93 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
94 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
95 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君) 調査
委員も1人、その中にはまじります。当然説明をしなきゃいけませんので、紙だけ提出して終わりではなく、そこでブロック別に集められた
委員に対しては、
調査研究した結果をその調査
委員のチーフが説明をきちっとして、1冊ずつについて説明をして、そこで
委員さんたちがその
意見をもとに、自分自身も当然
研究してきておりますので、そこで
審議されるわけです。
以上です。
96 ◆
部会長(
杉浦哲也君) ほかにありませんか。
97 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
98 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
99 ◆
部会員(山口春美君) 改めて、現在までの24年度から使われる
教科書の
採択状況のスケジュールを今後の日程も含めて教えてください。
100 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
101 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
102 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君) ちょうどきょう、6月17日から
教科書の展示が始まりました。今から
調査研究員がそれぞれ西三河のほうで
調査研究を始めます。その
調査研究したものをもとに、それぞれの
協議会の
委員さんに対して提示するのが7月の前半までには行われ、7月の中旬、ここで
協議会のほうが開かれまして、そこで
審議をされます。その結果が大体7月の3週ぐらいには市町村の
教育委員会のほうに来ますので、それをもとに市町村の
教育委員会が
採択をそこでいたします。それをもとに
協議会のほうにその返事を返すという運びであります。
103 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
104 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
105 ◆
部会員(山口春美君)
碧南市にもひとそろい新しい
教科書が、各社のものがそろっているようで、私たち、17日から約2週間ということで、7月1日ぐらいまでに
岡崎が西三河事務所だから、どちらにしても
岡崎まで出かけていかなければその多大な新しい
教科書を見ることができないわけで、ぜひ図書館だとか、庁舎だとか、文化会館のロビーだとか、そういうところで、興味のある方については直接新しい
教科書を見られるような機会をつくっていただいても何ら問題ないというふうに思うんですが、きょうからちょうど公表されたなら、わざわざ
岡崎へ来いと言わなくても、
碧南市で公開していただくというわけにはいかないんですか。
106 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
107 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
108 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
岡崎のほうと、それから西尾も
1つあるんですけど、3ヵ所ということでやっておるんですけど、市町村
教育委員会にも今1セットあるんですけど、自由に見るというふうにしてしまってなくなってはいけませんので、今は厳重保管ということは確かに言われておりますので、
教育委員会のほうでお預かりしておって、見せてくれと言われた場合にはそこで対応するという形をとっておりまして、図書館とか、そういうところで例えばフリーで置いてありますと紛失のおそれもあるかもしれません。そういうところをちょっと……。
109 ◆
教育長(長田良次君)
部会長、
教育長。
110 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
教育長。
111 ◆
教育長(長田良次君)
教育委員会に送られてきているのは5セットということで、これは実は
教育委員会で最終的に決めるときに
教育委員の
研究用ですので、通常は展示用セットが来ていないと。今
教育委員会にあるのは私が見るためのものということですので、今市町での展示ということの仕掛けはないものですから、展示センターへ行っていただくというのが原則ということであります。
以上です。
112 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
113 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
114 ◆
部会員(山口春美君) 市教委としては7月20日の日に
教育委員会を開いて、ここで決定されるということですよね。決定後は与えられた5セットというのは返却してしまうんですか。子供たちの来年用に活用するんでしょうか。
もしあれだったら、決定後、参考資料として図書室、図書館などで展示するということも
1つは、前回の
採択の結果がきょうのこの
陳情にまで引きずっているわけですから、日々やっぱり主権者として、子供たちがどんな
教科書を使って勉強するのかというのがわかるように機会を保障する必要もあるんじゃないかと思うんですが、どういう活用になるんですか、その後のことは、20日以降は。
115 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
116 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
117 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
教科書の
採択は、一応8月31日までは公表してはいけないことになっておりますので。その
教科書については、一応今現在言われていることは、1年間は保管しろと、すべてを。この見本版というものですよね、要するに。1年間これを保管しろというふうなことは言われておりますので、その辺を、まだ詳しくはわかりませんが、ある程度の日数がたったときに事前に見られるような措置ができるかどうかは一度聞いてみたいというふうに思っております。
118 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
119 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
120 ◆
部会員(山口春美君) やはりきちっと見れるようにしていただきたいということと、それから、そういう微妙な時期で、ここに先ほども指摘されたように、改正法の
趣旨が反映されていないと断定してみえるんですけど、この方、
榊原周治さんという方、私は
陳情者やそういうことにそのことによって色分けするというものじゃないんですが、一応この議会の日の丸を掲げよと横やりを入れてきた方ですもんね。見させてもらったら、インターネットを見ると、極めて反憲法的な立場からいろんな集会を開いてみえて、その中であいさつなんかもしてみえる主要な人物ということになっていて、その方を都合よく
碧南市も使ってみえて、たまたま連絡
委員の幹事会のトップだったことで、西端のまちづくりの評価までやっていただいているということで、都合よく使っているんだなということを思いました。
それで、実際にこの間何が変わったかというと、ことしの3月30日の日に新しい
中学校と高校の
教科書検定の結果を発表されましたけれども、今まで却下されていた戦争を美化する立場の歴史
教科書が2種類合格されたんですね。実際には自由社と育鵬社という2社なんですが、この検定の中でも、自由社版は歴史で237件、公民で139件の
意見が出されていろんな批判に遭っているんです。育鵬社は歴史が150件、公民51件の検定
意見がついたということで、ゆゆしき事態で、彼らが言う改正法の
趣旨が反映されていないというのは、新しい歴史
教科書が検定の中に入っているよというこの状況の変化を指しているんじゃないかと読み取れると思うんですね。
私からすれば、今の
教育基本法と
学校教育法、
学習指導要領というのは、当然いいものならば、ちゃんと歴史と真実に基づいてのものならば、それに従っていくのは公務員として選ばれた皆さんが
採択していくわけですから当然のことだとは思うんですが、いかんせん
教育基本法も改悪され、
学校基本法も改悪され、
学習指導要領についても大幅に改悪されて、うーんとウイングがぶれているんですよね、右へ右へと。
実際に、
学習指導要領でいえば、私たち国民が願っているのは、どんな子供も本当に基礎学力をきちっと身につけて、学ぶ権利をきちっと受諾しながら基礎学力をきちっと一歩一歩確実につけていくということなんですが、今度の
学習指導要領は、その子の能力に応じて理解されればいいと。一見耳ざわりがいいんですけれども、要するに、わかりにくい子やわかりの遅い子は、さっさと勉強するのをあきらめて現場で働きなさいと、こういう極めて偏向に満ちたものになっているんです。
教育基本法もしかりです。
難しいことはないと思うんですよね。私たちは六十数年前の侵略戦争でかたく反省をして、日本国憲法を掲げ、憲法前文に書いてあるように、戦争をなくするために世界の中で高い位置を占めながら、そういう働きをしていくんだということを全地球に知らしめています。この日本国憲法に合わせていけば、おのずと歴史の新しい事実が起こってきたのを改変していくということは当然やっていくべきですけれども、やっぱり過去の侵略戦争を美化したり、自虐的だとこういうふうに斜めから見たり、そんなことはあり得るわけがないんですが、結局この
榊原周治さんは、改定法の
趣旨が反映されていないということで決めつけて、新しいこの歴史
教科書を批判的な立場の国民がどこも
採択しなかった、
採択率は0.003%とかいうものがこの検定の中に入ったんだから、これを切り札として採用の道を開いていこうというのがこの文章からかいま見えるというふうに思いますけれども、いかがですか。ここが目的じゃないの、この人たちの。
121 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
122 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
123 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君) 難しい内容であれなんですけど、私たちは本当に子供のためになるように一生懸命いろんな角度から見ており、今
部会員のおっしゃった、確かに豊かな情操を今からつくっていかないかんし、基礎学力も当然重んじながらいろんな手だてを講じていかないかん。一斉
教育の中でなかなか難しいことはあるわけなんですけど、それこそやはりコンサルテーションを実施したり、アシスタント事業を展開したり、いろんな意味でそうした部分の一斉
教育で補えないところを市の
単独予算で持って補っていくような措置、こういったものも講じながら全体を考えていく。確かにすべてを賄えるいいやり方というのはなかなかないと思ってはおります。
そこで、やはり考えるところは、いかにそういったものに支援を与えて、みんなが勉強しやすい、暮らしやすい状況をつくっていくかというところを特に考えております。
質問の回答になっておるかどうかわかりませんが、そんなように感じております。
124 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
125 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
126 ◆
部会員(山口春美君) 前回の
採択のときに、
碧南の
教育委員会の中でもその歴史
教科書を推進する方が相当な勢いで発言されて、幸いほかの
委員の人たちがもう事実をもって突きつけて説得したという黒塗りの会議録を見させてもらったんですが、水際まで来ていたんだなと思って、本当にぞっとするような思いでした。
その後、ずっと続いて榊原さんの今回の
陳情に続いているわけで、私たちは今本当に震災の中で、国際的にも物すごく援助をいただきながら復興を目指しています。こういう国が過去の、特にアジア諸国に向けた侵略戦争について全く反省しないような書き方を、現実的に自由社と育鵬社の歴史
教科書の中では公然と書いています。
前一般質問で石井議員が領土問題を取り上げたときに言われたんですけれども、北方領土というとり方も極めてゆがんだ見方ですよ。私たちは全千島を返せということで言っているんですけど、それをもうあたかも当然のごとく書いている。国旗、国歌を考えてみようということも書いてある。本当にこれでは、国際
社会にこういう感覚で出ていった子供たちが通用しない、非常に違和感を持つと思うんです。
私も韓流ファンで、韓国の人たちに顔向けできない、こんな。私、こんどき慰安婦の問題で学習会もやるんですけれども、こういう事実をあたかもなかったように自分から進んできたみたいな言い方をするような
教科書を、公然ともし子供たちに教えていくとするならば、私たちは一番近い国の韓国やアジアの人たちに対して顔向けができないですよ。とても国際人として成り立たないような形だというふうに思いますので、私は少なくとも、民間の方がここに来て一番微妙なときに、7月20日に向けて市教委が開かれる、それからちょうど今
教科書が展覧されて西三河の実務が始まっていくというときに、わざわざ改正法の
趣旨が反映されていないという一方的な決めつけによって
陳情を出していくと、西三河事務所に、愛知県
教育委員会に出していくということは、極めて干渉的な、事実をゆがめる力に作用するのでやめていただきたいなというふうに思います。
それで、今やっている
教科書も全部が全部いいわけじゃなくて、今、先ほども見させていただいたんですが、小4の
社会科の
教科書には電力会社の押切さんの話というのがついていて、日本は発電の燃料となる資源の乏しい国です、少ない燃料で安定して発電できる原子力を安心して利用できるよう安全確保の十分な取り組みに努めていますと、こういうふうに書いてあって、実際には福島原発の事故なんかで日本の安全神話が完全に崩れて、原発をやればやるほど濃縮された使用済み核燃料が出てきて、これが処理する手法はいまだ人類は持っていないという、こういう事実がはっきりしたわけです。
こういうものをまだ載っけている
教科書を来年も使うとなると問題なので、今使っている
教科書についても、事実と違うものがあればやっぱり現場の中から積極的に声を上げていって、電力会社の押切さんの話はやめていただきたいので、そういうことも含めて真実と歴史に忠実で、科学的な目を持って、日本国憲法にのっとった民主主義と主権者としての子供たちを育成していただけるように強く望みたいというふうに思いますので、この
陳情は不
採択にしていただきたいです。
127 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
意見ですね。
128 ◆副
部会長(
磯貝幸雄君)
部会長。
129 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
磯貝副
部会長。
130 ◆副
部会長(
磯貝幸雄君)
陳情事項であります1の改正された法の精神を尊重し、その
趣旨に沿って
調査研究し、2の
採択権者に対して、県の
教育委員会より各市町村の
教育委員会に指導していただくことを、これを納得できることだと期待して、それから、次に、この
陳情書に書かれてあるように、文科省から新しい
教育基本法と新
学習指導要領に基づいて十分な
調査研究が行われ、適切な
採択がされることと明示されております。その
陳情は、従来の
教科書にこだわらず、改正された基本法、学習要領をしっかりと
調査研究をし
採択するようにとの
陳情と理解し、私たちみらい市民クラブは賛成といたします。
131 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
132 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
133 ◆
部会員(山口春美君) 厳密にしたいんですが、ここにこの方たちが例を引かれた
平成22年度の、21年3月30日付の県知事あてへの通知文書、それから、この中にやられている20年12月25日の「
教科書の改善について―
教科書の質・量両面での充実と
教科書検定手続きの透明化―」というふうに書いてある
審議会の答申を持っているんですが、これを何度読んでも具体的に改正された法の精神というのが読み取れてこないんですが、お互いに、
採択するからには改正された法の精神というのは具体的に把握してみえると思うんですが、
執行部側ももし説明できたら教えていただきたいんですが、改正された法の精神というのは何ですか、具体的には。それをちゃんと責任を持って、私たち、
確認しておかないと、それを悪い方向に持っていくものだったらやれないでしょう。教えてください、法の精神。改正された法の精神。
134 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
135 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
136 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君) 特に、今までも言われておるわけなんですけど、改正されたというのか、強調している豊かな情操と道徳心を養うということや、公共の精神、正義とか責任とか男女の平等、自他の敬愛、こうした公共の精神、このことと、もう
一つは生命をとうとび、自然を大事にして、環境を保全、寄与するということや、伝統と文化を尊重する、我が国と郷土を愛する、そうしたところが特に
教育基本法の第2条
教育の目標というところで強調をされておるということであります。
以上です。
137 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
138 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
139 ◆
部会員(山口春美君)
磯貝さん、それでいいですか。それだったら、わざわざどうだどうだと、守られていないというところ、改正法の
趣旨が反映されていないと思うという断定というのは何を根拠にしてみえるのかね。
(「
部会員間の
質疑はいかん」という者あり)
140 ◆
部会員(山口春美君) だって、
陳情だもん。
部会員同士でも。
いいよ、こちらでもいいけど、余り改正法の
趣旨が反映されていないというふうに決めつけておられるのは何だと思われる、この文章から読み取ると。今言った範囲だったら、別に反しておるのかね、今進めていこうとするところ、今まで進めてきたところが。
141 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
142 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
143 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君) 私はですが、こちらとしましては、改正の
趣旨が踏まえられていないというのは、
調査研究書に対して開示請求されて、それを読んだ場合に、そのことが強調されて
調査研究書にはうたっていないような状況であるというふうに言われておると思うんです、
趣旨が。
ところが、
調査研究書にそれをうたう以前に、要するに、今言った新
学習指導要領の改訂
趣旨が、文部科学省において検定の時点でそれがクリアされていないものが目録としてこちらへ出るわけがないんだから、要するに、それはクリアされているものが必ず出るという意を含んで、そのことを前回は、強いてここが改訂されたからここの
趣旨をどうのこうのでという書き方を
調査研究書にはしていなかったというふうに
認識しております。当然そのことがクリアされなかったら、検定は通らんわけであります。
しかしながら、そこのところが
調査研究書の書き方が不十分であった、だからそれをもっときちっと踏まえて書けよというふうにとっております。
以上です。
144 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
145 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
146 ◆
部会員(山口春美君) 書くとどうなるの。書いたって、過去のことでしょう、これ。だから、改正された法の精神を尊重し、その
趣旨に沿って
調査研究していただくことというふうになって、何かが欠落していったので、それを書いたらどうなるの。着地が変わってくるんですか、何か。
要するに、この人が期待していることがようわからんのだけど、私は多分そうだろうなと、このいかがわしいものを
採択せよということが本筋だと思うんだけど、そのことを、反映されていないことをただしたとして、過去のことですよ。今回に何か加えることをこの榊原さんは求めているのかしら。それを加えたとしたら結果に何かが変わってくるんですか。
じゃ、何も要求していないんだから、わざわざ民間の人がこの時期に出す必要なんかないじゃないですか。何も変化は起こらないし、何も加える必要もないということだったら。
何かあるの、改正された法の精神を尊重せないかんものが。こんな無責任なものを
採択できないでしょう。
(「御
意見だね」という者あり)
147 ◆
部会員(山口春美君) 違う、違う。聞いているの。
わかっているの、それじゃ。わかっていて、
採択だ、
採択だと言っておらっせるけど、何を改正してほしいと思っておるのかわかっておるのかね、この人のこと。わかっているの。
148 ◆
部会長(
杉浦哲也君) ちょっと待ってください。
暫時休憩します。
(午前 10時 38分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午前 10時 39分 再開)
149 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。
150 ◆副
部会長(
磯貝幸雄君)
部会長。
151 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
磯貝副
部会長。
152 ◆副
部会長(
磯貝幸雄君) 今回の
陳情は、新しい
教育基本法と新
学習指導要領をしっかりと
審議してくれということの要望だということだと私は確信していますので、それでいいと思うので、賛成です。
153 ◆
部会員(
沓名 宏君)
部会長。
154 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
沓名部会員。
155 ◆
部会員(
沓名 宏君)
教育基本法が変わって、それで
学習指導要領の改訂があったわけでありまして、その重点が例えば愛国心
教育だとか、伝統、文化の尊重だとか、天皇への理解の敬愛の念だとか、領土、領海の学習だとか、防衛の意義と自衛隊の役割だとか、細々したことですが、こういうことも主な項目に入っていますから、こういうことを、当たり前のことですが、当たり前のことが今までは
教科書から抜けておったと。それをすべてとは申しませんが、こういう御
意見も諮っていただき、この
陳情を何とか
採択していく方向で私は考えております。
156 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
157 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
158 ◆
部会員(山口春美君) この
碧南市議会が日本国憲法と地方自治法にのっとって、ちゃんと道理の通ったことに決着をつけていけるかどうかの瀬戸際だと思うんですね。私、この掲げられたものの中で、21年3月30日の通知文書の中では3つの点を指摘されています。その中で、3つ目の発展的な学習内容の扱いについてというところに「個々の児童生徒の理解に応じた」という文章が入っているので、これは
学習指導要領の、さっき述べましたように、基礎学力をどの子にもきちっと身につけるということよりは、理解の遅い子や無理な子はもう置いておきましょうという立場で、これは憲法の学ぶ権利を保障するという、こういうものと合致しないというふうに思います。こういうものを通してしまった当時の自民党政権、あるいは検定の中に歴史
教科書を入れた今の民主党政権ともども、歴史的に大きな汚点をつけたというふうに思っています。
この
平成20年12月25日の文章については、「個々の児童生徒の理解に応じ」ってまたここでも書かれておりますし、道徳心だとか、個々の児童・生徒の理解の程度に応じて学習する内容について、編集上の区分の徹底ということなんかは繰り返し入っているので、これでは本当に、今困難を抱えた発達障害だとかいろんな子供たちにきめの細かな対応を現場でもやってみえるわけです。心のカウンセラー、相談員、それからフリースクール、健康相談室、それからハートフレンド、いろんなことをやりながら、本当にその子たちが何かのきっかけで学ぶ喜びを身につけてもらえるんじゃないかということに対して、子供たちの程度に応じてやっておけばいいということにつながることで、とても承認できない中身なんですね。
現実にそういう形で、過去にも
碧南市の市教委は極めて理性的な立場をとっていただいたというふうに
認識しています。今回も必ずそうなっていただけるという信頼を持っていますので、ここでバックに日の丸を掲げよと言った人、あるいは名古屋で一生懸命危険な思想を講演している人の横やりを、わざわざ議会がさあどうぞと言って突きつけることはないと思う。県教委にしても、西三河にしても、市教についても、私は今の状況の中で冷静な、理性的な判断をしてくださるというふうに待ちたいと思う。そして、8月31日以降、実際に論議された
教科書がどんなものだったのかというのも広く市民に知っていただきたいので、こんなひどいことが書いてあるよということを手にとってわかるような条件整備をしていただきたいなというふうに思います。
この中で唯一評価すべきは、透明性を高めるということも書いてありますので、20年の12月25日の文章には。本当だったら7月20日の
教育委員会の一番かなめの
採択の場面は市民に公開していただいて、傍聴も可能にしていただきたいというふうに思うんですが、されないということでしたよね、どうでした。
159 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君)
部会長、
学校教育課長。
160 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
学校教育課長。
161 ◆
学校教育課長(
生田弘幸君) これはされません。
162 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
163 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
164 ◆
部会員(山口春美君) だって透明性を高めると言っているのに。本当だったらこれは公開せないかんわね、この立場で言えば。これをやらずにほかのことをやれやれって、こんな
陳情なんかお互いに矛盾するじゃないですか。
165 ◆
教育長(長田良次君)
部会長、
教育長。
166 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
教育長。
167 ◆
教育長(長田良次君) 今の考え方も
1つの考え方かと思いますが、
地区協議会、県全体も公平性、静かな環境の中で
採択をしたいという考えを持って、先ほど言いましたように、8月31日までは公開をしないという取り組みでやっておりますので、よろしくお願いをします。
168 ◆
部会員(
木村健吾君)
部会長。
169 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
木村部会員。
170 ◆
部会員(
木村健吾君) いろいろ
意見が出ましたけれども、今回のこの
陳情の
趣旨はその出版社のことも言っていないし、そんな細かいことも言っていませんので、あくまでも
教育法の改正に基づいて
学習指導要領などの
趣旨を踏まえてやってくれということだけですので、僕は
陳情は
採択すべきだと思っております。
171 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
172 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
173 ◆
部会員(山口春美君) だってここにこういうふうに、
教科書検定手続の透明性の一層の向上と、検定における審査過程の一層の公開、部会、小
委員会における議事の概要の作成、公表、
委員会分属の公表、静ひつな環境の確保と、審査過程における申請図書等の適切な情報管理ということが書いてあって、それは公開するにこしたことはないというふうに思うんだけど、そういう形でいわゆるいろんな圧力から守っていくという意味合いもあるんでしょうね、きっと。今
教育長が7月20日については公開しないということは。
それなのに、その事前の段階でバックに色濃いものを持った人の
陳情書を
採択して、
碧南市議会が横やりを入れるということに結果としてなるんじゃないですか。やれやれと言っておらっせるけど。
この人たちは、公正平等にほかの圧力を排除してやりたいと言っているのに、事前にこんな人の、日の丸、君が代を掲げるような人の圧力を示すことになるじゃないですか、
碧南市議会が。それはいけないでしょう。この人たちの意図するところはそこなんですよ。皆さんいろいろカムフラージュしてみえるけど、そこしかないです。国もそういうふうにずれてきちゃっているので。元扶桑社の歴史
教科書を検定に入れちゃったんだから、2つも。だから、そこをこの人たちは過大に評価して、こいつを
採択せよと言わんばっかりなんです。さすがにそこまでは書けないけど、これが本音ですよ。でなきゃこんな時期にわざわざ
榊原周治さんが出してくるわけがない。そんなの当たり前のことだもの。
(「当たり前のことじゃない」という者あり)
174 ◆
部会員(山口春美君) だったらそんな横やりを入れちゃいかん。圧力をかけちゃいかん。
175 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
意見ですね。
ほかに
質疑はありませんか。
176 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
177 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
178 ◆
部会員(山口春美君) 近隣の状況を念のために聞かせていただきたいんです。きのう、何か知立市では部会でやられて、その結果は聞いていないんですが、どんな状況でしょうか。
179 ◆
議事課長(
小杉 充君)
部会長、
議事課長。
180 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
議事課長。
181 ◆
議事課長(
小杉 充君) 近隣市の状況を申し上げます。
まず、安城市ですが、ここはうちとちょっとやり方が異なっておるんですけれども、まず
意見書を
審議されるというお話の中で、
意見書は不
採択。
陳情書につきましては、本日
審議が行われるということを聞いております。あと、知立市につきましては、既に行われまして、不
採択。高浜市につきましては、6月21日に福祉文教
委員会において
審議するということで、あとは刈谷と西尾につきましては、未提出ということでございますので、よろしくお願いいたします。
182 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
183 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
184 ◆
部会員(山口春美君)
岡崎、豊田はどうでしょうか、みよしと。
185 ◆
議事課長(
小杉 充君)
部会長、
議事課長。
186 ◆
部会長(
杉浦哲也君)
議事課長。
187 ◆
議事課長(
小杉 充君) 申しわけございません。
岡崎とみよし、豊田につきましてはちょっと調べてはございません。
188 ◆
部会員(山口春美君)
部会長。
189 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 山口
部会員。
190 ◆
部会員(山口春美君) ここは、右翼の人たちがインターネットで
碧南市でやった、やったと言って騒いでおるところだから、それはもう中にいるんでしょうね、議員の橋渡しをやる人が。
そういうところで、ほかのところがやっぱり不
採択にしているものについてまた
採択していくということは、
碧南市議会の権威も地に落ちたと、日本国憲法に背を向けていくのかということになりますので、今後の
碧南の子供たちの未来と国際
社会の中に、本当に東日本の震災の救援のお礼も含めて、恩をあだで返すのかというふうに厳しく指摘をしたいと思います。あんなの、
レベルが疑われるわ。
191 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 御
意見ですね。
ほか、
質疑はありませんか。
(「なし」という者あり)
192 ◆
部会長(
杉浦哲也君) ほかに
質疑等もないようですから、これにて
質疑等を終結いたします。
お諮りいたします。
本
陳情を
採択すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
193 ◆
部会長(
杉浦哲也君) 起立多数であります。
よって、本
陳情は
採択すべきものと決しました。
以上で、
協議事項は終了いたしました。
これにて
福祉文教部会を閉会いたします。
(午前 10時 49分 閉会)
───────────────────○────────────────────
以上は、
碧南市議会
協議会福祉文教部会の記録である。
平成23年6月17日
碧南市議会
協議会福祉文教部会
部会長 杉 浦 哲 也
Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...