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  1. 碧南市議会 2019-09-05
    2019-09-05 令和元年第3回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-09-05 : 令和元年第3回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、令和元年第3回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鈴木みのり) これより市長の招集挨拶を行います。 4 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 5 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 6 ◆市長(禰宜田政信) 皆さん、おはようございます。  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日、ここに令和元年第3回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、諸般御多用のところ、御参会いただき、ただいま議長宣言のとおり、本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼を申し上げます。  8月1日木曜日にとり行いました碧南市名誉市民、故山中寛三氏の市葬には、議員の皆様を初め多くの来賓や市民の方々に御参列をしていただきまして、厳かにお送りすることができましたことを、この場をおかりしましてお礼を申し上げます。まことにありがとうございました。  また、7月20日土曜日には、蒲郡市竹島ふ頭において開催されました愛知県消防操法大会ポンプ車操法の部において、碧南市消防団の代表として出場した第3分団の皆さんが見事優勝いたしました。昨年度の小型ポンプ操法の部の優勝に続きまして、2年連続で別部門での優勝という快挙をなし遂げていただきまして大変うれしく思っております。今後も世界に誇る碧南消防団を目指しまして、市民の皆様の安心・安全のため活躍を期待しております。  8月3日土曜日には、第21回元気ッス!へきなんが盛大に開催され、市内外から多くの方々に訪れていただきました。ことしは、へきなん広報大使の中村優花さんにも御登場いただきまして、残念ながら昨年中止になった分も含めまして、大いに盛り上がりました。御来場いただきました皆様、ボランティアをしていただきました関係各位の皆様、企画運営をされた元気ッス!へきなん市民会議の皆様、全ての方々に改めて感謝を申し上げます。  また、現在、藤井達吉現代美術館では、企画展「空間に線を引く─彫刻とデッサン」が、海浜水族館では、夏の企画展「あしコレクション~いろんな足、集めました。~」が、ともに9月23日月曜日祝日まで開催されております。まだごらんいただいていない方には、ぜひお忘れなく美術館、水族館に足を運んでいただきたいと思います。  さて、今回の定例会は、同意議案1件、条例議案9件、補正予算議案3件、認定議案8件、報告案件2件でございます。  同意議案では、教育委員会委員の選任であり、条例議案は、碧南市会計年度任用職員の給与等に関する条例などでございます。  また、一般会計の補正予算では、ふるさと応援寄附金事業や国・県道関連整備事業などでございます。
     そのほか、平成30年度決算認定8件につきましては、それぞれの会計別に適切に執行いたしましたので、よろしく御認定を賜りますようお願いを申し上げます。  以上、慎重に御審議の上、速やかに御議決賜りますようお願いを申し上げまして、招集の挨拶といたします。ありがとうございました。 7 ◆議長(鈴木みのり) ただいま招集挨拶が終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 8 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において5番杉浦文俊議員及び12番鈴木清貴議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 9 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期につきましては、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 10 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 11 ◆議長(鈴木みのり) 議会運営委員会委員長。 12 ◆議会運営委員会委員長(林田 要) 今期定例会の会期につきましては、去る8月23日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日より9月27日までの23日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等については、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 13 ◆議長(鈴木みのり) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長の報告どおり、本日から9月27日までの23日間にしたいと思います。  これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 14 ◆議長(鈴木みのり) 御異議なしと認めます。  よって、会期は23日間と決定いたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 15 ◆議長(鈴木みのり) この際、会計事務について御報告いたします。  平成30年度5月分の一般会計及び特別会計並びに令和元年度5月分、6月分及び7月分の一般会計、特別会計、水道事業会計及び病院事業会計例月出納検査報告書4件が監査委員から議長宛てに提出をされ、議会図書室にて保管してありますので、随時ごらん願います。 ───────────────────・・─────────────────── 16 ◆議長(鈴木みのり) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、磯貝明彦議員の一般質問を許します。 17 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 18 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 19 ◆1番(磯貝明彦) 皆さん、おはようございます。日本共産党の磯貝明彦です。  質問日初日のトップバッターということで少し緊張しておりますが、通告書に基づいて質問をさせていただきます。  まず、冒頭に、先月8月末、九州北部地方に豪雨災害がありました。被害に遭われた方、亡くなられた方の御家族の皆様にお見舞いを申し上げます。そして、碧南では昨日深夜、雷を伴う雨が集中的に降っております。きょうの朝、テレビをつけましたら三重県地方の映像が映り、道路が冠水する映像がありました。被害の状況はわかりませんが、被害がないことをお祈りしまして、質問に移っていきます。  まず、件名1、地震・津波対策について。  1番、蜆川についてお伺いをしていきます。  愛知県は、東日本大震災の教訓や南海トラフ地震にかかわる新たな被害想定、南海トラフ地震に対する国の対策の考え方などを踏まえ、地震から県民の生命・財産を守る強靭な県土づくりを目指すとして、愛知県独自で、第3次あいち地震対策アクションプランが平成26年12月に策定され、平成27年度から平成35年、令和5年度までの計画になっております。  そして、この計画には、蜆川の右岸側堤防いわゆる伏見屋樋門から下流の権現橋まで堤防の耐震化と、伏見屋樋門の耐震化が位置づけられております。平成30年6月議会で右岸側堤防耐震化の進捗状況をお伺いしたところ、平成29年12月21日から平成30年6月21日工期で、施工延長約60メートルで発注済みで、今後、国道247号線の前浜橋上流までの区間を工事予定と、そして伏見屋樋門耐震化対策工事に着手と答弁されております。  では、現在、アの質問に移りますが、第3次あいち地震対策アクションプランに基づく右岸堤防、伏見屋樋門の耐震化工事の現在の進捗状況をお聞かせください。 20 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 21 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 22 ◆建設部長(中村正典) 御質問の蜆川右岸堤防の、まず耐震工事でございますが、こちらにつきましては、平成29年度に延長85メートル、平成30年度には延長205メートルを整備しております。今年度につきましては、引き続き下流方向に向かって400メートルを予定しているということでございまして、伏見屋樋門から国道247号の前浜橋と二ツ橋の間までが施工されると考えております。  また、伏見屋樋門の耐震化の詳細設計については既に完了しておりまして、耐震化の工事は現在のところまだ未着手ではございますが、今年度、全4門のうち2門を実施するというふうにお聞きしております。 23 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 24 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 25 ◆1番(磯貝明彦) 今の答弁で進捗状況はわかりますけれども、今年度予定、伏見屋樋門の耐震化、4門のうち2門実施というふうに答弁されておりますが、堤防の耐震化の方法は、矢板を打ち込んで堤防を強固にして、液状化に対する堤防沈下を防ぐということは理解できるんですけれども、伏見屋樋門、あれだけの構造物をどうやって耐震化していくのか、そこをどういう補修法を使ってやっていくのか、ちょっと教えてください。 26 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 27 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 28 ◆建設部長(中村正典) この伏見屋樋門につきましては、コンクリート構造物でございます。まず、1つ目の考え方としては、この樋門のコンクリートの躯体の、専門的にまず剪断強度を補強するということですが、鉄筋を追加いたしまして、補強、コンクリートの巻き立てを行うというようなことだと思っております。  2つ目に、マイターゲートという自動で開閉するゲートがございますが、こちらのほうについては、鋼材のほうを追加して補強すると。もう一つ、主ゲートといって上下するゲートがございますが、これにつきましては、ローラー部分の強度の増強ということで材質の変更をするというふうにお聞きしておりまして、これら3つの工事を、全4門のうち2門を今年度実施するというふうには聞いております。 29 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 30 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 31 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。具体的なことが、どういうふうに耐震化されていくのか理解ができます。  それでは、先ほど答弁で、今年度は前浜橋から二ツ橋の間を施工予定と答弁されておりますが、写真1をお願いします。  これは、二ツ橋から一ツ橋に向けて蜆川を写した全景写真でありますが、次の写真をお願いします。  これは、右岸側の堤防なんですが、まだ工事がかかっておりません。画像ありがとうございます。  それで、工事がおくれているとは思いますけれども、そんな気がしますけれども、次のイの質問。耐震化工事はいつ完了するのかお聞かせください。 32 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 33 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 34 ◆建設部長(中村正典) この蜆川右岸の耐震化工事でございますが、第3次あいち地震対策アクションプランに位置づけておりまして、これが令和4年度の完了目標としておりますので、完了をこの時期にできるというふうな形であると思っております。  伏見屋樋門につきましては、耐震の工事も同様、第3次あいち地震対策アクションプランということで位置づけがしてございます。現在のところ、令和2年度の完了の目標として事業を実施しているというふうにはお聞きしております。 35 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 36 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 37 ◆1番(磯貝明彦) 令和4年度完了予定というふうな答弁でありましたけれども、今まで3年間、今年度も含めますと、全体的に3年間で690メートルぐらいしか施工ができていないということでありますけれども、この伏見屋樋門から最初の権現橋まで大体どのぐらいの距離があるのか、それで、本当にこの工程で令和4年度までに完了ができるのか心配になってきますが、そこら辺のところはちょっとお聞かせください。 38 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 39 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 40 ◆建設部長(中村正典) 伏見屋樋門から権現の先、灯台のところまでですが、全長は約2.5キロメートルということでございます。議員のおっしゃるとおり、現在の進捗の状況では、計画どおりの完了は難しい状況かと思いますが、詳細設計のほうは既に全て終わっておりますので、計画どおり完了ができるように、愛知県のほうにしっかり要望してまいりたいというふうに思っております。 41 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 42 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 43 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも強く要望していただき、早期の完成をお願いしたいと思います。  それでは、ウの質問のほうに移っていきますけれども、私は議員になってから、蜆川に対して津波・高潮対策として、蜆川河口に可動水門建設を訴え続けております。しかし、市のほうは、水門の有効性については認めるものの、積極的に県へ水門建設を要望しておりません。まずは、堤防、伏見屋樋門の耐震化の早期完成を要望するにとどまっております。ウの質問ですが、でしたら、この耐震化完了後の次には、この蜆川河口に可動水門建設の要望をしていくのかどうか、どういうふうなお考えをしているのかお聞かせください。 44 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 45 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 46 ◆建設部長(中村正典) 蜆川河口の可動水門につきましては、ことしの3月議会におきましても2番議員から御質問いただいているところでございます。同様の答弁ということになりますが、碧南市としては、まず、愛知県が策定した第3次あいち地震対策アクションプラン。これに基づく伏見屋樋門並びに右岸堤防の耐震化の要望をしっかりしてまいりたいと思っております。  また、整備水準を超える災害、こういったものにつきましては、愛知県全体での検討が必要だというふうに思っております。碧南市においても、この整備水準に達していない施設がたくさん残っている現状では、愛知県に対しての蜆川の河口水門の設置要望をすることは非常に難しい状況でございますので、まずは第3次あいち地震対策アクションプランの対策を優先的に推進すべきというふうに考えております。 47 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 48 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 49 ◆1番(磯貝明彦) 一応、そう答弁されていますが、要するに、完了予定は令和4年ということであります。ですので、私も質問項目の中では、その耐震化完了後、多分、愛知県は第3次の次は第4次になってくるのかもしれませんけれども、そうした場合には、しっかりとした強く要望をしていくかどうかということをお聞きしているので、もう一度答えてください。 50 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 51 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 52 ◆建設部長(中村正典) この第3次あいち地震対策アクションプラン完了時におきましても、愛知県全体で考えますと、現在の整備水準に達していない施設、これがまだまだ多くあるというふうに聞いております。まずは、現在の整備水準での整備を優先するというふうに聞いておりますが、次期の地震対策アクションプランの整備方針を注視しながら、新たな整備水準の検討をするということであれば、水門設置についても検討するように要望してまいりたいと考えております。 53 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 54 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 55 ◆1番(磯貝明彦) 当初、私が議員になってからも、こういう議会の場で訴え続けておりますけれども、結局、伏見屋樋門に津波、高潮がもし来た場合、伏見屋樋門にぶつかり、せり上がって堤防を乗り越える、こういった自然現象があります。これを危険性があるということで、市民の皆さんも心配をされているわけですので、ぜひとも県のほうに強く要望をし続けていっていただきたいと要望しまして、次の(2)の質問に移ります。  (2)伊勢土地区画整理地内の集合保留地について、建設予定の公共施設について、お伺いしていきます。  6月議会でも質問しましたけれども、集合保留地に建設予定の公共施設建設は、具体的に決定はしていないとのことでしたが、この地域では、標高がゼロから3メートルぐらいの低い地域であります。垂直避難ができる施設があれば非常に安心です。それと、南部地域には子育て支援関連の施設がありません。ぜひとも、アの質問に行きますけれども、垂直避難ができる4階以上の子育て支援関連の公共施設建設を提案しますが、お考えをお聞かせください。 56 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 57 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 58 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) この質問につきましては、6月議会でも御答弁いたしましたが、子育て支援に関する施設整備の方針は、現時点で決定をしておりませんので、よろしくお願いいたします。 59 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 60 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 61 ◆1番(磯貝明彦) 一緒の答弁でありますけれども、伊勢区画整理も完成に間近です。近隣公園のほうも着手をしておりますので、周りが完成して、集合保留地だけが残らないような形にしていきたいものですから、ぜひとも早急に方針を決めていただき、建設のほうを進めていっていただきたいと要望しておきます。  (3)の質問に移ります。碧南地区防災拠点施設についてお伺いしていきます。  写真3をお願いします。  これ、防災拠点施設ができるところなんですけど、今現在、左側が矢作川の堤防、それから右側が旧堤防になりますけれども、この間を盛り土して、堤防を一体にして盛り土したところに拠点施設をつくるという形で、今、国のほうが盛り土する土を搬入している段階です。草がぼうぼうとしたところが、もう盛り土して、ずっと山になっておるところなんですが、手前のブルーシートがかぶさっているところは、新しく盛り土が搬入されたところであります。  写真を消してください。  それでは、アの質問ですが、進捗状況をお聞かせください。 62 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 63 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 64 ◆建設部長(中村正典) 昨年度、土のほうを搬入しておりますが、全体盛り土約6万3,000立米のうち、約1万2,000立米の土を運んでいると聞いております。  今後の予定といたしましては、必要とする土砂の搬入元が、国の発注する他工事の残土、あるいは主に矢作川中流部の河道掘削の土砂を利用することとしておりますので、他の工事等の進捗状況に左右され、現時点では、何年かかるかということはお示しすることはできないということでございます。今後順次、河道掘削等の河川整備の状況を踏まえて搬入すると伺っておりますので、よろしくお願いいたします。 65 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 66 ◆議長(鈴木みのり) 1番。
    67 ◆1番(磯貝明彦) 全体必要土量6万3,000立米のうち、1万2,000立米の土を搬入しているということでありますが、必要土量の6分の1ぐらいしか搬入がされていませんけれども、では、今年度の予定があればお聞かせください。 68 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 69 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 70 ◆建設部長(中村正典) 現時点で、土砂の搬入の予定は聞いておりませんが、残土の発生状況によりまして、現状の土地形状のままでの空き容量分、約1,000立米ほどですが、搬入する場合もあるというふうに聞いております。 71 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 72 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 73 ◆1番(磯貝明彦) 地元の川口町の皆さん、声を上げております。いつになったら早期完成できるのか。川口の人は、やっぱり自分が住んでいるところは低い、相当低いと、標高がね。非常にそういう認識はあります。心配だというね。ですもので、計画が実施されたということで非常に関心度が高い。ですから、早期完成して、地元の方の安心な生活をやっていただくように、強く国に要望をしていただきたいんですけれども、そういうお考えがあるかどうかお聞かせください。 74 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 75 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 76 ◆建設部長(中村正典) 先ほどと同様の答えになりますが、河道掘削等の河川整備を効率的かつ計画的に進めていただけるように、河川防災拠点事業の早期完成を、引き続き国のほうには要望してまいりますのでよろしくお願いいたします。 77 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 78 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 79 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも強く要望していただきたいと思います。  それでは、次の4番の質問に移っていきます。  県営二ツ山住宅についてでありますが、県営二ツ山住宅もちょっと古くなってきています。そろそろ建てかえ時期ではないかと思いますが、アの質問、建てかえ時期はいつになるのかお聞かせください。 80 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 81 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 82 ◆建設部長(中村正典) 御質問の二ツ山住宅でございますが、県の住宅ということで県に確認したところ、まだ建てかえ時期については未定ということでございます。また、この県営二ツ山住宅ですが、現在、県営住宅長寿命化計画では、維持管理を行う団地として位置づけをしているとのことでございます。  なお、現在、新しい県営住宅長寿命化計画を策定中だということで、その期間は、令和2年から10ヵ年と聞いております。この計画の中で、現計画同様に維持管理を行っていくのか、また、建てかえや集約をするのかなど、どのような位置づけになるかについても、まだ現段階では未定ということでございました。 83 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 84 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 85 ◆1番(磯貝明彦) 県営二ツ山住宅の近隣の方から何件か御要望が出ております。やはり、建てかえ時には垂直避難ができる構造にしていただきたいと。二ツ山住宅は、伊勢土地区画整理に近隣しておりますけれども、ここら辺の住民の方も自分の住んでいる地域が標高が低いという認識が強いものですから、イの質問に移りますけれども、建てかえの時期が来ましたら、垂直避難ができる構造を県に要望していただくようお願いしたいんですけれども、そのお考えをお聞かせください。 86 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 87 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 88 ◆建設部長(中村正典) 県との意見交換は、頻繁に情報交換を行っております。その中で、今後の計画の状況をお聞きするということで、調整をとりながら、地域の特徴に配慮した構造が実現できるようには働きかけたいというふうに考えております。 89 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 90 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 91 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも強く要望をお願いしたいと思います。  次の件名に移っていきます。  件名2、動物愛護について、(1)動物愛護及び管理に関する法律改正についてお伺いしておきます。  動物愛護及び管理に関する法律は、昭和48年に議員立法で制定された法律です。平成11年、17年、24年と、議員立法による法改正が行われております。この法律の目的は、動物の愛護と動物の適正な管理です。そして、目指す姿として、人と動物が共生できるよりよい社会としております。  また、平成27年には国会議員が党派を越えて、犬、猫の殺処分ゼロを目指す動物愛護議員連盟を設立しております。  そして、ことし6月に、国会で動物愛護及び管理に関する法律が改正されております。  では、質問アに移っていきますが、何が改正されたのか、碧南市民にはどう影響するのか、お聞かせください。 92 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 93 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 94 ◆経済環境部長(永坂智徳) 動物の愛護及び管理に関する法律、いわゆる動物愛護法ですが、質問者がおっしゃるとおり令和元年6月に改正がされております。この改正の主な内容でございますが、所有者等の責務の明確化、動物取り扱い業の適正飼養等の促進、動物の適正飼養のための規制の強化、都道府県等の措置等の拡充、繁殖業者にマイクロチップの装着及び登録が義務化されるとともに、動物への虐待があったことについて、獣医師への通報の義務化など6項目だと認識をしてございます。  今回の改正による碧南市民への影響するものでございますが、動物を飼われている方への飼い主の責任の明確化や、動物虐待の厳罰化、また、犬、猫の飼い主においては、マイクロチップの装着が努力義務となったということでございます。 95 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 96 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 97 ◆1番(磯貝明彦) その中で、今の犬、猫の飼い主については、マイクロチップは努力義務というふうですが、販売業者、要するにペットショップに並ぶ犬、猫はマイクロチップの装着が義務化されたということになります。それで、先ほどの答弁の中で、動物虐待の厳罰化というふうな項目の改正があります。どのように厳罰化されたのか、詳しくお聞かせください。 98 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 99 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 100 ◆経済環境部長(永坂智徳) 動物虐待に対する厳罰化といたしましては、殺傷については、懲役2年、罰金200万円から、懲役5年、罰金500万円へ。また、虐待については、罰金100万円から、懲役1年、罰金100万円へと罰則が引き上げられております。 101 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 102 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 103 ◆1番(磯貝明彦) かなり罰則が強化されております。動物の虐待、遺棄、捨てること、これが、今までが罰金100万円だったのが、懲役が1年、罰金が100万円というふうでちょっと罰則が厳格化された、強化されたということになりますけれども、平成24年の法改正で、動物の虐待、遺棄は、殺傷は、警察の管轄となり、その罰則が引き上げられたということになります。碧南市を見ますと、犬、猫の虐待、遺棄ということがしばしば見受けられます。これは犯罪で、今回の法改正で懲役1年、罰金100万円となり犯罪者となります。  質問イに移りますけれども、今回の改正に基づき、行政の役割は何かと思いますか。お答えください。 104 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 105 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 106 ◆経済環境部長(永坂智徳) 行政の役割といたしましては、改正の内容も含めまして、動物愛護法の基本原則に基づき、全ての人が動物は命あるものであることを認識する中で、みだりに動物の虐待をすることのないようにするのみではなく、人間と動物がともに生きていける社会を目指すことであるというふうに考えております。 107 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 108 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 109 ◆1番(磯貝明彦) それでは、ウの質問に、引き続き質問していきますけど、それでは、碧南市としてはどう対応していくのかお聞かせください。 110 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 111 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 112 ◆経済環境部長(永坂智徳) この動物の愛護及び管理に関する法律に関する業務につきましては、都道府県等が設置をする動物愛護管理センターなどが具体的には行っております。碧南市といたしましては、愛知県より依頼がありましたら、この法の制度に基づき、制度の普及などに協力してまいりたいというふうに考えております。 113 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 114 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 115 ◆1番(磯貝明彦) 非常に他人任せということもありますけれども、この法律の業務は、県が設置する動物愛護管理センターが行うと答弁されておりますけれども、本当にそれだけでいいと思っているのでしょうか。先ほど、私、言いましたように、碧南市でも犬、猫の虐待、遺棄があります。その市民の方は犯罪者となってしまいます。今回の改正で、警察庁も取り締まりの強化をすると聞いております。今、インターネットの時代ですので、虐殺の動画を流すという、本当にやってはならないことが蔓延しておるような状態であります。こういうことで、碧南としても、動物愛護管理センター、警察だけに任せるのではなく、犯罪者をふやさないように啓発活動をしていかなければならないのではないでしょうか。私は、日ごろ思っているんですけれども、市のホームページに継続して載せていくことを提案しますけれども、お考えをお聞かせください。 116 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 117 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 118 ◆経済環境部長(永坂智徳) 繰り返しになりますが、この動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨に基づきまして、積極的に市民の方へのお周知は行っていきたいというふうに思います。 119 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 120 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 121 ◆1番(磯貝明彦) 口だけではなく、本気で取り組んでいただきたいと思いますけれども、ぜひともよろしくお願いします。  次の質問。(2)地域猫、野良猫について、お伺いしていきます。  野良猫をゼロにするために生まれたのが地域猫活動です。地域猫活動は過去の議会でも言いましたが、野良猫を捕獲して去勢・避妊手術をして、もとの場所に戻して管理をしていく活動です。これが、動物愛護法にのっとった地域猫活動ということです。そうすれば、野良猫はそれ以上ふえずにゼロになっていきます。野良猫は、今、平均しますと四、五年が寿命になっていきます。外で病気とかけんかとか絶えませんので、そういうのを拾ってくれば、四、五年が寿命だと言われております。地域猫活動は、東京で実績を上げてから全国に地域猫活動が広がり、ボランティア団体も生まれております。碧南市においても、へきなん地域ねこの会が発足され、市民活動センターの登録団体として活動しております。今では、個人の方も、独自で地域猫活動をやられている方がふえてきております。しかし、ボランティア団体、個人が、独自で地域に入って活動するにはいろいろと問題があります。第三者から見れば、猫に餌やりをしている、猫が集まってくるなどの攻撃があります。野良猫をゼロにしていくための活動ですと何度も説明しても、猫嫌いの人には通じません。エキサイトしてくると脅迫じみた言動も出てきます。私も相談を受け、警察署へ足を運び相談に行くこともあります。過去の議会でも質問しましたが、ア、行政と地域住民、町内会とボランティア団体との連携が必要ではないか、お考えをお聞かせください。 122 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 123 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 124 ◆経済環境部長(永坂智徳) 碧南市といたしましては、地域における飼い主のいない猫への対策といたしまして、行政、地域、ボランティア団体、個人が連携をしていくことは大変に大切であると認識をしております。  へきなん地域ねこの会からの依頼を受けまして、「飼い主のいない猫にできること」として、地域猫活動の市民講座を毎年開催しております。今年度も10月26日の土曜日に愛知県動物保護管理センター職員を講師としてお招きをする中で、市役所談話室において講座を実施予定で、今年度で5回目の開催となります。  今後も、地域猫の問題につきましては、地区からの要望も踏まえつつ、関係団体との連携を強固にする中で、トラブルの解決を図ってまいりたいと考えております。 125 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 126 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 127 ◆1番(磯貝明彦) 碧南市のほうとしても、猫講座を開いていただいて本当にありがたいということでありますけれども、地域猫活動に実績を上げている東京都の練馬区では、行政が町内会に地域猫活動の案内を回し、町内に猫活動をしていくことを周知させて、ボランティア団体が地域猫活動を行うといった、こういうような連携が確立していますのでうまくいっています。碧南市においても、このような連携を確立させる考えはないか、お考えをお聞かせください。 128 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 129 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 130 ◆経済環境部長(永坂智徳) 動物愛護等を所管する愛知県の動物保護管理センターにおきましても地域猫活動を推奨しておられます。市といたしましては、市民講座の開催や広報などで、地域猫活動の普及に対して協力をしてまいりたいというふうに考えております。 131 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 132 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 133 ◆1番(磯貝明彦) 余り時間がないものですから、余り深くは追及ができませんけれども、ぜひともこういった連携をしていく組織づくりといいますか、そういうのもやっていけば、地域の皆様も猫嫌いの人も、理解が深まってくるのではないかと思いますので、ぜひとも今後ともお考えになっていただきたいと御要望をしておきます。  続いて、(3)避妊・去勢手術の補助制度確立をということでありますが、私、過去の議会でも何度も何度も質問しておりますが、碧南市の野良猫をゼロにするためにも、碧南市の環境をよくしていくためにも、この補助制度確立をするお考えをお聞かせください。 134 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 135 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 136 ◆経済環境部長(永坂智徳) 現在、県下では、主に尾張地区を中心に13市2町で不妊・去勢処置に対する補助を実施しています。補助内容や対象は各市さまざまでございまして、飼い猫に対して補助している市もあれば、飼い主のいない猫に対して補助している市もあります。また、両方に対して補助している市もございますが、碧南市といたしましては、現在補助を行うことは考えておりませんが、近隣市の状況や地域からの御要望などを踏まえて、補助制度が必要であると判断されれば、協議、検討してまいりたいと考えております。 137 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 138 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 139 ◆1番(磯貝明彦) 今までの答弁と比べますと少し前向きな答弁であったかと思いますけれども、この費用は、他市、いろいろ比較してみますと年間100万円もありません。刈谷でも80万円ということであります。その金額なら毎年出せるのではないかと思いますけど、もう一度聞きます。よろしくお願いします。 140 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 141 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 142 ◆経済環境部長(永坂智徳) 碧南市におきましては、補助金を先にということではなくて、地域の中で、皆さんの合意を得ながら取り組んでいただくことがよいのではないかというふうに考えております。御理解をお願いしたいと思います。 143 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 144 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 145 ◆1番(磯貝明彦) 一応、非常に他人事のように言われているかのような感じがしますけれども、ぜひとも考えていただきたい。碧南市の環境をよくしていくためにも必要です。ぜひともよろしくお願いします。  次の件名に移っていきます。  学校及び幼稚園・保育園の給食費無料化をということでありますけれども、日本共産党碧南市会議員団は、以前から一貫して学校給食の無料化を訴えてきました。現在、アベノミクスの影響により格差が広がり、子供の貧困率が高くなってきております。給食費が払えず、給食を食べられない子供が全国でも生まれてきております。子供の貧困対策としても、給食費の無料化は有効ではないでしょうか。  文科省の2017年度の学校給食の無償化の実施状況調査を見ますと、回答があった1,740自治体のうち、小中学校とも無償化を実施が76自治体、約4.4%。小学校のみ、中学校のみを含めると82自治体、全体の4.7%が給食費無料化を実施しております。近年、この給食費の無料化の動きが拡大してきています。6月議会でも答弁されておりますけれども、ア、小中学校の給食費無料化による影響額をお聞かせください。 146 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 147 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。
    148 ◆教育部長(奥谷直人) 無償化による影響額はということですが、決算額でお答えをさせていただきます。学校給食費の平成30年度決算額は、小学校が1億9,270万円余、中学校が1億1,131万円余で、合わせて3億400万円余であります。  以上でございます。 149 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 150 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 151 ◆1番(磯貝明彦) 文科省の学校給食の無償化の実施状況で、無償化を開始した目的として、食育の推進、子育て支援、少子化対策、定住・転入の促進などが上げられております。碧南市は2040年人口予測では、西三河9市の中で唯一、人口が20%減少していくと予測がされております。人口減少対策、安心して子供が育てられる碧南市にしていくためにも、イの質問ですが、小中学校の給食費を無料化していくべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 152 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 153 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 154 ◆教育部長(奥谷直人) 学校給食費につきましては、学校給食法第11条第2項の規定により、いわゆる食材料費は保護者負担とされていますので、給食費の無料化は考えておりません。  また、低所得者の対策といたしましては、経済的な理由により就学困難な児童生徒の保護者へは、就学援助制度、いわゆる準要保護でもって給食費の実費額を支給しております。  以上でございます。 155 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 156 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 157 ◆1番(磯貝明彦) この文科省の調査によれば、一部無償化、一部補助が424自治体、24.4%が実施しています。近隣市では、安城市が第3子の給食費無料化を実施しております。碧南市では幼稚園、保育園で第3子を免除しています。このままだと、第3子が小学校へ入学すれば給食費を払わなくてはなりません。このようなことをなくすためにも、小中学校でも最低第3子の給食費無料化をしていくべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 158 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 159 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 160 ◆教育部長(奥谷直人) 小中学校の第3子の給食費の無料化について、実施する考えはありません。幼稚園につきましては、幼児教育の無償化の国の政策を受けて、市も必要な対策をするものでございます。繰り返しになりますけれども、小中学校の給食費につきまして、学校給食法で言っております食材料費については保護者負担ということでございますので、市はその趣旨に沿って学校給食費を徴収しており、その考え方は変わらないということでございます。 161 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 162 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 163 ◆1番(磯貝明彦) 最低でも第3子の給食費無料化をお願いして、要望しておきたいと思います。  それでは、(2)の質問に移ります。  幼稚園、保育園の給食費無料化についてでありますが、政府は10月からの消費税10%増税の財源で、幼児教育、保育の無償化を実施しております。給食費については、主食代、副食代を合わせて保護者から取れということになっております。そのため、碧南市においては、副食代は保育料に含まれていたのを外出しして、主食と合わせて保護者から徴収することになります。  アの質問ですが、幼稚園、保育園給食費無料化についての影響額をお聞かせください。 164 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 165 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 166 ◆教育部長(奥谷直人) まず、幼稚園の給食費についてお答えをいたします。こちらも小中学校と同じように決算額でお答えをいたします。平成30年度の決算額につきましては1,980万円余となります。 167 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 168 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 169 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 私からは、保育園の給食費についてお答えいたします。まず、ゼロ歳児から2歳児は主食費、副食費とも保育料に含まれておりますので、積算はできません。  公立・私立保育園の3歳児から5歳児は、10月からの保育料無償化に伴い、月額主食費が610円、おやつ代を含む副食費が4,500円、合わせて5,110円となり、1年間の影響額は8,314万円余でございます。 170 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 171 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 172 ◆1番(磯貝明彦) それでは、引き続き一緒ですけど、イに移っていきますけど、質問。  幼稚園、保育園給食費無料化をしていくお考えがあるかどうか、お聞かせください。 173 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 174 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 175 ◆教育部長(奥谷直人) まず、幼稚園の給食費につきましても小中学校と同様に、全園児を対象とした給食費の無償化は考えてはおりません。  以上です。 176 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 177 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 178 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 基本的に、国は、給食費については実費負担としているところでございます。ただし、保育園の給食費につきましては、10月からの保育料無償化に伴い、年収360万円未満相当の低所得、第3子以降の世帯については、国は副食費のみ免除としていますが、市としては、主食費、副食費とも免除する予定でございます。  その他の世帯につきましては、主食費、副食費とも実費相当を負担していただく予定で、無料化にする予定はございません。 179 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 180 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 181 ◆1番(磯貝明彦) お考えはそういうことでありますけれども、学校給食と幼稚園、保育園の給食の無料化に対する影響額を合わせれば、約4億円の財源が必要ということになります。これは、9月1日号のへきなん広報の市長のC・Sコラムでは、碧南市は、財政力は全国で7位と、2年連続ベストテンに入ると誇らしげに述べております。豊かな財政力を持つ碧南市なら、この4億円、予算とれると思います。  また、小中学校のエアコン設置工事の入札が8月29日に終わって、これで全て、小中学校のエアコンの設置工事完了が地元業者によって入札が完了となっております。大変にいいことだというふうに思います。その結果、全額を見ますと、4億円も安く入札ができております。この4億円があれば、ちょうど合うじゃないですか。ぜひとも無料化にしていく方向を打ち出していただきたいと思いますけれども、再度、所管ごとにお願いします。 182 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 183 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 184 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほど言いましたように、小中学校を給食費無償化していきますと、3億円の年間財源が必要となります。今、エアコンの予算に対して、今の入札残が3億円、4億円近くあるんじゃないかということですが、まだ電気式のほうの入札が予定はされておるということと、一過性のそういった予算の措置でもって、これを継続事業としていけるかということがございます。仮に無償化をやったとしても、この先の財政運営も不透明な部分もあります。事業の継続性をどう保つかということもあり、結局、休止だとか縮小などというような可能性もあるかとは思います。その際に一番心配なのが、保護者の方に混乱と御迷惑をかけてしまうことのおそれもあるということではないかというふうに思っております。  今、小中学校については、限られた財源をどう効果的に事業に使うかということを考える中で、学校環境の整備、例えば、スクールアシスタントを今回も増員をお願いしていきますし、小学校の英語専科の講師の任用等、加配の措置を図っていくことや、学校施設の改善なんかを取り組んでいくことが、結局は、保護者だとか学校現場からの要望にお応えしていくということで、これが、行政がやっていく大切なことだというふうに考えております。 185 ◆議長(鈴木みのり) よろしいですか。 186 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 187 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 188 ◆1番(磯貝明彦) 時間もないようですので、ぜひともこの給食費無料化は、日本共産党は一貫して訴えてきております。ぜひとも、今後ともこの訴えを続けていきますので、お考えになっていただくようよろしくお願いしまして、私からの質問とさせていただきます。 189 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、磯貝明彦議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 56分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 5分 再開) 190 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、神谷悟議員の一般質問を許します。 191 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 192 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 193 ◆14番(神谷 悟) 皆さん、改めましておはようございます。市民クラブの神谷です。  議長からの発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき一問一答方式にて一般質問をさせていただきます。  執行部におかれましては、わかりやすく前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。  早速、質問に移らせていただきます。  件名1、財政のスリム化と業務改革への取り組みについてです。  碧南市の実施計画策定に当たっての基本的な考え方の中に、新たな時代への転換期に対応するための「まち・ひと・しごと」の創生、安心安全対策の重点実施、財政のスリム化と業務改革への取組を基本的方針の3本柱として位置づけております。  私は過去の一般質問にて、まち・ひと・しごと、また、安全・安心対策についてはお聞きしましたので、今回は、財政のスリム化と業務改革についての質問をさせていただきます。  碧南市を取り巻く社会環境の今後の見通しとしては、人口減少や高齢化に伴う財政負担の増大、インフラの老朽化対策、法人市民税法人割国税化による税収の減少など、本市を取り巻く環境は厳しい状況であります。そのような中、碧南市としては、限られた予算の中で最大限の市民満足度と費用対効果を追求するため、職員提案制度による積極的な改善活動を推進し、職員の改善意識や経営感覚を高め、また、多様化する事務に対応できるよう、先進技術を取り入れながら事務の合理化を進めるとともに、市民サービスの向上に努めるという目標を掲げています。  まずは、(1)合理化、効率化の取り組みについて順次お聞きしてまいります。  ア、公共施設の維持保全、利活用についてです。碧南市が保有する公共建築物や土木インフラ施設の多くは、高度経済成長期の急速な人口増加に伴い、集中的に整備されてきたため、近年では施設の老朽化が進み、修繕や更新等に多額の費用が必要であります。碧南市の住民1人当たりの公共建築物の延べ床面積は3.79平方メートルであり、全国平均である3.66平方メートルを上回り、また、規模が類似の自治体の平均、2.42平方メートルよりも大幅に多く、類似の自治体の中では最も多い状況で、第1位。財政面での類似の自治体では第2位。愛知県内の自治体の中では第5位と、施設がたくさんあり、恵まれたまちであるとは思いますが、逆に今後は、これだけの施設をどのように効果的にマネジメントし、質と量の適正化を図り、持続的に公共施設等を維持管理していくのかが大変心配でありません。  今後の取り組み方としては、公共施設の維持保全については、公共施設等総合管理計画の方針に従い、公共施設及びインフラにおける機能保全を図りつつ、適正な維持保全を実施していくとあります。計画ですと、今ある施設は、予防保全型の維持管理方法を採用して長寿命化を図り、その後の40年間使用していく中、建てかえか統合か廃止か判断していく計画であると理解していますが、そこで、(ア)、その計画に基づき、公共施設維持基金は積み立てられているのか、お聞きします。 194 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 195 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 196 ◆市長(禰宜田政信) 公共施設等総合管理計画では、公共施設のマネジメントに関する基本方針の1つに、財政負担の軽減や平準化に向けた見直しを掲げており、公共施設等の更新時期が集中することにより財政負担が一時的に重なることのないように、公共施設維持基金の拡充を図ることや、更新時期の分散化により一般財源を平準化することで、財政負担の軽減を図ることとしております。  また、平成30年3月には、保有財産の総量の削減及び利活用による財源の確保などを実現するため、市有財産利活用基本方針を策定しました。これらの方針に基づき、昨年度からさまざまな取り組みにより、市有財産の利活用によって得られた財源についても公共施設維持基金へ積み立てて、適切な維持管理や改修に対応していきたいと考えております。  なお、公共施設維持基金につきましては、平成26年度から積み立てを行っており、本定例会で上程しております補正予算案での基金残高は9億5,584万2,371円でございます。 197 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 198 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 199 ◆14番(神谷 悟) 私が心配しているのは、学校校舎においては、南中、鷲塚小、日進小と、建てかえを実施しましたが、その他の施設においては長寿命化を図る修繕等が多く、平準化になっていないような気がします。将来に負担を残すような気もしますが、その辺はどうでしょうか。 200 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 201 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 202 ◆市長(禰宜田政信) 学校施設につきましては、計画的な修繕を実施することによりまして、長寿命化を図るための個別施設計画を令和2年度末までに策定する予定で、このための各学校施設の健全度の調査を終えたところでございます。  このことを踏まえまして、長寿命化工事が一時期に重なることのないよう時期の分散化を行いまして、平準化することで、財政負担の軽減を図りたいと考えております。 203 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 204 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 205 ◆14番(神谷 悟) 令和2年度末までに、長寿命化を図るための個別施設計画を出されるとの答弁でありましたので承知しました。  次に、市有財産利活用についてです。  土地、建物等の財産の総量の削減及び利活用による財源の確保を図るため、市全体で利活用の考え方を共有し、財産の保有から活用、処分へと意識の転換を図り、持続可能な行政財産の実現につなげることを目的とした基本方針であると理解しております。  そこで、(イ)、これまでの成果と今後の取り組みについてお伺いします。 206 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 207 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 208 ◆市長(禰宜田政信) 処分に係る取り組みといたしましては、昨年度は、未利用の普通財産用地を住宅用地として4件、約1,256平米を処分いたしました。今年度も、土地開発公社の用地、名鉄跡地整備事業用地でありますが、1件、約1,335平米を処分しております。また、旧三河旭駅の用地を、戸建ての住宅用地として8筆に分譲しまして、現在売却中で、今年度中の完売を目指しております。  活用に係る取り組みといたしましては、臨海部企業の産業振興を目的といたしまして、未利用地でありました港本町の衣浦臨海鉄道跡地等について、駐車場等での利用者を公募し、平成31年4月から、貸し出し、活用を図っております。  公共施設の活用といたしましては、庁舎1階の市民ホール市民課側に、新たに広告つきモニターを設置できる広告事業者を募集し、平成31年3月から貸し出すとともに、災害ベンダーの自動販売機を導入し、レストランと防災協定を結んでおります。今後も、経営的視点で処分や貸し付けを行うなど、積極的に市有財産の利活用を検討してまいります。 209 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 210 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 211 ◆14番(神谷 悟) 市の未利用地の利活用を図り、今後の公共施設の維持保全に充てる財源を確保しているとの答弁でしたが、まだまだ利活用が可能な物件もあります。ただ、相手もあることなので、なかなかうまくいかないこともあるとは思いますが、スピード感を持って実施していってください。ただ、処分に対しては、くれぐれもしっかりと検討していただくことをお願いしておきます。  次の質問に移ります。
     職員提案制度ですが、市職員の問題意識の向上により、年々提案件数が増加しているとお聞きしますが、イ、現在までの状況と成果についてお聞きします。 212 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 213 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 214 ◆市長(禰宜田政信) 職員提案件数の推移を申し上げますと、私が就任しました平成20年度は190件でございましたが、最近では、平成28年度は664件、平成29年度が1,064件、平成30年度が1,874件と、毎年提案件数が増加しております。これまでの職員提案で、効果が出ている提案事例を申し上げますと、庁舎電話のダイヤルイン、光回線の導入、衣浦臨海鉄道跡地等の利活用、市役所1階広告モニターの設置、RPAによる業務の自動化、避難所開設員に係る予備開設員の指定、美術館企画展と併設カフェむぎの家でのコラボランチの提供や、東京神谷バーの電気ブランの販売、投票所入場券の裏面への宣誓書掲載、時間外勤務命令の事前発令の徹底と時間外勤務状況の見える化による意識改革、随意契約制度の見直し、物品・役務調達における電子入札の導入、確定申告時の繁忙期における他部署の応援体制の導入、窓口手続中の立て札の設置によるお客様対応状況の見える化、市民課窓口での受付番号表示システムの導入、庁舎における自動販売機の設置、庁舎電気需給契約の見直しなど、さまざまな分野にわたる提案がございます。  この職員提案制度は、単に経費を削減したり収入をふやしたりすることだけを目的としているわけではございませんで、同時に市民満足度や職場環境の改善も対象にしているので、そういった意味からも効果は大きいと考えております。 215 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 216 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 217 ◆14番(神谷 悟) たくさんの事例を報告していただきましたけど、禰宜田市長が就任して10年目で、10倍の提案件数になったことは驚きました。そして、提案事例の内容をお聞きしますと、職員提案から業務化された案件も多いことがわかり、職員の方々の問題意識、改善意識の高さに感銘を受けました。  そして、私から1つ提案です。今年度から庁舎の照明をLED化にし、消費電力の削減及びCO2の排出の低減をする取り組みを行うようですが、庁舎のトイレに着目してみますと、冬場になりますと便座の温が入りますが、私は男子トイレしか知りませんけど、ほとんどのトイレの便座はカバーが開いた状態です。便座カバーを使用後に閉めるだけで、便座の機種にもよりますが、1日に約7円の余熱ロスによる消費電力を削減でき、CO2排出量では0.2キロの低減につながりますので、トイレの扉にでも、使い終わったら便座のカバーを閉めましょうなどのラベルを張るのもよいのかなと思います。小さなことですが、地道にこつこつと取り組むことで大きな効果につながると思いますので提案させていただきました。今後も、問題解決の基本でありますPDCAサイクルをしっかりと回し、改善活動を実施していくことをお願いしておきます。  次に、ウ、働き方改革への取り組みについてお伺いします。  碧南市では、今年度、会議録を自動で作成するソフトウエア、RPAなどの最新技術のソフトウエアを導入して、事業の効率化を図っているようですが、そこで、主な事業内容と成果についてお伺いします。 218 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 219 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 220 ◆市長(禰宜田政信) 市の業務につきましては、複雑化、多様化しておりますが、職員一丸となって市民サービスの向上に努めているところでございます。業務の複雑化、多様化に伴い業務量が増加する状況にあっても、職員の増員はなかなか難しい状況でございますので、新しい技術の導入により業務の効率化を進めることで、時間外勤務の削減等、職員の働き改革につながる取り組みを進めているところでございます。  まず、1点目の会議録自動作成支援システムでございます。これは、会議の音声をICレコーダーに録音したデータを、AIを利用したシステムを使用することで、会議録が自動で作成されるというものでございます。録音状態によって、会議録の作成データの正確性は変わりますが、会議録の作成事務の効率化に役立っておりまして、8月末時点で63件の会議録作成事務に利用しております。  2点目のRPAでございます。これは、例えば、これまで職員が手作業で行っておりましたデータ入力処理手順をあらかじめ登録したプログラムを作成し、そのプログラムを実行することで、同じ業務を入力ミスすることなく、繰り返し処理を実行するというものでございます。現状では、経営企画課では、定期的に開催する会議資料を幹部職員にメール配信する事務、税務課や国保年金課では、税の減免入力業務など7業務で利用しており、順次利用業務を拡大していきたいと考えております。  AIやRPAの活用は、働き方改革に大きく寄与するものと考えられておりまして、愛知県が中心となって、導入に前向きな自治体との協議の場が設けられました。この中で、RPAに関しては、碧南市の先進的な取り組みが評価をされまして、中心的な役割を担っており、視察の受け入れ等にも対応しております。今後とも、働き方改革に前向きに取り組んでまいりますので御支援をお願い申し上げます。 221 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 222 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 223 ◆14番(神谷 悟) ただいまの御答弁でありました会議録自動作成ソフトやRPAの導入による削減効果は、どれくらい出ていますか。また、削減時間など把握できているのであればお答えください。 224 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 225 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 226 ◆市長(禰宜田政信) 導入効果ということでございますが、会議録自動作成支援システムでは、現在63件で利用し、延べ90時間程度の会議録を作成しました。削減効果の考え方ですが、会議時間1時間当たり、これまでどおり職員が音声データを聞きながら会議録を作成した場合は、約4時間を必要とし、一方、この会議録自動作成システムを利用した場合は、半分以下の1.5時間程度で作成できると想定しております。したがいまして、既に225時間程度の削減効果が出ていると考えておりますので、年間で500時間程度の削減効果を見込んでおります。  RPAにつきましては、個々の業務内容によって削減効果が異なりますが、現在実施中の7業務では、年間200時間程度の削減効果があると見込んでおります。また、RPAを利用する業務を、7業務から15業務に順次拡大を進めておりますが、これら全ての事務で実施できた場合は、年間で700時間程度の削減効果があると見込んでおります。  2つのソフトを利用することで、年間1,200時間程度の削減効果を見込んでおります。 227 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 228 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 229 ◆14番(神谷 悟) 年間合わせますと、1,200時間の総労働時間の削減を見込むということでございます。大変効果のある取り組みだと思いました。  ただ、会議録自動作成ソフトやRPAの導入による経費及びランニングコストは幾らですか。また、費用対効果はどの程度になるのかお聞きします。 230 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 231 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 232 ◆市長(禰宜田政信) まず、導入費用でございますが、会議録自動作成支援システムの使用料は119万8,800円、RPAの使用料は185万4,576円、合計で305万3,376円であります。  費用対効果でございますが、今年度の行政職給料表1の適用を受ける職員の、時間外勤務手当の基礎となる1時間当たり平均単価は2,177円でございます。仮に、25%割り増しの時間外手当を支給する場合は2,721円であります。年間1,200時間程度の時間外勤務が削減できた場合は、約330万円程度の時間外勤務手当の削減ができることになり、システム導入による費用対効果も十分見込めますし、また、時間外勤務の抑制による職員の働き方改革にも効果があると考えております。システム導入の初年度でありますので、今後、より多くの事務で使用することにより、さらに効果が出てくると考えております。 233 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 234 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 235 ◆14番(神谷 悟) 導入の初年度でも効果が出る事業であるようです。重要なのは、総労働時間の削減に大変効果的な取り組みですので、スピード感を持って、各部署に横展開を図っていってください。  次の質問に移ります。  エ、広域連携の取り組みについてお聞きします。各自治体は、少子高齢化や人口減少が進む中で、いかに住民サービスを維持しつつ新しい行政ニーズに対応していくのかという課題があると思います。碧南市の広域行政は一部事務組合や広域連合などがあります。また、防災面では、県外他市との協定を締結。現在では、西尾市と碧南市で、市民病院の医療連携についても協議中であります。定住自立圏構想など、これまでの枠にとらわれない新たな広域連携が必要であり、各地域の実情に応じ、各地域、各市がそれぞれの戦略的判断に基づき、多様な姿で展開すべき時代となっていくと考えますが、そこで碧南市として、基本構想と今後の取り組みについてお伺いします。 236 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 237 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 238 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市では、地域的なつながりの深い、碧南市、刈谷市、安城市、知立市、高浜市の5市で構成される衣浦東部広域行政圏協議会を設置し、これまで、図書館の相互利用、コミュニティFM放送の番組制作や、衣浦東部広域連合を設立するなど、広域連携を進めてまいりました。また、平成28年度から令和7年度までの衣浦東部広域連携推進ビジョンを策定し、引き続き広域連携を検討しているところでございます。  碧南市といたしましては、まずは、この碧海5市での枠組みを大切にしつつ、議員がおっしゃるように地域の事情に応じ、各地域、各市町村がそれぞれの戦略的判断に基づき、広域連携を進めていく必要があると考えております。  最近では、観光面では、碧南市、半田市、西尾市、常滑市で竜の子街道プロジェクトを進めておりますし、コミュニティバスに関しましても、市民病院に安城市のコミュニティバスが、サン・ビレッジ衣浦に高浜市のコミュニティバスが、くるくるバスが安城市の榎前バス停へ乗り入れするなど、近隣市のコミュニティバス同士の連携も実施をしておるところでございます。 239 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 240 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 241 ◆14番(神谷 悟) これからの時代は、近隣市としっかりと議論に議論を重ね、人口や行政サービス、生活基盤の面だけではなく、経済雇用や都市構造の面も重視した連携を構築していただきたいとお願いしておきます。  続きまして、(2)稼ぐ力の取り組みについてです。  ア、ふるさと納税についてお聞きします。8月17日の中日新聞の西三河版と県内版の両方に、碧南市のふるさと納税が倍増という記事が掲載されました。碧南市民としても大変うれしく感じますし、市職員の頑張りに感謝する次第であります。  (ア)、好調の要因は何であると分析していますか、お伺いします。 242 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 243 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 244 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市は、みりん、白しょうゆの醸造業、イチジク、ニンジン、タマネギの農業、シラス等の漁業等、古くから、おいしいもの、こだわりのものに加え、ものづくりのまちとして高い技術のものなど、地場産品に大変魅力があるまちでございます。本市のふるさと応援寄附金制度は、事業開始以来、その魅力を全国に発信することで、地場産業や地域の振興を図ることを基本姿勢として実施しております。  総務省が法改正により、曖昧であったふるさと納税の返礼品等に関する基準を明確化したことにより、本年4月以降、ほとんどの自治体において、ギフト券や地場産品でない返礼品の取り扱いがなくなりました。結果、過度な返礼品競争が是正をされまして、本市が今まで地道に掘り起こしてきた多くの地場産品が評価をされまして、過去最高額だった昨年度の2.4倍のペースで推移をしているところでございます。 245 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 246 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 247 ◆14番(神谷 悟) 新聞報道によると、昨年度の碧南市のふるさと納税は県下第2位ということで、とてもすばらしいと思うのですが、今年度はさらに倍増という勢いなのは、ふるさと納税制度の改正だけではないように感じます。他の理由などありませんか、お聞きします。 248 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 249 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 250 ◆市長(禰宜田政信) 本市への寄附金の特徴は、何といっても寄附件数が多いということでございます。碧南市の寄附金額は、議員がおっしゃったとおり県下第2位でございますが、件数は県内断トツ第1位の4万8,000件余で、ほかの自治体の2倍以上となっております。このことは、さきにも申し上げましたように、自信を持ってお勧めできる地場産品を地道に掘り起こしてきたことと、これら地場産品の魅力を丁寧に発信してきたことが、多くの方々から評価されているあかしだと考えております。 251 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 252 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 253 ◆14番(神谷 悟) ふるさと納税の件数では、県内断トツ第1位という御答弁で驚きました。では、地場産品の掘り起こしと、魅力の発信が評価されたということですが、地場産品の掘り起こしや魅力発信について、どのように行っているのかお聞きします。 254 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 255 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 256 ◆市長(禰宜田政信) まず、地場産品の掘り起こしということでございますが、ふるさと応援寄附金制度を開始した当初は、広報誌等による募集や、担当職員による企業訪問を中心に、パートナー企業の募集や返礼品の発掘を行っておりました。しかしながら、担当者だけでは限界があるため、商工課の企業訪問を通じた新たなパートナー企業の掘り起こしなど、庁内組織の横断的な協力体制も築いてきたところです。最近では、ふるさと応援寄附金での成功が、パートナー企業の新たな商品開発につながっておりまして、新聞報道にありましたように、本年4月末時点では、事業開始当初に比べ10倍以上の319品目となっております。  次に、魅力発信についてでございますが、本市では、返礼品である地場産品をより魅力的なものとして発信するため、パートナー企業から提出される書面をそのまま寄附金サイトに掲載するのではなく、担当者がみずから生産現場に出向きまして、返礼品の撮影や、生産者が商品に込めた思いまでもヒアリングを行いまして、これらが寄附者に伝わるように掲載をしています。新聞に掲載されましたスイートコーンのキャッチコピー「メロンより甘い」という記事も、日ごろからこのような姿勢で取り組んできたことから生まれたエピソードの1つでございます。このような取り組みが積み重なりまして、パートナー企業との良好な関係が生まれるとともに、寄附の拡大にもつながっていると考えております。 257 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 258 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 259 ◆14番(神谷 悟) 庁内組織の横断的な協力体制づくりを行い、そして、現地現物によるパートナー企業に足を運び、コミュニケーションの構築を図り、成果が出たとの答弁でありました。仕事の進め方も非常によく、担当者の仕事に対しての情熱の高さが感じられました。  では、(イ)、ふるさと納税の今後の展望についてお伺いします。 260 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 261 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 262 ◆市長(禰宜田政信) ふるさと納税制度改正の影響は、令和2年以降ますます顕著になると想定しております。ふるさと納税に力を入れる自治体と、そうでない自治体に差がつくものと考えています。本市は、最初に御答弁申し上げましたように、地場産業や地域の振興を図るという基本姿勢は一貫しておりまして、地道にお礼の品の掘り起こしを行い、情報発信に努めてまいりました。この点において、ここ数年の間で、ギフト券や地場産品でない返礼品を送付し、多額の寄附金を集めてきた自治体とは大きな差がついていると考えております。  本市では、新聞報道にありました里芋やイチゴ栽培農家のように、口コミが新たなパートナー企業の参入を生むといった好循環が芽生えておりまして、市内事業者の皆さんから、本市のふるさと応援寄附金事業への期待が集まっていることを実感しております。これらの期待に応えられるよう、引き続き、事業者の皆さんとの対話と創意工夫を積み重ねていきたいと考えております。 263 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 264 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 265 ◆14番(神谷 悟) 本市のふるさと納税は、総務省からたびたび指摘を受けていましたが、心が折れることなく、ひるまず、チャレンジ精神を忘れず前向きに、現地現物にて足を運び取り組んだ成果のたまものであると高く評価します。今後とも、碧南市のふるさと納税ファン、リピーターの確保を行い、地元産業のさらなる活性化に向けて取り組んでいただきたいと思います。  次の質問です。  イ、広告収入についてお伺いします。本市では、ごみ袋やホームページなどに企業名を掲載し、広告収入をいただいていますが、これまでの成果と今後の取り組みについてお伺いします。 266 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 267 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 268 ◆市長(禰宜田政信) 広告収入につきましては、行財政改革の一環として、平成23年からホームページのバナーへの広告掲載を実施しており、その後も掲載対象を拡大し、ごみ袋、無我苑呈茶券、明石公園回数券、くるくるバス、広報へきなんへの広告掲載を行い、財源確保に努めてまいりました。このほか、広告を掲載した市民課の窓口封筒や母子健康手帳用のビニールカバーを現物給付していただくことで、経費の削減に努めております。さらに、平成27年度からは、庁舎1階ホールに広告つき案内地図板の設置を開始し、今年度からは、広告つきモニターを設置するスペースを貸し出すことで、新たな広告収入を確保しております。直近の広告収入の実績といたしましては、平成28年度は258万円、平成29年度は291万円余、平成30年度は502万円余の収入がございました。  また、元気ッス!へきなん、市民ふれあいフェスティバル、てらまちウォーク、碧南3大花まつり、全国女子軟式野球選抜交流碧南大会等のイベント開催に際しては、市内企業団体より協賛を得て展開をしているところでございます。これらの協賛金の実績といたしましては、平成28年度が175万円余、平成29年度が288万円余、平成30年度が165万円の収入がございました。  金銭以外においても、入賞商品や参加賞などの協賛品、エアアーチ、ゼッケン、ボールなど必要物品や資材等を提供していただいております。今後も市が管理する資産等を有効に活用するとともに、収入面のみならず、さまざまなかかわりを広めるべく、広告掲載の対象拡大と市活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 269 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 270 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 271 ◆14番(神谷 悟) 広告収入は、平成28年度の258万円から平成30年度では倍増の502万円との答弁でありました。職員の稼ぐ力も備わってきていると感じます。  また、収入面だけではなく、さまざまなかかわり合いを広めるべく、広告掲載の対象拡大と市活性化につながるように取り組んでいきたいとの答弁もありましたが、今年度完成するスケートボードパークや、現在あるスポーツ施設などにも広告掲載を実施して取り組みを行ってはと思います。施設と企業とのつながりも深くなると感じますが、どうでしょうか。 272 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 273 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 274 ◆市長(禰宜田政信) 今年度に整備予定の碧南スケートボードパークにつきましては、まだ供用開始しておりませんで、施設の利用者数や利用者の年齢層など不明であるため、広告掲載の効果を見込むことが現時点では難しい状況でございますので、まずは、今後の利用者の動向を見きわめてまいります。  一方、その他のスポーツ施設への広告掲載につきましては、施設管理上の課題整理を前提といたしまして、例えば、碧南緑地ビーチコートにおきましては、本年度、国内トップレベルのビーチスポーツ大会を誘致し、全国から多くの方々に利用されていることからも、広告掲載の効果がある程度見込める施設であると認識しております。そのため、施設と事業者とのつながりを深める意味において、新たな試みとなる市内スポーツ施設への広告掲載につきまして、今後、前向きに研究、検討をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 275 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 276 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 277 ◆14番(神谷 悟) 今後もいろいろな観点から問題点や着眼点を発見し、行財政改革の取り組みのさらなる推進を行い、持続可能な市政運営をお願いいたしまして、件名1の質問を終わらせていただきます。  次に、件名2、定住人口増に向けた取り組みについて質問をさせていただきます。  総務省の発表した2018年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は、17年の同じ月に比べて26万3,000人少ない1億2,644万3,000人でした。減少は8年連続で、減少率は0.21%で、統計をとり始めた1950年以来最大となりました。  外国人の過去1年間の入国者数から出国者数を差し引いた流入数は16万5,000人であり、6年連続増でありました。約270万人の外国人が国外へ流出し、海外からは約287万人が流入した結果となっており、外国人が総人口に占める割合は1.76%でした。  一方、愛知県の総人口を調べますと、約755万人、全国で第4位。そして、現在、転入超過の都道府県は、埼玉県、千葉県、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡となっています。では、碧南市はどのような傾向なのかということで、(1)本市の人口動向についてお聞きしてまいります。  ア、本市の人口動向の現状と傾向について、自然増、社会増、外国人等、層別してお答えください。
    278 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 279 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 280 ◆総務部長(金沢宏治) 初めに、過去3年間の年度末時点での人口の推移を申し上げます。平成29年3月31日現在では、人口7万2,068人。これは、昨年同期279人の増。平成30年3月31日現在では、人口7万2,762人、694人の増。平成31年3月31日現在では、人口7万3,104人で、342人の増となっております。直近の令和元年7月31日現在の人口は7万3,203人となっており、現在も人口の増加動向は続いておるということでございます。  次に、外国人も含めました自然動向。これは、出生、死亡の状況でございますが、28年度の状況では、増加要因であります出生、これが573人。減少要因であります死亡、これが645人で、72人の減となっております。平成29年は、出生606人、死亡が666人、60人の減。令和元年度7月末時点での状況でございますが、出生が195人、死亡が203人となっておりまして、8人の減となっております。  次に社会動向。これは、転入、転出等でございます。外国人を含めた状況でこれも申し上げますと、平成28年度の状況。増加要因であります転入等が3,266人、減少要因であります転出等が2,915人となっておりまして、351人の増でございます。平成29年度、転入等が3,769人、転出等が3,015人となっておりまして、754人の増。平成30年度、転入等が3,935人、転出等が3,420人となっており、515人の増。令和元年度の7月末時点での状況でございますが、転入等が1,232人、転出等が1,125人となっており、107人の増となっております。  この数年間の動向といたしましては、自然動向は、死亡者数が出生者数を上回っており減少傾向ということでございますが、社会動向は、転入者が転出者を上回っておりまして、増加傾向ということで、先ほど申し上げましたとおり、碧南市といたしましては増加傾向が続いているということでございます。  最後に、外国人の動向でございます。平成29年3月31日現在では3,810人。これは、前年同期425人の増。平成30年3月31日では4,372人、前年同期562人の増。平成31年3月31日現在5,047人、前年同期675人の増で、令和元年7月末現在では5,212人となっておりまして、碧南市の人口の約7%が外国人の方だという状況でございます。  以上です。 281 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 282 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 283 ◆14番(神谷 悟) 社会動向に着目してみますと、平成29年度はトータル754人の増で、その内訳では425人の外国人の増、329人の日本人の増であり、平成30年度ではトータル515人の増で、内訳では562人の外国人の増、逆に日本人はマイナスの47人であることがわかりました。最近では、外国人の方も一戸建て住宅に住んでいる方々が多くなり、今後は、町内会等にも、市が購入した翻訳機ポケトークの貸し出しを行うことも検討する時代になるのではないかなと推測しております。  では、イ、今後の人口推移の見通しについてお聞きします。 284 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 285 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 286 ◆総務部長(金沢宏治) 碧南市の人口といたしましては、平成20年の3月31日時点の人口が7万4,092人ということで、これが過去最高、人口のピークでございます。その後、リーマン・ショックの影響によりまして、人口減少が続いておりましたが、平成28年3月からは碧南市の人口が増加に生じております。  主な増加要因ということでございますが、先ほども申し上げましたが、外国人の方の転入増加によるものでございます。この要因は、景気の状況により大きく左右されることとなりますが、現在の経済状況を踏まえますと、当面は中小企業の方々の人手不足感が解消されないと予想をしておりまして、しばらくはこのような傾向が継続すると考えております。  リーマン・ショック以前の外国人の方の増加の状況とは違い、先ほど質問者もおっしゃいましたが、最近では、特に働き盛りの世代の皆さんが市内に戸建て住宅を購入されお住みになるというようなこともふえておりまして、碧南市への定住の意向を持った外国人の方がふえてきているのかなと思っております。  また、碧南市の産業振興を支えるための生産年齢人口の確保といった面におきましても、大いに期待をしているところでございます。ただし、日本全体としては、間違いなく日本人の人口減少社会を迎えておりますので、このような状態がいつまでも継続するわけではないという危機感も持っておるところでございます。  以上です。 287 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 288 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 289 ◆14番(神谷 悟) 答弁でもありましたが、日本は人口減少社会を迎えておりますが、近隣市よりも人口の減少率が高くならないように、世界情勢、国内情勢、近隣市の状況などを常に見据えながら、定住人口増を目標に取り組みを推進していただきますことをお願いしておきます。  続きまして、(2)定住促進の取り組みについて質問をさせていただきます。  まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進を掲げ、人口増加や財源確保に向けた取り組みを行っていますが、定住していただくことを考えますと、まずは住む場所の確保であると考えます。  そこで、1点目として住宅の供給です。碧南市では、下山第2区画整理、伊勢土地区画整理事業を実施し、住宅地の供給を進めています。また、本年度からは、山下地区市街地整備検討事業として、山下地区における新たな住宅地整備を検討していただいていますが、まだまだ本市においては宅地が少なく感じます。宅地供給が少ないから土地の価格も高く、他市で家を購入する方も多いと思います。もちろん、碧南市は土地自体が少ないのも理解していますが、碧南市の生活環境下で、これだけのお金で購入するのなら近隣市へ移ろうという方が多いように感じます。そこで、地区懇談会でも出ていました神有線について提案させていただきます。神有線は鴻島町1丁目、2丁目を縦断する都市計画道路の位置づけであると認識していますが、まちづくりを展望して、まずは、その路線を東中学校前の道路まで開通させてはと思います。道がなければまちはできません。道ができれば民間の力で開発も進むと考えます。  写真をお願いします。  これが、都市計画道路の神有線です。見にくいのですが、写真右上に東中学校のグラウンドがあります。この写真は、東部プラザ側から西へ向かって撮影したものです。  次の写真をお願いします。  この写真は、東中学校グラウンド下の道から東へ向かって撮影したものです。  写真、ありがとうございました。  その提案理由としては、1点目として、中央駅や市役所などの主要な公共施設や商業があり、コンパクトシティのまちづくりの観点からも、住宅地としては快適であると思いますが開発が進んでいないと。  2点目は、鴻島町5丁目、6丁目においては道幅が狭く、一方通行の道路もあり道路環境が非常に悪く、交通安全の観点からも改善していく必要があると感じます。  3点目として、東中学校の前の道においては民間開発も進んでおり、道に面した土地は住宅地となっています。これ以上おくれることになると、住宅が建ち並び、新しい道路の整備は非常に難しくなると思います。そうなりますと、道がない土地はすっぽりとあいてしまうことになると考えます。  そこで、ア、まちづくりを展望しての住宅地施策の取り組みについてお伺いします。基本的な考え方と、神有線についてお答えください。 290 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 291 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 292 ◆建設部長(中村正典) 御質問にございましたまちづくりを展望しての住宅施策の取り組みについてでございますが、現在、都市計画マスタープランの改定を行っておりまして、この中で、移住、定住を促進し、都市の活力が維持できるよう、適切な住宅地の確保を進めることとしております。その取り組みについては、市街化区域の低未利用地は地区計画の活用、民間開発の誘導や土地区画整理事業により市街地整備を推進し、良好な住宅地の確保を図るとしております。  また、神有線につきましては、県道米津碧南線と避難所である東中学校、県道西尾新川港線を直線で結ぶ機能というのはもちろんのこと、緊急輸送道路や避難路としての防災面においても重要な路線でございます。ただし、縦断的な高低差の問題や、補償などの多額の費用が必要となるという問題もございまして、現在、事業化に至っていないという状況でございます。しかし、昨年度開催しました都市計画マスタープランにおける地区別懇談会におきましては、災害時において、住宅から東中学校へのアクセス機能や防災機能として、一刻も早い道路整備が望まれているということでございます。  また、神有線が計画から50年以上経過しておりまして、東部区画地内の一部しか施工されていないということで、事業化が難しいということも十分に理解をしていただいているというところでございます。  したがいまして、この未着手の都市計画道路、神有線の見直しをする中で、実現可能となるような路線変更も含めて、今後しっかり検討してまいりたいというふうに思っております。 293 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 294 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 295 ◆14番(神谷 悟) 良好な住宅地の確保という観点からもいろいろと難題もあるようですが、実現できるように取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、イ、北部工業用地造成の進捗状況についてお聞きします。  2点目は仕事づくりであります。現在、北部工業用地の予定地の横を通行しますと、整備が着々と進んでいるようですが、今後のスケジュールをお答えください。 296 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 297 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 298 ◆建設部長(中村正典) 御質問のございました市北部の生産・流通ゾーンにおける進捗状況についてでございますが、現在進行中の2つの開発事業につきましては、現行の都市計画マスタープラン及び開発等のルールに従って進められているものでございます。それぞれの開発事業は、造成事業に着手しておりまして、1社は令和3年の3月、もう一社は令和5年3月までに完了するというふうにお聞きしております。  都市計画マスタープラン改定後における市北部の生産・流通ゾーンにつきましては、基本的に、民間で土地を造成してもらうというものでございます。企業が問題なく創業できるよう、市道の改良や拡幅を市が行う予定としており、現在、道路網計画を策定し、交通渋滞等が発生しないような適切な道路の配置や交差点の形状などの検討をしております。 299 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 300 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 301 ◆14番(神谷 悟) 安定的な雇用を生み出すための仕事づくりへの施策は、人口減少に歯どめをかける大切な取り組みでありますので、現在策定中の都市計画マスタープランの改定後に予定されている工業用地につきましても、スピード感を持って、スムーズに企業が参入できるように取り組みをお願いしておきます。  次の質問です。  3点目として、ウ、UIJターン者への支援についてお伺いします。人を呼び込む施策であります。毎年、我々市民クラブは、会派要望の中にこの項目を入れさせていただいていますが、その中でも、本市のすばらしい教育環境のもとで生まれ育った子供たちが、県外に進学したとしても、将来ふるさと碧南に戻って就職、定住していただけるような支援施策に取り組んでいただきたいと考えますが、現在の支援についてお聞きします。 302 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 303 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 304 ◆経済環境部長(永坂智徳) UIJターン者への支援といたしましては、東京一極集中の是正及び地方の担い手不足対策のために、地方創生推進交付金を活用する中で、国、県とともに、移住に要する経費を支援する首都圏人材確保支援事業を令和元年7月から実施をしております。現在のところ、残念ながらこの事業の利用者はありませんが、引き続き周知を図ってまいります。  また、UIJターン者への直接の支援ではございませんが、Uターンを促すために、市制70周年記念事業の世代別若者会議におきまして、高校生を中心として構成をし、24時間テレビの募金会場として全日本白しょうゆ顔コンテスト等を企画しております。また、若手の市職員で構成をしますシティプロモーションプロジェクトチームにおきまして、今年度、ビーチコートを通じて、高校生を対象としたシティプロモーションを予定しております。  こういったこれらの活動は、地域資源を活用した発信力の強化及び郷土愛の醸成を目的として行っているもので、高校を卒業して碧南を離れたとしても、再び本市に戻ってきていただきたいといった願いを込めた活動を行っております。このような、まちの魅力発信は、Iターン・Jターン者の増加にもつながるものであると考えております。 305 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 306 ◆議長(鈴木みのり) 14番。 307 ◆14番(神谷 悟) いろいろな取り組みを実施していることは承知しましたが、本丸の支援策はないような気もします。地方出身者のUターンは、大学卒業時に大きなピークがあると思います。Uターンをした方に、どんな支援があったらよいのかというアンケート調査の結果、仕事情報の提供、転居費の支援、自治体の相談窓口、空き家等を活用した支援策となっていました。  今後訪れる人口減少社会に向けて、効率的なまちづくりを推進して、魅力と活気あふれるコンパクトシティを目指し、定住するなら碧南市と選んでいただけるようなまちづくりを目指し、知恵を出し合いながら皆さんで取り組んでいきましょう。  以上で、私の一般質問の全てを終わらせていただきます。ありがとうございました。 308 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、神谷悟議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午後 零時 5分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 15分 再開) 309 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、林田要議員の一般質問を許します。 310 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 311 ◆議長(鈴木みのり) 13番。 312 ◆13番(林田 要) 新政会の林田要でございます。  通告書に基づきまして、一括質問一括答弁にてお伺いさせていただきます。  それでは、件名1、子供たちの安心と安全を守る施策を問うでございます。  最近は、寝る前とかにユーチューブを最近見るのが日課となってしまって、なかなか寝不足になってしまっているところもあるんですけれども、7月に行われた参議院議員選挙のNHKの政見放送、こちらもユーチューブに上がっておりまして、これを全国的にあっちゃこっちゃでやっていたものですから、東海地区だけじゃない、全国のいろんなところのを見ていました。これ、余談なんですけれども、たまたま東中の同級生が立候補しているのを見つけまして、そういえば厄年のときにいなかったななんて話をしていたんですけど、たまたま見つけちゃいまして、結果は残念だったんですけれども、何々をぶっ壊すとか言っていました。  政見放送なんかを見ていると本当おもしろいですね。国政に携わろうとしている方々、いろんな主張をされている中で見ていたんですけれども、ただ、さすがに今回質問させていただきます交通安全といったところ、こういった部分まで踏み込まれる主張というのはなかなかなかったものですから、それはさすがに国に携わる者と、そして我々のように、じかに市民に一番近いところで行政に携わる者といったところでの違いかなと思いました。  そういった点で、今回は、子供たちの安心と安全を守る施策を問うということで、交通安全、子供たちの健康、そして小学校について伺わせていただきます。  では、(1)交通安全について、伺わせていただきます。  通園・通学路で安全対策を立てるべき場所を把握しているか、また、今後の交通安全対策をどのようにすべきと考えているかということで伺います。市内保育園・幼稚園の通園路についてですが、交通安全の観点から危険ではないかといった指摘をたびたびさせていただいておりますが、その都度、園児の送迎は保護者がやるから大丈夫ですよと答弁いただいております。しかし、以前の一般質問でも述べましたとおり、近隣市で発生しました保育園送迎時に母子ともども自動車事故に巻き込まれ死亡する悲しい報道がありまして、園児の身の危険のみではなく、送迎している保護者の安全にも目を配る必要性が感じられます。碧南市内には、保育園敷地内、もしくは隣地に駐車場を広く設けていただいていることで、自動車送迎時には直接園内に入ることができる保育園、幼稚園もありまして、送迎時の対歩行者事故には遭遇する危険性を減少していただいていることは、喜ばしいことと思われます。  しかし、小学校進学後は通学団で登校したり、下校時には集団下校するなどありますが、徒歩で学校まで往復することが原則としてありますので、就学前に専ら自動車の送迎で通園していた子供にとっては、交通ルールやマナーへのなれが乏しくなるという面も指摘せざるを得ません。そのような点を補うために、明石公園などで交通教室を開催いただいておりますが、直接子供と保護者とともに通園・通学時の安全対策箇所の把握をしていただく必要性が感じられます。それで、警察庁の統計から作成しましたグラフをごらんいただきたいと思います。  資料映像、お願いいたします。  まずは、我が国の交通事故者数と事故時の状況を海外と比較した内容でございます。日本、スウェーデン、フランス、イギリス、ドイツ、アメリカということで、青文字の部分が歩行者、その隣の赤が自転車に乗っているとき、黄色が二輪車、バイクに乗っているとき、緑が乗用車に乗っているときで、オレンジがその他となっております。  ごらんのとおり、日本においては、自動車に乗っているときの死亡事故が断トツに低いことがわかります。緑色の部分ですね。緑色の部分が非常に少ない。これは、自動車メーカーを初めとする自動車の安全装備の充実さを進められたことや、また各種法整備による影響であることを示しているかと思います。  しかし、青い部分、歩行中に事故に遭遇した際に死亡する率を見てみますと、残念なことに、ほかの国と比較して非常に高いことがわかります。つまり、我が国におきましては、他国と比較しまして、歩行中に事故に遭遇すると死亡事故となる可能性が高いといったことを示しているのではないでしょうか。  では、次の資料に移ってください。  こちらが小学校、中学校、高校生。赤が小学生、青が中学生、黄色が高校生です。左手が死者数、右手が死傷者数です。ごらんのとおり、高校生が最も高いです。次に小学生、中学生と続きます。市の所掌事務として高校生の対象というのはなじまないですので、今回は小学生と中学生をごらんいただきたいと思います。  では、次の資料に移ってください。  これが小学生の学年別に示した図であります。上から1、2、3、4、5、6年生の順に並んでいまして、ごらんのとおり、1年生、2年生の歩行中の事故が最も多くなっているのがわかるかと思います。  では、次の資料に移ってください。  これが、5歳、6歳、いわゆる就学前の子供たちも入れた場合の10万人当たり、全国10万人当たりの死傷者数です。ごらんのとおり、5歳、6歳のときは親御さんが手を引いているので、なかなか事故数というのは多くないんですが、7歳になった途端、小学校1年生に上がった途端に急に死傷者数というのが上がります。2年生、3、4、5、6年生という形で死傷者数というのは減っているのがわかるかと思います。  では、次の資料に移ってください。  最後はこちらの図です。これは、1日の時間帯別です。当然ながら、朝の7時台通学時、15時、16時、17時の下校時、やはりこの時間帯に集中して、歩行中の事故が25年から29年の合計で出ているということがわかるかと思います。  それでは、資料映像を閉じてください。  今述べさせていただきました資料からわかりますことは、まず、我が国におきましては、歩行者が事故に遭った際は死亡する率が高く、15歳以下では小学生の1、2年生が事故に遭いやすく、特に登下校の時間帯に歩行中に事故に遭いやすいということがわかったかと思います。碧南市内におきましてこれらの数字を覆すためには、自助、共助、公助といった視点で見ますと、被害者となりやすい子供みずからが、まず自助ですね。子供らが交通安全の意識と訓練を重ねること。共助としては、保護者や地域がともに危険な箇所をしっかり認識すること。公助としては、行政が交通安全の環境づくりを進めることが必要と考えます。  そこで、自助、共助の課題としましては、さきに述べましたとおり、保育園、幼稚園送迎時に自動車での移動が多い場合は、保護者、子供ともに、子供目線での危険箇所を見つけにくい点を課題として認識していただくこと。また、徒歩で送迎されている保護者自身も事故に巻き込まれないように、危険箇所を把握していただくことではないかと思います。  公助としましては、一般的な交通ルールやマナーを、年に数回の交通教室で身につけるということではなく、実際的な、実践的な通学路の危険箇所となり得る場所を安全対策の視点で徹底的に確認しておかねば、小学生になった途端に、保護者の手を離れた途端に事故に遭いやすくなる点が上げられますので、現実的な、現地での危険箇所の把握を課題として認識して対策いただきたいと思います。  そこで、改めて伺います。通園・通学路で安全対策を立てるべき場所を把握しているか、また、今後の安全対策をどのようにすべきとお考えなのかお答えいただきたいと思います。  関連して続けて、イの運転者マナー・モラル向上で安心と安全をということで伺います。
     今回の質問は、子供の安心・安全を守るという視点で伺いますので、ここでも歩行者対自動車というケースを前提に、自動車のドライバーにおけるマナーとモラル向上への取り組みについて伺います。  高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いといったものや、あおり運転による危険きわまりない交通ルール違反の報道が後を絶えません。いずれも、歩行者や善良なドライバーには過失はゼロか、ゼロとは言えなくても運転者の故意や未必の故意、重過失によるものであると言えます。  先ほど、資料映像で海外比較の数字でも示しましたが、我が国では歩行者の交通安全上の環境が劣っているのではないかと言えます。狭い国土を有効利用するためなのも理解できますが、歩道を通行可能な限度ぎりぎりで整備し、もしくは、歩道すらない自動車の交通量の多い道を通学路として指定しなければならない状況は、なれ過ぎていて気づかないだけで、異常ではないかと考えても差し支えないかと思います。  では、また資料映像をお願いします。  こちらは、市内通学路の一例としまして、大浜小学校の通学路の一部であります。これ、もう少し手前に戻りますと、警察署、郵便局のある場所になります。県道50号名古屋碧南線を撮影したものです。これは、南進、北進ともに自動車交通量がありまして、歩道がないため、歩行者と自転車がすれ違うのも危険な状態です。今回、写真に中学生が歩いている写真もあったんですけれども、いろいろ問題があるかなと思いまして、この何も映っていないものにしました。  昔は、碧南はどこもこんな感じだったよという声もありますけれども、当時とはやっぱり自動車の数も異なりますので、比較対象とするのは難しいかなと思います。このような交通環境では、おおむね自動車のドライバーの歩行者ファーストといったマナーとモラルに依存している状態でありまして、ほんの少しのミスで大事故になりかねないことは言うまでもございません。  では、次の資料映像に移ってください。  ちょっと見づらくて申しわけないんですけれども、平成元年から30年までの場所別、道路の形状別の事故数の推移であります。一番上が交差点の推移。平成14年ごろをピークに山が頂点を迎えていると思います。あと一般単路、こちらも平成14年、15年ごろをピークにだんだん下がってきております。これは、やはり交差点なんか特にそうなんですけれども、あらゆる手段で、本当に行政もメーカーもいろいろと、地域の皆さんも協力し合って、交通事故件数というのは非常に下がってきているのがよくわかるかと思います。これ、注目していただきたいのが、上から3番目のところ、カーブです。カーブ、曲がり道といった場所の事故件数というのは、過去30年、ほぼほぼ変わっていないというのがわかるかと思います。これは対策をしても効果が出ていないか、対策していないかといったところなんですけれども、交差点なんかはやはり事故数は多いんですけれども確実に下がってきているけれども、カーブは変わっていないといったところを御認識いただきたいと思います。  次の映像に移ってください。  また、ちょっと話は変わりますけれども、皆さん、こういった道路標識、道路の表示、見たことあるかと思います。左側の黄色枠で囲われているのは碧南市内だと余りそこまで見かけないんですけれども、一番右側の、これ、実は道路導流帯ではなく、こういった停止できないといったところがあります。一番、これ、よく見かけるのは、西端の消防署の前とか文化会館の前とか、そういったところに見かけるかと思います。これは通行できるけど停止できないということをしっかり御認識いただきたいと思います。  では、次の資料に移ってください。  これは、家の近くの伏見屋の交差点からコメダとか市役所方面に向かう途中の道です。あそこ、信号機のない横断歩道が見えるかと思うんですけれども、実は、手前の黒い車、トラック、トラックなんかは完全に横断歩道の上に停車しちゃっていますので完全にアウトなんですが、今、この黒い車がいるところが導流帯なので、ここは停止も通行もできるところです。ただ、実はこのトラックと黒い車で、影で薄くなって見えなくなってしまっているんですが、ここに先ほど申し上げた停止してはいけない車線部分があります。つまり、こういった停止している部分ですと、この赤い矢印のところに歩行者が横断歩道を待っていた、もしくは今歩行しているとしても、こちらから来る、西尾側から市役所に向かってくる車は全く認識できないというのがおわかりになるのではないでしょうか。ごらんのとおり、トラック、歩行者、トラックも2台ありますけれども、こういった全く見えない部分ですと、本当はとまっちゃいけないところにとまらざるを得ない場合もあるかと思います。しかし、このようにとまってしまうと非常に危険ではないでしょうか。そういった意味でも、マナー、モラルの欠如が見受けられると言わざるを得ません。  資料映像を閉じてください。  そこで、(ア)のマナー・モラル向上への取り組みはということで、碧南市の取り組みについてお答えいただきたいと思います。また、昨今のあおり運転での事故背景から、マナー・モラル向上のために、ルールで縛ることの効果も理解しているわけですが、決められたルール、規則を守ること以上に、やはりまず、基本的なドライバーのモラル・マナー向上、歩行者ファーストといった安全意識を醸成するための(イ)取り締まり強化以外に方法はないか、あわせてお考えをお示しいただきたいと思います。  続きまして、(2)の健康について伺います。  まず、アの運動できる環境の整備をということで、碧南市内には近隣自治体と比較しましても多くの公共施設がありまして、市民福祉サービスが行き届いていることは承知しておりますが、よりよい生活を求める質問となり恐縮となりますが、まず(ア)として、雨天時にも運動できる環境を整備できないか、気軽に立ち寄れる環境の整備はできないでしょうか、お考えをお示しください。  また(イ)としまして、車椅子が必要な身体障害児や、大勢いるとパニックになる、狭いところがないと落ちつかないといった発達障害児らも安心して訪れることができる施設の整備や、現存の施設の改修などについてのお考えをお聞かせください。  次、イです。病児保育を利用しやすい手続への転換で、健康で子育てしやすい環境をということで、まず(ア)です。手続が煩雑ではないかということで伺います。  近隣市と比較しましても、広い年代を受け入れているかと思いますが、協力してくれている民間医療施設の立地もよく、現時点での子育て世代にとっては魅力的な施策を始めてくださったわけですが、その施策をより多くの市民が享受できるように、手続の煩雑さをスマートにできないかという質問です。事前の登録、利用時の申請が必要なことは当然で承知しておりますが、登録項目、利用申請項目が多岐にわたっておりまして、一般の方には、お役所的なというか、様式が非常に煩わしさを感じるのではないでしょうか。利便性を高める工夫についてお答えいただきたいと思います。  次に(イ)、緊急時に対応する方法はないかということで、病児保育利用の利便性を上げる工夫やお考えはないでしょうか。お答えいただきたいと思います。  最後の(3)に移ります。  小学校教科担任制について伺います。今回、お題目が子供たちの安心と安全を守るということで、なぜ小学校の教科担任制が必要かといったところの理由からお話ししますと、小学校の教科担任制という考え方も安心と安全につながる理由としまして、中学校では、以前より当然のように我々も経験しております中学校の教科担任制について、小学校でも段階的に導入していただくことで、まず教師の負担軽減につながる。教師の負担軽減になることで心のゆとりとなり、心と時間のゆとりから、より子供たちに目を向けていただける時間がふえるのではないか。目を向けていただける時間がふえることで、子供たちの成長に資することとなり、児童らの学校生活における安心と安全につながるのではないかといったところでございます。  具体的には、音楽や図画工作といった芸術的センスや素養を必要とする教科は、既にやられているかと思いますが、また、理科、家庭科といった専門性のある教科、これも部分的には始められていると思います。問題は、プログラミング、そしてまた、英語、こういった新教科の準備というのは現在非常に負担の大きなものであるかと推察されます。そのような専門的な科目の教科担任を、五、六年生あたりから段階的に取り入れていただき、教師の授業の準備、テストの作成作業からの解放、時間的なゆとりをつくる。こういったことで、児童としましては、今度は中学校進学時より始まる教科担任制への準備となりますので、中1ギャップの解消にも寄与するものと考えます。  そこで、現在の碧南市内小学校では、学級担任ではない教師が受け持っている教科はございますでしょうか。また、専門でない教科を受け持つこと、また、受け持たないことの実際の声はいかがでしょうか。また、教科担任制の導入に向けたアクションをすることの現実性はございますでしょうか。  以上、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 313 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 314 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 315 ◆教育長(生田弘幸) 私からは、交通安全について、園児、低学年時児童の事故率の軽減についてお答えします。  まず、通園・通学路で安全対策を立てるべき箇所の把握についてですが、平成30年度の調査では、通学路改善要望は31件ありました。主な内容は、カラー舗装、標識看板の設置や再塗装、側溝のふたの整備です。各小学校においては、定期的に通学団会を開いて危険箇所を確認しています。その際、担当教員も現場に赴いて確かめています。PTA活動の一環として点検を行っている学校もあります。幼稚園については、保護者が送り迎えしていますので、保護者へ危険箇所の周知をしています。  次に、今後の交通安全対策をどのようにすべきかにつきましては、まず、通学路改善要望箇所については、庁内関係各課、碧南警察署、知立建設事務所で構成する通学路安全対策連絡会で情報を共有しながら必要な対応を図っております。また、危険箇所については、子供だけではなく、今後も保護者への周知を図っていきたいと考えています。  平成30年度の小中学生の交通事故の報告は16件でした。ここ数年は、20から30件ほどで推移しています。報告の9割が自転車での事故でした。  幼稚園では、毎年、警察や父母の会の協力のもと、保護者と園児に対して交通安全教室を実施するとともに、明石公園にて、4、5歳児を対象に交通教室を行っています。  小学校では、安全教育の場として、毎年5月ごろ明石公園にて、1年生と3年生全員を対象に交通教室を実施しています。児童は、安全な道路の歩き方や自転車の正しい乗り方を学んでいます。ほかにも、トラックの巻き込みの実演の交通教室を開催したり、警察の交通安全指導を受けたり、全校集会や学年集会での安全講話を実施しています。今後も子供たちの交通安全への意識を高める取り組みを行っていきます。  以上です。 316 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 317 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 318 ◆市民協働部長(鳥居典光) 続きまして、イ、運転者マナー・モラル向上で安心と安全を。  (ア)マナー・モラル向上への取り組みはについてでございますが、愛知県では、歩行者の道路横断中の死亡事故が非常に多く発生していることから、愛知県及び愛知県警察、愛知県交通安全推進協議会は、毎月11日を横断歩道の日に指定いたしました。愛知県警では、横断歩行者等妨害等違反の指導、取り締まりを初め、広報啓発活動や、横断歩道の道路標識、標示の点検整備を一層推進することで、横断歩道における歩行者の安全確保を図っております。  碧南市でも、碧南交通安全協会、碧南警察署と協力し、信号のない横断歩道付近で啓発活動を行うなど、横断歩道における歩行者に対する保護意識の醸成を図る取り組みを一層強化してまいります。  次に、(イ)取り締まり強化以外に方法はないかについてでございますが、本市では交通安全条例を制定し、交通安全意識の高揚及び交通安全の確保に努めております。取り締まりの強化はもちろんですが、啓発活動や交通安全教室などの地道な積み重ねが重要であると考えております。  なお、今年度からは、75歳以上の高齢者ドライバーの安全対策としまして、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、ドライブレコーダーの全てを搭載した自動車を購入したときの、高齢者安全運転支援装置等搭載自動車購入補助制度も実施しております。  さらに、70歳以上の運転免許保有者を対象に、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐため、所有している自動車に、後づけで踏み間違い加速抑制装置を設置した場合に、6万円を上限として経費の9割を補助する制度を進めるため、今議会の補正予算として上げさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 319 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 320 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 321 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 私からは、(2)健康についてお答えさせていただきます。  まず、ア、運動できる環境の整備を。  (ア)雨天時にも運動できる環境を整備できないかという御質問でございますが、運動できる施設として、南部市民プラザ、東部市民プラザ、農業者コミュニティセンター、勤労者体育センター、臨海体育館の施設がございます。子供たちが屋内で広く遊びができる施設として、児童センター、こどもプラザは、東部と棚尾児童センターの2ヵ所と、西端と新川こどもプラザ2ヵ所の計4ヵ所が整備されておりますので、こちらを御利用いただけたらと思います。  次に、(イ)障害児が安心して利用できる環境を整備できないかという質問でございますが、障害児については、ここるっくしんかわで、障害児を持つ家庭に遊びと交流の場の提供及び支援を行うと同時に、健常児との交流を推進するプログラム等を展開しているところでございます。ここでは、障害を持った児童が、例えば集団での遊びになじめない等の場合には、分離して遊んでいただけるスペースも用意されておりますので、安心して利用できる環境は整備できていると考えております。また、ほかの児童センター、こどもプラザでも、障害児に特化はしていませんが、障害児の利用は可能ですので御利用いただければと思います。  今後の施設整備や改修については、障害者差別解消法の趣旨にのっとり配慮していきたいと思います。いずれにいたしましてもスペースなどの課題がありますので、保護者のニーズを聞きながら調査研究していきたいと思っております。  次に、イ、病児保育を利用しやすい手続への転換で、健康で子育てしやすい環境を。  (ア)手続が煩雑ではないかという御質問でございますが、利用登録用紙につきましては碧南市ホームページから、家庭連絡票、持ち物リストにつきましては、それぞれの病児保育施設を運営している診療所のホームページよりダウンロードが可能でございます。  また、利用予約につきましても、各診療所のホームページからウエブ上での予約が可能となっておりまして、スマートフォンにも対応しておりますので御利用いただきたいと思います。予約状況につきましては、電話での対応とさせていただいております。これは、当日急なキャンセルがあった場合、できるだけ受け入れ態勢をとるためとなっており、いずれも医療機関と検討をさせていただきました。  次に、(イ)緊急時に対応できる方法はないかという御質問でございますが、保育園、幼稚園で児童が体調を崩した場合、原則として、速やかに保護者へ連絡し迎えに来ていただき、保護者の方に病院へ行く等対応していただいております。ただし、迎えに来るまでに容体が悪化し、早急な診療が必要と判断した場合は、救急車やタクシーにて病院へ連れていく等の対応をしております。今後もこのような対応で行ってまいります。 322 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 323 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 324 ◆教育長(生田弘幸) 続きまして、私からは、小学校教科担任制についてお答えいたします。教科担任制では、専門性の高い教師が授業をするので、子供たちはよりわかりやすい授業を受けることができます。現在、小学校でも、理科、音楽、家庭科では、それから新しい教科の英語についても、県の対応のほかに市費で、非常勤で対応をしています。そうしたことを受け持っております。そして、教師にとって専門でない教科や、教えると想定していなかった教科を教える負担が軽減され、他教科の準備にかけられる時間がふえたというような生の声も聞かれます。  また、中学校に上がったときの困り感、いわゆる中1ギャップは、小学校の学級担任制と中学校の教科担任制の違いが原因の1つともされています。そこで、いきなり全教科での教科担任制の導入ではなく、小学校中高学年で、学級担任制に教科担任制を少しずつ併用すればギャップが少なくなると考えます。  一方、児童の実態を把握しにくく把握に時間がかかる、授業時間が弾力的に運用できない、指導に当たる教員不足という問題点もありますので、完全実施については県全体として考え、教員定数の増や採用条件も含めて論議の対象としてまいります。  以上です。 325 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 326 ◆議長(鈴木みのり) 13番。 327 ◆13番(林田 要) 2回目の質問に移らせていただきます。  まず、1回目の質問に対する御答弁いただき、ありがとうございました。  交通安全につきましては、まず、関係各位の御協力、また御尽力のおかげで、通学路の改善箇所等々、しっかりと市内でも見ていただいている。また見るだけではなく、順を追って対応いただいていることがわかりました。今後ともそのようにお願いします。  運転者マナー・モラル向上でといったところでは、高齢者に対しますアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐための加速抑制装置を設置した場合の補正予算を今回上げていただいているということで、非常に評価させていただくものであります。  (2)は飛ばしまして(3)ですが、教科担任制、非常に理解いただきましてありがとうございます。現場の教師の方からも喜ばしいといった声も聞かれる中、やはり全体を考えると、現状においては、なかなかまだ早急に導入するというのは難しいが検討していただくということで理解させていただきました。  2回目の質問としましては、(2)の健康について、病児保育を利用しやすい手続への転換で、健康で子育てしやすい環境をといった点で伺います。  現在、碧南市内での病児保育利用の対象者の年齢上限と近隣市の比較でございますが、現在の碧南市で行われております病児保育事業は、対象年齢を生後6ヵ月から小学4年生までと認識しておりますが、近隣市でも病児保育は行われているのか。また、対象年齢をおわかりになりましたらお答えください。合わせて、平成30年度の利用実績をお答えください。また、病児保育、こちらは事前登録が必要となりますが、事前登録者数についてお答えください。そして、小学生を除く病児保育利用対象者の事前登録割合についてお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 328 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 329 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 330 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 2回目の質問についてお答えさせていただきます。  まず、病児保育の対象年齢上限と近隣市の比較でございますが、今、質問者が言われたとおり、碧南市の場合は、受け入れ年齢につきまして設備面や需要について医療機関と検討した結果、4年生まで受け入れることとしております。碧南市を除く碧海4市につきましては、小学校3年生までの受け入れとなっております。  次に、平成30年度の利用実績ですが、平成30年5月16日から平成31年3月31日までで261件ありまして、そのうち小学生の利用は7名にとどまっておりますので、利用の中心は未就学児でございます。  次に、病児保育登録者数ですが、令和元年7月31日現在で289名で、小学生を除く病児保育利用対象者の登録割合ですが、小学生は47名、未就学児は242名ですので、登録児童数のうち未就学児の割合は約84%でございます。 331 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 332 ◆議長(鈴木みのり) 13番。 333 ◆13番(林田 要) 詳細な数値まで解説いただき、ありがとうございました。  やはり近隣市と比較しましても、幅広く受け入れていただいていること。これ、我々議会だけではなく、また執行部のみならず、やはり民間のそういった医療機関の協力なくしてはいけないものでございますので、今後ともいい関係を築きながら、そしてまた何よりも、今回の質問の趣旨でありました親御さんたちが碧南で子供を育てると病児保育も利用しやすいよね、そうすると仕事を選びやすいよねといったところにもつながってまいりますので、今よりももう少し周知というか、まずは事前登録を皆さんしていただいたほうが早いですよと、当日は利用申請のみでいけますよと、そういった進め方といったところの周知をお願いしたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 334 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、林田要議員の一般質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 48分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 0分 再開) 335 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、杉浦文俊議員の一般質問を許します。 336 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 337 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 338 ◆5番(杉浦文俊) 皆さん、改めましてこんにちは。市民クラブの杉浦文俊です。  通告書に基づき、一問一答方式で行いますので、執行部におかれましては簡単明瞭かつ前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。  まず、件名1、防災減災対策の取り組みについて。  (1)市民の役割への支援について、ア、避難の伝達手段についてから順次お聞きします。  昨夜、碧南市でも激しい雷雨に見舞われました。避難を要するレベルではありませんでしたが、西端の一部では停電が起きたと伺っております。報道等では、三重県四日市市は、深夜1時ごろ1時間に121ミリの記録的短時間大雨情報が出され、大雨警戒レベル4、避難指示や避難勧告が出されたと聞いております。気象庁のホームページ伝達手段は、避難勧告等に関するガイドラインが平成31年3月に改定され、住民はみずからの命はみずからが守る意識を持ち、みずからの判断で避難行動をとるとの方針が示され、この方針に沿って、自治体や気象庁等からの発表される防災情報を用いて、住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう5段階の警戒レベルを明記して、防災情報が提供されることとなりました。  地震については、従来からの警報のうち、危険度が非常に高いレベルのものを特別警報に位置づけ、震度6弱以上を予想したものを緊急地震速報として、特別警報としております。たまにテレビなどでも、警戒レベルの緊急速報をテロップとして流しています。そして、レベル1、2は気象庁が発表し、3から5は市が発表となっております。  そこで、(ア)要配慮者に対しての伝達方法についてお聞きします。  高齢者などへ避難を促し、雨の情報では、大雨洪水警報であるレベル3以上の警戒レベルの場合の市の対応をお聞かせください。 339 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 340 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 341 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  本市では、本年6月3日より、災害時に5段階の警戒レベルを用いた避難情報の発信を開始いたしております。質問者がおっしゃるレベル3からレベル5までの情報は市町村が発信をいたしますが、大雨警報、洪水警報等の防災気象情報は警戒レベル3相当の情報として、これは気象庁が発信をするものでございます。
     本市におきましては、気象庁が発信する防災気象情報や風雨や潮位等の推移を踏まえまして、レベル3の避難準備情報・高齢者等避難開始、レベル4の避難勧告や避難指示を発令してまいります。これらの発令につきましては、従来の避難準備情報・高齢者等避難開始、避難勧告等の発令に、レベル3、レベル4の警報レベルの表示が加えられたのみであると、そのように考えております。  このため、警戒レベル表示の運用が始まったことによりまして、特に市の対応で変化したということはございません。レベル3以上の避難情報を発信する際には、市民の方々に対しまして、あらゆる手段を用いて避難行動を促していくとともに、市内巡視の実施、さらには気象情報の予測に応じて、水門、樋門の閉鎖、さらには避難所の開設などの対応を図ってまいります。  以上です。 342 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 343 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 344 ◆5番(杉浦文俊) それでは、次にイに移ります。  全市民に対しての伝達方法についてお聞きします。市のホームページでは消防庁の資料が添付してあり、警戒レベル4では、従来どおり市民全員または地域全員の避難を呼びかけていますが、その呼びかけ手段についてお聞かせください。 345 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 346 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 347 ◆副市長(松井高善) 災害時の市民の方々に対する呼びかけにつきましては、今年度から運用を開始いたしました緊急速報メールや防災メール、さらには同報無線、ケーブルテレビやエフエムキャッチによる災害の放送、さらには市のホームページによる周知や、最終的には広報車による呼びかけなどを行いまして、市民の方々に避難行動を促してまいりたいと考えております。 348 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 349 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 350 ◆5番(杉浦文俊) 警戒レベル表示の運用が始まりましたが、行政の対応はほぼほぼ従前どおりであると確認させていただきました。  では、台風や今回のような記録的な大雨の場合もそうですけれども、南海トラフ級の災害が起こった場合、多くの市民は避難所に避難することとなります。先日、総合防災訓練が開催され、多くの方が災害に関心を持ち訓練に参加いたしました。訓練は訓練のまま終わることが一番だと切に願うものですが、いざ本当に南海トラフ級の災害が起こり、避難所を開設することになった場合には、指定されている避難所で生活していただくこととなります。これまでも多くの議員が避難所について質問をしてきましたが、今回は避難所運営の初動についてお聞きいたします。  現在、碧南市では、避難所運営の体験型訓練として、平成30年11月に避難所開設員及び予備員を対象にHUGゲームを用いた研修会を実施し、避難所開設担当職員のスキルアップに努められました。また、今年度より、HUGゲームを出前講座にも用いるとも聞いております。  また、以前11番議員が質問されたファーストミッションボックスは、災害発生時に、災害対策本部や避難所などで最初に集まった人たちが、迅速かつ適切な初動対応が行えるように、やるべきことを記録したカードと最低限必要となる事務用品を1つの箱にまとめたものです。専門知識がなくとも誰でも行動できるように、簡単でシンプルであり、カードにすることで初動時にやるべきことを整理して、優先的でやらなければならない行動が明確になります。先日、考案者である危機管理教育研究会の国崎信江氏の講習に参加したときに必要性を感じ、HUGとともに準備、訓練すれば、より的確な避難所運営ができるのではと感じました。  以前の答弁では、調査研究し、よりよいところは参考にするとされていました。そこで、避難所を開設する際の初動が示されている(イ)ファーストミッションボックスの検討状況についてお聞きします。その後の成果についてお聞かせください。 351 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 352 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 353 ◆副市長(松井高善) ことし7月に碧南市市民活動センターが開催をいたしました、先ほど言われた国崎信江氏の講座には、本市防災課の職員3名が参加をして、このファーストミッションボックスについても学んできております。大規模災害発生時における避難所運営の、特に初動期において、これは大変有効なツールであると考えております。さらに、本市の避難所運営マニュアルの全面的な見直しを進めているところではございますが、このファーストミッションボックスにつきましては、完成した市のマニュアルをベースにいたしまして、地域の住民の方々を初め、避難所運営にかかわる関係者の方々とも一緒になりまして、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 354 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 355 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 356 ◆5番(杉浦文俊) 避難所運営マニュアルの全面的な見直しを進め、そのマニュアルをベースにして、地域住民等と一体となって検討するということですが、まず、避難所運営マニュアルの全面的な見直しについてですが、一部ではなく全面的に見直す理由と見直し時期についてお聞きします。 357 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 358 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 359 ◆副市長(松井高善) 本市の避難所運営マニュアルは、平成25年度に作成をしております。そして、平成30年3月に愛知県が、市町村の避難所運営マニュアルの参考となるべき指針といたしまして、愛知県避難所運営マニュアル、これを改定いたしております。この改定をされた県のマニュアルというのは、平成28年に起きました熊本地震の教訓や、国の最新のガイドラインを踏まえて作成をされていることから、本市のこの避難所運営マニュアルも、県のマニュアルに合わせて改定をする必要がありました。  平成29年度より新川地区で開催をされている避難所運営に関する勉強会に市の職員が参加をしておりまして、この勉強会の成果も取り入れながら、本市の避難所運営マニュアルを改定すると考えております。  なお、お尋ねの改定の時期につきましては、今年度末までには実施をする予定でございます。 360 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 361 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 362 ◆5番(杉浦文俊) 県の改定に伴う全面見直しと理解しました。  では、地域住民を初め、避難所運営にかかわる関係者と一体となってと御答弁にありましたが、ほかの地域でもそれぞれ防災減災について取り組んでおります。そのような地域の意見はどのように取り入れるつもりでしょうか。 363 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 364 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 365 ◆副市長(松井高善) このファーストミッションボックスを作成する際でございますが、ワークショップ形式で、関係者の方で協議をしながら作成をするということを今考えております。このワークショップにつきましては、複数回を開催するということを想定しておりますので、その中におきまして、じっくりと御意見を伺いながら作成してまいりたいと考えております。 366 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 367 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 368 ◆5番(杉浦文俊) 今年度までに、まず碧南市のマニュアルを改定し、来年度以降ワークショップを開催し作成していくということで、前向きな御答弁ありがとうございます。ぜひさまざまな意見を取り入れ、碧南市に合ったものをぜひつくっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、ウ、災害時のごみの出し方についてお聞きします。  大災害が起こった場合には、まず人命やライフラインが最優先となります。しかし、その後には、報道でもよく取り上げられますが、災害ごみの問題が出てきます。碧南市災害廃棄物処理計画では、災害廃棄物の対象を、家庭片づけごみや損壊家屋の撤去等に伴うもの、避難所や家庭の生活ごみ、そして仮設トイレからのし尿が挙げられています。  まず、災害ごみの出し方についてお聞きします。市民の方が、道路や家の前に勝手に出してしまうと復興の妨げになる場合があります。そのようにならないように、どのタイミングでどこに出すのか、(ア)周知の方法についてお聞かせください。 369 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 370 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 371 ◆副市長(松井高善) 災害時のごみにつきまして、特に発災後2日から3日目以降に家庭ごみが搬出をされると、このようなことが想定をされております。また、災害の種類や被害の状況などによっては、やむを得ず緊急的に道路や家の前に片づけごみを出された場合に、これが復興の妨げになるということも想定をされます。碧南市の災害廃棄物処理計画におきましては、地域の被害状況などを確認した後、廃棄物の集積場所として地域の仮置き場や一時仮置き場を設置し、ごみの搬出について運用していくということになります。この集積場所の確保や収集運搬車両の運用がこのとき可能かどうかなど、災害の種類や規模に応じて搬出方法は当然異なってまいりますので、廃棄物の排出方法については、この平時の段階において一律にこうだということをお示しすることはできません。  災害発生時におきましては、廃棄物の搬出方法や場所などについては、災害対策本部におきまして関係機関と協議の上、決定をいたしまして、広報車や同報無線、ラジオ、避難所などへの広報板への掲示をもちましてなど、さまざまな媒体を通じて周知をするということになると思います。  しかしながら、災害時での廃棄物の搬出につきましても、最低限、可燃、不燃、電化製品など、可能な限りの簡易的な分別での排出となりますので、ふだんからごみの分別に努めていただくことが重要ではないかと考えております。 372 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 373 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 374 ◆5番(杉浦文俊) 少しでも早い災害廃棄物処理のためにも、各家庭での分別は必要だと考えます。可能な限りの簡易的な分別と言われましたが、どのような分別を想定されているのでしょうか。 375 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 376 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 377 ◆副市長(松井高善) 災害発生時におきましても各家庭でお願いをしたい分別方法でございますが、可燃、不燃、粗大ごみ、家電製品、畳、瓦、ガラス類などに分けていただけるとありがたいと考えております。 378 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 379 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 380 ◆5番(杉浦文俊) そういった分別をしていただくことは、非常にありがたいことだと思っております。災害規模により状況が異なるため、事前に周知するのは、混乱を招かないためにも一律に示すことができないということも理解はできますが、日を追うごとに片づけが進み、家で置き切れなくなったり、生ごみなどは、時期によってはにおいがひどくなりますので、早目の周知、そして回収をお願いいたします。  分別した瓦、ガラス類などは、西端地区内の最終処分場に運ばれると思いますが、可能量31.226トンに対し、必要埋め立て量が83.472トンと推測されています。はるかに上回っている現状の中で、(イ)最終処分場について、その際の対応についてお聞かせください。 381 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 382 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 383 ◆副市長(松井高善) 不燃物につきまして、計画書にも記載のとおり、碧南市西端地内一般廃棄物最終処分場では埋設ができないほどの不燃ごみが発生するということが想定をされております。まずは、基本的には本市の最終処分場で埋め立てをしていくという、これが本来ではございますが、容量を超える場合は、他市や他県に応援の要請をしていく、そういうことになると思います。本市では、愛知県、それから県下の市町村及び一部事務組合、下水道の管理者、これは市町村が55、公共下水道50、一般廃棄物処理施設21、合計で126ございますが、これらの団体が、平成26年1月1日付で締結をいたしました「災害時の一般廃棄物処理及び下水処理に係る相互応援に関する協定書」、これに基づきまして、所属する団体に応援の要請を依頼していくということになると思います。さらに、県内においても対応がもうできないという場合は、9県1市で愛知県が協定を交わしている「災害時の応援に関する協定書」、これに基づきまして、愛知県を通じまして広域の応援を要請すると、そういうことになると思います。  以上です。 384 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 385 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 386 ◆5番(杉浦文俊) 災害時の応援に関する協定書の9県1市には、愛知県や三重県、静岡県や名古屋市が含まれております。県外にお願いするような大災害が起こった場合というのは、県下で似たような災害を受けた場合には、ほかの協定である富山、石川、福井、長野、岐阜県等に支援を求めることになろうと思います。そうなってまいりますと、対応は遅くなる可能性がありますので、ただでさえ可能量を上回っているために、市民の皆様に可能な限りのごみの分別を行っていただく、協力していただく必要があると理解させていただきました。  それでは(ウ)事前周知の必要性について伺います。  平時のごみ出しについては、現在全戸配布されているごみカレンダーに詳しく記載されています。そこには、台風時におけるごみの収集の仕方についても記されています。これから台風の時期になりますが、ごみを出す際には役に立つと思います。ごみカレンダーに災害時のごみの出し方についても記載し、事前に周知してみるのはいかがでしょうか。災害の規模により異なってきますが、先ほどの答弁で言われた分別してほしいものだけでも、最低限ここまではお願いしたいというようなこと、また、回収する際の告知方法を明記しておけば、市民も対応の目安となると思いますが、いかがでしょうか。 387 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 388 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 389 ◆副市長(松井高善) 災害後でございましても、可能な限り市民の方々にごみの分別がなされるという、これは早い復興につながるということにつながります。御指摘のごみカレンダーへの災害時の対応について掲載してはという御提案でございます。これは、今言われましたように、災害の種類、さらには規模、また被災の状況によって、分別方法は一概には事前には言えないために難しい点がございます。ただ、質問者がおっしゃるとおり、平常時から市民の方へこういうことを周知していくということは非常に大切なことであると考えております。  ごみカレンダーには、御存じだと思いますが掲載スペースの問題もございまして、災害時の廃棄物の搬出につきましては、まずは広報などに、災害時の廃棄物の搬出方法や分別についての記事を掲載してまいりたいと考えております。 390 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 391 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 392 ◆5番(杉浦文俊) 大阪府堺市では、災害廃棄物処理ハンドブックを作成しています。そこには、家庭からの災害ごみや避難所からの災害ごみについてわかりやすく記されています。そして、その中の1文に、災害時には、人命救助やライフラインの確保が最優先です。しかし、その後には大量に発生する「ごみ」の問題が必ず発生します。災害時のごみ処理について、ふだんから考えておきましょうと書いてあります。まさにそのとおりだと思います。  市民は、平時は20種類の分別を行っており、ふだんからなれていますが、非常時はそうも言ってはいられないかもしれません。最低限のお願いを事前に周知することで、市民の対応の仕方もわかりやすくなると思いますので、まずは広報のほうからよろしくお願いいたします。  続いて、(エ)帰宅困難者への対応についてお聞きします。  市外から碧南市に来ている方も、災害が起これば避難をしていただくことになります。ある程度落ちつけば家庭や自分の住まいが気になり、近隣市の方は、歩いてでも帰宅を望まれると思います。現在、碧南市では、徒歩帰宅支援マップを作成し、帰宅困難者のための手助けを行っていますが、平成18年に作成されたものであり、既になくなっている店が示されていたり、新たにできた道が記されていなかったり、避難所も、施設なのかいっとき避難場所であるのか火災時避難場所であるのか、わかりにくい状況にあります。今後、見直す計画があるのかお聞かせください。 393 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 394 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 395 ◆副市長(松井高善) 御指摘のとおり、徒歩帰宅支援マップにつきましては、前回作成をしてからかなりの年数が経過をしておりまして、更新の必要性があるというのは認識をいたしております。ただ、現時点におきまして、具体的な更新の計画は今ございませんが、他市の徒歩帰宅支援マップの更新の状況などを参考にしながら検討してまいりたいと考えております。 396 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 397 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 398 ◆5番(杉浦文俊) 帰宅困難者は市内よりも市外の方が多くなると予想されます。現時点では考えていないというのは、何か理由があろうかとは思いますが、碧南の近隣市と連携した徒歩帰宅支援マップの更新の検討も、ぜひしていただきたいと思います。徒歩帰宅支援マップの裏面には碧海5市のマップが掲載されていますが、他市の更新状況を確認させていただきます。 399 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 400 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 401 ◆副市長(松井高善) 碧南市を除く4市の更新の状況でございます。まず、安城市は平成28年5月、知立市は平成30年の4月、刈谷市が平成31年2月に更新済みでございます。高浜市はまだ更新をされてはおりません。  以上でございます。 402 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 403 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 404 ◆5番(杉浦文俊) 他市がこうして更新しているのであれば、碧南市も地図の更新などする必要があると思います。こちらのマップは、ホームページでも掲載されていますので、いざというときに、例えば実際徒歩で帰宅するというときになったりするときに確認する人はいると思います。具体的な更新時期はないということですが、早期見直しを検討していただくことをお願いいたします。  次に、(2)行政の役割についてに移ります。  ア、職員の配置について。  災害時の各報道では、全国からの支援物資の整理や避難所等の運営に多くの職員が配置され、職員の数が足りない状況であったと聞きます。碧南市では、業務継続計画を作成し、職員の参集状況の検証シミュレーションでは、24時間以内に市役所に駆けつけることができる職員は527名。住宅の被害率を考慮すると、420名が参集できると計算されています。災害対策本部が設置されたときの役割及び業務はどのようになっているのか、お聞かせください。 405 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 406 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 407 ◆副市長(松井高善) 災害対策本部設置時における職員の役割につきましては、職員非常配備体制表におきまして、各課が行う災害対応業務を定めておりまして、その詳細につきまして、災害時行動マニュアルにおいて定めております。  また、平成29年2月に策定をいたしました本市の業務継続計画、いわゆるBCPでございますが、非常時においても業務継続の優先度が高い通常業務。もう一つは、優先度が高い災害対応業務を特定しております。大規模災害時におきましては、これらの計画やマニュアルに基づきまして業務を遂行してまいります。 408 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 409 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 410 ◆5番(杉浦文俊) その状況下で、災害対応業務、また業務の優先度が高い通常業務は継続するとあり、その数合わせて1,690件と計画されていますが、420人で対応できる最大限の業務数であるのか、それとも、人数は関係なく必要業務数であるのかお聞かせください。 411 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
    412 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 413 ◆副市長(松井高善) 業務継続計画におきまして、通常業務についてはAからEの5段階、応急対策業務についてはAからFの6段階で、着手をする目標時期を具体的に定めております。質問者がおっしゃる1,690件は、通常業務と、先ほどの応急対応業務の総合計でございまして、この業務数というのは、人数には関係なく必要な業務数を計上したものでございます。 414 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 415 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 416 ◆5番(杉浦文俊) 今答弁にありました段階的に分けているということで、1,690件の、1日目以内というのが540件、3日目以内が140件、7日以内が164件と内訳にあり、初日が一番多いわけですが、初日の540件のうち、通常業務は78件、応急対策業務が462件とあります。参集職員1人1つ以上の業務という計算になります。この非常時の業務を遂行するためにも、的確な連携をとる必要があると思います。  では、イ、情報収集・発信体制についてお聞きします。  被害状況に関する情報を収集し関係者間で共有し、物資を適切に配分するためにも、情報を発信する必要があります。人的被害、交通状況、市内企業の情報収集は、どのように集約しようとしているのか、お聞かせください。 417 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 418 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 419 ◆副市長(松井高善) 情報収集につきましては、まず人的被害につきましては、消防署や警察署、それから本市の非常配備体制表における第1・第2医療班などから予定しております。  それから、交通状況におきましては、国や県の出先機関や非常配備体制表における土木施設管理班を予定しております。  市内企業の情報につきましては、商工会議所や非常配備体制表における供給班。これが、それぞれ情報を収集して、非常配備体制表における情報分析班が、全体の取りまとめを行うということになっております。 420 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 421 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 422 ◆5番(杉浦文俊) では、避難所や自宅避難をしている方の情報収集はどのように考えているのか、お聞かせください。 423 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 424 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 425 ◆副市長(松井高善) 避難所につきましては、非常配備体制表における避難所班、これが各避難所の情報を収集してまいります。  自宅避難者の方につきましては、最寄りの避難所におきまして避難者名簿に登録をしていただくよう、現在、出前講座等で市民の方々にお伝えをしております。この名簿に登録をしていただくことによりまして情報収集が可能となりますので、今後もこの名簿登録の必要性について、市民の方々に周知を図ってまいります。  また、避難所への避難が困難な要配慮者の方々につきましては、避難行動要支援者台帳に基づきまして、要配慮者支援班が、民生委員の方や自主防災会に、地元の方に依頼をいたしまして情報収集を行うと、そういうことになっております。 426 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 427 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 428 ◆5番(杉浦文俊) 答弁される情報発信手段はさまざまなものがあり、被災者の置かれた状況によっては情報も伝わらないおそれもあります。それを考慮した上で手段を考える必要があります。先ほど質問させていただきましたごみの出し方についてもそうですが、自宅に避難している方、避難所に避難している方、スマートフォンを利用していない方、また、災害協定を結んでいる企業の支援依頼についてはどのように発信されるのか。被害の状況や場所によっては伝達手段が変わると思いますが、どのようにお考えでしょうか。 429 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 430 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 431 ◆副市長(松井高善) 災害時における主な情報伝達手段につきましては、防災メール、ケーブルテレビ、市のホームページなど、このほかに町内会を通じて行う回覧板、これも情報伝達手段になると考えられます。  避難所に避難をしている方の場合でございますが、各避難所において、情報の掲示板、これが各避難所に設置をされますので、この掲示板において情報を入手していただくということになります。  また、災害協定を結んでいる企業につきまして、電話、ファクス、メールなどによりまして依頼を行っていくということになります。 432 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 433 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 434 ◆5番(杉浦文俊) 災害が起こると、まずは御自身の安全を確認し、家族、友人、知人の心配をすると思います。その後避難生活を送る中、混乱が生じないようにするには、行政の取り組み、御自身の取り組みが重要と感じます。市民とともに災害を乗り越えるためにも、事前に周知できることは行い、新たに必要と思われるツールは早目に投入できるように取り組んでいただくことをお願いして、件名1を終わります。  件名2、離婚したひとり親家庭の生活の基盤となる養育費についてお聞きします。  今回のこの質問は、政党のほうの議員たちにより、愛知県下の自治体にこの問題について確認するということのため、碧南市でもこの提案をさせていただきます。  養育費は、基本的に子供が成人して大人として自立できるという年齢までに必要な費用などを、子供を養育しないほうの親が支払うものであり、養育費は子供の権利なので、親の間で「養育費を請求しない」という約束を公正証書等なしでしても、子供が養育費を求める権利は失われないものであります。  厚生労働省の調査によると、2016年度の養育費の取り決めがあるとした世帯は、母子世帯で42.9%、父子世帯で20.8%であるにもかかわらず、実際に受け取っている母子世帯は24.3%、父子世帯では3.2%と、かなり低い状況にあります。  それでは、まず(1)碧南市のひとり親世帯数、養育費を受けている世帯数についてお聞きします。碧南市のひとり親世帯数及び実際に養育費を受けている世帯の割合は把握しているのか、お聞かせください。 435 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 436 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 437 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 今年度8月現在のひとり親世帯は584世帯で、うち養育費を受けている世帯は163世帯となっておりまして、全体の約28%となっております。 438 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 439 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 440 ◆5番(杉浦文俊) 碧南市も似たような数字であり、養育費を受け取っている世帯がかなり少ないと確認させていただきました。碧南市では、母子・父子自立支援員が、母子家庭、父子家庭の皆様が抱えているさまざま相談をお受けし、問題解決の手伝いやアドバイスをしています。離婚相談、養育費取得や取り決め方法に関する相談全般や、利用できる各種手当、手続、制度についての案内等を行っています。  それでは、(2)母子家庭・父子家庭の相談件数についてお聞きします。実際の相談件数はどのくらいあるのか、どのような内容の相談が多いのか、お聞かせください。 441 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 442 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 443 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 過去3年間の相談延べ件数を申し上げます。平成28年度は291件、平成29年度は272件、平成30年度は306件となっております。  相談内容といたしましては、養育費についての相談はほとんどなく、今後の生活、子供との関係、子供の学校生活や進学などの相談が多くなっている状況でございます。 444 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 445 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 446 ◆5番(杉浦文俊) 養育費についての相談はほとんどないということで、問題はないかといえばそうではないかと思います。先ほどの28%という数字が言っているように、実際受け取っている世帯というのが非常に少ない状況であります。相談をしたくてもできない、実際に諦めている可能性すらあります。  子供の進学については、進学先によっては、授業料などの問題で経済的に苦しいのであれば子供の将来の選択肢に大きくかかわってきます。  平成28年度全国ひとり親世帯調査では、母子家庭では、パート収入に母子手当、子供手当を合わせて平均年収243万円と結果が出ております。養育費の取り決めがあるにもかかわらず、実際に受けることができず、生活困窮に陥らねばならないのか。養育費の不払いが横行することで、子供には、持ち物、食べ物、進学先等に我慢をさせてしまうことになります。養育費の不支払いが横行し、ひとり親世帯の生活困窮の一因となっていることから、養育費途絶対策として、国は、5月の通常国会で改正民事執行法を成立させました。  新たに改正された第三者からの情報取得手続の施行は来年の見込みですが、具体的には、これまで強制執行手続相手の銀行口座を差し押さえる場合、支払いを求める側が、弁護士などを通じて相手の口座を特定する必要がありましたが、改正案では、裁判所を通じて口座や勤務先の情報を入手するようになり、不払いに悩むひとり親が強制執行を申し立てやすくなりました。しかし、裁判所へ申し立ての手続や弁護士の依頼など、精神的にも金銭的にも、ハードルを乗り越えるのは並大抵のことではありません。  ドイツやスウェーデンでは、養育費の未払いがあった場合、公費で補填し、行政機関や裁判所が強制的に徴収する仕組みがあります。  また、海外のみならず、日本でも兵庫県明石市が、昨年11月から行政が中心となって養育費を確保する方法を模索し、保証会社を使った未払いの養育費を立てかえる実証実験を全国で初めて開始しました。市が業務提携した保証会社とひとり親世帯が、養育費の保証契約を締結し、契約に必要な保証料は、市が1世帯当たり5万円を上限に負担し、あくまで離婚相手が養育費を支払うものであり、万が一保証会社が催促したにもかかわらず応じない場合は、保証会社が最長1年間、養育費相当額の最大60万円を年間で肩がわりすると同時に、督促や将来養育費確保のための法的関連も担うといった内容です。保証会社が離婚相手から不払い分を回収し、市は契約に必要な保証料の最大5万円を支払うものであり、明石市の場合は、開始から半年強で8世帯が利用し、うち1世帯が回収でき、3世帯が立てかえ払いを受けているとのことです。市が保証料を負担するのは1年限りで、次年度以降は本人負担で更新する必要がありますが、明石市の担当者は、まず利用して養育費確保の手だてをしてもらうことが重要と話しています。この実証実験は2021年末まで続き、効果を検証した上で今後について検討するとのことでした。  では、(3)不払い養育費を補填する事業についてお聞きします。この明石市の取り組みについてどのように感じるのか、お聞かせください。 447 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 448 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 449 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 明石市の実証実験につきましては、今まで、離婚が夫婦間の目線でのみ行われてきたものから、離婚後の児童の権利に着目し、養育費を家族の問題でなく税金を投入したという点では珍しい取り組みであると認識しております。 450 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 451 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 452 ◆5番(杉浦文俊) 実際、明石市ではなく、似たような事業を大阪市は4月から始めています。保証会社に支払う保険料ではなく、養育費などを取り決める公正証書の作成費も市が全額負担しています。ほかにも、仙台市や前橋市、横須賀市、滋賀県湖南市、東大阪市、熊本市なども検討が始まっています。実際、碧南市でも検討してみてはと思うのですが、いかがでしょうか。 453 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 454 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 455 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 先ほど質問者もおっしゃられていましたが、私どもも明石市に確認したところ、3年間の実証的な取り組みを行って、その結果を見て今後の事業について検討していくと聞いております。既に養育費の支払いが取り決められている世帯が6世帯、これから調停にて取り決めていく世帯を12世帯募集していますが、8世帯にとどまっているということを聞いております。こういった実証実験の結果、問題点や課題点が出てくると思いますので、今後の国の動向及び明石市や大阪市等、先ほど言われたいろいろな取り組みの結果、近隣市の状況を注視し調査研究をしていきたいと思っております。 456 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 457 ◆議長(鈴木みのり) 5番。 458 ◆5番(杉浦文俊) ぜひ、前向きな検討、また調査研究を行っていただくようお願いいたします。  我が国では、養育費の不払いに罰則等はありません。転職や転居をすれば、また、裁判所からの履行勧告を無視してしまえばそれまでの状況です。生活は苦しいけど、相手と連絡をとりたくない、居場所を知られたくないという理由で諦める方も多いのが実情です。養育費は子供のために払うものとして社会的認識を共有する上でも、行政でもぜひ前向きに検討していただくことをお願いして質問を終わります。 459 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、杉浦文俊議員の一般質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 460 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、磯貝幸雄議員の一般質問を許します。 461 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 462 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 463 ◆22番(磯貝幸雄) 令和新風会の磯貝幸雄でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告の順に質問をさせていただきます。  今9月議会の質問は、禰宜田市長3期目マニフェストの進捗状況と諸問題について質問をいたします。諸問題につきましては、来年選挙出馬も表明していない中でという声もあると思いますが、市長である以上、再出馬あるなしにかかわらず、10年、20年の未来を据えた、当然視野を入れていると思いますので質問をしたいと思います。よろしくお願いいたします。  市長におかれましては、1期目の選挙では、税収は減少するのは明確であり、これまでの経常経費を続けていれば碧南市も破綻する危険性があると訴え、市長就任2年目には、リーマン・ショックによる世界恐慌。碧南市も大変な不況に見舞われました。国の政権は不安定、さらに東北大震災も発生、禰宜田市長の警告のとおりになり、80億円以上あった財政調整基金は20億円まで減少となりました。  2期目からは、禰宜田カラーでもある本格的な行政改革を開始、市民が痛みを伴う他市並みの事業見直しを実行、再スタート宣言を断行いたしました。  3期目に入り、行革の成果と国全体の経済も上向き、財政調整基金は50億円近くにまで戻ることになりました。禰宜田市政の安定期を迎えています。しかし、いつまた経済不況は訪れるかわかりません。不況を乗り越えた市長だからこそ、おごることなくしっかりと最後までマニフェストを実現して、次の世代を担う、また世界に誇る碧南市の未来を盤石にしていただくのが禰宜田市長の役目だと思っております。  それでは、マニフェスト禰宜田政信の3期目に掲げた8つの約束、(1)から順に質問をいたします。質問上答弁が長くなると思います。私の質問は1回目のみといたします。ただし、全て了解とするのではなく次の質問につなげたいと思っております。  (1)安心・安全について。  ア、実現できた事業をお答えください。 464 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 465 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 466 ◆市長(禰宜田政信) 1つ目の約束、安心・安全について実現できた事業ということで、地震・津波対策の充実という項目では、碧南市津波避難計画を策定いたしまして、ことし11月には、津波避難経路パンフレットを市内全戸へ配布することを予定しております。  また、消防団員の新たな確保対策の実行という項目では、企業防災力向上研修支援補助金の創設や消防団協力事業所表示制度を導入し、消防団の確保に努めております。  防犯灯等のLED化推進では、平成30年度までに計747基の防犯灯LED化を実施してきておりまして、令和3年度の完了を目指しております。  防犯カメラの設置支援では、町内会や商店街に対し、防犯カメラ設置に係る補助制度を創設いたしました。 467 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 468 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 469 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、現在進行中の事業をお答えください。 470 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 471 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 472 ◆市長(禰宜田政信) 現在進行中の事業では、市民病院中期経営計画の着実な実施ということでは、市民病院の経営改善のための医師確保策、奨学金、インセンティブ手当などを実施。  公共施設トイレの美化推進では、水族館、公園や児童遊園、グラウンドなどのトイレの改修を実施しました。また、昨年度より文化会館のトイレ改修を始めており、順次拡大をしております。
    473 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 474 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 475 ◆22番(磯貝幸雄) ウ、今期中に実現できない事業をお答えください。 476 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 477 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 478 ◆市長(禰宜田政信) 防災拠点の整備検討という項目がございます。これは、国への要望活動を継続しておりまして、本年より川口町への土砂搬入が開始されたところですが、本格的な防災拠点整備につきましては、今期中には全て完了できないと考えております。 479 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 480 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 481 ◆22番(磯貝幸雄) エ、災害ハザードマップ・標高記載看板についてでは、ア、現在、全戸配布してありますマップの種類をお答えください。 482 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 483 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 484 ◆市長(禰宜田政信) 全戸配布しましたマップにつきましては、平成24年2月に全戸配布した標高マップ、平成29年5月に配布したハザードマップがございます。 485 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 486 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 487 ◆22番(磯貝幸雄) イ、配布マップは皆さんも承知のとおり大きな地図になっていまして、家の中に張ってある人はなかなか少ないじゃないかなと思っています。一番リアルなのは、避難場所の誘導表示のほうが、災害が起きたときに皆さんが外へ出てあたふたしたときに、電柱とか看板に自分がどこへ逃げたらいいのかなというのがリアルにわかるのではないかなと思いますが、今ある標高表示の看板よりも誘導表示に変えていくという考えはありませんか、お答えください。 488 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 489 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 490 ◆市長(禰宜田政信) 現在、本市で配布しておりますハザードマップは、津波、洪水、高潮の3種類の被害想定を行っておりますが、災害の種類によって、浸水想定地域や避難経路が異なります。そのため、御提案いただきました誘導表示を実施した場合、表示する内容が複雑になり、また看板の設置枚数が大変多くなることから、現時点では難しいと考えております。市民の皆様には、ハザードマップの情報をもとに、災害の種類ごとに避難する場所や避難経路をあらかじめ考えていただきまして、御家族等で避難訓練を各自で実施していただければありがたいというふうに考えております。 491 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 492 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 493 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、(2)福祉について。  ア、福祉の実現できた事業をお答えください。 494 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 495 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 496 ◆市長(禰宜田政信) 実現できた事業ということで、障害者、高齢者の入浴サービス無料券については、年36枚に拡充しました。  また、筋トレルーム60の拡充では、当初の東部プラザ内に加えまして、あおいパークと勤労青少年水上スポーツセンター内に開設し、大変多くの皆様に御利用いただいているところであります。 497 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 498 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 499 ◆22番(磯貝幸雄) それではイです。現在進行中の事業をお答えください。 500 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 501 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 502 ◆市長(禰宜田政信) 現在進行中の事業では、バリアフリー化の推進で、これまでも駅周辺の段差解消や車椅子使用者用の駐車施設を設置するなどしてまいりましたが、昨年、名鉄碧南駅西駅前広場を再整備するための基本設計、実施設計を行っておりまして、今後本格的な整備に着手してまいります。 503 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 504 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 505 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、今期中にできない事業をお答えください。 506 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 507 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 508 ◆市長(禰宜田政信) 市内ウォーキングマップの作成という項目がありまして、これにつきましては、検討を進める中で、マップの作成ではなく、地域振興、観光、健康を絡めたウォーキングイベントを開催する方向で検討を進めておりまして、今期中の実施は難しいと考えております。 509 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 510 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 511 ◆22番(磯貝幸雄) エの高齢者タクシー券についてです。  (ア)、障害者の福祉タクシー券事業は今行われておりますが、超高齢化社会において、後期高齢者の交通事情は困難をきわめております。ましてや病気を抱えた人、ひとり暮らしの人や生活困窮者は、医者に行くのも思うようには行けません。最近では交通の不便さから、高齢者の自動車免許返納もおくれている要因となっております。そこで、我が市の75歳以上の独居老人と、75歳以上の2人暮らしの世帯を教えてください。 512 ◆議長(鈴木みのり) 磯貝議員、通告書に沿って進行してください。お願いします。 513 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 514 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 515 ◆市長(禰宜田政信) 毎年、民生委員の皆様に実施していただいております高齢者実態調査、シルバーカード調査の平成30年度調査結果により報告をさせていただきます。75歳以上のひとり暮らし高齢者は922世帯、922人。75歳以上の高齢者のみの世帯は583世帯、1,166人でございます。 516 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 517 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 518 ◆22番(磯貝幸雄) (イ)、他市においては、高齢者福祉タクシー事業、病院通院困難者タクシークーポン券事業、河内長野市では、高齢者お出かけクーポン事業等がまちの活性化を兼ねて行われております。市長は1期目で話された中で、本当に困った人にはより優しく、それが私の中には印象に残っています。国の政策も、高齢者から子供に移行しているのも事実ですが、他市でも積極的に行われているこのような高齢者支援事業についてどう思われますか、お答えをください。 519 ◆議長(鈴木みのり) 磯貝議員、通告書にタクシー券についてというふうになっていますので、そのタイトルで聞いてください。(ア)、(イ)はないものですから。 520 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 521 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 522 ◆市長(禰宜田政信) 現在、高齢者を含めた市民の足としては、くるくるバスを無料で運行しております。また、一般の交通機関を利用することが困難な高齢者の方を対象にして、移送用車両を使った無料の外出支援サービス、また、安価な費用で移動できる福祉有償運送事業もNPO法人で行っていただいております。また、市の事業ではありませんが、運転免許証の自主返納によるタクシー料金の割引制度もございます。  また、今年度からは、75歳以上の高齢者ドライバーの安全対策として、高齢者安全運転支援装置等搭載自動車購入補助制度も実施しております。加えて、70歳以上の運転免許保有者を対象に、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐため、所有している自動車に後づけで踏み間違い加速抑制装置を設置した場合の補助制度を進めるため、今議会の補正予算として計上させていただいております。  こうした各種制度を御利用いただければと考えておりますので、現在のところ、高齢者へのタクシー券の支給については考えておりませんが、今後ともさまざまな社会情勢や生活環境の変化に注視をしてまいりたいと考えております。 523 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 524 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 525 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、オ、障害者、高齢者のごみ出し支援事業について。  障害者、高齢者で、どうしても自分で集積場所まで持っていけない方の支援事業ですが、この事業も調べてみると多くの自治体が行っております。今までもこのような質問は本会議でも行われてきましたが、明確な事業に至ってはおりません。当然、条件整備を行っての事業となると思いますが、本当に困った人に優しい市長であります。この事業を併合して安否確認もできます。このような事業の充実こそが世界に誇る碧南市になると思いますが、市長の見解をよろしくお願いいたします。 526 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 527 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 528 ◆市長(禰宜田政信) まず、障害者に対するごみ出し支援についてでございますが、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの1つに、ホームヘルパーが自宅を訪問して、入浴、排せつ、食事等の介護や、洗濯、掃除等の家事など、生活全般にわたる援助を行うサービスがございます。ごみ出しについて支援が必要な方につきましては、このサービスを利用することにより対応ができるわけでございます。  次に、高齢者につきましては、要介護認定を受けている方は、訪問介護、また要支援認定を受けている方や、基本チェックリストによる総合事業の対象者になった方は、訪問型サービスで支援を受けることができます。また、時間的な制約などにより介護保険制度によるごみ出しのサービスが受けられない場合には、それを補完する市の事業としまして、ヘルパーを派遣する高齢者軽度生活援助事業を行っておるところでございます。 529 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 530 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 531 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、カの車椅子障害者の整備事業についてお答えください。 532 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 533 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 534 ◆市長(禰宜田政信) 車椅子利用者用の観覧席につきましては、文化会館5席、芸文ホールのうちエメラルドホールが4席、シアターサウスは常席の席ではございませんが、席を畳むと会場のレイアウトの変更が可能となっております。臨海体育館アリーナは3席となっています。オーケー? 535 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 536 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 537 ◆22番(磯貝幸雄) 障害者差別解消法からすると、車椅子観覧席が少ないから来たくないと、行けないというと、環境整備を進めれば障害者の参集もふえると思いますが、お答えをください。 538 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 539 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 540 ◆市長(禰宜田政信) 現在のところ、どの施設も車椅子観覧席の利用実績が少ないという現状でございます。このため、常設の車椅子観覧席を増設していく、今のところ予定はございませんが、今後も障害者差別解消法の趣旨に沿って、障害をお持ちの方からの要望等にはできる範囲で必要な配慮を行い、より利用しやすい施設の環境に努めてまいります。 541 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 542 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 543 ◆22番(磯貝幸雄) (3)教育・文化・スポーツ・公園について。  ア、実現できた事業をお答えください。 544 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 545 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 546 ◆市長(禰宜田政信) 実現できた事業ということで、昨年、碧南緑地ビーチコートや碧南レールパークを開設し、多くの方々に利用していただいております。また、ことし3月には、水族館にビオトープを新設してリニューアルオープンをし、大変多くの皆様にお越しをいただいております。 547 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 548 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 549 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、イ、現在進行中の事業をお答えください。 550 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 551 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 552 ◆市長(禰宜田政信) 現在進行中の事業では、美術館の収蔵スペースや、伊勢町公園の計画が進んでおりまして、既に両施設とも実施設計を終えておりますので、今後の整備を進めてまいります。 553 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 554 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 555 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、ウ、今期中にできない事業をお答えください。 556 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 557 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 558 ◆市長(禰宜田政信) 矢作川堤防の有効利用につきましては、河川管理者であります国との調整もございまして、今期中の実現は難しいと考えております。 559 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 560 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 561 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、エ、スポーツ施設の空調料金の見直しについて。  この問題は、4年前から見直しの検討をお願いしてまいりました。今年度に利用者のアンケート実施、見直しを検討する答弁をいただいてきましたが、過去3度の質問を行っていますので、今回は来年からの改正に至って、もう今、結論をお願いしたいと思います。 562 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 563 ◆議長(鈴木みのり) 市長。
    564 ◆市長(禰宜田政信) スポーツ施設の空調料金見直しにつきましては、使用料、手数料の5年ごとの見直しに合わせ、臨海体育館アリーナ等における空調使用料についての利用者アンケートを実施いたしました。現在、アンケートの結果を整理しているところでございますが、このアンケート結果を尊重した上で、公共施設全体の使用料とのバランスを考えながら使用料改定の検討を進めてまいりますということで、関係者多数おりますのでなかなか、こちらが立てばこちらが立たないというようなこともございまして、これはなかなか、結論がまだ今しっかり出ているわけではありません。  以上です。 565 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 566 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 567 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、東京オリンピック・パラリンピックの県の指定強化選手の強化費と、出場選手の出場した場合のスポーツ奨励金と応援について質問をいたします。  (ア)、東京オリンピック・パラリンピックもあと1年を切りました。碧南市の関係の愛知県指定選手は3名と1名が入っています。県からは強化費が出ているそうですが、その金額と、碧南市では強化費の支給はどのようにしていますか、お答えください。 568 ◆議長(鈴木みのり) 磯貝幸雄議員、再度お願いします。この通告書のオの中で聞いてください。(ア)や(イ)はないものですから。よろしいですか。オで聞いてください。オとして。 569 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 570 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 571 ◆市長(禰宜田政信) 2020年の東京オリンピック・パラリンピックあいち選手強化事業の強化指定選手には、碧南市出身の選手としては、セーリングの板倉広佳選手と、パラカヌーの加藤隆典選手が選ばれております。愛知県の強化指定選手になることで、遠征費や合宿等にかかる経費、競技用具の整備費、外部指導者の活用経費に対し、愛知県から年間20万円を限度として補助金が支給されます。  碧南市からは、県強化指定選手に対しまして、スポーツ奨励費として年2万円を支給する制度を平成30年度から設けており、板倉選手、加藤選手に支給していく予定であります。 572 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 573 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 574 ◆22番(磯貝幸雄) 今ちょっと指摘がありまして、(ア)とか(イ)というのが通告されていないということで、ちょっと飛ばします。済みません。 575 ◆議長(鈴木みのり) オとして聞いていただければいいですよ。(ア)とか(イ)を言わなければいいですよ。 576 ◆22番(磯貝幸雄) (イ)を言わなきゃいいよね。  出場が決定した場合のスポーツ奨励金はどのように考えているのか、また、市として大会の応援態勢はどのように考えているのかをお答えください。 577 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 578 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 579 ◆市長(禰宜田政信) まず、オリンピック・パラリンピック出場に対する奨励費につきましては、平成30年度に、2020年東京オリンピック・パラリンピックの機運醸成のため、時限的な措置として奨励費の引き上げを行っております。その額は、個人種目は、従前は5万円でしたけれども、これを30万円。団体種目は、選手1名ごとに従前3万円が18万円とし、1チームの上限額を、従前15万円が90万円としております。  また、市としてのオリンピック・パラリンピックの大会応援については、出場選手の壮行会、また、市内施設での競技のパブリックビューイング開催など、市民が一体となって応援できる場をつくりたいと考えております。 580 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 581 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 582 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、(4)産業基盤の充実について。  ア、実現できた事業をお答えください。 583 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 584 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 585 ◆市長(禰宜田政信) 実現できたということで、産業道路の4車線化促進では、長年にわたる国、県への要望活動が実を結びまして拡幅工事がスタートしましたので、全線開通にめどが立ちました。  また、市単独の中小企業支援のさらなる充実として、起業や設備投資に関する補助制度を充実しました。 586 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 587 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 588 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、イの現在進行中の事業をお答えください。 589 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 590 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 591 ◆市長(禰宜田政信) 現在進行中の事業では、市北部に新たな工業用地を確保するため、今年度改定の都市計画マスタープランに位置づけを予定しております。  また、ポートアイランド新規耐震岸壁の建設につきましては、国や県への要望活動の結果、県に調査費の予算が計上されました。今後とも継続して活動してまいります。 592 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 593 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 594 ◆22番(磯貝幸雄) ウの今期中にできない事業をお答えください。 595 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 596 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 597 ◆市長(禰宜田政信) 名浜道路の建設、あと海底トンネル料金の低額化につきましては、国や県への要望を続けてはおりますが、今期中の実施は難しいと考えております。 598 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 599 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 600 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、エのポートアイランドの完結時期と、市長が今考える利用構想を簡単にお聞かせください。 601 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 602 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 603 ◆市長(禰宜田政信) 衣浦ポートアイランドにつきましては、現在も事業を進行中で、土砂の受け入れによる埋め立ての進捗は95%となっております。ポートアイランド埋め立て事業が完了しますと、国及び県事業といたしまして、耐震強化岸壁マイナス12メートル、泊地、埠頭用地、臨港道路の整備を行うことになります。  完結時期でございますが、これらの事業は国や県が行うこと、事業規模、事業費も大きいことから、現段階で国、県からは具体的に示されておりません。衣浦港関係市町からなる衣浦港整備促進期成同盟会と、経済団体及び民間団体からなる衣浦港振興会とで早期事業着手できるよう、精力的に国、県に要望しております。  土地利用の構想といたしましては、港湾計画では、貨物の荷揚げ保管場所としての埠頭用地、企業用地としての港湾関連施設用地及び臨港道路や緑地となっております。このポートアイランドに、現在港内に点在している木材チップを初めとしたバルク貨物を集約することによって、貨物船の大型化に対応、効率のよい荷役が可能となります。集約により、あいた埠頭で、新たな貨物の取り扱いが可能となるほか、工業用地等への利用転換ができれば衣浦港全体がさらに活気づいてくると思いますので、ポートアイランドの埠頭建設が特に重要であると考えております。 604 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 605 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 606 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、(5)行政改革について。  ア、実現できた事業をお答えください。 607 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 608 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 609 ◆市長(禰宜田政信) あらゆる無駄の発見と排除を行うための改善活動として、職員提案制度を強化充実いたしました。平成30年度の提案件数は1,800件余で、3年前の3倍となっております。今年度は、さらに増加傾向で推移をしております。  また、広告収入確保のため、本庁舎市民ホールに碧南市広告つきモニターを設置、広報へきなんの毎月15日号に広告枠を設けるなど、新たな収入源としております。 610 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 611 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 612 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、イ、現在進行中の事業をお答えください。 613 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 614 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 615 ◆市長(禰宜田政信) 既存公共施設フル活用ということで、公共施設等総合管理計画を策定し、利用率の低かったものづくりセンター内の教室や実習室を利用して、適応指導教室ほっぷ倶楽部や卓球場として利用するなど、新たな施設を整備するのではなく、既存施設を有効活用しております。  また、昨年策定いたしました市有財産利活用基本方針に基づき、市保有土地についても未利用地削減を進めています。 616 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 617 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 618 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、ウ、今期中に実現できない事業をお答えください。 619 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 620 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 621 ◆市長(禰宜田政信) 行財政改革に掲げましたマニフェストにつきましては、市内部で取り組むことが可能なこともございまして、全ての項目について着手しておりますので、今期中に実施できないものはないと認識をしております。 622 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 623 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 624 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、エです。  行政改革は、1期目受益者負担、2期目は他市並みの再スタート宣言、3期目はゼロベース見直しと、市長の政策としてはぶれていない政策だと思っております。その中で私の疑問は、全国でもまれなくるくるバス、ごみ袋の無料の見直しをしていません。これは、無料を反対するということではなくて、要は、市長の今までの政策の中で、私がその中で疑問に感じることの1つだと思ってください。お答えください。 625 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 626 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 627 ◆市長(禰宜田政信) くるくるバスにつきまして、平成10年4月から、高齢者や障害者など交通弱者の利便を図るとともに、広く地域参加を促進するために運行しており、いわゆる福祉サービスの要素になっておりまして、西三河9市では、本市と刈谷市が無料で運行しております。  また、ごみ袋につきましては、平成25年4月から1世帯当たりの指定ごみ袋の配布枚数を年間120枚から80枚へと変更しましたが、町内会に加入されている方につきましては、地域コミュニティーの場として、資源ごみ分別ステーションの立ち当番の報奨として、20枚の加算配布をしております。現在、西三河9市で、本市以外に無料配布を行っている市はなく、くるくるバスと並んで、本市の特徴ある事業として他市に誇る制度であると考えております。  なお、くるくるバスにつきましては、利用者数が減少傾向であるといった状況を踏まえ、より詳細な利用状況を把握しながら、車両の種類や新たな交通システムなど、調査研究をしているところでございます。これも、いわゆる高齢者、障害者、弱者に対してできるだけ優しくしようという私の政策のあらわれでございます。 628 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 629 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 630 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  (6)協働社会の構築について。  ア、実現できた事業をお答えください。 631 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 632 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 633 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市出身のメジャー人材の発掘と活躍の場の提供という項目がございまして、これにつきましては、タレントの永島聖羅さん、ミスキャンパス日本一の中村優花さんにへきなん広報大使を委嘱し、本市に関する情報を広く全国に発信していただいております。 634 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 635 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 636 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、イ、現在進行中の事業をお答えください。 637 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 638 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 639 ◆市長(禰宜田政信) 地域まちづくり組織の設立支援ということであるわけでございますけれども、これは日進地区に続きまして、棚尾地区、鷲塚地区が新たに活動を始めました。他地区においても同様に支援を継続してまいりたいと考えております。 640 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 641 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 642 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、ウの今期中にできない事業をお答えください。 643 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 644 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 645 ◆市長(禰宜田政信) ここに書いてあることにつきましては、全ての項目につきましては着手しております。どれぐらいできたかというのは別にしまして、とりあえず実施できないものはないと認識しております。
    646 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 647 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 648 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、エ、まちの活性化について。  土曜日、日曜日に、市役所、市民病院の駐車場を利用して月に1回程度、市民中心でマルシェとかフリーマーケット等のイベントを開催。道の駅を、今までは、私は推進してまいりましたが、なかなか費用もかかるということで、それから条件に沿わないというような、今までに答えもいただきました。  今回は、市役所の公共施設を利用して物産展とかグルメ等の月に1回程度、にぎわいをここで構築していったらどうかなと思うんですが、これは市が中心でやるというよりも、市民の皆さんが中心になって、市役所の駐車場をできるだけ貸していただけると活性化していくのかなと思っています。また、公共施設の有効利用ともなりますのでよろしくお願いしたいと思います。同様にお答えください。 649 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 650 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 651 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市庁舎管理規則第3条で、庁舎は、法令その他別に定めがある場合のほか、これを目的外に使用してはならない。ただし、使用の目的または内容が市の事務の遂行を妨げず、かつ、庁舎内の秩序の維持、庁舎の保全または災害の防止に支障がないと認められるもので、特に市長が許可した場合は、この限りではないとございます。  このことから、市主催や市が後援する事業などの場合に限って利用を許可している状況でございます。  市庁舎駐車場は、本庁舎駐車場のほかに庁舎東側駐車場、ATMがある駐車場などがございますが、談話室やレストラン、毎週実施しております日曜窓口、銀行ATM、選挙の期日前投票などで利用される方、また、市が行う事業のバスの発着所、消防団の観閲式や、元気ッス!へきなんなどイベント会場、文化会館で大きなイベントや講演会などを開催した場合の補完的な駐車場ということで、多くの土・日曜日、祝日に利用されている実態がございます。こうした現実的な利用状況や管理上の問題を踏まえると、市主催、市後援事業であれば、連絡調整も含めましてスムーズな利用ができると考えております。当面は、こうしたイベントについての活用に努めていただきたいと考えております。  市民病院につきましても、土曜・日曜日、祝日も午前10時から午後8時まで、患者さんへの面会時間となっておりますし、24時間の救急医療をしておりますので、市関連事業以外での民間への貸し出しは難しいと考えております。  市の駐車場につきましては、市の後援がとれるような手続をしていただいて、後援がとれれば使えるということだと思います。 652 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 653 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 654 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、(7)発信力の強化について。  ア、実現できた事業をお答えください。 655 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 656 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 657 ◆市長(禰宜田政信) ふるさと応援寄附金制度では、320品目をお礼の品として取りそろえており、市の地場産品のPRに貢献をしております。今年度は、過去最高であった昨年度の寄附額の2倍以上のペースで推移するなど、好調を維持しております。  また、今年度より市ホームページを全面リニューアルしました。誰もがわかりやすく目的の情報にたどり着けるようになり、総務省が推奨するJIS規格、AAという規格がございますが、これを達成しております。 658 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 659 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 660 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、イの現在進行中の事業をお答えください。 661 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 662 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 663 ◆市長(禰宜田政信) 現在進行中の事業では、各種全国大会の誘致として、トヨタ自動車バレーボールチーム主催試合、Vリーグ碧南大会を誘致しました。  また、ビーチコートのオープンによりまして、全日本ビーチハンドボール選手権大会、ジャパンビーチバレーボールツアー、ビーチサッカー地域リーグチャンピオンシップなど、全国規模の大会が開催されるようになっております。 664 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 665 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 666 ◆22番(磯貝幸雄) ウの今期中にできない事業をお答えください。 667 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 668 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 669 ◆市長(禰宜田政信) 新しい碧南市史の作成というような項目がございますが、これにつきましては、検討の結果、ちょっとまだ期間が短いとかいろんな理由がございまして、今期中には実施できないと考えております。 670 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 671 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 672 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、(8)定住・移住・人口対策について。  ア、実現できた事業をお答えください。 673 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 674 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 675 ◆市長(禰宜田政信) まず、子ども・子育て支援の充実では、棚尾児童クラブ分館や中央児童クラブ分館を整備して、待機児童をつくらないよう受け入れをしてまいりました。  また、不妊治療助成の拡大では、一般不妊治療、人工授精の費用助成の拡大を実施するとともに、特定不妊治療に追加の助成制度を新設。  さらに、定住促進補助金制度の新設では、首都圏人材確保支援事業補助金制度及びインターンシップ支援事業補助金制度を、今年度から新たに創設したところであります。 676 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 677 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 678 ◆22番(磯貝幸雄) イ、現在進行中の事業をお答えください。 679 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 680 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 681 ◆市長(禰宜田政信) 宮下住宅の建てかえというのがありまして、これまで60戸が竣工いたしまして、本年から第3期工事の30戸を整備していくこととしております。 682 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 683 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 684 ◆22番(磯貝幸雄) じゃ、ウです。今期中にできない事業をお答えください。 685 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 686 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 687 ◆市長(禰宜田政信) 保健センターの建てかえの検討ということでございますが、これにつきましては、建設候補地が決定をしていないということから今期中の実施は難しいと考えております。 688 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 689 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 690 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、エ、移住を考える人に、それから住み続けたい人に、碧南市の魅力をアピールしていただきたいと思います。 691 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 692 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 693 ◆市長(禰宜田政信) 本市は、鋳物、醸造などの伝統産業に加えまして、ニンジン、タマネギ、イチジクなどの農業、シラスなどの漁業が盛んで、大浜のお寺など古い歴史もあるバランスがとれたまちでございます。  そして、臨海工業地帯には日本を代表する企業が多く進出し、就労の場としての魅力もさることながら、豊かな税収のおかげもございまして、子育て世代が子供を安心して預けることのできる保育環境や支援策が充実しております。  また、子供から大人まで幅広い世代が楽しむことができる公園・文化・スポーツ施設に加え、ビーチコート、ビオトープや、今年度中建設予定でございますスケートボード場といった他市にはない特徴的な施設も充実しております。  さらに、シニア世代では、無料で使うことのできる市内循環バス、入浴施設、筋トレルームなどが整備されており、全ての世代が豊かな市民生活を送ることができるというのが本市の特徴であり大きな魅力でございます。  現在、その魅力を発信するため、ふるさと応援寄附金制度に加え、広報大使や若手職員のプロジェクトチームなどを活用し情報発信に努めており、このような活動が具体的に伝わり碧南市の移住につながった事例を紹介いたしますと、SNSや市長への手紙で、碧南市が一番住みやすいことがわかったので家を碧南市に建てましたとか、子育て環境がよいので碧南市に住むことにしましたといった意見も寄せられておるということでございます。さらに努力を継続いたしまして、移住、定住に努めていきたいと考えております。 694 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 695 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 696 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、(9)禰宜田市政12年の自己評価と現在の来年4月への再選の思い、現在の思いをお願いしたいと思います。 697 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 698 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 699 ◆市長(禰宜田政信) 平成20年の市長就任から11年4ヵ月が経過しているわけでございますが、就任直後に起こったリーマン・ショックで非常に厳しい市政運営のスタートとなり、その対応に追われた1期目であったと思います。  そして、2期目がスタートした直後に、持続可能な市政運営を行っていくため財政再スタート宣言を行い、これまで行ってきた高いレベルにある行政サービスについて再点検を行い、県下や西三河での標準レベルへの改革をスローガンといたしまして、碧南市の特徴を残しつつも、職員が一丸となってこの改革を進めてまいりました。今後も継続的に取り組んでいかなきゃならないところでありますが、ここまで達成できたのは市議会の皆様、市民の皆様の御協力があってのことと深く感謝をしております。このような状況の中で、重点事業への投資や未来への種まき事業につきましても、積極的に取り組んだ2期目であったと思っております。  そして、現在の3期目でございますが、景気も回復基調という中で、目の前の課題を一つ一つクリアしながらも、新たな財源確保の事業であるとか、特色ある施設の整備やイベントの開催など、積極的に取り組んできたところでございます。  3期を通して自己評価というところでございますが、マニフェストに掲げた事業につきましては、少しずつでも前へ進め、着実に市民サービスや満足度の向上につながっていると確信しております。これは、毎年行っている市政アンケートの結果にあらわれているというふうに思っております。  そこで、再選への思いというような御質問でございますけれども、これは私だけの判断というわけにはいきませんので、碧南市を支えていただいております市議会議員の皆様を含めまして、各種団体等の御意見をお聞きする中で、来年の市長選挙への対応につきまして判断をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 700 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 701 ◆議長(鈴木みのり) 22番。 702 ◆22番(磯貝幸雄) 長い答弁でした。ありがとうございました。  皆さんにも、今回は私が、質問がよろよろしてぐだぐだとなってしまいまして申しわけありませんでした。本当に長いことやらせていただいて、こんなことをやっていてみっともない質問でございました。申しわけありませんです。どうも失礼いたします。  それじゃ、これで質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 703 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、磯貝幸雄議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 704 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明6日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 50分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年9月5日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  杉 浦 文 俊                     議 員  鈴 木 清 貴 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...