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  1. 碧南市議会 2018-09-06
    2018-09-06 平成30年第5回定例会(第1日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2018-09-06 : 平成30年第5回定例会(第1日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、平成30年第5回碧南市議会定例会は成立いたしましたので、開会をいたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) これより市長の招集挨拶を行います。 4 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 5 ◆議長(沓名 宏) 市長。 6 ◆市長(禰宜田政信) 皆さん、おはようございます。  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日、ここに平成30年第5回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、諸般御多用のところ、御参会いただきまして、ただいま議長宣言のとおり、本定例会が成立いたしましたことを厚くお礼を申し上げます。  けさ午前3時8分ごろ、北海道で震度6強の地震が発生をいたしました。青年友好都市である由仁町では震度5弱を観測した模様でございます。先ほど由仁町長に電話で確認をとったところ、煙突、門柱の倒壊が各1件、陥没が2件、軽症者が2名、ガス、水道は問題ないが、全域で停電が続いているということでございました。余震もまだ予断を許さない状況でございます。今後、友好都市として必要に応じて支援をしてまいる所存でございます。  ほかにも、ことしの夏は西日本を中心とした記録的な豪雨に国内最高気温を観測するなど記録的な猛暑、東から西へ過去に例のないルートをたどった台風と、天候が異例づくしでございました。改めて被害に遭われた方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。  碧南市でも一昨日の台風21号で最大瞬間風速39.7メートル、1時間当たり60ミリの降雨を記録いたしまして、倒木や農作物への被害も確認をされまして、一部停電した地域もございました。自然の猛威を改めて思い知らされるとともに、被害を最小限に抑えるための対策の重要性を再認識したところでございます。  さて、今年度は市制70周年ということで、さまざまなイベントが企画されております。へきなんビーチバレーボールフェスタ、衣浦みなとまつり花火大会、本祭は台風12号の影響で中止となってしまいましたけれども、元気ッス!へきなん前夜祭、Night Akashi Parkが開催されまして、市内外からたくさんの方々がこの碧南の地を訪れていただきました。事故もなく安全にたくさんの方々を迎え入れることができたのは、関係者の御尽力並びに参加していただきました皆様の御協力によるものでございます。この場を借りましてお礼を申し上げます。  また、喜ばしい出来事ということで、1つ目は、7月28日土曜日、稲沢市で開催されました第63回愛知県消防操法大会におきまして、碧南市を代表して出場しました第3分団の皆様が小型ポンプ操法の部で見事優勝されました。碧南市消防団の優勝は、平成14年に続きまして2回目の快挙でございます。10月19日金曜日に富山県で開催されます第26回全国消防操法大会に愛知県代表として出場されます。市制施行70周年、消防組発足から数えまして100周年を記念すべきこの年に花を添えていただき、市といたしましても全力を挙げて応援をしていきたいというふうに考えております。  2つ目は、8月11日土曜日から13日月曜日に東京都江戸川区で開催されました第29回全日本女子軟式野球選手権大会におきまして、碧南市軟式野球連盟に所属します愛知アドバンスが見事優勝されました。昨年の準優勝の雪辱を果たしまして8回目の優勝でございまして、9月30日日曜日でございますけれども、開催されますジャパンカップという大会に出場されます。日本一をかち取れるよう、皆様応援よろしくお願い申し上げます。  さて、今回の定例会は、同意議案2件、承認議案1件、条例議案3件、補正予算議案5件、その他の議案2件、認定議案8件、報告案件3件でございます。同意議案は固定資産評価審査委員会委員及び教育委員会委員の選任でありまして、条例議案は碧南市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例ということ、それから、碧南市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、碧南海浜水族館の設置及び管理に関する条例でございます。また、一般会計の補正予算では、保育園、幼稚園のエアコン整備や児童クラブの拡張整備などでございます。そのほか、平成29年度決算認定8件につきましては、それぞれ会計別に適切に執行いたしましたので、よろしく認定賜りますようお願い申し上げます。
     以上、慎重に御審議の上、速やかに御議決賜りますようお願いを申し上げまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 7 ◆議長(沓名 宏) ただいま招集挨拶が終わりました。 ───────────────────・・─────────────────── 8 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において8番生田綱夫議員及び13番林田要議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 9 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。  今期定例会の会期については、あらかじめ議会運営委員会において審議されておりますので、その結果の報告を求めます。 10 ◆17番(杉浦哲也) 議長、17番。 11 ◆議長(沓名 宏) 議会運営委員会委員長。 12 ◆議会運営委員会委員長(杉浦哲也) 今期定例会の会期につきましては、去る8月24日に議会運営委員会を開催し、種々検討いたしました結果、本日から9月28日までの23日間が適当であると決まりました。なお、付議予定案件とその上程、処理方法及び会議日程等については、過日配付されました決定通知書のとおり取り扱うことと決まりました。  以上で、議会運営委員会の報告といたします。 13 ◆議長(沓名 宏) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から9月28日までの23日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。      (「異議なし」という者あり) 14 ◆議長(沓名 宏) 御異議なしと認めます。  よって、会期は23日間と決定いたしました。 ───────────────────・・─────────────────── 15 ◆議長(沓名 宏) この際、諸般の報告をいたします。  本日までに請願が3件提出され、これを受理しましたので、請願文書表をお手元に配付いたしました。  この請願については、会議規則第132条第1項の規定により、議長において、請願文書表記載のとおり、所管の総務文教委員会に付託いたしました。付託を受けた委員会は速やかに審査をし、その結果の報告を議長までお願いいたします。  次に、会計事務について御報告をいたします。  平成29年度5月分の一般会計及び特別会計並びに平成30年度5月分、6月分及び7月分の一般会計、特別会計、水道事業会計及び病院事業会計の例月出納検査報告書4件が監査委員から議長宛てに提出され、議会図書室にて保管いたしておりますので、随時ごらん願います。 ───────────────────・・─────────────────── 16 ◆議長(沓名 宏) 日程第3「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  鈴木みのり議員の一般質問を許します。 17 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 18 ◆議長(沓名 宏) 20番。 19 ◆20番(鈴木みのり) おはようございます。みらいクラブの鈴木みのりです。  初めてのトップバッターということで、気持ちよくお聞きをいたしますので、気持ちのよい御答弁、よろしくお願いをいたします。  なお、今回のこの質問は、市政運営上、市民にとって一番身近なコミュニティーについて、一問一答にてお聞きをいたします。暮らしやすい碧南市であり続けるためにも、ぜひ建設的な御答弁をお聞きしたいものです。  また、その代表的なものといたしましては、市長も冒頭、招集挨拶の中で言われましたが、我が碧南市の第3分団が第63回愛知県消防操法大会において見事に優勝され、来月10月19日から富山県で行われます第26回全国大会に出場されることは、本当に日ごろの努力の積み重ねのたまものであると、敬意と感謝の思いを感じるとともに、我々市民の代表として大いに楽しんで碧南魂を全国に見せつけてほしいものです。  それでは、件名1、町内会制度と附属機関のあり方についてお聞きいたします。  (1)町内会の始まりと連絡委員への編成についてでありますが、我々はふだん何げなく町内会とか町内会長という言葉を使っておりますが、そもそもその成り立ちとか移り変わりを正確に知っている人はなかなかいないと思います。どうも始まりは1937年日中戦争のころから各地で組織され始めたようですが、ただ、知っているからといって何かメリットがあるかどうかということはわかりませんけれども、一度は整理をして知っておくのもよいかと思いまして今回お聞きをするんですけれども、先ほども言いましたように、戦前戦後の動乱期を挟んで隣組や旧連絡委員、町内会や部落会といったものが混在していたようですが、碧南市はどういった変遷をたどってきたのでしょうか、お聞かせをください。 20 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 21 ◆議長(沓名 宏) 市長。 22 ◆市長(禰宜田政信) 町内会は、昭和15年に発令されました内務省訓令、部落会町内会等整備要領により整備されました。当時は市町村の補助的下部組織としての意味合いが強かったわけでありますが、戦後、住民自治の精神に反するという理由によりまして、昭和22年に発令された政令によりまして解散させられました。しかし、市町村の補助的下部組織としての町内会は解散をいたしましたが、地域住民の自治的、任意的な組織としての町内会は存続をしました。碧南市では市制施行後、行政上の事務処理のために旧4ヵ町村に地区連絡委員会を設けました。その後、地区連絡会の制度が不明確で二重行政の複雑さを持っていたことから、昭和28年に廃止し、改めて市と住民の間の連絡調整や市政の周知啓発を担っていただく連絡員の制度を設けております。その後、趣旨は大きくは変わっておりませんが、昭和31年に碧南市連絡委員設置規則を制定し、昭和36年に碧南市連絡員に関する規則に切りかえられまして現在に至っておるというものでございます。  また、町内会は権利能力なき社団として土地等の所有者になりませんが、平成3年に地方自治法が改正されまして、市町村長の認可を受け認可地縁団体となれば、その規約に定める目的の範囲内において、地域的な共同活動のための土地等の所有者となることができるようになりました。  以上です。 23 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 24 ◆議長(沓名 宏) 20番。 25 ◆20番(鈴木みのり) 御丁寧な御説明、ありがとうございます。  ただ、ニュアンス的には昭和22年、それは恐らくポツダム政令ということで、15号によって結成が禁止されてしまったと、日本は。ただし、昭和28年、正確には昭和27年10月のサンフランシスコ講和条約、そこの発効によってまた組織化が許されたというのが事実だと思いますけれども、ちなみに碧南市の場合なんですが、全て認可地縁団体となっているんでしょうか。もし任意団体ではなく認可地縁団体ということであれば、御答弁の中にもあったように、地方自治法第260条の2第2項の規定によって、規約もしくは会則を定める義務があるという以外にも、同じく260条の13によって、通常総会の義務化ですとか財産目録の整理の義務づけ等があるようですが、そのあたり、どうでしょうか。 26 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 27 ◆議長(沓名 宏) 市長。 28 ◆市長(禰宜田政信) 認可地縁団体は、団体からの申請をもとに市で認可をしておりまして、市内では久沓に町内会と、それから千福区自治会、浜尾区自治会の3団体が認可地縁団体となっております。認可地縁団体となることによりまして土地建物等の所有者となれるなどメリットがあるわけでございますが、質問者の言われるとおり、規約や会則を定めることのほか、通常総会の開催、財産目録の整理、構成員の名簿の備え置きなどの義務が発生いたします。 29 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 30 ◆議長(沓名 宏) 20番。 31 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  ということは、これは市のほうで統一をしているわけではなくて、121の町内会全てにお任せということでしょうか。もしそうでありましたら、答弁では3団体というふうに言われたんですけれども、町内会としては任意団体と認可地縁団体の数というか、その辺はどうなっているのかお聞かせください。 32 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 33 ◆議長(沓名 宏) 市長。 34 ◆市長(禰宜田政信) 認可地縁団体は、団体からの申請をもとに認可する制度でございますので、団体の意思が必須でございますが、認可地縁団体を目指す団体があらわれた際に、メリットやデメリット、申請の仕方などを丁寧に説明し、設立を支援してまいります。  現在市内にある3つの認可地縁団体は区を母体としておりまして、町内会という単位で見ますと、13の町内会が認可地縁団体に属しております。残り108の町内会は任意団体でございます。 35 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 36 ◆議長(沓名 宏) 20番。 37 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  では、今答弁にあった残りの108の町内会なんですけれども、例えば区民館だとかというところで、土地建物の所有で寄附されて認可地縁団体を考えているようなところというのは、今現在ほかにあるんでしょうか。 38 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 39 ◆議長(沓名 宏) 市長。 40 ◆市長(禰宜田政信) 今のところございません。 41 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 42 ◆議長(沓名 宏) 20番。 43 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  私、この資料を今さらですけどひもといて勉強させていただきますと、よく寄附採納という言葉があるんですけれども、市のほうに。これは、寄附採納の地区の方から区への寄附採納的なイメージというふうに考えておけばいいんでしょうか。そうすることによって、相続の際に、もとの所有者にはいろいろ控除がされたりとかということがあるということで、そういうイメージでいいんでしょうかね。そこだけちょっと済みません。 44 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 45 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 46 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 先ほど市長が答弁したように、認可地縁団体は、建物、土地について登記が打てるということで、任意団体である町内会については、その部分は登記が打てないという状況でございます。 47 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 48 ◆議長(沓名 宏) 20番。 49 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  大変法人化していい制度だと思うんですけれども、毎年毎年町内会長さんがかわるたびに手続をしなくてはいけないという大変デメリットもありますので、その辺ができたら簡易化されればいいのかなというふうに期待をして待っておりますので、答弁としては本当にありがとうございました。  では、(2)町内会加入率(6地区別と全体平均)の推移と近隣市との比較はということなんですが、例えば1968年、内閣府調査において、町内会加入率は、都市部では88.7%、町村部では90.5%でありましたが、およそ半世紀後、2010年の調査では全体で73.0%まで低下をしているデータが公表されております。我が碧南市はどうでしょうか。10年ほど前と現在を比較できる数字があればお聞かせください。 50 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 51 ◆議長(沓名 宏) 市長。 52 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市の町内会加入率の推移といたしましては、平成22年は79.5%、平成26年度は78.5%、平成30年度は74.3%ということで、減少傾向でございます。平成30年度の加入率を地区別に申しますと、新川地区が74.8%、中央地区が69.4%、大浜地区73.8%、棚尾地区66.1%、旭地区80.1%、西端地区74.8%でございます。  近隣市の状況としては、碧海5市の中では碧南市が最も高く74.3%で、安城市72.1%、知立市68.7%、刈谷市67.4%、高浜市58.4%でございます。 53 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 54 ◆議長(沓名 宏) 20番。 55 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  なぜこの質問をしたかといいますと、今改めまして町内会、自治会というもののあり方が注目をされているからなんです。その背景は、深刻な大規模災害に見舞われた地域でも近隣住民の助け合いや支え合いが重要な役割を果たしている事例が多く見られますし、災害直後の救出から避難所、仮設住宅の暮らしを通じて、同じ地区で生活をともにする人たちの気心の知れた関係は、迅速な再建に欠かせないものであることも実証されております。  しかし、災害や高齢者介護も先のことだと思いたい住民にとっては、町内会の存在は影が薄く、車とコンビニとSNSがあれば隣人とのつき合いは不要と思われている人が多いのも現実です。碧南市でも近い将来来るであろう人口減少に転じたときに備えて、社会構造の再構築は必須かと思います。  震災を機に、NPO法人やボランティア団体は守備範囲が明らかになってきた中で、町内会などの地縁型組織の役割は不明瞭な点も多く、改めて検証するときにきているのではないでしょうか。市長の御所見をお聞かせください。 56 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 57 ◆議長(沓名 宏) 市長。 58 ◆市長(禰宜田政信) 町内会等の地縁型組織というのは、先ほどからありますように、基本的に碧南市から独立した自治組織ということでございますので、市から働きかけるということにつきましては限定的なものでございます。町内会では、広報誌など各種情報誌の配布、回覧など、生活に役立つ情報発信源という役割を担っていただいているほか、いざというときの災害に備えた防災訓練や防犯パトロールや清掃活動など、さまざまな活動をされておりまして、重要な存在だと考えております。町内会には、引き続き住民の皆様で地域のことを考えて、住みよい生活環境を維持する活動や交流や、親睦を通じて地域のきずなを深める活動などを行っていただくことによりまして、住民が安心して快適に暮らせるまちづくりに進んでいくことを期待しているところでございます。 59 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 60 ◆議長(沓名 宏) 20番。 61 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  とかく個人情報とかいろんなことがあってやりにくい町内会組織の運営なんですけれども、市長のそういう考え方を持っていただけたということで、大変安心をしております。  では、次の(3)執行機関の附属機関(地方自治法第138条の4の第3項、第203条の3の第1項)への委嘱数はということで、ここからは町内会を含めた大きな枠組みとしての附属機関についてお聞きをいたします。いかがでしょうか。 62 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 63 ◆議長(沓名 宏) 市長。 64 ◆市長(禰宜田政信) 地方自治法による執行機関の附属機関である碧南市表彰審査会や碧南市特別職報酬等審議会などを含め調査した結果、委嘱数は79ございます。 65 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 66 ◆議長(沓名 宏) 20番。 67 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  念のためお聞きいたします。その79全ては条例で設置をされているんでしょうか。 68 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
    69 ◆議長(沓名 宏) 市長。 70 ◆市長(禰宜田政信) 委嘱の79のうち、条例で設置されている機関といたしましては、総合計画審議会など18機関でございます。 71 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 72 ◆議長(沓名 宏) 20番。 73 ◆20番(鈴木みのり) では、(4)、(3)で今御答弁された委嘱数の中で、区もしくは町内会のほうに推薦、推挙をお願いしている主な役だとか委員というものはどういったものがあって、数はどのぐらいでしょうか、お教えください。 74 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 75 ◆議長(沓名 宏) 市長。 76 ◆市長(禰宜田政信) 附属機関などへ委嘱されている委員のうち、町内会から推薦された連絡委員、監事を皆様にお願いしているものは、全体で20の委員。主なものといたしましては、代表幹事に碧南市表彰審査会会長、碧南市自主防災会連絡協議会会長、碧南市社会福祉協議会理事など、正監事には碧南市交通安全都市推進協議会委員、公民館運営審議会会長など、副監事には市内巡回くるくるバス利用促進協議会委員、碧南市共同募金委員会委員などをお願いしております。 77 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 78 ◆議長(沓名 宏) 20番。 79 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  本当は初めに聞かなくちゃいけなかったんですが、(5)附属機関の設置目的は何なのでしょうか、お教えください。 80 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 81 ◆議長(沓名 宏) 市長。 82 ◆市長(禰宜田政信) 附属機関の設置目的ということでございますが、執行機関の公正な行政執行のために必要な調査、審議などを行うことが主な目的でございます。  また、地方自治法ではなく、例えば都市計画法による都市計画審議会、スポーツ基本法によるスポーツ推進審議会、博物館法による藤井達吉現代美術館協議会などの附属機関があり、これらの目的についても、調査、審議などが主な目的でございます。  さらに、附属機関ではございませんが、碧南市独自のものとして連絡員、市民相談員、健康推進員などがありまして、法律の根拠はございませんが、碧南市独自の仕事をお願いしている機関もございます。 83 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 84 ◆議長(沓名 宏) 20番。 85 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  大変多岐にわたって附属機関が運営されていることがわかったかと思います。以前は議会のほうも数に入っていたんですが、今はほとんど関係をしておりませんので、一度ここで整理できたことはありがとうございます。  (6)なんですが、ただ、執行機関の御用機関であったり責任転嫁の隠れみのにはなっていないのかというこの質問の意図というか意味なんですけれども、とかく最近では、この附属機関についていろんな問題が指摘されているからなんですね。以前私も、碧南市民病院運営審議会でこの2年間、お一人も発言されることなく審議、議了されたことに問題ありと指摘をしたように、執行機関から対価として報酬をいただいているからかどうかは知りませんけれども、執行部の判断を追認するだけの御用機関になってしまったり、住民の意見を聞いたという実績づくりをして議会審議を先取りする形になり、結果として議会を形骸化させてしまっていないかとか、そのほかにも、事の失敗が表面化した際に、市民の理解を得て実施したんだという免罪符にしていないかなど、全国で問題となっている昨今、碧南市の附属機関は設置目的どおり機能しているのでしょうか、お聞かせをください。 86 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 87 ◆議長(沓名 宏) 市長。 88 ◆市長(禰宜田政信) 今御発言がありました碧南市民病院運営審議会では、ここのところの審議会ではまあまあ発言がございますので、よろしくお願いいたします。  附属機関に期待するところといたしましては、地方行政に住民の意思を十分に反映させ、専門的な知識、技術を導入するとともに、中立的な立場から行政の総合調整を図っていただくことでございます。附属機関が行っていただく執行機関の公正な行政執行のための調査、審議など、その結果を踏まえた上で、最終的には首長である私が責任を持って判断するというわけでございますので、御質問のような御用機関とか責任転嫁ということはないというふうに考えておりますので、御理解いただきますようにお願いします。 89 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 90 ◆議長(沓名 宏) 20番。 91 ◆20番(鈴木みのり) 当然そういった答弁しかできないと思いますけれども、本当にそのように願いたいものです。ただ、市長が最近はと言われたのは、私が質問したらその次のときに、審議員のメンバー全員とは確認していませんけど、一部の方から発言してほしいと頼まれたと、言ってきたよということを聞いていますので、これからも気がつけばそういった指摘はさせてもらいたいと思います。  次に、(7)今後、委嘱が難しくなりそうな附属機関はあるのかということで、皆さん御案内のとおり、消防団など長年入団者の募集に四苦八苦をされ、町内会長さんの頭痛の種になっておりますし、また、民生委員、児童委員、主任児童委員などは、あと数年で今の数をキープするのは厳しい状況だと聞いております。どうでしょうか。 92 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 93 ◆議長(沓名 宏) 市長。 94 ◆市長(禰宜田政信) 今後委嘱が難しくなりそうな附属機関ということでございますが、先ほど申し上げました79の委嘱において、唯一消防団員に不足、欠員が生じているという状態でございます。現在の消防団員は223人でありますが、碧南市消防団条例第3条の規定によりまして定員が254人となっておりますので、31人が不足しているという状態でございます。この傾向は全国的な流れでございますが、本市におきましては、近年さまざまな手法を用いまして団員確保に努めておりますし、その成果も出ていると認識をしております。その他の機関としては、欠員とまではなっておりませんものの、各種団体の総会などに出席しますと担い手不足の話を聞くことから、今後、団体によっては困難な状況も出てくるかと考えております。 95 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 96 ◆議長(沓名 宏) 20番。 97 ◆20番(鈴木みのり) そこで、(8)委員確保のため、今現在で何か対応策を実施、もしくは検討されているのか、お聞かせをください。 98 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 99 ◆議長(沓名 宏) 市長。 100 ◆市長(禰宜田政信) まず、消防団につきましては、処遇改善ということを始め、従業員を市の消防団員として積極的に推薦する事業所に対しまして、企業防災力向上研修支援制度によりまして補助金を交付するなど、さまざまな施策を展開しているところでございます。  また、委員の選考方法といたしましては、充て職によって委員を委嘱するケース、あるいは、地区からの紹介をもとに依頼するケース、現任の委員と地区と協力して後任者を探していただくケースもございます。  いずれにしましても、まず各委員に不足、欠員が生じないよう、確保策の充実に努めてまいりたいと考えております。 101 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 102 ◆議長(沓名 宏) 20番。 103 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございました。  もちろん各機関、欠員がないようにしていただきたいのは当然なんですが、それ以上に初期の設置目的が純粋に遂行されることが肝要なことですので、よろしくお願いしたします。  それでは、件名2に移ります。  件名2、資源ごみの分別についてお聞きをいたします。これも大きな意味では町内会への委託事業の1つになるわけですが、各地区、月に2回実施しております。私もボランティアとして立ち当番をやるようになってことしで14年目になりますが、ここにきて各地区で大なり小なり問題があるやに聞いております。  そこでお聞きをいたします。  (1)碧南市のごみ分別収集の歴史についてと、少しオーバーなんですけれども、そもそもどういった経緯で分別が始まって現在に至っているのか、お聞かせください。 104 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 105 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 106 ◆経済環境部長(鳥居典光) 本市では平成7年12月より、これまでのダストボックス方式によるごみ収集から町内会におけるステーション方式の資源ごみ分別収集を市内全域で開始いたしております。  当初は25品目の分類で開始しましたが、資源の有効利用や利便性も考慮しながら変更いたしまして、現在は20品目で分類をしております。 107 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 108 ◆議長(沓名 宏) 20番。 109 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  では、(2)分別収集ステーションの数と運営状況について、特に運営状況とは、収集事業の主体はどこなのか、そしてまた、その管理謝礼だとか指導員の謝礼というのはどういった計算式で、年額それぞれ幾らぐらいなのか、お答えください。 110 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 111 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 112 ◆経済環境部長(鳥居典光) 現在は、開設日ごとに市内を10地区に分け、115町内会94ヵ所のステーションにて月2回の開設をしております。  運営につきましては各町内会に委託をしておりまして、資源ごみステーション管理謝礼と分別指導員謝礼を払っております。資源ごみステーション管理謝礼は、ステーション1ヵ所当たり5,000円と、地区の世帯数1世帯当たり100円のお支払いをしておりまして、平成29年度決算で340万円余でございます。分別指導員の謝礼は、115の町内会に1回分の単価1,690円で年間24回分をお支払いしておりまして、平成29年度決算では466万円余となっております。 113 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 114 ◆議長(沓名 宏) 20番。 115 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  では、(3)立ち当番の認識についてお聞きをいたします。  ア、市民、区からの声は届いているかということで、よい声でも悪い声でも結構です。正直にお答えください。 116 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 117 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 118 ◆経済環境部長(鳥居典光) 資源ごみステーションの開設時には、毎回市職員または委託職員が巡回をしておりますので、現場での要望をお聞きしております。また、ここ数年、一部の町内会の役員の方より、高齢者や病気等である方には早朝の立ち当番が難しいことや、立ち当番自体を廃止したいというような御相談がございます。 119 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 120 ◆議長(沓名 宏) 20番。 121 ◆20番(鈴木みのり) それでは、イとして、今言われました問題の対応策をどのように考えているのか、お聞かせをください。 122 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 123 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 124 ◆経済環境部長(鳥居典光) 立ち当番は、ステーションの管理とあわせまして各町内会にお願いしております。高齢や病気等による立ち当番が困難な方につきましては、各地区にて御配慮いただければと考えておりまして、各地区にもお願いをしているところでございます。  また、立ち当番につきましては、地域協働の考えから、市民や行政がそれぞれの役割を果たす中で、住民同士の交流や見守りの場などとして、地域コミュニティー向上や安心・安全なまちづくりの一役を担っていると考えておりますので、今後とも継続してまいりたいと考えております。  地区の方には継続的に御理解いただけるよう説明をしてまいります。 125 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 126 ◆議長(沓名 宏) 20番。 127 ◆20番(鈴木みのり) わかりました。私としては以前に一般質問で収益的なデータを市民の方に示せば少しはやる気も上がっていただけるんじゃないかなということで提案をして、それによってかどうかはわかりませんが、実際には3年ほど前からごみカレンダーの裏面に、済みません、映像をお願いいたします。これ、多分皆さん、余り見たことがないと思うので……。      (「見た見た」という者あり) 128 ◆20番(鈴木みのり) 金額を右のほうにずっと入れていただいて、昨年の還元金が1,300万円余ということで、冷蔵庫に張っちゃうとなかなかこれって見ないところなので、ありがとうございました。こういった形で表示をしていただけるようになりました。ありがとうございます。  しかし、残念ながら今言ったとおり、なかなか市民の皆さん、カレンダーを冷蔵庫とか壁に張ってしまって、裏面には目がいかなくて、周知という意味では効果が薄いように感じられます。  そこで、ウとして、ごみカレンダー裏面の処理体系図をステーションに掲示してはということで、収集当日に大き目のパネルで表示をすれば効果が期待できるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 129 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 130 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 131 ◆経済環境部長(鳥居典光) ごみステーションでの処理体系図の掲示についてという御提案ではございますが、今映像でもごらんになられたとおり、ごみカレンダーの裏面にて全戸配布をしているため、現在のところは考えておりません。  しかしながら、資源ごみの分別回収の意義や必要性を理解していただけるように、今後ともごみカレンダーだけではなく、広報や各種団体への説明でも広く周知をしてまいりたいと考えております。 132 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 133 ◆議長(沓名 宏) 20番。 134 ◆20番(鈴木みのり) 御答弁ありがとうございますとは言いづらいんですけれども、私が十数年やってきて、事あるごとにこういう話をすると、知らなかったという方がほとんどなので、今回こういう形で言わせてもらったんですけれども、しかし、この問題というのは、件名1の町内会加入の問題とリンクしていると、私は個人的には考えております。実際、加入率の低いところでは立ち当番の問題も多いように感じます。御答弁の中にもありましたが、みずから立っていただくことで分別の種類、仕方を覚えていただくことはもちろんなんですが、もう一つ大きな目的である地域コミュニティーの潤滑油として、当番で知り合い、つき合いが始まり、情報交換をしてといった効果も必ずあるはずなんです。  そこで、その部分はぶれずに、(4)として、ごみ分別の先進自治も今は後進自治となったと感じるが、改革を検討してはという質問なんですが、実際には後進自治とまでは思いません。思いませんが、問題があることも事実だと思います。本当に月2回、2時間というのが妥当なのか、20種類というのがよいのか。例えば、立ち当番の対価としてごみ袋を20枚ほどプラスしたらどうか、あるいは、東京のお台場のように共同溝にごみ収集缶が入っていて、清掃工場から遠隔操作で掃除機のバキュームのようにエアーシューターで吸い取ることができるといった画期的な方法まであるようです。何かお考えがあるか、お聞かせをください。 135 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 136 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 137 ◆経済環境部長(鳥居典光) 昨年度に、一般廃棄物処理基本計画改定時に市内の小学校5年生の児童と保護者を対象に実施しましたごみに関するアンケートにおきまして、資源ごみ回収については74.6%の方がこのままでよいと回答されており、制度開始からおおむね23年が経過し、市民生活に根づいてきていると感じております。  これまでも市では、資源の有効利用や利用者の利便性も考慮しながら軽微な変更をしてまいりましたが、現在のステーション方式による資源回収の制度は、先ほども述べましたが、地域協働の考えから地域コミュニティーの向上や安心・安全のまちづくりに一役を担っていると考えており、今後も継続をしていきたいと考えておりますので、現在は大きな制度改革は考えていないということで、御理解をよろしくお願いします。 138 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 139 ◆議長(沓名 宏) 20番。 140 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  もう一度言いますが、私はこの立ち当番は非常に意味のある事業だと思っております。しかし、高齢者や病気の方、あるいは子育てや共働きで時間の捻出が厳しい方など、柔軟な対応ができるような工夫ができればと思っておりますので、しっかり検討していただきますよう重ねてお願いをして、次の件名3に行きたいと思っております。
     件名3、緊急避難場所と避難所についてお聞きをいたします。  くしくも一昨日、台風21号により一時退避場所が開設をされ、私の地元の鷲塚公民館にも4世帯7名の方が避難をされました。  また、本日未明には北海道胆振地方のほうで震度6強の大きな地震がありました。おかげさまで、この地域は59年前の伊勢湾台風以来大きな災害もなく、幸せに暮らせております。もちろん先人の方たちの治水や水防も忘れてはいけません。日々感謝をしているところであります。しかし、災害に過ぎた準備ということはありません。  そこで、(1)緊急避難場所と避難所の定義、そして、碧南市の分類数はということでお答えください。 141 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 142 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 143 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南市では、平成29年3月に名古屋大学との共同研究事業として各種防災計画及びハザードマップ等を作成した際、避難施設の名称や分類について見直しを行っております。  災害対策基本法において緊急避難場所とされている施設等については、本市では地震、津波、高潮、洪水発生時に、まず命を守るために退避する場所である一時退避場所と、火災の延焼が大規模になったときに避難できる場所である火災時退避場所の2種類に分類しております。  また、避難所とされている施設については、本市では、発災後に自宅に戻れない方が一時的に生活する場所である避難所として分類しております。  そのほかに、施設、病院等に入所、入院に至らないが避難所での生活において特別な配慮を必要とする方を対象とした福祉避難所があり、避難施設を4種類に分類しております。 144 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 145 ◆議長(沓名 宏) 20番。 146 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  市民協働部長のテンションがちょっと低いのが気になりますけど、ただ、御答弁の中で、わかりにくいといいますか、全国的に見ても違和感があるのでお聞きしたいんですが、1つは、全国では緊急避難場所という共通呼称を使っておりますが、どうして全国800ほどある自治体の中で碧南市1市だけが一時退避場所と決められたのでしょうか。  そして、もう一点は火災時退避場所、これも火災に遭ったときに退避できる場所、要するに、我々でいうと防災の家と同じような勘違いをしてしまうんじゃないでしょうか。これも全国共通の呼び方である広域避難場所がよいのではと考えますがどうでしょう。  そのとき避難をするのは碧南市民だけではありません。例えば碧南市だけ信号機の色を変えたらどうでしょう。全国で赤、青、黄色が常識の中で、碧南市だけ独自性を出して、例えば白、黒、抹茶とかいうふうにしたら、交通網はパニックになってしまって事故だらけになりますよね。こういったことに関してはオリジナリティーは必要ないと思うんですね。そのとき碧南で災害に遭われた全ての人がわかるように全国共通の言葉に統一をされたらどうでしょうか。お聞かせください。 147 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 148 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 149 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 各種防災計画等を作成した際に設置した産業、市民、行政の3つの分科会において、御参加いただきました委員の方々から避難所施設の分類がわかりづらいという意見をいただき、各分科会において避難施設の分類、名称について検討しております。  質問者の御指摘のとおり、全国共通の名称を碧南市独自の名称に変更することには反対の意見もございましたが、議論の結果、見て意味がわかりやすい現在の名称に変更することを決定しております。  また、火災時退避場所について、津波、洪水、高潮のいずれの災害でも利用できない施設が含まれており、文字どおり火災時のみに避難できる場所として指定しております。そのほかの災害時にも利用できる場所については、一時退避場所として指定をしております。 150 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 151 ◆議長(沓名 宏) 20番。 152 ◆20番(鈴木みのり) 私の回転が鈍いのか、こちらの21名の議員の方も今の説明でふっと飲み込めるのか、非常に説明を聞いたらますますわかりづらくなってしまって、今、お話しの後半においても、火災時退避場所についてはという、文字どおり火災時のみに退避できる場所という答弁をされたんですけれども、これは今の説明も間違っていると思います。これは広域の延焼の火災という条件で、普通の火災のときには逃げられないはずなんですけれども、それはいいですけれども、できたらどこかのタイミングで市民アンケートなどをして、名称変更を戻してほしいというか、そういうふうに思いますので、よろしくお願いします。  それでは、(2)碧南市のそれぞれの今分類された施設数ということでお答えください。 153 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 154 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 155 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 先ほどの広域避難場所とかいう、わかりにくいという御意見ですが、今回改定する前の段階のハザードマップでは緊急避難場所、広域避難場所という表示でありました。ただ、ハザードマップを配布する際に、これではわかりにくいという御意見が非常に多かったものですから、こういう形で碧南市独自のものを取り入れたというものでございますので、御理解をお願いします。  それで、施設数なんですが、平成30年9月1日現在で、避難所につきましては35ヵ所、一時退避場所は82ヵ所、火災時退避場所は17ヵ所、福祉避難所は7ヵ所を指定しております。 156 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 157 ◆議長(沓名 宏) 20番。 158 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  では、(3)現在アップされております避難所の更新日が明記されておりませんが、いつ指定されたのか、また、何か別に意図があるんですかということなんですが、こういった常に改定されていく情報というものは、通常更新日というものを入れて表示するものと思っておりました。しかし、それがされていないということは、最新の情報がどれなのかわかりません。どうして日付を明記されないのか、お答えください。 159 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 160 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 161 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 現在、ホームページには平成30年4月1日現在における避難施設の指定状況がアップされておりますが、御指摘のように更新日が明記されておりませんので、今後は更新日を明記するようにしてまいりたいと思います。 162 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 163 ◆議長(沓名 宏) 20番。 164 ◆20番(鈴木みのり) わかりました。ありがとうございます。そのようにお願いいたします。  (4)平成25年6月に改正されました災害対策基本法に適合しているのか、どうでしょうかということなんですが、この基本法は、1961年に策定されてから頻繁に見直しと改正がされており、特にここ数年は毎年のように見直しや一部改正が行われておりますので、比較的改正が大きかった平成25年の見直しを中心に適合しているかどうかをお答えください。 165 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 166 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 167 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 平成25年6月に改正された災害対策基本法の改正内容は、東日本大震災による被害を踏まえて、多岐にわたり大幅な改正がされております。  また、避難所の基準等については、災害対策基本法第49条の7、災害対策基本法施行令第20条の6及び同施行細則第1条の9において示されております。  本市においては、法で定める基準及び体制を確保するとともに、改正された内容を踏まえて業務を実施しております。 168 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 169 ◆議長(沓名 宏) 20番。 170 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。安心しました。  それでは、(5)なぜ大浜地区のみ事前一時避難所の案内が詳しくアップされているのでしょうか。大浜地区の人にとっては何でうちのところだけということで、あえて不安をあおることになるのではないでしょうか。ましてやほかの地区の方には、何でうちはされないんだということで不公平感があると思うんですが、どうでしょうか、お答えください。 171 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 172 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 173 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 大変申しわけありません。事前一時避難所という名称の仕方は昔の言い方でありまして、御指摘の大浜地区の事前一時避難所の情報については、ホームページを更新する際、古いページの情報が削除されずに残っておりました。御指摘をいただき、ページの削除を行っております。  今後、ホームページの情報の管理については、市民に混乱を招くことがないように注意してまいります。 174 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 175 ◆議長(沓名 宏) 20番。 176 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  では、次の(6)碧南市の避難所は実態に即しているのかということで、まず、ア、鷲塚町、鷲林町の避難所指定は鷲塚公民館になっておりますが、本当にそれでよいのかと。ちなみに、括弧として、鷲塚公民館、東町内会館、ビジネスホテルアーク、老健ひまわり、それぞれのTP、東京ペイル、要は標高ですね。これはどのようなものか教えてください。 177 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 178 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 179 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 各施設の前面道路の標高を申し上げますと、鷲塚公民館は8.4メートル、東町内会館8.6メートル、ビジネスホテルアーク2.3メートル、特別養護老人ホームひまわり2.7メートルでございます。 180 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 181 ◆議長(沓名 宏) 20番。 182 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  お答えのとおり、地元の方ならどなたでも知っているとおり、東町内会館が最も標高が高いわけで、災害のときにより低い一時避難場所、老健ですとかビジネスホテルアークに、ましてや、ひょうたん池やお初池の名残のガソリンスタンドの浜安さんあたりの低地を水に浸りながら鷲塚公民館に避難することは全く考えられず、不合理であると思います。  どうでしょう、この際、東町内会館を新たに一時退避場所として指定すべきと考えますが、いかがでしょうか。 183 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 184 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 185 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、市が指定している避難所、いわゆる災害時に自宅に戻れない方が一時的に生活する場所ですが、市の公共施設を中心に避難所同士の位置関係、施設の構造や規模などを考慮して指定しております。  ただし、本市では既に35ヵ所の施設を避難所に指定しており、避難所業務に従事する市職員をこれ以上ふやすことができないことから、避難所を新たに追加指定することができない状況でございます。  御質問の東町内会館の標高が高いことは認識しておりますが、避難所として指定するためには、既に指定している避難所の指定変更や資機材倉庫などの移設も含めて総合的に判断をし、検討してまいりたいと考えております。  また、ビジネスホテルアークや特別養護老人ホームひまわりの周りは質問者がおっしゃるとおり低い地域ですので、地域住民の方が少しでも命を守るよう垂直避難、上に上がっていただくような避難をしていただくよう一時退避場所としております。  なお、参考までにほかの地区の事例を申し上げますと、避難所として指定していない民間施設などに自主的に避難することを決めている地区もございます。このような地区による自主的な避難所に対しましては、災害時において食料や物資の提供など、必要な支援をしてまいりたいと考えております。 186 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 187 ◆議長(沓名 宏) 20番。 188 ◆20番(鈴木みのり) 35ヵ所あるからこれ以上できませんとか、公共施設を中心にと言われましたが、法改正で49条の7でも指定避難所として公共施設、その他の施設を指定しなければならないと条例でも緩和されてきているわけで、実際に今、最後のところの答弁では民間施設もしているということを言われたんですね。2ヵ所ですか、あるということなんですけれども、実態に合っていないものは幾つあっても意味がないと思います。いかがなんでしょうか。35ヵ所あるからもうつくれませんなどというのは言語道断で、人の命はそんな線引きでできることなんでしょうか。お答えください。 189 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 190 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 191 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 避難所につきましては、公共施設以外の2ヵ所を含め、市域全域を総合的に判断し、配置しております。実態に合っていないとおっしゃいますが、低い地域においても、少しでも多くの市民の皆様の命を守るために垂直避難が必要であると考えております。そういう意味で一時退避場所を指定しておりますので、意味がないとは考えておりません。 192 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 193 ◆議長(沓名 宏) 20番。 194 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  指定変更や資機材倉庫の整備、そういうことも今言われたのかな。職員を配備せずに人員は地区にお願いして、資機材については周りに、特に東町内会館のことなんですけれども、有名なお寺、願隋寺ですとか蓮成寺、遍照院さんが町内会館を囲むようにしてあり、そこにはそれぞれお庫裏が備わっておりますので、材料や物資の提供さえほかの民間施設と同じように送っていただければ、今市長がぽろっと言われましたけれども、一時生活する72時間の対応というのは十分できるのではないでしょうか。地元の人からは協力の了承も得られているとのことでした。ですから、指定変更ではなく、追加指定として地元の強い要望を私からの提案として今こうして質問しているわけなんです。もう一度御答弁をお願いいたします。 195 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 196 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 197 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、避難所というのは、そこで生活する、自宅に戻れない方が生活する場所ということでございます。避難所につきましては、私ども、避難所開設員と開設予備員の3名ないし4人を配置しておりますので、35ヵ所をふやすということになりますと、ちょっと職員的には非常に難しいと。開設予備員については保育士も入れております。  ただ、避難所に職員を配置しないということは実際できないものですから、さきの6月議会で山中議員にもお答えしましたように、地区の方が自主的に避難する避難場所として検討されているところもありますので、そういう形で御理解をいただきたいと思います。  ただし、避難所ではなく、地域の住民の方が命を守るために退避する一時退避場所を東町内会館として指定することについてはできないことはございませんので、今後地区の皆さんと協定の内容について確認をしていきたいと思っております。 198 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 199 ◆議長(沓名 宏) 20番。 200 ◆20番(鈴木みのり) 通告書のほうには今おっしゃられたとおり避難所というふうに書きましたけど、先ほど私、質問のほうでは一時退避所という言い方に変えさせていただいたわけで、その辺ちゃんと聞いておいていただければ、そこでその答弁がいただけたのかなというふうに思いますし、6月議会の話を持ち出されましたけれども、日進地区は低地ばかりで高いところがなく、仕方なく自分たちの命は自分たちで守るということで自主的に民間のところを検討されるのであって、住んでいる方たちの思いは日進地区も鷲塚地区もどちらも全く同じで、鷲塚は誰もが知っている地山の一番高いところ、議長もよく知っていると思います。そういったところに避難したいだけなんです。その思いを行政が一方的に断ち切るという権利はないと思うんです。ぜひ検討というよりも、指定をしてください。  では次、イ、そのほかの32ヵ所も地区住民と検証されて決められたのかということで、まさかとは思いますが、市のほうで一方的にこれも決められているということはないでしょうか。お聞かせください。 201 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 202 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 203 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 避難所の指定については、条例で定められました関係機関の代表者、35名以内で組織する碧南市防災会議において検討し、決定をしております。 204 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 205 ◆議長(沓名 宏) 20番。 206 ◆20番(鈴木みのり) 偶然にも35名以下ということで35ヵ所ではないと思うんですけれども、35ヵ所には地元の方たちはそれぞれ全て防災会議メンバーに入っているんでしょうか。お答えください。 207 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 208 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 209 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 防災会議のメンバーにつきましては、連絡員の代表幹事が入っております。
     ただし、防災会議に上げる前の前段の各種防災計画策定時においては、国、県、行政、名古屋大学を除いて33名の各種団体や各地区の代表者の方に御意見を伺っております。 210 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 211 ◆議長(沓名 宏) 20番。 212 ◆20番(鈴木みのり) 学識経験者や充て職も結構なんですけれども、本当に命が助かる方法、場所であるようにお願いをいたします。  そういった意味からも、次のウ、避難所宿泊を気候の厳しいときに実施してみてはどうかなんですが、そんなことがあってほしくないのですが、万が一のときに機能しなければ、あるいは不便が多ければ、助かる命も助かりません。  そこで、全国でも大阪府や目黒区や白山市などでは、避難所で宿泊をして、計算上の人数ではなくて、本当に何人が利用できて、暑さ、寒さ、臭い、音など、ほとんどの人が我慢できる状況で、段ボールつい立てでプライバシーが保たれ、簡易トイレはうまく使えるかと、そういったことが、ありとあらゆる検証ができると思いますが、いかがでしょうか。 213 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 214 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 215 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南市では実施しておりませんが、そのような宿泊訓練を実施している市町村があることは認識しております。  今後は、碧南防災ボランティア連絡協議会とも相談をしながら他市町村の事例を調査研究し、検討してまいりたいと思います。 216 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 217 ◆議長(沓名 宏) 20番。 218 ◆20番(鈴木みのり) そのようによろしくお願いいたします。  それでは、(7)全ての避難所にピクトグラムを設置すべきと考えるがどうかという提案なんですが、映像をお願いいたします。ピクトグラムは何ぞやと、皆さんよく見る避難場所のことなんですが、これが新しく平成27年かな、国の総務省のほうでJIS規格された避難所と、右のほうがうちでいう一時退避場所というピクトグラムになるわけなんですけれども、このように避難場所、刷新されました。ぜひ全ての104ヵ所ですか、避難所退避場所に設置をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。映像ありがとうございます。 219 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 220 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 221 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 平成28年3月23日付で内閣府より避難場所表示の標準化の取り組みに関する通知が出され、地方公共団体が避難場所の表示板を整備、更新する際には、JIS改正、制定された災害種別図記号、いわゆるピクトグラムを用いるように通知がございました。  これを受けまして、今年度、本市の避難施設に設置する看板にはJIS制定されたピクトグラムを用いて設置する避難所看板設置工事を7月に発注しており、年度内には設置完了してまいります。 222 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 223 ◆議長(沓名 宏) 20番。 224 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。大変安心をいたしました。  しかしながら、数枚余分にピクトグラムを用意しておけば、破損した際だとか追加指定した際にも即座に対応ができると思うんですが、聞くところによりますと、この表示板、かなり高額であるやに聞いております。104ヵ所に取りつけるのに一体幾らかかるのでしょうか。作成費と設置費に分けてお答えください。 225 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 226 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 227 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 今回の設置に対しての契約の金額につきましては、全体で2,550万円余という形で、大体1ヵ所当たり25万円程度で設置できるという状況でございます。 228 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 229 ◆議長(沓名 宏) 20番。 230 ◆20番(鈴木みのり) 今おっしゃられた1ヵ所25万円という、割ったわけですから、それぞれがみんな同じとは思いませんけれども、正直高いという感想は持つんですけれども。通常、僕らがイメージする看板屋さんに発注するのかと思いきや、聞くところによると、この仕事は土木業者のほうに発注をされたということなんですが、間違いないでしょうか。 231 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 232 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 233 ◆建設部長(中村正典) 建築課が発注をしておりますので、私からお答えをさせていただきます。  まず、先ほど少し話がありました材料費と工事費の関係ですけれども、大ざっぱに言いますと材料費が73%ぐらいで、基礎つきのものもございますので、これが16%、取りつけ、撤去、そういったものが約10%ぐらいの関係になろうかなと思います。  それで、今回設置する枚数としては90枚を予定しておりまして、そのうち77枚が基礎つきの標識ということでございます。  看板の仕様でございますけれども、アルミ製ということで、反射の加工、夜でも反射で見えるということで、反射加工のしてあるラミネート式というもので、通常道路標識で使っているものと同等のもの、そういう仕様となっております。  それから、支柱についても当然同じようなもので、メッキの粉体塗装ということで、大変耐久性のすぐれた仕様だということで、この標識の見積もりにつきましては、道路標識を専門とした業者に見積もりをとっておりまして、道路標識の発注という部類になりますと一般土木業者への発注ということで考えておりまして、金額面においては高くないという、相当というふうに考えております。 234 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 235 ◆議長(沓名 宏) 20番。 236 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。  今、90枚で、基礎工事を伴うものが77ヵ所、ほぼほぼ的な数字を言われました。私がだまされたのかどうかわかりませんが、今回落札された社長さんのところに訪問いたしました。聞いたら、基礎工事を含めた看板箇所は60ヵ所ですというデータを、印刷されたものを見せられたんですね。そうすると、通常、多い受注のほうに発注をかけて、足りないところをそちらの業者さんが下請に発注する。例えば、看板屋さんに90ヵ所発注をして、90ヵ所全部に看板が要るわけですから。でも、そのうちの基礎が要る60ヵ所に基礎工事屋さんに発注するというのが自然な流れです。今回は逆なんです。少ないほうの土木業者のほうに委託をして、看板だけのところは丸投げだそうです。こういう形の発注の仕方というのは、民間では普通はあり得ないので、行政ではこうせざるを得ない条件が何かあるかと。今言われたJIS規格の色に関しても、看板屋さんのほうがプロです。そちらのやっていることのほうがはるかに安くできると思うんですが、そういったことは考えられなかったか。条件があるのか、できなかったのか。その辺をお答えください。 237 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 238 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 239 ◆建設部長(中村正典) 先ほど、基礎つきの標識77枚と言いましたけれども、このうちの既設のものを利用するものがございますので、実際に基礎をつくるのは66ヵ所ということになります。  それで、今回の標識は、先ほど申したように道路標識と同等ということでございますので、市内業者でそういったものを取り扱う業者はおらず、通常の看板屋さんでは取り扱えないものだということでございます。  それで、比率的に土木工事が少ないということになりますと、専門の看板業者ですね、道路標識を扱う市外業者になるかと思いますが、そういったところに発注をするということもあるかと思いますが、その場合であっても、これはあくまでも土木工事、業種としては一般土木業者ということになりますので、その下の分類としては変わらないというふうに考えております。  以上です。 240 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。 241 ◆議長(沓名 宏) 20番。 242 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございました。  ただ、私が聞いた2社の看板屋さんはうちで十分できるというふうに言われたものですから、それならなと思って今聞かせていただきましたけれども、部長の説明だとできないということらしいですので、発注の仕方とか金額には若干疑問は感じますけれども、とりあえず設置をしていただけることに関しては了解といたします。  以上で、今回、私、質問を終わりますけれども、さきの6月議会の一般質問で提案をいたしました御当地かき氷、これの試作品が一部でき上がりまして、今週末の8日、9日のビーチコートで行われますビーチサッカーのイベントで販売をいたします。どうかぜひ御賞味をしていただき、SNSなどでアップしていただければ、そして広めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 243 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鈴木みのり議員の一般質問を終わります。  次に、杉浦文俊議員の一般質問を許します。 244 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 245 ◆議長(沓名 宏) 5番。 246 ◆5番(杉浦文俊) 市民クラブの杉浦文俊です。  通告書に基づき一般質問させていただきます。  まず、禰宜田市長におかれましては、保育、教育の場において、今年度中から段階的にエアコンを設置すると決められ、素早い対応に感謝いたします。子供を安心して園や学校に送り出すことができるというのも子育てしやすい環境と思いますので、一言話させていただきました。  では、件名1、子育てしやすい環境づくりについて質問をさせていただきます。  日本創成会議が発表した消滅可能性都市では、二十から39歳までの女性、いわゆる若年女性の人口が50%以上減少すると、出生率が上昇しても人口維持は困難としています。これは、出生全体の95%が二十から39歳までの女性によるものであることから、重要な指標とされています。二十から39歳の女性が現在住む場所から都会、主に東京に流出してしまうと、地方の各自治体では人口が減り、運営が立ち行かなくなってしまう。これからいろいろな施策を講じて、地元に住んで結婚して子供を産み育てていただかなければならないというものでありました。  我々の暮らす愛知県では、新城市、飛島村、南知多町、美浜町、設楽町、東栄町、豊根村の7つの自治体が2040年に人口1万人を下回り、二十から39歳の女性人口が50%とまではいかないけれども、40%以上減少するという予想になっておりますが、碧南市の二十から39歳の女性の人口について、近年の状況を踏まえ、お答えください。 247 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 248 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 249 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、碧南市におけます20歳から39歳の女性の人口につきましてお答えさせていただきます。  平成30年3月31日現在で8,072名でございます。過去の状況でございますけれども、平成29年3月31日現在で7,979名、28年3月31日現在で8,050名、平成27年3月31日現在では8,085名、平成26年3月31日現在では8,339名となっておりまして、平成29年から平成30年にかけましては約100名ほどふえ、回復傾向にあるという状況でございます。 250 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 251 ◆議長(沓名 宏) 5番。 252 ◆5番(杉浦文俊) 4年間の推移では、先ほど回復したと申されましたけど、4年間では約3%減少しています。まだ安心できるとは思いますが、若い世代の女性が減少すれば、出生率は維持をできていても生まれてくる子供の数は減り、人口も減少するということであります。  現在、碧南市の人口は増加傾向にありますが、引き続き外に流出せずに、外から人を呼び込み、人口をふやしていかなければならない。新しく一戸建てなりマンションなりを購入して住んでいただくのが一番ですけれども、現金の一括払いで住宅を購入できる方は余りいないと思います。住宅ローンを組んで住んでいただくことになると思いますが、ローンを支払いながらの子育てというのは、若い世代には少しきついのかなと考えます。  市が独自に子育ての女性の就職支援をするのは難しいと思いますが、県の情報を共有するなり、再就職に関してアドバイスするカウンセラーなどを置くことができれば、働きたくても今一歩踏み出せない女性の後押しができるのではないかと思います。以前は生産年齢人口ばかりに着目しておりましたが、それと同時に二十から39歳の女性の人口に注目し、若者が結婚し子供を産み育てやすい環境をつくれば、必然的に人口はふえると思います。  働く場所があること、子育てしやすい住宅環境であること、子育てしやすい保育環境であること、以上の3点が重要と考えておりますが、碧南市としてのお考えをお聞かせください。 253 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 254 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 255 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) ただいま質問者がおっしゃられました3点は大変重要なことであるというふうに認識をしております。  碧南市が行ってまいります事業として、まず働く場所の確保としましては、現在策定中の都市計画マスタープランで検討中でございますけれども、新たな工業用地の確保を最優先課題として取り組んでおります。  子育てしやすい住宅環境としましては、優良住宅の供給を目的に進めております碧南伊勢土地区画整理事業への事業費補助や、住宅建設への支援のため新築住宅建設等促進補助制度を実施しているところでございます。  また、先ほど申しました策定中の都市計画マスタープランの中で、西端地区や新川地区におきまして新たな住宅地の確保を図ることができるよう位置づけをしてまいります。  子育てしやすい保育環境としましては、碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の1つに、結婚、出産、子育て環境づくりを位置づけております。幼稚園、保育園の第3子無償化、中学校卒業までの医療費の無料化、児童発達支援ネットワーク事業、放課後児童クラブの運営などの事業を実施し、特に保育園や児童クラブにおきましては、待機児童ゼロも達成し続けているという状況でございまして、子育て環境づくりには寄与しているというふうに考えております。 256 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 257 ◆議長(沓名 宏) 5番。 258 ◆5番(杉浦文俊) それぞれ重要視されているということがわかりました。また、新たに工業用地、そして、住宅地の確保に向けて取り組まれていると確認させていただきました。  マスタープランについては、現在各地域でのタウンミーティングにて地域の声を聞きながら作成されていると思います。企業進出により新たな雇用が生まれ、住宅用地を確保すれば、碧南市に永住する市民がふえます。住む人がふえれば、食料品など地域で購入する機会がふえ、経済が潤いますので、取り組みを期待しております。それとともに、子育て環境として、結婚から子育てまでの切れ目ない対策を期待しております。  また、消費税増税により保育料無償化等の話もありますので、そういったところも素早く対応できるように取り組みのほうをお願いいたします。  厚生労働省が平成30年6月に発表した人口動態統計によると、平成29年に生まれた子供の数は94万6,060人と過去最少を更新しました。1人の女性が生涯に産む子供の数に当たる合計特殊出生率は1.43と2年連続で低下しました。愛知県は1.54で全国平均より上ですが、碧南市の特殊出生率について、近隣市の状況も含め、お答えください。 259 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 260 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 261 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、碧南市の合計特殊出生率の推移を申し上げます。こちらにつきましては、5年に1回報告がされているというものでございます。  まず、平成10年から14年は1.56、平成15年から平成19年は1.65、そして、直近の数字としましては、平成20年から平成24年の1.63となっておりますが、この数値につきましては、愛知県下38市中11位という数字でございました。  近隣4市の状況を申し上げます。まず高浜市ですが、平成10年から14年でいきますと1.63、平成15年から19年では1.69、平成20年から24年では1.80、知立市では、平成10年から14年が1.64、平成15年から19年が1.70、平成20年から24年が1.79、刈谷市では、平成10年から14年が1.70、平成15年から19年が1.63、平成20年から24年が1.77、安城市につきましては、平成10年から14年が1.67、平成15年から19年が1.60、平成20年から24年が1.75となっております。  以上です。 262 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 263 ◆議長(沓名 宏) 5番。 264 ◆5番(杉浦文俊) 5市でみるとやや劣るかなとは感じますが、平成10年から比べて上昇傾向にあり、また、県内11位ということは、子育てしやすい環境下だと判断できます。合計特殊出生率は高くなっていますが、子供を産むお母さんが減少してくれば子供の数がふえてこないと推測されます。  先ほどの厚生労働省の期間特殊出生率の平成29年度推移を見ると、子供を出産した女性を年齢別に分析しますと、全体で1.4ポイントに対し、最も多かったのが30歳から34歳の0.51ポイント、次は25歳から29歳の0.4ポイント、35歳から39歳が0.29ポイント、20歳から24歳が0.13ポイントとなります。15歳から19歳、また、45歳から49歳はそれぞれ0.01ポイント以下という数字になっておりまして、全体的に98%ぐらいの方が二十から39歳に子供を産むと分析されています。  最初の御答弁にあったように、平成29年から30年にかけては100名程度、二十から39歳の女性の人口は回復しましたが、総合的に減少傾向にあると感じます。この年齢層をいかにふやしていくか、維持していくかが次の課題になってくると私は思っています。  また、子供を欲しいと考える夫婦の希望が全てかなった場合の希望出生率は1.8になると政府は推計し、2025年までの実現を掲げ、保育の受け皿確保などを進めています。実際の出生率がこの水準を下回るのは、出産、育児と仕事を両立しにくい環境が影響しているとみられます。結婚をして子供を産みたいという人の希望があるが、現実には仕事や家庭の事情で子供が産めなかった、あるいは、第2子、第3子を諦めた人がいるため、希望出生率が特別出生率を下回っているのだと感じます。  現在碧南市が行っている子ども・子育て支援事業計画は、平成27年から5年間を計画期間とし、平成31年度が目標年度となっています。今後いかに子育て世代の女性が碧南で出産して育てていくためにも、次の計画が重要と考えています。  碧南子ども・子育て支援事業の事業計画の成果と今後の方向性についてお聞かせください。 265 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 266 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。
    267 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 平成27年度より5年間の計画に示されました量の見込み、確保内容、提供体制につきまして、目標達成を目指しつつ、さらに必要に応じた計画変更を行ってまいりました。  その中で、子育てに係るさまざまな事業を実施してまいりましたけど、特に成果としましては、保育園、児童クラブにおきましては待機児童ゼロを達成し続けてきたということで、子育て環境づくりに寄与しているものと考えております。  今後の方向性につきましては、今年度より新たにニーズ調査を行います。その中で、2020年度から5年間の第2期子ども・子育て支援事業計画で示していきたいというふうに考えております。 268 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 269 ◆議長(沓名 宏) 5番。 270 ◆5番(杉浦文俊) 待機児童についてはまた後ほど質問させていただきますが、現在ゼロということではありますけれども、兄弟で違う園に通っているというケースも聞きます。待機児童数はゼロですけれども、今後、そのような場合も解消できるような進化した次期計画を期待しております。  それでは次に移ります。こども園の可能性についてお聞きします。  国では保育と教育の双方の機能を備えた認定こども園が保育所の待機児童の解消に一定の効果があると推測しております。  メリットとして、保育園と同じように長時間の預かりにも対応している一方、幼稚園と同じような教育にも力を入れていることが特徴です。保護者が働いていても働いていなくても利用できるため、入園後に就労を開始する、出産のために仕事を辞めるといった就労状況の変化があっても、退園、転園をする必要はないとされています。  デメリットとして、保護者の就労有無などによって登園、降園の時間が違うため、こども園での過ごし方にも差が出てしまいます。また、夏休みなどの長期休暇に入ると幼保での児童のそれぞれお遊戯などのできの差もあらわれてくるようです。  碧南市では、本年度より公立保育園全園で2歳児保育を暫定的に開始しました。女性就業率の上昇に伴い、産後休暇明けに多い2歳児に対応するためでありますが、本年度以降の入園児童の予想はどのように推測されていますか。 271 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 272 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 273 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 来年度以降の入園児童の予想はという御質問でございます。  まず、3歳以上児につきましては、子ども・子育て支援新制度上課題としておりました私的契約児につきまして、来年度から公立保育園の一部、これは学区に幼稚園があるということになりますが、羽久手保育園、天道保育園と築山保育園で新規の受け入れを行わないこととしてまいりますので、3歳以上児では私的契約児が若干減少するというふうに思っております。  また、近年3歳未満児の入所が増加している傾向にございます。今後も増加するということが予想されます。数値につきましては、次期子ども・子育て支援事業計画の中で示していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 274 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 275 ◆議長(沓名 宏) 5番。 276 ◆5番(杉浦文俊) 私的契約児の廃止というものは、学区に幼稚園があって、その幼稚園に児童を促すためということで理解をさせていただきます。  次に、子ども・子育て支援法施行規則では、入園基準である就労時間が48時間から64時間までの範囲で市町村が定める時間とありますが、施行日から10年間は、特例措置により48から64の縛りがありません。変更される保育園入所基準について詳しくお聞かせください。 277 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 278 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 279 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 質問者が今おっしゃられましたが、現在、碧南市子ども・子育て支援法施行細則におきまして、2021年3月31日までは就労時間の下限設定を、3歳未満児においては月120時間、3歳以上児につきましては月60時間としております。これにつきましては、子ども・子育て支援法施行規則に基づきまして、施行日の平成27年4月1日から起算して10年を経過するまでの間に、3歳未満児の就労時間についても、現行の月120時間から月48時間から64時間の間に変更する必要がございます。  このため、2025年3月31日までに段階的に月60時間に変更していく予定でございます。  以上です。 280 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 281 ◆議長(沓名 宏) 5番。 282 ◆5番(杉浦文俊) 2025年までに3歳未満児の設定が120から60時間になるとのことで、土日を休みとして1日3時間程度働けば預けることができると思います。つまり、預けやすくなるとはいえ、単純には言えませんけれども、現状の3歳児以上の児童数に似た数が募集というか、応募してくるかと思います。そのことも3歳未満児の入所増加要因の1つと考えられ、今ある園だけで対応できるかどうか疑問視されます。予想される待機児童の可能性についてお聞かせください。 283 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 284 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 285 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 保育園入所基準のうち、就労時間の下限設定を変更することによりまして、入所希望児童がさらに増加をしまして、3歳未満児につきましては、これは、何も対応を図らなければ将来的に待機児童が発生する可能性もあるというふうに考えております。  以上です。 286 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 287 ◆議長(沓名 宏) 5番。 288 ◆5番(杉浦文俊) 何も対応しなければ発生する可能性があると。その対応策の1つとして、低年齢児の受け入れをしてもらえる民間園を募集されたかと思います。現に、9月広報に記載された碧のうさぎ保育園が、平成31年度より低年齢児から受け入れる園として開園準備をしています。  禰宜田市長は、今後も民間園に移行していきたいと話され、ホームページ等で引き続き募集をかけていくとありましたが、6月以降、ホームページ等では問い合わせはあったかどうか。差し支えなければ問い合わせ先も教えてください。 289 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 290 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 291 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 問い合わせでございますけれども、今までに3件ほどございました。いずれも市外の法人でございます。この3件とも問い合わせ程度でございますので、法人名は控えさせていただきたいと思います。  以上です。 292 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 293 ◆議長(沓名 宏) 5番。 294 ◆5番(杉浦文俊) 問い合わせがあるということで、安心しました。  また、今、現在進行形で話を進めているところはあるのでしょうか。 295 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 296 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 297 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 先ほど申しましたとおり、問い合わせ程度でございまして、現在進めているという事案はございません。  以上です。 298 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 299 ◆議長(沓名 宏) 5番。 300 ◆5番(杉浦文俊) 募集をしているということであれば、まだまだ民間園が必要ということで、低年齢児受け入れのために民間園はあとどのぐらい必要と考えていますか。 301 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 302 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 303 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今後の人口動向、保育ニーズ、それから、今後の幼児教育の無償化など、さまざまな条件によりましてその必要量というものが大きく変わってくる可能性もありますので、現段階でどれぐらい必要かということを申し上げることはちょっと困難でありますので、できないということでお答えさせていただきます。  先ほども申し上げましたが、人口動向ですとか保育ニーズを見ながら、市域全体で検討はしていきたいというふうに考えております。  以上です。 304 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 305 ◆議長(沓名 宏) 5番。 306 ◆5番(杉浦文俊) 需要を見ながら判断していく。確かに毎年出生数は変わり、平成25年から平成30年4月1日現在を比較してみても毎年出生数は変動し、多い年では63人も少なくなっています。年々出生数を推測することは困難ではありますし、市外で出産し転入されてくる場合というのもあります。  しかしながら、募集をして話をする中で、どのぐらい必要、また、どの地域につくってほしい、そういったことも考えながら行うことが必要かと思いますので、必要数というのはあらかじめ頭の中に入れておいていただけると助かります。  では、次に移ります。  以前も一般質問でお聞きし、検討されるといただきましたので、今回再びお聞きしたいと思います。  こども園については、第2へきなん保育園が来年度よりこども園を開設し、旭地区では幼稚園がなかったため、幼稚園に預けたかった方には喜ばしいことだと思います。  今後の児童数は、入園基準の変更に伴い、3歳未満児の入所希望園児が多くなると予想されています。そのため、民間に募集をかけて受け入れを解消し、問い合わせもある。民間園に移行するメリットというのもわかります。  しかしながら、官民問わずこども園が多くなれば、低年齢児の受け入れができる状態になると思います。解決に向けた選択肢の1つにならないか、これまでのこども園の研究成果を踏まえてお答えください。 307 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 308 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 309 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 来年度から民間の保育園2園が幼保連携型認定こども園に移行してまいります。その状況も確認しながら、こども園への移行の課題も整理しまして、また、今後の入園児の推移や低年齢児の保育需要などとあわせまして、既存の幼稚園や保育園のあり方も含め、必要に応じて今後検討してまいりたいというふうに考えております。  また、提供体制につきましては、保育のニーズを見ながら、民間園の参入も積極的に図りまして、市域全体で確保していくように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 310 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 311 ◆議長(沓名 宏) 5番。 312 ◆5番(杉浦文俊) 来年度からのへきなん保育園さん2園のほうでのこども園の運営を参考にしつつ、また、園の老朽化など建てかえの際には、こども園という可能性についてぜひ検討していっていただきたいと思います。  また、民間では独自の取り組みができて、保護者にとっては園を選ぶ選択肢になると思います。引き続き民間園についても御検討をお願いしていきたいと思っております。  また、入園基準について、段階的に変更されると話されていました。急に120から60日間になるとは思っていません。2025年までの7年間、徐々に3歳未満児がふえてくると考えると、民間の参入も進めるのであれば目標年度を定めるなど、変更されたときは待機児童が出ない取り組みをお願いいたします。  次に、件名2、市民の交流手段についてお聞きします。  ことしで20年目となるくるくるバスは、名称からもわかるように、地域の細かいところまで来るバスとして、高齢者、障害者、交通弱者の足として多くの方に親しまれ、利用されています。くるくるバスの無料を初めとする筋トレルーム60、風呂無料券の配布といった施策は多くの方が利用し、喜ばれていると存じます。  しかしながら、くるくるバスについては、運行計画当初より利用客の減少が感じられますが、くるくるバスの利用状況について、近年の状況も踏まえ、お答えください。 313 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 314 ◆議長(沓名 宏) 市長。 315 ◆市長(禰宜田政信) くるくるバスの利用状況でございますが、直近3年度での総利用数を申し上げます。平成27年度13万7,511人、平成28年度13万373人、平成29年度13万1,543人となっております。平成14年当時だと16万6,000人ということでございますので、減少傾向です。  また、昨年度の4コースそれぞれの利用状況について申し上げますと、オレンジコース3万6,667人、パープルコース1万2,137人、みどりコース4万3,005人、あおコース3万9,734人となっております。うち車椅子利用者が183人という実績でございました。 316 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 317 ◆議長(沓名 宏) 5番。 318 ◆5番(杉浦文俊) ありがとうございます。  今、時代は少子高齢化になってきています。高齢化が進むと交通弱者がふえ、利用者は多くなってくると思いますけれども、くるくるバスの利用者というのは減少していますが、その減少原因としてはどのようなことを考えられていますか。 319 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 320 ◆議長(沓名 宏) 市長。 321 ◆市長(禰宜田政信) 減少している原因の1つといたしまして、高齢者の自動車運転免許の保有率の増加が挙げられるのではないかと思います。市内の65歳以上の方の中で免許証を持っている方の割合は、平成20年度は55%でございましたが、平成29年度は66%と約2割ふえているということで、通院や買い物などに自分で車を運転して外出できる高齢者がふえていることが推測されると。これがくるくるバス利用者減の原因の1つではないかと考えております。  また、最近では各種サービスといいますか、食事の宅配サービス等、買い物に出かけなくても済むような社会状況の変化というものもあるかなというふうに考えております。 322 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 323 ◆議長(沓名 宏) 5番。 324 ◆5番(杉浦文俊) ありがとうございます。  宅配サービスなど、サービスが向上するというのは非常にありがたいことであるとは思いますけれども、高齢者の方が外に出るきっかけづくりとして、また、筋トレルーム、お風呂券などもそういった目的も踏まえますので、また、免許保有率が多いということは、車が普及し、それだけ市民の生活の一部になったのだということもわかります。だからこそ生活の足が奪われると困ってしまうので、このようなバスの利便性を高める必要があると思っております。  くるくるバスは高齢者、障害者等の交通弱者の利便性を図るとはいえ、一般の方も乗車し、この夏休みでは小学生も移動手段として使い、また、通勤・通学と幅広い年代の方が利用していると感じています。  では、そもそもくるくるバスというものの概念についてお聞かせください。 325 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 326 ◆議長(沓名 宏) 市長。 327 ◆市長(禰宜田政信) くるくるバスの概念という質問でございますけれども、運行開始の経緯も含めまして説明いたしますと、昭和40年代から碧南市内を民間バスが走っておりまして、昭和63年には碧南市民病院が開院したことによりまして、民間バスに病院までのバス運行もお願いをしておりました。そうした中、市民から市内循環バスの要望が寄せられたことから巡回バス運行の検討が始められまして、民間バスが運行を終えた平成10年4月からくるくるバスの運用を開始しているというものでございます。当初の要望が市民病院への通院手段の確保であったことから、高齢者、障害者等の交通弱者の利便性を図るとともに、広く地域参加を促進するために運用しておるというものでございます。 328 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。
    329 ◆議長(沓名 宏) 5番。 330 ◆5番(杉浦文俊) 市民病院の通院手段ということで利用され、平成25年のアンケートでは利用者の73%が65歳以上であり、主な目的として、通院が42.9%、公共施設が37.1%、買い物が25.7%と、市民の足になっているかと思っております。  また、今後、地域包括ケアシステムからみても、医療、介護、暮らしを結ぶ移動手段は必要不可欠になってきていると思います。  しかし、開始から20年がたち、徐々に利用者も減少する中、幅広い層に利用していただくことを考えてもいいのではないかと思います。  碧南市と同じように無料バスを行っているのは、近隣市で刈谷市が公共施設連絡バスを運行しています。公共施設利用の利便性を図るとともに、広く一般市民、特に交通弱者といわれる高齢者の積極的な社会参加を促進するためと、平成13年より運行されました。市内を10台のバスで6コースに分け、そのうち4コースにおいては、日に8便運行しています。  気になった点としては、各コース最終地点までは1時間前後で到着できるように組まれており、8便運行する4コースにおいては、利用者の多いと予想される早朝時に便を集め、通勤・通学にも使いやすい環境にしています。そのため、年間71万4,000人と非常に多くの方が利用しています。  碧南市では高齢者の足としてきめ細やかな運行を心がけていますが、碧南市は外回りコースあお、みどりは1周で2時間半ほどかかっており、いささか時間がかかっているように感じます。利用者も外回りが一番多いことですので、今後、利用者の利便性を高めるため、広く地域参加を促進するためにも本数をふやすことなどを視野に入れた検討をしていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 331 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 332 ◆議長(沓名 宏) 市長。 333 ◆市長(禰宜田政信) くるくるバスの本数をふやすということになりますと、当然バスの台数とか運転手の人数等、大幅な見直しが必要ということで、先ほどもありましたけれども、利用状況ですね。あと、車が今後、自動運転化とか事故が起こらないような、そういう装備がついたものになってくると、また高齢者が多分そういう車に乗るということもあり得るので、状況の変化もございますので、今後いろんなファクターを考えながら検討してまいりたいというふうに考えております。 334 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 335 ◆議長(沓名 宏) 5番。 336 ◆5番(杉浦文俊) 愛知県は今交通事故率ナンバーワンということで、警察のほうも高齢者の交通免許の返納を促している状況であり、運転免許を返納するということは、利便性のある公共交通機関、もしくは地域の連絡網というのが必要になってくると思います。  では、次の(3)に移ります。  広域連携の必要性についてお聞きします。これはくるくるバスに限らないことではありますが、竜の子街道プロジェクトが立ち上がり、現在4市で連携して観光事業に取り組んでおります。  ことし初めに開催された竜の子街道バスツアーや、11月にある愛知DC周遊バスツアーでは地酒飲み放題など、他市と連携して相乗効果を狙う取り組みを行っております。  また、先月末の中部経済新聞では、竜の子街道をタクシーでという見出しから、タクシーを利用しての観光プランについての記事が掲載されました。  こういった観光事業であれば、バスやタクシーなど移動手段が見受けられますが、ふだんの交通手段に関しては連携がとれていないように感じます。4市で行うのであれば、他市へスムーズに移動できるためにも広域的に考える、今まさにそんな時期ではないかと考えておりますが、いかがでしょうか。 337 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 338 ◆議長(沓名 宏) 市長。 339 ◆市長(禰宜田政信) 議員御指摘のとおり、竜の子街道の4市を東西に結ぶ公共交通がないという状態でございます。これは、竜の子街道広域観光推進協議会でも最大の課題であると認識しておるところです。  そのため、周遊手段としてのサイクリングマップの作成などに取り組んでおりますが、公共交通としての移動手段はまだございません。4市を横断する公共交通としては、過去に蒲郡から西尾、碧南を経由し、半田、中部国際空港への路線バスも運行されておりましたけれども、採算性の問題から短期間で廃路線となった経緯もございます。中部国際空港からの人の呼び込み、また、4市の周遊性を高めるためには、移動手段としての横断バスが効果的でございますが、実際の運行となった場合には相応の費用負担も必要となってまいります。また、4市が足並みをそろえなければ実現できないということでもございます。  今後、竜の子街道プロジェクトを進める中で、また、愛知県が行う県内コミュニティバス運行状況や今後の展開等の情報交換を行う中などで広く意見を伺ってまいりますが、要は費用対効果が出てくるかどうかという、このあたりの見きわめなんだと思います。  以上です。 340 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 341 ◆議長(沓名 宏) 5番。 342 ◆5番(杉浦文俊) 費用対効果で考えるのであれば、以前にセントレアの連絡バスが廃線になったこともあり、なかなか難しいとは思いますけれども、4市で観光事業を盛り上げるという点で、いささか費用がかかってしまってもいたし方ない、そういった考えもあるのではないかと思います。  では、次に移ります。  4市が難しいのであれば、ではまず2市ということで、西尾市との移動手段についてお伺いいたします。  現在、西尾市とはふれんどバスによって一部通じておりますけれども、これ以上の拡大は制度上難しいように感じています。昨年12月、碧南高校生が議会傍聴をされたときに、アンケートの結果では、碧南市にはショッピングモールや商業施設が少ないといった意見があると聞いています。商業施設へ行くための手段、ふれんどバスではつながっていない高校への移動手段、病院同士や駅同士を結ぶ交通手段を一部事務組合を立ち上げて運営するなど、西尾市と市民病院のあり方を検討している今だからこそ、今後、西尾市との移動手段についても検討すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 343 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 344 ◆議長(沓名 宏) 市長。 345 ◆市長(禰宜田政信) 西尾市と碧南市を直接つなぐ交通手段としては、現在ふれんどバスが運行しております。運行ルートは両市の南部を通っておりますが、碧南駅から吉良吉田駅間の鉄道廃線に伴う代替交通手段として運行許可を得ているため、その路線を大きく変更することはできません。  したがいまして、北部に位置する碧南、西尾の両市民病院の移動の利便性を高めるには新たな路線をつくる、あるいは、現在安城市や高浜市と実施しているようなコミュニティバスを連絡させるという方法が考えられます。  今後、両市民病院の連携について協議検討を進めてまいりますが、くるくるバスを初めとする公共交通の連携についても、そのニーズや利用見込みなどを把握してまいりたいと考えております。  私がさっき費用対効果というのは、直接的な費用対効果だけではなく、経済全体に大きないい影響があれば費用対効果はあるというふうに判断しますので、別にその路線が赤字でもほかの経済効果がめちゃくちゃあって、間接的に効果が上がってくるということであれば、それは費用対効果ありというふうに判断するべきものだというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 346 ◆5番(杉浦文俊) 議長、5番。 347 ◆議長(沓名 宏) 5番。 348 ◆5番(杉浦文俊) 現在、ふれんどバスは西尾市の平坂でくるくるバスの連絡というか、乗り入れが可能になっており、そこから名鉄バスに乗りかえれば西尾市民病院まで行くこともできます。今後、ふれんどバスを中心に行っていくかどうかはまだわかりませんけれども、乗りかえの際にバス停で長時間待つことなく、スムーズな乗り継ぎができるような体制づくりなど、今後の検討材料としていただきたいと思います。  また、刈谷市、安城市ですと、地域バスが今どこを走っているか、そういったサービスをスマートフォンのアプリを使って見られる、そういったサービスもしております。年間コストとして700万円ほどではございますが、利便性を高める、そういった可能性として、またこういうこともあるということを確認していただき、また検討課題の1つとしていただければなと思っております。  以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 349 ◆議長(沓名 宏) 以上で、杉浦文俊議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 55分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 350 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に続き、会議を開きます。  次に、大竹敦子議員の一般質問を許します。 351 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 352 ◆議長(沓名 宏) 3番。 353 ◆3番(大竹敦子) こんにちは。公明党の大竹敦子でございます。  議長よりお許しをいただきましたので、通告に従って3件にわたって質問させていただきたいと思います。  初めに、子育て支援の施策の充実について、お尋ねをしてまいります。  (1)不育症の支援対策についてお尋ねします。  少子化対策の一環として、禰宜田市長の御英断により、一般不妊治療の全額負担とあわせて、特定不妊治療に対しても補助を実施していただき、近隣自治体の中でも手厚い支援をしていただいておりますことを、まずもって感謝の思いを述べさせていただきたいと思います。  先日、29年度決算報告でも、一般不妊治療により13人の方、そして、特定不妊治療により15人の方々が新しい命を授かることができたとのことでした。本当によかったと感じております。  成果も重要でありますが、特に特定不妊治療については、昨年度は55人と、前年より21人も多くの方が治療に臨まれたということがとてもうれしく感じました。少子化対策として、地道かもしれませんが、確実な、そして大切な成果につながっていくと確信をしています。  そこで、次に大切なことは、授かったその命がお母さんのおなかの中で無事に育ち、元気にこの世に生まれてくることであります。おなかにいる10ヵ月間は、お母さんにとってこの上ない幸せなひとときでありますが、特に妊娠初期にはまだ見ぬ我が子が無事に育っているのかがわからず、とても不安になることがあります。それが流産を経験したお母さんであるならば、なおさらのことであります。我が子の泣き声を聞くことができなかったときの悲しみは、はかり知れません。  不育症とは、このような2回以上の流産、死産や生後1週間以内の赤ちゃんの死亡、早期新生児死亡を繰り返して、結果的に子供を持つことができないことを定義しております。流産の確率は年齢とともに上がるため、昨今の晩婚や晩産化の進む近年では、深刻な問題の1つでもあります。  厚生労働省の実態調査では、流産は妊婦の10から20%の頻度で起こると言われています。流産を繰り返す不育症患者は全国で約140万人、毎年3万人が新たに発症し、妊娠した女性の16人に1人が不育症であるとも言われております。  不育症の原因もわからないことが多く、原因不明によるものは65.3%にも上ります。  しかし、検査や治療をすることによって80%以上の方が出産にたどり着けるということも言われております。つまり、不育症として認知し、診断を受け、適正な検査や治療すれば、多くの命を守ることができるということでもあるわけです。  しかし、不妊症に比べ、不育症という言葉も知らない人が多く、流産や死産したことによって心身ともに大きなダメージを受け、その後も強い心のストレスを抱えて苦しむ女性が、そのうちの4割もいると言われております。  厚生労働省は、平成23年度、不育症の相談マニュアルを作成し、自治体に配付しました。そして、24年10月、全国の相談窓口の一覧表を公開いたしました。全国に63ヵ所の相談窓口が設置されております。  また、不育症の治療には多額な費用がかかることから、公的助成を行っている自治体もあります。  このようなことから、不育症に悩む方に対して正確な情報を提供し、心理的な相談や医学的な相談を行い、患者支援の取り組みを行っていくことが必要であります。  そこでお尋ねします。  ア、不育症について周知、啓発、相談について、どのように取り組んでいるのか、お尋ねします。 354 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 355 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 356 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 現在、不育症に関する周知や啓発は、実施していないのが現状です。  また、市としては、特別に相談窓口は設けていません。  今のところ、市に相談はありませんが、あった場合は、愛知県不妊・不育専門相談センターを紹介させていただきます。  以上です。 357 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 358 ◆議長(沓名 宏) 3番。 359 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  まだ相談も1点もないということですが、周知、啓発が急がれるのではないかというふうに感じます。  そうした中で、医療も進み、平成24年1月から、流産の原因となる一部の治療や、予防のために行う在宅自己注射用のお薬が保険適用となったことは、不育症に悩む女性や家族にとっては朗報となっております。  イとしまして、不育症の検査や治療の多くがまだ保険適用されておりません。経済的負担の軽減を図り、治療を受けやすくする必要があるのではないでしょうか。不育症の治療費、助成制度について、お考えをお聞かせください。 360 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 361 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 362 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 現在、愛知県内でこの制度を実施しているのは、東海市と東郷町と聞いております。  また、不育症に対する検査や治療ができる病院も限られているとのことです。  多くの方が不育症に関する十分な知識がない現状であると思われますので、まずは、周知、啓発にどのように取り組んでいくかが課題であると思っています。  助成につきましては、愛知県においても制度を設けていないことから現時点でその考えはございませんが、今後、国や県等の動向を注視してまいりたいと考えています。  以上です。 363 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 364 ◆議長(沓名 宏) 3番。 365 ◆3番(大竹敦子) わかりました。  まず、不育症の周知、啓発に取り組んでくださるということですが、どのように進めていかれるのでしょうか。  例えば、母子健康手帳などの交付などを通して流産をされた方の把握というのはできるのでしょうか、教えてください。 366 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 367 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 368 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 周知啓発の取り組みについては、今現在どう進めていくべきかを検討している状況にあります。  不育症の原因は、さまざまです。また、その診断は、医師が行うべきもので、情報のみを提供することが不安につながることもあることから、周知、啓発については、慎重に行うべきものと考えています。  まずは、さまざまな情報を収集し、検討をしていきたいと思っています。  流産をされた方の把握については、妊娠の届け出の際、本人が記入されれば把握はできますが、流産はいろいろな原因によりますので、不育症との関連については判断が難しいものと思っております。  以上です。 369 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。
    370 ◆議長(沓名 宏) 3番。 371 ◆3番(大竹敦子) 今、慎重にということでしたけれども、慎重過ぎて情報が行き渡らず、後手に回ることになってしまうことも心配されます。不育症の相談窓口もあることですから、その相談窓口のホームページには、医学的なこと、医学的でないこと、どんなことでも1人で悩まず、お気軽に相談をとあります。ぜひ、しっかりと啓発をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  まずは、その点で、不育症という言葉が目に入ってくるように、妊娠関連のホームページに県の相談窓口を載せていただくことを要望しておきます。そこで専門家につながれば、不育症によるのか、そうでないのかもわかると思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、不育症は、妊婦の16人に1人の割合で発症するということですから、碧南市にあっては、年間約700人の新生児の方が生まれておりますので、計算をすると約40人の妊婦さんに発症している可能性も考えられます。ぜひ、少子化対策の一環として、そうした妊婦さんを救済するという観点から、補助制度を一刻も早い実施をしていただきたいと思います。  再度お考えをお聞かせください。 372 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 373 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 374 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 不妊治療の助成については、ほとんどの市町村が行っているに対し、不育症治療の助成については、県を初め、ほとんどの市町村が導入をしていないのが状況です。これは、不育症が、いろいろなリスクとなる要因があり複雑で、それぞれの病態ごとの治療方針がまだ医学的に定まっていないこと、ストレス等の要因が病態を複雑にすること、たまたま赤ちゃんの染色体異常が繰り返されたことによる偶発的な症例も含まれることなどから、多くの産婦人科医にとって難しい疾患と言われており、また、不育症の専門医が少ないことなどが起因していると思われます。  こうしたことから、実施に向けては多くの検討が必要だと考えています。  以上です。 375 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 376 ◆議長(沓名 宏) 3番。 377 ◆3番(大竹敦子) 他都市も、なかなか不育症については判断が難しいのはわかりますけれども、不育症の診断というのは、専門の医師によって判断をされております。不育症と診断された方が補助の対象となると思っております。  市にお願いをしているのは、その検査や治療にかかった全額自己負担の費用に対する補助ですので、診断書をもとに判断をしていただければいいのではないでしょうか。少しでも経済的な負担を軽くするために実施をしていただくよう要望をしておきたいと思いますので、検討のほど、よろしくお願いいたします。  (2)に移ります。乳幼児、小児慢性特定疾患への対応支援策についてお尋ねをいたします。  小児の死亡原因の第1位は小児がんとなっていますが、年間発症数は2,000から2,500人と少ないため、小児がんを扱う医療施設も少なく、適切な医療受診のおくれなどが心配をされております。  小児がんの子供さんと家族の方は、発育や教育への対応など、成人のがん患者さんとは異なる課題も抱えております。  本市におきましても、市民病院での小児外科の専門医師がいないということで、小児外科がこの4月からなくなりました。ますます患者さんには厳しい状況になっております。  小児がんの中でも網膜芽細胞腫という目のがんは、5歳までに95%が診断をされており、白色瞳孔や斜視の症状があらわれるので、これらを乳幼児健診でチェックできれば、確実に早期発見につなげることができます。  そして、早期発見できれば、眼球を摘出せず、可能な限り残す方針で治療することができることが多いと言われています。そのために、早期発見に向けた住民への啓発も重要であると言われています。  国では、昨年より、全国15ヵ所に小児がん拠点病院を指定し、質の高い医療の提供と相談体制の充実を図っています。  そこでお尋ねします。  アとしまして、小児がんの早期発見のための本市の取り組みについてお聞かせください。 378 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 379 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 380 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 小児がんの1つであります網膜芽細胞腫については、子供の目の状態を観察することで保護者が早期発見できることから、病気と早期発見の意義について、または、病気が疑われる症状を記載したチラシを母子健康手帳の交付時、また、再度、3ヵ月児健診の集団指導で配布する冊子で、早期発見のための知識の普及、啓発に取り組んでいるところであります。 381 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 382 ◆議長(沓名 宏) 3番。 383 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  母子健康手帳の交付時のチラシや3ヵ月健診の集団指導のときに配布する冊子で周知、啓発に取り組んでいただいているということで安心いたしましたが、一人一人のお母さんがしっかり確認できるように、丁寧にお話をしていただけるよう、よろしくお願いをしたいと思います。  また、小児慢性特定疾患の中で、白血病などの治療で骨髄移植手術などでの医療行為により、子供さんの既に接種された定期予防接種でできた抗体を失ってしまった場合、その治療終了後に医療機関で再度ワクチンを接種する必要があると言われています。そのとき、それらのワクチンの接種は全て自己負担となっており、数種類のワクチンが必要な場合は、かなりの金額になります。  そこでお尋ねします。  イ、ワクチンの再接種費用についてです。  (ア)全額自己負担した場合のワクチンの再接種費用は、どのぐらいになるのか教えてください。 384 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 385 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 386 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 接種対象者の年齢及び接種済みの予防接種、さらには、医師が必要と認めた予防接種となりますので一律の積算は困難ですが、6歳の子がそれまでに受けることができる予防接種を全て再接種となった場合で積算しますと、Hibワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチン、BCGなど8種類で22回の接種となり、市の契約単価で計算すると約15万円となります。 387 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 388 ◆議長(沓名 宏) 3番。 389 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  15万円ということで、他市では20万円から30万円というふうに積算しているところもありますが、いずれにしてもかなり高額で、経済的負担も大きくなります。  そこで、再度お尋ねします。  ワクチンの再接種費用は、公費で受けられるようになっていますか、お願いします。 390 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 391 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 392 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、現在までに再接種に関しての相談はありません。また、制度もありませんので、公費接種はできないのが現状です。  しかしながら、質問にありましたとおり、骨髄移植など、極めてまれなケースにより定期予防接種による抗体が失われるということでありますので、制度化に向け検討をしてまいりたいと思っております。 393 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 394 ◆議長(沓名 宏) 3番。 395 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。大変前向きな御答弁をいただき、感謝しております。  これまで、そうした子供さんの相談もなかったということですが、再接種が必要となった場合に、この制度がなければ補助することはできませんので、制度化に向けて予算を年間1人分でも確保していただくと、いざというときに患者さんが利用していただくことができると思います。ぜひ、来年度の予算化に向けて御検討を進めていただくよう、よろしくお願いいたします。  それでは、件名2に移ってまいります。  (1)フレイル予防の推進についてお尋ねします。  フレイルとは、虚弱を意味する英語からつくられた言葉で、加齢とともに栄養状態や筋力、認知機能などが低下し、身体、精神心理、社会性が低下した状態のことを指します。  多くの高齢者の方が健康な状態からフレイルという中間的段階を経て、要介護状態になっていきます。言いかえれば、このフレイル状態は、適切な介入によって健康な状態まで改善することができる状態が、フレイルと言われます。  先日、このフレイル予防に力を入れ介護予防に取り組んでいる千葉県柏市に行ってまいりました。  柏市では、市内事業として介護予防センター、地域包括支援センター、町内のサロンなど、市内全域57ヵ所の高齢者の集まる会場で、柏スタディと称したフレイルチェックを実施していました。  このフレイルチェックとは、柏市で実施した栄養と体の健康増進調査から得た知見をもとに、東京大学高齢社会総合研究機構、飯島先生及びフレイル予防研究チームにより開発された、心身の虚弱度を簡便かつ効果的にスクリーニングするものです。チェックすることでフレイル予防の必要性を自分のこととして気づきを促し、介護予防に取り組もうという意識を高めるものであります。チェック内容は、輪っかテストとイレブンチェック、そして、器具を使った深堀チェックがあります。  フレイルチェックをして自身のフレイルの状態を知り、フレイル予防の必要性に気づき、フレイル予防に基づく運動、栄養、社会参加の講座も合わせて開催しています。  そして、最大の特徴は、市民サポーターを養成し、地域での活動を推進していることです。サポーターとして社会参加も促され、フレイル予防にもなるという仕組みが、大変すばらしいと感じてまいりました。  本市におきましても、介護予防、日常生活支援総合事業の取り組みでさまざまなメニューを選んで介護予防に取り組むことができるようになっていることは存じております。  しかし、いずれも、意欲を持って参加されている方のみが対象になりがちではないでしょうか。また、自身の健康状態を知って取り組まれているでしょうか。  柏市のフレイル予防では、主催者側が高齢者の集まっているところへ出かけていって簡単な調査、フレイルチェックをします。それによって、参加者の方々に御自身の状況にまず気づき、フレイル予防のために何が必要かを知った上で行動をとっていただくようになっております。  碧南市の31ヵ所の憩いの家には、喜々として集まってくる高齢者の方がおられます。最も身近なその場からフレイル予防の波動を起こしていけるのではないでしょうか。  そこでお尋ねします。  フレイル予防の推進について、お考えをお聞かせください。 396 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 397 ◆議長(沓名 宏) 市長。 398 ◆市長(禰宜田政信) 御質問のとおりフレイルは、虚弱のことで、生活する上で不自由はないものの、心身が弱っていて介護が必要になる可能性が高い状態をいいます。  体重減少、歩行速度の減少、握力の低下、疲れやすさ、身体活動の減少のうち、3項目以上該当する場合、フレイルと言われます。  フレイルの予防には、介護予防と生活習慣病等の疾病予防、重症化予防が必要になります。  介護予防として、高齢者ほっとプラン第7期計画にありますように、介護予防の普及啓発としてのすこやか健康教室、なごやかアンケート調査、おたっしゃ大学、ゆうゆうの会、筋トレルーム60運営事業等を行っています。  生活習慣病の疾病予防、重症化予防については、特定健康診査、がん検診、生活習慣病予防健診などを行っています。必要な方には、特定保健指導や病態別健康相談などを実施しています。  以上のように、介護予防と生活習慣病等の疾病予防、重症化予防を含めたフレイル予防を行っております。 399 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 400 ◆議長(沓名 宏) 3番。 401 ◆3番(大竹敦子) フレイル予防として、既に介護予防とともに生活習慣病予防と重症化予防に取り組んできていただいていたこと、改めて確認をさせていただくことができ、市長を初め、関係課の高い意欲と御尽力に感謝申し上げます。ぜひ、多くの方々に積極的に参加していただき、健康維持に努めていただきたいと思います。そのためにも、参加への周知、推進をよろしくお願いしたいというふうに思います。  フレイル予防の推進を積極的に進めていただいている本市、碧南市において、さらに一歩進めていただくために、フレイル予防の1つである社会参加に力を入れていただければと思っております。  さまざまな教室や会に参加することも社会参加になりますが、柏市で実施されているのは、高齢者自身がフレイルサポーターとなり、主体者となって地域にフレイル予防を進めていくというやり方をしております。  高齢者にとって必要な場面というのは、ありがとうと言うのではなく、ありがとうと言われ、自身が必要とされていると感じられる場面が必要だというふうに言われております。高齢者の生きがいにもつながる主体的な行動がとれるような場面づくりが大切だと思います。  フレイルチェックという手法を使って、フレイル予防を高齢者自身で地域に広げていけたらと思っておりますが、お考えをお聞かせください。 402 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 403 ◆議長(沓名 宏) 市長。 404 ◆市長(禰宜田政信) フレイルチェックにつきましては、おたっしゃ大学の体力測定会で実施しております。  また、フレイル予防につきましては、おたっしゃ大学の基調講演でお話をしていただいております。  サポーターにつきましては、介護予防サポーター制度を行っており、ゆうゆうの会やおたっしゃ大学講座の脳の健康教室の運営協力をしてもらっております。  現在の登録者は36人で、その年代は、40代後半から70代後半となっています。  また、介護予防サポーターは、毎年、養成講座を開催しており、わずかではありますが徐々にふえております。  柏市のようなフレイルサポーターとは違いますが、今後も多くの方が介護予防サポーターに参加してもらえるように努めてまいりたいと考えております。 405 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 406 ◆議長(沓名 宏) 3番。 407 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  フレイルチェック、介護予防サポーターの制度も、既に本市で取り組まれているということで、私の認識不足を恥ずかしく思っておるところでございます。  今後とも介護予防へのさまざまな取り組みを通して介護認定率を低く抑え、健康寿命が延びるように御尽力をいただきたいと思います。  介護予防サポーターについては、柏市では、本市同様、毎年1回養成講座を開き、毎年20名前後の参加者があり、着実にふやしており、6年で現在106人のサポーターが誕生しているというふうに言われていました。そして、サポーター自身がフレイル予防の核となって波動を起こしております。  ぜひ、碧南市におきましても、制度をもっとアピールし、介護サポーターの養成に積極的に取り組んでいただければと思います。御答弁いただいた一つ一つの取り組みは大変すばらしいと思いました。  そこでお尋ねします。  (2)体系化した取り組みを全市内への展開に、についてであります。  認知症予防も、また、フレイル予防でも、年を重ねながら健康に元気に暮らしていくために必要なことは共通していると思っています。それらを碧南市挙げて取り組んでいるとわかるようにしていくべきだと考えます。体系化した取り組みを全市内に展開した健康長寿の人づくりについてお聞かせください。 408 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
    409 ◆議長(沓名 宏) 市長。 410 ◆市長(禰宜田政信) 碧南市の高齢者につきましては、踊りなどの芸事、卓球、グラウンドゴルフ、ゲートボールなどのスポーツに参加して積極的に活動している高齢者が大変多いと思います。  また、碧南市の老人クラブ連合会の加入率は、平成30年4月1日現在で35.1%と県内で2番目の高さでございまして、老人クラブの活動を通して元気な高齢者が多いと思っております。  市としても、先ほど申し上げました介護予防と生活習慣病の疾病予防、重症化予防のほか、入浴施設を頻繁に利用していただくため無料券を配布したり、全長12.4キロメートルあるレールパークの整備、無料の市内循環バスの運行など、介護予防の第一歩である閉じこもりの防止につながるよう、また、元気な状態で長生きしていただけるよう支援をしていることも健康の維持増進に大いに役立っていると思っております。  平成26年3月に策定しました第二次へきなん健康づくり21プランでは「健康寿命日本一を目指して」をスローガンとしておりまして、平均寿命を延ばすことより健康寿命を延ばすことをより重視しまして健康増進、ひいては介護予防施策を、これは年齢別とマトリックス的に体系的な行動とか対策をまとめたものをつくって、それに基づいていろんな事業を展開しているということでございます。  28年度の健康寿命の調査結果におきまして愛知県は、全国で男性が3位、女性が1位ということでございます。こうした愛知県におきまして、碧南市の要支援、要介護の介護保険利用率、これは65歳以上の人のうち介護保険事業を使っている人の割合ということでございますが、碧南市の場合は、平成29年9月末現在で13.6%でございまして、この数字は県全体より0.7%、国全体より2.5%少ないという状態でございます。  今後も、本市の特色ある事業に楽しみながら積極的に参加していただくことで、健康寿命日本一となれるように、市民の皆様と協力して、肉体的、精神的、環境的、教育的、あらゆる施策を推進する中で、実現に向け努力していきたいと考えております。 411 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 412 ◆議長(沓名 宏) 3番。 413 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございました。  ただいま市長より大変心強い、楽しみながら健康寿命日本一への決意表明とも受け取れる御答弁をいただき、碧南市民であることが、いつまでも健康に生き生きと暮らしていることにつながっているかのような頼もしい思いがいたしました。ぜひぜひ、健康寿命日本一を目指した碧南市を前面に掲げて、力強く進めていただきたいと思います。  そこで、今のお答えの中にも出てきましたが、レールパークをフレイル予防に大きく特化した公園として、もっと市民に利用していただくべきではないかと考えます。  フレイル予防には3つの柱があり、栄養、社会参加と運動です。その運動の中でも、特にウォーキングがとても有力視されております。  レールパークは、歩くことを中心に、軽い運動のできる器具も設置された、他市にはない線路の跡地を有効活用した運動公園です。その特徴を最大限に活用し、レールパークを碧南市の健康づくりのランドマークであり、中心拠点に置いてはどうでしょうか。  そのためにも、認知症予防のコグニサイズ、フレイル予防のためのウォーキングと、市内中からレールパークに来て運動してもらえるようにすることが必要だと考えます。そのためには、現在の駐車場では足りないと感じておりますので、お尋ねいたします。  (3)レールパークの駐車場の整備についてであります。  市民が運動しやすい環境を整備するためにも、三河旭広場北の用地を駐車場として整備してはと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。 414 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 415 ◆議長(沓名 宏) 市長。 416 ◆市長(禰宜田政信) 御質問の場所につきましては、戸建て住宅を中心とした旧来からの住宅地域にございまして、生活利便性も比較的高いということで、安定的な住宅としての利用が見込まれております。  このことから、ことし3月に策定いたしました市の市有財産利活用基本方針の具体的な取り組みの中で公募による処分を検討するという位置づけをしておりまして、今定例会の補正予算として市土地開発公社から再取得するための費用を提案しているところでございます。  なお、レールパークの駐車場といたしましては、雨池町に18台、うち障害者用が2台、それから、志貴崎町に6台、うち障害者用2台、合計24台、うち障害者用4台を整備しております。当面は駐車場をさらに整備していくことは考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 417 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 418 ◆議長(沓名 宏) 3番。 419 ◆3番(大竹敦子) この9月の議会で土地開発公社から再取得をするという、それは賛成いたしますので、その後の利用の仕方ということで駐車場をということを提案しているわけですが。雨池に駐車場を整備していただいたことはとてもよかったと思っております、18台。そして、三河旭広場南の6台分の駐車場については、はっきり申し上げて、地元の方にしかわからないような迷路の中にある駐車場と思います。  いずれにしても、この24台という収容台数で充足していると思われているのでしょうか。たとえ、近隣のお住まいの方が利用するための近隣公園としての位置づけとして位置づけられているレールパークであっても、やはりレールパークの特徴という面から考えても、現状、その24台で十分と言えるでしょうか。先ほど、市長の健康寿命日本一とかたい決意表明をされたのに、とても残念でなりません。  そうした市の方向性があるのであれば、第二次へきなん健康づくり21のような計画を市民に見える形でアピールし、市民参加を促していくためにも、このレールパークを、もっと、北は西端、南は川口地区の皆様にも健康のために利用していただく施設として駐車場も整備をしていくべきと考えます。再度お考えを聞きますが、どうでしょうか。 420 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 421 ◆議長(沓名 宏) 市長。 422 ◆市長(禰宜田政信) レールパークは、市を代表する公園ということで、多くの方に市内外より来ていただき、御利用していただけるものと思っております。  駐車場につきましては、現在特に苦情はない状態でございまして、十分今の状態では余裕があると。  それから、また、近いうちに名鉄の碧南駅、今、改修を行っておりますが、それにあわせまして、今、レールパークの現在の出発地点であります大浜口まで約100メートルございますが、ここは遊歩道でつなげますので電車でも来られるということになるということもございます。今後、不足するような状態になってくれば、借地等も含めて検討してまいりたいと考えております。 423 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 424 ◆議長(沓名 宏) 3番。 425 ◆3番(大竹敦子) 一瞬ちょっと期待をしたんですが、電車が足になるという、それも大事だと思いますけれども、今、先ほども言ったように、車に乗られる高齢者も多いということですので、ぜひ融通していただきたいと思います。  先ほどの5番議員の質問の中でも、住宅が必要ということで、伊勢町とか、そういうところにも住宅地をということであります。ここは、たった5件ぐらいですね、5件、多いのか少ないのか。そこを何とかやっぱり駐車場としていきたいな。  状況によりこれから改めて検討すると言われても、後から、あそこに家が建ってからでは、それに同等の土地を探すのはとても困難だと思います。今、そこに最適な土地があるのですから、今、御検討いただきたいと思います。  話は変わりますけれども、本当に変わりますけど、長年、病後児保育をやってきて、ほとんど利用者がなかったわけです。  じゃ、本当に病後児の利用者がいなかったかというと、ことしから病児保育所を開設していただきましたところ大変好評で、利用者が後を絶たないという状況ですね。それと同じだと思います。  やはり、大きく門戸を広げることによって、市内外から、また、市内からも多くの来園者がもっとあるはずですので、そのように健康都市の碧南市をアピールする上でも、ぜひこの駐車場の検討を今後お願いしたいと要望して次に行きたいと思います。件名2は、終わります。  では、最後、件名3に行きます。  防災ボランティアセンターの整備についてお尋ねいたします。  9月1日防災の日に当たり、過日、新川中学校をメーン会場とした碧南市の総合防災訓練が行われました。多くの地域住民の方も暑い中を集まっていただき、熱心に訓練に参加していただきまして盛大に実施されましたこと、本当に住民の皆様、そして、関係の皆様に感謝を申し上げたいと思います。  一方、一昨日9月4日、24年ぶりの非常に強い勢力で日本列島に上陸した台風21号は、大変大きな爪跡を残しました。そして、その爪跡も癒えないうちに、けさ、北海道では震度7とも言われるほどの大きな地震が発生をし、甚大な被害が起きております。被災者の皆様には、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  このような最近の異常気象による豪雨や台風、そして、南海トラフ巨大地震など、非常時の備えに対して市民の意識も徐々に高くなってきていることを願うものでございます。  私は、訓練当日あいくるで行われた防災ボランティアセンターの立ち上げ訓練に参加をさせていただきました。実際の場所を使って、初めての実践さながらの訓練をさせていただきました。  結局、実践さながらの訓練で、立ち上がりは多少混乱がありましたけれども、実際にやってみないとわからないことが多く、とてもとても充実した訓練でありました。一度だけでなく、機会があれば、これからも繰り返しできることが望ましいとも感じました。  私は、平成26年に起きた岐阜県南木曽の土砂災害のボランティアに参加させていただく機会を得ることができました。大変貴重な経験でした。  実際にボランティアとして参加したことは、今回の立ち上げ訓練に大いに役立ち、何が足りないのか、必要なものは何かも見えてきました。それを踏まえてお聞きしたいと思います。  (1)資機材倉庫の設置についてお尋ねします。  現在、ボランティアセンターを立ち上げるあいくるには、いざというときの資機材を保管しておく場所、倉庫がありません。倉庫自体は別の場所にあるともお聞きしていますが、どのようにお考えでしょうか。 426 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 427 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 428 ◆市民協働部長(遠山隆夫) ボランティアセンター用の資機材につきましては、発電機、テント、ライト等を既に購入し、広藤園の道向かいの市有地に設置した倉庫に保管してあります。  現在ボランティアセンターを運営する社会福祉協議会や、碧南防災ボランティア連絡会と、さらに必要となる資機材及び保管スペースについて協議を行っております。 429 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 430 ◆議長(沓名 宏) 3番。 431 ◆3番(大竹敦子) あるべき倉庫が広藤園のところにあるということで、信じられない状況でございますが、ボランティアセンターの資機材を入れておく倉庫でございますので、離れた場所では、いざというときに大変不便です。持ってくるにしても、途中の道が、きょうの北海道のように寸断されていたりとかした場合には、どうやってその資機材をボランティアの方に使っていただくように持ってくることができるんでしょうか。本当に大変だと思いますので、ぜひ一刻も早いあいくる内への設置をお願いしたいものでございます。  現在、協議をしていただいているということでございますので、協議はスムーズに進んでいるのでしょうか。いつごろの設置をめどに進めていただいているのか、また、設置に向け問題点があればお聞かせください。 432 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 433 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 434 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 現在、あいくる内に新たに倉庫を設置できるような余剰スペースがないことから、設置場所については、資機材購入の時期にあわせて検討してまいりたいと思います。 435 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 436 ◆議長(沓名 宏) 3番。 437 ◆3番(大竹敦子) それでは、(2)資機材については、いつまでに、資機材はどのように確保するのか、お考えでしょうか。  訓練では、実物のかわりにカードを代用しておりますが、実際に発災時には相当の数の資機材が必要となりますが、その点、どのようにお考えでしょうか。 438 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 439 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 440 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 資機材の確保につきましては、社会福祉協議会や碧南防災ボランティア連絡会と協議し、訓練を実施するために必要な資機材を来年度予算で要求してまいりたいと考えております。  災害時に必要となる資機材につきましては、災害の種類や被害の状況によって資機材の種類や数量が変わってまいります。  現在、災害発生時における救助物資の緊急調達等に関する協定をNPO法人コメリ災害対策センターを初め13機関と締結しており、また、県や相互応援協定を締結している自治体にも協力を要請し、資機材の調達を行ってまいりたいと考えております。 441 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 442 ◆議長(沓名 宏) 3番。 443 ◆3番(大竹敦子) 来年度の予算で整備をしていただくのは訓練用だということで、大変残念に思っております。  災害もいつ起きるかわかりませんので、早目の整備をお願いしたいと思っております。災害が起きていない今だからこそ、物資は十分に準備できると思います。防災ボランティアの方たちも真剣に取り組んでおりますので、何が必要なのか、何を今、最小限そろえればいいのかということは、本当に真剣に皆さんで協議していただいて、早目の整備をお願いしたいと思います。  どの程度の準備というのが、いつまでに完了するのか。整備していただきたいと思いますが、いつまでの備蓄で完了するのか、お聞かせください。 444 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 445 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 446 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 先ほども御答弁させていただきましたが、発災時に必要な資機材の整備につきましては、現段階では、どの資機材をどのくらいをそろえるという具体的な計画がないため、保管スペースの確保を含める中で、社会福祉協会や碧南防災ボランティア連絡会と協議しながら検討してまいります。 447 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 448 ◆議長(沓名 宏) 3番。 449 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございました。しっかりと協議していただいて、早目の整備をお願いしたいと思います。  そこで、次、水の確保はどのようにお考えでしょうが。  大勢のボランティアの方に来ていただき作業していただいた後に、手や長靴についている泥を落としたり、使用した資機材の汚れや泥を落とすには水が必要不可欠です。災害時、ライフラインもとまり、水が復旧していればいいのですが、そうとも限りませんので、どのように考えているか、お答えください。 450 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 451 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 452 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 全国のボランティアセンターの情報を提供している全国社会福祉協議会のホームページには、被災状況によっては、災害発生直後の被災地ではライフラインがとまっており、水や食料のほか、ボランティア活動に必要な資機材が用意されていない場合があるため、現地のボランティアセンターの発信情報を確認の上、可能な限り持参して現地に行くように記載してあります。  災害時にライフライン等がとまった場合、復旧に全力を尽くしますが、もし復旧していない場合には、ボランティアセンターを開設する際には資機材の汚れや泥を落とすために必要な水については、ボランティア自身で確保していただくよう情報発信を行ってまいりたいと考えております。 453 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 454 ◆議長(沓名 宏) 3番。 455 ◆3番(大竹敦子) ボランティアとして駆けつける場合に、現地の情報を事前に確認していくことはボランティア活動の常識だと思っております。可能な限り持参するというのは、個人のボランティアの方にとっては大変難しいことだと思います、そういう泥を落とすものまでね。ライフラインの復旧が進んでいない場合、水、飲料水以外の資機材や汚れや泥を落とすための水までボランティアの方自身で確保してというのは、来なくてもいいと言っているようなものだと思います。  今まで、さまざまな災害時にボランティアに行かれている方のお話では、飲料水は持参するけれども、泥や汚れを落とすための水は現地で確保してくださっていて持っていったことはないということでした。例えば、レスキューストックヤードさんのような大きく専門の団体なら可能かもしれないですけれども、一般のボランティアの方では余りにもあり得ない扱いだと思います。ぜひ、災害時に使える井戸水の整備をしていただきたいと思いますが、再度お考えをお聞かせください。 456 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 457 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 458 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 新たに井戸水を整備するようなことはちょっと考えておりませんが、質問者がおっしゃるように、飲料水については可能な限りボランティアの方で持参していただくということで、泥だとか、そういうものを落とすための水については、小中学校のプールや河川の水などの活用も検討してまいりたいと思っております。 459 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 460 ◆議長(沓名 宏) 3番。 461 ◆3番(大竹敦子) 今の御答弁ではちょっと納得できないんですけれども、ボランティアセンターには手洗い等の水の確保は欠かせないという認識を持っていただいたことはよかったと思います。どうか御検討をお願いいたしたいと思います。  災害の復旧活動にはボランティアの方々の力はなくてはならないものです。被災者の方たちにとっても、大きな心の支えとなっております。  大災害時には、碧南市だけでなく、近隣市、県、同様に広い地域で被災をしています。その中で、ホームページ等で情報を収集し、碧南市をボランティア活動に選んでいただき、来ていただけるような体制を整備していただくことを要望して、私の一般質問を終わりたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
    462 ◆議長(沓名 宏) 以上で、大竹敦子議員の一般質問を終わります。  次に、鍔本達朗議員の一般質問を許します。 463 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 464 ◆議長(沓名 宏) 21番。 465 ◆21番(鍔本達朗) 新しい碧南をつくる会の鍔本達朗でございます。睡魔に襲われる時間帯ではありますが、目は閉じていても耳はダンボにしてお聞きいただきたいと思います。  では、件名1、名鉄碧南駅前広場整備についてお聞きしてまいります。  平成29年度から平成32年度までの4年間において、名鉄碧南駅前広場整備が行われるわけであります。大浜地区歩いて暮らせるまちづくり並びに棚尾地区まちづくりの起点となる碧南駅で、てらまち、藤井達吉現代美術館、レールパーク、達吉の小径と、まちの散策並びに観光の玄関口となる駅であります。  大浜、棚尾の歴史を踏まえた駅前空間の創出と碧南市に観光客を招き入れるのにふさわしい駅前広場に整備することに異存があるわけではありませんが、名鉄駅舎が縮小され、それにかわり駅舎機能を補完する形での碧南市単独整備にいささか疑問を抱くものでありますし、また、美術館西側歩道の整備の件もあることから、大浜、棚尾の歴史を踏まえた景観整備にも、いささかの不安を持つところであります。  本年6月22日開催の経済建設部会で基本構想について報告がなされました。この構想をもとに、もう既に基本設計及び実施設計がなされているかもわかりませんが、新しい碧南をつくる会は、経済建設委員会に委員を出しておりませんので、意見を申し上げる機会がありません。よって、今回、一般質問としてお聞きしてまいります。部会の説明と重複する質問もあるかと思いますが、よろしくお願いをいたします。  前置きはこのくらいにしまして、早速質問に入ります。  まず、(1)整備に至るまでの経緯についてお聞きしてまいります。  最初に、ア、これまでの経緯についてであります。  名鉄から、いつ、どのような相談、あるいは申し入れがあり、どのような会議のもと今回の整備が決断され、名鉄とはどのような交渉をし、どのような合意がなされたのか、その経緯についてお聞きいたします。 466 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 467 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 468 ◆建設部長(中村正典) それでは、初めに、鉄道駅のバリアフリー化について少し説明をさせていただきます。  高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー法ということでございますが、これに基づく移動等円滑化の促進に関する基本方針というものがございまして、平成32年度末までに1日の平均利用者数3,000人以上の駅を原則として全てバリアフリー化するという目標を立てております。名鉄碧南駅は、これに該当をしているということでございます。  名古屋鉄道株式会社から、当初、平成28年11月下旬にバリアフリー化の基準に適合していないホームだとかスロープの改良、内方線つきの点字ブロックの設置などについて相談がございました。  その後、平成29年3月下旬に駅のバリアフリー化とあわせ、老朽化が進んでいる駅舎を建てかえること、駅舎にはトイレは設けないということの報告を受けまして、名古屋鉄道株式会社のホームページにおいては、3月29日付で2017年度設備投資計画が公表されまして、その中で碧南駅の駅舎建てかえが示されたということでございます。  これを受けて、6月下旬に庁内の政策会議に諮りまして、駅舎跡地の駅前広場の拡張整備について、拡張していくという方針を固めまして名鉄に伝えたということが経緯でございます。  名鉄との交渉につきましては、市で作成した駅前広場の拡張整備の概略図をもって名鉄との協議を進めておりまして、昨年度、基本構想を策定したということでございます。  現在、基本設計を進めて整備に向けて名鉄と調整中でございます。今年度中に協議を整えてまいりたいと考えております。  以上です。 469 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 470 ◆議長(沓名 宏) 21番。 471 ◆21番(鍔本達朗) じゃ、1点確認をさせていただきたいと思います。  バリアフリー法に基づく新規に改正された移動等円滑化の促進に関する基本方針は、いつ公布されましたか。 472 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 473 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 474 ◆建設部長(中村正典) 現在の基本方針につきましては、平成23年3月31日に改正されたものでございます。この改正によりまして、バリアフリー化の目標とする対象施設については、当初1日平均利用者数5,000人ということでございましたが、3,000人以上の鉄道駅ということに拡大をされております。 475 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 476 ◆議長(沓名 宏) 21番。 477 ◆21番(鍔本達朗) 次に、碧南駅舎の建てかえを名鉄はなぜ行うのかについてでありますが、先ほどの答弁にありましたので割愛させていただきます。  では、ウについてであります。  長年の地域住民や商店街の皆さんからの要望で、碧南駅トイレが新設されたところであります。  写真をお願いできますか。  これが碧南駅のトイレであります。周りの環境に、あるいは、てらまちに合っているかどうかは別といたしまして。  どうもありがとうございました。  今回の基本構想では、このトイレが撤去され、待合所兼トイレが建設される予定です。何か無駄なことをしてしまった感がありますが、トイレ建設当時、駅舎建てかえの動きはなかったのでしょうか、お聞きいたします。 478 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 479 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 480 ◆建設部長(中村正典) 駅前広場のトイレにつきましては、平成26年度に名鉄と協議をして整備をしております。そのときには、まだ駅舎の建てかえ等の話はございませんでした。名鉄にも再度確認をしておりますが、当時は建てかえについて決まっていなかったとのことでございます。 481 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 482 ◆議長(沓名 宏) 21番。 483 ◆21番(鍔本達朗) では、バリアフリー化に伴う駅舎建てかえについて、決定ではなく、想定もされていなかったということですか。 484 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 485 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 486 ◆建設部長(中村正典) バリアフリー化の予定につきましても、具体的には決まっていなかったというふうに聞いております。 487 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 488 ◆議長(沓名 宏) 21番。 489 ◆21番(鍔本達朗) 先ほどの答弁にありましたように、平成23年にバリアフリー法の基本方針が改正されたわけです。しかも、平成32年までという期限を切っての整備を求めているわけでありますので、碧南駅のトイレ整備時点の平成26年には正式な決定ではなくても、今回の碧南駅建てかえの方針を想定できていたのではなかったかと思います。いささか腑に落ちないことを指摘しておきます。  ちなみに、このトイレの整備に要した費用はどの程度であったのか、お聞かせください。 490 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 491 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 492 ◆建設部長(中村正典) 現在のトイレの整備費でございますが、1,006万円余ということでございます。 493 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 494 ◆議長(沓名 宏) 21番。 495 ◆21番(鍔本達朗) では、エ、北新川、新川町駅について、建てかえ等の方針はについてお聞きいたします。  碧南市内の名鉄駅、特に北新川駅は、駅舎も古く、トイレも外からは利用できなくなっており、建てかえによる再整備が碧南駅より必要ではと思うのですが、また、新川町駅前広場は、バスの乗り入れができない状況で、再整備が急を要していると思われますが、名鉄はどのように考え、碧南市当局はどのように考えてみえるのか、お聞かせください。 496 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 497 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 498 ◆建設部長(中村正典) 名鉄に確認をしましたところ、北新川駅と新川町駅のいずれの駅舎も現時点で建てかえる計画はないとのことでございます。  新川町駅西駅前広場は、現在くるくるバスの乗り入れに利用されておりまして、碧南市としましても、当面整備を行う考えはございません。 499 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 500 ◆議長(沓名 宏) 21番。 501 ◆21番(鍔本達朗) 北新川駅も新川町駅も既にバリアフリー化がされ、1日の乗車人数が3,000人未満ということなのでしょうか。平成29年度9月議会の私の一般質問に対する答弁では、北新川駅の1日平均乗降者人数は、平成28年度3,071人とありますが、バリアフリー法に基づく移動等円滑化の促進に関する基本方針に対応済み、あるいは対象外ということでしょうか、お答えください。 502 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 503 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 504 ◆建設部長(中村正典) 北新川駅の1日の平均利用者数が3,000人以上であった年は、平成25年が3,032人で、平成27年が3,052人。これ以降、微増をしているということでございます。  名鉄では、駅のバリアフリー化について現在の基本方針に基づき進めておるということで、北新川駅については、ホームから改札へのスロープを整備対応済みということでございます。  なお、新川町駅の1日の平均利用者数は1,200人程度ということで、対象外だということでございます。 505 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 506 ◆議長(沓名 宏) 21番。 507 ◆21番(鍔本達朗) バリアフリー法の基本方針では、便所がある場合には障害者対応型便所の設置等の移動等円滑化を実施するとあります。  北新川駅においては、トイレの建てかえ等、必要ではなかろうかと思われますが、どうなのでしょうか。 508 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 509 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 510 ◆建設部長(中村正典) 北新川駅のトイレにつきましては、鉄道利用者が利用する1つの施設でございます。市といたしましても、名鉄のほうへバリアフリー化を要望してまいりたいというふうには考えております。 511 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 512 ◆議長(沓名 宏) 21番。 513 ◆21番(鍔本達朗) よろしくお願いをいたします。  次に、(2)名鉄が実際行う整備についてお聞きしてまいります。  まず、ア、整備の内容について具体的に、また、その完了時期を含め、お聞かせてください。 514 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 515 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 516 ◆建設部長(中村正典) これまでの答弁と重複するところがございますが、名鉄が行う整備の内容は、ホームのかさ上げと内方線つき点字ブロックの設置及び移動経路の段差解消のバリアフリー化工事、それから、駅舎の建てかえということでございます。  完了時期につきましては、駅舎の取り壊しを含め、平成31年3月末までに全ての工事を完了するとお聞きしております。 517 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 518 ◆議長(沓名 宏) 21番。 519 ◆21番(鍔本達朗) では、駅舎はどういったものになるのでしょうか。改札があるだけの建物でしょうか。 520 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 521 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 522 ◆建設部長(中村正典) 新駅舎につきましては、改札機と券売機を有したものと聞いております。  また、これまでと同様、建物内で名鉄職員の休憩所などを確保するというふうに聞いております。 523 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 524 ◆議長(沓名 宏) 21番。 525 ◆21番(鍔本達朗) 次に、イ、建てかえ後の碧南駅の運営についてお聞きしてまいります。  新駅舎となった碧南駅の運営はどのようにされるのか。無人駅となるのか、運転手の休憩所だけの駅舎なのか。  留置線が廃止される予定とありますが、これは何を意味しているのか、お聞かせください。 526 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。
    527 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 528 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅は、これまでと同様、無人駅ということでございまして、運用に変更はないというふうに聞いております。  留置線につきましては、鉄道駅において一時的に車両をとめておくというための線路でございます。  このうち、今回のバリアフリー化として、ホームと駅、新しい駅舎を同じ高さでつなぐということで、一部の留置線、これが使えなくなるということでございます。  市といたしましては、碧南駅と碧南レールパークを結ぶ動線として、廃止する留置線の土地を有効活用できるよう、名鉄と協議を進めているものでございます。 529 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 530 ◆議長(沓名 宏) 21番。 531 ◆21番(鍔本達朗) ぜひとも名鉄から土地を提供いただき、レールパークと大浜地区歩いて暮らせるまちづくりとの連結点となるよう、例えば町の駅として、道の駅ではなく町の駅の機能を持つような有効活用をぜひ考えていただきたいというふうに思いますので期待しております。頑張っていただきたいというふうに思います。  では、次に、(3)碧南市が行う整備についてお聞きしてまいります。  まず、ア、整備の内容についてであります。  さきの部会で報告があったものですが、改めてお聞きいたします。  最初に、基本構想図をごらんください。  お願いします。  これが基本構想図で、アップを願えますか。  赤い点で、点線で囲まれたところが、今回の整備区域であります。  碧南駅の写真を映してください。  これが、現在の碧南駅とトイレであります。  では、もう一度、基本構想図に戻してください。  基本構想図であります。  現在ある駅舎とトイレを取り壊し、現在、名鉄が工事している新駅舎の横、南側に、待合所兼トイレ建築物をつくり、現在の駅舎跡地を利用して、バス専用レーン及び障害者乗降場、タクシー兼一般乗用車乗降所を設置するということであります。  そして、現在あるロータリーの中心部、写真を映してください。  これがロータリーの中心になっている島ですね。  タクシーの待合スペースを映してください。  これが、待合スペースになっています。  ありがとうございました。  及び、歩道面は現状のままということですが、これでよろしいでしょうか。  なお、トイレと交番の間に市道大正線の道案内と思われる石柱があります。  写真をお願いします。  こういった石柱があるわけですね。大正通というふうに書いてありますが。  ありがとうございます。  この石柱は、どのようにされるのでしょうか、お聞きいたします。 532 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 533 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 534 ◆建設部長(中村正典) 基本構想につきましては、議員がおっしゃったとおり、今現在の駅前ロータリーはそのままということで、駅舎建てかえに伴い生じる跡地を活用しまして、新たにバス専用レーンを設けることにより一般車両とバスを分離し、駅前ロータリーの混雑緩和を図ろうとするものでございます。  また、新駅舎の南側に待合所とトイレを兼ねた建築物を計画するというものでございます。  市道大正線、これの石柱につきましては、大正3年7月に大正通に建造されたものということで、支障のない位置に移設をしてまいりたいというふうには考えております。 535 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 536 ◆議長(沓名 宏) 21番。 537 ◆21番(鍔本達朗) 由緒ありそうな石柱ですので、ぜひ残していただきたいと思います。  では、もう一度、基本構想図を映してください。  緑の点線のところをアップにしてください。  緑の点線部分は、今回の整備区域に入っていません、なぜでしょうか。  ありがとうございます。  駅前広場の景観の統一性から見れば、一体として整備し景観に配慮すべきとは思いますが、まず、この点をお伺いいたします。 538 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 539 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 540 ◆建設部長(中村正典) 今回の整備の一番の目的が、駅前ロータリーの混雑緩和ということでございます。これにつきまして、既存駅前のロータリーと駅舎跡地とともに活用する条件で整備を検討してきましたが、既存ロータリーの改良の必要は少ないということでの判断をさせていただいております。  御質問いただいたように、景観統一性に配慮する必要はございますが、都市計画道路碧南駅前線、これの接続も考慮すべきでありますので、碧南駅前線の整備を考える際に検討してまいりたいというふうに考えております。 541 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 542 ◆議長(沓名 宏) 21番。 543 ◆21番(鍔本達朗) では、次に、碧南駅前広場の景観をどのように考え、演出するのかについてであります。  基本構想では、目指す姿として、便利で安全な空間の確保、にぎわいのある新拠点の創出、そして、歴史、文化を題材とした現代和風の演出とあります。てらまちと調和した碧南らしさ、瓦、醸造等の地場産品、祭りの文化等の素材を活用した景観をどのようにつくり上げていくのか、お聞かせください。 544 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 545 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 546 ◆建設部長(中村正典) 駅前広場は、まちの玄関口として、地域の魅力を高め、発信していく必要があるものと考えております。  整備に当たりましては、瓦などの地場産業を活用するなど、地域を代表する景観資源でありますてらまちや、美術館と調和のとれたデザインとなるよう配慮し、碧南駅前の景観から地域全体の示すべき姿が感じられるよう努めてまいりたいと考えております。  これとあわせて、待合所兼トイレの建築物のスペースを活用し、観光資源や地場産品の情報発信を行う観光機能を付加し、来訪者に地域の魅力を伝えられるよう取り組んでまいります。 547 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 548 ◆議長(沓名 宏) 21番。 549 ◆21番(鍔本達朗) 考え方としては歓迎するべきものであります。真にそのような駅前広場になればと思うところであります。  では、具体的にどのような景観を形成していくのか、お聞かせ願いたいというふうに思います。  まず、待合室兼トイレは、どのような外観の建物をイメージしているのか、地場産業である瓦やれんがは、どこに、どのように活用していくのか、名鉄新駅舎とのイメージの共有性はあるのか、通路や歩道面はどのようにしていくのか、美術館西側の歩道の一件がありました。  写真を、もう一度見ていただきます。  美術館の写真を。  これが美術館の横の歩道です。  続いて、西方寺の前が、この歩道であります。  ありがとうございました。  このような状況でありますので、しっかりと景観を意識していただきたいというふうに思っております。  街路灯はどのようにしていくのか、また、高木及び低木の植栽は考えているのか、ロータリー中央部分やタクシーの待避所は、ごらんいただいた写真のままでいいのかどうか、これが景観上支障を来さないのか、また、既設の街路灯や案内板はこれでよいのか。  写真をお願いいたします、街路灯の写真です。  こういう街路灯と、もう一つ、こういう街路灯が駅前にあります。  それと、案内板を映してください。  これが、県道碧南停車場線の入り口のところですかね、に案内板があります。  ありがとうございました。  具体的なトータルイメージやデザインをどのようにしていくのか、基本設計の作成中と思いますが、考え方をお聞かせください。 550 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 551 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 552 ◆建設部長(中村正典) 待合所兼トイレの建物の外観でございますが、黒を基調としたてらまちと美術館をイメージした色合いとし、屋根材には瓦を使用する予定でございます。  車道につきましては、通常のアスファルト舗装ということでございますが、歩道は土の自然素材に近い色の単色ということで、材料を耐久性や平坦性の維持にすぐれた透水性平板ブロックとする予定でございます。  街路灯につきましては、大浜地区で多く用いられているガス灯をイメージしたものということで、先ほど写真にあったイメージでございます。  高木や低木の植栽につきましては現在考えておりませんが、地域の方々にフラワーポットなどの花植え、こちらのほうをお願いしてまいりたいというふうに考えております。  既存ロータリーの改良は、今回、大規模には行いませんが、中央の交通島の植栽、これにつきましては、見通しを確保するということで伐採をする予定でございます。  それから、案内板は、待合所兼トイレ、これの周辺に移設する予定ということです。  現在、基本設計において、歴史、文化を題材とした現代和風の演出、こういうコンセプトを持っております。新駅舎、待合所兼トイレを含む駅前広場全体の空間については、パーツ図を作成するなど、検討を重ねているところでございます。  以上です。 553 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 554 ◆議長(沓名 宏) 21番。 555 ◆21番(鍔本達朗) それでは、1点お聞きをいたします。  ロータリー中央、交通島、中央部分、植栽を取り案内板をということでありますので、あとは街路灯と水道があったように思ったんですが、それぐらいだと思うのですが、どのようにされる予定なのか、具体的なイメージが湧くように御説明をいただきたいというふうに思います。 556 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 557 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 558 ◆建設部長(中村正典) 構造物で残る、先ほど言いました街路灯と交通島をつくる縁石、舗装、この部分については、現状のまま残していきたいというふうに考えております。  それから、駅前ロータリークラブから寄贈していただいた水飲みと石碑がございますが、これは拡張整備する部分へ移設し、植栽を撤去した後は、駅前広場と同様に地域の方々に花植え等をしていただけるとありがたいというふうに考えております。 559 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 560 ◆議長(沓名 宏) 21番。 561 ◆21番(鍔本達朗) では、次に、ウ、費用負担及び経費負担についてお聞きいたします。  今回の整備は、碧南市単独事業で100%市負担と聞いておりますが、何か補助金等の対象にならないのでしょうか。  名鉄側の工事は、当然ながら名鉄が負担するわけでありますが、今回の碧南市が行う整備について、本来ならば名鉄が行わなければならない整備を碧南市が肩がわりして行っている感が否めません。駅の待合室は駅舎に含まれるものではないのでしょうか。乗客サービスとして、トイレは駅が設置するものではないのでしょうか。駅前広場のバスレーンの設置や歩道整備、障害者乗降場やタクシー乗降場などの整備は市が負担してもいたし方がないと思いますが、百歩譲って今回の整備を碧南市が全て行うにしても、何らかの負担を名鉄に担っていただかなくてはと思うのですが、いかがでしょうか。  また、整備後の経費の負担はどのようになるのか、試算を含め、お聞きいたします。 562 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。
    563 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 564 ◆建設部長(中村正典) まず、整備に対する補助金についてでございますが、社会資本整備総合交付金の対象事業ということについて、現在、国、県と協議を進めているところでございます。補助事業の適用が受けられるよう、努力をしてまいります。  次に、名鉄の負担についてでございますが、駅前広場は、都市計画道路の駅前線と一体となって交通を処理するものとして都市計画決定をされるものでございますので、市が主体的に整備を行うものであり、駅前広場の整備については、名鉄への負担を求める考えはございません。  整備後の経費ということでございますが、基本的に施設の管理区分に従うこととなりますので、駅以外の施設の管理費用につきましては、市で賄うということでございます。  これを試算しますと、電気、水道などの光熱費、トイレなどの清掃に要する費用として、年間100万円程度を見込んでおります。  以上です。 565 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 566 ◆議長(沓名 宏) 21番。 567 ◆21番(鍔本達朗) 年間経費が100万円ほどかかるということですが、かなりの額になるわけであります。  道路として活用する部分については、碧南市が整備主体となることには当然なります。  しかしながら、待合所兼トイレの建物については、名鉄駅舎の付随施設としての色合いが強いものと思われますが、違いますか。 568 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 569 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 570 ◆建設部長(中村正典) 年間経費につきましては、概算でございますので、来年度予算要求に向けてもう少し精査をしてまいりたいというふうに考えております。  待合所兼トイレの建物についてでございますが、検討会では観光案内や特産品等の販売ができるようにと強い要望がございますので、単なる待合所ではなく、観光機能を付加した地域活性に資する施設となるよう検討してまいりたいと考えております。 571 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 572 ◆議長(沓名 宏) 21番。 573 ◆21番(鍔本達朗) 待合所兼トイレを碧南市が100%負担するのにおける理由づけをいかようにされようが、客観的には駅の機能を補完する施設と見られるものであります。名鉄との交渉を望むものであります。  また、国の補助金が獲得できる要素があるのであれば、しっかりと進めることをお願いするところであります。御期待を申し上げます。  では、次に、(4)今回の整備範囲の土地の所有についてお聞きしてまいります。  まず、ア、今回の整備に係る土地所有についての契約についてお聞きいたします。  今回整備されるところは、全て名鉄の所有土地とお聞きしております。名鉄の土地の上に碧南市が建造物をつくり運営するのですから、本来ならば貸借契約が結ばれなければならないのではと思いますが、まさか賃貸するわけでもないのでしょうから、どのような契約、あるいは覚書等を行っているのか、お聞きいたします。 574 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 575 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 576 ◆建設部長(中村正典) 土地に関しては、現在、碧南駅前広場の整備の内容とあわせて、まだ名鉄側と協議を進めているところでございます。具体的には決定をしておりません。よろしくお願いします。 577 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 578 ◆議長(沓名 宏) 21番。 579 ◆21番(鍔本達朗) 交渉できることで、碧南市としての考え方や見込みも答えられませんか。 580 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 581 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 582 ◆建設部長(中村正典) 碧南市としましては、整備内容に応じて、取得が必要な土地と借地で進めていく土地もあろうかと思いますので、後々このことを考慮して名鉄と協議をしてまいるということで考えております。 583 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 584 ◆議長(沓名 宏) 21番。 585 ◆21番(鍔本達朗) では、件名2の最後に、イ、土地の返却を求められたときの対応についてであります。  名鉄側の状況変化により土地の返却を求められないとは限らないと思いますが、その場合どのように対処するのか、お聞きいたします。 586 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 587 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 588 ◆建設部長(中村正典) 先ほどと同じ答弁にはなりますが、碧南駅前広場の整備の内容とあわせて、今後、名鉄としっかり協議をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 589 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 590 ◆議長(沓名 宏) 21番。 591 ◆21番(鍔本達朗) 前の質問に対する答弁と同じでありますが、この点はしっかりと名鉄と交渉していただきたい。ある日突然、土地の返却を求められても困るわけであります。いかがでしょうか。 592 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 593 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 594 ◆建設部長(中村正典) 当然、建物を建てるわけでございますので、すぐに土地の返却とならないように、名鉄に対しては碧南市の考えをしっかりと伝えてまいりたいというふうに思っております。 595 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 596 ◆議長(沓名 宏) 21番。 597 ◆21番(鍔本達朗) 名鉄側としっかり交渉していただきたいというふうに思います。  名鉄の肩がわりをすべきではなく、応分の負担を要請すべきであります。頑張っていただきたいというふうに思います。  今回私が申し上げたことが、今後の基本設計、実施設計に反映されることをお願い申し上げ、件名1の質問を終わらせていただきます。  次に、件名2、防災及び異常気象対策についてお聞きしてまいります。  本年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、小学校のブロック塀が倒壊し、女子児童が死亡するといった痛ましい事故を受け、全国一斉に危険ブロック塀の撤去に世論が動いているところであります。  また、今夏の体温を超え、40度を超す猛暑が続いた中、これまで夏休みを理由に地方自治体の財源不足もあり小中学校及び幼稚園にエアコン設置が進んでいなかったわけでありますが、豊田市の小学生の課外活動が原因とされる熱中症による死亡事故を受け、これも全国的にエアコン設置の必要性が叫ばれているところであります。  碧南市においても、ブロック塀対策及びエアコン設置について近隣市におくれをとっている感は否めませんが、少しずつ前進しているようであります。  そこで、防災の観点からブロック塀対策、異常気象対策としてエアコン設置などについてお聞きするものであります。  最初に、(1)コンクリートブロック塀対策についてお聞きいたします。  まず、ア、公共施設のコンクリートブロック塀対策についてであります。  本年7月9日付で資産活用課長より市内公共施設敷地内にあるブロック塀の緊急調査結果についての報告を受けましたが、その後、建築基準法に適合していない危険なブロック塀の撤去、改修は行われているのか、その状況をお聞かせください。 598 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 599 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 600 ◆総務部長(金沢宏治) この点検では、市内公共施設100ヵ所におきまして、建築基準法の構造基準を満たしているかどうか、これを知識のある職員が、高さ、厚さ、控え壁の有無、基礎の有無、老朽化によるひび割れの有無などを調査したものでございまして、建築基準法に適合していないブロック塀が11施設で確認をされております。  この対策の基本的な考え方といたしましては、撤去につきましては、予備費を充当するなど、できるだけ早く早急に行い、安全を確保し、新たなフェンス等の整備につきましては、12月補正での御審議をお願いしたいと思っております。  具体的な撤去状況といたしましては、鷲塚小学校及び鷲塚保育園にあるブロック塀につきましては、撤去が完了しております。  大浜公民館、芸術文化ホール、天道保育園、南中学校、宮下住宅、向山住宅、大浜児童クラブ、大浜小学校にあるブロック塀につきましては、9月中に撤去をいたします。  この他、新川児童クラブにあるブロック塀につきましては、隣地との協議もありますので、10月中の撤去を予定しております。  以上です。 601 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 602 ◆議長(沓名 宏) 21番。 603 ◆21番(鍔本達朗) それでは、イ、小中学校通学路におけるコンクリートブロック塀の状況把握と、その対策についてであります。  通学道路における危険なブロック塀の把握を、保護者の協力のもと早急に行っていくとのことでありましたが、状況把握はされたのでしょうか。  また、その対策はどのようにされているのでしょうか、お聞きいたします。 604 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 605 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 606 ◆教育長(生田弘幸) 各小中学校におきまして、本年6月に調査を行いました。  ブロック塀については6ヵ所の報告がありました。このうち2ヵ所は目視で傾いていることがわかるもので、通学路を変更する対応をとりました。  報告があったケースでも、余りにも大回りになるため通学路変更ができなかったり、変更することで、かえって交通安全面で危険になってしまったりする場合もあるため、通学路の対策をとることは難しい場合がありました。  学校では、地震が起きた際の安全確保行動をきちんと身につけることを指導しています。特に、避難訓練等の機会を生かして、自分の身は自分で守る、そういう意識が高まるようにしています。いろいろな場面に応じて、その場にあった行動をとることで危険を回避する児童生徒を育てていきたいと考えております。 607 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 608 ◆議長(沓名 宏) 21番。 609 ◆21番(鍔本達朗) 通学路に6ヵ所ブロック塀があるということですが、市内にたった6ヵ所ですか。碧南市全体でこれだけの数しかないというわけですか、もう一度確認します。  対応として通学路の変更ということですが、通学路にある全ての所有者に危険なブロック塀があるということで撤去のお願い等はしているのでしょうか。  教育観点からいえば、教育長のおっしゃるとおり自分の身を守ることを指導するのは当たり前ですが、可能な限り、その危険を回避できるのであれば、事前に対策を講じるべきと考えますが、いかがでしょうか。 610 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 611 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 612 ◆教育長(生田弘幸) 全ての6ヵ所の報告があったということなんですが、ほかにも多分迷うような部分、これは本当に危ないのかどうなのかという部分は多々どこにでもあったと思うんですが、主にこうした6ヵ所は、ちょっとまずいんじゃないかなというような報告でありました。  各小学校から、児童や教職員が見て、通学路上で危険性の高いブロック塀として6ヵ所あったわけですが、現在は所有者に撤去のお願いはしていません。  今後、教育委員会としても、他部署と連携して、危険なブロック塀の撤去について広報を通じて周知していきます。 613 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 614 ◆議長(沓名 宏) 21番。 615 ◆21番(鍔本達朗) 広報を通じてということでありますけれども、本当にそれでいいのかどうかということを指摘させていただきたいと思います。  建築課のほうと一緒になって、所有者に対して、やっぱり学校側もきちっとこういう考えだということを示すべきであると思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、ウ、一般住宅におけるコンクリート塀の状況把握とその対策についてであります。  今回の補正予算にて、住宅耐震化促進事業として、ブロック塀の撤去費用の一部を補助する制度が創設されるようでありますが、申請を待つのではなく、危険ブロック塀の把握を、所有者に撤去を促すことが必要ではと思われますが、いかがでしょうか。 616 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 617 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 618 ◆建設部長(中村正典) 一般住宅のブロック塀ということでございますが、通学路の緊急点検にあわせまして、7月から愛知県の調査要領というものがございまして、これに基づき、狭隘道路が多い大浜地区を対象に調査を実施したところでございます。  その結果でございますが、5路線、延長2,230メートルを調査しましたところ、23件の倒壊の危険があるブロック塀が確認できたということでございます。  この危険があるブロック塀ということでございますが、これは建築基準法の、この調査の内容に持たれてのことでございますので、先ほど教育委員会のほうで申し上げたところの観点とは少し違うところがございます。  このブロック塀につきましては、所有者に対して点検結果や改修の方法などを記載したパンフレットを投函させていただいております。  引き続き、調査範囲を広げ、倒壊の危険があるブロック塀の把握、改修の促進に努めてまいりたいと考えております。 619 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
    620 ◆議長(沓名 宏) 21番。 621 ◆21番(鍔本達朗) 調査範囲は市内全域ということでしょうか。  また、その時期及び方法は、どのようにされるのでしょうか、お聞かせください。 622 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 623 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 624 ◆建設部長(中村正典) 調査の範囲でございますが、市内全域の小学校通学路を対象に、地表面から1メートルを超えるブロックなどの塀で、現行基準に適合していないもの及び老朽化等により危険な状態にあるものを目視により調査をしてまいりたいと考えております。  時期につきましては、今月から実施をしておりまして、年内をめどに完了する予定でございます。 625 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 626 ◆議長(沓名 宏) 21番。 627 ◆21番(鍔本達朗) 市内全域の通学路と言われましたが、それ以外は調査しない。通学路しか調査しないということですか。 628 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 629 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 630 ◆建設部長(中村正典) 今回の調査は、塀の倒壊により重大な被害が予想される箇所を指定して実施するということでございまして、子供たちに危険が及ぶ可能性の大きい通学路を重点的に行っていくという考えでございます。  この調査は、市職員で行っておりまして、全ての道路を調査するのが本意でございますが、通学路だけでも約100キロメートル以上ございます。まずは、これを調査したいというふうに考えております。  通学路以外の道路につきましては、広報等で全地区に周知をする中で、地域の方から情報を集め、適切な対応をとりたいというふうに考えております。  危険な塀を所有している方が自主的に撤去していただきたいというふうには思っております。  以上です。 631 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 632 ◆議長(沓名 宏) 21番。 633 ◆21番(鍔本達朗) なかなか自主的に申請はしないというふうに思いますので、できましたら、時間がかかってもいいですので調査をしていただきたいというふうに思います。  では、次に、エ、コンクリートブロック塀撤去費用の補助金制度についてであります。  先ほどありましたように、ブロック塀等の撤去費用の一部が補助される制度が創設されるわけでありますが、詳しい内容をお聞かせ願うとともに、この制度の活用をより促す意味からも、補助率をもっと上げて、全ての危険ブロック塀等の撤去を一刻も早くすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 634 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 635 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 636 ◆建設部長(中村正典) 今回、創設を予定しているブロック塀等の撤去費補助でございますが、小中学生の通学路や道路、保育園や学校などの公共施設に接した場所にあり、道路からの高さが1メートルを超え、かつ、ブロック積みの高さが60センチメートルを超えるものを対象とし、その部分の撤去費に対して補助を行う予定をしております。  補助額は、撤去に要する実費または対象の長さに1万円を掛けた額の少ないほうの2分の1ということで、上限額10万円としており、今議会の補正予算において御審議いただくものでございまして、10月1日より運用を開始する予定でございます。  また、補助率については、既に実施している近隣市の補助率も2分の1となっており、補助額についても限度額10万円、平均7万円程度の補助金交付と聞いておりますので、適切であるというふうに考えております。  補助制度の活用の促進につきましては、現況調査にあわせ、劣化や破損などが見られて、災害時に倒壊の危険が高いと判断されたブロック塀等の所有者へは、パンフレット等の投函を実施してまいります。  また、ホームページや広報により補助制度の周知や注意喚起を促していきたいと考えております。 637 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 638 ◆議長(沓名 宏) 21番。 639 ◆21番(鍔本達朗) 了解といたしますが、他市よりも秀でた補助率アップが自主的な申請を促すというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、(2)幼稚園、保育園及び小中学校の猛暑対策についてお聞きしてまいります。  最初に、ア、エアコン設置についてお伺いしてまいります。  まず、(ア)公立及び民間保育園、公立及び民間幼稚園、小中学校のエアコン設置の現状と今後の整備方針についてであります。  今回の補正予算において保育園、幼稚園にエアコン設置がされることとなりましたが、社会福祉協議会などの民間保育園については、どのようになっているのでしょうか。  今夏の気象状況からして、気象庁の今後の気象変動の報告から見ても、今後、夏の高温化は避けられず、子供たちの命を守る上に、エアコン設置は緊急の国民的課題となっているところであります。  幼稚園及び小中学校においては順次設置していくようでありますが、民間幼稚園も含めてどのようにされていくのか、その方針をお伺いいたします。 640 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 641 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 642 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、私からは、幼稚園、保育園につきまして御答弁申し上げます。  まず、保育園についてでございます。  公立、民間のいずれも、保育室や遊戯室にはエアコンは設置がされております。  公立幼稚園につきましては、保育室の10ヵ所が未設置となっております。  なお、民間の幼稚園は、現在、市内にはございません。  ということで、今後、9月補正におきまして、公立の幼稚園、保育園の未設置箇所へのエアコンの設置と、老朽化や能力不足のエアコンの取りかえを行っていく予定でございます。  以上です。 643 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 644 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 645 ◆教育部長(奥谷直人) 小中学校への整備の方向性についてでございますが、小中学校へのエアコン設置につきましては、教室数も多く、大規模な工事となるため、設計が必要となってまいります。  そこで、小中学校の全ての普通教室にエアコンを導入するための設計委託費を12月補正に計上していく予定でございます。その後、平成31年度に、まずは抵抗力の弱い小学校低学年の普通教室への設置を始めてまいります。その後、中学校、小学校高学年へと順次拡大してまいりたいと考えております。  以上でございます。 646 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 647 ◆議長(沓名 宏) 21番。 648 ◆21番(鍔本達朗) 設計が必要なことでありますが、次の質問と重なる部分もありますが、どのようなエアコン設置の整備を考えてみえるのでしょうか。  小中学校については、新聞報道もありましたが、来年度から順次設置していくとのことであります。国の補助を見込んでのことではと思われますが、一度に集中的に行うべきではありませんか。碧南市得意の近隣市を見る中では、一度に設置してしまうところが多いようでありますが、いかがでしょうか。 649 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 650 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 651 ◆教育部長(奥谷直人) 従前より、エアコンの設置につきましては、高温化の傾向が強まって、子供の体調また健康管理に大きく影響を及ぼすようであれば適切に対応していきたいと考えておりますとお答えしております。  その中で、ことしの暑さを踏まえ、小中学校、幼稚園PTA連絡協議会からの要望書、その他多くの皆さんの意見等を踏まえ、まず、未設置の幼稚園、保育園を優先することとし、小中学校においては抵抗力の弱い小学校低学年を優先し、学校現場において子供たちの適応能力の減退につながらないような運用を見きわめながら順次拡大することを本市のエアコン設置の基本的な考え方としております。  あわせて、エアコン設置は大規模な事業となりますので、原則、財源確保を見込んだ計画的な財政運営が必要であると考えております。よって、現時点では一度に整備する考えはありませんが、国の補助金等財源確保が見込める状況になれば、導入を早める考えはあります。  以上でございます。 652 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 653 ◆議長(沓名 宏) 21番。 654 ◆21番(鍔本達朗) 文科省の来年度予算要望において、エアコン設置に対する補助金の大幅増額を要望しているわけであります。菅官房長官も述べられているように、国の姿勢を見きわめるなら、また、市民の動向を見るなら、ここで一気に整備を進めるべきではないのでしょうか、いかがでしょうか。 655 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 656 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 657 ◆教育部長(奥谷直人) 当然、国の補助金の動向は注視してまいります。  繰り返しとなりますが、財源確保の確実性が見込まれれば導入を早めていきたいと考えますが、まずは小学校低学年への設置を優先してまいります。  以上です。 658 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 659 ◆議長(沓名 宏) 21番。 660 ◆21番(鍔本達朗) 政府の補助金の拡大は、多分大丈夫だというふうに思います。それに、多額の財政調整基金を有する碧南市でありますので、ここ一番、一気に整備ということでお願いをできたらというふうに思います。  次に、(イ)整備に要する費用の見込みについてであります。  全てにエアコン設置をすると、どのぐらいの費用がかかるのか、試算をしたことがあるのか、見込み額をお聞かせいただければと思います。 661 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 662 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 663 ◆教育部長(奥谷直人) 小中学校、全ての普通教室にエアコン設置を行った場合の費用につきましては、他市の導入実績を例に試算したものとしては約11億円と見込んでおりますが、今後詳細な設計をもとに具体的な額を算出していく予定でございます。 664 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 665 ◆議長(沓名 宏) 21番。 666 ◆21番(鍔本達朗) エアコン導入費用として11億円と試算されていますが、現在考えられている導入方向以外の方法はないのでしょうか。安価にできる方策があろうかと思いますが、研究されてみえるのでしょうか、お聞きいたします。 667 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 668 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 669 ◆教育部長(奥谷直人) 他市の導入例を参考とし、今後設計を進める中で、工事の効率性、ランニングコスト等を比較検討した上で、本市に適した導入方法を決めてまいりたいと考えております。 670 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 671 ◆議長(沓名 宏) 21番。 672 ◆21番(鍔本達朗) では、ウ、国、県の補助の見込みについてであります。  本年7月には、菅官房長官が、ことしの夏の異常なまでの猛暑を受け、クーラーが設置できないところは早急に設置しなければならないと述べ、全国の小中学校のエアコン設置のための政府補助を検討する考えを示したわけであります。  文科省の交付金に、学校施設環境改善交付金の制度があるわけであります。この交付金の拡大や、新たな臨時的な補助金制度の創設等、国や県に働きかける必要性を感じますが、いかがお考えでしょうか。 673 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 674 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 675 ◆教育部長(奥谷直人) まず、小中学校のエアコン設置事業に対しましては、学校施設環境改善交付金が適用されます。補助率は3分の1ですが、財政力指数が1.0を超える市町村にあっては7分の2となります。  質問者も言われましたように、菅官房長官が国庫補助の検討を示唆されましたが、今のところ、市への具体的な情報提供はございません。  なお、今までの学校施設環境改善交付金の採択状況を見ますと、学校施設の長寿命化や老朽化対策が重点的に採択され、エアコン設置は採択されにくい状況にありました。  今後どのように採択されていくかは不明でありますが、全国都市教育長協議会や愛知県市町村教育委員会連合会等、教育長や教育委員を構成とする各種団体が、これまでも国や県に対して要望しております。今後も引き続き要望していくよう、市としても働きかけてまいりたいと考えております。 676 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 677 ◆議長(沓名 宏) 21番。 678 ◆21番(鍔本達朗) 今夏の全国的な記録的な猛暑になったことを受け、子供の学習環境の向上のため、小中学校へのエアコン設置が全国的国民の関心事となっているわけであります。  今後の気象環境も温暖化が進む見込みであり、ぜひとも国の責任において全国的に差がないよう一律にエアコン設置をするべきであろうかと思いますので、しっかりと要望していただきたいとお願いしておきたいというふうに思います。  それでは、イ、屋外活動についてお聞きしてまいります。
     まず、(ア)今夏の屋外活動における熱中症の発症状況についてであります。  今夏は、異常な高温に見舞われたわけでありますが、夏休みを含めて、学校内における屋外活動や課外活動において熱中症にかかった生徒がいたのかどうか、把握しているのであるならお聞かせください。 679 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 680 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 681 ◆教育長(生田弘幸) 今夏の熱中症と思われる症状での救急搬送は、7月に2件、8月に1件、計3件ございました。いずれも、素早い救急車要請の判断で点滴等の措置でその日のうちに帰宅することができております。それ以外は、軽度の症状のものがありましたが、特段例年と人数に変化はございませんでした。気温というより、湿度によって症状が出やすいと感じています。1学期より夏休み明けの今、9月の残暑のほうが、家庭で冷房になれた児童生徒が教室にやってきますので、心配しております。  以上です。 682 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 683 ◆議長(沓名 宏) 21番。 684 ◆21番(鍔本達朗) 軽度の症状、あるいは少し気分が悪くなった、帰宅後だるく、頭が痛くなったというような症状があったのかどうか。熱中症ではなくとも、体調の異変を来した生徒の把握を注意深く見ていただきたいというふうに思います。精神論だけでは片づかない部分がありますので、よろしくお願いをいたします。  次に、(イ)夏季の課外活動及び屋外での活動における熱中症対策と今後の方針についてであります。  豊田市において男子児童が課外活動による熱中症にて痛ましい事故となったわけでありますが、その反省に立ち、猛暑における屋外活動について、どのような対策を立ててみえるのか。  また、今後の方針としてどのように考えてみえるのか、お聞かせください。 685 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 686 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 687 ◆教育長(生田弘幸) 夏季の課外活動については、各学校に熱中症への対応を十分に図るよう指示してまいりました。  具体的には、各学校において帽子の着用、水筒やタオルの持参など、日常的に注意喚起をしております。  児童生徒への指示は、樹木や校舎の陰を利用し、直射日光を避けるようにしています。  朝の健康観察に加え、外出前の健康観察や、無理のない活動量である、そういうチェックも行っております。  緊急時に備え保健室を冷房で冷やしておいたり、経口補水液などを常備するなどの体制も整えたりしています。  7月には豊田市で痛ましい事故がありました。このような事故が碧南市で起きないようにするため、特に校外活動について、可能な限り活動時間帯を少しでも涼しい時間帯にしたり、緊急搬送を視野に入れた連絡体制を整えています。  時期的に厳しくとも教育上必要な場合もありますので、十分な対策を講じて実施します。細心の注意を払い、場合によっては実施の中止も選択肢の1つとして考えております。  いずれにしましても、今後も教育委員会としての指示も出しながら、各学校において熱中症への対策が十分になされるようにしていきます。  以上です。 688 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 689 ◆議長(沓名 宏) 21番。 690 ◆21番(鍔本達朗) 今夏の状況が異常ではなく、今後夏季においては35℃を超え、40℃にもなろうという状況が普通となると考えるべきではなかろうかと思うわけであります。  熱中症への対処療法、方法も重要でありますが、菅官房長官が以前会見で述べられていますように、夏休み期間の延長、冬休みの短縮の検討や、新聞報道されておりますように埼玉県加須市では、最高気温が35℃以上、最低気温が28度以上が見込まれる場合は休校にするといった猛暑対策、これはエアコン設置までの臨時的な対応でありますが、そのような授業期間の見直しなどを検討してみえるのかどうか、お聞かせください。 691 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 692 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 693 ◆教育長(生田弘幸) 議員の言われるとおり、今年度に限らず、今後も熱中症の対策はしていかなければなりません。夏休み期間の延長や冬休みの短縮については現在は実際には考えていませんが、学校行事との兼ね合いもありますので、十分これから検証してまいります。  以上です。 694 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 695 ◆議長(沓名 宏) 21番。 696 ◆21番(鍔本達朗) これまでの常識で判断することができなくなってきている気候変動の速さであります。  何よりも子供の安全、生命を守ることが必要と思います。特にエアコンが設置されるまで、単純計算で言いますと3年かかるわけですよね。そうすると、その間、どのように子供たちの安全を図るかということを考え、何をなすべきか、これまでの常識にとらわれずに、教育委員会、執行部等とともに、教育環境のよりよい整備のため奮闘いただきたくお願い申し上げ一般質問を終わります。  どうもありがとうございました。 697 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鍔本達朗議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午後 2時 48分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 698 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山口春美議員の一般質問を許します。 699 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 700 ◆議長(沓名 宏) 9番。 701 ◆9番(山口春美) 日本共産党の山口春美です。この間、各地の豪雨被害や台風21号の被害、また、きょう午前3時の北海道の地震など、日を追うごとにこれも被災の状況が明らかになってくると思いますが、被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げるとともに一刻も早い復帰を願います。  そして、一般質問を今回も3点の点で行いますけれども、まず、その前に市長に聞きたいことがあります。  今健康で文化的な最低限度の生活という、こういうドラマが放映されていますが、ごらんになったことがあるでしょうか。教えてください。 702 ◆議長(沓名 宏) 通告にございませんので、いいです。 703 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 704 ◆議長(沓名 宏) 9番。 705 ◆9番(山口春美) 答えませんか。  これは珍しく地方自治体が舞台になっていまして、なかなか日の当たらない生活保護の職場が舞台になっているドラマで、大変私も興味を持って毎回ビデオに撮って見ているんですけれども、そういうのでドラマの中とはいえ、なかなか若い人たちが文字どおり憲法25条を守るために頑張っている福祉の職場の実態をドラマなりに表現しているところで、こういうものが若い人たちが興味を持って見ていただけるということはとてもいいことだなと思う。碧南市の職場の方たちも一生懸命、見ているそうです。  そういう思いをぜひ持っていただきたいということを前提にして、まず、第1番の在宅高齢者の暮らしを守るためにということで伺います。  まず、1としてタクシー券の支給を求めるものです。  高齢者用のタクシー券を求める質問なんですが、それに先立って、現在の碧南市は、障害者の皆さんには福祉タクシー券を支給しています。  現在のところの交付枚数と、それから、利用枚数、この実態を少し教えていただきたいと思います。  そして、県下、近隣市の状況は碧南市と比べてどういう状況にあるのかもざくっと教えてください。 706 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 707 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 708 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず、碧南市の状況から申し上げさせていただきます。  この制度は電車、バスなど通常の交通機関を利用することが困難な重度心身障害者が通院などにタクシーを利用する場合に料金の一部を助成するという制度でございます。  まず、対象者としましては、身体障害者手帳1級から3級までの方、療育手帳A判定またはB判定の方、精神障害者保健福祉手帳の1級または2級の方でございます。  一人当たりの交付枚数は1ヵ月当たり2枚で、年間最大24枚というものを基本としております。ただし、所持している手帳の障害の種類に関係して週に1回以上2回まで通院している場合は一月当たり4枚で年間48枚、週に3回以上通院している場合は1ヵ月当たり8枚で、年間96枚、交付しているということでございます。  続きまして、県下の状況でございます。  実際には実施していない、それから、内容がちょっとわからないという自治体もございましたが、約9割の自治体で実施がされております。年間24枚の交付を基本としている自治体が10市5町と最も多いという状況でございます。  続きまして、近隣市の状況を申しますと刈谷市は通常年36枚で割り増しはありません。安城市は通常年36枚で、週2日以上通院している場合は年72枚となっております。西尾市は通常年48枚、週2日以上通院は年96枚、知立市は通常年36枚、週2日以上通院している場合は年72枚、高浜市は碧南市と同様の通常24枚で週1回または2回の通院は年48枚、週3回以上通院は年96枚という状況でございます。  なお、1枚当たりの金額でありますが、碧南市は700円、刈谷市は670円、安城市が630円、西尾市が500円、知立と高浜市は540円という状況でございます。  以上です。 709 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 710 ◆議長(沓名 宏) 9番。 711 ◆9番(山口春美) ことしの決算の成果報告書を見てみますと398人に対して交付の枚数が1万1,156枚交付されて、利用されたのが5,847枚ということで、利用率は52%となっています。  そこで、碧南市は1回に2枚しか利用できないということで上限を設けていますが、知立市と刈谷市は6枚までオーケーということで、これは半ば金券のような役割を果たしているので、碧南市も半分残っているということは、この利用に対して6枚まで認めるという、こういう上限を緩和してもいいんじゃないかというふうに思いますので、まずもって現在の福祉タクシーの改善点として提案しますが、いかがでしょうか。 712 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 713 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 714 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) タクシー券の利用枚数の緩和ということでございますが、先ほども御説明したとおり障害の程度に応じて、また、通院回数に応じてふやしているということでございます。  また、1枚当たりの金額も近隣市の中で一番高いということもございますので、現時点でこの緩和ということは考えておりません。  以上です。 715 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 716 ◆議長(沓名 宏) 9番。 717 ◆9番(山口春美) ぜひ交付している枚数は同じだし、これが返ってきてしまって、没にしてしまうのはもったいないので、その方がどういうふうに利用されようが御本人の自由の採択に任せておいて、刈谷、知立並みに6枚上限で使えるというふうにぜひしていただきたい。  これはお金もかからない問題ですし、半分返ってくるという承知の上で交付しているわけでもないので、ぜひお願いしたいと思います。  そこで、高齢者向けのタクシー券も支給が全国、県内でも始まっています。  ぜひ県下の実施状況について、把握してみえたら教えてください。 718 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 719 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 720 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者向けタクシー券の支給ということでありますが、まず、県内38市の中では15市で実施をしているというぐあいに認識をしております。  近隣市では刈谷市、豊田市、西尾市が実施をしておると、そういう状況でございます。 721 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 722 ◆議長(沓名 宏) 9番。 723 ◆9番(山口春美) 少し前のデータですけど、村、まちも含めて19自治体が県下ではやっているということで私は知っているんですが、そういった中で、西尾市なんかは75歳以上の介護度の所得区分の低い方について出していて、去年までは1回4枚、月に4枚支給して大好評で、ことしは3枚にさげてしまったそうですけど、やられています。  あと、刈谷市なんかは要介護の人向けにやっているんですが、ぜひ高齢者の皆さんが外に出て元気に過ごしていただく、健康寿命を永らえていただくという意味でも必要ではないかというふうに思いますが、この機会に検討していただいて、ぜひ導入していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  同様に、タクシー会社が独自にやっている制度がもしあれば、それも教えてください。 724 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 725 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 726 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 導入をということですが、碧南市においては、くるくるバスを無料で利用していただくことができます。  また、所得条件等はありますが、一般の交通機関を利用することが困難な高齢者の方を対象として車椅子移動車、いわゆる移送用車両を使った外出支援サービスも、これも実は無料で実施をしていますので、現時点で高齢者向けのタクシー券の支給は考えておりません。  タクシー会社の制度はということでありますが、これは愛知県タクシー協会に加盟する事業者において、高齢者の交通安全意識の高揚、事故抑止を目的に社会貢献活動として70歳以上の方に警察署で発行される運転免許証の返納の証明書を提示することで、運賃の1割を引いてくれるという制度があるということを認識しています。  以上です。 727 ◆9番(山口春美) 議長、9番。
    728 ◆議長(沓名 宏) 9番。 729 ◆9番(山口春美) 先ほど紹介した障害者の方の福祉タクシーのほうですが、予算額としては396万円ですね、400万円弱です。  高齢者のタクシーもやったとしても、多くてこの程度だというふうに思うんですが、確かに無料のくるくるバスも助かっているんですけれども、いろいろなニーズに応えてこういう、お医者さんに行きは行っても、帰りはすごく遅くなってしまうので帰りはタクシーでいってくるとか、いろんなニーズもあるし使い道もあるので、交通弱者にとってこういういろんな、多様な選択ができるということはよそがやっていないならまだしも、県下で19やっている中で碧南市も検討する時期だというふうに思います。  これとあわせて、先ほど言った返納者に対して1割減がやられることも含めて、ホームページにアップしたりしてPRして差し上げるというぐらいの心はあってもいいんじゃないかなというふうに思いますけれども。予算的には全然そのぐらいでやれるんじゃないですか、400万円程度で。 730 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 731 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 732 ◆健康推進部長(杉浦秀司) お答えが繰り返しになりますけれども、碧南市のくるくるバスは無料にしております。  近隣市でも有料のところが多い中で、無料で利用をしていただいていますし、いわゆる福祉サービスの1つとして外出支援サービスも行っております。  また、先ほど言いましたとおり愛知県のタクシー協会も社会貢献活動として、こういった取り組みもされておりますので、そういう状況の中で現在、高齢者向けのタクシー券の制度をつくるという考えはございませんので、御理解をお願いします。 733 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 734 ◆議長(沓名 宏) 9番。 735 ◆9番(山口春美) 先ほど名鉄の敷地の上に3,000万円ぐらいの建物をつくるということも言われましたし、いろいろトヨタに声をかけられればビーチコートをつくってきたりする割には、高齢者の400万円ほどのこういう制度についても二の足を踏むということで冷たいなということを言わざるを得ません。  ぜひ近い機会に、そして、運転免許証の返納者に対してのPRですけど、この碧南署にもそのPRはされていません。いちいちホームページから出さないとわからないので、何らかの形で安協さんのところにビラを置くなり、何らかの形でこの1割軽減ぐらいは返納者に対してきちっとして宣伝が行き渡るように最低限でもしていただきたいですし、他力だけじゃなくて、やっぱり碧南市でやっていただくように強く要望しておきたいと思います。  それでは、それに代案として示されたくるくるバスの問題ですが、これも本当にありがたいことなんですが、現状ではコースの見直しや運行時間の見直しでもうちょっと遅くまで走っていただかないと、実際の通勤・通学やまた、高齢者の利用が確保できないというふうに思います。  私たちは北回りが1時間少しかかってしまうので8の字を1つずつにして、長くかかる北回りにもう一台増設してくるくる回っていく、それで逆のも来るわけですから、こういう形でもっと、せめて1時間に1本は来るようにしていけば、反対側も来るわけですから、もっと使い勝手がよくなるんじゃないかなというふうに思っています。  ぜひこういった方向でのさらなる改善について、テーブルに載っけて検討していただきたい。くるくるバスがあるからということでタクシー券の支給を拒まれるなら、さらに充実をというふうに思いますが、どうされるんですか。先ほどもさんざん冷たい答弁でしたけど。 736 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 737 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 738 ◆経済環境部長(鳥居典光) くるくるバスにつきましては、高齢者や障害者等の交通弱者の利便性を図るとともに広く地域参加を促進するために運行しております。  先ほどの5番議員の質問にも市長がお答えしましたとおり、コースの増便等につきましては、バスの台数や運転手の人数など、運行業務の内容に大幅な見直しが必要となってまいります。  現在の利用者が減っているというような利用状況ということであったり、自動運転であるというような現状を把握しながら、今後のあり方については、考えてまいりたいと思っております。 739 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 740 ◆議長(沓名 宏) 9番。 741 ◆9番(山口春美) これは今3,000万円少しですか、運転委託料も。高齢者の雇用の機会をふやすという意味でもありますし、社会循環の中の大きなかなめの施策ですよ。  だから、ここで1台ふやして、たとえ500万円、1,000万円ふえたとしたって、やっぱりそれ、全部雇用になって返ってくるし高齢者の皆さんが外出して元気になるということで、費用対効果はばっちり保障がとれるんじゃないかというふうに思うので、いつまでもそんなことばっかり言っていると歩みはとまってしまいますから、ぜひテーブルに載っけて検討していただきたいと。  よその自治体のバスもきめ細かく走っているところがふえてきてしまったので、先人としての私たち碧南市のくるくるバス、さらによくしていただきたいというふうに思いますので、ぜひ拒否するばっかりじゃなくてテーブルに載っけていただきたいと思います。  それでは、その次の3番目のところで、実際に使っているくるくるバスの低床バスを導入していただけたらというふうに思いますので、提案させていただきます。写真をお願いします。  これが今のくるくるバスです。地面から言うと大きく3段昇らないと床に到着しないので、背の小さな方や腰の曲がった高齢者の方だとか、おりるときに特に私も足が痛いと痛切に思うんですが、おりるときに大変だなということを思います。次の写真をお願いします。  これは予備車です。予備車にだけは、あそこのドアの下にステップが出てくるようになっているんですね、あのように。次、お願いします。ところが、この予備車には、ステップの必要な方は運転手までお声をかけてくださいと。高齢者の人だけど、ステップを出してと戸のあかない前に言えるのかしらと思うんだけど。実際には余りステップを出していただいていないようです。  次の車両の買いかえがいつなのかというふうに思うんですが、安城も刈谷も知立もみんな低床ですよね。なかなかすてきな低床バスになっているので、これからは低床バスへの切りかえということをぜひお願いしたいと思うんですが、今後の車両の切りかえの年度と、それから、この低床バスへの切りかえというのは検討されているのかどうか、お聞きします。 742 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 743 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 744 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議員のおっしゃいました安城や刈谷のバスというのは、多分ノンステップバスというバスのことだと思います。  あちらのほうのバスは座る座席の数が少なくて、立ち席を考慮した車両となっております。碧南市のくるくるバスにつきましては、全ての方が座れるということを基本にしておりますので、マイクロバス型のくるくるバスを使用しておるという点がまず違うということでございます。  そのマイクロバスの中でも低床タイプ、できるだけ低床になるというタイプのものを既に導入しておりますので、そのあたりは理解いただきたいと思います。  それから、予備車のことがございましたが、予備車につきましては、ちょっと古い車両で今までの低床タイプのものではないということで、1段余分に出るという形になっております。  お声かけくださいというのは、以前は全て停留所に着くたびに出しておりましたが、一部出した瞬間にちょっと膝に当たったというのか、そういうような苦情を受けたものですから、今は出す場合は、お声をおかけくださいというふうにしておりますので、御理解をいただきたいと思います。  それから、買いかえの時期でございますが、緑につきましては平成31年、青につきましては平成32年、オレンジにつきましては平成34年、パープルにつきましては平成35年に買いかえを予定しております。 745 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 746 ◆議長(沓名 宏) 9番。 747 ◆9番(山口春美) じゃ、いろんな、車種もメーカーさんに限らずに探していけば、日進月歩なのでよりよいバスもあるでしょうし、知立や安城型のそういう刈谷型のバスではどうなのかということも含めて、立って8の字を回るので高齢者が使うときに危険かなというふうに思いますけれども、これでもうしばらくすると来年買いかえがありますし、ずーっと低床にかえていけば今後5年間で全部低床になるわけですから、それは検討していただけるんじゃないですか、今後、車両の検討も含めて。  3段あったじゃない、あれが最低限の座るバスの低床バスの状況、もっと、もっとあるでしょう、今どきだもの。お答えください。 748 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 749 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 750 ◆経済環境部長(鳥居典光) もちろんマイクロバスタイプで、全員が座れるタイプの安城、刈谷のようなノンステップバスがもしも出てくれば、それは選択肢の1つになろうかと思っております。  あくまで全員座れるということを最優先にしたいと思っております。 751 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 752 ◆議長(沓名 宏) 9番。 753 ◆9番(山口春美) ぜひ今よりもよりよいバスになって、おりやすい、乗りやすい、ドアがもっと広いものがあったらいいなというふうに思いますので、御検討ください。  それで、次の4番目の緊急通報システムの拡充について伺います。  この間、6月議会でも磯貝議員が碧南市の異常に少ない緊急通報電話数の状況改善を求めてきました。  私もそれ以後、7人の方にこの申請用紙を渡して、ぜひ緊急通報をつけたらどうですかというふうに説明をして申請してきました。  とにかく高齢者、80前後の方ですから、1人でいるときが本当に何かあったらこわいということで、命綱ということで緊急通報システムというのは大変大きな効き目があるんですよね。  その中で驚いたのは、まず、申請すると一度も面談しないで、みんな申し込みが多くて困っているので、あんたよりもひどい人がおるので、何とかなりませんかということで、電話でまず問い合わせがあったということで、高齢者、普通の人だったらこれで諦めちゃいますよね、そこは、再度、私も含めて交渉して、何とか5人は対象になったんですけれども、残りのお二人の方は94歳と81歳の方、お二人が却下されたんです。  94歳の方、普通虚弱ですよ。シルバーカーを引きながら信号を2つ越えたイクタフードに行くのがやっと。そこで買い物しているからだめだということを理由にして却下されました。  ひとり暮らしですから、買い物できなきゃ死んじゃいますよ。今のこの緊急通報システムの現状についてどう思ってみえるのか。  この虚弱、それから、65歳、ひとり暮らしと3つの条件が規定の中には書いてあるんですが、それ以上は全部窓口対応で、それこそさじかげんでやってみえるように思われました。  今のなぜこんなに少なくなっているのかも含めて、まずは伺います。 754 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 755 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 756 ◆健康推進部長(杉浦秀司) ちょっとお話は本当にそうなのかというところもあろうかとは思います。  そういうぐあいに本当に話があったのかということは思いますが、現在、うちの緊急通報システムとしては、前にもお答えをいたしましたが、心疾患、脳疾患あるいは悪性腫瘍の終末期などによるいわゆる緊急の対応が想定される状況を基本としていますが、いわゆる申請者の方とお話をする中で、例えば不整脈がある、目まいがある、歩行安定性、既往歴、障害、年齢などさまざまな要件を考慮しながら、日常生活上の状況を踏まえて総合的に判断をしています。  たまたま買い物に行けるからというようなことを今言われましたが、状況を聞いた中では病気でないというようなお話をそれぞれ確認する中で、先ほど議員が言われたような2件は設置しないという判断をしたということでありまして、決してその数を抑制するとか、そういう考えで制度を運用しているわけではありませんので、御理解をお願いします。 757 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 758 ◆議長(沓名 宏) 9番。 759 ◆9番(山口春美) 改めて年次ごとの設置台数について、6月議会でも磯貝議員が調べてお示ししましたけれども、あなたたちの自覚を求めるために制度発足以来の設置台数について教えていただきたいと。  それから、設置者の非課税と課税の件数、電話基本料金補助件数は何件あるのか、システム設置の1件当たりの費用は幾らになるのか、教えてください。 760 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 761 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 762 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まずは、設置台数ですけれども、これは記録に残る年度以降のもので、各年度末の設置件数についてお答えをいたします。  平成13年度191件、14年度176件、15年度191件、16年度199件、17年度189件、18年度171件、19年度152件、20年度141件、21年度129件、22年度123件、23年度115件、24年度107件、25年度103件、26年度97件、27年度75件、28年度80件、29年度が75件となっています。  続いて、設置者の非課税、課税件数はということであります。  設置者の非課税、課税の件数については、29年度の延べ設置件数、これは年度内に申請、撤去がありますので、延べ設置件数90件に対し市税の課税世帯が20件、非課税世帯が70件で非課税世帯のうち電話基本料金の補助件数は57件となっています。  この70件と57件の差、いわゆる非課税のうち13件は、設置時に基本料金と通話料金が分離できないことが確認されたので、申請者に説明をし自己負担となることを御理解していただいて設置をしたものであります。  次に、システム設置の1件当たりの費用はということでございます。  システム設置に要する1件当たりの費用については、市が設置する場合につきましては取りつけ費用が最大で1万2,960円、機器使用料が月額1,123円、センター使用料が月額864円、撤去費が4,860円となっております。  以上です。 763 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 764 ◆議長(沓名 宏) 9番。 765 ◆9番(山口春美) 今ひとり暮らしの65歳以上の方は1,534人ですね、29年度現在で。  そうなりますと75件というのは、ピーク時200件近く、199という数字を今示しただけでも言われたんですが、これは新たに増設しない限りは亡くなられていくわけですから、どんどん減ってしまうんです。  第7期の計画では120個の目標を掲げていて、あと50個足らないですよね。これはふやすつもりであるんでしょう、効果はあると。しかも、その設置費は1万3,000円、月々2,000円というのを市がもっていただけるということで、今後広げていくというふうには計画に書いてあるから、それは後ろを向けないですよね。そのためには、この1,534人いるわけですから、私みんなつけろとは言いませんよ。でも、申請者のために便宜を図っていくということは大切だと思うんです。  6月議会でも言ったんですが、この碧南市の申請用紙はとても書きにくくて、介護保険の施設なんかも書きなさい、それから、民生委員の捺印もしなさいというんだけど、イクタフードまで行くのが一生懸命の人が自分で民生委員を探して、民生委員の印鑑を押して、提出することは不可能です。  知立市なんかはやっていないということで、民生委員の印鑑を押さないところは半分あるというふうに言われましたけれども、この西三河の中でも。そういう方法もできるので、民生委員の印鑑をなくしていくことや1,534人に見合う件数をまだどんどんつけていって、やはり最期の孤独死をなくしたり、不安を解決する、まさに命を守るために尽力するべきだというふうに思うんですが、いかがでしょうか。  これは相当、県下のほとんどの自治体でやっているでしょう。この実施状況も把握してみえますか。 766 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 767 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 768 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、緊急通報システムですけれども、先ほどから質問だと抑制をしているような感覚で聞こえますけれども、決してそうではありません。  毎年度6月に民生委員への委託により実施している、いわゆる高齢者実態調査あるいは毎年秋と春の2回実施している消防署員と高齢介護課のうちの職員がひとり暮らし高齢者宅へ訪問する際、ほかの高齢者の福祉サービスとあわせてPRを図っておりますし、こうした形で制度の周知には努めております。  また、民生委員の署名のことを6月議会でもお話があったと思いますが、対象者のいわゆる居住状況や家族関係などを地域の実情をよく知る民生委員の方の立場で確認していただくこと、また、対象者との関係づくりや見守り支援のためにも、そこで顔が見える形で話をしていただくということは必要だと碧南市では考えておりますので、今そうした署名あるいは捺印の廃止をするということは考えておりません。  なお、近隣市でないところもあると言われましたが、碧南市と同様、刈谷、西尾、みよし市では同様に民生委員の方の署名をいただいているという状況もあります。  以上です。 769 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 770 ◆議長(沓名 宏) 9番。 771 ◆9番(山口春美) 費用対効果ということは市長も言われて、やっぱりそういう姿勢が末端の市の職員にもかなり浸透している。  私は窓口の担当者が一人、悪いとは思いません。やっぱり課長もじゃあ、と言ってつくられた確認書は、耳が聞こえないか、目は見えないか、そういう身体障害者じゃないのにそんなことまで書いて、さっき大竹議員も言われたフレイルの人を対象にしているんでしょう、これ、緊急通報は。  それなのにそんなに厳しい文句をどんどん挙げてしまってはだめなので、民生委員との関係は民生委員が月に1回集まってみえるし、あれから私たちのところに高齢者世帯ですから、民生委員さんが訪問されてきましたよ、ぜひこういうのがあるので普及してくださいと言いましたが。  ことしの6月ぐらいだね、民生委員が回ってみえたの。あれ以降、申請がありましたか、民生委員さん。1件出していただいたうちの町内会の民生委員さん、断られたそうだもんね。あったんですか、だから私の言った5件以外に。ないでしょう。そこが現実に示しているじゃん。 772 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 773 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。
    774 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、最初にコストカットするとか、そういう考えでこの制度を別に運用しているわけではありませんので。      (「費用対効果」という者あり) 775 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 776 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 777 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 費用対効果。だから、費用がどうのこうのということで制度を運用しているわけではありません。必要があれば設置をしてまいります。  くどいようですけど、申請者の方に実際にお話を聞く中で判断をしているということであります。 778 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 779 ◆議長(沓名 宏) 9番。 780 ◆9番(山口春美) もう一回もとに戻して、じゃっと。いろいろ課長も部長も担当者もきちっと話を進めながらフレイルを基準にする、虚弱老人をね。  それで、ちゃんと内規が必要なら内規を書いて、そんなに厳しいものじゃなく。  基本は規定に書いてある3点セット、これで申請者が出してきたら基本的には受けつけるという立場でとっていただく。  民生委員も市役所で月に1回の集まりのときにあなたのところでこういう申請書がありましたということで必ず印鑑を持ってきてもらって、そこで印鑑を押していただく。その民生委員さん、また、地元に帰られれば訪問されますので、そういうふうに流れを変えていただいて、今後、来年にはまたふやして、75件ということでないようにしていただきたいというふうに思います。  だから健康で文化的な最低限度の生活のドラマを見ていますかと伺ったんですよ。なかなかドラマといえども、本当に一生懸命、若い子たちが頑張っている姿が描かれているので、あれ、本当に私たちも改めて福祉の現場とはどうあるべきかということを考えていただきたいと思います。  2番目の私立保育園の突然の設置について伺います。これもまた福祉の現場であっていいのかというふうに思うんですが。  ことしも来年度の保育園、幼稚園の入園募集時期がやってまいりましたので、既に9月1日、各家庭に広報へきなんが配られております。  そこで、改めて伺います。  2019年度の保育園入園募集に当たって、公立、私立、認定保育園の申し込み方法、情報の提供はどうするのか。入園の手引きの内容変更はあるのかないのか。保育料の変更はあるのかどうか、伺います。 781 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 782 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 783 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、平成31年度の入園募集ということで、まず、御説明をいたします。  今年度は9月27日と28日の2日間で、市役所の談話室におきまして入園説明会をまず行います。  その後、事前見学会ということで10月にそれぞれの園で事前見学会を行った上で、10月23日以降で指定の日ではありますが、入園申し込みをいただくということで考えております。  情報提供ということで質問がありましたので情報提供ですけれども、来年度から民間保育園2園が幼保連携型の認定こども園に移行するということと民間保育園の1園が新たに開所するということをお伝えするとともに、公立保育園の一部、羽久手保育園、天道保育園、築山保育園にて私的契約児の新規の受け入れを行わないということを説明してまいります。  あと、保育料の変更は特にありません。  入園の手引きにつきましては、内容的にはまず、先ほど申しましたこども園への意向の部分がございますし、新規で新たに保育園が1園できますので、そういったものが書き加えられるということと先ほど言いました情報提供の部分で変わった部分につきましてお伝えしていくように、その手引きの中でしっかりと網羅をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 784 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 785 ◆議長(沓名 宏) 9番。 786 ◆9番(山口春美) 認定こども園の幼稚園並みの子たちは保育料が変わってくるので、そこの部分は完全に変わった表をつくるということですね。  それで、私的契約児の新たな申し込みはやめていくということですが、今の「へきなんの福祉」に書いてある最新の平成29年度版では、ことしの状況では羽久手が25人、天道が36人、築山が14人の私的契約児が入っています。  これを除くと入所が48人、順番に一遍になくなるわけじゃなくて3歳以上ですから3年すればゼロになってしまうわけで、そうなると羽久手が48人、天道が97人、築山が81人ということで定数を大きく割り込むことになります。  一方では、ゼロ歳児、1歳児をやらずに公立を諦めさせると。一方では、私的契約をやめていくと。  公立保育園は保育に欠ける3歳以上のみということになってしまうので、ますます公立保育園がこの4園、日進も含めてですよ、日進は幼稚園がないということですけれども、日進もゼロ歳児、1歳児をやっていませんので。これら4つの園が市民からあてにされなくなってしまうという状況になってしまうんじゃないかというふうに思うんですが、そうではないですか。 787 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 788 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 789 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今の私的契約児につきましては、ちょっと言葉が足りなかったかもしれませんが、新規で新たに申し込む方につきましては、御説明した上でその辺を理解いただくということで考えておりますので、現在入っている園児につきましては、そのままの状態ということで考えておりますので、今その3園で私的契約児になっている全てが入れないということではないということは御理解いただきたいと思います。  以上です。 790 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 791 ◆議長(沓名 宏) 9番。 792 ◆9番(山口春美) いろいろ問題ありますが、また、補正予算のときにも聞きます。  2番目のところの向陽町の私立の保育園の進捗状況を伺います。  写真をお願いします。現地は、皆さん住宅地図で位置図も知らせていただけないし、配置図も見させてもらっていないですよ。こういう新聞を縛る黄色いひもでああやってずーっと現場に配置図と思われるところが四角く囲ってあるだけです。これ、日曜日の段階ですけれども、こういう状況ですけれども、今後の進行のタイムスケジュール等はどのようになっているんですか。  こんな状態で9月1日に載っけちゃって、事前の説明会をやれないので市役所でやると。10月17日ですか。何を基準に選択をしていくんですよ、入る方は。何を基準にこの選択できる材料を、提供されていないじゃないですか。  ちょっとタイムスケジュールを教えてください。 793 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 794 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 795 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今後の進捗、タイムスケジュールはということでございますので、まず、地鎮祭を9月10日に予定されてみえるというふうに聞いております。ですので、工事はそれ以後、入られることになるというふうに思っております。  また、完成につきましては、来年の2月末の予定であるということも伺っております。  あと、保育園の認可申請につきましても、9月中に県のほうへ申請されるということで予定されております。  また、保育士につきましては現在募集中ということでありまして、さらに9月中に刈谷市や碧南市などで説明会を予定して、保育士の確保等も行っていくということで聞いております。  以上です。 796 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 797 ◆議長(沓名 宏) 9番。 798 ◆9番(山口春美) 3番目のところです。ここには碧と書いて、碧南の碧と書いて碧のうさぎ保育園と、あおと読むそうですが、この名前を聞いた市会議員、ほかにみえるでしょうか。  初めて広報で知ったということになるんじゃないですか。園名や事業内容、敷地や延べ床面積、園庭の確保や送迎用の駐車場と職員駐車場の台数と確保状況、それから、全体の土地の面積とそれから、定期借地ということでしたけれども、その後、どうなったのかも含めて、私たち議員に何も教えないで、6月議会の補正予算をやっただけで今日まで来ていますが、改めて全部明らかにしてください。  それから、詳細設計図もあなたたち、情報公開の中では地元に持っているわけですから、ちゃんと議員に配ってください、どういうものがされるのか。何でこんなふうに秘密主義でやっているんですか。 799 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 800 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 801 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 新しい園の詳細をということでございます。  まず、園名につきましては、今質問者がおっしゃられたとおり、碧のうさぎ保育園、あおは碧南の碧を使用していただいております。  事業内容としましては、まず、定員は90名、受け入れ年齢は生後6ヵ月程度から。それから、保育時間につきましては、午前7時30分から午後7時45分までを予定しております。  その他の事業としましては、プチ保育事業と子育て支援センターを開設していく予定でございます。  敷地面積でありますけれども、1,010.94平方メートル。延べ床面積は898.54平方メートルの2階建ての建物でございます。園庭につきましては、298.37平方メートルとなっております。  駐車場ということで、まず、園児の送迎用の駐車場合計28台と職員駐車場を20台確保する予定と伺っております。  以上です。 802 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 803 ◆議長(沓名 宏) 9番。 804 ◆9番(山口春美) ひまわりさんの特養や養護老人ホームを抱きかかえた施設のときでも、かなり詳細な図面も出していただいて論議しましたよね。当然2億5,000万円の補助金、国のお金も入っているし、平年度にすれば1億円ずつ補助金も出ていくわけですから、一切この図面も出さずにここまできて口頭で言うだけと。大分、情報公開の数字と違いますよ、園庭の大きさも。  改めてあなたたち、最新で、正式にもらっているんですか、それ。補助金対象の図面としてもらっているんでしょう。今言った新しい数字、全部敷地面積も違いますから。ちゃんと出してください。どうですか。  それと大事なのは、あの敷地が会社の跡ということで有害物質があるんじゃないかという懸念があるんです。子供たちはそこにコンクリートを張るわけじゃないので、園庭なんかは土になって、もちろん覆土されると思うんだけど、いろんなときにまた上がってきてしまうので、これは調査もするし、その結果も報告するというお約束でしたよね、違いました、どうなっているんですか。  それも含めて、今の最新の数字や資料をみんなに公表してください。紙として。 805 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 806 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 807 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 過去の部会やら、それから、補正予算のときにも御説明させていただきましたが、当時はまだ流動的な部分がございましたので、先ほど申しましたとおり面積等の変更がございましたので、確定した時点でまた、何らかの説明資料等の提供は行っていきたいというふうに考えております。  それから、敷地の有害物質の有無ということでございます。  これも部会のときにもお答えしたと思いますが、建設予定地の土壌調査を6月から8月までの間で実施しております。これは国の土壌汚染対策法や愛知県の土壌汚染等対策指針に基づいた調査のほうを実施してまいりました。  その結果でありますけれども、地表から50センチメートルと一部5メートルの土壌の一部から、先ほど申しましたその法律等に規定する土壌溶出量の指定基準0.8を若干でありますけれども上回るフッ素が検出をされました。  検出値は最大で1.1ミリグラム・パー・リットルであります。この数字につきましては、人体に直接影響があるレベルではないというふうに伺っております。  この検出された場所につきましては、園庭として整備される予定でありますので、先ほど申しました国の土壌汚染対策法や愛知県土壌汚染等対策指針に基づきまして、土壌の入れかえ等を実施しまして、安全確保には努めていく予定であるというふうに伺っております。  先ほど、そういったものの公表はということでございました。部会のときもそういう御質問をいただいておりまして、我々としても情報提供を行っていこうというふうに思っておりましたが、現在その土壌調査の法人とその対策についてやっておりますので、その辺が確定次第、また、議員の皆様には資料として提供はしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 808 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 809 ◆議長(沓名 宏) 9番。 810 ◆9番(山口春美) 9月10日に地鎮祭をやられるということなので、しっかりした図面がもうでき上がっていると。しかも、全ての数字が動いていて、確定していると思うんです、その数字で。  国の補助金もだから一定の予定数字で出したけれども、今後、内示が決まった段階で精査するのかもしれないし、補助金もかかわってくるし、市の補助もかかわってくるし、だから、地鎮祭があるんだから早急に、できれば地鎮祭の前にその土壌の結果も含めて、掘削するんですか、土地の入れかえするんですか。それも含めて、対策は出されなかったけど無視してやるんだということですかね。  国の法律、どこまでかわからないので、どういうことなのかも含めて、早急に全議員に出していただきたいというふうに思います。  それでないとこれ、ふたをあけてどれだけの人が応募されるかわからない、私だったらちょっと影も形もわからないようなところに自分の子を託せないけれども、満タンになるかもしれませんよ。でも、そうなったときに市議会や執行部の責任は問われますから、何か問題があったときには。ちゃんと出していただきたいと思います。いいですか、それ。 811 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 812 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 813 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 先ほど申しました資料等ができましたら、議員の皆様には配付させていただきたいと思いますし、先ほど申しましたとおり対策としては土壌の入れかえ等を行います。それは先ほど申しましたが、国の法律や愛知県の指針に基づいた対応をされるということで御安心いただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 814 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 815 ◆議長(沓名 宏) 9番。 816 ◆9番(山口春美) よろしくお願いします。議会にこういう形で、ないしょで事を進めていくということが本当にいけないと思います。  3つ目の内陸部の工場に対する施策について伺います。  8月27日、アイシン精機株式会社と株式会社デンソーが電動化のための合弁会社設立を発表しました。  自動車業界では電動化や自動運転、コネクティッドといった100年に一度と言われる大変革時代の真っただ中にあると言われています。  そこで、市当局としてこれらの動きをどう受けとめているのか、まず、明らかにしてください。  今後、自動車の自動運転や電動化によって市内の企業では構造変化が起こるのではないかと思うんですが、今後の状況などどう見通しているのか。そして、今から総合計画をつくっていこうとする中で、10年先をにらむわけですから、こういったものにどういった形で反映するのかしないのか、お答えください。 817 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 818 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。
    819 ◆経済環境部長(鳥居典光) 自動運転技術の開発であるとか、自動車のEV化など、自動車産業は100年に一度の大変革期を迎えていると言われております。  愛知県では近未来技術実証特区の指定を受けまして、無人走行車両を利用したタクシーの旅客サービスや無人配送サービスなどを目指して自動走行実証プロジェクトを推進しております。  プロジェクトでは、従来の自動車にセンサーやカメラなどを装着して自動運転技術の実証実験を行っており、実用化された場合でも直ちに自動車関連産業の構造変化につながるものではないと認識をしております。 820 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 821 ◆議長(沓名 宏) 9番。 822 ◆9番(山口春美) 甘い考えでみえるのかなというふうに思いますが、2つ目に影響すると思われる企業数や従業員数、市内在住の人数など雇用に関する影響については、どのように把握しているのか。  この質問を出す前に市内の大手の自動車産業が撤退するんじゃないかといううわさを聞きまして、ちょっと調べたらその関係者がそんなことはないというふうに言われたので名指しで聞くことはやめたんですけれども、そういう動きが近々起こってくる可能性はあるというふうに思うので、どういうふうに考えてみえるのか、一度伺います。 823 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 824 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 825 ◆経済環境部長(鳥居典光) 自動運転というものが確立してくれば、例えばですけれども、カーシェアリングだとか、そういったものが普及してくるということは関係してくると思っております。それによって自動車製造に関連する企業に影響は及ぼしてくるだろうということは考えられます。  ほかにも、タクシーやトラックなどの運送サービスであるとか、それから、自動車の小売業、自動車整備業などへの影響も考えられますが、現段階では影響を受ける企業数、従業員、雇用に対する影響については具体的には予測ができません。 826 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 827 ◆議長(沓名 宏) 9番。 828 ◆9番(山口春美) 当然だと思いますが、だから、3番目の税収への影響についても楽観しているということですか。わからない、楽観しているということですか。 829 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 830 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 831 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 楽観しているというか、算定ができません。 832 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 833 ◆議長(沓名 宏) 9番。 834 ◆9番(山口春美) 4番目の企業の進出、移転に対する市への報告義務を定めた条例の制定をということで、ある日突然、職場の中ではなかなか地域の前に出ていくということが、声が出ていくということがわからない中で、やっぱり行政側が今後の市の運営や市内に住む従業員の雇用のことも含めて、事前にこういう動きがあるならば早く情報をいただきたいという点で、こういう動きをきちっと地域の産業推進ということも含めて、逆に撤退する場合にもきちっと報告していただく。  今企業立地でどんどんお金を出しては誘致していますけれども、その全国レベルで言うと23%が撤退しているそうです。だから、そういう動きもきちっと把握できるような行政にして市民の暮らしを守る、そして、税制の行方もきちっと把握していくということが必要だと思うんですが、そういった考えはないですか。 835 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 836 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 837 ◆経済環境部長(鳥居典光) 当然そういった企業の撤退であるだとか、そういうふうな情報があれば、それはつかまえていくという努力はしてまいります。 838 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 839 ◆議長(沓名 宏) 9番。 840 ◆9番(山口春美) 部長の努力ではなかなかだめなので、そういった取り決めを条例にして、あるいは協定等で行っていくという、少なくとも補助金を出して進出してもらった企業に対しては、それをやっていくということは最低条件、できれば大手の企業さんにはそれをやっていただくというふうに誘導していただきたいというふうに求めておきたいと思います。  それで、5つ目の内陸部の進出企業への公害防止協定です。  碧南市は過去の大きな歴史の中で、臨海部の工場専用地域、昭和32年に国の重要港湾に指定されて、埋められ、臨海工業地域となりましたけれども、本市側では2号地、4号地、6号地、8号地として造成整備されて臨海工場地帯に進出する企業に対して公害の未然防止のための地域の自然的、社会的条件や事業活動の実態に即し、県民の生活環境の保全等に関する条例、碧南市公害防止指導基準に基づいて公害防止に関する協定を締結しています。  今まで、延べ166社のうち、31社が解除となり、現在は135社の公害防止協定を締結しています。この事業所には大気、水質、騒音等の測定及び結果の報告を義務づけています。  今後も臨海に進出する大企業と公害防止協定を締結し、環境の保全と公害の未然防止に努めますと書いてあります。  そこで、今この臨海地域だけではなく、西端の地域に工場用地をつくるということで動きが始まっています。  これは、まず1社が1万6,223平米の敷地に進出し、このお米が今終わっているので、お米収穫後には工事に入るというところまできていますよね。こういう、なかなか大きな1万6,000ということになると大きな企業だと思うんですが、こういう内陸部の企業に対してもフリーハンドじゃなくて、やはり国や県も当然公害防止協定を持っているんですが、臨海部と同じように市民の環境を守ったりすることを含めて、公害防止協定をきちっと結ぶべきだというふうに思いますけれども、どんな考えで市長は工場用地の誘致を進めてみえるんですか。 841 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 842 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 843 ◆経済環境部長(鳥居典光) 公害防止協定につきましては、臨海部が埋め立てをされた時期に、まだ国だとか県において整備のほうがまだ進んでなかったということがございまして、碧南市のほうが独自に進めてきたという状況があります。  その後は、県、国におきまして、きちっとした基準が設けられてきておりますので、碧南市としましては公害防止協定ということで、国、県の基準に上乗せをした形で臨海部だけ行っているというものでありますので、内陸部につきましては、国、県の基準に従って公害防止に努めていただきたいと考えております。 844 ◆議長(沓名 宏) 発言者に申し上げます。残りが数秒です。 845 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 846 ◆議長(沓名 宏) 9番。 847 ◆9番(山口春美) ぜひ公害防止協定を結んでいただきたいのと法人市民税は今までそんなことをやると企業が出ていっちゃうと言われていましたけれども、最高税率にすべきだと思いますが、お答えください。 848 ◆議長(沓名 宏) 以上で、山口春美議員の一般質問を終わります。  次に、小池友妃子議員の一般質問を許します。 849 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 850 ◆議長(沓名 宏) 7番。 851 ◆7番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。  議長より発言の許可をいただきましたので、一問一答方式にて質問をさせていただきます。  本日6人目で、皆様大変お疲れのこととは思います。しかし、今回の3件はどれも市民の皆様の命を守る大切な問題になっております。  本日、傍聴に来てくださっている市民の皆様も執行部の皆様の前向きな回答を期待して傍聴に来られているわけですから、ぜひ市民の皆様の声に耳を傾けていただき、市民の皆様の思いに寄り添う御回答をよろしくお願いいたします。  では、件名1、園、学校での暑さに対する環境衛生について。  ことしの夏は異常というほどの猛暑でした。この異常な暑さの中で、園や学校生活では子供たちの命が危ないと8月10日に市民クラブ、公明党、みらいクラブの3会派でエアコンの早期設置の要望書を提出させていただきました。  また、同日、市立小中学校幼稚園PTA連絡協議会からも提出があり、幼稚園、保育園へのエアコンの取りかえ及び設置につきましては、今後、議員間で審議を深めてまいりますが、本定例会にて補正予算案として上程いただいたことに対して、まずは非常に感謝すべきところでございます。  今回、9月定例会におかれましても、エアコンに関する請願書が2件提出されており、そのうちの1件に関しては、碧南市市議団全22名の思いを1つにした請願書でございます。  私は今回、この夏の状況を確認させていただいた上で、今後、子供たちの健康的な学習環境をどのようにして維持管理していくのかを問わせていただきたいと思っております。  それでは、(1)この夏の暑さに対する現状について、ア、幼稚園、保育園及び小中学校での取り組みについて。  猛暑と言われたこの夏、子供たちの健康的な学習環境を維持管理する上で、どのような取り組みをされていたのか、お聞かせください。 852 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 853 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 854 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、私からはまず、幼稚園と保育園における取り組みを御説明させていただきたいと思います。  まず、屋外遊びをする場合でございますけれども、小まめな水分補給はもちろんのこと、保育室前のテラスに設置をしましたミストシャワーを使ったり、外遊びの時間を短縮したり、また、寒冷紗や遮光ネット、簡易テントを張りまして、その下で水遊びをするなど、そういったことで行ってまいりました。  屋内では、保育園では全保育室にエアコンが設置されていますけれども、幼稚園では部屋にエアコンがないクラスもありますので、エアコンがあるリズム室などに移動しまして対応してまいりました。  また、毎年学校のプールも利用しておりますけれども、今年度につきましては、移動の負担や学校のプールでは日陰もなく、直射日光が当たるということを考慮しまして中止をする場合もありました。  なお、万一体調を崩した園児につきましては、職員室にて休憩をとるとともに保冷剤で体を冷やすなどの対応も行ってきたということでございます。 855 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 856 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 857 ◆教育長(生田弘幸) 1学期におきましては、学校の判断において現在エアコンが設置されている特別教室が碧南にはありますので、それを活用して授業を実施したり、体育館での集会を校内放送による教室での実施に変更したりして、熱中症の予防に最善を尽くしてきました。  また、夏休みのプール開放については、校長会において原則午後は中止とするよう共通理解を図り、各学校の判断において全面中止や午前中のみの実施に変更する対応をとってきました。  加えて、学校生活全体を通して教師による小まめな健康観察や水分補給の実施、子供同士で体調を見合う指導を通して熱中症の予防に取り組んでまいりました。  以上です。 858 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 859 ◆議長(沓名 宏) 7番。 860 ◆7番(小池友妃子) それでは、イ、給食センターでの取り組みについて聞きます。  高温多湿が続いたこの夏、給食配給については非常に苦慮されたと思います。食中毒を引き起こさないようにするためにどのような取り組みをされたのか、お聞かせください。 861 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 862 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 863 ◆教育部長(奥谷直人) 給食センターでは夏場に食中毒を起こさないよう、特にことしのような猛暑では細心の注意を図っております。  具体的な対応といたしましては、給食のメニューにあえものを提供する際は、あえものを運ぶバットに保冷剤を載せ、温度が上がらないように工夫しております。また、気温が高い時期は、あえものに動物性たんぱく質を使用しないよう配慮しております。  同様に傷みやすいひき肉は使わないようにしております。  気温が高い時期にデザートをつける場合は、冷蔵のヨーグルトやプリンは避け、冷凍しても問題のないデザート、例えばゼリーなどを選ぶようにしております。子供たちが食べるころにはちょうど半解凍状態となり、冷たく、食べやすく喜んでもらえるようなことも考えて選んでおります。  以上でございます。 864 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 865 ◆議長(沓名 宏) 7番。 866 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  以前、アレルギー給食の質問をさせていただきました。この問題につきましても、前向きに取り組んでいただきまして、アレルギーのお子さんをお持ちの保護者の皆様からお弁当を持っていく回数がずいぶん減ってきたよ。ありがとうなどと感謝の声が届いております。引き続き、子供たちのことを考えての給食づくりをよろしくお願いいたします。  では、ウ、児童クラブでの取り組みについて。  夏休み中の児童クラブは猛暑の中、子供たちとどのような日々を過ごしてこられたのか、お聞かせください。 867 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 868 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 869 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 児童クラブでは施設要件としてエアコンが必須となっておりますので、全ての児童クラブの育成室、事務室には設置してあります。  夏場の外遊びの対応につきましては、外気温が35度を超えたら外遊びは行いません。真夏の暑い時期は、主に朝夕の比較的気温の低い時間帯に外遊びを実施するようにしています。  できる限り日陰で遊ぶようにということで指導はしておりますけれども、どうしても子供たちはサッカーなどのボール遊びが好きですので、おおむね15分から20分遊んだら水分補給のための休憩を5分から10分とるということを徹底しております。また、休憩時には体調管理のために児童の顔色や発汗、呼吸などの様子も確認をしているということであります。  また、児童クラブによっては、時々小学校の体育館や近くの公共施設を借りて、屋内でも体を動かせるような機会もつくっているというふうに聞いております。  以上です。 870 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 871 ◆議長(沓名 宏) 7番。 872 ◆7番(小池友妃子) 児童クラブにおかれましても外で遊べない子供たちのことを考え、室内での夏祭り、工作、かき氷大会など、さまざまな企画をしてくださったとお聞きしております。また、夏ばて防止対策としてごろごろタイムを設けてくださったところもあったとお聞きしております。  児童クラブを利用する子供たちも年々多くなっておりますので、支援員の皆様におかれましては、今後とも子供たちの育成支援をよろしくお願いいたします。  さて、100回記念大会となった夏の甲子園では、連日猛暑の中、球児らの熱戦が繰り広げられました。改めて部活動のすばらしさを感じさせていただき、自分自身も剣道部で夏の暑さに負けないくらいの闘志を燃やしていたときのことを思い出させていただきました。モニターをごらんください。  8月23日のライブドアニュースに配信されたものです。  学校のクラブ活動中に熱中症で死亡する生徒の4人に1人は野球部員であることが独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)がまとめた調査結果でわかります。
     JSCのまとめによると昭和50年から平成29年の間でクラブ活動中に熱中症で死亡したのは146人。このうち37人が野球部の活動中で最も多く、次いでラグビー部17人。柔道部16人、サッカー部14人、剣道部11人となっております。  野球部が最多だったのは競技人口が多いことに加え、練習時間が長いことが原因ということでした。モニターありがとうございました。  そこで、お聞きいたします。  エ、部活動での取り組みについて、この夏の部活動はどのようなことに気をつけて部活動に取り組まれていたのでしょうか。 873 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 874 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 875 ◆教育長(生田弘幸) 1学期には練習日の気温を考慮して、各学校の判断において練習時間の短縮や中止の措置をとってきました。  また、夏休みにおいては、校長会において原則、外部活は午後中止とすること、練習時間を最大3時間とすること、十分な休息と水分補給を30分ごとに行うことを申し合わせ、各校にて実施してきました。  さらに部活動においても、顧問による小まめな健康観察や子供同士で体調を見合う指導を大切にして、熱中症の予防に取り組んでまいりました。 876 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 877 ◆議長(沓名 宏) 7番。 878 ◆7番(小池友妃子) それでは、(2)運動会、体育大会の対応についてです。  幼稚園、保育園、小学校、中学校の順に確認をさせていただきます。  ア、幼稚園、保育園の運動会について。  秋に開催をされますが、秋だと暑い時期から準備や練習が始まりますが、どのような対策がとられておりますか。また、運動会の時期をずらすというお考えはないのでしょうか。 879 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 880 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 881 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 幼稚園、保育園での運動会についてということで、まず、練習につきましては、暑さ対策としまして、屋外練習は短い時間で行い、室内ではエアコンのあるリズム室などで行うことで対応をしております。  運動会の開催時期につきましては、公立の幼稚園、保育園ともに比較的涼しくなってくる10月の午前中に開催をいたしまして、園児席には全てテントを設置しています。また、保護者席につきましても、簡易テントを設置したり、日陰部分に配置するように配慮をしております。  質問者の御質問の例えば時期をずらして、小学校の春やっているようなということでございますけれども、まず、春の実施を考えた場合は、園児が入園または進級後、間もない時期ということで、この時期には開催することは難しいというふうに考えております。  ということで、現時点でこの時期を変更するということは考えておりませんけれども、今後の気象状況には十分注意をし、実施はしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 882 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 883 ◆議長(沓名 宏) 7番。 884 ◆7番(小池友妃子) それでは、イ、小学校の運動会についてです。  昨年から大浜小学校では午前中のみ、ことしから中央小学校も午前中のみの開催となりました。  このように1校ずつ半日開催がふえてまいりましたが、今後はどのように開催されていくお考えなのでしょうか、お聞かせください。 885 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 886 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 887 ◆教育長(生田弘幸) 本年度、碧南市の運動会は全校5月26日土曜日に行われ、市内7校のうち、2校が午前のみ開催しました。  午前開催とした理由は、短期間で多くの種目を練習するのは集中力の持続や子供の負担が大きいこと、また、厳しい日差しの中、1日屋外で過ごすことは熱中症等になる可能性が高いばかりでなく、体への負担が大きいことを考慮したからです。  来年度については、午前中開催をした2校の意見を参考にしながら、各小学校の実情に合わせて検討し、午前開催か、終日開催かを検討していきたいと考えています。  以上です。 888 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 889 ◆議長(沓名 宏) 7番。 890 ◆7番(小池友妃子) それでは、ウ、中学校の体育大会について。  ことしの体育大会は9月15日を予定されております。応援練習はお盆過ぎから始まっているかと思います。  暑い中での練習はどのように行われているのでしょうか。また、今後は、時期をずらすことや半日でするなど、対策のお考えはあるのでしょうか。 891 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 892 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 893 ◆教育長(生田弘幸) 中学校の体育大会開催日程については、5校の足並みをそろえるために8月27日と9月4日に臨時校長会議を行い、長期の天気予報を見た上で慎重な話し合いをした結果、例年どおり1日開催するという結論を出しました。  生徒が体調を崩さないよう、天候や気候を見ながら練習計画の見直しや時間の短縮、練習場所の配慮、小まめな休息や水分補給などに細心の注意を払って練習を行っていきます。  また、体育大会の時期をずらすことについては、ほかの行事との関係で非常に難しいと思います。  残暑の厳しい9月にいかに安全に体育大会を実施していくかを今後も話し合い、最善の方法を考えていきたいと思います。  以上です。 894 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 895 ◆議長(沓名 宏) 7番。 896 ◆7番(小池友妃子) 園や学校生活の中で思い出となる運動会、体育大会です。  全力を尽くすことや団結力の大切さを学ぶこともでき、私も今でもクラスの仲間と全力を尽くして頑張った日のことを覚えております。  ぜひ子供たちにとって、すばらしい青春の1ページとなるようよろしくお願いいたします。  それでは、(3)今後の熱中症対策についてです。  ア、野外での対策について。  全国の小中学校では、野外での暑さ対策としてさまざまな対策がなされています。一部、例を挙げますと昇降口や渡り廊下にミストシャワーを導入、グラウンドやプールにテント常設などをされているところもございます。  また、運動会や体育大会などでは、本部、係、応援席など全てにテントを設置し寒冷紗をかけたり、遮熱ネットを張ったりしてできるだけ日陰をふやし、ミストファンを幾つか設置していたりするところがございます。  そこで、お聞きいたします。  体育の授業などでの熱中症対策としてミストシャワー、テント常設などを考えていただくことはできないでしょうか。また、今回、豊田市の小学校1年生の児童が熱中症で亡くなった事故に関しては、野外授業中であったのですが、碧南市として今後の対策についてもあわせてお聞かせください。 897 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 898 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 899 ◆教育長(生田弘幸) 夏季の野外授業等では、帽子の着用、水筒やタオルを用意させています。樹木や校舎の陰を利用した休息と水分補給を心がけています。休ませているときにも児童生徒の様子のチェックは欠かせません。  体育大会等が近い時期には、簡易テント等を出している場合もあります。しかしながら、常設による事故やいたずらなども心配されますので、各校の実情に合わせて検討してまいります。  7月には豊田で痛ましい事故がありました。このような事故が碧南で起きないようにするため、特に校外活動については可能な限り活動時間帯を涼しい時間帯に変更したり、緊急搬送を視野に入れた連絡体制を強化しております。また、外出前の健康チェックや活動中の観察も複数の職員で行います。  野外活動の実施そのものについては、十分な安全対策を講じてまいりますが、場合によっては中止も視野に入れ、引き続き細心の注意を払ってまいります。  以上です。 900 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 901 ◆議長(沓名 宏) 7番。 902 ◆7番(小池友妃子) それでは、イ、体育館の対策についてです。  2010年8月30日、東大阪市で中学1年生がバトミントンの練習試合中に熱中症により救急搬送されましたが、脳梗塞と診断され、左手指先にけいれんや麻痺などの後遺障害が残った事件がございました。当時の体育館の温度は日本体育協会の熱中症予防指針に運動は原則禁止と明記している36度だったそうです。  体育館は熱がこもりやすい構造になっているところもございます。スポットクーラー、大型扇風機を導入したり、製氷機を用意してアイシングや部活動の飲料用に使用している学校もあるそうです。  体育館は市民の皆様も利用し、災害時の指定避難所となっているところがほとんどです。  そこで、体育館へのエアコン導入も早急な設置を要望させていただきたいのですが、設置されるまでの間、多くの方々が利用される体育館での熱中症対策として、どのようなことをお考えでしょうか、お聞かせください。 903 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 904 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 905 ◆教育長(生田弘幸) 体育館には防球と耐震のため壁が多く、熱のこもりやすい構造であることは否めません。  夏期には早朝から窓を全開し、カーテンで遮光するなど温度上昇を軽減させるとともに大型扇風機を用意しています。  屋外の活動同様、水筒やタオルの持参など、日常的に注意喚起をしております。  以上です。 906 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 907 ◆議長(沓名 宏) 7番。 908 ◆7番(小池友妃子) 西端中学校にはスポットクーラーがあるとお聞きしております。ない小中学校にも取り急ぎ、御用意していただくことはできませんでしょうか。 909 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 910 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 911 ◆教育長(生田弘幸) スポットクーラーの設置につきましては、体育館の規模に合わせて、必要な台数やその効果、予算についての検証は行ってみたいと考えております。  以上です。 912 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 913 ◆議長(沓名 宏) 7番。 914 ◆7番(小池友妃子) スポットクーラーがあるだけでもかなり涼しいと利用者の皆様から伺っております。ぜひ御検討いただき、導入をよろしくお願いいたします。  それでは、ウ、教育指導の中での子供たちへの注意喚起について。  運動等をする場合、基本的に児童生徒がみずからの体調を考え、無理をせずに実施していくことが重要になります。過剰な練習や無理な環境下での練習は、さまざまな事故の誘因となる危険性があります。  部活動では顧問教員や外部指導者が児童生徒の体の状態を的確に把握するとともに、児童生徒がみずからの熱中症などの事故を回避することができる能力を育成することにより予防することができます。モニターをごらんください。日本スポーツ振興センターが作成した低学年用の啓蒙チラシです。  このような資料を利用し子供たちに教育指導を行ったり、いざというときのための救急指導を実技講習も兼ねて行っていただくことにより、児童生徒みずからが健康観察と運動観察のチェックを行うことで安全意識を高め、安全な運動環境がつくれるようになるのではと考えます。モニター、ありがとうございました。  そこで、教育の一環として実践を兼ねながら指導していくことを取り入れていただくことはできないでしょうか、お聞かせください。 915 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 916 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 917 ◆教育長(生田弘幸) 快適な住まいや活動目的に応じた服装については、家庭科の授業で取り扱っています。熱中症対策については保健体育の授業で取り扱い、AED操作など緊急対応についても学びます。  休み時間には飲水を呼びかけ、手洗いや洗顔なども促すことで体温上昇を抑える指導しています。繰り返すことで子供たちが日常的にみずから実践している姿が見られ、自己管理につながっていると考えています。  また、折に触れ、温度の急上昇にさらされないように家庭でのエアコンの利用の仕方を話したり、夏季の規則正しい生活習慣について注意喚起したりして、自立して生きる児童生徒の育成に努めてまいります。  以上です。 918 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 919 ◆議長(沓名 宏) 7番。 920 ◆7番(小池友妃子) それでは、エ、エアコンを導入した場合の対策について。
     学校環境衛生基準マニュアル、平成30年度改定版によると室内温度と外気温度の差を無視した過度の冷房は体調を崩す要因になることから、室内の温度と外気の温度の差は著しくしないことと記載がございます。エアコンを教室に取り入れている学校では、この温度の差により熱中症を引き起こすということもあるそうです。  熱中症対策の1つに暑熱順化がございます。  暑熱順化とは、その名のとおり暑い熱に順化すること、簡単に言うと暑さになれるということです。熱中症対策として代表的なのは、水分補給を小まめにすることや塩分を摂取すること、体を冷やすことなどですが、最近ではこの暑熱順化も注目を浴びています。  暑い国の人が熱中症にならなかったり、だらだら汗をかいていないのは、長時間暑い場所に住んでいることによって暑さになれるからです。  ポイントは汗をしっかりかける体になること、暑いからといってクーラーの効いた部屋、教室ばかりにいるとどんどん汗をかく機会が減り、暑さに弱い体になってしまいます。  そこで、お聞きいたします。  エアコンを導入したからといって熱中症予防にはなりません。そこで、エアコンを導入してからの子供たちの健康及び体力づくりをどのように取り組まれていくお考えでしょうか、お聞かせください。 921 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 922 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 923 ◆教育長(生田弘幸) 今議員が言われたようにエアコンを入れたことで子供たちの適応能力がなくなってしまうというのは、本当に逆のことになってしまいます。  子供たちの体力づくりは大切な教育の使命です。エアコンばかりの生活になれて、汗腺適応能力を退化させないようにすることも必要であると考えています。  そこで、今後エアコンが設置されたときのエアコンの使い方について注意が必要だと考えております。室温を小まめにチェックしながらエアコンを使用し、屋外に出る場合には事前に体をならすような使い方が考えられます。  いずれにしましても、エアコンを設置後の使用の目安を校長会、学校保健会の学校医の先生方に相談して考えてまいります。  以上です。 924 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 925 ◆議長(沓名 宏) 7番。 926 ◆7番(小池友妃子) 今回、一般質問をするに当たり、多くの保護者の皆様と話す機会がございました。  この暑さの中、お話しをさせていただいた全保護者の皆様の御意見は、エアコンをすぐにでも導入してほしいということでした。しかし、エアコンを導入することで一日中涼しい教室から出ることなく学校生活を送ることではなく、暑い中、汗をかきながらも思いっきり外で運動することもしてほしいと願う保護者の皆様もいらっしゃいました。  子供たちとも話しました。部活動の時間が減ってしまったが、暑くてももっと練習をしたかったと思う子供たちもいました。エアコンばかりの生活になれ、通学の途中で倒れる子供になってしまっては困ります。  1時間近くかけて通学をする児童もいます。暑さになれること、非常に大切です。エアコン導入してからこそ、子供たちの体力づくりをどういうふうにしていくのかを真剣に考え、暑さに強い体づくりへの取り組みをよろしくお願いいたします。  続きまして、オ、エアコン導入をした場合の導入費とランニングコストについてです。  エアコン導入が可決された場合の総額とその後のランニングコストとして、年間どのくらいを想定されているのでしょうか。あくまで概算でよいのでお聞かせください。 927 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 928 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 929 ◆教育部長(奥谷直人) 小中学校へのエアコン設置につきましては、教室数も多く、大規模な工事となるため、設計が必要となります。  そこで、小中学校全ての普通教室にエアコン導入するための設計委託費を12月補正に計上していく予定であります。  小中学校全ての普通教室にエアコン設置を行った場合の費用につきましては、他市の導入実績を例に試算したものとしては、約11億円と見込んでおります。今後、詳細な設計をもとに具体的な額を算出していく予定であります。  また、ランニングコストにつきましても、具体的な施工方法が決まっていないため算出できませんが、設計を進める中で導入経費、ランニングコストも縮減できるよう努めてまいります。  以上でございます。 930 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 931 ◆議長(沓名 宏) 7番。 932 ◆7番(小池友妃子) 平成30年度碧南市わかりやすい予算説明書を見ると、碧南市の平成29年度末財政調整基金の見込み額は約46億4,000万円と記載がございます。  この財政調整基金から仮に11億円、エアコン代で使ったとしても約35億4,000万円残るわけです。  もちろん、エアコンをつけることで熱中症問題が解決するわけではないのですが、全ての子供たちに公平にうまくエアコンを取り入れて命を守るということも必要だと思います。  また、現在、各教室には扇風機が整備されています。扇風機も活用しつつ、遮熱シートを導入してみるとランニングコストが圧倒的に安くなるということも考えられます。  遮熱シートにつきましては、3年前から興味を持ち、取り入れている保育園や工場などを見学に行ったり、実際に昨年取り入れられた工場がどのくらいのコストが削減できたのか、データ分析もさせていただきました。ことしの夏、39度の気温のときも工場にお邪魔しましたが、550平米の部屋に家庭用エアコン4台のみで十分涼しかったです。通常なら20台、業務用なら8台必要で、ランニングコストは2年でペイできるそうです。  せっかくエアコンを導入するのであれば、よりランニングコストを削減しながらも、まずは子供たちの健康を第一に考えた効果のある導入を早急に御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  さらに体育館のエアコン設置も早急にしていただきたいのですが、それまでの間、遮熱シートを体育館に導入し、大型扇風機だけでなく、スポットクーラーなども利用していくとぐっと快適な体育館になると思います。  災害時には避難所になる体育館、命からがら避難所まで必死で逃げてきたのに、熱中症を引き起こして死亡してしまうような避難所では、避難所の役目を果たせません。  まずは遮熱シートを取り入れている場所へぜひ視察に行っていただき、その効果を体感していただき、どうすれば今後のランニングコストを削減できてくるかもあわせて調査の上、エアコンを1年でも早く設置していただけるよう要望し、件名2へ移ります。  件名2、園、学校での防災について。  6月18日に大阪府の小学校でブロック塀が地震により倒壊し、小4の児童が死亡した事故の後、碧南市でも6月29日に学校施設内ブロック塀調査結果と今後の対応の報告があり、建築基準法の不適合の学校が3校ございました。  そこでお聞きいたします。  (1)7月より改修が行われる予定でしたが、市内学校施設内ブロック塀改修状況は、どうなりましたでしょうか。 933 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 934 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 935 ◆教育部長(奥谷直人) 学校施設内で建築基準法に適合していないブロック塀は、鷲塚小学校、大浜小学校、南中学校の3ヵ所と報告させていただきました。  それぞれの改修状況を申し上げますと、鷲塚小学校は8月中に撤去済み、南中学校はプール南側に設置されており、プールの使用期間中は生徒が近づけないよう対策をし、プールの使用期間終了後、速やかに撤去してまいります。2つの学校ともネットフェンスへの改修は12月補正予算で計上し施工する予定でございます。  なお、大浜小学校は敷地南側の道路、水路に接しており総延長が長く、撤去後、長期間の仮設フェンスでの措置では安全性を確保できないことから、撤去とネットフェンスへの改修を一連の工事として9月初旬から取りかかっており、10月中の完了を予定しております。  以上でございます。 936 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 937 ◆議長(沓名 宏) 7番。 938 ◆7番(小池友妃子) 何かあってからでは遅いと思います。早急な対応をぜひよろしくお願いいたします。  さて、災害はいつ起こるかわかりません。子供たちだけでも通学しているときに起こるかもしれません。  そこで、(2)通学路について。  大阪での事件の後、私は娘と一緒に娘の通学路を歩き、具体的に通学途中で地震などが起こったときの対処方法を話し合いました。  一人一人の子供の通学路を学校や保護者の皆様で点検していくことは非常に大切なことではないかとも考えます。そこで、通学路は地震などが起こった場合でも安全な通学路となっているのでしょうか。 939 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 940 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 941 ◆教育長(生田弘幸) 通学路は交通安全、生活安全、災害安全の3つの面から考える必要があります。しかし、幾ら安全が確保されたとしても遠回りになり過ぎるようでは不便です。  各小学校におきまして、この3つの面を総合的に判断して通学路を決定しています。そのため、必ずしも災害安全だけが最優先されているわけではありません。  本年6月にブロック塀の危険の調査を行いました。可能な限り変更するよう各校で考えました。しかし、危険だと報告があったケースでも通学路の変更がとれないと判断した例もあります。  また、対策として今回質問者がされたように地震が起きた際にどういう行動をとるか、事前指導を行うことは有効だと考えます。例えば、シェイクアウトなどの安全行動の指導や被害箇所を避けながら避難行動をとるなどです。  加えて、各教科で災害について学習することが重視されていますので、教室でさまざまな角度から災害について学ぶようにしております。  以上です。 942 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 943 ◆議長(沓名 宏) 7番。 944 ◆7番(小池友妃子) どうしても安全上厳しい場所を通学路としなくてはいけない場合、子供たちへの指導及び保護者への連絡等はどのように行われていますでしょうか、お聞かせください。 945 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 946 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 947 ◆教育長(生田弘幸) 通学団でほとんどの学校は登校しています。  通学団下校の機会を定期的につくり、担当教員が付き添い、その場、その場での安全な下校の仕方を指導しています。歩くことにより職員が危険箇所の確認もしています。  また、通学団会を開き、確認した危険箇所の通行の仕方を伝えながら、安全の確保を進めています。  保護者への連絡については、通学路を変更する場合については、事前に了承を得た上で行っています。通学団会の内容を各家庭に伝えることまでは行っておりません。  以上です。 948 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 949 ◆議長(沓名 宏) 7番。 950 ◆7番(小池友妃子) それでは、(3)幼稚園、保育園、小中学校での防災活動について。  さまざまな災害を想定し実施していた毎月の避難訓練が大切であったと、東日本大震災のときに津波に襲われた園長先生のコメントを聞いたことがございます。  何度も避難訓練や防災活動を行い、体に身につけさせることは非常に大切です。  そこで、碧南市では園や学校で、子供たちにどのくらいの頻度で、どういった避難訓練及び防災教育をされているのでしょうか。  保育士や教員への防災指導内容もあわせてお聞かせください。 951 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 952 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 953 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、私からは幼稚園、保育園の状況につきまして御答弁申し上げます。  防災訓練につきましては、幼稚園、保育園ともに毎月1回以上、実施をしています。  内容につきましては、年間計画をもとに地震、津波、洪水、火災、不審者侵入などを想定しております。さらに一斉活動中、自由遊び中など、さまざま状況を想定した訓練も実施しております。  訓練後につきましては、職員会にて訓練を振り返り、反省をして次の訓練につなげるということで職員間でも情報共有をしているということでございます。  園児に対しての防災教育ですが、幼稚園、保育園ともに次の3点の教育を実施しています。  まず、1点目として、災害がどのようなものかを園児が理解しやすいように紙芝居など視聴覚資材を用いた教育、2点目としましては、いざというときに泣かずに保育士や教諭の指示を聞いて行動する教育、3点目としては、テラスやトイレにいるとき、園庭の遊具で遊んでいるときなど、さらに細かい場面を想定した避難方法を園児と一緒に話し合って、園児なりに考えて避難できるように教育をしております。  以上です。 954 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 955 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 956 ◆教育長(生田弘幸) おおむね各校で年に3回の避難訓練を行っています。  地震、火災、不審者対応です。地震は津波の要素を加える学校もあります。日進小学校では低い場所に学校があるので、浸水を想定し、文化会館まで避難をします。  火災では避難経路を確認し、被害者の救出など職員の役割分担に応じて実践的な訓練になるよう工夫しています。  不審者対策は、どこから侵入者が来ても対応できるように幾つかの約束事を決め、確認しながら訓練をしています。  防災教育は複数の教科で取り上げています。社会科、理科、家庭科に加え、総合的な学習の時間で取り上げる学校もあります。それぞれの教科の特性の側面から、防災について児童生徒に考えさせるようにしています。  以上です。 957 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
    958 ◆議長(沓名 宏) 7番。 959 ◆7番(小池友妃子) PTAの総会時などに行われる引き渡し訓練は、決められた場所に子供を迎えに行き、一緒に帰るという事務的な訓練のような気がいたします。  災害時には、両親共働きで遠方にお勤めの方など、実際にその日中に子供のところに行けないかもしれません。携帯も利用できず、自分たちにかわって子供たちを迎えに行ってくれる方とも連絡がとれなくなることもあるかと思います。  引き渡し訓練の重要性を総会のときなどで説明する機会をつくっていただき、きちんと御父兄の皆様に趣旨を御理解していただいた上で、さまざまな想定のもとにお子様と一緒に通学路を帰るとき、危ない箇所がないかどうか確認していただき、親子で万一のときなど家庭内の取り決めを再確認してもらうような訓練を実施していただくことは可能でしょうか、お聞かせください。 960 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 961 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 962 ◆教育長(生田弘幸) 全小学校で引き渡し訓練を行っていますが、その際、質問者が言われるように毎回保護者に向けて引き渡し訓練の意味をお伝えし、御理解いただけるように各校で実施しています。  親子で一緒に帰宅し、災害時の話題をしていただくように依頼もしています。ただ、実際のところ、議員の指摘されるように家族内の取り決めやさまざまな想定について親子で話し合われているかと言えば、必ずしもできているとは言えないと思います。  今後は、今回の御意見を参考にさせていただき、引き渡し訓練の質を高めていきたいと思います。  以上です。 963 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 964 ◆議長(沓名 宏) 7番。 965 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  さて、学校も避難所でもありますので防災倉庫がございます。しかし、園には防災倉庫がありません。平日の日中に大震災が起こった場合に保護者は数日たっても迎えに行けない場合が出てくるかと思います。  その場合におむつや着がえなどはあるかと思いますが、ミルクや離乳食、アレルギー対応食などのストックはあるのでしょうか、お聞かせください。 966 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 967 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 968 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) アレルギー対応食などのストックはということでございます。  保育園では、ミルク、5年保存水、缶入りミニクラッカー、アレルギー対応ワカメ御飯、ミカンの缶詰、救給カレーを園児、職員分の非常食として保管をしてあります。  幼稚園につきましては、水、アレルギー対応クラッカーを非常食として保管してございます。  以上です。 969 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 970 ◆議長(沓名 宏) 7番。 971 ◆7番(小池友妃子) 少し安心しました。  平日の昼間に災害が起こったとき、小さな子供たちを守れるのは、まずは先生方だけでございます。大変だと思いますが、万一のときはよろしくお願いいたします。  さて、日中に大震災が起こった場合、学校の体育館などが避難所となります。  日ごろ訓練を重ねている地域の皆様が果たして何人、避難所開設運営に携われるかわかりません。  そこで、小学校高学年以上には授業の中でHUG訓練もぜひ取り入れていただき、万一のときに力を発揮していただきたいのですが、いかがでしょうか、お聞かせください。 972 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 973 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 974 ◆教育長(生田弘幸) 御指摘のとおり大きな災害が起きた場合には、避難所の運営に必要な人員が集まらない可能性はあります。  その際には、小中学生が力を発揮するという想定はあり得る話だと思います。  HUGは静岡県で作成された避難所運営ゲームですが、避難所運営の難しさや避難所生活の厳しさを考えるとともに自分たちに何ができるかを考えることができるというものです。また、避難生活や平時の備えについて考えるきっかけになるのではと思います。  授業への導入については、まず、教職員にHUG訓練について紹介していきたいと思っております。  以上です。 975 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 976 ◆議長(沓名 宏) 7番。 977 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  一人でも多くの皆様が防災に関心を持ち、万一のときには協力しながら避難所運営をしていくことが大切になっていくと思います。小中学生の力を発揮する機会も多くあると思います。ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、件名3、乳幼児の予防接種と育児環境の変化についてです。  (1)予防接種について。  ユニセフという団体を皆様は御存じであると思います。  ユニセフの活動の中で最も成果を上げてきた活動の1つに予防接種事業があります。予防接種により世界では毎年推計200万人から300万人の子供たちの命が感染症から守られています。  ここ10年くらいの間にかなりのワクチンが日本でも定期接種になりました。  しかし、ロタウイルスワクチンはWHOがどんなに貧しい国でも、国の定期接種に入れて国民を守るように指示しているものなのですが、日本ではいまだ定期接種にはなっておりません。また、おたふく風邪ワクチンも定期接種の時期が未定のままです。被害が多いインフルエンザワクチンはアメリカでは既に定期接種となっております。  日本でも使えるワクチンは先進国に並んではきましたが、実質的にとでも先進国と言えない状況です。  そこで、ア、定期接種と任意接種の違いについて。  日本では定期接種、任意接種というように区別がありますが、まずはその違いについてお聞かせください。 978 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 979 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 980 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  まず、定期接種でございますが、これは予防接種法によって対象となる病気や年齢などが定められ、市町村が実施をする予防接種でございます。  これは公費で助成をされるため原則無料または低負担で接種ができると、そういうものでございます。  この定期接種の対象となる疾病は2種類ございまして、まずは感染症の流行、重症化の予防を目的とするA類疾病、次に、個人の発病と重症化の防止を主な目的とするB類疾病ということでございます。  まず、このA類疾病に対する予防接種でございますが、ヒブワクチン、B型肝炎ワクチンなど、12種類の予防接種が指定をされておりまして、碧南市では無料で接種することができます。  B類疾病につきましては、高齢者の方へのインフルエンザ、また、高齢者の方への肺炎球菌感染症の2つでございまして、碧南市ではインフルエンザについては1,000円、肺炎球菌につきましては2,500円で受けられます。ただ、非課税世帯の方などについては、無料となっています。  一方、もう一つの任意接種でございますが、これは予防接種法には規定をされておりません。希望者の方が医療機関で受けることができる予防接種でございまして、これは、原則費用は全額自己負担ということでございます。対象となるものは先ほどの高齢者の方を除くインフルエンザ、おたふく風邪、ロタウイルスの感染症などに対する予防接種でございます。  また、定期接種を対象年齢内に接種をしなかった場合、この場合は任意接種となってしまいます。  以上でございます。 981 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 982 ◆議長(沓名 宏) 7番。 983 ◆7番(小池友妃子) それでは、イ、任意接種の公費負担についてお聞きいたします。  公費助成をしている自治体があることは御存じでしょうか、お聞かせください。 984 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 985 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 986 ◆副市長(松井高善) 原則、費用は全額自己負担となる任意接種でございます。  任意接種で公費負担をしている自治体についてでございます。  平成30年4月1日現在でございますが、愛知県内54市町村のうち高齢者を除くインフルエンザにつきましては、11市町村、おたふく風邪につきましては14市町村、御指摘のロタウイルスにつきまして19市町村が公費助成をしていると伺っております。 987 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 988 ◆議長(沓名 宏) 7番。 989 ◆7番(小池友妃子) それでは、モニターをごらんください。愛知県保険医協会の調査によると……。大きくしてもらっていいですか。2018年4月、現在の予防接種助成制度の実施状況です。  子供のインフルエンザの予防接種の助成を今年度始めるのは、大府市と知多市の2市で合計11市町村。おたふく風邪の予防接種助成を今年度から始めるのは、春日井市、岡崎市、蒲郡市、幸田市、設楽町の5市町、合計11市町村。  ロタウイルスの予防接種助成を今年度から始めるのは、瀬戸市、尾張旭市、蒲郡市の3市、合計11市町村です。モニター、ありがとうございました。  世界を見るとロタウイルスワクチンが既に乳幼児の定期予防接種になっている国は12か国もございます。  ロタウイルスは全世界の子供の95%が5歳までに1回は感染するとされ、毎年約50万人の乳幼児が亡くなっております。ロタウイルスに感染すると2日から4日の潜伏期間を経て、お米のとぎ汁のような白っぽい下痢や嘔吐を繰り返します。その結果、体内の水分が失われて脱水症状になることもあります。3人に1人は39度以上の高熱を出します。脳炎を起こしてけいれんや意識障害になることもあり、麻痺が残る子供もいます。  ロタウイルスの予防接種の助成制度に関しては、数年前に碧南市医師会からも要望書を市長へ提出いただいておりますし、先ほど申し上げたように愛知県内で既に19市町村も助成制度を取り入れています。  子供のインフルエンザやおたふく風邪についても助成制度をお願いしたいところですが、せめてロタウイルスだけでも助成制度を開始していただくことはできないでしょうか、お聞かせください。 990 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 991 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 992 ◆副市長(松井高善) 碧南市の方針でございますが、これは平成27年の12月議会で答弁をさせていただいております。  現在予防接種法で定められた定期予防接種及び国、県の補助制度による予防接種に対応していくということでございます。  ただ、議員の御指摘のとおり、愛知県内におきましても3年前と比べますと公費助成をしているところはふえているとそのようなことは承知をいたしております。従いまして、市といたしましては、国、県及び近隣市における予防接種の動向を勘案しながら、引き続き今後の検討課題とさせていただきます。  よろしくお願いいたします。 993 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 994 ◆議長(沓名 宏) 7番。 995 ◆7番(小池友妃子) ぜひ前向きに公費助成をしていただけるよう、取り組んでいただきますとともに、あわせて国、県へ定期接種化をしていただけるよう働きかけもよろしくお願いいたします。  それでは、(2)育児環境の変化について。  私には娘が2人います。現在中学2年生と小学校1年生で年の差が7歳、長女のときに保健センターで教えていただいた育児方法、7年後、次女を出産したとき、スキンシップのとり方、離乳食の時期、母乳をやめる時期など、多岐にわたって変化があり、戸惑った覚えがあります。現在も7年前から刻々と変化していると思います。  そこで、ア、最近の母子保健の取り組みについて。  時代の変化によって子育ての常識が変わったり、見逃されがちな病気などがあるかと思いますが、その取り組みについて、どのようなことされているのかをお聞かせください。 996 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 997 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 998 ◆副市長(松井高善) 議員の御指摘のように子育てに関する情報も研究や育児環境などにより変化をしております。  1つの例を挙げます。  股関節脱臼はこれ、昔からある病気でございます。  ただし、おむつの形が変化をして一時的に減少いたしました。これ、ただ時代の流れで便利な育児グッズや抱っこの仕方などに若干注意が欠けていること、こんなことがありまして近年は股関節脱臼を発症する子供がふえております。また、その発見もおくれておりまして、治療が長引いてしまう、そんなような子供さんもふえてきております。  碧南市におきまして、これを重大な課題と捉えまして、赤ちゃんお誕生おめでとう訪問、こういう事業をやっておりますが、この案内に股関節脱臼についてのチラシを同封して知識の普及に努めております。  また、3ヵ月児の健康診査におきまして、医師会の先生の御協力によりましてアンケートを実施しております。このアンケートに基づき、医師の診察を行って、必要な方には整形外科で精密検査を勧めて早期の発見に努めております。  常に新しい情報をつかみながら保護者の皆さんに情報を発信しております。その発信の方法といたしましては、母子健康手帳の交付をするときあるいは乳幼児の健康診査で来所をされたときに必要な情報提供と同時に資料も配付いたしております。  以上です。
    999 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 1000 ◆議長(沓名 宏) 7番。 1001 ◆7番(小池友妃子) 孫育てという言葉を最近耳にします。  共働き世帯家族にとって、子育て全般を手伝ってくれる祖父母の存在はとてもありがたいです。  しかし、時代とともに子育ての考え方が変化していますので、保健師さんなどから教えていただいたことと祖父母の子育ての仕方が違うと不安になったり、落ち込んだりすることも多々ございます。  これは祖父母も一緒で、今の子育てが自分のときと違ってよくわからないと悩む方もいるとお聞きしております。  そこで、お伺いします。  イ、孫育てについて。  碧南市では孫育てに関することとして何か取り組んでいることはございますか、お聞かせください。 1002 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 1003 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 1004 ◆副市長(松井高善) 碧南市は比較的早期に働きに出る母親の方も多く、近所に住む親に子供さんを見てもらうなどして孫育てをしている親世代が多い、そんな地域かなと思っております。  現在、インターネットなどでさまざまな情報が手に入ります。また、価値観の変化や子育ての考え方も変化をしております。そんな中で、子育ての経験のないお母さんが今は違うんですよとは言いづらいのが現状でございます。  そこで、お母さんが祖父母に伝えづらいことを「孫育て知っておきたい今どきの育児」、こういうチラシを作成して配付し利用していただいております。  以上です。 1005 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 1006 ◆議長(沓名 宏) 7番。 1007 ◆7番(小池友妃子) 私もチラシを見ました。  ぜひ知っていただきたい内容が書いてあり、祖父母に読んでもらいたいなと思いましたが、どうやってこのチラシを渡そうと考えてしまう方もいるのではないかなと感じました。  そこで、例えば最近、赤ちゃん先生という言葉を耳にすることがあります。  赤ちゃんとママが教育機関や高齢者施設などに訪問し、学び、癒し、感動を参加者と共有し、人として一番大切なことを感じてもらう人間教育プログラムの一環とお聞きしております。  愛知県内でもさまざまなところで活動の幅を広げている団体もございますが、孫育ての取り組みの1つとして取り入れ、今の孫育ての仕方を学んでいただくのによいのではと思うのですが、いかがでしょうか。 1008 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 1009 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 1010 ◆副市長(松井高善) まず、申しわけございません。私、赤ちゃん先生について初めてお聞きをしました。  具体的な内容などについては承知をいたしておりません。今後、情報を集めながら、どのような保健事業に取り入れていけるか、検討してまいります。  以上です。 1011 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 1012 ◆議長(沓名 宏) 7番。 1013 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。ぜひ検討のほうよろしくお願いいたします。  子育てには母親、父親はもちろん、祖父母、そして、地域の方々のサポートが必要です。また、現代の兄弟もいとこも少ない子供たちにとって、家庭以外の多くの人とのかかわりが人間形成においても非常に不可欠となってきております。  全国にはさまざまな孫育てに関する取り組みもございます。祖父母手帳を作成したり、孫育て講座を開催している自治体もございます。ぜひこういったものを碧南市も取り入れていただき、多くの方が孫育てを楽しくできるような取り組みを考え、よりよい育児環境を整えていただくことをお願いし、私の一般質問を終了させていただきます。  ありがとうございました。 1014 ◆議長(沓名 宏) 以上で、小池友妃子議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 1015 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  再開は明7日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 55分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年9月6日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  生 田 綱 夫                     議 員  林 田   要 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...