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2018-03-01 平成30年第1回定例会(第2日)  本文
2018-03-01 平成30年第1回定例会(第2日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2018-03-01
    2018-03-01 平成30年第1回定例会(第2日)  本文


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    2018-03-01 : 平成30年第1回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(石川輝彦) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成30年第1回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(石川輝彦) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において8番生田綱夫議員及び12番鈴木清貴議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(石川輝彦) 日程第2「平成30年度施政方針」から日程第11議案第31号「平成30年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  本件については、既に施政方針、教育行政方針及び平成30年度予算案の提案理由の説明が終わっておりますので、本日は10案件を一括して総括質疑を行います。  総括質疑を行うに際しましては、申出書の質疑事項に従い発言してください。  なお、発言の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、岡本守正議員の総括質疑を許します。 4 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 5 ◆議長(石川輝彦) 2番。 6 ◆2番(岡本守正) 日本共産党の岡本守正です。きょう、しょっぱなに一番バッターとして総括質疑を行いますので、よろしくお願いをいたします。  質問に入る前に、訂正をお願いいたします。  1つは、件名1の(3)を(2)に、(4)を(3)に直してくださるようお願いいたします。  それでは、総括質疑に入ります。
     (1)パリ協定で、日本は2030年までに石炭火力発電所をゼロにすることを約束し、第四次環境計画では2050年までに温室効果ガス排出量の80%削減を目標にしています。昨年4月、ハワイ島で観測された大気中の二酸化炭素濃度が410PPMを記録しました。二酸化炭素は温室効果ガスの1つであります。その濃度は、産業革命前の280PPMから加速的にふえてきました。  世界気象機関は、2016年の平均気温が観測史上最も高温だったと発表しまして、二酸化炭素の発生元最大の化石燃料の削減と自然エネルギー利用の拡大をさらに進めなくてはならない、こういうことになりました。  国は、武豊町にある中部電力の石炭火力発電所石炭火力発電を認めておりませんし、清水市にある石炭火力発電所は廃止しています。尾鷲市の石炭火力発電所も閉じられる予定です。中国電力の島根県三隅市にある発電所2号機、出力100万キロワットの増設を国は認めていません。  このように、石炭火力発電所を廃止の方向に向かっております。パリ協定で約束した石炭火力発電所10年後ゼロに向けて、碧南市にある中部電力の石炭火力発電410万キロワットの発電をLNG等の燃料転換の発電所にするよう中部電力に求め、中部電力のあの広い敷地に太陽光発電のパネルを設置するよう要望を申し入れることを行っていくべきであります。お答えください。 7 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 8 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 9 ◆経済環境部長(鳥居典光) パリ協定では、世界共通の長期目標としまして産業革命前からの世界の平均気温上昇を2度Cより低く抑え、1.5度C未満に向けて努力することとされました。  温室効果ガスの削減に向けて、電力会社においては再生可能エネルギーの導入を初めとしたエネルギーミックスによる電源構成の見直しや、火力発電の熱効率向上対策として高効率な発電設備等の導入を進めるなど対策を進めております。  碧南火力の燃料転換、また、太陽光発電の導入をとのことでありますが、一企業の経済活動につきまして市が個別に申し入れを行うことは考えておりませんが、今後も温室効果ガス削減に向けてさらなる取り組みを積極的に進めていただきたいと考えております。 10 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 11 ◆議長(石川輝彦) 2番。 12 ◆2番(岡本守正) 市からは言っていかないということですけれども、武豊町は町民全体が石炭火力、ノーということで要請をしております。  この碧南市の火力発電所を建設して二十数年たっております。その間に中部電力碧南火力所のCO2は、愛知県の30%を排出しております。そして、年間1,000万トンの石炭を使用しております。この石炭発電所をなくしていこうということで、あと12年後にゼロにしようという取り組みですので、これを早めるということでLNG等の転換を要請すべきであると思います。LNGだと石炭火力発電と比べて約40%から50%削減ができるということですので、再度お答えください。 13 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 14 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 15 ◆経済環境部長(鳥居典光) 燃料をどうするのかといったことは、企業において環境面、費用面、エネルギー構成、電気の安定供給などさまざまな側面から検討して判断すべきものでございます。  市からエネルギー転換を要請することは考えておりませんが、引き続き、企業においてはさまざまな手法において温暖化対策を進めていただきたいと考えております。 16 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 17 ◆議長(石川輝彦) 2番。 18 ◆2番(岡本守正) 市からは言っていかないと言っておるわけですけれども、12年後ゼロに向けて市を中心に燃料転換を要請していくということで引き続き行って、質問等や行動で行っていきます。  次、(2)に移ります。  映像をお願いします。  愛知県で家庭用太陽熱温水器補助が進んできております。現在、県内でどれだけの自治体が家庭用太陽熱温水器の制度を持っているのかお答えください。 19 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 20 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 21 ◆経済環境部長(鳥居典光) 29年度におきまして、太陽熱高度利用施設設置補助を実施している県内の自治体は、名古屋市、豊橋市、春日井市、刈谷市、安城市、蒲郡市、小牧市、新城市、知立市、日進市、扶桑町、東浦町、幸田町の10市3町となっております。 22 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 23 ◆議長(石川輝彦) 2番。 24 ◆2番(岡本守正) お答えどおり10市3町ということですけれども、近隣では安城市、刈谷市、知立市ということで補助制度をそれぞれ持っておられます。もうそんなにたくさんの補助がされておるわけではないですけれども、安城市で自然型で上限が8万円、強制型で上限が10万4,000円、刈谷市では循環型で2万5,000円、強制型で5万円、知立市では自然型で4万円、強制型で8万円となっております。  それぞれの1つにすれば、そんなに高い補助ではありません。太陽熱温水制度をやはり行っていくべきではないかというふうに思います。碧南市も環境基本計画が平成15年から、現在は第2次碧南市環境基本計画となっております。その中でも太陽熱温水器の研究をするといっておられますけれども、既に平成15年ですから、中ですので長い間研究をされておるわけですけれども、この太陽熱は基本的に最も古くから利用されているという確たるした太陽熱の利用であります。自然エネルギーの利用であります。環境に優しい自然エネルギー利活用太陽熱温水制度をつくっていくべきだというふうに考えますけれども、お答えください。 25 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 26 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 27 ◆経済環境部長(鳥居典光) 太陽熱を利用していくということに関しましてはエネルギーの観点から非常にいいことだとは思いますが、碧南市のエネルギー設備に関する補助制度につきましては、これまでの一般質問での答弁と同様になりますが、愛知県の住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金補助メニューにあわせて支援をしてまいりたいと考えております。 28 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 29 ◆議長(石川輝彦) 2番。 30 ◆2番(岡本守正) 愛知県の住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助メニューにないと言っておられますけれども、近隣の市も当然、これに当てはまっていないと思うんですけど、もう既に近隣では3市行っておられるわけですので、引き続き、この温水器について研究ばっかりしておるんではなくて、ちゃんと成果をあらわす、もちろんこの成果というのは、ずっと長い間使われてきておるわけですので、2代目、3代目の方々もみえます。これは確たるした自然エネルギーの利用方法としては最大の効果があるのではないかというふうに思いますので、これについてもう一度、県の補助メニューにないということで簡単に切り捨てるんじゃなくて、碧南市の環境基本計画に基づいてやるべきだというふうに思いますけれども、どうですか。 31 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 32 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 33 ◆経済環境部長(鳥居典光) 温水器を利用していくということを否定するわけではございません。あくまで補助金のメニューとしましては愛知県のメニューに沿っていくというものでありますので、御理解をよろしくお願いいたします。 34 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 35 ◆議長(石川輝彦) 2番。 36 ◆2番(岡本守正) やはり補助メニューにないと全くやらないという、そういうことですか。これに対して自然エネルギー利用は外れてしまいますかね。それについてお答えください。 37 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 38 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 39 ◆経済環境部長(鳥居典光) あくまで補助制度としての導入を考えていないということでありますので、よろしくお願いします。 40 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 41 ◆議長(石川輝彦) 2番。 42 ◆2番(岡本守正) 県の補助メニューにないということなら、碧南市独自でやっていく、近隣の刈谷市、知立市、安城市のように独自でやる方向も示していただきたいと思いますけれども、その辺どうですか。 43 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 44 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 45 ◆経済環境部長(鳥居典光) お答えは一緒になろうかと思いますが、碧南市としましては、その温水器の補助メニューは考えていないということであります。 46 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 47 ◆議長(石川輝彦) 2番。 48 ◆2番(岡本守正) 次に入ります。  (3)生ごみ堆肥、剪定枝堆肥、そしてシュレッダーについて質問をいたします。  碧南市環境衛生事業概要を見てみますと、平成29年度よりも可燃ごみは同じような状況で推移しておりまして、可燃ごみが減っていないということです。可燃ごみについては、24年は1万2,620トン、平成25年は1万2,231トン、平成26年は1万2,071トン、平成27年1万2,128トン、そして平成28年1万1,634トンということで、大体1万2,000トン前後でございます。  この燃やすごみの中には剪定枝など堆肥に利用できるものもたくさんあります。衣浦衛生組合のを見ておりますと、軽トラや何かに乗せられた剪定枝、いっぱい入っていきます。これを今では燃してしまっておるわけです。これを資源にかえていく、こういうことが多量の燃やすごみの減量化にもつながっていきます。  そしてまた、シュレッダーの利用については、今ほんのわずかの部分しか利用できておりません。シュレッダーでチップ化された、自然に優しく自然に戻していく、こういうことになりますので、この拡大についてお答えください。 49 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 50 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 51 ◆経済環境部長(鳥居典光) 生ごみ及び剪定枝の堆肥化につきましては、今年度策定中の碧南市一般廃棄物処理基本計画においても取り組み目標となっております。  生ごみにつきましては、減量に積極的に取り組んでいただけるよう、平成22年度から生ごみ処理機の購入補助金を増額して生ごみの減量化、堆肥化促進に努めており、今後とも推進してまいります。  剪定枝の堆肥化につきましては、シュレッダーにてチップ化した剪定枝の利活用の検討、堆肥化施設については広域化での対応も含め、費用対効果の面から先進事例を調べる中で、そういった情報収集に努めてまいりたいと思っております。 52 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 53 ◆議長(石川輝彦) 2番。 54 ◆2番(岡本守正) 生ごみ処理機については、聞くところによりますと、大変これが碧南市は周りと比べて一番ようけ補助が出ておるということで、近隣の人がいいなと言っておられました。これは引き続きやっていただけるということですけれども、やはり堆肥化については、この前の質問でも言いましたけれども、本当に大変な量であるということはわかっております。十数年前までは、剪定枝だとか生ごみがどれぐらい可燃ごみの中に入っておるかというのを調べておったわけですけれども、ここのところ、ちょっとそれが出ておりませんので推定ができませんけれども、以前は最大、夏の場合は、30%超えると言われておりました。こういうことを見ますと、やはりそのうちの剪定枝については堆肥化を促進していく必要があるのではないかというふうに思います。  この前は衣浦衛生組合の隣にある衛生センター、し尿処理施設について、これは9,000平米以上の広い部分があります。ほんのその一部しか利用されておりません。ここで剪定枝の堆肥化を進めていったら、碧南市環境基本計画もさらに前進をしていくのではないかというふうに思いますので、お答えください。 55 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 56 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 57 ◆経済環境部長(鳥居典光) 衣浦衛生組合にし尿衛生センターの土地利活用については、リサイクルプラザ、フリーマーケット、臨時駐車場として利用するとともに、今後発生が予想される大規模地震等の対策も含め、多種多様な活用を考えているとのことでございました。  また、剪定枝堆肥化施設につきましては、近隣市では安城市のみが平成13年度に整備しており、約5,000平米の敷地で約3億円の建設費がかかっており、小規模であっても建設費が数億、維持費は数千万円単位の費用がかかるということが予想されるため、実施については考えておりません。 58 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 59 ◆議長(石川輝彦) 2番。 60 ◆2番(岡本守正) 最大の効果があると思います。そこにお金を投資するということは大変意義があるというふうに思います。剪定枝の堆肥化、やっぱり近隣市で成功されておるわけですので、これを安城市は5反、5,000平米といって言われておったわけですけれども、碧南市はそんなに大きくなくてもいいというふうに思います。  これを衛生組合が、衛生センターのほうがだめということを言っておられるわけですけれども、そのほんの一部、あるいは全く別の部分、別の場所に二、三反でいいからそういうできるところを真剣になって探していただく、これが必要ではないかと思います。  そうすれば、今までいろんな形で碧南市の環境基本計画を進めてこられました。これにさらにこの基本計画が進むように、ほかの場所も含めて考えていくことについてお答えください。 61 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 62 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 63 ◆経済環境部長(鳥居典光) 生ごみだとか、それから剪定枝ということでございますけれども、やはり今だと、公園から出たものにつきましては野ざらしの状態でチップ化をしております。  そうしたときに、面積の問題、においの問題、においを解決しようとすると施設が要ると。施設が要るということになると費用が莫大になってくるということで、なかなかそういったことの実現が難しいと考えております。  もしかすると技術の進歩だとかそういうものがあって、安い金額でやれるようになっていくということもあるかもしれませんので、そういうことも含めまして引き続き調査を行っていきたいと思っております。 64 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 65 ◆議長(石川輝彦) 2番。 66 ◆2番(岡本守正) 本当にこの剪定枝、ずっとこれからもたくさん出てくると思います。いろんな条件をクリアしなくてはならないというふうに思いますけれども、それを真剣になって土地も含めて考えるなら、間違いなく条件はそろってくるわけですので、引き続きこの堆肥施設をつくっていくように、これからも質問をさせていただいたり行動していきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、碧南の市民病院の問題に入ります。  (1)の碧南市民病院と西尾市民病院の統合問題について。  碧南市民病院と西尾市民病院について、中村西尾市長より10年先の病院の経営、新病院の建設について協議を行いたいとの申し入れがありました。1月29日開催の碧南市議会協議会で論議されました。  日本共産党は、碧南市会議員団は、碧南市民病院は市民の切望でできました。用地については北浦の田んぼの圃場整備の中で、大変な苦労の中で工面していただいた土地です。碧南市民病院の統合に反対しております。市長はこれらについてどのように考えられるかお答えください。 67 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 68 ◆議長(石川輝彦) 総務部長。 69 ◆総務部長(金沢宏治) 1月29日の市議会協議会以降の経過をちょっと申し上げますが、2月5日に市民病院運営審議会に出席された委員の皆様に意見をお伺いしております。  そこでの主な意見といたしましては、碧南市内であれば検討してもよい、碧南市の医療水準を保つことが大切である、この申し出をいい機会と捉えて将来の碧南市民病院について検討すべきであるということが出ております。  その後、2月8日には市役所の部課長会にて同様の説明を行い、2月22日には碧南市民病院の職員の意見を集約し、院長以下6名の市民病院幹部職員との意見の交換の場を設けております。  これらの意見を踏まえた、また、さまざまな関係者の皆さんの御意見を伺いながら、今、庁内検討組織において検討しておるところでございまして、意見集約が整ってまいりましたら議会へ報告をさせていただき、西尾市への回答とさせていただきたいと思っております。  以上です。 70 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 71 ◆議長(石川輝彦) 2番。 72 ◆2番(岡本守正) 統合問題では、新聞に載ったということで、市民の方々から非常に、かなりの広い人たちが関心を持たれております。  その中で、たまたま交通当番のゼロの日にやっておりましたら、つかつかと、いつもは近寄ってこられない方々が近寄ってきて、統合、合併なんかしちゃいかんという意見を言っていかれましたし、やっぱり会うとやっぱり関心が高かったのか、統合してはいかんという、そういう意見が寄せられております。  こういうことを見ますと、庁内検討組織や市民病院運営審議会だけでの判断でなくて、広く市民の意見を聞くべきではないかというふうに思いますので、その辺、お答えください。
    73 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 74 ◆議長(石川輝彦) 総務部長。 75 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほども申し上げました、市民病院運営審議会の皆様には広く各会からの代表の方も出ていらっしゃいます。今後も、各関係者の皆さんと意見交換を行う予定でございます。また、市長もあらゆるところで皆様の意見をお伺いしておるところでございます。  まずは、こうした意見を集約する中で検討をしていきたいと思っています。  以上です。 76 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 77 ◆議長(石川輝彦) 2番。 78 ◆2番(岡本守正) 碧南市民病院と西尾の市民病院は、これからもいろんな問題で双方が行き来はあります。こういうことはいいんですけど、統合については絶対に反対をしていきます。  (2)に移ります。  碧南市民病院禁煙外来窓口開設について質問をさせていただきます。  碧南市民病院では禁煙外来を開設していますが、その内容の詳細についてお答えください。 79 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 80 ◆議長(石川輝彦) 病院経営管理部長。 81 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 碧南市民病院では平成20年2月より禁煙外来を開設しております。診察日は毎週水曜日で、完全予約制で実施しているところであります。一定の条件に該当する方には保険適用になりますが、自費診療も行っております。費用としましては、3割負担の保険診療の方は1万5,000円から2万2,000円、自費診療の方は3万5,000円から6万円になります。  なお、禁煙外来が保険適用になるには、病院の敷地内が禁煙になっていることが条件となっております。  以上でございます。 82 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 83 ◆議長(石川輝彦) 2番。 84 ◆2番(岡本守正) 市民病院の敷地内が禁煙であることが禁煙外来が保険適用がされるという条件ということですけれども、市民の方から市民病院の敷地内や敷地内の車の中でたばこを吸っているとの通報があったとお聞きしておりますが、敷地内禁煙の徹底はどのようにされておるのかお答えください。 85 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 86 ◆議長(石川輝彦) 病院経営管理部長。 87 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 病院内や病院の敷地内には看板や張り紙による掲示を行って、職員・患者等に敷地内禁煙の周知を図っております。特に、職員には会議等において敷地内禁煙を徹底周知しております。  また、定期的に警備員や職員による巡回を実施して、敷地内禁煙の徹底に努めておるところでございます。  以上でございます。 88 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 89 ◆議長(石川輝彦) 2番。 90 ◆2番(岡本守正) 禁煙のことについて徹底的にいろいろな形で行っておると言われております。  こういう中でも、もし敷地内禁煙に対する違反者がいた場合、禁煙外来の保険適用はどのように変わるのか教えていただきたい。 91 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 92 ◆議長(石川輝彦) 病院経営管理部長。 93 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 一時的な禁煙につきましてはペナルティーが科された事例を聞いたことがありませんが、恒常的な敷地内喫煙が発覚した場合、禁煙外来の保険診療報酬については多額の返納が発生する可能性がございます。  以上でございます。 94 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 95 ◆議長(石川輝彦) 2番。 96 ◆2番(岡本守正) 恒常的なのが発覚したらと言われたわけですけれども、これについては例としてはあるわけですかね。お答えください。 97 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 98 ◆議長(石川輝彦) 病院経営管理部長。 99 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 事例はございまして、ネット等で検索しますと、大きな病院では職員の恒常的な喫煙が発覚いたしまして、2,000万円の返納をした事例があるということでございました。  以上でございます。 100 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 101 ◆議長(石川輝彦) 2番。 102 ◆2番(岡本守正) 恒常的なことが発覚したら大変な状況になるということですね。禁煙がされるように、敷地内で禁煙されるように徹底的に監視をして、注意を促していくということでお願いをいたします。  それと、(3)のヘルプマークについて。  このヘルプマークで援助や配慮を必要としている方々について、東京都から始まって全国的に広がると言われていますが、愛知県ではどうか、碧南市の動きについてお答えください。 103 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 104 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 105 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 御質問のヘルプマークにつきましては、外見からはわからなくても援助や配慮を必要としている方が周囲の方の援助を得やすくなるようにということで、東京都が平成24年10月に作成をしたものでありまして、近年、全国的に普及が進んでいるという状況でございます。  国におきましても、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本人だけではなくて外国人観光客にもよりわかりやすい案内用図記号とすることを目的に規格が見直され、その中にヘルプマークが追加されたという状況でございます。また、国のホームページにも障害者に関するマークということで、そちらにも追加記載がされているという状況でございます。  愛知県におきましても、ヘルプマークの導入について検討が進められておりまして、県内一斉にヘルプマークを導入するために、現在、準備を進めているという情報はいただいている状況でございます。  今月の3月には愛知県が導入方策の説明会を、それから、6月には導入に係る事前説明会の開催が予定されているということで、その中でガイドラインなどが提示されるのではないかというふうに考えております。  本市としましては、県や近隣市の動向を注視してまいりたいというふうに考えております。 106 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 107 ◆議長(石川輝彦) 2番。 108 ◆2番(岡本守正) ヘルプマークを望まれる方がどのようにすれば手にできるか、6月末になると思いますけれども、この時点で各市にヘルプマークが来るのかどうか、その辺はどうなんですかね。 109 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 110 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 111 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 先ほども御答弁させてもらいましたが、6月ごろにその導入に係る事前説明会が開催される予定でありますので、現時点は、我々としてもちょっと情報としてはないものですからお答えすることができないということでございます。  今後も、県や近隣市の動向を注視してまいりたいというふうに考えております。 112 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 113 ◆議長(石川輝彦) 2番。 114 ◆2番(岡本守正) 困った方々にヘルプマークが早く行きわたるようにしていただきたいというふうに思います。  次に、碧南市子ども・若者支援について質問をさせていただきます。  (1)生活困窮者自立支援について。  生活困窮者自立支援事業を碧南市社会福祉協議会に事業委託されておりますが、これまでの事業委託制度について何人かという人員を決めてきておるわけですけれども、これについて変わったことはないわけですかね。  また、これまでの相談件数はどれだけかお答えください。 115 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 116 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 117 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 生活困窮者の自立相談支援事業につきましては、今後も碧南市社会福祉協議会に業務委託し、実施をしてまいりたいというふうに考えております。  改めて内容を申し上げますと、主任相談支援員ですとか、相談支援員という専門員を事務所内に配置しまして経済的に困窮してみえる方から相談を受け、その相談者と一緒になってどのような支援が必要なのか、どのような支援ができるのか、どのように自立へと向かうのかを検討して、具体的なプランを作成し、これに沿った支援を行ってまいるというものでございます。  ちなみに、これまでの相談件数につきましては、制度が開始されました平成27年度につきましては93件、平成28年度は146件、今年度につきましては、この1月末までで84件となっております。 118 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 119 ◆議長(石川輝彦) 2番。 120 ◆2番(岡本守正) 生活困窮者自立のためには就労がやっぱり欠かせません。相談支援事業のこれまでの就労に対する実績について、わかればお答えください。 121 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 122 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 123 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) これまでの実績を申し上げますと、平成27年度につきましては、就労に至った方は6人ございました。28年度も6人でございました。平成29年度につきましては、1月末までの実績となりますが、就労に至った方は現時点ではないという状況でございます。 124 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 125 ◆議長(石川輝彦) 2番。 126 ◆2番(岡本守正) 就労の実績が、なかなか就労するといっても大変な時代でございます。引き続き、この事業を行っていただきたいというふうに思います。  (2)県内の子ども・若者ビジョンの進行状況は、以前お聞きしたときより子ども・若者支援協議会の設置状況がふえておるんではないかというふうに思いますけれども、地域協議会と子ども・若者総合相談センターについてどれだけか、現時点でお答えください。 127 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 128 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 129 ◆教育部長(奥谷直人) まず、子ども・若者支援地域協議会の設置状況でございますが、県内11の市で設置されております。これは、平成29年9月の一般質問で御答弁させていただいたものと変わっておりません。  改めて設置している市を申し上げますと、豊橋市、蒲郡市、春日井市、北名古屋市、一宮市、名古屋市、大府市、田原市、豊川市、豊田市、知多市の11市であります。  また、実際に相談に応じ、関係機関の紹介、その他の必要な情報の提供及び拠点となります子ども・若者総合相談センターにつきましても、ただいま申し上げました11市で設置されており、これも前回の答弁の時点と変わっておりません。  以上でございます。 130 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 131 ◆議長(石川輝彦) 2番。 132 ◆2番(岡本守正) 近隣でちょっとうわさがあったところが入っておりませんけれども、引き続き碧南市も子ども・若者支援地域協議会、この設立を早めていくべきだというふうに考えますけれども、お答えください。 133 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 134 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 135 ◆教育部長(奥谷直人) 近隣市も設立の動きというものは今ございません。今後も近隣市を初め、県下市町の動向を注意してまいりますが、今のところ、協議会の設置は考えておりません。  以上でございます。 136 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 137 ◆議長(石川輝彦) 2番。 138 ◆2番(岡本守正) (3)の安城若者サポートステーション、これについてちょっとお聞きします。  若者の自立就労支援施設についてです。近隣市を含めて、碧南市も安城サポートステーションにお世話になっております。この施設に負担金を出されております。その内容、碧南市の若者はどれだけ利用されているかお答えください。 139 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 140 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 141 ◆経済環境部長(鳥居典光) 内容につきましては、昨年9月の一般質問への答弁と重複いたしますが、1つ目は、職業ふれあい事業でワークショップ、職場見学、職業人セミナーを行っております。2つ目は就業体験で、短期の就業体験を行っております。3つ目は臨床心理士相談であります。
     それで、平成29年度での碧南市民の利用実績を申し上げますと、昨年度末時点で、職業ふれあい事業及び臨床心理士相談はありませんでした。就業体験が2名の方が28件の体験を行っております。 142 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 143 ◆議長(石川輝彦) 2番。 144 ◆2番(岡本守正) 4月より厚生労働省の新規委託事業が始まるため、現在の安城若者サポートステーションはなくなるということを聞いておりますけれども、サポートステーションに登録されている6人の方々はどのようになっていくのかお答えください。 145 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 146 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 147 ◆経済環境部長(鳥居典光) 御質問のとおり、現在事業を行っておりますNPO法人への委託は今年度末までとなっております。  現在、愛知労働局におきまして次の委託先の選定事業が進められておりまして、2月26日に入札書の提出が締め切られ、応募のほうがございました。3月8日に開札されるとのことでございますので、今後の動向を把握しながら対応を検討してまいりたいと考えております。 148 ◆議長(石川輝彦) 質問時間、残り42秒です。 149 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 150 ◆議長(石川輝彦) 2番。 151 ◆2番(岡本守正) (4)に移ります。  碧南市に若者支援室について、市は子ども・若者支援機関マップをつくられました。生涯学習課も窓口になっておりますけれども、相談に来られた方はありますか。お答えください。 152 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 153 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 154 ◆教育部長(奥谷直人) 生涯学習課へ相談があった場合は、子ども・若者支援機関マップにより、内容に応じ各機関に紹介をしております。  特に、ニート、引きこもりの相談につきましては、今までは安城若者サポートステーションを紹介しておりましたが、生涯学習課での相談受付件数の実績でございますけれども、平成28年度はゼロ件、平成29年度も現時点ではございません。  以上でございます。 155 ◆2番(岡本守正) 議長、2番。 156 ◆議長(石川輝彦) 2番。 157 ◆2番(岡本守正) 碧南市内には、推定ニート数は456人、そのうち引きこもりが340人となっております。これらの人数からいたしますと、碧南市も総合的、部を超えたそういう若者支援室をつくっていくべきです。お答えください。 158 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 159 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 160 ◆教育部長(奥谷直人) 当面は現状のままの対応とし、総合的な相談組織の設置は考えておりません。  なお、引き続き碧南市子ども・若者支援機関マップの内容充実のため、支援機関の情報収集に努め、ニーズに応じた相談施設、窓口を紹介してまいりたいと考えております。  以上でございます。      (発言する者あり) 161 ◆議長(石川輝彦) 済みません、もう時間がありませんので。もう時間が伸びていますので、8秒マイナスです。  以上で、岡本守正議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午前 10時 50分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 5分 再開) 162 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、磯貝明彦議員の総括質疑を許します。 163 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 164 ◆議長(石川輝彦) 1番。 165 ◆1番(磯貝明彦) 皆さんおはようございます。引き続き日本共産党の磯貝明彦であります。どうぞよろしくお願いします。  通告書に基づき、質問をさせていただきます。  件名1、碧南駅周辺のまちづくりについて質問させていただきます。  (1)名鉄碧南駅舎建てかえは名鉄言いなりでいいのかということでありますが、先月、2月初め、碧南駅に工事案内板が出され、2月初旬から6月29日まで駅の改良工事をしますとの看板が設置され、現在、碧南駅舎の建てかえ工事が始まっております。何か急なことで始まった工事であり、名鉄が一方的に建てかえを進めているような気がします。  本来、駅というのは公共性が高いものであり、駅周辺のまちづくりに大きな影響をもたらす存在であります。そんな駅の建てかえ工事を名鉄言いなりで進めていっていいのでしょうか。  質問として、そもそもでありますが、この碧南駅舎の建てかえに至る経緯を教えてください。 166 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 167 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 168 ◆建設部長(中村正典) それでは、名鉄碧南駅の駅舎建てかえに至る経緯ということでございますが、当初、平成28年11月下旬にさかのぼりますが、名鉄から駅のバリアフリー化ということで構内のスロープ、ホーム等の改良を行うということの話がございました。  その後、平成29年3月下旬に、名鉄のほうから自社で駅舎を建てかえるということの説明を受けまして、このことが2017年度の設備投資計画ということで公表がされ、現在に至っているということでございます。  なお、駅舎の建てかえにつきましては、現在の駅舎の取り壊しも含め、夏ごろの完成を予定しているということでございます。  駅舎の建てかえが示されて以降、名鉄との打ち合わせ等を行ってまいりましたが、新駅舎につきましては、改札及び券売機能を有した小規模なものになるというふうに伺っております。  碧南市からは新駅舎についての要望はしておりますが、鉄道事業者としての駅全体のバリアフリー化を考える中での判断だということでございますので、やむを得ないものと考えております。  現在は、新駅舎の形態だとか意匠など景観への配慮を要望しているところでございます。 169 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 170 ◆議長(石川輝彦) 1番。 171 ◆1番(磯貝明彦) 今の答弁の中には詳しくは述べられませんでしたが、この新駅舎は改札口というか、改札及び券売機能を有した小規模なものと言っておられますが、待合スペース、椅子、トイレはできるのか。それはどうでしょうか、お答えください。 172 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 173 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 174 ◆建設部長(中村正典) 名鉄からは、駅舎内にトイレ、それから待合スペース、ベンチ等は設けないということで伺っております。 175 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 176 ◆議長(石川輝彦) 1番。 177 ◆1番(磯貝明彦) やはり待合スペース、椅子、トイレは設けない、単なる素通り、改札口へ素通りしていくという形の、市民が使えるのはそれだけというふうに考えますが、こういう点が現在と大きく違ってくるわけです。  現在は、待合スペースと椅子があります。ホームから利用できるトイレもあります。また、駅の外から利用できるトイレも、市民要求で市のほうがつくったのもあります。  これは利用者のことを考えて計画がされていないのではないでしょうか。待合室スペース、椅子、トイレの要望を、碧南市は名鉄にちゃんとしているのかお聞かせください。 178 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 179 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 180 ◆建設部長(中村正典) 駅舎建設に当たりまして、碧南市からも駅舎の設備についての要望はさせていただいておりますが、名鉄としましては、自社で建てかえをするということでの回答でございました。内容については、先ほど申したとおりでございます。 181 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 182 ◆議長(石川輝彦) 1番。 183 ◆1番(磯貝明彦) そういった市の姿勢が、名鉄言いなりというふうな感じがします。  碧南駅はふれんどバスの発着場所になっており、朝夕は多くの通学・通勤者の利用がされております。雨降りのときも列を組んでバスを待っている、バス待ちをしている状況です。  新川駅のことをいいますと、名鉄がやらないので見かねて碧南市が駅舎を改修している。まちかどサロンとして活用しています。雨、風、暑さも寒さもしのぐことはできます。  また、中央駅も碧南市が出張所として待合コーナーを設置していましたが、名鉄に返還をしてしまい、現在、冷暖房なしのまま放置されています。幾ら無人駅でもお客さんがある以上、立ちっぱなしで待たせるのでしょうか。料金をもらうなら、待合室を設置することは当たり前です。  これからは高齢化が進んできます。高齢者の方が利用する椅子も必要ではないでしょうか。ホーム側から利用できるトイレも必要になってきます。  4月からは、ふれんどバスが碧南駅から市役所まで延伸します。これも総額700万円、碧南市400万円、西尾市300万円で負担します。お金と交換でしか動かない名鉄、碧南市は3億円を出して廃線跡地を購入しております。至れり尽くせりなのに、駅に待合室の要望もできないのではないでしょうか。  ふれんどバスの延伸は大歓迎ですが、電車に乗り継ぐお客さんには腰かけるところや冷暖房も必要です。日本共産党は今までにもトイレの設置に奮闘してきました。今ならまだ名鉄の計画は変更できます。名鉄に待合スペース、椅子、トイレの要望を強くしていくべきではないでしょうか。  再度お聞きします。 184 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 185 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 186 ◆建設部長(中村正典) 名鉄とも打ち合わせは過去に何回も担当でしておりますが、先ほど申した待合スペース、待合所の要望もさせていただいている中で、名鉄側としましては、先ほど申しましたように、最小限の駅舎ということで自社で建てかえるということの姿勢は変わりませんでした。  我々といたしましては、そのかわりのものを碧南駅広場の中に設けていくということで考えておりますので、よろしくお願いします。 187 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 188 ◆議長(石川輝彦) 1番。 189 ◆1番(磯貝明彦) そういうことを言われましても、もっと強く名鉄のほうへ要望していくことを、強く言っておきます。  次の、(2)の質問ですが、駅前ロータリーはどうなるのかということでありますが、現在、駅前ロータリーはふれんどバス、民間会社の従業員送迎、通勤者・通学者の送迎、それと、くるくるバスなどで大変混雑しております。  写真1をお願いします。  これは朝7時ごろから8時ごろの写真ですが、ふれんどバスが、本当はもうちょっと駅舎のほうに寄るんですが、一般の方の車があって行けないということで、ここで停車しております。  次の写真をお願いします。  これは夕方になりますけれども、非常に一般の方の出迎えの車でいっぱいになってきております。こういうような状態で非常に混雑しており、危険性が高まっております。  次の質問ですが、駅前ロータリーをどのようにしていくのか、お考えがあればお聞かせください。 190 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 191 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 192 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前ロータリーは、鉄道、バスの公共交通施設と県道碧南停車場線を初めとする道路の結節点でありまして、通勤・通学の時間帯など大変混雑をし、かねてより市民の皆様から駅前広場の改良についての御要望がございます。  今回、碧南駅の駅舎建てかえに伴いまして、現駅舎の跡地を利用して駅前広場を拡張整備し、駅前ロータリーの混雑解消を図ってまいりたいと考えております。具体的な内容につきましては、今年度実施しております基本構想策定業務において駅前広場全体の施設配置などを検討いたしまして、来年度基本設計を行う中で具体化をしてまいりたいと思っております。 193 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 194 ◆議長(石川輝彦) 1番。 195 ◆1番(磯貝明彦) 駅前ロータリーは、周辺施設へのアクセスにつながるものであります。そして、周辺のまちづくりの顔にもなります。駅舎建てかえのこの時期に、駅周辺のまちづくりを位置づけて計画していくべきと私は考えております。そして、現在の混雑を解消するロータリー計画が必要です。  私、先ほどお見せしました写真を撮りに行って、しばらくの間、この混雑ぶりを観察してきました。そうしますと、皆さん思いのままに駐車をされております。そのため、先ほどみたいに、ふれんどバスが所定のところにとめられず、ロータリーの通行を遮断してしまうケースもあります。  スムーズに駅前ロータリーを出入りできなければ、駅周辺の活性化は望めません。そのためにふれんどバス、くるくるバスの公共的ゾーン、タクシーゾーン、一般車ゾーンというように区分して駐車ゾーンを色分けして、そこへ誘導するようなアクセスラインを引き、お互いに交差しないようにすることが必要です。  また、ロータリーの出入り口も区別して混雑を避けることが必要だと思いますが、私のこの提案どうですか。お考えをお聞かせください。 196 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 197 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。
    198 ◆建設部長(中村正典) 現在、この基本構想を策定する上で、検討会というものを開かせていただいております。この検討会のメンバーといたしましては、大浜地区と棚尾地区にかかわる市民団体を中心ということで、地区の連絡員の皆さんだとか、まちづくり関係の皆様、それから商店街の皆様、あと、PTA、老人再青会と身体障害者等の方々で構成をしております。  その中の意見といたしましても、先ほど議員が言ったように、バスの降車場、それから交通緩和をしてほしいという意見がございますので、その辺につきましても現在、構想の中で取り入れて検討しておる最中でございますので、よろしくお願いいたします。 199 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 200 ◆議長(石川輝彦) 1番。 201 ◆1番(磯貝明彦) この検討会ですけれども、何かひそかにやられていて、私たちも全然知らなかったんですが、公表していってもいいのではないかと思いますが、なぜ公表しなかったのか伺わせてください。 202 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 203 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 204 ◆建設部長(中村正典) まず、地域の実際に使われている方を中心とした意見をお聞きしたいということの中で、碧南市のほうで選定をさせていただいたということでございますので、特に公表はしておりません。 205 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 206 ◆議長(石川輝彦) 1番。 207 ◆1番(磯貝明彦) 検討会が開かれて、そうすると、もうこれで3月になりますので一旦打ち切りという形になると思いますが、先ほど私が提案させていただきました。ぜひとも、この構想の中に取り入れていただきたいというふうに思います。  それと、この今回の予算案でも、議案第24号平成30年度予算、第8款土木費、5項都市計画費、3目街路事業費、003に駅周辺環境整備事業として1,366万3,000円の予算が組まれております。  この予算の概要を見ますと、平成30年度には基本設計、詳細設計とあります。今後、この基本構想がいつ公になり、どのようなスケジュールで基本設計、詳細設計につながるのか、具体的なスケジュールを教えてください。 208 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 209 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 210 ◆建設部長(中村正典) 今年度取りまとめた基本構想の成果につきましては、来年度6月の経済建設部会で御報告をしていきたいというふうに考えております。これとあわせて市のホームページにも公表してまいる予定をしております。 211 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 212 ◆議長(石川輝彦) 1番。 213 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも有意義な都市活性化、駅周辺が活性化するように、私たちも公表されてから一生懸命論議させていただきたいと思います。  次の(3)の質問、県道碧南停車線整備はいつやるのかということでありますが、この路線の沿線の住民の方から、この先どうなっていくのか、計画はあることは知っているが、どうなっていくのか全然わからないと、将来に向けて人生設計ができないなどという不安の声も上がっております。  そこで、そもそもこの整備計画はいつ決定され、どのように整備されていくのか教えてください。 214 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 215 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 216 ◆建設部長(中村正典) 県道碧南停車場線でございますが、これは都市計画道路ということで碧南駅前線となっております。  この計画では、道路幅員を15メートルで2車線に拡幅する計画になっておりまして、当初は、昭和25年6月5日に都市計画決定がされております。      (発言する者あり) 217 ◆建設部長(中村正典) この都市計画道路の整備に関しましては、これまで碧南駅通り発展会様初め、地域の皆様から御要望を受けておりまして、県に対して早期事業化を要望しておりますが、県からは厳しい財政状況の中、新規事業の採択は困難な状況となっており、まずは現在事業中の県道岡崎碧南線の碧南駅西交差点の改良の早期完了を目指すというふうにお聞きしております。  事業化のめどが立たない状況でございますが、必要性は十分認識しておりますので、引き続き、早期の事業化が図られるように愛知県に要望してまいりたいと考えております。 218 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 219 ◆議長(石川輝彦) 1番。 220 ◆1番(磯貝明彦) まだまだかかるということでありますが、しかし、この碧南駅舎建てかえの時期、それと、ロータリーがまたこれで整備されていくということになれば、当然、駅ロータリーからの周辺へのアクセスという道路が必要になってくると思います。その整備も進めていかなければならないと思います。まちづくり活性化のため、駅周辺のまちづくり活性化のためにも、そういう整備計画はちゃんとしていかなければならないと思います。  この計画は、十分、県のほうに理解をしていただけないと県も動いてくれないと思います。名鉄碧南駅が建てかえる、それと、ロータリーも整備し直すと、それと、まずもっては愛知県知事が勝手に決められた、決めたというか、2026年、碧南にビーチバレーの会場とするということもあります。そうすれば、碧南駅からのやっぱり行き来も大変な量になってくると思います。  そういうことを愛知県のほうにちゃんと言っているのですか。それもお聞きしたいと思います。 221 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 222 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 223 ◆建設部長(中村正典) 愛知県に対しては、毎年、知立建設事務所に対して要望会を行っております。その中でも駅前の改修、それから臨海公園へのルート、大浜まちづくりへのルート、それと、先ほど申された、2026年のアジア大会に向けてのルートにもなるということで、早期の整備をお願いしたいということは愛知県のほうに御要望させていただいているところでございます。 224 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 225 ◆議長(石川輝彦) 1番。 226 ◆1番(磯貝明彦) ぜひとも、これも強く県のほうに要望していただきたいと思います。  次の、(4)の質問、駅周辺の活性化をどう考えているかということでありますが、碧南駅舎の建てかえ、駅前ロータリー整備が行われるこの時期、駅周辺のまちづくりは現在のままでは活性化しません。駅周辺の活性化はどのようにお考えか、お考えがあればお聞かせください。 227 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 228 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 229 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅周辺では、藤井達吉現代美術館や臨海公園などの集客施設があり、この3月には碧南レールパークの整備が完了を迎え、現在、スポーツ拠点であります碧南緑地ビーチコート、それから海浜水族館のリニューアルとしてのビオトープ、これの整備を進めております。  また、大浜地区は古くから多くの寺社が集中する寺町として大変魅力ある地域でございます。このような中で、碧南駅はまちの玄関として施設を訪れる多くの方々を迎え入れておりますので、駅の魅力を高めることはもとより、より多くの方々に町なかに立ち寄っていただく取り組みが地域の活性化につながるものと考えております。  昨年4月には、碧南駅前通り発展会様が空き店舗を活用し、休憩所兼商店街の情報発信拠点となる施設をオープンしております。また、現在、大浜にぎわいづくり実行委員会が中心となって、大浜てらまち散歩地図の作成に取りかかっているところでございます。  市といたしましても、このような活動を支援しながら、引き続き、地域の活性化について研究をしてまいりたいと考えております。 230 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 231 ◆議長(石川輝彦) 1番。 232 ◆1番(磯貝明彦) 研究してまいりたいということですが、そう悠長なことは考えていると、すぐに年が明けてしまいます。先ほど言ったように、2020年の東京オリンピック、2026年のアジア競技会が来ます。こういうことで時期がすぐ来ます。  また、先ほど答弁でも話されたように、美術館があり、てらまちがあり、レールパークがあり、碧南駅前周辺には集客施設が多くあります。  碧南駅舎建てかえ、駅前ロータリー整備をするこの時期が、駅周辺の活性化をさせる方向性を決めるチャンスであると思います。駅周辺のまちづくりに本腰を入れていただけることを要望しますが、いかがですか。 233 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 234 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 235 ◆建設部長(中村正典) 議員のおっしゃるとおりでございます。我々も早期に整備ができるよう愛知県に引き続き要望してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 236 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 237 ◆議長(石川輝彦) 市長。 238 ◆市長(禰宜田政信) 駅周辺の活性化ということで、これを、碧南駅だけのことではないんですけど、今、地方なんかを見ていても、百貨店、デパートその他が駅前からどんどん撤退していくというような状況もあり、したがって、大型な開発は、こういう時代ですから、無理であるというふうに認識をしております。  できるだけ無理のない形で、今の状況をできるだけ生かしつつ、美術館その他、今後はビーチコートがありますのでやっていく。それで自然に盛り上がっていくと、こういう形が今の時代にはふさわしいというふうな認識をしております。大型開発につきましては考えておりません。 239 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 240 ◆議長(石川輝彦) 1番。 241 ◆1番(磯貝明彦) 何も私は大型開発をやれということでは言っていません。碧南駅の駅周辺の活性化、今のままではとても、ロータリー整備もやっていきますので対応ができていない状態、宙に浮いたようなロータリーという形になってしまいます。そういうことを私は言っているのであります。そういうことを、これから本腰を入れて考えていっていただきたいと思います。  次、件名2に移ります。  危険な水路の改修と市街地水路の清掃についてであります。  (1)危険な状態の水路を放置したまま転落事故が発生した。なぜ放置していたのかということでありますが、先月2月18日の日曜日、80歳のおばあちゃんが水路に転落する事故がありました。  写真3をお願いします。  場所は、東中学校の南の天神町、鴻島町の境を流れている水路で、転落事故の箇所も明示しておきました。  写真4をお願いします。  これは、水路の通路の西出入り口です。  次、写真5をお願いします。  写りが悪いですけれども、これが東側の水路の入り口となっております。東西とも農家の方が軽トラで出入りできるようになっております。  写真6をお願いします。  これは、水路補強のための鉄骨がやってあります。  写真7をお願いします。  これは、トラ柵とカラーコーンが設置してありますが、この付近で転落事故がありました。  写真8をお願いします。  よくトラ柵を見ますと、ここに陥没して大きな穴があいております。  写真を消してください。  この80歳のおばあちゃんは、日常的に自転車でこの通路を利用していたそうです。2月18日の日曜日も利用しておりました。それで、バリケードがあるので自転車からおりて、自転車を引っ張りながらトラ柵横を通り過ぎようとしたとき、風にあおられてトラ柵とともに水路に転落したそうです。運よく近くに住んでいた方が発見し、助けられました。救急車を呼ばなかったため報道事件とはなりませんでした。  こんな危険な水路をなぜ放置していたのか教えてください。 242 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 243 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 244 ◆経済環境部長(鳥居典光) 御質問の水路は、連合用水と呼ばれる農業用の用水路でございます。連合用水の改修の件につきましては、現場を確認したところ、水路壁の傾きと部分的な破損が見受けられました。そのため、保安設備としてトラ柵を設置したというものでございます。  危険な状態の水路を放置したという指摘でございますが、事前測量であるとか、それから材料手配、そういうことを実施しているところでございました。 245 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 246 ◆議長(石川輝彦) 1番。 247 ◆1番(磯貝明彦) それでは、お聞きします。現場を確認したのはいつですか。 248 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 249 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 250 ◆経済環境部長(鳥居典光) 昨年の11月末でございます。 251 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 252 ◆議長(石川輝彦) 1番。 253 ◆1番(磯貝明彦) 11月の末から、この転落した事故は2月18日に転落されましたけれども、それまでトラ柵だけで済ませている。言いわけとして、事前測量や材料手配をしているところだと答弁していますけど、この通路は人が通ることはわかっていたはずです。わかって危険を予知する案内板だけは設置すべきではなかったかとは思いますが、どうですか。 254 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 255 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 256 ◆経済環境部長(鳥居典光) 保安設備につきましては、工事規模であるとか、それから工事期間等を考慮しまして、必要に応じて適材適所に設置をしております。 257 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 258 ◆議長(石川輝彦) 1番。 259 ◆1番(磯貝明彦) 適材適所といっても、これ、人が通って、本当に危険な水路ですよ。この状態、この水路をただトラ柵だけやっておいたということで、人が通るのは通っちゃいますよね。通行どめせよということではないんですけれども、ちゃんと危険であるような表示をしていかなければならないと思います。  公共工事では、この予告看板を設置することは普通です。今回は行政の怠慢だと指摘しておきます。  (2)それでは、改修はいつやるのかお答えください。
    260 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 261 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 262 ◆経済環境部長(鳥居典光) 改修工事につきましては、事前に2月26日から開始するということになっておりまして、既に工事の完了をしております。 263 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 264 ◆議長(石川輝彦) 1番。 265 ◆1番(磯貝明彦) 水路の改修は終わっているということなんですが、水路を改修しても、この水路自体、危険であるということには変わりありません。この水路には魚類も生存しており、子供たちも時期が来れば魚取りに頻繁に来ます。そして、水路に落ちることもたびたびあるそうです、近所の方のお話では。この周辺は市街化区域内であり、用途地域も第一種低層住居地域というふうに線引きされております。  こういうことから、以前からこの周辺の農地、区画整理の話も出ていると聞いております。今後、農地として重点的に整備していくのか、宅地化として重点的に整備していくのか早急に決定をして、この危険な水路も整備していくというふうに私は考えますが、いかがですか。 266 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 267 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 268 ◆経済環境部長(鳥居典光) 御指摘のとおり、この水路につきましては都市計画区域であるということでありますので、将来的には市街化の排水路として整備する施設であると考えております。  しかしながら、農業用の用水路として利用する農地がある間は、用水路と排水路との兼用施設として維持管理を実施してまいりますので、御理解をお願いいたします。 269 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 270 ◆議長(石川輝彦) 1番。 271 ◆1番(磯貝明彦) 私が言っているのは、どういうふうに将来、これ、していくのか、はっきり碧南市としての考えを早急にまとめていっていただきたいということを言っておるんです。  それで、それにしても危険な水路という形ですので、何か危険であるような表示もしていったほうがいいのではないかと思いますが、そういうお考えはないですか。お聞かせください。 272 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 273 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 274 ◆経済環境部長(鳥居典光) そもそもこの道路につきましては、水路の管理用の道路であるということでありますので、もし設置するということであれば、管理用道路につき通り抜けは御遠慮くださいという看板を設置するということになろうかと思います。 275 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 276 ◆議長(石川輝彦) 1番。 277 ◆1番(磯貝明彦) そういう方向であればそういう方向で一時やっていただきたいと思います。  次の、(3)の質問に入ります。  市街地の水路清掃を計画的に行われているのかということでありますが、この件についてお答えください。 278 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 279 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 280 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 市内の排水路につきましては現在延長が125キロございまして、そのうち毎年度の水路清掃や除草を要する地区が6キロ、この箇所は毎年度清掃を要することから、年度当初に一括して入札の上、業務発注を行っております。  清掃につきましては、汚泥等がたまりやすい箇所につきましては年2回実施するなど、計画的な発注に努めているところでございます。 281 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 282 ◆議長(石川輝彦) 1番。 283 ◆1番(磯貝明彦) 先ほどの4地区6キロメートル、4地区というのがありました。この4地区の場所とおのおのの延長を具体的に教えてください。 284 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 285 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 286 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 4地区の場所と延長ですが、新川町周辺で約1.9キロ、中後町周辺で約1.1キロ、尾城町周辺で約1.9キロ、浜田町周辺で約1.0キロでございます。 287 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 288 ◆議長(石川輝彦) 1番。 289 ◆1番(磯貝明彦) ありがとうございます。  (4)の質問に移りますが、水路周辺の住民に十分な理解と説明をということでありますが、以前、私のところに浜田町のある方から、家周辺の水路清掃があったが、上流だけ清掃して下流はやらなかったということがある、どうしてかと言われました。そういう問い合わせがあったということでありますが、これはどういうことかお聞かせください。 290 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 291 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 292 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 水路の清掃回数ですけれども、汚泥のたまりやすい箇所は年1回、または2回実施しております。  当該箇所が、西側水路用地の土地に畑等が多く、砂の流入が多い環境でございまして、上流からの流入も多いため2回実施しておる地区でありまして、その東側の水路は最上流で流入量が少ないため1回としておるということで、限られた財源の中で効果的に維持管理できるよう努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いします。 293 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 294 ◆議長(石川輝彦) 1番。 295 ◆1番(磯貝明彦) それで、このような問い合わせがあるということは、清掃周辺の住民に説明がされていないのではないかと思います。事前の面談の話し合い、そこで住民さんに理解と協力を得る、そういうことが必要と思っていますが、そこら辺のところはどうですか、お答えください。 296 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 297 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 298 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 過去、水路にかかわる作業を進めるに当たりまして、説明不足により近隣の方が疑念等をお持ちになる状況があったかと思います。  水路に関しましては、工事や清掃などを行う際には周辺の方々の事前説明を周知徹底に努めてまいりまして、作業に対する御理解、御協力をいただけるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 299 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 300 ◆議長(石川輝彦) 1番。 301 ◆1番(磯貝明彦) ぜひよろしくお願いします。  次、件名3に移っていきます。  全ての小中学校にエアコン設置・LED化をということであります。  (1)全小中学校にLED化をということでありますが、今年度予算548万7,000円で日進小学校の照明をLED化に交換しています。なぜ日進小学校だけLED化をしたのか教えてください。 302 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 303 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 304 ◆教育部長(奥谷直人) 今年度の日進小学校普通教室の照明改修工事につきましては、環境測定において教室の照度が足りない箇所が見られ、また、蛍光灯器具も老朽化していたことからLED照明に交換したものでございます。  以上でございます。 305 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 306 ◆議長(石川輝彦) 1番。 307 ◆1番(磯貝明彦) LED化の取りかえなんですが、日進小学校以外に取りかえられているところがあったら教えていただきたいんですが、お答えください。 308 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 309 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 310 ◆教育部長(奥谷直人) 以前、LED化の交換に関してでございますけれども、まず、つり天井、体育館だとか柔剣道場、卓球場のつり天井を改修した際に、LED化したところがございます。  また、今回の日進小学校と同様に、教室内の照度が足りないということで、中央小学校でも教室のLED化の照明に交換したという例はございます。 311 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 312 ◆議長(石川輝彦) 1番。 313 ◆1番(磯貝明彦) ほかにもLED化しているところがあるということであります。  文部科学省の学校環境衛生基準には、教室及びそれに準ずる場所の照度の下限値は300ルクスとしています。先ほど日進小学校の照度不足を指摘されたためLED照明に交換したと答弁されましたが、では、日進小学校ではどのぐらいの照度だったのか、ほかの小学校ではどうだったのか教えてください。 314 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 315 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 316 ◆教育部長(奥谷直人) 日進小学校につきましては、平成27年11月の測定で最低値が300ルクス、また、平成28年の6月の測定では最低値が200ルクスでございました。  ほかの学校での最小照度は、今質問者が言われました基準を満たしておったというところでございます。  以上でございます。 317 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 318 ◆議長(石川輝彦) 1番。 319 ◆1番(磯貝明彦) 日進小学校だけ極端に低いということで、その日進小学校の前校長の話によりますと、日進小学校は建物が古い形で、照明器具も他の学校よりも一列少ないということもあって照度不足になっているということで、以前から何とかしてくれという要望がされていたとおっしゃっていました。  日進小学校、LED化になってその後の検証はされているかと思いますが、その照度はどのぐらいになったのか、消費電力はどのぐらい下がったのか、わかれば教えてください。 320 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 321 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 322 ◆教育部長(奥谷直人) 今年度の照明改修工事後は、各教室十分な明るさの確保はできております。  また、LED照明の使用を開始した後の日進小学校の消費電力量はほぼ前年並みでございました。  以上でございます。 323 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 324 ◆議長(石川輝彦) 1番。 325 ◆1番(磯貝明彦) 前年並み、そんなに変わらないということですかね。日進小学校のようにLED化にすれば照度は上がっていくと思います。それで、将来的にも考えれば経済的であると思います。全小中学校にLED化を進めるべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 326 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 327 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 328 ◆教育部長(奥谷直人) 日進小学校の例のように、器具の老朽化、また、ふぐあいが生じたときには、必要に応じてLED照明に交換する場合がございますけれども、今のところ、計画的にLEDに交換していく予定はございません。  以上でございます。 329 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 330 ◆議長(石川輝彦) 1番。 331 ◆1番(磯貝明彦) 今現在の日進小学校の校長先生にお話を聞くと、LED化にしていただいてからは教室が明るくなり子供たちも喜んでいます、ありがとうございますとお礼を言われてしまいました。  碧南市は現在、防犯灯を計画的にLEDに取りかえてきています。今すぐではありません。将来の碧南市を背負う子供たちが明るく健康で勉強ができる環境をつくるためにも、計画的にLED化を進めるべきではないでしょうか。  生田教育長、どうですか、一言。 332 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 333 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 334 ◆教育部長(奥谷直人) 昨年12月に、2番議員の庁舎のLED化の御質問に対して答弁させていただいていますが、その答弁と同様に、学校施設におきましてもLED化による費用対効果を見きわめていきたいと考えております。 335 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 336 ◆議長(石川輝彦) 1番。
    337 ◆1番(磯貝明彦) それでは、ぜひともこのLED化を全小中学校に計画していくよう要望しておきます。  (2)として、小中学校にエアコン設置をということでありますが、毎回、共産党はこのことについて取り上げてきております。  先ほど文科省でやられているような、教室の温度測定がやられているのならその測定結果を、わかれば教えてください。 338 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 339 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 340 ◆教育部長(奥谷直人) 温度の環境測定につきましては、年2回、1月と2月に行っております。この29年1月に測定いたしました各学校の教室の測定結果を平均いたしますと、約12度でございました。  以上でございます。 341 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 342 ◆議長(石川輝彦) 1番。 343 ◆1番(磯貝明彦) 夏場の測定結果はありませんか、お答えください。 344 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 345 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 346 ◆教育部長(奥谷直人) 先ほど質問者言われました、文部科学省が示しております学校環境衛生基準、こちらのほうでは、回数は年2回行うということは定められておりますけれども、時期については学校に任せられているということで、温度、室温ということだけではなく、また、換気等をあわせて検査項目をしておりますので、締め切ることが多い中での換気、二酸化炭素の濃度、これらもあわせて測定するため、時期を本市においては1月、2月としておるところでございます。 347 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 348 ◆議長(石川輝彦) 1番。 349 ◆1番(磯貝明彦) この文部科学省の学校環境衛生基準には、児童生徒に心理的に負担をかけない最も学習に望ましい条件は冬場で18から20度C、夏場では25から28度C程度であると記述されております。  先ほど述べていただきました、答弁していただきました測定結果を見ると、学習に望ましい条件とは言えません。地球温暖化で夏場には猛暑になり、室内、教室内は40度を超える日もあると思います。冬場には測定結果の測定温度では、手足の冷えが気になり勉強にも身が入りません。これでは子供たちの健康が心配です。勉強意欲も出ません。  普通教室のエアコン設置は必要ではないでしょうか、お答えください。 350 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 351 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 352 ◆教育部長(奥谷直人) エアコンなどの空調機器の設置につきましては、その必要性や工事の効率性、ランニングコスト等を考え、また判断してまいりたいと考えております。 353 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 354 ◆議長(石川輝彦) 1番。 355 ◆1番(磯貝明彦) そういう答弁は、毎回そういうような答弁でありますが、近隣市ではみよし市、刈谷市が全小中学校普通教室にエアコン設置をしてきております。豊田市でもこの平成30年度予算を見ますと、新規事業として学習環境の向上を図るため、全ての小中学校にエアコン整備としております。そして、平成30年度には中学校の整備に関する設計を実施としています。  このように、近隣市でも全小中学校普通教室にエアコン設置の動きが出てきております。おくれを取ってはならぬ碧南市と私、思いますがいかがですか、再度お聞きします。 356 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 357 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 358 ◆教育部長(奥谷直人) 普通教室へのエアコン設置につきまして、西三河8市の状況を少し申し上げますと、全室設置済みがみよし市でございます。本市と同様に一部設置済みが岡崎市、豊田市、安城市、西尾市、知立市で、設置のないのが高浜市でございます。  いずれにいたしましても、子供たちにとって望ましい学校での衛生環境を維持していくことはこれからの課題と考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 359 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 360 ◆議長(石川輝彦) 1番。 361 ◆1番(磯貝明彦) 全小中学校、近隣市でもどんどんどんどん設置されている動きが出てきております。  市長は費用対効果ということをよく言われますが、子供たちの教育の環境をつくっていく、よりよい環境をつくっていくということは、すぐには効果はありません。しかし、しかしながらです。こういうことを子供時代、環境をつくっていけば、将来碧南市を担う子供たちは、いい環境をつくってくれたと非常に感謝をされるはずです。こういうことも考えていかなければならないと思います。  全小中学校にエアコン設置を強く要望しておきます。  それと、もう一つ、こういうような今私は文部科学省基準というようなことを例に取り上げてきましたが、文部科学省の学校環境衛生基準に対して教育委員会のほうがいろいろな測定、教室内の測定、学校環境の測定なんかをいろいろとやっておられると思います。  しかし、これが公表されていないと思いますが、それで、これはホームページでも載せていただけないかなと思いますが、そうすれば市民の方もこういう環境であるということが認識をされて、関心度が高まって、子供たちの教育に関することも関心を持っていただけると思いますが、いかがですか。 362 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 363 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 364 ◆教育部長(奥谷直人) 測定結果ということでございますけれども、測定に当たりましては、学校薬剤師さん、それと教育委員会の担当者、学校の教師とで、その測定の場で立ち会いをやっておるというところで、そこで必要な換気等の指摘等があれば指示をし、必要な対応を図っておるということでございます。 365 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 366 ◆議長(石川輝彦) 1番。 367 ◆1番(磯貝明彦) 私もこういったのを必要だというふうに思います。ぜひともこの環境測定結果を公表していただいて、これを市民の皆さんのものにしていくということを強く要望して、私の質問を終わっていきます。ありがとうございました。 368 ◆議長(石川輝彦) 以上で、磯貝明彦議員の総括質疑を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 55分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 369 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山口春美議員の総括質疑を許します。 370 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 371 ◆議長(石川輝彦) 9番。 372 ◆9番(山口春美) 日本共産党の山口春美です。平昌オリンピックも終わりましたけれども、きょうは議会のオリンピック並みに、日本共産党が金銀銅の1、2、3を取らせていただいて、3番目に質問させていただきます。  2018年度予算案と市長の施政方針、教育長の教育行政方針に対して総括質疑を行います。  安倍内閣のもとで憲法改悪や国連の核兵器禁止条約への不参加、森友・加計の政治の私物化、大企業優遇、アメリカ追随の過去最高額の防衛費と社会保障の削減、介護・国保・年金・生活保護の制度改悪などから市民の生活を守るための防波堤として、碧南市の行政と碧南市議会の役割が求められています。  こうした立場から、私はまず1点目として、市営住宅の問題を質問します。  住まいは人権、住まいは生活の基本であり、憲法25条が保障する生存権の土台です。住まいが権利であることは、世界人権宣言や日本政府も批准している国際人権規約、社会権規約でも認めています。  1996年に開催された国際人間居住会議は、負担可能な費用で安全で健康な住宅に住む国民の権利や住環境改善への住民参加など、国民の適切な住まいに住む権利を確認するイスタンブール宣言を改めて採択しました。  日本共産党は、住まいは人権、住民こそ主人公という立場で、量・質ともに豊かな市営住宅を求め続けてきました。今、市営住宅では高齢者世帯が多くを占め、コミュニティーも大きな困難を抱えています。それでも安い家賃を求めて入居希望者はふえ、応募の倍率も大変高くなってきています。安価で住みよい公営住宅を求める市民の願いは切実です。  碧南市では、2018年度予算では宮下住宅建てかえの2期目の工事費が予定され、平成32年度当初には入居ができる予定です。その後、3期工事となり、吹上町側の入居者の移転が行われます。  そこで、まず第1点目の、吹上町側の建てかえ計画について伺います。  写真をお願いします。  これは平成24年4月に作成された宮下住宅再生基本構想です。この中では、お願いします、宮下住宅については、A案が2階建てで6名の低層タイプ、お願いします、B案では6階建て48戸と42戸の2棟の高層タイプ、C案では2階、5階、6階のミックスタイプの3案が示されてきましたが、5年たった現在までの検討状況と結論はどうなっているのか、まずお示しください。 373 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 374 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 375 ◆建設部長(中村正典) 宮下住宅建替計画、吹上側の計画でございますが、平成23年に策定した市営住宅再生基本計画の中で宮下住宅再生基本構想を作成しており、実施につきましては、時代の状況を踏まえた再生マスタープランの見直しを行い、本計画の妥当性を検証した後に、吹上エリアの建てかえを進めることとしておりますので、時期などの詳細につきましては、今のところ未定でございます。  市営住宅再生基本計画策定から6年が経過しております。現在では、時代の変化に伴い、市営住宅の役割も変わってきております。国、県では平成28年度に住生活基本計画の見直しを行っており、今年度には市町村住生活基本計画の手引を作成すると聞いております。現在、碧南市住生活基本計画は平成22年に策定しておりまして、計画期間が平成32年度までとなっております。  今後、碧南市住生活基本計画の見直しをする中で、市営住宅のあり方をよく検討した上で、宮下住宅の吹上側再生整備についても検討してまいりたいと考えております。 376 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 377 ◆議長(石川輝彦) 9番。 378 ◆9番(山口春美) そうしますと、きょうの段階では、3期工事に引き続いて吹上住宅側の住宅建設は進めていくと。しかも、具体的に出されている、全く機械的に3案出されているんですが、これらを精査した上でもう、まだいろんな計画があるかもしれませんが、それを決定しやっていくということで確認してよろしいですか。 379 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 380 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 381 ◆建設部長(中村正典) この基本構想3案でございますが、これはまだ構想の段階でございまして、先ほども申しましたように、時代の変革の中で住宅施策も変わってきているということがございます。今後、住生活基本計画、もしくは基本構想を変更する中で検討していくということでございます。  また、いろんな考え方もございます。現在、1つの考え方でございますけれども、国のほうが平成29年4月26日公布しております住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律というものが施行されているということがございまして、端的に言いますと、民間住宅、こういったものもその対象にしていくと、支援をしていくということも打ち出されておりますので、そういったことも考慮しながら今後の施策を考えていきたいというふうに思っております。 382 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 383 ◆議長(石川輝彦) 9番。 384 ◆9番(山口春美) 今までの宮下住宅の1期工事、2期工事でもそうですが、半分起債で半分は国費です。国もどう考えが変わるかわかりません。現金は1円も使っていないですよ。ですから、宮下住宅のもともと180戸あったわけですから、吹上側をつくっていくということで早急にあれこれ色目を使わないで、この市が公営住宅、市営住宅としてつくっていくという方向を明確に、早急に打ち出していただいて、3期目の人たちの移転も含めて、更地になってしまうわけですから、その計画を時間のすき間なく次の計画で建てかえ工事が進んでいくように、ぜひ具体化を急いでください。  それで、2点目に移ります。  写真をお願いします。  これは宮下住宅、今言っている吹上側の全景となっています。全部平屋建ての1階ですので、当然、半崎町にも吹上町にも各用地の余裕地が生まれております。  半崎町の余裕地には集会所と包括支援センターが計画されていますが、住民ニーズとの整合性があるのかなというふうに心配しています。西端のスポーツセンターで筋トレもやられるということで、ここが単なる相談所だけでは本当に味もそっけもないなというふうに思うんですが、もう一度改めて半崎側の具体化、それから吹上側の余裕地の計画も、6階建て2棟というのは論外だと思いますが、そこまでにしなくてもある程度の余裕地が出てくると思いますが、現計画の中で。まだ、ほかのことも考えてみえるので絞り込んでいないのかもしれませんが、どのぐらいの余裕地が確保できるのかお答えください。 385 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 386 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 387 ◆建設部長(中村正典) 半崎側、吹上側の各施設内の余剰地ということでございますが、半崎エリアにつきましては、基本設計の中で児童遊園、緑地、そのほか集会所及び併設施設として地域包括支援センターを設置する予定ということでございます。  吹上側につきましては、先ほども申しましたが、宮下住宅再生基本構想では、余剰地としては街区公園が整備できる程度の余剰地が生じるということで、現段階では具体的に決まっておりませんので、どれだけの余剰地が発生するのかは定かではございません。  今後、吹上エリアの計画が具体化し余剰地の見込みが判明した後に、余剰地の活用を検討することになります。  以上です。 388 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 389 ◆議長(石川輝彦) 9番。 390 ◆9番(山口春美) 一方で、総合計画の策定も準備をされていくわけから、これらのことを全部鮮明にしていかないと福祉の施設の用地確保もできないわけですので、ぜひ絞り込んでいただきたいなと思います。  3つ目のところで、通告に出しましたので十分御理解いただいたと思うんですが、厚生労働省は、平成29年の6月29日に第3回福祉・住宅行政の連携強化のための連絡協議会を開催しています。何度か開催してきましたけれども、この中では、住まいと見守りのケア体制、共生型ケア拠点の位置づけがされました。  碧南市は、この動きをどういうふうに受けとめてみえるのか。介護の所管、あるいは市営住宅の所管、それぞれとありますので、このすり合わせについては絶えず新しい情報を得てやっているのでしょうか。  今後の第7期計画の中にも余り反映されていないようですが、どうなんでしょうか。 391 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 392 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 393 ◆建設部長(中村正典) 宮下住宅の敷地の中で、地域共生型福祉施設というふうなことでございますが、現段階で、この中での計画というものは予定をしておりません。 394 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 395 ◆議長(石川輝彦) 9番。 396 ◆9番(山口春美) やっぱり単独でお二人別々に歩いていかれるとそういうふうになっちゃうので、ぜひ仲よく話し合いをしてもらってやってもらいたい。国が動いているときにいち早くその状況を見て、それを取り入れていくという努力が必要だと思います。  私、先日、高浜市の地域共生型福祉施設あっぽを視察させていただきました。軽度認知症のグループホームが18人で、総合事業としてのデイサービス、体操、ワンデーシェフによる500円ランチや子育て支援施設などが共存していて、誰もが利用できる楽しい施設となっていました。
     2013年度からこの制度は始まっていまして、地域共生型福祉施設の施策は、高知県や北海道や熊本など全国に広がっています。ぜひ碧南市もこうした新しい取り組みを宮下住宅敷地内に取り込んでいただいて、まだ3期計画ですから、包括センターでどのぐらいスペースを取るのか、あるいは、次の吹上側についてもなるべく近いところで空き用地を確保すれば、こうしたことも検討できると思うんですが、ぜひ検討、勉強していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 397 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 398 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 399 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今、あっぽというお話でございます。  あっぽについては、介護保険事業の地域密着型サービスのグループホーム、地域交流スペース、総合事業の通所型サービスなどで構成する地域福祉スペース及び子育て支援センターの4つの機能を有する、いわゆる言われた地域共生型福祉施設として高浜市の社会福祉協議会が設置をされたということは承知をしております。  こうした部分がございますが、今、当市においては、市がこの事業主体となってこうした施設を建設していく、あるいは設置していくとする考えはございません。 400 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 401 ◆議長(石川輝彦) 9番。 402 ◆9番(山口春美) ありがとうございます。  市が中心となってやっていく気はないけれども、社協ならあり得ると受けとめました。ぜひ前向きにやっていただきたいというふうに、まだまだ検討の段階ですから、大いに勉強してあちこち全国にも私たち視察に行ってきたいと思いますが、こういう誰でもがいろんな世代を超えてやれる施設というのが意外とないので、ぜひ検討していただきたいと思います。  4つ目の、空き家募集の活性化を求めるものです。  まず、1つ目に、現在の住宅ごとの空き家件数を教えてください。 403 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 404 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 405 ◆建設部長(中村正典) 平成30年2月現在でございますが、三度山住宅が5戸、笹山住宅が2戸、城山住宅が1戸、新道住宅が1戸、踏分住宅が11戸、向山住宅が5戸、宮下住宅は81戸ということで、合計で106戸でございます。  ただし、宮下住宅につきましては、建てかえの関係で平成24年度から募集をとめておりますので、この件数を除くと25件ということでございます。 406 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 407 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 408 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 先ほどの中で、社協というようなことを言われました。誤解があるといけません。社協からそのような話は一切聞いておるわけではございませんので、誤解のないようにお願いをいたします。 409 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 410 ◆議長(石川輝彦) 9番。 411 ◆9番(山口春美) 修繕予算の問題ですが、18年度予算では2,630万5,000円ということで、前年度の2,134万円と比べて若干はふえていると思うんですが、これで今この時期まで全部、2017年度予算では使い切っている状況でしょうか。若干ふえた2,630万円で全部改修ができるような予算確保はされているんでしょうか。 412 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 413 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 414 ◆建設部長(中村正典) これも30年2月20日現在でございますが、予算額が1,600万円ほどでございます。これに対して、現在執行しておりますのが1,340万円程度ということでございまして、今後につきましても順次修繕をしていくということでございます。 415 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 416 ◆議長(石川輝彦) 9番。 417 ◆9番(山口春美) 差額の500万円はほかの工事の一連のもので、あと300万円ぐらい残っているんだけど、これでもう年度内は打ち切りで残の決算の数字として出てくるんでしょうか。この若干ふえた理由も含めて、この新年度への期待はどう受けとめたらよろしいでしょうか。 418 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 419 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 420 ◆建設部長(中村正典) 残りの残額につきましても現在執行中でございますので、使い切っていくという考え方でございます。 421 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 422 ◆議長(石川輝彦) 9番。 423 ◆9番(山口春美) 新年度も早く確保していただいて、前倒しでもっと足らないなら補正予算もつけて、誰が退去するのかわからないですから、予定していたよりも進んでいくかもしれませんのでお願いします。  そこで、ウのところですが、先ほど言われたように、踏分住宅11戸を先頭に、宮下住宅を除くにしても、25戸の空き家があります。それで、なかなか住民から見ていて、あそこあいているよ、ここあいているよという話をよく聞くんですが、その割に募集が、今月も2戸ですよね、三度山と向山1件、1件ということで、かなり向山が最近人気で、そこなんかは倍率もすごい高いんですが、なぜこういうふうになっているのかというと、ためておいては修繕にかける、ためておいてはA、Bランク業者に修繕をかけるという、こういうやり方を立てているので小回りがきかない。ちっとも、あいてすぐ、本当に1ヵ月のうちに次の応募に持ち込むぐらいな勢いでやっていくことが費用対効果ですよね、市長。この向山住宅、大体3万円ですけど、1年入れば30万円、10件も余っていたら300万円ですよ。3年間たてば1,000万円ということになってしますので、早く入ってもらうということが、市長が言う、私は何でも100%賛成はしていませんが、費用対効果の考え方だと思うんですが、これは大分と怠っているんじゃないですか。そうに違いありません。  小規模事業者登録制度というもので、ひとり親方さんも自分もおうちを建てているわけだから、いろんな関連業者を持っているので、この人たちがダイレクトに市営住宅の修繕、学校の修繕、公民館の修繕、そういう細かいものに手を挙げられるようにしていくということを、前々からも言っているんですが、こういったことは検討されないんですか。今のこの修繕のやり方も含めて教えてください。 424 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 425 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 426 ◆建設部長(中村正典) 空き家の修繕につきましては、おおむね、毎年差はあるものの、大体20件程度でございまして、募集のほうも同じく20件程度募集をしていっているという状況でございます。  あえてストックをしてから発注をするということでございましたが、そういうわけではなくて、実際に空き家が出るということになりますと、業者に見積もりをとって修繕をかけます。いろんなケースがありますので、一月で終わるものもあれば、二月かかるものもあるという中で、おおむね二月ないし三月ぐらい修繕にかかるというような状況でございますので、順次発注をしているという状況でございますので、誤解がないようによろしくお願いします。  それから、小規模契約のことでございますが、現在、空き家についてはいろんな業種がございまして、例えば大工さんの仕事、それから建具屋さん、畳屋さん、クロス屋さんと。いろんな業種がございますので、これを一括して発注をさせていただいているという状況でございます。  これを個々に市のほうが発注するということになると、またそこで見積もりをとったりだとか書類を整理したりだとか、いろんな煩わしいことがございますので、そういった意味では、一括して建設業の方に発注をしているという状況でございます。  それと、あと、個々に、例えば今回はふすまだけの取りかえで済む、クロスだけの張りかえで済むというものにつきましては、それは個々の業者さんのほうに、これは物品の登録のほうもございますので、そういったものも活用しながら発注をしているという状況でございます。  いずれにしましても、早い段階で募集をかけられるような状況にしたいということで事務を進めさせていただいております。 427 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 428 ◆議長(石川輝彦) 9番。 429 ◆9番(山口春美) 130万円以下は随意契約でやるんですが、それでもやっぱりAランク業者、Bランク業者で随意契約をやっている状況だというふうに思います。  それで、平成26年の6月27日公布で、小規模企業者振興基本法ができましたけれども、中小企業者は全国で340万人いて80%が小規模だということになっています。碧南市でも4人以下の事業所が約59%という中で、こういう人たちが公共事業にほとんどかかわってみえないんじゃないかというふうに思います。  それで、この2010年の3月31日現在では、全国1,750自治体の25%に当たる439自治体が小規模工事契約希望者登録制度を行っており、愛知県では57自治体のうち15自治体と、そして、その後、知立市でも実現がしていますので、全国で4自治体に1つが小規模事業者登録制度をやっているんですね。  中小企業振興条例もことしやるんじゃないかということで思っているんですが、これ、検討されたことあるんですか。所管はほんなんやれとるだらとか言っておったけれども、建築課とちゃんと所管とすり合わせをしてもらって、こういうところに50万円とかそのぐらいの一部屋の丸ごと修繕をこの登録者に出していくと。そこは組合をつくってもらってもいいし、いつも仕事仲間がいるわけだから、そういう形でA、Bランク業者のピンはねや手間賃を除いて、ダイレクトに小規模業者に仕事が来るような修繕方法というのを検討すべきだというふうに思うんです。  これを一遍検討されているのかどうなのか。いつまでも課題にはできませんよね、もう県内でも15やっていて、その後に知立市がやっているから進んでいるんですが、きょうは、こっちの担当者はいないの。 430 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 431 ◆議長(石川輝彦) 総務部長。 432 ◆総務部長(金沢宏治) 入札制度参加資格ということで、規模は大小さまざまでございますが、各業者さんとも間違いのない施工、品質の実現をしていただいております。  こうした品質管理の点ということから、入札参加資格を有する業者に請け負っていただくということが大事だというふうに考えておりますので、当面、この制度導入は考えておりません。  以上でございます。 433 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 434 ◆議長(石川輝彦) 9番。 435 ◆9番(山口春美) 国もやっぱりまちを存続させてくれる、まちづくりの基本は、こういう中小業者の皆さんが元気に仕事をやっていただくことだということで、今、政府も重きを置いていますよね。  だから、それをしっかりと受けとめて実現へ向けて動いてほしいし、実際にそのことが市営住宅の工事に回って、早く小回りよく利用ができるようにしていただきたいと思います。  5番目の駐車場の件ですが、今現在の碧南市の市営住宅の駐車場の現況について確認しますが、住宅ごとの駐車場の件数、条例に基づかずに料金を徴収している実態はどのようになっているんでしょうか。 436 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 437 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 438 ◆建設部長(中村正典) 各住宅の駐車場の件数でございますが、三度山住宅が100台、笹山住宅が27台、城山住宅が26台、新道住宅が40台、踏分住宅が70台、向山住宅についてはございません。宮下住宅の新住棟のほうで31台でございます。基本的には、住宅戸数に来客用を加えた数を用意しているという状況でございます。  それから、駐車場の料金の実態ということでございますが、現在、市のほうでは徴収をしておりませんが、部外者が住宅内の駐車場を無断に使用して自治会とトラブルが起きたということがありまして、今年度、各住宅の自治会において駐車場料金の徴収を調査いたしましたところ、駐車場料金として徴収している自治会が3住宅、自治会費で一括徴収している自治会が2住宅ございました。  この市営住宅の駐車場につきましては、自治会に管理などをお任せしている結果、このような状況になったということで、今後は、市のほうで統一して徴収をしていきたいというふうに検討をしております。  以上です。 439 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 440 ◆議長(石川輝彦) 9番。 441 ◆9番(山口春美) そういうさなか、私も本議会で提起したさなかに、1月15日、ことしの、三度山住宅の役員の方から全戸にビラが配られて、市建築課の担当者から、よそも取っているから金を取るという文面で配られました。早速、市の部長にも言ったんですが、これ、違法ですよね。  今後、どうしていくのかという課題ですが、私は、附帯設備として歴史的な経過もあるし、こういう形でやってきたので無料のまんま、三度山住宅についてはやっていくべきだというふうに思うんですが、方向性は出たんですか。踏分住宅は200円だそうですよ、月に、駐車場料金として取っているのは。 442 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 443 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 444 ◆建設部長(中村正典) まず、現在、公営住宅法の中でもともと駐車場という規定がなく、それまでは目的外使用ということで使用させてきたという経緯がございまして、これが平成8年の法改正によりまして駐車場が公営住宅の共同施設ということで位置づけられました。  これをもとに公営住宅の管理標準条例というのが作成されていますが、この中で、駐車場は公営住宅とは別個の施設ということで、使用するためには市長の許可を受けなければならないというようなことになっております。  これを受けて、本来であれば市営住宅の管理条例を改定して、駐車場料金を碧南市で徴収すべきところでございましたが、慣例に従いまして、自治会に管理をお任せいたしているところでございます。  今後は、自治会との協議を進めていきまして、先ほど申しましたが、市のほうで駐車場料金を徴収する方向で是正していくという考えでございますので、よろしくお願いします。 445 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 446 ◆議長(石川輝彦) 9番。 447 ◆9番(山口春美) じゃ、とりあえずは三度山住宅は4月からとまるんですね。200円の踏分住宅も市のほうに納めるように言うんですか。それ、整合性がないというふうに思うんですが、だから、とりあえずはしばらく期間もかかるので三度山の4月からの徴収はとめるとともに、お互いに検討を、時間を置いていくということでいいんじゃないですか、市長。 448 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 449 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 450 ◆建設部長(中村正典) 今の、新たに駐車場料金の徴収を考えているということで、三度山住宅ということでございますが、一度お話をさせていただいて、4月から徴収しないという方向で進めてまいりたいというふうに考えております。  なお、駐車場料金につきましては、今後、近隣の状況だとか、基本的に低所得者ということもございますので、この辺を考慮しながら決めてまいりたいというふうに思っております。 451 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 452 ◆議長(石川輝彦) 9番。 453 ◆9番(山口春美) 次に、6点目の風呂おけの問題ですが、写真をお願いします。  これは向山住宅の風呂おけで、ボイラーは市がつけて、風呂おけは入居者がつけました。  はい、お願いします。  これは踏分住宅で、ボイラーもお風呂も入居者がつけています。  はい、お願いします。これで終わりですね。  ということで、歴史的な経過があるのは、駐車場の問題でもそうなんですが、ここへ来て踏分住宅が11戸も空き家が出ているということで不人気なんですよ、エレベーターもついていないし。  そこで、やっぱり魅力を持たせていくためにも、実際に高齢の方や介護を受けている方も見えて、大変高いお風呂では苦慮してみえるので、私は格差と均衡を守っていくために順次立ち退きの空き家からバリアフリーのユニット型のバスに切りかえていくという方針をきちっと持って、お風呂を持ち込まなくてもいい、ごみも出ますし、環境課、1つ1つごみを1回ずつ、2年使ってもほかっちゃうだもんだから。市が設置するという方向に方向転換できませんか。 454 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 455 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 456 ◆建設部長(中村正典) 現在、風呂おけを設置していない市営住宅ということで、向山住宅と踏分住宅、この2ヵ所でございます。  このうち向山住宅につきましては、平成26年の耐震改修工事におきまして各戸に給湯器を市が整備をしており、ガス釜がない風呂おけ等を居住者のほうで用意していただいているという状況でございます。  踏分住宅につきましては、現在も給湯器がない状況でございますので、今後、給水設備の更新に合わせて給湯器の設置を検討しているところでございます。  それから、ユニット式の風呂おけを市が設置するということでございますが、これにつきましては大規模な改修になりますので、当面は入居者に用意していただくという従来の方法とさせていただきたいと思います。  今後、住宅の建てかえに合わせて風呂おけ、ユニットバスを設置していくという方法が現実的だと思いますので、現段階で市が設置するということは考えておりません。
    457 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 458 ◆議長(石川輝彦) 9番。 459 ◆9番(山口春美) 踏分はもう30年たっているんです。リフォーム、普通のうちだと時期ですよね。まず、真っ先にやるのがお風呂と水回りとキッチンということで、30年以上もお風呂、同じものを使っているわけで、退去の人から可能な限りで、今のことですから技術的には十分可能で、やっぱりバリアフリーのユニットバスにしていくということで方向性を明確に位置づけていただきたいということで、強く求めておきたいと思います。  2番目の資源ごみ収集方法の抜本見直しをについて伺います。  まず、第1に、この間、碧南市一般廃棄物処理基本計画案に対するパブリックコメントが行われ、きのうで締め切られたと思うんですが、その結果はどうだったんでしょうか。 460 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 461 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 462 ◆経済環境部長(鳥居典光) 本計画のパブリックコメントにつきましては、先月2月1日から2月28日まで実施をいたしました。2名の方からそれぞれ1項目と9項目の意見がございました。  現在、回答内容を作成しているところでありまして、今後、ホームページにおきまして市の考え方とともに公表してまいります。 463 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 464 ◆議長(石川輝彦) 9番。 465 ◆9番(山口春美) これから15年間のこの計画となるわけですので、私は基本的な立場をもう一度確認しておきたいと思います。  2つ目に書きました、資源回収は発生源で行うもの、製造元や販売先の責任の立場に、あなたたちは立っているのかどうか、そのことを確認したいです。 466 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 467 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 468 ◆経済環境部長(鳥居典光) 国は、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律、いわゆる容器リサイクル法でありますが、これについて容器や包装紙を利用して商品を販売する製造元事業者を特定事業者として、販売後の容器包装についても再商品化の責務を持たせており、各事業者もみずからや委託にて回収を実施しております。このあたりのことをおっしゃっているのかなというふうには思います。  しかし、一定規模以下の小規模事業者は特定事業者の対象外となっていることや、スーパーマーケットなどの小売店がみずから店頭回収することということに関しましては、義務づけはされておりません。  市としましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づきまして、家庭から出される一般廃棄物の収集、運搬、処理は責務であるということになっておりますので、今後とも資源ごみの回収をしてまいりたいと思っております。 469 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 470 ◆議長(石川輝彦) 9番。 471 ◆9番(山口春美) 小売店も義務化はされていないけれども、販売元が回収するというのが本来のあり方ということは一致できると思うんですよね。そうですよね。  スーパー店頭でのペットボトルや缶、あるいは瓶、牛乳パックなどのパックの回収等はこの12月議会でも厳しく指摘をしたんですが、各店舗との話し合いや依頼はされたんですか。されなかったんですか。少なくとも義務化はないけれども、碧南市はちゃんと販売した責任者はちゃんと一定の努力をするべきとは思うでしょう。 472 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 473 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 474 ◆経済環境部長(鳥居典光) あくまで一般廃棄物、家庭から出る廃棄物につきましては、市が回収するということが責務になっております。スーパーマーケット等での資源ごみ回収につきましては、住民が日常的に通う場であり、ごみの減量化や環境意識の向上に役立っていると考えてはおります。  しかし、これは事業者が自発的に実施されるものであり、市が業者へ回収の徹底をお願いすることは考えておりません。  また、繰り返しになりますけれども、住民が排出する家庭ごみの廃棄処理につきましては、市町村の義務となっております。事業者と協力しての資源回収については、今後とも検討してまいります。 475 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 476 ◆議長(石川輝彦) 9番。 477 ◆9番(山口春美) ぜひスーパー店頭でもっと積極的に働きかけをして、ホームページにアップするなりして褒めるところは褒めてあげるということをやっていただきたいと思います。  それから、4番目の乾電池や蛍光灯の電気店や量販店や公共施設での回収についてはいかがでしょうか。 478 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 479 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 480 ◆経済環境部長(鳥居典光) 市内の一部の電気屋、ホームセンターにおきましては、乾電池や蛍光灯を回収されていることは把握はしております。店頭での回収は、各事業者が独自で取り組んでいるものでございます。  碧南市では、乾電池と蛍光灯は今後とも特別ごみとして資源ごみステーションにて回収してまいりたいと考えております。 481 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 482 ◆議長(石川輝彦) 9番。 483 ◆9番(山口春美) これは刈谷市なんかではやっていることで、それをやっていただければステーションに出さなくてもいいということになります。  5番目の新聞紙、段ボールの学校、地域での回収徹底を行っていくと。その利益は、やっている住民の皆さん、あるいは地域で話し合って学校に寄附しようということなら学校に差し上げる、こういう地域に新聞紙や段ボールの収集用のコンテナを設置するという考えはないですか。それ、いい計画だと思うので、15年計画の中にちゃんと組み入れなさいよ。 484 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 485 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 486 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市民の方は、クリーンセンター衣浦におきまして平日の日中で常時資源ごみを搬出することができます。基本的には地域協働の考えから、朝地域で実施する資源ごみ回収で搬出をお願いしたいと考えております。  また、現在1つの地域団体が常設での回収場所を設置されて、資源回収奨励金制度を利用しております。資源回収報奨金制度を利用しての常時回収場所の設置につきましては、各地区や各団体での対応をお願いしているところでございます。 487 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 488 ◆議長(石川輝彦) 9番。 489 ◆9番(山口春美) 新年度予算では、今年度の資源回収の報奨金の引き上げを行って分別収集資源売却代は1,858万9,000円、委託料は1億7,400万1,000円ですよね。  私、担当の職員の方に聞いてびっくりしちゃったんだけど、スーパーやなんか自分たちがもうかれば集めやがるというように言って、市が1,800万円の売却量をもうけようという立場でおらっせるよ。こんなのもうけようという立場で、いつも予算書に載っけて上げていたら、結局そういう思想になるんですよ。  もともと相殺して、私が言った、スーパー店頭、それから電気屋さんの店頭、新聞、段ボールをやめれば、ステーションに残るものなんかなくなっちゃうじゃないですか。仮に半分に減ったとして、1億7,000万円の半分、甘く見て7,000万円は削減できる。費用対効果どうですか、市長。それ、やるべきじゃないですか。いつまでものんべんだらり、22年間、立ち番立たせて、安くもちっともないですよ。月2回、回るだけで、前の日にかご置いて、回るだけど、毎週2回集めておる可燃ごみよりも高いということで、半減できるじゃないですか。15年計画にちゃんと明記しなさい。 490 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 491 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 492 ◆経済環境部長(鳥居典光) 御指摘の資源ごみ回収の費用ということでありますが、平成28年度では、回収費用としては1億1,545万円余の委託料がかかっております。  これにつきましては、回収コンテナの設置及び回収に係る費用でありますので、その資源収集をスーパーだとかそういうところが行ったとしても、この費用はなくなるものではありません。  残りの約6,000万円が処理費になるわけですけれども、この部分につきましては、資源が減った分だけ若干なりとも委託料が削減できるということはあるかもしれません。大幅に削減できるということはないと思っております。 493 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 494 ◆議長(石川輝彦) 9番。 495 ◆9番(山口春美) これは市長の考えからすると、ここだけは闇の世界ですよ。1億7,000万円も言い値でやっている。これは22年間も立ってきた市民の苦労が水の泡。これ、立ち番なくしていただいて路線方式も検討する中で、早々に部会に1回報告しただけでこの15年計画を決めようとしてみえるけれども、私は根底から直していただきたいというふうに思います。  それから、報奨金の引き上げについても、今で500万円ですよ。倍にしたって1,000万円、事業者の1億7,000万円にあげるぐらいなら全部新聞紙を、日進はプレハブ代まで碧南市でつけて、つくってあげたんですよ。  各市において、各地域において近くのところに毎日出していただく。そういうふうにすれば圧倒的に減量することができるじゃないですか。そういう具体的な案を示してあげておるのに、なぜやらない。市長。 496 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 497 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 498 ◆経済環境部長(鳥居典光) 碧南市では、市内10地区で94ヵ所のステーションで資源回収を行っているということです。  刈谷市の例を出されておりますが、刈谷市の場合ですと、ここまでの数のステーションがないと。それにかわるところとしてスーパーであったり、それから家電店であったりというところに市のほうが設置をしているというものでありますので、碧南市は94ヵ所というステーションに対して、1ヵ所でそこで全てのものが資源回収できるというところがメリットとなっておりますので、よろしくお願いします。 499 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 500 ◆議長(石川輝彦) 9番。 501 ◆9番(山口春美) 私、自慢じゃないですけど、ことしに入ってから一度も月2回のステーションに出していません。全部スーパーにやれるし、乾電池も買いに行くときは必ず元のやつを持って、電気屋さんに引き取ってもらいます。それはやってくださいますものね。ちゃんと入れ物があればもっといいんですけれども。  そうやってやって、やっぱり売るほうも、こういうふうになって不都合があるんだなということが自覚してもらえるようにしていく。そういう資源を有効利用する。文字どおり4R、3Rの世界に導くのがあなたたちの仕事ですよ。  今度の計画どうですか。生ごみの水を絞る、やっていますよ。水を絞る、食べの残しをなくす。たった2つですよ、改善点は。これでよくなります。大もとから地球の資源を守ろう、ごみの減量を進めていこうと本気で考えたら、私の提案、全部やっていただきたい。そういうふうに思いますけどね。立ち番をやめて、その分を業者の皆さんが路線方式でやっていくという方向。やっぱりテーブルに乗せて論議していただきたい、検討していただきたいというふうに思いますので、相変わらずの15年計画で、市民を苦しめるのはやめてください。22年間、本当に献身的に私たちは協力してきましたよ。その結果がこのありさまなのです。ぜひよろしくお願いします。  次に、教師の多忙化解消のためにを伺います。  1番目、平成31年度中に、月100時間超えの教師の解消目標は達成できるのでしょうか。まず伺います。 502 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 503 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 504 ◆教育長(生田弘幸) これまでも各学校において、多忙化解消のため会議や学校行事の精選を進めたり、部活動の休養日を設けるようにしたりしてきました。また、市として、校務支援システムCフォースを導入し、事務的な面や教材作成の面で効果的な運営がなされるよう支援しています。  平成29年11月の在校記録で、100時間を超えていた教員は47名、小学校6、中学校41名おります。各学校においては学期ごとに管理職が面接をし、時間数が多い職員に対して勤務状況を改善するための具体的な指導を行っています。あわせて勤務上の悩み等も聞き取ることで、個々のモチベーションを保ち、組織力が維持され、教育の質を守るようにしています。  平成30年度から、朝の部活動を原則中止とすることにしました。これにより、勤務時間は少しゆとりが出ます。そして、学校経営案に多忙化解消方策を具体的に記入することの指示を出しており、各学校において時間短縮につながるアイデアを出しながら、取り組みを積み重ねることで100時間超え解消を進めてまいります。  以上です。 505 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 506 ◆議長(石川輝彦) 9番。 507 ◆9番(山口春美) 2番目に、先日2月15日に県のほうで対策会議が開かれましたけれども、その具体的な内容を教えてください。 508 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 509 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 510 ◆教育長(生田弘幸) たまたま私が市の代表として出席いたしました。  会議の議事は、教員の多忙化解消プランに基づく取り組みの進捗状況でした。柱は4つ、1つ、長時間労働の是非に向けた在校時間管理の適正化、2に、業務改善に向けた学校マネジメントの推進、3、部活動指導にかかわる負担の軽減、4、業務改善と環境改善に向けた取り組みです。  出された主な意見としては、マネジメントを多角的な見地から見直すこと、例えば教員研修のあり方を見直す、事務職員の活躍できる範囲を広げたりすることです。しかし、業務改善はかなり長期にわたり少しずつ実施されていることから、今後の改善による大幅な効果を望むのは難しいと言えます。相当大胆な手を打つ必要があり、特に、人員の配置には予算の面で検討を要することから、簡単には進みません。  一方で、部活動については、吟味すべき点は多いのですが、多忙化解消に大きくつながってくると言えます。教員の意識の変革も必要な要素であり、今後も検討が続くと思います。  以上です。 511 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 512 ◆議長(石川輝彦) 9番。 513 ◆9番(山口春美) 31年度の100時間超えゼロの目標に向かって、タイムスケジュールとしては平成30年度目標を、小学校は5%以下、中学校は20%以下ということになっています。全県では27年度時点で、小学校が10.8%、中学校が38.7%、高校が14%でした。  先ほど言われた、昨年の11月ですか、小学校6名、中学校41名というと、碧南市はこのスタート時点でというのか、30年目標の5%、20%に向けた現況の数字というのはどのようになるんでしょうか。そういう4つのことを中心にやっていかれる、朝練の中止は評価しますけれども、30年度目標については、クリアできるという方向になっているのか。  現況の碧南市の数字を5%、20%に比例する、現在の新しい数字を教えてください。 514 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 515 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 516 ◆教育長(生田弘幸) 最新の数字は持ち合わせていませんが、議員の言われたクリアですか、これはかなり自信を持っております。全力で、もちろんこれは取り組んでいきまして、できんかったらどうするんだというようなことは言われると困るんですが、できると私は今思っております。  今現在、最新のところで見てみますと、碧南市は先進地として本当に削減されてきているんです。そこで、この会議においても私が抜てきされ、市の代表として参加しておるということになっておるというふうに自分では思っておるんですが、御心配かけている面は多々社会にもあるわけですが、私としてはこの目標は達成できるというふうに思っております。  以上です。 517 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 518 ◆議長(石川輝彦) 9番。 519 ◆9番(山口春美) そうすると、ごめんなさいね、29年の11月時点で、分母は何人になるんでしょうか。教員が328人、講師が65人ということでしたが、どの数字を分母にすれば、私、はじきますので。また、はじけなかったら、教育の今度の予算委員会の中でも教えてもらいたいですが、分母は幾らにしたらいいですか。 520 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 521 ◆議長(石川輝彦) 教育長。
    522 ◆教育長(生田弘幸) 小学校の場合が212人の分母で、中学校の場合150人ということで、小学校のほうが2.8%、中学校のほうが27.3%というふうになります。  以上です。 523 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 524 ◆議長(石川輝彦) 9番。 525 ◆9番(山口春美) そうすると、小学校は30年度目標はもう既にクリアと。中学校も20%以下で、あと7.3%のクリアで、とりあえず30年度はオーケーと。これを31年にゼロにするということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  具体的な策として、3番目に、国も県もごく少量ですけれども、新年度予算で市に活用する部活動の指導について補助金を出しています。本当に少なくて、こんなことやらんでも市でやるわいといって教育長は言われるかもしれないですけど、これらの予算についてはゲットする方向なのか、どういうふうに考えられているんでしょうか。 526 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 527 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 528 ◆教育長(生田弘幸) その部分につきましては、今現在、議員も知ってのとおり、部活動指導者派遣事業、これ、地域の力を使って今50人、現在派遣しております、市費で。そうしたものが今非常に有効に働いておりまして、特に、教師は部活動で採用されていませんので、苦手というのか、技術指導ができない部分があるわけです。そこに、もう国よりも前もってそうしたことを必要として、本当にお礼程度のお金ではありますが、50人、今指導のほうに当たっておるというのが現状であります。  以上です。 529 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 530 ◆議長(石川輝彦) 9番。 531 ◆9番(山口春美) じゃ、部長に伺いますが、国、県のこの新設された補助制度ですが、具体的な定義というものはわかるんですか。先日、私ども、県の予算説明会やったときにはまだわからないというふうに言われたんですが、余りにも少額なので多分予算の枠内で早い者勝ちで取ったら終わりと思うんだけど、碧南市には全然、初めからお金があるからだめとか、不交付団体はだめとか、そういうふうに使えるものじゃない状況ですか。どこまで把握してみえるかなということで。そこだけを確認したいです。 532 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 533 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 534 ◆教育部長(奥谷直人) 今、質問者がおっしゃったように、私どもも新たなこの取り組みの県の補助金等ですけれども、まだちょっと内容、条件等が相はっきりと承知はできておりませんので、また承知でき次第、どういうふうに取り組むかをまた検討させていただきたいと思っております。 535 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 536 ◆議長(石川輝彦) 9番。 537 ◆9番(山口春美) じゃ、今の予算も、ちょっと質問に書かなかったのでわからないかもしれませんが、もし取れれば年度内にも後追いで子供さんの耳の補聴器のことみたいに、後から県がつけてくれば取っていくという努力で、なるべくこれ、取れればその分だけよそに広げていくということもできるわけで、そういうふうに考えていいですか。 538 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 539 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 540 ◆教育部長(奥谷直人) そういう条件に合えば、積極的に予算を確保していきたいというふうには考えております。 541 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 542 ◆議長(石川輝彦) 9番。 543 ◆9番(山口春美) そこで、リアルに6名、41名という数字を把握されたんですけれども、私はちゃんとタイムカードなんかで、出退勤の目標が明確になっていますので、30年、31年の、すべきじゃないかなというふうに思うんですが、何か高校のほうではモデル校として何校かがタイムカードをつけるということになって、小中は、今回はないようですが、そういうことも検討されないんですか。こんなものは市単でやったっていいわけで、そういうふうにすれば、校長先生のまた仕事も軽減できるんじゃないですかね。 544 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 545 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 546 ◆教育長(生田弘幸) タイムカードの件ですが、任命権者である県がどうしてもこれをやりたいと言うならば、県費でもちろん入れていただいてもいいんですけど、要するに、今ちょっと学校のほうと話しておりますことによると、帰りに、要するにどっちみちタイムカードがあっても家庭訪問が多い者だと、例えば不登校関係とか、進路指導の部分での話し合いとか、そういうふうになりますと、1日置きぐらいには家庭に行って、そのまま家に帰るという、そういう体系が多いわけです。  そうしますと、要するに、今エクセルで入力しておるような手書きという、タイムカードに一々また押すために戻ってきますと遅くなりますよね。だから、ちょっと向いていないなと。ほかの公務員も導入していないのに、教師だけにこれを導入して、何かうそをついているようなケースがあるといけないから導入するというようなことは、ちょっとおかしい。帰りにまた戻っていくような仕事なんですよ、どちらかというと。だから、そういう意味では、余りタイムカードは向いていないなという意見が多くなってきております。  以上です。 547 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 548 ◆議長(石川輝彦) 9番。 549 ◆9番(山口春美) 国会も働き方改革で悪いほうにぐっと強行されてしまいましたけれども、やはり見える化を進めていくということは時代の趨勢で、やがてなっていくと思いますね、高校が少し始めたということなんかを見ても。というふうに思います、私の見解では。  5つ目の少人数学級のことですが、みよし市が思い切って全学年に広げるそうです。ここは身上がよくて碧南と競るぐらいの財政力があって、いつも保育料がどっちが高いっていって競争しているところなんですが、これ、やられるそうです。  県下の状況についても、少人数学級、私は1クラスの人数が減ることが一番担任の先生の多忙の解消にダイレクトに影響するし、子供たちに本当に目が届くようになるということで利益もいっぱいあるというふうに思うので、これをぜひお願いしたいところなんですが、その他のみよし以外のところで広がっているところは、既設の今までやってきたところはいいですが、把握してみえますか。 550 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 551 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 552 ◆教育長(生田弘幸) 今までやってきたところ以外には全然進展していないというのが現状でありまして、今まで、先ほど議員も言いましたが、みよし、特に代表して言えるのが、豊田が小学校1年の32人学級なんていうものをやっておりましたりしましたが、ここ最近、新たにやり出すところはありません。  先日の会議でも私は強く言ったんですが、定数をそう簡単に、義務教育機会均等を守っているのに、簡単にそういうことで変える、そして、正採用職員をそこには配置しないで探してこい、こういったやり方は、県はどういったものだと。これ、県費でやるならばちゃんと定数をつけて正教員を送ることができる。そのやり方にしてほしいというふうに強く言ってまいりました。  だから、もう一つ、自慢じゃないですが、言いたいのは、要するに少人数指導を碧南市はやって成果を上げておるわけです。こうしたことを、よく行政の面では他市がどうのこうのとか、どうだという言葉があるんですけど、私としては、碧南市を見本にしてもらいたいというふうに思いながらやっております。ちょっと言い過ぎました。  以上です。 553 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 554 ◆議長(石川輝彦) 9番。 555 ◆9番(山口春美) 少人数授業も、それはやってやればいいんだけれども、5時間限定のパートさんがやってみえるわけで、やっぱりおのずと雑務のところは担任教師にかかってきてしまうということで、本来は少人数学級にすべきだと思うんです。  新年度に向けて、ちょうどみんなするわけじゃないですからね。ちょうど40名超えちゃうというところが何人あるかによって、1人か2人かぐらいで、小学校から先にやる、中学校から先にやるということにすれば、そんなに数多くないでしょう。今までは教室がないとか言ってみえたけど、私はうそだと思う。教室なんかはあるので、来年度に向けてはじいてみえたなら、40人超えの学年がどれだけあるんでしょうか。 556 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 557 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 558 ◆教育長(生田弘幸) ちょっと今その最新資料はないですので、また委員会等でお願いします。 559 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 560 ◆議長(石川輝彦) 9番。 561 ◆9番(山口春美) それから、スクールソーシャルワーカーの問題です。私でも子供の貧困問題にはとても心を痛めていて何とかしたいなということで、今度3月24日にシンポジウムをさせていただくんですが、本当にスクールソーシャルワーカーという仕事は家庭と学校をつないで、その福祉の面でも、教育の面でもたけている超専門家が当たるわけで、市内に1人よって輪番制に、中学校の図書館の司書と一緒で、輪番制で回っていく場合もあるし、それぞれもっと濃度を濃くしている自治体もあるんですが、とにかく国は中学校に1人はつけなさいという方向を出していますよね。  岡崎市もこれで新年度つけるようですが、この部分はうちは平和だからとか、地域の力で支えるとかということじゃなくてスクールソーシャルワーカーを、ちゃんと国が手を差し伸べているわけだから、十分じゃないけれども補助金を出して、そうですよね、国も県も補助金を出していますよね、どうですか、これは。手を挙げて、ばっとつかんでください。 562 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 563 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 564 ◆教育長(生田弘幸) 今おっしゃるとおり、補助金を出していますが、あれではちょっとまだ少ないですね。もうちょっときちっとさせるならば、もうちょっとたくさん出す方向性を強めないかんし、今、ある程度検証中だと思うんです。  そういったものの中で、視察にもちろん去年行ってまいりました、そこの部分を。そういう中で、前にも答えさせていただきましたが、碧南市とはかけ離れた部分があるなと、市の体制に、そんなことを思いました。  碧南市は、何度も言うようですが、関係機関と非常に連携システムができ上がっていて、それこそ子供課とかそういった部分の相談員さんも見えて、すぐに対応できる。それで巡回指導していただいておる、そういうような連携ができ上がっておりますので、今、このソーシャルワーカーがどうしても学校に必要だというところまではいっていません。  以上です。 565 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 566 ◆議長(石川輝彦) 9番。 567 ◆9番(山口春美) 一般的には、この格差、貧困の中で特に進学時期にどうするのかとか、子供たちの困難事例なんかも何か問題も起こっているそうで、あるわけですよね。そこにやっぱり超専門家として学校と家庭をつないでいく。担任の先生もやっていくんだけど、先生は自分で頑張ってやってみえたこともあるし、担任の先生もやぐるっていろいろ対処してみえると思うけど、そこにソーシャルワーカーがいて専門的なちょっと幅広い立場で助言していただくということが物すごく効果があるということで、全国からやっぱりこれ、必須だということで声が上がって、この制度化が今されようとされていると思うので、ぜひそういうチャンスには補助金をゲットして、スクールカウンセラーの人ともまた違うんですよ。だから、スクールカウンセラーの人とも力を合わせたり、一介の困難の人たちを対処しているOBの人たちともまた違うし、あの人たちとも連携して、1人いるかいないかでうんと違うと思うので、こう見えて、見に行ったから知らないけど、いるかいないかで雲泥の差だと思うので、ぜひこの機会に、せっかく補助金がつきましたので、私、3年後ぐらいには国が全部の中学校、つけるって言いましたよね……。 568 ◆議長(石川輝彦) 済みません、まとめてください。もう時間、過ぎました。 569 ◆9番(山口春美) なので、ぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。 570 ◆議長(石川輝彦) 以上で、山口春美議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 1分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 15分 再開) 571 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、新美交陽議員の総括質疑を許します。 572 ◆16番(新美交陽) 議長、16番。 573 ◆議長(石川輝彦) 16番。 574 ◆16番(新美交陽) 新政会の新美交陽でございます。  ただいま共産党さんの三人の方がやられまして、金銀銅のメダルは自分から取るものではないというふうに思っております。公正な審議のもとにいただくもんだというふうに再認識をしたわけでございます。  それでは、改めまして、総括質疑、通告書に従いまして始めさせていただきたいと思います。  件名(1)第4次産業革命時代を見据えたこれからの碧南市政についてということでございます。  (1)としまして、産業基盤の充実ということについてお伺いをしたいと思います。  私たちがいる社会、環境はまさに大変革期にあると言えます。経済の発展につれ生活も豊かになり、寿命も延び、その結果大変な高齢化も進んでいるわけであります。世界の情勢、経済の革新、発展が瞬時に私たちの生活に影響を与えることは、日々体験しているとおりであります。経済発展と対峙するかのように多くの社会的な問題、先ほどの高齢化社会のコスト抑制、温室効果ガス排出の削減、富の再配分、地域間格差の是正など、これらの多くの解決が大変難しい時代にいることも御承知のとおりであります。この後の持続可能な経済発展、産業の推進に伴う社会的問題への対策が必要になってきております。そして、これらの問題解決には、従来の発想での対応では大変難しいことがわかってきました。  昨年、政府は、「ソサエティ5.0」を発表し、新たな社会の実現の予想図を発表しました。世界が大きく変化している中、IoT、ロボット、人工知能AI、ビッグデータ等の利用、活用により、これまでと全く違った社会を構築するための新たな技術により、それを産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会的な諸問題を解決していくとするものであります。エネルギー利用の最適化、安定供給、地球温暖化、大災害への対応、水素やEVを利用したエネルギーの地産地消、地域間での融通、家庭での省エネ、こういうものをAIを活用して答えを出していく社会の実現であります。  「第4次産業革命」の時代ということを聞きます。トヨタ自動車の豊田章男社長は、100年に1度の時代の変革期であると言われました。世界的な企業の経営者のマインドを如実にあらわす言葉として記憶しておられる方も多いと思います。まさに世界が破壊的なイノベーションによる生産性革命によって従来のものづくりが根底から変わってしまう、そういう時代の到来が眼前に迫ってきています。これらの中に、まさに碧南市も置かれているわけであります。今後の技術革新がもたらす新たな産業構造の変化への対応をしっかりと見据え、まさに我が碧南市の生命線とも言える産業基盤の拡充にその視点を明確に持って施策を進めなければなりません。  市長の掲げておられる産業基盤の拡充に、新たな工業用地の確保を検討していくとありますが、現在は、民間主導で複数の企業が立地を計画していると聞いております。  先ほど申し上げました変革期にある産業の発展が見込める企業立地誘致が、ぜひとも必要であると考えます。都市計画マスタープランが改訂中であると考えますが、改訂にこれからの時代の視点が盛り込まれているのか、これらのことを含めて今後の計画はどのように描くのか、お答えください。 575 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 576 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 577 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  都市計画の将来展望といたしましては、国が平成26年7月に「国土のグランドデザイン2050」を策定し、この中で、ICTの劇的な進歩など、技術革新の進展を時代の潮流の1つと捉え、新産業の創出や各地域の成長産業の育成などを基本戦略に掲げております。  愛知県におきましては、平成29年3月に県土全体を対象とする都市計画の基本方針といたしまして「愛知の都市づくりビジョン」を策定し、都市づくりの基本方向として、リニア新時代に向けた地域特性を最大限生かした対流の促進や力強い愛知を支えるさらなる産業集積の推進など、多様な次世代産業のさらなる発展に向けた企業集積を高めることとしております。  そして、現在、このビジョンを踏まえまして、愛知県が都市計画マスタープランの見直しを進めております。  議員、御質問ありましたように、昨今の産業構造の変化は、目覚ましいものがございます。その1つといたしまして、航空宇宙産業がございます。  碧南市におきましても、将来の宇宙旅行に向けてベンチャー企業が現在活躍をしております。昨年11月には「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の追加の指定も受けております。  今回の碧南市都市計画マスタープランの見直しにおきましては、こうした新たな産業構造への変化も踏まえまして、基本方針などを定めてまいります。そのために、産業基盤の拡充を積極的に進めていく方針としておりまして、策定に当たりましては、各企業様にアンケート調査を実施するとともに、商工会議所の各部会員を中心に産業部会を設け、御意見を伺い、現在検討を進めております。  以上です。 578 ◆16番(新美交陽) 議長。 579 ◆議長(石川輝彦) 16番。 580 ◆16番(新美交陽) 碧南市の財政構造の中核を占める臨海部を初め、市内企業の職種は、自動車関連のものが大多数であるというふうにも思っております。数年前までは、EVの時代はまだ少し先の将来であるとされていたものであります。それが、世界のメーカーの急激な方針転換と地球にやさしい産業へのシフトも相まって、一気にEVへと流れ出しました。碧南の企業もその真っただ中に置かれていることは、周知のことであります。  先ほど宇宙産業の進出もあると伺いました。大変すばらしいことであると思います。  今後ますます加速される産業構造の変革、あるいは根底からの転換も考えられる時代に突入していくことを考えますと、市内企業へのその影響も相当深刻なことも想定されます。  産業部会を設け、商工会議所を初め産業界の意見を集めるとのことです。各企業の思い描く将来の会社の存続にも影響する施策であると思います。ぜひ、しっかり進めてもらいたいと考えます。  そのような情勢の中、県の都市計画区域マスタープランの見直しも進んでいると伺いました。当然、北部工業用地についてもその対象に入ると考えますが、市の都市計画マスタープランも改訂中でありますが、先ほどの各企業の意見集約の結果がしっかりと反映されていかなければなりません。それは、碧南の遠い将来に影響を与えるというような悠長な話ではないということを明確に認識し、しっかりと腹をくくって対応していただき、次世代を担える進出企業の選定等に生かしていく考えがあるか、お答えください。 581 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
    582 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 583 ◆副市長(松井高善) 都市計画マスタープランの策定に当たりましては、産業界の御意見をお聞きし、県の都市計画区域マスタープランなど上位計画との整合を図りつつ、おおむね10年後を目標に、新たに必要とする工業用地の規模や将来的に必要とする規模などを明らかにして、企業の皆様方の声に応えられるように努めてまいりたいと考えております。  また、企業の立地の考え方といたしましては、愛知県の産業集積の推進に関する基本方針、これに沿いまして、優れた産業基盤や地域特性を生かし、次世代産業も考慮し、地域経済の振興に寄与できるよう検討してまいります。  計画の実現に向けては、資産活用課を中心とし、庁内で連携をして取り組む体制を構築し、推進してまいります。  市の職員も頑張ります。議員の皆様方も積極的な御支援をお願いいたします。  以上です。 584 ◆16番(新美交陽) 議長。 585 ◆議長(石川輝彦) 16番。 586 ◆16番(新美交陽) しっかりと私どもも進めていきたいと思っております。  次世代を担える企業に進出してもらうと、これが大変重要なことであります。  つい最近新聞にも載っておりましたが、安城市榎前町の工業用地も応募を開始しております。競争の時代に入っておると言ってもいいと思います。可能な限り早く計画を進めていただくことであります。議員としまして全面的に応援をしてまいりますので、頑張っていただきたいと思います。  次に、(2)としまして、人を呼び込む流れの促進ということについてお伺いをいたします。  「観光のまちへきなん」ということを目指す必要があるのではないかというふうに考えます。現在進められているビオトープやビーチバレーコートの新設、現存の水族館により人を呼び込むとしておりますが、碧南は海のまちであります。まだ、地域資源が十分に活用されていないものがあるのではありませんか、漁港があるではありませんか、これを生かさない手はありません。  衣浦港は産業港ではありますが、海の活用としてはこれだけではもったいないと思います。  碧南の魚も立派な地域資源であります。イベント型の集客施設は、そのときだけ人が来る。そして終われば帰ってしまう。こういうことでは、せっかく来てもらった市内外の人たちが、また来てみようとはなかなかならない気もします。食が必要ではないですか。  海と貿易港があるのは西三河では碧南だけです。この強みを生かして大浜漁港を巻き込んだフィッシャーマンズワーフをつくってみたらどうでしょう。  最近は、食と言えば農業がメーンです。碧南も他市に誇れる農産物の一大産地にもなっております。ここまでになるには、農家の皆様、JA、国、県、市が一体となって力を合わせ、長年積み上げてきた賜物であるわけであります。そして、今日の碧南の農業があると言えます。  次は、漁業に光を当ててみたらどうでしょう。昔からの貴重な地域資源である大浜漁港の魚をフルに生かした集客施設は、新たな産業の新規開拓となるものと考えます。  あらゆるものがネットにつながるIoTの時代が来ます。使える限られた地域資源を生かす、これは、市長が常々おっしゃっておられることでもあります。ぜひとも港町へきなんの新たな発信源として、フィッシャーマンズワーフの計画を立て、観光のまち、港町へきなんとして新たに売り出していってみたらどうでしょうか、お伺いをいたします。 587 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 588 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 589 ◆副市長(松井高善) 議員御提案の大浜漁港を巻き込んだフィッシャーマンズワーフについてでございます。  現在、漁業ふれあい広場で、当時、存在していましたレンガづくりの旧冷凍冷蔵庫をフィッシャーマンズワーフとして活用して、漁業の振興並びに漁港の活性化につなげようと検討をいたしました。  しかし、建物の耐震性に対する構造上の課題が大きく、残念ながら実現に至りませんでした。ただ、漁港の近くには鮮魚店もありまして、現在活況を呈しております。  また、現在、愛知県におきまして、消費者を産地に呼び込み、体感して知名度につなげようと、消費者が持つスマートフォン等の端末を活用したあいちのおさかなスポット事業が計画をされています。  本市においても、飲食店や加工業者、並びに小売店の方たちの参加を募りまして、地元水産物の魅力の発信や消費の拡大に取り組もうと現在しているところでございます。  漁業は、港町へきなんを象徴する重要な産業でございます。今後も地域資源を生かした漁業振興に関係者の方々と情報交換をしながら推進をしてまいりますので、御理解お願いいたします。 590 ◆16番(新美交陽) 議長。 591 ◆議長(石川輝彦) 16番。 592 ◆16番(新美交陽) 御答弁にありました、以前に一度は検討したが実現できなかったということでありますが、いつごろのことでしょうか。いま一度、焦点を当ててみてはどうでしょうか。  また、あいちのおさかなスポット事業の計画がなされて本市も参加するとのことですが、具体的にはどんな内容でしょうか、お答えください。 593 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 594 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 595 ◆副市長(松井高善) お尋ねの過去の検討の経緯についてでございます。  現在の冷凍冷蔵庫は、平成13年に建設をされております。それまで使用されておりましたレンガづくりの旧冷凍冷蔵庫、これをフィッシャーマンズワーフとして保存、活用できないかというような御意見を受けまして、平成16年ごろに保存、活用の検討を始めまして、これ以降、漁協や市場や鮮魚組合など関係者の方々の会議や漁民集会等、何度も開催をいたしました。  また、愛知県へのフィッシャーマンズワーフとしての可能性の協議検討を経まして、平成20年に旧冷凍冷蔵庫は取り壊すが、一部をモニュメントとして保存をした公園的な整備を実施して一般に開放するということになりました。  もう一つ、お尋ねのあいちのおさかなスポットについてでございます。  これは、消費者が持つスマートフォンやタブレット等のモバイル端末を活用いたしまして消費者を産地に呼び込み、現地で水産物の魅力を体感していただくことを目的とした施策でございます。取り組みといたしましては、愛知県産の水産物を扱う産地の小売店や飲食店等に登録を呼びかけまして、登録店には店頭に掲示をできるスポットマークが、これが配付されます。ポスターやチラシに加えまして、ホームページ、SNSを活用した動画等の宣伝による消費者と生産者の交流が検討されております。  以上です。 596 ◆16番(新美交陽) 議長。 597 ◆議長(石川輝彦) 16番。 598 ◆16番(新美交陽) 平成20年ですかね、に検討したが、いろいろ関係者との折衝もした上でやられたことだと思いますが、できなかったということですね。ちょっと、やっぱりもったいなかったですね。10年もたつんですから、いろんな状況も変わっておりますので、また検討していただければというふうに思います。  それと、今、このあいちのおさかなスポットということも初めて伺いまして、こういったものも利用して、やはり食を生かしていくという碧南の強みを、やはり魚においてもやっていっていただきたい。ぜひ、この取り組みを意欲的に進められることを期待しております。  次に、(3)としまして、安心・安全な住みよいまちにということでお伺いをいたします。  「碧南市まち・ひと・しごと総合戦略」において、安心・安全な住みよいまちになるための施策が掲げられております。誰もが安心して暮らせる環境づくりを進めるとしています。  住環境の整備、移住、定住促進、結婚、出産、子育て環境整備、住宅建設や住宅設備の投資への支援、区画整理、市営住宅建てかえ、公園整備等が挙げられております。大変多岐にわたり、全てを整備していくことは、なかなか大変なことであると思います。  最近、日経BP総研が実施をした働く世代2万人を対象に調査をしました「住みよい街2017」が発表されました。調査項目は、安心・安全、快適な暮らし、生活の利便性、生活インフラ、医療・介護、子育て、自治体の運営、町の活力の8分野であります。これらの分野は、将来全てがIoTでつながるものばかりであると言ってもいいと思います。  ランキングをしている上位20位に入るのは、発表はしませんが主に大都市またはその近郊の町が入るのは誰しも予想ができることと思います。これらの優れたものばかりに目を向けて追いかけていても無理がありますので、安心・安全と生活インフラに関する点に焦点を当てて、当市の状況を見てみました。  そこで、真っ先に取り上げなければならないのは、市内の4メートル以下の道路の多さであります。碧南市自体が昭和23年の市制施行以前からの旧市街地の集合体で成り立っており、昔からの道路が、町中、縦横に入り組んで走っていることは、周知のことであります。近年、国の補助金もあり、それらの道路の拡幅を図る、いわゆる後退用地の確保により拡幅を図る施策が進められてきております。これは、市内の生活道路の大部分を占めており、この事業の推進は、市の将来の市民の生活の質の向上、安心・安全の確保にとって極めて重要なことであると言えます。救急車、消防車が入れない、そして、最近は生活が不便だという若者に見限られ、市外に出ていってしまうようなことも起きているということも聞いております。当然、空家もふえていくわけであります。空家対策の施策も、これから大きく進めていかれると思いますが、こういう状況は、今後の対策が遅れれば遅れるほど、まちの劣化が進んでしまうと思います。  国の補助金を当てしなくても、市単独でも強力に進める必要があると考えますが、どのようにお考えか、お答えください。 599 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 600 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 601 ◆副市長(松井高善) 後退用地の確保による道路の拡幅につきましては、平成27年度から国の社会資本整備総合交付金、この中の狭隘道路整備等促進事業の交付金を受けるとともに、平成27年4月に碧南市道路寄附採納要綱を改正いたしまして、新たに測量に要する費用及び後退用地に存在する工作物などの撤去に関する費用の一部を市が負担をすることといたしまして、より市民の皆様方が後退用地の寄附、買収に御協力をいただきやすいように改正をいたしております。  この結果、平成26年度では35件であった寄附、買収の件数が、平成28年度では52件に増加をいたしております。  平成28年度の実績といたしましては、道路延長として1,063メートルの後退用地を確保いたしております。経費といたしましては、測量及び分筆登記業務、後退用地の買収及び工作物撤去費用の補助に対しまして、合計3,372万3,000円余を支出いたしました。このうち、国の交付金778万8,000円を受け入れしております。  現在の社会資本整備交付金狭隘道路整備等促進事業の計画の期間が平成30年度までとなっておりますが、今後の交付金継続につきましては愛知県に要望中でございます。  狭隘道路の拡幅は、市民の安心・安全なまちづくりのためには欠かせない事業でございますので、事業が停滞しないよう、財源確保に努めてまいります。  以上です。 602 ◆16番(新美交陽) 議長。 603 ◆議長(石川輝彦) 16番。 604 ◆16番(新美交陽) 狭隘道路の後退用地事業は、市の後押しと関係士業の皆さんの協力により、近年着実に進められてきているように思います。  しかしながら、全体からすればわずかなものであります。今後の市の将来を見据えたとき、大変大きな意味のある事業であります。  住環境整備により、新たな人の流入を図ることができます。また、高齢社会による空家の発生を抑制することにもなり、市全体の資産価値の向上にもなります。  もちろん、数年で完了する事業ではありません。継続することが大変重要であります。財政の制約もあり、なかなか難しいこととは思いますが、この事業をもう少し大きく広げ、例えば対象地区の路線を優先順位をつけ決定し、計画的に進めることはできないでしょうか、お答えください。 605 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 606 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 607 ◆副市長(松井高善) 狭隘道路は、旧市街地を中心に市内全域にありまして、解消することは非常に困難であると認識をしております。  しかしながら、住環境の改善を図るためには道路後退は必要な措置でありまして、着実に進めていく必要がございます。  議員御提案の優先順位をつけ計画的に進めるということですが、この場合は、家屋や構築物の移転が必要でございます。用地買収、移転補償が伴わないと事業の進捗が図れません。このような整備手法といたしましては、例えば土地区画整理事業や市街地の再開発事業がございますが、莫大な事業費と地権者の費用負担が伴いまして、現実的ではございません。  狭隘道路は、そこに生活をする方々の生活道路でございます。建てかえの際に、お互いに後退をして道路用地を提供していただき拡幅をしていくべきものと考えております。そのための測量費や工作物の撤去などの費用の一部についての補助は引き続き行ってまいりますので、御理解をお願いいたします。 608 ◆16番(新美交陽) 議長。 609 ◆議長(石川輝彦) 16番。 610 ◆16番(新美交陽) 御答弁いただきまして、ありがとうございます。  この制度を何年もかけて整備をされてこられまして、こういった制度を、市民になかなか伝わっていない部分も結構ある。士業の方が一生懸命頑張っていろいろ宣伝していただいていると思いますけれども、やはり、住宅を新規につくられるというようなことを考えておられる方々には、必ずそういう話、それから建てかえをするとか、そういう方には必ず話が行って、まちのそういうことに役立つということを理解していただくということがこれからも必要であると思っておりますので、さらなる進捗を願っております。  次に、(4)としまして、AI、IoTが実現する時代の行政サービスはということについて、お伺いをいたします。  第4次産業革命の時代と言われております。この時代の到来は、私たちの生活のあり方が根底から変わってしまうのではないかというような予感もしております。  近年のテクノロジーのすさまじいまでの進展は、産業構造、そして、社会を構成している各種の分野がAI、IoTを活用して、まさに統合された世界をも私たちに提示をしていることは、皆さんお感じになっていることと思います。  先日、市の若手職員の皆さんが発表された行政課題研修成果報告には、幾つかの有効な施策が提案されておりました。その中で、今回の私のテーマと大いに共感の持てるものに、AIを活用したチャットボットを用いた行政サービスをすることにより市民満足度を向上させるというテーマの選定がありました。これだけテクノロジーが発達してきている時代です。このような提案が出てきたことは、当然であります。大変すばらしい提案だと思います。  AIを使ったチャットボットは、私は全く素人でありますが、これを使うことにより市民と役所が双方向で24時間つながり、事務の種類にもよりますが、日ごろのルーティン化された業務は、大幅な時短、人員削減につながる可能性をも考えられるものであると言えます。  先進的な企業では既に導入され、高度なものについては、職員で直に対応することも、自動的に処理ができると聞いております。  しかしながら、運用するのに少なからず費用が発生するため、職員は泣く泣く広告収入等を計画し、新たな財源確保を考えざるを得ない。そして、斬新なアイデアは、なかなか日の目を見ない。こういう状況ではないでしょうか。  これからは、若い世代の発想による新しいテクノロジーを生かした行政サービスが求められます。効率アップにより、今まで手を出せなかった業務にも時間がかけられます。  市長は、最高のコストパフォーマンスを目指すと言われております。以上のことが実施されていけば、結果的に税収に対応できる財政構造確立にも大いに寄与するものと考えます。  膨大なビックデータを活用し問題解決を図るAI、そして、全てのものがインターネットにつながるIoT、こんなツールを先進的に利用する発想は、若い人にしかできないのではないでしょうか。ぜひともこれらの状況を酌み取り、積極的に投資をし、市民サービスの一層の効率的な充実を図っていってもらいたいと考えますが、いかがお考えでしょうか。 611 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 612 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 613 ◆副市長(松井高善) 民間企業におきましては、議員が御提案されていますように、AIやIoTといった技術が、実用化が進んでおります。  職員の行政課題研修でも提唱がございましたチャットボット、これは、チャットとボットを掛け合わせた言葉でございまして、チャットは、英語で雑談という意味でございまして、ボットは、ロボットの呼称でございます。人の質問に機械が答えを返す自動対話システムでございまして、この人工知能AI技術と組み合わせることで、市役所においては市民、民間においては顧客の方の意図を高い精度で読み取ることができまして、人手不足解消の切り札とも言える新技術と言われております。  宅配大手の民間企業におきましては、このチャットボットを活用して荷物の再配達をチャットで依頼できるようにしたということで、人員不足に寄与したというような実際事例がございます。  自治体においても、このような技術を取り入れたサービスを展開している自治体がありまして、育児やごみ出しなどの住民の問い合わせサービスなど、市民の皆さんからの問い合わせの多い分野について導入をされている事例を承知いたしております。これは、市役所の業務時間外にも対応でき、行政とはつながりの薄い若者世代にも有効なツールとして注目をしております。  しかしながら、本市のような7万人規模の自治体が他の市に先行してチャットボットなどのAIやIoTの仕組みを導入するというのは、費用対効果の面で難しさも感じております。  現在、一部の自治体でAIを使った実証実験が行われております。本市といたしましては、それらの実証実験の結果をもとに費用対効果の検証を行いまして、導入の可能性について検討してまいりたいと考えております。 614 ◆16番(新美交陽) 議長。 615 ◆議長(石川輝彦) 16番。 616 ◆16番(新美交陽) 今、副市長から答弁いただきまして、予想どおりの御回答でありまして、費用対効果で難色を示しておられるということであります。  市の規模からということでありますが、実験は高浜市も参加をしております。そこまでやることに、やっぱりちょっと市としては腰が引けておるんじゃないかなというような気もするわけでありますが。  職員の提案の前に、既に三菱総研から実証実験参加の意向の打診があったのではないですか。目的は、市民サービスの向上とともに、市の財政構造の改善にもなる取り組みであると考えます。もっと意欲的に取り組み、他市に先駆けて研究するべきであると考えます。  将来、AI、IoTが多く利用され、社会も根底から生活様式も変わる、そんな時代に突入しました。市の全庁のありようも変わらざるを得ない取り組みであると思います。  導入について、実験を見た上で検討していくということですが、市は独自で、AI、IoTを活用した効果的な方策を考えているのですか、あればお答えください。  また、市の組織全般のありようも変わることへの予測や影響などについても、御見解をお伺いします。
    617 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 618 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 619 ◆副市長(松井高善) 三菱総研の実証実験の件でございます。  議員から腰が引けておるんではないかというのがございますが、これは公募されたものではありませんで、三菱総研の研究会員として登録をされている一部の自治体向けに案内がされたと、そういうものでございます。  私どもといたしましては、このような先進的な取り組みに、人、労力と時間、お金をかけて積極的に関与をしていくということも、新たな仕組みが導入時点で碧南市にとって使い勝手のよいものにしていくためには、場合によっては必要なことだと考えております。  ただ、技術の進歩がとても早いものだと考えておりまして、ある程度、標準化といいますか一般的になってきた段階でこのような技術を取り入れるのが、一番効率的ではないかと考えております。  例えば、今回の件で申し上げますと、平成30年10月に商用サービスとして提供されてくるのではないかと思いますので、その時点におきまして費用対効果を検討しながら導入の可否について検討してまいりたいと考えております。  議員も御指摘をいただいておりますとおり、このような技術を活用することで、電話での問い合わせ等の減少によりまして事務等の効率化が図られることにより、将来的には組織の体制や人員配置の見直しも可能になってくるのではないかと期待しております。 620 ◆16番(新美交陽) 議長。 621 ◆議長(石川輝彦) 16番。 622 ◆16番(新美交陽) 将来への、まさに想像力が必要になってきておるわけであります。全庁のありようも変わらざるを得ないというときが来るんじゃないかと思っております。  AI時代というのは、よく私もわかりませんけれども、大きなコストをかけないとできなかったというようなことが、テクノロジーのおかげで低コストでできるようになるということであろうかと思います。全力で取り組んでいっていただきたいというふうに思っております。  次に、件名2、下水道事業についてお伺いをいたします。  (1)終末処理場から水素をということであります。  国交省は、平成30年1月15日、下水汚泥エネルギー化技術ガイドラインを改訂し、エネルギー安全保障と地球温暖化対策に向けて注目される水素を、下水汚泥から製造して燃料電池自動車等へ供給する技術の導入に向けた地方公共団体等の検討を支援しますと発表しています。御承知のことと思います。近年の水素自動車ミライを真っ先に思い浮かべることができると思います。  現在、衣浦東部流域下水道の終末処理場である衣浦東部浄化センターでは、現在、日量3万1,100立米の汚泥から、濃縮、脱水、炭化をして、中電碧南火力へ搬出をしていると聞いております。  汚泥は、これも、地域資源と言ってもいいと思います。これを、これからの時代に活用し、産業化しない法はありません。中電さんに引き取ってもらい、巨大な量の石炭に混ぜて燃しているわけで、電力の生産には余り実効はないように思われます。  汚泥からはバイオガス、汚泥燃料、肥料等の多様な資源として活用できるものが生成されます。そして、水素も製造が可能であります。この点に着目し前述の国の発表となったわけであります。資源として活用できることは、下水道事業の経営改善にもなります。もちろん、低酸素社会への貢献もできます。  既に、平成26年から27年、福岡市において下水汚泥からの水素製造の実証実験が実施されております。私も以前視察をしてまいりました。  これらのことを十分研究し、官民でPFI事業として民間の力を使い、新しい下水道汚泥の利用を計画されてはいかがでしょうか、御所見をお伺いします。 623 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 624 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 625 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 衣浦東部浄化センターは、愛知県の管理となりますが、議員のおっしゃるとおり、汚泥を処理し、炭化燃料を製造し、全量、愛知衣浦バイオ株式会社を通じ中部電力に販売しております。  この下水汚泥炭化燃料施設は、DBO方式により平成24年4月より供用開始をしております。施設の運転、維持管理は、愛知衣浦バイオ株式会社が行っており、その契約期間は平成24年4月から平成44年3月の20年間となっており、現在まだ6年目であることと、衣浦東部浄化センターで発生する汚泥の全量を炭化燃料化して資源活用していることもございまして、現在のところ、水素製造等、ほかの利用方法への転換等の考えはないと伺っております。 626 ◆16番(新美交陽) 議長。 627 ◆議長(石川輝彦) 16番。 628 ◆16番(新美交陽) 今、答弁にありました愛知衣浦バイオ株式会社が維持管理をしているというようなことでありますが、私、初めて聞く会社ですが、どのような組織なのでしょうか。  また、契約期間が平成44年3月までの20年間ということですが、EVや水素社会の到来が迫ってきているこの時代に、このまま今後14年も炭化燃料化の事業では、せっかくの資源の活用の仕方としてはもったいないと考えます。プラントの改修も大きな予算がかかるとは思いますが、一度立ちどまって考えてみる必要があるのではないですか。  経産省は最近、ガソリンスタンドの規制緩和に乗り出すとも発表しております。EVやFCVに必要な電気、水素を供給できるように基準を緩めるとしています。コンビニや物流営業所をガソリンスタンド内に設置できるようにするとしています。  水素ステーションが全国でもまだ100ヵ所程度にとどまり、政府の目指す2025年度までに目標320ヵ所には程遠い状態です。  このたびの規制緩和が下水処理場の汚泥から取り出す水素事業に活用できるものであるかどうかはちょっとわかりませんが、遠からず来るEVやFCVの時代を見越した事業を考えてみる必要があると思いますが、お答えください。 629 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 630 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 631 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 愛知衣浦バイオ株式会社は、メタウォーター株式会社と中部電力が出資しまして設立された特別目的会社でございます。  特別目的会社とは、事業内容が特定されており、ある特定の事業を営むことを目的とした会社のことです。  下水汚泥がバイオマス資源として利用される中、多くの浄化センターで大半はセメント化の建設資材として利用している現状を見ますと、衣浦東部浄化センターでは、全量を炭化燃料化しエネルギー資源として利用していることは、下水道汚泥エネルギー化技術ガイドラインに沿ったものであると思います。  議員のおっしゃるとおり、昨今、水素社会の到来を予感させますが、衣浦東部浄化センターでは、安城市、高浜市及び当市の3市の汚水を処理する施設でございまして、県が管理しております。管理をしている県によりますと、炭化燃料化施設は、稼働してまだ6年でございまして、当面は炭化燃料化を継続していくとのことでございます。 632 ◆16番(新美交陽) 議長。 633 ◆議長(石川輝彦) 16番。 634 ◆16番(新美交陽) ただいま、経緯並びに会社の組織については理解をいたしました。  下水汚泥エネルギー化技術ガイドラインは、平成23年の制定内容に沿ってつくられたものであります。当時、汚泥の利活用については水素は入っていなかったものであります。それを、この1月に急遽改訂をしたわけであります。  安城市、高浜市と当市の3市の汚泥を処理している大変重要な施設であり、貴重なものであります。愛知県の管理であり、まだ6年しかたっていないので新たな水素取り出しへの取り組みは検討しないとの答弁でありますが、技術の進歩は、我々が思っている以上の速さで進んでおります。愛知衣浦バイオ株式会社は特別目的会社とのことであり、特定の事業を営むことを目的とした会社ということは、その中に水素事業も取り入れることは可能ではないでしょうか。  環境にやさしいCO2を排出しないで燃料となり、水だけが排出されるわけです。製造段階においては、化石燃料由来の水素とは違い、製造時のCO2の排出はないものであります。下水道資産を利活用した水素社会実現への貢献という視点に立ち、安城市、高浜市の意見も聞いてみたらどうでしょうか、お答えください。 635 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 636 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 637 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 先ほどの答弁で触れさせていただいたとおり、昨今、水素社会の到来を予感させるものでございます。  衣浦東部浄化センターは愛知県の管理でございまして、愛知県としては、すぐに水素事業に取り組むことは難しいようでございますが、今回の質問をよい機会と捉え、安城市、高浜市及び当市の3市で組織してございます衣浦東部処理区部会において、安城市、高浜市の考えを確認してみたいと思っております。 638 ◆16番(新美交陽) 議長。 639 ◆議長(石川輝彦) 16番。 640 ◆16番(新美交陽) 大変意欲的な御答弁をいただいたと思っております。ぜひ、こういう時代の要請もあります。安城市、高浜市さんにもよく話をしていただいて、積極的に進めていただきたいというふうに思います。  (2)下水道ストックマネジメントについてお伺いいたします。  平成元年から始まった碧南市の下水道事業は、30年を経過してきております。20年から30年たつと管の劣化が進み、道路の陥没事故も発生件数も多くなると言われています。  陥没は、小口径管路や陶管に多く見られるとも言われています。これらのことからも、今後劣化が進む管路、施設の補修、修繕等の維持に多大な予算を投じていかなければなりません。  下水道長寿命化計画として既に計画を進めてきておるわけでありますが、発生対策型から予防保全型への転換ということで、下水道ストックマネジメントの手法が考えられたものと思います。  今回、下水道ストックマネジメント支援制度が決定され、市もその計画をこれからつくられるわけですが、今までは個別施設ごとに計画を策定し改築を実施してきたものを、5年程度の部分最適ではなく、中長期な視点で下水道事業全体の今後の老朽化対策を見据え、維持管理、改築を一体的に捉えて計画的、効率的に管理するストックマネジメントが必要であるとしています。計画は、具体的には今後の策定業務で細部が決まっていくと思われますが、どのような内容なのか、簡略にわかりやすく説明をしていただきたいと思います。  膨大な管路の調査も伴うものであり、コストも相当かかると思われますが、この点についてもお答えください。 641 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 642 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 643 ◆開発水道部長(黒田敏裕) この計画の内容でございますが、わかりやすく申しますと、従来の長寿命化計画は、個々の施設の老朽化対策的な計画であったものに対しまして、ストックマネジメント計画は、下水道施設全般を一体的に捉えた長期経営的な視点の計画となるものでございまして、今後、施設の改築等の実施に当たって国の補助を受ける場合は、本計画の策定を要するとされております。  業務内容につきましては、まず、綿密な下水道施設全体の計画、調査、診断を行い、それをもとにリスク評価、管理目標の設定、長期的な改築シナリオ設定と多岐にわたる内容となり、時間とコストを要するものでございます。  また、これらの業務に必要となる委託費におきましては、国の積算基準がございまして、これに基づき事業費算定を行っているところでございます。 644 ◆16番(新美交陽) 議長。 645 ◆議長(石川輝彦) 16番。 646 ◆16番(新美交陽) 従来の長寿命化計画は、個々の施設の老朽化対策的な計画であって、このストックマネジメント計画は、下水道施設全体を一体的に捉え、長期経営的な視点で計画をするという意味であるというふうに御答弁をいただきました。  下水道の今後の維持管理のほか、全ての施設改修、管路の築造等、全ての事業の長期的な経費を積算するものであるものと考えます。莫大な額のものになると思いますが、この積算の全額は、計画策定時に明確になるのでしょうか。  また、寿命を50年とすると、あと20年ほどで初期のエリアが寿命になってくると思いますが、どのエリアが該当してくるのでしょうか、お答えください。 647 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 648 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 649 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 下水道施設の長期にわたる維持管理経費につきましては、ストックマネジメント計画を策定する過程におきまして、今後具体的に算出する予定でございます。  また、汚水管路は、平成元年から工事を着手しておりまして、その主なエリアは、市役所周辺となります。  管路の寿命更新計画につきしては、施設の損傷、劣化に対する影響度、経過年数、点検結果等、総合的な指標によるリスク評価により判断しまして、計画的に補修していくものでございます。 650 ◆16番(新美交陽) 議長。 651 ◆議長(石川輝彦) 16番。 652 ◆16番(新美交陽) 全体の計画が立たなければ決められない点もあると思いますが、今後の改修エリアとして市役所周辺が一番古く、その順位から行っても早い時期になると思われます。今までの長寿命化計画では部分的な調査を行った上で対策の立案をしていたわけですが、今後の計画では下水道施設全体を見て立案をされるわけであります。  しかしながら、その中でも優先度の高いものから当然洗い出しをされると思いますが、今、早く手を打っていかなければならない点は何がありますか、終末処理場、中継ポンプ場の耐震対策はどうなっていますか、これらについてお答えください。 653 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 654 ◆議長(石川輝彦) 開発水道部長。 655 ◆開発水道部長(黒田敏裕) まずは、今までも長寿命化計画により実施してまいりました雨水排水場ポンプ場の機器類、これは今後も継続的に古いものから順次更新計画を考えております。  優先度の観点からは、次に汚水管路の経年による更新が考えられますが、中でも先ほど申しました整備年の古い地区の管路や硫化水素による影響の多い管路等、これらがストックマネジメント計画の策定の中で洗い出されてくると想定しております。  また、耐震対策でございますが、大浜権現中継ポンプ場につきましては、下水道総合地震対策計画に基づき、昨年度耐震化を実施済みでございます。  衣浦東部浄化センターにつきましては、最小機能であります揚水、消毒、放流機能の確保まで耐震対策が完了していると伺っております。  平成29年度は管理棟の耐震対策を行っており、平成30年度に汚泥処理棟の耐震対策を予定していると伺っております。 656 ◆16番(新美交陽) 議長。 657 ◆議長(石川輝彦) 16番。 658 ◆16番(新美交陽) 御答弁、ありがとうございました。  ストックというふうに言われておるわけでありますけれども、これは、言いかえると資産というふうに見ていいと思います。将来の市の財政構造を揺るがしかねないほどの大きな要素を含んだものであります。  計画をしっかりと定めていただいて、負の資産というふうにならんようにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 659 ◆議長(石川輝彦) 以上で、新美交陽議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。再開は午後3時15分といたします。                            (午後 3時 0分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 15分 再開) 660 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、林田要議員の総括質疑を許します。 661 ◆13番(林田 要) 議長。 662 ◆議長(石川輝彦) 13番。 663 ◆13番(林田 要) 新政会の林田要でございます。総括質疑申出書に従いまして3件の質問をさせていただきます。  今定例会本会議1日目におきまして、平成30年度碧南市一般会計予算案ほか各特別会計予算案が上程されまして、市長より新年度に向けた施政方針、また、教育長から教育行政方針が説明されました。いずれも、総合計画、市長のマニフェスト、加えて議会におけます各議員の指摘や提案に真摯にお答えいただいている内容ではないかと印象を受けました。特に入園前の保護者への支援、そして、また、病児保育など子育て支援に対しても非常に大きく理解いただいている内容であると、そのように認識しております。これらの上程議案に対しまして、新年度よりさらに一歩進化していただきたく思い、3件の質疑を述べさせていただくものであります。  それでは、件名の1、財源確保と魅力発信のための自治体将来価値の算定と自治体ICOの試案を問うという、非常に長い件名で恐縮なんですけれども、お願いします。
     世界の中の日本、日本の中の愛知県、愛知県の中の碧南市という視座から、碧南市が世界に供給できる価値、市民に提供すべき価値を問うものでございます。  まず、財源確保という自治体の永遠の課題につきまして伺います。  あわせて、常日ごろから耳にします魅力発信というものについて、1点伺います。  自治体将来価値という言葉と自治体ICOという、なかなか耳なれない言葉につきましては、順次質疑する中で説明資料を交えながら伺わせていただきます。  今回の質疑をさせていただく上で、自治体の将来価値、自治体がもたらす価値というものを初めに定義させていただいたいと思います。  まず、国の責務、県の責務、碧南市の責務とはどういったものなのか、私なりに考えてみました。いずれも、公の責務の中心にありますのは、経済、そして次に教育、そして社会保障、こちらの三本柱の安定の提供といったものが公の責務ではないでしょうか。  国の責務とは、国内の経済、教育、社会保障の安定、そして、他国とのおつき合い、県の責務は、県内の経済、教育、社会保障の安定、そして、国、ほか都道府県とのつき合い、碧南市の責務とは、市内の経済、教育、社会保障の安定に加えて近隣市町とのつき合いがあるかと思います。  近隣市町とのつき合いを考える上で、近隣市町から見た碧南市という視座は欠かせないものではないでしょうか。  この価値提供の価値が、国、県、碧南市の責務を申し上げましたが、この三本柱にプラスアルファされたものを価値、付加価値とお考えください。  市内在住、在勤者への付加価値の提供につきましては、新年度予算案の説明を過日伺いました内容におきましては、各種施策によって各種対応いただいておられ、詳細は今後の予算審査特別委員会において詳細を伺いたいと思います。  ここでは、市外在住者、市外在勤者への価値提供といった視点で、どのように事業を推進されているかを伺います。  また、発信する魅力を担保するための財源確保に向けた施策について、市外、県外、国外からといった視点で推進がされているのか伺いたいと思います。  では、(1)碧南市の立ち位置を考える際の市外、県外の視点について、ア、イ、ウ、伺います。  アの市外在住、在勤者及び近隣自治体が碧南市に求めている価値を一言であらわすとどのようなものでしょうか。  イ、求められている価値に対して、提供すべき価値を、どのようにお考えでしょうか。  ウ、近隣市町の住民、事業者、自治体が碧南市に期待していることを調査し、自治体価値の向上につなげるべきではないか、順にお答えいただきたいと思います。  次に、(2)です。魅力発信のためのインフルエンサー確保に向けた施策について伺います。  最低限所得保障の導入による創業者誘致支援、文化人誘致支援でございます。  現在の碧南市の魅力発信は、誰に向けたものでしょうか。市内、市外、個人、グループ、企業、いずれでしょうか。また、何のために発信しているのでしょうか。  魅力発信というのは、目的のための手段ではないでしょうか。目的は、定住、移住促進でしょうか、財源確保でしょうか、この視点からは、もう一歩丁寧な説明が求められると考えます。  そこで、受け取る者によって魅力と捉えるか否か、費用対効果が見込めるか、これらの視点から、予算案に反映されているかお答えください。  加えまして、インフルエンサー確保に向けた施策について伺います。  インフルエンサーとは、一般的に社会に強い影響力を持つものとされており、近年では、特定の分野ごとにインフルエンサーと呼ばれる方がみえます。ときにはカリスマという呼称と同意に扱われることもあるようです。  また、ここでいう最低限所得保障とは、生活費のための時間、生活費のための労働力提供から解放するものでありまして、自治体価値の創造に注力できるようにする仕組みであります。  例えば、老若男女問わず熱いベンチャー魂を持った創業者を誘致することで、碧南市に新しい技術、雇用、法人税の創造がなされればと思いますし、また、文化人誘致によって芸術、音楽、各種文化の創造がなされれば、自治体価値の向上につながるのではと考えます。これらの思惑から、碧南市の新しい魅力づくり、自治体価値創造につなげることができないか、お考えをお聞かせください。  次に、(3)トークンエコノミー確立による価値の提供を目的とした自治体ICO実施についてであります。  トークンエコノミーとは、筑波大学落合博士の言葉を引用しますと、将来価値を現在価値に転換する仕組みであり、自治体においては、ふるさと応援寄附金、クラウドファンディング、ICOという系譜で考えやすく、株式会社における株式と同様に、自治体の将来価値に対する直接投資を促進、財源確保の一手法とすることの可否はという質問であります。  それでは、映像を切りかえください。着座にて失礼します。  では、順に用語について説明させていただきます。  まず、トークンエコノミー確立の「トークン」というものでありますが、これは、法定通貨の代替手段と読みかえていただくといいかと思います。補足映像に写しましたように、身近な公共交通機関が発行しております電子マネーやコンビニのレジで皆様見られたことあるかと思いますが、ぴぴっとかざすだけで決済できるものも見受けられるようになりました。これらは、法定通貨、いわゆる円や現金で現金払いをする必要がなく、提供されております各種サービスによって異なりますが、あらかじめ現金をチャージしておくことで利用できるものが多いです。これらの代替手段を「トークン」と呼ぶものとしますが、見なれたものには、明石公園の回数利用券があります。これもいわゆる「トークン」と呼べます。いわゆる、100円で利用券を買うと、現金払いではなく、利用券を払って、その明石公園内で利用できるというものでありますので、これも「トークン」です。そのほか、お店のポイントカードも「トークン」と呼べるものであります。  続いて、質問にありますトークンエコノミーというのはどういったものなのか説明申し上げます。  トークンエコノミーとは、一言で言いますと代替手段、代替通貨手段が使える範囲、エリアということになりますが、例えば、実際ないんですけれども、例えばで犬猫薬品というお店があるとします。犬猫薬品のポイントカードというものは、当然、犬猫薬品でのみ使用可能でありまして、これは小さなトークンエコノミーであります。「トークン」が使える範囲は、犬猫薬品のエリアのみでありますので、トークンエコノミー、この小さなお店の周りにお客さんが使っている小さな範囲、これ、トークンエコノミーと定義いたします。  もちろん、このトークンエコノミーというものが碧南市内には各種いろいろなお店があります。私の財布には、いっぱいポイントカードが入っていますので、そのポイントカードそれぞれが、トークンエコノミーがいっぱいあるとお考えいただきたいと思います。  では、質問にあります碧南市のトークンエコノミーといいますと、一言で言えば、碧南市全体の地域通貨圏を創造するということになります。  碧南市全域で使用できる価値交換の手段として法定通貨がありますが、これとは別に、仮称碧南コインとさせていただきますが、碧南コインであらゆる買い物を初めとした決済ができる環境の構築を想像していただきたいと思います。これは、碧南市のポイントカードのようなものでもあり、一時期ブームとなりました地域通貨や江戸時代の藩札をイメージしていただくとわかりやすいと思います。  トークンエコノミーは、代替手段が使用できるエリアであることを説明させていただきました。  次に、トークンエコノミーと、では、自治体価値の向上がどのように関連しているかを説明いたします。  なぜ、碧南コインが、地域通貨圏が自治体価値を高めるのでしょうか。  自治体価値は、先ほど申し上げたとおり、自治体の責務であります経済、教育、社会保障の安定にプラスアルファした部分と定義させていただきました。  プラスアルファの部分、つまり、自治体価値は、住民個別の価値観と要求に応じて変化しますが、おおむね最大公約数は、補足資料のとおりなのではないでしょうか。まずは、暮らしやすい、それは、例えば子育てしやすい健康的なまちである、治安、交通利便、税金が安い、こういったものが挙げられるかと思います。そして、また、働きやすい、雇用がある、賃金がしっかり払われる、そして、何よりもブラックじゃないと。そして、商売をしている方にとっては商売しやすいまちだな、立地もよくて商圏もあり、そして人材確保もできる。こういった部分、一例として、人口増加の傾向にある自治体は、これらが高く、自治体価値が高いとも言いかえられます。これらの個別の要求がさらに細分化されているにもかかわらず、住民相互に要求を満たしているとも。人口がふえている自治体では、住民相互に要求を満たしているとも考えられます。  では、なぜ、碧南コインが自治体価値を高めるのか。  では、なぜ、逆に、法定通貨だけでは自治体価値を高められないのかといったところで、法定通貨のよい面、悪い面をステレオタイプですが、あらわしてみました。  まず、法定通貨、現在使っております現金のいいところですけれども、世界共通の信用尺度があります。円で例えるなら、日本国内なら使えないことのほうがほぼないわけでありますので、使用機会がまた保障されていることもよい面です。  ただし、悪い面というものもあります。貯蓄による流通の阻害、価値の交換の阻害が考えられます。  戦前戦後の戦費調達、復興の国策として貯蓄奨励がなされました。それ以降、貯金が正義であるといったような思いがあることから、どうしても貯蓄が多い。  そして、もう一点が、皆さん経験があるかと思います、決済が不便です。市役所のATMの行列を見てもわかりますように、いまだに現金払いのみのお店が多いものですから、常にお金を持ち歩く必要がございます。  では、この貯蓄による流通の阻害に対して、碧南コインがどういったいい面があるのでしょうか。  それは、まずは貯蓄による流通の阻害に対しましては、時間経過とともに減価するトークン。価値の移動、交換が円滑になりますと補足資料にありますが。例えばプラミアムつき商品券といった事業がありましたが、思い出していただきたいと思います。また、店舗のポイントカードも1年以内なら使えますよといった期限つきのものがありますよね。そうしますと、期限が来ますと、あと500円分何か買わなきゃと、あと500円分買うと1ポイントついて全体で1,000円引きになるねとか、そういった経験もあるのではないでしょうか。私は少なくとも何回もありますが。例えば、今回碧南コインでいいますと、法定通貨1万円分に対して10%のプレミアがついた碧南コインというものがあるとします。しかし、1ヵ月ごとに1%ずつプレミアが減っていくとしましょう。そうしますと、10ヵ月後にはプレミアがなくなります。11ヵ月後には、逆に法定通貨より価値が下がります。そうすると、買い物などにすぐ使用しないとプレミアが減っていきますよねと。たんす預金といった言葉は無縁となりまして、これで結局価値の移動、交換。通貨というのは価値の移動、交換の手段の1つでありますので、価値の移動、交換が円滑になりますというものであります。  もう一点、法定通貨の悪いところ。決済が不便といったところにつきましては、第三者を経由せず当事者同士で決済可能であります。  これ、第三者というのは、例えば銀行を思い出していただくといいんですけれども、銀行で振り込みをしましょうといった場合、当日に振り込もうとしますと、お昼休みに走っていって、15時までに何とか決済しなきゃいけないとかいうこともありますし、夜中、ATMを使おうと思っても、最近は多いんですけれども、あいていますけれども、コンビニもありますし便利になりましたが、どうしても振り込みました、15時過ぎますと翌日の振り込みになりますと。そういったものが、碧南コインの場合は直接の振り込みになりますので、一切なくなります。  こういった部分で価値の移動、交換が円滑になり、24時間365日ロスタイムなしということで、非常に価値の移動、交換が円滑になること、これをまず強調したいと思います。  最後になりますが、碧南市地域経済を、まずは超活性化いたします。この活性化という言葉、余り好きじゃないんで、具体的じゃないので好きじゃないんですけれども、言いかえるとGDP、GNPと一緒で、碧南市民総生産、碧南市内総生産を上げるとお考えいただきたいと思います。計算式は、執行部にお任せいたします、済みません。  超活性化しますと、総生産が上がります。そうなりますと、税収増。そして、予算拡大。予算拡大すれば、皆さん、大喜びですね。各種施策の事業が充実するということになります。もちろん、これ、市内に加えまして、今後、市外、県外、国外からも注目を集めることとなりますし、もしかしたら、安城コイン、刈谷コインというものが生まれまして、もしかしたら三河コインの議論が生まれまして、そうすると、愛知コインというものが出てくるかもしれません。そうすると、愛知県全体が大きな地域経済圏となりますし、将来的には日本コインとまで広がれば、国内経済が回復するしょっぱなを碧南市が飾ることにならないかと考えるものであります。  しかし、現在、ふるさと応援寄附金というものがあって碧南市に直接寄附金を寄せてもらっていますが、これの弊害としましては、思惑がいい物ないかなといった思惑でお金が入ってきているところ、これ、否めないかと思います。  もう一つ、クラウドファンディングって、非常にすばらしい制度も碧南市も進めてきてくれているんですけれども、これが、いい企画ないかなということで、いい企画がないと、すぐによそへ行ってしまうという、その企画ありきになってしまっているところが、すごく競争が激しくなっているところがあります。ここがちょっと怖いところです。  ただ、私が質問させていただいておりますICO、イニシャル・コイン・オファリングといいますが、新しい通貨、先ほど申し上げました碧南トークン、碧南コインを発行することで、この地域通貨圏に直接投資を募るものでありますので、これ、つまり、世界中の人がいい自治体はないかなという価値観でお金を投資してきます。物や返礼品目当てでなく、純粋に地元愛や応援する気持ちを受けとめる受け皿となるのではないでしょうか。  最後に、私が考えますよい自治体とは、冒頭に申し上げました、経済、教育、社会保障の責務を果たしているという前提で、世界的に将来価値が高い自治体、これを目指すことが1つのよい自治体といったものの今後の課題となるのでないでしょうか。ぜひ、トークンエコノミー、地域経済圏を確立しまして、各種契約、決済の利便性と速度を高め、地域経済行動を活性化することにより、市内総生産を上げることで自治体価値の向上と提供を図ることはできないか、お考えをお聞かせください。  引き続き、では、(4)分散台帳技術を主軸にしたマイニングによる寄附金にかわる財源確保を目的とする直接投資の促進について伺います。  マイニングとは、非中央集権型分散台帳技術における第三者による信用の担保を不要とする利用者相互管理運用のための資源協力というものでありまして、これも用語、説明します。  具体的には、自宅パソコンの情報処理資源を分散台帳として一部提供することにより対価として得る報酬を、碧南市に寄附していただく仕組みをとることで直接投資を促進できないかというものであります。  まずは、「台帳」という言葉であります。皆さん御存じのとおり、データベースのことです。銀行に例えますと、銀行には当然データベースがあります。Aさん、Bさん、Cさんとおりまして、Aさんが例えば銀行に預け入れをします。すると、銀行のデータベースにも、Aさんから幾ら幾ら預け入れされました。Bさんから幾ら幾ら預け入れされました。ある日は、AさんからCさんにお金が振り込みされました。それら全て、銀行のデータベースに載っており、皆さんが持っている銀行通帳は、銀行のデータベースのコピーであります。  それでは、分散台帳とは何でしょうか。  もうそのまま分散されたデータベースなのですが、Aさん、Bさん、Cさんのみしか存在せず、銀行は存在しておりません。AさんからBさんにお金が移動した場合、分散データベースなので、Aさんのデータベース、Bさんのデータベース、CさんのデータベースにもAさんからBさんへお金が移動したことが記録されます。ここで注意いただきたいのは、全く関係ないCさんのパソコンにもデータが載っているということです。  しかし、これ、心配される必要なく、実際は暗号化されておりますので、人間が自分の通帳以外見ることはできません。この暗号化を解くためには、今のスーパーコンピューターで80万年かかると言われております。  さて、次に、マイニングという言葉が出てきましたので、マイニングについて説明させていただきます。  分散データベースに協力して見返りをもらうことでありまして、先ほどのCさんが、まさにそうです。Aさん、Bさんとは全く関係ないんですけれども、Cさんもこの分散データベースに協力しておりますので、今まで皆さんが使用されておりましたATMの手数料であったり銀行へ払っていた使用料の幾らかを分散データベースに協力した分だけ見返りをもらうことができます。いわゆる、相互に自分たちの持っている資源を提供することによって分散データベースをつくり上げ、そして、相互の資源を協力し合うというものであります。  ここまで、わからない。難しいですよね。読んでいて、僕もなかなかわからなくて、これ、マイニングを一言で説明するというの、なかなか難しいんですけれども。そうだな、第三者というのを介在しないんだなというところだけ、まずは頭に1つ入れていただきたいというのと、皆さんが自宅に持っているパソコン、あと、スマートフォンでもいいです、これ、常に皆さん使っているわけじゃなくて、使っていない時間もありますよね。その使っていない時間、スマートフォンの能力を提供していると考えてください。スマートフォンの処理能力を、いつの間にかアプリケーションが使っているということです。皆さんが使っているスマートフォンの余分な能力をあわせると、物すごい1つの大きなコンピューターになりますので、それでデータベースをつくっているといったものであります。  実は、これはもう既に事業化されておりまして、国内ですと、熊本電力が余剰電力を用いて分散台帳技術での資源協力事業を始めております。  また、海外ではユニセフが、申し出者が所有する高性能パソコンの余剰能力を活用した資源協力の寄附を始めているところであります。  それで、こういったマイニングによってしっかりと寄附能力というものが証明されているものですから、ぜひ碧南モデルをつくっていただいて、碧南市民に限らず世界、海外からも余剰電力、また、パソコンの余剰能力を用いた分散台帳技術、先ほどの碧南コインもそうなんですけれども、資源協力いただきまして寄附をしていただくことによって、恒常的な財源確保によることで直接投資を図れないか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。  じゃ、件名1は以上となります。  映像を戻してください。  続きまして、件名2に移ります。  残り時間が少ないですね。  体育とスポーツの違いを定義し実践できる指導者養成の必要性を問います。  まず、(1)が、そうですね、体育とスポーツの違いを定義し実践できる指導者養成の必要性を問います。  体育とスポーツの違いを、どのように捉えているでしょうか。  また、朝連停止の影響をどのように捉えているでしょうか。  そして、あわせて、短時間で効果が上がる指導、練習方法のほか、栄養、心理、統計、整体など、児童生徒を取り巻く環境への知識を含めた指導者の資質向上の必要性を感じますが、現状及び今後の考えをお聞かせください。  (2)です。子供たちの将来性と可能性を失わない多様な選択肢の提供のため、基礎体力に加え、基礎知力の育成によるみずから考える力を育むことの重要性について伺います。  指導者が広い世界観を持ち合わせていなければ、子供は枠内に収まってしまうのではないでしょうか。教える、いわゆるティーチングから、引き出す、想像力を鍛える、能動的な発想を否定しないといったコーチングの技術が重要ではないでしょうか、お考えをお聞かせください。  続いて、件名の3、重粒子線がん治療施設の導入可否を問うであります。  (1)市民病院への導入もしくは新たに設置できませんかということで、丁寧な言葉になっています。  従来のがん治療は、大きくわけて3つの手法がございます。1つ目は、外科手術による患部を切り取る方法、2つ目は、抗がん剤を初めとしました薬品などの化学療法、3つ目は、今回の質疑にあります重粒子線を含みます放射線治療であります。いずれも単体で行われることもありますが、外科手術と抗がん剤を組み合わせたものが一般的であります。個人差や患部の部位によって、担当されるドクターが中心となって対応を考えていただいております。  私が伺います3つ目の手法であります放射線治療の1つであります重粒子線治療は、手術や薬品治療と比較して患者さん本人のQOLを高く維持できることが特徴であります。理由といたしまして、手術治療においては、皆さん御存じのとおり、がん患部を含めて周辺の健康な部位を合わせて切除しなければならない場合がございます。抗がん剤治療は、個人差によりますが副反応が顕著にあらわれることもあるものです。その点、重粒子治療は、患部にピンポイントで炭素イオン線を照射いたしますので、実際の治療時間は、個人差もありますが、数分から数十分で済み、がんの部位によっては、がん治療が日帰りで治療を受けるケースもあります。また、5年生存率も、ほかの2つの手法と比較して極めて高く、今後の導入が期待されるところであります。  重粒子線がん治療施設というものは、世界に10ヵ所しかありません。また、そのうちの5ヵ所が日本国内にございます。  放射線治療は、従来はアメリカが中心となって発展してきましたが、患部を的確に把握するための映像技術に頼るところが大きく、映像技術に優れた日本が現在では主流となっております。  ただし、一般的な保険適用がなされないため、治療のための費用的な患者負担は大きく、治療には314万円を要します。  しかし、自分の体ならともかく、大切な家族や子供の命がかかっているとなれば、決して現実的ではない金額ではないと思われます。  上程されております碧南市民病院の次年度予算を確認しましたが、早急に導入することは確かに難しいかと存じます。しかし、今後の碧南市の自治体価値を考える際の一助となる施設であることは間違いございません。導入の可否、また、新たに設置することにつきましてのお考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問とさせていただきます。お願いいたします。 664 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 665 ◆議長(石川輝彦) 総務部長。 666 ◆総務部長(金沢宏治) 私からは、件名1、財源確保と魅力発信のための自治体将来価値の算定と自治体ICOの試案を問う、(1)碧南市の立ち位置を考える際の市外、県外の視点について、ア、市外在住、在勤者及び近隣自治体が碧南市に求める価値を一言であらわすとということでお答えをさせていただきます。  まず、(1)の碧南市の立ち位置を考える際の市外、県外の視点についてのア、碧南市に求めている価値でございます。  市外の在住者、在勤者から本市に対するメッセージをいただく機会といたしましては、ふるさと納税サイトでの寄附先自治体への応援メッセージがございます。一部御紹介をいたしますと、発電所と海産物と三河みりんが私の市のイメージです、水辺の景色が素敵です、港を生かしたユニークなまちづくり期待しています、応援しております、夫が碧南の港に頻繁に出張をしていました、漁港、産業促進のお役に立てると幸いです、海のある素敵なところですね、など、水に関する意見が多く見受けられます。  本市は、市域の四方を水に囲まれ、温暖な気候と風土に恵まれていることから、古くから醸造業、農業、漁業が、まちの産業を担ってまいりました。  そして、近年では、臨海部を中心とする工業の発展により豊かなまちづくりを実現できてきておると思います。特に、臨海工業地帯は、日本のものづくりを担う西三河の中でも中心的な役割を担っておりまして、近隣自治体においても評価されていると自負をしているところでございます。  このような状況から具体的に市外在住、在勤者及び近隣自治体からは、特に求められているという状況は余りございませんが、本市の価値を一言であらわすなら、水に囲まれていること、特に、港を有しているということであると考えております。  続きまして、イの、求められている価値に対して提供すべき価値をどのように考えるかということでございますが、本市の価値、いわゆる強みを、水に囲まれていること、港を有しているということで考えますと、きれいな水があるゆえに発達してきた産業である醸造業では、みりん、白しょうゆ、白だし、農業では、ニンジン、タマネギ、イチジク、漁業では、シラスといった地場産品がございます。これらは、ふるさと納税でも人気の品となっており、全国から期待されている商品というふうになっております。
     こうした地場産品は、本市の価値、強みでございますので、今後これらの価値をさらに高めるよう、ブランド化等に力を入れていきたいと考えております。  また、港を有しているということで大きく発展してまいりました本市の臨海工業地帯は、今後とも日本のものづくりを牽引していくことは期待されていると考えておりますが、その中でも衣浦ポートアイランドは、多くの可能性を持つ事業でございまして、広域的かつ多種多様な業種が事業を展開できると考えております。  今後も、さらなる革新的な技術の創出の支援などを行うことで、就労の機会、交流人口の増を図り、本市臨海部の価値を一層高めていきたいと考えております。  続きまして、ウの、近隣市町の住民、事業者、自治体が碧南市に期待していることを調査し、自治体価値の向上につなげるべきではないかということでございますが、個人の方につきましては、先ほど申し上げたとおり、ふるさと納税を通しまして、近隣だけではなく全国の方々から応援メッセージなどをいただいておるところでございます。寄附者の方に対しては、おいしい農産物、海産物、醸造品をお届けすることで、本市のファンになっていただけるよう魅力を発信し続けていきたいと考えております。  また、近隣市町の事業者については、本市の強みであるものづくりに関連し、臨海部への進出や工業用地確保について企業訪問を通じてニーズ等の調査を行っているところであり、さらなる産業振興のためにも、道路網などを含め、産業基盤整備による価値向上に努めてまいります。  近隣自治体におきましては、それぞれが価値を高め合うライバル関係にあるわけでございますが、広域的な行政の推進などで連携をいたしまして、このエリア全体の価値が高められるよう努力をしてまいりたいと思います。  続きまして、(2)魅力発信のためのインフルエンサー確保に向けた施策についてでございます。  まず、新年度予算に計上する魅力発信に関する事業について、そのターゲットとその目的について御説明を申し上げます。  ふるさと応援寄附金事業では、市外在住の個人を中心に地元特産品を全国へ発信することで、パートナー企業の販路拡大、地場産業の振興を図るとともに、本市の財源確保をその目的としております。  今年度では、12月末現在3万4,058件、金額が5億1,982万円の御寄附をいただきまして、パートナー事業所数は、制度開始の26年度の18社から毎年ふえておりまして、48社となりました。新年度では6億円の歳入を計上しておるところでございます。  また、シティプロモーション促進事業という観点で申し上げますと、市の職員、主事、主査級の若手プロジェクトチームが市民を対象とした定住促進の活動をしております。今年度は結婚に注目し、いい夫婦に当たる11月22日に市民課に婚姻届けを提出した夫婦に、ピッチFMに出演していただいたサプライズ企画の実施、2月14日のバレンタインの日には、そのときの感動の様子を収録したDVDをプレゼントいたしました。  新年度予算では、歳出の112万円余を計上いたしまして、4月5日の市制70周年記念式典では、写真、動画を特技とした若手職員による市勢要覧の作成動画を放映するほか、新たな企画を実施してまいります。  ただいま、2つの事業について申し上げましたが、予算策定では、常に費用対効果を最優先し、魅力ある発信づくりに努めているところでございます。  続いて、インフルエンサー確保に向けた施策といたしましては、海外に向けた観光PRという視点から申し上げますと、台湾向けとして、台湾人有名ブロガーを本市に招き、碧南の魅力を自身の観光情報サイトから発信をしていただいております。  また、香港向けといたしましては、名古屋の観光情報誌「散策王─名古屋」を発行いたしましたヨランダ・チャウ氏を招いて、碧南をめぐっていただいており、その改訂版には碧南を掲載していただける予定でございます。  産業では、平成28年度に開催いたしました「全国醤油サミット」におきまして、料理研究家や醸造事業者がみずからフェイスブックページを立ち上げ、知人に情報を拡散していただいております。その結果、日本の発酵食文化の認知度を高め、その魅力を次の時代へつなげていこうという思いから「勝手に醤油サミット応援隊」が立ち上がり、盛り上げていただいております。  また、同じく醸造事業者が中心となりまして、昨年度に引き続き本年度もコレゾ賞の表彰式を本市で開催をしております。コレゾ賞とは、大量生産される安物ではなく、こだわりを持った本物の食品づくり、ものづくりをしているつくり手を表彰することで、よいものを次の世代につなごうという活動であります。この表彰式には、元国土交通省事務次官や現在の国土交通省顧問、中部運輸局では局長、観光部長をお招きし、本市をPRしております。  また、昨年2月に本市に研究開発拠点を移しました宇宙旅行事業化を目指すベンチャー企業、PDエアロスペース、これにつきましては、新しいインフルエンサーとしても注目をしているところでございます。  ここしばらくは、こうした施策を継続していく予定でございます。御提案の最低限所得保障導入による創業者、文化人誘致支援につきましては、当面は実施をする予定はございませんが、今後も多くの方々と事業を推進することにより、より効果的に碧南の魅力を発信してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  続きまして、(3)トークンエコノミー確立による価値の提供を目的とした自治体ICOの実施についてでございます。  まず、画面で自治体ICOについてわかりやすく御説明をいただきまして、まことにありがとうございました。  本音を申し上げますと、聞きなれない言葉も多かったんですが、まずは、自治体での実例があるかを調べさせていただきました。  自治体による電子通貨としては、飛騨市による「さるぼぼコイン」がございます。昨年の12月から運用を開始したようで、日本の地域特化の電子通貨としては初めての実例で、飛騨信用組合の通帳やクレジットカードから日本円をチャージすることで、高山市、飛騨市、白川村の対象店舗で簡単に決済を行うことができるというものでございます。  この実例は、ICOをしたわけではございませんが、地域トークンを発行したという点では、参考実例となろうかなと思っております。  この制度のメリットとしては、二次元コードで簡単に決済ができること、チャージにプレミアムポイントがついてくること、キャッシュレスで便利なこと、クレジットカードからチャージが可能であることなどが挙げられております。  また、岡山県西粟倉村では、民間事業者と共同で地方自治体ICO導入に向けた共同研究に着手したということを聞いております。  ICOは、企業や団体がブロックチェーン上でコインやトークンを発行し、その対価として投資家から仮想通貨を得る資金調達手法であり、新たな財源確保策ということは認識をしておりますが、検証段階でございますので、この自治体ICO導入については現在のところ考えておりませんが、新たな財源確保につながるさまざまな取り組みなど、情報には注視してまいります。  次に、(4)分散台帳技術を主軸にしたマイニングによる寄附金にかわる財源確保を目的とする直接投資の促進についてでございます。  これにつきましても、仮想通貨を活用した財源確保策でございますが、質問者がおっしゃるように、熊本電力がマイニング事業に参入をいたしまして仮想通貨採掘事業を行いまして、電気代の業界最安値の1キロワットアワー当たり10円台を目指すと言われています。  また、例にもございましたが、ユニセフが新たな慈善活動キャンペーンを開始し、コインのマイニングによってシリアの子供たちを支援するという人道支援でも利用されているようでございます。  さらには、青森県弘前市が弘前城と弘前公園の桜の維持費用を集めるため、インターネット上で流通する仮想通貨ビットコインによる寄附の募集を行った事例があると伺っております。  仮想通貨は、全ての取引を取引台帳に記録をするものでございますが、御説明あったとおり、膨大な演算処理をして、全ての取引を正確に検証しなければなりません。その記録や更新作業をマイニングといいますが、その際、最も早く演算に成功した人に報酬として仮想通貨が支払われる仕組みになっているため、高性能のコンピューターや電気代が必要となり、個人での参加は、初期投資が高額で、ハードルが高いものと伺っております。  そのため、マイニングを行う人がどの程度いらっしゃるのか、また、どの程度の寄附が見込めるのかなどの検証がされておりませんので、先ほど同様に、現在のところ本市への導入は考えておりません。  先ほどの自治体ICO、このマイニングにつきましては、質問者おっしゃるとおり大きな可能性を秘めていると思います。碧南版マイニングの可能性につながる取り組みなどの情報には注視をしてまいりたいと考えております。  以上です。 667 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 668 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 669 ◆教育長(生田弘幸) 件名2について答弁させていただきます。  まず、体育とスポーツの違いをどのように捉えているのかということであります。  体育につきましては、小中学校の新学習指導要領において、体育科、保健体育科の目標として、心と体を一体として捉え、生涯にわたって心身の健康を保持、増進し、豊かなスポーツライフを実現するための資質、能力を育成するとあります。  しかし、スポーツとなりますと、これに加え、競技の特性に触れることや競技性を追求することが強く求められると考えます。  朝練習の影響の捉え方でありますが、私自身も懸命に35年間取り組んできましたし、教育的価値はあるというふうに思っていますが、苦渋の決断をしました。影響につきましては、朝の部活動を行わないことで、ゆったりとした時間を過ごせる。そして、学校生活をスタートする生活リズムができて、児童生徒が、心身ともに健康な状態でいられると思います。  部活動の行い方を改善することは、上質な教育活動につながり、児童生徒によい影響を与えることも多くあるとは思います。  今後の部活動は、活動時間が制限されますので、限られた時間の中で集中して効率よく練習することが求められます。各部活動において、練習内容や方法を工夫することが重要だと考えます。  次に、短時間で効果のある指導、練習方法のほか、栄養、心理、統計、整体など、児童生徒を取り巻く環境への知識を含めた指導者の資質向上の必要性を感じる現状及び今の考え方なんですが、資質向上の取り組みは行われており、それを実現するために、文科省や県が主催する指導者研修会に教員が参加しています。  しかし、これらの研修に参加できる人数も限られていますので、各学校や各教員が、さまざまな機会を生かして指導力向上を目指した自発的な取り組みをすることが重要だと考えます。  また、今後は、碧南市体育協会と協議を進め、部活動のあり方について協力し合えることはないか検討していく予定があります。  次に、指導者が広い世界観を持ち合わせていなければ枠内に収まってしまうのではないかということでありますが、学校の部活動の顧問は、その競技を専門に行ってきた教員ばかりではありませんので顧問の指導力はさまざまであり、ある部活動では外部講師を依頼するなどの工夫もしています。各教員は、できる限り自主的な研修を行い、子供たちの豊かなスポーツライフが実現できるように努めています。  次に、教えるというティーチング、それから、引き出す、想像力を鍛える、能動的な発想を否定しないといったコーチング技術の重要性でありますが、先ほども申しましたが、学校の部活動の顧問は、その競技を専門的に行ってきた教員ばかりではありません。  しかし、これまでもふなれな種目を担当した顧問がうまく部活動をつくり上げていったケースは幾つかあり、各教員のコーチング技術も、その部活動の練習や試合場面における指導を繰り返す中で高まっていくものと考えますので、少しでも自主的な研修ができるよう、支援してまいります。  以上です。 670 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、市民病院経営管理部長。 671 ◆議長(石川輝彦) 市民病院経営管理部長。 672 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 私からは、件名3、重粒子線がん治療施設の導入可否を問うについてお答えさせていただきます。  まず、(1)前段の市民病院への導入の可否でありますが、重粒子線がん治療施設の設置には、最低でも約3,000平方メートルの広さが必要になります。市民病院の施設内及び敷地内の導入は、物理的に不可能でございます。  また、碧南市民病院は、愛知県保険医療計画の中では刈谷豊田総合病院、安城厚生病院などのがん診療拠点病院との連携病院に位置づけられており、がん診療における拠点病院としての役割を果たす医療機関ではないことから、重粒子線がん治療施設の導入は考えておりません。  次に、新たな設置の可否でございますが、全国的に見ても導入されている施設は5ヵ所でございます。全て、国立、県立の施設であります。国や県レベルのプロジェクトでありまして、国や県の責務であり、碧南市の責務として取り組む事業ではないと考えております。  また、建設費用としましては、施設が70億円、機械が70億円、その他10億円、あわせて150億円と言われる費用、それから運用コストには年間約16億円という莫大な費用が必要となります。  重粒子線がん治療施設の導入が碧南市の政策として特に優先事項であるとは考えられない現状から、新たな設置もできないものと考えております。  以上でございます。 673 ◆13番(林田 要) 議長。 674 ◆議長(石川輝彦) 13番、林田 要議員。 675 ◆13番(林田 要) 3件の質問につきましてお答えいただき、ありがとうございました。  まず、件名1につきましては、(1)から(4)まで、大変前向きな御答弁をいただけたと思っております。  今後、また注視していくということでありますので、当然ほかの自治体も行ってまいるかと思います。その中、碧南市としてリスクとトレードオフになるかと思いますので、十分審査しながら採用されることを願っております。  件名2につきましては、2回目の質問がありますので飛ばしまして、件名3について述べさせていただきます。  件名3につきましても、大変前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございました。  150億円と言われる莫大な費用がかかるということでありますが、恐らく世の中にテレビが発明されたときとか車が発明されたときとかと多分同じ議論になるんじゃないかなと思います。普及されてくれば、当然、コモディティー化されてくれば、もっと安くなってくるものでありますし、ただ、当然、抗がん剤治療や、現在のお医者さんのやり方とはそぐわぬ部分も出てくるかと思いますので、まだまだ時間がかかるかと思います。  その中でも、国内にも5ヵ所ありますし、現在大阪で建設中、山形でも、もうことしの夏にたしか稼働が始まるというものがありますので、そういった施設がありますよといったことを、ぜひ碧南の市民の方には少なくとも伝えてあげられるような仕組みをとっていただけると大変うれしいなと思います。  件名2に戻りまして、件名2の2回目の質問をさせていただきます。  先ほど、指導者の啓発、資質向上といった部分を指摘させていただいたところで、自発的な取り組みを行っていただいているということお答えいただきましたが、ただ、この自発的な取り組みのみに頼っておりますと、指導者、いわゆる現場の先生たちの負担、非常にふえてしまわないかといったところが懸念されます。  まずは、指導者が、件名にもあります通り、心身ともに健康であるからこそ対象となる生徒や児童に対してもよい指導ができるかと思いますので、この指導者の心身の健康を考えた際の市の取り組みとして、どのようなものがありますでしょうか。  また、あわせて、市が捉えておりますコーチングというものの定義をどのようにお考えか、お聞かせください。お願いします。 676 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 677 ◆議長(石川輝彦) 教育長。 678 ◆教育長(生田弘幸) 指導者側へのいろんな影響があるわけなんですけど、部活動に命をかけている教師も何人かおります。部活動の指導者にとっては、確実に練習時間が減ってきますので、部活動の指導方法にさまざまな工夫が求められることが課題となります。  しかしながら、児童生徒と同じで、毎朝の始業前の時間をゆったりと過ごすことができるため、日々の教育活動が落ち着いた状態でスタートできるようになることは、よい面ではあるなというふうに考えております。  次に、自発的な取り組みということで、逆に指導者の負担はふえるんじゃないかということでありますが、各教員のほかに、業務との兼ね合いもありますので、各自できる範囲で指導力向上を目指して自主研修をしています。時には、他校と合同練習会を開催したり、経験豊かな教員から助言を受けたりするなどの取り組みをしており、一人で部活動指導の悩みを抱え込むことがないように配慮しています。  次に、指導者が心身ともに健康であるため市の取り組みということですが、土日の部活動は、どちらかの日で半日練習を行う、1日は休みにするようにしています。練習試合等では、それなりに配慮をしておるんですが、公式戦というのは、そればっかりではありませんが。各部活動で外部指導者講師を依頼できるようにしていて、顧問の負担減に努めている次第であります。  それから、最後に市のコーチングの定義ですかね、これについては、コーチングは、教えるのではなく、問いかけて考えを聞くことを中心としたコミュニケーションを通して、児童生徒がみずから気づき自発的に行動することを促す方法であると思います。  議員は、さすが指導者の資格を持ってみえるので、引き出す、想像力を鍛える、能動的な発想を否定しないと、これも大切だと思っております。児童生徒の実態や練習内容、指導段階を考慮して、ティーチングにより教える活動と、コーチングにより考え工夫する活動をうまく組み合わせて指導することが重要だと考えております。  以上です。 679 ◆13番(林田 要) 議長。 680 ◆議長(石川輝彦) 13番、林田 要議員。 681 ◆13番(林田 要) 大変前向きな御答弁いただきました。ありがとうございました。  今回、3件の質問をさせていただきましたが、いずれも総括質疑ということでして、個別の事業ではなく、1つ下のレイアウト、インフラというか行政としての器の部分について質問させていただいたつもりであります。  先ほどの新美交陽議員がおっしゃられたAI、また、観光の魅力というところで、また件名1の答弁に戻るんですけれども、やはり碧南市って海というイメージがやはり強いなといったところ、先ほどの答弁からも感じました。大浜漁港含めて、衣浦港、三河湾、伊勢湾と続いているこの魅力を、ぜひもっともっと強くブランド化していっていただきたいなと、そのように感じますし、また、AI、IoTといった新しい技術といったものもあります。そういった新しい技術をしっかりと行政として、行政が活性化するというよりも活性化したいと思っている人たちを受け入れる、受け入れられる器をつくっておくというのが本来の行政の価値だと思いますので、その部分にしっかり私も見ながら、審議しながら、また微力ながら尽力して碧南市の発展に役立てたらと思いますので、今後とも、ぜひ新年度予算、しっかりと取り組んでいただきますように、よろしくお願い申し上げまして、総括質疑、終わらせていただきます。ありがとうございました。 682 ◆議長(石川輝彦) 以上で、林田要議員の総括質問を終わります。  これにて本日の総括質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 683 ◆議長(石川輝彦) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明2日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 6分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成30年3月1日                   碧南市議会                     議 長  石 川 輝 彦
                        議 員  生 田 綱 夫                     議 員  鈴 木 清 貴 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...