお送りする予定です。高齢者の方の接種開始は、4月以降の予定となっております。 続いて、4月以降に基礎疾患を有する人、高齢者施設などの従事者、それ以外の人という順に接種ができるよう接種券の準備を行ってまいりますが、接種の開始時期や高齢者以外の人への発送日などについては、今後、国からの指示に沿って行うこととなります。 次に、接種方法でございますが、接種を受けるには、まず事前に予約をしていただき、接種当日は、お送りした接種券と予診票及び身分を証明できるものをお持ちいただき、医師の問診を受けた後に接種を受けます。 指定医療機関、集団接種の会場、そして日程につきましては、65歳以上の方には接種券送付後に改めて案内をお送りする予定でございます。 次に、接種率につきましては、高齢者インフルエンザ予防接種の実績が6割から7割の接種率でございます。ただし今回のワクチンは初めてのワクチンであり、年齢も若い人も含まれていることから一概に比較することはできませんが、おおむね同様の7割ほどを見込んでおり、準備をしております。 続いて、接種期間につきましては、国の予定では接種の期間は令和4年2月末までとなっておりますが、12月末までの接種完了を目指して準備を進めております。 次に、市民への周知でございますが、現在、市民だよりやホームページ、「あいかり」に情報を掲載しており、順次最新情報に更新をしてまいります。 最後に、相談窓口でございますが、2月15日から国のコールセンターが開設され、ワクチンの基本的情報や予想される副反応など、様々な問合せに無料で応じていただきます。本市におきましては、3月15日からコールセンターを開設できるよう準備を進めております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 谷口睦生議員・・・
◆1番(谷口睦生) それでは、ワクチンの詳細について7項目ほど質問させていただきます。 1番目に、ワクチン接種円滑化システムV-SYSについてお伺いします。 国で用意されるワクチン供給管理に関するシステム、ワクチン接種円滑化システムV-SYSがあると聞いております。その内容、仕組みについて教えてください。 2番目、集団接種会場とワクチンの配給体制についてお伺いします。 コロナ禍の中でのワクチン接種会場の設定と体制は、どのように考えておりますでしょうか。また、今回承認されたファイザー社ワクチンは、マイナス70度以下のディープフリーザーに保管する必要があります。刈谷市のディープフリーザーの設置状況、ワクチンの配給体制を教えてください。 また、ディープフリーザーから小分け後のワクチンは、振動や温度に弱いと言われていますが、移送の配慮はどのようになっていますでしょうか。 3番目、個別接種についてお伺いします。 個別接種では、市内のかかりつけ医に予約と聞いておりますが、通院中のかかりつけ医が刈谷市以外の場合、例えば知立市の秋田病院など刈谷市以外のかかりつけ医では接種ができるのでしょうか。 4番目、企業内接種について。刈谷市内の大企業などの事業所において、会社内での集団接種ができないか教えてください。 5番目、高齢者施設等での接種について。刈谷市以外の高齢者施設に入っている方が施設での接種を受けることができるのでしょうか。 6番目、高齢者施設等の従事者への接種について。高齢者施設の従事者の接種は、高齢者の次の順番となっています。施設にいる高齢者と同じタイミングで接種できないでしょうか。 7番目、事前に送付される個別通知の郵送物についてお伺いします。 接種会場での予診も含めた時間短縮のため、接種券、クーポン券のほかに予診券を同封して、あらかじめ自宅で記入してもらうことは考えていないでしょうか。 以上になります。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) ワクチン接種円滑化システム、通称V-SYSでございますが、国が開発したシステムでワクチン接種契約の受付、医療機関情報、ワクチンの在庫量や発注量を集約するためのシステムでございます。 また、医療機関や集団接種会場の予約が可能かどうかを検索できるコロナワクチンナビの機能も掲載される予定です。そのほか住所地外接種の申請やクーポン券の再発行申請も行うことができます。 次に、集団接種会場の設置体制でございますが、会場については、保健センターや北部での接種会場を設けることを検討しておりますが、個別接種での実施可能数との兼ね合いにより、実施場所や実施回数等についても、現在、調整をしております。 会場の設置には、感染予防のため密を避けることと換気を十分に行うことが重要であり、ソーシャルディスタンスを保てる広さの部屋を確保できるよう調整しております。また、受付時間を細かく区切り、人が集中しないよう、設営方法などについても検討をしております。 次に、ディープフリーザーの設置につきましては、今月から6月にかけて、国から10台刈谷市のほうに配布される予定です。配置先医療機関につきましては、関係機関と現在、協議を進めております。 続いて、ワクチンの配給につきましては、V-SYSに入力された必要量を基に国から配分されたワクチンを市が各実施医療機関へ分配いたします。ディープフリーザーを設置しない医療機関には、保健センターからワクチンを小分けして配送する予定です。小分けしたワクチンの移送につきましては、今後示される国の指針に基づきワクチンを適切に移送できるように、医薬品の移送実績のある事業者に委託することを検討しております。 次に、市外に通院中のかかりつけ医での接種を希望される場合につきましては、その医療機関が接種医療機関として登録していれば接種することが可能でございます。また、事業所で働く従業員への接種につきましては、集団接種を実施することにより接種率は向上し、感染防止対策としての効果は期待できると考えておりますが、現在、国において検討されておりますので、それらの状況を注視してまいります。 次に、高齢者施設に入所する方につきましては、原則、住民票所在地の市町村において接種を行うこととされておりますが、高齢者施設に入所している方は、事前の手続などを必要とせずに当該施設で接種を受けることができます。 また、高齢者施設で働く従事者の接種につきましては、施設内のクラスター対策のより一層の推進のため、市及び施設の双方の体制が整い、入所者の日常的な健康管理を行う医師が確保され、接種後の健康観察が可能な場合には、当該施設内で入所者と同じタイミングで従事者の接種を行うことも差し支えないことになっております。 最後に、予診票の同封でございますが、国より2月15日に予診票の見本が示されましたので、接種券に同封するよう準備を進めております。あらかじめ御自宅で記入することにより、接種会場での時間短縮、密の防止につながるだけでなく、慌てずにしっかりと記入をすることが可能になると考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 谷口睦生議員・・・
◆1番(谷口睦生) 本議案には賛成とさせていただきますが、最後に副作用についてお伺いいたします。 市民の皆様には、ワクチン接種に対する期待とともに副作用に対する不安が交錯しております。まず、接種後の副作用はどのようなものがあるか教えてください。また、ワクチンの有効性、安全性、副作用などの周知の対応はどのようにされるのでしょうか。接種後、アナフィラキシー等の重篤な副作用への対応策を万全にすることが必要ですが、集団接種会場での救急対応について教えていただきたいと思います。質問は以上となります。 ワクチン接種は、まず安心安全が第一優先で、市民の皆様へは正確な情報展開と、接種が自治体間の競争になるのではなく、刈谷市として着実な確実な実施が必要だと思っております。接種率の向上と市民の皆様の不安解消のためにも、ワクチンの有効性や安全性に関する周知のほか、副反応に関する情報の展開とコールセンターなどのワクチンに関する相談窓口の強化をお願いしたいと思います。 また、高齢者の接種が始まると、固定電話を中心とする相談、問合せが殺到することも想定されます。固定電話での予約などに音声で自動応答する音声自動応答IVR等の活用なども検討願います。 また、障害のある方のワクチン接種体制について、接種会場におけるバリアフリーや意思疎通、情報確保など、障害特性を踏まえた支援、例えば接種会場に手話通訳者、視覚障害者の移動支援などの配慮の検討もお願いいたします。また、外国人に対しても、接種券や予診票の多言語化や接種会場での配慮をお願いいたします。 以上、本議案には賛成ですのでよろしくお願いいたします。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 接種後の副反応でございますけれども、接種部位の痛みや腫れ、疲労感、頭痛、悪寒、発熱等がございますが、これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復すると言われております。 また、極めてまれではありますが、接種後すぐに蕁麻疹や息苦しさなどが出るアナフィラキシーという症状が出ることがあります。ワクチンの有効性、安全性、副反応などの情報は、対象の方への接種券送付時に説明書を同封するほか、ホームページなどで周知に努めてまいります。また、県が設置するコールセンターでも専門的な相談が可能になる予定でございます。 集団接種会場では、これらの副反応が起こった場合にすぐに対応できるよう、接種後15分から30分程度会場で経過観察を行うとともに、症状に対応する医薬品などの準備をしております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 2番加藤幹樹議員・・・
◆2番(加藤幹樹) 自民クラブの加藤幹樹です。 議案第17号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)について、自民クラブを代表して、賛成の立場から2点お尋ねします。 まず、1点目として、新型コロナウイルスワクチン副反応を疑う症状に対する診療体制についてです。 本市においても、
新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種体制の構築が進められています。接種を希望される市民の方々に対し、円滑な接種体制を整備することは、本市にとっても喫緊の課題であります。医師会等の関係機関と連携を図りながら、できる限り安全な体制を構築することが重要であります。 このワクチンについては、欧米などの海外の報告はもちろん厚生労働省の審議会でも、一定程度の割合で副反応が起こることが認められています。副反応については、具体的にはワクチン接種後から15分程度でアナフィラキシーと呼ばれる急激なアレルギー症状を引き起こす可能性と、数時間後、または数日後に発熱や筋肉痛などの症状を引き起こすことが海外の事例などで報告されています。 こうしたワクチンによる副反応について、多くの国民が大変危惧、懸念しております。そこで、国の資料において、厚生労働省から令和3年2月1日付で、新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応を疑う症状に対する診療体制の構築についての事務連絡が都道府県宛てに出されています。 この事務連絡の中では、ワクチン接種後に副反応を疑う症状を認めた場合、当該ワクチン被接種者は、まず身近な医療機関を受診することになる。なお、必要に応じてその医療機関からの紹介により、専門的な医療機関で診察を受けることになる。そのための診療体制の構築確保を都道府県に求める内容となっております。こちらについては、都道府県である愛知県の役割であります。しかし、万が一ワクチン接種後に副反応が出た場合、市民からすれば最初に問合せをするのは市町村となるわけであります。そうしたワクチン接種後の副反応に対する相談医療体制について、本市は、愛知県や医師会等の関係団体とどのように対応していくのかをお尋ねします。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) ワクチンの接種直後につきましては、15分から30分間の経過観察をすることとしておりますが、その後、帰宅されてから副反応を疑う症状を発し、身近な医療機関を受診した結果、より専門的な対応が必要であると判断された場合、専門的な医療機関を紹介していただくことになります。市としましては、専門的な医療機関を適切に紹介いただけるよう、今後県から示される情報を各医療機関にお伝えしてまいります。 また、市民に対しましては、接種において起こり得る副反応や県の相談窓口など、様々な情報の提供に努めてまいります。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 加藤幹樹議員・・・
◆2番(加藤幹樹) ワクチンの副反応に関する積極的な情報提供はもちろん、副反応が起こった場合の相談窓口などについても、愛知県医師会等の関係機関としっかり連携しながら、安心してワクチン接種ができる環境づくりに努めていただきますことを期待しております。 最後に、集団接種に従事する医師や看護師等スタッフはどのように確保するのかについてお尋ねします。 ワクチンを接種するためには、接種に従事する医師や看護師等のスタッフなくしては成り立ちません。しかし、共同通信のアンケート調査によれば、新型コロナウイルスワクチン接種における課題について、47都道府県の
県庁所在地の自治体のうち、約8割の自治体が医師や看護師の確保が課題であるとの回答だったそうです。 そこで、本市として、集団接種に従事する医師や看護師等スタッフはどのように確保するのかをお尋ねします。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 市民の皆様が安全かつ円滑に集団接種を行うために、様々な役割分担を担うスタッフが必要となってまいります。予診や接種を行う医師は、医師会に協力がいただけるよう調整をしており、看護師につきましては会計年度任用職員を募集し、接種に間に合うよう採用する予定でございます。 また、接種会場には、全庁一丸となって他部署の職員にも協力をいただき、来場者が密にならないよう会場を案内したり、入り口にて検温チェックやアルコール消毒を促すなどの感染防止対策を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 加藤幹樹議員・・・
◆2番(加藤幹樹) 引き続き集団接種に従事する医師や看護師等スタッフの確保に向けて、調整並びに御尽力いただきますことをお願いします。 今回の新型コロナウイルスワクチン接種は、前例のない国家プロジェクトと言っても過言ではありません。その中で、ワクチンを接種する市の役割は大変重要であります。ぜひワクチンに関して積極的な情報発信、情報公開を進めていただき、市民の方々が安全安心してワクチン接種が迅速に進んでいくことを願いまして、議案第17号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)について賛成とさせていただきます。
○議長(外山鉱一) 3番深谷英貴議員・・・
◆3番(深谷英貴) 市民クラブの深谷英貴でございます。 令和2年度一般会計補正予算(第10号)について、質問をさせていただきます。 今回の事業について、新型コロナによる罹患者、また重症者をできるだけ減らして、その結果、医療機関の混乱を防ぐなど非常に大きな役割、大きな期待をされている事業だと思っております。この事業の理解を深めるために2点質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、1点目です。今回のワクチン接種について、2回の接種が必要だということを聞いております。希望者が間違いなく同じワクチンを決められた間隔を空けて、確実に2回接種できる接種管理方法についてお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 本市は、医療機関での個別接種と特設会場での集団接種の2つの方法での接種を考えております。市民の皆様には、適切な間隔を空けて2回の接種を受けていただきますが、どちらの方法でも同じ接種券を利用していただき、接種すると、接種券と一体となった接種済証に、接種日、接種したワクチンの種類、接種場所が記録されます。個別接種の場合は、同じ医療機関で2回接種を受けることが想定されますが、先ほどの接種済証に加え、医療機関でも接種記録が残るため二重の確認が可能でございます。また、集団接種では、接種済証に加え、2回目の接種可能時期について御案内の紙をお渡しいたします。 それらの情報により、適切な時期に同じメーカーの2回目の予約を集団接種、または個別接種にて取っていただくことが可能でございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 深谷英貴議員・・・
◆3番(深谷英貴) 今、御説明いただいたように、今後配付される接種券というものが重要だということをお聞きしました。それによって、市民、医療機関は、その接種券を基に間違いのないように確認し、安心安全に接種できるということが分かりました。ぜひ市民の皆さんに接種券の大切さということを伝えていただきたいなと思います。 2点目です。 今回の事業は、希望者がスムーズにワクチン接種ができ、接種率を上げること、これが求められると思います。刈谷市として、接種率を上げるために、例えばですけれども、ワクチンのメーカーの選択、また、市民に分かりやすい広報の仕方など、どのような取組を考えているのかということをお聞かせいただきたいと思います。お願いします。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 現在、市民の皆様が身近な医療機関で接種を受けることができるよう、医療機関での個別接種について調整を行っております。また、若い世代やお勤めされている方が接種を受けやすいよう、集団接種の日程を土日を中心に設定し、インターネットから予約が取れるよう予約システムも整えてまいります。 今後、複数のワクチンが承認された際には、接種者はワクチンの種類を選ぶことができるようになります。その際、接種会場ごとの使用ワクチンの種類を市が開設するコールセンターにてお問合せをいただくか、V-SYS上で公開されるコロナワクチンナビで御自身で御確認いただくことが可能となります。 ワクチンや接種に関する情報につきましては、個人通知をはじめ市民だよりやホームページ、あいかりなどにおいても周知を図るとともに、相談窓口である市、県、国のコールセンターについても広くお伝えをさせていただき、市民の皆様が円滑に接種できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 深谷英貴議員・・・
◆3番(深谷英貴) よく分かりました。まだまだ不明な部分があり、これから決めていくことも多いかと思いますけれども、市の役割として、市民の安全安心のために多くの方に接種いただくための環境づくりが必要だと考えております。 例えば接種への不安感を少しでも払拭できる相談窓口体制の確立、市民への分かりやすい広報活動等、また高齢者で医療機関まで移動手段がない方に対し、例えばタクシーチケットなどを配布し、移動手段の確保、また先ほども出ていましたけれども、高齢者施設での接種等、市民が接種への行動に移しやすいような環境づくりをお願いしたいと思います。 最後になりますけれども、今回のこの大きなプロジェクトを中心に進める組織があると思います。組織のチームのフォローもしっかりしていただきたいなということをお願いさせていただきます。 また、負担が偏らず、チームを含め刈谷市全体で医師会、病院と連携を強化していただきながら、市民のためにこの事業を進めていただくことをお願いいたします。 議案については、賛成でございます。
○議長(外山鉱一) ここでしばらく休憩します。 午前11時54分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(外山鉱一) 休憩前に引き続き会議を開きます。 5番城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) それでは、議案第17号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)、早速質疑に入ります。 まず1点目、人員配置について伺います。 ワクチン接種に従事する会計年度任用職員17名分の予算化をしていますが、雇用期間と17名の方の業務内容を教えてください。また、どういった資格の方なのか。そして、ワクチン接種は全国一斉に開始されることから、人材確保が困難になるのではないかと思われます。どういった対策を講じているか、お聞かせください。 次に、翻訳料6万6,000円についてです。何の翻訳料なのか、また、何か国語に対応しているのか。あと、外国人の方への案内やコールセンターでの対応はどのように行っていくのか、お聞かせください。 次、集団接種会場での安心できる接種体制の整備のための人員配置はどのようか、お聞かせください。 また、予防接種実施に関するアメリカの諮問委員会によると、ワクチンはファイザーのものであれば、頭痛、疲労、発熱など1~3割の方に、あと接種部位の痛みを訴えた人は7割近くと報告されています。さきの議員の方の御質問でも幾つか答えてみえましたけれども、再度ちょっとお伺いしたいです。接種後の状態観察と対応は誰が行うのか、誰がということについてお伺いしたいと思います。アナフィラキシー症状に対応できる体制はどのようかということでお聞かせください。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) ワクチン接種事業を安全かつ円滑に進めるため、本市では新たに会計年度任用職員として看護師14人と事務補助員3人の雇用を予定しております。看護師につきましては、集団接種会場での診察及び接種の介助、予診票のチェックなどの業務を行います。雇用期間は4月から11月までの8か月を予定しております。事務補助員につきましては、予防接種に関する事務や集団接種会場での受付、整理などに従事していただく予定をしております。雇用期間は4月から1年間を予定しております。 募集は、1月下旬から市のホームページ、市民だより、ハローワークなどで周知をさせていただき人員確保に努めておりますが、現在のところ、おかげさまで定員を超える御応募をいただいております。 次に、ワクチン接種に必要な予診票や説明文でございますが、3か国語--こちらは英語とポルトガル語とベトナム語でございますが--で対応できるように考えております。市のホームページでございますけれども、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、タガログ語に対応しております。ワクチン関連ページについても同様でございます。コールセンターにつきましては、外国語専門のオペレーターの配置は考えておりませんが、外国の方から電話があった場合でも丁寧に聞き取りをしながら対応してまいりたいと考えております。 次に、集団接種の会場における人員配置でございますが、医師4名のほか、薬剤師、看護師、保健師、そして、受付などの委託業者及び市の応援職員を含めた26名の配置を予定しております。 ワクチン接種後の経過観察には、看護師及び保健師各1名を配置していく予定でございます。ワクチン接種後にアナフィラキシーショックなどの反応が見られた場合には、現場にいる医師と看護師などが連携し、適切に対応できるような体制を整えてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) では、2回目の質問にまいります。 ワクチン接種が受けられる時期というのは、さきの厚労大臣が令和3年2月17日から令和4年2月末までということで公表してみえましたけれども、本市が予定している実施期間はいつまでとなっていますか。また、今後事業費に不足が生じたときはどのように予算を計上していくのか、お考えをお聞かせください。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 今回の補正予算につきましては、国による接種期間が示されていない段階で検討しておりますが、コールセンターの運営など市民の円滑な接種に係る費用について各種支払い事務の手続も含めて、令和3年度末までを実施期間と想定しております。 接種を進めていく中で、急遽必要な費用が生じた場合は、事業費の精査を行った上で、必要に応じて補正で対応させていただきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) では、討論に入ってまいります。 国のワクチン供給体制が順次行われていることから、市は先が見えない中での体制整備で大変かと思いますが、5点申し述べておきます。 1点目、集団接種会場での看護師等の人員配置や確保については取組が進んでいること、評価いたします。接種後の経過観察に看護師と保健師を各1名配置するということで安心しました。接種後に不安になる方、多いことが想定されますので、市民に寄り添い、丁寧に適切に対応していただくよう指導をお願いします。 2点目、予診票や案内チラシには英語、ポルトガル語、ベトナム語の3か国語を予定しているとのことで、中国語がありません。本市の在住外国人約5,000人のうち、中国人は約1,000人みえますので、早急に対応してください。 令和2年3月から5月にくらし安心課に寄せられたコロナ関連の相談件数は約450件で、そのうち約3割の方が中国の方でした。コールセンターにも外国人専門の方がみえないのであれば、予診票や案内チラシはなおさら中国語に対応しておくべきですし、コールセンターでは翻訳機の整備やくらし安心課や刈谷市国際交流協会との協力体制をつくっておいてください。 3点目、市民が安心して接種に臨むことができるよう、市は国の情報を受け次第、スピード感を持って采配を行い、いち早く市民に分かりやすく情報提供を行ってください。先週金曜日に、市のホームページにコロナワクチンのサイトができ、市民からはまずは評価の声をいただいています。新しい情報は順次アップされるということですが、決定前の内容であっても、何の準備を進めているのかについても情報提供を行い、ワクチン接種の体制の見える化に努めてください。 4点目、昨今の気候変動、環境汚染の中、新たなウイルスの発生も懸念されています。コロナを災害と捉え、今回のワクチン接種体制整備については記録に残し、将来の同様の不測の事態の際には、迅速に対応できるよう生かしていってください。 5点目、今回予算計上されていないものについては、もちろん精査は必要ですが、接種体制に遅れや不備が発生しないことを最優先して予算計上を行っていってください。 では、最後に、ワクチン接種は長丁場となり、集団接種が土日にも入ってきますので、担当課の職員は体調管理に気をつけ業務を行うこと、執行部は職員に無理をさせないよう指示を出しておくこと、そのためには、全庁挙げて人員確保のための協力体制を整えておくことを申し述べ、賛成討論といたします。
○議長(外山鉱一) 7番牛田清博議員・・・
◆7番(牛田清博) 日本共産党議員団、牛田清博です。 初めに、新型コロナ感染症に感染された方、そして御家族の皆さんにお見舞いを申し上げます。そして、特に年末年始、感染拡大している中で、医療機関や介護施設や、そして在宅で一人一人の尊厳を守りながら使命感と責任感で奮闘していただいた医療従事者と介護労働者の皆さんに敬意と感謝を申し上げます。 それでは、議案第17号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第10号)について質問させていただきます。なお、重複する質問は割愛して進めさせていただきたいと思います。 まず最初に、今回接種を受ける医療機関の数は刈谷市内でどれぐらいありますでしょうか。そして、その中に基幹病院である刈谷豊田総合病院も入っているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 現在医師会や各医療機関と調整をしているところでございますが、現時点では市内の51の医療機関での接種が可能になる見込みでございます。その中には刈谷豊田総合病院も含まれております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 牛田清博議員・・・
◆7番(牛田清博) 51機関で接種を受けるということでございました。 先ほどスケジュールのところで令和3年度末というふうに言われましたけれども、少し前の説明のところでは12月を目指してということでございました。12万9,000人の方を計算すると、やはり2回受けますので、1日当たり740人弱の方が接種をしないと全員できないというスケジュールになります。 まず、これは年間350日としての話ですので、実際医療機関そんなに営業していないと思いますので、先ほどのスケジュールですね、きちきちにやって身動きが取れなくならないようにして考えていただきたいと思いますけれども、計画自体の一番最後、大体どれぐらい目安になるかというのを、またお聞かせいただきたいと思います。 それから、今日たまたま刈谷豊田総合病院のホームページを見ていましたら、19日まで緊急外来診療の停止をしているとホームページにありました。呼吸器内科診療の制限、腎臓内科診療の制限が今行われております。非常に驚きました。 先ほど申しましたように、刈谷豊田総合病院もワクチン接種の機関として設定をしています。先ほどの副反応から考えると、やっぱり大きな病院に行ったほうが安心じゃないかという市民の皆様もみえますけれども、一つはワクチン接種の会場にして大丈夫かどうか、もう一つは、ちょっと全く私知らなかったものですから、少し簡単にどんな内容か分かれば教えていただきたいと思います。 そして、続けて、医療機関の方は先行して接種ということですけれども、第1波の際にも、刈谷市からは緊急マスクを医療機関の方にということで配付しましたけれども、残念ながら訪問看護の看護師さんたちにはそのマスクが届きませんでした。今回の医療機関の従事者の中に在宅で訪問看護をされている皆さんが入っているかどうか、もう一回確認をしたいと思います。併せて、介護施設は高齢者の皆さんと一緒に打てばというふうに思いますけれども、こちらも在宅の介護ヘルパーの皆さんですね、同じように高齢者と一緒ぐらいのタイミングで先行して接種をしていただけるかどうか確認をしたいと思います。 それから、3つ目に、提案では接種場所が個別接種と集団接種ということで言っていますけれども、愛知県ほかの市町も大体2つですけれども、横浜市は個別接種、集団接種、そして施設接種として高齢者施設、特別養護老人ホーム等々で今のインフルエンザと同じように接種をするというふうに明確に言っております。いろんな方がみえて、高齢者はどうなるんだという方が結構みえますので、施設でまとめて接種できるところはそのように表現したほうが迷わなくてよいのではないでしょうか。 以上です。質問します。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) まず、ワクチン接種の完了でございますが、接種につきましては、まず高齢者の方、こちらは令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に産まれた方になりますけれども、こちらの方をまず4月1日以降に始めていく形になってまいります。その後、一般の方の接種も始まってまいります。 現在ワクチンの供給が不透明なところもございますので、円滑にワクチンが供給され、また、接種率を70%と想定した上で、私ども目指すところとしては、12月までに完了できるように医療機関の接種と集団接種での実施をすることとしております。ただ、期間としては一応3月までというふうにも想定はしております。 次に、刈谷豊田総合病院でございますけれども、コロナの感染の関係で一部診療を制限していることは認識をしております。ワクチン接種につきましては、医師会及び各医療機関とどのような形で行っていくのかを現在調整を進めております。総合病院につきましても、接種に御協力をいただける旨をお聞きしており、今後も調整をしてまいりますが、接種を進めていけるものと考えております。 次に、訪問看護ステーション職員の先行接種でございますけれども、2月3日付厚生労働省の通知により、訪問看護ステーションの従事者で
新型コロナウイルス感染症患者と頻繁に接する場合には、病院、診療所に準じて対象に含まれることになっております。 それから、施設に入所されている方の接種につきましては、新型コロナワクチンの接種対象者については、原則住民票所在地の市町村において接種を行うこととされておりますが、高齢者施設に入所している方は、事前の手続などを必要とせずに施設内で接種を受けることができます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 牛田清博議員・・・
◆7番(牛田清博) 1つ目はスケジュール感ですけれども、今言われたように、ぜひ令和3年度末までと少し長期に考えながら、政府のほうもいつできるかということについて、ぐらいというふうに言っていますので、リバイバルプランを持って、計画どおりにならない場合も混乱なく行えるようにお願いしたいと思います。 それから、刈谷豊田総合病院ですけれども、救急外来を受け付けていないということですので、基幹病院、3次救急としては非常に重大な問題だと思います。ですので、十分連携を取っていただいて、さらにワクチンの接種で人が集まるということがないように、ぜひちょっと調整をしていただきたいなというふうに思っております。 それから、先ほどの介護従事者については、訪問して介護をするヘルパーさんたちも日常的に利用者の皆さんと接していて、その方がコロナにかかってしまったという方もいらっしゃいます。そういう関係でいくと、早めに接種をしたほうがいいと思いますので、できるだけ早めに接種のほうをお願いしたいというふうに思います。 あと、市民への案内のところでも柔軟にしていただいて、より理解ができるような広報の仕方、これから施設接種というところも横浜市では明確に出していますので、状況を見て、また検討していただきたいというふうに思います。 以上をもって、議案には日本共産党議員団として賛成をいたします。
○議長(外山鉱一) ほかに質疑、討論もないように思われますので、これで質疑、討論を終わります。 お諮りします。 本案は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(外山鉱一) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。 これより採決します。 本案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(外山鉱一) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定しました。
--------------------------------------- 次に、日程第9から日程第13、議案第1号定住自立圏の形成に関する協定の締結について(知立市)から議案第5号刈谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてまでの5議案を一括議題とします。 5議案の説明を願います。 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 議案書の1ページをお願いいたします。 議案第1号定住自立圏の形成に関する協定の締結について(知立市)の御説明を申し上げます。 平成23年に知立市との間で締結した定住自立圏の形成に関する協定が、令和3年3月31日をもって期間満了となるため、新たに定住自立圏の形成に関する協定を別紙のとおり締結するものでございます。 2ページをお願いいたします。 刈谷市と知立市が定住自立圏の形成に関し協定を締結するものでございます。 第1条は、目的といたしまして、相互に役割を分担して生活の安心感及び利便性の向上に資する都市機能及び生活機能の充実を図り、圏域全体のつながりを強め、郷土への魅力及び誇りを創出し、豊かに暮らすことのできる圏域を形成することを目的とするものでございます。 第2条は、基本方針といたしまして、第1条に規定する目的を達成するために、別表に掲げる分野の取組において相互に役割を分担して連携を図り、共同し、または補完し合うことを規定しております。 第3条は、事務執行に当たっての連携及び協力並びに費用負担といたしまして、第1項では、相互に役割を分担して連携し、または協力して事務の執行に当たるものとして定めております。第2項では、必要な費用が生じるときは、相互の受益の程度を勘案し、その都度協議して負担割合を定めるものとしております。 第4条は、協定の期間を定めており、令和3年4月1日から令和13年3月31日までとしております。 第5条は協定の変更について、第6条は協定の廃止について規定をしております。 3ページをお願いいたします。 第7条は、疑義が生じた場合について規定をしております。 4ページをお願いいたします。 別表として、連携を図り、共同して取り組む内容を掲げております。 生活機能の強化に関する分野といたしまして、医療健康、福祉、教育文化、その他の4つの分野を設定しております。それぞれの分野における取組として、1つ目の医療健康では、病診連携の推進を、2つ目の福祉分野では福祉サービスの連携の推進を掲げております。3つ目は、教育文化といたしまして3つの取組を掲げております。1つ目は博物館等の入館の促進、2つ目は特別支援学校の運営、5ページをお願いいたします。3つ目は大学連携講座の開催でございます。4つ目のその他では、火葬施設の相互利用を掲げております。 結びつきやネットワークの強化に関する分野におきましては、公共交通、観光、その他の3つの分野を設定しております。1つ目の公共交通では行政バスの広域利用の推進を、2つ目の観光では広域観光事業の推進を、6ページをお願いいたします。3つ目のその他では道路及び河川の整備の推進を取組として掲げております。 圏域マネジメント能力の強化に関する分野におきましては、共存協働とその他の2つの分野を設定しております。共存協働ではボランティア活動等の支援体制の構築を、その他では職員合同研修の開催と共同調達の推進の2つの取組を掲げております。 1ページに戻っていただきまして、提案理由といたしましては、刈谷市定住自立圏形成協定の議決に関する条例の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 続いて、8ページをお願いいたします。 議案第2号定住自立圏の形成に関する協定の締結について(高浜市)でございます。 刈谷市と高浜市との間で、協定期間満了に伴い、新たに定住自立圏の形成に関する協定を別紙のとおり締結するものでございます。 9ページの別紙をお願いいたします。 別紙の協定書につきましては、議案第1号と同様でございますが、別表の一部が異なっておりますので、異なる部分のみを御説明申し上げます。 11ページをお願いいたします。 生活機能の強化に関する分野におきまして、教育文化の取組といたしまして、美術館等の入館の促進を掲げております。 こちらも8ページに戻っていただきまして、提案理由は、刈谷市定住自立圏形成協定の議決に関する条例の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 続いて、14ページをお願いいたします。 議案第3号定住自立圏の形成に関する協定の締結について(東浦町)でございます。 刈谷市と東浦町との間で、協定期間満了に伴い、新たに定住自立圏の形成に関する協定を別紙のとおり締結するものでございます。 15ページの別紙をお願いいたします。 別紙の協定書につきましては、議案第1号及び議案第2号と同様でございますが、同じく別表の一部が異なっておりますので、異なる部分のみ御説明を申し上げます。 17ページをお願いいたします。 生活機能の強化に関する分野におきまして、教育文化の取組といたしまして、教育文化施設等の相互利用、18ページをお願いいたします。図書等の相互貸出しを掲げております。 14ページに戻っていただきまして、提案理由は、刈谷市定住自立圏形成協定の議決に関する条例の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) それでは、議案書の20ページをお願いいたします。 議案第4号押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について御説明申し上げます。 この条例は、行政手続の簡素化、市民の利便性の向上を目的として行った押印を求める手続の見直しに伴い、令和3年度以降は押印を求めないこととするため、関係する条例を一括して改正するものでございます。 それでは、条文に沿って御説明申し上げます。 第1条は、刈谷市公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部改正で、第2条の改正は、公平委員会の服務の宣誓に係る規定を見直し、委員本人の押印を不要とするもの、また、条文中に規定されていた宣誓書の記載内容を別記様式として定めるものでございます。 第2条は、刈谷市固定資産評価審査委員会条例の一部改正で、下から6行目、審査の申出の手続に関して定めている第4条の改正は、第4項にあった申出書への押印義務の条項を削るとともに、項の繰上げを行うもの、第7条第3項の改正は、書記が作成する調書において押印を不要とするもの、第8条の改正は、字句の整理を行うとともに、審査申出人の提出書類及び書記が作成する調書において押印を不要とするもの、第9条及び第10条の改正は、書記が作成する調書において押印を不要とするものでございます。 21ページをお願いいたします。 第3条は、刈谷市消防団条例の一部改正で、第6条の改正は、消防団員となる際に行う宣誓に係る規定を削るものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和3年4月1日から施行する。 提案理由といたしましては、押印を求める手続の見直しに伴い必要があるからでございます。 22ページをお願いいたします。 議案第5号刈谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、現在、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため暫定的に運用しております時差勤務について、職員の働き方改革の一環として柔軟な働き方を実現する観点から、これを恒久的な制度とするため、条例に位置づけるものでございます。 それでは、改正の内容について、条文に沿って御説明申し上げます。 第7条を削り、第6条を第7条とする改正は、時差勤務に関する規定を追加するための条文の整理であります。新たに加えます第6条は、時差勤務について定めるもので、任命権者は職員が仕事と生活の調和、または心身の健康の維持及び増進に資するために請求した場合には、公務の運営に支障がある場合を除き、時差勤務をさせるものといたします。 第8条第1項の改正は、条文の追加に伴い引用する条を改めるものであります。 附則といたしまして、この条例は令和3年4月1日から施行する。 提案理由といたしましては、働き方改革を推進するため必要があるからでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) しばらく休憩します。 午後1時31分 休憩 午後1時35分 再開
○議長(外山鉱一) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前の議案説明に対する質疑を行います。 27番山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) それでは、ただいま提案がありました議案第1号から第3号、知立市、高浜市、東浦町との定住自立圏の形成に関する協定の締結について、3本一緒にした形で質疑をしたいと思います。委員会には属していませんので、少し確認をしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。 まず、これで、ああそうか、10年になるかという感じで、この議案が出されたことで改めてちょっと自分でも確認をしておりました。 それで、こうして定住自立圏を3市町と--だから、刈谷市も入れると4市町になるわけですが--行ってきたわけですが、そこで、まず10年で再締結するというわけですから、この間の協定をしてきたことによるいろんなまとめをするんであろう、そうしなければ次の10年の締結という議案を出すことはできないわけですから、そこで、メリット、デメリットなどという形でまとめはどう図ったのかについてお聞きをします。
○議長(外山鉱一) 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) これまでの定住自立圏の枠組みの中で様々な取組を行ってまいりました実績から、メリットについて申し上げますと、例えば刈谷豊田総合病院を中核とした病診連携の推進や刈谷特別支援学校の開校、コミュニティバスの本市への乗り入れなどスケールメリットを生かしながら、圏域住民全体としてサービスの向上につながる施策を実施することができた点が挙げられると考えております。 一方、デメリットは特にはないというふうに考えておりますが、一般的な定住自立圏構想の考え方といたしまして、中心市が大きな役割を果たすことによって、圏域全体として必要な生活機能を確保することを想定していることから、中心市の負担が大きくなりがちですが、近隣の定住自立圏では、各市町とも十分に自立した生活機能の確保が可能な地域であることから、それぞれが応分の負担をすることによって施策を実施することができているものと考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) ただいまの答弁の中にもありました。いわゆる定住自立圏はその中心市を置くということになって、その中心市が刈谷市になるわけですが、そういう場合ですけれども、例えば4市町と定住自立圏それぞれで結んである、それぞれの議案になっているわけですから。 なんだけれども、中心市としてこの4市町が集まった会議の持ち方などを行った経緯があるのかということに対してが1つ、それから、その場合、今中心市としての負担が大きくなるのではと思われたが、今回の場合、この4市町との関係はそれぞれが自立した関係で、それぞれ応分の負担になっているというふうに言われたかのように思っています。刈谷市として、中心市として、うちが上だよという形を取ってきたのかどうか、その辺の確認をさせてください。
○議長(外山鉱一) 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 中心市が上だ下だというようなちょっと御質問かと思いますけれども、特にそういう意識を持って事業を進めてきているものではございません。 会議の開催について質問ありましたので、少しお答えをさせてもらいますけれども、各市町の首長の集まる会議、これ年1回開催しておりますけれども、こちらについては基本的に刈谷市が開催を呼びかけておりますが、分野ごとの担当者で会議を持つことも多くありますが、こちらについては、各市町の持ち回りでしている例もございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) そうですね、中心市ということを位置づけて、この定住自立圏構想というようなことがうたわれていたと思うんですけれども、上だ下だということはないということも明確に言われました。 私はやっぱり、たまたま協定を結んだところの全てが、刈谷市が人口も増だし、いろいろ例えば財政規模的にも上だしということはあると思うんですが、今回のこの定住自立圏においては、やはりみんな運命共同体で、対等平等の立場でいくべきだなということを思っていたので、そのような内容のお答えをしていただいたと思っています。 また、認識を深めたいと思っていますのでよろしくお願いします。
○議長(外山鉱一) 7番牛田清博議員・・・
◆7番(牛田清博) それでは、早速、議案第4号押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、質問をさせていただきます。 まず、今回3つの団体に関する押印廃止の条例が出ていますけれども、広く市民に関わる押印廃止の内容についてはどのようになるか教えていただきたいと思います。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) 押印を求める手続には、条例においてその根拠を定めているものをはじめ、ほかにも規則等において定めているものがございます。 押印の廃止に関しましては、条例に根拠を定めている今回の3つの手続に限らずあらゆる手続について見直しに取り組んでおり、令和3年度以降はほとんどの手続において押印を求めないこととしていく予定でございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 牛田清博議員・・・
◆7番(牛田清博) 関連して、この新旧対照表を見ていまして、例えば公平委員会に関する変更のところは、いわゆる宣誓書のところに記名、押印でしたけれども、押印がなくなって署名だけというふうに修正がしてあります。4ページになりますけれども、刈谷市消防団条例のところでいきますと、宣誓書自体が削除になっております。 本来の今回の議案の提案の趣旨からすると、宣誓書は残しながら押印だけなしにするということかと思いますけれども、公平委員会の宣誓書は残し、消防団条例のほうは削除するということの何か矛盾があると思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) 公平委員は地方公務員法の規定において服務の宣誓が必要であることから、引き続き宣誓を求めることとしております。一方で、消防団員に関しましては、法の規定において服務の宣誓は求められていないことから、関係規定を削除し、手続等の簡素化を図るものであります。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 牛田清博議員・・・
◆7番(牛田清博) 消防団員はやっぱり公務員ではないので、以前から法的な義務はないですけれども、宣誓についてはきちんと行われてきたということだと思います。 それから、自治体消防ですので、各自治体の状況見ましたら、宣誓書はいずれも、若干文言は違いますけれども、各市町で書かれております。また、手続の簡素化ということでありますけれども、この宣誓書をなくしてどれぐらい簡素化になるのかということと、むしろ私はここの書いてある文言ですね、やっぱり何人もそれぞれ良心に従って忠実に消防の業務を遂行するということを誓うということは、非常に大事なことではないかというふうに思っております。 したがって、今回は委員会付託されますので、委員会でも少し審議をしていただきたいというふうに思っております。 押印に関わって、簡素化するために削るということは、本来の原因といいますか、要因をきちんと解決するということとはちょっと違うかなというふうに思っていまして、押印は押印、そしてほかの理由があれば、その理由をきちんと解決していくという方向で執行していったほうがいいかなというふうに考えているからであります。
○議長(外山鉱一) ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています5議案は、企画総務委員会に付託します。
--------------------------------------- 次に、日程第14から日程第17、議案第6号刈谷市介護保険条例の一部改正についてから議案第9号刈谷市産業振興センター条例の一部改正についてまでの4議案を一括議題とします。 4議案の説明を願います。 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 議案書の23ページをお願いいたします。 議案第6号刈谷市介護保険条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画の策定に併せ、第1号被保険者の介護保険料の額を新たに規定するものでございます。第7期計画から保険料額は据置きとなりますが、第7段階から第9段階までの所得区分を国の示す基準を参考に見直すことと、保険料率を算定する際の給与所得及び公的年金等に係る所得について、所得税法の改正により、給与所得控除額及び公的年金等所得控除額が10万円減額されることによる影響を受けないよう特例を定めるものでございます。 それでは、改正の内容につきまして、条文に沿って御説明申し上げます。 第3条第1項の改正は、保険料の額の適用期間について平成30年度から令和2年度までを令和3年度から令和5年度までに改めるものでございます。 同項第6号の改正は、租税特別措置法第35条の3第1項に規定する特別控除について、新たに低未利用土地等の適正な利用管理を促進するための特例措置が創設されたことに伴う規定を追加するもの。また、特別控除額を控除して得た合計所得金額がゼロを下回る場合について下限値を定め、その適用について新たに追加する附則第10条第1項にも適用するものでございます。 同項第7号の改正は、第7段階の要件である合計所得金額について200万円未満を210万円未満に言い改めるもの、同項第8号の改正は、第8段階の要件である合計所得金額について300万円未満を320万円未満に改めるものでございます。 第3条第2項から第4項までの改正は、低所得者の保険料負担を軽減するため、第1段階から第3段階の方の保険料年額を公費負担により減額する規定の適用期間について、令和2年度を令和3年度から令和5年度までの各年度に改めるものでございます。 附則第9条第1項第6号の改正は、新たに追加する附則第10条に影響が及ばないようにするための改正でございます。 附則第10条第1項は、保険料率を算定する際の給与所得及び公的年金等に係る所得について、所得税法の改正により、給与所得控除及び公的年金等所得控除が10万円減額されることによる影響を受けないように調整を図るため、令和3年度から令和5年度までにおける保険料率の特例を定めるものでございます。 附則第10条第2項及び第3項の改正は、令和4年度、令和5年度における保険料率の算定に当たり、その合計所得金額の適用年について、令和2年をそれぞれ令和3年、令和4年に読み替えるものでございます。 24ページをお願いいたします。 附則といたしまして、第1項は施行期日を定めたもので、令和3年4月1日から施行いたします。 第2項は経過措置で、令和2年度分までの保険料については従前の例によるとするものでございます。 提案理由といたしまして、介護保険法施行令の一部改正に伴い必要があるからでございます。 次に、25ページをお願いいたします。 議案第7号刈谷市介護サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、市が指定権限を有する指定地域密着型サービス事業者等の運営上の基準を定めている本条例において遵守すべき一般原則に、高齢者の人権の擁護や虐待の防止に関する必要な措置の義務づけと介護関連データの活用等を通してサービスの質の向上の推進に努める規定を新たに追加するものでございます。 それでは、条文に沿って御説明申し上げます。 第4条の改正は、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等について、一般原則として事業者の責務を新たに規定するもので、第3項は、利用者の人権の擁護、虐待の防止等のため必要な体制の整備を行うとともに、その従業者に対し、研修を実施する等の措置を講じなければならないこと、第4項は、サービスを提供するに当たっては、法に規定する介護保険等関連情報やその他の情報を活用し、適切かつ有効に行うよう努めなければならないことについて規定するものでございます。 第9条の3の改正は、指定居宅介護支援事業所等の事業の人員及び運営に関する基準等について、一般原則として第5項と第6項に先ほどと同様の規定を追加するものでございます。 第9条の7の改正は、指定居宅介護支援事業に係る一般原則を追加した第9条の3の規定を基準該当居宅介護支援事業についても準用することとし、必要となる条文の読替えについて規定するものでございます。 26ページをお願いいたします。 第11条の改正は、指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準等について、一般原則として第3項と第4項に先ほどと同様の規定を追加するものでございます。 第16条の改正は、指定介護予防支援等の事業の人員及び運営等に関する基準等について、一般原則として第5項と第6項に先ほどと同様の規定を追加するものでございます。 第20条の改正は、指定介護予防支援事業に係る一般原則を追加した第16条の規定を基準該当介護予防支援事業についても準用することとし、必要となる条文の読替えについて規定するものでございます。 附則といたしまして、第1項は施行期日を定めたもので、令和3年4月1日から施行いたします。 第2項は経過措置で、追加した一般原則の虐待防止に係る措置の義務について、令和6年3月31日までの経過措置を設けるものでございます。 提案理由といたしまして、27ページをお願いいたします。 指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い必要があるからでございます。 次に、28ページをお願いいたします。 議案第8号損害賠償の額を定めることについて御説明申し上げます。 事故発生日時は令和2年4月20日午前9時30分頃、事故発生場所は刈谷市今川町井田43番3地先県道上で、事故の相手方は市内在住の男性でございます。事故の概要といたしましては、先ほど報告第1号で御説明させていただきました健康推進課職員による追突事故におきまして、相手方車両の後方全面を破損、また、相手方を負傷させたものでございます。 当方の過失割合は100%であり、賠償額220万1,158円を刈谷市が相手方に対して支払い、今後、本件事故に関して一切の異議申立て、請求等を行わないことを相互に確認するものでございます。 損害賠償の詳細でございますが、相手方はこの事故に起因する腰部及び頚部挫傷を負っており、この人身部分についての損害賠償額としまして、治療関係費として57万2,035円、慰謝料として89万円となっております。また、対物損害賠償としまして、相手方車両の修理代金が58万4,243円、修理中の代車費用が15万4,880円となっております。 なお、損害賠償額につきましては、全国市有物件災害共済会の保険により全額補填されるものでございます。 提案理由といたしまして、この案を提出したのは、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 説明は以上でございますが、このような重大な過失のある交通事故を起こし、誠に申し訳ございません。今後は、職員の交通安全の徹底をし、同様の事故の再発防止に努めてまいります。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 産業環境部長・・・
◎産業環境部長(近藤和弘) 議案書の29ページをお願いいたします。 議案第9号刈谷市産業振興センター条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、4年ごとに行っております全庁的な使用料の見直しに伴い、展示場あいおいホールの空調設備使用料を引き上げるものでございます。 それでは、改正条文に沿って御説明を申し上げます。 別表第2において規定する展示場の空調設備使用料を1の時間区分当たり1万190円から1万670円に改めるものでございます。 附則といたしまして、第1項は施行期日で、この条例は令和3年10月1日から施行する。 第2項は経過措置で、この条例の施行前に使用の許可を受けたものに係る使用料については、なお従前の例によるものであります。 提案理由といたしまして、使用料の改定に伴い必要があるからでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの説明に対する質疑を行います。 5番城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) 議案第7号刈谷市介護サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について質疑してまいります。 高齢者虐待防止の推進のために、既に障害福祉サービスにおいて対応が進んでおりますので、そういうことを踏まえて、指定地域密着型サービス事業者においても今回義務づけられていくものによる条例改正なんですが、まず、改正のポイントとして2点ありますので、1点目のポイントについて御質問させていただきます。 利用者の人権の擁護、虐待の防止等のため必要な体制の整備を行うとともに、従業員に対し研修を実施する等の措置を講じなければならないとありますが、この条例改正の根拠ともいえる現状について、市はどのように把握しているのか、お聞かせください。また、この体制整備ですね、虐待防止策を講じることにより、どの程度減少すると期待していますか。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 現在、本市としましては、主に利用者家族からの苦情、相談や近隣住民による通報、事業所職員からの内部通報、または事業所からの報告などにより、虐待事案を把握しております。令和元年度は3件の通報がありましたが、市が事業所を訪問し調査を行ったところ、虐待と認められるような事例はございませんでした。 今回の義務化に伴いまして、現状虐待は第3者による未然の防止が困難で、仮に通報があったとしても事実確認の上、虐待と特定されるケースは限られてしまいます。しかしながら、事業者が自らの責任において虐待防止のための指針を整備し、研修の実施や虐待防止委員会を開催するなどの体制整備を義務化することは、事業者の意識改善や課題解決、職場環境の改善にもつながり、また、私ども行政による指導も入りやすくなることから、虐待の発生や再発を未然に防ぐことが期待されると考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) では、2点目の改正点についてお伺いします。 サービス提供に当たっては、介護保険と関連情報、その他必要な情報を活用し、適切かつ有効に行うよう努めなければならないとありますけれども、どのようなサービス提供に努めなければならないのかが描きにくいため、分かりやすく説明を求めます。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) これまでにも、国保連合会への保険請求を基にしたデータが国のほうで蓄積されておりますけれども、厚生労働省では、それに加えてサービスの種類、内容やサービス提供情報と利用者の情報などのデータを蓄積したデータベースの構築を進めており、これらの情報を集約し分析することで、科学的根拠に基づくその人それぞれの状態に応じた適切なサービスや介護の方針などを導き出せるようになることが期待されております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) では、今回の条例改正では、体制整備に3年間の経過措置が設けられています。体制整備は早いほうが効果が現れるのが早いと考えられますけれども、実施時期はできるだけ早める考えはあるのか、お聞かせください。 刈谷市は虐待の実態は見られないということですが、私、現場において実際虐待になりかねないということは現状あるかと思いますので、ぜひそういった未然に防ぐためにも、こういった体制整備早いほうがいいと考えておりますので、そういった考えはあるか、また、体制整備のために市はどのような支援を事業者に行っていくのか、お聞かせください。
○議長(外山鉱一) 福祉健康部長・・・
◎福祉健康部長(村口文希) 虐待防止に必要な体制整備は不可欠なものであり、データ分析による科学的根拠の提供と併せて、いずれもサービス事業所にとって新たに求められる内容でございます。しかしながら、人材不足など多くの課題を抱える中での事務負担も大きいと思われることから、特に虐待防止の体制整備については3年間の経過措置が設けられております。 市としましても、事業所に対する支援は不可欠だと考えておりますので、そういった期間も含めまして、今後国から順次提供されると思われる詳細情報を注視しつつ、適宜事業者に対する情報提供、そして問合せに対応し、必要な支援策を講じていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています4議案は、福祉産業委員会に付託します。 しばらく休憩します。 午後2時03分 休憩 午後2時10分 再開
○議長(外山鉱一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
--------------------------------------- 次に、日程第18から日程第22、議案第10号市道路線の認定、廃止及び変更についてから議案第14号
洲原公園レクリエーション施設条例の一部改正についてまでの5議案を一括議題とします。 5議案の説明を願います。 建設部長・・・
◎建設部長(石原章) 議案書の30ページをお願いします。 議案第10号市道路線の認定、廃止及び変更について御説明申し上げます。 なお、参考資料といたしまして、31ページから35ページに市道認定図、廃止図及び変更図を添付しておりますので併せて御参照いただきたいと思います。 認定路線は①から③の3路線、廃止路線は三角1の1路線、変更路線は四角1から四角4の4路線でございます。 起点及び終点につきましては、記載のとおりでございます。 ①の市道1-1088号線、②の市道1-1089号線、四角2の市道1-415号線及び四角3の市道1-419号線につきましては、愛知県が施工する一般県道宮上知立線道路改良事業による地区の利便性確保に伴い認定及び起終点を変更するものでございます。 ③の市道2-652号線につきましては、都市計画法第40条の第2項の規定による宅地の開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。 三角1の市道1-228号線、四角1の市道1-230号線及び四角4の市道1-1040号線につきましては、(仮称)刈谷
スマートインターチェンジの整備に併せて行う岩ケ池公園駐車場の整備に伴い廃止及び起終点を変更するものでございます。 これによりまして、市道は2路線増加し2,764路線、路線延長は約306メートル増加し約810キロメートルとなります。 提案理由といたしましては、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、議会の議決を得る必要があるからでございます。 次に、36ページをお願いいたします。 議案第11号刈谷市公共駐車場条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、公共駐車場のうち桜駐車場を令和3年5月末日に廃止することに伴うものでございます。 それでは、改正文に沿って御説明いたします。 別表第1の改正は、駐車場の名称及び所在地を定める表から桜駐車場を削るもの、別表第2の改正は、料金を定める表から桜駐車場を削り、備考1の「、相生駐車場及び桜駐車場」を「及び相生駐車場」に改めるもの、別表第3の改正は、回数駐車券、定期駐車券及びプリペイドカードの料金を定める表から桜駐車場を削るもの、附則といたしまして、この条例は令和3年6月1日から施行いたします。 提案理由といたしましては、桜駐車場の廃止に伴い必要があるからでございます。 次に、37ページをお願いいたします。 議案第12号刈谷市手数料条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の条例改正は、長寿課と建築課2つの課が所管する業務によるもので、長寿課所管分として在宅老人短期保護事務手数料に関するもの、建築課所管分として建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律及び都市の低炭素化の促進に関する法律に関するものでございます。 それでは、改正文に沿って御説明申し上げます。 8行目の別表第2の18の項から1,810円に改めまでが長寿課所管分のもので、在宅老人短期保護事務手数料の算出の基礎となっている国が示す基準額が消費税率引上げ対応のため変更されたことに伴い、本市においても同様の対応を行うものでございます。 同じく8行目後半の同表32の項以降が建築課所管分で、条例改正となった主な要因としては2つあり、1つ目は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正に伴い、住宅以外の建築物について、これまで床面積が2,000平方メートル以上の大規模建築物のみに求められていた省エネ基準の適合義務が300平方メートル以上の中規模建築物についても広がったこと、2つ目は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律及び都市の低炭素化の促進に関する法律における手数料の設定に当たり、審査所要時間に対する国からの通知を受け、設定し直す必要が生じたこと、以上2点の要因により手数料の額を改正するものでございます。 提案理由といたしましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正等に伴い必要があるからでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 都市政策部長・・・
◎都市政策部長(齊藤昭久) 議案書の45ページをお願いいたします。 議案第13号刈谷市都市公園条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、4年ごとに行っている全庁的な使用料の見直しに伴う検討結果を踏まえ、改定をお願いするものでございます。 それでは、条文に沿って御説明いたします。 別表第2の改正といたしまして、1つ目は、野田公園及び青山公園における運動場照明施設の使用料について、消費税率が引き上げられたことに伴い、運動場照明施設の使用料を30分当たり1,630円から1,700円に引き上げるものでございます。2つ目は、狩野公園テニスコートの使用料について、近隣市における同仕様のテニスコートとの料金格差があることから引上げを行うもので、テニスコートの使用料1面1時間当たり200円から300円に引き上げるものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和3年10月1日から施行するものです。 提案理由といたしましては、使用料の改定に伴い必要があるからでございます。 次に、46ページをお願いいたします。 議案第14号
洲原公園レクリエーション施設条例の一部改正について御説明申し上げます。 こちらの改正も都市公園条例の改正と同様に、4年ごとに行っている全庁的な使用料の見直しに伴う検討結果を踏まえ、改定をお願いするものでございます。 それでは、条文に沿って御説明いたします。 別表第2の改正といたしまして、洲原公園テニスコートの使用料について、近隣市における同仕様のテニスコートとの料金格差があることから引上げを行うもので、観客席つきのセンターテニスコートについては1面1時間当たり400円から600円に、その他のテニスコートについては1面1時間当たり200円から300円に引き上げるものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和3年10月1日から施行するものです。 提案理由といたしましては、使用料の改定に伴い必要があるからでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの説明に対する質疑を行います。 27番山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) 私はただいま提案した第12号手数料条例から第13号、第14号まで1つずつちょっと確認していきたいんですが、全部の提案に対して同じような趣旨になるかなと思っているんですが、まず、第12号については消費性能基準への適合、そういう建物におけるエネルギー消費量に対するそういう法律があって、その法改正が令和元年だから2019年になりますかね、法改正され、施行が令和元年11月16日というふうになっていました。 そこから1年余となるわけですが、今回の条例改正まで1年余が経過していることに対しては何があるのか、準備期間だったのかということの確認と、そもそも法改正だから、私たち地方はその上位法に基づいて条例整備をしていくわけですが、その上位法に基づき改正をしなければならないのかどうかということに対して、まず確認させてください。
○議長(外山鉱一) 建設部長・・・
◎建設部長(石原章) まず、後半の御質問の改正が必要なのかどうかというお答えですが、今回の条例改正につきましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正に伴い、本市の審査対象が変更されたことから、当該申請手数料の整備が必要となったものでございます。 次に、施行日が昨年の12月にも同じような条例改正をさせていただいたんですが、今回とどういう関係ですかという御質問だと思いますが、今回の改正省エネ法につきましては、令和元年5月17日に公布されておりますが、施行は2つの時期に分かれており、1つ目の時期として公布の6か月後の施行分として、昨年度の12月議会にて条例改正を行っております。2つ目の時期としまして、今回4月1日施行分をこの3月議会で提案させていただいております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) それでは、そもそもが、今もう低炭素というようなことがよく言われている時代ですけれども、この手数料は誰が払うのか。そして、その手数料は市が管理するのか、国に上げることになるのか、そこを確認させてください。
○議長(外山鉱一) 建設部長・・・
◎建設部長(石原章) 手数料につきましては、市のほうで受けるということでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) それでは、第12号については提案理由が、説明の中にも部長がきちんと述べたように建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い必要があるからですとありました。次に、第13号、第14号について、ちょっとまとめていきたいと思います。 まず最初に、もとい、第12号についてですけれども、説明の中でしっかりそのことが理解できたわけですが、ここで手数料条例で建築物等に関するものが入ってくるところに、在宅老人短期保護事務手数料というのが出てくるもんですから、すごい分かりにくいなと思って、ここ質問しようと思っていたら、その部分については長寿課だというふうに言われました。ここの手数料条例の中の刈谷市の中でつくっているところの一つになっているということで、打合せしているときに分かったので、この点、なぜここに入っているのというのを本当は質問しようと思ったんですけれども、そこは理解したので、そのことについてはいいですということを述べておきます。 次に、第13号、第14号についてですが、提案理由がばくっとしているね。ほかのはちょっと分かりやすい提案理由だったと思うんです。私ずっと企画総務の部分でも質問してきましたけれども、分かりやすい提案理由だったんですが、今回第13号、第14号については使用料の改定に伴い必要があるからであるとなっていて、それで、そこに消費税増税の影響ということを加味しているかのように言われてきているので、だったら、消費税増税に伴い云々というふうになるのかなと思えば、そうではない提案理由になっていることが1つ分かりにくいなと。 なぜこのばくっとした提案理由なのかということと、そこでお聞きをします。今回の改定は4年ごとに手数料の見直しを全庁的に行っているという説明があったわけですが、今回の改正は消費税増税になります、一昨年の10月からやられて、市民生活も逼迫しているところで、市民生活のことだよ、市民の側に立ったとき、この使用料を払うのは市民の皆さんが払うわけですが、消費税増税の影響、市民の側に立って考えるということはされたのかどうか、そこはどうなっているのか。 2つのこと聞きます。これで質問が終わっちゃうので、まず提案理由のばくっとしたこの言い方というのはちょっと理解がし難いということと、なんだけれども、裏にあるのは消費税増税に伴い手数料を見直したということが言われているので、同じように消費税増税は市民生活を圧迫していて、それで、その市民の側が払う手数料は上げていくということにちょっと理解し難いんですが、そこをどのように精査して上げる提案になるのかということをまずお聞きをします。
○議長(外山鉱一) 都市政策部長・・・
◎都市政策部長(齊藤昭久) 今回改正が必要な理由といたしましては、先ほどの説明と重複しますが、運動場照明施設の使用料の改定につきましては消費税率引上げに伴うものでございます。また、狩野、洲原におけるテニスコートの使用料の改定につきましては、近隣市における同仕様のテニスコートとの料金格差調整を踏まえた結果見直しを行うものでございます。 続きまして、今回使用料の改定に至ったのは、適正な受益者負担を求める観点を含めて総合的に判断した結果必要であると考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています5議案は、建設委員会に付託します。
--------------------------------------- 次に、日程第23及び日程第24、議案第15号刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について及び議案第16号刈谷市体育施設条例の一部改正についての2議案を一括議題とします。 2議案の説明を願います。 教育部長・・・
◎教育部長(宮田孝裕) 議案書の47ページをお願いいたします。 議案第15号刈谷市生涯学習センター条例の一部改正について御説明申し上げます。 今回の改正は、4年ごとに行っている使用料の見直し等によって改定をお願いするものでございます。なお、本議案の次に御説明申し上げます議案第16号も同様でございます。 それでは、議案に沿って御説明いたします。 別表第2の改正は、南部生涯学習センター多目的ホールの空調設備使用料を、別表第4の改正は、北部生涯学習センター体育室の空調設備使用料をそれぞれ1時間当たり2,100円から2,200円に改めるものでございます。 別表第5の改正は、中央生涯学習センターのパソコン研修室を講座室に変更することに伴い、パソコン研修室の項を削り、新たに505講座室の使用料を記載のとおり加えるものでございます。 詳細につきましては、参考資料の新旧対照表45ページから47ページを御参照いただきたいと思います。 附則といたしまして、この条例は令和3年10月1日から施行する。 提案理由といたしましては、使用料の改定等に伴い必要があるからでございます。 次に、48ページをお願いいたします。 議案第16号刈谷市体育施設条例の一部改正について御説明申し上げます。 別表第2の改正は、刈谷市体育館の空調設備使用料について、別表第4の改正は、刈谷球場、井ケ谷グラウンド、小垣江グラウンド、ウェーブスタジアム刈谷及びグリーングラウンド刈谷の照明設備使用料を、別表第6の改正は、ウィングアリーナ刈谷の空調設備使用料をそれぞれ記載のとおり改めるものでございます。 詳細につきましては、参考資料の新旧対照表48ページから51ページを御参照いただきたいと思います。 附則といたしまして、この条例は令和3年10月1日から施行する。 提案理由といたしましては、使用料の改定に伴い必要があるからでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの説明に対する質疑を行います。 別に質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています2議案は、市民文教委員会に付託します。
--------------------------------------- 次に、日程第25から日程第29、議案第18号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第11号)から議案第22号令和2年度刈谷市
下水道事業会計補正予算(第3号)までの5議案を一括議題とします。 5議案の説明を願います。 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 表紙が刈谷市各会計補正予算書となっている冊子をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。 議案第18号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第11号)について御説明をいたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億1,727万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ821億4,944万3,000円とするものでございます。 第2条は継続費の補正、第3条は繰越明許費の補正、第4条は地方債の補正でございます。 2ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正でございます。 まず、歳入でございますが、その主なものといたしまして、14款使用料及び手数料は1億5,057万1,000円の減額で、施設使用料の減額でございます。 16款県支出金は2億4,585万2,000円の追加で、畜産振興対策事業補助金の追加などでございます。 19款繰入金は1億8,000万円の減額で、都市交通施設整備基金などの減額でございます。 20款繰越金は、前年度決算において生じた繰越金5億5,169万8,000円を追加するものでございます。 3ページをお願いいたします。 歳出でございます。 主なものといたしまして、2款総務費は3億5,643万円の追加で、1項総務管理費の財政調整基金積立事業の追加などでございます。 6款農林水産業費は2億1,919万9,000円の追加で、畜産振興対策事業の追加などでございます。 5ページをお願いいたします。 第2表継続費補正でございます。 2款1項総務管理費の市役所第2駐車場整備事業をはじめ、記載の4事業で総額、年割額を記載のとおり補正するものでございます。 6ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正でございます。 追加につきましては、2款1項総務管理費の市民協働推進事業をはじめ、記載の15事業で総額8億5,911万2,000円の繰越しをお願いするものでございます。 これらは、
新型コロナウイルス感染症の影響により、事業の実施年度を延長するものや事業の早期完了を目指し、県補助金の採択に関連して補正を行い、同時に繰越しをお願いするもの、そのほか関連工事の進捗等の遅れなどによりまして、年度内に事業が完了できないものなどでございます。 変更につきましては、既に9月議会及び12月議会において繰越明許費の議決をいただいている事業のうち、8款2項道路橋りょう費市道01-4号線他道路新設改良事業及び市道01-41号線他道路新設改良事業について、補正後金額に記載のとおり変更するものでございます。 7ページをお願いいたします。 第4表地方債補正でございます。 変更につきましては、市役所第2駐車場整備事業及び依佐美中学校大規模改造事業で、限度額を記載のとおりとするものでございます。 8ページをお願いいたします。 議案第19号令和2年度刈谷市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について御説明をいたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ276万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ117億2,572万8,000円とするものでございます。 9ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、7款繰越金は276万3,000円を追加するものでございます。 次に、歳出でございますが、7款諸支出金は276万3,000円の追加で、一般被保険者保険税収等過年度還付事業の追加でございます。 10ページをお願いいたします。 議案第20号令和2年度刈谷市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,956万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億8,522万8,000円とするものでございます。 11ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、1款後期高齢者医療保険料は4,897万5,000円の追加、2款繰入金は59万円の追加でございます。 次に、歳出でございますが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は4,956万5,000円の追加で、徴収した後期高齢者医療保険料などを広域連合へ納付するものでございます。 12ページをお願いいたします。 議案第21号令和2年度刈谷市
介護保険特別会計補正予算(第4号)について御説明をいたします。 第1条といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるとするものでございます。 13ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正でございます。 歳入といたしまして、2款国庫支出金は1,852万6,000円を追加するもの、6款繰入金は1,852万6,000円を減額するものでございます。 歳出については、補正はございません。 以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(外山鉱一) 水資源部長・・・
◎水資源部長(水野秀彦) 補正予算書の14ページをお願いいたします。 議案第22号令和2年度刈谷市
下水道事業会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 第1条は総則でございます。 第2条は、予算第2条に定めた業務の予定量のうち、主要な建設改良事業の管渠施設費を6,814万2,000円減額するものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入につきましては、事業費の減額等により一般会計から繰り入れる補助金を2,145万9,000円減額するものでございます。支出につきましては、境川流域下水道維持管理負担金の支出見込額等の補正により4,213万円の減額でございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、建設改良事業等の補正により収入支出それぞれ6,814万2,000円減額するものでございます。 15ページをお願いいたします。 第5条は、企業債について、限度額を1億1,440万円に改めるものでございます。 第6条は、他会計からの補助金の額を4億2,975万9,000円に改めるものでございます。 なお、補正予算説明書の66ページ以降に補正予算実施計画などを添付しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) ただいまの説明に対する質疑を行います。 5番城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) 議案第18号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第11号)について質疑してまいります。 まず最初に、2款総務費の補正額3億5,643万円の主な増減理由をお聞かせください。 そして2点目ですね、1回目のうちの2点目は、8款の土木費の補正額1億2,031万円の、これもまた主な増減理由をお聞かせください。 3点目ですね、予算編成について伺います。令和3年度の予算編成方針では、市税の減収分を約40億円と見込んでいました。来年度に向けて財政運営上、今回の補正で工夫されたことがあれば説明を求めます。
○議長(外山鉱一) 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 2款総務費の今回3億5,643万円の追加の主な内容、内訳という御質問でございますが、財政調整基金積立事業で10億42万2,000円の追加並びに市役所第2駐車場整備事業で1億4,430万円の減額及び市税等還付事業で6億円の減額などでございます。 8款土木費1億2,031万円の追加の主な内容という御質問でございますが、都市交通施設整備基金積立事業で5億7,000万円の追加及び市道01-4号線他道路新設改良事業で1億6,700万円の減額などでございます。 そして、補正予算の考え方ということでよろしいでしょうか。 今回の第11号補正予算の編成に当たりましては、次年度以後に予想される厳しい財政運営を見据えた中で、中止した事業に係る事業費や入札差金等で不用額が見込まれる場合は減額の予算計上を行うこととしており、これらの財源によりまして、財政調整基金をはじめとした基金への積立てを行うという考えで行っております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) では、今の御回答に対して2回目の質疑をしてまいります。 では、1点目ですね、2款総務費の主な増減理由の中で、大きな減額としては、市役所第2駐車場整備事業の請負差金によるものが大きいということが書いてありましたけれども、その減額は1億4,430万円ということで、これについては、このような大きな減額が生じた理由をお聞かせください。 では、2点目の8款土木費についてですけれども、御回答のあったうち、大きな減額となった市道01-4号線他道路新設改良事業、西境ほかについてですけれども、これもまた補正減額が1億6,700万円ということで、その理由をお聞かせください。 この事業費ですね、当初では4億6,800万円でした。また、それに12月補正で3億円追加しています。総事業費予算としては7億6,800万円取っておりましたので、それに対して減額が今回大きいということで、ちょっと理由をお聞かせください。 では、予算編成についての回答について質疑しますが、今回基金への積立ても工夫されて、できたということで御回答いただきましたけれども、今年度コロナ対策に財調を取り崩して財源を確保してきたと思います。今年度末において、財政調整基金と基金全体の3月補正での取崩し後の残高見込みをそれぞれでお答えください。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) 御質問のうち、市役所第2駐車場整備事業についてお答えをさせていただきます。 この事業につきましては、設計と施工をセットとしました公募型のプロポーザルを実施しました結果及び工事の進捗により、予算に残が生じる見込みとなりましたので、今回1億4,430万円の減額をするものでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 建設部長・・・
◎建設部長(石原章) 市道01-4号線他道路新設改良事業の減額の理由でございますが、工事請負費の請負差金によるものと土地購入費や物件移転補償費などの未契約によるものでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 令和2年度末の基金の残高についての御質問についてお答えをいたします。 現時点における令和2年度末の基金の見込額で申し上げますと、財政調整基金につきましては約82億8,500万円でございます。また、財政調整基金をはじめ12の基金全体の年度末残高は総額約249億7,000万円でございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 城内志津議員・・・
◆5番(城内志津) では、3回目、最後の質疑にまいります。 そうですね、市役所の第2駐車場の整備事業なんですけれども、公募型プロポーザルで入札を行ったということで、設計と施工をまとめて入札にかけたということで、前例があまり本市ではないということでしたけれども、そういったことから請負差金が生じたということなんですけれども、この原因としては、市のちょっと見解をお伺いしたいんですけれども、最初の見積価格ですね、そういったものの設定による甘さなのか、また、今回の入札の方式ですね、公募型プロポーザルは今回の事業には適していたのか、見解をお聞かせください。 では次、8款土木費に関しての市道01-4号線他道路新設改良事業の西境ほかについてなんですけれども、物件移転による補償費が使われなかったということなんですけれども、用地買収等ができなかったのかなと、見込んだけれども、今年度できなかったのかなということと思いますけれども、そういったことが要因かと思いますけれども、これ金額ですね、なぜ繰越明許で上げなかったのか、用地買収は諦めたのか、市の見解をお聞かせください。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) まず、市役所第2駐車場整備事業につきましては、先ほどもお答えしましたとおり、設計と施工を合わせました公募型のプロポーザルということで、結果的に3者から応募がございまして、その中から業者選定をしたということで、競争の原理が働いたということで、請負金額が抑えられたのではないかというようなふうに考えております。 こういった方式については、セットにしたほうが適切な事業と、それから設計と施工を別にしたほうがいい事業とそれぞれあると思いますので、そういったものを適切な事業についてはこういった形で実施をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 建設部長・・・
◎建設部長(石原章) 関係分についてお答えいたします。 市道01-4号線の用地購入費、移転補償費等の今回の案件につきましては、権利関係が複雑であり、関係者との調整に難航している状況でございます。次年度に繰越しをしても次年度内での完了が見込めないため、一旦減額をさせていただきまして、合意が得られた段階で改めて予算のお願いをしていくつもりでございます。 用地交渉につきましては、引き続き粘り強く交渉を継続してまいります。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 27番山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) それでは、私からも議案第18号令和2年度刈谷市一般会計補正予算(第11号)についてお聞きをします。 ただいま城内議員も触れていた点のところもありましたが、7ページ、第4表の地方債補正についての1点目は、市役所第2駐車場整備事業の減額についてをちょっと確認したかったということは上げておりました。 私は、いわゆる限度額5億8,000万円だったのが4億7,300万円、安くはなったんですけれどもその理由は何なのか、建築材料が高騰していると、オリンピックの東京等を中心にする工事などで、そういうことがよく耳には入っていたので、安くなった理由は何なのかということだったんですけれども、入札差金ということでした。 それで、やっぱり見積りが大盤振る舞いなのか、高かったんじゃないかということはちょっと思うところです。 例えば民間の法人等の保育園なんかが補助金を受けてやっと保育をするわけですが、そういう建て替えだとか建築だとかというときは、本当に真剣になってきちきちの建設で予定額出して入札を受けているもんですから、役所というのは大盤振る舞いなのかなと思わざるを得なかった。その点は質問にはしません。 それで、そこでですけれども、ここの別表にあるように今回は政府債を借りて利率が4%、その償還方法ですけれども、必ずこれ載っているわけですけれども、先ほど下水道のところでの償還方法でも載っているわけですが、ここでお聞きをします。一番後段ですね、4%の利率に対してですが、一番最後の5行ぐらいをちょっと言いますね。 もしくは繰上償還、または低利に借換えすることができるということがうたわれています。これというのは、そもそも必ずこのようにうたっておく必要があるものなのか、いやいや、やっぱり税金との関係ですので、4%の利率で払って返すわけですから、やっぱりそこは返済方法を見直すことをすることもあるよということ。きちんと考えがあるのかどうかについて、1点目お聞きします。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) 今回は、予定としましては市中銀行から借入れをして、償還年限15年以内ということで借入れをしていく予定にしておりますけれども、実際の借入れに当たりましては、適正な償還期間及び利率を踏まえた上で銀行間の競争によって決定をして、最も有利な利率で借入れに努めてまいりたいというふうに思います。 将来的な繰上償還等につきましては、その時々の財政状況に鑑みながら検討していくということになろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(外山鉱一) 山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) コロナによる市税収入等への影響が大きいときに、政府債のわざわざ利率の高いところを借りんでもいいんじゃないかというところは思うところですが、今後も見直し等をいつも図っていくということになるんだと思っています。 そこで、せっかく出された第2駐車場の件なので、少しここでお聞きしたいんですね。昨日、月曜日ぐらいから駐車場、庁内全部いっぱいで、大変な状態でしたね、市民の皆さんの利用。供用開始が3月1日ともう御案内もありましたけれども、実は交流センターの南側の駐車場、交流センターを利用する方たちが利用するわけですが、そこは1月26日で閉鎖になっちゃいました。ずっと普通に考えていたのは、立体の駐車場の供用開始と交流センターの駐車場を返すがために、借地を解消するための今回の対応なわけですから、返すがためのこれは同じ線でいくと思っていたわけですが、交流センターは物すごい早く1月26日から使えなくなってしまった。こちらを使うのはまだ使えていません、3月1日なんです。 ここで1つ確認をしますね。3月1日という工期に対する内容と、それから、当初の予定から3月1日供用開始というのは変更がなかったかどうかということを1点目、そして、そこで、交流センターを1月26日から使えなくなったことによってどうなったかというと、今度は交流センター西側にある市職員の皆さんの駐車場、この交流センターのための臨時駐車場にして使ってきたということが今回確認して分かったわけですが、この臨時駐車場の在り方はどうする考えなのか。臨時だから臨時でしょうねということですけれども、1度確認させてください。
○議長(外山鉱一) 総務部長・・・
◎総務部長(宮田俊哉) まず、この立体駐車場の契約期間につきましては、令和元年9月27日から令和3年2月26日までということで、26日までの契約でございますので、その後27、28日は土日ということがありまして、3月1日の月曜日に開設ということは、当初の予定どおりでございます。 代わりの駐車場ということでございますけれども、議員御指摘のとおり、市民交流センターの駐車場につきましては、立体駐車場の南西にあります旧の職員第2駐車場を開放しまして、代替の駐車場として御案内をしているところでございます。 こちらにつきましては、3月1日に立体駐車場がオープンすれば、市民交流センターを御利用の方も御利用はいただけるかというふうに思いますので、その後は職員駐車場のほうに戻していくというようなことで考えております。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 山本シモ子議員・・・
◆27番(山本シモ子) ここで触れておかないと、委員会がないもんですから、ちょっと触れさせていただきました。 問題は平地になっている駐車場、やっぱり女性の皆さんの利用が多いので、総合文化センターが南口に開所したときも交流センターの駐車場がいっぱいなときがあって、何があるんだろうと思ったことがありました。確認してみると、総文への利用の、とりわけ女性の皆さんが利用しているということが分かったんです。 だから、南側の市民交流センターの駐車場に止めて歩いていくということ、何が言いたいかと立体が嫌なんですよ、女性は。立体は怖いということなんです。 そこで、今おのずと立体駐車場が利用開始になったら、現在臨時として持っていただいた西側の駐車場は元に戻すということだという答弁でした。やっぱり女性の皆さんの利用が多いところを考えたときに、かつて市民会館があったときも駐車場が平地だったというところから、なくさないでほしいという声がすごくあったんですけれども、そこも通りませんでした。 今の形は、このまま臨時駐車場を交流センター利用者のためにそのまま残してほしいという声があるんですよ。このままここでいいわという声があるから、私、今言っているもんですから、そんな声があったことをこの場で届けさせていただきます。 内容は、市役所第2駐車場整備事業に係る内容で質疑に触れさせていただきました。ありがとうございます。
○議長(外山鉱一) ほかに質疑もないように思われますので、これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています5議案は、議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、この特別委員会に付託して審査をすることにしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(外山鉱一) 異議なしと認めます。 よって、5議案は、議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、この特別委員会に付託して審査することに決定しました。 しばらく休憩します。 午後2時56分 休憩 午後3時05分 再開
○議長(外山鉱一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
--------------------------------------- 次に、日程第30から日程第37、議案第23号令和3年度刈谷市一般会計予算から議案第30号令和3年度刈谷市下水道事業会計予算までの8議案を一括議題とします。 8議案の説明を願います。 企画財政部長・・・
◎企画財政部長(西村日出幸) 令和3年度刈谷市一般会計及び特別会計予算について御説明いたします。 各会計の詳細につきましては、別添の予算説明書並びに主要事業の概要を御参照いただき、ここでは予算書で御説明を申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 議案第23号令和3年度刈谷市一般会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ604億7,000万円と定めるものでございます。 第2条は、継続費の経費の総額及び年割額は、第2表継続費によるとするものでございます。 第3条は、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第3表債務負担行為によるとするものでございます。 第4条は、地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第4表地方債によるとするものでございます。 第5条は、一時借入金の借入れの限度額を20億円と定めるものでございます。 第6条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるものでございます。これは、各項に計上した給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。 2ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものについて御説明いたします。 1款市税は312億9,787万5,000円を見込んでおります。このうち1項の市民税は117億5,730万1,000円、2項の固定資産税は153億8,992万6,000円、5項都市計画税は28億3,412万8,000円でございます。 次に、7款地方消費税交付金は37億7,000万円でございます。 3ページをお願いいたします。 15款国庫支出金は70億2,880万6,000円、16款県支出金は35億7,185万9,000円でございます。 4ページをお願いいたします。 19款繰入金は57億622万1,000円、20款繰越金は10億円、22款市債は19億5,030万円でございます。 以上、歳入合計は総額604億7,000万円でございます。 5ページをお願いいたします。 歳出の主なものについて御説明いたします。 1款議会費4億192万5,000円は、議会運営費、議員活動費などでございます。 2款総務費は54億5,296万5,000円で、主な事業といたしまして、1項総務管理費で庁舎管理事業、地域行政事務事業などでございます。 3款民生費は241億4,053万8,000円で、1項社会福祉費では障害者福祉や高齢者福祉、2項児童福祉費では子育て支援に関する事業などを計上しております。 4款衛生費は57億6,156万2,000円で、1項保健衛生費では健康保険や環境対策、2項清掃費ではごみ処理費などを計上しております。 5款労働費は1億1,359万2,000円で、労働者支援対策などでございます。 6款農林水産業費は8億6,253万2,000円で、農業振興や土地改良事業などでございます。 7款商工費は12億7,006万6,000円で、主なものは商工業の振興、観光PRに関する事業などを計上しております。 6ページをお願いいたします。 8款土木費は109億8,373万4,000円で、主なものとして、2項道路橋りょう費は道路の維持管理や新設改良、3項河川費は浸水被害解消のための河川改修、4項都市計画費は公共施設連絡バス運行管理事業、JR刈谷駅総合改善事業、電線類の地中化事業や公園の維持管理、5項下水道費は下水道事業会計への出資、6項住宅費は震災対策や市営住宅の管理及び整備などを計上しております。 9款消防費は16億9,926万5,000円で、衣浦東部広域連合の分担金や防災関連事業などでございます。 10款教育費は84億3,873万9,000円で、主なものとして、2項小学校費、3項中学校費は小中学校の校舎改修や教材費、4項特別支援学校費は特別支援学校の管理運営費、5項社会教育費は生涯学習施設の管理、文化財の保護や歴史博物館の企画展の開催、6項保健体育費は保健体育や学校給食などでございます。 11款災害復旧費は4,300万円で、災害時の施設復旧事業でございます。 12款公債費は12億7,208万1,000円で、借入金に対する償還元金及び利子でございます。 7ページをお願いします。 14款予備費は3,000万円を計上するもので、以上、歳出合計は総額で604億7,000万円でございます。 8ページをお願いいたします。 第2表継続費でございます。 3款2項児童福祉費の双葉保育園大規模改造事業をはじめ、記載の4事業で、いずれも令和3年度から令和4年度までの2か年の継続事業で、記載の額を割り振るものでございます。 第3表は債務負担行為でございます。 夢と学びの科学体験館の特別企画展開催事業をはじめ4件で、債務を負担する行為の期間及び限度額は記載のとおりでございます。 9ページをお願いいたします。 第4表は地方債でございます。 慈友保育園大規模改造事業をはじめ9事業で、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきましては記載のとおりで、限度額の総額は19億5,030万円でございます。 10ページをお願いいたします。 特別会計予算について御説明いたします。 議案第24号令和3年度刈谷市刈谷小垣江駅
東部土地区画整理事業特別会計予算について御説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億9,351万7,000円と定めるものでございます。 11ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものは、2款1項繰越金8億8,712万2,000円でございます。 歳出は、1款1項土地区画整理費8億9,351万7,000円で、物件移転補償費などが主なものでございます。 12ページをお願いいたします。 議案第25号令和3年度刈谷市
刈谷野田北部土地区画整理事業特別会計予算について御説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億4,203万2,000円と定めるものでございます。 13ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものは、1款1項繰越金1億4,202万2,000円でございます。 歳出は、1款1項土地区画整理費1億4,203万2,000円で、委託料や物件移転補償費などが主なものでございます。 14ページをお願いいたします。 議案第26号令和3年度刈谷市
国民健康保険特別会計予算について御説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ113億3,231万円と定めるものでございます。 第2条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるものでございまして、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。 15ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものといたしまして、1款1項国民健康保険税は25億7,800万円、4款県支出金は76億4,861万円、6款繰入金は8億4,554万4,000円でございます。 17ページをお願いいたします。 歳出でございます。主なものといたしまして、2款保険給付費は75億7,732万6,000円で、このうち1項療養諸費は66億4,300万円で、療養給付費、療養費などの費用でございます。 3款国民健康保険事業費納付金は34億6,302万8,000円で、県内市町村が所得水準や医療費水準に応じて県へ納付するものでございます。 19ページをお願いいたします。 議案第27号令和3年度刈谷市
後期高齢者医療特別会計予算について御説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億8,126万4,000円と定めるものでございます。 20ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものとして、1款1項後期高齢者医療保険料は18億6,541万6,000円、2款1項一般会計繰入金は2億1,368万7,000円でございます。 歳出の主なものとして、2款1項後期高齢者医療広域連合納付金20億7,325万7,000円で、徴収した後期高齢者医療保険料などを広域連合へ納付するものでございます。 21ページをお願いいたします。 議案第28号令和3年度刈谷市
介護保険特別会計予算について御説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ89億3,948万2,000円と定めるものでございます。 第2条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるものでございまして、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。 22ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算の歳入の主なものといたしまして、1款1項介護保険料は21億1,703万7,000円で、これは65歳以上の第1号被保険者の介護保険料でございます。 2款国庫支出金は16億6,694万2,000円、3款1項支払基金交付金は22億6,755万8,000円で、これは、40歳以上、75歳未満の第2号被保険者の介護保険料として、社会保険診療報酬支払基金が負担するものでございます。 4款県支出金は12億5,213万4,000円、6款繰入金は16億2,907万3,000円で、保険給付費等における刈谷市負担分などでございます。 24ページをお願いいたします。 歳出の主なものといたしまして、2款保険給付費は81億1,195万7,000円で、このうち1項介護サービス等諸費は74億1,136万6,000円で、要介護認定者に介護保険で給付する居宅介護サービス及び施設介護サービス等の給付費でございます。 3款地域支援事業費は5億7,490万6,000円で、介護予防事業費、地域包括支援センターの運営費などが主なものでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 水資源部長・・・
◎水資源部長(水野秀彦) 予算書の26ページをお願いいたします。 議案第29号令和3年度刈谷市水道事業会計予算について御説明いたします。 第1条は、総則でございます。 第2条は、業務の予定量を記載のとおりとするものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を、収入は1款水道事業収益28億9,392万3,000円、支出は1款水道事業費用29億5,909万1,000円と定めるものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を、収入は1款資本的収入6億5,066万円、27ページをお願いいたします、支出は1款資本的支出21億4,008万6,000円と定めるものでございます。 第5条は、企業債についてその目的、限度額等を記載のとおり定めるものでございます。 第6条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるもの、第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、営業費用と営業外費用との間で流用ができることを定めるもの、第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費について、28ページをお願いいたします、職員給与費とするものでございます。 第9条は、たな卸資産の購入限度額を2,990万6,000円と定めるものでございます。 続きまして、29ページをお願いいたします。 議案第30号令和3年度刈谷市下水道事業会計予算について御説明いたします。 第1条は、総則でございます。 第2条は、業務の予定量を記載のとおりとするものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を、収入は1款下水道事業収益35億2,050万3,000円、支出は1款下水道事業費用35億2,045万2,000円と定めるものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を、30ページをお願いいたします、収入は1款資本的収入14億1,608万7,000円、支出は1款資本的支出21億8,202万2,000円と定めるものでございます。 第5条は、企業債についてその目的、限度額等を記載のとおり定めるものでございます。 第6条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるもの、第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、営業費用と営業外費用との間で流用ができることを定めるもの、第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費について、31ページをお願いいたします、職員給与費とするものでございます。 第9条は、他会計からの補助金を2億4,760万4,000円とするものでございます。 以上でございます。
○議長(外山鉱一) 以上で、8議案の説明は終わりました。 質疑は次の会議でお願いします。
--------------------------------------- 次の会議は3月4日午前10時より再開します。 本日はこれで延会します。 午後3時22分 延会...