碧南市議会 > 2019-12-09 >
2019-12-09 令和元年第4回定例会(第3日)  本文
2019-12-09 令和元年第4回定例会(第3日)  名簿

  • デマンド(/)
ツイート シェア
  1. 碧南市議会 2019-12-09
    2019-12-09 令和元年第4回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-12-09 : 令和元年第4回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和元年第4回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において1番磯貝明彦議員及び19番沓名宏議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 4 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  石川輝彦議員の一般質問を許します。 5 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 6 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 7 ◆18番(石川輝彦) おはようございます。市民クラブの石川輝彦です。  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき質問させていただきます。  私たち市民クラブは、9月26日、来年度に向けて将来にわたり幸せに暮らせる碧南市を目指してと題しまして、予算編成に対する要望書を市長に提出させていただきました。  今回はこの要望書の中から4件に分けて質問させていただきます。  この12月、この議会は来年度予算につながる場、そして、特にこのタイミングというのは市長のマニフェストに参考にしていただける場というふうで考えています。
     本日、私の母校であります棚小の児童の皆さんが来ていただいています。  市長、執行部におかれましては、ぜひともわかりやすい前向きな答弁をよろしくお願いしたいと思います。  それでは、質問に入ります。  件名1、公共施設の有効利用についてを伺います。  碧南市として平成29年3月、碧南市公共施設等総合管理計画を策定していただいています。  すごく立派なもので全文132ページ、概要が11ページ、白書編111ページ、カルテ編208ページにわたる壮大なものです。  特にこのカルテ編では、全公共施設の診断結果も詳細に記載されています。  既に管理計画の目的である公共施設等を効率的かつ効果的にマネジメントすることにより、質と量の適正化を図り、持続的に公共施設等を維持管理していくという作業が進んでいるものと思っています。  (1)としまして、公共施設等総合管理計画の進捗状況についてお伺いします。 8 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 9 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 10 ◆市長(禰宜田政信) この計画の公共施設マネジメント方針では、将来的に既存の公共施設の総延べ床面積の10%削減を数値目標に掲げておりますが、まずは長寿命化を図り、徹底的にフル活用するということを念頭に置いたものでございます。  したがいまして、この削減目標としては毎年緩やかに達成されるものではなく、大規模改修や更新が行われるときに大きく変化するものと考えています。  現在の状況ですが、利用率の低い施設や役割や目的が終了している施設等において、貸し室レベルを含めた用途変更や多目的利用による転用ができないか調査を行い、マッチング調整によるフル活用を推進しているところでございます。  取り組み事例といたしましては、ものづくりセンターにおいて4階実習室1に卓球台を設置、教室3に「ほっぷ倶楽部」を整備することによる利用形態の拡大を図り、あおいパークの映像博物館ではシミュレーターの故障等により利用率が低下していたことから、筋トレルーム60に一部転用いたしました。  また、昨年度までは幼稚園等で開催しておりました親子支援事業をへきなん福祉センターあいくる2階のトレーニング室を利用することで施設の稼働率の向上を図っております。  用途廃止の事例といたしましては、港湾スポーツセンターアーチェリー場は、利用率も低迷し老朽化しており、利用者の安全を確保するには大規模な修繕が必要なことから、ニーズや費用対効果を踏まえ、用途廃止をいたしました。  民間施設活用の事例といたしましては、勤労青少年水上スポーツセンター内に筋トレルーム60を開設することで、新たな公共施設を整備することなく事業を実施しているところです。  また、財産の有効活用の事例といたしましては、名鉄廃線跡地をレールパークへと都市公園化を図っておりますし、県の施設である碧南緑地を有効活用することでビーチコートを整備いたしました。  さらに港南緑地に整備した親水エリアにつきましては利用者が見られなかったことから、人を呼び込む施設を検討した結果、敷地形状やニーズ等を考慮し、スケートボードパークへの改修整備を実施しているところであります。  今後も計画を推進するため、公共施設のフル活用、市有財産の利活用に努めてまいりたいと考えております。 11 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 12 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 13 ◆18番(石川輝彦) ありがとうございます。  私がこの計画書を、管理計画を読んだものの、今の市長の答弁の事業が、この想定、合うというふうでは思っていませんでした。  というのは、施設のフル活用を目指して、それらのことが市民の皆さんに見えるようにする、それが管理計画だというふうに思っていますし、この管理計画をもとにしっかり目標を持って進めていくことが必要だというふうで思っています。  さらに、時間を含めた計画を立てることが必要ではないかと思っています。  私たち市民クラブで東京都狛江市にお邪魔させていただいて、研修を受けてきました。  狛江市では年度ごとにタイムスケジュールを10年間分計画して、その都度見直しを行いながら事業に取り組んでいらっしゃいました。  碧南市においても、いち早く計画を立てて、市民の財産でもある公共施設を守っていく必要があると思っています。  (2)としまして、公共施設等再配備推進計画の策定のお考えについてお願いいたしたいです。 14 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 15 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 16 ◆市長(禰宜田政信) 本市の公共施設等総合管理計画での方針といたしましては、老朽化による建てかえ等、新規に建物を建設する際に複合化や統合、ダウンサイジング等の手法により延べ床面積の削減を図り、身の丈に合った公共施設の配置を目指すこととしております。  碧南市公共施設等再配備計画の策定という御質問でございますが、経済、社会、環境などの諸環境はスピードを増して刻々と変化をしております。  市域全般を網羅する長期間の再配備計画を立てたといたしましても、個々の施設を検討するときには状況が変わり、かえって足かせになってしまうおそれがあるということで、今のところ大規模施設の改修あるいは改築時期にその時々の諸環境を踏まえ、周辺、近隣の施設の統廃合などを検討したほうがより効果的ではないかと考えているところでございます。  今後とも公共施設の適正な管理配置につきましては、その時代に合ったより効果的な使用を検討してまいりたいと考えております。 17 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 18 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 19 ◆18番(石川輝彦) よりよい効果的な手法を検討するということですが、やはりスピード感を持って進めなければ財政負担というものを未来に残すではないかというふうで思っています。  やはり公共施設有効利用という観点から、事業も費用も平準化させる必要があるというふうで思っています。ですから、ぜひ前向きに御検討いただきたいというふうで思っています。  では、公共施設有効活用という観点から要望書に記載させてもらった2つについてお伺いします。  まずは、(3)幼稚園のこども園化についてです。  この件は前から一般質問で取り上げています。  碧南市では、待機児童は出ていないものの、家の近くの保育園に入れないとか、兄弟で違う保育園に通っている等々問題が発生していると思っています。  核家族化や共働きの世帯が増加しているという社会現象の問題であるというふうで思っていますが、待機児童を出さないように担当者が一生懸命やっていただいているというふうでは私も認識しているところです。ですが、園児一人当たりの面積では、幼稚園というものが比較的余裕があるのではないかというふうで感じています。  この幼稚園をこども園化することによって、問題の解消につながると考えますが、いかがでしょうか。お答えをお願いします。 20 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 21 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 22 ◆市長(禰宜田政信) 議員の御指摘の兄弟で違う園に通っているケースにつきましては、令和元年11月現在で19世帯、42人いらっしゃいます。  各世帯でさまざまな事情がございますが、下の子の入所が年度途中となり希望の園に入れなかったというケースもございます。しかし、このケースの多くは、翌年度に兄弟同じ園に入園をしているということで、問題は解決されている。  また、幼稚園に入所を希望される方の3歳児未満の下の子が保育園に入っているケースということで、こういう幼稚園と意見がばらばらということで、そういうケースもあります。  次に、幼稚園の園児一人当たりの面積に比較的余裕があるのではないかという今御指摘がございました。  近年は、加配対象園児がふえているということで、平成26年度に99人でありました加配対象児が来年には180人を超える見込みということで、約2倍ということになっています。  その約3分の1が幼稚園に通っているということで、加配対象児の状況によっては、別の部屋で保育を行うという必要もございまして、面積に余裕があるとは必ずしも言えないという状況であります。  御質問の幼稚園の認定こども園化についてでございますが、こども園と言いましたものの、いろんなケースがございまして、幼稚園型、保育園型、幼保連携型、地域裁量型など形態もさまざまでございます。  今年度から幼保連携型認定こども園に移行した2つの民間の認定こども園の状況をまず確認をさせていただきながら、園舎の老朽化対策や保護者のニーズも考慮する中で、既存の公立幼稚園や保育園のあり方を今後、本格的に検討してまいりたいと考えておるところでございます。 23 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 24 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 25 ◆18番(石川輝彦) 幼稚園をこども園化するということはすごくハードルがあって、課題も多いと思っています。  今の答弁の中で本格的にという言葉を使っていただきました。ありがとうございます。  近隣市では、待機児童が発生し始めています。碧南市においても待機児童が発生する前にどうにかしなきゃいけないと思っていますので、早い決断をお願いしたいと思います。  次に、(4)スポーツ施設付近の環境整備についてです。  この件は1年前、私の思いは置き去りになりまして、このままではという最終決断のみ先行しまして、市長と大きくぶつかったというふうで思っています。  今碧南市ではビーチコートを完成させましたし、スケートボードパークの建設も取りかかっておられると信じています。さらに全天候型の陸上競技場やサッカーコートの整備の計画も打ち出されています。  単に交流人口をふやそうという目的のみでいけば、前に進めようという思いに大いに賛同しています。  しかし、碧南市の税金を投入している施設です。碧南市の税収に寄与することも考える必要があると思っています。  今整備している臨海部では泊まるところもなければ、食べるところもほとんどないというふうで感じています。さらに弁当やおにぎりや飲み物、これも買うところがありません。  せっかく碧南市に来ていただけるお客さんです。碧南市に何もないと言われるのはすごくしゃくに触りますし、碧南市にまた来たいというふうで思っていただけるようにしなければならないと思っています。  この辺りに土地の利用制限があることは承知していますが、これを何とかして民間に開放することも行政の仕事ではないでしょうか。  スポーツ施設付近の環境整備の考え方について、お願いいたします。 26 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 27 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 28 ◆市長(禰宜田政信) ビーチコートのある中央埠頭は、議員が言われるように都市計画法に基づく用途地域としては工業専用地域で指定されておりますが、臨港区域の指定もしております。  この臨港区域の中でもこのエリアは商港区となっておりまして、港湾関係者の利便性の向上を図るための施設として旅館、ホテル及び飲食店、物販等の構築物の建設は可能となっております。  一方で、都市公園では明石公園において、ことしの4月から指定管理者による管理運営を開始し、その中で移動販売車による物販や管理棟での弁当販売などを行っております。また、臨海公園でも民間業者による移動販売車の物販を始めております。  港南緑地につきましては、スケートボードパーク整備後の利用状況を踏まえながら、検討してまいりたいと考えております。 29 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 30 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 31 ◆18番(石川輝彦) いろいろやられていることは、私も承知しています。  産業道路沿いにコンビニなどの施設が設置できる、こんなことも考えています。  用途変更などについて、検討してもらえないでしょうか、再度お考えをお願いします。 32 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 33 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 34 ◆市長(禰宜田政信) 産業道路沿いは準工業地域という場所がございまして、ここでは飲食店、コンビニなどの建築物は可能でございます。しかし、工業専用地域におきましては、おっしゃるとおりコンビニなどの建築物ができないということになっております。  碧南市内の産業道路は臨海工業地帯としての物流に特化した道路となっておりますし、沿線には商業施設等の適地がありませんので、用途変更は非常に難しいと考えております。  また、用途地域の変更につきましては、碧南市が決定できるというものではございませんで、愛知県が決定するものであるということでございます。  規制緩和等の動きがあれば、愛知県へ相談をしていきたいというふうに考えております。 35 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 36 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 37 ◆18番(石川輝彦) ビーチコートはビーチバレーで東京オリンピックの合宿地で手を挙げられていると思っていますし、アジア大会の会場ともなるというふうで思っています。スケートボードについては、東京オリンピックの正式種目になって、ますます競技人口が増加するんじゃないかなと思っています。  ぜひ、愛知県の規制緩和の動きを見てからではなくて、市長みずから率先して働きかけをお願いいただけるよう強く要望しておきます。  では、次に、件名2に移ります。  災害時に備えた防災力の強化についてです。  この防災、減災、自然災害対策、これ、私が一般質問できるタイミングで毎年、1年に1度はやっている案件です。この間、市長、執行部におかれましては、私が提案した数多くのものを実現していただきましてありがとうございます。また、県へのパイプ役として特に蜆川の堤防の耐震強化等にも着手していただいております。本当に市民の一人として感謝申し上げたいと思います。  しかし、毎回申し上げますが、碧南市において防災、減災の対策はないというふうで思っています。1つずつ確実に、そして、スピード感を持った対応が必要です。  さらなる安心・安全を求めて質問させていただきたいと思います。  まず、(1)情報伝達方法の充実についてです。  この情報伝達の充実についての質問は数多くの議員さんが行っています。そして、少しずつ前進しているとは思っています。  しかし、防災無線は聞こえない、スマホ、携帯を持ってない方への対応等々、進んでいないものも数多くあると思っています。
     そして、最後の答弁の逃げとして、これまで公用車を走らせて市民に周知させるんだ、本当にこんなことが可能なんでしょうか。道路の液状化、完璧なんでしょうか。冠水道路はないんでしょうか。市内全域に周知させることがその状態でできるんですか。  私は10月23日から25日、2泊3日で実施されました経済建設委員会の行政視察に参加させていただきました。  当日、市長との事前のアポ取りがうまくいかずに、視察最終日の25日16時からのアポ取りとなってしまうため、委員長の了解を得て私一人、最後の千葉県山武市の行政視察を終えたすぐに碧南市へ戻る予定で電車に乗らせてもらいました。  これが運がいいのか悪いのか、私が乗った電車が途中で不通になってしまいまして、佐倉駅構内で退避しました。そのときに高崎川の危険水位を越えた、すぐに避難をという防災無線が駅におる中で聞こえました。駅構内のアナウンスは冠水のため不通になったとしかなくて、その付近には、避難所を記載したマップすらありませんでした。  さて、碧南市に置きかえるとどうでしょう。聞こえにくい防災無線、登録しておかなければ届かない防災メール、これで本当に情報が行き届くでしょうか。  今回、私のようにその地を知らない在住、在勤者以外の方への情報、これ、ちゃんと伝達できるんでしょうか。心配でなりません。  そこで、まずは情報伝達の充実に向けたお考えがあれば、お答えをお願いします。 38 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 39 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 40 ◆市民協働部長(鳥居典光) 災害時の情報伝達方法でございますが、現在市内20ヵ所に配備されている防災行政無線やへきなん防災メール、NTTドコモ、au及びソフトバンクなどの携帯電話へ配信される緊急速報メール、市ホームページに掲載する緊急情報、ピッチFMによる災害放送、ケーブルテレビキャッチの災害放送など、さまざまな手段があります。  今年度から運用を始めました緊急速報メールにつきましては、事前の登録がなくても携帯電話をお持ちの在住、在勤以外の仕事や観光等で訪れている方など、碧南市にいる方に配信されるため、必要な情報を提供することが可能と考えております。  公用車による広報活動も含めまして、災害時の情報伝達は複数の方法により補完し合いながら、より多くの方に伝達できるようにする必要があると考えています。  今後も現在の方法に加え、さらなる有効な方法、手段がないか、研究しながら対応していきたいと考えております。 41 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 42 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 43 ◆18番(石川輝彦) ぜひ、さらなる有効的な手法をお願いしたいと思います。  では次に、(2)帰宅困難者への支援の充実についてをお伺いしたいと思います。  先ほど報告させていただいた私の千葉県内、これは帰宅困難者であったというふうで思っています。  巨大地震が発生したとき、豪雨により川が氾濫したときなどは、在住者や在勤者のみならず、たまたまこの碧南市に仕事に来られた方や旅行や観光で来られた方もいらっしゃいます。うまく災害情報が伝わったとしても、どこに避難してよいのか、避難所等はどこにあるのか、どこが高台なのか、全く知り得ることができません。  さきの9月議会で私たちの会派の杉浦文俊議員も提言させていただきましたが、私自身も平成24年6月と28年の9月の2回にわたり、この一般質問を通して提言させていただいています。全くかわりばえのない答弁で、碧南市は真剣に考えているのかなというふうで疑うしかありません。  そこでまずは、アとしまして、徒歩帰宅支援マップの更新についてでお伺いしたいと思います。  今碧南市のホームページで載っているものは、今から13年前、平成18年、このときに碧海5市で作成されたものです。この間2回、私は更新を求めてきましたが、協議したい、検討したいとの御答弁で終わっています。  更新するのかしないのか、このまま更新せずに個人にお任せするのか、碧南市は見て見ぬふりするのか、さまざまな答弁を予想しますが、いかがでしょうか。お答えお願いします。 44 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 45 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 46 ◆市民協働部長(鳥居典光) 徒歩帰宅支援マップは、徒歩による帰宅経路のほか、災害時にトイレの使用や水道水などの支援を受けることができる徒歩帰宅支援ステーションと呼ばれる協力店舗を掲載するものです。  この徒歩帰宅支援ステーションは、災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定に基づき、愛知県が協定を締結したコンビニエンスストアやガソリンスタンドなどを中心に平成31年4月1日現在で市内81の店舗から協力をいただいております。  コンビニエンスストアなどは店舗の移りかわりが激しい業態であることから、マップの情報がすぐに古くなってしまうという課題がございますので、本市におきましては紙媒体による配布は行わず、無料のグーグルマップのマイマップという機能を利用し、スマートフォンやパソコンを持っている方なら誰でも閲覧できるよう、来年度中をめどに作成の準備を進めてまいりたいと考えております。 47 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 48 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 49 ◆18番(石川輝彦) 平成28年9月の私の一般質問で提言させていただいた内容がようやく実現しそうです。ありがとうございます。来年度中の公開に向けて頑張っていただきたいと思います。  次に、市内で操業する企業を含めた、イ、民間諸団体への協力依頼についてをお伺いしたいと思います。  帰宅困難者を支援する手法というものは多くあると思っています。  名鉄にもお願いできることはあると思っていますし、市内のあちらこちらにあるコンビニやドラッグストア、ガソリンスタンド等にも避難所等の記載があるもの、掲示や避難誘導等をお願いしてよいのではないかというふうで思っています。  考えられることは数多くあると思っていますし、実際やれることも多くあると思います。  民間諸団体に碧南市として協力依頼してはどうかと思いますが、お考えをお願いします。 50 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 51 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 52 ◆市民協働部長(鳥居典光) 先ほど答弁いたしました愛知県が協定を結んで協定先帰宅困難者を支援するための民間諸団体への依頼につきましては、徒歩帰宅支援マップが完成した後、マップアドレスのQRコード等を記載したチラシを作成し、本市の徒歩帰宅支援ステーション協力店舗に掲示等を依頼してまいりたいと考えております。 53 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 54 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 55 ◆18番(石川輝彦) 前向きな答弁をありがとうございます。  市内には多くの企業も操業していますし、従業員の方も多くいらっしゃいます。  ぜひ、関係諸団体にも協力をお願いして、従業員の教育や事務所等への掲示ができるようにもお願いしたいと思います。  次に、(3)避難所運営体制の強化についてに移ります。  避難所の運営に関しましては、平成29年3月議会でお聞きしてから2年9ヵ月が経過しました。この間、防災課は地域に即した避難所運営マニュアルを作成しておられるというふうで信じています。  私自身も勉強を重ね、一番強く感じているのは、避難所に来られた方は皆さんが被災者なんですが、避難所に来られた瞬間から避難者ではなくて避難所の運営者にかわるんです。どうやって被災者の方に避難所の運営者として御理解いただき、携わっていただけるのか、市の職員に苦情を言って注文ばかりつけていては市域全体の復興はどんどんおくれていきます。  避難者みずからが先頭に立って避難所を運営することで、一日も早い段階で多くの市民の皆さんが普通の生活に戻ることができると考えています。  そこで、アとしまして、避難所運営マニュアルの改訂時期についてお伺いしたいと思います。  今碧南市が持っている避難所運営マニュアルは、担当者というところが市の担当者、施設管理者となっていると思っていまして、避難者はお客様状態になっているではないかというふうに思っています。  先ほど言ったようにこれでは一日も早い復興は望めません。既に防災課ではこのことに気づき、マニュアルの改訂作業を行っているというふうに思っています。  まずは避難者がワンチームとなって、避難所の運営を行えるマニュアルの進捗状況、この改訂時期、これをできましたらお示しいただきたいと思います。 56 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 57 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 58 ◆市民協働部長(鳥居典光) 避難所運営マニュアルは、平成29年度より避難所運営について学んできた災害への備えを学ぶ会の皆様と確認作業を行っている段階でございます。  令和2年2月上旬に開催される碧南市防災会議までに確認作業を終了し、公開してまいりたいと考えております。 59 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 60 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 61 ◆18番(石川輝彦) 前に進んでいるようで、本当にありがとうございます。  次に、イとしまして、碧南市の総合防災訓練のあり方についてお伺いします。  毎年、碧南市では8月の最終の日曜日、市を挙げての防災訓練が展開されています。  しかし、今の防災訓練は主催者、碧南市が避難者を受け入れて講座や体験を行った後、お土産を渡して、お土産というのは防災食の賞味期限ぎりぎりなものです、これを渡して解散するという、行政依存型の訓練ではなかったかと思っています。  発災当日、避難所に来られた方はどう避難所を開設していくのか、その後1週間くらいをどう乗り越えていくのか、これを体験する発災対応型避難所開設・運営訓練を実施する必要があるのではないかというふうで思っています。  今後の碧南市の避難訓練のあり方について、お考えをお願いします。 62 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 63 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 64 ◆市民協働部長(鳥居典光) 現在の碧南市総合防災訓練は、碧南市総合防災訓練実行委員会が主催となり、避難所開設、運営訓練、資機材取り扱い訓練等を行っております。  避難所開設訓練として避難者の受け付けを各自主防災会が行っておりますが、実際の大規模災害時には、避難所開設から運営までを自主防災会に担っていただくことになります。  まずは自主防災会が避難所を開設、運営していく役割を担うという意識を十分醸成していくことが必要であり、それとともに総合防災訓練において実践型の新たな訓練形式が行われるよう、他市や他県の事例を参考にしながら段階的に取り組んでいく必要があると考えております。 65 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 66 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 67 ◆18番(石川輝彦) 段階的というふうでお答えがありましたが、私自身は来年度の総合防災訓練にぜひ期待したいというふうで思っています。ぜひよろしくお願いします。  次に、ウ、避難所開設時における初動期の対応についてお伺いします。  避難所運営マニュアルが改訂されていることは、先ほどお聞きしました。平成30年4月に発行されたものは本編68ページ、資料様式編が43ページもありました。  愛知県が発行しているもの、各市町が発行しているものも同じであると思っていますが、こんなに文字だらけで分厚い書きものを事前に熟読して、頭に入れておくことなんてできるんでしょうか。  以前、私の避難所に関する質問で、このマニュアルは防災ロッカーに入っているという答弁をいただいております。  避難所に避難してきて、これをすぐ読むことができると思っているのでしょうか。そして、先ほど言いましたが、避難所運営は避難者がワンチームとならなければなりません。避難者全員が避難所の運営について知らなければならないと思っていますし、理解をしなければならないと思っています。  このマニュアルは避難所の運営が少し落ちついてから、避難された方、皆さんで読んでいただいて、その後の運営に反映していただけるツールとして、まずは、避難所開設の初動期は、大きな紙で最低限守ることややらなければならないことなどを張り出して、被害者全員の目にとまるような仕組みをつくってはいかがでしょうか。お考えをお願いします。 68 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 69 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 70 ◆市民協働部長(鳥居典光) 御指摘のとおり数十ページある避難所運営マニュアルを発災直後に読み込み、理解することは非常に困難であると認識しております。  そのため、令和元年9月定例会で5番議員にお答えしたとおり、現在改訂作業を進めている市の避難所運営マニュアルの完成後、避難所開設運営の手順書の作成に取り組んでまいりたいと考えておりますが、その機会を捉えて、御提案いただいた掲示についても検討してまいりたいと考えております。 71 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 72 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 73 ◆18番(石川輝彦) ぜひ、前向きにお願いしたいと思います。  11月30日に市が行った防災講座で野尻先生もおっしゃっていましたが、避難者が避難所の住民として一体感を持つ、そして、支え合うことが必要である。これが必要だと思っています。  ぜひ、避難所がワンチームとなれるような仕組みをお願いしたいと思います。  次に、件名3に移ります。  高齢者、障害者児に対する福祉の充実についてお伺いします。  まずは(1)高齢者の居場所づくりの支援についてです。  この少子高齢化時代、そして、核家族化の時代、ますます高齢者のみの世帯が増加するというふうで思っています。  碧南市は老人クラブの拡充や認知症カフェ等の居場所づくりを実施していただいておりますが、元気な高齢者やひとり暮らしまたは夫婦のみで生活する高齢者に対して、集えて語り合う場というものがますます必要になってくるのではないかと思っています。  その企画運営を市が全てするのではなくて、市民で立ち上げようとする方の手助けをしてはいかがかなと思っています。  私たち市民クラブは、神奈川県藤沢市で実施されている地域の縁側というものを視察してまいりました。  金銭面的な補助制度はさておきまして、行政運営の考え方の一つに行政マンは顔を出せ!皆さんの力がなければ今後の行政はない!という考えのもと動かれているのだそうです。行政マンも市民と一緒に汗をかこうという意気込みだと思っています。  碧南市として頑張ろうとしている市民の方や市民団体の方に対しまして、手助け事業を行えないでしょうか、お考えをお願いします。 74 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 75 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 76 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者の居場所づくりへの支援ということであります。  住民同士が気軽に集い、触れ合いを通じての生きがいづくり、仲間づくりの輪を広げることを目的に、介護予防、閉じこもり防止、健康づくりのために地域の住民が運営する団体を支援するため、平成30年5月に通いの場登録制度を設けて、広報などで募集をしているところであります。
     現在、市内で3つの個人、団体の方と医療、介護に携わる事業所4団体と合わせて7つの個人、団体に登録をしていただいています。  市が行う通いの場を含めると、市内18ヵ所で居場所づくりを行っているところであります。  この事業内容をPRするため、通いの場ガイドを作成し、高齢介護課、地域包括支援センター等の窓口での配布やホームページに掲載するなど、その周知に努めているところであります。  登録をいただいた個人、団体の方には、御希望に応じて理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、健康運動指導士、保健師、看護師などのアドバイザーを講師として派遣することができる制度となっております。  以上です。 77 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 78 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 79 ◆18番(石川輝彦) さまざまなことをやっていただいて、ありがとうございます。  先ほども藤沢市を紹介させていただきましたが、もっと窓口を広げて市民の皆さんと同じ目線の高さで、そして、もっともっとその団体さんたちとコミュニケーションを図って、一緒に汗をかけるような体制づくり、これをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  次に、(2)デマンド型交通の整備についてに移ります。  この件については、これまで多くの議員がくるくるバスの拡充を求めてきましたし、私自身も市域を超えた公共バスの運行を求めてまいりました。  今回は、デマンド型の提案です。  現在、碧南市では無料で乗ることができるくるくるバスを実施されております。しかし、便数が少なく、行きたい時間によりもかなり早くいかなければならない、網の目のように走るものですから、目的地まで時間がかかるなどなど、市民からは利便性を求められているというふうで思っています。  今のくるくるバスの運行の考え方からいけばいたし方ないというふうで思っていますが、そこで今回提案するのはデマンド形交通です。  これは予約が必要なものになりますが、その予約に応じて乗降場所や経路を変更できるシステムです。  多様な方と乗り合わせることでコミュニケーションが生まれたり、外出を楽しみにしたり、健康増進にもつながり、ゆえに健康寿命が延伸する。市長がよく言う健康事業です。これが延伸すると考えられます。  そして、くるくるバスの一番の弱点、市内1周、2時間弱。現状のくるくるバスの大幅な変更とデマンド型交通の併用によってこれが解消できるのではないかと思っています。お考えをお願いしたいと思います。 80 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 81 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 82 ◆総務部長(金沢宏治) デマンド交通につきましては、県内の自治体でも導入が始まっておりまして、近隣自治体の事例を申し上げますと、西尾市ではいこまいカーという事業で、吉良地区で実施をされております。事業内容につきましては、自宅から自宅のある小学校区内の最寄り駅またはバス停、公共施設、商業施設までの送迎であります。  安城市ではあんくるタクシーという事業で、あんくるバスのバス停が近くにない地域におけるあんくるバスの乗り継ぎ手段として導入をされて、安城市内3地区で実施をされています。この3地区のエリア内に設置されているあんくるタクシーの停留所から指定されたあんくるバスの停留所までの送迎を行うというものであります。  県内の事例では、多くが中心地ではコミュニティバス等の公共交通による運行、交通空白地域ではデマンド交通を運行するなど、エリアを分けて導入をしている事例が多くなっております。  碧南市におきましても、デマンド交通に取り組んでいる民間業者の方々から提案があり、検討をいたしましたが、費用対効果の面から考え、導入に至る判断ができておりません。現在市内での公共交通による移動手段といたしましては、くるくるバス、ふれんどバス、名鉄タクシーがございます。  デマンド交通とこれらの移動手段の組み合わせ、すみ分けになどにつきましては、関係事業者の皆さんの意見を伺う必要があるというふうに考えています。  今後ますます増加する高齢者の皆さんの移動手段の確保の一つとして、くるくるバスを補完する形での移動手段の確保の検討が必要と考えております。  どのような移動手段を提供する方法がよりよいのかといった点につきましては、引き続き調査研究してまいります。  以上です。 83 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 84 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 85 ◆18番(石川輝彦) このデマンド型にすれば民間の会社さん、事業者さんにも仕事が回っていく、そんなふうでも思っていますし、費用対効果というところなんですが、市内一円をデマンド型にすればかなりの費用がかかるというのは私も認識しています。  高齢者の方を含めて、多くの皆さんが利便性を求めていますんで、ぜひ早急に今の事業者さんたちと協議を行っていただいて、前向きに進めていただきたいというふうで思っています。ぜひよろしくお願いします。  次に、ICF(国際生活機能分類)を活用した取り組みの支援についてをお伺いしたいと思います。  このICFとは2001年にWHOが提唱し、世界的に導入が始まったシステムで、生活の質、活動、参加の向上等、社会への参加が基本理念でありまして、本人と家族がどう生きたいか、どう暮らしたいか、どんなふうなライフスタイルを考えるのか、本人のやる気をどうやって出すのか、出せるために本音をどうやってつかむのか、こんなことをかかわる全ての人が情報を共有する、そんなシステムです。  これも、私たち会派で視察に行かせていただきました。  ICFに取り組んでおられる岡山県浅口市にある介護老人保健施設、いるかの家というところをお邪魔させていただきました。  そこでは、結びの輪という連携シートを策定されて活用されておりまして、どこにいても同じ考えのもと、対応や治療が同じように早くできる仕組みになっているそうです。  また、WHOにおいては、もともとICFというものは障害者児への対応で始まったとのことですが、今では高齢者、とりわけ認知症を抱えた方にも使われているとのことです。  碧南市では既にこのICFという考えのもとで、導入がスタートされているというふうでお伺いしています。  そこでまず、アとしまして、障害者児に対するICFの導入状況についてお答えをお願いします。 86 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 87 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 88 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 現在実施している事業は、発達障害児者の特性を踏まえた手法の開発と全国への普及につなげることを目的とした国のモデル事業である発達障害児者地域生活支援モデル事業に採択され、昨年度から実施継続しているものでございます。  まず、平成30年度におきましては、ICF情報把握・共有システムを活用し未就学の子供に対する療育支援事業を展開し、切れ目のない効果的な療育支援の構築を目指しました。  また、今年度につきましては、さらに事業対象を小学生にまで広げ、地域支援体制の充実、家庭教育、福祉の連携を目的にICFを活用しております。  今年度の具体的な事業実施内容についてですが、1つ目としてICFの考え方を習得してもらうために、市内の子供の発達支援にかかわる保育園、幼稚園、福祉サービス事業所などの支援者や保護者団体に向けてのICF研修を3日間実施しております。  また、2つ目としてモデルケースとして抽出した数名の対象児童に対して、ICF情報把握・共有システムを年間を通じて活用し、その結果を関係機関、関係する支援者で共有し、今後の支援方法やICF情報把握・共有システムの活用について協議検討しているところでございます。 89 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 90 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 91 ◆18番(石川輝彦) ありがとうございます。かなり多くの事業をやっていただいておるようで、本当にありがとうございます。  ぜひICFに向けたこのモデル事業をやっているんだということをもっともっと市内外にPRできたらというふうで思っていますので、よろしくお願いします。  では、次にイとしまして、高齢者、とりわけ認知症を抱える方へのICFの導入状況についてお答えをお願いします。 92 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 93 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 94 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者を支援する際の考え方として、病気の面だけでなく、生活機能であるICFの面からも対象者の状態を把握することが重要だと考えています。  このため、市及び市内の介護サービス事業所で組織する介護サービス機関連絡協議会では、ICFを意識した取り組みを推進するため、研修会を実施し、ケアプランの作成実験や、それぞれの事業に取り入れているところであります。  今年度におきましては、ケアプラン作成の段階において収集した情報を客観的に把握する際にICFの考え方をもととし、抽出した課題を分析、整理する過程を学ぶ研修を7月に行ったところであります。  また、対象者が病院を入退院する際においては、入退院情報連携シートを利用し、入院される場合には担当ケアマネジャーが在宅での生活状況を病院に情報提供し、退院される場合には退院前カンファレンスに参加し、入院中の生活状況を把握することで入院中の生活と退院後のサービス提供に活かしております。  こうした取り組みもICFを意識した支援のための状況把握として現在取り組んでいるところであります。  以上です。 95 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 96 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 97 ◆18番(石川輝彦) 多くの研修や協議を重ねて、ICFについて前向きに取り組んでいることは理解できました。ありがとうございます。  双方に言えることですが、私たちの生活の時間の中は、家庭での生活が一番長いというふうで思っています。これが一番長く費やしています。  ぜひ、その家族の方とのコミュニケーションがとれるような、このICFの仕組みとなるような展開をぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  それでは最後の件名に入ります。  件名4、豊かで魅力ある未来への創造に向けてです。  大そうな件名をつけましたが、今回はSDGs、持続可能な開発目標についてをお伺いしたいと思います。  まず、SDGsですが、ことしになり新聞やテレビ等でもよく耳にする言葉になってきました。  今回の一般質問でもほかの議員2名が取り上げていますので中身の説明は省きますが、このSDGsは17の目標と169のターゲットで構成されておりまして、今安倍首相のリーダーのもと、各地方行政にも取り組みを行うことが求められておりまして、SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の認定にも多くの自治体が参加されているところです。  このSDGs取り組みは、1行政だけでは完結することはないと思っています。市内の企業や諸団体、市民団体、そして、市民一人一人が共同で取り組むことが必要ではないかと思っています。  このことを理解した上で、まずは(1)、SDGsを市としてどのように捉えられているのかをお願いいたします。 98 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 99 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 100 ◆総務部長(金沢宏治) SDGsにつきましてですが、過日の13番議員の御質問に対して若干お答えをしておるところでございますが、5つの指標があるということで、普遍性、包摂性、参画型、統合性、透明性ということが先日お答えしたとおりでございます。  現在、国では、地方自治体におけるSDGsの取り組みを推進するために、地方創生と連携して地方自治体の取り組みを進めることを推進しようとしております。  今御質問にございましたように、SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定を行っており、平成30年度には、SDGs未来都市として29都市、自治体SDGsモデル事業として10事業が選定されております。  令和元年7月には、未来都市として31都市、自治体モデル事業として10事業が選定をされておりまして、県内では、平成30年度に豊田市、今年度に愛知県、名古屋市、豊橋市の3団体が選定をされております。  碧南市といたしましては、これらの先進自治体の取り組みを参考しながら、市民の皆様、企業、団体の皆様とともにそれぞれの立場で実施できることから、SDGsの推進に取り組んでいく必要があると、重要であると考えております。  以上です。 101 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 102 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 103 ◆18番(石川輝彦) 重要であるという考え方、ありがとうございます。  では、次に、今碧南市内のあちらこちらでもSDGsに対する勉強会が盛んに行われております。  先日、私は碧南JCさんの勉強会にも参加させていただきました。  また、10月31日、議会運営委員会の視察のときですが、お邪魔させていただきました大津市の市役所では、大手芸能プロダクションと一緒になってSDGs対する啓蒙活動を行われていました。市民一人一人が持続可能な社会に向けて取り組んでいくんだという機運がうかがえました。  碧南市としても世界と一緒に取り組んでいくんだという気持ちを出すことはできないでしょうか。  そこで、(2)SDGsの推進の考え方についてお答えをお願いします。 104 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 105 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 106 ◆総務部長(金沢宏治) まず、碧南市におけるSDGsの推進方法につきましては、まだ具体的な推進方法につきましては決定をしておりません。  現在策定中の第6次碧南市総合計画の中で、この理念を視野に入れた形でまずは整理をして、碧南市としてどのようなことができるかといったことを検討してまいりたいと考えています。  ただし、先ほど御質問者もおっしゃった17の目標のうち、保健、教育などといった個別の項目で考えてみますとこれは既に従来から取り組んでいる内容も多くあります。これらの取り組みにつきましては、継続実施するとともに碧南市としてSDGsで掲げております目標の推進に向けた取り組みへと拡充していきたいと考えております。  なお、先ほどお答えしたとおり、ことしの7月に愛知県が未来都市に選定をされておりますので、まずは愛知県の取り組みと連携しながら推進していくことを想定しております。  以上です。 107 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 108 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 109 ◆18番(石川輝彦) 国は地方行政に参画を求めています。  今愛知県の話がありましたが、私もきょうは愛知県のSDGsバッジをつけて登壇させていただきました。  愛知県よりおくれた碧南市ですが、県の方針を視察して取り組むことはできないと思っています。やはり愛知県の指針に従っていかなきゃいけないのかなと思っていますが、連携しながら推進していくことを想定するんじゃなくて、前向きにぜひ推進していただきたいというふうで思います。  最後に、市長、冒頭の招集挨拶で次期表明があるというふうで期待していましたがありませんでした。
     ぜひ全市民が将来にわたって幸せに暮らすことができる碧南市を目指して一緒になって取り組んでいきたいと思っていますんで、今後ともぜひよろしくお願いしたいと思います。  これで、私の一般質問を終わります。 110 ◆議長(鈴木みのり) 以上で石川輝彦議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 53分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 0分 再開) 111 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小池友妃子議員の一般質問を許します。 112 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 113 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 114 ◆7番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。  議長から発言の許可をいただきましたので、一問一答方式にて質問をさせていただきます。  まずは、9月の一般質問で産後ケア事業について御質問させていただいたところ、事の重要性を御理解いただき、本定例会の資料の中に関連した内容を入れていただいてあります。大変うれしく思っております。ありがとうございます。  今回の案件も碧南市民にとってとても大切な2案件でございます。執行部におかれましては、前向きな御答弁をぜひよろしくお願いいたします。  それでは、件名1、災害時要配慮者に対する防災対策についてです。  2019年は毎月と言ってよいほど災害が続いた年となり、多くの方々が被災者となり、今も大変厳しい状況の中で生活を余儀なくされていらっしゃいます。  私も11月2日に長野市へ炊き出しボランティアとして大竹副議長とともに活動してまいりました。  実際の状況をこの目で見て、災害の恐ろしさを肌身で感じてまいりました。それからというもの、碧南市で大災害が起こってしまったらと考えると、夜も眠れないほど不安で仕方がなくなるようになりました。  台風19号では、犠牲者の半数が70歳以上の高齢者でもありました。  先ほど、石川議員が防災についての御質問をされていましたが、今回は件名1で、私は災害時に特に配慮を必要とする災害時要配慮者に絞って、碧南市では防災対策がきちんとできているのかを問わせていただきたいと思います。  それでは、(1)災害時要配慮者の定義についてです。  まずは災害時要配慮者の定義をお示しください。 115 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 116 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 117 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市の防災対策の指針となる地域防災計画では、地域内の高齢者、障害者、その他の特に配慮を要する方を要配慮者として定義をしております。  また、愛知県が策定した市町村のための災害時要配慮者支援体制構築マニュアルでは、災害時における要配慮者について傷病者、身体障害者、知的障害者を初め、理解能力や判断力を持たない乳幼児、体力的な衰えのある老人、人工透析を受けている方などの社会的弱者や我が国の地理や災害に対する知識が低く、日本語の理解も十分でない外国人などが挙げられておりまして、本市においても県のマニュアルを踏まえまして、災害時に配慮が必要な対象者については同様と考えております。 118 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 119 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 120 ◆7番(小池友妃子) それでは、(2)です。  災害が起こった場合の要配慮者に対する支援の現状についてお聞きいたします。  ア、ほかの自治体では災害時要配慮者対応マニュアルなどが用意されているところがございますが、碧南市にもこういったマニュアルはあるのでしょうか。 121 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 122 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 123 ◆市長(禰宜田政信) 災害時要配慮者に特化したマニュアルはございませんが、碧南市地域防災計画には要配慮者支援に関する項目がございまして、計画に基づいて関係各課が対策を進めております。 124 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 125 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 126 ◆7番(小池友妃子) 次に、イです。情報伝達方法について。  災害が起こった場合、災害情報などを瞬時に受け取ることができることが非常に大切であります。  現在、災害時要配慮者となる方々は、どのようにして災害情報や避難情報等を受け取ることができるのでしょうか。教えてください。 127 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 128 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 129 ◆市長(禰宜田政信) 災害弱者への情報伝達方法でございますが、先ほどの18番議員の一般質問の情報伝達方法の充実について、詳しく述べたところでございます。 130 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 131 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 132 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  お答えしたとおりというと一般の方と同じだということでしょうか。  石川議員は第1報の話を聞いていましたよね。その情報がすぐに要配慮者へどのように伝わっていくのかが知りたいんです。  一緒ということしかやらないということになると、視覚障害者や聴覚障害者でひとり暮らしの方々にはメールや災害放送での緊急情報が届きにくくはないでしょうか。万一のときにサポートしてくれる方々は数人いらっしゃるのでしょうか、心配です。  避難行動要支援者名簿があると思います。ぜひ、いま一度、民生委員の方々を通じてでも災害が起こる前に、緊急時のことについて確認をとっていただくと安心ですのでよろしくお願いいたします。  さて、昨年12月議会において、防災メールに易しい日本語も取り入れてほしいと要望させていただきましたところ、可能な範囲で易しい日本語を導入していくことを検討してまいりたいと考えておりますと御答弁いただいておりましたが、いまだ導入されておりません。易しい日本語は外国人だけでなく、子供やお年寄りにも有効です。  いつからメール配信などはされるのでしょうか。教えてください。 133 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 134 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 135 ◆市長(禰宜田政信) 今年度中の配信を予定しております。 136 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 137 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 138 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  また、先日、総務文教委員会で視察に伺った佐賀県鳥栖市では、洪水・土砂災害ハザードマップを外国人だけでなく、子供からお年寄りまでわかりやすくするために振り仮名が振られて作成されておりました。  メール以外でも易しい日本語を取り入れていこうというお考えのものは何かございますでしょうか。教えてください。 139 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 140 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 141 ◆市長(禰宜田政信) 今年度中に各避難所に整備予定のコミュニケーションボードにつきましては、イラストとわかりやすい日本語による表示に努めてまいりたいと考えております。 142 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 143 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 144 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  ぜひ多くの皆様に情報が伝わるような対策をよろしくお願いします。  それでは、ウ、安否確認と避難方法についてです。  台風19号では、聴覚障害を持ったひとり暮らしの高齢者宅に隣人が心配で、避難を一緒にと声かけに伺ったそうですが、その方は補聴器をとって寝るのが癖であり、ドアの音に気づかなかったそうです。  そして、隣人は応答がないので避難所に早々に行ったのだろうと思い、自分自身も向かわれたそうですが、そこにはその方は避難しておらず、翌日、高齢者宅を再度伺ったところ、死亡されていたという話がウエブニュースで配信をされておりました。  また、障害があり電動車椅子でしか移動できない高齢者男性は、激しい大雨で避難ができなくなり、区や病院に避難したい旨の相談をされたようですが、解決されることはなく、一人で非常に不安の中一夜を過ごされたという記事もウエブニュースで配信をされておりました。  そこで、災害弱者の安否確認と避難方法について、碧南市では災害時にはどのように対応されているのかをお聞かせください。 145 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 146 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 147 ◆市長(禰宜田政信) 災害時要配慮者の安否確認につきましては、災害対策基本法の規定に基づきまして、ひとり暮らしの高齢者や重度の障害がある方などを避難行動要支援者名簿として整備しておりまして、災害発生時にはこの名簿をもとに民生委員や自主防災会が安否確認を行うことになっております。  また、避難方法につきましては、自宅の安全性や自身の身体状況、同居する家族の有無などを踏まえまして、日ごろから備えや災害時の行動、介助者への協力など、御自身で考えていただくことが基本となります。  なお、年明けに全戸配布予定の津波避難マップにおいて、避難方法について記載する予定をしておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。 148 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 149 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 150 ◆7番(小池友妃子) 災害発生時に安否確認をと言っても、緊急性を要しているときでなく、後日ですよね。  本件も事前に安否確認と避難方法を近所にお住まいの皆様や親戚の皆様と決めていただいておけば万一のときは安心だと思いますので、ぜひ対象者の皆様に民生委員の方からでもいいので、御確認とアドバイスをしていただくよう働きかけをぜひお願いいたします。  次に、エです。避難所での過ごし方についてです。  先日、特別支援学校にお子さんが通われている保護者の方にお聞きした内容によりますと、防災対策については保護者の間でよく話題が挙がるようです。  障害の程度や特性にもよりますが、特別支援学校に通っている子供たちには、健常な人たちと同じ空間で過ごすことが難しい子が多く、福祉避難所に行けるまで避難所には行かず、自宅で過ごすしかないかなという話になるそうです。  ただ、自宅が全壊してしまった場合、避難所で過ごすしかなくなってしまうので、そのことが非常に不安で仕方がないというお話でした。  いろいろな感覚過敏があるなどの障害者が安心して過ごせる避難所環境をつくっていただいたらありがたいという御意見も伺っております。  そこで、要配慮者の方々が避難所に避難されてきた場合の過ごし方は、どのようになるのかを幾つか確認させてください。  例えば、肢体不自由な方のトイレはどうなるんでしょうか。  パニックになってしまった方がいたときの対応は。  視覚障害や聴覚障害の方などがお一人で避難してきた場合の支援はどうされるのかなど、要配慮者の方々が避難所ではどのように過ごしていくのかをお聞かせください。 151 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 152 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 153 ◆市長(禰宜田政信) トイレにつきましては各避難所の資機材倉庫にテントつきの組み立て仮設トイレが2基と各地区の防災備蓄倉庫に同様の組み立て仮設トイレが1基整備されておりまして、いずれも車椅子を利用している方も使用できるものとなっております。  パニックになった方がいるときは、別室等の用意が可能であれば場所を移っていただくことを想定しております。ほかの避難者からクレーム等があった際には、その時々の状況に応じて担当する者が適切に対応していくことになると考えております。  視覚障害者が訪れた際には、付き添いの方が同行していると思われますが、いない場合には、ほかの避難者に支援を依頼するか、ボランティアがいる場合は支援を求めることになります。  聴覚障害者が訪れた際の手話通訳者につきましては、碧南高浜手援隊の皆様がボランティア活動をしていただけるとお聞きしておりますが、いない場合は避難所担当者による筆談や今年度に整備予定の指差しをして意思を支えるコミュニケーションボードを活用することを考えております。 154 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 155 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 156 ◆7番(小池友妃子) まだまだ要配慮者が避難所に来られたときの対応しなくてはいけないことは山のようにあるかと思います。  福祉避難所に行くまでの間、各避難所には要配慮者についての対応ができる方が必ずいるのでしょうか。いない場合はどのように対応してよいのか、避難してきた方々の中でどう進めていったらよいのでしょうか。付添人がいない場合は大変困ると思います。
     そこで、福祉避難所へ行くまでの間、避難所では誰が対応し、どのようにしていくのかを教えてください。 157 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 158 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 159 ◆市長(禰宜田政信) 避難所におきまして、付き添いがいない要配慮者の対応につきましては、ほかの避難者に支援を依頼するか、ボランティアがいる場合は支援を求めるということになります。  日本語が話せない外国人への対応や医療的な配慮を必要とするような方など要配慮者の対応につきましては、専門家の協力が必要となる場合が多いため、必要に応じて専門家の派遣を災害対策本部へ依頼していただくとともに、本人やその家族の同意に基づき必要な配慮を周囲の方へ周知することや適切な避難スペースへの配慮、物資の配給等において可能な範囲で配慮し対応していくこと等を、現在改訂作業を進めている避難所運営マニュアルへ盛り込んでまいりたいと考えております。  また、福祉避難所への入所が決定した場合、福祉避難所への移動は避難者自身やその家族で移動していただくことが原則ですが、不可能な場合は受け入れ先の福祉避難所職員や同じ避難所の避難者に移送をお願いしていくことになります。 160 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 161 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 162 ◆7番(小池友妃子) 先ほど、石川議員も言っておりましたが、避難者が避難所運営委員にならなくてはならないこともあります。  そうなると、研修などを受けていない方々だけで避難所運営をしなくてはならなくなる場合も出てくるんですが、ぜひどんな人であっても避難所運営ができるような事前対応をよろしくお願いいたします。  さて、平成30年12月議会で神谷議員が質問された答弁で、要配慮者には公民館や市民プラザで避難していただくよう、今後啓発してまいりたいと考えておりますと述べられておりますが、現在、要配慮者の皆さんにそのことはきちっと伝わっているのでしょうか、お聞かせください。 163 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 164 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 165 ◆市長(禰宜田政信) 計画等には記載されておりませんけれども、出前講座や碧南市自立支援協議会、障害者災害時支援部会において説明を行っております。 166 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 167 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 168 ◆7番(小池友妃子) 出前講座や協議会、支援部会だけだと、まだまだ知られていない方もいると思います。ぜひ皆さんに周知していただくようお願いいたします。  次に、(2)防災訓練及び防災講座についてです。  ア、防災関連について。  先日、半田市では女性防災リーダーも配置し1泊2日の避難所生活の訓練を中学校体育館で実施、その中学に通う1、2年生も全員訓練に参加し担当を決め、地域の人々と一緒になって炊き出しをしたり、要支援者の家に呼びかけに行ったり、壁新聞をつくったりと本番さながらの訓練を行ったということでした。  また、障害者を初めとした要配慮者の皆様も一緒になって参加をされたとお聞きしております。  そこで、お聞きします。  要配慮者を初め、さまざまな人が一緒になって参加するこのような防災訓練を碧南市でも行っているのでしょうか、お聞かせください。 169 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 170 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 171 ◆市長(禰宜田政信) 要配慮者に対する訓練として、今年度の総合防災訓練において社会福祉協議会により避難所までの避難訓練を実施し、その後、一般の方と同様に参加できる方につきましては避難所運営訓練に参加をしていただきました。  聴覚障害者の方につきましては、碧南高浜手援隊の方の協力のもと、手話通訳を実施しております。その他にも一緒に参加できない障害者の居場所や休憩場所として会議室を用意したほか、乳児の授乳ができるよう専用の和室を用意するなど、災害弱者に対して配慮しております。  また、西端地区においては防災ボランティア連絡協議会主催のもと、自主防災会及び社会福祉協議会との共催で1泊2日の避難生活を体験する防災キャンプを実施したと伺っております。  今後も引き続き、さまざまな機会を捉え、新たな訓練ができるよう社会福祉協議会に相談の上、検討してまいります。 172 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 173 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 174 ◆7番(小池友妃子) 実は、西端地区で開催された訓練には私も参加をさせていただいております。  アレルギーのお子さんがいらっしゃる御家族の方も参加されておりましたが、さまざまな要配慮者の皆様と本番さながらの避難所での訓練を全地区で今後も実施していただくと要配慮者に対しての御理解が深まってくると思いますので、さらなる働きかけをよろしくお願いいたします。  また、防災訓練と言えば、カレーライスを毎年、日赤の皆さんがふるまってくださっています。このときに使用するカレールーですが、アレルギー対応のものでしょうか、お聞かせください。 175 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 176 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 177 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市赤十字奉仕団が炊き出しで提供しているカレーに使用しているルーは通常一般のもので、アレルギー対応のものではございません。 178 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 179 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 180 ◆7番(小池友妃子) アレルギー対応のルーの備蓄と総合防災訓練でもアレルギー対応ルーを使用しての炊き出しをお願いしていただくことは可能なんでしょうか、お聞かせください。 181 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 182 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 183 ◆市長(禰宜田政信) 市保有のアルファ米やクラッカーなどの備蓄食料はアレルギー対応となっておりますが、カレールーや野菜など、炊き出し時に使用する食材等につきましては、ボランティア団体等の持ち込みによる食料であるため、あらかじめ市が備蓄することは困難であると考えております。  このため、炊き出し等で使用する食材につきましては、全てのアレルギーに対応することは難しいため、使用する食材の明示が必要であると考えており、今年度の総合防災訓練においては炊き出しで提供したカレーライスにつきまして、使用食材を配布ブースにおいて明示した張り出しを行っております。  また、総合防災訓練でアレルギー対応のルーを使ってはとのことでございますが、碧南市赤十字奉仕団と相談の上検討してまいります。  なお、災害時において災害救助物資の緊急調達等に関する協定を市内量販店や薬局等と締結しておりまして、締結先に要請する食料等につきましては、アレルギー対応の品目を確保することも可能であると考えております。 184 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 185 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 186 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  そういったちょっとした心遣いで防災訓練にも要配慮者は参加しやすくなります。  また、防災時において提携先に要請する食料などについても、アレルギー対応品目を確保していただくと全壊等で自助したものもなくなってしまった場合にでも安心できると思います。  ぜひ、前向きに進めていただくようお願いいたします。  それでは、イ、防災講座についてです。  現在、要配慮者の方々と一緒に学ぶ防災講座としてはどのようなものがございますか、お聞かせください。 187 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 188 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 189 ◆市長(禰宜田政信) 防災講座は受講希望者の要望に応じまして、内容を毎回変更して実施しております。  過去には社会福祉協議会や知的障害児の保護者からの依頼により、障害者やその保護者を対象に防災講座を実施しています。 190 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 191 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 192 ◆7番(小池友妃子) どの防災講座にも参加者の制限を設けていないと思いますが、1人では行きにくいということもございます。  そこで、要配慮者が所属している団体などに話をしていただき、さまざまな場所で行われる防災講座に要配慮者である方々も一緒に参加しやすくしていただくと理解を深めていただくよいきっかけになると思いますので、行政から支援団体への働きかけをぜひよろしくお願いいたします。  それでは、(3)事前に備えておくことについてです。  ア、災害時要配慮者自身が自分で準備できることとしてはどのようなことが挙げられますでしょうか、お聞かせください。 193 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 194 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 195 ◆市長(禰宜田政信) 災害時の状況を想定していただきまして、自身の状況に応じて必要な物資を購入、備蓄していただくとともに、地域の防災訓練に参加するなど隣近所といざというときに助け合える関係づくりを進めていただくことが重要かというふうに考えております。 196 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 197 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 198 ◆7番(小池友妃子) では、イです。人に配慮してほしいことについてです。  要配慮者が配慮していただきたいことを人々に知っていただくために、現在行政として取り組んでいることは何かございますでしょうか、お聞かせください。 199 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 200 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 201 ◆市長(禰宜田政信) 障害のある方がどんな配慮が必要となるかを考えていただく機会といたしまして、総合防災訓練において一般の方と一緒に訓練を受けていただくことや配慮を必要とすることを伝えるヘルプマークを着用していただき、社会福祉協議会よりマークの説明を行うことによりまして、当事者に対する理解及び周知を図っております。 202 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 203 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 204 ◆7番(小池友妃子) 私も東中学校で開催されました総合防災訓練に参加しました。  開会式でヘルプマークの説明は非常によかったと思っております。しかし、総合防災訓練だけでは要配慮者が何を支援してほしいのか理解することは難しいと思います。  そこで、静岡県藤枝市では要配慮者が災害時における被害を軽減できるよう、可能な限り自力で安全確保に努めるための避難行動要支援者本人用マニュアルと要支援者を地域の人たちが積極的に支援できるように支援者用マニュアルを作成し避難行動要支援者の支援に必要な知識や心構え、準備などについて知ってもらう活動をされております。碧南市でもこのような取り組みをぜひお願いいたします。  最後に、ウ、行政が支援できることについてです。  災害時要配慮者の防災においては、まだまだ課題が山積みであることがわかりました。  特に要配慮者自身とそこに住む地域の皆様が支え合いながら生活をしていくためには、日ごろからのコミュニケーションがとても大切になってまいります。  今後、行政として万一のときにみんなが支え合いながら生活できるようにするために、新たに支援できることについてお聞かせください。 205 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 206 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 207 ◆市長(禰宜田政信) 地域で暮らす災害時要配慮者と健常者が支え合いながら生活していくためには、双方が歩み寄ることが必要であります。  要配慮者自身も地域の防災訓練や行事に参加するなど、可能な範囲で地域の一員として活動していくことが求められます。  今後も機会を捉えて日ごろからコミュニケーションをとることの重要性などについて、啓発を実施してまいりたいと考えております。 208 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 209 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 210 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  日ごろからのコミュニケーションは非常に大切です。行政としてつなぎのきっかけづくりの御支援をしていただければ大変うれしく思います。  最後に、11月2日に長野市へ炊き出しボランティアとしていってくださった市民の皆様、また、現地派遣に御協力いただいた防災課職員の皆様に感謝いたします。  冒頭でも申し上げましたが、私自身もこの活動に参加し、改めて防災の大切さ、日ごろからの御近所づき合いの大切さなどを実感させていただくことができました。こういった支え合いの気持ちで、一人でも多くの皆様が自分のこととして捉え、行動できることは非常に大切なことでございます。  今後とも、防災に関するさまざまな御支援をよろしくお願いいたします。  それでは、件名2です。学校に通学できない子供たちについてです。  文部科学省は、2019年10月17日、児童生徒の問題行動、不登校など、生徒指導上の諸課題に関する調査の速報値を発表しました。  これによると、2018年度に不登校であった小中学生は16万4,528人、これは6年連続で増加し、過去最多を更新してまいりました。  不登校児童生徒の内訳を見ると、小学生は4万4,841人、中学生は11万9,687人、小中学校合わせて2万497人増、1966年の統計開始以来、2番目に多い増加となり小中学生の子供に占める不登校の割合は1.7%で過去最多を更新しています。  そこで、件名2として碧南市における学校に通学できない子供たちの現状を確認し、その上で子供たちにとっての学校のあり方を問わせていただきます。
     まずは、(1)不登校の定義についてです。不登校の定義をお示しください。 211 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 212 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 213 ◆教育長(生田弘幸) 文部科学省によりますと、何らかの心理的、情緒的、身体あるいは社会的要因・背景により登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち病気や経済的理由によるものを除いたものであります。  以上です。 214 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 215 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 216 ◆7番(小池友妃子) それでは、(2)です。小中学校の不登校の推移についてです。  ア、現在の碧南市小中学校の不登校者の数を教えてください。 217 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 218 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 219 ◆教育長(生田弘幸) 不登校数は令和元年10月末で小学校19人、中学校30人の合計49人です。  小学校の高学年から中学校にかけて不登校の数がふえる傾向にあります。  以上です。 220 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 221 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 222 ◆7番(小池友妃子) いわゆる中1ギャップというものでしょうか。また、後で確認をさせていただきます。  次に、イ、直近10年の推移はどうなっていますでしょうか、お示しください。 223 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 224 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 225 ◆教育長(生田弘幸) おおむね70から90人の間で変動しています。  年によって変動があるものの、大きく増加した傾向は見られません。逆に減少しているとも言えません。  以上です。 226 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 227 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 228 ◆7番(小池友妃子) 碧南市の状況はわかりました。  全国的には増加しているものの、碧南市ではこの10年間でさほど増減がないということは、支援体制がしっかりできているのでしょうか、気になります。  そこで、(3)不登校の要因とその支援体制についてです。  ア、不登校になる要因としては、どのような傾向がありますでしょうか、お聞かせください。 229 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 230 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 231 ◆教育長(生田弘幸) 全国的に多い要因として、家庭環境の変化や親子関係、家庭内不和が挙げられていますが、その他の要因として、いじめ以外の友人関係、学業不振が挙げられています。  碧南市の場合、主なものとして友人など周囲との人間関係がうまく築けないこと、学業に関する不安、生来の神経症的な性分、家庭内の問題、怠惰などであります。また、それが複合して主原因がよくわからないケースも多いです。  以上です。 232 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 233 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 234 ◆7番(小池友妃子) 先日、総務文教委員会の視察で福岡県宗像市に行ってまいりました。  宗像市では中1ギャップがふえてきたことなどから、小中一貫教育を導入、小中間の継続した学力向上をつけること、住んでいる地域への関心や自己肯定感を身につける取り組みにより、不登校の数が随分と減ってきておるという成果につながっていました。  そこで、碧南市でも中1ギャップによる学習や生活の変化になじめず、不登校になるという児童生徒もいるのでしょうか、お聞かせください。 235 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 236 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 237 ◆教育長(生田弘幸) 個人の発達段階にもよりますが、中学校生活になじめずというよりも学業や成績を気にすることから学習意欲の低下を招き、不登校に陥るケースもあります。また、そこには親子間での進路に対する考えの違いに思い悩む生徒もいます。  以上です。 238 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 239 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 240 ◆7番(小池友妃子) 一人一人違う要因で引き起こされる不登校、現代の日本の子供たちの自己肯定感の低さも要因ではないかと私自身は感じております。  現在、日本の子供たちの自己肯定感が低いということが問題視されています。平成27年に行われました国立青少年教育振興機構の調査結果によると、日本の子供たちの自己肯定感が年々追うごとに低下しているという結果が出ております。  文部科学省では2017年の6月に自己肯定感を高め、みずからの手で未来を切り開く子供たちをはぐくむ教育の実現に向けた学校、家庭、地域の教育力の向上を取りまとめ、子供たちの自己肯定感の低さを改善するための環境づくりについて検討を行っています。  自己肯定感は誰にでも備わっている感情であり、大切に育てていくことが重要とされています。家庭内での生活習慣や保護者とのかかわりとも関連しており、自分は大切な存在であると思えるかどうかは、保護者が自分のことを理解してくれること、賛成してくれること、また、家族で過ごす時間が多ければ多いほどはぐくまれていきます。  教育の現場においても自己肯定感尺度といった指標もあるため、これらを利用し教育に生かしていくことも期待されています。  そこで、イ、学校に通えない子供たちの要因に対しての支援体制として、どのようなことをされているのでしょうか、お聞かせください。 241 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 242 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 243 ◆教育長(生田弘幸) 本人やその保護者への相談窓口として、臨床心理士や心の相談員、学校カウンセラー、通学できない子供には適応指導教室の活用、自宅に引きこもっている子供には、これは碧南市独自の活動ですが巡回型カウンセラーの派遣、学校、地域、行政の支援が必要な場合には、関係機関との連携に努めています。  以上です。 244 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 245 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 246 ◆7番(小池友妃子) 先生方の負担がかなりふえ、気持ちの上でもいっぱいいっぱいになっているかなと心配にもなります。  子供たちにとって、先生方自身の自己肯定感が低くなることもまた、よくない影響が出てくると思いますので、関係機関との連携をしっかり行っていただくようお願いいたします。  さらにもう一つ教えてください。  碧南市でも起こっているのであろういじめ問題、いじめが要因で学校に通学できなくなる児童生徒もいると思います。この場合の支援体制はどうされているのでしょうか、お聞かせください。 247 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 248 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 249 ◆教育長(生田弘幸) いじめの原因を解消するとともに、いじめられた子供に対するカウンセリングや本人、保護者との面談を重ね、本人の状態に応じて学校に登校できるような体制を築いていきます。  以上です。 250 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 251 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 252 ◆7番(小池友妃子) 先ほど、碧南市の場合は10年前と比べてふえもしなければ、減りもしないという御答弁をいただいておりましたが、このままの支援体制でよいのでしょうか、お聞かせください。 253 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 254 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 255 ◆教育長(生田弘幸) 不登校対策に対して、このままの支援体制だけに甘んじることなく、さらに効果の上がる支援体制について、今後も関係機関と連携しながらよく考えて取り組んでいきたいと考えています。  以上です。 256 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 257 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 258 ◆7番(小池友妃子) さらに効果の上がる支援体制がどのようなものであるのかの具体案もお聞きしたいところですが、ケースによっても違うと思われますので、ぜひよく考えて取り組んでいただきたいと思います。  次に、(4)学校に所属していない子供たちについてです。  碧南市に住民票はあるものの、どこの学校にも席がなく学校に通っていない外国籍の子供たちがいるとお聞きいたしました。  そこで、ア、現在小中学校に在籍していない小中学校に通う年齢に達している子供たちの数は何人いるのでしょうか、教えてください。 259 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 260 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 261 ◆教育長(生田弘幸) 平成31年4月のデータでは、在籍していない小学校児童が52名、中学校生徒が42名、計94名となっています。  以上です。 262 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 263 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 264 ◆7番(小池友妃子) それでは、イです。小中学校に在籍していない理由としては、どのようなことが挙げられますでしょうか、お聞かせください。 265 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 266 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 267 ◆教育長(生田弘幸) 在籍していない数は外国籍児童生徒が該当しますが、多くがブラジル国籍で、そのほとんどがブラジル人学校へ通っています。  また、少数ですが、住民票を移さずに勝手に転居するケースや住民登録だけした後、家事都合により子供だけすぐに帰国させるケースもあります。さらに家事都合により、あえて通わせない外国人もいます。  以上です。 268 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 269 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 270 ◆7番(小池友妃子) それでは、ウ、です。現在の支援体制として、どのように取り組まれているのでしょうか、お聞かせください。 271 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 272 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 273 ◆教育長(生田弘幸) 対策になるかはわかりませんが、小学校に上がる前年に就学時健診を行う入学説明会の際には郵送で通知を出しますが、その後、返信がない場合に電話連絡をして確認します。  それでだめな場合は、学校教育課職員が家庭訪問をして確認しています。  以上です。 274 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 275 ◆議長(鈴木みのり) 7番。
    276 ◆7番(小池友妃子) 郵送で送るのは、それぞれ何語で送るのでしょうか。  また、電話もするということですが、電話で理解できるぐらいの日本語能力が皆さんはあるのでしょうか。  さらに家庭訪問ということですが、必ず会って、説明がきちんとできているのでしょうか、お聞かせください。 277 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 278 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 279 ◆教育長(生田弘幸) ポルトガル語、スペイン語、英語、インドネシア語、ベトナム語で通訳し、送っています。  電話番号がわかる市内圏に通う家庭ならば電話で話すこともあります。電話連絡の不可能な場合は、保護者の在宅する朝夕の時間帯に訪問をしていますが、特に夜勤明けの場合は朝の時間帯に訪問しています。  事前に想定される対話問答は、ネットで調べたり簡易に回答できる文書にしたりしています。ポケトークも活用しています。  今後も市民課との連携を密にして、漏れのないように対応していきます。  以上です。 280 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 281 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 282 ◆7番(小池友妃子) 入管法が改正され、ますます外国人が日本で暮らすことがふえてくると思います。  そうなると、どこの学校へも在籍しない子供たちの数もふえてくる可能性も出てまいります。ぜひこれからもしっかり御対応していただきますようお願いいたします。  それでは、(5)小中学校に通学できなかった子供たちのその先についてです。  現在、学校に通うことができない保護者の方から、子供の将来が不安という声をよく耳にします。  近年、学校に通うことができなかった子供たちはその後、どのような道へ進んでいるのでしょうか、お聞かせください。 283 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 284 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 285 ◆教育長(生田弘幸) 定時・通信制高校や専修学校、サポート校等に進学していますが、家事手伝いや帰国するケースもあります。  以上です。 286 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 287 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 288 ◆7番(小池友妃子) 小中学校へ通えなかった子供たちの中で、どのくらい定時・通信制高校やサポート校などへ進学し、その後、卒業しているのでしょうか。  また、家事手伝いを選んだ子供たちは、その後、引きこもることがなく社会で活躍できているのでしょうか、お聞かせください。 289 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 290 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 291 ◆教育長(生田弘幸) 昨年度、中学校の卒業生で不登校は20人でした。そのうち16人が高等学校、専修学校に進んでいます。  御質問にありました定時制は6人、通信制やサポート校は6人でした。そして、2人が家事手伝い、2人が帰国をしています。  いずれも、その後の状況については把握できていません。  以上です。 292 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 293 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 294 ◆7番(小池友妃子) 義務教育でない高校は自分の行きたい学校を選ぶことができます。  知り合いの方から聞くと、お子さんが高校からきちんと通えるようになったという方も何人かいらっしゃいます。  自己肯定感が高くなれば自分自身に自信も持て、自分で生きていく力もついてまいります、ぜひ、子供たちに合った人生の選択を保護者はもちろんのこと、先生も一緒に考えていただけたら大変うれしく思います。よろしくお願いいたします。  それでは、(6)子供たちにとっての学校のあり方についてです。  戦後、我が国は経済成長、交通情報通信システムの急速な整備など、さまざまな分野における進展により、人々の生活水準は向上し生活は便利になってまいりましたが、その反面、人々の生活はゆとりを失い、慌ただしいものになってきたことも否めません。  家庭で本来行うべき教育についてですが、核家族や少子化の進行、父親の単身赴任や仕事中心のライフスタイルに伴う家庭での存在感の希薄化、女性の社会進出にもかかわらずおくれている家庭と仕事の両立する条件の整備、家庭教育に対する親の自覚不足、親の過保護や放任などから、家庭における教育力は低下している傾向にあるのではと感じております。  地域社会で行っていた教育についても、都市化の進行、過疎化の進行や地域社会の連帯感の希薄化などから、地縁的な地域社会の教育力は低下していくのでは感じます。  家庭と地域での教育力が低下している現代において、学校教育だけで全てを賄うことができるのでしょうか。  私は、家庭教育も地域教育も、そして、学校教育も必要であると考えます。  教育の目的は本来、子供たちが将来、社会の中でよりよく生きていけるように育てていくことではないでしょうか。学校に通うということは、生徒がみずから考え、判断し、決定し、みずから行動できる、つまり自立する力、生きる力を身につけさせることではないかと思うのです。  現在学校と地域住民などが力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる地域とともにある学校として、コミュニティースクールや子供たちがいろいろな立場で学びを深めていけるイエナプラン教育など、さまざまな形で生きる力を身に着ける取り組みが行われています。  そこで、ア、子供たちにとっての学校のあり方についてです。  碧南市では子供たちにとって、学校のあり方をどのようにお考えであるかをお聞かせください。 295 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 296 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 297 ◆教育長(生田弘幸) 議員が言われるように自立に向けた将来の社会生活の基礎をつくるのが学校だと考えています。  最近、文部科学省がICTの利用による学習を出席と認めると公言するようになりました。フリースクールを進めるような風潮も見られます。  確かに、これにより不登校数は減らすことができると思います。しかし、学校で学ぶべきコミュニケーション能力や周囲に合わせながら対応する能力、みんなで何かを達成する喜びや感動を味わう経験は、学校に行かなければなかなか体験することは難しいと思います。  さらに義務教育の過程において、教育の機会均等を担保し、一定の教育の質も維持しながら学校もつくっていくことも必要です。  小中学校では発達段階に応じた教育や支援のあり方を検証しつつ、子供たちには他者とのかかわり合いの中で人のために役立つことや働くことの大切さを身につけさせることが大切であると考えています。  以上です。 298 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 299 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 300 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  私も同感で、ICT教育やフリースクールは必要だとは思いますが、不登校を減らすためのICT利用やフリースクール活用になってはいけないと思っています。  子供たちにとっての学校が大人たちによって本来の目的からずれてしまっている気もいたします。  そこで、イ、生きる力を養うことについてです。  学校に通学できない子供たちの生きる力をはぐくむために、これから、どのような学校にしていくことが必要であるとお考えになっているのかをお聞かせください。 301 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 302 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 303 ◆教育長(生田弘幸) まずは不登校を減らすことを最優先とし、子供たちが安心して登校できる環境を家庭、地域とともにつくっていくことが大切であると思います。  その上で、先ほど申し上げましたように社会に出て必要となる人間関係力、コミュニケーション能力、適応能力をはぐくみながら生きる力を身につけさせていくよう学校として努力してまいります。  以上です。 304 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 305 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 306 ◆7番(小池友妃子) 安心して登校できる環境を家庭・地域とともにつくっていくことが大切と御答弁をいただきました。  生きる力を身につけるには、自己肯定感を高めることが非常に大切であると私は感じます。  そのためにも、保護者や地域の方々にも子供たちの育てる方向を一緒に確認し、ワンチームとして一緒に学ぶ輪に加わっていただきたいと思います。  そして、ともに育てていくことにより、その環境が子供たちの自信につながっていき、自分自身で自分の道を切り開いていく力を養っていくのではと思います。  最後に、安心して登校できる環境とは、子供たちにとってどんな環境なのでしょうか、それをつくるために先生方が現在なさっていることがあれば教えてください。 307 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 308 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 309 ◆教育長(生田弘幸) 学校は将来の自立に向けて、必要になる基礎・基本を学ぶ場です。  また、集団のかかわり方の中において、コミュニケーション能力や他者を思いやる気持ちをはぐくむ場でもあります。  議員の言われる自己肯定感を高めることも大切な事柄です。  こうした学びが保障されるために、子供にとって学校がまず安全で安心な場所でなければなりません。人としての信頼関係を築き、いじめや不登校のない学校にしていく必要もあります。  さらに子供にとって学びたくなる、通いたくなる学校、保護者には通わせたくなる学校にしていくことが大切だと思っています。そのために、教職員は日々研修に努め、学校行事や授業の改善に取り組んでいるところです。  新学習指導要領の改正に伴い、新たな教育目標も掲げられました。今後も、子供たちと正面から向き合って教育活動を進めていきたいと考えています。  以上です。 310 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 311 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 312 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  子供たちにとって学びたくなる、通いたくなる学校、保護者にとっては通わせたくなる学校にしていくことはとても大切なことです。  ぜひ、碧南市を担うこれからの子供たちのために、まずは先生方自身もわくわくしながら学校生活を子供たちと一緒に過ごしていけるような環境づくりをよろしくお願いいたします。期待しております。  以上で、一般質問を終わります。 313 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、小池友妃子議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 52分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 10分 再開) 314 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、山口春美議員の一般質問を許します。 315 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 316 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 317 ◆9番(山口春美) 皆さん、傍聴の皆さんもこんにちは。日本共産党の山口春美です。  安倍内閣のもとで、10月からの消費税10%増税による市民の暮らし圧迫が日増しに高まっています。  その一方で、安倍総理自身が桜を見る会と前夜祭に自分の支持者を招き、公的行事の私物化、公職選挙法違反、政治資金規正法への記載漏れ違反など、どこから見ても政治家としてのモラル破壊と資格喪失の状況を生み出しています。
     官僚の証拠隠滅、公文書隠蔽・破棄などの姿は、怒りとともに哀れを感じざるを得ません。碧南市においても、トップの顔色ばかりをうかがい、市民の願いや痛みを忘れた政治にならないように戒めとしたいものです。  私は、今後の碧南市と市民にとって明確にすべき3つの点で質問をいたします。  市民病院を守ること、焼却場の火事の問題、そして、国保や介護などの市民の負担軽減のために提案をさせていただく質問です。  いずれも来年4年で任期満了となる禰宜田市長におかれては、後世に向けて前向きな答弁をお願いしたいものです。  まず第1に、市民病院の今後について伺います。  碧南市民病院は昭和63年以前、隣の高浜市には約5万人ほどの人口なのに100床の市民病院があり、碧南市にも市民病院が欲しいとの市民の熱い願いで、何度も市長選挙の争点になりながら、やっとの思いで開院にこぎつけたものです。  初代の吉田院長のもとで優秀な医師の確保がされ、まさに市民の命を守る拠点として30年間を経てきました。  私自身も20数年前に、まだ先進だった腹腔鏡の胆のう除去手術をしていただき、傷跡もなくその後の人生を元気に生かさせていただいています。  第一伺いますが、9月26日の厚生労働省が突然、全国424公立・公的病院に対して、再編統合に向けた議論を促すとして病院名を公表して、この碧南市も名指しされました。  それ以降の2ヵ月間の碧南市の動きと受けとめは、そして、その影響はどうだったのでしょうか。  そして、正式にはいつ厚生労働省から碧南市に向けて何らかの働きかけや指示が来たのでしょうか、明らかにしてください。 318 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 319 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 320 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 市民病院につきましては、御存じのとおり厚生労働省から再検証要請対象医療機関の指定を受けておりますが、当該指定についての国や県からの正式通知はいまだになく、県に照会しましたところ、県でもどのような通知がいつごろ来るのか把握はしておりませんでした。  ただ、通知が当初予定の11月中から既に12月中ですけれども、12月中におくれる見込みであるとの回答だけをいただきました。  したがって、碧南市におきましては、現状において具体的な動きができません。国からの正式の説明または通知文を待っている状態でありまして、通常どおり日々の診療業務を実施しているところでございます。  厚生労働省は当該指定については、各医療機関の機能の再検証をお願いするもので、医療機関の統廃合、ダウンサイジング等を義務づけるものではないとの見解を示し、地域の実情に応じ地域医療構想調整会議において議論していただきたいとしております。  碧南市が所属するのは西三河南部西医療圏でありますので、西三河南部西医療圏の地域医療構想調整会議で議論することになると思います。  期限としましては、再編統合が必要ない場合は令和2年3月までに地域医療構想調整会議において結論を得ることとし、統廃合、ダウンサイジング等の再編統合を行う場合は令和2年9月末までに同じく地域医療構想調整会議において結論を得ることとしております。  当該指定に係る直接的な影響については把握が困難でありますが、市民病院としては当該指摘と合わせて最近の診療実績、近隣の医療施設の動向など、諸般の事情を踏まえて本年度入札を予定していました病棟改修事業を延期しております。これは令和2年9月末期限の地域医療構想調整会議の結論を踏まえた上で設計を変更し、改修事業をよりよい形で再開しようとするものであります。 321 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 322 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 323 ◆9番(山口春美) 今回の国の厚生労働省の勝手な基準は、市民病院を含む県下9病院の選定理由として、がん治療や救急医療の実績が少ないことと、車で20分以内に似たような診療実績のある病院があるかないかということです。  碧南市はどこからはかったのか知りませんが18分ということで、このような尺度で今回名指しがされたものと思われます。  こんな理不尽な地域の実態も見ないやり方に対して、やはり市長は7万人の市民の命と健康をその手のひらに乗せているわけですから、国に対してきちっと抗議や意見を言うべきだと思うんですが、そういったアクションは起こされたのでしょうか。 324 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 325 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 326 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 全国市長会でありますけれども、厚生労働省に対しまして、地域医療構想についての意見としまして全国一律の基準による再編統合を推進することは適切ではない、地方の意見を十分に踏まえ、協議を進めるべきだと意見を述べております。  また、公益社団法人全国自治体病院協議会は、同じく厚生労働省に対して全国市長会と同趣旨の要望書を提出しております。  碧南市としては、当該意見書等と同様の考えを持っておりますので、今後とも全国市長会や公益社団法人全国自治体病院協議会を通じて意見を述べてまいりたいと考えております。 327 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 328 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 329 ◆9番(山口春美) お医者さんの団体であります保健協会だとか、働く皆さんの全労連だとか、ありとあらゆる働く人たち、お医者さん、そして、自治体のトップの皆さん方が声をそろえてこんな理不尽なやり方は許せないと言っているわけですが、今は部長答弁でしたけれども、市長もそれに相違ないと、白紙撤回をしていただきたいということをお望みだというふうに受けとめておきます。  それで、3番目の質問ですが、先ほど言われたように今予算の執行停止がかかっています。  それで、ことしの7月8日に行われた市民病院運営審議会の中でも、市長はことしからスタートして3年間でリニューアル計画をやっていきますということで、9月以前でしたから、前向きな報告をなさって、それに対して審議会の皆さん方も同意をされたというふうに思います。  それで、それ以降は審議会が開かれていないわけですから、その言葉が生かされているわけですね、今も。それなのに勝手にリニューアル中止を内部で決定して、予算の執行も入札が行われたにもかかわらず、その取り消しになっている分野もたくさんあります。  いつの時点でリニューアル計画を中止することを市長は決められたのか。単独で決まったのか、誰と相談して決めたのか、市民の何らかの形での相談やアクションなんかがあったとは思いませんが、市議会にも全くありません。いつ、どんな形でやられたのか、教えてください。 330 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 331 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 332 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 病院の改修計画につきましては、先ほどお答えしましたとおり地域医療構想調整会議の結論を踏まえて、よりよい改修を実施するために中止ではなく延期するものでございます。  これにつきましては、時期的には9月の厚生労働省の通知以降に厚生労働省からどのような形の通知が来るか不明でありますので、それを待たずに改修をしてしまうとまた手直しが必要になる可能性もあるということで、当然のごとく改修ができないということで延期を決定しているわけでございます。  これは市役所全体の意思として決定しておりますので、よろしくお願いいたします。 333 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 334 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 335 ◆9番(山口春美) いつ決定したのは言われませんでした。何月何日、明確に言ってください。  そして、昨年度の平成30年度の当初予算では、施設改修計画の基本設計と実施設計の策定業務委託ということで6,480万円の予算がつきました。そして、ことしの30年度には株式会社青島設計ということで3,000万円の入札の落札が過ぎました。平成30年12月19日です。  残りの約3,240万円は、ことしの予算に繰り越しされていますけれども、一体この入札した3,000万円の中身は何で、それで何が3,200万円の繰り越しした中身になっているのか。さらに今年度予算で言えば新年度予算の概要版の153ページには約2億8,000万円ということで、病院設備更新事業ということで書いてあります。入札結果を見るとこの中でもやったものと取り消しになったものなどがあります。  それから、155ページのほうの病棟改修事業、これまさに先ほど言った、ことしから3年間かけてやるということで約2億円積んでいるんですが、これも全くLED化も含めてやられていないんでしょうか。  実際の予算執行状況についても明確に、この予算の概要を説明されたわけですから、その予算の概要に沿って言ってください。何月何日にやったのならば、少なくとも市議会や市民にこれを、予算停止をかけましたということを言うべきじゃないですか。私たちはきょうまで進んでいるものと思っていましたよ。 336 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 337 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 338 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 時期的なものですけれども、ちょっと私もはっきりと覚えていないですけれども、11月の上旬ぐらいだったと思いますけれども、正式に延期を決定したということでございます。予算につきましては、基本設計と実施設計に要しました3,000万円余を執行して、これは既に納品されておりますので設計は済んでいるということで、残の工事費につきましては、3月補正で適切な処理を行ってまいりたいと考えております。  それから、議会への報告ですけれども、前後してしまいましたけれども、本議会におきまして市議会協議会を行う予定でございますので、よろしくお願いいたします。 339 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 340 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 341 ◆9番(山口春美) 設計費に6,400万円積んだけれども、3,000万円は使って、残りは半分残っているわけです。  3,000万円で基本設計から実施設計まででき、成果品はあるんだと言われました。議会にも成果品は出すべきです。中止したにせよ、延期したにせよ、出すべきです。  それで、そういう動きもあり、具体的な中身を1つも言われませんでしたけれども、先ほど言った病院設備の更新事業は約2億8,000万円ですから3億円近くですよ。それから、その次の病院改修は5億円ですよ。この予算を停止しておいて、その具体的も中身もわからないと。  細かいお金の分はありますけど、エレベーターだとか、訪問看護のところの病室改修だとか、もちろん病棟そのものの個室をふやすだとか、トイレを直すだとか、そういうものが一切棚上げになっているわけです。  3月補正で減額補正を組むんですか、それも今回の全協の中でもうちょっと詳しく、これも中身を教えていただきたいんですが、そういったことがずーっと進んでいくものですから、9月26日のこの厚生労働省の名指しの碧南市民病院ということも受けて職場や市民の間では大変な不安が広がっています。  これから先どうなるんだろうという声にちゃんと市長は応えるべきですよ、肘を組んでいないで。部長が決断することではないと思うの。来年までにどんな案を出していこうと思っているのか。今から進めるなら進めるでどういう方向性があるのかどうかも含めて、市長にお答えいただきたいと思いますね。大事なことなので。 342 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 343 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 344 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) この先どのような形にしていくというのは、当然厚生労働省からの通知が来ないことにはわかりませんので、それを見てから判断することになるかと思います。  あと、基本設計、実施設計につきましては、今の考え方は今の病院の機能を維持しながら病床を若干減らしていくという方向性で設計しているものでありまして、これにつきましては考え方が今後大きく変わる可能性があります。実施設計部分では十分使えるものがあると思っておりますけれども、その他の部分につきましては、多分採用しない部分もありますので誤解を生むこともありますので公表については今後、考えてまいりたいと思います。  あと、延期したのは当然病棟改修の工事費のみでありますので、そのほかの関連工事費につきましては、特に病棟改修と関係ないものについては予算どおり間に合えば執行していくということでございますので、よろしくお願いいたします。 345 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 346 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 347 ◆9番(山口春美) 市長は答えられないわけですけれども、来年の9月直前か9月を契機にしてこの地域の地域医療圏の話し合いがあり、その中で例えば病床数を減らして存続するという方向で着地していくのか、何にしろ、碧南市民病院は廃止はしませんよという方向でちゃんと意思を持ってみえるのか。だとするならば今やっているリニューアルの中身は今やりながらでも実施できるものが多々あります。大きく変更する部分は別にしても。  例えば、私も直接行ったんですけど、1階の守衛さんの奥のトイレなんかは、私が入るとドアが閉まらないような狭いトイレで、それ、洋式化したんですよ。だけれども、設計が下手くそで、そんな状況のトイレが幾つもあります。入院患者は点滴も入りません。  そんな状況だったら一刻も早く直していくべきと、存続ということで決意するならね。それ、ぜひ市長にそれは答えていただきたいのと、実際に職場での論議をされて大変な努力もし、時間も費やしてこの設計図が完成されてみえると思うんですが、これ、完了したんですか、職場の論議は。  それ、全部受けとめてその地図に打ち込まれているんですか。そして、皆さんにちゃんとこれはやりますから、市民病院は存続しますから安心してくださいみたいなことは、職場の皆さんには少なくとも、トップとしてあるいは部長として発信されてみえるんですか。 348 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 349 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 350 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) ちょっと件名がどの辺りかちょっとよくわからないんですけれども、まず、病棟改修以外の工事ですけれども、市民病院は御存じのとおり築31年が経過しておりまして、全てが老朽化していると言っても過言ではございません。  修繕が必要な施設、設備というのは余りにも多数ございますので、予算の制限もありますため、患者の命を守る装置など必要度が高い施設整備から順位づけを行いまして、修繕や買いかえを行ってまいりたいというのが方針であります。  それから、リニューアル計画というのか、改修計画の現場での議論でありますけれども、改修計画を作成するに当たりましては、もちろん医師、看護師、コメディカル、事務職員と多職種横断による改修委員会を立ち上げまして、現場の意見を十分に反映した設計に努めてまいりました。  実施設計につきましては、先ほど申したとおり本年11月に完了したところでありますけれども、先ほどお答えしたとおり、入札や工事の実施のみを延期しているところであります。  以上です。 351 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 352 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 353 ◆9番(山口春美) 職場の論議も100%完了、そして、12月末には設計図も完了、だけど私たちには何も知らされていないということです。  何か聞くところによると、高浜の刈谷総合病院が7月にオープンし、その影響で高浜市民の入院、外来が激減して、今100床ベッドが余っているというふうに漏れ聞きましたけど、そうなんでしょうか。  もしそうだとするならば、ピンチをチャンスにして、この機に改修するということもありじゃないですか。予算はまだ触っていないわけですから。まだ生きているわけですから。今からやって繰り越しで、来年の早い時期に。100床余っているときにどんどん詰めて、あいているところをずーっとリニューアルしていくということは、市長がその気なら、来年9月以降もゼロにして、更地にするわけじゃないよということならば、やっぱりこれはピンチをチャンスにして、100床余っているところを生かしてリニューアルを進めるべきじゃないですか、市長。黙っていちゃだめよ、最後まで。この重大な問題で。 354 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 355 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 356 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) まずもって何度も言いますが、今回は中止ではなくて延期ですので、工事はやる予定でございますので、その辺りはよろしくお願いします。  それから、高浜豊田病院の影響ということでお尋ねがありましたけれども、実は7月に高浜豊田病院が開業いたしまして、実を言うと本年4月から6月までが非常に診療成績が好調だったのですけれども、7月から若干下がってしまいまして、また、高浜豊田病院で外来実施している診療科目のみ若干成績が下がっています。それから、高浜の診療所からの紹介も若干減っているということで、総合すると影響は出ているかなということでございます。  以上でございます。 357 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 358 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 359 ◆9番(山口春美) 私、減っているなら減っているで、ちゃんと市民にもSOSを発信していただくべきだと。現況をシビアに報告していただく必要があるというふうに思いますよ。  市長はずっと黙ったままですけれども、5点目の全国市長会などの動きについて先ほども答えられたんですけれども、今みんなが、12月4日には公立公的病院等再編・統合阻止共同行動ということで、全労連や中央社会保障推進協議会、国公労連、自治労連、医労連、全医労の6団体が参加して、住民の命と健康、雇用に深刻な影響を与えるものであり、一方的なやり方は許せないと、リストの白紙撤回、地域医療を守る闘いを広げるとしています。  けれども、9月26日、声が挙がった途端に市長が真っ先にリフォームにブレーキをかけたということは、客観的に今完全に腰がひけている。前向きに押していく力がない。こんな不合理な道理のないことを碧南市は飲むのかというふうに受け取らざるを得ないじゃないですか。  やっぱりここの場で、市長はそんなことはないんだと、一遍は後回しにしたけれども、100床余っているこの時期を生かして、今年度予算中に執行し、残った部分は繰り越しにするというふうで、入れないトイレ、ドアの閉まらないトイレとかを直していただきたい、ちゃんと。  市長は病院を一巡しなあかん、今。みんなの不安を解決するためにも。あれから市民病院へ行かれましたか。各階に訪問し、職員の皆さんとも対話し、やるべきですよ。安心してください、私がちゃんと守りますからぐらいのことは言ってくださいよ。どうですか、市長。  言わなきゃいかんよ。あなたは市長じゃない。 360 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 361 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 362 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 今回の延期の決定につきましては、病院長以下病院の幹部で協議いたしまして延期したほうがいいということで市長に進言いたしまして了解をいただいたものでございます。ですので、病院全体での意思決定でありますのでよろしくお願いします。
     先ほどの前の改修計画が現行の機能を維持しながらということで設計しております。ただ、山口議員が言われるとおり、病院については今ほぼ100床、空床の状態が続いておりますので、今回の厚生労働省の通知だけでなく、最近の診療実績も勘案しましての延期ということで、100床近く、何床ではありませんけれども病床を減らしてよりよい入院病棟をもう一回考え直そうということで延期したものでありますので、御理解をよろしくお願いします。 363 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 364 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 365 ◆9番(山口春美) 今でも医師、看護師不足の中で、来年の4月には藤田医科大学岡崎医療センターが400床、それから、ことしの11月からもう既に工事に着工している安城更生病院の増設が2022年の6月までで完成します。  そうなりますと、ここでもまた職員募集が始まることでしょう。こちらがあいまいな姿勢を、市長もきょうずっと黙ってみえるんですが、そういうことすれば、今まで一生懸命市民の税金で育成してきた看護師さん、それから、職場の中で不安をあおり、それなら藤田衛生へ行こうかしら、更生病院へ行こうかしらというふうに、こういうふうに流れが変わってくる可能性も大いにあるというふうに思うんです。  何のために今まで一生懸命、看護師養成だとか、医師確保に努力してきたんですか。だから、そういういちいちの詰めのところが温かい気持ちがちゃんと見られるかどうか、市長があんなに頑張ってみえるなら、やっぱり碧南市民病院で働こうというふうにさせるかどうかだと思うんですよ。私は、黙っている場合じゃないというふうに思うので、市長はぜひ御決断ください。  そして6点目のインセンティブ手当の制度をつくりましたけれども、それがことしからスタートしています。  100床減ということですので、大きくマイナスはされてみえると思うんですが、その効果のことは一度披瀝していただきたいと思います。 366 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 367 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 368 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) ことしから実施しているインセンティブ手当ですけれども、9月分までの半年間の支給実績を述べさせていただきます。  まず、支給の方ですけれども件数で1万3,844件、金額で2,674万円余であります。  これに対しまして、9月までの半年間の医業収益は31億1,236万円余で、前年度と比較して1億6,070万円余、率にして5.4%の増益になっております。  また、インセンティブ手当の対象である入院患者数で前年度比較すると半年間で1,434人、3.8%の増加、紹介患者数では253人、6.9%の増加、逆紹介患者数では276人、9.7%の増加であります。  数字で見る限りでは一定の効果があったものと考えております。 369 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 370 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 371 ◆9番(山口春美) 皆さん、努力されてみえるということがここからでもとれます。  やっぱり市長が黙っていないで、碧南市民病院は私の力の限り守っていきますので、市民の皆さん、職場の皆さん、安心してくださいということをきちっと言っていただいて、全国のこの厚生労働省の民営化最優先、そして、高度医療や地域医療切り捨てでやってしまう方向は絶対許せないということで、みんなが力を合わせて今運動していこうとしております。現にしておられますので、市長会1本じゃなくて、やっぱりみずからも発信していく、このことが必要だというふうに思いますよ。  だから、もし救急車がこの近くに市民病院がなくなって寄れなくなったらどうなりますか。10分でも早く行かないと生死にかかわる人たちはどうなりますか。市民病院を拠点に予防医療も、それから、健診なんかも成り立っている碧南市じゃないんですか。ぜひ、最後の最後で市長の決意を一言、言ってください。 372 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 373 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 374 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 国に対しては先ほどお答えしたとおり全国市長会や公益社団法人全国自治体病院協議会を通じて、要望を述べてまいりたいと考えております。  何度も言うように今回の改修は、中止ではなく延期でありますので、病院のほうは前向きに今後とも改善のほうを進めてまいりたいと考えております。  以上です。 375 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 376 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 377 ◆9番(山口春美) 部長は来年3月で定年退職ということで、本当に部長にこんな言葉をかわりに言わせている市長の姿勢がやっぱり本当に市民の皆さんには伝わりますよ、冷たさが、熱意のなさが、市民病院に対して。  10億円あるいは20億円とも審議会の中では発表されていますが、この赤字埋め合わせをやっているということで、やっぱり費用対効果でこれだけ金を出すなら、やめようかしらんと内心は思っているのかなと思わざるを得ないような今の態度じゃないですか。それは本当に市民の思いと反比例するものだというふうに思いますので、猛省を促します。  2つ目のごみ焼却場の火災について伺います。  11月20日の午後1時41分、携帯電話に緊急通報で碧南市広見町1丁目付近の危険物火災の一報が入りました。午後3時45分には鎮圧情報が届きました。  私は午後4時過ぎに、この前に衣浦衛生組合から焼却場が火事だという電話が入りましたので4時過ぎに現地に行きました。  焼却場や前の道路にはまだ消防車やパトカーが数台あり、作業員は黒煙で顔が真っ黒な状況で交通整理を行っていました。事務所では本当に緊迫した状況で対応に苦慮し、電話で連絡を取り合っていました。  私は1週間後、多くの市民の皆さんにごみ焼却場が火災で焼却炉が使えなくなっていると話すと、ほとんどが知らないと言われました。  写真をお願いします。  これ、少し前ですので、もうちょっと今試験運転で燃焼が始まりましたので減っていると思いますが、こういうふうにピットの中は山盛りで、一方の側にかき出しては業者さんの入れる生ごみをここに入れるという形でやっておみえになりました。ありがとうございます。  既に業者や一般市民の焼却場持ち込みは中止され、車に山積みされた方々が帰されていました。  職員によって終日、説明とお断りがされていましたが、余りに状況の周知が遅かったのではないでしょうか。  一般可燃ごみは他市にも依頼されたものの、焼却場が火事で使えない状況を知らずに通常どおりごみを出していたのも不自然です。市民に協力を求めてもいいのではないでしょうか。  衣浦衛生組合のホームページに、ごみ処理方法が明示されたのは26日、緊急通報メールは11月29日と、9日も後のことでした。  そこで、碧南市長として7万人の市民の暮らしを守る立場から、改めて伺います。  1つ、火災発生の原因については明確になっているんでしょうか。 378 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 379 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 380 ◆経済環境部長(永坂智徳) 初めに今回のごみ処理施設の火災につきましては、市民の皆様に大変御迷惑並びに御心配をおかけしております。  今回の火災は、衣浦衛生組合での事象でありますこと並びに事故直後でございますので明確な回答をこの場でお伝えできることが限られることを御了承いただきたいと思います。  お尋ねの火災発生の原因につきましては、警察や消防による実況見分が行われましたが、不明とお聞きをしております。  ただし、全国的にはリチウムイオン電池やライターなどの発火性のものが混入されたことによる火災の例も多く報告をされておりまして、このたびの火災も発火性のごみによる火災ではないかということでございます。 381 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 382 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 383 ◆9番(山口春美) 何かその直前に一宮でもピットに落とすベルトコンベヤーの上での火災が発生したそうで、そちらも大体そういうことでしょうか。  基本的に排出のときに気をつけたり、目視でチェックすることになっているので、それを気をつければ防げるということなんでしょうか。  その答えも含めて言っていただきながら、消火設備というのは自動消火が効いていると思うんですが、万全だというふうに考えてよろしいんですか。 384 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 385 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 386 ◆経済環境部長(永坂智徳) 一宮の火災も先ほど申し上げたリチウムイオン電池やライターなどの発火性のものが混入されたことによる火災だというふうに聞いております。  衣浦衛生組合、クリーンセンター衣浦の消火設備につきましては、消防法に基づく設備を備えておりまして、定期的に点検修理も行っているということでございますので、特に問題はなかったと認識をしていると伺っております。 387 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 388 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 389 ◆9番(山口春美) 初期消火の段階で職員の皆さんが頑張っていただいたんですが、初めから煙を吸い込んで1人、軽症ではあるけれども救急車で運ばれた方もみえるということで、日ごろのこういう訓練がどうなっていたのかなというふうに、緊急の場合ですからみんなが慌ててやられたんでしょうけれども、そういうふうに思います。  もう一度消火体制が、この設備も含めて、それから職員の初期消火の実態の方法も含めてちゃんとしているかどうか、ぜひ部長からも衣浦衛生のときには管理者の市長ともども議会にいつも出ておみえになりますので、詳細にチェックをかけてください。  それから、3つ目に消火までの状況を明らかにしてください。 390 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 391 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 392 ◆経済環境部長(永坂智徳) 事故の経過につきましては、11月20日水曜日、午後1時36分ごろクリーンセンター衣浦の工場棟内にあります粗大設備より火災が発生をいたしました。  運転員らが即座に初期消火に当たりましたが、火の勢いがおさまらず、午後1時50分ごろに消防の出動要請を行っております。その後、午後1時58分ごろから11台の消防車両による消火活動によりまして、午後4時ごろに鎮火したと伺っております。  なお、火災を発見直後、すぐに来場者を避難誘導する中で、受け入れにつきましても停止の措置をとっております。これにつきましては、日ごろより防災訓練において、手順を決めて人命最優先の対応を行っているとのことでございます。  なお、今回の火災では来場された方には負傷者はありませんでした。 393 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 394 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 395 ◆9番(山口春美) サン・ビレッジのお風呂のほうは何ら避難もなかったので、変なにおいがするなと言いながらみんな露天風呂でゆったりという状況だったんですけれども、駐車場もほぼ満タンでしたよね。  それで4番目の現在の状況はどのようになっているんでしょうか。 396 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 397 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 398 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在の被害状況といたしましては、粗大設備のコンベヤー類が延焼し運転ができない状況でございます。  また、電気配線の一部が焼けてしまったために焼却炉の運転ができない状況でありましたが、11月29日より1炉目の試験運転を開始し、5日より通常運転を開始したとのところでございます。  また、2炉目につきましては、現在、毎年行っている定期的な整備中でございまして、12月10日に予定をしておりますボイラ法定点検で問題がなければその後、通常運転を開始すると聞いております。 399 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 400 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 401 ◆9番(山口春美) そうしたら、ここでペケが出ない限りは12月10日にはフル稼働の可能性が9割方あり、通常に戻るということになるんですか。そうですか。  市民へのこの間の情報提供については、どういうふうにされたんでしょうか。  12月3日には回覧板の回覧のために連絡協議会でも諮られたかもしれませんが、その辺の過程も含めて教えてください。 402 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 403 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 404 ◆経済環境部長(永坂智徳) 11月20日水曜日に火災鎮火後、報道発表するとともに碧南市及び衣浦衛生組合の各ホームページに火災及びごみの受け入れについてと指定記事を掲載しております。  翌21日木曜日には、中日新聞、読売新聞、地元ケーブルテレビキャッチにおきまして、ごみの受け入れの中止などをお知らせしていただきました。さらに29日金曜日には、防災メール等で受け入れ中止をお知らせさせていただきました。また、広報へきなんの12月15日号には、火災による受け入れ中止と特別搬入日の中止を掲載予定でございます。  現在、このたびの火災事故のおわびとごみの受け入れに関する衣浦衛生組合からのお知らせといたしまして回覧チラシを作成し、各地区への配布の準備を行っていること、また、公共施設等にもお知らせを提示していくと聞いております。 405 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 406 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 407 ◆9番(山口春美) 特に回覧板については、いつも水道の節水だとか、そういうものについてはすごく早くに情報を発信されるんですが、今もまだ準備している段階で市民をもとには届かないということで、碧南市はこの間、ことしから災害廃棄物の処理計画をつくられて、この中に情報公開についてあるいは市民への周知について、先ほども答弁の中で言われましたように、あらゆる手段を書いています。緊急通報メール。  先が見えないし、もしかしたらあした直るかもしれないという見込みもあるので出おくれたというふうに言っておみえになりますけれども、完全にしばらくは使えないよという、電気系統の破損というのが明らかになったわけですから、一刻も早くそれを伝えて、なるべくごみを、私も週に2回出すやつを1回にやめて、少しでも貢献になればいいかなと思って努力をするところなんですが、持ってこられた人たちがまた持ち帰るのも大変ですし、そこら辺が何で10日も過ぎてから……。じゃ、緊急災害のときなんかはどうなるのと。  こんなごみの火災、これも災害の1つだと思うんですよ、1月近くも焼却場が使えなくなってしまうというのは。そのときに住民に10日たってからしか、ホームページをやっているものの、多くの皆さんは見ないので、知らない、知らないという状況だったので、やっぱりここは反省するべき。回覧板も実際にはこんなやり方をしていたら使えないじゃないですか。  市長のお願いで真っ先に全部の市民にやれば、それは二、三日中に届くでしょう。そこは市長の決断がおくれたということでいいですか。 408 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 409 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 410 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在、完全復旧への見通しがまだついていないという状況でございまして、調査の段階でしたので、先ほどの市民への情報提供はそのような形で行わせていただきました。  もう一点が、碧南市が実施をしております地域での可燃ごみの収集、資源ごみ及び粗大ごみステーションの回収は通常どおり行っております。ただし、市民の方が直接、クリーンセンター衣浦への直接申し込みができない状況だということでございますので、御理解をお願いしたいと思います。 411 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 412 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 413 ◆9番(山口春美) それでは、7番目の修繕の費用や方法についてはある程度明らかになっているんでしょうか。
    414 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 415 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 416 ◆経済環境部長(永坂智徳) こちらも現在調査の段階でございまして、費用及び方法とも未定と伺っております。 417 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 418 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 419 ◆9番(山口春美) それでは、一般可燃ごみや持ち込み可燃ごみ、粗大ごみ、業者ごみ、業者の皆さんも最近では商売がやれんということで悲鳴が挙がって、それで小さく砕いたものについては持ち込みをオーケーということで仮置き場においてある状況になっているんですが、異常に多大な影響も出たというふうに思うんですが、その辺はまだ、きちっとした数字は出せないにしても、どんなふうに部長としては受けとめてみえるんですか。 420 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 421 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 422 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在は事業系、一般の可燃ごみ、持ち込みの可燃ごみ、粗大ごみ、業者ごみ、資源ごみの処理につきましては、粗大ごみ処理施設が運転できない状況のために処理が直接できない状況でございます。  対策といたしましては、先ほど申しましたとおり市民生活への影響を最小限に抑えられるように現在、受け入れ方法等を碧南市、高浜市、衛生組合で検討をしております。  なお、碧南市が実施をしております地域での可燃ごみの収集、資源ごみ及び粗大ごみステーションの回収は通常どおり行っております。 423 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 424 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 425 ◆9番(山口春美) 業者の皆さんも本当に大変だと思うんですが、これから年末にかけては大掃除などもある中で、一般の資源ごみも含めた持ち込みがいつまでも中止されているというのはとても大変だと思います。  でも、実際に焼却炉への入り口をとめれば、ぐるっと園内を回って資源ごみを捨てにいくということぐらいはできるので、せめてそれぐらいは可能な範囲ではないかというふうに思いますので、年末対策としても、それから、私何回も衣浦衛生の中では川の向こうの旧焼却場の跡地は広っぱであいているので、あそこを仮置き場にしたり、小屋の中で臨時的な資源ごみの回収などを行ってあちらへ流すなりして、そういうこともできるんじゃないかというふうに思うんですが、そういったわずかな努力で可能な市民への不便を薄める努力というのはされないんですか。 426 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 427 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 428 ◆経済環境部長(永坂智徳) 大変御迷惑をおかけしております。  粗大ごみの処理施設の復旧というのを第一に考えて、市民の方への持ち込みを制限させていただいております。  また、そうは言いましても、質問者が言われるとおり年末年始ということで1年で一番ごみが多く発生する時期でございますので、できるだけ早く一般市民の方がクリーンセンター衣浦に直接持ち込みができるように代替案について両市と組合と協議をしてまいりたいと考えております。 429 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 430 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 431 ◆9番(山口春美) じゃ、9番目に他市の皆さんに御協力いただいて、私たち、普通に可燃ごみを出しているんですが、その実態はどうなんでしょうか。  何市のところにどれくらいとか、また、その費用はどんなふうに試算されて、おおよその費用というのはいつごろ出されるのか、その費用の予算というのはどうなっていくのか、教えてください。 432 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 433 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 434 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在は、し尿及びごみ処理相互援助に関する協定に基づきまして、安城市、刈谷知立環境組合、西尾市及び東部知多衛生組合に受け入れを行っていただいております。  費用等につきましては、今のところ持ち込まれる数量が確定しておりませんので、現時点では未定とお聞きをしております。 435 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 436 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 437 ◆9番(山口春美) そして、基本的には何らかの保険が適用されるということですか、確認します。 438 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 439 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 440 ◆経済環境部長(永坂智徳) 建物については保険適用になるというふうに聞いておりますが、詳細については伺っておりません。 441 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 442 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 443 ◆9番(山口春美) これからはずっと煮詰めていかれると思うんですが、10番目に今後の再発防止としてどんな具体的な策を、その都度、その都度ずっと出してみえると思うんですが、ここまでのところ、どんなことが指摘されていますか。 444 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 445 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 446 ◆経済環境部長(永坂智徳) 繰り返しになりますが、まずは施設の復旧第一というふうに考えております。  今後、復旧作業を進める中で再発防止策も検討していくと伺っております。 447 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 448 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 449 ◆9番(山口春美) ベルトコンベヤーのところに金属感知器を置くだの、そういうこともやっぱり、さらに分別を強化してもらうのはいいんだけど、どうしても入ってしまうものなら、そういう対策も含めて、ぜひ詳細に対策を考えてください。  11番目に、火災事故からの教訓というのは、私は1つは、情報の提供と市民に協働をお願いする、こういうフランクな執行部の姿勢が足らなかったと。  とにかく大ごとになっちゃった、なるべく内輪で済ませたいというこういう思いがどうしても作用したんじゃないかというふうに思うので、やっぱり早く事態を正確にお知らせすることは第一じゃないですか、何かことがあったときには。そういう点はどう思ってみえますか。 450 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 451 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 452 ◆経済環境部長(永坂智徳) 今回の火災事故によりまして、市民生活への影響と責任の重さを痛感いたしております。  また、今回の事故を契機といたしまして、いま一度市民の皆様にリチウムイオン電池やライターなどの発火しやすいごみの出し方などにつきまして、適正なごみの排出についての啓発をするとともに、さらに施設の安全・安心・安定な運転を実現できるよう最大限努めてまいりたいと考えております。 453 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 454 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 455 ◆9番(山口春美) やっぱり事あるときには市長が先頭に立って情報発信しなきゃだめなので、機敏なそういう反応を示していただきたい。  実はそう言ったけどあした直っちゃったというなら、それはそれでめでたい話で、直りましたと言えばいいわけだから、余りに用心して情報がおくれるなんてことがないようにしてほしいと思います。  3番目の国民健康保険と介護保険の負担軽減について伺います。  毎年行っている自治体キャラバンの自治体調査で、碧南市の国民健康保険税が加入者一人当たりの金額が2018年10万607円で、県下3位であることを課長交渉の場でも確認しましたが、日本共産党は全国知事会や市長会とともに国民健康保険も他の保険と同じように一人当たり料金に均等割、世帯ごとの平等割をなくすということを求めています。  以下、第1番目に県下3位の国民健康保険加入者一人当たりの保険料の引き下げを求めるものですが、お答えください。 456 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 457 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 458 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 国民健康保険加入者1人当たりの保険料が県下第3位だということで、自治体キャラバンのアンケートの結果、医療費給付分と後期高齢者支援金分の保険料の数字かと思います。  キャラバンのこの資料における県下3位というこの数字ですけれども、まず基本的に当初予算をもとにして算定した金額であることをまず御承知おきいただきたいというぐあいに思っています。  毎年愛知県が実施をいたします国民健康保険税賦課状況調査では、平成30年度の碧南市の一人当たりの調定額について、愛知県下の54市町村中では8位、西三河9市中では5位という形になっております。これは調定額でありますので、基本的には所得の高い人が多ければ高くなっていくというものだと思います。  いわゆる保険料の引き下げということを御質問されました。  碧南市の国民健康保険特別会計の財政状況でありますが、年々医療費は増加の傾向を示しております。  これに伴い、県への納付金等の歳出に対して公的な負担あるいは補助金、これに保険税収入を加えるわけですけれども、それだけで不足をしている状況であります。  こうした中で保険税を引き下げるという考えはございませんので、よろしくお願いします。 459 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 460 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 461 ◆9番(山口春美) 市長も全国市長会の一員として均等割、平等割をなくせというふうに言っておみえになります。  ですから、所得のない子供たちの平等割、均等割を軽減することはみずからとしても努力しなければならないと思いますが、2番目に子供の均等割、平等割の軽減廃止を求めるものです。  碧南市は、決算数字では5,000万円ですかね、ゼロ歳から19歳までで1,596人、5,378万円あれば実施ができます。ゼロ歳から4歳だと324人、1,000万円でやれます。どうですか、市長。 462 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 463 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 464 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 子供の均等割、平等割ということでございます。  国民健康保険制度におきましては、均等割につきましても受益に対する負担を考慮する見地から、制度上その御負担をお願いしているものであります。  法令等に基づき課税することとされております。また、平等割につきましても同様の考えであります。  以上です。 465 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 466 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 467 ◆9番(山口春美) 安倍首相が交付金を出していますよと言っているわけですから、愛知も一宮市、大府市、それから、田原市について今度、ことしの4月から設楽町が18歳まで2分の1、100万円でやるそうです。あそこは県下で2番目に均等割が安くて、2万4,000円のところを半額にするそうです。  ぜひこういう輪が広がっている中で、碧南市もぜひこの入っている方の痛み、所得のない子供たちからもとっていく痛み、理不尽、これを感じてぜひやっていきたいと思います。  そして、同時に減免制度を改めて見ますと、碧南市の国保の減免制度は障害者などの医療費無料化を受けている方に対してやっているんですが、所得の制限が150万円です。刈谷市は300万円です。  それから知立市は、法定減免の7割、5割、2割となっていますが、これを8.5割減免、8割減免となっています。  こういう独自の市の上乗せも可能なんですね。知立市なみにぜひしていただきたい。知立市は碧南市よりも財政力が厳しいということを言われていますけれども、なぜこういうことができるんでしょうか。  各障害者、さまざまな弱者への所得制限の緩和も含めてお答えください。 468 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 469 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 470 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 先ほども御答弁申し上げました。  国民健康保険制度、そのほかにも私たちは何らかの保険制度に加入しているわけです。  それぞれ皆さんが安心して医療を受けるためには、この国民健康保険制度も継続的に維持をしていく必要があります。  先ほど言ったとおりでありますが、国保の財政状況はいわゆる実質的に赤字となっております。こういったものを最終的には県が示す標準保険税率へもっていかなければ、この赤字が解消できていきません。  そういう中では、当市においても減免制度は持っておりますし、いわゆる軽減負担も行っております。  今これを引き下げていくあるいは減免制度を拡充していくという考えはございませんのでよろしくお願いいたします。 471 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 472 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 473 ◆9番(山口春美) 3点目の介護保険料の保険料の減免制度、碧南市は制度発足以来最も早い時期にこの減免制度をスタートさせましたが、30年度決算では利用料の減免はゼロ、保険料の減免は3人です。これ、使えない制度になっていませんか。  大体、所得段階2ランクまでというのは120万円以下ですから、その方に120万円の所得制限をつけてもなかなかできないということになります。  この緩和も必要だというふうに思いますが、それから、直近の100万円以下でないとだめとか、そういう厳しい基準があって、こんなせっかくつくった制度が活用されていない、これ、緩和すべきじゃないですか。 474 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 475 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。
    476 ◆健康推進部長(杉浦秀司) いわゆる介護保険の利用料、保険料の減免についてであります。  現在、生活困窮者の介護保険料の減免につきましては、世帯収入が年収80万円以下、世帯員が1人ふえるごとに40万円の加算はしておりますが、資産もなく生活に困窮している人については保険料の2分の1を、世帯収入が80万円を超え120万円以下で、やっぱり同様に資産もなく生活に困窮している人については保険料の3分の1を減免している制度で運用しているところであります。  30年度の多分この減免の対象者の数を言われたと思います。少ないんじゃないかということでありますが、制度的にはほかの市とそう大きな違いがあるとは思っておりません。こういう中では、引き続き市民の方あるいは被保険者の方にこういった制度の周知を図ってまいります。  以上です。 477 ◆議長(鈴木みのり) あと残り42秒でございます。 478 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 479 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 480 ◆9番(山口春美) 時間がなくなってまいりましたので、4番、5番、6番まとめて聞きます。  各グループホーム、特別養護老人ホーム、保健施設などの全部ひっくるめた月々の入居料というのは大体把握してみえるのかどうか。  5番目の支払い能力のない方については把握と対応はどうしてみえるのか。  それから、施設入居の待機状況について伺います。  そして、この7期計画は来年で終わりですので、来年度は8期計画をつくりながらやります。減免制度の拡充、施設に入れるようにすること、その救済措置など全部盛り込んでいただきたいのですが、お答えください。 481 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 482 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 483 ◆健康推進部長(杉浦秀司) それではまとめてお答えをしてまいります。  まず、いわゆる高齢者が入れる施設利用料になっているのか、それぞれ月額の支払い額は一般的にどうなのかということだと思います。  いわゆる介護保険制度につきましては、各種サービスごとに介護報酬あるいは加算などが決められており、対象者は収入に応じて1割から3割の負担をしていただきます。  また、サービスによっては1割から3割の自己負担分に加えて、介護保険給付の対象とならない食費や居住費、日常生活費、事務費などの実費負担が出てまいります。  ただし、所得が低い方には食費や居住費が減額される特定入所者介護サービス費という給付制度がございます。  この特定入所者介護サービス費が受けられる施設は、特別養護老人ホーム、それと老人保健施設、介護療養型医療施設、そして、介護医療院の4施設となります。これらに入所する一定の所得以外の入所者の方には、食費や居住費について、自己負担に限度額が定められております。  それ以外にも、例えばグループホーム、有料の老人ホームがありますが、こちらの入居者は負担限度額の対象ではなく、食費や居住費が全額自己負担となります。  また、要介護度及び施設ごとに介護報酬や加算が違うことあるいは施設ごとに介護保険給付分以外の設定金額が違うことなどによって、自己負担額はそれぞれ異なってまいります。  一般的な支払い月額をということでありますが、これを示すことは困難でありますので、ここは御理解をお願いいたします。  次に、支払い能力のない方についての対応でありますが、先ほど御答弁申し上げました特別養護老人ホームや老人保健施設の施設サービスにおける食費や居住費の自己負担限度額の設定については、低所得者に過度な負担にならないようにする措置として制度化されているものであります。  また、自己負担額が高額になったときの負担軽減として、介護保険制度には介護保険給付分について一定の負担額を超えたときに後から給付される高額介護サービス費が、また、同一の世帯内で介護保険と国民健康保険など医療保険、ただしこれは同じ医療保険に加入していることが必要となりますが、両方を利用して介護と医療の自己負担額が一定の限度額を超えたときに払い戻される高額医療・高額介護合算制度というものもございます。  このほか、市の制度として公的年金などの収入が少ない介護保険被保険者の方につきましては、さきの御質問にあったように保険料の減免制度や利用料自己負担の補助制度がございますので、これらを周知しながら活用をしていただくこととなります。  6番目が施設入所の待機状況はということであります。  特別養護老人ホームは市内に3施設、老人保健施設は市内に2施設、グループホームは市内に6施設ございます。  令和元年11月27日現在の各施設の待機状況でありますが、特別養護老人ホームについては3施設で415人の登録がありますが、このうち早急に入所を希望している実質の待機者数は67人であります。  中でも特別養護老人ホームのシルバーピアみどり苑につきましては、ユニット型個室ではなく多床室でありますので比較的入所費用が安価となっております。そうした状況から市内外からも希望者が多いような形に現在なっております。  老人保健施設については2施設で10人、グループホームについては6施設で56人という状況であります。  第8期のほっとプランに向けてということであります。  現在7期の中間年、次年度が最終年となってまいります。  第8期のほっとプランについては、アンケート等を行う中で適切に協議をしながら必要なサービスを計画の中に盛り込んでいく考えでございますのでよろしくお願いいたします。 484 ◆議長(鈴木みのり) 山口議員、7秒です。 485 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 486 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 487 ◆9番(山口春美) 施設は大体1月14万円と言われています。ざっくり全部合わせて。  14万円ぐらいだと非課税、15万円になると課税になりますので、今言われた全ての制度は適用されません。出してしまえば終わりということになるので、保険あって介護なしという状況がますますひどくなっています。  ぜひ8期のほうに反映して、使いやすい介護保険に国へも声を挙げてください。よろしくお願いします。 488 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、山口春美議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 13分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 30分 再開) 489 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、沓名宏議員の一般質問を許します。 490 ◆19番(沓名 宏) 議長、19番。 491 ◆議長(鈴木みのり) 19番。 492 ◆19番(沓名 宏) 新政会の沓名宏でございます。  通告に基づき、2件の質問を一括質問一括答弁方式でお尋ねいたします。12月定例会最後の一般質問となりますが、簡潔で結構でございます。るる述べられることなく、簡単にお答えいただければ結構でございます。  まず、件名1、禰宜田市政についてであります。  市長の任期も数ヵ月も残すところでありますので、禰宜田市長就任からここまでの市政運営全般についてお聞きをいたします。  まず、(1)禰宜田市長の総括についてであります。  これは9月の一般質問で、私ども新政会の山中議員が質問をされましたが、改めて総括をしていただきたいと思います。  次に、(2)碧南市の今後の課題についてであります。  碧南市に限ってではありませんが、人口減少問題、超高齢社会到来、先行き不透明な国内経済など、地方自治体を取り巻く環境は大変厳しいものがあると思いますが、とりわけ碧南市にとって、今後の大きな課題として挙げられるものはどのようなものがあるのか、お答えをください。  最後に、(3)として、次期市長選挙の進退についてであります。  広報へきなんの12月1日号には、CSコラムに禰宜田市政1期目、2期目、3期目の実施、実現した主なこととして1ページ近くを割いて書かれましたが、何か自慢のように感じました。  禰宜田市長は就任後、数ヵ月でリーマン・ショックに見舞われましたが、先人のおかげで財政調整基金が記憶によりますと約80億円ぐらいあったかと思いますが、1期目を何とかこれでやってこられました。  2期目は財政調整基金も底をつく寸前に独自の財政再スタート宣言を発令し、多くの削減をされました。  経済界、各種団体の補助金の削減、町内会の還付金の見直しなど、また、直接市民にかかわる敬老祝い金の年齢を80歳から85歳にしたときには、老人会から罵声が飛んでおりました。また、ある政党の毎週日曜日のチラシには、値切った市長、カッターマンなど、多くの悪口を書かれましたが、見事な財政運営をされ、乗り切られました。  3期目は税収も回復傾向になり、ふるさと納税、ふるさと応援寄附金も予想外に好評で、順調な市政運営に戻ったかのような気がいたしますが、まだまだ問題、課題は山積みだと思います。  そこで、先日、選挙管理委員会から来年4月の市長、市議会議員の選挙の日程が発表されましたが、禰宜田市長の進退によっては議会も考えなければなりません。正式に表明をしていただきたいと思います。  次に、件名2でございます。  公共施設についてをお聞きします。  (1)具体的な施設でありますが、碧南市にある公共施設のうち、公共建築物で用途別の分類がされているのか、お聞かせをください。  また、その中で利用される対象者が限定される施設はどのようなものがあるのか、お示しをください。  さらにさまざまな用途がある公共施設で、たばこの灰皿の設置基準のようなものがあるのか、また、灰皿の設置または撤去は誰が決めているのか、お聞かせください。  次に、(2)有効利用についてでありますが、公共施設の有効利用の観点から質問させていただきます。  公共施設において、灰皿を設置しても問題ない施設でも撤去していないか、お答えをください。  以上で1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。 493 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 494 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 495 ◆市長(禰宜田政信) それでは、私から件名1についてお答えをいたします。  まず、1点目の総括ということでございますが、平成20年4月に市長に就任して、早いもので3期目も残りわずかとなっているわけでございます。  この11年余を振り返りますと、常に市議会の皆様、市民の皆様、関係各位の御協力、御支援をいただきながら職員と一丸となって市民満足度と費用対効果の向上を目指しまして、市政運営に邁進してきたというのが全体の感想でございます。  就任直後のリーマン・ショックで、碧南市の財政が大きく揺らいだ際も非常に厳しい財政運営を余儀なくされましたが、市議会を初めとした多くの皆様の御協力をいただきながら、何とか乗り越えてきたという思いでございます。  重要課題である安心・安全に関する事業や健康寿命を延ばす事業などは重点的に取り組みながら、健全な行政運営を行っていくための行財政改革には特に力を入れてまいりました。  具体的にはふるさと応援寄附金事業の充実強化、新たな工業用地の確保、職員提案制度の充実などでございます。  また、近年では継続的な行財政改革の成果や景気の動向もありまして、身の丈に合った効率的な行政運営を心がけながらも、将来に向けての種まき事業も積極的に取り組んでおります。その特徴的な事業の1つが碧南緑地ビーチコートの整備でございます。  この施設は単にビーチスポーツの推進のみを目指して整備したわけではなく、交流人口の増加や発信力の強化、さらには臨海地域のにぎわいづくりに大きく寄与するものと期待をしているところであります。  るる申し上げましたが、私の3期にわたる市政運営を総括するならば、市民満足度の最大化と世界に誇る碧南市の実現に向け、常にバランス感覚を持ちながら行財政改革に取り組むとともに、将来への種まき事業にも積極的に取り組んできた11年余りであったと思います。  次に、2点目の碧南市の今後の課題についてでございます。  時代の流れとともに新たな課題が生まれてくるものでございまして、碧南市におきましても常に新たな問題、課題に取り組んでいるわけでございますが、現状で今後、大きな課題としてやはり市民病院の問題は喫緊の課題だというふうに捉えております。その他にもポートアイランドの活用、新たな工業地、住宅用地の確保、名鉄碧南駅前の開発、老朽化が進む公共施設の問題など、まだまだ課題が山積していると認識をしております。  最後に、次期市長選への進退についてでございます。  本年9月の議会の答弁で、今後も粘り強く世界に誇る碧南市の実現を追求していきたいという強い気持ちを持っているとお答えをした上で、年内をめどに最終判断をするとしたところでございます。  その後、後援会、その他各種団体の皆様にいろいろな御意見を伺う機会がございまして、多くの支持が得られるというような感触を得た次第でございます。  したがいまして、来年の4月に執行されます市長選挙につきましては、立候補する決意を固めたことをここに表明をさせていただきます。 496 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 497 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 498 ◆総務部長(金沢宏治) 私から件名2についてお答えをいたします。  まず、(1)具体的な施設でございますが、公共施設にはいろんな分類方法がございまして、ここでは碧南市公共施設等総合管理計画の公共建築物の基本方針に沿って施設類型ごとにお答えをいたします。  大分類ということでは、市民文化系施設、社会教育系施設、スポーツ・レクリエーション系施設、産業系施設、学校教育系施設、子育て支援施設、福祉・保健施設、医療施設、行政・施設、公営住宅、病院施設の11の分類でございます。  また、中分類といういい方で分類をすれば、市民文化系施設では集会施設と文化施設、社会教育系施設は図書館と博物館等、子育て支援施設では幼稚園・保育園と児童施設、保健・福祉施設では高齢福祉施設、障害福祉施設、保健施設にそれぞれ分離をしております。  次に、利用者が限定される施設ということでございます。  保育園や幼稚園、学校、公営住宅では利用する対象が限定をされておりますが、ほかのものについては基本的には公の施設ということでございますので、利用者が限定されるものではありません。  次に、灰皿の設置基準でございます。  灰皿を設置する具体的な基準は設けておりません。  また、灰皿の設置または撤去につきましては、各施設管理者において法律を遵守する中で設置の有無を決めておる状況です。
     次に、(2)の有効利用についてでございますが、これは健康増進法の一部を改正する法律が平成30年7月24日に公布をされまして、望まない受動喫煙の防止対策、これを講ずるということになっております。  地方公共団体は、望まない受動喫煙防止を図るため、多数の者が利用する施設等の区分に応じ、当該施設等の一定の場所を除き喫煙を禁止するとともに、当該施設等の管理について権限を有する者が講ずべき措置として定められております。  ここでは、公共施設は第一種施設または第二種施設に区分をされておりまして、第一種施設は多数の者が利用する施設のうち、学校、病院、児童福祉施設及び行政機関の庁舎とされまして、碧南市では具体的には市の庁舎、市民病院、東部市民プラザ、高齢者元気ッス館、東部児童センター、棚尾公民館、棚尾児童センター、市民活動センター、へきなん福祉センターあいくる、こどもプラザここるっくしんかわ、心身障害者福祉センターなどがこれに当たります。  また、第二種施設は、基本的には第一種施設以外の施設ということでございます。  そこで、第一種施設につきましては、令和元年7月1日から施行され、原則敷地内禁煙でございますが、例外措置として屋外の場所の一部で区画され、喫煙をすることができる場所である旨を記載した標識を提示し、望まない受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所であれば、特定屋外喫煙場所を設置することができるというふうになっておりまして、現在市庁舎敷地内1階に喫煙スペースを設置しておりますが、この考え方のもと設置しておるということでございます。  また、第二種につきましては、令和2年4月1日から施行され建物内禁煙となりますが、望まない受動喫煙を生じさせることがない場所とするように配慮する中で、一定の基準を満たせば屋外に灰皿を設置しても問題はないとされております。  以上でございます。 499 ◆19番(沓名 宏) 議長、19番。 500 ◆議長(鈴木みのり) 19番。 501 ◆19番(沓名 宏) ありがとうございました。  ただいまの件名1の答弁では、禰宜田市長からの出馬表明がございました。  市議会の中からも、また、首長を目指す方がみえるかもしれません。市民の方々がどういうような判断をされるのか。また、市議会議員の選挙も同日でございます。  また、メンバーがかわり、市政運営がどのようになっていくのか憶測もつくところではございませんが、多選と言われる4期目、以前、10年前ですと十分だという方もみえました。  これは公式ではありませんが、禰宜田市長と一緒に何かの折にお話をさせてもらったときに、私も3期で十分だと聞いた覚えがあります。  多分、リーマン・ショック後の大変な時期に、なってすぐですから、本当に当初はこんなはずじゃなかったとか、多分描いておった考え方がいきなりコストダウン、カッターマンをやらざるを得なくなったという、3期目になってやっとちょっと小銭がたまってきたといいますか、よく冗談で言われますが、今後は冗談ですよとか、小銭がありますからとか、余り言われないほうがいいかと思います。  それについて、3期目を今表明されたわけでありますが、4期目に向かっていくに当たり、やり残したとか、これを新たに始めたいとか、そのような事業がもしあったらお聞かせをください。  まだ。ごめん、一問一答じゃないですから。申しわけございません。  それから、件名2についてでありますが、これは私が言っておるわけじゃないですよ、公共施設にはさまざまな年代、趣味、嗜好を持たれた方々が訪れることになります。  法律で規制されているところは当然遵守すべきありますが、愛煙家の立場から見ると、いき過ぎ、やり過ぎの感があるようにも見えます。余り厳しくすると、ポイ捨て、また、隠れて吸ったりと、美化的に、また、防火的な問題も出てくることも考えられます。  この議場内にも、たばこを愛される方が結構おられます。また、私のバックの議員の中にも、たくさんおみえになっております。なかなか言いづらい質問でございますが、私が言っておるのではございません。多くの市民がおかしいのではないかと。  それから、先ほど法律の面からと言われましたが、健康増進法、受動喫煙法のほうから入っていきますと、たばこはイコール悪に、そういう見方からから入ってきてしまいます。  公共施設においては有効な利用、たくさんの方々が本当に嗜好を持った、俺はラーメンが好きだ、俺はうどんが好きだ、いろんなやつを全部許す、そのぐらいのものがあってしかるべきかと思います。たばこの灰皿の設置基準は、公共施設から見たら1ヵ所ぐらいつくっても何ら問題がないかと私は思っております。  多分これ以上やっても押し問答になりますので、これは要望だけにしておきます。  以上、2回目の質問といたします。 502 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 503 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 504 ◆市長(禰宜田政信) じゃ、件名1の2回目の質問にお答えします。  何か非公式の席上で3期がどうだというのは全く覚えておりません。それで、非公式な席上ではそれの逆のことを言っている覚えはありますが、どうでもいいんです、最後のはね。  そういうことで、これは市民の皆様の判断にお任せするということでございますので、よろしくお願いします。  ということで、3期目でやり残したということでございますが、1つは各種災害対策、それから、健康寿命の延伸、市民病院の改革、ポートアイランドの活用、新たな工業用地・住宅用地の確保、スポーツ環境の充実などにつきましては、中長期的なものでございますので、今後、継続的に、精力的に取り組んでいくということでございます。  以上です。 505 ◆19番(沓名 宏) 議長、19番。 506 ◆議長(鈴木みのり) 19番。 507 ◆19番(沓名 宏) 3回目の質問といいますか、意見だけを述べさせていただきます。  市長選に出られる禰宜田市長におかれましては、私も決して4期目が長期政権だとは思っておりません。国政においても安倍総理がまた期間を延長するようなこともあるかと思います。  安定した碧南市運営に取り組んでいただきたいと思います。なれたら、ですね。  それから、この定例会が終わりますと、私ども市議会もみんな選挙モードに入ってくるかと思います。  そんな中、禰宜田市政においての総括、これは市議会も首長も一緒でございます。碧南市の安心・安全・安定を皆望んで議員になり、首長なりに立候補され、碧南市を豊かにしていく、その目標は一緒でありますので、今後ともよろしくお願いを申し上げ、本当にたくさんの時間を残してしまいましたが、聞きたいことが聞けたので結構でございます。どうもありがとうございました。 508 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、沓名宏議員の一般質問を終わります。  これにて一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 509 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明10日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 2時 50分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年12月9日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  磯 貝 明 彦                     議 員  沓 名   宏 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...