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  1. 碧南市議会 2018-12-06
    2018-12-06 平成30年第6回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2018-12-06 : 平成30年第6回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、平成30年第6回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開会をいたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) これより市長の招集挨拶を行います。 4 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 5 ◆議長(沓名 宏) 市長。 6 ◆市長(禰宜田政信) 皆さん、おはようございます。  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日、ここに平成30年第6回碧南市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、諸般御多用の中、御参会いただき、ただいま議長宣言のとおり、ここに本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼を申し上げます。  さて、10月21日日曜日には、大浜てらまちウォーキングが開催されました。第19回目のことしは、大浜中区と犬山市の乱杭渡り人形の共演もございまして、また天候にも恵まれまして、約2万6,000人もの方に御来場いただきました。  また、11月11日日曜日に開催いたしました市民ふれあいフェスティバルもすばらしい秋晴れに恵まれまして、市内外より約3万5,000人の方々に来場をしていただきまして、大いに盛り上がりました。  両イベントとも、御協力いただきましたボランティアを初めとした関係各位の皆様、お出かけいただきました皆様に心から感謝を申し上げる次第でございます。今後もより一層碧南市が盛り上がるため、御理解、御協力をお願い申し上げます。  さらに、現在、藤井達吉現代美術館では、「愉しきかな!人生─老当益壮(老いてますます盛ん)の画人たち」が12月16日日曜日まで開催をされております。毎日多くの皆様の御観覧をいただいております。著名な画家には長寿の方が多く、90歳を過ぎても旺盛な創作活動を行った作家は少なくありません。約14名の著名な作家の御長寿に焦点を当てた作品を集めた企画展となっております。まだごらんをいただいていない方は、ぜひお忘れなく美術館に足を運んでいただきたいと思います。  本定例会は、諮問議案1件、条例議案7件、補正予算議案5件、その他議案7件でございます。  諮問議案は、人権擁護委員候補者の推薦についてでございます。  条例議案は、人事院勧告により市職員の給与を改めるための職員の給与に関する条例の一部を改正する条例などでございます。
     その他議案では、市民活動センターの指定管理者の指定についてなどであります。  以上、慎重に御審議の上、速やかに御議決賜りますようお願いを申し上げまして、招集の挨拶といたします。ありがとうございました。 7 ◆議長(沓名 宏) ただいま招集挨拶が終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 8 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において1番磯貝明彦議員及び17番杉浦哲也議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 9 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期については、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 10 ◆17番(杉浦哲也) 議長、17番。 11 ◆議長(沓名 宏) 議会運営委員会委員長。 12 ◆議会運営委員会委員長(杉浦哲也) おはようございます。  今期定例会の会期につきましては、去る11月27日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日から12月21日までの16日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等については、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 13 ◆議長(沓名 宏) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から12月21日までの16日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。      (「異議なし」という者あり) 14 ◆議長(沓名 宏) 御異議なしと認めます。  よって、会期は16日間と決定をいたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 15 ◆議長(沓名 宏) この際、諸般の報告をいたします。  本日までに請願が2件提出され、これを受理しましたので、請願文書表をお手元に配付いたしました。  この請願については、会議規則第132条第1項の規定により、議長において、請願文書表記載のとおり、所管の総務文教委員会及び福祉健康委員会に付託をいたしました。付託を受けた委員会は速やかに審査をし、その結果の報告を議長までお願いいたします。  次に、会計事務について御報告いたします。  平成30年度定期監査報告書1件、平成30年度財政援助団体監査報告書1件並びに平成30年度8月分から10月分までの一般会計、特別会計、水道事業会計及び病院事業会計例月出納検査報告書3件が監査委員から議長宛てに提出され、議会図書室にて保管をしておりますので、随時ごらん願います。  報告事項は以上であります。 ───────────────────・・─────────────────── 16 ◆議長(沓名 宏) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  新美交陽議員の一般質問を許します。 17 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 18 ◆議長(沓名 宏) 16番。 19 ◆16番(新美交陽) 皆さん、おはようございます。  私、初めて1番ということで、抽選器をがらがら回しましたら本当に1番の球が出てきまして、初めての経験でございまして、大変喜んでおります。そういうこともありまして、ぜひ執行部には、いつもにも増して誠意ある、前向きな御回答を期待するものでございます。  また、きょうは、傍聴席に大変多くの若い高校生の皆さんがお越しになっておられます。いやが上にも気持ちが高ぶるわけでございますので、しっかりと御答弁をいただきたいと思っております。  それでは、件名1、消防団のあり方についてお伺いをいたします。  各団の現状についてということでお伺いをいたします。  消防団は、昔から農家や商店主等の時間がある、余裕のある方によって構成されて維持されてきました。1970年代ごろから消防本部や、またその広域化が進み、常備消防としてのいわゆる消防署が整備され、装備や教育訓練が充実した結果、プロである消防署とボランティア性の強い消防団は、活動内容も変化しているのが現状であると思います。これが現在の消防団の立ち位置であろうかと思います。そこで現在指摘されていることは、消防団の活動内容を消火主体から火災予防、地域防災力の向上へと進む必要があるのではないかというものであります。消防本部と消防団が両輪となって多くの災害に対応するという現実は、近年の阪神大震災、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、北海道地震、本当に多くの巨大な災害が繰り返し起こる時代にあって、消防署のみではとてもその対応ができないことがますます顕著になってきていることを私たちに痛切に知らせていると言えます。  本来、消防団は地方公務員という身分でありますが、ボランティア性の強い組織であり、全ての災害の矢面に立つことはとても無理があると思っておりますが、全てを消防団員で対応できない以上、消防団を中心とした民間の防災力に頼らざるを得ないのが現状であります。これをどうしても今後も確保していかなければならないと消防庁の最近の報告書からも読み取ることができます。  平成29年のデータでは、全国の消防団員は85万人です。年々減少してきております。若年層の勤務形態の多様化もあり、かつ少子化もあり、当然であります。ほかにも団員が確保できない理由はいろいろあります。主に若い人を中心に消防団に対する意識の変化や団員のほとんどがサラリーマンであり本業との両立は難しい、また、他市へ働きに出ている等があります。当市においてもこの現状は同じであろうかと思います。  市として消防団の維持、団員の確保についていろいろ手を打っておられますが、どのように捉えているか、また現在の5団の構成員数、市内在住の有無をあわせてお答えください。 20 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 21 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 22 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 消防団の維持確保については、これまで活動手当や退職報償金の増額、入団支度金創設等の処遇改善、推薦企業に対する補助金の創設や入札における評価項目に消防団員在籍の有無を追加するなどさまざまな改善を行ってきており、団員数減少抑制に一定の効果があったと考えております。  次に、消防団の現在の各団の構成員数と市内在住の内訳ですが、団長、副団長は2人とも市内在住でございます。  第1分団は、20名のうち18名が市内在住。  第2分団は、20名のうち18名が市内在住。  第3分団は、20名のうち19名が市内在住。  第5分団は、20名のうち18名が市内在住。  第6分団は、14名のうち13名が市内在住です。  消防予備隊は、隊長が市内在住で、第1分隊は、27名のうち25名が市内在住、第2分隊は、26名のうち25名が市内在住、第3分隊は、30名のうち25名が市内在住、第5分隊は、27名全てが市内在住、第6分隊は、15名のうち10名が市内在住です。  消防団、消防予備隊合わせまして団員数222名のうち201名、90.5%が市内在住となっております。 23 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 24 ◆議長(沓名 宏) 16番。 25 ◆16番(新美交陽) 今の説明で現役の団員の市内在住者の比率が大変高いことはよくわかりました。  第1分団、第2分団、第3分団については定員を満たしておりますが、第6分団のみ14名であり、また予備隊も定員30名のところ、第6分団のみ16名であり、極端に少ない状況にありますが、この要因についてはどのように把握をされておりますか。 26 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 27 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 28 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 第6分団は、西端地区を管轄しておりまして、団員も同地区からの推薦が主となりますが、地区人口がその他の分団に比較して少ないため、それに伴い、消防団の担い手となる若年層の人口も少ない状況にあることが要因であると考えられます。 29 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 30 ◆議長(沓名 宏) 16番。 31 ◆16番(新美交陽) 次に、(2)団員の職業の現状についてお伺いいたします。  近年、消防団員になっている人たちは、先ほども触れましたが、そのほとんどがサラリーマンであります。さまざまな職業についておられる方であります。勤務地や勤務時間も違っております。その人たちが構成する消防団では、なかなか全団員が等しく全ての消防団活動に参加することが難しくなっているのが現状であると考えます。  以前は、第一次産業や個人事業主等が中心となり団を構成しておりましたが、時代の変化に伴い、また消防団を取り巻く環境も大きく変わり、従前から維持されてきた運営組織や活動形態を今後続けていくことが大変難しい状況にあると考えます。  そこで、現在の市の消防団を構成している人たちの職業はどのようになっているのか、各分団ごとに詳しくお答えください。 32 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 33 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 34 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 市では、職業については、会社経営、商店、農業、学生、市役所、会社従業者自営従業者で区分しております。  消防団の団長、副団長は会社経営でございます。第1分団は、会社経営が2名、学生1名、市役所3名、会社従業者14名。  第2分団は、会社経営2名、農業2名、市役所が3名、会社従業者12名、自営従業者1名。  第3分団は、会社経営3名、市役所が3名、会社従業者14名。  第5分団は、会社経営2名、農業1名、学生が3名、市役所3名、会社従業者11名。  第6分団は、会社経営1名、農業が1名、市役所が4名、会社従業者8名。  続きまして、消防予備隊ですが、予備隊長は会社経営です。  第1分隊は、会社経営5名、市役所が3名、会社従業者18名、自営従業者1名。  第2分隊は、会社経営5名、農業2名、市役所が5名、会社従業者11名、自営従業者3名。  第3分隊は、会社経営3名、市役所が4名、会社従業者22名、無職が1名。  第5分隊は、会社経営1名、商店1名、市役所2名、会社従業者23名。  第6分隊は、会社経営1名、商店1名、市役所が4名、会社従業者8名、自営従業者1名となっております。 35 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 36 ◆議長(沓名 宏) 16番。 37 ◆16番(新美交陽) 職業別の構成が大変よくわかりました。その中で大半を構成している会社従業者というのが市内勤務なのか市外勤務なのかについて、各分団ごとにお答えください。 38 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 39 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 40 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 会社従業者が市内勤務か市外勤務なのかをお答えします。  第1分団は、14名中市内が9名、市外が5名。  第2分団は、12名中市内が9名、市外3名。  第3分団は、14名中市内6名、市外8名。  第5分団は、11名中市内7名、市外4名。  第6分団は、8名中市内4名、市外4名。  第1分隊は、18名中市内11名、市外7名。  第2分隊は、11名中市内8人、市外3人。  第3分隊は、22名中市内14名、市外8名。  第5分隊は、23名中市内10名、市外13名。  第6分隊は、8名中市内5名、市外3名となっております。 41 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 42 ◆議長(沓名 宏) 16番。 43 ◆16番(新美交陽) 分団において、全59名中24名、分隊においては82名中34名ということで、4割から5割ぐらい、半数近い方が市外にお勤めになっておるという状況がよくわかりました。これ、なかなか実際に会社から帰って隊の活動をするということについては、かなり大変な思いをしているということが思われます。  次に、(3)町内会長による団員勧誘の現状についてお伺いいたします。  団員確保のために団員自身が自分の退団後の後任を勧誘する場合もあるでしょうが、全市で行われているのが、市の連絡員である町内会長による勧誘であることは周知のとおりであります。長年の慣習になっております。私も西端の区長時代に経験しております。実に大変な仕事であります。
     毎年この時期は、各地区の団員候補を選出しなければいけない時期であり、現在も各町内会は必死の思いで勧誘活動をしておられます。団員候補は当然若い人たちばかりであります。町内会長の仕事も、これがなければどれだけ安気かという言葉も聞いております。この勧誘はするほうだけでなく、受ける側の若い人たちも当然苦しい立場に追い込まれます。このあたりの現状は市としても当然把握をされておられると思います。  年々若い人たちは減ってきています。消防団の維持を今後も継続していかなければならないとすれば、今のままの勧誘方法は少し考えるべきではないでしょうか。  市は、最近協力してもらえる企業に報奨金を出し、団員の確保の依頼を始めました。また、数年前からは、新規で入庁する職員にも団員としての活動を義務づけております。いろんな手を打ち、確保のための努力は十分認めるものでありますが、それでも確保の大半を依存するのは町内会長であります。  この先の団の継続を見据えたとき、この長年の慣習についてどのようにお考えなのかお答えください。 44 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 45 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 46 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 消防団員の任命につきましては、自分たちの地域は自分たちで守るという原則のもと、碧南市消防団条例に、消防団員は分団区域の区及び町内会の推薦に基づくことが規定されており、これに従い、町内会に勧誘をお願いしております。  消防団勧誘に際し、例年9月ごろに地区町内会長、消防団、消防予備隊、市の三者による情報交換や消防団確保策を検討する打ち合わせ会を開催しており、その会議の中で消防団が作成した団員候補者名簿を活用して勧誘をお願いしております。  地区の方からは、勧誘の際に自分のまちの消防団員を知らないというお話もあり、毎年5月15日号の広報に各地区の消防団員の紹介チラシを折り込んだり、毎月15日号に「めざせ!!地域のヒーロー消防団」のコーナーを設け、消防団活動や消防団の姿を紹介し、消防団活動の理解を深めていただくよう周知し、入団しやすい環境づくりに努めております。  今後とも町内会、消防団と連携し、情報交換する中で、消防団員の確保に努めてまいりたいと考えております。 47 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 48 ◆議長(沓名 宏) 16番。 49 ◆16番(新美交陽) 碧南市消防団条例というのがありまして、これには、消防団員は町内会の推薦に基づくというふうに規定されているとの答弁をされました。この条例があるから町内会が集めることが当然であるともとれるようにも思われます。  答弁を聞いておりますと、私が先ほど述べたような勧誘活動をするときの町内会長の苦しみについては何も触れられておりません。長年の慣習で町内会長はこの時期、日夜大変な思いをして走り回っておられるわけでありますので、分団の地域により程度の差はあるでしょうが、また、C・Sミーティングでも、このことについての御指摘もあったと思いますが、これらの状況を少しは改善するお考えはないのでしょうか、お伺いをいたします。 50 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 51 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 52 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 全国的な傾向ではございますが、毎年消防団員のなり手が減少傾向にあり、各町内会長さんに御迷惑をおかけしていることは承知しております。  勧誘の打ち合わせ会においても、町内会に全てをお任せするのではなく、市、消防団、消防予備隊も一体となって消防団員の確保に情報を密にしていきましょうというお話をさせていただいております。具体的には、少しでも消防団に興味のある人や、この家庭には消防団の活動内容を話してほしいなどの機会があれば、積極的に消防団、消防予備隊が、また、企業防災力向上研修支援補助金の説明は防災課の職員が勧誘に同席させていただくことなどのお話をさせていただいております。  C・S地区ミーティングでいただきました御意見につきましては、勧誘チラシを修正するとか関係団体に呼びかけするなど、改善できる点については取り入れていく考えでございます。 53 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 54 ◆議長(沓名 宏) 16番。 55 ◆16番(新美交陽) 次に、(4)に移ります。  団員の待遇改善についてということであります。  現在、消防団員には各種の報酬が出されております。団員は年額3万6,500円です。分団長で年額7万3,500円、ほかには行事や訓練には手当が支給されております。団長は退職金34万4,000円、分団長31万8,000円です。  (2)でも触れましたが、団員はそれぞれ本業を持っており、その活動訓練は専ら夜や土日です。操法訓練を含めた実働時間はどれほどでしょうか。選ばれた以上は皆さん一生懸命頑張って訓練等をやってくれています。幾ら何でもボランティア性を考慮しても、この報酬では申しわけなく思います。  消防団は今後も引き続き維持をする、これが第一の命題であるという考えで、消防庁は最近、消防団員の確保方策等に関する検討会報告書を出しました。今後も発生が懸念される大災害に対応するため、団員の確保と質の向上の必要性を挙げています。自主防災組織等との連携も充実させるとも言っています。そして、活動実態に見合う適切な年額報酬や出勤手当の支給への取り組みも挙げております。  先々、国の補助金も出るかもしれませんが、今現在は、市としてできる限りの報酬の引き上げを図るべきであるのではないかと考えます。例えば月給10万円ぐらいはどうでしょうか。せめてこれぐらいの額でなければ、勧誘するほうもされるほうも気持ちよくその気になれないのではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 56 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 57 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 58 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 団員の待遇改善につきましては、訓練や火災などの出動に対する1回当たりの手当を平成28年度から従来の1,800円から3,500円に、また、平成26年度には退職報償金を全ての階級において一律5万円増額を実施しております。  議員が言われる消防団員の報酬の引き上げですが、碧南市の消防団員の報酬は、近隣市とほぼ同じような水準でございます。碧南市では比較的少ない状況でございますが、消防団員の中には、仕事の関係やいろいろな事情により訓練の参加が極端に少ない団員もいることから、今のところ消防団員確保だけのために報酬を引き上げるという考えはございません。 59 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 60 ◆議長(沓名 宏) 16番。 61 ◆16番(新美交陽) 年額3万6,500円、年額ですよ。この金額でほかに手当があるにしても、今後も同じように勧誘をしてくださいと町内会長にお願いしていくわけでありますが、ほかの方にも手伝ってもらうという話ですけれども、とてもじゃないが勧誘するほうもされるほうもたまったものじゃないんじゃないですかね。答弁に訓練の参加が極端に少ない団員もあるとありましたが、無理やりやらされているという思いもあるんじゃないですかね。  近隣と同等とのことですが、一度衣東でも協議をされたらいいと思いますが、いかがお考えかお答えください。 62 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 63 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 64 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 先ほどの答弁でもお答えしたとおり、衣東管内の各市の消防団員の年額報酬を比較した場合、碧南市の報酬金額は5市の中でも遜色ないレベルでありますが、衣東管内5市の担当者会議等もございますので、今後議題にする中で、各市の意見をお聞きしてまいりたいと考えております。 65 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 66 ◆議長(沓名 宏) 16番。 67 ◆16番(新美交陽) ぜひ衣東でも検討していただいて、少しでもいい方向に行っていただきたいと思っております。  次に、(5)「大規模災害団員」の導入についてであります。  ことしになって、消防庁より消防団員の確保方策等に関する検討会の報告書において、大規模災害時に不足する消防団員の人員確保のため、新たに導入を促進する大規模災害団員の枠組みが提示されております。大規模災害団員は、大規模災害時に限り出動するとしております。例えば、風水害で被害が広範囲に及び、避難勧告の発令や避難所開設などが必要な場合、また、地震、津波では、震度5以上で津波警報が発表されていると思いますが、碧南市ではどのような対応を考えているのかお答えください。 68 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 69 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 70 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 大規模災害団員は、大規模災害時に新たな業務の対応や人手不足となる場合に限り出動する団員のことでございます。具体的には、災害情報の収集、報告、住民への伝達、避難誘導、安否確認、避難所運営支援など、従来消防団員が行っていた消火活動、救助警戒活動などとは異なる新たな活動を担うもので、消防職員OBや防災知識等が豊富な防災士や救助、救急等の必要な技能を持つ者等が想定されると考えられます。  しかしながら、報酬手当や退職報償金などの処遇等については、まだまだ明確な基準が示されておらず、また、災害時にスムーズに活動できるよう、年数回訓練が必要なことなど制度の運用についてはまだまだ課題もあり、導入については、今後も引き続き国の考え方等を注視しながら検討する必要があると考えております。 71 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 72 ◆議長(沓名 宏) 16番。 73 ◆16番(新美交陽) 大災害時に必要となる団員ということでありますが、消防団員はその中に入らないというわけで、OBで構成をするということになると思われます。情報の収集、報告、住民への伝達、避難誘導、安否確認、避難所運営支援等を挙げられましたが、いずれも大変な業務範囲となるわけであります。  まだ国の方針が細部まで決まっていないとのことでありますが、国の検討会の資料には、報酬は消防団員より低くても可とあり、また、退職金もなしでも可とも記載されています。団員を構成するのは現役の消防団よりも年齢の高い人になるのではないかと思います。家庭も仕事も手いっぱいの年代であろうかと思います。このような人たちを団員として確保することは大変難しく、また、実際に機能させることは極めてハードルの高いものと思われますが、こういったことも団員確保のときには考慮されるのでしょうか、お伺いします。 74 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 75 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 76 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 大規模災害団員につきましては、議員御説明のとおり、国の検討会報告書の中で基本的な考え方や活動内容、処遇等が示されてはおりますが、あくまで一例とのことでありますので、今後の進展を見きわめていきたいと考えております。 77 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 78 ◆議長(沓名 宏) 16番。 79 ◆16番(新美交陽) 消防団員のことについていろいろ伺ってまいりました。いろいろお答えいただきまして、勧誘するほうも勧誘されるほうも大変な思いをしてやっておるわけであります。こういう、今後はぜひともお互いのそれぞれの皆さんが何とか少しでも楽になるような、そういうことに関して市はひとつしっかりと努力をしていっていただきたいというふうに思っております。  この質問を終わります。  それでは、件名2に移ります。  件名2、教員の勤務状況についてということをお伺いいたします。  (1)教員の勤務実態についてをお伺いいたします。  近年、教員の長時間労働の全国の実態が明らかになり、大変な驚きを感じたものであります。教員だけではなく、最近はブラックであるという表現で劣悪な労働環境にある職場がやり玉に上げられていることも周知のとおりであります。  最近、私の知人で小学校の教員、安城の教員です、に話を聞く機会がありました。そこで聞いた実情は大変なものでありました。私はこの方1人だけに聞いたのでありまして、教員全員がそんな状況になっているとは軽々に判断するわけではありませんが、この状況が話を聞くにつれ全体に及んでいるということを十分に感じられる内容でありました。朝の7時ごろに出勤し、夜の9時あるいは10時まで学校にいるそうです。土日もほとんど毎日くらい出るそうです。異常であります。身も心も休まる時間がありません。  教員は、残業時間という概念が存在しない職場であります。極めて特殊な公務員ということになります。1971年に施行されたいわゆる給特法に、教職員は残業手当、休日勤務手当は支給しないとの規定があります。ただし4%の調整額は支給するとなっています。1960年代の月8時間の残業が基本になっているそうです。教員の仕事は、その業務内容から判断して、教員の自己の努力により子供にいい教育をするということであり、残業という性質のものはなじまない、先生それぞれの自主判断でやるものであるということであろうかと思います。  2016年の教員の平均月給は36万円だそうです。ちなみに調整額は4%ですから1万4,000円ということになります。これで月に80時間から100時間のいわゆる残業が行われているわけであります。給特法により縛られるとこういうことになるわけでありますが、時代から取り残されているとも言えます。教員は県費負担の教職員であり、給料は県からもらっておりますが、あくまでも市の職員であるという身分であります。当然、服務の監督は市の教育委員会が行うことになっております。  働き方改革が叫ばれ、月80時間以上の残業は違法であると言われておる現状を考慮すると、これは放置できないことではないでしょうか。ことしから部活の朝練を取りやめ等、市としてもその対策をとられておりますが、その後の現状とあわせて、市は現状の認識をどのように捉えているのかお答えください。 80 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 81 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 82 ◆教育長(生田弘幸) まず、勤務の実態調査については、在校時間等の状況調査を昨年度より6月、11月、2月の3回調べています。今年度の6月の調査では、100時間超えの教員数は、6月、小学校で10人、中学校で47人でしたが、11月には、小学校ではゼロ、中学校では24人という結果で、大幅な削減が見られました。また、昨年度の同時期と比べても、小学校では6人からゼロに、中学校でも41人から24人と大幅に減少しています。その要因としては、管理職が定時退校を積極的に促したり、在校時間の縮減に向けて教職員への注意喚起をしたりしたことで職員の意識改革ができてきたことが挙げられます。また、定時退校日を設けたり、中学校の朝の部活動中止に早々に取り組むことをしてきたりしたことも大きな要因であると考えています。 83 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 84 ◆議長(沓名 宏) 16番。 85 ◆16番(新美交陽) 私がさきの先生から聞いた話では、80時間を超えると上から注意を受けるので、そこに達しない程度に、いわゆる残業時間をカットして報告をしているというふうに聞きました。パソコンで報告をしておるらしいんですけれども。  答弁で、今、100時間超の先生がそれぞれ減ったということでありました。小学校でゼロ人、中学校で41人から24人というふうに減りました。現実には100時間を切っているが、実際はもっといる、それに近いような数字の先生もたくさんいる。  先ほどの指摘をしましたカットの状況というのは把握された上でのことでありましょうか、お答えください。 86 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 87 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 88 ◆教育長(生田弘幸) 碧南市では、各学校において毎月在校時間の調査を行っています。その調査の結果から、超過勤務になっていないかをまず各自が確認し、自身で調整をしています。その上で管理職が100時間を超えそうな教員だけでなく全職員に声をかけ、早目に帰宅できるよう促しています。お互いに協力体制がとれるような職場の雰囲気を大切にしています。そうした取り組みの結果の数値になっていると考えています。 89 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 90 ◆議長(沓名 宏) 16番。 91 ◆16番(新美交陽) 次に、(2)業務内容とその時間の内訳についてお伺いいたします。  朝7時45分から8時15分ごろに子供が登校してくるので7時には出勤する、その後、授業を3時か3時半ごろまで行って3時50分が下校ですが、その後、鼓笛隊等のクラブの指導が4時45分まである、これは安城の方の例であります。これでほとんど5時であります。子供がいなくなった後、その日の授業の整理、採点、翌日の授業の準備、時期により成績表の作成、そしてその他に校務分掌もあります。翌日に備えいい授業をする準備は、いわゆる残業時間帯にやらざるを得ない状況であります。先生にもよりその時間のかけ方はいろいろあると思いますが、かなりの先生は、子供に少しでもいい授業をしてあげたい、成績を上げ、一人一人に寄り添う気持ちを大事にしたい一心で取り組まれていると思います。そういうことをすると、どうしても夜9時、10時ということになってしまうというわけであります。  碧南市の教員の1日はどのようになっているのか、具体的にお答えください。 92 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 93 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 94 ◆教育長(生田弘幸) 碧南市の教員についても、基本的には今議員が言われたように、始業時刻に合わせ教員も出勤し、午後3時40分ごろまで授業時間になっています。  ことしから朝部活については、大会や試合のための練習以外は原則行わないことにしています。授業後は部活動や授業のまとめ、教材研究、校務分掌などを行っています。緊急な対応もありますので、確かに残業時間帯にやらざるを得ない状況もありますが、1人に仕事が集中しないように協力体制をとったり業務の効率化を図ったりして、夜遅くまで残業が続くことがないように努めています。 95 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 96 ◆議長(沓名 宏) 16番。 97 ◆16番(新美交陽) それでは、今おっしゃられましたんですが、具体的には朝何時に出勤して夜は何時ごろ退勤しているのでしょうか、お答えください。 98 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 99 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 100 ◆教育長(生田弘幸) 勤務の開始時刻と終了時刻は各学校で決めていますが、おおむね8時20分から午後4時50分までが勤務時間になっています。勤務時刻終了後は必要に応じて各自がまとめや翌日の準備、保護者対応などをしてから退勤しています。 101 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 102 ◆議長(沓名 宏) 16番。 103 ◆16番(新美交陽) 今お答えになった8時20分から4時50分までが勤務時間ということは、それはわかるんですけれども、それよりも早く、子供が来る前に、安城の方の例でいきますと、やっぱりそれより30分とか1時間ぐらい前に学校に来ておるということで、そこで朝、30分から1時間ぐらい余分な時間を使う。それから、普通80時間から100時間というと、1日20日稼働でも、4時間やって80時間です、5時間やって100時間です。そうすると、5時から5時間で10時、4時間でも9時でありますので、そういったことをちょっとお聞きしたかったんですけれども、ちょっとお答えがなかったので残念でありますけれども、普通考えるとそういう時間になっているのかなというふうに思います。  次に、多忙化解消に向けた取り組みについてお伺いいたします。  朝練の取りやめ等、教員のハードワーク解消につながる対策は既にとっておられます。しかしながら、当然これだけでは先ほどから触れている極度の時間外労働は解消されるわけではありません。  この4月、県教育委員会は、保護者に向けて、「教員の多忙化解消に向けた取組への御理解と御協力について(お願い)」という文書を発表しています。保護者の皆様へとなっていますが、これは保護者に漏れなく渡っているのでしょうか。この中には、今後行われる学習指導要領の改訂への対応や特別な支援を必要とする子供たちへの個別の指導、教育支援等が挙げられ、ますます複雑化、多様化する教育現場への対応が示されています。ワーク・ライフ・バランスへの十分な配慮をし、各教員が健康的に教育活動に従事できる環境を整えていくことは学校設置者の義務であり、質の高い教育を持続的に行っていくことがこの取り組みの目的と書かれています。  ほかにいろいろ項目が挙げられていますが、その中に、学校の施錠時間の設定として、午後8時までとするということが挙げられています。これが実現できれば大変な環境の改善になると思われますが、果たしてそれで業務の質を維持することが可能なのか甚だ不明であります。無理やり8時で終わり帰宅をする、処理できない業務はどうなるか、このあたりのことについても市のお考えをお伺いいたします。 104 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。
    105 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 106 ◆教育長(生田弘幸) 保護者向けの文書については、各校にまず配布し、検証中であります。文書にある内容として既に実施されていることもあります。留意したいこととして、配布後に保護者の理解を得るためにも、まず現状を少しずつ変えていく必要があり、県の通知を受け、市全体として多忙化解消に向け進めていかないと混乱を招くおそれがあると考えます。配布に向けては慎重に進めたいと思います。今は無理やり午後8時に施錠することは考えていません。  近年、教員の多忙化解消については社会でも問題視されています。それを受け、管理職が定時退校を積極的に促したり、在校時間の縮減に向けて教職員への注意喚起をしたりしたことで職員の意識改革ができてきました。また、学校によっては定時退校日を設けたり、中学校の朝の部活動中止に早々に取り組むなどしてきたことも多忙化解消の大きな要因であると考えています。  今後も、積極的に運動会や体育大会など学校行事の見直し、会議の精選や校務分掌内容の見直しなど、公務の効率化を図っていくことで教員の多忙化を少しでも解消していけるよう働きかけていきたいと考えています。 107 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 108 ◆議長(沓名 宏) 16番。 109 ◆16番(新美交陽) このさきの文書は、ことしの4月付、県の教育委員会が保護者に向けて出したものであります。市では、この配布を、今、教育委員会にとどめてあって検討中である、混乱を招かぬように慎重に進めるというふうに答弁をされましたが、何が混乱を招くのか私にはよくわかりませんが、少なくとも現状と今後の取り組みの方向を知ってもらうことが今後の保護者の理解、協力を得る上でも役立つことではないでしょうか。  校務分掌というのは何をするんでしょうか。教員全員が引き受けるものなんですか。その辺をお答えください。 110 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 111 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 112 ◆教育長(生田弘幸) 文書には、学校の解錠、施錠時間の設定、夏休み期間中の学校閉校日の設定、部活等にかかわる活動時間や休養日等の設定など、教員の多忙化解消に向けたさまざまな取り組みを行ってまいりますと明記してありました。市としてはまだ検討中で確定していないことであり、4月の段階でこれを配布してしまうと、あたかも決定事項であるかのように受け取られてしまうと考え、配布を見合わせたものであります。 113 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 114 ◆議長(沓名 宏) 16番。 115 ◆16番(新美交陽) 次、(4)給特法に縛られたままでよいかということであります。  最近は教員になりたい人が年々減っているということも聞きます。世間でブラック企業であると言われる企業ですら残業規程はあります。ただ、それを不当にカットしているものでありますから、まだ教員の環境よりましだとも言えます。誰しも残業代もなく夜の9時、10時まで仕事をしたい人はいません。それでも日々の業務をこなすには長時間しなければならないのが現状であります。教員の業務の仕方は人それぞれですので、能率的な人とそうでない人との差は現実にあると思いますが、長時間いても残業代が少ないわけですから、だらだらといつまでもやっていたい人はいないと思います。  給特法は60年も前にできた、その当時の極めて少ない残業時間、週に2時間、そういった数値をもとに作成されたものであります。国の法律である給特法は市がどうこうできるものではありませんが、教員の服務については市が改善できる余地がまだまだあるのではありませんか。このことについてお考えをお伺いします。 116 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 117 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 118 ◆教育長(生田弘幸) 給特法は、教員の勤務対応の特殊性を踏まえて、公立学校の教員について、時間外勤務手当や休日勤務手当を支給しないかわりに、給料月額の4%に相当する教職調整額を支給することを定めた法律です、昭和46年制定だと思いますが。  国で定められているところであり、市で決定できることではありませんが、現在、教員の多忙化防止に向けて各学校に積極的に働きかけ、在校時間の縮減を図っているところです。今後も引き続き残業を減らすよう、積極的に呼びかけていきたいと考えております。 119 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 120 ◆議長(沓名 宏) 16番。 121 ◆16番(新美交陽) 給特法の4%というのは1万4,000円ぐらいに、さっきのモデル賃金でいきますとなるんですが、これを残業時間にすると何時間ということになるんでしょうか。 122 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 123 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 124 ◆教育長(生田弘幸) 教職調整額、は昭和41年度に文部省が実施した教員勤務状況調査で、1週間平均の超過勤務時間が小中学校平均で1時間48分であったことが根拠となっています。 125 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 126 ◆議長(沓名 宏) 16番。 127 ◆16番(新美交陽) かなり、昭和41年ですので、半世紀前というふうになりますので、非常にアナクロというような状態になっているのがよくわかります。  (5)具体的に改善する方策は考えているかということであります。  さきに挙げた県の保護者への文書には大きな方針が掲げられています。私が冒頭で触れたように、小学校の教員の方に聞いた話を中心にこの話をしておりますが、小学校はまだいいほうで、より深刻なのは中学校であるとも聞いております。  県の文書では、80時間以上の割合が小学校では10.8%、中学校では実に38.7%とも発表されています。これは平均ですから、もっと現実は多いケースもあるのではないでしょうか。一時期ゆとり教育が叫ばれておりましたが、教員こそ今こそゆとりを持って教育活動に専念できるようにすることが喫緊の課題であると思います。現在どのように考えているのかお答えください。 128 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 129 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 130 ◆教育長(生田弘幸) 教員の多忙化が進むと、当然残業時間が増加し、教育力の低下が懸念されます。そこで、本年度は新規施策として、外国人の増加に伴うさまざまな諸問題に対応できるアシスタントを各小学校に1名ずつ配置しました。この配置によって、外国人の子供や保護者への対応を担任が1人で抱え込むことが減り、残業時間を縮減する一助となっているという学校現場の声を聞いています。  今後もさまざまな諸問題に対応していくことができるよう、新たな施策を考えていきたいと思います。 131 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 132 ◆議長(沓名 宏) 16番。 133 ◆16番(新美交陽) 学校行事の簡素化や会議、研修発表等いろいろあると思います。先ほどの答弁で、1人に業務が過剰にならないように、また校務の効率化を図るとも言われました。具体的にはどのような方策をお考えでいらっしゃいますか。 134 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 135 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 136 ◆教育長(生田弘幸) 校務分掌とは、学校内における運営上必要な業務分担で、例えば児童生徒の生活や進路、行事の準備運営、外部団体との交渉など全教員が何らかの業務を担っています。  校務の効率化の具体例としては、できる限り学校行事の運営や部活動の指導担当者を複数にしたり、校務支援ソフトを積極的に導入したりすることが挙げられます。教員間で情報を共有し、仕事を分担することで共同体制をつくり、多忙化の防止に努めています。 137 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 138 ◆議長(沓名 宏) 16番。 139 ◆16番(新美交陽) 次に、(6)小学校での専任の教員を確保すべきではないかということであります。  音楽とか図工とか家庭科、まだほかにもあるのかちょっとわかりませんが、そういった主要科目以外の先生に専任の先生をつくるべきではないでしょうか。これらの科目を担任から外すだけで大きな改善となると思われます。これは、さきの私が聞いた先生の意見であります。当然、教員は増員しなければならないでしょうが、この状態を改めるにはある部分の仕事をカットしてしまうか教員をふやすかしか方法はないのではありませんか。  極端なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、早急に検討されるべきであると考えますが、いかがお考えでしょうか。 140 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 141 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 142 ◆教育長(生田弘幸) 小学校での専科教員については、県で定数が決まっており、全ての学校に配置はできておりません。しかしながら、理科や音楽を初め、技能教科については、中学校以上の専門教科の免許証を持っている教員が授業を交換して担当し、互いの教材研究にかける時間を節約する工夫をしています。  外国語に関して、県費で1名配置されていますが、小学校免許証がなくても専科として授業することができるため、非常勤講師を充てることを考えています。 143 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 144 ◆議長(沓名 宏) 16番。 145 ◆16番(新美交陽) 中学校以上の免許を持っている先生が協力して時間を節約する工夫をしているということでありますが、効果は上がっているのでしょうか。そうであれば、専任の先生を確保してほしいというようなことは余り出てこないと思うんですが、市として独自のお考えはないのですか。 146 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 147 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 148 ◆教育長(生田弘幸) 小学校では担任が授業を行うことが基本ですが、先ほど申し上げたように、各教員の専門性を埋もれさせず、生かすようにしています。専門ですので、教材研究にかける時間は少なくて済み、当然ながら効果は上がっています。しかしながら、小学校では教科の専門性だけを求めて中学生のように教科担任制にしてしまうと、学級担任だからこそ発揮できるきめ細やかな指導が十分できなくなる可能性があります。担任は小学校教員免許証を持つプロとして、専門教科でなくても研修する努力は行っています。  平成32年度から新学習指導要領が施行されますが、本年度から移行期間として、小学校英語の授業数が拡大しました。研修はこれまで重ねてきたとおりです。学校の学習内容も大幅にふえたこともあり、不安感が否めません。そこで、碧南市では、他市に先駆け、全五、六年生の授業全てに専科教員を充てることを考えています。 149 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 150 ◆議長(沓名 宏) 16番。 151 ◆16番(新美交陽) 今、教育長の答弁、全五、六年生の授業全てに専科教員を充てるということを考えておるという御答弁をされました。大変すばらしい取り組みであるというふうに思われます、画期的なことだというふうに私は思います。少しでも残業時間を解消といいますか、先生の負担を軽減ということに大きくつながることであるというふうに思います。教育長の決断、大変多とするものであります。ぜひとも早急に取り組んでもらいたいと思います。  7番、中学校での部活は生徒が望んでいるのかということであります。  部活は、学習指導要領では、生徒の自主的、自発的な意思で参加し行われるとしています。現状の部活動への参加は本当に生徒が自主的、自発的に参加する意思を持って行われているのでしょうか、甚だ疑問に思います。全ての生徒が参加を義務づけられているのではないでしょうか。各校の参加率をお伺いします。指導する教員も、全くの経験のないものをやらなければならない、これではお互い楽しくできないのではないでしょうか。指導要領では、学習意欲の向上や責任感、連帯感が醸成されるとしていますが、根本の生徒の自主性、自発性から出たものでなければ成り立たないのではないでしょうか。  今まで教員の多忙化の要因として、その解消について質問してきましたが、いま一度立ちどまって部活が必要なのかどうかという点も大きく判断をするときではありませんか。進学の際の内申点にも影響があることとも考えますが、生徒の一人一人の判断でいわゆる帰宅部という選択もあってもよいのではないでしょうか、お答えください。 152 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 153 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 154 ◆教育長(生田弘幸) 中学校学習指導要領の総則において、部活動は生徒の学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質、能力の育成に資するものとされており、教育的な意義の高い活動として位置づけられております。  そこで、学校では、生徒やその保護者にはその意義を踏まえ、部活動への所属を進めているところであります。また、部活動の運営に関しては、児童生徒によってより有意義な活動となるよう、9月に愛知県教育委員会より部活動指導ガイドラインが出されております。  そこで、本ガイドラインを受けて、碧南市においても、碧南市小中学校部活動の指導運営方針を策定しているところであります。その方針においては、指導体制や活動日数や時間などについての具体的な方針を示していく予定であります。 155 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 156 ◆議長(沓名 宏) 16番。 157 ◆16番(新美交陽) 一度、部活動ありきという考え方から離れてみてはどうでしょうか。クラブ活動は生徒の自主的、自発的にやるものという根本をもう一度見詰め直してみてはどうでしょうか。このことについてもう一度お答えください。 158 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 159 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 160 ◆教育長(生田弘幸) 中学校学習指導要領の総則においても、部活動は自主的、自発的な参加により行われるものと記述されております。そこで、これからも保護者や生徒に対して部活動の教育的意義について理解してもらえるように伝え、これまで以上に生徒が自主的、自発的に活動に取り組めるように努めていきたいと思います。 161 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 162 ◆議長(沓名 宏) 16番。 163 ◆16番(新美交陽) 次に、(8)教員の教育への取り組み方の意識を変えるときではないかということであります。  今まで教員の多忙化解消という点に焦点を当てて、幾つかの問題点を挙げて質問してきました。考えてみますと、こういう視点はややもすると教員を取り巻く環境が悪くて教員が思う存分質の高い授業ができないというところに落ちつくものとも考えられます。果たしてそれが全てなのかと自問しますと、別の視点から見えるものも気づかされます。  文科省は、教員は自分で勝手に忙しくしているだけであるという趣旨のことを言っております。かなり荒っぽい言い方でありましたが、現在の教員の置かれた状況からすればとても受け入れられないものと思われますが、私は、これは今後解決していかなければならない問題としての視点に立ったときには、この発言趣旨は問題解決の本質を言い当てているような気もします。  もちろん現状を見たとき、労働時間、残業、給特法、部活等改善を急がなければならない喫緊の課題はあります。しかし、生徒に少しでもよい授業、学校生活を送ってもらいたいという理想に向け、日夜努力をされているわけですが、これははっきり言って切りがない、途方もない理想主義とも言えます。教員も生身であります。毎日やれることには限度もあります。体あっての物種です。今こそ教員自身が無理なく働ける限度を自分で決めるということも必要であるのではないかとも思います。  企業においても、商品の精度を高め、極めて高い品質を追い求めることは理想でしょうが、現実には人が作業できる限度の中で稼働をしているわけであります。商品と生徒を比べるのはけしからんというふうに言われるかもしれませんが、しかし両者とも人が働いた上での果実であります。こういう教員自身の働き方への意識を変えていくのも大変重要なことと考えますが、こういうことについてはどのようにお考えかお伺いします。 164 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 165 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 166 ◆教育長(生田弘幸) 教員の教育への取り組み方の改革で大切なことは、時間だけではなく、御指摘のとおり意識の改革にあります。時間をかければよい教育ができるわけではありませんが、素早く的確に対応するための準備の時間は必要です。人が人を育てるといった崇高な使命を果たすため、学校の組織力で効率よくしっかり準備を行い、使うべきところで時間をかけられるようにしたいと思っています。  課題が解決し、子供たちの笑顔が見られたとき、教員の多忙感は充足感、達成感に変わります。これがあすへの活力源になっていることは否めません。授業の準備を含め、児童生徒や保護者、地域の方など直接人にかかわる部分については、単なる仕事の簡素化だけでは我々の目指す教育は達成できません。  一方、質のよい教育は、教員自身の確かな体力と心身の健康に支えられている面があります。チームで助け合い、それぞれの準備ができたら体の疲れを癒やすとともに、心の疲れを開放するために自分に合ったストレスの発散と心のリフレッシュを実現できるよう互いに声をかけるようにしています。  教員のワーク・ライフ・バランスを守り、よりよい学校像を目指すため、これからも努力してまいりたいと思います。 167 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 168 ◆議長(沓名 宏) 16番。 169 ◆16番(新美交陽) 教員の意識の改革を本当に声高に叫んでも、取り巻く環境の、現場の状況が大きく変わらなければかえって無理が生じるということもあると思います。  教員は何年かごとに他市へ異動もあります。他市での経験は生かされているのでしょうか。どのようにその状況をつかんできたのですか。また、今後どのように先生の声を吸い上げ改善に生かしていくのか、お考えをお伺いします。 170 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 171 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 172 ◆教育長(生田弘幸) 議員のおっしゃるとおり、他市との広域人事交流はありますが、全員が対象ではありません。碧南市で養った指導方法を他市で試みてその有効性を検証したり、戻ってきた際には、他市で得たよい実践を赴任校で導入したりして、少しずつ広めています。  しかしながら、新しい実践を取り入れる場合、さまざまな準備時間が必要となります。教育的価値はそれぞれあり、何でも取り組みたいところですが、時間的な限りもあり、継ぎ足してばかりでなく、精査が必要です。スクラップ・アンド・ビルドを心がけ、時間を含めた負担をできるだけ軽減するよう考えています。 173 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 174 ◆議長(沓名 宏) 16番。 175 ◆16番(新美交陽) 教育長にはいろいろな面からお答えをいただきました。
     先ほど答弁の中で、他市に先駆けて画期的な取り組みをしていくという御答弁もいただきました。ぜひともこういったことからいろんな方面に手をつけていただいて、いろんな先生、それから子供たち、いろんな意味での学校生活が充実するような状態にぜひとも進めていっていただきたいと、教員の多忙化解消につながる、そういったことも大きく役立つのではないでしょうか。  ぜひともよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 176 ◆議長(沓名 宏) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 11時 2分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 15分 再開) 177 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山中謙治議員の一般質問を許します。 178 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 179 ◆議長(沓名 宏) 11番。 180 ◆11番(山中謙治) おはようございます。新政会の山中謙治でございます。  ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき一問一答方式にて1件の一般質問をさせていただきます。  今回は、近年大きな災害が多発しておる現状を踏まえまして、防災、減災の取り組みの状況について、1件について質問させていただきます。  執行部におかれましては前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、件名1、防災、減災の取り組みの進捗状況についてお伺いします。  平成30年は日本全土において大きな災害が発生し、甚大な被害を及ぼしました。地震においては、6月に大阪府北部地震、最大震度6弱が発生し、高槻では小学校の4年生の少女が亡くなり、ブロック塀の危険性が明確となりました。9月には、北海道胆振東部地震、これは震度7ですが、が発生し、苫東厚真発電所の停止により電力の需給のバランスが崩れ、連鎖的に道内の火力発電所も停電し、大規模災害が発生しました。これは、1ヵ所で大規模な停電が発生すると、電力に依存していることに対する脆弱さが浮き彫りになったような事件ではないかと思います。  また、現在でもこの地方におきましても、火山性地震など日本全国において地震が頻発しております。こういう状況を見ますと、ますます南海トラフ地震の可能性が増すばかりです。南海トラフの地震が発生すれば、太平洋沿岸は人口、商業、工業の集積地であり、はかり知れない被害が予想されます。  そこで、(1)電力需給対策についてお伺いします。  現代社会において、電気はあらゆる分野で必要不可欠です。碧南火力発電所は410万キロワットです。苫東厚真発電所よりもはるかに大きく、愛知県の需要の半分を担っております。そうした状況になって碧南火力発電所が停止することによって、北海道胆振東部地震のように長期にわたり停電が予想されるのではないかということが危惧されます。  そこで、ア、中部電力の碧南火力発電所の機能停止による停電の対応はどうなっているかについてお答えください。 181 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 182 ◆議長(沓名 宏) 市長。 183 ◆市長(禰宜田政信) 中部電力碧南火力発電所によりますと、ここ中部エリアは地震などにより、1つの発電所が緊急停止しても中部エリアから九州エリアまで60ヘルツで交流連系された電力系統で構成されており、60ヘルツ系統全体の総需要が北海道エリアより十数倍大きい系統規模であるため、北海道エリアのような著しい需給アンバランスが発生する可能性は低い。したがって、中部エリア全体の停電に至ることはないと断定はできないものの、その可能性は大変低いと考えているとのことでございます。  なお、碧南火力発電所の大規模地震対策としては、内閣府が現時点の最新の科学的知見を踏まえ、発生し得る最大クラスとして策定した過去5地震最大クラスの南海トラフ地震の地震動、津波に対しては、早期供給力及び公衆保安の確保の観点で必要な対策を実施中である。具体的には、取水設備の地盤強化工事や石炭コンベヤーの耐震裕度向上対策を実施していると伺っているところでございます。 184 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 185 ◆議長(沓名 宏) 11番。 186 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。北海道のような大規模な停電が発生する可能性が低いということで安心をしております。  続きまして、中部電力の回答を見まして、碧南市独自として何か考えていることがあればお聞かせください。 187 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 188 ◆議長(沓名 宏) 市長。 189 ◆市長(禰宜田政信) 有事の際に備えまして、市庁舎には非常用発電機が設置してあり、停電した場合、即座に起動することで、執務室の約3分の1及び災害対策本部が設置されている会議室4、5においては100%の電力が最低でも3日間確保されることになっております。この非常用発電機の燃料は重油でございますが、庁舎には保管できる地下タンク2基があり、最大4万リットルを保管することができ、常時タンク容量の50%以上を保有するように補充しております。  また、市では碧南高浜石油業協同組合と大規模災害時における応急措置資器材の提供等に関する協定を締結しております。この協定では、災害応急活動に必要な燃料などを優先的に供給していただくこととなっており、毎年度、市総合防災訓練で碧南高浜石油業協同組合に加入する25社の企業と情報伝達訓練を実施し、災害時に備えております。 190 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 191 ◆議長(沓名 宏) 11番。 192 ◆11番(山中謙治) 答弁ありがとうございます。碧南市のほうも万全な対策をされているんだなということを実感しました。  それでは、イ、市民病院の電力確保は万全かについてお伺いします。  医療行為は生命に直結する場合が多く、どれほどの設備を要し、対応可能な期間はどれぐらいあるかをお答えください。 193 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 194 ◆議長(沓名 宏) 市長。 195 ◆市長(禰宜田政信) 市民病院では電力会社から常用線及び予備線の2回線で受電をしており、常用線が障害等により停電した場合には予備線から受電をいたします。さらに、予備線も停電した場合は自動で非常用発電機に切りかわり、電力を確保いたします。当該非常用発電機への切りかえには約40秒の時間を要しますが、手術室、集中治療室、救急外来、分娩室、未熟児室など、生命に直結する部署については無停電電源装置、UPSと申しますけれども、これを設置し停電の影響を受けないようにしてございます。  また、非常用発電機につきましては、耐震構造の専用建物内に設置しておりまして、燃料に使用する重油については5日分以上を貯蔵しているところでございます。したがいまして、震度7でございました北海道胆振東部地震と同程度の地震に対しては対応できるものと考えております。 196 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 197 ◆議長(沓名 宏) 11番。 198 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。市民病院にこれだけの設備があるということを知らなくて申しわけなかったんですけど、非常に安心できる対策がなされているんだろうということが確認できました。  続きまして、(2)台風21号、24号の被害状況についてお伺いします。  平成30年7月には西日本を中心に、北海道、中部地方など全国に広い範囲で台風7号及び梅雨前線の影響による集中豪雨により河川の氾濫、浸水害、土砂災害が発生し、甚大な被害となりました。碧南市においても台風21号、24号と立て続けに大型台風の影響を受けましたが、碧南市の被害報告を見させていただきますと、幸いにも大きな被害にならなくて安心しているところでございます。  碧南市では、中田川排水機場、蜆川排水機場と新たに稼働しまして、その稼働状況についてお伺いしたいと思います。台風21号は台風通過後の22時から23時の1時間に60ミリという激しい雨が降ったというふうに報告を受けております。中田川ポンプ場、蜆川ポンプ場の稼働状況についてどのようになっているかお聞かせください。 199 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 200 ◆議長(沓名 宏) 市長。 201 ◆市長(禰宜田政信) 中田川ポンプ場は4台のポンプが設置されておりまして、9月4日より9月5日にかけ15時間程度自動運転にて稼働をいたしました。また、蜆川の雨水排水は蜆川排水機場と伏見屋排水機場の2ヵ所の排水機場で排水していますので、それぞれの稼働状態をお伝えいたします。蜆川排水機場は2台のポンプが設置されておりまして、これは1時間30分程度、現地にて手動運転で稼働しております。次に、伏見屋排水機場には1台のポンプ所が設置されておりまして、これにつきましては17時間30分程度、自動運転にて稼働をいたしました。 202 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 203 ◆議長(沓名 宏) 11番。 204 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  そんな中で、イとしまして、集中豪雨により蜆川が一時的に越水したが対応はどうなったかについてお伺いします。  22時から23時にかけて60ミリの豪雨があり、蜆川の支流があふれ、越水したという声を市民の方からお伺いしました。その後、排水が速やかに行われたせいでしょうが、すぐに引いたというようなことがありましたが、田んぼとかそういうところを見てみますと、わらが散乱したりとか、水がたまっていたりとか、さらに地域、地区の玄関、車庫の前まで、そこらまでは水が一時的に来たというような現状が見受けられました。そうした中、市民の方が一番危惧されているのが、蜆川のポンプ場の対応が少しおくれたのではないかというような御指摘がありましたので、そちらについてはどのようであったかをお答えください。 205 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 206 ◆議長(沓名 宏) 市長。 207 ◆市長(禰宜田政信) 台風本体が愛知県に最接近し通過するまでは降雨量、降雨強度ともに比較的少なかったため、蜆川排水機場を稼働することなく、伏見屋排水機場で排水しておりました。その後、台風に伴う雨雲が急速に発達したため、先行していた伏見屋排水機場に加えまして蜆川排水機場を稼働しました。このときはポンプ2台全てを稼働させ排水に努めました。瞬間的に設計降雨強度を超える強い降雨があったために、堀川ポンプ場で運転操作をしていた職員が蜆川排水機場にすぐ向かいまして稼働させました。一時的に蜆川最上流部付近で越水の痕跡を確認しましたが、降雨に対する初動対応では適切であったというふうに考えております。 208 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 209 ◆議長(沓名 宏) 11番。 210 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。蜆川は長年にわたって越水を何度となく繰り返してきて、地元住民の念願かない蜆川排水機場が完成して非常に安心しておるという状況の中で、しかし、台風21号では短時間に60ミリ降ったということで一時的に越水してしまったというようなことでございます。  蜆川は以前からヘドロの堆積が多くて常日ごろから雨水の流れが悪い状況になっております。ポンプの稼働については、先ほど市長のほうから答弁いただきましたように適切に対応していただいておりますし、非常に大変な作業であるなというのは実感しております。  そんな中、例えば中田川とかああいったところは自動運転をされているんですけど、蜆川のほうは県の施設であるがゆえに自動化の導入がされていないというような現状を踏まえますと、災害を未然に防ぐためにも蜆川排水機場の自動化システムの導入を県に強く求めていくべきであると考えておりますが、市としての考えはいかがでしょうか。 211 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 212 ◆議長(沓名 宏) 市長。 213 ◆市長(禰宜田政信) 愛知県の排水機場の運転ルールでは起動時の安全性、確実性の確保が難しいとされているため、現場での有人による操作となっております。これは碧南市だけの問題ではないため、他市と連携をいたしまして自動起動化、遠隔操作化を取り入れていただくよう愛知県に要望しております。愛知県からは、近年の豪雨の激甚化により急激な水位上昇も懸念されることから、確実な運転操作方法については操作体制の見直しも含め操作委託先の市町と検討を進めていきたいという回答でございます。  また、碧南市が設置する市内の排水機場、ポンプ場の運転操作は全て常時自動運転としており、豪雨時や豪雨の事前準備等に限り手動操作に切りかえ、きめ細かに運転をいたしております。 214 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 215 ◆議長(沓名 宏) 11番。 216 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。蜆川のポンプ場だけが自動運転ではないという状況だと思います。今回のように1時間の豪雨でも越水する状態であるということは、豪雨が長期間に及びますと排水能力を超えて浸水してしまうということが予想されます。特に計画的にまずヘドロのしゅんせつもやっぱり県に依頼していってほしいのと同時に、自動化について粘り強く県に要望していくことをよろしくお願いいたします。また、近隣との兼ね合いで共同で要望していくことも必要であると思いますものですからよろしくお願いいたします。  あと議員としても、県議会に県の自動化を要望していくことを働きかけていきたいというふうに思う次第です。  続きまして、(3)コンクリートブロックの撤去状況についてお伺いします。  ア、調査の進捗状況についてお伺いします。  9月議会において、小学校の通学路の調査にあわせて、一般住宅のブロック塀の調査を7月より行っているという報告がありました。狭隘道路の多い大浜地区から順次市内全域で調査を行うということであったが、進捗状況は現在どのようになっているかお聞かせください。 217 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 218 ◆議長(沓名 宏) 市長。 219 ◆市長(禰宜田政信) ブロック塀撤去の調査状況でございますが、大阪府北部地震の後、ことし7月に愛知県から重点対策地区に対する緊急点検調査の依頼を受けまして、大浜小学校の通学路の一部を重点対策区域に設定いたしまして、県職員とともに民間のブロック塀等の安全点検パトロールを実施いたしました。その後、各小学校区の通学路沿線について、9月から碧南市職員のみで点検を実施しておりまして、11月末現在で新川、棚尾、日進、鷲塚、西端小学校区が完了しました。この調査によって380件の高さ1メートル以上で控え壁のないブロック塀を確認いたしました。現在は中央小学校区を調査しており、進捗といたしましては75%ほどで、12月末までに全ての小学校区の調査を完了する見込みでございます。 220 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 221 ◆議長(沓名 宏) 11番。 222 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。報告を見ていますと、該当の対象のブロックが少なくとも400件は確実に超えてくるというような現状かと思います。撤去に関しては、一般住宅には撤去の依頼をしていく必要性がさらに強まってくると思います。そんな中で、改めてお伺いします。  イとして、ブロック塀の撤去費用補助制度の条件と、また、その申請の状況についてお聞かせください。 223 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 224 ◆議長(沓名 宏) 市長。 225 ◆市長(禰宜田政信) ブロック塀等撤去補助金制度の条件につきまして、高さ、立地場所及び撤去内容の3つの条件を設けております。  まず、高さの条件ですが、ブロック塀の高さは道路からの高さが1メートルを超えるもの、かつコンクリートなどで基礎部分が擁壁構造となっている場合は、そのコンクリート擁壁等の天端から60センチを超えるブロック塀でございます。  次に、ブロック塀の立地場所でございますが、建築基準法の42条に該当する一般的な県道、市道や狭隘道路に接するもの、小中学校の通学路に接するもの、保育園、学校、避難所などの多数の者が出入りする施設に接するもののいずれかに該当するものとなります。  次に、撤去内容の条件でございますが、対象となる場所に面する全てのブロック塀を撤去するもので、公共事業の補償対象でないもの、申請年度の2月末までに実績報告が完了するもの、ほかの補助金の交付を受けていないものとなります。なお、補助金の額につきましては、ブロック塀撤去の見積もり金額または補助対象となり得るブロック塀等の延長1メートル当たりに1万円を乗じた額のいずれか低いほうの2分の1の額で、上限を10万円としております。  続きまして、現在の申請状況でございますが、この補助制度は10月1日から開始をしておりまして、11月末現在、約2ヵ月間で6件の申請を受けております。  以上です。 226 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 227 ◆議長(沓名 宏) 11番。 228 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  申請年度の2月末までの実績報告となりますと、申請6件の中に交付決定したものはどれぐらいあるのでしょうか。お答えください。 229 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 230 ◆議長(沓名 宏) 市長。 231 ◆市長(禰宜田政信) 現在出ております6件の申請につきましては、年内に完了する予定で既に交付決定をしております。このうちの2件は実績報告も提出されておりまして、支払いも完了しております。 232 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 233 ◆議長(沓名 宏) 11番。 234 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。
     続きまして、ウ、石垣状といったらいいのかわかりませんけど、石垣みたいなブロック塀は補助の対象にならないかについてお伺いします。  碧南市内では3段から4段ぐらいの石垣というんですか、石を積んだ上にブロックを積んだ塀をよく見かけます。こうした形状のブロック塀は補助の対象にならないということであったように認識しておりますが、小中学校の通学路の安全性を考えると補助対象にすべきではないかというふうに考えます。その件について市としてはどのようにお考えかをお聞かせください。 235 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 236 ◆議長(沓名 宏) 市長。 237 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市ブロック塀等除去費補助金規程では、石垣も組む、積むといったつくりの構造のものとなっており、構造上の安全が確認できないものがありますので、補助を受ける場合は石積みも含めて全て撤去するという必要があるということでございます。 238 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 239 ◆議長(沓名 宏) 11番。 240 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。碧南市は標高が非常に低い地域でございまして、土どめをして、石組みをして、その上にかさ上げして家を建てているというような家が多いかと思います。石組みはおおむね1メートル以下でもありますし、3段ぐらいですと五、六十センチという非常に低い状況であるのですが、その上のブロック塀を取れば、それだけでも通学路とかそういったところの危険性は大きく削減できるのではないかというふうに思っております。通学路の安全性を考えると、補助の対象に拡大すべきではないかという考えがありますが、御検討する考えはないかお聞かせください。 241 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 242 ◆議長(沓名 宏) 市長。 243 ◆市長(禰宜田政信) 石積みにつきましては、基礎や裏込め材などがしっかりとしたものもございますし、簡易に積んだだけのものとか劣化が著しく危険性のあるものなどさまざまございますので、これらを全体的に捉えた上での補助要綱と今現在はなっております。この制度はできたばかりでございますので、今後の国の動向を見据える中で補助制度の最善の方法について研究をしてまいりたいと考えております。 244 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 245 ◆議長(沓名 宏) 11番。 246 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。安全性確保ということの観点からすると今現状では石組みは認められないという状況ですけど、結構しっかりした石組み、石を単純に積んだだけではなくて、ちゃんと五角形に組んだような石積みもありますから、そういったものは今後対象にしていただけるように検討していただくように要望をしておきます。  それでは、続きまして、(4)今後の防災・減災対策についてお伺いします。  近年の災害状況を考慮すると、気候の変化や社会環境の変化によります、過去に想定を超える被害が起きております。  そこで、アといたしまして、碧南市で今後の新たな取り組みを検討していることがあるかどうか教えてください。 247 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 248 ◆議長(沓名 宏) 市長。 249 ◆市長(禰宜田政信) 本市の地震対策につきましては、平成27年度から28年度にかけて策定をいたしました碧南市地震対策減災計画をもとに、全庁的に取り組んでいるところでございます。また、平成29年5月に全戸配布いたしましたハザードマップにおきましては、想定外をなくすということで、過去に起きた大災害の教訓をもとに策定しております。  今後につきましては、昨今全国で想定外の災害が多発をしておりますが、ハード対策では限界がありますので、引き続きソフト対策を中心に進めていくことが大切であると考えております。現在、日進地区では防災カルテ授業、棚尾地区では自主防災を考える会など、防災に関心のある地区も出てきておりますので、地区との連携を図り、少しでも市民の防災意識向上につながるよう支援を行ってまいりたいと考えております。 250 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 251 ◆議長(沓名 宏) 11番。 252 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  台風24号では、伊勢湾台風規模の勢力という報道から、私も含め伊勢湾台風の被害を経験した地区及び経験者が高潮警報、避難勧告の発令により避難されたというふうに理解しております。報告によりますと、碧南市の全避難者557人中、大浜地区で223名、そのうち南部プラザに160名、それから過去に一度も避難者がいなかった我が日進地区におきましても57名の避難者がありました。これは、一番大きな原因は、実際に大きな被害を経験したことによる避難行動であったというふうに理解しております。60年ほど前のことであり、知る人は少なくなってきておりまして、新たに家も建っておりますものですから、非常に温度差もあるかなと思います。また、市の職員の方が避難所を開設いただいておりますが、避難者が多くて大変であるということも報告の中で伺っております。  そこで、今後、地震、津波などさらなる大きな災害が発生したときにおきまして、イといたしまして、避難所の開設、運営の考え方はどのように考えているのかお聞かせください。 253 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 254 ◆議長(沓名 宏) 市長。 255 ◆市長(禰宜田政信) ことしの台風24号では大変多くの方が避難をされました。特に南部市民プラザでは避難勧告発令後に多くの避難者が一度に訪れたということで、受付で混乱が生じたと報告を受けております。南海トラフ地震などの大規模災害が発生し、避難所が長期間開設される場合には、市職員が避難所を開設した後は避難所ごとに避難所運営委員会を立ち上げまして、委員会を中心として避難者自身が避難所を自主運営していくことが原則となります。現在、本市の避難所運営・開設マニュアルの改訂作業を進めており、今後は市民に向けて避難所運営について啓発を行ってまいりたいと考えております。 256 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 257 ◆議長(沓名 宏) 11番。 258 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  先日、市役所職員による避難所開設員と開設予備員の研修会というのを傍聴させていただきました。その中で、市の職員は人数にも限界があり、避難所の運営は地域の方にやっていただき、市職員は市との連絡業務を担っていくということでありました。確かに2人や3人、4人ぐらいの中で全て賄うというのは非常に難しいことであるということは認識しております。  この後、避難者の状況を判断し、避難所をどの位置にスペース配置するかという検討をするHUGという実践行動を見させていただきました。一気に避難されてきますが、その人の家族構成もしくは身体状況等を瞬時に判断して適正に避難スペースを確保していく、より多くの避難者を収容していく訓練であり、見させていただきましたけど、非常に難しい、後からお見えになる方とか病気の方だとか、いろんなことがございますから非常に難しい対応であるということを感じました。そうした状況としますと、避難所の運営はやっぱり最終的に避難者である地域住民が担っていかなければならないというふうに感じております。  そういった状況の中で、以前講演会において災害時の初動対応を確認するファーストミッションボックスの活用というような話をお伺いすることがありました。  ちょっと映像をお願いいたします。  これはファーストミッションボックス、名前はどういうふうに捉えるかは別にしまして、災害時の初期にどのように対応していくかということを明確に順番に入れてあるんですね。そうすることによって、来た人に、あなたはこれをやってください、あなたはこれをやってくださいというように、どれをやるかということではなく瞬時に対応できるというような決まったシステムであります。こうすることによって、災害発生時30分以内にどのようにするかということが非常に明確になってスムーズに運営されていくと同時に、長期化するようでしたらその地域の中で新たな対応を考えていくことも必要かというふうに思います。  こういった状況を踏まえますと、ウとして初期対応を確実にするファーストミッションボックスの採用、こういったシステムをつくって常備しておけば非常に問題がないかと思いますから、そういったことに対応することを検討できないかについてお伺いします。 259 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 260 ◆議長(沓名 宏) 市長。 261 ◆市長(禰宜田政信) 御紹介いただきましたファーストミッションボックスにつきましては、災害発生時に災害対策本部や避難所などの活動拠点で最初、ファーストに集まった人たちが迅速かつ的確な初動対応が行えるように、やれるべき任務、ミッションを記載した指示書、カードと最低限必要となる事務用品を1つの箱、ボックスにまとめたもので、危機管理教育研究所と長野県飯田市が考案したものというふうに認識をしております。この指示書、カードは専門的知識がなくても誰でも行動できるよう単純化し、事前に指示書、カードを策定することで初動時にやるべきことを整理し、最優先にやらなければいけない行動が明確になるというものでございます。現在、碧南市で改訂作業を行っている避難所運営マニュアルは時系列順に行うべき事項が記載をされておりますため、現在のマニュアルと比較いたしまして格段にわかりやすいものとなると考えております。  また、マニュアル以外にも必要な手順をまとめた用紙をラミネート化し、避難所に備えておくなど、避難者が少しでも避難所運営に取り組みやすくなるよう整備する予定でありますが、御紹介をいただいたファーストミッションボックスにつきましても調査研究いたしまして、よりよいところは参考にさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 262 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 263 ◆議長(沓名 宏) 11番。 264 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。どういう対応で使うかということですね。初期対応が誰でもわかるというのが一番大きな問題だと思います。市のほうもいろいろ検討されていることはよくわかりますけど、それ以上に比較的単純であることが一番いいことだと思いますから、そういったシステムを各いろんなシチュエーションの中でつくって対応できるようにするのもいいんじゃないかなというふうに思います。  ことしは常任委員会とか、それから特別委員会等で視察させていただいておるところで、関西とかのほうにお邪魔する機会が多かったんですけど、車中から眺めますと、テレビではほとんど報道されることはなくなりましたけど、いまだにブルーシートが非常に屋根とか壁とかに乗っておりまして、災害が過ぎたといえども、復旧が進んでいないという現状を目の当たりにしました。  やっぱり防災対策というのは非常に終わりがないことでありますし、災害を抑えるなんてことは当然考えられないことではあるかと思います。むしろ災害が起きる前にできる対策とか、災害が発生してから速やかに対応できる減災対策を検討していく以外にないかというふうに思います。まず一番になるのはやっぱり自助ですね。自助の啓発が一番大事で、まだ私ども、先ほど案内がありましたように、日進地区の防災カルテを聞いていますと、今アンケートをとっているんですけど、どういう答えが返ってくるかということを想定する限りでは防災について意識を持っている人は非常に少ないんじゃないかなということを危惧しています。特に高齢者の問題もありますし、新しく地域にお見えに、家を建てられて、そういった方というのが多々おりまして、そんな中で今後どうすべきかということを考えていきたいというふうに思っています。地域協働というのはやっぱり個人がまず自分の自をしっかりすることによることと、それ以後に地域で共助していくことが非常に大事なことだろうと思います。防災課のほうも非常に尽力いただいていろいろ検討していただいておりますが、今後ともさらなる努力をいただいて、防災に対する意識を高めていくようにしていきたいと思います。  以上をもちまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 265 ◆議長(沓名 宏) 以上で山中謙治議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 11時 54分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 266 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、加藤厚雄議員の一般質問を許します。 267 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 268 ◆議長(沓名 宏) 4番。 269 ◆4番(加藤厚雄) 傍聴者もがくっと減ったところで粛々と質問していきたいかなというふうに思います。公明党の加藤厚雄でございます。  平成30年もいよいよ12月ということで、平成30年というよりも平成そのものが、あと半年ほどじゃないかなというふうに思っていますけれども、12月4日には10連休法案が衆議院を可決して、いよいよ参議院ということで。来年10連休というのが市もやったことがないもんで、ちょっと市民サービス、特に病院なんか10連休でもいいのかなと心配するところでありますけれども、それが12月4日です。でもって、市長、12月3日に何があったかというのを知っていますかね。当然知っていないですね。何があったかというのは。12月3日に、流行語大賞の発表があったんだよね。それが、冬季オリンピックのカーリング女子かね。だよねというやつかね。      (「そだねー」という者あり) 270 ◆4番(加藤厚雄) そうですね。何だったっけ。そうだね。  私、きょうで議員になってから27回目の質問なんですね。そうだねという答弁をもらったことは余りないんですよね。きょうはその答弁しか求めませんので、前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  ということで、件名1の下水道への接続の義務についてということで、碧南市も下水道がどんどん普及していく中で、市民から相談を受けることが多々あります。やはり、年金生活者で、また、うちも古くて、息子もうちを継がないと。年金の収入だけだと接続費の工事費が出せないから、もうあと生きても平均寿命までもう10年もないと。このままほっておこうかなというような相談を受けたこともあります。  また、違う方には、私は使用料を払っているけど、隣は払っていないとかね。言い方が、税金を払っていない、税金を払っていないと。税金じゃなくて使用料だというふうに思うんですけれども、そういった件やら、また、ある人は共同住宅をつくって、つくったばっかりなんですよね。つくったばっかりで、下水道がつながれると、つくったばっかりのやつを取り壊してつながないかんの?という相談も受けたりもします。  ということで、(1)今現在の碧南市の下水道事業の概要と現在の碧南市の接続義務、また接続率、使用料をまず初めにお聞きいたします。 271 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 272 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 273 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 碧南市の下水道事業は、平成元年度より事業に着手いたしまして、平成8年4月に初めて372.3ヘクタールの供用開始をし、以降毎年供用区域を拡大しまして、平成30年4月1日現在の供用開始面積は1,185.8ヘクタール、区域内人口が5万4,305人で、普及率は74.6%となっております。  接続義務でございますが、下水道法第10条におきまして、公共下水道の供用が開始された場合においては、遅滞なく公共下水道に流入させるために必要な排水管等を設置しなければならないとされており、また、同法第11条の3におきましては、くみ取り便所の場合は、3年以内に水洗便所に改造しなければならないと記載されています。当市におきましても、法律に基づき接続推進に努めているところでございます。  平成30年4月1日現在の接続率は80.4%となっており、碧海5市の中では、3番目の中位ぐらいに位置しております。使用料につきましては、基本料金と使用量に応じた従量料金制を採用しており、平均的な使用量でございます、月20立方メートルの使用料金を碧海5市で比較いたしますと、こちらも3番目の中位ぐらいに位置しております。 274 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 275 ◆議長(沓名 宏) 4番。 276 ◆4番(加藤厚雄) 市民が負担する金額がどのくらいかというのが、今の説明だとわかりませんので。だから、実際、一般的な使用料、50坪なのか60坪なのか知りませんが、一般的な家庭の使用料の金額と、もう一個は、使う使わんは別にして、受益者負担金というのがかかりますよね。この受益者負担金も一般家庭にすると、これも50坪なのか60坪なのかは置いておいて、一般的な費用というか金額を聞きます。  それともう一点目は、一般的な家庭の方がくみ取りなり、浄化槽なりを廃止して、下水道へつなげる接続の工事代金、これが個人の負担のかかる分ですよね。の3点、まず初めに追加で聞きます。 277 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 278 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 279 ◆開発水道部長(黒田敏裕) まず1点目の使用料でございますが、平均的な使用量は月20立方メートルで使用料金は年間で約2万円となります。  それと2点目の受益者負担金ですけれども、一般的な60坪で計算いたしますと、1平方メートル350円でございますので、約7万円となります。  それと3点目の一般的な接続工事費用なんですけれども、土地の広さや既設管の状況等により大きく変動するため一概に申し上げにくいのですけれども、浄化槽の場合で、おおよそ20万円から50万円であると思います。 280 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 281 ◆議長(沓名 宏) 4番。 282 ◆4番(加藤厚雄) そうすると、初年度の何月ごろに接続するかにもよってきますけれども、負担金は先ほど言ったように7万円払って、使用料を2万円払って、接続費用が20万円から50万円。いろんなところから聞いても、大抵四、五十万円もかかると。そうなると、その年に支払う金額が50万円近くなるんですね。そうすると、どうしても接続することが非常に厳しくなると。違う理由で接続しない方もおるかと思いますけれども、どちらにしても先ほど言った、80.4%と言ったっけ。ということは約2割ぐらいの人が5世帯に1世帯は接続をしていないということだもんで。逆のことを言うと、その人たちが全員接続すると、使用料は年間、市としてどのくらいふえるんですか。計算できるようならしてください。 283 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 284 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 285 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 9月末時点での供用開始区域内の未接続世帯が3,755世帯ございまして、1ヵ月当たりの平均使用料で試算いたしますと、年間約7,800万円の収入となります。 286 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 287 ◆議長(沓名 宏) 4番。 288 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、今の碧南市の状況を先ほどお聞きいたしました。  次に、(2)汚水処理人口の普及ということで、まだ浄化槽を使っている方もみえるし、そうでない方もみえますので、括弧して書きましたけれども、公共下水道と浄化槽、碧南市に集落排水があれば集落排水、その他というのは多分くみ取りしかないと思うんですけれども、状況がわかれば教えてください。 289 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 290 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 291 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 汚水処理人口普及率でございますが、当市に集落排水及びその他はございませんので、公共下水道と浄化槽の普及率の合計となります。  平成29年度末の公共下水道の普及率は74.6%、合併処理浄化槽が8.9%となっておりますので、合計いたしますと、汚水処理人口普及率は83.5%となります。 292 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 293 ◆議長(沓名 宏) 4番。 294 ◆4番(加藤厚雄) そうすると、公共下水道の74.6%のうちの8割の方が接続していて、74.6%のうちの約2割の方が接続していないということですね。そういった状況の中から、本来であるならば、(8)に飛んでもいいんですけれども、下水道の経営状況だとか、回収率もある程度聞かないと、短絡的に接続義務についてどうあるべきかというのは早々ではないかということで、(3)から一気に(7)まで聞きますので、これはもう端的に短く答えてください。  1点、(3)は経営状況のお尋ね。単なる赤字なのか、黒字なのか、どのくらいなのかというのと。(4)ということは、すなわち下水道工事をやって、使用料で今現在何割ぐらい回収できているのかと。使用料の推移と改定と、今後も改定する気はあるのかないのかと。あと(6)なんですけれども、人口減少等に伴うと書きましたけれども、市長はずっと7万人を維持すると言っていましたので、7万人を維持するなら(6)はなくてもいいんじゃないかと思いますけれども、一応聞かせてもらいます。  それと、下水管の老朽化の対策費、また、改善費等々ありまして、あと、碧南の処理場は、これ、県の管轄ならば、あと残るのはポンプ場ぐらいかなというふうで、改良費の推移を一括して、3から7まで一括してお聞きいたします。 295 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。
    296 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 297 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 経営状況なんですけれども、29年度末の決算の収益的収入は、17億円余で、支出は8億3,000万円余でした。  資本的収支の収入は19億8,000万円余で、支出は29億4,000万円余となっておりまして、収益的収支と資本的収支を単純に合計しまして、収支を計算いたしますと、7,300万円ほどの赤字となっております。  ただし、これは前年度からの繰越金が2億円余ございますので、実質収支としましては、1億2,000万円余の黒字となっております。しかしこれは、一般会計からの繰入金であります13億9,000万円余の金額を含んだ決算でございますので、経営状況としては下水道事業は非常に厳しい状況になっているというような状況でございます。  それと、(4)の経費回収率の状況なんですけれども、10年間の状況としましては、平成20年度は約27%ほどでございましたが、29年度には33%になっております。整備面積の増加によって、料金収入が伸びているため、少しずつでありますけれども、上昇しておる状況でございます。経費回収率に向けて今後も努力していきたいと思っております。  (5)の使用料収入の推移ですけれども、それと、料金改定ですけれども、平成25年度におきましては、4億5,000万円余でございまして、平成29年度は5億2,000万円余となっておりまして、これも整備面積の増加とともに、毎年伸びている状況でございます。なお、使用料の改定につきましては、過去においては消費税分の改定のみでございます。  続きまして、(6)の将来の需要水量でございますが、現在の碧南市公共下水道全体計画の汚水量が3万2,000立方メートルとなっております。全国的に、人口減少社会となってきておりますけれども、今後の計画の見直しにおきましては、社会情勢を考慮の上、需要水量の見込みを行っていきたいと思っております。  続きまして、(7)の老朽化等の改修費の費用の推移ですけれども、下水道管の標準耐用年数が50年であることから、現時点では管老朽化対策は実施しておりません。しかし、数十年後には順次、管渠の更新が必要となってまいります。  また、ポンプ施設におきましては、現在中継ポンプ場が1ヵ所、マンホールポンプが12ヵ所の合計13ヵ所ございます。一般的に、ポンプ施設の耐用年数は15年であることから、既に6ヵ所のマンホールポンプは更新工事を実施しまして、その更新金額は約3,900万円ほどでございます。今後も、中継ポンプ場を含め、機械の定期的な更新を必要とするため、施設更新費も増加する見込みでございます。 298 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 299 ◆議長(沓名 宏) 4番。 300 ◆4番(加藤厚雄) ここまで聞けば、現状も話しましたし、経営状況から改善費まで、ここからは逆のことを言うと、市長でも答弁ができる内容ですので、(8)、この(8)を聞くためにきょうは質問していますので、そういった状況の中で、下水道への接続義務というのはどうあるべきなんだと。  アとしては、現状維持。現状維持ということになると、先ほど言った、そうだねがないんだよということね。1個は現状維持、原則接続する。イとしては、一定の許可条件を認めて、接続を免除する。一定期間かもしれないけれどもね。ウとしては、もう現行制度そのものを見直しして、原則接続をしなくてもいいと。したい人がするというような方法か、あとはちょっと全国まばらにあるのは、使用料の減免、安くするというのと、下水道へつなげる接続工事費を補助するという方法もあるんですけれども、そういった状況を踏まえて、市のほうはどのように接続義務について考えているかというのをお聞きいたします。 301 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 302 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 303 ◆開発水道部長(黒田敏裕) (1)の接続義務でも述べさせていただきましたけれども、下水道法第10条や第11条の3によりまして、法律上では土地や建物の権利者に接続の義務がございます。  愛知県及び近隣市にも問い合わせしましたけれども、接続が困難な事情であった場合においても接続をお願いしており、免除であるとか特別の助成制度などの対応はしておりませんでした。接続推進のため、新たな助成制度を創設することは、今後整備していく区域と既に接続していただいた方との間で不公平感が生じ、難しいものと考えております。  当市におきましても、他市と同様に、引き続き下水道法に基づき、接続のお願いを続けてまいりますので、御理解をお願いいたします。 304 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 305 ◆議長(沓名 宏) 4番。 306 ◆4番(加藤厚雄) ということは、アの現行制度に基づき、原則接続すると。今、法律に基づきと言いましたけれども、余り答弁で法律に基づきということは、めったに聞かないんだけれども。本来、下水道法というのは何のためにできているのか。下水道法1条に目的というのを書いていますので、目的を知っているならば、下水道法第1条をなるべくゆっくり朗読してください。 307 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 308 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 309 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 下水道法第1条の目的は、下水道の整備を図り、もって都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質の保全に資することを目的とするとなっております。 310 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 311 ◆議長(沓名 宏) 4番。 312 ◆4番(加藤厚雄) そうなると、この下水道法第1条のこの法律の目的の中に書いてあるように、公衆衛生上の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質の保全に資することを目的とすると。  そうであるならば、今、浄化槽で良質のきれいな水を出している場合には、この目的に合致しているんですね。ということは、浄化槽の人は、接続しなくてもこの目的には合致しているんですよ。ということから考えると、それは接続しなければならないということ自体も少しおかしいと思うんですけれども、その辺についてどのように解釈していますか。もう一度お聞きいたします。 313 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 314 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 315 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 下水道法第1条の目的なんですけれども、下水道の整備を図り、もって都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質の保全を資するものと目的とするということでございます。 316 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 317 ◆議長(沓名 宏) 4番。 318 ◆4番(加藤厚雄) だからそれ、そのままやね。先ほど言ったように、先ほど第10条も言っていましたので、第10条をどういうふうに解釈しているかということで、10条の先ほど言った、部長の言ったその続きを、私もちょっとこれ、プリントアウトしたもんで。一応私、読みますので、これをどういうふうに解釈しているかというのをお聞きします。  だから、第10条公共下水道の供用化が開始された場合において、当該公共下水道の排水区域内の土地の所有者、使用者または占有者は、遅滞なく次の区分に従って、その土地の下水を公共下水道に流入させるために必要な排水管、排水渠その他の排水施設を設置しなければならない。さっき部長が読んだの、ここまでなんです。その後に、ただし、特別の事情により公共下水道管理者の許可を得た場合は、その他政令で定める場合においては、この限りではない。このただし書きのほうはどのように解釈していますか。 319 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 320 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 321 ◆開発水道部長(黒田敏裕) これは公共用水域に直接流しても、水質上問題がない場合ということを想定して解釈しています。 322 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 323 ◆議長(沓名 宏) 4番。 324 ◆4番(加藤厚雄) ということは、今言ったように、浄化槽できれいになった水は流してもいいということになっちゃうんだよ。解釈できちゃうと。  先ほど言った、くみ取りの件もありますけれども、こちら、先ほど言った第11条の3、この11条3もただし書きがありますので、これも読んでもらっての解釈をお願いします。 325 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 326 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 327 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 第11条の3、第3項のただし書きですけれども、当該建築物が近く除去され、または移転される予定のある場合、もしくは水洗便所への改造に必要な資金の調達が困難な事情がある場合と、あと当該くみ取り便所を水洗便所に改造していないことについての相当の理由が認められる場合、この限りでないという記載がございまして、これは改造すべき命令をしないということで、接続の義務がなくなることではないという形で解釈しております。 328 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 329 ◆議長(沓名 宏) 4番。 330 ◆4番(加藤厚雄) なので、ここのただし書きには、水洗便所への改造に必要な資金の調達が困難な事情がある場合というふうに書いてあるんやね。だから、そういった事情がある場合には、今言ったようにこの限りではないと。がゆえに、本来であるならば、管理者としては市長、接続しろという命令は出すことはできる。それに接続しなければ罰則規定の罰則金もあるんだけれども、現実この必要な資金の調達の困難がある場合はこの限りではないという条文がある限り、実質罰則規定もないというふうであるならば、原則のとおり接続するということであるならば、先ほど言ったように接続率を伸ばすと。80%からなるべく90%、100%に伸ばすと。  先ほど他市と比べて、近隣市と比べて、何て言ったっけ。中位、中間、3番目と言いましたように、ということは、碧南市よりも接続率の高い市もあるし、碧南市よりも低い市もある。だから、どうすれば接続率が上がって、先ほど聞いた、そうすれば、100%になれば、年間7,800万円のお金が入ってくると。だから、逆なことを言うと、免除や補助金、工事費の補助金を、極論で言えば、半分出しても7,800万円が入ってくるようであるならば、それは使用料としてはふえるのであって、そういったほかの他市の状況と、全国には免除したり、接続費の工事費も出したところもありますので、その辺の今後の調査研究やらの検討をしていくべきじゃないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 331 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 332 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 333 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 碧南市の立場といたしましては、今後、整備する区域と既に整備をいただいている方との不公平感を生じさせないため、新たな制度創設は考えておりませんけれども、いま一度、他自治体の情報を収集しまして、不公平是正等の方策等を調査研究してまいりたいと思います。 334 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 335 ◆議長(沓名 宏) 4番。 336 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと調査研究をして、なるべく接続率を80から85、90というふうに伸びるようにしっかりと調査研究をして取り組んでほしいと要望いたしまして、件名2に行きます。  これ、件名2が、私、ずーっと狭隘道路についてというのは言っていたんですけど、ここに、減災と解消をつけている。本当に狭隘道路をなくすことが減災につながっていくんだと。それと解消へ向けて事業、取り組むべきではないかと。ちょっと、この場を、減災という言葉があったもので、執行部と市長にお礼を言うと、11月21日に自分が去年の9月だったかね、災害対応型紙コップ式の自販機と災害支援型自動販売機の設置を求めまして、11月29日に合計4台、味ふうせんの前につきましたので、市民に成りかわって深く感謝をいたします。  次に、この(1)、本当に狭隘道路の拡幅が必要と感じているのか、どうなのか。火事にしても地震にしても、その辺の必要性の認識について、まずお伺いいたします。 337 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 338 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 339 ◆建設部長(中村正典) 狭隘道路の拡幅につきましては、日常生活において良好な住環境を整備するとともに、災害などの緊急時に円滑な避難及び緊急車両等の通行を確保するということの目的のために、重要な事業であるという認識をしております。 340 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 341 ◆議長(沓名 宏) 4番。 342 ◆4番(加藤厚雄) 次の(2)、これも確認でもう一度聞きますね。何回も聞いているんですけれども、碧南市内の道路の総延長と狭隘道路の占める割合、これをお聞きいたします。 343 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 344 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 345 ◆建設部長(中村正典) 平成30年4月現在での状況ということで申し上げますと、碧南市内の市道の総延長は464キロメートル余で、これに対しまして狭隘道路の総延長は118キロメートル余でございます。狭隘道路が占める割合はおよそ25.4%となります。 346 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 347 ◆議長(沓名 宏) 4番。 348 ◆4番(加藤厚雄) 市長、今言ったように、118キロもあるんですよ。碧南市の道路の4分の1が狭隘道路と。本当に早急に取り組むべきだというふうに思います。  今、平成27年に、道路寄附採納要綱ができてからの拡幅の整備の助成がありますけれども、碧南市についての今の助成についてをお聞きいたします。 349 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 350 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 351 ◆建設部長(中村正典) 狭隘道路の拡幅整備の助成につきましては、議員おっしゃったとおり、碧南市道路寄附採納要綱、これに基づきまして事務を進めているところでございます。  助成の内容といたしましては、後退用地の寄附に係る自己負担を減らし、後退用地の取得促進が図れるよう、測量及び分筆の登記に要した経費の負担、所有権移転登記に要した経費の負担、10万円を限度として後退用地内にある工作物の撤去費用の補助及び交差点から20メートル部分の買い取りを行っております。  平成29年度の実績を申し上げますと、測量及び分筆登記に要した費用の負担が46件、所有権移転登記に要した経費の負担が54件、工作物の撤去費用の補助が13件、交差点から20メートル部分の買い取りが33件でございます。 352 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 353 ◆議長(沓名 宏) 4番。 354 ◆4番(加藤厚雄) その碧南市の要綱に基づいてこの約3年間、事業を進めていく中で、どのくらいの(4)拡幅事業の推進状況はどうだったのかというのをお聞きいたします。 355 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 356 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 357 ◆建設部長(中村正典) 進捗状況といたしましては、平成27年度から測量及び分筆登記を要した経費と、工作物の撤去に要した費用、これを市が負担することとしたということで、平成26年度が35件であったものが、平成27年度には61件、平成28年度には52件、平成29年度が54件、平成30年度11月末現在でございますが、49件となっておりまして、平成27年4月から平成30年11月までの総延長で申しますと3,976メートル余の区間において、道路拡幅ができたということでございます。 358 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 359 ◆議長(沓名 宏) 4番。 360 ◆4番(加藤厚雄) 進んでいるといや進んでいるし、118キロからいったら進んでいないといっちゃ進んでいないんですけれども、今現在、(5)現在どういった場合に、狭隘道路の拡幅、寄附等の相談があるかというのをお聞きいたします。 361 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 362 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 363 ◆建設部長(中村正典) 窓口での相談も受けておりますので、正確な件数というのは把握してございませんが、住宅の新築または建て替えに際しまして御相談を受けることが多いというふうに思っております。  また、建築確認申請の前に行う道路後退用地に関する事前協議の際には、適正な道路後退であるかを確認しております。  また、このところ道路後退をされた土地の隣接地の土地所有者の方からも御相談をいただくケースがふえております。これは、土地の測量を行う土地家屋調査士の方に、碧南市の狭隘道路解消のための補助制度があることを市民の皆様に説明していただくようお願いしているということの成果だと思っております。 364 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 365 ◆議長(沓名 宏) 4番。 366 ◆4番(加藤厚雄) これ、次、(6)に行くんですけれども、確かに道路後退分を寄附する場合には、測量と分筆と抵当権抹消と、それから移転登記と、それといろんな除去を含めて上限で10万円と。だったら何かみんなやってくれそうなんだけど、1個ネックがあって、塀とかブロックを撤去するお金は出るんだけど、ブロックがあったところはブロックをつくらないかんじゃん、またね。それで、土どめしているところは土どめしないとだめなんやね。  ちょっと今回の補正予算の公民館費臨時事業でも、これ、何か新川公民館のネットフェンス20.5メーターと、この大浜公民館のネットフェンス15.8メートル。合計36メートルで113万円かかっておるんやね。これを1メーター当たりにすると、ネットフェンスですら3万円かかるんやね、1メーターで。ちょっとかかり過ぎかなというふうに思うんだけれども、そうなると、その人の間口が10メーターだと、1メーターで3万円やったら、30万円かかるということやよ。そんなに多分これ、かからんと思う。大体この見積もりが高いような気もするんだけれども、そういうことを考えると、そういった助成費が建築のブロック塀とか、土どめをつくる補助制度がないがゆえに余り進んでいないのではないかなというのも考える中で、(6)の近隣市の拡幅整備の助成費と、碧南はその補助金の助成費を拡大する意思はあるのかないのかというのをお聞きいたします。 367 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 368 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 369 ◆建設部長(中村正典) 近隣市のまず状況ということでございます。  後退用地及び隅切り部分の買い取りを行っているのは、碧南市以外には岡崎市が隅切り部分ということで行っております。刈谷市が後退用地の部分の買い取りを行っております。  それから、構造物の撤去費用の補助につきましては、刈谷市が碧南市と同様の上限10万円ということで補助を行っていると。岡崎市につきましては、補助内容を詳細に規定をしておりまして、擁壁等の撤去費用及び設置費用まで補助しているということは承知をしているところでございます。  境界確定、分筆登記及び所有権移転登記の費用につきましては、高浜市には補助制度がないということで、刈谷市と知立市は負担額の上限を設けておりますが、多くの市が碧南市と同様、全額負担するという補助制度となっております。  近隣市と比較しましても、碧南はすぐれた制度というふうに自負しておりますので、今のところ助成の拡大の考えはございません。
     以上です。 370 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 371 ◆議長(沓名 宏) 4番。 372 ◆4番(加藤厚雄) 寄附の要綱がないよりはあったほうがすぐれている。がしかし、新たな塀をつくるとか土どめをつくるというのにしても、岡崎市は助成制度があるわけですので、まるっきりないわけではないですので、本当になるべく土地所有者、建物所有者の費用負担がかからないようにしないと、お金がかかるようなら別に寄附するのやめようかと。  つくった当初は、古い方だと、当時は違法ではなかったような、建築確認の、建築基準法のできる以前からつくっておる場合は何とも言えない部分もありますので、そういった面から言うと、進めるには補助費の拡大か、もう一個は(7)、要は重点整備路線を決めるとか、ここは拡幅しておくと災害とか地震のときに非常に必要性が高いと、そういったところの重点整備路線を決めるとか、重点地区を決めてこちらから取り組むと。だから、相談されたからやるというよりも、こういった地域が危ない地域だからゆえに進めるという、そういった考えはないのか、お聞きをいたします。 373 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 374 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 375 ◆建設部長(中村正典) 狭隘道路の問題は市域全体の問題でございますので、特に重点整備路線や重点地区を定めて狭隘道路の整備、拡幅に取り組む考えではございません。近隣市につきましても、同様の取り組みを行っているところは聞いていないところでございます。新築や建て替えにあわせて順次セットバックをしていただくことはもとより、補助制度を活用していただいて、道路の拡幅整備に御協力いただくよう、引き続きPRをしていきたいというふうに考えております。  また、路線全体として拡幅整備の御相談があれば積極的にはかかわってまいりたいというふうには考えております。 376 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 377 ◆議長(沓名 宏) 4番。 378 ◆4番(加藤厚雄) 何かの現状のままというのがこっちへ聞こえてくるんだけどね。  そのまま(8)、だから、本来だと助成制度を活用して今の要綱による拡大だとか、そういった助成制度を活用して重点路線だとか、重点地区というのをしっかりとやっていけば、今後とも拡幅整備が推進できると思うんですけれども、今現在、推進の状況というのをもう一遍確認しますけど、お答えください。 379 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 380 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 381 ◆建設部長(中村正典) 先ほどと重複する部分もございますが、この道路寄附採納要綱による拡幅、拡張整備に係る実績ですが、平成27年度から29年度の3ヵ年の平均で言いますと、56ヵ所で延長が1,015メートル、1年当たりですけれども、1,015メートルということになります。  27年以降、順調に増加傾向ということでございまして、さらに拡幅整備が推進するために広報だとかホームページ、こちらのほうで市民の方々にPRするともに、引き続き建築関係の方々の御協力をいただきながら、補助制度の周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 382 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 383 ◆議長(沓名 宏) 4番。 384 ◆4番(加藤厚雄) 今答弁は、1,015メートルと言ったね、年間、平均すると。これ、キロでいうと、1キロなんだよね。狭隘道路の総延長が先ほど118キロと言った。ということは、118年でようやく全部終わると。道路というのは両面あるもんね。東と西、南北に走るやつは。それで、東西に走るやつは北と南ということは、118年の倍、すぐには計算できんけど、200年以上かかるということやよ。  だから今言ったように、もうこれでいいという段階ではないの。今から始めると、だから、どうすれば進むのかというのを、それが補助制度の拡大なのか、それとも重点路線を決めるのか。このままいくと、年々、毎年1キロが2キロになるならいいよ。さっきもちょっとずるいよね。総延長はキロで言って、ことしの成果はメーターと言うと、何かいかにも進んだかなと思うんだけど、1キロ、たった。ということになると、私の生きているうちは絶対に解決しないと。  少なくともここ、ちょっと様子を見て、毎年1年が1キロから2キロ、3キロ、10キロとなっていけばいいんだけど、そうやってなっていくような補助制度なり重点地区なりを決めないと、これはずっとたってもできないんじゃないかというふうなことを考えますので、もう一度、毎年1キロでいいのかというのを踏まえながら答弁を求めます。 385 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 386 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 387 ◆建設部長(中村正典) 議員のおっしゃることは、重々承知しておりまして、長い年月がかかるということではございますが、今のところ、重点路線につきましては、これは市内全域でやっていることでございますので、その重点路線にすることによって、差別化になってしまうということもございますので、ここについては、考えていないということでございます。  あと助成の拡大につきましては、これは国のほうの補助事業の絡みもございまして、今近隣各市の状況もございますので、そちらのほうは注視していきたいというふうに思っております。  ただ、生活道路ということでございますので、我々、市としましては、そこだけではない通常の道路のほうの整備もございますので、そこのところは御理解いただきたいというふうに思っております。 388 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 389 ◆議長(沓名 宏) 4番。 390 ◆4番(加藤厚雄) なかなかそうだねとはいかないというのは実感しますけど、じゃ、(9)、ここも問題なのは、要は道路の始まりの交差点、あと何か鍵形に曲がっている場合の、すなわち路線の初めの交差点が寄附に応じてくれないと、もうたとえ道路の中が寄附してくれても、入り口と出口が通れるようになっていないと非常に厳しいと。  また、普通の車なら隅切り部分がなくても通りますけれども、消防車とか救急車が通ることを考えると、隅切りがないと車は曲がりにくいと。こういった角地について、若干建築制限を求めて、隅切り部分をなるべく確保するということについての今の現状と対策をお聞きします。 391 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 392 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 393 ◆建設部長(中村正典) 隅切り部分につきましては、現在碧南市としましては、後退用地の寄附、買収と同時に隅切りの買い取りをお願いしているところでございます。  これは碧南市の独自の制度ということで、隅切り用地につきましては、固定資産税評価額の1平方メートル当たりの単価に1.2を乗じた額で買い取りをさせていただいているところでございます。ここ3年間の取得状況で申し上げますと、27年度が後退用地の寄附、買収6件、このうち4件が隅切りの買い取りをしております。割合でいいますと66.7%ということでございます。  28年度につきましては、11件のうち8件72.7%、29年度は14件のうち9件ということで、64.3%ということでございまして、狭隘道路の拡幅隅切り用地の取得に御協力いただいておりますので、しばらくはこの形でやっていきたいというふうに思っております。 394 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 395 ◆議長(沓名 宏) 4番。 396 ◆4番(加藤厚雄) 先ほどの今の数字を聞いても、隅切り部分なんだけれども、買い取りをしているにもかかわらず6割とか7割とか、なるべくだったらもう80、90、要望するのは100%でなければ、そこから消防車が通れなければ、奥が通れても何の意味もありませんので、なるべくそれも80、90%に続くように、というか延びるように、しっかりと対策を練ってやらなければいけないというのと、本当にこの市長が狭隘道路についての認識を本当に必要性を感じているのか。先ほど言ったように、総延長で118キロあって、年間1キロしかできていない、しかも片側だけね、計算上は。しっかりとその辺のことを考えながら、今後も狭隘道路の解消に向けてしっかりと取り組んでほしいというのを要望いたしまして、質問を終了します。 397 ◆議長(沓名 宏) 以上で、加藤厚雄議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 50分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 0分 再開) 398 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に続き、会議を開きます。  次に、小林晃三議員の一般質問を許します。 399 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 400 ◆議長(沓名 宏) 6番。 401 ◆6番(小林晃三) 皆さん、こんにちは。新政会の小林晃三でございます。  議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき、質問をさせていただきたいと思います。  短い質問で所管も多岐にわたりまして御迷惑をおかけしておりますが、碧南市民の安心・安全について大事なことをお聞きをさせていただきますので、御答弁をよろしくお願いいたします。  まずは、件名1、碧南市の水防についてお聞きさせていただきたいと思います。  ことしも終わりに近づいてきております。振り返ってみると、本年も全国規模では、地震や豪雨災害の年であったなというふうに思います。夏には、災害とも言える猛暑も経験をいたしました。碧南市でも、相次いだ台風で被害があったと記憶をしております。被害の詳細は、午前中に山中議員が質問されたとおりでございます。  さらに、この地域は南海トラフ地震などの災害の発生も予測をされていて、当然ながら碧南市においても、備えは日々進めていただいております。碧南市地域防災計画、碧南市地震対策減災計画、そして、碧南市水防計画などを策定をいただいておるところでございます。そして、碧南市民に向けても、碧南市の標高マップ、そして、全戸配布された地震のハザードマップ、そして、こちらも全戸配布されました洪水・高潮ハザードマップがあります。わかりやすくて大変すばらしいものができ上がったなというふうに思っております。  そこで今回の質問では、碧南市は水に囲まれたまちでございますので、特に水への備えについてを中心にお伺いをさせていただきたいと思います。  まずは、(1)碧南市の豪雨対策についてお聞きをしたいと思います。  アといたしまして、想定されております最大時間雨量についてお聞きします。  防災の専門家にお聞きをいたしますと、時間雨量30ミリで要警戒をしてくれと、そして、時間雨量50ミリで何らかの災害が起きるよと、そして、時間雨量100ミリでは大きな災害となる可能性があるとおっしゃっておりました。  例えば、洪水・高潮ハザードマップにあるような、最大級の災害想定では何が起きるのでしょうか、御答弁お願いします。 402 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 403 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 404 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  碧南市の下水道計画における施設整備につきましては、最大時間雨量50ミリを想定いたしております。  また、洪水ハザードマップにつきましては、国が平成28年5月に公表した矢作川流域の想定最大雨量48時間降雨量683ミリ、これをもとに策定いたしております。洪水ハザードマップにあるような降雨となった場合には、標高の低い地域での道路の冠水や浸水の被害が想定をされております。  以上です。 405 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 406 ◆議長(沓名 宏) 6番。 407 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  今、御答弁いただいたような最大規模の683ミリというような雨はなかなか起きるものではないというふうに思っておりますが、その場合に、碧南市でも標高の低い地域では道路の冠水や浸水被害が想定されるという御答弁もありましたので、では、イといたしまして、標高の低い地域の対策をお聞きをさせていただきたいというふうに思います。  碧南市では低地帯があります。その対策で、蜆川のポンプ場、中田川のポンプ場ができて、水のたまりやすい場所の排水は、過去に比べて格段によくなったのであるというふうに私自身は思っております。ポンプのことしの台風での稼働状況は、山中議員の質問でお答えをしていただいたとおりでございますが、ほかにもまだまだ水のたまりやすい低地があります。  御答弁でも、最大規模の降雨であると道路冠水、浸水被害があるというふうにおっしゃっておりましたが、現状の把握と対策はどのようになっておりますでしょうか。よろしくお願いします。 408 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 409 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 410 ◆副市長(松井高善) 市内の低地帯で道路冠水や浸水被害が起こっている箇所は把握をいたしております。以前から浸水被害の多かった、旭地区の八村川流域、西端地区の油ヶ淵周辺におきましては、雨水排水施設の建設によりまして、被害の軽減が見られているというところでございます。  しかしながら、ゲリラ豪雨だとか高潮などの特殊な場合には、引き続き注意が必要であると考えております。  また、市内には雨水排水対策の施設といたしまして、下水道雨水ポンプ場が大小合わせて11ヵ所、河川排水機場は蜆川に2ヵ所ございます。  以上です。 411 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 412 ◆議長(沓名 宏) 6番。 413 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  市内に豪雨があって、標高の低いところに内水氾濫が起きる前に、市内のポンプを稼働させて被害を最小限に食いとめるのだというふうに理解をしておりますけれども、過去には、全国の事例ですけれども、停電によって動くはずのポンプが稼働せず、被害が広がったというような事例もありました。そのあたりは大丈夫でしょうか。よろしくお願いいたします。 414 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 415 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 416 ◆副市長(松井高善) 下水道雨水ポンプ場11ヵ所のうち8ヵ所、河川排水機場2ヵ所のうちの1ヵ所には、それぞれ非常用の発電機が配備をしてございます。このことによりまして、連続12時間の運転ができる状態となっております。  また、小規模なポンプ場につきまして、非常用発電機の配備はありませんけれども、水門の操作、あるいは背水区間の連絡会にて、この排水機をまたいで排水ができるということでございます。  以上です。 417 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 418 ◆議長(沓名 宏) 6番。 419 ◆6番(小林晃三) それでは、低地帯での今後の対策などは何かありますでしょうか、お願いいたします。 420 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 421 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 422 ◆副市長(松井高善) 降雨予報を参考にいたしました雨水ポンプ場での先行排水の実施、外海の潮位を参考にした水門の開閉操作、これによりまして浸水被害の軽減に今後も努めてまいります。  以上です。 423 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 424 ◆議長(沓名 宏) 6番。 425 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  状況によっては、水門の開閉操作というのは、非常に難しい判断を迫られるということもあるというふうにお聞きをしております。今後もさまざまな状況をシミュレーションしていただいて、不測の事態に備えていただくようにお願いをさせていただきたいと思います。  では、次にウといたしまして、いっとき退避場所、そして、避難場所は最適かについてお伺いをさせていただきたいと思います。  いっとき退避場所、避難所、火災時避難場所などが市内の多くの場所に設定をされております。洪水や高潮などの場合には、大浜地区と西端地区では、使用できる施設が少なくて、上層階に限定をしておるという状況でございます。  この地域は多くの人が生活している場所でもございますが、今の現状だと少し心もとなく感じますので、現状でのお考えと今後の対策などがあれば教えていただきたいと思います。
    426 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 427 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 428 ◆副市長(松井高善) 大浜地区、西端地区につきまして、標高が低いということから、ほかの地区に比べて利用できる避難施設が少ない、こういうことは認識をいたしております。  ただ、洪水や高潮などの水害の場合は、事前にある程度まで予測ができる、これが可能でございます。  本市におきましては、こういう場合に備えて早目に避難行動をとって行っていただきまして、場合によっては、ほかの地区の避難所への避難も検討していただきたいと考えております。なお、避難可能な施設が建設をされた際には、建物の所有者の方の協力を得る中で、新たないっとき退避場所や避難所の指定を進めてまいりたいと考えております。  ちなみに今年度の実績でございますが、8月23日には市内江口町の児童養護施設オリーブ、さらには、11月6日に弥生町のDCMカーマ碧南店と新たにいっとき退避場所の覚書を交わしております。  以上です。 429 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 430 ◆議長(沓名 宏) 6番。 431 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  ことしも、新たに2ヵ所のいっとき退避場所の覚書を交わしたということでございます。ありがとうございます。ただ、日々変わっていく話でございますので、しっかりと住民の周知はお願いをさせていただきたいと思います。  それでは、次にエのアンダーパスなどの監視体制はということでお聞きをさせていただきたいと思います。  過去には、愛知県内で痛ましいアンダーパスでの水没事故というものがありました。皆さんも御記憶にあるかというふうに思いますが、碧南市でもアンダーパスはございます。  碧南市での監視体制はどのようになっておるのか、そして、どういうふうに連絡体制があって、そして、通行どめをどういうふうな基準でやるのかということをお聞きさせていただきたいと思います。 432 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 433 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 434 ◆副市長(松井高善) 碧南市が管理をするアンダーパスは、宮町5丁目の大浜熊野大神社の南西にございます市道玉津浦線と、市道熊野大神社西2号線の交差部1ヵ所でございます。  碧南市では、大雨時におきましては、市職員がパトロールを実施いたしまして、現地の安全性を目視にて確認いたしております。現在、監視カメラ等の設備はございません。現地にて、冠水などによって通行に支障を来す、こういうことが確認をされた場合には、職員によりまして通行どめの措置を行っております。また、必要があれば業者へ連絡をいたしまして、バリケード等を設置するよう、こういう連絡をとっております。このアンダーパスは岬町にある一ツ橋ポンプ場とつながっておりまして、このポンプ場が稼働している限りは道路冠水はないと、今のところ考えております。  次に、愛知県が管理をするアンダーパスでございますが、これは名鉄三河線と交差をする2ヵ所がございます。1ヵ所は羽久手グラウンド北の県道西尾新川港線との交差部、もう一ヵ所は碧南中央駅北側の主要地方道安城碧南線との交差部分でございます。  愛知県におきましては、アンダーパス部に雨水や湧き水などを自動で排水するポンプを設置しておりまして、この情報は自動通報システムを介して知立建設事務所内の監視盤に送信をされております。そして、路面やポンプの状況が確認をできるという、こういうシステムになっております。万が一、異常降雨によりまして道路冠水を起こすような事態となった場合、冠水の深さが5センチメートルでアンダーパス入り口手前にある情報盤に通行注意の情報が表示をされて、あわせて業者が現地の状況を確認するということでございます。冠水の深さが15センチとなった場合には、通行どめの情報が表示をされまして、速やかに通行どめのバリケードなどを設置するということになっております。  以上です。 435 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 436 ◆議長(沓名 宏) 6番。 437 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  アンダーパスなどを目視していただく職員さん、そして、バリケードを設置いただく業者の方々、アンダーパスが冠水するような状況でございますので、ただでさえ危険な状況、ひょっとすると雨が降る中、停電して真っ暗な中、設置をしなきゃいけないと、そんなような危険な状況があるのかもしれません。くれぐれも2次災害に遭われぬように、最大限の御注意をお願いさせていただきたいというふうに思います。  それでは、次にオといたしまして、豪雨災害についての今後の対策、何かありますでしょうか。お答えをいただきたいと思います。 438 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 439 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 440 ◆副市長(松井高善) 下水道の施設整備につきましては、今後も可能な限り進めてまいります。しかしながら、施設の整備には長い年月と多大な費用が必要でございます。この辺につきまして、御理解をお願いいたします。  また、愛知県所管の河川施設、高浜川排水機場などにつきましては、早期に建設をしていただきますように国、県に要望してまいります。  また、災害の発生が予想される場合には、市民の皆様にはみずから情報を収集していただき、速やかに避難を開始していただけるように、こういう啓発を行っていくと同時に、早目に避難情報は発令してまいりたいと考えております。  以上です。 441 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 442 ◆議長(沓名 宏) 6番。 443 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  それでは、(2)に移ります。  碧南市の津波対策についてお伺いをするわけですが、昨日も南太平洋で地震があって、ニューカレドニアとバヌアツでは70センチを超えるような津波があったよというニュースを耳にしました。過去には、南米チリで起こった地震のときにも、その津波が日本にも到達をするという状況を目にしたことがあります。遠くの地震でも津波は到達をするんだなというふうに思ったわけでございます。  今、碧南市が想定をしておる目の前の南海トラフの地震で起きるような津波では、本当に時間も限られた中で対策をしていかなきゃいけないというふうに考えておりますが、まずは、このときに起こり得る、想定される最大の津波はどのようなものなのか、お答えをいただきたいと思います。 444 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 445 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 446 ◆副市長(松井高善) 本市におけます想定の最大津波高、これは3.5メートルでございます。また、最短の津波到達時間、これは地震が発生した55分後に30センチの津波が到達すると、こういう想定をいたしております。 447 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 448 ◆議長(沓名 宏) 6番。 449 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  では、それに伴って被害想定はどのようなものかお聞かせください。 450 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 451 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 452 ◆副市長(松井高善) 被害の想定につきましては、これは地震ハザードマップにも記載をいたしておりますけれども、南海トラフ地震による過去地震最大モデルということでございます。これでいきますと、死者282名のうち津波による死者の方は106名、また、建物の全半壊戸数が1万1,154棟のうち津波による建物被害は2,009棟と想定をいたしております。  もう一つ、理論上の最大モデルにおきましては、死者数は1,140名でございまして、このうち津波による死者は440名、建物全半壊棟数は2万748棟でございまして、このうち津波による建物被害が1,241棟と想定をいたしております。なお、浸水の面積につきましては、市域のおよそ3分の1と想定をいたしております。  以上です。 453 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 454 ◆議長(沓名 宏) 6番。 455 ◆6番(小林晃三) 御答弁ありがとうございます。  理論上最大モデルというのはなかなか、市の面積の3分の1が水没して、全半壊も多数の被害が出る、このような大きな災害はなかなか出ることはないというふうに思いますが、最大ではここまで災害が広がる可能性があるということをしっかりと認知しておくことが大切なのだというふうに思います。そして、また、そうならないように日々着々と対策を進めていただきたいというふうにも思っております。  では、次にウといたしまして、防波堤の整備と耐震の進捗はどのようになっておりますでしょうか、お答えをいただきたいと思います。 456 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 457 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 458 ◆副市長(松井高善) 防波堤整備と耐震化の進捗についてでございます。  高潮防波堤となる海岸堤防は、国土交通省と農林水産省の2つに所管が分かれております。  対策実施済みのものは、農林水産省管理の川口地区1,850メーターの川側でございます。陸地側につきましては、平成32年度までを事業期間といたしまして、今年度から着手をいたしております。  そのほかの県管理の旧海岸堤防は、現在、未実施でございます。  また、国管理の矢作川におきましては、河口部の約400メーターが実施済みでございます。今後は、平成28年度に改定をされた河川構造物の耐震性能照査指針に基づきまして、堤防の耐震について調査検討を行い、必要に応じて対策を検討していくと伺っております。  県管理河川におきましては、蜆川河口部左岸及び右岸の一部が完了済みでございまして、現在、右岸の対策を継続しております。  また、高浜川水門は現在耐震工事を実施いたしておりまして、伏見屋水門は今年度から耐震工事に着手、新川水門は改築の方向で検討していると伺っております。  以上です。 459 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 460 ◆議長(沓名 宏) 6番。 461 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  防波堤等は国や県の管理のものが多いと思います。ですけれども、碧南市に住んでいる市民にとっては県も市も国も余り関係ありませんので、しっかりと今後も引き続き連絡を密にとっていただいて、整備を進めていただきたいと思います。  では、次にエといたしまして、防潮堤、そして、水門のあける、閉めるの判断基準をお聞きさせていただきたいというふうに思います。  また、先進地では、防潮堤の自動化やウエブカメラの設置も検討を進めておるところもありますので、それもあわせてお答えをいただきたいと思います。 462 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 463 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 464 ◆副市長(松井高善) 樋門、水門及び防潮扉は県から委託を受けまして、消防団や市職員が開閉作業を行っております。  この判断基準でございますが、水門などのある背後地の高さ、標高ごとに、津波注意報発令で閉鎖をするものと、津波警報発令で閉鎖をするものとに分けて作業を行うことといたしております。  開門につきましては、注意報などが解除になった段階で速やかに開門をいたしております。  先ほどお尋ねの自動化及びウエブカメラの採用は、現段階ではないと伺っております。 465 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 466 ◆議長(沓名 宏) 6番。 467 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  作業をされるのは消防団、もしくは、市の職員が作業を行っていくという御答弁でございましたが、ここでも大変危険な作業をされる、また、津波で過去には水門を閉めに行ったがために被害に遭われたという悲しい事故もあったと記憶をしておりますので、ぜひこちらも細心の注意を払っていただきたい、そのように思います。  では、津波の今後の対策についてお答えをお願いします。 468 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 469 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 470 ◆副市長(松井高善) 市民の皆様方には、防災メールやいろいろなメディアから得られる津波警報などの情報を確認された場合には、まず速やかに避難を開始していただきたいと考えております。  また、現在、名古屋大学と津波避難計画の策定を進めておりますので、津波発生時の避難経路などにつきまして、次年度には市民の皆様方にお示しができると考えております。  以上です。 471 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 472 ◆議長(沓名 宏) 6番。 473 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  今後は気候変動の影響を受けて、局地的なゲリラ豪雨、そして、想定をはるかに超えるようなスーパー台風が発生すると、そのような予測をしている専門家もいらっしゃいます。実際に、全国的に最近は豪雨災害がふえてきたなと、頻発しているんじゃないかなというふうに実感をしております。当然、皆様もそのようにお考えなのだろうというふうに思います。  また、答弁にもありましたが、津波対策では次年度には避難経路等が市民の皆様に示されるということで、市民の安心・安全にとってまた一歩前進したなというふうに心強く感じます。ありがとうございます。  今まで(1)、(2)では、碧南市の水対策について、施設面、ハード面のところを中心にお聞きさせていただきました。  (3)に移りますが、碧南市民への周知について、ソフト面を中心にここではお聞きをしたいというふうに思います。  災害は、いつ、どこで、どのような形で起きるのかわかりません。そのために日々防災とか減災に取り組んでいく、これは非常に大切なことだというふうに思っております。当然、ハード面に関しては、御答弁でもありましたように、予算も時間もかかります、限界があります。津波のために、堤防を何十メートルも積み上げればいいというものでもありませんし、ポンプ場をそこらじゅうにつくって排水をすればいいというわけでもありません。被害を最小限に抑えるためには、やはり市民一人一人の防災に関する情報、関心、これが非常に大事なことだというふうに思います。誰もが共通の認識で防災、減災に取り組む必要があるというふうに考えております。  その上で、アといたしまして、これまでの市民への周知、そして、今後の対策についてお伺いをさせていただきたいと思います。  まずは、防災メールの登録状況、そして、ここにもありますが、全戸配布されたハザードマップ、どのように活用されているのか、そして、先月、臨海対策特別委員会で行政視察をさせていただきました神戸市では、旅行客、県外から、そして、市外からの買い物客のために、神戸市津波防災ウエブサービス「ココクル?」というものを開発して、不特定多数の方にどこにいても情報が得られるというようなサービスを行っておりますけれども、碧南市においても来碧者への対応をどのようにしていくのかもお聞きをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 474 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 475 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 476 ◆副市長(松井高善) 本市では、災害時における市民周知におきましては、現在、防災メール、ケーブルテレビ、エフエムキャッチ、同報無線、広報車による周知を行っております。
     このうち、お尋ねの防災メールの登録状況でございます。  平成30年10月末現在でお答えいたします。1万1,599件の登録がございまして、加入率は人口で見ますと15.9%でございますが、世帯数で見ますと40.4%となっております。  また、平成29年5月にハザードマップを全戸配布いたしましたが、この活用状況でございます。昨年度は、市内38ある自主防災会を初めまして、市内の小中学校で4回、高齢者教室で3回、計58回、人数で言いますと2,621名の方に対して防災講座を実施いたしまして、ハザードマップの周知の説明に努めております。今年度は11月末現在で、自主防災組織のほかに、市内の高校で1回、高齢者教室で1回、計20回、959名の方に対して防災講座を実施いたしておりまして、ハザードマップのさらなる周知にも努めております。  先ほどの議員御提案の神戸市の津波防災ウエブサービスでございます。来年度から、防災メールのほかに、避難勧告など、こういうものにかかわる重要なものにつきまして、携帯電話を使ったエリアメールの導入も検討しておりますので、導入されれば市外から碧南市に買い物等で来られた方にも情報提供ができるものと考えております。  以上です。 477 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 478 ◆議長(沓名 宏) 6番。 479 ◆6番(小林晃三) 残念ながら、防災メールの登録、多くないなというのが実感でございます。大災害時に被災された方が、まず身の安全を確保した後に真っ先に必要なものというのは、やはり情報なのだというふうに思います。今の時代は、スマホなど手元にすぐ情報が入る、そういう時代なのかもしれませんけれども、やはり地域のことを、地域の正確な情報を発信できるのは防災メールなのかなというふうに思いますので、ぜひ登録者もふやしていただくようにお願いをします。  また、ハザードマップも小中高と、また、自主防災会等、防災講座の中で周知をしていただいておるというふうに御答弁がありましたけれども、まだまだ中身については理解をされていないのかなと思いますので、先ほども申し上げましたが、防災に関しては共通の認識が大事だというふうに思いますので、ぜひさらなる周知のお願いを申し上げます。  そして、来年はエリアメールができるという御答弁もありました。先ほどの答弁では津波の避難の経路もできるということで、碧南市民にとっては非常にありがたいことだなというふうに思います。また、来碧者にとっても安心・安全な碧南市をアピールできるのではないかなというふうに考えてもおります。副市長におかれましては、竜の子街道プロジェクト等で碧南市をしっかりとPRして、現在もしていただいておりますが、この部分も安心・安全な碧南市をしっかりPRしていただきたいというふうに思います。  では、次にタイムラインの考え方について御質問をさせていただきたいと思います。  タイムラインとは、災害の発生を前提に防災関係機関が連携して、災害時に発生する状況をあらかじめ想定して共有した上で、いつ、誰が、何をするかに着目して、防災行動とその実施主体を時系列で整理した計画でございます。防災行動計画とも言います。国、地方公共団体、企業、住民等が連携をして、タイムラインを作成することによって、災害時に連携をした対応を行うことができるというものでございます。  碧南市には、時系列での防災行動計画はありますでしょうか、お答えをお願いします。 480 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 481 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 482 ◆副市長(松井高善) 本市におけるタイムラインでございますが、矢作川の氾濫を対象としたタイムライン、これを国土交通省豊橋河川事務所と策定いたしまして、平成29年8月より運用を始めております。今後も引き続き、防災関係機関と連携、協力しながら、迅速かつ的確な防災対応に取り組んでまいります。 483 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 484 ◆議長(沓名 宏) 6番。 485 ◆6番(小林晃三) ただいま矢作川のタイムラインについては了解をいたしました。ですがタイムラインには、台風のタイムライン、津波のタイムライン、豪雨のタイムライン、いろんなタイムラインがあります。碧南市も台風や津波に、さんざん申し上げてきたとおり、そちらの心配もありますので、こちらのタイムラインもぜひ検討していただいた上で、市民と連携をして情報共有ができると考えますので、ぜひ御検討をいただきたいというふうに思います。  では、次に、矢作川圏域水防災協議会というものがございます。こちらの取り組みを少しお聞かせいただきたいのですが、大きな災害が起きれば、その被害地域は碧南市にとどまらず広い地域にまたぐわけでございます。そのために、広域的に連携をしていくことも非常に大切だというふうに思っております。  そこで、碧南市も参加しております矢作川圏域水防災協議会での取り組みを教えていただきたいと思います。また、そのほかにも広域で取り組まれているようなものがあればお聞かせください。よろしくお願いいたします。 486 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 487 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 488 ◆副市長(松井高善) 議員御質問の矢作川圏域水防災協議会につきまして、愛知県が事務局となって、県管理河川である蜆川水系や高浜川水系などの水害の対策について意見交換をしている、これの会議体でございます。  このほかに、国土交通省中部地方整備局が事務局となっております矢作川水防災協議会、矢作川洪水予報連絡会、矢作川水防連絡会の3つの会議体がございまして、矢作川についての水害対策について意見を行っておりました。今年度から、これら3つの会議体が統合されまして、矢作川圏域大規模氾濫減災総合協議会といたしまして、矢作川流域圏の関係市町が一堂に会することで、水平の展開を図りまして、洪水・水害対策の効果的、効率的な推進を図るということを目的として発足いたしました。  これら協議会における主な取り組みといたしましては、ソフト対策におきましては、円滑かつ迅速な避難のための取り組みと的確な水防活動のための取り組みを掲げておりまして、ハード対策におきましては、河川管理施設の整備、洪水を安全に流すための施策、危機管理型ハード対策の取り組みといたしておりまして、逃げおくれゼロ、社会経済被害の最小化、これを目指しまして減災への目標を共有として、社会全体で洪水に備える水防災意識社会、こういうものを再構築すると、これを目標としているということでございます。  最後に、広域で取り組んでいるその他の協議会については多数ございますので、主なもので申し上げます。  愛知県と県内の沿岸市町村で津波対策を協議している愛知県沿岸市町村等津波対策推進協議会、西三河9市1町や名古屋大学等との減災対策に協議をしている西三河防災減災連携研究会、衣浦港関係者と衣浦港の災害対策について協議をしている衣浦港BCP協議会などがございます。  以上でございます。 489 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 490 ◆議長(沓名 宏) 6番。 491 ◆6番(小林晃三) ありがとうございました。  衣浦港、矢作川、そして、油ヶ淵、水に囲まれた碧南市には広域の協議会がたくさんあるんだなというふうにわかったところでございます。  目標に掲げる水防災意識社会へ向けて、当然、碧南市も国や県、近隣市と足並みをそろえていただいて、市民の生命、安全のために、今後も引き続き情報収集、意見交換をしっかりとお願いさせていただきたいと思います。  最後に、少しまとめさせていただきたいと思います。  ことしの台風のときに、伊勢湾台風並みの被害が発生すると、そして、厳重に警戒をするようにと繰り返しテレビ、ラジオで報道をされていました。伊勢湾台風経験のない私と伊勢湾台風経験のある私よりちょっと上の高齢の方では、やっぱり実際の心構えが違うよねというところに気づかされました。体験によって被害の記憶のある人は、具体的に伊勢湾台風のときにどうだったのかというのを示しながら、真剣に心配して、そして、避難所へ駆け込むという状況だったのかもしれません。そして、経験のない私は、ただ漠然と被害が少なければいいなとしか思うことができませんでした。何が言いたいかといいますと、経験をしていない者はイメージしにくいということでございます。  碧南市は幸いなことに伊勢湾台風以降、大きな災害は起こっておりませんので、市民、私もそうですけれども、私だけは大丈夫、そして、今回の例えば台風でも大雨でも、今回も大丈夫であろうというふうに思いがちなのではないかなと思います。ハザードマップ等を使って市民啓発する難しさは、このようなところにもあるように感じております。  ことし被災をされた方々は口々に、こんなことになるとは思わなかったとか、こんな被害に遭うのはここに住んでいて初めてだというようなことをテレビなどのインタビューで答えているのを皆さんも聞いたことがあるというふうに思います。  碧南市も、今まで経験をしたことのないような災害がいつ起こるかわからない。そのためにも、ハザードマップ等を使って市民一人一人の防災・減災意識を高めていくこと、これが非常に重要なことだというふうに思っております。  全国的に見れば、たび重なる被災を経験いたしました。その教訓から、例えば私が申し上げたタイムラインであるとか、山中議員が提案をしたファーストミッションボックスなどの新しい防災・減災対策の考え方、また、避難所対策の新しい考え方もどんどん出てきている状況でございます。碧南市にとってもいいものはぜひ取り入れていただけるように、職員さんを派遣するなどしてしっかりと情報収集をしていただいて、そして、情報発信もあわせてしていただきますようにお願いを申し上げまして、私の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。 492 ◆議長(沓名 宏) 以上で、小林晃三議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午後 2時 42分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 493 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、鈴木みのり議員の一般質問を許します。 494 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 495 ◆議長(沓名 宏) 20番。 496 ◆20番(鈴木みのり) お疲れさまです。議長の計らいで長い休憩をいただきましたので、元気はつらつで頑張っていきたいと思います。みらいクラブ、鈴木みのりでございます。  ただいま、今言ったとおり議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答にてお聞きをいたします。ぜひよいクリスマスプレゼントになるような御答弁、よろしくお願いいたします。先ほども加藤議員が流行語大賞の話をされましたけれども、そこのトップ10にも選ばれました御飯論法というような不誠実な御答弁はないようによろしくお願いいたします。  さて、ことし我が碧南市はいつも以上に記者会見が多かったように感じました。もちろん楽しいものばかりなら別に問題はないのですが、どうもことしは様子が違って、謝罪的な会見が多かったように感じます。実際、確認したところ、この3年間、少しではありますが謝罪会見がふえているとのことでした。ぜひ来年は笑顔で聞けて、我々も自慢できるような記者会見を数多くしていただきたいものであります。  そして、何より全国的に見ますと、スポーツの世界での不祥事が余りにも多く、それもいろんなジャンルのいろんなタイプの不祥事だったように思います。昨日もまた相撲の暴行事件が報道されましたが、ことしの不祥事の始まりは相撲でありました。その後、カヌー、スケート、レスリング、競泳、アメフト、ボクシング、柔道、体操、バスケットなど、挙げたら切りがない数の報道が毎月のようにありました。  これは、見方によっては日本におけるスポーツのポジションといいますか、影響力が非常に大きくなってきたというあらわれかもしれません。ただ、私は、その要因の1つに、日本がスポーツと体育の成り立ちというか、解釈の違いに気づかずに来てしまったねじれなのかゆがみなのか、そういったところにもあるのではと思い、今回、スポーツの力と題してスポーツに関したこと4項目について一般質問をさせていただきます。  では、件名1のスポーツの力について、(1)体育とスポーツの違いについてお聞きをいたします。  ア、日本に体育が生まれた経緯と目的はという質問から入るわけですが、これは辞書的な御答弁を期待しているのではなくて、どちらかというと禰宜田市長の私見で結構ですので、体育というものをどのように考えていらっしゃるのかをお聞かせ願えればと思います。お願いします。 497 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 498 ◆議長(沓名 宏) 市長。 499 ◆市長(禰宜田政信) 体育という言葉で、一般的には、明治時代初期ころよりフィジカルエデュケーションというのを訳として体の教育などと言われていた言葉が変化し、教育的な営みを指すと言葉として定着したと言われています。知育、体育、徳育とかいうような言葉に象徴されるように、やっぱり教育的な営みを指すような感じですね、体育。  以上です。 500 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 501 ◆議長(沓名 宏) 20番。 502 ◆20番(鈴木みのり) 優秀な御答弁ありがとうございます。  もちろん釈迦に説法かもしれませんけれども、補足いたしますと、実は体育というこの言葉はスポーツという言葉よりも遅くできた言葉なんですね。軍隊を統一して兵士を鍛えるために、富国強兵を唱えた明治期の初代文部大臣森有礼がドイツを模範として、国民教育では今言われた重要なことは、知育、徳育、体育の3つであると、そうして体育を義務教育に取り入れましたと。  これが不幸の始まりといいますか、兵士は士官の命令を忠実に実行する者であり、自分勝手な判断は許されません。そして、特徴的なことは、敵、味方という呼び方です。そして、もう一つは、時代が流れても残ってしまった考え方で、本来スポーツのコーチというものは、選手が自発的に楽しむために選んだ競技をサポートするために存在するのがコーチというものであったはずですが、それとは違って、体育にとってのコーチという存在は、監督、指導者の指示に選手を従わせるための指導者の補助を行ってきました。これが冒頭お話しいたしました昨今の学生のクラブ活動や日本代表の選手まで次々と明るみに出た体罰の問題につながってしまったのではと考えられております。  では次に、イ、スポーツという言葉が日本に入ってきた経緯と語源はということで簡潔にお答えください。 503 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 504 ◆議長(沓名 宏) 市長。 505 ◆市長(禰宜田政信) スポーツという言葉の語源、これも一般的にはなりますが、気晴らしとか楽しみといった意味の言葉が変化をいたしまして、英語のスポーツになったと言われております。また、我が国では、大正時代ごろに野球やテニスなど、主に欧米から入ったスポーツに対し、このスポーツという言葉を当てて一般的に呼ばれるようになったと言われております。 506 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 507 ◆議長(沓名 宏) 20番。 508 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  ただ、もともとの語源というのは英語ではなくてラテン語ですね。ラテン語のデポルターレというような遊びの時空間とか余暇といったようなことだったと思います。  それで、先ほども少しお話ししたとおり、本来、スポーツというのは自発的で遊びの要素が強く、楽しむものであったはずなんですが、時代背景から遊びや楽しみを排除してきて、現在まで来てしまったことに残念さを感じます。  では、ウ、スポーツが持つ力をどう理解されているのか、現時点での市長のお考えをお聞かせください。 509 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 510 ◆議長(沓名 宏) 市長。 511 ◆市長(禰宜田政信) 現代社会におけるスポーツは、青少年の教育、健康の維持増進、さらには生きがいとして多くの方に親しまれています。スポーツ基本法においては、これらの直接的な意義とともに、社会、経済の活力の創造、我が国の国際的地位の向上など、明るく豊かな国民生活の形成において多岐にわたる役割を担っていることがうたわれておりまして、今後、ますますスポーツが持つ力、価値は拡大していくと思っております。 512 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 513 ◆議長(沓名 宏) 20番。 514 ◆20番(鈴木みのり) 今、御答弁されましたそのとおりだと思いますし、大切なのは、最後の1行が大切な言葉で、これからもますますスポーツの持つ力が拡大してくると思いますというふうに市長が言われたとおりでございます。  ですので、エとしての質問に入っていきますが、11月27日に中日新聞に掲載されました夢の教室も1つのスポーツリテラシーだと思いますが、もう少し記事の詳細とほかに新たなスポーツリテラシーの施策はあるのかということで、記事によりますと、中央、新川両小学校の5年生児童250名のみ対象ということでしたが、それで終わりなんでしょうか。夢の続きがあればお聞かせを願いたいと思いますし、そのほかにも何かスポーツ活用施策があればお聞かせをください。 515 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 516 ◆議長(沓名 宏) 市長。 517 ◆市長(禰宜田政信) スポーツリテラシーという意味は、スポーツの持つ力の活用というふうに理解をし、お答えをさせていただきます。  夢の教室は、日本サッカー協会が推進する心のプロジェクトで、夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ、仲間と協力することの大切さをゲームと夢先生の体験談を通じて子供たちに伝えることを目的として実施するものであります。  11月26日に、市と日本サッカー協会との間でこの夢の教室開催の協定書調印式を行ったものでございます。今年度は中央小学校と新川小学校の5年生全7クラスを対象に、トヨタ自動車株式会社の全面的な協力のもと、ビーチバレーボール部の選手を夢先生として学校へ派遣し、東京2020オリンピック出場という自身の夢を語るとともに、子供たちに夢や仲間の大切さを伝えました。今年度はこの2校でありますが、次年度以降も各2校ずつのペースで全小学校において実施する予定です。  また、その他のスポーツリテラシーの施策ですが、碧南市の知名度向上や交流人口の増加を狙っての各種全国大会の誘致を行っております。今年度においても、碧南緑地ビーチコートにて行った全国競技大会となるビーチサッカー碧南カップ2018を新たに開催しました。また、全国大会としてはビーチハンドボール大会も行われました。 518 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 519 ◆議長(沓名 宏) 20番。 520 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。特に夢の教室のほうに関しては、期待して楽しみにしたいと思います。  あと、ちょっと小さいことかもしれませんが、今の大変積極的な御答弁とは裏腹に、今現在でも衣浦港の福祉協会の案内には、アーチェリー場の記載があります。そうすると、逆にビーチコートの紹介、案内はまだありません。御存じでしたでしょうか。ぜひ当局のほうから協会へ早く修正の依頼をしていただきたいものです。  今こそ本当にスポーツの持っている潜在能力、リテラシーというスポーツを読み解く力、スポーツの活用能力といった、体育ではできない部分を理解していただければ、教育的にも、また市政運営的にも全てに生かしていけると考えますが、いかがでしょうか。市長の素直な御意見、もう一度お聞かせください。 521 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 522 ◆議長(沓名 宏) 市長。 523 ◆市長(禰宜田政信) スポーツは、市全体の活性化や未来に向けた原動力、個人レベルにおいても夢と希望につながるものであると考えています。引き続き、スポーツの力を生かしながら、一層の盛り上げを行っていきたいというふうに思っております。 524 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 525 ◆議長(沓名 宏) 20番。 526 ◆20番(鈴木みのり) 大変抽象的な質問にもかかわらず、御丁寧な答弁ありがとうございました。  では次の、市長がことしのC・Sミーティングで、ビーチバレーが新体操のようにならないようにと発言されたこの真意はということで、そのままストレートにお答えください。
    527 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 528 ◆議長(沓名 宏) 市長。 529 ◆市長(禰宜田政信) ビーチバレーボールは、トヨタ自動車ビーチバレーボール部が碧南市を拠点として活動を行っておりまして、市だけではなくトヨタ自動車と一緒にビーチバレーを推進していける環境であることで長続きができる要素があるということ、またビーチコートで行うスポーツはビーチバレーボールやビーチサッカー、ビーチテニスなど小さい子供から成人まで、また男女を問わず行えるという点においては、市民の皆さんへの広がりが期待できるという意味での発言でございます。 530 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 531 ◆議長(沓名 宏) 20番。 532 ◆20番(鈴木みのり) 恐らくここにいる議員のほうも執行部の人もほとんどの人が、市長の、ここではウイットに富んだという表現をしておきますけれども、いろんなところでの挨拶にひやひやしていると思います。ただ、私は嫌いではないんですけれども、ただ、いろんな方からいろいろ御指摘もありますので、副市長がひやひやしないように、TPOを考えたトークのほう、お願いいたします。  そして、カのほうですが、以前質問いたしました、提案した体育協会を改めスポーツ協会に名称変更することについて、現在変更していく考えはあるのか、また近隣の状況についてはということで、近隣とは西三河の範囲でお聞かせください。 533 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 534 ◆議長(沓名 宏) 市長。 535 ◆市長(禰宜田政信) 体育協会からスポーツ協会への名称変更ということでございますが、碧南市体育協会においてはすぐに名称変更することよりも、組織の充実、活性化を目的とした議論を積み重ね、しかるべきときに将来の方向性を示した上で名称を変更する、このような方針のもと協会内の皆様方は尽力なされていると伺っております。よって、市といたしましては、それをサポートしていくという考えでございます。  なお、近隣市では、ことしの4月、西尾市の体育協会が一般社団法人になると同時に西尾市スポーツ協会に改称してみえます。その他の西三河の市町は名称の変更は現在のところ行っておりません。また、愛知県の体育協会も同様に変更しておりません。 536 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 537 ◆議長(沓名 宏) 20番。 538 ◆20番(鈴木みのり) 器をかえてから内容を合わせていくのか、内容を決めてから器をつくっていくのか、鶏が先か卵が先かという御答弁でしたけれども、ちなみに公表はまだされておりませんけれども、愛知県は来年4月から一般社団法人としてスポーツ協会に名称変更されるよう準備をされているということですが、御存じだったでしょうか。  御存じならば、やはり同じようにスタートして、歩調を合わせて碧南市も変えるべきということで協会のほうに御助言をするのも1つの手かと思いますが、どうお思いでしょうか。よろしくお願いします。 539 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 540 ◆議長(沓名 宏) 市長。 541 ◆市長(禰宜田政信) 先ほど申し上げましたとおり、将来の方向性を示しての組織のあり方を名称変更も含めて協会として考えておられるということで、体育協会は補助団体でございますが、あくまでも市とは独立した任意団体でございますので、とりあえず、この名称変更だけ県に合わせてといったような助言は私としては控えさせていただきたいと考えております。 542 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 543 ◆議長(沓名 宏) 20番。 544 ◆20番(鈴木みのり) 折を見て御助言ができるときをお待ちしたいと思います。  では次に、(2)スポーツ合宿補助事業についてお聞きをいたします。  済みません、ちょっと訂正をお願いします。アの質問のところで、アジア大会というふうに書いてあると思うんですけれども、ここは東京2020ということでしたので、訂正のほうをお願いいたします。  では、ア、ビーチコート整備事業の総括から、東京2020の事前合宿を考えているとありましたが、どのようなロビー活動をされているのかお聞かせください。 545 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 546 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 547 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南緑地ビーチコートについては、東京2020オリンピックのビーチバレーボール競技の事前合宿地として誘致し、地域一体でのオリンピックの盛り上げを目指しているところでございます。  現在の誘致活動は、3つのルートを通じて施設のPRを行っております。1つには、姉妹都市のプーラ市のあるクロアチア共和国への直接アピール、2つ目には、愛知県ビーチバレーボール連盟を通じて、日本ビーチバレーボール連盟やトヨタ自動車ビーチバレーボール部などのビーチバレーの関係団体に仲介をいただくルート、3つ目は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が作成する事前トレーニング候補地ガイド掲載によるPRを行っているところでございます。  今後もこれらの各ルートを通じて、具体的な国や実施時期の決定へと進んでいくよう努力してまいります。  以上です。 548 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 549 ◆議長(沓名 宏) 20番。 550 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございました。ルートはたくさんたくさん持っていただければいいと思います。  それでは、イの長崎県の視察から、私たち、長崎スポーツコミッションという制度を研修してまいりました。愛知県の状況は、また碧南市の対応はということなんですが、研修先は五島市で、そこで長崎県と五島市の両方を研修してきたんですが、少し紹介をいたしますと、長崎県では、スポーツ合宿を長崎県でされる大学の体育会系のクラブ、サークルとかそういった緩いところはだめだそうです。ちゃんとしたクラブ、そして実業団、あるいはプロスポーツチームといったかなり高度なところを対象として、宿泊費や交通費、また施設利用料を無料にしたりして、上限100万円まで補助をされております。そして、五島市においては、映像のほう、お願いいたします。  こちら、今画面に映っているのが五島市の補助事業の内容を書いたものでありますが、長崎県のほうで対象にならない小学生、中学生、高校生などのチームの合宿、クラブチームの合宿、そういったところにも1人1泊につき2,000円、交通費は1人1,000円として、上限10万円を補助するものです。もちろん施設利用料や照明費などは無料だったり、あとは、チームが移動するのにレンタカーを借りたときも1日2,000円で借りられたりと、いろんなサービスというか補助があるというものでした。映像ありがとうございました。  そこでお聞きするのは、愛知県の状況と碧南市の対応ということで、それぞれお聞きしたいと思います。  (ア)、あいちスポーツコミッションについて、どういった内容のものであるのか、わかる範囲で結構です。お答えください。 551 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 552 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 553 ◆教育部長(奥谷直人) あいちスポーツコミッションは、愛知県を中心として県内全市町村とスポーツ団体、企業、NPO法人等、計220を超える団体で構成し、スポーツ大会や合宿を誘致したり、育成したりすることにより交流人口をふやすなど、地域活性化につながる取り組みを推進する組織として、平成27年4月に設立されたものであります。  以上です。 554 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 555 ◆議長(沓名 宏) 20番。 556 ◆20番(鈴木みのり) そこまで理解されているようでしたら、先ほどの質問の答弁の中に、ロビー活動の1つとして、あいちスポーツコミッションのほうにビーチコートの紹介と合宿などの誘致の依頼をされるべきというふうに考えますが、そして、私のほうも県の担当者のほうに問い合わせをいたしましたが、碧南市からはそういった依頼は来ておりませんとあっさり言われてしまったんですけれども、どうしてでしょうか。お答えください。 557 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 558 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 559 ◆教育部長(奥谷直人) オリンピックの事前合宿誘致につきましては、現在、県のスポーツ振興課により合宿誘致のパンフレットを作成していただいているなど、直接的な御支援をいただいてはおります。今後、あいちスポーツコミッションでも、本市の合宿誘致を御承知いただき、御支援いただけるよう働きかけてまいりたいと考えております。  以上です。 560 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 561 ◆議長(沓名 宏) 20番。 562 ◆20番(鈴木みのり) そのためにあいちスポーツコミッションとして立ち上げたわけですので、早々に依頼のほうをお願いいたします。  では、続けます。先ほど御答弁でも、あいちスポーツコミッションは220以上の団体の参画をいただいてというふうにお答えされました。そのとおりで、ドラゴンズやグランパス、商工連合会や新聞社、大学、民間団体と県内全市町村54の自治体をあわせて228の団体が参画はしておりますが、かなり長崎県とは、名前は同じなんですが、長崎県スポーツコミッション、あいちスポーツコミッションということで、名前は同じなんですけど内容は全く違うことがわかりました。私どもが実際先月、愛知県庁まで行って研修を受けてきましたけれども、今御答弁にあったように、基本補助事業は一切なく、現在は若干の広報活動程度のものであることがわかりました。  そこで、イの提案なんですが、碧南スポーツコミッションを設立してはということで、本気で誘致を考えるとしたならば、県下初の合宿補助事業を碧南スポーツコミッションとして展開をされたらいかがでしょうか。お答えください。 563 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 564 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 565 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、市スポーツ関係団体、民間企業や諸団体において、各種大会やイベント開催等さまざまな形で連携し進めてまいりました。今のところ、碧南市として独自のスポーツコミッションを組織する考えはございませんが、今後も引き続き、各方面へのネットワークを強化していきたいとは考えております。  そして、東京2020オリンピック・パラリンピックや2026年開催のアジア競技大会へ向けたスポーツ機運の醸成を図りつつ、スポーツを通じた地域の活性化を目指していく方針でございます。  以上です。 566 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 567 ◆議長(沓名 宏) 20番。 568 ◆20番(鈴木みのり) 非常に御答弁では前向きのようには聞こえるんですが、でもちょっと待ってほしいのは、さまざまな形で連携をしてまいりました、今後も引き続き、各方面へのネットワークを強化していきたいですが、考えておりませんと、よくわからないですけれども、強化していきたいのであればそういうスポーツコミッションとかを立ち上げることも考えてもいいというふうに言うのかと思いきやそういうことは考えないと、かたくなにそこは考えないということなんですけど、その辺の接続詞がわからないんですけど、もう一度済みませんが、やる気はあるけれどもスポーツコミッションはやらないということなんでしょうか。 569 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 570 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 571 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほど申しましたとおり、現在スポーツコミッションという組織ではない形で、市スポーツ関係団体、民間企業や諸団体と連携を図っております。当面は今の形を踏襲しながら進めてまいりたいと、そういう意味での答弁でございますので、御理解をお願いいたします。 572 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 573 ◆議長(沓名 宏) 20番。 574 ◆20番(鈴木みのり) 余りよくわかりませんけれども、こういったことというのはやっぱり最初にやった人が勝ちなので、昔々、私がふるさと納税を言ったときも、当時としては、たしかあのときは助役ですね、まだ副市長じゃなくて、助役がそこまでうちは税収に困っておりませんというような答弁をされたんですけど、豊橋市がやったら慌ててその2ヵ月後にうちもやったというような経緯があって、やっぱり最初にやることが肝心なものですから、せっかくなので一度検討ぐらいはしていただきたいなというふうに考えています。  では、(3)eスポーツについてお聞きするんですけれども、正直、どこかの大臣ではないんですけれども、ゲームをしない私にはよくわからないところもあるんですけれども、ちぐはぐな質問になってしまうかもしれませんけどよろしくお願いいたします。  アとしてまず、このeスポーツとは何ぞやということで、どうやって理解されているのか。実は、日本eスポーツ連合の広報の方から、今回、私が一般質問をすることに対して相談しました。そうしましたら、ぜひということで紹介用の映像を送っていただいたんですね、1分ぐらいちょっとの、eスポーツがわかりやすい。ただし、市議会の規則上、動画は補足映像として使用できないということでしたので、せっかくだったんですけど、お披露目できませんでした。大変残念です。  内容といたしましては、モンスターストライク、通称モンストといった対戦型のeスポーツを代表するゲームのグランプリ大会の模様だったんですが、大勢の観客がいて、大変異常な盛り上がりの様子でした。大会によっては億単位の賞金も出るようです。映像は出せませんでしたが、これもタイムリーにもことしの流行語大賞トップ10にこのeスポーツが入りましたので、少し詳しく御説明を願えますでしょうか。 575 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 576 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 577 ◆教育部長(奥谷直人) eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略称ということで、電子機器を用いて行う娯楽競技やスポーツ全般を指す言葉であり、具体的にはコンピューターゲーム、テレビゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉え、eスポーツと呼ばれておるところでございます。  最近では、大規模な大会が開催されるなど、メディアに取り上げられることも多く、注目が集まっている状況であります。詳しくは今、議員が紹介されました状況であります。eスポーツにつきましてはそのように今、認識をしております。  以上です。 578 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 579 ◆議長(沓名 宏) 20番。 580 ◆20番(鈴木みのり) まだまだ日本国内ではゲームかスポーツかというようなことを議論したりとかということもありますが、世界ではもうどんどん動いていますので、こういった質問をさせていただきました。  イとしては、ビーチバレー、ビーチサッカーのeスポーツとしての可能性はどうなんだということで、どのような御所見をお持ちでしょうか。お聞かせください。 581 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 582 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 583 ◆教育部長(奥谷直人) eスポーツの大会では、大手ゲームソフトメーカーのサッカーゲームが多く使われております。ビーチサッカーのゲームソフトは承知はしておりませんが、ビーチバレーボールのゲームソフトはございます。このソフトでのeスポーツ対戦は可能でありますが、eスポーツ競技としての魅力、競技人口の増加は人気のゲームソフトが開発されるかどうかによるものだと思っております。  以上です。 584 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 585 ◆議長(沓名 宏) 20番。 586 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  現在、日本でも2015年、一般社団法人日本eスポーツ協会として発足をいたしまして、2018年2月に名称のほうが日本eスポーツ連合というふうになりました。  映像をお願いいたします。  この映像は、来年のいきいき茨城ゆめ国体2019がありまして、そのプレ大会として、ことし、eスポーツ部門の公開競技、全国都道府県対抗eスポーツ選手権としてウイニングイレブン、通称ウイイレというサッカーのeスポーツの大会が開催されましたときの模様でございます。ありがとうございます。  また、これにはまだまだ法整備、景品表示法ですとかいろんな法整備も急がれているようですけれども、とにかくこのビーチスポーツを盛んにするためにもeスポーツというこのリテラシーは一考に値すると思いますが、いかがでしょうか。もう一度お答えください。 587 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 588 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 589 ◆教育部長(奥谷直人) 国内外でのeスポーツの盛り上がりは大変興味深いものと思っております。また、影響も大きいものであるとも感じております。ただし、実際の身体活動としてのスポーツの活性化、高まりにつながるものであるかどうかなど、注視をしてまいりたいと考えております。 590 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 591 ◆議長(沓名 宏) 20番。 592 ◆20番(鈴木みのり) それでは、ウです。県下自治体での導入状況はということで、もしあればお聞かせください。 593 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 594 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 595 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、県内の市町村において、eスポーツを推進している自治体は把握をしておりません。また、愛知県においても具体的な実施予定はないと伺っております。  以上です。
    596 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 597 ◆議長(沓名 宏) 20番。 598 ◆20番(鈴木みのり) ですよね。ですから、チャンスです。  エとして、碧南市が先行でeスポーツの大会を企画してはどうかということで、例えば、ゲームということでしたら男女の差も余り関係ありませんので、エキシビションマッチということで、川合俊一さんと西堀健実さんで対戦していただいたりすればかなり盛り上がるのではないでしょうか。また、これは障害者のスポーツとしても可能性を秘めていると思われます。  先ほど答弁されたように、既に通常のゲームでは、ビーチバレーのゲームソフトもたくさん出ております。全国大会や世界大会など夢が持てると思うんですが、どうでしょうか。 599 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 600 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 601 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほど議員から紹介もありましたように、インドネシアで開催されたアジア競技大会のデモンストレーション競技として、また茨城国体の全国都道府県対抗eスポーツ選手権の開催決定など若者を中心にeスポーツが注目を集めております。本市といたしましても、ビーチバレーやビーチサッカーのゲームに限らず、まずはeスポーツ全般の情報収集、そして、その動向を積極的につかんでまいりたいと考えております。  以上です。 602 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 603 ◆議長(沓名 宏) 20番。 604 ◆20番(鈴木みのり) 前向きな御答弁ありがとうございます。  参考までに、愛知県には名古屋OJAと、尾張三河、ジャパン、アジアですね、その頭文字をとって名古屋OJAといって、通称は名古屋OJAという、おやつカンパニーがオフィシャルパートナーとなっております9名のプロが所属しております団体があり、いろんな部門で活躍をされております。  先月、11月7日も大村知事を表敬訪問し、知事からは、2026年の愛知・名古屋アジア大会では、eスポーツが正式種目になる見込みが高く、この中からメダリストが出るかもしれない、愛知県としてしっかりサポートをしていきたいと述べられております。この名古屋OJAがあることによって、日本ではeスポーツのメッカが愛知県になってくるような雰囲気で、まるでフィギュアスケートのような状況かと思われます。よかったら、一度連絡をとっていただき、碧南での大会が可能かどうか交渉をしてほしいんですが、いかがでしょうか。 605 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 606 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 607 ◆教育部長(奥谷直人) 具体的な御提案をいただきまして、ありがとうございます。  先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、まずは情報収集に努めてまいりたいと思っておりますので、このOJAについても一度調べさせていただいて、情報を確認させていただきたいと思っております。  以上です。 608 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 609 ◆議長(沓名 宏) 20番。 610 ◆20番(鈴木みのり) 大変の(3)に対しては全て前向きな御答弁、本当にありがとうございます。  次に、メーンじゃないですけど、(4)碧南港南緑地の親水公園について、私的には16年間追い続けている私の責務として質問をさせていただきます。  ア、9月議会から計画、スケートボード場に変更、進展はあったのか。どうもあした、きのう誕生日を迎えられた方が、おめでとうございます、整備されることを前提として完成までのスケジュールについてみたいな質問があるようですけど、正直この案件というのは私的にはまだ正式に決まっていないと、もちろん予算も通っておりませんからね、思っておりますし、半信半疑な部分があります。  だって、あそこの場所ですよ。皆さん、イメージしてください、あそこの場所を。あそこの場所で本当にできるのかということで、実は先々週、きのうも行ったんですけれども、1時間ほど現地にいまして、とてもスケボーのできる環境ではありませんでした。場所の変更を検討しておりますといった答弁を期待します。お願いします。 611 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 612 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 613 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 9月議会以降の計画の変更、進展についてでございますが、計画についての変更はございません。その後の進展につきましては、現在、港南緑地親水施設をスケートボード場とする場合のレイアウト等の案について碧南総合型スポーツクラブの方々を初め愛好者の方々から意見を聞くとともに、先進地の事例も参考にしながら計画内容及び事業費について精査しているところでございます。 614 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 615 ◆議長(沓名 宏) 20番。 616 ◆20番(鈴木みのり) 今の御答弁の中で2点ほど。愛好者というふうに言われましたけれども、参考までに碧南市民の方でしょうか。聞くところによると、他市の方たちが圧倒的に多いように聞いておりますが、いかがでしょうか。また、先進地とはどこの事例でしょうか。お答えください。 617 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 618 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 619 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在、意見をお伺いしている愛好者の方は、臨海公園でスケートボードを楽しんでいた方に碧南総合型スポーツクラブは声をかけたことから始まっております。そのうちの多くが市外の在住の方ですが、これまで数回の打ち合わせでも、碧南に出向いていただいております。市内の愛好者に限らず、このように多くの方々から意見をいただくことにより、広範囲から愛好者が来碧し、市の活性化に寄与する施設になると考えておりますので、よろしくお願いします。  また、先進地の事例でございますが、県内の施設では、豊橋市、小牧市、半田市などの施設を、また、岐阜県の中津川市、全国的に有名な富山市の施設を視察、参考にしているところでございます。 620 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 621 ◆議長(沓名 宏) 20番。 622 ◆20番(鈴木みのり) 別に私はそんなに碧南ファーストとは思ってはいなかったんですけれども、今の御答弁を聞いていますと、何千万円というお金を、血税というかそういったお金をかけて、市外の方のために整備するという、その辺は非常に複雑なところで、もう少し、何か私が小さい人間に思えてきちゃって、それもいいのかなという気になってきましたけれども、やっぱりちょっと複雑なところはまだ残ります。  それで、イの補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律、以下適化法と言いますけれども、それについてまずお聞きします。  (ア)、11条について再度確認するが、処分の制限を受ける期間はということで、ここでいうこの11条というのは、国土交通省所管の補助金等交付規則の11条のことです。確認のためお聞きします。よろしくお願いします。 623 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 624 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 625 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 過去整備いたしました親水施設におきまして、国費補助を充当して整備した部分は砂場基礎部と背面擁壁部なので処分の制限期間につきましては、国土交通省の補助金等交付規則の第11条の別表第三に記載しておりまして、砂場基礎部は30年、背面擁壁部におきましては45年としております。 626 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 627 ◆議長(沓名 宏) 20番。 628 ◆20番(鈴木みのり) 今、御答弁の中で、別表三に記載されておりというふうに言われましたけれども、その別表三というのがこれになって、本当にびっくりするぐらい、物すごくたくさんこの補助メニューが、全部で359もあるんですね。その中で、今部長が答弁、言われました公園事業費の補助のところだけでも数えましたら229ものメニューがあったんですけれども、ただ、それだけあっても砂場基礎部分という名称は残念ながらありません。形がくぼんでいますので、プールに似ていると言われたら似ていますけど、拡大解釈をしてプールのための30年というような説明なのかなというふうに思います。そこは百歩譲って譲ります。じゃ、背面壁は45年と今答弁されましたけど、もう背面壁はどう拡大解釈してもどこにも乗ってこないんですけど、どこをもって、今説明をされたんでしょうか。 629 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 630 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 631 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 砂場基礎部及び背面擁護壁の耐用年数におきましては、別表三の公園事業補助の中に該当する施設がなく、明確に、おっしゃるとおりうたわれておりませんけれども、砂場基礎部は機能としてプール同等の、同類の構造として30年、また、背面擁壁部におきましては構造の構造物の中の鉄筋コンクリート造及び鉄筋コンクリート造のものとして45年としております。 632 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 633 ◆議長(沓名 宏) 20番。 634 ◆20番(鈴木みのり) 本当に拡大解釈がうまいというか、思います。  では、(イ)の海浜を失った市民に海水に直接触れることができることを目的として親水公園を整備するという目的のこの変更は、適化法的に問題はないのか、解釈を変えて対応できるのかというこの質問なんですが、適化法第22条を抜粋しますと、補助金を取得した自治体は、各省各庁の長の承認を受けないで補助金の交付の目的に反して使用してはならないとなっております。  そうしますと、今まで2006年から私が委員会や一般質問で目的をその都度確認してきましたけれども、デジタルデータ的に、記録媒体として残っているものを探しますと、2つの答弁しかなかったんですけど、1つは、臨海部の埋め立てにより海が遠のき、市民の方々に直接海水に触れて体感していただく場を創出する目的で整備したものですというのがありました。そして、もう一つが埋め立てにより市民が海水に直接触れ合う機会が絶たれており、昔を懐かしむ多くの市民より、潮の満ち引きが体感できる親水公園を目的に整備をというふうになっておりました。  いずれにいたしましても、2つに共通する言語、ワードといたしましては、直接海水に触れ合うことを目的にという言葉があるんですけれども、これでは適化法の条件からは乖離してしまいます。なぜこれでも国庫補助金を返納しなくてもよいのでしょうか。よくわかりません。  通常は、我々議会側が解釈でこうできるんじゃないかとか、拡大解釈をしてこうしてくださいということはよくありますけれども、そういったときでも常に行政という怪物は、規則ですのでできませんとばっさり一言で蹴ってきたわけです。事実、私はこの問題で、以前、目的を変えてはいけないということであるならば、直接海水に触れることのできる子供用の釣り堀にされたらどうかなどさまざまな提案をしてきましたけれども、それもあっさり却下でした。なのに今回は、海を見ながらできるスポーツだからともう何でもありで、だったら相撲だって何だって海を見ながらできるわけで、まさしく冒頭お願いをしてきました御飯論法のように、けさ御飯は食べましたかという質問に対して、食べていませんと答えます。でも、実際には御飯を食べていなくてもパンは食べましたというような大変不誠実な答弁に感じてしまいます。おまけに御丁寧に県庁まで出向いて、どんな説明をされたのかわかりませんけれども、変更の了解も取りつけてくるという離れわざをされております。何がそうさせているんでしょうか。お聞かせをください。 635 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 636 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 637 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在の該当施設、人工砂浜のある場所ですけれども、これは平成15年に愛知県から都市計画事業の認可を受けまして整備をしております。事業認可の上では親水施設として位置づけをしております。親水施設とは、文字どおり、川や海のそばに近づき、水辺を感じ親しんでもらうことを目的とした施設でございます。  今回は、過去におきまして、人が集い水辺に親しんでもらうための施設として整備した人工砂浜をスケートボード場へと更新するものでございまして、直接海水に触れるということはできなくなりますけれども、スケートボード場とした場合でも、海を目の前にした施設でございまして、人が集い、海を体感できる親水としての役割は引き続き満たされるものと考えております。当初の目的に変更は生じるものではございません。  なお、この考えにつきましては、愛知県に説明を行い、適化法には問題ないことを確認しております。 638 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 639 ◆議長(沓名 宏) 20番。 640 ◆20番(鈴木みのり) 今の笑いが起こったのが全てだと思います。先ほども私、言いました。相撲でもレスリングでも何でもできますよ。海を見ながらやればいいのであれば。でも、逆に言うとそういった拡大解釈をしていかようにもできるという前例をつくっていただけたので、議会としては非常にこれからやりやすいのかなというようなところも実際感じてはおりますけれども、通常、人工砂浜をスケートボード場にするということは、言葉では更新という言葉はないと思うんですね。更新というのは、保険でもそうですけど、1年が終わって次更新、これが更新ですよね。だから、こういった人工砂浜をスケートボード場、これは変更だと思うんですけれども、今まで言ってきたこの趣旨に反するようなことになってしまうのではないでしょうか。お答えください。 641 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 642 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 643 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 当初整備いたしました施設が適化法に関する法律第22条の交付の目的、この点を外れているか否かということが問題でございまして、解釈の仕方でもいかようにできるというものではございません。  また、目的内におきまして、施設を人工海浜からスケートボード場へと新しくするということで更新と表現したものでございます。 644 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 645 ◆議長(沓名 宏) 20番。 646 ◆20番(鈴木みのり) 今の御答弁が素直に耳に入った方は恐らく誰もいないでしょう。また、実を言いますと私、先ほど言った、先月県庁に行ったときに、実はこの話も少ししてまいりました。担当の部署ではなくてお隣の部署だったんですけれども、事実のことだけを伝えました。こうなってこうなってこれですけど大丈夫ですかというような話をしたときも、県庁の方はそれはアウトでしょうというようなことを言われました。そのあとに、実はこれこれこうで、碧南市はもう承認の印鑑をもらっちゃったんですと言ったら急にフォローに回られましたけれども、ちなみにせんだって、議員研修をやっていただいた講師の方にもこの話をしたところ、それがまさしく98条の適用となる内容ですねという御指摘もされました。98条、監査請求ですね。それと、予定だと信じたいんですけど、この事業は。この整備には照明機器はつくのでしょうか。もしつくとしたなら、何基ほどでしょうか。お聞かせをください。 647 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 648 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 649 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在照明機器の基数について検討中でございますが、夜間にも安全に遊戯ができるような光量が全方向から必要となることから、6基から7基程度は必要かと今のところ想定はしております。 650 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 651 ◆議長(沓名 宏) 20番。 652 ◆20番(鈴木みのり) なぜこんなことを聞いたかといいますと、実はこう見えて私、魚釣りも大好きで、今碧南にはヒイカが、イカですね、イカが大量に入ってきております。10月の中旬ぐらいから2月ぐらいまでシーズンが続いております。  先月もビーチコート南の護岸に照明器具を取りつけて多くの方たちがイカを釣っておられました。かなり大量に釣っておられました。きのうも実は夜9時過ぎに行きましたら、何名かの方がやはりサーチライトとか電気をつけて釣っておられました。ということはですよ、ここの親水公園に行政が照明機器を夜間、これ、つけてくれるわけですね。最高の魚場であるわけですね、釣り場に。ということは御存じかどうか知りませんが、イカの仕掛けというのは、大変針が多くて大変危険なんですね。私たちが使っていてもすぐ手に刺さるようなものですから、幾らマナーを守ってといってもアングラーとしてはこれ、釣ってしまうんですね。どのような対応を考えているのか。  また、もし海に落ちてしまったりしたときのために、海側のほうに階段とかはしごだとかを設置というのは考えていられるんでしょうか。お答えください。 653 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 654 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 655 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 照明につきましては、あくまで夜間の安全な遊戯のため、場内に向けた照射を意識するものでございますが、部分的には海側に少しは光が届くものと考えられます。  現在、この場所で釣り人に対する具体的な対応は考えておりませんが、状況を見ながら必要に応じまして注意喚起等の対応策を検討してまいりたいと考えております。  また、海側に階段だとかはしごとかの意見でございますが、この場所につきましては、水面側に何か構造物を増設することは岸壁機能の保持のため、公有水面の占用許可が県から得られないところでございます。このため、まずは転落しない高さのフェンスを設けること、それにあわせて現在、釣り広場にもございます緊急用の浮き輪ロープ、これをこの場所へも設置しまして安全へ配慮したいと考えております。 656 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 657 ◆議長(沓名 宏) 20番。 658 ◆20番(鈴木みのり) では、ちなみに、その照明機器の点灯時間、9時までなのか10時なのか、一昼夜全てなのか、時間がもし考え、今あるんでしたらお答えください。 659 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 660 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 661 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 照明の点灯時間でございますが、これにつきましては利用者のニーズを聞きながら計画していきたいと考えております。 662 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 663 ◆議長(沓名 宏) 20番。 664 ◆20番(鈴木みのり) ということは、利用者の要望は1日中滑りたいということを言っているということですから、1日中つけると。ということは、1日中釣り人もイカが釣れるということになります。  今まで、正直言うと半田側のほうに集魚灯がありまして釣っていましたけれども、今はもう情報がすごくて、碧南がすごいイカが釣れるという情報が今、石黒へ行っても、ああいう釣具屋さんへ行っても玄関のところに張ってあるわけですね。そうするとみんな来るわけですよ。ましてや、ここは釣り広場の手元ですから、釣り広場で釣っている人がおい、あっち電気がついておるぞと言ったら、みんなこぞってこっちへ来るのは決まっているわけですよね。だから、それは、そこでスケートボードをやる、後ろを見たら大きな猫がたむろしている。ああいったところで子供たちが本当にですよ、本当にスケートボードをやれるということをこの中でもし本当に思っている人がおったら手を挙げてほしいです。  また16年前の二の舞ですよ。計算してよ。私がもうだめだと言ったんですけど、当時は強引に、あそこにああいう親水公園をやると言って、結果ヘドロになるよ、アシが生えてきてごみがたまり、テグスがたまりというようなことになってしまったと。だから、本当にこれに関しては、レガシーコストになることが見えているような気がするんですけれども、まだまだいろんな問題が言えばいっぱいあるんですけど、時間が2分しかないので質問をここまでにしますけれども、本当にお願いですからレガシーコストにならないように、考えて考えて考えてください。  次に、ウとして、現在使用されている臨海公園南の駐車場の一部を暫定期間フェンスで仕切って利用してもらい、一方で今、計画中の西端長田橋南の公園緑地候補地に防災機能を持ったスケートボードとして整備されたらどうかという提案ですが、あそこだったらすり鉢状ということで音が拡散することもありませんし、風も比較的遮ることもできて、何といっても小、中、高校生が自転車でボードを持って遊べる身近な場所、ベスポジであることは間違いないんですが、どうでしょうか。 665 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 666 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 667 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 臨海公園におきましては、今あるドーム南側の多目的広場、ここでスケートボードを楽しむことはできますので、公園内では、マナーを守り安全に利用していただけるよう案内に努めたいと考えております。  また、西端長田橋南の緑地候補地でございますが、来年9月改定予定の緑の基本計画におきまして、緑地としての位置づけを予定しておりますが、この緑地についての整備時期は未定でございます。将来、この西端での緑地整備を実施する際は、治水対策として調整池の設置を必要とする場合も考えられますが、その活用につきましては、その時点での市内状況等を鑑みて検討してまいりたいと思います。
    668 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 669 ◆議長(沓名 宏) 20番。 670 ◆20番(鈴木みのり) あと40秒しかないものですから、本当はもっと言いたいことがあったんですけど、岡崎でも整備計画のほうに住民の反対があって、結果計画が頓挫したというふうに聞いています。私はスポーツが大好きです。だから、本当は進めたいです。  刈谷の総合運動公園グラウンドの南に碧南市が理想とするスケートボード場があります。あれは防災の機能を持った本当にいいところです。十数年使われておりますけれども、私も何回も行っています。だから、警鐘として、何年後かに執行部の皆さんが記者会見で、謝罪会見で、けがをされた方、大変済みませんでしたということがないように、皆さんが喜んでもらえる施設にしてください。お願いします。終わります。 671 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鈴木みのり議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 672 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  再開は明7日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 51分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年12月6日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  磯 貝 明 彦                     議 員  杉 浦 哲 也 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...