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  1. 碧南市議会 2022-12-08
    2022-12-08 令和4年第8回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2022-12-08 : 令和4年第8回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(祢宜田拓治) ただいまの出席議員は21名であります。  よって、令和4年第8回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(祢宜田拓治) これより市長の招集挨拶を行います。 3 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 4 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 5 ◆市長(禰宜田政信) 皆さん、おはようございます。  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日ここに、令和4年第8回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、諸般御多用の中御参会いただき、ただいま議長宣言のとおり、ここに本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼を申し上げます。  さて、一昨日でありますが、現在カタールで開催されておりますサッカーワールドカップ決勝トーナメントにおいて、日本対クロアチアの1戦が行われました。クロアチアのプーラ市と姉妹都市提携を結んでいる御縁から、当日は碧南市友好親善協会の主催による観戦会が行われ、友好親善協会及び市サッカー協会の皆様と共に試合を観戦させていただきました。惜しくも日本は敗れてしまいましたが、最後まで白熱した試合展開でありました。急な開催、また、深夜の開催にもかかわらず最後まで御観戦、応援をしていただきました皆様には心から感謝を申し上げます。  今年はプーラ市との姉妹都市提携15周年に当たる節目の年であり、12月3日土曜日には、プーラ市の大学で日本語を学ぶ学生とのオンラインによる交流も行われました。その際もワールドカップの話題で盛り上がったということで、コロナ禍で直接行き来をすることが難しい中、ワールドカップという共通の話題で盛り上がれたことは相互理解を深める上で大変有意義なものであったと思います。  プーラ市とは今後も様々な機会を通じて交流を続けてまいりたいと思いますので、引き続き皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。  続きまして、市の行事等について紹介をさせていただきます。  去る11月13日日曜日に3年ぶりとなる消防団消防操法大会が開催され、各分団の皆様が日頃の訓練の成果を競い合いました。秋の全国火災予防運動の実施期間中での開催ということもあり、市民の防火意識の一層の啓発にもつながるものであったと思います。空気が乾燥し、火災が発生しやすい季節を迎える中で、消防団の存在は大変心強いものでございます。皆様におかれましては、引き続き、消防団活動に御理解、御支援を賜りますようにお願いをいたします。  その翌週の11月20日日曜日には、こちらも3年ぶりに秋のクリンピーときれいなまちづくりが行われました。当日は市内の45の団体、事業所の皆様、各地区の皆様等、3,000人を超える方に清掃に御協力をいただき、市内全域で可燃ごみ1.84トン、不燃ごみ0.4トン、計2.24トンのごみを集めることができました。クリンピーに御参加、御協力をいただきました皆様に、この場をお借りいたしまして改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。  また、先日11月29日火曜日には、芸術文化ホール前のケヤキ並木を中心に、久沓公園から水門橋までの約1.7キロメートルの間の樹木等にイルミネーションが点灯されました。  12月17日土曜日には、実行委員会の皆様により、こちらも3年ぶりとなるきらきらウォークの開催が予定をされていますので、皆様、ぜひ会場へお出かけいただきますようお願いを申し上げます。
     さて、本定例会で御審議いただきます案件は、諮問議案1件、条例議案10件、補正予算議案6件、その他議案2件の計19案件でございます。  諮問議案は、人権擁護委員候補者の推薦についてでございます。  条例議案は、碧南市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例をはじめ10件の審議をお願いいたします。  補正予算では、一般会計において、愛知県の子育て世帯臨時特別給付金支給事業に係る補正予算及び福祉、環境施策、公共施設整備、新型コロナウイルス関連物価高騰等緊急措置を要する事業に係る補正予算を上程しているほか、国民健康保険特別会計介護保険特別会計下水道事業会計及び病院事業会計に関する補正予算を上程しております。  その他の議案を含めまして、全ての議案につきまして慎重に御審議を賜り、速やかに御議決賜りますようお願いを申し上げまして招集の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 6 ◆議長(祢宜田拓治) ただいま招集挨拶が終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 7 ◆議長(祢宜田拓治) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において5番小林晃三議員及び14番山中謙治議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 8 ◆議長(祢宜田拓治) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期については、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 9 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 10 ◆議長(祢宜田拓治) 議会運営委員会副委員長。 11 ◆議会運営委員会副委員長(小池友妃子) 今期定例会の会期につきましては、去る11月29日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日から12月23日までの16日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等については、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 12 ◆議長(祢宜田拓治) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会副委員長の報告どおり、本日から12月23日までの16日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 13 ◆議長(祢宜田拓治) 御異議なしと認めます。  よって、会期は16日間と決定いたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 14 ◆議長(祢宜田拓治) この際、諸般の報告をいたします。  本日までに請願が5件提出され、これを受理しましたので、請願文書表をお手元に配付いたしました。  この請願については、会議規則第132条第1項の規定により、議長において、請願文書表記載のとおり、所管の福祉健康委員会に付託いたしました。付託を受けた委員会は速やかに審査をし、その結果の報告を議長までお願いいたします。  次に、会計事務について御報告いたします。  令和4年度財政援助団体監査報告書1件、令和4年度定期監査報告書1件並びに令和4年度8月分、9月分及び10月分の一般会計、特別会計及び公営企業会計の例月出納検査報告書3件が監査委員から議長宛てに提出され、議会図書室にて保管しておりますので、随時御覧願います。  報告事項は以上であります。 ───────────────────・・─────────────────── 15 ◆議長(祢宜田拓治) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、大竹敦子議員の一般質問を許します。 16 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 17 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 18 ◆3番(大竹敦子) おはようございます。公明党の大竹敦子でございます。  議長より質問の許可をいただきましたので、今議会としてはトップバッターで始めさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。  件名1、高齢者へのデジタル対応の推進についてお尋ねいたします。  (1)高齢者へのデジタル化の取組についてお聞きいたします。  日本の総人口が減少する中、少子高齢化が急速に進み、65歳以上の高齢化率は29.1%と過去最高となり、4人に1人が高齢者という時代に入りました。そして、75歳以上の高齢者の方も初めて15%を超える状態となっております。碧南市においても、総人口7万2,736人に対して、65歳以上は1万7,405人で、高齢化率は23.9%であり、平成29年の23.1%から0.8%増加をしている状況でございます。  このように急速に高齢化が進む中、社会におきましては、SNS、インターネット、様々なカードをはじめ、スマートフォンを利用したキャッシュレス化が進められるなど、デジタル化が進んでおります。内閣府は、2020年に実施したスマートフォンタブレット利用状況調査によりますと、30代では約97%、40代までの方には約90%、そして50代では約84%の方がスマートフォンを利用しておりますが、それに対しまして、60代では25.7%、70歳以上では57.8%と半分以上の方がスマートフォンを利用していないと回答しております。  高齢者の方が利用していないと言われる理由には、その必要性を感じていない、また、使い方が分からないなどということが主な理由になっております。このことから、日頃スマートフォンを使っていない高齢者の方が多いということが分かり、デジタル化への恩恵を受けられる層と受けられない層との情報格差は大きな社会問題になりつつあります。誰一人取り残さないという観点からも、高齢者へのデジタル化への取組は必須でございます。  国は、そこで、高齢者のデジタルディバイド問題を解決するため、高齢者向けのスマホ教室等の開催を打ち出しております。  アとしまして、まず、碧南市での高齢者向けスマホ教室の実施状況についてお聞かせください。 19 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 20 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 21 ◆教育部長(岡崎康浩) スマホ教室の実施状況でございますが、今年度、スマートフォンの操作方法を学ぶことを目的としたお助けスマホ教室を高齢者も含めた全市民を対象として開催をいたしました。  教室は、8月と9月の2ヵ月間、計14講座を文化会館や公民館にて実施をしてまいりました。内容といたしましては、1日2講座とし、電源の入れ方、ボタンの操作方法、電話のかけ方やカメラの使い方など基本的な使用方法から、アプリのインストール方法、マイナポータルやSNSの活用方法まで幅広い内容で実施をし、延べ80名の方が受講をされました。受講者の年齢までは把握をしておりませんが、多くは高齢者であったというふうに聞いております。  以上です。 22 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 23 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 24 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  スマホ教室を開催していただいていることに感謝いたします。また、11月には高齢介護課のほうのスマホ教室も開催させていただいていると伺っております。御興味をお持ちの方については積極的に参加していただくことができたのかと思います。  ただし、参加状況といたしましては、今回の8月、9月の14講座では、定員は168名のところを80名の参加ということで、少し数的には残念な思いはいたしますけれども、その中でも高齢者の方が多く参加をされたということで、大変、それはよかったなというふうに感じております。  ICTがますます進歩をし、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの利用が必須になってきております。使い方が分からないからといって使わないでは済まされない時代がすぐそこまで来ております。使い方が分からず取り残されていく高齢者に対して、興味のあるなしにかかわらず、いかに多くの高齢者を巻き込んでいくかがこれから大切になってくると考えます。  そこで、まず、興味がなくてスマホ教室には参加をされませんが、外出ができるお元気な高齢者の集まる老人会や憩いの家などにこちらから出向いていって、そこに集まってみえる高齢者の方にスマートフォンの利便性や使い方について分かりやすく説明していただくようなスマホ教室をアウトリーチという形で進める方法、必要があるのではないでしょうか。私には無理と思っていらっしゃる高齢者の方が多いと思いますが、実際やってみると割と簡単と思ってもらえるような機会をぜひつくっていただきたいと思います。また、いつでも気軽に聞けるような相談窓口を設置していただきたいとも思います。  そこでお聞きいたします。  イといたしまして、スマホ教室のアウトリーチ、相談窓口の設置についてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 25 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 26 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 27 ◆教育部長(岡崎康浩) スマホ教室のアウトリーチ、あるいは相談窓口の設置はという御質問でございますが、今年度初めて教室を実施させていただいたところですし、実際受講された方からはそのような要望をいただいていないという状況でございます。  今年度は、新川公民館、中部公民館、大浜公民館でも開催をしてまいりました。全市民を対象としていることから、質問者がおっしゃった老人会や憩いの家といったところへのアウトリーチ型の教室、あるいは常時御相談を受けることができるような相談窓口の設置までは現時点では考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 28 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 29 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 30 ◆3番(大竹敦子) 希望される方についてはスマホ教室のほうに参加をされると思いますが、そうでない方へのアプローチが今後必要になってくると強く思います。  相談窓口の設置については、デジタル社会が進んでくる今からの時代は教室というような場所だけではなく、いつでもちょっとした疑問を気軽に聞くということができるような相談窓口が随時開いているようなところが必要ではないかというふうに思いますので、ウとしまして、今後の展望について再度お聞きいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 31 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 32 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 33 ◆教育部長(岡崎康浩) 今後の展望につきましては、来年度以降につきましては講座回数を増やし、また、市内の各公民館でも開催することで、より多くの方が受講できるよう、体制を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 34 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 35 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 36 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  身近な公民館等で複数回、身近に開いていただくということでございますので、できれば広報でしっかり高齢者の方にもお知らせをしていただいて、多くの方がまずは見てみようかな、触ってみようかなと思える機会をこれからもどんどんつくっていただきたいと思います。それから、携帯電話会社などの企業にもアウトリーチ的なメニューがあるというふうに聞いておりますので、そちらにも積極的に働きかけていただいて、進めていただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、(2)に移ってまいります。  (2)マイナンバーカードの取得についてお聞きいたします。  国は、マイナンバーカードの普及とマイナンバーの利活用の促進に関する方針で、マイナンバー制度のメリットをより実感していただけるデジタル社会を早期に実現をするため、安全・安心、利便性の高いデジタル社会の基盤であるマイナンバーカードの普及とその利便性の向上を図るということで、マイナンバーカードを推進してまいりました。  しかしながら、なかなかその普及が進まず、2020年からはマイナンバーカードの普及に向けた取組といたしまして、マイナポイント2万ポイントの付与という特典が始まりました。電子マネー2万円分という少なくない金額が付与され、その効果が期待されるところでございます。  その特典であります2万円のポイントをもらうためには、まず、マイナンバーカードを取得しなければなりません。碧南市では、市民の方が取得しやすいように1階のロビーに写真撮影ブースも設置をしていただき、体1つで取得の手続ができるようにしていただきました。撮影ブースを設置したことによりさらに手続がしやすくなったと思います。  そこでお聞きいたします。  ア、現在のマイナンバーカードの取得率、交付率を教えてください。また、65歳以上の取得率も教えていただければありがたいです。お願いいたします。 37 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 38 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 39 ◆市民協働部長(山本政裕) 国から公表されておりますデータとして、マイナンバーカードの交付率がございます。  碧南市全体の交付率は、令和4年11月30日現在49.9%で、全国の交付率53.9%よりも下回っておりますが、近隣市では西尾市を除いて50%前半の交付率となっており、大きな差がないところまできております。  このデータは市町村ごとの年齢別集計はされておりませんので、65歳以上の交付率は算出できません。  この交付率は、これまでに碧南市で交付した総枚数の数値であり、碧南市から転出された方や死亡された方の数値も含まれております。  そこで、碧南市の住民記録システムから碧南市在住の方を独自に推計すると、11月末日現在、碧南市でマイナンバーカードをお持ちの65歳以上の方は8,042人、率として44.2%となっております。 40 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 41 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 42 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  碧南市の交付率は全国の交付率よりやや低めであるという状況であることが分かりました。そして、65歳以上の方の取得率についても詳しく調べていただきありがとうございました。  今後、2万円分のポイントの付与は12月中にマイナンバーカードを申請された方にということでありますので、この一月の間、駆け込み需要があるかもしれません。それへの対応も考えなければなりませんけれども、さらに取得率を上げるための工夫が必要でございます。  イとして、マイナンバーカード取得率向上のための取組を教えてください。 43 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 44 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 45 ◆市民協働部長(山本政裕) 質問者が言われますように、交付率向上のためにマイナンバーカードを申請時に必要な写真を無料で撮影し、申請をサポートするコーナーを市役所内に常設しております。  また、今年度は9月までに週末に申請できる出張申請サポートを市内のスーパーや公共施設などの集客施設で33日間実施し、1,436名の方に申請をしていただいております。  さらに、今月は18日までの土曜日と日曜日に明石公園で、木曜日と金曜日の夕方に碧南駅待合所で出張申請サポートを実施し、平日の日中に市役所にお越しになられない方を対象としたサポートを実施しているところであります。  なお、この申請サポートサービスの開催日程などについては、広報やホームページの掲載、地元新聞へチラシを折り込みするなど、市民の皆様に幅広く申請していただけるようPRに努めているところであります。
     また、市ではなく国の事業ですが、携帯ショップでも無料で写真撮影などの申請サポート業務を行っており、休日においてもマイナンバーカードの申請が可能となっております。 46 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 47 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 48 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  12月からは土日、また、平日の夕方から夜の8時まで出張して申請のサポートを行っていただいているということで、市民の利便性を図っていただき、大変感謝いたします。  今後、デジタル社会が進むかどうかの鍵というのは高齢者が握っているというふうに言われております。マイナンバーカード取得とともに付与されるマイナポイントの利用は、ICTに縁のなかった方々、特に高齢者にとってデジタル社会への入り口になることは確かでございます。マイナンバーカード取得後、携帯の操作が苦手な方が保険証や銀行口座とのひもづけをしてポイントも受け取れるようにということで、1階エスカレーター下に3ヵ所のブースも設置していただきました。日々多くの方が利用されているようで、大変感謝しておるところでございます。  また、苦手な方々が今回のマイナポイントの利用を機にスマートフォンの利用を知り、利便性を知り、利用できるようになることは大きな前進になると思います。マイナンバーカードの受け取りの際、マイナポイントの手続ができるのは大変便利で有効なサービスと考えます。今、平日中に御来庁できない方のためには夜間や日曜に臨時の交付の手続がされております。そこでも市役所と同じようなマイナポイントの手続が同時にできるような、こうしたサービスが望まれるのではないでしょうか。  そこでお尋ねいたします。  ウといたしまして、マイナンバーカードを臨時交付とともにマイナポイント手続のサービスもしてはどうでしょうか、お聞かせください。 49 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 50 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 51 ◆総務部長(遠山隆夫) マイナポイントの御質問ですので、私のほうからお答えさせていただきます。  マイナポイントの申請支援の考え方といたしまして、御自身のスマートフォンで手続ができない方ややり方が分からない方、スマートフォンを持っていない方などに対して申請支援を行っているところであります。実際には多くの高齢者の方がマイナポイント手続の申請支援を受けに来ていただいている状況となっております。  一方、マイナンバーカードの臨時交付時として指定された日の日曜市役所や平日夜間の窓口に来庁される方でありますが、大半が65歳未満であるため、仕事等が理由で平日にマイナンバーカードを受けに来ることが難しいものと推測されます。  マイナポイントの手続の申請自体はそれほど難しいものではなく、ふだんからスマートフォンを利用している方であれば十分御自身で手続ができるものと考えており、この状況を踏まえ、現時点において、臨時交付時の申請支援の拡充は考えておりませんので、どうぞよろしくお願いいたします。  なお、現在の市役所の1階の専用窓口は来年2月末まで行う予定ですが、11月より新川公民館、大浜公民館において、祝日を除き、火曜から金曜日の午前9時から午後4時までマイナポイントの手続ができるよう受付窓口の拡充を行っておりますので、そちらも御活用いただければと思います。よろしくお願いいたします。 52 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 53 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 54 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  よく分かりました。質問の件は了解といたします。  また、11月より新川、大浜の2ヵ所の公民館でもマイナポイントの手続のサポートをしていただいているということで、感謝いたしたいと思います。  市役所1階のマイナポイント取得の専用窓口も来年の2月末まで実施していただけると聞いております。2ヵ所の公民館にも同様に実施をしていただき、より多くの方に、高齢者の方に御利用いただければというふうに思っております。  こうしたこのような職員の皆様の御尽力が実を結んで、より多くの方にマイナンバーカードを取得していただき、マイナポイントも御利用いただくことを期待しております。特に高齢者の皆様には、このマイナンバーカードの取得を機にデジタル社会への入り口としてお考えをいただき、情報格差の壁を乗り越えてICTを活用して、より安心で便利な暮らしを感じていただければというふうに思います。ぜひ、そのためのお手伝いとして、職員の皆様のサポート、今後ともよろしくお願いを申し上げます。  では、件名1を終了いたします。  次に、件名2に移ります。  子育てしやすい碧南市を目指してということでお尋ねいたします。  今や時代は人生100年と言われ、高齢者から若者まで全ての人に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要でございます。そのためにも、高齢者の方が時代に取り残されることなく、お元気に生き生きと暮らしていただけるよう、先ほどのような支援に力を入れていただくことが重要であると考えますとともに、重要なのが少子化に歯止めをかけていくことです。そのために、子育てをする若い世代の方々に対する様々なニーズに合わせたきめ細かな支援が必要であると考えます。  件名2では子育てしやすい碧南市を目指してということで、子育て支援についてお聞きしてまいります。  まず初めに、(1)不妊治療助成事業についてお聞きいたします。  新しい家族の誕生を望む御夫婦にとって、妊娠ができるかどうかは切実な問題だと思います。現在、体外受精など高度な不妊治療により生まれた赤ちゃんは少なくなく、16人に1人というふうに言われています。不妊症との診断を受けて、不妊治療を受けられて出産を迎えられる御夫婦が増えている状況でございます。  不妊治療はこれまで保険が利かず、高額な費用のかかる治療でございましたが、この4月より保険適用となり、不妊治療を希望される夫婦にとって経済的負担の軽減が図られることとなり、大変喜ばれているところだと感じております。  そこで、今までも手厚いサービスが実施されておりました本市碧南市におきまして、不妊治療の保険適用後、どのように変わっているんでしょうか。  アといたしまして、不妊治療の保険適用後の助成制度についてお聞かせください。 55 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 56 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 57 ◆市長(禰宜田政信) 不妊治療に関しましては、議員おっしゃられるとおり、令和4年4月よりタイミング法、人工授精などの一般不妊治療と、体外受精、顕微授精、男性不妊の手術などの生殖補助医療が健康保険の適用となりました。  本市の一般不妊治療に係る費用助成は、保険適用後も保険診療で支払った本人負担額の全額を助成しており、令和3年度と費用助成の考え方に変更はございません。  また、生殖補助医療に係る費用助成は、体外受精などのより高度な不妊治療と、これと併せて行われる厚生労働省により先進医療として認められた医療で、支払った保険診療の本人負担額について、1回の治療につき10万円を上限として補助しております。なお、この生殖補助医療に係る保険適用につきましては、治療開始時点で妻の年齢が43歳未満である必要がございますが、本市につきましては、43歳以上の方の治療に要した費用についても助成対象としており、その内容も含めまして、令和3年度と費用助成の考え方に一切変更はございません。  こうした費用助成を行うことで、本市は妊娠を希望される方を手厚く支援をしているところであります。 58 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 59 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 60 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  一般不妊治療について、保険適用後も自己負担分を全額補助、生殖補助医療につきましては保険診療の本人負担分を1回につき10万円助成し、妻の年齢制限もなしということで、保険適用前と変わらぬ手厚い費用助成をしていただいているということで、保険適用の上の助成を実施していただくことを決断していただきましたことに大変感謝いたします。特に生殖補助医療を受けられる方にとっては、保険適用前、県、市の助成額を合わせた額とほぼ変わらない助成となるかと思いますので、とても安心をしております。  そこで、気になりますのは他市の動向でございます。  そこで、イとしまして、他市の動向についてもお聞かせください。 61 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 62 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 63 ◆市長(禰宜田政信) 一般不妊治療費に係る費用助成、碧海6市といいますか、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、高浜市ともに人工授精などの一般不妊治療で支払った額に対して、本人負担額の2分の1、上限を5万円または10万円ということで助成をされております。  また、生殖補助医療費に係る費用助成は、近隣では西尾市のみが行っておるということで、その内容といたしましては、生殖補助医療及び生殖補助医療と併せて行われる先進医療で支払った額に対して、1年間で本人負担額の2分の1、上限20万円として助成をされております。  アの質問でお答えしましたように、一般不妊治療につきましては、他市では助成額に限度額を設けておりますけれども、本市では本人負担の全額を助成しております。  また、生殖補助医療につきましては、近隣市では西尾市のみが実施しているわけですが、本市では1回の治療ごとに10万円を上限として助成をするということで、年間の上限額等は設けておりません。経済的負担の軽減や、また、先ほども申し上げたとおり43歳以上の方の治療に要した費用についても助成対象としていることなど、治療を頑張っている方々に手厚く支援をしているところでございます。 64 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 65 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 66 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  実際に今お聞きいたしまして、他市と比較しても手厚いサービスとなっていることが分かりました。本当にありがとうございます。その効果がぜひ現れるよう期待をしたいと思います。ありがとうございます。  それでは、(2)出産・子育て応援交付金事業についてお聞きをしてまいります。  碧南市におきまして、人口の増減に比べて世帯数の増加傾向にあるなど、家族形態の核家族化が進んでいるところでございます。それに伴い、地域のつながりが希薄となり、孤立感も高まっております。  出産はこれまでの生活を大きく変え、かつ、出産直後は子育てのスタートラインとして重要な時期になります。であるにもかかわらず、妊娠、出産から子供が3歳を迎えるまでの時期に必要な支援が薄くなっているというふうにも言われております。  国では、この現状を踏まえまして、自治体の創意工夫により、妊娠届出時より、妊婦や、また、特にゼロ歳から2歳の低年齢期の子育て家庭に寄り添い、出産、育児等の見通しを立てるための面談や継続的な情報発信等を行うことを通じて、必要な支援につなぐ伴走型支援の充実を図るとともに、併せて妊娠届出や出産届出を行った妊婦等に対して出産、育児関連用品の購入費助成や子育て支援サービスの利用負担軽減を図る約10万円程度の経済的支援を一体化して実施する事業について支援をする出産・子育て応援交付金を令和4年度第2次補正予算で創設していく考えであります。  そこでお聞きいたします。  アとしまして、現在、碧南市で実施されている妊娠から出産、ゼロ歳から2歳までの子育ての家庭に対する伴走型支援がありましたら教えていただきたいと思います。 67 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 68 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 69 ◆健康推進部長(山田昌宏) 保健センターと母子との関わりにつきましては、母子健康手帳の交付から始まっていくことになります。  母子健康手帳の交付時には、妊婦の方の体調、現在不安なことや困っていること、出産後の心配なことなどの聞き取りを行う中で相談支援を行っているというところでございますけれども、さらに関わり合いが必要な方につきましては、ここから保健師が継続的に支援をさせていただくということになります。  妊婦相談やパパママ教室、出産後の新生児訪問や赤ちゃんお誕生おめでとう訪問、産後ケア事業などの御利用いただける事業の紹介をさせていただいているところでございます。  また、医療機関におきまして、母子との関わりの中で支援が必要ではないかというふうに思われる方については、情報提供を受けることによりまして、妊娠期から産後についても支援をさせていただいているところでございます。  出産後は、生後2ヵ月に当たる月に赤ちゃんお誕生おめでとう訪問事業におきまして、全ての御家庭の様子を御確認させていただきまして、状況に応じてその後も支援を継続させていただいております。その際には、市内の育児相談が利用できる場所ですとか、プチ保育事業、ファミリーサポートセンター、赤ちゃんサロンなども紹介をしております。  また、乳幼児健康診査として、3ヵ月児健康診査、1歳6ヵ月児健康診査、3歳児健康診査にて全ての子供の方の成長発達の状態を確認するとともに、必要な支援もさせていただいているところでございます。 70 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 71 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 72 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  碧南市の子育て世代包括支援センターを保健センター内に置いていただき、産後ケアなど様々な子育てサービスがほぼ全て網羅され、実施をされていることを確認させていただきました。大変感謝いたすところでございます。  今回、国により示されました新たな子育て支援施策が、「出産・子育て応援交付金」の事業なんですけれども、この予算の成立はこの12月中の臨時国会で成立をされる予定になっております状況でございますが、実施主体が各市町村になりますので、予算成立後、早めにこの計画に沿って進めていただきたいという観点から、オンライン会議にはなっていると思いますが、国からの説明会があったというふうに聞いております。出産・子育て応援交付金事業について、既に説明は市として受けられているというふうに思っております。  碧南市も年々新生児の出生数は減少しています。子供を持ちたいと思われるかどうかはその御夫婦のお考えによるものですけれども、様々な社会情勢から、子育てのしやすい社会であると感じるか、また、子育てをすることがより家族の幸福感につながるようなイメージを持つことができるか、また、安心して子育てができる環境が整っているということを感じられるかが出生数には大きな影響を与えることは間違いないと思っております。  このような子育て環境の整備は必須であると思います。先ほどお聞きいたしましたが、碧南市においてもきめ細かい子育てサービスが行われていると認識はさせていただきますが、やはり出生数が減少しているという現状に甘んじるわけにはいきません。できることは全てテーブルの上に乗せて検討していくべきと考えます。  そこでお尋ねいたします。  イとしまして、さらに充実した子育てサービスについての考えをお聞かせください。 73 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 74 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 75 ◆健康推進部長(山田昌宏) 今回、国が示しました出産・子育て応援交付金事業につきましては、出産を間近に控え、出産準備や産後のことをより具体的に考え始める時期であるということと、産前休暇の取得をし始めるタイミングということで、妊婦の方が比較的時間を取りやすい時期でもあるということから、妊娠7ヵ月頃に妊娠8ヵ月面談の案内とアンケートを送付するということとなっておりまして、面談を希望される方には対面による面談を行い、答えていただいたアンケートと子育てガイドを活用いたしまして、産後の見通しを立てるということとされているというところでございます。  今後、12月中旬に2回目の自治体向けの説明会が予定されておりますので、そこでさらに詳しい説明があるのではないかというふうに思っているところでございます。  12月の説明会を受けてから事業の実施に向けてさらに検討を行ってまいりまして、妊娠期から出産、子育てまで一貫して身近で相談に応じて、ニーズに即した必要な支援につなぐ伴走型の相談支援が充実できるように検討してまいりたいというふうに思っております。 76 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 77 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 78 ◆3番(大竹敦子) 大変よく分かりました。  ぜひとも、今までにない、よりきめ細かな伴走型の支援が碧南市の妊婦さん向けに実施できるように、よろしく御検討をお願いしたいと思います。  出産・子育て応援交付金事業について、もう一つの支援策として、伴走型の支援とともに、継続的に行う経済的な支援がございます。先行する自治体の例としましては、子育て応援ギフト券、通院のためのタクシー券や家事代行サービスのためのクーポン券など様々な手法で、妊娠8ヵ月面談のときや、出生時などのタイミングで支給をしているというふうな例もお聞きをしております。支給対象は令和4年4月以降の出産の子供さんに対しての支援になってまいりますが、補正予算が通り次第、速やかに実施に移していただきたいということですので、詳しいことはこれからだと思いますが、方向性などをお聞きしたいと思います。  ウとして、出産・子育て応援交付金事業の経済的支援の方向性についてお聞かせください。 79 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 80 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 81 ◆健康推進部長(山田昌宏) 12月中旬にさらに自治体向けの2回目の説明会があるということですので、今後、詳細な説明があるというふうに思っておりますので、それを受けて検討していくということになろうかというふうに思いますけれども、経済的支援ということで、出産・子育て応援ギフトということにつきましては、出産、育児関連商品の商品券、妊婦健診交通費やベビー用品の費用助成、産後ケア、一時預かり、家事支援サービスなどの利用助成、利用料の免除などが例示をされておりますが、現金での給付も選択肢とされておりますので、妊産婦の御家庭で利用しやすい支援方法を検討してまいりたいというふうに思っております。 82 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 83 ◆議長(祢宜田拓治) 3番。 84 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  全てはこれからだというふうに私も思っておりますけれども、この出産・子育て応援交付金事業が施行されることによって、さらに碧南市での子育てがしやすくなるよう、事業の効果が発揮されますように期待をしております。  特に、一時的な経済的支援ではなく、今回のこの出産・子育て応援交付金というのは継続的に今後もずっと続けられる事業になっておりますので、その点、これからの未来の子供たちを育てていくために本当に有効な方法を検討していただいて進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、私の御質問を終わります。ありがとうございました。 85 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、大竹敦子議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。
                               (午前 10時 48分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 55分 再開) 86 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岩月ひろし議員の一般質問を許します。 87 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 88 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 89 ◆7番(岩月ひろし) 皆さん、こんにちは。志政会の岩月ひろしでございます。  議長より発言の許可を得ましたので、通告書に従って、一問一答方式にて一般質問をしたいと思います。よろしくお願いします。  件名1、学校教育と社会とのつながりについて。  今日、コロナ禍におけるライフスタイルの変化もあり、核家族や独り親家庭、共働き世帯の増加などにより、家族形態の変容や町内会や子ども会の加入率の減少傾向など、つながりの希薄化が心配されます。教育は言うまでもなく、単に学校だけで行われるものではありません。家庭や地域社会が教育の場として十分な機能を果たさなければ、子供の健全な成長が難しくなると考えられます。  家族形態の変容や父母の働く時間帯の多様化などにより、家庭教育が困難なケースの増加や、これまで活躍してきた社会教育団体も活動への参加者が十分集まらないなど、地域社会の教育力の低下も心配され、子供の教育に関する当事者意識が低下していくことにより、学校だけに様々な課題や責任を負わされている事態になっていないだろうかと心配をしています。  また、社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じて、よりよい社会をつくるという目標を持ち、大学の教職課程を履修し、教員となった先生たちは社会の変化に対応し切れているのかという心配もあるわけです。  そこで、何点かお尋ねしていきますので、できれば具体例を挙げながら答弁をいただけたらと思います。  (1)社会の変化と学校教育の課題について。  ア、学校での学びと社会生活について。  子供たちは未来を担っていく主役として大きな可能性に満ちており、学校は子供たちの可能性を引き出せるように取り組まれていると思います。  そこで、(ア)学校生活で学んだことを生かして社会で行動できる教育について、どのように取り組んでいるのでしょうか、お答えください。 90 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 91 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 92 ◆教育長(生田弘幸) 学習指導要領では、社会に出てからも学校で学んだことを生かせるよう、3つの力をバランスよく育むことを目指しています。  1つ目は、実際の社会や生活で生きて働く知識、技能です。2つ目は、未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力です。3つ目は、学んだことを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力、人間性です。そのために、一つ一つの知識がつながり、分かった、面白いと思える授業、見通しを持って粘り強く取り組む力が身につく授業、周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業、自分の学びを振り返り、次の学びや生活に生かす力を育む授業になるよう、授業改善を進めております。  例えば、小学校6年生、国語科、「町の幸福論」の授業では、まちの現在と未来についてグループで話し合い、提案を考える学習をしています。自分たちのまちにはどんなよいところがあり、どんな課題があるのか、自分たちの住むまちをどのようなまちにしていきたいのかを自分たちが集めてきた情報を基にタブレット等を使ってプレゼンテーションを行うことで、自分たちの考えを広げ、深められるよう取り組んでいます。  これらは国語科の授業例を紹介しましたが、算数科で学んだ折れ線グラフや棒グラフを用いて効果的に表すことや、概算で予算を見積もる力、社会科で学んだ地域の特色を生かす視点、総合的な学習で学んだ事例やデータを収集する方法など、複数の教科で学んだ知識や技能をつなぎ合わせ、周りの人と協働して課題を解決したり、納得する解答を探ったりしています。このような学習を積み重ねていくことで社会に生かせる力を育んでおります。  以上です。 93 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 94 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 95 ◆7番(岩月ひろし) 様々な取組をされていることが分かりました。  それでは、次に、(イ)学校外の自然や社会の中で何かを発見したり、気づいたりすることができる教育についてどのように取り組んでいるのでしょうか、お答えください。 96 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 97 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 98 ◆教育長(生田弘幸) 校外での学習の機会としては、みどりの学校や水族館学習、田植や稲刈り体験、学区の探検等があります。これらは単発的に行われる行事ではなく、様々な教科とのつながりの下で行われています。  例えば、水族館学習では、理科の生物分野の学習だけではなく、イソギンチャクの生態を扱った国語科の説明文や海の命をテーマとした物語文の解釈に生かされています。また、農業体験等で、体験学習で今まで学んだことを実感したり、新たな疑問が生じたことを仲間と協力して解決したりすることを大切にするため、子供自身が行う目当ての設定や活動の振り返りを丁寧に指導しております。 99 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 100 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 101 ◆7番(岩月ひろし) ありがとうございます。  様々な取組をされていることが分かりました。  田植や稲刈り体験には、私が議員にならせていただく前に、西端環境保全会という団体があるのですが、2年間一緒に泥だらけになりながら田植をしたり、鎌で稲刈りをしたりとか、楽しい記憶が残っています。  それでは、次に、(ウ)地域や家のお手伝いをする教育について。  先月の秋のクリンピーで、学校単位で多くの中学生が参加していただき、また、小学生や就学前の児童、親子での参加もいただき、地域の団体と一緒に環境美化活動が行われました。  ごみ拾いだけがお手伝いではないでしょうが、学校として、生徒が地域や家のお手伝いをするようにどのように取り組んでいるのでしょうか、お答えください。 102 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 103 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 104 ◆教育長(生田弘幸) 社会貢献、地域社会への参画として地区の公民館行事に参加したり、市などが主催するイベント等へボランティアとして参加したりするなどしています。  例えば、公民館主催のペタボード大会において、審判や運営にも関わらせてもらっています。地域からの依頼を受けた場合には、コロナ感染症に配慮しながら積極的に参加させていただいております。  家庭では、学校で学習したことを実践したり、発表したりすることを勧めています。例えば、家庭科で学習した調理や掃除、買物などを家族の一員として実践することで、道徳科で考えた家族に対する思いを言葉にするなどです。  以上です。 105 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 106 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 107 ◆7番(岩月ひろし) 生徒が自発的にお手伝いに取り組めるようにされていること、そして、家族会議とでもいうのでしょうか、家族の間での会話を増やす取組をされていることが分かりました。  それでは、次に移ります。  文部科学省が定めた学習指導要領に生きる力という言葉があり、定義として、1人の人間としての資質や能力を指す力であり、知、徳、体のバランスの取れた力の総称をいうとされています。  これだけですと何のことか分かりづらいので、もう少し説明しますと、知とは基礎的な学力、学問の基本を身につけ、その知識を活用して自らの課題を見つけ、自ら学び、考える力並びに見つけ出した課題に対して主体的に判断、行動し、よりよく問題解決する資質や能力とされ、徳とは、自らを律しながら他者と協調性を持って行動する力並びに思いやりの心や感動する心などの豊かな人間性とされ、体とは、たくましく生きるために健康で過ごす力や体力とされています。  自分を含めて、大人でもなかなかできていない人が少なくないような気がしますが、要は、子供が変化の激しい社会で自ら問題を見つけ、自分のことだけではなく周りのことにも思いやりながら課題に取り組める人間になってほしいということだと思います。  そこで、先ほど答弁いただいた内容と重なるかもしれませんが、イ、子供たちに「生きる力」を育成する教育についてどのように取り組んでいるのでしょうか、お答えください。 108 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 109 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 110 ◆教育長(生田弘幸) 子供たちが能動的に学習を進める授業への改善を進めることに加え、カリキュラムマネジメントとして、地域と連携し、よりよい学校教育を目指しています。場合に応じて、教育に必要な人材や資源を学校の外部に求めることで教育活動の質を向上させ、学習の効果を引き上げることができます。そこで、地域で活躍する専門性の高い方々に町の先生として子供たちの学びの支援をしていただいています。 111 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 112 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 113 ◆7番(岩月ひろし) 地域と連携しながら、生きる力の育成に取組をされていることが分かりました。  それでは、(2)学校と連携した地域の団体や各分野の町の先生による活動についてお尋ねしていきたいと思います。  団体には、町内会をはじめ、PTA、子ども会、おやじの会、環境保全団体、読み聞かせの会など、子供と関わる団体があり、子供や学校が抱える様々な課題に対して協力をいただいていると思います。  そこで、ア、地域の団体との関わりについて、学校としてどのように取り組んでいるのか。また、もっと関わりを増やしたいとか、減らしたいとか、どのようにお考えでしょうか。教育長のお気持ちをお聞かせください。よろしくお願いします。 114 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 115 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 116 ◆教育長(生田弘幸) いろいろ限りはありますが、町内会や子ども会、おやじの会など多くの地域の団体と関わりを現在持っております。コロナ禍において交流する機会は減ってきましたが、コロナウイルス感染症対策に配慮しながら、地域と共に子供と関わり、健やかな成長を目指していきたいと思っております。  以上です。 117 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 118 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 119 ◆7番(岩月ひろし) 教育長の、コロナ禍で減ってしまった交流の機会を少しでも増やしたいという気持ちは伝わりました。ありがとうございます。  子ども会、おやじの会などの団体から、市の予算が必要な企画も上がってくると思います。縮小の方向ではなく新たに増やしていく、そんな気持ちを持っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次に、いわゆる町の先生について。  子供が社会に出ていくに当たり、現在社会で活躍されている方、また、活躍されて知識や経験をお持ちの方々を講師としてお願いし、子供の将来の職業選択に当たり、視野を広げてもらうとか、来るべき大災害に備えて訓練を含めて勉強をするとか、郷土の歴史を勉強するとか、教員以外の専門性を持たれた方たちの関わりは大切なことだと思います。  そこで、イ、各分野の町の先生の学校との関わりについてどのように取り組み、どのようにお考えでしょうか、お答えください。 120 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 121 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 122 ◆教育長(生田弘幸) 町の先生には、学校教育の様々な場面で子供たちの学びを支えていただいております。  例えば、小学校1年生の生活科、「いろいろあるね 日本のあそび」では、地域にお住まいの方をゲストティーチャーに招き、こまやおはじき、けん玉などの遊び方を実演していただいたり、技のコツを伝授していただいたりしています。  中学校の部活動では、多くの方に外部指導者として登録していただき、その専門性を生かして子供たちに指導をいただいております。例えば、碧南市出身のサックス奏者による楽器塾は大変好評をいただいております。  また、町の先生の仕事に対する思いや活動に対する考え方に直接触れることで、子供たちが自らの生き方について考える機会になっております。防災教育に関しては、防災課の協力の下、地域に即した防災について学習しています。子供たちは学習した内容をまとめ、学習発表会などの機会に地域の方々へ発信しております。  以上です。 123 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 124 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 125 ◆7番(岩月ひろし) ありがとうございます。  各分野の町の先生との関わりを通して、子供が様々なことに興味を持つきっかけとなり、また、経験の継承ということも非常に大切なことですから、引き続き、様々な分野の先生を探して、続けていっていただけたらと思います。  それでは、次に移ります。  (3)教職員の社会的視野を広げる取組について。  子供に直接接し、指導に当たる教職員に優れた人材を確保することは極めて重要であります。今、教職員に生きる力を育む学校教育を展開するための豊かな人間性と専門的な知識、技術や幅広い教養を基にした指導力を持つことが強く要請されています。そのためには、教職員も学校の外に出て、多様な業種の人との交流が必要になってくると思います。  そこで、ア、教育活動の内外を通して、多様な業種の人との交流についてどのように取り組んでいるのでしょうか、お答えください。 126 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 127 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 128 ◆教育長(生田弘幸) 町の先生を依頼するに当たり、農業や漁業に携わる方、商店の経営者や店員など、多様な業種の方と関わる機会をいただいております。  子供たちに育みたい資質や能力、目標を共有するため、打合せを丁寧に行うことを大切にしております。また、保護者の皆様は、様々な業種、社会的な地位や役割を持ってみえる方ですので、懇談や連絡等を行う際には、それぞれの御苦労や御活躍をお聞きする機会となっております。  以上です。 129 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 130 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 131 ◆7番(岩月ひろし) 町の先生を依頼する機会を通じて、丁寧に打合せをして、社会的視野を広げる取組をされていることが分かりました。  それ以外に、教職員が自ら興味を持つ分野の研修を認めたり、研修に係る費用の公費負担枠を広げるなどしていただければと思います。  次に移ります。
     これは私の思い込みかもしれませんが、碧南市内の学校の教職員は、小学校教職員は市内の小学校を転任して、中学校教職員は市内の中学校を転任する、そんなイメージを持っているわけです。そうであるならば、碧南という狭い地域で指導を続けるわけで、社会的視野を広げるという観点から少し心配になります。  また、多くの教職員は大学の教育課程を経て、民間企業などに就職することなく教員生活を始められている方がほとんどだと思われ、実社会の厳しさに対しての実感がずれている可能性もあるわけです。  そこで、教職員にもいろいろな場所で学び、指導をしてもらうことが必要なのではないかと思いますのでお尋ねします。  イ、学校の種類や市町村の枠を超えた人事交流、民間企業を活用した研修機会の充実についてどのように取り組んでいるのでしょうか。また、どのようにお考えでしょうか、お答えください。 132 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 133 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 134 ◆教育長(生田弘幸) 市内小中学校間での異動に加えて、県庁及び西三河教育事務所、そうしたところの教育委員会、市教委も含めましてとか、それから、ほかの市町村との人事交流もやっています。それから、附属小中特別支援学校への派遣、それから、広域や僻地、それから海外への異動も行っております。  本年度、民間企業を活用した研修として、通信会社による情報モラルの研修等を実施しています。  今後も引き続き、教職員の研修として、民間企業の方からお話を伺う機会を持つこと等を検討してまいります。  以上です。 135 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 136 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 137 ◆7番(岩月ひろし) ありがとうございます。  教職員にとっての最大の学びの場は勤務している学校であるでしょう。教職員のいわゆる若手の先生、中堅の先生、ベテランの先生がいらっしゃると思いますが、先生の間での知識や技能の伝承も必要でしょうし、社会の急速な変化の中で、変化に対応できる、学び続ける教職員の資質、能力の向上も必要です。  今後も、先生が学ぶことができる様々な機会を設けていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次の件名に移ります。  件名2、土地改良区域の整備について。  土地改良区域には、土地改良施設として、農業用道路、そして、農業用排水施設などがあります。土地改良施設は農業生産を維持し、拡大することを目的に造成されたものであるので、これらの施設を良好な状態に維持しなければなりません。  碧南市内には1工区川口、2工区前浜、3工区中江、4工区伏見屋新田地区、5工区野銭、縄手、北浦、山下、6工区西端地区全域があり、また、6工区の一部を除き、重複する明治用水土地改良区、5工区、6工区の一部を除き、また、鷲塚、新川地区の油ヶ淵に排水する市街化区域の油ヶ淵悪水土地改良区が存在しています。  土地改良事業の大規模整理から年月もたち、土地改良区域の住民の安心・安全に最も関係のある排水機場の更新、維持には特に注意を払われて管理をされていると思います。  しかしながら、経年劣化や農業従事者の減少、高齢化に伴い、様々な場所において、美観を含めて管理が行き届かない場所も増えてきております。予算の関係もあるでしょうが、何点か提言を含めて質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。  (1)道路の整備について。  農道は農業の振興を図る地域において、受益地を特定し、田んぼや畑などから農作物の搬出、出荷場への輸送、農業機械や肥料などの田んぼや畑への搬入など、農業利用を主たる目的に整備された道路です。土地改良区域内においては、農道として整備された後に一般市道として認定され、管理されている道路もあると思いますが、ここでは農道に関してお尋ねしていきます。  ア、計画的に補修整備しているのでしょうか、お答えください。 138 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 139 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 140 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南市にある農道はおよそ54.2キロメートルでございまして、その管理者は碧南市土地改良区であります。  日々の点検や維持管理は、地元農業者を中心とした活動組織が中心となりまして、碧南市土地改良区と連携して行っております。  活動組織による点検時に農作業車の通行に支障を来すような事例が確認された場合に部分補修を行っておりまして、計画的な補修は実施をしておりません。  以上です。 141 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 142 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 143 ◆7番(岩月ひろし) パトロールなどで補修必要箇所の情報把握には努められているようですね。  しかしながら、計画的な補修を実施していないとのことですが、エリアを決めて老朽化した道路の改修整備をしていくことも今後の検討課題としていただけたらと思います。  それでは、イ、補修の優先順位の判断はどのようにしているのでしょうか、お答えください。 144 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 145 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 146 ◆経済環境部長(生田和重) 優先順位につきましては、先ほど申し上げました地元の活動組織が中心となって行う点検によって確認された損傷の状況や交通状況などを踏まえまして、地元の活動組織が緊急性や予算などを考慮して決定をしているというところでございます。  この補修等に係る費用につきましては、碧南市のほうが実施しております農地等多面的機能促進事業におきまして、各地区の活動組織に交付しております交付金で賄われております。  以上です。 147 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 148 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 149 ◆7番(岩月ひろし) 限られた予算の中で、緊急性の高い箇所から補修されていることは分かりますが、場合によっては早めに対応したほうが結果として補修費用が少なくなることも多々あると思いますので、しっかりと予算取りをしていただけたらと思います。  次に、ウ、アスファルト舗装について。  碧南市内の農道はほとんどアスファルト舗装がされていると思いますが、経年劣化や地盤が軟弱ゆえに農業機械の大型化によりわだちができてしまっている農道、舗装が荒れたまま草が生えてしまっている農道などが残念ながら増えてきてしまっていると思います。  全てをきれいにアスファルトで舗装整備していただくことが理想ではあるのですが、予算の制約で意のままにならない現状は理解しております。  そこで、利用が少ない農道に関しては別の仕方もあると思いますので、お尋ねします。  (ア)アスファルト舗装の1平方メートル当たりの工事単価は幾らくらいなのでしょうか、お答えください。 150 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 151 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 152 ◆経済環境部長(生田和重) 舗装工事の設計単価は、現場の状況によって異なりますので、一例ということで申し上げますと、道路幅員が1.4メートル未満の場合、既設舗装の取壊しから舗装の復旧までで1平米当たりおよそ1万円。道路幅員が1.4メートル以上3メートル未満の場合は、既設舗装の取壊しから復旧まで1平米当たりおよそ7,000円であります。  以上です。 153 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 154 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 155 ◆7番(岩月ひろし) 1平方メートル当たり7,000円から1万円くらいかかるようで、私の想像よりちょっと高くついています。  それならば、昔はアスファルト舗装が普及する前は砂利を使って道路を整備していたのですから、より単価の安い砂利を使ってもよいのではないかなと思うわけです。  (イ)砂利道にしている近隣の土地改良区はないのでしょうか、お答えください。 156 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 157 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 158 ◆経済環境部長(生田和重) 近隣市のほうに確認をいたしましたところ、刈谷市、安城市、知立市の土地改良区域内には砂利道があることが確認できました。  砂利道である理由については3市とも明確な理由は分からず、事業費の抑制や、利用の面からアスファルト舗装までは不要と判断されたか、あるいは農道の抜け道対策のためではないかというふうに回答を得ております。  また、碧南市の土地改良区域内にも前浜地区において砂利道がございますが、こちらについても他市同様、明確な理由は分かりませんが、事業費の抑制ではないかと推測するところでございます。 159 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 160 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 161 ◆7番(岩月ひろし) 近隣市では一部砂利道にしていることが分かりました。また、碧南市においても、前浜地区において砂利道があることが分かりました。  土地改良区域に点在する住宅から幹線道路に出るための生活道路となっている農道は砂利道にするのが得策ではないと思いますが、利用が少ない農道も実際にはありますし、そのような農道が整備の後回しとなってしまい、荒れた農道になりがちなのですが、かえってアスファルトが残っていることにより管理がしにくくなっている場所もあると思います。  そこで、そのような農道を把握して整備するに当たり、(ウ)一部、単価の安い砂利道舗装に変更をしたらどうでしょうか、お答えください。 162 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 163 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 164 ◆経済環境部長(生田和重) 農道の舗装につきましては、圃場整備に合わせて実施をしたもので、一部の道路が砂利道になっている地区もございます。  砂利道である明確な理由は分かりませんが、補助事業での舗装整備には農家負担が発生することから、事業費を抑制するために地元の皆さんが砂利道での整備を御納得されたのではないかと推測するところでございます。  御提案の砂利道舗装への変更でございますが、維持管理の主体である活動組織において、今後の維持管理にかかる手間や費用並びに車両の通行性などを総合的に検討していただき、地元の皆さんの総意として碧南市土地改良区に御相談いただければ検討の余地はあると考えておりますので、御理解のほうをお願いいたします。 165 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 166 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 167 ◆7番(岩月ひろし) 検討の余地はあるとの答弁ですので、各工区との意見交換をしながら進めていただけたらと思います。  今の答弁で地元の皆さんの総意とありましたが、地元の皆さんとは工区の地権者を指すのか、あるいは耕作者を指すのか、あるいは住民を指すのか。それと、総意とありましたが、たしか、以前漏水事故を起こした明治用水頭首工の耐震改修工事に取りかかるかどうかを決めていく際も総意ではなかったと思うのですが、総意でなければならない法的根拠はあるのか分からない点がありますので、お答えください。 168 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 169 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 170 ◆経済環境部長(生田和重) 地元の皆さんというのは、一般的には砂利道舗装をした際に影響を受ける方ということでございまして、維持管理の主体者である活動組織の皆様、農道の隣接地権者及び耕作者などを意味しているということでございます。  また、総意でなければならない法的根拠ということでございますが、これは法的根拠というものはございませんけれども、アスファルト舗装を砂利道舗装に変更するということは、一般的にはグレードダウンになりますので、いざ工事に着手しようとした際にいろんな御意見が出て工事が中断とならないように、また、後年に問題とならないように、関係者の総意が望ましいと考えております。よろしくお願いいたします。 171 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 172 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 173 ◆7番(岩月ひろし) 仮定の話で申し訳ないですが、今後、農道の路線的改修をするに当たっては、砂利道にした場合、工事費が抑制されること、CO2削減のメリットがあることを関係者に事前に説明していただきたいと思います。  それでは、次に、(2)排水路並びにのり面の管理について。  のり面について、慣習とでも言うのでしょうか、隣接する田んぼや畑を所有または管理する人が公有地であるのり面の草刈りなどをして管理してきました。しかし、近年、高齢化や夏場の暑さなどにより、また、田んぼをいわゆる営農さんに預ける方が増えたことによる営農さんの管理面積の増加に伴い、隅々まで管理が行き届かなくなってきた場所も見受けられます。耕作を前提としない、つまり、お金にならない公有地であるのり面を高騰する人件費や燃料を負担しながら管理をしているとも考えられるわけであります。また、排水路についても、泥やごみなどをすくい出すなどして適切に管理をしないと排水不良を起こしかねず、農作物に悪影響を与えてしまいます。  そこで、ア、そもそもの疑問として、管理者は誰になるのでしょうか、お答えください。 174 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 175 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 176 ◆経済環境部長(生田和重) まず初めに、現在、碧南市土地改良区域内にある排水路でございますが、碧南市が管理する排水路がおよそ4.2キロメートル、碧南市土地改良区の管理する排水路はおよそ105.2キロメートル、全体でおおよそ109.4キロメートルでございます。  のり面の管理者でございますが、一般的には排水路に面したのり面は排水路管理者と同じ管理者、個人地と道路の間にあるのり面は、パイプラインが埋設してある場合には碧南市土地改良区、その他の場合は道路管理者と同じ管理者でございます。詳細につきましては、場所により異なるということでございますので、公図や境界確定資料などでの確認が必要となります。  以上です。 177 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 178 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 179 ◆7番(岩月ひろし) 管理者ごとに管理をしているとの答弁ですが、次に、イ、排水路について。  雑木を放置しておくと根を張り、排水路を壊してしまったり、また、雑草を放置しておくとカメムシなどが発生し、農作物に有害なだけでなく、臭いなどで苦情の発生も予想されます。  そこで、(ア)排水路付近の雑木や雑草の除去はどのように実施しているのでしょうか。また、費用はどこが負担しているのでしょうか、お答えください。 180 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 181 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 182 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南市の管理します排水路用地の雑木や雑草の除去につきましては、市民の方からの情報提供や職員が発見した際に現場の状況を確認し、緊急性などを考慮し、市の予算の範囲内で優先順位をつけ、業者委託をしております。ただし、小規模で職員が対応できるものにつきましては市の職員のほうで実施をしております。  実施の頻度ですが、その都度の対応で、定期的な除去ということでは実施をいたしておりません。
     また、碧南市土地改良区の管理する排水路用地の雑木や雑草の除去につきましては、農道と同様、地元の農業者を中心とした活動組織が中心となり、緊急性や予算を考慮し、優先順位をつけて実施をしておるところでございますが、活動組織の高齢化や人手不足などにより全ての場所での対応は難しく、実施をしている場所も年に一、二回程度というふうになっております。  なお、土地改良区を行う費用につきましては、碧南市が実施しております農地等多面的機能促進事業におきまして、各地区の活動組織に交付し、交付金で賄われているというものでございます。  以上です。 183 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 184 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 185 ◆7番(岩月ひろし) 排水路付近の雑木、雑草の除去は、碧南市が管理する用地については必要に応じて、碧南市土地改良区の管理している用地は年に一、二回実施しているようですね。  それでは、(イ)排水路の補修、泥上げはどのように実施しているのでしょうか、お答えください。 186 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 187 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 188 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南市の管理します排水路の補修や泥上げにつきましては、雑木や雑草の除去と同じく、市民の方からの情報提供や職員が発見した際に、現場の状況を確認し、緊急性などを考慮しまして、予算の範囲内で優先順位をつけて業者委託をしております。  また、碧南市土地改良区の管理します排水路の補修や泥上げにつきましても、雑木や雑草の除去と同じく、地元の農業者を中心とした活動組織が中心となって、緊急性などを考慮し、予算の範囲内で優先順位をつけて実施をしていただいております。  実施方法でございますが、活動組織のメンバーによる自前作業を基本といたしますが、排水路の補修や泥上げにつきましては土木の知識や重機が必要となる場合もあり、活動組織のみでの対応ができないことが多く、業者委託する場合があるというふうに聞いております。  なお、この費用につきましても、碧南市の実施しております農地等多面的機能促進事業におきまして、各地区の活動組織に交付しております交付金で賄われているというものでございます。 189 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 190 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 191 ◆7番(岩月ひろし) 緊急性の高い場所を中心に実施しているようですね。  しかしながら、御存じのとおり排水路はU字溝ではなく、側面をコンクリート板で覆い、コンクリートくいで押さえてあるだけの場所が多く、経年劣化によりもろくなっていたり、ひび割れが生じている場所も存在すると思います。冬場の乾燥している季節に時間をかけて調査しておくことも必要だと思いますので、よろしくお願いします。  次に、のり面についてお尋ねします。  先ほども少し述べましたが、公有地であるのり面は、場所によっては傾斜の関係や面積が広過ぎて大型の機械による草刈りが困難な場所も存在します。そのような場合には、最後は人力で草刈りをすることになるのですが、なかなか管理が行き届かない場所もできています。  そこで、ウ、のり面の雑木、雑草の管理について、除去の実施の頻度並びに誰が実施しているのでしょうか、お答えください。 192 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 193 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 194 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南市が管理するのり面につきましては、市民の方からの情報提供や職員のほうが発見した際に、現場の状況を確認し、緊急性などを考慮し、予算の範囲内で優先順位をつけ、業者委託をしております。  実施の頻度でございますが、その都度の対応ということでございまして、定期的な除去というのは実施をいたしておりません。  また、碧南市土地改良区が管理するのり面につきましては、農道と同様、地元農業者を中心とした活動組織が中心となり、緊急性などを考慮して、予算の範囲内で優先順位をつけて実施をしているというところでございますが、活動組織の高齢化、人手不足などにより全ての場所での対応が難しく、実施する場所も年一、二回というふうにお聞きをしております。  実施方法につきましては、活動組織のメンバーによります自前作業を基本とし、チェーンソーによる伐採、草刈り機での草刈りや除草剤の散布でございます。雑木につきましては、大きさにもよりますけれども、業者委託をする場合もあるというふうに聞いております。  この費用につきましても、農地等多面的機能促進事業におきまして、各地区の活動組織に交付しております交付金で賄われているというものでございます。  以上です。 195 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 196 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 197 ◆7番(岩月ひろし) 農地等多面的機能促進事業交付金で賄われているのですね。  しかしながら、交付金の額が十分ではないから緊急性の認められる場所を中心とした管理に限られてしまいがちとも言えるわけでして、国、県への陳情活動は今までもされてきていると思いますが、引き続き増額に向けて取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、(3)地域住民の管理の可能性について。  農業は、自然環境の保全、良好な景観の形成だけでなく、近年短時間に大量に降る雨の一時的な保水機能など、多面的な機能を有しており、その利益は広く市民が享受しています。碧南市内においても、農業者が中心となる団体が多面的機能支払交付金を活用して日々活動されていることは分かっております。  しかし、何度も触れますが、担い手農家の減少、高齢化による共同活動の困難化に伴い、負担増加も懸念されます。また、特に碧南北部においては、北部工業用地に企業が進出することにより農地が減少し、農地が減少することにより多面的機能支払交付金の額も減少しつつあります。しかしながら、特に排水路に面した農道やのり面などの管理面積は減らないように思いますので、お尋ねします。  ア、多面的機能支払交付金を交付されている団体以外に、市町村が町内会や住民有志などに農道や排水路の補修に必要な簡易アスファルトとかコンクリート、砂利などを支給したり、費用を負担している地域はあるのでしょうか、お答えください。 198 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 199 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 200 ◆経済環境部長(生田和重) 近隣の自治体では該当がございませんでしたので、インターネット上で調べたところということでお答えしますと、制度を設けている自治体があることが判明をいたしました。  その一例でございますけれども、岐阜県の美濃加茂市の農業用資源保全管理活動補助金というものがございます。この制度は、農地の保全と農地の持続性を図るため、地域ぐるみで農業用資源の保全管理活動を実施した団体、5名以上で構成されるというのが条件だそうですが、これに対しまして、その経費の一部を補助する制度でございます。この制度の対象施設と活動につきましては、水路やのり面の草刈りや泥上げ、農道の路肩やのり面の草刈り、側溝の泥上げ、砂利の補充などでございます。補助金額につきましては、対象経費の実費分ということで限度額が設けられているというものでございました。  以上です。 201 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 202 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 203 ◆7番(岩月ひろし) 検索、ありがとうございます。  岐阜県美濃加茂市の単独事業という理解でよろしいのでしょうか。比較的少人数のグループに補助金を出している事例が分かりました。  それでは、次に、イ、のり面の雑木や雑草の管理は区域を決めて、例えば、住民有志に管理を委託し、費用を支払える制度についてはどうでしょうか、お答えください。 204 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 205 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 206 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南市が管理する排水路につきましては、大半が深く、のり面での作業に危険が伴うため、現時点において地域住民への管理委託というのは考えておりません。  また、碧南市土地改良区でございますが、碧南市土地改良区が管理する農業用施設の維持管理に要する費用につきましては、原則、受益者から賦課金を徴収するものであります。しかしながら、現在碧南市が実施しております農地等多面的機能促進事業は、国が50%、県と市で25%ずつを負担しておりますので、農業者負担のない事業であり、この制度を今後とも活用していくというのが最善と考えております。  したがいまして、現時点におきまして、地域住民への管理委託の制度については考えておりませんが、地域住民の方で施設の維持管理活動に参加する意思のある方がおみえになれば、農地等多面的機能促進事業の活動組織のほうへ御参加いただくことを御案内させていただきたいと考えております。  農道や排水路、のり面の維持管理には非常に多くの費用を必要とすることから、今後とも農地等多面的機能促進事業を継続していくことが重要と考えております。御理解のほういただきますようお願い申し上げます。 207 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 208 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 209 ◆7番(岩月ひろし) 農地等多面的機能促進事業を継続していくことの重要性はもちろん理解しています。しかし、この事業は農地面積が減少すれば交付金の額が減少してしまうわけです。また、碧南北部工業用地の農地から転用された地域と農地周辺の管理をどうしていくのかという問題も生じてくると思います。  今の答弁でありましたが、農道や排水路、のり面などの管理には多額の費用がかかるのを、いかに費用を抑えながら美観を含めた環境を維持していくのかという、私の問題意識からすると疑問が残るわけです。良好な美観を含めた環境を維持しなければ、ごみの不法投棄の減少への取組にも支障が生じかねません。作業に危険を伴うことは理解していますが、そのために碧南市がグループの保険費用を負担するといった施策も考えられるわけです。  全国的に見ると、道路や歩道を管理するパートナー的な事業を含めてですが、少人数のグループに登録をしていただき、保険費用、作業に必要な用具や消耗品の購入費用などを地方自治体が負担している事例も少なからず見受けられます。今後、このような事業を碧南市においても検討していただけないでしょうか、お答えください。 210 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 211 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 212 ◆経済環境部長(生田和重) 現在、地域住民の方による道路清掃など、ボランティア的な活動への支援ということでございますが、本市におきましては、公園の維持管理に御協力をいただける団体、公園等愛護会と言っておりますけれども、こちらに報奨金を支給しております。また、市民向けには草刈り機を無償で貸し出し、燃料や消耗品なんかも市のほうで負担しているということで実施をしております。  農地等多面的機能促進事業の活動組織への参加とは別に、地域住民の方などが組織をつくって、碧南市土地改良区が管理する農業用施設の維持管理を将来にわたって継続して行っていただけるということでございましたら、消耗品や傷害保険料などの支援を今後市のほうで行うということについても検討していきたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。 213 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 214 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 215 ◆7番(岩月ひろし) ありがとうございます。  土地改良区が管理する農業施設に限らず、碧南市に存在する県道の歩道、市道の草刈りや清掃をしていただける団体にも範囲を広げて参加していただけるような制度を検討していただけたらと思います。  実際には、隣の三重県ではふれあいの道事業として、活動に必要な物品等の費用を提供されていますし、愛知県日進市では報奨金を交付するなどしている事例もあるようです。  碧南市内にもボランティア意識の高い人たちがいらっしゃいます。そのような方たちがよりボランティアに参加しやすくなる動機づけとして、最低限、保険、そして活動費用を碧南市が支援できるような枠組みを考えていただき、募集をしていただきたいと思います。最後に強く要望します。よろしくお願いします。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 216 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、岩月ひろし議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため休憩いたします。                            (午前 11時 51分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 217 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、石川輝彦議員の一般質問を許します。 218 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 219 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 220 ◆20番(石川輝彦) 市民クラブの石川輝彦でございます。  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、一般質問をさせていただきます。  今回は、1つの件名を様々な角度から、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。市民の皆さんに分かりやすい御答弁をよろしくお願いします。  件名1、新たなまちづくりについてです。  簡単にまちづくりと一言で言っても多くのものがあると思います。ある文献によりますと、まちづくりという言葉が誕生したのは1952年、今から70年前、その年に発行された『都市問題』という雑誌に初めて使われたそうです。当時は戦後の復興や急激な高度成長により生活する上で解決しなければならない問題が増えている時期でありまして、これらの問題の解決を自治体に任せるのではなく、自らの問題として声を上げる動きが見られるようになってきた、住民の心に訴える言葉として生まれたそうです。  このようなまちづくりという言葉も、長い年月を経て徐々に意味を広げ、豊かな生活を送る上で必要な整備を全て網羅する言葉となりました。  このような背景から、カーボンニュートラルについても触れたいところでありますが、こちらは私たちの同じ会派の杉浦議員が3日目に重点に質問させていただきますので、私からはほかの4つの観点、あとプラスワンということで質問させていただきます。  まずは、(1)碧南市都市計画に基づくまちづくりについてです。  令和元年10月、都市計画マスタープランを改定していただいたことにより、西端の北部、ほぼ安城市との市境に産業地の開発が進められています。この産業地は以前より私たち、要望させていただきまして、新たな工業地として具現化されたものとして、私としても成功させたい事業の1つであります。都市計画マスタープランの改定後も幾度となく提言させていただきました。現在一部の新たな道路が完成して、農水管も整備が進められてきたというふうに見ています。そして、企業のほうも少しずつではありますが、社屋の建設が始まっています。  そこで、アとしまして、北部産業地の整備、インフラ整備の状況並びに企業の進出状況を含めた進捗状況、そして、今後の進め方についてお願いしたいと思います。 221 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 222 ◆議長(祢宜田拓治) 建設部長。 223 ◆建設部長(中村正典) それでは、まず、企業の進出状況からお答えをさせていただきます。  まず、都市計画マスタープラン改定前に、加藤謙鉄工株式会社、株式会社コジマが進出をしておりまして、加藤謙鉄工株式会社は令和2年6月より操業を開始しております。株式会社コジマにつきましては未操業でございますが、工事着工に向け準備をしていると伺っております。  都市計画マスタープラン改定後の進出状況でございますが、クサマ工業株式会社が本年7月より操業を開始しております。また、大浜運輸株式会社及び榊原精器株式会社が土地の取得を済ませており、さらに、有限会社東新化工が農業振興地域内の農用地区域からの除外の申請中であり、この除外の申請が認められましたら、農地転用や開発許可申請の段階を経て工場建設に着手される予定でございます。  次に、道路等の整備の状況でございますが、本事業は令和2年度から着手をしており、令和2年度は農水管移設工事、令和3年度は市道雁道1号線道路改良工事や排水管整備工事を行っており、令和3年度末での進捗状況は、事業費ベースで約34.1%となっております。令和4年度は、県道交差点の取付け道路である市道大久手3号線等の盛土工事と排水管整備工事など、企業の操業に合わせた整備を実施しております。  今後の進め方でございますが、令和5年度は農水管移設工事、令和6年度以降に県道交差点と東西市道の整備を予定しております。この県道交差点と東西市道の整備により、交通事故が多発している交差点が信号を制御されることになるため、交通安全にも寄与できると考えております。  そのほか、市道の井口5号線等の整備につきましては、企業の進出状況を見ながら順次実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 224 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 225 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 226 ◆20番(石川輝彦) 市長の考えということをお聞きしたんですが、答弁がなかったです。残念です。  この件につきましては、交通安全も考慮していただいて今後進めていくということで、ありがとうございます。企業の進出が少しでも早く進むように、今後もよろしくお願いしたいと思います。
     では、次に、イの新たな居住地の整備の進捗状況と今後の進め方についてお伺いします。  マスタープラン改定時、山下町、丸山町、立山町ということで、新たな居住地として整備をしていく方針でしたが、大昔からある活断層、これを理由に山下町は外されて丸山町、立山町のみとなりました。その後の私の一般質問でも確認しているところですが、その後の動きが見えてきません。それぞれどのような進捗状況なのかお答えいただきたいと思います。 227 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 228 ◆議長(祢宜田拓治) 建設部長。 229 ◆建設部長(中村正典) まず、山下町につきましては、将来、2号地多目的グラウンドに大規模工場が立地する際の代替地の候補地の1つと考えておりますが、今のところ企業の進出等の計画はなく、現時点での進展はございません。  丸山町につきましては、この6月に愛知県の都市計画課と農業振興課の職員が現場状況の確認を行うなど、継続して愛知県と協議を重ねているところでございます。  立山町につきましては、具体的な進捗には至っておりませんが、北部産業地に立地する企業の就労人口の増加等を注視し、かつ、令和4年12月4日に期限を迎えた生産緑地の解除等による市街化区域内における宅地開発の動向を注視しながら、立山町周辺地区の都市基盤整備のタイミングを判断してまいりたいと考えております。 230 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 231 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 232 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございました。  今の答弁から1点確認させていただきます。今の2号地多目的グラウンドですが、企業進出がないと進まないよということがありましたが、2号地の多目的グラウンドというもので売り出すとか、欲しい企業さん、手を挙げてくださいとかという的なものは発表されたでしょうか。すみません、私の頭にないものですから、具体的に教えていただきたいと思います。 233 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 234 ◆議長(祢宜田拓治) 建設部長。 235 ◆建設部長(中村正典) この2号地多目的グラウンドの土地を売却するとなりますと、グラウンドの代替施設を整備する必要があるため、一括で購入する企業があれば検討をしますが、現在のところ進出を希望する企業はないということでございます。また、現在は愛知県所有地でございますので、企業用地として売り出すには愛知県との協議や法的な手続が必要となります。一括で購入したい企業から相談があれば検討してまいりたいと存じます。 236 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 237 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 238 ◆20番(石川輝彦) 今後手を挙げる企業があれば検討するということで受け取ります。ありがとうございます。  この居住地の件は、碧南市で働いている方、今後、企業の進出によっては碧南市へ就労される方に対して、碧南市で住んでいただける場ということで進めているというふうで思っています。タイミングを逸することなく、早く前に進めていただけるようにお願いしたいと思います。  また、グラウンドの整備のほうですが、陸上に携わる方、首を長くして待っていますので、ぜひ早期の計画実現をお願いしたいと思います。  では、次、ウに行きます。  碧南市駅前広場の整備の検討状況についてお伺いします。  この都市計画マスタープランでは、碧南中央駅周辺では碧南市の中心核ということで位置づけられております。将来の目標も、中心核としての商業、業務機能を有した都市環境の形成とともに、利便性の高い住宅地として魅力あるまちづくりとされています。そして、基本方針とされては、魅力とにぎわいのある都市環境の形成を図る、そして、魅力が感じられる居住環境の形成を図るとあります。この目標、基本方針に向けて協議が進められているものと思っています。  まずは、碧南中央駅前広場の検討状況を教えていただきたいと思います。 239 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 240 ◆議長(祢宜田拓治) 建設部長。 241 ◆建設部長(中村正典) この碧南中央駅前広場は昭和56年に約3,000平方メートルの新須磨駅前広場として都市計画決定され、同年、新須磨駅の移転として碧南松本第2土地区画整理事業により整備をしております。  質問者が言われるように、魅力とにぎわいのある都市環境形成、魅力が感じられる居住環境の形成を図るものとして、商業施設の集積とともに、市役所や文化会館などの公共施設を中心に発展し、駅利用者も増え、市内で最も乗降客数が多い駅となっております。  一方、朝夕のピーク時には送迎車が多く、ロータリー内だけでなく周辺の道路への路肩駐車など、周辺混雑が慢性化しております。魅力あるまちづくりにおいては、手狭となっている駅前広場の改良が必要であると認識しておりますので、今後検討を進めてまいりたいと考えております。 242 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 243 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 244 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございました。  今後検討していただけるということですが、今答弁にあるように、ロータリーは本当に手狭で、広場も老朽化して古さを感じています。碧南中央駅周辺の在り方も含めて、碧南市の今後の発展が感じられるような駅前広場となるように早く協議に入っていただきたいと思いますし、やはりこれ、鉄道会社と一緒にやらなきゃいけないなというふうに思っていまして、一緒に協議ができる場を今後設けていただけるように要望したいと思います。  次に、エ、県営油ヶ淵公園の整備の進捗状況と今後の計画についてお伺いします。  この油ヶ淵水辺公園は愛知県で唯一の天然湖沼でありまして、油ヶ淵とその周辺を含めて、西三河で初めて県営都市公園として平成17年10月18日に都市計画決定され、平成18年3月31日に都市計画事業認可を受けて、平成30年4月29日に一部が開園しているところです。  この計画は、愛知県より碧南市民に対しては平成16年11月17日に初めて報告がありまして、私もその説明会に参加したことを覚えています。その後、事業計画のスケジュールは2期に分けて工事を行って、1期の工事がおおむね10年であるというふうで私は覚えています。ですから、当初の計画どおりでいけば、既に1期工事は終わって2期工事も折り返しを過ぎた時点かなというふうで思っているところです。  このことは県の予算との兼ね合いもありますから置いておきまして、まずは、今の進捗状況、そして、県では都市計画を平成23年に一部変更されて、平成29年3月に事業期間の変更もしながら進められているところです。今後の計画はどのようになっているのか、改めてお聞きします。 245 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 246 ◆議長(祢宜田拓治) 開発水道部長。 247 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 油ヶ淵水辺公園の都市計画決定された区域につきましては、全体が139.9ヘクタールで、5つのエリアに分かれ、碧南市側のC、D、Eの3つのエリアで45.2ヘクタール、安城市側のA、Bの2つのエリアで31.0ヘクタール、水面が63.7ヘクタールとなっております。このうち、第1期整備区域は全体が35.7ヘクタールで、碧南市側が14.8ヘクタール、安城市側が20.9ヘクタールであります。  現在の進捗状況としましては、愛知県が平成24年度より本格的な工事に着手しており、第1期整備区域の碧南市側については、平成30年4月にEエリアの水生花園のハス池、ドングリの丘、桃の園休憩所等、1.7ヘクタールが供用を開始され、令和2年度には桃の園休憩所に隣接する桃の園1.0ヘクタール、令和3年度には周遊園路0.2ヘクタール、令和4年度には駐車場と周遊園路を結ぶ新たな園路等0.2ヘクタールが追加で供用されました。  また、安城市側につきましては、平成30年4月にBエリアの自然ふれあい生態園のプロムナード、ドングリの丘の5.2ヘクタール、令和2年度にはプロムナードから油ヶ淵につながるエリアの0.6ヘクタール、令和3年度にはぶらリン広場0.5ヘクタール、令和4年度にはぶらリン休憩所北側植栽エリア0.4ヘクタールが追加で供用をされています。  令和4年11月末現在の供用開始面積は約9.8ヘクタールで、第1期整備区域の面積ベースでの進捗率は27.4%となっております。  今後の整備予定としましては、碧南市側につきましては用地買収などを引き続き行うとともに、長田川に架かる公園橋や多目的広場などの整備、安城市側につきましてはトンボ池などの整備を実施し、第1期整備区域の早期完了を目指していると伺っております。 248 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 249 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 250 ◆20番(石川輝彦) 第1期整備の区域の進捗率27.4%ということで、まだまだですが、まだ早期の完成を目指しているということで、頑張っていただきたいと思います。第2期工事に入るタイミングというのはまだまだ先のようです。  この公園、平成19年、20年で住民の声を聞くワークショップが開催されて計画ができたと思っています。既に15年も前の住民の意見でありまして、第2期工事が入るときは15年プラスアルファとなるわけです。  第2期工事が入る前に、再度住民からの意見を聞いて計画の見直しが必要であるというふうで思っていますが、いかがでしょうか。 251 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 252 ◆議長(祢宜田拓治) 開発水道部長。 253 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 第1期整備区域の計画につきましては、平成19年度及び20年度の2ヵ年で計14回開催しました住民参加型によるワークショップでの検討結果を踏まえた計画として整備が進められております。  第1期整備区域以外の区域につきましては、油ヶ淵水辺公園の基本テーマであります「油ヶ淵の自然と歴史 未来へつなぐ水辺風景の創造」の実現に向けて、事業実施前に県民の皆さんの意見を取り入れ、時代のニーズにあった計画になるよう、愛知県へ要望してまいります。 254 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 255 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 256 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございます。  私は平成27年の9月の議会で、油ヶ淵水辺公園に訪れた方が、そこで買物もできて、食事もできて、1日中家族で触れ合うことができる空間をつくってみてはという提案もさせていただいたことがあります。この油ヶ淵という自然を中心として想像するだけでも壮大な絵が描けるというふうで思っています。ぜひとも県に対してめげることなく交渉を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次、(2)フェスティバルによるまちづくりについてに移ります。  今回、この質問に至った経緯は、今年から市民ふれあいフェスティバルが中止になったことによります。市民ふれあいフェスティバルは碧南市で活動する市民活動団体、そしてボランティア団体等が日頃の成果を発表する場と同時に、日頃の経費や活動資金を調達する場の1つでした。  これまで市民ふれあいフェスティバルは実行委員というものはあったものの、福祉課が事務局となりまして全ての企画や準備を行っていただいてきました。これでは当然、今回の市の判断は仕方ないというふうで思っています。そしてもう一つ、私たち市民側のほうで見ますと、参加の団体は甘えがあったのかなというふうで感じています。しかし、そういう団体、発表の場だとか今後の資金調達の場がなくなって、それが必要なんです。  そこで、今後碧南市がどのようにフェスティバルに関わって、市民と一緒に協働して政を行っていこうとしているのでしょうか。  アとしまして、市が関わるフェスティバルの考え方についてお願いします。 257 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 258 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 259 ◆市民協働部長(山本政裕) 市が関わるフェスティバルについてですけれども、まず現状を申し上げますと、代表的なものとしまして元気ッス!へきなん、大浜てらまちウォーキング、きらきらウォークが挙げられます。それぞれ市民会議や実行委員会が中心に事業を実施しており、委託料や補助金など支援の形態も異なっております。  そこで、市民の方々が中心となって進めていくフェスティバル等イベントにつきましては、基本的には碧南市としても何らかの御支援をしていきたいと考えております。全市的な事業なのか、公益性はあるのか、事業対象者は誰なのか、実行委員会組織のメンバー構成など、様々な条件、要件によりどのような支援ができるか異なると思いますし、営利目的等、場合によっては支援できないこともあると思います。  なお、支援内容としましては、活動場所、設備の提供、相談窓口や情報の提供、補助金の交付などが考えられます。  以上です。 260 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 261 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 262 ◆20番(石川輝彦) 今、代表例で言われたフェスティバルも始まりは市が中心となった企画で今の実施形態が出来上がってきたものと思っています。  しかし、今後のフェスティバル、今言われたみたいにいきますと、1から市民でのスタートとなります。今でも市民活動に対して地域協働課が窓口になりまして精いっぱい取り組んでいただいていることは理解しています。引き続き窓口をオープンにしていただいて、そうした新たな市民によるフェスティバル、そして市民によるまちづくりにつながるようによろしくお願いしたいと思います。  では、(3)に移ります。安心・安全なまちづくりについてお伺いします。  まずは、8月28日に行われた総合防災訓練についてお伺いします。  総合防災訓練もコロナの影響を受けて3年ぶりの開催となりました。令和元年12月議会での私の一般質問で、主催者が避難者を受け入れて、講座や体験を行った後、お土産を渡して解散するという行政依存型訓練ではなくて、発災対応型避難所開設運営訓練を実施する必要があるのではという質問をしたことがあります。そのときの答弁ですが、実践型の新たな訓練形式が行われるよう、他市や他県での事例を参考にしながら段階的に取り組んでいく必要があると考えているという答弁をいただいています。  そこで質問です。  アとしまして、今年開催した総合防災訓練の成果と課題についてお願いしたいと思います。 263 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 264 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 265 ◆市民協働部長(山本政裕) 碧南市総合防災訓練につきましては、今年度も依然コロナ禍ではありましたので、新型コロナ感染症防止対策を講じた上で、避難所で住居区画を設営する訓練のブースや、ビニール袋など身近なものを使用した応急手当訓練など、全部で8つのブースを設けて実施しております。また、スタンプラリー形式での実施など新たな試みも行い、お子さんを連れた御家族をはじめ、様々な世代の約400名の方に参加していただいております。同時に、会場内で実施したアンケート結果から、この訓練が防災力向上にとても役立った、少し役立ったとの意見の方が大半であり、一定の成果はあったと考えております。  課題といたしましては、毎年、総合防災訓練会場を1ヵ所で実施しているため、人を集めることに対しては効果的ではありますが、行政主導の訓練であるため、訓練できる内容も限定的になってしまいます。  議員が言われる実践型の訓練形式につきましては、各学区や地区、自主防災会単位など、地域において実際に避難を想定している避難所などにおいて訓練を行っていただくことが、より実践的な訓練につながると考えておりますので、市としてどのような方法、どのような協力体制で実施できるかなどを検討してまいります。  今後も引き続き、市の総合防災訓練や各自主防災会等が様々な訓練を実施し、防災、減災の取組を拡充することで碧南市の防災力向上に努めてまいります。 266 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 267 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 268 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございます。  大震災が発生したら、避難所の開設も運営も行政を待つことなく、市の職員を待つことなく、避難者が主体的に行動しなければなりません。そうしなければいつまでたっても避難所は立ち上がりませんし、市の復興もどんどんどんどん遅くなる一方です。総合防災訓練に参加された方々がそのことを理解できるような訓練となるよう、検討を重ねて実現に向けて取り組んでいただけるように要望しておきます。  次に、イの避難所の開設についてです。  毎回毎回同じことで申し訳ありませんが、私自身、ファーストミッションボックスを導入していただいてから、年に2回から3回はファーストミッションボックスを使った避難所の開設訓練をしています。市として、訓練を行っていただいた自主防災会から課題や疑問点などの意見を吸い上げて改定はしていただいていることは知っています。しかし、なぜか毎回毎回課題や疑問が出てくるんです。  今回はその声からの質問ですが、まず初めは、(ア)ファーストミッションボックスを活用した訓練の進捗状況についてです。  ファーストミッションボックスが机上の空論になっていないか、毎年毎年変わる自主防災会のメンバーだけでこのファーストミッションボックスを使って避難所を立ち上げることができるのか。そもそも、このファーストミッションボックスがその避難所に合っているかなどなど、確認するためには、全自主防災会の方々が全避難所で開設訓練を行っていただくことが一番課題が浮かび上がってくるというふうで私も思っています。  今年は私の要望から自主防災会等、避難所のひもづけをしていただきました。ありがとうございます。多くの自主防災会が訓練を行っていただいているというふうで思っています。自主防災会の訓練の実施率、そして、避難所に対しての訓練の実施率を教えていただきたいと思います。 269 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 270 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 271 ◆市民協働部長(山本政裕) まず、本年度の実施率については、年度末に各自主防災会が実施した訓練内容の報告書が提出されますので、現時点で実施状況をまだ把握しておりませんが、自主防災会から提出された計画書でお答えいたしますと、各自主防災会等の合同実施訓練を含め、25の団体から提出があり、計画に基づき多くの団体でファーストミッションボックスに関わる訓練を実施していただいていると伺っております。  今年度につきましても、コロナ禍で計画どおりに実施できていないという話も伺っておりますが、実施の可否については各地区で判断をしているところであります。  また、訓練を実施する各避難所の状況でございますが、自主防災会で担当する避難所を使用して訓練をされたところは、計画を含め、新川小学校はじめ9ヵ所となっており、議員の言われるとおり、多くの避難所で訓練が予定をされておりません。これは、複数の自主防災会が1つの小学校などを会場として合同で訓練を実施されていることが主な原因と思われます。  今後はひもづけされた担当避難所での訓練も実施していただけるよう、各自主防災会のほうへお願いしていきたいというふうに考えております。 272 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 273 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 274 ◆20番(石川輝彦) 現状を把握していただきましてありがとうございます。この課題を来年度は克服できるように、今のうちから準備をお願いしたいと思います。
     次に、(イ)避難所の開設進行状況の見える化についてお伺いします。  この件は1年前も聞いておりまして、必要性は感じているので検討していくとお答えになられた件です。先ほども言いましたが、今年度は、私、碧南工科高校、そして新川中学校、中部公民館、この3つの訓練に携わらせていただきました。この場に参加された多くの方々から声を聞いたのですが、聞いた内容は、まだ役が回ってこない、あるいは役をやっていない方は、本部長が何かしゃべっているけど何をやっているか分からないよとか、いつ指示が来るか分からないよ、そんな声があります。初めてファーストミッションボックスを開けて指示書を読んでいる仮の本部長も一緒なんです。指示書は一生懸命読んでいます。ですが、今、何がどこまで進んでいるのか、あとどのぐらい作業が残っているのか全く分からずに進められております。これがもし本番、大震災直後なら罵声が飛び交って、役員に詰め寄ったり、避難者と直接対応する避難者誘導係という方がいらっしゃいますが、その避難者誘導係も説明ができずに、その避難所は大パニックに発展するのだろうなと想像します。これは、避難所の開設の進行状況が見えるようにする必要があるというふうで私は思っています。本部長の指示書の各ページにどこまで進んでいるのか一目で分かるような仕組みが必要だというふうで思いますし、避難者に対しては大きな模造紙のようなものに進行状況がいつでも見えるように掲示すればいいんじゃないかなというふうで思っています。  そこで、避難所の開設の進行状況の見える化についてのお考えをお願いしたいと思います。 275 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 276 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 277 ◆市民協働部長(山本政裕) 避難所の開設進行状況の見える化につきましては、昨年議員からの御質問や各地区で訓練を行っていただいている中で御意見を受け、進捗状況を確認することができる避難所開設の流れのフロー図をA3サイズにカラー刷りにし、ファーストミッションボックス内に収納をさせていただいております。また、本年4月に開催いたしました自主防災会連絡協議会において、各自主防災会長に同フロー図を周知させていただいておりますが、フロー図の大きさや内容などについて、今後、各自主防災会の御意見を伺う中で再検討をしてまいりたいと考えております。  ファーストミッションボックスについては、これまでの改善で、市が提供する基本形と考えております。今後は、避難所を担当される自主防災会の方や市民の皆様が個々の避難所ごとに実情等に合わせて改善を図っていただきたいと考えておりますが、各自主防災会でファーストミッションボックスの訓練を行い、その訓練の中で出た御意見等を伺う中で、避難所全体で改善する必要がある場合は効果的な改善策等について周知をさせていただきたいと考えております。  いずれにしましても、避難所ごとのファーストミッションボックスの完成形ができるよう、各自主防災会と協調していきたいというふうに考えております。 278 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 279 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 280 ◆20番(石川輝彦) 私もファーストミッションボックスの指示書は避難所ごと、少しは違いがあるといいと思っていますし、訓練を繰り返すことでその避難所に合った指示書が出来上がってくるというふうで思っています。  今、私が提案しているのは、避難所の開設員とその避難所に避難されてきた方、双方が見える仕組みを全避難所につくってほしいと言っているんです。これは、避難所での改善だというふうで思っています。やり方はいろいろあると思います。市がつくってもいいし、その自主防災会がつくってもいいんです。ただ、物理的に全自主防災会、今の自主防災会でつくることができるんでしょうか。今、自主防災会の役員さん、ほとんどが1年交代なんです。今年度のこのファーストミッションボックスを使った開設訓練、この11月が、先月がピークであったと思っています。それから課題をあぶり出して、対策して、指示書を書き直して、どこまで今の自主防災会に求めていかれるんでしょうか。  これ以上この課題に踏み込むと、通告していない自主防災会の在り方の議論になっちゃいますのでやめますが、まだまだ今のファーストミッションボックスは自主防災会に効果を周知するだけでは中途半端な形になるというふうで推測しています。全避難所で避難者が中心となって避難所を立ち上げることができるようなファーストミッションボックスづくり、それをお願いしたいと思います。  次に、(ウ)としまして、避難所と防災備蓄倉庫の在り方についてです。  避難所に設置されているものは、屋外に防災資機材倉庫、屋内に防災ロッカーというものが設置されています。この中に何が入っているんでしょうか。この名前だけで分かる人がいらっしゃるんでしょうか。避難所でこの2つものを開けます。言われるのが、食べるものがない、毛布がないなどなど、参加者から聞かれます。  碧南市は、避難所とそういう今言ったもの、防災備蓄倉庫というものがありまして、場所も違えば数も違うんです。今年度、防災課よりこの避難所と自主防災会と備蓄倉庫がひもづけされました。私、この訓練を参加した3ヵ所のうち、碧南工科高校の備蓄倉庫の第一優先は明石公園でした。第2が芸文の駐車場に設置されたもの。この明石公園と芸文の駐車場の備蓄倉庫は私が別日に訓練に参加した新川中学校、そして、羽久手公園にもあてがわれています。では、中部公民館はといいますと、中央小学校のものを使用してくださいと書いてあります。では、中央小学校の体育館、避難所ではどこを使いますか。なぜか南中と競合する市役所駐車場の防災備蓄倉庫のものなんです。何かおかしくありませんか。もう一度、考え方から整理する必要があると思っています。避難所と防災備蓄倉庫の在り方についてお考えをお願いします。 281 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 282 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 283 ◆市民協働部長(山本政裕) まず、現在の防災備蓄倉庫ですが、これは平成15年度に20ヵ所整備し、その後、約1,000世帯に1ヵ所の割合で増やし、現在市内27ヵ所に設置をしております。  整備当時は市全域を見渡して、各自主防災会でそれぞれが利用できるように適切に配置したもので、避難所と直接結びつけた配置は考えておりませんでした。  一方、避難所については、令和3年度からファーストミッションボックスを導入したことを契機に、各自主防災会が訓練等で活躍していただく場所に明確にするため、各自主防災会からの意見を集約し、ひもづけさせていただいております。  避難所と防災備蓄倉庫のひもづけが一致しない要因は、自主防災会と防災備蓄倉庫、自主防災会と避難所という互いに直接の関連のみを考え、ひもづけたことによるものであります。そのため、地域によって、議員の言われるとおり、避難所と防災備蓄倉庫との関係性について違和感のある状況が生じておりますが、現在、水害発生地域での防災備蓄倉庫の配置の見直しも考えておりますので、今後、自主防災会、防災備蓄倉庫、担当する避難所の関連についても各地区から御意見等を聞く中で適切な対応をしてまいりたいというふうに考えております。 284 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 285 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 286 ◆20番(石川輝彦) 私と同じような違和感を持っていただいていましてありがとうございます。  ちゃんと、今年もファーストミッションボックスの訓練に関わった方々、あと、自主防災会の方々から意見を聞く中で行動に移していただければというふうで思います。よろしくお願いします。  次に、(エ)キーボックスについてお伺いします。  今年度より、大規模地震が発生した場合すぐに市職員が避難所に駆けつけられるとは限らないと理由によって、各避難所に暗証番号式のキーボックスを取り付けていただきました。これは1つの成果だというふうに思っています。ありがとうございます。  しかし、このキーボックスの暗証番号は自主防災会の役員の一部の方しか知らないんです。また、毎年変更されるということです。指示書には暗証番号が分からなかったときは市役所に電話してくださいと書かれています。この大震災のときに、市役所はこの電話、対応できるんでしょうか。そもそも電話がつながらないこともあります。  このキーボックスについて、私たち市民クラブは公明党、みらいクラブの皆さんと一緒に愛媛県の宇和島市に視察を行ってきました。宇和島市では震度5以上の地震の揺れで解錠する地震連動自動解錠鍵保管庫というものを採用されていました。夜間や休日に避難所の開設が必要な際に備えて、平成25年度より順次設置されているとのことでした。1年もたたずに取り替えろというのは大変心苦しいんですが、市民の命には代えること、できません。今のお考えをお願いしたいと思います。 287 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 288 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 289 ◆市民協働部長(山本政裕) キーボックスにつきましては、ファーストミッションボックスを利用しての避難所開設を迅速に行うためには必要不可欠なものとして、暗証番号式のキーボックスを設置いたしました。ファーストミッションボックスの設置当初は、市職員で避難所の解錠を考えておりましたが、自主防災会からの意見や多くの問題点もありましたので、今のような形となっております。  暗証番号式のキーボックスは、暗証番号を知らない者が解錠できないときのために自主防災会の特定の者への暗証番号の開示と24時間対応可能な市役所に問い合わせる方法を採用し、ファーストミッションボックスの手順書に明記する対策としております。  しかしながら、自主防災会の暗証番号を知る方が避難所に来られなかった場合や、災害時に市役所の電話回線がパンクし、暗証番号が確認できない問題などもありますので、今後、自動解錠をするキーボックスへの移行や暗証番号の適切な開示者等も含めまして、各自主防災会の御意見等を伺う中で検討していきたいというふうに思います。 290 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 291 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 292 ◆20番(石川輝彦) 適切な開示者という言葉がありましたが、キーボックスの適切な開示者とは誰を想定されているんでしょうか。自主防災会の方なのか、市の職員の方なのか。これらの方って、何があっても一番でこの避難所に駆けつけるでしょうか。最善の方法って何なのかなというのも今答弁でありましたが、避難者を待たせることなのが最善の方法なのか、それともキーボックスや鍵が入っている資機材倉庫、それとも面倒だから避難所の入り口を破壊することが適切な方法なんでしょうか。すぐにでも検討して、計画して市民の皆さんに情報を開示していただけたらというふうで思います。お願いします。  次に、ウのAEDの設置状況と設置場所の考え方についてお伺いします。  こちらにおきましても、先ほどの宇和島市で視察を行ってきました。碧南市の公共施設でのAEDの設置場所は施設内です。宇和島市では、いざとなったときのために外の壁に設置されておりまして、いつでも誰でも使用が可能な状態となっています。このAEDは監視するためにGPS機能が備えてありまして、利用された場合にはメールが担当所管に届くようになっておりまして、盗難防止にもちゃんと対策がされているものでした。  AEDというものは、あるだけではいけません。いざというときに使えなければいけません。碧南市でも公共施設のAEDを屋外に設置してみてはと考えますが、いかがでしょうか。 293 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 294 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 295 ◆健康推進部長(山田昌宏) AEDの市内の設置状況につきましては、資産活用課で把握しているAEDの設置場所でお答えさせていただきますと、市役所、文化施設、スポーツ施設などの公共施設が32ヵ所、小中学校が12ヵ所、社会福祉協議会や民間を含む幼稚園、保育園が20ヵ所、そのほか、区民館などに11ヵ所の合計75ヵ所に設置されているという状況でございます。  多くの市民の皆様が集まり、スポーツなどを楽しむ場所をはじめといたしまして、公共施設においてはAEDを設置しておりまして、入り口付近などの建物内で目に留まりやすいよう配慮されているところでございます。  今回はいつでも誰でも利用できるようにということで、盗難防止などの対策をした上でAEDを屋外に設置してはどうかという御提案であるということでございますけれども、確かに屋外にAEDが設置されていれば、より利便性は増すと思いますが、それぞれの施設の利用形態や周辺環境なども様々であると思いますので、今後、先進地の事例を確認しながら調査研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 296 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 297 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 298 ◆20番(石川輝彦) 調査研究ということですが、AED本体も入れるケースも新規購入となりますので、一気に変えろとは言いません。必要であろうところから徐々に変えていけばいいと思っています。人の命というものは費用対効果では表せません。ぜひ、前向きに検討していただきたいと思います。  もう一点、このAEDの要望とさせていただきますが、他市ではこのケースの中に女性の胸を覆う三角巾のようなものが入っていると伺ったことがあります。安心感を与えるためにも、一度御検討いただけたらというふうで思いますので、よろしくお願いします。  次に、(4)産業政策強化によるまちづくりについてです。  この産業政策がまちづくりに当てはまるかどうかということは置いておきまして、まちづくりにはお金、税収が必要です。税収確保のためにも、碧南市において中小企業の発展は必要不可欠と考え、ここで、中小企業における振興のための条例制定の方向性についてお伺いしたいと思います。  この件は幾度となく市長にも伺っています。前向きなお考えは示していただけるものの、実現に至っていない課題です。私自身、令和元年6月に一般質問した以降、このテーマには触れてきませんでしたが、全国的に見るとこの条例制定の流れはいまだ止まることなく、平成31年を含む令和元年は74自治体、令和2年は46自治体、令和3年は29自治体、令和4年は3月までで20自治体が条例制定をされています。  この条例制定の背景には、自治体は単に国の政策や事業の実施の役割を担うのではなく、この自治体の産業政策、中小企業の政策の企画立案を行って政策を展開するという考え方が高まったことにありまして、中小企業が発展することにより、そこに働く者が幸せ、かつ安定的に暮らすためにも自治体としての担保、いわゆる条例制定が必要であるというふうで考えています。  これまで、市長は毎回のように中小企業の経営者や商工業団体をはじめとする皆様の御意見をお聞きしながら検討をしていくといった答弁でかわされてきました。どのように検討をされてきたのでしょうか。3年半ぶりの質問となります。中小企業における振興するための条例制定のお考えをお願いしたいと思います。 299 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 300 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 301 ◆経済環境部長(生田和重) 中小企業振興のための基本条例につきましては、条例制定そのものが目的とならないよう、また、条例に中小零細企業や大企業、金融機関、商工業団体、行政など、各関係機関における責務を規定することが想定されますので、本市の議会基本条例や協働のまちづくりに関する基本条例、環境基本条例などと同様に、条例を制定するまではもちろんのこと、制定後も問題認識や課題の洗い出しから具体的な構想や支援策まで、市と全ての関係機関との情報の共有や共通理解が必要であると考えております。  したがいまして、条例案の作成には中小企業を含む各関係機関で相当な時間や労力が必要であると考えておりますので、繰り返しの御答弁になるかもしれませんが、関係機関における条例制定への機運が必要と考えております。  本市では行政職員が企業訪問を行い、直接経営者の方と情報交換をする場を設けておりますけれども、経営者の皆さんは、新型コロナウイルス感染症、物価高、燃料の高騰や脱炭素、人材不足など、常に山積する問題、課題への対応に追われておりまして、具体的な支援策というのを優先してみえるように感じておるところでございます。  本市では、これまでにも商工会議所からの要望や企業訪問による経営者との情報交換により、臨海部のBCPの普及や工業専用地域における緑地面積率の緩和、2号地や北部産業地へ進出する企業への補助、見本市への出展料、インターネット求人サイトへの登録料補助、新型コロナウイルス感染症対策として実施いたしましたプレミアム付食事券や経営改善への支援など、他の自治体に先駆けて様々な支援策をスピード感を持って実施してまいりました。  条例の必要性について否定するものではございませんので、今後も引き続き企業訪問を重ね、経営者の方々と直接意見交換する中で、時代に即した、また、ニーズの高い施策を実施するとともに、条例制定の機運、必要性についても検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 302 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 303 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 304 ◆20番(石川輝彦) 毎回毎回、同じ答弁をありがとうございます。  関係機関での時間の労力が必要だとか、関係機関の機運が必要だとか、私が初めてこれを提案したの、平成24年3月です。10年間、どこの団体とどれだけ、何について協議されてきたんでしょうか。その協議の中身については答弁にありません。何か全く理解できない答弁だというふうで私は感じています。また、今やっていることをいっぱい並べていただきました。行政の企業訪問やBCP、緑化率の緩和、ネットの関係など、これ、私がこの場で一般質問でお願いして実現したものばかりなんです。今しっかりやっているから大丈夫ではないんです。この条例は市が能動的に考えて行動するために制定するものだというふうで考えています。今後は必要なんです。誰からも言われないから制定しない、誰かから言われたから制定する、そんなもんじゃないんです。この条例は、市としてどのように考えて関わっていくか、関わっている企業や団体とどのように一緒に取り組んでいくか、そういう意思表明だというふうで思っています。  今の答弁、冒頭出てきました関係機関との連携は取れないというふうで、こんな答弁だと受け取ります。しかし、ある中小企業の関係団体の方からは、碧南市の未来、まちづくりのためには必要な条例、連携が取れていないというんなら連携を取るように行動していくと言われています。市としても前向きにこの協議、参加していただけるよう、よろしくお願いします。  最後に、(5)碧南市協働のまちづくりに関する基本条例の検証と改正についてお伺いします。  第6章の雑則、第23条の条例の検証について記載があります。当然、必要に応じて検証して改正が行われているものと思っています。  そこで、この検証に基づく実績、それと、逐条解説を求む基本条例の改正の必要性はなかったのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 305 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 306 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 307 ◆市民協働部長(山本政裕) 市民協働の推進については、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略で設定した数値目標の実績報告において、毎年、進捗状況を確認しております。  具体的な項目内容としましては、市民活動センターでの人材バンク登録者数及びボランティア登録団体数、地域まちづくり組織の数、また、市政アンケートの市民協働に関する満足度等があり、少しずつではございますが、市民協働の推進ができているものと考えております。  令和3年度より地域まちづくり組織の設置を目指す団体の代表者が意見交換する機会を設け、四日市大学の教授がアドバイザーとして参加していただいており、今年度も実施する予定となっております。一歩ずつではありますが、前に進んでいると考えております。  今後も市民協働の推進、検証については、行政のみが行うものではなく、市民の意見を反映するように努めてまいりたいというふうに思っております。 308 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 309 ◆議長(祢宜田拓治) 20番。 310 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございます。  今までもやっておって、今後も進めていくということです。これが見えるような展開をお願いしたいと思います。  今回、私の質問はまちづくりと言葉の中に今後の碧南市の発展の意味を込めた質問というふうで、私、させていただいたつもりです。今回の答弁の中でも検討という言葉がよく使われていました。検討は単に考えることだけではないんです、市長。じっくりと、しっかり考えることなんです。じっくり考えれば回答が出てくるんです。その回答は、いい回答、悪い回答、あると思っています。どちらにしても市民はその回答を待っているんです。  私たちの働くこの世界では、現状維持は後退であると同じであるとよく言われます。よりよい碧南市の発展を求めて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 311 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、石川輝彦議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 52分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 5分 再開) 312 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岡本守正議員の一般質問を許します。 313 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 314 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 315 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。  今から一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  件名1、市民病院を市民のためにから始まりますので、よろしくお願いいたします。  映像をお願いします。  これが我が市が誇る映像です。前に同じような感じで撮っておりますけど。  次。これが4台、ここにくるくるバスが入ってきます。今は2台ですけど、4台、みんなここへ入ってきます。  次。ここで今、改良が進められてあって、一番上のところから始まっておるのではないかというふうに思うんですけど、そこはもう既に利用されております。その中の映像をと言ったら、いや、映像は撮ることができませんと言われて諦めました。  次。こういう形で、発熱のある人はまずここへ行って検査をされて、それぞれ病気のために移動させられます。  以上だな。4つだった。
     それじゃ、質問をさせていただきます。  (1)市民病院のコロナ対策の状況と第8波や今後の新たなウイルス対応についてどのようにされてこられたのか、また、今後の対応はどのようにされるのかお答えください。 316 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 317 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 318 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 市民病院のコロナ対策の現状でございますが、来院される方には正面玄関での手指消毒をお願いすることをはじめといたしまして、院内の消毒、換気、アクリルボード並びに消毒液の設置、職員の感染防止対策の徹底など、基本的な感染防止対策を徹底して実施をしております。  また、入院患者へのお見舞いや面会を禁止し、入院患者とその御家族が直接面会できないことから、タブレット端末を利用したリモート面会を実施しております。  新型コロナ感染症は時間の経過とともに変異をし、感染力や症状などが変化をしております。このため、これまでも市民病院が保有する陰圧機などを最大限活用する中で、感染対策を徹底しながら新型コロナ感染者への医療の提供と看護に当たっており、第8波においても同様であると考えております。  また、今後の新たなウイルス対策についてですが、新型コロナ感染症の経験を生かしながら、新薬や治療方法など、常に新しい情報を収集する中で、保健所をはじめとする関係機関と協力をして対応していくことになると考えております。 319 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 320 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 321 ◆2番(岡本守正) 頑張っておられますけれども、これまでのコロナ患者受入れ実績についてお答えください。 322 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 323 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 324 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 市民病院は、現在、病棟改修工事を行っておりますが、コロナ陽性者のための入院病床を12床確保し、保健所の要請に基づきまして患者を受入れしております。その病棟では、ゾーニングや導線の確保、コロナ患者専用の看護師を配置するなど、できる限りの感染対策を講じております。  令和4年11月末まででお答えを申し上げますと、543人の陽性者を受け入れております。そのうち、おおむね95%の方が当院で回復をされ、1.7%の方が重症化に伴い他院へ転院されておられます。 325 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 326 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 327 ◆2番(岡本守正) これまでたくさんのコロナ患者が出ておる中で、やはり、私もコロナにかかっておるのではないかと心配されてみえる方もみえます。発熱があればいいですけれども、そのまま病院に行ければいいんですけど、そうじゃなくて、コロナ検査をこういう形も含めて誰でもできる、無料で定期的に行えるような、そういう体制をつくっていただきたいというふうに思いますので、お答えください。 328 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 329 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 330 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 市民病院におきましては、発熱などコロナの症状が出ている方に対しては、問診をはじめ、PCR並びに抗原検査、薬の処方などの医療の提供を行っておりますが、症状が出ていない方に対してコロナの検査を無料で定期的に行うことは一医療機関としてできませんので御理解願います。 331 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 332 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 333 ◆2番(岡本守正) 医療機関としてはできませんということでしたけれども、これまで碧南市内に5ヵ所だと思いましたけれども、いわゆる無料検査セットが受けられる場所があるということで、これまでちょっと心配だと言われる方が事前に検査をする。私もこの場所、碧南市内ではなかったんですけど、集会があるときに一度もらってこれを検査してから集会に行った覚えがあるわけですけれども、こういうことで、5ヵ所でどれぐらいの検査を受けられた人がみえるか、現時点の件数を教えていただきたいと思います。 334 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 335 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 336 ◆健康推進部長(山田昌宏) この愛知県のPCR等検査無料化事業としまして、愛知県が直接実施している事業となりますので、検査実施件数につきましては市では把握していないということでございます。  ただ、現在の碧南市では、先ほど言われたとおりスギ薬局の大浜店、これは羽根町にあります。あと、スギ薬局の雨池店、これは雨池町にあります。あと、きずな薬局ということで、栄町にある薬局ですね。あと、ハロー薬局、二本木町にある薬局です。及び、もう一つがアイン薬局ということで西端店、これは湖西町にある薬局なんですが、この5ヵ所で検査が受けることができるということで、直近で碧南市薬剤師会に確認をしたところ、いずれの薬局においても今は問題なく検査が実施できるということで聞いておりますので、安心いただけたらというふうに思います。 337 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 338 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 339 ◆2番(岡本守正) 最初の頃は、かかっているんじゃないかということで、どっと行かれたということで、行っても検査ができないような状態があったわけですけれども、今ではできるということですね。やはり、こういう無料の、自分、ちょっと心配だったと。集まりに行って、発熱なんかもない状況でもやはり心配だなということで、やはり、こういうところで検査をする必要もあるのではないかというふうに思います。  それでは、(3)の要介護者と障害者家族が感染した、その場合の入院ベッドの確保についてお伺いをいたします。  私の知り合いの御夫婦が2人ともコロナ感染しました。夫のほうは要介護者だから入院していただかないと夫婦も大変だということでしたけれども、入院ができませんでした。こういうときは要介護者だけでも入院できるよう、ベッドを増やすべきであると思います。  それと、入院させないなら、ほかの病院から聞いたんですけれども、碧南市民病院をパキロビッド、モルヌピラビル薬品を投与できるように医者から指示をしていくべきではないかと思います。もちろん、医師が判断をすることですけれども、この薬も碧南市民病院にもあると思います。2人とも高熱の状態で自宅治療をされたそうですけれども、要介護者が硬直する状態でしたので、大変であります。こういうことで、入院ベッドを増やして硬直状態になる要介護者も入院させるべきであると思いますので、お答えください。 340 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 341 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 342 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 市民病院には、現在、コロナ陽性者のための入院病床を12床確保しておりますが、この病床につきましては保健所の要請に基づき患者を受け入れることとなっております。したがいまして、障害者、要介護者、また、その御家族の方であっても市民病院の判断で入院させることはできません。  また、お薬につきましても、医者が必要だと判断すれば当然処方はしておると思いますし、医者の判断で処方をされるものでございますので、個人の希望によって処方されるものではないということで御理解をお願いしたいと思います。 343 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 344 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 345 ◆2番(岡本守正) 当然、納得できません。そのために、少なくても車椅子の障害を持って硬直状態になるような人、入院、医者が判断すると言われますけれども、それを介助する家族の人、当然、この家族の人もコロナにかかってみえるわけですので、大変な状況ですので、ベッドをやはり増やして入院させるべきだというふうに思いますので、これについてお答えください。 346 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 347 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 348 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 先ほど御答弁申し上げましたが、コロナに陽性となった方を入院治療させるのか、自宅療養させるのか、また、入院治療をさせる場合にどの医療機関のコロナ確保病床に入院させるのかにつきましては保健所が判断をし、調整をされておられます。  したがいまして、市民病院で確保しているコロナ陽性者のための確保病床12床につきましては、市民病院の判断でコロナ陽性者を入院させることはできませんので、御理解願います。 349 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 350 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 351 ◆2番(岡本守正) やはり介護をされてみえる方が重症になったときはそのように対応をちゃんとできるような状況を保健所と相談をしながら、そういう状況をつくり出していくべきだというふうに思いますので、納得できませんので、また次の機会に質問させていただきます。  (4)国の公的病院統合のリスト撤回を求め、碧南市民病院のベッドを減らし過ぎだとすることに名誉をかけて回復を求めるべきです。お答えください。 352 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 353 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 354 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) これまでも御答弁させていただいておりますが、令和2年度に厚生労働省から再検証要請対象医療機関の指定を受け、西三河南部西医療圏の地域医療構想推進委員会におきまして協議をし、その結果、碧南市民病院は、地域医療、救急医療を守る上で必要不可欠であるとの御意見をいただいております。  厚生労働省が発出をした公立、公的医療機関等の具体的対応方針の再検証等についての通知は強制力を伴うものではなく、社会保障費が国の財政を圧迫する状況の下では、このような手法を取ったことに対しまして、ある程度は理解ができるものであると考えておりますので、見直し撤回は必要がないものと感じております。 355 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 356 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 357 ◆2番(岡本守正) 当然、ベッドを削減するというのは、これは国が公立病院、医療機関のリストに挙げたのはコロナ感染拡大前であります。これからもいろんな病気が感染のもとになってくるということで、その後のコロナ感染症拡大の時点では、市民病院の役割は、先ほど人数を言われたけれども、大きな役割を果たしてみえます。しかし、それだけじゃ足らないということは当然であります。  今の状況を見ますと、私の近所の人は家族中コロナになっちゃって、ホテル住まいということと、息子さんは熱が下がらないということで岡崎の病院に運ばれたということですので、そういう状況が私の周りにも起きておるということは、碧南市全体では大変な状況になっておるのではないかというふうに思います。  今後とも、コロナ第8波、今、大村知事も愛知県の状況を出されてきておりますけれども、気候変動の中で新たなウイルスもまた発生する可能性も大きいと考えます。やはり、市民病院はベッドを減らし過ぎです。増やすべき行動を行ってください。お答えください。 358 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 議長、病院経営管理部長。 359 ◆議長(祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 360 ◆病院経営管理部長(永坂智徳) 現在、市民病院におきましては病棟改修工事を行っておりますが、その中でも感染症対策も鑑みて病棟施設の再編を行っております。  具体的に申し上げますと、4階病棟の東側を感染症エリアとして陰圧個室を配置し、なおかつ、感染拡大時には感染区域と清潔区域に区分けするためのゾーニングをしやすい病室配置にしておりますので、感染症拡大時における市民病院としての役割は果たせるものと考えております。 361 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 362 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 363 ◆2番(岡本守正) やはり、それだけじゃ市民の健康を本当に守られませんので、さらにこれからも追及をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。今日のところはこれで終わらせていただきますけれども。  それでは、件名2、18歳までの通院医療の無料化について質問をさせていただきます。  写真をちょっとお願いします。  これは鷲塚小学校です。なぜかというと、小学校、中学校の入院費が、高校までですけど、やりますので。  ちょっと、次、変えてください。  これが東中です。  次。これは碧高です。  質問の中にも、通院も含めて行ってほしいという質問になりますので、碧高生、18歳までということで。  終わってください。以上です。  それで、通院の2022年度予算と見込み件数について、現在までの実施件数と費用はどれだけかお答えください。 364 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 365 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 366 ◆健康推進部長(山田昌宏) それでは、まず、今年度における元気っ子医療費助成事業の扶助費の予算額についてですけれども、3億6,926万円余でございます。  この予算は過去の年数、数年間における決算額の伸び率と受給者数の推移に基づいて積算をしているということでございますので、通院のみの予算額と見込み件数の内訳としては持っておりませんけれども、通院分の医療費助成の実施件数と費用ということにつきましては、今年4月から11月末までの8ヵ月分の支払い実績で申し上げますと、件数が9万2,708件、費用が2億7万3,127円ということでございます。 367 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 368 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 369 ◆2番(岡本守正) 予測も含めての回答でしたけれども、これについて、これという形で、後でまたちょっと、この数字について利用させていただきます。  そして、(2)に移ります。全国で18歳までの完全医療費無料化の実施件数はということで、お答えください。 370 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 371 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 372 ◆健康推進部長(山田昌宏) 厚生労働省のホームページにて、全国の乳幼児等医療費に対する援助の実施状況が公表されておりますので、それによりますと、令和3年4月1日現時点で、全国1,741市区町村のうち、所得制限や一部負担金を設けずに18歳到達年度までの入院及び通院に係る医療費の完全無料として助成している数ですけれども、532市区町村で、全体の約3割ということでございます。  以上です。 373 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 374 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 375 ◆2番(岡本守正) 全国では、やはり3割のところがもう既に行っておると。一次負担も含めると5割を既に超えておるのではないかというふうに考えます。  そこで、この状況を続けるために、(3)に移ってまいります。  碧南市では中学校の入院費500万円、通院費5,000万円というふうに考えて、先ほどのあれも含めて積算をしておるわけですけれども、少なくても高校生の方は少し丈夫になって、小中学校の子供さんよりも少なくということで、3,000万円ほどと予想できるのではないかということで、これについてお答えください。 376 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 377 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 378 ◆健康推進部長(山田昌宏) 本市の令和3年度決算において、中学生の入院費の助成額につきましては674万円余、通院費の助成額は5,225万円余でございました。  高校世代の通院費の助成につきましては同程度かやや少なくなると想定されておりますけれども、現時点では具体的な試算はしておりません。  以上です。 379 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 380 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 381 ◆2番(岡本守正) 全く、想定したことについて、大体こんなもんだというふうに受け止めておきます。それはこれからの18歳までの医療費の無料化、これを進めていくのに必要なことだということで考えてきております。少なくても全国の3割がやっておるところに劣ってはいけないというふうに思います。  そして、18歳までの医療費の完全無料化に向けて、碧南市の今のまちの状態は、ここに書きましたように、地理的に先端のまち、そして津波のまちという、高潮と言ってもいいのではないかというふうに思います。これに弱いまちです。碧南の全体の70%は液状化する、そんな感じです。これは、これからも海抜二、三メーターのところにどんどん家が建っておる。当然、埋立てという形になります。
     それで、18歳までの医療費の完全無料化で活性化を進めて、碧南市に子育てしやすいまちですよと呼びかけて、そして、市に定住される方をたくさん増やしていく。これは、特に若い人たちは大学だとか、就職だとか、いろんな形で碧南を出たまま帰ってみえない方もおるということで、まず、定住をしていただくということで、18歳までの医療費の無料化をして、定住をして、子育てしやすいまちということで、増やしていくことで、18歳までの医療費完全無料化にしていただきたいということで、これについてお答えください。 382 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 383 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 384 ◆健康推進部長(山田昌宏) 令和4年10月1日現在の愛知県内の医療費助成制度の状況でございますけれども、高校世代の入院及び通院費の助成を実施しているのは、一部助成や所得制限を設けている市を除きますと、54市町村中20市町村でございまして、全体の37%となっているところでございます。また、西三河9市1町では、幸田町以外、現時点では通院費の助成を行う予定はないということで伺っておるところでございます。  高校世代の通院費に対する助成につきましては、医療制度の安定実施と受益者負担などを考えますと、今すぐ助成制度を実施する状況にはないというふうに考えておりますので、今後の愛知県内の状況、また、西三河9市1町の状況を注視してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 385 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 386 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 387 ◆2番(岡本守正) このことに対して、やはりやっていくべきだということで、私らが試算した通院費3,000万円追加をすれば西三河で一番早く実現ができる。1つぐらいは西三河でわしらはやったぞという、そういうことで胸を張っていただきたいなということで、西三河の市ではとにかく通院まで実現していくべきだというふうに思いますので、それで、もう一度お答えください。 388 ◆議長(祢宜田拓治) 答弁できますか。もう一度。 389 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 390 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 391 ◆健康推進部長(山田昌宏) 先ほど申しましたけれども、県内の実施状況がまだ37%という状況、また、西三河9市1町も幸田町以外は実施する予定はないという状況ですので、今すぐ助成制度を実施する状況にはないというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 392 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 393 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 394 ◆2番(岡本守正) 残念ですけれども、また次、行っていきますので、よろしくお願いをいたします。  そして、次の件名3の生徒指導提要の改訂について質問をさせていただきます。大変、提要なんていうのはちょっと今まで全く知らなかったという方向ですので、よろしくお願いいたします。  そして、まず、(1)の12年ぶりの改訂についての認識について行っていきたいと思います。  この改訂は、ようやく12月になって一般市民に公開をされるということで、出した時点ではちょっとまだはっきり分からなかったんですけど、このことについて、教育委員会は既にずっと前から、決まったときから連絡があると思いますので、その点についてお答えください。 395 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 396 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 397 ◆教育長(生田弘幸) 今議員がおっしゃったとおり、まだ質問を出した時点では決定事項ではなくて、案が出されておるところで、2日前、12月6日にやっとこれが承認されてというような運びになっております。  これは生徒指導のガイドラインとなるものでありまして、平成22年に制定されて以降、約12年間が経過します。その間、生徒指導提要に関するいじめ防止対策推進法や義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律等が施行されるなど、子供たちを取り巻く状況の変化を踏まえ、12年ぶりの改訂作業が行われ、ちょうど令和4年8月26日にこの改訂案が示されました。  その改訂案の基本的な考え方は大きく3つあって、1つ目は、目の前の問題に対応するといった問題解決的な指導だけでなく、成長を促す指導等、積極的な生徒指導の充実を目的とし、こども基本法や児童の権利条約に基づき、一人一人を大切にし、子供たちの成長を保護者や地域、専門家等の教員以外も含めたチーム支援による組織的な対応で、あらゆる教育活動を通じて取り組んでいく考えを示しております。  2つ目は、いじめや暴力行為、不登校など、個別の重要課題を取り巻く関連法規等の変化を反映し、いじめや暴力行為などの課題だけでなく、インターネットに関わる問題、性的マイノリティーをはじめとする性に関する課題、多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導など、新しい教育課程への対応について取り上げられております。  3つ目は、新学習指導要領やチームとしての組織的な支援、生徒指導上の課題に関するデータの活用等の考え方が反映されております。生徒指導は全教職員の共通理解、共通実践が大切であり、子供たちの成長を支える関係機関、地域の理解も大切だと考えます。改訂に当たり、中学校だけでなく小学校においても生徒指導提要についての校内研修などを進め、全ての教育活動の中に生徒指導が生きているという認識を持つことが大切だと考えております。  以上です。 398 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 399 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 400 ◆2番(岡本守正) 何か、今の時代背景そのものを反映させていくということのように受け止めました。  この中で、(2)の校則のホームページ掲載など、具体的な実施状況はどのようになっておりますか、お答えください。 401 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 402 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 403 ◆教育長(生田弘幸) 碧南市の場合は、校則につきましては生徒手帳に細かく記載されており、この生徒手帳がある地域とない地域があるわけなんですが、生徒だけではなく保護者も確認することができるようにその手帳でなっております。そのため、現在は市内の学校のホームページに校則は掲載しておりません。 404 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 405 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 406 ◆2番(岡本守正) ホームページについて新たな指針が出されて、ふだんから学校内外の関係者が参照できるように学校のホームページの公開をしていくこと、そして、児童生徒がそれぞれの意義を理解し、主体的に校則を守れるようにするために制定したというのが背景等に指示が出されておりますので、やはり、ホームページなどまでも掲載、もちろん生徒手帳だとか、そういうところに持ち歩いていくことが大切なことだと思いますけれども、それに関係者全体が知るには校則をホームページに載せるべきというのが新たに書かれておりますので、その辺、ホームページに載せていくべきだというふうに思いますので、回答をお願いします。 407 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 408 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 409 ◆教育長(生田弘幸) 私も本当にちょっとそこをじっくり読んだんですが、1つの案として生徒手帳であり、それから、ホームページに載せることもいいよという、どっちでもいいよというような解釈の中で、載せろではないです、決して。そういう中でありますが、今議員のおっしゃられたことも確かだと思いますので、校則ですので、あくまでも教育委員会がというよりも学校がちゃんとやるべきことなので、学校のほうにそのことを校長会で提案しまして、一度考えてみてくれというような投げかけをしたいと思っております。  以上です。 410 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 411 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 412 ◆2番(岡本守正) やはり関係者だけじゃなくて、周りの人たちもやっぱり含めてそういうことを知っていくために提案をして、ちゃんと載せていただきたいというふうに思います。  それと、次の(3)ですけれども、生徒指導提要の教師、保護者、児童への周知や徹底について、これからどうされていかれるのかお答えください。 413 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 414 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 415 ◆教育長(生田弘幸) 生徒指導は全教職員の共通理解、共通実践が大事であり、子供たちの成長を支える関係機関、地域の理解も大切だと考えます。よって、生徒指導提要の改訂版が公表されましたので、教職員に周知していきます。  そして、各学校においても生徒指導提要についての校内研修をまずは進めます。そして、生徒指導のガイドラインとなる生徒指導提要の活用を進めていく考えであります。そして、子供の成長に関わる関係機関の方々とも共有することが大切だと考えております。  以上です。 416 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 417 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 418 ◆2番(岡本守正) やはり、特に関係者がいろんな意味でそういうことに関心をまず持つということで、これについて勉強しながら、やはり児童の成長を見守っていただきたいということです。  次に入ります。(4)ブレザー制服への切替えについて質問をしていきます。  アとして、3種類の制服に対する保護者の反応ですね。私も見に行きました。あまりよく分からなかったわけですけれども、今までの詰め襟、いわゆる旧軍隊のを含めて、そして、セーラー服なんて言いますよね、海軍ですね。これから大きく切り替わっていくというふうに考えております。  そのことについて、父兄の人をはじめとして、皆さんどう思われているかお答えください。 419 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 420 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 421 ◆教育長(生田弘幸) 碧南市内5中学校では、長年にわたり詰め襟学生服とセーラー服を制服としてきました。しかし、最近では気候の変動や時代の変化に伴う多様性など、既存の制服では対応が難しいことも生じてきました。  そこで、誰もが快適かつ活動的な学生生活を送ることができるように、詰め襟学生服とセーラー服に加えて、令和6年4月から市内統一のブレザータイプの制服の導入を進めております。  3種類の制服サンプルを製作して、10月31日から市内の全小中学校と文化会館で展示して、対象となる小学校5、6年生、中学1年生の子供たちとその保護者、卒業後の導入とはなりますが、中学2年生とその保護者にアンケートを取り、広く意見をいただいているところであります。文化会館での展示は、祝日や休日を入れましたところ、多くの方に関心を持って見ていただく機会となりました。制服サンプルの展示とアンケートは2学期に終了し、現在検討、集計しておるところです。  保護者の反応につきましては、2学校のアンケートが終わったところなんです、今。だから、現時点では全部は把握できていません。全ての学校のアンケートが出そろったところで集計を行って制服を決定するための参考にさせていただきたいと考えております。  以上です。 422 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 423 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 424 ◆2番(岡本守正) やはり、大きく変わっていくというのは、1つはいいのではないかというふうに思います。全部の集計が終わるのを期待しております。  そして、いわゆる制服購入に、補助金を出していくことについてお答えください。 425 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 426 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 427 ◆教育部長(岡崎康浩) 制服の購入補助につきましては、これまでも就学援助の対象者には新入学児童生徒学用品費として補助を行ってまいっております。ただ、それ以外の世帯には補助を行っておりません。今後も購入補助を行うということは考えておりませんので、御理解のほどお願いしたいと思います。 428 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 429 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 430 ◆2番(岡本守正) いわゆる、あんまり使いたくない言葉ですけど、生活保護水準の方々について、新入学学用品については制服の費用までも含まれておるのかということと、幾らその人たちがもらっておるのか、お答えください。 431 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 432 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 433 ◆教育部長(岡崎康浩) 新入学児童生徒学用品費には、まず、制服に係る費用も含まれております。  来年度、中学校に入学する児童への新入学用品費としましては6万円でございまして、来年3月に支給する予定でございます。  以上です。 434 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 435 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 436 ◆2番(岡本守正) 次の就学援助受給者への補助について、物価高の中で支援ということで、受給者に対する人たちの生活保護基準の1.2倍から知立市並みの1.4倍に引き上げるべきではないかというふうに思いますので、その点、お答えください。 437 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 438 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 439 ◆教育部長(岡崎康浩) この就学援助の対象者は、要保護者に準ずる程度に困窮していると教育委員会が認めた者として、家庭の諸事情を考慮して総合的に判断し、生活保護基準の1.2倍以下の世帯までとしているところであります。  基準の引上げにつきましては、他市町村の状況を確認する中で1.2倍が適当であると判断しているものでございますので、引き上げる考えはございません。  以上です。 440 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 441 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 442 ◆2番(岡本守正) 1.4倍に引き上げないということですけれども、もうあらゆる物価が上がっている中では、やはり知立市並みに1.4倍に引き上げるべきではないかというふうに思いますので、2回目、もう一度お答えください。 443 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 444 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 445 ◆教育部長(岡崎康浩) 愛知自治体キャラバンがまとめられた資料をちょっと頂戴しておりますので、そちらのほうを紹介させていただきますが、令和3年度の状況ということでの資料となっております。  54市町村の中で、1.4倍としているのは1市、1.4倍以上としているのは5市町ございます。一方、1.2倍としている、碧南市も含めてですが、15市町という状況でございます。  今後もまた市町村の動向には注視をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 446 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 447 ◆議長(祢宜田拓治) 2番。 448 ◆2番(岡本守正) 大変な状況の中で、物価だとか生活そのものの中でこれから新しい生徒指導提要改訂が始まるわけですので、その生活までも含めてのことをちゃんとフォローしていかないと、これもなかなか難しいのではないかというふうに思いますので、私の一般質問はこれで終わります。ひとつよろしくお願いいたします。 449 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、岡本守正議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。
    ───────────────────・・─────────────────── 450 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明9日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 2時 56分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和4年12月8日                   碧南市議会                     議 長  祢宜田 拓 治                     議 員  小 林 晃 三                     議 員  山 中 謙 治 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...