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  1. 碧南市議会 2019-02-28
    2019-02-28 平成31年第1回定例会(第2日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-02-28 : 平成31年第1回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成31年第1回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において7番小池友妃子議員及び13番林田要議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「平成30年度一般会計補正予算(第5号)の議案の訂正について」を議題といたします。  本件について、訂正理由の説明を求めます。 4 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 5 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 6 ◆総務部長(金沢宏治) ただいま議題となりました、平成30年度碧南市一般会計補正予算(第5号)の議案の訂正について、提案理由の御説明を申し上げます。  碧南市議会会議規則平成3年碧南市議会規則第1号第18条第1項の規定により、平成31年2月19日に提出した議案第14号平成30年度碧南市一般会計補正予算(第5号)を訂正するため議会の承認を求めるというものでございます。  今回の訂正でございますが、平成30年度碧南市一般会計補正予算(第5号)にプレミアム付商品券発行事業に係る経費として、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費、13節委託料の補正額400万円を計上いたしておりますが、平成31年度に商品券を発行するための準備経費として、平成31年4月以降に予算執行を予定するもので、繰越明許費として計上すべきものでございましたが、この記載が漏れておりました。ここに改めておわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。  それでは、訂正についての説明を参考資料により行わせていただきますので、参考資料1をごらんください。  平成30年度碧南市一般会計補正予算(第5号)の第2表繰越明許費補正1追加で表中6款農林水産業費の下の行に、7款商工費、1項商工費プレミアム付商品券発行事業として400万円を追加させていただくためで、表の訂正をお願いするものでございます。  以上で、議案の訂正の説明とさせていただきます。どうも済みませんでした。 7 ◆議長(沓名 宏) お諮りいたします。ただいま議題となっております平成30年度一般会計補正予算(第5号)の議案の訂正については、承認することに御異議ございませんか。
         (「異議なし」という者あり) 8 ◆議長(沓名 宏) 御異議なしと認めます。  よって、平成30年度一般会計補正予算(第5号)の議案の訂正については承認をすることに決しました。 ───────────────────・・─────────────────── 9 ◆議長(沓名 宏) 日程第3「平成30年度の施政方針」から日程第12議案第25号「平成31年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  本件については、既に施政方針、教育行政方針及び平成31年度予算案の提案理由の説明が終わっておりますので、本日は10案件を一括して総括質疑を行います。  総括質疑を行うに際しましては、申出書の質疑事項に従い発言してください。  なお、発言の許可は、議事日程表記載の順といたします。  それでは、まず、新美交陽議員の総括質疑を許します。 10 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 11 ◆議長(沓名 宏) 16番。 12 ◆16番(新美交陽) 皆さん、おはようございます。新政会の新美交陽でございます。新政会、会派を代表いたしまして、市長の平成31年度の施政方針について、申出書に沿って質疑をいたします。市民にわかりやすい、かつ、熱意あふれる答弁を期待するものであります。  今回、前回に引き続き、また1番のくじを引きまして、幸か不幸かこういう立場になっております。ぜひとも頑張って1番バッターの役目を務めたいと思いますので、ひとつよろしく御答弁をお願いいたします。  (1)任期最終年の予算編成に当たり一番留意したものは何かということで市長にお伺いいたします。  平成の時代は、あと2ヵ月で終わりを告げます。振り返ってみますと、30年の歳月が過ぎたわけであります。主な出来事を挙げれば、平成2年にはバブル崩壊、平成7年、阪神・淡路大震災、平成20年、リーマンショック、この年に市長は就任されたわけであります。大変な苦しい時期を経験されたことと思います。  平成23年、東日本大震災、平成25年、国の借金が1,000兆円、平成26年、消費税8%、平成30年、北海道胆振地震、熊本地震、西日本豪雨、台風24号、平成31年、世界気象機関が2015年から4年間は史上最高気温と発表、4人に1人が65歳以上の超高齢化社会、若年人口の急激な減少、平成の30年間は、災害の時代とも言われるゆえんであります。  これ、私が目ぼしいものを単純にピックアップしただけのものでありますので、ほかにも多くのことが起きていることは周知のとおりであります。  平成20年に市長に就任され11年間、最大の市民満足度と費用対効果の追求をスローガンに懸命に市政を運営され、碧南市の安定した財政基盤を構築され、市民のための幾多の施策を実現されたことに心から敬意を表す次第であります。  先ほど、平成30年間の出来事を挙げましたが、こういう事象は、地球規模、また、日本という地理的特性を考え合わせますと、私たちを取り巻く環境、社会が大きく変わっていく気がするのは、私だけではないと思います。AI、自動運転を筆頭に、ICT、IoTにより社会が大きく変革する時代にいることを実感いたします。遠い将来のことではない時代にいると思います。この後お伺いしますが、ことしも市民との約束の8つの公約を掲げておられますが、市長3期目の集大成として、この予算を組まれたことと思います。この予算を組むに当たり、市長として一番留意した点はどのようなことでしょうか、お伺いいたします。 13 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 14 ◆議長(沓名 宏) 市長。 15 ◆市長(禰宜田政信) 特に留意した点につきましては、本市がより住みよいまちになり、また、住み続けたいまちとして後の世代に引き継がれるために、子育て支援や産業振興など、移住、定住を促進する取り組み、市民の皆様が安心して市民生活を送ることができるようにするための重要課題でございます安心・安全対策の取り組みなどでございます。  さらには、限られた予算中で最大限の市民満足度と費用対効果を追求するための財政のスリム化と、業務改革への取り組みによりまして、夢、希望、輝きあふれる碧南市の創造を目指し、関連事業の実施を中心とする予算編成を行いました。  市政を運営していく上で一番重要なものは、安定的、かつ、充実した財政基盤であると考えております。その構築のためには、まず、産業基盤の拡充が必要だと考えております。  そのために、市制70周年を終え、さらなる飛躍を目指すために、まちづくり再スタートの年と位置づけまして、その基盤づくりを進めてまいりたいと考えております。  また、名鉄碧南駅前の周辺整備やビーチコートを活用したビーチスポーツの推進、さらには、スケートボード専用施設の整備などの交流人口の増加を目的とする事業も積極的に推進して、活力あるまちづくりに取り組んでまいります。 16 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 17 ◆議長(沓名 宏) 16番。 18 ◆16番(新美交陽) 安心・安全を初め、各施策を行うには、安定した財政基盤が大事であるという視点に留意されたとのことであります。  それでは、市長の8つの公約について、順次お伺いをしてまいります。  (2)としまして、安心・安全についてであります。  ア、避難場所、避難経路のパンフレット全戸配布についてであります。  いつの時代にも変わらぬ市民の願いは、安心して暮らせること、安心な町であることは、誰もが認めるところであります。  市民の意識調査においても、常に命の大切さは第1位になっています。生命に関する領域でもあります。このことについて、今回の施策に、避難場所、避難経路等を表示したパンフレットの作成、全戸配布があります。市域の3分の2は低地帯にあるとも言える碧南市であります。大変重要な施策であると考えます。  そこで、お伺いいたします。  全戸配布となっていますが、以前、各種のハザードマップが同じく全戸配布されました。  しかしながら、これをいつも目に入るところに置いている家庭は、どれほどあるでしょうか。まして、その内容にどれほどの理解をされているのかを考えますと、今回の全戸配布が、命の安心・安全を守るということにどのように生かされていくのか、配布後のフォロー、各地区での説明会等が必要なのではないでしょうか、お答えください。 19 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 20 ◆議長(沓名 宏) 市長。 21 ◆市長(禰宜田政信) 平成29年5月に全戸配布いたしましたハザードマップにつきましては、市内に38ある全自主防災会を初め、市内小中学校、高齢者教室など、あらゆる機会にハザードマップの内容を説明する講座を実施し、内容の周知に努めております。  来年度に全戸配布を予定している津波避難経路パンフレットにつきましても、同様に自主防災会を初め、あらゆる機会を捉え内容の周知を図ってまいりたいと考えております。 22 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 23 ◆議長(沓名 宏) 16番。 24 ◆16番(新美交陽) 避難経路を市民の皆さんにぜひよく知ってもらうように、繰り返し啓発を努めてほしいと思います。  次に、イとしまして、狭あい道路の解消、空き家の除去についてお伺いいたします。  巨大地震や津波の発生による浸水被害や火災に対し、防災減災対策として狭あい道路の解消や空き家の除去等が挙げられています。この問題については、私も含め、多くの議員から過去何度も取り上げられ、個々の施策として実行されておるわけであります。  毎年施策にも上がっていますが、必ずやってくると言われる大災害を想定するとき、これまでどおりの予算規模でいいのかと心配になります。今まで以上の対策、予算の拡大が必要ではないでしょうか、お答えください。 25 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 26 ◆議長(沓名 宏) 市長。 27 ◆市長(禰宜田政信) 狭あい道路整備促進事業につきましては、市民の皆様が後退用地の寄附、買収に御協力いただきやすいように、平成27年4月に碧南市道路寄附採納要綱を改正して事業を進めてまいりました。  平成26年度以降の実績を、事業費と件数を申し上げますと、平成26年度が2,820万8,000円余で35件に対しまして、27年度が3,165万8,000円余で61件、平成28年度が3,372万3,000円余で52件、平成29年度が3,663万1,000円余で54件、平成30年度は、平成31年1月末現在で3,799万4,000円余で60件となっております。着実に事業が進捗していると考えます。  平成31年度予算につきましては、実績に近い予算とすることから3,500万円を計上しております。  今後も、広報やホームページで市民にPRするとともに、土地家屋調査士協会等の建築関係の方々の御協力をいただきながら補助制度の周知に努めてまいります。  次に、空家等対策事業でございますけれども、平成30年7月より空家等対策事業費補助金交付規定により助成をしております。  実績といたしましては、平成31年の1月末現在で7件の空き家除去補助の申請がございました。本年度の空家対策事業補助金額の予算額は350万円で、現在のところ、7件分、280万円の支出予定でございます。  平成31年度予算におきましても、同額の350万円を計上しております。  今後も、パンフレット送付による周知及び職員の訪問、電話連絡などを積極的に行い、空き家等の対策を推進してまいります。  なお、両事業とも予算を上回る申請があった場合には、事業が停滞しないように補正予算等において対応してまいります。 28 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 29 ◆議長(沓名 宏) 16番。 30 ◆16番(新美交陽) 予算を上回る申請があった場合には補正を組んでふやしていくというお答えであります。防災上、大変重要な事業であります。今後も引き続き積極的に推進をしていってもらいたいと思います。  次に、ウとしまして、マンホールトイレのキャパシティーについてお伺いいたします。  指定避難場所の各小学校にマンホールトイレを順次設置することは、避難生活をする上で大変安心のできる施策であります。大きな評価をするものであります。  熊本地震でも大きな効果を発揮したと聞いております。  しかしながら、マンホールトイレは、数が限られております。現実の大災害には、とても足りないことも十分考えられます。  そこで、わざわざ設置をしなくても済む、道路、公園等にある既存のマンホールをいざというときにマンホールトイレとして利用する方法があります。どの道路でもできるわけではありませんが、大きな効果を発揮することは間違いないかと考えられます。  このような方法を今後検討する必要があると考えますが、いかがお考えか、お答えください。 31 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 32 ◆議長(沓名 宏) 市長。 33 ◆市長(禰宜田政信) 提案された方法は、既存のマンホールを利用するということで、下流の下水道管が被災していないこと、し尿が堆積しない程度の水量が上流から流れていることが前提となりまして、道路上においては、避難路や救援、救護活動の支障にならないことが必要となります。これらの条件が整えば有効であると考えますが、被災地においては難しいのではないかと考えております。  したがいまして、当面は、マンホールトイレの整備に加え、仮設トイレの確保、携帯用トイレへの啓蒙など、複数の対策を併用しながら総合的に対応していきたいと考えております。 34 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 35 ◆議長(沓名 宏) 16番。 36 ◆16番(新美交陽) もちろん、災害が起きて、道路とか公園も傷んでおるということも当然考えられまして、大きな道路なんかでは使用することはできんということはわかるわけであります。狭い道路や公園とか付近のものを利用できたら、そういう被災していないところについて支障のないところでやれたらいいなということで考えたわけでありますが、被災時は、下水道管が壊れて使えないという理由も考えられるわけでありますけれども、仮設トイレの設置前、時間が大変かかるということも考慮しますと、緊急性ということからは有効な方法とも思いますので、また検討してみていただきたいなというふうに思います。  次に、エとしまして、長田橋のかけかえについてお伺いいたします。  耐震化のされていない最後の橋梁である長田橋のかけかえは、事業として上ってから、もう5年ほどたつと思います。1年ほど前には、橋の高さの変更を余儀なくされ、おくれていると聞いております。北部の県道として、産業の動脈としての幹線でもあります。早期整備をするとのことですが、また、仮橋設置はいつごろですか、お答えください。 37 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 38 ◆議長(沓名 宏) 市長。 39 ◆市長(禰宜田政信) 長田橋は、二級河川長田川にかかる橋梁でございまして、愛知県の事業である長田川の堤防改修事業とあわせまして、かけかえを実施するというものでございます。  愛知県に確認しましたところ、長田橋につきましては、平成31年度に仮設道路の借地を行いまして盛り土工事等に着手し、渇水期から仮橋の工事を実施し、平成32年度中の供用を目標に進めると伺っております。 40 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 41 ◆議長(沓名 宏) 16番。 42 ◆16番(新美交陽) 事業の今後の予定として、平成32年度中には仮橋がかかるという御答弁であります。  当初の予定よりかなりおくれているかと思います。ぜひとも、1年でも早く完成するように県に働きかけをしていっていただきたいと思います。  次に、オとしまして、第二配水場の施設更新についてであります。  市民の生活の生命線である第二配水場の長寿命化事業として、配水場の施設を順次更新するとのことですが、平成36年完了との計画の工程表についてお答えください。  また、第二配水場の建っている土地は、崖地のすぐ上です。この崖は、断層ではないですか。そのあたりの安全性は確保されているのかについてもお答えください。 43 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 44 ◆議長(沓名 宏) 市長。 45 ◆市長(禰宜田政信) 長寿命化事業の工程についてでございますが、災害対策の主な事業として、平成31年度に拡張施設の受電2回線化工事、平成32年度に当初施設の耐震工事を実施する予定です。  次に、長寿命化の主な事業といたしまして、平成32年度に当初施設の配水池劣化改修工事、平成33年度、34年度に、電気機械設備の更新工事、また、並行して、平成33年度から36年度にかけまして、拡張施設の排水ポンプ等の分解整備を順次実施してまいります。  また、活断層につきましては、排水場の崖地に位置しているというものではございませんで、その北側450メートル離れたところに位置しているものでございます。  なお、南海トラフ地震も考慮した耐震調査を実施し、長寿命化事業に反映しておりまして、地震対策の強化とともに、安全で安定した水道の供給に努めております。 46 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 47 ◆議長(沓名 宏) 16番。 48 ◆16番(新美交陽) 崖地は活断層ではないというお話でありますけど、ああいう崖をやはり西端でもそうなんですけれども、大変昔からよく動くというふうに聞いておりますので、そういったところも含めてお伺いしたわけであります。耐震調査をして、地盤の強度については問題ないということであります。市民の生活を支える一番の水であります。今後も引き続き地震対策を進めていってほしいと思います。  次に、カとしまして、市民病院についてお伺いします。  ことし7月には高浜市に刈谷総合病院高浜分院147床、来年4月には岡崎市に藤田医科大学岡崎医療センター400床がそれぞれオープンする状況の中、碧南市民病院の置かれた西三河南部西医療圏での存在価値が問われるところであります。  隣接市の病院新設もあり、今後ますます厳しさを増す医師確保について、市ではこれまでさまざまな方法で取り組み、涙ぐましい努力をしてこられたことに敬意を表すものであります。  西尾市民病院からの統合の申し出もあり、将来、施設が古くなったらどうするのか等々、心配はいろいろあります。これらのことについてお答えください。
    49 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 50 ◆議長(沓名 宏) 市長。 51 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市民病院の利用割合は、碧南市民が約50%、西尾市民が約25%、安城市民と高浜市民が、それぞれ約10%となっておりまして、碧南市民だけでなく、幅広く西三河南部西医療圏における救急医療、急性期医療の拠点病院として、その機能と役割を果たしていると言えます。  お尋ねの刈谷豊田総合病院高浜分院は、高浜豊田病院と名称変更して本年7月に高浜市中心部に開院いたしますが、回復期や療養病床が中心の病院でありまして、碧南市民病院とは機能が異なっております。  外来患者につきましては多少の影響があると考えますが、収益の柱である入院患者につきましては、ほとんど影響がないと考えております。  来年4月に開院を予定しております藤田医科大学岡崎医療センターにつきましては、距離が遠く離れておりまして医療圏も違うということでありますので、特に影響はないと考えております。  次に、医師確保についてでございますが、現在、常勤医師数が41人でありまして、最多であった平成28年度の53人から医師数が減り続けている状況でございます。  医師の確保は最重要の課題と認識しておりまして、私とか副市長を初めといたしまして積極的に大学医局の訪問を行っておりますが、大学医局も医師不足が深刻な状態でございまして、思うように医師が派遣されていないのが実情でございます。  また、修学資金制度の創設、医学生向け合同説明会への積極的参加、大学医学部訪問など、研修医の確保にも努めておりまして、本年度におきましては、研修医の定数確保が達成をしております。  次に、施設の老朽化でございますが、さきの市議会協議会で御報告しましたとおり、特に老朽化が著しい入院病棟につきまして、平成31年度から平成33年度にかけまして大規模な改修を実施いたします。これによりまして、10年から15年の長寿命化を図ることができますので、当面御心配をおかけすることなく営業を続けられると考えております。 52 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 53 ◆議長(沓名 宏) 16番。 54 ◆16番(新美交陽) お医者さんが53人から41人まで減ってしまったということで、医師確保について大変努力をされているわけでありますけれども、やはり、いろいろ今までも提言申し上げておるんですけれども、相当思い切った手を打っていかないと医師確保ができないんじゃないかなという時期に来ていると思いますので、ぜひとも知恵を絞っていただきたいというふうに思います。  それでは、次に、(3)としまして、福祉についてお伺いいたします。  アとしまして、生活困窮者支援施策についてお伺いいたします。  施政方針には、我が国の経済状況は、賃上げ等により所得が大きく改善され、経済の好循環にあるとされていますが、これは必ずしも日本全体が好景気であるということではないと思います。主に大企業を中心とした一部の人たちに限られ、中小末端の従業員までは及んでいないと思います。  また、非正規が全従業者の4割を占める雇用状況を考えるとき、これらの人たちにこそ、できる限りの救いの手を差し伸べる必要があると思います。支援相談員等を3名配置し、生活保護に至る前に手を差し伸べる体制を強化し、きめ細やかな支援を行うとしていますが、この体制でどのような対応をするのかについてお答えください。 55 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 56 ◆議長(沓名 宏) 市長。 57 ◆市長(禰宜田政信) 生活困窮者自立相談支援事業は、生活困窮者自立支援法に基づきまして、平成27年度から碧南市社会福祉協議会に業務委託化して実施をしております。  この事業は、生活に困窮されている方から相談を受けた場合に、就労先の紹介や家計管理に関するアドバイスをするなど、生活保護に至る前に支援することで自立の促進を図ることを目的として実施しているものであります。  これまでの実施状況を申し上げますと、生活困窮者からの新規相談件数は、平成27年度は93件、平成28年度は146件、29年度は109件で、今年度につきましては、1月末現在で114件となっております。  相談件数もさることながら、生活困窮者が抱える課題は、仕事、住宅、医療、介護、教育、多重債務、家計管理など、多様化、複雑化しており、相談員の負担が増大している状況でございます。  こうしたことから、相談から支援までを包括的、かつ、きめ細かに行っていくため、相談員を1名増員して体制を強化するものでございます。生活困窮者からの相談の際には、引き続き、市福祉課のケースワーカーも同席するなど、市も連携をいたしまして自立の促進を図ってまいりたいと考えております。 58 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 59 ◆議長(沓名 宏) 16番。 60 ◆16番(新美交陽) 生活困窮者、なかなか大変な生活をされている方がおるということで、今後もふえていくんじゃないかというふうに思うわけであります。自立の支援ということも、なかなか大変なことでありますが、少しでも心ある対応をしていってもらいたいと思います。  次に、イとしまして、障害福祉施設等整備補助制度についてお伺いいたします。  今後ますますふえる障害者の重度化、高齢化に対応するため、グループホーム、ショートステイ等の不足を補う目的で、今回新規事業として立ち上げられました。今後の必要性の度合いからすると、補助金としては8分の1では少な過ぎの気もしますが、これは、事業者等から情報を集めた上での決定でしょうか、お答えください。 61 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 62 ◆議長(沓名 宏) 市長。 63 ◆市長(禰宜田政信) 現在、社会福祉施設等を整備する場合に、国、県、市が補助する社会福祉施設整備補助金がありますが、この補助金は、社会福祉法人等を対象としており、県内でも年に数件しか交付対象とならないことや、補助申請から交付決定まで時間も要するということで、申請をちゅうちょする社会福祉法人等がほとんどでございます。  事業者等からは、障害福祉に関するアンケートや自立支援協議会等の会議で、グループホーム等の不足を認識しているが、新設や増設は資金的な負担が大きいため、土地の無償提供や資金補助など、行政から支援があれば前向きに検討をしてもよいとの意見を聞いております。  こうしたことから、社会福祉法人等だけでなく、規模の小さい民間の事業所も対象とし、市内で新たに施設を整備する事業所や定員をふやすことのできる事業所を支援するため、他市では実施しておりません碧南市独自の障害福祉施設等整備補助金制度を新たに創設するものでございます。  なお、補助率につきましては、社会福祉施設整備費補助事業の市の補助率が8分の1であるため、整合性を図らせていただいたというものでございます。 64 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 65 ◆議長(沓名 宏) 16番。 66 ◆16番(新美交陽) よくわかりました。  市独自と、碧南市独自ということであります。民間の事業者にこの制度をよく知ってもらって活用していただきたいというふうに思います。  ウとしまして、発達支援ネットワークについて、お伺いいたします。  児童発達支援ネットワーク事業は、子育て支援センター、幼稚園、保育園、学校に専門職員が巡回し、アドバイス、講習会、保護者からの相談等に乗るということであります。少しでも我が子がほかの子供よりおくれていると思うと、親としては大変に気になるものであります。障害のある子も、健常な子も、一緒に遊び、学べる環境づくりが、この事業の最終的な目的と思います。現状を振り返ったとき、また、ノーマライゼーションという見地に立ったとき、この施策は十分に機能しているのかについてお答えください。 67 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 68 ◆議長(沓名 宏) 市長。 69 ◆市長(禰宜田政信) 児童発達支援ネットワーク事業の目的は、発達に障害やおくれのある子供たちへの支援を充実するために、支援者のスキルアップ、保護者支援、関係機関の連携をつなぐ役割をするものでございまして、最終的に目指すところは、障害のある人も、ない人も、ともに助け合いながら生活できる環境づくり、すなわち、ノーマライゼーションというところでございます。  支援者のスキルアップとしては、保育園や幼稚園、学校等への巡回支援と、支援者となる教諭や保育士向けの研修会を実施し、支援者が子供の特徴についての理解を深めるとともに、支援方法の質の向上を図っています。  また、保護者支援といたしましては、個別の発達相談やペアレントプログラムという講習会を実施し、子供の特徴の理解や具体的な対応方法を伝えるとともに、保護者の気持ちの受けとめや不安の軽減も行っております。  児童発達支援ネットワーク事業に加え、本年度より早期療育親子支援事業にも取り組んできたことで、支援者や保護者がそれぞれの子供の特性を理解するようになり、対応や環境を整えたことで子供たちの姿も落ちつき、気になる行動が少なくなったなど、よい変化が見られ、効果があらわれてきていると実感しているところでございます。  今後も引き続きこの事業に取り組んでいくことで発達障害児への理解がさらに進み、障害児と健常児が特別に区別されることなく、ともになれ親しんだ地域で安定した社会生活を送ることができるようになっていくと考えております。 70 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 71 ◆議長(沓名 宏) 16番。 72 ◆16番(新美交陽) 親として安心して頼れる場所であるというふうに思ってもらえるよう、今後も支援の質の向上を目指していってもらいたいと思います。  次に、エとしまして、次期高齢者ホットプランについてであります。  第7次高齢者ホットプランは、平成30年度から32年度であります。団塊の世代が75歳を迎える平成37年を見据え、次期ホットプランが作成されます。一般高齢者からのアンケートを実施し実態把握をするとしていますが、これは高齢者全員が対象なのですか、お答えください。 73 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 74 ◆議長(沓名 宏) 市長。 75 ◆市長(禰宜田政信) この調査は、例年、千葉大学の近藤教授を代表とする日本老年学的評価研究機構との共同調査として、研究機構が国の補助金を受けながら、本市も対象者の抽出や調査費を負担して実施をしております。  同研究機構は、戦略的に介護予防を推進研究する機関として、国内の41市町村、県内では12市町村が参加をしており、本市も第5期の計画策定時から参加をしております。  この調査の対象としては、65歳以上の高齢者5,000人を抽出して行っていましたが、同研究機構への国の補助金がまだ確定しておりませんので、詳細についてはまだ未定という状態でございます。 76 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 77 ◆議長(沓名 宏) 16番。 78 ◆16番(新美交陽) できるだけ多くの高齢者の方の意見を聞いていただきたいというふうに思います。  次に、オとしまして、筋トレルーム60についてお伺いします。  平成31年度から勤労青少年スポーツセンター内において、市内3番目となる筋トレルーム60を開設するとしていますが、この開設時期、規模、受け入れキャパ等についてお答えください。 79 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 80 ◆議長(沓名 宏) 市長。 81 ◆市長(禰宜田政信) 市内3ヵ所目となる筋トレルーム60につきましては、公益財団法人モーターボート選手会より、宿泊棟の1階の287.38平方メートルを無償で貸していただける中で、5月21日、火曜日からの開始を予定しております。12月29日から1月3日を除き、火曜日から日曜日の午前10時から正午まで及び午後1時から6時まで利用していただけます。  次に、規模でございますけど、広さは、高齢者元気ッス館の72.99平方メートル、あおいパークの147平方メートルの両方の合計よりも広いということでございます。  トレーニング機器は、サーキットトレーニング用を6種6台、ウエートトレーニング用を4種4台、エアロバイク3台、トレッドミル4台などを配置し、高齢者元気ッス館とあおいパークの両方の機能を合わせ持っております。  受け入れキャパにつきましては、トレーニングの種類にもよりますが、同時に23人が利用可能となります。  また、駐車場も十分ございますし、近くにくるくるバスのバス停もございますので、多くの高齢者の方の御利用を期待しております。 82 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 83 ◆議長(沓名 宏) 16番。 84 ◆16番(新美交陽) 健康寿命というのは、市長も言っておられますけれども大切であります。この施設の利用が広く市民に知られ、利用率が上がるよう、願っております。  また、先行している2施設での利用者の意見等も参考にしていただいて、健康の維持に資するよう、役立ててもらいたいというふうに思います。  次に、(4)教育、文化、スポーツ、公園についてお伺いいたします。  アとしまして、小中学校全教室のエアコン設置についてであります。  国の補助金もつき、全教室へのエアコン設置ができるようになりました。児童生徒、親、教員にとって大変喜ばしいことであると思います。利用できるようになるのはいつごろでしょうか、お答えください。 85 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 86 ◆議長(沓名 宏) 市長。 87 ◆市長(禰宜田政信) 小中学校普通教室等へのエアコン設置時期の見込みでございますが、現在、エアコン設置に係る設計業務を平成31年7月19日までの工期として進めております。この事業は、国の平成30年度第1次補正におけるブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金事業の内定を受けまして、平成31年度に事業費を繰り越し実施するものでありますので、平成32年3月までの完了を予定しております。  ただし、工事の発注形態等を調整することで設計業務を効率的に行い、少しでも早く工事着手できるよう、関係部署において検討をさせております。 88 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 89 ◆議長(沓名 宏) 16番。 90 ◆16番(新美交陽) 何とか努力していただいて、少しでも早くできるように進めていただきたいと思います。  次に、イとしまして、ビーチバレーコートについてお伺いいたします。  昨年7月にオープンしたビーチバレーコートでは、多様なビーチスポーツ大会やイベントが開催され、新たなにぎわいが創出されているとしていますが、利用率はどれほどでしょうか。  また、2020年の東京オリンピック事前合宿地誘致を進めているとのことですが、可能性はあるのでしょうか。2026年、アジア大会までに整備を行うとしていますが、今後ビーチコート関連ではどのくらいの予算が必要でしょうか、お答えください。 91 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 92 ◆議長(沓名 宏) 市長。 93 ◆市長(禰宜田政信) まず、本年度のビーチコートの利用状況でございますが、通年での利用目標として、利用率にして20%、利用人数1万4,000人、また、平成30年度の使用料収入を152万円と見込んでおりますが、供用開始の7月から本年1月までの7ヵ月間で計441件の利用、利用率にして19.3%、利用人数1万2,000人余、使用料収入105万円余となっております。  ビーチバレーボールやビーチサッカーでの定期的な利用も進んできておりまして、次年度以降も一層の利用促進に努めてまいります。  次に、2020年の東京オリンピック事前合宿所の誘致でございますが、ビーチコート施設完成により、昨年末、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の事前トレーニングキャンプ地オンラインガイドに登録を行いました。そのオンラインガイドには、ビーチバレー競技では、全国で碧南緑地ビーチコートを含め6市の施設が現在掲載をされております。  また、これと前後して、ヨーロッパのビーチバレーボール強豪国から、練習施設及び宿泊施設等の周辺環境を確認したい旨の連絡をいただきました。施設面の紹介やサポート面、宿泊施設の概算見積もり等を提示し連絡をとり合う中、碧南緑地ビーチコートは大変すばらしいとの評価をいただいておりましたが、今回は先方の選手団の都合によりまして日本国内での合宿自体を見送る可能性が高いという連絡も受けました。  引き続きまして、市民の皆様が東京オリンピックをより身近に感じていただけるよう、関係機関等と連携をとりながら合宿誘致に取り組んでまいりたいと考えております。  また、ビーチコート関連の予算ということでございますが、平成31年度が碧南緑地スポーツ施設整備構想における第1期整備の最終年度でございます。整備費として3,900万円余、これはビーチコートと管理棟の間の用地、第2期整備において、天然芝少年サッカー場の移設用地でございますが、第2期整備着工までの間の駐車場及びイベント時の多目的スペースとして活用するため整備を行うものでございます。  また、ランニングコストといたしまして、維持管理委託料や光熱水費、砂の補充費等としまして合計570万円余を計上しております。  今後、2026年アジア競技大会における大会関連整備費について、大会組織委員会が立ち上がっていない段階でございまして不明な点が多々ございますが、仮設整備費の一部について市の負担が求められるというようなことが考えられるというところでございます。 94 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 95 ◆議長(沓名 宏) 16番。 96 ◆16番(新美交陽) ヨーロッパの候補になっていたところ、だめだったという話ですので、大変残念だなというふうには思います。
     それと、利用率が20%というのは、何かちょっと目標として少し低くないかなという気もするんですが、今後の利用の促進を図っていってもらいたいと思います。  次に、ウとしまして、スケートボード場新設についてであります。  現地は、15年間、親水施設、人工砂浜として存在してきたものでありますが、市民もほとんど知らない場所となっていました。  今回、この深く掘られた構造を活用し、西三河で初のスケートボード専用施設として整備がされます。オリンピック種目にもなり、市民の関心、また、近隣の若い人たちの関心を持ち得る施設となることを願っております。  しかしながら、現在の人工砂浜も多大な期待を持ってつくられていたことを考えますと、その轍は踏んでほしくはありません。今後、この施設が広く知られ、多くの人に利用されるようにするにはどんなことを考えておられますか、お答えください。 97 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 98 ◆議長(沓名 宏) 市長。 99 ◆市長(禰宜田政信) 施設のPRや利用促進につきましては、まずは、スケートボードに関連したスポーツショップ等の民間企業と連携を図りまして、相互協力のもと、スケートボード愛好者への施設の周知や、大会やイベントの開催などによる利用促進を図ってまいりたいと考えております。  また、現在、パーク計画の策定に御協力をいただいている愛好家の中には、スポーツショップで働いている方や、スケートボードのみならず、アウトドア全般に関する人脈を持っている方たちがおられますので、市の広報活動以外でも、このようなさまざまな人脈を利用してPRをしていく考えでございます。 100 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 101 ◆議長(沓名 宏) 16番。 102 ◆16番(新美交陽) 先日、私、テレビを見ておりまして、スケボーの大会をやっていまして、世界大会、多分リオでやっていたと思うんですが、それを見ておりましたら、女子の優勝をされた方が西村碧莉さんという方でありまして、この名前の碧というのは、碧南の碧という字を使っているんです。いや、いや、いや、すごい名前がついておるなと思いまして、オープニングには、ぜひ市長から声をかけていただいて、この碧莉さんにも来ていただいて盛り上げてもらって、世界に発信できるように。勝手に思っておりますが、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、5番としまして、産業基盤の充実についてであります。  近年、臨海工業地域の地盤特性や地理的特性もあり、大地震、大津波、高潮等の自然環境の激変を目の当たりにするにつれ、その脆弱性が指摘され、多くの市民、企業からの心配の声が上がってきております。かかる事態が発生した場合、大手自動車メーカー関連の企業の税収、まさに、市の3分の1の税収が危機に直面する、安定した財政基盤が崩壊する、このようなシナリオがまさに現実となる、30年以内にはいつ来てもおかしくない、こういう状況にも我が碧南市は置かれておるわけであります。  今回、西端地区に新たな工業用地を確保し、さきの事態の保険としての機能も合わせ持った計画を立てられました。市長の英断に敬意を表すわけであります。新たな雇用の創出、安定した企業活動が展開され、将来の市を支えてくれる財産となるものであります。今後、ますます多くの企業が立地することと思います。第1期として36ヘクタール、その後、69ヘクタールまでとの計画ですが、次世代を担う産業の誘致が、ぜひとも必要であります。このことについてお答えください。 103 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 104 ◆議長(沓名 宏) 市長。 105 ◆市長(禰宜田政信) 災害により臨海工業地域が壊滅的なまでの被害を受けるとは考えておりませんが、新たな工業用地を確保するために、国道23号線に近く、企業ニーズも見込まれる西端地区の市街化調整区域内に工業用地を位置づける予定でございます。  現在、この地域における開発行為、建築等の許可につきましては、都市計画法等に基づき市が定める業種といたしまして、製造業のうち、輸送機械関連産業、電気電子機器関連産業、機械金属関連産業、健康長寿関連産業、農商工連携関連産業の5業種に限り可能となっております。  今後は、都市計画マスタープランの改定にあわせまして、業種を製造業全般に拡大していく予定でございます。新たな工業用地に多様な製造業が集積することでイノベーションが誘発され、新産業や次世代を担う企業があらわれることを期待しております。  市といたしましては、企業訪問等を通じまして、工業用地の状況や開発等の申請手続、補助制度の紹介を積極的に行い、西端地区の新たな工業用地に未来の碧南市の産業をリードしていただけるような企業に進出していただけるよう努めていきたいと考えております。 106 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 107 ◆議長(沓名 宏) 16番。 108 ◆16番(新美交陽) 既存の今ある碧南の中の企業でも、やはり次世代を見据えた業種といいますか、そういったほうにも目を向けて事業を行っていくという会社もたくさんあろうかと思います。ぜひとも、そういう前向きな企業に次代を担う役目を担っていただけるような企業の進出をぜひとも今後とも市としてバックアップしていただきたいというふうに思います。  次に、(6)行財政改革についてであります。  今後、公共施設、インフラの管理計画が大きな課題として解決しなければならない時期になってくるとも考えます。現在、策定中の総合計画、都市計画マスタープラン、緑の基本計画との整合性も図りながら、この大きな課題に向かうわけであります。  市には、極めて多くの公共施設があります。今後の取り組みについてどのようにお考えか、お答えください。 109 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 110 ◆議長(沓名 宏) 市長。 111 ◆市長(禰宜田政信) 平成29年3月に策定しました公共施設等総合管理計画における公共施設の統廃合及び有効活用の推進方針では、既存施設の長寿命化、フル活用及び総床面積10%削減などの目標を掲げておりますが、現時点で個々の施設の統廃合の具体的な計画はございません。  今後、それぞれの施設の老朽化の状況や稼働率などを踏まえ、最適な手法を検討していくことを考えております。  また、平成30年3月に策定した市有財産利活用基本方針では、既存の施設を賢く使い切るため、貸し室を有する施設について分析を行い、最適な利活用を推進していくこととしております。  現在、庁内では、稼働率の低い貸し室などを用途転用や多目的利用を目的にマッチング調整も進めております。今後も、より一層の公共施設のフル活用を図ってまいりたいと考えております。  学校施設につきましては、平成30、31年度2ヵ年で長寿命化計画を策定し、計画的な修繕を平準化し実施することで、財政負担の軽減を図りたいと考えております。  インフラについては、既に策定した橋梁修繕計画や公園施設長寿命化計画、下水道長寿命化計画、公営住宅等長寿命化計画などに基づき、国庫補助を受けながら引き続き計画を推進することでコスト縮減を図ってまいります。  また、公共施設を初めとする市有財産のマネジメントに対して、全庁横断的に情報共有を行いまして、利用調整や課題の解決などを行う体制とし、市有財産利活用推進会議を設置いたしました。  この推進会議は、資産活用課に事務局を置き、副市長を会長とし、委員として総務部長を初めとする9名の部長により組織しておりまして、公共施設の統廃合、用途転用、廃止と公共施設等総合管理計画の総合的、かつ、戦略的な推進及び関係課等の調整に関することや土地及び建築物の貸しつけ及び処分に関することなどを審議し、市有財産の利活用を総合的、かつ、戦略的に推進していくものでございます。 112 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 113 ◆議長(沓名 宏) 16番。 114 ◆16番(新美交陽) 市有財産利活用推進会議というものを新設されたということであります。今後、直面する大きな課題でありますので、部を、課を横断する組織ということで、有効にこの組織が働くようにしてもらいたいというふうに思います。  次に、7としまして、協働社会の構築についてであります。  平成25年4月より、碧南市協働のまちづくりに関する基本条例が施行され、6年が経過しようとしております。少子高齢化等、急激に変化する時代の多様な地域課題について、市民と行政が協働してよりよい碧南市をつくっていきたいとの思いから始まったものと認識しております。  現在、5年前から始まった日進みらいの会を初め、他の地域で進められていると聞きます。どのような効果があらわれてきたのか、お答えください。 115 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 116 ◆議長(沓名 宏) 市長。 117 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市では、碧南市協働のまちづくりに関する基本条例第22条に規定されている地域まちづくり組織を小学校区ごとに設立することを目指しており、現在、日進、鷲塚、棚尾で、地域まちづくり組織の設立に向けた具体的な動きが始まっております。  日進地区では日進みらいの会が活動中で、資源回収倉庫の管理や日進公民館の夜間管理を行うことにより資金をみずから獲得し、継続的に活動されております。  具体的には、県道沿いに花を植える花いっぱい運動、清掃活動、地域の集いの場としてのみらいカフェを毎月行っているほか、防犯活動や公民館イベント、地域のイベントにも積極的に参加されています。  また、先日2月16日には活動5周年を記念した活動報告及び講演会を文化会館で行い、400名もの方が来場をされました。  鷲塚地区では3年ほど前からわくわく鷲塚盛り上げ隊が活動しており、夏休みのラジオ体操、沿道の定期清掃、挨拶運動、公民館行事への協力などを行っております。  棚尾地区でも棚尾地区まちづくり推進委員会の後を継ぐ形で、昨年3月より棚尾まちおこしの会が活動を開始しておりまして、11月3日の秋の大祭に合わせた、たなを村まつりを実施し、現在も棚尾を盛り上げるため、話し合いを続けておられます。  市といたしましても、住民主体のまちづくりが広がっていくよう、これらの活動を支援しながら、活動への理解者、参加者をふやすために、人材発掘、育成に努めてまいります。 118 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 119 ◆議長(沓名 宏) 16番。 120 ◆16番(新美交陽) 地域の皆さんが大変活躍され、市とともにということで各種の取り組みをされていることがよくわかりました。いろんな地区で始まっているというふうに聞きました。今後も、両者がともにまちづくりに参加して、市だけではできない、そういうことを積極的に市の皆さんに進んでやっていけるような、そういう支援といいますか、そういったことを願っております。  次に、8としまして、発信力の強化についてであります。  ふるさと納税は、市と事業者の努力により、すばらしい成果をあげていると思います。ご存じのとおり、全国の自治体の競争の中に置かれており、大変な加熱状況になり、地場産品、返礼割合3割の厳守、守らなければ免税対象から外すと総務省が通達を出しました。  次年度も7億円の予算を計上されております。  水を差すようで申しわけないですが、気になっていることがあります。170億円を超える納税がある関西のある自治体のウナギ屋さんが、三河一色産のウナギを使っておるが、うちは大丈夫かなと、外されてしまうんじゃないかなと大変心配顔で話しておられるのをテレビで見ました。このあたりのことについては、うちは大丈夫なのかなということについて、お伺いします。 121 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 122 ◆議長(沓名 宏) 市長。 123 ◆市長(禰宜田政信) 確かに、三河一色産ウナギそのもの、生のウナギは、隣の西尾市が生産しており、本市では生産しておりません。  しかしながら、古くからウナギの蒲焼きは、酒、しょうゆ、みりんといった醸造が盛んな碧南で、職人と言われる料理人が秘伝のたれにつけて焼き上げることにより、全国から評価される上品な甘みとこくのある蒲焼きになったと理解をしております。  このことは総務省も十分理解をしておりまして、昨年12月の地場産品の基準を示した通知においても、地元で生産されたもの、または、加工されたものとしておりますので、安心をしてください。  参考までに、返礼品総件数、総額におけるウナギの占める割合でございますが、平成27年度、ウナギ関連の品の占める割合が、件数として約56.7%、金額としては56.3%でありましたが、平成29年度は、件数としては25.7%、金額としては35.1%となっております。依然として、割合、金額ともに占める割合は、ほかの品目を抑えて1位でございますが、近年、パートナー企業を積極的に拡大しておりまして、その割合は低くなる傾向でございます。  本市のふるさと納税で取り扱うお礼の品は、ふるさと納税を始めた当初から、全ての品に関して本市の職人が何らかの手を加えているものであり、このたび総務省が示した基準により返戻率や金券等の過当競争は収束し、本市が一貫してこだわってきました地元産のおいしいもの、こだわりのもの、高い技術のものに注目が集まり、ますます碧南市の魅力がクローズアップされてくるものと考えております。 124 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 125 ◆議長(沓名 宏) 16番。 126 ◆16番(新美交陽) 安心いたしました。  パートナー企業をどんどん拡大され、幅広い業種がカバーされると、一層、碧南市の魅力の発信になるというふうに思います。積極的に今後も地場産品というものにこだわって進めていっていただきたいというふうに思います。  次に、(9)定住、移住、人口対策についてであります。  平成20年の7万4,092人をピークに、7万1,000人台まで落ち込んでいた人口が、直近では7万3,000人を超えているということであります。想定外のことで、喜ばしいことと思います。外国人の方が5,000人近くということでありますが、碧南市に住んでくれているわけであります。将来の外国人の増加は必ず起こるという状況を考えますと、住環境の整備も進めなければならない重要なことであると考えます。西端地区の立山町周辺、新川地区の山下町、丸山町を住宅ゾーンと位置づけ、山下町9ヘクタールについては基礎調査を進めるとしていますが、具体的にはどのような計画を描いておられるのか、お答えください。 127 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 128 ◆議長(沓名 宏) 市長。 129 ◆市長(禰宜田政信) 都市計画マスタープランの改定において、新たな北部工業用地の確保を位置づけるとともに、新たな雇用創出にあわせた住宅地として、昨年開通した都市計画道路吉浜棚尾線沿線の立山町周辺、丸山橋北側の高浜市境の丸山町、市街化区域に隣接した山下町の3地区を位置づけております。  新たな企業の進出にあわせ、良質な住環境を提供するためには、できるだけ早く住宅地として整備する必要があると考えております。  3地区の中で山下地区は、既存の市街化区域に隣接していることと北新川駅から1キロメートル圏内であること、小学校、中学校、高校のいずれからも徒歩圏内であること、さらに、山下地区の農地が整備後50年近く経過し、用水施設の老朽化から生産性の低い農地となり、設備更新の時期を迎えている中、後継者不足のため再投資ができない状況になっており、地権者の団体より宅地化の要望が碧南市に何度も出されており、まずは山下地区の検討をしていきたいと考えております。  また、来年度、基礎調査を行い、開発するに当たりどのような課題があるのか、また、どのような手法で整備することが適当か等を検討することとしております。その基礎調査の結果を踏まえ、実現に向けて地元調査や関係機関との協議、開発に向けた手続等を進めていく予定でございます。  また、立山町、丸山町の開発につきましては、現在のところ、民間主導での開発を考えておりますが、その場合においては、市としても地区計画の策定等でかかっていく必要があろうかと考えております。 130 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 131 ◆議長(沓名 宏) 16番。 132 ◆16番(新美交陽) 吉棚線が昨年開通したということで、やはり大きな効果が期待できるということであります。北部工業用地の造成も進んでいく中、ぜひとも住環境の整備は必要であると思います。スピード感を持って進めていっていただきたいと思います。  いろいろ伺ってきました。碧南市の安定した税収があるからこそ、現在の碧南市の各種事業が成り立っております。  しかしながら、世界情勢の変化が瞬時にその状況を変えてしまうということは、既に経験済みであります。よいときにこそ、緊急時の備えをしておく。  また、時代が大きく変わる変換点にいる、こういうことも合わせて留意をしていただき、市政を運営していただくことを最後に市長に提言し、この件名1を終わりたいと思います。  次に、件名2、平成31年度教育行政方針について、教育長にお伺いいたします。  (1)新学習指導要領実施に向けての取り組みについてお伺いをいたします。  2020年からスタートする新学習指導要領の中での一番の大きな目玉は、英語教育であります。既に、2018年より、小学校3年生以上においては英語教育が始まっております。2020年からは、小学校5、6年生に教科としての英語がスタートし、成績がつくようになります。中学校では、基本的に全て英語で行われるということであります。聞く、話す、読む、書くの4つの機能を評価する大変大きな教育改革であると思います。その準備たるや、教職員にとって極めて重い課題ではないでしょうか。文部科学省の方針ですから、やらざるを得ないのでしょうか。  また、ALTの増員や全小学校への専科講師の配置等、期限の迫る中、慌ただしく準備をされておられることは十分理解をするものであります。  小学校3年生は、2年後5年生となり、4年生が6年。いわゆる第1期生といいますかね、というものになるわけであります。この1年の英語の授業を通じ、教員と児童にとってどのようなことが感じられたのか、お伺いいたします。 133 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 134 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 135 ◆教育長(生田弘幸) 小学校の英語教育では、新学習指導要領の移行措置として、3、4年生で年間15時間の外国語活動を、5、6年生で従前の35時間の外国語活動に15時間の外国語科の授業を加えた、合計50時間の外国語教育を実施しています。  ALTを1名増員して合計3名とし、3、4年生の授業全てと、5、6年生の35時間分に配置し、ネーティブの先生と一緒に学ぶ環境を整えました。  県費小学校英語専科教員1名が配置されたため、3小学校の5、6年生で授業実践したところ、その指導効果が明らかになりました。  これを踏まえ、来年度は、市費非常勤講師を採用し、全小学校5、6年生で英語専科教員の授業が実現する予定です。  授業準備での困り感を軽減するため、教育研究室では、すぐに使えるワークシートを作成しました。  さらに、どれだけできたかを自己評価できるCAN─DOリスト、授業を盛り上げるアクティビティ集を掲載した研究紀要第68集をあらわしました。3月初旬には市内の教員に配付し、データの供用も行います。  研修についても、これまで同様、夏季と冬季休業中に実施し、来る完全実施に備えています。  これまでの取り組みを通じ、子供たちが英語になれ親しむ授業を日々模索する中で、教員は徐々に自信を持ちつつあります。専門ではないが英語の授業の展開の仕方がわかってきたとか、子供たちの反応が楽しみになってきたというような教員の声が聞かれるようになってきました。
     子供たちからは、英語で歌ったり話したりするのが好きとか、一緒に遊ぼうって英語でどう言うのかななど、興味や関心が子供たちの中に広がっていることが伝わってきています。  平成33年からは、中学校でも新学習指導要領が全面実施されます。専科教員は英語が専門ですので、その専門性を十分発揮し、よりよい授業を展開できるように準備していきたいと思います。  以上です。 136 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 137 ◆議長(沓名 宏) 16番。 138 ◆16番(新美交陽) 1年間通じてやってきたことをお答えいただきました。  子供にとっては、英語というのは、今まで中1の壁とか、そういったこともあって、結構英語嫌いが発生してしまうというようなことも聞いております。  そういったことが、やっぱり先生の指導のほうもいろいろ大変だと思いますが、ぜひ、そういったことも少しでも何とかカバーできるように頑張っていただきたいというふうに思います。  次に、(2)としまして、教員のさらなる指導力向上についてであります。  2年前から1名の教員研修指導員が各学校を巡回し、経験の浅い教員に指導、助言を行っている。そして、その効果は顕著であるとのことであります。教育としてのテクニックや子供のメンタルも含まれると思いますが、どのような取り組み、具体的にはどんな効果が明らかとなったのですか。  また、新指導要領には生きる力がうたわれ、学校で学んだことが、あす、また将来につながるよう、子供の学びが進化しますとも言っています。  この大きな哲学的とも言える内容を、どのように捉え、若い教員の指導にどのように反映させていくのかについてもお答えください。 139 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 140 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 141 ◆教育長(生田弘幸) 2年前から行われている教員研修指導員による研修は、1年目は、市内12校で59名、2年目の今年度は、1月末までに53名の指導を行いました。学習規律の確立、発問や板書の改善、授業構想の立て方などを分析し、的確な指導、助言をすることで、確実に教員の指導力がついてきています。  また、一度見てもらった教員の中には、再度、指導を受けたいと希望する者も多く、そういった場合は、期間をあけて指導を行っています。そうすることで、指導員も、その教員もさらに力量の向上を実感することができ、互いに有意義な研修となっていると聞いています。  しかしながら、全員を複数回指導するには1名では限界があるため、来年度からは1名増員し、2名で研修を行っていくことにしました。別の指導員が指導することで、違った視点で指導することができるので、より授業力の向上が期待できるものと考えます。  また、新学習指導要領では、学校で学んだことが子供たちの生きる力となって、あすに、そして、将来につながってほしい、これからの社会がどんなに変化して予測困難な時代になっても、みずから学び、みずから考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしいという思いを込め改定されています。  これまでに大切にされてきた子供たちの生きる力を育むという目標は、何ら変わることはありません。  一方で、社会の変化を見据え、新たな学びへと進化させていくことが大切であると示しています。そうしたことを受け、新たに始まるプログラミング教育、今後も重視していかなくてはならない外国語教育、道徳教育、理数教育などの学習に取り組んでいくことになります。  若い教員には新しい学習に柔軟に対応できるよう、研修を積むことで指導力を向上させていきたいと考えています。 142 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 143 ◆議長(沓名 宏) 16番。 144 ◆16番(新美交陽) 生きる力ということで、将来社会がどんなにも変化しても、予測困難な時代になっても、みずから考え生きていくということをできるようにするということだろうと思うんですが。学校の授業の点数だけじゃあかんぞと。生活、生きていくための方法も教えないかんというようなことも言っているようにも思います。社会に出ることを前提にした対応が必要であるというふうに思っております。  次に、(3)平日夜間の部活の実施についてお伺いいたします。  体育協会と連携し、中学校の活動のうち、指導者が確保できる種目について、平日夜間に活動できるようにするとのことですが、これは部活ではないのですか。  また、その時間は、どのくらい行うのか、お伺いします。 145 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 146 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 147 ◆教育長(生田弘幸) 御質問の部活動支援事業につきましては、日ごろから行われる運動部活動に加え、活動機会の増加や、さらなる専門性を身につけたいと感じる市内中学生を対象に練習機会を与える新規事業であり、部活動ではありません。あくまで参考となりますが、昨年6月、市内中学2年生を対象に実施したアンケート結果からは、約60%の生徒が、こうした趣旨の活動に参加してみたいとの回答結果を受け、市体育協会の協力を得ながら検討を進めてまいりました。  朝や休日の部活動が碧南市内でも縮小傾向にある中、こうした生徒への受け皿をつくり、気軽に参加できる練習環境を生み出せるように、指導員の確保や活動場所の調整をしているところです。  学校時間外での活動という視点から、学校部活動とは区別していますが、スポーツ機会の増加を望む生徒の受け皿をつくることにより、中学生期の体力増進、技術力向上、さらには、市内運動部活動の発展に貢献できればと考えております。  なお、活動場所、時間につきましては、中学校体育施設を活用し、平日の下校時刻以降、1回につき2時間以内の活動時間を考えております。 148 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 149 ◆議長(沓名 宏) 16番。 150 ◆16番(新美交陽) 次に、(4)碧南海浜水族館のリニューアルオープンについてお伺いします。  開館以来の水族館の大改修、大変すばらしいことと思います。私も時々、孫を連れていきます。泳ぐ魚を見るだけで癒されております。  また、新設されるビオトープも楽しみであります。  市内は、今なお自然豊かな土地でありますが、実際に、その近くにある川や田んぼ、そこでの動植物の営みには、最近は、子供のみならず、大人も接する機会がほとんどないのではないでしょうか。  今後さまざまな事業の展開を予定しているとのことですが、具体的にはどのようなことが挙げられますか、お伺いします。 151 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 152 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 153 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、水族館では、エントランス改修工事等、3月23日のリニューアルオープンに向けた準備が大詰めを迎えております。  今回のリニューアルを機に、名称を碧南海浜水族館と統一し、入館料も大人500円、子供200円に引き下げ、発見できる水族館、体験できる水族館、環境活動している水族館とのテーマを持って、子供さんから大人までが、わくわく、なるほどを手ごろな入館料で体験できる場とし、さまざまな事業を企画し、より一層の集客を図ってまいります。  具体的に新設するビオトープでの事業を紹介いたしますと、はだしになって浅い小川に入り、季節によって自然に飛来するヤゴやゲンゴロウなどの水生昆虫を観察したり、池の水を抜いて生物の生息数の確認や外来生物の駆除などの活動をしたりするかい掘りなど、自然体験企画を計画しております。  また、博物館である水族館としての研究、自然保護活動も継続して行ってまいります。  今では自然の川や池で見かけなくなった希少淡水魚、ネコギギ、カワバタモロコ、ウシモツゴの自然繁殖にも取り組み、ふるさと応援寄附金のガバメントクラウドファンディング、これは基本目標額を100万円と設定し、募集期間を3月24日までで実施しているもので、きょう現在、51万円余の御寄附をいただいております。これと連携し、より活動の充実を図ってまいります。  以上です。 154 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 155 ◆議長(沓名 宏) 16番。 156 ◆16番(新美交陽) 今回のリニューアルで、ビオトープ以外に、施設はどのように変わるか、それについてもお答えください。 157 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 158 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 159 ◆教育部長(奥谷直人) 今回のリニューアル後の水族館は、4つのエリアでの構成となります。各エリアは、生き物展エリア、ビオトープエリア、科学館エリア、くつろぎエリアとなります。  生き物の展示エリア、今の水族館に当たりますが、ここでは、大水槽の大規模改修のほか、展示水槽群も改修いたしました。これまでのイメージが大きく変わるとともに、新たな生物も展示する予定であります。  そのほかといたしまして、エントランスエリアも大幅に改修をしております。  また、海や生物にちなんだお土産コーナーの新設や授乳室も充実をさせております。  また、くつろぎエリア、ここは無料で御利用いただける休憩コーナーとレストランとなりますが、このエリアは明るく開放的な空間となりましたので、散歩される市民や臨海体育館、臨海公園の利用者の皆様にも、今まで以上に気軽にお立ち寄りいただけると考えております。  なお、市民の皆様には、広報へきなん3月1日号において水族館リニューアルオープンを紹介し、無料招待券も掲載しております。ぜひ、お子様、お孫様と一緒に新しい水族館を体験していただくよう、お越しをお待ちしております。  リニューアル後も水族館の魅力を広く発信し、多くの皆さんに今以上に楽しんでいただける施設となるよう努めてまいります。  以上でございます。 160 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 161 ◆議長(沓名 宏) 16番。 162 ◆16番(新美交陽) 開館以来の大改修、ビオトープ新設も合わせてのリニューアルオープンということであります。臨海部にある市の大きな観光スポットとなるよう、このチャンスを大いに生かして、市内外の皆さんが今まで以上に来館する施設となるよう、館長を先頭に意欲的な取り組みを期待しております。  教育全般について申し上げます。英語教育、プログラミング教育等、先生自身も対応することが急激に要求されるわけでありますが、学校生活が全てである子供にとって、なお大変であろうというふうに思います。  時代の大きな変換点にいます。既存の価値観にとらわれることのない考えが必要にもなります。教育長を先頭にし、子供の気持ちが少しでも楽になるような学校教育を目指してもらいたいと提言し、この質問を終わります。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 163 ◆議長(沓名 宏) 以上で、新美交陽議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 11時 25分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 164 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  杉浦文俊議員の総括質疑を許します。 165 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 166 ◆議長(沓名 宏) 5番。 167 ◆5番(杉浦文俊) 市民クラブの杉浦文俊でございます。  議長より発言の許可をいただきましたので、通告に基づきまして、市民クラブを代表して質問をさせていただきます。どうぞ、執行部の皆様には、簡単明瞭、かつ、前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。  件名1、平成31年度施政方針について順次お聞きします。  本年度は、市制70周年と節目の年でもありました。記念事業として数々の事業を行い、中には、元気ッス!へきなんのように台風に見舞われ中止となった事業もありましたが、全体的に成功であったかと思います。  私も幾つかの事業に参加させていただきましたが、ナイトアカシパークは印象深く、白しょうゆ顔コンテストや市民ステージの総踊りは、元気ッス!へきなん当日に踊れなかった憂さ晴らしか大変盛り上がり、また来年もという声も聞こえてまいりました。  ことしは70周年でしたが、来年は、市長にとっても、我々市議会にとっても、改選前のラストイヤーとなります。4年の集大成を迎えるわけですが、(1)禰宜田市政3期11年を振り返った成果についてお聞かせください。 168 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 169 ◆議長(沓名 宏) 市長。 170 ◆市長(禰宜田政信) 私が市長に就任いたしました平成20年の秋にリーマンショックがありました。このリーマンショックは、本市では過去に経験のない市税の大幅な減収の要因となったため、数年間は財政調整基金の取り崩しを行いながら、景気動向を注視しながらの市政運営を強いられました。  その際、本市が安定的な市政運営を継続していくためには全事業の見直しが必要であると判断をし、平成24年の秋に財政再スタート宣言をいたしまして、税収が大きく落ち込んだ際にも市政運営が円滑にできるような財政構造にするため、各種市民サービスを他市比較を行いながら必要な事務事業は標準レベルに改革をさせていただきました。市民の皆様、議員各位には、多大な御理解と御協力をいただいたことに、改めて感謝申し上げます。  このように大変厳しい財政状況を乗り越え、近年ようやく景気動向も上向きとなり、私が思う将来に向けての種まき的事業を実施することができるようになりました。  そして、この11年間の成果といたしましては、私のマニフェストで申し上げますと、安心・安全施策といたしましては、小学校、中学校校舎の耐震改修、市道権現線の整備、中田川ポンプ場、蜆川ポンプ場の建設、臨海部を含めた防災対策などを進めてまいりました。  福祉施策におきましては、第3子以降保険料・幼稚園使用料の無料化、こどもプラザららくるにしばた・碧南福祉センターあいくるの建設、鷲塚地区に特別養護老人ホームの建設誘致、高齢者・障害者に36枚の入浴無料利用券を配付、愛知県所管の児童養護施設整備、筋トレルーム60の設置、児童クラブの増設など。  教育・文化・スポーツ・公園施策では、子供用芝サッカーグラウンド・碧南緑地ビーチコート・碧南レールパークの整備、水族館リニューアルとビオトープの整備、校務支援システムの導入などを進めてまいりました。  産業基盤の充実策といたしましては、企業経営者の皆様の声を市の施策に反映するため企業訪問をスタートさせました。その結果、臨海工業地域における緑化率の緩和、浜町交差点における臨海部へのアクセス道路の敷設、衣浦港2号地工業用地の造成などを実施いたしました。  行財政改革では、職員改善活動・他市比較手法による経常的経費の大幅削減、ふれあい作業所・芸術文化ホールに指定管理者制度導入、交通災害共済制度の廃止、養護老人ホームの民間移管、車山みどり山荘の廃止、副市長1人体制、ふるさと応援寄附制度活用による歳入増など。  協働社会の構築では、元気ッス!へきなん市民会議の創設、市民活動センターの設置や日進地区を初めとする地域におけるまちづくり推進などを進めてまいりました。  そして、発信力の強化では、碧南市ふるさと応援寄附制度の創設、全国醤油サミットの開催、碧南人参の日の制定、若手職員シティプロモーション事業、ホームページリニューアルなどを進め、定住移住人口対策では、市営宮下住宅建替事業、下山第2区画整理事業の完了、伊勢区画整理事業の推進などを進めてきたところでございます。  そして、平成31年度は3期目の最終年の年になるわけでございます。過日の施政方針でも申し述べさせていただいておりますが、安心・安全対策としては、市民病院の経営改善を目的とした医師確保対策や病棟改修、75歳以上の高齢者を対象にした安全運転サポート車の購入補助制度の創設。  福祉施策として、市内で3ヵ所目となります筋トレルーム60事業の拡大。  教育・文化・スポーツ・公園施策として、小中学校の普通教室等への空調設備の設置、西三河地域では初となりますスケートボード専用施設の整備。  産業基盤の充実施策といたしましては、都市計画マスタープランの改定による西端地区における新たな工業用地の確保、産業道路の4車線化、衣浦港のポートアイランドの活用など。  行財政改革では、臨海鉄道跡地の有効活用を初めとする市有財産の利活用、会議録の自動作成ソフトなどの先端技術のソフトウエアの導入による事務の効率化など。  協働社会の構築では、日進みらいの会を初めとした各地域における地域まちづくり組織を目指す組織への支援と。
     発信力の強化では、ふるさと応援寄附金制度のさらなる活用。  定住、移住、人口対策では、新たな住宅地の確保に向けた取り組みとして、山下町の整備手法の検討のための基礎調査、名鉄碧南駅西駅前広場整備事業、都市計画道路碧南駅前線の整備着手などを進めてまいります。  以上です。 171 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 172 ◆議長(沓名 宏) 5番。 173 ◆5番(杉浦文俊) 11年とも長い年月ですので、御答弁も長くなってしまったと思います。ありがとうございました。  中でも、ふるさと応援寄附金制度については、平成26年度のスタート時は1万3,516件で2億500万円弱だったものが、平成30年2月21日時点では4万5,095件、約6億8,000万円余りと、着実に伸びていると思います。  また、市長は述べられませんでしたが、平成26年度には、主婦が幸せに暮らせる街ランキングにおいて碧南市が東海地区で第1位に輝いたことも記憶に新しいです。これも禰宜田市政運営のなせる技かなと思っております。  また、マニフェストをもとに来年度も市民満足度と費用対効果を鑑みた事業を数多く取り入れるとのことですが、その中でも特に力を入れている取り組みについて先ほど御答弁があったかと思いますが、御答弁をお願いいたします。 174 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 175 ◆議長(沓名 宏) 市長。 176 ◆市長(禰宜田政信) 先ほどの16番議員にもお答えをしておりますが、まず、産業基盤の拡充が必要ということで、そのため、さらなる飛躍を目指すため、まちづくり再スタートの年と位置づけまして、都市計画マスタープランの改定に伴う北部工業団地の推進を図るということ、また、定住移住や新たな人の流れを生み出すために、山下地区の市街地整備検討事業、碧南スケートボードパーク整備事業、碧南駅西駅前広場整備事業、碧南駅前線への事業着手などが特に力を入れたいというふうに考えております。 177 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 178 ◆議長(沓名 宏) 5番。 179 ◆5番(杉浦文俊) ありがとうございます。これらは、市長の言う施政方針の中では種まき事業と記されていますが、こちらについては、また後ほど聞かせていただきます。  (2)平成31年度財政構造及び取り組みについてお聞きします。  経常収支比率は30年度88.1%、31年度89.2%となりました。主に、病院事業会計への繰り越しによるものとのことですが、80%を超えると硬直化が進んでいると言われます。財政スタート宣言時には、財政調整基金に頼らない財政運営を目指すとされてきましたが、来年度もまた財政調整基金を崩さないといけない予算編成となっております。  平成27年12月に提出された総務省の報告書では、既に大半の市町村が80%を超えているのが現状であり、このような財政構造の変化の中で、経常収支比率における目安をどのように考えるかは、それぞれの自治体の財政構造の変化を踏まえた検討が必要であると結論が出されています。  それを踏まえ、ア、碧南市の目標とする数値について明確に定めているか、また、その対策としての取り組みについてお答えください。 180 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 181 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 182 ◆総務部長(金沢宏治) 経常収支比率につきましては、第5次の碧南市総合計画におきまして、平成32年度までに75%以内とする目標値を掲げておりますが、既に実施計画でもお示しをしているとおり、平成32年度では88.3%と、かけ離れた状況となっております。  経常収支比率につきましては、基本的には市税収入に大きく左右されるものでございます。  また、歳出の項目では、人件費、扶助費、補助金、公債費など、経常経費が多く関与いたしますが、とりわけ扶助費につきましては、高齢者人口の増加に伴う医療介護関連費用の増加により、その決算額は年々増加基調となっておりまして、経常収支比率の引き上げ要因となっております。  さらに、本市の特徴といたしましては、質問者おっしゃるとおり市民病院を持っておりまして、病院事業の補助を年間9億円程度行っていることも引き下げが厳しい、難しい要因ということでございます。  さらに、下水道整備事業では、今後さらに普及率を上げるための整備を推進する必要があるということでございます。  そのため、今後も引き続き他市比較による市民サービスの立ち位置の確認、改善活動による、事務合理化などにより、経常経費削減の努力を継続してまいります。  さらに、長期的視点に立った改善策といたしましては、先ほど市長が申し上げましたが、新たな工業用地の確保による新規企業の誘致、雇用の創出のほか、新たな住宅地の確保による定住、移住人口の増加を図ることで市税収入の増加を目指すとともに、公共施設等総合管理計画に基づき公共施設等を効率的かつ効果的にマネジメントし、維持管理費の抑制を図ってまいります。  以上です。 183 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 184 ◆議長(沓名 宏) 5番。 185 ◆5番(杉浦文俊) 医療、介護関連費用の増加、病院事業での補助によって引き上げが難しい状況にあることは理解できます。  しかしながら、市税収入や公共施設の維持管理費の抑制が解決策になるのかは、疑問を感じます。  財政スタート宣言以降、経常収支比率については90%を行ったり来たりといった状況の中、市税収入は平成25年度の156億5,000万円弱だったものが、来年予算では173億8,000万円余りとなり、着実に伸びている状況であります。  先ほど市長が力を入れる取り組みとして述べられた新たなる工業団地の誘致や住宅地の確保、新たなる交流人口の増加施策については、今後の新たな財源の種まきとなりますが、イ、新たなる種まきによる中長期的な市税収入の見通しについてお答えください。 186 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 187 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 188 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 一般的なお答えになりますが、計画されている工業団地の誘致、新たな住宅地の確保等が実現しますと、さまざまな市税の増加が期待されます。  大きなものとして、まず、固定資産税ですが、市街化区域に変更することに伴い、課税標準額の大幅な上昇による土地の税収増、新たな工場、住宅数の増加に伴う家屋の税収増、工場建設に伴う新たな設備投資による償却資産の税収増が考えられます。  次に、住民税ですが、工業団地の誘致による新たな働く場の創設と同時に、住宅用地の確保がされることにより市外からの転入者増が期待でき、個人市民税の税収増につながります。  また、工業団地に新たな進出企業があれば、法人市民税の税収増になると考えられます。  中長期的な市税の見通しは、数字的なものを含め、現段階では立てることができません。 189 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 190 ◆議長(沓名 宏) 5番。 191 ◆5番(杉浦文俊) 力を入れる取り組みだからこそ計画を立て、どのぐらいの市税収入を見込みたいと述べられるのが本意ではないでしょうか。  また、法人税については、碧南市の主要産業である自動車産業の生産部品の変化によっては、現状の法人税の維持を今後も見通すことができるのか懸念されます。  まだ計画段階のため数字では述べられないとのことですのでこれ以上はお聞きしませんが、今後、計画が進んでいく中、ぜひ数字での報告をお願いいたします。  次に、ウ、都市計画マスタープラン策定事業についてお聞きします。  来年度は、マスタープラン策定の年で、平成30年度には地域協働社会を目指し、地区ごとに説明会を開催し、地域の町内会長や団体の方から、10年後の碧南市を見据えた意見を出してもらい、集約をされたかと思います。その内容を、(ア)策定中のマスタープランにどのように反映しようとしているのか、お答えください。 192 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 193 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 194 ◆建設部長(中村正典) 御質問の地区別懇談会につきましては、地域にお住まいの皆様からの御意見を伺うことを目的とし、市内6地区で地区ごとに2回、市民ワークショップを開催しております。  地区別懇談会での御意見の一部を御紹介いたしますと、10年後や、その先をどんな町にしたいのかといった視点では、高齢者が安心して暮らせる町、徒歩や自転車で暮らせる町、安全な通学路が確保される町、くるくるバスなど公共交通機関が充実した町、若い人が集まる定住したいと思える町といった御意見を伺っております。  これにつきまして計画案では、将来都市構造において、駅周辺居住エリアと地域拠点エリアを位置づけ、全体構想として、暮らしの安全・安心を確保するための区画道路の整備や鉄道、バスなどの公共交通の利便性の向上に取り組むこととし、具体的な整備方針を示すということとしております。  このように地区別懇談会でいただいた御意見は、事業者の代表である産業部会の御意見と合わせ、計画素案へ反映をしております。  作成した素案につきましては、学識者を初め、市民団体代表者や各地区連絡委員の正幹事様に御参画いただく策定委員会において御議論いただき、計画案の取りまとめを進めてまいりました。 195 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 196 ◆議長(沓名 宏) 5番。 197 ◆5番(杉浦文俊) パフォーマンスではなく、しっかりと地域の声を反映しているということで、安心いたしました。  計画の中にある工業団地につきましてお聞きします。  マスタープラン策定事業の中で、北部工業団地の基礎調査については、平成30年度に道路調査等を行うと以前補正予算を組まれていましたが、(イ)基礎調査結果の進捗状況についてお答えください。 198 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 199 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 200 ◆建設部長(中村正典) 御質問の基礎調査につきましては、平成30年度12月補正予算にて予算計上し、この委託業務の契約を1月31日に締結し、委託期間を2月1日から8月30日までの繰越事業として行ってまいります。  委託の内容は、都市計画マスタープランに位置づける市北部の工業地約69ヘクタールについて道路網の検討を行うものでございます。  今後の予定でございますが、3月末までに交通量調査を行い、将来交通量の予測や交通面での影響などの評価を進めてまいります。  来年度は、大型車両の通行に支障がある大久手一丁目の交差点改良や地区内の道路配置と規模などの検討を行い、道路網の計画を取りまとめてまいります。  なお、道路規模につきましては、開発許可基準において、工業用地の開発に必要な道路幅員などの基準がございますので、拡幅など必要となってまいります。 201 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 202 ◆議長(沓名 宏) 5番。 203 ◆5番(杉浦文俊) 工業団地ができますと、渋滞等、懸念されます。しっかりと調査をお願いすることを要望しておきます。  工業団地につきましては、マスタープランが策定されると計画が進んでいくことになりますが、以前の2号地の場合は、市内企業を優先にと誘致を行ってまいりましたが、北部工業団地については、企業を誘致する際に、どのような方針で募集をかけていくのか、(ウ)企業誘致の方針についてお答えください。 204 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 205 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 206 ◆経済環境部長(鳥居典光) 西端地区に新たに位置づけられる予定であります工業用地につきましては、都市計画マスタープランが改定された後、開発に伴う手続が可能となります。  さきの2号地の工業用地では、土地開発公社が造成を行い、分譲いたしました。  西端地区の新たな工業用地につきましては、全ての用地ではありませんが、民間開発で進めるほうが早期に進出したい企業ニーズに適切に応えられるものと考えております。  民間開発のメリットといたしましては、企業ごとに個別に考えることができ、開発に至るまでの用地取得、設計、行政手続などを同時に進めることが可能となり、比較的短期間で目的を達成できる点が挙げられます。  市としましては、必要な情報提供やヒアリングなどを実施して、企業ニーズに応えられるように支援してまいりたいと思います。  市街化調整区域の開発につきましては、都市計画法や条例等に基づき、許可基準や開発手続が異なってまいります。市内中小企業などが将来的に進出できるような用地の確保について検討してまいります。 207 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 208 ◆議長(沓名 宏) 5番。 209 ◆5番(杉浦文俊) 最終的に2号地のときは、市外の企業にも募集をかけていましたが、今回は民間開発を考えているとのことで、市外からの新たな産業誘致も視野に入れていただきたいと思います。  新たに企業誘致することで新たな雇用が生まれることになります。行政としては、必要に応じた支援をよろしくお願いいたします。  エ、山下地区市街地整備検討事業についてお聞きします。  この事業は、北部工業用地の確保にあわせた定住促進対策として住宅用地を検討するという事業ですが、市長の所信表明の中には、ほかに、西端地区の立山町周辺や高浜市境の丸山町一丁目を位置づけているとあります。  その中で山下町を選択肢にした理由として、(ア)エリア選定理由については先ほど答弁をいただきましたので割愛させていただき、その答弁の中での質問をさせていただきます。  立山町周辺9ヘクタール、丸山町約0.5ヘクタールの用地の中で、山下町は、生産性の低い地域であること、後継者不足であること、地権者団体より要望が長年行われてきたことが選定理由であると先ほど答弁されてまいりました。  では、ほかの地域はどのようになっているのか、地元からの声が出されて位置づけられたのか、お答えください。 210 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 211 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 212 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 立山町と丸山町におきましては、いずれも現行の都市計画マスタープランにおきまして、既に都市的な土地利用を図る地区として位置づけております。  立山町は、都市計画道路、吉浜棚尾線の整備に合わせ、住宅地として土地利用を図ろうとするものですが、地権者からの具体的な要望はございません。  また、丸山町におきましては、高浜川と稗田川に挟まれた地区でございまして、隣接する高浜市と一体的な土地利用が図られるよう住宅地に位置づけるものでございます。 213 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 214 ◆議長(沓名 宏) 5番。 215 ◆5番(杉浦文俊) 答弁ありがとうございます。  地権者の意見を聞きながら、人口増に向けた取り組みを進めていただきたいと思います。  山下町エリアですと、学区で言うと新川エリアになります。新川児童クラブでは、近年、児童数の多さにより児童クラブを拡張したところでありますが、今後、山下町で約9ヘクタールの住宅用地が確保されることで若い世代が定住される可能性も大きいと思います。その際に、児童クラブや幼稚園、保育園の受け入れ体制に問題はないか、(イ)人口増に伴う子育て環境の整備についてお聞きします。 216 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。
    217 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 218 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 児童クラブ、幼稚園や保育園など受け入れ体制につきましては、山下地区の進捗状況や転入者の状況など、さまざまな状況でもって判断をさせていただきます。待機児童を出さないように努めてまいりたいというふうに考えております。 219 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 220 ◆議長(沓名 宏) 5番。 221 ◆5番(杉浦文俊) これもまた将来のことで推測は難しいと答弁いただきましたが、計画をする段階で、ある程度予測をする必要はあるかと思います。今後、計画が進む中、待機児童が出る可能性があると判断したときは、素早い対応をお願いいたします。  次に、オ、仕事と育児の両立支援についてお聞きします。  方針にありますように、住みやすい、住み続けたい町としてあるには、介護、医療、子育て、生活の利便性など、さまざまな要素が判断基準となります。特に、若い世代は、どこに住むか考えるときに、子育て環境についても考慮すると思います。  碧南市においては、近年人口がふえていることから、住みよい、住みやすい町として判断されていることはうれしく思います。  しかしながら、保育環境において、今、兄弟が別々の園になってしまうことや、入園のための労働環境と実態に差があることがあると伺います。  今、碧南市では、どのような対応をとられているのか、お答えください。 222 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 223 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 224 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、保育園や認定こども園におきまして、兄弟が別々となる方につきまして御答弁申し上げます。  平成31年度入所申し込みの状況でございますけれども、10世帯23人となる予定でございます。この世帯数や人数につきましては、近隣他市と比較しても少ないという状況でございます。  次に、入所条件となります家庭環境や労働状況ということで、申し込み時に保護者の方に提出をしていただきます家庭状況調査書によりまして確認をし、就労状況など入所選考基準の基本指数に基づきまして入所を決定しております。  現在、この家庭状況調査書でございますけれども、基本的には勤務先の証明が必要となりますけれども、社会保険加入者につきましては、保険証の写しを添付することにより御自身で記載をし証明できることとしております。  今後につきましては、勤務先の証明書の提出を必須にしまして、場合によっては勤務先への聞き取りなどによりまして実態調査を行うことで、保育の必要性をしっかり確認ができるように事務の改善を図ってまいりたいというふうに考えております。 225 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 226 ◆議長(沓名 宏) 5番。 227 ◆5番(杉浦文俊) 今後、3歳未満児の就労時間の変更など、保育に対しての需要が高まってくると思います。チェック体制を厳しくすると答弁いただき、真面目に働いている方が仕事と育児を両立できるように取り組んでいただきたいと思います。  また、兄弟が別々の園になってしまうことは、親と子、両方に負担がかかります。近隣市と比較しても少ない状況と答弁されましたが、こちらもゼロに近づけるよう、引き続き取り組みをよろしくお願いいたします。  カ、安心・安全対策として、(ア)高齢者安全運転支援事業についてお聞きします。  碧南市の交通事故状況は、平成29年では死亡事故、5件中、全てが高齢者であり、平成30年は2件、68歳と92歳の高齢者の方の死亡事故がありました。  市民クラブの要望書でもお願いした高齢者の被害の軽減に向けた取り組みをしていただいたことに感謝をいたします。  この中でお聞きしたいことは、衝突軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、ドライブレコーダーの搭載車を買う対象者が、75歳以上の後期高齢者の方であるということです。  ことしの事故では、68歳の方が運転中に意識を失い電柱に衝突したと聞いております。もし、安全運転支援措置搭載車であれば、軽減できたかもしれません。  そこで、75歳以上に設定された考え方を教えてください。 228 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 229 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 230 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 高齢ドライバーによる交通事故が社会問題となってきており、その事故軽減策の1つとして、免許証の自主返納制度があります。警察と連携して運転経歴証明書制度を周知し、運転に不安を感じている高齢者に免許証の自主返納を促しておりますが、なかなか進まないのが実情です。  そこで、新規施策として、高齢者安全運転支援装置等搭載自動車購入費の補助を実施し、高齢者に少しでも安全に自動車を運転していただきたいと考えております。  御質問の75歳以上という年齢についてですが、警察庁の平成29年中の高齢運転者による死亡事故に係る分析の資料によりますと、75歳以上の運転者による死亡事故件数は、近年横ばいで推移しておりますが、死亡事故件数全体が減少傾向にあるため、その占める割合は増加しています。  75歳以上の高齢運転者による死亡事故は、75歳未満の運転者と比較して、車両単独による事故が多くなっており、具体的には、工作物衝突や路外逸脱が多く発生しています。特に、工作物衝突は、75歳を境に急激に増加しています。  また、75歳以上の高齢運転者は、操作不適による事故が最も多く、そのうち、ブレーキとアクセルによる踏み間違い事故は、75歳未満が全体の0.8%にすぎないのに対し、75歳以上の高齢運転者は6.2%と高い水準にあります。これらを踏まえまして対象年齢を75歳以上と設定しました。 231 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 232 ◆議長(沓名 宏) 5番。 233 ◆5番(杉浦文俊) ありがとうございます。  75歳未満のペダル踏み間違いの事故率が0.8%、75歳以上の方が6.2%と話されましたが、事故撲滅のための対策であれば、0.8%の方に対しても対策が必要ではないでしょうか。  そこで、65歳以上から補助対象とし、全額でないにしろ、例えば65から74歳は2万円、75歳以上は7万円補助するなど段階的にすれば、高齢者全般に対しての安全運転補助事業となると思いますがいかがでしょうか。  また、概要を見ますと、単年度で150件、予算1,050万円となっていますが、予算や件数を超えた場合の対応策もお願いします。 234 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 235 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 236 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 質問者が言われるような段階的な補助は考えておりません。  また、予算を上回る件数の申請があった場合には、補正予算にて対応したいと考えております。 237 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 238 ◆議長(沓名 宏) 5番。 239 ◆5番(杉浦文俊) 御答弁ありがとうございます。  段階的な補助は考えていないことに対しては残念ですが、予算を超えた場合でも対応していただけるということは、うれしく思います。この事業により高齢者の重大事故が撲滅することを願っております。  次に、(イ)男女共同参画における女性目線の防災対策についてお聞きします。  先日、市民クラブの会派視察にて、福岡県福岡市に防災ミニブックについて視察に行きました。  防災ミニブックは、東日本大震災時に小さな子供を持った母親の体験をもとにつくられ、そのときに感じたこと、困ったことが記されています。家庭でできる準備、地域との交流、避難所つくり等、漫画ふうに書かれており、非常に読みやすく、1万部発行した後、3万5,000部まで増刷しましたが追いつかず、インターネット配信をするほど好評のようでした。  画像をお願いいたします。  こちらが、福岡市の防災ミニブックになります。サイズはA5サイズで、かばんにも入れやすい大きさとなっております。  次、お願いします。  こちらが、被災してからの体験をこのように漫画調で書いてあるために、誰でも読みやすく、若い世帯も読みやすいと感じます。  次、お願いします。  こちらが、災害時の防犯対策と、日ごろの地域交流についての紹介のページになります。  災害時には犯罪も多くなるため、その注意点と、左下にあるように、福岡市では乳幼児を持つ母親向けの防災講座を開催し、我が子の命を守るため、日ごろからどのように備えるとよいかを学ぶ機会を設けています。  画像、ありがとうございました。  背景として、福岡市男女共同参画基本計画にある地域防災の推進を目的として、防災ミニブックが作成されました。地域の防災組織と連携して女性目線での意見を取り入れ、女性の参加意識は高まるなど、効果を出しています。意識が高いことで非常時にも落ちついた行動ができるようになり、また、日ごろから目を向けることで、通学路で危ないところをチェックするなど、地域の和も広がることにつながると思われます。  碧南市でも女性が被災したときに困らないように、また、女性が社会で活躍するように、防災の場でも意見を出しやすい、女性が防災に対して積極的に取り組むきっかけづくりのためのツールを検討してみてはいかがと感じますが、いかがでしょうか。 240 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 241 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 242 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 防災対策には、さまざまな立場の市民を前提に取り組まれる必要があり、とりわけ女性の視点を取り入れることは、避難所生活や要援護者ケアの場面においても大変重要であると考えております。  防災計画を策定する場や地域の防災活動をする場など、あらゆる災害支援活動において女性目線の意見が取りやすいよう、平常時から参画の機会をしっかりと確保していくことが大切であると認識しております。  現在、防災対策において女性が活躍する場としましては、碧南防災ボランティア連絡会や碧南市赤十字奉仕団、碧南市女性防火クラブ連絡協議会などの団体があり、それぞれ訓練や防災講座などを行っているところでございます。  こういった活動を通じて、さまざまな意見を聞きながら、女性目線の気づきが浸透する取り組みを進めていくとともに、防災意識の啓発として、日ごろから防災について少しでも考えてもらえるよう、来年度中には市の広報紙に防災コーナーを設けまして、定期的に啓発活動に努めてまいりたいと考えております。  その中でわかりやすく気軽に防災に関する情報提供し、また、女性目線の情報も取り入れてまいりたいと思っております。 243 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 244 ◆議長(沓名 宏) 5番。 245 ◆5番(杉浦文俊) 広報紙に防災コーナーを設けていただけるとの答弁、ありがとうございます。  また、回数を重ねたときには、これまでのものをまとめて改めてホームページ上にアップしていただければ、地域の防災訓練時に配布したりと効果が上がると思いますので、ぜひその点も検討にお願いします。  次に、キ、碧南市の児童虐待防止対策についてお聞きします。  千葉県野田市の小学校4年生児死亡事故などを受け国会では、児童虐待防止に向けた法改正も取り組む考えを示し、児童相談所の体制強化を図る動きが見られます。  碧南市において、(ア)碧南市の現状について、相談はあるのか、近年3年の状況を踏まえてお答えください。 246 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 247 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 248 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず初めに、碧南市におけます過去3年の虐待などに関します相談件数を申し上げます。  平成27年度の件数でございます。全体としては66件でした。内訳としましては、身体的虐待30件、ネグレクト33件、性的虐待2件、心理的虐待1件となっております。  平成28年度につきましては、全体として88件でした。内訳としましては、身体的虐待が36件、ネグレクトは41件、性的虐待3件、心理的虐待8件となっております。  平成29年度につきましては、全体として76件で、内訳としましては、身体的虐待34件、ネグレクト32件、性的虐待2件、心理的虐待8件となっております。  また、平成29年度に刈谷児童相談センターが対応した虐待相談件数は27件となっておりまして、増加傾向にございます。  ちなみに、平成29年度の相談件数、76件でございますけれども、すぐに解決できるような事案はなく、そのほとんどが継続して対応をしている状況でございます。  その中でも特に問題が多い家庭につきましては、刈谷児童相談センターと一緒に対応に当たっておりまして、その件数としましては6件でございます。常に子供の安全を第一に考えて対応に当たっているところでございます。  以上です。 249 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 250 ◆議長(沓名 宏) 5番。 251 ◆5番(杉浦文俊) このような問題は、1日で解決することでなく、長い年月を有すると思います。そのため、過去3年で見せていただきますと、毎年同じような件数の相談があると確認させていただきます。総件数がふえてまいりますと、1件当たりの対応が薄くなってしまうと考えられますけれども、(イ)要保護児童対策協議会の構成と対応についてお聞かせください。 252 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 253 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 254 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 碧南市要保護児童対策協議会につきましては、民生委員を初めまして、主任児童委員、人権擁護委員、碧南市医師会、碧南歯科医師会、養護施設、法務局、刈谷の児童相談センター、保健所、警察、PTA連絡協議会、保育所父母の会、小中学校長会、民間保育園園長会、学校教育課、幼稚園、保育園、健康課、福祉事務所といった関係機関の代表19名から構成をされておりまして、協議会と研修会を毎年1回開催しております。  まず、協議会では、碧南市の現状と刈谷児童相談センターの管内の虐待などの状況の把握と情報交換を行っております。  研修会につきましては、虐待に関する講演会を開催しまして、この協議会委員だけではなく、広く一般の方にも参加を呼びかけ、虐待への理解と協力を呼びかけております。  なお、実際の児童虐待防止や支援につきましては、こども課が所管をします家庭児童相談室が対応しております。  非常勤特別職の家庭児童相談員2名、臨時職員の家庭児童支援員2名、非常勤特別職の母子父子自立支援員1名と、こども課職員が、児童虐待の対応や家庭支援に当たっております。  また、こども課、学校教育課、健康課、刈谷の児童相談センターや警察の直接虐待の対応や支援に当たる立場にある職員が集まる実務担当者会を月1回開催し、それぞれが持つ情報の交換や支援の方向性を検討しております。  とりわけ問題が多い家庭につきましては、単独のケース会議をその都度開催しまして、具体的な支援の方法について検討し、対応に当たっているところでございます。  今後の対応につきましては、政府が虐待防止のための体制強化プランを議論する中で、2022年度までに子ども家庭総合支援拠点を全国の市町村に設置する方針を決めたとの報道がございましたので、今後は国の動向を注視してまいりたいというように考えております。 255 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 256 ◆議長(沓名 宏) 5番。
    257 ◆5番(杉浦文俊) ありがとうございます。  病院や警察、学校など、さまざまな団体が子供の見守り、SOSを出したときは助けになっていることを確認させていただきました。  虐待を受ける子供たちは多くを語らず、自分の保護者からされたことは言わない傾向にあると聞きます。  市のホームページには、子供を虐待から守るためには、親の立場より、何よりも子供の立場が最優先されなければならないと書いてあるように、今後も引き続きアンテナを張って、危機感の共有をしていただくことをお願いいたします。  子ども家庭総合支援拠点については、努力義務であったために、全国106の市町村団体に設置にとどまっており、碧南は、この106団体には入っていないようですので、設置の際は素早い対応をお願いして件名1を終わります。  件名2、教育行政方針についてお聞きします。  平成30年度の夏は、東日本と西日本で記録的な猛暑で、気象庁も1つの災害と認識し、全国各地で小中学校のエアコン設置を求む声が上がりました。  碧南市においては重大事故はありませんでしたが、健康状態、学習環境の改善として、先ほどの市長の答弁の中に平成32年3月末までに完全設置に向け取り組みを行うといただきました。子供たちの安心・安全のためによろしくお願いいたします。  それでは、行政方針に示される(1)中学校部活動の支援についてお聞きします。  部活動の縮小化による運動機能の減少を補うため、体育協会と連携し、指導者の確保できる種目において平日夜間なども活動できるような体制をつくると示されていますが、対象となる部活や指導方法など、概要についてお答えください。 258 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 259 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 260 ◆教育長(生田弘幸) 対象となる部活動につきましては、全12種目のうち、年間を通じて指導者や活動場所を確保できる、なおかつ、参加者が見込める種目を対象に実施することを検討しております。  しかしながら、現状、指導者や場所に限りがあり、全ての種目で実施することは物理的に難しい状況です。  つきましては、来年度は初年度ということもあり、さきのアンケートにより需要が高かった5種目の中から、指導者や活動場所についてめどがついたバスケットボール、ソフトテニス、バレーボール、サッカーの4種目について平日週1回の実施に向け、現在、調整しております。  対象者は、市内中学校運動部活動に所属する生徒のうち、自身が所属する種目について参加を希望する者とします。  来年度以降の種目選考や実施頻度については、実施状況や周囲の反応を見ながら調整を進めてまいります。  また、指導方法につきましては、種目ごとに指導員が中心となって練習計画を作成し、それをもとに専門的な立場から助言していただきます。  また、技術的な指導のみならず、参加生徒の人格形成に寄与する指導、中学生期の発達段階に応じた指導を大切にすることも留意し、実施してまいります。  以上です。 261 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 262 ◆議長(沓名 宏) 5番。 263 ◆5番(杉浦文俊) まずは、初年度ということで、4種目ありますが、今後希望があれば文化部についてや、ほかの種目についても検討されていくことになると思います。生徒のレベルアップと教員の負担軽減につながると思いますので、体制づくりをお願いいたします。  (2)道徳教育についてお聞きします。  最近では、SNSを使った誹謗中傷という言葉の暴力や不適切な動画の公開など、見ているこっちが非常識とすぐ感じてしまう事件の報道が目につきます。これらの問題は、主にモラルの問題であり、社会への適応力といいますか、一般常識として自然に身につくものだと感じています。この指導を学校教育のみで行うというのはいささか無理があると思いますが、幼いころから指導していくことで変わるかなという期待も込めて質問をしたいと思います。  学校教育文部科学省の道徳学習指導要領には、自立した1人の人間として、他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標と記されています。  ア、現在の碧南市の道徳教育への取り組みについてお答えください。 264 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 265 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 266 ◆教育長(生田弘幸) 道徳教育は、各教科、部活動、行事といった学校の全教育課程で豊かな人間性を育むことを目指しています。その中心となるのが道徳の時間です。  道徳の時間は、平成30年度から小学校、平成31年度から中学校が、特別の教科道徳として教科化されています。教科化によって教科書を使用することになること、議論しながら道徳的な価値に気づく問題解決型の授業をすること等が新たに加わってきたため、各校で準備を進めています。  児童生徒の発達段階に応じて教えるべき内容を精選した上で年間の指導計画を立て、多様で効果的な指導方法を工夫しています。  人間が本来持っている、よりよく生きたいという願いを達成するため、人間形成の基盤となる道徳的な判断力や心情、道徳的な実践意欲を育てることを目指しています。  また、平成29年は新川中学校において、平成30年は中央小学校において道徳をテーマとした研究発表が行われ、市内の教員が多数参加し、その成果を各校に持ち帰り、実践を行っています。 267 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 268 ◆議長(沓名 宏) 5番。 269 ◆5番(杉浦文俊) 私もさきに行われました研究発表会に参加させていただき、児童生徒が命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの道徳性を身につけている授業を拝見させていただきました。  毎日新聞の3月20日の記事では、小中スマホ禁止見直しと記事がありました。これは文部科学省が小中学校への携帯電話やスマートフォンの持ち込みの原則禁止の通知を見直すというもので、スマホやタブレット端末を用いた授業が広まりつつあること、登下校中に災害が発生したときの保護者との連絡手段として有効ではと判断したためです。  まだ検討段階ですが、今後碧南市でも小中学校への携帯やスマホの持ち込みについて判断を求められるようになり、学校授業内でSNSに対しての指導が始まるかもしれません。  イ、SNSの指導方針について、これから検討が始まってまいると思いますが、教育長は、どのようにお考えでしょうか。 270 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 271 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 272 ◆教育長(生田弘幸) 大阪府では、登下校にスマホを持参する目的を、防災防犯のためと言っています。昨年6月に発生した大阪北部地震の際に、保護者から子供と連絡がとれない、そういった要望が多く寄せられたことを受けてのことです。  文部科学省は、ことし2月に、学校へスマホ持ち込み禁止の方針を見直すことを公表しましたが、実際に認めるかどうかは、各教育委員会や学校の判断に委ねられています。  碧南市の小中学生の状況として、スマホ保有率は上がっています。生徒指導面のトラブルにも、SNS絡みのケースは多くなっています。  各校では、情報モラル教室を開催したり、生徒指導だより等で、保護会での保護者への協力依頼をしたりしています。学級活動や道徳の時間に授業のテーマとして取り上げ実践することで、児童生徒のモラル向上に努めています。  なお、スマホの持ち込みについては、災害時にはスマホが有効な通信手段ではないと考えていること、持ち込んだ場合には歩きスマホやネットいじめの増長の心配、保護者の目の届かない場所で使用させることへの心配が懸念されることから、現在のところ、持ち込みについては考えておりません。 273 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 274 ◆議長(沓名 宏) 5番。 275 ◆5番(杉浦文俊) 答弁ありがとうございました。  大阪府のルールでは、常に校内ではかばんにしまう、そして、学校の指示があるとき以外は外に出さない、災害発生時などの緊急時以外は使わない、また、緊急時を省き、保護者は子供との連絡に使わないとあり、まさに、防災や防犯のためとあります。  確かに、災害時だけではなく、平時でも安否確認がしやすいメリットはあると思います。  しかしながら、歩きスマホでの事故、また、学校に持ち込むものでは高額になることも予想されます。生徒指導面でのトラブルにもSNS絡みのケースは多くなっているとのことで、所持するか否かは、それも問題になる可能性もあります。  文部科学省でスマホの持ち込みを認めるということは、授業でネットの怖さを学ばせる必要があることになります。危機感がないことが、SNSを使った誹謗中傷という言葉の暴力や不適切な動画の公開につながっていると感じます。  私は、授業での取り入れをすることには早急に、持ち込みに対しては時期尚早と感じておりますが、文部科学省が学校へのスマホ持ち込み禁止の方針を見直したことで、いずれは本格的に自治体で検討に入ると思われます。持つこと、持ち込むことの責任がどこにあるかも論点に入れて、今後の検討にしていただきたいと思います。  以上で、私の総括質疑を終わります。ありがとうございました。 276 ◆議長(沓名 宏) 以上で、杉浦文俊議員の総括質疑を終わります。  次に、加藤厚雄議員の総括質疑を許します。 277 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 278 ◆議長(沓名 宏) 4番。 279 ◆4番(加藤厚雄) こんにちは。公明党の加藤厚雄でございます。ゆっくりと座席を移動してもらっていいですので。  私で3人目なんですけれども、きょう。全てが31年度施政方針と、31年度教育行政方針でダブっているところが多々ありますので、そこは、きょうはまだ後ろに3人控えていますので、なるべく省略できるところは省略していきたいかなというふうに思いますので、質疑申出書を出して、せっかく答弁書を一生懸命つくってもらった方には大変申しわけない気もしますけれども、省略するところは省略して、きょうは早目に終わりたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。  初めに、件名1、31年度の施政方針についてということで、(1)なんですけれども、(1)も本当は聞きたいことが2点あるんですけれども、1点目は省略します。  午前中の議員も、また、先ほどの杉浦議員も、表現が違ってもまるっきり一緒ですので。先ほどは何か3期目11年を終わってということで、自分は、3期目の来年度が最終年度だもんで、そこが違うだけであと何か違うんだというぐらいしか違いませんので1点目はいいとして、2点目は、財政再スタート宣言のときに費用対効果と他市比較というのが非常に叫ばれて、いろんな事業が行われてきたと。そうやって考えると、昨年のビーチコートにしてもスケートボード場にしても、他市にはないようなことを今やろうとしているし、また、やってきていると。こういった事業を展開する中に、市長の考えというのはどのように変化をしたのか、また、考えが違ってきているのか、その事業によって違うのかというのを1つは確認しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 280 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 281 ◆議長(沓名 宏) 市長。 282 ◆市長(禰宜田政信) 費用対効果や他市比較による事業実施がどのように変化してきたかということでございますが、先ほど申し上げましたけれども、平成20年の秋のリーマンショック、これに伴い、平成24年の秋財政再スタート宣言をいたしまして、当時は財政構造の立て直しを最優先課題として取り組んできたということで、その手直しの手法として重点的に行ったのが、他市比較による市民サービスの標準レベルへの改革と、職員提案制度を活用した事業見直しというのがございます。  職員提案制度につきましては、私が就任したときは、平成20年は年間190件でございましたけど、今年度は既に1,600件を超える提案が提出されているということで、これにつきましては、大分浸透してきているというふうに考えております。  費用対効果の最大化につきましては、ただ単に予算や費用を削減すればよいということではなく、幾つもの効果がある、相乗効果が出る、将来的に効果が出てくる、小さな支援によって大きな効果が得られるといったものは削減をしないということで、また、短期的には削減になっても、長期的には負担増になるようなものも同様でございます。  さらに、より多くの市民の皆様、利用することのできるもの、市民の皆様の意見を十分に反映したものであれば、予算には当然反映させていくと考えております。  また、碧南市の将来の税収増につながるような政策、あるいは、碧南市の将来にとって有効な政策については積極的に推進していくということで、最近になって変わったということはなく、ビーチコートにしても、要は、それ以上の小さな投資でたくさんの効果があると、また、それはやむを得ないとか、いろんな要素の中でやった。それから、今後のあそこのスケートボード場においても、少し投資すれば前の投資が生きてくると、そういうこと中で、より効果が出るというようなこと、なおかつ、碧南市の特色が出せると。要は、マーケットの小さいものを選んでやることによって、他市にないということで、そこらじゅうからやってくると、こういうことを期待しておるということで、基本的な費用対効果の考え方も全く変わっておりませんので、よろしくお願いします。 283 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 284 ◆議長(沓名 宏) 4番。 285 ◆4番(加藤厚雄) 理由がよくわからんような、わかるような答弁でしたので、1対1で話をすることがあれば、また話したいなというふうに思います。  次に、(2)施政方針の中に新たな元号に切りかわるという表現がありましたので、本当に、ことしのちょうど元号変わるときは、ちょうど10連休中ですので、きちっと対応ができているか、できていないのかと。古い年号で書類が通らんとか。  私は、前、平成になったときに、平成1年って書くと平成元年と書けと言う人がおってね。平成元年って書くと平成1年で書けとかね、もうどっちかにしてくれみたいなこともありましたけれども、そういった対応を含めて、10連休になりますので、特に市民サービスからいうと、住民票やら、また、納税関係やら、また、急に事故が起きた場合の水道管にしても道路にしても、事故が起きるとか。災害の場合は災害対策本部ができますのでいいとして、また、病院も本当に10連休なのかどうするのかというのも早く市民のほうに通知をして周知をしないといけないんじゃないかなと。各部ごと聞くと時間がかかりますので、誰かがまとめて、この対応と市民サービスについてお聞かせください。 286 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 287 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 288 ◆総務部長(金沢宏治) まず、新元号への切りかえへの対応ということでございますが、4月に新元号が公表されるということで、各システムにつきましては、5月の改元に向けてシステム改修等の対応は進めております。  それと、先ほどちょっとおっしゃった、例えば平成と記載された文書が提出された場合につきましても、有効な文書として受け付けできるように各所管で工夫をしていくということであります。  それと、2点目の10連休中の各部署のサービス体制でございます。  まず、市役所ですが、市役所としては日曜日の9時から正午まで、通常、市役所を開設しております。10連休中の間では4月28日と5月5日が該当いたしますので、この2日間は、市民課及び税務課の窓口を開設いたします。  また、新聞記事等で新しい元号となる5月1日、この日は日柄もよいため婚姻届の提出を多く見込む自治体もあるようでございます。碧南市では、窓口自体を開設いたしませんが、市民課職員が出勤し戸籍の届け出に関するサポート体制をとることとしております。  また、公共施設に併設をしております各出張、北部、南部、東部、図書館、4つの出張所があるんですが、日曜、市役所を開設いたします4月28月と5月5日を除き、4月27日から5月6日の期間は、住民票の写し、住民票記載事項証、印鑑証明の証明発行を行ってまいります。  また、その他の対応でございますが、今、例で出されました水道の漏水等の緊急対応が必要な部署につきましては、これは通常の休日も同じでございますが、市役所に御連絡をいただければ、関係機関、担当課の職員に連絡をとりまして緊急対応をとってまいります。  それと、市民病院ですが、これは10連休の間に、4月30日の火曜日、5月2日の木曜日の2日間を開院いたします。  また、保健センター内で開設をしております休日診療所、これにつきましては、4月28日から5月6日まで開設をし、10連休中に市民の皆様が急病になられた場合でも対応できるような体制を進めております。  そのほか、あおいパーク、海浜水族館、藤井達吉現代美術館、市民図書館、臨海体育館、各公民館など公共施設につきましては、10連休中も開館をいたします。  こうした10連休中の業務案内につきましては、あした3月1日にリニューアルをいたしますスマートフォンにも対応するホームページと、4月15日号の広報へきなんに掲載をし、周知、御案内をしていく予定でございます。  以上です。 289 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 290 ◆議長(沓名 宏) 4番。 291 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと周知のほうを、広報を使うなり、市のほうのところにわかるようにきちっとしておいてほしいかなというふうに思います。  次の(3)なんですけれども、これ、午前中にまるで同じことを聞かれていますので、午前中の議員は狭あい道路の解消とか空き家を今まで以上にと聞いて、私はその実施を強化するのかというふうに聞きますけれども、まるっきり同じですので省略いたします。  (4)市長の施政方針の中の福祉の項目の中に私が去年質問した認知症についての記述がなかったですので、来年度、認知症の要望と抑制についての推進状況をお聞きいたします。 292 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 293 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 294 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 認知症対策については、地域支援事業や認知症総合支援事業などの高齢者ホットプランに記載された事業や、碧南健康づくり21プランに記載された施策において取り組んでいるところであります。  そうした中で、平成31年4月より地域密着型サービスの1つであるグループホームが市内に1ヵ所開設をいたします。  また、小中学生に対してのキッズサポーター講座の開催、高齢者の見守りに関する協定では、現在協力をいただいている53事業者の方に今年度啓発用のポスターを作成し配布するなど、認知症高齢者に対する理解と地域における見守りへの意識の醸成を図っているところであります。
     認知症予防、抑制ということでは、市内3ヵ所目となる筋トレルーム60を水上スポーツセンター内で5月21日から開始する予定となっています。体を動かすことで、身体機能の維持と生活の安定を図るとともに、目的を持つことで社会性を育み、認知症予防にもつながるものと考えています。ぜひ多くの高齢者の方に利用していただけるよう努めてまいります。  また、従来より実施している認知症初期集中支援チームによる早期対応、はなしょうぶネットワークによる医療、介護、福祉分野の多職種連携などを引き続き推進するとともに、ボランティアポイント制度や西端地区の地域包括支援センター設置に向けた検討など、第7期高齢者ホットプランに掲げた事業を推進してまいります。  今後も介護サービス機関連絡協議会や第8期の高齢者ホットプランの策定などの機会を捉え、広く意見を聞き、認知症施策の推進に取り組んでまいります。  以上です。 295 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 296 ◆議長(沓名 宏) 4番。 297 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと推進してほしいというふうに思います。  (5)この定住、移住、人口対策の中でも大分聞かれたことが非常に多いですけれども、簡単に予算と概略だけ言ってください。  ア、新たな住宅地の確保に向けての基盤調査について、お願いします。 298 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 299 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 300 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 基礎調査を予定している山下地区におきましては、二級河川の高浜川左岸側、一文字橋と明治橋に囲まれました市街化調整区域に位置し、面積は約9ヘクタールでございます。  山下地区の市街地整備検討事業としまして、委託費882万円を計上しております。  委託業務の概要としましては、地区の現況整理、土地利用転換に向けた課題整理、土地利用基本計画案の作成、整備手法及び概算事業フレームの検討、今後の課題及びスケジュールの検討、以上5項目を予定しております。 301 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 302 ◆議長(沓名 宏) 4番。 303 ◆4番(加藤厚雄) 次のイ、施政方針の中にあった名鉄碧南駅周辺の都市基盤整備についても、来年度の予算と事業の概要についてお聞きします。 304 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 305 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 306 ◆建設部長(中村正典) まず、名鉄碧南駅西駅前広場整備事業でございますが、平成31年、32年の2ヵ年で駅前広場の拡張整備を行うものでございます。  平成31年度の予算は1億5,880万7,000円を計上しております。  平成31年度は、主にバス専用レーンと歩道の整備、待合所兼トイレの建築物と歩道の屋根の建築を行ってまいります。  次に、碧南駅前線整備事業ですが、一般県道碧南停車場線を市道碧南駅前線として拡幅整備するものであり、平成38年度の事業完了を目指し事業を実施するものでございます。  平成31年度の予算は7,414万円を計上しております。  平成31年度は、工事に必要な道路及び電線共同溝の詳細設計並び用地取得に必要となる用地測量と物件調査を行ってまいります。 307 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 308 ◆議長(沓名 宏) 4番。 309 ◆4番(加藤厚雄) そして、急に話が飛んでウになるんですけれども、名鉄の北新川駅にだけ無料の駐輪場がないんですけれども、駐輪場のまず状況についてお聞きをいたします。 310 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 311 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 312 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 名鉄北新川駅の駐輪場につきましては、現在、民間の駐輪場が2ヵ所ございます。  平成29年3月末までは、もう1ヵ所民間の駐輪場がありましたが、廃業されております。  昨年10月の調査では、民間駐輪場の収容可能台数は、それぞれ40台と350台となっております。利用率は、40台の民間駐輪場は満車ですが、もう一方の350台の民間駐輪場は61.7%という状況で、まだ余裕があると見ております。 313 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 314 ◆議長(沓名 宏) 4番。 315 ◆4番(加藤厚雄) 碧南市には、あと3つの駅があるんですけれども、3つの駅の、市が土地所有者から借りて無料で貸しているところの自転車のキャパというか台数と、駅ごとの予算と、わかれば教えてください。 316 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 317 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 318 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、駐輪場の収容可能台数ですが、碧南駅は732台、碧南中央駅は764台、新川町駅は225台でございます。  次に、借地料についてですが、平成30年度の借地料は、概算で碧南駅は160万円余、碧南中央駅は120万円余、新川町駅は12万円余でございます。 319 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 320 ◆議長(沓名 宏) 4番。 321 ◆4番(加藤厚雄) これは、予算は、年間でいいんだよね。  そこで問題になるのは、どうして北新川駅だけが無料の駐輪場がないのかと。  市長、これ、市長は当然知っていたわけだよね。だから、同じように税金を払って生活しているのに、北新川だけが無料の駐輪場がないと。ほかの3駅は、税金を投入して土地の所有者から借りて、市民にサービスしていると。だから、これ、サービスが偏っているね。市長の言う満足度からいうと、これ、満足度やなくて、不満が生じていると。  それで、定住の新しい住宅地をつくろうと言っているところも北新川なのね、駅を使うとすれば。だから、その件についても882万円で基礎調査をするし、なおかつ、碧南駅の周辺の都市基盤整備というのは、来年度だけでも、先ほど言ったように駅前広場で1億5,000万円使っていると。別に北新川の駅前広場をつくれと言っておるわけではないですよね。考えると、不公平が生じているんじゃないかということで、やはり市長の一番いいところはね、タイトルがあるように、世界に誇る碧南市を目指している、目指しているというのがいいんですね。だから、これが不公平がないことを目指して、しっかりと土地の所有者と協議をして、交渉をして、時代的背景があるもんで、若干、北新川がほかの駅とは違うことはわかるんですけれども、今後しっかりとその辺のことを協議するのか交渉するのかというのを要望したいですけれども、その辺の考えだけをお聞きいたします。 322 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 323 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 324 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 先ほど申し上げたとおり、350台の大きいほうの民間駐輪場につきましては、まだ61.7%ということで若干余裕があるという段階でございます。あくまでも民間の駐輪場があるところということですので、民業圧迫になりますので、市としては無料の駐輪場を考えるということは今はしておりませんが、今後ふえてきて駐輪場がいっぱいになれば、当然無料の部分を考えないかんなと思っております。  ただ、今、質問者が言われるように、名鉄の土地に対して名鉄の関連企業がそこを経営しておりまして、経営運営状況としては好調だということですが、一応名鉄さんに将来的なことも含めて、一度お話はしてみたいと思います。 325 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 326 ◆議長(沓名 宏) 4番。 327 ◆4番(加藤厚雄) しっかりとその辺の話はしてください。私も行ったんですけれどもね、自転車が1日100円なのよ。      (「1日100円」という者あり) 328 ◆4番(加藤厚雄) 1日100円。それで、1ヵ月で1,500円なのよ。だから、高校生やら、大学生やら、仕事で行っている人もね、そうなってくると、年間1万円から1万5,000円払っているのよね。だから、夏休みとか冬休みは払っていないもんであれですけど、それとか考えると、非常に差が生じているということで。やはり、きちっと、不平等が生じないように、しっかりと話し合いだけはしてみてほしいなというのを要望しておきます。  それでは、件名2。  件名2も大分ダブっていますので、件名1の、ちなみに、最初から言っていきますけど、3番、4番は省略しますので。  教育長の教育行政方針というものの、何か、通常のことは言わずに、なかなか思いが伝わらないということで、(1)と(2)をまとめて聞きますもんで。この教育行政方針の中には、読むと、第5次総合計画の基本計画及び教育大綱に掲げる人を育み生かす創造のまちづくりの実現。これを読んでも、今の教育長がどのように具体的に考えているかというのが、わかりにくいですので、思いをしっかりと述べてほしいかなというふうに思います。  (2)というのは、教育長が、先ほども質問がありましたけどね、教員のさらなる指導力向上と。  しかし、その前に多忙化解消というのをするべきではないかという、この1番と2番だけ聞きますので、間違って3番以降を読まないように。1番と2番の答弁、よろしくお願いします。 329 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 330 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 331 ◆教育長(生田弘幸) 非常に難しい質問になりましたが、私は、子供は、やはり、本市、社会のかけがえのない財産だと思っております。宝だと思っております。この子供たちを今からどういうふうにやっていくのか。それは、きっと今までの歴史の中でも、いろんな意味でなされてきてはおるんですが、やはり、その社会情勢や背景が変わってきております。そうしたものをもとに、やはり、英語であったりとかそうしたものも、昔よりも相当力が入ってきている。だから、そうした事業。  それから、少し世の中都合のいいようになっておりまして、余り働くなよと、それでもちゃんと成果は上げろと。虐待とかなんかもいろいろある中で、やっぱり余りたくさん働かなくても、ちゃんと子供は見ておれよと。体力だって、部活動、余りやらなくても、ちゃんと体力は向上させろよと。そういうところが非常に苦しいところではありますが、それがおかしいといって音を上げておっては教育はならんと思います。だから、そこで音を上げることなく、理不尽は多々あっても結果を出していく、そうした方向性をつけて教育のほうを取り組んでいきたいというふうに、簡単に言えば、そういうふうに思っております。  そして、議員もいろんな意味で心配をされておると思うんですけど、多忙化、これは特に、今現状は相当改善されてきております。これも、また本当に難しいことなんですね。余り規制を強くすると、家庭訪問ができなくなったり、とっさのときには、やはり夜でも動かないかんことは多々あるわけであります。そうした部分も踏まえて、重大なときには、そういった勤務時間外だとか言っておれる仕事ではないということは事実であります。だから、その辺は、教師の思いの中で動くことが多い仕事でありますので、どうしてもやり過ぎてしまう。こうしたところに注意を払いながら、個人が気をつけていってくれよと。しかし、学校行事の日程や内容の見直しはやっていくよ。そういったことで、特に多忙化解消をしていこうというふうに考えております。  以上です。 332 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 333 ◆議長(沓名 宏) 4番。 334 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと教育長が情熱と力を持ってしっかりと取り組んでほしいというのを要望いたしまして、私の質問を終了します。 335 ◆議長(沓名 宏) 以上で、加藤厚雄議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午後 2時 23分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 40分 再開) 336 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岡本守正議員の総括質疑を許します。 337 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 338 ◆議長(沓名 宏) 2番。 339 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。31年度碧南市予算書2款総務費、8款土木費、9款消防費の一部について質問をいたしますので、よろしくお願いをいたします。  件名1、地震、津波、高潮、洪水等について質問させていただきます。  碧南市災害廃棄物処理計画が策定されました。これは、南海トラフ地震等の発生により想定される多量の災害廃棄物に対して平時の備えを定めるとともに、災害廃棄物を適正かつ迅速に処理するための応急対策及び復旧、復興対策について定めました。  映像をお願いします。  碧南市津波避難計画の策定が進められている2月20日11時ごろ、全国瞬時警報システム、Jアラートの全国一斉情報伝達試験が実施されました。碧南市に20ヵ所ある同報無線を聞くようにとメールが入りました。市内20ヵ所の同報無線では、棚尾地区、日進地区、一部内陸は同報無線がありません。住民に情報が伝わらない。同報無線を6ヵ所以上増設し、より多くの市民に情報が届くようにすべきです。お答えください。 340 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 341 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 342 ◆市民協働部長(遠山隆夫) さきの9月議会、一般質問でお答えしておりますが、現在、同報無線は市役所に設置してある本局を除き、津波等により海岸部から速やかに逃げることができるよう沿岸部を中心に20基の子局が設置されており、内陸部を含めた市内全ての地区をカバーするものではございません。  これを補完する手段として、有事の際には各地区の連絡員、正副幹事への防災行政無線による伝達のほか、市民の皆様には防災メール、各テレビ局やラジオ局による災害情報、インターネットによるヤフー災害情報、市の広報車による伝達など、あらゆる手段を行っていくこととしており、さらには、平成31年度からは、携帯利用者向けの緊急速報メール、これ、エリアメールといいますが、携帯をお持ちの多くの方が緊急地震速報が入ると思いますが、そういうエリアメールを使って市独自の緊急的な災害、避難情報など、碧南市域に対して発信してまいりたいと考えております。自動的に、こちらから強制的に携帯のほうに入れるというやり方をしていきたいと思っております。  これら複数による伝達方法で市域全域をカバーできるものと考えておりまして、現在、新たに同報無線を設置する考えはございません。 343 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 344 ◆議長(沓名 宏) 2番。 345 ◆2番(岡本守正) 複数の伝達方法で、市民に緊急地震速報、津波警戒、災害避難情報などを発信するということは大変いいことだと思います。それで、防災メール、現在ではどれぐらい加入されているか。  また、ラジオ、携帯電話、スマホなどを手元に持っていない人もあるわけです。こういう場合は、やはり聞くことができません。津波や矢作川沿川沿いの棚尾地区、日進地区、鷲塚地域、津波が遡上します。先ほどの映像の中で、あれは鷲塚の水源公園の同報無線であります。同じ矢作川沿いの棚尾地区、日進地区にあるのが当然だと私は考えております。  これについてお答えください。 346 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 347 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 348 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、防災メールの加入件数ですが、平成30年12月末現在の状況では、加入件数1万1,671件、加入率は16.0%となっており、引き続き、さらなる加入促進を図ってまいります。  質問者が言われる同報無線については、先ほどお答えしたとおり、新たに設置する考えはございません。今後とも、あらゆる通信伝達手段を総合的に判断し、対応してまいります。 349 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 350 ◆議長(沓名 宏) 2番。 351 ◆2番(岡本守正) 同報無線は、市町村のページを見ますと、これはやっぱり必要だと。もちろん総合的ないろんな伝達方法、これは大いにやらなくてはならないというふうに思いますけれども、やはりお隣の高浜市と比べても少ないということになりますと、持ち合わせていない携帯だとか、そういうところの人たちもちゃんと伝達できるようにしていきたいということで、これを引き続き、追求をしてまいります。
     次に移ります。  (2)蜆川の堤防の補強は進みましたが、河口の可動水門の要望を強めていくことについてお伺いします。  蜆川から伏見屋樋門までの距離は2キロあります。津波が蜆川を遡上し、樋門まででとまります。これが長い蜆川ですね。  次々と津波が押し寄せて、樋門付近の蜆川堤防を乗り越える可能性が大きい。蜆川河口、権現橋前方に可動水門をつくるように県に強い要望を上げてください。  これについてお答えください。 352 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 353 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 354 ◆建設部長(中村正典) この件につきましては、昨年の6月議会のときにも御質問いただいておりますが、碧南市としては、まず、愛知県が策定した第3次地震対策アクションプランに基づく伏見屋樋門、並びに右岸堤防の耐震化の要望を行っているところでございます。  現在は、整備水準を超える災害につきましては愛知県全体での検討が必要と考えられます。碧南市においても、まだこの整備水準に達していない施設がたくさん残っている現状では、まずは第3次地震対策アクションプランを優先的に促進すべきと考えておりまして、蜆川河口水門の設置につきましては、現段階で愛知県に対して要望する考えはございません。 355 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 356 ◆議長(沓名 宏) 2番。 357 ◆2番(岡本守正) やはりほかの新川だとか、堀川だとか、そういうところですが、いわゆる河口付近に水門があるわけです。そこで食いとめるということですね。多分県のほうも第4次の地震対策アクションプラン、こういうのが出るというふうに思います。  だから、引き続き、県に強い要望を出していただきたいということで、これについてお答えください。 358 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 359 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 360 ◆建設部長(中村正典) 県内におきましては、高浜川もそうですが、河口にまだ水門のない河川は多くございます。蜆川におきましては、伏見屋水門より下流は水門がないことを前提に堤防の耐震化を進めている状況でございます。したがいまして、現段階で水門設置を要望する考えはございません。  また、第4次地震対策アクションプラン策定時において、愛知県全体として検討されるようであれば要望してまいりたいと考えております。 361 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 362 ◆議長(沓名 宏) 2番。 363 ◆2番(岡本守正) 今すぐは要望しないというわけですけれども、やはり緊急、きのうの新聞にも、東北のほうですけど出ておりました。やはり本当に心配になってきておりますので、4次には絶対にアクションプラン、地震対策アクションプランについて載せるように頑張っていただきたいというふうに思います。  次に移ってまいります。  (3)高浜川水門の排水ポンプを早期に設置するよう県に申し入れについてです。既に高浜水門の排水ポンプは以前から申し入れがされております。  これがですね、今ちょうど耐震の工事が進められております。今のところ、どこまで進められているのかお答えください。 364 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 365 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 366 ◆建設部長(中村正典) 碧南市は、油ヶ淵及び高浜川を含めた関係河川の早期改修を円滑に推進し、事業の進行を図り、もって関係地域の発展に寄与することを目的とする油ヶ淵改修促進期成同盟会、これの構成市でございます。  碧南市は、この中で会長市であり、国、県に対して要望活動を行っているところでございます。流域河川の改修事業や津波、高潮対策事業、河川環境整備事業の促進を掲げておりまして、御質問の高浜川排水機場につきましては、津波、高潮対策として早期の事業化を要望しております。  事業主体である愛知県からは、第3次地震対策アクションプランに基づき、まずは高浜川水門及び新川水門の耐震化を進めるべきとしておりまして、現在、高浜川水門の耐震化事業に着手しているということでございます。  高浜川排水機場につきましては、引き続き愛知県に対し早期事業化の要望活動を継続し、国のほうにも予算の増額要望をしてまいります。 367 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 368 ◆議長(沓名 宏) 2番。 369 ◆2番(岡本守正) 高浜川は以前からということで、その要望を実現するために国、県に対して早く実現できるようにということです。  新川の問題、ここではないんですけど、新川水門のところ、あの新川から新道のところの樋門、あそこの間、住宅がたくさんできまして、そこから落ちる水量が多いものですから、これもやはり1つの大きな課題になっておると思いますので、その辺もお願いをいたします。  これについてお答えください。 370 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 371 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 372 ◆建設部長(中村正典) 宅地化に伴いまして、雨量の排水の水量もふえていくということで、この新川につきましては、油ヶ淵を経由して高浜川につながっているということで、最終的には高浜川排水機場が整備されなければ解消はしないということでございますので、高浜川排水機場につきましては、要望活動を引き続きやっていきたいというふうに思っております。 373 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 374 ◆議長(沓名 宏) 2番。 375 ◆2番(岡本守正) 油ヶ淵改修促進期成同盟が今年度、31年度ですかね、碧南市長が会長をされるのではないかと思いますので、これについて市長にもしっかりと実現できるように言っておきます。  件名2、霞浦公園、緑町地内の公園予定地について。  (1)第5次碧南市総合計画実施計画書に記載されている霞浦公園実施設計委託と工事費2,470万円計上されております。  これがその予定地の写真です。  この内訳と予定されている工事内容の詳細についてお答えください。 376 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 377 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 378 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 2,470万円の内訳でございますが、公園整備にかかわる実施設計の委託料が770万円、公園整備工事費が1,700万円でございます。  また、平成31年度に予定しておる工事の内容でございますが、敷地造成と給排水設備、電線管等の地下埋設物、また休憩施設等を予定しております。 379 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 380 ◆議長(沓名 宏) 2番。 381 ◆2番(岡本守正) 霞浦公園の整備は、平成31年、32年の2年間になっておるわけですけれども、32年は3,397万9,000円ということで上物工事になると思いますが、お隣に保育園があります。そこでお母さんたちの声を、写真を撮りにいったときにお聞きしました。  その中、公園はすぐお隣が保育園だということがあって、園児が保育園に行き帰りのときに遊ぶということがあります。これでたくさんの子供さんたちが遊べることができるような公園にしてほしいという声が非常に大きかったのです。  これらについてお答えください。 382 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 383 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 384 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 平成32年度は、事業費、工事費として約3,400万円を予定しております。内容は、園路、広場、便所、遊具、植栽、照明、外構等の整備を予定しております。  また、遊具等の詳細な計画でございますが、これにつきましては、平成31年度に実施する予定でございます地元でのワークショップで決定してまいりますので、現在のところ、未定でございます。 385 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 386 ◆議長(沓名 宏) 2番。 387 ◆2番(岡本守正) ワークショップに出てみえる方々は、比較的大人の人がたくさんみえるわけでして、どうしても大人の意見が強くなってしまいます。あそこで遊ぶ公園利用者は、本当に子供さんからお年寄りまで含めて利用されるというふうに思いますので、その点をワークショップの中で加味されていただきますようお願いをしておきます。  それで、現在、霞浦公園予定地は、保育園の送迎の駐車場になっております。お隣のちびっこ広場とその周辺と、いわゆる駐車場が一緒になってしまうような感じでありますので、公園整備と駐車場の入れかえのタイミングの問題なんかはどのようにされていくのかをお答えください。 388 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 389 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 390 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 御指摘のとおり、現在、整備予定地は日進保育園の駐車場となっております。公園整備の際には、南側に近接しておりますちびっこ広場、こちらを新たな駐車場として活用し、現在の駐車場の代替とする計画をしているところでございます。  駐車場機能の移転のタイミングにつきましては、保育園側に支障が生じないよう関係部署間で調整を図ってまいります。 391 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 392 ◆議長(沓名 宏) 2番。 393 ◆2番(岡本守正) ちびっこ広場とその周辺の駐車場予定地、これに対してタイミングをうまく合わせていくということですけれども、私がちょっと目測だけで見ますと、ちびっこ広場とその周辺の駐車場になる代替地を見てみますと、今の駐車場で使ってみえるところと、やっぱり今使ってみえるところのほうがずっと面積が広いような感じがしますけれども、その辺などはどうされるのかちょっとお聞きしたいと思います。 394 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 395 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 396 ◆開発水道部長(黒田敏裕) その辺の関係に関しましては、駐車場の機能の広さ的な面に関しましては、関係機関と調整を図って臨機に対応していきたいと思っております。 397 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 398 ◆議長(沓名 宏) 2番。 399 ◆2番(岡本守正) ほれでは、(2)緑町公園予定地の整備計画についてお伺いをしていきます。  この緑町公園、ずっと前から言っておったんですけど、ようやく碧南市総合計画の実施計画の中の、平成33年度の緑町公園実施設計委託が載ってきました。この公園用地は本当に期待をされておったんですけど、一時、市の残土だとか、そういうのの置き場になってから、ちょっと今整備されてはいないんですけど、草を刈ったりなんかして、ちゃんと遊べる状態にはなっておるんですけど、それが皆さんがちょっと離れてしまったということでありますけれども、公園整備事業の中で工事費が2,538万4,000円、これがついております。  これは3年ということですけれども、霞浦公園計画が順調に進んでいくと思いますけれども、緑町公園予定地も、そうなりますと順調に前進をしていくのではないかというふうに思います。  まず、お答えください。 400 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 401 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 402 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 緑町公園の整備予定でございますが、霞浦公園を平成31年度と平成32年度に整備いたしまして、その後の平成33年度から整備する計画としております。 403 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 404 ◆議長(沓名 宏) 2番。 405 ◆2番(岡本守正) 霞浦公園の事業において、県補助の充当が予定されておると思います。これについて、緑町公園についても同様に県補助金の充当を見込んでおられるのかどうか、その辺、両方ともお答えください。 406 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 407 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 408 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 霞浦公園と同様に、緑町公園におきましても県に対し30%の補助金を要望いたしまして、事業を行っていきたいと考えております。 409 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 410 ◆議長(沓名 宏) 2番。 411 ◆2番(岡本守正) 30%ということでございますけれども、これを必ず補助金を充当できるような、そういうことで霞浦公園と緑町公園予定地が順調に進んでいくようにお願いをいたします。  それでは、件名3に移ります。  これは、碧南スケートボードパーク、これについて午前中の方も質問されておって、かぶっておる部分もありますけれども、私の質問として答えてください。  碧南市総合計画実施計画書の新規で、碧南スケートボードパーク整備事業を、写真をちょっとお願いします。  事業費6,500万円が計上されております。ここが場所になっておって、もう既に余り人が来ない、忘れられた親水公園じゃないな、親水地ということですね。ほとんど誰も来ていないという、ほったらかしになっておるところでございますけれども、事業内容は、港南緑地の既存の施設を活用してスケートボード場を整備するというのが出てきました。緑地の活性化、交流人口の増加を図るとしております。  この緑地の利用方法の詳細についてお答えください。 412 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 413 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 414 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 碧南スケートボードパークの整備事業費6,500万円の主な内容でございますが、コンクリートセッション、照明灯、転落防止柵などスケートボード場本体の整備費に約6,000万円、その他防犯カメラや案内板看板の設置、樹木の剪定等に対しまして500万円を予定しているところでございます。 415 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 416 ◆議長(沓名 宏) 2番。 417 ◆2番(岡本守正) 済みません。防犯カメラ、一番問題は、私どもが考えておりましたのは、いわゆる防犯です。スケートボードそのものについて反対するものではなくて、こういうことを進めたいという要望がありましたので請願書を以前出したわけですけど、私らが最初考えておったのは、臨海公園でした。しかし、整備予定地は一番端っこですので、どう見てもやっぱり人が全くいないということで、こういうところに防犯カメラとか、そういうのがないと安全・安心の、これはまちづくりじゃないけど公園づくりということになりません。
     そういう形で防犯カメラの設置という形をとられるようですけれども、これについて、これまで親水広場という形で話を聞いておると、スケートボードパークで楽しむ人だけになっていきそうな感じですので、豊かな森林地帯を利用して子供たちも楽しめるアスレチックなどの広場をつくって、碧南の海辺、いわゆる明石公園、そして水族館、臨海公園、さらにはスケートボードパークとつながるような、子供も大人も楽しめる、そういう場所にし、これには豊かな森林地帯をアスレチック広場にするということがいいのではないかというふうに思いますので、これについてお答えください。 418 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 419 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 420 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 港南緑地の東側の緑地の活用につきましては、現在、具体的な計画はございませんが、まずは、スケートボードパークの整備後の利用状況等を踏まえ、さまざまな御意見を参考に、本緑地の活用について検討してまいりたいと考えております。 421 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 422 ◆議長(沓名 宏) 2番。 423 ◆2番(岡本守正) 先ほどの霞浦公園なんかは、皆さんの意見を聞いていくということですけれども、これについて、先にスケートボードパークをつくっちゃって、後から追加というような形でどういうふうに市民の皆さんの声を集められていくのかお聞きします。 424 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 425 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 426 ◆開発水道部長(黒田敏裕) このスケートボードパークの作成に当たりましては、スポーツ関連に精通した方々だとか、碧南スポーツクラブの方々だとか、いろんな多種多様な意見を取り入れ、皆さんの意見を反映した形で進めていくということでございます。      (発言する者あり) 427 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 428 ◆議長(沓名 宏) 2番。 429 ◆2番(岡本守正) スケートボードパークが突然と出てきておるわけですので、市民の幅広い声を聞いたという、そういう状況ではないと思います。今以上にこういう幅広い市民の声を聞いて、いわゆる明石公園からスケートボード広場までの人の流れをやはりつくっていけるような、そういう幅広い皆さんの声を聞いていただくということで、ちょっと先ほど言われたけど、つくってからそういう意見を聞いていくのか、それとも、それ、つくりながら聞いていくのかお答えください。 430 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 431 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 432 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 多種多様なスポーツ関連の方々の意見も踏まえて、いろんな意見を反映しながらつくっていきたいと思っております。      (発言する者あり) 433 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 434 ◆議長(沓名 宏) 2番。 435 ◆2番(岡本守正) 私は思いますけれども、せっかくまず6,500万円の予算をかけるというようなことで、これからも本当にスケートボードパークだけだと本当に限られた人の利用になってしまいますので、本当に幅広い人たちの意見を聞きながらいい公園にしていきたいというふうに思います。これで私の質問を終わります。 436 ◆議長(沓名 宏) 以上で、岡本守正議員の総括質疑を終わります。  次に、祢宜田拓治議員の総括質疑を許します。 437 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 438 ◆議長(沓名 宏) 15番。 439 ◆15番(祢宜田拓治) こんにちは。新政会の祢宜田拓治でございます。議長のお許しがありましたので、申出書に従って、一問一答で、今回2件の総括質疑をさせていただきます。執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。  まず、件名1としまして、子供の健全育成についてをお伺いします。  小さいころ、私の家の隣に住んでいた自分より3歳ぐらい小さい男の子が、毎朝、学校に行きたくないと言って大きな声で泣いておりました。お母さんに強く手を引っ張られて、いやいやながら学校に行っていました。しかし、しばらくしますと平気の平左で、近所の小さい子供と一緒に学校へ登校していました。  私は学校に行くのがうれしくて、みんなと遊ぶのが楽しくて、学校に行くのを渋る彼の気持ちが全くわかりませんでした。学校では、芋踏みとか、天下大名武士町人とか、机の上でのビー玉とか、消しゴム争い争奪ゲームとか、勉強どころでなかったような気がします。  中学校では多少勉強せんといかんかなというプレッシャーもかかりましたが、お気楽に過ごしたと思います。対応がちょっとおかしいという、そういう先生、教科の先生にクラス全員で立ち向かうこともありました。また、生徒同士のけんかもままありました。  しかし、誰かをいじめるということはありませんでした。障害を持った同級生もいましたが、その子をはばにするとか、いじめるということはありませんで、むしろみんなでかばうようなことをしていたように思います。多分皆さんも同じような感じの小中時代ではなかったかと思います。  でも、今はどうでしょう。勉強しなさい、宿題しなさいとやかましく言われることは大きくは変わっていないかもしれませんが、学校に楽しさや居場所を感じられない子やそのために学校に行けない子、行きたくない子が多くなったのではないでしょうか。  今回、不登校、いじめ、虐待をるるお聞きしていきますが、まず、(1)不登校についてをお伺いします。  ここどこ3年ぐらいの不登校の状況や傾向等を、小中学校別でお願いします。 440 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 441 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 442 ◆教育長(生田弘幸) 市内の不登校児童生徒の推移を3年間、小中学校別に言います。  平成28年度、小学校12名、中学校62名、計74名。平成29年度末、小学校16名、中学校55名、計71名。平成30年度は1月末までで、小学生12名、中学生52名、計64名でございます。  不登校の出現率は、平成30年1月末は、小学校0.36%、中学校2.14%であり、全国の数値と比較すると低い状態と言えます。全国では、小学校が0.5%、中学校が3.2%であります。碧南市では、ここ数年、少しずつですが減少しています。 443 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 444 ◆議長(沓名 宏) 15番。 445 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  2017年度、これ、平成29年度ですけど、の統計としまして、文科省の発表によりますと、この平成29年度が全国で13万8,722人と過去今まで最も多かったようであります。しかし、2017年度に初めて14万人に達して過去最多を更新し、ここどこ5年連続の増加ということでありました。これ、2001年度の全国児童生徒数が1,128万8,831人で、2017年度は982万851人と146万人が減少している中で、約5,000人ぐらいがふえたと、率としては急上昇ということのようです。現在は、2019年の今は、推して知るべしだと思います。  そんな中で、本市は全国の数値に比べて低い状態であって、市内では横ばいかやや減少ということをお聞きしました。すばらしいと思います。でも、小中合わせて70人くらいが不登校ということです。  その原因は何なのかということで、次に、イ、不登校の理由についてをお伺いします。  情報手段の多様化の時代のせいか、余計な情報、誹謗中傷で簡単に人を傷つけることができるようになりましたし、中には、健康上あるいは身体上の理由があるかもしれません。実際に不登校になった児童生徒の理由がわかればお示しください。 446 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 447 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 448 ◆教育長(生田弘幸) 不登校の理由にはさまざまなものがあります。周囲との人間関係がうまくつくれず集団生活になじめない、学習への不適応、家庭の教育力の欠如から来る生活リズムの乱れ、無気力、中には、特に理由が思い当たらないようなケースもあります。 449 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 450 ◆議長(沓名 宏) 15番。 451 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  個人の資質や家庭環境や学業や、また複合的なものがあって、特定、限定は大変難しいと思います。  平成29年度の会派の視察で、広島県呉市に小中一貫教育の取り組みについて視察してまいりました。その視察の際に、いわゆる中1ギャップ、中1の壁という言葉を耳にし、初めて中学校の1年生のときにそういう問題があって、そこでスムーズになじめず、また変化や学業についていけない子がいて、これがいじめや不登校の原因になっていることを知りました。呉市では、中学校の先生が小学校に出向いて一部の教科を教えるということを行って、数学が難しいようでしたけど、この中1の壁をつくらないように工夫されていました。  そこで、次に、ウ、中1の壁についてお尋ねします。  多感な思春期を迎え、人間関係や学業面で小学校から中学校へのスムーズな移行ができず、また、他人への思いやりがつい欠けてしまう場合もあると思います。そんなとき、いじめやそれによる不登校の発生が危惧されます。  本市では、この不登校の原因にもなり得る中1の壁への対策は何かされていますか。お答えください。 452 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 453 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 454 ◆教育長(生田弘幸) いわゆる中1ギャップは、中学校入学より生活パターンが大きく変化することによって起きます。そこで、各校において小学校高学年から担任間で授業の交換を積極的に行い、教科担任制になじみやすくするようにしています。  外国語、英語科についても、既に小学校から取り組んで入れており、中学校に向け段階的に移行が進められるようになっています。  部活動については、基本的に朝部活を実施しないこと、休みの日を計画的に入れ休養を十分取り入れるなどの配慮をしています。  学習面で細やかに見ることができるよう中1は35人学級で編成しています。加えて、市予算による非常勤講師の加配により少人数での授業を実施することで、学習面でのつまずきに配慮しています。 455 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 456 ◆議長(沓名 宏) 15番。 457 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  中1ギャップによるトラブルや不登校が発生しないように対応いただいているようであります。ありがとうございます。  では、次に、エ、不登校の対策と改善状況をお伺いします。  不登校といいましても、親が学校にあえて行かせないケースもあり、まさに子供の健全な発達や育成に大いに支障が出ることが危惧される場合もあると聞いております。個々さまざまな理由があって、対策といっても一様ではなく、強権力がないことから解決は簡単ではないと思います。  大変学校も苦労されていると思いますが、不登校にならないように、また、学校に来られなくなってしまった子たちへの対策、取り組み、働きかけを教えてください。 458 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 459 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 460 ◆教育長(生田弘幸) 不登校児童生徒については、本当に大きくは変化していません。全国的には、生徒数が減っているのにもかかわらず増加傾向にある中、ふえていないのは各校における対応の成果とも言えます。  対策として、全く登校できないような状況にある児童生徒については、適応指導教室ほっぷ倶楽部の指導につなげています。少人数による集団指導として、学級への復帰を目指しています。  また、ハートフレンドを活用し、一緒に遊んだり、たわいのない話をしたりしながら児童生徒の気持ちをほぐすことで、前向きになれるよう働きかけています。  各学校にある相談室では、生徒の状態に応じて過ごし方を変えながら対応し、学級復帰を目指しています。また、短時間登校や夕方登校、保健室登校、校長室登校、昇降口登校といったさまざまな形で、児童生徒とのかかわりを持ちながら指導を進めています。  また、新たな1人を出さないことを共通理解し、心配な児童生徒に対して早期対応するようにしています。スクールカウンセラーを全校に配置し、児童生徒、保護者にカウンセリングすることで心の安定につながるようにしています。 461 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 462 ◆議長(沓名 宏) 15番。 463 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  いろいろ工夫を凝らして不登校が発生しないように、また学級復帰を図ろうとしていただき、心強く思います。生きる力をつけてくれる学校に行けないというのは大変もったいないと思います。  では、次に、(2)いじめについてをお伺いします。  まず、ア、いじめの現状と実態把握についてでありますが、なかなか実態把握は難しいのではと思いますが、世間を騒がせているいじめ問題が、総じて何か問題や事件が発生してから取り沙汰されるのが常のようで、先生や学校、親も含めて常時アンテナを張り、異常電波をキャッチする必要があると思っております。  そこで、いじめについての実態把握は何か行っているんでしょうか。また、いじめとされる行為はつかんでいるのか教えてください。 464 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 465 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 466 ◆教育長(生田弘幸) いじめとして報告があった件数なんですが、平成28年度末では、小学校18件、中学校50件、計68件、平成29年度末では、小学校16件、中学校17件、計33件、平成30年1月末では、小学校15件、中学校10件、小中学校合わせて25件ということで、平成28年度に比べて件数は減少していますが、件数の多い、少ないよりも、学校がどう対応するかを重視しています。  件数が少なくても、日ごろから児童生徒と接する中で見守る姿勢を大切にしています。いじめの実態把握のために各校において、時期はそれぞれですが、年に2回程度、いじめに関するアンケートを実施しています。本当にいじめられている子はアンケートに書きにくいため、全員家庭に持ち帰らせ、封筒に入れて、担任に提出させている学校もあります。  アンケートの後、必ず児童生徒が担任と2者懇談する時間を確保しています。アンケート内容に基づき、心配な記述があれば話題に乗せ、必要な対策を進めます。また、ここでは、いじめだけでなく相談したいことを担任に話すこともできます。  なお、このアンケートは、重大事態が発生した際に備えるため、3年間、全員分を保管しています。 467 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 468 ◆議長(沓名 宏) 15番。 469 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、イ、いじめの対策、改善状況についてお伺いします。  本市に限らず、全国的な大きな問題でありますので、対策といってもちょこらちょいとできる対策があるとは思いませんが、何か工夫を凝らしていることがありましたら教えてください。 470 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 471 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 472 ◆教育長(生田弘幸) いじめ対策として、道徳の時間や行事、学級活動、部活動、全校集会等のさまざまな場面で、豊かな心と人間性を育むことを各学校で教育目標として掲げています。  また、折に触れて、いじめは絶対に許されない行為であること、いじめられた子を学校、先生が全力で守ることを伝えています。  いじめ対策委員会を定期的に開き、委員の方々から意見をいただき、いじめ防止、いじめ対策を生かしています。職員会議でも児童生徒の情報交換を行っています。教員が児童生徒の小さな変化に気づけるかどうかも1つのポイントですので、若手の教員が多くなっている現状から、教員研修にも力を入れています。
    473 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 474 ◆議長(沓名 宏) 15番。 475 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(3)虐待についてをお伺いします。  5番議員と微妙にかぶるところがあるかもしれませんが、フレッシュな御答弁でお願いします。  新聞やテレビで、親等による子供への虐待の事件をよく目にし、耳にします。全国的な件数を調べてみますと、平成19年は4万639件あったようです。そして、平成29年度は13万3,778件と3倍以上に増加しているとのことです。  最悪の事例では、子供が亡くなります。つい最近にもありました。私は、その加害者である親にも、同じ目に合わせてやればいいといつも思います。床に叩きつけて殺した者には同じ目に遭わせればいいと思いますし、食事を与えずに餓死させた者には同じ目に遭わせればいいと思います。  これはあくまで私個人が心の中で思うことです。目には目をでやれば、いたいけな、自分を守ってくれると信じている子供を、逆に、その親みずから理不尽に虐待で死なせることはうんと減るのでは、虐待防止になるのではと思います。  学校で親等による虐待についてアンケートや調査などをすることによって、少しでも悲惨な事件が減ればと思います。  そこで、ア、親等による虐待の現状と実態把握についてお伺いします。 476 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 477 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 478 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず初めに、虐待の現状というところで、平成29年度の虐待などに関します相談件数でございますけれども、全体としては76件でございました。内訳としましては、身体的虐待34件、ネグレクト32件、性的虐待2件、心理的虐待8件となっております。  また、刈谷児童相談センターが対応した虐待の相談件数は27件となっておりまして、増加傾向にあるという状況でございます。  虐待を把握する経路としましては、市民などからの通報もありますけれども、多くは幼稚園、保育園、小学校や中学校からの連絡でございます。児童生徒の生活の場である各機関の先生方が児童とのかかわりの中で、わずかな変化や異変、言動から危険を察知しまして、いち早く家庭児童相談室に情報提供や相談としてつなげていただいております。  次に多いのは、保健センターや医療機関です。予防接種や定期健診受診時に虐待やネグレクトなどの疑いを把握した場合は、家庭児童相談室に連絡をいただくことになっております。  早期発見、早期着手、こまやかな支援を実現するため、各関係機関が常に危機意識を持って連携を図っているという状況でございます。 479 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 480 ◆議長(沓名 宏) 15番。 481 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁に、虐待を把握する経路として通報もあるけど、多くは幼稚園、保育園、小学校、中学校からの連絡ですと、また、児童の生活の場である各機関の先生方が、児童とのかかわりの中でわずかな変化や異変、言動から危険を察知し、いち早く家庭児童相談室に情報提供や相談としてつなげていますとありまして、先生方が注意を払っていただいて早期の発見に努めていただいていることがわかりましたが、その方法の1つとして、子供へのアンケートは行っているんでしょうか。 482 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 483 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 484 ◆教育長(生田弘幸) 小中学校において、いじめに関するアンケートを行っていますが、虐待についてのアンケートは行っていません。毎日の日記でのやりとりはあります。  今後、いじめに関するアンケートにおいて、困り事を記入する欄を設けて対応していきたいなと考えております。 485 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 486 ◆議長(沓名 宏) 15番。 487 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  今後、いじめに関するアンケートにおいて、困り事を記入する欄を設けて対応していきたいという御答弁をいただきました。先ほど申し上げた悲惨な例も、このアンケートで多少見えて、公になったと聞いております。ぜひよろしくお願いします。  次に、イ、児童相談所との連携についてお伺いします。  テレビでよく児童相談所の所長等が、虐待事件が、あるいは悲惨な事件があった後に、もっと連携を密に、適切に対処していればよかったとか、こちらとしてはでき得る限りのことはしたんですがとか苦しい弁明をしたり、頭を下げたりするのを見ます。  そこで、本市の場合は、虐待事案については刈谷児童相談所が管轄だと思いますが、本市の職員配置を含め、どのくらいの頻度で打ち合わせやら事案審査を行っているのか、連携状況等を教えてください。 488 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 489 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 490 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 現在、児童虐待につきましては、こども課が所管します家庭児童相談室が対応しております。非常勤特別職の家庭児童相談員2名、臨時職員の家庭児童支援員2名、非常勤特別職の母子・父子自立支援員1名と、こども課の職員が児童虐待の対応及び家庭支援に当たっております。  また、刈谷児童相談センターの碧南担当は1名でございます。児童福祉士だけではなく、児童心理士の経験もあり、平成29年度より碧南市のみを担当しております。  日ごろより碧南市を所管いたします刈谷児童相談センター職員とは、情報共有と対応時の支援方法の指導及び助言を求め、効果的な支援につなげられるよう心がけております。  また、こども課、それから学校教育課、健康課、児童相談センター、警察の直接虐待の対応や支援に当たる立場にある職員が集まる実務担当者会を月1回開催しまして、それぞれが持つ情報の交換や支援の方向性を検討しております。  とりわけ問題が多い家庭につきましては単独のケース会議を開催しまして、今後の具体的な支援方法についての検討をし、対応に当たっております。  特に緊急性の高い事案や危険性が高い事案につきましては、いち早い支援につなげるために児童相談センターと市の協働は欠かせませんので、児童相談センター職員に市の職員も同行しまして家庭訪問や聞き取り調査などを行っております。  そのほか、碧南市におきましては、碧南市要保護児童対策協議会を初め、児童や子育てに関する会議の構成メンバーなどとも意見交換の機会を持つように努めているところでございます。  以上のように、児童相談センターや特に警察との連携体制を平成17年度よりいち早く取り入れ、虐待防止や効果的な支援につなげているところでございます。  以上です。 491 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 492 ◆議長(沓名 宏) 15番。 493 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁に、児童相談センターや警察との連携体制を平成17年度よりいち早く取り入れて、虐待防止や効率的な支援を行っているとのことで、大変うれしく思います。ありがとうございます。  虐待事案について、関係各位が集まって状況の確認や解決策の検討を重ね、審議されているということで、次に、ウ、改善に向けての対策と改善状況についてをお伺いします。 494 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 495 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 496 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 現在、先ほど申しました児童相談センターや警察など関係機関との情報共有、連携をしっかり図っているところでございまして、今後もその体制は維持をしていきたいというふうに考えております。  児童や家庭への支援は、おおむね児童が18歳になるまで続きます。比較的頻繁に家庭訪問が続く場合もありますし、学校等での生活の様子を確認する場合や、数ヵ月に1回家庭訪問する程度となる場合もあります。  支援方法や頻度は、あくまでも個々のそれぞれの状態によります。ということで、対応としてはケース・バイ・ケースでの対応となりますので、画一的な業務改善というのはありませんけれども、子供たちの安全を第一に考え、行動させていただいております。  今後の対応についてですけれども、政府は虐待防止のための体制強化プランを議論する中で、2022年度までに子ども家庭総合支援拠点を全国の市町村に設置する方針を決めたとの報道がありましたので、今後は、その国の動向を注視してまいりたいというふうに考えております。 497 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 498 ◆議長(沓名 宏) 15番。 499 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁に、国は子ども家庭総合支援拠点を全国の市町村に設置する方針を決めたとのことであります。ぜひ早急な職員配置と児童虐待の改善並びに未然防止の拠点整備とその充実をよろしくお願いいたします。  先日の新聞に、親の体罰を法律で禁止することを検討とありました。ごらんになった方もいると思いますが、親による体罰禁止を児童福祉法と児童虐待防止法に明記できるかの検討に入って、監護や教育のため子供を懲らしめるという民法に規定されております懲戒権との関係整理を進めるとのことでありました。  この新聞では、千葉県野田市の女児が死亡した事件を踏まえて、虐待の根絶に取り組むと書いてありました。今までも多くの虐待事件、死亡事件がありましたが、今回の千葉県の事件は余りにも児童相談所の対応が不適切過ぎることや、死亡した女児の無念さをおもんぱかってやっと重い腰を上げた感があります。もっと早くしろよと思うのは私だけではないと思います。  そこで、エ、改善に向けての国の動向をお伺いします。  また、近年、頻繁に虐待事件があることから、虐待の把握や当事者への対応、虐待を受けている子供へのケア等に対しまして、国から市や教育委員会に政令あるいは省令で指導等が出ていてしかるべきだと思うんですが、そういった通知等はありますか。お示しください。 500 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 501 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 502 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、国からの指導ですとか通知はございませんけれども、国の今の動向としましては、全国の児童相談所で2019年度から2022年度の4年間で、児童福祉司などを約2,890人増員し、そのうち来年度は全国で約1,070人を採用し、体制強化を図るとしています。  また、児童福祉法の改正案では、体制強化のため全ての児童相談所に弁護士と医師、保健師の配置を盛り込むことなどが検討をされているところでございます。 503 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 504 ◆議長(沓名 宏) 15番。 505 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  国も改善に向けて体制強化を目指して、児童相談所のスタッフの充実を図ろうとしているという御答弁で、これも大変よいことだとうれしく思います。  市に対して何か指導や依頼は来ていないでしょうか。 506 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 507 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 508 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 国からは、児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検といたしまして、県を通じて学校、幼稚園、保育園に対し、平成31年2月1日から14日までで一度も登校等をしていない児童生徒、園児について面談を行い、安全確認を行うことが通知がされております。現在、その確認作業を行っている最中でございます。  以上です。 509 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 510 ◆議長(沓名 宏) 15番。 511 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。よろしくお願いします。  次に、(4)入学時学校説明会についてをお伺いしたいと思います。  ア、外国人への説明についてですが、先日、子供を幼稚園、保育園に通わせていた外国籍の保護者から、園では細かく、詳しく、いろいろ園についてのことを教えてくれたけど、就学時の説明会では余りよくわからなくて、人数も多いせいか、言葉もよくわからないせいか、細かく聞くことができなかったので困ったということを耳にしました。  いろいろ工夫を凝らして、多国籍の外国人に対してその言語での説明をされているとは思いますが、どのような工夫や対処をされているかお答えください。 512 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 513 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 514 ◆教育長(生田弘幸) 入学時学校説明会には、外国人協力者の方に前もって依頼し、通訳をお願いしています。学校間の調整は、外国人教育担当者会で行っています。外国籍の保護者の方は、別室にて通訳を挟んで説明をしています。多言語の場合は、複数の通訳を入れています。  平成30年度中にグローバル通信端末ポケトークをことし2月に4校に配置しました。入学時説明会では使用しておりませんが、既に急な連絡や生徒との2者懇談、諸連絡に活用されています。まだ通訳の精度が十分でないとの声がありますが、頻繁に使われる定型文についてはポケトーク内に登録できるので、外国人協力者が来校された際に確認してもらい、児童生徒や家庭に正確に伝えられるようにしています。 515 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 516 ◆議長(沓名 宏) 15番。 517 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  例えば学校への持ち物には名前を書くこととか、雑巾を持っていくということとか、学校には宿題があるということとか、給食のこととか、弁当が必要なときもあって、忙しい場合はコンビニの弁当等、あるいはおにぎりでもいいとか、起立、礼の仕方や、席を立つときには椅子をしまうとか、答えるときには挙手をするとか、掃除の仕方といったもろもろの私たちでは常識で、あうんの呼吸でできることに対する詳しい説明を望んでいる外国人の保護者がいると伺っております。保育園や幼稚園から就学する児童の保護者は、ママ友たちからの情報伝達があるようですが、そうでない方は全くわからないようです。  また、学芸会や父親学級など、日曜日に父兄や子供がそろって出るような場合、よく意義や内容を説明しても、せりふのある役をお願いしても当日欠席して、家族でどこかへ行ったりする家庭もあると担任経験のある先生がこぼしていました。  このような保護者に対してのプレスクールなどを開催して、より深く理解していただき、トラブルを未然に防いではと思いますが、いかがでしょうか。 518 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 519 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 520 ◆教育長(生田弘幸) 保護者に対するプレスクールについてですが、現在は実施を考えておりません。  しかしながら、日本人には当たり前の習慣や、学校生活や集団生活における細かな決まり事は、入学後に日本の児童と同じように1つずつ丁寧に教えていきます。  また、保護者には、各校に日本語教育の担当がいますので、通訳やポケトークを活用しながら担任と連携し、保護者の不安、心配に対応していきたいと考えております。 521 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 522 ◆議長(沓名 宏) 15番。 523 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  外国児童を担任された先達の先生が必要だと痛感したと、プレスクールが必要だと言ってみえますので、現場の声に耳を傾けるという意味で、ぜひ検討をしていただきたいと思います。子供自身のために、それと、何が何だかよくわからない親に対してきめ細かい説明をお願いします。
     件名1では、子供の健全育成について質問させていただきましたが、ぜひ市、あるいは教育委員会と力を合わせて、また関係各位と力を合わせて健全育成、よろしくお願い申し上げます。  では、次に、件名2、代かき水の流出軽減についてに移らせていただきます。  まず、件名2の(1)現状についてでありまして、皆さん御存じのとおり、毎年、田植えの時期になりますと、田んぼの代かきにより油ヶ淵が白濁した水でいっぱいになりまして、それが新川などに流れて、川の水が白く濁ります。  私も、毎年のこの白濁の水の流入を何とかならないかと心を痛めていた1人であります。何度も農務課や経済環境部のところに行きまして、エリアごとに田んぼを借りて、そこに白濁した水を貯留し、沈殿させてから上水を放流することはできないか、そうすると白濁した水が油ヶ淵に流れ込まないのではということを提案してまいりましたが、今回、施政方針で、この問題を解決するという方針を伺い、また予算もつけていただいたようですので、本当にありがたい、うれしいと思いました。  そこで、改めて代かきの水の流入の現状やどのような手段で軽減するのか、タイムスケジュールといったことをお聞きしたいと思いましたので、よろしくお願いします。  まず、現状はということで、代かきの時期や今までの代かきの方法を初め、油ヶ淵への代かきの水の流入といいますか、流出状況で、その圏域、面積、白濁水の推定流量、白濁がおさまるに要する期間等々、わかれば教えてください。 524 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 525 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 526 ◆副市長(松井高善) 代かきの方法といたしましては、4月下旬から5月中旬ごろに行われる通常の田植え前に行う代かきと、これに対しまして、直まき栽培を行う水田で1月下旬から2月下旬ごろに行われる冬季代かきの2種類がございます。  愛知県の調査によりますと、碧南、安城、高浜、西尾の4市にかかわる油ヶ淵流域の水田の面積は、全体で約2,600ヘクタール、このうち約1,400ヘクタールにおいて代かきが実施をされているということでございます。  過去に県が実施をいたしました油ヶ淵の濁りの実態把握調査によりますと、濁り水、濁水の流量は不明でございますけれども、代かき期や降雨時に濁度、濁り度が高く、この結果、透視度は低くなるわけでございますけれども、特に、冬季代かき実施後の2月中旬から3月上旬の間と通常の代かきが行われる4月下旬から5月中旬の間、この2つの期間が1年間のうちで濁度、濁り度が最も高くなるという結果が出ております。  また、代かきによりまして水田から流出します土粒子、これは粒径が1マイクロメートル以下の細かい土粒子が多くて、一度流出いたしますと2週間程度は沈降しない、沈まないということで、濁りが長期化するという原因となっております。  実際に調査は行われておりませんが、濁りにより透視度が低い状態が長期化することによりまして、湖内におきます植物プランクトンの生産力の低下、魚類、底生生物を初めとする生態系のバランスに影響を及ぼすことが懸念をされております。  以上です。 527 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 528 ◆議長(沓名 宏) 15番。 529 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(2)流出軽減の手法についてをお伺いします。  まず、ア、具体的な手法はということで、私は、今までの代かきのイメージしかなくて、水を張ってから土を耕すと、そりゃあ、濁るわなあと思っており、どのような段取りでするのかわかりませんでした。  予算の概要に乾田直まき栽培とありますが、予定されている手法を詳しくお示しください。また、作業量や経費面でのメリットがあるかどうかも教えてください。補助金も出るようですが、直まきするための機械の導入は必要なのかも教えてください。 530 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 531 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 532 ◆副市長(松井高善) 御質問にございました乾田直まき栽培は、代かきを行って、水を入れた水田に稲苗を植える、いわゆる通常の田植えではなくて、冬季代かきを行って乾燥させた後に、乾いた田んぼに溝を掘って、直接種をまいて水稲を栽培するという方法でございます。  代かき水の流出軽減の手法といたしましては、冬季の代かきのかわりに鎮圧整地を行うことで代かきをせずに水稲栽培を行う乾燥直まきの推進と、冬季代かき時の土壌の沈殿を促進するために塩化カリウムの使用を推進する方法、2つの方法を予定しております。  直まき栽培を行うことで、田植え前の育苗作業が不要となります。作業の省力化につながるほか、通常の田植え作業と時期を分散することによりまして効率的な労働分配によるコストの削減が期待ができるものでございます。  直まき栽培には、水田作を主体とする営農者のうち、もう数軒の方が既に取り組んでみえますが、鎮圧整地を行うためには、鎮圧するための鎮圧ローラーやロータリー等の新たな機械の導入が必要になる場合もございます。  この鎮圧整地の機械導入につきましては、愛知県と油ヶ淵の流域市で構成をする代かき水流出軽減コンソーシアムというものを通じまして補助を実施していくという予定をいたしております。 533 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 534 ◆議長(沓名 宏) 15番。 535 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁にありました、代かき水流出軽減コンソーシアムという団体はどういったものか、もう少し詳しく説明願います。  また、そこを通じて補助を実施するということですが、どのような補助内容でしょうか。 536 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 537 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 538 ◆副市長(松井高善) 代かき水流出軽減コンソーシアムは、油ヶ淵に流入をする河川流域の水田における代かき濁水の流出軽減対策を目的としまして、今年度新たに設立をされた協議会でございます。  愛知県の農業経営課が事務局を務めまして、西三河農林水産事務所農業改良普及課及び油ヶ淵流域の碧南、安城、西尾、高浜、4市の農業を所管する農業所管課で構成をされております。  コンソーシアムの主な事業といたしましては、油ヶ淵流域の水田におきまして代かきを行わない鎮圧整地による直まき栽培を行うために必要な機械の導入をする際に、機械導入にかかる事業費の3分の2の助成を行っております。  以上です。 539 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 540 ◆議長(沓名 宏) 15番。 541 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  今説明いただきました直まきの手法は、ほかの市で既に実施されている手法なんでしょうか。  そこで、イ、他市等での実績を教えてください。 542 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 543 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 544 ◆副市長(松井高善) 先ほどもお答えをいたしておりますが、水稲の直まき栽培につきましては、既に市内でも取り組まれておりまして、JAにより栽培暦もつくられております。鎮圧整地につきましても、市内の営農者の方で、ことしの作付分から試験的に取り組まれている方がいると伺っております。  油ヶ淵流域の近隣市を見てみますと、安城市が既に鎮圧整地による直まき栽培と、先ほど申し上げた塩化カリウムの使用に対する補助を実施いたしておりまして、今年度の実績におきまして市内約2,000ヘクタールの水稲作付のうちの、鎮圧整地によるものが約601ヘクタール、塩化カリウムの使用が約34ヘクタールあったと伺っております。  以上です。 545 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 546 ◆議長(沓名 宏) 15番。 547 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  油ヶ淵流域以外でも、近隣で実施されている実績はありますか。 548 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 549 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 550 ◆副市長(松井高善) お尋ねの油ヶ淵流域以外でございますが、刈谷市において環境に配慮をした農業の推進と境川及び衣浦港への濁水の流出対策といたしまして、今年度から安城市と同様の補助事業を実施いたしております。  今年度につきましては、市内の水稲作付面積約643ヘクタールのうち、約107ヘクタールで鎮圧方式による直まき栽培が実施をされたと伺っております。  以上です。 551 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 552 ◆議長(沓名 宏) 15番。 553 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、この手法での米づくりにつきまして、実際に広域で営農していただくオペさんはどのように思っておられるか心配であります。  そこで、ウ、営農さんとのコンセンサスはとれているかどうかお答えください。 554 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 555 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 556 ◆副市長(松井高善) 代かき水の流出軽減につきましては、愛知県やJAとも連携をいたしておりまして、営農者の皆さんにも御理解をいただくように努めております。  また、直まき栽培につきましては、圃場条件によって適、不適はございますが、営農者の中にも作業の分散、省力化の手段として、手法として、もう既に取り組まれている方もみえます。  来年度からの実施を予定いたしております新たな補助事業につきましても、制度設計に当たりましてはJA愛知中央営農部会の皆さんからの御意見を伺っております。  今後の事業の実施につきましては、愛知県、JAを初めとする関係機関の方々とも連携をして進めてまいります。  以上です。 557 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 558 ◆議長(沓名 宏) 15番。 559 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(3)タイムスケジュールについてをお伺いします。  まず、ア、平成31年度の予定はどうでしょうか。どんな段取りで、どのエリア、範囲で行う予定か教えてください。 560 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 561 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 562 ◆副市長(松井高善) 平成31年産の米の作付におきましては、乾田直まきを実施する水田につきましては、水田の鎮圧、冬季代かき等の作業がもう始まっているところでございます。乾田直まきを実施するエリア、面積につきましては、営農者の皆さんが圃場の条件、御自身の作業スケジュール等を考慮して個々に決めてみえます。  直まき栽培には、圃場の適、不適だけではなくて、通常の田植えと時期を分散させることによる作業の効率化の側面もございますので、全域で乾田直まき栽培を実施するということでございませんので、御承知いただきたいと思います。  以上です。 563 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 564 ◆議長(沓名 宏) 15番。 565 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、イとしまして、次年度以降のタイムスケジュールをお示しください。 566 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 567 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 568 ◆副市長(松井高善) 先ほどもお答えしておりますが、実施エリア、面積につきましては、個々の営農者の皆さんの御判断にお任せをしてまいります。  作業のスケジュールにつきましては、天候に左右される部分はございますが、JA愛知中央が作成する栽培暦に沿って進めていただくよう指導をしてまいります。  なお、代かき濁水流出対策等推進事業につきましては、まずは平成31年度から33年度までの、まず3年間を予定いたしております。その後につきまして、この3年間の事業効果、営農者の方々の意見等を確認しながら検討してまいります。  以上です。 569 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 570 ◆議長(沓名 宏) 15番。 571 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(4)効果の見込みについてをお尋ねします。  知り合いの農家の方に伺ったところ、既に直まきをしているよという方もみえました。今回予定されている手法と全く同じ方法かどうかはわかりませんが、簡単だと言ってみえました。収量については聞いていませんが、ともかくオペさんだけではなく、米をつくり、油ヶ淵に水を流す方みんながこの代かき水を流さない方法でお願いしたいなと思います。  ことしの5月はどうでしょうか。代かきの時期の油ヶ淵、新川に白濁した水ができるだけ少ないように、また流れないように、私は大いに期待します。  執行部としましては、この新規事業の効果をどのように予想されているかお答えください。 572 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 573 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 574 ◆副市長(松井高善) 具体的な濁水の流入量につきましては、算定は困難でございます。事業の実施によりまして乾田直まき栽培を行う水田がふえることで、相対的に、通常の代かきを行う面積が減ることが期待できます。  市といたしましては、代かき濁水流出対策等推進事業、この事業を推進することで、油ヶ淵流域水田、約250ヘクタールのうち、集団転作により水稲を作付しない面積も含めまして約150ヘクタール程度で代かき水流出軽減対策を行うことを目指してまいります。
     大規模な水田経営を行う営農者さんにとりまして直まき栽培の導入、拡大は、作業の効率化やコスト削減効果も期待できると思われますので、引き続き、営農者さんだけではなく、愛知県やJAなど関係機関の方々とも連携をいたしましてこの事業の推進に努めてまいりますので、御理解をよろしくお願いいたします。 575 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 576 ◆議長(沓名 宏) 15番。 577 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁にもありましたように、関係機関との連携は本当に大切、必要だと思います。この代かき水の流出軽減事業は、環境基本計画の自然環境の保全という基本目標にあります、よみがえれ油ヶ淵プロジェクト、そして水路・河川の浄化プロジェクトにも合致する大切な事業だと思います。  みんな力を合わせて、スムーズで継続的な事業推進を行っていただくことをお願いしまして、今回の総括質疑を終わらせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。 578 ◆議長(沓名 宏) 以上で、祢宜田拓治議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午後 4時 6分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 4時 20分 再開) 579 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、磯貝幸雄議員の総括質疑を許します。 580 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 581 ◆議長(沓名 宏) 22番。 582 ◆22番(磯貝幸雄) 新政会の磯貝幸雄です。議長のお許しをいただきましたので、通告の順に質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  今回の質問は、中学校の部活動について、教員の多忙化、社会のスポーツの受け入れ、また、商業チームの台頭、学校部活動の改善が求められている中、昨年、文科省の中学校運動部活動総合的なガイドラインについて研修をしてまいりましたので、碧南市の現状と今後についての質問をさせていただきます。  私は、中学校、高校は部活動「命」であり、そこには夢や希望が満ちあふれており、礼儀、チームワーク、自主性、考える力を多く学び、つらい練習、そして眠い朝練習、先輩、後輩、同級生との人間関係等、我慢という菌が心に育ち、まさしく「生きる力」を学んだ貴重な場だと信じています。中学校時代の部活の先輩、同級生、後輩とは、もう50年になっておりますが、今でも親しく交流が続いております。  ただ、部活動について、全ての人がよい思い出があるわけではありませんが、しかし、学校の授業で楽しい勉強をしている生徒ばかりでもありません。いやいや受けた授業でも、必ず社会に出てからためになると信じて先生は指導されていると信じております。部活動も義務教育の一環であり、人間形成において学校の授業と同じぐらい必要だと思っております。  これらのことを踏まえて質問を始めますが、この質問は運動部中心でありますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、件名1、(1)部活動の本市の状況について、問題点、今後の方向性を明かすためにも現状質問と参ります。幾多の議員がこれまでも質問を議会でしてまいりましたが、御容赦をお願いいたします。  ア、生徒にとって部活動の意義をお聞かせください。 583 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 584 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 585 ◆教育長(生田弘幸) 中学校学習指導要領の総則において、部活動は生徒の学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質、能力の育成に資するものとされており、教育的な意義の高い活動として位置づけられております。 586 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 587 ◆議長(沓名 宏) 22番。 588 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、部活動の学校教育における位置づけについてお聞かせをください。 589 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 590 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 591 ◆教育長(生田弘幸) 部活動は教育課程との関連が図られるよう留意して、学校教育の一環として行われるものと指導要領には位置づけられています。 592 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 593 ◆議長(沓名 宏) 22番。 594 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  次、ウ、全ての生徒に部活に入る義務がありますか。強制的に入るということですが、義務がありますか。お答えください。 595 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 596 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 597 ◆教育長(生田弘幸) 部活動は自主的、自発的な参加により行われるものとされています。しかし、教育的な価値の高い活動でありますので、保護者や生徒に対しては部活動の教育的意義について伝え、生徒の部活動への所属、活動への参加を促しています。 598 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 599 ◆議長(沓名 宏) 22番。 600 ◆22番(磯貝幸雄) 2回目ですが、教育長、参加を促すという答弁がありましたが、全員が登録しなくてもよいと考えてもよろしいのですか。お答えください。 601 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 602 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 603 ◆教育長(生田弘幸) 全ての生徒に部活動への所属を働きかけていますが、保護者と話し合い、部活動以外に授業や休日に文化的、体育的な活動を独自に行っている場合は、所属しない場合があります。 604 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 605 ◆議長(沓名 宏) 22番。 606 ◆22番(磯貝幸雄) エ、入学時の入部の選択方法をお聞かせください。 607 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 608 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 609 ◆教育長(生田弘幸) 入学後、学校生活になれた後、部活動ガイダンス、部活動見学会、体験入部とステップを踏んだ後、希望する部活動に本入部する方法をとっています。 610 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 611 ◆議長(沓名 宏) 22番。 612 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、生徒の中にはスポーツ少年団の経験者もいます。野球をやったり、卓球やったり、サッカーやったり、そういう子たちが入部のときに自分の希望のクラブに入れるのか、お聞かせをください。 613 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 614 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 615 ◆教育長(生田弘幸) ガイダンスや見学、体験において生徒が登録したい種目を、希望人数や活動場所といったさまざまな視点で考えられるような場を設定し、本登録の際には、本人が希望する種目に入部できるよう配慮しています。 616 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 617 ◆議長(沓名 宏) 22番。 618 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、オ、1週間のうちに2日の休みをとるということになっておりますが、そのほかで休みがとらなければならないところがあれば、お聞かせをください。 619 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 620 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 621 ◆教育長(生田弘幸) 昨日、市内小中学校に通知した碧南市小中学校部活動の指導運営方針においては、週当たり2日、平日に1日と週末のいずれか1日以上の休養日を設けるとしてあります。  これは、夏休み等の長期休業中においても同様の基準で休養日を設定することとしています。また、夏休みの学校行事を持たない期間と年末年始は休養日としています。 622 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 623 ◆議長(沓名 宏) 22番。 624 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、試験週間はどのようになっているのか、また、部活動の出席簿というものなどはつくられておるのか、お聞かせをください。 625 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 626 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 627 ◆教育長(生田弘幸) 試験週間の1週間は、原則部活動は実施していません。また、部活動出席簿については、顧問の裁量によってさまざまな手法で生徒の参加状況や健康状態をチェックしています。 628 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 629 ◆議長(沓名 宏) 22番。 630 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、カ、冬、夏の活動時間をお聞かせください。 631 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 632 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 633 ◆教育長(生田弘幸) 日没には帰宅できるよう各校、季節に応じて部活動の終了時刻を設定しています。中学校においては、冬の時期は授業後の部活動が実施できないため、校長の判断のもと、始業前に部活動を実施しています。  また、市の方針では、平日の活動を2時間以内、休日の活動を三、四時間程度とするとしています。 634 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 635 ◆議長(沓名 宏) 22番。 636 ◆22番(磯貝幸雄) 冬の時間、夏の時間の、多分そう長くないと思うんですが、これ、平均活動時間というところでちょっとお聞きしたいと思うんですが。 637 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 638 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 639 ◆教育長(生田弘幸) 平日、夏場は約2時間程度、冬は1時間程度となります。 640 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 641 ◆議長(沓名 宏) 22番。 642 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、キです。生徒に部活動に対してのアンケート調査を実施されたことはありますか。お答えをください。 643 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 644 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 645 ◆教育長(生田弘幸) 昨年、中学2年生とその保護者を対象にアンケート調査を実施しました。その調査を通して、部活動の時間以外に運動したいと思っている生徒が約6割いることがわかりました。また、保護者の約6割が条件次第で、部活動の時間以外に運動させる機会があれば通わせたいと考えていることもわかりました。 646 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 647 ◆議長(沓名 宏) 22番。 648 ◆22番(磯貝幸雄) 今、平均冬が1時間で、夏が2時間ということなんですが、なかなか競技によっては準備したりとか、着がえたりとかすると、1時間の練習時間でほぼ、例えばもうあと15分しかないとか、20分しかないとか、そんなような状況でもあると思っています。平日の時間が、活動時間が短いということで汗を流すことも余り多くなくて、集中力や体力を養うこともできにくいという状況を感じました。今の運営では、部活動の意義を達成するのは少し難しいのかなと感じました。  次に、(2)部活動顧問についてお尋ねします。  ア、全教員はどこかの顧問に義務づけられているのかをお聞かせください。 649 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 650 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 651 ◆教育長(生田弘幸) 基本的に非常勤の教員や管理職の教員以外の中学校教員は、学校教育の一環である部活動の教育的な価値を理解して、部活動の顧問を担っております。 652 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 653 ◆議長(沓名 宏) 22番。 654 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、イです。顧問の部活動に対しての給付金についてお聞きします。  (ア)毎月の顧問に対しての給付金はどのようになっているのかお聞きします。
    655 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 656 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 657 ◆教育長(生田弘幸) 平日に行う部活動に対する手当はありません。休日の部活動に対する手当として、教員特殊業務手当というものがあります。 658 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 659 ◆議長(沓名 宏) 22番。 660 ◆22番(磯貝幸雄) 平日の手当がないのは、私も教育の一環として行われているので理解ができます。ただ、休日の特殊業務手当という部分でいくと、少し安いのかなと思っております。  次に、(イ)土曜、日曜日の活動日と大会引率の対応と保険はどのようになっているのか、お聞かせください。 661 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 662 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 663 ◆教育長(生田弘幸) 土日の活動や大会引率に対しての教員特殊業務手当は、4時間以上で3,600円支給されます。また、子供のけがに対する保険としては、全生徒が加入している日本スポーツ振興センターで対応することができます。 664 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 665 ◆議長(沓名 宏) 22番。 666 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、教育委員会主催と社会体育の大会の対応の差はありますか。お答えください。 667 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 668 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 669 ◆教育長(生田弘幸) 特殊業務手当についての取り扱いの差はありません。中小体連主催の大会については勤務日に位置づけ、教員特殊業務手当を支給するのではなく、旅費が支給されるケースもあります。 670 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 671 ◆議長(沓名 宏) 22番。 672 ◆22番(磯貝幸雄) ちょっとその辺が、待遇が余りよくないなと思っております。  次に、ウです。最近、顧問、コーチのパワハラ、セクハラ等の事件がテレビでも話題になっておりますが、本市の状況をお聞かせください。 673 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 674 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 675 ◆教育長(生田弘幸) 部活動に限らず、学校教育において体罰は禁止されており、教員に対して周知徹底されているところであります。今回作成した碧南市小中学校部活動の指導運営方針においても、体罰については絶対にしてはならないと記述しております。  碧南市において、近年、部活動における教師の体罰行為が大きな問題となったことはありません。 676 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 677 ◆議長(沓名 宏) 22番。 678 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  次に、エ、教員からの部活動に対するアンケート調査はしたことありますか。お答えください。 679 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 680 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 681 ◆教育長(生田弘幸) 昨年、中学校の教員に対して、運動部活動の運営に関する調査を実施しました。本調査を通して、今後の部活動の運営に対するさまざまな貴重な意見を聞くことができました。 682 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 683 ◆議長(沓名 宏) 22番。 684 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  このところで、これは全員の教師の方が思っているということではないんですが、私が少し聞いたところでは、部活動顧問は教員のボランティアで成り立っているとの声を聞きます。これについて教育長はどのような感想をお持ちですか。お答えください。 685 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 686 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 687 ◆教育長(生田弘幸) 平日や教員特殊業務手当が支給される部活動は勤務と考えられますが、休日での活動の中には、ボランティア的な要素も多分に含んでいる部分はあります。  しかし、教員の多くは部活動に教育的な意義や効果を感じて取り組んでいるものと捉えております。 688 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 689 ◆議長(沓名 宏) 22番。 690 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  やっぱり先ほどからの部活動の意義とか教育の位置づけとか、そういう部分からすると、部活動も、これも本当に学校の教育の大きな一環だとも思います。ですので、これは教師の皆さんにも、大変ですが、しっかりとこの部分のことも生徒の指導というところで本当によろしくお願いしたいと思います。  ただ、今言った休日の出勤とか、大会引率とか、そういうときの、少しこれは県のほうがやることなので、市がお金出すわけでもないので難しいとは思いますが、ちょっとそういうところの改善は必要かなと思っております。  次に、オ、生徒からの、顧問が出席できないときに練習が休みになるということがあると聞きましたけど、この生徒だけでは練習をしてはいけないのかをお聞きします。 691 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 692 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 693 ◆教育長(生田弘幸) 顧問不在で活動は、安全管理上、不可能です。しかし、多くの部活動で顧問を複数人置いていますので、どちらかの顧問が会議や出張などで不在になったときでも、部活動が行える体制をとっております。 694 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 695 ◆議長(沓名 宏) 22番。 696 ◆22番(磯貝幸雄) 顧問の不在のときに、生徒同士で練習計画を進めたり、先輩の指導を受けたりすることが自主性や指導力を養うことにつながると思うんですね。  たまには、顧問の方がみえなくても、自分たちで自主的に練習を行うというようなことも、体験も必要だと思うんですね。ただ、これが職員室にもどこも学校に先生がいないような状況では難しいとは思うんですが、顧問の先生が職員室におられるならいいと思うんですが、お答えください。 697 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 698 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 699 ◆教育長(生田弘幸) 生徒の自主性を育てていくことは大切なことであります。しかし、それは教員が活動の安全を保障し、生徒の発達段階に応じた計画的な指導の中で育成すべきことではありますので、顧問不在での活動は自主性の育成につながるものではないと考えます。 700 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 701 ◆議長(沓名 宏) 22番。 702 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  ちょっとここのところが安全性を重視するのか、自主性を重視するのかという部分の中で、少し意見がちょっと違うかなと思いますが。  次に、カ、先ほども出ましたが、部活動の種目を体験も経験もしたことのない顧問になっていることについて、どのような対策、また指導をされていますか。お聞かせをください。 703 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 704 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 705 ◆教育長(生田弘幸) 部活動外部講師による技術指導の補助を受けたり、県教育委員会主催の研修会に参加したりなどして、顧問が技術指導ができるよう研修を積んで対応しています。 706 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 707 ◆議長(沓名 宏) 22番。 708 ◆22番(磯貝幸雄) このことについては、また(3)でもお聞きしますので、よろしくお願いいたします。  次に、(3)部活動の現状について問題点についてお聞きをいたします。  ア、部活動全員登録の義務について、先ほどちょっと義務というよりも、多少入らなくてもいいというのか、入らない方もみえるということでしたが、基本的には全員が部活動に入ってもらうというのが学校の方針だと思っていますが、(ア)入部しても活動しない部員に対しての初期対応をどのようにされていますか。お聞きします。 709 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 710 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 711 ◆教育長(生田弘幸) 活動に参加できない理由や生徒の個性に配慮して対応を考えます。その際は、保護者との連携を大切にして、意欲喚起や他の部活動へ登録変更等、柔軟な対応をとるようにしています。 712 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 713 ◆議長(沓名 宏) 22番。 714 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、これはちょっと昔から、私たちの部活やっているころから結構あったと思うんですが、義務であるのに、決められているのに、昔から幽霊部員とか、帰宅組とか存在するということについてお答えをください。 715 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 716 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 717 ◆教育長(生田弘幸) 部活動に参加できない生徒の中には、授業後、家庭において部活動以外の体育的、文化的な活動に取り組むため参加できない者もいます。このような場合は、ある程度部活動に参加できないことを認めるケースもあります。  しかし、特段の理由なく部活動に参加できない生徒については、保護者との連携を大切にして、生徒が部活動に参加できる状態をつくれるようさまざまなアプローチで指導を進めています。 718 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 719 ◆議長(沓名 宏) 22番。 720 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、(ウ)、部活動の意義と位置づけが生徒、家庭に正確に伝わっていないのではないかと思うのですが、お答えをください。 721 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 722 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 723 ◆教育長(生田弘幸) 保護者に対しては、入学説明会やPTA総会のときに説明をしたり、生徒に対しては、部活動ガイダンスなどで説明したりしています。  今後さらに、部活動の教育的意義や位置づけについてしっかりと伝える努力をしていきたいと考えています。 724 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 725 ◆議長(沓名 宏) 22番。 726 ◆22番(磯貝幸雄) 説明の経緯とか一生懸命努力されて説明されているというのは理解をいたしました。義務教育の一環でもあり、人間形成の重要な役割を占める部活動です。授業と同じぐらい大切だと思いますので、しっかりと家庭や生徒にも伝えていただきたいと思います。  (エ)教員試験や採用試験を受験する方々には、部活動の意義、位置づけなどが理解されているのかお聞きいたします。 727 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 728 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 729 ◆教育長(生田弘幸) 愛知県の教員採用試験においては、第1次試験において教職教養に関する試験が行われており、そこでは学習指導要領についての理解も問われておりますので、部活動の意義、位置づけを理解しているものと判断します。 730 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 731 ◆議長(沓名 宏) 22番。 732 ◆22番(磯貝幸雄) 指導をする側がしっかりとした理念を持っていないと生徒に伝わらないのかなと思っておりますので、しっかりと御指導をお願いしたいと思います。  次に、(オ)現在の学習指導要領第1章総則第4の2の運動部活動については、生徒の自主性、自発的な参加により行われると明記されております。この文言から義務化との整合性はどのように考えるのかお聞かせください。 733 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 734 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 735 ◆教育長(生田弘幸) 部活動は生徒の学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、教育的な意義の高い活動であります。そこで学校としては、生徒と保護者にその意義を伝え、全員の生徒が自主的、自発的に部活動への所属がなされるよう勧めているところであります。 736 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。
    737 ◆議長(沓名 宏) 22番。 738 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  この文言、私も何回か読み直してみたところ、私が意味が合っておるのかちょっとわかりませんが、この自主性、自発的という発言、これが書いてあるわけですが、これは入った部員が、例えば自主的に、自発的に行動しなさいというような意味もあるのかなということで理解をいたします。  それでは、イ、技術指導についてです。現在の指導は、顧問が基本的には行っていると思いますが、顧問が種目未経験では、研修を受けても簡単にできるものではありません。強いチーム、優秀な選手を育てるのが部活動の趣旨ではありません。  ただ、多くのオリンピック選手、そしてプロスポーツ選手の基本は部活動で築いたと言っても過言ではありません。せめて基本技術の習得ぐらいは部活動で身につけたいものであります。  そこで、(ア)部活動の意義として、スポーツの専門的技術や知識を身につける、スポーツを楽しむ能力や態度を育てる、また、技術力の向上やスポーツの普及、発信、発展に重要な役割を果たすことが、種目経験のない顧問ではなかなか目的が達成できないのではないかと思うのですが、お答えをください。 739 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 740 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 741 ◆教育長(生田弘幸) 種目経験のない顧問であっても、県の研修や自主的な研修を積むことでスポーツに親しむ能力や態度、競技力向上、スポーツの普及、発展といった役割を果たすことができます。  また、碧南市では、中学校部活動外部講師委嘱事業を実施しており、現在、58名の外部講師が登録され、技術指導の補助を担っていただいております。この事業によって、種目経験のない顧問は生徒に対する技術指導の補助を受けるだけでなく、顧問自身の技術指導に関する研修を積むことができる環境が整っております。 742 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 743 ◆議長(沓名 宏) 22番。 744 ◆22番(磯貝幸雄) 少し重なったような質問になっておりまして申しわけありませんでした。  ただ、部活動の外部講師委嘱事業につきましては、当初、剣道、柔道、新体操の3種目で行われておりましたが、13年前に私の議会での提案を受けていただき、種目拡大をしていただきました。  今、講師謝礼金はどのようになっておりますか。お聞かせをください。 745 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 746 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 747 ◆教育長(生田弘幸) 謝礼金については、1回1,500円でお願いしています。 748 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 749 ◆議長(沓名 宏) 22番。 750 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  次に、(イ)平成29年度から国で制度化されました運動部部活動指導者制度の本市での取り組み、検討はどのようになっていますか。お答えをください。 751 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 752 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 753 ◆教育長(生田弘幸) 国でこうした制度がなされる前から、外部講師の事業は市単独でやっておるところもありますが、この外部講師と違い、国の方の外部講師の事業とは違い、市では実施しております。  この指導員は、大会の引率をしたり、生徒指導に関する対応をしたり、事故が発生した場合の現場対応を行ったりもします。これらの役割には、生徒と学校生活を長くともにすることで生徒一人一人の個性を把握できている顧問でなければ対応できない部分もあると考えます。  そこで、指導員を導入することで学校現場においてさまざまな問題が生じると考えられます。今後、近隣市の動向も注視する中、導入については慎重に検討していきたいと考えております。 754 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 755 ◆議長(沓名 宏) 22番。 756 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  私も、この件は、昨年、文科省のほうへ行きまして、勉強、研修させていただきまして、これを読んだときに、今、先生が発表されたのと同じ気持ちでおります。ですので、なかなかこれを導入するのは非常に難しいかなと思うんですが、ただ、私の中で1つ提案があるのは、先ほども言われたように、教員以外の方でなかなかできないというのが本当にこの内容だと思っています。ですが、できましたら職員のOB、教員のOBの方々ならできると思うんですが、この辺の活用というのか、OBの方々にこういう制度を担っていただくようなことは考えられませんか。お答えください。 757 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 758 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 759 ◆教育長(生田弘幸) 退職した教員は、現在、再任用等で仕事を続けていますので、部活動の指導にかかわることが難しい状況のほうが多いと考えます。  しかし、将来的な指導員の候補としては適材だと考えますので、導入の際には検討していきたいと考えます。 760 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 761 ◆議長(沓名 宏) 22番。 762 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。また、今後検討をしっかりしていただけるとありがたいなと思います。  (4)部活動の改革プランについてお聞きいたします。  (1)、(2)、(3)から出てきました問題点と文科省で上げられている改革プランも含めてお聞きいたします。  ア、少子化による部員の減少で、学校単位での大会に出ていけないような状況になっていると思いますことがこれからも少子化によって起こるのかなと思っています。隣接校との合同部活動が全国でも行われると聞きましたが、本市での現状はどのようになっておるのかお聞きします。 763 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 764 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 765 ◆教育長(生田弘幸) これまでもサッカー部やバスケット部、吹奏楽部、2校が合同で大会に参加しています。今後も少子化や生徒の希望によって単独で大会に参加できない運動部活動がふえてくることが予想されます。  その際には、活動の条件が整えられるかどうかを検討し、可能と判断されれば、合同での大会参加や練習が行えるよう柔軟に対応していきたいと考えます。 766 ◆議長(沓名 宏) 済みません。質疑中ですが、本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。済みません。 767 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 768 ◆議長(沓名 宏) 22番。 769 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  それで、なかなか平日に合同でやるというのは時間もないということで無理だと思うんですが、土曜日か日曜日、どっちからの祭日で合同練習は可能だと思います。  しかし、合同練習をして市内の大会とか、社会体育の中で出ていくのは可能だと思うんですが、中体連の、例えば西三大会とか県大会とか、そういう部分のところにもこの合同チームで出られるのかをお聞かせ……。もし、それでそういう規約がありましたら少し教えていただけるとありがたいなと思います。 770 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 771 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 772 ◆教育長(生田弘幸) 中小体連の大会においても合同チームの参加は認められています。規定については各種目によって細かくありますが、原則として、単独校で人数が満たず参加できない場合のみ、合同チームでの参加が認められています。これは、複数校での選抜チームの出場がないようにするための規定であります。 773 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 774 ◆議長(沓名 宏) 22番。 775 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、イ、学校部活動の縮小、そしてまた廃止ということで、地域の民間との移行をどう考えているのか。ただ、廃止といっても、多分学校で国で決められている義務教育の中で行われているの、こんな廃止ということは多分無理な話だと思うんですが、ただ、いろいろと教員の多忙化、いろんな部分の中で、それも1つ形を変えたやり方かなと1つは思うので、これも1つ、今の状況の中で教育長の考えをお聞きいたします。 776 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 777 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 778 ◆教育長(生田弘幸) 学習指導要領に学校教育の一環として行われるものと位置づけられている以上、廃止することは考えられません。部活動を地域や民間へ移行した際には、生徒の家庭に対する金銭的な負担がふえることも予想され、教育の機会均等が崩れることも懸念されます。  しかし、社会体育との連携を今後さらに深めていくことは大切だと考えております。 779 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 780 ◆議長(沓名 宏) 22番。 781 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  少年クラブの躍進とか、総合型スポーツクラブ等の環境とか、スポーツの環境は大分変わっています。  当初、総合型スポーツクラブができ上がるときによくお話が出ていたのが、将来、学校の部活動がそちらの総合型スポーツクラブに移行するというような狙いも確かにあったのかと、私はそのころ勉強させていただいてあった、この辺でいくと半田の成岩中学さんがクラブに移行をして、学校部活動を一時とめたというような事例もあると聞いています。  そのときに問題が出たのが、やっぱり中学校の単位で出ないと大会に、そういう中体連の試合に出られませんよというような問題点が出まして、また部活動に戻したというような経緯も、私もそのころ総合型の勉強をさせていただいたので、そういう情報も得ております。  ですので、なかなか受け皿というのがとても難しいし、それから、一番いいのはやっぱり部活動と、先ほど言われた地域とのしっかりと連携をとってやっていくのが一番いいのかなと思っております。  次に、ウ、31年度の新規事業の内容についてお聞かせ願います。この質問は、先ほどからもう何度も出ております。重複いたしますので、簡単にと思ったんですが、もうこれ、割愛させていただきます。ありがとうございます。  それで、最後に、エネルギーが発散できない子供やもっと夢や希望に向かって子供たちが一生懸命やることに関しては、この事業はとても朗報だと思うんですね。やる気のある子、やりたい子がやれる場所がある、強制じゃなくて、それ、そういう場所をつくってあげるというのは非常にいいことかなと思っています。  今回は、教師の多忙化の側面からではなく、子供の育成の側面からの質問となっております。私のスローガンは、人づくりがまちづくり、それが私の目指すところです。御丁寧な御答弁ありがとうございました。これで質問を終わります。ありがとうございました。 782 ◆議長(沓名 宏) 以上で、磯貝幸雄議員の総括質疑を終わります。  これにて本日の総括質疑を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 783 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  再開は明3月1日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 59分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成31年2月28日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  小 池 友妃子                     議 員  林 田   要 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...