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  1. 碧南市議会 2019-12-05
    2019-12-05 令和元年第4回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-12-05 : 令和元年第4回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、令和元年第4回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) この際、皆さんに御報告いたします。  去る10月15日、東京において、令和元年度市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式が挙行されました。山口春美議員が市議会議員として通算35年以上在職され、長年地方議会議員として地方自治行政に貢献されたその御労苦に対する謝意として、感謝状の贈呈がありましたので、ただいまから伝達いたします。      (議長 演壇に立つ) 3 ◆事務局長(神谷直樹) 山口春美議員、前へどうぞ。 4 ◆議長(鈴木みのり) 感謝状。愛知県碧南市山口春美殿。  あなたは、35年以上の長きにわたり、市議会議員として地方自治の振興、発展に寄与され、住民福祉の向上に尽くされた功績はまことに顕著であります。  よって、ここに深く感謝の意を表します。  令和元年10月15日。総務大臣高市早苗、代読。      (感謝状授与)      (席に着く) 5 ◆議長(鈴木みのり) 感謝状の伝達は以上であります。 ───────────────────・・─────────────────── 6 ◆議長(鈴木みのり) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 7 ◆議長(鈴木みのり) これより市長の招集挨拶を行います。
    8 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 9 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 10 ◆市長(禰宜田政信) 皆様、おはようございます。  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日、ここに令和元年第4回碧南市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、諸般御多用の中、御参会をいただきまして、ただいま議長宣言のとおり、ここに本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼を申し上げます。  まず初めに、11月20日水曜日午後にクリーンセンター衣浦で発生しました火災につきましては、地域の皆様、市民の皆様に御心配と御不便をおかけしておりますことを管理者として、まずもっておわびを申し上げます。市民の皆様のごみ出しにつきましては、現在、燃やすことのできるごみの収集、地区での資源ごみのステーション、粗大ごみステーションの回収は通常どおり行っておりますが、クリーンセンター衣浦へ直接持ち込まれるごみにつきましては、火災の影響で受け入れを停止させていただいております。引き続き、一日も早い復旧に努めてまいりますので、皆様の御理解と、さらなるごみの減量に御協力をお願い申し上げます。  さて、10月20日日曜日には、大浜てらまちウォーキングが開催されました。20回目となったことしは、記念事業が多く開催され、その中でも、3分間で最も多くマスコットがダブルハイタッチをした回数では293回を記録し、見事ギネス記録を樹立することができました。その他にも、てらまち小僧がイメージチェンジをしておりまして、より親しみやすい姿となりましたので、より一層皆様にかわいがっていただけることを期待しております。  この日は、ほかにも、第6回三河湾大感謝祭、PDエアロスペース株式会社の燃焼イベント、第5回ビーチサッカー地域リーグチャンピオンシップ野外音楽フェスティバル「デリシャス・バンズ・フェスティバル2019」が市内で開催され、大変多くの皆様が本市においでいただきました。  また、11月10日日曜日に開催いたしました市民ふれあいフェスティバルも、すばらしい秋晴れに恵まれまして、市内外より約3万5,000人の方々に御来場をいただき、大いに盛り上げていただきました。  両イベントとも、御協力いただきましたボランティアを初めとした関係各位の皆様、お出かけをいただきました皆様に、心から感謝を申し上げる次第であります。今後もより一層碧南市が盛り上がるため、御理解、御協力をお願いいたします。  さらに、リニューアル後御好評をいただいております海浜水族館でございますが、年内にはリニューアル後入館者20万人を達成する見込みです。12月7日土曜日からは、冬の企画展「見てみて!私の顔」も始まります。大きい目、鋭い歯、変な口、顔の変わった魚たちを紹介いたします。ぜひ皆様お誘い合わせの上、御来館くださいますようよろしくお願いを申し上げます。  さて、本定例会は、諮問1件、条例議案6件、補正予算議案7件、その他議案5件でございます。  諮問議案は、人権擁護委員候補者の推薦についてであります。  条例議案は、人事院勧告により、市職員の給与を改めるための職員の給与に関する条例の一部を改正する条例などであります。  その他議案では、損害賠償に係る額の確定についてなどでございます。  以上、慎重審議の上、速やかに御審議賜りますようお願いを申し上げまして、招集の御挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございます。 11 ◆議長(鈴木みのり) ただいま招集挨拶が終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 12 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において10番鈴木良和議員及び17番杉浦哲也議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 13 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期につきましては、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 14 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 15 ◆議長(鈴木みのり) 議会運営委員会委員長。 16 ◆議会運営委員会委員長(林田 要) 今期定例会の会期につきましては、去る11月26日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日から12月20日までの16日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等については、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 17 ◆議長(鈴木みのり) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長の報告どおり、本日から12月20日までの16日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 18 ◆議長(鈴木みのり) 御異議なしと認めます。  よって、会期は16日間と決定いたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 19 ◆議長(鈴木みのり) この際、諸般の報告をいたします。  本日までに請願が6件提出され、これを受理しましたので、請願文書表をお手元に配付いたしました。  この請願につきましては、会議規則第132条の第1項の規定により、議長において、請願文書表記載のとおり、所管の総務文教委員会及び福祉健康委員会に付託いたしました。付託を受けた委員会は速やかに審査をし、その結果の報告を議長までお願いいたします。  次に、会計事務について御報告いたします。  令和元年度定期監査報告書1件、令和元年度財政援助団体監査報告書1件並びに令和元年度8月分から10月分までの一般会計、特別会計、水道事業会計及び病院事業会計例月出納検査報告書3件が監査委員から議長宛てに提出をされ、議会図書室にて保管いたしておりますので、随時ごらん願います。  報告事項は以上であります。 ───────────────────・・─────────────────── 20 ◆議長(鈴木みのり) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  磯貝明彦議員の一般質問を許します。 21 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 22 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 23 ◆1番(磯貝明彦) 皆さん、おはようございます。日本共産党の磯貝明彦であります。  9月議会に引き続き、トップバッターの質問であります。きょうは、碧南高校生の皆様が傍聴に来ていますので、さらに緊張度は高まっております。  それでは、通告書に基づき質問をさせていただきます。  件名1、防災について質問をさせていただきます。  (1)碧南地区防災拠点施設の早期完成をということであります。  私は、9月議会で進捗状況をお伺いしました。答弁としては、全体の盛り土約6万3,000立米のうち、約1万2,000立米の土を運んでいる。必要とする土砂の搬入元が、国の発注する他の工事の残土、あるいは、主に矢作川中流部の河道掘削の土砂を利用するので、現時点では何年かかるかわからないということでした。このような答弁では、地元の住民、川口町の人たちは納得できません。  平成29年8月には、国は、矢作川河口堰跡地に、碧南地区防災拠点施設を建設させていただきたいとの報告を、地元川口町で説明会を行っております。地元の方々も、この矢作川河口堰建設時に土地を国に買い上げられ、河口堰が中止になって、これからの土地はどう活用されるのか、ずっと不安になっていたところ、やっとこの土地が有効活用させられると喜び、賛成をして、早期完成を願っております。  補足映像1をお願いします。  これは、今現在の矢作川の上塚橋付近の中州の樹木の状態です。  次の写真、お願いします。  これは、下流に向かって、中州の樹木はずっと続いております。  画像を消してください。  それでは、現在、上塚橋付近の河川内の樹木を伐採していると聞いております。この作業には、堆積した土砂の掘削は位置づけられているのか、お聞きしたいと思います。 24 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 25 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 26 ◆建設部長(中村正典) 矢作川につきましては、1級河川となっておりますので、国が管理を行っているということでございます。河川の監視も定期的に行っているということでございまして、河川内の樹木や堆積土砂等により川の流れに支障があると判断をすれば、その都度対応するというふうにお聞きしております。今回の上塚橋付近の樹木の伐採につきましては、以前から議員各位より一般質問等により指摘を受けておりまして、本市からも国に対して強く要望してきた結果、実現をしてきたということでございます。  それで、上塚橋付近の樹木伐採の工事とあわせた河道掘削ということでございますが、現在の工事の中では予定をされておりません。引き続き河道の状況を日常の河川監視や点検等により把握するとともに、定期的な測量を行いながら、河川管理上の支障の有無を勘案した上で、今、必要な対策を実施するというふうにお聞きしております。 27 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 28 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 29 ◆1番(磯貝明彦) その答弁を聞きますと、国も碧南地区防災拠点施設の早期完成の必要性を感じていないのではないでしょうか。私は、昨年の9月議会で提案させていただきましたが、矢作川上塚橋付近の中州の土砂を撤去して防災拠点施設の盛り土に充てれば、矢作川の流れもよくなり、防災拠点施設の盛り土も進むのではないでしょうかという提案をしております。それに対して、お考えをお聞きします。 30 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 31 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 32 ◆建設部長(中村正典) 矢作川の河川整備計画というものがございますが、これの中で、碧南市内の水位低下対策と言っておりますが、河道掘削、これにつきましては、既に完了しているということでございまして、碧南市内で計画的に河道掘削をするという予定は聞いておりません。河川防災拠点で必要とする土砂の搬入元が、河川整備計画に基づき、今後実施される矢作川中流部の河道拡幅の土砂、もしくは、国の発注する他工事の残土を利用することとなっているというふうには聞いております。 33 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 34 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 35 ◆1番(磯貝明彦) 私は、今の答弁を聞きまして、碧南市は、碧南地区防災拠点施設の早期完成を、強く国に対して要望しているのかというのは疑問に思います。6月議会で、盛り土の土は、矢作川中流部の掘削の土砂を利用と国は言っていると答弁されているということですが、矢作川の上流部や中流部から運搬して持ってくるより、下流部の、今現在樹木が生い茂っているところ、中州の土砂を撤去して運搬したほうが効率的だと思います。そのことを国にちゃんと言っているのかどうか。それをお聞かせください。 36 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 37 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 38 ◆建設部長(中村正典) 確かに、上塚橋付近の土砂を利用すれば運搬費も安くなりますし、効率的かと思いますが、矢作川の河道掘削につきましては、先ほど言ったとおり、国が定期的に調査を行っておりまして、現段階では、堆積土砂の掘削の必要はないというふうにお聞きしております。  国といたしましては、繰り返しになりますが、洪水対策として、中流域の河道拡幅を優先すべきということでございますので、この掘削土砂を防災拠点に利用することが、事業進捗を図る上で最も適しているというふうに考えております。 39 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 40 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 41 ◆1番(磯貝明彦) 今回の上塚橋付近の樹木伐採について、全容を豊川河川事務所に問い合わせたところ、文書で回答が来ました。それによると、先ほど部長が言われたような内容ですけれども、今回の上塚橋付近の樹木の伐採は、来年1月には、上塚橋下流側をずっと進めていくというような文書回答でした。ですので、来年1月ごろには、ぜひともこの機会に国にちゃんと強く言っていただきたい。その碧南地区の防災拠点施設、非常に碧南にとって大事な施設になります。このことを強く要望していくべきではないでしょうか。もう一度、市長、お答えください。 42 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 43 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 44 ◆市長(禰宜田政信) 河道掘削等、樹木を伐採していただけるのはしていただくんですね。今のような話は当然しておりますけれども、川全体のバランスの問題があって、南のほうだけ掘削してどうなるかとか、いろいろありまして、それは国のほうで、いろんなことを緻密に計算した上での今回の判断なので、私どもとしては、とりあえず樹木は取ってくださいということで要望しております。 45 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 46 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 47 ◆1番(磯貝明彦) それでは、今後強く要望していただきたいと思います。  それでは、この施設、碧南地区防災拠点施設、地元の川口の人は、非常に早期完成を願っておりますが、完成時期、工程など、新しい情報が入ってきていればお聞かせください。 48 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 49 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 50 ◆建設部長(中村正典) この工程につきましては、先ほど議員がおっしゃられた以上のことは聞いていないということでございまして、まだまだ河川工事の進捗状況によって左右されるということでございます。  しかし、昨今の洪水等がございますので、国におきましては、さらに河川整備を進めていくということでございますので、そちらのほうに期待をしていきたいと、なおかつ、我々としても、矢作川改修促進期成同盟会を通じて、しっかり要望していきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 51 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 52 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 53 ◆1番(磯貝明彦) いずれにしても、地元川口の方は早期完成を願っております。国に対して、今後とも強く早期完成を要望してくださるようお願いしまして、次の質問に移っていきます。  (2)同報無線の拡充と戸別受信機・防災ラジオの普及・補助をということであります。  まず、同報無線の拡充でありますが、補足映像3をお願いします。  これは、碧南市の防災行政無線の設置箇所数で、全市域20ヵ所であります。この20基ですけれども、市域全部をカバーする状態ではありません。私たち共産党市議団は、以前から、この同報無線の増設を求めております。  補足映像4をお願いします。  これは、ちょっと小さくて見づらいかもしれませんけど、お隣の高浜市の同報無線の設置図です。沿岸部だけではなく内陸まで、高浜市全域をカバーするよう、碧南市より5基多い25基を設置しております。  補足映像、ありがとうございます。  それで、市民の財産、生命を守るためにも増設が必要ではないですか。お考えをお聞きします。
    54 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 55 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 56 ◆市民協働部長(鳥居典光) この件につきましては、過去の一般質問でもお答えしておりますが、現在、同報無線は、市役所に設置してある本局を除きまして、津波等の発生時に海岸部から速やかに逃げることができるよう、海岸部を中心に20基の子局が設置をされております。内陸部を含めた市全体、市内全ての地区をカバーするものではございません。同報無線の拡充につきましては、風向きにより聞き取りにくいといった問題もあるため、現在のところ増設は考えておりません。 57 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 58 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 59 ◆1番(磯貝明彦) 内陸部を含めた市内全ての地区をカバーするものではないとの答弁ですけれども、私は、市民の財産、生命を守るためにも、より多くの市民の方に情報を伝えるため、全市域をカバーするよう増設を求めております。再度お聞きしますが、増設、必要はあるのではないでしょうか。お答えください。 60 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 61 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 62 ◆市民協働部長(鳥居典光) 市内全体に情報を流すということで、各地区の連絡委員正副幹事への防災行政無線による伝達のほか、市民の皆様には、防災メール、各テレビ局やラジオ局による災害情報、インターネットによるヤフー災害情報、市の広報車による伝達など、あらゆる手段で行っていくということであります。  今年度からは、携帯利用者向けの緊急速報メールの運用を開始しております。この緊急速報メールについては、今年度8月の市総合防災訓練において、訓練用メールとして初めて配信をし、さきの台風19号では配信するには至らずに済みましたが、人口カバー率が非常に高く、同報無線で流す災害情報と同様のものを配信してまいります。 63 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 64 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 65 ◆1番(磯貝明彦) それでは、補足映像5をお願いします。  これは、先ほどお見せした碧南市の同報無線の位置図に書き込みをしたものですが、碧南市は水辺に囲まれています。蜆川、矢作川、油ヶ淵に近い棚尾地区、旭地区、鷲塚地区の3地区には、最低でも同報無線が必要だと思います。津波の関係、洪水の関係もあります。せめて3地区には最低限増設が必要でないか。お考えをお聞かせください。 66 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 67 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 68 ◆市民協働部長(鳥居典光) 情報の伝達手段ということでありますので、技術の革新だとかいろんなことがあります。今は、同報無線で行うよりも、緊急速報メールというような、カバー率が高いスマホであるだとか、要は携帯電話、そちらのほうへ速報の情報を流していくことのほうがいいのではないかと考えています。 69 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 70 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 71 ◆1番(磯貝明彦) メールとしてもいい方法だと思いますけれども、ただし、携帯とかスマホを持っていない方、多くいます。そのためにも、同報無線を補完するものとして、戸別受信機、防災ラジオというものがあります。  平成28年12月、新潟県糸魚川市で起きた大規模火災、覚えておられるでしょうか。この火災で、死者がゼロで、人的被害・災害が少なかったのは、約半数の世帯が市が有償で貸し出した戸別受信機を設置していたためと報道がされております。  その後、みよし市、豊田市、知立市、高浜市など、防災ラジオの普及、補助をしてきています。碧南市でも、ぜひ戸別受信機、防災ラジオの普及、補助をやっていくべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 72 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 73 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 74 ◆市民協働部長(鳥居典光) 防災ラジオということでありますけれども、碧南市の南部におきましては、電波状況により受信しづらい地区があるということで、導入のほうは見合わせておりますが、近隣市の状況や、導入後の効果などの情報の把握には努めてまいります。 75 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 76 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 77 ◆1番(磯貝明彦) まず、聞きづらい、電波が届かないという問題もありますが、これは、過去の議会でも、FMピッチとかキャッチのほうと協議を進めておるという話も出ていましたけれども、その後、近隣市との連携はどれだけ進捗したか、そこら辺もお聞きしたいと思いますけれども。 78 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 79 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 80 ◆市民協働部長(鳥居典光) 防災ラジオに電波を発信するのがピッチFMということでありますので、出力の関係で南部には届きにくいという状況でございます。届くようにしようと思いますと、アンテナを別に設置する必要があるということになりますので、多額の費用が必要になってくるということで、現在は、見合わせているということでございます。 81 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 82 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 83 ◆1番(磯貝明彦) 総務省も、平成29年から、同報無線を補完するものとして、戸別受信機、防災ラジオの普及に力を入れてきています。緊急速報メール等も有効な伝達手段だと思いますが、これから高齢化社会になってきます。高齢者の方には、やはり戸別受信機、防災ラジオ、防災ラジオでもデジタル化されて文字が出てくるとか、そういうようなのも普及されてきております。今後とも強く求めていきますので、ぜひともよろしくお願いします。  次の質問に移ります。  (3)蜆川の可動水門の建設をということですが、私は今まで何度も議会で蜆川河口に可動水門の必要性を訴えてまいりました。しかし、有効性は認めつつも、なかなか実現には結びつかない答弁ばかりです。そこで、今回は蜆川堤防の高さについて、津波、高潮に対して危険性があるのではないか、質問をしていきます。  まず、現在、蜆川堤防高さは4メートルであります。想定最大津波高さに対して大丈夫なのか、まずお尋ねします。 84 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 85 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 86 ◆建設部長(中村正典) 愛知県が、平成26年5月に公表した津波浸水予想によりますと、碧南市での最大津波高は、TPのプラス3.5メートルということでございます。堤防の高さが、TPプラス4.0メートルでございます。地震による地盤沈下があることを考慮しても、津波の水位を上回っておりまして、理論上は安全だというふうに思っております。 87 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 88 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 89 ◆1番(磯貝明彦) 理論上安全だということですが、平成30年6月議会と同じ答弁でありますけれども、私は、安全だという認識は持っておりません。地震時の堤防沈下を防ぐため、第3次あいち地震対策アクションプランにおいて、今現在、耐震化がされていない右岸堤防の耐震化が行われております。しかし、堤防が沈下しなかったとしても、50センチしか余裕がないんですね。これでは安全と言えないのではないでしょうか。  次に、想定最大高潮に対して大丈夫なのかお聞きします。 90 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 91 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 92 ◆建設部長(中村正典) これも愛知県が平成26年11月に公表した想定最大級の高潮浸水予想になりますが、これによりますと、碧南市の代表地点でございますが、最大高潮水位はTPプラス4.3メートルということでございます。この想定でいきますと、現在の堤防高さより30センチほど上回るということで、堤防を乗り越えるということの結果となっております。現在の堤防高さ4メートルというものが、伊勢湾台風、このときの潮位がTP3.2メートルということで、この基準をもとに、4メートルということで整備をしたということでございます。  想定最大級ということになりますと、先ほど言ったように乗り越えるということでございますので、碧南市では、そのソフト対策として高潮ハザードマップを作成し、全戸配布をして、危険な状態、状況になることを周知することで事前に迅速な避難を促し、想定最大の高潮が到来した際の被害軽減を図るというふうに考えております。 93 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 94 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 95 ◆1番(磯貝明彦) 堤防の高さは30センチ低いと、想定最大級の高潮に対応できていないとお認めになっております。ですので、蜆川の津波・高潮対策には、河口から対策を考えていかなくてはいけないのではないでしょうか。下流から伏見屋樋門までには、左岸は、ニンジン、タマネギの産地で優良農地であります。そして、右岸側は、区画整理で整備された優良宅地になっております。もしこれらに、堤防を乗り越えて水害が発生すれば、非常に重要な財産と生命が危険にさらされてしまいます。  ですので、臭いものには元からということもありますけれども、河口から、本当に対策を考えていかなければならないのではないでしょうか。そのためには、可動水門の建設を、強く県に対して要望していくべきではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。 96 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 97 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 98 ◆建設部長(中村正典) 蜆川は2級河川でございますので、愛知県が管理するということで、現在、右岸の堤防及び伏見屋樋門の耐震化を実施しているということでございます。  可動水門に対する御質問に対しても、以前と同様の答弁になりますが、碧南市としては、まず、愛知県が策定をした第3次あいち地震対策アクションプランに基づく、伏見屋樋門並びに右岸堤防の耐震化の要望をしていくということでございます。  それから、整備水準を超える災害につきましては、愛知県全体の話でございますので、愛知県全体で検討が必要だというふうに考えております。碧南市においても、整備水準に達していない施設がまだまだ残っている状況では、愛知県に対して、蜆川の河口水門の設置を要望することは難しい状況であると考えておりますので、まずは、第3次あいち地震対策アクションプランを優先的に推進すべきというふうに考えております。 99 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 100 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 101 ◆1番(磯貝明彦) 過去の私の質問に対しても、蜆川の堤防の耐震、右岸側の堤防の耐震は今現在進められておりますが、令和4年には完成との予定というふうに聞いております。ですので、令和4年以降に、ぜひとも蜆川の河口に可動水門を建設ということを、強く強く、県に対して、要望を今からしていただきたいと思います。ぜひとも、これは実現に向けていきたいと思います。  それでは、次の件名2のほうに移っていきます。  件名2、障害者・高齢者の外出支援についてお伺いしていきます。  (1)福祉タクシー券の拡充をということですが、先月、私のところに、体に障害を持った、80歳代になる高齢者の方から相談がありました。現在、福祉タクシー券を、最高支給の月8枚、年間96枚交付してもらっているが、最近右足に麻痺が出てきており、通院回数もふえてきている。それと同時に、奥さんが入院して、看護で市民病院に毎日行くようになった。今までくるくるバスを使っていたが、その方は、障害で片腕がない方です。ですので、片腕で荷物を持ってくるくるバスを利用することも困難になってきたと言っております。そして、福祉タクシー券も足りなくなってきている。そういうことで、福祉有償運送を利用できないかということでした。そこで、市役所に一緒に付き添い、担当所管に相談に行きましたが、最終的には、まだ歩ける状態だから福祉有償運送は利用できないとのことでした。福祉有償運送は条件が大変厳しいことがわかりました。本人さんは気落ちしておりました。  私は何とかしてあげたいという気持ちが沸き上がり、今回、福祉タクシー券の拡充について取り上げさせていただきました。福祉タクシー料金の助成のホームページを見てみますと、交付の枚数にこう書いてあります。1ヵ月当たり2枚、週1回通院している場合は1ヵ月当たり4枚、週3回以上通院している場合は1ヵ月当たり8枚の交付。しかし、考えてみますと、週3回通院している方は、1ヵ月で4週ですから、単純計算でいきますと、4掛ける3で12回通院することになります。そして、往復することを考えれば24枚のタクシー券が必要で、8枚の交付ではとても足りないということであります。  それでは、1ヵ月当たり、この2枚、4枚、8枚という交付を決めた基準は何か、お聞かせください。 102 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 103 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 104 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 今現在、質問者が言われるように、身体障害者手帳1級から3級、療育手帳A判定またはB判定、もしくは、精神障害者保健福祉手帳1級または2級所持者が、通院などの際に、電車、バス等の、通常の交通機関を利用することが困難なためタクシーを利用する場合を想定しまして、利用券を交付し、基本料金相当分を助成しております。ただし、自動車税または軽自動車税の減免を受ける方は対象とはなりません。  交付枚数につきましては、年間24枚を標準として利用券を交付していますが、利用実態に配慮しまして、質問者が言われるように、週1回または2回通院される方は年間48枚、また、週3回以上通院される方は年間96枚を交付しております。最大で年間96枚という交付枚数は、近隣6市におきまして、西尾市、高浜市と並んで、最も多い交付枚数となっているところでございますので、現在のところ、質問者が言われる利用券の拡充については予定しておりません。 105 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 106 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 107 ◆1番(磯貝明彦) 先ほど、私、質問には、この枚数を決めた基準というのは何かあるんですか。それを教えてください。 108 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 109 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 110 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 利用実態に即して枚数を決めさせておりますので、特にということはございませんが、現在、このタクシー券を交付されてみえる方が、対象者のうちの17.7%の、408人の方に交付させていただいております。実際、このタクシー利用券を使ってみえる枚数でいきますと、51.3%の枚数が使用されております。  先ほど、いろいろ、3段階、24枚、48枚、96枚という形で分けさせていただいておりますが、408人の交付の対象者の、約9割の方が24枚でおさまっておりますので、それで大丈夫だというふうに考えております。 111 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 112 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 113 ◆1番(磯貝明彦) 今回、私のところに相談してきた方のように、今、大丈夫だということを言われていましたけど、不足している方というのはいると思いますが、把握していらっしゃいますか、それをお聞きします。 114 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 115 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 116 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 実際、30年度決算で言いますと、33人の方に96枚、上限を、最大枚数を交付しておりますが、それで足りないということは、私どもは聞いておりませんし、これ以上、その足りない方だけに枚数をふやすという考え方はございません。 117 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 118 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 119 ◆1番(磯貝明彦) それでは、補足映像6をお願いします。  これは福祉タクシー料金助成事業の各年度決算成果報告書をまとめた表でありますけれども、これを見ますと、申請者は毎年度ふえてきております。当然、交付枚数もふえてきます。しかし、利用枚数を見てみますと、毎年度、交付枚数の5割強しか利用されていません。このことは、交付された枚数を使い切っていない方がいるというふうに解釈してもいいのかどうか、まずそれをお聞かせください。 120 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 121 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 122 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 私ども福祉の担当としましては、福祉タクシーを必要だということで、申請がある方にお渡ししています。それで使われなかったということだけだというふうに解釈しております。 123 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 124 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 125 ◆1番(磯貝明彦) そういう、使っていない方というのが多くみえるからというふうには思いますけれども、こういった不合理というか、必要だという方が、年度内に、結局急に容体が悪くなったとか、そういった事情もあります。年間を通して週3回通ってみえる相談者の方には、当然利用枚数は少なくなってきていますので、当然くるくるバスを利用したり、そういうふうにして調整はしてきているんですけれども、やっぱり、突然そういうような状態、体の状態が悪化してきておるという場合には、なかなかくるくるバスも利用できなくなっているということで、福祉タクシー券を使ってみえますので、こういった方には、やっぱり考えて、交付枚数を考えていく必要性があると思うんですけれども、お考えをお聞かせください。 126 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 127 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 128 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 先ほど来申し上げているとおり、1回の利用の枚数、1回当たりのその助成額については、私ども碧南市は700円相当分ということでやっています。各市においては、500円、540円というところがありまして、それを見ても、碧南市は最大で、1回当たりのその補助額は最大になっております、近隣市においてはですね。先ほど言いましたように、96枚というのは、西尾と高浜と同じように最大ですので、これ以上の拡大というのは、その人だけにそこまでやるかということになりますので、考えておりません。 129 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 130 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 131 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも、この福祉タクシー券も拡充、いろんな形を、制限もいろいろと、もうちょっと緩やかにしていただいて、ぜひとも、そういう方にも何とか手を差し伸べるような事業にしていただくように強く要望して、次の質問に移ります。  (2)高齢者タクシー券の交付・補助をということであります。  高齢化が進み、2040年には高齢者人口がピークになることが予想されています。高齢者が積極的に外出することによって、本人の身体面や精神面でよい影響がもたらされ、高齢者のひきこもり対策、ぼけ防止につながっていくのではないでしょうか。
     このようなことから、愛知県内の24市町村では、障害者の外出支援のほか、高齢者外出支援のための高齢者タクシー券の交付、補助を行っております。対象者は、要介護1以上、あるいは要支援1以上、あるいは年齢75歳以上とか85歳以上とか、各自治体によってさまざまです。近隣市では、刈谷市、豊田市、西尾市が実施してきております。ぜひ碧南市でも、この高齢者の外出支援のための高齢者タクシー券の交付、補助をしていくべきではないでしょうか、お考えをお聞かせください。 132 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 133 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 134 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者へのタクシー券の交付ということでございます。以前からもお答えをさせていただいております。現在、当市におきましては、高齢者の方の足としても、くるくるバスを無料で運行しております。一般の交通機関を利用することが困難な高齢者の方には、外出支援サービス、あるいは福祉有償運送事業、これは市の事業ではありませんが、運転免許証の自主返納によるタクシー料金の割引制度もございます。  また、高齢者の中には、当然車を運転される方もおみえになります。そうした方には、今年度から、高齢者安全運転支援装置等搭載自動車購入補助制度、さらに、この12月1日からは、踏み間違い加速抑制装置に対しての補助制度も、新たに創設をしております。高齢者の方が安心して生活できるよう、こうした面からも支援をしているところであります。  高齢者、あるいは障害者の方も、それぞれ生活環境は違っております。それぞれのライフスタイルに合わせて、こうした各種制度を御利用いただければと考えておりますので、現在、高齢者へのタクシー券の交付、または補助については考えておりません。ただ、今後も、さまざまな社会情勢や生活環境の変化には注視をしてまいります。  以上です。 135 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 136 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 137 ◆1番(磯貝明彦) 非常に冷たい答弁ですけれども、高齢者の外出支援は、介護予防にもつながってきます。そうなれば、介護費、医療費などのコスト削減、また、地域の活性化などの効果があると思います。ぜひ高齢者タクシー券の交付、補助を、近隣市では、刈谷市、豊田市、西尾市に引き続き実施をしていただくよう要望しますが、再度お答えください。 138 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 139 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 140 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 他市においては、こうしたコミュニティバスを有料で運行するなど、それぞれの市の状況に応じて制度を考えられているものと思います。当市では、先ほどお答えをしたとおり、制度を持っております。こうした中で、それぞれの方が、その生活環境に合わせて、これら制度を御利用いただき、外出をしていただければと思います。  外出をし、例えば筋トレルームであれ、お風呂であれ、それが介護予防につながるということは十分承知をしておりますし、そうした意味で、当市も、そうした特色のある施策を展開しているところでありますので、こうした制度を活用していただきながら外出をしていただければというぐあいに考えておりますので、現時点で、いわゆるタクシー券の交付、あるいは補助は考えておりません。  以上です。 141 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 142 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 143 ◆1番(磯貝明彦) なかなかうんとは言わないんですけれども、今後ともこの要望はしていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしまして、次の質問に移っていきます。  (3)くるくるバスの拡充をということであります。  日本共産党市会議員団は、以前から、このくるくるバスの拡充を求めてまいりました。高齢化が進み、先ほど述べましたけれども、2040年には高齢者人口がピークになることが予想されております。くるくるバスの需要が高まってくるのではないでしょうか。日本共産党と市民団体の方は、現在、くるくるバスの利用者に対してのアンケート調査、また、車がなくても安心して暮らせる碧南市にする請願署名に取り組みを始めております。  帰ってきたアンケートはまだ少ないですけれども、アンケートには、せめて1時間に1本便が欲しい、市民病院に行くのに乗りかえなしで行きたい、通勤・通学にも使いたいなど、さまざまな要望が出てきております。  また、請願署名では、いずれお世話になってくるバスだから、利用するときにはもっと便利になってほしいというようなことで、皆さん、署名にも御協力をしていただいております。増便とコースの見直しを行って、もっと利用しやすいよう拡充していくべきではないでしょうか、お考えをお聞かせください。 144 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 145 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 146 ◆経済環境部長(永坂智徳) くるくるバスの拡充という御提案でございますが、運行コースの変更や、便数をふやすとなりますと、バスの台数や運転手の人数など、運行業務の内容に大幅な変更が必要となるとともに、運行経費、運転手の確保などの課題が生じてまいります。乗降者数など、利用状況の現状、また今後を見ていきながら、どういった形がいいのかを調査研究しているところでございます。 147 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 148 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 149 ◆1番(磯貝明彦) 拡充となれば、当然予算をふやさなければできません。碧南市では、現在、予算4,000万円でバスを走らせておりますが、9月議会で、山口議員からも、せめて知立市並み、5,600万円という提案がありました。5,600万円にふやし、便数をふやしていく、予算を上げて便数をふやしていくお考えを再度聞きたいと思います。よろしくお願いします。 150 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 151 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 152 ◆経済環境部長(永坂智徳) 全体の利用者数が減少傾向にあるといった状況もございまして、現在の利用状況の実態を把握しながら、車両の種類や新たな交通システム、例えば、自動運転技術の進展や、民間企業の新たなデマンド型交通の提案といったものもございます。そういった部分も注視をする中で、あらゆる可能性について調査研究を進めてまいりたいと思っています。 153 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 154 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 155 ◆1番(磯貝明彦) 私たち日本共産党市会議員団は、今後とも、引き続きくるくるバスの拡充を求めてまいります。そして、3月議会には、アンケート並びに請願署名を集約させて議会に上げていきたいと思いますので、予定をしております。どうぞよろしくお願いしまして、次の件名に移っていきます。  件名3、市南部地域に高齢者・子供が集まれるセンターをということでありますが、映像7、お願いします。  これは、碧南市の子育て支援関連施設マップです。重立った施設には書き込みをしましたが、北から、ららくるにしばた、ここるっくしんかわ、東部児童センター、棚尾児童センターがあります。他にも、保育園で、小規模な子育て支援が行われていると聞いております。  映像を消してください。  それでは、利用者はどのように施設を選んでいるのか、参考までにお聞かせください。 156 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 157 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 158 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 各施設、それぞれの特色を生かした運営を行っております。ららくるにしばたは、小学生、中学生や高校生、ここるっくしんかわは、障害児とその保護者に視点を当てて、居場所づくりを進めております。そのほか、市内11ヵ所の子育て支援センターも、それぞれ工夫を凝らしたプログラムを提供しております。  また、市内の施設は休館日をずらしておりますので、利用者は、それぞれの予定や施設の特徴を鑑みつつ、子育てメール配信、広報、各施設の毎月のお便りをもとに、目的に合わせて施設やプログラムを選択し、利用されていると思っております。 159 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 160 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 161 ◆1番(磯貝明彦) 私も、社協に寄って、いろいろ聞き取りをしてきましたけれども、やはり利用者の方は、子育てナビを使って、自分に対してのメニューを選んで行っているということになります。それと、2割ぐらいは市外からも来ているとのことです。このような施設、やっぱり、もう一度先ほどの映像をお願いします。  (2)の質問に移っていきます。  市南部地域に子育て支援関連公共施設が必要ではないかということでありますが、この映像を見ましても、碧南市域の南部、247号線よりも南、大浜小学校よりも南部は、子育て支援関連施設がありません。それで、そういうところがないから、伊勢土地区画整理内に、5,000平米の集合保留地を確保したのではないでしょうか。南部地域にあれば、南部の方も利用しやすくなります。また、小学生、中学生、あるいは高校生なども集まれる場所ができます。伊勢区画整理は、来年度には完成をしてきます。既に区画整理を終えた下山第1、第2も隣接しており、世帯数も、今後どんどんふえていく傾向であります。市南部地域には子育て関連施設が必要ではないか、お考えをお聞きします。  映像、ありがとうございました。 162 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 163 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 164 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 現在、市内には2ヵ所の児童センター、2ヵ所のこどもプラザ、11ヵ所の子育て支援センターがあり、また、保育園、幼稚園では園庭開放を行っており、各施設、半径約2キロ以内で、ほぼ全域を網羅しております。これらの施設では、毎日、育児相談や子育て関連プログラムを提供しており、大浜・棚尾地区には棚尾児童センター、棚尾保育園、子育て支援センターや、保育園、幼稚園などがございます。また、現在、市内のそれぞれの施設が、特徴あるプログラムを提供しておりますので、当面は、現状のままで継続してまいりたいと思っております。  また、質問者が言われたような伊勢区画整理地内の子育て関連施設の件でございますが、これは、今までの議会でも御答弁申し上げているとおり、まだ具体的に整備方針が決まっておりませんので御理解をお願いいたします。 165 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 166 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 167 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも実現に向けて、私もこれからも訴えていきますが、(3)の質問に移ります。  市南部地域に高齢者・子供が集まれる複合施設建設をということでありますが、高齢化社会で、これからは、高齢者もこの南部地域ではふえてきます。高齢者が集まれるところは、新川まちかどサロン、大浜まちかどサロンがありますが、南部地域にも、高齢者が集まれる場所が必要になってきます。子供と高齢者が一緒になって触れ合う中で、よりよい地域環境が生まれるのではないでしょうか。私は、高齢者と子供が集まれる複合施設を、伊勢区画整理内の集合保留地に建設することを提案します。  そして、この地域は、標高が低い低地であります。そのことも考慮して、津波・高潮対策として、垂直避難ができる構造としていかなければならないと思います。私の提案に対してどうお考えかお聞かせください。 168 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 169 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 170 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 先ほど御答弁申し上げましたとおり、伊勢区画整理地内の子育て関連施設、これは複合施設も含めてですが、具体的に整備方針は決まっておりませんので、よろしくお願いいたします。 171 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 172 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 173 ◆1番(磯貝明彦) 私も、子供と高齢者、いわゆるあいくるのほうへ行きますと、学校が休みのときには、小学生、中学生などが勉強している姿を見ます。ここにも、高齢者が集まれる場所、それと高齢者と子供が触れ合う中、こういったことで、本当に地域環境がよくなってくると思います。  ぜひとも、この伊勢区画整理地内の保留地に、子供と高齢者が集まれるセンターを、公共施設建設を、私は今後とも訴え続けてまいりまして、私の今回の質問を終わらせていただきます。 174 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、磯貝明彦議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩しますが、傍聴者がありますので、短く11時5分から始めます。                            (午前 11時 2分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 5分 再開) 175 ◆議長(鈴木みのり) それでは、休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、新美交陽議員の一般質問を許します。 176 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 177 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 178 ◆16番(新美交陽) 令和新風会の新美交陽でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  きょうは小学校の皆さんも来ておられますので、しっかり聞いていってください。頑張ってやりますのでよろしくお願いいたします。  まず、件名1、大規模水害への備えについてということであります。  (1)としまして、台風19号がこの地域を襲っていたらどうなっていたかということであります。  10月12日に日本を襲った台風19号は、長野県を初め、13都県317市町村に甚大な被害をもたらしたことは周知のとおりであります。100名近い人命が失われました。現在も、屋根をなくし、家の浸水、倒壊により、その後の復旧に毎日の生活に、苦しんでおられる地域が広範囲に存在しております。台風19号は、24時間の雨量が600ミリ、風速40メートル以上、大規模河川の千曲川、多摩川、阿武隈川、中川など、決壊、越水のほか、中小河川まで合わせると、その数は大変な数になったと言われております。  この19号の前の9月9日には、台風15号が千葉県を中心に上陸し、主に風の強さがひときわ激しく、風速48メートルにもなり、多くの南房総の市町村の屋根が吹き飛ばされ、まちの大半の屋根がブルーシートで覆われている現状も目の当たりにしております。  そして、それに追い打ちをかけるように、台風21号の影響による、10月25日の千葉県を中心とした大水害であります。こちらは、死者10名以上が出ております。半日で、1ヵ月分の雨量、250ミリの雨が降ったと言われております。この台風は、上陸すらしていないのに、このような大雨を降らせました。  台風15号、台風19号、そして10月25日の関東の大雨、2ヵ月足らずのうちに、このような大規模な風水害が起きたわけであります。前回の修復中に次のがやってくる。住民の人たちをテレビで見ていると、本当にせつなく、やりきれない気持ちでいっぱいになります。このような状況を目の当たりにしますと、これが碧南市に来ていたら、一体どのようなことになっていたのかと思った方は大勢いると思います。  近年、世界的に叫ばれている地球温暖化は、海面温度の上昇により、過去の台風とは比べ物にならない雨量をもたらします。24時間で600ミリの雨が降る。想像を超える量で、正直実感が湧きません。しかし、それぐらいのとんでもない量を降らせる雨雲が、台風ならずとも毎年やってくる。去年は、西日本豪雨が記憶に新しいところであります。市内に多くの河川がある碧南市では、極めて甚大な被害が起きる。いつ、この大量の雨が降る状況に置かれるか、改めて、今までの対策を含めて考えなければならないと思います。  中田川ポンプ場は、時間50ミリの排水機能しかありません。蜆川排水機場はどれほどですか。その能力をも吹き飛ばすかのように雨が降る。そして、低地の多い、市内の多くの河川が氾濫する。このような状況を考慮したとき、我が碧南市は、一体どんな状況になっていたか、想定でいいのでお答えいただきたいと思います。 179 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 180 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 181 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  まず、蜆川排水機場の能力についてお答えをいたします。蜆川排水機場は、平成29年度に完成をし、排水能力といたしましては、毎秒12立方メートルでございます。この排水機場は、高潮対策も含めた洪水対策のための排水機場でございますけれども、高潮時に、時間50ミリの降雨に対応するには、このほかに3万トンの貯留施設が必要であるということになっております。現在、貯留施設が未整備でございますので、豪雨が発生することが予想する場合は、事前に先行排水をするということで対策としております。  また、台風19号で被害があったような集中豪雨が、矢作川流域に仮に降った場合の碧南市の被害想定は、48時間で683ミリの想定最大規模降雨によりまして、洪水・高潮ハザードマップの洪水浸水深分布図でお示しをしているとおり、矢作川の堤防は決壊するといたしまして、その場合は、市域の40から50%が浸水をするというふうに考えております。 182 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 183 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 184 ◆16番(新美交陽) 市域の40%から50%が浸水すると、矢作川は切れると、千曲川も切れたということを考えますと、そういうことも当然考え得るということだと思います。  台風は、低気圧によって海面が上昇するわけでありまして、いわゆる吸い上げ効果というのが起きて、高潮が起きるというふうに言われております。蜆川排水機場は、この台風時に起きる高潮を防ぐための排水機場ということであります。そもそも、どのような高潮、降雨に対して計画をされているのですか、お伺いいたします。 185 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 186 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 187 ◆副市長(松井高善) 高潮につきましては、伊勢湾台風と同程度の高潮、TP3.2メートルに対応できる堤防高といたしまして、降雨につきましては、過去の主要な高潮時の降雨に対応できるよう計画をされております。 188 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 189 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 190 ◆16番(新美交陽) 伊勢湾台風のときは、私も小学校5年生でおりまして、大変怖い思いをいたしました。ちょうど応仁寺の下のあたりが海になっておったのは今でも覚えております。こちらは、先ほど磯貝議員がおっしゃった川口町のほうも海になっておったというふうに思っております。非常に大きな雨が降る、当時とは堤防の高さとかも当然違っておりますので、そういうことになるかどうかははっきりはしません。こういったTP3.2ということで、伊勢湾台風に対応できるということでありますけれども、それを超えるような雨が降るというようなことも当然あります。  それから、先ほども言われました貯留施設、3万トンの貯留施設、一部はあるようですけれども、こういうものが本格的に備わらないと、なかなか全部を防ぎ切ることができないというようなことであると思いますが、これについてお答えはありませんので、恐らくこれ、つくるとか計画とか、まだなかなかないんだろうと思いますので、これについてはお伺いをいたしません。  それでは、次に(2)としまして、矢作川を初め市内の河川、水路の氾濫の可能性が高まっているのではないか、写真を1つ出していただきたい。
     これ、皆さん、よくテレビでごらんになった写真なんですが、台風19号での千曲川左岸の堤防の決壊現場であります。ちょうど川の右側のところが切れております。幅は70メートルの決壊で、900ヘクタールが浸水したところであります。住宅が2メートル以上浸水している状況であります。千曲川は、川幅が、写真部分で約1キロあるとのことです。わかりにくいですが、写真の左側のほうが右岸堤防であります。なぜ決壊したかについては、はっきりしたことは私にはわかりませんが、千曲川の計画高水位を超える水かさになったことははっきりしております。それとあわせて、下流の川幅が200メートルになるという、急に幅が狭くなっている特性もあると言われております。  写真、結構です。  過去、この千曲川というのは、何度も氾濫を起こしている河川でありまして、その都度、堤体の強化等の河川改修が行われてきたにもかかわらず、今回も決壊をしてしまいました。このことから、我が矢作川に当てはめて考えたとき、どのような状況が想定されるでしょう。  矢作川は、市東部の野銭町で大きく南へ湾曲をし、棚尾橋北部でそれよりも緩い湾曲をし、河口へ向かいます。途中の川幅は、約400メートルぐらいでしょうか。河口の約800メートルの幅まで、徐々に川幅を広げていっております。この川幅どおりに、水量が均一に流れてくれれば心配はなさそうでありますが、しかしながら、皆様も以前からお気づきのように、現在の矢作川は、昔に比べ水量が極端に減ったこともあり、川の両岸や中ほどに中州ができ、鬱蒼として、島のようなものが出現しております。  写真、次を出してください。  これ、先ほど磯貝議員も似たような写真を出されましたが、私、写真を撮ってきまして、これ、上塚橋の碧南側から上流を見たところであります。島になっていまして、鬱蒼としております。これが上流であります。  もう一つ、次を出してください。  これが、ちょうど右を見た下流側であります。  写真、結構です。  こういった上流、下流、非常に鬱蒼とした状態になっておるという状況がわかっていただけると思います。こういったものが実際にありますと、水量が、計画どおりの高さでは流れなくなるのではないかと思われます。水位が極端に上昇するのではないかと、素人判断でもそう思うわけであります。現に、千曲川も、下流が極端に狭いということもありますが、決壊した川の真ん中には、大きな中州がありました。これらが、水位を大きく上げた大きな原因だったとも思われます。このような状況を、早く解消しなければならないと思います。このまま放置すると、想定外の決壊、越流が起きるのではないか、お答えください。 191 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 192 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 193 ◆副市長(松井高善) 先ほど、写真の中にありました上塚橋上流側の中州の樹木は、今現在実施している伐採工事の中で、順次伐採をしていくとともに、上塚橋下流側も、1月ごろには伐採工事に着手をいたしまして、河川管理上、支障となる箇所の伐採を行う予定であると、河川管理者である国から伺っております。  今後の方針につきましては、河道の状況、日常の河川巡視や点検等により把握をするとともに、定期的な測量などを行いながら、河川管理上の支障の有無等を勘案した上で、必要な対策を実施していくと、そういうふうに国から伺っております。碧南市といたしましても、状況を注視する中で、引き続き河川管理者へ要望を行ってまいります。 194 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 195 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 196 ◆16番(新美交陽) 私が先ほど出した写真に、あれを撮りに行った際、私も、左岸側のほうで、西尾側のほう、木の伐採をやっているように見えました。今年度伐採するということを聞き、少し安心をしたわけでありますが、先ほども触れましたが、中州の上にも木が生えちゃっておるわけでありまして、その中州自体も、川の流れを阻害しているというふうに考えられます。矢作川は、長年、こう砂がたまって、このようなありさまになってしまっているというふうに思われます。必要に応じて河道の掘削を行うということでありますが、そんなことを言っている状況ではないんじゃないかなと思いますね。早急に、やはり河道の掘削、中州の除去までが必要であるというふうに思います。対岸の西尾市さんも同じ状況にあるというふうに思います。市として、どのように国に要請しているのか、具体的には、今後の工程等もお答えいただきたいと思います。 197 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 198 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 199 ◆副市長(松井高善) 河道掘削の必要性につきましては、国が河川の測量を実施し、矢作川全体の管理の中で、事業実施をするかどうかを判断しております。碧南市といたしましては、要望をずっと続けること、これが大変重要であると考えております。  具体的な、この要望活動を申し上げますが、矢作川下流部沿線の市で構成をいたします矢作川改修促進期成同盟会、これを通じまして、河道掘削、樹木伐採について要望をいたしております。ほかにも、東京で開催をされます中部管轄河川治水懇談会におきまして、静岡県、長野県、愛知県、岐阜県、三重県の各団体とともに、矢作川改修促進期成同盟会の一員といたしまして参画をいたしまして、国に対しまして、河道掘削、樹木伐採の実施など、適正な河川の維持管理につきまして要望をする意見を提出いたしております。よろしくお願いいたします。 200 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 201 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 202 ◆16番(新美交陽) 国に対して、しつこくお願いをしていくということしかないかというふうに思うわけでありますが、日本中に、こういうところがたくさんあるわけでありまして、なかなか、国の予算をつけてもらうということが、非常に難しいということもあると思いますが、本当に積極的に進めていっていただきたいというふうに思います。  それでは、(3)ハザードマップの「1,000年に一度」の表現は改めるべきではないかということについてお伺いいたします。  平成29年3月に作成し、各戸配付された洪水・高潮ハザードマップというのがあります。洪水浸水深分布図、想定最大規模降雨には、次のように表現されております。想定し得る最大規模の降雨(矢作川流域の48時間降雨量683ミリ、実績包絡最大降雨量、1,000年に一度発生するかどうかの降雨)による洪水浸水区域、浸水した場合に想定される水位を表示した図面です、という記述で危険度を表示しております。48時間に683ミリ、これ自体、想像を絶する降雨量でありますが、(1)でも触れました状況を考えますと、この程度は、たびたび起きてもおかしくないではないかというふうに思わざるを得ないのであります。  台風19号では、箱根では、これは山であるということもあるでしょうが、48時間で1,000ミリ、東京、神奈川、埼玉などは、24時間で600ミリぐらい降っているという大変な雨量でありました。1,000年に1回あるかないかと言っている状況にはないのではないかと思います。市の想定以上のことが、毎年各市で起きている現状では、あすは我が身という思いを一層強く感じさせるものと言えると思います。  千曲川沿いのまちでは、電柱に浸水想定ラインの表示をし、住民がいつも意識するようにしております。碧南市は、西三河の平野の最南部、いわば一番低い土地にあり、言いかえれば、水の集まりやすいところと言えます。これらのことを考慮すると、大雨の危険度を市民に再認識してもらうには、今後どのような対策を講じていくのかお答えをください。 203 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 204 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 205 ◆副市長(松井高善) 水防法第14条の規定に基づき、想定最大規模の降雨を対象とした洪水浸水想定区域図を指定し、公表するとされております。この規定に基づきまして、国土交通省は、津波・地震対策と同様に、洪水等においても最悪の事態を想定し、最大クラスの洪水等に対して、少なくとも命を守り、社会経済に壊滅的な被害が発生しない、これを目標に掲げ、1,000年に一度程度の雨量として、矢作川流域においては、48時間で683ミリの降雨を設定しているということでございます。  この国の公表を受けまして、平成29年3月に、碧南市洪水・高潮ハザードマップを作成し、1,000年に一度の表記をしているところでございます。議員御提案の、1,000年に一度の記載を改めてはどうかとの御指摘ではございますが、この表現を削除することによって、あたかも災害が頻発に発生するような印象を与えまして、風評被害等により地価等の下落等、こういう懸念もございますので、この表現は現行のまま維持したいと考えております。しかしながら、いつ災害が発生してもおかしくないことを啓発するには、大変重要でございます。ハザードマップを改定する際には、市民に伝わりやすいような表現に努めてまいります。  また、昨今、全国各地で大雨による被害が発生をしていることから、大雨の危険性を、市民に再認識をしていただくための対策といたしまして、市広報、ホームページ、出前講座など、あらゆる機会を捉えまして啓発に努めてまいります。 206 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 207 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 208 ◆16番(新美交陽) いたずらにその不安をあおるということではありませんけれども、やはり、毎年これだけの雨が、毎年日本中で各地で降っておる。たまたまこの中部地方が降っていないということだと思いますが、そういうこともいろいろ考えていきますと、やはり市民の皆さんに、できるだけそういう注意喚起を、認識してもらえるような対策をしていただきたいと思います。  次に、(4)地域防災計画では罹災証明者の発行をどのように規定しているのかということであります。  今までの1、2、3の質問では、近年の大雨の状況変化について、今後の市の取り組みについて聞いてまいりました。これからは、起きてしまった後のことについてもお伺いをいたします。住民の生活再建を少しでも早くできるようにとの思いであります。  平成23年の東日本大震災のころからだと思いますが、罹災証明書が、災害のたびに大きく取り上げられるようになりました。熊本地震、北海道胆振地震、西日本豪雨、そして今回の台風15号、19号、21号と、大きなものだけで毎年あります。去年も、21号、24号もありました。政府は、台風19号にも「激甚災害」を指定し、国は、市町村、中小企業への援助を始めると発表いたしました。現実に、大規模な被災となると、その復旧に最優先で取り組む一方、被災者の生活再建も同時に取り組まなければならないわけであります。地震や台風、大雨により住居が壊れる、浸水したなどの被害者は、税金や保険料等の減免、猶予、損害保険の請求申請、壊れた住宅の補修、新しく建て直すときにかかる資金の貸し付けなどの融資を受けようとする際に、被害の事実を証明する書類、罹災証明書が必要になります。  地域防災計画には、罹災証明書の交付等と規定しています。そこには、各市の支援措置を早急に実施するため、罹災証明書の交付の体制を確立し、遅滞なく住家等の被害の程度を調査し、被災者に罹災証明証を交付するとあり、被災者台帳の作成をするとも記載しております。体制を確立し、被災物を調査し交付するとしています。被災住宅の数にもよるとも思いますが、近年の、各市での罹災証明書の交付の状況では、数が多過ぎて迅速な交付ができない、様式がわからない、写真が必要か、役所の調査はいつか等々の問題が起き、発行が遅々として進まなかったとも聞いております。本市も、そのようなときに、少しでも早く発行できる体制はできているのかについてお伺いいたします。 209 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 210 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 211 ◆副市長(松井高善) 碧南市地域防災計画では、災害時に罹災証明書の交付が遅滞なく行われるよう、家屋の被害調査や、調査担当者の育成などに努めることを規定しております。碧南市の被害調査の基本的な体制といたしましては、外観目視で判断ができる1次調査につきましては1班2名程度で実施をし、外観目視で判断ができずに、内部調査が必要となる2次調査につきまして、家屋の被害認定調査研修、これを受講いたしました税務課固定資産税係の職員とともに、二、三名体制で計測等の調査を実施いたします。  過去には、東日本大震災では、平成23年5月から29年3月まで、宮城県の塩竈市へ事務職が5名、技師が16名、合わせて21名の碧南市の職員を派遣いたしました。ちなみに、ことしの台風19号で被災をした栃木県の栃木市には、碧南市から、税務課の職員を1名、1週間派遣をいたしました。県外職員の応援も受ける中で、1班2名の32班体制で、1万4,000棟を1ヵ月以上かけて調査を実施したと、そのようにお伺いをしております。  碧南市で、こういう大規模な災害が発生した場合には、多くの人手や日数がかかることが想定をされます。災害の規模によりましては、税務課の職員だけではなくて、全庁での対応や、さらには他の自治体職員の応援を要請して、速やかに交付ができる体制づくりに努めてまいります。 212 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 213 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 214 ◆16番(新美交陽) 答弁に、現地を経験した職員が何人もいるということを伺いまして、少し安心をいたしましたわけでありますが、そういう人たちの得たノウハウをぜひ生かしていただいて、現実のものとなったときに、いかに有効に機能させるか、庁内横断的な対応が必要であるというふうに思いますが、どのような組織体制を考えておられるのかお答えください。 215 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 216 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 217 ◆副市長(松井高善) 被災地において被害調査を経験した職員のノウハウ、これは大変貴重な財産となります。災害時に、市の各部署が行う行動について定めました災害時行動マニュアルや、碧南市業務継続計画には、必要な人材の確保や、庁内各課からの応援人員の手配についても記載がされてございます。庁内横断的な対応が円滑に機能するように、災害の規模や災害の状況等に応じて、柔軟に対応ができる組織体制を確立していきたいと考えております。 218 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 219 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 220 ◆16番(新美交陽) それでは、(5)としまして、今のこの件について、もう一歩踏み込んだ形でのシミュレーションが必要ではないかということであります。  どんなに想定をしておっても想定外は起きる。なかなか計画どおりにはいかないということが災害ではあります。しかしながら、これだけの異常気象が続くと、本当にどんな災害が起きるかわかりません。市で、対応の仕方や浸水予測等から想定される被害の規模も想定をして、いざというときに、本当に役に立つ罹災証明書発行の体制が必要であります。できるだけ各市の情報を集め、本市として最善の対応をする。そのやり方の確立が必要であり、シミュレーションを実施し、住民の生活再建を一日でも早くできるようにすべきであると考えます。いかがお考えかお答えください。 221 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 222 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 223 ◆副市長(松井高善) いざというときに、円滑に罹災証明書の交付ができるように、家屋の被害状況調査に当たる担当者につきましては、被害調査及び被害の程度が判定できますように、機会を捉えまして、必要な実地研修を受講しております。  また、毎年実施をされます総合防災訓練時におきまして、あらかじめ作成をしたマニュアル等に基づきまして罹災証明書の交付手順を確認する、こういう訓練や、被害状況の巡視訓練なども行っております。  先ほど申し上げましたが、これまでも、大規模な災害において被災された自治体へ、応援職員を派遣しております。先ほど申し上げましたが、近年、平成30年には、豪雨災害に見舞われた東広島市へ、ことしの台風19号におきましては、被災した栃木県栃木市へ、税務課の職員を派遣いたしております。このように、実地研修や訓練だけなどではなくて、実際の被害調査の応援をするということで、その経験を十分に生かせると考えております。  御指摘のシミュレーションにおきましては、被害地区や重点調査エリア等、想定をした、シミュレーション的な要素も取り入れた訓練の実施も、今後検討したいなと考えております。 224 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 225 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 226 ◆16番(新美交陽) 毎年の総合防災訓練での、マニュアルによる訓練や、実地研修もしているということであります。現実は、当然マニュアルどおりにいかない。職員自身も、自宅も被災している。こういう状況も十分考慮する必要があると思います。  被害地区やエリアを想定し、シミュレーションを検討したいとの答弁でありますが、具体的には、いつごろやる予定ですか。お答えください。 227 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 228 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 229 ◆副市長(松井高善) シミュレーション的な要素も取り入れた訓練につきましては、例えばでございますが、被害認定調査研修を受講した職員と、そうでない一般の職員で班を編成いたしまして、市内の巡視や被害調査を行うなどの、こういう訓練が考えられます。諸検討を重ねた後に、総合防災訓練時に実施ができるように準備を進めてまいります。 230 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 231 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 232 ◆16番(新美交陽) 大災害についてお伺いをしてきたわけであります。碧南市は、改めて言うまでもなく、市全域が低地にあると言ってもいい状況であります。そういう碧南市でいう、その地理的特性というのを常に忘れずに、やっぱり災害への備えをしていかなければならないというふうに思います。市民の皆さんにも、繰り返し、やはりよく認識してもらえるように、今後取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  次に、件名2としまして、児童生徒に1人1台のICT機器の配布をということについてお伺いをいたします。  (1)市内小中学校へのICT機器の導入状況について。  スマホ、パソコン、タブレットは、現代を生き抜くための必須のツールであることは、誰もが疑うべくもない現実であります。私たち大人の社会は、日々の生活は全てこれらの機器により構築され、利用し、社会活動、経済活動が成り立っております。  ICTとは、コンピューターやインターネットを利用した情報通信技術をあらわす略称であることも、既に広く社会に知られております。子供の世界で、ゲームも、それを使ってみんな遊んでいる。今問われるのは、この状況がいいかとか悪いかとか言っておるレベルではなく、この存在なくしては、子供も大人も生活ができないと言い切ってもいい状況に置かれていることであります。子供は、将来当然大人になります。その大人の社会では、すさまじい技術革新が起き、数年前の技術ですら陳腐化するほどのスピードで変化が起きております。その子供たち、小中学生は、これら機器を、在学中に自由に操ることが皆ひとしくできる環境の整備こそが重要であると考えます。このことは、既に何年も前から自明のことであります。日本の小中学生のICT機器の利用率は、諸外国に比べ大変低いということも、以前から叫ばれております。各学校へのパソコン等の配置状況は、ある程度進んでいると思いますが、大変不十分な状況にあると思います。  平成30年8月29日、文科省より、学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(速報値)についてという、全国の公立の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学級を対象に、調査項目として、1、学校におけるICT環境の整備状況、2、教員のICT活用指導の調査結果が公表されております。碧南市でも、当然確認済みであると思います。  結果として、教育用コンピューター1台当たり児童生徒数は5.6人に1台、普通教室の無線LAN整備率は34.4%、教員が授業中にICTを活用して指導する能力76.5%、児童生徒のICT活用を指導する能力67.1%等が出されております。学校での普及率は5.6人に1台、無線LANの普及率は34.4%と、いずれも低い数値であると思います。教員のICTを活用する能力は、案外高く出ておりますが、果たして十分な能力は確保されているのでしょうか。  令和2年からの新学習指導要領実施を見据え、文科省は、コンピューターを3クラスに1クラス、全教室には無線LAN整備を、教育委員会へ通知をしております。市の現状とその取り組みについてお伺いをいたします。 233 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 234 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 235 ◆教育部長(奥谷直人) まずは、本市の導入状況でございますが、市内各小中学校には、コンピューター教室に、教師用も含め41台のデスクトップパソコンがあり、平成31年3月現在の、碧南市の教育用コンピューター1台当たりの児童生徒数は12.9人となります。また、インターネット接続率は100%、普通教室への無線LANの整備は行っていません。教育委員会といたしましては、国のICT化に向けた環境整備計画を踏まえ、対応を考えてまいりたいと思っております。  以上です。 236 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 237 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 238 ◆16番(新美交陽) 現在の、国の教室への配置基準というのは、生徒が40台で、先生が2台ということで、42台というふうに言われておりますけれども、ほぼ達成されているというふうに言えると思います。しかし、1台当たり12.9人という数を言われました。先ほど、国では5.何人という話だったですから、半分以下というような数値になっているかと思います。相当おくれていると言わざるを得ません。  無線LANについても0%であります。この無線LANで、やっぱりつながないと、生徒1台1台というのはなかなかできないということがありますので、今後10年から20年で、現在ある職種の多くがなくなり、AIによって取ってかわられる。また、現在の小学生の大半が、現在は存在しない職業につくなどとも言われております。このような時代に子供が置かれていることは、教育長もよく承知をされていることと思います。もはやICTの導入にちゅうちょしているときではありません。  私がこの質問を作成中に、安倍首相は経済財政諮問会議で、1人1台の配置を指示しました。子供たちの将来のために、ICTを活用した学校教育は、とりわけ将来を担う子供にとり、大人が取り進めなければならない喫緊の事業であります。授業のやり方も変わっていかざるを得ません。国のICT化の計画を踏まえ対応していくとの答弁ですが、市として、具体的に、いつまでにこうするという計画はあるのでしょうか、お答えください。 239 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 240 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 241 ◆教育部長(奥谷直人) ICT機器の導入の課題として、学校でのインターネット接続環境が整っていないことが課題として挙げられ、その原因として、必要な機器の整備コストが高いことや、どのような整備を行ってよいかの判断が難しいことが挙げられております。文部科学省では、これらの課題を踏まえ、令和元年度内にそのロードマップを策定し、その中で、環境整備に向けた具体的なモデルを提示するとしておりますので、まずは、その内容を確認していきたいと考えております。 242 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 243 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 244 ◆16番(新美交陽) (2)としまして、子供は、ICT機器、iPadとかパソコン、いろんなタブレット、そういったもののことを言っておるわけでありますけれども、こういうものが使いこなせなければ将来就職できない。  極端なことを私は言いますけれども、文科省は、こうも言っておるわけですね。令和2年より実施される新学習指導要領では、今後の教育の柱として、情報活用能力の育成と、学校におけるICT環境整備と、ICTを活用した学習活動が重視されている。こういう、何もこれは、文科省が言っているからやるというような、受動的な対応をしている状況には私はないと思います。ノートパソコンやタブレットなどを、早急に1人1台導入し、子供の将来を大きく開かせてあげなければならないというふうに思います。  社会人の仕事現場で、ICT機器が既に当たり前に使われ、ごくありふれたツールとなっているのに対し、学校教育現場での活用がこのままでよいということにはならないということも指摘をされております。そのとおりであると思います。必須の条件であると言えます。子供さんの中には、進んでいる子供は、パソコンなどで自分の宿題などを、また、レポートなどをつくって、それをそのまま出せないから紙に書いて出すとか、そういう笑い話のような話もあるということも聞いております。子供自身のほうが進んでいるというようなこともあるでしょう。これらのことについて、どのようにお考えかお答えください。 245 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 246 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 247 ◆教育長(生田弘幸) 現在、小学校情報教育年間指導計画をもとに、1年生のうちからパソコン操作について学んでいます。学習内容として、例えば、マウス、キーボードの基本的な操作方法の習得、インターネットを使っての検索、デジカメで撮影した写真を取り込んで、プレゼンテーションの作成等に取り組んでいます。また、授業や学校行事のまとめ等に、パソコンを活用した新聞づくりにも取り組んだりしています。パソコンの利便性だけでなく、セキュリティーや情報モラルについても学習しています。  確かに、家庭においてもパソコンが普及している現状はありますが、パソコン操作については、小学校から段階を追って正しく、知識、技能を身につけていくことが重要であるとも考えています。  また、来年度から始まるプログラミング教育については、今年度、教育研究室で年間計画を作成し、準備を進めております。今後、プログラミング教育を通して、子供たちが、論理的思考能力を高めながらスキルを身につけていくことを目指していきます。このように、子供たちは、身につけたスキルを生かして、将来の就職に結びつけてくれるものと考えています。
     以上です。 248 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 249 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 250 ◆16番(新美交陽) さきに触れました首相の1人1台の政策というのは、OECDの中での、教育にかける国の費用が極めて低い。それは言いかえれば、子供の将来が、このままでは世界から取り残されるという危機感のあらわれとも言えます。  現在、どこかの会社に就職するときに、パソコンが使えない人は希望の職種につけないというのが現状であることは、皆さんよく御承知のとおりであると思います。市の職員採用も当然そうでしょう。  御答弁では、基礎的なことから順次に取り組んでいくとのことであります。段階を追って正しく、知識、技能を身につける、これもそのとおりでしょう。しかし、学校で行われているのは、パソコンの時間という単元でしか接することはないのが現状であろうと思います。それでは、例えば外国語の習得と同じで、幾ら英語の授業をやっても話すこともできない。それを常時使う環境がないからであります。常時、各1人1台が、機器に自由に接することができる環境が、ぜひとも必要であります。今の方法で、子供たちが、就職の入り口に当たり前のように立つことができるのか、お答えください。 251 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 252 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 253 ◆教育長(生田弘幸) 新学習要領において、何を学ぶかに加えて、何ができるようになるか、どのように学ぶかということも記述されております。  どのように学ぶかにはICTの活用も含まれており、視聴覚教材、コンピューター、情報通信ネットワーク、教育機器などを有効利用し、生徒の興味関心を高め、指導の効率化や言語活動のさらなる充実を図るようにすることといった表現が随所に出てきます。  具体的には、小学校プログラミング教育が導入されます。技能を習得するだけでなく、プログラミング的思考、すなわち、どのように改善していけば、より意図した活動に近づくのかといった、理論的に考えていく力をつけていくこと。さらに、コンピューターの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとすることを目指しています。児童が、コンピューターに、意図した処理を行うように指示したことができるということを、各教科で体験させながら、各教科の学びをより確実にすることで、よりよい社会をつくっていけるものであると考えています。  以上です。 254 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 255 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 256 ◆16番(新美交陽) 次に、教員のICT技能のレベルアップの必要性ということであります。  OECD、経済協力開発機構が、2018年に、48ヵ国の地域の小中学校の教員を対象に行った国際教員指導環境調査というものをやっております。その結果を発表しました。その結果、日本は、児童生徒に、ICTを活用する活動を頻繁にさせている小学教員は25%、中学教員に至っては17.9%であり、下から2番目の低さでありました。OECDにおける日本の教育費は、極めて低いと言われていることの証左であると言えます。  小学校から、プログラミング教育が始まろうとしています。今後、ますますICTを活用する授業は高度化していくものと思われます。教員も、日常業務で常に利用されています。時として、研究発表の中でプレゼンもされるでしょう。自分が、いかに苦労してその技術を習得したのかは、自身が一番よく知っておられます。人工知能、AIなどの先端技術の発達、普及する将来社会を見据え、教員のICT技術レベルアップを図らなければならないと考えますが、いかがお考えかお答えください。 257 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 258 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 259 ◆教育長(生田弘幸) 来年度始まるプログラミング教育に向けて、全小学校で、職員を対象に、プログラミング教育の実技研修会を行ってきました。昨年度は、スクラッチというソフトを使って、プログラミングの体験研修を行いました。今年度は、商工会議所の御協力をいただいて、低学年から中学年、高学年と、段階を追ったプログラミングについての講義を聞きながら、ドローンを操作する研修を行いました。  今後は、先ほども述べましたように、教育研究室で作成したプログラミング教育の年間計画を指導に生かしていきたいと考えています。このような機会を通して、教員のICT機器技能のレベルアップを図っていきます。  以上です。 260 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 261 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 262 ◆16番(新美交陽) 実際、こうやって、私、質問をやっておるんですけれども、私も、プログラミングというのはどういうものか、よくわからんですね。先生も同じじゃないかなというふうに思います。  実技研修会を行ってきたということでありますけれども、来年から子供に教えることが本当にできるレベルに達したんですよ。先生も大変だと思います。ICT機器の操作自体に苦労している現状で、英語教育もやらないかん。その上、今度はプログラミングだということでありますので、本当に大変だと思っております。指導する教員だけでは、なかなか難しいじゃないかなというふうに思うわけであります。思い切って、民間の外部講師、プロの人、こういう人に助けてもらうと、そういったものも積極的に利用されていく必要があるのではないかというふうに思うわけでありますが、お答えください。 263 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 264 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 265 ◆教育長(生田弘幸) 実際に行う上では、十分に指導し切れない部分もあると思います。実践事例として、文科省から出しているICT活用ステップ4アップ映像集をセンターサーバーに入れ、参考にできるようにしています。今後とも、教員一人一人の力量アップを図ることを目指していきたいと思います。  以上です。 266 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 267 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 268 ◆16番(新美交陽) 答弁では、民間を活用するという答弁はなかったわけでありますので、とりあえず考えていないということなんでしょうね。ぜひとも私は活用されたほうがいいと思いますが、提言をいたしておきます。  次に、(4)ICT機器は既に高価ではない、ぜひとも1人1台の実現をということであります。  イギリスではコンピューティングが小学校から、ニュージーランドではデジタルテクノロジーという教科の新設、ニュース動画を見て討論をする韓国、授業全てパソコンで行っている国は世界の主流であります。それも小学校の低学年からであります。  プログラミングは、そもそもパソコンなしでは授業ができないのではないでしょうか。もう今は、どんなデバイスを導入するかという段階になってきていると思います。既にデバイスは、教育用ということになれば高価ではありません。5万円以下で買えます。日本でも、東京の渋谷区、石川県加賀市が先進的に取り組んでいます。ぜひとも先進事例も参考に、1人1台を実現していってもらいたいと思います。子供は約6,400名、掛ける5万円で3億2,000万円、お金ではかれない価値があります。教育は、子供にとっても市にとっても大きな財産です。お考えをお聞かせください。 269 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 270 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 271 ◆教育部長(奥谷直人) ICT機器の導入として、タブレット型PCを教育用として使用するといたしましても、タブレット本体だけでなく、授業に必要な教科用ソフトウエア、動画転送装置などとあわせ、教室内での無線LAN環境が必要となってまいります。  平成26年度に導入いたしましたパソコン教室の場合、パソコン本体は1台10万円程度でございましたが、パソコン教室を運営するために必要なソフトウエア、サーバー、設定費用なども含め、1台当たりの費用は30万円程度となっております。タブレット型PCでの導入には、これほどの費用にはならないと思いますが、議員のおっしゃった額にはおさまらないとは考えております。  いずれにいたしましても、児童生徒に1人1台を導入するとなりますと、環境整備も含め、多額の費用が必要となってまいります。国の動向を注視しながら、最適な導入時期を探ってまいりたいと思います。  以上です。 272 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 273 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 274 ◆16番(新美交陽) 周辺機器を加えると、1台30万円ということでありますけれども、現に、よその自治体で、5万円ぐらいの機器でやっている学校もあるというふうに聞いております。あらゆるものを整備すれば極めて高額になると思いますが、まず、手の届くところから導入すべきであるのではないかというふうにも思います。  無線LANを導入した学校では、例えばつながりにくいとか切れるとか、アクセスポイントに近づかなければ入らないとか、いろんなふぐあいもあるわけでありますので、そういったことも、当然、導入には十分な研究が必要であるとも思いますが、国が予算をつけるというふうに言っておりますが、これもいつのことになるかわからんわけでありまして、碧南市独自の予算を思い切って組み、導入を急ぎ、子供たちの将来の安心につなげようではありませんか、お考えをお聞かせください。 275 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 276 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 277 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほども申しましたとおり、国がロードマップを策定し、計画を示してまいります。  また、11月13日の経済財政諮問会議での安倍総理の、児童生徒に1人1台必要との発言、その後の新聞報道も承知しているところでございます。  現在、ICT整備に係る国の財政措置は、普通交付税措置でありますが、不交付団体の本市にあっては直接的な歳入となりません。国の補助金等が使える財源があるのなら、それを活用、確保を念頭に財政運営を行っていくことが必要であります。  よって、今後国で議論されてまいりますICT整備に係る市町村への補助のあり方を見きわめた上で、必要な対応を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 278 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 279 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 280 ◆16番(新美交陽) これからは5Gと言われていますね。こういう時代、あらゆるものがコンピューターにつながるという時代がすぐ近くに迫ってきているこの時代であります。将来を担う子供たちには、今まで以上に大変なことが起きる時代を生きていくというふうになると思います。ぜひとも、国の方針より一歩先となる取り組みが必要であるというふうに提言し、この質問を終わります。  以上で私の質問を終わります。 281 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 54分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 282 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、生田綱夫議員の一般質問を許します。 283 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 284 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 285 ◆8番(生田綱夫) 新政会の生田綱夫でございます。  ただいま議長の発言許可を得ましたので、通告書に基づき質問をさせていただきます。  9月議会のときには、不慮の事故で、皆様には大変御迷惑をかけまして、当の本人はこうやって歩けるようにはなりましたので、また本当に、健康ということの必要性を実感した期間でもありました。今後も市民が健康で暮らせるようにこの質問をしたいと思いますので、御回答のほうも御協力願いたいと思います。前回同様、同様じゃないですね、今回も御迷惑をかけずにこの議会を迎えたいと思ったんですが、たまたまきのう、身内に不幸がありまして、また御迷惑をかけるかもしれませんが、あらかじめ、御無礼じゃないですけど、謝罪申し上げておきます。  それでは、質問に入ります。  東京オリンピックの開幕まで、残すところ8ヵ月となりました。卓球のワールドカップ、野球のワールドシリーズ、世界陸上、柔道など、各種スポーツの国際大会での日本人の活躍も重なって、一層のスポーツの機運の高まりを見せていると感じております。特に、先般開催されましたワールドカップラグビーでの日本チームの活躍は、日本中で盛り上がりを見せ、スポーツ熱の高まりとともに、オリンピックへの期待感を大いに高めたのではないでしょうか。こうしたことからも、スポーツは、人の心を熱くし、活気づける力があります。スポーツの持つ力により碧南市も熱く活気づくことを願い、質問を始めたいと思います。  件名1、スポーツ施設の整備について。  まず、(1)2号地多目的グラウンドの整備について。  2号地多目的グラウンドは、整備されて約20年近くになるかと思いますが、このグラウンドにつきましては、私にとっても、職員時代に大変苦労して整備した記憶があります。当時は、埋め立てしたままの状態でありましたので、雑草地及び沼地で、不法投棄の名所と言われるぐらいの汚い場所でありました。予算も少ない中、その不法投棄物を、環境課職員に協力してもらって、スポーツ課の職員を中心に、最後は教育委員会部局全員の協力を得て、トラック何十杯分も不法投棄物を搬出して整備いたしました。ところが、余りにもお粗末な状況で、使用に至らなくなって、改めて、当初の10倍近くの費用をかけて整備したことが思い出されます。  さて、20年近くたった現在の状況についてですが、非常に厳しいと言わざるを得ません。先日も、陸上大会の市民大会、秋季市民大会を実施されましたが、南東一帯が、前々日までの雨により水はけがとても悪く、使用できない状況であり、陸上競技協会の役員の皆さんが、本来は400メートルのトラックで実施する大会を、200メートルのトラックに急遽変更して実施する羽目になってしまいました。サッカーの試合でも使用する場合で、北側のグラウンド面は、もともと沼地の場所であったために、地面に雨水が抜けにくい状態であり、常に水たまりができている状態であります。そこでお伺いしますが、このグラウンドの雨水排水対策をどう考えるか、お答えいただきたいと思います。 286 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 287 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 288 ◆教育部長(奥谷直人) まず、これまでの2号地多目的グラウンドの改修整備状況を申し上げますと、平成19年度に、外側の堀を含むグラウンド舗装や防球ネットの整備、平成24年に、中央部の排水管の敷設、平成26年に、沈下した箇所を直す不陸補正の整備を行いました。  今、議員から御指摘のありました、ことしの秋季陸上競技大会の前々日には、1日で100ミリ程度の雨が降ったこともあり、大会を実施するに当たり大変御苦労をおかけいたしました。  この2号地多目的グラウンドは、県からの借地であり、永続的な使用の確約もないこと、また、整備には大きな予算を伴うことから、大規模修繕は難しいと考えております。しかしながら、このグラウンドは、陸上競技を初め少年サッカー、少年野球、グラウンドゴルフなど、その名称のとおり、多目的に、幅広く多くの市民に利用されている施設でありますので、今後もスポーツ協会などの関係団体の御協力を得ながら、可能な範囲で施設の機能保全に努めてまいりますので、御理解いただきたいと思います。 289 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 290 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 291 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  もともとこのグラウンドは、雨水を海面に落としてはいけないとの約束のもとで整備されておりますので、グラウンドの周りに堀をつくって、そこに雨水をためて自然乾燥させることで、海への流出を避ける方法をとっていました。平成19年度には、堀を含めて整備を行っているとのことですが、その堀の中にも、既に5メーター以上の樹木が生えてしまっておるというような状況もあり、年数も経過して、風の強い場所であるがためにグラウンドの砂が飛ばされて、その堀が埋まってしまって、現在では、全く堀の役目が、役割がなされなくなっており、雨水がたまるだけのグラウンドになっておるという状況であります。  掘をつくり直すだけでは、グラウンドの中にたまった雨水は外の堀には流れていかないので、グラウンドの周りの積もった砂も除去しなければなりません。10年に1度の整備ではなく、数年に1度の定期的な整備をする必要があるかと思いますが、それと同時に、ここのグラウンドだけの問題ではありませんが、グラウンドの周りのフェンスや防球ネットに、樹木の枝がそのままになっておりますので、樹木が伸びた際に、その枝がネットを突き破るだとか、そういったことでネットやフェンスを破壊、破損している状況も数多く見られております。ネットや防球フェンスの改修には、そこそこ多額な費用がかかるために、周辺の樹木の剪定を行うべきかと思いますので、それもあわせて定期的整備をお願いしたいと思います。  スポーツ協会などの関係団体の協力も得ながら機能保全に努めてまいりますとの御回答でしたが、協力を求めるだけでは、協会側もやっぱり納得できない部分が多くありますので、常に情報交換をとりながら、お互いが納得する中での関係を保ち、進めていただくよう要望をしておきます。  次に、(2)玉津浦グラウンドの整備についてです。  このグラウンドも歴史は古く、もともと産業道路のインター用地として県の保有している土地を借用しているために、いろいろ条件をつけられて利用してまいりました。2号地多目的グラウンドと同じく雨水の排水が悪く、他のグラウンドと比べても、雨天後の利用が非常に遅いというか、利用できるのが時間がかかってしまうグラウンドであることは御承知のこととは思いますが、そこで、以前に、シャモットにより、羽久手グラウンド同様に水はけのよいグラウンドにするようなことも伺いましたが、その計画はどうなりましたか、お伺いします。 292 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 293 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 294 ◆教育部長(奥谷直人) 玉津浦グラウンドの整備につきましては、利用団体の方々から改善の要望を伺い検討をしてまいりました。しかしながら、この玉津浦グラウンドも県有地であること、また面積も広く、集まった雨水の排水先をどうするのかといった課題、また、他のグラウンドでのシャモットの効果などの検証を踏まえ、予算面も含め、どういった整備ができるかを研究しているところでございます。 295 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 296 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 297 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  いろいろと諸条件が整わないとのことですが、残念で仕方ありません。シャモットグラウンドの整備後の状況は、以前のグラウンドとは、排水機能が格段の違いを見せておることも、当然御承知のことかと思いますが、利用者も、雨天後使用開始期間が本当に早まって、今まで、前日まで降り続いた雨によりグラウンドが使用できなかった場合でも、今では、羽久手などは、翌日には確実にグラウンドが使用でき、各団体の大会運営もスムーズにこなせているので、大変好評を得ております。それぞれの諸事情を早期解決し、新たにグラウンドの整備を願っております。  それでは、改めてシャモット改良ができないとのことですので、現状、このグラウンドの雨水排水対策をどう考えるのかお聞きします。 298 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 299 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 300 ◆教育部長(奥谷直人) グラウンドの排水につきましては、A・C面とB面の境界部分に堀をつくって、水が外野周囲の排水溝に流れるような工夫もされておりますが、現在では、その堀も埋まってきており、機能を十分に果たしていない状況にあります。繰り返しになりますが、利用者団体の方々とともに相談しながら、グラウンド一帯の排水対策を、予算面も含め、どういった整備ができるか研究を続けてまいります。 301 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
    302 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 303 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  それぞれの排水溝の現状を御存じだと思いますが、C面両側の排水溝は、側溝ぶたが多少は見えているものの、中は砂で全く埋まっている状態で何も機能されていない。また、B面の外野の側溝については、全て埋まってしまって、今では、どこに側溝があるかもわからない状態になっていますので、全く外には排水できない状態ということを御存じだと思います。A・C面とB面の境部につくった堀も、機能を果たしていない状況、認知していながら放置しておくのはいかがなものでしょうか。側溝の回復は、そんなに費用のかかるものではないかと思いますので、早急な対応と今後の雨水対策を、利用団体と相談しながら、検討だけでなく実施していただくよう要望いたします。  野外のスポーツが天候に左右されることは十分承知をしていますが、せっかく整備したグラウンドですので、適切な改修と維持管理を行うことで、できる限りの有効活用ができるようにお願いいたします。  それでは、(3)その他のグラウンドの整備についてです。  それぞれの野球場にはマウンドがあります。やはり、これも消耗品ですので、天候や雨、当然使用状況にもよりますが摩耗があります。これには、定期的な点検整備が必要とされていますが、以前の答弁では、順次整備計画を立て、必要に応じ整備をしていきますとの御回答がありました。  現在の状況は、マウンドだけではなく、雨水による雨道ができておって、マウンドも削れたままの状態であったりしているところが目立ちます。そこでお聞きしますが、定期的な整備計画はどうなっておりますか、お伺いします。 304 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 305 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 306 ◆教育部長(奥谷直人) 現状のグラウンド整備につきましては、必要に応じて改修する形をとっております。補充・補修用の土はスポーツ課で購入し、実際の補充、補修については、軟式野球連盟の方々で対応をしていただいております。  市内には、屋内、屋外ともに多くのスポーツ施設がございます。その時々で、改修や修繕が必要な施設の優先度を考慮して、予算対応をしてまいりたいと考えております。今年度で申しますと、臨海体育館のアリーナ床面補修と、照明のLED化を進めております。また、熱中症対策も兼ねた、2号地運動広場へのダッグアウト設置が完了しており、港南グラウンド、防球ネットの取りかえと内野部分の不陸補正も、今年度内の実施を予定しております。今後も、各施設の改修や修繕等につきましては、利用者からの情報も勘案しながら、必要に応じて進めてまいりますので御理解をお願いいたします。 307 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 308 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 309 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  グラウンド整備が悪いと、けがの原因にもつながります。雨道に砂がたまっておったり、それでつまずいたり滑ったりしてのけがも発生しております。幸い自分の足首骨折の場合は、グラウンドで行いましたが、グラウンドの不備ではなかったのであれですが、最近のグラウンドで、活動の中で救急搬送もふえてきておりますので、大きな事故につながらないよう、きちっとした整備計画を立て、定期的な整備をお願いいたしたいと思います。  次に、(4)グラウンド設置のくみ取り式トイレについてであります。  トイレの問題ですが、以前から、この問題につきましてはお願いしております。港南グラウンドと2号地グラウンドのトイレは、いまだにくみ取り式のままであります。市長のマニフェストにも、トイレの改修に力を入れるとあり、徐々にいろんな部分でトイレの改修をされているところかと思われますので、そこでお聞きしますが、以前、下水道の関係上、費用面で、多額の費用がかかるとの理由で据え置きになっているくみ取り式トイレの、その後の対策は何かありますか。ここのところ、災害で話題になっているのは、循環式水洗トイレであります。最近のトイレは、排水ゼロで、くみ取り回数も年に数回で済むようで、災害地では大変活躍しているというものであります。そのようなトイレなら、下水の心配もなく設置可能かと思われますがいかがでしょうか、お伺いします。 310 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 311 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 312 ◆教育部長(奥谷直人) ただいま議員から御提案のありました循環式水洗トイレであれば、トイレ環境の改善が図られ、かつ簡易水洗式に比べ、設置費だけでなくランニングコストも大きく抑えられるとも思います。まずは、2号地グラウンドのトイレの更新について、循環式水洗トイレの導入を前向きに考えてまいります。 313 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 314 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 315 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  本当にくみ取り式トイレの使用は非常に厳しいものがあって、女子選手や応援に見えたお母さんたちに非常に不評であります。以前にも申し上げましたが、中には、やっぱり洋式トイレでないと使用ができない子供たちも現在多く見受けられ、和式便所、しかもくみ取りトイレではなじめないという子供たちもおりますので、その辺を本当に考えていただき、御答弁のとおり、検討ではなく前向きに考えるということですので期待しております。  次に、(5)ナイター照明設備について。  市内には、羽久手グラウンドと臨海グラウンド、そして4つの中学校にナイター設備があります。中学のナイター設備は、ナイター照明としての役目がなされていないというか、低いがために利用者も少なく、現在はほとんど利用されていないのが現状と思います。  このことも問題ですが、現在まだ利用者のいる臨海グラウンドと羽久手グラウンドのナイターは、最近は球切れの状態が続き、修理もせずに、球切れの数も半分ぐらい消えた状態で使わせている状況であります。ただでさえ暗いのに、試合をするにも支障のあるぐらいの状態です。照明料をしっかり取っている施設にもかかわらず、修理もせず放置した状態で、通常の使用料を取って利用させていることにも問題がありますが、この照明を体育館と同じようにLED化する考えはあるのかお伺いします。 316 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 317 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 318 ◆教育部長(奥谷直人) 臨海公園グラウンドと羽久手公園グラウンドの照明機器は、現在水銀灯を使用しております。臨海公園グラウンドの照明については、プレーに支障があるとの声は今のところお聞きしておりませんが、羽久手グラウンドについては、議員御指摘のとおり、点灯していない箇所が大変多く、利用されている方々に御不便をおかけしております。  そこで、今年度、羽久手公園グラウンドの照明については、水銀灯電球の交換等による施設使用環境の向上を図りましたが、点灯には至らず、消灯の原因が球切れではないとの結果でございました。この結果を受け、今後、羽久手公園グラウンドの照明をどうしていくのか、LED化も含め検討してまいります。 319 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 320 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 321 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  現存の水銀灯の修理や改修では、答弁のあったとおり、配線や安定器等の総取りかえになってしまい、費用も相当かかると思われます。過去の球切れに関しても、高所作業者が必要なために、1つ、2つでは球の取りかえをせず、球切れた箇所がたまってから交換をしていたように、利用者にも大変不便をかけておりました。そういった事態を解決させるためにも、LED化への変更が必要と考えられますので、前向きに御検討願います。  それでは、次に、件名2、中学部活動支援事業についてでございます。  (1)部活動の状況について。  近年、中学校部活動の問題がさらに進んでいる状況である中、当市においても、部員数が少ない理由により、他校との合同部活が、ブラスバンドや野球部で始まっているようにお聞きしております。その現状をお聞きします。合同部活動を実施しているクラブはどれだけありますか。 322 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 323 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 324 ◆教育長(生田弘幸) 野球部1チームで、中央中学校と西端中学校が合同となっております。  以上です。 325 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 326 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 327 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  それでは、(2)で、現在の部活動支援事業について。  以前、中学部活動の総合型化を提案して、そのときに、今年度より中学部活動支援事業が始まると言っておりました。その状況をお聞かせください。 328 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 329 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 330 ◆教育長(生田弘幸) 中学校部活動支援事業を始めるに当たり、中学2年生を対象にアンケートを実施しております。その結果で、需要が多かった競技種目のうち、指導員が確保できたバスケットボール、ソフトテニス、バレーボール、サッカーの4種目について、保護者向け、指導員向けの説明会を経て、ことしの8月より実施しております。  現在の登録生徒数は187名で、市内中学1、2年生のおよそ4分の1に当たります。開催頻度は、平日週1回、19時から21時の時間帯で、種目ごとに決められた曜日、場所で実施しております。  以上です。 331 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 332 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 333 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  それでは関連しまして、それぞれの種目において指導者が必要かと思いますが、その指導者の不足状況はありますか。お伺いします。 334 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 335 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 336 ◆教育長(生田弘幸) 現在実施中の4種目については、それぞれ10名程度の指導員が確保できております。ありがたいことに、中学生のためならばとみずから手を挙げてくださった方ばかりで、積極的に中学生とかかわっていただいております。  また、種目ごとに代表指導員を置いていただいておりますが、その方を中心に、年間計画や、シフトの調整もしていただいているため、年間を通じて無理なく活動できる状況にあります。  今後、事業の拡充に伴い、登録生徒数が増加した際にも対応できるよう、さらなる指導員確保に向け、スポーツ協会等とも連携を図ってまいります。  以上です。 337 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 338 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 339 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  それでは、この中学部活動支援事業の発展形を考えてみえるのか、お伺いいたします。 340 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 341 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 342 ◆教育長(生田弘幸) 今のところ、本事業の発展形が、中学部活動の総合型につながることは考えておりません。当面は、生徒が興味のある種目に気軽にチャレンジできる受け皿としての、新たな種目の開講を目指したいと考えております。引き続き、スポーツ協会や学校との連携を図ることで、中学生を適切に指導できる環境の整備に努めてまいります。  以上です。 343 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 344 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 345 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  前にも提案いたしましたが、少子化になった現在、中学校の生徒数が激減し、1校の中で実施している部活動の数が限られている中で、本来子供たちがやりたい種目がない児童生徒さんたちも多くいると思われます。現在の状況では、そういった生徒さんの活動が制限されているというか、本来、そもそも入りたいクラブがない中で入っている部活動におりながら、それ以外のところには参加できないというような制限がありますので、そういった生徒さんたちのために、自分の学校にない部活の生徒も取り込めるようにしたり、さらに多くの種目をふやして、最終的には、中学部活動のみの総合型の実施により、多くの種目が部活動として楽しんでいただければ、それぞれ顧問の先生方の負担も軽減し、生徒の希望も満たすことになると思いますので、要望としておきます。  次に、件名3、中央埠頭の臨海緑地の状況についてです。  (1)ビーチコートのオリンピックの合宿地としての状況として、ビーチコートも、昨年のオープン以来、多くの大会が開催されるようになってまいりました。引き続きさまざまな大会の開催、特にメジャー大会の誘致に取り組んでいただき、碧南市のビーチコートを全国に、全世界にPRしていただきたいと思います。  さて、冒頭でも触れましたが、東京オリンピックの開幕まで、残すところあと8ヵ月になりました。以前にも質問しましたが、オリンピックの合宿地として手を挙げている状況の中で、何か新たに情報はあるのかお伺いします。 346 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 347 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 348 ◆教育部長(奥谷直人) 東京オリンピックの事前合宿地の誘致につきましては、ことしの7月に、ビーチバレーボールワールドツアー2019東京大会が開催されました。その際、現地にて、海外の競技関係者に対し、事前合宿地としての碧南緑地ビーチコートのPRを行ってまいりました。  また、同じ7月には、ヨーロッパ強豪国の協会役員が、碧南緑地ビーチコート及び市内宿泊施設などの視察をされ、碧南市の環境を御確認いただきました。この視察の際、来年のワールドツアーの日程次第で、碧南市での合宿を考えたいとの意向も示されましたが、現在のところ具体的な話には至ってはおりません。御視察いただいた国に限らず、引き続き合宿誘致に取り組むとともに、次年度以降も、ビーチスポーツの全国規模の大会を誘致し、碧南緑地ビーチコートの魅力と利用促進に努めてまいります。  以上です。 349 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 350 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 351 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  ビーチコート設置により、今年度も、碧南工業高校のバレー部がインターハイに出場することができ、実績も伴っていることは、当市にとっても本当に喜ばしいことであります。事前合宿が決定されれば、他市の前例から見ても、合宿選手との交流や、そのチームを応援する体制をつくり、盛り上がったりしております。直前になって慌てて、何もできなかったでは意味はありませんので、そのあたりの準備も含めて御検討願い、そしてますます、バレーを初めとし、いろんな結果が碧南市より発信され、この場所がにぎやかになるよう一層の努力と宣伝をお願いし、ぜひ誘致ができるような体制をとっていただきたいと思います。  次に、(2)整備に係る実行委員会の状況について。  次に、この緑地を整備するに当たって、碧南緑地整備検討委員会を組織して整備した経緯があります。この検討委員会の現状はどうなっているのでしょうか。また、アジア大会の誘致も決定されている状況ですが、今後のアジア大会に向けての実行委員会組織や、検討委員会等の設立は考えられておるのかお伺いします。 352 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 353 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 354 ◆教育部長(奥谷直人) まず、碧南緑地整備検討委員会は、碧南緑地におけるスポーツ施設整備構想の策定を目的として設置されたもので、平成29年2月の構想の取りまとめをもってその役割を終えております。  現在、アジア競技大会における碧南市での実行委員会組織を設置する予定はありません。しかしながら、碧南市で実施される大会としては、初めての大規模な国際大会となってまいります。大会開催時には、選手、関係者だけでなく、国内はもとより、海外からも多くの観覧者が訪れるものと予想されます。今後は、県との連携を図りながら、組織体の設置等を含め必要な対応を図ってまいります。 355 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 356 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 357 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  それでは、緑地整備に係る2期整備についてですが、以前は、市長の口からもマニフェストにも、サッカー場を併設した陸上競技場をつくると言っておりましたが、ここのところの市長の発言には、非常に消極的な発言しかされておりません。数年前には、ある競技団体の総会の席で、2023年には陸上競技場、サッカー場をつくると一大発表をして、その場の雰囲気を大いに盛り上げたことは記憶にありますが、今の教育部長もその席におって聞いていると思いますので、ここのところの話は、市長のほうからは、2026年のアジア大会以降の取りかかりになるとのようなニュアンスのことを言っているようです。この間、御回答にもありまして、実行委員会も検討委員会もなされていないはずなのに、23年から26年以降とごろっと発言が変わってきているのは、どの場でそういった話し合いがなされて変わってきているのでしょうか、お答えください。 358 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 359 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 360 ◆教育部長(奥谷直人) 検討委員会の設置目的は、先ほど申し上げたとおりでございます。  整備構想においては、碧南緑地スポーツ施設の2期整備は、令和3年以降に、社会情勢や経済情勢を勘案しつつ整備を行う予定としているところでございます。2期整備でございますが、以前の答弁と同様となりますが、早期の整備を目指すことの考えに変わりはございませんが、現時点では、2026年アジア競技大会開催におけるビーチコートや、運営上必要となる施設等の規模やレイアウトなど、碧南緑地全体の利用形態も見きわめながら進める必要もありますので、具体的なめどについては精査に至っていないのが現状でございます。
    361 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 362 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 363 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  それでは、(3)駐車場の解決方法について。  この先、駐車場に関しては今後も問題となるところで、先ほどの答弁の中にもあったように、周りの施設の中には、当然重要な部分になってくると思います。以前の検討委員会においても、まだまだ操業中の企業があって、その企業より、周辺道路は休日でも多くのトラック搬入があるので、道路上に駐車されては困るというようなことで言われておりました。  それで、一例としてですが、名古屋市のパロマ瑞穂陸上競技場の北面にサブトラックがありまして、その地下には、400台以上を収容できる地下駐車場があります。碧南には、その規模の駐車場は必要ないかと思いますが、地下につくれば、競技場も先につくっておけるし、駐車場の問題も消えるし、周りの企業からの了解も得られるかと思います。アジア大会駐車場問題としても解決されると思いますが、早期に競技場下に地下駐車場をつくって、駐車場問題と競技場問題の解決を、解消をされてはいかがかと思います。その点、お伺いいたします。 364 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 365 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 366 ◆教育部長(奥谷直人) 具体的な御提案をいただきましたが、碧南緑地のスポーツ施設整備には、議員今おっしゃったとおり、必然的に駐車場問題が伴ってまいります。その最善の解決策は何なのか、多角的に、協議、検討を進める必要があると認識をしております。  以上です。 367 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 368 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 369 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  2号地多目的グラウンドでは、この先大規模な整備も大変だと思いますので、この碧南緑地を整備し、アジア大会のための運営上必要となる施設等の規模やレイアウトの中に、駐車場も当然含まれているとは思いますが、先に陸上競技場やサッカー場をつくっておいても、駐車場問題の解決を考えるならば、今の地下駐車場のことも解決の一つでありますが、玉津浦グラウンドを駐車場として利用する方法だとか、つくった後のサッカー場に養生シートを張って、アジア大会のためだけに、一時的に駐車場とすることも可能かと思います。  いろんな方法があるかと思いますので、市民にとっては、アジア大会の実施も大切なことですけど、もっともっと必要と感じているのは、長年市民の団体から要望が上がっております陸上競技場であり、またサッカー場であると思いますので、ばっさりアジア大会以降と決めずに、いろいろな工夫をして進めていただき、早期実現をしていただきたいと要望しておきます。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 370 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、生田綱夫議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 35分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 45分 再開) 371 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、岡本守正議員の一般質問を許します。 372 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 373 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 374 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。  件名1から入りますので、よろしくお願いいたします。  写真をお願いします。  件名1、中小企業振興条例・小規模企業振興基本条例、小規模工事契約希望者登録制度についてであります。  こういうまちは今でも元気かと思いますけど、こういう元気なまちづくりを、碧南のまちづくりをしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それと、住宅リフォーム制度について質問していきますので。それでは始めていきます。(1)、全国中小企業振興条例に関する条例が、平成30年4月1日現在、全国で、416市町村で条例制定されています。近隣市では、高浜市、安城市、刈谷市、みよし市で制定されており、周りの市は全て制定されております。新しい中小企業基本法は、地方分権政策の一環として、中小企業政策は、基本的に、各自治体が自分の地方の自然、経済、社会性に合わせて施策を立案し、実行することになっております。これまで、日本の地域振興は、大規模公共投資と大企業中心の経済である。こういう中で、長引く不況が続いております。  さらに、アベノミクスというような言葉が生まれてきました。自民党安倍政権で、安倍首相が政治を私物化で、国民の生活を顧みない政策が続いています。さらに追い打ちをかけ、消費税10%に増税し、この増税により、国民の日々の暮らしに悪化影響を与えております。キャッシュレスポイント還元事業で、日本どこでも最大5%還元と政府が言うが、地域や個人によって、恩恵が全く受けられない不公正が生じております。これは、税の公正さを脅かしています。政府は、直ちに消費税を引き下げていくべきであります。  この政治の中で、碧南市の中小企業、小規模事業者も、経済不況は例外でなくなっております。年々、企業・業者数が減少しているのが、これがもとでそうなっております。地域経済の中心である中小企業や、小規模事業者、農家、協同組合、地方自治体の持つ行政特権と、自治体職員の能力を生かした基本条例制定で、連携しながら地域経済をつくっていこうという時代になりました。  経済建設委員会は、千葉県山武市で視察をしてきました。さんむエコノミックガーデニング推進協議会、この協議会は、地域経済の活性化、人材育成のための企業活動を支援する事業です。中小企業・小規模事業者振興条例を制定させていきました。こういうことを勉強してきましたので、碧南市も、中小企業振興基本条例について、長い期間研究されてきました。早く制定すべきです。お答えください。 375 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 376 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 377 ◆経済環境部長(永坂智徳) 中小企業振興条例でございますが、中小企業振興に関する基本的な方向性や姿勢を、中小企業者、市民や商工団体等に示す理念条例でございます。その中で、それぞれの役割や責務について規定をされるものと理解をしております。社会全体といたしまして、中小企業を支えていくといった機運が醸成されることが、条例制定への第一歩と考えております。  本市では、企業訪問等を通じまして、時代に即した、またニーズの高い中小企業振興施策を積極的に展開し、中小企業・小規模企業者の活性化について、常に、施策の推進に最大限努めているところでございます。このような取り組みは、条例を制定した自治体が進めている中小企業に対する振興対策を、より実践的に展開しているものと考えております。今後も、企業訪問を通じて、経営者の皆様から御意見を頂戴するとともに、経済団体等との連携を密接にし、時代に即した、企業ニーズを十分に反映した産業施策を、スピード感を持って実施をしていきたいと考えております。 378 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 379 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 380 ◆2番(岡本守正) 速やかにと言われておりますけど、これまでの中小企業・小規模企業者の活性化の実績についてお答えください。 381 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 382 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 383 ◆経済環境部長(永坂智徳) 企業訪問を実施する中で、経営者の方と膝を交えて意見交換をする中で、合同企業説明会への出展であるとか、インターネット求人に係る人材確保に対する補助メニューを設けております。また、キャッシュレス決済に対応する機器の導入経費に対する補助メニューも、中小企業IT活用促進事業補助金に追加をしております。ほかにも、創業チャレンジ補助金を制度化しております。現在も、経営者の方や関係団体から寄せられた御意見を参考に、時流に沿った、有効な中小企業振興施策を検討しております。 384 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 385 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 386 ◆2番(岡本守正) 今言われて、既に行っていることについては、その施策が続いておるかどうかお答えください。 387 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 388 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 389 ◆経済環境部長(永坂智徳) 先ほど御答弁をさせていただきました補助メニューにつきましては、今年度も継続して実施をしてございます。また、来年度以降についても、実施をしていく予定で準備を進めているところでございます。 390 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 391 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 392 ◆2番(岡本守正) (2)に移ります。小規模工事契約希望者登録制度ついて質問をいたします。  小規模工事契約希望者登録制度で、小規模工事、修繕等に、入札資格にとらわれることなく地元業者が登録し、地元業者の受注機会をふやしていく必要があると思います。小規模工事契約希望者登録について質問をしていきますけれども、碧南市が行う130万円以下の小規模工事、修繕は年間どれだけあるのか、お答えください。 393 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 394 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 395 ◆総務部長(金沢宏治) 碧南市全体ということですと、なかなか把握が難しいということでございますので、小規模工事、修繕が多い市営住宅を例にお答えをいたしますと、平成30年度における130万円以下の小規模工事、修繕は150件、金額にして約1,670万円であり、ほとんどが50万円以下の小規模工事、修繕でございました。  以上です。 396 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 397 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 398 ◆2番(岡本守正) この修繕の内容は、どのようなものが何件で、それぞれ金額を教えてください。 399 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 400 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 401 ◆総務部長(金沢宏治) まず、施設の修繕が101件、金額にして約1,440万円で、入札参加登録をしていただける建設業者や水道業者など、修繕の内容に適切な業者に依頼をしております。ほかに、畳の修繕で23件、金額にして約150万円、ふすまの修繕で26件、金額にして約80万円がございまして、入札参加登録をしている小規模な業者の中から単価契約を交わし、市内業者に発注を依頼しているというところでございます。  以上です。 402 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 403 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 404 ◆2番(岡本守正) 1,440万円という金額と、それぞれが低い金額で小規模の工事が、まさに行われるような感じですので、再度、小規模工事契約希望者登録制度について考えていただきたいというふうに思います。  そして、少し前でしたけれども、公民館玄関先の階段の角のタイルが剥がれて修理されました。これらの小規模修理は、どのような状態でなされるのか、どこがされるのか、お答えください。 405 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 406 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 407 ◆総務部長(金沢宏治) 今言われたような小規模の工事につきまして、なるべく地元の業者さんから見積もりをとり、随意契約で施工をしていただいております。また、小規模でございますが、公共工事であるため、品質の確保は必要だと考えております。その点では、建設業の許可を受けている入札参加資格者名簿に登録のある建築業者であれば、十分期待できるものと考えています。  このようなことから、御質問の小規模工事契約希望者登録制度創設に関しましては、当面、制度導入は行わず、現行の方法により工事、修繕をしてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願いをいたします。  以上です。 408 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 409 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 410 ◆2番(岡本守正) そう言っても、品質の関係は、どこの小さな業者でも、当然それは行われているというふうに思います。小規模事業者の中には、パソコンを使い入札資格の申告をすることがなかなかできない方もあります。小規模事業者でも小規模公共事業ができるような、そういう形をとっていく必要があると思います。職人みたいな方は、当然技術もすばらしいし、使うものも、一般的な、ちゃんとしたものを使われるものですから、こういうこと、登録制の創設をやっぱりしていくべきではないかというふうに思いますのでお答えください。 411 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 412 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 413 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほどと同じような答えになってしまいますが、まずは品質の確保ということが必要でございます。手続面では、やはり公金を使っての工事でございます。いろんな制約があることは、やはり公のお金を使うということで必要だということでございますので、できる限りそういったことを踏まえていただく業者さんにお願いを、今後もしていきたいと思っています。言われる趣旨は理解するものでございますが、公金の使途ということも非常に大きな一面でございますので、御理解を得ていただきたいと思います。  以上でございます。 414 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 415 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 416 ◆2番(岡本守正) 全く、その希望者は、登録をちゃんとするということですので、やはりこれをつくっていただきたいというふうに思います。  次、(3)地元中小企業の仕事確保と地域経済の活性化につながる住宅リフォーム助成制度について質問をいたします。  昭和56年以前の住宅で、耐震に合格している住宅、昭和57年以降の住宅でも、20年以上経過している住宅の中で、自分の体力とかそういう関係で、リフォームをして住み続けたい。さらには、年数がたっておりますと、水の回りとか配管とか、そういうことも取りかえるような、そういうことも含めてお願いしたいです。もちろん、高齢者、障害者、そういう方々は、それぞれの状況によってそれができる、いわゆる水回りとかそういうことについては別ですけれども、できるリフォームがあるわけです。年齢等のこの制限をなくしてリフォームができるのも、西三河でも2市あると思います。だから、そういう年齢制限がないような住宅改修制度の充実を行うべきであります。お答えください。 417 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 418 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 419 ◆経済環境部長(永坂智徳) 住宅のリフォームにつきましては、高齢者や障害をお持ちの方に安心してお住まいいただくために、住宅改善費補助制度や、住宅の耐震強化のために、耐震改修補助制度、建てかえ補助制度などを設けております。  また、市外からの定住促進を図るための、既存空き家の改修に係る費用を補助する空き家等対策補助金制度や、市内で新たに事業を始めようとする方への創業チャレンジ補助制度についても、建物の改装費の補助を行っております。ほかにも、新築住宅ということでは、新築住宅建設等促進補助金制度を実施し、裾野の広い住宅関連産業の活性化を図っているところでございます。  このように、さまざまな側面から、住宅リフォームを初めといたします住宅補助制度を実施しておりますので、一律に、老朽化による住宅リフォームであるだとか、水道管の取りかえに対する補助制度を設けることは考えておりません。 420 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 421 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 422 ◆2番(岡本守正) やっぱり、年齢制限とか介護認定が要るということになると、もっとずっと最初のころは、そういうことが、足の悪い人、介護認定を受けなくてもちゃんとできておったんです。だから、そういう形でできるような、そういう状況で西三河でもありますので、そういうところを勉強していただいてやっていく必要があると思います。それと、もう一度お答えください。先ほどの年齢制限だとか、そういうことについて、もう一度。 423 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 424 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 425 ◆経済環境部長(永坂智徳) 住宅改修につきましては、先ほど申し上げましたように、それぞれの目的に即した制度を実施しておりますので、現在のところ、住宅リフォーム補助金制度は考えておりません。 426 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 427 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 428 ◆2番(岡本守正) 件名2、碧南市の耐震と空き家、空き店舗の補助制度について質問をいたします。
     (1)碧南市建物耐震改修促進計画を進めるために、市の住宅耐震改修等補助の充実について質問をいたします。  南海トラフ地震が30年以内に起きると予測されております。昨年の、高知県香南市に視察に行き、建物耐震改修促進を研究してまいりました。香南市は、住宅耐震改修目標が、そのときは95%達成しておりました。次の段階に進んでいるということですので、ことしはさらに進んでおるというふうに思います。耐震改修率が進んだのは、住宅耐震補助を、100万円まで条件なしで補助していくということであります。こういうことで、目標が進んだというふうに思います。  碧南市も、耐震工事補助規定の80%をなくして100%にして、改修事業補助を100万円まで補助できるというふうにしていくべきだというふうに思いますので、お答えください。 429 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 430 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 431 ◆建設部長(中村正典) 耐震改修補助事業につきましては、平成15年度から実施しておりまして、補助の内容につきましては、一般的な耐震改修補助は15年度より始めまして、23年度には、当初補助額が60万円であったものを100万円に増額をしております。  また、平成25年度からは、段階的改修補助、耐震シェルター設置などの補助メニューを追加しておりまして、そのほかにも、近隣市に先駆けて、19年度からは、建てかえ補助、除却費補助も実施して、耐震化率の向上に努めているところでございます。  耐震改修補助率を上げてはということですが、国の補助制度では、設計費と改修工事費の80%を補助対象額としており、それに合わせた近隣市の刈谷市、安城市、知立市、高浜市、西尾市においても、一律、改修工事費の80%を補助対象額としているところでございます。また、持ち家を改修するという意味では、応分の負担もいるのではないかということも考えられますので、現時点では、改修事業費80%の要件の廃止は考えておりません。 432 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 433 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 434 ◆2番(岡本守正) 刈谷市、安城市、知立市、西尾市は、上限が120万円というふうになっております。高浜市は、高齢者165万円、一般の方は100万円という形でありますので、補助額を上げるか、もしくは条件なしということで、これについてお答えください。 435 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 436 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 437 ◆建設部長(中村正典) 碧南市におきまして、耐震改修が余り進んでいない状況でございますので、耐震改修費補助額の上限の増額につきましては、近隣の市町村も含めて既に検討に入っているということでございますので、よろしくお願いいたします。 438 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 439 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 440 ◆2番(岡本守正) 来年度は、近隣と同じ程度になるというふうに予測していいんですね。じゃ、次、入ります。  これまでに何件の住宅耐震工事、改修工事を行ったか、また、それぞれの改修工事の上限とか下限はどれだけなのか、改修工事費だったか、お答えください。 441 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 442 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 443 ◆建設部長(中村正典) 平成15年度から30年度までに、補助を受けて耐震改修を実施した件数は102件でございます。ちなみに、平成30年度の実績は3件、平成31年度の実績は、11月末時点でございますが、申請受付件数として8件でございます。今年度は、近年と比べまして件数が増加しております。  改修工事費につきましては、平成23年度以降の改修工事費全体の平均額として414万6,000円で、最も高い改修費としては1,972万6,000円、最も安い改修費として147万円ということでございます。 444 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 445 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 446 ◆2番(岡本守正) 2,000万円近くかけて改修されたとか、140万円超えということになりますと、もし120%になれば、これ全てになりますので、その辺、予測しておっていいですね。  それと、もう一点。昔、店舗と一体利用していた住宅を、今は店舗をやめて住宅として使われている場合は、住宅耐震改修補助対象になるか、お答えください。 447 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 448 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 449 ◆建設部長(中村正典) 店舗をやめて、住宅として既に利用されている場合というのは補助対象となります。  なお、住宅と店舗が一体になっている場合は、住宅部分の面積が店舗の面積より大きければ補助対象となりますので、よろしくお願いします。 450 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 451 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 452 ◆2番(岡本守正) それじゃ、次へ移ります。  (2)空き店舗利用促進のための改修と家賃補助について質問をいたします。  これまで、改修と家賃補助を何件実施されたのか、お答えください。 453 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 454 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 455 ◆経済環境部長(永坂智徳) 平成30年度の実績で申し上げますと、創業チャレンジ補助制度を利用した創業が6件ありましたが、そのうち空き店舗を利用した創業は、飲食店が1件という状況です。  また、今年度の実績で申し上げますと、創業チャレンジ補助制度を利用した創業は7件ありますが、そのうち空き店舗を利用した創業といたしましては、フィットネスクラブが1件という状況でございます。  以上です。 456 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 457 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 458 ◆2番(岡本守正) 創業チャレンジ制度の中で、今、40歳以下とか女性とか、いわゆる制限があるわけですけれども、この年齢と性別制限とは関係なくチャレンジする人がございます。そういう方に対して、年齢制限関係なく、性別関係なくチャレンジできる、こういう制度に、これをもう少し枠を取っ払う、そういうことについてお答えください。 459 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 460 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 461 ◆経済環境部長(永坂智徳) 創業チャレンジ補助制度でございますが、創業予定者が創業しやすい環境を整備することを目的としておりまして、創業後の自立的発展を促す制度であることから、創業予定者にも2分の1の負担を求めております。  その中で、女性や40歳未満、空き店舗利用については、補助率を3分の2に引き上げて実施をしております。その理由でございますが、女性については、平成28年の新規開業実態調査におきまして、女性の創業者の割合が、調査開始以来最も高い水準となっていることだとか、あと女性活躍推進法が施行されまして、女性の活躍が期待される社会情勢となっていることを踏まえたものでございます。  次に、40歳未満ということでございますが、同じく平成28年の調査におきまして、創業時の年齢が30歳代が最も多く、平均年齢は42.5歳となっております。比較的若い世代の創業を支援するために設けております。  最後に、空き店舗の利用についてでございますが、周辺環境の悪化、防災・防犯上の問題など、地域の生活環境に影響を及ぼす空き家問題の解決の一助としたいということで、補助率を上げているという理由でございます。  これらの理由によりまして補助率を引き上げておりますので、一律に補助率を3分の2にするということは考えておりません。 462 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 463 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 464 ◆2番(岡本守正) やはり男性の方も、年齢も含めてチャレンジをしたいという方も、私のところに来ておる部分でも2件あるんですね。だから、全体でいけばたくさんあると思いますので、その点は、制限を取っ払っていきたいというふうにお願いをします。  それと、商店街が、空き店舗を共同施設として再利用する商店街空き店舗賃借料等補助事業については、これまで何件あったか教えてください。 465 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 466 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 467 ◆経済環境部長(永坂智徳) 商店街による空き店舗の利用実績でございますが、1件ございました。碧南駅前通発展会が、碧南駅から碧南駅西交差点に行く途中の空き店舗を活用されまして、リボーンというものを運営しておられます。近隣商店の商品の委託販売、レンタルボックスによる手芸品等の販売を行っておられます。 468 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 469 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 470 ◆2番(岡本守正) 1件ということでしたけれども、これまでもそこが1件だけでしたか。 471 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 472 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 473 ◆経済環境部長(永坂智徳) 実績としては、先ほど申し上げた1件でございますが、引き続き制度のPRに努めてまいります。 474 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 475 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 476 ◆2番(岡本守正) (3)の空き家等対策事業費補助について。  たくさんあるわけですけれども、碧南市空き家等対策事業費補助金交付規定で、空き家等の除去及び利活用を支援することによって、安全で安心な住環境を確保し、本市への定住化を図るとしております。まさにそのとおりで、定住していただかないといけないわけです。現在、空き家と思われるものは、また空き家バンク登録は何件か、ちょっと教えていただきたいと思います。 477 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 478 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 479 ◆建設部長(中村正典) 現在、空き家としてデータベースに登録しているものは、令和元年の11月末現在でございますが144件となっております。  また、空き家バンクにつきましては、愛知県宅建協会と協定を締結して運用しておりまして、残念ですが、11月末現在では登録件数はゼロ件ということでございます。 480 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 481 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 482 ◆2番(岡本守正) 補助金の対象になる事業で、空き家等除却費補助事業費の5分の4、限度額が40万円、これが1番であります。そして、2番としては、空き家等改修費補助事業費の3分の2、限度額100万円。3番目としては、空き家等登記登録費補助事業の金額10万円とありますが、それぞれ、この3点について、何件あったのか教えてください。 483 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 484 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 485 ◆建設部長(中村正典) この空き家等対策事業の補助制度は、平成30年の7月1日より実施をしております。令和元年11月末時点の、この空き家対策補助の申請件数ですが、除却費補助申請件数が18件、空き家等改修費補助申請件数が1件、空き家等の登記登録費補助申請件数はゼロ件となっております。 486 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 487 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 488 ◆2番(岡本守正) 空き家の除却費用というので18件というのがあります。これについて、空き家はやっぱり危ない、地震が来たら危ないということを含めてこういう数字になったのかどうか、その辺はわかりますかね。 489 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 490 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 491 ◆建設部長(中村正典) 昨年度から、この空き家の対策事業を進めております。国のほうも重点的に力を入れていることで、いろんな形でPRがされてきて、それを受けて空き家対策等が前へ進んできたということだと思います。それから、碧南市におきましても、このデータベースにある空き家に対しては、問題があるところについては、パンフレット等を投函しながらPRに努めているということで進んできているものだと思っております。 492 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 493 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 494 ◆2番(岡本守正) 空き家とか耐震とか、こういう問題、南海トラフ地震も30年以内に来るということで、周りもちょっと地震があるけど、この地域だけ静かにしておりますので、やがては来るというふうに思いますけど、そういう対策を今後も続けていっていただいて、より安全なまちにしていく必要があるというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  件名3、子供の予防接種について質問をいたします。  (1)子供のインフルエンザ、おたふくかぜ、ロタウイルス、はしかの予防接種について。  愛知県自治体キャラバンが、県内の全ての自治体を訪問して、その住民の要望実現のために行われております。この碧南市も交渉に見えられて、そこに、市民の皆さん、要望を寄せられた皆さんも同席しながら交渉をされたわけですけれども、その中で、子供のインフルエンザ、おたふく風邪、ロタウイルス、はしかの予防接種の無料化の要望がありました。これらについて質問をさせていただきます。近隣市の中では、これらのうちの複数の予防接種無料化を実現しておるところもあります。  まず最初に、子供のインフルエンザワクチンの助成です。今、学校で、集団的に、1教室全部が休みになっちゃうとかいろんなことがあるわけですので、子供のインフルエンザワクチンの助成について質問するわけですけど、県内11市町村の20%で既に実施をされております。碧南市も実施すべきというふうに思いますので、これについてお答えください。 495 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 496 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 497 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 子供のインフルエンザの予防接種に対する助成はということであります。ただいま御質問にあったとおり、ことしの4月現在で、県下54市町村中11市町村で実施をされているというぐあいに聞いています。  現在、予防接種に対する助成についての本市の方針といたしましては、基本的に、予防接種法で定められた定期予防接種及び国あるいは県の補助制度による予防接種に対応をしていく考えであります。したがいまして、国、県及び近隣市における予防接種の動向を勘案しながら、今後の検討課題とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 498 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 499 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 500 ◆2番(岡本守正) 国、県の定期接種ということですけれども、それに対して、やはり、いわゆるその自治体独自ということ、20%の自治体で実現をされておりますので、これも実施していくべきだというふうに思います。  次は、おたふく風邪は、国の予防接種に基づき実施されるようWHOが接種を勧告しておりますし、日本耳鼻咽喉科学会も定期接種を求めております。助成は、県内16市町村で、30%で実施がされておるわけです。碧南市も実施すべきではないかというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 501 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 502 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。
    503 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪の予防接種への助成であります。御質問のとおりであります県下16市町村で実施をされているというぐあいに聞いておりますが、この助成に対する考え方は先ほどと同様でありますので、よろしくお願いします。 504 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 505 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 506 ◆2番(岡本守正) 予防接種で言っておるわけですけれども、かつて鷲塚公民館で市長にお伺いをするという中で、市長は、78億円ぐらいの貯金ができるのではないかというお話をしておりました。それは、集めた税金を、ちゃんと必要なところに分配していくという、これが原則ですので、こういうところに回していく必要があるじゃないかというふうに思います。ですから、県下でも、おたふく風邪も30%もやっておるわけですので、やはりこれも、実施できるお金を、市長、引っ張り出していく必要があると思いますよ。それじゃ、お答えください。いわゆる幾らかかるのかも含めて。 507 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 508 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 509 ◆健康推進部長(杉浦秀司) ただいまの質問では、お金があるのでやるべきだというようなことを質問されたと思いますが、市の考え方といたしましては、先ほど述べたとおりであります。これはなぜかといえば、それぞれ任意接種に対する副反応等の問題もあります。こういったことを勘案しての方針でありますので、御理解をお願いいたします。 510 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 511 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 512 ◆2番(岡本守正) 副反応で、この前相当の苦労があったというふうに思うわけですけれども、それはそれとして、そういう状態も起きる可能性があるわけですけれども、それによって恩恵を受ける人もたくさんあります。だから、やっぱりちゃんと、ほかの30%のところがやっておるわけですので、やっていくべきだというふうに思います。  それでは、次の、ロタウイルスは、直接効く治療薬がないために予防が必要だという、医師会も含めてあります。そういうことで、県内20市町村、37%が行っております。これについて、碧南市も実施していくべきではと思いますのでお答えください。 513 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 514 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 515 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今度は、ロタウイルスの予防接種の助成であります。御質問のとおり、県下20市町村で実施をされています。助成についての考え方は、先ほどと同様であります。  なお、このロタウイルスの予防接種につきましては、議員も御承知かと思いますが、令和2年10月1日より定期予防接種となる予定であります。なお、対象は、令和2年8月生まれ以降の乳児が対象と聞いております。今後は、この定期予防接種の実施に向けて、これがスムーズに実施できるよう体制を整えてまいります。  以上であります。 516 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 517 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 518 ◆2番(岡本守正) 県下7位の財政力だという、インターネットにたしか載っておったと思うんですけど、これだけの財政力があれば、それぞれのところみんなやっておるわけですので、このロタウイルスだけについては37%ということですので、体制を整えてと言われておるわけですので、これを、体制を早めて、早く実施をしていくべきだというふうに思いますけれども、そのことについてお答えください。 519 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 520 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 521 ◆健康推進部長(杉浦秀司) ロタウイルスの定期接種が、令和2年10月1日からというぐあいに答弁いたしました。早めてはという御質問であります。先ほど来、予防接種に対する市の考え方を説明しております。定期予防接種、あるいは国県の助成、対象範囲も定期予防接種に定められた範囲でございますので、定期予防接種となった上での適切な対応を図っていくという考えでございますので、これを早め、任意接種に対応していくという、今、考えはございません。  以上です。 522 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 523 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 524 ◆2番(岡本守正) どっちにしても、医師会とか保健所の、市の関係も含めて少しでも早く体制を整えてやっていく必要があると思うんです。20市町村が、37%で実施しておるということは、そういう体制をつくった上でのことですので、碧南市も早めるべきだというふうに思いますのでよろしくお願いをいたします。  そして、時間もありませんので、はしかについてお伺いいたします。2018年、2019年と流行しました。これは、未接種、または1回接種の40歳未満住民に感染が拡大した。はしかは2回定期接種となっている。対象から外れたため、漏れた住民の助成制度の創設をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 525 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 526 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 527 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 麻疹、いわゆるはしかの予防接種の助成については、県下では2市のみで実施しているというぐあいに承知をしております。  なお、この予防接種は、昭和53年10月から定期予防接種となっております。参考までに、麻疹定期予防接種の平成30年度接種率を申し上げますと、第1期が89.5%、第2期が92.9%となっています。今後も、定期予防接種の接種率の向上に努めてまいります。  なお、御質問にあった定期接種の機会を逃した方に対する助成ということでありますが、この部分についても、先ほど来お答えしているとおりであります。定期予防接種、あるいは国県の助成、こういったものに沿いながら、現在は方針を立てております。近隣市の動向並びに国、県の動向を勘案しながら検討をしていくというぐあいに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 528 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、岡本守正議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 36分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 50分 再開) 529 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小林晃三議員の一般質問を許します。 530 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 531 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 532 ◆6番(小林晃三) 皆さん、こんにちは。新政会の小林晃三でございます。  ただいま議長からお許しをいただきましたので、通告書に基づき一般質問をさせていただきます。  本日最後の質問者となります。集中力が切れてくる時間帯ではございますが、何とか元気よく一般質問をさせていただきたいと思いますので、最後までよろしくお願いをいたします。  今回の一般質問は、件名として1件のみ上程をさせていただいております。竜の子街道プロジェクトについてでございます。  平成28年にこのプロジェクトが開始されて、これまでも一般質問において、さまざまな議員がさまざまな質問をされてきました。そして、私も過去に何度か質問をしてきました。また竜の子街道を聞くのかというふうにお思いかもしれませんが、地域活性化と、そして近隣市との連携という部分では、この4年間で大変な成果と実績を上げてきているはずだというふうに思いますので、竜の子街道プロジェクト4年間の成果と、今後についてを中心にお聞かせをいただきたいと思います。  平成29年の12月の一般質問では、竜の子街道プロジェクトって何ですかとお聞きをさせていただきました。そして、平成30年の6月の一般質問では、竜の子街道はどこですかというような趣旨で質問をさせていただきました。今回は、竜の子街道プロジェクトはどこに向かうのかということで、基本的には、検証を加えながら、今後どうしていくのかということで質問をさせていただきたいというふうに思います。では、改めてお聞きをさせていただきたいと思います。  (1)竜の子街道プロジェクトの目的をお聞かせください。 533 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 534 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 535 ◆副市長(松井高善) 竜の子街道プロジェクトは、和食に欠かせない醸造と、それを盛りつける器をテーマに、常滑市、半田市、碧南市、西尾市の4市が連携して、地域間交流の拡大、広域観光の推進に関する事業を行うことで、交流人口の拡大と地域の活性化、地場産業の振興を目的に、平成28年度にスタートをしております。  常滑沖の中部国際空港は、この地域の空の玄関口でございまして、多くの国内観光客や外国人観光客の方々が利用されております。海外でも、その魅力が広まりつつあります醸造を広域で活用することで、国内外からの誘客を期待すると、そういうものでございます。 536 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 537 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 538 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  過去にも全く同じ質問をしました。目的に関して、全く同じ回答をいただいて、目的に関しては全くぶれていないよという御回答でございましたので、大変安心をいたしました。この目的である交流人口の拡大と地域の活性化、地場産業の振興、そういうのを目的に、この4年間という時間を使って、常滑市、半田市、西尾市と連携をしながら行ってきたということでございます。  副市長は、平成29年の12月の私の一般質問に、最終的な目標といいますか、目指すべき将来像は、4市での交流人口の拡大と地域の活性化、地場産業の振興であります。これら新たな事業を着実に進める一方で、これまでの事業の効果も検証しながら、継続していくべきものは継続していけるよう、4市の連携を今まで以上に図りたいと考えておりますと御答弁をいただいております。事業の効果の検証はとても大事なことだと思いますし、継続していくべきものは継続をしていくということも大事なことだというふうに考えております。では、具体的に何を行ってきたかについてお聞きをさせていただきたいと思います。  (2)に進みます。現在までの取り組みと成果について、お聞きをさせていただきます。  アといたしまして、竜の子街道プロジェクトスタート年の、平成28年の取り組みと成果はどのようなものであったか、お聞かせください。 539 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 540 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 541 ◆副市長(松井高善) お尋ねの平成28年度の取り組みと成果でございます。竜の子エリアの観光動向調査を行いまして、外国人向けと日本人向けの、まず、モニターツアーを実施いたしました。また、多言語対応のプロモーション映像を、チラシを作成し、ホームページで情報発信をいたしました。このほかに、東京での物産展、碧南市開催の全国醤油サミットなどに出展をいたしました。  プロジェクトのスタート年度といたしまして、取り組みの方向性の把握と、PR素材の整備ができました。また、4市の連携体制の構築だけでなく、プロモーション映像の作成や、全国醤油サミットの開催などを通じまして、醸造などの事業者の皆さんと、連携して推進をする重要性というのを認識することができたと思っております。 542 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 543 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 544 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、続いて、イといたしまして、平成29年度、2年目ですね。2年目の取り組みと成果をお聞かせください。 545 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 546 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 547 ◆副市長(松井高善) 2年目の平成29年度の取り組みと成果でございますが、前年度に続きまして、多言語による情報の発信、PR活動のほかに、新たに、名古屋駅発着の日帰りのバスツアー・特典つき宿泊プランの実施、それから、サイクリングマップの作成、竜の子箸置きのカプセルトイ、これ、タツノオトシゴの形をした箸置きだそうで、一般的にガチャガチャと言われるそうだもんですが、の中部国際空港への設置に取り組みました。  継続した情報発信、具体的に参加できるイベントの実施と、チラシの県内各所への設置などを通じまして、一般の方々への認知度の向上のほかに、宿泊プランの特典への協力や、ロードバイクスタンドの設置など、新たにかかわっていただける事業者の方々もふえまして、プロジェクトの裾野の広がりを図ることができたと考えております。 548 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 549 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 550 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、ウといたしまして、3年目、平成30年度の取り組みと成果はどのようなものでしょうか、お聞かせください。 551 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 552 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 553 ◆副市長(松井高善) 3年目の平成30年度の取り組みと成果でございます。やはり、多言語による情報の発信、PR活動、日帰りバスツアーの実施、特典つき宿泊プランのほかに、新たに観光タクシーツアーの造成、サイクリングマップのコースをめぐるイベントを実施いたしました。  この日帰りバスツアーでは、愛知県の大型観光キャンペーン、これとタイアップをして実施いたしましたが、これによりまして、県観光担当課や、県の観光協会との連携強化に結びつきました。  また、バスツアーは、醸造蔵、地酒を押し出した2コースを4回実施いたしましたが、観光キャンペーンのバスツアーの中でも乗車率が非常に高く、醸造をテーマとした竜の子街道プロジェクト推進による地域活性化の可能性を確認することができたと思っております。 554 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 555 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 556 ◆6番(小林晃三) では、4年目の、ことし令和元年度の取り組みと成果は、どのようなものでしょうか。 557 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 558 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 559 ◆副市長(松井高善) 最後に、今年度の取り組みと成果でございます。引き続き、多言語による情報の発信、PR活動、日帰りのバスツアー、特典つき宿泊プラン、観光タクシーツアープランを実施しております。  また、新たに竜の子街道エリアで、若い女性が好みそうなお店や観光スポットをめぐる周遊クーポン事業の実施と、台湾で最も影響力のある日本の観光スポット紹介サイト、これ、歩く歩く日本と書いて歩歩日本(ぶーぶーにっぽん)というのですが、への掲載といった外国人誘客事業を実施いたしております。  バスツアーにおきましては、昨年度に引き続きまして、愛知県と連携して、4市の酒蔵やみりん蔵をめぐるコースを4本計画いたしました。1本は、台風で中止となってしまいましたが、実施をいたしました3本につきましては、ほぼ募集定員の40人に達する状況でございました。  また、今年度は、PRや誘客の対象を、特に女性や台湾に絞り込んだ事業を実施することで、さらなる認知度の向上と誘客を図るものでございます。 560 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 561 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 562 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  この4年間のさまざまな企画をしていただきまして、まことにありがとうございます。ここでは、この4年間のバスツアーだとか、タクシーツアーだとか、バイクスタンドだとの細かいことは聞きません。  答弁の中に、プロモーション映像の作成や、醤油サミットの開催などを通して、醸造などの事業者と連携して推進する重要性も認識することができた。そして、バスツアーを行ったことにより、醸造をテーマとした竜の子街道プロジェクト推進による地域活性化の可能性を確認することができたと御答弁をいただいておりますが、認知度向上、そして連携の強化、地域活性化、地場産業の振興という目的を達成するには、まだまだ道半ばであるなというふうに感じております。  では、オといたしまして、本プロジェクトの目的である交流人口の増加、そして、地域活性化にはどのような効果があったのかの御見解をお示しください。 563 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 564 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 565 ◆副市長(松井高善) この交流人口につきましては、観光による人の移動だけではなくて、通勤・通学、さらには買い物など、さまざまな目的によるものを含めまして、具体的な数字の把握というのはできておりません。しかしながら、先ほどお答えしましたが、宿泊プランや日帰りのバスツアー、サイクリングイベントなどへの参加による移動者の増加は、これは明らかでございまして、PR活動を初めとしたさまざまな取り組みを通して、竜の子街道のネーミングの浸透とともに、醸造、器、抹茶などが注目をされまして、これらを目的にこの地域に訪れる人があると考えております。  また、例えば、周遊クーポンの参加店に来られた方は、周辺のお寺に参拝をしたり、碧南の大浜の路地を散策することもあるように、竜の子街道プロジェクトに直接かかわる事業所を利用するだけではなくて、その周辺の観光スポットやお店などにも立ち寄っていただくことで、地域の活性化が図られているのではないかと考えております。 566 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。
    567 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 568 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  碧南市にいらっしゃった観光客が、お寺や商店街、また、各地にあります地域の喫茶店などに、さまざまな場所、そしてさまざまな施設に寄っていただくことが、地域活性化につながっていくのだなというふうに思いますので、引き続き、竜の子関連のレシピ開発、また、さまざまな観光資源の発掘に取り組んでいただきますようにお願いを申し上げます。  では、もう少し掘り下げてお聞きをさせていただきます。  (3)といたしまして、観光客の増加についてをお聞きさせていただきたいと思います。  冒頭の市長の招集挨拶の中でも、てらまちウォークやきらきらウォーク、明石公園などの集客は、大変盛況であった、たくさんのお客さんがいらっしゃったというお話もありましたけれども、外国人観光客、日本人観光客はふえているのかどうなのか、お聞かせください。 569 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 570 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 571 ◆副市長(松井高善) 外国人の方、日本人という、こういう分け方はしてはおりませんが、碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、観光入り込み客数の数値目標値を掲げておりまして、明石公園やあおいパークなど、市内の主な観光施設への来場者数について、平成26年度の248万人を、これを基準値といたしております。  その後の実績の数値の推移を申し上げますと、平成27年度が271万人余、28年度が254万人余、29年度は277万人余、平成30年度が265万人余でございまして、近年は、目標値をずっと継続して上回っております。  観光客数につきましては、誘客事業を進めてすぐに結果が伴うと、そういうものではないと考えております。今後も、着実に事業を推進してまいりたいと考えております。引き続き、議員の皆様方には、長い目で温かく応援をいただくようにお願いをいたします。 572 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 573 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 574 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  観光入り込み客数の数値目標値は250万人で、近年は目標値を上回る結果ということで、大変喜ばしいというふうに思っておりますけれども、外国人観光客がふえているようには残念ながら感じられません。平成28年の竜の子街道プロジェクトで行った観光動向調査というものがあります。残念ながら、外国人認知度というものがありまして、外国人認知度は、一番高かった常滑市で20%、そして、なんと碧南市では3.5%という数字がございました。あれから時間もたっておりますので、もう少し認知度は上がっているんだろうなというふうに思います。ですが、検証するためには、再度観光動向調査などをしていただくのがよいのかなというふうに思いますので、御検討いただきたいと思います。  次に行きます。  イといたしまして、外国語案内看板、多言語対応商店、電子決済などの可能店はふえたのかどうなのか、お聞きをします。 575 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 576 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 577 ◆副市長(松井高善) まず、市内の観光スポットに新たに設置をしている案内板につきましては、日本語に加えまして、英語での説明書きも表記をいたしております。  次に、外国語対応が可能な商店と電子決済可能店はふえたのかという御質問でございますが、申しわけございません、その実数については把握をしておりません。  以前にもお答えをしましたが、最近では、スマートフォンの同時翻訳アプリケーション、双方向の音声翻訳機、ポケトークといったものが普及をしてきておりまして、この外国人観光客の方々との意思疎通も容易になってきていると思われます。  また、電子決済可能店につきましては、国によるキャッシュレス決済の消費税ポイント還元制度、スマホ決済事業者によるポイント還元キャンペーン、こういう影響もございまして、キャッシュレス決済サービスが確実に普及をしていると認識をしております。外国人の観光客におきましては、日本人以上にキャッシュレス化が進んでいるため、こういった電子決済で買い物ができる環境づくりというのは、外国人観光客を受け入れるには、これ、必須の事項であると考えておりまして、電子決済機器導入補助や、商工会議所とも連携をいたしまして各商店の電子決済の対応を促進するため、各種講座等を現在実施しているというところでございます。 578 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 579 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 580 ◆6番(小林晃三) 御答弁をありがとうございます。  案内看板は英語でと答弁をいただきましたけれども、碧南市においでになる外国の方は、残念ながら英語圏の方だけではありません。全国的にインバウンドの内容を見ると、やはり中国の方、韓国の方、そして東南アジアの方が多いというふうにデータとして出ております。ということは、碧南市にも、このような方々、アジアの方々がいらっしゃるのではないかなというふうに思っておりますし、過去の答弁の中もあった、醸造に興味を示していただいておる台湾の方もいらっしゃるのかなというふうに思っております。  リピーター、口コミ、そんなような効果を考えていくのであれば、言葉や買い物にストレスのない、快適で安全な旅行先の一つとして、この碧南市が選ばれていくことを行っていくべきだなというふうに考えますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  では、次に進みます。  過去には、外国人ブロガーによるSNSの発信、外国人観光客向けのPRビデオなどの作成をしていると思いますけれども、インバウンド向けのPRの効果というのはどのようなものがありますでしょうか、お答えをお願いします。 581 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 582 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 583 ◆副市長(松井高善) 御質問のとおり、本プロジェクトをスタートした平成28年度に、多言語対応のプロモーション映像を作成するなど、インバウンドに対するPRも実施をしてきております。今年度も、先ほど申し上げましたけれども、台湾で最も影響力のある日本の観光スポット紹介サイト、これ、歩歩日本(ぶーぶーにっぽん)というんですが、ここへの掲載といったインバウンドの誘客事業を実施いたしております。  その効果についてでございますけれども、これ、竜の子街道のPR効果と言えるかどうかというのははっきりわかりませんが、ことしの広藤園の藤まつりに、観光バスが立ち寄りまして、藤の花をバックに、スマートフォンで撮影をする外国人観光客の姿がよく見られましたということでございます。しかし、日ごろから、碧南市内で、現在外国人観光客を見かけるというところの状況ではございませんので、引き続き、積極的にPRに努めてまいりたいと考えております。 584 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 585 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 586 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  ただいま副市長から、引き続き、積極的にPRに努めてまいりたいという、大変前向きな御答弁をいただきましたので、ありがとうございます。  インバウンド向けのPRの効果というものをしっかり検証していかなければいけないと思うんですが、先ほど答弁の中にもあった、歩け歩け日本、歩歩日本(ぶーぶーにっぽん)のサイトの閲覧数を確認しておくだとか、プロモーションビデオの、これも各言語に振り分けられていると思いますけれども、再生回数などをしっかり確認をしていただいて、今後の検証材料にぜひしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、進みます。  (4)といたしまして、常滑市、半田市、西尾市と、この竜の子街道プロジェクトは手を携えてやっておると思います。  この中で、アといたしまして、竜の子街道広域観光推進協議会というものがあります。ここで、しっかりとした議論がなされておると思いますが、この議論が有効に機能しているのかどうなのかをお聞かせください。 587 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 588 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 589 ◆副市長(松井高善) 竜の子街道広域観光推進協議会の担当者レベルの会議を、年に四、五回開催しておりまして、時には、4市の所管課の課長級が集まる、こういう場合もございます。係長級以下の職員が集まる担当者会議におきましては、誘客事業を具体的に進めるための話し合いが行われておりまして、各事業の細部についての役割分担、それからスケジュール管理、情報の共有も行われております。  また、必要に応じて、各市観光協会や事業委託先にも出席をしていただくなど、事業が有効に進行していくよう取り組んでいるところでございます。こうした協議会での議論が、今後、より有効に機能していくように引き続き努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 590 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 591 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 592 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  ここでも、有効に機能していくように引き続き努めてまいりますという、しっかりとした、前向きな御答弁をいただきましてありがとうございます。  竜の子街道プロジェクトにとって、この竜の子街道広域観光推進協議会がしっかりと機能していなければ、4市合同で、事業を連携して行っていくというのはとてもできませんし、今後の竜の子街道のプロジェクトの推進にも大きな影響が出てまいります。その上で、担当課長さんや担当係長さんには大変申しわけないですが、引き続き、市からの情報発信と情報収集、引き続きお力添えをいただきたいなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  では、次に進みます。  イとして、4市合同企画などを行う予定があるのかどうなのか、お聞かせください。 593 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 594 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 595 ◆副市長(松井高善) 竜の子街道のイベントにつきましては、今年度、1日で4市をめぐるバスツアーを4本実施いたしました。また、観光タクシープランや宿泊プラン、周遊クーポン事業など、さまざまな企画を実施してきております。今後も、4市で力を出し合って、知恵を絞って、合同企画を積極的に展開してまいります。 596 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 597 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 598 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  今後も、4市で力を出し合い、知恵を絞って、合同企画を積極的に展開してまいりますというお言葉をいただきました。ありがとうございます。  次に、ウといたしまして、今後の連携方針はどのようにお考えか、お聞かせください。 599 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 600 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 601 ◆副市長(松井高善) 今後の連携についてでございますが、先日、私が担当者を率いまして、常滑、半田、西尾の各市長、副市長を回ってまいりました。これは、議員お尋ねの引き続きPRをするということの、これが事業でございます。  今後も、竜の子街道プロジェクトにつきましては、引き続き4市で、ここでしっかり連携をしていくということを、各市の市長、副市長に確認をしてまいりました。4市が連携をして、地域間交流の拡大、広域観光の推進に関する事業を行うことで、交流人口の拡大と地域の活性化、地場産業の振興を図るという当初の目的を、引き続き継続してまいりますので、よろしくお願いいたします。 602 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 603 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 604 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  副市長におかれましては、この竜の子街道のスタートから、4市の連携強化のために日々御尽力をいただいておりまして、感謝を申し上げます。  常滑市は常滑焼として器を、半田市はお酒を、西尾市は抹茶を、そして、碧南市は醸造と、それぞれ、この4市、特色があるものが違って、1つに、これ、まとめて事業を展開していくというのはとても大変で、苦労が絶えないなというふうには思います。各市が、各市だけで独自に事業展開をするほうが、当然やりやすいんだろうなというふうにも思っておりますが、ですが、せっかくの4市連携でございますので、これまでの経験や信頼関係をしっかり構築をこれからもしていただきまして、今後の竜の子街道プロジェクトに生かしていただければというふうに思います。引き続き、松井副市長のリーダーシップ、しっかりとトップセールスを各市に言っていただきたいなというふうに思いますし、御期待を申し上げます。  では、次に進みます。  (5)として、今後の竜の子街道プロジェクトの方針についてお聞かせください。  アといたしまして、まだまだ周知が足りないなというふうに感じておりますので、碧南市民への周知活動はどのようにしていくのかお聞かせ願いたいんですが、交流人口の拡大という部分では、碧南市の市民の皆様の御理解と御協力が欠かせないというふうに思っております。竜の子街道プロジェクトがしっかりと認知をされていなければ、結局、交流人口の拡大という意味では弱くなってしまいますし、地域の活性化、地場産業の振興は、当然望めるべくもないというふうに思っておりますので、市民への周知という部分はどのようにされていくのか、御答弁をお願いいたします。 605 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 606 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 607 ◆副市長(松井高善) 御質問、市民への周知でございますが、ホームページはもとより、宿泊プランや周遊クーポンなどのチラシを公共施設に設置をするほか、醸造の事業所などにも配布をいたしまして、チラシが、広く市民の皆様のお手元に届くように努めております。また、くるくるバスには、竜の子街道プロジェクトを知らせるラッピングをして、多くの方々の目にとまるようにしております。今後は、さらなる認知度の向上を目指しまして、さまざまな方法を考えながら、市民の皆様を初め、広く周知に努めてまいります。 608 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 609 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 610 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、次に、イといたしまして、市民まつりや、先ほど答弁の中にもありましたけれども、醤油サミットのときにもやりましたし、各種イベント等を碧南市は行っております。こういうところと連携をどのようにしていくのか、お答えをいただきたいと思います。 611 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 612 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 613 ◆副市長(松井高善) 市民まつり、各種イベント等の連携につきましては、平成29年度に、4市でのPR活動といたしまして、各市で実施されるイベントに参加をし、碧南市では、市民ふれあいフェスティバルに出展をいたしました。今後も、可能な限り出展をするなどして連携をしていけたらと考えております。そのあたりにつきまして、改めまして、今後の担当者会議などで、他の3市とともに協議、検討をしてまいります。 614 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 615 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 616 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  例えば、現在、碧南市では、チーズのウォークラリーをやっていますし、もうすぐきらきらウォークも開催される。そして、西尾市や半田市、常滑市でも、おのおの独自のイベントが、いろんな場所で、いろいろな期間で開催をしております。もっと広く、日本全国で考えれば、来年は、塩竈市で醤油サミットが予定をされておると思いますが、そのようなところで、この竜の子街道のPRの機会というのは、さまざまあるのではないかなというふうに思っております。機を見て有効な連携をしていく、そしてまた効果的なPRをしていただくようにお願いを申し上げます。  では、次に、ウといたしまして、現在活用しておる国からの補助金が、地方創生推進交付金というものがありますが、ことしで終了となるというふうにお聞きをしておりますので、この対応をどのようにされるのかお聞かせください。 617 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 618 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 619 ◆副市長(松井高善) 今御質問のとおり、現在活用している国の地方創生推進交付金、これは今年度で終了となってしまいます。次年度以降につきましては、4市単独で事業を進めていくことで合意をいたしておりますけれども、現在、事務局であります西尾市において、このほかに活用できる国の交付金、さらには県の補助金について、現在調査をしているところでございます。可能な限り、交付金や補助金を有効に活用していきたいなと考えております。 620 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 621 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 622 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  少し確認をさせていただきたいんですが、国の交付金がなくても、次年度以降、4市で事業を進めていくことには間違いないということでよかったでしょうか。  そしてまた、今までも、事務局はずっと西尾市さんが担ってきたというふうに思っておりますが、今後も、引き続き西尾市さんが担うのかどうなのか、ちょっと確認をさせてください。 623 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 624 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 625 ◆副市長(松井高善) これは、先ほど申し上げました、私、3市を回っておりますので、確認をしてきておりますが、次年度以降も、4市で連携し、事業を進めていきたいということでございます。  事務局の担当につきましては、それは、今後4市で議論をしていくということでございます。
    626 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 627 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 628 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、最後の質問となりますが、(6)今後の課題としてどのようなものが想定をされているのか、わかる範囲で結構ですのでお答えをいただきたいと思います。 629 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 630 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 631 ◆副市長(松井高善) 今後の課題ということでございますが、竜の子街道プロジェクトがスタートして4年目になりますけれども、おっしゃるとおり、その認知度は、まだ十分ではないと感じております。継続して事業を実施して、認知度を高めていくということを考えております。あらゆる機会を捉えましてPRを行う、これはもちろんでございますけれども、地域の事業者の方々とも協力をして、魅力的な商品の開発や、また、新たな観光資源、こういうものの洗い出しが必要ではないかと感じております。今まで以上に、4市の意思の統一を図りまして、担当者会議を初めといたしまして、4市の連携、連絡を密にして、最も効果的な事業の展開が図られるように努めてまいります。  改めてになりますけれども、今後も、4市が連携をして、地域間交流の拡大、広域観光の推進に関する事業、これを行うことで、交流人口の拡大と地域の活性化、地場産業の振興を図る、こういう当初の目的を引き続き継続してまいりますので、よろしくお願いをいたします。 632 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 633 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 634 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  今後の課題として、さまざまな想定をされておりますが、副市長からは、大変前向きな御答弁をいただいたのだというふうに理解をさせていただきたいと思います。  竜の子街道プロジェクトをもっと盛り上げていくには、地域住民の御理解と協力が欠かせないというふうに思います。交流するべきは、碧南市にいらっしゃった観光客同士ではありません。碧南市の市民が中心となっていくべきだと思います。市民が竜の子街道プロジェクトというものを知らなければ、交流どころの話ではなくなってしまうのではないかなというふうに思いますので、いかに周知をしていただいて、地域間交流を促し、地域活性化、地場産業の振興につなげていくか。これは、市民の皆様の御理解と御協力にあるのだというふうに思っております。  先ほどの答弁の中にもありましたけど、魅力的な商品開発、観光資源の発掘というのは、行政だけではどうしても限界があるというふうに思っております。民間活力を最大限引き出せるような政策も、引き続き推進をしていただいて、今後も、竜の子街道プロジェクト認知度向上のために、歩みをとめず、検証を加えながら、竜の子街道プロジェクトの目的達成を目指していただきますようにお願いを申し上げます。  過去に、一般質問などにおいて、多くの議員からさまざまな意見や提言がなされてきております。ここでは詳しく申し上げませんけれども、いま一度、過去の一般質問などの議事録などを御確認いただいて、今後の検証材料、そして参考にしていただきたいなというふうに思います。  竜の子街道プロジェクトは、何か新しい事業を行ったとしても、すぐに結果に結びつくような性質のものではありませんので、長い目で温かい応援をしていただきたいとの御答弁もありました。私も、他市に、この竜の子街道プロジェクトに大変関心のある友人の市会議員がたくさんおりますので、そちらともしっかりと意見交換を行いながら、長い目で温かい応援をしつつ、引き続き、しっかりと情報収集、そして、事業の検証もさせていただきたいというふうに思っております。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 635 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、小林晃三議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 636 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明6日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 28分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年12月5日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  鈴 木 良 和                     議 員  杉 浦 哲 也 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...