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2019-09-09 令和元年第3回定例会(第3日)  本文
2019-09-09 令和元年第3回定例会(第3日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2019-09-09
    2019-09-09 令和元年第3回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
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    2019-09-09 : 令和元年第3回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は21名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和元年第3回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において7番小池友妃子議員及び14番神谷悟議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 4 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順いたします。  鈴木清貴議員の一般質問を許します。 5 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 6 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 7 ◆12番(鈴木清貴) おはようございます。新政会の鈴木清貴でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして一問一答方式で質問させていただきます。  碧南市のますますの発展にぎわいの創出のため、観光をテーマに質問をさせていただきますので、執行部におかれましては前向きな御答弁をお願いいたします。  件名1、碧南市の観光施策について。  現在、日本政府は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人旅行者数4,000万人を目標として、さまざまな施策を進めています。東京、京都、大阪、北海道を初め、日本海側の九州、中国地方にも多くの観光客が訪れており、地方の地域経済にも好循環を呼んでいる伺っております。
     一方、碧南市では、県外からの観光客は少なく、県内他市からの訪問客は、あおいパークや明石公園、海浜水族館への家族客や、藤井達吉現代美術館や大浜てらまちウォーキングへの、その道に興味のある人か個人的には想像しております。  そこで、(1)碧南市の観光施策の現状についてお尋ねいたします。 8 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 9 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 10 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  本市における観光施策の現状いたしましては、碧南市観光協会を中心に、さまざまな事業を積極的に展開しております。具体的に申し上げます。明石公園の桜まつり、広藤園の藤まつり、油ヶ渕遊園地・応仁寺の花しょうぶまつり、この碧南の3大花まつりの開催を初めまして、市内観光施設や特産品の情報発信などを進めております。  そのほか、竜の子街道プロジェクト西三河広域観光協議会といった、近隣市とともに取り組む広域の観光事業、さらには愛知県や名古屋鉄道株式会社連携をした誘客事業などを進めております。  また、本市の公共施設には、あおいパーク、海浜水族館、藤井達吉現代美術館、哲学たいけん村無我苑、明石公園、臨海公園など、特色のある魅力的な施設が多くございます。それぞれの部署において誘客を図るとともに、観光振興を担当する市の商工課連携をとりながら、観光施策を推進しているというところでございます。 11 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 12 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 13 ◆12番(鈴木清貴) 簡潔な御答弁ありがとうございます。  それでは、(2)市外からの観光客誘導のための施策についてお尋ねします。  碧南市観光協会作成の、先ほどお話のありました3大花まつりや遍照院の三面大黒天のお祭り、妙福寺さんの毘沙門さんのお祭り、碧南の山車祭りなどのポスターを作成して、市内公共施設や商店の店頭での展示が時期時期においてされております。禰宜田市長には、山車祭りのポスターの作成をいただきまして、ありがとうございます。鶴ケ崎地区の住民として、また、鶴ケ崎区山車保存会の会員としてお礼を申し上げます。  しかしながら、ポスターは市民の皆様に、もうじきあそこでこんなイベントがあるよお知らせできますが、市外の方には情報が届きません。現在、市役所のホームページを閲覧します大変見やすく作成してありまして、イベントを初め市のさまざまな取り組みが紹介されています。大変結構か思いますが、このページを開いて見ていただくための誘導が必要か思います。どのように取り組んでみえますか、お尋ねいたします。 14 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 15 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 16 ◆副市長(松井高善) 観光スポットを市外の方に知っていただくためには、ホームページによる発信が効果的である考えておりまして、ことしの3月に観光協会のホームページをリニューアルしたところでございます。へきなん観光ナビというサイトに一新し、スマートフォンタブレット画面にも最適な画面表示がなされるように変更いたしました。  ホームページ内には、モデルコースを紹介するページや、インスタグラムウインドウなどを追加したり、グルメ、お土産の検索機能を設けるなど、豊富な情報をわかりやすく発信できるようにいたしました。あわせまして、英語、中国語、韓国語、タイ語の4ヵ国語のページも作成いたしております。  議員御指摘のように、へきなん観光ナビの有用いたしまして、インスタグラムやツイッターでイベントなどのタイムリーな情報を小まめに発信したり、愛知県観光協会や、先ほど申し上げた西三河広域観光推進協議会などのホームページからもへきなん観光ナビにアクセスできるようにして、閲覧数が多くなるように努めているところでございます。  また、パンフレットのへきなん発見の旅、碧南タウンマップにおきましては、海浜水族館ビオトープレールパークビーチコート県営油ヶ淵水辺公園といった新たな誘客施設を掲載して作成し直すなど、新鮮な観光情報の提供にも努めまして、誘客を図っているというところでございます。 17 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 18 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 19 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  これからも、見やすく丁寧でわかりやすい情報発信に努めていただきますようお願いいたします。  それでは、市外への情報発信の結果、誘導できた来街者数についてお尋ねいたします。  来月下旬に藤井達吉現代美術館周辺で開催されます大浜てらまちウォーキング各種イベントにおいて、アンケート調査が以前は行われていて、来場者にどちらからお越しになられましたかの質問をされていた記憶しております。  最近の実施状況は承知していませんが、アンケートを実施してみえるようでしたら、直近の来場者の動向をお答えください。 20 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 21 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 22 ◆副市長(松井高善) 御質問者のおっしゃるとおり、大浜てらまちウォーキングの来場者にアンケートを実施しておりまして、平成30年度の状況を申し上げます。  このアンケートに御協力いただいた方は、総数が252名でございまして、この中、そのうち128名、約半数の方は市外からの方でございました。  また、その中に、会場までにどのように来られたかにつきましては、126名、43%が自動車でございまして、その次が徒歩、自転車、19名、8%が電車ということでございます。  このアンケートの母体の数が少ないため、全体の来場者の半数が市外からということは思われませんけれども、一定数、市外からの来場者もございまして、自動車や電車を使って見えている方もみえるというふうに考えています。 23 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 24 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 25 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  さまざまな取り組みが実施されていますことに敬意を表しますとともに、継続しての取り組みを期待いたします。  続きまして、観光は何ぞやということで、基本に立ち返って、広辞苑を引いてみました。他の土地を視察すること、また、その風光などを見物すること書いてありました。もう一つ、高校生にとって一番ポピュラーな新明解国語辞典では、ふだん接する機会のない風光、名所などを見物すること書いてあります。ということは、身近な私たちにとっては当たり前のものでも、外の人にとっては、ふだん接する機会がないものは観光物捉えてよいのかもしれません。  そこで、(3)市が認定する観光施設等の数、認定基準についてお尋ねいたします。 26 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 27 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 28 ◆副市長(松井高善) 市が観光施設として認定をしている施設はございません。また、認定基準といったものもございません。観光協会いたしましても、そういった認定基準は設けておりません。  観光資源というものは、人それぞれの価値観によって、ある面、どのようなものでも観光資源になり得る考えております。また、その時代や流行によりまして、観光的価値が発生をするという場合もございます。常に市内の施設や物品や産物などに目を配りながら、このタイミングを逃さずに、観光的価値を見出せるように心がけをしているというところでございます。 29 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 30 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 31 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  おおむね期待したとおりの御答弁をいただきました。意見の一致が見られたこと思い、安心しております。  続きまして、西から常滑市、半田市、当市西尾市の4市で実施しています竜の子街道プロジェクトについてお尋ねいたします。  竜の子街道の紹介パンフレットの中で、碧南では16のスポットが紹介されています。そのうち、11件が醸造元なっています。産業観光が前面に打ち出されているような感じがします。  そこで、(4)竜の子街道プロジェクトの現状今後は、また、市の観光施策の中で、位置づけはどのようになっているのでしょうか、お答えください。 32 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 33 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 34 ◆副市長(松井高善) 竜の子街道プロジェクトは、平成28年度のスタート以来、さまざまな取り組みを実施しておりまして、竜の子街道というネーミングの、まず浸透それから、醸造業の知名度アップにはつながってきているのではないか考えております。  4年目を迎えました今年度におきましては、愛知県の大型観光キャンペーン周遊バスコースへの参画、宿泊プラン、観光タクシープランの造成、若い女性が好みそうなお店や観光スポットをめぐる周遊クーポン事業、さらには、台湾向け旅行サイトへの情報の掲載などを予定しておりまして、引き続き4市で連携をして取り組んでまいります。  また、本市における観光施策の中の位置づけいたしましては、近隣4市が共通するテーマで連携をすることによりまして、1つの自治体では誘客をできないお客様を呼び込むことができるなど、取り組みとしては非常に意義のあることだ認識をいたしております。 35 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 36 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 37 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  竜の子街道プロジェクトの英語版のパンフレットでは、ワンダー・ザ・ウマミ・ロードルーツ・オブ・ワショクなっております。ワンダー・ザ・ウマミ・ロードはうま味の街道を散歩する、ルーツ・オブ・ワショクも和食の起源もしくは元祖という意味か思っております。  碧南には、和食ではありませんが、碧南のみりん白しょうゆニンジン、へきなん美人を使った碧南焼きそばを提供する飲食店が12軒あります。これもぜひ竜の子街道プロジェクトに入れてほしかった思います。なぜ入れなかったんでしょうか、お教えください。 38 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 39 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 40 ◆副市長(松井高善) 御質問者のおっしゃるとおり、碧南焼きそばは碧南発祥の白しょうゆという醸造品を使った御当地のグルメ料理でございます。当然、この竜の子街道プロジェクトの醸造のテーマに反するものではない考えております。  パンフレットの作成だけではなくて、周遊バスコースの設定や宿泊プランの造成など、それぞれの事業にどんな素材が魅力的で、また、効果的かなど、ここらあたりを4市で協議して進めておりますので、ただいま言われた御意見につきましては、今後の参考させていただきたい思います。 41 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 42 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 43 ◆12番(鈴木清貴) ありがたい御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  碧南の地場産業であります醸造業を観光に取り入れたことは大変評価するものであります。ぜひほかの地場産業も取り入れていただきますようお願いしまして、次の質問に入らせていただきます。  (5)碧南市の特産品企業を紹介する産業観光の整備状況についてお尋ねいたします。 44 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 45 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 46 ◆副市長(松井高善) 本市にはたくさんの特産品それを生み出している企業がございます。これは本市の大変に貴重な観光資源であるも言えます。へきなん発見の旅パンフレットにも、工場見学in碧南というタイトルで、みりん、瓦、エビ煎餅などの生産現場を見学できるスポットを紹介しております。旅行会社や個人の方から産業観光に関する問い合わせがあることもございまして、随時紹介をさせていただいておりますが、今後も企業の方々連携する中で、産業観光の推進も図ってまいります。 47 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 48 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 49 ◆12番(鈴木清貴) 前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  全ての企業が工場見学を受け入れる体制がとれないことも理解できますし、また、企業秘密もあり公開できないところもあるか思います。それでも、碧南市を、禰宜田市長がいつも言ってみえるように、世界に誇る碧南市にするためにも、幅広い業種の受け入れ企業をふやし、旅行会社だけでなく、教育委員会を通じ、広く修学旅行の誘致に取り組んでみてはいかがでしょうか。修学旅行で碧南市に来たという思い出があれば、将来の職業選択のときに思い出していただける碧南市に定住していただける若い人ができるかもしれません。提案しておきたい思います。  (6)市内各所に設置された彫刻は観光資源かをお尋ねします。  昭和58年から始まりました彫刻のあるまちづくりにおいて、市内13ヵ所に設置されました13作品記念行事により設置されました11作品の合計24点のうち、現存する23点の野外彫刻について、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。 50 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 51 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 52 ◆副市長(松井高善) 市内の各所に設置をされています23点の野外彫刻につきましては、本市の美術品の1ついたしまして、藤井達吉現代美術館におきまして適切に維持管理を行うとともに、ホームページの中でも、碧南にある野外彫刻一覧ということで紹介をしております。  これら野外彫刻が観光資源かということでございますけれども、先ほどもお答えしておりますが、どのようなものでも観光資源になり得る考えております。 53 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 54 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 55 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  先日、新政会の会派視察で、宮城県美術館へ視察に行ってまいりました。碧南市文化会館の前に展示してあります「ジーンズ・夏」の作者であります佐藤忠良様の記念館が宮城県美術館に併設されており、見学してまいりました。市内には、ほかにも黒川晃彦氏など著名な方の作品が無防備に野外展示されておりますが、防犯対策はどのようにしてみえますでしょうか、お尋ねいたします。 56 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 57 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 58 ◆副市長(松井高善) 野外彫刻の防犯対策はということでございますけれども、現在、特には行っておりません。なお、彫刻は、御存じのように固定されているため、盗難されるというおそれはございませんけれども、落書きなどのいたずらなどが懸念をされているわけでございますが、幸いこれまでいたずら等による被害はございません。 59 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 60 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 61 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  注意をしていただきまして、末永く市の貴重な財産として伝えていただきますようお願いいたします。  一方、大浜てらまちエリアでは、常設で大浜てらまちめぐり10ヵ寺スタンプラリーを実施してみえます。集客に努めてみえます。野外彫刻も観光資源捉えてみえるようですので、市内に広く点在している野外彫刻を鑑賞していただけるよう、例えば、23点の野外彫刻全てをスマートフォン等の写真に撮っていただいて、回っていただいた方に記念品か、碧南市野外彫刻マスターのような証明書を差し上げて、今ある観光資源として利活用を図ってみてはいかがでしょうか。お考えをお聞かせください。 62 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 63 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 64 ◆副市長(松井高善) まずは御提案ありがとうございます。  昨年、市民グループの方々によりまして、自転車で市内に点在する野外彫刻や歴史的建造物などの町のお宝をめぐり、写真を撮ってポイントを競うイベントが開催されました。100名以上の方の参加者がございまして、そのうちの約7割が市外からの参加お聞きしております。これは大変本市のPRにつながったのではないか感謝をいたしております。  現在のところ、御提案のような取り組みを市が行ういうことは現在考えておりませんけれども、今後、さまざまなイベントの中で野外彫刻が取り上げられまして、観光振興にもつながることを期待しているところでございます。 65 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。
    66 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 67 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  御答弁のとおり、昨年11月にへきなん自転車散歩さんがすばらしいイベントを実施された思っております。碧南市においても、ぜひ実施されることを要望しておきます。  また、そのとき、公共交通機関で見えた方のためにも、レンタサイクルがある市内を回りやすい思うのですが、レンタサイクルの設置につきましては、6月の定例会の10番議員の一般質問に対しまして、自転車の購入、貸し出しなどの管理費用が大きな課題御答弁されておりますので、質問はしませんが、今後、彫刻を通じた観光振興や、碧南市に観光などで見える方のためにもお願いしておきたい思います。  野外彫刻9点は、バイクスタンドの近くにあります。また、そのほかの作品も、多くは公共施設の敷地内にあります。駐輪場として、駐輪の可能なところか思っております。自転車で市内をめぐっていただくことにより、滞留時間が長くなり、ひいては市内飲食店や小売店に立ち寄っていただけ、購買に寄与するもの期待しております。  そこで、(7)竜の子街道プロジェクトにおけるバイクスタンドの魅力向上をお尋ねいたします。 68 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 69 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 70 ◆副市長(松井高善) 竜の子街道プロジェクトにおきまして、平成29年度に、この4市をめぐるサイクリングマップを作成いたしました。この作成に当たりまして、ロードバイクスタンドを設置いただける協賛店を募集いたしまして、本市の中では6事業所に御協賛をいただき、設置をされております。  その後、市内では海浜水族館にロードバイクスタンドを設置されまして、市内では現在7ヵ所なっております。  このサイクリングを通じまして、市内への誘客を図るまた、市内の飲食店や店舗などに立ち寄っていただくという意味では、御質問者のおっしゃるとおり、ロードバイクスタンドを設置するということも非常に重要なファクターである考えております。  今年度も、新たな設置場所も掲載した竜の子街道サイクリングマップを増刷する予定でございまして、引き続き竜の子街道におけるロードバイクスタンドをPRもしてまいります。 71 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 72 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 73 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  ぜひ前向きに進めていただきますようお願い申し上げます。  別の切り口からも質問いたします。  海浜水族館を初め、藤井達吉現代美術館あおいパークのもぎ取り体験など、市内外の幼稚園児や保育園児、小中学生を対象に、校外学習を実施してみえるか存じます。子供たちが実体験して、感動や感じたことを家庭に持ち帰り、両親や祖父母感動を共有して、楽しい会話が進めば、近い将来に子供が保護者を引っ張ってきてくれれば、先ほどかぶりますが、施設の利用促進にもつながり、市内の飲食店、小売店の利用で売り上げアップにも寄与するもの考えます。  そこで、(8)校外学習としての施設の利用状況PRについてお尋ねいたします。 74 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 75 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 76 ◆副市長(松井高善) まず、水族館でございます。  平成30年度の市内小学校の校外学習の実績は、2年生、4年生、6年生が対象でございまして、総数2,079人でございました。  一方、市外からの学校団体の利用の状況は、お隣の西尾市、刈谷市、高浜市など9市から19校、1,804人でございます。  また、水族館のホームページにおきまして、各種学習プログラムを掲示しておりまして、この下見に来館された市外の教職員より御要望を伺って、当日に体験できる学習プログラムについて御案内をしております。  また、校外学習参加への市内、市外小中学校への呼びかけ、PR活動いたしましては、県内の教育委員会には、リニューアルをした水族館のパンフレットや、校外学習で活用できる学習プログラムを紹介したチラシを持参いたしまして、誘致の活動を行っております。  次に、美術館でございます。市内小中学生の校外学習として美術館学習を行っておりまして、平成30年度の実績は、小学校5年生、中学校1年生が対象でございまして、総数が1,432人でございます。  また、主に子供さんを対象したワークショップを行っておりまして、平成30年度の実績は62講座、723人の参加がございまして、このうち、204人の方が市外からの参加ということでございます。  このワークショップのPRにつきまして、ホームページ、広報へきなんへの掲載、市内小学校へのチラシの配布を行うほか、企画展の関連ワークショップでは、新聞広告として広報する場合もございます。  最後に、あおいパークでございます。平成30年度の市内小学校の体験農園の利用実績は3校でございまして、棚尾小学校の2年生及び中央小学校、新川小学校の3年生、計359人でございました。あおいパークは、市外からの学校団体の御利用はございませんでした。  幼稚園及び保育園におきましては、市内の園で延べ1,507人、市外の園からは2,060人の方に御利用をいただいております。  このPRの取り組みでございますが、これはイベントなどが中心なりますけれども、ホームページのほかに、イベントのチラシの配布や、報道機関の方々への発表並びに雑誌、フリーペーパーの取材を積極的に受けまして、市内外への情報発信を行っている状況でございます。 77 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 78 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 79 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  これほど熱心に校外学習に取り組んでみえる自治体はほかにないのか思います。これからも継続して取り組んでいただきますようお願い申し上げます。  もう間もなく10月なります。私の住まいする鶴ケ崎地区では、町内会の役員の方々は、既に祭礼の準備に忙しく活躍してみえます。10月は、祭礼だけでなく、1日から消費税の税率が8%から10%に変わります。市民の皆様や事業所の皆様には、対応準備に忙しくされているか思います。  酒類を除く飲食料品定期購読される新聞に軽減税率8%が適用されることから、代金の決済においてわずらわしい点があることも聞いております。  政府は、同時に、幼児教育の無償化3歳半未満の子育て世帯や住民税の非課税者を対象したプレミアムつき商品券の発行、そして、来年6月までの9ヵ月間は、中小小売店などでクレジットカードやスマートフォンのQRコードを利用して決済した場合、価格の最高5%分のポイントを還元するなどの景気対策も準備されております。毎日の買い物は少額ですが、一月分を合計すれば、まあまあの金額なります。旅行なる宿泊代やお土産など、ふだん買わないようなものまで買ってしまい、大変な散財をすることもままあることであります。  碧南市に観光客を呼び込もう、遊んで食べて買い物をしていっていただこうしたとき、5%のポイントがつくお店つかないお店、どちらを選択しますか。ポイントがつくお店が選ばれるのは当然思われます。全商品5%引きです店頭に表示しておけば別かもしれませんが、時代は、ポケットが釣り銭でかさばらないキャッシュレス決済に向かっております。  そこで、(9)観光施設のキャッシュレス決済への対応状況は、あわせて、市内商店の状況もお尋ねいたします。 80 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 81 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 82 ◆副市長(松井高善) お尋ねの観光施設のキャッシュレス決済の対応状況でございますが、公共施設におきまして、あおいパークの産直市ではクレジットカードが利用できます。無我苑におきまして今年度導入する予定でございます。また、さらに、藤井達吉現代美術館におきましては、入場料がマナカなどの交通系ICカードが御利用できます。  民間施設におきまして、市内商店を初め、統計的な資料もございませんので、どれくらいの施設で導入が進んでいるかというのは不明でございます。ただ、多くの観光客の方が立ち寄るような施設におきましては、クレジットカードが利用できるというところも多く見受けております。また、最近ではスマートフォンで決済ができる商店が増加してきておりまして、いまやキャッシュレス化が進んでいる認識をいたしております。 83 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 84 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 85 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  私が利用するお店では、キャッシュレス決済になっていないところが多く、まだまだの感じがしております。  消費税率変更についての質問ではありませんので、レジの話はここでは質問しませんが、キャッシュレス決済が進展しますよう、決済方法の設備補助とか、手数料補助などは予定されていないのでしょうか、お聞かせください。 86 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 87 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 88 ◆副市長(松井高善) キャッシュレス決済導入への補助につきましては、昨年7月に電子決済機器導入補助金制度を設けました。クレジットカード、電子マネーなどの決済に必要なる機器の購入費用や契約料など、購入の際に必要なる経費の2分の1、上限10万円を補助する制度でございます。  また、お店が負担する決済手数料に関する補助につきましては、現在のところは考えておりません。よろしくお願いいたします。 89 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 90 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 91 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  中小小売店、飲食店のためにも、今後とも前向きな産業振興施策をお願いしておきたい思います。  次に、(10)緊急災害時の観光客等への対応マニュアルはどのようになっているのか、お尋ねいたします。  観光客の皆様は、なれな土地での突然の災害に見舞われるわけですので、どこに避難すればよいのか、それとも、ここにとどまっていたほうがよいのか、不安を抱えたまま右往左往すること予想されます。親切で丁寧な御答弁をお願いいたします。 92 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 93 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 94 ◆副市長(松井高善) 緊急災害時における観光客の方への対応ということでございますが、碧南市地域防災計画におきましては、観光客の方は帰宅困難者として位置づけられておりまして、その中で、市は、旅行者や買い物客など、近くに身を寄せる当てのない帰宅困難者の方々が帰宅を開始するまでの間、一時的に滞在をする場所として利用する施設を必要に応じ確保するものしております。この帰宅困難者は、観光客のほかにも、碧南市へ勤めている従業員の方なども含まれておりまして、5,400人から5,500人を想定いたしております。  この対策いたしましては、市内35ヵ所の避難所及び市内83ヵ所の一時退避場所、これを確保しているところでございます。また、避難所におきましては、必要に応じて食料や被災情報の提供に努めてまいります。 95 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 96 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 97 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  対応マニュアルの有無をお聞かせください。 98 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 99 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 100 ◆副市長(松井高善) 本市を訪れる観光客の方々に特化した対応マニュアルというのは、それぞれ施設の立地条件によりまして対応が大きく変わってまいりますので、対応マニュアルは施設ごとに作成をしていただくもの考えております。  なお、本市の主な集客施設でございますあおいパーク、水族館、美術館、無我苑、明石公園につきましては、主に火災、地震を想定したマニュアルを整備済みでございます。 101 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 102 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 103 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  避難訓練はされてみえるでしょうか。どのような形でされてみえますか、お尋ねいたします。 104 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 105 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 106 ◆副市長(松井高善) 先ほどお答えをした全ての施設で、火災避難訓練を実施しているほか、あおいパーク、水族館におきましては、地震を想定した避難訓練も実施をいたしております。明石公園につきましては、今年度より指定管理者施設なりましたので、現時点では訓練の詳細は未定でございますが、年内には避難訓練を実施する予定伺っております。 107 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 108 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 109 ◆12番(鈴木清貴) 明快な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  観光客の皆様にも市民同様の丁寧な対応をしていただき、無事に帰宅できた後に、市長にお礼のお手紙がいただけるようだすばらしいことだ思っております。いつ起きるかわからない災害に向けて、準備を怠ることなく、お願いしたい思います。  最後になりますが、2号地において整備を進めていますスケートボード公園についてお尋ねいたします。  港南緑地内に整備されておりますので、開発水道部の都市整備課の管理になるか思います。公園施設としての位置づけになれば、24時間無料で使い放題理解してよろしいのでしょうか。また、広く市内外の愛好者に活用していただくことは、多くの人の交流の場なり、観光地として捉えることができるか思います。若年層の方の交通アクセスについてもあわせてお尋ねしたい思います。 110 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 111 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 112 ◆副市長(松井高善) 御質問の碧南スケートボードパークは、衣浦港2号地地区で既に整備をされました港南緑地内の人工の砂浜を再整備するというものでありまして、西三河地域では初めての公共のスケートボードパークということでございます。この施設の位置づけについてでございますけれども、スケートボードが2020年東京オリンピックの正式種目なり注目を集める中、県内から広く愛好者や若者を中心に、新たな来訪者を当市に呼び込み、交流人口の増加に寄与する施設なるもの考えております。  整備後の維持管理につきましては、公園施設として都市整備課で行ってまいります。施設の利用は、夜間照明や防犯カメラを設置いたしまして、利用時間は24時間無料で開放してまいります。  施設のアクセスにつきましては、とりわけ小さなお子さんは安全確保の面からも保護者の同伴を推奨してまいりますので、車で来ていただくということが中心になろうか考えております。車を利用されない若者などは、主に自転車やくるくるバスを利用して移動していただくことなります。アクセスの利便性に関しましては、課題もございますので、今後、利便性の向上に向けて検討を進め、施設の利用促進が図られるよう努めてまいります。 113 ◆12番(鈴木清貴) 議長、12番。 114 ◆議長(鈴木みのり) 12番。 115 ◆12番(鈴木清貴) ありがとうございます。  副市長には、観光親善大使として、ウクレレの練習のし過ぎで、喉がかれてみえるようで、大変なこと思っておりますが、碧南市に不足している思われる観光からの切り口、市長のマニフェストには、特に観光についてはうたっておりませんので、このような格好で、さまざまな質問をさせていただきました。来訪者をふやそう努力してみえます他の自治体では、町の特色を撮影した写真や、感動をSNSで発信して、町のPRに貢献してもらえるように、フリーWiFi環境を主要施設に設置するところがふえております。  碧南市でも、今後、観光客だけでなく、仕事で来碧されるビジネスマンにもアピールできるフリーWiFi環境をぜひ主要施設に整備していただけますようお願いしておきたい思います。  観光は、施設だけでなく、もの、ことも観光の手段、目的になる思います。先ほど申し上げました市内12店で展開してみえます碧南焼きそばも竜の子街道の趣旨に沿う白しょうゆみりんを使った料理でございます。ぜひ推奨していってはいかがでしょうか。そして、まだまだ気づかない観光資産がたくさんあるか思います。注意深くアンテナをめぐらせていただき、碧南市を知らしめるべく、PRに努めていただきますようお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。  松井副市長には丁寧な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。 116 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、鈴木清貴議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 42分 休憩)
    ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 55分 再開) 117 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、新美交陽議員の一般質問を許します。 118 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 119 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 120 ◆16番(新美交陽) 皆さん、こんにちは。最終日、2番目ということで、よろしくお願いいたします。令和新風会の新美交陽でございます。  議長の許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問をさせていただきます。  件名1、認知症事故に公費で保険をということであります。  (1)市内の認知症認定された人は何人いるかということであります。  碧南市は、認知症になりにくい市町村全国ベストスリー、これは市のホームページに載っているものであります。日本老年学会的評価研究ということで、全国から抽出された30自治体、19万5,300名の要介護認定を受けていない65歳以上の人を対象に調査した結果ということであります。  回答は71%の13万8,300名であります。2013年10月から12月にかけて行われたしています。一般社団法人日本老年学会的評価研究機構、JAGESというらしいんですが、健康長寿社会を目指した予防政策の科学的な基礎づくりを目的し、文部科学省、厚生労働省等からの後押しで、全国の大学等の研究者により、その研究成果を社会へ還元することを目的した組織であります。  厚生労働省によれば、日本の認知症患者数は、2012年では462万人、65歳以上の7人に1人、今後、団塊の世代が75歳以上なる2025年には、約700万人前後に達し、65歳以上の5人に1人を占める推計しています。  碧南市においても同様のことが推定される思います。そのような状況の中での今回の発表は、正確には24市町村中第3位という好成績でありました。サンプルの抽出方法や数の少なが気にはなりますが、大変すばらしいことである思います。老人クラブ、各種ボランティア、踊り、卓球、グラウンドゴルフ、ゲートボール等に積極的に活動していること、無料の風呂を頻繁に利用している方が認知症予防に大いに役立っているということであります。これらの要因が今回の結果に大いに貢献したことは間違いない思います。  市長の掲げておられる健康寿命日本一を目指した政策が効果を発揮している思います。もう少しで日本一です。頑張りましょうここまでは耳ざわりのいいことを言わせていただきました。  それでは、現場の認知症患者について触れたい思います。  市内の患者数は一体どれぐらいいるのかということであります。公益財団法人愛知県健康づくり振興事業団あいち介護予防支援センターによるデータが発表されています。認知症高齢者人口の推計であります。平成19年は402人、平成24年553人、平成32年、令和2年ですね、832人推定されています。平成30年の後期高齢者は約8,500人であります。そのうちの1割が認知症ということになります。  現在、市内の認知症の人が一体何人いるのか。現実にこの推計値のようなことになっているのかについて、お伺いをいたします。 121 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 122 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 123 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 市内で認知症認定される方の人数については、実は把握ができておりません。介護認定を受ける際に提出される主治医意見書における認知症高齢者の日常生活自立度で確認した数で申し上げます。  この自立度は8段階なっており、日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難が多少見られても、誰かが注意していれば自立でき、たびたび道に迷うとか、買い物や金銭管理などにおいてミスが目立つといった状態である3段階以上の人数を集計する1,596人で、平成31年3月31日現在で介護認定を受けている方2,612人に対して61.1%、65歳以上1万6,992人に対して9.4%なっています。  以上です。 124 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 125 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 126 ◆16番(新美交陽) 認知症の認定をどのレベルで捉えるかという問題もありますが、今の答弁では、65歳以上の人口の9.4%、75歳以上ということになりますそういう高齢者はその半数ということになります。ほぼ予測のような数値になってきているんじゃないかなというふうに思います。2025年に全国で700万人の予測というのは、現実のものとして捉えていかなければならない思います。  次に、(2)2007年の大府市での事故をどのように捉えているかということであります。  認知症は、脳梗塞やアルツハイマー病等の脳の病気で引き起こされ、物忘れや徘回、場所、日時の認識の欠落等が発生します。慢性のアルコール依存症もそうであります。  2007年、大府市で認知症高齢者91歳男性がJRの線路に入り、電車にはねられ死亡する事故は、12年前のことではありますが、よく記憶に残っております。損害賠償が請求され、1審、2審も賠償が求められた判決がありましたが、2016年、最高裁で遺族に賠償責任はない判決がされました。このことは、認知症患者家族が潜在的に抱える高額賠償のリスクを浮き彫りにしました。国より救済制度も検討されましたが、財源等の問題で成立しておりません。  この事故は、同居の妻も85歳であり、夫婦のみの世帯でありました。長男は同居しておりませんでした。妻も体が悪く、とても夫を常時見ていることは大変困難だったそうです。少し目を離すだけで外へ出ていってしまう。気がついたらいなかった。私たちの近辺でも、常にその危険性がある思います。  碧南市内の高齢夫婦の世帯は約2,500軒、子同居の世帯を含める約5,300軒です。大変な数であります。現在も、認知症の家族を抱える世帯の人はいっときも目を離せない、そんな状況に苦しんでいる人が大勢いるのではないでしょうか。このことについてはどのように考えているか、お答えください。 127 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 128 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 129 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 大府市において、平成19年12月に認知症の方の鉄道事故が起こり、介護する家族の監督義務の有無をめぐる訴訟が起こされました。本市においても、名鉄三河線が市内を走っているという状況ではあります。  65歳以上の高齢者は年々増加をし、毎年行っている高齢者実態調査においても、ひとり暮らしの高齢者や高齢者世帯は増加傾向にあります。認知症高齢者は、団塊の世代が75歳を迎える2025年には、65歳以上の高齢者の約5人に1人に達する言われており、本市においても、認知症高齢者の増加とともに、ひとり暮らしの認知症高齢者や認知症高齢者を高齢者が介護するような状況も増加していくもの考えております。  このため、質問にあったような大府市での事故のようなリスクは当然高まっていくもの考えております。 130 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 131 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 132 ◆16番(新美交陽) いわゆる老老介護、こういう家庭がふえていく状況であるということがはっきりしてきております。そうなります先ほどの事故のように、多額の損害賠償請求が発生する事故の確率もふえていくことははっきりしているのではないかというふうに思います。  次に、(3)近隣市の取り組みをどのように捉えているかということであります。  国でできないから、まず自治体で対応しようということで、神奈川県大和市が2017年から個人賠償責任保険を市でまとめて公費で賄う制度を始めました。全国で20の自治体で導入されております。  県内では大府市、阿久比町が2018年、みよし市、豊田市が2019年から始めています。それぞれ保険金は1億円から5億円が上限であります。  今後激増する高齢者、とりわけ後期高齢者認知症発症のリスク増大を考えます早急に市としても同様の対応が必要ではないか考えます。安心ッス!!へきなん支え愛ネットによる捜索メール、GPSによる徘回高齢者家族支援サービス、認知症サポーター等も大変有効であるはいえますが、GPSの利用者数が延べ9人、平成30年度実績ということでありますが、利用率または制度の周知も不十分な気もいたします。これらのことについてお答えください。 133 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 134 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 135 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 認知症高齢者が行方不明になったときは、できるだけ早く探し、見つけて保護することが非常に大切なります。このため、GPSによる家族支援サービス事業や、警察署の連携、支え愛ネットによる捜索メールの配信、見守り協定など、さまざまな協力体制の整備を行っているところであります。  しかし、大府市で起こった鉄道事故による家族に対する損害賠償請求事件を契機に、介護する家族の負担を軽減するため、自治体による個人賠償責任保険加入制度が進められてまいりました。  個人賠償責任保険の制度化についての近隣市の状況でありますが、西三河9市では、令和元年度に実施した市が4市、豊田市、刈谷市、高浜市、みよし市であります。また、令和2年度に実施を予定している市が1市、岡崎市なっております。  以上です。 136 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 137 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 138 ◆16番(新美交陽) 近隣市では、ことしから実施しているところがふえてきております。碧南市もいろいろなサポートがあり、これも十分大切でありますが、どうしても徘回はなかなか防ぎ切れないというふうに思います。  それでは、(4)認知症高齢者の事故などへの賠償責任保険が本当に必要ではないのかということであります。  今、答弁をしていただいたように、近隣市では、令和元年度に9市のうち4市が実施をし、令和2年度には1市が実施予定ということであります。  昨年度の9月市議会定例会において、加藤議員より、個人賠償責任保険の導入の必要性の質問に対し、西三河では同様な保険に加入している市はないが、今後の各市の状況を確認していく答弁をされております。質問から1年しか経過していない状況において、各市で制度化が進んでいる言えるのではないでしょうか。 139 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 140 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 141 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 各市とも、徘回の危険性のある高齢者を捜索メールの対象者として事前に登録する場合において、個人賠償責任保険に加入できることしています。事前登録者数に対する当該保険の加入率は、現在実施している4市で100%から55.2%幅があり、個人で保険加入している場合や、介護施設の入所により保険加入の必要がない場合などがあります。  本市の支え愛ネットへの高齢者事前登録者数は、令和元年7月末現在で61名年々増加をしており、配信数は年間9件。しかし、配信に至らずとも、徘回により地域支援係が支援した数は23件で、これも増加傾向にあります。  こうした状況から、認知症の高齢者や家族が安心して生活できるよう、個人賠償責任保険制度について、来年度中の導入に向け、準備を進めてまいりたい思います。  以上です。 142 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 143 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 144 ◆16番(新美交陽) 今、来年度中から導入するという御答弁をいただきました。やっぱり、どうしてもやっていかなあかんというふうな判断をされたもの思います。認知症の家族にとりまして、抱える市民皆さんにとりまして、大変大きな安心が得られる施策であるというふうに思っております。  認知症にかかります本当にどこまで行ってしまうかわからんというようなことで、家族にとりましては本当に不安いっぱいで生活してみえる、そういう家庭を少しでも公助として支えていくという施策が十分必要であるというふうに思っております。どうぞ今後、来年度からということでありますが、一刻も早く、1つ制度化していっていただきたい、お願いしまして、この質問を終わりたい思います。  次に、件名2、外国人の受け入れについてということであります。  この件は、6月議会に加藤議員からもされていますが、大変重要なことでありますので、重複もあるか思いますが、別の視点も含めて質問をいたします。  (1)ふえ続ける外国人の状況について。  ア、市内在住の外国人の国籍、性別、居住する地域や子供の人数についてお伺いをいたします。  近年の労働者人口の減少、とりわけ若年層の減少もあり、国内産業の維持発展のために労働者不足が大きな国の懸案事項なってきていることは周知のことであります。  そのため、国は、外国人労働者の受け入れ拡大に大きくかじを切りました。ことしの4月より改正入管法が施行され、単純労働への就業者をふやす施策を始めました。  現在、国内には2018年現在、146万人の外国人労働者がいる発表されています。さきの法施行により、今後の国内の労働者不足を補う人材として34万人の新たな雇用をする方針を掲げておられます。  碧南市においても、この数年、外国人労働者が大変多くなり、また、地域の住民として暮らしていることは、市民ならみんな強く感じているところであります。自動車関連企業の多くが集積する西三河でありますが、とりわけ近隣市の中でも多くの外国人労働者率が高いのは碧南市である言われております。  市内在住の人口は5,000人を超え、毎月50人ほどの人口がふえているも聞いております。市での人口比率は、人口7万3,000人に対して5,000人ですから、約7%を超えている思われます。  先日、新聞で、市内人口の10%を超えている自治体が掲載されておりましたが、数年のうちに、碧南市もそれに近づいていくのではないかも思っております。法改正もあり、今後、外国人が市内に居住する状況が拡大していくことにより起きてくる、あるいは既に表出している幾多の問題を考えますまた外国人の人たち仲良く暮らすという視点は、市としてぜひとも重要である思います。  現在の市内在住の外国人の国籍、性別、また、居住する地域や子供の人数等についてお答えください。 145 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 146 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 147 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えさせていただきます。  市内在住の外国人は、7月末現在で、男性が2,886人、女性が2,326人、合計5,212人でございます。国籍別では、最も多いのがブラジルで2,577人、2番目がベトナム828人、3番目がフィリピン532人、4番目が中国317人、5番目がインドネシア307人、6番目がペルー203人で、全部で37ヵ国でございます。  子供の数は、ゼロ歳から6歳までが372人、7歳から12歳までが312人、13歳から18歳までが291人、18歳以下の子供さんは、合わせて975人でございます。  平成31年4月時点での小中学校外国籍児童生徒在籍数は、新川小66人、中央小43人、大浜小35人、棚尾小33人、日進小27人、鷲塚小25人、西端小28人で、小学生合計で、総合計257人でございます。  中学生は、新川中17人、中央中15人、南中30人、東中32人、西端中7人で、中学生合計が101人でございます。 148 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 149 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 150 ◆16番(新美交陽) 今の数字、5分の1が18歳以下の子供ということでありますが、それでは、学区ごといいますか、地区ごと、世帯数というのはどれぐらいになっているんでしょうか。 151 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 152 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 153 ◆副市長(松井高善) 申し上わけございません。学区ごとの世帯数は出ておりませんので、地区ごとの世帯数で申し上げます。  平成31年4月1日現在の外国人のみの世帯数は、新川地区574世帯、中央地区434世帯、大浜地区682世帯、棚尾地区229世帯、旭地区484世帯、西端地区278世帯、総合計2,681世帯でございます。 154 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 155 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 156 ◆16番(新美交陽) 今おっしゃられた数字におきまして、各地区とも大変な世帯数があるということを改めて認識したわけであります。  それでは、次に、イしまして、日本語教育の現状はということであります。  先日、私の知っている床屋さんに、外国人のお客さんがあった際、これは床屋さんから私に相談があったんですが、日本語教室は市でやっているのかというふうに聞かれたということであります。それで、市に確認をしましたところ、日曜日に文化会館でやっているということをお伝えいたしました。言葉が不自由で日常生活に困っている印象を実感したわけであります。  子供は学校での環境もあり、かなり早く日本語を話せるようになるも言われています。しかし、親世代はなかなか上達をしないのが現状ではないでしょうか。我が身に置きかえて考えればわかることであります。外国人にとって言葉の壁は大変大きなハードルであります。大変切実な問題であるも言えます。  2年前にEU、とりわけドイツで起きた難民、移民による自国民の大変激しい抗争は、今なお記憶にあります。現在はどのようになっているのかも思いますが、原因は、外国人が仕事を奪う、文化、習慣の違い、集団で居住する、あるいはさせるなど、いろいろ言われておりました。その多くの原因は、まず言葉が通じないことにあることは、誰が考えてもわかることである思います。そして、長年暮らしてきた外国人自身の習慣、文化の違いも大変大きなことであったも言われております。このようなことになってはならない思います。  これらを教訓にし、外国人の仲のよい関係、地域の住民として安心してお互いが暮らせるようにするには、言葉がある程度理解できるようになってもらう必要があります。これは喫緊の課題いってもいい思います。  日本語習得について、市は外国人にどのような取り組みをしているのか。また、どれぐらいの外国人がそれを求めているのかについて把握しているのか、お答えください。 157 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
    158 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 159 ◆副市長(松井高善) 当市に在住する日系人や、技能実習生を対象として、生活に必要な日本語能力を高めるために、議員も言われました、毎週日曜日、日本語教室ボランティアによる日本語教室を開催しております。平成30年度は、日本語教室を39回開催いたしまして、延べ人数でございますが、約1,100人が受講しております。このうち新規の受講者は110人でございました。  国籍別で見ますベトナム60人、ブラジル21人、インドネシア10人、フィリピン9人、バングラデシュ5人、ペルー3人、スリランカ2人でございます。  また、これは別に、外国人労働者の就労支援を目的いたしまして、厚生労働省は全国で日本国教室を開催しておりまして、毎年、碧南市を会場に開催をしていただいております。これは、日本語レベルに合わせたコースが設定をされておりまして、半日を約3ヵ月間受講するというものでございます。  今年度はものづくりセンターを会場として、6月から9月、それから、9月から11月の2回開催されまして、受講者は各回それぞれ20名ほどでございまして、国籍別いうブラジルの方が多い伺っております。 160 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 161 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 162 ◆16番(新美交陽) 日本語の教室が行われている状況はわかりました。  それでは、そこで行われている、実際にはなかなかこの質問は私もしにくいんですが、したいものでやるんですが、日本語の能力というのはどれぐらいアップしているのかということをちょっとお答えいただきたい思います。 163 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 164 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 165 ◆副市長(松井高善) 日本語の上達ぐあいというのは、やはり個人差があるそうでございます。続けて休まず教室に出席をされている生徒さんは、コミュニケーション能力の向上を中心にカリキュラムをされた教室によりまして、日本語で意思疎通ができるようになる伺っております。真面目な技能実習生は、日本語検定に挑戦をして、将来のよりよい就職につなげている伺っております。 166 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 167 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 168 ◆16番(新美交陽) 教室によく通っておられる方こそ、やっぱり効果が出るという、意思の疎通もできるだけ早くなれるようになるというようなことであります。大変効果が出ているというふうに理解をさせていただきます。  それでは、ウしまして、日本国教師の現状はということであります。  先ほど触れましたが、文化会館での日本語教室では、どのような人が教師をされているのでしょうか。大変重要な仕事であるにもかかわらず、多くの教師がボランティアの活用、あるいは非正規の不安定な立場で対応されているなど、ほかの地域での例としても聞いております。  教師の役割は言葉を教えるだけではなく、病院への対応の仕方、役所の手続、子供の学校のこと等、いろいろな生活の知恵も教える立場にあるも言えます。民間の企業での対応もある思いますが、碧南市で働く労働者は、小規模な企業に勤めている人が多いも伺っております。市内在住で、市外へ働きに行っている人もたくさんいる思います。日常生活は市内であることに変わりはありません。国も共生のための政策をとっていますが、実態は各自治体任せである言われております。  碧南市のように、毎月多くの外国人が住民なっている現状を考える日本語教師の増員や充実が大変重要であり、今後の共生を考えるどうしても避けては通れない課題である思います。いかがお考えでしょうか。 169 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 170 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 171 ◆副市長(松井高善) 文化会館で日本語教室をやっていただいている先生方というのは、皆さんボランティアでございます。広報やホームページで日本語指導ボランティアの募集をしております。それを見て、外国人の交流に興味のある方や、大学で国際交流などを勉強している学生の方に来ていただいております。  日本語教室のボランティアは、現在18名みえます。平成30年度の日本語教室におきましては、毎回12名のボランティアの方が指導しておりました。今のところ不足しているという認識はございませんけれども、今後、日本語教室を受講する外国人の方がさらにふえるようであれば、日本語指導ボランティアも不足をしてくるそういうことも考えられます。  このために、外国人の方がふえてきている、近隣市、特にそうなんですが、近隣市の現状や課題、実践例などの情報の交換をして、今後の日本語教室のあり方について検討してまいります。 172 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 173 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 174 ◆16番(新美交陽) 答弁で、毎回12名のボランティアの方が指導していただいておる大変ありがたいことであるというふうに思っております。  しかしながら、日本語の教諭というのは、そのテクニックをよりうまく教えるという視点から見るボランティアだけに頼るもちろんその能力がある方も大勢みえる思いますが、それだけでは、なかなか能力アップを期待することが難しいのではないかということも言える思います。日本語教育の専門の人も確保していく必要があるのではありませんでしょうか、お答えください。 175 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 176 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 177 ◆副市長(松井高善) この日本語指導ボランティアの皆様方は、勉強熱心の方々でございます。ボランティアの中には、指導者の資格を持ってみえる、そんな方もございます。  今後も碧南市友好親善協会の日本語指導ボランティアに教室をお願いしていきますけれども、平成31年4月1日に施行されました改正入管法に伴いまして、国は、日本語教育の標準等を作成して、地方公共団体が関係機関連携して行えるよう、体制づくりを推進していくということでございますので、国の求めるレベルを満たしていけますように、ボランティアの資質向上を支援してまいります。 178 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 179 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 180 ◆16番(新美交陽) 日本語教育の標準を作成して、効果的な体制づくりを推進するということであります。ぜひ近隣の自治体とも協力、情報交換をして、また、日本語教師の方々の御意見もよく聞いていただいて、積極的に進めていっていただきたいというふうに思います。  次に、エ、子供を保育園、幼稚園、小学校、中学校へ入学させる方法は周知されているかということであります。  私の住む西端でも外国人の方が多く住んでいます。つい最近も、近くで建て売り住宅5戸が売り出されたところ、そのうち3世帯が外国人の方が購入し、入居されています。小さな子供さんが外で遊んでいるのを時々見かけます。保育園を初め学校へ行く子供たちであります。これらの子供には義務教育は適用されないも聞きますが、現実には、市内の幼保小中には多くの子供が在籍をしているわけですが、言葉の壁で入園、入学の方法がわからない家庭はないでしょうか。外国人家庭は、役所から日本語での郵便が届くという自治体もあるも聞いております。  また、子供が持ち帰る学校からのプリントが読めない、親も読めないそういった苦労もあるというようなことも聞いております。  これらの家庭に市の通知や手続はどのような方法で行われているのでしょうか。わかりやすい表現になっているのでしょうか、お答えください。 181 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 182 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 183 ◆副市長(松井高善) まずは保育園、幼稚園の対応でございますけれども、保育園、幼稚園は義務教育ではございませんので、市から保護者の方に対して入園案内を送付するそういうことはございませんが、入園の希望者に対しましての説明会や、園の見学を実施いたしております。保育園の入園案内はポルトガル語での案内がございます。  しかしながら、制度などわかりにくいところもございますので、日本語がわからない保護者の方に対しましては、個別にポルトガル語の通訳の方を通して説明を行っております。  また、入園の申請書など、書類の書き方などについても、その場合、個別に対応させていただいております。  次に、小中学校の就学の対応でございますけれども、外国籍の子供さんの就学につきましては、保護者が転入手続に来られた際に、市民課連携を図りまして、漏れのないように配慮をしながら学校への編入手続を行っております。  また、小学校の入学に向けた就学時健康診断の案内を郵送通知いたしましても、欠席をされるそういう家庭もございますけれども、そういう場合には、家庭訪問をして所在を確認して、就学を勧めております。  また、就学時の健康診断の案内につきましては、ポルトガル語スペイン語などに翻訳したものを同封しておりまして、当日は、通訳を派遣して対応しております。  以上でございます。 184 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 185 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 186 ◆16番(新美交陽) 外国人の方の半数ぐらいはブラジル人ということで、ポルトガル語ということだろう思うんですが、ほかの方も、やはりベトナムとかインドネシアとか中国とかも多数おられます。そういったことについても、やはり、その外国語について翻訳したものが必要ではないかということも思います。  そもそも、市内に住んでいて、子供のいる家庭には全て転入手続がされているのでしょうか。漏れている家庭はないのでしょうか。また、通知文は理解されているのでしょうか。通訳の対応はいつもできているのでしょうか、お伺いします。 187 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 188 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 189 ◆副市長(松井高善) 市内に住んでみえる家庭は、一時的な滞在を除き、転入手続がされているというふうに理解をしております。  通知文につきまして、この通知に加えまして、当日の通訳での対応をいたしております。  ただ、通訳につきましては、いつでもできるという状況ではございません。また、1年を通して毎日通訳の需要があるというわけではございませんので、雇用という、そういう形態がとれないということでございまして、あらかじめ通訳さんの御都合も確認し、必要な都度、依頼をしているそういう状況でございます。  また、最近の碧南市の傾向いたしましては、多国籍、多言語化が進んでおりまして、通訳の確保に大変苦慮しているのが現状でございます。 190 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 191 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 192 ◆16番(新美交陽) 漏れている家庭はないということであります。  通訳については、37ヵ国もあるわけでありますので、全ての人の言語に対応するということは、現実問題、なかなか難しいことである思いますが、できるだけ多くの言語に対応していただきたいというふうに思います。  次の高校入学の現状についてお伺いいたします。  高校へ入学する外国人の子供はほとんどいないということを聞きますが、恐らく日本語の入学試験への対応ができないため思われます。中学生で来日した子供の場合、日本語習得は短期間では極めて難しく、高校受験ができるほどのレベルには達しないのが現状であります。  今は外国語でも試験が行われているところがあるかもしれませんが、子供にとっては大変大きなハードルである言えます。入学試験が受けられないので、国へ帰ってしまう人もいる思います。  しかし、これでは、せっかく日本に来て、将来もここで暮らしていきたい若者の希望を失わせることになってしまいます。子供の言語習得能力は大変すぐれており、しかも早い言われています。高校入学、大学進学等ができる能力を身につけられる援助策も必要ではないでしょうか。このことについてお伺いします。 193 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 194 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 195 ◆教育長(生田弘幸) 平成30年度の外国人の中学校卒業生は、碧南市内で35名でした。公立高校に進学したのは23名で、そのうち定時制は11名でした。私立高校、専門学校に進学したのは5名でした。卒業を機に帰国した生徒は4名、その他3名はブラジル人学校、特別支援学校、家事手伝いということです。  日本語能力が十分に身についていないその生徒本来の能力に応じた成績を修めることは難しいです。そのため、多くの外国人生徒の進路選択の幅がどうしても狭くなっています。日常会話レベルの能力を身につけても、各教科で出てくる用語を理解できるようになるには時間がかかります。中学校で学習する用語は難解なものが多く、外国人の生徒が授業についていくのは容易ではありません。  各学校では、日本語能力に応じて生徒個別グループで取り出す授業や、補助をする教員が教室に入り込む授業を実施し、授業内容の理解が進むよう工夫しています。  進路決定については、本人、保護者の懇談を中心に進めています。その際には通訳を入れ、保護者の納得を得られる努力をしながら決定しています。  以上です。 196 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 197 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 198 ◆16番(新美交陽) 高校へ行った人が、教育長の今の答弁で、予想外に多く入学しているというふうに思います。  この人たちは、日本語の能力が高いいいますか、小さいころおったのかないう気もするんですが、帰国した4人の理由は何だったのでしょうか。先ほどちょっとお答えいただきましたですかね。語学力不足が理由だったということもあるでしょう。それ取り出す、入り込む授業というのは、どのような先生がどのように行っているのか。日本語能力アップになる授業が適切に行われているのでしょうか、お答えください。 199 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 200 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 201 ◆教育長(生田弘幸) 日本語能力の習得は、日本での在留期間あわせて、言葉の問題だけではなく、本来持つ個人の学習能力や学習意欲とも関係しています。必ずしも幼少期より日本にいる子供だけは限りません。帰国した4人については、いずれも家庭の都合や保護者の考えによるものであります。  取り出し、入り込む授業は、各校にいる日本語教育担当者が行っています。取り出しの授業は、週に一、二時間程度、個別に校内の別教室で日本語指導を行っています。日本語能力に応じた内容で指導を行っています。また、特に日本語の初期指導が必要な場合は、市で開催する日本語初期指導教室、「いっぽ教室」いいますが、で学習する子供もいます。  入り込む授業は、ふだんの学級での授業に日本語教育担当者が教室に入って授業の支援を行うものです。  いずれも能力に応じて個別に支援ができるという点から、日本語能力のアップにつながっているもの考えます。  以上です。 202 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 203 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 204 ◆16番(新美交陽) 答弁ありがとうございます。  今後も、できるだけきめの細かい支援をしていただいて、一人でも多くの子供が高校に入る、また、そして、その上の大学まで行くというようなことになっていってもらいたいというふうに思います。  入学後の状況もできれば確認しながら、日本語習得が効果のあるものにしていってもらいたいというふうに思います。  それでは、次に、(2)としまして、日本人外国人が調和して暮らせる町にということであります。  ア、日本文化の理解や制度、慣習になじめる工夫をということであります。  最近、市内でも外国人が工事現場や建物解体現場等、屋外での作業をしているところを目にすることがよくあります。私の家の近くの空き家の解体でも、五、六人の作業員全員が汗びっしょりになって作業をしていました。以前から4K言われる仕事の代表的なものであるも言えます。全員30代から40代ぐらいでしょうか。日本語も少しはわかります。話し声を少し聞いただけですので、どれくらい話せるのかはっきりしませんが、外国人だけで仕事ができるのですから、それなりの受け答えはできる人が中にいるは思います。日常生活の中にこういう場面が今後ますますふえていくのではないか思っています。工場に勤めている人は、会社で日本語教育を受けられる環境にいる場合もある思います。外国から見知らぬ国に来て、そこで仕事をし生活をしていく、並大抵のことではない思います。先ほどの人たちは、ある程度日本のことをかなり知っている人たちのような気もします。  しかしながら、来日して日が浅い人たちもかなりいること思います。そんな人たちが今後もふえていき、碧南市民としてともに暮らしていく、安心して暮らしていけるようにするためには、行政から少しでも手を差し伸べる必要があるのではないでしょうか。  日本の文化、慣習は、外国人にはなかなかなじみにくいものが多いのではないでしょうか。現在、市内の外国人が困っていることをどれくらい市は把握しているのか。また、文化や習慣の違いを理解してもらえる工夫をどのようにしているのかについてお答えください。 205 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 206 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 207 ◆副市長(松井高善) この日本語教室におきましては、大人だけのクラス子供さんを含めた親子のクラスを開催し、子連れでなければ参加できない方でも気軽に参加ができるよう工夫をしております。  これ以外にも、日本語教室の生徒さんに浴衣を着てもらって、日本文化に触れていただく浴衣着つけ教室、ここには外国人の方、50名の方が参加をしておりますが、これを年1回実施しております。また、日本の慣習につきましても、日本語を教える中で、おじぎなど基本的なことを説明しております。  制度につきましては、市役所では市民課にポルトガル語の通訳のほかに音声翻訳機のポケトークも配置をいたしまして、多言語に対応ができるようにいたしております。 208 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。
    209 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 210 ◆16番(新美交陽) 毎週日曜日に日本語教室がボランティアによって行われているということでありますが、日本語を習得させる技能というのは満たしているのでしょうか。日本語の習得は短期間でできるものではなくて、また、教えるテクニックも大変重要であります。このあたりのことについてはどうなっているのでしょうか。  おじぎなどの基本的なこと言われましたが、文化についてはどのように教えているんでしょうか。浴衣というようなことがありましたが、浴衣だけではないですよね。ほかのもある思いますが。  ポケトークを利用しているのことでありますが、専門用語も多く、十分理解できる状況にあるのでしょうか、お答えください。 211 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 212 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 213 ◆副市長(松井高善) 日本語を教える資格などはございませんけれども、基本的に共通の冊子を使って、受講者の方の日本語レベルのグループごとに教えております。共通冊子以外で受講生の方がもっと学びたい希望すれば、例えば日本語検定の勉強や敬語、マナーなども、それに応じて教えております。  文化につきましても、日本語教室の中で、受講者の方が知らないことや興味のあることが出てきたら、その都度説明をいたしております。  今言われたポケトークでございますけれども、議員の御指摘のとおり、専門用語の全てが翻訳をできるそういうものでございませんが、短い文章や単語に分けて翻訳をする、そういう使い方を工夫して、利用をすることで十分に役に立っている聞いております。  以上です。 214 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 215 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 216 ◆16番(新美交陽) イ、町内会入会やごみ出しルール等の周知方法はということであります。  自分の家の隣が外国人の住居という方もかなりふえてきている思います。国籍や言葉も違います。日常生活に外国人がいるという状況が、これから普通のことになっていくもの言えます。  外国人の人たちには、各市の各種の制度やルールをいろいろ知ってもらいたい思います。例えば、ごみの出し方方法は、外国人が一番戸惑うも聞いております。お祭りや盆踊り、地域でのごみ拾い、草刈り等、いろいろあります。市からの広報、回覧板、これらの内容は、町内会に入らなければほとんど知ることはできない思います。これらのことを理解してもらうには、外国語表記がどうしても必要です。ごみを出す日、場所の表記も必要ではないでしょうか。隣同士で教えてあげること、話すことは大変重要ですが、まずは外国語での表記が最も重要であり、必要ではないでしょうか、お答えください。 217 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 218 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 219 ◆副市長(松井高善) 町内会加入につきまして、各地区の町内会の役員の方が、直接町内会加入のお願いをしていただいております。外国人の町内会の加入につきましては、町内会の役員さんから相談を受けますけれども、ポルトガル語版の加入チラシの活用など、個別に対応いたしております。  ごみの出し方につきまして、外国人の転入者の方に、環境課の窓口において個別に説明をして、そこで、指定ごみ袋を配布しております。ごみの分け方、出し方を説明したごみカレンダー、これは英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、ベトナム語の5ヵ国語版を用意いたしております。  転入の翌年からは、町内会未加入者へ毎年3月にはがきを送付いたしておりまして、環境課の窓口で、指定ごみ袋新しいごみカレンダーを配布いたしております。  また、市内でごみルールが守られていない場合で、外国人の方がかかわる思われる案件につきましては、外国語での注意文やイラスト表記の看板、チラシを作成して、周知をしております。 220 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 221 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 222 ◆16番(新美交陽) 町内会へ加入している人はどれぐらいいるんでしょうか。積極的に入会を勧めているのでしょうか。5ヵ国語版のごみカレンダーを渡しているのことですが、内容が大変細かく、よく理解できるようになっているんでしょうか。イラスト表記の看板はどのようなところで、何ヵ所ぐらい設置をされているのでしょうか。 223 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 224 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 225 ◆副市長(松井高善) 市役所では、町内会加入チラシを窓口でも配布をし、要望があれば説明をいたしておりますけれども、また、加入を強制、強要するような積極的な声かけは行っておりません。  町内会への加入世帯数でございますが、日本人外国人の内訳はちょっとわかりませんが、市全体の加入世帯数は、平成31年1月1日現在で2万935世帯、加入率は72.8%です。  町内会加入率の低下は、近年の世帯数の増加によるもの思われます。平成28年1月1日から平成31年1月1日の3年間で、人口は1,407人の増に対しまして、世帯数はこれを上回る1,779世帯増人口以上の伸びなっております。世帯数増加の原因は、外国人の増加が主なものだ思われますけれども、同一敷地内における世帯分離も容易になっているのではないか考えております。  次に、5ヵ国語版のごみカレンダーでございますが、御理解いただくように作成をいたしております。イラスト表記の看板には、可燃ごみの集積所に外国の方が缶や瓶を捨てている苦情があった場合には、日本語外国語の注意文に添えて、どの国の方にもわかるように、瓶や缶の絵にバツ印を描いたイラストつきの看板、これを設置いたしております。この設置の箇所でございますけれども、昨年度だけで10ヵ所設置をいたしました。 226 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 227 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 228 ◆16番(新美交陽) 次、ウ、外国人が孤立化しない工夫が必要ではないか。  日本人外国人は言葉の大きな壁があり、なかなか意思疎通ができません。片言でのやりとりではおのずと限界があります。隣同士になった人がお互いに話もしない、できないでは心が通じません。  さきにも触れましたが、ヨーロッパでの移民排斥は、これらのことが根本にあったも言える思います。ヨーロッパで起きた難民、移民問題で同じことが起きるは考えられませんが、何もしなければ、理解しお互いを知り合うことも容易ではないことははっきりしています。近くに住む同じ住民として、よき隣人としてお互いありたい願うことは、外国人にとっても同じである思います。今後ふえる人たちが一日でも早く日本での生活になじみ、孤立化することのないように工夫する必要があるのではないでしょうか、お答えください。 229 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 230 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 231 ◆副市長(松井高善) 外国人の方が地域、会社、学校等で孤立しない工夫はもちろん必要でございます。そのために最も重要なことは言葉の壁ではないでしょうか。  コミュニケーションがとれないことで孤立化につながるために、先ほど言いましたが、碧南市では日本語教室を毎週日曜日に実施をいたしております。  また、外国人を受け入れる日本人の方に対して、難しい日本語や外国の母国語ではなく、易しい日本語でコミュニケーションをとることを学ぶやさしい日本語理解講座、これを一昨年度から実施いたしております。言葉だけの問題ではなくて、異文化を理解し、受け入れる社会になることが大事でございます。  国際理解を目的した英語や韓国語の語学講座や、中国茶体験やインドネシア料理等のワールドクッキング講座を開催いたしております。  在住外国人の交流の輪を広げるために、友好親善協会ボランティア中心にイベントなどを企画し、ハロウィンウォークや市民ふれあいフェスティバルのイベントに参加をしています。  以上です。 232 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 233 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 234 ◆16番(新美交陽) 言葉の壁を乗り越えるということは大変難しいことであります。やさしい日本語理解講座を始めたということでありますが、効果は以前より上がっているのでしょうか。おのおの異なる文化を持った外国人が、日本の言葉、文化の理解をすることは、我々日本人の側からも同じことが言える思います。  相手の国の文化への理解も大変重要であり、お互いが隣人として暮らしていくためには、できるだけ多くの場でお互いが接する機会をふやすことが必要である思います。  各種のイベントに外国人が参加しているのことですが、どのぐらいの人たちが参加しているのでしょうか、お答えください。 235 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 236 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 237 ◆副市長(松井高善) やさしい日本語理解講座は、ボランティアの育成研修会として実施をしておりますけれども、日本語教室の先生だけではなく、広く受講者を募り、平成29年度は26名、平成30年度は41名の方に受講していただいております。  また、平成30年度に実施をいたしました友好親善協会のイベントの参加者は、ハロウィンウォークは日本人が4名、外国人が4名、市民ふれあいフェスティバルは、日本人が7名、外国人が1名でございました。  元気ッス!へきなん、平成30年は中止になっておりますが、平成29年度は80名の参加でございます。  日本人外国人がお互いに理解し合って暮らせますように、お互いが接する機会をふやすことが課題である認識をして、より多くの方に参加いただける魅力のあるイベントを企画して、広く呼びかけてまいります。 238 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 239 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 240 ◆16番(新美交陽) 次に、エ、外国人が困っているということを把握しているのかということであります。  平成25年に横浜市が行った外国人へのアンケート調査というデータがあります。6年ほど前ですので、少し古いかは思いますが、そこにはさまざまな問題で困っていることがはっきりあらわれております。  20歳以上の5,000人に対し、1,505件の回答です。第1は日本語の不自由24.7%、第2は仕事探し16.7%、第3は病院、診療所に外国語のできる人がいない14.4%、第4は税金のことが14.1%、第5は災害時、緊急時の対応、以下のものは出産、育児、子供の教育、外国語表示の少な自分の意見の市役所への伝え方、近所でのつき合い、ごみの出し方、介護サービスの利用等であります。ほかにもたくさんありましたが、考えられる主なものはほとんど入っているというふうに思われます。  碧南市の状況は横浜市同じであるは言えませんが、共通して困っていることははっきりしております。  今後、外国人が人口の10%に近づいていく現状を考慮する碧南市でも外国人の困っていることの調査が必要ではないでしょうか。このことについてお答えください。 241 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 242 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 243 ◆副市長(松井高善) 制度や手続で困って市役所に相談に見える方に対しましては、相談内容に応じて、各窓口で対応をしております。  一般の困り事相談については、ポルトガル語、スペイン語相談を毎週月曜日に実施をいたしております。毎週水曜日の法律相談、これは日本の法律問題だけです。毎週木曜日の困り事相談は、日本人に限らず、外国人の方も利用できます。通訳が必要な場合は、相談者側で用意をお願いしております。 244 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 245 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 246 ◆16番(新美交陽) ポルトガル語、スペイン語の相談を月曜日にやっておる最近特にふえているベトナムの人たちはどうしておるのかなそういうことをちょっとお伺いしたい思います。来られないんじゃないかないうこともあり、相談者側で通訳を連れていくということは大変なことでありまして、このあたりのことについて改善は考えなくてもいいんでしょうか、お答えください。 247 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 248 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 249 ◆副市長(松井高善) 現在、ベトナム語の相談の対応というのは実施をいたしておりません。ただ、ポケトークにおいて意思の疎通を図るように今は努めております。  相談日についての御質問でございますけれども、この法律相談というのは予約制でございまして、あと、ほかの相談につきましても毎週開催をしていますので、今のところは特に問題はないのではないか認識をいたしております。 250 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 251 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 252 ◆16番(新美交陽) それでは、オしまして、外国人住民をサポートする部署が必要ではないかということであります。  最近の主要自治体の窓口機能に関する調査では、外国人住民の仕事や生活を支援する総合的な窓口機能なる専門部署が未整備の自治体が約6割に達することや、ごみ出し案内や居住支援といった日常の生活サポートの取り組みが2割台にとどまっていることなどが明らかになり、住居や生活に関連した課題が多いことが指摘されている日経新聞のことしの2月の記事にあります。2018年の人口10万人以上の自治体に対し行った調査ということであります。  これらを考慮する本市においても何らかの取り組みが必要である考えます。専門部署設置も必要ではないでしょうか、お答えください。 253 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 254 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 255 ◆副市長(松井高善) 外国人の住民の方に、碧南市は住みやすい町だ思ってもらうためには、行政、企業、地域がそれぞれ異文化を理解して、日本人とか外国人の区別なく、外国人を受け入れる社会になることである思います。  そのためには、1つの部署だけが特化をして外国人をサポートするそういうことではなくて、どの部署においても、その専門性を生かしながら外国人の方をサポートできる、そういう体制が必要ではないか考えております。 256 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 257 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 258 ◆16番(新美交陽) 1つの課だけで対応するということではなくて、そこへ行けば各種の相談手続がスムーズにできるというような窓口が必要ではないかということです。  日本人である我々にとっても、縦割り行政ということでありますので、そういったことへの戸惑いが外国人にとりましてはなかなか大変なことだろうというふうに思っております。大変なストレスになってしまうんじゃないかなというふうに思います。  1つの窓口へ行けば、安心して全ての対応をしてもらえるそういう部署がやはり私は必要ではないのかな非常に外国人の方にとっては、とりわけ重要ではないのかなというふうに思いますが、いかがお考えですか。 259 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 260 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 261 ◆副市長(松井高善) 現在、当市におきましては、窓口課を1階のフロアに集めた集合窓口型、こういうのを採用しておりまして、各窓口において専門の職員が対応ができるこのような対応をしております。  碧南市には7月末現在におきまして、5,212人の外国人の住民の方がみえますが、そのうちの約半数がブラジル人、2,577人でございます。このため、市民課にブラジル人の通訳の方を2名配置いたしまして、ブラジル人の来庁者の通訳や窓口補助をいたしております。  しかし、御指摘のように外国人の方を気持ちよく受け入れるために、支援策は必要であるは認識をいたしておりまして、現在、多文化共生の観点から、外国人住民が多い自治体協力をして支援策を考えるということで、具体的に今、準備を進めているところでございます。 262 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 263 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 264 ◆16番(新美交陽) いろいろ御答弁いただきまして、言葉が通じなくて困っている、これが外国人にとってみれば、やっぱり全てである。その裏返しで、日本人ともなかなか言葉が通じないということであります。  この同様の問題に直面している我が近隣の自治体もあります。よく連携をしていただいて、よりわかりやすい対応をしていく、外国人の方が戸惑わない、できるだけそういう不便を解消していくということを改めて提言いたしまして、私の質問を終わります。 265 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 52分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開)
    266 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小林晃三議員の一般質問を許します。 267 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 268 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 269 ◆6番(小林晃三) 皆さん、こんにちは。新政会の小林晃三でございます。  ただいま議長から許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問をさせていただきたい思います。  今回の一般質問では、過去に私が質問をしたものの再度の質問なります。進捗の状況など改めてお聞きをしたい思いますので、よろしくお願いをいたします。  まずは、件名1、碧南市消防団の未来について。  まずは、昨年に引き続き、ことしも愛知県消防操法大会におきまして、種目は違いますが、2年連続の優勝なりました。おめでとうございます。私も団員OBとして、そして、市民の1人として大変心強く感じております。  これまでの消防団に対する施策がしっかり実を結んで、消防団長を初めする団員皆様、そして、支えていただいております家族、関係者の皆様の御努力に感謝を申し上げます。  過去に消防団確保施策についてというタイトルで平成28年9月、そして、平成29年6月には消防団活動についてというタイトルで一般質問をさせていただきました。また消防団の話かお思いでしょうが、市民の安心・安全のためには非常に大切なことだ考えておりますので、再度の御答弁を求める部分もありますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。  碧南市消防団の未来についてを語る上で、2年連続県大会優勝という実績を見れば、碧南市の消防団の未来は大変明るいそのように言えるのかもしれませんが、残念ながら少子高齢化、青年層の都市部への流出等の全国的な状況下において、碧南市でも例外なく団員募集に常に苦労しておるということをお聞きしております。  特に、他市、他地域比べまして、本市の消防団の体制は、団員任期のある期間限定でございまして、幅広く消防団活動にかかわる人材が多い、そして、消防の知識を有した消防団OBが大勢いらっしゃるというのは最大のメリットであるも感じておりますが、今後も消防団全体をどうやって維持していくのかというのが大きな問題であるように感じております。  それでは、(1)のア、現在までの団員数の推移についてお伺いをさせていただきます。  過去3年間程度の団員数の推移を御答弁お願いいたします。また、消防団のOBの数もわかれば教えていただきたい思います。よろしくお願いします。 270 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 271 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 272 ◆市民協働部長(鳥居典光) 過去3年間の消防団の推移を、各年度4月1日時点で申し上げます平成29年度は228人、平成30年度は222人、令和元年度は219人で35人が欠員なっております。また、新規入団者につきましては44人で、6人が欠員なっております。  また、消防団OBの人数でございますが、昭和29年に碧南市消防団が発足して以来、おおよそ3,800人の方が消防団員を経験しております。 273 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 274 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 275 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  年々、少しずつですけれども、入団者が減っているように御答弁の中ではありました。  では、イいたしまして、欠員がある場合、どのような対処をされていらっしゃいますでしょうか。 276 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 277 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 278 ◆市民協働部長(鳥居典光) 毎年、地区及び消防団員が定員確保に向けて精力的に勧誘を行っていただいておりますが、残念ながら欠員が生じている分団もございます。  欠員が生じた場合は、補充はしておりませんが、団の活動に支障を来たさないよう、予備隊の協力を得ながら現有人数で団活動を行っております。 279 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 280 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 281 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  これ以上欠員がふえるような事態になれば、当然、消防団活動に大きな支障が出てくる思います。  では、ウいたしまして、待機命令も含めた出動実績はいかがだったでしょうか、お願いいたします。 282 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 283 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 284 ◆市民協働部長(鳥居典光) 平成30年度の実績で申し上げます年間出動回数及び出動人員は、全団で火災出動が11回で延べ452人、水防出動が5回で延べ345人でございます。 285 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 286 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 287 ◆6番(小林晃三) 平成30年度は火災のほかは、台風の影響で水防の出動も多かったようでございます。きょう現在も、台風15号の影響で、千葉県を中心に関東で大きな被害が出ておるようでございます。負傷者も出ているというような報道もあります。被害に遭われた方へ心からのお見舞いを申し上げます。  碧南市消防団も、火災だけではなくて、台風や水害のときには出動がかかります。人員がそろわなければ、団員自身の負担もふえてまいりますし、ただでさえ危険なところへ出ていきます。危険度もどんどん増していきます。そもそも出動できないという事態も想定もされます。今後もしっかりした団員募集の活動をお願いいたします。  次に、エいたしまして、今後の募集は今までどおりでよいのかでございますが、後ほどの設問クのところで、団員募集についての対策をお聞きしますので、そこでまとめてお聞きをさせていただきますので、エはクで聞きます。  では、改めて消防団の未来のためにお聞きをさせていただきたい思います。ここからは、再度、団員募集の提案を少しさせていただきたい思います。  オいたしまして、機能別消防団、外国人消防団の可能性についてでございます。  設問のこれから申し上げますオキ、機能別消防団について、ちょっと改めて説明をさせていただきます機能別消防団員は、能力や事情に応じて、特定の活動にのみ参加する消防団員でございます。時間帯を限定した活動や、特定の災害種別にのみ活動、消防団の活動を補完する役割を期待されているというものでございます。過去にも、全く同じ質問をしておりますが、現在の機能別消防団、外国人消防団の可能性についてのお考えをお聞かせください。 288 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 289 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 290 ◆市民協働部長(鳥居典光) 6月議会で4番議員の一般質問でもお答えしたとおり、現状では、公権力の行使を伴う範囲での消防団への加入は難しい考えておりますが、引き続き、他市や他県での活用方法や事例を十分に調査し、機能別消防団としてどのような形が望ましいかなど、検討してまいりたい思います。 291 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 292 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 293 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  引き続き検討していくという御答弁でございますが、現時点では、余りは多くはありませんけれども、増加傾向にある外国籍の方向けに、災害時の通訳だとか消防機材の説明などを行うなど、緊急時に特化した外国人の機能別消防団だとか、そのようなサポート体制の構築をしている、または検討しているという自治体も見受けられるようになってまいりました。  現状では、公権力の行使を行う範囲での消防団加入が難しいということなら、公権力の行使を行わない範囲を考えてみてはいかがでしょうか。  碧南市では、外国籍の方が人口の7%を超えた、午前中の新美議員の質問の答弁の中に詳しくありましたけれども、ふえ続ける外国人労働者、そして、碧南市で推進をしております竜の子街道プロジェクトにおいても、インバウンドの需要を見込んでおる以上、外国人にも安心・安全な碧南市というのは必要なことではないかなというふうに考えております。  現時点ではさまざまな問題点もあるのは承知をしております。先進事例をしっかり参考にしつつ、消防団の補佐的な役割を担っていただけたらよいかな思いますので、引き続き御検討をお願いいたします。  次に、カいたしまして、機能別消防団、女性消防団員の可能性について。  こちらも再度の質問なりますが、よろしくお願いをいたします。 294 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 295 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 296 ◆市民協働部長(鳥居典光) 女性消防団員の入団につきましては、平成28年9月議会の一般質問でお答えしたとおり、全国的には機能別消防団員としての活用事例もありますが、本市では、女性防火クラブ連絡協議会において、同様の活動として初期消火訓練や火災予防の普及及びAED講習の受講などを行っていただいております。地域防災力の向上に寄与していることから、新たに機能別消防団として女性消防団を設置することは考えておりませんが、他市、他県など先進的な事例を参考にする中で、引き続き検討してまいります。 297 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 298 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 299 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  女性防火クラブ連絡協議会の御活躍はよくわかっております。  その上で、機能別女性消防団を創設していただいて、消防団、そして、女性防火クラブの補佐的な立場で、例えば、保育園や幼稚園での防火や防災の紙芝居を行っていただくだとか、家事をしていく上での防災の工夫など、女性ならではの視点を生かすことができるのではないかなというふうに考えておりますので、引き続き、こちらも御検討をよろしくお願いいたします。  では、次に、キいたしまして、機能別消防団、学生消防団員の可能性についてお聞かせいただきたいのですが、現在、学生の消防団員はいらっしゃいますでしょうか、よろしくお願いします。 300 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 301 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 302 ◆市民協働部長(鳥居典光) 本市におきましては、平成28年度から学生消防団活動認証制度を導入しておりまして、積極的に学生消防団の入団を推進しております。それで、現在3名の学生が通常の消防団として在籍し、活動をしております。 303 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 304 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 305 ◆6番(小林晃三) 学生さんです平日の日中は学業に基本的には専念をされておるのではないかなというふうに思います。基本的に大学生を想定しておるのだというふうに思いますけれども、火災時に緊急に召集がかかったとしても、すぐには応じられない思います。  学生消防団をつくっていただきたいというのは、消火活動のない部分で、休日だかに自分の住んでいる地域へ出向いていただいて、若あふれる消防防災講座だとか、可搬ポンプの実践訓練の披露などをお任せできるのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、学生ならではの視点から、いろんな指摘もいただける思いますし、意見もいただける思います。また、碧南市に戻ってきて就職をした際には、地域のために正規の消防団員になっていただけるのではないかなというふうに思いますので、御検討をよろしくお願いいたします。  では、次に、最後ですね、クいたしまして、今後の団員募集対策についてをお聞きいたします。  私が消防団員だったころに比べて、現在は、団員の職業も自営業から夜勤のあるようなサラリーマンがふえてきているお聞きをしております。過去にも、新美議員も質問をされておりましたが、再度、団員の職種の現状を確認させていただきたい思います。よろしくお願いいたします。 306 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 307 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 308 ◆市民協働部長(鳥居典光) 令和元年度の4月1日時点の消防団員219人の実態でございますが、就業形態別で申します被雇用者が174人、自営業者が9人、家族従業者が12人、学生3人、その他21人なっておりまして、全体に占める被雇用者率は79.5%であり、全国平均の73.6%を5.9%上回り、被雇用者率が高い傾向なっております。 309 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 310 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 311 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  一昔前に比べて、団員の就業形態も大きく変わってきておるようでございます。その中で、いろんな施策をしていただいておりますことはよく理解をしております。  その上で、今後の団員募集についての具体的な対策を聞かせていただきたい思います。よろしくお願いいたします。 312 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 313 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 314 ◆市民協働部長(鳥居典光) 団員募集ということで、企業のほうから多くの消防団を輩出いただけるように、平成28年度から企業防災力向上研修支援補助金を創設したところであります。今後も引き続き、この制度は継続して団員募集は行ってまいりたい思っております。  今後につきましては、消防団員に対する対策としまして、本定例会におきまして、碧南市消防団条例の一部を改正する条例を提出しているところでございます。 315 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 316 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 317 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございました。  一連の答弁を総合して考えます少し現状維持も厳しいかなという状況が想像できます。消防団の未来をよいものするには、装備だとか待遇なども非常に大切なことだ思いますけれども、人材がなければ全く意味をなしません。  これからも碧南市の安心・安全を担っていただくためには、消防団が魅力あるものであり続けて、携わっていただいております関係者が誇りを持っていただけるように、市長、消防団関係者にはさらなる御尽力をいただきたい思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次に、内容をがらっと変えまして、件名2、外来生物についてお聞きをさせていただきたい思います。  こちらも平成29年の12月に一般質問をさせていただきました。ヒアリやセアカゴケグモ、カミツキガメなど、碧南市での現状の対策等は既にお聞きをしておりますが、今回は、新しい外来生物の国内初発見等もありまして、今までの対策の進捗、今後の活動についてを中心にお聞きをさせていただきたい思います。  それでは、(1)碧南市の外来生物の状況について。  アいたしまして、現在、増加傾向にあるような外来生物はどのような状況なのか、お聞かせください。 318 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 319 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 320 ◆経済環境部長(永坂智徳) 碧南市内の外来生物のうち、増加傾向にあるものの状況についてでございますが、まず、特定外来生物に指定をされておりますオオキンケイギクにつきましては、市内の至るところで分布をしている状況でございます。  また、愛知県が平成29年度に行った油ヶ淵における水生生物調査において採取されました27種、3,009個体のうち、ブルーギルが780個体で、全体の25.9%を占めていたというものでございました。
     それ以外の外来生物につきましては、昨年よりスパルティナ・アングリカが国内で初めて発見をされたという報道がされるほか、ヌートリア、アライグマ、セアカゴケグモ等の目撃情報などが寄せられることはございますが、実態数は把握しておりません。 321 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 322 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 323 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  答弁の中にもありましたけれども、ブルーギルが既にしっかり定着をしておるのかなというふうに思いますし、ヌートリアやアライグマというのは、現在では日本各地で大きな被害をもたらしておるようでございます。  碧南市においても目撃事情があるということは、今後ふえていく可能性もあるというふうに思います。  では、イいたしまして、外来生物による被害はどのようなものがあるのか、そして、後想定し得る被害はどのようなものがあるのかについてお聞かせください。 324 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 325 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 326 ◆経済環境部長(永坂智徳) 外来生物のうち特定外来生物につきましては、特にヌートリアなどの哺乳動物につきましては、農作物への食害被害やあぜの破壊のおそれ、また、ブルーギル、オオキンケイギク、スパルティナ・アングリカ等につきましては、その繁殖力により生態系を破壊されまして、在来の種が住むことができない環境なってしまうといった被害のおそれが考えます。 327 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 328 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 329 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、農作物の食害被害、または、生態系が破壊されないように、ウいたしまして、現在どのような対応、対策を行っていただいておるのでしょうか、お聞かせください。 330 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 331 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 332 ◆経済環境部長(永坂智徳) 外来生物の対策についてでございますが、外来生物法におきまして、特定外来生物により被害が生じている場合、または、生じるおそれがある場合に、被害の発生を防止するため、必要があるときは防除を行うことされております。  市の取り組みいたしましては、まず、オオキンケイギクにつきましては、2年に1回、駆除活動を行っております。また、スパルティナ・アングリカにつきましては、6月の市議会定例会におきまして補正予算を可決していただきましたことによりまして、今後、重機による駆除作業を行ってまいります。その他の外来生物につきましては、外来生物の目撃情報や電話連絡があったときには、防除方法等についてどのような方法があるのかという相談業務を行うとともに、まだ、碧南市内では生息は確認されておりませんが、人体への被害を及ぼすおそれのあるヒアリについては、市民の皆様に正しい知識情報が必要なるため、ホームページにおきまして特徴、人への影響、対処方法等を掲載して周知を図っているという状況でございます。 333 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 334 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 335 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、外来生物に対しての今後の対策はどのようなものになりますでしょうか、お聞かせください。 336 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 337 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 338 ◆経済環境部長(永坂智徳) 今後の対策につきましては、引き続き、市民の皆様からの問い合わせや相談があった場合には、対処方法などのアドバイスを行うとともに、県等の相談窓口である愛知県環境局自然環境課を紹介するなど、県を初めする関係機関とも緊密な連携を図ってまいります。  また、外来生物対策で最も重要である、もともとその地域にいない生き物をむやみに入れない、飼っている生き物を野外に捨てない、野外にいる生物を他の地域に広げないことの周知を図るため、他市の外来生物に対するホームページ等の啓発方法も研究しながら、広報へきなんやホームページの内容を充実させてまいりたい考えております。 339 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 340 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 341 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  そもそも、外来生物というのは、人の手によって入ってきたものであって、先ほど答弁にありましたように、入れない、捨てない、広げないがしっかり浸透していなければ、その圧倒的な生命力で一気にふえていきます。  後ほど(4)の部分で、広報活動については触れていきますので、引き続き啓発活動をしっかりお願いいたします。  次に、(2)、(3)進んでいきますが、この(2)(3)、私がちょっと特に気になっている外来生物についてお聞きをしたい思います。  まずは、(2)オオキンケイギクについて、モニターをよろしくお願いいたします。  矢作川河川敷に可憐に咲き誇るオオキンケイギクでございます。一つ一つの花を見る非常にかわいらしくて、黄色いかわいい花でございます。画像、ありがとうございました。  先ほどの答弁にもありましたけれども、碧南市の至るところで繁殖をしております。  では、このオオキンケイギクについてですが、これまでの取り組みがどのようなものかについてをお聞かせください。 342 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 343 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 344 ◆経済環境部長(永坂智徳) オオキンケイギクにつきましては、その生命力の強靱のため、一度定着をしてしまう在来の野草を駆除し、周りの景観を一変させる性質を持っており、平成18年2月に特定外来生物に指定をされております。  碧南市のこれまでの取り組みいたしましては、平成24年に市環境課へきなん市民環境会議により矢作川河川敷での駆除活動を行ったことが始まりで、27年度には碧南高校の科学部の皆さんへきなん市民環境会議でオオキンケイギクの分布調査や駆除活動を行ってまいりました。  29年度からは、西三河南部生態系ネットワーク協議会も連携をし、駆除活動を行っているという状況でございます。  なお、碧南高校科学部の皆さんは、地域連携をしたオオキンケイギクの駆除活動について、平成29年度に第47回愛知県野生生物保護実績発表大会において発表し、愛知県教育委員会賞を受賞するとともに、愛知県の代表として、第52回全国野生生物保護実績発表大会におきまして、市民、学校、行政が連携をしたオオキンケイギクの駆除活動の実績について発表し、環境省自然環境局長賞を受賞されるなど、活動が国及び県で高く評価されております。  以上です。 345 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 346 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 347 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  取り組みについては、市民環境会議、碧南高校、三河南部生態系ネットワーク、そして環境課の皆様が、これまでにしっかり連携をしていただきながら、駆除活動をしていただいておるということがよくわかりました。ありがとうございます。  では、イいたしまして、駆除作戦の成果についてお聞かせいただきたい思います。  毎年駆除作戦をしていただいておるということですが、ことしも5月26日に矢作川両岸等で駆除活動が実施されております。効果のほどはいかがなものだったのか、お聞かせください。 348 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 349 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 350 ◆経済環境部長(永坂智徳) オオキンケイギクの駆除活動につきましては、市の環境課、へきなん市民環境会議、碧南高校の生徒さん、西三河南部生態系ネットワーク協議会等により、毎年、種子をつける前の時期であります5月ごろに、矢作川河川敷にて駆除活動を行っております。  質問者がおっしゃるとおり、今年度も5月26日に一斉駆除活動を矢作川河川敷の昨年同じ箇所で実施をしましたが、駆除量いたしましては930キログラムありまして、昨年度比較して、残念ながら170キログラムも増加をしております。年々駆除量は増加しており、市内全域で分布している状況でございます。 351 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 352 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 353 ◆6番(小林晃三) 毎年駆除活動をしていても駆除量はふえている、オオキンケイギク恐るべしということなのかもしれません。オオキンケイギクがふえているということは、その分、在来の野草が駆逐をされてしまったということでもあります。  動物違って、植物は直接な被害、例えば、かまれたり、あぜ道を壊されたり、そういうのが目に見えにくいために、興味を引きにくく、根だったり、種だったりにも気を配る必要があります。気がついたらあっという間に繁殖をしていってしまいます。  では、ウいたしまして、オオキンケイギクについて、今後の対策はどのようにされていくのかお聞かせください。 354 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 355 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 356 ◆経済環境部長(永坂智徳) オオキンケイギクは、同じ株から何年も花を咲かせ、種子をつけます。また、種だけではなくて、根や茎からも繁殖をするために、種ができる前に種を刈り取ること、根から引き抜くことを繰り返し行うことが効果的であります。  特定外来生物につきましては、生きたままの移動が制限されているため、完全に枯死させた後、種子が拡散しないよう、袋に入れて破棄をするといった対策が必要であるなどの条件はあるものの、個人での駆除活動が比較的簡単にできる種類でございます。  市いたしましては、今後も引き続き、碧南高校、へきなん市民環境会議等の連携による駆除活動を行うとともに、市民の皆様にオオキンケイギクの見分け方や駆除方法等について、ホームページ等で周知を充実させてまいりたい考えております。 357 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 358 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 359 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  個人での駆除は比較的簡単にできる御答弁をいただいておりますけれども、まずは、このオオキンケイギクについてもっと知っていただく必要があるのではないかなというふうに思います。  画像2をお願いいたします。  これは、碧南高校科学部が作成をいたしました、手づくりの、しかも、とてもわかりやすいオオキンケイギクの資料でございます。既に回覧や広報でも知っている方もいらっしゃる思いますが、駆除量から察するに、増加傾向にあるということですので、改めて御確認いただきたいというふうに思います。画像ありがとうございました。  オオキンケイギクの質問の最後になりますが、対策という部分でお聞きをしたい思います。  残念ながら年1回の駆除活動では、オオキンケイギクの生命力、繁殖力に残念ながら追いついていないというように思います。一斉駆除活動の回数をふやす、もしくは、クリンピーなどの清掃活動一緒に行っていただくなどの、もう一歩踏み込んだ駆除活動のお考えがありますでしょうか、お答えをいただきたい思います。 360 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 361 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 362 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在の活動では、矢作川の河川敷のみで活動を行っております。  しかしながら、質問者がおっしゃるように、オオキンケイギクの花が開花をしている時期に市内を巡回してみます至るところで繁殖が見られます。  今後につきましては、オオキンケイギクについて市民の皆様により知っていただき、市内全体に繁殖しているものを駆除していきたい考えております。 363 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 364 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 365 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  今後の駆除活動に御期待をいたします。  では、次に、私の気になる外来生物(3)スパルティナ・アングリカ、和名、コヒガタアシというものでございます。  まずは画像を見ていただきたい思います。  これは堀川でのスパルティナ・アングリカの画像でございます。  次、お願いします。  こちらの写真も堀川で、日本で初めて発見をされたスパルティナ・アングリカの映像でございます。映像ありがとうございました。  このスパルティナ・アングリカ、なかなか聞きなれない名前でございますが、国内初発見ということで、新聞だとか報道で大きく報じられておりましたので、皆様御存じか思います。  では、このスパルティナ・アングリカについて、アいたしまして、国内初発見の経緯についてをお聞かせください。 366 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 367 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 368 ◆経済環境部長(永坂智徳) スパルティナ・アングリカにつきましては、平成30年の12月に、市民の方から、これまで堀川に生息していなかったアシのような植物が群生しているの発見情報をもとに、日本スパルティナ防除ネットワークの調査を経て、堀川に群生している植物が特定外来生物スパルティナ・アングリカである確認をされました。  同様の植物では、熊本県、愛知県内では豊橋市及び半田市で、同じスパルティナ属であるスパルティナ・アルテルニフロラが既に発見をされておりますが、今回、堀川で発見されましたスパルティナ・アングリカについては、国内初であったということでございます。 369 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 370 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 371 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、次に、イいたしまして、侵入経路についてお聞かせいただきたい思います。  このスパルティナ・アングリカというアシに似た植物は、北米東部もしくは英国が起源だというふうに聞いておりますけれども、なぜに碧南市堀川で国内初発見なったのでしょうか、お聞かせください。 372 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 373 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 374 ◆経済環境部長(永坂智徳) 日本スパルティナ防除ネットワークによりますスパルティナ・アングリカの侵入経路は不明であるということでございます。  この理由いたしましては、豊橋市や半田市で発見されたものについては、海外の貨物船等からのバラスト水に種子等が含まれて侵入した可能性がある言われておりますが、スパルティナ・アングリカは、バラスト水は沖合で排出をするため、碧南市の堀川だけに群生する原因はなり得ず、また、堀川のしゅんせつ工事で使用した砂については矢作川の砂を使用しているために、スパルティナ・アングリカの種子がまざっている可能性もないということから不明ということでございます。
    375 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 376 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 377 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  侵入経路不明いうじゃ、どうやって対策を立てていこうかということを考えたときに、対策の立てようがないように思います。  では、ウいたしまして、現在、分布はどのようになっていますでしょうか。堀川だけで群生をしておるだけでしょうか。  碧南市は水に囲まれておりますので、ほかにも蜆川だとか新川だとか矢作川の河川敷などの河川、そして、油ヶ淵だとかエコパークだとかの干潟を形成するような場所がまだまだたくさんありますが、大丈夫なんでしょうか、お聞かせください。 378 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 379 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 380 ◆経済環境部長(永坂智徳) スパルティナ・アングリカの分布状況につきましては、まず、市内の分布状況いたしましては、平成31年の1月から2月にかけまして、環境省中部環境事務所が堀川を初め衣浦湾に面した港湾、主要な河川、高浜川、新川、蜆川、矢作川、それらに近傍の水路、油ヶ淵の調査を実施いたしましたが、堀川以外での生息は確認をされておりません。  次に、堀川の分布状況でございますが、堀川上流の子種橋から河口の大浜水門までの約400メートルの範囲で48群落が確認をされました。その後、平成31年4月22日及び23日の2日間、約250メートル程度、人力による駆除作業を行いましたので、若干生息範囲は狭くなっているという状況でございます。 381 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 382 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 383 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、エいたしまして、これまでの対策、どのようなものであったのか、お聞かせをいただきたい思います。よろしくお願いします。 384 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 385 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 386 ◆建設部長(中村正典) 準用河川堀川の管理者ということで、建設部からお答えをさせていただきます。  まず、本年3月8日、愛知県主催の対策会議に碧南市としても参加をいたしまして、駆除に向けた検討を開始したところでございます。本種の拡大防止のため、初期段階での早急な対応が必要である考え、3月22日に人力による駆除の試験施工の結果、河川小段部は人力で対応可能判断をしましたが、河床内では自力での撤去は困難であるということで結論をつけました。  その後、4月22日、23日に、人力による河川小段部の防除作業については完了をしております。 387 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 388 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 389 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  答弁の中に、県主催の対策会議に参加ありました。  では、オいたしまして、国や県の連携はどのように行われて実施をされてきたのか、お答えをお願いいたします。 390 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 391 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 392 ◆建設部長(中村正典) 国の連携につきましては、本種に対する情報が不足している碧南市に対しては適切に情報提供を受けております。先ほどの3月8日の愛知県主催の対策会議の中で、国からは分布の状況の調査資料や防除実施計画案の提言をいただいております。ほかには、本種の駆除に活用できる国の支援事業についても情報をいただいており、結果として支援事業に採択をされたということでございます。  また、4月22日、23日の人力による駆除作業についても、国、県の職員が直接作業をしていただいております。 393 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 394 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 395 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  碧南市堀川がスパルティナ・アングリカの国内発祥の地にされてもらっては困りますので、今後もしっかり国や県の連携をとっていただきまして、防除作業をよろしくお願いいたします。  では、カいたしまして、今後の対策についてお聞かせください。 396 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 397 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 398 ◆建設部長(中村正典) 4月22、23日での人力作業で駆除できなかったものにつきましては、主に河床内なりますが、建設機械を利用し駆除するよう、委託業務の発注を進めております。  本年度で全ての掘り取り作業を行う予定しておりますが、残存した地下茎からの再生の可能性があるため、翌年度も引き続き監視あるいは防除作業を継続してまいります。  なお、今回発見された箇所が堀川単独であり、準用河川であるため、碧南市が継続して監視、防除を行いますが、愛知県や西三河南部生態系ネットワークなどの関係機関を初め、地元市民など関係者は協力し、周辺地域についても監視していくことが望ましいというふうに考えております。 399 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 400 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 401 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  現在、駆除進行中ということでございますので、しっかり監視をしていただいて、また進捗があったら教えていただきたい思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に、(4)いたしまして、市民への広報活動についてお聞かせいただきたい思います。  今までの答弁にもありますように、外来生物の対策、対応というのは行政のみでは限界がございます。市民の皆様しっかり協力をさせていただいて、御理解を得る必要があります。  そこで、この(4)の部分では、市民への広報活動、啓発活動、取り組みなどを中心にお聞きをさせていただきたい思います。  まずは、昨年夏の企画展で、外来生物展を開催していただいた碧南市水族館、アいたしまして、水族館での外来生物の企画展の反応はいかがだったでしょうか、お聞かせください。 402 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 403 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 404 ◆教育部長(奥谷直人) 平成30年度夏の特別展、外来生物展では、58日間の開催期間中に4万3,000人ほどの御来場をいただきました。平成29年に名古屋城の外堀で捕獲され話題なったアリゲーターガーなどの標本や、特定外来生物のカミツキガメなどの生体展示などに注目が集まりました。  また、期間中には、岐阜大学や金城学院大学職員による講演会を開催し、多くの方に身近な外来生物事情や正しい向き合い方などについてお話をいただき、子供から大人まで広く知っていただいた感じております。 405 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 406 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 407 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  たくさんの来場者があって、多くの方に身近な外来生物について知っていただいた御答弁をいただきました。  それでは、もう少し来場者の反応という点で質問をさせていただきたいというふうに思います。  水族館では、常時アンケートをとっておる思いますけれども、その中で、市民の外来生物に対する感想などがありましたら教えていただきたい思います。 408 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 409 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 410 ◆教育部長(奥谷直人) 外来生物展開催期間中のアンケートに寄せられた、印象に残った展示には、外来生物、アリゲーターガー、カミツキガメなどの順に挙げられていました。中には、改めて知ったことがあり、ヒアリやセアカゴケグモを実際に見られたことで、より知識が深まったなどの具体的な感想もございました。  特別展が終了してからも、とても反響が高かったアリゲーターガーの標本や、特定外来生物のオオクチバスやブルーギルなどを常設展示にしたり、特別展に使用した解説パネルを展示したり引き続き外来生物への関心を持っていただくよう、情報発信に努めております。 411 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 412 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 413 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  実際に、しかも安全に危険な生き物を見られるということを、いざというときに、例えば、ヒアリを見つけた、セアカゴケグモにかまれた、アリゲーターガーを釣り上げた、そんなことが頻繁にあってもらっては、それはそれで問題なんですが、知識として知っておくということは大事なことだ思います。外来生物をこれ以上ふやさないという啓発にもしっかりつながったというふうに思います。ありがとうございます。  市民にとっては、碧南海浜水族館があることで、地域の水生生物はもちろんのこと、さまざまな生き物に興味を持つきっかけになる施設である考えております。  今までも、外来生物だけではなくて、クラゲの研究であったり、ウシモツゴ、カワバタモロコ、ネコギギなどの希少生物の保護など、多くの重要な事業を展開していただいておりますのは皆さん御存じだ思います。  また、市内の小学生コラボをした市内の環境調査を実施するなど、市民の環境意識の啓発にも貢献をしていただいております。改めて感謝申し上げます。引き続き、碧南市の生態環境についての啓発活動、そして、さまざまな希少生物の繁殖の研究など、よろしくお願いをいたします。  では、次に、イいたしまして、広報へきなん、ホームページでの外来生物の周知活動はどのようにされておりますでしょうか、御答弁をお願いいたします。 414 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 415 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 416 ◆経済環境部長(永坂智徳) 外来生物に係る広報へきなんやホームページの周知につきましては、オオキンケイギクの駆除活動の紹介や、人体への被害を及ぼすおそれのあるヒアリについての特徴や対策法等について周知を行っているという状況でございます。  今後は、碧南市内で生息をしている思われる外来生物の紹介や駆除の方法などを順番に紹介してまいりたい考えております。 417 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 418 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 419 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  しっかり紹介をしていただきたい思います。  では、次に、ウいたしまして、NPO団体の連携についてお聞かせいただきたい思います。  例えば、碧南高校ですとか西三河南部環境ネットワーク、市民環境会議などの団体さんがありますが、今後の展望などありましたらお聞かせください。 420 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 421 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 422 ◆経済環境部長(永坂智徳) 外来生物に係るNPO団体等の連携につきましては、まず、駆除活動の面では、オオキンケイギクは碧南高校、へきなん市民環境会議、西三河南部生態系ネットワーク協議会連携をして活動を行っており、今後も継続をして、連携を深めてまいりたい考えております。  また、スパルティナ・アングリカにつきましては、4月の人力による駆除では、へきなん市民環境会議、西三河南部生態系ネットワーク協議会、日本スパルティナ防除ネットワーク連携をしてまいりました。この部分についても、引き続き連携を深めてまいりたいというふうに考えております。 423 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 424 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 425 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  スパルティナ・アングリカのときもそうですけれども、一見しただけでは外来生物はわからないものが多々あります。  外来生物全てを知ることは不可能だというふうに思いますけれども、多くの市民団体の皆様、もしくは近隣の市町村連携をしながら、しっかり情報収集をしつつ外来生物対策を考えていただきたい思います。  市民の皆様から情報を集めるのも大切なことだ考えておりますが、市民の皆様に現状を知っていただくことも大事なことなのではないでしょうか。  では、エいたしまして、今後の対策についてお聞かせください。全体を通しての碧南市の、入れない、捨てない、広げないという考え方のスタンスについてお聞かせください。 426 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 427 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 428 ◆経済環境部長(永坂智徳) 外来生物対策は、対策すべき生物の種類が多いことや、既に分布が広がってしまっているものもあり、難しい問題も多々ありますが、地道に外来生物についての知識の啓発や駆除活動を継続していくことが重要である考えております。  市いたしましては、外来生物に対する特徴や見分け方といった情報をホームページ等で提供するとともに、外来種対策の活動に参加をしていただける市民や団体をふやしていけるような呼びかけや、西三河南部生態系ネットワーク協議会の外来種対策事業への協力等を積極的に実施してまいりたい考えております。 429 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 430 ◆議長(鈴木みのり) 6番。 431 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  今までの答弁にありますように、オオキンケイギクのように既に分布が広がっているもの、スパルティナ・アングリカのように、見た目ではよくわからないようなものもあって、対策にはいろんな苦労があるは思います。市民の皆様に少しでも知ってもらって、入れない、捨てない、広げないの運動の継続をよろしくお願いいたします。  日常生活を送る中で、いつもお散歩中に目にする堀川のアシが実は外来生物で、実は日本でここにしかまだないなんてことは、よほどの植物博士でない気づきもしないというふうに思います。気づかれないうちにじわじわ周りの生態系を壊しながら生息域を広げていって、気づけば手おくれになってしまう、そういうものが外来生物なのかもしれません。私は外来生物の博士にはなれませんけれども、引き続き情報収集をさせていただきまして、環境課や土木港湾課へ相談させていただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 432 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、小林晃三議員の一般質問を終わります。
     この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 50分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 5分 再開) 433 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山中謙治議員の一般質問を許します。 434 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 435 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 436 ◆11番(山中謙治) 新政会の山中謙治です。  ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき一問一答方式にて2件の一般質問をさせていただきます。執行部におかれましては、わかりやすく前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、件名1、防犯対策についてお伺いします。  平成29年9月の定例会の一般質問にて、防災対策について質問させていただきました。最近でも、平成30年6月の定例会においても、多くの議員より質問があり、安心・安全なまちづくりに市民の関心の高がうかがえます。  平成30年の全国の刑法犯認知件数は、東京、大阪に次いで愛知県は3位であり、犯罪発生率は大阪、東京、兵庫に次いで4位です。  また、侵入盗の認知件数に至っては、12年連続で全国ワーストワンが続いています。しかし、侵入盗発生率で見る1位は茨城、件数でいう8位なんですよね。それから、2位は岐阜で、件数でいう12位であり、愛知県は3位なっています。侵入盗の発生率を見る認知件数の多による順位ではなく、人口に関係なく犯罪の発生率が高い県があるという結果が出ています。  侵入盗の発生原因として一番多いのは無施錠であり、まだまだ無施錠が多いようであります。  愛知県において侵入盗の認知件数、発生率が多いのは、無施錠が最大の問題ではありますが、高速道路の整備のよから移動しやすい点、製造業が集積しており、長期休暇とか旅行、帰省により留守にする家が多いのも一因か推測されます。  そこで、(1)本市の犯罪状況についてお伺いいたします。  ア、本市の犯罪件数、犯罪発生率の推移について教えてください。 437 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 438 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 439 ◆市民協働部長(鳥居典光) 愛知県警から発表されております統計情報により、過去3年間の刑法犯の認知件数人口1,000人当たりの認知件数なる犯罪率を申し上げます。  平成28年の刑法犯認知件数は486件、犯罪率は6.89%でした。平成29年の刑法犯認知件数は444件、犯罪率は6.19%、平成30年の刑法犯認知件数は382件、犯罪率は5.29%でした。 440 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 441 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 442 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  それでは、イいたしまして、近隣の西三河各市の犯罪件数、発生率の推移について教えてください。 443 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 444 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 445 ◆市民協働部長(鳥居典光) 同じく愛知県警の統計資料に基づきまして、西三河9市の直近3年間の刑法犯の認知件数犯罪率を市制順に御報告いたします。  まず、岡崎市ですが、平成28年は2,668件、犯罪率が7.05%、平成29年は2,517件、6.56%、平成30年は2,504件、6.49%でした。  次に、刈谷市ですが、平成28年は1,309件、8.77%、平成29年1,237件、8.21%、平成30年は1,029件、6.80%でした。  次に、豊田市ですが、平成28年は2,910件、6.92%、平成29年2,711件、6.40%、平成30年2,478件、5.83%。  次に、安城市、平成28年1,604件、8.74%、平成29年1,484件、8.00%、平成30年1,341件、7.18%。  次に西尾市、平成28年1,047件、6.29%、平成29年826件、4.89%、平成30年852件、5.03%。  知立市、平成28年676件、9.67%、平成29年671件、9.47%、平成30年550件、7.71%。  高浜市、平成28年330件、7.26%、平成29年318件、6.76%、平成30年318件、6.66%。  みよし市、平成28年572件、9.17%、平成29年545件、8.73%、平成30年461件、7.35%であります。  以上でございます。 446 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 447 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 448 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  続きまして、ウいたしまして、本市の犯罪の種類の内訳はどうなっているか、教えていただけますでしょうか。 449 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 450 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 451 ◆市民協働部長(鳥居典光) 平成30年の碧南市の主な犯罪の発生状況についてお答えいたします。  まず、侵入盗は42件、うち空き巣、忍び込み、居空き等の住宅対象侵入盗は17件でした。  自動車関連窃盗は48件、うち自動車盗は4件、車上狙いは27件、部品狙いは17件でした。  オートバイ盗は3件、自動車盗は42件、自動販売機狙いが3件、強盗が2件、その他の刑法犯は242件でした。 452 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 453 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 454 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  3年間の推移を見ています本市も西三河も少しずつ減少している以前お伺いしたとき比べまして少し減少していますが、おおむねは横ばいの状態じゃないか推移しているように思います。  しかし、依然として愛知県は刑法犯が全国でも多い状態であります。近年、犯罪抑制や安心・安全なまちづくりの観点から、防犯カメラを設置する自治体が非常にふえてきております。個人のプライバシーなどを守りながら防犯カメラを設置すること自体、非常に難しいことであるか思いますけど、自治体の実例いたしましては、実例1で、千葉県の市川市においては、平成17年施行の市川市防犯カメラ適正設置及び利用に関する条例に基づき、公道、公園等の公共施設に防犯カメラを設置、管理、運用を行い、犯罪抑制治安向上に取り組んでいます。平成18年時点のカメラの設置台数は138台であったが、平成30年末には328ヵ所、861台にまで増加しています。設置場所は市のホームページで公開し、市民の見やすい場所に防犯カメラを設置中等の表示を行っており、犯罪件数は、防犯カメラ設置の平成18年は約9,835件ありましたが、平成29年に至っては3,823件へ3分の1まで減少しているという状況があります。  もう一つ、実例2いたします。こちら、大阪の箕面市のほうなんですけど、安心・安全なまちづくりを進めるため、警察署の全面協力を得て、全ての市立小中学校の通学路に750台の防犯カメラを設置し、平成27年7月より運営している。プライバシー保護などを考慮して、防犯、防災、交通安全、火災現場の検証、行方不明者、子供の家出の捜査など7項目に限り、最新映像を7日間録画して利用しているのことです。平成28年に市内の全ての公園にも設置し、犯罪件数は設置前の半分ほどに減少しているという結果が出ております。  防犯カメラの設置、運用は、プライバシー保護など難しい問題がありますが、犯罪抑制に大きな効果があることは明らかであります。現在、テレビや新聞をにぎわすあの交通事故ですね、あおり運転などにおいてもです。  事故原因の究明、検挙に至るのもドライブレコーダー、これも車載の防犯カメラ的な要素があるか思いますけど、普及による結果だというふうに思います。  また、先ほども悲惨な事故がありましたですけど、京都のアニメーションの事件においても、たくさんの防犯カメラの設置の組み合わせによりまして、犯人の特定や経緯がわかったのだ思っております。  そこで、(2)防犯カメラの設置状況についてお伺いします。  アいたしまして、本市における現在の防犯カメラの設置状況はどれぐらいあるか教えてください。 455 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 456 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 457 ◆市民協働部長(鳥居典光) 現在、市役所を初めする公共施設等には、297基の防犯カメラが設置されております。建設時に設置されているものがほとんどですが、必要に応じて増設されております。また、平成26年度から平成27年度にかけて、不審者対象として市内の学校、幼稚園及び保育園などにも設置しております。  また、碧南市防犯カメラ設置費補助金を利用した防犯カメラの設置は、平成28年度、1商店街2基、10町内会13基、平成29年度は、2商店街の5基、6町内会の9基、平成30年度は4町内会8基であります。合計いたします14商店街のうち3商店街に7基、町内会の管理する30区民館のうち20区民間に30基の防犯カメラが設置されております。 458 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 459 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 460 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  確実にふえているという、数字上は明らかだというふうに思います。  続きまして、イいたしまして、本市の防犯カメラ設置による通報件数及び検挙に至った例というのは実際にあるのでしょうか、教えてください。 461 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 462 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 463 ◆市民協働部長(鳥居典光) 市内の公共施設等に聞き取り調査をいたしました。  平成28年度は2件、平成29年度は3件、平成30年度は1件でした。解決に至ったもの、そうでないものあるようですが、正確な検挙数は不明でございます。  現在設置されている防犯カメラは、常時、職員がモニターを見ているというものではありませんが、盗難や器物破損、不審者等の事案が発生した場合に、防犯カメラの録画映像を確認し、通報していることがあります。カメラの性能により映像が不鮮明である場合は、人物の特定につながりにくいということもあるようです。 464 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 465 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 466 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  なかなか難しい問題、検挙されているものがあるということであれば、非常に効果のある面もあるか思います。  続きまして、ウいたしまして、今後、設置を検討している件があるのかを教えてください。 467 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 468 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 469 ◆市民協働部長(鳥居典光) 西端商店街振興組合が補助制度を利用して4基の防犯カメラを設置する予定でおります。既に申請が出ておりますので、近いうちに設置が完了される思われます。  また、令和2年3月オープン予定のスケートボードパークに5基設置される予定なっております。 470 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 471 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 472 ◆11番(山中謙治) ありがとうございました。  次に、(3)いたしまして、交通の要所、通学路への防犯カメラの設置についてお伺いいたします。  犯罪抑制は安心・安全まちづくりに欠かせないことであり、市民の願いでもあります。  まず、本市において、アいたしまして、犯罪に対して行政警察が現在どのように連携して行っているのかをお聞かせください。 473 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 474 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 475 ◆市民協働部長(鳥居典光) 市では、午後10時から翌日の午前4時まで、青色回転灯を装備した車に警備員2名が乗車し、市内全域を巡回するパトロールを警備会社へ委託し、実施しております。毎回、巡回に先立ち警察署でルートや犯罪防止強化ポイント等について指示を仰ぎ、最新の犯罪情報を生かしたパトロールなるよう実施しております。  また、町内会、区単位で組織されている自主防犯ボランティア団体に対しまして、碧南警察署員を講師に招いて、防犯リーダー研修会を開催しております。  また、平成30年8月令和元年8月に、碧南警察署主催の碧南高浜犯罪抑止・薬物乱用防止決起大会に協力し、広く啓発を行いました。ほかにも、随時、鍵かけや特殊詐欺被害防止等の啓発活動を行っております。  防犯カメラにつきましては、犯罪等の捜査ため、警察から防犯カメラを管理する各施設に録画データの提供依頼がありますが、いずれも提供には御協力的で、問題なく行われております。 476 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 477 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 478 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  最近は特殊詐欺という特殊なものが出てきて、非常に犯罪件数も特殊化しているんじゃないかないうように思います。  以前、平成29年6月の定例会の一般質問で、当時多発していた農業用のトラクターやトラック等が組織的に、盗難犯罪に対して抑制や早期解決のために、橋梁への防犯カメラの設置の依頼について質問させていただきました。本市は水に囲まれていまして、移動するにはどうしても橋梁を通過しなければならず、最も効果的な犯罪を防止することができるんじゃないかという意図から質問させていただいております。  そのときの答弁につきまして、本市の市境には橋梁が8ヵ所あり、いずれも県道であり、所管の知立建設事務所に確認したところ、いかなるものも工作物に設置許可ができないという回答であったという報告があります。
     また、橋梁のない市境である海底トンネル、産業道路の田尻、田戸の3ヵ所のうち、海底トンネルのほうは、防災を目的したカメラが上下に合わせて20台設置されており、既に問題はなくなっているんじゃないかというふうに思っておりますが、産業道路の田尻、田戸は市道ではなく、こちらのほうもいかなるものも設置することはできないという回答であったか思います。  こうした状況の中で、平成30年8月17日付の新聞紙面においてです。岐阜県美濃加茂市、こちらのほうは人口、碧南市よりも小さくて、5万6,700人余りの市でありますが、加茂警察署NTT西日本中濃営業支店、中部電力電力ネットワークカンパニー加茂営業所防犯カメラ設置に対する協定書を締結したという記事がありました。これは、全国的に以前から通学路で子供が被害者なる凶悪事件が発生しておる現状を受けまして、市として通学路を中心に防犯カメラを設置していくということでありました。  この協定は、消防署及び電柱を管理する事業者がお互いの役割、計画、経費負担、情報の提供、設置及び運用を確認し、協力して市の目指す安心して暮らせるまちの実現を目指すことを目的として締結され、全国でも非常に極めて珍しい取り組みであるということであります。  犯罪をなくし、安心・安全なまちづくりを目指す、誰でも望むところであり、本市においても、美濃加茂市のように、前には橋梁につけられなければ橋梁前にあります電柱に設置をすることによりまして、犯罪の抑止につながるのではないか思いますが、本市において、イいたしまして、美濃加茂市のような犯罪対策を採用できないかについてお答えください。 479 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 480 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 481 ◆市民協働部長(鳥居典光) 近隣市でも街頭防犯カメラの設置が進み、主要交差点や通学路等にも設置されております。  碧南市では、公共施設を初め、徐々にではありますが、設置台数がふえてきております。このよう状況を踏まえ、今後も犯罪発生状況に踏まえ、適切に対応してまいりたい考えております。 482 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 483 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 484 ◆11番(山中謙治) ちょっと前向きな感じは受けないんじゃないか。努力するというのは、本当に努力具体的にどうするかということが聞こえてきませんけど、近隣の刈谷市も、同じように防犯カメラをたくさん設置しておるという現状があります。最悪時には犯罪が4,500件あったんですけど、町の治安の悪化に悩んでいて、2011年から交差点、公園などに防犯カメラを設置して、現在900台を超えています。2012年から17年の5年間で、認知件数は半分ほどに減少した実績があります。  また、多発する車上狙いが、あちらのほうは非常に車上狙いが多いようで、窃盗事件対策として、賃貸住宅やマンションの駐車場、駐輪場、こちらのほうに防犯カメラの設置ができる支援事業も行っているということであります。  刈谷市本市では、刑法犯数や市の予算も違うので、刈谷市のような対応は非常に難しいかというふうには理解しておりますが、平成29年6月の一般質問の答弁には、橋梁にいかなるものも設置できず、防犯カメラを設置するには独自のポールを立てて取りつけなければならず、多額の費用がかかるということであり、検討していないという答弁であったか思います。  美濃加茂市の対応を見ます本市においても、橋梁の前、通学路にもたくさんの電柱が立っておるわけですから、電柱の管理業者締結すれば、防犯の対策が有効にとれるんじゃないか思います。  市長がよく言われますように、少ない投資で最大の効力を上げるということを考えますやはりそういった提携をすることによって、新たに防犯対策をしていくということが非常に重要か思いますが、それについて、再検討していただけないかについてお答えください。 485 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 486 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 487 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議員おっしゃいます美濃加茂市の協定でございますが、4社の役割というのがありまして、市は設置管理に係る費用の負担、警察署は犯罪抑止に効果的な設置場所の助言、NTT中部電力は管理する電柱への設置、運用なっております。  中部電力の契約につきましては、見守りポールというサービスを利用しているということがわかりまして、碧南市いたしましても、まず、この見守りポールというものについて中部電力より説明を聞きまして、また、近隣市の採用している方法などについても情報を収集してまいりたい考えております。 488 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 489 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 490 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  ということは、前向きに検討していただける。何百ヵ所つけるというわけにはいきません。今、碧南市も200強ですね、270ヵ所ぐらいついているということで、結構ついているんだなというふうに思います。  まさに、やっぱり個人のものは個人で守るということが大事ですし、企業は企業で守っていかないうこともありますけど、こういった公共の道路に関しては、やっぱり市のほうとして、今後検討して前向きにやっていただきたいというふうに思います。  そんなにたくさんのところにつけろ言っておるわけではないものですから、要所を抑えることによって、そういった犯罪もなくなりますし、ついておるがゆえに犯罪者も入りにくいという現状もあるか思いますから、一度、再度、検討のほうをよろしくお願いいたします。  それでは、次に、件名2、禰宜田市政3期目のマニフェストの成果についてお聞きいたします。  禰宜田市長におかれましては、1期、2期7つの約束を掲げられ、市政運営に取り組んでこられました。  1期目では、就任直後にリーマンショックが起こり、大変厳しい財政運営のかじ取りを強いられる船出なったわけであります。このような状況の中で、市長は財政調整基金を取り崩したり、大型事業を縮小、延期などをして、何とか荒波を乗り越えたといったような1期目だったのではないでしょうか。  そして、無投票で迎えた2期目では、世界に誇る碧南市を目指してという新たなキャッチフレーズのもと、まずは、リーマンショックの後遺症を残さないため、財政再スタート宣言を行い、税収に対応できる歳出構造の確立を目指して、行政サービスの裁定権による各種の改革に着実に取り組む一方で、重要事業への積極的投資や、未来への種まきも同時に実施されたもの認識しております。  そして、再度の無投票による3期目がスタートし、そのマニフェストには、1期、2期の7つの約束に加え、今一番大きな問題であります人口減少社会への対策として、定住、移住、人口対策という新たな約束を追加し、8つの約束ということで、市政運営に取り組んでこられました。  そこで、1、(1)マニフェストの成果についてお尋ねします。  禰宜田市長の3期目に掲げた8つの約束について、それぞれその成果をお答えください。 491 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 492 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 493 ◆市長(禰宜田政信) それぞれの約束ごとにということでございます。  ちょっと長くなりますけれども、特に3期目で新たに加わった項目または3期目に大きく進んだ項目などを要約、抜粋してお答えをさせていただきます。  まず、1つ目の約束でございます安心・安全についてであります。  初めに、地震津波対策の充実につきましては、平成31年3月に碧南市津波避難計画を策定し、ことしの11月には、津波避難経路パンフレットを市内全校へ配布することを予定しております。  また、消防団員の新たな確保対策の実行では、企業防災力向上研修支援補助金の交付や、消防団協力事業所表示制度、学生消防団活動認証制度など、新たな取り組みを行い、消防団員の確保に努めているところでございます。  また、防犯灯のLED化推進でございますが、平成29年より5年計画でLED化を進めているところでありまして、平成30年度までに計747基の防犯灯LED化を実施いたしました。  また、中田川ポンプ場、蜆川ポンプ場が完成し、供用開始されたことも安心・安全についての大きな前進であります。  次に、2つ目の約束、福祉についてでございます。  まず、障害者、高齢者入浴サービス無料券についてでございますが、これにつきましては、障害者、高齢者ともに平成28年8月から、従前の年間24枚であったものを36枚に拡充したところでございます。  また、筋トレルーム60の拡充では、平成29年4月に農業活性化センターあおいパーク内に設置をいたしまして、また、ことし5月には勤労青少年水上スポーツセンター内に開設をして、両施設とも大変多くの皆様に御利用いただいているところであります。  入浴サービス無料券の配布や筋トレルームの拡充は、福祉分野での大きな課題の1つである健康寿命の延伸につながるもの大いに期待をしているところでございます。  次に、3つ目の約束、教育・文化・スポーツ・公園についてでございます。  まず、碧南緑地にスポーツ拠点の整備検討の項目であります。平成29年2月に碧南緑地におけるスポーツ施設整備構想を策定し、その後、平成30年4月に碧南緑地ビーチコートを開設し、ビーチバレー、ビーチサッカーなど多くの種目で活用されているところであります。  また、水族館にビオトープ施設設置については、ビオトープに加え、水族館のエントランスや大水槽ディスプレーの改修などを含めて整備を行い、本年3月にリニューアルオープンし、大変多くの皆様にお越しいただいているところでございます。  また、碧南レールパークの整備では、平成30年3月に大浜口広場から三河旭広場までの2.3キロの区間を供用開始し、今後、碧南駅から大浜口広場までの整備を予定しているところであります。  次に、4つ目の約束、産業基盤の充実であります。  まず、産業道路の4車線化促進についてでございますが、これにつきましては、長年にわたり県、国への要望を継続的に進めてきたところであります。平成21年度から、刈谷高浜間でスタートした4車線化は、平成30年3月の高浜立体の供用開始でようやく碧南市までの道筋が見えてきたわけでございますが、平成30年度には明石インター付近の工事に着手し、今年度には浜町交差点までの暫定供用区間全線の事業化がされております。  また、新たな工業地の確保検討につきましては、平成28年度に衣浦港2号地工業用地が完売した後は、都市計画マスタープランの見直しにあわせて、新たな工業用地の確保について検討をしてまいりました。本年改定いたします都市計画マスタープランの中で、市北部での新たな工業用地を位置づけてまいりますが、それに向けて、現在、地区内の道路配置や規模などの検討や、道路網の計画を取りまとめているところでございます。  次に、5つ目の約束、行財政改革であります。  まず、既存公共施設のフル活用では、高度経済成長期以降に整備された公共施設等が今後一斉に更新時期を迎えることから、本市の人口や財政の将来予測を踏まえ、長期的な視点を持って総合的かつ計画的な管理を推進するため、公共施設等総合管理計画を平成29年3月に策定いたしました。  また、広告収入の確保では、新たな歳入の確保として、市役所本庁舎市民ホールにて、本年3月から5年間の碧南市広告つきモニターの設置を公募し、賃貸借契約を締結したところであります。  次に、6つ目の約束、協働社会の構築であります。  ここで碧南市出身のメジャー人材の発掘活躍の場の提供では、本市に関する情報を広く全国に発信するため、へきなん広報大使として、平成29年3月にタレントの永島聖羅さんを、また、本年6月にはミスキャンパス日本一の中村優花さんを委嘱したところでございます。  次に、7つ目の約束、発信力の強化であります。  まず、各種全国大会の誘致ということで、平成28年度からトヨタ自動車ヴァルキューレの主催試合として、Vリーグ碧南大会を開催しております。なお、同チームは平成29年8月に、ホームタウンパートナー協定を締結し、相互協力による地域スポーツの振興に取り組んでいるところであります。  また、ふるさと応援寄附金制度の充実強化では、積極的に返礼品の発掘を行い、8月末現在では約80のパートナー企業から320品目の返礼品を取りそろえるまでに至りました。寄附の件数、金額も年々ふえ続け、今年度も寄附額ベースで昨年度の2倍以上のペースで推移しているところでございます。  このほかにも、元気ッス!へきなんでディズニーパレードの誘致なども大変盛り上がり、碧南市をPRするよいイベントでございました。  最後に、3期目のマニフェストで新たに追加した8つ目の約束、定住、移住、人口対策でございます。  まず、不妊治療助成の拡大では、一般不妊治療、人工授精の費用助成の拡大を実施するとともに、特定不妊治療につきましては、愛知県の助成額に上限10万円の追加の助成制度を新設したところでございます。  また、子ども・子育て支援の充実として、平成30年3月、棚尾児童クラブ分館を整備し、また、本年7月には中央児童クラブ分館を整備したところであります。  また、市営宮下住宅の建てかえでは、平成28年に第1期工事で30戸を、平成30年に第2期工事で30戸が竣工し、本年から第3期工事の30戸を整備していくことしております。  最後に、定住推進補助金制度の新設として、首都圏人材確保支援事業補助金制度及びインターンシップ支援事業補助金制度を本年度から新たに創設したところであります。  以上、少し長くなりましたけれども、私の3期目のマニフェストの主な成果ということで、お答えをさせていただきます。 494 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 495 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 496 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  それでは、いろいろたくさんの事業について説明いただきました。  (2)いたしまして、成果に対して、市長の自己評価についてお聞きしたい思います。  禰宜田市長の3期目、3年4ヵ月経過し、マニフェストに掲げた8つの約束について、一歩一歩、着実に前に進んでいるような答弁でありました。安心・安全や福祉というような住民福祉の根底の部分をしっかり前進していながら、レールパークビーチコートの整備など、全国的にも誇れる特色のある事業を推進しているという印象であります。  そこで、改めて市長にお伺いします。  禰宜田市政3期目のこれまでについて、御自身でどのような評価をされているのか、お答えいただきたい思います。 497 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 498 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 499 ◆市長(禰宜田政信) 3期目が3年4ヵ月経過したわけでございますが、マニフェストに掲げた事項につきましては、未着手のものはないというふうに思っております。少しずつでも前に進めて、着実に市民サービスや満足度の向上につながっている自分としては思っております。  そんな中で、自己評価として大きな成果を挙げるすれば、ふるさと応援寄附制度の充実強化新たな工業用地の確保検討、職員提案制度などの充実、安定的な市政運営のために必要な財源の確保につながるような事業の道筋がつけられたことは大きな成果である考えております。  また、筋トレルーム60の拡充や、碧南レールパークの整備など、健康寿命の延伸につながるような事業や、スケートボードパークなど若者が集い交流ができる事業についても、現在、特に力を入れている部分でありますので、このあたりも大きな成果である考えております。  時の流れとともに新たな課題が出てくれば、また、それにつきましても1つずつ解決をしながらやっていくということでございます。全ての項目が任期中に完了ということではございませんが、全体としてはおおむね順調に進んできたのではないか自己評価をしているところでございます。 500 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 501 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 502 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  禰宜田市長の自己評価、まずまず高いというような印象であります。禰宜田市政11年4ヵ月を振り返ってみますリーマンショックを乗り越えられ、財政も順調に回復している中で、マニフェストや総合計画に基づいて、着実に市政運営を進めていることにつきましては、私も一定の評価をしているところでございます。  そこで、最後にお尋ねいたします。  来年の市長選挙への禰宜田市長の対応であります。昨日、日曜日です、県内版で4選出馬というような記事が出ておりました。当初は、初日に、今後検討していくという話がありましたけど、報道がなされておりました。内容を見ますちょっと慎重な意見だった思いますけど、ありましたが、改めて禰宜田市長の口から、このあたりのことについてお話しいただきたいというふうに思います。 503 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 504 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 505 ◆市長(禰宜田政信) 平成20年の市長就任から11年4ヵ月が経過しているわけでございますが、この間、リーマンショックの厳しいときにも、市議会の皆様、市民の皆様の御協力をいただきまして、何とかやってこられたという思いでございます。  今後も、市民病院の問題、ポートアイランドの活用、新たな工業地、住宅用地の確保、スポーツ環境の整備、名鉄碧南駅前の開発、老朽化が進む公共施設の問題など、まだまだ課題が山積している認識をしております。  おかげまで、まだ非常に健康な状態でありますし、また、気力も充実しておるというようなことでございまして、これらの課題に立ち向かっていって、常日ごろ口にしております世界に誇る碧南市を実現することを追求し続けたいという強い思いは持っておるということで、しかし、これは私だけの判断というわけにはいきません。碧南市を支えていただける、これは市議会議員の皆様も含めまして、各種団体等の御意見をお聞きする中で、来年の市長選挙の対応につきまして、年内をめどに最終判断をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 506 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 507 ◆議長(鈴木みのり) 11番。 508 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  世間的には多選は否定的な意見もありますけど、碧南市の長い歴史の中においては、市長を4期務めたのは、初代の中村市長さんのみであります。愛知県内におきましても、4期以上の市長さん及び近隣では安城市で5期を務められるという長期政権の市長さんもございます。  禰宜田市長は、現在、愛知県の市議会の会長さんも務められており、東海市長の市長会の副会長を務められておる、これも多選のメリットではないかというふうに思います。国や県の関係に、影響力につながるということで、非常にいいことではないかというふうに思っております。  ただ、新聞の見出しを見る正式な出馬表明であるかのようでしたが、今、市長の答弁には、各団体の意見をお伺いして、年内をめどに最終判断をしていくのことであります。もし4選されるのであれば、将来碧南市のあるべき姿を明確にし、未来永劫発展できるような新たな施策をお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 509 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、山中謙治議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。
                               (午後 2時 48分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 510 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、祢宜田拓治議員の一般質問を許します。 511 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 512 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 513 ◆15番(祢宜田拓治) 皆さん、こんにちは。しんがりを務めさせていただきます令和新風会の祢宜田拓治でございます。  議長のお許しがありましたので、通告に基づき一問一答方式で一般質問をさせていただきます。  心安らかに穏やかに暮らせる安寧なまちづくりのために、今回、2件、グリーンツーリズムの推進がん予防についてを質問させていただきますので、執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をお願いいたします。  まず、件名1、グリーンツーリズム推進についてを質問させていただきますので、よろしくお願いします。  (1)グリーンツーリズム推進の考えについてでありますが、御案内のとおり、グリーンツーリズムいいますのは、農山漁村地域において、自然、文化、人々の交流を楽しむ滞在型の余暇活動をいいまして、滞在期間は日帰りのものから宿泊を伴うものまであります。都市農山漁村、それぞれに住む人々が、お互いが地域の魅力を分かち合い、理解し合い、人、もの、情報の行き来を活発にして、より充実したライフスタイルをつくり出そうするもののようであります。  幸いにも本市は、名古屋圏に近く、田舎過ぎず都会過ぎないといった面で、名古屋圏域の皆さんに来ていただきやすい環境にある思います。近隣には、10を超える産直市場がありますが、農園を併設してもぎ取りや農作業を体験していただける施設があるのは、あおいパークだけであります。また、近隣に農地あるいは農家がいっぱいあるのも、この地域の特色であります。  以前にお話ししたかもしれませんが、私があおいパークの園長であった折に、名古屋の子ども会のもぎ取り体験がありまして、お母さんたちだけの事前見学会がありました。8人くらいのお母さんが参加されていました。ちょうど地豆、落花生の収穫時期でありましたので、試しにお母さんたちに収穫をしていただこう思いまして、圃場に出かけようとして、何げなく落花生は地べたの上で収穫できるか、地べたの下で収穫できるかどっちでしょうお聞きしましたら、地べたの上地べたの下が半々でした。正直びっくりしました。そして、正解を言わずに圃場に行き、実際に収穫してもらったところ、皆さん、初めての経験で、土の中から地豆がいっぱい、だだだっくっついてとれてびっくりされて、歓声が上がりました。  事ほどようにどんな作物も、実際に見たり植えたり収穫したり食べたりしなければよくわからない思います。農業基盤がしっかりしていて、後継者が育成されていて、いろんな作物がとれる本市の農業をグリーンツーリズムというちょっと格好いい事業、施策として市の内外に、特に市外ですけど、積極的にPRして、推進してはどうでしょうか。  今の時代ですので、SNS等の電子媒体等で広くPR、募集しては思いますが、市のお考えをお聞きします。 514 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 515 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 516 ◆経済環境部長(永坂智徳) 御承知のとおり、市では、農業消費者を結ぶ体験型交流施設として、農業活性化センターあおいパークを設置しております。  質問者がおっしゃるとおり、あおいパークは、産直市だけではなく、もぎ取り体験農園や市民農園といった体験施設を備えた他市にない施設であり、週末を中心に、名古屋圏を初めする市外からも多くの方に御来園をいただいております。  また、海外を含む多くの視察、職場体験を受け入れ、本施設の特徴とともに、本市の農産物、また、農業の魅力を多くの皆様に体験、お伝えをしているところでございます。  さらに、昨年度は、愛知県のインバウンド需要拡大取り組みツアーの企画に組み込まれるなど、その活躍の場が県事業にまで拡大をされております。  市いたしましては、あおいパークを本市のグリーンツーリズム拠点施設として、都市近郊農業の利点を生かして、引き続き、市内外から多くの方に訪れていただけるよう、さらなる工夫を重ね、魅力を発信していきたい考えております。 517 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 518 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 519 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(2)としまして、あおいパークを拠点したグリーンツーリズム推進についてお聞きします。  御答弁にもありましたが、何いっても集客能力お客さんの要望にお答えするキャパはあおいパークが本市一番でありますので、ここを拠点として推進するのがふさわしい思います。  そこで、まず、ア、もぎ取り体験についてですが、先ほども言いましたが、イチゴとかメロンのもぎ取りはほかの施設にも、たくさん近隣にもありますが、いろんな作物のもぎ取りのできる施設、野菜をもぎ取りできる施設はほかにはありません。グリーンツーリズムの入り口、一丁目一番地です。それに、自分の家でつくっている各種作物について、実際に作業をしている農家の方たちから、マルチの敷き方や水やりや施肥の時期や量、間引き方法等々を直接聞けることも、ほかでは機会が余りない思います。教室もやっております。  まだまだもぎ取り体験ができることを御存じない方が多くみえる思いますので、まず、は近隣市を初め名古屋圏域の皆さんに広くPRして、本市のグリーンツーリズムに参加し、経験してもらうようにしていただきたい思いますが、お考えをお示しください。 520 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 521 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 522 ◆経済環境部長(永坂智徳) あおいパークは、1年を通じてもぎ取り体験ができる県下で唯一の公共施設であり、昨年度は5万283人、開園から本年8月末までに、延べ84万8,000人余の方にもぎ取り体験農園を利用していただいております。  現在の取り組みいたしましては、海浜水族館美術館の有料観覧者にもぎ取り補助券を交付する施設間連携事業及び観光バスやタクシー会社が企画をするツアーコースに採用していただくことにより、市外からの利用者の拡大を図っているところでございます。  今後も広く多くの方に来園をしていただけるよう、関係団体連携をしまして、農園事業の充実化、PRに努めてまいります。 523 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 524 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 525 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。よろしくお願いします。  次に、イ、農業体験についてお聞きします。  私は子供のころ、畑に行って、ニンジンとかタマネギとか芋とかを収穫したり、収穫された作物をリアカーに積んだり、田んぼでは田植えや稲刈りや田の草取りやはざかけの手伝い、脱穀等の手伝いをしましたので、農業体験言われるそれらがすっと頭に浮かびます。  しかし、それらを経験していない人にしてみれば、イメージが全く湧かないのではないでしょうか。  農作業の段取りや大変を一度体験、体感していただくことによって、農業を身近なものとして、その大切を理解していただける思います。とっつきやすいもぎ取りだけではなく、一段階進んだ農作業を、農作業体験コーナーというものをつくって、いろいろメニューを取りそろえ、親子ともども、その農作業を体験していただくのはどうでしょうか。グリーンツーリズムを推進するということになる思いますが、お考えをお示しください。 526 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 527 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 528 ◆経済環境部長(永坂智徳) 農作業体験いたしましては、市民農園の運営、収穫作業は申込者が行う野菜オーナーの事業を実施しております。また、中学生の職場体験の受け入れ、子供が田植えから収穫、試食までできる稲作体験事業を実施しているところでございます。  今後、グリーンツーリズム需要の動向及び国、県や他市町村の取り組み状況について情報収集を行い、事業の検証、充実化に取り組んでまいります。 529 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 530 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 531 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  事業の検証、充実化に取り組んでいただけるという御答弁でありますが、よろしくお願いいたします。  旬な野菜や果物を収穫でき、また、買うことができるあおいパークには、立派な調理室があります。そこで、すぐ調理してはどうでしょうか。  ウしまして、調理体験についてで、季節に沿ったメニューや工夫を凝らした地産地消メニューを考案して、それをつくっていただき、食べていただくのはどうでしょうか。 532 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 533 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 534 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在の取り組みいたしましては、地元の食材を使った料理教室を開催し、各年齢層の方に御参加をいただき、大変好評を得ております。  また、体験農園や産直市の食材で、調理加工室やバーベキュー広場を利用して調理を楽しんでいただくことも可能で、これまで子ども会を初め市内外の各種団体、グループ等に御利用をいただいているところでございます。  御質問のように、旬の食材をその場で調理し、味わうことができる施設であるため、調理を体験し学ぶことができる事業の実施、また、施設の活用について、幅広く周知を図ってまいりたい考えております。 535 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 536 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 537 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございます。よろしくお願いします。  では、次に、エ、食育についてお伺いします。  食育とは、皆さん御案内のとおり、さまざまな経験を通じて食に関する知識食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てること言われております。例しまして、ニンジンが嫌いな保育園児が、あおいパークにニンジンのもぎ取り体験、収穫に来まして、ビニール袋にニンジンを入れて、重そうに引きずるように家に持って帰りまして、それをお母さんが調理してくれましたら、ぱくぱく食べまして、親に向かって、おいしいで食べりん勧めたそうであります。情景が目に浮かびますね。嫌いなニンジンをぱくぱく食べちゃういう。食物の大切を勉強できる機会ではないでしょうか。  また、一物全体食という言葉があります。御存じの方も多い思いますが、皮も身も、魚や動物なら内臓も骨も、できれば捨てることなく全部食べるのがバランスがよい言われています。野菜の皮もしっぽも葉っぱも全部調理して、大事に食べ切ることを実践してはどうでしょうか。食育の理にかなった、そんな料理教室を開催してはどうか思いますが、お考えをお示しください。 538 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 539 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 540 ◆経済環境部長(永坂智徳) 御提案をいただきました調理教室につきましては、今後、食育の視点も取り入れた内容で実施をできないか、講師調整をする中で、前向きに検討してまいります。  あおいパークの食育推進につきましては、河方町に設置をしておりますふれあい体験農園において、市内の保育園、幼稚園の園児にもぎ取り体験をしていただいております。質問者がおっしゃるとおり、もぎ取り体験を通じて、まさに収穫の喜びや食べ物の大切を感じていただいております。  また、もぎ取り体験農園においても、市内外の幼稚園、保育園、小学校、子ども会等の遠足受け入れ等を通じて、各団体での食育事業に御活用をいただいております。 541 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 542 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 543 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁に、講師の方調整していただけるということであります。ぜひよろしくお願いいたします。  次に、(3)地元農家での農作業体験を通しての農業への関心度、理解度アップについてをお伺いします。  せっかく本市には露地栽培から温室栽培、葉物、根菜類、果物、穀物類等々、本当に各種の農作物を栽培してみえる農家さんがそろっています。  農作業を経験、体験したいという方に、いろいろな作業メニューを提案してはどうか思うんですね。  先ほども少し申し上げましたが、堆肥のつくり方とか、土の耕し方、畝のつくり方、土の盛り方、種や苗の植え方、肥料、水、間引き、収穫時期、その後の処理、土の養生等々、学ぶことはいっぱいある思うんです。  作物によって作業の種類もやるべきこともさまざまで、作業時期が重なることもあります。それらを実際に農家に入って手伝うことは、興味のある方にとっては、本当に貴重な体験になる思うんです。農家さんも助かる思うんですね。多少、受け入れの際の段取りは大変かもしれませんし、面倒かもしれませんが、それらを続けていきます末長い交流が生まれ、碧南市農業のサポーターになっていただけるかもしれません。そんなこんなで、ぜひ地元農家での農作業体験コーナーを創設していただき、参加者を募集しては思いますが、お考えをお示しください。 544 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 545 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 546 ◆経済環境部長(永坂智徳) 地元農業者の中には、農業高校等からの研修生の受け入れや小中学校の職場体験に御協力をいただいている方もおみえになります。  しかしながら、農作物を責任を持って生産、出荷する上では、その行程の一部を一般の方に体験していただくのは難しいのかもしれません。ただいま御提案をいただいた地元農家での農業体験につきましては、今後、趣旨を御理解いただき、御協力いただける方がみえましたら、実施を検討してまいります。 547 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 548 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 549 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  あおいパークやJAや農務課等が連携、協力しまして、広く一般の方が農家での農業体験ができるような取り組みができる思うんですが、もう一度お答えください。 550 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 551 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 552 ◆経済環境部長(永坂智徳) 地元農業者の方に御協力をいただく中では、生産現場の見学や収穫体験がメーンになる考えております。  市では、去る8月23日に碧南の旬の魅力発見ツアー題しまして、イチジク生産現場等を見学していただくバスツアーを開催いたしました。当日は天候がすぐれず、雨模様でしたが、市外の方を中心に、7組16名の方に御参加をいただき、イチジクの収穫体験のほか、JAの出荷検査場の見学、また、イチジクや地元野菜を使った昼食などを通じまして、碧南の旬の農作物を堪能していただきました。参加者の方からは、ふだんできない貴重な体験ができた、碧南に訪れたことがなかったが、今後注目し、訪問したいなどの感想を多数いただいておりまして、碧南市や碧南市の農業の魅力をPRすることができた感じております。  市いたしましては、今後もJAを初めする関係機関連携をしまして、生産者の皆様の御理解、御協力をいただく中で、農業の魅力発信に最大限努めてまいりたい考えております。 553 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 554 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 555 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  今の御答弁がまさに私が取り組んでいただきたいものの一部でございます。ぜひイチジクだけでなく、ほかのニンジン、タマネギ、サツマイモ、トウモロコシもろもろの作物、いろんな作物の作付や収穫等にも拡大していただくことを期待しております。  現在でも、いろいろグリーンツーリズムに沿った事業を積極的に推進されようしていることが伝わってまいります。今回の私の提案、要望をぜひ取り入れていただきまして、もっと多くの市外の皆さんが本市の農業に親しんでいただき、また、先ほども来ていただいた方が言ってみえたように、行ってみたい、買ってみたい、食べてみたいというような、また、教えてもらいたい碧南市のファンがますますふえることを期待しまして、件名1を終わらせていただきます。ありがとうございました。  では、続きまして、件名2、健診、健康増進施策についてを質問させていただきますので、よろしくお願いします。  まず、初めに、(1)風疹についてであります。  6年か7年前でしょうか。風疹の大流行がありまして、そのとき、年齢によって接種回数が少ないために風疹にかかりやすい状況がありまして、追加予防接種の必要性が言われておりました。実際に追加の予防接種が実施された記憶しています。  この追加の予防接種によって、この問題はおおむね解決された風疹にかかる方が減った思っておりましたところ、昨年から流行の兆しがあらわれてきた伺いました。  そこで、ア、全国の流行状況について教えてください。
    556 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 557 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 558 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 全国の流行状況については、国立感染症研究所・感染症疫学センターへの風疹患者の報告数でお答えをさせていただきます。  平成25年は1万4,344人大流行をいたしました。その後、平成26年319人、27年163人、28年126人、29年91人年々減少傾向でありましたが、平成30年は2,946人なっています。ことしは8月18日までで2,108人が報告をされています。このうち95%が成人で、男女別では、男性が1,670人、女性が438人男性が女性の3.8倍なっています。男性は特に30代から40代が、女性は特に妊娠出産年齢である20代から30代が多くなっている状況であります。  以上です。 559 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 560 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 561 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  全国的に見ます平成30年には29年の約30倍以上急にふえ、ことしも増加傾向にあるということで、びっくりしました。  では、次に、イ、本市の流行状況はどうか、お答えください。 562 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 563 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 564 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 本市の流行状況につきましては、これは愛知県衛生研究所への風疹患者報告数でお答えをいたします。  平成30年の1年間で、愛知県全域で119人、うち碧南市在住者は3人、内訳としては、40代男性が2人、30代男性が1人なっています。ことしの7月までの報告数は、愛知県全域で51人、碧南市在住の方はみえません。  なお、平成29年以前は、風疹が流行していなかったことから、報告数は公表をされていません。  以上です。 565 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 566 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 567 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  30年は3人ですかね。ことしは7月まででゼロということであります。安心しました。  次に、ウしまして、その予防措置ということですが、一般的に、なぜまた流行し始めているのか。以前行った追加の予防接種の効果等について、そして、今の流行を抑えるための予防措置について、対策等をお答えください。 568 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 569 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 570 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、流行の原因についてということでありますが、実際わからないのが、これは現状であります。  ただし、今年度、第5期の接種対象なった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、公的な予防接種を受ける機会がなかった世代で、風疹の抗体保有率が女性あるいは他の男性が約90%であるのに対し、この世代は約80%低くなっている状況にあるのが事実であります。  次に、追加の予防接種の効果についてでありますが、平成20年度から24年度の間の5年間に限り、中学1年生高校3年生に当たる方に1回の接種が行われました。これによりこの世代の抗体保有率は90%を超えております。  続いて、予防措置についてですが、予防接種法に基づく定期の予防接種があります。これは、麻疹風疹として、生後12月から24月までの間に1回、小学校就学前の1年間に1回の計2回行います。  また、昨年の流行の状況を受け、定期予防接種として、令和元年度から3年度までの間に限り、他の世代比べて抗体保有率が低い、先ほどの昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性に対して1回行います。この予防接種は、無料クーポンを発行し、風疹の抗体検査を受けた後、抗体価が十分にない人に対して予防接種を行うものであります。  定期接種以外としては、平成25年6月より、妊娠を希望または予定している女性その夫に対して、風疹抗体検査の結果予防接種が必要認められる者に対し、風疹ワクチン接種費用の一部助成を開始いたしました。その後、平成27年4月から妊婦の夫を、平成31年4月から同居者を追加しております。  以上です。 571 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 572 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 573 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  しっかり対策をしていただいているようで、よろしくお願いします。  次に、(2)がん予防についてをお伺いします。  最近、立て続けに私の周りで、友達あるいは知り合いががんでお亡くなりになりました。まだ若い方もみえました。特に若い方では、スキルス性いいますか、本当に進行の早いがんで、短い期間で手の施しようがなくお亡くなりになってしまう場合もありました。もっと早く発見できないのかな、できなかったのかな、もっと対策ができなかったのかな本当に悔やまれることがありました。  そんなことがありましたので、今回、がんについて質問させていただきます。  まず、アしまして、本市のがんの罹患状況をお伺いします。  このような罹患状況の数字がもしありませんようなら、わかる範囲で結構ですので、教えてください。 574 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 575 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 576 ◆健康推進部長(杉浦秀司) がんの罹患状況については、集計単位は都道府県までなっております。  平成29年の愛知県の統計では7万2,369人であります。市町村単位では把握できない状況ですので、平成30年度の市の健診等でがんが発見された方の数でお答えをいたします。  保健センターなどで行う集団検診で、乳がん4人、肺がん2人、大腸がん2人、前立腺がん1人の計9人、市内の指定医療機関等で実施している個別検診で、胃がん5人、肺がん7人、大腸がん10人、子宮がん5人、乳がん1人、前立腺がん13人の計41人でありました。  参考までに、国比較してみる平成19年から23年分は、男性の気管、気管支、肺がんに高い傾向が、25年から29年分では、女性の胃がんに高い傾向が見られます。  以上です。 577 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 578 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 579 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  罹患されてみえる患者さんというんですか、その多くの方が集団検診とか個別検診で発見されたということがわかりましたが、健診の大切も本当にわかります。  答弁の最後のほうで、平成19年、23年分は、男性の気管、気管支、肺がん118%ですかね、多いですね、に高い傾向が見られ、25年、29年分では、女性の胃がん121.7ポイントいいますか、多いですね、に高い傾向が見られますということですが、その主な原因がわかりましたら教えてください。 580 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 581 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 582 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 原因はということであります。  はっきりした原因はわかっておりませんが、肺がんは喫煙の関連が非常に大きいがんです。また、受動喫煙により発症する危険性が高まることもわかっています。  また、胃がんの発生要因の主なものはピロリ菌の感染、喫煙などがあります。  碧南市の特定健康診査受診者の喫煙率は、愛知県比較して高い状況にありますので、そうしたことも含め、さまざまな要因が影響しているもの思われます。  以上です。 583 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 584 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 585 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  いまの御答弁からします禁煙することが男性の肺がんや女性の胃がんの予防につながりまして、また、ピロリ菌の除菌が胃がんの予防に有効受けとめました。ぜひ実践していただければな思います。  その他、がん予防策で気をつけるべき点がありましたら、お示しください。 586 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 587 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 588 ◆健康推進部長(杉浦秀司) そのほか気をつけることはということでございます。  国立がん研究センターから出されております科学的根拠に根差したがん予防ガイドラインに、禁煙、節酒、これは飲酒を控えるということでありますが、食生活、身体活動、適正体重の維持の5つの生活習慣を実践することで、がんになるリスクが低くなることが示されています。  食生活については、塩分を抑え、野菜果物を食べ、熱い飲み物や食べ物は少し冷ましてからという3つのポイントを守ることで、胃がんのリスクや食道がん、食道炎のリスクが低くなります。  この5つの健康習慣を実践する人は、ゼロまたは1つ実践する人に比べ、男性で43%、女性で37%、がんになるリスクが低くなるという推計が出されております。  以上です。 589 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 590 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 591 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  がんにならないためにぜひできることをみんなでやりましょう。  さて、つい先日の8月31日ですが、中日新聞の一面に、子宮頸がんワクチン接種、97自治体が独自通知という記事が載っていました。見られた方もおいでだ思います。  がん予防のためのワクチン接種は、副反応の問題で、定期の予防接種ですが、この扱いが微妙になっております。予防接種を促す積極的勧奨は差し控えて、対象者への個別通知を控えている中で、子宮頸がんワクチンにつきまして、本市が個別通知を行うに至った経緯、趣旨をお答えください。 592 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 593 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 594 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 子宮頸がんワクチンにつきましては、御質問のとおり、積極的勧奨を差し控えるものの、定期の予防接種であるため、接種の対象であることの周知は必要されています。このため、毎年新規の対象者に対して、はがきによる周知を行っています。接種希望者に対しては、保健センターに来ていただき、窓口で職員が副反応を含めた詳しい説明をし、有効性リスクを理解した上で同意書をいただき、接種券予診票をお渡ししております。今後も国等からの情報に注意をし、適切に対応をしてまいります。  以上です。 595 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 596 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 597 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  子宮頸がんワクチン接種の周知や適切な説明は必要だ私も思います。その上で、対象者さんや保護者の皆さんが選択されればよい思います。  がん予防としては、先ほども申しましたが、できるだけ早い段階での発見が生死を分ける思いますので、次に、イ、がんの早期発見等に向けた本市の取り組みについてお尋ねします。  また、9月1日号の最新の碧南市広報の健康コーナーをごらんになった方もみえる思いますが、ちょうどジャパン・マンモグラフィー・サンデーの記事が載っておりました。これもがんの早期発見の取り組みの1つだ思いますが、これについても詳しくお示しください。 598 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 599 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 600 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、私からは、がんの早期発見に向けた取り組みということで、お答えをいたします。  がんによる死亡率の減少を図る上では、がん検診による早期発見、早期治療が重要です。そのために、科学的根拠に基づくがん検診を適切な精度の管理の下で実施するよう努めております。  精度管理のための評価指標として、がん検診受診率、要精検率、精検受診率、がん発見率などがあります。これらを健康管理システムによりデータ管理を行い、一次検診機関別に評価指標のモニタリングを実施しています。  また、これらの精度管理評価指標については、医療問題対策協議会等で報告をし、保健医療の専門家に協議、指導をいただいております。  以上です。 601 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 602 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 603 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 私からは、ジャパン・マンモグラフィー・サンデーについてお答えさせていただきます。  ジャパン・マンモグラフィー・サンデーは、子育て、介護、仕事、家事などで忙しく、平日に病院に行けない女性の皆さんが日曜日に乳がん検診を受けられるよう、毎年10月第3日曜日に全国の医療機関やNPO法人などが協力して実施するものであります。  市民病院でも、その趣旨に賛同し、乳がん検診、マンモグラフィー検査を実施しており、今年度は10月20日の日曜日に行う予定であります。対象は30歳以上70歳未満の碧南市民の女性で、定員20名の予約制であります。料金は、碧南市の乳がん検診単独受診同額の1,400円で、市発行の無料クーポン券も使用可能であります。  以上でございます。 604 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。
    605 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 606 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  早期発見のためにいろいろな取り組みをしていただいており、感謝します。  それらの取り組みに積極的に受診をしていただきたい思いますが、健診等の受診状況はどうでしょうか。  そこで、次に、ウしまして、受診率の向上に受けた取り組みについてお聞きします。  また、健診を受けられたまではとてもいいんですけど、要精密検査や要医療という検査結果が出ても、全く何もしない方がままいる聞いています。これは本当にもったいない思います。お金をかけて検査して、もう少し詳しく調べたほうがいいよとか、お医者さんにかかったほうがいいよという結果が出たにも何もしないという方への取り組みもお答えください。 607 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 608 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 609 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 受診者のまず利便性を図るため、保健センターなどの集団検診市内の指定医療機関で受診していただく個別検診を実施しております。  指定医療機関でのがん検診は、特定健康診査同時の受診が可能なっており、特定健康診査受診券にがん検診の案内を同封しています。今年度から、必ず読んでいただけるように封筒の色を黄色に変更いたしました。  また、協会けんぽの市民の健康づくりの推進に向けた包括的事業連携により、平成28年度から協会けんぽの被扶養者の特定健康診査案内に市のがん検診の案内を同封しています。  集団検診では、生活習慣病予防に関心を持っていただきたい壮年期の方の定期的な受診につながるよう、保健センターでの生活習慣病予防健診の総合及び準総合健診コースを40歳の方は無料で、50歳の方は半額で受診ができる制度しています。  また、健康推進員の方々には、健診に関心を持っていただくよう、無料体験健診も行っています。精密検査を受診いただくことは早期発見に特に重要なりますので、がん検診の受診者には、受診前に精密検査の内容や、精密検査受診の必要性を記載したリーフレットを配布し、精検受診につなげているところであります。  また、集団検診では、精密検査未受診者に対して、保健師による電話、またはアンケートでの受診勧奨を実施し、個別検診では、一次検診医療機関により受診勧奨を実施しており、精検受診率の向上に取り組んでいるところであります。  以上です。 610 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 611 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 612 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  該当者が重症になってしまう前に、しっかり生検とか、医療機関にかかるように御指導をお願いします。  次に、乳がん検診についてお伺いします。  なぜ今回、がん予防についてお伺いする中で、特に乳がんを取り上げたか申します私の知り合いに、この方は男性なんですけど、父方、母方、一族郎党に乳がんの罹患者が5名みえるという方から、ぜひ碧南市で罹患しないように、重篤にならないように、死なれないように、検診を充実していただきたいけど、碧南市、調べたら、40歳からのマンモグラフィーでの検診しかないので、愛知県の約半分ぐらい、あるいは、ここらでいく西三9市のうちの半分ぐらいはマンモ、30歳からのエコー検診、エコーでの検診も始めて、40歳からのマンモで、インターネットで、私も詳しくないので調べてみます2つ併用する非常に発見率が高い。特に、よくわかりませんが、高濃度乳房、これは乳腺脂肪が混在したり、乳腺内に脂肪がほとんどないものというのが高濃度乳房言われるんですけど、この場合は、非常に病変、病気にかかった部位が見つけにくく、エコーマンモ併用する発見率が上がるという研究結果がインターネットにたくさん載っておりました。  そこで、まず、本市のマンモグラフィーの検査状況をお聞きした上で、その後、エコー検査の圏内や近隣市での実施状況や個人負担額等を教えてください。  また、エコー検査についての所見今後のエコー検査導入についてのお考えをお示しください。 613 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 614 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 615 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 乳がん検診の自己負担額は、集団検診、個別検診ともに1,400円で、平成30年度の受診者数は、合わせて1,896人で、そのうち要精検者は158人、がん発見者は5人でありました。  超音波による乳がん検査の西三河9市での実施状況としては、現在実施しているのが刈谷市、知立市、西尾市、豊田市、みよし市、実施していないのが安城市、高浜市、岡崎市、そして、碧南市なっています。刈谷市は30歳以上を対象に個別検診で実施、自己負担額は1,300円、知立市は30歳以上40歳未満を対象に個別検診で実施をし、自己負担額は1,200円、西尾市は20歳以上を対象に集団検診で実施、自己負担額は1,000円、豊田市は30歳以上を対象に個別検診で実施、自己負担額は2,400円、みよし市は30歳以上40歳未満を対象に集団検診で実施、自己負担額は1,200円であります。  乳がん検診につきましても、科学的根拠に基づき、適切な精度管理のもとで実施をしており、国のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針において、乳がん検診の検査項目を問診及び乳房エックス線検査、マンモグラフィーしていることから、これによる乳がん検診を実施しているところであります。  国立がん研究センターが作成した有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン2013年版において、乳がん検診検査法の有効性評価で、超音波検査の死亡率減少効果を評価した研究は認められませんでした。このことから、現在、超音波検査は予防対策として行われる公共的な医療サービスとしての実証は推奨をされておりません。  その一方、日ごろから自分の乳房がどのような状態かを知っておくことが重要言われていますので、保健師による乳がんのセルフチェックについての講習会を集団検診の際、あわせて実施をし、早期発見に取り組んでいます。なお、平成30年度は1,340人の方が受講をされました。  乳がん検診の検査項目につきましては、国立がん研究センターのガイドラインや国の指針の動向並びに近隣市の状況などに注視し、必要に応じて検討してまいりたい考えています。  以上です。 616 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 617 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 618 ◆15番(祢宜田拓治) 国のガイドラインや指針に従っているため、そこに記載のないエコー検査は実施しないということのようでありますが、先ほど申し上げましたとおり、高濃度乳房の場合には、病変が見つかりにくく、エコーマンモを併用するがん発見率が上がるという研究結果が既に得られており、近隣の先進地でも実施されているという答弁もありました。ぜひエコー検査を行っていただきたい思いますが、再度、早急なエコー検査実施についてお答えください。 619 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 620 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 621 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高濃度乳房については、乳がん検診結果に乳房の構成を記載しております。これは、厚生労働科学特別研究事業の研究班の資料に基づき、これをお知らせすることで、日ごろから注意を払い、早期に異常に気づけるように行っているものであります。  国では、超音波検査による乳がん検診の有効性について、正確な評価を行うためのデータが十分には得られておらず、また、機器や撮影、読影技術が均一ではなく、検診における診断基準も統一されていないため、現在、ガイドラインを定めることが検討されています。  こうした状況にありますので、今後も国の動向並びに近隣市の状況などに注視し、必要に応じて検討してまいりたい考えています。御理解をお願いいたします。 622 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 623 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 624 ◆15番(祢宜田拓治) 御理解を言われましても、やっぱり命は大切だ思うんです。碧南市の市民憲章のまず初めに、1つ、「安心して住める町に」の下に、「いのちを大切にし、すこやかな毎日をおくります」あります。これは、市民それぞれが命を大切にするという決意でもある思いますが、まさに市民の命を大切にして、健やかな毎日が送れるよう、行政はいろんな施策を行うべきであるということをいっているも考えられます。  全く効果がないものを近隣各市が行うは思えません。刈谷市では、個人負担、先ほど1,300円ということで、30歳から検診できるようにされておりまして、年に四百二十数名の方が受けられています。そして、その事業費は340万円です。  本市は、人口が約半分ちょい少ないですので、多分、受診者は約200名くらい、事業費は約170万円で実施できる思われます。医療機関では、これは町のお医者さんですけど、テレビでよく乳がんのことが取り上げられます先生診てということで、そのお医者さんのところに患者さんが見えます。そのときには、マンモがありませんのでエコー検査を行うようです。また、市民病院でも、患者さんはエコー検査を実施して調べられる聞いております。  また、公務員の助成、愛知県都市職員共済、これ、碧南市も入っておるんですけど、その公務員12市の女性がん検診では、40歳未満の方が超音波だけなら無料で検診できます。そして、マンモ超音波併用なら個人負担は3,000円ということで、女性のがん検診のメニューがあります。  そんなこんなで、いろんなところでエコー検査が既に行われております。ぜひ、先ほど来ありましたが、ふるさと納税で何億円去年の倍豪語されている今、市民の命を守るということのために、乳がんで亡くなる方が一人でも減るように、重症化の方が一人でも少なくなるように、エコー検査を始めるべきだ思います。これは他人事ではありません。男性の方たちは、おばあさん、お母さん、奥さん、娘さん、お孫さん、女性の方は御本人も含めて他人事ではない私は思います。ぜひ市長、エコー検査実施を決断していただきたい思いますが、お答えください。 625 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 626 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 627 ◆市長(禰宜田政信) 先ほど担当部長が申し上げましたように、機器や撮影、読影技術が均一ではなく、検診を受ける診断技術も統一されていないため、ガイドラインがまだないということで、精度管理がされていない状況で、心配しているのは、見落とし等が発生した場合の責任問題とか訴訟問題をどうするかという点があるので、市の検診として実施するのは課題があるなというふうに感じております。  しかし、今の祢宜田議員さんの熱意、十分感じました。そして、既に実施している市町村があるということで、その実施方法等を十分に調査して、前向きな構えで検討するということで、よろしくお願いします。 628 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 629 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 630 ◆15番(祢宜田拓治) ぜひ次期マニフェストに入れていただきまして、私は大支持します。応援させていただきますので、ぜひ実現に向けて頑張ってください。  以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 631 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、祢宜田拓治議員の一般質問を終わります。  これにて一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 632 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明10日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 54分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年9月9日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  小 池 友妃子                     議 員  神 谷   悟 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...