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2021-03-05 令和3年第1回定例会(第3日)  本文
2021-03-05 令和3年第1回定例会(第3日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2021-03-05
    2021-03-05 令和3年第1回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
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    2021-03-05 : 令和3年第1回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(新美交陽) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和3年第1回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(新美交陽) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において9番磯貝忠通議員及び22番鈴木みのり議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(新美交陽) 日程第2「令和3年度施政方針」から日程第11議案第16号「令和3年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  昨日に引き続いて総括質疑を行います。  発言の許可は、議事日程表記載の順といたしますが、2点お伝えいたします。  まず、傍聴される方へお伝えしますが、今期定例会の総括質疑においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、議員が一部離席をすることがありますので、御承知おき願います。  また、各議員におかれましては、ただいま御案内した趣旨をお酌み取りいただき、議席番号の奇数、偶数で交互の出席となるよう御協力をお願いいたします。  では、まず、議席番号の偶数の方、退席の御協力をお願いします。順次、質問者の交代の都度、議席番号の奇数の方との出席交代をお願いします。  まず、加藤厚雄議員の総括質疑を許します。 4 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 5 ◆議長(新美交陽) 4番。 6 ◆4番(加藤厚雄) おはようございます。公明党の加藤厚雄でございます。偶数、4番議員でしたので、退席しようかと一瞬、迷いましたけれども、常駐させてもらいました。  今日が3月5日ですよね。せんだって、3月3日に市民相談があって、市長、3月3日、何の日か知っています?私も言ったのよ、桃の節句でひな祭りと言ったら、3と3で耳の日と言うんだね。それで、昭和31年に難聴者の解決のために創られてって、65年ぐらいたつんですけれども。
     そこで、支援者の方から、土地が3反ぐらいあって、子供が3人おって、合筆して分筆してどうのこうのという、そういう相談と。困った相談じゃないんですね。交陽議長を紹介しようかなと思ったんだけれども、紹介せずに、自分で考えたらというふうで。替わって、市民の声を聴くのがあなたの仕事じゃないかというふうに言われまして。  それで、昨年の選挙で選ばれて、市長も4期目で、私も3期目ですけれども、やっぱり市民の声をしっかりと聴いてやっていくのが本当の政治じゃないかなということを改めて知ることとなりました。また、うちの党のイメージポスターが「小さな声を、聴く力。」だもので、みんな、それには敏感なもので、しっかり聴けというふうに3月3日の日に言われました。  そういったことも考えまして、昨年の4月に碧南市も新型コロナウイルスの感染者が出て、全国だと8,000人を超える人が亡くなっていると。交通事故死亡者も昨年、統計を取ってから初めて減ったということで3,000人を切ったんですけれども、交通事故で死ぬ人よりの倍ぐらいの人間が亡くなっているということで。  今回、新たなウイルスで、しかも、考えようによっては市民の7割以上の方が打つということになると、しかも、2回打つわけですのでその倍ですので、最低でも8万、多ければ10万という方にですね。  来年の2月まで打つということを考えると、4月に来るのが一番。国のほうも、最初、人口の多いところからワクチンを配布して。それで、こんどき、県は県で人口の多い市町村から配っていますので、名古屋市を筆頭に、豊田、安城、刈谷。碧南が一番最初に1箱来るのも4月26日の週だもんね。26日やと思います。26日の週に来るということで。  1箱のところをおよそ1,000回分ですので、500人弱の方が2回打てばそれで1回分ですけれども、慎重な方なら、昨日も質問があったように、市長から先に打ったらどうかって逆にあるし、逆に積極的な方から言っちゃうと、市長が打つ分を自分に回せとかいうね。だから、どちらにしても市民の声というのは聞こえてくるんじゃないかなと。  私は、市長が打つなら、議長も高齢者の対象だもので、二元代表制なら、市長と議長が一緒に打ったほうが。議員も大分高齢者が多いんですけど、議員も、議長、特別かという逆に非難があるような感じもしますけれども、こういった状況の中で、未曽有の出来事ですので、国としても人口の2回分ということになるとね。  碧南でも、だから、実質、来るのが6月ぐらいから来ると。それで、8万から10万回ほど考えると、2回打つもんで、1ヵ月に1万回打たないと、来年の2月には終了しないということですので、そういったことを考えると、本当にしっかりとね。  しかも、また今回、新たに接種記録システム、要は誰がどこでいつどのワクチンを打ったのかを掌握しないと、違うワクチンは打てませんので。いわゆるそういったので副反応が出た場合や、どこの会場で打ったらどういうところで出たかというようなことを比べると。しかもそのシステム、もう今、国がつくっているところですもんね。碧南市に現物はありませんので、そういったことを考えると、非常に大変になってきます。  また、やったことのないことをするわけですので、ワクチンもそうですけれども、そういったのが本当にできるのかと。人材不足と財政不足を考えると、十分にやっていけないと。  10万円給付のときは、世帯の代表者が行って手続すればよかったんだけど、今回、本人が行かなあかんわけだ。そんなもの、寝たきりの人とか、耳が悪い人、目が悪い人、足が動かん人とか、腰が悪い人なんかは行けへんもんね。会社へ行っておる人は会社も行かなあかんし、学校へ行っておる高校生、大学生は学校も行かなあかんし。  本当に1ヵ月の1万人の接種のために人材の確保をして、財源も確保をして。それはお風呂の入浴券の倍増もいいですけれども、そういった高齢者とか要介護の人のタクシー券なりなんなりを考えて。しかも、財源が全て国から出るわけじゃないですので、そういったことも考えながら、このワクチン接種の事業に取り組んでほしいということで。  施政方針の中でも、市長が始めにというところで、「本市でもワクチン接種の準備を進めており、確実に感染対策が進んでおります。」。  ワクチンがいつどれだけ来るか分からない状態で聞くのは大変恐縮なんですけれども、今現在のワクチン接種計画の進捗状況とコールセンターの設置について、まず初めにお聞きをいたします。 7 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 8 ◆議長(新美交陽) 市長。 9 ◆市長(禰宜田政信) ワクチン接種の進捗状況ということでございますが、まず、接種会場につきましては、個別医療機関での接種と、市が設置する会場といたしましては、市民病院と東部市民プラザを接種会場として調整しております。  次に、接種会場での人員でありますけれども、医師会との連携を密にする中で、おおむね、医療従事者の配置につきましてはめどがついてきております。また、その他案内係や受付などの事務従事者は、市職員と人材派遣を併用して配置する予定であります。  このほか、接種会場での必要な物品につきましても、順次手配を進めております。  市民の皆さんの案内につきましては、国の動向を注視しながら進めておりますが、現時点では65歳以上の高齢者の皆さんは、早ければ4月中にワクチンが碧南市にも届くことを想定いたしまして、3月下旬には接種券などを郵送する予定で進めております。  なお、コールセンターの設置につきましては、3月15日月曜日からコールセンターを開設いたしまして、市民の皆様からの問合せ等に対応してまいります。 10 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 11 ◆議長(新美交陽) 4番。 12 ◆4番(加藤厚雄) 早めに接種計画をつくっても、ワクチンが来る状況によってはまた変えないといけないという状況もありますし、そういった状態でコールセンターを設置しても、ほかの市町村が、名古屋市、豊田、安城、刈谷のほうが数週間先ですので、そういった状況からいってくると、よくも悪くもたくさん連絡が来て、十分に人材確保と予算化をしておかないと、大変対応が厳しいのではないかなということをしっかりと、よろしくお願いをいたします。  そして、東日本大震災から本年で10年たちますけれども、そういった状況の中で、コロナ禍の中の避難所の在り方についても、しっかりと対応をしていくというのが1点と。  対応しても、これをずーっとやっていくのかという話があるね。ずーっとマスクと体温計と消毒液を。ワクチンが接種して落ち着けば。でも、違う感染症が出た場合は、ずーっとやっぱりやっていくのか。  この状況の中で、コロナ禍における避難所運営の在り方の検討についてお聞きをいたします。 13 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 14 ◆議長(新美交陽) 市長。 15 ◆市長(禰宜田政信) コロナ禍における避難所運営の在り方につきましては、愛知県が作成いたしました避難所における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに沿った県主催の避難所における感染防止対策研修が昨年7月31日に本市の文化会館で開催をされまして、5名の本市職員が研修に参加をしました。  内容は、コロナ禍で押さえるべき避難所運営のポイントや、感染予防の衛生管理の説明、避難スペースの設営や避難所受付の演習を実施しております。  この研修を踏まえまして、昨年8月20日に東部市民プラザにおきまして、碧南市の職員体制や備蓄品の整備状況といった実情を踏まえた訓練を実施し、9月に碧南市避難所における感染症拡大防止ガイドライン及び避難所における感染症拡大実務マニュアルを策定し、避難所における感染症対策の考え方や実務について取りまとめをしている状態でございます。  なお、避難所の感染症対策として必要となる非接触型体温計やマスク、アルコール消毒液などの物品は、今年度の6月追加補正予算にて購入済みでございまして、今後も継続して備蓄していくかにつきまして、感染症の状況に応じて検討してまいりたいと考えております。 16 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 17 ◆議長(新美交陽) 4番。 18 ◆4番(加藤厚雄) また、(2)に行きますけれども、施政方針の中で、「災害に強いまちづくり」に必要な情報を速やかに届ける。これは、従来の方法のことを言っているのか、また、さらに付け加えるというふうなのか、そういったことの具体策の推進についてお聞きをいたします。 19 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 20 ◆議長(新美交陽) 市長。 21 ◆市長(禰宜田政信) 災害に強いまちづくりを進めるために、災害が発生した際に市民がいち早く避難できるよう、避難所開設情報等必要な情報を防災行政無線やへきなん防災メール、緊急速報メール市ホームページフェイスブックやツイッターなどのSNS、PitchFMやケーブルテレビによる災害放送、市の公用車による広報など、引き続き様々な情報伝達手段を用いまして、速やかにより多くの方に情報を届けてまいりたいと考えております。  防災メールにつきましては、登録チラシを回覧、配布するなどにより、さらなる登録者数が増加するよう啓発してまいります。  また、防災メールの新たな活用につきましては、防災メールは災害情報のみならず、その他広く市民に情報伝達する有効手段であると考えられ、行方不明の高齢者の捜索等にも活用しており、このたびのコロナ禍における緊急事態宣言下での広報活動にも活用するなど、今後も必要に応じて活用してまいりたいと考えております。 22 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 23 ◆議長(新美交陽) 4番。 24 ◆4番(加藤厚雄) 防災メールの活用ということで、タイトルが防災メールになっているがゆえになかなか安否メールや。また、今回も、新型コロナ禍における状況も、一部はメールで送られてきたんですけれども、防災メールと言っているからなかなか。それ、使いにくいというふうならば、ちょっと名前を変えるなりして市民に必要な情報を。防災メールでなくてもいいんだけど、違うメールがあれば、何らかで発信できるような方法というのも、今後しっかりと検討していくべきじゃないかなというふうに思います。いや、答弁、求めませんので。  (3)、これも昨日もあったんですけど、将来を見据えた事業を推進、具体的に何かと。この財政状況が悪化する中での必要最小限度の新規事業の取組というふうなものもありましたので、昨日とダブりますけど、3人目ですので、よろしくお願いします。 25 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 26 ◆議長(新美交陽) 市長。 27 ◆市長(禰宜田政信) 将来を見据えた事業を推進ということで、新たな第6次総合計画のまちづくり戦略に掲げました産業と港を活かしたまちづくりとして、市民が充実した生活を送るために、生きがいや喜びを感じながら働ける各産業の創出や産業地の開発に関する事業でございます。  具体的な事業といたしましては、市北部に工業用地を確保するため、道路等の整備を行う北部工業地整備事業や将来的な機場統合を見据えまして、碧南干拓排水機場川口排水機場の老朽化した設備更新を行う県営排水施設保全対策事業、衣浦港2号地工業用地へ進出する中小企業への初期投資額の一部補助を行う中小企業工場等立地促進事業などがございます。  また、財政状況の悪化に伴い、新規事業につきましては緊急性、必要性の高い事業のみを採択しております。  主な事業といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響により経営状況が悪化した市民病院の経営改善に関する経費や、待機児童を発生させないため、新たな私立認定こども園を創設する社会福祉法人に対する私立保育園等園舎整備補助事業、老朽化した大濱漁協の製氷施設の更新に対する大濱漁協製氷施設建設補助事業などが挙げられます。 28 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 29 ◆議長(新美交陽) 4番。 30 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、次の(4)災害に強いまちづくり。  施政方針の中では都市基盤整備に関する施策の中で、私がずーっと言ってきている救急車、消防車が通れるように、狭あい道路と空き家の解消ということで言わせていただいていますので、来年度に対する今の現状と来年度の推進についてお聞きをいたします。 31 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 32 ◆議長(新美交陽) 市長。 33 ◆市長(禰宜田政信) 狭あい道路整備促進事業につきましては、平成27年度より碧南市道路寄附採納要綱に基づき、後退用地の測量及び用地の買収などを実施しております。  今年度の実績といたしましては、令和3年1月末現在で、事業費として3,413万円余、用地測量件数33件、用地取得件数45件で、工作物撤去補助件数は9件となっております。延長としては約750メートルであります。  過去6年間の総件数としては353件、総延長は約6.5キロメートルでございまして、年平均約1キロメートル強の進捗となっております。  なお、今年もこの制度を活用していただくため、広報やホームページで市民にPRするとともに、土地家屋調査士協会等の建築関係の方々の御協力をいただきながら、補助制度の周知に努めてまいります。  空き家等対策事業につきましては、平成30年7月より、碧南市空き家等対策事業費補助金交付規程により助成をしております。  今年度の空き家補助の実績でございますが、令和3年1月末現在で、事業費として680万円余、空き家除却補助17件、空き家改修補助件数はゼロ件となっており、昨年度より4件増えておるということでございます。  これまでの累計といたしましては、空き家除却補助件数は37件で、空き家改修補助件数はゼロ件でございます。  また、現時点で、碧南市空き家データベースへ登録されている空き家候補の件数は309件で、空き家として登録されている件数は137件です。  また、そのまま放置することが不適切な状態にある建築物であります特定空き家の候補につきましては、空き家所有者宅へ直接訪問し、周知等を行った結果、昨年度の5件から2件減少し3件となっております。  今後も継続して広報やホームページ、市イベントでのPR、ダイレクトメールや戸別訪問など実施し、空き家の解消に努めてまいりたいと考えております。 34 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 35 ◆議長(新美交陽) 4番。 36 ◆4番(加藤厚雄) これは毎年言っているんですけど、市長、狭あい道路、碧南市に約100キロあるんですね。毎年1キロなんですよ。そうすると、100年かかるんです。私は死んでいるんです。なるべく生きている間までに、何とか半分ぐらいは行ってもらわないと。また、生きている間に、多分、地震は来るんじゃないかなというふうに感じていますので。今晩でもありますけれども。  それと、あと、毎年と言っているんです。1年で1キロなんです。だから、1キロもというのか、1キロしかというのか、考えの違いなんですけれども、これもしっかりと進めてほしいかなというふうに思います。  それから、市長のほうが防犯カメラの件で、「防犯施策では、区又は町内会及び商店街の防犯カメラ設置に対し、費用の一部を助成し、地域の防犯活動を支援してまいります。」と。  これの推進の状況だけ、一遍具体的に教えてください。 37 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 38 ◆議長(新美交陽) 市長。 39 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市では平成28年度から、地域の防犯意識の向上と安全・安心のまちづくりの発展を目的に、町内会や商店街が防犯カメラを設置しようとする場合に補助金を交付しております。  補助金の額は、補助対象経費の10分の9で、50万円を上限としております。  令和2年度までに補助金を利用して設置された防犯カメラの数は、13商店街のうち6商店街に17台、町内会の管理する30区民館のうち25区民館に36台の防犯カメラが設置されています。  このうち、令和2年度では補助制度を利用して、3町内会の区民館に6台、2商店街に6台の防犯カメラが設置されましたと。  引き続き、現行の補助制度を活用した防犯カメラの設置を推進していただけるよう、働きかけてまいりたいと考えております。 40 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 41 ◆議長(新美交陽) 4番。 42 ◆4番(加藤厚雄) これが今のところ、商店街か町内会なんですね。市民と話をする機会があると、その人個人としてはここににもつけてほしいと。これが商店街でも町内会でも該当すればいいけれども、なかなか該当しない場合もあると。若干、盗撮とかプライバシーということも考えないといけないので、つけてほしいからといってそっちばかりつけるのも、ちょっと問題があるでしょうけれども。  そういったのを、個人からの防犯カメラ設置を希望する場合は、市のほうで窓口や警察とも協議しながら、そういったのを検討する場所というのを一度設置してくれないかという要望ですけど。これ、いかがでしょうか。市長。 43 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 44 ◆議長(新美交陽) 市長。 45 ◆市長(禰宜田政信) 今の件について、要は、今はこの制度でやっているわけですね。そうすると、これをちょっと超えて、一般のところをどうするかという話になってきますので、これは関係者も含めて、今後どうするか。  碧南の場合、犯罪の件数は少ないという現状もありますので、外れということがあって、そこまで必要かどうかというのを含めまして、十分検討させていただければありがたいと。 46 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 47 ◆議長(新美交陽) 4番。 48 ◆4番(加藤厚雄) それで、何でもかんでもすればいいという問題じゃありませんので。そこへつけるべきかつけないべきかというのを検討する場所だけでも設置を検討してほしいかなというふうに思います。  それから、(6)市民病院の経営改善の検討について。これ、昨日も話がありましたので、ちょっと角度を変えますけれども。  この施政方針は、「専門家によるデータ分析や意見を参考に経営改善について検討してまいります。」と書いてあるだけね。検討して改善いたしますとは書いていないのね。  だから、過去に、昭和63年に市民病院ができてからもう30年以上もたって、ずーっと検討はしてきているんだよ。ずーっと検討はしたんだけれども、実行できず、改善できず、今の現状だと。  だから、これは、前向きに検討するなのか、検討だけはするけど、理解がもらえなきゃやらないよというふうなのか、その辺の市長の決意をしっかりとお聞きいたします。 49 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 50 ◆議長(新美交陽) 市長。 51 ◆市長(禰宜田政信) 市民病院の経営改善につきましては、昨日、12番議員と19番議員にお答えしたところでございまして、令和3年度より総務部内でプロジェクトチームを発足させ、これまでと違った視点で経営分析について行ってまいるということで、3年程度で市からの法定外繰り出しに依存しない病院運営が可能となるように強い決意で臨んでいくということで、これはもうやらざるを得ないわけですね。検討するだけじゃ駄目。この3年ぐらいの間にきちっと法定内の繰り出しぐらいでできるようにしたいと、そういう強い決意で臨んでまいります。 52 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 53 ◆議長(新美交陽) 4番。
    54 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと強い決意で臨んでください。  プランだけだったら、いつまでたってもプランのPPPって、こう思いますので、DとCとAをできるようにしっかりと強い決意で臨んでください。  あと、(7)は施政方針ではちらっとしか触れていませんけれども。教育・文化・スポーツ・公園のところで、「藤井達吉現代美術館では、収蔵作品の増加に伴う収蔵スペースの確保のため、新たに収蔵庫を増設するとともに、既存施設の改修を行ってまいります。」と。  これは多額の予算をかけて増設と改修を行うわけですので、どうしてもやっぱりそれだけ増設して改築しなければいけないんだという説明をしっかりとしていただきたいと思います。 55 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 56 ◆議長(新美交陽) 市長。 57 ◆市長(禰宜田政信) 収蔵庫等増設・改修事業につきましては、昨日、19番議員にお答えをしましたが、美術館は開館以来、約77万人の来館者があり、大浜地区の集客施設として、また、まちづくりの拠点施設としてなくてはならない施設となっておりまして、これ以上休館が続くことは避けなければならないと考えております。  依然、コロナ禍が続いている状況ではございますが、市債の活用や文化振興基金の繰入れにより負担を平準化する中で、この事業を進めてまいります。  今回のリニューアルにより美術館の魅力をさらに増し、碧南駅周辺整備や新たな店舗の進出による相乗効果により、大浜地区、ひいては碧南のさらなるにぎわいの創出につなげてまいりたいと考えております。  これはやはり1つの碧南市の可能性としては、この辺りがより活性化されたまちになっていく1つの起爆剤になっていく可能性も秘めておりますので、時期を失せず、この時期にやっていきたいというふうに考えておりますので、御支援、御協力、御理解をよろしくお願い申し上げます。 58 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 59 ◆議長(新美交陽) 4番。 60 ◆4番(加藤厚雄) やっぱり美術館は文化ですので、ないよりは、当然、あったほうがいいです。  今、市長は魅力を増しという。だから、本当に碧南に美術館があってよかったなと言われるような美術館の運営なり、また、増設なりをしっかりとしていってほしいというふうに思います。  あと、(8)、これは去年12月に聞きましたけど、行政のデジタル化の推進状況を最後にお聞きいたします。 61 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 62 ◆議長(新美交陽) 市長。 63 ◆市長(禰宜田政信) 行政のデジタル化の最近の取組については大きく2つのものがございまして、1つ目は、政策等の意思決定などに係る文書決裁の電子決裁の推進というのが1つ、2つ目が市民からの申請等の行政手続の押印の見直しであるということで、これは議員の昨年の12月議会での一般質問にお答えしたとおりでございます。  政策等の意思決定などに関わる文書決裁の電子決裁の推進につきましては、総務部内で実証実験を終えまして、予定どおり、令和3年2月より全庁展開をしております。  また、行政手続の押印の見直しのうち、市民や事業者からの市側に対して行われる手続の洗い出しを行った結果、補助金申請、証明申請、許可申請などが1,045件ございました。  このうち972件につきましては、関係規則の改正や運用の見直しにより、令和3年4月1日より押印を省略してまいります。  残りの73件につきましては、法令の改正などにより順次見直しをしていくこととなりますが、実印を必要とする行政手続など、引き続き押印が必要となるものも若干ございます。  なお、条例の規定により押印が省略できない手続につきましては、令和3年6月議会での議案上程に向けて準備を進めておるところでございます。  押印見直し後の展開といたしまして、オンライン申請の準備を進めております。現時点ではオンライン申請の環境を整備するツールといたしまして、あいち電子申請・届出システム活用を検討しております。  最後に、行政手続には含めておりませんが、公金の支出に係る事業者等から提出される請求書についても、令和3年4月1日より押印を省略できることとしております。  今後とも行政手続の簡素化や行政のデジタル化に関しましては、積極的に推進してまいりますのでよろしくお願いいたします。 64 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 65 ◆議長(新美交陽) 4番。 66 ◆4番(加藤厚雄) では、次、件名2に入りたいというふうに思います。  市長の施政方針だと、サブタイトルというか、スローガンで、世界に誇る碧南市を目指してというのがありますけれども、教育行政方針はないんですよね。しかも、短い。だから、何を目指しているのかがよく分からないというのと、逆に、教育というのは教育長が替わるたびに目指すものがあんまり違うものではないという状況も非常に分かりますけれども。  そういった中で、教育行政方針の中にも出てきた社会に開かれた教育、また、新たな学びへの進化とか、有意義で生きがいをもった人生というふうにありますので、具体的に何を目指しているのかというのをお聞きいたします。 67 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 68 ◆議長(新美交陽) 教育長。 69 ◆教育長(生田弘幸) 令和2年度には小学校、令和3年度には中学校において、新学習指導要領が完全実施となります。  今回の改定において、今からの約10年間、国によってどのような教育を目指すかが示されました。これからの社会がどんな変化をして予測困難になっても、自ら課題を見つけて、自ら学び、判断し、行動し、それぞれが思い描く幸せを実現してほしい。そして、明るい未来を共に創ってほしいという願いが込められています。  これらを実現するために子供たちが地域の活動へ積極的に参加をしたり、地域の方が学校で子供たちの学びや活動に協力していただいたりすることが大切であると考えております。そのような地域社会と学校が連携をして、次の担い手である子供たちを育てていくことを社会に開かれた教育と考えております。  また、新たな学びへの進化とは、小学校での外国語教育、プログラミング教育など、社会の変化を見据えた新たな学びを示しております。さらに、主体的・対話的で深い学びの視点から、何を学ぶかだけでなく、どのように学ぶかも重視した学びへと改善していく点も含んでおります。  一方、有意義で生きがいをもった人生についてですが、自己の充実や生活の向上のために自発的に行う自由で広範囲の生涯学習を実践し続けることにより、向上心を持ち続けられる人生を示しております。そのための機会や環境を今後も整えてまいります。  以上です。 70 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 71 ◆議長(新美交陽) 4番。 72 ◆4番(加藤厚雄) 答弁の中に何を学ぶかというのと、どのように学ぶかというのは今言われましたけれども、私はなぜ学ぶのかというのと、学ぶのは何のためかというのもしっかりと教えるべきだというふうに思います。  自分が学ばなければ人に教えることはできないし、スポーツで体を鍛えていなければ、災害のときにまず自分が助からなければ人を助けることはできないし、また、自分が強くなければ人に優しくできないし、そういったことを考えると、何のために学ぶのかというのもしっかりと教えていってほしいかなというふうなのも思います。  次、(2)新型コロナウイルスの感染症により、教育の場面に影響を及ばしたというふうにありますけれども、その具体的な状況と対策をお聞きいたします。 73 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 74 ◆議長(新美交陽) 教育長。 75 ◆教育長(生田弘幸) 新型コロナウイルス感染症の拡大により、小中学校では臨時休業や、それに伴い授業の組替え、学校行事の中止や規模縮小、社会教育においても臨時休館や、各種事業、スポーツ大会や各種講座の中止や規模の縮小など、あらゆる教育の場面に影響を及ぼしました。  昨日、12番議員の質問にもお答えしましたとおりでありますが、特に、学校現場は大きな影響を受け、授業のやり方を工夫し、学校行事を中止したり、規模を縮小したりして、学校教育を行ってまいりました。  コロナ禍の状況が続くことで、児童生徒の学びの場、成長のチャンスが減ってしまうことや、感染に対する不安から心身が不安定になる児童生徒、碧南市ではありませんが、感染した児童生徒に対するいじめなど、新たな課題となっております。また、保護者の受けた影響が児童生徒の生活へも影響を与えることも起きております。  そのような課題に対しまして、まずは担任等が懇談をし、必要に応じてスクールカウンセラーや心の教室相談員と連携を図りながら、児童生徒の心のケアを行ってまいりました。  今後も、スクールカウンセラーや心の教室相談員をはじめ、関係機関と連携を図り、児童生徒の幸せのために知恵を絞り、対策を講じてまいりたいと考えております。 76 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 77 ◆議長(新美交陽) 4番。 78 ◆4番(加藤厚雄) 保護者の受けた影響が児童にも影響すると、また、心の問題ということもありましたもんで、ちょっと番号を飛びますけれども。(6)へ飛びますけれども。  となってくると、教育機会確保法には、不登校の人にもしっかりと支援をするよというふうにありますけれども、本年度で不登校生徒というのは、実際問題、増えたのか、影響があったのか。そういった生徒に対する支援というのを、ちょっと順番を飛びますけど、(6)をお聞きいたします。 79 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 80 ◆議長(新美交陽) 教育長。 81 ◆教育長(生田弘幸) 今年度の小中学校の不登校児童生徒は1月末の段階で、昨年に比べ16人増え、72人となっております。その中には、学校の支援により徐々に登校を始めた児童生徒もおります。新型コロナウイルス感染症の影響で不登校となったのかは計り知ることはできませんが、休校期間中に生活習慣の乱れから昼夜が逆転となってしまう例もあります。  不登校児童生徒が教室以外で教育を受けることができる場として、碧南市では、各小中学校に心の教室、市としては適応指導教室を設置しております。GIGAスクール構想で1人1台の情報端末が配付されますが、不登校児童生徒も心の教室や適応指導教室でその情報端末を使い、学習の機会が与えられるように準備を進めています。  いずれにしましても、心の教室や適応指導教室との連携を図り、不登校児童生徒への支援を講じております。 82 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 83 ◆議長(新美交陽) 4番。 84 ◆4番(加藤厚雄) 今一瞬思ったんですけど、タブレットでずーっと授業を受けている子を不登校というのか言わんのかどっちかって。それはいいとしまして、しっかりと支援をしていってほしいと思います。  (3)に戻ります。  これも抽象的で、教育長の考えが分かりませんでしたので、人と文化が育ち・支え合うまちの実現を目指してというふうですので、具体的なことをお聞きいたします。 85 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 86 ◆議長(新美交陽) 教育長。 87 ◆教育長(生田弘幸) 人と文化が育ち・支え合うまちの実現につきましては、安心して子育てができる環境の整備や、医療、福祉、学校が連携した切れ目のない支援体制を提供すること、学校教育では、キャリア教育や職場体験学習を継続的に行い、児童生徒の社会性の育成を図ること、小学校外国語の教科化に対応するために外国語指導助手の派遣や小学校英語専科非常勤講師を配置し、教育体制の充実を図ること、スクールアシスタントの配置によって、外国人や心身の障害等がある児童への支援の充実を図ること、学校にICT機器等を整備し、児童生徒の情報活用能力を育成するための学習環境の充実を図ることなどにより、教育環境の充実を図り、子供が健やかに成長できる環境形成をしてまいります。  生涯学習・スポーツでは、多様化したニーズ、その時代に即した魅力ある各種講座を開催することや、参加した各種講座の活動を継続できるよう支援などを行うこと、スポーツ協会をはじめとする関連団体の支援に努めるとともに、学校体育や企業、スポーツチームを含む各団体間の連携を強化し、スポーツの裾野拡大を図ること、スポーツ教室や手軽な健康づくり講座の開催など、市民がスポーツに触れる機会を提供すること、芸術・文化では、各施設の特性を生かした魅力ある事業を行ったり、優れた芸術・文化に触れることができる機会を提供することで、市民の文化・芸術の向上を支援すること、学校などと連携した事業を積極的に行うことにより、子供が芸術・文化に興味を持つきっかけをつくり、地域の歴史や自然環境の大切さを伝えることで、将来の地域文化の担い手の育成を図ることなどによって、人と文化が育ち・支え合うまちの実現を目指すというものです。  以上です。 88 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 89 ◆議長(新美交陽) 4番。 90 ◆4番(加藤厚雄) まさしく、将来の碧南の担い手を育てるというのは大事なこととなってくるというふうに思いますので、前も言いましたけど、今の小中学生の中から市長が出て、小中学生の中から教育長が出るというふうに思いますので、しっかりとその辺の支援のほうをよろしくお願いいたします。  今、GIGAスクール構想というのが教育長の口から出ましたので、(4)。  この中には、統合型校務支援システムというのが導入されて、デジタル化も進んで、教員の多忙化解消の取組にそれが若干役に立っているのか、使いこなせずに逆に忙しくなったのか、進捗状況をお聞きいたします。 91 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 92 ◆議長(新美交陽) 教育長。 93 ◆教育長(生田弘幸) 碧南市においては、平成25年度より統合型校務支援システムを導入し、翌26年度から本格的に運用しております。  通知表や各表簿の作成、中学校における進路に関する各種書類などの作成において、非常に効率化が進んでおります。また、校内において、教員間の連絡や情報共有、学校間の連絡など、多くの場面で活用されております。  導入によって、各教員が校務に割く時間の削減ができ、その分、児童生徒の指導や授業準備に充てることができております。また、行事や会議の精選など、あらゆる面から多忙化解消に向けての取組を継続しております。  また、昨日の19番議員の質問の際にもお答えしましたが、国が進める働き方改革により、教員の在校時間の上限が1ヵ月45時間などとする指針が示されました。碧南市においてもその指針を受け、さらに業務の縮減を進め、多忙化解消を推し進めていく予定でおります。  以上です。 94 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 95 ◆議長(新美交陽) 4番。 96 ◆4番(加藤厚雄) これも今聞いたんですけど、通知表等も手書きじゃなくて、デジタル化ということになると、よく文書で、上書きして、前の数字、そのままとか。通知表で成績をつけるとか、感想をつけて、間違って数字がそのままついたというようなことは聞いていない? 97 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 98 ◆議長(新美交陽) 教育長。 99 ◆教育長(生田弘幸) 碧南市では一度もないんですが、全国レベルで見ると、そういった例があるように聞いております。 100 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 101 ◆議長(新美交陽) 4番。 102 ◆4番(加藤厚雄) すみません。ないことを聞きました。  (5)は、昨日の質問にあったので、省略いたします。  GIGAスクール構想で校内のLANの環境整備ということがありますけれども、取りあえず教室にはつけるんですよね。  あと、特別室とか、体育館とか、建物はたくさんあるんですけれども、その辺の環境整備の状況をお聞きいたします。 103 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 104 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 105 ◆教育部長(岡崎康浩) 今年度、校内無線LANを環境整備いたしましたのは、普通教室をはじめとして特別教室。この中には、理科室、家庭科室、音楽室、図工室、図書室などがあります。また、心の教室、あるいは職員室となっております。体育館を除くほとんどの教室で使用可能となっております。  今年度、体育館に校内無線LAN環境を整備しなかった理由でございますけれども、まずは、今年度中に各教室での回線の整備を完了させる必要があったこと、教室とは違いまして、体育館は利用用途が多岐にわたること、学校によっては体育館が校舎から離れているために工事が難しく、工期と費用がかなりかかってしまうということがあります。  体育館の校内無線LAN環境の整備につきましては、今後、授業でタブレット端末を使用していく中で、学校の先生方の意見も踏まえながら、無線LANの必要性、あるいはその使用用途を検証いたしまして、どのような環境を構築すればよいかをしっかりと精査してまいりたいというふうに考えております。  以上です。
    106 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 107 ◆議長(新美交陽) 4番。 108 ◆4番(加藤厚雄) 体育館等も、小中学校、避難所になることもありますので、そこからWi-Fiでいろんな情報を仕入れるにしても、環境整備はしっかりと整えたほうがいいというふうに思いますけど。もう一回聞いてもいいですか。 109 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 110 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 111 ◆教育部長(岡崎康浩) 先ほど申しましたとおり、必要性ですとか、そういったものはしっかりと検証してまいりたいというふうに考えておりますが、今回、各教室等に設置する無線LANにつきましては、災害時には一般の方に開放するようにということで考えておりますので、その辺も含めまして、今後、検証してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 112 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 113 ◆議長(新美交陽) 4番。 114 ◆4番(加藤厚雄) 以上で私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 115 ◆議長(新美交陽) 以上で、加藤厚雄議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 53分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 5分 再開) 116 ◆議長(新美交陽) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小池友妃子議員の総括質疑を許します。 117 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 118 ◆議長(新美交陽) 11番。 119 ◆11番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。議長から発言のお許しをいただきましたので、みらいクラブを代表して、総括質疑をさせていただきます。  令和3年3月1日に禰宜田市長から御回答いただいておりますみらいクラブの令和3年度予算編成要望書の内容を盛り込みながら、本定例会初日に行われました令和3年度市長の施政方針及び教育長の教育行政方針と令和3年度予算案の中から質疑をさせていただきます。  質疑の順序は、通告書に示したとおりです。分かりやすく、そして具体的な御答弁をよろしくお願いいたします。  件名1、令和3年度施政方針についてお伺いします。  過日の施政方針で禰宜田市長は、「市民の皆様の命と生活を守ることを最優先としながら、引き続き『世界に誇る碧南市』を目指し、マニフェストの8つの約束と第6次碧南市総合計画の推進に誠心誠意努めてまいります。」と述べられました。  私も碧南で生きていてよかったと市民の皆様と笑顔で一緒に感じ合える場所をつくっていきたいと決め、臨んだ2期目です。市長と同じ視点を目指していることに、大変心強く感じております。  いよいよ来年度から第6次碧南市総合計画が始まります。テーマは、「新たな力とともに創る 笑顔と元気のみなとまち へきなん」です。  そこで、まず、(1)「新たな力とともに創る 笑顔と元気のみなとまち へきなん」についてお聞きいたします。  「新たな力とともに」のこの新たな力を、市長はどのように考え、このテーマを将来像とされたのでしょうか、お聞かせください。 120 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 121 ◆議長(新美交陽) 副市長。 122 ◆副市長(金沢宏治) 本市の将来像でございます「新たな力とともに創る 笑顔と元気のみなとまち へきなん」、これにつきましては、おっしゃったとおり、第6次の碧南市総合計画のテーマでございます。  このテーマはこの計画を策定に当たり、安心・安全といったまちづくりの基本的な課題に加え、次世代に向けた産業力の強化、子育て世代への支援、若者世代への魅力づくり、先端技術を用いた市民サービスの向上などが本市特有の主要課題として挙げられたことを踏まえまして、こうした課題を解決し、本市の未来を支える原動力として、次世代を担う若者や産業基盤、先端技術などを新たな力と表現をいたしております。  持続可能で豊かな市民生活を実現するため、本市特有の歴史文化、伝統などを生かしつつ、新たな力と共にまちづくりを進めることで、本市の未来を創っていくといった願いが込められたスローガンとなっております。  以上でございます。 123 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 124 ◆議長(新美交陽) 11番。 125 ◆11番(小池友妃子) 次世代を担う若者や産業基盤、先端技術などを新たな力と表現されたのですね。2030年までに新たな力と共に碧南を創っていかれるのですね。ぜひ私たちも「笑顔と元気のみなとまち へきなん」を共に創る仲間の一員でいられるよう、頑張らせていただきたいと思います。  さて、次に、(2)予算編成についてです。  令和3年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、市税の大幅な減収及び市民病院のさらなる経営改善のための出資金、負担金、国民健康保険税の減収等に伴う繰出金の増により、財政状況は急激に悪化すると見込まれています。  このような状況の中、市長は施政方針で、重要課題の事業の中でも緊急性の高い事業や必要最小限の新規事業に絞り込んだ予算編成を行ったと述べられました。そして、事業推進のための財源不足については、財政調整基金や公共施設維持基金等の活用や、市債を発行していくともお話をされました。  予算の概要(事業編)を見ても、財政状況は急激に悪化すると予測しているものの、これまでとさほど変わらないほどのたくさんの事業が掲載されているように見受けられます。  そこでお聞きいたします。  アとして、緊急性の高い事業とそうでない事業の選別について教えてください。 126 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 127 ◆議長(新美交陽) 副市長。 128 ◆副市長(金沢宏治) 令和3年度予算につきましては、質問者がおっしゃるとおり、非常に厳しい状況で予算査定が進んでおったわけでございます。  そんな中で市税収入の見込みを立てる中、いわゆるゼロベースによる個別査定によりまして、必要性、効果、タイミングなど包括的な判断基準を行い、事業採択をしたということでございます。  特に、予算規模の大きな継続事業につきましては、事業規模の見直しや延伸ができないかなどを精査いたしまして、可能な事業につきましては事業規模の縮小、延伸を行っております。  そのため、普通建設事業費は前年度対比で2億4,246万円余、率にして11.8%の減となっております。また、新規事業につきましては、国や県の補助事業など、限られた事業のみの採択とさせていただいております。  以上でございます。 129 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 130 ◆議長(新美交陽) 11番。 131 ◆11番(小池友妃子) 継続事業が多い中での規模の縮小や延伸は非常に大変だったと思います。関係職員の皆様方の御尽力を評価させていただきます。  では、次に、イ、おのおのの基金についてです。  まず、財政調整基金ですが、令和2年度末財政調整基金残高を59億円余、令和3年度末財政調整基金残高を33億2,000万円余と見込んでいらっしゃいます。そうすると、来年度財政調整基金を取り崩すであろう見込額は約25億9,000万円余となります。  万一、南海トラフ地震などの大災害が今起こってしまったら、市民の暮らしを守るだけの資金が確保できているのであろうかと考えると非常に不安になります。  また、事業推進のための財源不足については、公共施設維持基金等も活用するとのことですが、それぞれどのくらい活用される御予定なのでしょうか。 132 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 133 ◆議長(新美交陽) 副市長。 134 ◆副市長(金沢宏治) 基金につきましては、財政調整基金以外では7つ基金の活用を予定しております。  それぞれ申し上げますが、公共施設の維持補修や修繕工事に充当をいたします公共施設維持基金では1億6,669万円余、交通安全の設備整備に充当する交通安全基金では150万円、姉妹友好都市の交流親善事業に充当させる国際交流基金では253万円余、ふれあい作業所の送迎車購入に充当いたします福祉基金では660万円、明石公園の整備、備品購入などに充当いたします緑花推進基金では2,739万円余、まなびさぽーと事業に充当いたしますまなびさぽーと基金では100万円、文化協会創立70周年記念の補助金に充当いたします文化振興基金では150万円をそれぞれ予定しております。  一般会計における令和3年度末基金残高合計といたしましては、前年度対比27億9,229万円余、率にして35.7%の大幅な減を見込んでおるところでございます。  この基金が必要となる場合もございます。今後も、弾力的な財政運営が継続できるよう、計画的、積極的に積立てをして、不安を解消していきたいというふうに考えております。  以上です。 135 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 136 ◆議長(新美交陽) 11番。 137 ◆11番(小池友妃子) 一般会計における令和3年度末基金残高合計として27億9,229万円余、率にして35.7%の大幅な減を見込んでいらっしゃるということで、コロナの影響の大きさを痛感いたします。  貯金が大きく取り崩されようとする中、では、借金はどうなっているのでしょうか。  そこで、ウ、地方債元利償還額についてお伺いいたします。  市債も12億7,000万円余も発行する予算となっております。前年度より49.9%も増額しています。  では、地方債元利償還額はリーマンショック以降、どのような動きになっているのでしょうか。 138 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 139 ◆議長(新美交陽) 副市長。 140 ◆副市長(金沢宏治) 地方債元利金額、いわゆる公債費でございますが、これはリーマンショック後の平成21年度が20億8,194万円余でございましたが、直近3ヵ年で申し上げますと、平成29年度が12億8,998万円余、平成30年度が12億3,847万円余、令和元年度が11億8,211万円余と推移をしておりまして、令和2年度決算では10億9,129万円余と見込んでおります。  リーマンショック以降、順調に公債費を減少させてきてはおりましたが、令和3年度はやはり財源不足等々がございまして、11億5,279万円余と若干の増加を見込んでおりまして、以降、緩やかな増加になっていくのではないかなと予想しております。  以上です。 141 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 142 ◆議長(新美交陽) 11番。 143 ◆11番(小池友妃子) 公債費ですね。公債費は平成21年度の約半分となったということですね。御努力に感謝いたします。  しかし、令和3年度以降は緩やかな増加が見込まれていらっしゃるということで、大変だと思いますが、市民が安心して暮らせるためにも基金と公債費のバランスをうまく取りながら、この危機を乗り越えていただきますようよろしくお願いいたします。  続きまして、(3)主要な施策についてです。  市長の施政方針の中にあった8つの約束に沿った主要な事業を中心に、質疑時間も限られておりますので、特に、前向きな事業で気になったものについてのみ質疑をさせていただきます。  それでは、まず、アとして、子ども家庭総合支援拠点事業についてお伺いいたします。  この事業は、平成28年5月に成立した児童福祉法等の一部を改正する法律(平成28年法律第63号)において、「市町村は、子どもの最も身近な場所における子ども及び妊産婦の福祉に関する支援業務を適切に行わなければならないことが明確化され、子どもとその家族及び妊産婦等を対象に、実情の把握、子ども等に関する相談全般から通所・在宅支援を中心としたより専門的な相談対応や必要な調査、訪問等による継続的なソーシャルワーク業務までを行う機能を担う」支援拠点の整備に努めなければならないと規定されたことから事業化されるものであります。  碧南市では、これまでも相談等を受け、適切に支援をしてくださっていたと思います。  そこで、今後、具体的にどのような形で支援拠点の整理を行い、国、自治体、関係機関との連携を深め、必要な取組を行うのでしょうか、お聞かせください。 144 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 145 ◆議長(新美交陽) 副市長。 146 ◆副市長(金沢宏治) 子ども家庭総合支援拠点事業につきましては、家庭児童相談室を核といたしまして、健康課の子育て世代包括支援センター及び福祉課の発達支援事業との連携強化を図り、子供の発達段階や家庭の状況などに応じて、それぞれの子供や家庭が必要としている支援につなげていくための機能を設置するもので、新たな施設整備を行うものではございません。  その機能についてでございますが、子ども家庭支援全般に係る業務といたしまして、個々のニーズ、家庭の状況に応じた問題解決を図るために、保健センターや社会福祉協議会など関係機関との連携や、社会的資源の活用により必要な支援につなげてまいります。  次に、要支援児童または要保護児童並びに特定妊婦等への支援業務といたしまして、相談や通告を受けた後、学校、保育園、保健センターなどに協力を求め、必要な情報を得るとともに、連携して継続的に支援を行っていくための支援計画の策定と、その計画に基づき、助言、指導や養育支援等を行ってまいります。  体制整備といたしましては、子ども家庭支援員を常時2名、虐待対応専門員を常時1名配置いたします。これは、家庭児童相談員4名が兼務をいたしまして、うち2名の勤務時間を延長することで、相談体制の強化を図ってまいります。  また、児童相談システムを新たに導入いたしまして、健康課や福祉課など庁内関係機関が必要とする情報を共有するとともに、全国統一情報共有システムと接続することによりまして、要保護児童などが転入してきた場合に前の自治体の情報を得ることができ、適切な支援を迅速にかつ切れ目なく継続的に行うというものでございます。  以上です。 147 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 148 ◆議長(新美交陽) 11番。 149 ◆11番(小池友妃子) 子ども家庭総合支援拠点事業の推進により、それぞれの専門分野の皆様が情報を共有することにより、切れ目なく、これまで以上に子供と家庭の支援ができるようになることを期待しております。  次に、イ、明石公園整備事業についてお伺いいたします。  市内外から多くの来園者が訪れている明石公園。指定管理制度を取り入れてから、近年、これまでになかったようなイベント、企画なども計画されております。子供だけではなく、世代を問わず、多くの皆様が楽しめる場と変化しつつあるということで、コロナ禍ではあるものの、うれしい声も届いております。  さて、今回、水辺広場撤去及び暫定整備工事を行うということですが、何か計画の構想はあるのでしょうか、お聞かせください。
    150 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 151 ◆議長(新美交陽) 副市長。 152 ◆副市長(金沢宏治) お答えする前に、まず、この明石公園の今までの経緯と指定管理者の状況についてちょっと御説明いたします。  御存じのとおり、明石公園につきましては、平成元年4月に開園をいたしました。その当時から碧南市都市施設管理協会、途中で2年間ほど直営を入れましたが、それで、令和元年度からは指定管理者の碧南コンセッションが行っております。  昨年、新型コロナウイルス感染拡大を受けまして一時休業いたしておりますが、現在は防止対策を講じながら、運営をしておるところでございます。  指定管理者による新たな取組といたしましては、SNSや大規模商業施設、これは東浦のイオンでございますが、ここでのデジタルサイネージを活用した情報発信、自動券売機やセグウェイの導入、SLトレーンの運行、ハロウィンパーティーの夜間営業をはじめ、年間を通じて様々なイベントを開催するなど、これは営業再開後の5月下旬から2月末までの遊具利用者でございますが、こうしたコロナ禍におきましても、前年度の通常営業時に比べ23%増の約78万4,000人回と、多くの皆様に御来園をいただいております。  御質問いただきました管理棟前の水辺広場につきましては、整備後30年以上が経過をし、設備等の老朽化が進み、対策が必要な状況となり、今年度、改修設計を行っております。  将来的な構想としては、水に触れて学ぶことができるような施設への再整備を検討しておりますが、そのためには課題となっている夏季の集客効果の検証などが必要になってきます。  まずは来年度、水辺広場の撤去及び暫定整備を行い、この空間を活用した様々な取組を展開し、集客を図りながら、管理運営面の検討も含め、再整備を目指してまいりたいと考えております。  以上です。 153 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 154 ◆議長(新美交陽) 11番。 155 ◆11番(小池友妃子) ありがとうございます。  子供たちが水に触れて、笑顔で元気よく遊んでいる姿が目に浮かびます。ぜひ前向きに御検討いただきますようよろしくお願いいたします。  では、次に、ウ、農作物のブランド化についてお伺いいたします。  市長は施政方針の中で、「農業振興施策では、新型コロナウイルスの感染拡大により需要が低下した市内特産農産物について、更なる販路拡大を図るため、他産地との差別化によるブランド化を推進」すると述べられました。  実は、私たちみらいクラブも、農作物の新たなブランド化を要望させていただいております。  そこで、碧南産農作物の新たなブランド化については、どのようなお考えなのでしょうか。 156 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 157 ◆議長(新美交陽) 副市長。 158 ◆副市長(金沢宏治) 冬のニンジンのへきなん美人や、へきなんサラダたまねぎといったように、「へきなん」という名がついたブランド品目については、農商工連携など関係機関と連携したPR事業の成果もあり、年々知名度が高まってきていると、これは実感をしておるところでございます。  こうしたブランド品目に次ぐものにつきましては、現段階では具体的には決まったものはございませんが、独自性や消費者の注目度などから、幾つかの品目でブランド化の可能性を秘めておると考えております。  来年度からの事業におきましては、ブランド化に前向きに取り組む生産者団体を対象に他産地との差別化を図るため、市場等へのPR活動など、JAあいち中央や愛知県などの関係機関と強力に連携をしながら、全力で支援してまいりたいと考えております。  また、昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が特に大きかった花卉について、県事業を活用し、「おうちに花を飾りましょう」を合い言葉に、市内の公共施設をはじめ民間の福祉施設35施設を中心に展示を行っております。  来年度も引き続き様々な施設等で展示をいたしまして、市民の皆様を中心に碧南産のすばらしい花を積極的にPRしてまいりたいと考えています。  以上です。 159 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 160 ◆議長(新美交陽) 11番。 161 ◆11番(小池友妃子) ありがとうございます。  ブランド化をするためには、生産者団体だけでなく、行政も関係機関もみんなで目的の明確化、現状把握、コンセプトメーキング、アクションプランの作成などきちんと決め、場合によってはコンサルタントも入れながら、前に進めることも必要であると思います。ぜひ新たな農作物がブランド化される日を楽しみにしております。  また、「おうちに花を飾りましょう」のPRですが、SNS上での配信を見ていても、担当の皆さんの温かい思いもすごく伝わってきています。  ただ、あおいパークの産直での購入のほかに、もっと広く碧南のお花が購入できるようになるとうれしく感じます。  また、旬のお花などは、PRに併せて直売イベントなども実施していただき、そのときに生産者の顔が見えたり言葉が聞こえてくると、さらに個人的には近く感じることができ、購入しやすくなります。  すごく頑張ってPRしていただいていることは伝わってきています。次のステップとして、購入者と生産者がつながることを皆さんで考えてみてはいかがでしょうか。  今後とも、生産者の皆さん、そして消費者の皆さんが笑顔で元気になる活動をお願いいたします。  次に、エ、市税のキャッシュレス決済導入についてお伺いいたします。  行政のデジタル化を見据えた取組の1つとして、今回、スマートフォンアプリによる市税のキャッシュレス決済を導入し、市民サービスの向上に努めていくということですが、どのようにしたら市民はキャッシュレス決済ができるのか。現在の口座振替の方は決済方法を変更することができるのか。そして、スマートフォンアプリのみ導入した経緯等も併せて教えてください。 162 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 163 ◆議長(新美交陽) 副市長。 164 ◆副市長(金沢宏治) 3点ほど御質問いただきましたが、まず、1点目のどのようにしたら市民はキャッシュレス決済ができるのかということでございますが、今回導入するスマホ決済につきましては、スマートフォンアプリ、LINE Pay、PayPay、PayBをダウンロードし、納付書に印刷されているバーコードをスキャンして、アプリで決済をいたします。  今申し上げた納付書のバーコード、これにつきましては、コンビニのレジで納付するために印刷をしているものでございまして、納付金額が30万円以下の場合に印刷をされております。コンビニのレジでバーコードをスキャンするのと同様に、スマホでもバーコードをスキャンして決済できるようになるというものでございます。  次に、2点目の、現在、口座振替の市民の方は決済方法を変更することができるかという御質問でございますが、今回の新サービスにつきましては、口座振替の方ではなく、主に納付書払い、これは金融機関だとか市役所とかコンビニ、納付書払いで納税していただく方々の中での利用を想定しております。  口座振替の方がスマホ決済に変更を希望される場合につきましては、事前に口座振替解約の手続が必要となるというものでございます。  なお、スマホ決済が利用できるのは、納付金額30万円以下の場合のみでございます。  次に、3点目のスマートフォンアプリのみを導入した経緯などということでございますが、スマホ決済につきましては、先ほどちょっと申し上げましたが、現在使用しております納付書、これをそのまま使用ができまして、コンビニ収納契約の範囲内で実施ができるということでございますので、費用を抑えながら短期間で導入できるというメリットがございます。  参考までに当該サービスにつきましては、近隣6市の状況を申し上げますと、西尾市が令和2年度から実施をして、碧南市を含みます5市、この5市につきましては、令和3年度から新サービスを導入する予定ということでございます。  クレジットカード決済につきましては、基幹システム改修の費用面の負担もございまして、当面、導入は予定をしておりませんが、引き続き近隣市等の状況、これを注視してまいります。  以上です。 165 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 166 ◆議長(新美交陽) 11番。 167 ◆11番(小池友妃子) 数年前から市民の方から、キャッシュレス決済の要望がありました。そのたびごとに担当課へお伝えしに行ったことがこうやって形になってきたことに、声を届けてくださった市民の皆様は心から喜ばれると思います。担当課の皆さんが市民の皆様の声に耳を傾けてくださったおかげだと感謝しております。どうかこれからもよろしくお願いいたします。  そして、最後に、オ、協働社会の構築についてお伺いいたします。  (ア)地域まちづくり組織設置についてです。  平成25年4月に施行された碧南市協働のまちづくりに関する基本条例は、子供からお年寄りまで、まちづくりの担い手である市民一人ひとりが、互いに支え合い、感謝し合うことで、この碧南市を、さらに住みよい、住み続けたいまちとして次の世代に引き継いでいきたいという願いを実現するために、協働のまちづくりを推進する際の基本ルールとしてつくられました。  市長は施政方針で、「地域自治を包括かつ継続的に進めるための住民組織である『地域まちづくり組織』の設置を目指す地域を支援」するとおっしゃられました。昨日の19番議員の御答弁と重なるところがございますが、改めてお聞きいたします。  地域まちづくり組織とはどのような組織であるのか、また、設置するにはどうしたらよいのかお聞かせください。 168 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 169 ◆議長(新美交陽) 副市長。 170 ◆副市長(金沢宏治) 地域まちづくり組織でございますが、すみません、おっしゃったとおりです。昨日、19番議員に市長がお答えしたとおりでございますが、改めて要点のみを申し上げますと、地域まちづくり組織の設置に向けては、これは行政の主導ではなく、地域住民のまちづくりに対する理解と意識の高まりが必要不可欠だということでございます。  町内会だけではなく、民生委員、青少年育成推進員、子ども会、PTA、消防団、老人会など、地域で活動しておられます様々な団体や個人の皆様方が地域の課題を共有して、連携して解決できるよう、地域が一体となってまちづくりに取り組む組織を目指しておりますので、計画的かつ継続的に活動し、地域内の各種団体や個人との連携の輪を広げ、地域内での認知度を上げていくことが非常に大事だと考えております。  以上です。 171 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 172 ◆議長(新美交陽) 11番。 173 ◆11番(小池友妃子) 現在、準備組織として、日進地区の「つながりのわ日進みらいの会」、鷲塚地区の「わくわく鷲塚もりあげ隊」、棚尾地区の「棚尾まちおこしの会」の3団体が立ち上がっていますが、この3組織は全て地域から声がかかってつくられた組織なのでしょうか、教えてください。 174 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 175 ◆議長(新美交陽) 副市長。 176 ◆副市長(金沢宏治) それではそれぞれお答えします。  つながりのわ日進みらいの会は、平成23年度に日進地区をモデルとして、地域の課題を自ら解決する組織の検討を開始し、平成25年度に発足をいたしております。  わくわく鷲塚もりあげ隊は、平成27年3月に開催をいたしました地域協働フォーラムin鷲塚を機に、平成27年11月から町内会OBを中心に鷲塚地区の協働を考える会を結成して話合いを始め、平成30年4月に発足をいたしております。  棚尾まちおこしの会は、平成19年度から続いておりました棚尾地区まちづくり推進委員会が平成29年度末に終了することを機に歴代の委員が中心となり、地域で活躍する様々な個人や団体の皆様に声をおかけし、平成30年3月に発足をしております。  この3組織は、各地域で市民協働やまちづくりの話合いを続ける中で自発的にできた組織だという認識をしております。  以上です。 177 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 178 ◆議長(新美交陽) 11番。 179 ◆11番(小池友妃子) きっかけは3組織とも様々ですね。他の4地区も何かをきっかけに組織が出来上がるとよいなと思っています。そのときはぜひ立ち上げに御協力をお願いいたします。  では、そのまちづくりの担い手ともなる、(イ)として、市民活動やボランティア活動の支援推進についてお聞きします。  市長は施政方針で、「市民、地域及び行政が一緒に互いの強みを活かしてまちづくりを進める『協働社会の構築』に向け、『まちの役に立ちたい』という思いを持った皆様の思いを大切にしながら、人と人とがつながり、喜びを感じられるまちづくりが行えるよう、引き続き、支援」をするとおっしゃられましたが、これまでどのような支援体制があり、また、どのような効果があったかお聞かせください。 180 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 181 ◆議長(新美交陽) 副市長。 182 ◆副市長(金沢宏治) まず、市民活動、ボランティア活動、町内会活動等の支援を目的といたしまして市民活動センターを設置し、市民活動に関する相談や、活動資金に関する助言、各種講座の案内、活動場所の提供、団体同士のマッチングなどを行っておりますが、開設以降、登録している市民活動団体数も順調に伸びているところでございます。  また、市民の自主的、自発的なまちづくり活動を応援するために、ボランティアやNPOなどが行う公益的な活動に対しての市民公益活動活性化補助金を交付しております。この補助金は、新たに始める市民活動に対し交付をするものでございますので、申請自体が市民活動団体が増えているあかしで証拠だということでございます。  その他にも、まちづくりの担い手育成講座を毎年開催いたしまして、まちづくりの担い手となるコーディネーター養成をしておりますが、毎年、受講生が新たに活動を始めているところでございます。  以上です。 183 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 184 ◆議長(新美交陽) 11番。 185 ◆11番(小池友妃子) まちづくりの担い手育成講座を毎年されているということですが、これまで何人ぐらいの方が講座を受けられているのでしょうか。また、その受講生たちが今どのようなまちづくりの担い手として活動をされているのでしょうか、お聞かせください。 186 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 187 ◆議長(新美交陽) 副市長。 188 ◆副市長(金沢宏治) まちづくり担い手育成講座の受講者でございますが、平成27年度から令和元年度まで延べで136名でございます。  まちづくり担い手育成講座を修了した方は、既存の団体会員であったり、新たに市民活動団体をつくったりして、各地域で課題解決に向けて市民活動に関わってくださっております。  新たな市民活動団体としては、地区での花植え活動をしている団体、あるいは、孤立する市民の居場所づくりを目指す団体、あるいは、公民館で防災講座を企画する団体等ということで認識しております。  以上でございます。 189 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 190 ◆議長(新美交陽) 11番。 191 ◆11番(小池友妃子) ありがとうございます。  総務省の発表によりますと、令和元年度の地域運営組織、碧南市でいう地域まちづくり組織が5,236組織あり、平成30年度より449組織増加しています。そして、令和6年までに70組織を目標とされています。  実は、私も、まちづくり担い手育成講座を毎年受講させていただいております。受講生の皆さんは、とてもまちづくりを積極的に考えて取り組んでいらっしゃる方々や、取り組もうとされている方々がいらっしゃいます。ぜひ町内会などの地縁組織の方々とのマッチングなどをしていただき、ここで学ぶ若者と共に、地域まちづくり組織が各地区で誕生するよう働きかけと支援をお願いし、件名1を終了させていただきます。  「新たな力とともに創る 笑顔と元気のみなとまち へきなん」のまちづくりを目指して、よろしくお願いいたします。  それでは、件名2、令和3年度教育行政方針にあるICTを活用した教育の推進についてお伺いいたします。  新型コロナウイルス感染拡大により、昨年4月、5月は学校が休校になり、オンライン授業をしてほしいという声が私のところにも届きました。そして、一気に国全体で加速した、ICTを活用した教育。
     近い将来に、IoTやAIを活用して世の中の課題を解決していくことが求められるSociety5.0時代が到来すると言われています。この時代を生きる子供たちには、先端技術を産業や社会生活に取り入れて、新しい価値を創造していく力が求められます。  Society5.0時代に生きる子供たちにとって、パソコン端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムとなってまいります。碧南市では、既にプログラミング教育を可能な形で教育の中に取り入れていただいております。そして、いよいよ来年度から、ICTを活用した教育が開始されます。  今回は教育行政方針についての質疑を、これ1本に絞ってお聞きしたいと思います。  (1)事業概要についてお聞きいたします。  ア、ICTの支援員についてです。  ICT支援員は何人の御予定でしょうか。 192 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 193 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 194 ◆教育部長(岡崎康浩) ICT支援員につきましては、4月から各小中学校にそれぞれ週1日配置をしてまいります。  まだ受託業者との打合せができておりませんので、現時点で人数についてお答えすることができませんけれども、全小中学校12校に週1日配置をしようとした場合、3校配置をする日もあることから、3人以上の支援員が必要であるというふうに考えております。  以上です。 195 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 196 ◆議長(新美交陽) 11番。 197 ◆11番(小池友妃子) 次に、イとして、教員研修についてです。来年度からのスタートに向けて、先生方の準備も既に行われているかと思います。  そこで、(ア)事前研修について。  どのような研修を現在していらっしゃいますか。 198 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 199 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 200 ◆教育部長(岡崎康浩) この令和3年2月末に12校のネットワーク環境が整いまして、まずは、教員用のタブレットが納入をされております。  納入に合わせて教員向けの事前研修として、タブレット納入業者を講師として各校で研修を進めております。全教員がタブレットや授業支援ソフトの使い方について説明を聞きながら、実際に機械を触っていただいて、操作を学ぶ研修を始めているところであります。 201 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 202 ◆議長(新美交陽) 11番。 203 ◆11番(小池友妃子) 続きまして、(イ)導入後の研修について聞きます。  先生方も常に学びながらの授業となってくると思います。  そこで、来年度スタートしてからは校内での研修はどのようなことをし、校外での研修はどのようなプログラムが組まれているのか教えてください。 204 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 205 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 206 ◆教育部長(岡崎康浩) まず、導入後につきましては、各校の実態に応じて、ICT支援員による研修を校内で随時開催する予定でおります。  また、夏季学校別研修会として、ICT支援員によります研修会を各校1回ずつ実施して、全教員が受講する予定となっております。  研修内容は、アプリを使った新たな授業提案など、2学期以降の学習に備えられるように考えております。  また、教員を指導する立場の教務主任や教科指導員などを集めまして、指導者向けの集合研修会も行う予定でおります。  以上です。 207 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 208 ◆議長(新美交陽) 11番。 209 ◆11番(小池友妃子) しばらくは先生方の業務が少し増えそうですね。  令和元年12月19日に文部科学大臣が、子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現に向けてのメッセージの一文で、次のように述べられています。  「この新たな教育の技術革新は、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり、特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものです。また、1人1台端末の整備と併せて、統合型校務支援システムをはじめとしたICTの導入・運用を加速していくことで、授業準備や成績処理等の負担軽減にも資するものであり、学校における働き方改革にもつなげていきます。忘れてはならないことは、ICT環境の整備は手段であり目的ではないということです。子供たちが変化を前向きに受け止め、豊かな創造性を備え、持続可能な社会の創り手として、予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成していくことが必要です。その際、子供たちがICTを適切・安全に使いこなすことができるようネットリテラシーなどの情報活用能力を育成していくことも重要です。」と。  そこで、ウとして、授業についてお伺いいたします。  先生も初めてであれば、児童生徒も初めての授業となってまいります。授業についていける児童生徒もいれば、ついていけなくなる児童生徒も出てくると推測されます。  そこで、(ア)操作の支援が必要な児童生徒への対応についてお聞きいたします。  ICTを導入した授業が苦手で、支援が必要な児童生徒への対応については、どのようにお考えでしょうか。 210 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 211 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 212 ◆教育部長(岡崎康浩) 操作が苦手で支援が必要な児童生徒への対応ということでございますけれども、全体指導を行った後に個別に対応していくことや、授業にICT支援員が入りますので、そのICT支援員から支援していくということをまず考えておりますが、しかし、教室で一緒に学んでいる児童生徒がお互いに教え合い、問題を解決していくことも大切であるというふうに考えております。児童生徒同士の教え合いができるように授業を進めていくことでも対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 213 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 214 ◆議長(新美交陽) 11番。 215 ◆11番(小池友妃子) ICTを活用することにより学びの場において、一斉学習に加え、個別学習、協働学習を推進していくことが重要であると言われています。この3つのことを取り入れ、授業を進めていくお考えであることに期待しております。よろしくお願いいたします。  では、(イ)学校に行きづらい児童生徒への対応についてはどうでしょうか。  令和元年10月25日、文部科学省初等中等教育局長は、各都道府県教育委員会教育長宛てに、不登校児童生徒への支援の在り方について通知を出されました。  その中に、不登校児童生徒に対する多様な教育の機関の確保として、ICTを活用した学習支援も挙げられております。  そこで、先ほど4番議員の質疑でもあって同様になるかもしれませんが、ICTの教育を導入することにより、学校に行きづらい児童生徒への対応はどのようになっていくのかを再度教えてください。 216 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 217 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 218 ◆教育部長(岡崎康浩) 碧南市の各学校には、学校に行きづらい、あるいは教室に入りづらい児童生徒を対象に、心の教室を常時開設しております。校内の中での居場所づくりをしているということでございますが、その心の教室でも、タブレットにインストールされているドリルの学習用ソフトなどを利用しまして、個別学習ができるようにネットワーク環境を整えました。また、市の適応指導教室にも心の教室と同様な個別学習ができるように、ネットワーク環境の整備を進めているところでございます。  以上です。 219 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 220 ◆議長(新美交陽) 11番。 221 ◆11番(小池友妃子) ありがとうございます。  個別学習ができるようにネットワーク環境を整えてくださったことをきっかけに、また一歩前に進める児童生徒たちも出てくるのではないかなと期待しております。  最後に、(2)健康面への影響に関する配慮についてお伺いいたします。  平成26年4月11日、文部科学省は、学びのイノベーション事業実証研究報告書をホームページ上に掲載しております。その報告書内には、児童生徒の健康面への影響等に関する配慮事項として、平成24年にICT活用に先進的な取組を実施している187校1,080名の教員を対象とした調査を行った結果の記述がございました。  その調査結果を見ると、ドライアイや視力低下、姿勢の悪化に対する影響等を懸念していると回答した学校の割合が半数を超え、また、電磁波による身体影響等、ストレスに感じる影響等を懸念していると回答した学校の割合も比較的大きいということの回答でございました。  そこで、健康面での配慮について確認します。  ア、健康面での対応について。  家庭でもICT等を利用している児童生徒もいて、既に健康面で症状がある児童生徒もいるかもしれません。  そこで、ICT導入をするに当たり、何か健康面で対応されることはあるのでしょうか。 222 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 223 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 224 ◆教育部長(岡崎康浩) 今までも、年度の初めに保健アンケートを全児童生徒に対して実施しております。保護者の方に現在の健康状況や健康面に関する心配な点を記入していただいている状況でございます。それを基に、校医による健康診断を実施しております。その保健アンケートへ記載をしていただくことで、学校はその状況を把握でき、児童生徒の健康面について注意を払っていくことができます。  また、健康に異常が感じられたときは、医師の診断を受けていただき、適切な対応をすることが大切であるというふうに考えております。その状況を学校へお伝えいただければ、個別に対応が必要なことは行ってまいりたいというふうに考えております。  日常の対策としましては、目薬等のアイケア、あるいはブルーライト防止眼鏡の利用などの許可をすることも考えております。  以上です。 225 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 226 ◆議長(新美交陽) 11番。 227 ◆11番(小池友妃子) ありがとうございます。  心配されている御父兄の方もいらっしゃると思いますので、ぜひお伝えてしていただければと思います。  では、次に、イ、学習環境づくりについてです。  健康面で影響が出ないような学習環境づくりを整えていかれるお考えはあるのでしょうか、お聞かせください。 228 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。 229 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 230 ◆教育部長(岡崎康浩) パソコンやタブレットの画面を長時間注視することによって目の疲れや肩凝りなどの症状が考えられます。それがさらに進むと、VDT症候群になってしまう心配もあります。体だけではなくて、心にまで影響が及ぶことも考えられます。  それを防ぐ対策としましては、一般的には、適度に休憩を挟む、ストレッチをする、アイケアやブルーライト防止眼鏡を利用するなどがあります。  学校でタブレットを活用するときには、教師が健康面にも配慮をし、使用時間を考え活用していくことも考えております。  また、健康被害につながらないように、家庭へ協力を依頼していくことも必要であるというふうに考えております。  以上です。 231 ◆11番(小池友妃子) 議長、11番。 232 ◆議長(新美交陽) 11番。 233 ◆11番(小池友妃子) ありがとうございます。御配慮に感謝いたします。  何分、4月より始めてみないと分からないことばかりであると思います。しばらくは大変な日々が続くと思いますが、先ほどもお伝えしました文部科学大臣の言葉にもありましたとおり、ICT教育を導入することにより、先生方におきましては、授業の準備や成績処理等の負担軽減にも役立ち、学校における働き方改革につながるものであると私も感じております。どうかよろしくお願いいたします。  OECD(経済協力開発機構)は、OECD教育2030として、生き延びる力の育成が必要であると述べ、私たちの社会を変革し、私たちの未来を作り上げていくためのコンピテンシーとして、次の3つの力が必要であると言っています。新しい価値を創造する力、緊張とジレンマの調整力、責任を取る力です。  そして、学習者は、子供たちだけではありません。教員、保護者、コミュニティー、仲間など、全ての人類一人一人もまた学び続ける存在であることを求められていると思います。  市長が施政方針で申されました、市民の皆様の命と生活を守ることを最優先にしていくということは、市民一人一人の生き延びる力の育成に力を注ぐことにもまたつながってくると思います。  碧南で生きていてよかったと市民一人一人が感じ合えるまちになることをお願いし、みらいクラブを代表しての総括質疑を終了させていただきます。ありがとうございました。 234 ◆議長(新美交陽) 以上で、小池友妃子議員の総括質疑を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 58分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 10分 再開) 235 ◆議長(新美交陽) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
     次に、石川輝彦議員の総括質疑を許します。 236 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 237 ◆議長(新美交陽) 20番。 238 ◆20番(石川輝彦) 市民クラブの石川輝彦です。議長のほうからのお許しをいただきましたので、申出書に基づき、総括質疑をさせていただきます。分かりやすく前向きな答弁をお願いし、早速質問に入ります。  件名1、令和3年度施政方針についてです。  まず、1点、財政指標からお伺いします。  (1)経常収支比率の適正化に向けた考え方についてです。  70%から80%が通常であると言われている経常収支比率が平成24年9月、96.0%、県下ワーストワンとなったことを理由に、碧南市財政再スタート宣言を3ヵ年の時限で発令され、一時的な効果を発揮しましたが、令和3年度予算の試算では、100を超える数字となってしまいました。  4年前、同様な質問をさせていただいたときの答弁です。他市比較と合理化を行い、経常経費の削減に努め、歳入面では、新たな工業用地の確保の検討と市有財産の売却も含めた有効活用に取り組むといただいております。  しかし、経常収支はどんどん悪化しています。このままでは、新たな政策を進めていくことは難しいのではないでしょうか。  そこで、経常収支比率について、まずは90%台を脱し、80%台を維持する諸施策、あるいはお考えがあればお願いします。 239 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 240 ◆議長(新美交陽) 市長。 241 ◆市長(禰宜田政信) 令和3年度は歳入面では、新型コロナウイルス感染症の影響による所得環境、企業収益の悪化などにより、市税収入の大幅な減額を見込んでおります。  また、歳出面においても、新型コロナウイルス感染症の影響により、経営状況が悪化した市民病院への基準外、これは法定外と同じ意味ですが、繰り出しとして8億円を計上したほか、社会保障費や人件費の増、公債費の増などにより、結果として、経常収支比率は100.6%まで悪化する見込みでございます。  最近では、人口構造変化等による社会保障経費の増大や会計年度任用職員制度の導入、小中学校における空調設備整備などにより全国的にも数値が高い傾向にあり、令和元年度決算においては、約8割の市で経常収支比率が90%を超える状況にございます。  ちなみに、碧南市、令和元年度の決算におきましてですが、経常収支比率90.4と。これは望ましいほうから全国792市中184位ということで、全国的にこういう傾向になっているということでございます。  今後の見通しといたしましては、新型コロナウイルス感染症の収束に伴う市税収入の回復を見込む中で、今後は、病院経営改善について取り組むとともに、引き続き、財政健全化に向けた他市比較や市民サービスの在り方の確認、事務改善による合理化、ゼロベースの事業の見直し等、経常経費の削減に努めてまいります。  また、歳入面におきましても、市有財産の有効利用や処分を含む適正な確保により、経常収支比率の改善、適正化に取り組んでまいります。 242 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 243 ◆議長(新美交陽) 20番。 244 ◆20番(石川輝彦) ほかの市も90%を超えておるからいいよ。もうそんな問題じゃないと思っています。様々な環境があると思いますが、しっかりとしたかじ取りをお願いしたいと思います。  ここからは、令和3年度の取組に基づき質問をさせていただきます。  まずは、(2)市民と共につくる災害に強いまちづくりについてです。  私も碧南市においては、防災、減災の対策の終わりはないとの考えの下、年に1度はこのテーマを取り上げさせていただいている、重要な問題だと思っています。  今回、総括質疑を考えようとした矢先に、また福島県、宮城県を中心とした震度6強の揺れを感じる地震が発生しました。  10年前にあれだけの被害を出した地域でのまたの地震です。被災された方々に対しお見舞いを申し上げるとともに、私たち碧南市においても、これまで以上のスピード感を持った防災・減災対策を進めていく必要があると改めて決意したところであります。  そこで、まず、ア、建築物の耐震化の状況と今後の進め方についてです。  今回、市長はこの建築物の耐震化を一番に上げられております。公共施設も順次耐震化を進めていただきましたし、学校では校舎の建て替えも行っていただきました。  今回の地震でも、住民の住んでいる家屋の被害が多かったと思います。  碧南市では、建物の耐震化率95%、これを目標として様々な補助制度を設けていただき、進めてきました。結果はどのようになっているんでしょうか。現在の市内の建物の耐震化の状況、今後の進め方についてお願いします。加えて、耐震化に向けたスピードを上げる施策があれば、よろしくお願いします。 245 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 246 ◆議長(新美交陽) 市長。 247 ◆市長(禰宜田政信) 現在の市内の建築物の耐震化の状況は、市有の公共施設につきましては100%達成しております。住宅につきましては、令和元年度末で耐震化率は88.9%となっています。  耐震促進に係る各補助制度の実績といたしましては、無料木造住宅耐震診断は、平成14年度から開始し、令和元年度までに2,217件の実施をしております。また、昨年度は49件の診断を行い、今年度は1月末で31件となっております。  耐震改修補助は、平成15年度から開始し、今年度、補助の上限額を100万円から120万円に増額しております。令和元年度までに段階改修、耐震シェルターの整備を含め、120件の実施をしております。また、昨年度の申込数は10件で、今年度は1月末で6件であります。  建て替え・除却補助は、耐震診断結果の係数値が1.0未満の住宅の建て替え、除却の工事費に関する補助で、こちらは平成19年度より開始し、令和元年度までに257件の補助を実施しております。昨年度の申込数は建て替えと除却を含め20件で、今年度は建て替えの補助申請件数が1月末で5件、除却のみについては8件でございます。  危険ブロック塀等への撤去につきましては、道路等に面する危険なブロック塀撤去費に関する補助で、平成30年10月より開始し、令和元年度までに21件の補助を実施しております。昨年度の申込数は12件で、今年度は1月末で3件でございます。  今後の耐震化の進め方といたしましては、各種補助制度を引き続き継続するとともに、周知、啓発を図るため、耐震診断・耐震改修補助の対象者へのダイレクトメールの送付やイベント等でのPRを実施してまいります。  また、耐震改修などの工事が進まない要因として、耐震補強工事費が高額であることが挙げられます。現在、少ない費用で耐震改修が実施できる安価な耐震改修工法が開発されており、設計者や施工者に対しこれら情報提供を行い、その理解や技術の向上を図る取組を進め、その普及に努めてまいりたいと考えております。  耐震化に向けたスピードを上げる施策については、地区、建築関係業者、行政とより連携を図り、施工者による安価な耐震改修工法の積極的な活用及び地区との連携による住宅の所有者への戸別訪問などを行いさらなる啓発に努め、耐震化の促進を図っていく考えであります。 248 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 249 ◆議長(新美交陽) 20番。 250 ◆20番(石川輝彦) この件におきましては、目標に向けて取り組んでいただいて、本当にありがとうございます。  空き家対策も含めて今後取り組んでいただいて、まず、目標値である95%を早く達成していただいて、理想は100%だと思っています。ぜひこちら、100%に向けてもお願いしたいと思います。  次に、イ、家具等の転倒防止対策の実施状況と今後の進め方についてお伺いします。  今回の地震でびっくりしたニュースは、恐らく自局のデスクであろうと思います。机の上のモニターが飛び跳ねて、こんなに揺れがひどかったと伝えたかった映像です。  10年前にあれだけ被害を受けたところでさえ、この程度の転倒防止なんだと改めて思いました。碧南市民の感覚はどうだったんでしょうか。  碧南市は、家具転倒防止対策100%達成を目標に向けて進めてきたと思います。私が議員になってすぐ、十六、七年前ですが、全世帯に対し家具等の留め具を配布し、進められたこともあります。  現状はどのようなふうになっていますか。各家庭での転倒防止の今の状況と今後の進め方についてお願いします。 251 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 252 ◆議長(新美交陽) 市長。 253 ◆市長(禰宜田政信) 市民の家具等の転倒防止対策の実施状況について、毎年実施しております市政アンケート結果から申し上げます。  東日本大震災が発生した平成23年度において、家具等の固定をしている市民の割合は、ほとんど固定、一部固定している方を合わせますと47.0%でございました。  直近の令和2年度に実施した市政アンケート結果では、ほとんど固定、一部固定している方の割合は53.6%で、市民の防災意識は徐々にではありますが、向上しているものと考えております。  家具固定に対する市民啓発については、広報誌や市ホームページへの掲載に加え、防災課や建築課職員が出前講座等の機会に啓発を行っているほか、碧南防災ボランティア連絡会の皆様が防災講演会や自主防災会の訓練等において啓発を実施されており、今後も市民への啓発に努めてまいります。  また、65歳以上の方のみで構成される世帯や、ある等級以上の障害者手帳を所持している方に行っている家具等転倒防止事業については、今後も継続して実施してまいります。 254 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 255 ◆議長(新美交陽) 20番。 256 ◆20番(石川輝彦) 10年前にあれだけ被害を受けたところでもあのような状態です。これは言い続けることが大切だというふうに思っていますので、継続した啓蒙啓発活動をよろしくお願いしたいと思います。  1点、実際に一般の家庭で転倒防止、これ、行うのはその世帯のお父さんたちじゃないかと思います。奥さんから御主人さんに、これ、やってよと言ったら、けんかの種となります。お子さんに言ってもらったら、多分、お父さん、すぐ動くことでしょう。  以前、防災ママについてもこの場で提案させていただきましたが、このことも防災ママの活動の1つと思っています。今後、改めて再提案させていただきたいと思っていますので、頭の中にとどめておいていただきたいと思います。  次に、ウとしまして、自主防災会の在り方についてお伺いします。  自主防災会、碧南市内に全地区にある組織だと思っています。ほとんどの自主防災会は、連絡員さん、いわゆる町内会長さんたちが兼務されておって、任期も1年だと思います。そして、自主防災会が行うことは、役員が集まって、可搬ポンプや消火器を使って、1年間が終了という自主防災会も多いのではないでしょうか。  そもそも、自主防災会って何だったんでしょう。大規模な災害が発生したとき被害の拡大を防ぐため、災害による被害を予防し軽減をするため、それを行うための組織だったのではないんでしょうか。  自主防災会の在り方について改めてお伺いしたいと思います。 257 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 258 ◆議長(新美交陽) 市長。 259 ◆市長(禰宜田政信) 自主防災組織は、地域において共助の中核をなす組織であり、地域の主体的な防災活動を担い、運営していく組織であると考えています。  議員御指摘のとおり、自主防災会の組織は町内会を母体としているため、現在、ほとんどの自主防災会の構成員は町内会の役員が兼ねていることからその任期も1年となっておりまして、複数年を通じた継続的な取組ができず、本来の大規模な災害時に地域の主体的な防災活動を担う力を十分に醸成できていないことが従来からの課題となっております。  多くの方が自主防災会の活動を経験することも必要ですが、長期的に継続する必要があり、地区によっては自主防災会とは別に自主的に防災に取り組む団体が発足され、活動を始めています。これらの団体と自主防災会が連携し、それぞれ協力しながら相互補完的に役割を果たし、今後の防災活動を推進されることを期待しております。 260 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 261 ◆議長(新美交陽) 20番。 262 ◆20番(石川輝彦) 次の質問にもつながるんですが、自主防災会の皆さんは、避難所の運営も担っていただく必要があると思っています。自主防災会の在り方について再度協議していただいて、その仕掛けづくりも検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、エとしまして、避難所についてお伺いします。  幾度となく避難所については議会でも取り上げさせていただいていますし、市民の皆さんと共に学ぶ会、災害への備えを学ぶ会というものを5年前に立ち上げて勉強させていただきながら、市にも提言をさせていただいているところです。  この1年間、新型コロナウイルスが猛威を振るい、いまだ収束を見ない状況にあり、感染症に対応するマニュアル作りも必要となってきております。  そこで、(ア)としまして、感染症対策を入れた避難所運営マニュアルの作成について、どのような考えの下に作られ、いつまでに完成させようとされているのか、お願いいたします。 263 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 264 ◆議長(新美交陽) 市長。 265 ◆市長(禰宜田政信) 令和2年7月に、愛知県が愛知県避難所運営マニュアルの別冊となる、避難所における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを公表しています。  県が作成したガイドラインを基に、令和2年9月に碧南市避難所運営マニュアルの別冊として碧南市避難所における感染症拡大防止ガイドラインを、また、避難所における感染症拡大実務マニュアルを策定し、避難所における感染症対策の考え方や実務について取りまとめている状況でございます。  碧南市避難所運営マニュアルの本編に感染症対策に関する記述をどの程度追加し、修正していくかについて、本市のマニュアルが県のマニュアルをベースに作られていることから、県マニュアルの改訂予定や、また、マニュアルとしての使いやすさなどを考慮し、次年度以降に検討してまいりたいと考えております。  また、令和3年度に予定している碧南市総合防災訓練におきましては、これらのマニュアルに基づき、感染症対策を取り入れた訓練となるよう進めてまいりたいと考えております。 266 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 267 ◆議長(新美交陽) 20番。 268 ◆20番(石川輝彦) 県は別冊で作られているんです。碧南市としてはまだまだ検討をしなければならないところが多いようですが、まず、令和3年度の総合防災訓練、感染症対策を盛り込んでいただくということで、本当にありがとうございます。これ、成功させていただきたいというふうに思います。  碧南市では、この運営マニュアルですが、防災ロッカーに入れておくものということで、以前、回答をいただいております。後ほどの質疑にもありますが、この防災ロッカーに入れちゃっておくものですから、ファーストミッションボックスを作っているものだと思っています。何を事前に知っておかなければならないものなのか、少し落ち着いてから読めばいいものなのか、しっかり精査をして、マニュアルを作っていただきたいと思います。  そして、そのマニュアルですが、それぞれの避難所に合ったものでなきゃいけないと思っています。実際に使う方々が使いやすく、そんなものでなくてはいけません。その避難所付近の町内会や自主防災会、住民を巻き込んで作成していただきたいというふうに思います。要望とさせていただきます。  次に、(イ)としまして、寺院との連携についてお伺いします。  感染症対策を頭に入れた避難所は、今まで考えていた受入れ可能人数というものが大幅に減少します。被災者はどこに避難し、生活するか。自前のテントでなのか、エコノミー症候群が発症しやすい自分の車なのか、また、被災されている自分の家なのか、様々な手段が考えられるというふうに思いますが、行政として少しでも被災者が生活できる場所の確保をする必要があるのではないでしょうか。  碧南市には幸い、寺院が多くあります。その寺院と協定等も締結して、連携を図ってはいかがでしょうか。お考えをお願いします。 269 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 270 ◆議長(新美交陽) 市長。 271 ◆市長(禰宜田政信) 県内の自治体では、令和2年8月に瀬戸市におきまして、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のため避難施設を増やし、避難所における3密を軽減する目的で、寺院と風水害時に限定した施設使用の協定を締結しております。  本市も、災害時の寺院の活用について市仏教会と協議を行っておりまして、協定締結については市仏教会の意向を伺いながら、協議を進めてまいりたいと考えております。 272 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 273 ◆議長(新美交陽) 20番。 274 ◆20番(石川輝彦) もう既に協議をしていただいていることで、本当にありがとうございます。  ある大学生が碧南市の寺院について調査した結果を手にすることができました。市内の23の寺院の方がアンケートに協力していただいております。
     避難所として積極的、どちらかというと、または一部の人ならというふうで利用してもいいよという回答は57%、利用してほしくない、どちらかというと利用してほしくないとの回答は17%だったんです。  前向きな寺院が碧南市には多いと思います。ぜひお願いしたいと思います。  次に、(ウ)としまして、福祉避難所の設置と運営方法についてに移ります。  今回、施政方針の中に福祉避難所の整備が載りました。これは、要配慮者やその家族にとっては大きな一歩であると大きく評価しています。  そこで、福祉避難所はいつ、どのように設置され、要配慮者はどのような手順で福祉避難所に避難することができるのか。さらに、福祉避難所は誰がどのように開設して運営されるのか、今のお考えをお願いします。 275 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 276 ◆議長(新美交陽) 市長。 277 ◆市長(禰宜田政信) 福祉避難所は、市民が長期にわたり避難所生活を余儀なくされている大規模災害発生時に、市の開設要請を福祉避難所協定締結事業者が受諾することで設置されます。  災害時に要配慮者は、まず、通常の指定避難所に避難していただきますが、碧南市職員非常配備体制表の第1医療班が所定の様式に従って聞き取りを行うほか、介護認定者につきましては、協定に基づき、碧南市介護サービス機関連絡協議会の協力が得られる予定となっており、聞き取った情報を碧南市職員非常配備体制表における要配慮者支援班へ報告します。  要配慮者支援班は、福祉避難所協定締結事業者の被害状況や要配慮者の状態等を考慮し、福祉避難所開設の判断や、要配慮者の福祉避難所入所の適否を検討いたします。福祉避難所の開設が可能であり、かつ入所が必要と認められる要配慮者がいる場合、要配慮者支援班は福祉避難所協定締結事業者へ施設使用の要請を行い、施設の受入れ準備が整った時点で、該当の要配慮者は施設へ移動していただき、入所をすることができます。  なお、福祉避難所の運営は福祉避難所協定締結事業者の職員、及び高齢者福祉施設については碧南市介護サービス機関連絡協議会の御協力をいただきながら運営される予定となっております。 278 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 279 ◆議長(新美交陽) 20番。 280 ◆20番(石川輝彦) 今の答弁ですが、要配慮者ということで一くくりにされているというふうに感じました。要配慮者の中には、自らの力で歩くことができない人や、自らの意思ではどうしようもできない方までいらっしゃいます。常に電源が必要な方もいらっしゃるんです。  このような重度の要配慮者の方々の避難所はあるのでしょうか。お願いいたします。 281 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 282 ◆議長(新美交陽) 市長。 283 ◆市長(禰宜田政信) 令和元年5月より、大規模災害発生時における要介護高齢者への介護サービス確保について、市担当課と介護サービス機関連絡協議会で、へきなん災害時介護支援ネットという検討会を実施しております。  この検討会において、人工呼吸器を使用している方等を対象に発電設備等を備えた避難施設が必要との意見が出ており、令和3年度予算において、市内のある施設を対象とし、必要な備蓄品等の整備費用を計上させていただいております。  この施設の運用や対象となる方への周知方法等は、へきなん災害時介護支援ネットにおいて、引き続き検討してまいりたいと考えております。 284 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 285 ◆議長(新美交陽) 20番。 286 ◆20番(石川輝彦) 発電設備等を備えた避難施設を造っていただけるということで、本当にありがとうございます。  今回は高齢者視点のようです。次は障害者視点のことも考えてお願いしたいと思います。  受入れの仕方ですが、重度の要配慮者の方々をまず避難所に行かせて、受入施設の情報を取って、そして、受入施設があれば、その施設に連れていく。これ、誰がやるんでしょうか。要配慮者本人ですか。その方に付き添っている方ですかね。親族の方が負傷されていたら、誰がやるんですか。  今の答弁で分かったみたいに、福祉避難所は原則、非公開なんです。よく障害者を持たれている方、親族の方に言われますが、私たちって、大きな地震が来ても、この家が潰れかけても、避難所に行けば邪魔者扱いされるんですよね。市長、この言葉、どう思います?今の対応ではこんな思いをされているんです。  昔、救急車のたらい回しという言葉がありました。避難所のたらい回しとならないように、そして、さっきも言いました、ある施設と答弁するのでなくて、どこの施設に配置するよとはっきり言えるように、しっかりした施策の展開を今後お願いしたいと思います。  じゃ、次に、(エ)ファーストミッションボックスグループワークの成果と今後の進め方についてに移ります。  あの分厚い避難所運営マニュアル、誰が読むんだということで指摘させていただき、今年度、危機管理教育研究所の国崎さんをお呼びし、碧南市のファーストミッションボックスを作っていただきました。ありがとうございます。  今回は13人の市民でグループをつくって、実際に体験をしながら、南プラと棚尾の公民館のファーストミッションボックスを作ったと伺っています。  今回の成果と今後の進め方についてお伺いします。 287 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 288 ◆議長(新美交陽) 市長。 289 ◆市長(禰宜田政信) まず、成果ということでございますが、大規模災害時において市職員ではなく、市民が避難所を開設、運営していくための手順書を、市民と行政が協力して作成することができたということが挙げられます。これは愛知県内では初めての事例でありまして、危機管理教育研究所理事長の国崎様からも、手順書の出来やワークショップの充実ぶりについて大変お褒めをいただいたところでございます。  現在、台風等の災害では、市職員のみで避難所を開設、運営しておりますが、大規模災害時に市職員のみで避難所を開設、運営することは非常に困難です。  そのため、今後はファーストミッションボックスを市民に周知し、また、ファーストミッションボックスを使用した実践的な訓練を重ねていくことで、市民自らが避難所運営を行っていく機運を醸成し、大規模災害時の避難所運営体制の向上に努めてまいりたいと考えております。 290 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 291 ◆議長(新美交陽) 20番。 292 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございます。  今回のグループワークに参加していただいた方からもお話を聞きましたし、出来上がったものも見せていただきました。今回作った2つの代表事例を全ての避難所に置くということもお聞きしました。  この置かれるファーストミッションボックスがその避難所に合うものとしなければいけません。いち早く改定する、そして実践訓練が必要だというふうに思っています。  その作業は、先ほども言いましたその付近の自主防災会の皆さんや、これは学校関係者も入ってくると思っています。皆さんで考えなければいけません。機運が醸成するのを待つのではなくて、積極的な仕掛けづくりをお願いしたいと思います。  次に、(3)産業と港を生かしたまちづくりについてに入ります。  まずは、ア、北部産業地(工業地)についてです。  今回、あえて北部産業地域(工業地)と括弧書きをさせていただきました。というのは、マスタープランと施政方針では産業地となっていますが、予算書では工業地となっています。  マスタープランの策定時、急に産業地と変更したことは知っていますが、あえてお伺いします。(ア)としまして、産業地と工業地の違いについてお願いします。 293 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 294 ◆議長(新美交陽) 市長。 295 ◆市長(禰宜田政信) 令和元年に作成した都市計画マスタープランでは、市北部の市街化調整区域の既存工場周辺において、名豊道路へのアクセス性を生かした生産・流通ゾーンの形成を図るとともに、多様な分野の産業の立地を検討するという整備方針があります。  9月議会での7番議員の質問でもお答えしましたとおり、現時点では製造業以外に業種を拡大する予定がありませんが、都市計画マスタープランの計画上においては、今後の社会情勢や環境の変化により、多様な分野の産業の立地や道の駅の検討など、あらゆる可能性を視野に入れていることによりまして、工業地に特化するのではなく、幅広く産業地というふうにしております。  なお、予算書や実施計画では北部工業地整備事業といった表現にしておりますが、これは、当面の間は製造業全般での工場立地を推進していくことから、短期計画の上では工業地のほうが適していると考えたためだということでございます。 296 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 297 ◆議長(新美交陽) 20番。 298 ◆20番(石川輝彦) まだまだしっかりした方向性が定まらないのかなというふうな感じを受けました。  次に、(イ)北部産業地の市としての整備状況と今後の進め方についてお伺いします。  この整備は、民間主導で行われています。しかし、この周辺の道路や上下水道等、市として整備しなければいけないものが数多くあると思っています。  既に整備は進められていますが、現在の整備の進捗状況と今後の進め方、また、近隣住民への理解活動等も含めて御答弁をお願いしたいと思います。 299 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 300 ◆議長(新美交陽) 市長。 301 ◆市長(禰宜田政信) この北部産業地におきましては、全体面積は約35.5ヘクタールであり、主な整備内容は、市道拡幅が約730メートル、新設道路整備が約90メートル、県道交差点改良が約600メートルとなっており、これに伴う用地取得が約5,260平方メートル、排水管整備が約1,800メートルとなっております。  現在の進捗状況でございますが、本事業は令和2年度から事業着手をしており、令和2年度におきましては、道路詳細設計委託や排水管詳細設計委託、農水管移設工事などを実施しており、令和2年度末での進捗率は、事業費ベースで約13.2%の予定というふうになっております。  令和3年度におきましては、現在進出が決まっている企業の操業に合わせ、必要となる市道雁道1号線道路改良工事や排水管整備工事を予定しております。  令和4年度以降におきましては、県道交差点部における用地取得及び交差点改良工事を進めていくとともに、企業の進出状況に合わせ、市道の道路改良工事や排水管整備工事などを順次実施してまいりたいと考えております。  また、周辺住民への理解活動につきましては、碧南市開発・建築事業指導要綱に基づき、隣接する地域住民への説明及び工事着手前における説明会の開催をすることとしておりまして、周辺住民の生活環境に対する影響を考慮した計画となるよう指導してまいります。 302 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 303 ◆議長(新美交陽) 20番。 304 ◆20番(石川輝彦) この事業を成功させるためには、やはり周辺住民の理解が必要不可欠だと思います。開発業者のみに頼るのでなくて、市としてもしっかりした理解活動をお願いしたいと思います。  答弁になかったものですから、1点確認させていただきたいと思います。  令和元年6月議会でも質問させていただきましたが、この西端地区から国道23号線までのルートについて、この後の愛知県や安城市との調整というものは進んでおられるんでしょうか、確認させていただきます。 305 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 306 ◆議長(新美交陽) 市長。 307 ◆市長(禰宜田政信) 御指摘の北部産業地から国道23号線までのアクセスルートにつきましては、令和元年の6月議会でもお答えをしておりますが、本市としても重要な路線であると認識をしているところでありますが、今後の整備状況や交通量等を考慮する中で、愛知県及び安城市と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。 308 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 309 ◆議長(新美交陽) 20番。 310 ◆20番(石川輝彦) 当時の答弁とあまり変わらない答弁でありがとうございます。進展はないのかなと思いました。  この道路、この北部産業地、工業地の要となる道路だと思っています。真剣に前に進めていただくようお願いしておきます。  先ほど申しました企業の進出も、ここは民間で行われております。なかなか私たちの耳に入ることができません。知りません。  今、この周辺を見ると、工事中の場所も出てきています。やっとの思いで許可を得た産業地です。今の碧南市の発展を担うためにも、この北部産業地を成功に導かなければならないと思っています。  そこで、(ウ)としまして、進出企業の状況と市としてのPRについてお伺いしたいと思います。 311 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 312 ◆議長(新美交陽) 市長。 313 ◆市長(禰宜田政信) 令和元年10月の都市計画マスタープランの改定後の新たな企業立地の状況についてお答えをします。  市内踏分町に本社がありますクサマ工業株式会社から、雁道町2丁目地内におきまして農地転用及び開発の申請書が提出され、令和3年1月19日に許可されております。  既に敷地造成工事の準備に入っており、造成工事完了後に工場建設に着手される予定でございます。代表者からは、令和4年秋頃の操業を考えていると伺っております。  ほかには、安城市に本社がございます大浜運輸株式会社から、雁道町2丁目地内、クサマ工業の西側に当たる部分ですが、農業振興地域の除外に関する申請があり、現在、農業水産課におきまして、公告、縦覧を行っております。  大浜運輸株式会社は、新規事業として自動車関連部品の製造に参入する意向があり、そのための工場を新設する用地であると伺っております。農業振興地域の除外申請が認められましたら、農地転用や開発許可申請の段階を経て、工場建設に着手される予定であります。  この2社以外の進出状況ですが、ディベロッパーや建設事業者等から問合せや相談が数多く寄せられておりますが、具体的な申請には至っておりません。  続きまして、市としてのPRについてお答えをいたします。  都市計画マスタープラン改定直後に、碧南商工会議所が会員企業向けに毎月発行されております会報に、北部産業地での工場立地が可能となった旨をお知らせするチラシを同封していただきまして周知をいたしました。  また、4月から新設いたします北部産業地に進出する市内中小企業の工場建設に係る初期投資の一部を補助する碧南市中小企業北部産業地進出促進事業補助金の詳細を、市内企業支援情報サイトでありますへきなん企業応援NAVIにおいて掲載し、PRを行っております。  また、事業内容を案内するチラシも碧南商工会議所会報に同封していただき、周知に努めております。  さらに、企業を訪問する際には、工場拡張や工業用地の取得についての意向を確認する中で、経営者の方に北部産業地を紹介しております。  いずれにしましても、北部産業地への企業立地がスムーズに進むよう、商工課を中心に企業に対するサポートを全力で行ってまいります。 314 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 315 ◆議長(新美交陽) 20番。 316 ◆20番(石川輝彦) 数多くの問合せがあるようですが、この近隣市でも、工業用地、工場団地、造成ラッシュだと思います。碧南市で建設して操業することのメリット、これをしっかり出して、それをPRすることが大切だというふうに思います。この事業が成功するように、市長自らが広告塔となって、率先した活動をお願いしたいと思います。  次に、産業地と同時にマスタープランで変更ができた居住地についてお伺いしたいと思います。  変更ができたものの、既に山下町では居住地として適さないということで、別な活用方法が検討されておりますが、ほかに立山町、丸山町も居住地として変更されています。現在、どのようなスケジュールで居住地にされようとしているのか。  (エ)としまして、居住地の整備についてお伺いします。 317 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
    318 ◆議長(新美交陽) 市長。 319 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市都市計画マスタープランに記載してございます新たな住宅地につきましては、昨日の19番議員でお答えしたところでございます。  山下町につきましては、9月の部会でも報告させていただきましたが、将来、2号地多目的グラウンドに大規模工場が立地する際の代替施設の候補地の1つとして考えてまいります。  丸山町につきましては、現在、市街化区域への編入に向けて、愛知県と協議を重ねているところでございます。  また、立山町につきましては具体的な進捗には至っておりませんが、市街化区域編入に向けた整備手法の検討などを行ってまいりたいと考えております。 320 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 321 ◆議長(新美交陽) 20番。 322 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございます。  立山町、丸山町、マスタープランには鴻島町も入っていたと思いますが、産業地として歩調を合わせるように取組をお願いしたいと思います。  そして、山下町におきましては、今、2号地多目的グラウンドを代替地としてという答弁がありましたが、それには関係する事業も多くあると思います。一緒に前に進めていただきたいと思います。  次に、施政方針の中に、持続可能な社会の構築をするために将来を見据えた事業を推進するとあります。これはSDGsのことであると捉えて、イとしまして、SDGsの目標の設定についてお伺いします。  このSDGsにつきましては、令和元年12月議会に取り上げさせていただきましたが、その結果かどうか分かりませんが、第6次総合計画にもそれぞれに、この17の目標を掲載していただきました。  ちょうど1年前、愛知県ではSDGsのガイドブックを作成し、それぞれ17の目標に対して何をしていくのか細かく書かれたものを発行しております。  碧南市においてもその17の目標に対して何をしていくのか、どのような社会を目指していくのかを明確に市民に伝える必要があるのではないでしょうか。お考えをお願いしたいと思います。 323 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 324 ◆議長(新美交陽) 市長。 325 ◆市長(禰宜田政信) SDGsの17の目標につきましては、官民ともそれぞれの立場で推進する必要があると考えております。  今年度策定いたしました本市の最上位計画であります第6次碧南市総合計画や第2期碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略にSDGsについて掲載をいたしました。また、現在策定を進めております第3次碧南市環境基本計画におきましても掲載を予定しており、計画づくりだけではなく、行政が行う施策、事業につきましては何らかの形でSDGsの推進に寄与しているものと考えており、幹部職員を対象とした研修会などを計画しているところであります。  今後、各所管において行われる事務事業がSDGsのどの項目に該当するのかというだけでなく、どのように行うとより一層SDGsの理念を推進できるのかといった仕事のカイゼンを意識して職務を遂行するよう、職員への啓発に努めてまいります。  本市は臨海工業地帯の造成により目覚ましい発展を遂げ、豊かな生活基盤を造り上げてきました。また、海、川、湖と水に囲まれた地形であることから、本市には種の保存や近年のプラスチックごみなどによる海洋汚染について、市民の皆さんへの意識や行動の変化を促すイニシアチブが求められていると考えております。  幸い、本市は、絶滅危惧種の繁殖で実績のある海浜水族館やビオトープといった特徴的な施設を有しております。これらをうまく活用することで、SDGsが目標とする社会の実現について幅広い世代の市民にアプローチをしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 326 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 327 ◆議長(新美交陽) 20番。 328 ◆20番(石川輝彦) しっかり勉強して、前に進めていくという力強い答弁だと思います。  このSDGsは官民ともにそれぞれの立場で推進していかないかん、これは理解していますが、民間が推進するためには行政がどのような関わりを持って、どのように手助けをしていくのか、これも必要になってくると思っていますし、これも行政の仕事であると思っています。市民に寄り添った取組をお願いしておきます。  次に、(4)誰もが笑顔で元気に暮らせるにぎわいのあるまちづくりについてに移ります。  元気に暮らせるにぎわいのあるまちということで、協働社会に特化してお聞きしたいと思います。  まずは、竜の子街道プロジェクトについてお伺いします。  今年はコロナ禍ということもあって、なかなか事業が展開できなかったと思います。4市の税金を使って、プロにお願いしている事業です。この状況下でもやれる事業を見つけ出して、成功に導かれているものと思います。  そこで、アとしまして、竜の子街道プロジェクトの活動状況と今後の展望についてお願いしたいと思います。 329 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 330 ◆議長(新美交陽) 市長。 331 ◆市長(禰宜田政信) 竜の子街道プロジェクトは、西尾市、碧南市、半田市、常滑市の4市が連携をし、共通の醸造事業を生かし、新たな観光ルートを造成することで、地域間交流人口の増加や来日外国人を含む観光客の誘客を図るプロジェクトで、平成28年度から事業が開始をされております。  今年度の活動状況でございますが、上半期に予定をしておりました全ての事業が新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となりました。  こうした状況の中で、昨年実施しました名古屋駅発着で4市の酒蔵を巡るバスツアーが大変好評だったことから、竜の子街道関係市を周遊するバスツアーの造成や、市内外へのPR活動を展開する事業に係るプロポーザルを新型コロナウイルス感染拡大が一旦落ち着いた9月に実施し、選定業者と事業の計画を進めておりました。  しかしながら、その後の第2波、3波の影響により、下半期に予定をしておりました事業も軒並み中止せざるを得ない状況となっております。  ただ、3月1日から竜の子街道・食の回遊促進事業を開始しております。これは4市にある特定の飲食店で特典を受けられる竜の子クーポンを配布し、これを使用すると使用した店舗が再度クーポンを発行することにより、再度の来店を促すという仕組みの事業でございます。  この事業の周知につきましては、先月末まで緊急事態宣言が発令されておりましたので、大々的なPRはできませんでしたが、宣言が解除されましたので、今後は積極的に情報発信をしてまいります。  なお、事業は年度をまたいで今年の6月末までとなっております。  今後の展望といたしましては、市単独ではできない広域観光の強みを生かしながら、共通のテーマである醸造をキーワードとし、引き続き4市で連携し、新たな観光ルートの造成や地域間交流人口の増加を図る事業を積極的に進めてまいりたいと考えております。  また、新型コロナウイルス感染拡大前に力を入れておりましたインバウンドにつきましては、外国人観光客の訪日が今しばらく見込めない状態でございますので、自宅から30分から1時間圏内での地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光といったマイクロツーリズムも視野に入れながら、このプロジェクトのさらなる発展を目指してまいりたいと思います。 332 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 333 ◆議長(新美交陽) 20番。 334 ◆20番(石川輝彦) 軒並み中止ということで、大変残念な事業だったと思います。  アピールする手法というものは数多く、まだあると思っています。例えば、動画で4市を紹介してPRもできますし、テーマでもある醸造業の土産物をアピールして購入サイトを立ち上げるとか、少しでも4市の地場産業を応援するとか。  幾度となく一般質問を通じてエールを送って、成功を願っている1人です。令和3年度は令和2年度の巻き返しも含めた事業展開となるように強く要望しておきたいと思います。  次に、イ、碧南市協働のまちづくりに関する条例の検証についてをお伺いします。  この条例は平成22年にへきなんの協働を考える会という市民の皆さんが提言され、それに基づいて平成25年4月1日から施行されています。この条例施行から8年が経過しようとしています。  この条例の第23条には、検証について記載されています。  先日、隣の高浜市では毎年、市民を公募し、検証しているとの報道もありました。  碧南市はこれまで検証したことがあるのでしょうか。現在の状況と、市民を巻き込んだ検証の必要性について、お答えをお願いしたいと思います。 335 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 336 ◆議長(新美交陽) 市長。 337 ◆市長(禰宜田政信) 市民協働の推進の検証ということでございますが、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略で設定した数値目標の実績報告において毎年検証をしております。  具体的な項目内容としては、市政アンケートの市民協働に関する満足度、市民活動センターでの人材バンク登録者数及びボランティア登録団体数、地域まちづくり組織の数等がございまして、少しずつではございますが、市民協働の推進ができていると認識をしております。  高浜市の場合は、市民公募による審査委員会で、個人市民税の5%の額を市民予算枠として、使い道を審査、評価などしているとのことですが、協働全体の進捗をチェックする仕組みはなく、総合計画の進捗状況で読み取っているということでございます。  市民を巻き込んだ検証につきましては、第6次総合計画策定に向けた総合計画審議会において第5次総合計画の進捗状況についても検証しておりますが、市民協働推進の進捗状況や方向性の確認も必要であると思いますので、地域まちづくり組織の設置を目指す団体の代表者が意見交換するような機会などを検討してまいりたいと考えております。 338 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 339 ◆議長(新美交陽) 20番。 340 ◆20番(石川輝彦) この条例をつくった当時ですが、私も自治基本条例の必要性を訴えた1人でありまして、今回も質問させていただきました。  当時からは、私たちを取り巻く環境というものはかなり違っていると思っていますし、ニーズも変わってきていると思っています。この変化に対応するためには、常に検証していくことが必要だと思っていますので、まずは早期の検証とその報告をお願いしたいと思います。  それでは、件名1を終わって、次に、件名2、教育行政方針についてに移りたいと思います。  今年1月26日、文部科学省に置かれています中央教育審議会で答申が取りまとめられて発表されました。  (1)としまして、中央教育審議会の答申を受けて、碧南市教育委員会の進め方について2点お伺いしたいと思います。  まず、GIGAスクール構想から、アのICTを活用した教育のハイブリッド化の進め方についてです。  令和の日本型学校教育の構築に向けてICTは必要不可欠であり、これまでの実践教育とICTを最適に組み合わせることで様々な課題を解決し、教育の質の向上に結びつけることが必要であると述べられています。そして、具体的な行動として、ICTの活用や、対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導の充実を打ち出されております。  碧南市ではタブレット導入と使用方法のお考えを変えていただきまして、12月議会では家庭でのWi-Fi環境にも着手していただいたところであります。  そこで、今回答申された教育のハイブリッド化について、今のお考えと今後の対応についてお願いしたいと思います。 341 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 342 ◆議長(新美交陽) 教育長。 343 ◆教育長(生田弘幸) 令和3年1月の中央教育審議会の答申に、教員が先端技術を活用し、児童生徒に対話的、協働的な学びを実現することが必要だとし、教員が対面指導と遠隔・オンライン教育との両者をこなすハイブリッド化によって、個別最適な学びと協働的な学びを展開する学びの在り方が示されました。  具体的には、学習履歴(スタディ・ログ)を活用して個別最適化した指導の充実や、教員による対面指導に加え、目的に応じた遠隔授業や、オンデマンドの動画教材を取り入れた授業の展開をすることなどが挙げられました。  また、不登校などの多様な児童生徒を対象としたICTを活用した学習支援や、オンラインを活用した学びの保障などの例も示されました。  子供たちが集合して先生から直接学ぶ、共に学習することは、何よりも大切なことだと考えております。しかし、オンラインでの学習により、児童生徒それぞれの学習の進捗状況が把握でき、個に応じたきめ細やかな指導が充実できることも大切であると考えております。  子供たちが対面によって相互啓発されながら進める協働的、探究的な対面指導と、オンラインを活用した学びなど、それぞれのよさを十分検討し、子供たちのよりよい成長につなげていくことができるよう、適切な指導を行っていきたいと考えております。  以上です。 344 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 345 ◆議長(新美交陽) 20番。 346 ◆20番(石川輝彦) ありがとうございます。  私自身、8年ぐらい前にこのタブレット導入を訴えさせていただいて、やっと導入できたタブレットです。  対面指導、オンライン指導、それぞれいいところがあると思います。うまく使い分けて、今の子供たちに適した授業と指導をお願いしたいと思います。  続きまして、小学校英語専科事業から、イ、令和4年度からの小学校5年、6年生における教科担任制度についてお伺いします。  来年度、授業の質の平等性を保つため、非常勤講師を配置し、学習の効果の向上を目指すとあります。  今回出された答申には、1年後の2022年度より、小学校の5年生と6年生に、理科、算数、英語の教科を対象に教科担任制を導入するとあります。  ということは、今回、この平等性を保つために非常勤講師を配置していただきましたが、来年度というものはこれを対応するための準備期間にもなると思います。現段階で、今後の対応の予定を、お考えをお願いしたいと思います。 347 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 348 ◆議長(新美交陽) 教育長。 349 ◆教育長(生田弘幸) 令和3年の1月の文部科学省の中央教育審議会の答申では、令和4年度をめどに、小学5、6年生の外国語や理科、算数の授業に教科担任制を導入するよう求めています。児童一人一人の学習の理解度や定着度を向上させることが狙いの1つです。教員にとっても授業準備の効率化が進むことできめ細やかな指導が可能になり、授業の質が向上すると考えられます。  碧南市では、市費の小学校英語専科教員をいち早く導入しております。専門性の高い教員が担当する分、授業の創意工夫が進み、中学校段階の学習へのスムーズな移行ができつつあります。  さらに、教科担任制によって小学校の教員の授業数の軽減や授業準備の効率化により、学校教育活動の充実や教師の負担軽減に資するものであります。  そこで、県の教員定数の増員や、小学校における教科担任制の実施方法等について、国や県の動向を注視しながら、教科担任制を進めていきたいと考えております。  以上です。 350 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 351 ◆議長(新美交陽) 20番。 352 ◆20番(石川輝彦) 多くの課題はあると思います。少人数学級と一緒か一緒でないか分かりませんけど、碧南市だけが違う方針だとか、取り残されることがないように、しっかりとアンテナを張っていただいて準備していただきたいと思います。  次に、(2)美術館収蔵庫の増設及び既存施設の改修事業の目的と費用対効果についてお伺いしたいと思います。  平成31年度の当初予算で取り組み始め、入札不調のため流れ、今回、再度提案がされました。  建設当時は建設費約7億円、そして、今回の増設と改修でほぼ同じ金額の6億7,700万円余です。このことをどのように市民の皆さんに説明すればよいんでしょうか。まだ、美術館は開館後12年。これで老朽化対策。そして、多くの美術品を頂いたから収蔵庫が足りない。これだけの理由では、市民は納得いかないと思っています。  今回、施政方針ではなくて、教育行政方針の中に、「美術館の魅力をさらに増すことで、まちづくりの拠点施設としての役割も果たしていきたい。」とあります。これが改修事業の目的の1つであると思いますが、もう少し市民の皆さんに分かりやすく、また、費用対効果も含めて御答弁をいただきたいと思います。 353 ◆教育部長(岡崎康浩) 議長、教育部長。
    354 ◆議長(新美交陽) 教育部長。 355 ◆教育部長(岡崎康浩) まず、今回の事業の目的でございますが、収蔵庫増設につきましては、開館以来、非常に多くの篤志家の皆様から美術作品等の寄贈、寄託をいただくことで、収蔵庫は非常に手狭な状態になっているところであります。今後も作品収集活動を継続するためにも、必要な工事であるというふうに考えております。  この作品の収集、保管につきましては、美術館の大きな使命の1つであり、博物館法でもしっかりと定義がされているところでございます。貴重な歴史や芸術的な資料などを守り、後世へ継承していくことも重要な役割ではございますけれども、博物館法では、それらの作品、資料を展示し、国民の教育、学術及び文化の発展に寄与することも重要な目的とされているところでございます。  よりよい作品、貴重な作品を多く持つことが美術館の評価につながります。それにより、よりよい企画展、質の高い企画展を開催できることにもなります。それが広く市民の芸術・文化の向上にも大きく寄与するものであるというふうに考えております。  次に、改修工事についてでございますけれども、美術作品を安全に積卸しができる搬入口の整備をはじめ、消防法適合化工事、あるいは結露防止対策など、来館者や作品展示にとって良質な環境を整えるとともに、作家や他の美術館が安心して作品を貸し出すことのできる美術館となるためには、最低限必要な工事であるというふうに考えております。  次に、費用対効果についてでございます。  今回は収蔵庫の増設でありますので、数字的に申し上げることは困難でありますが、昨日の19番議員や先ほどの4番議員へお答えをさせていただきましたが、美術館は開館以来、約77万人の来館者があり、大浜地区の集客施設として、また、まちづくりの拠点施設としてなくてはならない施設であるというふうに考えております。  今回のリニューアルによりまして美術館の魅力をさらに増し、碧南駅周辺整備や新たな店舗の進出による相乗効果によって、大浜地区、あるいは碧南のさらなるにぎわいの創出につなげてまいりたいというふうに考えております。  また、美術館本来の目的であります新しい芸術を身近に提供することで、市民の芸術・文化の向上を支援し、学校との連携による美術館学習や出前講座などによりまして、子供たちの情操教育にも貢献していくこと、また、ワークショップを通しまして、子供から大人まで創作の楽しさを提供すること、さらには、企画展や、あるいはメディア等を通して情報発信の効果を上げていくことで、その役割を果たしていきたいというふうに考えております。  以上です。 356 ◆20番(石川輝彦) 議長、20番。 357 ◆議長(新美交陽) 20番。 358 ◆20番(石川輝彦) 様々な角度から答弁いただきましてありがとうございます。  この美術館の増改築にしても、今回出しませんでしたがスケートボードパークにしてもビーチコートにしても、極端なことを言えば条例改正1つにしても、1つの単体の事業として見るだけではなくて、この事業を行うことでどれだけ市政発展に結びついていくのか、市民の福祉向上に結びついていくのか、これをしっかり考えて、目的を持って、事業展開していく必要があると思っています。  これが数字には出ない行政の費用対効果だというふうで思っています。今後も引き続き共に考えて、共に取り組んでいきたいと思います。  最後に、鳥居市民協働部長、そして神谷議会事務局長をはじめとしますこの3月で退職される職員さんに、これまでの市政発展の御尽力に感謝申し上げるとともに今後のサポートをお願いしまして、市民クラブとしての総括質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 359 ◆議長(新美交陽) 以上で、石川輝彦議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 16分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 25分 再開) 360 ◆議長(新美交陽) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、鈴木良和議員の総括質疑を許します。 361 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 362 ◆議長(新美交陽) 13番。 363 ◆13番(鈴木良和) 皆さん、こんにちは。志政会の鈴木良和です。  議長より発言の許可をいただいたので、申出書に基づき、一問一答方式にて質問させていただきます。執行部におかれましては前向きな御答弁をよろしくお願いし、質問に入らせていただきます。  今年度は、2件の大きな下水道工事事故が発生しました。事故に遭われた方々の心と体の早期回復をお祈りしています。  過去に開催された経済建設部会にて2件の事故の報告がされ、部会員から質問されていましたが、分からない点、聞き漏らした点などについてお聞きします。  件名1、下水道工事について。  (1)発注件数について。  直近の推進工事及び面整備工事の発注件数についてお聞きします。 364 ◆総務部長(奥谷直人) 議長、総務部長。 365 ◆議長(新美交陽) 総務部長。 366 ◆総務部長(奥谷直人) 直近3年間の実績で申し上げます。  推進工事は、令和2年度7件、令和元年度9件、平成30年度1件、面整備工事は、令和2年度10件、令和元年度12件、平成30年度14件であります。 367 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 368 ◆議長(新美交陽) 13番。 369 ◆13番(鈴木良和) それでは、(2)落札率について。  平均的な請負率についてお聞きします。 370 ◆総務部長(奥谷直人) 議長、総務部長。 371 ◆議長(新美交陽) 総務部長。 372 ◆総務部長(奥谷直人) こちらも直近3年間の実績で申し上げます。  推進工事の落札率の平均は、令和2年度86%、令和元年度84%、平成30年度79%、面整備工事の落札率の平均は、令和2年度86%、令和元年度89%、平成30年度90%であります。 373 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 374 ◆議長(新美交陽) 13番。 375 ◆13番(鈴木良和) それでは、近隣市の落札率の平均についてはいかがでしょうか。 376 ◆総務部長(奥谷直人) 議長、総務部長。 377 ◆議長(新美交陽) 総務部長。 378 ◆総務部長(奥谷直人) 碧海5市における令和元年度の実績で申し上げます。  刈谷市94%、安城市93%、知立市91%、高浜市94%であります。 379 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 380 ◆議長(新美交陽) 13番。 381 ◆13番(鈴木良和) 御答弁ありがとうございます。  今回、この平均を見ますと、碧南市、今88.0%。5ポイントぐらい、ちょっと落札率が低いというもの、数字的には感じてしまうんですけど。これ、(3)等の事故についてのあれにも関係するかもしれませんので、答弁ありがとうございました。  続きまして、(3)令和2年度の工事事故について。  この場でどうのこうのと質問することではないかもしれませんが、これは会社組織の中での問題であります。  公共事業での事故は、市民の安全・安心を脅かしかねません。雑な工事は、将来、道路陥没など、市民生活に影響してくるものと考えています。事故を解決するためには、私たち一人一人が自分中心の考えをやめて、道徳心を高めていくしか方法はないと考えます。  人それぞれ、物差しがあると思います。相手の物差しに合わせて十分考えないと、失敗する率も高くなると考えます。  市民の安全・安心を損なう工事については、目をつぶることができませんので、公共工事は市民の安全・安心を軸に、丁寧な工事を進めてもらいたいものです。  しかし、今年度、3件の事故が発生し、うち2件が工事で発生しています。工事2件の発生事故について、市議会協議会、経済建設部会で報告がありましたが、再度、事故概要をお聞きします。 382 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 383 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 384 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 答弁に先立ちまして、碧南市が発注しました下水道工事におきまして事故を発生させてしまい、工事の発注者としておわび申し上げます。また、負傷された作業員の方のお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復をお祈り申し上げます。  それでは、質問に対して答弁させていただきます。  1件目は、令和2年9月2日に新道町で起きた下水道の開削工事で、配置すべき指揮責任者が現場に不在であったこと、掘削作業中の土留め支保工に不備があったことなど、設計書どおりの現場施工が実施されなかったことにより土砂が崩落し、掘削内にいた作業員が土留め材に挟まれて負傷したというものであります。  2件目は、令和3年1月26日に千福町で起きた下水道の推進工事で、材料搬入のダンプトラックの後ろアオリをロックピンで固定せず開けたこと、転落防止柵が不十分であったことなどにより、ダンプトラックの後ろアオリが車両から外れて立て坑内に落下し、作業員に当たり負傷したというものであります。 385 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 386 ◆議長(新美交陽) 13番。 387 ◆13番(鈴木良和) ありがとうございます。  私、建築というか、そちらのほうの関係なものですから、土木はあんまり存じないんですけど、矢板が少し足らないというか、そういう事故だと思うんですけど。  プロの方から見ると、その土壌が固かったために、5本入れるところを3本ぐらいでいいやというふうな思いであったかもしれないんですけど、けれども、そこで大きいダンプが行き来したりだとか、そういうふうにすれば壊れるというか、そういう事例もあるものですから、5本入れなさいよという意味で成っていると思うんですけど、そこのところ、長年の勘というものが悪い方向に成ったかなというふうに思ったりしてしまいます。  1件目の事故については、設計書どおりの現場施工がされていないという雑な工事がされていた。また、2件目の事故も、マニュアルどおりに作業されていなかった。このような大きな事故に対して、資格停止期間2ヵ月とか、いろいろあると思うんですけど、どのように決定されたのか、お聞きします。 388 ◆総務部長(奥谷直人) 議長、総務部長。 389 ◆議長(新美交陽) 総務部長。 390 ◆総務部長(奥谷直人) 入札参加停止の措置の期間につきましては、碧南市競争入札参加停止等措置要領に基づき判断をしております。  1件目の事故については、ここで定める入札参加停止措置要件の6つの要件、具体的には、安全管理措置の不適切により生じた工事等関係者事故はじめ虚偽記載、契約違反、建設業法違反行為、不正又は不誠実な行為及び碧南市公契約条例違反の6つの要件に該当した案件であったため、11ヵ月の入札参加停止措置になったものであります。  2件目の工事の事故につきましては、安全管理措置の不適切により生じた工事等関係者事故の1件のみの該当であったため、2ヵ月の入札停止措置としたものであります。  以上です。 391 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 392 ◆議長(新美交陽) 13番。 393 ◆13番(鈴木良和) 今の御答弁を聞いていると、正直言って、えっと疑っちゃうような申告漏れというか、きちんと報告されていなかったというか、提出されていなかったというもんで、びっくりした次第でございます。  例えば、正常、正確、無事故な工事をしている業者には、加点するということはできないか。そのような方法というか、それについてお聞きします。 394 ◆総務部長(奥谷直人) 議長、総務部長。 395 ◆議長(新美交陽) 総務部長。 396 ◆総務部長(奥谷直人) いわゆる優良工事施工業者への加点は可能かということでございますが、市入札審査委員会入札事務執行要領において、市内業者の格付をするときは、前年度の碧南市発注工事の工事成績点数により加点または減点する制度がございます。  加点については、1工事当たり80点以上の点数を取得した場合、または年に3件以上の工事を施工し、その平均点が80点以上であった場合、逆に、減点については、1工事当たり60点未満の点数を取得した場合、または年に3件以上の工事を施工し、その平均点が65点未満であった場合となります。 397 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 398 ◆議長(新美交陽) 13番。 399 ◆13番(鈴木良和) 私、皆さんも素人だと思うんですけど、例を言うと、交通違反の罰則とか。そうすると、仮に駐車違反で、1点だとか、2点だとかという、ありますよね。そのほか、仮にいろいろ違反して、累積して免停、下手をすると取消しというふうになってくると思うんですけど。工事事故を起こしている業者は、このような対策も考えてみてはと素人なりに思ってしまうんですけど。答弁のほうは結構でございます。  事故が発生した工事の請負率についてお聞きします。 400 ◆総務部長(奥谷直人) 議長、総務部長。 401 ◆議長(新美交陽) 総務部長。 402 ◆総務部長(奥谷直人) 事故が発生した2つの工事の落札率はともに86%でありました。 403 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 404 ◆議長(新美交陽) 13番。 405 ◆13番(鈴木良和) (4)工事事故後の対応策について。  私、部長のほうから頂いた資料なんですけど、1件目の予定価格が大体1億480万円、契約金額が9,034万円、マイナス約1,440万円。2件目の予定価格は1億1,223万円、契約金額が9,660万円、マイナス1,563万円ほど。普通でいうと値引きが1,500万円ぐらい。  86%がということで工事事故の原因と見るというのはないとは思うんですけど、その中の100分の1ぐらいが、その落札率というか、契約金額のその辺になっているような気もせんでもないんですよね。  この事故が発生した業者に対し、どのような対応されたか。また、市はどのような対応されたのか、お聞きします。
    406 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 407 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 408 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 1件目の開削工事の請負業者へは、現場に従事する作業員名簿の追加や、掘削及び土留め支保工の作業手順書の作成など、提出書類の見直しを行いました。  また、現場の管理としましては、工事写真撮影管理箇所を増やすとともに、インターネット回線を活用したライブ映像の確認ができる体制を整えました。  2件目の推進工事の請負業者へは、会社内での土木工事に関する安全管理を、現場においては、下請業者を含めた関係者全員に、今後の作業に関する安全教育の徹底と報告を求めました。  また、現場作業では、車両や重機等の使用は取扱説明書を遵守し、開口部のない密閉型転落防止柵の設置を義務付けました。  さらに、両工事とも作成した作業計画書や危険防止のための安全対策についても、関係する作業員への周知徹底を指導いたしました。  次に、発注者側が実施する対応としましては、市内入札参加登録業者に対し、安全管理の徹底について文書を通知すると同時に、安全活動記録の確認及び現場の巡視パトロール回数を増やしました。  また、企業の役員の方々と公共工事の安全対策について意見交換を行いました。  さらに、市としては初めての試みでありますが、労働基準監督署の職員を講師に招いて、公共工事の安全管理に関する講習会を3月19日に開催する予定であります。 409 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 410 ◆議長(新美交陽) 13番。 411 ◆13番(鈴木良和) 3月19日に開催する予定でありますというふうなところで、しっかりと業者と市関係者の皆さん、勉強をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  (5)下請について。  ア、事故工事2件の下請状況について。  下請工事の内容、金額について、それぞれお聞きします。 412 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 413 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 414 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 1件目の開削工事の下請内容は、開削工の一部、推進工の全部及び舗装切断等の附帯工であり、その金額は約5,260万円であります。  2件目の推進工事の下請内容は、推進工の全部、マンホール工及び舗装切断等の附帯工であり、その金額は約7,020万円であります。 415 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 416 ◆議長(新美交陽) 13番。 417 ◆13番(鈴木良和) ありがとうございます。  イ、請負金額に対する下請金額率について。  それぞれの請負金額に対する下請金額の率についてお聞きします。 418 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 419 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 420 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 1件目の開削工事は約53%で、2件目の推進工事は約73%であります。これは、推進工事が特殊な工法であり、その工種を全て下請業者に施工させるため、下請金額が高くなっております。 421 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 422 ◆議長(新美交陽) 13番。 423 ◆13番(鈴木良和) ありがとうございます。  結構、この数字で見ますと、元請から下請へ流すと言っちゃなんですけど、率がぼちぼち高いなという気もせんでもないですね。  特殊な工事ということをお聞きしたものですから、多分、ネットで検索すると、トンネルですか、そのような特殊な工事で、持ってみえないから借りると意味で、それがどんと下請さんの率が上がるという意味で。分かりました。  そこで、先ほど言ったみたいに、値引きがどうしても1,500万円だとか、そういうことになっていっちゃうと、そこの、大きいものですからなるかなとは、ちょっと頭をぱっとかすめてしまいます。  続きまして、ウ、安全管理の体制について。  安全管理を行う上でどのような体制が必要なのか、お聞きします。 424 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 425 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 426 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 労働安全衛生法等に基づき、元請業者は統括安全衛生責任者と元方安全衛生管理者を、また、下請業者は安全衛生責任者を選任した安全管理体制を確立して、工事現場の災害防止に努めることとなっております。 427 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 428 ◆議長(新美交陽) 13番。 429 ◆13番(鈴木良和) じゃ、それでは、それぞれの役割についてお聞きします。 430 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 431 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 432 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 元請業者が配置します統括安全衛生責任者は、現場の安全衛生管理に関する統括的な指揮及び管理を行います。また、元方安全衛生管理者は、技術的な管理を行います。具体的には、作業現場の巡視や作業間の連絡調整及び下請労働者の安全衛生教育に対する指導や援助並びに工程や機械配置等に関する計画や指導などであります。  下請業者が配置する安全衛生責任者は、元請業者の統括安全衛生責任者と下請関係者との連絡調整及び実施計画の作成並びに労働災害の危険確認などであります。 433 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 434 ◆議長(新美交陽) 13番。 435 ◆13番(鈴木良和) ありがとうございます。  それでは、当日、事故発生の現場はどうだったか、お聞きします。 436 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 437 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 438 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 1件目の開削工事におきましては、下請届が提出されていない業者が作業しており、下請業者が配置する安全衛生責任者だけでなく、元請業者が配置する統括安全衛生責任者や元方安全衛生管理者も、事故当日は現場に不在でありました。  2件目の推進工事におきましては、元請業者並びに下請業者の各責任者は配置されており、事故当日も現場で作業をしておりました。 439 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 440 ◆議長(新美交陽) 13番。 441 ◆13番(鈴木良和) 正直言って、1件目は論外と言っちゃなんですけど、ちょっと言葉は悪いんですけど、私も職人をやっていて、やっぱり朝起きてからお母ちゃんとけんかして、行ってきますって出ていくと、まだもやもやがどこかにあって、やはり監督さんの注意事項だとか忘れがちで、かんとなって、そのままやっちゃえというのが。本当に微々たる部分が積み重なって大きな事故につながるという、私も経験をしていますものですから、それが自分自身が被るんだったらまだしも、他人さんを巻き込むような、そういう。  また後で言うんですけど、モラルだとか道徳は、教育長の前であれなのでしゃらくさいと言われるかもしれませんけど、それがきちんとしていないと、根本が悪いと、要するにいいことは起きないと。  そういうふうにも、叱るだけじゃなくて、先ほど言ったみたいに、いろいろ人間、物差しがあるんですから、そこら辺、業者なり、市、磯部部長がうまいこと皆さんに周知する、させるような腕を見せていただきたいと思います。  (6)工事における影響について。  このような事故が発生すればその影響はとても大きく、施工業者は道徳や信頼関係を尊重し、責任感ある工事の施工をすることが大前提と考えますが、本市のお考えをお聞きします。 442 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 議長、開発水道部長。 443 ◆議長(新美交陽) 開発水道部長。 444 ◆開発水道部長(磯部悟嗣) 下水道工事での事故の発生は、工事を中断し、完成が遅れることにより、下水道への接続を予定しておる市民の方々にも影響が出ます。その影響力は計り知れないものと認識をしております。  今後は、このような事故を発生させないよう公共工事の安全管理について工事施工者に再認識していただくこと、関係する全ての作業員に周知徹底し、市民の皆様が安心できる事故のない公共工事を監督指導してまいります。 445 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 446 ◆議長(新美交陽) 13番。 447 ◆13番(鈴木良和) よろしくお願いいたします。  仕事の最大のパワーは、逆行するんですけど、アナログであり、マンネリ化という方が、私もなんですけど、みえます。これをデジタル化の流れにどのように組み合わせていくか、両方の矛盾をどのように合成させるかが課題となってくると思います。  過去にも耐震偽装建築などのため、やり直し工事になった事例もあります。正直者が得をする、また、モラルがある工事を、後世に技術を伝承していってほしいと思っています。  起きた事故の原因を正しく報告し、改正していかなければ、今後生き残れなくなると思います。碧南市の下水道工事事故1年間ゼロといった提案を、元請、市、下請両輪で遂行していかれますようよろしくお願いいたします。  続きまして件名2、庁舎及び市関係施設の有効活用について。  市内の飲食店を応援するため、県庁や他市市役所の駐車場をキッチンカーの一時的な設置場所として貸出しをしています。  本市においても庁舎駐車場を貸し出し、応援することはできないか、お聞きします。 448 ◆副市長(金沢宏治) 議長、副市長。 449 ◆議長(新美交陽) 副市長。 450 ◆副市長(金沢宏治) 碧南市庁舎管理規則第3条で、「庁舎は、法令その他別に定めがある場合のほか、これを目的外に使用してはならない。ただし、使用の目的又は内容が市の事務の遂行を妨げず、かつ、庁舎内の秩序の維持、庁舎の保全又は災害の防止に支障がないと認められるもので、特に市長が許可した場合は、この限りでない。」とされております。  現在、市の庁舎の駐車場、これは本庁の駐車場のほかに庁舎の東側駐車場、それと、ATMがある駐車場などがございますが、お休みでも談話室やレストラン、また、毎週実施しております日曜窓口、銀行ATMなどで利用される方、また、くるくるバスの発着所でもございます。それと、文化会館で大きなイベントや講演会などを開催した場合の補完的な駐車場ということで、休日、祝日であっても多く御利用されているのが実態でございます。  こういうことから、一般的な貸出しについては行っておらず、連絡調整も含め、スムーズな利用ができる市主催及び後援事業のイベントに限ったものとしておるところでございます。  ただし、参考までに申し上げますと、本市におきましては令和2年4月から臨海公園、港南緑地スケートボードパーク、明石公園、これは指定管理者が平成31年から全てやっておるところですが、こういったところにおいてキッチンカー等による販売を許可しておるところでございます。こういったところで利用していただければなと思いますが。  最近では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けまして、議員おっしゃるとおり、県内の一部市におきまして、市内の飲食店を応援するため、キッチンカーの一時的な設置場所として、市庁舎の駐車場を貸し出しているニュースを耳にします。  本市におきましてもこのようなニーズがあれば、貸出しの可能性を検討していきたいと考えております。  以上です。 451 ◆13番(鈴木良和) 議長、13番。 452 ◆議長(新美交陽) 13番。 453 ◆13番(鈴木良和) 前向きによろしくお願いいたします。  議員のほうも、常時登庁しているということもない時期があると思うんですよね。そのときに議員専用になっている駐車場の半分だとか、3分の1でも利用させてあげると言ってはなんですけど、貸出しをオーケーしたりだとか、そういう方法も徐々に徐々にお願いできたらなと。私の要望なんですけど、よろしくお願いいたします。  あおいパークのコロナに負けるな!午後の感謝祭が開催されていると思います。今後、このような企画が行われているときは、キッチンカーも参加できるようになったらいいなと。お祭りが盛り上がり、活力が湧き上がっていくのではないでしょうか。  コロナ収束後の地域活性化は、オープンスペースの活用が鍵になると思います。よろしくお願いし、質問を終わります。執行部におかれましては、御答弁ありがとうございました。 454 ◆議長(新美交陽) 以上で、鈴木良和議員の総括質疑を終わります。  これにて本日の総括質疑を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 455 ◆議長(新美交陽) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  明日及び明後日は市の休日につき休会といたします。  再開は3月8日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 2時 58分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和3年3月5日
                      碧南市議会                     議 長  新 美 交 陽                     議 員  磯 貝 忠 通                     議 員  鈴 木 みのり Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...