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2022-11-22 令和4年市議会協議会 名簿
2022-11-22 令和4年市議会協議会 本文

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  1. 碧南市議会 2022-11-22
    2022-11-22 令和4年市議会協議会 本文


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    最終取得日: 2023-04-18
    2022-11-22 : 令和4年市議会協議会 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午後 1時 30分 開会) ◆会長祢宜田拓治) ただいまから、令和4年第4回碧南市議会協議会を開会いたします。  本日の協議事項は、配付してあります通知書のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆会長祢宜田拓治) 協議事項(1)「碧南市民病院医療事故について(報告)」を議題といたします。  本件について、説明を求めます。 3 ◆病院長亀岡伸樹) 会長病院長。 4 ◆会長祢宜田拓治) 病院長。 5 ◆病院長亀岡伸樹) ただいま協議事項となりました市民病院医療事故につきまして、私から一言申し上げたいと思います。  この件につきましては、現在、患者様に対しては、担当の医師はじめ、医療従事者誠心誠意治療に当たっているわけでございますが、今回の事例で大腿骨頭骨頭壊死を発症してしまったという、誠に残念な結果になったということでございます。このことにつきまして、患者様及び御家族の方々の心痛を思いますと大変申し訳なく、心よりおわびを申し上げます。  今後このような事故のないように組織を挙げて努力をしてまいり、患者さん並びに御家族に対しましても、誠意を持って対応させていただく所存でございます。  ただいまから担当者から詳しく御説明申し上げますので、市議会におかれましても、十分御理解をいただき、御意見等をいただければ幸いに存じます。どうぞよろしくお願いいたします。 6 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 7 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 8 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 説明に入ります前に、今回の報告におきましては、相手方との合意によりまして、具体的な日にち、氏名等はお示しできませんので、あらかじめ御了承願いたいと思います。  それでは、協議事項(1)、参考資料1により説明いたしますので、参考資料1を御覧ください。  碧南市民病院医療事故について(報告)。  平成30年11月に発生した碧南市民病院医療事故について、名古屋地方裁判所から和解案が示されたことに伴い、患者側和解交渉を開始するため、次のとおり報告をするものでございます。  1、患者の状況でございますが、(1)患者といたしましては、愛知県在住の50歳代の男性の方で、(2)病名は特発性大腿骨頭壊死症であります。  2、事故内容といたしましては、平成29年10月に硬膜炎を発症し、ステロイド剤による入院治療を受け退院しましたが、退院2週間後に左大腿痛を、また、退院約1年後に左股関節痛を訴えて受診をしましたが、受診の際、ステロイドが誘因となる大腿骨頭壊死症可能性を念頭に置いた検査及び経過観察を速やかに行うことができておりませんでした。その後、平成30年11月に他院で大腿骨頭壊死を指摘され、当院を受診し、平成30年12月に人工股関節置換術を行うこととなったものでございます。
     詳細な経過につきましては、参考資料2で御説明いたしますので、参考資料2を御覧ください。  1、治療の経緯でございますが、最初の受診は(1)平成29年10月上旬で、38度台の発熱及び排尿障害により当院の救急外来を受診し、検尿検査を行いましたが、特に異常はありませんでした。  (2)平成29年10月上旬、これは最初の受診日の翌日に当たりますが、市内の医療機関において髄膜炎の疑いと診断をされ、当院を紹介受診しました。採血、髄液検査及び頭頸部CTの検査の結果、硬膜炎と診断をいたしました。そのため、当院の神経内科へ入院し、ステロイド治療を行い、約1ヵ月間の入院治療を経て退院されました。  (3)退院から4日後の平成29年11月中旬に、退院後の経過確認のため、当院の神経内科外来受診し診察を行いました。その診察では、退院前と比べ著しい変化はありませんでした。  (4)退院から2週間後の平成29年11月下旬に、腰痛及び左大腿痛を訴えて、当院の救急外来を受診いたしました。その際、担当医エックス線検査を提案いたしましたが、患者本人内服鎮痛剤の薬の処方のみを希望され、当該検査を辞退されました。  (5)退院から約1ヵ月後の平成29年12月上旬に、左腰部及び左股関節に痛みを訴えて、当院の整形外科外来受診しました。その際、エックス線検査を行いましたが、異常及び左股関節に変形は認められませんでした。  (6)退院から約10ヵ月後の平成30年9月上旬の定期受診の検査の結果、平成29年10月の入院時から行っておりましたステロイド剤の投与を終了いたしました。  (7)退院から約1年後の平成30年11月上旬に、平成30年10月初旬から股関節部に痛みがあったため、当院の整形外科外来受診しました。エックス線検査の結果、左股関節に変形は認められなかったため、鎮痛剤を処方いたしました。  (8)平成30年11月中旬に、痛みが継続するため市内の医療機関を受診し、MRI撮影を受けております。資料の裏面に移ります。その結果、左大腿骨頭壊死と診断され、当院の整形外科外来受診しました。診察の結果、左大腿骨骨頭の前方及び後方に壊死域があることが判明をいたしました。  (9)平成30年12月上旬に、当院の整形外科手術目的のために入院し、入院の翌日に左大腿骨頭置換術の手術を実施いたしました。  (10)平成31年1月中旬に当院を退院いたしました。  次に、2、退院後の状況でございますが、当該患者は職場に復帰いたしましたが、休職し、身体障害者5級を取得しております。約9ヵ月の休職の後、復職されておられます。  恐れ入りますが、参考資料1にお戻りください。  3、事故原因でありますが、次の2点にあると考えております。  まず1点目でございますが、当該患者は当院で硬膜炎によるステロイド治療を行っていたにもかかわらず、日本整形外科学会及び厚生労働省指定難病特発性大腿骨頭壊死症研究班監修特発性大腿骨頭壊死症診療ガイドラインにおいて、入院の可能性を指摘されているステロイド剤投与履歴の確認が、平成29年12月上旬及び平成30年11月上旬の整形外科外来受診において漏れていたことによりまして、適切な療養指導がなされず、診断に遅れが生じた可能性があると考えております。  2点目は、平成30年11月上旬の整形外科外来受診の際、左股関節部エックス線検査の診断において、骨頭の変形に気づけなかったことと考えております。  4、和解案の交渉につきましては、患者の代理人である弁護士と交渉をしてまいります。  5、再発防止でありますが、資料の裏面に移ります。  1点目といたしましては、当院の受診者が現在服薬をしている薬につきましては、院内及び院外処方に関係なく、電子カルテ内の問診の既往歴、服薬の入力欄に、医師事務作業補助者が情報を入力することにより、服薬履歴を漏らさず診断につなげることといたします。  2点目といたしましては、特にステロイド剤投与履歴について確認を行えるよう、問診票の様式を変更することによりまして、過去の投与履歴を確認できるようにすることで、同じ過ちを繰り返さないようにしてまいりたいと考えております。  以上で説明とさせていただきます。お願いいたします。 9 ◆会長祢宜田拓治) 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 10 ◆審議員山中謙治) 会長。 11 ◆会長祢宜田拓治) 山中議員。 12 ◆審議員山中謙治) 医療事故というのは、内容を見ても私どももなかなか分かりにくいことなんですけど、患者としては、特に医療に関しては診療を信用せざるを得んという状況にあるかと思います。近年も、令和2年ですか、医療事故がありましたですけど、碧南市民病院においては、医療事故というのは他の病院に比べてどのような状況であるか、ちょっとお伺いしたいと思います。 13 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 病院経営管理部長。 14 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 15 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 他の多くの医療事故について弁護を行っている当院の顧問弁護士にお聞きをしたところ、碧南市民病院医療事故はそれほど多いほうではない、むしろ少ないほうであるというふうに伺っております。  以上です。 16 ◆審議員山口春美) 会長。 17 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 18 ◆審議員山口春美) 外来をされて、ステロイド治療が行われて、実際には副作用ということで誘引の可能性があるよというふうに学会で指摘されていたもので、副作用がそのまま出ていたにもかかわらず、気がつかなかったということなんですよね、要するに。 19 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 20 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 21 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) まず大腿骨頭壊死症というのは、特発性とついているので、基本的には原因は現段階の医療でも不明なんです。それから、整形外科ガイドラインを作成したような、作成する立場にある先生を複数私どもが調べてお聞きしたところ、ステロイド副作用ともちょっと言えないというのが現在の見解です。  それから、大腿骨頭壊死症は、まず大腿骨頭のところ、大腿骨の骨の頭のところ、そこに虚血、血流不全がまず起きます。ただ、骨のために血流不全だけでは痛みが生じにくいです。そして、その次の段階として、虚血に陥った骨がもろくなり折れます。折れると痛みを発症します。そうやって、そういうフェーズがちょっと違うものですから、痛みを発症したときを見逃して全て過失ということにはならないというのが私どもの見解でありますし、それはガイドラインを作成する先生方にも確認をさせていただいております。  以上です。 22 ◆審議員山口春美) 会長。 23 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 24 ◆審議員山口春美) 結果的に、骨頭と言われる部分の全体のどの部分が、ほぼ100%が壊死してしまったんですか。 25 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 26 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 27 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 100%ではないですけど、30%以上、だから割と広い範囲です。パーセンテージによって病気の手術方式が変わってきます。だから、非常に狭い範囲であれば保存療法でもいけるんですけれども、非常に広い範囲ですとやはり手術が必要となります。  今のガイドラインにおいても、骨頭の壊死の範囲については、最初に起きる虚血の部位によることであって、後から広がることはないというのがガイドラインに書かれております。それから、このガイドラインは2019年に作られておりまして、発症した平成29年に関しては、まだこのガイドラインはできておりません。だから、比較的新しい概念ではありますけれども、今の一番新しいというガイドラインでもって事例を分析しております。  以上です。 28 ◆審議員山口春美) 会長。 29 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 30 ◆審議員山口春美) 今後の対応策として、ステロイド治療を行ったら必ずカルテステロイドを受けているということを書くと。この間もコロナのワクチンでアナフィラキシーで亡くなられた方がみえたんですけど、当然問診なんかでも私たちチェックしていますし、該当される方は御自分でも自覚されてみえたんじゃないかというふうに思うんだけど、今後こういうふうにカルテの中にきちっと書いてあれば、そのように医師の着目が変わってきて、大きく防ぐことができるという、こういう受け止めですかね。 31 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 32 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 33 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) やはりステロイドというお薬は非常に多岐にわたる疾患において使われます。先ほどコロナのこともありますけど、私どもの病院コロナ治療をするときもステロイドをたくさん使っています。ですから、これを全員に、ステロイドを使った人を、足が痛いといってMRIを撮らなあかんかというと、とても今の日本の医療体制MRIの台数からはやれません。ただ、ステロイド治療歴をしっかり分析すれば、ひょっとしたらMRIをもう少し早くやれたかもしれない、それに関してはちょっと反省したいところだと思います。  以上です。 34 ◆審議員山口春美) 会長。 35 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 36 ◆審議員山口春美) 湿疹なんかでもステロイドを使うので、今後はそういう人たちも含めて履歴の中に、カルテに明記されていくということになるんですね。 37 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 38 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 39 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 方策は、方略は2つ取りました。  1つは患者さんになるべく申し出てもらう。これは、うちの病院で全て治療が最初からやって全て完結しているわけではないので、いろんな病院、それから治療歴が多岐にわたればいろいろありますので、まず、患者さん御自身にもちゃんと教えてもらうように問診票を加えました。  それから、今回、私どもがちょっと至らなかった点としては、当院で、自院でのステロイド治療に気づくことができなかったというところは少し問題点として挙げております。 40 ◆審議員山口春美) 会長。 41 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 42 ◆審議員山口春美) 結局痛くなったのでよその病院に診てもらって、その後、市民病院に帰ってみえるわけですが、これ、市内の病院ですか。そこまでは言えないの、よその病院は。やっぱりちょっと不信感があったから、市民病院に再来するのではなく、よその病院に行かれてMRIを撮られたということですかね。市内病院ですか。 43 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 44 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 45 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 市内の整形外科病院です。  不信感かどうかはちょっと分かりませんけれども、足が痛いということで、29年とそれから30年に1回ずつ受診されているんですね。29年のレントゲンは特に異常ありません、後で見直しても異常ありませんが、30年のは少し関節の変形があって、これはちょっと見逃しだろうと判断しております。 46 ◆審議員山口春美) 会長。 47 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 48 ◆審議員山口春美) 結果的に、障害5級になられて、今は仕事に復帰できている状況ですが、大腿骨骨頭置換術碧南市民病院医療過誤だということで、無料で医院の責任で行われたんですか。 49 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 50 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 51 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 先ほども申し上げたように、虚血の原因は、ステロイドが誘引ではありますけれども、副作用とは現在されておりません。それから、虚血が起きることを防ぐことは現在できません。したがって、特発性という名前がガイドラインでも使われています。  もう一度繰り返しになりますが、虚血が最初に起きたエリアによって骨頭壊死治療が変わってきます。この患者さんは、最初の虚血のエリアが広かったため、骨頭が大きく壊死をしたため、手術をせざるを得ませんでした。そうなると、大腿骨頭を置換するということは、もう身体障害者の適用になりますので、それで身体障害者を申請しているわけであって、医療過誤の全面的に責任を取っての身体障害者とかそういうことは全然関係ありません。 52 ◆審議員山口春美) 会長。 53 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 54 ◆審議員山口春美) そうなると、今日に至るまで全部自費で、自費というのか保険適用の通常の受診をされて費用負担もされた上でここまで至ったので、和解の中身としては金銭的なやり取りということになってくるんでしょうか。それはまだ明らかにされてないんですが、どのぐらいになっていくんですか。 55 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 56 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 57 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 患者さんのこれまでの医療費については、本人負担でお支払いをされておられます。  また、今回、裁判所のほうから和解案は一定の金額として示されておりますが、これから相手方との交渉を進めてまいりますので、現時点では具体的な金額については答弁を差し控えさせていただきます。 58 ◆審議員山口春美) 会長。 59 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 60 ◆審議員山口春美) 来週に議会運営委員会が行われるんですが、12月の予算関係にはこれが明確に示されるんでしょうか。 61 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 62 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 63 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 今日、市議会協議会報告後、顧問弁護士を通じて和解に向けて進めてまいります。今のところ、何とか和解ができて、12月議会のほうに議案として損害賠償の額の確定をお示しできるように進めてまいりたいと考えております。 64 ◆審議員山口春美) 会長。 65 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 66 ◆審議員山口春美) 現在、まだ未解決の訴訟、医療過誤、あるいは訴訟にまで至っていないけれども医療過誤の実態があるのかないのか、あればつまびらかに全部明らかにしていただきたいのですが、高齢の医師によって頻繁に、大きな医療過誤ではないですけれども、そういったものが起こっているといううわさも私の耳に入ってきています。そういうことも含めてちょっと心配はしているんですよね。一度何かあるとやっぱり大きなダメージになってしまうので。現況を教えてください。 67 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 68 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 69 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 今現在、損害賠償事件として訴訟を起こされているものが、今回の事案を含めて2件ございます。また、訴訟には至っておりませんが、市民病院顧問弁護士に相談している案件は4件でございます。  なお、質問者が言われた、医療過誤というような表現を使っておられますが、我々は医療過誤ではなく医療事故ということの捉え方をしておりますので、そこのところは御理解いただきたいと思います。 70 ◆審議員山口春美) 会長。 71 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 72 ◆審議員山口春美) 訴訟は、何年もやっているのが2件で、その他の4件というのはいつ頃発生のもので、医療事故としてカウントしているのはそれだけだよと、合計4件と、思われるということも、ingも含めてだから、医療事故に確定したわけではないかもしれないですが、その6件で全て洗いざらい、今問題はないですよということで本当によろしいです? 73 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長
    74 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 75 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 繰り返しになりますが、医療事故として弁護士に相談している件数としては先ほど申し上げたとおりでございます。 76 ◆審議員(加藤厚雄) 会長。 77 ◆会長祢宜田拓治) 加藤議員。 78 ◆審議員(加藤厚雄) 平成29年、平成30年にしても四、五年たっていますけれども、平成31年1月中旬に退院しましたわね。退院してからの、いつ頃損害賠償の訴訟が出てきて、最初からこれ、名古屋地方裁判所じゃなくて岡崎もあったかと思いますけれども、その辺の経緯もちょっと差し障りのない範囲で教えてください。 79 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 80 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 81 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 当該事案でございますけれども、相手方から令和3年6月の上旬に名古屋地方裁判所に訴訟の提訴がございました。これまでに8回の弁論準備期日を重ねまして、争点の整理がされ、その結果を踏まえて、裁判所のほうから原告、被告の双方に和解の意向が打診されたということでございます。  今回、裁判所が示した和解案を基に、現在、和解金額等について詰めてまいりたいということで、今回報告をさせていただいたということでございます。 82 ◆審議員(加藤厚雄) 会長。 83 ◆会長祢宜田拓治) 加藤議員。 84 ◆審議員(加藤厚雄) となると、令和3年までは患者さんが市民病院に対していろんなことを要望というか訴えていたけれども、なかなか上手にいかなかったから訴訟という形になったのか、急に一遍にどーんと訴訟になったんですかね。どちらでしょうか。 85 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 86 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 87 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 令和2年の6月に患者さんからやはり質問状が来ていたことがありました。そこからが今回の議論だと、その発端と考えてよろしいと思います。 88 ◆審議員(加藤厚雄) 会長。 89 ◆会長祢宜田拓治) 加藤議員。 90 ◆審議員(加藤厚雄) 質問書が来たときに御本人が納得しなかったから訴訟になったんでしょうかね。だから、質問書を出すということは、答弁があるわけだもんで、それを答弁したけど患者さんが納得しなかったから訴訟に至ったということでいいでしょうか。 91 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 92 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 93 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 病状の説明をして、完全に納得されなかったということが、今の引き金になっていると思います。 94 ◆審議員山口春美) 会長。 95 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員96審議員山口春美) そうした経過があるならば、それも含めてここに書くべきだというふうに思うんですよね。そういういろんな思いを持ってみえたということが、やっぱり議会にも伝わるようにしていくことが必要だというふうに思います。  それで、先ほど言った6件ですが、発生年度等を教えてください、まず。長年やっているやつがあるよね。 97 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 98 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 99 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 先ほどお答えした6件につきましては、現在進行中の部分でございますので、この場では答弁は差し控えたいと思います。 100 ◆審議員山口春美) 会長。 101 ◆会長祢宜田拓治) 山口議員。 102 ◆審議員山口春美) ちょっと別件なんですが、今コロナがまた第8波が浮上してきて、1月中旬にはもう7波を超えるピークになるということも言われています。先ほど言ったアナフィラキシーの対応なんかも、あれは集団接種でなったものですから、今回市民病院としては集団接種ワクチン、やっていないんですけれども、こういったことは、市民の中に一定の不安材料として、5回目、4回目とか受けるに当たって、ブレーキ役にも若干なっているように思いますので、碧南市民病院としては、ああいった事件に対して対応策等は何かお考えなんでしょうか。あれば、参考のために、私も市民の皆さんに説明するときに言いますので、よろしくお答えください。 103 ◆会長祢宜田拓治) ちょっと今回の議題と関係ありませんので、またの機会にお願いしたいですけど、答弁はいいです。 104 ◆審議員(石川輝彦) 会長。 105 ◆会長祢宜田拓治) 石川議員。 106 ◆審議員(石川輝彦) いろいろ説明ありがとうございます。  今までの答弁の中身からだとか事故原因からなんですけど、再発防止策がステロイド治療を行っておったということの再発防止しかないと思うんです。特に、ここに書いてあることでいくと、(2)のところ、変形に気づけなかった、先ほども初めにエックス線の検査のときに見逃しがありましたよということを報告があったんですが、それに対する再発防止策というものが出てきていないのですが、何か考えられているんでしょうか。 107 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) 会長医療安全管理室長。 108 ◆会長祢宜田拓治) 医療安全管理室長。 109 ◆医療安全管理室長杉浦厚司) レントゲンの見逃しについての再発防止策ということで御質問よろしいでしょうか。  まず、この事例を分析していきますと、ステロイド使用歴があって大腿骨頭の痛みがあるとすると、レントゲンではなかなか分かりにくいところもあるので、MRIをなるべく早く撮るべきだろうということになりますので、ステロイドの問診があれば、MRIを撮ってより分かりやすくなっただろうということから、ステロイドの内服歴をまず重点的にチェックするという対策を取りました。  あと、レントゲンの見逃しについての再発防止策は、これはちょっと今回は提示しておりません。整形の専門の医者がやっておりましたので、それに関しては、私どもも少し、全員でダブルチェックをすればそれはいいんでしょうけれども、全てのレントゲン写真に対してダブルチェックをするというのは、ちょっと現状不可能と思っております。  以上です。 110 ◆審議員(石川輝彦) 会長。 111 ◆会長祢宜田拓治) 石川議員。 112 ◆審議員(石川輝彦) 聞かせてもらったのは、様々な症状で、病気で市民病院にも関わってくると思うんですよ。その中で、やっぱり医師の判断というのがすごく、私たちもそれを信用するんです。そうすると、やっぱり少しでもエックス線、大体レントゲン検査から入っていかれると思うんですけど、そのときに少しでも見逃しがあっちゃいかんのかなというふうに思いますので、今回、症例だけじゃなくて、また今後のことも考えながら、どうしたら一番いいのか、医師の皆さんの負担もこれ以上は増やしちゃいかんとは、それは思っていますし、どういうふうにしたらいいのかというのは今後また検討していただきたいと思います。 113 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 114 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 115 ◆病院経営管理部長永坂智徳) いろいろと御指摘いただきましてありがとうございます。今回の事故を真摯に受け止める中で、改善できることについては全て改善をしてまいりたいと考えております。また、市民の皆様の期待に応えられるよう最大限努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 116 ◆審議員(鈴木みのり) 会長。 117 ◆会長祢宜田拓治) 鈴木議員。 118 ◆審議員(鈴木みのり) ステロイド剤副作用というのはもっともっとほかにもたくさん多分あるでしょうけれど。私もほんの少しだけ、七、八年だけ病院経営していたので、ステロイドは確かに研修で受けていたんですけど、白内障から糖尿からいろんな鬱病から全部出てくるので、素人なのでお願いしますねと言うしかないんですけど、議会としてお聞きしたいのは1つだけで、正直言って、うちの弁護士軍団、全戦全敗でこの20年来ているんだけど、また今回もいつもと同じ弁護士事務所なんでしょうか。 119 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 120 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 121 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 市民病院顧問弁護士は替わっておりません。 122 ◆審議員(鈴木みのり) 会長。 123 ◆会長祢宜田拓治) 鈴木議員。 124 ◆審議員(鈴木みのり) 毎回お願いするんですけれども、県下にも何百という弁護士事務所があって、医療に明るいところもたくさん私も知っていますけれども、やっぱりその辺は、これだけ負けていれば、もっとこの後大きい訴訟もあるじゃないですか、うちの場合はね。だから、そういったことを考えたときに、その辺の検討というのは、これは病院長の判断、市長の判断、どこでそういうのは決めていくんでしょうか。 125 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 会長病院経営管理部長。 126 ◆会長祢宜田拓治) 病院経営管理部長。 127 ◆病院経営管理部長永坂智徳) 今御指摘があったように、今のお願いしている医療事故の専門の顧問弁護士であるのですけれども、そんなに大きく負けが込んでいるというような意識がなかったものですから、また今後検証させていただいて、しかるべき対応を考えていきたいと思います。 128 ◆審議員(鈴木みのり) 会長。 129 ◆会長祢宜田拓治) 鈴木議員。 130 ◆審議員(鈴木みのり) くれぐれも医療事故は注意するしかないというところがほとんどだと思うので、それをお願いするしかないし、あと、一度、もう一回、弁護事務所だけはもう一度どこかで検討していただけるように、3つ、4つ持っておいて、こういうことはここで行きましょうとか、今回はこっちに行きましょうとか選べるぐらいのものを持っておくのもいいんじゃないかと思いますので、リスクヘッジとして、お願いします。 131 ◆会長祢宜田拓治) ほかに質疑等はございませんか。      (「なし」という者あり) 132 ◆会長祢宜田拓治) ほかに質疑等もないようですから、これにて報告を終わります。  以上で、協議事項は終了いたしました。  これにて、令和4年第4回碧南市議会協議会を閉会いたします。                            (午後 2時 2分 閉会) ───────────────────○──────────────────── 以上は、碧南市議会協議会の記録である。   令和4年11月22日                碧南市議会協議会                  会長  祢宜田 拓 治 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...