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  1. 碧南市議会 2020-02-28
    2020-02-28 令和2年第1回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2020-02-28 : 令和2年第1回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和2年第1回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において6番小林晃三議員及び14番神谷悟議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「令和2年度施政方針」から日程第11議案第20号「令和2年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  昨日に引き続き総括質疑を行います。  なお、発言の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、鍔本達朗議員の総括質疑を許します。 4 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 5 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 6 ◆21番(鍔本達朗) 皆さん、おはようございます。新しい碧南をつくる会の鍔本達朗でございます。  昨日、物すごいニュースが入りまして、先ほど議会事務局長が言われましたが、新型コロナウイルスの関連で政府が全国の全小中高校の一斉休業を要請したということであります。  このことについて、碧南市の対応がこの議会の後、説明があるという話でありますので安心をしておりますが、何分にも新型コロナウイルスが蔓延していくようでありますので、碧南市の対応が気になるところであります。このことを聞きたいのでありますが、後に回しまして、申出事項に沿いまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、施政方針並びに予算案に見る市政運営の問題点と課題についてということで、件名1で質問をさせていただきます。  この4月に改選を迎えるため、今回の予算案は骨格予算とのことでありますが、その編成方法や事業展開に対する疑問点や課題を随時、お聞きしてまいります。
     特に施政方針や予算案の重点事業に記載されていない、碧南市にとって重要であると思われる事業についてお聞きしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。  まず、(1)でありますが、この件につきましては、昨日4番議員が質問をされておりますので、重複項目となりますのでカットいたしますが、何か市長、発言があればお願いしたいと思いますが、いいですか。 7 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 8 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 9 ◆市長(禰宜田政信) 昨日、4番議員の質問に対して要約してお答えをしました。  施政方針は、通常私のマニフェストの項目で構成をしておるわけでございますけれども、令和2年度は市長選挙の執行が予定される年でありますので、第5次碧南市総合計画の施策の大綱に基づいて各施策を掲載しておるということで、そのために私のスローガンでございます世界に誇る碧南市を目指してを掲げることを控えたということでございますので、よろしくお願いいたします。 10 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 11 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 12 ◆21番(鍔本達朗) 了解をいたします。  前置きの質問はこのぐらいさせていただきまして、それでは、本題に入っていきたいと思います。  (2)改選期を迎える予算案の編成についてお伺いしてまいります。  まず、ア、についてであります。  施政方針並びに本予算案は4月に選挙を控えていることから、どなたが市長になられるか分かりませんが、新しくなる市長の政策的市政運営を尊重することから、これまでの継続事業を計上し新規事業は組んでいない骨格予算であるということの説明であります。  市政運営においては連続性が尊重されなければならない点から、必要不可欠な継続事業のみの計上であるべきものと思いますので、この説明には理解を示すところであります。  しかしながら、一般会計予算規模は311億379万7,000円、前年度当初予算対比21億3,357万7,000円、7.4%増となっています。直近5ヵ年の推移を見ましても290億円を超えていません。  新規事業推進もなく継続事業のみの骨格予算にしては、昨年度対比増とは納得のいかないところですが、まず、その理由をお聞かせください。 13 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 14 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 15 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  令和2年度の一般会計予算総額は、議員の御指摘のとおり前年度当初予算と比較をいたしまして21億3,000万円余、率にして7.4%の増でございます。  この主な要因でございますが、ふるさと応援寄附金事業におきましては、まず、歳出の面ではお礼の品の発送などの委託料、ふるさと納税のサイト利用にかかわる手数料などの増で8億円余の増でございます。  一方、歳入では、今年度当初予算額7億円に対しまして、令和2年度では21億円を見込みまして14億円の増といたしておりますので、これが大きな要因でございます。  また、令和2年度からの会計年度任用職員制度の導入によりまして、人件費では1億8,000万円余の増、障害者、障害児に対する介護給付訓練等、給付事業における扶助費といたしまして2億円余の増、さらには市営宮下住宅建替事業第3期分建て替えでございますが、4億3,000万円余の増を見込むということでございます。  以上です。 16 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 17 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 18 ◆21番(鍔本達朗) 言われることは平年の当初予算案として納得ができるものと思いますが、改選期の骨格予算としては、新市長の政策を妨げないように必要不可欠な建設継続事業費、扶養費、人件費を計上すべきもので、歳入が大きくなるということから、それに見合う歳出を計上しなくてもよいのではないのでしょうか。  収支のバランスを取るならば、財政調整基金に積み立てればよいのではと思いますが、いかがでしょうか。  また、財政調整基金からの繰入金をしてまでの予算規模の拡大が骨格予算と言えるのかどうか、お答えいただければと思います。 19 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 20 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 21 ◆副市長(松井高善) まず、骨格予算ということでございますが、骨格予算の定義は一般的には選挙を控えたために政策的な判断ができにくい、こういうような事由によりまして、新規の施策などを見送って政策的な経費を極力抑えた義務的経費が中心の編成予算ということでございます。  令和2年度の当初予算におきましては実施計画、これは、3年計画でございますが、令和元年度までにお示しをした、あくまでも継続事業の積み重ねの予算計上でございます。  こういう結果によりまして、予算規模が拡大をしたということでございまして、新たに政策的な新規事業については盛り込んでおりませんので、御理解をお願いいたします。 22 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 23 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 24 ◆21番(鍔本達朗) 御理解を願いたいと言われましても、政策的な経費を極力抑え、義務的経費を中心に編成されたなら、こんなに予算規模が市長任期の実質的な最終年である前年度よりも上回っているというのは説得力がないのではと思いますが、水かけ論になりますので、次の質問にいきます。  次に、エ、新市長の政策的経費に充当する予算枠についてお聞きします。  新市長が公約マニフェストを実行するための費用のため、ある程度の予算枠を確保しておく必要があるのではと思われますが、いかがでしょうか。 25 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 26 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 27 ◆副市長(松井高善) これは当然のことではございますが、6月以降に政策的な事業をどの程度実施するかによって、6月補正の予算規模も大きく変わってまいります。  現段階では、具体的な予算枠の確保は行っておりません。したがいまして、6月補正の財源といたしましては、財政調整基金からの繰入れを予定するというものでございます。 28 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 29 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 30 ◆21番(鍔本達朗) 予算枠を取っていないことですので、言われるとおりではと思いますが、そうすると市長の政策次第では予算規模が大きくなるということになるわけであります。  既に当初予算で前年度対比7.4%増でありますので、かなりの大型予算が想定され、新市長の政策を縛る形になりはしないかと思われますが、その点について、いかがお考えかお伺いいたします。 31 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 32 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 33 ◆副市長(松井高善) 御指摘のとおり当然6月補正の内容によっては、予算規模が膨らむということは想定をいたしております。  財政調整基金についてでございますが、令和元年度中を通じまして取崩しは行わず、3月補正における1億6,000万円余の積立てを含めまして2億3,000万円余の積増しができたことも踏まえまして、結果としては52億1,000万円余の残高を見込んでおります。  市税の動向や将来の財政需要、また、リーマンショック後のこういう苦い経験などを踏まえますと潤沢とは言えませんけれども、この中で対応してまいりたいと考えております。 34 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 35 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 36 ◆21番(鍔本達朗) この問題はさっきのアの問題と関連してくるものであります。  次期市長が4月末には決まってくるわけであります。令和2年度の市政運営のほとんどが新市長に委ねられるわけであります。  市政運営の連続性を重視するにしても、6月補正予算ですぐに政策実行ができる日程であります。  骨格予算を組んでいると言われるなら、政策的継続費を極力抑え、新市長の政策枠を確保しておくべきではと思います。継続費の積み重ねの予算で市長の新規政策的経費もなく、前年度を上回る予算編成では、それこそ財政の弾力性を欠いているものではと思います。  骨格予算と言い難く、大いに問題の残る予算編成ではと指摘させていただきたいと思います。  次に、ウ、投資的経費についての地域バランスについてお伺いいたします。  碧南市の特徴として、旧町村合併の地域割りがいまだに根強く残っているところであります。  普通建設事業等、投資的経費は公平性を保った地域バランスが必要と考えます。予算案における地域、新川、大浜、棚尾、中央、旭、西端の各地域の投資的経費の額並びにその事業内容をお聞かせください。 37 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 38 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 39 ◆副市長(松井高善) 令和2年度の一般会計における各地区の投資的経費でございます普通建設事業費の額と主な事業内容で申し上げます。  まず、新川地区は6,600万円余となりまして、これ、主に公園施設長寿命化対策事業ポンプ場設備改修事業などでございます。  大浜地区は5億1,700万円余でございまして、主に都市計画道路、碧南駅前線整備事業、名鉄碧南駅西駅前広場整備事業近隣公園整備事業などでございます。  棚尾地区は1億2,500万円余となりまして、主に矢作川堤防リフレッシュ事業中学校管理費臨時事業における南中学校放送設備改修工事などでございます。  中央地区は,8300万円余でございまして、主に文化会館トイレ改修事業中学校管理費臨時事業における中央中学校放送設備改修工事などであります。  旭地区は2億4,100万円余でございまして、主に街区公園等の整備事業、中学校施設老朽化対策事業における東中学校体育館屋根外壁改修工事などでございます。  最後、西端地区は7億7,200万円余となりまして、これは主に市営宮下住宅建替事業、北部工業地整備事業などでございます。 40 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 41 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 42 ◆21番(鍔本達朗) 1年間の比較だけで地域バランスを論ずることはできないわけでありますが、非常にアンバランスであります。  過去5年間をトータルしてバランスを保つようにするとか、地域格差を市民に感じさせないようにすべきと思われますが、どのようにこの問題をお考えか、お聞かせください。 43 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 44 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 45 ◆副市長(松井高善) 御指摘の投資的経費の地域間バランスについてでございます。  これまでも大浜地区においては、平成16年度から20年度にまちづくり交付金事業、西端地区におきましても平成17年度から21年度においてまちづくり交付金事業が行われております。棚尾地区においては、都市再生整備計画事業、これは平成25年から平成29年などに実施をいたしております。  こういうような公園や公共施設整備などについても配慮し、投資をしてまいりました。  限られた財源の中でそれぞれの事業の性質、内容、様々な要因がある中で、できるだけ地域バランスを図りながら実施をしてまいりましたので、御理解をいただきたいと思います。 46 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 47 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 48 ◆21番(鍔本達朗) 地域バランスを取るのは難しいということは、誰しも分かっていることであります。  これまで地域バランスを図りながら事業を実施してきたとのことですが、市民感情として、現状の市政運営の中で地域格差を感じている現状をどのように思うかであります。  これは政策の問題でもありますが、いかがお考えか、お伺いをいたします。 49 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 50 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 51 ◆副市長(松井高善) 地域間バランスにつきましては、議員も御指摘のとおり短期的な視点で見ますと、どうしても地域間の投資的経費がある程度の差が生じてしまいます。  繰り返しになってしまいますが、事業の必要性やタイミングなど、結果にもよるものでございまして、これは長期的な視線に立って今後も地域バランスを保つように配慮してまいりますのでよろしくお願いいたします。 52 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 53 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 54 ◆21番(鍔本達朗) 非常にオブラートに包んでお聞きしておりますので、何を言わんとしているのかがお分かりだと思いますけれども、ぜひとも大局的な視点から地域バランスを考えた事業展開をお願いしたいというふうに思います。  次に、エ、常勤特別職の退職手当についてであります。  このことは前にも何度か御質問しておりますが、今回も質問させていただきます。  まず、ア、算定方法とその額についてお伺いいたします。  特別職の退職手当支給条例が教育長の処遇が常勤の特別職になったことから、平成27年に改正されたところであります。任期を終えるごとに退職手当が支払われるところですが、改めて、その算定方法と額をそれぞれお聞かせください。 55 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 56 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 57 ◆副市長(松井高善) 常勤特別職の退職手当につきましては、碧南市特別職の職員で常勤の者の退職手当に関する条例、ここにおきましても退職日の給料月額に、市長にあっては勤続期間1年について100分の552、副市長にあっては勤務期間1年について100分の360、教育長にあっては勤務期間1年について100分の216の割合を乗じて得た額と規定をされております。
     現在の給料月額で計算しますと市長は4年の任期満了で2,214万6240円、副市長は4年の任期の満了で1,183万6,800円、教育長は3年の任期満了で463万3,200円でございます。 58 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 59 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 60 ◆21番(鍔本達朗) それでは、この条例をつくるに当たっての根拠法令をお示しください。  また、算定基準の数値の根拠、国の準則があるのかないのか、お聞かせください。 61 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 62 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 63 ◆副市長(松井高善) 常勤特別職に退職手当を支給する法的根拠でございます。  これは地方自治法第204条で、条例で規定することにより支給することができるとされております。  これを受けて本市におきましては、碧南市特別職の職員で常勤の者の退職手当に関する条例を制定いたしまして、退職手当を支給しているところでございます。  お尋ねの算定基準の数値の根拠についてでございますが、特に国の準則があるわけではなく、市が独自に定めた支給割合でございます。  これは昭和59年に現在の支給割合が定められておりまして、その後は改正をいたしておりません。これは近隣市と比較いたしましても中庸的な支給割合であると認識をいたしております。 64 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 65 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 66 ◆21番(鍔本達朗) 法律ではできる条項でありますので、やらなくていいわけですよね。  まず、退職手当の支給は各自治体に任せているということでありますので、また、その算定基準等の数値の根拠ははっきり言って分からないという、どこにもないということでありますので、それでは、一般職と比較するとどうなのか、お聞きをしてまいります。  市長、副市長の任期が4年で教育長の任期が3年であります。  一般市職員が4年及び3年で退職した場合の算定方法とその額はどのようになっているのか、お聞かせください。 67 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 68 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 69 ◆副市長(松井高善) 特別職と一般職の比較ということでございますが、これは職務の内容や職責が全く異なりますので、この退職手当を単純に比較するということには大変違和感を覚えるところでございます。  ただ、参考までに新卒の大学生が自己都合により退職した場合の退職手当の額をお答えいたします。  3年におきましては、給料月額21万4,800円に支給率1.5066を掛けた32万3,617円、4年では給料月額22万1,500円に支給率2.0088を掛けた44万4,949円でございます。 70 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 71 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 72 ◆21番(鍔本達朗) 違和感があると言われるけど、額ではなくて算定基準の数値がおかしいじゃないかというふうに今思っておりますので、よろしく。算定基準の数値では、市長は1年ごとに100分の552、4年で100分の2,208になるわけですよね。一般職は100分の200.88です。  11倍弱の差があるわけでありまして、非常に隔たりがあり過ぎると思うんですが、いかがでしょうか。  また、市長をはじめとした常勤特別職の退職手当は、任期を終えるごとに支払うわけであります。高額となることから市民に公開して判断していただくべく報酬審議会にて議論すべきものではと思いますが、いかがでしょうか。 73 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 74 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 75 ◆副市長(松井高善) 一般職員との差についてでございますが、繰り返しの御答弁になりますが、その職務の内容と職責の違いということでの支給割合の差であるということで御理解をいただきたいと思います。  なお、報酬審議会での議論をという御質問でございます。  この件につきましては、社会状況を踏まえたり、近隣各市の状況を見る中で必要に応じて判断をしてまいりたいと考えております。 76 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 77 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 78 ◆21番(鍔本達朗) どう考えても任期を終えるごとに高額な退職手当が支払われるというのは、市民感情ではなかなか納得ができないところであると思います。  特別職の期末手当についても申し上げてきましたが、客観的な視点から第三者機関に議論を託すべきではと思います。せっかく報酬審議会という第三者機関があるわけでありますので、条例を変えて特別職の退職手当等も議論をしていただくべきではと思います。指摘させていただきまして、次に、(3)市政運営の問題点と課題についてお伺いをしてまいります。  今回の令和2年度の予算案の中に大きく扱われていない事業の中で、碧南市の今後の大きな課題となっている事業についてお聞きしてまいります。  碧南市の将来を見据える中で、道路行政の推進、港の活用、住環境の整備を進めていかなければならないと思います。  まず、ア、名浜道路についてお伺いいたします。  碧南市が中心となって高規格道路として名浜道路の推進を提唱してきているわけでありますが、これといった動きがなく、将来像がうかがえない状態ではと思います。  改めてその経緯及び進捗状況、今後の対応をお聞かせください。 79 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 80 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 81 ◆副市長(松井高善) 名浜道路につきまして、平成10年に常滑市から蒲郡市までの約40キロメートルが計画路線に位置づけられました。  さらに平成19年には、碧南市から幸田町までの約21キロメートルが調査区間に指定をされております。  しかし、その後の調査結果では、従来の自動車専用道路としての整備あるいは三河湾沿岸のルートでは費用対効果の面から事業着手が難しいと愛知県から御指摘を受けたために、一昨年からこの名浜の沿線市町で構成をする名浜道路推進協議会、さらには沿線の商工会議所で構成する名浜道路推進経済連合会で今後の推進方法を検討してまいりました。  昨年度は名浜道路の早期実現を目指すために現道の活用、機能強化による具体的な現道活用ルート案を検討してまいりました。  今年度につきましては、具体的な現道活用ルート案を愛知県に示しまして、合意形成を図るように取り組んでおります。  以上です。 82 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 83 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 84 ◆21番(鍔本達朗) 残念でありますが、了解をいたしました。  現道活用の名浜道路ということですが、早期開通に向け、御努力願いたいというふうに思います。  次に、イ、北新川駅前、北新川駅北交差点改良、西端線整備についてであります。  西端線と名鉄が交差するところ、名鉄線路を高架にするか、道路をアンダーにするかの決定が棚上げされているのが、西端線整備が進んでいかない1つの要因ではと思います。  西端線の整備は北新川駅前の整備、北新川駅北交差点の中に線路が走っている現状の回避との関連性を持った整備事業であります。  さきの議会において、西端線整備予定地の一部取得がされましたが、今後どのように進めていかれるのか、お聞きします。 85 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 86 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 87 ◆副市長(松井高善) 西端線の検討につきましては、碧南市の今後のまちづくりを考える上で名鉄高架が有効であるとしてきたところでございます。  整備時期については、社会情勢を考慮して決定することとしておりましたけれども、これまでの経済情勢などを考慮すると莫大な費用がかかる鉄道高架は市としても負担が大変大きく、実現性が乏しいと言わざるを得ない状況でございます。  そこで昨年、西端線計画内での高架化の届出があったことをきっかけに、改めて市の方針を協議いたしました。  愛知県の計画どおりの道路アンダーでの整備とする方針といたしまして、用地を先行取得するということにしました。  今後は、愛知県に対しまして、早期整備を強く要望してまいりたいと考えております。  また、愛知県が実施をする西端線の整備、そして、碧南市が実施する北新川駅、北交差点を含む駅前周辺整備については非常に関連性のある事業でございます。  愛知県と連携をとりながら事業を推進してまいりたいと考えております。 88 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 89 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 90 ◆21番(鍔本達朗) 名鉄線高架、北新川駅の橋上化は断念するということになるわけですね。  当初の愛知県の計画どおりの道路アンダーでの整備となると、交差点の中に線路が通るという北新川駅、北交差点の改良は見送られるということでしょうか。  また、今後の用地取得はどのように進めていかれるのか、地主さんの希望があれば先行取得するのか否か、方針があればお聞かせください。 91 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 92 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 93 ◆副市長(松井高善) 議員の言われる北新川北交差点につきましては、現在の交差点内に名鉄の線路があることから、対策が非常に難しいと考えております。  今後、西端線について愛知県に計画の再検討をしていただくとともに、碧南市において北新川北交差点を含めました北新川駅周辺の整備の検討が必要であると考えております。  西端線の用地の取得につきましては、地主さんからの御要望がありました場合、できる限り取得をしていきたいと考えております。 94 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 95 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 96 ◆21番(鍔本達朗) 西端線北新川駅前整備、北新川北交差点改良は、新川北部の懸案事項であります。  これらの事業は互いに関連した事業でありまして、この事業の完了なくしてこの地域の発展は望めないものであります。  西端線をアンダーとする決断をされたなら、この3事業の青写真を地元市民の意見を聞く中で速やかに進めていただきたいと希望いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、ウ、PIの整備状況と活用方法についてお伺いをいたします。  PI、ポートアイランドは、碧南市の海への発展に重要な位置を占めている施設であります。名浜道路と対になる事業で、碧南市の将来を見据える上でも重要施設でもあると思います。  PIの現状と今後の活用についてどのように進められているのか、お聞きいたします。 97 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 98 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 99 ◆副市長(松井高善) 衣浦ポートアイランドにつきましては、現在も県による埋立事業を行っておりまして、土砂の受入れによる埋立ての進捗は95%程度となっております。  埋立事業が完了いたしますと国及び県の事業として耐震強化岸壁、白地埠頭用地臨港道路などの整備を行う計画となっておりますが、新たな埠頭整備事業の時期につきましては、現段階では国、県から示されてはおりません。  市といたしましては、衣浦港関係の5市3町から成る衣浦港整備促進期成同盟会として、さらに経済団体、民間団体からなる衣浦港振興会とともに早期に事業着手ができるよう今現在精力的に国、県に要望しているところでございます。  土地活用といたしましては、港湾計画において船舶の係留のための岸壁、貨物の荷揚げ、荷下ろしや保管場所としての埠頭用地、企業用地としての港湾関連用地、道路としての交通機能用地及び緑地などとして活用する計画とされております。 100 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 101 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 102 ◆21番(鍔本達朗) 先ほどの名浜道路の答弁にて、PIが名浜道路の一環となることはないようであります。  しかしながら、このPIは碧南市の海への希望と言えるものと考えています。  そこで、1点お聞きいたします。  衣浦港に入港してくる船舶について、これまで入港できなかった大型船舶がこのPIが整備されることにより入港することができるのか、それとも変わらないのか、お聞きいたします。 103 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 104 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 105 ◆副市長(松井高善) 現在、接岸ができる既存岸壁での最大のものというのは、水深が12メートル、延長が240メートルでございまして、中央埠頭の東地区、そして、西地区及び武豊地区にございます。
     衣浦トンネルより北では、水深11メートルが最大となっておりまして、大水深の岸壁が不足をしている状況でございます。  ポートアイランド、外港地区に新規で計画をされている岸壁というのは、水深が12メートル、延長は280メートルとなっておりまして、長大化した船舶に対応が可能なものとなっております。  また、これと連続する水深10メートル、延長170メートルの岸壁と併せまして、バルク貨物の取扱いの拠点として利用される計画となっております。 106 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 107 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 108 ◆21番(鍔本達朗) ちょっと用語の解説をお願いしたいんですけれども、議員諸兄も分からないとは思いますが、私だけでしょうかね。  バルク貨物とは何か、ちょっと御説明いただければというふうに思いますが、よろしくお願いします。 109 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 110 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 111 ◆建設部長(中村正典) まず、大きな意味ではコンテナ貨物とそれ以外のばら荷ですね、衣浦港でいきますと石炭とかトウモロコシ、それから、金属くず、コンテナで運べないようなもの、これがバルク貨物ということでお願いします。 112 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 113 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 114 ◆21番(鍔本達朗) どうもありがとうございました。  では次に、油ヶ淵水辺公園の整備について、お伺いをしてまいります。  公園整備の姿がなかなか見えてきていません。堤防道路の整備も見られません。人道橋の建設も見受けられません。  どのように第1期工事が進められているのか、その進捗状況をお聞きします。 115 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 116 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 117 ◆副市長(松井高善) 県営油ヶ淵水辺公園の碧南市側、第1期整備区域のEエリアの水生花園の進捗状況について、お答えをさせていただきます。  整備の状況についてでございますが、平成30年4月29日に第1期整備区域14.8ヘクタールのうち、ハス池、ドングリの丘を擁する約1.7ヘクタール、これは約11%でございますが、この11%の区域が供用開始をされて、その後、引き続き桃の園の整備が進められている状況でございます。  また、昨年度から多目的広場と堤防を利用し、安城市のBエリアと結ぶ周回園路の設計を進めまして、今年度は長田川に係る公園橋の実施設計に着手し、多目的広場の用地取得に向けて用地測量と物件調査を行い、現在、用地交渉を進めているとお聞きいたしております。 118 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 119 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 120 ◆21番(鍔本達朗) 当初整備予定の1期工事が大幅に延期されたわけであります。  確認いたしますが、何年に1期工事の完了となり、その工程表が分かればお聞かせください。 121 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 122 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 123 ◆副市長(松井高善) 第1期整備区域の現在の事業認可におきましては、事業期間を令和6年3月31日までといたしまして、これを目標に事業推進に取り組んでいただいております。  県からは具体的な完成時期や工程というのは、今後の国からの交付金や用地取得の状況にもよりますので、明確にすることは難しいですけれども、第1期整備区域の先ほどの事業期間を踏まえまして、早期の事業進捗に努めてまいります。ということで伺っております。  市といたしましては、第1期整備区域の一部供用がなされていることを踏まえまして、さらなる利用促進と来園者の利便性の向上が図られるよう、周回園路と公園橋の早期整備をお願いしているという状況でございます。 124 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 125 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 126 ◆21番(鍔本達朗) 2度目の工事延長がないように、県に強く働きかけていただきたいと思います。  この油ヶ淵水辺公園は、碧南北部の一大拠点となるところであると思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、オ、山下町の新たな住宅整備についてお伺いします。  都市計画マスタープランに計画され、さきの議会ではその調査費が計上されましたが、整備方法はどのようにされていくのか。土地区画整理事業のように行うのではないようですが、お聞かせください。 127 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 128 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 129 ◆副市長(松井高善) 昨年10月に改定いたしました都市計画マスタープランの将来都市構想におきまして、新たな住宅地といたしまして西端地区の立山町周辺、新川地区の丸山町1丁目、そして、山下町の3地区を位置づけております。  これは市北部の新たな産業地における企業の進出に合わせまして、住宅地の候補と考えてまいりました。  御質問をいただいた山下町は標高が低いだけではなくて、実は活断層の影響が懸念されることも判明してきておりまして、住宅地だけではなくて、その他の利用方法についても検討していく必要があると考えております。  調査結果が判明次第、議員の皆様には御報告をさせていただく予定でございます。 130 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 131 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 132 ◆21番(鍔本達朗) 山下町は水田が多く、大雨のときの保水機能を兼ねていたところがあります。  調査段階で問題があるようですが、御説明によるその他の利用方法とはどのようなものなのか、気にかかりますので御説明願います。  また、整備方法として市が用地取得して分譲するということではないようですので、土地利用を変更し、どのように整備していくのか、地主さんの負担はどのようになるのか、整備方法を理解しておりませんのでよろしくお願いします。 133 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 134 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 135 ◆副市長(松井高善) 山下町は昭和45年度から48年度にかけて、県の補助整備事業によりまして農地としての基盤整備が行われた地区ではございますが、近年、営農に必要な水の確保が困難な状況となりまして、平成24年の11月、さらには5年後の平成29年7月の2度にわたりまして地権者の皆様方から用途変更の要望書をいただいた、そういう経緯がございます。  そういうことがございまして、土地利用の見直しを進めてきたところでございます。  議員から御質問をいただきましたその他の利用方法などにつきましては、皆様の御意見をお聞きして検討してまいります。 136 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 137 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 138 ◆21番(鍔本達朗) なかなか答弁がよく理解できないので申し訳ない。  要は何も決まっていないということでしょうか。  計画区域を指定し、調査を行っていることから、整備方法の青写真は持ってみえるのではないかというふうに思うんですが、再度お伺いいたします。 139 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 140 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 141 ◆副市長(松井高善) 繰り返しになってしまいますが、現在、基礎調査結果の取りまとめをしている段階でございます。  初めにお答えをしましたように調査結果が判明次第、御報告をさせていただく予定でございます。御理解をお願いいたします。 142 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 143 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 144 ◆21番(鍔本達朗) 何も決まっていないということでありますので、地元住民の意見は十分に酌み取る形で事業推進をお願いしたく思いますので、よろしくお願いします。  それでは、件名1を終わりまして、次に、件名2、教育行政運営の課題についてお聞きしてまいります。  教育行政における令和2年度の大きな課題は、新学習指導要領の完全実施であると思います。小学校の英語教育、プログラミング教育、ICT教育等々、課題は山積しているように思われます。  教育行政方針で示された令和2年度の方針として上げられなかった課題について、私なりの観点から質問させていただきます。  まず、(1)タブレットの導入についてお聞きします。  ICT教育の推進、タブレットの活用について教育行政方針で一言も触れられておりませんが、タブレットを活用した学習指導が今後の教育の在り方の1つとなっていくものと思われます。  平成27年3月、平成29年6月の議会で質問させていただいております新学習指導要領の柱の1つに主体的・対話的で深い学びを掲げていますアクティブラーニングを提唱しているわけであります。  生徒一人一人にタブレットを貸与して英語の正確な発音練習や調べ学習、アクティブラーニングの実践等々、タブレットを大いに活用することにより、より効果的な指導が行われるものと思っています。  小学校4年生以上の生徒に1人1台のタブレットを中学校卒業まで貸与する近隣市も見られます。  タブレット導入の考えはないのでしょうか、お伺いいたします。 145 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 146 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 147 ◆教育部長(奥谷直人) 国から学校における高速大容量のネットワーク環境の整備と義務教育段階において令和5年度までに全学年の児童生徒一人一人がそれぞれ端末を持つための国の財政支援及び整備計画、いわゆるGIGAスクール構想が示されました。  市といたしましては国の財政支援及び整備計画を踏まえ、令和5年度までに児童生徒が1人1台端末を持てるよう進めたいと考えております。  以上です。 148 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 149 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 150 ◆21番(鍔本達朗) 国の整備計画により令和5年度までに導入する意向のようですが、いつまでに、どのようにタブレットを導入していくのか。その予定をお聞かせください。  また、国の財政支援は不交付団体には行わないということはないでしょうか、確認いたします。 151 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 152 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 153 ◆教育部長(奥谷直人) 整備時期につきましては、まずは校内通信ネットワークの整備を令和2年度中に行う予定であります。  また、1人1台の端末の整備は小学校1年生から中学校3年生までを3学年ずつ、令和3年度から令和5年度までの3ヵ年で整備していく予定をしております。  また、国の財政支援の状況はということでございますが、今回の国の補助金は普通交付税の交付、不交付団体を問わず交付されるものでございます。  補助率等につきましては、校内通信ネットワークの整備の補助率は2分の1、1人1台の端末整備は1台当たり4万5,000円の定額補助となります。  ただし、児童生徒の3分の1、3人に1人分は地方財政措置、いわゆる交付税措置で手当てされているため、実質不交付団体である本市においては、3分の2の児童生徒分となります。具体的には、小中学校の児童生徒は約6,300人でありますので、その3分の2、4,200台分が補助対象ということでございます。  以上です。 154 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 155 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 156 ◆21番(鍔本達朗) やはり不交付団体には来ない分があるわけだね。国のやることですから仕方ないと思いますが、次の質問をします。  次に、(2)反転教育の導入の考えについて、お聞きします。  このことにつきましても、平成27年3月、平成29年6月の質問でお聞きしていることであります。  もう一度反復しますと授業内容をタブレットに入れ、そのタブレットを生徒が持ち帰り、家で学習結果や答えを書き入れ、翌日学校の授業で生徒全員の答えをタブレットで共有し、その結果を話し合い、理解を求めるというものです。  武雄市がタブレットを使って行っている学習指導方法ですが、研究していただいたのでしょうか。導入の考えはないのでしょうか、お伺いをいたします。 157 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 158 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 159 ◆教育長(生田弘幸) タブレットの活用で、それぞれの児童生徒の学習意欲の向上や問題解決能力が向上することが挙げられています。
     しかし、義務教育にて反転学習を行うには、全ての家庭に情報機器をそろえる必要があり、加えて各家庭で保護者のサポートも必須だと思われます。  ゆえに様々な経済状況の家庭がある義務教育の学校において、早急に実現するのは難しい学習形態であると考えます。  先ほども述べましたように、我が国ではGIGAスクール構想として令和5年度までにタブレットの1人1台の整備を目指しております。  まずはタブレットの活用方法を検討し、より有効に取り入れられていく過程において、反転教育についても検討していくことになると考えております。 160 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 161 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 162 ◆21番(鍔本達朗) 武雄市が行っている反転教育をそのまま行う必要はないというふうに思っております。  タブレットを全生徒に貸与し、家庭に持ち帰ることができれば、家庭で情報機器をそろえる必要もなくなるわけであります。  また、反転教育とは、家庭でタブレットを使って授業を前もってビデオ映像等で学び、その答えや感想を学校で、生徒全部で共有するというものが基本でありますので、授業内容の工夫により、家庭での保護者のサポートの必要はないと思います。  そこはタブレットの活用次第となると思いますので、今後のタブレットの活用方法を研究する中で、ぜひとも反転教育の導入も本気で考えていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 163 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 164 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 165 ◆教育長(生田弘幸) 先ほど申しましたように、まずはタブレットの導入を前提とした環境整備から始めていき、タブレットを活用したより有効な学習方法を検討する中で反転教育の導入を考えてまいります。  以上です。 166 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 167 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 168 ◆21番(鍔本達朗) 令和5年度までに国の指針によって1人1台のタブレットの貸与がされるわけでありますので、それをどのように活用するかということの問題だというふうに思いますので、ぜひともこの反転教育を1つの試案として考えていただきたい。  先回、淡路市の話をさせていただいたと思いますが、そこのような形で先生自身が市全体の先生のプロジェクトチームをつくって、そこで研究をするという形でやっておられました。そういったことをひとつ、参考にしていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  では次に、(3)西尾新川港線の防護壁の壁画の描き替えについてお聞きいたします。  平成29年12月議会でお聞きした件であります。  西尾新川港線の名鉄線路と立体交差する上部の防護壁に、新川中学校制生徒が平成12年に描いた壁画であります。  傷みがひどく、見るに耐えない状況であります。早急に描き替えが必要と思いますが、その後、何の進展も見られないようであります。  どのように対処されるのか、お聞かせください。 169 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 170 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 171 ◆教育長(生田弘幸) 平成29年12月議会で答弁いたしましたが、この壁画は平成12年頃に新川中学校での総合的な学習や学級活動などの授業の時間に、校舎の外壁や学校の壁などに絵を描く活動を行われており、その一環として新川中学校の生徒がその壁画を描いたものであります。  市内の壁画については、地域や行政からの依頼で学校が協力するものと、学校がゆとり教育の時代に授業で作成したものがあり、この壁画については市内で唯一、学校が名鉄にお願いをして描かせていただいたものであります。  ただし、こうした活動は活動自体に教育的価値があっても、学校と児童生徒の主体的な思いが基盤となって展開されるものと考えており、その際お示しさせていただいたところであります。  これらのことを踏まえて、前回の議員からの質問後、新川地区の学校をはじめ各校長の意向を確認する中で、教育委員会として児童生徒が壁画を描くとする活動は、今後は地域や行政から依頼されるものは学校も協力していくが、民地を借りてまでその活動は行わないという考えであります。  なお、描かれた絵はかなり傷んでおりますので、見栄えを整える作業は教員OBで文化財課勤務の職員中心に進めようと考えております。  以上です。 172 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 173 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 174 ◆21番(鍔本達朗) 教育委員会の考え、教育長の考えは十分理解をしております。  しかしながら、以前教育活動として行われたものが、見るも無残な姿となっているものを放置しておいてよいものではないというふうに思います。  指摘させていただいてから2年が過ぎました。しっかりした期限を切った計画を持ち、その費用を予算に計上し対処していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 175 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 176 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 177 ◆教育長(生田弘幸) 令和2年度中に教育委員会の持つ学校会計の予算でもって進めてまいります。  以上です。 178 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 179 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 180 ◆21番(鍔本達朗) 令和2年度中に行っていただけるということで、ありがとうございます。了解いたしました。  ただし、現状の生徒の壁画を修復するというのは、傷みがひど過ぎることから難しいのではというふうに思います。  また、景観を配慮した絵を考えていただければというふうに思うんですけれども、ここは思い切って壁画を描き直すべきではというふうに1つの案として提案しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、最後に(4)教育行政方針に藤井達吉現代美術館の記述が一切ない点についてであります。  なぜ記述がないのでしょうか、その理由をお聞かせください。  収蔵庫増設工事のため2年間の休館を予定することによるものなのでしょうか、お聞かせください。 181 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 182 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 183 ◆教育部長(奥谷直人) 教育行政方針は、新年度予算に計上した施策のうち主な事業について述べさせていただいております。  議員御指摘のとおり藤井達吉現代美術館につきましては、収蔵庫等増設事業等について、工事入札の不調に伴い事業内容を精査する必要が生じ、当初予算の計上を見送ったため、記述をしていないというものであります。 184 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 185 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 186 ◆21番(鍔本達朗) 答弁に対して理解をいたしますが、教育行政方針は令和2年度の1年間の方針を述べるものであるというふうに思っております。  収蔵庫等増設事業等について工事入札の不調を受け、6月補正にて再度事業費の計上を予定するものと聞いております。  令和2年度の事業として確定しているのなら重要な事業でありますので、教育行政方針に記載すべきではというふうに思います。  また、碧南市の文化施設として美術館、水族館、文化センター、図書館は大きな柱であります。その美術館の事業状況を教育行政方針にて述べられないのは、いかがなものかというふうに思います。  1年間を通して主な事業となるものについては、教育行政方針の中に記載されるよう望みたいと思いますが、いかがでしょうか。 187 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 188 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 189 ◆教育部長(奥谷直人) 美術館の収蔵庫等増設事業等につきましては、現在工事入札の不調を受け工事内容、金額、実施時期などの見直しをしている最中であり、事業計画が固まり次第、できれば6月議会で予算の補正をと考えておりますが、現時点ではまだ未確定な状況であります。  また、教育行政方針は先ほど申し上げましたとおり、新年度予算に計上した施策のうち重点となる事業を述べさせていただいております。  増設工事等に伴い休館することにより企画展等の展示の予定もなく、美術館予算について特段の事業がないため記述していないというものであります。  なお、休館中は美術館やその活動が市民の皆さんには見えにくくなるため、新年度において特段の予算措置はしていませんが、学芸員が企画して中学生以上の方を対象に募集し増改築中の美術館や周辺のまちの様子を知らせる手作りの冊子を作る活動を予定するなど、休館中も市民の皆さんと美術館とまちの魅力の発信を続けてまいりたいと考えております。  以上です。 190 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 191 ◆議長(鈴木みのり) 21番。 192 ◆21番(鍔本達朗) 今後、収蔵庫等工事が遅れることなく、リニューアルオープンに向け努力を傾注していただきたいというふうに思いますし、恐らく2年間の休館になりますので、その間の美術館の事業を、美術館はなくなったのかねと言われんようにしっかりとした活動をしていただきたいというふうに思います。  今回は予算案に計上されてきていない事業を中心にお聞きしてまいりました。  大局的な見地から、碧南市の将来を見据えた市政運営をお願い申し上げまして、少し早いですけれども、私の総括質疑を終わります。ありがとうございました。 193 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、鍔本達朗議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 57分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 5分 再開) 194 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、磯貝幸雄議員の総括質疑を許します。 195 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 196 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 197 ◆22番(磯貝幸雄) 令和新風会の磯貝幸雄です。  議長のお許しをいただきましたので、通告の順に質問をいたします。  市長をはじめ執行部の皆さんのおかげで、市民の皆さんの強い要望や願いを前向きに実現していただいたことにも感謝を申し上げます。  今回の質問もいろんな思いを抱えている人たちのために質問、提言をしてまいります。温かい思いを込めて答弁をお願いいたします。  さて今回は、平成25年6月に公布され、平成28年4月に施行された障害者サービス解消法に基づいた障害者福祉についての質問を行います。  この法律では、障害者は障害者手帳を持っている人のことだけではありません。その他の心や体の動きに障害のある人で、障害や社会の中にバリアによって日常生活や社会生活に相当する制限を受けている人が対象になっております。  以前の質問にも重複することがありますが、よろしくお願いをいたします。  件名1、障害者差別解消法とあいくる駐車場について。  (1)障害者差別解消法の認知度についてお伺いをいたします。  ア、この法律の認知度は全国調査によると2割程度となっておりますが、碧南市での認知度はどの程度だと思われておりますか、お伺いします。 198 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 199 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 200 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 碧南市で独自の調査はしておりませんが、ホームページや広報へきなんで周知をしておりますので、全国平均並みには認知していただいているのではと考えております。 201 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 202 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 203 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、イ、この法律を碧南市ではどのように広報してきたか、お伺いをいたします。 204 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 205 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 206 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 障害者差別解消法が施行された平成28年度には、広報へきなん4月1日号にて法施行の周知をするとともに、ホームページにて専用のページを作成し周知しております。  また、平成30年度以降は、毎年10月1日号に障害者差別解消法に関する記事を掲載し啓発しております。
     広報以外のところでは、平成28年12月に障害者差別解消法に関する講演会を開催したほか、平成29年度は障害者虐待防止法と障害者差別解消法について理解するための講演会を障害福祉サービス事業者を対象に実施しております。  また、障害者の権利擁護という観点として、平成30年度に成年後見支援センター等と連携し、落語家桂ひな太郎氏による成年後見制度を絡めた落語講演会や成年後見支援センターの職員による成年後見制度についての説明を行っております。 207 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 208 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 209 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、ウ、この法律はより多くの健常者の方が認識することで、障害者福祉の向上となります。  いま一度、広報の必要性があると思いますが、お答えをお願いいたします。 210 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 211 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 212 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 障害者差別解消法につきましては、より多くの健常者の皆さんに認識していただきたい内容ですので、引き続き広報へきなんやホームページを通じて周知、啓発に努めてまいります。  また、分かりやすく知っていただくための講演会の企画なども検討してまいります。 213 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 214 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 215 ◆22番(磯貝幸雄) できれば毎年12月の障害者週間というのに合わせていただいて、広報等に載せていただけるとありがたいなと思っております。  それでは、次、(2)障害者差別解消法施行後の碧南市での取組について、質問をいたします。  ア、障害者差別解消支援地域協議会について、ア、どのようなメンバー構成になっているのかをお聞かせください。 216 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 217 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 218 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) メンバーとしましては、社会福祉協議会事務局長を会長とし、障害者団体の代表、日本福祉大学の教授、民生委員児童委員協議会の代表、刈谷公共職業安定所や衣浦東部保健所の職員、障害福祉サービス事業所、医療機関など12名で構成されております。 219 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 220 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 221 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、(イ)です。協議会の設置後はどのような内容で、何度開催されていますか、お答えをお願いいたします。 222 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 223 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 224 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 平成29年度に設置されて以降、毎年1回、これまで計3回開催されております。  内容につきましては、主に前年度の差別解消に関する取組と当年度の取組予定について報告し、情報共有や情報交換の場としております。 225 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 226 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 227 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、イ、差別を受けられた方の対応について。  (1)差別を受けた場合は、どこのどの部署に行くのかをお答えください。 228 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 229 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 230 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 差別を受けられた場合は、まず、市役所の1階にあります福祉課へ御相談いただきたいと思います。  差別の解消に向けて、関係機関と調整をいたします。 231 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 232 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 233 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、(イ)各市町村においては障害者差別解消法職員対応マニュアルが策定されておりますが、碧南市においては策定されておりますか、お伺いいたします。 234 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 235 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 236 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 碧南市における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領を作成いたしまして、平成28年4月に施行しております。 237 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 238 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 239 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、(3)障害者差別解消法の具体的な取組について、ア、障害者の市営住宅入居者は拡大されましたか、お聞かせをください。 240 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 241 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 242 ◆建設部長(中村正典) 市営住宅に係る障害者の支援につきましては、現在建て替えを予定しております宮下住宅の3期住棟におきまして、身体障害者専用の2DK、2戸を建設する予定でございます。また、障害者用の駐車場を住戸の近くに2台整備する予定でございます。  入居要件としましては、車椅子等を使用している下肢障害者で、身体障害者4級以上の手帳の交付を受けている方を含む世帯ということとしております。  また、宮下住宅につきましては、90戸全てがバリアフリーとなっておりまして、スロープなどを使用して住戸内までいけるという仕様としております。  入居者に関しましてでございますが、障害のある方を含む世帯に配慮した空き家募集ということで、資料がある範囲で申しますと、平成27年に障害のある方を含む世帯または高齢者の世帯に限定して募集をしたものが1件、平成29年度に障害のある方を含む世帯または高齢者の世帯、また、1人世帯ということの限定をして募集をしたものが1件、いずれも向山住宅での募集でございます。  今後も建て替えの際には、障害のある方に十分配慮した住戸の整備改修を進め、入居に際しても配慮ができるように努めたいと考えております。 243 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 244 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 245 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  障害者によっては、床のバリアフリーがなくても生活できる方もいます。  市営住宅の入居者の募集をする際に、時折障害者優先の募集をしていただけるとありがたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、2年前から民間、国、地方自治体でも障害者雇用率の偽装や改ざんが多く明確にされたことがありました。  障害者雇用促進法によると、民間では2018年から2.00から2.20に引上げがされております。うまく実現できているのでしょうか。  また、国、地方自治体の率は現在何%であり、実現できそうですか、お答えをください。 246 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 247 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 248 ◆総務部長(金沢宏治) 毎年6月1日現在の障害者雇用状況を厚生労働省が調査をしておりまして、その結果を公表しております。  令和元年、国全体での調査結果では、民間企業につきましては質問者がおっしゃったように法定雇用率2.2%のところ、実雇用率が2.11%と0.09ポイント足らない状況でございますが、雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高ということでございました。  次に、公的機関でございますが、法定雇用率は民間企業より高く定められており2.5%、ただし、教育委員会は2.4%となっております。  これに対する全国の実雇用率は国が2.31%、都道府県が2.61%、市町村が2.41%、教育委員会は1.89%であり、いずれの機関におきましても、雇用障害者数は対前年で上回っております。  最後に碧南市の状況でございますが、市長部局の実雇用率が2.43%、教育委員会が2.11%でございまして、これはいずれも全国平均を上回っております。今後もさらなる障害者の方の雇用の推進につきましては、対象とした採用試験を継続的に実施してまいりたいと考えております。  以上です。 249 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 250 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 251 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  次に、ウ、公共施設の改善についてです。  (ア)車椅子から立たずに横滑りでできるトイレは各施設に設置されていますか、お聞かせください。 252 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 253 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 254 ◆総務部長(金沢宏治) 大規模な集客施設、これは延べ床面積おおむね3,000平米以上という集客施設としましたが、これが市役所本庁舎、文化会館、臨海体育館、臨海公園グラウンド、芸術文化ホール、市民図書館、海浜族館、あおいパーク、東部市民プラザ、南部市民プラザがございますが、これは全ての施設におきまして車椅子で使用できる多目的トイレを設置しております。  以上です。 255 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 256 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 257 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  次に、(イ)大規模公共施設の車椅子用の観覧席は、今何席ありますか、お答えをください。 258 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 259 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 260 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほど申し上げました大規模集客施設のうち、車椅子で観覧できる場所といたしましては、市役所本庁舎の議場内に2台分、臨海体育館に3台分、臨海公園グラウンドに12台分、文化会館ホールに5台分、芸術文化ホールのエメラルドホールに4台分がございます。  以上です。 261 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 262 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 263 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  次に、(ウ)法律の施行後に車椅子利用者の観覧席は増設されましたか。  今後、障害者のみならず高齢者の車椅子の利用者も増え続けると思われますが、お答えをください。 264 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 265 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 266 ◆総務部長(金沢宏治) 文化会館ホールにつきましては、もともと車椅子用観覧席はなかったわけでございますが、ステージに近い部分の座席が取り外すことができる構造となっておりましたので、これを取り外し、現在は5席分の車椅子用観覧席を確保しているところでございます。  今後は、国土交通省が平成27年7月に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を踏まえまして、劇場、競技場等の客席、観覧席を有する施設において、多様な利用者が円滑に利用できる環境整備を図ることを目的として策定いたしました高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準というものがございまして、施設の改修などを行う段階におきまして、今申し上げた基準及び愛知県、人にやさしい街づくりの推進に関する条例、こういったものを遵守する形で整備していきたいと考えております。  以上です。 267 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 268 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 269 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  昨年12月8日に、愛知県の身体障害者福祉大会が碧南市の文化会館で開催されました。  車椅子の参加者が30名以上を超える中、文化会館の通路、よく議員さんたちが横にずっと観客で座られるところがあると思うんですが、あそこの1列を外しまして車椅子ゾーンを増設、仮設していただきました。  ちょっと写真をお願いいたします。  このように1列外して車椅子ゾーンをつくっていただいて。写真ありがとうございました。  車椅子だけではなくて、通路が広くなって健常者の方々にも利用しやすいと思いました。
     国土交通省においては劇場、競技場等の客席、観覧席を有する施設に対して、新築設計基準の追補版というのが出まして、0.5から1.0以上に改善されました。  ここでは新築基準の幅でありますので、これを今ある施設で増設せよということではありません。  ですが、今後、高齢化が進む中、車椅子利用者の方もますます参加が増えると予測されています。大規模公共施設の客席、観覧席を増やす要望も増えておりますので、これについて、もう一度答弁をお願いいたします。 270 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 271 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 272 ◆総務部長(金沢宏治) 現在、公共施設のバリアフリー対策は、愛知県、人にやさしい街づくりの推進に関する条例、これをもとに整備を行ってまいっております。  この条例では、観覧席や客席を有する大規模な施設を新たに建築する場合には、総客席数の200分の1以上または10席以上、車椅子用観覧席を設置しなければならないと規定されております。  先ほど申し上げました各施設の車椅子用観客席の設置割合は、おおむね設計基準推奨値の0.5%を満たしておりまして、現時点では改修による観覧席の増設を行う予定はございませんが、施設の利用状況を見ながら改修時に検討をしてまいりたいと思います。  また、文化会館や芸術文化ホールでは質問者がおっしゃられたとおり、開催されるイベントにより車椅子利用者が一時的に増えることもありますので、固定している席を取り外しすることにより臨時的に車椅子用を増やすなど運用面で対応しておりまして、今後もこのような方法で対応してまいりたいと考えております。  以上です。 273 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 274 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 275 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  現在の車椅子の利用者が観覧席、客席を利用しているかというと、これ、皆さんも何か席があるけど入っていないんじゃないのという意見も多分、多いと思います。  ですが、これは基本的には車椅子の方がそこに入っていいのかという車椅子の利用者の方々が多分、心の壁みたいなものがあって、なかなか行きづらいということが根底にあると思っています。  ですので、今までイベントとか、そういう施設の案内の中に車椅子の席が何席ありますよというのは、確かに会場の案内とか、そういうのを示すところにはあるかもしれませんが、イベント等にそういうものが例えば車椅子の方々、何席入れますよとか、そういうことがやっぱりもっともっと広報をしていただけると、車椅子の利用者の方ももう少し皆さんが参加していただいたりとか、そこは増えていくんじゃないかなと思っています。  ですので、ただこれ、席を増やせということではなくて、やっぱり広報をしっかりしていただいて、それによってそういう方々の利用が促進でき、啓蒙できるような、そういうイベント事業にしていただけるとひきこもりとか等の皆さんも、高齢者の方も障害者じゃなくても車椅子を使うということがこれからあると思いますので、しっかりとそこを啓蒙していただけるとありがたいなと思っております。  次に、エ、車椅子使用者の方で大変困るのは、車椅子の方で車を運転している方、それから、乗って外に出られるときもそうなんですが、碧南のどこに多目的トイレがあるのかなというようなことで、車に乗ってしまうと例えばトイレへ行こうと思ってもなかなか行く場所が分からない。  そういうために、できたら公共施設だけではなくて民間の施設でも、そういうことが分かるようなアプリができないかなという、これはひとつ、私としても大きな要望なんですが、こういう考え方はできませんか、ちょっとお答えください。 276 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 277 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 278 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 車椅子を使われている方にとっては、使用できるトイレの設置場所は大切な情報であると思っております。  現状、アプリの独自政策は考えておりませんが、インターネット上では全国の車椅子利用可能トイレを確認できるサイトも複数ありますので、ここで御紹介させていただきます。 279 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 280 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 281 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  私もこのことを一生懸命調べておりましたらそのサイトに行きまして、碧南市の中で車椅子のトイレが使える場所が出ているアプリが結構ありました。  ですので、これをまた、障害者の皆さんにも紹介をして、ぜひ使っていただけると便利かなと思っております。  次に、(4)障害者の「害」の漢字を平仮名に変更している自治体が増えていると思いますが、碧南市においては今まで検討されていますか、お答えをください。 282 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 283 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 284 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 障害の「害」の字について、平仮名に変えている自治体があることは承知しておりますが、国の法律等も漢字を使っておりまして、また、一般的にも広く使用されている表現であるため、現状変更する考えはございません。 285 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 286 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 287 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  私、この問題をちょっといろいろと調べておりましたら、ある新聞の記事に当たりまして、この9歳の子供が障害者と呼ばれた人が嫌がるから呼び方を変えたらどう、というかわいい意見があった。その話を聞いた医師が障害者と社会との壁、つまりその障害があるから障害者と呼ばれているんだよとお話をしたそうです。  障害者は人ではなく社会に対する言葉であり、車椅子が通り越えられない段差、点字ブロック等に置かれた物が障害であり、その壁は私たちの心の中にもあります。そんな壁を全て取り除いたとき、障害者という言葉が要らなくなると書いてありました。  最初に障害者という言葉を作られた方がどのような意味でつけられたかは分かりませんが、長年、障害児の診察をされているこの医師の言葉は非常に重い意味があると痛感いたしました。  私はこのような深い思いを込めて、この問題を論議しなければいけないと思っておりますが、感想をお願いいたします。 288 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 289 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 290 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 市としましても、全ての人が障害の有無によって分け隔てられることもなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会の実現につながるよう引き続き啓発をしてまいりたいと思っております。 291 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 292 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 293 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  本来このような法律が要らない共生社会が実現できる努力をしていきたいものであります。  (5)あいくる駐車場について。  ア、駐車場入り口横にある空き地は、あいくるが購入したものですか、お答えをください。 294 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 295 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 296 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 施設の入り口にある空き地につきましては、市の土地ではございません。  今現在、駐車場として整備することを念頭に用地の取得に向けて地権者様と協議をしているところでございます。 297 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 298 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 299 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  次に、入り口の少し道路沿いですが、南のおそば屋さんが空き店舗になっております。これ、売地になっているんですけど、購入の計画はあるのか、お聞かせをください。 300 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 301 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 302 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 入り口南の店舗についてですが、売りに出された際に駐車場として活用できないか、福祉課のほうで検討いたしました。  その結果、土地の形状やあいくるの駐車場との位置関係などを考慮すると、有効に利用することが難しいと判断し、購入しないことと決めさせていただいております。 303 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 304 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 305 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  確かに、この土地を購入しても現状では利用が難しいのかもしれませんが、少しずつ広げることでその周りの地権者の協力もいただけると思うのですが、ただ、今日朝、その前を通ってきたら、そこのおそば屋さんのところにずーっとシートが張られていまして、多分売られちゃったのかなというところかな、ちょっと今日朝、見ました。  初めてシートが張ってあったので、もしかしたら民間のほうに先に買われてしまったのかなと思っています。  ただ、これからのことも考えながら、これ、まだちょっと実際の情報じゃないので、また、1回調べていただいて、できることならうまく広げていっていただけるとありがたいなと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。これ、答弁は結構です。  次に、ウ、このあいくるは午前中に満車状態が多くなりますが、今後の駐車場の取得計画はどうなっておりますか、お答えください。 306 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 307 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 308 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 駐車場に関しましては、今年度、施設西側の土地を取得しまして、現在駐車場として整備しているところでございます。  また、先ほどお話ししました入り口の横の土地についても、取得に向け協議をしております。  今後も駐車場として活用できそうな土地、用地ができた際には、取得、整備に向けて積極的に検討してまいりたいと思っております。 309 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 310 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 311 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  障害者差別解消法では、障害のある方に社会が合理的配慮を行うということから、共生社会の構築ができるとされています。  合理的配慮というのは、人間が一生懸命皆さん、そういう障害を持っている方に優しい思いで接するということが、本当の一番の原点だと思っております。  ですので、この配慮という言葉を、障害者だからやってやらないかんとか、そういう問題ではなくて、皆さんで一緒にそういう共生社会をつくっていきながら、思いやりを持った社会になっていくと一番いいと思っております。  人生100年の時代を迎える中で障害者のみならず、高齢化社会においても、まずはこの法律の知識の向上とともに、次に、共生社会の実現のために心のバリアフリーを皆さんで推進をしていきましょう。  早いですが、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 312 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、磯貝幸雄議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 11時 38分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 39分 再開) 313 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  岡本守正議員の総括質疑を許します。 314 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 315 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 316 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。  今から、件名1のくるくるバス充実について質問をさせていただきます。  (1)碧南市予算7款商工費、1項商工費、市内循環バス運営事業4,506万3,000円について、質問をさせていただきます。  平成10年に市内循環バス、くるくるバスが近隣自治体ではいち早く実施していただきました。  くるくるバスは郊外のあおコース、みどりコースは時間待ちが1時間30分から3時間であります。現状のままでは、自動車なしでは外出が大変不便な状況であります。  今後、高齢者も増え、免許証を返納する人も増えてきます。くるくるバスを利用しやすいように外周コースを1時間に1本、近くのバス停に来られるようにバスの台数を増やし、増便すべきです。お答えください。 317 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 318 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 319 ◆経済環境部長(永坂智徳) くるくるバスの外周のあお及びみどりコースの増便という御提案でございますが、運行の便数を増やすとなりますとバスの台数や運転士の人数など、運行業務の内容に大幅な見直しが必要となるとともに、運行経費、運転手確保の課題が生じてまいります。  そもそも、外周のあお及びみどりコースを一周するのに要する時間が2時間45分程度かかります。これは、集落地から500メートル以内にバス停を設けていることから、近隣市町の地域コミュニティバスに比べて、バス停の数が突出して多いことに起因をしております。  そうした中、現行におきましては両コースとも1日5便の運行を確保するため、パープルのバスを走らせる中で利用者の需要に応えているところでございます。
     乗降者数など、利用状況の現状を今後見ていきながら、どういった運行形態がよりよいのか、調査研究をしているところでございます。 320 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 321 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 322 ◆2番(岡本守正) 増便を当然しなくてはならないということです。  今大体、高齢者の人たちが歩いてバス停に行くのに250メーター、それもかなりしんどい人もございますけれども、これを今年間14万人ぐらいの人が全体では使われておるんですけど、やはりそこでとどまっておるわけですけれども、実際はこれから免許証を返納される方もあります。  今の状況の中では、免許証返納が非常に難しいと言われておる方もございます。これを進めるために、やはり増便をすべきです。  それで、バスの運転士は現在何人か、1日何人の運転手でバスを運行しているか、お答えください。 323 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 324 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 325 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在運転手は10人で、そのうちの5人が1日で勤務をしております。 326 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 327 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 328 ◆2番(岡本守正) それと、バスの運転手の休息とか、昼の食事はどのようになっておるのか、これについてもお答えください。 329 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 330 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 331 ◆経済環境部長(永坂智徳) 4台のバスは、市役所での10分程度の停車以外は常に動いております。  そうした中で、先ほども御答弁させていただきましたが、1日5人で交代をしながら運転しておりますので、時間差で昼食等の休息はしっかりと取っております。 332 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 333 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 334 ◆2番(岡本守正) バスを増やすのと、当然運転手さんは10人じゃ、常に来られている方が5人という形ですけれども、若干増員しながら今後、高齢者が買物や医療機関に行ったり、そういうことが増えていくことは絶対あり得る話ですので、バスを充実していく、単純に言えば2台増やすならば、この近隣では最高のくるくるバスになると思います。  こういうことを研究はされておられるようですけれども、バスを増やしていく、そして、3時間近く待つ形をやめさせなくては、今後の高齢者対策についてはできないというふうに思いますので、研究だけじゃなくて、とにかく増やしていただきたいということで、これについてお答えください。 335 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 336 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 337 ◆経済環境部長(永坂智徳) 御提案のようにバスの台数を増やせば、便数を増やすことも可能ではございますが、全体の利用者数が減少傾向にあるといった状況もございますし、また、バス車両も1台1,000万円以上いたします。  また、バス1台の運行経費を昨年度の経費で試算しましても、年間でおおむね1,300万円程度かかるということもございます。  さらにはバスを増やしても、それに見合うだけの運転士の確保が大変に厳しい状況でございます。  今後も市民の皆様の利便性向上並びにくるくるバスの利用向上に向けて、引き続き調査研究を進めてまいります。 338 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 339 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 340 ◆2番(岡本守正) いわゆる乗る人が、利用する人が増えていないというのは、やはりそれを利用したいと思っても、今の現状ではできないというふうに思います。  これを増やす、うちの近所の人も外回りのバスを使おうとするとやはり戻ってくるという形を取りますと、いろんなのを乗り継ぎながらしてもやはり難しい。そうなるとやはり免許証を離すわけにはいかないというふうなことを言われております。  やはりくるくるバスが本当に使われる。そういう状況を出すには、台数を増やし、1時間に1本ぐらい来る、そういうバスにしていかなくてはならないというふうに思いますので、調査研究をされておりますので、早急に増やしていくという形を取って利用者も増やす、そういうことでお願いをしていくということを、もう一度調査研究を早めていただきたい、そういうふうに思いますので、もう一度お答えを。 341 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 342 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 343 ◆経済環境部長(永坂智徳) 繰り返しになりますが、現在の利用状況の実態を把握しながら、今後も市民の皆様の利便性向上並びにくるくるバスの利用向上に向け調査研究を進めるとともに、現在の限りある台数、運転手の人数でできることにつきましては、積極果敢に進めてまいります。 344 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 345 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 346 ◆2番(岡本守正) 次の件名2、小中学校普通教室に整備されたエアコンの管理について質問をいたします。  これが整備されて、碧南市の小中学校全てに完備されたエアコンです。  碧南市予算10款小中学校施設維持管理事業費で、エアコンの管理は各教室の生徒と教師に任せるべき、いわゆるエアコンの管理の問題ですね。各教室は校舎の向きや建てられた場所、何よりも生徒の体調などを教師が把握し、エアコン操作、管理は各教室で行えるようにすべきです。  これからのエアコンの管理についてはどのようになっておりますか、お答えください。 347 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 348 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 349 ◆教育部長(奥谷直人) 今年度小中学校普通教室に空調設備が整備されることに伴い、空調設備を使用する場合の基準として、教育委員会と小中学校校長会とでもって碧南市立小中学校空調設備運用基準を作成いたしました。  この運用基準では稼働に当たっての注意点として、操作は必ず教職員が行うこと、使用中は児童生徒の体調に十分配慮することなどを掲げております。  以上です。 350 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 351 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 352 ◆2番(岡本守正) 基本的には、操作は各教室で行われるというふうに受けとめますけれども、やはりそれには教師が生徒のことだとか、教室の位置だとか、そういうことをしっかりと把握しながらしていただきたいというふうに思います。  そして、生徒が下校した後、エアコンの切り忘れやなんかについて、どのように管理をされておるのか、お答えください。 353 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 354 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 355 ◆教育部長(奥谷直人) 教室のエアコンは原則授業中に教職員の判断で使用し、教室ごとに教職員が操作していく予定でございます。  切り忘れのないよう留意してまいりますが、職員室に集中管理リモコンを今後設置いたしますので、このリモコンにより操作をしていくことも可能でございます。これにより対応させていただきたいと思っております。 356 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 357 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 358 ◆2番(岡本守正) 次の加湿器を普通教室に導入すべきという質問を行っていきますが、これまでストーブを導入されていた学校がありました。そのために加湿器導入が多いと考えられます。  空気清浄機が導入されている学校もあると聞きました。  ちょっと、これが空気清浄機です。こういうことですね。  そこで、今現在どの学校に加湿器が何クラス導入されて、清浄機がどの学校に何クラス導入されているか、お答えください。 359 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 360 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 361 ◆教育部長(奥谷直人) まず、小中学校の湿度に関してでございますが、これは環境測定ということで冬場にやっております。  これにつきましては学校環境衛生基準、国が示しますもので測定をしておりますが、この中ではそれぞれの測定結果といたしましては、望ましい湿度が保たれておるということでございます。  御質問の小中学校の加湿器、空気清浄機の導入状況ということでございますが、まず、加湿器につきましては、小学校では大浜小学校の1校、1年生から6年生までの3クラスずつで18個、特別支援学級などに6個で合わせて24個。  中学校は3校で南中学校の3年生7クラスに7個、東中学校は2年生の5クラス、3年生の5クラスの計10個。西端中学校3年生の3クラスの3個であります。  また、空気清浄機は中央中学校の1年生から3年生までの3クラスずつと、特別支援学級2クラスで計11個となっております。  以上です。 362 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 363 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 364 ◆2番(岡本守正) 今の状況ですと新川小学校はゼロで、中央小学校もゼロということで、棚尾小学校もこうなるとゼロということですね。日進小学校もゼロ、鷲小もゼロ、西端小学校もゼロ、新川は小学校も中学校もゼロということになっております。  南中学校は1年生、2年生がゼロ、東中は1年生がゼロということ、西端中学校は1年生がゼロで2年生がゼロということになっております。  こういう形でエアコンは全ての小中学校に入りました。  空気清浄機が入っていない全てのところについては入れる、この空気清浄機は今日も花粉が飛んでおりまして、花粉除去だとか、そういうことも含めてありますので、入っていないところ全てに導入することについて、お答えください。 365 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 366 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 367 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほども答弁させていただいたように、今各教室につきましては、望ましい湿度が保たれている状況でございます。  エアコン設置後は、1日中教室内でエアコンを稼働させることを想定しているものではございません。空調設備の運用基準に従って、必要なときに使っていくものでございます。  加湿器の導入をとの御提案でございますが、まずは設置後の教室環境を見極めてまいりたいと考えており、導入を進めていく考えは、今は持っておりません。  なお、空調設備運用基準では、冬季など教室内の適切な湿度管理の例としてバケツに水を入れて教室に置くことなどを挙げております。  これは、加湿器は毎回の水の補充、水あかを取るための定期的な掃除も必要なため、管理に手間がかかるため、手軽に湿度調整が図れる措置として考えるもので、既にエアコンを導入した近隣市においても同様の対応を掲げているところでございます。  いずれにしましても、今後も文部科学省が示します学校環境衛生基準を踏まえ、適切な環境の維持に努めてまいります。  以上です。 368 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 369 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 370 ◆2番(岡本守正) 空気清浄機は、今は全て網羅しておる空気清浄機もございます。  花粉、それから、除菌も含めて、それから、加湿器の役目を行われる、そういうのもあります。  そういうことで、入っていない全ての学校については入れて、教育環境の均一ですかね、それぞれの学校、教室に合わせたそういうのをしていくことを行っていきたいというふうに思います。  市長、今度はその点で、これまでは空気清浄機も加湿器もどうも市が導入をしたという感じではありません。ここでひとつ、入っていないところのクラス、学校について市が入れていくことについて、市長、ちょっとお答えください。 371 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 372 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 373 ◆教育部長(奥谷直人) 繰り返しになりますけれども、今質問者がおっしゃいましたように、それぞれの教室環境を適切に維持していくということは必要なことかと思いますので、それを努めてまいりたいということと、来年度から本格的に空調の稼働が始まっていきますので、その状況もしっかりと見極めていきたいなというふうに考えております。  以上です。 374 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 375 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 376 ◆2番(岡本守正) どうも入れないというようなことが中心になっておりますけど、やはり全部の教室に入れていくような形で本当に空気清浄機は入れていくべきだというふうに思いますので、そのことについてこれで終わりますけれども、空気清浄機は全てに使える状況のやつということでお願いしたいということでございます。  それでは、次の質問に移っていきます。  件名3の福祉タクシー料金助成事業と高齢者タクシー券について質問をさせていただきます。  (1)3款民生費、社会福祉総合助成事業の福祉タクシー券の料金助成事業についてお聞きいたします。  令和2年度福祉タクシー券は、何人の方にどれだけの枚数が助成されたのか、お答えください。
    377 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 378 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 379 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 令和2年度の福祉タクシー券につきましては、今までの実績を踏まえ、550人に交付し、延べ約6,500回の利用に対する助成を想定しております。 380 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 381 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 382 ◆2番(岡本守正) そうしますと、計算しますと少し足らないような形ですけれども、このこととそれぞれの枚数をどういう方々にお配りされるのか、身体障害者だとか、そういう方々に配られるわけですけれども、どのような形で配られておるのか、枚数などをお聞きします。 383 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 384 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 385 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 福祉タクシー券交付の対象者につきましては、身体障害者手帳1級から3級、療育手帳A判定またはB判定もしくは精神障害者保健福祉手帳1級または2級の所持者の方に対し交付をしております。  ただし、自動車税または軽自動車税の減免を受けられる方は対象とはなりません。  次に、交付枚数についてですが、年間24枚を標準として利用券を交付しておりますが、利用実態に配慮し週1回または2回通院される方には年48枚、また、週3回以上通院される方には年96枚を交付しております。 386 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 387 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 388 ◆2番(岡本守正) そこで、身体障害者の手帳が中心になるわけですけれども、療育手帳も含めてですけれども、これについて、これは申告がなければそれを頂けないのかどうか、ちょっとお聞きします。 389 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 390 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 391 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) あくまでも福祉タクシー券ですので、それで通院等でタクシーが必要だという形での申請があった方に交付をしております。  その際に、先ほど言いましたように利用実態、通院が週何回あるから何枚という形をとらせていただいております。 392 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 393 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 394 ◆2番(岡本守正) ふだんは療育手帳のA、Bを頂いておる方は、くるくるバスを利用していかれるわけですけれども、通院を突然と余儀なくされた場合などはどういう形になるんですか。 395 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 396 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 397 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) そういう形で通院が必要になったという場合は、その際に申請を頂ければ福祉タクシー券を交付させていただいております。 398 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 399 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 400 ◆2番(岡本守正) 突然そうなっちゃった人がおりますので、そのことを施設に連絡をさせていただきます。  それでも通院がやはりどれだけになるか、そういう分からん場合はその都度ですかね。 401 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 402 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 403 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 交付の申請の際には、どのぐらい病院に通って、どのぐらいその利用があるかということを言っていただいて、それに見合ったように枚数を増やすなりの考慮をしておりますので、急に増えるとか増えないとかいうじゃなくて、大体定期的に週1回通院せないかんとか、週2回通院せないかんとかいう状況の下で交付させていただいております。 404 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 405 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 406 ◆2番(岡本守正) なかなか交付するときに突然というのがありましたので、施設にそういうことをちょっと連絡しておきます。  そうしますと、最高96枚という形になるということは、かなりの通院ができるなというふうに思います。  ちょっと計算機がないもんで、先ほどのあれですけど、計算できませんけれども、ちゃんと施設に連絡いたします。  それと次のところに移ります。(2)に移ります。  高齢者タクシー券の交付がこの近隣でも、中身はそれぞれ違っておりますけれども、交付されておるのは刈谷市、西尾市、豊田市で行われております。  これ、これからの高齢化社会に合わせて高齢者タクシー券の交付を行っていくべきだと思いますけれども、まず、愛知県で高齢者タクシー券が助成されている自治体はどれだけあるか、お答えください。 407 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 408 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 409 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 愛知県でどれだけかということでございます。  質問者も言われたとおり、タクシー券には様々な形態がありますので、一概に同じような形態ではありませんが、そういうことを含めて何らかの助成のような形を取っているというのが県下では35あるという具合に認識をしております。 410 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 411 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 412 ◆2番(岡本守正) 中身はそれぞれ違っておるわけですけども、県下35という自治体が行われておるということですね。全国的にも愛知県内でもそういう状況にいくというふうに思います。  もちろん先ほど言ったようにそれぞれ違うわけですけれども、これからの時代は昭和、平成時代を支えていただいた高齢者に対して優遇するような形で行っていかなくてはならないというふうに思います。  そういう中、早く高齢者タクシー券を碧南も助成をしていくべきです。そうしますと、くるくるバスだとか、そういうのも利用しながら、かなりの行動半径になっていくのではないかというふうに思います。お答えください。 413 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 414 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 415 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者のタクシーということでございますけれども、県下それぞれの自治体、環境がそれぞれ異なっております。  市域面積がかなり大きな自治体もあれば、比較的小さな自治体もある、あるいは近隣にどういった施設があるだとか、これ、状況が違いますので、一概にこれは同じ基準では考えられない問題かという具合にも思っております。  コミュニティバスでも有料、無料とあります。碧南市では当初から無料でこれを運行しておりますし、前回でもお答えさせていただきました外出支援サービスあるいは福祉有償運送事業、こういったものも行っております。  あるいは高齢者の方の中にも、やっぱり車を利用される方もみえます。衝突防止安全装置への助成も行っております。  そういった様々な制度をそれぞれの方の生活パターンあるいは行動の中で組み合わせていただいて、御利用をいただければという具合に考えておりますので、今すぐ高齢者タクシー券をという考えはございませんのでよろしくお願いをいたします。 416 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 417 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 418 ◆2番(岡本守正) 碧南市は狭いので、いろんな形で言われておりますけれども、まず、くるくるバスは無料だと、実際お金を取るということになると大変な国土交通省の許可、基準なんかもあるというふうに思いますので、余計たくさんのお金が要ってしまうのではないかというふうに思います。  くるくるバスみたいにちゃんと安全にしていただければ、このくるくるバスと高齢者タクシー券、比較的元気な人が利用できるような、そういう形で利用できるような、そういうふうに碧南市も周りの市とあけないような形で行っていくべきだというふうに思います。  うちの近所の人も、外周回りのくるくるバスしか乗れない。だけど、免許証は85歳になるので返納するということで返納された人が、市役所までどうやっていくのかなということになります。そうした場合、高齢者にタクシー券があれば今の状態のくるくるバスじゃ利用できないけれども、すっとそれを利用すれば行けるという形です。  多くのところは高齢者を見てみますと、85歳だとかひとり暮らしとかいろんな条件がついております。そういう中、その方はひとり暮らしをされ、当てはまるんじゃないかとかと言われておりました。  こういう方が市役所へ来たり、外出できる、たまに病院にも行かれておりますけれども、こういう人たちが実際に利用できる高齢者タクシー券、これを行っていくべきだというふうに思います。これを皆さんがやれば、碧南市は住んでよかったなあという状況になります。  こういう形で出していただけるよう、これは、調査研究はされておるんですか、ちょっとお答えください。 419 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 420 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 421 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 公共交通機関ということでは、様々な御質問も頂く中で、くるくるバスをはじめとした次世代公共交通をどうしていくかということは研究をしている状況であります。そうした中で、こうしたものもどういう具合になっていくかということもあると思います。  現時点でのいわゆるタクシー券の支給ということは考えておりません。  当市の様々な制度をうまく利用していただきながら外出をしていただき、筋トレルーム60も活用していただくあるいはお風呂にも入っていただく中で、それぞれ介護予防に努めていただければという具合に思っております。  以上です。 422 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 423 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 424 ◆2番(岡本守正) やはり不便な部分が、特に昭和、平成、これを支えてこられた方に本当に報いるような、そういう施策をぐっと推し進めていただきたいというふうに思います。  さらにはやはりいろんな形は、先ほども言われたように碧南市は狭い、そして、そういうくるくるバスやそういうのを利用されればうまく買物だとか、そういうことを言われておりますけれども、実際にくるくるバスが本当に利用できる、そういう状況ならいいんですけれども、今のところ調査研究をされておるということ、やはりここに高齢者タクシー券があれば今すぐ間に合う、そういうふうに思っております。早くしてほしいという私のうちのそばに住んでおられる方の声であります。  そういうこと早く研究をして、実際に出してほしいということを、もう一度お願いします。 425 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 426 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 427 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者の方が様々な努力をされながら昭和、平成と、私自身も敬意を表しておりますので、高齢者の方のいろんな福祉については、それを取り組んでいくということの気持ちに何も変わりはございません。  タクシー券の回答については、先ほど述べさせていただいたとおりであります。  そういう中でうまく現行の制度を活用していただきながら、介護予防に努めていただきたいという具合に思っております。よろしくお願いいたします。 428 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 429 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 430 ◆2番(岡本守正) ちょっと時間が余りましたけど、これで終わります。 431 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、岡本守正議員の総括質疑を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩といたします。                            (午後 零時 21分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 30分 再開) 432 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小池友妃子議員の総括質疑を許します。 433 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 434 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 435 ◆7番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。  議長から発言のお許しを頂きましたので、みらいクラブを代表して総括質疑をさせていただきます。  令和2年2月13日に禰宜田市長から御回答を頂いておりますみらいクラブの令和2年度予算編成要望書内容を盛り込みながら、本定例会初日に行われました令和2年度の市長の施政方針演説及び教育長の教育行政方針演説と令和2年度予算案の中から質疑をさせていただきます。質疑の順序は、通告書に示したとおりです。  件名1、令和2年度施政方針について。  本年4月に市長及び市議会議員選挙が執行されます。先日の予算概要説明会において令和2年度予算は骨格的予算であると説明を受けておりますが、幾つか気になることがございましたので確認をさせていただきます。  (1)予算編成について。  ア、一般会計について。  骨格的予算であるということは、新規事業がほぼありませんので全体として予算額が減るのではと思いきや、令和2年度は21億3,000万円余の増の311億397万円余となっております。これはと思い、4年ごとに遡ってみました。すると、28年度は前年度より5,000万円余減、24年度は4億6,000万円余減、20年度は9億円余減となっていました。減っている。  午前中に21番議員も質疑をされましたが、改めてお聞きいたします。骨格的予算にもかかわらず、一般会計、令和2年度当初予算額が21億3,000万円余も増えたのか理由を教えてください。
    436 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 437 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 438 ◆市長(禰宜田政信) 令和2年度の一般会計予算総額が、前年度当初予算と比較しまして21億3,000万円余、率にして7.4%の増となった主な要因でございますが、先ほどの21番議員の御質問に対してもお答えしているところでございますが、歳入の寄附金、これはふるさと応援寄附金事業でございますが、今年度当初予算が7億円、令和2年度当初予算で21億円を予定しておりまして、この寄附金だけで14億円の増となっております。これが大きな要因です。  また、歳出面では、会計年度任用職員制度の導入、ふるさと応援寄附金事業における配送委託料やふるさと納税のサイト利用等に関する手数料などの増、障害者児に対する介護給付訓練等給付事業の増、市営宮下住宅建替事業などの事業で増えているということでございます。 439 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 440 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 441 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  今、お答えいただいた主な項目は、ある程度理解ができる要因ではございました。今年度、21億円のふるさと応援寄附金におきましては、令和2年度も20億円入ると見込まれております。これも不確かなものであると思います。確かなものにするために、ふるさと応援寄附金事業を令和2年度もまたしっかり応援をお願いいたします。  さて、通常、過去の実績を見ますと、改選後の6月、9月補正で新規事業が組み込まれてきます。令和2年度も同じであると考えると、総額的にはかなりの予算規模になると理解をしておいてよろしいのでしょうか。 442 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 443 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 444 ◆市長(禰宜田政信) 質問者のおっしゃるとおり、新規の政策的な事業につきましては6月補正に計上する予定でございますので、令和2年度の予算規模は今後膨らむことになります。その規模につきましては全くの白紙であり、6月補正で御審議いただくということになります。 445 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 446 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 447 ◆7番(小池友妃子) 分かりました。来年度の新規事業がどれだけ膨らんでくるかがとても気になります。市民満足度を上げるには、何でもかんでも予算を増やして事業をしていくことがよいことではないと市長も御理解いただいていることだと推測いたします。今後も、きちんと精査した上で新規事業を審議させていただきたいと思います。  では、予算が膨れ上がったということは、経常収支比率にも影響が出てくると思います。そこで、イ、経常収支比率についてです。  令和2年度財政力指数1.252とよい数値を維持しているにもかかわらず、経常収支比率は94.7%となっております。分かりやすく言いますと、1,000万円の年間収入があっても947万円生活費で消えてしまうということで、残りの53万円が自由に使えるお金ということになります。53万円で、家族で旅行に行ったり、習い事をしたり、外食をしたりすると、将来に向けての貯金は果たしてどのくらいできるのでしょうか。  映像を映してください。  これは、2018年度決算の経常収支比率です。碧南市は61位の86.4%、何と1位、2位、5位、6位と愛知県が占めています。1位の豊田市の経常収支比率は70.4%です。同じように考えれば、豊田市では自由に使えるお金が296万円ということになります。毎年支払いが決まっているお金が多くなればなるほど、自由に使えるお金が少なくなる。要するに、自由に使えるお金が多ければ柔軟な政策ができるが、自由に使えるお金が少なければ柔軟な政策はできない。新規の政策ができないということになります。令和2年度の94.7%を仮にこの表に当てはめると、511位と急降下します。  映像、ありがとうございました。  また、令和2年度の財政調整基金で予定している取崩し額は11億9,998万円余となっております。あくまで予定とはいえ、新規事業がほぼない骨格的予算にもかかわらず約12億円の取崩し額、ちょっと不安になります。  そこで、見込みといえども94.7%の経常収支比率、予算概要説明会でも聞いておりますが、94.7%とした理由をもう少し詳しく教えてください。 448 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 449 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 450 ◆市長(禰宜田政信) 経常収支比率の変動につきましては、様々な要因が影響しております。歳出のうちの義務的経費として、人件費、扶助費、公債費がございます。令和2年度からの会計年度任用職員制度導入に伴う手当等の支給による人件費の伸び、障害者自立支援施策や保育無償化など保育充実に伴う社会保障給付の増加により扶助費は年々増加基調にあることなど、率を引き上げる要因となっております。  また、下水道事業会計負担事業や、衣浦衛生組合運営事業における負担金などの補助費の増加、さらには、市税収入の減少につきましても率を上げるという要因の1つになっておるわけでございます。 451 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 452 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 453 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  では、今、答弁の中に出てきました下水道事業について確認をさせていただきたいと思います。  ウ、下水道事業について。  令和2年度より下水道事業は特別会計から企業会計に移行します。まずは、企業会計に移行することにした理由をお示しください。 454 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 455 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 456 ◆市長(禰宜田政信) 平成27年1月27日付の総務大臣の要請を受けまして、事業の経営成績や財政状況を明確化し、持続可能な下水道事業の経営を目指すために企業会計に移行することとしたということでございます。 457 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 458 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 459 ◆7番(小池友妃子) 総務大臣の要請を受けたからなんですね。そうしますと、令和元年度より経常収支比率が5.5ポイント悪化すると予想されます。企業会計にすることにより下水の影響があるとすれば、そのうち何ポイントぐらいなのか、お示しください。 460 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 461 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 462 ◆市長(禰宜田政信) 地方公営企業会計への移行によりまして、認可区域内の雨水処理に要する経費に加え、雨水、汚水処理に係る施設の減価償却費についても、一般会計が負担すべき経費に含まれることになることによりまして、下水道事業会計の負担金は2億7,400万円余の増となりました。この増加分を単純に除いて試算をしますと、1.5ポイント、パーセント程度、経常収支比率が下がるというふうに思っております。 463 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 464 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 465 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  ということは、少なからず企業会計にしたことによって硬直化に影響があったということですよね。  では、企業会計にすることでのメリット、デメリットをお聞かせください。 466 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 467 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 468 ◆市長(禰宜田政信) まず、メリットといたしましては、経営成績や財政状況が明確になるほか、類似する他企業との比較が可能となりまして、高い経営意識が期待されます。  一方、デメリットということでございますが、特段ありません。 469 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 470 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 471 ◆7番(小池友妃子) 分かりました。ありがとうございます。  では、個々の施策について確認をさせていただきます。  (2)主な施策について。  ア、手と手を取り合う結びあいのまちづくりについてです。  (ア)碧南伊勢土地区画整理事業について。  8款5項都市計画費に土地区画整理費と公園緑地費があります。このことについてお聞きいたします。  碧南伊勢土地区画整理事業の進捗状況をお聞かせください。 472 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 473 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 474 ◆市長(禰宜田政信) 碧南伊勢土地区画整理事業の進捗状況は、平成30年度末の進捗率が、事業費ベースで84.1%でございます。基盤施設の整備率は、道路が94.2%、水路が100%であり、令和3年度の事業完了を目指しています。  また、伊勢町公園の整備は、平成30年度に着工し、令和2年度末までで整備完了を目指しております。 475 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 476 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 477 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  1ヘクタールもの伊勢町公園は、市民交流の場、憩いの場、さらには周辺地域の一時退避場所などとして防災機能の充実を図るということですが、具体的にはどのような公園になっていくのでしょうか。 478 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 479 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 480 ◆市長(禰宜田政信) 伊勢町公園は大浜地区を代表する緑の拠点に位置づける都市公園であり、地域住民の皆様が世代を問わず交流でき利用していただけるよう計画しております。具体的には、災害時の一時退避場所や火災時退避避難場所として活用できる多目的広場や、交流憩いの場として活用できる芝生広場や、児童用遊具広場などを設け、その機能が発揮できるよう、東屋、遊具などの公園施設を整備してまいります。整備後、地域住民の皆様の様々な活動の場として御利用いただければと考えております。 481 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 482 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 483 ◆7番(小池友妃子) 地域住民の皆さんが世代を問わず交流でき利用できる公園、いいですね。人は生きていく上で一人で生きていけません。多世代交流ができる場は、地域コミュニティーをつくる上で非常に大切な場となります。地域住民だけでなく、様々な地域の方々も利用しやすい公園となることを期待しております。  さて、伊勢町公園の近くには浜田町ちびっこ広場があります。これが廃止になるということを耳に挟みました。廃止後の土地利用計画についてお聞かせください。 484 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 485 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 486 ◆市長(禰宜田政信) 浜田町ちびっ子広場の土地は、地権者から寄附を受けておりまして、廃止後の土地利用につきましては、現在検討しているところでございます。 487 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 488 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 489 ◆7番(小池友妃子) 伊勢土地区画整理では、東西南北に道路がつくられ良好な環境になりますが、この区画整理地の北側には余り道路がありません。このちびっこ広場を利用して道路を造るお考えはございませんか。 490 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 491 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 492 ◆市長(禰宜田政信) 伊勢土地区画整理事業地の北側には道路がなく、この周辺の土地利用を考える上では道路の必要性は認識しておりますので、ちびっ子広場の土地利用を検討する中で、道路の築造も視野に入れた利用計画を考えてまいります。 493 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 494 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 495 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  せっかく整備しているわけですから、市民がより生活しやすくなるようなちびっ子広場の土地利用に期待をし、次に進みます。  (イ)防災・減災に対する取組についてです。  みらいクラブとして、防災・減災対策は重要課題として考えており、要望書の中でも、防災の意識向上のため、全市民を対象とした実用的な防災訓練をと要望させていただいております。  市長は、施政方針の中で、市民による自主的な避難所設営、運営意識の醸成を図っていくことを述べられていらっしゃいます。現時点では、各地区自主防災会主催の防災訓練や、年1回の総合防災訓練があります。しかし、実際には実用的な訓練とは思いません。このままでは、いざというとき生きられる命であるのに生きることができなくなるのではと危惧しております。お住まいの地区によっては避難の仕方も必要なものも違ってまいります。赤ちゃんとお年寄り、外国人、障害者、持病がある人など、一人一人の命を守る方法も違います。地区の全ての人々がお互いを理解し、相互扶助の関係を持ち訓練をすることは、非常に大切なことです。  そこで、碧南市民全員の命を守るためにも実用的な訓練を実施していただきたいと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。 496 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 497 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 498 ◆市長(禰宜田政信) 全市的な防災訓練の取組としましては、毎年8月の最終日曜日に各地区持ち回りで碧南市総合防災訓練を実施しているほか、各地区自主防災会において、年四、五回程度の防災訓練を実施しております。より多くの市民に防災訓練に参加していただくためには、防災に対する意識を変えていく必要がありますので、引き続き、防災講座や広報へきなん、ホームページ等、あらゆる機会を通じて啓発を行ってまいります。  また、高齢者をはじめ障害者、乳幼児、外国人など、多くの市民が参加しやすいような訓練環境を整備していくことも重要であると認識しており、市総合防災訓練においても、アレルギー対策や障害者に対する考慮等、取り組んでいるところであります。  今後は、コミュニケーションボードを活用する訓練などを取り入れながら、訓練に参加しやすいような環境づくりに努めていくとともに、市民団体や自主防災組織への出前講座等に出向いた際には、訓練参加の重要性や呼びかけを行いながら意識の醸成に努めてまいります。 499 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 500 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 501 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  市総合防災訓練において、私もこれまで提案させていただきましたアレルギー対策や障害者に対する考慮などを取り入れていただいたことについては、一歩前進したと評価をさせていただいております。ぜひ、全市民が実用的な訓練に参加し、防災・減災に対する意識の醸成を図っていけるようお願いいたします。
     それから、大災害が起こり避難所生活をする上での困り事のトップに挙げられることが多いのが、トイレ問題です。これまで大きな地震が起こるたびに、トイレに関する問題により被災者はつらい経験を強いられてきました。トイレ問題は、一人一人の健康問題を引き起こすとともに、公衆衛生の悪化による感染症の蔓延にもつながります。また、トイレ整備による水分制限は、脱水や体力、免疫力の低下などとともに様々な病気を招き、災害関連死につながることが危惧されています。せっかく助かった命が、トイレ問題により生きることができなくなってしまうのです。  では、トイレ問題で命を落とすことがないようにするために、碧南市ではどのような対策を取っていらっしゃいますか。 502 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 503 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 504 ◆市長(禰宜田政信) 災害時のトイレ対策ということで、今年度、鷲塚小学校でマンホールトイレを5基、整備しました。来年度以降も、引き続き各小学校に1ヵ所のマンホールトイレの整備を進めてまいります。次年度は、新川小学校、中央小学校で整備予定でございます。  そのほかにも、災害時のトイレに対する市民の備えとして、トイレの便座にビニール袋をかぶせ、凝固剤等で便を固め、袋に縛って捨てていただくいわゆる携帯トイレを備蓄していただくよう市広報や出前講座などでお伝えをしておりまして、今後も引き続きその必要性について啓発を進めてまいります。 505 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 506 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 507 ◆7番(小池友妃子) マンホールトイレは、下水道に直接汚物を流す仕組みなので、下水道自体が正常であることが前提です。震災などで下水道が破損していると使えないので注意が必要です。災害時には、その他の部分も破損しているので、その影響を受けるときには使えないときがあります。そのような場合に備えても、携帯トイレは有効となります。避難所にもビニール袋、凝固剤などをある程度用意しておくことが必要でしょう。また、家庭でも年に数回は経験しておかないと、いざというときに排泄できなくなります。こういった実用的な訓練を市民に知っていただくよう、啓発活動をよろしくお願いいたします。  次に、イ、健やかに育み支え合うまちづくりについてです。  (ア)碧南市民病院について。  みらいクラブとしては、碧南市民病院改革は最重要課題として考えており、要望書の中でも、市民から信頼される市民病院の再構築をと要望させていただきました。  また、昨年から市長も市民病院については事あるごとにお話しをされてきております。最初は、2億円、3億円の赤字ならと言いながら、最近では4億円、5億円の赤字でも救急医療の体制が整えば問題ない。まして、西尾との合併は明らかにノーということを言われています。  では、今後どうしていくかということでございますが、まずはお考えをお聞かせください。 508 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 509 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 510 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市民病院は、維持、存続してまいります。維持、存続のために大きな赤字を抱える現状では、収入の増加及び費用の削減という経営改善が必要となってまいります。  まず、収入の増加でありますが、一番効果があるのは医師の確保です。ただし、現在の極度の医師不足の環境下では医師の増員は相当に困難でございますが、引き続き、医師、研修医を確保する努力を続けてまいります。  また、入院病棟を改修し入院患者の居住環境を向上することで市民病院のイメージを一新し、紹介患者、救急患者の増加を図りたいと考えております。  次に、費用の削減でございますが、残念ながら昨年度の病床利用率は63.9%、本年度も現在のところ65.7%でございます。これは、市民病院の病床数319床のうち常時80床以上の病床が空床になっているということでございます。当該80床を維持するための人的、設備的経費を要していることから、これをいかに改善していくかにつきまして、病棟改修計画に併せて現在検討中のところであります。 511 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 512 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 513 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございました。  さらに、藤田医科大学岡崎医療センターが2020年4月に岡崎に進出してくる中で、西三河南部西医療圏としてはどのような体制を考えているのか。また、碧南市民病院単独としても何か考えがあるのでしょうか。  ただ、今回の総括質疑の通告書を提出した翌日に中日新聞に「碧南市民病院存続へ5病院連携協定方針」という記事が出ました。  そこで、本件についてもう少し詳しく説明をお願いします。      (発言する者あり) 514 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 515 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 516 ◆市長(禰宜田政信) 取りあえず答えます。  西三河南部西医療圏には救急医療を主に担っている病院が5病院ございますが、藤田医科大学岡崎医療センターの進出とは関係なく、常日頃よりの連絡協力体制は出来上がっております。  今回の厚生労働省からの要再検証要請医療機関の指定についても、碧南市民病院の立場に十分理解をいただいておりまして、再編統合等の必要はないとの結論を頂いたことは、16番議員の総括質疑において御答弁したとおりでございます。  また、13番議員の総括質疑において御答弁したとおり、本年度より碧南市民病院には安城更生病院から救急医療の応援のため月1回医師が派遣されておりまして、実務上の協力も既に行っているところであります。これらの協力も得ながら市民病院の経営改善を行いまして、維持、存続をしてまいりたいと考えております。 517 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 518 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 519 ◆7番(小池友妃子) 今、常日頃よりの連絡協力体制は出来上がっていますと御答弁を頂きました。既に協力体制はあったのですね。  では、なぜ改めて2月二十日の中日新聞の記事になったのでしょうか、お示しください。 520 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 521 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 522 ◆市長(禰宜田政信) 医療を取り巻く環境は、医師不足であったり、新病院の開設があったり、医療機関の再検証の要請があったりと、いろんな激変の時期を迎えているということであります。これらに対応するために、医療圏内の主要な医療機関等のより強固な連携が必要となってまいります。  5病院連携協定方針は、医療圏を取り巻く様々な問題等に協力して対応するため締結するものでございます。常日頃よりの連絡協力体制が出来上がっていたからこそ素早い対応が可能になったものであると感じております。 523 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 524 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 525 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  新聞記事によりますと、委員会では、仮に碧南市民病院がなくなった場合、他病院での受入れの余裕はなく、再編統合は地域医療の崩壊につながりかねないと判断。医療体制の維持には碧南市民病院の存続が欠かせないとの認識で一致したと記載がされていましたが、あくまでも委員会の中での話で、厚生労働省が認めた話ではないと思いますし、今回の協定も、まずは理念協定という理解をさせていただきました。確かにすばらしい一歩を踏み出したと思いますが、これが真の実務協定につながることを期待して次の質問に移ります。  (イ)地域包括支援センターの開設についてです。  市役所内地域包括支援センターを廃止し、新たに市営宮下住宅の敷地内に社会福祉協議会の運営による社協地域包括支援センター出張所と大浜、棚尾地区における新たな介護相談窓口として、民間事業者の運営による地域包括センターが開設されます。令和3年4月よりこのような体制でさらなる充実を図るということですが、経緯をお聞かせください。 526 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 527 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 528 ◆市長(禰宜田政信) 平成30年度からの第7期碧南市高齢者ほっとプランでは、地域包括ケアシステム構築に向けて、地域包括支援センターの機能強化を重点取組事項としており、地域包括支援センターは、市民相談窓口の最前線として、皆様の近くでさらなる見守り体制の強化を図ることが重要でございます。  本市では、市と社会福祉協議会で、新川地区、中央地区、旭地区の市内3ヵ所において地域包括支援センターを運営しておりましたが、宮下住宅の建て替えに伴い、西端地区に社協地域包括支援センター出張所を整備すること、また、大浜及び棚尾地区の南部地区に1ヵ所、地域包括支援センターを開設することで、地域バランスの取れた配置となると考えたところであります。  加えて、今後の高齢者人口の増加に伴う体制整備を検討した結果、市が地域包括支援センターを運営するより他の地域包括支援センターとの調整機能と、高齢者虐待などの権利擁護や対応困難ケースなどの重要案件について早急に対応する体制を整備することが重要であると判断したところでございます。 529 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 530 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 531 ◆7番(小池友妃子) 地域包括支援センターの着地点としては、これで終わりなのでしょうか。さらに充実した施設造りを考えていらっしゃるのでしょうか、お聞かせください。 532 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 533 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 534 ◆市長(禰宜田政信) 令和3年4月より、新川地区、中央及び旭地区、大浜及び棚尾地区に地域包括支援センター、また、西端地区には出張所を、そして市に総合相談窓口を配置することになり、地域バランスはとれているのではないかと考えております。  現在のところ、さらに地域包括支援センターを分割して整備する予定はございませんが、高齢者人口の増加や社会情勢の変化、社会的ニーズなどを勘案しまして、必要に応じて検討をしていくことになると考えております。 535 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 536 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 537 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  現状では地域バランスが取れた配置であると感じます。また、今後の社会情勢の変化により必要に応じて検討していくとのことでしたので、安心もしております。  地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で活動的に、かつ、尊厳あるその人らしい生活を継続していくために包括的に支援する場です。より幸せに生きるために必要な場となることを期待し次に移ります。  (ウ)ICF情報把握・共有システムを使った発達支援普及事業についてです。  碧南市では、平成30年度より、発達障害児者の特性を踏まえた手法の開発と、全国への普及をつなげることを目的とした国のモデル事業である発達障害児者地域生活支援モデル事業に取り組んでいます。令和元年度の具体的な事業実施内容として、ICF、インターナショナル・クラシフィケーション・オブ・ファンクショニング・ディスアビリティー・アンド・ヘルス、日本語では国際生活機能分類と訳されますが、ICFの考え方を習得してもらうために研修を3日間実施していること、また、ICF情報把握・共有システムを年間通じて活用し、その結果を関係機関、関係する支援者で共有し、今後の支援方法やICF情報把握・共有システムの活用について協議、検討していたと認識しています。しかし、この事業予算概要を見ると新規事業となっております。これまでとどう違うのでしょうか、お聞かせください。 538 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 539 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 540 ◆市長(禰宜田政信) 2年間の国のモデル事業実施の結果、情報や方針の共有を進めることで、子供の姿の共有、支援計画の具体化、支援者のさらなる質の向上、多領域連携、保護者の子供との関係改善などに効果があることが分かりました。そこで、来年度予定しておりますICF情報把握・共有システムを使った発達支援普及事業は、このシステムをより市内事業者に広く行っていただくため、普及を目的として新規事業としたものでございます。 541 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 542 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 543 ◆7番(小池友妃子) 目的を普及としたことで新規事業なのですね、理解しました。  発達支援普及事業ということですが、どのように取り組まれているのでしょうか。 544 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 545 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 546 ◆市長(禰宜田政信) 具体的な事業内容といたしましては、これまで行っておりますICF情報把握・共有システムを活用のための研修会の実施に加えまして、新たに事業者が選んだ児童を対象に、ICFシステムを使った情報収集のアセスメント及び会議資料作成等に対して相応の報酬を支払うことで本事業の普及を図るというものでございます。  なお、事業実施期間は、令和2年度から令和6年度までを想定しております。 547 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 548 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 549 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  ICFは、人が生きることを広い視点から眺め評価するための分類法です。人が生きる上で障壁を感じるとき、それは、必ずしもその人に存在する障害の有無のみでは理解することはできません。ICFでは、人が生きていく上での障壁を個人に存在する障害としてのみ捉えるのではなく、その人に存在する個性と周りの環境の関わりとを考えていった上で、よりサポートを可能にしていく考え方だと思います。今後、発達支援のみにかかわらず取り入れていくお考えはございませんか。 550 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 551 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 552 ◆市長(禰宜田政信) さきの12月議会におきまして健康推進部長からお答えしましたとおり、市及び市内の介護サービス事業所で組織する介護サービス機関連絡協議会では、ICFを意識した取組を推進するため研修会を実施し、ケアプランの作成、点検や、それぞれの事業に取り入れているところであります。 553 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 554 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 555 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  ICFは、医療、福祉、介護、教育、政策といった様々な分野で適用できるものです。生きることを支援するモデルであるICFを利用することは、対象者のクオリティー・オブ・ライフ、人生の質、生活の質の向上に役立つと思いますので、今後とも様々な分野での取り入れを考えてみてください。  では、次に進みます。  ウ、人を育み生かす創造のまちづくりについて。  (ア)碧南緑地ビーチコートについてです。  10款6項3目社会体育費の中に体育施設整備事業があり、碧南緑地ビーチコートベンチ兼用砂止め設置工事費として419万8,000円の予算がついております。  2日前にビーチコートを見に行きました。一時的な木材の板により砂止めがしてありました。  そこでお聞きします。ベンチ兼用砂止め設置の効果は、どのぐらいあると推測されていますか。 556 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 557 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 558 ◆市長(禰宜田政信) 現在、北風の強い冬季、12月から3月に45センチの高さの木材による砂止めを設置しております。木材による仮設の砂止めには、毎年の設置、撤去作業費用、木材劣化による更新費用の発生、また、設置期間も限られることから、今回、恒久的なものとしてベンチ兼用の砂止めを設置したいというものでございます。  砂の飛散防止の程度につきましては、現在の木材のものと同程度であると見込んでおりますが、通年での砂飛散防止が図られることから、効果は高いものとなります。  また、景観の向上、ベンチ兼用であることによる利用者の利便性向上にも資するものと考えております。 559 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
    560 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 561 ◆7番(小池友妃子) 以前、鈴木みのり議員がシートを敷いたらという御提案をされております。金額的に高額になるという御答弁でしたが、その代替としての予算付けでしょうか。 562 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 563 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 564 ◆市長(禰宜田政信) 今回のベンチ兼砂止めの設置には2つの目的がございます。  1つ目としましては、砂飛散防止の機能でございます。現在、ビーチコート外周のフェンスには防風ネットが設置されており、コート外への砂の飛散はほぼございません。しかしながら、南側の天然芝部分へ砂の飛散、流入、特に北風の吹く冬の時期への対策として実施するものでございます。  2つ目といたしまして、ベンチ兼とありますようにベンチとしての機能がございます。南側フェイス際にはプラスチック製のベンチ及び碧南工業高校生が製作した木製ベンチが設置されておりますが、コート脇にベンチが設置されることで、大会開催時等の競技者用のベンチとしての利用が見込まれます。また、観戦者用ベンチとして利用される場合には、コート脇で選手の迫力あるプレーが見られるということになります。 565 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 566 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 567 ◆7番(小池友妃子) ベンチよりシートをかぶせたほうが砂止め効果としては期待できるのではないでしょうか。 568 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 569 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 570 ◆市長(禰宜田政信) 砂の飛散防止という観点からは、シートをかぶせる案のほうが優れているというのは確かでございますが、碧南緑地ビーチコートは84メートル掛ける32メートルという大きさで大変広いものでございます。分割してもなお既製品での対応は難しいため、シートは特注品となることから費用が高額となるほか、冬場は風が強い日も多く、耐久性も心配されるところでございます。  また、利用者の皆様にもシートの開け閉めの際の手間をおかけすることになります。ほかにもビーチスポーツ競技者からは、砂に雨が当たる、日光が当たることで衛生面が保たれるという意見を頂いておりますので、シートによる飛散防止対策を実施することは、現在のところ考えておりません。 571 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 572 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 573 ◆7番(小池友妃子) そうですか。とても高額な良い砂を利用しているので、何度も購入となると財政的にも響いてまいります。砂の飛散がシートを使わなくても最小限に抑えられ、砂を定期的に購入しなくても済む対策をよろしくお願いします。  次に、碧南緑地ビーチスポーツ推進事業でお聞きいたします。  新たな人の流れづくりの拠点施設として整備したビーチコートにおける拠点策として、令和2年度、ビーチバレー中学2人制全国大会プレ大会を新たに開催すると市長はお話しされました。しかし、現時点で私が知る限り、市内の中学校にはビーチバレー部はないと認識しております。碧南市の中学校では現在どのように対応されているのでしょうか。 574 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 575 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 576 ◆市長(禰宜田政信) 国民体育大会におきましてビーチバレーボール少年種目の正式競技として初めて実施されました昨年9月の茨城国体では、碧南工業高校のペアが全国のインドアバレーボール強豪校が参加する中で4位入賞を果たしました。これは、選手の実力はもちろんでございますが、指導者、学校関係者の熱意と安定して練習できる環境が整ったことによるものでございます。  現在、市内の中学校にはビーチバレーボール部はございませんが、インドアのバレーボール部が、女子は全中学校5校、男子は1校、また、市内に活動拠点を置くクラブチーム、AICHI OCEAN WINSがございます。ビーチバレーボール競技の普及及び参加に向けては、各中学校や各クラブチームの指導者からの理解と協力を得ることが重要であると思っております。指導者を通して生徒選手へビーチバレーボール競技の楽しさや魅力が伝わり、ひいては地域全体での機運が高まるよう実施してまいりたいと考えております。  昨年の国体4位という成績を上回る選手、また、将来のオリンピアンが碧南緑地ビーチコートで育つことを願いまして、まだ全国でも実施されていないビーチバレー中学2人制の大会を碧南発信により全国規模の大会としていけるよう努めてまいります。 577 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 578 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 579 ◆7番(小池友妃子) 日本初の試みということですね。ぜひ、碧南市内の中学校から1人でも多く大会に出場し、盛大に開催されることを期待し次に進みます。  (イ)スケートボードパークについて。  3月二十日に碧南スケートボードパーク、オープンというチラシを頂きました。2日前にも現場を見に行ったのですが、今現在はどのような状況でしょうか、間に合うのでしょうか、お聞かせください。 580 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 581 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 582 ◆市長(禰宜田政信) 碧南スケートボードパーク整備工事は、令和元年9月24日に契約、11月中旬に着工いたしまして、現在の進捗率は約90%でございます。  現地の状況は、コンクリートセクション等、パーク内の構造物の整備をおおむね終えまして、転落防止柵やコンクリート表面の塗装を残す状態となっておりまして、その後の進捗が図られておりますので、予定どおり3月20日にオープンイベントを開催し、供用開始をしてまいりたいと考えております。 583 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 584 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 585 ◆7番(小池友妃子) 参考までに、映像をお願いします。  2月9日現在のスケートボードパークの写真です。  見ていただくと分かるように、護岸に当たった波がスケートボードパーク内に入ってきて、海水のほうが徐々にたまり始めています。  2枚目をお願いします。  こちらの写真のほうが分かりやすいと思います。これで安心・安全な場所としてのスケートボードパークになるのでしょうか、とても心配です。お答えください。  映像、ありがとうございました。 586 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 587 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 588 ◆市長(禰宜田政信) スケートボードパーク内の排水対策といたしまして、滑走面に勾配をつけまして、適宜排水升を設けて排水しまして、海側の通水口に逆流防止弁を設けまして排水しやすいように工夫しております。  しかしながら、御指摘のように潮位や豪雨などの天候によっては一時的に浸水することもございます。このため、現地に掲げる利用上の注意看板に利用を控えていただく場合があることを明記するとともに、ドライワイパーなどの掃除道具を備え付けまして、利用者自らが手入れできるような施設にしていきたいと考えております。 589 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 590 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 591 ◆7番(小池友妃子) 利用上の注意看板に利用を控えていただく場合があることを明記しても、それに気づかず利用してしまう人がいるのではと心配してしまいます。利用者全員が理解して利用し、事故が決して起こらないよう対策をお願いいたします。  次に進みます。  (ウ)美術館収蔵庫等増設事業についてです。  先日、全議員協議会及び本会議1日目の議案第9号、令和元年度碧南市一般会計補正予算でも説明を受けましたが、入札の不調に伴い収蔵庫等の増設事業計画の見直しを行うため、現在、本事業がストップしております。再度確認します。状況を丁寧に教えてください。 592 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 593 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 594 ◆市長(禰宜田政信) まず、今回の事業につきましては、収蔵庫等増設工事として3億5,000万円、消防法適法化対策工事など増設工事と一体で行う必要のある改修工事として6,700万円余の範囲で行う予定で進めてまいりました。入札では、これらの工事を一体工事として、昨年11月25日に予定価格1億8,275万4,000円とする建築工事の入札公告を行い、2社から入札参加申込みがございましたが、12月12日に入札を実施したところ、2社とも辞退されまして不調となりました。この原因を確認するため、公共工事の入札不調に係る国土交通省のマニュアルに沿いまして、理由等を確認するため、入札参加申込み業者から聞き取りを行いました。この聞き取りでは、解体や改修などに大きな価格の乖離があったことと、また、工事スペースが狭く、近隣住宅と隣接していることから施工が難しいことが判明いたしました。このことから、工事内容、金額、実施時期などを見直す必要があり、令和2年度からの実施計画及び令和2年度当初予算への計上を見送りました。  現在、事業費等の精査を行っているところでございますが、今後の予定としましては、事業計画が固まり次第、できれば6月議会で補正予算を計上しまして、休館期間をできるだけ短いスケジュールで進めていければと考えておるところでございます。 595 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 596 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 597 ◆7番(小池友妃子) では、どのような見直し案をお考えになっているのでしょうか、お聞かせください。 598 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 599 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 600 ◆市長(禰宜田政信) まず、増築工事につきましては、設計を進める上で、近年の労務単価、建築部材の上昇率等を考慮しまして内部仕上げ材のグレードを抑えるなど、可能な限り経費の縮減を図り事業費を算出しており、現時点での設計内容の変更は行わず進めたいと考えております。  次に、改修工事につきましては、今回の入札工事とは別に、美術館休館中に雨漏り対策、展示室の温湿度対策など施設の長寿命化対策のための改修工事を行う予定をしておりました。その設計も昨年10月末に終わっているため、工事の効率化を図るためにも、これらを合わせて1つの改修工事として進めたいと考えております。  いずれにしましても、現在、事業費等の精査を行っているところでありますので、これを踏まえた上で必要な見直しを行い、早期に事業が推進できるよう努めてまいります。 601 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 602 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 603 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  リニューアルオープンを大変楽しみにしている方々もたくさんいらっしゃいます。作品は、多くの皆様に見て感じていただいてこそ価値があるものだと私は思います。早期にリニューアルオープンできるよう、よろしくお願いいたします。  それでは、件名2、令和2年度教育行政方針についてです。  昨日、安倍首相が新型コロナウイルス感染症対策として、3月2日から春休みまで全国の小中学校、高校、特別支援学校を臨時休校するよう要請する考えを表明し、昨夜から小中学生の子を持つ私のところには小中学校からメールの配信が幾度か来ております。教育現場では、非常事態対応に全力を注がれていると思います。私たち市議会も、本日、本会議終了後に本件に関する情報提供があるとお聞きしておりますので、しっかり対策を対応させていただきたいと思っております。  では、質疑に入ります。  (1)小学校の外国語教育のさらなる充実についてです。  教育長は、教育行政方針の中で、英語専科につきましては、令和元年度は全小学校での授業ができず、英語授業の質に不均等が生じていたとのこと。そこで、令和2年度は、授業の質の平等性を保つため、引き続き未配置校に英語専科非常勤講師を派遣し、その専門性による学習効果の向上を図っていくとお話しされていました。  そこで、英語専科教員を増員できる確約は取れているのでしょうか。 604 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 605 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 606 ◆教育長(生田弘幸) 令和2年度の英語専科教員は、県費負担2名、市費負担2名の人材を既に確保しています。3、4年生は、英語学習の入門期であるため、年間35時間の全授業に英語専科教員を配置します。  また、5、6年生の年間70時間の半分に当たる35時間にも配置し、教育の機会均等を保ちながら、他市よりも充実した指導体制を図ってまいります。  以上です。 607 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 608 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 609 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  この充実度合いは、県内でも碧南だけではないでしょうか。  では、各学年での学習到達目標はどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。 610 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 611 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 612 ◆教育長(生田弘幸) 英語専科教員の配置のほか、コミュニケーション能力を高め、英語を用いて意思を伝えようとする意欲を高めるため、ALTを1名増員して合計4名にし、ネイティブの先生と一緒に学ぶ環境を整えます。  3、4年生では全授業で英語専科と、5、6年生では半分の35時間に配置し、原則担任と授業を行います。楽しい雰囲気の中でリズムよく授業を進めてまいりますが、楽しいだけに終始しないよう留意します。  単元目標をトゥデイズゴールとして明示することで、目当てや学習到達目標等が一目で確認できるようにしつつ、パフォーマンス課題などの言語活動を設定していきます。  児童が学習した後に言語を使って何ができるようになるのかを具体的に記述した学習到達目標の一覧としてCAN・DOリストを既に作成し、運用しています。理解していること、できることを基に、コミュニケーションを行う目的や場面、状況等に応じて、身近で簡単な事柄について自分の考えや気持ちを伝え合うことのできる基礎的な力の育成を目指します。  以上です。 613 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 614 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 615 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  3、4年生は英語専科教員とALTが35時間授業を、5、6年生は70時間のうち35時間を英語専科教員が、残りの35時間を担任とALTが授業をするということですね。何かわくわくしてきます。3年生になる子を持つ親としても、とてもうれしく思います。すばらしいです。子供たちが楽しみながら英語を身につけることができるよう、よろしくお願いします。  次に、(2)増加する外国人児童生徒への対応の充実についてです。  令和2年1月31日現在、碧南市外国人人口5,357人、愛知県内では外国人割合が第4位と高い碧南市です。令和2年度より日本語初期指導教室であるいっぽ教室を1教室増やし、各学期2教室ずつ年間教室を開催される予定となっています。これは、子供たちにとってどのような効果を期待しているのでしょうか、お聞かせください。 616 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 617 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 618 ◆教育長(生田弘幸) 日本語が十分に身についていない児童生徒を対象に、平成28年度より日本語初期指導教室を実施しています。令和2年度より、毎学期2教室、年間で6教室を開催することにしました。理由としては、外国人児童生徒の増加傾向が続いていることがベースにあります。  また、日本語がほとんど分からない児童生徒への対応は、学校の負担がとても大きく、児童生徒も学校生活が苦しいものになってしまいます。現在、いっぽ教室に通級するために、小学生は保護者の送迎を条件付けしているため、ほかの学区でいっぽ教室が開催された場合には通級することができない児童が発生します。学校の負担や児童生徒のことを考えると、1人でも多くの児童生徒が通級できるようにしたいと考えています。
     各学校からは、児童生徒がいっぽ教室に通級したことで、その後の日本語能力の伸びや学校生活への適応がうまくいっていると報告を受けています。通級できる受皿を増やすことにより、うまく適応できる児童生徒を増やす効果を期待しています。  以上です。 619 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 620 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 621 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  12月議会でも取り上げましたが、学校生活が苦しいものとなり不登校になる児童生徒もいます。全ての児童生徒にとって、学校が子供たちが生きる力を育む場となることを期待し、次へ移ります。  (3)中学校部活動の支援についてです。  中学校の部活動は、年々縮小化されてきております。そこで、令和元年度より碧南独自の取組として、4種目、サッカー、ソフトテニス、バスケットボール、バレーボールについて学校時間外において活動できる支援体制を整えていただきました。効果はどのように出ているのでしょうか、お聞かせください。 622 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 623 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 624 ◆教育長(生田弘幸) 中学校部活動支援事業については、中学生1、2年生を対象として昨年8月にスタートし、今年の7月の夏の西三河予選大会前までの1年間を活動期間としております。現在、おおむね半年が経過した状況ではございます。12月末での参加生徒は、サッカー24名、ソフトテニス61名、バスケットボール41名、バレーボール61名であります。  この事業の効果ですが、まずは、主たる目的である中学生期のスポーツ活動の充実を図るということで、事業開始前の見込みを大幅に上回る生徒が参加しており、スポーツを通じた心身の活力の向上につながっていると実感しているところであります。  以上です。 625 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 626 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 627 ◆7番(小池友妃子) 来年度も継続している予定になっておりますが、1年間実施してきたことを踏まえ、今後どのように発展させていくのか御予定等があればお聞かせください。 628 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 629 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 630 ◆教育長(生田弘幸) 市内スポーツ関係の各協会、連盟の指導者や教員が一体となって実施、継続できるよう、さらに連携を深める必要があると考えております。現在、実施できている種目については、来年度以降も引き続き開催できるよう、指導者と実施場所の確保に努めてまいります。また、現在実施ができていない種目についても、指導者、実施場所といった条件を整えることで種目の拡充を図り、参加を希望する生徒が活動できる機会を提供していきたいと考えております。  以上です。 631 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 632 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 633 ◆7番(小池友妃子) 運動し体力をつけることは、人間の発達、成長を支え、人として創造的な活動をするために必要不可欠なものであり、生きる力の極めて重要な要素となるものであると私は思います。碧南市独自とも言えるこの支援の拡充を期待し、最後の質疑へと移ります。  (4)芸術文化教育の普及についてです。  中学校オペラ観劇事業実施委託料126万6,000円についてお聞きいたします。これは、愛知県芸術劇場との共催事業で、来年度が碧南市での開催となるようですが、なぜオペラを観劇することが始まったのでしょうか、お聞かせください。 634 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 635 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 636 ◆教育長(生田弘幸) 愛知県芸術劇場では、地域の将来を担う子供たちへ芸術文化の普及教育のため、全ての子供たちに義務教育の期間中に一度は劇場で舞台劇場、芸術を体験してもらいたいという思いから、劇場と子供7万人プロジェクトに取り組んでおり、県内の市町村劇場と連携しながら進めております。今回は、愛知県芸術劇場より、このプロジェクトの一環としてオペラ鑑賞教室の出張公演についてのお話がありましたので、碧南市内の中学3年生約720人を招待して碧南市芸術文化ホールでの開催を希望し、来年度碧南市での開催を予定することとなったものであります。  以上です。 637 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 638 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 639 ◆7番(小池友妃子) 愛知県芸術劇場の事業として、いつから始まっているのでしょうか、お聞かせください。 640 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 641 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 642 ◆教育長(生田弘幸) 愛知県芸術劇場では、2015年度から劇場と子供7万人プロジェクトを進めており、プロジェクトの1つとして愛知県芸術劇場が主催するこのオペラ鑑賞教室は、学校単位で小中学生を公演に招待する取組として2015年度よりスタートしており、2018年度までに39校、8,478名の児童生徒、学生がオペラやダンスなどを鑑賞しております。  また、昨年2019年度には、このオペラ鑑賞教室の出張公演として半田市福祉文化会館において半田市内の中学校5校、約2,300人の学生を招待し開催されております。  以上です。 643 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 644 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 645 ◆7番(小池友妃子) 中学生が観劇することによりどのような効果が期待されているのでしょうか、お聞かせください。 646 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 647 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 648 ◆教育長(生田弘幸) 知性、感性を高める教育活動の一環として、プロのオペラ歌手の方々から演目のハイライトや劇場のポイントをレクチャーしていただき、学校では味わえない本物の芸術に触れる絶好の機会としたいと考えております。  クラシックの音楽はマイクのない時代に成立しているため、マイクなしで会場を包み込むダイナミックな声の響きを堪能することができ、総合芸術であるオペラについて声楽家ならではの解説を聞き、オペラの魅力を知り、鑑賞の仕方を学ぶことができます。美しくドラムティックな音楽で描かれている若い男女の恋物語をオペラ鑑賞が初めての中学生に大きな感動とともに届け、教養や感性を高めていくきっかけにしたいと考えております。  以上です。 649 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 650 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 651 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  素敵な取組ですね。多感な時期である中学生、本物の芸術に触れ、知性や感性を高める教育、こういった教育が今後も教育活動の一環として取り入れていただけることを期待いたします。  以上で、みらいクラブを代表しての私の総括質疑を終了させていただきます。これからも市民の皆様と、より幸せを感じながら生きていける碧南を一緒につくっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 652 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、小池友妃子議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 36分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 45分 再開) 653 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、神谷悟議員の総括質疑を許します。 654 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 655 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 656 ◆14番(神谷 悟) こんにちは。市民クラブの神谷です。  議長より発言の許可を頂きましたので、通告書に基づき2つのテーマに絞り、市民クラブを代表して総括質疑をさせていただきます。執行部におかれましては、前向き、かつ、分かりやすい御答弁をお願いいたします。小池議員と重複する質問もあるかと思いますが、柔軟に対応させていただきますので、執行部のほうもよろしくお願いいたします。  では、早速質問に入らせていただきます。  件名1、令和2年度施政方針についてです。  禰宜田市長におかれましては、3期12年の間、碧南市のかじ取り、市政運営を行っていただきました。政策の柱は、将来にわたって持続可能な市政運営を中心に、最大限の市民満足度と費用対効果の向上を追求する、そして、身の丈に合った行政運営を行うと掲げ、リーマンショック等の苦しい時期も乗り越えていただきました。  そこで、(1)3期12年の成果と今後の課題について、どのように自己評価をしているか、お伺いします。 657 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 658 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 659 ◆市長(禰宜田政信) 3期12年の成果と課題ということでございますが、まず、成果等について、市政運営全体としての観点からお答えを申し上げます。  私が就任した直後、平成20年の秋にリーマンショックが発生し、碧南市の財政が大きな影響を受けまして、非常に厳しい財政運営を余儀なくされました。重要課題である安心・安全に関する事業や健康寿命を延ばす事業などは重点的に取り組みながらも、持続可能な行政運営を行っていくため、市民の皆様、市議会の皆様に御協力をいただきながら、税収に対応できる歳出構造の確立を目指して、今日まで行財政改革に努めてまいりました。その結果、財政調整基金につきましては、平成24年度末では24億円余まで落ち込んだものが今年度末の見込みでは52億円余まで回復したことは、市政運営における大きな成果であると認識しております。  次に、個別の事業についての成果でございますが、昨年の議会でもお答えしております通り、私のマニフェストに掲げた事項につきましては、未着手のものはないというふうに思っております。少しずつでも前へ進めまして、着実に市民サービスや満足度の向上につながっていると思っております。  そんな中で自己評価として大きな成果を挙げるといたしますれば、まず、ふるさと応援寄附金制度、これの充実強化を行ったと。それから、新たな工業用地の確保、それから、職員提案制度の充実など、安定的な市政運営のために必要な財源の確保につながるような事業の道筋がつけられたことは大きな成果であったと考えております。  また、碧南緑地ビーチコートやスケートボードパークの整備につきましても、交流人口の増加や発信力の強化、さらには臨海地域のにぎわいづくりにも大きく寄与するものであると考えておりまして、大きな成果の1つであると考えております。  最後に、今後の課題ということでございますが、時代の流れとともに新たな課題が生まれてくるものでございまして、碧南市においても常に新たな課題、問題に取り組んでいるわけでございますが、現状では、今後の大きな課題としては、やはり市民病院の問題が喫緊の大きな課題であると認識をしておりまして、スピード感をもって対応していかなければならない事案でございます。  その他にも、ポートアイランドの活用、新たな工業用地、住宅用地の確保、名鉄碧南駅前の開発、老朽化が進む公共施設の問題など、まだまだ課題は山積していると認識をしております。 660 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 661 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 662 ◆14番(神谷 悟) 市政運営として大変な時期を乗り越えられ、そのときの経験を生かし、市長自らがリーダーシップを発揮し、職員提案制度やふるさと応援寄附金制度等の職員による稼ぐ力が備わったと感じます。  今後の課題につきましては、市民病院の問題を挙げられていましたが、しっかりと現在の経営状況の把握、問題点などを精査し、経営改善を進めてほしいとお願いしておきます。  次の質問に移ります。  今年は東京オリンピック・パラリンピックの年であり、いよいよ開幕まで半年を切っています。世界中から人が集まる一大イベントだけあり、経済効果は30兆円を超えるとも言われております。  その反面、開催後の景気の落ち込みを懸念する声もありますし、直近ではコロナウイルスの影響も懸念されています。また、今後の人口減少や高齢化に伴う財政負担の増大、公共施設の老朽化など、厳しい状況が見込まれています。  そこで、(2)持続可能な市政運営についてお伺いします。  平成24年9月に碧南市は、今まで豊かな財源を背景に高い行政サービスを提供してきましたが、財政調整基金の枯渇や経常収支比率が県下ワースト1になったことにより財政再スタート宣言を発令しました。そのときの経常収支比率の数値は96%でした。その後の取組により平成26年度では85.2%となり、財政再スタート宣言の効果が現れた結果となりました。  実施計画書の中では、今年度は94.7%と、前年度に比べプラス5.5ポイントの悪化となる見込みで、平成24年度に迫る勢いであり、令和3年度には96.9%になると記載されています。平成29年度決算における全国の市町村の平均値は92.8%で、どの自治体も社会保障経費の増大等により大変厳しい状況であると思います。碧南市としては、法人市民税の国税化、人件費においては会計年度任用職員の導入、下水道事業、社会保障経費等の影響であることは理解していますが、そこで、ア、経常収支比率について、今後の見通しと方策をお聞きします。 663 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 664 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 665 ◆市長(禰宜田政信) 経常収支比率における今後の見通しでございますが、議員が言われるとおり、市税の減少や人件費、扶助費、補助費の増加を主要因として悪化基調を見込んでいるところでございます。  さらに、本市の特徴といたしまして、市民病院を持っているということで、この病院事業への運営に係る負担金比率が、これはランニングコストのほうですけど、年間9億円程度行っているということもございまして、この経常収支比率の引下げを難しくしている要因の1つになっております。  そのため、長期的視点に立った改善策といたしましては、西端地区に新たな産業地を位置づけ、積極的に企業誘致を進めることで安定的な税収と雇用の創出を図り市税収入の増加を目指すとともに、市有財産利活用基本方針に基づき保有する土地の利活用や処分を積極的に行い、また、施設の維持、保全に要する費用の削減等を行っていきたいというふうに考えております。 666 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 667 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 668 ◆14番(神谷 悟) ただいまの答弁では、本市の特徴として、市民病院に年間9億円ほどの税金を投入しているとありましたが、市民病院の運営に対して、経常収支比率をポイントとしてどのぐらい押し上げているのかをお聞きします。 669 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 670 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 671 ◆市長(禰宜田政信) 令和2年度における病院事業会計負担事業負担金は9億8,692万3,000円余です。この数字は、経常収支比率にしますと5.2%ということでございます。5.2%押し上げているということでございます。 672 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 673 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 674 ◆14番(神谷 悟) 市民病院で5.2%押し上げておるという答弁でありましたが、逆に、ふるさと寄附金制度の21億円に対する一般財源分としては40%相当とお聞きしていますので、約8億円余と換算。また、財調から繰入金が約12億円、2つ財源がなかったことを考えますと、大変な状況であることも改めて認識させていただきました。  次の質問ですが、財政調整基金についてです。  碧南市の平成30年度基金残高は約77億円であり、市民1人当たりに換算すると約10.7万円でありました。財政調整基金においては約50億円、令和元年度には、先ほどの御答弁でもありましたが52億円、今回提案された当初予算では約12億円を繰入れするため財政調整基金は約40億円となる見込みです。このような高額な取崩し額を調べてみますと、平成24年以来であります。
     第5次碧南市総合計画実施計画書には、令和4年には年度末残高が25億円余となる見込みとなっており、持続可能な市政運営を目指すため一定規模の財政調整基金を確保するように努力すると記載されていますが、以前の御答弁では50億円を目標に、また、維持していきたいとのことでしたので、一定規模イコール50億円と思いますが、そこで、イ、財政調整基金についてお伺いします。  今後の見通しと方策、どのくらいの基金額が一定規模なのかをお伺いします。 675 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 676 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 677 ◆市長(禰宜田政信) 先ほど質問者の言われたとおりでございますが、これはあくまでも予算上の話で、実際は、また、今度12億円崩しても、要は実際に使うお金が95%ぐらいで済むので、これはまた返ってきますので実際はそうでもないわけでございますが、でも、減少傾向には間違いないというふうに思っております。  この主な要因といたしましては、歳入の根幹をなす市税収入が、法人市民税の国税化や大手自動車関連企業の減益見通しを背景に今後減少傾向にあることによるものでございます。リーマンショックのような景気低迷や不測の財政需要に備え、ある程度の基金残高を保つということは財政運営上必要なことでございますので、できれば50億円程度確保すべきではないかというふうに考えております。 678 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 679 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 680 ◆14番(神谷 悟) ただいまの御答弁で25億円余ということで戻ってくるということもございましたが、少しでも改善のできるところは改善し、身の丈に合った財政運営をお願いするものであります。  続きまして、ウ、公共施設維持基金についてお聞きします。  公共施設維持基金は、平成26年度から積立てを行い、修繕と維持管理を行うための基金であると認識していますが、昨年度では9億5,000万円余基金残高でありましたが、今年度の予算編成では8,200万円余を繰り入れる計画となっております。財政調整基金と公共施設維持基金の積立てをする際の基本的な考え方、優先順位などがあるのか、今後の財政運営を考えると、財政調整基金と公共施設維持管理基金を取り崩す場合があるかと思いますが、その場合、どのようなバランス配分で予算立てを行うのかお聞きします。 681 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 682 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 683 ◆市長(禰宜田政信) 持続可能な市政運営を目指すために一定規模の基金を確保していかなければなりませんが、基金積立ての基本的な考えといたしましては、一般財源であります財政調整基金の確保を優先的に考えまして、先ほど申し上げました基金残高が50億円程度という目標を維持した上で、その後、公共施設維持基金への積立てを行っております。そのため、予算編成におきましても公共施設の維持保全に充てる財源が必要となる場合は積極的に公共施設維持基金を活用するとともに、できるだけ財政調整基金に依存しない財務体質の構築に努めておるところでございます。 684 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 685 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 686 ◆14番(神谷 悟) 公共施設の維持保全に充てる財源が必要となる場合は積極的に公共施設維持基金を活用するとありましたが、やはり、どのような優先順位でどの施設を修繕するかの計画がなければ基金の運用も難しいのではないかと思います。公共施設の在り方検討や維持管理計画を早急に作成することをお願いしておきます。  市政運営は、停滞することが許されません。安心して住み続けるためには、やはり持続可能な財政運営を行っていかなければならないと考えます。  そこで、今後財政が悪化した場合は、再度財政再スタート宣言等の取組を実施するのか、何をもって発令するのかお聞きします。 687 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 688 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 689 ◆市長(禰宜田政信) 財政状況の悪化の1つの指標として、財政調整基金残高が挙げられます。過去、リーマンショックによる市税収入の大幅な落ち込みによりまして財政調整基金を取崩し、平成24年秋には翌年度末の財政調整基金残高が約18億円見込みとなることを契機といたしまして財政再スタート宣言を発令したという経緯がございます。  今後の景気にも左右されると思われますが、過去の例では、先ほど申し上げました財政調整基金を一定規模確保できないと見込まれるとき、あるいは、一般的には多額の費用負担がある程度の期間見込まれ、歳入不足が見込まれる場合は、様々な手法を用いて立て直す必要があるというふうに考えております。 690 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 691 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 692 ◆14番(神谷 悟) そのような状況下にならないよう、先をしっかり見据え、財源確保の取組をよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  (3)子育て支援環境施策についてお聞きしてまいります。  (3)の質問項目は、現在実施している子育て支援事業の成果、今後の取組など、確認、検証して、未来につなげていくことを目的に質問をさせていただきます。  碧南市では、まち・ひと・しごと総合戦略の着実な実施として、子育てにおいては、こども園の開設、病児保育事業、産後ケア事業等を進めていただき、仕事と育児の両立支援、保育環境整備を進めていただきました。  病児保育では、本市の制度として、保護者が碧南市在住または碧南市内の事業所に在勤し、生後6ヵ月から小学校6年生までの児童を一時的に預かる保育サービスであり、共働き世帯で身近に頼れる親族等がいない方には大変ありがたい保育サービスであると思いますし、子供が急に病気になった場合でも定員に空きがあるので預かってくれたなどの感謝の声をお聞きしました。  そこで、ア、病児保育の現状と成果についてお聞きします。 693 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 694 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 695 ◆市長(禰宜田政信) 平成30年5月より1ヵ所、平成31年3月にさらに1ヵ所で事業を開始いたしまして、現在2ヵ所で病気の児童を受け入れております。平成30年度の実績といたしましては、登録児童数191人、利用児童数は延べ256人となっております。  また、令和元年度12月末現在では、登録児童数361人、利用児童数は延べ321人となっております。また、そのうち市内在勤による登録児童数は12月末現在36人で、利用児童数は延べ36人となっております。なお、利用の内容は、咽頭炎、気管支炎、感染性胃腸炎が全体の半数を占めております。  病児保育につきましては、碧南市在住在勤の共稼ぎ、または独り親世帯へ周知されつつあり、子育て支援の一助となっていると感じております。 696 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 697 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 698 ◆14番(神谷 悟) 利用者数も年々増加傾向となっているとの御答弁でありました。今後も、育児と仕事の両立支援に向けて、民間の協力を得ながら利用しやすいシステムづくりをお願いしておきます。  次の質問です。  子供の居場所づくりを提供するための事業として放課後児童クラブがありますが、利用状況を見てみますと、年々増加傾向となっております。本市においては、待機児童が発生しないように柔軟に対応していただいていると感じます。  そこで、イ、放課後児童クラブの現状と問題点についてお伺いします。 699 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 700 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 701 ◆市長(禰宜田政信) 児童クラブは、民間の2クラブを含め9クラブで活動しております。令和元年度1月末現在、全体の児童数4,103人のうち679人、16.5%の児童が利用しておりまして、支援員が64人います。また、来年度の入所希望者は2月1日現在791人となっており、年々利用希望者が増加する傾向にございます。  受入れ施設については、分館の整備や増築、近隣施設を利用するなど確保に努めてまいりました。令和2年度より二葉児童クラブの閉所による新川児童クラブ希望者の増、また、近年増加している加配児童への職員配置に加え、今後も増加する入所児童への安心かつ安全な環境を提供していくためには今以上の支援員の配置が必要であり、その確保が課題となっております。 702 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 703 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 704 ◆14番(神谷 悟) 年々利用者の拡充に伴い市として柔軟に対応していただき大変ありがたいと感謝していますが、祝日に対して小学校1年生、2年生くらいは、碧南市の児童クラブを1つでもよいので開設していただけないかとの御意見もあります。保育園児は休日保育で預けることができるが、1年生、2年生の子供を家に一人で留守番させることは心配なので今後考えてほしいとのことでした。  現在は、仕事の多様化とともに祝日も働く女性も増えていると思いますし、自分の子育て経験を思い浮かべてみましても、正直あまりしていませんでしたが、1年生、2年生の子を一人で家に留守番させるのは、私自身も心配であると感じています。  御答弁では支援者の確保が課題であるとのことは認識しましたが、今後は検討していただけるように要望しておきます。  次の質問に移ります。  ウ、児童発達支援普及事業についてです。  事業の内容等は小池議員が質問されましたので、私からは、成果と具体的な事例等を答弁、よろしくお願いいたします。 705 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 706 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 707 ◆市長(禰宜田政信) それでは、具体的な事例で。この2年間、行ってきたわけでございますが、学校では特に問題なく過ごしていると学校や先生は捉えていた児童が、実は家ではかんしゃくやパニックを起こしたり不眠が見られたりと問題行動がありました。学校、行政、福祉事業所など、児童に関わる各関係者で、その児童に対してICF情報把握・共有システムを活用して児童の現状把握、情報共有をする中で、実は児童本人は学校で問題なく過ごすために非常に頑張り、そのために疲弊したこと、学校では表面上問題がないように見えていただけであるということがこのシステムを使って分かってきて、より有効な対策に結びついていると、こういう事例があったということでございます。 708 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 709 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 710 ◆14番(神谷 悟) 成果の内容は非常によく分かりました。高齢者や認知症を抱える方にもICFの導入を早期に実現できるようにお願いしておきます。  次の質問に移ります。  (4)快適なまちづくりについてお伺いしてまいります。  ア、矢作川堤防リフレッシュ事業についてです。  今回は、中畑橋から棚尾橋の既存の河川管理道路を改良し、市内を南北に横断する暫定道路を整備することで交通機能の向上を図る事業でありますが、棚尾橋に接続する箇所はアンダーになっていないため、信号機は設置するのか。  写真をお願いします。  この写真は、棚尾橋と接続する交差点となる箇所でございます。  次の写真をお願いします。  この写真は、交差点の停止線から右側を見た写真です。見通しは良好であると思います。  次の写真をお願いします。  3枚目は、左側を見た写真でありますが、橋の高欄で車両が大変見にくくなっており、事故が発生しないかと心配です。  ありがとうございます。  次に、棚尾橋から中畑橋の間は、矢作川の形状を見ると緩やかなカーブになっており、台風やゲリラ豪雨、また、津波による堤防の決壊が心配です。  上塚橋から中畑橋の間は、桜堤や裏小段を利用した堤防の強化を行いましたが、今回の道路は、なぜ堤防の強化は実施せず天端を走行する道路なのか。今後の取組などあればお聞きします。 711 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 712 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 713 ◆市長(禰宜田政信) 今年度から始まった中畑橋から棚尾橋間の道路計画について説明します。  本区間の矢作川堤防リフレッシュ事業としての計画は、中畑橋上流と同じく堤防裏小段の計画でございます。しかし、ここを計画どおり整備することによって交通量が格段に増え、上塚橋西交差点の渋滞が助長されるおそれがありますので、まずは、堤防天端の既存の河川管理用道路を利用し、一般車両が通行可能となるよう暫定的に整備しようとするものでございます。したがって、上塚橋西交差点の改良が済んだ後、堤防裏小段を利用した道路を整備するものでございます。  また、この区間の堤防につきましては、既に堤防強化は終わっており、堤防裏小段へのリフレッシュ道路の整備によって堤防強化をするものではありません。  棚尾橋付近に接続する交差点の信号機設置についてですが、棚尾橋付近の交差点は、将来的には立体交差となりますが、暫定整備では平面交差としております。信号機につきましては、公安委員会との協議の結果、現段階では設置はしないということになっております。しかしながら、交通量によっては必要となる場合もありますので、今後の交通量の推移を見る中で、必要に応じて公安委員会と協議してまいりたいと考えております。 714 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 715 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 716 ◆14番(神谷 悟) 中畑橋から棚尾橋の間の堤防道路が開通しますと利便性の向上につながり、逆に、この道路を走行する交通量も増えるかと思われます。そうなりますと、慢性的に発生しています上塚橋付近の交通渋滞が懸念されますが、そこで、イ、上塚橋の交通渋滞緩和についてお伺いします。 717 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 718 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 719 ◆市長(禰宜田政信) 上塚橋西交差点は、県道西尾新川港線、県道米津碧南線と矢作川堤防リフレッシュ道路の計画区間である市道鷲林流作線が交差しておりますが、交差点が狭く、日常的に渋滞が発生しやすい状況となっております。愛知県内における道路交通渋滞を解消し、円滑な道路交通を確保するために設置された愛知県道路交通渋滞対策推進協議会において地域の主要渋滞箇所にも選定をされておりますので、渋滞対策については愛知県と共同して取り組む必要がございます。この渋滞対策につきましては、信号機のサイクルタイムの変更など公安委員会にもお願いをしてまいりましたが、渋滞解消には至っておりません。抜本的な対策としては交差点の拡幅が必要であり、愛知県に要望しておりますが事業化のめどはまだ立っておりません。引き続き、早期に渋滞解消ができるよう愛知県に要望をしてまいります。 720 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 721 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 722 ◆14番(神谷 悟) 国道247号線の4車線化は、目標を2025年として、現在整備が始まっています。ものづくり産業が集積する地域です。企業が抱える問題としては、やはり物流ロスコストがあり、また、碧南在住者、在勤者の快適な通勤環境を整えるためにも、ぜひとも早急に上塚橋付近の渋滞緩和に向けた取組が動き出すように強く要望しまして件名1の質問を終わらせていただきます。  続きまして、件名2、教育行政方針についてお伺いします。  (1)日本語教育支援充実事業についてです。  愛知県では、日本語指導が必要な外国人児童生徒が全国で最も多く、かつ、今後も増加することが想定されています。  碧南市においては、平成30年5月のデータでは、小学生が210人、中学生が60人となっています。  事業の内容としては、今後も増加する外国人児童生徒への対応の充実を図るため、来日直後の日常会話のできない児童生徒に対して、初歩的な意思疎通が可能となるよう日本語の初期指導を行う事業とありますが、5教室から6教室に拡充するとあります。運営方法はどのように行うのか、また、スクールアシスタントを各小学校に1名配置するとありますが、外国人児童はいろいろな国から来日しているかと思います、対応はどうしていくのかお聞きします。また、教育期間はどれくらいなのかもお伺いします。 723 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 724 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 725 ◆教育長(生田弘幸) 外国人の転入生が続いている現状があり、それに応じて日本語教育が必要な児童生徒数も増加しています。令和2年1月現在の調査では335名となっており、2年前の同時期の調査と比べると17%増加しています。  碧南市の特徴として多国籍であることが挙げられます。言語別に申し上げますと、ポルトガル語が約60%、スペイン語、フィリピノ語がそれぞれ約15%となっています。近年では、インドネシアやベトナムといった東南アジアからの転入が増えています。このため、特に日本語が十分に身についていない児童生徒を対象に日本語初期指導教室を実施しています。1日4時間の60日で、合計240時間のプログラムを指導実績のあるNPO法人に委託しています。多言語ではありますが、絵やジェスチャーを交えて日本語で教えています。段階的に指導を進め、日本語の基礎と日本の学校のルールを身につけることを重点的に指導しています。  実施場所については、学期ごとに各校から要望を教育委員会がまとめ、要望が多かった学区で開催しています。  教室は午前中に行いますので、小学校敷地内にある児童クラブの部屋を利用して実施しています。6教室開催することで、初期指導教室を必要とする児童生徒を1人でも多く受け入れることができるようになります。ある程度日本語会話ができるようになったら、各学校の日本語教室で担当教員が取り出して授業を行ったり、母学級に入り込む形で授業の支援をしたりしながら、語学力と併せて授業内容の定着を図っています。
     以上です。 726 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 727 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 728 ◆14番(神谷 悟) 御答弁では、多言語でありますので絵やジェスチャーを交えて日本語で教えていますとありましたが、日本語の基礎や学校のルールを教える教育は、近隣市と協力して広域でやってはどうかと思います。例えば、本市はポルトガル語が多いということでありましたらポルトガル語を担当し、ポルトガル語が分かる児童を集め教育する、他市は英語の分かる児童を集めて教えてもらう、そのような取組です。現在は240時間を費やし教育を行っているとのことですが、言葉が分かることによって理解するスピードも格段に速くなると思いますし、教育者の人員も削減でき効率化が図られると思います。その導入教育後に地域の学校に入ったほうが、子供たちも溶け込みやすいと感じています。ぜひとも検討をよろしくお願いしておきます。  次の質問に移ります。  (2)中学校部活動支援事業についてお伺いします。  もともとは、教員の多忙化解消、負担軽減を図り、質の高い教育を持続的に行うための環境を整える目的で実施された施策でありますが、令和元年度からスタートして1年が経過するに当たり、どのようにこの事業を捉えているのかお聞きします。  そこで、ア、教員側の立場から見てのメリット、デメリットについてお聞きします。 729 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 730 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 731 ◆教育長(生田弘幸) 現在、中学校部活動支援事業の指導員として8名の教員が登録しています。中学生との関わり方に慣れていることから、他の指導員と中学生とのかけ橋役としても活躍しております。  教員側のメリットということですが、指導員として参加している教員について申し上げますと、スポーツ協会からの指導者など他団体等からの指導者とも交流、情報交換が行われることから新たな練習法に触れることができ、自身の指導の幅を広げる機会となっております。また、他校の生徒の状況も見ることができることから、実際の部活動の現場での指導方針や指導方法にも生かせるものと思われます。  一方のデメリットですが、こちらに関しては特にないように感じております。  以上です。 732 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 733 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 734 ◆14番(神谷 悟) ただいまの御答弁では、部活動支援事業の中で教員であり指導員である方のメリットを答弁していただきましたが、多忙化解消や負担軽減に関しての成果はどのように把握しているのかをお聞きします。 735 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 736 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 737 ◆教育長(生田弘幸) 平成30年9月、愛知県教育委員会が部活動指導ガイドラインを策定されております。これは、同じく県教育委員会が平成29年3月に策定した教員の多忙化解消プランの取組の柱の1つとなるものです。この部活動指導ガイドラインを受け、碧南市においても中学校での部活動縮小を行ってまいりました。これまで教員が部活動に費やしていた時間の一部を教材研究や事務作業等本来の業務に充てることができるようになり、まだまだ多忙な状況であるものの負担軽減が図られております。教員がゆとりを持って子供たちと関われるようになることは、大きなメリットであると感じております。  また、子供たちも、部活動縮小前に比べて疲労感も少なくなっている様子もうかがえ、授業に集中できているとの声も聞いております。  1点、部活動時間縮小のデメリットを申し上げますと、顧問が個々の成長を把握しづらくなったり反復練習等に時間を取りにくくなったりしたところであります。  以上です。 738 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 739 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 740 ◆14番(神谷 悟) 部活動縮小により教員の負担軽減に対してある一定の効果が現れたようですが、逆に、イ、生徒側の立場から見てのメリット、デメリットについてお伺いします。 741 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 742 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 743 ◆教育長(生田弘幸) 生徒側のメリットで申しますと、指導員の方々の御尽力もあり、活動中の生徒の様子を拝見しますと、楽しそうに生き生きと体を動かしております。自分の所属する部活動種目についても、もっと楽しみたい、もっと活動したい、もっとうまくなりたいと感じる中学生にとって大変効果的な事業であると改めて感じるところです。  指導員は、部活動の顧問以外の方で、しかも、その競技について高いスキルや経験を持つ方々から直接指導が受けられる機会となっており、非常によい刺激を受けていると思っております。  他校の生徒とも触れ合う場であることから、体を動かすという面以外にも生徒が成長できる場ではないかと感じております。  一方のデメリットですが、参加形態も任意であり、特別ございません。しかしながら、現状、活動場所や実施種目が限られていることから、全ての中学生が参加できる事業となっておりません。少しでも多くのニーズに応えられるよう、今後も関係者と調整しながら進めてまいります。  以上です。 744 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 745 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 746 ◆14番(神谷 悟) 初年度の取組ということで実施種目は4種目でありますが、今後は、他のスポーツも実施できるよう拡充に向けた取組をまずはお願いしておきます。  先日、ある公民館でお聞きした話でありますが、月に1回ペースで中学生が公民館のホールの空きを電話で確認し、卓球をやりに来ているとのことです。目的は分かりませんが、卓球は部活動支援事業の実施種目にはないため、友達と練習を行っているのか、ただ単に遊びの延長で卓球を楽しんでいるのか分かりませんが、ホール使用料の1,340円を支払い使用しているそうです。ホールを予約し借りるわけでもなく、空きホールを利用して友達と体を動かし卓球を楽しんでいる。  部活動時間が減少している中、子供たちの居場所づくりの一環として、このような子供たちのためにホール使用料を学割などの支援を行うことを今後の検討課題として取り上げていただきたいと要望しておきます。  次の質問に移ります。  (3)道徳教育についてお伺いします。  小学校では平成30年度、中学校では平成31年度より道徳教育が教科化されました。  現在の学校では、いじめや不登校、SNS問題等の教育課題があります。その問題をなくすために、学校、家庭、地域が一体となって心の教育を、命の大切さなどの教育体制の確立を図る必要があると思います。また、SNSやインターネットの普及によりコミュニケーション能力の低下を、私自身、懸念しております。  そこで、これまでの道徳教育の成果についてお伺いします。 747 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 748 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 749 ◆教育長(生田弘幸) 今回の道徳科改定の趣旨は、いじめ問題への対応の充実や発達段階をより一層踏まえた内容の改善、問題解決的な学習を取り入れるなど指導方法の工夫を図ることであります。  そこで、それらを踏まえて各校では様々な授業を実践しています。例えば、地域の方をゲストティーチャーとして招き話を聞くことで、その方の生き方や思いを学ぶ機会を設けたり、人権教室やネットモラル教室を開き、SNSにかかわるトラブルの対処の仕方や、大切にしなくてはならないことは何なのかを話し合ったりする授業を行ったりしています。  御指摘のとおり、SNSやインターネットの普及によりコミュニケーション能力の低下が心配されていますが、問題解決的な学習を行うためにペアトークや話合い活動を取り入れることで相互理解が図られ、自分の考えに自信が持てたり、相手のことを気遣った発言ができるようになってきたことが成果として挙げられています。さらに、物事を多面的、多角的に捉え、考えを深められるようになってきてもいます。  今後も道徳科の授業を確実に計画的に行うことによって、子供たちの心の教育を推進していきたいと考えています。  以上です。 750 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 751 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 752 ◆14番(神谷 悟) 次世代を担う子供たちのため、ICT教育も必要でありますし生きた英語教育も必要であるとは思いますが、一番大切なのは、人間としての在り方、生き方、人間力向上につながる教育だと感じます。ぜひとも心の教育を今後ともしっかりと推進してほしいと切に願うものであります。よろしくお願いいたします。  これで私の全ての質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 753 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、神谷悟議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 3時 34分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 45分 再開) 754 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、磯貝明彦議員の総括質疑を許します。 755 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 756 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 757 ◆1番(磯貝明彦) 改めまして、皆さん、こんにちは。最後の質問者となります日本共産党の磯貝明彦でございます。通告書に基づき質問をさせていただきます。  件名1、加齢性難聴者の補聴器購入補助制度をということでありますが、まず、(1)、加齢性難聴とはどんな症状か、まず、市当局の御認識をお伺いします。 758 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 759 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 760 ◆健康推進部長(杉浦秀司) どんな症状かということでございます。  高齢になると、多くの方から耳が遠くなったという声をお聞きすると思います。加齢により高音域が聞こえにくくなり、声が籠もったり、はっきりとは聞こえないような症状なのかなという具合に認識をしております。こうしたことから、加齢性難聴の症状としては、主に会話で使われる言葉が分かりにくくなるといったことなどかと認識をしているところであります。 761 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 762 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 763 ◆1番(磯貝明彦) 私も今回のこの質問に取り上げるに当たって、その前にはこの言葉すら、加齢性難聴という言葉すら知りませんでした。  この加齢性難聴は、加齢によって起こる難聴で、年齢以外に特別な原因がないものです。加齢性難聴は、誰でも起こる可能性があります。一般的には50歳から始まり、65歳を超えると急に増加すると言われております。  では、(2)の質問に移ります。  この加齢性難聴により生まれる問題とは何か、市当局の御認識をお伺いします。 764 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 765 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 766 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 会話で使われる言葉が分かりにくくなるということで、いわゆる活発なコミュニケーションが取れにくくなり、社会参加を敬遠しがちになったり、あるいは、生活の質の低下や認知機能の低下にもつながっているとの報告もあるようであります。  以上です。 767 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 768 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 769 ◆1番(磯貝明彦) 国際医療福祉大学の神崎教授の著書によると、高齢者は70歳代の男性の23.7%、女性では10.6%、80歳代では男性が36.5%、女性は28.8%の人が難聴となっていると言われています。原因は、動脈硬化による血流障害が原因とされていますが、さらに、ストレス、睡眠不足、運動不足などが挙げられています。難聴になると、家族、友人との会話が少なくなり、外出の機会が減り、コミュニケーション障害が起こるとされています。さらに、認知機能の低下が正常聴力の人より32%から41%の悪化が見られると書かれております。そして、厚労省の介護予防マニュアルにも、この高齢者のひきこもりの要因の1つに聴力の低下を挙げております。  では、(3)の質問に移りますが、この加齢性難聴には何が必要になっているか、市当局の御認識をお伺いします。 770 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 771 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 772 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 先ほど御質問にもあったように、加齢性難聴の原因は、糖尿病、あるいは、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病、喫煙、睡眠不足、騒音の環境の中で長く滞在するなどと言われております。ストレスをためずに耳に優しい生活を心がけ、バランスの取れた食事を取り、生活習慣病を改善することが、難聴を遅らせる第一歩であるという具合に思っております。  しかし、この加齢性難聴になってしまった場合には、補聴器を使用することが有効であると、そういう認識は持っております。 773 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 774 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 775 ◆1番(磯貝明彦) この加齢性難聴者には、言われたとおり補聴器が必要になってきます。補聴器なしで生活すれば、症状は悪化していく可能性があると言われています。そして、日本共産党の東京都議団が、この難聴と補聴器のアンケートをしております。その中で悲痛な声がたくさん寄せられておりますけれども、人の言っていることが分からないため誤解を生じる、電話は聞こえない、全てにつらい、あるいは、耳が聞こえないのはかなり悲しい、大切なことは何回も聞き直して対応しているが会合などはつい控えてしまう、あるいは、聞き返しが多い、とんちんかんの返事をすることもある、あるいは、テレビを見ていても理解ができないことがある、この生活から脱却したい、このような切実な声があったと報告しております。  では、(4)の質問に移りますけれども、補聴器の価格は幾らぐらいのものか、お聞かせください。 776 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 777 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 778 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 補聴器の価格についてでありますが、補聴器には、ポケット型、あるいは、耳掛け型、耳あな型などの種類の違いや、音の処理の仕方ではデジタル式、アナログ式の違いもあるようで、機種によって価格は様々です。数万円から数十万円というようなことも言われております。かなり幅があるという認識を持っております。 779 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 780 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 781 ◆1番(磯貝明彦) 言われたとおり補聴器の価格は非常にピンからキリまであります。加齢性難聴ですので進行をしていくということも考えられますので、購入した補聴器が調整できる、医師の指導の下によって調整ができるようなものでなければ、買ったとしてもまた新しく買い直さないかんと、そういうような状態が起きてきますので、そうなると高価、価格が非常に高くなってきます。安いのになると片耳で3万円から20万円、それで両耳であれば6万円から40万円、50万円と上がってきます。これ、保険適用でないため全額自己負担となります。これでは、年金暮らしの高齢者にはとても購入は無理です。近年高齢化社会です。これからも高齢化は進んでいきます。多くの加齢性難聴者は、補聴器購入を諦めてしまうのではないでしょうか。  次の(5)の質問に入りますけれども、補聴器購入の補助制度をつくっていく必要性があるのではないでしょうか、お聞きします。 782 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 783 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。
    784 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 本市ではと申しますか、障害者総合支援法において聴覚障害6級以上、ただし、この聴覚障害には1級と5級はございませんが、の身体障害者手帳を所有している方に、一定の条件下において補聴器の購入費助成がなされております。自己負担は、補聴器の種類ごとに定められた基準額を上限とした購入費用の1割となっておりますが、この自己負担には世帯の所得に応じた上限額が定められているところであります。  加齢による難聴においても、その症状が固定し障害の条件に合致すれば、身体障害者手帳の交付が受けられるものでありますので、この助成制度の利用をお願いしたいという具合に考えております。 785 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 786 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 787 ◆1番(磯貝明彦) 碧南でも障害者手帳を持って、18歳未満であれば補助は受けられますけれども、ただ、この加齢性難聴で障害者手帳をもらうということはできない。例えば、多分たしか70デシベル以下だったかな、以上でないと障害者手帳として取得ができないというふうに私はちょっと理解をしているんですけれども。だから、障害者手帳がもらえない加齢性難聴者に対しては、やっぱり補助制度をつくっていかなければならないと思います。  調べてみますとね、現在全国で20の自治体が補助を実施してきております。それで、全国的に傾向を見ますと、昨年の3月では、兵庫県議会が全会一致で国に対してこの補助制度をつくってくれと意見書を上げております。そういった中からどんどんどんどん広がってきております。  調べてみますと、愛知県では北名古屋市が、70歳以上の方を対象に3万円を補助しているということになります。  これから高齢化、先ほど言ったように高齢化です。高齢者の方が大きな声を出して会話している姿をよく見かけます。自分が聞こえないから、つい大声になってしまうんです。こんなことはなくしていこうではありませんか。補聴器購入の補助をしていくお考えを再度お聞かせください。 788 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 789 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 790 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 補助をということでありますが、少し古いデータになりますが、2015年の一般社団法人日本補聴器工業会が実施した調査の結果でありますが、75歳以上で難聴率が41.6%との報告があります。この難聴率というのは、難聴、または難聴だと思っている人の割合であります。こうした率から、例えば平成31年3月31日現在で、当市の場合では3,593人が難聴だという認識を持っておられるということになります。補助をとも言われますが、市単独でこの人数、かなりの費用負担が発生してくると思います。なかなか難しい問題かなと思います。  また、加齢性難聴と一言で言いますけれども、どの程度、あるいはどの範囲が本当に難聴のレベルなのかと。先ほど全国で20の団体がと言われました。自分が把握している10の団体の中でも、この難聴の幅がそれぞれまちまちであります。そういったところでは、もう少し学術的にも研究がなされてからの問題かという具合に思います。  以上です。 791 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 792 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 793 ◆1番(磯貝明彦) そういったいろいろ、まだまだ、これ、補助制度が、人数が多いという、対象者が多いということでありますけれども、やっぱりこういうことから、いろいろな兵庫県の県議会では国に対して補助制度をつくってくれという、国がまずつくれというふうな意見書を出しているということです。国会でも、この難聴という問題に関して、今、日本共産党のほうが提出をしております。一応、それで厚生労働省のほうは必要な問題だと、これからの課題にしていくというような答弁がされております。碧南市でもぜひ考えていただきたいと思い、要望しておきます。  では、次の件名に移っていきます。  件名の2、高潮、津波対策についてです。  私は、この件名の質問事項、全て過去の一般質問でも何度も取り上げてきましたが、総括的な意味で今回も質問させていただきます。  1、市南部地域には標高が低い地域のため垂直避難ができる施設が必要ではないかということでありますが、昨年の12月議会では、蜆川の堤防の高さはTPプラス4メーター、最高津波高さはTPプラス3.5メーター、だから安全。最高高潮高さはTPプラス4.3メートルで堤防を乗り越えると答弁しております。そして、対策として、ソフト対策としての高潮ハザードマップに従って高台へ避難と答弁がありました。  そこで、質問したいんですが、実際この高潮、津波が来るのに時間がどのぐらいかかるか確認をしておきます。教えてください。 794 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 795 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 796 ◆市民協働部長(鳥居典光) 先月、津波避難マップを全戸配布させていただいておりますが、その中にも記載があるとおりでございまして、南海トラフ地震発生後55分で市の南端に高さ30センチの津波が到達すると想定をしております。 797 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 798 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 799 ◆1番(磯貝明彦) 55分あるからといって、それまでに高台へ避難しろということでありますけれども、最初に津波、高潮が襲ってくるのは、この市南部地域であります。55分以内に襲ってこないとも限りません。今、想定外ということも考えていかなければならないということが言われております。55分以内に襲ってくるということでありますけれども、やっぱり想定外のことも考えまして、市南部地域には垂直避難ができる施設が必要ではないかということをまずお聞きします。 800 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 801 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 802 ◆市民協働部長(鳥居典光) これは、さきの議会でも答弁しておるとおりでございます。平成30年度に策定しました津波避難計画におきまして、市南部の前浜地区及び川口地区を避難困難地域と位置づけております。川口地区につきましては、垂直避難ができる施設として川口結の家と中部電力川口寮を一時退避場所として指定しており、地区の全員が避難可能でございます。  前浜地区につきましては、前浜集落センターに全員が避難できるだけのスペースがないことから、徒歩で移動可能な方は南部市民プラザ、大浜小学校、トヨタ自動車アリビオ衣浦寮に避難していただくと。前浜の中心地から1キロ程度あると思っておりますので、移動が困難な方、要配慮者の方につきましては、前浜集落センターに避難をするということを想定しております。  これら複数の避難方法を活用することにより、津波からの避難は可能であると考えております。  新たに垂直避難できる施設を建設する予定はございませんが、地区内に高層の建物が建築されるようなことがあれば、一時退避場所として指定できるよう働きかけをしてまいります。  また、津波避難計画に基づきまして先月1月に津波避難マップを全戸配布したところでございまして、来年度におきまして津波想定のある自主防災会組織に声をかけ、津波避難の啓発活動をより一層進めてまいりたいと考えております。 803 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 804 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 805 ◆1番(磯貝明彦) 分かりました。ありがとうございます。  当然、南部地域、標高が低いということは皆さん御認識であると思いますので、やはり近いところにあればそれに越したことないというふうに、高台があればそういうふうに考えます。  次の質問、(2)ですけれども、伊勢土地区画整理地内の集合保留地に建設予定されている公共施設を4階建て以上にして垂直避難ができる子供、高齢者センターをということでありますけれども、このことも私、何回も取り上げておりますが、まず、本題に入っていく前に確認をしておきたいんですけれども、伊勢区画整理完成予定はいつなのか教えてください、確認の意味で。 806 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 807 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 808 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 令和3年度末の事業完了を目指しております。 809 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 810 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 811 ◆1番(磯貝明彦) それで、集合保留地は、前回質問で開発公社が購入すると、先行取得するということになっていると思いますけれども、その先行取得時期はいつか教えてください。 812 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 813 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 814 ◆総務部長(金沢宏治) 今年度の開発公社の予算の中でこの土地の取得は見込んでおりまして、実際まだ取得はしておりませんが、今年度末には開発公社で先行取得をしていく予定でございます。  以上です。 815 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 816 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 817 ◆1番(磯貝明彦) 伊勢土地区画整理の理事の方からも確認を取ってくれということでちょっと今日確認をさせていただいたんですけれども、早く市がこの集合保留地を購入して区画整理全体を完成したいと要望が出てきておりますので、ちょっと確認をさせていただきました。  さて、私は過去の一般質問では、この伊勢土地区画整理の集合保留地に建設予定をされている公共施設を津波、高潮対策として4階以上にして垂直避難ができる子供、高齢者が集まるセンターを建設をと提案しております。この伊勢土地区画整理地域の周辺には、既に完成している下山第一、第二区画整理区域と隣接しており優良な住宅地となっております。今後とも世帯数が増えて、子供、高齢者が増加していく可能性がある地域です。子供と高齢者が触れ合う機会を多くすることによって市南部地域の環境をよくしていくためにも、この子供、高齢者が集まれる公共施設が必要だと考えております。市当局のお考えをお聞きします。 818 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 819 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 820 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) この質問につきましては、何度も御答弁を申し上げておりますが、現在のところ、伊勢土地区画整理地内の集合保留地の件につきましては何も決まっておりません。 821 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 822 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 823 ◆1番(磯貝明彦) 同じ答弁でございますけれども、やはり、区画整理も令和3年には完成してきます。近隣公園も、今、着々と工事が進んでおりますので、もうこうすると、もうその集合保留地だけがぽつんと残ってしまうと思います。これでは町の景観もよくありません。ぜひとも早急にこれを検討していただいて、具体化して事業を進めていきたいと思いますけれども、市長、その辺はどうですか、地元ですので。 824 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 825 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 826 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 何度も御答弁を申し上げておりますが、何も決まっておりませんのでよろしくお願いいたします。 827 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 828 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 829 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも早急にお考えをして事業を進めていっていただきたいと要望します。  続いて、(3)碧南地区防災拠点施設の早期完成をですけれども、補足映像1をお願いします。  これは、数日前の現地の写真であります。  ですが、昨年の12月議会から新たな動きがあったら教えていただきたいんですけれども、どうですか。  画像、ありがとうございます。 830 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 831 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 832 ◆建設部長(中村正典) 12月議会からの新たなということではございますが、現段階で特に進捗をしているということは伺っておりません。  以上です。 833 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 834 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 835 ◆1番(磯貝明彦) それと、先ほどの画像で手前にブルーシートで覆われている光景が見られましたけれども、このブルーシートで覆われているのは何か理由があるのか、ちょっと教えてください。 836 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 837 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 838 ◆建設部長(中村正典) 管理してみえる豊橋河川事務所に確認をしたところ、御質問のブルーシートにつきましては、当該箇所が旧堤防との交差点ということになりまして、この道路利用者の見通しを確保するために、雑草が生えるのを防ぐ目的でブルーシートをひいているということでございました。 839 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 840 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 841 ◆1番(磯貝明彦) 気を遣っていただいているということでありますけれども、ぜひとも、この地元の川口の方、これ、本当にね、期待をしております。矢作川河口堰の計画が出たときに、自分らの土地を国に召し上げられて、その後、河口堰が中止になって跡地となって、皆さん、自分たちの土地はこれからどうやって活用されていくんだろうと非常に悩んでいたところ、2年前、国のほうから碧南地区防災拠点施設として建設を進めたいと地元の説明会があって、地元の方たちも、それじゃということで協力をしていただいております。こういうような期待を国が見通しもなく期日もなく進めていくという、住民にとっては非常に悲しいことであります。ぜひとも国に対して強く要望するものでありますが、市の御見解としてちょっとお聞きします。 842 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 843 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 844 ◆建設部長(中村正典) 説明を行った当時につきましては、矢作川中流部の土砂を運ぶということの中で事業進捗が図れるということで説明をさせていただいたということでございます。それ以降、少し、河川のほうの状況が変わりまして、今、止っている状況ではございますが、碧南市といたしましては、この防災拠点の整備が円滑に進むように、国のほうと連携をしまして地元の調整を進めるということで考えております。  特に、今後、盛土を進めるに当たっては、既存の市道、こちらのほうの切替えをする必要がございますので、その点につきましても、適切な時期に地元のほうへ国と一緒になって協力して行ってまいりたいと思います。引き続き、早期完成に向けて国のほうには要望してまいる予定をしております。よろしくお願いします。 845 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 846 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 847 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも強く要望していただきたいと思います。  それでは、次の質問、4番に移っていきます。  市南部地域の生命、財産を守るためにも、蜆川河口に可動式水門建設をということでありますが、私は、この市議会議員になってこの4年間、蜆川河口に可動式水門建設を訴えてきました。  蜆川は、碧南で唯一河口に水門がない川であります。河口から2キロ上流には、伏見屋樋門があります。また、そこには蜆川排水機場も近年完成しており、伏見屋地区の方たちの浸水は守られていますが、大浜下区地域では、津波、高潮に対する危険性が残っております。現在、蜆川右岸側の堤防耐震化が急がれております。  補足映像2をお願いします。  これ、看板が立って、二ツ橋からのほうから始まって、一ツ橋に向けて、今、工事が始まっていますが、次の写真をお願いします。  このように、堤防に大型重機類が並んで着々と進められております。  次の写真をお願いします。  このように、堤防、川側のほうに矢板を打って、これでコンクリを打って、耐震化してきています。  ありがとうございます。  このように、矢板を打って耐震化が行われておりますが、堤防の耐震化は確かに必要なことであります。私たち大浜下区の方たちにとっても、ありがたいと思っております。  しかし、前段でも申し上げましたが、蜆川堤防の高さはTPプラス4メーターです。最大津波高さはTPプラス3.5メートルで、余裕が50センチしかありません。伏見屋樋門に津波がぶつかり、せり上がれば堤防を乗り越える事態となります。最大高潮高さはTPプラス4.3メーターで、30センチ不足しており、堤防を乗り越えることになります。蜆川左岸側は、ニンジン、タマネギの産地で、優良農地であります。また、農業ハウスが多くあり、そこには重油タンクが並んで設置されております。その被害も想定がされております。
     また、右岸側は、区画整理が進んだ優良宅地となっています。大浜下区地域の生命、財産を守っていくには、河口から対策をとっていく必要があります。堤防の耐震化は、2023年完成予定となっております。ぜひその後は、河口に可動式水門建設を強く要望していただきたいと考えておりますが、市当局の御見解をお聞かせください。 848 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 849 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 850 ◆建設部長(中村正典) 御質問の蜆川河口の可動水門でございますが、12月議会でも答弁をさせていただいております。これにつきましては、愛知県が策定しました第3次地震対策アクションプラン、これに基づきまして今現在、伏見屋樋門と蜆川の右岸堤防、これの耐震化を行っているということでございます。  河口に水門ということではございますが、この第3次アクションプランにおきましても、県内でもまだまだ整備が進んでいない状況でございます。碧南においてもまだ整備途中ということでございまして、今の段階でこの整備水準を超える対策を要望するということは非常に難しい状況と思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 851 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 852 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 853 ◆1番(磯貝明彦) やはり近くに住んでいると、高潮というか満潮時、蜆川、非常に最高位の時、潮の高さ、非常に高いです。それで、近くに、堤防沿いに住んでいる方に言わせると、非常に水位が高いときは、船の頭が自宅の窓から見えるというような状態があります。ですので、本当に怖い、危険性があるという蜆川ですので、ぜひとも県に強く要望をお願いしまして次の件名3に移ります。  件名3、碧南市民病院についてでありますけれども、碧南市民病院、今日も市民病院について質問がありましたけれども、私の質問とダブるところがあるかもしれませんけれども、私の質問として答弁をお願いしたいと思います。  まず、この(1)ですけれども、名指しされたことについての、この背景をちょっと訴えさせていただきますけれども、2025年度には団塊の世代が全員75歳以上となる節目であるとして、財政負担が大きくなることを懸念して、安倍政権は医療費抑制に向け病床数の削減や病院の統合、再編を進めようとしております。そして、2025年度の医療の将来像を定めた地域医療構想の中で、医療機能を集約する病床削減が進んでいないことを理由に、全国にある公立病院、公立、公的医療機関1,455病院中、全体の3割に当たる424病院について、再編、統合など具体的な対応方針の再検証を要請する病院名が昨年の9月26日の新聞紙記事にありました。碧南市民病院をはじめ、愛知県下では9ヵ所が指摘されておりますが、このことによって市民病院はどうなっていくのかという、私たちの耳にも、どうなっていくのかと市民の声がどんどんどんどん広がってきております。こういったことについてお聞きしたいんですけど、この昨年9月26日から再編統合を促されたことについての新たな動きを教えてください。 854 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 855 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 856 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 碧南市民病院につきましては、厚生労働省から再検証要請対象医療機関の指定の発表がありましたが、まずもってこれは、あくまで再編統合、これにはダウンサイジングや機能の見直しが含まれるものでありますけれども、再編統合等の再検証を求められたものでありまして、再編統合等を促されたわけではございません。また、強制でもありませんので、その辺りはよろしくお願いいたします。  その後、令和2年1月17日付で厚生労働省から愛知県へ正式通知がございまして、同月24日付で、愛知県より各市長、病院長宛てに正式通知があったものでございます。  これを受けまして、先日2月19日に開催されました西三河南部西医療圏の地域医療構想推進委員会におきまして再編統合等をする必要がないとの結論を頂きましたことは16番議員の総括質疑で市長よりお答えしたとおりでございます。  以上でございます。 857 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 858 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 859 ◆1番(磯貝明彦) この2月19日の西三河南部西医療圏のこの構想委員会のことは、この翌日の新聞にありました。  そこで、お聞きしますけれども、この新聞報道にあった碧南市民病院が医療圏にとって重要という国への回答として、5病院、碧南市民病院、安城更生、刈総、西尾市民、八千代、この5病院が連携して連携協定を結びたいと提案したとありましたけれども、この5病院が連名で国に対して回答をしていくということなのか、また、いつ回答していくのか。今朝の新聞には最終決定は4月以降というふうに書かれておりましたけど、具体的にいつ回答していくのかというのも教えてください。 860 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 861 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 862 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 連携協定につきましては、7番議員の総括質疑で、これも市長からお答えしたとおりですけれども、まだ協定については結ばれているわけではございませんし、これにつきましては、あくまでうちうちで協力し合っていきましょうという中身でありまして、国に対して要望するだとかいう性格のものではございませんので、よろしくお願いします。  以上です。 863 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 864 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 865 ◆1番(磯貝明彦) そう言われましたけれども、2月二十日付の新聞報道に、亀岡院長の言葉がありました。この厚労省の要求に対して地域の実情を全く反映していないと反論したと書かれております。全くそのとおりであります。また、委員会では再編統合は地域医療の崩壊につながりかねないと判断と、これも全くそのとおりであります。  ですから、これらのことにより全国では大きな運動が広がってきております。国に対してどうしてくれるんだというような感じで運動が起こってきています。これ、全国では風評被害も起こっていると聞いております。碧南市民病院でも起こっている、風評被害が起こっているのではないですか。把握してみえたらちょっとお聞かせください。 866 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 867 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 868 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 特に風評被害については把握しておりません。 869 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 870 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 871 ◆1番(磯貝明彦) 市長は、この発表があってじきに、市民病院の職員には市民病院はなくさないから大丈夫だという宣言をしておると聞いております。しかし、市民の中には不安の声が広がってきております。  今朝、新聞がどんどんどんどん連日出てきますので、大分この声が収まってくるのかもしれませんけど、市長は市民に対してやっぱり強く説明していくべきではないかというふうに考えますけれども、お考えをお聞かせください。 872 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 873 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 874 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 今まで3件の総括質疑があって、市長がお答えしたとおり維持、存続していくということでございますので、それは変わりませんのでよろしくお願いいたします。 875 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 876 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 877 ◆1番(磯貝明彦) 確かにそう言われましたけれども、これ、もっと強く市民の前に出てまでも、これをね、再度確認をする意味でも、していただければ、市民の声も、不安の声もなくなると思いますので、ぜひとも、これ、お願いしたいと思います。  (2)の質問に移っていきます。  病棟改修事業についてお伺いします。  今年4月から病棟等改修事業、着手予定でしたが、1年先延ばしにしておりますが、延ばした理由は何か、お聞かせください。 878 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 879 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 880 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 碧南市民病院の再編統合等の結論は、先ほど申し上げたとおり医療圏において出すことになっておりまして、必要がないという結論になっております。  令和元年12月18日開催の市議会協議会にて御報告させていただいたとおり、当初に計画した改修計画案が当該結論に抵触するおそれがあったと、その時点では抵触するおそれがあったということから、改修計画を延期したものでございます。  医療圏の結論は、再編統合等は行わないことになりましたが、最近の市民病院の経営状態の悪化等から、経営改善のために自主的に医療機能の再編成や病棟規模の見直しを行いまして、これに基づきまして病棟改修を行いたいと考えております。 881 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 882 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 883 ◆1番(磯貝明彦) それでは、病棟改修について、たしか当初の病棟改修は、4床部屋を改修して個室を増やすという方向がメインだと思いますけれども、何か今回で変わった設計変更項目があると思いますけれども、それをお聞かせください。 884 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 885 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 886 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 当初の計画につきましては、病室の数を変更する、病室の形態を変更するという形で検討しておりましたけれども、今回は、病棟機能の在り方そのものも含めて検討してまいり、適切な病床数について決めていこうというものでありますが、具体的なものは、申し訳ないです、まだ検討中で決まっておりません。 887 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 888 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 889 ◆1番(磯貝明彦) 決まっていないということを言われましても、もうどんどんどんどん進んでいかないと、来年度、実施設計ですか、かかれないと思いますけれども、適切な病床数と言いますけれども、現在の319床をどのようにしてどのぐらい減らそうと、当初、今の段階で考えているのか、お考えがあったらお聞かせください。 890 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 891 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 892 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 検討中でございます。 893 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 894 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 895 ◆1番(磯貝明彦) それでは、今回の名指しされたことによって再検証を求められた病院として、病床削減したところには補助金が下りると聞いておりますが、どのぐらい病床削減すれば下りてくるのか、どのぐらいの補助金が下りてくるのかお聞かせください。 896 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 897 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 898 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 確かに、病棟の縮小、病床数の縮小に対して補助金を出すということで通知は来ておりますけれども、その中身についてはまだ詳しいことは出ておりませんので不明でございます。 899 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 900 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 901 ◆1番(磯貝明彦) それでは、今回の病床削減で、市民の方から、私たち今アンケートを取っていますので、そのアンケートの中でいろいろ出てきますけれども、市民病院には依然と和式トイレがいまだにあるということですね。患者さんが転んでけがをしたそうと、早く改修してほしい、こういう声があります。それから、和式から洋風に改修したせいか狭くて大変、こういうような声もあります。それから、入院して余儀なく車椅子で移動、トイレに行くにも車椅子で入れるトイレが各階2つだけ。1つが使用中だともう一つのトイレへ行くのに慣れない車椅子の移動は高齢者の私にとってはつらい、何とか改善してほしいというような声もあります。こういうようなところもあります。悲痛な声がアンケートにも書かれております。  それから、補足映像5をお願いします。  このように、多目的トイレでありながら回転扉のところもあります。これでは、車椅子の出入りも非常に難儀をします。  画像、ありがとうございます。  こういった改善点、幾つかありますけれども、ぜひともこの病棟改修に沿って、こういうようなことがなくなるのか、ちょっとお聞かせください。 902 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 903 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 904 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 今回の病棟改修の大きな目的は、患者様の居住環境の改善というのがテーマでありますので、もちろんトイレにつきましても、立派なトイレにして碧南市民病院に入院したいと。入院したいという人はそういないと思いますけれども、病気になったら碧南市民病院へ行きたいという形にしたいなと思っております。それでもって経営改善につながればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 905 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 906 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 907 ◆1番(磯貝明彦) 時間もあれですので、次の質問に移っていきます。  (3)市民病院を国の圧力から守っていく立場を取り、公表したリストの白紙撤回を求め病棟改修事業を急ぐべきではないか、お答えください。 908 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 909 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 910 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 最初に申し上げたとおり、厚労省の通知につきましては、強制力を伴うものではありません。また、社会保障費が国の財政を圧迫する現状では、このような手法を取ったことに対してはある程度は理解できるものであると思っています。  国の圧力につきましては、感じることはありませんので、リストの白紙撤回は全く必要がないものと感じております。  既に医療圏会議におきまして、碧南市民病院は再編統合等を行う必要はないとの結論を頂いておりまして、病棟改修事業につきましては、厚労省との通知とは関係なく、自主的な経営改善の観点から進めてまいる予定でございます。 911 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 912 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 913 ◆1番(磯貝明彦) 非常に今の答弁を聞きますと、国に対して怒りを全然感じていないということですよね。国がこんな一方的に、それも、特に医療実績が少ない、類似かつ近接している、この2つの基準だけで名指しされたことに対して、もっと怒りを感じるべきではないかと思います。この医療圏会議の中で碧南市民病院は守られたという結果にはなったのはよいことだと思いますけれども、そうでない公的病院、あります。いろいろと全国であります。それから、国が一方的に地域医療を担う自治体病院に再編、統合を言ってくることは、命と健康に直結する大問題であります。亀岡院長のようにね、国に対して反論していくべきではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。どうですか。 914 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 915 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 916 ◆市長(禰宜田政信) 先ほどから述べておりますけど、別に統合しろとかそういうことで来たわけではないわけで、私としては、今、非常に経営が厳しいので、こういう形で問題提起されたということで、ありがたい面もあるかなというふうに思っています。これをうまく受け止めて、市民の皆様にもよく考えてもらって、今後、健全な経営ができるように市民の皆様と一緒に考えながらやっていきたいと、そういうふうに前向きに受け止めております。  以上です。 917 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、磯貝明彦議員の総括質疑を終わります。  これにて総括質疑を終結いたします。  ただいま一括議題となっております令和2年度予算関係議案8案件は、会議規則第36条第1項の規定により、議案等付託表のとおり、所管の予算審査特別委員会に付託することに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 918 ◆議長(鈴木みのり) 御異議なしと認めます。  よって、本8案件は予算審査特別委員会に付託することに決しました。 ───────────────────・・───────────────────
    919 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  この際お諮りいたします。  議事の都合により、明日から3月22日までの23日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 920 ◆議長(鈴木みのり) 御異議なしと認めます。  よって、明日から3月22日までの23日間は休会することに決しました。  再開は3月23日午前10時であります。  本日はこれにて散会いたします。                            (午後 4時 36分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和2年2月28日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  小 林 晃 三                     議 員  神 谷   悟 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...