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2018-06-18 平成30年第4回定例会(第3日)  本文
2018-06-18 平成30年第4回定例会(第3日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2018-06-18
    2018-06-18 平成30年第4回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
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    2018-06-18 : 平成30年第4回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成30年第4回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において5番杉浦文俊議員及び21番鍔本達朗議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は議事日程表記載の順といたします。  磯貝明彦議員の一般質問を行います。 4 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 5 ◆議長(沓名 宏) 1番。 6 ◆1番(磯貝明彦) 皆さん、おはようございます。  けさ、大阪北部で震度6弱の地震がありました。碧南においても、しばらく横揺れを感じるふうでした。朝のテレビのニュースを見ますと、大阪のほうでは火災も発生しており、人的被害がないことを願いまして、通告書に基づき質問を行ってまいりますので、よろしくお願いします。  件名1、全小中学校の普通教室にエアコン設置を。(1)教室の温度についてお伺いをしていきます。  私は、ことしの3月議会で小中学校の普通教室にエアコン設置について質問をさせていただき、文部科学省学校環境衛生基準の教室内の温度測定が年2回1月、2月と行っており、夏季の温度測定がやられていないということが明確になりました。  そこで、アの質問ですが、温度測定時期は冬季ではなく夏季も必要ではないか、お答えください。 7 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長
    8 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 9 ◆教育部長(奥谷直人) 文部科学省が示しております学校環境衛生基準では、温度測定の回数は年2回と定められております。この測定時期につきましては学校に任せられておりますので、質問者がおっしゃったように、1月と2月に行っております。  これは、空気環境の測定につきましては、温度、湿度のほかに二酸化炭素一酸化炭素等の濃度測定もあるため、教室が閉め切った状態となる冬季に行っておるというものでございます。  以上です。 10 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 11 ◆議長(沓名 宏) 1番。 12 ◆1番(磯貝明彦) 学校衛生基準教室内温度測定、年2回というのは、1年間で一番教室温度が低い時期の冬場、そして、高い時期の夏場を測定するということではないのでしょうか。解釈をとり違えては困ります。教室内の換気という意味での、一酸化炭素二酸化炭素などの測定は教室を閉め切る冬季が適当な時期と思います。そして、その時期とあわせて、冬季の温度測定を行うことも理解はできます。しかし、児童生徒が1年を通して勉学にいそしむ教室の環境は、冬季だけではありません。夏季の温度測定が必要ではないか、再度お答えください。 13 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 14 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 15 ◆教育部長(奥谷直人) 温度測定の実施時期につきましては、医師会、歯科医師会、薬剤師会を初め、学校関係者等で構成いたします学校保健会役員会にて御協議をいただき、年間の事業計画の中で定めておるものでございます。今年度も空気環境測定として、1月と2月に行っていく予定でございます。  以上です。 16 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 17 ◆議長(沓名 宏) 1番。 18 ◆1番(磯貝明彦) 夏場の測定はやらないということですが、昨年度から、エアコン設置を進めるために調査費をつけている岡崎市では、夏季、6月以降の市内小中学校教室温度測定データがないということで昨年度から測定をしており、同時に暑さ指数、WBGTも同時に測定していると岡崎市議会の議事録にはあります。この暑さ指数とは、熱中症を予防するための1つの指標であり、単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なり、暑さ指数28℃を超えると、熱中症患者が増加すると環境省の熱中症予防情報サイトに書かれております。碧南市の児童生徒に熱中症が出てからでは遅いのではないでしょうか。  ぜひ、夏季の教室内温度、そして暑さ指数の測定が必要ではないか、お答えください。 19 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 20 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 21 ◆教育部長(奥谷直人) 繰り返しになりますけれども、文部科学省が示しております学校環境衛生基準での測定においては、1月、2月ということですが、ただ、学校の中では温度計もございまして、今おっしゃいましたような熱中症関係につきましては、熱中症予防対策温室度計というものがございます。これにつきましては、各校に2台配置をしておりまして、1つが体育館、もう一つは校舎内に設置をし、それを、温室度計の状況を踏まえ、危険な区域になるというふうに判断したときは、体育の授業を中止したりだとか、特別教室等にあるエアコンの設置教室に避難したりする場合もあるということでございます。  以上です。 22 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 23 ◆議長(沓名 宏) 1番。 24 ◆1番(磯貝明彦) 何としても夏の測定はしないということですが、夏季の温度測定が必要なのは常識的にわかっているはずです。ぜひ、教室内温度の、夏季においても測定をしていただき、いろいろな対処をしていただきたいと強く要望して、イの質問に移ります。  6月2日のテレビ報道、そして6月10日の中日新聞報道で、文部科学省が、小中学校などの教室の温度の上限を30℃以下ではなく、28℃以下と半世紀ぶりに見直したと報道されており、この小中学校の教室内温度のことは国民の関心事の1つとなっているところであります。  そこで、イの質問に移りますが、文部科学省学校環境衛生基準教室内温度基準が、10℃以上30℃以下から17℃以上28℃以下に、平成30年4月1日付で改定されたことに対するお考え、対応についてお伺いします。 25 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 26 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 27 ◆教育部長(奥谷直人) 学校環境衛生基準は、児童生徒等及び職員の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準とされておるところであります。今回の改正において、文部科学省は、熱音環境は、温度、湿度、気流や個人の温冷感等により左右されやすいものであるため、温度のみで判断せず、その他の環境条件や児童生徒等の健康状態を観察した上で判断し、衣服による温度調整も含め適切な措置を講ずることと通知してきております。市といたしましても、この通知に基づき、教室環境の観察を続け、必要な判断をしてまいりたいと考えております。  以上です。 28 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 29 ◆議長(沓名 宏) 1番。 30 ◆1番(磯貝明彦) 私は、3月議会でも言いましたけれども、現在、地球温暖化により夏季は猛暑となっており、教室内温度は35℃以上が続きます。児童生徒が、育ってきた環境はエアコンなれしてきており、また、食生活も我々の時代とは変わって、体力がない児童生徒もいます。子供には暑さを我慢させることが必要というような精神論は、現在通じません。前の質問でも言いましたが、熱中症の問題もあります。生徒児童の健康状態、また、教室環境の観察を続けると答弁されていますが、観察だけでは解決しません。夏季の教室内温度、暑さ指数を測定して、文部科学省が改定した28℃以下になるよう、具体的な対策をとっていかなくてはならないのではないですか。お答えください。 31 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 32 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 33 ◆教育部長(奥谷直人) 今後とも、教室内の温度等の衛生環境には注視をしていきまして、調査研究してまいりたいと考えております。  以上です。 34 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 35 ◆議長(沓名 宏) 1番。 36 ◆1番(磯貝明彦) それでは、次は冬季のことですね。冬季のことをちょっと質問させていただきます。3月議会の答弁でもありましたけれども、碧南市では教室内温度を年2回、1月、2月に測定しており、その平均が12℃と伺っております。  今回の改定された文部科学省教室内温度基準は、最低17℃以上であります。そのことに対する考え、対応をお伺いします。 37 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 38 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 39 ◆教育部長(奥谷直人) 今年度の平成30年も1月、2月に教室温度を測定いたしましたが、その平均温度も13度でございました。  まず、今回示された基準から外れておりますので、その対応はということの御質問かと思いますが、温度のみで判断するものではなく、この環境測定に立ち会う学校薬剤師さんの指示等に従いまして、児童生徒等の健康状態に配慮した教室環境となるように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 40 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 41 ◆議長(沓名 宏) 1番。 42 ◆1番(磯貝明彦) それでは、(2)の質問に移ります。  6月2日のテレビ報道では、文部科学省は熱中症を防ぐ意味でも、学校にはエアコンを有効利用するなど適切に対応してほしいと話していると報道しております。文部科学省が、教室内温度基準上限を30℃以下から28℃以下に改定したこの時期に、エアコンの設置に踏み出すときではないか、お答えください。 43 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 44 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 45 ◆教育部長(奥谷直人) エアコンの設置についてでございますが、これまでもお答えしておりますが、今のところ予定はございません。エアコンの設置につきましては、その必要性や工事の効率性、また、ランニングコスト等を考慮し、判断してまいりたいと考えております。  以上です。 46 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 47 ◆議長(沓名 宏) 1番。 48 ◆1番(磯貝明彦) 3月議会の答弁と同じですが、それでは、画像をお願いします。  この折れ線グラフは、文部科学省が平成29年4月1日現在で調査した全国の公立小中学校空調設備設置状況推移グラフであります。青色の折れ線が普通教室、赤色の折れ線が特別教室、緑色の折れ線が普通教育と特別教室の合計であります。  画像の拡大をお願いします。  これを見ますと、平成22年以降、急激に設置率が上がってきていることがわかります。それも普通教室の設置率が際立って上がっており、平成22年時では設置率16%だったのが、平成26年では設置率32.8%と上がり、平成29年では49.6%の設置率であります。このように、全国でも小中学校の普通教室にエアコン設置をしてきているということであります。  画像、ありがとうございます。  この状況は、エアコン設置が必要であるあらわれではないでしょうか。碧南市もエアコン設置に向けて考えていく時期ではないですか。再度お聞かせください。 49 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 50 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 51 ◆教育部長(奥谷直人) 確かに、今、エアコンの設置につきましては、お示ししていただきました状況のように、設置率が高まっておるということは承知をしておるところでございます。碧南市といたしましても、教育委員会といたしましても、今は考えていないということですが、今後、必要に応じて、調査研究をしてやっていきたいということでございます。  1つは、教室環境の問題ということを見ていく中で、今以上の高温化の傾向が強まってきて、子供の体調また健康管理に大きく影響を及ぼすようであれば適切に対応していきたいということには変わりはございません。それから、もう一点、財政面のこともございますので、そうした課題が解決を見ていければというふうには思っております。  以上です。 52 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 53 ◆議長(沓名 宏) 1番。 54 ◆1番(磯貝明彦) 西三河9市を見てみましても、みよし市、刈谷市は全小中学校に設置済み、豊田市は平成31年に中学校、平成32年に小学校と予定がされており、岡崎市、安城市は調査費の予算をつけて設置に向けて動いております。このような状況のもと、先ほど予算のことを言われましたが、お金がある碧南市が設置に向けて踏み出さないでどうするんですか。再度お答えください。 55 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 56 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 57 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南市のほうでということですけれども、学校の環境に対しての今までの施設整備のところを見てみますと、今まで耐震改築ということで校舎の耐震改築を行ってまいりました。これは他市よりも踏み込んだ耐震化ということで進めてきてはおります。そして、今は、施設の老朽化対策ということで校舎等の外壁改修等を計画的に進めていくところでございます。  これからの課題ということでありますが、29年12月議会に8番議員の御質問にお答えさせていただいたように、プールの改築等の計画もこれから考えていかなきゃいけないということで、これからの学校関係のそうした施設の整備、これについては精査をしていかなきゃいけない。その中の1つの課題だというふうに理解をしております。  以上です。 58 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 59 ◆議長(沓名 宏) 1番。 60 ◆1番(磯貝明彦) 近隣市は小中学校の普通教室エアコン設置に向けて、夏季、冬季の対策をしております。今後ともこのことに関しては続けてまいりますので、ぜひとも検討していただくよう、よろしくお願いします。  それでは、件名2に移ります。  件名2、緊急通報システムの受け入れ充実をということでありますが、(1)、私、ことしの2月の衣浦東部広域連合の定例会の一般質問で、知立の日本共産党、佐藤修市議がこの緊急通報装置による通報、出動実績の質問をしました。私もそのとき広域連合の議員でしたので聞いておりましたが、広域連合5市の中で、極端に碧南市の設置台数が少ないということがわかり、今回の質問を取り上げることにしました。  碧南市においては、高齢福祉サービスとして緊急通報システムがあります。私も、この緊急通報システムについてはよく知らないので、まず、(1)の質問、緊急システムはどういうものなのか、ホームページにも記載はされておりますが、詳しく教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 61 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 62 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 63 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 緊急通報システムとはということございますが、緊急通報装置のついた電話機、または、現在使用中の電話機に緊急通報装置を接続して、機器に附属したボタンまたはリモートスイッチを押すことで、24時間対応する緊急通報センターに通報が入るというシステムであります。対象者から通報がありますと、センターは折り返し対象者に連絡し、状況の確認を行います。必要に応じて、救急車などを依頼するというシステムであります。  以上です。 64 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 65 ◆議長(沓名 宏) 1番。 66 ◆1番(磯貝明彦) それでは、碧南市はこのシステムを業務委託していると思いますが、どこへ業務委託をしているか教えてください。 67 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 68 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 69 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 株式会社シーモス名古屋でございます。 70 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 71 ◆議長(沓名 宏) 1番。 72 ◆1番(磯貝明彦) 画像をお願いします。  これが、株式会社シーモス名古屋が使っている緊急通報装置になります。ボタンも大きく、高齢者の方にも使いやすくなっていると思われます。ペンダント式のものもあるようですが、このペンダント式のやつもセットで貸し出されるのか、教えてください。 73 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 74 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 75 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今、画像に映っておりましたペンダント式もセットで貸し出しをしております。 76 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 77 ◆議長(沓名 宏) 1番。 78 ◆1番(磯貝明彦) この緊急ボタンはわかりますけれども、相談ボタンというのがついておりました。画像がないのでちょっとわかりませんけれども、この相談ボタンというのはどのようなことに使うのか、また、この株式会社シーモスの名古屋では、この相談事に答えられるスタッフは常駐しているのか教えてください。 79 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。
    80 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 81 ◆健康推進部長(杉浦秀司) この緊急通報システムでは、委託先、先ほど申しましたシーモスのほうから定期的に設置者に安否確認等を行うこともございますし、設置者のほうから直接そちらと話すという必要もあるときがあると思いますので、そのときに使用をするボタンであります。 82 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 83 ◆議長(沓名 宏) 1番。 84 ◆1番(磯貝明彦) それでは、2の質問に入りますけれども、このシステムを受けられる対象者とはということで、これもホームページに記載はされておりますけれども、詳しく教えてください。 85 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 86 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 87 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 対象者としましては、虚弱な65歳以上の高齢者で、ひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯の方を対象としています。虚弱なとは、脳疾患や心疾患の既往歴、あるいは、悪性腫瘍の終末期、寝たきりの状態にある方など、このシステムが必要と考えられる方であります。  以上です。 88 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 89 ◆議長(沓名 宏) 1番。 90 ◆1番(磯貝明彦) 虚弱という定義が、脳疾患、心疾患、悪性腫瘍の終末期という、余り対象者がおられない定義だと思いますが、ホームページには対象者として、1)65歳以上のひとり暮らしで虚弱な方、2)として、寝たきり高齢者と同居する65歳以上のみの世帯に属するとあります。答弁でもありましたが、2)の寝たきり高齢者とは虚弱な方でないといけないということですか。確認をします。 91 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 92 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 93 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 寝たきりの状態の方というのは、寝たきりの状態の方を有する高齢者の世帯という認識でありますので、当然寝たきりでありますので、みずからがということが難しいかと思いますので、その方を抱える高齢者の世帯という意味でございます。 94 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 95 ◆議長(沓名 宏) 1番。 96 ◆1番(磯貝明彦) ホームページには、その他として、上記の対象者に当てはまらないひとり暮らし高齢者や高齢者世帯の方でも実費で御利用いただけますとありますが、この寝たきりでない高齢者、虚弱でない高齢者でも利用できるということですか。また、実費とは幾らか教えてください。 97 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 98 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 99 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、実費といいますのは、設置から撤去までをみずからで行っていただくというものであります。それから、その他ということでありますが、窓口に相談に見えられますので、そのときに生活環境等を聞く中で、随時対応しているということでございます。  以上です。 100 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 101 ◆議長(沓名 宏) 1番。 102 ◆1番(磯貝明彦) 高齢者福祉サービスとしての緊急通報システムというのはどのようなものか、そして、サービスを受けられる対象者となる方がわかりました。  では、(3)の質問に入りますけれども、碧南市の設置状況を教えてください。これ、平成29年度の実績でお願いします。 103 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 104 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 105 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 29年度の実績では、新設が10件、廃止が15件、年度末の設置台数は75台となっております。 106 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 107 ◆議長(沓名 宏) 1番。 108 ◆1番(磯貝明彦) 75台ということですが、それでは、(4)の質問に続きますけれども、碧海5市、碧南市も含めて他の市の設置状況も教えてください。 109 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 110 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 111 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 西三河5市の29年度末の設置状況でありますが、刈谷市が507件、安城市が435件、知立市が415件、高浜市が170件であります。 112 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 113 ◆議長(沓名 宏) 1番。 114 ◆1番(磯貝明彦) 今の答弁を聞きますと、碧南市の設置台数が極端に少ないことがわかります。刈谷、安城は人口の規模が違うという点から考えますと、碧南市が少ないということは理解できます。しかし、人口が同じ7万人クラスの知立と比べると、知立は415台、碧南は75台で極端に少ない。人口が4万人台の高浜の170台に対しても、碧南は少ない状況であります。このことに対する市としてのお考えをお聞かせください。 115 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 116 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 117 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 各市それぞれの考え方において、対象者をどのようにするかということを判断されていると思っております。そういう中で、今言われたとおり、碧南市の台数が少ないということでありますが、当市においては、必要な方がこの制度を利用しやすいように、生活保護世帯あるいは非課税世帯に対しては、この電話の基本料金を市が負担するなど、本市独特の制度として運用をしているということであります。  以上です。 118 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 119 ◆議長(沓名 宏) 1番。 120 ◆1番(磯貝明彦) 基本料金を補償するということでありますけれども、それでは、5の質問に入ります。  碧南市における過去の設置状況、これ、わかる範囲で教えてください。 121 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 122 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 123 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 本市の過去の設置状況ということでございます。過去10年間で申し上げます。平成20年度141台、21年度129台、22年度123台、23年度115台、24年度107台、25年度103台、26年度97台、27年度75台、28年度80台、29年度75台という推移になっております。 124 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 125 ◆議長(沓名 宏) 1番。 126 ◆1番(磯貝明彦) 年々設置の数が減ってきているということがわかります。へきなんの福祉、冊子で毎年配られていますけれども、この過去を見てみますと、平成7年の139件から年々増加しており、平成16年が最も多くて199件でした。それ以降、年々減少をして現在75件ということであります。このような状況を市としてどうお考えか、見解をお聞かせください。 127 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 128 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 129 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 年々減少しているという傾向について、どうかということでございますが、減少しているということをどう見るかということですけれども、対象となった方が入院をされたり、あるいは、施設に入られたりという形で撤去をされる件数が設置件数より多いということだと思っております。  以上です。 130 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 131 ◆議長(沓名 宏) 1番。 132 ◆1番(磯貝明彦) 先ほど一番最初に言いましたけれども、ことしの2月の衣浦東部広域連合の定例会では、消防長は、2017年の緊急通報装置による緊急出動は192件で、搬送は164件で、搬送件数のうち急病が135件、一般負傷が29件、入院は39件と答弁しており、また、広域連合が2017年、2017年というのは2月の定例会ですので、多分12月までだと思いますけれども、広域連合が2017年に緊急出動した件数は2万2,000件で、実際に搬送した件数は2万732件、その2万732件のうち高齢者を搬送した割合は、各市とも50%を上回り、碧海5市全体では54.4%でした。そして、各市の高齢者の搬送した割合を見てみると、碧南市が最も高く、59.2%でした。なのに、緊急通報装置の設置が碧海5市の中で最も少ないというのは大きな問題ではないでしょうか。  また、消防長は、命を守る効果がある普及促進が必要との認識を示しております。これから高齢社会に進んでいく時代になれば、高齢者の緊急搬送がふえてきます。この緊急通報装置の充実をしていかなければなりません。碧南市の設置件数は75件というのは少な過ぎると思います。  この状況はどこから生まれてきているのか。そこで、6の質問に移っていきたいと思いますが、申請手続、ケアマネ、民生委員経由を見直して、受け入れ充実をしていくべきではないか、お聞きします。 133 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 134 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 135 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 申請手続ということでございますが、申請については、市が対象者または関係者から相談を受けた場合は、申請に必要な書類を交付します。対象者は協力員2名の承諾と、担当の民生委員の同意を受け、市に申請書類を提出することとなります。申請者が要介護・要支援認定を受けられている場合で、健康状態を把握する必要がある場合は、担当のケアマネジャーに連絡して聞き取りをする場合がありますが、書類の経由をお願いすることは行っておりません。また、民生委員の方の同意につきましては、地域の実情を知る立場で、居住状況や家族環境などを確認していただくため、申請時にお願いをしているところであります。  対象者とお話をしていただくことは、システムの利用者がいることを把握していただくだけでなく、対象者との関係づくりや地域の見守り支援といった観点からも重要なことと考えているところであります。  以上です。 136 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 137 ◆議長(沓名 宏) 1番。 138 ◆1番(磯貝明彦) 申請手続に関しては了解しましたけれども、しかし、担当市職員の申請に来られた方への対応はどうでしょうか。私の耳に入ってきているのは、申請に行ったところ、あなたはここまで来られたから虚弱な方ではないというようなことも言われたそうです。これは、市職員の対応としてはアウトでしょう。  ホームページや広報に記載するだけではなく、市職員は、介護相談で窓口に来た人などへの申請案内など、きめ細やかなPRによる一層の普及促進をしていますか。お答えください。 139 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 140 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 141 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 窓口に相談に見えられる方は、本人あるいは関係者の方、いろいろであります。そうした相談に見えられる方については、その方の現状をよく確認する中で、その状況に応じて対応をさせていただいているところであります。  PRはどうかということでございますが、民生委員の方から高齢者の方へ、市で利用できる高齢者のサービスの一覧を配布する中で、サービスの周知には努めておるところであります。 142 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 143 ◆議長(沓名 宏) 1番。 144 ◆1番(磯貝明彦) 申請手続で、民生委員の方の同意が必要とありましたけれども、同意の印鑑を押すだけでなく、先ほど言われましたけれども、民生委員の方にもきめ細やかなPRによる普及促進をしていただくこと、また、市職員も下水の普及のための訪問のような形で、対象となるような高齢者の方に訪問して、普及促進をしていただき、緊急通報装置についての案内をしていただく、この2つの提案をしますが、どうでしょうか。よろしくお願いします。 145 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 146 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 147 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 先ほど言いましたとおり、PRについては、民生委員の方が高齢者の方のお宅を訪問するときに、高齢者の方が利用できるサービス一覧をお渡しする中でPRに努めているところでありますし、職員も、消防と一緒に高齢者のひとり暮らしの方の世帯を回るときにそのような周知をさせていただいています。今後とも、こういった制度がありますということについては、一生懸命周知のほうを図ってまいります。  以上です。 148 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 149 ◆議長(沓名 宏) 1番。 150 ◆1番(磯貝明彦) 広域連合の消防長も答弁されました。高齢者の命を守る効果があるこの緊急通報装置、効果がある普及促進が必要との認識を示しております。この緊急通報装置のきめ細やかなPRによる普及促進をしていただくよう強く要望して、次の件名3のほうに移っていきます。  それでは、件名3、防災について。蜆川河口に可動水門建設をについてお伺いしていきます。  私は、この蜆川河口に可動水門建設の必要性を、市議会議員になって初めての平成28年の6月議会、そして、平成29年3月議会と訴えてきました。碧南市としては蜆川排水機場の早期完成、第3次あいち地震対策アクションプランに基づく、堤防と伏見屋樋門の耐震化を愛知県に要望しており、水門建設の要望は考えていないという冷たい答弁でした。しかし、現在、蜆川排水機場もこの5月18日に起動しており、堤防耐震化も工事が進められております。  まず、アの質問ですが、蜆川右岸堤防耐震化の進捗状況をお聞かせください。 151 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 152 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 153 ◆建設部長(中村正典) 二級河川蜆川につきましては、御存じのとおりでございますが、愛知県の管理でございます。この堤防耐震工事につきましては、平成29年12月21日に工期初めといたしまして、平成30年6月29日を工期末として発注済みであり、施工延長は約60メートルでございます。今後は、引き続き、国道247号、前浜橋上流までの区間の堤防耐震工事を予定しているというふうにお聞きしております。また、伏見屋水門の耐震対策工事に着手の予定と聞いております。  今後、第3次あいち地震対策アクションプランに基づき、下流に向けて順次整備がされる予定と伺っております。  以上です。 154 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 155 ◆議長(沓名 宏) 1番。 156 ◆1番(磯貝明彦) 伏見屋樋門、それと蜆川右岸堤防耐震化の完成予定はいつごろか、わかればお聞かせください。 157 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 158 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 159 ◆建設部長(中村正典) まず、堤防の耐震工事でございますが、第3次あいち地震対策アクションプラン、この計画期間でございます平成35年度をめどに進めているというふうに伺っております。  それから、伏見屋樋門の耐震工事につきましては、樋門を1年で2門実施するということで、平成30年度と31年度の2ヵ年で完成する予定と伺っております。 160 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。
    161 ◆議長(沓名 宏) 1番。 162 ◆1番(磯貝明彦) 第3次あいち地震対策アクションプランは、平成27年から平成35年までの計画と伺っております。蜆川排水機場も完成して起動しており、伏見屋樋門、蜆川右岸堤防耐震化工事も進んできております。次は、蜆川河口に可動水門建設ではないかと私は提案いたします。過去の定例会でも、私は蜆川水門の建設の必要性を訴えてきました。  そこで、イの質問ですが、水門建設の必要性は感じているのか、何回も繰り返しますけれども、お答えください。 163 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 164 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 165 ◆建設部長(中村正典) 水門建設の必要性についてでございますが、過去にも御答弁をさせていただいているところでございます。  平成27年に愛知県が公表した最大規模の高潮ということになりますと、碧南市における最高潮位がTPのプラス4.3メートルということになります。現在の堤防高はTPのプラス4.0メートルでございますので、現在の堤防高では不足するということで、何らかの対策が必要になるということは理解できるところでございます。しかし、愛知県の高潮に対する整備水準につきましては、現在のところ、伊勢湾台風が基準となっております。蜆川の計画水位はTPのプラス3.65メートルということでございまして、堤防高は満足しているということになります。  一方で、地震津波対策につきましては、平成26年度に公表された南海トラフ巨大地震での碧南市の想定最大津波高はTPの3.5メートルとなっておりまして、地震により堤防が沈下しない場合は問題はございませんが、蜆川右岸堤防は地震対策が完了していないため、地盤沈下を考慮すると津波が堤防を乗り越えるという可能性がございます。したがいまして、第3次あいち地震対策アクションプランにおいて、蜆川右岸堤防の耐震改修が計画されたということでございます。  市といたしましては、河口への水門設置の有効性はあるものの、まずは、この第3次あいち地震対策アクションプランにおける堤防の耐震化を優先すべきというふうに考えております。  以上です。 166 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 167 ◆議長(沓名 宏) 1番。 168 ◆1番(磯貝明彦) 最大規模の高潮で30センチ、堤防の高さが低いということです。それと、現在愛知県は伊勢湾台風が基準と言っていますけれども、それでも35センチしか余裕がありません。伊勢湾台風の時代と現在では気象条件が大きく変わってきており、高潮も津波のように川を上ってきます。それと、南海トラフ巨大地震の想定津波高さは3.5メートルで、堤防耐震化をして沈下を防いだとしても、50センチしか余裕がないんです。50センチ余裕があるから大丈夫だというのは、私は信用できません。この高潮、津波が伏見屋樋門にぶつかり、行き場がなくなり堤防を乗り越えるというのが、危険性がある。だから、河口に水門建設をして高潮、津波を食いとめていく必要があるのではないですか。お答えください。 169 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 170 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 171 ◆建設部長(中村正典) まず、伊勢湾台風の基準につきましては、実際に、伊勢湾台風の高潮の高さというのは3.65メートルではなくて、3.2メートルだったかと記憶をしております。余裕を見て、現在の計画水位というのが3.65メートルになっているということでございます。  それから、津波によって、津波が遡上して伏見屋水門を乗り越えるということに対しては、現在伏見屋の水門の耐震についてもやっていくということで、まずはその堤防水門の強化をするということが一番大切だということで、現在進めているということでございますので、御理解いただきたいと思います。 172 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 173 ◆議長(沓名 宏) 1番。 174 ◆1番(磯貝明彦) 碧南市には、北から高浜川、新川、堀川、蜆川と、この4つの川が流れております。そのうち、蜆川だけが河口に水門がないということの認識をもう一度強く訴えておきます。蜆川の伏見屋樋門より下流の左岸には優良農地、そして、右岸側には区画整理が進んできている優良宅地が広がってきています。この市民の生命、財産を守っていくためにも、蜆川河口に可動水門建設が必要ではないでしょうか。私も市長もそうですが、この地域に住んでおります。この地域の方からも、この水門建設を進めてくれと強い要望も多くあります。  そこで、ウの質問に移っていきますけれども、愛知県に強く要望をということで御質問していきます。 175 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 176 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 177 ◆建設部長(中村正典) 繰り返しにはなるかと思いますが、まずは、現在の水準であります第3次あいち地震対策アクションプランにおいて、右岸堤防の耐震化の要望を行っていくということでございます。整備水準を超える災害につきましては、愛知県全体での検討が必要になるかと思われます。碧南市においてもこの水準に達していない施設がまだ多くあるということでございまして、まだまだ現在の水準に達していない、こういう施設が残っている現状では、蜆川河口水門の設置につきましては、優先順位が低いものと考えております。  いずれにしましても、水門の有効性は認識はしておりますが、現段階で愛知県に対して要望するということは考えておりません。  以上です。 178 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 179 ◆議長(沓名 宏) 1番。 180 ◆1番(磯貝明彦) 強く要望を考えていないということでありますが、市長、どうでしょうか。私も市長も同じ一地域に住んでおりますけれども、不安はないでしょうか。お答えください。 181 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 182 ◆議長(沓名 宏) 市長。 183 ◆市長(禰宜田政信) 要は、県は第3次地震対策アクションプランに基づいて右岸の耐震化等をやるといって、今やっていただいておるところでございますので、今の段階ではやることは考えておりません。 184 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 185 ◆議長(沓名 宏) 1番。 186 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも、愛知県に今の段階から強く求めていき、第3次の次は第4次に移るかもしれませんけれども、4次にはこの蜆川に河口水門建設というのを位置づけられるように強く要望をし、続けるようお願いします。この問題は今後とも続けていきますので、よろしくお願いします。  (2)碧南地区防災拠点施設について。  画像をお願いします。  ここが、碧南地区防災拠点施設が建設されるところであります。左側が矢作川堤防ですね。それと、右側のほうに旧堤防がありますけれども、この矢作川堤防と旧堤防との間を盛り土して、強固な堤防として、その上に防災拠点施設建設を国が現在進めております。  画像、ありがとうございます。  私は、平成29年9月議会でこの碧南地区防災拠点施設について取り上げました。そして、今後の予定として、測量地質調査を昨年の10月上旬、工事着手を平成30年度以降になると答弁をされております。  アの質問ですが、進捗状況はどうなっているのかお聞かせください。 187 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 188 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 189 ◆建設部長(中村正典) この防災拠点の進捗状況でございますが、昨年8月に地元説明会を行っておりまして、参加者の皆さんからいただいた意見をもとに、国は河川防災拠点の設計を固めるために関係機関と調整を行っているというふうにお聞きしております。  また、河川防災拠点の水防活動場所以外の土地利用については、災害時の一時避難場所やヘリポートとしての役割を持たせるなど、市の内部で意見を集約しているというところでございます。  今後は、必要に応じて地元や関係者の意見をお聞きするなど、市にとって有効な土地利用になるよう、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。 190 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 191 ◆議長(沓名 宏) 1番。 192 ◆1番(磯貝明彦) それでは、イの今後の予定をお聞かせください。 193 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 194 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 195 ◆建設部長(中村正典) まず工事の、盛り土工事が先行するということで、必要土量が約6万3,000立方メートルということをお聞きしております。国が発注する他の工事の残土の利用、あるいは矢作川の河道掘削等によって発生する土砂を利用するということとしているところでございます。  今後の予定としましては、今年度から着手するということで調整中とは聞いております。複数年にわたっての盛り土工事になるとのことで聞いております。  また、造成計画では、既存の市道の機能を堤防天端につけかえるということで、工事完了までに現在の通行に支障が出ないよう、盛り土の方法を工夫するなどして工事を進めるというふうに伺っております。  以上です。 196 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 197 ◆議長(沓名 宏) 1番。 198 ◆1番(磯貝明彦) 盛り土工事には複数年にわたるとおっしゃっておりますが、これ、完成予定はどのぐらいを想定しているのか、わかれば教えてください。 199 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 200 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 201 ◆建設部長(中村正典) 先ほども申し上げましたが、この防災拠点の最初に行う工事が、敷地を高くするための盛り土工事ということで、この盛り土に必要な土砂というのが国の発注する矢作川の河川工事にて発生をするということで、掘削をしてみないと盛り土に適しているかどうかの判断もできていないということでございます。したがいまして、現在のところ、工事が何年で完成するかということにつきましては承知をしていないということでございます。  以上です。 202 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 203 ◆議長(沓名 宏) 1番。 204 ◆1番(磯貝明彦) 盛り土の前に、既設の道路のほうの電柱が立っていますもんで、電柱の移設とか、そういうことも具体的なことが全然わからないということですか。 205 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 206 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 207 ◆建設部長(中村正典) 現在、設計を進めている段階でございますので、電柱移転が必要だということは当然承知はしておりますが、この時期につきましても、この盛り土の進捗状況に合わせてやっていくと思いますので、まだ今のところ、いつということは聞いておりません。 208 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 209 ◆議長(沓名 宏) 1番。 210 ◆1番(磯貝明彦) 地元の川口の皆さんは、この防災拠点施設建設の早期完成を願っております。ぜひ、国の動向を伺いながら、市民に報告していただきたいとお願いしまして、私からの質問を終わっていきます。 211 ◆議長(沓名 宏) 以上で、磯貝明彦議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午前 10時 52分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 10分 再開) 212 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、岡本守正議員の一般質問を許します。 213 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 214 ◆議長(沓名 宏) 2番。 215 ◆2番(岡本守正) 6月議会、件名1から入ります。日本共産党の岡本守正です。よろしくお願いいたします。  件名1、霞浦公園予定地ですけれども、まずは(1)として、緑町地内に公園予定地として、市が1,842平米を1億1,162万円余りで、平成26年9月に土地開発公社から再取得しましたので、早く公園整備を行っていくべきと考えます。お答えください。 216 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 217 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 218 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 緑町公園の整備につきましては、平成31年度から32年度にかけまして霞浦公園の整備を予定しておりまして、その整備後に緑町公園の整備についての具体的な検討に入る予定でございます。 219 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 220 ◆議長(沓名 宏) 2番。 221 ◆2番(岡本守正) まず、緑町公園の整備年数はいつからか。それと、また、霞浦公園整備が1年おくれた理由。これを2つお答えください。 222 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 223 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 224 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 緑町公園の整備は、霞浦公園整備後の平成33年度からの予定としております。霞浦公園の整備が1年おくれた理由でございますが、既存公園でございます須磨海岸緑地のトイレ、パーゴラ、これらの施設の老朽化に対する改修が急遽必要となったため、県の補助金の関係もございまして、先に須磨海岸緑地の整備改修を行いまして、その後霞浦公園の整備に着手することによりまして、整備を1年先送りするということでございます。 225 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 226 ◆議長(沓名 宏) 2番。 227 ◆2番(岡本守正) そういうことですね。通称タコ公園と言われるところを優先してやられたということで、緑町公園は、さらにおくれて平成33年ということでございます。  それでは、(2)として、緑町公園予定地。  写真、ちょっとお願いします。  南から見た写真ですね。こういうふうになっております。それから、北から見た写真、こういう感じです。このようになっておりまして、一時は草刈りが行われ、子供たちが遊んでいましたが、草刈りがなされなくなり、その後、公園予定地にいわゆる公共下水道が、旭地区の鷲塚小学校区のほうで下水道工事が行われるという中で、下水道工事資材の置き場になっておりました。その後、公共下水道等の一時的な工事が完了して、工事資材がなくなりました。今では、この公園予定地は空き地になっておって、公園予定地の周辺が、先ほど見られたように雑草が生えております。  ちょっと写真をお願いします。  これが、市道に沿ったところの写真でございます。このように、今は工事車両が入らないんですけれども、トラックの出入り口付近だけが草がなくて、工事車両はもう入らないということで、南からちょっともう一度。北です。北から。  こういうふうに、広場がぬかるみもなく、ちゃんとなっております。これを使って、市民の皆さん、子供たちが遊べるような状態、特に入り口が南のほうにありますので、草刈りをちゃんと行って、公園予定地がちゃんと遊べるような状態にしていただきたいということで、草刈りをお願いしたいと思いますので、お答えをください。
    228 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 229 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 230 ◆開発水道部長(黒田敏裕) この公園用地につきましては、市が管理する用地でございますので、現場にて雑草等の状況を改めて確認いたしまして、その状況を踏まえて対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 231 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 232 ◆議長(沓名 宏) 2番。 233 ◆2番(岡本守正) ちゃんと、今せっかくある予定地ですので、みんなが利用できるようにしていただきたいということです。  じゃ、(3)に移ります。  霞浦公園予定地について質問いたします。  以前、質問したときに、霞浦公園用地は緑町公園用地より先に公園整備を行っていくと答えられて、先、31年からやられるということですけれども、この公園予定地は、今は日進保育園の送迎用の駐車場になっております。保育園の送迎用の駐車場はどのようになるのかお答えください。 234 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 235 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 236 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 霞浦公園の整備に伴います保育園の駐車場の確保につきましては、近接しております日進町ちびっこ広場、こちらを新たな駐車場として活用していきたいと考えております。 237 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 238 ◆議長(沓名 宏) 2番。 239 ◆2番(岡本守正) ちびっこ広場をなくして、それで保育園の送迎駐車場という話ですけれども、この地主の方は、この送迎駐車場に移行していくということは、すんなりできたわけですかね。その辺、事情をお聞かせください。 240 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 241 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 242 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 保育園の駐車場としてこの土地をお借りすることにつきましては、関係部署において地権者の方に対し、その旨をお伝えしております。地権者の方からは、保育園の駐車場として借用することにつきまして、特に意見はなく、納得をしていただいているということでございます。 243 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 244 ◆議長(沓名 宏) 2番。 245 ◆2番(岡本守正) 次、件名2の広藤園の藤について質問をさせていただきます。  この質問は、前の14日に同じような質問をされた議員がございますけれども、これを私の質問として答弁していただきたいというふうに思います。  広藤園の藤は、私が小学1年生、4月に桜の花が散り、4月の中ごろから広藤園の藤が咲く、そして5月の初めごろまで花は続きました。  このような写真の状況でした。  そして、高学年になったころは、1メートル以上の花房をかき分けて、毎年楽しんでいました。大分以前、昭和50年ごろだと思いますけれども、藤棚が今の高さになってから、それからも花の長さは1メートル以上の花房でした。ここ数年、少し花びらが見づらくなって、切ったけれども、1メートル以上を超す花房もたくさんありました。  写真をちょっとお願いします。  これが、ことしの広藤園の藤なんです。  ちょっと変えてください。  こういう状態で花が、長い花房をつけても40センチか50センチで若干、ある程度ということ、ひどい状況でございます。  ちょっと置いてください。  このように、広藤園の藤16株は碧南市指定文化財になっております。この藤の管理は広藤園の方とどこが行っているのか、お答えください。 246 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 247 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 248 ◆経済環境部長(鳥居典光) 広藤園の管理は所有者以外のどこが行っているかということでございますが、広藤園内のトイレの管理や剪定、小規模修繕につきましては、商工課が行っております。また、藤まつりに関すること、例えばお茶会の開催であるとか駐車場の警備員の手配などにつきましては、碧南市観光協会が行っております。 249 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 250 ◆議長(沓名 宏) 2番。 251 ◆2番(岡本守正) 商工課と、それから、花まつりそのものは観光協会ということですけれども、ことしのような藤になってはいけませんので、もちろんこれは季節の関係もあると思いますけれども、なってはいけませんので、今後の広藤園の維持管理について御質問していきます。  10年ほど前に、樹木医の方が来られて、藤を診断されていかれました。ことしも、4月23日、24日ぐらいか、樹木医の方が来られて、藤のひどい状況を診断されていかれ、維持管理についてのアドバイスをされておられると考えますが、広藤園は、個人の所有でありますが、藤の維持管理、特に支柱の取りかえなども行うことも考えなくてはいけません。昭和50年ごろの藤の支柱取りかえは、広藤園個人の方が行ったのではないと思われます。支柱取りかえなどは市の援助が必要です。これについてお答えください。 252 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 253 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 254 ◆経済環境部長(鳥居典光) 今後の維持管理ということでございますけれども、先ほど申し上げましたトイレの管理であるとか小規模修繕につきまして、これまでどおり行っていきたいと思っております。  それから、あと、藤の剪定時期であるとか、その方法の見直しが必要であるのではないかなというふうに思っておりまして、過日の10番議員へのお答えしたとおりでございますが、藤の管理方法につきましては、樹木医の方に見ていただいております。剪定方法のアドバイスなどのほか、土壌検査をお願いしておりますので、まだその土壌検査の結果は出ておりませんが、今後与える肥料等に関する助言をいただくこととなっております。まずは、その助言に従いまして、剪定であるとか栽培の仕方、そちらのほうを優先して行ってまいりたいと思っております。 255 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 256 ◆議長(沓名 宏) 2番。 257 ◆2番(岡本守正) 広藤園の藤は碧南市指定文化財です。  写真をちょっとお願いします。長いほうね。  このような立派な藤が咲くわけです。  もう一つお願いします。  これもそうです。片側に古い藤の樹木が映っておるわけですけれども、こういうのを守っていくということが本当に大事だというふうに思います。  碧南市の広藤園の藤は、市の顔の1つというふうに思います。県道安城碧南線に広藤園の案内表示板が2ヵ所あります。これは明らかに市外から来る人への案内表示板であります。広藤園の藤を守って、碧南市民だけではなくて、市外の方にもこの立派な藤を見ていただく、こういうふうに考えます。  これで、先ほどは剪定とか、そこまでは市がやっていかれるということですけれども、しかし、大がかりな棚の取りかえだとか、そういうこともやがては来ると思います。そうした場合、市がちゃんと援助をしていかなくてはならないのではないかと思いますので、その辺をお答えください。 258 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 259 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 260 ◆経済環境部長(鳥居典光) 棚に関しましては、直近では平成21年度に棚部分のパイプの敷設がえが行われておりまして、そのときは、碧南市の指定文化財ということで、その補助を使っていると、2分の1の補助になりますけれども、その補助を使っておるということでございます。  また、棚を含めて、大規模な改修ということでございますけれども、それにつきましては、過日の20番議員へのお答えに申したとおりでございまして、かなり多額の費用がかかってまいります。津島市の例でいいますと4,380平米の改修で4億3,000万円ということでありますので、これを単純に、碧南市の1,000平米で割り戻しますと、1億円かかるということになってまいりますので、このあたりは慎重に考えなければいけないし、もし棚の改修が必要であるというときが来るようであれば、そのときに検討課題とさせていただくということになろうかと思います。 261 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 262 ◆議長(沓名 宏) 2番。 263 ◆2番(岡本守正) 広藤園の藤、本当にこれを守っていきたいということです。大がかりなやっぱり棚の取りかえは、やがては来ると思います。それをしながら、やっぱり広藤園の藤を守るということ、真剣になって考えていくと言われておりますので、本当に真剣になって考えていただきたいというふうに思いますので、広藤園の藤については、これで終わります。  次は、件名3の中小企業振興基本条例、小規模工事契約希望者登録制度ということで、住宅リフォーム制度ということの質問ですけれども、これも、15日に1番目の質問者が、同じ質問がありますけれども、私の質問として答弁をお願いいたします。  (1)、昨年3月にも同様な質問をいたしました。それ以前にも、2度ほどした覚えがあるわけですけれども、現在のこの経済状況、安倍政権の経済政策アベノミクスによって、一部の大企業が大幅に利益を伸ばす一方で、地域経済を担っております中小企業あるいは業者は厳しい状況に置かれ、さらには、勤労者の所得は伸びず、この経済状況が、大きなウエートを占めております地方の地域経済は低迷し、国民経済、地域経済、本当に疲弊しております。  安倍政権は、国政の私物化や、それから立憲主義を破壊で、地方経済はますます疲弊されてくるというふうに思います。業者、勤労者の大部分はとても、憲法25条が保障すべきとした最低限度の健康で文化的な生活を営むための水準には至っておりません。この厳しい経済状況ですが、現在の碧南市内に中小企業数はどれだけありますか。お答えください。 264 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 265 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 266 ◆経済環境部長(鳥居典光) 市内の中小企業数につきましては、正確な数字は把握はできておりませんけれども、平成26年の経済センサス基礎調査では、市内には3,251事業所があります。そのうち、従業員数10人未満の事業所は2,504事業所、30人以下の事業所となりますと3,032事業所ということになります。 267 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 268 ◆議長(沓名 宏) 2番。 269 ◆2番(岡本守正) 本当は、まだ28年度の経済センサスが出ておりませんので、ちょっと残念な数字ですけれども、それでは、5年前の中小企業で比較したらどうなりますか。お答えください。 270 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 271 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 272 ◆経済環境部長(鳥居典光) それでは、平成26年と平成21年の経済センサスの基礎調査による比較ということで申し上げます。事業所数は、平成26年は先ほど申しました3,251事業所、平成21年は3,518事業所で、267事業所、率にして7.6%減っております。そのうち従業員数30人未満の事業所数は、平成26年は3,032事業所、平成21年が3,307事業所ということで、275事業所、率にして8.3%減っております。 273 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 274 ◆議長(沓名 宏) 2番。 275 ◆2番(岡本守正) こういう形で、特に小さいところが8.3%も減少をしておるということです。こういうことで、これを本当に真剣になって、中小企業を守っていかないけないということで、(2)の質問をしていきます。  中小企業振興基本条例について質問いたします。  近隣市では、中小企業振興基本条例を高浜市、安城市、刈谷市、知立市で制定されております。このような状況の中、碧南の地域経済を支えられておられる中小企業の企業数がずっと減り続けております。こういう形でいきますと、先ほど言われたように、267事業所が減っておるわけです。この経済をちゃんととめなくてはならない、地域経済を活性化していかないけない、そういうことをこれまでも何度も質問いたしました。長い間研究を重ねて、市もこられましたけれども、今、中小企業振興条例を制定し、近隣市と肩を並べていこうではありませんか。お答えください。 276 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 277 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 278 ◆経済環境部長(鳥居典光) 中小企業振興条例の制定につきましては、過日の14番議員にお答えしたとおりでございますが、中小企業振興条例は中小企業振興に関する基本的な方向性や姿勢を中小企業者、市民や商工団体等に示す理念条例でございます。その中で、それぞれの役割や責務について規定されるものと理解をしております。本市では、企業訪問等を通して時代に即した、また、ニーズの高い中小企業振興施策を展開しているものと考えておりますが、条例を制定した自治体では、何が変わってどんな効果があったかを確認していく必要があると考えております。その上で、中小企業の経営者や商工業団体を初めとする皆様方から引き続き御意見をお聞きしながら、今後の方向性を検討してまいりたいと考えております。 279 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 280 ◆議長(沓名 宏) 2番。 281 ◆2番(岡本守正) 皆さんの意見をお聞きしながら、これからも、いわゆるもう少し研究を重ねていくという、そういうお考えでありますけれども、実際やはり理論というのか、理念がちゃんとしないと、それも曖昧になっていく可能性もあります。前にも中小企業の方と話したことがありますけれども、やはりその辺の理念がちゃんとしなくては、そこに向かって営業をして、または、活動をしていくということが必要だというふうに言われておりました。ですから、早いところ、研究を重ねられておりますので、早く振興条例を制定していただくよう、重ねてお願いをいたします。  (3)に移らせていただきます。  小規模工事契約希望者登録制度で、小規模修繕等に入札資格にとらわれず、地元業者が登録し、地元業者の受注機会をふやしていくことができる小規模工事契約希望者登録制度について質問をさせていただきます。  まずは、これにかなり携わっていくのではないかというふうに思います業者さんが、碧南の市営住宅なんかでも130万円以下の小規模工事、修繕は年間どれぐらいあるか、お答えください。 282 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 283 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 284 ◆総務部長(金沢宏治) 平成29年度における市営住宅の130万円以下の小規模工事、修繕、これは件数が100件、金額にして約1,600万円であり、ほとんどが50万円以下の工事修繕でございました。  以上です。 285 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 286 ◆議長(沓名 宏) 2番。 287 ◆2番(岡本守正) 多分、これとダブるというふうに思いますけれども、畳、ふすまの修繕はどれだけあるか、お答えください。 288 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 289 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 290 ◆総務部長(金沢宏治) 同じく平成29年度でございますが、畳の修繕件数は21戸、金額にして約150万円です。ふすまが件数が20戸、金額にして約80万円でございます。その他の修繕とは分けまして、物品登録している小規模な業者も含めた中から単価契約を交わして市内業者に発注を依頼している状況でございます。  以上です。 291 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 292 ◆議長(沓名 宏) 2番。 293 ◆2番(岡本守正) 畳、ふすまの修理については、物品という形で、違う枠の感じで行われておるようですけれども、実際は、前の部分でいきますと、やはり業者が、元業者があって、その下請という形で小規模工事などが行われるわけです。それから、小規模業者はいろんな面で、パソコンだとか、そういうのをいじらなならん状況ができると、そういうのはやめてしまう。そういう感じですので、いわゆる小規模業者が、小規模公共事業に参入できる、そういう形が唯一この小規模工事契約希望者登録制度ということの創設、これを行っていかなくてはならないというふうに思いますので、お答えください。 294 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 295 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。
    296 ◆総務部長(金沢宏治) 小規模工事ということでございますが、これはもちろん公共工事、公共事業であるため品質の確保は必要だと考えております。その点では、入札参加資格者名簿に登録のある建築業者については十分期待できるというふうにも考えております。こんなことから、御質問の小規模工事契約希望者登録制度創設に関しましては、当面制度導入は行わず、現行の方法により工事、修繕をしてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 297 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 298 ◆議長(沓名 宏) 2番。 299 ◆2番(岡本守正) 例えば、ここの庁舎に入るところの階段のタイルが剥がれるとか、それから壁のタイルが剥がれた、実際剥がれて、見て、その後どうされたのかわかりませんけれども、わずかなことですけれども、そういう部分についてはどうされるのか。あるいは、公民館で、階段のところでちょっとタイルが剥がれちゃったというようなことも含めて、どういう形で行われておるのか教えてください。 300 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 301 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 302 ◆総務部長(金沢宏治) その工事が、幾らの工事かちょっとよくわかりませんが、当然金額によっては随契あるいは入札ということですが、業者につきましては、入札参加資格登録者名簿からお願いをしておるところでございます。  以上です。 303 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 304 ◆議長(沓名 宏) 2番。 305 ◆2番(岡本守正) 実際は職員が一生懸命電話をかけておったようですけれども、そう大した、ようかかって1万円かそこらというふうに思いますけれども、こういうのも含めて考えるのなら、やはり小規模の登録制度を行っていかなくてはならないんじゃないかというふうに思います。次、また質問をさせていただきますので。  (4)に移ります。  住宅リフォーム制度が全国的に広がっております。中小企業の仕事を本当に確保する一番大きな部分じゃないかというふうに思います。このために、地域経済の活性化に本当につながっていくというふうに思います。住宅リフォーム制度の質問をしていきますけれども、今の碧南市住宅リフォーム制度を、たくさんあると思います。これ、全て条件つきですので、まずこの制度についてお答えください。 306 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 307 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 308 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市の住宅リフォーム補助制度につきましては、高齢者や障害者に安心してお住まいいただくために、住宅改善費補助制度、それから、住宅の耐震強化のために耐震改修補助制度、建替補助制度などを設けております。今年度から始める空家等対策補助制度につきましては、周辺環境を悪化させるおそれのある危険な空き家等の除去と市外からの定住促進を図るための既存空き家の改修に係る費用を補助するもので、危険な空き家を除去し、または、活用することによりまちの活性化が図られるものと考えております。  また、市内で新たに事業を始めようとする方への操業チャレンジ補助制度についても、建物の改装費の補助を行っております。そして、新築住宅ということでは、新築住宅建設等促進補助金制度を実施し、裾野の広い住宅関連産業の活性化とさらなる定住化の促進を図っております。  このようなさまざまな側面から、住宅リフォームを初めとする住宅補助制度を実施しております。 309 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 310 ◆議長(沓名 宏) 2番。 311 ◆2番(岡本守正) 地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度というので、碧南市は全部で10個あります。その中で、条件なしというのが4個出ておるわけですけれども、これを見ますと、条件なしというよりも、皆さんが利用できるような部分では条件なしでも、全く新築だとか、そういう形の中でこれが使われるということと、そういうのですので、いわゆる長年住みなれた家ですけど、ほんのわずかリフォームをして、長く住もうという形の、条件のない、そういうのをつくっていかなくてはならないのではないかというふうに思います。  碧南市では、バリアフリーでも条件なしではリフォームができない。刈谷、安城、岡崎市は条件なしでバリアフリーができる、そういうのがあります。碧南市でも、条件なしでできるリフォーム助成制度の創設をやっぱりつくっていかなくてはならないんじゃないかと思います。刈谷、安城、岡崎みたいに、そういうリフォームの中でバリアフリーのような、条件なしの制度をつくっていく必要があるのではないかというふうに思いますので、お答えください。 312 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 313 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 314 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市では、先ほど申し上げましたように、さまざまな住宅改修などの補助制度によりまして、住宅の耐震改修であるとか空き家の除去や活用、それから、新築住宅の建設を促進することにより、その広い住宅関連産業の活性化と定住化の促進によるまちの活性化を図っておりますので、一律の住宅リフォーム補助制度を設けるということは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 315 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 316 ◆議長(沓名 宏) 2番。 317 ◆2番(岡本守正) 岡崎やなんかを見ますと、バリアフリー化条件なしという形で、2種類あります。そして、刈谷も条件なしというのが2種類あります。そして、安城市にも条件なしというのが1種類あるわけですね。条件なしで住みなれたうちをほんの少し住みやすくするということの、これを、リフォームできるような、そういうことについて少しずつ拡大していく。もちろんたくさんの大きな条件つきの制度がある、これはこれですばらしいというふうに思いますけれども、さらに、それに加えて、これをやっていくといえば本当にすばらしくなるのではないかというふうに思います。再度お答えできますか。 318 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 319 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 320 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市としましては、さまざまな側面から補助の制度を設けておりますので、今のところ条件なしということは考えておりません。 321 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 322 ◆議長(沓名 宏) 2番。 323 ◆2番(岡本守正) なかなか上手に、うまく当局が乗ってこんものですからあれですけど、ちゃんとこれからも引き続きやりますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。 324 ◆議長(沓名 宏) 以上で、岡本守正議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩をいたします。                            (午前 11時 53分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 325 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、祢宜田拓治議員の一般質問を許します。 326 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 327 ◆議長(沓名 宏) 15番。 328 ◆15番(祢宜田拓治) 皆さん、こんにちは。新政会の祢宜田拓治でございます。  議長のお許しがありましたので、通告に基づき、一問一答で一般質問をさせていただきます。  1年ぶり、やっとかめの一般質問ということで、非常にフレッシュな気持ちであります。今回も安心・安全、そして安寧のため、3件の質問をさせていただきますので、執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をよろしくお願いします。  件名に入ります前に、きょうのトップバッター1番議員も申されておりましたが、けさの地震で、今、情報によりますと、3名の方がお亡くなりになったということであります。子供さんが通学の途中で塀の下敷きになったということで、亡くなられたという悲惨なことがありました。  ここのところ、ずっと大地震が来る来るということで、皆さん緊張がずーっと続いておったかと思いますけど、最近何か緩んでいるのかなという気もいたします。ぜひ執行部におかれましても、議員の皆さんにおかれましても、また、市民の皆さんにおかれましても、備蓄とか防災・減災対策をぜひ引き続きやっていただきますことをお願いしまして、件名に入らせていただきます。よろしくお願いします。  まず、件名1、認知症初期集中支援事業についてをお伺いします。  この事業を初めて知りましたのは、昨年の11月の新聞報道でありました。その大きな見出しに、認知症初期集中支援が急務とありました。認知症を早期に発見し、周りが適切な支援をすることによりかなりの改善が見られるとのことで、すなわち介護を受けずに日常の生活が送れる状態を保つことができることになります。  これまでも多くの議員の皆さんから、認知症にならないような施策の充実とか介護施策について、質問あるいは提案がいろいろなされておりますし、私も今まで3度ほど介護予防、認知症予防について質問させていただきました。  私の大きな大きなテーマの1つに、地元の皆さんにも常々言っておるんですけど、みんなで目指そう元気な100歳というのがございます。まさにこれに沿うものかなと思っております。  この記事では、厚労省の発表によりますと、団塊の世代が75歳以上になる2025年に認知症患者数は約700万人に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占めるとのことです。ちなみに、2012年時点では462万人でしたので、十数年で約240万人、率で50%増との推計になります。私も含めて皆さんも他人事ではないと思います。  認知症への対応は大きな課題でありますので、件名にあります認知症初期集中支援事業が平成30年度から全自治体での実施が義務づけられているとありました。  そこで、この大変重大で重要な行政の課題であります(1)認知症初期集中支援事業についての、まず、(ア)今年度から自治体に義務づけられた本支援事業の内容等についてお伺いします。 329 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 330 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 331 ◆副市長(松井高善) 平成27年度の介護保険法の改正において、事業項目に認知症初期集中支援推進事業の実施が示されました。事業の開始は平成30年4月までに実施とされておりましたが、本市では、認知症対策を進めるために、27年度より他市に先駆けまして、認知症初期集中支援推進事業を開始いたしております。  この事業は、認知症になっても本人の意思が尊重され、住みなれた地域で暮らし続けるために、認知症の方やその家族に早期にかかわりを持つための認知症初期集中支援チームを設置し、そのチームは市民病院神経内科医師を中心に、認知症介護指導者、高齢介護課の保健師、看護師6名で構成いたしております。御家族などから相談を受けた場合には7日以内に訪問を実施し、問題点や課題を整理し、支援目標を立てて対応に当たります。  支援の一連の流れといたしましては、信頼関係の構築を行い、キーパーソンを見つけたり、認知症の鑑別診断や介護サービス利用を推奨したりと、個別事例に応じた対応をチーム員で協議をしながら、約6ヵ月間の短期集中での積極的な関与をしているところでございます。  以上でございます。 332 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 333 ◆議長(沓名 宏) 15番。 334 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  国の新しい施策を3年も前から先取りして実施しているということはまことにすばらしいことだと思います。  本市のパターンとしまして、近隣の状況を見て乗りおくれないように物事を事業化するといったこれまでのスタンスではなく、国や近隣に先立ってこれを事業化されたことは大いに褒めるべきであると思います。担当当局の先見性を高く評価すべきだと思いますし、発案された職員はすばらしい職員だと本当に思います。  市長、大いに自慢してください。市長は余り褒められたことがないので、褒められるとこそばゆいかもしれませんけど、本当にすばらしいと思います。  褒めるのはこれぐらいにしまして、では、次に、イ、対象者についてお伺いします。  初期の方の把握は難しいかもしれませんが、基本チェックリスト等で該当しそうな方は把握されていますか。されていれば、大まかな数字でいいので教えてください。また、今後の見通し等あれば、あわせてお示しください。 335 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 336 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 337 ◆副市長(松井高善) 基本チェックリストによる認知症等のスクリーニングは、75歳になられた方を対象にアンケートを実施しております。  平成29年度は725名の方に送付をし、632名の方から御回答をいただいております。そのうち、自己診断において認知機能の低下の疑いのある方は173名でございました。この方たちの中には、全く認知症とは無関係の方もいらっしゃいましたが、3つの地域包括支援センターが連絡をとり合った結果、引き続き経過観察が必要とされた方は8名でございました。  しかし、基本チェックリストのスクリーニングは生活機能の評価をするためのものでございまして、認知機能の低下のリスクを予測し、予防につなげることを目的としております。認知症初期集中支援事業については、認知症疾患の臨床診断を受けていない方や継続的な医療サービスを受けていない方、適切な介護サービスに結びついていない方などといった方に、初期の段階で集中的にチームがかかわり合いを持つことで在宅生活を維持していくことを目的といたしております。  このため、今後の見通しといたしまして、基本チェックリストの該当者の方が直接初期集中支援チームの対象者とはならないため、あらかじめ対象者を把握することは難しいというのが現状でございます。 338 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 339 ◆議長(沓名 宏) 15番。 340 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  御答弁で、あらかじめ対象者を把握することは難しいとのことでありますが、75歳以上の方に行っておりますアンケートに認知症予防関係の質問を加えて把握することなどの対策はできないんでしょうか。 341 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 342 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 343 ◆副市長(松井高善) 認知症初期集中支援チームが関与すべきかどうかをアンケートで把握するということは難しいとは思われますが、民生委員、地域包括支援センター、医療機関の専門職の方などと連携を密にいたしまして、できるだけ早く情報を得ることで対象者の把握に努めてまいります。 344 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 345 ◆議長(沓名 宏) 15番。 346 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、ウの進捗状況についてお伺いします。  本市の現在の進捗状況をお答えください。 347 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 348 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 349 ◆副市長(松井高善) 平成29年度のチーム活動の実績で申し上げます。  支援の対象となった方は24名で、そのうち、医療や介護サービスにつながった方は20名でございました。このほかの4名の方については、入院をされたり、うまくサービスにつなぐことができなかった方ではありますが、地域包括支援センターでの見守り対応をしているところでございます。  また、チーム構成につきましては、今年度から認知症介護の専門職を加え、より専門的な支援ができるように取り組んでおります。平成29年度末までの支援人数は合計82名でございまして、支援終了時に約8割の方が医療やサービスなどの利用につながり、在宅生活を継続しているということでございます。  今後も関係機関と連携をとりまして、かかわり合いを持った対象者の方が地域で望む生活ができるように継続して支援をしてまいります。  以上です。 350 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 351 ◆議長(沓名 宏) 15番。 352 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  しっかり連携して、とても手がたく支援されているようでありがたく思います。この支援事業のさらなる充実をお願いしまして、次の(2)おたっしゃ大学についてに移らせていただきます。
     この事業は平成23年度からスタートしまして、介護予防、認知症予防に資するために、各種の講座や講演会、回想法の教室等、いろいろ工夫を凝らして受講者を多く集めているとお聞きし、この事業の発案者としまして本当にうれしく思っております。このおたっしゃ大学につきましても、平成24年、25年と2度質問し、内容の充実について提案をさせていただきました。  私のおたっしゃ大学のイメージをるる申し上げますと、まず、入学式、これは始業式かもしれませんが、入学式で大学生生活をスタートさせます。1枚着がえて家から外に出ます。女性の場合はお化粧をされるかもしれません。大学で自分で選択した講義や講習を受け、クラスメートとおしゃべりし、時にテーマに沿った現地研修を行ったり、はたまた自分たちはまだ終わっていないぞとばかりに公共施設の草取り等の社会貢献活動を行ったり、運動会、学園祭、そして卒業式、これは終業式かもしれませんが、で1年を終え、翌年以降、また違う講義や教室を受講して、仲間や同窓会ができれば末永く交流する。あれやこれやを繰り返していれば、介護や認知症が尾っぽを巻いて逃げていくということではないでしょうか。  介護予防の面からも、認知症予防からの面からも、介護保険のサービスを使わなくて済めば、毎年の1億円以上の給付費の増を少しでも減らすことができ、介護経費節減の面からも効果絶大だと思いますが、どうでしょうか。  以上、おたっしゃ大学に対する私の熱い思いを語らせていただきました。  そこで、ア、現在の活動状況についてをお伺いします。  大学の実際の1年の流れ、講習や教室等の種類、その参加者数、わかれば年齢構成、新しい講義内容等を教えていただきたいと思います。お願いします。 353 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 354 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 355 ◆副市長(松井高善) おたっしゃ大学は、みずから介護予防に取り組むことを目指し、認知症予防にもつながるものといたしまして、平成23年度に開校し、今年度で8年目を迎えておりまして、登録者数は開校当初の144人から29年度末では総計395名となっております。受講者数は、平成23年度から27年度までは150人前後でございましたが、平成28年度、29年度は180人前後とふえております。講座の参加延べ人数につきましては、平成23年度から27年度までは1,400人前後でございましたが、28年度は1,704人、29年度は1,586人となっております。  それでは、現在の活動状況について、平成29年度の実績でお答えをいたします。  まず、お尋ねの大学の1年の流れでございますが、5月15日に始業式、翌年の3月19日に修了式を行い、その間に13の講座等を行っております。なお、始業式には146人、修了式には90人の御参加をいただきました。  次に、講習や教室等の種類、その参加者数でございますけれども、まず、介護予防全般といたしまして、体力測定会に73人、ピンシャン講座に75人、介護予防の講座に91人でございます。  運動機能向上といたしまして、運動機能講演会に90人、チャレンジデーの参加に88人、筋力トレーニング教室に延べ203人でございます。  口腔機能向上といたしまして、口腔機能向上講演会に85人、低栄養予防として栄養講座に39人、この講座ではモデル献立の試食も行っております。  認知症予防といたしまして、脳の健康教室に延べ298人、回想法教室に延べ67人、平成28年度より始めたセルフコンディショニング&コグニサイズ入門講座に延べ86人、これは自分で自分の調子を整える方法を学び、頭を使った課題と体を使った課題を両方同時に行うことによって、心身の機能を効率的に上げていく認知症予防プログラムということでございます。  また、平成29年度のみ実施のシナプソロジー脳活性化講座に76人、これは2つのことを同時に行う、左右で違う動きをするといったふだんなれない動きで脳に適度な刺激を与えて活性化を図るというものでございます。  健康づくり全般といたしましては、健康を守る会50周年の記念講演に79人でございます。  最後に、年齢構成についてお答えいたします。講義や教室ごとに集計はとっておりませんので、受講者全体の年齢構成でお答えをいたします。よろしくお願いいたします。  平成29年度の受講者数180人のうち、65歳以上70歳未満の方が30人、70歳以上80歳未満の方が124人、80歳以上の方が26人でございます。  以上でございます。 356 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 357 ◆議長(沓名 宏) 15番。 358 ◆15番(祢宜田拓治) 詳しく御答弁いただきまして、ありがとうございました。  御答弁をお伺いして、高齢者の皆さんが喜々としておたっしゃ大学で学ばれていることがよく伝わってまいりました。私の義理の母もこの大学生で、自分の興味のある講義や教室に出席することが大変楽しみだと言っておりました。  では、次に、イ、回想法・音読教室についてをお伺いします。  他市で、この回想法と音読教室を図書館であわせて実施しているところがあると報道されておりましたが、本市の場合、音読教室を認知症予防のカリキュラムに加えるという考えについてはどうでしょうか。また、回想法のときに音読教室も開くと目先が変わってより興味が深まるのではと思いますが、どうでしょうか。 359 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 360 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 361 ◆副市長(松井高善) まず、回想法と音読教室の同時の開催は行っておりません。  回想法につきましては、回想法教室として、本年度からはおたっしゃサロンという名称で行っておりまして、昔懐かしい写真や記憶を教材にその体験を語り合うことでのグループ回想法を手法として、65歳から74歳までの方、75歳以上の方と年齢別にグループを分けまして、各4回コースで実施をいたしております。  次に、音読についてでございますが、これは脳の健康教室の中で実施をいたしております。これは、くもん学習療法センターのテキストを利用して実施するものでございまして、音読と簡単な計算を行うもので、6月から11月にかけ、週1回の教室と自宅での10分程度でできる教材を利用して実施をいたしております。  以上です。 362 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 363 ◆議長(沓名 宏) 15番。 364 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  既に音読も工夫を凝らして実施されているということで大変うれしく思います。  では、次に、ウの他施設との連携についてお伺いします。  平成24年に伺ったときにも、スポーツ課とのコラボによる体力維持・増進、気力増進、気分転換等を提案させていただきましたが、イの質問で申し上げた音読の図書館を初め、運動療法のスポーツ課、芸術鑑賞による脳の活性化が期待できる藤井達吉現代美術館、とてもにぎやかな環境で日常の買い物ができるあおいパーク、ほかにも芸文のいろいろな催し物等々、既に利用している施設もあるかもしれませんが、市内にあるこれら施設と連携して事業や教室を開催することも大変有効だと思います。この点、どうでしょうか。お尋ねします。 365 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 366 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 367 ◆副市長(松井高善) おたっしゃ大学としての施設との連携はということでございますが、直接施設ということではございませんが、スポーツ課との連携といたしまして、平成25年度よりチャレンジデーの参加を講座に加えております。また、施設を利用するということでは、健康課の事業ではございますが、高齢者の介護予防、健康づくりを目的として、東部市民プラザ及びあおいパークでの筋トレルーム60を会場とした各施設年24回の介護予防相談を、今年度からは各施設年3回の栄養相談を始めております。  議員より御質問のございました図書館、美術館については、現在連携をしていないのが現状でございます。  以上でございます。 368 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 369 ◆議長(沓名 宏) 15番。 370 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  一遍に全て実施するということはできませんので、図書館や美術館との連携、協力につきましては、懸案事項とすることを要望とさせていただきます。  では、次のエ、今後の充実についてをお伺いします。  ウの質問に対する御答弁に充実策がありましたが、自分がおたっしゃ大学に入らせていただくならこんな教室、あんな講義、研修旅行、芸術鑑賞会、懐かしいビデオの鑑賞会、運動クラブへの参加などなど、あったらいいなと思います。大学に通学するから、またその後の雑談が楽しいから病院に行く暇がないとありがたい愚痴が出るような魅力ある大学になるといいなと切望いたしますが、ぜひ明るい展望をお示しください。 371 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 372 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 373 ◆副市長(松井高善) 平成30年度の新しい講座としては、歩くを変えて健康力アップ、これを実施いたします。これは、体温と身体との関係についての講義と体温を上げるエクササイズや歩き方の実技を行うというものでございます。また、従来講義のみでありました睡眠講座に睡眠力を上げる快眠体操などの実技を取り入れました。このように毎年見直しを行う中で充実を現在図っているところでございます。  今後も、例えばスポーツ課の出前講座である自宅でできる手軽な運動の紹介を利用するなど、各施設等で行われている事業の活用、連携も考えながら、参加される方がおもしろい、会話をする仲間ができたと感じていただいて、まだ参加したことのない方を誘っていただければ、この事業がもっと広がりを持ってくるのではないかと思っております。  今後も皆さんに参加してよかったと思われるような事業となるように努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 374 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 375 ◆議長(沓名 宏) 15番。 376 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。よろしくお願いします。  いつまでも認知症に縁がないとはいかないかもしれませんが、家に閉じこもらず、お仲間と元気にしゃべり、笑い合うことができる元気な100歳、碧南人達成に向けて、施策の一層の充実をお願いしまして、件名1を終わらせていただきます。  では、次に、件名2、高齢者のごみ出し支援についてをお伺いいたします。  私の御近所に独居の高齢者の方がお住まいで、燃えるごみは家の前に出せますので一人で出してみえますが、それでも少し重たくなるとごみ袋の搬出は大変そうなんですね。まして、分別ごみになりますと、集積場所まで四、五十メートルぐらい手押し車で運ばれるんですが、ゴロゴロと運ぶうちに車から落ちてしまいますし、段ボールですと畳みにくくて、これまたすぐ落ちてしまうようなんです。  燃えるごみについては、御自分で何とか処理できそうなので、段ボール、新聞、瓶、缶などは、私が出すときに一緒に片づけるように声かけしているんですけど、非常に恐縮されます。そこで、このような状況の方がほかにも多くいるのではないかと、大変困っている方が多いのではないかと思い、今回質問させていただくこととしました。  まず、(1)現状についてということで、高齢者のごみ出しの現状把握はされているんでしょうか。本市の現状はどうなんでしょうか。わかったらお答えください。 377 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 378 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 379 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者のごみ出しの現状ということでございますが、高齢者全般のごみ出しの現状という意味では把握をしておりませんが、ごみ出しについては、自助、共助、公助といった役割分担があると思っております。  御協力いただいている隣近所や地域の皆様には大変ありがたく思っているところであります。公助として、日常生活に支障のある高齢者でごみ出しに支援が必要な方につきましては、介護保険制度において要介護認定を受けている方は訪問介護、要支援認定を受けている方や基本チェックリストにより総合事業の対象となった方は訪問型サービスで支援を受けることができます。具体的には、ケアマネジャーが作成するケアプランに基づいてサービスを受けますが、ごみ出しが他の身体的支援や生活支援の時間帯と合わなかったり、事業所においては、早朝のごみ出しの時間帯に多くのホームヘルパーを派遣することは難しいという現状があります。  以上です。 380 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 381 ◆議長(沓名 宏) 15番。 382 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(2)支援策についてお伺いします。  個々人の状況や思いや支援要望が異なりますし、一時に要望が集中ということもありますので大変難しいとは思いますが、御答弁以外に、高齢者のごみ出し支援制度といったものがあるのかないのか、あればどのような内容なのか、概略でいいですので、西三河9市の状況についてもお答えください。 383 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 384 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 385 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 時間的な制約などにより介護保険制度によるごみ出しのサービスが受けられない場合、それを補完する市の事業として、ヘルパーを派遣する高齢者軽度生活援助事業を行っています。また、西三河9市での高齢者のごみ出しの支援の状況でありますが、軽度生活援助事業として行っているのが当市と安城市、それから、社会福祉協議会またはシルバー人材センターで事業を実施しているのが高浜市とみよし市、ごみ収集業務として行っているのが豊田市、岡崎市、刈谷市、西尾市の4市であります。知立市につきましては、現在需要が余りないとのことから介護保険制度の訪問介護のみとなっているようです。  事業の対象については、要介護者や高齢者、障害者であったり、ひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯を対象にしたりとさまざまであり、また、収集方法についてもごみの出し方が各市異なることもありますので、それぞれのやり方で行われているのが現状であります。  以上です。 386 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 387 ◆議長(沓名 宏) 15番。 388 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  今、御答弁にありました高齢者軽度生活援助事業について、もう少し詳しく事業内容を教えてください。 389 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 390 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 391 ◆健康推進部長(杉浦秀司) この事業ですが、シルバー人材センターに委託して実施しているもので、対象者は基本的に介護保険制度の対象者で、ひとり暮らしまたは対象者のみの世帯に属する者とされております。内容ですが、分別されたごみを地区の集積場まで運搬するもので、利用者に負担していただく金額として、1時間200円で、1時間以上必要とする場合は、その30分につき100円を加算するというものです。また、家周りの手入れ及び軽微な修繕も必要があれば行うことができるという事業になっております。  高齢者軽度生活援助事業の平成29年度の利用者数は、6人で46回の利用がありました。なお、全ての方が資源ごみの運搬での利用となっております。  以上です。 392 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 393 ◆議長(沓名 宏) 15番。 394 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  目指せ元気な100歳といいましても、重たい、また、かさばるごみ出しには大変てこずると思います。高齢者軽度生活援助事業の平成29年度の利用者数が6人で46回とのことですが、この制度を知らない方や遠慮される方もみえると思いますので、もっとPRしていただき、必要な方への利用増進を図っていただきたいと思います。また、できればただでやってさしあげるような施策ができればと本当にお願いいたします。  行政ばかりでなく、地域のみんなが守り手になるよう心がけなければならないと思いますが、本当に手厚いごみ出し支援が検討され、実践されることを要望とさせていただきます。これは全く他人事ではありません。ここにみえる皆さんがいつか通る道であります。よろしくお願いします。  では、件名2を終えまして、次に、件名3の市に生息する有害生物への対策についてをお伺いします。  平成27年に外来種の駆除についてお伺いしたことがあります。また、昨年の12月議会では、小林議員から外来生物のヒアリやセアカゴケグモに対する対策等が質問され、被害をこうむらないよう広く一般に周知がなされるようになったと思います。  今回私は、外来生物だけではなく有害生物、在来生物を含めた人に害を及ぼす有害生物への対策をお伺いいたします。  まず、(1)セアカゴケグモやヒアリ等の有害生物の生息の可能性についてお伺いします。  等とありますのは、最近、自分の周りで余り目にしなくなったマムシやヤマカガシ、このヤマカガシは、昔、毒がない蛇と言われておりましたが、80年代に子供がかまれて死亡事故があってから、血清等が研究されたと聞いています。2番議員の御指摘では、ヤマカガシは奥の歯でかまれると非常に危険だという情報もいただいております。  また、先日、テレビで、これはメーテレですけど、タイワンタケクマバチ、これは中国から竹ぼうき等の竹製品が輸入される際に、その竹に穴をあけて中に生息しておる蜂のようですけど、これが県内で見つかったと報道されていました。これら有害生物についての本市の生息の可能性をお伺いします。 395 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 396 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 397 ◆経済環境部長(鳥居典光) 市内の有害生物の生育の可能性でございますが、まず、セアカゴケグモにつきましては、市内南部を中心として市内各地で確認されております。ヒアリにつきましては、碧南市内では確認されておりません。その他の有害生物といたしましては、スズメバチやアシナガバチの蜂類が生息しておりますが、タイワンタケクマバチについては把握はしておりません。また、ヤマカガシやマムシなどの蛇が生息しているという状況でございます。
    398 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 399 ◆議長(沓名 宏) 15番。 400 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  セアカゴケグモの生息状況はどうでしょうか。お伺いします。 401 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 402 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 403 ◆経済環境部長(鳥居典光) 先ほど南部を中心にと申し上げましたが平成29年度に市民から寄せられましたセアカゴケグモの発見状況につきましては、30件、約50匹となっております。それで、情報が寄せられました順に町名を申し上げます。前浜町、浜町、川口町、岬町、丸山町、石橋町、明石町、入船町、塩浜町、港本町、弥生町、鴻島町、浜田町、千福町、東浦町、栄町、広見町から情報をいただいております。 404 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 405 ◆議長(沓名 宏) 15番。 406 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  南部を中心に、自分の家の近くにもいるようでありまして、周りを気をつけるように地元でPRしたいと思いますし、自分も気をつけたいと思います。皆さんも気をつけてください。  では、国内及び県内のヒアリの発見状況をつかんでみえたらお答えください。 407 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 408 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 409 ◆経済環境部長(鳥居典光) ヒアリにつきましては、平成29年5月に兵庫県尼崎市において発見されたのが最初となっております。その後、兵庫県、大阪府、愛知県、東京都、神奈川県、福岡県、大分県、岡山県、埼玉県、広島県及び静岡県の11都府県で確認されております。  愛知県内では、平成29年6月に名古屋港の鍋田ふ頭コンテナターミナル敷地内で国内3例目となるヒアリが確認をされました。その後も平成29年7月には春日井市の倉庫や飛島村の飛島ふ頭において、9月には名古屋市の船見ふ頭において、10月、11月には弥富市の鍋田ふ頭においてヒアリのほうが確認されております。 410 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 411 ◆議長(沓名 宏) 15番。 412 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  ちょうどおとといでしたか、16日土曜日に大阪港の倉庫でヒアリが2,000匹ぐらい見つかったと報道があったようであります。うちにも港がありまして、いつコンテナ等に侵入してヒアリが入ってくるかもしれません。いつ侵入するかわかりませんので、常々ぜひ御用心をお願いしたいと思います。  では、次に、(2)有害生物にかまれた状況、処置についてお伺いします。  子供のころ、草むらにむやみに入るなと大人たちからよく言われました。畑や田んぼに手伝いに行けば周りには草むらがいっぱいありまして、用水には魚がいっぱい、そこで子供たちはよくカエルや魚やバッタやいろんな生き物を捕らまえていましたが、草むらに入るときには、長い枝でバサバサと音を立てて、蛇を追っ払ったことを覚えております。  今の子供は、草むらに入ることも余りないと思いますし、そこに有毒な蛇がいるかなとも考えないと思います。とても心配です。そんなこんなの今の時代ですが、今でも有害生物にかまれたり、刺されたりする人がいるんでしょうか。どのような場所でどのような有害生物に被害をこうむったか等、被害状況と、それらの処置をどのようにされたか、教えてください。 413 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 414 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 415 ◆経済環境部長(鳥居典光) 蜂に刺される、蛇などにかまれるといった被害の状況につきましては、市のほうでは把握しておりませんが、一般的に被害に遭った場合の処置としましては、例えば蜂に刺された場合ですと、まずは落ちついて患部を水で洗い流し、市販の薬を塗って患部をぬれタオル等で冷やして安静にするなどの処置がされると思われます。ただし、刺された後に頭痛や吐き気、めまいなどの全身症状があらわれた場合や、マムシ等の毒を持つ蛇にかまれた場合は、早急に医療機関で治療を受けていただく必要があります。 416 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 417 ◆議長(沓名 宏) 15番。 418 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  ここ四、五年でヤマカガシやマムシにかまれて病院に運ばれたり、血清を投与された被害はあったんでしょうか。 419 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 420 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 421 ◆経済環境部長(鳥居典光) 蛇にかまれた被害の正確な統計数値はございませんが、研究機関などの調査によりますと、例えばマムシですと、全国で年間に二、三千人程度が被害に遭っていると言われております。毒を持つ蛇にかまれた場合は、市民病院などの医療機関に行っていただければ、症状に合わせた解毒処置をしていただけると聞いております。  なお、以前は血清投与による治療が主に行われておりましたが、現在では、血清投与によるアレルギー反応などのおそれがあることから、中和作用があるような薬剤投与による治療をしているとお聞きしております。 422 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 423 ◆議長(沓名 宏) 15番。 424 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(3)アナフィラキシーショックを起こす生物についてお伺いします。  まず、ア、個々の生物についてということで、スズメバチはよく知られておりまして、大変狂暴のようでありますが、アシナガバチは大変身近であります。家の軒下に巣をつくって困ることも多いですね。ミツバチもショック症状を起こすようであります。ほかに外来生物にもいるようで、本市に生息し、ショックを引き起こす可能性のある生物を教えてください。 425 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 426 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 427 ◆経済環境部長(鳥居典光) アナフィラキシーショックを起こすという生物でございますが、今議員の御指摘のように、スズメバチであるとかアシナガバチ、それからミツバチといったような蜂類が主なものになります。  なお、碧南市では今のところ生息は確認されておりませんが、ヒアリの毒もアナフィラキシーショックを起こす可能性があると言われております。 428 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 429 ◆議長(沓名 宏) 15番。 430 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、イの個々の予防策、対策について教えてください。 431 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 432 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 433 ◆経済環境部長(鳥居典光) 蜂によるアナフィラキシーショックを予防するためには、当たり前のことですが、蜂に刺されないようにすることが重要でございます。蜂は、こちらから刺激しなければ刺すことはまずありませんので、蜂に近づかない、巣に近づかない、さわらないこと、また、屋外での作業時には肌を露出しないことなどで予防できると思っております。  自然の中で活動する際には、有毒な生物もいることを認識していただき、自然の生き物と適度な距離をとって自然と触れ合うことが必要だと考えております。 434 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 435 ◆議長(沓名 宏) 15番。 436 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  最後になりますが、(4)学校等への注意喚起についてをお尋ねします。  先ほども少し述べましたが、今の子供たちは、危険を多くはらんだ自然に接する機会が大変少なくなったせいで、危険を危険として察知する経験もしていなく、答弁にもありましたように、自然の中で活動する際には有毒な生物もいるということを意識して、自然の生物と適度な距離をとって自然と触れ合うことが必要でありますが、こういったすべも余り知らないのではと思います。  自分が現役で教育委員会におりました折、蜂が幼稚園や学校に巣をつくり、それを大きなビニール袋を逆さにかぶりまして、麦わら帽子をかぶって煙でいぶしたり、長いさおでたたき落したことが間々ありました。今でもこんなことをやっているのかわかりませんが、学校で蜂が巣をつくった場合はどのようにしているんでしょうか。  周りに有害で危険な生物がいることは確かですので、インターネット等で有害生物を子供たちに知らしめていただきたいと思いますが、この点はどうでしょうか。特に、小さな子供には、有害生物の姿、形をしっかり教えてあげて、むやみに側溝のふたや石を上げて変な虫を手にとらないようにとか、むやみに草むらには入らないとか、入るときには先ほど申し上げたバサバサと音を立てて蛇を追っ払ってから入るとか、自分を守る知恵をつけていただきたいと思いますが、この点はどうでしょうか。  子供たちの手づくりの注意喚起のためのポスターなんて、とてもかわいくて魅力的だと思いますが、この点、どうでしょうか。お尋ねします。 437 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 438 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 439 ◆教育部長(奥谷直人) まず、学校の敷地内に蜂が巣をつくった場合の対応でございますが、先ほど質問者が御自身の経験を紹介されましたけれども、今も基本的には学校の職員または教育委員会庶務課の職員が防護服や殺虫剤などを使用して駆除しているところでございます。  子供たちに対する有害生物の周知、啓発の御提案についてでございますが、学校等におきましては、児童生徒に自然との触れ合いの大切さを教える中で、自然環境の中には有毒な生物もいること、むやみに生物の領域に立ち入ったり、生物を刺激すると危害を加えられる可能性もあることなど、自然との上手なつき合い方を指導しています。  また、教職員においても、アナフィラキシーに関する基礎知識や対処法などを学ぶ機会を設けたり、アナフィラキシー症状が発症した場合の教職員の役割分担を決めておくなどの対策を進めております。  今後も子供たちに自然のすばらしさを伝える中で、御提案のありましたインターネットの活用やポスターなどの御意見も参考にしながら、さまざまな場面や手法により有毒な生物についての啓発に努めてまいります。  以上でございます。 440 ◆15番(祢宜田拓治) 議長、15番。 441 ◆議長(沓名 宏) 15番。 442 ◆15番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  私、小さいころ、畑に手伝いに行きますと、大きな大きな芋虫がおる場合、母親がキャーと言いまして、拓治、芋虫をとってくれと言うと、自分がぽっと手でつかんで、ころころころころ手の上で遊んだ覚えがあります。また、それから変な虫とか、ダンゴムシを集めるのが大好きでしたので、そういう害のないものならいいんですけど、先ほど申し上げましたが、ちっちゃな子供が、それが害があるかないかわかりませんので、ぜひ害のあるものないもの、こういった教育機関も含めて御家庭でも教えていただくとありがたいなと思います。  自然のすばらしさはもちろんでありますが、そこに潜む危険もあわせて、学校では啓発していただいておるということであります。また、教職員においても、アナフィラキシーに関する基礎知識や対処法などを学ぶ機会を設けたり、アナフィラキシー症状が発生した場合の役割分担を決めておくなどの対策も行われているということでありますので、大変安心いたしました。さすがだと思います。  有害生物による被害がないことを心から願い、また、みんなで目指そう元気な100歳を標榜しまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 443 ◆議長(沓名 宏) 以上で、祢宜田拓治議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 49分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 0分 再開) 444 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、新美交陽議員の一般質問を許します。 445 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 446 ◆議長(沓名 宏) 16番。 447 ◆16番(新美交陽) 新政会の新美交陽でございます。  議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  件名1、衣浦ポートアイランドの整備について、国、県の調査費がついたことについてであります。  (1)としまして、国土交通省の官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援事業に外港地区(衣浦ポートアイランド)が選定された経緯についてお伺いをいたします。  平成30年4月に国交省は、衣浦港外港地区(衣浦ポートアイランド)を官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援事業に選定したことを発表しました。新聞等で大きく報じられているところであります。長年、衣浦ポートアイランドは、何とか早く活用できないかという市民の思いからしますと、大変うれしいニュースではなかったでしょうか。私も議員の初めのころから、碧南の宝である港の活用による産業の発展を訴えてきた身からしましても大変喜んでおります。  今回、県の調査費2,000万円に対して、国の2分の1の補助がついたことになります。まずは動き始めたというところであります。新聞に「衣浦港 燃料輸入拠点に」と大きく報じられております。既に平成26年には県の衣浦港港湾計画が改訂されております。外港地区では、水深12メートル、延長280メートルと水深10メートル、延長170メートルの岸壁が計画されており、水深12メートル岸壁は耐震強化岸壁となっております。また、今回の調査の対象外ではありますが、臨港道路知多西三河線や防潮堤南側には海面処分用地、面積65ヘクタールの計画となっております。  当然、これにも沿った調査が進められることと思います。今回の発表では、木材チップ増による輸入拠点の整備が大きく取り上げられていますが、市として現在わかっている範囲で経緯や背景についてできるだけ詳しくお答えください。 448 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 449 ◆議長(沓名 宏) 市長。 450 ◆市長(禰宜田政信) 衣浦港では、近年、碧南火力発電所における木材チップの使用やバイオマス発電所の新規開業が相次いでおり、さらに武豊火力発電所のリプレースにより衣浦港の発電燃料となる木材チップの取り扱いが大幅にふえているということでございます。一方で、木材チップ等の保管用地である埠頭用地の不足、同一貨物の複数地区での取り扱いなどの非効率な荷役形態、施設老朽化などの課題を抱えておりまして、民間事業者からは港湾物流機能の再編強化を求められておるところでございます。  衣浦港外港地区の公共埠頭整備は、平成26年の衣浦港港湾計画改訂時に位置づけられておりまして、新規埠頭整備によりまして衣浦港全体の利用形態を再編し、荷役の効率化、安全性の向上による円滑な物流の確保を図るために計画されたものであり、本市にとりましても、新規事業化について国、県に対して要望を行ってきたところでございます。  衣浦ポートアイランドは着実な埋め立てが行われておりまして、約90%の進捗でございまして、間もなく土地利用が可能な状況となります。そうしたことから、企業からも愛知県に対して衣浦ポートアイランドの早期整備の要望がなされているとお聞きしております。これらの状況を受けまして、今年度、愛知県では、計画段階から民間の設備投資等と一体的な検討を行うため、国土交通省国土政策局が所管する官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援調査補助金の要求を行い、認められたものと聞いております。 451 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 452 ◆議長(沓名 宏) 16番。 453 ◆16番(新美交陽) 市として、長年早期の活用、国、県に対して強く要望してきたことが実を結び、大きく進展したことは大変すばらしいことであると思っております。  県は、陸上においても西三河を中心に多くの工業用地の拡充を決定し、造成も進んでいる状況でもあります。そして、今後は港湾ということになったわけであります。衣浦ポートアイランドを物流の拠点にということであります。今後の調査、そして着工が市の将来に大きく寄与する大事業になるというふうに思っております。現在、90%の埋め立てが完了しているということですが、全島の埋め立て完了はいつごろになるのか、また、完了後、地盤改良行為等が行われ、施設の整備ができるまでの工程表はどのようになるのか、概略でもいいのでお答えください。 454 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 455 ◆議長(沓名 宏) 市長。 456 ◆市長(禰宜田政信) 埋め立てにつきましては、受け入れる浚渫、土砂等の発生状況により、明確な完了時期は不明でございますが、公有水面埋立免許上の完了は平成33年2月とされておりまして、このことからしましても、数年のうちには埋め立てが完了すると考えられます。
     なお、ポートアイランド全体の埋め立てが100%完了していない状況の中でも、岸壁建設予定地のポートアイランド1工区はほぼ100%埋め立てが完了しておりますので、当該岸壁建設につきましては、今回の調査成果などを活用されまして、ここ二、三年の間に事業化が決まっていくことを期待しておるところでございます。 457 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 458 ◆議長(沓名 宏) 16番。 459 ◆16番(新美交陽) 全島、3年後には埋め立て完了になるということであります。そして、計画段階から民間とともに一体的な検討をしていくということになります。完了後すぐに着工するものではないかというふうに思っております。  それでは、件名2としまして、今回の調査はどんな内容かということであります。  国と県で各1,000万円、合計2,000万円の調査費というふうに言っております。官民連携して地域の強みを生かした特色ある成長を図る目的で今回の調査をするわけであります。  現在、衣浦港では、木材チップや金属くずなどのバルク貨物の置き場などが港の奥深くまで点在している状況にあるわけであります。それの集約化が大きな目的であろうかと考えますが、当然その集約後を見据えた利用計画も必要であると考えます。今回の調査はどんな内容になるのか、お答えください。 460 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 461 ◆議長(沓名 宏) 市長。 462 ◆市長(禰宜田政信) 今回の調査につきましては、外港地区における公共埠頭及び臨港道路整備の検討として、貨物需要調査、土地需要調査、埠頭利用計画、施設配置計画、施設整備効果検討を行うものとされており、さらに埠頭用地の管理運営に係るPPP導入可能性検討がされるものと聞いております。  集約後の施設利用につきましてはお聞きをしておりませんが、今後、国や県において検討されるものと考えておりますが、市の考え方や希望については、その時々に申し述べてまいります。 463 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 464 ◆議長(沓名 宏) 16番。 465 ◆16番(新美交陽) 貨物需要調査、土地需要調査、埠頭利用計画、施設配置計画、施設整備効果検討、そして、埠頭用地の管理運営に係るPPP導入の可能性がその調査内容ということであります。大変広範囲にわたる調査であるというふうに思います。この調査結果をいつごろまでにできるのか、お答えください。 466 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 467 ◆議長(沓名 宏) 市長。 468 ◆市長(禰宜田政信) 本調査費は平成30年度予算でございまして、本年度中に執行され、調査結果については本年度末には取りまとめられるものと考えております。 469 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 470 ◆議長(沓名 宏) 16番。 471 ◆16番(新美交陽) 今年度ということでありますので、来年の今ごろは調査結果が出ているというふうに思っております。  次に、(3)PPP方式で運営することについてであります。  当然、この事業は官民連携による事業となっているわけで、パブリック・プライベート・パートナーシップということでPPPという略称になっております。  PPPは、従来、地方自治体が公営で行ってきた事業に民間事業者が事業の計画段階から参加して、設備は官が保有したまま、設備投資や運営を民間事業者に任せる手法であるというふうに言われております。  民間事業者による効率的な荷役作業や保管施設の整備、荷役作業の共同化とあわせて、公共埠頭及び臨港道路の整備検討や埠頭用地の管理運営に係るPPP導入可能性の検討を行うと国交省の概要でも明記されております。国家財政が大変厳しくなる中、民間の独自ノウハウを活用して、より効率的な運営を目指すわけであります。これらのことについて、市はどのように捉えているか、お答えください。 472 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 473 ◆議長(沓名 宏) 市長。 474 ◆市長(禰宜田政信) 外港地区への木材チップ、貨物等の集約につきましては、現状の荷主が所有する荷役施設等の移転、新設が課題と、どのようにうまくリンクしてくるかということだと思っております。荷主以外の企業による設備投資や荷役作業の共同化、複数化による保管施設の整備などが可能となりますれば、荷役コストや施設の維持管理コストの削減が図られ、より効率的な埠頭の運営が可能となり、外港地区における取扱貨物の増加につながるものと考えられます。 475 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 476 ◆議長(沓名 宏) 16番。 477 ◆16番(新美交陽) PPPの導入の可能性を検討するということであります。官と民で運営することになるということになるのか、そういったことも含めて、民間企業のみでやるのか、そういったところも含めて、市も新しくつくられる新会社とのかかわりを持つのか、これらのことについてもどのようにお考えか、お答えください。 478 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 479 ◆議長(沓名 宏) 市長。 480 ◆市長(禰宜田政信) 官民連携しての埠頭用地の管理運営についてはさまざまなケースが考えられることから、PPP導入の可能性など、どのような運営形態がよいかを含め、県において検討されるものと考えております。今のところ、市が運営にかかわることは想定しておりません。 481 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 482 ◆議長(沓名 宏) 16番。 483 ◆16番(新美交陽) 官民連携というふうに言っておりますので、双方で携わることになるということは当然そう思われるわけでありますが、民間が入ることによる計画の達成度も、入ることによって極めて迅速になる可能性もあります。市としてもスタンスをどうとっていくのか、しっかりと考えておく必要があると思います。  次に、(4)整備をすることによりどんな効果が生まれるかということであります。  昭和32年に重要港湾として指定され、既に60年が経過しております。広大な水域に臨海工業用地を造成し、発電用原料の石炭や木材チップ、トウモロコシ、金属くずなどのバルク貨物を取り扱い、それらを利用し、各種の工場が稼働しております。石炭1,018万トン、全国2位、コーンスターチ用トウモロコシ95万トン、全国2位、木材チップ59万トン、全国7位など、全国有数の取扱量となるまで発展してきております。今後、衣浦ポートアイランドに集約化されたバルク基地のようなものができた暁には、既存の岸壁の利用転換も見込めるものと考えます。岸壁などの老朽化も進んでおり、その改修も必要不可欠でありますが、市としてはどのような効果が生まれるとお考えでしょうか。 484 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 485 ◆議長(沓名 宏) 市長。 486 ◆市長(禰宜田政信) 外港地区に新たな埠頭が整備されることによりまして、ここを種地といたしまして、衣浦港全体の埠頭再編が可能となります。こうした埠頭再編により、同一埠頭内での貨物の混在による非効率な荷役を解消するとともに、貨物を集約化することで荷主の物流コストの削減が可能となります。さらに、低利用、老朽化した施設は利用転換や廃止が可能となり、維持管理・更新コスト縮減につながるとともに、地域のニーズに沿った再利用が可能となると考えます。  加えて、外港地区の岸壁は耐震強化岸壁に位置づけられておりまして、大規模災害時における緊急物資輸送拠点として重要な役割を果たします。そして、臨海部のサプライチェーンの確保に資することから、より早い段階での事業の再開が図られるようになるという効果が見込まれます。 487 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 488 ◆議長(沓名 宏) 16番。 489 ◆16番(新美交陽) 衣浦ポートアイランドに新たな耐震強化岸壁が整備されるということは、この島のみではなく、まさに種地、中心核となるわけであります。ここを起点に、衣浦港に60年ぶりに新たな産業構造の転換をもたらすほどの事業になると思います。この整備により生まれる効果は大変大きな果実をもたらすものと考えます。60年ぶりの衣浦港地域の再編になると言ってもいいほどのインパクトのあるものと考えます。ポートアイランドが全島稼働するときには、既存の港湾施設の機能等も大きく利用転換がなされるものと考えます。地域のニーズに沿った再利用が可能になるとのお答えですが、将来の再利用についての構想は描いておられますか、お伺いいたします。 490 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 491 ◆議長(沓名 宏) 市長。 492 ◆市長(禰宜田政信) 再利用が可能な港湾施設につきましては、地域のニーズを踏まえ、今後、国や県が埠頭再編の検討により具体的な施設が決まってくるものと考えています。再利用が難しい埠頭につきましては、緑地や企業用地としての利用転換が必要ではないかと考えております。  本市といたしましては、国、県の検討状況を踏まえつつ、碧南市が自由に使える緑地や企業用地をできるだけ多くとれるような方向での将来構想等の検討を行ってまいりたいと考えております。 493 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 494 ◆議長(沓名 宏) 16番。 495 ◆16番(新美交陽) 利用転換については、いろいろなことが想定されると思いますので、十分構想を練っていってほしいと思います。  次に、(5)としまして、市の要望は反映されるのかということについてお伺いをいたします。  ポートアイランドは碧南市に位置しているわけでありますが、衣浦港全体で利用するものであります。隣接する各市町にある多くの企業の活性化、経営効率のアップ、そして、収益の拡大につながる大変重要な今回の施策であります。将来の市の財政にも大きく寄与する、そして、市の発展につなげなければなりません。  そこで、今回の調査に当たり、当市のかかわり方についてお伺いします。国の方針に物流機能の強化が挙げられていますが、それらを含めどのような要望を出していくのか、お答えください。 496 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 497 ◆議長(沓名 宏) 市長。 498 ◆市長(禰宜田政信) 外港地区の埠頭整備の検討につきましては、まずは利用者の意見を聞くことが重要でございます。碧南市としても、国、県とともに企業ヒアリングに参加しておりまして、昨年度から具体的な進展のために国、県の打ち合わせに本市も参加させていただいております。  本調査に関しましても、県からは協力を求められているところであり、衣浦港周辺の5市3町で構成する衣浦港整備促進期成同盟会と商工会議所及び民間企業で構成する衣浦港振興会においても、衣浦ポートアイランドにおける新規岸壁の着手やそれに伴う埠頭の再編について勉強会を行っているところであります。  また、埠頭の整備に伴って陸上交通の整備が不可欠であります。ポートアイランドへの臨港道路知多西三河線の整備や産業道路である国道247号の4車線化につきましても、引き続き国及び県に対しまして要望してまいります。 499 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 500 ◆議長(沓名 宏) 16番。 501 ◆16番(新美交陽) 衣浦港全体としての発展の中に碧南市も存在していると言えるわけであります。関係市町、そして、衣浦港振興会による要望が産業発展の新たな礎を築くことになる、衣浦港ルネサンスとも言える大きな計画になると考えます。今回の衣浦ポートアイランドの整備にかける市長としての決意を改めてお伺いいたします。 502 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 503 ◆議長(沓名 宏) 市長。 504 ◆市長(禰宜田政信) 衣浦港ポートアイランドの整備につきましては、碧南市の発展にとって大変重要な事業と考えておりまして、これまでも国及び県に対しまして要望を行ってきております。引き続き、衣浦ポートアイランドにおける新規埠頭整備の早期実現に向けまして、衣浦港周辺自治体や地元経済界と一丸となりまして要望活動を行ってまいりたいと考えております。 505 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 506 ◆議長(沓名 宏) 16番。 507 ◆16番(新美交陽) 市長の決意を伺いました。  今回、国の調査支援には全国18の事業所が選ばれております。そのうちの1つに衣浦港が選ばれたわけであります。茨城県の常陸那珂港や佐賀県の伊万里港は大型クルーズ船の寄港、また、新潟港では水辺を生かしたにぎわいの創出、高知港では衣浦港と内容が似ております。コストを低く抑え、大量に物資が運べる海運、そして、その基地となる港湾の重要性は、港湾の荷役作業のAIによる管理運営によりますます効率化されるということが想定されます。  我が衣浦港の将来の発展、そして、市のスローガン、「ひとのわで楽しさつくる みなとまち へきなん」を目指して、強力にこの事業を進められるよう提言し、この質問を終わります。  次に、件名2、碧南市空家等対策計画についてお伺いをいたします。  (1)市内の空き家の現状についてであります。  平成27年5月に施行された空家等対策の推進に関する特別措置法により碧南市空家等対策計画が定められたわけであります。全国の総戸数約6,000万戸のうち800万戸以上が空き家であると推測され、全国的に空家問題として取り上げられるようになって数年がたちました。既にこの問題はかなり以前から、空き家がふえてきて困っているという市民の声が出ていたものでもあります。自分の住んでいる地域に空き家は必ずと言っていいほど存在していることは誰もが認識をしているところであります。  それまでは、家が古くなっても、また、所有者が亡くなっても、誰か次の世代の人が引き継ぎ、あるいは売却するなりそれなりの対応がある程度は機能していたものであります。しかしながら、近年、これも大きな問題として取り上げられている人口減少、とりわけ若者の減少、高齢者の増加等の大きな要因もあり、その対策として市は、「碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略」とあわせて、「碧南市人口ビジョン」を策定してきているところであります。  昔は、次世代が受け継ぎ、誰かがその家屋を維持して、何とか空き家にならずにできていたことが、さきに述べたように、受け継ぐべき次世代の人たちの減少や不便さなどでその後の手当てがなされなくなり、ついには空き家として放置されるという状況が市内にかなりの数としてあらわれてくるようになってきたわけであると思います。  このたび、碧南市空家等対策計画を策定するに当たり、以上述べたことも踏まえ、市内の空き家の現状を把握されたことと考えますが、現在の市の捉えている空き家の現状についてお伺いをいたします。 508 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 509 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 510 ◆建設部長(中村正典) 当市の空家等の現状でございますが、まず、平成25年度の国による住宅土地統計調査における碧南市の空き家につきましては、これは推計でございますが、3,090戸となっております。この中には、賃貸用住宅が2,020戸含まれており、使用されていない建物が940戸となっております。  一方で、今回の空家等対策計画では、長期未使用の空家等の実数を把握する目的で、平成26年度に実施した都市計画基礎調査をもとに、現地調査や地域からの空家情報の提供により、319戸を空家等候補として空家等の所有者に意向調査、意向アンケートをしております。その結果、平成27年度末で空き家と判断しているものは128戸となっております。これ以降も市民の方々からいただいた情報などによりその都度加除をしておりまして、平成30年5月末現在では、平成27年と同数の128戸となっております。  以上です。 511 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 512 ◆議長(沓名 宏) 16番。 513 ◆16番(新美交陽) 今回、私、この質問をするに当たりまして、碧南市空家等対策計画、全60ページを、かなりの内容のものでありますが、これをチェックしておりまして、まず感じたことは、基礎となるデータとして多数取り上げられている図や表が、平成25年に国が行った住宅土地統計調査というものと平成26年に市が行った都市計画基礎調査及びそれに基づく平成27年の市の意向調査アンケートという国と市のデータが混在しているように思われました。よくよく見ればわかったのですが、これでパブリックコメントに提示されたかと考えますと、相当わかりにくかったのではないかと考えます。  これ以後の質問については、市の意向調査の数値がこの計画の中心をなしているものとして進めてまいります。市民からの情報によるというふうにも言われました。具体的にはどの部署がどのように受け付けをしているのでしょうか。 514 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 515 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 516 ◆建設部長(中村正典) 市民からの情報につきましては、平成27年度の段階では町内会等から情報をいただいております。現在では、税務課、防災課、環境課、地域協働課、土木港湾課など、各課で情報を受けたものを集約して建築課でまとめておるところでございます。 517 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 518 ◆議長(沓名 宏) 16番。 519 ◆16番(新美交陽) 計画書に、建築、防災、衛生、景観等、非常に多岐にわたるため、部署を横断した体制の構築が必要とあります。今答弁にありました、それぞれの課の情報を建築課で集約する、担当者会議でもってしっかりと協議をしていってもらいたいと考えます。  次に、(2)碧南市空家等対策計画の目指すものとして質問をいたします。  さきに触れた特措法には、「適切な管理が行われていない空家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み、地域住民の生命、身体又は財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り、あわせて家屋等の活用を促進する」とあり、「計画的に推進し、公共の福祉の増進と地域の振興に寄与することを目的とする」と目的を定義しております。  所有者等による空家等の適切な管理の促進、空家等及び除去した空き家等に係る跡地の利用の促進、空家バンク、空家等の転用、跡地の有効活用等が項目として挙げられております。また、この対策事業を進めていく上で協力していただける関係士業の団体との協定も結ばれております。ぜひともこの専門家集団の知恵も使い、実のある対策を期待するものでありますが、総合的に見て最終的に何を目的にこの計画を目指していくのか、いささか不明な気もいたします。  そこで、この計画で市が目指すものを明確にお答えください。 520 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 521 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 522 ◆建設部長(中村正典) 今回策定いたしました空家等対策計画では、空家等の発生の抑制、適正管理の促進、利活用の推進、管理不全の空家等への対応、対策の推進体制の確立、この5つを方針として掲げております。空家等対策は全国的にも大変問題となっておりますが、容易に解決できるものではございませんので、専門家、団体の協力を得ながら、この5つの方針に基づき着実に対策を進め、空家所有者が適切に管理を行い、積極的な利活用に努め、不良空き家及び特定空き家の発生を防ぐことにより市民が安全で安心して暮らせることを目指しております。  空家等対策に取り組み、防災、衛生上周辺住民の生活環境を良好に保つことで、最終的には公共福祉の増進、地域振興にもつながるものと考えております。
    523 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 524 ◆議長(沓名 宏) 16番。 525 ◆16番(新美交陽) 空き家の発生抑制、利活用、管理不全の空き家への対応等、どれをとっても大変な対策になるかと思われます。今後の増加要因をも考慮すると待ったなしの状況でもあります。市民が安全で安心して暮らせることを目指すことが一番の目的でありますが、そこに至る過程ではいろいろなことも発生するものと考えられます。ぜひとも積極的な市民への啓発も進め、この問題解決を市民と共有できるよう取り組まれることを指摘させていただきます。  専門家の協力を得るという対策事業を進めるということでありますので、具体的には関係士業の皆さんにはどのような形で携わってもらうのか、お答えください。 526 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 527 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 528 ◆建設部長(中村正典) 空家等対策事業は、土地、建物の権利、相続など専門的な分野も含まれており、行政だけでは解決できないことがありますので、去る6月4日に司法書士会、土地家屋調査士会、シルバー人材センターの3団体と空家対策に関する協定を結んでおります。内容につきましては、主に土地、建物の権利、相続相談や境界確定、登記、登録及び管理不全空き家の管理などの協力をしていただきたいというふうに思っております。  また、今月22日には、建築士会、宅地建物取引業協会との協定を結び、建築の耐震、利活用の相談や空き家の流通に関することについてもお手伝いをしていただきたいというふうに考えております。 529 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 530 ◆議長(沓名 宏) 16番。 531 ◆16番(新美交陽) 司法書士会、土地家屋調査士会、シルバー人材センター、建築士会、宅建協会とそれぞれ協定を結び、専門家の意見、ノウハウを十分に活用していくということであります。この活用の推進は、市民との問題意識の共有も高める効果が大きいものと考えられます。ぜひとも積極的に利用し、効果のある成果につなげていってもらいたいと思います。  (3)としまして、高齢者世帯の増加は将来の空き家を増加させるのではないかということについてであります。  単身高齢世帯1,960軒、高齢夫婦世帯2,511軒というのが2015年のデータであります。5年前よりそれぞれ400軒から500軒ふえております。別のデータでは、世帯当たりの人数は毎年減少していく、逆に世帯数は毎年ふえている。高齢世帯と若者世帯の分離が進んでいると言えます。親世代と次世代が同居しない状況が多くなっているとも言えます。若い世代は不便な土地を嫌い、便利なところに家を構える。そして、高齢世帯のみふえていく。そうした建物は今後先ほどのペースでふえ続けると思われます。少子高齢化もあり、高齢世帯がふえていくことを如実にあらわしているとも言ってもいいと思います。  計画書では、高齢世帯がとりわけ多い地域を19の町において抽出をしております。町の世帯の30%以上のところであります。高齢者のみの多い地域は、羽根町、音羽町、湖西町、春日町、吹上町、千福町、浅間町、築山町、中松町、中町、本郷町、篭田町等であります。30%未満まで含めますともっともっとふえるわけであります。こういう地区はもちろん全てが将来空き家になるわけではありませんが、狭い道路など生活の不便さを考慮すると、その可能性は大きいと言わざるを得ません。こういった視点を持って対策を打っていかなければならないと考えますが、どのようにお考えでしょうか。 532 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 533 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 534 ◆建設部長(中村正典) 高齢単身世帯、高齢夫婦世帯は、議員おっしゃるとおり増加傾向にありまして、特に旧市街地において空家等の増加が懸念されているところでございます。空家増進の1つの要因となる高齢者世帯の増加は、生活スタイルの変化による急速な核家族化によるものと思われます。空家等対策計画では、広報も含め、空き家を所有している方に対して、空き家の適切な維持管理、流通を促すことにより空き家を解消し、発生を抑制するものでございます。  また、アンケート調査では、建物に住まなくなった理由として、住んでいた人が施設入所、長期入院、死亡等で住人がいなくなったというものが32.8%と多くなっております。建てかえができない土地のため、また、接する道路が狭いからという意見も12.5%でございます。旧市街地における原因の1つである狭隘道路の解消についても、引き続き対策をしていく必要があるかと考えております。 535 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 536 ◆議長(沓名 宏) 16番。 537 ◆16番(新美交陽) 施設入所、死亡等で32.8%、この要因が今後はますますふえることははっきりしております。緊急車両が入れない狭い土地に面した土地が理由というのが12.5%、これらだけでもアンケートの半数近くを占めているわけであります。まちづくりの観点から考えると、狭隘道路の解消はぜひとも今後とも強く進めていってもらいたいと思います。  私の住んでいる近くでも、高齢の単身女性が東京の娘さんの近くへ転居されるということで、大きな屋敷が空き家になると聞いております。施設入所、長期入院、死亡等のいろんな要因が32.8%、建てかえ不能、接道が狭いなどが12.5%ということですが、128件の内訳ではどうなっていますか、お答えください。 538 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 539 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 540 ◆建設部長(中村正典) 建物に住まなくなった理由でございますが、これは空家件数の実態を把握するためにアンケート調査を実施した319件に対して複数回答を可能としておりまして、回答があった全回答数201件を母数として、施設入所、長期入院、死亡等を原因としたものが32.8%、建てかえ不能、接道が狭いなどを原因としたものが12.5%ということで、実戸数128件に対する原因別戸数としては整理しておりません。よろしくお願いします。 541 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 542 ◆議長(沓名 宏) 16番。 543 ◆16番(新美交陽) 了解しました。その内容につきましては、今後の個別対策でもはっきりあらわれてくるというふうに思います。  (4)空家件数を特定した根拠はということであります。  平成27年に件数319件を特定しておりますが、これは平成26年都市計画基礎調査の結果及びこの後の新規情報により空家候補として抽出したとしています。この319件を選定した理由についてもお伺いします。そして、そのアンケートの結果、218件が改修されており、最終的に128件を空き家と判断したということになると思われますが、もう少しデータ使用の根拠もあわせて教えてください。 544 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 545 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 546 ◆建設部長(中村正典) 319件の選定の理由でございますが、平成26年度に実施した都市計画基礎調査では水道情報及び住宅地図から調査をしておりまして、その結果が624件でございました。その後、固定資産税家屋図データから居住者がいる敷地内の建物や倉庫、車庫、農業用倉庫、ビニールハウス、貸し家、空きテントなどを除きまして、さらに現地での確認調査を実施し、空家及び空家候補と判断したものが319件ということでございます。  この選定した319件のうち、所有者に空家等に対する意向を確認するため、アンケート調査を実施しておりまして、回答があったものが218件、無回答が101件ということでございます。回答があったものの中で全く利用されていないと回答されたものが82件、回答がなかったものの中でさらに現地での調査などで明らかに空き家と判断できるものが51件、これを加えまして合計133件を空家等としております。その後の情報から、追加2件、解体7件を加味しまして、最終的に空家等と判断したものが128件ということでございます。 547 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 548 ◆議長(沓名 宏) 16番。 549 ◆16番(新美交陽) アンケートの仕分けもいろいろあって、ようわからんところもありますが、よくわかりましたということにしておきたいと思います。  次に、(5)目標値は適正かということであります。  計画では、今後の対策の取り組みとして数値目標が掲げられております。空家率の現状、平成25年時点では11.5%、これが平成34年、平成39年もともに11.5%となっております。平成25年の5年前から約2%上がっていることを考慮すると、推定で平成34年には13.5%、平成39年には15.5%という数値も考えられるわけであります。こうした推定は考慮されたのですか。  次に、除去件数目標、平成34年に25件、平成39年に50件、空家バンク登録件数、平成34年10件、平成38年20件などと表示されております。そして、現状の空家率が10年後も同じになるというのはかなり無理があるのではないでしょうか。お伺いいたします。 550 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 551 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 552 ◆建設部長(中村正典) 空家率の数値目標ということでございますが、他市と比較可能な数値として、住宅土地統計調査から率を掲載しております。平成25年度本市の空家率は11.5%で、全国平均の13.5%、愛知県平均の12.3%より低い状況ではありますが、近隣との比較では2番目に高い数値となっております。  空家戸数を推計値で示す住宅土地統計調査と空家等対策計画の基本となります都市計画基礎調査では調査方法が異なりまして、実態としての数値目標値としては不適切ではないかとの御指摘と受けとめておりますが、賃貸用住宅も含めた大きな目標として設定をさせていただいております。議員のおっしゃるとおり、過去の推計からすると上昇傾向ではありますが、市の目標として空家率を上昇させないこととして目標を定めております。  一方で、実態としての目標値としましては、除却件数、それから、管理不全な空き家の撤去件数、空家バンクの件数の目標値を挙げております。除却件数は年間5件を目標としておりまして、空き家の撤去件数は10年間で今ある管理不全空き家8件、これを全廃すること、それから、空家バンクの件数につきましては年間2件を目標に定めております。  以上です。 553 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 554 ◆議長(沓名 宏) 16番。 555 ◆16番(新美交陽) 管理不全な空き家ということですね。今の答弁で触れられましたが、改めてお伺いします。住宅土地統計調査の数値というのをパーセントとして利用しておるわけであります。本市の空家率がそれで11.5%とされておりますが、空き家は調べた結果、128件になったわけであります。空家候補としては319件でありますけれども、推計値と現実の数字がやっぱり乖離しておりますので、さきの統計調査を今後も使って空家率を目標値としてそのまま続けていくお考えなのか、お答えください。 556 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 557 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 558 ◆建設部長(中村正典) この住宅統計調査にかかわる空家率でございますが、これは国、県、他市など全国的な比較のために目標値と定めております。碧南市における実件数の128件に係る空家率ということではございませんが、国、県、他市などの動向を比較する上では大きな意味があると思っております。空家等の賃貸用住宅の空き室も含めた空家情報も必要と考えておりますので、よろしくお願いいたします。 559 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 560 ◆議長(沓名 宏) 16番。 561 ◆16番(新美交陽) 言われることは理解をいたしました。アパートなど賃貸用住宅を含めるとこういう数値も必要ということでありますが、本来、同じステージで検討することはいささかちょっと疑問もあります。今後は、生の数値も提示が必要であるのではないかということを指摘しておきます。  (6)データベースの整備はいつごろできるかということであります。  特措法に空家のデータベースをつくり、正確な情報を把握するよう規定されています。今回の市の対策計画には、所有者意識調査実施フローに注記されている平成26年度都市計画基礎調査、空家GISデータベースによるとあります。そして、平成27年度の碧南市空家等状況調査及びその後の各種情報を加え、基礎データを整備するとしています。全てのデータベースはいつごろできるのでしょうか。  アンケートからもわかるように、住民の方の空き家に対する問題意識がまだまだ低いこともあり、市民への啓発をもっと強く推進していくことが必要であります。空家情報の更新に、市民からの情報提供、自主防災会からのもの、庁内各課からのものを積み上げてデータベースの更新をするとしていますが、それぞれを管理し、整備をしていく体制はどのように構築をするのか、お伺いいたします。 562 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 563 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 564 ◆建設部長(中村正典) 平成26年度に実施した都市計画基礎調査と現地調査から得たデータをもとに、平成27年度に新たに発生した情報を追加、更新して、空き家と空家候補を合わせた319件の空家データベースについては整備が完了しております。このデータベースは、空家情報を得ることのできる関係部局からも常時確認できる状態になっておりまして、いつでも追加、更新が可能となっております。 565 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 566 ◆議長(沓名 宏) 16番。 567 ◆16番(新美交陽) データベースの整備は完了しているということでありますが、その内容、項目についてはどのようなものが記載されているのか、また、追跡調査等も記録していくのかについてお答えください。 568 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 569 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 570 ◆建設部長(中村正典) このデータベースには、所在地、空き家の判定、調査年、所管課現地確認日、所有者氏名、住所、今後の予定、これは調査の回答だとか聞き取りという予定でございます。それから、通報の履歴、情報の提供、助言などの通知文の送付履歴、こういったものを記録しております。追加調査につきましては、市からの情報提供、助言などの通知をした空き家に関しては行っておりますが、それ以外は他部局などからの情報提供により随時更新を対応しております。 571 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 572 ◆議長(沓名 宏) 16番。 573 ◆16番(新美交陽) 所有者の適正管理、改善等情報提供、助言をすることになっているわけでありますが、時間の経過とともに特定空家にもなることも予想され、できるだけ注意して追跡調査が必要であろうかと考えます。  (7)5年後の見直しについてであります。  この空家等対策計画は、今後、社会経済情勢等の変化や地域事情等の変化、国、県の動向、上位・関連計画等を踏まえ、おおむね5年後に見直しを行うこととするとしていますが、計画期間が平成30年度から平成39年度までの10年間ですので、平成34年度ごろが見直しの時期になると思われます。大きな計画ですので、毎年見直しをするということは現実的ではありませんが、既に超高齢社会と見えるほどのところに突入している当市の現状を考えますと、もう少し機動的な対応が必要であるとも考えます。  もちろんデータの蓄積は毎年更新をされていくと思われますが、とりわけ先ほど3で触れました高齢者世帯が多い地域への対策を重点的に進めていくことが喫緊の課題と考えます。これらを考慮して、5年後の見直しはどのような計画を考えているのか、お答えください。 574 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 575 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 576 ◆建設部長(中村正典) 空家等対策計画に基づく事業実施は今年度からということでございまして、これから事業を進めていく中で、これからどのような見直しが必要なのか、探ってまいりたいと思っております。  本計画の中では、見直しの時期を社会経済情勢や地域事情等の変化、国、県の動向、上位・関連計画等を踏まえとしておりますので、上位計画との整合は無論のこと、今後訪れることが予想される高齢化社会などを見据えた計画の見直しになると考えております。 577 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 578 ◆議長(沓名 宏) 16番。 579 ◆16番(新美交陽) 社会情勢や地域事情の変化は、今後5年の中でも大変変化をしていく可能性があります。高齢化はその最も大きな要因であります。ぜひとも注意深くこの傾向を把握し、その対策、見直しを進めなければならないと考えます。このことについて、改めて今現在どのように予測しているか、お答えください。 580 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 581 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 582 ◆建設部長(中村正典) 世帯の高齢化は徐々に進んでいることは存じております。碧南市の人口ビジョンにおいても、5年後には高齢者人口が1万7,000人を超えるという予測をしておりまして、高齢者世帯に関しても5,000世帯ほどになることが予想されております。今後は、高齢者世帯、特に単身高齢者世帯に対しては注視していかなければならないというふうに考えております。 583 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 584 ◆議長(沓名 宏) 16番。 585 ◆16番(新美交陽) 高齢者世帯が、2015年のデータが出ておりましたが、2,500件でありました。今から5年後、5,000件になるということであります。大変な数字でありまして、世帯動向をしっかりと見据えて対応していってもらいたいと考えます。  (8)対処療法ではなく、「まちづくり」の視点が反映されているのかということであります。  碧南市空家等対策計画は、各課横断的な運営が強く求められ、有効に機能しなければ1軒ごとの空家対策に終始することになりかねません。今後急速に進む高齢者の急増、市民の住み方への考え方の変化、また、旧市街地に点在する空き家やその後の空家予備軍とも言える地域特性等を考慮し、単に空き家1軒ごとの空家対策にとどまらず、まちづくりという視点から大きく全体を俯瞰する計画が必要であると思います。  首都圏でも最近言われているマンションの林立、そして、その後の老朽化、また、郊外のニュータウンのゴースト化等を見るにつけ、建築、防災、衛生、景観等、ほかにも多々あると思いますが、全体的なまちづくりの観点から市としての施策として取り組んでいく必要があるのではないですか、お伺いします。 586 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 587 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 588 ◆建設部長(中村正典) 今回策定しました空家等対策計画では、空家等の発生抑制、適正な管理の促進を主眼に置いておりまして、空家等を発生させないために、住みかえ、売却等の流通が促進されることが必要であると考えております。そのためには、狭隘道路の解消など都市インフラの整備が必要でありますが、昨今の経済状況下では、再開発など大規模な投資を伴う開発は難しいと考えております。現在進めております狭隘道路の補助制度を最大限活用して、狭隘道路の解消に努めてまいりたいと考えております。  また、まちの活性化につきましては、貸し家としての流通促進が空家対策として重要であり、そのためには、空家バンク登録制度を利用して相続登記を促進し、売却もしくは賃貸等の流通促進を図る必要があると考えております。まちづくりとして大きな視点で考えることも必要であると認識はしておりますが、地域が積極的にまちづくりを行うことで空き家を活用していただくことが必要かと考えております。 589 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 590 ◆議長(沓名 宏) 16番。 591 ◆16番(新美交陽) もちろん大規模な再開発をして新たなまちづくりを目指すということは、この計画の目的とするところでありません。そういう視点ではなく、地域が積極的にまちづくりをする、空き家の利活用を考える、まさにそういうかかわり方ができるような施策になっていってもらいたいと思います。  空き家の今後の利用については、いろいろ方法があるかと思います。民泊新法も施行され、民泊の新たな需要も空き家の利用の1つの方法だとも考えます。老朽化の激しいものは別にして、家としての機能を備えた家屋もあり、ただ取り壊すのではなく、その再利用に市として積極的にかかわり、まちづくりの観点から取り組んでいくお考えはありますか、お答えください。 592 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 593 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 594 ◆建設部長(中村正典) 住宅民泊事業法、これは先週施行されたばかりでございますので、まだ勉強不足ではございますが、県や保健所を所有している政令市などで進められているようでございます。愛知県におきましても、民泊事業者の届け出が可能となっておりますので、希望する方は条件等が合えば届け出ができるというふうに考えております。
     空き家につきましては、さまざまな観点から利用は可能でございます。流通促進を図る上での対策については、関係機関と意見聴取などを行い、研究してまいりたいというふうに考えております。 595 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 596 ◆議長(沓名 宏) 16番。 597 ◆16番(新美交陽) いろいろお伺いをしてきまして、空家対策は時代とともに変わる家族のありようが顕著になった状況に対応する施策であるというふうに思います。解決ということはない、これからもずっと続く問題であると思います。継続的な地道な施策が必要であると強く提言をし、この質問を終わります。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 598 ◆議長(沓名 宏) 以上で、新美交陽議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 51分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 0分 再開) 599 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、磯貝幸雄議員の一般質問を許します。 600 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 601 ◆議長(沓名 宏) 22番。 602 ◆22番(磯貝幸雄) 議長のお許しをいただきましたので、通告の順に質問をいたします。  この2件は、利用されている市民の皆さんに十分な御意見をいただきまして質問するものであります。私らしく簡単で易しい質問になっておりますので、心広い答弁をよろしくお願いしたいと思います。  件名1、患者目線での市民病院について。  私は、昨年3月、12月と足のけがにより2度の入院を経験いたしました。3月は安城更生病院、12月は碧南市民病院でした。この入院は大変つらいものではありましたが、市民病院の現状、そして、更生病院との比較、生の体験ができましたことは、患者さんからのいろんな意見、御要望も聞けたことも大きな収穫だと思っております。この貴重な入院、通院を無駄にしないために今回の質問をしたいと思います。  (1)入院患者、その家族からの意見。  ア、入院ベッドの横にあります床頭台の変更についてお伺いします。  今年4月より床頭台の変更がありましたが、まず、床頭台の設置システムについてお伺いいたします。 603 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 604 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 605 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 各病床に設置する収納棚、テレビなどの床頭台につきましては、一般公募により本年度より全病床分を一斉に更新しております。更新前は収納棚とテレビのみであったものを、更新後は収納棚、冷蔵庫、BS放送が視聴可能なテレビ、DVDプレーヤーを設置しておりまして、プリペイドカード方式にて利用することとしております。また、病棟設置の洗濯機、乾燥機につきましては、以前は現金利用であったものを同じプリペイドカードで利用できるように変更いたしました。  床頭台は、行政財産の貸し付けとして貸付料を設置業者から徴収するもので、プリペイドカード利用料金は設置業者が収入し、貸付料はカード利用料金の一定割合を業者が市に納入するシステムになっております。  以上でございます。 606 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 607 ◆議長(沓名 宏) 22番。 608 ◆22番(磯貝幸雄) それでは、その貸付料は1台につき幾らいただけるのか、お答えください。 609 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 610 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 611 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 床頭台に係る行政財産貸付料につきましては、以前は売り上げの10%でありましたが、一般公募での4社による競争の結果、売り上げの54%に変更になっております。ちなみに年間収入としましては、以前は年間100万円程度であったものが、更新後は300万円程度増収し、年間400万円程度の収入になると見込んでおります。 612 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 613 ◆議長(沓名 宏) 22番。 614 ◆22番(磯貝幸雄) 以前の床頭台と、今回、DVD、冷蔵庫のついた床頭台として変更になりましたが、この辺の条件等、変わりましたらお伺いいたします。 615 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 616 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 617 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 床頭台の設置備品及び貸付料率の変更以外は特に変更はございません。 618 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 619 ◆議長(沓名 宏) 22番。 620 ◆22番(磯貝幸雄) 冷蔵庫の設置について、従来の食堂にあった共同の冷蔵庫は廃棄されましたか、お伺いいたします。 621 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 622 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 623 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 御質問のとおり大部分は廃棄しておりますが、一部は売却し、また一部は公民館の調理室で再利用しております。  以上でございます。 624 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 625 ◆議長(沓名 宏) 22番。 626 ◆22番(磯貝幸雄) 次に、その利用料金はどの程度かかるものか、お答えください。 627 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 628 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 629 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 冷蔵庫の利用料金は、24時間で100円になります。 630 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 631 ◆議長(沓名 宏) 22番。 632 ◆22番(磯貝幸雄) ただでさえテレビの視聴料が高いのに冷蔵庫の利用料が上乗せされると、患者さんの負担が大きくなると心配されますが、感想をお聞かせください。 633 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 634 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 635 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) テレビ、DVDプレーヤーの利用料金はカード1枚1,000円につき1,100分の利用時間で、これは1時間当たり55円になりますが、以前とは変わっておりません。テレビ、DVDプレーヤー及び冷蔵庫の利用料金は、県内の公立病院の平均とほぼ同じでありますので、患者に多大な負担をおかけしているとは考えておりません。  以上でございます。 636 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 637 ◆議長(沓名 宏) 22番。 638 ◆22番(磯貝幸雄) イ、これ、今の質問にちょっとかかわってくるわけですが、テレビの視聴料が高いのではという御質問です。  次の質問とつながりますが、入院患者の大半が、今、テレビの料金は高くないというような感想を言われたわけですが、これは皆さん高いと感じております。動けないような患者、入院の長い患者さんには、テレビは社会とのつながり、そして、認知症の防止にもなり、癒やしの時間でもあります。この料金に冷蔵庫代が加算され、ますますテレビが見られなくなります。気兼ねなくテレビが見られる対策等はありませんか、お答えください。 639 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 640 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 641 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 床頭台の設置には、設置に要する費用及びテレビ、冷蔵庫の使用に伴う電気代が費用負担として必要になります。設備購入費、電気代等は、自宅においてテレビ、冷蔵庫を利用する際にも必要になることから、過大な負担にならない範囲で一定の負担をしていただきたいと考えております。  先ほど申し上げたとおり、利用料金については、県内の公立病院の平均とほぼ同じでありますので、気兼ねなくとは申しませんが、一定の負担について御理解の上利用していただきたいと考えております。  以上でございます。 642 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 643 ◆議長(沓名 宏) 22番。 644 ◆22番(磯貝幸雄) 今、また高くないという感想でございますが、テレビの時間設定を例えばもう少し長くするとか、それから、カード制ではなくて1日のテレビ使用料金を徴収するとかという検討はできませんか、お答えください。 645 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 646 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 647 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 床頭台の一般公募に当たりまして、県内の公立病院の事例を参考に、利用料金だけでなく、カード方式、定額方式なども比較検討した上で仕様書を決定し契約しておりますので、平成36年度に満了になる本契約期間中は、利用方式や利用料金の変更は考えておりません。  以上でございます。 648 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 649 ◆議長(沓名 宏) 22番。 650 ◆22番(磯貝幸雄) 私は入院中に、テレビカードが早くなくなるので、家の者に叱られて、余り見るなと、お金がたくさんかかるので余り見るんじゃないと言って叱られまして、我慢をいたしました。私のベッドの隣のおじさんも家の奥さんに叱られて、2人でテレビぐらい好きなだけ見たいねと言って、そんな会話をして盛り上がったことを覚えております。  次に、毎朝の体拭きの用具についてです。  市民病院では、毎朝の体拭き用具は、温かいペーパーおしぼりが5本ぐらい配られております。風呂に入れない人にとっては、このおしぼりは1日のうちに一番の至福のときであります。この市民病院のおしぼりは余り幸せを感じません。更生病院では、毎朝温かいタオルおしぼりが四、五本配られ、これで体を拭くことで生きていることを実感することができました。市民病院では、過去にタオルの時代もありましたが、なぜ、どのような理由で変更されたのか、お伺いいたします。 651 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 652 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 653 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 当院でも以前は体拭きタオルを提供しておりましたが、平成19年に体拭きタオルを介して重大な感染事例が発生したため、感染防止の観点から使い捨てタオルに変更した経緯がございます。  現在、多くの病院では使い捨てタオルを使用しており、病院機能評価や保健所の監査におきましても、使い捨てタオルの利用が推奨されているところであります。  当院では、冷めないようにビニール袋に入れてお渡しし、タオルが冷めた場合は温かいタオルに交換するなど、サービスの充実に努めております。  現在は、議長のお許しをいただきましたので、このように薄手のタオル、済みません、ちょっと時間がかかりまして。こんなタオルで、余り気持ちよくないかもしれませんけど。今、実は別の種類のタオルがありまして、こちらがかなり厚手のタオルで、今お見せしたタオルの、触らないとわかりませんけれども、2倍の厚さがあるタオルに変更していきたいと思っております。導入に当たりましては、今、業者と同じ値段で入れろと交渉中でありますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 654 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 655 ◆議長(沓名 宏) 22番。 656 ◆22番(磯貝幸雄) 同じような問題があっても、また、更生病院は、私が入院しておる間、このタオルを使って、タオルおしぼりを使っていたわけですね。これは何らかの衛生的なクリアをしているのか、調べていただいたことをお伺いいたします。 657 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 658 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 659 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 現在、県内の公立病院18病院のうち13病院が使い捨てタオルを使用しており、使い捨てタオルが標準的になっております。タオルを使用している病院では、リネン類を全て自分の病院内で洗濯しており、洗濯、消毒する設備が整っているため、タオルを使用しているとのことであります。ただ、タオルを使用している病院でも、保健所等の指導により使い捨てタオルの導入を検討している病院もございます。  碧南市民病院では、リネン類の洗濯は全て委託業者が行っており、タオルを清潔に洗濯、消毒する設備がないのが現状でございます。 660 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 661 ◆議長(沓名 宏) 22番。 662 ◆22番(磯貝幸雄) 体拭きおしぼりのグレードアップ、まずはありがとうございました。早い対応であったと思いますが、ただ、ここで納得したわけではありません。そもそもこの方法で1日おしぼりが何本出ると思います?大体1日700本ぐらいおしぼりが捨てられるわけですね。そうすると、1ヵ月約2万本のタオルがごみとなるわけです。このごみ問題、ごみの軽量問題とか、そういう部分でこれが本当にいいのかというのはちょっと疑問を感じます。ですので、ごみの減量化、そして、今の衛生問題、これは確かに両方とも難しい問題だとは思います。ただ、今言ったようなこともしっかりと今後検討して、次の、皆さん病院の中で検討課題にしていただきたいと、ここはお答えしていただかなくても結構ですが、じっくりと今の問題を考えていただけるとありがたいなと思います。  次に、エ、お見舞い終了時間の延長について。  現在のお見舞い終了時間は午後8時になっています。仕事帰り、主婦が家の家事を済ませて急いで帰っても余り見舞いの時間がありません。30分の延長は検討できないのか、お答えください。 663 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 664 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 665 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 当院では、入院中の患者のことを第一として考えております。患者の安静のために通常のお見舞い時間は20時としております。お見舞い終了時間からは、看護師等が患者の体調チェックや睡眠剤処方など、患者のケアを迅速に行っており、21時には消灯してお休みしていただくことにしております。本病院の治療方針の一環として定めているものでございますので、延長は考えておりません。御理解をよろしくお願いいたします。
    666 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 667 ◆議長(沓名 宏) 22番。 668 ◆22番(磯貝幸雄) じゃ、ここはしぶしぶ了解といたします。  オ、入院中の散髪について。  入院患者の散髪については、2年ほど前まで散髪室がありましたが、部屋の不足により廃止されました。それからは業者さんが入院患者の部屋で散髪を行っています。これこそ衛生上の問題があるのではないかと心配するわけですが、お答えをください。 669 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 670 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 671 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 御質問のとおり、平成29年度に建物のスペース不足により、利用率が低かった理容専門の部屋を廃止し、現在は病室または廊下の洗面所前で散髪を行っております。散髪の際には、毛髪が飛び散るなど、他の患者様に御迷惑がかかることがないように細心の注意を払って作業を行っており、終了後はケアスタッフによる清掃を行っているところであります。  当院の感染対策の専門職員によれば、感染等の問題はないとの見解であり、保健所の検査においても、衛生面について指摘されたことはございません。ただ、廊下等の散髪は作業環境として好ましいものではないことから、今後できる範囲で前向きに検討してまいりたいと思います。御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 672 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 673 ◆議長(沓名 宏) 22番。 674 ◆22番(磯貝幸雄) 更生病院では、毎週木曜日に移動散髪自動車というのが病院にやってきまして、その中で散髪をしているそうです。病室での散髪は変更して、臨時のどこかの部屋の水回りのいいところに設置していただくか、それか、こういう移動自動車、散髪自動車をお願いする検討はできませんか、お答えください。 675 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 676 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 677 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 理容業務につきましては、理容組合の碧南支部にお願いしておりまして、当該組合ではあいにく移動散髪自動車は持ち合わせておりません。  先ほど申し上げましたとおり、場所につきましては、流し台等の設備の関係もございますけれども、対策の1つとして、今も具体的に部屋の選定等検討しておりますが、前向きに検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 678 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 679 ◆議長(沓名 宏) 22番。 680 ◆22番(磯貝幸雄) 今、市内の業者さんとの関係もあるということで、院内にどこか場所をしっかりと探していただいて、設置していただくことをお願いといたします。  次に、カ、セカンドオピニオンの対応について。  現在の主治医からほかの先生またはほかの病院で診察いただくのがセカンドオピニオンといいますが、非常にこれは言い出しにくいことです。セカンドオピニオンについて、入院の際に患者、家族にどのような説明を行っているのか、お伺いいたします。 681 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 682 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 683 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 碧南市民病院の入院案内、こんな入院案内がありますけれども、そこにセカンドオピニオンにつきまして、あなたが御自分の病気の診断や治療方針について、主治医以外の医師の意見を聞きたいというお望みをお持ちの場合は、ほかの医療機関に相談することができますと記載し、入院案内の職員の判断で御案内をしていることもございます。  同様に、このような地域連携室のパンフレット、せっかくなので画像にしてもらえばよかったのですけれども、代表的な相談事例としまして、セカンドオピニオンを御案内しておりまして、看護師等に申し出ていただくと地域連携室に連絡し、御相談を承っているところでございます。ちなみに、平成29年度のセカンドオピニオンの実績でありますが、入院患者が2件、外来患者が18件で、うち13件ががんにかかわる御相談でございました。  以上でございます。 684 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 685 ◆議長(沓名 宏) 22番。 686 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  患者さんには命にかかわることですので、できるだけ親切な対応をよろしくお願いしたいと思います。  次に、(2)通院患者からの意見です。  ア、正面玄関の前の通路とロータリー周りのベンチの改善を平成22年にも同じ質問をいたしましたが、玄関通路は狭く、地面はれんが張りとなっています。浸水性も加味したれんが、裏面はコンクリート張りではないので、現在ではゆがみができています。大きなでこぼこではありませんが、車椅子、つえには余りよい環境ではありません。健常者には問題なくても、高齢者、視覚障害者、足の不自由な人には優しくない玄関通路です。  また、ロータリー周りのベンチは見苦しく、座る気にもなりません。市民病院らしく小学生や中学生にベンチに絵を描いていただくと患者さんの癒やしにもなると思いますが、お答えをください。 687 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 688 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 689 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 現在、病院施設の改修につきましては、翌年度予算編成前に検討を加え、緊急を要するものから順次予算化しているところでございますが、施設の老朽化に伴い、改修が必要な箇所が増加する一方であります。平成30年度に採択した高額な工事としましては、ナースコール機器更新工事1億5,000万円余、手術室の停電用緊急バッテリー交換工事6,000万円余、下水道接続工事5,000万円余など、患者様の生命に直結する工事や市の責務として実施しなければならない工事になっており、また、直近におきましては、天窓の壁が崩落したための補修工事、ハトよけネットの損傷に伴う補修工事など、緊急の工事が発生しているところであります。  近年の病院事業会計の赤字増加の原因の1つとして減価償却費の増加があります。私どもとしては、設備投資を最小限に抑え、病院経営の健全化を図る必要があると考えており、今後も緊急を要する工事から順次予算化してまいる考えであります。  御指摘の正面玄関入り口前の通路とロータリー長椅子の改修につきましても、順位づけをする中で実施を考えてまいりますので、御理解いただけますようよろしくお願いいたします。 690 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 691 ◆議長(沓名 宏) 22番。 692 ◆22番(磯貝幸雄) 大きな改善がたくさんあるのはわかっています。しかし、玄関は病院の顔です。ベンチは、子供たちとアートコラボをすれば費用もかからず、患者さんの癒やしにもなると思います。ぜひ実現していただきますようよろしくお願いいたします。  次に、イ、患者の待ち時間対策について、お伺いをいたします。 693 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 694 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 695 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 平成29年8月に行った待ち時間調査では、予約診療では、整形外科、産婦人科、眼科が予約時間から診察開始まで平均20分以上の待ち時間となっておりました。また、予約外診察で当日見えた方の診察につきましては、内科、整形外科、産婦人科、眼科、皮膚科が受付登録から診察開始まで平均40分以上の待ち時間となっておりました。  待ち時間を短くする対策としましては、1つ目として、直接的に診療時間を短縮する見直し、2つ目として、予約や紹介状がない外来患者の削減、3つ目として、医師確保による外来患者の分散が考えられます。  診療時間を短縮する見直しとしましては、外来に医師の事務的作業を補助する診療クラークを配置することにより、医師の負担を軽減し、診察時間の短縮を図っております。  予約や紹介状がない外来患者の削減としましては、かかりつけ医を持つことを推奨したり、未紹介患者初診料を改定したりして、軽度の症状の患者が予約なしに外来受診することを抑制しております。  医師確保による外来患者の分散としましては、市長、副市長を初めとして積極的に医局訪問をしており、非常勤医師については若干名の確保につなげているところであります。また、今年度から開始した医学生の修学資金貸与制度でありますが、現在のところは、募集ではなくもう試験を行いましたけれども、2名の医学生が修学生として合格しているところであります。  今後とも継続的に待ち時間対策を積極的に実施してまいりますので、よろしくお願いいたします。 696 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 697 ◆議長(沓名 宏) 22番。 698 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  昨年、福祉健康委員会において、焼津の市民病院に行きまして、そろそろ診察お知らせメールを運用していました。申請書提出、病院ホームページに記載されたメールアドレスからメール発信、登録完了メール受信、順番が近くなるとメールが届くシステムになっています。また、フードコートでよく使われる番号機器を本人に渡して、近くになるとバイブが作動するシステムも使えるんじゃないかと思いますが、お伺いします。 699 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 700 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 701 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 御質問いただいた焼津市立総合病院のそろそろ診察お知らせメールでありますが、隣に随行した課長がおりますけれども、課長が申すには、導入して半年を過ぎても登録者は48人と少なく、特に高齢者の利用がわずかであり、期待していたほど利用と効果は上がっていないというお話も聞いております。また、フードコートでよく使われる振動呼び出し機につきましては、少し離れてしまうだけで電波が届かなくなってしまい、実用的ではありません。  これらの導入については現在のところ考えておりませんが、待ち時間対策として効果的なよい方法がないか、研究はしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 702 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 703 ◆議長(沓名 宏) 22番。 704 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  私も勉強に行って、そう感じました。ただ、今回私が1つ提案でございます。  まず、碧南市の動画、龍が護る街、明石公園で遊んでみた、碧南釣り公園などの動画があり、市内業者の民間動画もインターネットにはたくさん配信されています。混雑する1階内科、そして整形外科、支払いロビーにテレビモニターを設置して、碧南市の動画の広報を広げ、また、市内の企業の広告や動画の広告料をいただいて放映すると、待ち合い対策にも収入源の確保にもなると思いますが、お答えをください。 705 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 706 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 707 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 御提案の件につきましては、今後前向きに検討してまいりたいと思います。有意義な御提案、ありがとうございます。 708 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 709 ◆議長(沓名 宏) 22番。 710 ◆22番(磯貝幸雄) 今の答弁は前向きに受け取ります。ありがとうございます。  (3)院内、駐車場に広告ディスプレーや広告看板の設置を。  院内、駐車場に民間の広告は活用されていません。市役所の1階には巨大ディスプレーで、市内の企業の広告、地図が設置され、くるくるバス、ごみ袋にも広告が使用されています。市民病院には、民間広告について条例、規則等で禁止されているのでしょうか。お答えをください。 711 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 712 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 713 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 碧南市庁舎管理規則第4条に、広告物の掲示等の原則禁止規定がありますが、秩序の維持や災害の防止に支障がない場合は、市長が許可することができることになっております。  以上でございます。 714 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 715 ◆議長(沓名 宏) 22番。 716 ◆22番(磯貝幸雄) これは、僕は喝を大きい声で叫びたいと思います。  今まで赤字で、大きな赤字を出してきて、今まで手をつけてこなかったことに対して、本当にもっともっと大きな喝を言いたいと思っております。今回、病院は大きな広告市場だと思いますが、積極的に活用し、経営の健全化につなげるべきだと思っています。お答えをください。 717 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 718 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 719 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 喝を入れられて、ちょっと汗が出たもんですから、タオルで拭きたいと思うんですけど、とても気持ちがいいです。  少しでも利益向上、経費削減に資するため、広告看板、ディスプレー活用については、今後、規則が許す範囲内で積極的に活用を考えていきたいと思っております。よろしくお願いします。 720 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 721 ◆議長(沓名 宏) 22番。 722 ◆22番(磯貝幸雄) 市民の皆さんはそこに病院があることを望んでいるんですね。しかし、経営が困難になれば、これは存続できない、当たり前の話です。積極策としてネーミングライツの活用は考えられませんか、お答えください。 723 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 724 ◆議長(沓名 宏) 市民病院経営管理部長。 725 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 公立病院がネーミングライツを活用した事例は把握しておりませんが、碧南市病院事業の設置に関する条例第1条に規定します住民の健康保持に必要な医療を提供するため設置するという趣旨にのっとり、市民のための病院であることを明示してまいりたいと考えております。よって、ネーミングライツの活用は考えておりません。  以上でございます。 726 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 727 ◆議長(沓名 宏) 22番。 728 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  現在の病院の大きな問題は、医師の確保と将来の新構想であります。しかし、その前にできることを全て活用して、不景気にも強い市民病院にしなければ存続は困難だと思っております。市民の税金を有意義に活用する懸命な努力をお願いしたいと思います。  最後に、市民病院の医師、看護師の皆さん、入院の際には本当にお世話になりました。また、この場に立たせていただいて感謝をしております。敬意を表します。ありがとうございました。  続いて、件名2に入ります。  件名2、スポーツ推進計画、「支える元気ッス!」について、今回の質問は、5つの元気ッス!の中から「支える元気ッス!」について質問させていただきます。  (1)臨海体育館、南部プラザ、東部プラザの空調料金について。  この件については、過去2回ほど質問させていただきました。各団体が分割で利用されることの多い空調利用料金は、各団体で話し合って決めるシステムになっています。多くの問題が発生しました。公共料金を利用者に託して話し合わせる、これはうまく話し合いがつかないと管理者に感情的なものがいくわけじゃなくて、利用者同士が感情的に、向こうの団体が悪い、こちらの団体が悪い、こんなような話し合いをさせるわけです。管理者としてはこんな無責任なシステムはないと思っております。改善の要望は、たくさんの利用者の団体からも私のところにも届いています。また、C・Sミーティングにも改善要求は何回も出ているはずです。
     利用者の皆さんは空調料金を払いたくないと言っているわけではありません。そもそも体育館に空調を設置した理由は、スポーツの環境を整えて、子供たちから高齢者まで幅広く健康増進、健康維持を目指したからです。その成果は間違いなく今までに出ているはずです。今のシステムでは、今までの推進計画を後退させるものだと思います。内容は十分に把握されていると思いますので、今までの取りまとめとして質問させていただきます。  ア、利用者のアンケートの結果をお聞かせください。 729 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 730 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 731 ◆教育部長(奥谷直人) スポーツ施設における空調設備料に対し、使用料改定以降、運用方法についてさまざまな御意見をお伺いしております。一方、スポーツ関係団体には、それぞれの立場を踏まえ、空調使用に対する理解を促してまいりました。現在、具体的にアンケート等での意見聴取は行ってはいませんが、次の使用料見直し作業にあわせ、利用者の皆さんへのアンケート調査を考えておりますので、御理解いただくようお願いをいたします。  以上でございます。 732 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 733 ◆議長(沓名 宏) 22番。 734 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  イ、会場料金、使用料金、空調料金の見直しは来年度に行いますか。お答えください。 735 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 736 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 737 ◆教育部長(奥谷直人) 使用料及び手数料の全体見直しにつきましては、5年を目安に行っております。その中で、スポーツ施設の空調設備使用料の利用体系等の見直しにつきましては、今、御答弁申し上げましたアンケート調査などの結果を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 738 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 739 ◆議長(沓名 宏) 22番。 740 ◆22番(磯貝幸雄) 多分もうわかっておられると思いますが、この件は空調料金の見直しではなくて、空調料金を含んだ会場使用料の見直しということで検討を進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  次に、(2)2020年東京パラリンピックの開催が障害者スポーツの推進、普及の好機となります。どのような取り組みをしているのか、検討しているのかをお答えください。 741 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 742 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 743 ◆教育部長(奥谷直人) 2020年東京パラリンピックにつきましては、障害者スポーツ推進や福祉的側面にとっても社会的な意義と理解を深める上で、またとない好機でございます。そこで、過日の8番議員への一般質問の答弁と重なるところがございますけれども、本年度では、去る6月10日に行いました碧南市レクリエーション協会、碧南市社会福祉協議会との協賛事業として実施いたしました碧南市制70周年記念、元気ッス!あそびのリレーにおいて、卓球、バスケットボール、バドミントン、ボッチャのそれぞれのパラスポーツ選手をお迎えして、デモンストレーションやパラスポーツ体験を行いました。当日は非常に盛況で、参加者にとってもとても身近に感じるイベントとなりました。  また、計画中ではございますが、毎年11月に行われます市民ふれあいフェスティバルにおいても、パラスポーツの紹介なども検討しているところでございます。誰もがスポーツに親しむことのできる社会の実現に向け、これらのイベント等を通じ進めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 744 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 745 ◆議長(沓名 宏) 22番。 746 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございます。  碧南市では、障害を持つ子供、若者が余りスポーツに親しんでいません。例えば卓球場でいえば、卓球台は自分たちで出し入れしたり、折り畳みをしなければなりません。近隣では、刈谷、安城、西尾等、専用卓球場があり、卓球台は常時セットされています。障害者卓球チームもたくさん育っております。環境整備こそが障害者スポーツ普及に欠かせないと思っておりますが、障害者基本法に基づいたスポーツのできる環境づくりをお聞かせください。 747 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 748 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 749 ◆教育部長(奥谷直人) 平成23年に制定されましたスポーツ基本法では、「スポーツは、障害者が自主的かつ積極的にスポーツを行うことができるよう、障害の種類及び程度に応じ必要な配慮をしつつ推進されなければならない」とされております。障害者スポーツの推進にとって、日常的に行える場所と指導者の確保は大きな課題であります。また、継続性、安全性への配慮、支援者の確保、プログラムの提供など、さまざまな問題もございます。これらの課題に対し、指導者の育成、施設の提供や配慮など、各種スポーツ団体はもちろん、障害者団体や関係機関との連携を踏まえ進めてまいります。よろしくお願いいたします。 750 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 751 ◆議長(沓名 宏) 22番。 752 ◆22番(磯貝幸雄) 2020年パラリンピックの愛知県の強化選手が碧南市からも選出されたと聞きます。市としてもしっかりとサポートをお願いしたいと思います。今後、このパラスポーツの推進をしっかりとよろしくお願いしたいと思います。  次に、(3)です。公共施設等総合管理計画の中で、公共施設マネジメント方針を示していますが、今後どのような運動施設の運用を考えていますか。  ア、この計画において、既存施設での有効利用、この辺の削減を考えているのか、お答えください。 753 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 754 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 755 ◆総務部長(金沢宏治) 平成29年3月に策定をいたしました公共施設等総合管理計画、この計画では、公共施設等について、健全度、必要性を見きわめた上で、長寿命化やフル活用するとともに、老朽化による建てかえ等、新規に建物を建設する際には、複合化、統合などの手法によりまして、総延べ床面積の10%削減を目標とするマネジメント方針を掲げております。  また、これは後日、総務文教部会で御報告をさせていただきますが、平成30年3月に策定をいたしました市有財産利活用基本方針では、貸し室を有する施設について、利用率が20%未満のものを利活用がされていない貸し室及び貸し室を有する施設として位置づけ、さらなる利用率の向上や、貸し室の用途転用、施設の統廃合検討、用途廃止検討に分類し、最適な利活用を推進していくこととしております。  最近の取り組み事例といたしましては、ものづくりセンターの4階実習室1につきましては利用率が低い状況でございました。今年度、臨海体育館所有の卓球台を10台移設いたしまして、利用目的を多様化し、さらなる利用率向上を図る予定でございます。  また、あおいパークの映像博物館、これにつきましては、立体ボックスの老朽化、あるいはシミュレーターの故障により利用率が低下をしていたことから、高齢者の運動機能向上を目的とした筋トレルーム60に一部転用いたしまして、多くの方に御利用いただいております。  また、削減ということでございますが、港湾スポーツセンターのアーチェリー場は、発射位置固定器具、あるいはネットなどが老朽化をいたしまして、利用者の安全の確保が困難なこと、利用率が低下していることから、ニーズ、費用対効果を踏まえ用途廃止をしております。この計画の中に、運動施設の有効利用、削減計画の具体的な事例は挙げておりませんが、改修などの際には常に効率的な施設の活用と運営方法を検討してまいります。  以上です。 756 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 757 ◆議長(沓名 宏) 22番。 758 ◆22番(磯貝幸雄) ものづくりセンターに卓球台を置くというのがありましたが、4階実習室1に卓球台を出しっ放しにしていただいて、使うときに出すという方式じゃなくて、できましたら、障害者の皆さんもエレベーターに乗って車椅子で上に行って、そのまま、例えばスポーツができる、卓球のできる施設にしていただくと、先ほども質問の中に出しました障害者スポーツの推進普及になると思っておりますので、常時出しておいて、また実習室を使うときに片づけるほうが卓球台も悪くならないということもありますので、こういうふうな形で検討していただけるとありがたいなと思っています。  次に、イ、民間活力、民間の活用での空き家、空きビルの活用をどう考えているのか、お聞かせください。 759 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 760 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 761 ◆総務部長(金沢宏治) 公共施設の維持管理に際しましては、市の直営にとらわれることなく、市民協働、民間活用の導入を図ることによりさらなる効率化が図れるものは、民間のノウハウ等の活用を推進するなど、官民連携による公共施設マネジメントを推進するとしております。  現在、民間施設でございます勤労青少年水上スポーツセンター内に筋トレルーム60を開設準備で進めておりまして、新たな公共施設を整備することなく事業が実施できるという予定でございます。  空き家、空きビルの活用という御質問でございますが、まずは今ある公共施設のフル活用を図ること、あるいはビーチコートや2号地多目的グラウンドのように、国、県の施設あるいは用地を活用することを優先に考えてまいりますが、先ほど申し上げたとおり、民間活力の活用につきましては常に念頭に入れてまいります。  以上です。 762 ◆22番(磯貝幸雄) 議長、22番。 763 ◆議長(沓名 宏) 22番。 764 ◆22番(磯貝幸雄) ありがとうございました。  今後、少子化、本当に人口減少から施設が老朽化、いろんな問題を抱えています。そういうことを念頭に入れながらも前向きな取り組みも忘れないでいただきたいと思っております。  これで私の質問は全て終わります。ありがとうございました。 765 ◆議長(沓名 宏) 以上で、磯貝幸雄議員の一般質問を終わります。  これにて一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 766 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  再開は明19日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 49分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年6月18日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  杉 浦 文 俊                     議 員  鍔 本 達 朗 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...