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2018-06-15 平成30年第4回定例会(第2日)  本文
2018-06-15 平成30年第4回定例会(第2日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2018-06-15
    2018-06-15 平成30年第4回定例会(第2日)  本文


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    2018-06-15 : 平成30年第4回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立をいたしましたので、これより平成30年第4回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において4番加藤厚雄議員及び20番鈴木みのり議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  神谷悟議員の一般質問を許します。 4 ◆14番(神谷 悟) 議長、14番。 5 ◆議長(沓名 宏) 14番。 6 ◆14番(神谷 悟) 皆さん、おはようございます。市民クラブの神谷です。  議長からの発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、一問一答方式により一般質問をさせていただきます。  今回は、きのうの大竹議員と質問がかぶるところがございますが、それだけ市民の問題意識の高さと本気度が高いということで、よろしくお願いいたします。  では、早速質問に入らせていただきます。  件名1、市民の安心・安全を守る防犯対策の取り組みについてお聞きしてまいります。  愛知県内の刑法犯認知件数を調べますと、平成25年では9万6,800件余から年々減少し、平成29年では6万5,500件余と3万件の減、昭和55年以降最も少ない件数でありました。
     しかし、侵入盗は全国ワースト1であり、それも11年連続という大変不名誉な結果となっております。  碧南市においては、以前から犯罪件数は近隣市に比べ少ないことは理解していますが、近隣市が防犯対策の推進強化を実施している中、犯罪者が碧南市を狙う可能性もきわめて高くなっていると感じます。  まずは、(1)本市の犯罪件数と情報発信について、現状把握のためお伺いしていきます。  そこで、(ア)本市における犯罪発生件数、発生率の推移についてお聞きしますが、きのうと同じ質問ですので割愛させていただきます。  碧南市では犯罪が少ないと言われていますが、1日に換算しますと、1.3件は何らかの犯罪が発生していることがわかりました。  では、イ、最近の犯罪状況の傾向と特徴についてお伺いします。 7 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 8 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 9 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南警察署から発表されました市内の平成30年5月末の犯罪発生状況よりお答えいたします。  平成30年5月末の刑法犯認知件数は170件で、昨年対比10件、6.3%の増加となりました。  5月は、39件の刑法犯を認知し、昨年5月と比較して10件も増加しております。  5月につきましては、ゴールデンウイーク中の被害は少なかったものの、忍び込み被害が3件連続発生したり、畑の散水用バルブが盗まれる被害が多発しました。  はがきや携帯電話のメール等を使用する架空請求詐欺の手口も、依然として続いております。 10 ◆14番(神谷 悟) 議長。 11 ◆議長(沓名 宏) 14番。 12 ◆14番(神谷 悟) 御答弁ですと、ことしに入り犯罪件数が増加している状況ですが、そこで、ウ、市民への情報発信の取り組みについてお聞きします。  愛知県警では、事件など情報や不審者の情報をパトネットあいちとしてメールでお知らせしています。  市としては、新聞に掲載されないような事件、犯罪等は、市のホームページから各課の窓口、次に、地域協働課を開き閲覧できるようになっていますが、これではなかなか目につきにくく、市民の方々も知らない人が多いと感じます。  トップページに防犯情報などのバナーを作成し、情報が速やかに市民の方に見えるサービスを行ってはと考えますが、どうでしょうか。  そこで、(ア)市のホームページのトップページへのバナーの作成についてお聞きします。 13 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 14 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 15 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 市民の方々にとって必要な情報であり、ホームページ上でも目につきやすいところに掲載する必要はあると考えますが、碧南市のホームページは平成31年3月にリニューアルを予定しておりまして、新しいホームページのレイアウトは全くの未定の状態でございますので、リニューアルのタイミングで載せられるよう検討してまいります。 16 ◆14番(神谷 悟) 議長。 17 ◆議長(沓名 宏) 14番。 18 ◆14番(神谷 悟) ぜひともホームページがリニューアルしたタイミングには、防犯の観点から市民への注意喚起を促す取り組みとして、情報発信をお願いしておきます。  次の質問に移ります。  市では防災メール配信サービスを実施していますが、幸いにして、自然災害など、この地域では少なく、防災メールが届くのは、ほとんどが火災の情報であると思います。  せっかくこのようなサービスを実施していますので、パトネットとリンクするなどして犯罪情報も発信できれば、より多くの市民の方々に情報提供ができ、情報の一元化にもつながると思います。  名前を防災、防犯メールに変更するなどして実施できないかとも思います。  そこで、(イ)防災メールとコラボしての情報発信はできないのか、お伺いします。 19 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 20 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 21 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議員の言われるとおり、事件、事故や、不審者に関する情報は、愛知県警からパトネットによりメール配信されております。簡単に登録できることもあり、碧南警察署では積極的な登録を呼びかけております。  パトネットあいちと防災メール等では、運営業者が違いますのでリンクは難しいですが、機会あるごとに市といたしましてもパトネットあいちのPRをしていきたいと思っております。 22 ◆14番(神谷 悟) 議長。 23 ◆議長(沓名 宏) 14番。 24 ◆14番(神谷 悟) 運営業者の違いによりリンクすることは難しいとのことなので、パトネットあいちの、今後さらなるPR強化をお願いしておきます。  次の質問に移ります。  先ほどの御答弁でもありましたが、ことしに入って住宅対象侵入盗、忍び込みの犯罪が多くなっているようです。  では、グラフを映してください。  これは、平成29年住宅対象侵入盗年間累計から、碧南市と高浜市を比較してみました。高浜市は、年間侵入盗犯罪件数が16件で、無施錠の割合が19%でした。続いて、碧南市を見てみますと、年間侵入盗犯罪が44件、無施錠であった割合が76%でした。  自動車関連犯罪では、平成29年碧南署管内の自動車盗については減少、車上狙い、部品狙いは、逆に増加しています。特に、集合住宅などの駐車場の被害が多いようですが、そこで、(2)住宅関連、自動車関連犯罪の対策についてお聞きします。市としての現在の取り組みと、今後の対策など、何かお考えがあればお答えください。 25 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 26 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 27 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 昨日の3番議員の質問でもお答えいたしましたが、7月から3月の期間中、午後10時から翌日の午前4時まで、青色回転灯を装備した車に警備員2名が乗車し市内全域を巡回するパトロールを警備会社へ委託し、実施しております。  毎回パトロールに先立ち、警察署でルートや犯罪防止強化ポイント等について指示を仰ぎ、最新の犯罪情報を生かしたパトロールとなるよう実施しております。  また、町内会、区単位で組織されております自主防犯ボランティア団体による地域のパトロール活動や、青色回転灯を装備した車両での自主防犯パトロール等の活動が実施されております。  また、随時、碧南警察署と連携し、鍵かけ等の啓発活動を行っております。 28 ◆14番(神谷 悟) 議長。 29 ◆議長(沓名 宏) 14番。 30 ◆14番(神谷 悟) まずは、市としてもしっかりと施錠を行うことをお願いするとともに、補助錠の取りつけの効果など、市民の皆様にしっかりと理解していただく取り組みが大切であると考えますので、事ある機会にPRをお願いしておきます。  犯罪者は、人に見られることを嫌い、明るいところを避ける傾向があり、夜間を明るくすることにより防犯効果が高まると思います。防犯灯設置事業も実施していますが、玄関などにはセンサーライト等の取りつけの推進も進めていただきたいと思います。  また、夜間、門灯や玄関灯を点灯したまま就寝し、まち全体を明るくするための活動を行うこともよいのではと思います。  続きまして、(3)特殊詐欺対策についてお伺いします。  特殊詐欺については、年々手口を変え、かつ巧妙になっているようですが、まずは、ア、過去3年の発生件数の推移と被害額についてお聞きします。 31 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 32 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 33 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南警察署によりますと、平成27年の発生件数は、愛知県が875件で、被害金額は32億8,058万1,696円、碧南市は、8件で2,916万5,960円。  平成28年の発生件数は、愛知県が1,057件で、被害金額は32億9,348万1,922円、碧南市は、16件で6,909万105円。  平成29年の発生件数は、愛知県が633件で、被害金額は9億6,819万1,208円、碧南市は、5件で287万5,600円でした。  なお、平成30年1月から4月までの碧南市の状況ですが、発生件数は3件でしたが、被害金額は857万円と、大きな金額の被害が出ました。 34 ◆14番(神谷 悟) 議長。 35 ◆議長(沓名 宏) 14番。 36 ◆14番(神谷 悟) 平成29年に入り件数も被害額も減少しておりますが、特殊詐欺については被害額がかなりの高額であり、被害に遭われた方のほとんどが高齢者の方と推測しておりますが、そこで、イ、特殊詐欺の傾向と市としての取り組みについてお伺いします。 37 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 38 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 39 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 5月に入り、振り込め詐欺の犯罪グループからの電話等が愛知県内で多数確認されていることから、愛知県警は5月22日、特殊詐欺多発警報を発令しました。発令後の2日間で、県内においては犯人からの電話等を100件以上認知しており、非常に危機的な状況となっております。  また、はがきや携帯電話のメール等を使用する架空請求詐欺の手口も、依然として続いております。  はがきによる架空請求先の被害者は、94%が50歳から60歳代の女性でした。  また、還付金詐欺の被害者は60歳代の女性が100%となっており、被害が集中しております。  碧南市では、碧南警察署と連携し、不特定多数の人が集まる市役所やスーパーマーケット、寺院等で、特殊詐欺被害防止の啓発活動を行っております。 40 ◆14番(神谷 悟) 議長。 41 ◆議長(沓名 宏) 14番。 42 ◆14番(神谷 悟) 刈谷市では、高齢者を狙う特殊詐欺、悪質商法の犯罪を防ぐため、65歳以上の高齢者だけで暮らす人を対象に、自動通話録音装置を1台2,000円で販売しています。  写真をお願いします。  これが自動通話録音装置です。大きさは、横10センチ、縦15センチ、幅3.4センチで、コンパクトであり場所を取りません。  この装置は、電話の呼び出し音が鳴る前に、この電話は振り込め詐欺被害防止のため会話内容が自動録音されますと相手にメッセージが流れるようになっており、声紋分析が可能な音質で全ての会話を自動的に録音できる装置です。  次の映像をお願いします。  装置の接続は、この図を見ていただければわかるように、非常に簡単であります。  効果としては、購入者のアンケート調査によりますと、自動録音装置の接続前には59人中44人が不審な電話を受けていますが、接続後に不審な電話を受けたのは2人に減少したそうです。本市においても導入を考えていただきたいと要望しておきます。  次の質問に移ります。  5月7日に、新潟市で、わずか7歳の女の子が殺害された痛ましい事件が発生しました。  碧南市は、学校メールなどで不審者情報を発信し注意を促していますが、(4)子供たちを守る防犯対策についてお聞きします。 43 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 44 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 45 ◆教育長(生田弘幸) 小学校の児童は、昨日も言いましたが、毎朝、通学団で集団登校しています。棚尾小と中央小は、時期限定での集団登校となりますが、下校時にはスクールガードがつき添ったり、見守り活動をしたりしています。  スクールガードは、7小学校区、計232名です。  また、緊急情報ネットワークやパトネットから情報が入った場合は、緊急性、危険性を判断して、連絡網を使って情報共有をしています。  PTAによる街頭での見守り活動や、場合によっては小学校では保護者に直接引き渡す形での下校を行います。  不審者対策としては、各校において不審者対策の避難訓練を実施し、万一の場合にどう対処するか考えさせる機会にしています。  以上です。 46 ◆14番(神谷 悟) 議長。 47 ◆議長(沓名 宏) 14番。 48 ◆14番(神谷 悟) 新潟市の事件が発生した現場周辺では、不審者に関する目撃情報が相次いでおり、保護者に警戒を呼びかけるメール等の共有がされていたようです。  不審者情報などがあった際は、警察、学校、行政、地域、保護者が一体となり、危機管理意識を高め、どう対処するのかが大変重要であると考えます。  御答弁では、どのように対応するのか決め事もあり、訓練もされているとのことで、危機管理がなされており感謝する次第でありますが、教員も保護者の方々も年々変わられることを考えますと、いつ、どこで、誰が、何を、どのようにするかをマニュアル化し、今後の仕組みづくりをお願いしておきます。  続きまして、(5)市の防犯対策の取り組みについてお伺いします。  まずは、アの防犯カメラ設置事業についてです。  本市においては、公共施設を中心に犯罪抑制効果も高い防犯カメラの設置を進めています。
     今年度の予算も6台分を予定しているようですが、そこで、(ア)現在の設置台数と情報提供件数についてお聞きします。 49 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 50 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 51 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 現在、市役所を初めとする公共施設には、273基の防犯カメラが設置されております。  また、14商店街、発展会のうち、3商店街に7基、町内会を管理する30区民館のうち18区民館に22基の防犯カメラが設置されております。  情報提供の件数につきましては、確認できたものについてお答えしますが、件数は20件程度で、提供先は碧南警察署となっております。 52 ◆14番(神谷 悟) 議長。 53 ◆議長(沓名 宏) 14番。 54 ◆14番(神谷 悟) 大前提に、犯罪件数の数が大幅に違うことは重々理解していますが、豊田市では防犯カメラ設置台数が2,000台を超えており、刈谷市では1,116台となっています。  交通アクセスの利便性から、これまでは犯罪件数が多かった市から、無施錠のお宅が多く防犯カメラの設置台数が少ない比較的犯罪を実施しやすい地域をターゲットにすることも考えられますが、(イ)今後の方向性、取り組みについてお伺いします。 55 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 56 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 57 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南市の防犯カメラの補助制度は、設置された防犯カメラには継続した維持管理が必要であること、また、地域での防犯への取り組みという点からも、町内会と商店街を対象としております。  対象となる区民館や商店街のうち、未設置のところには、引き続き制度の案内をし、設置を推進してまいります。 58 ◆14番(神谷 悟) 議長。 59 ◆議長(沓名 宏) 14番。 60 ◆14番(神谷 悟) ただいまの御答弁では、今後も前年度と同様に事業を進めていくとの回答でありますが、写真をお願いします。  これは事例ですが、本市のある地区が地区の事業費から防犯カメラを設置し、地区の安心・安全を守る、子供たちを犯罪から守るという観点から取りつけられた防犯カメラです。  犯罪抑制にもつながる防犯カメラの設置については、商店街に設置することはまだ理解できますが、区民館については、設置することによってどんなメリットがあるのか疑問に思いますし、警察への情報提供も現在まで20件と少なく、本当に費用対効果が出ているのか、そして、いつまで続けるのかと私は感じます。  今後、防犯カメラの設置箇所を、地域の要望を主体とし、警察、行政などの専門的な知見でより効果の高い場所に設置することが必要であり、維持管理費、録画管理などは地域負担で実施していくべきであると考えます。たくさん設置してほしいとは言っていません。毎年地区に1台ずつでいいんです。防犯カメラの特性が生きる付加価値の高い場所に設置することで、市民の安心・安全にもつながると思います。もうそろそろお考えを地域主体にかじを切りシフトする時期だと思いますので、しっかりと検討していただくことを強く要望しておきます。  続きまして、イ、防犯パトロール事業についてお聞きします。  青色回転灯を搭載した車両に夜間巡回による防犯パトロールを実施していますが、1年のうち4月、5月、6月は防犯パトロールを実施していない期間があります。入札の関係と警察による講習の兼ね合いと理解していますが、入札時期、契約期間を変更するなどして、1年間フルに事業を推進することは可能であると私は思いますが、どうでしょうか。 61 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 62 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 63 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 青色回転灯搭載車での防犯パトロールは、先ほど議員が言われたように、入札や警察署による講習会の受講が必要なことから、7月より実施しております。  入札を早めるというのはなかなか難しい状態ではございますが、議員の言われるように年間を通じての実施も必要であると感じておりますので、来年度からの実施に向け検討してまいります。 64 ◆14番(神谷 悟) 議長。 65 ◆議長(沓名 宏) 14番。 66 ◆14番(神谷 悟) 最後に前向きな御答弁に感謝しております。ぜひよろしくお願いいたします。  警察、行政、地域、市民が一体となり、犯罪のない誰もが安心して住み続けられるまち碧南市になることをお願い申し上げ、件名1の質問を終わらせていただきます。  件名2、今後の財源確保に向けた取り組みについて質問をさせていただきます。  碧南市における主な市税収入から検証してみますと、個人市民税と固定資産税については、年々少しずつでありますが増加傾向となり、ばらつき幅も少なく、安定した市税と言えますが、法人市民税につきましては、輸出関連企業における為替の影響等により、安定した市税とは言えません。  また、平成30年度以降は法人実効税率の引き下げや法人市民税法人割国税化等により、減収も見込まれます。  輸出関連企業に依存することなく財源確保ができる仕組みづくりや、バランスのよい産業構造による市税収入を確保し、安定化を目指す施策も必要であると感じます。  そんな中、行政側では、行政の稼ぐ力という観点から着目してみますと、本市では、今年度のふるさと納税歳入額は6億円を見込まれ、歳入増へ貢献、また、職員提案制度を初めとする改善活動による事務の合理化を図る行財政改革も進められており、今後の取り組みも期待するところであります。  ただ、本市の現状、現在の状況を見ますと、商業については少し弱いと感じます。本市で消費していただき、地域経済の活性化につなげていく施策が必要であると考えます。  そこで、(1)市内消費における本市の状況と課題についてお伺いします。  ア、商品販売額と小売吸引力指数の推移と傾向についてお聞きします。 67 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 68 ◆議長(沓名 宏) 市長。 69 ◆市長(禰宜田政信) 商品販売額につきましては、国が行っております経済センサス活動調査によりますと、市内の小売業における年間商品販売額は、平成23年では約549億円、平成27年では約631億円ということで、率にして約15%が増加をしているという状態でございます。  次に、小売吸引力指数ですが、これは県民1人当たりの小売販売額に対する地域住民1人当たりの小売販売額の割合で、地域が買い物客を引きつける力をあらわす指標とされております。  経済センサス活動調査、直近の国勢調査人口で算出いたしますと、本市は、平成23年は0.84、平成27年は0.78で、率にして約7%減少している。  また、いずれも1.0を下回りまして、買い物客が市外に流出している数値となっております。  これらの数値から、市内事業者の小売販売額はふえておりますが、市外で買い物をしている傾向があるということがわかります。 70 ◆14番(神谷 悟) 議長。 71 ◆議長(沓名 宏) 14番。 72 ◆14番(神谷 悟) 商品販売額は15%の増加、小売吸引力指数は7%の減少ということで、買い物客は市外に流出している傾向にあるとの御答弁でありましたが、市内で消費していただくには、やはり商店街の活性化が必要不可欠だと感じます。  消費者ニーズの多様化により、郊外の店舗や大型店へ買い物客が流出、また、インターネットなどの普及により、商店街の置かれる環境下は、年々厳しさを増しています。  今後の人口減少、さらなる急速な高齢化社会を迎えることもあり、生活必需品を地域での購入に頼っている高齢者の方々を守るためにも、大変重要な課題であると思います。  そこで、イ、商店街の活性化に向けた取り組みについてお伺いします。 73 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 74 ◆議長(沓名 宏) 市長。 75 ◆市長(禰宜田政信) 商店街の活性化に向けた取り組みといたしまして、まず、「へきなんの一店逸品運動事業」というものがございますが、魅力ある商店街づくりと商業活性化を図ることを目的に、専門講師による店舗への訪問アドバイス、一店逸品パンフレットの作成、店主が講師となって市民向けの講座を実施する「碧南・街の寺子屋よっとくれん」等の開催を支援しております。  次に、商店街連携活性化事業というものがございますが、市内の商店街が連携して実施する大売り出し事業を支援しておるものでございます。  今年度は、市制70周年を記念しまして、6月9日から7月8日まで実施される「碧南市70歳おめでとう大売出し」を支援するということになっております。  次に、「がんばる商店街応援事業」でございますが、これは、商店街の活性化や運営方法などに関する調査、研究活動を支援する事業でございまして、昨年度は、金沢の近江町市場商店街振興組合を視察されております。  その他、各地域の商店街のイベント実施にも補助制度を設けまして、商店街の活性化に努めているところでございます。 76 ◆14番(神谷 悟) 議長。 77 ◆議長(沓名 宏) 14番。 78 ◆14番(神谷 悟) 商店街の活性化に向け、にぎわいづくりの取り組みや施設の整備、地域コミュニティー機能再生に向けた取り組みを今後もお願いしておきます。  次の質問です。  碧南市では、今年度より創業チャレンジ補助金制度を開始し、地域を活性化させるため、個人または法人として中小企業を創業する方に対し、創業費用の創業支援補助金制度を取り入れましたが、現在の状況を踏まえ、ウ、新たな商業振興の取り組みについてお答えください。 79 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 80 ◆議長(沓名 宏) 市長。 81 ◆市長(禰宜田政信) 御質問のとおり、今年度から「創業チャレンジ補助金」を始めました。  制度開始後3ヵ月余りが経過しましたが、制度利用に関する相談が数件ございまして、そのうち、1件の申請がございました。制度は、3年間の限定措置で、市内での店舗や事業所の開業を促し、商業振興、地域活性化を図りたいと考えております。  また、近年のクレジットカードの定着に加え、電子マネーの普及からか、商店を経営される方からはクレジットカードなどの電子決済を希望するお客様がふえているというお話をお聞きしております。商店がその要望に応え、来店客にも利便性が高まれば、地域の活性化につながるものと考えます。  そのため、現在、中小企業IT活用促進事業といたしまして、商店のホームページ開設やインターネットショッピング導入経費に対する補助を行っておりますが、さらなる商業振興の取り組みといたしまして、電子決済を導入する機器やシステムの経費を補助対象に加えていきたいと考えております。 82 ◆14番(神谷 悟) 議長。 83 ◆議長(沓名 宏) 14番。 84 ◆14番(神谷 悟) 商業振興の取り組みの中で、電子決済を導入する機器やシステムの経費を補助対象に加える方向で考えているとの前向きな御答弁でありましたが、実現に向けて早急なる対応で取り組んでいただきたいとお願いしておきます。  もう一つのお願いですが、まちづくりの観点から申しますと、企業に対しては企業誘致や企業訪問などを積極的に実施されていますが、本市に新しくできる店舗は、業種が偏っているような感じがします。  商業に関しても、民間と市がかかわり合いながらまちづくりができるような取り組みが必要であると思いますので、今後どうぞよろしくお願いいたします。  次の質問です。  エ、公園、スポーツ施設、観光、イベント等における消費拡大への取り組みについてお聞きします。  本市では、人口7万人のまちにしては、たくさんの施設があります。  そして、今年度に入り、レールパーク、ビーチコート場、水族館のビオトープもオープンします。市外から各施設へお越しいただける来訪者も多くなると思います。  来訪者の方々に碧南でお金を使っていただき市内の消費拡大につなげることも非常に大切な取り組みであると感じますが、市の考えをお伺いします。 85 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 86 ◆議長(沓名 宏) 市長。 87 ◆市長(禰宜田政信) 公園やスポーツ施設における消費拡大への取り組みといたしまして、まずは、ことし4月に臨海公園でキッチンカー出店事業者を募集いたしました。応募者がなかったため、現在、出店日数や最低価格を見直して再募集をしているところですが、このような取り組みは、来訪者のニーズに応え、出店事業者の収益や施設の集客にも寄与するなど、多くのメリットがございます。  元気ッス!へきなん、大浜てらまちウォーキングなどのイベントや観光事業では既に取り組んできておりますが、公共施設で一定の集客が見込まれる場合には、来訪者と事業者を結びつける意識も大切だと思っております。  また、市外からの来訪者による消費拡大は、今年度ふるさと納税で碧南市に寄附をいただいた方などを対象に返礼品を進呈しているパートナー企業を訪問する「ふるさと納税モニターツアー」を実施いたしました。5月24日に水産加工品をテーマとしたバスツアーを開催し、加工場を見学し、昼食はシラスとトリ貝を使った料理を召し上がっていただきました。また、大浜漁港の入札状況など、ふだんでは見ることができない場所を見学していただきました。  参加者の満足度も高く、協力いただいた事業者の方からも大変によい経験をしたと感想をいただいております。  このようなツアー実施や市内イベントへの出店支援を通じまして、市内事業者の消費拡大を図っていきたいと考えております。 88 ◆14番(神谷 悟) 議長。 89 ◆議長(沓名 宏) 14番。 90 ◆14番(神谷 悟) 今後とも来訪者が来訪者をふやし、市内でしっかりと消費していただけるよう、さらなる取り組みをお願いしておきます。  続きまして、碧南市で創業していただいている企業の多くは、中小、小規模企業に分類されます。  市の財源を確保するためにも、現在操業していただいている企業に今後も市内で操業していただくことが必要でありますし、働く場を確保することにより碧南市の人口も維持できると考えます。  そこで、(2)中小企業活性化に向けた取り組みについてお聞きしてまいります。  まずは、ア、西端地区の工業用地の確保についてです。  現在、西端地区の北部で数社が操業している地域にて、民間主導での工業用地化企業の進出の計画が進んでいるとお聞きしています。  (ア)としまして、現段階での工業用地化に向けた計画の進捗状況についてお伺いします。 91 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 92 ◆議長(沓名 宏) 市長。 93 ◆市長(禰宜田政信) 現在、民間主導で計画が進められておりますのは、西端地区の井口町三丁目地内でございまして、市内の民間企業2社が工場を新設するというものでございます。  このうち1社は、ことし2月に土地開発行為協議申出書が市に提出されまして、3月に市の意見を付して愛知県へ提出しております。  愛知県からは、5月末に関係法令などに基づく手続を進めて差し支えない旨の回答を受けており、今後、農業振興地域の除外と農地転用開発行為や土壌汚染対策法に基づく届などが順次進められていくものと考えております。
     別のもう一社は、5月に土地開発行為協議申出書が市に提出されたところでございます。 94 ◆14番(神谷 悟) 議長。 95 ◆議長(沓名 宏) 14番。 96 ◆14番(神谷 悟) では、進出される企業主と、その規模についてお伺いします。  また、今後の予定について、把握されておられましたらお答えください。 97 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 98 ◆議長(沓名 宏) 市長。 99 ◆市長(禰宜田政信) いずれの企業も自動車関連部品の製造業でございまして、開発規模は、1社が約1.6ヘクタール、もう一社が約1ヘクタールでございます。  今後の予定につきましては、それぞれの企業が開催した地元説明会においてお聞きした範囲でお答えをいたします。  1社目は、昨年の10月17日と12月24日に説明会を開催しており、平成30年10月ごろに手続を終えて、その後、造成工事に着手したいとお聞きしております。  2社目は、ことしの4月27日に説明会を開催しており、早ければ平成31年3月ごろに造成工事に着手したいとお聞きしております。 100 ◆14番(神谷 悟) 議長。 101 ◆議長(沓名 宏) 14番。 102 ◆14番(神谷 悟) この2社が予定どおり工事に着手し円滑に操業できるよう、市としてもチェックとフォローをよろしくお願いいたします。  次に、(イ)今後進める工業用地化計画についてお伺いします。  臨海部への企業誘致が終了した今、新たな工業用地の確保に向けて早急な推進をする必要があります。  この間、碧南市として行ってきたことは、2号地での工業用地の造成と売却、そして、この西端地区での工業用地の確保です。  では、平成25年に農地法や土地計画法の高いハードルを理由に事業が中断しました。  しかし、やっと今回策定するマスタープランで、このハードルを乗り越えようとしていることは、大変評価したいと考えています。  この期間に、近隣市では、計画が進み造成中のところ、さらには造成が完了し既に売りに入っているところもあります。  また、市内の企業では、企業拡張や内陸部での操業ができなくなってきている企業があり、近隣市へ出ていく企業もあるとお聞きしているところで、もう待ったなしの事業であると感じています。  今から策定するマスタープランですが、工業用地化に対するお考えと進め方についてお答えください。 103 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 104 ◆議長(沓名 宏) 市長。 105 ◆市長(禰宜田政信) 御指摘いただきました新たな工業用地の確保につきましては、市内企業の皆様からの声をお聞きする中で、喫緊の課題であることを強く認識しております。  このことを踏まえまして、今回策定する都市計画マスタープランでは、計画策定後、速やかに事業化が可能となるよう、見直しを進めております。  新たな工業用地については、目標年次の平成42年までということで、今後12年間ということになりますが、全体で約86ヘクタールといたしまして、臨海部で50ヘクタール、西端地区で約36ヘクタールを予定しておりまして、臨海部は2号地、西端地区は国道23号線に近い井口町周辺を考えておりまして、道路などの地形、地物で区域を明確にし、位置づけてまいりたいと考えております。  また、その後、平成42年後の将来構想ということで、これは20年から30年先を見据えた計画も同時に考えておりまして、今後、進捗によっては、この都市計画マスタープランを改定するなど、柔軟に対応するよう努めてまいりたいというふうに考えております。  新たな工業地の確保に関しましては、最も影響が大きい農業委員会への説明を始めておりまして、引き続き、計画の策定過程におきまして、農業委員会を初め、碧南市土地改良区へも丁寧に説明をし、農道、用排水施設等、農業生産基盤及び営農環境に支障がないように配慮し、事業手法の検討や関係機関との調整などを進め、計画策定後、速やかに事業化ができるよう準備してまいりたいと考えております。 106 ◆14番(神谷 悟) 議長。 107 ◆議長(沓名 宏) 14番。 108 ◆14番(神谷 悟) 昨年の12月議会にて同じ質問を行いましたが、今回の答弁では事業が進んでいるということがわかりました、ありがとうございます。  碧南市にとって、工業用地の確保には、新たなる人の流れを呼び、人口増、税収増につながる将来性ある事業であります。ぜひ、早期実現できるよう、お願いしておきます。  次に、イ、新技術、新産業の創出についてお伺いします。  碧南市の税収は、今現在、順調であり、財政力指数も年々高くなり、潤沢な税収を確保できる市に戻ってきました。  しかし、冒頭に話しましたが、市内の多くの企業が1つの産業に特化したものとなっていると感じています。  また、この特化した産業も、この10年20年で大きく変化しつつあり、今後さらなる大きな変革があると予想されています。  毎年、会派の要望書にも記載し訴えていますが、碧南市が生きるための事業として、新技術、新産業の創出は、切ることができないものであると思います。これを考えていく方向性として、大きく2つに枝分かれすると思います。  1つは、今現在、碧南市で操業している企業に対する支援、サポート、そして、2つ目は、新たに碧南市で創業しようとする企業への支援、サポートです。それぞれに対し、碧南市としてのお考えをお願いします。 109 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 110 ◆議長(沓名 宏) 市長。 111 ◆市長(禰宜田政信) 新技術、新産業の創出について、まず、現在、碧南市で操業している企業に対する支援でございますが、愛知県を中心に中部地域では、「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」を推進しております。  航空宇宙産業は、自動車産業と比較いたしまして、部品点数が多いこと、また、技術波及効果が高いことが特徴として挙げられ、将来的には大きな成長が見込まれております。生産量が多くなってくれば、多くの企業が参入するものと思われます。  市内においても、スズキプレスとPDエアロスペースが特区の指定を受けております。特区に関心を持っている企業がほかにもありますので、指定に向けた支援を行ってまいりたいと考えております。  宇宙飛行機を碧南市内で開発、製造するPDエアロスペースにつきましては、新聞報道にもありましたが、旅行大手HISやANAホールディングスなどから5億円を超える追加出資を受けて研究開発を加速させております。  碧南市におきましても、ふるさと納税を通じて支援を行っているところでございます。  1日も早く宇宙旅行が事業化され、市内中小企業にも好影響が及ぶことを期待しております。  また、航空宇宙、健康長寿、情報通信関連など、高度先端産業と言われる分野への工場新増設に対する愛知県21世紀高度先端産業立地補助金もありますので、企業訪問の中で紹介いたしまして、必要に応じて支援を行い、新技術、新産業の創出に努めていきたいと考えております。  次に、新たに市内で操業しようとする企業への支援でございますが、商工課内に企業応援係、企業誘致係を設置しておりますので、市内に進出を検討している企業があった場合には、工業用地の情報提供、進出に伴う行政手続、補助制度等の説明や、関係機関との連絡、新産業、新技術に関する支援制度の紹介等、ニーズに即してきめ細かく支援してまいりたいと考えております。 112 ◆14番(神谷 悟) 議長。 113 ◆議長(沓名 宏) 14番。 114 ◆14番(神谷 悟) 安定した財政基盤の構築を目指して、今後とも取り組みの強化をお願いしておきます。  次に、毎年要望書に記載し、そして、会派のメンバーからもそのつど一般質問で提言させていただいている、ウ、中小企業振興条例の策定についてお聞きします。  中小企業を行政として守るために、市では多くの事業を展開していただいていることは承知していますし、大変ありがたいと思っています。  しかし、この多くの事業を担保するものは、この碧南市にありません。担保するものとして、条例の制定が必要であると考えます。  愛知県でも平成24年10月に愛知県中小企業振興基本条例として制定されましたし、県内の市町村でも制定されていると伺います。  そこで、まずは、(ア)県内の制定状況についてお聞きします。 115 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 116 ◆議長(沓名 宏) 市長。 117 ◆市長(禰宜田政信) 振興条例というところで、条例名というのはさまざま、ちょっとずつ違うところがありますが、県内54市町村のうち制定済みの自治体は、名古屋市、春日井市、刈谷市、安城市、常滑市、小牧市、新城市、東海市、大府市、知立市、高浜市、豊明市、みよし市、武豊町の14市町でございまして、策定率は25.9%となっております。 118 ◆14番(神谷 悟) 議長。 119 ◆議長(沓名 宏) 14番。 120 ◆14番(神谷 悟) やはり、多くの市町村で制定され、必要と考えられる条例であると感じます。  先ほどもお話ししたように、碧南市として、中小、小規模企業を今後も支援しサポートしていくためにも、ひいては税収を維持、確保していくためにも、この碧南市で中小企業振興に向けた条例制定は必要であると考えます。  そこで、(イ)条例策定に向けた考え方についてお答えください。 121 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 122 ◆議長(沓名 宏) 市長。 123 ◆市長(禰宜田政信) 中小企業振興条例は、中小企業振興に関する基本的な方向性や姿勢を中小企業者、市民や商工団体等に示す理念条例であります。その中で、それぞれの役割や責務について規定されるものと理解しております。  一般的に、条例制定の背景には、中小企業のニーズが産業施策に十分に反映されていないといった事情があるようでございます。  本市におきましては、画一的、固定的でなく、きめ細かな支援を行うため、商工課内に企業応援係を設置いたしまして、年間100社以上の企業訪問を実施し、経営者の方々と情報交換する中で、時代に即した、また、ニーズの高い施策を実施しているところでございまして、条例の制定にはまだ至っておりませんが、条例を制定した自治体で進められているような中小企業振興施策を実態として展開をしているというふうに考えております。  しかしながら、先ほどの御質問にありましたように、平成24年10月に愛知県が条例を制定し、それを境に県下で制定する自治体が徐々にふえ、約4分の1の自治体となっておりますので、条例制定により何が変わってどんな効果があったかを確認していく必要があると考えます。  その上で、これまでの本市の中小企業振興施策の形成過程や実施内容を検証しながら、条例の対象者になる中小企業の経営者や商工業団体を初めとする皆様の御意見を引き続きお聞きする中で、今後の方向を見きわめてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 124 ◆14番(神谷 悟) 議長。 125 ◆議長(沓名 宏) 14番。 126 ◆14番(神谷 悟) 答弁にもありましたが、今までの事業をしっかりと精査、検証し、経営者の方々の御意見も聞き、前向きに検討をお願いします。  今後も引き続き要望、提言をさせていただきます。  これにて私の一般質問の全てを終わらせていただきます。ありがとうございました。 127 ◆議長(沓名 宏) 以上で、神谷 悟議員の一般質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 54分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 10分 再開) 128 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小林晃三議員の一般質問を許します。 129 ◆6番(小林晃三) 議長。 130 ◆議長(沓名 宏) 6番。 131 ◆6番(小林晃三) 皆さん、こんにちは。新政会の小林晃三でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき、元気よく一般質問をさせていただきたいと思います。  早速、件名1、碧南市の人口について。  日本の大問題の1つに、人口減少、少子高齢化があります。新聞などでは、消滅可能性都市だとか、いずれ日本人がいなくなってしまうよと、そんなような刺激的な見出しが躍っております。  人口減少や少子化、高齢化は、皆さんも問題意識をお持ちだと思います。平成28年3月には碧南市人口ビジョンが作成をされました。課題と今後の見通しが提示をされました。今回の一般質問において、改めて碧南市の人口についての現状と今後の課題についてお伺いをさせていただくものであります。  まずは、(1)碧南市の人口の変遷についてお伺いをさせていただきます。  最近は増加傾向であるというふうに伺ってはおりますが、ア、最新の人口動向を教えてください。 132 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 133 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 134 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  平成30年5月31日現在の状況を申し上げます。  人口は7万2,919人でございまして、1年前の平成29年5月31日現在の人口は7万2,228人でございましたので、691人の増加ということでございます。  日本人の方と外国人の方の内訳といたしましては、日本人の方が6万8,448人、外国人の方が4,471人でございます。  参考までに、過去3年の年度末時点での人口の状況ということで申し上げます。古い順に申し上げます。
     平成28年3月31日現在、人口は7万1,789人、前年度末と比較して104人の増。29年3月31日現在で人口は7万2,068人。前年度末と比較すると279人の増。30年3月31日現在では7万2,762人。前年度末と比較いたしまして694人ということで、年を追うごとに人口増の傾向が強くなっているという現在の状況でございます。  この中身を見てみますと、このうち日本人の方は、古い順に申し上げます。平成28年3月31日現在では6万8,404人、前年度末と比較しますと、日本人の方は209人の減。平成29年3月31日現在では6万8,258人、前年度末と比較いたしまして146人の、これは減でございます。平成30年3月31日現在では6万8,390人。これは、前年度末と比較いたしまして、この場合、132人の増となっております。  近年になって、日本人の方も人口がふえていると、そういう状況でございます。  同様に外国人の方をまた申し上げます。古い順に申し上げます。平成28年3月31日現在では3,385人。前年度末比較で313人の増。29年3月31日現在では3,810人、前年度末比較で425人の増。平成30年3月31日現在では4,372人ということで、前年度末と比較して562人の増で、ふえているということでございます。  以上です。 135 ◆6番(小林晃三) 議長。 136 ◆議長(沓名 宏) 6番。 137 ◆6番(小林晃三) 御答弁、ありがとうございます。  日本人も外国人もふえている状況だということがわかりました。  では、イといたしまして、今後の傾向はどのようになっていくのか、お考えをお聞かせください。 138 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 139 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 140 ◆副市長(松井高善) 碧南市の人口といたしましては、毎年3月31日時点での人口の状況ですと、平成20年に7万4,092人、これが過去のピークでございます。その後、ご存じのように、リーマンショックの影響による人口減少が続いておりましたが、平成28年3月から碧南市の人口は増加に転じております。  人口の動向といたしましては、平成26年以降は、死亡者の方が出生者を上回るようになりました。そして、その差は拡大傾向でございます。この要因を見てみますと、死亡者の方がふえているということではなくて、出生者の方が減っているということでございます。  この原因でございますが、第2次ベビーブーム世代が出産の適齢期を過ぎていることが要因ではないかと考えております。  一昨年度までは日本人の転出者数を外国人の転入者数が上回る形という、こういう形で人口が増加をしてまいりましたが、昨年度からは、日本人、外国人の方ともに転入超過の状態で人口が増加をしているということでございます。  ご存じのように、外国人の転入者数につきましても景気の状況に大きく左右をされるということになりますが、もう現在の経済の状況を踏まえますと、当面は中小企業の人手不足という人手不足感は解消されないと予想をしておりまして、しばらくはこういう傾向が続くのではないかというふうに考えております。  以上です。 141 ◆6番(小林晃三) 議長。 142 ◆議長(沓名 宏) 6番。 143 ◆6番(小林晃三) 御丁寧な答弁、ありがとうございます。  東京や福岡、愛知など大都市では人口増が続く。そして、残念ながら、東北地方とか中国地方などは人口減少していくという流れがあります。また、今後は、その流れがどんどん加速をしていくということも予測をされておるところでございます。都市部には人口が集中し、過疎地では過疎が加速する、そんな時代を迎えようとしております。  現時点では、ここの西三河地方は、ものづくりの集積地でもありまして、人や物の流通も活発、そして、若い労働者、企業誘致なども進めていっていただいております。  今後は、さらにそれを進めていただいて、活気の向上と、その上での地域の活性化を推進していただきますようにお願いを申し上げます。  答弁では、碧南市においては人口増加ということがよくわかりましたけれども、内訳を見ますと、外国人の方の増加が非常に多くて、今後の課題であるなというふうに感じております。  外国人については、後ほど(4)で改めてお伺いをさせていただきたいと思います。  それでは、次に進みます。  碧南市全体の人口の流れは、ただいまお聞きをさせていただきました。  しかし、人口がふえたからといって、手放しで喜んでいるわけにもまいりません。高齢化も少子化も、どんどん進んでおります。  では、碧南市の高齢化についてお伺いをさせていただきたいと思います。  (2)碧南市の高齢者の現状について。  ア、直近の高齢化率はどのようになっておりますでしょうか、お答えをお願いいたします。 144 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 145 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 146 ◆副市長(松井高善) 本市の人口に占めます65歳以上の高齢者の数の割合であります高齢化率について申し上げます。各年の3月31日現在における過去5年間の推移で申し上げます。  平成26年は21.5%、27年は22.3%、28年は22.7%、29年が23.0%、30年は23.2%で、直近の3ヵ年では平均0.3ポイントの増となっておりまして、こういう傾向は今後も続くものと思われます。  なお、総務省統計局の発表によります平成29年10月1日現在の国の高齢化率は27.7%、愛知県は24.6%でございまして、碧南市の高齢化率は、現在は、国、県よりも低い状況であるということでございます。  以上です。 147 ◆6番(小林晃三) 議長。 148 ◆議長(沓名 宏) 6番。 149 ◆6番(小林晃三) 答弁、ありがとうございます。  本市の高齢化率は、国や県よりは低いよというお話ではございましたけれども、30年では23.2%。しばらくすると、もう4人に1人が65歳以上の高齢者という時代がすぐ目の前に来ておるということでもございます。  そこでお聞きをいたします。  イ、日中独居の高齢者、把握はされておりますでしょうか、お答えをお願いします。 150 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 151 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 152 ◆副市長(松井高善) 65歳以上の高齢者の方の実態調査といたしましては、毎年6月1日現在におきまして市内に住所を有する高齢者の方を対象に民生児童委員協議会に委託をいたしまして、シルバーカードを作成しております。  平成26年度から29年度までにおけるひとり暮らしの高齢者の数は、26年度が1,424人、27年度は1,454人、28年度は1,450人、29年度は1,534人でありまして、増加の傾向を示しております。  なお、日中においてひとり暮らしとなる、いわゆる日中独居の高齢者数については調査をしておりませんので、把握はしておりません。 153 ◆6番(小林晃三) 議長。 154 ◆議長(沓名 宏) 6番。 155 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  ニュースなどでは、今後高齢者は2040年ごろまでふえ続けるというような報道もあります。それに伴って高齢者の孤立も進むと予想をされます。しばらく顔を見ていないなと思ったら自宅で亡くなっていた、そんな独居高齢者の悲しいニュースも時折耳にします。  高齢者が増加をすれば、それに伴いいろいろな対策、対応も必要になってくるのではないかなというふうに考えております。もちろん、現時点でも高齢者への配慮はしっかりと行っていただいておると思いますが、今後は、さらに踏み込んだ支援も必要になってくるのではないでしょうか。  そこで、ウ、今後の高齢者に対する課題と対策についてお伺いをいたします。 156 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 157 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 158 ◆副市長(松井高善) 今後も高齢化率やひとり暮らし高齢者、高齢者のみの世帯などの増加に伴いまして、さまざまな課題が生じてくると考えております。  高齢者福祉施策においての課題でございますが、社会とつながり、地域での助け合い、支え合いの構築、そして、孤立や孤独などをどう防ぐかということでございます。  介護保険制度における課題につきましては、介護が必要となったときにも高齢者が望む生活、暮らしができるよう、医療、介護、生活支援、住まいの環境整備が必要であると。  また、介護予防における課題につきましては、誰しも介護が必要な状態にはなりたくないと願っている中で、健康寿命をいかに延伸させるか、こういう課題などがございます。  このため、まちかどサロン事業の実施、入浴券の無料配布などの外出の支援、老人クラブへの加入の促進、また、配食サービスなど、これまでに実施をしてきた各種事業に継続して取り組むほかに、関係機関と協力しながら、医療と介護の連携の強化、高齢者の見守り対策の強化、認知症初期集中チームの活動の推進、認知症サポーターの養成、筋トレルーム60の増設、地域包括支援センターの充実、ボランティア制度の導入、シルバーハウジングの整備、介護保険制度の充実など、昨年度策定をいたしました第7期高齢者ほっとプランに基づきまして高齢者の方々に対する課題の解決に向けて取り組んでまいります。 159 ◆6番(小林晃三) 議長。 160 ◆議長(沓名 宏) 6番。 161 ◆6番(小林晃三) 御答弁、ありがとうございます。  高齢者の支援を力強く推進していただいてありがとうございます。  高齢者を取り巻く環境は、そして、この社会の状況も日々刻々と変わっていきます。そんな中で必要な対策をしていくには、ほっとプランのような明確なビジョン、そして、柔軟な対応、そして、日ごろの絶え間のない情報収集であると思っております。今後も引き続きよろしくお願いをいたします。  次に、少子化についてお聞きをします。  (3)碧南市の少子化の現状についてでございます。  厚生労働省によると、平成29年度の出生数は94万6,060人で過去最小、2年連続100万を下回ったとあり、合計特殊出生率は1.43、少子化も人口減少も進んでいるという発表がございます。  では、碧南市ではどうでしょうか。  ア、合計特殊出生率の推移を教えてください。 162 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 163 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 164 ◆副市長(松井高善) 碧南市の合計特殊出生率の推移を申し上げます。これは、5年に1回ということでございます。  平成10年から平成14年は1.56、平成15年から平成19年は1.65、直近の数値といたしましては、平成20年から24年の1.63でございます。  以上です。 165 ◆6番(小林晃三) 議長。 166 ◆議長(沓名 宏) 6番。 167 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  国や県よりは数値は高いということでございますが、人口を維持していくのには2.07が必要だというふうに言われております。そこに到達するには、まだまだいろんな施策や努力が必要なんだなというふうに感じております。  では、イといたしまして、現在行っている対策についてお伺いをさせていただきます。よろしくお願いします。 168 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 169 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 170 ◆副市長(松井高善) 現在行っている対策ということでございます。  碧南市では、少子化対策といたしまして、碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の1つでございます、結婚、出産、子育て環境づくりを位置づけておりまして、まず、結婚につきましては、市内での出会いの機会を支援するための婚活イベントを主催する団体等への支援、県の出会いサポートポータルサイトあいこんナビの活用、それから出産については、妊婦健診、産後健診の公費補助、不妊治療助成、それから、子育て環境づくりとしては、幼稚園、保育園の第3子の無料化、中学校卒業までの医療費無料化、放課後児童クラブの運営などの事業を実施することで、結婚から子育て環境づくりまで、切れ目のない対策に努めているところでございます。  以上です。 171 ◆6番(小林晃三) 議長。 172 ◆議長(沓名 宏) 6番。 173 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  引き続き、切れ目のない、出会い、結婚、子育て環境づくりをお願いいたします。  では、ウといたしまして、今後の少子化に対する課題、対策についてお伺いをさせていただきます。 174 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 175 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 176 ◆副市長(松井高善) 出生数につきましては、平成28年度は年間で573人の方だったものが、平成29年度は606人と、33人が増加をしております。  この課題といたしましては、人口の増加に対しまして、住宅の供給や働く場所の確保、これが重要であると考えております。  取り組みといたしましては、ただいま御答弁申し上げました事業を引き続き着実に実施をしていくことで、結婚の意思がある、そういう若者をサポートして、夫婦が希望する時期に安心して子供さんを産んで育てることができる環境をつくりまして、少子化対策を推進していきたいと考えております。  また、工業用地や住宅用地の確保策といたしましては、現在進めております都市計画マスタープランの改定の中でこれを検討してまいります。  以上です。 177 ◆6番(小林晃三) 議長。
    178 ◆議長(沓名 宏) 6番。 179 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  少子化や高齢化の問題は、碧南市だけがよければそれでいいというものでもありません。当然、働く方は、碧南市に住んでいても他市へお勤めに出られる方もいれば、他市から碧南市に働きに来る方もいらっしゃいます。やっぱりこのあたりの問題は、他地域との連携をとりながら地域全体として考えていく必要もあるのではないかなというふうに思っております。  今後も国や県の動向を注視しながら、しっかりと他地域との連携の強化をお願いさせていただきます。  若い世代を東京や名古屋のような大都市に取られてしまわないように、住環境整備や雇用環境整備、子育て支援を初めとする若者支援の拡充を引き続き行っていただきまして、若い世代には希望、そして、これまでの歴史をつくっていただきました高齢者には生きがいを持てるような碧南市であっていただくようにお願いをさせていただきます。  それでは、次に進みます。  (4)碧南市の外国の方についてお伺いをさせていただきます。  (1)の碧南市の人口の推移で御答弁をいただきましたけれども、ここで改めて、増加傾向にあります外国の方についてお聞きをさせていただきます。  ア、現在までの推移を教えてください。 180 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 181 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 182 ◆副市長(松井高善) ここ数年の外国人の方の全体の状況は先ほど申し上げましたが、平成30年5月31日現在の外国人4,471人の上位3カ国の国籍別の状況で申し上げます。1位がブラジル2,331人、2位がベトナムで516人、3位がフィリピンで441人でございます。これを、約2年前の平成28年3月31日時点の外国人3,385人の上位3ヵ国の国籍別の状況で申し上げますと、1位はブラジルが1,702人でございますが、2位はフィリピン382、中国が345人ということで、若干変わっております。  ブラジルの方が一番多いということは変わりませんけれども、最近は、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど、東南アジアからの外国人の方が増加傾向にあるということでございます。  なお、外国人の方は、各年度末の時点での状況では、平成20年3月31日時点、4,197人というのがこれまでの最高でございます。  ただ、平成30年5月末日現在では、これを上回る4,471人ということで、今現在が最高の人数ということでございます。  以上です。 183 ◆6番(小林晃三) 議長。 184 ◆議長(沓名 宏) 6番。 185 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  現在が、外国人、最大だというお話でございましたが、イといたしまして、その増加の要因は、どのようなものがありますでしょうか。 186 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 187 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 188 ◆副市長(松井高善) 東海財務局が平成30年4月24日に公表した愛知県内の経済情勢報告、ここでは、個人消費が回復していることに加えまして、生産活動は、輸送機械や金属工作機械を中心に穏やかに回復をしている中、労働力の需給は引き閉まっているというコメントでございます。有効求人倍率も引き続き高水準であることから、不足する労働力を外国人の方で補っているという状況が考えられております。  以上です。 189 ◆6番(小林晃三) 議長。 190 ◆議長(沓名 宏) 6番。 191 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  まだまだ外国人労働者はふえる可能性があるように思います。  人口減少の日本において、今や、外国の方の存在は大きいと思います。碧南市においても、人手不足の中で労働力として機能しているのだというふうに思います。  しかしながら、いろいろなところで、文化、習慣の違いからトラブルもちらほらあるようでございます。  私の子供のころは、外国の方はほとんど見なかったと思いますが、今、まちを歩けば外国の方を多く見かけます、大人も子供も。そして、市役所の市民課には、毎日のように外国の方が受付に並んでおります、大人も子供も。  では、ウといたしまして、教育の対策についてお伺いをさせていただきたいと思いますが、次から次へと編入をしてくる外国の方の子供たちに、しっかりと勉強を教えていただく、教育をしていただくというのは当然のことなのだというふうに思います。それにかかわる教職員の方の御苦労は、大変なものがあると想像できます。教育の現場の現状はどうなっておりますでしょうか、よろしくお願いいたします。 192 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 193 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 194 ◆教育長(生田弘幸) 平成30年4月現在では、小中学校における外国籍の児童生徒数は306名です。そして、結婚等により日本国籍だが日本語指導が必要な児童生徒が32名で、合わせて338名の児童生徒が在籍しております。  各学校においては、外国籍児童が学校になじむことができるよう、日本語教育担当教員が中心となり日本語指導を進めています。日本語能力のレベルに応じて取り出して個別指導を行ったり、教室に入る形で教科指導の補助をしたりしています。  また、県費負担3名のポルトガル語、スペイン語、フィリピノ語及び市費負担の語学相談員6名、ポルトガル語、スペイン語、インドネシア語、中国語が、定期的に学校を訪問して、日本語教育担当教員と連携して指導をしております。  特に日本語能力が身についていない児童生徒には、日本語初期指導教室に通うように勧めております。  日本語初期指導教室は、月から金の午前中実施しています。午後は学級に戻ることで、学校での生活にも少しずつなれるよう、バランスをとっています。  今後の課題といたしましては、児童生徒数がふえ続けている状況から、通訳の協力者が不足していることが挙げられます。特に、外国人児童の約15%を占めるスペイン語と、10%ほどのフィリピノ語の対応が不足しています。  また、多言語化が進んでいることから、人に頼るのには限界があり、簡易型の翻訳機の導入を検討していきたいと現在考えております。  以上です。 195 ◆6番(小林晃三) 議長。 196 ◆議長(沓名 宏) 6番。 197 ◆6番(小林晃三) 御答弁、ありがとうございます。  子供たちにとっては、違う言語、習慣、文化に触れる機会でもありますので、多文化共生社会という観点から言うとよいことなのかなというふうにも思いますが、それは多文化共生社会という基礎的なものができてからの話であって、現時点ではとてもそこまで行っていない、現在もまだ手探りの状況なのだなというふうに思っております。  少なくとも、コミュニケーションに必要な必要最低限の日本語を学習能力の高い子供のうちにしっかりと習得できるように、御支援をお願いさせていただきます。  また、巡回をしていただいております語学相談員だけでは多言語化や突発的なトラブルに対応できないという事態も想定をされます。人的資源に限界があるのならば、簡易型翻訳機の導入もしっかりと検討をしていただきたいと思います。  市長の好きな言葉に費用対効果という言葉がありますが、簡易型の翻訳機の導入によって、即その効果が発揮できるというふうに思いますし、これからふえてくるであろう多くの言語に対応できると思います。昨日の4番議員の質問にもありました教職員の多忙化解消にも大きな貢献をすると思いますので、よろしく御検討をお願いいたします。  教育現場の御答弁はいただきました。  では、次に、エ、地域の対策についてお伺いをさせていただきます。  残念ながら、現在碧南市にいらっしゃる外国の方は、町内会を初めとする地元組織に加入する人はほぼいらっしゃらなくて、区長さん、また、地域の役員さんが、どれだけの外国の方が、どこに住んでいるのか把握ができていない状況があります。  当然、外国の方は、長い期間の定住者は少なくて、入れかわりも多いとお聞きしております。  また、現時点では、文化、習慣の違いから、ごみ出しのマナーとか騒音など、御近所トラブルになっても臨機応変に対応できないだとか、火災や地震など大きな災害があったら、混乱するのは目に見えております。  以上のように、さまざまな問題、課題が目の前に転がっております。  そこで、現状を教えていただきたいのですが、町内会などの組織加入促進、それと、ごみの出し方、そして、外国人の増加に対する今後の対策はどうお考えか御答弁をお願いいたします。 198 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 199 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 200 ◆副市長(松井高善) お尋ねの町内会への加入につきましては、外国人の方に向けた取り組みといたしましては、窓口で配付をしておりますポルトガル語が記載をされた暮らしのガイドで、町内会の活動内容やメリットや加入方法などを紹介し加入を勧めているほかに、4ヵ国語で自動翻訳に対応したホームページでも加入を促しております。  また、ごみの出し方につきましては、転入されたときに環境課の窓口で説明をしているほかに、広報や地区への回覧文書で、ごみ出し方法やマナーについて啓発をしております。  特に、外国人の方については、外国語表記、これは4ヵ国で、ポルトガル語、スペイン語、中国語、英語でございますが、外国語表記をしたチラシをごみ袋を取りに来られた際にも配付をいたしております。  今後もふえていくと思われる外国人の方と地元の方々が、お互いの文化を理解して共存できる社会を目指すために、外国語の相談、日本語の教室、ホームページの自動翻訳に加えまして、今後はチラシの多言語化を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 201 ◆6番(小林晃三) 議長。 202 ◆議長(沓名 宏) 6番。 203 ◆6番(小林晃三) 御答弁、ありがとうございます。  政府は、人手不足の日本の産業を支えるために、例えば、技能実習生の滞在延長などの方針を打ち出したところでございます。また、その技能実習生の日本語の理解度の緩和も進めておるようでございます。  そのことを考えますと、今後も外国人の労働者はふえる傾向にあるだろうというふうに考えます。特に、この三河地方はものづくりの集積地であると先ほど申し上げましたが、外国人が集まる傾向が強く出てくるのではないかなというふうに思っております。  産業界は、労働力がふえればそれでいいのかもしれません。ですが、外国人労働者も碧南市に住んでおる以上、碧南市の生活者であり、消費者であり、地域とのかかわりもあります。  碧南市においても、早目の対策、さまざまな支援を行っていただきまして、外国人のみならず、市民も気持ちよく生活できる碧南市でありますようにお願いを申し上げます。  それでは、件名1を閉じさせていただきまして、件名2に進みます。  件名2、竜の子街道プロジェクトについて。  竜の子街道ってどこですか。  平成28年度、この事業をスタート以来、市長さん、副市長さん、市職員の皆様、大変な御尽力をしていただいておるのは重々承知をしております。徐々に竜の子街道プロジェクトも認知度が上がってきているのだなというふうには思っておりますが、竜の子街道って何ですかから、竜の子街道はどこですかに変わったぐらいの認知度の上昇なのだというふうに感じております。まだまだ情報発信、周知徹底をしていかなければいけないなというふうに考えております。  そこで、昨年の12月議会でも一般質問でもお聞きをさせていただきました。再度、竜の子プロジェクトの取り組みについてお聞きをさせていただきたいと思いますが、昨日の7番の議員の竜の子街道プロジェクトの質問と件名ごとかぶっておりまして、私の質問の予定をさせていただきました設問の答弁も、しっかりと7番議員の答弁で頂戴をいたしましたので、(1)のア、今までの成果と評価はと、エ、今後の取り組みと課題については、今回は答弁は結構でございます。  それでは、設問のイをお聞きさせていただきます。  観光客はふえたのか。  昨年の答弁の中で、外国人に限りますが、観光動向調査の報告がありました。碧南市の外国人観光客認知度3.5%、そんな悲しい数字がございました。  改めてお聞きをさせていただきます。観光客はふえたのでしょうか。 204 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 205 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 206 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、観光入り込み客数の数値目標値を掲げており、明石公園やあおいパークなど、市内の主な観光施設への来場客数について、平成26年度の248万人余を基準値とし、平成31年度の目標値を250万人としております。その数値の推移を申し上げますと、平成27年度が271万人余、平成28年度が254万人余、平成29年度が277万人余であり、観光入り込み客数は増加しております。  観光客数については、誘客事業を進めるとすぐに直ちに結果が伴うものではないと考えております。新規の来碧者を開拓する、碧南を訪れていただいた方にはリピーターになってもらう、この繰り返しを続けることで観光客がふえていくものと思っておりますので、長い目で支援して応援していただけるよう、お願い申し上げます。 207 ◆6番(小林晃三) 議長。 208 ◆議長(沓名 宏) 6番。 209 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  新規の来碧者を開拓する、碧南を訪れた方にリピーターになってもらう、この繰り返しが大事だということはよくわかりますけれども、いかにして来碧者を開拓するのか、また、どうやったらリピーターになってもらえるのかを検証を進めながら考えていくこともしっかりとやっていただきたいというふうに思います。  それでは、次のウに進みます。  観光庁は、2017年の訪日外国人客数、前年度比19.3%増の2,869万人として、過去最高だという発表をいたしました。国別では、中国が最も多く735万人、次いで韓国の714万人となっておるようでございます。  3月26日の観光講演会では、訪日外国人は着実に増加しておる状況で、6年間で4.6倍にもふえた。そして、今後も外国人の観光客は増加する見込みだというふうにお話がありました。  2020年での訪日外国人を年間4,000万人とする目標も掲げられているという、さまざまな観光に対する御講演をいただきましたけれども、その中の1つで、訪日外国人の中心となっているのは、先ほど申し上げました中国や韓国の方でございます。中国や韓国の方は、カード決済が当たり前というような状況がありまして、日本の買い物には不便を感じておるようでございます。  そして、不便を感じるようなところへは外国人観光客の集客は厳しいよというような趣旨の発言もございました。  そこで、ウといたしまして、外国語の案内、多言語対応商店、電子決済可能店というのはどの程度あるのか、お聞かせください。 210 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 211 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 212 ◆経済環境部長(鳥居典光) 外国語での案内や外国語対応が可能な商店、電子決済可能店とのことでございますが、その実数等については、把握はしておりません。  最近ではスマートフォンの同時翻訳アプリも普及しておりまして、買い物等において言葉の壁はかなり低くなってきていると思われます。  また、昨年度からは市内の観光スポットへ案内板設置も進めてきており、日本語と英語での説明書きをしております。  外国人観光客も意識するのであれば、今後はカード1枚でどこででも買い物ができる環境づくりは必須と考えております。  先ほどの14番議員の質問でもお答えしておりますが、現在、中小企業IT活用促進事業補助金では、ホームページを外国語に翻訳したり、インターネットショッピングを導入する経費を補助しておりますが、お店がクレジットカードなどの電子決済を導入する経費も補助対象に加え、観光客の受け入れ環境の整備にもつなげていきたいと考えております。 213 ◆6番(小林晃三) 議長。
    214 ◆議長(沓名 宏) 6番。 215 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  ふえていくことが予測されております訪日外国人も含めた観光客の受け入れの整備をしっかりとしていただきますようにお願いを申し上げます。  それでは、次に、(2)今後の活動についてお伺いをさせていただきます。  アといたしまして、竜の子街道プロジェクトは、皆さんご存じのとおり4市で行っておる取り組みでございます。残念ながら、4市での取り組みについて、なかなか見えてこない部分がありまして、12月の一般質問でもさせていただきましたが、そのときの答弁は、4市が知恵を出し合って、よりよい事業を展開していくというお答えでございました。  その上で、竜の子街道公益観光推進協議会というものがございます。そこではどのような協議を行っているのかお聞かせください。 216 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 217 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 218 ◆経済環境部長(鳥居典光) 事業実施につきましては、4市で組織する竜の子街道広域観光推進協議会で進めており、総会、担当者会議がございます。  総会では、年度事業報告、決算、事業計画、予算等を議題とし、4市の所管課職員、観光協会、事業所等代表者が出席しております。  また、今年度からは県観光振興課にもオブザーバーとして御出席をしていただいております。  次に、担当者会議でございますが、4市の所管課の課長級までを集めて行う場合と、係長級以下の職員が集まって行う場合とがございます。  課長級までが出席する担当者会議では、主に総会に諮る議題についての議論や、大きな方向性を議論しております。  係長級以下の職員が集まっての担当者会議では、総会で承認された事業を具体的に進めるために話し合っており、各事業の細部についての役割分担やスケジュール管理、情報共有も行われております。  また、必要に応じて各市観光協会や事業委託先等にも出席いただいており、開催頻度は、進めていく事業にもよりますが、月に一、二回程度でございます。 219 ◆6番(小林晃三) 議長。 220 ◆議長(沓名 宏) 6番。 221 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  竜の子街道広域観光推進協議会の内容はよくわかりました。  しかし、計画立案、その過程こそ大事な部分があるのではないかなというふうに思います。それぞれ4市の特色、立地条件、人口、思い入れの強さなど、さまざま4市の思惑がぶつかるところでございますので、4市をそれぞれまとめて事業を遂行していくのは大変難しいのだというふうには考えております。だからこそ、この事業を遂行していく意味もあるのではないかなというふうにも思っております。  引き続き、竜の子街道広域観光推進協議を中心に、よりよい事業の提供をお願い申し上げます。  また、可能な限り、我々にも早目の情報提供をお願いいたします。  それでは、最後の設問になりますが、今後の課題と目標についてお伺いをさせていただきます、よろしくお願いいたします。 222 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 223 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 224 ◆経済環境部長(鳥居典光) 課題と目標との御質問でございますが、竜の子街道の認知度はまだまだ低いと感じております。地道に認知度を高めていくしかありません。あらゆる機会を捉えてPRを行うのはもちろんでございますが、エリア内の事業者等とも協力し、魅力的な商品開発や、新たな観光資源の洗い出しも必要であると感じております。  さきの質問に対する答弁、また、議員の皆様方からの昨年12月の一般質問への答弁と重なりますが、目指すべき目標、将来像は、この地域に継続的に人を呼び込み、交流人口の拡大と地域の活性化、地場産業の振興であると考えております。 225 ◆6番(小林晃三) 議長。 226 ◆議長(沓名 宏) 6番。 227 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  先ほどの答弁の中では、繰り返しを続けることで観光客がふえていくものと思っておりますので、長い目で応援いただけますようお願いいたしますとの答弁がありました。全くそのとおりだというふうに思います。  私も長い目で応援をさせていただきますが、しっかりとチェックもさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  来碧された方が満足をしていただければ、また碧南市に来ようと思っていただけると思いますし、碧南市で働いている外国の方の家族、親戚、友人が、ひょっとするといらっしゃるかもしれません。口コミで碧南市の魅力が伝わることもあると思います。また、その逆もあると考えてもいます。  今後も、引き続き、観光スポットの掘り起こし、開発、SNSやホームページの情報発信をしていただきまして、交流人口の増加、地域の活性化につなげていただきたいなというふうに思います。  副市長におかれましては、昨年の12月の一般質問で、事業を進めると同時に、これまでの事業の効果も検証し、4市の連携を今まで以上に図りたいと御答弁をいただいております。引き続き、この竜の子街道プロジェクトの事業の先頭に立っていただきまして、4市の連携がうまく機能するように、しっかりとした旗振り役をお願い申し上げます。  笛吹けど踊らず、ウクレレをかき鳴らせど踊らずということのないように、副市長のさらなるリーダーシップに御期待を申し上げます。  副市長の意気込みがあれば、ここでお伺いをさせていただきたいのですが、よろしくお願いをいたします。 228 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 229 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 230 ◆副市長(松井高善) この竜の子街道プロジェクトについては、今回の議会もそうですけれども、毎回毎回多くの議員さんから質問をいただきまして、大変ありがとうございます。  また、4月には4市共同で研究会をやっていただいたということで、大変感謝をいたしております。  ただ、この竜の子街道というのは、まだ知名度が、言われるとおり大変低いということでございます。これは、碧南市も含めて西尾市、常滑、半田もそうですけれども、外国人観光客が来た実績がこれまでほとんどありません。そんな中で、担当者が知恵を出して、今、手探りで頑張っておりますので、今はまだ結果が出ておりませんが、いろいろチャレンジをしてまいります。必ず全部が成功するわけではありませんが、成功することを信じて頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。  また、碧南市としても頑張っていきますが、私個人としてもにぎわいづくり創設のために頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 231 ◆6番(小林晃三) 議長。 232 ◆議長(沓名 宏) 6番。 233 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  今後の活躍に御期待を申し上げ、以上をもちまして私の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。 234 ◆議長(沓名 宏) 以上で、小林晃三議員の一般質疑を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩をいたします。                            (午後 零時 2分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 10分 再開) 235 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  山口春美議員の一般質疑を許します。 236 ◆9番(山口春美) 議長。 237 ◆議長(沓名 宏) 9番。 238 ◆9番(山口春美) 日本共産党の山口春美です。  きょうは、傍聴の方も来ていただいて、ありがとうございます。  国会では、森友学園と加計学園による安倍総理夫妻による政治の私物化の実態が明るみになり、公文書改ざん、日報隠蔽、働き方改革改悪の法案でのデータ捏造、セクハラと、安倍内閣の腐り切った国民そっちのけの政治に、安倍内閣は総辞職をの声が広がっています。  そして、碧南市でも、まるで碧南版森友、加計疑惑かと思われるような問題が起こっています。  それは、今まで碧南市の保育行政では、公立保育園のゼロ歳児、1歳児保育や、国が示す標準保育時間、11時間以上の保育の実現を求める市民の声に対して、ニーズはクリアしており拡大しない、私立保育園の営業を脅かしてはいけないと拒否し続けてきました。  ところが、5月28日の福祉健康部会で、来年4月開設で刈谷市の社会福祉法人一雅会が碧南市向陽町に私立保育園を建設するとの報告がありました。  市民のコンセンサスも得ていない状況で、わずか1週間後の議会運営委員会では、6月補正予算に2億4,938万9,000円の建設費用が計上されています。議会答弁を覆し、異様な早さで進めるこのやり方に、疑惑を持たずにはいられません。  そこで改めて、1、刈谷市の法人による私立保育園設置について伺います。  これまでの経緯について、まず、第一に、一雅会と初めて接触したのはいつなのか。特に市長について、この経緯を、子ども・子育て会議の中で私立保育園を設置するというふうに書き込まれた。その前には市長の決裁等があるわけで、いつごろ、こういった判断を下されたのか。その辺についても、過去のこれまでの経緯とあわせてお答えください。 239 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 240 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 241 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 一雅会との初めての接触についてということでの御質問ですので、初めての接触としましては、平成29年11月8日に、碧南市の保育の状況を確認するために来庁されたときが初めての接触でございます。  以上です。 242 ◆9番(山口春美) 議長。 243 ◆議長(沓名 宏) 9番。 244 ◆9番(山口春美) 市長は、それまでには一度も、一雅会という名前も、それから理事長初め、その関係者にも会ったことがないと。  それで、8月には、もう既に子ども計画の改定の案を、1回会議を開いているわけです。その後、2月22日に正式に私立保育園を設置するという一文が書き込まれたわけですけれども、この間に、11月に会われたというものの、実際にこの法人の当てがなければ書き込むことはないというふうに思うんですね。それは、市長の決裁がなければ一歩も事は動かないと思うのですが、市長自身は全く部長任せで、自分は今まで何も知らないということなんですか、確認します。市長にです。 245 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 246 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 247 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 8月のというお話をされましたけれども、まず、29年4月以降で、30年度の保育の状況ということで、検討を庁内のほうで進めてまいりました。  30年度の状況を見ると、現状のままでは待機が出てしまうおそれがありましたので、まずは早急に暫定的に進めていくということで、2歳児の保育等々を拡大するという決定をさせていただいたものでございます。  以上です。 248 ◆9番(山口春美) 議長。 249 ◆議長(沓名 宏) 9番。 250 ◆9番(山口春美) 予算づけをするためには、その法人の具体的に碧南市で認可保育園としてやっていくというデータが必要だというふうに思うんですが、それは市長のもとにいつ届けられ、そして、市長は、いつ決裁の印鑑をその文書に押したんですか。  市長、答えて。部長で答弁になるんですか。 251 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 252 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 253 ◆9番(山口春美) 議長、市長に答えてもらってください。 254 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今回は公募という方法をとらせていただきましたが、3月20日に応募がございましたので、その書類でもって決裁はとらせていただいております。  以上です。 255 ◆9番(山口春美) 議長。 256 ◆議長(沓名 宏) 9番。 257 ◆9番(山口春美) 子ども計画の中に、私立保育園を設置するという、こういう一文を加えるということは、何らかの確証がなければ、行政のやることは、やらないと思うんですよね。それ以降に、2月22日の翌日からホームページに一文を掲載し、しかも、子ども課のホームページですから、普通の人だったらなかなか中に入っていかないとわからないので、そのことを知るよしもないです。広報にも載せていないし、ほかのPR方法は何もしていません。それで、3月20日に手が挙がったということで、それでいきますということで決めたんですか。それ以前には市長は一切首を縦にも横にも振っていないということで確認していいんですか。 258 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 259 ◆議長(沓名 宏) 市長。 260 ◆市長(禰宜田政信) これは、今年度から、ゼロ歳児、1歳児、2歳児につきましても、公立で少しふやすというような措置をとっておりますが、これは、あくまでも暫定的、一時的、臨時的な措置で、もし民間等がやられるところがあれば、そちらにお願いしたいという方針は前から決まっておりまして、したがいまして、私は別に何の違和感もなく。  いずれにしても、一雅会との関係につきまして、私は一切、ここの園長も理事長も何もお会いしたこともありませんので、市の方針としてそういう方向で動いているということの中での動きでございますので、私が反対する理由がないので判子を押しております。  以上です。 261 ◆9番(山口春美) 議長。 262 ◆議長(沓名 宏) 9番。 263 ◆9番(山口春美) でも、予算をつけをしたということは、碧南市の認可保育園として許認可に該当するということで、書類審査等も既にされてみえるのかみえないのか、それは市長が決裁をとらなければ、部長1人で決めることではないですよね。それは、部長が判断して決めることですか。 264 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 265 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。
    266 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 認可保育園の認可手続ですけれども、これは県が行うものでございまして、市としてそういったことを行うものではございません。  よろしくお願いいたします。 267 ◆9番(山口春美) 議長。 268 ◆議長(沓名 宏) 9番。 269 ◆9番(山口春美) 県は、来年1月に所定の手続をされるそうです、4人の審議員によってやられるということで、過去に一度も、市を、自治体を信頼しているので、一度も拒否したことはないそうです。  だから、碧南市は、本当にこの法人が、どういうような具体的な計画を出し、実際に予算をつけられたわけですから、それは、市長が知らぬ知らぬと言ってここまで来るなんてことは考えられないということなんですが。  市長がきちっと決裁をとったのは、いつですか。3月20日に手が挙がり、その日のうちに書類も見ず決裁を下したんですか。それ以降、書類でどんなスペースだとか、建物構想だとか敷地の問題だとか、いろいろクリアされた上でないと許可できないでしょう、森友学園みたいに、用地が確保されていないのを認可することなんかできないわけだし。そこはどうしたんですかということを聞いているんです。 270 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 271 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 272 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 先ほど、質問者もおっしゃられました、来年の1月ぐらいに県のほうで審査を予定されておるということですが、県の認可につきましては、設置の半年前までに提出することというふうになっておりますので、今後、その認可の申請が提出されることになると思っております。  以上です。 273 ◆9番(山口春美) 議長。 274 ◆議長(沓名 宏) 9番。 275 ◆9番(山口春美) それは驚きですね。  予算がもうついていると、2億5,000万円ね。それでどんな建物ができるのかわからない、どんな中身なのかわからないということで、今後、1月の半年前だと8月ぐらい、もうこの6月補正が終わってからですが、その中身を吟味するなんていうのは、逆転しているんじゃないですか。  それで、碧南市が私立保育園を新たに設置するというふうに決めたのは、2月20日の議事録にはそれが明記されていますけれども、8月からその方針でかけていたんですか。8月の議事録は、今、ホームページで故障のためかアップできませんよ。どこで決めたんですか。それは、市長に内諾を得てやるでしょう。全部部長任せじゃないでしょう。市長が、これで私立保育園をふやしたいと思うんですけど、どう思いますかということで、いいですよというふうに言わなきゃ、事は進まないと思うんですが、いつ、正式に私立保育を新たに設置する方向で会議を開き、この計画を変更し明記されたんですか。 276 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 277 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 278 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 先ほど、平成30年度から2歳を拡大するということを申し上げました。その中で、30年度はクリアできるという判断ではございましたが、30年度の申し込みを受ける中で、31年度以降、待機が出る可能性が出てまいりました。  そういった中で、庁内で検討する中で、先ほどちょっと市長からもございましたが、平成18年3月に策定をいたしました碧南市集中改革プランの中で、今後運営主体を公立のまま運営していくことが限界であり、早急な民営化を図る判断をしたということがございましたので、今後、待機児童を出さないために庁内で検討してまいりました。  今回、それから補正予算ということですけれども、あくまでも31年度の入園申し込みに対しまして、待機を出さないために、この補助金の確保、予算の確保をするために補正のほうを出させていただいております。31年4月の開園を目標として事務を進めていくためには、どうしても、この6月補正をお願いするしかなかったということでございますので、よろしくお願いいたします。 279 ◆9番(山口春美) 議長。 280 ◆議長(沓名 宏) 9番。 281 ◆9番(山口春美) 明確になりませんでした。  8月の子ども会議では、新しく私立保育園を設置する方向で論議がされたのか、議題にしたのか、そのことを確認したいと思います。  それで、したことじゃないんですよ。そのやっている最中にゼロ歳、1歳児が足りていないでしょうと、これをやらなきゃだめでしょうと私は9月議会でも12月議会でもやったんですよ。  それで、岡崎部長は、計画区域全体の定員の枠の中で3歳未満児の受け入れが確保されているという状況でございますと。9月議会です。それから、12月議会では、ゼロ歳児からの受け入れということでの質問だと思いますけれども、市全体でクリアできている状況でございますので、現時点では拡大につきましては考えておりませんので、よろしくお願いしますと言っています。  それから、新日本婦人の会が11月14日に、市に毎年やっている秋の行動ということで文書回答をいただいているんですが、ゼロ歳児保育、乳児保育については、現在需要を満たしている状況ですが、今後は保護者ニーズを把握しながら、必要があれば検討してまいります。また、碧南市の保育料は……。これはいいですよね。こういうふうに書いていて議会答弁で拒否しているですよ。それは、公立は拒否しているけれども、私立ならあけるということですか。議会答弁と全く違う方向で事が展開しているということは、これまた森友、加計問題と一緒ですよ。  議会答弁というのは、真摯な最新の誠実な私たちの質問に対する答えでしょう。やっているなら、8月の会議で検討を図っています、12年の会議で変更を図っていますと、こういう方向ですということを言うべきじゃないですか。 282 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 283 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 284 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 幾つかいただきましたので、答弁漏れがありましたら御容赦いただきたいと思いますが、まず、8月の子ども・子育て会議におきましては、民間園の新設につきましては議論はしておりません。  それから、2つ目として、私が9月と12月に答弁では足りているという答弁をさせていただいておりますが、先ほど申しました30年度につきましては、全体で足りるということで御答弁をさせていただきました。それは30年度までの話です。  これは、私が答弁が漏れていたかどうかわかりませんが、今後も保育の需要を見る中で、市域全体で検討していくということは御答弁申し上げたかなというふうに思っております。  それから、市民団体の方へ回答ですけれども、平成29年度は、保育の必要量を確保できている状態で、今後は保護者ニーズを掌握しながら、必要があれば市内全域で提供体制を確保していくことを検討してまいりますということで、今後は、そういうニーズを把握しながら検討していくことも御答弁、回答はさせていただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。 285 ◆9番(山口春美) 議長。 286 ◆議長(沓名 宏) 9番。 287 ◆9番(山口春美) だから、12月の私の答弁までは全くそんなことはなかったと。足りている、足りていると思っていたけれども、にわかに2月22日に議案を提出するわけですから、1週間前には会員さんに議案書も届けたと思うんですね。その1月の間ににわかに、私立保育園でもってゼロ歳児、1歳児が足らなくなってくるから、私立保育園でもってやっていくというふうに心が急展開されたというふうに把握しますが、それでいいですか、市長。 288 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 289 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 290 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 失礼いたしました。  まず、12月の時点では、答弁をさせていただくときには保育園の入所申し込みがまだしっかりとつかめていない状況でございました。ということで、その状況をまとめていく中で、31年度の状況としては、ゼロ歳児、1歳児が特にふえてくるという予想をさせていただきましたので、1月以降で検討する中で、2月22日に子ども・子育て会議におきまして、その支援事業計画の変更に盛り込ませていただいたというものでございます。よろしくお願いいたします。 291 ◆9番(山口春美) 議長。 292 ◆議長(沓名 宏) 9番。 293 ◆9番(山口春美) 2月22日に正式に私立保育園を31年度に間に合わせるようにつくらなければと思われた。そして、ホームページ、2月23日に立ち上げて、必ず応募してくるというふうに見ていたのか、応募がなければどうしようと思っていたのか。  そこで市長に伺うんですが、市長は公立保育園のトップですよね、いわば社長です。そういうふうに足らないという話があったら、公立保育園でやれないのかという、こういう打診はされたんですか。 294 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 295 ◆議長(沓名 宏) 市長。 296 ◆市長(禰宜田政信) 私もさっき言いましたように、この件は、私の前の永島市長のころから、社会福祉協議会を、いわゆる民間ですよね、半分民間に移行しておるときからの方針なので、私はそれを受け継いでやっているだけですよ。別に、要は、できるだけ、今の国の方針は、できるだけ民間にやってもらうということで、民間だけに補助金を出しているわけで、公立は補助金がないわけですけから、国の方針にあわせて私もやっているだけです。  以上です。 297 ◆9番(山口春美) 議長。 298 ◆議長(沓名 宏) 9番。 299 ◆9番(山口春美) 禰宜田市長が、20年から23年までの3年間で、前市長が決めたとはいえ、あなたが決断して社協に移行されたわけですから。  それで、公立保育園ではスペースがないということをさんざん窓口では言われるんですよね。  そこで、写真をお願いします。  これは、築山保育園ですけれども、築山保育園は、平成5年から平成10年ぐらいまでは150人定員だったんですね。それが、今は120人に定員減になりました。しかも、95人しか入っていなくて、入所率は63%です。  お願いします。  ですから、こういうふうに空き教室があるんですよ、空き保育室。  もちろん、いろんな形で使ってみえますけどね。  次、羽久手保育園です。  羽久手保育園は、同様に、かつて150人の施設としてつくられたものですが、そして満タンだったんです、当時は。今は110人に減員がされて、しかも入所率もとても低い状況ですので。  お願いします。  こちらもスペース、先ほどのようにありますし、お部屋も空き教室があります。  それから、天道保育園です。  これは、この間まで、3月31日まで病後児保育をやっていたので、とてもリフォームして広い和式のお部屋がありますので、ここでもゼロ歳児、1歳保育ができる。天道も190人の施設設置なんですが、150人に削減してみえるんですね。  このように、市がその気になればスペース的には十分あるので、あなたがやってきたように社会福祉協議会を全部移行するに当たって、ゼロ歳児保育、長時間保育をやられましたよね。  だから、経営者ですから社長ですから、自分のところの保育園が、ほかの園が全部ゼロ歳児をやって充実して、地域の人たちがそちらに選択されたら、自分の保育園が脅かされるとは思われないの。公立保育園で、国が決めたからって言ったって、あなたが社長ですから。公立保育園の充実を図って、ゼロ歳児、1歳児が大急ぎで要るならば、一番手っ取り早いのは、そこをリフォームしながら解消していくという。当たり前でしょう、私たちの税金でつくった保育園ですから。どうしてそうならないんですか。 300 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 301 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 302 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、施設のほうで空き教室がということをおっしゃられましたけれども、加配対象児のクールダウンですとか外国人の対応ですとか、また、保育園によっては会議室で使ったりだとかということで、それぞれ活用をされているところでございます。  何度も申し上げますが、空きがあるなしではなくて、先ほど言った集中改革プランの中で方向転換をした部分がございまして、これは2018年の3月の議会でも、保育希望の受け入れ方針を維持拡大していくためには、民間のみ、公立のみという運営形態だけではなくて、多様な担い手の模索をしていく時期に来たという御答弁を申し上げております。これは、ちょうど質問者の質問に答える形でお答えさせていただいておりますので、今はそういう方針でもって進めさせていただいているというものでございます。 303 ◆9番(山口春美) 議長。 304 ◆議長(沓名 宏) 9番。 305 ◆9番(山口春美) この近隣でも、公立保育園が、各市、主流を占めて、その中で私立保育園があるということで、碧南のように5個が公立で、ほかは私立9という逆転しているところは高浜と碧南以外にはありません。ですから、公立で充実させていくということが市長としての最大の責務だというふうに思うんですけれども。  それで、公共施設の有効活用をやっていくということで、今、公共施設の総合管理計画もつくられてみえて、それから、保育士の育成についても、やっぱり公立の保育士さんを、ゼロ歳児から5歳児までちゃんと育成していくということも使命です。市民とともにやっぱり営利とは関係なく子育てをしていくというのも、公立保育園の公僕としての保育士さんの役割だというふうに思うんですよね。その一番のトップに立つ市長ですから、やっぱり市外の法人さんを招いてまでやっていこうというのは、これは間違っていると思うんですが。  それで、たった一日の子育て会議だけで決めたんですよ、2月22日の。  それで、この将来見通しは、この計画の中ではゼロ歳児は541人で、30年度、見直し前の545人の4人減というふうにしています。1歳児が2人増、31年は、ゼロ歳児が3人減と1歳児が4人増となっていますけれども、将来人口というのは、ゼロ歳児、1歳児で大きく変化していませんよね。むしろ減っているということになっているんですが、なぜ、急に31年からゼロ歳児、1歳児が不足したということを、いま一度、明確にお示しください。 306 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 307 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 308 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それは、先ほど申しましたが、保育の申し込みですとか、あとは、保留通知、定員いっぱいで入れないというようなときに出す、育休を選択される場合に必要となる書類の提出ですとか、そういった中で、ゼロ歳児、1歳児、お子さんの数は変わりはないかもしれないですけれども、需要としてはふえているという判断の中で、このような決断をさせていただいたというものでございます。 309 ◆9番(山口春美) 議長。 310 ◆議長(沓名 宏) 9番。 311 ◆9番(山口春美) 需要がふえているというのは、私も9月議会、12月議会でも言ったんです。もう潜在的にあるので掘り起こしが可能だし、それはやっていけるということを言いました。  それで、本当に市民のコンセンサスも得られていなくて、たった1日で決めて、1月まではそんな気持ちはなかったけど、2月の会議に向けて急に気持ちが変わって、しかも法人が、もう改めて決まっていたかのように応募があって、それでとんとん拍子で進んでいくと、こんな不自然なやり方は絶対に許せないと思います。私は6月補正を、この2億4,938万9,000円は、撤回すべきだというふうに思いますけれども、いかがですが、市長。 312 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 313 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 314 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 補正予算につきましては、撤回する考えはございません。  よろしくお願いします。 315 ◆9番(山口春美) 議長。 316 ◆議長(沓名 宏) 9番。 317 ◆9番(山口春美) 私、きのう、関連の書類を出していただくように情報公開を求めました。公文書の改ざんや隠蔽をすることなく、一切合財、一雅会から出された資料、市長と検討した会議録など、一切出していただきますように求めます。  それでは、2つ目の都市計画マスタープランについて伺います。  マスタープランの上位計画である第5次碧南市総合計画が2020年までで終わりますよね。その計画になっているけれども、その先2030年を目標値として、この都市計画マスタープランの見直しを、今、進めています。  それで、目指すべき方向としては、さらに20年から30年先を掲げて作業が進んでいるんですが、初めに、上位計画は総合計画でしょう。それよりも先んじて、このマスタープランがどんどん先に行っちゃうということはゆゆしい問題だと思うんですが、そうではありませんか。  碧南市の一般廃棄物処理基本計画も2032年度目標で、総合計画を12年先まで追い越しています。これは、一番大黒柱の総合計画がないのに、外から脇を張っていくという逆転したやり方で、行政としてはあるまじきやり方だと思うんですが、その点、総合計画をつくる市長は、この2つの長期計画については、どういうふうに考えてみえるんですか。 318 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 319 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 320 ◆総務部長(金沢宏治) 総合計画につきましては総務部でございますので。  総合計画につきましては、今、御質問おっしゃるとおり、2020年で期間が満了します。  その改定作業につきましては、本年度から予算をつけて改定作業をお願いしておるところでございます。
     それで、ほかの計画との整合、期間の整合性ということの御質問かと思うのですが、いろんな計画が、いろんな期間からスタートするというところは、正直、ございます。  全ての計画が総合計画とぴったり期間が合うのか、総合計画の全てを確認する中で計画ができているかというと、時期的にはそれは困難だというふうに思っています。  ただ、都市計画マスタープラン、あるいは緑の基本計画、こういった大きな計画につきましては、それをつくります総務部と所管の建設部、開発水道部との調整はしておりまして、総合計画、順番が逆になるんじゃないかという御質問かもしれませんが、そういった趣旨はお互いが確認し合いながらつくっておるということで御理解いただきたいと思います。 321 ◆9番(山口春美) 議長。 322 ◆議長(沓名 宏) 9番。 323 ◆9番(山口春美) 庁内では市長と誰かさんと確認してやっておるかもしれないけど、市民には総合計画をちゃんと報告して、市民に知らしめながらつくっているわけだから、総合計画もない中で、お伺いに、あなたたちの合意はいいよ、市民との合意なんかはとられていないわけですからね。  それで、この計画見直しの進捗状況、議会にはまだ何の報告もないんですが、今までのところと今後の着地の日時なんかも含めて、詳細に教えてください。 324 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 325 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 326 ◆建設部長(中村正典) 都市計画マスタープランの進捗状況ということでございますが、まず、都市計画マスタープランの上位計画になります県の都市計画区域マスタープランがございます。これが今年度改定をされるということもございまして、この改定の趣旨を享受するということで、少し前倒しで碧南市の都市計画マスタープランも進めているという状況でございまして、今の策定期間としましては、平成29年度から31年度のこの3ヵ年で見直しを行うということでございます。  それで、現在の進捗状況でございますが、昨年度、全体構想の素案を作成しておりまして、現在、案の取りまとめに向けて策定部会や策定委員会などで調整審議を進めているところでございます。  これと並行しまして、地域別構想の素案の作成に取り組んでいるところです。  今後の予定ということでございますが、上半期をめどに全体構想の案を取りまとめて、今年度内に地域別構想を含む都市計画マスタープランの全体の案として取りまとめ、パブリックコメントを実施してまいりたいというふうに考えております。  平成31年度は、都市計画審議会等での審議を行いまして、計画書を作成してまいりたいというふうに考えております。 327 ◆9番(山口春美) 議長。 328 ◆議長(沓名 宏) 9番。 329 ◆9番(山口春美) 31年度まで議会報告も何もないんですかね。それも確認したいと思いますが、この中には西端地域を大幅に工場用地化するということで、市長は任期あと2年切っていますよね。その後どうなるのかわからないのに、総合計画もないのに、網を被せて去っていくのかというふうになるんですが、新たな工場用地、86ヘクタールのうち35.5ヘクタールを西端地域に計画する、こういう中で、将来フレームを平成42年に製造品出荷額を9,100億円として、平成27年度比2,147億円増としています。  それから、また、新たな、どういう根拠で、この2,147億円の増というのをはじかれたんですか。 330 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 331 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 332 ◆建設部長(中村正典) 議会への報告につきましては、昨年度から今年度に行っております全体構想につきましては、9月議会のほうで御報告をさせていただきたいというふうに思っております。  それで、製造品出荷額の増につきましては、過去における推移を見まして、それのトレンドということで予想をして出しているということでございます。 333 ◆9番(山口春美) 議長。 334 ◆議長(沓名 宏) 9番。 335 ◆9番(山口春美) この2,100億円余は、右肩上がりで、過去の推移だけで、特に工場用地をつくってすることによって平成42年までにここまでふやそうという数字ではない。ただ現況をやっただけということですか。 336 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 337 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 338 ◆建設部長(中村正典) 工業出荷額の伸びを見て、それに見合う工業用地が必要であるという考えで、工業地を設定させていただいておるということです。 339 ◆9番(山口春美) 議長。 340 ◆議長(沓名 宏) 9番。 341 ◆9番(山口春美) じゃ、写真をお願いします。  これが、今、論議がされている都市計画マスタープランの見直しです。青く見えているところ、あそこが平成42年までの工場地域にするというところですよね。  それから、もうちょっと遠くしてもらうと、あの点々のところで、あそこが清水町の水道のタンクがあるところです。あそこから向こうは、そして、こっちから行くと右側の東側は全部工場用地にすると。これで占めて36ヘクタールですか。となると、全体として、一方では良好な農地を、恵まれた自然環境や景観を保全する都市づくりの推進ということも掲げておられるわけで、西端地域の良好な農地の面積は、今、全体で幾らで、この計画で行ったら、どれだけなくなっちゃうんですか。 342 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 343 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 344 ◆建設部長(中村正典) 今回、議員がおっしゃる36ヘクタールについては、先ほどの地図で言いますと、青く塗り潰された範囲、これが約36ヘクタールということで、先ほどの点線の区域につきましては、都市計画マスタープランで将来ということで、20年後30年後を見据える中で工業用地ということを検討していく区域ということで捉えておりますので、よろしくお願いします。 345 ◆9番(山口春美) 議長。 346 ◆議長(沓名 宏) 9番。 347 ◆9番(山口春美) そうすると、将来的には、ほぼ大体同じぐらいだったから倍ぐらいになってしまうと。70ヘクタールを超えるような工場用地の用地をつくっていこうとしているということですか。  ちょっとはっきり言ってくださいよ。これからも地域説明があるわけでしょう。36ヘクタールは、とりあえずの12年までの計画で、その点線まで全部入れると、どれだけになるのか。今の西端地域の農地のどれ、半分減っちゃうってこと。 348 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 349 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 350 ◆建設部長(中村正典) 農地の面積に関しては、西端地区でどれだけということは、ちょっと把握してございませんので、申しわけございません。  将来構想の部分につきましては、全体で100ヘクタール程度ということは思っておりますが、これは将来構想ということでございます。今後、また5年、10年たった改定の折にどうするかということは検討していくということになろうかと思いますが、順調に工業出荷額が伸びていくということになると、これぐらいが必要だということでございます。 351 ◆9番(山口春美) 議長。 352 ◆議長(沓名 宏) 9番。 353 ◆9番(山口春美) お金優先でこの計画をつくられてみえると思うんですが、きょうも西端の地域の人たちは、私たちの西端が大きく様変わりをしてしまうという大変な危機感を持って、きょう、傍聴にも来られてみえるんですけれども、どのぐらい減ってしまうのか、将来的にはどうなるのかも示せないということでは全く不十分で、改めて試算していただきたいんですが、この中で、今までの計画の中で、吉浜棚尾線も開通しました。残るのは西端のメーン通りで、高浜と安城市では整備が完了している主要道路の西尾知多線の拡幅歩道整備は、今までよりも前向きに具体的に位置づけられるんでしょうか。長い間計画倒れになっているんですが。 354 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 355 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 356 ◆建設部長(中村正典) 主要地方道西尾知多線につきましては、過去に平成21年度に地元説明をさせていただいておりまして、その後アンケート調査をしていく中で、なかなか地権者の理解が得られないということで苦慮している状況でございます。  ただし、都市計画マスタープランの中では補助幹線道路ということで位置づけておりまして、交通量は12時間で約5,000台ほどございますので、ここについては歩道整備が必要という判断をさせていただいております。  引き続き、愛知県のほうには歩道設置を要望していきたいというふうには思っております。 357 ◆9番(山口春美) 議長。 358 ◆議長(沓名 宏) 9番。 359 ◆9番(山口春美) それで、架空で、現在の計画の中に入っている都市計画道路のほうの同名の西尾知多線、西端中学校と西端小学校の間に斜めに入っているんですが、これはどうなるんですか。 360 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 361 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 362 ◆建設部長(中村正典) 今、愛知県のほうで都市計画道路の見直しの作業を進めております。  この中で考えていく、検討していくことではございますが、碧南市といたしましては、なかなか今のルートでは建設が難しいというふうに考えておりますので、市道長田橋柿池線、先ほどの水道のタンクのところですか、あそこの道路につけかえをしたらどうかという意見を出させていただいております。 363 ◆9番(山口春美) 議長。 364 ◆議長(沓名 宏) 9番。 365 ◆9番(山口春美) それから、吉浜棚尾線沿いで高浜市境の、高浜市に行くと市街化区域になって、こっちは調整区域ということで、この道の両側に何もできないということなんですが、これはどうされるんですか。黄色で囲ってあるんですが、調整区域をいじるのか、市街化を広げるのか。どんな形で、実際にお店ができたり住宅ができたりするのは、どういった展望があるんでしょうか。 366 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 367 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 368 ◆建設部長(中村正典) ことし開通しました吉浜棚尾線沿いでございますが、今のところ、農振、農用地区になっておりますので、このままでは開発ができないということになります。  将来計画といたしましては、住宅用の候補地として位置づけをさせていただいておりますので、そのためには基盤整備等が必要になってくるということの中では、少し時間がかかるかなというふうには思っています。 369 ◆9番(山口春美) 議長。 370 ◆議長(沓名 宏) 9番。 371 ◆9番(山口春美) なかなか動きができてこないと、しばらくあのままということですね。  それで、優良農地の保全について、私たちは生産緑地の再受け付けを実施して、都市緑地の保全をということで前々から言っているんですが、2020年には、この30年間の縛りが解けるということで絶好のチャンスです。もう既に都市部では、どんどんと再受け付けを進めているんですが、ぜひ市長も前倒しにして、2020年待ちでなく、碧南市もやっていただきたいと思います。500平米から300平米に基準が下がってきているものですから、今までだめだった人も手を挙げるチャンスだと思うんですが、それはどうするんですか、なくす一方ですので、ぜひ確保して拡大していただきたいと思うんですが。 372 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 373 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 374 ◆建設部長(中村正典) 生産緑地の再受け付けをということでございますが、生産緑地地区は、良好な生活環境の確保に相当の効果があり、かつ、公共用地等の敷地の用に供する土地として適しているものということで指定をしております。この趣旨を踏まえますと、今のところ再受け付けということは考えておりません。 375 ◆9番(山口春美) 議長。 376 ◆議長(沓名 宏) 9番。 377 ◆9番(山口春美) いい目的で生産緑地に指定してみえるわけだから、これを希望がある方にはついては積極的に受けていくということは、緑を確保する現実的な方策としていいと思うんですね。ぜひ碧南市が率先して、これだけの農地を削減していこうということも計画で出された、さきに市長がみえるのかわからないような時期を向けて。私たちは、これ、まだまだ論議がされていきますから、地区の説明会でも。ぜひ、問題提起を住民の皆さんとともにしていきたいと思いますけれども、それはやれるんじゃないですかね、市長、黙って聞いていないで。 378 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 379 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 380 ◆建設部長(中村正典) 生産緑地につきましては、都市内の緑地という考え方でございまして、再受け付けということを、これから緑地をふやすということではなくて、今現在ある緑地を維持していくという考えでございますので、再受け付けという考え方は持っておりません。  以上です。 381 ◆9番(山口春美) 議長。 382 ◆議長(沓名 宏) 9番。 383 ◆9番(山口春美) 維持していないですよ。どんどん減って3分の1でしょう、今なっているの。だから、それを現行を取り戻すためにも再受け付けをやらなきゃだめということで、ぜひ決断をしてください。  じゃ、3つ目の環境行政について伺います。  この4月から碧南市一般廃棄物処理基本計画ということで第2次がスタートしています。  それで、この第1ページを見ますとこんなふうに書いてあります。これ、法律で義務づけられている環境行政の中でも一番大切な、全国共通の法的な事務の計画です。その第1ページには、毎年度、一般廃棄物処理実施計画を策定しますというふうに書いてあります。これで毎年毎年具体的な方策を、方針を出しながら検証し、次の年にまたつなげていく。  今まで7年間で未達成ばっかりであったのは、これが滞っていた、碧南市は、はっきり言って。30年度のこの実施計画は、できていますか。 384 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 385 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 386 ◆経済環境部長(鳥居典光) 毎年作成します一般廃棄物処理実施計画につきましては、毎年4月中には策定をしております。  内容につきましては、前年度の各事業の実績とともに、環境衛生事業概要の中で毎年7月に公表のほうをしております。 387 ◆9番(山口春美) 議長。 388 ◆議長(沓名 宏) 9番。 389 ◆9番(山口春美) これも法的義務で、住民に告知をする書類なんですよ。豊田市30年度、つくっていますよ。岡崎も30年度でつくっています。春日井もできています。みんな、告示をするということで、市民の皆さんにこういう方針でこの1年間環境行政をやっていきますということを宣告しない限りは、市民の皆さんに徹底できない。こんな中、これ、現況報告ですよ、概況という冊子は。その中にペロリと書いてあって、しかも名前が間違っている。実施計画と書いていない。実施計画というのは、法的に義務づけられた大切なものですから、名前を変えてはいけません。  それで、今みたいに、この時期にできていない。7月にできるなんて言ったら、もう半年何も方針なしでやるということになるじゃないですか、1年ごとの計画ですから。  だから、ちゃんとホームページ、あるいは告示で、実施計画、30年度というふうにちゃんとアップさせる。こんなところに書かなくても、これを実施計画だけにして、もう年が明けたら次のことを総括しながら、30年度を総括しながら31年度をつくっていく。これでやっていかなきゃ、また未達成ばっかりになりますよ。ちゃんと、これ、法的な義務行為ですから、部長。 390 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 391 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 392 ◆経済環境部長(鳥居典光) 30年度につきましては、毎年そうなんですけれども、前年度の実績をもとに計画を作成しておりまして、その実績ができ上がった段階で公表しております。 393 ◆9番(山口春美) 議長。
    394 ◆議長(沓名 宏) 9番。 395 ◆9番(山口春美) だから、こんな豊田や、30年度、もう出しているところはどうなんですか。そんなことをやっていたら、半年間ずれてくるじゃないですか。  だから、年明けに、もう1月から総括しながら次のやつをつくって、ちゃんと告示する、4月1日で。それで、こういうふうにやっていきますというふうにしなきゃだめ。これ、大きな手落ちですよ、市長。そういう法的な義務化の体制もわからない、毎年確認していくこともわからない、そんなふうじゃだめなので、それをぜひ市長の命令で実施計画を早急につくって、来年からは、もう年明けしたら31年度案をつくっていくように。  しかも、この中身が、目標なんか何も書いていないですよ。数字が並べてあるだけ。こんなお粗末な碧南市の実施計画、これも書いていないんですけどね、これじゃ前へは進みません。  それで、私たちは、この12月議会も3月議会もごみ問題、根本的に問うてまいりました。この実施計画を早急に関係団体の人たちに周知させていく、このことについては、ことしはやれへんわね、7月でないと。7月になったら、さっとやるの。ここに載っけましたよで終わってきたんじゃないの、今まで7年間。 396 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 397 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 398 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市環境衛生事業概要というものを今は7月につくっておりますが、これで公表のほうをしております。 399 ◆9番(山口春美) 議長。 400 ◆議長(沓名 宏) 9番。 401 ◆9番(山口春美) 反省していないけどね、市長。名前が違うからね。実施計画というふうに言って、ホームページにきちっとアップする。どの市から見てもわかるように。これは最低やるべきですよ。  それで、この中には、私たち、3月議会、12月議会と、全部この今の碧南市の問題点を列挙して、日本共産党の対案も出させていただきました。スーパー店頭での資源ごみ回収の重視、あるいは今の分別収集のあり方そのものを変えていくことなども含めてやりましたけれども、これ、全部ここに抽象的だけれども入っているんです。私たち、これに違反したことなんか何も提案していません。生ごみも剪定枝も、それなりにやっていくとは書いてあるけど、その先の具体化が全くされていないので、放置して、やりませんやりませんの議会答弁を繰り返している、こういうことになるわけです。  ですから、ちゃんと毎年、共産党の言ったことを1つずつここへ入れていく、実施計画の中に。それをやっていけば必ず減量しますよ。目標値も横並びということでなっていますけれども、必ず減量できる。  まず、2番目のスーパー店頭での資源ごみ回収ですけれども、今、マイクロプラスチックの問題だとか、世界的な問題になっていますけれども、これは現在までどうされたのか。この7月に完成するという実施計画の中、あるいは、ことしは1年間、計画の中に何が新しい施策として盛り込まれていくのか。こんなことぐらいはやれるじゃないですか。7月、今から後追いでもいいから、スーパーを訪問するって書いて、ちゃんと訪問してくださいよ。どうですか。 402 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 403 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 404 ◆経済環境部長(鳥居典光) ここの通告書に書いてある(2)の部分でございますので、それについて、お答えのほうをさせていただきます。  まず、マイクロプラスチックの話ということにつきましては、恐らく、欧州連合、いわゆるEUが、先月、ストローやスプーンなどの使い捨てプラスチック製品の流通禁止と、それから、2025年までにプラスチックボトルの回収率90%を目標とすることを提案したというものであると思っております。  日本では、容器リサイクル法におきまして、製造元に販売後の容器包装についてリサイクルの責務を持たしております。各事業者も、みずからや委託にて回収を実施しておるところでありまして、一定規模以下の小規模事業者は対象外となっております。  また、スーパーマーケットなどの小売店が、みずから店頭回収することは、義務ではありません。  市としましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づきまして一般廃棄物の収集、運搬、処分は責務だということになっておりますので、今後とも、引き続き同様の施策を続けてまいりたいと思っております。 405 ◆9番(山口春美) 議長。 406 ◆議長(沓名 宏) 9番。 407 ◆9番(山口春美) 今までの答弁と全く同じ原稿を読んでみえただけなので、それで、もう一回もとに戻ります、(1)のね。  ことしは何をやるの、施策、新しいこと。来年は何をやるんですか。そこは、少なくともはっきりさせていただいて。スーパーに積極的に訪問、依頼していきますって書いてください。どうですか。 408 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 409 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 410 ◆経済環境部長(鳥居典光) 今年度、新たに行いますものとしましては、一般廃棄物処理基本計画ができ上がりましたが、30年度につきましては災害廃棄物対策としまして、災害廃棄物処理計画を策定するということが今年度の一番の目玉になってこようかと思います。 411 ◆9番(山口春美) 議長。 412 ◆議長(沓名 宏) 9番。 413 ◆9番(山口春美) 3番目です。  新聞、段ボールについて、現在、28年決算では44団体369万2,216円の報奨金を出しています。市長がキロ15円から5円に下げてしまいましたが、現在、この紙の総量は113万3,338キログラムということで、ここに例えば5円上乗せの補助金をつけたとしても565万円です。だから、今は資源ごみ回収の人たちに1億6,000万円の委託費が出されているんですが、その人たちに500万円あげるのか、それとも市民にちゃんと回収できるようなコンテナなどを置いて、庁内や学校に還元するのか。これは、大きく、市民も本当に全力を挙げて近くの回収所に持っていくことができることになります、毎日出せるし。これは現在の約370万円、これを倍にふやしていく。できるじゃないですか、市長。費用対効果から考えたって、委託業者のやつを減らして、こっちに回すだけでしょう。やってください、市長。 414 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 415 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 416 ◆経済環境部長(鳥居典光) 委託料を上げよということだと思いますけれども、資源回収につきましては、今、1団体年間5,000円、これから、回収した資源量につきまして、先ほど言われましたとおり370万円ということで、44団体にもう既に還元のほうをしていると思っておりますので、これよりも委託料金を上げていくという考えはございません。 417 ◆議長(沓名 宏) 発言者に申し上げます。もうあとわずかですので、いいですか、まとめてください。  山口議員。 418 ◆9番(山口春美) やらない、考え方を聞いているわけじゃなくて、本当に46位ですよ、碧南市の県内順位は。これを引き上げていこうと思ったら、370万円ぐらい出して倍にするということは十分可能なので、やるべきです。  生ごみ堆肥化、剪定枝堆肥化についても、全くやらないってこと書いてあるけど、この方向には何とかしましょうということが書いてあるわけですから、これはどうするんですか。 419 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 420 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 421 ◆経済環境部長(鳥居典光) 生ごみの堆肥化と剪定枝につきましては、これまでの答弁のとおりでございまして、やはり、剪定枝の堆肥化だとかにつきましては、ある程度の施設が必要になってまいります。  広域化の対応も含めまして、費用対効果の面から研究を重ねていくということでございますので、よろしくお願いします。 422 ◆9番(山口春美) 議長。 423 ◆議長(沓名 宏) 9番。 424 ◆9番(山口春美) 太陽熱温水器のことですが、いつもやらないと言ってきましたけれども、太陽光発電は、還元率20%です、太陽熱は50%です。  碧南市は、その補助金もないこともあって余り普及していません。業者さんもなかなかいないです。ですから、補助金をつけて業者をきちっと列挙して、ここに頼めば太陽光が実現できるということで、地球温暖化の対策としてやるべきだというふうに思いますし、それから、ごみ袋も1枚45円ですが、現況は何枚売れているのか、原価は幾らなのか教えてください。  ちょっとまとめますけど。 425 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 426 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 427 ◆経済環境部長(鳥居典光) まず、太陽熱温水器の件でございますが、これにつきましては、愛知県の住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金の補助メニューにあわせて支援のほうをしてまいりたいと思っております。  ごみ袋の作成費用はということでありますが、原価としましては、1枚7円程度の費用ということであります。  しかし、単純でありますけれども、経費としてごみ処理の収集運搬や衣浦衛生組合の負担金を含めた額で割り戻しますと、1袋当たり240円の費用となります。 428 ◆9番(山口春美) 議長。 429 ◆議長(沓名 宏) 9番。 430 ◆9番(山口春美) 袋にまで、そんな。税金を払っているのよ、私たちは。  だから、これ、原価で売っていただくことは、最低限やっていく。  そして、色分けして、この剪定枝の色、赤色、例えば、生ごみ、黄色とかいう形で、曜日を変えて集めていくならば、もっと生ごみの部分、燃やすごみの部分はやれるので、ぜひ……。 431 ◆議長(沓名 宏) 発言者に申し上げます。時間が切れました。発言者に申し上げます。 432 ◆9番(山口春美) 計画をきちっとつくっていただいて、共産党の政策を盛り込んでつくってください。お願いします。 433 ◆議長(沓名 宏) これにて、山口春美議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午後 2時 3分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 15分 再開) 434 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、生田綱夫議員の一般質疑を許します。 435 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 436 ◆議長(沓名 宏) 8番。 437 ◆8番(生田綱夫) 新政会の生田綱夫でございます。  ただいま議長の発言許可を得ましたので、通告書に基づき質問させていただきます。熱弁の後の質問ですが、非常にやりにくいところですが、一生懸命頑張ってやりますので、よろしくお願いいたします。  少し前まではスポーツ界に日本大学旋風が吹き荒れていたというか、その話題がありまして、スポーツ界全体があんな汚い世界だと思っている人は少ないかと思われます。そんなことを打ち返してくれるのが、きのうより開催されているワールドカップサッカーであり、にわかサッカーファンの私でも睡眠不足になるおそれを感じながらも、やっぱり見てしまうような不安を持ってしまいます。  スポーツは人々に感動を与えると言われていますが、本当にこのサッカーワールドカップは、世界中の人々のお祭りであり、これだけ人々を熱狂の渦に巻き込むのは、オリンピックをも上回るイベントであると言えます。  きのうから決勝戦まで約1ヵ月続くこの大会の期間中に、本議会の期間もすっぽり当てはまっていますので、皆さん、昼間の議会と夜のサッカーの観戦の切りかえを上手にお過ごししていただきたいと思います。  また、オリンピックを間近にし、ますますスポーツ機運が高まってきていますので、その機運に乗っかって、碧南市の健康寿命やスポーツ熱が高くなるような質問をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  参考までに、日本体育大学は我が母校ですが、日大アメフトの件で相当我が学校に抗議の電話が入っていたようですので、日本大学とは全く無関係ということを御承知おきくださいと、大学のホームページに載っておりました。  それでは、本題に入ります。  予算については、本来ならば3月総括質疑で行うのが本筋かと思いますが、一応、総括ではおのおの同じような質問になってしまいますので、3月は杉浦哲也議員に会派としての総括を任せ、以降、詳細を今回させていただくことにしましたので、よろしくお願いいたします。  平成30年度は既に2ヵ月が過ぎましたが、あえて私なりに個々で気になった事業について確認をさせていただきたいと思います。  まず、件名1、市制70周年記念事業の目的と予算措置について。  平成30年度施政方針、予算編成の条文にはこう書かれています。「平成30年度当初予算につきましては、重要課題であります安心・安全対策のほか、進化し続けるための種まきによるまち・ひと・しごと創生事業や、昨年度からの継続事業となります教育スポーツ施設整備等の将来への投資的事業に加え、市制70周年記念事業の実施を中心とする予算編成を行い、一般会計予算総額は285億6,000万円余となりました。」と記されていました。  ここで疑問となるのは、市制70周年記念事業の実施を中心とするとある、この一文です。  私の記憶するところ、5年周期に記念事業として各種イベントや事業を行い、特に10年周期の際には、多くの予算をつけ盛大な記念事業を実施していたと記憶しております。  そこで、確認させていただきます。  (1)新規事業及び拡大事業の予算について。  市制70周年事業において、既存事業に対し増額された予算合計と新規事業の予算合計をお伺いします。 438 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 439 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 440 ◆総務部長(金沢宏治) 市制70周年記念事業の予算ということでございますが、既存事業に対して増額した予算といたしましては4,654万5,000円、新規事業の予算としては4,182万7,000円となっております。これら市制70周年記念事業予算と例年の予算を合わせますと、市制70周年記念事業の全体事業費といたしましては1億7,700万円余の事業費でございます。  以上です。 441 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 442 ◆議長(沓名 宏) 8番。 443 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  増額分と新規事業合わせて8,800万円、たったの8,800万円です。一般会計の総予算の0.28%にしかなりませんが、それを70周年記念事業の実施を中心とすると表現した意味がわかりません。広告業界で言えば、全くの過大広告に値するような表現ではないでしょうか。  バブル崩壊やリーマンショックのようなことが起こっているわけでもないし、景気も多少戻りつつある中、この予算づけには首を傾けた方も多くいると思います。  そこで、確認しますが、(2)過去の周年事業予算と代表的事業について。  市制40周年、50周年、60周年の記念事業の予算がわかれば、金額と代表的な事業を教えてください。 444 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 445 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 446 ◆総務部長(金沢宏治) それでは、それぞれ申し上げます。
     市制40周年記念実行委員会。これは、昭和63年度決算額といたしましては1億860万円余でございます。  代表的な事業といたしましては、碧南ヘルシーフェスティバルということで、今の臨海公園周辺におきまして、ゴールデンウイーク5日間開催をしております。  このほかは、衣浦みなとまつり花火大会、ソウルオリンピック新体操日本代表選手決定競技会などでございます。  市制50周年記念事業といたしましては、これは、平成10年度の決算額ですが2億4,471万円余でございます。  代表的な事業といたしましては、元気ッス!へきなんのスタート、音と光のファンタジーin油ヶ渕、まちかどいきいきイルミネーションなどでございます。  市制60周年記念事業実行委員会。これは、平成20年度の決算でございますが7,167万円余でございまして、代表的な事業といたしましては、5つの市民チャレンジプロジェクト事業ということで、ベイサイドフェス、楽祭、油ヶ淵エコ交流祭、花かざりコンテストなど開催を予定しまして、このほか有名船舶の招致事業、中日ドラゴンズ野球教室などでございます。  市制50周年記念事業につきましては、50という節目の中で特に大きな節目ということで、費用をかけて事業実施をしております。  市制70周年記念事業は、過去の周年事業を契機にスタートした事業を継続しているものも含まれております。そういったものは、実行委員会の予算ではなく担当課の予算として計上しておりますので、実行委員会予算としては多少減少傾向となっておることを申し添えます。  以上です。 447 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 448 ◆議長(沓名 宏) 8番。 449 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  過去の周年記念事業には、5年に1度、10年に1度の大きなイベントとして印象深かった事業が多くあったように記憶しています。  スポーツ関係をとってみますと、多くの市民は、有名選手を身近に見て感動を覚えたことがあるでしょう。  しかし、それぞれのスポーツ団体はどうでしょうか。  当然、有名選手が来て、その容姿を見て感動することもありますが、もう一つ期待しているものがあるわけです。大きなイベントをすることによる施設整備であります。ふだん、予算を要望してもほとんど要望が通らないが、大きなイベントがあるときは、そのイベントに必要な整備がされ、それにより現場の団体の要望が実現した経緯があるのではないでしょうか。  わかりやすく言えば、国体が都道府県を順番に開催地としたり、全国大会をいろんな地域でやるのには、多くはこの施設整備のためであります。体育館の建設のきっかけとなったり、総合運動公園などは、ほとんど国体を機に整備していくようなことが過去にも行われていました。  碧南市でも同じようなことが言えます。国体で新体操のマットを新規購入したり、プロ野球のトーナメントの際には、スタンドの整備やグラウンドの整備、ネットの補修など、あるいは、バスケットでは、プロの試合の誘致のための得点板の変更やゴールの変更、他の競技でも、イベントの実施を契機として施設整備や備品の充実がされてきました。  周年記念事業は、イベントを実践することだけではなく、多くの団体が施設整備や備品整備を期待している面があるにもかかわらず、今年度の70周年には、そうした契機となるイベントの規模が小さく、それに伴う施設整備や備品の新調など、一切ありません。  それぞれの団体には、過去にそうやって自分たちの活動環境を周年事業で実現した経緯がある中、今回は全くない状況なので、市内の活動者のないビーチバレーボールばかりに目を向けていると既存の団体の不満が膨れ上がることにもなりますので、念のためにお聞きします。  (3)70周年を契機としたインフラ整備の考えについて。  70周年を契機とした施設整備や備品整備などの例があればお聞かせいただきたいのと、また、もしないようであれば、今後周年記念事業で予算化されなかった施設整備及び備品整備について、通常年度の中で順に予算化していく考えがあるのか、お聞かせください。 450 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 451 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 452 ◆教育部長(奥谷直人) 市制70周年を契機とした体育施設の整備でございますが、碧南緑地スポーツ施設整備といたしまして、ビーチコート及び管理棟、多目的スポーツ広場を整備しているところであり、7月からビーチコートの供用を開始し、7月21日には市制70周年記念事業として、ビーチコートオープニングイベントを実施いたします。  なお、既存の社会体育施設につきましては、さまざまな設備や備品類など老朽化が進んでいるため、これまでも予算の範囲において必要な対応を図ってまいりましたが、今後、まずは公共施設等総合管理計画における個別施設計画の作成を行うとともに、緊急的な修繕等については、速やかな対応に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 453 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 454 ◆議長(沓名 宏) 8番。 455 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  今年度の新規事業の中にも、答弁のあったようにほとんどがビーチ関係ですので、ますます現存団体との不均等が増すばかりです。  施設の老朽化に伴い、どの競技団体も施設整備や備品の新調を希望しているはずです。  以前も質問しましたが、グラウンドのネットは破れ放題で放置しっ放し、グラウンドもでこぼこでそのまま。中には砂利だらけのグラウンドもある状況です。少しは手をつけた状況はありますが、いまだほとんど手つかずの状況なので、有料施設にした以上、しっかりとした管理を願いたいものです。  体育館などの備品もオープン以来30年以上使用しているものがあり、さびさびなものや、防球ネットにしても、びりびりの状態のものなどもあり、特に防球ネットは、テニスやバレーボールとの共有利用等でもあるので、ボールが転がってくると非常に危険な状況にもあります。  共有利用する場合の防球ネット設置指導もしていない状況の中、いつ事故が起きても不思議ではない状況ですので、ビニールシートの防球ネットではなく、テニスにも利用できるような網状のネットに取りかえていただきたいものです。細かいことを言い出せば切りがないので、要望としておきます。  次に、(4)スポーツでつなぐ夢・みらい教室実施事業について。  この事業は、体育協会の各団体に希望をとり、指導者等を招聘し、夢・みらい教室と銘打って体育協会に補助金を出していますが、体育協会19団体がおのおの希望する講習会やイベントを開催できると思われるでしょうか。  1種目あるいは2種目限定での補助金ならば理解できますが、実際には、各団体に希望をとり、複数団体からの希望があれば、それを頭数で割ってわずかな補助金で事業を開催するようにされているようです。  まず、確認しますが、(ア)事業の目的について。  事業名から想像するに、有名選手を呼び、生で一流選手や元選手の実体験に基づいた内容にて指導会や講習会などを開催し、子供たちに夢を与え、将来の目標を持ってもらうことかと思われますが、改めてこの事業の本来の目的を伺います。 456 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 457 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 458 ◆教育部長(奥谷直人) スポーツでつなぐ夢・みらい教室は、市制70周年記念事業として、子供たちが未来に希望を持ち、各スポーツ種目における技術の向上やスポーツ活動の励みとなるよう、有名選手との触れ合いを通じた競技種目におけるそれぞれの教室などを実施することを目的に体育協会へ補助するものでございます。  なお、本事業につきましては、現在、軟式野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、空手、陸上競技の6つの協議において調整を行っているところでございます。  以上でございます。 459 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 460 ◆議長(沓名 宏) 8番。 461 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  その目的を達成するために、一流選手や元トップレベルの選手を呼ぶのに予算的にどのぐらいかかるとお思いですか。個人的につき合いがあったり、ボランティア的に協力していただける方がいれば別ですが、今、そのような方々を呼ぶには、プロダクションなど、あるいは専門業者を通して呼ぶことになります。そのような場合の相場は、破格の費用がかかります。  地元のプロ野球選手を呼ぼうとしても、現役選手なら1人30万円は必要となるし、また、他のプロ選手やプロのない種目でも、オリンピック選手や世界選手権出場者を呼ぶにも多額の費用がかかります。数10万円から数100万円、過去にも多くの有名人や選手、団体及ぶ中で、数100万円をかけて夢のある事業を展開してきました。  代表的なものは、松岡修造によるテニス教室や名球会選手による野球の試合、ラモス瑠偉によるサッカー教室など、ほかにも夢のあるイベントが行われていましたが、それぞれどの事業とっても100万円単位だったと思います。  そこでお聞きしますが、(イ)事業補助金予算200万円について。  現状、どの団体も費用面で交渉ができずに困難を生じているようです。もう少しそのあたりの相場を確認して、本当に子供たちや市民にとって夢があり、未来につなげられるような事業ができるよう考えることも必要かと思います。  これはスポーツに限ったことではなく、文化や芸術でも同じことが言えると思いますが、この予算で目的を達成できるとお考えでしょうか、お伺いします。 462 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 463 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 464 ◆教育部長(奥谷直人) 多数の実施種目がありますが、予算の範囲の中で最大限の効果が発揮できるよう、体育協会において企画調整を行っていただき、その実施を進めてまいりたいと考えております。 465 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 466 ◆議長(沓名 宏) 8番。 467 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございましたとは言いにくいですが、何か気のない回答をいただきまして。  今回のような体育協会に予算はとりあえずつけてやったのごとくぶつけておいて、後は協会で勝手に予算内でやってくれ的なやり方に、協会内からも不満が結構出ておりますので、適正な改善を願いたいということで要望としておきます。  次に、(ウ)今後の事業充実について。  中途半端な人選では人は集まりません。それなりの人を呼ぶにはそれなりの費用がかかりますので、今後は事業名に恥じないような予算の組み立てと、それなりの相場を理解し、今後とも継続していく考えがあるのかお伺いします。 468 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 469 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 470 ◆教育部長(奥谷直人) この事業につきましては、市制70周年記念事業として今年度限りの事業と考えております。それぞれの競技種目において今後の活動に生かしていけるような事業となるよう、体育協会と相談し進めてまいりたいと考えております。  以上です。 471 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 472 ◆議長(沓名 宏) 8番。 473 ◆8番(生田綱夫) 今後も夢のある事業実施の継続を、体育協会と十分に協議の上、適正な予算計上をするようお願いいたします。  じゃ、件名1は終わりまして、続いて、件名2に入ります。  件名2、碧南緑地の現状と整備事業について。  ことしの7月には、前年12月議会で体育施設管理条例や使用料条例の変更説明のあったように、ビーチバレーコートのオープン式典やイベントが開催されることと思っていましたが、整備事業の確認の前に現状の確認を少しさせていただきます。  通常、行政が管理する施設については、条例に基づき管理方法や料金徴収をしなければならないものと思っていました。よって、条例施行日が、当時の説明では30年7月1日からという説明であったため、事業や行事などは7月以降に実施されるものと思っていました。  ところが先日、6月3日日曜日、操法大会のあったときにビーチバレーコートにて国体予選を実施しているとの情報があり、ふと疑問を感じたのでお聞きしますが、(1)条例施行日前の利用及び周知について。  条例施行日前に公の団体主催による国体予選なるものが実施できるものなのでしょうか。  それと、国体予選であるからにして、当然デモ事業でもなく、県内のトップを決め、国体出場権をかけての重要な大会だと思われますが、ほとんどの議員はともかくとして、市民も知らされていないところで実施した経緯をお聞かせください。 474 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 475 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 476 ◆教育部長(奥谷直人) ビーチコート設置の条例改正の際、竣工後、条例の施行前の間で、関係スポーツ団体等に試験利用をお願いしたいと答弁してまいりましたが、その後、各スポーツ団体等へビーチコートのPRと試験利用の依頼を行った中で、大会開催を含め積極的に活用したいとのお声をいただきました。  このビーチコートは、東海三県では初めての施設、また、全国的にもまだ数少ない施設でございます。よって、施設利用上の問題点などをビーチスポーツの競技者、愛好者に実際に使ってもらって率直な意見をお聞かせいただくことで、今後の円滑な運営と利用に資することを目的に、一般利用の方への供用開始前にでございますが、仮使用をしているところでございます。その中で、6月3日には愛知県ビーチバレーボール連盟主催の国民体育大会愛知県予選会が開催されました。  なお、この仮使用によって、使用後の利用者による整備の仕方、ナイター照明の利用勝手など、今後の維持、管理につながる御意見をいただいておるところでございます。  また、ビーチコートの利用状況については、現在、市ホームページには掲載をしておりますが、事前の周知を、市民、議員の皆様に怠っていたことは、おわび申し上げます。  以上です。 477 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 478 ◆議長(沓名 宏) 8番。 479 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  これだけの大会が、施行日前に行われることなど、議員はともかく市民にも周知させずに行われているのは、本当にもったいないことであるので、指摘しようかと思いましたが、真っ先に謝罪されてしまったので目先を変えて確認しますが、もう一つ気になった点は、国体予選が開催されていた当日、私は別の用事があり現場に見に行けなかったのですが、同僚議員が操法大会後に現場を見に行ったところ、スポーツ課の職員の姿すら見えない状況であり、情報収集などはできているのかと心配しておりましたが、先ほどの答弁の中には、今後の維持管理につながる御意見をいただいておりますとのお答えでしたのでお聞きしますが、実際の利用者からいただいた声と、その対応のために今後新たに準備する必要があるような事例があればお聞かせください。 480 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 481 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 482 ◆教育部長(奥谷直人) 6月3日の当日は、スポーツ課職員も大会の様子は確認をさせていただいております。  この愛知県ビーチバレーボール連盟は、県内のビーチバレーボールを統括する団体であり、今後さらに大きな大会を行う際にも主管団体として運営面を担うこととなります。  こうした点も含め、試合中における選手休憩用のパラソル及びチェアの購入、時計の設置、倉庫内の照明等の意見を伺っております。  また、利用後のコート整備、利用時の注意事項やナイター照明の方向など確認事項についてもお伺いしており、今後必要な対応をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 483 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 484 ◆議長(沓名 宏) 8番。 485 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  市長の冒頭の挨拶の中にも、先週、碧南工業の子たちが優勝しましたという報告があったんですけど、それを聞いたときも、全然知らされていない中で優勝報告だけがあったというのは本当に寂しい思いをしたもので、そのときに聞いておれば現地に行って盛大に応援できたはずなのに、ちょっと残念かなということで言っておきます。  それでは、市内体育協会内の競技団体も要望が多くあるはずです。同じように各競技団体の実施する大会会場に足を運び、現場での聞き取りをして、ビーチ関係団体のみの要望だけではなく、既存団体の要望も同じように聞くよう要望しておきます。
     それでは、次に移ります。  ビーチコートについては、現状は市民要望は全くと言っていいほどない中で、今後宣伝やイベントでいかに盛り上げていくかにより今後の動向が期待されているところかと思われます。せっかくのチャンスも全く宣伝せずに実施してしまう現状も余り理解できませんが、以前、私も質問時に市民要望として、多くの市民が期待しているのはビーチコートではなく、2期工事に予定されている陸上トラック及びサッカー場の早期整備だと申し上げました。  しかし、当時の回答は、2期整備の早期着工につきましては、関係団体からも早期整備の要望をいただいているところでございますが、社会的情勢だとか経済的情勢を勘案しつつ、かねてからの懸案事項でございますので、最大限の早期整備を模索する中で、これらの財源確保に努めてまいりたいと考えておりますとあり、その後28年11月に作成された碧南緑地におけるスポーツ施設整備構想の中では、整備スケジュールの中に32年のオリンピック開催までに管理棟や多目的スポーツ広場、その他の緑地整備を行い、陸上トラックとサッカーコート等については、予算や社会情勢等を勘案しつつ、平成33年以降に整備を行う予定ですと、さらっと年度まで決定して書かれていました。  そこで、お聞きします。  (2)整備にかかわる現状について。  今年度の実施計画を見ると、碧南緑地スポーツ施設整備事業には、平成30年度管理棟整備9,600万円、31年度には多目的広場整備2,500万円とあり、何と平成32年はゼロ円となっています。33年から整備を始めると言っているにもかかわらず、その事前に必要な基本設計や実施設計が全く計画がないのは、社会的情勢に何か変化があったのでしょうか、お伺いします。 486 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 487 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 488 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南緑地スポーツ施設整備構想においては、ビーチコート北側に、内部に人工芝サッカー場を配置した陸上用トラック及び駐車場を第2期整備部分として平成33年以降に社会情勢や経済情勢を勘案しつつ整備を行う予定としておるところでございます。  2期整備の目途ですが、早期の整備を目指すことと考えてはおりますが、現時点ではビーチコート整備と東京オリンピックまでの施設運営に力を注ぐ中で、2期整備の事業の概要等の精査に至っておりませんので、平成30年度から平成32年度までの3ヵ年の実施計画への計上に至っておりません。  以上でございます。 489 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 490 ◆議長(沓名 宏) 8番。 491 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  そもそも最初に緑地整備検討会が開催されたときに配付された資料には、30年度にビーチコートを完成し、すぐに30年度中に2期実施設計とあり、31年から2期整備として期待させておいて、実際には、いつの間にか33年からというふうな表現に変化させているのは、何かとりあえずビーチコートだけは進めてつくっちゃえば、あとは社会情勢とか言ってごまかせるかと思えてしょうがない気がします。  そこで、現状についてお聞きします。  (3)近隣企業との調整状況について。  28年の検討会の際には問題になっていたのは、近隣企業との見解の相違が重要な問題となっていましたが、その後、近隣企業との話し合いは行われているのか、また、その状況や企業移転の話などはされているのか、お伺いします。 492 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 493 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 494 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、1期整備の最初の施設でありますビーチコートが竣工し、供用開始を7月に控え、現在は試用期間としまして、各ビーチスポーツ競技団体やスポーツ推進員の方々に試験的に利用いただいている状況でございます。  企業との話し合いの時期につきましては、今後のビーチコートの利用実態、車の流れや人の流れをおおむね把握したそのタイミングを見て検討してまいりたいと考えております。  以上です。 495 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 496 ◆議長(沓名 宏) 8番。 497 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  実際グラウンドを整備するのには、企業移転をしなくとも、十分とは言えませんが整備に必要な面積がとれていますので、企業隣接の南側道路の閉鎖の話し合いが進めば整備は進めることができます。  この問題は、既存企業にとってはとても大きい問題ではありますが、スポーツ愛好者にとっても重要な問題であることは間違いありません。他の場所で今から考えても費用や時間がかかり、永遠に進まない気がします。  そこで、お聞きします。  (4)今後の計画推進の考え方について。  愛知県がこの4号地を緑地指定した以上、ここを生かすしかないと思われますので、企業の移転用代替地の検討を含めた将来構想はどのようになっているのか、お伺いします。 498 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 499 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 500 ◆建設部長(中村正典) 御質問の港湾計画に位置づけられた4号地の現在の碧南緑地の北側にある埠頭用地の部分で、将来、ここの将来計画につきましては、衣浦ポートアイランドに新たな埠頭が整備できた後の計画になろうかというふうに思っております。  衣浦ポートアイランドに物流機能向上、貨物の集約化及び埠頭用地の不足等、課題を解消する目的として新たな埠頭を整備し、ここを種地とした衣浦港全体の埠頭機能の集約、再編が必要不可欠であると考えております。  これまでも、衣浦ポートアイランドの新規事業化につきましては、国、県に対して要望を行っておりますが、引き続き早期整備がなされるよう、国や県へ要望活動等を行ってまいります。  4号地の将来構想につきましても、衣浦ポートアイランド新規事業の進捗を見つつ、その他、社会情勢や経済情勢を勘案し検討してまいりたいと考えております。  以上です。 501 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 502 ◆議長(沓名 宏) 8番。 503 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  相変わらず、お役所の万能保険用語というような、社会調整や経済的情勢を勘案し検討という言葉でかわされてしまうわけなんですか、最終的には碧南緑地全域が子供たちにとって安心し、なお、安全な状態で利用可能になるためには、企業との共存はとても難しい問題です。  大型トラックの搬入、搬出する道路横断や、すすの問題、あるいは美観を考えても、解決する内容は膨大になります。  2号地多目的広場やPIの利用方法も視野に入れ、現場団体や企業との密な話し合いを進め、早急な対策を要望し、1日も早いグラウンド整備を願っております。  それでは、続きまして、件名3に移ります。  件名3、オリンピックに向けた準備及び計画について。  ビーチコート整備には、地元企業にビーチバレーチームが誘致され、それがもとにビーチスポーツの普及と振興を目的として整備したものとは思われますが、当然、当初の目的にもあったようにオリンピック事前合宿施設としてや、2026年のアジア大会の競技会場として期待されるものでもあると思われます。  そこでお聞きします。  (1)合宿施設について。  オリンピックも2020年開催となり、残すところ2年余りとなっていますが、合宿施設の進行状況及び実際の使用時期はどうなっているのでしょうか。  今年度中に何かあるのか、あるいは、今年度中にそれに関する予算はあるのか、お伺いします。 504 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 505 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 506 ◆教育部長(奥谷直人) 東京オリンピックが開催されます平成32年7月には1期整備が完了し、ビーチコート、管理棟、多目的スポーツ広場が完成をしておる予定でございます。これらの施設を活用し、ビーチバレーボールの事前合宿を誘致する予定でございます。  さらに、ビーチバレーボールは、アウトドア種目であり、インドア種目として本市では空手競技が盛んなことや、姉妹都市のプーラ市があるクロアチアも空手強豪国であることなどから、体育協会と協議を行った上で、2020年東京オリンピックで新種目となった空手競技についても、あわせて事前合宿の誘致を考えておるところであります。  現在、ビーチコートが完成したこともあり、市としては、ビーチバレーボール、空手競技の2種目をオリンピック組織委員会の事前キャンプガイドへの登録手続を行っているところでございます。  また、実際の活動といたしましては、クロアチア大使館を通じて、クロアチア国内競技連盟への施設の紹介を行っております。  ただ、出場国が決まってくるのはこれからのことでございます。その可能性を見きわめながら相手国を探っている段階でございます。  本年度につきましては予算化は行っておりませんが、引き続き国内競技連盟や関係団体を通じて招致活動を行ってまいりたいと思っております。  なお、事前合宿地としての使用時期につきましては、事前合宿の目的は時差の解消や環境適合などであり、オリンピックの直前ということになろうかと思いますが、期間につきましては、相手国の都合によってくる部分が大きいかというふうに思っております。  以上です。 507 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 508 ◆議長(沓名 宏) 8番。 509 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  この件につきましては、詳細は次の鈴木議員にお任せしますので、次に、(2)全市的な機運の醸成について。  実際、事前合宿施設地として利用されているだけでは、市民の盛り上がりはあるのでしょうか。その合宿に向けて全市的に盛り上がるための仕掛け等は計画されているのか、お伺いします。 510 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 511 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 512 ◆教育部長(奥谷直人) 国内でオリンピックが開催されたのは、長野オリンピック以来22年ぶり、夏季大会となりますと、前回の東京オリンピックから56年ぶりとなります。  国内のスポーツ振興の機運は、ますます高まってまいるものと考えております。その機を逃すことなく、また、スポーツにとどまらず、この地域の活性化につながる仕掛けの重要性は強く感じております。  その中で本年度は、去る6月10日に行いました碧南市レクリエーション協会との協賛事業として実施いたしました元気ッス!あそびのリレーや、7月21日に予定します碧南緑地ビーチコートオープン記念、へきなんビーチバレーボールフェスタにおいて、オリンピック・パラリンピック選手などをお迎えしながらデモンストレーションやエキシビションマッチなど、東京2020応援プログラムの一環として実施を予定しております。  さらに、東京大会への参画、応援を促すため、オリンピックフラッグ、パラリンピックフラッグが全国を巡回するフラッグツアーやフラッグ展示についても本年11月が愛知県の巡回期間となることから、市民ふれあいフェスティバルにあわせて、現在エントリーを行っておるところでございます。  このように、スポーツに対する機運醸成の絶好のチャンスでありますので、事前合宿誘致を含め、あわせて努めてまいりたいと考えております。  以上です。 513 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 514 ◆議長(沓名 宏) 8番。 515 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  オリンピックといっても、実際の開催は東京近辺がほとんどの競技会場となり、地方都市での開催は無理なのは当然ですが、前回の開催から半世紀以上もたったオリンピックを、ただ傍観するのも意味のないものになってしまってはもったいない気がします。  そこで、せっかくこの機会を利用し、健康都市宣言をしている我が町、碧南市として盛り上がるのはいかがでしょうか。  市内には、数々の国から先ほども説明があったとおり碧南市へ来て生活してみえる方々がいますので、国別で招待し、いろんな種目を楽しんで、碧南市内ミニオリンピック開催とかをすることにより友好親善にもなるし、オリンピックを盛り上げることにもなるかと思いますが、どう考えますか、お伺いします。 516 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 517 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 518 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南ミニオリンピックという大変興味深い御提案、ありがとうございます。  事前合宿地となる碧南緑地ビーチコートを中心に、市民が参加できるイベントも企画することで、市民の一体感を持ったオリンピックに対する機運を高めてまいりたいと思っております。  そうしたイベントを企画する際にはぜひ参考にさせていただければと思いますので、また一緒に盛り上げていただければというふうにお願い申し上げます。 519 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。 520 ◆議長(沓名 宏) 8番。 521 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。  以上、今年度にかかわるスポーツ健康関係上にて気になる点を幾つか質問させていただきましたが、今からオリンピックを迎えるまでの2年間という期間は本当に重要と考えますので、ビーチばかり特化することもなく、現存する団体にも平等に目を向け、市民が元気で健康でいられるよう、スポーツを通じて、景気回復とともに機運の醸成を目指し笑顔で暮らせることを祈念いたしまして質問を終了いたします、ありがとうございました。 522 ◆議長(沓名 宏) 以上で、生田綱夫議員の一般質問を終わります。  この際暫時休憩いたします。                            (午後 2時 56分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 10分 再開) 523 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、鈴木良和議員の一般質疑を許します。 524 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 525 ◆議長(沓名 宏) 10番。 526 ◆10番(鈴木良和) こんにちは。新政会の鈴木良和です。  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、一問一方式にて質問させていただきます。
     執行部におかれましては、わかりやすい御答弁をよろしくお願いします。  先ほど、生田議員から引き継ぎの質問がありますので、ひとつよろしくお願いいたします。生田議員、ありがとうございます。  4月からは県内各地でお祭りが行われ、その中でも大浜中区と関係が深い犬山祭が開催され、愛知県内外、また、外国から多くの観光客が見え、楽しんで過ごされたことと思います。  また、5月に入ると、知立まつり、半田亀崎の潮干祭と、約1ヵ月間は各地でお祭りが行われました。  ここ碧南明石公園にも多くの観光客が見えたことと思います。公園に見えた観光客を臨海海浜水族館へ、また、大浜てらまち地区へ、美術館へ、毘沙門さんへ、あおいパークへと流れていかないものかと、禰宜田市長が進めていかれる観光に多くの予算づけをお願いし、質問に入ります。  件名1、碧南緑地及び周辺の整備について。  (1)碧南緑地ビーチコートについて。  ア、ビーチコートの総事業費について。  碧南市のスポーツ振興については、第5次碧南市総合計画、碧南市スポーツ推進計画及び碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略でその方向性を定めており、それに沿って、碧南緑地に新たなスポーツ施設を整備するため、基本となる整備構想を策定しました。  また、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定や、平成27年7月には、トヨタ自動車衣浦工場に国内トップアスリートを要するにビーチバレー部が創部されたことなどを契機に、スポーツ振興に対する期待が高まってきています。  そこで、ビーチコートの総事業費と年間のランニングコストをお聞きします。 527 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 528 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 529 ◆教育部長(奥谷直人) まず、ビーチコートの総事業費についてでありますが、碧南緑地スポーツ施設整備事業の予算額及び実施計画の計上額となりますが、平成29年度は、ビーチコート整備として2億3,000万円余、今年度は、管理棟整備として9,500万円余、次年度、31年度は、多目的スポーツ広場整備として2,400万円余を予定し、これら整備を第1期整備とし、総事業費としては3億5,000万円余となります。  また、年間のランニングコストにつきましては、現時点での概算で約600万円弱を見込んでおります。  詳細につきましては、今後精査を行った上で予算化を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 530 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 531 ◆議長(沓名 宏) 10番。 532 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  それでは、碧南緑地は西風が強く吹きますものですから、高価な砂が飛散すると考えます。1年間でどのぐらい補充される計算をしているか、お聞きします。 533 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 534 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 535 ◆教育部長(奥谷直人) 確かに砂は飛んで行ってはおりますので、ただ、稼働したばかりで必要となる砂の補填量は見込まれておりません。  これから施設の運営を行う中で、飛散状況を踏まえ適切な量の補填を行ってまいります。  以上です。 536 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 537 ◆議長(沓名 宏) 10番。 538 ◆10番(鈴木良和) ビーチコートの砂の特性についてお聞きします。  昨年7月に新政会会派視察で伺った南あわじ市でのビーチバレーの選手からの話は、ビーチの砂が熱くなっていて足の裏がやけどをしてしまう。そこで、試合中は何度かコートに水をまいてもらいますと言われていました。  本市ビーチコートの砂の特性についてお聞きします。 539 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 540 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 541 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南緑地にビーチコートに導入しました砂は、オーストラリア産の珪砂であります。質問者の言われますように、一般的な海岸では、夏場、はだしでは普通に歩けないほど砂の温度が高くなる場合が多いですが、このビーチコートの砂は、不純物が少ないため温度が上がりにくいと言われております。また、砂粒が丸く均一であるため、やわらかい感触が特色となっております。 542 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 543 ◆議長(沓名 宏) 10番。 544 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  市民の方々がさわったことがないものですから、この砂に直接さわれる、触れる企画、また、熱を与えても砂が熱くならないと実感、体感ができる企画を試みてはと思いますが、いかがでしょうか。 545 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 546 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 547 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南緑地ビーチコートのPRといたしましては、ポスターなどの掲示物のほかに、現在、臨海体育館玄関ロビーにて碧南緑地ビーチコートの珪砂を展示するとともに、近隣ビーチコートの砂を比較展示し、さらに、ビーチスポーツ選手の写真や日本代表ユニホームなどを掲示することで、臨海体育館へ来場した市民の皆さんへのビーチコート並びにビーチスポーツへの興味を持っていただく取り組みも行っております。  また、市民の皆さんに直接ビーチコートの砂を体験していただく機会としましては、あいにくの雨で中止となってしまいましたが、先月末に行いましたチャレンジデーにおけるビーチスポーツ体験や、9月8日、9日にビーチサッカーフェスタにおける子供たちを対象とするビーチ運動会などを予定しております。  以上です。 548 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 549 ◆議長(沓名 宏) 10番。 550 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、ウ、ビーチコートでのイベントなどによる運営方法について。  ちょっと細かいんですけど、(ア)観戦時のルールについて。  昨年視察した淡路島では、海岸で試合が行われ、特段ルールはなかったと記憶しています。本市はどのようにされていかれるか、お聞きします。 551 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 552 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 553 ◆教育部長(奥谷直人) ビーチコート利用者等が遵守すべき事項につきましては、碧南市体育施設の管理に関する規則で規定しておりますが、観戦時のルールとしましては、この規則の規定のほか、一般的なモラルに準じることとなります。当然、利用者への迷惑行為や大会運営、イベント実施の妨げとなることのないよう、節度を持った観戦を求めるものでございます。  なお、観戦時に限らず施設使用時には、ごみの持ち帰りの徹底や砂場内での飲食については行わないよう周知してまいります。  以上です。 554 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 555 ◆議長(沓名 宏) 10番。 556 ◆10番(鈴木良和) また、細かいことなんですけど、(イ)アルコール飲料の持ち込みについて。  ビーチコートでのイベントは、夏の時期が多く利用されると思われ、飲料水は欠かせないと思います。中には、ビール、酎ハイ等、アルコール飲料を持参し観戦されるのではないかと思います。本市のお考えをお聞きします。 557 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 558 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 559 ◆教育部長(奥谷直人) ビーチコートへのアルコール飲料の持ち込みについてはということですが、ごみの持ち帰りの徹底や砂場内での飲食の禁止、他の利用者への迷惑行為の禁止を前提とした上で、観覧スペース内においてアルコール飲料の持ち込みについては禁止はしておりません。  ただし、大会開催時やイベント開催時においては主催者の判断によることとなると考えております。  以上です。 560 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 561 ◆議長(沓名 宏) 10番。 562 ◆10番(鈴木良和) よくわかりました、ありがとうございます。  続きまして、エ、オープン後の運営について。  (ア)今年度中に予定されている大会等についてお聞きします。 563 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 564 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 565 ◆教育部長(奥谷直人) 今年度に予定される大会等につきましては、6月中では、既に実施した大会を含め、地元碧南工業高校バレーボール部の部員も数多くエントリーしました全日本ビーチバレージュニア選手権大会愛知県予選会を初め、5大会を実施しているところでございます。この中で、碧南工業高校の生徒さんの活躍は、市長が招集挨拶で紹介したとおりで、ビーチコートオープンに弾みがつき、大変喜ばしく思っております。  また、7月以降ですが、まず、7月には、東海ビーチサッカーリーグ、東海ビーチハンドボールフェスタ、全国ビーチサッカー大会東海地域予選、市主催のオープニング記念イベントとなる、へきなんビーチバレーボールフェスタ等を予定しております。  8月には、ビーチバレーチャレンジ愛知県大会や全日本ビーチハンドボール選手権大会等、9月には、東海ビーチバレーボール選手権大会愛知県予選会、市主催となるビーチサッカーフェスタなど、その他民間のイベントや各種目の教室なども予定をしております。  以上でございます。 566 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 567 ◆議長(沓名 宏) 10番。 568 ◆10番(鈴木良和) このとき、多くの方々がここ碧南に見えると思います。そのときのおもてなしというんですかね、としてのお考え、企画をお持ちであればお聞きします。 569 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 570 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 571 ◆教育部長(奥谷直人) おもてなしの気持ちでもってビーチコート利用者、観覧者をお迎えすることは、大切なことだと考えております。  ただ、ビーチコートは新しい施設でございますので、まずは使いやすい施設とするために、利用者となる主催者の意見を伺う中で、できる限り円滑な運営が行えるよう、後方支援を行っているところでございます。  また、周囲に飲食物を購入する店舗等がないことから、大会等場合によっては、参加者への水分補給や食事などの手配を行うことも予定しております。  その他のスポーツも同様でございますが、水族館や美術館など、その他の施設との連携やスポーツ関係団体との連携を密にして、碧南のPRを含めて進めてまいりたいと考えております。 572 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 573 ◆議長(沓名 宏) 10番。 574 ◆10番(鈴木良和) よろしくお願いいたします。  次、(イ)愛知・名古屋2026アジア大会までの計画についてお聞きします。  東京オリンピック・パラリンピック2020大会で使用されるビーチバレーボール会場は、潮風公園競技会場に仮設で整備されます。本市ビーチバレーコートに合宿地として誘致していただきたいと思います。  また、これをきっかけに2026アジア大会も誘致する方向で計画し、毎年、国内外より合宿地として使ってもらえるような企画をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 575 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 576 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 577 ◆教育部長(奥谷直人) 2020年東京オリンピック・パラリンピックに係る事前合宿地に関しては、現在、候補地ガイドへの登録申請手続を進めているところでございます。詳細につきましては、先ほど8番議員に答弁させていただいたとおりでございます。  また、第20回アジア競技大会の推進については、来年5月以降の組織委員会設立に向け、現在、大会開催基本計画の策定や国内競技団体との調整などを行っていると伺っております。  具体的なかかわり方はこれからになるかと思いますが、本市としましては、まず、関係団体と連携を図る中で、各種イベントの実施、各競技種目の大会誘致や教室開催などにより、ビーチスポーツの普及と利用拡大を図ってまいります。  以上です。 578 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 579 ◆議長(沓名 宏) 10番。 580 ◆10番(鈴木良和) いろいろな楽しい企画、よろしくお願いいたします。  続きまして、(2)宿泊、合宿所としての港湾会館について。  ア、会館の設置運営までの歩みについてお聞きします。
     衣浦港湾会館は、衣浦地区の港湾関係者、勤労者を初め、一般の皆様の文化、教養の向上と余暇活動の場として利用できる総合的な多目的施設です。  この施設は、どのような経緯で建てられ、どのような運営をされてきたか、お聞きします。 581 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 582 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 583 ◆建設部長(中村正典) 衣浦港湾会館の設置の経緯について、歴史をたどって御説明をさせていただきます。  昭和37年ごろから始まった衣浦臨海工業地帯の造成によりまして、民間企業の投資が活発に行われ、産業基盤の進捗が図られてまいりました。  しかし、産業基盤の進捗に比べ生活基盤の整備が大きく立ちおくれていた状況であったということから、地域の勤労者や住民の余暇活動の増進に伴い、勤労福祉施設の建設要望が高まってまいったということでございます。  これら社会的な要請を受けまして、衣浦港にかかわりの深い碧南市、半田市、高浜市、西尾市、刈谷市、武豊町、美浜町、東浦町及び当時の一色町、この5市4町の強い働きかけを受けまして、愛知県の手によりまして総合的な福祉施設として衣浦港湾会館を建設することになったということでございます。  工事開始は昭和58年3月で、オープンが昭和59年4月となっております。  また、運営については、衣浦港湾会館の設置の当初から、先ほどの5市4町に港湾関係2団体を加え、財団法人衣浦港福祉協会を設立し、財団の手によって運営をしております。  その後、20年12月の新たな公益法人制度の創設を受けまして、平成25年4月に一般財団法人に法人格を移行し、現在に至っております。  以上でございます。 584 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 585 ◆議長(沓名 宏) 10番。 586 ◆10番(鈴木良和) 丁寧な御説明、ありがとうございます。  イ、経営状況及び利用状況についてお聞きします。  港湾会館は、安価な利用料金に設定され、多くの市民の皆さんに活用されることを目的とされていると思います。  そこで、ここ10年程度の経営状況、利用状況の推移についてお聞きします。 587 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 588 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 589 ◆建設部長(中村正典) 経営状況につきましては、議会4日目に提出する議案と重複するところではございますが、昨年度を含めた直近7ヵ年のデータということで、まず、経常収益につきましては、平均して約1,500万円程度ということで、横ばいに推移しております。平成29年度は、1,490万円余となっております。  次に、計上経費ですが、平均して約2,800万円程度で、これも横ばいに推移をしておりまして、平成29年度は2,850円余で、毎年約1,300万円余程度の赤字となっております。  利用状況につきましては、同じく直近7ヵ年のデータによりますと、宿泊利用人数は年間で約2,700人程度、会議室等の利用人数は1万7,000人程度で、これも横ばいに推移をしております。  平成29年度は、宿泊者が2,493人で会議等の利用人数が1万6,002人となっておりまして、若干利用者が減少しているということでございます。 590 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 591 ◆議長(沓名 宏) 10番。 592 ◆10番(鈴木良和) 言いにくそうな云々で申しわけなかったです。赤字ということでね。  続きまして、ウ、国内、国際大会などの選手の宿泊施設としての利用について。  (ア)大会時の宿泊施設としての利用は適正かについてと、(イ)リフォーム、建てかえの予定について、一括でお聞きします。  港湾会館は、昭和59年に建てられ35年経過し、雨漏りも発生しています。3ヵ所、4ヵ所、多いです。  また、客室内はお客様をおもてなしする状態でなく、共用トイレは水洗器のふぐあいが2ヵ所あり、また、通路の壁紙は全てのジョイントのところがはがれていました、みっともない状態です。外部は防水工事、塗装工事、内部はクロス工事、建具工事などのさまざまな工事が必要になると考えます。リフォームか建てかえの方向性を考える時期と思います。本市のお考えをお聞きします。 593 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 594 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 595 ◆建設部長(中村正典) まず、大会時の宿泊施設としての利用が適切かということでございますが、現在の宿泊の形態は、和室4人部屋が6部屋、シングル2部屋となっておりまして、したがいまして、通常は最大26人しか宿泊ができないということでございます。  なお、合宿につきましては、大広間や研修室を使って大人数での宿泊も対応しているということでございます。  したがいまして、全国大会等で対応できるかについては、港湾会館だけでは難しいと考えますので、近隣の大きなグランドホテルや、今後完成する水上スポーツセンターなどを共同利用することとしたいというふうに考えております。  なお、港湾会館は、スポーツ合宿等の団体利用に関しましては市内外から高い評価をいただいておりまして、ビーチコートでの利用増を期待しているところでございます。  建て替えについてでございますが、建物自体は耐震基準をクリアしておりまして、耐用年数を過ぎておりませんので建て替えることは現在のところ考えておりません。  リフォームにつきましても、先ほど触れましたが施設は愛知県所有で、衣浦港関係5市、現在は3町でございますが、民間団体2団体での出捐金で運営をしております。大規模な改修につきましては、それぞれ協議が必要となるということでございます。  施設の状況につきましては、雨漏り等、一部ふぐあいが生じていることは承知しております。衣浦港福祉協会としましても修繕の必要は十分認識しておりますが、運営費の節減のため、やむなく現状を維持しているものでございます。  港湾会館は、建設から35年が経過しております。設備機器のふぐあいや内外装の劣化等については、修繕の時期が来ているものと考えております。  改修の時期につきましては、基本財産がゼロになる予定の35年3月を迎えるまでの早い段階で、しかるべき方向性を見出す必要があるというふうには考えております。  以上です。 596 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 597 ◆議長(沓名 宏) 10番。 598 ◆10番(鈴木良和) 大人1泊1名4,000円ほどの料金をいただいていると思います。このような状態ですと、いかがなものかと思います。御答弁のように、早い段階での協議をお願いいたします。よろしくお願いします。  続きまして、(3)旧アーチェリー場の跡地活用について。  ア、活用方法の現在のお考えについてお聞きします。 599 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 600 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 601 ◆教育部長(奥谷直人) この3月末をもって廃止いたしました港湾スポーツセンター、アーチェリー場につきましては、今後の活用方法については未定となっておりますが、碧南緑地スポーツ施設並びに港湾スポーツセンター、港湾会館の利用状況を踏まえ、必要に応じ駐車場としての利用を想定しておるにとどまっておるところでございます。 602 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 603 ◆議長(沓名 宏) 10番。 604 ◆10番(鈴木良和) 続きまして、イ、スケートボード場としての活用について。  市内に専用スケートボード場はありません。そのため、大人、子供さんは、臨海公園駐車場を練習場として利用しています。マナーのない人は、最近オープンしたレールパークで、椅子を傷つけてまでしています。  先日、スケートボード場施設を有している半田市総合公園に視察に伺いました。  広さは、旧アーチェリー場より少し広く、バスケット場と隣接していました。旧アーチェリー場の跡地面積11メートル掛ける76メートルの大きさと、碧南緑地周辺ビーチコート隣接の立地は最適と思います。本市の考えをお聞きします。 605 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 606 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 607 ◆教育部長(奥谷直人) スケートボード専用施設として最適地ではという御提案ではございますが、繰り返しとはなりますが、この場所につきましては、まずは駐車場としての利用を考えてまいりたいと思います。  以上です。 608 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 609 ◆議長(沓名 宏) 10番。 610 ◆10番(鈴木良和) 私個人なんですけど、スケートボード場として整備し、ビーチコート、テニス場、弓道場、釣り広場と、港湾会館を核としたスポーツレジャー村が誕生するのではないかと考えます。  続きまして、件名2に移ります。  件名2、水族館及び周辺の整備について。  (1)リニューアルされる施設の内容及び運営について。  ア、水族館ビオトープのエントランスのリニューアルについて。  来年3月オープン予定のビオトープの進捗状況についてと企画についても、お持ちならお聞きします。よろしくお願いします。 611 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 612 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 613 ◆教育部長(奥谷直人) ビオトープの整備につきましては、平成30年3月に土木工事を完了し、平成31年3月のリニューアルオープンに向けて、現在は植物の植え込みなどの環境整備を進めております。  去る5月19日には13組22名のビオトープボランティアの参加により田植えを行い、6月24日には、第2回目のボランティア活動として、外来雑草の駆除と樹木苗の植えつけを行う予定であります。  また、リニューアルオープン後は、憩いの場、学びの場、自然と向き合う場、研究の場として、季節に応じた体験型の活動、例えば、カエルの産卵、オタマジャクシの観察会、田植え、稲刈り体験などを展開する予定であります。  なお、既存の水族館、科学館は、リニューアル後にはビオトープと一体化し、レストランと休憩コーナーを除く全館を有料エリアとして運用する予定であります。そのため、今年度は、正面玄関、チケット販売カウンター、出入り口ゲートなど、エントランスを改修し利便性の向上を図ってまいります。  以上です。 614 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 615 ◆議長(沓名 宏) 10番。 616 ◆10番(鈴木良和) それでは、イ、工事費用及び工事期間についてお聞きします。 617 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 618 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 619 ◆教育部長(奥谷直人) エントランス改修工事については、内装、床も含めた大規模な改修となるため、平成30年11月26日から平成31年3月22日まで臨時休暇し、改修を進めてまいります。  この休館期間に合わせまして、大水槽の擬岩改修も行い、水族館の魅力の維持にも努めてまいります。  なお、御質問のエントランスの改修工事費は、エントランス及び館内サインの改修に7,162万円を計上しております。  以上です。 620 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 621 ◆議長(沓名 宏) 10番。 622 ◆10番(鈴木良和) ウ、併設のレストランのリニューアルについてお聞きます。  水族館、体育館には、休憩施設としてのレストランはなくてはならない必要な施設と位置づけています。どのようにリニューアルされていかれるかお聞きします。 623 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 624 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 625 ◆教育部長(奥谷直人) リニューアル後についても、レストランと休憩コーナーは、体育館や臨海公園、そしてウォーキングなどでお立ち寄りいただく方々もこれまでどおり無料で利用できるエリアとして運用する予定でございます。 626 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 627 ◆議長(沓名 宏) 10番。 628 ◆10番(鈴木良和) 水族館隣接のレストランですので、要望なんですけど、大き目な水槽を設置し、鑑賞しながら食事、おもてなしの気持ちでリニューアルしていただきたいと思いますが、本市の考えをお願いします。 629 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 630 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 631 ◆教育部長(奥谷直人) レストラン部分と休憩コーナーの間仕切りを撤去することで現在のウミガメを展示している水槽が見渡せることになってまいりますので、そういった広い開放空間になるような計画をしております。  また、リニューアル後を想定いたしまして、現在レストランの全メニューをテイクアウト用の容器で提供する方法に変更し、レストラン内だけではなく、休憩コーナーや屋外で食事を楽しんでいただけるようにレストラン側と調整を進めておるところであります。 632 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。
    633 ◆議長(沓名 宏) 10番。 634 ◆10番(鈴木良和) 楽しい子供用のおもしろい企画というか感じでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  (2)水族館周辺の整備について。  ア、水族館西側の整備について。  きぬかぜの跡地の活用は、についてお聞きします。 635 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 636 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 637 ◆教育部長(奥谷直人) 現在、水族館の西側に展示されています海上保安庁の巡視船きぬかぜは、設置後24年を経過し老朽化が著しく安全性を確保できなくなっているため、今年度撤去する予定でございます。  この跡地については、新しい展示や建造物をつくるのではなく、今後予定されます国道247号線の拡幅工事の進捗を見ながら、駐車場から水族館までのアプローチ部分も含めて、来館者が集え、憩える場所、スペースとして活用できないか、これから考えてまいりたいと思います。  以上です。 638 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 639 ◆議長(沓名 宏) 10番。 640 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、イ、水族館敷地内に道の駅風なアンテナショップの建設は可能かについて。  水族館と体育館に訪れる人は、年間どのくらいみえるか把握しているかをお聞きします。 641 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 642 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 643 ◆教育部長(奥谷直人) ここ3年ほどでございますが、水族館には毎年約13万人、体育館には約12万人の利用がございます。  以上です。 644 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 645 ◆議長(沓名 宏) 10番。 646 ◆10番(鈴木良和) 年間、合わせると25万人、こちらにお見えになるということは、結構多いかなと思います。  このお客さんは、今までだと何もなければそのまま帰ってしまう、これは結構もったいないかな。商売をやっているものですから、思います。わざわざ来られたお客さんなものですから、碧南の名物を販売していければ、少なからず買っていくんじゃないかな。  また、ここに竜の子街道のPRコーナーを設ければ、市内、市外の方々は興味を持たれるのではないかと思いますが、お考えをお聞きします。 647 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 648 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 649 ◆教育部長(奥谷直人) 水族館のリニューアルに向けまして、来館者が増加するよう新たな人の流れを確保すべく準備をしているところでございますが、物品販売も集客に大きな影響があると考えております。  現在、水族館内では、レストランの一角に販売スペースを設けていただいておりますが、リニューアル後は、水族館有料エリア内にも販売スペースを設ける計画をしており、まず水族に関する商品を手始めに販売していきたいと考えております。  その後、スペースや販売方法などを考慮し、碧南のPRにつながる物品も取り扱っていきたいと思っております。  また、地域資源を活用した新たな観光資源をつくり出す竜の子街道事業については、水族館も集客施設という側面から貢献が可能であると考えております。スペースや運営などの課題もあるかと思いますが、将来的には碧南の名物などを販売する地域のアンテナショップ的な要素を持ち、多くの方々に利用され楽しまれる水族館を目指してまいりたいと思っております。  そこで、水族館に新たな人の流れを確保すべく、この4月から事務長を配置し体制を整え、現在館長とともにさまざまな取り組みを行っておるところでございますので、御期待をください。  また、引き続き水族館の応援をよろしくお願いいたします。 650 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 651 ◆議長(沓名 宏) 10番。 652 ◆10番(鈴木良和) 館長、事務長、期待していますので、ひとつよろしくお願いいたします。ちょっとプレッシャーをかけますので、よろしくお願いします。  アンテナショップ設置で、本市の観光資源にもなる第6次産業化の推進にもつながると思います。本市の6次産業化の直売と販売総額と1事業体当たりの販売額について、国が実施した平成26年度6次産業化総合調査によると、愛知県の6次産業化の販売総額は、全国11位、159.9億円、事業体数は、全国21位の1,140事業体です。そのうち、直売の販売総額は、全国1位の474.5億円で、1事業体当たりの販売額は7,650万円となっており、農業者団体等による大規模な直売が多いことが特徴です。  また、6次産業化、地産地消法に基づく総合化、事業計画の認定数は、平成29年4月11日時点で全国6位の77件で、野菜を初めとした原材料による加工、直売事業に取り組む事例が多いという特徴があります。このことからでも、アンテナショップ推進をお願いいたします。  続きまして、ウ、水族館、体育館共用の駐車場について。  この地域でのイベントが開催される場合、駐車場が満車になるとお聞きしています。その対策としてのお考えをお聞きします。 653 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 654 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 655 ◆教育部長(奥谷直人) 臨海体育館では各種スポーツ競技の大会が週末に開催されることが多く、また、ゴールデンウイークや夏休みなど水族館のハイシーズンには特に混雑をし、大会関係者、水族館来館者の皆さんに御不便をかけておるところがございます。  なお、昨年度には、体育館の西側、浜尾町の交差点のところでございますが、こちらに91台を収容できる第4駐車場を整備し、対応しておるところでございます。  以上です。 656 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 657 ◆議長(沓名 宏) 10番。 658 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  将来、国道247号線が4車線化に向け進められていかれた場合、現在使われている未舗装駐車場が使用できなくなると考えます。本市のお考えをお聞きします。 659 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 660 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 661 ◆教育部長(奥谷直人) 未舗装分の駐車場には123台を駐車することができます。この区間の4車線化の時期や、それに伴う未舗装駐車場への影響についてはまだ不透明なところがございますが、周辺用地の借地等による駐車場の拡張を検討するなど、今後も駐車場用地の確保には努めてまいりたいと考えております。  以上です。 662 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 663 ◆議長(沓名 宏) 10番。 664 ◆10番(鈴木良和) 質問のほうは全て終わりましたが、私事で一言。  私も職員の皆さんも一緒だと思うんですけど、三現主義ということわざがあるんですけど、三現とは、現地、現物、現実のことです。  現地に足を運び場を確認する、現物を手に取り物を確認する、現実をこの目で見て事実を知る。頭で、ああだこうだと考えるよりも、まず現地に飛び、現物を確認し、現実を認識することが重要であると思います。それが全ての試行、行動の出発点となるべきであるという考え方です。  現地、現物、現実を伴わないデータは、判断を誤らせるリスクがある。三現は、理屈にまさる説得力を持っている、このことを私も思い、活動してまいります。  これをもちまして一般質問を終わります。執行部におかれましては、前向きなわかりやすい御答弁、ありがとうございました。 665 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鈴木良和議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 666 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  明日及び明後日は市の休日につき休会といたします。  再開は6月18日午前10時であります。  本日はこれにて散会いたします。                            (午後 3時 51分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年6月15日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  加 藤 厚 雄                     議 員  鈴 木 みのり Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...