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2022-09-09 令和4年第7回定例会(第2日)  名簿
2022-09-09 令和4年第7回定例会(第2日)  本文

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  1. 碧南市議会 2022-09-09
    2022-09-09 令和4年第7回定例会(第2日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
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    2022-09-09 : 令和4年第7回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(祢宜田拓治) ただいまの出席議員は20名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和4年第7回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(祢宜田拓治) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において1番山口春美議員及び21番沓名宏議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(祢宜田拓治) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、小林晃三議員の一般質問を許します。 4 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 5 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 6 ◆5番(小林晃三) 皆さん、おはようございます。想政会の小林晃三でございます。  議長の許可をいただきましたので、通告書に従って、質問をさせていただきます。  今回は、碧南市の水害対策と、碧南市の防犯カメラ監視カメラについての2件をお伺いさせていただきたいと思います。水害についても、防犯カメラについても過去に質問をさせていただきましたけれども、時間の経過とともに取り巻く環境は刻々と変化をしていくものでございますので、再度お聞きする項目もありますが、御理解をいただき、御答弁をいただきたく思います。  さて、まずは水害について。ここでは水害と言いましても、地震による津波の水害等もありますが、ここでは特に、大雨に関しての質問をさせていただきたいと思います。  毎年のように、日本各地において、これまでもゲリラ豪雨ですとか、線状降水帯の発生により大きな被害が出ているのは、御案内のとおりかと思います。海外を見渡してみても、パキスタンでも大きな水害がありました。そしてお隣の韓国でも、首都ソウルでも大きな水害があったと聞いております。  直近では、台風11号の影響もあり、雨の日が多かったと思います。隣の静岡県浜松市では9月2日午後1時15分、17万2,698世帯、40万8,933人に、緊急安全確保というものが発令されました。緊急安全確保とは、5段階の警戒レベルのうちの危険度が最も高いレベル5ということでございます。
     ちなみに碧南市でも、昨日、朝、大雨警報が出ているのは皆さん御承知のことだと思います。  その上で、碧南市においても、7月27日の大雨、そしてそのときにあった落雷は皆様の記憶に新しいことだと思います。まずは被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  今後も同じような大雨、そしてさらにひどい豪雨に見舞われるかもしれません。今後の備えとして今回の事例を教訓に、改めて碧南市の水害対策をお聞きしたいと思います。  まずは、(1)といたしまして、碧南市においての防災、減災についての御認識をお聞かせください。 7 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 8 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 9 ◆市民協働部長(山本政裕) 防災とは、市民の生命、身体及び財産を災害から保護する最も基本的で重要な施策であります。しかし、災害の発生を完全に防ぐことは不可能であることから、災害時の被害を最小化し、被害の迅速な回復を図る減災の考え方が防災の基本理念としており、たとえ被災したとしても人命が失われないことを最重視し、また、経済的被害ができるだけ少なくなるよう、市民、産業界と共に災害に備えていく必要があると認識しております。  以上です。 10 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 11 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 12 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  改めて、碧南市としての防災、減災について、市民の安心・安全につながるように、今までもこれからも御尽力いただけることと理解をさせていただきました。  では、(2)といたしまして、今後予測されるゲリラ豪雨、そして台風などの水害対策についてお聞きしたいと思います。  碧南市でも大雨の警報等は時折発令をされております。7月27日の大雨による被害があったということで、そこで7月27日の大雨の詳細をお聞きしたいと思います。  まずはアとして、浸水被害はどうなのか、そして排水ポンプが落雷の影響で停止したという状況がございます。そして、その他被害等があれば、ここでまとめて教えていただきたいと思います。  よろしくお願いいたします。 13 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 14 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 15 ◆市民協働部長(山本政裕) それでは、(ア)、(イ)まとめて御答弁をさせていただきます。  7月27日に大雨警報、洪水警報が発表されたことに伴い、午前0時15分に災害対策本部を開設しております。  被害の状況でありますが、住家の床上浸水が2棟、床下浸水が4棟、車庫浸水が2棟、道路冠水19ヵ所、うち、通行止め1ヵ所でございました。また、落雷により市内各所で停電があった家屋が1,640戸となっております。  これらに伴う人的被害はございませんでしたが、蜆川流域の雨水排水施設において、一部のポンプが運転を停止し、今後の降雨状況や潮の干満状況から蜆川が氾濫する危険性があったため、午前3時15分に、高齢者等避難を発令するとともに、文化会館及び南部市民プラザの2ヵ所の避難所を開設したものであります。  次に、先ほど申しました排水ポンプの状況でございますが、蜆川排水機場につきましては、2基のポンプにて蜆川の排水をしておりましたが、零時32分頃の落雷により、2基のポンプが一時的に停止しました。  また、雨池ポンプ場につきましては、5基のポンプにて雨池排水機の内水を排水しておりましたが、同じく落雷の影響により、5基のポンプが一時的に停止をしております。  なお、蜆川流域内の浸水被害は2件ありましたが、ポンプ停止の影響によるものではございませんでした。  よろしくお願いいたします。 16 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 17 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 18 ◆5番(小林晃三) ただいま詳細を御答弁いただきましたけれども、もう少し掘り下げてお聞きをしたいと思います。  答弁の中で、蜆川排水機場、雨池ポンプ場が一時停止と答弁をされておりましたけれども、こちらのほうはすぐに復旧できたのかどうなのか、お聞かせください。 19 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 20 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 21 ◆市民協働部長(山本政裕) 蜆川排水機場につきましては、復旧作業により1基のポンプはすぐに復旧しましたが、もう一基のポンプにつきましては、故障原因が判明しなかったため、管理者である愛知県へ報告し、復旧対応を求めたところ、早急に業者の手配を行い、当日には復旧しております。  また、雨池ポンプ場につきましては、復旧作業により1基のポンプはすぐに復旧し、その数時間後には、2基のポンプが復旧しております。残りの2基につきましては、少々時間はかかりましたが、翌日には復旧をしております。 22 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 23 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 24 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  本来排水機場やポンプ施設は、降雨によって、雨が降ったときに、溜まった水をくみ上げて河川などに流すことにより、低地、地盤の低いところとかの被害を軽減するためのものだと理解をしておりますけれども、7月27日の大雨では多くの落雷などの予期せぬ事態があったとはいえ、このような事態に活躍するはずの施設が、いざというときに稼働停止ということでは不安が残ります。原因究明はしっかりできていると伺っておりますので、しっかりとした再発防止を徹底していただきたいと思います。  では次に、排水機場やポンプ場の停止が高齢者等避難の判断につながったかどうか、お聞かせください。 25 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 26 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 27 ◆市民協働部長(山本政裕) 河川流域内の排水ポンプが停止した場合は、その後の気象状況などによって、河川の氾濫に大きく影響しますので、判断材料の一つと考えております。  今回の場合は、排水ポンプの一部が停止したことに加え、満潮時に多くの雨をもたらす雲が接近していたこともあり、まずは高齢者等避難を発令させていただいております。 28 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 29 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 30 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  今回の高齢者等避難に関しては、文化会館と南部市民プラザの2ヵ所を避難所として開設をしていただいたということでございます。幸いにも避難者はゼロだったとお聞きをしております。  幸いにもと申し上げましたけれども、発令が深夜だったということ、そして豪雨の中の避難ができなかったことなど、様々な要因があるかもしれませんので、この部分もしっかり調査をしていただいて、今後に生かしていただきたいと思います。  では、総合的に、災害対策本部の対応、こちらは万全だったかどうか、お聞かせください。 31 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 32 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 33 ◆市民協働部長(山本政裕) 警報発令が深夜であったこと、また日中には予想もしていなかった事態でありましたが、必要に応じた非常配備体制を取り、情報の収集、避難情報の発令や避難所開設等災害対策本部としてはできる限りのことをさせていただいたと考えております。 34 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 35 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 36 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  災害対策本部の尽力によって、被害を最小限に食い止めていただいたと理解をさせていただきました。感謝申し上げたいと思います。  今後は、先ほど答弁にあったとおり、でき得る限りのことというレベルをさらに上げていただくことが市民の安心・安全に直結していくと思いますので、よろしくお願いをいたします。  では、7月27日の大雨の件は終わりにさせていただいて、次に進みます。  イといたしまして、市内の危険箇所の把握、これができているかについてお聞きをさせていただきたいと思います。  (ア)といたしまして、矢作川の河川の決壊等の危険箇所、こちらは把握しているでしょうか。御答弁をお願いいたします。 37 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 38 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 39 ◆市民協働部長(山本政裕) 矢作川は、国土交通省中部地方整備局豊橋河川事務所が管理しており、洪水時に危険が予想され重点的に巡視点検が必要となる、重要水防箇所ホームページで掲載をされております。 40 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 41 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 42 ◆5番(小林晃三) それでは、次に、大雨が降ったりすると水の流れ込みやすい低地などは把握できておるでしょうか、お答えをいただきたいと思います。 43 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 44 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 45 ◆市民協働部長(山本政裕) 市では、標高マップを作成しておりまして、市内の標高を把握しております。また、マップは市防災課ホームページにも掲載しており、主に油が淵や蜆川流域周辺、前浜、川口地区が低地となっております。 46 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 47 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 48 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。よく分かりました。  それでは、次に、(ウ)といたしまして、土砂崩れ等の危険のある崖等は把握をしているでしょうか、お答えをください。 49 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 50 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 51 ◆市民協働部長(山本政裕) 愛知県が指定している土砂災害警戒区域等指定箇所が、主に新川地区や旭地区などで10ヵ所ほどあり、ハザードマップにも掲載をしております。 52 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 53 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 54 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  危険箇所については、ホームページ等でしっかりと記載をした上で、しっかりと把握をしていると理解をさせていただきました。  では、(2)のウといたしまして、内水氾濫の可能性というところをお聞きしたいと思います。  最近では豪雨災害のたびに内水氾濫という言葉をよく聞くようになったかと思います。内水氾濫とは、市街地などに降った雨が排水路や下水管の雨水処理能力を超えた場合、そして、雨で川の水位が上昇して市街地などの水を川に排出することができなくなった場合に、市街地などに水があふれてしまうような災害をいうと聞いております。先ほどお聞きした矢作川の堤防決壊などは、それとは逆に、外水氾濫というそうです。  つい先日も、田原市などで時間雨量100ミリを超える猛烈な雨が降りました。線状降水帯の発生状況によっては局地的に、例えば、碧南市でも北部ではすごく大雨が降る、でも、南部では小雨だと、そんなようなピンポイントで異常な雨が降ることもあり得ると思います。  集中的降雨があった場合、碧南市の中でも内水氾濫の可能性があるのかどうなのか、御答弁をお願いいたします。 55 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 56 ◆議長(祢宜田拓治) 開発水道部長。 57 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 内水氾濫の可能性ということでございますが、今後の気象状況につきましては、地球規模での温暖化が進んでいることなどを考えますと、今まで以上の頻度でゲリラ豪雨や台風、線状降水帯の発生が予想され、議員の御指摘のピンポイントでの危険な雨が降ることも十分あり得ます。  そのような雨が降った際には、内水氾濫の可能性は否定できないと考えております。 58 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 59 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 60 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  内水氾濫の可能性ということであれば、当然可能性はあるということでございます。  過去にも岡崎市ですとか、広島市とかでも、豪雨災害というようなもの、あったと思います。そのような豪雨災害が碧南市でも起こり得る可能性があると考えています。だからこそ、今できる備えはしっかりと行うべきだと考えてもいます。  では、エといたしまして、排水路の把握、そしてこの整備や清掃の状況はどのようになっていますでしょうか、お答えをお願いいたします。 61 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 62 ◆議長(祢宜田拓治) 開発水道部長。 63 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 碧南市の下水道施設としての雨水排水路の延長は、約130キロございますが、破損等不具合があった場合につきましては、随時修繕や改良工事を実施しております。  また、降雨時の雨水を良好に排水するため、土砂の堆積や草生えが生じやすい水路につきましては、定期的な清掃や除草を実施するとともに、台風や大雨が予想される場合などは、スクリーンや除じん機を事前に点検するなど維持管理に努めております。  碧南市では、浸水対策事業としまして、時間降雨50ミリに対応できるよう整備を進めており、直近の大型ポンプ場としましては、平成29年4月に供用開始した中田川ポンプ場を整備しております。その結果、中田川排水区の内水氾濫は格段に減少いたしました。  本年度は、市営宮下住宅周辺の吹上排水区及び碧南駅西側の堀川第三排水区で雨水管渠の新設工事を施工しておりますが、市内全域を見てみますと、計画降雨に対して能力が足りていない雨水施設があるのも事実であります。
     今後も引き続き、下水道事業計画に基づき、優先箇所を見極める中で、排水路、ポンプ場、雨水貯留施設などの更新、整備を継続し、着実に浸水対策を進めてまいります。 64 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 65 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 66 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  限りある予算、資源が限りがありますので、そのようなものをしっかり活用しつつ、今後もしっかりとした対策を進めていただきたいと思います。  では、次に、(3)といたしまして、避難に関する基準についてお伺いをしたいと思います。  昨年の災害対策基本法改正によって、避難勧告という言葉を廃止となりました。そして避難指示という言葉になり、避難準備・高齢者等避難開始が、高齢者等避難という名称に変わりました。まだこの変更点がしっかりと浸透していないというふうに思いますので、今後、混乱を生じさせないために、改めてお聞きをしたいと思います。  アといたしまして、高齢者等避難とはどのようなことを指すのでしょうか、御答弁をお願いします。 67 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 68 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 69 ◆市民協働部長(山本政裕) 災害対策基本法の改正によりまして、令和3年5月20日から、警戒レベル3である避難準備・高齢者等避難開始が、高齢者等避難に、レベル4である避難指示(緊急)・避難勧告が、避難指示に、レベル5である災害発生情報が、緊急安全確保となりました。警戒レベル3以上の避難情報の発令については、気象庁が発信する情報を元に当市で基準を定めており、警戒レベル3である高齢者等避難指示は、高齢者や障害者などの避難に時間がかかる人の避難開始や、そのほかの人の避難準備を始めるタイミングをお知らせするものであります。  この変更につきましては、広報へきなん令和3年6月1日号で周知をし、8月号でも避難情報について掲載をし、市ホームページにおいても周知をさせていただいております。 70 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 71 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 72 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。引き続きの周知の徹底をお願いさせていただきます。  次に、イといたしまして、事前の大雨や豪雨発生状況というのはどのように把握して、入手しているのか。  また、避難等の判断基準があれば教えてください。 73 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 74 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 75 ◆市民協働部長(山本政裕) 主に、気象庁ホームページから、洪水発生の危険度を示すキキクルや、降水短時間予報、警報・注意報の危険度、流域雨量指数、潮位表等を、また愛知県が提供している川の防災情報から、水位等を把握しております。  また、避難指示等の判断・伝達マニュアルを作成しており、これに基づき高齢者等避難を発令することとしております。今回のように蜆川水系の氾濫が予想される場合の主な基準について少し申しますと、気象庁の洪水キキクルにおいて、市域に赤で記された状態の警戒レベル3と予報され、降水短時間予報で、市域に強い雨、これは1時間雨量20ミリ以上の雨が続くと予測された場合や、蜆川排水機場内の水位において、伏見屋樋門が閉じており、かつ、氾濫注意水位に到達し、気象庁が降水短時間予報で、市域に1時間雨量50ミリ以上の降雨または蜆川排水機場のポンプが故障するなど、さらに水位上昇が予測される場合などになります。 76 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 77 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 78 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  しっかりとした判断基準があるということが理解できました。  そしてしっかりとしたマニュアルもあって、その都度判断をしているということも理解できました。  では、次に、ウといたしまして、防災メール等の活用状況というのはどういうふうになっているのか、お答えをお願いいたします。 79 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 80 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 81 ◆市民協働部長(山本政裕) 今回の大雨について、防災メールのほか、ヤフーアプリ、市ホームページ、市SNS、LINEですとか、ツイッター、フェイスブックのほか、情報提供した報道機関などにより、高齢者等避難の情報伝達を行っております。 82 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 83 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 84 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  ちょっと再質問させていただきたいと思いますけれども、防災メールについては、例えば7月27日、先ほども話をさせていただきましたけれども、7月27日の大雨、これは夜中ということもあって、防災メールに気づかなかった、そもそも防災メールに登録していないなど、災害情報の伝達が少し問題ではないかとも思います。現時点では防災メール加入推進及びその他伝達方法を模索していかなければならないのではないかと考えておりますけれども、何か施策検討しているのでしょうか、お答えをお願いいたします。 85 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 86 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 87 ◆市民協働部長(山本政裕) まず、8月末時点での防災メール等の登録者数を申し上げますと、防災メールが1万4,728件、ヤフーアプリが1万9,580件、LINEが4,063件、これは、欲しい情報を防災とした件数となっております。  現在の情報発信ツールのみでは、全ての方に避難情報が届いたわけではございませんので、全ての方が緊急時に避難できるような方法を検討し、より多くの方に情報が届くように努めてまいります。  また、必要に応じて、碧南消防署や碧南警察署に、消防車両や警察車両による広報の協力を求めてまいります。 88 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 89 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 90 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  災害に関する情報は、情報が早ければ早いほど対策がしやすい、命をしっかり守っていけると思いますので、しっかりとした今後も調査研究をお願いしたいと思います。  (4)今後の対策に進みます。  地震などとは違って、豪雨のような災害は、ある程度事前に判断が可能だと思います。近隣市との情報共有も必要だと思いますが、アといたしまして、近隣自治体、そして県との連絡体制、情報共有体制はどのようなものになっているでしょうか、お答えをください。 91 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 92 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 93 ◆市民協働部長(山本政裕) 当市は愛知県が推奨する市町村防災支援システムを導入しており、近隣自治体における避難指示等の発令状況、避難所の開設状況等の把握や、県への報告等にも使用しております。 94 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 95 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 96 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。連絡体制はよく分かりました。  では、イといたしまして、今後の対策の課題克服のために何ができるのか、その施策は何か、お答えをいただきたいと思います。 97 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 98 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 99 ◆市民協働部長(山本政裕) 災害発生のおそれがあり、避難情報を出す場合には、対象の地区のより多くの方々に、的確な情報を速やかに伝達する必要があります。今回の大雨については、先ほど答弁したとおり、防災メールなどにより情報伝達をいたしましたが、より多くの方に情報が伝わるよう、今後も最大限の努力をし、機会を捉えて、防災メールの登録を促すなど、市民の方が自ら積極的にラジオやテレビ、インターネット等で情報を入手していただくよう、啓発に努めてまいります。 100 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 101 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 102 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  件名1をまとめさせていただきたいと思います。  碧南市は衣浦湾、矢作川、油が淵など、水に囲まれたすばらしいまちであると、そのように思っておりますが、水に囲まれたすばらしい環境も災害時には市民にとって脅威となり得ます。潮の干満の状況によっては、排水効果が変わってくるというのが碧南市の特徴でもあるのではないかなと思います。  災害はいつ来てもおかしくないし、想定していないことも起こり得ます。だからこそ、常の防災意識と事前の準備が必要なのだと考えてもいます。  防災意識の向上としては、先日の防災訓練や広報その他で常に周知徹底をしていただいていると思いますし、事前の準備、そして減災という部分では、ポンプ場の整備や排水路の整備、そして避難所開設訓練、そしてファーストミッションボックスなどなど、様々な準備をしていただいていると理解をしています。しかし、今回のようなポンプの停止、または、ふだん流れていくはずの排水路が詰まったよ、というようなこともあり得ます。想定外は起こり得ると思います。だからこそ、常日頃の市民お一人お一人の災害への心構えは大切なのだと思いますので、引き続き市民の防災意識向上に努めていただきたいと思います。  今後は、温暖化の影響もあって、ゲリラ豪雨の頻発、そしてスーパー台風も発生するのではないかというようなことが危惧されています。  地震や津波に対するハザードマップは既に全戸配布が終わっているという状況でございますけれども、内水氾濫のような場合の危険箇所の把握なども必要になってきたと思いますので、内水氾濫ハザードマップのようなものも今後検討していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  では、件名1を終わらせていただきまして、次に、件名2へ進みます。  件名2といたしまして、碧南市の防犯カメラ監視カメラについてお伺いをさせていただきたいと思います。  昨年の12月定例会の一般質問でも、防犯カメラ、防犯灯、道路照明灯についてお聞きをさせていただきました。今回は、防犯カメラ監視カメラに限定して進捗などをお聞きしたいと思います。  前回の答弁では、防犯カメラの犯罪抑止効果の認識として、設置場所には防犯カメラ作動中の表示、そして防犯カメラ設置推進地区の看板を掲示しており、カメラの撮られているという意識が犯罪を思いとどまらせる効果があることは十分に認識していると御答弁いただいております。市民の安心・安全を守るということでは、犯罪の抑制、犯罪の早期解決には防犯カメラ、そして監視カメラというのは必要性があるのではないかなと考えております。  そこで(1)といたしまして、碧南市では平成28年度から防犯カメラ設置費補助事業を行ってきております。改めて実績をお聞かせいただきたいと思います。  アといたしまして、実績についてお答えをお願いいたします。 103 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 104 ◆議長(祢宜田拓治) 副市長。 105 ◆副市長(金沢宏治) 平成28年度から施行いたしました補助制度の対象につきましては、これは商店街と町内会を設置主体とする防犯カメラでございます。実績ということでございますが、令和4年の8月末現在、商店街は13商店街のうち8商店街、町内会は30町内会のうち27町内会が補助制度を利用して防犯カメラを設置していただいております。  以上です。 106 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 107 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 108 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  では、もう少し詳細をお聞きしたいと思います。  イとして、各年度別の実績についてお答えをいただきたいと思います。 109 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 110 ◆議長(祢宜田拓治) 副市長。 111 ◆副市長(金沢宏治) まず、町内会の設置数につきまして、お答えさせていただきます。平成28年度9町内会で10台、29年度9町内会で12台、30年度4町内会で8台、令和元年度はありませんでした。令和2年度は3町内会で6台、令和3年度は2町内会で3台、令和4年度は現在のところございません。  次に、商店街の設置数につきましては、平成28年度、これが2商店街で5台、29年度は1商店街で2台、30年度はございませんでした。令和元年度1商店街で4台、2年度は2商店街で6台、令和3年度1商店街で3台、令和4年度1商店街で5台でございます。  合計設置台数は、町内会が39台、商店街25台で、合わせて64台となっております。  以上です。 112 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 113 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 114 ◆5番(小林晃三) ありがとうございます。  平成28年度からの防犯カメラの設置費補助事業の成果についてはよく分かりました。  では、(2)といたしまして、防犯カメラ、そして監視カメラが犯罪等の解決に寄与した事例があるのかどうなのか、御答弁をお願いいたします。 115 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 116 ◆議長(祢宜田拓治) 副市長。 117 ◆副市長(金沢宏治) これは、碧南警察署に照会をさせていただきました。しかし、捜査上の理由から詳細な回答は得られておりませんが、犯人や不審者の特定に大いに寄与しており、碧南市では特に自転車、自動車、車上狙い等の乗り物盗が多発をしておるということ、そういうことをもちまして、駐車場等への防犯カメラ設置は防犯上とても有効であり、犯罪抑止効果も高いということをお聞きしております。  また、児童の見守り活動においても効果があるとお聞きをしております。  なお、碧南市内の公道や駐車場などを写す、いわゆる外向けの防犯カメラ、いわゆる街頭防犯カメラの数は、他市と比較して少ないとの指摘を受けておりまして、今後、設置台数を増やす施策の実施を要請されているというところでございます。  以上です。 118 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 119 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 120 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  捜査上の理由から詳細な回答を得られないということでしたけれども、でも、自転車盗だとか車上荒らしなどには犯罪抑止効果が高い、そして児童の見守り活動においても効果があるというふうに御答弁をいただきました。
     では、その犯罪抑止効果をさらに高めるという意味でも、児童の見守り活動の効果をさらに高めるという意味でも、(3)防犯カメラ設置補助事業の拡大、先ほど御答弁いただいたとおり、補助事業制度ができた平成28年度、平成29年度は、設置数が多いと思いますけれども、令和に入ってからは設置数が伸びていないと思います。未設置の商店街や町内会には引き続き働きかけをしていただくとして、この防犯カメラ設置費補助制度を民間のマンション、集合住宅、アパートなどの駐車場などに拡大はできないか、御答弁をお願いいたします。 121 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 122 ◆議長(祢宜田拓治) 副市長。 123 ◆副市長(金沢宏治) 今、御指摘のとおり、この補助制度開始から多くの町内会及び商店街が御利用いただきまして、そういう関係では、直近では補助実績が少なくなっている実績がございます。  そこで、碧南警察署の指摘にもございましたように、公道などに向けた街頭防犯カメラ、これを増台するために、民間施設への設置に対する補助制度を今後考えていきたいと思っております。御提案のように、民間マンション、集合住宅、アパートなどの駐車場等への設置補助、これを進めていきたいと考えております。  以上です。 124 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 125 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 126 ◆5番(小林晃三) 大変前向きな御答弁だと思います。ありがとうございます。  さらなる市民生活の向上に役立てていただきたいと思います。  では、(4)といたしまして、今後の対応をお聞きしたいと思います。  今後の対応として、未設置の町内会や商店街への働きかけ、補助拡大予定の民間マンションや、集合住宅への周知はどのようにしていくのかということと、また、防犯効果を高めるための監視カメラ作動中等の看板設置、防犯カメラ設置推進地区の表示が未設置、または分かりにくいという声がありましたので、こちらの御対応についてもお聞かせください。 127 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 128 ◆議長(祢宜田拓治) 副市長。 129 ◆副市長(金沢宏治) まず、周知のほうですが、まずは未設置の町内会、商店街への働きかけをさせていただきます。それから、補助制度の周知については広報やホームページ及び関係者等へのチラシの配布を考えております。それと、作動中の看板でございますが、これも補助要件となっておりますので、御指導させていただきたいというふうに考えております。  現在、市内約60ヵ所にある公共施設では、基本的には、これは施設内を写す監視カメラは設置をしておりますが、外向けの街頭防犯カメラは設置をしておりません。  今後は先ほどの答弁のとおり、民間施設への補助拡大を図るとともに、公共施設への街頭防犯カメラの設置についても進めていくよう、これは来年度予算に向けて制度等を精査してまいりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  以上でございます。 130 ◆5番(小林晃三) 議長、5番。 131 ◆議長(祢宜田拓治) 5番。 132 ◆5番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  件名2をまとめさせていただきます。  設置が増えれば防犯意識も高まり、安心・安全な市民生活にも寄与するものだというふうに思いますが、同時に個人情報や、プライバシーへの配慮を懸念されるところでございます。昨年の12月定例会の一般質問の答弁の中には、不特定多数の人を撮影する防犯カメラは、愛知県防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインの対象となって、管理責任者を設置し、画像は設置目的以外の目的のために利用しないことなど適切に運用することが求められています。  特に、市の設置補助金対象のカメラについては、防犯カメラの設置及び運用に関する要領を策定するとしており、一層適切な運用に努めることを条件としていると、このように御答弁をいただいておりますので、今後も間違いのない運用、そしてしっかりとした御対応をお願い申し上げます。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 133 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、小林晃三議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 41分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 50分 再開) 134 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山中謙治議員の一般質問を許します。 135 ◆14番(山中謙治) 議長、14番。 136 ◆議長(祢宜田拓治) 14番。 137 ◆14番(山中謙治) 改めまして、おはようございます。想政会の山中謙治でございます。  ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、想政会を代表いたしまして、通告書に基づき、一括質問一括答弁方式にて質問させていただきます。  まずは、質問に当たり、通告書内容に間違いがありますので、変更をよろしくお願いいたします。  件名1、要旨(1)、7月24日以降の新聞報道です、というふうに書いてありますが、23日以降の間違いでした。変更をよろしくお願いいたします。申し訳ございませんでした。  それでは、質問させていただきます。  7月8日、安倍元首相の銃撃事件後、世界平和統一家庭連合、旧統一教会問題がクローズアップされ、公職者との関係が取りざたされております。  7月23日には、新聞報道にて、禰宜田市長に関する記事が掲載されました。報道に対しては、市民の皆さんから懸念の声を多く伺うようになっております。報道内容だけでは十分な理解ができず、市民の皆さんも困惑している状況であります。つきましては、碧南市長御自身の言葉で、市民の懸念に対応する説明と御自身の考えを伺いたく質問させていただきます。  それは件名1、一連の新聞報道に関する市長の考え方について。  (1)7月23日以降の新聞報道に対する市長の考えについて、説明をお願いいたします。 138 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 139 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 140 ◆市長(禰宜田政信) まずもって、私と、世界平和統一家庭連合、旧統一教会の関連団体との関係を指摘する一連の報道に際し、皆様に御心配をおかけしておりますことを、おわび申し上げます。  今回、一連の報道に際し、御質問をいただきましたので、私の考えについて申し上げます。  まず、初めに申し上げたいことは、私は今まで、市長という立場で、公務とそれ以外の活動、これは政務とかプライベートの部分を、きちんと区別して行動しておるということでございます。  例えば、今回の一連の報道にありました、旧統一教会の関連団体が実施するイベントへの出席等については、公務として行っているものは一切ございません。  併せて、7月23日の新聞報道におきまして、大村愛知県知事が、ある旧統一教会関連のイベントに、私から頼まれて祝電を送ったという旨の報道がなされましたが、そのような事実はないということを、この場をお借りしまして改めて申し上げておきます。  また、同じ新聞報道の中で、私自身が信者かどうかということでノーコメントと語ったというような記載もございました。これにつきましては、憲法に規定する、思想及び良心の自由や信教の自由に関する質問でございまして、現在では他人に質問をしてはならないことであると認識をしておりますので、お答えをしないことが適切であるというふうに考えて申し上げたものでございます。  あたかも私が取材一切を拒否しているかのように感じられた方もみえるかもしれませんが、そういう意味で申し上げたのではございませんので、御理解をいただきたいと思います。  先日の報道にありました、旧統一教会の関連団体が主催するイベントにおいて私が実行委員長を務めたことにつきましても、冒頭で申し上げましたとおり、私個人の政治活動、これは私の時間とか私の車、私の負担の一つとして行ったものでございまして、碧南市長としての公務とは一切関係がないものでございます。  これらは全て、市政に何ら影響を与えるものではないと認識をしております。  私個人の政治活動部分につきましては、これ取材を受けるか受けないかというのは、私の判断にかかっておるところでございます。そういうことで、テレビカメラによる取材をお断りしているという、今、そういう状態でマスコミの皆様と対応しているわけでございます。映像のない部分におきましては、極力取材に応えるという形で対応しております。私個人の政治活動に関する部分が映像とかに編集されまして報道されることで、市民の誤解を招いたり、不安が増長されるということを懸念しているということで、テレビカメラの撮影は御遠慮いただいておるということで、御理解をいただきたいというふうに思います。  私は、日頃、公務を行う中では、公平公正な立場で職務を行うことに努めており、特に、法律等に反していないこと、人倫道徳に反していないこと、世の中全体に対してよりよい方向を目指すこと、といった行動基準を大切にしております。  当然ながら、特定の個人、団体等をその思想信条等により特別扱いをするようなことはありません。  これは、個人の政治活動を行う上でも同様の基準としております。  報道にありましたイベントの実行委員長を引き受けたことにつきましては、引き受けるに当たりまして、私もいろいろ調べるわけです。この団体はどういう団体なのか、引き受けていいものかなと。私も長く、もう4期目でございますので、いろいろ頼まれるのもやむを得ないかなというふうに思っておりまして、その代わり一生懸命、SNS、その他、いろいろ調べました。その結果、どういう結論が出たかといえば、このイベントの中心メンバーが、国際的に認められている国連経済社会理事会の総合協議資格を持つ国連NGO、非政府組織が、このピースロード運動を推進している人たちであるということです。このNGOというのはアメリカのニューヨークに本部がございまして、世界150ヵ国にネットワークを持って、参加している人は国連の藩基文前事務総長、アメリカのトランプ前大統領、ペンス前副大統領、ポンペオ前国務長官、バローゾ元欧州連合委員会委員長とか、カンボジアのフンセン現首相をはじめ世界中の現、元職の大統領、元首、数百、数千名の国会議員、政治家、宗教家、学者、文化人等が参加している、そういう運動なんだと。これは世界平和のために努力をされているということを、いろんなここのNGOのホームページであったり、新聞の記事、その他ずっと調べました。それからまた、私が先ほど基準としておりました、イベントの内容が、若者のボランティア活動や国連が提唱するSDGsの活動を積極的に推進しようとするものであること、それから、碧南市民も多数参加しているということが確認をされたので、そして先ほどの法律に反していないとか、いろんなことを照らし合わせまして、大丈夫だと、問題ないなということで、引き受けたということでございます。  そして加えて、このピースロード運動につきましては、これまでも新聞等、多くのマスメディアで好意的に取り上げられておりまして、私もネットでいろいろ調べまして、大体100本近くそういう記事があると。これは検索システムその他、調べました。私もめちゃくちゃこういうことは慎重で、いっぱい調べるんです。そういうことの中で、マスコミもそういうふうに取り上げているので、私がこれを受けてもそんなに問題はないかなと、当時は思っていました。ということが一番大きな理由かなと。  それからこの旧統一教会ということの関係でいうと、そのNGOの提唱者といいますか、やっている人が同じなので、ひょっとして関係はあるんだろうなということは認識しておりましたけど、マスコミの状況等、ここ十数年間、そういう報道に、私だけかもしれませんけど、そういう悪質商法等でトラブルになって、誰かが捕まったり、大きな訴訟になったりというような報道を見たことがなかったので、相当改善をされて、よりいい団体になったんじゃないかというような認識を私は持ったと、当時。そういうことで引き受けたということで、御理解をしていただければありがたいなというふうに考えております。  それで、こうした団体の対応については、一番私として、首長として考えなきゃいけないのは、憲法第14条の規定に、全ての国民は法の下で平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地、政治的、経済的または社会的関係において差別を受けないというこの憲法上の規定がありますので、いわゆる法によって全てが統治されるという、これは人類普遍の価値観じゃないかと私は思っておりますけれども、だから法によって、今国等がいろいろ調べておりますので、その中で、法に基づいて制限を措置されるという状態になれば、当然これは関係を持ってはいけないわけで、関係を持たないということは当然でございます。  私としては、先ほど申し上げましたように、国等、法務省であったり、消費者庁であったり、いろんなところで、今、詳しく調べております。この辺り、過去はいろいろ問題あったかもしれませんが、現状においてどうなっているのかなと、ここ十数年どうなっているのかなというのを、私としてはしっかり把握したいなと。いろんな利害関係者がいろんなことを言っていますけれども、実態はどうなんだろうということ、これを客観的に見た上で判断しないと、先ほど憲法14条の規定に触れるおそれもあるので、この辺りは、今としては、その動向をしばらく見た上で、対応していきたいというふうに考えているということで、御理解をしていただきたいなというふうに思っております。  それで最後になりますが、今回の一連の報道に関しまして、皆様からいただきました御意見、御批判につきましては真摯に受け止めるとともに、今後も私の政治姿勢といたしましては、特定の思想等にこだわることなく、あらゆる情報、考え方、意見に触れる中で、常に適切な判断ができるよう努めてまいりますので、引き続き、皆様の御理解、御協力をよろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。  よろしくお願いいたします。 141 ◆14番(山中謙治) 議長、14番。 142 ◆議長(祢宜田拓治) 14番。 143 ◆14番(山中謙治) 今回の御説明、これは御本人しか分からないことでございます。ただ市民の中には、報道を見る限りの中で、懸念を抱かれていることが多々あるかと思います。そうした意味におかれましても、今回、市長御自身から説明いただき、市民の皆さんも報道内容の具体的なことを酌み取ることができ、意義あることであったというふうに理解しております。  昨日には、自民党の国会議員の関与についての報道がありました。日本全体として大きな問題を抱えており、非常に大変な大きな問題になるかなというふうに危惧しております。  今後とも、本人しか分からないことでございますから、市民が安心していただけるように、今後も県に対し、市長自身の言葉で、丁寧に御説明いただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 144 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、山中謙治議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 11時 6分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 15分 再開) 145 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岩月ひろし議員の一般質問を許します。 146 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 147 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 148 ◆7番(岩月ひろし) 皆さん、こんにちは。志政会の岩月ひろしでございます。  議長より発言の許可を得ましたので、一問一答方式において一般質問をさせていただきたいと思います。  件名1、高齢者福祉施策について。  市民に優しい禰宜田政信市長4期目のマニフェストに基づき、この10月から新たに、高齢者の外出手段の確保に配慮した、条件付ではありますが、1ヵ月700円のタクシー券2枚の支給事業が始まろうとしています。  この事業につきましては始まる前でございますので、別の機会に検証を含めて取り上げさせていただきたいと思いますが、交通弱者へ碧南市として配慮した新たな施策が始まることの周知を、この場で改めてお願いしたいと思います。  さて、9月の第3月曜日は敬老の日と定められており、多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日として、ここ2年間はコロナ禍のために、中止となってしまっている催しもあると思われますが、各地区での敬老会の開催や記念品の配布事業、また、高齢者福祉施設での敬老会などを通じて、長寿を祝う催しが執り行われてきました。そこで、(1)碧南市が取り組む長寿を祝う施策についてお尋ねしたいと思います。  ア、敬老金支給事業について。  昭和の時代から、継続して碧南市が実施してきた事業だと思いますが、(ア)実施開始年度からの支給対象年齢の推移はどうなっていますでしょうか。お答えください。 149 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 150 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 151 ◆健康推進部長(山田昌宏) 敬老金の支給事業につきましては、昭和の時代から始まっておりまして、近年の支給対象年齢の推移を申し上げますと、平成12年度から平成20年度までは満80歳、85歳、87歳、90歳、95歳、99歳以上を対象としております。その後、平成21年度に満80歳を廃止、平成25年度には87歳を廃止、令和4年度に満85歳と95歳を廃止しまして、満90歳と満99歳以上の方に1万円を支給するということに変更をしております。 152 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 153 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 154 ◆7番(岩月ひろし) それでは、次に、(イ)令和4年度の支給対象者数及び金額はどうなっていますでしょうか。お答えください。 155 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 156 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 157 ◆健康推進部長(山田昌宏) 令和4年度の支給対象者数につきましては、令和4年9月1日の時点で、満90歳の方が274人、満99歳の方が22人、満100歳以上の方が38人の合計334人になっておりまして、1人当たり1万円を贈らせていただきますので、合計334万円を見込んでいるところでございます。 158 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 159 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 160 ◆7番(岩月ひろし) 今答弁いただいた数字ですと、334人、334万円ということですね。高齢者の定義ははっきりとしたものがないようですが、先進国の事例に倣い、65歳以上を高齢者と定義するならば、碧南市は現在、約1万7,400人の該当者がいらっしゃり、人口比率にしますと、約24%の方が老人ということになり、令和4年度からの支給対象者の人口比率、約0.4%では、あまりに支給対象が狭過ぎるような気もするわけであります。
     そこで、長寿を祝うということであれば、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿など、日本で親しまれている祝いの節目に合わせて支給されれば、より感謝の気持ちと、いつまでも健康で長生きしてほしいという願いが伝わると思うのですが、(ウ)として、支給対象年齢の引下げをできないでしょうか。お答えください。 161 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 162 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 163 ◆健康推進部長(山田昌宏) 高齢者人口の増加や平均寿命の伸びによる介護リスクの増加、高齢者世帯の状況の変化などに伴いまして、高齢者福祉サービスへのニーズは、年々多様化するとともに、需要が増え続けているところでございます。高齢者の健康寿命の延伸や支援を必要とする高齢者への福祉サービスの財源をシフトしていくことが必要と考えまして、敬老金事業の見直しを行ったところでございます。  支給対象年齢につきましては、寿命の延びや他市との比較、これまでの支給対象年齢の見直しの推移を踏まえまして、検討させていただいた結果でございますので、御理解をいただきますようお願いいたします。 164 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 165 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 166 ◆7番(岩月ひろし) 現状、引下げ予定がないことは残念なことですが、私に寄せられている市民の声として、やっと敬老金をもらえるかと思ったのに、追いつきゃしん、とか、もらえるなら元気なうちに使いたい、などの意見があることを執行部にこの場でお伝えして、次の質問に移りたいと思います。  イ、高齢者を対象とした地域振興券について。  先ほど答弁いただきましたように、敬老金の支給対象はかなり狭い範囲ですので、少し視点を変えてお尋ねします。物価スライド制を採る年金が、令和4年度より、令和3年度に比べて0.4%引き下げられており、年金額が目減りしています。一方で、愛知県が発表している統計で、名古屋市消費者物価指数というものがあり、8月に発表された数値によると、前月比0.5%の上昇、前年同月比で2.5%の上昇となっており、日常生活に欠くことができない食料品は前月比0.5%の上昇、前年同月比で4.2%の上昇、電気代は前月比2.2%の上昇、前年同月比では19.5%の大幅な上昇、ガス代は前月比3.0%の上昇、前年同月比では26.8%の、これまた大幅な上昇となっています。9月、10月と食料品をはじめ、まだまだ物価上昇傾向は続くものと思われます。年金額改訂までには1年の時差があるので、年金受給者である高齢者にとっても、生活に当たり、不安に思われていることでしょう。  そこで、長寿を祝うといった趣旨からはずれるとは思いますが、昨年度実施したえがおと元気のしょうぶー券のような地域振興券を、高齢者を対象として支給してもよいのではないかと思うわけです。  (ア)碧南市において過去に高齢者を対象として地域振興券事業を実施したことがあるのでしょうか。お答えください。 167 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 168 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 169 ◆健康推進部長(山田昌宏) 本市では、高齢者を対象としました地域振興券を配布した実績はございません。なお、地域振興券といたしましては、先ほど議員言われたように、令和3年度に実施しました、えがおと元気のしょうぶー券がございます。これは1人当たり5,000円の地域振興券を全市民に配布したものでございまして、国の臨時交付金1億円余なども財源として活用させていただいたものでございます。  以上です。 170 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 171 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 172 ◆7番(岩月ひろし) 高齢者を対象として実施したことはないとのことですが、碧南市は今年度もふるさと応援寄附金が順調のようですし、ふるさとのイメージの中には、高齢の親たちが子供や孫たちに長寿を祝ってもらうとか、孫たちにお小遣いをあげたりとか、物を買ってあげるとかして、喜ばれているイメージも湧くわけです。そういった際に、原資となる年金額が目減りしている一方で、物価が上昇しつつある現状では、消費に慎重にならざるを得なくなってしまっていると思います。  そこで、(イ)高齢者に笑顔と元気でいただくことを碧南市が応援する意味も込めて、地域振興券を支給していただけないでしょうか。お答えください。 173 ◆健康推進部長(山田昌宏) 議長、健康推進部長。 174 ◆議長(祢宜田拓治) 健康推進部長。 175 ◆健康推進部長(山田昌宏) 年金スライドですとか物価高騰によりまして、年金の受給額が目減りをし、生活に不安を抱える高齢者への支援も課題の一つと認識しているところでございます。  物価高騰に対する碧南市独自の支援といたしましては、今年度、18歳以下の児童を養育している世帯に対しまして、子育て世帯臨時応援給付金といたしまして、支給を行いました。その財源といたしましては、国の臨時交付金を活用しているところでございます。  高齢者に対する支援を実施するに当たっても、その財源の確保が重要になってまいります。今後の国の臨時交付金の動きや、国、県、他市の動向に注視しながら、高齢者の支援策を検討するということになったときには、地域振興券の配布を含め、検討をしてまいりたいというふうに思っております。 176 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 177 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 178 ◆7番(岩月ひろし) 物価高騰は、現役世代にとっても痛いし、不安でしょうが、高齢者にとっては、より切実な問題となっています。地域振興券じゃなくても構いません。  現金支給を含めて、財源確保のめどがつきましたら、支援策を早急に実施していただくことをお願いして、次の件名に移りたいと思います。  件名2、農業、漁業従事者への見舞金について。  産業分類における第1次産業は自然と大きく関わりのある産業で、農業、林業、漁業が分類されており、碧南市においては農業、漁業が営まれています。  自然環境の中で、農作物を作ったり、魚介類を採ったり、育てたりする産業ですので、天候不順、台風災害、地震災害などにより、収入が大きく左右されやすい産業と言えると思います。共済保険などに加入していれば、被災した場合に一定の補償を受けることはできますが、それだけでは、十分に損失を補填できないことが残念ながら現実問題としてございます。そのような場合、碧南市として、農業、漁業従事者に対して、どのような施策が取りうるであろうか、との問題意識から質問させていただきます。  日本では、災害弔慰金の支給等に関する法律が定められており、災害救助法が適用された場合という限定条件はありますが、災害により死亡した者の遺族に対しての支給としての災害弔慰金、災害により精神または身体に著しい障害を受けた者に対しての支給、災害障害見舞金、災害により世帯主が1ヵ月以上の負傷をしたときや、住居や家財に大きな被害を受けた場合、一定所得以下の世帯に対しての災害援護資金貸付けの制度が設けられており、さらに、碧南市においては、単独事業として、災害見舞金制度が実施されており、災害救助法の適用の有無に関わらず、対象災害として、自然災害または火災による場合、死亡者1人につき最高10万円。負傷者1人につき最高3万円。住宅、家財の滅失、消失、床上浸水の場合には最高6万円の見舞金が渡されます。農業、漁業従事者も要件に該当すれば、支給なり、貸付対象者となると思いますが、家財の意味として、何々家の財産と捉えれば、田畑、農機具、船、漁具も含まれそうですが、一般的理解として、家財とは、家具や電化製品などの動産として捉えると思いますので、前述した場合に当てはまらないことを前提として、お尋ねいたします。  (1)漁業従事者への見舞金について。  ア、過去に支給した実績はありますでしょうか。お答えください。 179 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 180 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 181 ◆経済環境部長(生田和重) 過去に、漁業従事者への見舞金を支給した実績はございません。  なお、愛知県漁場漁港協会の会員であります西尾市、常滑市、美浜町、南知多町、蒲郡市のいずれの市町におきましても見舞金制度はないと承知をしております。  以上です。 182 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 183 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 184 ◆7番(岩月ひろし) 今答弁いただいた漁港を有している市や町は、いずれも漁業振興をうたわれている中で、非常に残念に思います。  次のイの質問は、一番最後の質問でまとめて答弁していただきたいので、次に移ります。  (2)農業従事者への見舞金について。  ア、過去に支給した実績はありますでしょうか。お答えください。 185 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 186 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 187 ◆経済環境部長(生田和重) 過去における台風等の災害時において、農業従事者に対しまして、市から見舞金を支給したという実績はございません。  本市の農産物では、台風シーズンに播種の時期が重なるニンジンが度々大きな被害を受けております。直近では、平成30年9月の台風におきまして、ニンジンを中心に約3億1,360万円の農作物の被害があったところでございます。  その際におきましても、農家の方個人の共済など各種補償制度を御活用いただくなどして対応していただいておりまして、市から見舞金を支給したということではございませんので、よろしくお願いをいたします。 188 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 189 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 190 ◆7番(岩月ひろし) 碧南市の誇るブランドニンジンが大きな被害を受けてしまったときにも、できれば支給をしてほしかったと思います。  それでは、次に、イ、明治用水頭首工漏水事故被害についてお尋ねします。  現在も復旧作業中でありますが、先日に穴の空いた入り口部分を鉄板や土のうで囲い、コンクリートで応急的に塞げたようで、稲作の必要水量の減少に伴い、愛知県工業用水の取水制限が解除されました。  しかしながら、本格的復旧には2年とか3年かかるなどと言われており、また、農業用水も、稲作の必要水量は減るものの、ハウスなどの施設栽培、今が収穫期のイチジクやナスなどの路地農作物にはまだまだ水が必要であるにもかかわらず、パイプラインの水圧はまだ低い状態の場所も存在しています。  事故発生当時から、明治用水の供給に支障が出たため、余分な労力、余分な経費がかかるなどして、農業従事者は難儀をしております。  愛知県は、稲作農家に対して、除草剤や肥料の無償給付という形で支援をしていただきました。碧南市においても、水道水の無償給水を実施していただき、支援をしていただきました。  しかしながら、明治用水受水地域において、見舞金を支給した市もあると思いますので、お尋ねします。  (ア)明治用水受水地域における見舞金の支給制度の状況はどうなっていますでしょうか。お答えください。 191 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 192 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 193 ◆経済環境部長(生田和重) 明治用水の受水地域において、事故による見舞金の制度を創設した自治体が、岡崎市、豊田市、刈谷市、安城市の4市であります。4市全てが去る6月議会におきまして補正予算案を計上し、既に該当する農業従事者の方に申請案内を送るなどして、順次申請を受け付けているところであると伺っております。  なお、見舞金の額といたしましては4市とも同じでございまして、1世帯当たり1万円から10万円となっているとお聞きしております。  以上です。 194 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 195 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 196 ◆7番(岩月ひろし) それでは、次に、(イ)碧南市における明治用水受水農地面積及び受水対象人数はどうなっていますでしょうか。お答えください。 197 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 198 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 199 ◆経済環境部長(生田和重) 明治用水土地改良区のほうに確認をさせていただいたところ、令和4年4月1日現在の受益面積が256.8ヘクタール、対象人数は580人と伺っております。  以上です。 200 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 201 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 202 ◆7番(岩月ひろし) 先行事例に倣うならば、予算規模的にマックスで700万円くらいになるのでしょうか。それならば、(ウ)として、岡崎市、豊田市、刈谷市、安城市並みに碧南市においても支給してもよいのではないでしょうか。お答えください。 203 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 204 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 205 ◆経済環境部長(生田和重) 先ほど議員もおっしゃられましたように、本市では、希望する農家の方々に対しまして水道水を提供するなど、事故による水不足で甚大な被害が出ないよう、市としてできる限りの支援を行ってまいりました。  また、当該事故におきましては、農業用水だけでなく工業用水においても影響があり、市内の大企業のみならず中小企業等においても取水制限により、水道水への切替えや操業制限などの影響がございました。  明治用水受水地域における農家の皆様には、多大なる御心配や御負担をおかけいたしましたが、本市における過去の農産物被害の状況などとのバランスも勘案いたしまして、本市では見舞金の支給は行わない判断をいたしましたので、御理解くださいますようお願い申し上げます。 206 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 207 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 208 ◆7番(岩月ひろし) 今回の明治用水頭首工漏水事故に関して見舞金の支給の予定はないとのことで、非常に残念ですが、最後の質問に移りたいと思います。  この件名の質問の冒頭部分で述べましたが、農業、漁業従事者は自然相手に生活を営んでおりますので、自然災害や自然災害と同一視できるような事象が発生した場合に、損害を受けやすいと言えます。自然災害と同一視できるような今回の明治用水頭首工漏水事故に限らず、先ほどの答弁にありましたが、今から4年前の平成30年に、ちょうどまき終わったへきなん美人や大根の畑を台風が2度も襲い、まき直す種も不足するような事態が発生して、農家は余分な労力と経費を費やしたのであります。漁業従事者においても、大規模災害時には出漁できなくなってしまうことも容易に想像できます。  このような場合に、碧南市が単独事業として実施している災害見舞金制度の支給対象にはならないと思われますので、(1)のイの質問と合わせてお尋ねします。  ウとして、農業、漁業従事者に対する見舞金制度の創設を検討していただけないでしょうか。お答えください。 209 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 210 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 211 ◆経済環境部長(生田和重) 災害時には、農業、漁業従事者のみならず、第2次、第3次産業にも被害が及ぶことが想定されます。特定の産業や業種についてのみ、見舞金制度を創設することには難しさを感じるところであり、また、全ての産業、業種に見舞金制度を創設することもまた難しいというふうに考えております。  農業、漁業など第1次産業に関しては自然災害の影響を受けやすいことは十分承知をしております。本市といたしましては、土地改良施設の維持管理、整備、漁業設備の近代化や改修に関しまして、市独自で地元の負担を軽減するなど、農業、漁業の振興や災害の未然防止のために支援を行っており、これを今後とも継続していくことが重要であると考えております。  大きな災害が発生した際には、復旧や復興などにも大きな財源を必要とすることから、現時点で見舞金制度の創設については考えておりませんけれども、明治用水頭首工での漏水事故に関しまして、近隣自治体が見舞金を支給した事例ができたということでございますので、今後の検討課題とさせていただきたいということで御理解をお願いいたします。  以上です。 212 ◆7番(岩月ひろし) 議長、7番。 213 ◆議長(祢宜田拓治) 7番。 214 ◆7番(岩月ひろし) 例えば、台風がこの地域を襲った場合でも、他産業に比べると、被害を受けやすいということは、十分に認識していただいているようですので、ぜひ、前向きに検討をお願いします。  安城市では、明治用水頭首工漏水事故に苦しむ農家緊急支援として、見舞金を支給するに当たり、ふるさと応援寄附金制度を使い、クラウドファンディングを始めました。  安城市産のお米やイチジクの焼き菓子を返礼品として送るようです。碧南市も、返礼品の中には、数多くの水産品や農産品があると思います。ぜひ、こういった制度の利用を含めて、財源を確保していただき、農業、漁業従事者に対して支援できるように、重ねてお願いをし、私の一般質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。 215 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、岩月ひろし議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。
                               (午前 11時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 216 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山口春美議員の一般質問を許します。 217 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 218 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 219 ◆1番(山口春美) 日本共産党の山口春美です。  傍聴者の皆さん、ありがとうございます。報道陣の皆さんも御苦労さまです。  今回この質問に当たって、統一協会と市長との関係ということで、大変市民の関心も高く、私のところにも何本も電話が来て、いろいろ指摘もいただきました。  こういった市民の思いを受けて、今日は市長にぜひ率直な見解をお示しいただきたく、質問をさせていただきます。  まず初めに、私ども日本共産党と新聞赤旗、私どもの発行しております碧南民報サンデー版などでは、旧統一協会、世界平和統一家庭連合の表記を、統一協会と、いわゆるキリスト教の教会ではなく、協会という名前で統一しておりますので。統一協会は2015年に名称の変更を行いました。このことは、霊感商法や集団結婚などで社会的批判を浴びてきたカルト集団であることに変わりはなく、政府が名称変更を認めたこと自体が不当だと考えるためであります。  それで、先ほど、今日の今回の議会でも、山中議員からこの問題について市長に確認がありました。市長は、8月26日に、報道のカメラを追い出した直後に、この反論文章を出されました。市議会の面々にボックスに入れられて、市の職員には全員にメールで読めるような形で配信されたそうです。全くこの文章の中身で答弁をされたわけですけれども、私はこの答弁には、その裏側の黒い部分、そして今回、7月8日に奈良市内で安倍元総理が銃撃されて、容疑者が犯行の動機について、統一協会に母親が入信し、莫大な資産を寄附し家庭が破綻したという、こういうことが大問題になり、改めてこの統一協会の実態が浮き彫りになったということについて、先ほども大変綿密に情報を集めるのが私の特徴だというふうに言われましたけれども、こういった一連の、今日までの統一協会に対する批判的な報道なども当然されていたわけで、これは捏造ではなく、現に事実として、様々な事件やこういった報道などもされてきたところであります。  それで改めて、率直に伺いますが、市長はこの統一協会について、どのような教団だと認識をされているのか。先ほど、私的な政治活動だと言われましたけれども、そういうことでは済まない状況だというふうに思います。それをまず答えていただいた上で、具体的には、あなたは1982年の10月に、統一協会の根幹となる儀式の集団結婚に参加しておみえになります。私も2008年の6月議会でこの点について質問をさせていただきました。文鮮明さんの指名する女性と、6,000人の名前の中に、禰宜田政信さんという名前が明記されていたことも、マスコミ報道ではもう明らかになっています。現在もこの統一協会の集団結婚に臨んだときと同じような気持ちでみえるのかも含めて、まずは、この全体の、現在までの統一協会についての見解を明確にお示しいただきたいと思います。 220 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 221 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 222 ◆市長(禰宜田政信) 統一協会というか、今は平和家庭連合という名前になっておるわけですが、これは文部科学大臣の認証を受けた宗教法人であるというふうな認識です。それで、そこの団体がどういう団体かということは、憲法の20条の規定で政教分離ということがありまして、特定の宗教に対して、宣伝したりあるいは逆に圧迫したりしてはいけないという立場、これは、首長といいますか、執行者としての立場なんです。  したがいまして、そういうことに対しての評価はできないというのが私の見解でございます。 223 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 224 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 225 ◆1番(山口春美) 私は1996年から市会議員として10年間、2008年は、市長就任から3期12年と、現在に至る2年間ということで、約26年弱の禰宜田政信さんと一緒に、こうした場に立たせていただいてきました。  それで、集団結婚についてもきちっと答えられない、宗教団体と言われるけれども、かつてオウムが宗教団体ということで大変な事件を起こし、次は統一協会だと言われました。  この中に、最近のニュースでも、公安委員会も中に巻き込まれてしまっていて、文字どおり自民党という巨大な権力の下で、この法人が見逃されてきた、いろんな社会悪について見逃されてきたということになっているのではないでしょうか。  それが客観的な現在の事実だというふうに思うのですが、そういったことは一切、知らなかったということはないでしょうけど、安倍元総理が銃撃に遭うこと自体も衝撃ですし、私たちは民主主義の立場から絶対に許さないことですが、その背景にも本当に恐ろしいようなことがやられていたということは、目を背けられないことじゃないですか。  それで、碧南市長は公人ですので、この公人としてそこに積極的に関わってきたという、このごく最近の一連の出来事に対しても、政教分離だから言えないということでは、私は済まないと思うのですが、もう一度御確認ください。  それから、その当時からずっと現在まで同じ心境でみえるんですか。 226 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 227 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 228 ◆市長(禰宜田政信) 人間というのは長い間に、もう数十年、今言われたのではもう40年たっているわけです。その間、いろんな事を勉強したり、いろいろ体験したりしながら、だんだん自分の思想信条というものは確立されてくるわけでございます。私の立場は、特定の宗教とかそういうものにこだわる、あるいは考えとかそういうものにこだわることなく、あらゆるものを学びながら、よりよいものがないかということ、よりよい考え方、そういったものはないかというのを常に追求する立場だということでございます。  ですから、過去いろんな経緯があったかもしれませんけれども、現在私がどういう状態になっているかということにつきましては、これは、先ほど14番議員にもお伝えしましたように、そういうような思想信条について、他人に聞くということは、今の現在ではやってはいけないということになっていますので、私が今の状態をここで説明することは、首長としては、適切ではないというふうに考えております。 229 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 230 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 231 ◆1番(山口春美) 昨日ちょうど岸田総理によって全部の自民党国会議員に調査、アンケートが行われて、179人に、関係していたということが明らかになっています。これは、そういった安倍事件以来、そういった反社会な行動をする団体に関わってきたということで、それぞれ、今後もっともっと調査もしながら、断罪していくことが必要だと思うのですが、そういうふうで、一国の総理が決断したのに、この碧南市では市長が、そういう形で政教分離だとかいろいろなことを言いながら、結果的に統一協会を容認する発言を、まさに26日の反論文書はそうでしたよね。なので、やっていることが悪いんだということだったんですが、そういうことでは、全く市民の知りたいことはそこなのです。  危険な統一協会に碧南の市長が入信しているのか、それとも、何でこの間、こんなに濃密に関わってきたのか、それを知りたいことに、ちゃんと答えていくべきではないでしょうか。お答えください。 232 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 233 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 234 ◆市長(禰宜田政信) そこのイベントの実行委員長になった理由につきましては、先ほど、るる説明させていただきまして、これはマスコミも含めて、ここ十数年の報道状態、私どももなかなか詳しいことまで知るすべがないので、ほとんど大体マスコミの状態を見ながら判断するというのが大体判断の基準にしておるので、ここ十数年、そういったような報道がなされていなかった。そしてピースロード等については、マスコミさんとも100本程度、そういった好意的な紹介記事を書いていたのを私もネット等で調べましてね、それでいいんじゃないかというふうに判断したわけです。ですから、そういうような事情で、ずっとそれを何か関与しているとか、そういう問題じゃないと思います。現在に至っては、それはちょっと考えないかんかなというふうには、今のマスコミの状況では考えております。 235 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 236 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 237 ◆1番(山口春美) 先ほどの答弁の言葉尻をつかまえるわけではありませんが、あなたは改善されて、いい団体になったと答弁されました。ということは、改善されなかった以前のことを御存じだということですね。 238 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 239 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 240 ◆市長(禰宜田政信) 当時よく新聞等に出ておりましたので、そういうことがあった、そしてまた、裁判もいろいろ扱われていたということは、特に2009年より前の話だと結構あったんじゃないかなと記憶しております。 241 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 242 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 243 ◆1番(山口春美) まさに2009年以前のまっただ中で集団結婚をその団体の下でやられたという、歴然とした事実があるわけですよね。それで順次、いろいろ書いたんですが、例えば29日は御自分で書かれた反論文書だということで確認してよろしいですね。 244 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 245 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 246 ◆市長(禰宜田政信) はい、そうです。 247 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 248 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 249 ◆1番(山口春美) 3番目のポートメッセなごやの実行委員長までやったんですが、これには、碧南市長の肩書を使って、禰宜田政信ということで、実行委員長の名前が紹介されております。  あなたは、公私の立場を明確にしていた、公人としての市長の立場をこの場面では使っているわけですから、幾ら私的なものだといっても、政治家である以上、公人である以上、7万人の市民を代表するトップである以上、こういうところに、碧南市長の名前を載せたということは、汚名を全国に結果的には知らしめることになったんじゃないですか。 250 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 251 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 252 ◆市長(禰宜田政信) 括弧書きで私の名前がパンフレットに書いてあったのを確認しておりますけど、これは公務であろうが、私的なところであろうが、身分といいますか、職業といいますか、何かないと分かりにくいんじゃないかということで、これはいろんなところで、例えば国立大学の教授なんかでも、国なんだけど、そういう自分の、個人のいろんな活動の中でも、多分そういう肩書をつけているんじゃないかとか、あるいは病院の先生やなんかでも、いろんなところで個人的にやる場合は、多分ですけど、これはなかなか切り離せないのではないかということで、それも私ども一生懸命調べて、そういうのはいいかどうかもいろんなところに確認して、いいんじゃないのかということで、括弧書きでそこに書いてあったということです。 253 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 254 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 255 ◆1番(山口春美) この反論文書も含めて、今までの市長の答弁と、この近隣では刈谷市長、安城市長、それから一宮市長などが寄附をもらったということで、ほかの方は祝電だとか参加したということも含めて、これは明らかにして謝罪をし、今後はお付き合いをしないという明確な立場をとってみえるんです。  それで、今の禰宜田市長のように、この反論文書が象徴するように、7項目にわたって統一協会と関係団体のイベントと、これに参加したことを容認して、個人の政治活動だと言って開き直っているというのは、大変異質なものなのですよ。  こういうことは、例えば、いろんなイベントをやるに当たって、よそでは表敬訪問だとか、こういうものをやりますよということで、案内文書が、南知多なんかでもそうですけれども、来るわけです。誰でも知らないわけだから。  それで、碧南市は私たちも、文書で全庁を挙げて調査を行うようにということで、そういう事実はないという返事だったんですが、事実のこの招待状もないし、お知らせもないのに、積極的に参加した、実行委員長もやったということは、これは他市と違うじゃないですか。温度差も立場も。そう思いませんか。  私は完全に主体者として、向こうの岸に行ってしまっている、こういう方だからこそ、言わなくても案内しなくても来たのか、これが本当に実態がないとするならば。そういうことだったんですか、碧南市では。特別扱いだったんですか。 256 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 257 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 258 ◆市長(禰宜田政信) これは、公人と個人の政治活動というのは憲法19条と21条で、そうすると、市長だと何もやってはいけないと、自分のことについてね。例えば、そういう、ある特定の政党の党首が、市長をやっている場合もあるわけでしょう。そうすると、そういうところでは偏りが発生するわけですよ。その自分のところの政党のことばっかりだと、これはだから個人でやらざるを得ないんです。要は、公平性が保てないから。そういう部分は個人でやると。そうじゃない、ほぼコンセンサス取れているものについては、公務として扱うと。  そういうふうに区切らないと、個人の自由なところ、プライベートも含めまして、それの扱いはちょっと困りますよね。そういう意味で分けているわけです。  ですから、個人の思想信条あるいは行動の自由のところで、若干皆様から見ると偏っているところがあるかもしれないし、別にこの団体だけじゃなくて、各種いろんな団体があるわけで、それがほぼ公平性が保てるかどうかを見極めながら、じゃ、これは個人で扱いましょう、これは公務でよろしいでしょうという判断をして、今までやってきているということです。 259 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 260 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 261 ◆1番(山口春美) それらのことが、今民主主義も踏みにじっている、一人一人の入信者も含めて、被害に遭われた人たちの人権を踏みにじっている、反社会的な団体だからこそ、ここへの接触や関与が問題になっているんです。  それで、全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、1987年から2021年までの34年間で、霊感商法の被害総額は約1,237億円、あなた、御存じないと言われるけれども、つい最近も、今も今日も、そういう被害が起こっているんですね。  私の知り合いでは、自分の娘さんが結婚した婿さんのお母さんとおばあちゃんが入信されて、もう身も心も全部ささげてしまって、亡くなられたんですけれども、そのお婿さんはあと少しで集団結婚式に参加をさせられそうだったと。辛うじて職場で彼女が見つかって、普通の結婚をされたんですけれども、そういう方たちもみえるんです。  それで、新聞では毎日のようにこういった被害の状況なんかが出ています。そういう団体の中で、一般の団体と同じ扱いで扱うことについては、あなたの見方がゆがんでいるんですよ。反社会的なカルト集団に対して、あまりにも容認の姿勢が強いというふうに断ぜざるを得ないというふうに思うのですが、いかがですか。 262 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 263 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 264 ◆市長(禰宜田政信) いろんな見方があるので、最終的には法治国家なので、今、国が法務省あるいは消費者庁その他も含めまして、しっかり調べておりますので、その後というか、昔はそういう問題があったことは把握しておりますけど、こういう、十数年の時点において、どうなっているのかというのを今調べているはずなので、その辺りを見た上で判断しても遅くはないんじゃないかと、こういう微妙なことですので、いわゆる憲法14条の法の下の平等という部分で、そこを私がいいかげんに扱いますと、逆に、それでもって市が訴えられるというケースもあり得るので、これは非常に慎重に考えないといけない問題だというふうに考えております。 265 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 266 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 267 ◆1番(山口春美) ピースロードが一貫してバックにあって、その若手のイベントなのですが、そのバックには統一協会がいると。そこに参加する講師も、様々統一協会の名をはせた人たちが登場している。ちょっとその気になればすぐ分かる話なのです。碧南市にも2021年の7月11日にピースロードが来て、この市役所の門、玄関から記念撮影を撮って出かけているんですが、そこには禰宜田市長も、それから現在の衆議院議員も、それからこの中に見える市会議員も、写真に載ってみえます。  今年も8月7日に明石公園でピースロードが開催される予定だったんですが、これは中止になったんですか、確認しますが。  本当にこれらも含めて、今年になってからも2月27日の富山県の平和大使協議会総会で、壇上で発言している写真も公開されています。  5月8日には、岡崎市民会館で東愛知平和大使協議会で共同議長として挨拶をされています。これらは、ただの参加や祝電レベルではないと思うのです。もう一歩踏み込んでみえるというふうに自覚されてみえるんでしょう。 268 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 269 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 270 ◆総務部長(遠山隆夫) 今おっしゃられた8月7日のイベントについては、中止の連絡を受けております。 271 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 272 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 273 ◆市長(禰宜田政信) 今の発言の中で、平和大使協議会という話が出てきましたけど、これはさっきのUPFという国連の認定されたNGO、非政府組織、世界中の150ヵ国にネットワークのある世界平和のために連帯している皆さんの集まりで、そこでピースロードもやっているし、平和大使といって10万人ぐらい世界で任命されているというような、同じ脈絡の中で、私は、その当時は、これ別に悪くないかなと、私も4期やっていますからベテランに入るので、いろいろ頼まれるので、そのたびにいろいろ調べて、これは大丈夫かどうかを見ながら、引き受けているんです。  今のマスコミ状態もありますので、この議長等、役職等につきましては、速やかに辞任をさせていただきました。  以上です。 274 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 275 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 276 ◆1番(山口春美) 辞任されたんですか。それは賢明な措置ですよ。  それから、明石公園のピースロードについては、中止しますという連絡が入ったということは、やりますよという連絡も入ったということで、私たちに9月5日付で申入書に回答があった、一切こういうものはないということは、1つ崩れましたね。  招集の声かけもあったし、それが中止になったということも来たということで、総務部長に答えていただかなくていいですよ、そんなことは。総務部長の立派な職員としての肩書を傷つけることはしたくないので。そういうこと、断ったことだけ来たらおかしい話なので、招集もあったということじゃないですか。 277 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 278 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 279 ◆総務部長(遠山隆夫) こちらのイベントにつきましては、後援名義等の使用承認申請がございました。  ただ、これは審査中に、後援を出すとかそういう審査をしている間に、中止の連絡を受けたというものでございます。
    280 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 281 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 282 ◆1番(山口春美) そういう公共施設の貸出しも含めて今後はどうされるのか。1つ、これ、脱退されたということでは、あれなのですけれども、統一協会に入ってしまうと、なかなか洗脳が解けないというのが常で、そんな50年たとうが解けないということなんですね。  今日の段階では、この人の弱みに付け込んで資材を収奪するカルト集団、市民の命と暮らしを守るべき市長の立場、これは絶対に相入れない矛盾するものだということではないでしょうか。  開き直りでは済まないというふうに思うのですが、市民の皆さんに御心配をかけてすみませんということはあったんですが、正式に、これらの全ての行動について、踏み込んだ禰宜田市長の行動について、きっぱりと謝罪と反省の念、これから一切のこういう関係を断つということは、ぜひここの場で約束していただきたいんですが、いかがでしょうか。 283 ◆議長(祢宜田拓治) 答えられますか。 284 ◆1番(山口春美) 市長だよ、市長。 285 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 286 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 287 ◆市長(禰宜田政信) さっきの役職等については、当然こういう状態ですから、速やかに辞めたというのは、私の判断でいいかと思います。  それでまだ、先ほど申し上げましたように、日本は法治国家なので、やはり法に基づく制限しかできないんじゃないかと。私の立場ですよ、これは。  それは自民党さんがそうするのは、別にそれは普通の団体ですけど、私とか政府そのものは、憲法そのものになっていますから、国と同じ立場ですから、これ法の下の平等でいくと、根拠もなく断絶とかそういうようなことは多分できないと思います。コンプライアンス上の問題があるので、ちょっと控えるとか、そういうレベルの話があったとしても、一切駄目というようなことは、今の状態、法のない状態ではできないというのが私の見解でございます。 288 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 289 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 290 ◆1番(山口春美) そういう形で、統一協会にやっぱり執着を持って、断絶を確認できないということならば、全く全国の関わってきた皆さん、それから首長の皆さんとは温度差があって、これは容認できないです。  そういう立場で、7万市民の命と暮らしを守る市長の立場とは全く相入れないので、あくまで統一協会と寄り添って生きていくというのならば、私は公私の区別ではなく、やっぱり市長の座を辞するべきだというふうに思います。  それでこそ、やっぱり自分の信念をそういう、それはそれなりに貫くことになりますし、今、反社会的な、法律じゃなくて、刑法だとか様々な法律に違反して、個人のささやかな幸せ、1億円も2億円も巻き上げてやっている、こういう団体に対しての絶対に容認できないという怒りの正義の声が、この統一問題として動いているわけでしょう。日本はサタンの国だと、国の法律は破っても、神の法律があるからいいんだと、文鮮明が言ったことを、そのまま引用して、今末端までそれを浸透させている。  私は、市長と統一協会の立場、容認の立場とは相入れないので、辞するべきだと思いますが、いかがですか。 291 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 292 ◆議長(祢宜田拓治) 市長。 293 ◆市長(禰宜田政信) いろいろな違法行為その他におきましては、刑法とか商法とか消費者、消費の法律、あとはいろんな救済のためのいろんな仕組みその他、どんどんと整備されてきているわけなので、だから、今はそういうのが、私の認識もマスコミの認識もほぼ同じだったんじゃないかと思うのですが、あの問題が発生しなければ多分、安倍元総理の暗殺事件が発生しなければ、こういう状態にはなっていないのではなかろうかというのが、私のこれは想像ですね。そうでなければ、ちょっとでもいいので、マスコミの中に出てきているはずだと思うんだけど。その辺りは、だから、今は法律等で、そういうのは悪徳商法とかも全部できないような状態にしたりなんかしながら、よりよい社会に向けて動いているんじゃないかというふうに私は思っておりますので、そういうことは厳しく、やっぱり法律に違反するようなことは厳しく取り締まって、また、より健全な社会をつくっていただくことを期待しているということでございます。 294 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 295 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 296 ◆1番(山口春美) 私たちを含めて、この間のこの一連の動きは、全く市長から情報提供なんかあったためしがないんですよ。市長だって積極的に情報公開するんじゃなくて、結果的には私たちの見えないところで、こういったことがやられていたということになるわけですね。  ですから、やっぱりよく考えていただいて、どうしても統一協会という立場、もう早く手を切って、きれいになりましたという御報告を期待しておりますし、そのまま居続けるなら、市長を辞していただきたいというふうに強く思いますので、よく考えてください。  2つ目の安倍元総理の国葬について、移ります。  まさにこの統一協会の中心で、この安倍政権の8年8ヵ月の間に、急速に統一協会、膨れ上がった、この張本人の安倍元総理の国葬について、昨日も閉会中の審査が行われ、また、岸田総理は同じことの繰り返しを言っているようですが、まず、安倍元総理の国葬について、市としてはどんな見解をお持ちなんでしょうか、まず伺います。 297 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 298 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 299 ◆総務部長(遠山隆夫) 安倍元首相の国葬は閣議決定されたものであり、これに関して、一自治体が意見する立場にはないと考えております。 300 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 301 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 302 ◆1番(山口春美) 国民にも大きな反対の声が起こっており、どんなアンケートでも半数以上が反対していると。岸田総理は費用を16億6,000万円と言ったけれども、識者の中では40億円を超えるんじゃないかと、警備費なんかも含めると、言われています。  8月23日開始の17人の呼びかけによるオンライン署名では、1週間で17万、今、全部の国中の署名は40万人を突破しています。こういった運動なども含めて、国民の反対の声については、どう受け止めてみえるんでしょうか。 303 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 304 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 305 ◆総務部長(遠山隆夫) 国葬に対して、いろいろな御意見があることは認識しております。これにつきましても、先ほど御答弁申し上げたとおり、国葬は閣議決定されたものであり、意見する立場にはありません。 306 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 307 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 308 ◆1番(山口春美) これは先ほど市長からも、憲法14条、19条、法の下の平等と思想及び良心の自由、上からの押しつけで弔意を強要されれば、そういうことになりますので、憲法違反の国葬、国葬法というものも制定されていません。吉田茂内閣のときに、自公、自社の慣れ合いによって、戦後初めてやられたということです。  これは明確に撤回するよう、やっぱり民主主義の立場、地方自治の立場から、国に意見を明確に示すべきだというふうに思います。どうですか。 309 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 310 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 311 ◆総務部長(遠山隆夫) 先ほど御答弁申し上げたとおり、市として意見をするものではありません。 312 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 313 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 314 ◆1番(山口春美) 8月31日の段階では、教育長も、執行部も、まだ国から何の指示も来ていないというふうに言われました。コロナにかかった岸田総理が、コロナ明けに出てきて、それで職員にも弔意を表明してもらうなどと言って、とんでもないことを言い出して、国から半旗や黙祷、献花、記帳場所の設置など、様々なことが想定されますが、こういったものの弔意の強要がされてくる可能性があります。現在のところはどうなのでしょうか。  今後来た場合にどうされるのか、教えてください。 315 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 316 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 317 ◆総務部長(遠山隆夫) 現在のところ、弔意表明等の協力は求められておりません。 318 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 319 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 320 ◆1番(山口春美) 9月27日、平日ですから、小学校、中学校、幼稚園、保育園、官庁、全部開いています。最後のタイムリミットは、これは、どんな指示が来ても、弔意は自由ということで半旗も掲げないし、黙祷も強制しない、ニュースもアナウンスも流さないということで、理解しては駄目ですか。そうすべきじゃないですか、自治体として。  誰が決断するの、最後、市長。安倍元総理だから駄目なの。ぜひ、それは誰がどこで、最終的に判断するのか、教えてください。 321 ◆総務部長(遠山隆夫) 議長、総務部長。 322 ◆議長(祢宜田拓治) 総務部長。 323 ◆総務部長(遠山隆夫) 市としてどう対処するかということは、今後、国、県からの協力要請、近隣各市での弔意表明の有無等を参考に、対応を検討してまいります。 324 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 325 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 326 ◆1番(山口春美) トップの皆さん、それから教育長も含めて、この対処の仕方で、私たちのこの民主主義の度合いも試されると思いますので、ぜひ勇気ある措置を、これには自由意思でやってくださいということで、先頭に切って仕切らないということで、頑張ってください。よろしくお願いします。  それでは、3つ目の気候危機の打開のために伺います。  碧南市は2021年、ちょうど1年前の3月に、環境基本計画を制定し、1年半たちました。  この計画は、二酸化炭素2030目標は、15.7、2050が80%と、国の46%、2050が100%と、昨年のちょうど計画を決めた秋に国が見直しをして、総選挙向けに見直しをしたんですが、それと大きく乖離しています。  それについて、具体的な毎年ごとの目標や、年目標や施策も、なかなかここの中には表れていません。  そこで1年半たちましたので、改めて、通告書に書きました省エネの利用促進、事業者、住民の二酸化炭素削減活動促進、地域環境の整備、循環型社会の形成の4つのカテゴリーについて、施策の実施目標が明確になっているんでしょうか。このままだったらずるずるいっちゃうと思うのですが、この1年半の前進があるのかないのか、数字でお示しください。 327 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 328 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 329 ◆経済環境部長(生田和重) 御質問の4つのカテゴリーにおける施策につきましては、令和3年に策定をいたしました第3次碧南市環境基本計画の基本目標の一つとして、地球温暖化対策を掲げており、その中で、再生可能エネルギーの導入促進、省エネルギーの促進、環境負荷の少ないまちづくり、温暖化に適応するまちづくりの4つの基本施策をお示ししております。  また、本市における温室効果ガスの排出量については、国の地球温暖化対策計画の部門別削減率を当てはめ算定したものを基に、本市の削減目標として掲げておりまして、先ほど議員おっしゃられましたように、2030年度に、2013年度比で15.7%削減ということで掲げております。これが、国のほうが46%に改定をその後されたということでございます。  この第3次環境基本計画につきましては、国の第5次環境基本計画の経済社会的課題の同時解決という考えを踏襲し、計画期間を10ヵ年として策定をしております。  環境保全に対する社会情勢、科学技術の進歩、市民意識及び社会ニーズの変化に合わせ、おおむね5年後に計画の見直しを行うということにしておりますので、今後、もっと高い国の目標値と同じようなことで変更していくというふうに想定をしております。 330 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 331 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 332 ◆1番(山口春美) 2030年まであと8年ということで、5年後となると、もうあと残り少なくなって半分以上過ぎてしまうわけですから、そんな悠長なことは言っていられないと思います。  写真をお願いします。  この間、各地で大きな変化が起こっています。安城市さんは今年の3月にこの基準を見直して、市制70周年の記念に、ゼロカーボンシティということで、この30年目標が、国と同じ46、そして2050目標は100%にして、ゼロカーボンシティを認定し、あれが認定証ですが、やられました。  次に、西尾市さんです。これは西尾市さんも今年の3月、改定がされまして、やっぱり国と同じ46と50にして、ゼロカーボンシティの名のりを上げました。  それで、豊田市は3年前にやって、これがポスターです。もう当然ゼロカーボンシティで46と100にしています。  それで今、実は愛知県も大急ぎで46%と100%の見直し作業を行っており、今年度中には、やっぱり国の数字、これも全然多くないんですよ。私たち不十分だと思っています。私たちは、2030年に、省エネ半分で電気量を減らして、あと再エネで60%以上CO2削減という、こういう戦略を示していますので、全然国は大きいものじゃないんですが、取りあえず国の46、100に合わせる作業を今されています。  県が変わろうと、近隣市がこういうふうに変わろうと、相変わらず15.7で、2050でも80%ということで、死守されるんですか。  5年後と言ったけれども、大急ぎでこの目標数値、変えるべきではないですか。部長の判断をぜひお示しください。 333 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 334 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 335 ◆経済環境部長(生田和重) さきの6月定例会でも御答弁申し上げましたが、国の地域脱炭素ロードマップに沿って、市のほうとしても、施策を着実に実行していく考えに変わりはございません。  ゼロカーボンシティということにつきましても、それから先ほどおっしゃられた数値目標につきましても、これは、環境審議会の中で協議をしながら検討していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 336 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 337 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 338 ◆1番(山口春美) ごめんなさい、もう一回写真を。  碧南市の環境課の写真、言わずも知れた。これがそうなのですが、右上にこんなこと書いてあるんですが、気候危機打開のキの字もないです。2030目標も掲げてありません。掲げられないわ、15.7なんか。もう課長の上にばーんと、日本一の石炭火電で、CO2排出量が日本一ということですから、2030に向けて46%、取りあえずは削減に向けて頑張っていますぐらいのやつを、あしたでもあさってでも掲げてもらって、この間、市民会議を開かれたでしょう。その中でこんな立派なことを言われるけど、検討されたんですか。もうスタートして初めての市民会議じゃなかったんですか、基本計画が。その中身で言っていないでしょう。 339 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 340 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 341 ◆経済環境部長(生田和重) 環境審議会は次は10月を予定しておりますので、おっしゃられたことも含めまして、今後の環境審議会というふうに認識をしております。よろしくお願いします。 342 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 343 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 344 ◆1番(山口春美) 環境省のリーポス、私、紹介したんですが、あれから勉強していただいたかしら。いわゆる太陽光発電、再エネのポテンシャルの問題です。設置可能性は、碧南市では15万1,000キロワット、それに対して平成29年で実績が1万9,271と、12.6しかありません。  このポテンシャルに迫る家庭での再エネ、企業での再エネということで、このきちっと把握した上で、今後の再エネの推進を図っていくべきですけど、勉強していただいていますか。リーポス、見ている? 345 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 346 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 347 ◆経済環境部長(生田和重) 各地方公共団体の再生可能エネルギーのポテンシャルにつきましては、今議員おっしゃられましたリーポスによって、公表されているということは承知しております。
     このリーポスで公表されている碧南市のポテンシャルの推計値で申し上げますと、太陽光発電のうち、建物に設置できる発電容量は320メガワット、それから荒廃農地など土地に設置できる発電容量は105メガワットであります。  また、水力発電、風力発電に至っては、地勢上、ほぼポテンシャルはないというふうな値になっております。  全国の一部の自治体では、こうしたポテンシャルの推計値を基に、将来における再エネ導入量を設定しているようなところもあるようですが、県内で実施している自治体はないというふうに承知をしております。  本市も再エネ導入量の設定は現時点ではしておりませんし、今後も今のところでは実施する予定はないということでございます。 348 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 349 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 350 ◆1番(山口春美) 何でないんですかね。  環境基本計画の中には、庁内各部局が相互に連携することが必要となるため、庁内に横断的な組織を設置します。この組織は、個別施策及びリーディングプロジェクトの実施に関する庁内の調整計画の進行管理を図りますと書いてありますが、これ設置されましたか。1年半たちましたが、何回会議が開催されたんでしょうか。 351 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 352 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 353 ◆経済環境部長(生田和重) この会議体につきましては、計画がスタートして1年たちましたので、この実績も含めて、10月の環境審議会に向けて、開催をしていく予定でございます。  以上です。 354 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 355 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 356 ◆1番(山口春美) 今頃から遅きに失するんだけど、具体的なメンバーと、年に2月に1回ぐらいはやらないと、このテンポじゃ、46の設定も含めて難しいというふうに思うので、ちょっと具体的にその構成メンバーも含めて、検討している中身を教えてください。 357 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 358 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 359 ◆経済環境部長(生田和重) 庁内の関係各課ということですので、ほぼ全部局にまたがるというふうに考えております。  以上です。 360 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 361 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 362 ◆1番(山口春美) それから進捗状況なのですが、これは、課題を解決しながら改善を図っていくために実行に移す、進捗状況を把握すると、そのツールとして環境の状況に対する報告書を用いますという形で書いてあります。計画の全体的な進捗状況及び達成目標への到達状況を把握し、評価及び見直し内容を市民、事業者、行政に明らかにするものとして位置づけますと。さらに報告書に対して広く市民からの意見を求め、それを反映するよう工夫しますとあります。これ、今年のやつが平成30年度の実績で、基準度の25年度比で10.7%削減ということで、36ページには書いてありますが、実際にそれを反映するように工夫したり、市民にPRしたり、もっと頑張りましょうとか、何かアクションを起こしてみえる。 363 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 364 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 365 ◆経済環境部長(生田和重) 第3次の環境基本計画ということでお答えしますが、進捗管理につきましては、PDCAサイクルを回すということで、計画の進捗状況を把握し、課題解決しながら改善を図るということでありますが、そのツールとして、環境の状況に関する報告書というのを作成します。これによって、全体的な進捗状況、達成目標の到達状況を毎年管理しております。これにつきましては、毎年、環境審議会に報告するとともに、市のホームページで市民の皆様にも公表をしてまいります。 366 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 367 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 368 ◆1番(山口春美) 基本計画の概要も窓口にないですから、それも市民の皆さんに、ちゃんと手に取って分かるようにしていただきたいというふうに思いますし、今年の決算の成果報告書では、2021年の決算では太陽光発電を直接設置された方44件、いろんな電池だけとか、いろいろあって155件ですが、そうすると新築住宅は300、239件の補助要請が出ていますので、この25%しか再エネをやっていないんです。これを全戸に設置したらどうかというのが私の提案でずっと言ってきたんですが、このキロワット数の合計はカウントされてないということですが、先ほど言ったのは、まだ、私が言う前の平成30年ですから、反映されていないと思うのですけれども、現在はどうなっていますか。40件じゃあかんでしょう、太陽光パネル。 369 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 370 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 371 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南市スマートハウス設備設置費補助金におけます令和3年度の交付件数155件の内訳といたしましては、新築住宅43件、既存住宅112件でありました。  また、補助の実績のうち、太陽光パネルの施設の出力合計ということでは、233.23キロワットということでございます。  以上です。 372 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 373 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 374 ◆1番(山口春美) 先ほど、褒めてあげるね、こんどきは、10.2%削減まで行ったので、もうそれから3年たっているから、結構行っているんじゃないかと。ここをぐっと上げていけば、また変わってくるというふうに思いますので、さらに頑張ってください。カウントを明確に市民にもお示しください。  それから5番目に、石炭とアンモニア混焼、それから原子力発電所の再稼働や新増設についての動向について、岸田総理は8月24日に原発の再稼働や新増設についての検討を進める考えを表明しましたが、当然そういった情報は聞いてみえるでしょうね。一言、その見解についても、担当部署としてお答えください。 375 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 376 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 377 ◆経済環境部長(生田和重) まず、石炭火力のアンモニア混焼ということで1つお答えしますが、7月7日の経済産業省から発表されました、燃料アンモニア導入拡大に向けた直近の政府の取組についてという中で、JERA碧南火力を例に挙げて、燃料アンモニアのサプライチェーンと法整備の検討が進められているというふうに聞いております。  それから、原子力発電所の再稼働や新増設ということでは、グリーントランスフォーメーション実行会議の場で、岸田総理のほうから、再稼働する原発を2023年の夏以降に最大17基へ増やし、中長期的な電力確保をすることということと、次世代型原発の開発や建設の検討について指示があったということは承知しておりますが、これについては、プレス発表や報道以外のことについては把握をしておりませんので、よろしくお願いいたします。 378 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 379 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 380 ◆1番(山口春美) アンモニアも海外輸入ですし、石炭火電からおさらばしなければ、世界市場から、JERAも中電も、それから石炭由来の生産をしている自動車産業も含めて、除外されてしまいますよ。だからそういう立場で、私たちは、やっぱり再エネと省エネのほうにかじ切りをしていく必要があると思います。  それで、その理由に、電力がない電力がないと言っていますが、念のために、碧南火力発電所の1号機から5号機、410万キロワット、また、武豊火力発電所の運転開始8月5日にされていると思いますが、この稼働率についても確認させていただいたでしょうか。 381 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 382 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 383 ◆経済環境部長(生田和重) 碧南火力発電所の稼働状況でございますが、今年の夏も、猛暑の関係も含め電力不足が言われております。需要が非常に大きいということで、1号機から5号機については全てフル稼働しているというふうに伺っております。  それから、武豊火力につきましては、JERAのプレスリリースによる情報でございますけれども、令和4年8月5日に稼働を始めるということで聞いておりまして、発電出力は107万キロワットというふうでございますので、これもほぼフル稼働しているのではないかと想像するところでございます。  以上です。 384 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 385 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 386 ◆1番(山口春美) 410万キロワットと合わせて、517万キロワットががんがん燃えているわけです。これがフル活動すればするほど、再エネを排除していく。様々な買取り価格の引下げとか、そういうことで企業利益を優先していく方向になるというふうに思いますので、担当部署としては、やっぱり、原発の再稼働は許さない、再エネの普及を、というこの立場にしっかり立っていただきたいと思います。  8番目に、新築住宅全戸の省エネ化と先ほど言いましたが、再エネ化の徹底のための制度整備を行わなければならないと思うのですが、豊田市はZEH、ゼッチ、これは一般家屋の自分で発電し自己消費する、それから、ZEB、ゼブですが、これはビルディングの自家発電と自己消費、これをやっています。豊田市独自のスマート・ゼロハウスというものを認定しまして、固定資産税を3年間減額するというふうにしています。10キロワットから2,000キロワット未満の再エネには、償却資産の減額などを行っていく、こういう具体的な施策も含めて推進していって、このかいわいでは、なかなか豊田はやっぱり先発だけあって、3年前に46を掲げ、ゼロカーボンのまちになっただけあって、すごいなというふうに思うのですが、これらの施策は勉強してみえますか。  それで、碧南市でもぜひ、これ、行ってこいな話だから、新たに補助金をつけるとかいうような話ではないので、やりませんか。 387 ◆議長(祢宜田拓治) 山口議員に申し上げますが、あと23秒ですので、よろしくお願いします。 388 ◆市民協働部長(山本政裕) 議長、市民協働部長。 389 ◆議長(祢宜田拓治) 市民協働部長。 390 ◆市民協働部長(山本政裕) 税の関係でございましたので、私のほうから答弁をさせていただきます。  まず、質問者が言われたのは、豊田市版の環境減税のことだと思われます。スマートハウス減税や再生可能エネルギーの発電設備の減税、また、電気の軽自動車の減税の関係だと思われます。  まず、税制の中で、省エネ住宅に対して、固定資産税や、また、住宅ローン減税、こういったものの措置がされております。税の枠組みを超えた軽減だとか減税については、現時点で考えておりませんが、各市の取組については注視していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 391 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 392 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 393 ◆1番(山口春美) 既設の住宅への補助制度も含めて検討してください。  脱炭素先行自治体への動きを安城市が始めています。2回目、3回目の応募をされるそうですので。 394 ◆議長(祢宜田拓治) あと10秒です。 395 ◆1番(山口春美) 碧南市はどうするのか、今の状況も、全国的な状況も把握してみえたらお示しいただいて、お答えください。 396 ◆経済環境部長(生田和重) 議長、経済環境部長。 397 ◆議長(祢宜田拓治) 経済環境部長。 398 ◆経済環境部長(生田和重) 安城市が、令和5年2月に予定されております第3回脱炭素先行地域の申請に向けて準備を進めてみえるということはお聞きをしておりますが、本市では6月の定例会でも御答弁申し上げましたように、現時点で、この先行地域に手を挙げるという予定はございませんので、よろしくお願いいたします。 399 ◆1番(山口春美) 議長、1番。 400 ◆議長(祢宜田拓治) 1番。 401 ◆1番(山口春美) ありがとうございました。 402 ◆議長(祢宜田拓治) 時間になりました。  以上で、山口春美議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 55分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 5分 再開) 403 ◆議長(祢宜田拓治) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、新美交陽議員の一般質問を許します。 404 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 405 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 406 ◆18番(新美交陽) 想政会の新美交陽でございます。  議長の許可をいただきましたので、通告書に従いまして、一問一答で質問をさせていただきます。  テレビは帰っちゃいましたので、ちょっと寂しいですけれども、我慢してやってください。  件名1、難病患者にも心身障害者福祉センターのデイサービスをということであります。  1番としまして、心身障害者福祉センター、これはあいくるの2階にあるんですけど、の目的についてということでお伺いいたします。  平成25年4月、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、いわゆる障害者総合支援法が制定され、それまで縦割りでサービスが提供され利用者にとって大変分かりにくく、利用しづらい状況を改善すべく定義づけがなされ、谷間のないサービスの提供を受けることができるようになりました。そして平成26年4月に事業を具体化する拠点施設、へきなん福祉センターあいくるをオープンしました。この建物の2階部分が、碧南市心身障害者福祉センターとして障害者のための施設となっています。開館より8年がたちます。障害者の皆さんにとって少しでも利用しやすいよう努力してこられたことと思いますが、あるいは幾つかの課題も出てきているのではないかと考えます。そこで改めてこの施設の当初の目的、その利用状況と現在の達成度はどうなのかをお伺いいたします。 407 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 408 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 409 ◆福祉こども部長(深津広明) 碧南市心身障害者福祉センターにつきましては、障害者及び障害児の福祉の増進を図ることを目的としまして、へきなん福祉センターあいくる内に設置しております。  また、利用に対する具体的な数値目標は掲げてございませんが、様々な事業を行うことにより、障害をお持ちの方の活動場所として定着してきている一方で、ここ数年の利用状況としましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により利用者が減少しているのも事実でございます。新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、より多くの方に利用していただけるよう、事業の充実や周知に努めてまいりたいと考えております。 410 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 411 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 412 ◆18番(新美交陽) 次に、2としまして、心身障害者の福祉の増進という言葉があります。このことについてお伺いしたいと思います。  へきなん福祉センターあいくるの案内文に、心身障害者の福祉の増進という言葉が使ってあります。当然、碧南市心身障害者福祉センターが主体となって活動しているわけであります。しかしながら、心身障害者の福祉の増進という文言だけではよく分からないのではないでしょうか。ハンディキャップのある人たちの障害を少しでも軽減し一般の人たちと同様の生活を享受することができるようにするこの大きな目標に向かって日々改善され、障害者総合支援法にまでたどり着いたわけであります。大変大きな事業であります。もう少し具体的にお示しください。 413 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 414 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 415 ◆福祉こども部長(深津広明) 心身障害者福祉センターでは、心身障害者及び障害児の福祉の増進のため、創作活動、社会適応訓練及び日常生活訓練などを行うデイサービス事業をはじめ、社会見学、交流会などを行う社会参加促進事業、障害者関係団体が活動する場所の提供などを事業として行っております。
     具体的な内容について申し上げますと、まずデイサービス事業としましては、陶芸教室、水泳教室、盲人卓球教室、パソコン教室、車椅子ダンス教室、機能訓練教室などを、社会参加促進事業としましては社会見学のほか、スポーツ大会、成人式などを行っております。また、これら事業以外におきましても、関係団体が活動する場所の提供ということで、施設内のホールや調理実習室、視聴覚研修室など障害をお持ちの方は無料で利用することができます。 416 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 417 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 418 ◆18番(新美交陽) 次に、3としまして、難病患者の障害者としての位置づけについてであります。  障害者は身体、療育、精神に分類された人たちが、その障害の程度によりそれぞれ区分されております。この中にはいわゆる難病指定を受けた人は入っていません。発病の原因が明らかではない、治療法が確立していない希少な疾病、長期にわたる療養が必要、この3つがいわゆる難病の定義とされています。さきに触れた法律、障害者総合支援法において、いわゆる難病患者も障害者の定義に入ることが明示されております。碧南の福祉には難病患者についての記載が、障害者に入るのか入らないのか不明であります。これらのことについてお伺いします。 419 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 420 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 421 ◆福祉こども部長(深津広明) 質問者がおっしゃるとおり、障害者総合支援法では障害者の定義に厚生労働大臣が定めた疾病に該当する難病患者も含まれています。  市としましても難病患者は障害者に該当すると認識しておりますが、障害福祉サービスや各種手当などの障害者支援に関する様々な制度には、それぞれ対象者が定められているため、制度によって難病患者は対象にならないものもあります。  また、碧南市が実施主体であります、指定難病及び特定疾患見舞金のように難病患者のみが給付対象となる制度もございます。 422 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 423 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 424 ◆18番(新美交陽) それでは次に、4としまして、市内の難病患者の人数についてお伺いします。  障害者総合支援法の対象となる指定難病は令和3年11月1日現在366疾病となっております。原因不明、治療できない、しかも長期間の病気で苦しんでおられる人はいかに多いのかを示しております。また、疾病の数は年々増えてきております。市内でも多くの方が何らかの疾病を抱えておられると思いますが、その人数が分かればお答えください。 425 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 426 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 427 ◆福祉こども部長(深津広明) 市内の難病患者の人数は、市では把握しておりませんが、令和2年度衣浦東部保健所事業概要によりますと、令和元年度末現在、市内には370名の難病患者がいると公表されています。  また、県が実施する難病に対する医療費助成を受給する方を対象としまして、市が実施する指定難病及び特定疾患見舞金支給事業におきましては、令和3年度実績としまして、249名に給付を行っております。 428 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 429 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 430 ◆18番(新美交陽) 市内に370人おいでということで、かなりの数ではないかというふうに思っております。  それでは、5としまして、障害者手帳を所持している難病患者の人数についてお伺いします。  障害者総合支援法では難病患者も障害者と同じとみなすとしていますが、難病患者も障害者手帳が交付されているわけではありません。答弁では指定難病及び特定疾患見舞金、これは年5,000円ですが、これを申請している件数が令和3年では249件とありました。件というのは、人だろうと思うのですが、これがありました。それにしてもかなりの人数の方がみえるんじゃないかと思います。難病手帳というものの制度化はまだ実現していませんが、そこでお伺いします。難病患者で障害者手帳を持っている人は何人いるかお答えください。 431 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 432 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 433 ◆福祉こども部長(深津広明) 先ほどお答えしましたとおり、難病患者数は県が取りまとめています。このため、令和元年度末現在、市内370名の難病患者の方のうち何名が障害者手帳を所持しているかにつきましては、申し訳ございませんが把握しておりません。  市が実施しております、指定難病及び特定疾患見舞金を支給した249名で申し上げますと、このうち50名の方が障害者手帳を所持しています。 434 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 435 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 436 ◆18番(新美交陽) その差の200人の人は、手帳を持ってないということになるわけですね。  次に、6としまして、心身障害者福祉センターで実施しているデイサービスの対象者及び利用状況についてお伺いします。  障害者の皆さんはハンディキャップを背負いながら日常生活をしておられます。一般の方が普通にこなしていることも、心身の疾病により、ままならないことは自明なことであります。そのような日常から僅かの時間でもほっとできる場所がこのデイサービスであると思います。障害者手帳を持っている人なら誰でも利用できるとしています。この2年はコロナもあり利用者も減っているのではと思いますが、利用状況についてお答えください。 437 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 438 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 439 ◆福祉こども部長(深津広明) まず、心身障害者福祉センターで実施しているデイサービス事業につきましては、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかをお持ちの方を利用対象者としています。  そこで、質問のありました令和3年度の利用実績としましては、新型コロナウイルス感染症の影響で開催を中止した講座等もありますが、陶芸教室、水泳教室など、14の講座について258回開催し、延べ1,837名の方に参加をいただいております。  新型コロナウイルス感染症が拡大する前の令和元年度では、17の講座を354回開催し、延べ2,993名の方が参加されています。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、利用者が大きく減っているという状況でございます。 440 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 441 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 442 ◆18番(新美交陽) コロナで急激に減ってしまったということで、前のキャパから考えますと、十分まだ利用できる余裕があるというふうな理解もできるわけであります。  次に、7としまして、障害者手帳を所持していない難病者のデイサービスの利用ができないということであります。  答弁で身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、これをいわゆる障害者手帳といい、これを所持している人がサービスを利用できるとありました。これまでいろいろ伺ってきた中で難病患者が障害者手帳をもらえない状況にあることを確認しました。障害者総合支援法では難病患者も障害者の定義に含むとあります。難病患者であっても同じサービスを受けることが可能なのではないでしょうか。手帳の所持の有無で判断せず、何とか利用ができるようにすべきであると考えますが、お答えください。 443 ◆福祉こども部長(深津広明) 議長、福祉こども部長。 444 ◆議長(祢宜田拓治) 福祉こども部長。 445 ◆福祉こども部長(深津広明) 質問者がおっしゃるとおり、障害者総合支援法では、難病患者も障害者に含めることとされていることや、利用者団体との意見交換なども踏まえ、今年の12月から、難病患者の方もデイサービス事業の利用対象者とする準備を速やかに進めてまいりたいと思います。  なお、利用対象者かどうかを判断するために、現行では、障害者手帳をお持ちの方は障害者手帳で確認をしておりますが、難病患者の方は、保健所が交付しております、特定医療費受給者証もしくは特定疾患医療給付事業受給者票で確認することを予定してまいります。  今後でございますが、広報へきなんや市ホームページなどで周知し、難病患者の皆様のデイサービス事業への参加や心身障害者福祉センターの利用を通じて、個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会実現に努めていきたいと考えております。 446 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 447 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 448 ◆18番(新美交陽) いろいろ答えていただきまして、ありがとうございます。  難病患者も12月から利用できるようになるという返答をいただきました。早速対応をありがとうございます。  新たに、先ほど200人ぐらいという話でしたので、200人ぐらいの方がその対象者になるということでありますので、きっとその中には待っておられた方もあるというふうに思います。ぜひとも広報等で、広く早く知ってもらえるように、対応していただきたいと思います。  今回、難病者を中心に取り上げてきましたが、身障者協会の皆さんからもいろいろ利用に関して、8年もたってきまして、いろんな不具合とかいろんなことを感じておられるということも伺っております。例えば施設の使い勝手が悪い、具体的にどうこうというわけじゃないんですけれども、それから、身障者タクシー券が今現在月2枚で24枚、これもちょっと少ないんじゃないか。それからデイサービスへそもそも行くという、その行くこと自体が、これも結構難儀な方がおいでというような具体的なことも聞きました。デイサービスやいろんな行事で会員は大変楽しんでおります。イチゴ狩りなど市外へ出ていく行事なども大変楽しく、皆さん毎回楽しみにしております。ぜひ多くの方にもっと来てもらいたいと願っています。これは身障者協会の会長さんからお聞きをしたものであります。今後もあいくるが、施設利用者がより利用しやすい場所となっていくよう、小まめに皆さんの御意見を聞き、絶えず改善をしていくことが大切であることを提言し、質問を終わります。  次に、件名2に移ります。通学路の安全は確保されているかということであります。  1番として、通学路設定の基準についてということであります。  通学路の安全の確保についてお伺いをいたします。昨年の6月、千葉県八街市で通学路を下校中の小学生5人の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、2人が死亡、1人が重体、2人が重傷という極めて悲惨な事故がありました。御記憶の方も多いと思います。道路わきの電柱も折れるほどのスピードでありました。本来安全であるべきである通学路で起きた事故であります。現場は、ガードレールや路側帯はなく、大変危険であり、PTAや学校がその設置を市に何度も要望していたとしています。市はもっと交通量の多いところを優先し、現場への対策はほとんどされていなかったと聞いております。  さて、市内では7つの小学校があり、それぞれ通学路が指定されております。警察庁のまとめによると、登下校中の事故で死亡したり、重傷を負ったりした児童の数は、平成28年から令和2年の5年間で908人に上るとのことであります。軽症者を含めるとその何倍もあるとしています。碧南でもいつ、こういった事故が起きるか分かりません。各校区の通学路の指定は慎重に決定されていることと思いますが、どのような基準で決定しているのか、お伺いいたします。 449 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 450 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 451 ◆教育部長(岡崎康浩) 通学路の設定につきましては、歩道が整備され安全な通行が確保できる道路、横断箇所に横断歩道や信号機など交通安全設備が整備されている道路、犯罪の発生状況などから注意を必要とする場所がない道路など、児童の安全が確保される道路を通学路設定基準として各学校が設定をしております。  以上です。 452 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 453 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 454 ◆18番(新美交陽) 次に、2としまして、現在指定している通学路の安全点検をしているかということであります。昨年の先ほどの八街での事故後、文科省は緊急の通達をしています。通学路における合同点検の実施の依頼が各市の教育委員会に出されております。文科省、国交省、警察庁の3省庁が連携するとしています。  当然本市においても行われたと思います。どのような点検が行われたか、また、日頃の安全点検等についてもお答えください。 455 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 456 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 457 ◆教育部長(岡崎康浩) 昨年の7月9日付で、文部科学省より通学路における合同点検の実施についての依頼がありました。碧南市通学路安全対策連絡会で協議をした危険場所で合同点検が必要と考えられる箇所について、碧南警察署、市の土木港湾課、地域協働課、学校教育課、庶務課の担当者が現場確認をした上で、具体的な対策を協議してまいりました。  その中で安全対策が必要な箇所につきましては、路側帯のカラー舗装、注意喚起のための道路標示、歩道の拡幅の検討など、順次対策を講じているところでございます。また、横断歩道の設置などの対策が難しい箇所につきましては、通学路の変更や見守り活動、交通安全指導を行い、子供たちの安全確保に努めているところでございます。  また、日頃の通学路の安全点検につきましては、定期で行う一斉下校での実施、PTA活動の一環としての実施など、各学校において通学路の安全点検を実施しているところでございます。  以上です。 458 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 459 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 460 ◆18番(新美交陽) 次に、3としまして、危険な場所を把握しているかということであります。  これ、1つ、写真を撮ってきましたので、写真を1つ出してください。この写真ですけれども、これは道路としては県道西尾知多線という道路でありまして、これ西端の信号から西に向かって、西端小学校西の信号を通って高浜に抜けていく県道なんですね。大変交通量の多い路線で、この写真はその途中のけんしん西端支店から、西端小学校の南門のほうに向かって西を撮ったものです。この左端のところがけんしん西端支店、それから、奥のほうへ行きますと西端小学校の南門のほう。ちょうど道路右側に、緑色、グリーンベルトが見えるかと思いますが、これが通学路になっているわけであります。道路幅は測っていないんですけれども、6メートルぐらいでしょうかね。車が擦れ違うのが大変厳しい状況であります。グリーンベルトのわきには幅約50センチほどの側溝があり蓋がかかっており、この上を子供が歩くわけであります。私は数ヵ月前ですが、ランドセルを背負った小学生が車を避けるように、当然車が2台擦れ違うというときに、側溝から、側溝じゃなくて側溝よりもっと宅地側に石垣が積んであるんですけれども、その石垣のような上を、車を避けるように歩いているのを見かけたことがあります。信じられないような光景でありました。これは一例でありますが、ほかにも、先の点検等で見つかったところもあると考えますが、どれぐらい把握をしているのか、お答えください。 461 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 462 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 463 ◆教育部長(岡崎康浩) まず、今、質問者から御指摘がありました県道西尾知多線につきましては、けんしん西端支店から西端小学校南門までの約100メートルが通学路となっております。  昨年5月に、西端区長から地元の意見をまとめた歩道設置の要望書を御提出いただいておりますが、以前からの課題であり、所管の知立建設事務所に要望をしているところでございます。  また、どれくらい危険な場所を把握しているかということでございますけれども、毎年、各学校が安全点検をした結果、危険箇所等があった場合、改善要望として教育委員会庶務課に報告をいただいております。  その改善要望を庁内関係各課、碧南警察署、知立建設事務所の担当者で構成します碧南市通学路安全対策連絡会で協議をし、必要があれば現場確認を行い、改善できる箇所につきましては対応をしているところでございます。  昨年度、連絡会で協議した件数は30件ありました。道路の危険箇所だけではなく、歩道の草刈りや側溝の蓋の修繕、カーブミラーの設置の要望など、様々な要望がありました。そのうち、歩道がないなど道路の危険箇所は9ヵ所報告されております。  これらにつきましては、路側帯や交差点のカラー舗装、道路標示による注意喚起、外測線の設置など、改修可能な箇所から順次対応を行っているところでございます。  以上です。 464 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 465 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 466 ◆18番(新美交陽) 今、答弁で、通学路安全対策連絡協議会というところで協議をして、昨年は30件のうち9件で危険な場所があり、安全対策を現在対策しているということでありますが、この連絡会というのは、どれぐらいの頻度で開かれているんでしょうか。お伺いします。 467 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 468 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 469 ◆教育部長(岡崎康浩) 通学路安全対策連絡会につきましては、年2回開催をしております。  1回目は、毎年9月頃開催をいたしまして、各学校から報告いただいた危険箇所の対策について協議をし、必要に応じて現場確認も行っております。  2回目は、毎年2月頃、これは書面会議で開催をしておりますが、1回目に協議した案件の各部署における対策結果の報告をしているというものでございます。  以上です。 470 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 471 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 472 ◆18番(新美交陽) 次に、4としまして、先ほど見ていただいたグリーンベルトの設置はどれぐらい進んでいるかということであります。  さきの答弁で、写真の箇所は現在も通学路であるということを確認しました。これはちょっと早急に見直す必要があるんじゃないかなということを思っております。通学路になっていれば、危険でももう通ってしまうわけであります。また、危険箇所の点検も何度か行っているのに、これは見落とされてしまった、分かっていたという話ですかね。これがそのままなっておるということですので、重ねて申し上げますけれども、早急に対応する必要があるんじゃないかと思っております。  グリーンベルトがあるから、安全ではありません。車の運転者に注意喚起を促すものであります。子供が通る道であるという認識を強く持ってもらうためであります。グリーンベルトの設置が始まって、かなりの年数がたちますが、現在は、通学路の何%が設置をされているのか、お答えください。 473 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 474 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。
    475 ◆教育部長(岡崎康浩) 御指摘の箇所は、道路が狭い上に交通量が多く、大変危険なことは承知をしております。したがいまして、なるべくその道路を通らず、回り道をして南門以外から入るような通学ルートで登校しているという状況でございます。  しかしながら、その沿線に面して住宅ですとかアパートがありまして、どうしてもその道路を通らなければ登校できない児童生徒がいるため、通学路として設定をしていますので、御理解のほうをお願いしたいと思います。  グリーンベルトの設置状況でございますけれども、令和3年度末現在で路肩のカラー化の進捗状況を説明差し上げます。市内の通学路の全体の延長につきましては、県道も含めて約126キロメートルあります。そのうち歩道等が整備されている箇所が約36.9キロメートルで約29%になります。路肩のカラー化が整備されている箇所が約22.3キロメートルで18%となっております。合わせますと約47%が整備済みという状況でございます。  以上です。 476 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 477 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 478 ◆18番(新美交陽) 今すぐ通学路を変更できないというところについては、例えばポールを立てるとか、もっと強い注意喚起の表示ができないかとか、こういったことについてもちょっとお答えいただきたいなと思います。また、グリーンベルトのカラー化は全通学路で18%ということでありますけれども、カラー化しなければならない通学路の何%がまだ工事が残っておるのかということについてお答えください。 479 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 480 ◆議長(祢宜田拓治) 教育部長。 481 ◆教育部長(岡崎康浩) ポールの設置につきましては、自動車の交通の障害になる可能性もありますので、他の注意喚起の方法も含めて、先ほどの箇所につきましては、9月に開催されます通学路安全対策連絡会におきまして協議をしてまいりたいというふうに考えております。  また、カラー化につきましては、特に計画等があるわけではございません。通学路安全対策連絡会からの要請によりまして対応しているところでございます。  なお、9月補正予算におきまして、市道沢渡橋湖西線及び市道古川久沓線の路肩のカラー化を上程しております。  引き続き、通学路安全対策連絡会におきまして対策が必要であるというふうに判断された場合につきましては、まずは対策を講じるとともに、必要に応じて道路管理者へ要請も行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 482 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 483 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 484 ◆18番(新美交陽) それでは、5番としまして、生きる力を育むという、こういう大きなスローガンといいますか、こういったものを掲げて、学校での安全教育、どのように行っているかということについてお伺いしたいと思います。  平成31年に、生きる力を育む学校での安全教育が改定されております。刻々と変化する自然状況や社会状況に対応し、児童を取り巻く多様な危険を的確に捉える、そして全ての児童が安全に関する資質、能力を身につけることを目指すとしています。児童を取り巻く危険は、交通事故だけではなく、災害や犯罪に巻き込まれることもあります。社会の変化とともにその形は変わってきているとも言えます。周囲からの安全確保には限度があり、自分の身は自分で守るという気持ちも強く持たなければならないか、とも思います。  今回は通学路の安全に的を絞って質問しましたが、今学校ではどんな安全教育をしているのか、お答えください。 485 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 486 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 487 ◆教育長(生田弘幸) 学校においては、組織的な安全管理の一層の充実を図り、安全・安心な学校施設等の整備を進め、児童生徒がいかなる状況下でも自らの命を守り抜き、安全で安心な生活や社会を実現するために主体的に行動する態度の育成を目標とし、各学校が策定する安全計画にのっとり、全教育活動において安全教育を進めております。  以上です。 488 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 489 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 490 ◆18番(新美交陽) 今教育長の答弁いただきまして、組織的な安全管理の一層の充実を図る。いかなる状況下でも自らの命を守る。主体的に行動する態度の育成。こういった大きな点、3点ほど、以上のことを目標に安全教育を進めているとの御答弁でありましたが、もう少し具体的にどんなことやっているのかというのをちょっとお答えいただけるとありがたいです。 491 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 492 ◆議長(祢宜田拓治) 教育長。 493 ◆教育長(生田弘幸) まず、組織的な安全管理ですが、生活安全、交通安全、災害安全の各領域について、児童生徒の発達段階に応じた指導の目標や重点を設定することを大切にしております。  次に、自らの命を守ることとして、交通安全、災害安全を想定した安全指導を小中学校で展開しております。  小学校では、安全な登下校の仕方を年度当初だけでなく1年間を通して指導するとともに、碧南警察署等の関係機関の協力を得た交通安全教室を実施しております。  中学校では、愛知県の警察が示している自動車交通安全利用五則を参考資料に、正しい自転車の乗り方や安全な歩行の仕方について学習しております。  災害安全については、全ての学校で避難訓練を繰り返し実施しております。  続いて、主体的な行動ですが、道徳科や学級活動の時間に、思いやりや相互理解、規則の尊重、生命の尊さ等について考える時間を確保しております。そこで、安全に行動することの大切さに気づき、周りの人の安全にも配慮できる児童生徒を育てていきたいと考えております。  以上です。 494 ◆18番(新美交陽) 議長、18番。 495 ◆議長(祢宜田拓治) 18番。 496 ◆18番(新美交陽) 今、最後に教育長に答えていただきまして、これは交通安全だけじゃなくて、いろんな学校での子供たちの自分たちの命を守るというところでの取組を今伺いました。  それも含めまして、今回通学路について聞かせていただきました。いろいろちょっと目につくだけでも危険な箇所がやはり、いろいろあるということ。通学路安全対策連絡会というのを年2回、開かれておるということであります。よく分かりました。  グリーンベルトは、全体の計画はないということでありますけれども、ぜひとも危険なところというのは、市民からの指摘だとかいろんなところでいろいろ指摘を受けているところもあるんじゃないかと思います。ぜひとも大切な子供の生命を守れるように、少しでも早く、危険度の高いところから進めていただきますよう、強く提言をいたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 497 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 498 ◆議長(祢宜田拓治) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  明日及び明後日は市の休日につき休会といたします。  再開は9月12日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 2時 42分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和4年9月9日                   碧南市議会                     議 長  祢宜田 拓 治                     議 員  山 口 春 美                     議 員  沓 名   宏 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...