碧南市議会 2020-12-09
2020-12-09 令和2年総務文教委員会 本文
2020-12-09 : 令和2年
総務文教委員会 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (午前 10時 0分 開会)
◆
委員長(林田 要) ただいまより、
総務文教委員会を開会いたします。
───────────────────・・───────────────────
2 ◆
委員長(林田 要)
付議事件(1)議案第46号「碧南市
税外収入に係る延滞金に関する条例等の一部を改正する条例」を議題といたします。
本案について
提案理由の説明を求めます。
3 ◆
行政課長(
深津広明)
委員長、
行政課長。
4 ◆
委員長(林田 要)
行政課長。
5 ◆
行政課長(
深津広明) ただいま議題となりました議案第46号「碧南市
税外収入に係る延滞金に関する条例等の一部を改正する条例」につきましては、過日の本会議で
総務部長から御説明したとおりで、特に
補足説明はございません。
6 ◆
委員長(林田 要)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はございませんか。
7 ◆委員(
大竹敦子)
委員長。
8 ◆
委員長(林田 要)
大竹委員。
9 ◆委員(
大竹敦子) これ、とても税金の関係は苦手で分からないことばかりなんですけれども、(2)の
還付加算金特例基準割合のところで、アのところにある
還付加算金特例基準割合というふうにあるんですけれども、今回この
特例基準割合というのがこれ、ちょっと調べたら原則は7.3%、でも、碧南市は7.25%で、それが今回特例ということで最終的に1.1%になるのかちょっと、その辺のいきさつというか、事情というか、教えていただけたらと思いますが。
10 ◆
行政課長(
深津広明)
委員長、
行政課長。
11 ◆
委員長(林田 要)
行政課長。
12 ◆
行政課長(
深津広明)
還付加算金の
特例基準割合ということで説明します。まず、今回の
条例改正につきましては、
延滞金還付加算金も含めて
特例基準割合の算定の基礎としていましたが、
内容ごとに名称を整理して、それぞれの率の見直しを行うということでございます。
25年のときの
市税条例の改正の際に、これも税条例に倣って当分の間ということで還付金につきましては、こちらの条例でいきますと7.25%を原則としながら、当分の間ということで
平均貸付割合、こちらのほうに年1%を加算した割合を
還付加算金の率とさせてもらっていたということでございます。
今回の改正につきましては、過日の本会議で
総務部長のほうから説明しましたとおり
還付加算金につきましては、市中金利の実勢を踏まえて引下げを行ったということで
平均貸付割合、こちらのほうに1.1%から引き下げて、0.5%を加算した割合に変更したという経緯でございます。
13 ◆
委員長(林田 要) ほかにございませんか。
14 ◆委員(
大竹敦子)
委員長。
15 ◆
委員長(林田 要)
大竹委員。
16 ◆委員(
大竹敦子)
市中割合の、ごめんなさい、分からないですけど、7.25を1.6%にしたということが今回下がったということですか。特例について。
17 ◆
行政課長(
深津広明)
委員長、
行政課長。
18 ◆
委員長(林田 要)
行政課長。
19 ◆
行政課長(
深津広明) 今回の改正につきましては
平均貸付割合、こちらのほうがそしゃくして言いますと
短期貸付の
平均利率になります。これ、
財務大臣が告示するものでございますが、従来はこちらの
平均貸付、短期のですね、
貸付割合に1%、こちらを加算していた割合、これは令和2年でいきますと1.6%になります。
こちらのほうを改正後ということで、こちらの
短期貸付割合の
平均貸付割合に年0.5%を加算した割合ということで、こちらのほうが令和3年でいきますと昨日、11月の末日にこちらの
平均貸付割合、次年度の
平均貸付割合が発表されました。こちらのほうが従来ですと0.6でありましたが、こちら0.5に引下げがなされますので、結果としまして令和3年につきましては、1.0%に変わるということになります。
20 ◆
委員長(林田 要) ほかにございませんか。
21 ◆委員(
鈴木みのり)
委員長。
22 ◆
委員長(林田 要)
鈴木委員。
23 ◆委員(
鈴木みのり) 私も税金は苦手ですが、ちょっと納得いっていないところがあるので聞かせてください。
税外収入のあめと
むちの話なんですが、以前あった
前納報奨金なんかも数年前に廃止になってしまって、要するに早く払ったりする人は何も特典ないけど、遅れたら取るぞと、延滞金をという内容がどうも納得いかなくて、特に最近は、前納じゃなくて
予定納税の場合も、本来
確定申告をやればそこで納めればいいやつを
予定納税と称して先前によこせということで払うんですけど、何のメリットもない。
だから、例えばこういう形でなんて言うの、延滞金をこれだけ取りますよと言うんであれば、逆にあめのほうも
予定納税に関してはこれだけちゃんと引きますよというようなことを各市で、自治体でできることなのか、できないことなのか、まず、そこを答えてもらって、できるんであればその方向で考えていただきたいんだけど、どうでしょうか。
24 ◆
行政課長(
深津広明)
委員長、
行政課長。
25 ◆
委員長(林田 要)
行政課長。
26 ◆
行政課長(
深津広明) まず、
予納制度につきましては、すみません、ちょっと自分も知っている限り、市税のほうには適用はないと思います。
こちらは国の国税の関係の制度ということになりまして、
予納自体は制度上はないということでございます。
かつて
前納報奨という制度がこれ、市税のほうにはありましたけど、こちらのほうでの
税外収入に係る部分にはこういった今までの経緯を含めて
前納報奨の制度はなかったということでございます。
27 ◆
委員長(林田 要) ほかにございませんか。
よろしいですか。
(「なし」という者あり)
28 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑もないようですから、質疑を終結いたします。
採決いたします。
本案は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
(
賛成者起立)
29 ◆
委員長(林田 要)
起立全員であります。
よって、議案第46号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
この際、
執行部入替えのため暫時休憩いたします。
(午前 10時 7分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午前 10時 8分 再開)
30 ◆
委員長(林田 要) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
付議事件(2)議案第54号「第6次碧南市
総合計画について」を議題といたします。
本案について
提案理由の説明を求めます。
31 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
32 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
33 ◆
経営企画課長(
生田和重) ただいま議題となりました議案第54号「第6次碧南市
総合計画について」は、昨日の本会議で副市長のほうから御説明したとおりで、
特段補足説明はございません。よろしくお願い申し上げます。
34 ◆
委員長(林田 要)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はございませんか。
ないですか。ありますか。
35 ◆委員(
大竹敦子)
委員長。
36 ◆
委員長(林田 要)
大竹委員。
37 ◆委員(
大竹敦子) 昨日の本会議で副市長さんの説明の中で、今回のこの第6次
総合計画、10年間で、あまりにも時代の変動が多いので数値的なものは抜いたというふうに言われました。
それで、その中であって9ページには
人口目標というのでは、これはしっかりと数値が出されているわけで、どちらかというと希望的というか、10年後、7万5,000人の人口というふうに出ていまして、この7万5,000人を何か碧南市の人口として増加するための施策というのは特にどこら辺にあると考えてみえるのか、そこら辺をひとつ教えてください。
38 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
39 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
40 ◆
経営企画課長(
生田和重) 13ページを御覧いただきたいと思いますが、今回の第6次
総合計画の中では、この13、14ページの第6章の
まちづくり戦略に特に今重点的に取り組んでいくことということで載せていただいております。
中でも特に2項目めの産業と港を活かした
まちづくりということで、
工業用地の整備等々を含めまして働く場をつくっていくということで、働く場があることで人口が増えていくということと、それから、3項目めには特にこの本市の特徴でもある最下段のところですが、観光ですとか、それから、
イベント等の開催によって
交流人口を増やして移住、定住につなげていくというようなことで、いろんな施策を組み合わせることによって7万5,000人を目指していきたいというのがこの計画でありますので、よろしくお願いいたします。
41 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑はございませんか。
42 ◆委員(
鈴木みのり)
委員長。
43 ◆
委員長(林田 要)
鈴木委員。
44 ◆委員(
鈴木みのり) いろいろあるんですけれども、その前にも今も
大竹委員も言いましたけれども、昨日の本会議において、副市長の答弁の中で非常に引っかかる部分が2つありました。
この10年計画の方法では財源の確保も明確でないので難しいと、したがって個別でと。今言った変動が大きいので10ヵ年で
数値目標は無理と分かったので、これからは個別の対応でいきたいと思いますと。
じゃ、我々はそういう不確かなものに対して、ここで賛成したり、反対したりというような判断はできないのではないかと。
ましてや、ちょうど私の生まれた1969年、だから10年後か、この自治法ができて、全国一斉にこれをつくり始めて、それも時代とともに無理が来て9年前、
基本構想の義務化の廃止という形で各自治体に任せますよというふうになった。
前回はその直前の年だったので、5次のときは。つくらざるを得なかったのかなというのは分かります。
この9年間で副市長がおっしゃったとおり難しいと、それは。ましてや今回もいっぱい
基本構想だ、何だかんだといっぱい出ていますけど、そんな3年、4年、5年のいろんな
実施計画において出していますから、それは明らかに数字も出ているし、碧南市においても
個別集計ですか、3年間の税収の
事業ごとの115億円、107億円、101億円という金額の中でいろんなことをやっていますよね。
これで十分だと思うので、そろそろ碧南市もその辺に気づいたんであれば、この
総合計画というものを改めるときが来ていると私は思い、例えば全国では
市政運営の
総合指針だとかいう名前に変えて、お題目だけ、例えば、1ページめくった最初の今回の
計画策定の趣旨というところは、本市ではと書いてありますけど、これは刈谷でも、安城でも、名古屋でもどこでも全国実際どこでも通用する文面ですよね。一字一句、碧南市の特徴が出るようなものは1つもありません。こんなことはというか、いい市にしましょうということを言えばいいわけですから。
あとは個別の分野でやっていきますのでというほうが非常に分かりやすい。そして、今ははやりというか、市民の方を巻き込んだ市民の
行動計画、そして、行政としての計画、二本立てで
まちづくりをやっていくという流れをつかまないと、本当にいつまで経ってもお題目だけのことはして、数字は出していませんから、そういう目標でいきましょうと。あとは個別でやりましょう。
だったら、個別だけのことをやっていったほうが私はいいし、それに対してこの
総合計画に賛成してくれと言われてもなかなか、反対ではないですよ、反対ではないんですけれども、そういうことに対する賛成には責任を持てないので、できたら退席をしたいなというふうに思っているんですが、何か答弁はありますか。
45 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
46 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
47 ◆
経営企画課長(
生田和重) 自治法のほうが改正されまして、この
基本構想が
議決案件でなくなったということは委員おっしゃられたとおりであります。
ただ、その自治法の改正を受けて議会のほうで平成27年にこの議会の議決すべき事件を定める条例という中で、市の
基本構想的な計画については
議決案件とされたということがあるということがまずもってあるかなというふうに思っています。
個別計画ということではありますけれども、やはり全体的なこの10年間のビジョンみたいなこと、こんなことをやっていきますよということを市民の皆さんにお示しするというのも一点でございますけれども、
地方自治と言われても、なかなか国等からやっぱり補助金を取ってくるだとか、交付金を取ってくるというときには、市の計画のどこに書いてあるんだということが、いまだにそういうことが問われているということは変わっておりませんので、やはり市の最
上位計画というものを位置づけて、それに関連して細かい具体的な計画があるんだという位置づけは必要かなというふうに認識しております。
以上です。
48 ◆委員(
鈴木みのり)
委員長。
49 ◆
委員長(林田 要)
鈴木委員。
50 ◆委員(
鈴木みのり) 今私と同じことを生田さん、言われたんだけれども。
だからつくることは、お題目はいいですよと。だけど名前をここで変えて、そういう時代に来ているし。
あと、一番の引っかかる点は、首長の任期に合わせるべきではないのかと。こんな10年ではなくて。例えば4年とか、8年とか、12年とか、そうすると初めてトップが目指したものに対して実際動いていく、任期の間に。でないと中途半端な年数が出てきたときに、じゃ、誰がその責任を持つのということなので、今全国的な流れとしては首長の任期に合わせた計画性が増えてきていると、25%ぐらいですか、あるということなので、やっぱり苦渋で、反対ではないので、立つことも可能なんですけれども、できたら課題としてその
総合計画改め何か違うものをするだとか、あと、もう一つ今言った任期、計画の期間の問題、首長の任期に合わせた形のものを検討していきたいという要望をお願いして……。立とうかな。
(発言する者あり)
51 ◆委員(
鈴木みのり) だから8年とかね。
52 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑ありませんか。
53 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
54 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
55 ◆委員(石川輝彦) いいですか。いいですか。まず初め、今議会がスタートしたときに市長の挨拶でこの
総合計画についてということが一言も触れられることありませんでした。
市長さんはこの
総合計画をどの位置づけにされているのか、まず、お聞きしたいと思います。
56 ◆市長(禰宜田政信)
委員長、市長。
57 ◆
委員長(林田 要) 市長。
58 ◆市長(禰宜田政信)
総合計画は各階、各層の市民の意見の集約した形でつくってきているということで、市民憲章をより具体化したものであるというふうな認識でおりますので、市政をやっていく上での一番重要視すると。
それから、自分の選挙のマニフェストと、それから、時代の流れの中で出てくるいろんな新たな課題ですね、これの解決という3つぐらいのことを考えながら市政をやるということが私の基本でございます。
59 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
60 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
61 ◆委員(石川輝彦) ありがとうございます。すみません、変な質問して。
やっぱりこの計画に沿って議決までするんですから、これが中心に、この計画中心で市政のほうも動いていくというふうで私も認識していますので、その中に市長の思いがしっかり組み込まれたものであるべきだというふうで思っています。
今回この別紙で
総合計画の案を出していただきましたが、最終的な出来上がりは、この案そのもの、案だけなんでしょうか。よく一番、表紙をめくると市長の思いが書いてあったり、そんなこともよくあるんですが、今回はそれ、なしでこれだけなんでしょうか。
62 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
63 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
64 ◆
経営企画課長(
生田和重) 最終的にはこの議案を御議決いただきましたら、巻頭に市長の挨拶ですとか、それから、巻末にはこれまでの経緯も含めました、何て言うんでしょう付録というか、そういったものをつけて完成という形を考えております。
65 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
66 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
67 ◆委員(石川輝彦) この策定に関わった審議会、審議会といって本会議でもありましたけど、その方々の公表はされるんですか。
68 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
69 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
70 ◆
経営企画課長(
生田和重) 審議会の委員の皆様のお名前も含めて掲載をしてまいります。
71 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
72 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
73 ◆委員(石川輝彦) やっぱり自分たちも責任を持ってこれを議決するわけですから、つくった人もしっかり責任を明確化していただきたいというふうで思いますので、ぜひよろしくお願いします。
次。
74 ◆
委員長(林田 要) 続けてどうぞ。
75 ◆委員(石川輝彦) 続けてすみません。13ページのところに
まちづくり戦略、先ほどちょっと議論ありましたけど、一番初めのリード文の下のほうにPDCAのことが載っています。
PDCA、載っているのはここだけのような気がしているんですが、本会議でも議論になって、今でも話が出て、はっきりしないから目標を立てないよということも出ておったんですけど、このPDCAを回すことで、そういうことも大きな目標、7万5,000人という大きな目標に向けてやっていくよというのが出てくると思うんです。
まず、なぜこの
まちづくり戦略、先ほど課長の
まちづくり戦略を例にして説明されましたのでこれが一番重要なのかなとは思いますが、なぜこの
まちづくり戦略だけPDCAを回すと書いてあるんでしょう、ほかのところはなぜ書いていないんでしょう。
76 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
77 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
78 ◆
経営企画課長(
生田和重) この
総合計画については、理念的なものを掲げさせていただいているというのが中心であろうかと思います。
これに対して財政的な裏づけも含めまして、
実施計画では3ヵ年で財政的な計画も含めまして載せていただくということで、この
実施計画を3ヵ年ではありますが、ローリングしながら10ヵ年間、回していくということで、この10ヵ年の評価をしてまいりますので、そういう意味でここでPDCAサイクルを回させていただくという説明を入れさせていただいたところでございます。
79 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
80 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
81 ◆委員(石川輝彦) じゃ、それぞれの施策、事業でそれぞれの課がしっかりPDCAを回して、この目標に向けてやっていきます。それを集約するところというのはどこになるんでしょう。
82 ◆
経営企画課長(
生田和重)
委員長、
経営企画課長。
83 ◆
委員長(林田 要)
経営企画課長。
84 ◆
経営企画課長(
生田和重) 第5期のときは、主要成果報告書の中に
数値目標を掲げた部分も含めまして、これをずっと載せてきたという経緯がございます。
この
実施計画の中で、今回は3ヵ年、また1月ぐらいにお示しをさせていただきますけれども、これを
総合計画の柱として位置づけてきた事業については先ほど申し上げましたこの
まちづくり戦略、3本の柱になっておりますので、この3本の柱に区分した各事業を10ヵ年継続して見える化をしていくということを考えております。
85 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」という者あり)
86 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑もないようですから、質疑を終結いたします。
これより、採決をいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
(
賛成者起立)
87 ◆
委員長(林田 要)
起立全員であります。
よって、議案第54号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
この際、
執行部入替えのため暫時休憩いたします。
(午前 10時 23分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午前 10時 25分 再開)
88 ◆
委員長(林田 要) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
付議事件(3)令和2年請願第7号「就学援助制度の拡充と学校給食費の無料化を求める請願」を議題といたします。
まず、請願書の朗読を求めます。
89 ◆議事課長(小笠原輝)
委員長、議事課長。
90 ◆
委員長(林田 要) 議事課長。
91 ◆議事課長(小笠原輝) それでは、ただいま議題となりました令和2年請願第7号を朗読いたします。
2020年10月21日。
碧南市議会議長、新美交陽様。
請願団体、愛知自治体キャラバン実行委員会、代表者、森谷光夫。住所はここに記載のとおりでございます。
紹介議員、岡本守正、山口春美の両議員です。
就学援助制度の拡充と学校給食費の無料化を求める請願書。
請願趣旨は省略いたします。
請願項目(1)就学援助制度の対象を生活保護基準額の少なくとも1.4倍以下の世帯としてください。
また、年度途中でも申請できることを周知、徹底し支給内容を拡充してください。
(2)子供の給食費の無償化を実現してください。
1)小中学校の給食費を無償にしてください。
事情により支払いができない場合、当面減額や多子世帯に対する支援などを行ってください。
2)就学前教育・保育施設等の給食費を無償にしてください。
少なくとも国による免除対象範囲を上回る減免、補助制度を実施、拡充してください。
朗読は以上になります。
92 ◆
委員長(林田 要) 次に、この件に関しまして陳述者として松井克徳さんに御出席いただきまして、御意見をお聞きしますが、進行方法について申し上げます。
碧南市議会申合せに基づきまして、まず、陳述者より5分程度、御意見を述べていただきます。その後、委員から陳述者に対し質疑を行います。
なお、陳述者に念のため申し上げます。御発言の際には、その都度
委員長の許可を得て御発言くださいますようお願いいたします。
また、委員に対し質疑をすることはできませんので、あらかじめ御了承願います。
それでは、松井克徳さん、よろしくお願いします。
93 ◆陳述者(松井克徳)
委員長。
94 ◆
委員長(林田 要) 陳述者。
95 ◆陳述者(松井克徳) 皆さん、おはようございます。
本日趣旨説明の機会を設けていただいて、誠にありがとうございます。私は愛知県社会保障推進協議会で事務局次長をしております松井克徳と申します。
私たち自治体キャラバン実行委員会では、毎年県内全ての自治体に介護、福祉、医療などの社会保障の拡充を求めて陳情書を提出して、当局の皆さんとも懇談をさせていただいております。
皆さんも御承知のとおり各市町村の方、ほかの市町村の動向を大変注意深く御覧になられていますので、市町村の方には県内一律の要望項目を提出して、その上で各項目の実施状況とか考え方を比較する中で改善をお願いしているところであります。
一方で、こういう市町村議会への請願、陳情については各市町村の実情に合わせて項目、一定整理させていただいた上で提出して、このように趣旨説明の機会をいただいているところでございます。
本日どうぞよろしくお願いいたします。
本日説明させていただく請願項目ですが、子供の育ちに関わる3項目です。
今国においては、社会保障予算削減の中でも子育て施策に関して言うと、幼児教育・保育の無償化であったりとか、一定の拡充が図られてきたところだと思います。ただ、超少子高齢化社会、そういう状況に向かっている我が国において、これで十分かと言うと、そうとも言い切れないのかなというふうに思っております。
今年の出生数、コロナもございまして過去最低だった昨年をさらに下回ってくるということが予想されています。
碧南市さんでも2040年までに何も手を打たなければ人口が1割減るというような予測も立てられているということですので、本当に今生まれてきた子供たち、それから、これから生まれてくる子供たちを今私たちがどういうふうに応援していくかという施策が非常に重要ではないかというふうに思っています。
項目の1つ目ですが、就学援助制度の拡充についてです。
就学援助制度の認定基準については、碧南市さんは生活保護基準の1.0倍から1.2倍まで引き上げていただいておりますが、生活保護を基準とされているのは県内で46市町村あります。そのうち半分の23市町村が1.3倍以上ということになっています。
西三河で言いますと幸田町の1.5というのを筆頭に豊田、みよしが1.3、岡崎は1.23、生活保護を基準としていない刈谷、西尾、知立であったりも実質的には1.4倍程度ということになっています。
加えて、碧南市のほうの就学援助の受給割合ですが、7.8%ということで御回答いただいていて、全国平均15%ほどですので、その半分程度という状況もございまして、ぜひさらなる引上げを御検討いただきたいというふうに思っています。
併せてその援助の項目についても、お隣の西尾市さんが実施されているような体育実技用具費、それから、クラブ活動費、生徒会費、
PTA会費、こういったところは碧南市さんでもぜひ実施していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
2つ目が学校給食費の無償化についてです。
市のほうからは学校給食法で食材費は保護者負担とされていることから、無償化や減額は考えていないという旨の御回答をいただいていますけれども、文科省の通達では市町村からの補助は禁じていません。実際に豊田市さんをはじめ、新たに4つの市町村が補助を実施しました。今県内18市町村まで広がっています。豊根村は完全無償化、ついに実現しました。
このコロナの時期に岡崎であったりとか、豊田、安城、みよし、それから、幸田など県内で28の市町村が時限的にではありますが、無償化を実施しました。
したがって、制度の壁があるということではございません。やる気の問題だと思います。
3つ目です。保育施設等の給食費の無償化についてです。
碧南市さんでも一定御努力をいただいている項目だというふうに思いますが、今日は完全無償化、実質無償化ということを実現しているのが県内で5市町村あるということを御紹介させていただきたいと思います。
その中でも北名古屋市の市長さんが実施されたときの記者会見で、給食は保育の一環である。分離は不自然だということを述べられていたということも併せて御紹介いたします。
ぜひ碧南市さんでも無償化または減免の拡充ということを行っていただきたいと思っております。
以上、説明をさせていただきましたが、やっぱり先ほども申し上げたとおり、少子化対策というのは本当に今喫緊の課題になっていると思います。今のこの少子化の時代に生まれてくる子供というのは市民みんなの財産だというふうに思います。
どんな家庭に生まれた子供であったとしても……。
96 ◆委員長(林田 要) 陳述者に申し上げます。
5分を越えておりますので、よろしくお願いします。
97 ◆陳述者(松井克徳) 成人するまでにみんなの財産として、みんなで育てるということをそういう視点でこの請願項目、ぜひ検討していただきたいということをお願いして趣旨説明とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
98 ◆委員長(林田 要) ありがとうございました。
以上で、意見陳述は終わりました。
これより陳述者に対する質疑に入りますが、質疑はございませんか。
よろしいですか。
(「なし」という者あり)
99 ◆委員長(林田 要) 別に質疑もないようですから、これにて質疑を終結いたします。
以上で、陳述者からの意見聴取を終わります。
次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。
100 ◆庶務課長(堀田葉子) 委員長、庶務課長。
101 ◆委員長(林田 要) 庶務課長。
102 ◆庶務課長(堀田葉子) 特にございません。
103 ◆委員長(林田 要) これより質疑、意見等に入ります。
あらかじめ委員にお願いします。
請願の審査に当たりましては、執行部に対して質問する際は審査のために必要な内容にとどめていただくようお願いいたします。
質疑、意見等はございませんか。
104 ◆委員(磯貝忠通) 委員長。
105 ◆委員長(林田 要) 磯貝委員。
106 ◆委員(磯貝忠通) 今の陳述者のこの請願の内容はよく分かりました。
しかし、結論から言えば志政会としては願意に沿い難いということでございます。
理由を説明します。
一部の市町村で、今5つでしたか、給食費の無料化を実施しておるということは承知をしておりますが、まず、基本的に陳述者おっしゃられるように給食費は学校給食法で一部の保護者負担を求めています。
しかし、実態は経済的に支払いが困難な世帯には既に給食費の無料化が実施をされております。
碧南市ではどのくらいの生活水準がボーダーラインなのかというのを所管で2つのモデルケースを聞いてきました。
まず1つ、母子家庭の方、アパート暮らしでお母さんと小学生の子供1人の2人家族の場合、年間所得で約240万円、年収にしますと約368万円までは無料となっております。同じくアパート暮らしで今標準世帯という言葉はほとんどなくなりましたけれども、御夫婦と子供さんお二人、1人は小学生、1人は未就学児の4人家族の場合、年間所得で約280万円、年収にしますと約417万円までは実質無料となっております。
また、令和元年度の碧南市の決算では給食費総支出7億4,000万円余に対して、給食費収入は2億9,000万円余となっており、既に約4億5,000万円は、公費である税金が投入されております。
学校給食を一律に無料にしろという御主張は分からないこともないんですが、財政的にも問題ですし、その中には裕福な方も含まれています。所得制限をなくしてしまうと生活の苦しい方からいただいた税金も裕福で生活の余裕のある方にも回す形になってしまいます。また、この給食援助制度では、給食費に限らず経済的に支払いが困難な世帯には学用品、通学用品、修学旅行、校外活動も無料となっております。
したがって、給食援助制度の拡充は今のところはです、今のところは必要ないというのが志政会としての考え方です。
以上です。
107 ◆委員長(林田 要) ほかに御意見、御質疑ございませんか。
108 ◆副
委員長(小林晃三)
委員長。
109 ◆
委員長(林田 要) 小林副
委員長。
110 ◆副
委員長(小林晃三) 陳情者の松井さん、遠いところありがとうございます。
ただいまこの請願の趣旨に関しまして、碧政会としてもしっかり協議をさせていただきました。
内容としては大変よく分かる話ではございますけれども、まず、請願項目の(1)1.4倍という数字が上がっておりますが、碧南市、平均で見ても大体1.2倍が平均値ということで、碧南市も大体それに準ずる形でやっておるということでございますので、現状では生活保護水準の大体1.2倍ぐらいが妥当じゃないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
それと(2)の子供の給食費の無償化の実現、先ほどコロナの話で時限的に行っておるところもあるというような話もございましたけれども、恒久的に給食費無償にするというのは、先ほど磯貝委員の話にもありましたけれども、なかなかお金もかかる、財源もどうしていくのかというところもしっかり考えていかなきゃいけない問題だというふうに思っております。これも今現在はちょっと願意に沿い難いなということでございます。
碧政会としてもこの辺りは今後しっかり協議をしていきますけれども、現時点では願意に沿い難いという結論でございますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
111 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑、意見はありませんか。
112 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
113 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
114 ◆委員(石川輝彦) 陳謝者の方、本当ありがとうございました。
私たち市民クラブもしっかりこれを読ませていただきました。いつも出していただけているというふうで思っていますが、となるとこのすみません、趣旨の中で新型コロナウイルスという言葉がいっぱい出てきます。
でも、新型コロナウイルスだからこういうことをやってほしいんじゃなくて、今少子高齢化、少子化社会が進んでいるもんでこういうことをやってほしい、そういうふうでもよかったんじゃないのかなという、請願のつくり方が。そんなふうでまず感じています。
請願項目の中なんですが、今請願項目の中で陳述者も言っていただきました碧南市、7.8%でしたっけ、たしか、平均15%なんだけどそれだけ少ないよと言われたんですが、それだけ私が感じたのは碧南市の市民は勤勉な方が多いのかな、しっかり働いていただいているのかなというふうで感じさせていただきました。
そうなるとやっぱり今1.2で碧南市のほうは回っているというふうで思っていまして、学校給食費のほうも本当に苦しい方は碧南市、やっていただけているというふうで思っています。
(2)の1)のところ、最後のほうに書いてありますけど、多子世帯に対する支援というのはお金が払える、払えない別として、3人世帯の方は碧南市、無料にさせていただいていますので、そこら辺も碧南市としてはしっかりやっているというふうで思っています。
1つ請願の書き方で自分がちょっと納得いかなかったのが、給食費無償化はそちらの思いとしてしっかり受け止めさせていただいているんですが、無償化等事情によりというのが並列になっていまして、これ、やっぱり別で書いてくれないと私たちは理解できないのかなというのが事実です。
ということで大変申し訳ありませんが、今回請願に対しては願意に沿い難いということで判断させていただきます。
115 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑、意見等ございませんか。
116 ◆委員(
大竹敦子)
委員長。
117 ◆
委員長(林田 要)
大竹委員。
118 ◆委員(
大竹敦子) 松井様、御苦労さまでございます。
本当に御丁寧にいろいろとお話をいただいて、そう思うところがありますが、私は公明党といたしまして今自公政権で一生懸命このコロナ禍を何とか1人でも多くの皆様を経済的に、また、生命の維持とか、コロナで命をなくさないような努力をされている状況でございまして、そういう中で、まずは趣旨文なんですけれども、このように書かれることについてはちょっと異を唱えたいなというふうに思っております。
それを変えてということになりますと、また、松井様はじめキャラバン様のほうの趣旨とは違ってくると思いますので、それはそれということで受け止めさせていただきたいと思いますけれども、その辺でちょっと違うなというふうにまず思います。
この請願の中で、様々な項目があるわけですけれども、それについてやってみえる市町村も多くあるということで御紹介いただきまして、本当にそれというのは、各市の市長さんはじめ執行部の方の考え方というか、そういうところで大きく変わってきていることではないのかなと思うときに少子化対策、また、人口の問題についても碧南市としても真剣に今取り組んでいるところでございますので、ただ、方向性がこの今市の考えていることとこの請願項目のほうとは、ちょっとずれがあるのかなというふうに思っておりまして、それをこちらに、様々碧南市の事情もお話をしていただいたとおりでございますので、今すぐそれをこの請願項目のように変えていくことについては願意に沿い難いなというふうに思っておりますので、大変申し訳ないですけれども、そういう結論でございます。お願いします。
119 ◆
委員長(林田 要) ほかに。
質疑、意見等ありませんか。
120 ◆委員(
鈴木みのり)
委員長。
121 ◆
委員長(林田 要)
鈴木委員。
122 ◆委員(
鈴木みのり) 松井さん、本当に御苦労さまでした。ありがとうございます。
我々みらいクラブとしても当然話し合った結果、個々には石川委員、
大竹委員が言ったような細かな違和感のあるところがありましたし、私たち的にも長年言っていることですけれども、趣旨採択というものが、思いは分かりますので、当然何でも無料になったりとか優遇されればそんなにいいことはないわけですけれども、やっぱり順番だとか、バランスだとか、今コロナ禍で何が最優先されるんかと。
限られた予算の中でいろんなことをやっぱり考えていくと今かなというのも私的には違和感があります。
したがって、目標と趣旨は大いに理解するところですが、趣旨採択がない以上はどうしても今回のことに関しても願意に沿い難いという結論に、時代が変わって、もしかしたらまた、そういうときが来るかもしれません。
例えば市長の公約になってみたりとか、そういうことになれば他市のようなやったところも出るかもしれませんが、今のところ、そういうことはないようですので、取りあえずは願意に沿い難いということで今回みらいクラブとしては結論を出したいと思っています。
以上です。
123 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑、意見等ございませんか。
(「なし」という者あり)
124 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑等もないようですから、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本請願を採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
(
賛成者起立)
125 ◆
委員長(林田 要) 起立ゼロであります。
次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
(
賛成者起立)
126 ◆
委員長(林田 要)
起立全員であります。
よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。
この際、暫時休憩いたします。
(午前 10時 46分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午前 10時 47分 再開)
127 ◆
委員長(林田 要) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
付議事件(4)令和2年請願第8号「コロナ禍のもと、子どもたちの安全と安心、学びと発達を保障する少人数学級の実現を求める請願」を議題といたします。
まず、請願書の朗読を求めます。
128 ◆議事課長(小笠原輝) 委員長、議事課長。
129 ◆委員長(林田 要) 議事課長。
130 ◆議事課長(小笠原輝) それでは、ただいま議題となりました令和2年請願第8号を朗読いたします。
2020年11月20日。
碧南市議会議長、新美交陽様。
コロナ禍のもと、子どもたちの安全と安心、学びと発達を保障する少人数学級の実現を求める請願。
請願団体、新日本婦人の会碧南支部、代表者、杉浦美和子。住所はここに記載のとおりでございます。
紹介議員、岡本守正、山口春美の両議員です。
請願趣旨は省略いたします。
請願項目1、教室の密を避け、どの子にも行き届いた教育を保障するため、国の責任で少人数学級を直ちに実施すること。そのために正規の教職員を増やすことを求める意見書を提出してください。
2、みよし市、豊田市、安城市、知立市などで行われている市独自の少人数学級を碧南市でも急いで実施してください。
朗読は以上になります。
131 ◆委員長(林田 要) 次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。
132 ◆学校教育課長(小澤 徹) 委員長、学校教育課長。
133 ◆委員長(林田 要) 学校教育課長。
134 ◆学校教育課長(小澤 徹) 特にありません。
135 ◆委員長(林田 要) これより質疑、意見等に入ります。
ありませんか。
136 ◆委員(磯貝忠通) 委員長。
137 ◆委員長(林田 要) 磯貝委員。
138 ◆委員(磯貝忠通) 少人数学級については、志政会といたしましては今年の9月9日の総務文教部会での陳述での発言のとおり、願意に沿い難いと言わざるを得ません。
少人数学級のメリットとしては決して否定するべきことではありません。しかし、前回意見させていただいたとおり、デメリットのほうが多いということにつきます。
繰り返しになりますけれども、まず、教員を大幅に増やす必要があり、教育の質の低下を招くおそれがあると。それから、それに伴い35人学級では教員数は愛知県全体で1,375名の増員、予算規模として109億円の増ということで、30人学級ではさらなる増員、増額となります。
碧南市では教室が不足で、場合によっては少子化で子供の数が減るにも関わらず校舎の増築を考えていかなければならない可能性も出てきます。
既に碧南市では少人数学級に対する様々な施策が市独自で行われています。
志政会としては決して少人数学級そのものを否定するつもりはありませんが、現時点で40人を30人にしたからといって感染対策になるのかということは甚だ疑問に感じております。
それは別としましても、政府の教育再生実行会議のワーキング・グループでの結論を見た上での判断で、拙速に少人数学級に取り組む必要はないと考えております。
以上です。
139 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑、意見等ありませんか。
140 ◆副
委員長(小林晃三)
委員長。
141 ◆
委員長(林田 要) 小林副
委員長。
142 ◆副
委員長(小林晃三) 碧政会といたしましてもこちらの請願についてしっかりと協議をさせていただきました。
ただいま磯貝委員のおっしゃられたと同様に、まず結論から申し上げますとこの請願には願意に沿い難いということでございます。
まず、この1の少人数学級を直ちに実施すると書かれておりますけれども、先ほども磯貝委員がおっしゃられたとおり教員の数であるとか、質であるとかということをしっかりと保障しないと教育にはかなりの影響を及ぼすであろうというふうに考えております。
そして、少人数、密を避けるというようなことを考えたときに、その教室の箱をどうするのかという問題も出てきますので、書いてあることは確かに理解はできますが、なかなか難しいのではないかなというふうに思っておりますし、碧南市でも少人数学級とはちょっと趣旨が違うのかもしれませんけど、しっかりと少人数指導ということは既に行われておりますので、結論から言えばこの請願には願意に沿い難いということで碧政会は判断をさせていただきました。
以上でございます。
143 ◆委員(石川輝彦)
委員長。
144 ◆
委員長(林田 要) 石川委員。
145 ◆委員(石川輝彦) 私たち市民クラブですが、少人数学級実現を目指して取り組んでいる会派だというふうで思っています。
ですから、この請願項目に書いてある正規の職員を増やすことを国に対してしっかりやってくれということは理解するものの、趣旨に書いてある3密も回避できない状況、確かにあの部屋の中であれだけの人数がおると人と人の、生徒と生徒の間隔は密になるかもしれませんが、その今置かれた状況の中で碧南市として、碧南の教育委員会としてはしっかり3密回避できるような取組をやっていただいているというふうで感じております。
みよし、豊田、安城、知立などで行われた独自の少人数学級、確かに独自の少人数学級、進められているように私も聞いていますが、全てができていなくて、碧南市の人数の少しプラスアルファぐらいだというふうで思っています。一番進んでいるのが安城市の小学校1年生、2年生が30人を目指した32人学級なのかなという、あとのところは35人学級を目指しているということは聞いていますが、碧南市もなかなか35人を越えるクラスは少ないのかなというふうで思っています。
要するに私たち市民クラブと今回請願を出された団体さんと目指すところは一緒かもしれませんが、全く初めの考え方が違うというふうで感じていますので、今回の請願は願意に沿い難いということで結論づけさせていただきたいと思います。
146 ◆
委員長(林田 要) ほかにございませんか。
147 ◆委員(
大竹敦子)
委員長。
148 ◆
委員長(林田 要)
大竹委員。
149 ◆委員(
大竹敦子) 私は先回、少人数学級を求めるということで、定数の改善ということで先生方の請願、先生方の思いにはお応えをしていきたいことで賛成をさせていただいたんですが、やはりこれも今回の請願につきましては、石川委員と同じような思いがございます。
今の碧南市の教育環境で、特にコロナ禍で密を避けてということですけれども、各教室での密を避けるための取組、また、コロナ対策にはしっかりと取り組んでいただいているというふうに思っておりますので、その辺では信頼をしているところでございます。
この請願項目の(1)で正規の教職員を増やすことを求める意見書を提出してくださいということで、裏の意見書を見ますと、これにはそのようなことが全く、ちょっと、少人数学級を実現してくださいということで、ちょっとその辺の趣旨も少しずれているのかなというふうに思っておりますので、今回のことに関して、今回の請願については願意に沿い難いなというふうに結論づけさせていただきたいと思います。
150 ◆
委員長(林田 要) ほかに。
151 ◆委員(
鈴木みのり)
委員長。
152 ◆
委員長(林田 要)
鈴木委員。
153 ◆委員(
鈴木みのり) この件に関しては会派という意見では言えないもんですから、
鈴木みのり意見と言わせていただきます。
一般質問でも私は2回ほどやっているとおり、私の考え方は複数担任制の少人数指導ということにこだわっていまして、クラスとしては大きいほうがいいんじゃないのかという思いがありますので、基本的に趣旨も項目も賛成ができないということで、願意に沿い難いと、鈴木個人で意見を言わせていただきました。
以上です。
154 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑はございませんか。
(「なし」という者あり)
155 ◆
委員長(林田 要) ほかに質疑もないようですから、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。
(
賛成者起立)
156 ◆
委員長(林田 要) 起立ゼロであります。
次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
(
賛成者起立)
157 ◆
委員長(林田 要)
起立全員であります。
よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。
───────────────────・・───────────────────
158 ◆
委員長(林田 要) 以上で、
付議事件の審査は終了いたしました。
なお、
委員長報告については、
委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という者あり)
159 ◆
委員長(林田 要) 御異議なしと認めます。
よって、さよう決定いたしました。
これにて
総務文教委員会を閉会いたします。
(午前 10時 57分 閉会)
───────────────────○────────────────────
以上は、碧南市議会
総務文教委員会の記録である。
令和2年12月9日
碧南市議会
総務文教委員会
委員長 林 田 要
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