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2019-06-14 令和元年第2回定例会(第2日)  本文
2019-06-14 令和元年第2回定例会(第2日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2019-06-14
    2019-06-14 令和元年第2回定例会(第2日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-06-14 : 令和元年第2回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより令和元年第2回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において2番岡本守正議員及び19番沓名宏議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、生田綱夫議員の一般質問を許します。 4 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 5 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 6 ◆8番(生田綱夫) おはようございます。  議長の許可を得ましたので、質問させていただきます。  私自身、なぜか1年間のブランクをあけて久しぶりの質問となりますが、柄でないような質問もありますので、よろしくお願いいたします。  それでは、件名1、未就学児の子育て支援についてであります。  今回、なぜか子育て支援ということで、本来の自分の方向性とは少し違う方面の質問をさせていただきますが、ここに至った理由につきましては、自分自身は子育ても終わり、子供たちも社会人となり、ふと、現在の子を持つお母さんやお父さんたちと自分が経験した子育て感がなぜ違うのかと思い、質問に至りました。  まず感じているのは、保育園のゼロ歳児保育を初めとする2歳児以下の保育についてです。
     そこで、お聞きします。  (1)2歳児以下の保育の現状について。  2歳児以下の保育を実施している人数について、過去からの推移を教えてください。 7 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 8 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 9 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 市内の保育園、認定こども園を合わせ、2歳児以下の児童数は、平成28年度末時点で360人、平成29年度末時点で408人、平成30年度末時点で435人と増加傾向にあり、本年度5月末時点で既に421人と増加しております。 10 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 11 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 12 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  毎年順調に増加傾向にありますが、子供の数は減っているはずなのに、ふえ方はかなり急増の状況があらわされております。  それでは、関連しまして、2歳児以下の保育の需要について理由を把握していたら教えていただけますか。把握していなければ、市として主な理由をどのように考えてみえるか教えてください。 13 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 14 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 15 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 2歳児以下の保育を希望する方は、経済的理由などで母親の就労や、育児休暇が終了するタイミングでの入所希望が理由としては多いです。 16 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 17 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 18 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。やはり経済面、仕事面が主な理由となっているようです。  果たして、子育てしながら働くお母さんたちは本当にそれでよいのか。あるいは、育休があれば当然利用したいが、仕事を続けるためにも育休がないので会社をやめることもできず、仕方なく働いているのではないでしょうか。ほとんどの方が3歳までは自分たちの手でお子さんを育てたいと願っていると思っているのは自分だけでしょうか。  自分が思うに、3歳までの子育ては非常に重要な時期であると思うし、実際に、多くの文献でもそのようにうたわれております。三つ子の魂百までということわざがあるように、この3年間の重要性は、子供にとっていかに親と長時間かかわることにより、成長における大切な時期であります。この大切な時期を保育園に預けねばならない人たちのための対策としての低年齢保育かと思いますが、できれば自分で子育てしたいと思ってみえる方の対策が少ないように感じるのは自分だけでしょうか。  そこで、お伺いします。  (2)碧南市における育児休業制度の現状についてであります。  碧南市内の事業所で、育休が3年間とれる事業所はあるのか、あるいは、1年でも2年でも取得できる事業所はあるのか、お尋ねします。当然、公務員はとれますが、民間企業ではどうでしょう。わかる範囲でお答えください。 19 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 20 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 21 ◆経済環境部長(永坂智徳) 市内の事業所における育児休業制度については把握はしておりませんが、事業所の方と情報交換する中では、3年間取得できるといった事業所はお聞きしたことはございません。  育児休業法では、申請をすれば1歳まで取得できるとされており、全ての事業所において、本規定に基づき実施がされているものと考えております。 22 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 23 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 24 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。  答弁のとおり、3年間はとれないのが現実であり、自分が勤める会社にしっかりとした制度があり、取得しやすい環境が整っていれば、育児休業を3年間取得して、自分の手で子育てをしたいと思っている方が多くいると思います。  関連してお聞きします。  育児休暇の先進企業である市役所の状況を教えてください。  皆様も御存じのとおり、公務員には育児休暇が3年保証されています。その間に次の子供を産めば、さらに延長休暇も取得できます。  実際に、世間では育児休暇もとれずに苦労している方が多い中、先進企業の市役所では育休をとった方々が3年間しっかりとっているのかどうか、状況をお聞かせください。 25 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 26 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 27 ◆総務部長(金沢宏治) 質問者のおっしゃるとおり、出産後の休暇期間といたしましては、産後休暇と育児休業を合わせて3年間取得できるということでございます。  平成30年度中に育児休業が終了した一般事務職6名の産後休暇、育児休暇を合わせた平均の取得期間は約2年7ヵ月でございました。  保育所への入所のタイミングなどにより、3年を迎える前に復帰する職員がおりますので、そういった数字になっているのかなと思っております。  以上です。 28 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 29 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 30 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  育児休業先進企業である市役所ではほぼ3年間、しっかり子供の成長に貴重な期間をとれるような環境ですね。今後とも民間企業の手本となるようにしていただきたいと思います。  そこでお伺いします。  (3)育児休業の推進についてであります。  育児休業のとりやすい碧南市とするため、育児休業補助制度を考えてみてはどうでしょうか。  現在、碧南市には、消防団員を事業所から出してもらうと、その事業所に対して補助金制度があります。碧南市企業防災力向上研修支援補助金というものです。年間25万円、2年間で50万円補助するというものです。  これと同じように、子育てするお母さんたちのために企業に対して育児休業に対する補助金を出すことで少しでも協力してもらえれば、働くお母さんたちも気にすることなく育児に専念できる環境が少しずつでも前進していくのではと思いますが、そういった補助金を出して、働く環境をよくしようというお考えはあるのかお伺いします。 31 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 32 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 33 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 育児休業は、先ほど経済環境部長が申し上げたとおり、子が1歳に達するまでの間、取得することができます。ただし、保育所等に入所できなかった場合には、最長2歳到達日まで育児休業を延長する申請を行うことができます。  市としましては、保育ニーズに対し受け皿を確保していくことが責務となっており、鋭意努力しているところでございます。  企業に対して育児休業補助制度という御質問ですが、市外の企業にお勤めの方もみえ、企業数も膨大となります。また、現在、企業も子育て環境を充実させないと、人材確保が厳しい状況であるとも聞いております。  育児休業につきましては、企業、保護者それぞれの考え方があると思います。現在の制度や状況を考慮いたしますと、新たに企業に対して育児休業補助を行う考えはございませんので、御理解をよろしくお願いします。 34 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 35 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 36 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。  本当は、それぞれの企業が扶養手当を十分につけて、大黒柱が1人で働いて十分生活が成り立つようにすれば、こんな問題は起きないと思われますが、そうもいかないので、行政が率先して働くお母さんたちの手助けをすることにより、世界にアピールする碧南市、子育て先進地となっていくよう御検討願います。  次に、最近、暗くなってきて保育園の横を通ると、結構遅くまで保育園に残っている園児を見かけます。子供の小さいうちはせめて定時で上がって迎えに来られるような状況にならないのかなとも思ったりします。  そこで、お伺いします。  (4)早朝保育、延長保育の現状についてであります。  早朝保育と延長保育の利用について、利用者数の推移を教えてください。あわせて、休日保育の利用実績も教えてください。 37 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 38 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 39 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 早朝保育を利用しているのは、平成28年度は342人、平成29年度は379人、平成30年度は423人でございます。  また、16時以降の長時間保育を利用しているのは、平成28年度は732人、平成29年度は798人、平成30年度は856人と、どちらとも増加傾向でございます。  休日保育の利用者は、平成28年度は170人、平成29年度は157人、平成30年度は162人でございます。 40 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 41 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 42 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  休日保育は横ばいの状態なのに、早朝及び長時間保育は2歳児以下、保育同様、急激な伸びを示しております。これは対策といってもなくすわけにもいかないし、制度上、実施している以上、このような状況はなくならないわけであります。  そこで、私の意見としては、2点を提案いたします。  (5)企業内保育及び3世代世帯への支援制度について。  まず1点は、企業内保育所への支援です。自分が勤める企業に保育所があれば、子供と一緒に出勤、退社が可能となります。  2点目は、2世代家族世帯で3世代の生活が復活すれば、保育園への送り迎えを両親に頼むことも可能となることではないでしょうか。加えて、わざわざ別居している子世帯のアパート代も節約できるし、独居老人も減るだろうし、少しの時間なら孫の面倒も見てくれる。一石三鳥のメリットがあると思うのですが。  ほかにも介護面に関しても、在宅介護の機会もふえるかと思われるし、その介護の姿を子供が見て育てば、親の介護は子がするものと、当たり前のこととして成長し得る可能性もあります。情操教育として本当に自分はよい環境だと思うのですが。  そこで、この企業内保育所支援制度、3世代住居補助制度を考えれば、少しでも早朝保育や延長保育、また、休日保育の割合を減らせると思われますが、行政としてどう思われますか、お伺いいたします。 43 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 44 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 45 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 企業内保育所のうち、企業の従業員枠と従業員以外の地域の子供が利用する定員の枠を設定することができる企業主導型保育事業が今年度、市内2ヵ所設置される予定でございます。市からの支援制度はございませんが、認可保育所並みの運営費等が国より補助されます。  さらに、碧南市では企業主導型保育所に対する固定資産税の軽減制度もあり、企業が保育所を運営できる状況にはなっております。特に市から企業に対して金銭的支援は考えておりませんが、企業主導型保育事業を設置する企業があれば、連携して保育所の受け皿確保をしていきたいと思っております。  また、3世代世帯への支援制度についてですが、平成27年度から新制度で、保育所の入所要件に祖父母の同居、非同居は関係なく、保護者の就労等の状況で入所できるかの判断となりました。  よって、2世代世帯、3世代世帯が多くなっても、長時間保育、休日保育などの入所希望者が減るとは考えておりませんし、さらに、この10月から無償化により、長時間保育希望者がふえていくのではないかと思っております。  しかしながら、保育士等に話を聞きますと、夕方に祖父母が迎えに来る家庭も多く、家庭内で助け合う御家庭が多いのも、碧南市の子育ての1つの特徴と思います。  引き続き家族と園で協力し合って、子供を育てるという環境を整えてまいりたいと思います。 46 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 47 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 48 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。  国の制度で賄えるのなら、今後はさらに企業側へのアピールを積極的に行い、多くの企業で採用されるよう御指導もお願いいたします。  余談ですが、保育園の先生にお聞きしたところ、休日保育に、両親が明らかに休みであるにもかかわらず、預けに来る保護者もみえるそうです。そのあたりも本人のマナーの問題ですが、多少対策も必要と思われますので、御検討いただきたいと思います。  それと、これは市外の保育園でのことですが、延長保育で毎回おくれて迎えに来る親御さんが多くなってきたので、その対策としておくれた分の罰金制度をつくったところ、お金を払えば済むとの理由で、かえって迎えに来る時間が遅くなってしまったという実例もあったようです。  どちらも個人的なマナーの問題ですが、世の中、変わってきたなというのが自分の実感です。  また、先日、私のところにこういった相談がありました。県外に嫁いだ娘が2人目の子供を出産するに当たり、実家にて出産するため、帰ってきました。上の子は3歳で、この子を出産帰省している間でも保育園で預かってもらえればとのことでした。  こうしたことにも柔軟に対応できる体制を考えていただければ、子育てもそうですが、出産するのも碧南市はとてもよい環境ですよと広く世間にアピールできると思いますが、そこで、次に、(6)として、帰省中出産時の短期間保育について、このような事例の場合、碧南市では保育園に預けることができるのか、お聞きいたします。 49 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 50 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 51 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 保護者の里帰り出産等の場合、碧南市から相手市町村の保育園に入所、または相手市町村から碧南市内の保育園に入所する広域入所制度を設けております。実際に利用されている保護者の方もおみえになります。  ただし、相手市町村が広域入所を認めていない場合や、希望する保育園にあきがなく、利用できない場合は、プチ保育を御案内しております。このケースのプチ保育事業では、1ヵ月当たり14日以内の利用が可能となります。 52 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
    53 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 54 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  たまたまのその方は受けてもらえなかったということで、そこはなぜなのということが知りたくてということでお聞きしたと思います。碧南市が子育てによい環境であると広く世間にアピールできるよう、今後とも柔軟な対応をお願いいたします。  さらに、先ほどの3世代住居補助制度の短期間も有効とすれば、実家に帰って出産する碧南出身者の方もふえてくるのではないでしょうか。今後の御検討を願いたいです。  ここまで自分なりの疑問点を質問として上げさせてもらいましたが、このままでいくと、待機児童の発生も時間の問題となってくるのは、喫緊の課題となってくるかと思います。  今回の質問で私なりに最近の新しい制度も知ることができましたが、特に企業主導型保育事業などは、今後、特に注目されるところだと思われますので、直接、国への申請で成り立っている事業ですが、行政との連携と情報の共有を今以上に図ることにより、待機児童の対策にもなるかと思われますので、PRを含め、充実させていただきたいと要望しております。  実は、皆さんも御存じのことと思いますが、この一般質問の締め切りの3日後の6月8日に、安城市が多世代住まいへの支援をするため補正予算案を提出したと報道発表がありました。目的は子育てファミリーや高齢者世代が安心して生き生き暮らすための支援と問題解決、さらには将来の都市づくりも見据えた欲張りな事業として発表されました。  将来的な目的は子育ての環境づくりや介護環境も含めており、自分の発想と同じものですが、生活の根本となる住宅補助制度から取り組めば、自然と3世代や2世代をふやすことにつながることになるので、そこまで自分の発想の中にはなかったので、やられたというのと、先を越されてしまったというふうに思われました。  こういった先進事例が近隣市でもできるようですので、碧南市においても参考にして、採用していただきたいとも思っております。  最後に、先ほども申し上げましたが、何といっても3歳までの期間というのは発育発達論におけるスキャモンの発育曲線においても神経系はその時期に急速な成長をすることからわかるように大切であり、重要であるのと、3世代で子供の成長に接することによる情操教育こそが現代社会における奇怪な事件を減らすことにつながったり、ニートやひきこもりの急激な増大現象も、もとは家庭での教育のずれから発生していると私は思っておりますので、未来ある子供たちの健やかな成長ができるよう、この世代の子供たちとお母さんができるだけ長く接する時間を確保できる環境の整備に期待し、件名1の質問を終わります。  次に、件名2、eスポーツに対する取り組みについて。  先日、ネットニュースで、世界保健機構(WHO)は、先月の25日、「ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる『ゲーム障害』を国際疾病として正式に認定した。スマートフォンなどの普及でゲーム依存の問題が深刻化し、健康を害する懸念は強まっている。ギャンブル依存症などと同じ精神疾患と位置づけ、治療研究や世界の患者数の把握を後押しする。2022年1月から発効する」との記事を読み、この一般質問で、市のeスポーツに対する考えを確認したいと思い、質問させていただきます。  昨年12月議会で、20番議員のeスポーツの推進を求める質問に対して、当局側は、まずeスポーツ全般の情報収集、そして、その動向を積極的につかんでまいりたいと考えておりますと御答弁されました。  ここで積極的にという言葉を使われたところに非常に違和感を自分は持ちました。なぜならば、ここ最近のeスポーツを取り巻く状況は非常に発展しており、若者に対する影響力もすさまじいものが感じられるようになっております。  12月質問時においても質問者から紹介があったように、ことしの茨城国体での実施、3万人を集めるような大会が既に実施されているとか、愛知県ではアジア大会での採用計画などがありましたが、最近では、NHKがことしの高校生選手権を放映したり、民放でも専門番組ができ、放映したり、ことしのワールドカップには賞金総額が110億円との情報が出ているくらい、他の世界的なスポーツの祭典を上回るような勢いがあります。高校ではeスポーツ部の発足や、eスポーツに関する職業も拡大しつつあり、年間数億円も稼ぐプロも存在しており、専門学校もできてきました。  そこで、まずお聞きしますが、(1)最近の動向についてであります。  まずは前回の答弁であった、「eスポーツの全般の情報収集、そして、その動向を積極的につかんでまいりたいと考えております」とお答えがありましたので、その情報収集結果に基づく動向について教えてください。 55 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 56 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 57 ◆教育長(生田弘幸) eスポーツに関する最近の動向でありますが、まず、県内の状況で申し上げますと、名古屋市内の会場において、テレビ局等がスポンサーとなってのeスポーツの大会、イベントが行われております。  さらには、8月末完成予定の中部国際空港島に建設中の新国際展示場、Aichi Sky Expoのオープニングイベントとして、eスポーツを中心としたイベントを開催することが決定しております。  国内では、ことし10月の「いきいき茨城ゆめ国体2019」の文化プログラムとして、各都道府県の予選会を勝ち抜いた代表による「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」が開催されます。  また、アジア全体に広げますと、2022年に開催される中国杭州のアジア競技大会では、eスポーツも競技種目として採用されると聞いております。  このように、eスポーツへの注目度がますます高まりを見せる状況にあると認識しております。  なお、市内の2つの高等学校では、現時点では学校としてeスポーツへの取り組みは行っておらず、取り組む予定もないとお聞きしております。  以上です。 58 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 59 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 60 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  私自身、eスポーツは、否定派とまではいきませんけど、そもそもスポーツなのかと疑問を持ちます。  先日のテレビの取材の中では、スポーツは自分自身が体を動かし、競技をすることにより汗をかくことがスポーツであると言った人に対して、eスポーツ側は、eスポーツも1試合やると相当の汗をかきますと答えてみたり、仲間との連携もとりながら作戦を立て、それぞれの役割を果たしながらやるのがeスポーツだと宣言しており、全くスポーツと同じだと言っていました。  ある意味、同じなんだなと感心はしましたが、これが子供たちに対する影響力を考えると、どうしても不安な部分を想像してしまうので、これを行政が率先してやることの意味を考えてしまいます。  そこで、質問しますが、(2)学校部活動における考え方についてであります。  冒頭でも述べましたが、高校での部活動が始まってきている状況がある中、今後、中学校への普及もあるように想像しますが、そのあたり、教育長はどう考えてみえますか、お答えください。 61 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 62 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 63 ◆教育長(生田弘幸) 中学生期においては、部活動を通して実際に体を動かしたり、体験したりすることにより、心と体を形成していくものであると考えております。  eスポーツについては、子供たちへの心と体の育成への効果を検証していく必要があると考えております。  よって、現時点では、中学校の部活動にeスポーツを取り入れることは考えておりません。 64 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 65 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 66 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  安心しました。  本当は教育長ももっと否定したいところでしょうが、県が推奨しようとしている手前もあるので、今のような答弁になったと思いますが、教育長の考えがそうであるならば、碧南市が違った意味で、eスポーツの世界発信はないことを願います。  これは民間がやれば別だと思いますので、そのような民間の誘致を積極的にした結果の情報発信であるならば、多少賛同はできることになるかと思います。行政が先頭を切って行うことのないよう、お願いいたします。  スポーツにおける英才教育は低年齢化している現在ですが、将来的に必ず子供をeスポーツのプロにさせるという親も出現するのは確実に起きると思います。ただでさえ依存性の高いゲームを子供のころからプロにさせるために容認する時代が来ることが不安でなりません。  そこで(3)今後の取り組みの考え方についてお伺いします。  今回の質問の契機となった、「世界保健機構(WHO)は25日、ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる『ゲーム障害』を国際疾病として正式に認定した」ということを踏まえて、今後のeスポーツに対する取り組みについて、市としてどのように考えてみえるのか、お聞かせください。 67 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 68 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 69 ◆教育長(生田弘幸) eスポーツにつきましては、そのイベント性の高さから、地域の活性化、経済効果などが考えられます。  その反面、身体活動としてのスポーツとのつながりはあるのか、また、質問者が御指摘のゲーム障害などが懸念されます。  なお、スポーツ庁は、スポーツの範囲が先端科学技術に基づく活動まで広がりを見せる中で、スポーツの価値の捉え方、スポーツの範囲の再定義など、スポーツのあり方について関係各界の知見を整理する必要があるとして、日本学術会議に審議、検討の協力を要請しております。  そのような状況の中で、碧南市としては、今後も国や県の動向を注視しながら情報収集に努めてまいります。  以上です。 70 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 71 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 72 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  ゲーム障害は大人のギャンブル依存症と同じように分類されるようですが、将来の子供たちが依存症を発する可能性のあるものを行政として率先するのではなく、あくまでも子供たちが外で遊んだり、運動したり、スポーツをする環境を整備し、脱ゲームにより健全な成長ができる環境づくりを行政が目指すようお願いいたします。  これで件名2の質問を終了し、次に移ります。  次に、件名3、ビーチコートの活用と事前合宿誘致の現状についてお伺いします。  東京オリンピックまで間もなくあと1年となり、チケットの第1次予約も終了し、あとは当選するかどうか待ち遠しい時期になってまいりました。  自分も事前申し込みを一応はしましたが、倍率が高そうなのと、全部当たったら20万円近くの請求が来てしまうので財政的に心配しつつも、今後、これで生でオリンピックを見る機会は今から死ぬまでにはないと思い、思い切って申し込みをしました。抽せん結果を楽しみにしています。  それでは、(1)事前合宿誘致の現状について。  以前から確認しています事前合宿地としての動きはどのようになっていますか、進捗状況を教えてください。 73 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 74 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 75 ◆市長(禰宜田政信) 事前合宿地の誘致につきましては、昨年末、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の事前トレーニングキャンプ・オンラインガイドに登録を行っております。  それと同時期に、ヨーロッパのビーチバレーボール強豪から練習施設及び宿泊施設等の周辺環境を確認したい旨の連絡があり、事前合宿が実施されるよう連絡調整を進めておりましたが、碧南緑地ビーチコートは大変すばらしいとの評価をいただいたものの、残念ながら、先方の都合により、日本国内での合宿自体を見送る可能性が高いとの連絡がございました。  なお、この7月にビーチバレーボールワールドツアー2019東京大会が開催されます。この大会で来日する海外競技関係者に対し、事前合宿地としての碧南緑地ビーチコートのPRや、実際に現地視察にお越しいただけるよう、働きかけてまいりたいと考えております。 76 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 77 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 78 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。  関連で、実際の合宿期日はいつごろになるのか。合宿期間は二、三日ということはないと思い、長期間の予定を組まれたときに、現存する事業をどう扱うか考えられているかお聞きします。 79 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 80 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 81 ◆市長(禰宜田政信) ビーチバレーボール競技に関しては、オリンピック直前までツアー大会が開催されており、各国選手は世界中を転戦するとのことです。  そのため、オリンピック直前の合宿としては数日、長くても2週間と見込んでおります。また、ツアー大会の開催がない期間、例えば春の時期における海外合宿につきましては、2週間程度と聞いております。  碧南緑地を合宿地として選んでいただいた場合、使用するコート数につきましては2から3面と見込んでおります。合宿期間、使用されるコート数を考えましても、既存事業への影響は最小限であると考えております。 82 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 83 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 84 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  次に、(2)宿泊施設についてであります。  公式の事前合宿候補地のホームページを確認すると、近隣の宿泊施設としてグランドホテルの紹介をしてありましたが、港湾会館の利用を考えてはいないのか、確認いたします。 85 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 86 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 87 ◆市長(禰宜田政信) 議員御指摘のとおり、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が作成する事前トレーニング候補地ガイドには、ビーチコート及び臨海体育館のスポーツ施設とともに、碧南市内の宿泊施設として、衣浦グランドホテルを先方の了承のもと、掲載しております。  これは宿泊施設の掲載には外国語での対応、飲食物に対する対応等、外国人選手を迎えるに当たっての対応の可否に関する記載が義務づけられていたことによるものでございます。こうした対応が衣浦港湾会館では難しいため、掲載を見送らせていただきました。  しかしながら、事前トレーニング等での問い合わせがあった場合には、衣浦港湾会館、また、先日建てかえを終えた水上スポーツセンター宿泊棟を碧南市内における宿泊施設として紹介しております。 88 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 89 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 90 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  関連してお聞きします。  オリンピック事前合宿地のみの利用では、港湾会館の利用を考えていないかもしれませんが、今後、さらに2期工事が完成した際には、多くの種目の合宿施設となり得ることになります。  その場合、やっぱり隣接した宿泊施設があったほうが何かと便利だと思いますが、今後の港湾会館のあり方を伺います。 91 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 92 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 93 ◆市長(禰宜田政信) 今後の港湾会館のあり方についてお話しする前に、まず、衣浦港湾会館の建設の経緯を申し上げます。  というのは、港湾会館は衣浦港沿岸市町の要望によりまして、愛知県によって建設をされております。また、会館の運営は、一般財団法人衣浦港福祉協会を設立し、沿岸の5市3町と2団体からの出捐金の利息により行っております。  このため、碧南市単独の意思で今後の会館のあり方を決定できるものではありませんが、今、碧南市としては、この港湾会館が地元企業の研修の場やスポーツ合宿等で利用されていることから、できる限り存続させたいと考えております。
     出捐金の最大の出資者である碧南市が宿泊施設としての港湾会館の今後のあり方について財団あるいは他の出資者に提案できるよう、現在、市内部で検討を進めているところでございます。 94 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 95 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 96 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  最後に、(3)2019年オリンピック前年主要大会の誘致についてお聞きします。  前年度の実績により、ビーチコートはいろんな団体に知れ渡ったと思われますが、まず、本年度のイベントの予定についてお聞かせください。  あわせて、県外の他の会場では、いろいろな種目の取り合いが生じ、最終的に収拾できなくなり、ビーチバレー専用コートとしたところもありましたが、今年度の大会申し込み状況と、実際にバッティングしてしまった状況はありましたか。  それと、全国大会を開催するには、一般申し込みではなく、事前優先申し込みをするかと思いますが、全国大会優先とか、優先順位とかの決め事はあるのかについてもお聞かせください。 97 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 98 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 99 ◆市長(禰宜田政信) まず、今年度のビーチコートの大会、イベントについてでありますが、本格的なビーチスポーツのシーズンに入りまして、ビーチバレーでは、全国大会に通ずる一般男女、高校生男女の愛知県予選が既に開催されております。その中で、先週末に開催されました全日本ビーチバレージュニア選手権大会愛知県予選会において、地元碧南工業高等学校のチームが優勝し、3年連続で全国大会出場という喜ばしい結果となりました。  この先、今週末には全国中学生ビーチバレー大会愛知県予選会が、6月の最終週には今年度から新たに少年の部ができました国民体育大会ビーチバレー競技愛知県予選会の開催が予定されております。また、今後の大きな大会としては、10月5日、6日にジャパンビーチバレーボールツアー2019サテライト第5戦碧南大会が予定をされております。  ビーチサッカーにおいては、東海ビーチサッカーリーグが開催されております。全国規模の大会としては、10月ごろに全国各地区の代表チームが集まって、第5回地域リーグチャンピオンシップの開催を調整中であります。  なお、同大会の東海地区予選は、碧南緑地ビーチコートでの開催予定であります。  また、ビーチハンドボールでは、東海ビーチハンドボールフェスタが既に開催されており、7月には全日本ビーチハンドボール選手権の開催が昨年に引き続き予定されております。  次に、大会が重なってしまう事例でありますが、これはビーチコートに限らず、各スポーツ施設においてたびたび発生をしておりますが、各主催団体等の調整を行う中で、大会予定を決定しております。  なお、開催の優先順位ですが、市主催・共催等、市が大きくかかわる大会イベントを第1優先とし、スポーツ協会を初めとするスポーツ関係団体が主催の大会を第2優先としております。また、第1優先順位内でも全国大会などを上位に位置づけ、優先的に開催するよう取り扱っております。 100 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 101 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 102 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  オリンピック前年として事前合宿地として、当然、ビーチバレーの大きな大会を予定されていると思って、自分でも連盟の国内大会予定を見てみましたが、全国大会規模の大会の予定がなく、詳細まで調べていくと、今お答えにあったサテライト大会が10月に開催されるとありました。  ビーチバレー連盟の会長である川合俊一さんが碧南市の所属としている以上、市長が常に言われる、世界で3本の指に入ると言われている会場がなぜ国内ツアーや各層の全国大会の会場になっていないのか少し不安を覚えますが、オリンピック前年におけるPRは大丈夫なのかお聞かせください。 103 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 104 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 105 ◆市長(禰宜田政信) さきの答弁と重複するところもございますが、東海地区や愛知県で開催される主要なビーチバレー大会が碧南緑地ビーチコートにおいて開催をされております。大会を主催するビーチバレーボール連盟からは、碧南緑地ビーチコートは高く評価されております。今後の継続的な開催はもちろんのこと、ことしから碧南市が愛知県ビーチバレーボール連盟の役員となっていることから、新たな大会の開催についても働きかけを行っているところであります。  なお、オリンピック事前合宿の誘致につきましても、まず、7月開催のビーチバレーボールワールドツアー2019東京大会に来日の海外競技関係者に対してPRが行えるように努めてまいります。  いずれにしましても、まだ歴史が浅いので、徐々に浸透していくというふうに考えております。 106 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 107 ◆議長(鈴木みのり) 8番。 108 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  せっかく世界で3本の指に入るような施設を持っていると言われても、それだけではどうしようもできない部分があります。周りの環境や宿泊施設、駐車場、総合的にすぐれた施設とするためにも、港湾会館が県の施設であり、まだ一本化されていない現況がありますので、まずは事前合宿地として成功させ、その後も多くの利用者が継続するようアジア大会も視野に入れ、長期展望として早期に2期工事を開始し、臨海緑地がスポーツ拠点となるよう全体を総合的に捉えて進めていただくよう要望いたします。  これで全ての質問を終了しますが、多少時間がありますので少し宣伝をさせていただきたいと思いますが、碧南市に所属する愛知アドバンス、昨年に続きまして、ことしも全国大会の出場権を得ることができました。愛知アドバンスと愛知アドバンスジュニアと、一般と中学生のチームですが、昨年は9年ぶりの優勝をして、中学生においては全国3位というすばらしい結果を残すことができて、愛知、碧南の女子野球のレベルの高さを全国に知らしめることができました。  ことしはチームのメンバーもかわっておりますが、昨年に劣ることのないような戦績を残したいと思いますので、また皆さんの御声援、御支援をよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 109 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、生田綱夫議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 45分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 55分 再開) 110 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前を閉じ、会議を開きます。  次に、岡本守正議員の一般質問を許します。 111 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 112 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 113 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。  通告に従って発言をさせていただきます。  まず、件名1、脱原発で自然エネルギー利活用の拡大と資源ごみの利用で、低炭素社会の取り組みをということから入ります。  (1)日本はパリ協定で、2030年前までに石炭火力発電所をゼロにすることを約束してきました。第四次環境計画では、2050年までに温室効果ガス排出の80%削減を目標にしております。  企業庁は、昨年7月23日の猛暑に関する会見で、40度前後の暑さは、これまで経験したことのない、命に危険があるような暑さであり、災害と認定すると発表しました。この猛暑の原因に二酸化炭素(CO2)を中心とした温室効果ガスがあります。これにより、猛暑や異常気象と災害が続いております。  北欧のスウェーデンでは昨年、異常気象が続いて、30度を超えるような暑さでありました。このことによって15歳のスウェーデンの少女が温暖化対策を訴え、金曜日に国会議事堂前に座り込むこの運動が日本にも広がり、女子大生が国会議事堂前に金曜日に「地球に住み続けたい」のプラカードを掲げ、温暖化対策を訴えております。  日本が初めて議長を務める「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」が6月15日から16日、あしたから長野県の軽井沢で開かれます。「世界のエネルギー転換を加速する契機になる」と期待をされております。  ドイツでは、再生エネルギーは40%に達していると言われておりまして、原発を2022年にゼロにし、石炭火力発電所を2038年までにゼロにする方向です。  安倍政権は、福島第一原発事故、いまだに多くの人が避難生活が続いている現在、原発を再稼働し、さらに多くの原発を再稼働しようとしております。また、パリ協定の脱炭素に反して、新たに複数の石炭火力発電所建設を進めているし、また、石炭火力発電所を維持していく方向を打ち出しました。この流れをとめ、再生エネルギーを拡大していかなくてはなりません。  写真をお願いします。  碧南市内には中部電力碧南火力発電所、410万キロワットの石炭火力発電所があり、年間1,000万トンの石炭を燃焼しています。発電所から排出されるCO2の量は、愛知県内の約30%です。  自然エネルギーの活用で、中部電力碧南火力発電所の広い土地に太陽光発電パネルを並べ、巨大な太陽光発電所をつくるように市は申し入れをすべきです。お答えください。  映像をとめてください。 114 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 115 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 116 ◆経済環境部長(永坂智徳) パリ協定による地球温暖化対策を実施する上で、CO2を排出しない自然エネルギーの活用という観点は必要であると認識しております。  しかしながら、一企業の経済活動につきまして、市が個別に申し入れを行うことは考えておりません。  自然エネルギーの利活用について、さらなる取り組みを進めていただきたいと考えております。  以上です。 117 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 118 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 119 ◆2番(岡本守正) 碧南市には環境基本計画があります。環境基本計画、目標は4つの、循環ということですね。その中に、本にも載せてありますように、太陽光発電の写真が掲載されております。循環型の社会づくりを進めていくとある。  巨大な企業を含めて、多くの企業、団体、市民に広げていく行動はどのようにされておるのか、お答えください。 120 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 121 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 122 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議員おっしゃるとおり、平成25年度に策定いたしました第2次碧南市環境基本計画におきまして4つの基本目標を掲げ、この目標を達成するための具体的な行動といたしまして、17のリーディングプロジェクトが掲げられております。  その中に、再生可能エネルギーの利用を推進していくというプロジェクトが明記しております。  その目的といたしましては、太陽光等の再生可能エネルギーの利活用を推進することによりましてCO2排出量を削減し、地球温暖化防止に寄与すると考えております。  市民、事業者、行政が連携をし、再生可能エネルギーの利活用を推進することで、環境保全に寄与する効果があると考えておりますので、今後とも積極的に推進をしてまいります。 123 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 124 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 125 ◆2番(岡本守正) 積極的に推進すると言っておるけれども、実際できる可能性のあるところで呼びかけていかなくてはならないのではないかというふうに思います。  そこで、もう一つの太陽の恵み、太陽熱のことです。  これは、家庭用太陽熱温水器補助制度がこの碧南市にはありません。安城市、刈谷市、知立市で、周りのまちではあるわけですけれども、電力のまち碧南市、自然エネルギーのまち碧南市ということでそれを進めていくには、もう一つの点では太陽熱温水器補助制度をつくっていかなくてはならないというふうに考えております。お答えください。 126 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 127 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 128 ◆経済環境部長(永坂智徳) 太陽熱温水器を初めとした太陽熱利用機器はエネルギーの変換効率が高く、設備費用が比較的安価であるという利点がある一方、太陽光発電と設置場所が同じであることや、熱需要の少ない夏季に熱発生量が多く、熱需要の多い冬季に熱発生量が少ないといった市場ニーズや技術面の課題もございます。  本市のエネルギー設備に関する補助制度につきましては、自然エネルギーの利活用といたしまして、これまでと同様に、愛知県の住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金の補助メニューにあわせて、太陽光発電や蓄電池等の設備設置に対して支援をしてまいりたいと考えております。 129 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 130 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 131 ◆2番(岡本守正) 自然エネルギーには長所、短所があります。現在ではその短所のほうを補う設備も十分あるわけですので、太陽熱温水器は長い間使われてきて、いまだにこれを使おうとする市民もあると思います。  安城市の補助制度は、予算が自然循環型と強制循環型、2種類あります。これによって年間、普通の温水器だと92万円ということで、強制型は95万円、予算がついておるわけです。これまでの累積は、両方とも合わせて190件ということであります。  このように、碧南市は相当、補助的なものでありますと、安城からおくれをとったということですね。このことによって碧南市内で宣伝はされずに、そのまま貴重な自然エネルギーがむだになっておるような感じです。  自然エネルギーの循環的な利用から外されております。これを表に出していく、こういうことを再度お考え直しください。お答えください。 132 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 133 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 134 ◆経済環境部長(永坂智徳) 太陽熱を利用していくということに関しましては、エネルギーの観点から非常にいいことだとは思いますが、本市のエネルギー設備に関する補助制度につきましては、これまでの答弁と同様になりますが、愛知県の住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金の補助メニューとあわせて支援してまいりたいと考えております。 135 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 136 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 137 ◆2番(岡本守正) 愛知県では、ほかにも太陽光・熱を利用しておる、そういう温水器を出しておるところがあります。これらは当然、愛知県の補助メニューにないのを行っておるわけですので、このように、周りの市と比べておくれをとらないように、再生エネルギーでとらないように、これからもまた発言をさせていただきます。それでは(2)のほうに移ります。  剪定枝の堆肥化を質問します。  衣浦衛生組合に燃やすごみとして持ち込まれるごみは年間1万2,000トン前後になっております。この中で家庭から出される剪定枝は大変な量だと思います。  衣浦衛生組合に行きますと、ごみを出すときに、軽トラを初めとして大変な数の自動車が並びます。それを見ますと、剪定枝であります。これを資源に変えていく、こういうことですね。  衣浦衛生組合の隣に処理施設で現在使われていない場所が8,795.59平米あります。9反近くあるわけですので、この場所を利用して、剪定枝の堆肥を行っていくべきと思いますので、お答えください。 138 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 139 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 140 ◆経済環境部長(永坂智徳) 剪定枝の堆肥化については、碧南市一般廃棄物処理基本計画においても、ごみの減量化及び資源化を進めるための取り組みの1つとなっております。
     チップ化した剪定枝の利活用及び堆肥化施設の設置につきましては、広域化での対応も含め、費用対効果の面から先進事例を調べる中で、引き続き調査研究してまいります。 141 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 142 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 143 ◆2番(岡本守正) 調査研究をずーっとこれまでもされておるわけですけれども、周りと話し合うという、実際、そういう機会があるのかないのか。周りの高浜市とはすぐ話ができるというふうに思います。まず、そこからやって。  安城市は5,000平米ぐらいの施設があるわけですけれども、この施設よりも、両方と合わせても人口が少ないわけですので、これよりも小さいのでいいと思いますので、やはり早急に話し合いをして、進めていくべきです。お答えください。 144 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 145 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 146 ◆経済環境部長(永坂智徳) 剪定枝の堆肥化施設につきましては、安城市が平成13年度に整備をされまして、約5,000平米の敷地で約3億円の建設費がかかっております。小規模であっても、建設費で数億円、維持費で数千万円単位の費用がかかってくることが想定されますので、実施については現在は考えておりません。 147 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 148 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 149 ◆2番(岡本守正) 3億円と言われております。しかし、周りと一緒になるということになると、話し合いをちゃんとしなくてはできないと思いますけれども。  碧南自身で整備するならば、これをつくるだけのお金を捻出することができないというふうには思いませんので、これからも堆肥施設を追及していきたいと思います。  次に移ります。  (3)碧南市一般廃棄物減量化の目標について。  碧南市一般廃棄物処理基本計画が平成29年に見直され、平成30年度(2018年度)から2032年の15年間と変わっております。第1次一般廃棄物処理計画は平成21年(2009年)から2023年までの15年間です。これが平成30年、2018年度から2032年度、15年間とすることになったわけですけれども、このなった理由を、見直しの理由をお答えください。 150 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 151 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 152 ◆経済環境部長(永坂智徳) 碧南市一般廃棄物処理基本計画は、第1次計画が平成21年に策定をされてから8年が経過し、計画の内容をリーマンショックや東日本大震災の発生など、社会情勢の大きな変化に対応させていく必要があることや、現状の体制での推移から将来見込みを算出いたしまして、新たな施策の効果を反映させるために見直しを行っております。 153 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 154 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 155 ◆2番(岡本守正) 見直しの計画で、1人当たり年間どれだけか。見直し計画がスタートして、2年しか経過していないけれども、どれだけ減量したかお答えください。 156 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 157 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 158 ◆経済環境部長(永坂智徳) 市では、平成30年度から令和14年度までの15年間を目標とする一般廃棄物処理基本計画において、3つの目標を掲げております。  1つ目は、市民1人1日当たりの総ごみの排出量で1,064グラムを15年後までに1,013グラムにすることを目標としております。  2つ目は、資源ごみを除く家庭系のごみ市民1人1日当たりの排出量で589グラムを15年後までに495グラムにすることを目標としております。  最後の3つ目は、リサイクル率でございまして、18.7%を15年後までに21%に引き上げることを目標としております。  減量した量につきましては、1つ目の市民1人1日当たりの総ごみの排出量は、平成30年度は1,039グラムとなりまして、25グラム減っております。  2つ目の資源ごみを除く家庭系ごみの市民1人1日当たりの排出量は、平成30年度は540グラムとなりまして、49グラム減っております。  3つ目のリサイクル率でございますが、実績は1年おくれの算出となりますので、平成29年度は18.1%となり、0.6%下がっております。  以上です。 159 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 160 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 161 ◆2番(岡本守正) 2年間という短い期間でしたけれども、若干減っておると。  ただ、2年間だけですので、これがこのまま推移をしていくのかどうかというのは人口との関係もあると思いますけれども、これからも減量に向けて正しく見守りをしていくということと思います。  それと、3回目ですけれども、国、県の動きと、これが違っておるような感じがするわけですけれども、同じなのか。それとも違った動きと、それぞれがあっていいのかというふうにもなるわけですけれども、これについてお答えください。 162 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 163 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 164 ◆経済環境部長(永坂智徳) 国、県の目標値と市の目標値では、目標年度などに違いがございます。また、地域の経済情勢などの違いから、必ずしも同じものとなるものではございません。本市の実情に合わせた計画目標値としてございます。  以上です。 165 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 166 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 167 ◆2番(岡本守正) 地域とがそれぞれ違うということですけれども、やはり全体の動きとしては減量していくということですけれども、その中には、先ほど言ったように、資源になるものは資源にしていくということが大事かというように思いますので、そうすればうんと減っていく可能性はあると思いますので、これからも資源になるものは資源にしていくということで、また追及させていただきます。  件名2に移ります。  件名2、碧南の水道について。  写真をお願いします。  これが碧南の2つの大きな、いわゆるタンクです。ここから水が供給されておるわけです。  水は人の暮らしに欠かせません。この大切な水を住民に行き渡らせるために水道法が定められております。  2018年、水道法が改正されました。これによって地域化と民営化を推進する趣旨の規定が置かれました。これによって必要な経費の削減や料金値上げが持ち込まれるおそれがあります。  水道法の改正は、各界から水道民営化の拡大をするために繰り返し提言がされてきました。自公政府も骨太方針などで繰り返し水道などへのPFIやコンセッションの拡大を主張し、法改正や財政措置で誘導を拡大してきました。経営効果を高めるために民間事業者を活用するべきだと、そう言ってきております。  映像切っていいです。  水道は住民の暮らしに欠かせないものとして、本来は経済性にかかわらず、国と地方自治体の責任で維持されなくてはならないわけです。水道法が改正されました。これによって碧南市に具体的な影響が出てくるのかお答えください。 168 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 169 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 170 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 碧南市における水道法改正の影響としましては、市指定給水装置工事事業者に対しまして、更新制度が導入されるというものでございます。  これまでは新規指定を受けますと、その後、手続は必要ありませんでした。しかし、事業者としての資質の保持や実態との乖離防止を図るため、5年に一度、更新手続をすることが必要となります。これにつきましては、現在、西三河の市町と協議、調整を進めているところでございます。  なお、民営化につきましては、官民連携の選択肢を広げるという観点から、地方公共団体が水道事業者としての位置づけを維持しつつ、水道施設の運営権を民間事業者に設定できる方式が創設されました。選択肢としては認識しておりますが、現時点では検討する段階ではございません。 171 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 172 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 173 ◆2番(岡本守正) 民営化の問題は、選択肢としては碧南市はないということです。これによって今までどおりの、いわゆる本来からの、経済性にかかわらず、国と地方自治体の責任で維持しなければならない、こういうことを維持されるということだというふうに思います。  2回目のちょっと質問をさせていただきます。  現在、配水場の業務の一部を委託していると思います。どのような業務を委託されているのか、また、有事の際にどのような役割分担となるのかお答えください。 174 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 175 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 176 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在、配水場の主たる業務のうち、さまざまな機器の保守点検及び運転操作等の業務、休日、夜間等の職員が不在となる時間帯の監視等の業務を委託しております。  なお、有事の際におきましては、当然のことながら、水道課職員が詰めることとなりますが、機器の運転や点検等を受託業者に支援していただく内容の受託契約となっております。 177 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 178 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 179 ◆2番(岡本守正) 機器の点検などは任されちゃっておるんですけれども、碧南の水道職員はこの機器や何かについて熟知されておるのか。もし、いわゆる委託業者がそこに、大地震や何かに遭ったときに駆け込むことができないような状況ができたときに、市の職員が行ったときには全部できるのかどうか、お答えください。 180 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 181 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 182 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 常時、排水場におきましては、専門の技師等が配置されておりますので、心配はないと思います。 183 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 184 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 185 ◆2番(岡本守正) 次の質問になりますけれども、平成21年、碧南市水道ビジョンを策定されました。  映像をお願いします。  このビジョンはこれまでどこまで到達したか、お答えください。  この中、ビジョンの中には、基幹施設の耐震化だとか、管路の耐震化だとか、いろいろあるわけです。その中で、応急給水拠点ということでこれが1つ出ております。  こういうことについて、碧南市水道ビジョンについて、どこまでそれぞれが到達したかお答えください。 186 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 187 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 188 ◆開発水道部長(黒田敏裕) ホームページにおきましても、平成26年までの短期目標に対する業務指標等の達成度を掲載しておりますけれども、多くの目標について達成しております。中でも平成29年度に事業完了いたしました幹線配水管震災対策事業によりまして、基幹管路の多くが耐震化されております。これによりまして、業務指標の管路の耐震化率は大きく前進しております。  今後は第2配水場長寿命化事業に着手しまして、設備の計画的な方針の目標達成に向け注力してまいります。 189 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 190 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 191 ◆2番(岡本守正) もう一つ、最初にできた鷲塚小学校から少し離れたところに第1配水場がございます。この第1配水場は、耐震化だとか、そういうことがオーケーなら、非常時のときを含めて維持管理をしていただきたいというふうに思いますけれども、その点、お答えください。 192 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 193 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 194 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在、全国の水道事業は、人口減少に伴う水道事業の減少、水道需要の減少、水道施設の老朽化及び深刻化する人材不足などの現在の水道が直面する課題に対応し、水道の基盤強化を図るための施策を求められております。  このため、本市におきましても、持続可能な水道事業を目指しまして、新しい水道ビジョンの改定を進めておるところでございます。当面は第2配水場長寿命化事業における機器更新時のバックアップとして活用してまいりたいと思っております。 195 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 196 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 197 ◆2番(岡本守正) 次の碧南市水道ビジョンが始まるまでの間ということになると思いますけれども、やはり碧南の人口、何とか7万以上の人口を維持していきたいということですね。市長も人口は減らさないということでいろいろ手を打っておると言われておりますけれども、やはり基本的なところでこれが維持できなくてはできませんので、第1配水場はそのまま確保していただきたいなというふうに思いますので、強く要望しておきます。  次、(3)の20ミリ口径の水道が一般家庭にも大分普及をしてきました。数を見ますと、4,000軒を超えておるということですね。30%近くになってきております。13ミリとの差が相当ありますので、これを値下げしていく。  こういうこと、値下げすべきだというふうに思いますけれども、どうですか。お答えください。 198 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 199 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 200 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 今後、水道使用水量及び水道料金も減少が見込まれる中、近年は水道施設の老朽化の進行や耐震化のおくれが全国的な水道事業の課題となっております。  本市におきましても、水道施設の更新や管路の耐震化を進めていく考えでございまして、多額の事業費を要するため、口径20ミリの基本料金の値下げは今のところ考えておりません。 201 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。
    202 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 203 ◆2番(岡本守正) 値下げをしないということですけれども、そうなりますと、20ミリ口径そのものがストップしていく。2階の家だとかなどは、場所によっては水道の水の出が少ないということになりますと、私は20ミリを推進するわけではありませんけれども、そういう状況が出てくるとなると、やっぱり20ミリがふえる方向でいくのではないかというふうに思いますけれども、20ミリを値下げすることをこれからも要望していきますので、よろしくお願いいたします。  次は、件名3の碧南海浜水族館について質問をさせていただきます。  (1)のリニューアルが始まりました。これがずっと前から、リニューアルが始まっておるわけですけれども、ことしの3月にオープンをされました。  ちょっと写真、お願いします。  これがオープン式のときの大水槽の前の写真でございます。このように盛大に行われましたわけですけれども、市長も水族館にたくさんの人が来ておるということ、先ほど言われましたけれども、まさにそういうことだと思います。  私もこのオープン式や、その後も数度行きました。そして、ビオトープの写真を、ここも回ってきました。数週間前に回ってきたわけですけど、まだまだビオトープという感じじゃなくて、もう少し草が生えて、昔の田んぼの付近のような、そういう状況が。つくるにはもうちょっと時間がかかるのかなというふうに思います。  この小川に似せたビオトープですけれども、その小川や池にどんなや生き物が生息しておるのか、それと、水槽の中の、いわゆる大水槽もですけど、小さな水槽も中身がかわっておるというふうに思いますので、その辺、お答えください。 204 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 205 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 206 ◆教育部長(奥谷直人) まず、新設いたしましたビオトープエリアの状況でございますが、記念式典で放流した絶滅危惧種のカワバタモロコは産卵し、ふ化した稚魚は順調に育っております。小川のアユも環境になじみ、元気な姿がごらんいただけます。  水辺には、放流した生き物以外にも、カルガモや、時にはカワセミなど自然に飛来する野鳥や、トンボ、ヤゴ、チョウの仲間など多数の昆虫類も飛来し、すみつき始めております。  次に、水族館エリアでありますが、大水槽は改修前と比べ、先ほど質問議員さんのほうから映像で紹介していただいたように、岩を改修したことで水槽全体が明るくなり、新たに水族も三河湾、伊勢湾で見られるマアジやネンブツダイなどを入れ、群れで泳ぐ魚の展示を再現することができました。  また、爬虫類や両生類の常設展示コーナーを設け、中でもオオサンショウウオやアズマヒキガエルが人気の展示となっております。  そのほか館内の活動といたしまして、大水槽の餌やり解説、亀の餌やり体験や、興味を引くような水槽展示など、職員のアイデアを取り入れた運営にも心がけており、リニューアル前からのなじみのお客様からも水族館が大分変わったねと好評をいただいております。  このように、リニューアルオープン後は今まで以上にお客様が笑顔になってお帰りになる姿を目にし、職員の励みになっておるところでございます。  以上です。 207 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 208 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 209 ◆2番(岡本守正) オープンされてから入館者が相当ふえたというふうに思いますので、昨年と同じ時期の入館者数とことしの入館者数とについて、昨年、平成30年度から令和元年の入館数をお答えください。 210 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 211 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 212 ◆教育部長(奥谷直人) リニューアルオープン以降の入館者の状況について申し上げます。  オープンの平成31年3月23日から令和元年の5月末までの入館者数は6万5,940人で、昨年度の同時期の入館者が2万3,143人でありましたので、人数で4万2,000人余、2.85倍の増となっております。  以上でございます。 213 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 214 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 215 ◆2番(岡本守正) (2)に移ります。  校外学習や、来館した小中学校の皆さんが休息などに利用できる広い多目的ホールの整備について、これまで水族館から二、三回、多目的ホールを将来的につくっていきたいとの回答がされております。これについていつからか、お答えください。 216 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 217 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 218 ◆教育部長(奥谷直人) 多目的ホールにつきましては、リニューアル構想には盛り込んでおりますが、従前からお答えしておりますように、今後の課題と考え、設置の予定はございません。  なお、今回のリニューアルで、ビオトープエリアに団体利用ができる芝生広場を設けました。御家族でお弁当を広げている姿を見られ、学校団体でも休憩スペースとして御利用いただけると思っております。  雨の日の対応でございますが、館内の研修室や創作室に加え、臨海体育館の軒下や、状況によっては体育館内のロビーも御利用していただいていることから、しばらくは状況を確認し、繰り返しになりますが、今後の課題と考えております。  以上でございます。 219 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 220 ◆議長(鈴木みのり) 2番。 221 ◆2番(岡本守正) それでは、たくさんの人たちが来るということで、私は今の玄関の入ってすぐ右の休憩のところを伸ばして、広い部屋をつくっていくというふうに。そうすれば、遠足や学習で来た人たちも十分入れる。雨の日とか、風の強い日だとか、そういうときには。日のいいときは、やっぱり外でお弁当を食べたり、いろんなことをするというのは大変いいなというふうに思いますので、そういうことを踏まえていきたいというふうに思います。  2回目の質問をこの中でしていきたいんですけど、碧南の小学校の団体、市外の小学校の団体、この人数と、それぞれのどこから来たか、教えていただきたいと思います。 222 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 223 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 224 ◆教育部長(奥谷直人) 市内、市外、それぞれ昨年度の実績で申し上げます。  まず、市内小学校の校外学習は、2年生、4年生、6年生を対象に行っており、2,079人でございました。  また、市外からの学校団体の利用状況は、西尾市、刈谷市、高浜市など、県内8市1町から19校、1,804人でありました。  以上です。 225 ◆議長(鈴木みのり) なお、質問時間が1秒過ぎておりますので、以上で、岡本守正議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 40分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 226 ◆議長(鈴木みのり) 休憩前を閉じ、会議を開きます。  次に、山口春美議員の一般質問を許します。 227 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 228 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 229 ◆9番(山口春美) 日本共産党の山口春美です。  傍聴の皆さんもようこそいらっしゃいました。  安倍内閣の政治の私物化、うそとごまかし、そんたくの政治が社会のモラル崩壊を来し、子供への虐待や、罪のない子供を巻き込んだ凶悪事件など、本当に心を潰されるような事件の連続の報道がされています。  参議院選挙を目前にしたこの6月議会は、10月からの消費税10%増税を前提とした議案上程もされています。日本共産党は、当たり前に憲法で保障された人間らしい暮らしとまともな政治を取り戻すため、市民と野党の協働で、安倍政治の本丸に攻め込んでいきます。  私は一般質問で税金の取り方と使い方を市民の立場からチェックし、対案を示して、3項目の質問を行います。  まず第1に、学校のエアコン設置など、猛暑対策について伺います。  3月議会では、市民の運動と世論で、約12億円の小中学校のエアコン設置予算が成立しました。  そこで伺います。  (1)入札に向けた進捗状況はどのようになっているのでしょうか、教えてください。 230 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 231 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 232 ◆総務部長(金沢宏治) 小中校のエアコンの発注につきましては、ガス式を3校、電気式を残り9校ということで作業したいと思っています。  ガス式のエアコンを採用した新川、鷲塚、中央の3小学校につきましては、6月6日に開札が行われておりまして、請負業者が決定をしております。  残る9校、電気式エアコンにつきましては、これを5グループに分類し、現在、設計業務を行っております。この5グループにつきましては、今後、発注業種を機器設置工事と電気工事とに分けまして、機器設置工事につきましては8月の上旬、電気工事につきましては8月下旬に入札を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 233 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 234 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 235 ◆9番(山口春美) 今後のエアコン設置も含めて、分離発注による事業業者参加を。今のところ、3社については大浜燃料、長谷基業、桶元という形でしていただいたんですが、今後についてもおおよそ、指名するに当たっても、市内業者で賄うことができるんでしょうか。 236 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 237 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 238 ◆総務部長(金沢宏治) 現在、その5グループにつきまして設計中でございますが、私どもの考え方としては、できるだけ市内業者を優先にして発注してまいりたいと思いますが、近隣市におきましては技術者不足ということで、入札不調ということも聞いております。そこら辺をよく見きわめながら、入札参加状況を決定してまいりたいと思っています。  以上です。 239 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 240 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 241 ◆9番(山口春美) この大きなお金ですが、岡崎市ではPFI、隣の高浜では一括で大手の業者に出すということでやってみえる中で、市内業者の方に分離発注していただいて、これはこれで大変いいことだというふうに思います。  こうやって市内にお金が循環していく。大体、1種当たり1億円ですから、大きく効果が上がっていくといいなと、今後のこの管理も含めて市内業者だったら安心かなというふうに期待していますので、ぜひ電気エアコンのほうも、なるべく市内の業者さんでやっていただけるように努力してください。  そこで、工期のほうは入札の情報公開では載っていないんですが、この既に済んだところ、それから今後についてはどのような工期で計画してみえるんでしょうか。 242 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 243 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 244 ◆建設部長(中村正典) 先ほど既に入札済みの3件につきましては、6月18日から1月31日までとなっております。  この工期の設定につきましては、現在、空調機本体の納期が通常より長くなっているということと、それから、学校運営をしながらの作業ということになりますので、その辺を考慮した工期を考えております。  それから、今後のものにつきましても、先ほどありましたように、工期末としては3月の中旬ぐらいになろうかなというふうに思っております。 245 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 246 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 247 ◆9番(山口春美) 残念ながら、ことしの夏には間に合わなかったんですが、来年の早い時期でいえば、正月明けにもし完成するならば、なるべく早くやってもらって、冬の早い時期に、こんどきは暖房という形で使えるように努力をしていただきたいと思いますし、入札情報の中に工期が書いていないのは、私たちにとっては大変な重要な情報の欠落でして、できれば工期も書いていただきたいなということをこの機会に指摘させていただきたいと思います。  それでは、次に、体育館の整備予定について伺います。  今、一般の小中学校の教室等はことしの予算でほぼ外装の工事なんかが終わるということで伺っていますが、体育館についてはどこの学校の体育館がこの計画の中に入ってきて、既に順番等が決まっているなり、何年計画でやるなりが決まっているならば、一度も聞いたことがないので教えていただきたいと思います。 248 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 249 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 250 ◆教育部長(奥谷直人) 今、質問者おっしゃいましたように、小中学校施設の老朽化対策としましては、今年度で校舎の屋根防水、外壁改修が終了する予定でございます。  今後は、体育館の屋根・外壁改修を計画的に行う予定でございます。  具体的には、令和3年度までの実施計画で計画しているものとして、本年度は南中学校体育館の外壁改修を、令和2年度は中央小学校、西端小学校の屋根改修工事、鷲塚小学校の外壁改修工事及び東中学校の屋根・外壁改修工事を予定しております。  また、令和3年度では、西端小学校の外壁改修工事、新川小学校及び西端中学校の屋根・外壁改修工事を予定しております。  以上です。 251 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 252 ◆議長(鈴木みのり) 9番。
    253 ◆9番(山口春美) そうすると、大体小学校のほうは、この3年間で終わりなのかと。日進は昭和49年ということなんですが、途中で変えているんですが、日進は今入っていないですけれども、あとはみんな平成の新しいものなので、新川小学校の体育館の屋根というのもありましたが、比較的早いですね、これは。中学校のほうは、新川中学校体育館が平成15年で、残りは全部昭和の時代のもので、結構年度もたっているんですが、今のところ、明確になっているのは南中、東中ということなんですが、5年間ぐらいですか、その後の3年過ぎた5年目ぐらいで全部を完了するような計画をお持ちなんでしょうか。 254 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 255 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 256 ◆教育部長(奥谷直人) 残りの改修が必要となる体育館はと、その開始時期はということかと思いますけれども、先ほどは実施計画で計上しているものを答弁させていただきましたけれども、それ以降、令和4年度以降の体育館の改修については、中央中学校の屋根改修工事、新川中学校の外壁改修工事、南中学校の屋根改修工事を予定していきたいというふうに考えております。  なお、小学校でございますが、大浜小学校、棚尾小学校、日進小学校の体育館につきましては、建築年が浅いため、当面、大規模な改修は予定しておりません。  以上です。 257 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 258 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 259 ◆9番(山口春美) 西端中学校はどうなるんでしょうか。 260 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 261 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 262 ◆教育部長(奥谷直人) 済みません、先ほど答弁をさせていただいたかと思いますが、西端中学校の屋根・外壁改修工事につきましては、令和3年度で予定したいというふうに考えております。 263 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 264 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 265 ◆9番(山口春美) そうなりますと、今はもう全国的には普通教室へのエアコン設置がほぼ完了する見込みで、今度は体育館のエアコン設置というのが新たな、国民というのか、住民の要求となってきているんですが、この5年間の中で大体手を加えていくわけなので、今までは温度を遮る、こういう設備がないので、幾らエアコンをやっても出ていってしまうということで言われたんですが、今の御時世ですからちゃんと断熱効果のあるものを吹きつけしたりするなどしてやれば、体育館へのエアコン設置というものも十分に可能だというふうに思いますし、もう射程距離に入ってきているので、この解消について遮温装置を組み込んでいくことについてはできないのか。それから、体育館のエアコンについてはきちっと明記して、いついつまでにということでお示ししていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 266 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 267 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 268 ◆教育部長(奥谷直人) 当面は、今申し上げました体育館の屋根・外壁改修工事を計画的に行う予定でございますので、体育館へのエアコン設置の導入については考えておりません。 269 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 270 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 271 ◆9番(山口春美) 碧南市は長い間、普通教室へエアコン設置も何だかんだ言っておくらせてきて、結果としてこういう事態になったんですが、やっぱり今度もまたおくれをとってしまうといけないので、これは文科省も通常の3分の1なり、交付団体、不交付団体でいろいろ違うんですが、通常の建物をつくるときの補助率でやりますよということも言っていますので、そうは言わずに、この5年間の計画の中で断熱材の施工、そしてエアコンの設置ということをぜひ組み込んでいっていただきたいなというふうに強く要望しておきたいと思います。時代はどんどん進んでいくので、よろしくお願いします。  それから、カとして、屋内はそういう形で済むにしても、今度、屋外対策として何らかの措置をとらなければいけないんじゃないかというふうに思うんですが、そこで、ミストシャワーを設置するということが全国的にも進んでいるようです。先日も小学校の運動会、5月なのにもう40度近いような暑さで、今度、9月には中学校の体育大会もあるようで、そこでの熱中症の心配なんかもあるんですが、写真を済みません、お願いします。  これは高浜小学校でことしから設置をされたミストシャワーで、とても生徒さんに好評だったそうです。入場門と退場門のところに置いて、本当に気持ちがよかったということです。これは安価な棒のほうのやつで、3万円か4万円ぐらいじゃないかなというふうに思うんですが、そういうものが高浜では大好評だったそうです。  お願いします。  もう一枚のほうをお願いします。  これはメーカーの名前が書いちゃってあるけど、これは扇風機型のもので、これだとネットで見ると16万円ぐらいなんですが、下のタンクに水をためて、移動可能ということでなっているものです。いろんな種類があるようですが、こういったものがあります。  それで、比較的値段もそうエアコンほどは高くないので、ミストシャワーを屋外対策のクラブ活動や部活や、そういうところに使っていくということもできるのではないかというふうに思うんですが、研究されたことや今後の導入についてはいかがお考えでしょうか。 272 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 273 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 274 ◆教育部長(奥谷直人) 今映像でお示しいただきました学校での屋外対策としてのミストシャワー機については、検討は今しておりませんし、導入の考えは今ございません。  なお、先日、小学校運動会では、その暑さ対策といたしましては、児童の席にテントを張ったり、全校一斉に水分補給や休憩時間の確保に努めたりしています。  また、首巻きの保冷剤、こちらの活用や、塩分補給用のタブレットを与えたりする学校もありました。  今年度は、市内3校が半日開催にしており、1日開催の学校においても閉会式を中止するなど、時間短縮をした学校もありました。  運動会に限らず、運動場等での活動において、気温の上昇や児童生徒の健康状態には常に注意を払い、校舎内のエアコンのある部屋等の活用など、暑さ対策に努めてまいります。  以上です。 275 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 276 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 277 ◆9番(山口春美) 高いものじゃないので、今のいろんな技術力が進展していたならば、それに対応して、ただ水を飲むだけじゃなくて、西端中学校のテントを貸してあげて、テントの下で過ごすというのもあるんですが、ぜひ検討すべきではないかなというふうに思うし、まずは反対するという姿勢はよくないですよ。まずは研究して、導入のために頑張っていくということの姿勢にしなきゃ、市長。まずはこのお断わりするというのはどうかと思いますが、その次に行きます。2番目に。  それでは、学校はぜひそういうことで、よそがやっているところもよく研究していただいて、早目の導入をしていただきたい。来年には何とか、温暖化も進んでいってしまうので、残念ながら、いずれかのやり方も試験的に1校ずつ導入していってもいいので、試験的にやりながら、早く広げていっていただきたいと思います。  2つ目のほかの公共施設ですが、水族館や臨海公園や明石公園へのミストシャワーの導入については、どのようにお考えでしょうか。  もう既に、随分前から、水族館については出口のところにシャワーをつけてという形でやってみえて、明石公園も業者さんに移ったものの、やってはみえると思うんですが、改めて伺います。 278 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 279 ◆議長(鈴木みのり) 開発水道部長。 280 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 水族館では7年前より暑さ対策の1つとしまして、第1駐車場から入り口までのアーケード部分にミストシャワーを設置いたしまして、炎天下の日に稼働しております。また、ビオトープエリアでは、梅雨が明ける6月をめどに園路の一部にミストシャワーを設置しまして、天候により稼働するよう準備を進めております。  臨海公園におきましては、ミスト噴水やトンネル噴水を有したじゃぶじゃぶ池や大噴水といった水景施設がございまして、直接水に触れて楽しめるといった点では猛暑対策につながるものと考えております。  また、明石公園におきましては、平成26年度から管理棟前の広場にドライミストの散布設備を整備しまして、暑い時期に随時散布を行いまして対応を講じてございますので、ミストシャワー機を導入する予定はございません。 281 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 282 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 283 ◆9番(山口春美) 水族館は2週間前に3,000円のものを発注していただいて、職員の方が設置してくださいましたが、すごく安価でやってみえるんだなということなのですが、臨海公園でもいろんな1人のところだとか、立って待たなければいけないところなんかもありますし、明石公園でもいろんなイベントをやるときの小さなこの舞台なんかのところには、長い間、炎天下で座っていく場面もあるわけですから、そういうところに導入できるように。  またぜひこれも、安いものから高いものまでいろいろあるので、導入を検討していただきたいというふうに思います。そんなに経費もかからずにやれることなので、1人、熱中症で死者が出たとなれば、大騒ぎになってしまうわけですから、事前の要望をお願いします。  それでは、2つ目の公民館行政のさらなるレベルアップをということで伺います。  日本共産党の市会議員団は5月30日と31日に岡山市の公民館行政を視察してきました。  公民館は戦後間もなく、国民がそれまでの軍国主義と封建的な呪縛から抜け出して、民主主義的な考えや行動を身につけて、協働の力で郷土、社会を立て直していくためにつくられたものです。しかし、90年代から生涯学習政策の中で公民館の地位が低下し、民間委託や指定管理制度の導入、職員体制の低下、教育部門から市長部局への置きかえなどが進んでいます。  岡山市は中学校区ごとに37の公民館を運営して、社会教育主事を各公民館に配置しています。また、国際連合の教育科学文化機関(ユネスコ)の提唱するESDを公民館の指針に据えて運営しています。  ESDは、Education for、いわゆる教育、Sustainable、持続可能な、Development、開発、発展の略で、要するに「持続可能な開発のための教育」と訳されています。  その内容は必ずしも新しいものではありません。公民館活動をESDという新しい視点から捉え直すことによって、個別分野の取り組みに持続可能な社会の構築という共通の目的を与え、具体的な活動の展開に明確な方向づけをするものです。また、それぞれの取り組みをお互いに結びつけることにより、既存の取り組みの一層の充実、発展を図ることを可能にしています。  現在、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といったさまざまな地球規模での課題があります。ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題をみずからの問題として捉え、一人一人が自分にできることを考えて実践していくことです。  そこで、事前に資料も差し上げてありますので、このような岡山市のESDを基本にした公民館行政について、執行部としてはまずはどのように思われたのか、御感想や御意見があったらお示しください。 284 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 285 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 286 ◆教育部長(奥谷直人) 公民館活動、こういった視察につきましては、他市での取り組み状況を学ぶことは参考になり、本市の行政を再確認できる機会であるというふうに考えております。  また、質問者おっしゃいましたように、岡山市につきましては、2014年、平成26年のESDに関するユネスコ世界会議を愛知県、名古屋市とともに開催したということを記憶しておりまして、そちらのESDを基本とした行政運営をしてみえる市ということで認識しております。  以上です。 287 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 288 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 289 ◆9番(山口春美) ありがとうございます。  それで、改めて2点目ですが、そもそも公民館とはどういう位置づけで設置されているものなのか、法的根拠と目指す目的について執行部の見解を伺いたいと思います。 290 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 291 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 292 ◆教育部長(奥谷直人) 法的根拠等はということでございますので、公民館は、社会教育法第20条において、「市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする」社会教育施設であります。  また、第22条においては、その公民館の目的達成のために行う事業として、6つの項目を挙げています。  1つ目として、定期講座を開設すること、2つ目として、討論会、講習会、講演会、実習会、展示会等を開催すること、3つ目といたしまして、図書、記録、模型、資料等を備え、その利用を図ること、4つ目として、体育、レクリエーション等に関する集会を開催すること、5つ目として、各種団体、機関等との連絡を図ること、最後に6つ目として、その施設を住民の集会その他の公共的利用に供することであります。  本市では、この社会教育法に掲げる項目を基準として計画を立て、毎年、その内容を碧南市立公民館の設置及び管理に関する条例第4条に定めた公民館運営審議会に諮り、実施をしております。  なお、この公民館運営審議会では、各公民館ごとに設置され、委員は、各学校教育の関係者、社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者、地域の活動を行う者で構成されており、それぞれの立場から公民館の運営に関して審議をいただいているところでございます。 293 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 294 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 295 ◆9番(山口春美) それで、3件目ですが、(3)として、公民館でのESDの取り組みを行うことは可能でしょうか、不可能でしょうか。もう既に学校の中でも、ESDを位置づけてやっている学校や、水族館についても、一部、これを導入してやってみえると思うんですが、公民館での導入というのはどうなんでしょうか。 296 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 297 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 298 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南市におきましては、第5次碧南市総合計画や市長マニフェスト等に基づき持続可能なまちづくりを目指しており、ほとんど全ての事業、施策がESDに関連しております。  公民館につきましても、総合計画を上位計画とした生涯学習の振興のための基本計画を盛り込んだ第2次碧南市生涯学習推進計画を策定し、ESDに関連した事業として計画、実施をしております。  以上です。 299 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 300 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 301 ◆9番(山口春美) 気持ちとしてはやっているよということだと思うんですが、それでは、4番目に、持続可能な開発目標というものを国連が17項目決めています。私はこれを見て、本当に国際的な高いレベルというのはすごいなというふうに思いました。碧南市をこれと比べると、相当立ちおくれてしまっているというふうに、残念ながら、思わざるを得ないので、改めてこの17項目について披瀝をしてください。 302 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 303 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 304 ◆教育部長(奥谷直人) 持続可能な開発目標、SDGsの17項目はということでございます。  このSDGsというのは、Sustainable Development Goalsの略です。  SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193ヵ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標であり、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されております。  それでは、17の目標を順に申し上げます。  「1、貧困をなくそう、2、飢餓をゼロに、3、すべての人に健康と福祉を、4、質の高い教育をみんなに、5、ジェンダー平等を実現しよう、6、安全な水とトイレを世界中に、7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに、8、働きがいも経済成長も、9、産業と技術革新の基盤をつくろう、10、人や国の不平等をなくそう、11、住み続けられるまちづくりを、12、つくる責任 つかう責任、13、気候変動に具体的な対応を、14、海の豊かさを守ろう、15、陸の豊かさも守ろう、16、平和と公正をすべての人に、17、パートナーシップで目標を達成しよう」。  以上がSDGsの17の目標であります。  なお、ESDは、このSDGsのうち、カテゴリー4、教育の分野、「質の高い教育をみんなに」の目標達成に向けた手段の1つに位置づけられております。  以上です。 305 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 306 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 307 ◆9番(山口春美) 本当に高いレベルで、みんなが世界中がこれに向けて、15年の計画ですから、邁進していくならば、本当に地球の危機を救うことができるという壮大な目標だというふうに思います。  それで、5つ目に、岡山市ではこれをきちっと基本に置きながら、ことしの3月に公民館の基本方針を策定されました。10ヵ年の目標を明確にしていますが、碧南市には公民館基本計画はありません。改めて計画を策定すべきはないでしょうか、伺います。 308 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。
    309 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 310 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほども触れましたが、第2次碧南市生涯学習推進計画を平成24年4月に策定し、「まなびあい 楽しさつくる へきなんし」を基本理念に、「育む生涯学習」、「活かす生涯学習」、「結ぶ生涯学習」を3つの柱として、生涯学習関係事業の基本的な考え方や方向性を示しており、この計画に基づき、公民館を初め、関係部署及び施設での事業を実施しております。  よって、公民館のみを対象とした公民館基本方針を策定する考えはございません。  なお、公民館においては、生涯学習計画に基づき、各地区の公民館を拠点とした地域活動も活発に展開されております。主なものとしましては、青少年育成推進員やおやじの会が行う親子クッキングやもちつき大会などの親子ふれあい活動、青少年健全育成推進のための啓発活動やパトロール活動などがあります。  引き続きこうした家庭、学校、地域、行政などが相互に連携する活動を支援し、一層の連携強化を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 311 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 312 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 313 ◆9番(山口春美) でも、やっぱり予算、決算のときに、ほかの会派の人たちからも出てくるのは、公民館は判で押したように同じような企画で、ほぼ同じような、余り大きく変わらない予算が毎年ついていて、せっかく2人の正規職員がいるのに、小学校に1つの公民館という高いレベルなのに、本当にそれが効果的に。もちろん、現場の職員の皆さん、頑張ってみえるんですが、活かされているのかという質問なんかも出てきて、最近は日進みらいの会がこの夜間の部分は乗っ取るという、こういう部分も出てきているので。市長は市長で2年ごとに館長をかえたりして、人事異動の面でも深く模索していく時間的な余裕を保障されてみえないというふうに率直に思います。  そこで、それだけの公民館の活動をやっていこうと思うと、ESDを基本にしながら、中身としてはやっているというふうに言われたので、やっぱり先生が必要なんです。6番目の各公民館ごとに社会教育主事の配置が必要だというふうに思うので、この辺でいえば愛教大が3ヵ月で1人1万9,000円の費用でやってみえるそうですので、計画的に資格取得に参加することを保障していただくようなことを目標を持ってやっていくことはできないんでしょうか。 314 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 315 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 316 ◆教育部長(奥谷直人) 社会教育主事の配置をということでございますが、現在、碧南市では、社会教育主事の資格を取得した職員が9名登録されております。そのうち、教育委員会には1名を配置しております。社会教育法においては、少なくとも1名を教育委員会に配置するということとされておりますので、そのように今配置をしているところでございます。  また、社会教育主事の資格取得につきましては、今おっしゃいましたような研修会場となる大学の場所だとか、長期間の通学が必要なことなど要件がございますので、順次、教育委員会に所属する職員には可能な限り、資格を取得させてまいりたいというふうには考えております。  以上です。 317 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 318 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 319 ◆9番(山口春美) 7つの公民館に2人ずつだから、二七、十四名の方がおみえになるわけで、毎年1回、お一人ということでずーっと巡回していってもいいですので、もっと早いペースで育成にいそしんでいただいてもいいと思うので、職員研修の中の1つにこれを組み込んでいただいて、それを制度化していくということが市長、必要だと思うんです。  やっぱりレベルアップを図っていかないと、それをやったらこの碧南市全体のレベルが上がっていくわけで、そこに住む7万人の市民の知的レベルの向上や、さまざまな人間的な発達、発展につながる本当に大きな仕事になると思うので、そういう職員研修の中に組み込んで、計画的にやっていくということは。努力目標ということで法律には書かれてあるんですよね、この公民館に。設置することが望ましいということで書いてあるので。どうでしょうか。 320 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 321 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 322 ◆教育部長(奥谷直人) 社会教育主事の資格の大切さは十分理解はしておりますけれども、今、公民館の職員に望まれていることにつきましては、そういったコーディネートする力もそうでございますけれども、もう一つ、新しい公民館の役割として求められておるものが地域のまちづくりの視点での公民館の役割という部分もあるかと思います。  1つには、協働のまちづくりに関する基本条例の原則でもありますように、市民及び行政は次の世代に配慮し、将来にわたって持続可能社会を築くよう努めること、これはまさしく、質問者が言われるESDの精神に合うものかというふうに思います。そのための拠点としての公民館の役割は必要かと思います。  その中で、市民と協働して事業を進めるスキル、また、意識も求められております。これは職員全体に求められることでございますので、そういう視点での職員研修が必要かというふうに考えております。 323 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 324 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 325 ◆9番(山口春美) それで、国もそうですし、市長部局に組み込むような動きも強まっていると思うんですが、碧南市としては、今部長が答弁されたように、教育長のもとで、教育部門でずっと公民館はあり続けるということで考えていっていいですかね。市長部局には予定はないと。 326 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 327 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 328 ◆教育部長(奥谷直人) 今後の公民館の運営についてはということですが、先ほどから質問者のほうからも御紹介ありますように、近年、指定管理者制度の導入や市長部局への移管などを実施する自治体がふえているということは承知はしております。  今後の市の公民館のあり方につきましては、施設の老朽化等のこともございます。その中で、碧南市公共施設等総合管理計画等の方針に沿って、適正な運営方法を図っていきたいというふうに考えております。 329 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 330 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 331 ◆9番(山口春美) 安倍内閣が憲法改悪を2020年に行うと明言し、軍備増強も実際に行われています。公民館が本来の役割を発揮し、配置職員のモチベーションを引き上げていくことが今こそ本当に時間的にも求められているというふうに思いますので、今、こういうESDで洗い直していくということは、とてもタイムリーなことだというふうに思いますので、ぜひ前に向けて、そんなにぐるぐるぐるぐる館長さんをかえないように、ちゃんと本人の希望に合わせて、公民館の職につきたいという方の意思を尊重してもらうなどの配慮も必要かというふうに思います。  それでは、3つ目のこと、質問をさせていただきます。  子育て世帯への、負担軽減のためにということです。  6月補正予算には、幼児教育・保育無償化導入支援事業費補助金として1,400万円の県費補助金と同額の委託料が計上されています。3月議会で全く答弁されなかった無償化の影響について、まず、伺います。  (1)保育園、幼稚園の保育料無償化の影響について伺います。 332 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 333 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 334 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 保育料の無償化につきましては、先週の金曜日に県のほうで説明会がございましたが、国もまだ詳細について検討中としておりまして、全容がはっきりしておりません。  示されている内容ですと、短時間、標準時間部分について、ゼロ歳児から2歳児は非課税世帯の保育料が無償、3歳児から5歳児の保育料は無償となります。  この条件で平成30年度決算見込みの数値で推計しますと、保育園分でゼロ歳児から2歳児は5万円余、3歳児から5歳児は2億4,372万円余、幼稚園は2,846万円余の保育料が無償になると思われます。  ただし、現行給食費につきましては、ゼロ歳児から2歳児は主食費、副食費とも保育料に含まれておりまして、また、3歳児から5歳児の主食費は実費徴収、副食費は保育料に含まれております。無償化に伴い、ゼロ歳児から2歳児は引き続き保育料に含まれ、3歳児から5歳児は主食費、副食費とも実費負担と国は示しているところでございます。  市の負担につきましては、今回の無償化による公定価格等が明示されていないので、現時点での影響額は不明でございます。 335 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 336 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 337 ◆9番(山口春美) 私が4月1日付の現況の入所児童について伺ってはじいたところ、公立保育園、私立保育園、認定保育園、幼稚園を含めて、5歳、4歳、3歳の子供たちは2,008人。よろしいですね。いいですか、それで。それで、ゼロ歳、1歳、2歳はそれぞれ394人。これ、全協の答弁と若干違う数字だなと思いつつ聞いていたんですが。  そのうちの非課税世帯は、ゼロ、1、2歳の394人の中でたったの12人と。しかも、この子たちの保育料は非課税ですから、毎月1,500円ですから、例えば給食が、いまだ補正予算が出ているのに、給食費の価格が示されていないというのも、国も怠慢です。こんなことをするなら、消費税増税をやめて、とりあえずきちっと各自治体が対応できるような時期まで凍結すべきだというふうに思いますけれども。  例えば200円とした場合、1食、給食を、20日でやると4,000円ですから、この非課税の12人の子供たちは現行の1,500円が逆に4,000円になってしまうので、逆転現象。しかも、3、4、5歳は基本的には全員無料になるんですが、もともと3、4、5歳の保育料は安いです。下の人は1,000円から最高でも2万400円と、基本の料金が。その中で、さっき言った給食費が入ってくると、均等割のみの2,500円も逆転現象ということになってしまいます。  こういう矛盾がある中で、公立は100%市の負担、私立は4分の1が市の負担ということで、もともと国が出してきていた財源まで碧南市に押しつけてくる。これは市長を挙げて、みんなでけしからんということを言わないかんわね。  今、市長会もいろいろ努力されてみえるようですが、このいかんということは表明してみえるの、こんなやり方で導入するのは。さっさと1,400万円でこのシステム改修は入れたけれども、中身がちっともわからないということではあかんので。まずは安倍さん、だめだよと言うことが必要じゃないですか。こんな状態で進めないですよ。私の言った数字、どこか間違っています? 338 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 339 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 340 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) まず、3歳未満児の12名の方が4,000円負担だということを今おっしゃいましたが、この方たちにつきましては、給食費につきましては、先ほど御説明したとおり、保育料に含まれておりますので、この方は負担はありません。  あと、補正予算で今回上げさせていただいたのはシステム改修でございますので、先ほど申し上げましたように、国のほうの、まだ総数は決まっておりませんけれども、システム改修はやっていかないといけませんので、その分を上げさせていただいたことで、この無償化に伴う個々の部分は、9月の補正で挙げさせていただく予定でございます。 341 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 342 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 343 ◆9番(山口春美) 9月補正といえば、周知も含めてぎりぎりで、もうやれないですよ、実際には。全部合わせても3億円、行かないんですね。幼稚園も保育園も全部、お母さん方の負担を持っていったら。ここまで来たら、もう市も、どうせ公立に100%出すつもりでいるんだから、みんなただにしちゃって、全部持っても3億円という形でやられたらどうですか。もう国ともどもというふうに思うんですが。  決まらない給食費、これは逆転現象が先ほど言ったように起こってしまうので、まずは幼稚園、保育園の給食代も碧南市はただにする。これはわずかなお金ですよね。これはどうですか。試算はしていないから。無料にする。  幼稚園も保育園も給食代はただにすると。こんなわけのわからんことをやるなら、ただにせよと。1人4,000円。だから、単純に掛ければ、2,500人分を1人、月当たり4,000円、ただにせよと。どうでしょうか。 344 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 345 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 346 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 先ほど逆転現象というお話がありましたけれども、国のほうの指示というか、連絡では、保育料は無償化となりますが、給食費で基本的に実費負担となるということの中で、お支払いしていただいている保育料を給食費が上回らないように調整することになっておりますので、トータルとして保護者の負担は軽減される予定だというふうに考えております。 347 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 348 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 349 ◆9番(山口春美) それじゃ、何、今のこの、全国ばらばらですよね、保育料というものは。碧南市は1,500円なので、1,500円、非課税の方には給食代ということで、幾らになるかわからないけど、もうこれで決定と。1,500円以上は負担にならないようにする。これは保育料で今まで出してきたけれども、給食費として切りかえて、1,500円で済みますよということでやろうとしているんですか、今は。 350 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 351 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 352 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 非課税世帯で通常の保育料が1,500円で、この非課税世帯の方については保育料は無償になりますので、負担はございません。 353 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 354 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 355 ◆9番(山口春美) ごめんなさいね、部長と話が合わないんだけど、今はゼロ、1、2歳のところは1,500円なの、最低が。だけど、そこはそういうふうにするんですかということなので、よくわからないので、まあ……。      (「つき合ってください」という者あり) 356 ◆9番(山口春美) はいはい。 357 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 358 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 359 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) ですから、ゼロ、1、2歳の保育料は、非課税の方は1,500円いただいておりますが、この方は無料になります。また、ゼロ、1、2歳の方については、給食費については保育料に含まれておりますので、実費で給食費をいただいていません。 360 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 361 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 362 ◆9番(山口春美) 3、4、5歳も保育料に含まれていますよ、保育園は。そんなことを言ったら。ということを思いますけど、明確になっていないのね。それで、非課税のほうは明確になったと。全部ゼロだと。たった12名ですけどね。  じゃ、次に行きます。  学校給食費の無料化です。  これは、実際に無料化にした場合、予算でいえば3億円ということになっているんですが、総額と人数への影響というのはどのぐらいということを改めて伺います。 363 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 364 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 365 ◆教育部長(奥谷直人) (3)の学校給食費の無料化の試算をというところでの御答弁とさせていただきます。  小中学校の学校給食費は、1食当たり、小学校は240円、中学校は270円であります。  平成30年度決算見込みの金額が、小学校が1億9,270万円余、中学校が1億1,131万円余であります。  なお、給食センターでは、給食費を食数として管理しておりますので、児童数、生徒数としての管理は行っておりませんので、兄弟軽減だとか、3人目の無償化、また、総額での影響額、こちらについての金額や人数については試算できません。  以上でございます。 366 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 367 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 368 ◆9番(山口春美) もともと日本の憲法には、憲法26条で、教育費は、義務教育は無償であるということがうたわれていて、戦後直後の1951年、私、50年生まれなので、その1年度には、日本共産党の岩間正男参議院議員が学校給食の無償化を求めたときには、当時の政府ができるだけ早く無償にしたいと答弁していたんです。  約70年間もそのまま放置してきて、できるだけ早くと言いながら、こんなに遅くなっていることで、棚上げにしてきてしまっているので、本来、これは無償でなければならないというふうに思うんですね。約3億円でしたね、小学校、中学校。  それで、安城市さんはもう既に3人目の給食費の無料化をやっておみえになりますが、上の子が18歳になるまで3人目の子は3人目として扱って、現在、6,800万円、1,402人を対象にしているそうです。  保育園は、市長が何度もやっていますと言われるように、3人目は全部給食費も長時間保育料も保育料も全部無料ですよね、今、碧南市は。いきなり小学校に入ったら、給食費は出るし、3人目である何の恩恵も受けないと。これではやっぱり大きな矛盾になってしまって、多子世帯の家計の負担を軽減することができないので、まず、3人目の分からでもやっていくという形でやれば。  安城市は全体で9億円だそうです、給食費。3分の1としても2,000万円ぐらいでやれるので、どうですか。やれる数字をお示ししたんですが。大体、それで、子供は多分700人ぐらいじゃないかと、3人目の子供さん。それで2,000万円と。さあ、市長、決断を。 369 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 370 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。
    371 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほど質問者のほうから、もともとこれは無償化ではないかというお話でございましたけれども、先ほど言いました小学校1食当たり240円、中学校1食当たり270円、保護者の方に御負担いただいておりますのは、学校給食法の第11条及び同法施行令の第2条に規定されている食材料費として御負担していただいているものでございますので、この考え方は市としては変わらないということでございます。 372 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 373 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 374 ◆9番(山口春美) でも、やる市とやらない市があるというのはあれなので、やっぱり子育て世帯の負担の重みに心を寄せたならば、それも検討していくと。すぐ隣でやっているわけですから、それも検討していくということを。それで、選択肢の中で碧南に引っ越そうか、安城に引っ越そうかとした場合に、少しでも有利な情報提供を2,000万円でやれるなら、安いものだというふうに思いますので、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  そして、今度は国民健康保険均等割の就学前無償化とした場合の対象人数と金額について、何度も伺いますが、また改めてお答えください。 375 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 376 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 377 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 平成31年3月31日時点で、国民健康保険加入者のうち、未就学児の人数は468人となっています。  金額につきましては、均等割額の医療分2万4,400円、後期高齢者支援金分9,300円の合計3万3,700円をこの人数に乗じますと、1,577万1,600円ということになります。 378 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 379 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 380 ◆9番(山口春美) ごめんなさい、給食で言い忘れたんですが、今、1,740自治体が完全給食をやっているんですが、そのうちの、去年の段階で……。 381 ◆議長(鈴木みのり) 山口議員、終わっていますので、進んでください。 382 ◆9番(山口春美) 76自治体が小学校、中学校の双方で無料化をやっているということなので、大変大きな額ですけれども、やるところはやっているということなので、絶対に無理ではないので言っておきます。  それから、国民健康保険の均等割ですが、碧南市の3万3,700円というものは、西三河9市の中で高浜に次ぐ、高浜が3万9,200円で、2番目に高いということは御存じですか。これだけの負担がこの均等割という形で全ての国保加入者にかかっているんですが、そのうちでもおぎゃあと生まれた子供さんたちにもう翌年から3万3,700円がかかってくるというのがとても重いということを率直に思いますし、これは市長会でも言ってみえるんですね、県内市長会の会長さんの禰宜田市長は。市長会でも国にちゃんと公式に、均等割と平等割をなくして、ほかの保険と同じように国保引き下げをという声を知事会はもちろんのこと、市長会も町長会も村長会も全部声を上げているんですが、1兆円出せばこれがやれると、その思い、間違いはありませんね。 383 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 384 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 385 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 各市のそれぞれの金額を今手元に持っておるわけではございませんが、均等割につきましては、地方税法に基づきながら課税をしているものでありますし、国民健康保険制度におきましても、受益に対する負担を考慮する見地などから、制度上、当然御負担をいただくものだということで認識しておりますので、よろしくお願いします。 386 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 387 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 388 ◆9番(山口春美) 市長会でちゃんと言っているの。国保は所得の少ない人が多いにもかかわらず、ほかの公務員の共済保険だとか、サラリーマンの社会保険よりも保険料が高くて、これは均等割の人頭割、いわゆる人頭割だとか、それから世帯割の平等割ということで高くなっているんだと、これ、なくしてくださいということを言っているので、これも知らんでおる間に出したじゃなくて、ちゃんとこの思いは一緒だと思うのでやっていただきたいのと、この高過ぎる均等割については、やっぱり引き下げていく必要がある。それから、子供に対する軽減措置をやっていく交付金もあるということを3月議会でもるる説明したところですが、何を聞いても知らん顔をして、今までどおり、西三河9市の中で2位のこの均等割を維持していくということはだめなので、やっぱり子育て施策としてやっていくということを踏み切っていただきたい。  市長、覚えがあるよね、この、出したことを。国に対して求めていることを知らないとは言わせませんよ。 389 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 390 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 391 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今の均等割に対して交付金があるとかというお話をおっしゃいましたけれども、これ、多分、20歳未満の被保険者に対する特別調整交付金のことだというぐあいに思っております。  平成30年度で632万8,000円、この特別調整交付金はございました。  ただ、これは30年度から国保が県の単位化になったことに伴い、碧南市に入ってくる交付金ではございませんし、愛知県のほうで碧南市の納付額から減算をされるというものであります。  また、この交付金の性質としては、減税を目的とした性質ではなく、いわゆる医療費の負担増などに対応すべき性質のものというぐあいに認識をしておりますので、よろしくお願いします。 392 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 393 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 394 ◆9番(山口春美) 違うの。認識が違います、それは。  安倍さんは、子供の保険料が高いということを、国保の、国会で言われたときに、私、一生懸命、この対策をとっていますと。たったの700万円弱ですよ。でも、一応出していると。これは国保の子供の負担軽減のための国の交付金なんですよ。  だから、それを生かして田原は、やったし、大府もやったし、今まで一宮だけだったのがふえているでしょう。この金とともにそれじゃあということで18歳まで半額にしたり、完全無料にしたり、いろんな方法が全国で進んでいるんです。これを知らぬ存ぜぬ、見て見ぬふりをしてやっていっちゃいけないので。  ゼロ歳から4歳までが1,230万円ということですから、この均等割、ただにした場合、半分、交付金が来るので、補助率2分の1で、市があと600万円、700万円出して、まずはこの4歳児までやっていくのもよし。あるいは、全部、18歳までを半分ずつ削っていくのもよし。3,000万円ですよね、大体。3,000万円かからないんだわ。  だから、そういうことをちゃんとやって。よそがやっているのに、碧南市は知っているのか知らないのか、認識が違ってもへっちゃらということではいかんので、ぜひ来年度予算も含めて。  10月から実施というのもありましたよね、今まで軽減措置なんかが。医療費無料化も10月から、市長が1期目の市長になった途端にやってくださったじゃないですか、中学卒業までの医療費無料化。10月からと私は記憶しているんだけど。だから、先進を切ってきた禰宜田市長ですから、ぜひやっていただきたいです。  それから、5番目の18歳までの医療費無料化についてです。  私たちは参議院の政策でも、今、国が小学校の入学前、未満児しか出していないので、これを小学校……。 395 ◆議長(鈴木みのり) あと15秒です。 396 ◆9番(山口春美) 寸前まで出していけば、やれるということですが、影響額について、もう一回確認します。 397 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 398 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 399 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 現在、中学生までの医療費の無料化を実施しております。これは、近隣市と比較しても標準的でありますので、まず、拡大する考えはありません。  影響額ということでありますが、高校生と中学生の人数がそれほどの変わらないと仮定すれば、中学生の平成30年度実績から、入院分で約550万円、通院分で約5,100万円と想定をするところであります。 400 ◆議長(鈴木みのり) 残り8秒です。 401 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 402 ◆議長(鈴木みのり) 9番。 403 ◆9番(山口春美) 去年の決算では460万円でしたよ、入院が。ということで、参議院選挙とも絡めて、国もちゃんとこれを、責任を持ってやっていくことを含めて、ぜひ他市と……。 404 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、山口春美議員の一般質問を終わります。終わりなさい。お願いします。 405 ◆9番(山口春美) おくれないように、禰宜田市長の来年の地方選挙の公約にも掲げてください。お願いします。  どうぞ。 406 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、山口春美議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 54分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 5分 再開) 407 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、祢宜田拓治議員の一般質問を許します。 408 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 409 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 410 ◆15番(祢宜田拓治) 皆さん、こんにちは。令和新風会の祢宜田拓治でございます。きょう初めて私の傍聴していただける方が見えて、とても緊張してうれしいです。頑張ります。  議長のお許しがありましたので、申出書に従って一問一答で、市民の安心・安全、そして安寧なまちづくりのために、今回、3件の一般質問をさせていただきます。  執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をよろしくお願いします。  まず、件名1としまして、代かき水の流出削減についてをお伺いします。  お気づきの方もおられると思いますが、同じ件名でさきの3月議会にて、自分の懸案事項でありました油ヶ淵や新川の代かき水によります白濁の削減について質問させていただきました。執行部もいろいろ削減について方策を講じて、予算もつけていただいたとお聞きし、大変うれしく思いましたし、改善するといいなと思っていたところであります。  私はほぼ毎朝、新川の横の道を通りまして、潮の満ち引きや魚や鵜、鳥ですね、鵜を見るのを楽しみにしております。毎年、5月の上旬ごろになりますと、新川の水は真っ白けになっていましたが、ことしはかなり薄く濁る程度でございました。  前回の答弁にあったような、一般の田んぼで鎮圧整地を行うことによって代かきをせずに水稲栽培を行う乾田直まきの推進と、冬季、冬場、代かき等の土壌の沈殿を促進するために塩化カリウムを施用するというようなこと、そんなような方法によりまして、こんなに改善されたのかなと本当にびっくりしました。お気づきの皆さんもおられるかもしれません。まだ白濁削減に取りかかったところばかりですが、こうもよくなるのかと驚きました。  そこで、今回、再度、白濁改善の状況についてということで取り組み状況をお聞きしたいと思いまして、質問させていただくわけであります。  まず、アとしまして、ことしの白濁改善状況についてをお伺いします。 411 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 412 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 413 ◆経済環境部長(永坂智徳) 質問者のおっしゃるとおり、市内の油ヶ淵流域の水源を見る中では、冬季代かき等による直まき栽培を実施している水田がふえているように思われます。  また、昨年度、代かき水流出軽減コンソーシアムによる機械購入助成を受けまして、安城市内の営農者が鎮圧整地に必要な機械を導入しており、代かきによらない直まき栽培による作付面積につきましても、着実に拡大をしております。  これらのことから、春の代かき面積が相対的に減ることで、白濁状況の改善が期待できるものではないかと考えております。 414 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 415 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 416 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、イ、代かき水流出軽減コンソーシアムについて伺います。  直まき栽培には、水田作を主体とする営農者のうち数件が既に取り組んでいて、鎮圧整地を行うためには鎮圧ローラーやロータリー等の新たな機械導入が必要になる場合があって、その機会導入については、県と油ヶ淵流域市とで構成する代かき水流出軽減コンソーシアムを通じて補助を実施していくと、そういう予定と伺っておりましたが、やはり機械導入には多額の投資が必要となると思いますので、行政の補助や支援が必須だと思います。  本市の補助実績や見込み等をお示しください。また、流域の安城市での導入、取り組みもわかる範囲で結構ですが、教えてください。 417 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 418 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 419 ◆経済環境部長(永坂智徳) 代かき水流出軽減コンソーシアムでございますが、昨年度に設立をされまして、平成30年度におきましてはモデル事業として、安城市内において3件の営農者が事業を活用して、鎮圧整地に必要な機械の導入を行っております。これにより、鎮圧整地による直まき栽培は3件の合計で15ヘクタールから49ヘクタールまで拡大をしている状況でございます。  今年度につきましては、安城市内で4件、碧南市内で2件の営農者が事業の活用を予定しており、現在、県の西三河農林水産事務所農業改良普及課の指導のもと、導入する機械や取り組み面積等、計画の詳細を検討しているところと伺っております。 420 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 421 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 422 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  次に、ウとしまして、県からの指示や県等との連携についてをお伺いします。  油ヶ淵や新川、高浜川は愛知県の管理、管轄ですので、環境の面から白濁の削減について、県からの方策の指示や指導はあるんでしょうか。 423 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 424 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 425 ◆経済環境部長(永坂智徳) 愛知県と油ヶ淵流域の碧南市、安城市、高浜市、西尾市の4市で構成をされる油ヶ淵水質浄化促進協議会におきまして、今年度、愛知県から提案をされた油ヶ淵の濁水防止対策のための代かき実施時に遵守すべき基準が承認をされました。  この基準では、油ヶ淵流域市に濁水流出状況の確認のための巡回が求められております。これに基づき、市では、愛知県の西三河農林水産事務所農業改良普及課、JAとも連携をする中で、代かき実施期間における油ヶ淵流域水田の巡回を行いまして、濁水の流出状況や基準が守られているかなどを確認するとともに、濁水流出を確認した際には、耕作者への啓発や協力依頼を行っております。 426 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 427 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 428 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  油ヶ淵や新川等河川の白濁削減について、県は河川管理者として一歩踏み込んだ取り組み姿勢を示したと聞いております。先ほどの答弁にありました、農家に守っていただきたい基準を提案されたのもその一環かと思われます。  実際にどのような基準を定めて、農業者への協力を依頼しているのでありましょうか。 429 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 430 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長
    431 ◆経済環境部長(永坂智徳) 油ヶ淵水質浄化促進協議会で承認をされました油ヶ淵流域水源において、農業者が代かきを行う際に守るべき基準といたしましては、全部で5項目ございます。  1つ目は、代かき水の漏水防止のために、圃場へ水を入れる前にあぜや排水口周辺を点検して、補修を行うこと、2つ目は、代かきは土の面が見える程度の浅水状態で行うこと、3つ目は、止水板を高くして、トラクターの走行時に波で水が排水口から流れ出ないようにすること、4つ目は、濁りを沈殿させるために、代かきは田植えの3日以上前に行い、作業時及び作業直後は水を落とさないこと、最後に、この4項目に加えまして、濁水防止の凝集剤、質問者もおっしゃいました塩化カリウムの散布に努めることを定め、農業者への協力をお願いしているところでございます。 432 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 433 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 434 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  県からの指示や行政の思惑もありますが、実際に営農される農業者の皆さんとのコンセンサスが得られなければ、絵に描いた餅になってしまうと思います。  前回の御答弁では、直まき栽培を行うことで田植え前の育苗作業が不要となり、作業の省略化につながるほか、通常の田植え作業と時期を分散することにより、効率的な労働分配によるコスト削減が期待できますとのことでありましたが、素人考えですと、草が生えてしまうんじゃないかなとか、除草が大変ではないかとか、どんなコストが削減されるのか等、よくわかりませんでした。これらの疑問等につきまして、農業者の皆さんは納得されているのかわかりません。協力を得る上で大切なことだと思います。  そこで、次に、エ、農業団体等との連携につきましてということで、農協や営農組合さんとの調整や連携、協力体制はどうなっているか、お示しください。 435 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 436 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 437 ◆経済環境部長(永坂智徳) 質問者御指摘のとおり、代かきを行わないことによりまして、通常の田植えと比べ、除草の回数は確かにふえております。  しかしながら、直まきを行うことで、田植え前の育苗作業が不要となり、その分の労働時間、ひいては人件費等の生産コストを削減することにつながります。  冬季の代かきによる直まき栽培につきましては、作業分散の観点からも大きな面積を耕作するオペレーターの方を中心に以前から取り組まれており、JAによりましては、直まき栽培による栽培暦というカレンダーもつくられております。  現在新たに推進をされております鎮圧方式による直まき栽培につきましても、実際に作業をされる営農者の皆様におかれては、代かき濁水の流出軽減につながるものであるということも踏まえて御理解いただく中で、JAとも連携をして、普及推進に努めてまいります。 438 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 439 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 440 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  とても白濁が改善されたといいましても、流域の田んぼから長田川等の河川を通って油ヶ淵に流れ込む代かき水が解決したわけではありません。圃場に応じた植えつけを含め、流域全体で官民一体となって継続的な取り組みが必要だと思います。  そこで、次に、オとしまして、白濁改善に向けての今後の流れ、思い入れについてお聞かせください。 441 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 442 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 443 ◆経済環境部長(永坂智徳) 本年度、代かき水流出軽減コンソーシアムの助成事業を活用して機械導入される営農者につきましては、次回の作付から代かきによらない鎮圧方式での直まき栽培面積の拡大をしていかれる予定でございます。  先ほどの答弁でも申し上げましたが、代かきによらない直まき栽培の推進につきましては、代かき面積の相対的な減少による濁水改善だけではなく、作業分散による農業経営の効率化や生産コストの削減等、担い手の育成にもつながるものであると考えております。  市といたしましては、引き続き県、JAを初めとする関係機関とも連携を密にしまして基準の啓発に努めるとともに、各事業の推進により、油ヶ淵への代かき濁水の流出軽減と水田農業の担い手の支援に努めてまいります。 444 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 445 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 446 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  農業活動や企業活動が環境と相反する場合もありますが、できればウイン・ウインの関係になりますよう、今回の場合も農業者の皆さんの省力化や増益、そして担い手育成を第一に考えながらも、環境面から、前回も申し上げましたが、代かき水の流出削減事業は、環境基本計画の自然環境の保全という基本目標にある、よみがえれ油ヶ淵プロジェクト、また、水路・河川の浄化プロジェクトにも合致する大切な事業ですので、とても改善されましたが、力を合わせ、引き続き継続的な事業推進を行っていただくことをお願いしまして、件名1を終わらせていただきます。ありがとうございました。  では、次に、件名2、あおいパークの充実についてをお伺いします。  私が以前、あおいパークに勤めさせていただいたことや、そこで前浜川口農業活性化組合の皆さんや農家の皆さん、そしてスタッフの皆さんたちに大変お世話になりまして、そこでたった1年3ヵ月でありましたが、役所生活で一番楽しかったという思い出であります。  あおいパークが大好きのため、ついつい目が行ってしまいまして、もう何度目かの質問で済みませんが、今回も気になっている項目につきまして質問させていただきます。よろしくお願いします。  まず、(1)来客数及び利用状況についてお伺いします。  昨年、20周年を迎えられて、そのときの来園者総数は何人でしたでしょうか。また、現在の総数は何人ですか。  あわせて、お風呂の入場者総数、年平均とか、それからレストランの利用者総数、これも年平均もわかりましたら、教えてください。 447 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 448 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 449 ◆経済環境部長(永坂智徳) 20周年を迎えた平成29年度末の総来園者数でございますが、2,024万1,061人、年平均が101万2,053人で、令和元年5月末現在の総来園者数が2,147万3,233人でございます。  また、同様に、平成29年度末までのお風呂、浴室の入場者総数が95万8,923人、年平均が4万7,946人、レストランの利用者総数が163万908人、年平均が8万1,545人で、令和元年5月末現在のお風呂の入場者総数が101万5,325人、レストランの利用者総数が174万4,771人でございます。 450 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 451 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 452 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御案内のとおり、開園当初、ここのあおいパークは10万人が目標でありました。今、100万人を超える来園者ということで、夢のような現在の盛況ぶりで、本当にうれしく思います。  次に、(2)としまして、施設の修繕、拡張についてをお伺いします。  あおいパークは開園が平成10年4月ですので、ことしで22年目に入っています。  私がお世話になっておりましたときは、もう10年以上前でありますが、雨漏りが絶えませんで、何度か業者に来ていただいて修理したんですが、それでも風向きによりましては、あちこちから雨漏りがしておりました。  また、何年かにわたって水道使用量が徐々にふえておりまして、何かおかしいなと思ってあちこち調べましたところ、風呂の下の配管から温水が漏れていました。温めた水が漏れておりました。急いで修繕したこともあります。  そんなこんなで、今も多分あれこれ工夫しながら、運営されているのではと推察します。  そこで、現在懸案になっている修繕、改修等ありましたら、教えてください。  また、市内の魚屋さんがあちこちで閉店されています。もうそろそろ、あおいパークでも本格的に魚売り場を設置してはどうでしょうか。以前は民間の企業、民業を圧迫してはいけないという配慮がありましたが、市民サービスのために魚売り場を設置して、市内の業者の方に運営していただいてはどうでしょうか。  また、以前から提案しておりますが、障害を持った方たちを雇用できるようなパン工房開設して、就労支援をしてはどうでしょうか。  また、小さな厨房でつくなって調理しているレストラン、本当に厨房は小さいです。壁もところどころ損傷しています。たくさんのお客さんが順番待ちをされています。  魚屋さん、パン工房とあわせてレストランを別棟で、別棟、今の本棟ではなくて別棟で建設し、より多くのお客さんを迎えられるように開設してはどうでしょうか。道の駅とまではいかなくても、もっと多くのお客さんを市内外から引き寄せる施設になれると私は確信します。  ただいま、るる私の提案を申し上げましたが、修繕、改修、拡張等についてお考えをお示しください。補助金の関係で、現建物本体を大きくしたり、事務室を潰して売り場にすることはできないと承知していますが、できる範囲での改修や別棟の建設はできると思います。前向きな御答弁を期待します。 453 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 454 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 455 ◆経済環境部長(永坂智徳) 質問者御指摘のとおり、経年劣化によりまして、雨漏りの修繕の対応には、特に苦慮している状況でございます。  そのほかには、今年度予算にて対応を予定しておりますイベントホールと和室の空調設備の更新、和室の内装修繕、観賞用温室のボイラーの更新並びに男子浴室トイレの洋式化、さらには、次年度以降の対応となりますが、水銀灯の照明器具のLED化、また、浴室のボイラー及び浴室ロビーの空調設備の更新など、施設全般にわたり多くの懸案事項を抱えている状況でございます。  なお、現在の建物配置から、本格的な魚売り場やパン工房の設置など、売り場スペースの拡張は大変に厳しく、また、新たな施設の建設につきましても多額の事業費が必要となるため、現在、事業化は予定しておりませんが、市内外を問わず、多くのお客様に魅力を感じ、御利用いただくために、既存施設の配置の工夫を行ったり、水族館を初めとする市内の他の施設の連携を図ることによりまして、利用者の確保に努めているところでございます。 456 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 457 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 458 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  ただいまの御答弁に既存施設の配置の工夫とありました。先ほども申し上げましたが、狭いところでぎゅうぎゅうになって、売り場、レストランとあちこちを運営している状況ですので、何とかしていただきたいというのが本意でございます。多額の事業費がかかると思いますが、重ねて、早急な改修等をお願いしておきます。よろしくお願いします。  次に、(3)風呂の改修、充実についてをお伺いします。  先ほどの御答弁に、次年度以降の対応として浴室ボイラーとありました。先ほども申し上げたんですが、風呂の配管の腐食は大変心配です。十数年前に1回腐食して、漏水しておりますので、いつほかの箇所で漏れたり、割れたりするかわかりません。現場で風呂の担当者に伺いますと、ボイラーは今度故障すると交換部品がなくて、修理してもらえないと言ってみえました。故障すると大変だと思います。浴室も脱衣場等も経年劣化しております。  また、知り合いの年配の女性からですが、洗い場が8ヵ所あるけど、混む時期、大体の3月ごろ、みんな券を使い切ろうということでたくさん混むようですけど、洗い場に自分の洗いかごを置いてしまいまして、湯舟から出ても洗えない。場所が確保されているので困ってしまうと。ですから、できれば洗い場をふやしてほしいんだけど、難しかったらそのかごを、自分の洗いかごを置くラック、水が滴ってもいいようなラックを置いてほしいと。洗われる前、あるいは洗った後はそこにかごを置いてくださいというような掲示していただくと、洗い場が使えるんじゃないかなと。できればそういうことをしていただきたいと要望をいただきました。  できれば全面的なリニューアルをして、とても開放的なきれいな、皆さんが見てみたいなと思うような、そういった魅力にあふれたお風呂にしていただくのが本当は理想ですが、できなければそういったちっちゃい改善もお願いできればなと思います。ぜひ前向きな御答弁をお願いします。 459 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 460 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 461 ◆経済環境部長(永坂智徳) 開園以来、ハーブのお風呂としてこれまで101万人以上の方に御利用いただき、維持管理に努めてまいりましたが、21年が経過をし、施設の老朽化が進むとともに、サン・ビレッジ衣浦等の近隣施設と比較すると、全体的に古さを感じるところでございます。  改修等により施設の充実化の検討を行わなければならない時期にあると考えておりますが、補助金の交付施設であり、また、国との協議や、建物等に係る法令等の確認など、さまざまな制約がありますので、まずはこれらの問題を整理しながら、魅力あふれる浴室となるように、改修、リニューアルを前向きに検討してまいりたいと考えております。  なお、浴室の利用改善といたしまして、棚の設置につきましては早急に検討してまいります。 462 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 463 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 464 ◆15番(祢宜田拓治) 前向きな御答弁、本当にありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  次に、(4)ガゼボの設置についてをお伺いします。  これも何度か目かの要望でございます。  保育園や幼稚園のちっちゃな子供たちがもぎ取りに来るときに、以前は歩道に集合しておりました。すぐ横は車がびゅんびゅん通っておりまして、とても危険でありましたので、何とかガゼボ等をつくっていただきたいという要望を何度か、農務課とか、それから園長さんにも言ったんですが、集合場所としまして、あるいは急な雨の避難場所として、活性化組合の事務所とハーブ園の間にひさしをつくっていただきました。ありがとうございました。  それによって幾分よくなりましたが、ひさしはないよりましなんですけど、私が思いますと、30平米から50平米ぐらいの広さで、木造の屋根と柱、床も木造で一段高くして、そこに簡易机や椅子を置きまして、休憩できるスペースをつくってはどうかということであります。  涼みながら、風を感じながら、食事をしたり、もぎ取り園でもぎ取ったイチゴやメロンなど、あるいは産直や活性化組合で買ったものを、ゆっくりもぎ取り園を見ながら、ハーブ園を楽しみながら食べたりして、そこでくつろいでもらいたいと思うわけであります。  もちろん、保育園や幼稚園のもぎ取り体験の際の急な雨が降っても大丈夫です。慌ててバスに乗り込む必要もなくなります。子供連れや孫連れのリピーターがそこでの憩いを求めて来てくれると思います。そんなガゼボの設置をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 465 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 466 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 467 ◆経済環境部長(永坂智徳) 体験農園はあおいパークの特徴的な施設でございまして、数多くの来園者に御利用いただき、また、食育推進の場といたしまして、保育園や幼稚園、学校等の団体を積極的に受け入れてまいりました。  質問者御指摘のとおり、雨天時の雨よけや日よけとなる場所の確保のために、平成26年度に体験農園の事務所に隣接する道路部分にひさしを設置し、現在は何かがあったときにはこちらのほうで待機をしていただくような形の中で、長椅子を置くなどして、休息や集合ができる場所として利用をしていただいております。  さらなる利便性を図るものといたしまして、御提案のガゼボの設置につきましては、前浜川口農業活性化組合の意見も伺いながら、また、施設全体の利用改善を検討する中で考えてまいります。 468 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 469 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 470 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  あれこれ要望、提案ばかりで恐縮ですが、これも皆、ドル箱でありますあおいパークをいかに充実させて、より多くの市外から、市内からの来園者を迎え、もっと市を活性化したいと、そういう思いからであります。  ぜひ前向きに考えて、1つでも2つでも実行していただきますようよろしくお願いしまして、次に、件名3のほうに移らせていただきます。  件名3、風呂券配布事業についてをお伺いします。  まず、(1)無料配布の経緯、実績についてをお伺いします。  利用する方にとっては、とても人気の事業であります。この事業がいつ始まって、枚数の増加状況、現在はどのくらいの方が利用されているのか、経費はどのくらいかかっているのかをお教えてください。また、元気ッス館ではパスポートを発行されていますが、その経緯、実績、わかれば経費等も教えていただきたいと思います。 471 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 472 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 473 ◆市長(禰宜田政信) 入浴等を無料とする優待券の配布は、あおいパークは平成10年度、また、サン・ビレッジは平成11年度の開館年度から実施をしておりまして、当初は12枚の配布でございました。その後、平成21年度には18枚に、24年度には24枚に増加し、平成28年度には36枚に配布枚数をふやしてまいりました。  入浴等優待券の配布実績といたしまして、平成30年度は交付人数5,551人で、65歳以上になる高齢者の31.1%の交付割合となっております。  また、交付枚数19万9,836枚に対し、使用枚数は13万8,020枚で、使用割合は69.1%と多くの利用をしていただいております。  使用枚数の内訳といたしましては、あおいパークの浴室で3万3,725枚、サン・ビレッジの浴室で9万2,627枚、プールで1万1,668枚であり、サン・ビレッジの入浴施設が全体の67.1%であります。  このほか、平成13年4月より東部市民プラザの元気ッス館で入浴施設をオープンしておりますが、その利用者は平成30年度で延べ7万2,016人、1日約250人、また、平成10年度から補助を行っております新川温泉では、現在、月4回、年間48回の無料開放を行っており、平成30年度、延べ3,245人、1日約68人の利用をしていただいております。
     経費につきましては、サン・ビレッジへの利用料で3,823万円余、新川温泉への補助金が189万円余、元気ッス館及びあおいパークの入浴施設はそれぞれの施設経費として計上されておりまして、入浴施設のみの経費を分けておりませんので、よろしくお願いいたします。  以上です。 474 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 475 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 476 ◆15番(祢宜田拓治) 丁寧な御答弁ありがとうございます。  大変多くの方々が利用されております。それも余り大きな経費ではなくて、市長が言われるコストパフォーマンスは非常に高いのではないかなと思われる事業だと思います。いろいろな手法を考えて、お風呂に行っていただこう、ちょっとお出かけしていただこうと、そのように考えられていることがうかがい知れます。  次に、(2)介護予防、認知症予防、ひきこもり防止等、高齢者福祉向上事業として大々的に発展させてはどうかということで、まず、アとしまして、他市の無料配布状況についてお伺いします。  三河地域等で本市のような一部事務組合で清掃センターを運営しているところがどのくらいあるかわかりませんし、余熱利用でお風呂を運営しているところがあるのか、また、なおかつ無料風呂券とか無料パスポート等を配布しているところ等々がありましたら、配布枚数等、あわせて教えてください。 477 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 478 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 479 ◆市長(禰宜田政信) 地方公共団体や一部事務組合、第三セクターなどが運営する入浴施設で、市が高齢者優待サービスを実施しているのは、名古屋市を除く県内37市のうちで31市ございます。そのうち、高齢者向け施設において、身分証明書や利用証などの提示により無料としている市が19市、無料と割引の制度を持つ市が6市、割引制度のみで実施している市が6市となっております。  しかし、年間を通じて無料としているのは、高齢者の利用を対象とした福祉センター内にある入浴施設、東部市民プラザ内の元気ッス館のような施設がほとんどでございまして、本市のようにサン・ビレッジやあおいパークで36回、民間の銭湯で48回を無料で入浴できる市はほとんどございません。  こういった状況から、本市の高齢者入浴サービス事業は、他市と比較しても特有の施策の1つと考えております。 480 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 481 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 482 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  入浴という切り口で、特有の施策を推進されているという御答弁であります。  そこで、次に、イとしまして、風呂券配布枚数の拡充についてをお伺いします。  現在、年間36枚の配布であります。今は使わない方の券をいただいて利用できるようになったので、もらってしょっちゅう利用されている方もいるとお聞きしております。大体みんな同じような時間帯に行かれますので、お風呂で仲よくなることも大いにあって、あんた、誰だとか、あんた、同級生だねとか、同級生の弟かと、そういうことで会話が非常に弾むと聞いております。  お出かけ感覚で、友達に会いに行くような感じでお風呂に行きまして、さっぱりして、大いにしゃべって、帰りにビールでも買って帰って1杯やろう。何てすばらしい。理想的な1日の終わり方だと思います。介護や認知症が尾っぽを巻いて逃げてしまうような、そんなすばらしいことではないかと思います。  事ほどさように、人からもらうのもいいですが、配布枚数をふやして、もっと家から出て、お風呂やプールに行って、心と体の元気づくりをしていただくというのはどうでしょうか。絶対に介護予防や認知症予防、ひきこもり防止に資すると思います。枚数拡充に対してのお考えをお聞きします。よろしくお願いします。 483 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 484 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 485 ◆市長(禰宜田政信) 入浴施設の利用を促進することは、高齢者の外出を促し、健康保持、コミュニケーションの場として、介護予防、ひきこもり防止、社会とのつながりを持つ上でも大変重要でございます。  また、公共の入浴施設は、利用者の多い少ないに関係なく、施設を運営している以上、一定の経費は必要なものなので、たくさんの市民の皆様に御利用していただいて、大いに喜んでいただけたらと考えております。  入浴優待券の配布枚数の拡充につきましては、各入浴施設におきまして、先ほども申しましたように、入浴人数と経費との関係はほとんどありませんので、固定費状態で運営しておるわけでございますので、あとはその容量等もございますので、そんなことも考えながら、拡充の方向で検討させていただければありがたいというふうに思っています。 486 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 487 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 488 ◆15番(祢宜田拓治) 大変前向きな御答弁ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。  では、次のウ、握力計や骨密度測定器等の設置についてをお伺いします。  自分の体調管理や躯体維持、体の健康維持のために、今申し上げました機器や危険のない簡単な筋力増強の器具を置いてはどうかと思います。  本格的な筋トレは筋トレルームに行っていただければいいので、毎日、風呂に行ったついでに簡単にできる運動、あるいは計測をしてもらうのはどうでしょうか。余り経費もかからず、スペースもとらないので、3ヵ所とも設置できると思いますので、ぜひ設置をお願いしたいと思います。 489 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 490 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 491 ◆市長(禰宜田政信) 握力測定は、身体能力を測定するだけではなく、全身の筋肉が低下した虚弱の状況を早期に発見するためにも有効なものであると認識しております。また、最近の体重計には、体重、身長、年齢などを入力することで、骨量や筋肉量、体脂肪率などが瞬時に測定できるものも安価で販売されております。  簡易な測定でありますので、測定値により不要な不安や混乱が起こってはいけませんが、標準的な測定値表を掲示し、自身の体の状況を確認することで、1つの目安として利用していただくことはよいのではないかと思いますので、予算の関係も含めまして、設置を考えてまいりたいと考えております。  また、簡単な筋力トレーニングができる器具を配備しておくことにつきましては、元気ッス館及びあおいパークには筋トレルーム60がございます。ここではトレーナーがそれぞれの利用者に合ったトレーニングを指導しておりますので、安全に安心してトレーニングを行っていただけます。ぜひそちらのほうで御利用いただければと思っております。  また、先月の21日から水上スポーツセンター1階に3ヵ所目の筋トレルーム60が開設されました。ぜひ御利用いただき、あわせてサン・ビレッジのお風呂も御利用いただければと考えております。  今後、こうした事業を実施しながら、高齢者の皆様の介護予防、認知症予防、ひいては健康寿命の延伸に取り組んでまいります。 492 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 493 ◆議長(鈴木みのり) 15番。 494 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございます。よろしくお願いします。  積極的な取り組みをしていただけそうということで、やる気を感じることができます。大変うれしく思います。善政、いい政治、市民本位のいい政治の1つであると思います。  お風呂の無料券配布事業は高齢者の福祉向上に大いに資する事業だということは、皆さんも同一の意見であろうかと思います。ぜひ拡充して、内容を充実して、世界に誇れる事業として広くPRしていただきたいと思います。より碧南市の名を高め、広めるツールにしていただければと考えます。  市長はよく変な冗談を言いますが、これも多分、本人が超真面目で、堅実であるその照れ隠しではないかと私は推察します。その超真面目で堅実な市長が碧南市政をますます元気で明るく推進していただくことを祈念しまして、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 495 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、祢宜田拓治議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 48分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 496 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、加藤厚雄議員の一般質問を許します。 497 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 498 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 499 ◆4番(加藤厚雄) こんにちは。公明党の加藤厚雄でございます。私がこれが最後ですので、よろしくお願いします。  通告書、一番最後に出して、番号を引いたら、一番最後の番号でした。そういったこともあります。傍聴人も一人もいない中をしっかりとやっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  件名1、専決処分についてと。  専決処分について、過去に質問した議員は多分いなかったんだろうなというふうに想像しますけれども、地方自治法の179条に基づく緊急的な専決事項と、180条に基づく委任による専決事項というの、あるんですけれども、市民が専決事項と聞いても何のことかわかりませんし、また、字も「専門」の「専」、「専ら」という字なんですけれども、まず、一番最初に、専決事項というのはどういうことなのというふうに解釈をしているかということについてお尋ねいたします。 500 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 501 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 502 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  専決処分について、議員も言われましたが、地方自治法第179条に規定をされておりまして、これは特別な場合に限り、議会の議決を経ずに、地方自治体の長が議決したものと同様の効果を得るものでございます。  この特別な場合とは、本来なら議会の議決を得るべきものが議会の議決を得られないときに、普通地方公共団体の長の権限として、専決処分が認められているということでございます。 503 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 504 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 505 ◆4番(加藤厚雄) 今回聞くのは、あくまでも平成30年度までの碧南市における専決事項についてお聞きをするわけであります。今副市長が言ったように、特別な場合と。通告書にも一応書かせてもらいましたけれども。  もう一個は、専決した後に承認されようがされまいが、これに効果があるというところに専決事項のいかがなものかというのが若干議論があるというのが今の状況ですので。  通告書にも書いておきましたので、特別な場合というのは。これを一個一個、どのように認識しているかというのをアからエまで一気に行きますので。  アが、議会が成立しないときと。市長が議会が成立しないというふうに、どのような場合に判断して、専決処分をするのか。  イとしては、会議を開くことができない。これ、113条の告知の義務というようなこともありますけれども。  あと、次のウの時間的余裕がない。でも、これも101条を含めて、また、この平成17年12月の地方の自主性・自律性の拡大及び地方議会のあり方に関する答申には、単なる時間的余裕がないというところからもう一歩踏み込んで判断していますので。  エとしては、議決すべきを議決しないときと。多分、この中に該当したがゆえに、過去、碧南市においては市長が専決処分したというふうに思うんですけど、このアからエはどのように捉えているかというのを順番にお聞きいたします。 506 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 507 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 508 ◆副市長(松井高善) それでは、順番に申し上げていきます。  まず、アの議会が成立しないとき。これは自治法の113条に記載がございますが、これは、議会が招集されても議会の在任議員数が議員定数の半数に満たないため、会議が開催できない場合。あるいは、議会が一旦開かれた後に、議員等の辞職などによりまして、在任議員数が議員定数の半数未満となったために会議が開催できない場合など、当該議会の在任議員数の議員定数の半数に達しないために議会が法律上、議会として適法に活動する能力が備わっていない、こういう場合をいうのでございます。  それから、続きまして、イ、会議を開くことができない場合。これ、113条、117条でございますが、地方自治法第113条には、「普通地方公共団体の議会は、議員の定数の半数以上の議員が出席しなければ、会議を開くことはできない」と規定をされております。  また、同条のただし書きには、議員定数の半数未満の出席で、例外的に会議を開き得る場合が規定されております。  第113条ただし書きの場合において、なお議会を開くことができないときとは、この例外規定を適用しても会議を開けない場合をいうものでありまして、このような場合には議会としてもはや会議を開いて議決すべき案件を議決できない状態にあると考えられることから、長が専決処分できるとしているものでございます。  それから、ウでございますが、これは時間的余裕がない。告知期間101条でございます。平成17年12月の地方の自主性・自律性の拡大及び地方議会のあり方に関する答申にございます。  地方自治法第101条には、「普通地方公共団体の議会は、普通地方公共団体の長がこれを招集する」と規定されております。また、同条第7項には、招集は、開会の日前、市にあっては7日前までにこれを告知しなければならないと規定されております。  平成17年12月の地方の自主性・自律性の拡大及び地方議会のあり方に関する答申とは、地方制度調査会から内閣総理大臣に対して行われたものでございます。これを受けまして地方自治法第179条は、それまでの「議会を招集するいとまがないと認めるとき」から、「議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき」というふうに改正をされております。  つまり議会開催におきまして、全ての議員が開会までに参集し得る時間的余裕を置いて告示しなくてはなりませんが、時間的余裕を置いたのでは時期を逸することが明らかである場合でございます。  それからもう一つ。最後に、エでございます。  議決すべきを議決しないときでございまして、議決すべき事件を議決しないときとは、議決を得ることができない一切の場合でございます。議決が得られない原因が議会が故意に議決をしない場合はもちろんのこと、外的事情に基づく場合も含まれるものと理解をしております。  例えば、議会が調停案の議案を議決しない旨の意思を明確にして、当該議案を長に返却したと。会期の定めがあるにもかかわらず、いたずらに会期を費やして、法定の期間または相当の期間内に議決をしないとき。また、会期を定めないで、故意に議事を長引かせて、法定の期間又は相当の期間内に議決をしないときなどの議会が故意に議決をしない場合や、議会開会後、天災地変等のために法定の機関又は相当の期間内に議決が得られない場合等が考えられます。  以上でございます。 509 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 510 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 511 ◆4番(加藤厚雄) 自治法の180条から、休んでからまた聞こうかと思いますので、繰り返しになりますけれども。  じゃ、順番どおり、通告書のとおり、オということで。  次の議会に報告して、承認を得ると。これが専決事項で決めておいて、議会がたとえ承認しなくても、効果としては全然あるわけであって、そのことについて粛々と承認議案として出しているのか、どのように捉えているかというのを、これもお聞きします。 512 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 513 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 514 ◆副市長(松井高善) 地方自治法第179条第3項には、専決処分後における最初の議会におきまして報告し、承認を求めなければならないと規定されております。また、議員がおっしゃられたように、議会の承認が得られなかった場合においても、この処分の効力には影響はないということでございます。ただし、政治上の責任は残るというものでございます。  この場合、第4項には、長は速やかに必要と認められる措置を行うことを義務づけております。  以上でございます。 515 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 516 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 517 ◆4番(加藤厚雄) これが179条に基づく緊急の専決処分と。次に来るのが180条の専決処分ということで、この180条に書かれている「権限に属する軽易な事項」と。これも決まっているんでしょうけど、これを今どのように判断しているかというのをお聞きいたします。
    518 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 519 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 520 ◆副市長(松井高善) 地方自治法第180条第1項におきまして、「議会の権限に属する軽易な事項で、その議決により特に指定したものは、普通地方公共団体の長において、これを専決処分にすることができる」と規定されております。これは、長が議会の委任を受けた議会の権限に属する軽易な事項につきまして、議会にかわって意思決定をし、これに基づいて専決処分することをいうものでございます。  また、議会における選挙、決定、議会の同意、意見書の提出、諮問の答申、請願の採択など、当該権限を議会みずからがこれを行うことを予定しているもの、あるいは議会がその意思又は意見を表明するのでなければ意味をなさないものなどは、委任ができないと考えられております。  そして、軽易に該当するかどうかの認定は議会が行うものでありまして、客観性のあるものでなければならないと考えております。 521 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 522 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 523 ◆4番(加藤厚雄) そこで、委任する項目というのは、本来は議会が決めるってことで、次に、議会の議決事項の専決処分と、碧南市における議会が委任している、その碧南市の委任事項というのはどういうことなのかというのをお聞きいたします。 524 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 525 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 526 ◆副市長(松井高善) この地方自治法第180条第1項におきまして、本市では、議会の権限に属する事項中、市長において専決処分することができる事項といたしまして、平成9年2月27日議決され、同年の4月1日から施行されております。  その中で、地方自治法第96条第1項の議決事項のうち、1、市が当事者である和解で、その目的価格が1件50万円以下のものに関すること。ただし、交通事故に係るものにあっては、自動車損害賠償保障法による保険金額の最高限度額に相当する額以下のものとする。また、2といたしまして、法律上、市の義務に属する1件50万円以下の損害賠償の額を定めること。ただし、交通事故に係るものにあっては、自動車損害賠償保障法による保険金額の最高限度額に相当する額以下のものとすると規定されております。 527 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 528 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 529 ◆4番(加藤厚雄) そうなってくると、本来、損害賠償にしても50万円以下のと、若干付随している説明もありましたけど、それ以外は、本来は議会で決めることというふうな認識でいいんでしょうか。いいの、これ。 530 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 531 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 532 ◆副市長(松井高善) 専決処分事項を指定するのは、例えば議案の提出権につきましては、市長にはないということで理解をしております。 533 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 534 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 535 ◆4番(加藤厚雄) だもんで、180条に関しても、こういったことは軽易なことだから、別に専決しても支障ないんじゃないかというのがこの意味の。だから、これは専決してもいいんですかねというような提案すること自体も市長にあるのかないのかというものをウで聞いていますので、これ、もう一遍確認して、お聞きします。 536 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 537 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 538 ◆副市長(松井高善) 先ほど申し上げましたが、その議案の提出権については市長にはないということでございまして、あえて言いますと、議長に対して事件を指定して、議決を依頼することができるだけでございます。 539 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 540 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 541 ◆4番(加藤厚雄) となると、本来議決すべきことというのは、本来は議会が決めて、委任することも議会が決めると。議員が。だから、項目がこれで簡単だから、うん、もっと広域に解釈するのならば、179条にしてもいろんな理由があるときに、それは専決処分をすることができると。  だが、しかし、その判断というのは、先ほど言ったように、議会が成立しないだとか、会議を開くことができないとか。  だから、そういったのが専決処分するのは市長なんだけれども、事情によって議会が開くことができないとか、議決しなかったと、だからといって判断するのは誰なんでしょうか。これは難しいと思うんだな。自分で聞いておってわかるな。 542 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 543 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 544 ◆総務部長(金沢宏治) まず、179条の市長の専決処分というのはここに書いてあるとおりで、長の決定に基づいて処分するものです。その判断は、当然、市長がするものということでございます。  ただ、その条件が179条を適用したということであっても、これはなぜここまで書いてあるかというと、要は議会軽視ではだめだと。これは本来議決することが地方行政のあり方だということでございますので。  あくまで179条というのは、市長の責任において専決処分する。ただ、その条件として、今、アからエでしたっけ、説明させていただいたとおり、それにクリアするものについては専決処分してもいいという考え方であると思います。 545 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 546 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 547 ◆4番(加藤厚雄) 急遽、総務部長が出て、お疲れさまです。  この3番まで聞きましたので、それじゃ、179条における、本来は議会が議決しなければいけないけれども専決したというのは、過去3年間で何件あったのか。  そこから聞こうか。じゃ、179条の件数だけ、まず聞きます。 548 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 549 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 550 ◆副市長(松井高善) 179条だけお答えいたします。  補正予算案件4件と条例案件の3件、計7件でございまして、その理由は、全て時間的余裕がないということでございます。  以上です。 551 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 552 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 553 ◆4番(加藤厚雄) だから、7件とも時間的余裕がないと。それを今検証しようにも、本当にこれが緊急で時間がなかったかというのが検証しようにも検証しようがないですけれども。時間がないというのを大ざっぱにまた聞くと、大変かもしれんけどね。何日あれば、市長が議会を招集して、決めることが一体可能なんでしょうかね。 554 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 555 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 556 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほど、市長の告示というのが7日前ということは法律で決まっておりますが、正直言って、ケース・バイ・ケースでありまして。  例えば、先ほどの時間的余裕という表現の中で、議員の皆さんが現実的に参集できる期間ということもうたっておるわけですが、それが何日間というのは決められておるものではありません。  もう一つ、議会を開いたり、いろんなところについては、資料を作成することが必要です。事務的にいえばですね。そういったものが国の法律だとか、そういった改正の中できちんと間に合うかというのは実務上の問題がありまして、ただ、何日あれば参集できるかというのは、ケース・バイ・ケースと言うしかないと思います。  以上です。 557 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 558 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 559 ◆4番(加藤厚雄) 次に、180条のほうの委任されたやつで専決処分をした件数だけ聞きますね。もう理由は要りませんので。 560 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 561 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 562 ◆副市長(松井高善) 180条におきましては8件でございまして、和解及び損害賠償の額についての専決処分でございます。 563 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 564 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 565 ◆4番(加藤厚雄) ここで聞くのは、いつもはそうやって時間がないからということで専決処分について。  でも、私も議員をやっていたらわかるんですけど、この3年間でも、がしかし、あえて臨時会をやって決まったという物件があったと思うんですけれども。その物件と、なぜそれは専決せずに決めたかというのを教えてください。 566 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 567 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 568 ◆副市長(松井高善) 皆様もよく覚えてみえるかもしれませんが、平成29年度一般会計補正予算(第3号)、平成29年8月17日議決において損害賠償請求を上告受理、申立事件における平成29年4月25日に最高裁判から上告不受理の決定が出されたことに伴う第2審の判決が確定したための損害賠償等に係る補正予算1件でございます。  具体的には、病院の損害賠償の事件でございます。  また、もう一つ、上告まで行ったという、その経緯などから判断いたしまして、これは臨時議会に開催して議決をお願いしたというものでございます。  以上です。 569 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 570 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 571 ◆4番(加藤厚雄) だもんで、わかりやすく言うと、臨時議会はやろうと思えばできると。ただ、その内容が軽易だから、別に議会を通さずに専決してもいいという、何か議会を軽視しているようにも思えなくもないというふうに私は思うんですよね。だから、時間がないからやらなかったというよりも、軽易な内容だからやらなかった。  だから、軽易な内容でやらなくてもいいというのは本来は180条であって、179条のことをやるというのは議会の軽視ではないかというふうに思いますので、そうであるならば、(4)の議会と執行部の中で委任による専決事項というのを若干定義づけして決めるだとか、または179条の専決する前に議会のほうに何らかの説明をするだとか。  説明もないまま、知らないまま、あっ、専決されましたというのが多いというふうに感じますので、179条、180条についてもそうなんですけれども、委任による専決処分ということについてはどのようにお考えでしょうか。 572 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 573 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 574 ◆副市長(松井高善) 議会の委任による専決処分につきましては、さきほどの答弁で申し上げておりますけれども、あくまでも議会の権限に属する軽易な事項ということでございます。先ほど申し上げた50万円以内というものということでございまして、この専決処分事項の見直し議案のこれを提出する権限というのが市長にはございませんということでございます。 575 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 576 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 577 ◆4番(加藤厚雄) ですので、なるべく専決する場合は、これを専決すると事前に言ってくれないと。専決した場合、もう承認してもしなくても効果が変わらないというのなら、承認せずにそのままほっておいてもいいわけであって。だから、それが本当にいいのかなというのが感じますので。  だから、(5)に行きますけれども、6月議会は、碧南市においては4月やら5月に臨時会をやっています。選挙の統一地方選もあるし、刈谷、今度、6月、7月ですけれども、そうなってくると若干、臨時会も違いますわね。  だから、臨時会でも余り出てくることがなくて、6月、9月の定例会のほうで専決しましたとかと言って、ああ、そうですかとか言って終わるのがいいのかどうかというのと、今後どのように対応していくかということをまずお聞きします。 578 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 579 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 580 ◆副市長(松井高善) 突発的な条例の改正であるとか、補正予算議案における一般的な取り扱いといたしましては、当然でございますけど、直近の市議会定例会で議決をいただく、これが原則であることは認識をしております。  また、本市の場合、4月、5月に市議会臨時会が開かれる年も多いということでございまして、したがいまして、4月、5月に突発的な事例が生じた場合は、こうした機会を捉えまして議案の提出をさせていただき、御議決をいただくのが本来であると考えております。  しかし、タイミング的にも、先ほど申し上げた困難である場合、やむを得ず、専決処分の承認をお願いしている。やむを得ずということでございますので、よろしくお願いいたします。  こうした考え方につきまして、近隣各市も共通であると思っております。お尋ねの今後につきまして、地方自治法第179条における長の専決処分につきましては、あくまでも例外的な取り扱いであることを肝に銘じまして、まずは議会により議決をいただくのが基本として対応してまいりますので、よろしくお願いいたします。 581 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 582 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 583 ◆4番(加藤厚雄) 今、答弁の中で、やむを得ずとか、例外。例外と言いながら、毎年数件出てくるというのは、それは例外というのかどうかというのはわからん部分もありますけれども、本来は、専決処分に当たっては何かの動きをするといっても、市長側には提案権すらないということですので、議会のほうでしっかりと進めて決まり事を決めるというのが一番大事じゃないかなというのを議長に話だけはしておく。この場でしておいて、何らかの方法で、またこちらのほうで提案をしていきたいというふうに思います。  続いて、件名2、昨年の12月ですかね、出入国管理法が改正の法律が通って、ことしの4月1日から施行されたということで、今後、この流れからいうと、外国人が非常に数万、数十万とふえてくると。碧南にとってみても。また、認定だとか、1号、2号とありますけれども、最終的には2号になれば、更新すればずーっとおれるわけだもんで、そういうことを考えると、この管理法が変わることによって、碧南市の考えというのはどのように今考えているかというのをお聞きいたします。 584 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 585 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 586 ◆市長(禰宜田政信) 改正出入国管理法では、新たに創設された在留資格がございまして、特定技能1号と特定技能2号です。  特定技能1号は、一定の知識や技能が必要な仕事で、ある程度、日本語による日常会話と生活ができる方ということで、この場合は最長5年の滞在が認められます。  特定技能2号は、熟練した技能が必要な仕事で、配偶者と子供の帯同が許可されておりまして、在留期間の延長ができるため、事実上の永住が可能となります。  この改正は各業種の人手不足を外国人労働者で補うことを目的としておりまして、特定技能1号の受け入れの初年度である令和元年度は全国で4万7,550人ということで、碧南の人口で案分すると大体30人程度が見込まれているため、当然、本市においても外国人が今後さらに増加するものと思われます。  参考までに、本市では5月末日現在で5,161人の外国人が居住されておりまして、この中で、特定技能1号、2号の在留資格者は、現在の時点ではおられません。  外国人居住者は碧南市の人口7万3,195人の7.1%を占めておりまして、これは前年同期と比較しまして690人の増でございまして、主な国籍はブラジル2,591人、ベトナム791人、フィリピン525人、中国313人、インドネシア298人、ペルー189人、アルゼンチン98人と多国籍となっております。
     これらの外国人を労働者並びに生活者として受け入れて、より活躍をしていただくために、市としても支援策が必要であるというふうに認識しておりまして、多文化共生の観点から外国人住民が多いほかの自治体と今協力して支援策を考えるために、具体的な準備を進めているところでございます。 587 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 588 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 589 ◆4番(加藤厚雄) 最終的には、特定技能2号の人が更新さえすれば永住できると、また、妻子も同居することができると、それを考えると、ことしの4月1日からですけれども、日本で働く外国人の支援する制度だとか、相談窓口を設けないと。一番大きいのは言葉の壁でしょうけれども。そういったところには、例えば碧南が人手不足になってもいけませんので、そういった相談窓口等についてはどのように考えているかというのをお聞きいたします。 590 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 591 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 592 ◆市民協働部長(鳥居典光) 日本で働く外国人が増加することは、その家族も含めて地域社会で生活する外国人が増加することとなり、雇用だけでなく、生活相談への対応も必要となってくると思われます。  国では、外国人の在留手続、雇用、医療、福祉、出産、子育て等の生活にかかわるさまざまな事柄について適切な情報提供や相談場所に迅速に到達できるよう、都道府県や外国人が多く生活する地域への相談窓口の設置を進めております。  現在、本市では、ポルトガル語、スペイン語相談を毎週月曜日の午前中に開催しておりますが、今後、市内における外国人の就労生活状況や国、県の相談窓口の整備状況を踏まえまして、関係機関、近隣市と連携をしながら、対応策を考えていくというつもりでおります。 593 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 594 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 595 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと対応策を考えて、なるべく、人手不足であるならば、また、それが将来生じるだろうと思われるならば、しっかりと対策を練らないといけません。  順番が逆になりましたけど、(3)運用方針じゃ、ここに書いてあるけれども、14の分野に限られておるんだけれども、介護、建設、農業、外食業など書いてありますけれども、本当に碧南市では今人手不足が深刻なのか、また、今はそうでもないけど、将来的に不足なのかと。不足していなければ支援策は要らないということですので、これは順番、逆になりましたけど、お聞きをいたします。 596 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 597 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 598 ◆経済環境部長(永坂智徳) 外国人労働者を受け入れるこの14業種に限定しての答えではございませんが、最新の4月の有効求人倍率では全国で1.63倍、愛知県では1.99倍、本市が含まれますハローワーク刈谷管内では2.06倍となっておりまして、統計的な数字では、人手が不足している状態であると認識をしております。  また、市内の状況でございますが、大手自動車関連企業の業績が好調なこともありまして、求職者が大企業に流れてしまっているような傾向がうかがえます。  また、企業訪問におきまして、経営者の方と情報交換をする中では、人材確保に大変苦慮しているといった御意見を伺うことも多くありまして、このように統計的にも、また、実態といたしましても、人手が不足しているといった状況であると考えております。 599 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 600 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 601 ◆4番(加藤厚雄) 人手が不足しているというのを認識した上で、外国人の方が生活する上の生活環境の整備というのもある程度。全部やっちゃうと、逆に日本人がその言語を読めないとかなっても困りますけど、そういった生活環境の整備の充実というのはどのように考えていますか。 602 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 603 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 604 ◆市民協働部長(鳥居典光) 先ほど議員がおっしゃったとおり、外国人が日本で働く、生活する上で、最も必要で大切なものというのは言葉であると思っております。  当市には既に日系人や技術実習生を初めとする多くの外国人が生活しております。生活に必要な日本語能力を高めるため、毎週日曜日に日本語教室ボランティアによる在住外国人に対する日本語教室を開催しております。  また、受け入れ側である日本人向けの研修として、やさしい日本語でコミュニケーションをとることを学ぶやさしい日本理解講座を昨年度開催しております。これは、日本語ボランティアだけでなく、一般の方にも広く受講生を募り、今年度も開催する予定をしております。  多言語化する外国人に対応するため、自動翻訳機、ポケトークと言われるものもその1つですが、を利用しております。学校教育課に導入したことに続き、小中学校、幼稚園、保育園においても順次導入してまいります。さらに、市民課、こども課におきましても、導入を予定しているところであります。  碧南市のホームページにつきましては、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語に対応しているほか、へきなん防災メールでは、英語、ポルトガル語、スペイン語で配信をしております。  先ほど市長も申しましたとおり、多文化共生の推進のため、外国人の割合が多い自治体と情報交換や連携を図っていく予定をしておりますので、よろしくお願いします。 605 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 606 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 607 ◆4番(加藤厚雄) 今、ポケトークの翻訳機のことが出ましたけれども、これはことし予定をしているということでしょうけれども、もう一回、予定しているというのの台数がわかれば。予定なのか、入ったのか、どっちですかって、もう一度、答弁を。 608 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 609 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 610 ◆市民協働部長(鳥居典光) 現在、導入済みが小中学校5台、幼稚園2台、保育園2台、学校教育課1台の10台であります。  今年度中に予定しておるのが小中学校9台、幼稚園4台、保育園3台、市民課1台、こども課1台の18台、合わせて28台になるということであります。 611 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 612 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 613 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと翻訳機を使って、あと、丁寧に対応してほしいかなと。翻訳機があっても、外国人を見ても知らんまま通り過ぎるということがないようにお願いしたいなというふうに思います。  それで、(5)。  先ほど言いましたように、約5,161人。パーセンテージでいうと7.1%と。そうなってくると、今、多分、消防団には外国人はいないと思うんですけれども、外国人が消防団に加入することについてのお考えというのをお聞きいたします。 614 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 615 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 616 ◆市民協働部長(鳥居典光) 現在、碧南市の消防団に外国人はおりません。  消防団の行う消火活動には、家屋の破壊を伴う消火活動や、災害現場以外の私有地への立ち入りなどの公権力の行使にかかわる行為があり、平成28年9月議会でも答弁したとおりでございますが、消防団員には現行法令上、消防吏員と同様に、一定の公権力を行使する権限が与えられております。  公権力の行使を行うためには、日本国籍を有することが必要であるという原則がございます。このような背景から、日本国籍を持たない外国人を消防団員に任命するかどうかにつきましては、各市町村の判断において、消防団員に付与されている権限を適切に対処していくことが必要とされております。  滋賀県では、母国語、英語、日本語が堪能な留学生に呼びかけ、機能別消防団という役割で、地域の割り当てを行わず、避難時の避難誘導や避難場所での通訳、平時の外国人向けの防災活動など、公権力の行使が伴わない範囲で活動をしております。  愛知県内を見てみますと、安城市や弥富市が公権力の行使を行わない範囲で、日本語が堪能でコミュニケーションがとれることなど一定の条件のもと、消火活動の後方支援員や啓発活動などを行っているとお聞きしております。  多文化共生社会の中、外国人消防団員としてどのようなことができるのか、どのような役割が考えられるのか、どのような課題があるかなど、消防団としっかりと協議を重ねる中で検討してまいりたいと考えております。 617 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 618 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 619 ◆4番(加藤厚雄) だから、各市の判断に任されるということで、公権力を、そうであるならば、行使しないような、先ほど言った、全国にあるような避難所の通訳というのも事前に決めておけば、ポケトーク自体が充電できないような状態にもなるかもしれませんので、そういった後方支援でもいいですので、参加できるような形を、何らかを考えていく時代にもう入りつつあるなということを話して、次に行きたいと思います。  (6)当然、最終的には、妻子も一緒に住めるようになるということになると、小中学校の就学についてですわね。国によっては、小中学校は義務教育になっていない国もありますので、小中学校に通っていないという方もみえるそうですけれども、外国人の子供の小中学校就学の現状と、今後、促進をどうするのかについてをお尋ねいたします。 620 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 621 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 622 ◆教育長(生田弘幸) 平成31年4月現在で、市内の就学すべき年齢にある外国人の数は452名です。  このうち、実際に市内小中学校に就学しているのは358名で、外国人の子供のうち約79%が就学しています。それ以外の子供たちは、外国人学校へ通学が35名、転居や帰国予定が11名となります。  なお、所在がはっきり確認できない者が46名います。  就学については、住居転入手続に保護者が来られた際に市民課と連携を図り、漏れのないように配慮しながら、学校への編入手続を行っています。  また、小学校の入学に向けた就学事務で郵送通知をしても、返送されてしまう家庭もありますが、その際には家庭訪問をして、所在を確認しながら就学を勧めています。  以上です。 623 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 624 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 625 ◆4番(加藤厚雄) だから、先ほど79%と、少ないと見るのか多いと見るのかわかりませんですけれども、なるべく御本人が日本で教育を受けてもいいというような方があるならば、できれば、先ほど言ったように、周知があって就学していかないことには、この次の(7)にも行くんですけれども、高校、今ほとんど日本の中学生と高校生の数は変わらないぐらい進学率がありますので。そうなってくると、中学に行っていなければ、基本的には高校は行けないというふうに思うんですけれども。そうなってくると、高校の進学率が下がる。高校の進学率が下がると、その子供たちが将来就職して払うであろう税金も、納税額も多分減ってきて。保障とまではいかなくても、しっかりと働いて、納税してほしいということを考えると、しっかりと小中学校から教育のほうをお願いしたい。  それ、知っていて断っているのか、知らずに行っていないのかという部分もありますので、じゃ、(7)のこの高校進学についての現状と促進についてお聞きいたします。 626 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 627 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 628 ◆教育長(生田弘幸) 平成30年度の外国人の中学校卒業生は35名でした。  公立高校に進学したのは23名で、そのうち定時制は11名でした。私立高校、専門学校に進学したのは5名でした。卒業を機に帰国した生徒は4名でした。  日本語能力が十分に身についていないと、その生徒本来の能力に応じた成績を修めることは難しいです。そのため、多くの外国人生徒の進路選択の幅がどうしても狭くなっています。  日常会話レベルの能力を身につけても、各教科で出てくる用語を理解できるようになるのには時間がかかります。中学校で学習する用語は難解なものが多く、外国人の生徒が授業についていくのは容易ではありません。各学校では、日本語能力に応じて生徒を個別グループで取り出す授業や、補助をする教員が教室に入り込む授業を実施し、授業内容の理解が進むよう工夫しています。また、進路決定についても保護者との懇談をしますが、その際には通訳を入れて、保護者にも納得の上で進路を決定していくようにしています。  以上です。 629 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 630 ◆議長(鈴木みのり) 4番。 631 ◆4番(加藤厚雄) 教育長の答弁を聞くと、大変な苦労をして、子供さんたちの面倒を見ているなというふうに思いますけれども、教育ほどすばらしい芸術はないと言われるように、その子供たちが育っていく姿を見たときに苦労が報われるんじゃないかなというふうに思いますので、粘り強く。大変でしょうけどね。  一方で働くなとか言っておいて、一方で働けというのは非常に心苦しいことだと思いますけれども、子供のために、碧南の未来のために、しっかりと頑張ってほしいというふうに思います。  以上で私の質問を終了いたします。 632 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、加藤厚雄議員の一般質問を終わります。  これにて、一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 633 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  議事の都合により、明日から6月17日までの3日間は休会にしたいと思います。  これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 634 ◆議長(鈴木みのり) 御異議なしと認めます。  よって、明日から6月17日までの3日間は休会することにいたしました。  再開は6月18日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 48分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年6月14日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  岡 本 守 正                     議 員  沓 名   宏
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