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  1. 碧南市議会 2019-06-13
    2019-06-13 令和元年第2回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-06-13 : 令和元年第2回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(鈴木みのり) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、令和元年第2回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開催いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鈴木みのり) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鈴木みのり) これより市長の招集挨拶を行います。 4 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 5 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 6 ◆市長(禰宜田政信) 皆さん、おはようございます。  一言御挨拶を申し上げます。  本日、ここに令和元年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、諸般御多用の中、御参会いただき、ただいま議長宣言のとおり、ここに本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼を申し上げます。  さて、5月29日水曜日に碧南市としては9回目の参加となるチャレンジデー2019が実施されました。議員の皆様も御参加いただき、まことにありがとうございました。  参加率は、埼玉県秩父市が73.0%、碧南市が83.8%ということで、10.8%の差で勝利することができたということで通算成績を5勝4敗とすることができました。当日は6万人を超える皆様に御参加をいただき、参加率は歴代2位の成績で、ことしも金メダルを獲得することができました。チャレンジデーが定着しているものと実感しております。このチャレンジデーをきっかけに健康づくりに関心を持ち、運動、スポーツを習慣化していただければ幸いであります。  さて、健康づくり関連では、5月21日火曜日に3ヵ所目の筋トレルーム60が勤労青少年水上スポーツセンター内にオープンをいたしました。東部市民プラザ、あおいパークに続く3ヵ所目の筋トレルーム60は、ほかよりも広く、器具も充実しており、利用時間も長くなっております。多くの皆様に、手軽に気楽に体を動かしていただけるものと期待をしております。今後も、碧南市として、健康寿命を延ばすことを念頭に、成人の週1回以上のスポーツ実施率60%を目指すとともに、健康寿命日本一を目指してまいります。  さらに、スポーツ関連で喜ばしいニュースがございました。6月8日土曜日、9日日曜日に、碧南緑地ビーチコートで開催されました第18回全日本ビーチバレージュニア男子選手権大会愛知県予選において、碧南工業高校のペアが2年連続で優勝ということで、8月に大阪府で開催されます全国大会に出場されることが決定をいたしました。碧南工業高校のチームとしては3年連続ということですね。ビーチコートを整備した碧南市にとっても大きな喜びでありまして、また、大きな誇りでもございます。今後も碧南市から全国へ、そして世界へ羽ばたいてくれることを期待しております。  美術館、水族館でございますが、市内外から大勢の人が訪れていただき大変にぎわっております。先日まで開催しておりました北大路魯山人展は、1万5,316人もの方が御来場いただきました。水族館はリニューアルオープン以来、昨年に比べ2倍以上の方にお越しいただいております。これからの季節、雨の日も多くなり気温も上がってまいります。美術館、水族館では気候に左右することなく、快適に楽しく過ごすことができます。今後も魅力的な企画展、イベントを開催いたしますので、多くの皆様の御来館をお待ちしております。  さて、今回の定例会は承認議案1件、条例議案4件、補正予算議案2件、その他議案1件、報告案件3件、提出案件4件でございます。  承認議案は、碧南市市税条例の一部を改正する条例の専決処分について、条例議案では、碧南市市税条例等の一部を改正する条例等でございます。
     補正予算では、プレミアム付商品券発行事業など、1億8,278万円余の補正予算を計上しております。  詳細につきましては後ほど御説明を申し上げますので、慎重に御審議を賜り、速やかに御議決賜りますようにお願いを申し上げまして、招集の御挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございます。 7 ◆議長(鈴木みのり) ただいま招集挨拶が終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 8 ◆議長(鈴木みのり) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において1番磯貝明彦議員及び18番石川輝彦議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 9 ◆議長(鈴木みのり) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期につきましては、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 10 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 11 ◆議長(鈴木みのり) 議会運営委員会委員長。 12 ◆議会運営委員会委員長(林田 要) 今期定例会の会期につきましては、去る6月4日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日より6月28日までの16日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等につきましては、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 13 ◆議長(鈴木みのり) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長の報告どおり、本日から6月28日までの16日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 14 ◆議長(鈴木みのり) 御異議なしと認めます。  よって、会期は16日間と決定いたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 15 ◆議長(鈴木みのり) この際、諸般の報告をいたします。  本日までに請願が2件提出され、これを受理いたしましたので、請願文書表をお手元に配付いたしました。  この請願につきましては、会議規則第132条第1項の規定により、議長において、請願文書表記載のとおり、所管の福祉健康委員会に付託いたしました。付託を受けた委員会は速やかに審査をし、その結果の報告を議長までお願いいたします。  次に、会計事務について御報告いたします。  平成30年度4月分の一般会計、特別会計及び令和元年度4月分の一般会計、特別会計、水道事業会計病院事業会計例月出納検査報告書2件が監査委員から議長宛てに提出をされ、議会図書室にて保管してありますので、随時ごらん願います。  報告事項は以上であります。 ───────────────────・・─────────────────── 16 ◆議長(鈴木みのり) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、林田要議員の一般質問を許します。 17 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 18 ◆議長(鈴木みのり) 13番。 19 ◆13番(林田 要) 新政会の林田要でございます。  本日は1件の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、件名1の子供たちの暮らしの安全対策を問うでございます。  (1)交通安全施策についてから、一括質問一括答弁ということで伺ってまいりますのでよろしくお願いします。  まず、先月の24日であります。午後3時30分ごろ、日進町2丁目地内で自動車の単独事故がございました。脇道から県道へ合流した際に、ハンドルがロックされてしまいまして、歩道に乗り上げ、その後、花壇とフラワーポットに阻まれて停止したということです。この歩道は皆さん御存じのとおり、日進小学校の通学路となっておりますが、今回の事故が起きた場所にはガードレールがなく、時間帯的に、危うく下校中の児童を事故に巻き込んでいた可能性が考えられます。  一般的にガードレール、ガードパイプと呼ばれます車両用防護柵には、国土交通省が定めた設置基準がございますが、今回の事故が発生しました場所は、三宅町地内から日進小学校に至る、通学路で唯一、店舗や民家の前を除き防護柵のない箇所でございました。この防護柵がなぜなかったかという理由につきましては、従前農協がありましたので、その出入り口として歩道を通過する必要があり、ガードレール、防護柵が設けられておりませんでした。しかし、御存じのとおり、既に農協は隣地に移転しており、現在は駐車場として利用されている場所であるため、また、駐車場の出入り口は現在脇道側にあるため、従来出入り口として利用していた県道側からは、日進みらいの会の皆さんによる花壇やフラワーポットが設置されている状況です。  このように、既に自動車が使用する通路として利用していない箇所につきましては、防護柵、ガードレール等が設置され、通学路の安全を補完する環境整備がなされてしかるべきですが、現時点では、朝晩の往来が多い県道沿いの通学路であるにもかかわらず、歩道がむき出しの状態となっております。通学中、下校中の児童が多くいる場合に、万が一県道を走行中の自動車が路外へ逸脱し、歩道へ乗り上げるなどした場合は、皆さんお察しのとおりの結果となります。  今回の質問の趣旨としましては、碧南市の所掌事務として行うことができる範囲において、子供たちが犠牲になってから動くのか、子供たちが犠牲になってからでは遅いので動くのか、その優先順位をどのように考えているかを問うものでございます。  以前の一般質問におきまして、通学路、通園路の安全の質問をした際には、園児については保護者がついているので安全であるとの答弁をいただきましたが、御存じのとおり、西尾市では、園児の送迎に向かうさなかに、保護者ともども事故に巻き込まれるという死傷事故が発生したことは記憶に新しいものです。また、小学生においては、1年生から3年生の低学年ほど事故に遭いやすいとの統計も出ております。  このように、交通事故における子供たちの暮らしの安全を考える上では、事故の加害者や被害者にならないための指導、環境、教育、普及といった4つの側面から対策を考える必要がございます。  そこで、子供たちの命を守る通学・通園路を中心とした交通安全施策として、ア、イ、ウ、エ、順番に伺います。  アの指導、取り締まりにつきましては、警察との連携、PTA、父母の会との情報共有を行われているのでしょうか。  イ、環境整備につきまして、ガードレールやカーブミラーの設置などの取り組みは行われているのか。また、さきに述べました事例のほかにも、歩道の街路樹や植樹が、横断待ちをしている歩行者の姿の認識を妨げている箇所も市内にあるようです。そのような、事故可能性の高い危険箇所を改善することを行われているのでしょうか。  ウ、交通安全教育につきましては、学校、保育園、幼稚園への交通安全教育の取り組みと、保護者への教育は行われているのか。朝の交通安全立ち当番をしているときですが、信号待ちをしているときに、やたら車道に近い場所で信号待ちしている小学生を見受けることがございます。また、横断中にだらだらと歩いて、横断待ちをしているドライバーをいらいらさせるようなことも、決して交通安全のマナー上よいものとは言えないと思います。  エ、普及、啓発、広報につきましては、保護者、地域住民への交通安全に関する情報共有がいかに行われているのか。  以上、ア、イ、ウ、エ、それぞれ碧南市としてどのような施策をとられ、成果はどのようであったか、また、現状の課題をどのように考えているのか、加えて今後の施策として考えていることをお答えいただきたいと思います。  次に、(2)防犯施策についてであります。  子供たちの安全な暮らしを考える上で、防犯施策の充実の必要性を強く感じております。碧南市におきましては、従前より警察、PTA、地域各種団体がさまざまな手法、施策を用いて、子供たちの安全を守られていることは周知のとおりであり、承知しております。市民の一人として、大変誇らしく思うところでもあります。しかし近年では、情報技術の発展で便利になった反面、複雑・多様化した犯罪が増加しており、また、地域性の希薄化に伴って、これらの社会的な変化が、子供にとっての新しい脅威となっていることは御存じかと思います。  これらの脅威に対しまして、地域によっては、有志によります子供を守る取り組みがなされておりまして、スクールガード青色パトロールに取り組まれている皆様には、心より敬意を表するものであります。碧南市の取り組みとして子供たちの安全な暮らしを考える上で、平日の通学路、通園路及び学校など、公共施設内外の防犯対策及び土日祝日の公園や、市内公共施設内外における防犯施策としての取り組みを伺います。  まず、アの指導、取り締まりにつきまして、警察との連携、PTA、父母の会との情報共有を行われているのか。  イ、環境整備としまして、防犯カメラ、街路灯の設置のほか、公園の死角、見通しの認識、また、こども110番の家の推進を図られているのか。  ウ、防犯教育につきまして、昔、「いかのおすし」といった標語を初めとしました子供や保護者への教育があったと思いますが、現在はどのように考えられているのか。  エ、普及、啓発、広報につきまして、保護者、地域住民との情報共有はどのように行っているのか。  以上、ア、イ、ウ、エ、それぞれ碧南市としてどのような施策をとり、成果はどのようであったか、また、現状の課題をどのように考え、今後の施策として考えていることをお答えいただきたいと思います。  次に、(3)、健康についてであります。  ア、歯の健康について伺います。  子供たちの歯の健康を願う気持ちは誰しも同じであるかと思います。人間の体が食べる物でできている以上、その入り口となります口、歯の健康は、子供でなくても大切にしたいものです。既に碧南市においても、幼少期より歯磨き教室や歯磨き指導を行われていることは存じ上げておりますし、また、関係者の皆様の御尽力の成果で、虫歯の数が年々減少傾向にあることは大変喜ばしいことであります。  以前の一般質問でも伺いましたが、予防医療のスタートは食事と運動であり、その食事に関しては、歯の健康と密接な関連性があります。そこで、子供たちの体の安全を考える上で、歯の健康について伺うものです。  健康な歯の資産価値は、1本約100万円、永久歯32本、合わせて約3,000万円と言われています。例えば、平成14年の東京地裁の判決の中では、誤って健康な歯を抜歯した歯科医に対して、歯の資産価値を150万円と算定した支払い命令が出たケースもあります。そのような事例や統計を知るにつれ、私自身、毎日、食後は丁寧に磨かなければと思うようになりました。  幼少期には、親や学校が歯の大切さを懇々と説明される中でしっかりと習慣化していっているようですが、成人し社会人となり、大人になるにつれて忙しさなどに負けてしまい、歯の健康に関して意識が薄れていきがちになる傾向があります。そんな中でも、歯の資産価値を知識の一つとして持っていますと、歯の健康というキーワードのほかにも、歯の経済的な価値観というキーワードとあわせて、歯磨きを怠けることが少なくなり、結果として口腔衛生の向上につながり、長く健康な生活を送ることに寄与するのではと考えます。つまり、歯磨きをしなさい、歯磨きをしよう、虫歯になるとおいしいものが食べられなくなるよといった、従来の直接的な歯の健康に関する啓発にとどまらず、経済的な資産価値を知ることによる経済性、健康志向の意識の醸成も、年齢に応じて啓発することの効果も見込まれるのではないかと考えますが、碧南市としての考えをお答えいただきたいと思います。  次に、イに移ります。イ、足育の重要性について伺います。  ここでは、いわゆる浮き指と呼ばれます症状が体に及ぼすよくない影響を前提として、その症状を認知されているか、市として対応されているのかを問うものであります。  浮き指とは正確な医学用語ではなく、従来の外反母趾や内反小趾、ハンマートゥと呼ばれる症状が進行したもの、変形したものとされています。ちょっと手で示しますね。足の指としますと、外反母趾というのは外側に反る母指、こうです、親指がこう反っている。内反小趾というのは内側に小指が反るという状態です。これは当然、シューズのサイズが合っていないときに、こう、女性でもハイヒールなんかを履いているとなっちゃうよとか、あとハンマートゥというのは爪先がハンマーのようになってしまう。つまり、サイズが合っていない靴を履いていると、こうなっちゃうんです、指が。今、自分が言っている浮き指というのは、この外反母趾、内反小趾が、だんだんこうなって指が浮いちゃうという状態ですね。ここが足の裏の面とすると、こんな状態です、足。極端な話です、足の指が浮いちゃう。そうすると接地している面はここだけという。済みません、資料がないもので、手で示させていただきましたが。  質問を続けます。  本来でありますと、静止しているとき、気をつけをしているとき、また、歩行、走行など動作をしているときに、人間の足裏は、かかとから指まで全体が接地するものですが、このうち立っているとき、静止時、また、動作時、いずれか、もしくは両方において、指が接地していない状態を一般的に浮き指といいます。指を使わないで逆立ちをしている状態を想像していただくとわかりやすいかと思います。逆立ちするとき、指を使わずには逆立ちできないということですね。こういった状態を浮き指というんですけれども、例えば、静止時に接地していても、歩行時、走行時など動作時に指が接地していない症状、両方あるかと思いますが、例えば、走行時に指が接地していない場合は、子供が最近転びやすいとか言いますけれども、こういった症状が原因と考えられております。当然、足の指をしっかり使って走れない場合は、運動能力というのも当然落ちます。転倒するなどの危険性は、けがを誘発することとなります。  現在、小学生のうち、軽いもの、重いものを合わせて約80%の小学生が何らかの浮き指になっているとの統計があります。では、なぜこのような状態となっているのでしょうか。原因は履物、つまり靴であると仮定します。外反母趾やハンマートゥは、御存じのとおり、サイズの合わない爪先が窮屈な靴を履いていたり、サイズは合っていても幅が狭いもの、また、足の甲が浮いているものを履いていますと足のアーチがなくなり、もしくはハイアーチといって、扁平足の真逆で足の甲が盛り上がるなどの症状となります。このような状態になりますと、静止時、動作時問わず、姿勢が正しく制御できなくなります。しかし、体は脳からの信号をもとに無理に姿勢制御を行おうとしますので、まず膝、足首に負担がかかります。足、膝に負担がかかってくるものを、脳は腰を使ってその負担を制御しようとします。そうすると腰に負担がかかります。腰に今度は負担がかかり過ぎて重くなってくると、次は背骨が姿勢制御を行おうとします。最終的には、このように背骨にまで影響を及ぼし、先進国で断トツに多いと言われております肩凝り、腰痛の原因となります。特に子供におきましては、脳の発育にまで影響を及ぼすことが専門家の研究論文でわかっております。  園児や児童生徒が生活の中で最も着用している靴はなんでしょうか。お察しのとおり、室内履き、室内シューズです。そして室内シューズのベストセラーといえば、皆さんよく御存じな、定番の、甲の部分がゴムでできている、一般的にバレエシューズとか言われる、メーカー名は申し上げませんが、底がぺらぺらの白いシューズが思い浮かぶかと思います。このシューズはとにかく安い、汚れにくい、洗いやすい、すぐ乾くといった、保護者目線では優秀な上履きで、約50年か60年ほど変わらずに使用されております。全国的には学校指定になっている場合もあります。しかし、子供目線で見ますと、縦方向にワンサイズしかありませんので、横幅が合っていない、甲の部分がゴムだから歩行時に足が変な形となる場合もある。靴底がぺらぺらなので、足首や腰や膝への負担が尋常でない。また、万が一、防災の観点から言いますと、避難する際にはすぐ脱げやすいといった、子供の発育においては百害あって一利なしと言えるのではないでしょうか。最もすぐれた上履きは、いわゆるスポーツシューズ、スニーカーです。現在ではブランドにこだわらなければ、安価でサイズも横幅展開も多く、甲の高さに対しては、靴ひもやマジックテープでしっかりとフィットさせることができ、靴底もクッションが適度にあり、万が一の災害時にも靴が脱げることなく避難できるといった理由が上げられます。そこで、子供の足の安全、健康状態を正常に保つために、碧南市で取り組まれていることがありましたらお聞かせください。  最後です。ウの運動時の健康について伺います。  就学前の園児、小学校低学年、高学年、また、中学生と、年齢層の違いにより適切な運動量は異なります。また、同じ年齢であっても、男女の違い、成長の違いにより必要な健康のための運動量は異なり、特に中学生では、運動系部活動のスポーツとしての目的達成に向けた練習のやり方によっても、運動量や運動時間が異なります。この質問におきましては、これが正しいといった具体的な数値目標を求めるものではなく、先ほど申し上げました個人差のあることを認めているのか、個人差を認めた上で、適切な運動量をはかるガイドラインを市内の先生方は持っているのか、持っているのならどのようなものか、遵守できているかを問うものであります。  まず初めに、命の危険性が高いと考えられます熱中症と運動量の関係性に基づきまして伺います。  昨年の、豊田市の小学1年生が熱中症で亡くなった事故につきましては、現時点においても明確な原因が公開されていないため、教員個人の責任を問うたり、空調設備に起因するような論調が蔓延したことは記憶にも新しいところです。ここで問題となりますのが、空調設備の有無や熱中症の知識も含めた教員の指導力、また、教員に対する県や市のガイドラインの設定などの有無が必要条件を満たしていたかといった原因の究明によって、子供たちを取り巻く全般的な環境整備がなされているかということこそが、次の犠牲者を生まないための必要な論点であるところが、マスコミを中心に、空調設備のみに論点が偏っていたことが問題であると言えます。もちろん、空調設備も含めた子供たちの健康な安全を補完する環境整備の必要性は言うまでもありませんが、1年を経過しようとしている今においても、事故の原因究明よりも自治体間での空調設備の設置率や、設置予定ばかりが話題となっていることが残念でなりません。  そこで、碧南市において同様の事故が発生しないための環境整備の一環として、子供を教育、保育する立場の方たちが、子供の運動量に対する基本的な知識を持ち得ているか、年齢や個人差に応じた運動量を設定するガイドラインを用意しているかお答えください。  以上、件名1につきまして、一括答弁をよろしくお願いいたします。 20 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 21 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 22 ◆市民協働部長(鳥居典光) まず、交通安全指導につきましては、ゼロのつく日の朝には碧南交通安全協会の指導員が、市内の交差点において街頭指導を行っております。また、地域協働課の交通指導員は、学校休業日を除き毎日、小学校付近の交差点において子供たちに対する街頭指導を行っております。  交通の取り締まりにつきましては、警察署が行うものでございますが、市民から取り締まり要望などがあった事案につきましては、警察署に情報提供をしております。また、常習的な駐車違反に対しまして、警察署、道路管理者、アパート管理会社等と連携をとりながら対応しております。教育委員会では平成27年度より、通学路交通安全プログラムに基づき、通学路安全対策連絡会を開催しております。これは、各小中学校やPTAによる通学路の点検結果により提出された改善要望等の対策を検討するもので、警察、県、市等の関係機関が参加しております。  イの環境整備につきましては、地域の要望に応じて、見通しの悪い交差点等にカーブミラーを設置しております。また、平成22年度から、市内における交通事故多発箇所及び交通事故の発生が危惧されている地元からの要望箇所へのカラー舗装を施工しております。道路照明灯の球切れの際には、より明るくするため、全てではありませんが可能な範囲でLED球に変更をしております。狭隘道路の拡幅工事や、道路管理上及び安全上必要な交差点や道路へのガードレール設置を道路管理者にて施工しております。県道のガードレール設置につきましては、県にて対応しておりますので、市へ要望が出された場合には県へ伝えております。標識や歩行者が街路樹の陰になっていると連絡があった場合は、都市整備課が対応をしております。  ウ、エの交通安全教育、普及、啓発、広報につきましては、市では、碧南警察署、碧南交通安全協会等と協力して、交通教室を開催しておりまして、小学生対象としましては、明石公園において小学1年生を対象とした歩行訓練、3年生を対象とした自転車教室を開催しております。また、交通安全協会の主催で、各小学校において、3年生を対象とした大型トラックを使用した巻き込み注意等の教室を開催しております。そのほか希望に応じまして、学校周辺道路を使用した新入生対象の歩行訓練を行っております。園児を対象とした教室といたしましては、市の交通指導員による明石公園における歩行訓練や、園庭を使用しての歩行訓練、そのほか希望に応じまして、講話や寸劇を中心としました交通安全教室や、園周辺道路を使用した歩行訓練を行っております。園での交通安全教室は、各園の幼児交通安全クラブが主宰となる教室もあり、保護者も参加いただいております。  さらに、各小学校の交通少年団の通学路巡視活動に警察とともに参加をしまして、広報、啓発活動を行っております。施策としまして、これまで毎年交通死亡事故死ゼロを目指しておりますが、いまだかつて実現はしておりません。特に本年は、毎月11日を横断歩道の日としまして関係団体と協力し、普及、啓発を進め、1件でも交通事故が減るようにさまざまな交通安全活動を実施しております。  次に、子供を対象とした防犯施策につきまして、アの指導、取り締まりについてでありますが、地域の団体で組織される自主防犯パトロール隊で、小学校の下校時間帯に通学路をパトロールしている団体が幾つかあります。また、スクールガードによる見守り活動も多くの小学校で行われております。  イの環境整備に関しまして、警察、防犯協会では、通学路の一斉点検、見守り、防犯カメラの設置支援など、地域ぐるみで学校及び通学路等における安全体制の整備を進めております。さらに、こども110番の家の拡充を図り、子供が安心して生活できる環境整備に努めております。地域の区民館の多くは、市の補助により防犯カメラを設置しております。これらは道路を映すように設置されており、地域の防犯に役立てられております。また、市のほぼ全ての施設に防犯カメラが設置されており、通学路沿線の施設では、屋外に設置された防犯カメラが、登下校の様子を見守る役目も担っております。  ウ、エの防犯教育、普及、啓発、広報に関しましては、警察署、防犯協会では、小学校や児童クラブ等で、実態に即した参加型による不審者対応訓練を実施しております。最近では、全国で愛された「いかのおすし」ではなくて、愛知県警が推奨する子供を犯罪から守る防犯の合言葉「つみきおに」。「つみきおに」といいますのは、ついていかない、みんなといつも一緒、きちんと知らせる、大声で助けを呼ぶ、逃げるの頭文字を組み合わせたものになりますが、これにちなんだ防犯教室を開催しました。覚えやすい標語で大変有意義に思っております。  最後に、交通安全、防犯の情報共有につきましては、愛知県警察で配信しておりますメールマガジンのパトネットあいちを強く推奨しております。パトネットあいちでは、選択した警察署から、不審者情報、犯罪情報、交通事故情報、それから緊急危険情報、警察署からのお知らせの5種類の情報が配信されております。配信情報は非常にタイムリーで、詳細な情報を入手することができます。また、企業、団体、グループの方に向けて、すぐメールも配信しております。防犯、交通安全に関する情報や、視覚に訴えてとてもわかりやすいグラフ、写真などを掲載した資料を主に配信しているところであります。ぜひ、パトネットあいち、すぐメールに登録していただいて、一人一人の防犯力を高めていただきたいと思っておるところであります。幼稚園、保育園では子育て情報メールサービス、小学校では学校メール配信システムが稼働しておりますので、今後さらにこれらを活用し、保護者との交通安全情報、防犯情報の共有を図ってまいりたいと考えております。 23 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 24 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 25 ◆教育長(生田弘幸) 私からは、(3)身体の安全について、小中学校での取り組み状況等についてお答えいたします。  まず、ア、歯の健康についてですが、昨年度、給食後の歯磨き実施調査を調べたところ、年間を通して実施しているのは、大浜小、棚尾小、日進小、鷲塚小の4、一定期間のみの実施は、新川小、西端小の2、未実施は中央小1で、中学校は、過去に1実施しておりましたが、現在は全校実施していません。また、市としては、保健センターが、歯磨き習慣確立事業としてフッ化物洗口を行っています。これは、小学校1年生とその保護者に対して、虫歯や歯肉の病気を予防するための生活習慣を身につけてもらうことを目的に行っているもので、希望者にのみ、全小学校で実施しています。  愛知県のまとめた「健康日本21あいち新計画」によると、碧南市の小学校3年生における、第1大臼歯といって、6歳ぐらいで生えてくる歯なんですが、それが齲蝕でないものの割合は、平成24年度は89.5%でしたが、平成29年度は94.1%でした。また、中学校1年生の齲蝕のないものの割合は、平成24年度が67.7%に対し、平成29年度は85.5%にまで伸びました。さらに、中学校1年生の1人平均虫歯の数は、平成24年度が0.64本であったのが、平成29年度は0.29本であり、これは衣浦東部保健所管内で2位という少なさでした。  この結果を見ても、フッ化物洗口を実施した小学校は、中学生になっても永久歯の虫歯出現率が少ないということがよくわかります。歯磨きで大切なことは、正しい歯の磨き方を身につけることと、家庭も含めて歯磨きを習慣づけることだと考えます。いずれにしましても、生涯にわたって自分の歯を大切にする意識は、幼少期からの指導や習慣化が大切でありますので、今後も学校における歯磨きだけでなく家庭と連携をとりながら、さまざまな方法で子供への意識づけを図ってまいりたいと思います。  次に、イ、足育の重要性についてでありますが、今、子供たちの8割が浮き指、扁平足、かかとのゆがみなどのトラブルを抱えていると言われています。それは昔と違い、外遊びの減少、テレビゲームなどによる非活動的な時間の増加、間違った靴選びなどが大きな原因だそうです。  そこで注目されているのが足育です。足育とは、子供から大人まで、元気な体づくりのために足の大切さを知り、体が安定する足の使い方、靴の履き方、選び方を学び、いい姿勢や歩き方を身につけることと理解しております。骨格の基礎がほぼ完成する10歳までに適切な足育を行うことで、運動能力の高い、集中力のある子供になると言われています。  そこで、学校で行える足育としては、例えば小学校では、放課等に積極的に外遊びをするように促しています。また、促すだけでなく、多くの教員が子供と一緒になって外遊びをしています。さらに、校内で履くシューズについては、すぐに大きくなってしまうからといって大きなサイズを履いていたり、反対にいつまでも小さなサイズを履いていたりすることがありますので、それに気づいたときは担任が保護者に連絡をとり、シューズを買いかえてもらえるように働きかけています。足育は食育同様、保護者との連携が必要なところもありますので、今後とも、協力しながら子供を見ていきたいと考えています。  最後に、ウ、運動時の健康についてでありますが、議員が質問されました年齢や個人差に応じた運動量を設定するようなガイドラインはありませんが、熱中症対策や運動に対する事故防止には常に注視し、各学校で対応しています。朝の健康観察から、体調のすぐれない子供には無理な運動はさせないようにします。その日の気温に応じ、状況に応じては、外遊びや運動場での活動を中止しています。また、運動量の知識に関しては、研修を通して教員が知識を深めることとあわせて、保健体育の授業を通して、児童生徒が自分自身の健康に関心を持てるような指導をしています。運動部活動では、競技種目の特性を踏まえた科学的トレーニングを積極的に導入し、休養を適切にとりながら、短時間で効果が得られる指導に心がけています。専門的知見を有する保健体育担当の教師や養護教諭等と連絡、連携、協力し、発達の個人差や女子の成長期における体と心の健康状態等に関する正しい知識を得た上で、指導を行うようにもしています。  今後も、子供たちがまだ自分の限界、心身への影響等について十分な知識や技能を持っていないことを前提として、発達の段階、体力や運動技術の習得状況を踏まえて、計画的で無理のない運動となるよう留意してまいります。  以上です。 26 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 27 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。
    28 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 私からは、(3)身体の安全について、幼稚園、保育園の取り組みをお答えします。  まず、ア、歯の健康につきましては、各園では毎年5月から7月に、3歳児から5歳児対象に、健康課主催のよいこの歯みがき運動を実施しています。内容としましては、子供向けに紙芝居等の教材を使った歯の大切さや歯磨きの必要性についての話、大型歯ブラシと歯の模型を使った歯磨きの仕方の話、5歳児向けに大人の歯の大切さの話などです。  また、秋に4、5歳児親子対象の、E6保護育成事業を実施しています。内容としましては、親子で子供の歯の状況をチェック、保護者の子供への仕上げ磨き、希望者にフッ素塗布、その際、歯の健康に関する相談を実施、歯科医による保護者向けの講話としての歯の大切さ、口腔内の健康についてなどの講話でございます。  また、園では、毎日の食後の歯磨き指導を4、5歳児は1学期から実施し、3歳児は子供たちが落ちつく2学期以降実施しております。  このような取り組みを行い、園児、保護者に対しての歯の健康について、指導を実施しているところでございます。  次に、イの足育の重要性につきましては、園児ではなく保護者に対して助言等を行っております。例えば、サイズが合っていない靴やシューズを履いている子の保護者に個別に声をかけ、サイズの合ったものに交換してもらうようお願いしたり、園だよりや保健だよりにサイズの合った靴を用意してもらうよう掲載しています。また、靴屋さんを講師に迎え、正しい靴の選び方として、保護者向けに講演会を実施している園もございます。  最後に、ウ、運動時の健康につきましては、議員の言われるようなガイドラインはありませんが、幼児期は個々に成長差があることを前提とした保育、一人一人の発達に応じた援助をすることとなっております。例えば、サーキットコースをつくる場合、運動の得意な子が満足できそうな少し難しいコース、苦手な子でも挑戦しやすそうなコースと、自分で選択して遊べるよう配慮しております。  今後も、園児の健康について、園と保護者で協力しながら引き続き取り組んでいくことが大切だと思っております。  以上でございます。 29 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 30 ◆議長(鈴木みのり) 13番。 31 ◆13番(林田 要) 質問に対しまして真摯にお答えいただきありがとうございます。(1)、(2)、(3)、いずれもしっかりと現状どのような状態なのか、また、課題をどのように捉えているのか、そしてまた、今後どのような施策をもって対応していくのか、そのようなお答えをいただいたかと思います。ありがとうございます。  2回目の質問といたしまして、(3)身体の安全についてのウについて伺います。  運動のし過ぎによる弊害について伺います。運動量を聞いているわけですが、運動のし過ぎによる弊害というものもございます。適切な運動量はどのようなものかと、そのように問いますと、恐らく1週間に何時間の間外で遊んでいた、運動した、そしてまた、歩数はこれだけだったと、数値的な部分のみでしかはかれないものであることは承知しておりますが、ここでの質問の趣旨としましては、運動量の中身として、どのような運動をどれだけしたのかという部分について伺います。  極端な例を保育園児で例えて言いますと、鬼ごっこを1時間したグループと、うんていを1時間したグループでは、使用している筋肉部位が異なりますので、一括で運動量1時間と記録することに違和感が生じます。また、中学生で例えますと、サッカー部と野球部では、練習内容から使用する筋肉も大きく異なり、それが積もり積もって、例えば、柔軟性を欠いた上半身となったり、左右の筋肉量のバランスの悪さから、脳の成長へのよくない影響も認められております。  つまり、成長期における運動量の管理を、外で過ごした時間やスポーツをした時間といった計測のみでは、体の特定の部位に限って負荷をかけ続けることも多分に予測され、その結果として、逆に子供たちの身体の安全に悪影響を及ぼす可能性が高いことを認識しなければなりません。  そのような観点から、碧南市において、子供たちの身体の安全と健やかな成長を考える場合に、全身のバランスのとれた運動量を考えておみえなのか、いずれかお答えください。 32 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 33 ◆議長(鈴木みのり) 教育長。 34 ◆教育長(生田弘幸) (3)身体の安全について、ウ、運動時の健康の2回目の質問についてお答えいたします。  全身のバランスのとれた運動量を考えているのかとのことですが、体育の授業や部活動の時間において、成長期の過程にある児童生徒の体づくりを考えますと、特定の部位に負荷をかけ続けるような運動にならないよう気をつけています。ストレッチを中心とした準備運動を行った上で、バランスのとれた運動量になるような活動計画を立てています。先ほども申し上げましたように、部活動においては、練習内容や時間が偏らないように、科学的なトレーニングや多様な練習方法を取り入れています。議員が言われるように、こうした認識を教員が持つことは重要であると考えていますので、体育主任者会等を通して、研修を深めてまいります。  以上です。 35 ◆13番(林田 要) 議長、13番。 36 ◆議長(鈴木みのり) 13番。 37 ◆13番(林田 要) 2回目の質問に対しましても真摯にお答えいただきました。ありがとうございます。  今回1件、子供たちの暮らしの安全対策を問うと題しまして、中身3点伺いましたが、いずれも、まずは子供たちが自分の頭で、なぜ交通安全が大事なのか、防犯をしなければいけないのか、また、みずからの体の安全、歯の健康、足、運動時の健康といったものを、我々大人が知っているだけではなく子供たちに伝えること、そして、子供みずからが、なぜそれが必要なのかを考えることが必要なのか、そういったところに主眼を置いて質問させていただきました。また、今度とも碧南市の施策をもって、碧南市の子供たちの暮らしの安全対策を行っていただきたいと思います。  3回目の質問はありませんので、以上でございます。 38 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、林田要議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 0分 再開) 39 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、磯貝明彦議員の一般質問を許します。 40 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 41 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 42 ◆1番(磯貝明彦) 皆さん、おはようございます。日本共産党の磯貝明彦でございます。  通告書に基づき質問をさせていただきます。  件名1、碧南駅前広場と周辺道路についてお伺いをしていきます。  名鉄碧南駅舎も建てかえが完了し、新駅舎の利用が始まっています。  写真1をお願いします。  これは、名鉄駅舎全景の写真であります。碧南市が整備したトイレが前面にあり、後方に写っているのが新駅舎であります。  写真2をお願いします。  臨時的に名鉄がつくられた階段。  写真3をお願いします。  これも暫定的にスロープをつくられています。  写真、ありがとうございました。  このようにして、今現在、名鉄新駅舎は利用がされております。  碧南市は、名鉄碧南駅西広場整備事業を、2019年度第1期工事としてバス専用レーンと歩道の整備、待合所兼トイレの建築物と、歩道と駅舎をつなぐ階段スロープを整備すると、3月議会で答弁されております。そして、2020年度にはロータリー整備が行われる予定になっています。碧南駅前線の道路拡幅も、2026年までに整備完了予定で進められています。碧南駅周辺もこれらの整備によって、ハード面ではよくなってくると思いますが、ソフト面に関して、駅周辺の活性化が心配となってくるのではないでしょうか。  私たち日本共産党市会議員団は、この5月30日、31日の2日間、岡山県岡山市に、コミュニティー道路、JR瀬戸駅前整備事業、正規職員による公民館行政について視察を行ってきました。  写真4をお願いします。  この写真は視察のときにいただいた資料で、JR瀬戸駅前整備完成後の航空写真であります。JR瀬戸駅前整備事業は、岡山市の東部の交通拠点であり、合併前の瀬戸町の主要駅で、乗客数が5,000人。碧南駅は3,800人ですので、少し大きな駅なんですが、そういう駅でありながらバリアフリー化がされておらず、改札口が北側のみでアクセス道路が狭いということから、利用者の利便性、利便向上を図ることが急務だったということでした。2009年度から2014年度までの6年間をかけて、駅南改札口の新設、写真の斜め上、斜め右が駅南口となります。この南と北の駅前広場の整備、アクセス道路整備等を行い、瀬戸駅利用者の利便向上、瀬戸駅地域の活性化促進を図ったそうです。総事業費6億円、社会資本整備総合交付金で補助率5分の2です。駅南口には一般の送迎車スペース、タクシー乗降及び待機スペース、それからバスに関しても、乗降待機スペースがきちっと分離がされております。右下にある白い建物は、2階建ての市営の立体駐車場32台分であります。駅南口にはパーク・アンド・ライドがあります。  写真5をお願いします。  このように、人が歩くところには全て屋根が設置されております。  写真6をお願いします。  これは、先ほど説明させていただきました市営の立体駐車場のコインパークであります。  写真、ありがとうございます。  質問1の名鉄用地の使用承諾書についてですが、瀬戸駅前広場の土地はJR所有で、今回の整備事業を行うに当たって、JR負担は、通路、エレベーター2機、構内多目的トイレ、そして岡山市負担は、道路、エレベーター1機と負担割合をきちっと決め、土地の使用に関しても契約書を交わし整備事業を進めたとのことでした。碧南市は、名鉄との土地使用の契約書を交わしてはいないのではないでしょうか。法律的に考えれば違法になるのではないのでしょうか、お答えください。 43 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 44 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 45 ◆建設部長(中村正典) 名鉄用地敷地内におきまして、新たにバスレーンだとか待合所を整備するわけでございますが、この部分の使用承諾等の契約につきましては、現在、名鉄と協議中でございます。協議が完了次第、契約を締結する予定でおります。また、既存のロータリー部分につきましては、過去に契約を結んでおりまして、引き続き使用するものですが、ロータリーの改築が必要な時点におきましては、新たに貸借契約等が必要であると考えておりますので、引き続き協議を進めてまいります。 46 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 47 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 48 ◆1番(磯貝明彦) 過去に契約書を結んで、賃借契約を結んでいたというふうに答弁されましたけれども、これはいつごろ契約されたものかわかるでしょうか。 49 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 50 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 51 ◆建設部長(中村正典) かなり古い時代になりますけれども、昭和35年に貸借契約を結んでいるということでございます。 52 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 53 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 54 ◆1番(磯貝明彦) 随分前、私が生まれて間もないころですけれども、随分前の使用契約書ですので、もう年月も過ぎています。このように大きくロータリーを整備するということですので、ぜひともしっかりした契約書を交わしていただきたいと思います。  次、(2)での質問に移ります。  駅前広場の南の空き家、空き店舗の用地取得についてということでありますが、写真7をお願いします。  これは、けんしんの元本店の建物です。けんしんがこの土地を碧南市に売却すると私の耳に入ってきました。碧南市がこの土地を取得するならば、西側にも空き店舗、空き家がありますので、ここも土地取得をすれば、市道大正線から市道中町前浜線まで駅前広場が広くなると思いますが、写真ありがとうございます、お考えをお聞かせください。 55 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 56 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 57 ◆建設部長(中村正典) 今回の整備ですけれども、今年度から2年度、来年度にかけて実施する駅前広場の整備時においては、御質問の用地の取得を行うことは現在のところ考えておりません。しかし将来的に、碧南駅西駅前広場の拡張をする必要があると考えておりますので、地権者の意向把握に努めてまいりたいと思っております。 58 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 59 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 60 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも前向きに考えていただいて、駅前の、これで整備が進みますと、車、バス、結構頻繁な交通量となります。よりよい広場をつくるために、拡張の意向も示していただきたいと思います。  次、(3)の質問に行きます。  碧南駅周辺にパーク・アンド・ライドをということでありますが、視察先の岡山市は、岡山駅周辺にパーク・アンド・ライドが整備されています。先ほど述べましたJR瀬戸駅にも整備されております。現在、碧南駅周辺には月決め駐車場しかありません。碧南駅周辺にパーク・アンド・ライドの整備のお考えをお聞かせください。 61 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 62 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 63 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前周辺には、市が管理するパーク・アンド・ライドということで月決め駐車場がございます。随時貸し出しできる駐車場ではございません。また、ほかの月決め駐車場につきましては民間のものもございますので、現段階では整備を考えているものではございません。随時貸し出しができるような公共駐車場につきましては、今後のまちづくり等の状況を勘案しながら検討してまいりたいと思います。また、碧南中央駅や新川町駅には公共駐車場がございますので、こちらのほうの利用を周知してまいりたいというふうには考えております。 64 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 65 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 66 ◆1番(磯貝明彦) 駅周辺の駐車場は、駅利用者とは限らないのではないでしょうか。例えば、駅近くに用事があるが車を駐車するところがない、あのお店に行きたいが駐車場がないなど、新川町駅西駐車場みたいなコインパーキングや、先ほど答弁もあったように、中央駅、新川町駅のような公共駐車場があれば、駅周辺の活性化につながるのではないでしょうかと思いますが、候補地として織布工場跡地はどうですかということですが、お考えはどうでしょうか、お聞かせください。 67 ◆議長(鈴木みのり) 答弁できますか。 68 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 69 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 70 ◆総務部長(金沢宏治) 駐車場を亀島織布の跡地にということで、この土地については現在開発公社で所有をしておりますが、これは、市有財産利活用基本方針において公募するような形で活用を考えているということで、計画には既にのせさせていただいておりますので、現在、駐車場として活用するという考え方はございません。  以上でございます。 71 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 72 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 73 ◆1番(磯貝明彦) 公募と言われましたけれども、どのような目的の公募か教えていただきたいと思いますけれども。 74 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 75 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 76 ◆総務部長(金沢宏治) これは、市有財産利活用基本方針の中で、開発公社だとか市の普通財産、この活用方法について述べておりますが、まだ具体的な考え方はございませんが、あの土地を活用して周辺の地域が活性化できるような、こういったものを市が建てるのではなく、公募するような形でもできないかということを検討していくという、そういう意味でございます。  以上です。 77 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。
    78 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 79 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。  次の質問、(4)の美術館北の民間駐車場の確保ということでありますが、駅周辺の駐車場ということのつながりでこの質問をします。美術館の駐車場が不足していることは、よく議会でも委員会でも取り上げられております。臨時駐車場の案内看板を見て、一方通行の道路を何周も回っている車もいます。臨時駐車場も、雨が降れば泥まみれです。美術館北の民間駐車場の確保はできないんですか、お聞きします。 80 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 81 ◆議長(鈴木みのり) 教育部長。 82 ◆教育部長(奥谷直人) 美術館北側の民間駐車場につきましては、その両脇にあります美術館と大浜まちかどサロン駐車場と一体利用ができ、効果が大きいということで、所有者の御理解が得られれば購入したいと考えております。  以上でございます。 83 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 84 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 85 ◆1番(磯貝明彦) それと、碧南駅前線の道路拡幅はこれでされていきます。これによって、今の現在の臨時駐車場は変化が出てくるのか、維持ができるのか、そこら辺のことをどうなっていくのか教えていただきたいと思います。 86 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 87 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 88 ◆建設部長(中村正典) 今回の駅前線の拡幅の中に、先ほど申しましたパーク・アンド・ライドがございます。ここの部分につきましては一部使用できないということになりますが、その奥の臨時駐車場につきましては当面使えるという状況かと思います。 89 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 90 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 91 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。  5番目の質問に移っていきます。  コミュニティー道路の要素を入れて、街の活性化をということでありますが、コミュニティー道路とは、人と車の共存を図るために考え出されたもので、車道を蛇行させたり、ジグザグにしたり、車道面を隆起させたハンプというものを設置したりと、心理的、物理的に車の速度が低下するようにする。車道をジグザグにしたところを、膨らみができた空間には植樹したり、ベンチや花壇を置いたりする空間も確保できる。こういうことをすることによって、まちのにぎわいを創出するというものであります。  視察に行った岡山市では、中心市街地の人口減少が予想をされるため、岡山駅周辺エリアと旧城下町エリアに、コミュニティー道路が施工済みとなっております。今年度、2019年度からこの2つのエリアを結ぶ、現在、県庁通りと呼ばれている幅員15メーター、2車線の一方通行、総延長600メートルの道路を1車線化にして、歩道を拡幅することでコミュニティー道路化して、道路空間を単に通過するためのものではなく、にぎわい創出のため、オープンカフェなど、活用できる道路空間の創出を目指すとしています。総事業費は11億円、社会資本整備総合交付金8億2,000万円、市費は2億8,000万円ということであります。碧南駅前線の拡幅道路は、このコミュニティー道路の要素を持つ道路として位置づけ、単に通過するための道路拡幅に終わってはいけないと感じてきました。そうすれば、まちの活性化を図ることができるのではないでしょうか。そうしたお考えをお聞かせください。 92 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 93 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 94 ◆建設部長(中村正典) 現在、碧南駅前線の詳細設計を進めているわけでございますが、現段階の計画では、幅員約3メートルの両側歩道を予定しております。車道につきましては、商店街の一時的な駐停車も考えまして、路肩を1.5メートルとり、幅員9メートルとなります。全体幅員が15メートルとする計画になっております。幅員構成につきましては、相互通行という大前提がございまして、バス及びこれを含めた大型車にも対応することとしておりまして、碧南市道路構造の技術的基準を定める条例に基づきまして、愛知県及び公安委員会と協議をしているところでございます。  したがいまして、コミュニティー道路の構造ではございませんが、イベント時には歩道等を活用することは可能であると考えておりますのでよろしくお願いいたします。 95 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 96 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 97 ◆1番(磯貝明彦) 今回、この道路拡幅を2026年まで、総額12億円を見ておりますが、当然社会資本整備総合交付金の申請をすると思われますけれども、もう既にしているのかどうか、いつするのか、交付率はどのぐらいなのか教えてください。 98 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 99 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 100 ◆建設部長(中村正典) この駅前線の補助につきましては、社会資本整備総合交付金ではございませんで、愛知県の県の補助金をいただくということを考えております。現在、設計につきましても補助をいただいているということで、補助率としましては2分の1ということでございます。 101 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 102 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 103 ◆1番(磯貝明彦) そうすると、国の補助金は全然いただかないということですか、確認します。 104 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 105 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 106 ◆建設部長(中村正典) 国の補助対象にもなる施設ではございますが、碧南市にとって補助が一番受けやすいということと、もともと県道でございますので県のほうも応援していただけるということでございますので、この県の補助を受けるということにしました。社会資本整備総合交付金ですと、補助率が駅前の場合だと40%ということでございますが、これが全て満額もらえるというわけではございませんので、その辺の実質いただける補助ということも加味しながら選択をしたということでございます。よろしくお願いします。 107 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 108 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 109 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。  次の質問に移ります。  6番、碧南駅前周辺道路の計画設計をということでありますが、碧南駅前線が拡幅され相互通行になれば、その周辺の一方通行の通行量も変わってくることが予想されます。駅周辺の活性化を図る上でも、計画設計をしていく必要があると思いますが、お考えをお聞かせください。 110 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 111 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 112 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅周辺の道路整備につきましては、ちょっと古い話になりますが、平成12年に歩いて暮らせるまちづくりモデル事業ということで国の指定を受けて進めております。このときに検討しておりますが、この計画の中で、碧南駅前線は当然のことながら、そのほかの市道としましては、市道中町前浜線、それから大浜保育園線、これを整備するということになっておりまして、そのほかの路地につきましては、これを生かしたてらまち散策コースの整備をするということにしております。  したがいまして、その他の道路については、現段階では整備をすると、拡幅するという予定はございません。なお、4メーター未満の狭隘道路につきましては、道路寄附採納要綱に基づきまして道路用地の取得に努めてまいるということでございます。 113 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 114 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 115 ◆1番(磯貝明彦) 現在の一方通行の道、狭いものですからなかなか難しいとは思いますけれども、この道筋も結局、コミュニティー道路化みたいな要素を入れていけば、まちの活性化がされてくるのではないかと思いますので、今後ともその要素を入れる考えをしていただきたいと思います。  次、7の質問に移ります。  碧南駅周辺の住民意見の集約と対応はということですけれども、碧南駅前線の拡幅のため、調査などで沿道住民さんと面談はされていると思いますけれども、ある方から、要望したが1ヵ月過ぎてもその対応がない、住民のことを考えてくれているのかというようなことが私の耳に入ってきております。住民さんとの対応はどういうふうに行われているのかお聞かせください。 116 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 117 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 118 ◆建設部長(中村正典) 駅前線につきましての住民説明会は、平成31年1月29日と平成31年4月29日、2回開催しております。事業の内容について詳細な説明をさせていただいております。また、土地所有者や建物所有者の全ての方に対しても、用地や物件補償、今後のスケジュールなどについて個々にお話をさせていただいておりますので、十分理解を得ているものと考えております。 119 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 120 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 121 ◆1番(磯貝明彦) 沿道の住民さんは土地が削られるということもあって、自営業の方にとっては今後どうしていこうかというようなさまざまな不安と疑問をお持ちです。ぜひとも、住民さんに寄り添うような対応の仕方をよろしくお願いしていきます。  そして、私も沿道の住民さんとお話をして御要望などを聞いてきました。自営業をされている方は、駅前広場整備や道路拡幅で駅周辺の活性化につなげてほしいという意見が大変多かったです。それと、道路拡幅でこの沿道から出ていかれる方の土地は市が取得して、まちの活性化につなげてほしいという、このような意見もありました。私もその意見には大賛成です。市が責任を持って取得し、公募できる土地は公募してまちの活性化を図る、そして公募できないような形の土地であれば、まちのにぎわいを創出ができるような、例えば、イベント広場などをつくることも考えていただきたいと思いますけれども、そのようなお考えをお聞かせください。 122 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 123 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 124 ◆建設部長(中村正典) 議員がおっしゃるのは、用地の残地の部分、残った土地のことかと思いますが、基本的には道路用地を碧南市が取得して、残地の部分は買わないというのが大原則でございます。そんな中で、隣地の方の用地が不足するということで、隣地を買いたいというケースも出てくるかと思いますので、そういったことでマッチングのほうを我々のほうで住民の方との意見交換をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。また、必要なものについては活用ということも視野に入れながら交渉のほうをさせていただきたいというふうに思います。 125 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 126 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 127 ◆1番(磯貝明彦) 駅周辺の活性化を図る、そういうような趣旨で考えていっていただきたいと思います。  8番の質問に移ります。  住民と行政、ノウハウを持った専門家との組織結成をということでありますが、碧南駅西駅前広場、碧南駅前線の道路拡幅の整備、これは、運営は市だけで行うだけではなく、住民や行政、専門家を交えた組織を結成する必要があると思いますが、お考えをお聞かせください。 128 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 129 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 130 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅西駅前広場の整備に当たりましては、大浜にぎわいづくり実行委員、それから棚尾地区の今後を考える会、商工会議所、駅前通発展会、碧南駅前旭通り発展会など、利用者の方々との検討会を開催しておりまして、また、この設計に当たりましては、駅前整備の実績がございます建設コンサルタントということで、技術的な助言を受けておりますので、この中でしっかりしたものをつくっていきたいというふうに考えております。 131 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 132 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 133 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。  岡山市では、コミュニティー道路づくりに商店組合、住民、行政、そしてノウハウを持った専門家で組織を行っています。岡山市では、この専門家というのは単なる道路づくりのコンサルではなくて、違った分野、店舗設計デザイン家と言われる人が中には入っておられます。こういった方が入っているおかげで、行政が考える道路は、車道は道路中央で両脇が歩道という固定概念がどうしても先行してしまいます。岡山市ではそういったのではなくて、道路を設計する専門家以外という専門の顔を入れたことで、発想が変わってきています。というのは、道路というのは、中央部分に存在しなくてもいいのではないかと、道路を片隅に寄せて歩道空間を広くとると、こういうような発想をしております。そのために、まちのにぎわいが創出できる、こういうような発想が生まれてきます。私たちもそういうのを、道路というのは強い固定概念がありますので、岡山市の例を挙げさせていただきましたけれども、こういったまちのにぎわいを創出する発想の転換が必要だと思います。岡山市のような、道路設計とは違ったノウハウを持った専門家を取り入れるお考えはないかお聞かせください。 134 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 135 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 136 ◆建設部長(中村正典) 現段階で、そういった考え方、歩道を片側に寄せるとかそういう考え方もございませんので、道路の立場で今は建設コンサルタントのほうに技術的助言を受けておりますが、当然、総合コンサルタントでございますので、いろんな見地の顧問だとかそういう方もみえます。そういった方の意見を聞くという視点でもって、設計のほうを進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。 137 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 138 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 139 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。碧南駅西広場と碧南駅前線の道路拡幅、これで碧南周辺の活性化ができるよう強く要望しまして、件名2に移ります。  件名2、港橋北交差点の危険な歩道について質問をさせていただきます。  写真8をお願いします。  この写真は、港橋北交差点を西側道路から南へ向けて撮影した写真です。これを見ますと、歩道と民地で段差が生じています。  写真9をお願いします。  このように、約40センチの段差があります。危険を予知するためか、赤白のポストコーンが設置されていると思われます。  5月17日の夜、70歳代の男性が、美術館前の県道岡崎碧南線の西側歩道を歩いて、港橋を渡って自宅へ帰ろうとしたとき、交差点を渡る手前で、この段差に足を踏み入れ転倒し、右足向こうずねに打撲とすり傷を負ったと私の耳に入ってきました。その方の話を聞いてみると、交差点の横断歩道を渡ろうと横断歩道を目がけて歩いていたら、突然、落とし穴に落ちるような感じで転倒した。足の骨を折ったと感じたそうです。幸い、骨には異常がなかったということですが、その方は、体は丈夫で自営業をやられている方です。普通の高齢者の方が足を踏み外せば骨折します。その方がもし骨折していたら、自分の自営の仕事も休まなくてはならず、生活にも影響が出るところでした。  写真、ありがとうございます。  では、質問1、このような歩道になった経緯をお聞かせください。 140 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 141 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 142 ◆建設部長(中村正典) 港橋北の交差点は、南北に走る主要地方道岡崎碧南線と、東西に走る一般県道大浜港線が交わる、どちらも愛知県が管理する交差点でございます。この歩道の経緯ということでございますが、愛知県に確認しておりますが、整備から相当な年月がたっているということで、具体的な要因というのは判明いたしませんでした。推測にはなりますが、交差点南に堀川をまたぐ港橋がありまして、かつては木橋だったということで、この角の建物、民間の建物は相当築年数が古いものでございますので、このころからあったのではないかと考えられます。この後、橋のかけかえが2度行われておりまして、現在の形状となっております。橋のかけかえの際に道路の高さが上がったため、民地との段差が生じたものではないかと推測をしております。 143 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 144 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 145 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。  では、(2)、このような状態を放置してきたのはなぜか、お答えください。 146 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 147 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 148 ◆建設部長(中村正典) 御指摘の交差点を含めて、美術館から港橋までの約190メートルの区間、これは平成27年度から3ヵ年で、碧南市が電線共同溝の整備にあわせて暫定的な道路整備を行っております。この整備のときにこのような状況は把握しておりました。愛知県と協議しまして、歩行者の注意喚起をするための対策として、先ほど写真にございましたように、官民境界にポストコーンを設置していただいたということで、放置をしてきたというわけではございません。 149 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 150 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 151 ◆1番(磯貝明彦) 確かに、危険を予知させるために、歩道と民地の段差が生じる起点と終点にポストコーンが設置はされていますけれども、これでは不十分ではないでしょうか。不十分だから今回のような事故が起きたのではないでしょうか。  質問3の今後の安全対策に移りますが、その前に、実は今回の質問通告をする前の5月24日に、けがをされた方の強い要望もあり、建設部長へ安全対策をお願いしていました。質問通告後の6月6日、現地を見たら、写真10をお願いします、このように、起点と終点にポストコーン1つずつだったのが、真ん中に2つポストコーンがふえております。素早い対応でありましたので、非常にありがたいと思いますけれども、愛知県の担当者にもよろしく伝えてください。ただ、まだこれでは安全対策とは言えません。  写真11をお願いします。
     それと、このように横断歩道と歩道が分離というか、つながっておりません。これでは非常に危険です。交差点に隅切りがありません。これでは歩道と横断歩道のつながりができないので、隅切りがあれば、横断歩道を渡るためのアプローチスペースがつくれるのではないでしょうか。また、写真でもわかるように、稲荷神社のほう、道路側溝がとまっています。横断歩道まで道路側溝を延ばしてくれば、この分スペースが生まれるのではないでしょうか。  写真、ありがとうございます。  今後の安全対策についてお聞きします。 152 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 153 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 154 ◆建設部長(中村正典) まず、抜本的な安全対策としましては、この都市計画道路の拡幅整備ということで、交差点改良が必要となるということでございます。ただ、暫定的な整備にとどまっているということもあり、今、計画幅員が確保されておりませんので、隅切りについても整備されていないという状況でございます。この事業は当然、県道でございますので愛知県の事業になりますが、愛知県のほうに確認したところ、当面の安全対策としましては、歩行者への注意喚起だとか、側溝のふたがけ、こういったものを再度愛知県のほうに相談をいたしまして、対処できることがあれば対処していただくということで要望してまいりたいというふうには思います。 155 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 156 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 157 ◆1番(磯貝明彦) この港橋北交差点は、大浜小学校の通学路にもなっております。児童は横断歩道をどう渡っているのか、私も心配になり、大浜小学校の校長先生にお聞きしてきました。児童は、歩道から一旦民地へおりて、また上がり、横断歩道を渡っているとのことでした。それでなければ危険ですとおっしゃっていました。そして、この交差点は通学時間帯になりますと、校長先生もおっしゃっておりましたが、保護者の方が付き添うという形をとっているそうです。私もそのことを聞き、通学時間帯に行ってみました。やはり保護者の方が、港橋を児童が渡り切るまで見守っていました。愛知県が動かないなら、市が安全対策を、県の許可をとってやっていくべきではないかと思います。どうですか。お考えをお聞かせください。 158 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 159 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 160 ◆建設部長(中村正典) 市でできることもあろうかと思いますが、県道交差点ということで、もともとの管理者がすべき事項かと思いますので、引き続き愛知県のほうに要望していく中で碧南市ができることを考えていきたいというふうに思います。 161 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 162 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 163 ◆1番(磯貝明彦) 安全対策を強く要望して、件名3に移ります。  件名3、地震・津波対策についてお伺いしていきます。  まず、(1)の質問、伊勢土地区画整理内の集合保留地に4階建て以上の公共施設の設置はということでありますが、写真12をお願いします。  この写真、昨年12月議会でも、私、出させていただきましたけれども、伊勢土地区画整理内では1万平米の広さを持つ伊勢町公園と、5,045平米の敷地がある集合保留地があります。ピンクの色が集合保留地で、ダイダイ色が近隣公園の伊勢町公園でありますけれども、昨年の12月議会では、伊勢町公園は2021年3月に完成予定だと答弁がありました。しかし、集合保留地に整備する公共施設は、まだ方針が出ておらず、未定との答弁でした。  写真13をお願いします。  ちょっと見にくい写真ですけれども、この写真は、県営二ツ山住宅4階の階段室から伊勢町公園、集合保留地に向けて撮った写真ですが、中央部分が伊勢町公園の敷地、その北の部分の砕石が山になっているのは集合保留地なんですけれども、このように、いつからでも整備を進めていい状態になっております。  写真、ありがとうございます。  12月議会でも言いましたけれども、伊勢土地区画整理は2022年度には完成予定であります。この時期で、方針も決まっていないでは困ります。地震・津波対策としても、この地域には高い公共施設が必要です。12月議会からは進展はないのですか、お答えください。 164 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 165 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 166 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) こちらの伊勢土地区画整理内の集合保留地につきましては、子育て支援用地ということになっておりますが、この子育て支援に関する施設整備の方針は、現時点では決定しておりませんのでよろしくお願いいたします。 167 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 168 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 169 ◆1番(磯貝明彦) 依然と決まっていないということでありますけれども、この集合保留地、今年度中に、たしか市が取得するということの予定になっていると思いますけれども、どこの部署が取得されるのかお聞きします。 170 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 171 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 172 ◆総務部長(金沢宏治) この土地につきましては、開発公社が取得をして土地区画整理組合にお支払いするということであります。  以上です。 173 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 174 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 175 ◆1番(磯貝明彦) 突然振って済みませんが、これは多分開発公社だと思いますけれども、どっちにしても、方針が決まらずそのまま放置されれば、維持していかなきゃいけないと、草とかも生えてきます。そういった費用もかかってきます。そういうことでありますので、ぜひとも早急に方針を決定していただいて、建てるならすぐ建てるというような形で進めていっていただかないと、地元の皆さんもどうなるんだ、どうなるんだという声も上がっています。ぜひとも考えていただきたいと思いますけれども、市長、早急に方向性は出ませんか。 176 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 177 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 178 ◆市長(禰宜田政信) こういう建物ですから、いろんな関係者がいるので、そのあたりの関係者の意見がある程度まとまってこないとなかなか前に進めないという事情もございますので、御理解をいただきたいと思います。 179 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 180 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 181 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも早急に方針決定していただき、よりよい建物、施設ができるようにしていただきたいと思います。  次、(2)の質問に移ります。  伊勢町公園は一時避難所の位置づけでいいのかということでありますけれども、伊勢町公園周辺は碧南市の標高マップを見てみましても、ゼロから2メーターです。こんな標高が低い地域を一時避難所でいいのかということですのでお答えください。 182 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 183 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 184 ◆市民協働部長(鳥居典光) これにつきましては、平成30年12月議会でも答弁したとおりでございます。同公園は地域防災計画において、一時退避場所、火災時退避場所予定地として位置づけをしております。また、公園北部の集合保留地につきましては、具体的な方針が決定しましたら、避難所もしくは一時退避場所として活用できるよう連携を図ってまいりたいと考えております。 185 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 186 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 187 ◆1番(磯貝明彦) 確かに言われたとおり、高い、近くに、北側に公共施設ができれば、連携してやっていけると思いますのでよろしくお願いします。  (3)の質問に移ります。  西尾市のように津波避難タワーの計画をということでありますけれども、西尾市では2022年度までに4基、2023年度以降に6基、津波避難タワーを整備すると計画は出されました。碧南市においても、避難困難地域である前浜地区、川口地区に、津波避難タワーの設置が必要ではないかお答えください。 188 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 189 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 190 ◆市民協働部長(鳥居典光) まず、西尾市の津波避難タワーにつきましては、前提条件としまして、地震が発生し津波が到達するまでに津波被害のない地区に逃げられない、かつ、周辺に一時的に避難する施設がない地区に限り津波避難タワーを建設していくとお聞きしております。一方、碧南市におきましては、平成30年度に作成した津波避難計画において、市南部の前浜地区及び川口地区が、津波到達前に津波被害がない地域への避難が困難な避難困難地域と位置づけております。川口地区におきましては、津波到達までに、川口結いの家と中部電力川口寮に地区住民の全員が避難可能ですが、前浜地区につきましては、避難所である前浜集落センターに全員が避難できるだけのスペースがないため、南部市民プラザ、大浜小学校、トヨタ自動車アリビオ衣浦寮に避難していただき、長距離の移動が困難な要配慮者の方が前浜集落センターに避難するよう、昨年度実施したワークショップで、住民に対して啓発を行っております。  したがいまして、碧南市におきましては、徒歩圏内に複数箇所の避難施設があることから、津波避難タワーを建設する予定はありません。 191 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 192 ◆議長(鈴木みのり) 1番。 193 ◆1番(磯貝明彦) 今現在はいいかもしれませんけれども、今後年数を重ねていけば、高齢者の方もふえてきます。特に、川口、前浜は高齢者の比率が高いです。そういうことも考えていきますと、ぜひとも、全てが逃げられる方ではない、やっぱり足腰も弱ってくる、そういうようなことも考えて、垂直避難ができるようなタワーの建設も考えていただきたいと思いますので、そういうことを強く要望して、私の質問を終わっていきます。 194 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、磯貝明彦議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 195 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  次に、新美交陽議員の一般質問を許します。 196 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 197 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 198 ◆16番(新美交陽) 皆さん、こんにちは。午後一ということで少し眠くなるときになるかと思いますが、しっかりと聞いていただきたいと思います。令和新風会の新美交陽でございます。議長の許可をいただきましたので発言をさせていただきたいと思います。  私ども令和新風会は、5月1日の令和の元号が発足したことにちなみまして、議会に新しい風を起こしたいということで発足をさせました3人の会派であります。市政において、市民の方からも、多様性のある御意見もいろいろあるみたいでございます。ぜひとも私ども令和新風会としましてはそれに応えていけるように、また、執行部の皆さんにもいろいろ新たな考えに取り組んでいただきたいという思いでこの質問に取り組んでいきたいと思っています。  私ども会派にとりましては初めての議会であります。執行部におかれましては、ぜひとも前向きな、積極的な新しい時代を感じさせる答弁を期待するところでございます。  それでは、最初の質問に入ります。  件名1、都市計画マスタープラン(案)についてお伺いをいたします。  (1)としまして、計画策定に自動運転、ライドシェアの交通革命を織り込まなくていいのかということであります。  今回の改定の趣旨に、将来の人口、社会、経済情勢の見直しとあります。そして、目標年次を2030年、将来都市構想においては20年後の長期を見据えての設定をしておるというわけであります。社会情勢の変化等により、必要に応じて見直しを図るとしています。大変長いスパンの見直しをもって策定されたことと思います。  しかしながら、この改定案を見た第一の感想は、果たしてこれが碧南市の20年後、30年後の時代にマッチしたものなのかという大きな疑問を持ったわけであります。足りないものがあります。日本においても、世界においても、極めて早いスピードで技術革新が続く。自動運転とライドシェアに代表される交通革命と言われるほどの社会の大変革をもたらす将来予測であります。  今回の計画改定には、このフレーズは全く出てきません。果たして、これで将来の碧南市のまちづくりを決定してしまっていいのでしょうか。自動運転もライドシェアも遠い未来のものではありません。既に県内各市で実証実験が行われ、2030年には人が乗っているものの運転は全てAIが行うレベル3は完全に達成されている時代になっているかと思われます。もっと早く完全自動運転になるレベル4にも達成しているかもしれません。  ライドシェアは、今は他人の運転する車に相乗りをするという感じがしますが、これが自動運転で行われるようになれば、人が運転しなくても、いつでもどこでも必要なときに利用できる。一家に何台も車が必要なくなる。超高齢化社会では特に有効であると思います。  今後25年間で自動車の販売台数は40%減少する。2035年には自動運転の車は全体の4分の1を占めるという予測があります。このとおりになるとは限りませんが、大きな流れは変わらないのではないかと思います。  そこで、今回の改定の第一目標は2030年ということでありますが、これだけでも今後10年で容易に達成できるものではないと思います。まして、20年後とれば、なおさら不確定要素も大きく左右され、今の予測が、さきの趣旨にあるように、将来見通しに的確に適用することも極めて難しいことであることを十分理解しております。そのような時代であるからこそ、近い将来に必ず来る交通革命時代を見据えた上で計画を立てなければならないのではないでしょうか。これらの各項目についてはいろいろ検討された計画であることは認めますが、社会の根底が変わるという視点での考察はされたのか、お答えください。 199 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 200 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 201 ◆建設部長(中村正典) 議員が言われる通り、自動運転やライドシェアなどの交通技術が急激に発展、拡大していくということは、十分に理解しているところでございます。  しかし、これらの技術開発によって交通体系が大幅に変革するということは、現時点で推測することは困難でございます。よって、この問題は、問題提起として捉えまして、今後の状況に注視しながら、必要に応じて計画の見直しを行ってまいりたいというふうに考えます。 202 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 203 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 204 ◆16番(新美交陽) これらの技術開発によって交通体系が大幅に変革するということは現時点で推測することは困難であるというふうな答弁をされたわけでありますが、果たしてそうでありましょうか。今後予測される時代をあらわすAIとかIoT、自動運転、ライドシェア等については、もう既に説明が必要ではないくらい市民にも周知されていることと思います。確かに、10年後、20年後に予測された社会になっているかはわかりませんが、必ずその時代が到来するという予測で世界は動いていることは御承知のとおりであります。このような時代に市の将来のありようを予測する方法として、それこそAIを利用した予測が必要ではなかったのではないですか。また、この計画を審議された委員や市民の皆さんからそのような意見は出なかったのでしょうか。なかったとすれば、市としてAIによる予測も提案してみるべきではなかったでしょうか。今後の計画の改定も視野に入れ、ぜひ取り組んでもらいたいと思いますが、お答えください。 205 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 206 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 207 ◆建設部長(中村正典) 議員の言われるAI、IoT、自動運転、ライドシェア等の技術進展に伴い、都市計画分野に大きなインパクトをもたらすという可能性がある中で、今後のこれらの技術を活用した都市づくりについては必要だというふうに考えております。  ただし、今回の都市計画マスタープランでは、従来の都市計画基礎調査の中からの問題を解決するということで、都市計画の基本的な事項を定めるものであり、AIを取り扱うことは難しいと考えております。  今後、都市計画マスタープランの第6章の実現化の方策の中で検討はしてまいりたいというふうに思います。 208 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 209 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 210 ◆16番(新美交陽) 答弁ありがとうございます。  AIを取り扱うことということじゃなくて、AIにビッグデータを入れて、そこから答えを出したらどうかということを私は指摘しているわけでありまして、大変有効な手法ではないかなというふうに思っております。ぜひとも今後取り組んでいただきたいと思います。  (2)まちなか居住を誘導するコンパクトシティ化は必要かということについてお伺いいたします。  碧南市は、大変小規模な町であります。これ以上にコンパクトにする必要があるのかということを指摘したいと思います。  私は、このコンパクトシティというのは、それぞれの地域住民が長年暮らしてきた地から離れ集約した土地にまとめてしまう、いわば、行政サイドの効率を重視した発想ではないかと思います。確かに、今後確実に来る人口減少、高齢者の急増、インフラの維持等を将来予測として考えると、そのような発想も必要だとも言えることができます。  碧南市は、東西8キロ、南北12キロの南北に長い地域で、36平方キロであります。北から南まで車で約30分です。コンパクトシティを導入している例えば富山市は、都市部の後背地に中山間地を持つ碧南市と全く違う地域でありますが、富山市は、県人口の4割が集中する面積1,241平方キロ、人口42万人の巨大なエリアにあります。富山市と合併した7町村は、そのほとんどが中山間地であります。普通考えてもわかると思いますが、都市部とそれ以外の地域の生活スタイルは大きく違っており、インフラのコストも大変な負担が将来続く。これに対処するためにコンパクトシティ化が目指されたものというふうに考えております。今のところ成功例というふうに言われております。  一方、もう一つ、青森市は、平成11年にコンパクトシティというのを早く目指して、中核施設アウガを建設し、図書館、商業施設、工業施設を入れ、開業当初は大変なにぎわいを創出しましたが、不便な土地からの移住は、地価の大きな違いもあり、うまくいかなかった。2015年には市長が退任するようなことになったことは周知であると思います。
     無理に市域をインナー、ミッド、アウターと区分して、インナー、ミッド地区に集中して人を移す計画は、官のみでは解決できませんでした。郊外に続々と大型ショッピングモールが進出し、市の計画が頓挫してしまいました。  このような状況を見ると、今後予測される自動運転、ライドシェア時代を考慮すると、今のままで移動も住居も無理に移す必要がなくなる可能性が考えられます。広い駐車場も必要なくなるとも言われております。このような視点に立ったとき、中心核への居住の移転は必要ないのではないでしょうか。この都市計画マスタープランの土地利用の第一項目である以上の点についてどのように考えておられるのか、お伺いします。 211 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 212 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 213 ◆建設部長(中村正典) 碧南市が考える将来都市構造といたしましては、中心核やサブ核を中心とした駅周辺エリア、それと、地域コミュニティーを中心とした地域拠点エリアを指定しているところでございます。  用途地域の指定などにより、商業、公共サービス、医療、福祉等の機能などの誘導を図るとしておりまして、強制的に居住の移転をさせるというものではございません。  考え方としましては、これらのエリアに、医療施設、公共施設、公共サービス施設、商業施設などが集積することにより、体が不自由な方や車を持たない方、御高齢で体力がない方などの交通弱者を含む全ての人々が安心・安全で快適な生活をすることができる社会をつくることが大切であると考えております。  町なか居住により歩いて暮らせるようになり利便性の向上を図るとともに、エリア外に居住されている方々においても、コミュニティバスなどを利用した交通ネットワークにより、便利で快適な利用を享受できると考えております。 214 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 215 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 216 ◆16番(新美交陽) 公共施設、それから、医療施設、福祉施設、商業施設の集積をするということは、新たにつくるとか、または移転をすると、そして、その全てを集積させるということだと思います。そこに行けば歩いて暮らせる生活ができるとしていますが、その近くにいる人しか利用できないのではないですか。  私は、今の居住環境の変更や施設の新設、移転をしなくても、むしろしないほうがよいのではないかとも思います。自動運転やライドシェアへの移行による生活環境の大きな変革を視野に入れた計画が盛り込まれるべきだと思いますが、お答えください。 217 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 218 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 219 ◆建設部長(中村正典) 市内にいろんな施設が散在するという状況よりも、ある一定のエリアの中に施設が集積するということで、居住する人々だけでなく、交通ネットワークにより少し離れた方たちも利便性を享受できると考えております。これは、先生の言われた自動運転やライドシェア、くるくるバスもその1つというふうに考えております。 220 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 221 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 222 ◆16番(新美交陽) 従来から言われておりますコンパクトシティというものについての概念ではない手法ということというふうに私はとらしていただきました。安心いたしました。できれば、そこへ行く交通手段も合わせて表記をされるべきではないかなというふうに思います。  次に、(3)駅を都市機能の中心とした計画は効果があるのかということについてお伺いします。  2030年、2040年と先を見ると、また、将来の人口予測を考慮すると、駅を利用する人は減ってくるのではないかというふうに思っております。労働人口が減るからであります。低未利用地の活用で商業、公共サービス等の機能を充実させるとしていますが、先ほどの青森の例のような多機能の施設をつくり人を集めるということでしょうか。私は、こういうことはしなくてもいいのではないかと思います。極端な言い方ですが、今のまま、市のそれぞれの中心が八つ頭のようになったままでもいいのではないのかなというふうに思っております。いろんな施設が離れていても、また、高齢者がふえても、若い人が減っても、交通革命時代には大きく人の移動は変わっているのでないでしょうか。刈谷から碧南までの三河線というのは、本当に将来存続できているのでしょうか。大いに疑問であります。  このような視点に立ったときに、また違う計画の方法もあるのではないでしょうか、お答えください。 223 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 224 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 225 ◆建設部長(中村正典) 碧南市だけでなく、西三河とか愛知県といった単位で考えた場合には、鉄道は重要な公共機関であり、交通結節点である鉄道駅は、人の集まる場所として、市の中心核、あるいはサブ核として、引き続き活性化を図っていく地域であると考えます。  しかし、自動車交通が発達した地域では鉄道駅だけが市の中心ということでもなく、既に公共施設や商業施設などの地域コミュニティーが図られている地域には、日常生活サービス機能の集積を図ることによって、安心・安全で快適な生活をするために有効と考えており、中心核、サブ核に加え、地域拠点エリアとして土地利用を考えていくことを位置づけております。 226 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 227 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 228 ◆16番(新美交陽) 先ほどの答弁で、駅周辺に各機能を集積するというふうに(2)のときには言われていたんですが、そして、今の答弁では駅だけが市の中心ではないと。地域コミュニティーが図られている地域については、日常生活機能の集積を図るというふうなことをおっしゃられたんですが、整合性といいますか、ちょっとよくわかりませんので、もう少し詳しくお答えいただきたいと思います。 229 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 230 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 231 ◆建設部長(中村正典) (2)の回答におきまして、今回のマスタープランの改定では、従来からある駅周辺拠点エリアに加えて、地域拠点エリアを新たに位置づけております。この地域拠点エリアの考え方は、まさに碧南市の特徴である鉄道駅に頼らない地域コミュニティーを醸成するものでございます。  また、用途地域の指定などにより、商業、公共サービス、医療、福祉等の機能などの誘導を図るとしております。それらの施設により、さまざまな人々が快適な生活ができる地域拠点エリア等を位置づけるものでございます。 232 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 233 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 234 ◆16番(新美交陽) 駅中心もやるが地域拠点も新設するということであるというふうに理解をいたします。両者の連携、それから、移動方法も大変重要であります。早急に計画に盛り込んでいただく必要があると思います。  次に、(4)「スマートシティへきなん」の実現をということであります。  スマートシティ実現に向けてと題する報告が国交省都市局から平成30年8月20日に中間とりまとめとして発表されています。IoT、ロボット、AI、ビッグデータ等を利用してまちづくりを進め、次世代の社会のありようも変わる時代に対応しようというものであります。  また、最近では、CASE(ケース)と呼ばれる今後の自動車業界をあらわす頭文字、つながる、自動運転、シェアリング、電動化を指します。自動車メーカー自体が存在価値をも変えざるを得ないほどの大変革の時代が来ると言っているわけであります。このような大きな時代の変換点に私たちはいるわけであります。  今回改定される都市計画マスタープランは、今現在予測されるデータで将来を予測され、計画されたものと思います。しかし、次世代は、ビッグデータ、IoT、AIを用いて予測の精度が格段に向上することとなります。スマートシティは、交通、自然との共生、省エネルギー、安心・安全、資源循環の5つの大きな定義をしており、その中では、それぞれが大変細かく列記をされております。生活の仕方が大きく変わる時代が2040年ごろには到来すると言っております。市としても解決しなければならない課題は大変多くのものを抱えているわけでありますが、こういう問題をできるところから解決するため、将来の碧南市まちづくりをスマートシティへきなんとして、新たな都市計画として取り組んでいく考えはありませんか。国としてもモデル地区を指定するとしています。これらのことについてお答えください。 235 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 236 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 237 ◆建設部長(中村正典) スマートシティが定義する大きな柱のうち、省エネルギー及び資源循環については、碧南市環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画に基づき推進を図ってまいります。  交通に関する問題は、都市計画に大きくかかわってきます。今後の人口減少、超高齢化社会においては、IoT、ロボット、AI、ビッグデータ等を利用したまちづくりを進めていくことが必要になっていると認識をしております。  都市計画プランには記載しておりませんが、今後の社会情勢を見ながら、必要な対策、計画の変更を行ってまいりたいと考えております。 238 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 239 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 240 ◆16番(新美交陽) 人口7万3,000人をちょっと超えたぐらいの町であります。市の広さとか南北に長い地形等を考えますと、市全体がスマートシティを構成するにはちょうどよいじゃないかなというようなことも思います。国のモデル事業に名乗りを上げる考えはありませんか、お考えをお答えください。 241 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 242 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 243 ◆建設部長(中村正典) 現時点においてはモデル事業としては考えておりませんが、スマートシティの実現に向けた国等の動向を注視しつつ、スマートシティの動きが碧南市にとって重要と判断した場合は、都市計画マスタープランの見直しを含め、検討してまいりたいというふうに思います。 244 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 245 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 246 ◆16番(新美交陽) 若い世代の職員さんもたくさんおられます。そういった方の柔軟な発想を十分に引き出していただいて、また、専門家の方の知恵もかりて、ぜひ研究を進めていただきたい、新しいところに挑戦していただきたいというふうに思っております。  次に、(5)名豊道路のアクセス性を生かした北部工業用地に「道の駅」が必要ではないのかということについてお伺いをいたします。  1から4まで、碧南市の将来像を決める都市計画マスタープランの全体のコンセプトについてお伺いをしてきました。今後も各界からの意見を集約し決定され、一定の期間が過ぎれば改定もされるものと考えております。  それでは、最後に1つ、マスタープラン案にある具体的な施策についてお伺いをいたします。  第4章全体構想において、土地利用の整備として、幹線道路の整備とあわせて道の駅の整備を検討しますと明記をしております。都市計画道路西端線は、市北部における新たな生産・流通ゾーンの形成とあわせ、名豊道路とのアクセス性を強化するため都市計画道路の延伸を検討しますと言っています。これは、名鉄三河線でとまっている現状を臨海道路まで延伸することを言っていると思います。実現すれば、大変大きなアクセス性の向上となるものと考えます。  現在、北部工業用地については、既に2社が開発整備に着手しているところでありますが、今後この地域の工業用地化が進捗する中で明確に打ち出していかなければならないことは、名豊道路から人を呼び込むエリアをつくる仕組みが要るということであります。工業用地化が進む中で、なお広大な農地もある北部であります。碧南の魅力を発信するエリアとして、道の駅の整備は、このマスタープランの大きな目玉にもなると思います。  地場産業の振興には、当然農業、そして、その果実である農産品があります。これらを考慮したとき、道の駅は大変有効なものと言えるのではないかとも考えます。もちろん、その中に、商業、サービス業の発展を期待できることは言うまでもありません。この施策について検討するとしていますが、実現に向けて取り組んでいく計画はお持ちなのか、お伺いします。 247 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 248 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 249 ◆建設部長(中村正典) 道の駅の検討には、碧南市全体として有効な場所を検討する必要があると考えております。  この西端線は、国道23号と直結する道路でございます。市北部の地域活性化策として新たな産業地を位置づけておりますが、地域の活性化は、工業だけでなく、西端地域の特徴でもある農業においても活性化できるよう検討する必要があると考えております。  議員が言われるように、道の駅は、市の農産物や名産品などを市外の方々へPRするためには大変有効であると考えております。過去の一般質問において各議員より道の駅についての御意見をいただいており、また、本年4月に実施した都市計画マスタープランのパブリックコメントにおいても、市民から西端地区に農産物の販売拠点が必要であるとの御意見もいただいているところでございます。  したがいまして、商業、サービス業などの民間活力の活用も含めて、この可能性について検討しているところでございます。 250 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 251 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 252 ◆16番(新美交陽) 地域資源としての品質のよい農産品というのは、今後世界にどんどん輸出をしていっていただきたいなというふうに思っております。  また、今後ふえてくるインバウンドへの対応にも、やはりこういったものを利用して、新たな商業地として、また、新たな街区に発展していくものというものにつながるというふうにも思っております。そのためにも、碧南初の道の駅の必要性は大変重要であります。既に検討しているとの答弁でありますが、今お考えになっている範囲で計画の内容をお答えください。 253 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 254 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 255 ◆建設部長(中村正典) まず、市街化調整区域の整備手法としまして、愛知県では市街化調整区域内地区計画ガイドラインを策定しており、地域特有の産業、歴史、文化資源、豊かな自然資源などを生かして、多彩な対流、触れ合いを生み出し、地域の振興に資するものが地区計画に定められた内容に適合する場合に地域振興系としての開発が可能となるということでございます。これを利用した計画を考えておりますが、まだ具体的な中身は今後詰めていくということで、まだ検討中でございます。 256 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 257 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 258 ◆16番(新美交陽) 県の市街化調整区域内地区計画ガイドラインに適合し、地域振興系としての開発が可能ということであります。そして、既にその検討に入っている。大変前向きな答弁というふうに受けとめます。ぜひとも積極的にスピード感を持って進めていってもらいたいというふうに思います。  この件名1について、これで終わりたいと思います。  続いて、件名2に入ります。  都市計画マスタープランについてやりましたので、緑の基本計画について1点だけお伺いをしたいと思います。  緑の拠点とは何かということでお伺いをしたいと思います。  緑の基本計画に、長田川西側に地域を代表する拠点として地図に丸印が新たに表示されています。油ヶ渕、高浜川、長田川等水辺環境の保全と活用や都市計画道路の空間の活用により、県営油ヶ淵水辺公園を拠点に、水と緑のネットワークの形成を図ります。身近な街区公園の整備と地域住民との協同による施設の適正な維持管理を推進します。地域住民のスポーツやレクリエーションの活動の拠点として、グラウンドを有する緑地整備を推進します。以上の内容が書かれております。地図上では、グラウンドを有する緑地の整備と表示されています。身近な街区公園と緑の拠点は別のものととれると思われます。  以上のことについて、もう少し詳しくお答えください。この計画は、おおむね10年ごとになっていることもあり、どのような公園になるのか、今後の計画の素案もあればお答えください。 259 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 260 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 261 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  初めに、緑の拠点についてでございますが、県営油ヶ淵水辺公園を広域的な緑と水の拠点に、総合公園の臨海公園や地区公園の明石公園など規模が大きい公園緑地を、これを市を代表する緑の拠点に位置づけ、市内外の住民の皆様の利用に供しまして、広域交流の場としての役割を果たすものでございます。  また、近隣公園の伊勢町公園など、比較的規模が大きく、主に地区の住民の利用に供する公園緑地、これを地域を代表する緑の拠点に位置づけております。  なお、身近な街区公園は最も規模が小さい都市公園でございまして、主に街区の住民の方々の利用に供するものでございます。  次に、御質問の長田川西側の地域を代表する緑の拠点についてでございますが、これは西端地域の緑のまちづくり方針図におきまして、グラウンドを有する緑地の整備ということでお示しをしております。  現行の緑の基本計画におきましては、臨海部2号地を総合運動公園に位置づけておりましたが、今回の都市計画マスタープラン及び緑の基本計画の見直しにおきまして、将来的に工業用地としての土地利用を図っていく考えでございますので、この代替えとして、市域全体でスポーツ施設の機能が賄えますように緑地の配置を考えるというものでございます。この計画につきましては、将来的に臨海部2号地を工業用地化することにあわせまして慎重に検討を進める必要があると考えておりますので、現在のところは具体的な案というのはございません。  以上でございます。 262 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 263 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 264 ◆16番(新美交陽) 臨海部2号地は、やっぱりこれまで総合運動公園という位置づけであったものを工業用地化に用途変更していくので、その代替えとして今回のプランに新たに4つの丸がつけられたということであります。この西端の場合ですが、グラウンドはつくる計画はあるが、ほかの内容は何も決まっていないということであるというふうに思います。今後、いろんな調整をしなければなかなか具体化できないとは思われますが、西端の場合、県道西尾知多線という西端の農協の前の道なんですが、あの道から以北については街区公園すらないことをやっぱり考えますと、住民の憩える緑の公園というものが、この計画をされている公園の中にも、そういった機能もやはり合わせ持ったものを一緒に計画をしてもらいたいなというふうに思っております。10年後の予想図を公開するために、早急にそういったことも検討されて取りかかっていっていただきたいというふうに思っております。件名2については、これで、以上であります。  続いて、件名3に移ります。  高齢者の交通事故を減らすため、くるくるバスやミニバンの導入をということでございます。  (1)高齢ドライバー(65歳以上)による事故をどのように捉えているかということであります。  ことしの4月に東京池袋で起きた高齢ドライバー、87歳による暴走事故で、3歳の女の子と31歳の母親が死亡したニュースは、まだ記憶に新しいところであります。  また、今月は、福岡でも高齢者の暴走事故、大変な事故が起きております、御存じのとおりであります。  最近、社会で大変問題になっていることは、さきの事故に代表される高齢者による交通事故。それは、軽い接触事故から死亡事故のような重大事故が全国で多発していることであります。私も高齢者でありますので他人事とは思えません。いつ加害者になるかもわかりません。高齢者は反射神経がにぶくなり、若いころと比べもろもろの判断がおくれ、とっさの判断ができなくなると言われております。実際に私もそう感じております。  1970年ごろには、全国の交通事故による死者数が約1万7,000人ぐらいありました。その後、交通環境の整備と車の性能の向上もあり、昨年の死者数は3,500人です。人数としては約5分の1ほどになったわけであります。しかし、今なお3,500人の方が日本中で亡くなると。当然この中には、加害者も被害者もあるわけであります。
     愛知県では189人が亡くなっています。全国1位であります。65歳以上の人は60%以上だそうです。  碧南市では、高齢者の交通事故、死亡は何件ありますか。そして、昨今の事故の多さを通じてどのように考えておられるのか、お答えください。 265 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 266 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 267 ◆市民協働部長(鳥居典光) まず、死亡事故の状況についてお答えします。  平成30年に碧南市で発生した死亡事故は2件で、6月と11月に発生しており、どちらも高齢者の方が亡くなっておられます。  平成29年の死亡事故は5件で、いずれも高齢者の方が亡くなっております。  平成26年以降の交通事故で亡くなった方は14人で、全て高齢者となっております。  次に、死亡事故を含む人身事故の状況でありますが、平成30年は241件で、そのうち、高齢者が関係する事故は88件でした。  平成29年は296件で、そのうち、高齢者が関係する事故は97件でした。  75歳以上、80歳以上の免許保有者数はともに増加を続けており、碧南市内での平成30年の保有者数は、10年前の平成20年と比較しまして、75歳以上は約1.72倍、80歳以上は約2.03倍に増加をしております。  愛知県では、75歳以上は2.14倍、80歳以上は2.39倍となっております。  これらのことから、高齢になっても自動車に乗り続ける人がふえているため高齢者が関係する交通事故がふえていると考えられます。特に、75歳以上では、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が最も多いと言われていることから、他者を巻き込む事故につながるのではないかと思っております。 268 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 269 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 270 ◆16番(新美交陽) 平成26年度以降、市内で交通事故で亡くなった方は全員高齢者とのことであります。この中には、当然加害者と被害者があるわけでありますが、その全てが今問題になっている高齢者の誤操作によるものではないとは思いますが、このあたりのことについて、事故の内容について把握をされているのか、あればお答えください。 271 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 272 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 273 ◆市民協働部長(鳥居典光) 平成26年以降、市内の交通死亡事故者は14名ありました。そのうち、乗用車運転中の事故により亡くなったのは3人です。高齢者の方で亡くなったうち、高齢者の方が運転していてというのが3人ということであります。いずれも原因不明ですが、2割程度と低い割合にはなっております。  割合の多いのは、歩行中が4人、それから、自転車に乗車中が4人と高い割合になっております。 274 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 275 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 276 ◆16番(新美交陽) 前もっていただいた資料を見せてもらいました。その中に、やはり一時停止をおこたったがために事故で亡くなっている方が目立っております。被害者もあれば加害者もあるわけでありますが、いずれも80代か70代であります。原因不明というのもありますが、操作ミスかどうかわからないものもありますが、高齢者であるということが原因であることははっきりしているわけであります。平成26年以降、死者数はふえ、人身事故も増加しておる現状を考えると、やはり大変深刻な問題であるというふうに思います。  次に、(2)としまして、高齢者により起こされる事故が今後ふえていくことについてであります。  高齢者人口は今後ますますふえていくわけであります。当然、事故の件数も、その比率を増していきます。都会と違い地方では、車が日々の生活に欠かせません。私の知り合いにも97歳で妻の入院している病院へ通っている人を知っています。私は、このような人に直ちに運転をやめなさいとはよう言いません。日々の生活が成り立たなくなるからであります。このような方は大勢みえると思います。やめなければならないが、やむをえず運転をしてしまう、こういう状況に皆さんはおられると思います。免許更新時の認知機能検査の厳格化や高齢者から免許を取り上げるなどの極論も聞きますが、そんな酷なことはできません。免許返納制度も、特に車が必要なこの地域では余り進んでいないと思います。しかし、何とか不幸な事故はなくしていかなければならないと思います。今後は確実にふえる高齢者の事故についての見解をお伺いします。 277 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 278 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 279 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議員が言われるように、確かにこの地域では、日常生活に車は欠かせないと思います。  一方、高齢者の免許証の自主返納件数は、少しずつではありますが伸びてきております。平成28年は136件、平成29年は236件、平成30年は206件でした。ことしは5月末で107件となっており、直近の5月は30件でした。4月が17件でしたので1.8倍となっており、関心が高まっていると考えられます。  自分は大丈夫と考えるのではなく、能力のおとろえや判断のおくれなどを自覚し、緊張感を持って慎重な運転をしてもらえるように今まで以上に働きかけをする必要があると考えております。 280 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 281 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 282 ◆16番(新美交陽) 免許返納ということで、昨今の事故を機に関心が高まり、ふえていくのではないかというふうにも期待をしております。  市の75歳以上の高齢者が8,000人以上いる現状や年々その人口がふえていくことも考えますと、免許返納に期待をするだけでは今後予想される高齢者による事故を未然に防ぐことは難しいと思います。このことについてお答えください。 283 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 284 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 285 ◆市民協働部長(鳥居典光) 自動車メーカー各社とも交通事故ゼロを目標に掲げ、積極的に開発を推進し実用化を進めております。実現には、事故原因の9割以上と言われる人為的ミスを車がサポートする自動運転技術が有効であると考えております。  安全装置を含む自動車の技術は、日進月歩の発展を見せています。2020年代前半には一般道での実用化を目指していると言われている技術革新に期待をしているところであります。  また、高齢ドライバー専用の新しい運転免許証制度は、75歳以上の免許更新の際に運転できる車種を安全運転支援装置搭載車に限定されることと検討されていることから、この限定免許の導入にも期待しているところであります。 286 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 287 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 288 ◆16番(新美交陽) 75歳以上を想定して、高齢者向け新運転免許、安全機能つきに誘導という新聞報道を私も見ております。相次いで発生する高齢ドライバーによる死亡事故というのは大変深刻な状況にあるとして政府も対策を始めたわけであります。当面は、義務づけではなく選択制を検討しているということでありますが、来年度以降、2020年以降に早期実現を目指すというふうに書いてありました。一刻も早く、やはりそういった対策が必要ではないかというふうに思っております。  次に、(3)としまして、高齢者になっても日常生活が楽しめる環境づくりが必要ではないかということであります。  高齢者による事故は今後ますますふえていくことは確実であります。だからといって、高齢者から車を取り上げてしまうこともできません。人口の4人に1人が高齢者の時代であります。車を使った日常生活の維持はしていかなければ生きていけません。高齢者が町に出て、活発に日常の買物、スポーツ、遊び、仕事等々が行われることで町の活性化もされます。経済活動も大きく進展していきます。日常、外に出て活発に活動するのは、これらの層であるとも言えます。この高齢者層の活動を安全に安心して行われるように支える仕組みが、この時代には要求されているといえます。市長が掲げておられます健康寿命の延伸にも大いに貢献するといえます。75歳以上の新車購入者への補助金で、自動ブレーキのついた車に乗り事故を減らす施策も始められましたが、75歳以上の新車購入者が果たしてどれほどいるのかということも考えますと、効果はいささか限定的であるというような気もします。これらの状況を考慮したとき、何か大きな施策が必要ではないですか、お答えください。 289 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 290 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 291 ◆市民協働部長(鳥居典光) 高齢者の外出を促進するものとして、自動車は有効で重要なものであると思います。  しかしながら、先ほども議員が言われたように、能力の低下を自覚しながらも必要に迫られて運転を続ける高齢者も大勢いらっしゃるでしょう。被害軽減ブレーキ、自動ブレーキのことですが、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、誤発進抑制装置のことであります、などを初めとする安全運転支援装置は、高齢者の交通事故防止に効果があると考えています。  平成31年4月から始まりました高齢者安全運転支援装置等搭載自動車購入費補助金は、早くから反響があり、5月末では10件の申請がありました。新聞やテレビで取り上げられたことから問い合わせもふえております。この補助制度につきましては、まだ始まったところでありますので、今後どのように推移していくか様子を見てまいりたいと思っております。 292 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 293 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 294 ◆16番(新美交陽) 昨今の非常に悲惨な事故が多発する現状を目の当たりにすると、高齢ドライバーの運転の制限も必要ではないかというふうにも言われております。  しかしながら、とりわけ地方においては生活の足と言える車は、高齢者のみならず市民にとってはなくてはならないものであります。4月からの補助金も有効な施策と言えますが、誤発進防止装置を新車だけでなく既存の車もその対象に加える必要もあるのではないでしょうか。そして、高齢ドライバーの皆さんにつけてもらい、本人はもちろん、歩行者の安全にも大いに効果があるものと思いますが、いかがお考えかお答えください。 295 ◆市民協働部長(鳥居典光) 議長、市民協働部長。 296 ◆議長(鈴木みのり) 市民協働部長。 297 ◆市民協働部長(鳥居典光) 国土交通大臣も7日の閣議後会見で、相次ぐ高齢者によるブレーキ、アクセルペダルの踏み間違いが原因とされる事故に対し、後づけの対策装置の開発、実用化の取り組みを進めるよう自動車メーカーに要請する考えを示しましたという報道がありました。  また、一部の自動車メーカーや部品メーカーが、後づけのペダル踏み間違い時加速抑制装置やワンペダルなどの販売を始めていますが、最近の踏み間違いによる交通事故多発の報道を受けて、さらに開発が進むことが予想されます。  こうした状況の中、全国的にも補助をする自治体がふえてきているということも承知しておりますので、本市としましても、近隣市の状況も参考にする中で検討課題とさせていただきたいと思います。 298 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 299 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 300 ◆16番(新美交陽) 先ほどの新制度が施行されるようになると、75歳以上は支援装置がついている車しか乗れなくなるというような状況になるかと思います。  東京都は、ついきのうですか、おとといですか、設置費用の、そういう誤発進の防止装置の9割補助を決めております。愛知県より車の数がといいますか利用度が少ない東京都でもそういったことが進められているということを考えますと、やはりここら辺については特に有効ではないのかなというふうに思います。現在の補助金も有効でありますけど、このことも視野に入れて早急に検討すべきであるというふうに提言をいたします。  次に、(4)ミニバン等を導入し、いつでも乗れる環境をということであります。  そこで提案ですが、現在市内にくるくるバスが4台運行されております。このバスは、主に幹線道路が中心になるコースであります。高齢者が免許を返納したとき、日常生活を送るときに利用する手段としては大変不十分であると思います。現在のバスの拡充も必要ですが、もっと細かくミニバン等を導入して回る回数もふやしたらどうでしょうか。そのくらいのことをしなくては、日々の足がわりにはなりません。このことについて、お考えをお伺いいたします。 301 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 302 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 303 ◆経済環境部長(永坂智徳) くるくるバスでございますが、御承知のとおり、高齢者や身体障害者等の交通弱者の利便性を図り、広く地域参加を促進するために運行してございます。各自治体においては、高齢者の移動手段の確保策といたしまして、くるくるバスのような定時路線バスのほかに、デマンド型の交通システムによって運行している地域もございます。これは、時刻表はなく、利用者が前もって予約をしていただき、乗り合わせで駅や路線バスのバス停まで運行する交通システムでございます。  また、国や企業におきまして、より効率的なシステムが調査、研究されているとも聞いております。  くるくるバスについては、運行以来利用者数が減少傾向にありまして、現在頭打ちの状態でございます。今後、利用状況や交通システムなどを把握しながらよりよい運行方法を考えていく必要がございますが、御提案のミニバン等の導入については、バスよりも小型で、なおかつ効率的できめ細やかな移動手段を確保できる期待が持てますので、御意見を踏まえて検討してまいりたいと考えます。 304 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 305 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 306 ◆16番(新美交陽) 今、部長が言われたデマンド型といいますか、依頼があったときに乗れる、そういったときに相乗りをしていく、これを実施している自治体もあるわけでありまして、有料で1回300円ぐらいですか、そういったものをやっておるという自治体もあります。これも新しい時代に合った1つの手法であるかと思います。  しかし、できれば一定の間隔で、近くを公共の車といいますか、すぐ乗れる車が走っていると、こういう環境ができれば、必要ではないのかなというふうに思います。免許返納を一層うながすことにもなるかと思います。  今後、確実にふえる高齢ドライバーへの取り組みは喫緊の課題であると思います。ミニバンについて検討していくとのことですが、もう一歩踏み込んでお答えをいただきたいと思います。 307 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 308 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 309 ◆経済環境部長(永坂智徳) 質問者おっしゃるとおり一定の間隔で車が来て乗れるということは大変に便利ですし、便数をふやそうとする場合にはミニバンは有効であると考えております。運転手の確保や運行経費の課題もありますので、今後くるくるバスの見直しを進める際には、ミニバンの導入についても検討してまいります。 310 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 311 ◆議長(鈴木みのり) 16番。 312 ◆16番(新美交陽) 大変前向きな御答弁をいただきまして、ちゃんとやってくださいね。  くるくるバスは、高齢者や身体障害者等の交通弱者の利便性を図るというふうな形で定義をされておったわけでありますけれども、この高齢化社会の現状にはマッチしていないのではないですか。市民の日常の足としての機能を持った物に位置づけを変えていく必要があるのではないかということを提案して、さらなる検討、前向きな施策を進めていただくことをお願いしまして、この質問を終わりたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 313 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩とします。                            (午後 1時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 0分 再開) 314 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、小池友妃子議員の一般質問を許します。 315 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 316 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 317 ◆7番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。議長から発言の許可をいただきましたので、一問一答方式にて一般質問をさせていただきます。執行部の皆様におかれましては、ぜひ前向きに御答弁いただきますよう、よろしくお願いいたします。  それでは、件名1、幼児期の教育・保育についてです。  我が国では、出生率の低下に伴い、人口の減少と少子高齢化の進行が深刻な課題になってきており、核家族化や共働き世帯の増加、地域のつながりの希薄化など、子供や子育てを取り巻く環境は非常に厳しく、子育ての不安や孤立感を覚える家庭は、我が町碧南市でも少なくはありません。とはいえ、小学校就学前の幼児期の教育・保育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う上で非常に重要となってきていますので、質の高い幼児期の教育・保育の充実に向け、地域のニーズも踏まえて総合的に取り組むことは大切なことでございます。  そこで、家庭での教育・保育はもちろん大切ですが、園での過ごし方も非常に大切なことであると思いますので、まずは、園でどのように行われているのかを確認させていただきたいと思います。  それでは、(1)幼稚園、保育園、こども園の特徴についてです。  碧南市には、幼稚園5園、保育園13園、こども園2園ございます。まずは、園の幼児教育に関しての特徴についてお聞きいたします。  ア、各幼稚園の特徴についてお聞かせください。 318 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 319 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。
    320 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 幼稚園では、環境を通した教育を基本に、遊びの中の学びを大切にしています。いろんな遊びを通してさまざまなことを学び、小学校以降の生活や学習の基盤を育成しているところです。そのため、碧南市幼稚園教育研修会を開催し、幼児の主体性について継続的に勉強をしています。今年度のテーマは、主体的に遊ぶ幼児の姿を目指して、子供がしたいことを実現できる遊びの環境と教師の援助を考えるとし、全担任教諭が参加できるよう、公立幼稚園5園にて公開保育と実践協議会を行う予定でございます。 321 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 322 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 323 ◆7番(小池友妃子) 実践協議会等を行うということですが、その中で出た意見、意見交換で具体的に資質向上につながった内容があれば、お聞かせいただけますか。 324 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 325 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 326 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 参加者が同じ保育を見て、その保育のよさや課題について話し合い、共通理解をすることで自分の保育を振り返る機会にもなっております。そして、話し合いの中でわかったところ、きょうの保育でのよかったところを参考に、今後の保育に生かしています。  例えば、自分では考えつかなかった季節や年齢にあった環境構成や自分の教材の選び方、実践保育の援助の仕方などを見直すなど、資質の向上につながっております。 327 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 328 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 329 ◆7番(小池友妃子) 自分の保育を振り返ったり生かすことができていることというのは、大変すばらしいことですね。  それでは、イ、各保育園、こども園の特徴についてですが、こちらはいかがでしょうか。 330 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 331 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 332 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 保育園、こども園では、幼稚園と同様に主体的保育を目指し取り組んでおります。特に、保育所保育指針が改定され、3歳未満児の保育内容の記載が充実されています。年齢、学年で発達を捉えるのではなく、より一人一人の発達を考えた保育の取り組みをしております。  また、私立園についても、自主性、主体性に重きを置き、集団生活ができるように取り組んでいます。3歳未満児にとって、重要な愛着関係を保育者とつくり上げるために担任制を用いている園もございます。  さらに、私立園、こども園では、未就園親子のために支援センターを開設し、保護者の育児相談にも応じているところもあります。 333 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 334 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 335 ◆7番(小池友妃子) 主体的保育を目指し取り組んでいるということですが、もう少し具体的にどのような取り組みをされているのかというのをお聞かせしていただいてよろしいですか。 336 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 337 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 338 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 主体的保育とは、遊びの中でみずからやりたいことを見つけ、実現しようと考え、行動する子に育つような保育を言います。例えば、幼児が文字を覚えるときに、遊びの中で自然に覚えられるようにしております。  お店屋さんごっこの看板やメニューで遊んでいる子が、先生や友達に聞いたり、掲示した五十音表の文字をまねたり、周囲の子供もその様子を見て文字の覚え方を知っていきます。そうした文字が書きたい、どうしたら書けるかを考え、友達に教えてもらって書けたという満足感から、自立心、思考力、協同性などが育っていきます。 339 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 340 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 341 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。そうですね、我が子の幼児期のを思い出してみても、とにかく興味のあることは真剣に見て、聞いて、行動していたと思います。  2020年に教育改革により学習指導要領の改訂があります。新学習指導要領では、主体的、対話的で深い学び、アクティブ・ラーニングの視点から学習過程の改善がうたわれています。その内容は、これまでの先生が一方的に教え、生徒たちはそれを見て、聞いて、学ぶという授業ではなく、双方的、対話的な学びのスタイル中心になっていくのです。その準備として、園で既に主体的教育及び保育をされているということは、碧南市で育っている子供たちのこれからの成長に大変期待すべきものであると思います。  では、次に、一人一人の園児が無理なく小学校での生活に進んでいくために園ではどのような取り組みをされているのかをお聞かせいただければと思います。  (2)幼稚園、保育園、こども園の就学に向けての取り組みについてです。  ア、各園で幼児教育としての取り組みについて、どのようなことをされているのかお聞かせください。 342 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 343 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 344 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 幼稚園、保育園、こども園では、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育保育要領の改訂において、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿が示され、幼児教育と小学校教育をつないでいくことの必要性が明確になりました。子供たちがみずからしたい遊びを主体的に進める中で、その遊びが実現できるように環境を整え、援助しています。遊びを実現していく中で、子供の遊びの中に潜む学びの姿を10の姿の視点から捉え、発達の理解や一人一人の課題を確認し、保育の見直しをしています。  幼稚園では、幼稚園公開日、学校教育課訪問、園便り等で幼稚園の遊びの様子や学びの様子等について学校関係者にお知らせするとともに、保育園、幼稚園では、子供たちに学校への期待を持たせるために、小学校との交流を積極的に行っております。 345 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 346 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 347 ◆7番(小池友妃子) 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿にどのような項目があるのかを皆さん御存じだとは思いますが、改めてお聞かせ願いますでしょうか。 348 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 349 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 350 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 10の姿は、小学校教育及びその後の教育へとつながる幼児期に育みたい資質、能力の具体的な姿で、項目としては、1つ目として健康な心と体、2つ目として自立心、3つ目が協同性、4つ目が道徳性、規範意識の芽生え、5つ目が社会生活とのかかわり、6つ目が思考力の芽生え、7つ目が自然とのかかわり、生命尊重、8つ目として数量、図形、文字等への関心、感覚、9つ目として言葉による伝え合い、最後10個目でございますが、豊かな感性と表現がございます。 351 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 352 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 353 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございました。  幼児教育と小学校教育をつなぐことの必要性があり、先生方が御尽力されていることがよくわかりました。  それでは、イ、小学校との連携についてお聞きいたします。  先ほど御答弁で、保育園、幼稚園では、子供たちに学校への期待を持たせたりするために小学校との交流を積極的に行っていると御答弁されていましたが、どのような交流をし、また、連携など、どのように行われているのかをお聞かせください。 354 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 355 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 356 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 小学校との交流は、年長児の学校訪問、学校のプール体験、運動会や学芸会等の予行演習の見学、マラソン大会の応援に参加することで交流を行っているところでございます。  小学校との連携は、小学校職員と園職員参加による連絡会を行い、年長担当、園長、主任から、子供の育ちの記録などを小学校へ情報提供しております。 357 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 358 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 359 ◆7番(小池友妃子) 交流や連携というのは、全ての園及び小学校で実施されているのでしょうか。 360 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 361 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 362 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 交流につきましては、一部の園で現在実施していないところがございます。  また、連携については、全園で実施をしております。 363 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 364 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 365 ◆7番(小池友妃子) 小学校との交流は、幼児にとって、より生活の変化に適応しやすくなるとともに、小学校生活に親しみ、期待を寄せたり自分の近い将来を見通すことができるようにもなります。全園児が小学校との交流ができるよう、働きかけをぜひお願いいたします。  それでは、次に、ウ、家庭との連携などについてです。  10の姿の取り組みは、家庭でも必要なことであると私は思っています。そこで、保護者との連携として、どのような取り組みをされているのかをお聞かせください。 366 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 367 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 368 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 家庭との連携は、個別懇談会、面談、園便りで園での様子をお伝えしております。  また、日々の登降園時に園児の様子をお伝えしているところでございます。子供の生活リズムを整え、自分のことは自分でする気持ちや、困ったことを声に出せるよう、各園と家庭で協力し、子供の育ちについて共通理解し、連携していきたいと思っております。 369 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 370 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 371 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  何度も申して恐縮ですが、幼児期の教育、保育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う上で非常に重要となってきますので、ぜひ、園と家庭で協力をし、一人一人の子供に合った教育、保育をしていただきますよう、よろしくお願いします。  現在、社会状況の変化の中で、家庭においての教育や保育の低下が指摘されております。私が子供だったころは、碧南市でも三世代同居が多く、親以外に多くの大人が子供に接する機会が多かったり、地域の人々が地域の子供として見守り育ててくれていたりしました。  また、子供たちも、地域の年の違う子供と接したり幼い子供の世話をしたりと、子育てを支える仕組みや環境がありました。  しかし、今は、実生活の中で乳幼児に接したり幼い弟や妹の子守をする機会が少ないままに大人になってしまう親も多く、子育ての仕方がわからず、育児不安を持つ親もふえてきております。  また、ライフスタイルや意識も多様化し、仕事を持つ親は子育ての時間の不足に悩み、専業主婦は日々の子育ての中で孤独感に悩む傾向もございます。  さらに、離婚などにより仕事と子育てを1人で担っている親など、周囲の支えをより必要としている親もいます。  児童虐待の問題も深刻化しており、子供が事故や事件に巻き込まれ被害に遭う場合も少なくなく、子供の安全の確保も大きな課題と言えます。  このあたりにつきましては、今後また問題提起をさせていただきたいとは思いますが、いよいよ10月より保育無償化が始まります。メリット、デメリットはいろいろあるものの、子供たちにとって幼児期の大切な時期に平等な教育や保育を受けられるようになることは、大変よいことだと私は思います。ぜひ、目指されている主体的保育に今後も取り組んでいただき、一人一人の発達を考えた保育の取り組みを実践していただきますようお願いし、件名1を終了させていただきます。  それでは、件名2です。ヘルプカードの導入についてです。  碧南市には、ひとり暮らしの高齢者、障害のある方、外国人、持病をお持ちの方など、災害時や日常生活の中で万一のことがあった場合などに周囲に理解や支援を求めるために活用できる情報提供用紙やヘルプマークが用意されているかと思います。  そこで、まずは、この2つの内容について確認をさせていただきます。  (1)救急医療情報用紙について。  ア、救急医療情報用紙の利用対象者とその活用方法についてお聞かせください。 372 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 373 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 374 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 御質問の救急医療情報キットの配付についてでありますが、この事業は、平成25年度に愛知県の介護基盤緊急整備等臨時特例基金事業費補助金の交付を受けてスタートしたものであります。ひとり暮らしの高齢者や高齢者世帯、日中独居となる高齢者を対象に、健康上の不安を抱える高齢者の安全・安心を確保するため、かかりつけ医や持病などの医療情報、緊急連絡先などの情報を記載する用紙を配付し、記載後にストラップフォルダーやマグネットケースに入れ、目に触れやすい場所や自宅の冷蔵庫に貼付しておくことで救急時に迅速に情報を伝えることができるものであります。このほか、シールステッカーも2枚配付をしており、救急隊が訪問したときに救急医療情報キットの存在を確認できるよう、玄関先などに張っておいていただくようにお願いをしているものであります。  以上です。 375 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 376 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 377 ◆7番(小池友妃子) それでは、救急医療情報用紙の利用状況と周知活動についてもお聞かせください。 378 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 379 ◆議長(鈴木みのり) 健康推進部長。 380 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 初年度であります平成25年度は、対象者4,352世帯、6,761名に案内文を郵送し、申請のあった38.2%に当たる1,698世帯、2,582名の方に郵送配付をいたしました。  平成26年度からは窓口において申請を受理し、配付を行っております。  平成31年3月31日現在で1,928世帯、2,848名の方に配付をしているところであります。  なお、衣浦東部広域連合では、このキットを利用して救護した実績は、特に集計をしていないということでありました。  周知活動についてでありますが、広報やホームページに掲載するほか、在宅福祉サービスへのパンフレットへの掲載や市内の居宅介護支援員、いわゆるケアマネジャーへの周知、11月と3月に行われる全国火災予防運動にあわせて、地域を決めて消防職員と高齢介護課職員が一緒に高齢者宅を訪問する際に、高齢者福祉制度の1つとして周知をしながら利用者の拡大に努めているところであります。  以上です。 381 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 382 ◆議長(鈴木みのり) 7番。
    383 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  それでは、(2)ヘルプマークについてです。  ア、ヘルプマークの利用対象者と活用方法についてお聞かせください。 384 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 385 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 386 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、精神障害や知的障害をお持ちの方、または、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見ではわからない方々が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで援助を受けやすくなるよう、ふだんから衣服やかばんなどに目印としてつけるものでございます。 387 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 388 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 389 ◆7番(小池友妃子) それでは、イ、ヘルプマークの利用状況と周知活動についてお聞かせください。 390 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 391 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 392 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) ヘルプマークは、平成27年12月制定の愛知県障害者差別解消推進条例に基づき、その取り組みの一環として、平成30年7月20日から県内一斉に配付を始め、これを受け、碧南市においても同日から福祉課、保健センター、碧南福祉センターあいくるにおいて、希望する対象者の方、お一人につき無料で1個配付しています。  周知につきましては、広報へきなんでの周知、社会福祉協議会初め、各関係機関での呼びかけに努めており、配付開始からことしの4月末までで計287個を配付しております。 393 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 394 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 395 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  碧南市では、65歳以上の高齢者を対象とした救急医療情報用紙や、目に見えないけど何かしら生きづらい病気を持っていて、災害や事故に遭った際、配慮や手助けをお願いしやすくする目印としてつけるヘルプマークが活用されています。  しかし、救急医療情報用紙は65歳以上限定、ヘルプマークは必要とする情報を全て書くことがなかなかできないというデメリットもございます。  そこで、(3)ヘルプカードの導入についてです。  ヘルプカードは、障害のある手助けを必要とする方と、手助けをする方をつなぐための意思表示カードです。日常生活や災害時など困ったときにヘルプカードを差し出すことで、周囲に理解や手助けを求められるのです。  そこで、ア、ヘルプカードの認識についてです。  発達障害がある方やアレルギーをお持ちの方、認知症や精神疾患のある方、そして、外国人など、緊急時や災害時に周囲に理解や支援を求めるために活用できるヘルプカードは有効だとは思いますが、碧南市としてはどのように認識をされていますでしょうか、お聞かせください。 396 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 397 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 398 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) ヘルプカードは、ヘルプマーク同様の趣旨で、障害のある人などが災害時や日常生活の中で困ったとき周りに理解や支援を求めるためのものでありますが、ヘルプマークが情報記載のスペースが限られている一方、ヘルプカードには緊急連絡先や必要な支援内容などを記載できるスペースがあり、記載内容も自由に記載できる様式になっていますので、それぞれ配慮を希望する、より具体的な内容を伝えやすくなるものと認識をしております。 399 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 400 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 401 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。そうなんですね。  では、モニターをちょっとごらんください。  これは、救急医療情報用紙です。冷蔵庫にかけておくことになっていますので外出先での緊急時には利用できませんし、年齢も制限されております。  次に、ヘルプマークです。周囲が確認できるよう、目に見えるところで携帯できるようになっていますが、情報記載スペースが限られています。  最後に、ヘルプカードです。緊急連絡先や必要な支援内容が記載できるようになっています。このヘルプカードなら、赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな場面での万一のときに活用できると思いませんか。  モニター、ありがとうございました。  そこで、イ、碧南市版ヘルプカードの作成についてです。  ヘルプカードの作成に当たっては、作成後の普及活動のためにも、ヘルプカード保持者となる各関係者の方々を集めた検討委員会を設置し、検討し、碧南市版ヘルプカードを作成する必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか。 402 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 議長、福祉こども部長。 403 ◆議長(鈴木みのり) 福祉こども部長。 404 ◆福祉こども部長(遠山隆夫) 碧南市地域自立支援協議会の専門部会であります障害者災害時支援部会では、昨年8月開催の碧南市総合防災訓練において、手帳の交付を受けていない方々を含む障害児者の避難訓練を開催し、その際、名古屋市のヘルプカードの様式に準じた碧南市版ヘルプカードの試作版を使用しております。当日は10名の児童がヘルプカードを避難所で提示し、また、そのほか訓練に参加した障害者や保護者などがヘルプカードが有効に機能するかを検証しております。  実際に使用してみての利用者や保護者等からの反応については、大半がこれで十分である、特に問題ないとの感想をいただきましたが、アレルギーや薬の情報についても記入例を表示して記載してもらうとよりよいのではないかという御意見もございました。  今後、作成に向け、さらなる検討をしてまいります。 405 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 406 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 407 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  先日、アレルギーのお子様がいらっしゃる保護者の皆様から、アレルギーを持つ子供たちが何のアレルギーがあるのかを皆様にわかるようにアレルギー缶バッジを市で作成できないかという御相談をいただき、せっかく作成するならさまざまな場面で手助けをお願いしたい人々が万一のときに困らないようにできるものをと思い、ヘルプカードを思いつきした。  ヘルプカードの裏面には必要とする情報を書き込むことができます。こういった不自由があります、こういったことが苦手です、こういうことをしてくださいというふうに事前に記載しておくことで、周囲に必要な支援がはっきりと伝わるのです。緊急時のコミュニケーションを円滑にするために、こういった意思表示はとても重要なことだと思います。  さらに、日常生活ではもちろんのこと、ヘルプカードは緊急時や災害時の対応にも効果を発揮します。目には見えない障害がある方だからこそ、災害の避難などの際に手助けを必要とすることも想定されます。日常生活での手助けにとどまらず、そういった災害時にもヘルプカードは大きな効力を発揮すると思います。特に、発作やパニックになってしまったときは、周りのサポートは必要不可欠となってきます。しかし、どうしてほしいのかがわからないと、周囲の方もうまく手を差し伸べることができません。その方が求めている対応をするためにも、ヘルプカードは重要な役割を担っているのです。ぜひ、一日も早く碧南市版ヘルプカードの導入を決めていただき、1人でも多く市民の皆様がヘルプカードを認識していただけるよう周知活動を徹底していただくことで、その存在意義が生かされ、手助けを必要としている方々の安心につながっていくと思います。  災害や病気、事故などは、いつ、どのような場所で起こるかわかりません。市民の命を救うために必要なツールでございますので、ぜひ早急な導入をお願いし、件名2を終了させていただきます。  それでは、件名3、市民病院についてです。  3月の総括質疑で取り上げさせていただきました碧南市民病院問題、じっくりとはいかないまでも、予告させていただいたとおり一般質問をさせていただきたいと思います。  昨年12月議会にて20番議員の質問に対し、亀岡市民病院長の運営理念及び方針について永谷部長は、病院の働きやすい職場づくり、医療の質を高めること、収支の改善をすること、ひいては病院の価値を高めることに取り組まなければならないと考えます、職員一丸となり碧南市民病院のミッションを果たすべく努力してまいりますと代読されております。あれから半年たちました。  それでは、(1)現在の経営状況についてです。  改めて、現在の市民病院の経営状況についてお聞かせください。 408 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 409 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 410 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 平成30年度の病院事業会計の決算見込みでありますが、事業収益が69億100万円余に対し、事業費用が79億8,300万円余でありまして、年度の純損失は10億8,200万円余を予定しております。これは、前年度対比で1億5,600万円余の悪化となっております。  悪化の原因としましては、深刻な医師不足の影響から、年度末現在の医師数が前年度末と比較しまして5人減の41人となったこと、特に、消化器内科の常勤医師が1人になったことに伴い診療制限を実施したことが大きく影響しております。  経営改善につきましては、地域の救急医療を担う市民病院の役割を認識しつつ、不断の取り組みを行っているところであります。  御紹介いただいた病院長の運営理念、方針に基づいて申し上げますと、まず、働きやすい職場づくりでは、国の働き方改革の方針もありまして、早急に新たな検討会を立ち上げ、時間外縮減や年休取得の具体的方策を検討する予定であります。  また、現在設計を進めております病院改修事業においては、病棟職員の意見を取り入れながら新たに仮眠室を設けるなど、働きやすい環境の整備を十分に考慮しております。  次に、医療の質を高めることでは、やはり医師の確保が重要でありまして、4月以降においても、近隣の大学医局への訪問を繰り返し行っております。  また、研修医の確保についても、引き続き修学生の募集を行うとともに、医科大学の訪問を積極的に実施しております。  市民向けとしましては、令和元年度より入退院に関するサービス向上のため患者サポート室を新設したほか、心臓リハビリテーションや乳がん健診事業を開始しております。  また、地域包括ケアシステムに資するため、職員が地域に出向いての出張体験講座を行っております。  次に、収支を改善することでありますが、平成30年度は未紹介患者の初診料の改定、一般病床の構成変更などを実施してまいりました。また、去る3月議会においては、いわゆる医師のインセンティブ手当ての導入を御議決いただきまして、4月から実施しております。  これらの効果があったと信じたいところでありますが、本年4月の実績は、病床利用率が前年4月の65.6%から5.4%アップの71%に向上しており、単月の医業収支では、前年度同月比3,000万円強の増収になっております。また、5月実績におきましても、6月もそうでありますが、前年度比較において引き続き好調さを保っていると感じておるところであります。病院長初めとした病院職員の一丸になった努力により、病院の価値は少しずつ高まってきているかと期待しているところであります。  以上でございます。 411 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 412 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 413 ◆7番(小池友妃子) ぜひ、病院職員一丸となり経営状況を改善していっていただきたいと強く感じております。  御答弁の中に市民向けとして、令和元年度より入退院に関するサービス向上のため患者サポート室を新設し、また、地域包括ケアシステムに資するため職員が地域に出向いて出張体験講座を行っているということですが、具体的にはどのようなことをされているのかをお聞かせください。 414 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 415 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 416 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 患者サポート室でございますが、専任の管理職及び数名の職員を配置しまして、入退院に関する窓口業務を一元化することにより入院患者のサポート体制を充実させようとするもので、医師や病棟看護師の負担軽減にもなっているところであります。  特に、入院支援は今年度より新規に実施したもので、入院前から患者の情報を把握し、病棟と情報を共有、連携することで、患者やその家族が安心して入院生活を送ることができるように支援するものであります。  また、出張体験講座は、メディカルスタッフの院外活動として行っているものであります。具体的には、5月30日棚尾ふれあい館にて、高齢者の方を対象に介護予防のためのロコモチェック、ロコモ体操を実施し、1時間程度の間に23名の参加者が見えられました。参加者からは、おおむね好評の感想をいただいておりますので、今後二、三回行ってみて、継続するかどうか検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 417 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 418 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 419 ◆7番(小池友妃子) 平成30年1月に西尾市から碧南、西尾市民病院の今後のあり方について協議、検討したい旨の依頼があり、市民病院の今後のあり方に関する協議会がこれまで3回開催されているかと思います。  そこで、(2)経営統合の仕方と進捗状況についてです。  経営統合の仕方と進捗状況は、現在どのようになっているのでしょうか、お聞かせください。 420 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 421 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 422 ◆市長(禰宜田政信) 西尾市からの申し入れに対しては、平成31年4月17日に開催の市議会協議会で報告いたしましたように、平成31年4月26日付の文書で両市民病院の今後の医療連携については両市ともに考えが一致するため、引き続き協議、検討を進める。新たな提案である両市民病院を経営統合し、両市で2病院体制を維持しつつ、両市民病院で急性期医療を継続することについては、市民サービスの向上や経営改善が図られるよう検討を開始したいと回答を行ったところであります。  このうち、当初から西尾市の提案にありました両市民病院の医療連携につきましては、これまでの事務職員による協議の段階から一歩進めまして、副院長クラスの医師を初めとした幹部医療職を含めたメンバーでの協議を開始することで双方が合意に至ったため、現在準備を進めているところであります。  また、西尾市からの新たな提案であります両市民病院を経営統合し、両市で2病院体制を維持していくことにつきましては検討に入ったところですが、2病院体制を維持するという指標がどの程度経営改善に寄与するのかをコンサルタント業者など専門的な視点から分析する必要があると考えております。  今後、さまざまなシミュレーションを行いまして市民サービスの向上や経営改善につながる可能性が示されれば、両市で具体的な検討を進めていきたいと考えております。  いずれにしましても、碧南市と西尾市の両市それぞれの立場、考え方もございますので簡単に協議がまとまるとは考えておりません。慎重に話し合いを重ねることで、お互いの市にとってよい方向、経営改善になるよう議論を進めてまいりたいと考えております。 423 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 424 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 425 ◆7番(小池友妃子) 両市民病院の医療連携についてですが、副院長クラスの医師を初めとした幹部医療職を含めたメンバーでの協議を開始することにより、これまでと比べどのような進展が見込まれるとお考えで進めていらっしゃるのでしょうか、お聞かせください。 426 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 427 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 428 ◆市長(禰宜田政信) 事務職員による協議では、診療材料の共同購入など経費節減に関する会計面の協議が中心となっておりましたが、医療職員が参加することにより、地域住民が安心、信頼できる医療提供のあり方をテーマとして、救急病院本来の役割の維持、向上について協議をしてまいります。  医師不足を初めとして救急病院を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。実際の臨床現場で働く医療職が両市民病院において実現可能な医療連携について話し合いの場を持ち、限られた医療資源の中で安定した医療が提供できるよう考えてまいるものであります。  協議につきましては今後順次進めてまいりますが、まずは、両市民病院の医療情報の共有化を図り、その上で連携可能な分野、手段を研究してまいる予定でございます。 429 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 430 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 431 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  市長が御答弁されましたように、ぜひ碧南市民の多くの皆様が安心でき、信頼できる市民病院としてさらに向上できるよう、よろしくお願いいたします。
     さて、ここ数年、地方公営企業法の一部適用から全部適用に移行する病院がふえてきております。地方公営企業法の全部適用のメリットは、病院事業を総括的に管理する事業管理者の設置により経営責任が明確になることが挙げられております。事業責任者には、組織の運営や体制の構築に関する権限が地方公共団体の長より委譲されているため、医療政策や診療報酬改定に敏速に対応することができます。  また、病院事業の業績に応じた給料体系を導入することができるため職員一人一人の経営意識が高まり、効率的で生産性の高い医療を実現しやすい環境となります。  そこで、お聞きいたします。(3)一部適用から全部適用への移行についてです。  碧南市民病院を一部適用から全部適用への移行するお考えはございませんか。ないのであれば、今後経営をどのようにお考えなのか、お聞かせください。 432 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 433 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 434 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 愛知県内で地方公営企業法の全部適用を行っている病院は、18公立病院中6病院で、病院の規模と全部適用の採用とは相関関係はないようであります。  全部適用のメリットは、議員が述べられたとおり、主に採用や給与など人事の自主性でありますが、逆に人事管理に要する人員や経費が増加いたします。現在は一部適用から全部適用への移行についての検討は行っておりませんが、病院経営改革の一環として有効であれば、全部適用への移行も選択肢の1つであると考えております。  ただ、今現在の問題点としては、人事異動などにより病院経営に熟達した職員が不足していることで、外部からの人材招聘をしない限り即座に全部適用に移行するのは難しいと思っております。今後の医療政策動向や経営環境を考慮しながら、選択肢の1つとして検討してまいります。  以上でございます。 435 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 436 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 437 ◆7番(小池友妃子) 病院経営改革の一環として有効であれば全部適用への移行も選択肢の1つであると考えており、そして、その問題点もわかっていらっしゃるのなら、そこを解決し実行するのみだと個人的には考えます。  以前、視察で伺った大和市民病院は、病院経営に熟達した職員を雇う、あるいは、育てていらっしゃいました。  豊川市民病院では、外部から事務長を迎え入れていらっしゃいました。  もちろん、西尾市との問題もございますが、経営統合するにも10年以上はかかってしまうと思われます。経営が悪化している今、市民のためにも碧南市民病院単独で病院存続するためにどうしていくのかを早急に取り組んでいかないと、経営統合する前に経営破綻してしまいます。碧南市民病院を残してほしい市民の皆様は大勢いらっしゃいます。ぜひ、黒字経営をするためにはどうしていくべきかを、市民病院関係者はもちろんのこと、私たちも含め最優先事項として今こそ取り組まなくてはいけないと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、もう一つ、市民病院存続のために医師の確保も非常に大切な問題でございます。  厚生労働省は、2月18日に有識者検討会を開き、医師の偏在を解消する目標の年としている2036年になっても全国の335地域のうち約220地域において約2万4,000人の医師不足が見込まれるという試算を公表されております。同省のホームページによりますと、今後、医師少数区域という重点的に医師を送る地域を指定し、偏在対策を推し進めるとのことです。  愛知県は、供給から必要数を引いた合計が、二次医療圏別に見ると上位推計で不足の医師数が2,250人と最多であると試算されております。  そこで、(4)医師の確保についてです。  これまでも碧南市民病院では医師不足を解消するためにさまざまな取り組みをしていただいていることは十分に理解しておりますが、医師不足であることには変わりございません。  碧南市民病院のホームページを見ますと、平成29年12月の定例会で御提案させていただきました任期付短時間勤務医師を募集してくださっていたり、当直代務医師など、さまざまな働き方を提案し、医師の募集をかけていらっしゃること、十分に理解しております。もちろん、これだけではなく、医師の確保のためにさまざまな御努力をされていらっしゃると思いますので、ここで改めてお聞かせいただきます。  現在、ホームページ以外に医師確保のためにどのような活動をされていらっしゃるのかをお聞かせください。 438 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 439 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 440 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 残念ながらホームページに掲載しただけでは医師の応募は期待でないのが実情でありまして、基本的には、大学医局を訪問し医師の派遣を働きかけることになります。  市では、市長、副市長を初めとして、病院長、副院長、私などが積極的に医局訪問を行っておりますが、医局は診療科ごとに細分化されており、市民病院に関係する医局でも二十数科に上っておりまして、各診療科の医局には年に一、二回訪問するのが精いっぱいでございます。  医局に所属する医師でさえ不足しており、思うような確保が難しいというのが現状でありますが、ただ、最近では、一時減少した眼科の医師の再派遣が実現したり、整形外科、麻酔科、病理診断科などで代務の医師の増員が実現したりして、少しずつではありますが成果も上がっております。  御質問にあります任期付短時間勤務医師についても積極的に医局にPRを行っておりますが、残念ながら、今のところ当該医師の応募はございません。  次に、医師確保の手段として重要なのは研修医の確保であります。研修医から育成した医師を大学医局に登録することで、当該医師が移動してもかわりの医師を確保することができるようになります。  研修医の確保については、修学資金条例を施行し、今までに2名の研修医を確保しております。修学生の募集を含めて、研修医の確保のため、各地で行われる病院説明会への参加回数を倍増したり、新たに各地の大学医学部の訪問も積極的に行ってPRに努めているところであります。  研修医につきましては、一時4人にまで減少していたものが現在では6人にまで回復しております。  また、近年では、大学医局に所属しない医師が民間の医師人材バンクを通じて就労するケースが多くなっておりまして、若干経費は必要になりますが、現在人材バンクへの登録を検討しているところであります。  ここ数年で医師不足が急激に進んでおりまして、医師確保は最重要課題になっております。できることは積極的に進めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 441 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 442 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 443 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  医師確保が非常に難しいとわかっておりますが、最後に1つ要望がございます。  先日、我が子は発達障害なのだろうかと悩んでいらっしゃる保護者の皆様から児童精神科医師を市民病院に呼んでもらえないかという御相談がございました。高学年になるにつれて、ひょっとして発達障害と思っても、なかなか気軽に相談し治療できる病院が近くになく、中学生にもなると引きこもってしまうこともあり、保護者の皆様が大変困っていらっしゃいました。  近くの病院で相談や治療ができることにより保護者の精神的負担も減ってまいります。そして、何より気軽に行けることが、子供たちにとっても負担にはなりません。ぜひ、まずは児童精神科医師の確保にも前向きに御検討いただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 444 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 445 ◆議長(鈴木みのり) 病院経営管理部長。 446 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 先般、名古屋大学の小児科医局を訪問した際に、児童精神科の開設について市民から要望があったことをお伝えしておきました。  ただ、児童精神科の専門医は非常に少ないため、コロニーなどの児童施設に医師を集約するというのが県の方向性であります。よって、常勤の医師の確保は非常に難しい情勢でありまして、小児科医局には、定期的な非常勤医師の派遣をお願いしてまいりました。  今後は、児童精神科の医局を直接訪問するなど最善の努力をしてまいりますが、何度も申し上げているとおり、極度の医師不足により非常勤医師の新規派遣でさえも簡単にはいかないことだけでは御了解願いたいと思います。 447 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 448 ◆議長(鈴木みのり) 7番。 449 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  春日井市にある愛知県医療療育総合センターですよね、聞いたことがございます。  また、専門医の数が減っているということも理解の上の御要望、させていただきました。  このような状況の中でも、積極的に非常勤医師の派遣依頼をお願いし続けてくださっていることに関しましては、非常にうれしく思います。ぜひ、これからもよろしくお願いいたします。  患者の立場から言いますと、この先生がいるから多少遠くとも足を運ぶということがございます。特に、特殊な専門医師であればあるほど、その傾向は顕著にあらわれると思います。ぜひ、市民病院存続のためにも、特殊専門分野の先生の確保にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。  碧南市民病院のホームページを拝見させていただきましたら、基本理念は、暖かな心のこもった医療の提供となっておりました。それから、病院は、地域における中核病院として必要な医療機器を設置するとともに、職員一同、日々進歩する医療に対して自己研鑽を行い、市民生活にとって大切な救急医療を重視し、チーム医療による高度医療を行うとともに、リハビリテーション医療にも力を注ぎ、患者中心のより質の高い医療の提供に努めます。あわせて、地域医療の機関との病診連携を密にし、地域の住民から愛され選ばれ得る病院を目指しますとも記載されておりました。ぜひ、関係者全員でこの基本理念を実践していただきますことを強くお願いし、私の一般質問を終了させていただきます。市民が安心して暮らしていけるために、どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 450 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、小池友妃子議員の一般質問を終わります。  暫時休憩といたします。                            (午後 2時 55分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 5分 再開) 451 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、鈴木良和議員の一般質問を許します。 452 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 453 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 454 ◆10番(鈴木良和) 皆さん、こんにちは。新政会の鈴木良和です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき一問一答方式にて質問させていただきます。執行部におかれましては、わかりやすい御答弁、よろしくお願いいたします。  今回は、モニター映像をちょっと多くお願いしてありますので、課長、係長、よろしくお願いいたします。  令和元年6月14日、15日、あす、あさってなんですけど、名古屋国際会議場イベントホールにて第53回全国建具展示会が行われます。日本中の建具職人が作品を出展し、わざを競います。また、業界の将来、後継者問題など、話し合いの場としても使われます。  また、このイベントには市内の3業者のお店屋さんが出展され、碧南市をPRされます。本市においてもこのようなイベントを積極的に誘致していけば、本市の経済効果、また、知名度向上につながっていくのではないでしょうか。よろしくお願いし、質問に入ります。  件名1、市及び市土地開発公社所有の土地について。  (1)市及び土地開発公社所有の土地について、ア、初めに、市で所有している土地と市土地開発公社で所有している土地の違いについてお聞きします。 455 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 456 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 457 ◆総務部長(金沢宏治) 市で所有している財産、これは公有財産と申し上げますが、公有財産については、地方自治法第238条第3項におきまして、行政財産と普通財産に分類をされます。  行政財産は、公用または公供用に供し、または供することと決定した財産であり、直接特定の行政使用を本来の目的とするもので、例えば庁舎や学校などの建物、これらに付随する土地、その他公園なども行政財産に当たります。  一方、普通財産につきましては、行政財産以外の財産と規定をされておりまして、特定の目的を持たず、貸し付け、交換、売り払いなどをすることができるというものでございます。  それに対して、市の土地開発公社で所有している財産につきましては、公共施設等の整備がすぐに始まらないなど、計画段階である事業用地を開発公社により先行取得したほうがメリットがある場合に、市の依頼により取得を行うものでございます。  以上です。 458 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 459 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 460 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。大浜地区には3ヵ所の広い土地があります。大浜保育園西側の土地、旧農協本店跡地、旧織布工場跡地。この土地は、どのように区別されているか、お聞きします。 461 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 462 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 463 ◆総務部長(金沢宏治) 中松町にある旧農協の跡地につきましては市が所有をしておりまして、本郷町の大浜保育園の西側にある土地及び中町にある織布跡地につきましては、市の土地開発公社が所有をしております。  以上です。 464 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 465 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 466 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、イ、土地開発公社が所有している全ての土地の面積及び金額について。  市土地開発公社所有、全ての土地の面積及び金額についてお聞きします。 467 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 468 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 469 ◆総務部長(金沢宏治) 平成31年3月末現在で開発公社が所有している土地につきましては、仮称中町公園用地を初め、11事業用地がございまして、面積で1万9,540.45平方メートルでございます。  また、金額につきましては、開発公社で管理をしています簿価で申し上げますと、13億6,623万7,320円でございます。  以上です。 470 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 471 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 472 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  ウ、ポケット広場以外で有効活用できる土地の面積及びその金額及び価値について。  小さな土地、利活用しづらい土地をポケット広場としていると思います。それ以外で有効活用できる土地の面積及びその金額、価値をお聞きします。 473 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 474 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 475 ◆総務部長(金沢宏治) 平成30年3月に策定をいたしました市の市有財産利活用基本方針では、市の土地開発公社が所有している用地についても、それぞれの個別対応方針を記載しております。既に月決め駐車場などで利用している用地を除いた民間による利活用や公募による処分を検討する未利用地につきましては、現時点で面積が7,495.33平方メートルでございます。
     なお、土地の価値につきましては、事業用地ごとの簿価で管理しておりますが、事業用地の一部の場所だけの用地もあることから、現在、価値を算出することができませんのでよろしくお願いをいたします。 476 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 477 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 478 ◆10番(鈴木良和) 今からですので、モニターのほうもよろしいでしょうか。  (2)大浜保育園西側の土地活用について。  過去に何名かの議員さんがこの土地について質問されているかと思いますが、いま一度お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。  ア、土地取得はいつか。また、目的、面積、購入金額について。  モニター、お願いします。  こちらの点線の、赤点線の部分でございます。右側が保育園です、L型に。そこの段差がぼちぼち、点線のところが低くなっていまして。  ありがとうございます。  土地の取得はいつだったのかと土地取得の目的について、また、土地の面積及び購入金額についてお聞きします。 479 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 480 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 481 ◆総務部長(金沢宏治) この土地につきましては、大浜保育園の駐車場など改修時に必要な拡張用地といたしまして平成10年1月に取得をしております。  面積につきましては1,166.33平方メートルで、土地の購入金額7,266万2,359円でございます。  以上です。 482 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 483 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 484 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  20年前に購入された土地を何とかしなければならないという思いをお持ちではないでしょうか。その思いをお聞きします。 485 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 486 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 487 ◆総務部長(金沢宏治) 基本的には、購入した土地につきましては、できるだけ早く活用すること、これが原則であると考えております。  しかし、さまざまな要因でそれが難しいこともあり、結果的に今に至っておるという状況でございます。  以上でございます。 488 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 489 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 490 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  イ、土地を有効利用するための道路確保について。  もう一度、モニターをお願いします。  この土地は、二方、西側と南側、上が北なんですけど、民間の土地に囲まれ、また、北側には用水があります。この土地を有効利用するため、西側からの通路が必要と考えます。1つ目の案は、西側の民間がお持ちの土地の一部を購入して通路、道路とする、確保する。2つ目の案としては、北側の用水路にふたをして、通路、道路にする。  モニター、ありがとうございました。  このように、通路、道路が確保できれば、長年の塩漬けの土地が有効利用できるのではないかと考えます。本市のお考えをお聞きします。 491 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 492 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 493 ◆総務部長(金沢宏治) 今、質問者のおっしゃるとおり、民間の土地の購入、あるいは水路のふたかけなどを行えばこの土地を活用できると考えておりまして、過去に交渉や検討を行っております。  まず、土地の購入でございますが、地主さんとの交渉がうまくいかず断念した経緯がございます。  また、水路のふたかけでございます。北側水路の一部にふたをかけ車両の通行ができるようにした場合の経費、これを試算いたしましたが、高低差がかなりあることによりかなり高額となることが判明をしております。こうしたことから、現在この土地の利用ができていない状況でございます。  以上です。 494 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 495 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 496 ◆10番(鈴木良和) 続きまして、ウ、将来に向けた土地活用の方向性について。  長い年月にわたり塩漬けになっている土地を利活用するには、過去どのような方法をされてこられたかお聞きします。 497 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 498 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 499 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほど、若干検討だとか交渉の経過を申し上げましたが、この大浜保育園の拡張用地につきましては、道路には面していない、これは袋地でございますので民間への貸し付けは困難な状況でございます。  大浜保育園につきましては、老朽化などの状況もございます。この保育園の施設改修や周辺の土地利用状況を踏まえ、今後の土地利用を検討してまいります。  以上でございます。 500 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 501 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 502 ◆10番(鈴木良和) 保育園拡張用地ということですので、保育園が古くなって建てかえのときは、なるべく早くよろしくお願いいたします。  (3)旧農協本店跡地の土地活用について。  モニターをお願いします。  これが旧農協本店跡地ですね。大浜保育園西側の土地と同様のことをお聞きしますが、よろしくお願いします。  モニター、ありがとうございます。  ア、この土地はいつ取得されたのか、また、土地を取得された目的をお聞きします。 503 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 504 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 505 ◆総務部長(金沢宏治) この用地につきましては、平成19年12月に中松町街区公園を整備するための用地として取得をいたしましたが、一部を道路事業の代替地として、現在残った部分は普通財産という位置づけでございます。  以上です。 506 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 507 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 508 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  イ、土地の面積と、その土地活用の方法について。  農協跡地には、1件の住宅と並んで倉庫が建てられています。先ほども見たとおりでございます。この土地は、あと何区画あり、将来に向けた土地活用をどのように考えているか、お聞きします。 509 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 510 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 511 ◆総務部長(金沢宏治) 現在市で所有している面積につきましては、1,378.89平方メートルでございます。今後、この用地につきましては、市有財産利活用基本方針に基づきまして公募による処分を行いたいと考えております。ただし、この用地は、面積が広いこと、西に行くほど接道との高低差が大きくなっていることから、区画割をしたほうがよいのか、区画割をせずに公募をしたほうがいいのか、現在検討をしておるところでございます。  以上でございます。 512 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 513 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 514 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  (4)に移ります。  旧織布工場跡地活用について。  モニターをお願いします。  駅北西という感じのところでございます。今、右下のほうから、ずっと左上のほうに向かって拡幅の道路が予定されているところでございます。  過去にこの土地のことを何度もお聞きしていますが、いま一度お聞きします。よろしくお願いします。  モニター、ありがとうございます。  私個人としては、この土地は、駅、学校、マーケットに近く、好条件と思います。  そこで、ア、本市は過去にどのような活用を考えていたのか、また、民間からの購入依頼はなかったか、お聞きします。 515 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 516 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 517 ◆総務部長(金沢宏治) この用地につきましては、当初は中町地区の区画整理事業を行うため土地開発公社が先行取得した用地でございまして、面積は3,849平米余でございます。  現在、区画整理事業の計画はなくなりましたが、ちびっこ広場や大浜保育園の職員駐車場などで活用していることもあり、民間からの購入依頼はありません。  以上です。 518 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 519 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 520 ◆10番(鈴木良和) わかりました。  この土地の自動車での進入経路についてお聞きします。  もう一度、モニターをお願いします。  黄色い矢印、経路としては、黄色い矢印が下から上へ、これ、一方通行になっています。ちなみに、緑のところが用水であります。  この土地の進入経路としては、碧南駅を西に、旧岡崎信用金庫交差点一方通行を右折、北に進みます。この一点のみの経路しかありません。これでは、この土地の評価が上がってきません。  そこで、イ、周辺道路の整備について。  一方通行の解除の考えについてと、この土地の南側の用水路にふたをして道路としてはどうかと考えますが、本市のお考えをお聞きします。  モニター、ありがとうございます。 521 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 522 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 523 ◆総務部長(金沢宏治) この用地につきましては、面積が大きく碧南駅にも近いということから、この地域のまちづくりに大きく関係すると考えております。  一方通行の解除、水路のふたかけでございます。これをやれば碧南駅へのアクセス向上は確かに向上いたしまして、この土地の利便性が増し、周辺環境も向上することは理解をしております。  しかし、道路として利用するには現在の幅員では狭く、直線ではないためかなりの用地買収などが必要となります。
     今後、費用あるいは道路線形などを踏まえ総合的に検討する必要があると考えております。  以上です。 524 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 525 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 526 ◆10番(鈴木良和) 私の考え、素人考えですと、岡崎信用金庫の交差点のところを100メーターぐらいでも一通が交互通行できれば利便性も上がっていくんじゃないかなというので、素人考えなものですからね。  ウ、土地活用方法について。  この土地への進入経路が増すことにより、この土地の利便性が増したことでの土地活用方法についてお聞きします。 527 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 528 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 529 ◆総務部長(金沢宏治) 現時点、先ほども申し上げましたが、市有財産利活用基本方針に基づきまして、この土地につきましては、単純な貸し付け、処分ではなく、望ましい利用用途を想定し、この土地周辺環境などを踏まえ、碧南市として基本的な考え方を費用対効果を検証する中で検討してまいりたいと思っております。  以上です。 530 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 531 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 532 ◆10番(鈴木良和) 今後とも、この土地活用のほう、よろしくお願いいたします。3ヵ所ありますのでね。ひとつよろしくお願いいたします。  件名2に移ります。サイクリングコース設定等について。  (1)市内のサイクリングコースについて。  ア、市内全域のサイクリングコースについて。  都市基盤整備に関する施策では、地域住民の生活環境の向上と災害時に強い町を形成するため、棚尾地区都市再生整備計画事業の一環として、名鉄廃線跡地で分断されている新旧市街地を結ぶ名鉄跡地横断道路7路線の用地取得及び整備を進めるとともに、名鉄跡地緑地整備事業では、鉄道跡地を自然と触れ合いながら散歩やサイクリングが楽しめる遊歩道とし、災害時には緊急車両の通路や避難路として整備し、レールパークが誕生しました。  また、中畑橋から上塚橋の区間において、矢作川堤防リフレッシュ道路は、堤防を拡幅し、堤防の安全性を高めるという事業を進めています。この地域にふれあい広場といった遊具、休憩施設等の施設を整備することでサイクリングコースの1つになっていくと思います。明石公園から海浜水族館、美術館からレールパーク、旭駅口、矢作川を北に進み、県営油ヶ淵公園につなげるといったサイクリングコース計画はどうなのかお聞きします。 533 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 534 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 535 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  御質問をいただいております碧南市にある主要な施設を自転車などのさまざまな移動手段で行き来できるようにつなげていくことは、新しい人の流れづくりやシティプロモーションの強化など、地域の活性化に取り組む上でとても大切なことであると考えております。  御提案をいただきましたサイクリングコースにつきましては、現時点で整備する考えはございませんが、既存の道路や遊歩道をうまく使いながら施設間の連携を考慮した移動経路の確保と利便性の向上などを検討する必要があると考えております。 536 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 537 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 538 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  イ、ビーチコート場、スケートボード場等の臨海部の各施設への自転車での移動について。  臨海部は、北から明石公園、海浜水族館、碧南緑地、ビーチコート、2号地グラウンド、あおいパーク、中電たんトピアなどがあり、また、今後スケートボード場も整備され、多くの施設が存在することになってきます。これらの臨海部の各施設へ自転車で移動する場合の安全・安心なサイクリングコースを本市がサポートしていくべきだと考えます。本市の御意見をお聞きします。 539 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 540 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 541 ◆副市長(松井高善) 臨海部の各施設をつなぐという点では、国道247号の歩道や併走する緑道の活用が考えられます。  しかしながら、港本町交差点から南側の一部の区間は、歩道などの安全な通行帯がなく、迂回する必要があることから、移動経路としてはわかりにくく利用もしにくいといった課題がございます。  また、市街地と臨海部を結ぶアクセスにつきましても考えていく必要がございます。  このことから、現在進めております国道247号の4車線化、都市計画道路名古屋碧南線と碧南駅前線の拡幅整備や名鉄碧南駅西駅前広場の拡張整備なども踏まえまして、安全・安心に移動できる経路を選定し、関係機関との調整を進めつつ、案内表示の拡充を図るなど、まずはわかりやすい施設案内に努めてまいりたいと考えております。 542 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 543 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 544 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、ウ、レンタサイクル設置について。  平成15年から平成21年の間に黄色いレンタサイクルが活躍した時期がありました。しかし、ルールにしたがわない一部の市民がいたために中止になったとお聞きしました。  今回の提案は、若者中心のレンタサイクルという考えです。春休み、夏休み、土曜日、日曜日といった学生さんが休日の時期のみを貸し出ししてはどうか。貸し出し場所として、碧南駅、少し高価であると思いますが、若者向け自転車かアシスト自転車はどうなのか。貸し出し方法としては、スマートフォンでの鍵の開閉ができるシステムはできないか。また、碧南駅前の案内場に係員を置き、貸し出しをお願いする。方法はいろいろあると思います。本市のお考えをお聞きします。 545 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 546 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 547 ◆副市長(松井高善) 質問者の御指摘のとおり、過去には放置自転車を再利用して貸し出し事業を行っておりました。利用者のマナーや経費などの問題から平成21年に廃止し、現在はレンタサイクル事業は行っておりません。  今回、碧南駅で若者向けのレンタサイクル事業をという御提案でございますが、実施しようとする場合には、まず、自転車の購入、貸し出しなどの管理費用が大きな課題となってまいります。また、休みの日のみに貸した場合、平日は利用されないままで有効な活用が図られるかといった課題もございます。  レンタサイクルの設置については、まずは、碧南駅が起点となる周辺施設の状況により、どの程度の需要があるかを把握していくことが必要であると考えております。 548 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 549 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 550 ◆10番(鈴木良和) 過去に、最近で言っちゃなんですけど、碧南駅からビーチバレーコート、要するに、刈谷から来て碧南駅でおりて、ビーチバレーコートはどこですかという、結構遠いよと、歩いていくとね。タクシーを使えばすぐかもしれませんけど、学生さんなものですから、そこでレンタサイクル等があれば一番いいかなという考えもやはり出てきますものですから、今後ビーチバレーコートを進めていくに当たって、よろしくお願いいたします。  エ、市内3ヵ所の歩行者、自転車用地下道に歴史に関する壁画を。  碧南市には、歩行者、自転車用地下道が市内3ヵ所あります。1つ目は、新須磨交差点にある宮後地下道、2つ目は、臨海体育館と臨海公園を結ぶ臨海公園地下道、3つ目は大浜小学校北側にある錦町地下道です。  錦町地下道の壁画は、平成7年に南中学校の生徒が描かれた作品があり、その他2ヵ所の地下道は、腰から下はタイル張り、全面タイル張りで仕上がっています。  これから観光に力を入れていかれる本市は、この地下道にPR画を描いてみてはどうでしょうか。例としては、織田信長、初陣の地、大浜。徳川家康、神君伊賀越え、白子港から大浜港へを紙芝居風に描き、ウォーキングやサイクリングをしている人たちに碧南を知ってもらう機会になると思います。  また、地下道を今以上に利用されていけば、交通安全対策、また、郷土の歴史文化教育につながっていくと考えますが、本市のお考えをお聞きします。 551 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 552 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 553 ◆副市長(松井高善) 御質問の地下道につきまして、いずれも愛知県により設置をされたものでございます。  壁面への絵の絵画につきまして、落書き防止や防犯対策などに有効であると考えられます。  観光の面での活用について、ほかの地域でも例がございますので、アイデアとしは検討すべきものであると考えております。  しかし、観光を発信する場所として適切かどうか、また、維持管理面での問題はないか、どのように設置するのか、具体的な例として、今、紙芝居を挙げていただいておりますが、どのような内容が適切であるのかなど、検討すべき課題は大変多いように思います。  また、御質問の3ヵ所の地下道につきましては愛知県の管理でございます。したがって許可が必要となります。維持管理や安全対策等の整理が必要であると伺っております。  したがいまして、現段階で設置をすることは考えておりませんので、御意見として参考とさせていただきたいと考えております。 554 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 555 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 556 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  ちょっとモニターをお願いします。  これが臨海公園地下道ですが、臨海体育館と臨海公園を結ぶ地下道は老朽化しており、今後補修されるときには壁画を描かれてはどうかなというふうに思いますのでよろしくお願いし、次に移ります。  映像、ありがとうございます。  (2)竜の子街道のサイクリングコースについて。  モニター、お願いします。  こちらがトンネルの入り口ですね。  ア、衣浦トンネル自転車歩行者道の壁面の利用について。  モニター、ありがとうございます。  竜の子街道サイクリングマップをつくっていただき、ありがとうございます。マップに載っている常滑から半田、衣浦トンネルを経由して碧南、そして東幡豆という、南側コース、約40キロがあります。  もう一度、モニターをお願いします。  こちらが地下道ですね。壁面が真っ白い、無地であります。  このコースには少々長い衣浦トンネルがあり、この壁面に4市のPRをアニメ風に描いたり、各市の歴史を紙芝居風に描いたりしてはどうなのか。  モニター、ありがとうございます。  トンネル内の防犯抑止、4市への関心向上など、コミュニティー向上につながっていくと思いますが、本市の御意見をお聞きします。 557 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 558 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 559 ◆副市長(松井高善) 竜の子街道のサイクリングマップは、4市を横断する長距離のものから気軽に走れる短いルートまで8コースを設定しておりまして、観光スポットや飲食店などを立ち寄って回れるものとなっております。  御質問の南側コースというのは、常滑市役所から衣浦トンネルを経由いたしまして、西尾市の愛知こどもの国までを結ぶ約40キロということの最長のルートでございます。  今回この衣浦トンネル自転車歩行者道の壁面に4市のPRができるものを描いてはどうかという御提案を受けまして、衣浦トンネルを管理しています愛知県道路公社に確認をいたしましたところ、このトンネルの壁面も道路法上では道路の一部でございまして、仮に何かを掲示する場合は、道路の占用許可をとっていただくということになります。現在、愛知県道路公社が管理している道路でそういった事例は、現在ないということでございます。  また、トンネル壁面のコンクリートクラックの調査を定期的に安全面から行っておりまして、その場合、それらの調査に支障を来してしまうおそれがありまして、道路の維持管理上も大変難しいという回答でございます。  したがいまして、今回の御提案の実現は難しいのでございますけれども、今後もさまざまなツールを活用して竜の子街道プロジェクトの認知度を上げることは必要であると市として考えております。本来の目的でございますこの地域に継続的に人を呼び込み、交流人口の拡大、地域の活性化、地場産業の振興を図るといったことにつながります有効なPR手法につきましては、今後も積極的に調査研究をして、竜の子街道プロジェクトの認知度の向上に最大限努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。 560 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 561 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 562 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  何を言いたいかというと、視察でも、仮にある市や何かに行くと、ペットボトルや何かいただきますよね。そのペットボトルに、やはりいろいろ自分の市のPR、結構書いてあるんですよ。  だけど、碧南市だと愛知の水とかなので、それで終わっちゃいますものですから、そこで何とか碧南の歴史的な云々でもいいし、そういうラッピングだけでもそんなに費用はかからないと思いますので、そちらのほうを積極的に。      (発言する者あり) 563 ◆10番(鈴木良和) 何でもいいんですよ。それも1つの案として取り上げていっていただきたいと思います。  続きまして、件名3、名浜道路の推進と衣浦中央埠頭整備について。  (1)関連性がある国道23号線について。  ア、交通量について。  国道23号線は、愛知県豊橋市から三重県伊勢市へ至る一般国道であり、名豊道路は、名古屋と豊橋を結び、沿線の8市1町を通過する延長72.7キロの大規模バイパスで、地域高規格道路として整備しています。この名豊道路の交通量についてお聞きします。 564 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 565 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 566 ◆建設部長(中村正典) 名豊道路の交通量ということでございますが、平成27年度の全国道路街路交通情勢調査、これによりますと、刈谷市内で1日当たり10万8,900台ということになっておりまして、設計の交通容量8万2,300台を超過しているという状況でございます。慢性的な速度低下が発生しているということで、この交通集中による渋滞により、朝のピーク時は通常時よりも時速15キロ以上の低下を招いているというふうに聞いております。
    567 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 568 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 569 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  イ、自然渋滞について、国道23号名豊道路沿線付近には大型な工場が立地しているため交通量が多く、慢性的な渋滞が発生していると思います。この件に関して国と県はどのような対応をされていかれるか、お聞きします。 570 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 571 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 572 ◆建設部長(中村正典) 名豊バイパスが完成することによって交通量がますますふえ、渋滞が拡大することは明らかでございます。この地域にはさらなる工場立地の計画もあり、名豊バイパスへの交通集中を回避するため、愛知県が中心となって新たなバイパス整備の検討を行っているというふうに聞いております。  その1つとして、名古屋三河道路や名浜道路があり、それぞれの課題や効果などを検証しているというふうに伺っております。 573 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 574 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 575 ◆10番(鈴木良和) (2)名浜道路計画実現に向けて。  ア、国、県への要望と期待度についてお聞きします。  名浜道路は、三河湾周辺地域相互の連携を強化するとともに、2005年2月に開港した中部国際空港と西三河、東三河を結ぶアクセス道路として、物流、経済、文化の発展に寄与するものとして大きく期待されています。  平成19年3月30日付で常滑市から蒲郡市までの約40キロ区間中、碧南から額田郡幸田町までの約21キロが地域高規格道路の調査区間に指定されました。知多、三河地域は、愛知県の製造品出荷額は全国1位、そのうち、知多、三河地域は7割以上出荷額を占め、出荷額は全国2位の神奈川県を上回るシェアを誇っている。物流事例としては、武豊から蒲郡市や豊橋市から美浜町への貨物移動に対しては、名浜道路を経由することによって運搬距離が短くなるため、名浜道路は有効な経路となります。  また、災害時の緊急輸送道路、避難路となる命の道としてのゼロメートル地帯軟弱地盤の広がる当地区にとって、地震、津波等の大規模災害における緊急輸送道路が確保される。三河地区の自治体は、国や県に要望されていかれているかお聞きします。 576 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 577 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 578 ◆建設部長(中村正典) 名浜道路につきましては、議員の言われるとおり、地域高規格道路の調査区間に指定されて以降、早10年経過したものの、次の段階となる整備区間の指定がまだ受けられていないという状況でございます。  この要因といたしましては、これまでのルート帯を三河湾沿岸部としておりましたが、このルート帯における構造、交通量推計、費用対効果、防災、観光面の多面的な検討をしていただいた中で、その費用対効果等で事業化に至っていないということでございます。  碧南市が事務局を務めます名浜道路推進協議会は、知多地区と三河地区の9市3町で構成されております。この協議会では、昨年度より現道の活用も含めた幅広い調査研究を愛知県に要望しておりまして、ルート帯の変更も考慮に入れて、名浜道路の早期実現を目指すこととしております。  今後も引き続き国、県への要望会でのさまざまな活動を展開してまいりますので、よろしくお願いします。 579 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 580 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 581 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、イ、衣浦中央埠頭整備と大型客船、クルーズ客船受け入れについてお聞きします。  モニターをお願いします。  こちらがビーチコートの南側の中央埠頭ですね。  知多、三河地域は、豊かな自然環境に恵まれ、旧跡、神社仏閣など歴史的な資源や訪日外国人にも人気の高い産業、観光を持っている地域です。  モニター、ありがとうございます。  平成31年3月27日に蒲郡市へ大型クルーズ船が初寄港しました。来年も寄港する予定とお聞きしています。  巨大なクルーズ船が本市の岸壁に寄港できないか、衣浦中央埠頭を整備し、2026年のアジア大会までに大型客船の受け入れが可能であるならば、ぜひ前向きに検討していくべきと考えますが、本市のお考えをお聞きします。 582 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 583 ◆議長(鈴木みのり) 建設部長。 584 ◆建設部長(中村正典) 碧南市におきまして大型客船が着岸可能な埠頭としましては、碧南緑地ビーチコートの南にあるこの中央埠頭東岸壁となります。  しかし、現在、この埠頭は鉄くずや鉱石等のばら荷の貨物を取り扱っており、大型客船が着岸するためには幾つかの問題点がございます。  まず、大型船が寄港する間、現在行っている荷受けを制限しなければなりません。制限することによって、代替え施設やこれによる損失を考慮しなければなりません。  また、大型客船が着岸するためには、現在の設備だけでなく、船と岸壁の間にある防舷材といいますが、これと係船柱、ロープをかけるところ、これの改修だとか給水給電設備の整備が必要と聞いております。  そして、利用者を観光地へ運ぶための陸上輸送手段、これも確保しなければなりません。  さらに、何より、大型客船の誘致によって碧南市に経済波及効果が期待できるかということが問題でございます。  ことし、蒲郡市に大型客船が寄港した際には、地元の受け入れ体制が整っていなく、経済波及効果は限定的であったとも聞いております。  このようなことを考慮し、大型客船の寄港が碧南市及び衣浦港にとって有効であるかを検証してまいりたいと考えます。 585 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 586 ◆議長(鈴木みのり) 10番。 587 ◆10番(鈴木良和) 結構、大型客船が来たりすれば、来るという前提で行えば、PIだとか国、県のほうで予算づけしていただいて、うまいことちょっと港らしいという雰囲気が出ると思います。衣浦中央埠頭が整備されると、本来の港の雰囲気が築かれていくのではないでしょうか。  また、道の駅、あおいパーク、玉津浦グラウンド、港本町地区にできないものかと考えてしまいます。  あおいパークの隣に水産品、また、水産加工品などを専門に販売できる建物ができないものか、あおいパークを訪れれば本市の新鮮な地元品、農水産品が手に入ることで、ますますあおいパークが元気になっていくのではないでしょうか。前向きな御検討をよろしくお願いします。  最後に、大浜の堀川の河口付近で発見された特定外来生物スパルティナ・アングリカを4月22日、23日両日にわたっての駆除、まことにありがとうございました。まだ少し駆除が残っているとお聞きしています。今後もよろしくお願いし、質問を終わります。  執行部におかれましては、前向きな御答弁、ありがとうございました。 588 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、鈴木良和議員の一般質問を終わります。  暫時休憩とします。                            (午後 3時 51分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 4時 0分 再開) 589 ◆議長(鈴木みのり) 休憩を閉じ、会議を開きます。  次に、石川輝彦議員の一般質問を許します。 590 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 591 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 592 ◆18番(石川輝彦) 市民クラブの石川輝彦でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき一般質問をさせていただきます。  私自身、議会の役職上、2年ぶりの一般質問となりました。ゆえに多くの質問事項、提案事項が出てきました。今回は、企業の体質強化の取り組みについてと竜の子街道プロジェクトの取り組みについて、2点に絞らせていただきました。執行部におきましては、簡単明瞭かつ前向きな答弁をお願いいたします。  それでは、早速質問に入らせていただきます。  件名1、企業体質強化の取り組みについてです。  碧南市は、古くから農地開発とともに、醸造、窯業、鋳物など、伝統産業によって発展してきました。そして、昭和32年衣浦港が重要港湾の指定を受け、大規模な臨海用地の造成がされ、雇用情勢、税収面、さまざまな面において今の碧南市が成り立っています。この礎を築いていただいた先人の方々の先見性と人並みならぬ御努力には敬意を表するとともに、今の私たち、そこにあぐらをかくことなく、未来永劫発展し続ける碧南市にしていかなければならないと思っています。  市の統計調査をお願いします。  私たちが見ることができる碧南市のホームページ上の統計調査を映し出しました。平成26年、経済政策基礎調査の結果、事業所総数は3,251件です。別データでいきますと、工業部分のみのデータしか確認できませんでしたが、300人以上の事業所は7件です。このことから、多くはといいますか、ほとんどが碧南市には小規模中小企業、ここに分類されると思います。  ありがとうございました。  これらの小規模中小企業が多いということは、行政に課せられた仕事であり、市長の腕にかかっていると言っても過言じゃないと思っています。その考えのもと質問させていただきます。  まずは、(1)市内企業及び事業所における働き方改革についてです。  平成31年4月1日に働き方改革関連法が順次施行されました。働き方関連法が施行される前までは、よくマスコミ等でも、これがだめ、あれがため、あれが心配、これが心配などと取り上げられてきました。  今回の働き方改革は、多くのことを盛り込んでいますが、大きなポイントは2つであると思っています。1つ目は、多様なワーク・ライフ・バランスを実現するための労働時間法制の見直し、そして、2つ目に、同一企業内において、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保です。  今回の働き方改革は、多くのことが変わり、働く側、そして、経営側の皆さんの考え方も大きく変えなければならないと思っています。ゆえに、それぞれの施行事項において、中小企業においては、施行時期が1年おくれているものが多くあります。今年度は、中小企業の皆さんに理解して準備していただく重要な1年になると思っています。  そこで、市内の中小企業の皆さんにどのように働き方改革を理解していただくのか、そのフォローとチェック体制はどのように行っていく考えなのか、お考えをお願いいたします。 593 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 594 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 595 ◆市長(禰宜田政信) 働き方改革の適切な実施につきましては、厚生労働省が各都道府県に無料相談窓口を設置しているとともに、三六協定届け作成支援ツール、就業規則作成支援ツールなどをホームページ上で公開しております。  また、愛知労働局が企業の実情に応じた働き方改革を進めることにより魅力ある職場づくりを実現し、職場環境や待遇の改善などから人材確保にもつながっていけるように、その後押しをするための特別プログラム~AICHI WISH~を平成30年6月1日から実施するとともに、啓発冊子「あいち働き方改革取扱説明書(トリセツ)」を発行し、制度周知に努めております。  市といたしましても、制度周知のため商工課のパンフレットスタンドに啓発冊子を配備するとともに、企業訪問時に紹介し、中小企業における働き方改革がスムーズに進められるように支援しているところでございます。  労働時間、年次有給休暇等の労働条件に関することは労働基準監督署によるチェックが行われると認識をしております。市が直接チェック体制をとることは困難でございますが、相談等が寄せられた場合は、事業所に寄り添い、関係窓口などを紹介してまいりたいと考えております。 596 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 597 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 598 ◆18番(石川輝彦) 市としてやれることはしっかりやっていきますという答弁だと受け取らせていただきます。この市役所も含めて、市内の企業がブラックと言われることがないよう、しっかりよろしくお願いしたいと思います。  次に、(2)北部工業用地の整備状況についてお聞きします。  今、策定が進んでいます碧南市都市計画マスタープランの案の全体構想に新たな産業地とあり、周辺環境との調和のとれた土地活用を進めますとあります。そして、20年から30年後の将来都市構想図に碧南市の北部西端地区の北に生産・流通ゾーンとして新たに位置づけられています。この場所で、産業地、工業用地化は、私たち市民クラブが古くから、平成21年から要望として市長に提言させていただいた案件でありまして、そして、幾度となく会派として一般質問で取り上げさせていただきました。やっとここまでこぎつけたかという思いでいっぱいです。  今回、西端地区の北部工業用地化、いち早くから打ち出されておりまして、民間主導での開発であるとお聞きしています。  写真をお願いします。  こちらのほうですが、既に土地の売買は進み、開発し始めているところも目にするようになってきた、そんな写真です。  ありがとうございます。  このまま開発が進んでいくとしたら、今、市の考えている産業地全体の土地の有効活用が図られるのでしょうか、不安で仕方ありません。  そこで、ア、土地の利活用についてとしまして、今回、産業地として変更をかける全体の土地が利活用されていくのか、また、市としてこの開発に対してどのように交通整理をしようとしているのか、お考えをお願いします。 599 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 600 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 601 ◆市長(禰宜田政信) 御質問の西端地区北部の生産・流通ゾーンは、現行の都市計画マスタープランをより具体化し位置づけるものでございます。現在進行中の2つの開発事業につきましては、現行のルールにしたがって進めているものでございます。  今後、この地区の開発につきましては、都市計画マスタープランの改定後、開発が許可される見込みのもので、区域全体を開発するためには接道する道路が必要になってくるわけであります。したがいまして、企業が問題なく創業できるよう、現在、道路網計画や交通量調査を行い、北部工業地における適切な道路の配置や交差点の形状などの検討をしているところであります。  また、現在の大久手一丁目交差点は交差点形状として望ましくありませんので、位置や形状について検討しております。この道路計画に対し、開発業者に協力を求めていくことを考えております。 602 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 603 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 604 ◆18番(石川輝彦) ありがとうございます。先ほど写真でお見せした開発中のところですが、現行ルールで開発しているということは私も承知していますが、これから変更をかける場所を含めて、余りにも無作為で開発すると、空き地が発生したり、大きくまとまった土地が必要な企業が出てこられなくなってくる、そんな可能性もあります。しっかり目を光らせて交通整理をお願いしたいと思います。  次に、現在市内で操業する多くの企業は、自動車の関連部品の製造に携わっていると思っています。今、自動車産業界です、百年に一度の大変革期にあると危機感を持った経営をされています。碧南市を維持、発展させていくためには、やはり新産業を視野に入れた経営を検討されている企業を碧南市に取り込んでいくことが必要だというふうで思っています。  そこで、イとしまして、新規参入企業、新産業も含めて、取り扱い、どのようにお考えなのか、お願いいたします。 605 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 606 ◆議長(鈴木みのり) 市長。
    607 ◆市長(禰宜田政信) 北部工業用地における進出企業の業種につきましては、都市計画マスタープランの改定にあわせ、10月から業種を製造業全般に拡大していきます。北部工業用地にさまざまな製造業が集積し、新たな出会いが生まれることでイノベーションが誘発され、新産業や次世代を担う企業があらわれることを期待しております。  本市といたしましては、企業の次世代成長分野に対する投資に対して、愛知県とともに投資額の10%を補助する企業再投資促進事業補助金を制度化しております。  また、研究開発、実証実験を行う企業につきましては愛知県の補助制度を活用していただけますので、本市が窓口となって支援をしてまいります。  いずれにしましても、新たな工業用地に未来の碧南市の産業をリードしていただけるような企業に進出していただけるよう努力してまいりたいと考えております。 608 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 609 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 610 ◆18番(石川輝彦) 新産業や次代を担う企業があらわれること、私も期待しております。碧南市が将来にわたって発展し続けられるよう、常に高いアンテナを張って取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、(3)企業の発展に向けた道路整備についてお伺いします。  企業は、その拠点で生産を行うことだけではなくて、つくった製品を次のお客さんに送り届ける、その仕事もあります。そのため、物流、流通というものは欠かすことができません。  まず、先ほど質問した西端地区の今からつくる工業用地に密接にかかわる国道23号線までのルートについてお伺いします。  この西端地区から23号線へ出るまでのルートとして、安城市の榎前を通るルートが最短であると考えます。しかし、この県道は、道路幅も狭く、大型トラックがすれ違うには危険が伴うと感じますし渋滞も予想されます。  そこで、アとしまして、国道23号線までのルートをどのように考えられておられるのか。既に県や安城市と交渉が進んでおられるようなら、その交渉内容も含めて、国道23号線との連結方法についてお答え、お願いします。 611 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 612 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 613 ◆市長(禰宜田政信) 御質問の県道道場山安城線につきましては、碧南市内においては幅員13メートルの両側歩道になっておりますが、安城市の榎前付近から国道23号線までの区間は幅員10メートルの片側歩道となっております。車線幅について確認しましたところ、安城市内における榎前信号の碧南側のみ一部車線幅2.8メートルの箇所がありました。県道道場山安城線は、西端地区北部の生産・流通ゾーンから国道23号線までのアクセス道路として重要な路線ですので、愛知県に対して都市計画道路西端線の延伸を要望しております。愛知県や安城市と連携を図りながら、安全な交通ネットワークとなるよう事業の進展を進めてまいりたいと考えております。 614 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 615 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 616 ◆18番(石川輝彦) 既に西端線の延伸を要望していただいておるようで、本当にありがとうございます。安全に大型トラックが行き交える道路にしていただきたいということを思っていますので、よろしくお願いします。  また、交通量の増加によって国道23号線へ進入するところの交差点の交通渋滞、これも今まで以上に予想がされます。このことも同時に要望していただいて取り組んでいただきたいと思っております。よろしくお願いします。  次に、イ、国道247号線の整備の進捗状況についてです。  これも要望、提言し始めて長い時間を費やして、刈谷市に事業が先行されましたが、やっと碧南市側でも片側2車線化に向けた工事が始まりました。片側3車線道路として計画された衣浦豊田道路も、片側1車線で開通して長い年月の間そのまま利用され、この間、碧南市としてできる範囲の渋滞対策はしていただきましたが渋滞はなくならず、新車を運ぶキャリアカー、見かけることがなくなりました。  私自身、これまで東京まで行きまして、国交省の役人に対して、草刈りする金があるなら舗装しろと言わせていただきました。大村知事にも直談判もさせていただきました。片側2車線化させるためには、高浜と碧南、それぞれ1つの橋をかけなければいけないことは承知しています。このことを踏まえて、国道247号線の片側2車線化に向けた整備の進捗状況と事業の完了時期についてお願いします。 617 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 618 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 619 ◆市長(禰宜田政信) 国道247号線の整備状況でございますが、国道247号線を含む衣浦豊田道路の4車線化事業は、平成21年度から刈谷高浜間でスタートしました。高浜立体も平成30年3月に高架化され、供用されているところでございます。  汐留橋から明石インターチェンジ間の碧南高浜拡幅工区においては、平成30年度より高浜側から明石インターチェンジ付近まで拡幅工事に着手しておりまして、令和元年度も引き続き明石インターチェンジ付近の拡幅工事を行うとともに、汐留橋の下部工にも着手すると聞いております。  明石インターチェンジから浜町交差点間の碧南拡幅工区においても令和元年度から事業化をされておりまして、今年度は港新川橋の橋梁詳細設計と一般部の拡幅工事に着手すると聞いております。  しかしながら、碧南市内の4車線化工事は着手したばかりでございまして、今後の予算も確定していないことから、完了年度は不明確ではございますが、平成31年3月に衣浦豊田道路が重要物流道路の指定を受けたことによりまして4車線化事業がさらに加速するものであるというふうに考えております。 620 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 621 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 622 ◆18番(石川輝彦) 碧南市の議員の立場で言えば、何でこんなに遅くなるんだと言いたいところですが、碧南市、知多側から碧南市に働きに来ていただいている方が結構いまして、やはり高浜立体のところ、危ないだとか合流できないだとかいう苦情もいただいていますので、一日も早く完了することをお願いしまして了解とさせていただきます。  1つ、4車線化と同時に進めていただきたいことなんですが、汐留橋南交差点の改良です。247号線の渋滞の1つの要因として、この場所にT字路として信号機がある交差点である、これが要因じゃないかなというふうで思っていますので、ぜひ、愛知県、高浜市と共同で交通安全対策、渋滞対策を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、ウ、衣浦トンネルの無料化、低額化に向けた取り組みについてです。  この件につきましても幾度となく提言させていただきましたし、要望書も提出させていただきました。碧南市議会としても、愛知県に要望書を提出させていただいたところであります。  先ほど、国道247号線の件で国交省に提言しましたと言いましたが、この件についても、平成大橋、衣浦大橋、そして、衣浦トンネル、この交通量を平準化させるためにもいち早く無料化してくれということをお願いしてきましたが、変わることなく10年以上がたっています。現在どのような取り組みをされているのか、具体的にお願いしたいと思います。 623 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 624 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 625 ◆市長(禰宜田政信) 昨年3月に碧南市と半田市、高浜市の各首長が、愛知県道路公社より衣浦トンネルの管理運営を委託されている愛知道路コンセッション株式会社へ出向きまして、衣浦トンネルの利用促進と低料金化の要望を行っております。事業者からは、決められた料金収入で経営を行っていますので直ちに低料金化はできかねると回答いただいておりますが、今後も引き続き、通行料金の低額化を要望してまいります。  なお、この衣浦トンネルにつきましては、令和11年には無料になるということでずっと来ておる。この件につきましては、機会あるごとに愛知県等にその方針が変わっていないか等につきまして常に確認をして、今のところそうなると、令和11年には無料化になると確認しております。 626 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 627 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 628 ◆18番(石川輝彦) ありがとうございます。  委託先の愛知道路コンセッションだけに要望しても、やはり今、委託金をもらって運営されているところですから、採算が合うわけないというふうで私も思っています。ぜひ愛知県のほうに言っていただきたいと思っていますし、また、今市長が答弁されました無料化の約束、あと10年と少しだというふうで思っていますけど。  あのトンネルは、危険物車両、危険物の積載車両、進入禁止なんです、今。愛知県の公安委員会を巻き込んだ話し合いとなってくると思っていますので、ぜひ愛知県と前向きにお話し合いを進めていただくことを強く要望しておきます。  次に、前の議員もありましたが、エとしまして、名浜道路の整備に向けた考え方、取り組み状況に移ります。  まず、名浜道路、お願いします。  まず、この名浜道路、立派なパンフレット、表紙です。  次、お願いします。  先ほどは碧南市が事務局だということが言われましたが、ここ、上の赤線のところです。会長、碧南市長となっています。  ありがとうございます。  この名浜道路、三河臨海部と中部国際空港を結び、総合的な地域開発、発展に資することを目的に、常滑市から蒲郡市まで約40キロの自動車専用道路として平成5年1月から取り組み始められております。  平成6年10月に高規格道路の候補路線として、そして、10年6月には計画路線に指定され、先ほどもありました平成19年3月には、碧南市から幸田町までの約21キロが調査区間として位置づけられました。それ以降10年にわたり何も見えていないどころか、廃止説まで耳にするようになってきました。  言うまでもなく、碧南市維持発展に向けては、商工業の維持発展が必要不可欠でありまして、そのためには、何度も言いますが、物流のための道路が必要なんです。今でも国道23号線の交通量の増大により渋滞が発生しています。碧南市の北部工業用地を筆頭に、安城、刈谷、高浜、工業用地の開発が進んでおりまして、さらなる渋滞が予想されます。この渋滞対策のためにも名浜道路の早期実現は必要ではないのでしょうか。  これまで、名浜道路の整備に向けてどのように取り組まれてこられたのか、今後はどのような考え方で取り組まれていくおつもりなのか、名浜道路推進協会会長としてのお立場も踏まえてお答えください。 629 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 630 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 631 ◆市長(禰宜田政信) 名浜道路につきましては、議員の言われるとおり平成19年度に碧南市から幸田町までの約21キロメートルが地域高規格道路の調査区間に指定されて以降10年が経過したわけですが、その後、リーマンショック等もあり、国の財政状況の悪化や道路建設に対する考え方が大幅に変わりまして、そういうこともありまして、次の段階となる整備区間の指定を受けられないという状態であります。観光、防災面を踏まえた三河湾沿岸ルートでは、交通量やコスト面の推計から費用対効果が認められないことによりまして早期事業化が非常に難しいということが判明をいたしましたので、協議会といたしましては、昨年度より現道の活用も含めた幅広い調査研究を愛知県に要望いたし、ルート帯の変更も含めて名浜道路の早期実現を目指しております。愛知県においては、名浜道路の早期事業化に向けた検討に着手をしていただいております。  今後も引き続き、国、県への要望会などさまざまな活動を展開してまいりたいと考えております。 632 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 633 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 634 ◆18番(石川輝彦) おくれている理由の考え方は理解しました。  今、国道23号線知立バイパスの渋滞対策緩和としまして、名古屋三河道路の早期実現を目指した取り組みが活発化しています。このままでは名浜道路の影は潜めて、市内企業が受ける恩恵も薄くなってくると思っています。ルート変更もいたし方ないと考えますので、市内企業の発展のためにも一層の取り組みの強化をお願いしたいと思います。  次に、(4)に移ります。  レジリエンス認証の取得促進に向けた取り組みです。  まず、レジリエンス認証ですが、国の政策の1つとして、国土強靱化の趣旨に賛同し、事業継続に関する取り組みを積極的に行っている事業者に対し貢献団体として認証する制度で、認証のメリットは、専門家による事業継続のさらなるヒントを得ることができる、自社の事業継続のための積極的な姿勢を顧客や世間一般に対してアピールできる、そして、さまざまな金融機関で優遇措置を受けることができるなどがあります。  この認証は、登録料が30人以下の企業が税別で3万5,000円、31人から100人が6万5,000円、101人から300人が9万5,000円、301人以上が14万円と比較的安価な費用で取得することができます。碧南市として、このレジリエンス認証取得に対して積極的な取り組みをしてはと考えますがいかがでしょうか、お答えをお願いします。 635 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 636 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 637 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議員がおっしゃるレジリエンス認証制度は、平成28年に創設をされました比較的新しい認証制度として承知をしております。認証を取得することで企業の価値が上がり社会的信頼が得られるといったメリットがあることから、この認証を取得し、企業の安定的な生産性を対外的に発信することで、受注拡大を図る企業もあると報道等で見聞きをしております。  認証制度につきましては、有名なものではISOがあります。また、航空宇宙産業向けの品質マネジメントシステム、JISQなどさまざまな制度がございます。企業活動を継続していく中で認証制度の取得が受注機会の確保や維持につながっている事例などを企業訪問の際に紹介し、積極的にPRをしてまいりたいと考えております。 638 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 639 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 640 ◆18番(石川輝彦) 積極的にPRするということなんですが、具体的なPR方法、今、お考えだったらお願いします。 641 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 642 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 643 ◆経済環境部長(永坂智徳) 各種の認証制度につきましては、業種ごとに取得するメリットが異なってくると思っております。状況に応じて、各企業に合った認証制度のパンフレットなどを紹介してまいりたいと考えております。 644 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 645 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 646 ◆18番(石川輝彦) この認証制度ですが、先ほど言った事業継続だけではなくて、地域貢献の評価も対象となるというふうで聞いています。商工会議所等とも一緒になってPR活動に努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、(5)公契約条例の取り組み状況についてです。  まず、碧南市公契約条例を制定し、平成29年7月1日より施行していただきました。ありがとうございます。  この条例は、公契約における不正を排除し、事業の品質と適正な履行を確保し、そして、働く者の福祉向上をさせる画期的な条例であると思っています。  条例が施行されてから1年半がたちました。この条例が真に活用されているか確認のため質問をさせていただきたいと思います。  アとしまして、条例制定後の対象事業件数、業務件数と指導の有無についてです。  この条例の対象となる業務は限られています。まず、対象となった業務件数とその指導の有無についてお願いします。 647 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 648 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 649 ◆総務部長(金沢宏治) 公契約のうち、特定公契約の対象となった業務の件数でございますが、平成29年度は12件、平成30年度は32件でございます。  そのうち、受注者から提出される労働環境報告書についての指摘でございますが、三六協定の労働基準監督署への未届けが2件ございました。この2件は、提出されたことを労働環境報告書の再提出により確認をしておるところです。  以上です。 650 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 651 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 652 ◆18番(石川輝彦) 今、未提出が2件とありましたが、なぜ労働基準監督署に未届けとなったのでしょうか。原因を把握されているようだったら、お願いします。 653 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 654 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 655 ◆総務部長(金沢宏治) この2件につきましては、比較的規模の小さな市外の下請業者であったということで、このようなところまで気が回らず、おろそかになっているということでございます。今後もきっちり指導をしていきたいと思っています。  以上です。 656 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 657 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 658 ◆18番(石川輝彦) 今の答弁を踏まえまして、次のイに移ります。
     条例遵守に向けた市の取り組みについてお伺います。  条例を施行した企業、業務対象者には、この条例を遵守していただく必要があります。条例を遵守していただくためには、行政としてしっかりと説明責任を果たすことが必要ですし、チェックとフォローも必要であると思っています。市の対応の現状をお答え、お願いします。 659 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 660 ◆議長(鈴木みのり) 総務部長。 661 ◆総務部長(金沢宏治) まず、特定公契約を締結した受注者から、労働環境報告書が市の契約担当課へ提出をされますので、受注者の賃金、労働時間等の労働条件について確認をしております。  その時点で不備などが確認された場合につきましては、まず、受注者に問い合わせをし、聞き取りを行い、必要な場合は是正を依頼しております。  また、受注者は従事する労働者に対して現場掲示などにより周知する必要がございますが、労働環境報告書の提出に加え、業者への工事説明会通知の中でも項目として表記をし周知を図っているところでございます。この周知の実態、実施確認につきましては、今年度より市職員である各工事監督員による現場掲示等の確認を徹底することにより、さらなる条例遵守の推進に努めてまいりたいと思っています。  以上です。 662 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 663 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 664 ◆18番(石川輝彦) 今年度から条例遵守に向けた取り組みを強化されるということで、ありがとうございます。  昨年度も私、現場確認させていただいたところ数点ありますが、そこで掲示もありませんでしたし、そこで働いている方に確認しましたが、何それという感覚でおられました。今年度からの担当課の頑張り、期待しております。  次に、(6)中小企業振興のための条例制定についてです。  この件につきましても、私自身、幾度となく提言させていただいておりますし、また、会派のメンバーと一緒になって取り組んでまいりました。目的は、いつも言っていますが、碧南市の商工業を維持、発展させていくための条例です。ひいては、碧南市の雇用や税収を確保するための条例であると言っても過言ではないと思っています。  昨年の6月議会、同じ会派の神谷議員の一般質問で、愛知県内の4分の1を越える14市町のところが制定済みであるということで答弁もいただいております。どこの市町も、その市町で営む商工業の維持発展に向けた意思のあらわれだというふうで思っています。  碧南市で今まで毎回のように中小企業の経営者や商工業団体を初めとする皆さんの御意見をお聞きしながら検討といった答弁でかわされています。  そこで、アとしまして、私たちへの答弁へ対して、これまでの市としての取り組み状況をお願いします。 665 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 666 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 667 ◆経済環境部長(永坂智徳) 市としての取り組み状況につきまして、条例制定による効果の把握に努めてきたところでございます。  条例を制定した自治体においては、産業振興に取り組んでいく姿勢が明確になった、また、中小企業者の置かれている現状や景況感などを直接経営者から聞き取る機会がふえたため実効性のある助成制度が創設できたなど効果を感じているといった意見がある一方、条例が理念条例であり実効性がないこと、何をもって条例制定の効果とするのかが不明確なこと、経済効果等と条例を直接的に結びつける根拠がないなどの理由により条例制定の効果を感じていない自治体も少なくないようでございます。そのような状況を把握しながら、中小企業の経営者や商工業団体などの方々と積極的に情報交換を行っているところでございます。 668 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 669 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 670 ◆18番(石川輝彦) 私自身、この中小企業振興についての質問ですが、平成22年からずっとやっています。登壇できるタイミングのときは、毎年1年に1回は必ずやってきたつもりでいます。毎回答弁ですが、今、言った中小企業の経営者や商工業団体の皆さんの御意見をお聞きしながらということなんです。碧南市として何をしてきたのか、具体的な事例をもってお願いしたいと思います。 671 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 672 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 673 ◆経済環境部長(永坂智徳) 企業訪問を行う中で、経営者の方々と直接お話しをしたり、各種商工業団体の総会後の懇談などを通しましてお話しをする機会がございますし、商工会議所はもとより、中小企業を支える金融機関や愛知県信用保証協会などとも積極的に情報交換を行っているところでございます。 674 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 675 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 676 ◆18番(石川輝彦) 余り変わらないような答弁だというふうに思います。  次に移ります。件名1の最後の質問としまして、イ、市として条例制定を向けた考え方についてお願いします。 677 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 678 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 679 ◆経済環境部長(永坂智徳) 中小企業振興条例につきましては、中小企業の振興に関する基本的な方向性や姿勢を示す基本条例であり、基本理念や中小企業を取り巻く機関、市民の皆様の責務や役割についても規定されることが想定されますので、中小企業者、中小企業団体、大企業者、金融機関、商工業団体などと市が一体となって中小企業を支えていくといった機運が必要になってくると考えております。  本市におきましては、きめ細やかな支援を行うべく毎年100社以上の中小企業を訪問し、経営者の方々と直接膝を交えて情報交換をする中で、時代に即した、また、ニーズの高い施策を実施し、中小企業の振興をバックアップしているところでございます。このような取り組みは、条例を制定した自治体が進めている中小企業に対する振興対策をより実践的に展開しているものと考えております。先ほども申し上げましたが、社会全体として中小企業を支えていくといった機運が醸成されることが条例制定への第一歩と考えております。経営者の方々や各関係機関と意見交換をする際に、中小企業振興条例について積極的に取り上げ、機運の醸成を待ちたいと考えております。当面の間は、企業訪問を通して経営者の皆様からの御意見を頂戴するとともに、経済団体等と連携をし緊密な情報交換を行い、時代に即した企業ニーズを十分に反映した産業施策をスピード感を持って実施してまいりたいと考えております。 680 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 681 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 682 ◆18番(石川輝彦) まず、私は、平成24年6月だと思うんですが、中小企業の窓口を強化してほしい、コーディネーター制度を入れてほしいというようなことを言いましたが、その碧南版としてうまく機能しているようで、ありがとうございます。引き続き、中小企業の窓口、よろしくお願いしたいと思います。  そして、私が今、碧南市が行っていただいている中小企業のさまざまな施策、これ、全く否定していません。本当によくやっていただいていると思っています。七、八年前からこの条例については訴えさせていただいていますが、常に言っているのが、地域と中小企業は表裏一体の関係にあって、地域ぐるみで中小企業を守って育てていくための振興条例という形で、理念的、法的な裏づけが必要なんだよという、そんな思いで条例制定をお願いさせていただいています。中小企業政策に対する法的根拠だというふうで思っています。  先ほど、アの答弁で、この条例のメリットが感じられない自治体の紹介がありました。私は、ごもっともだと思っています。この条例の効果が出るときって、今の碧南市の商工業に対する諸施策の必要性が余り感じられない方がトップになったときじゃないのかな。商工業の振興に対して、いろんな施策に対して前向きな市長さんがおる間は全然いいと思っています。いざというときの危機管理だというふうで思っています。そんな思いでずっとやらせていただいておりまして、だから、今、中小企業政策、充実、一生懸命やっていただいている今の禰宜田市長に制定していただきたいというふうで私は思って常にやらせていただいています。市長の答弁、お願いできますか。 683 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 684 ◆議長(鈴木みのり) 市長。 685 ◆市長(禰宜田政信) そういうことで、前から何回も言っていますけど、要は、そういう機運にまだ全体的になっていないという。積極的な意見が、経済界、その他、ないということで。そんなこともありまして、私としてといいますか、その分、他市にまさるさまざまな政策をやって、罪滅ぼしをしているという感覚ですね。要は、市が独自にできることはどんどんやっていくよ。だけれども、こういうやつは、やっぱりほかの経済団体等にも影響があることなので、その人たちの意見を無視して進めることはできないので、これがなかなか難しいということがあります。そんなことで、今後とも。それだけど、そういう商工業に否定的な首長だと、長続きしないと思います。  以上です。 686 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 687 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 688 ◆18番(石川輝彦) 本当に市長、碧南市、今の碧南市、禰宜田市長におかれましては本当にしっかり商工業に対して見ていただいているというふうで思っています。機運の醸成だということを言われていますが、最近結構、やってから機運の醸成を図ろうという政策もあり、そんな中でこれだけが思いが変わらないというのは、残念でしょうがありません。3月議会の予算審議で中小企業の政策として多くの補助金を出していただいていることを確認させていただきました。今の一般常識であり得ないことを想定しておくのが危機管理、先ほども言いました危機管理だと思っています。もう想定外なんていう言葉は通用しないんです。引き続き、さまざまな団体に私も理解活動を進めていきます。ぜひ、市長においても機運の醸成を図っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  では、次に移ります。件名2、竜の子街道プロジェクトの取り組みについてです。  このプロジェクトも4年目に入りました。この間、さまざまな施策が展開されてきたと思っています。碧南市独自でくるくるバス等にステッカーを張りPR活動を展開していることも、目に見える活動であると感じています。  また、市議会としても、おととし、西尾、半田、常滑の4市議会を交えて勉強会を開催させていただいたところです。  そこで、まずは、昨年までの棚卸しとして、(1)3年間の取り組み内容と成果についてお願いします。 689 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 690 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 691 ◆経済環境部長(永坂智徳) 竜の子街道のプロジェクトの3年間の取り組み内容と成果でございますが、スタート年度の平成28年度は、竜の子エリアの観光動向調査、外国人向け、日本人向けのモニターツアー、多言語版の観光情報誌、多言語対応のプロモーション映像の作成、醸造品、特産品を使った新商品の開発並びにPR活動を実施しております。  2年目の29年度は、多言語による情報発信、PR活動を継続して実施するほか、新たな取り組みといたしまして、名古屋駅発着の日帰りバスツアー、特典つきの竜の子エリアの宿泊プラン、竜の子エリアの関連グッズの製作、竜の子エリアのサイクリングマップを作成いたしました。  3年目の30年度におきましては、多言語による情報発信、PR活動のほかに、愛知県大型観光キャンペーンにあわせた日帰りバスツアー、観光タクシーツアープラン、宿泊プラン、なお、愛知県開催の大阪での観光展への出展、並びに、前年度に作成しましたサイクリングマップのコースを巡るイベントを実施しております。  成果といたしましては、これら情報発信、PR活動や各種ツアーの造成などによりまして、日本経済新聞の全国版に取り上げられたり、醸造業者の方からは遠方から蔵見学に来る人がふえたといったような声をお聞きするなど、竜の子街道というネーミングの浸透とともに伝統産業の知名度アップが図られ、この地域の醸造品や文化を目的に訪れる方もふえているものと実感をしております。 692 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 693 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 694 ◆18番(石川輝彦) 3年間にわたり多くの事業をしていただいたというふうで、今、報告がありましたが、やはり数値的に見るといいですね、どのぐらいふえたのか。そんなふうで思っていますので、今後そんなまとめ方もしていただけたらというふうで思います。  先ほど言いましたが、いよいよ4年目に突入しています。県内外、世界各国から交流人口を増加させるためには、さらなるステップアップが求められる年ではないかなというふうで思っています。  そこで、(2)としまして、今年度の取り組み内容についてお願いいたします。 695 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 696 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 697 ◆経済環境部長(永坂智徳) 今年度の取り組み内容といたしましては、愛知県の大型観光キャンペーンアフターバスツアーへの参加や、観光タクシープランや宿泊プランを引き続き実施してまいります。  また、4市の酒蔵、みそ蔵を巡って、有名な飲食店でのランチを堪能していただくといった日帰りツアーも企画をしております。  さらに、新たな取り組みといたしましては、竜の子街道内で若い女性が好みそうなお店や観光スポットを巡る周遊クーポン事業の実施と、台湾で最も影響力のある日本の観光スポット紹介サイトである歩歩日本(ぶーぶーにっぽん)への掲載というインバウンド誘客事業を予定しております。 698 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 699 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 700 ◆18番(石川輝彦) 今年度も多くのことをやっていただけるとのことですが、この今年度の取り組みですが、来年度にもつながる取り組みだというふうで捉えてもいいですよね。旗を振っておられる副市長、ぜひ答弁をお願いします。 701 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 702 ◆議長(鈴木みのり) 副市長。 703 ◆副市長(松井高善) この竜の子街道というのは始まって3年目ということでございます。中部地方の愛知・岐阜・富山・石川県を南から北へと縦断する昇龍道(ドラゴンルート)というメジャーな観光ルートがあるんですが、その弟分ということで、若干少しずつではありますが最近ようやく知名度が上がってきたということでございます。  観光事業を調べてみますと、やはり高山市だとか犬山市だとか、うまくいっている市がございますが、やはり結果が出るまでに20年、30年かかってようやく認知度が上がってきたということでございまして、やはりずっと続けていくことが大事です。どの事業が成功するかどうかというのは、やってみないとわかりません。したがいまして、いろんな事業にトライアルをして、少しずつ実績を上げて認知度を上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 704 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 705 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 706 ◆18番(石川輝彦) 前向きな答弁、ありがとうございます。一緒になって頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。  竜の子街道としまして、さまざまな施策展開されているんですが、4市を連結させる施策というものが乏しいんじゃないのかなという感じがしています。ましてや、衣浦港という海を挟むプロジェクトなんです。竜の子街道を成功させるには、やはり4市が一丸となった取り組みで行かなければいけないなというふうで思っていまして、そこで(3)に行きます。  4市を結ぶための施策としまして、まずは、アとしましてイベント等の同時開催をしたらどうだというふうで思っています。やはり話題性というものは必要な要素でありまして、竜の子街道のプロジェクトとしまして、趣旨に合ったイベントを4市が力を合わせて4市同時開催できないものかと思います。お考えをお願いします。 707 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 708 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 709 ◆経済環境部長(永坂智徳) 竜の子街道のイベントにつきましては、これまで一日で4市を巡るバスツアーであるだとか、4市のサイクリングコースを一定期間内で巡るイベントなど、さまざまな企画を4市で力を出し合い、知恵を絞って実施をしてきたところでございますが、質問者がおっしゃられるように、イベントの話題性というものはプロジェクトを推進するための大きな要素であると考えております。今回、貴重な御提案をいただきましたので、今後他の3市の関係者の意見も伺いながら検討していきたいと考えております。 710 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 711 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 712 ◆18番(石川輝彦) やはり、観光面でいう取り組みでいきますと、行政だけでやっていってもなかなかうまく進まないなという実感があります。ぜひ、民間だとか市民活動団体等と一緒になり、この竜の子街道が盛り上がる、そして、経済効果として4市に寄与するような取り組みをお願いしたいと思います。  さらに、もう一点、交流人口をふやすためには、今、貸し切りバスだとかいう話がよく出てきますが、ツアー客には有効な手段かもしれませんけど、個人客には対象にならないのかなというふうで思っています。一過性の手段だけでなくて、常日ごろのからの交通手段が必要だというふうで思っています。  アンケート結果です。こちら、今出させていただいたのは、平成29年12月に傍聴に来ていただいた碧南高校の方のアンケートの結果の1つです。私なりにまとめさせていただきました。碧南市に足らないものの第3位、他市からの交通手段がないと挙げられております。  ありがとうございます。  昼一番の新美議員も触れておりましたけど、今、国のほうではAIを活用した無人走行による実証実験が盛んに行われています。経産省のほうでも公募を5月末で終了しましたけど、新しいモビリティーサービスの実証実験に取り組むパイロット地域募集というものがありました。ほかの省庁でもこのようなものがあるというふうで聞いています。この竜の子街道で実証実験ができないものなのかと思いますが、そこで、イとしまして、AIを活用した無人バスのトライアルについてのお考えをお願いしたいと思います。 713 ◆経済環境部長(永坂智徳) 議長、経済環境部長。 714 ◆議長(鈴木みのり) 経済環境部長。 715 ◆経済環境部長(永坂智徳) 質問者御指摘のとおり4市を移動する交通手段は脆弱であり、これは竜の子街道広域観光推進協会において最大の課題であると認識をしているところでございます。  4市を横断する公共交通といたしましては、過去には蒲郡から西尾、碧南を経由し半田、中部国際空港までの路線バスも運行されておりましたが、採算性の問題からか短期間で廃路線となった経緯もございます。  従来の交通手段にとらわれず、新たな技術や仕組みを取り入れた交通手段も含めて考えていく必要があり、御提案のAIを活用した無人バスについても、4市を結ぶ公共交通のあり方を研究していく中で参考とさせていただきたいと思います。4市を直結する交通手段を確保するための1つの手法として、今後研究をしてまいります。 716 ◆18番(石川輝彦) 議長、18番。 717 ◆議長(鈴木みのり) 18番。 718 ◆18番(石川輝彦) 民間だけでやっていただいておった広域のバスですが、やはり採算がとれずに皆さん撤退されていったというふうで私も認識しています。となると、どれだけ行政としてそこに力を入れていくかということになっていくというふうで思っていまして、まず、この無人バスで話題性も入れながらどうかなという提案なんです。ぜひ、これもタイミングがあると思うんですよ。ぜひ、いろんな調査をしていただきながら前向きに検討していただきたいと思っていますし、先ほどくるくるバスもぜひ検討していきたいという答弁もありました。やはり、広域化というのが1つの視点だというふうで思っています。先ほど、碧高のアンケートを出しましたけど、以前には今の現西尾市長が二十の子に聞いたときの新聞記事が載っておったと思います。あのときも、碧南市に行ける交通手段がないのというようなことも出ていました。若い子たちは、結構そういう感じ、考え方を持っているようです。この広域で皆さんが交流できる、そして、竜の子街道が成功するよう、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 719 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、石川輝彦議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。
    ───────────────────・・─────────────────── 720 ◆議長(鈴木みのり) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明14日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 51分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    令和元年6月13日                   碧南市議会                     議 長  鈴 木 みのり                     議 員  磯 貝 明 彦                     議 員  石 川 輝 彦 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...