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平成31年第1回定例会(第3号) 本文 開催日: 2019-03-07
平成31年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2019-03-07

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  1. 津島市議会 2019-03-07
    平成31年第1回定例会(第3号) 本文 開催日: 2019-03-07


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2019-03-07: 平成31年第1回定例会(第3号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 335 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 2 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 3 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 4 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 5 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 6 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 7 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 8 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 9 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 10 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 11 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 12 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 13 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 14 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 15 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 16 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 17 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 18 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 19 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 20 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 21 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 22 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 23 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 24 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 25 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 26 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 27 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 28 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 29 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 30 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 31 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 32 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 33 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 34 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 35 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 36 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 37 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 38 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 39 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 40 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 41 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 42 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 43 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 44 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 45 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 46 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 47 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 48 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 49 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 50 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 51 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 52 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 53 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 54 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 55 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 56 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 57 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 58 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 59 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 60 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 61 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 62 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 63 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 64 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 65 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 66 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 67 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 68 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 69 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 70 :  ◯11番(上野聡久君) 選択 71 :  ◯教育長(武藤育雄君) 選択 72 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 73 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 74 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 75 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 76 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 77 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 78 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 79 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 80 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 81 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 82 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 83 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 84 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 85 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 86 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 87 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 88 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 89 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 90 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 91 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 92 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 93 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 94 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 95 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 96 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 97 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 98 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 99 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 100 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 101 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 102 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 103 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 104 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 105 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 106 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 107 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 108 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 109 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 110 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 111 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 112 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 113 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 114 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 115 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 116 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 117 :  ◯教育長(武藤育雄君) 選択 118 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 119 :  ◯教育長(武藤育雄君) 選択 120 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 121 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 122 :  ◯2番(西山良夫君) 選択 123 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 124 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 125 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 126 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 127 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 128 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 129 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 130 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 131 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 132 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 133 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 134 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 135 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 136 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 137 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 138 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 139 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 140 :  ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 141 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 142 :  ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 143 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 144 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 145 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 146 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 147 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 148 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 149 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 150 :  ◯上下水道部長(水谷博光君) 選択 151 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 152 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 153 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 154 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 155 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 156 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 157 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 158 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 159 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 160 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 161 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 162 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 163 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 164 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 165 :  ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 166 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 167 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 168 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 169 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 170 :  ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 171 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 172 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 173 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 174 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 175 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 176 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 177 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 178 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 179 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 180 :  ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 181 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 182 :  ◯6番(後藤敏夫君) 選択 183 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 184 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 185 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 186 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 187 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 188 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 189 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 190 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 191 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 192 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 193 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 194 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 195 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 196 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 197 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 198 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 199 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 200 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 201 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 202 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 203 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 204 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 205 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 206 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 207 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 208 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 209 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 210 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 211 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 212 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 213 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 214 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 215 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 216 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 217 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 218 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 219 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 220 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 221 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 222 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 223 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 224 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 225 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 226 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 227 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 228 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 229 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 230 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 231 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 232 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 233 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 234 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 235 :  ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 236 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 237 :  ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 238 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 239 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 240 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 241 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 242 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 243 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 244 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 245 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 246 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 247 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 248 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 249 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 250 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 251 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 252 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 253 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 254 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 255 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 256 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 257 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 258 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 259 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 260 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 261 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 262 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 263 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 264 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 265 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 266 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 267 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 268 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 269 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 270 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 271 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 272 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 273 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 274 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 275 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 276 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 277 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 278 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 279 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 280 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 281 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 282 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 283 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 284 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 285 :  ◯副議長(小山高史君) 選択 286 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 287 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 288 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 289 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 290 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 291 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 292 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 293 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 294 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 295 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 296 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 297 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 298 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 299 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 300 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 301 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 302 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 303 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 304 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 305 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 306 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 307 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 308 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 309 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 310 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 311 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 312 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 313 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 314 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 315 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 316 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 317 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 318 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 319 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 320 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 321 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 322 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 323 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 324 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 325 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 326 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 327 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 328 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 329 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 330 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 331 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 332 :  ◯市長公室長(安井賢悟君) 選択 333 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 334 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 335 :  ◯副議長(小山高史君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:        午前 9時00分 開議 ◯副議長(小山高史君)[ 186頁]  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  この際、御報告いたします。  本日の会議には、議長 垣見信夫君から体調不良のため欠席する旨の届け出がありました。  議長が欠席でありますので、地方自治法第106条第1項の規定により副議長の私が議長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。  直ちに、議事日程の順序に従い、会議を進めます。  日程第1、これより一般質問を続行いたします。  まず、上野聡久君の発言を許します。        11番 上野聡久君〔登 壇〕(拍手) 2: ◯11番(上野聡久君)[ 186頁]  それでは、改めまして皆さんおはようございます。  議長に発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  今回、通告をしておりますのは4件通告をしております。  1件目が人事行政について、2件目が防災行政、3件目は児童虐待、4件目は施政方針演説について。  1件目、人事行政については、先回12月議会でさせていただきました。非常に終わった後、反響も大きくて、私が12年間やっている中で一番反響が大きかったのは、やはり祭り会館のことです。これは非常に多くの方々に聞かれました。その次ぐらいに、年末年始ですからね、12月議会、一般質問が終わった後、年末年始ですから、いろんな方々に一般質問に関して、津島市はこんな状況だったんだなあ、どうしてですかというふうに話をされることが多かったです。  その中で私の、お手紙なんかもいただくんですけど、1人、物すごい資料をいただきまして、本当に私の一般質問を何回どころか何十回見て、自分の意見をしたためて、上野さんのこの意見には賛成です。あるいはこの意見はちょっと賛成できませんと、非常に一生懸命勉強をされて、多くの人にやはり見てもらうというのは、私にも大変励みになりますもんで、今回もそういう一般質問ができたらなあと思っております。  また、人事行政、いつもどおりスペシャリストの育成についてとか、施政方針演説の中で、機構改革のところが触れられておりましたので、その辺を市長さんに、どうしてするのですかというふうに聞こうと思います。  防災行政については、現状と課題、避難所のあり方というふうに通告をしておりますけれども、この避難所のあり方が、先回の、大きな台風が来るよと。来るときに対して、ほとんど広報のないままに、あるいはこの年度途中での変更でしたので、僕もちょっとこれはまずいなと。多くの方が間違えるとだめだということで、一般質問の途中で変更して広報のほうをさせていただきました。ただ、あの場所で避難所に対して議論をすると、また余計混乱しますので、あくまでも広報という形にとどめた上で話をさせていただきました。今回は、改めて台風、台風被害が非常に多いですから、そのことに関して伺っていきたいと思います。
     児童虐待については、新聞報道に関して、この辺を伺っていきたいと思います。  施政方針演説、4番目でございますけれども、書いてあることと、また施政方針演説ですから、全てを網羅することができませんから、逆に書いていないのはなぜなのかと。この政策については日比市長が話をするべきではないのかということを伺っていきたいと思います。  まず1点目に関して、ちょっと通告から外れますけれども、新聞報道のほうから話をさせてください。  2月23日の記事ですね。副市長について新聞報道がなされました。こちらのほうは星野氏の同意案を5月臨時会提出へということでございます。今議会には提出されないと。前議会のように10対9で副市長が否決をされて、それから毎議会のように質問をされておりますが、はっきりとこの場で、星野さんをもう一度選挙が終わった後、出すということでございます。新聞報道もこれぐらい少ない記事でしたので、改めて市長からどういうことなのか伺いたいと思います。 3: ◯市長(日比一昭君)[ 187頁]  副市長の人事につきましては、今3月議会では提出しないことにしております。その他の件につきましては、答弁を差し控えさせていただきたいと思います。以上です。 4: ◯11番(上野聡久君)[ 187頁]  答弁を差し控えるというのは、控えるところではないですよね。やっぱり市民の方、これテレビをごらんの皆様、たくさんの方が見ておるわけですから、こういう重要政策については、せっかくの機会ですから。だって、基本的に一般質問というのは行政側というのはディフェンスですからね。僕の場合、聞かれないと答えられないわけですから、せっかく重要政策について、どうしてですかというふうな、日比さんの考えを述べていいですよというふうに言うんやから、ぜひ自由に述べたらいいと思うんですけど、その辺はちょっと理解できないですね。  施政方針演説の中で、たくさん重要政策とか今後取り組んでいきたいことを書いてあると思うんです。持ってきている人は見ていただいたらいいと思うんですけれども、その中で、下水道事業に関して言及がなされていないんですけど、これはなぜなんでしょうか。 5: ◯市長(日比一昭君)[ 187頁]  下水道事業については言及されていないということで、なぜかということでございますが、先ほど議員からもお話をされたと思いますが、全てを網羅することは当然できない。約1万字前後でおさめておるということであります。ということでございますが、下水道事業について申すならば、単独公共下水については一定の整備は終了しておると。そしてもう一つ、流域関連公共下水については、事業計画に基づいて事業は行われております。事業を行う区域などについては、事前に委員会等で説明をしておるところでありますので、今回は省かせていただきました。以上です。 6: ◯11番(上野聡久君)[ 188頁]  この下水道というのは、中が目に見えないところですから、なかなか話をする機会もあまりないですし、上下水道部長が答弁に立つという機会もそう多くはない政策なんですね。しかしこの下水道事業というのは非常に重要な、都市経営において根幹をなすものだと私は思っておるんですね。きれいなまちのためには、下水道。これは流域に限らず、単独であったりコミプラであったり、あるいは浄化槽関係の事業があると思うんですけれども、これは例えば流域に関しては、実は早くやってください、団地の単位でまとまってやってくださいというところも、多分市長も、議員時代はそういう要望をいただいたこともあると思いますし、あるいはもうやってくれるなと言う方もいらっしゃるんですね。やっぱり受益者負担の部分も非常に負担が大きいですから、どうしてこんなんやるのという、両極端の意見を聞くと思うんですけれども、今後、この水道事業10年を見定めた上で、上下水道部長さん、これをどういうふうに展開をしていこうとするのか。今ちょっと市長のほうが、単独下水と流域がふえて、単独を今後があっとやることもないと思うんですが、流域下水道事業に関しては、これは目に見えない中のことですけれども、実はこれ、市の財政に今後将来を見越すと、非常に大きな影響を与える可能性がある事業なんですね。10年計画で考えると、どのように考えておるのか伺います。 7: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 188頁]  お答えをさせていただきます。  今後10年の事業展開というようなことでお答えをさせていただきますが、単独公共下水道事業については、おおむね整備は完了をいたしております。今後については、施設の維持管理が重要だと考えております。特に、老朽化による下水管の改修工事や修繕を優先に進めてまいります。また、流域関連公共下水道事業につきましては、市街化区域を優先に下水管の新設工事を実施しており、区域を拡大してまいりたいと思っております。以上でございます。 8: ◯11番(上野聡久君)[ 188頁]  本来は、そこは当然なんですけれども、実はそこじゃないんですね、皆さんが聞きいたのは。これを拡大するのか縮小していくのか、単独と流域に分けて話をされたんですけど、単独は直していきますよと。流域は拡大していきますよと。それは当たり前なんですね。一番皆さんが聞きたいのは、これを拡大、スピードアップしていくのか、それとも、ちょっとスピードを緩めるのかというところが一番、テレビをごらんの皆様や、あるいは行政マン、ここに座っておる方でも、どうしていくんだろうかというところを聞きたいと思うんです。特に、この特別会計で平成28年までやっていて、平成29年から特別会計から事業会計に変わったと。その辺を含めて事業会計にもなったと思うんですけれども、この水道事業のこの進め方、そして課題について、これはどういうふうに考えておるのか伺いたいと思います。 9: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 189頁]  さきの質問に対してお答えをさせていただきます。  進め方と課題ということです。単独公共下水道事業につきましては、今後ますます下水管などの老朽化が進んでまいりますので、改修や修繕を計画的に進める必要があります。また、流域関連公共下水道事業についてはまだ整備の途中でありますので、引き続き下水管の新設を行っていく必要があります。収益を上げるためにも、整備済み区域の接続率の向上は不可欠でありますし、経費削減に取り組むなど長期的な視点に基づいて、下水道事業会計の収支のバランスを図りながら事業運営に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 10: ◯11番(上野聡久君)[ 189頁]  そこで、今の答弁を聞いても、なかなかどうしていくのかなあというところがまだ見えてこないんですね。結局、これ資料を、上下水道部のほうに部長さんと課長さんに幾つか資料をそろえていただいた中で、一つのところにちょっと焦点を当てたんですよ。というのは、どういうことかといいますと、事業会計ですから、とかく今までの特別会計と違って、さまざまな変更があります。どこの部分を見たら一番比較になるかなあというふうに思っていて、目をつけたのが流域関連公共下水道事業の中の工事費なんですね、僕が目をつけたのは。工事費の部分。ここを見ると、平成29年の決算は出ておるんですよ。こちらのほうが13億2,000万円になっておるんです。平成30年度、今まだ年度施行途中ですけれども、見込みのほうが4億1,200万円ということになっておるんですね。で、来年度の予算を見ると、2億円になっておるわけです。数字を見ると、がががががっと減ってきておるわけなんですけれども、この数字だけを見て、具体的に、これ明らかに縮小していますよね。ということは、縮小方向でいくということでよろしいんでしょうか。 11: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 189頁]  さきの御質問に対しお答えをさせていただきます。  平成31年度の事業費用としての予算につきましては、2億円程度という考え方を持っております。今後につきましては、先ほど申し上げましたように、事業会計の中で、特に企業会計になっておりますので、収支のバランスをしっかり考えなければ企業会計としては成り立たない、そういったふうに考えております。そういった考えの中では、今年度の予算額が今後一定の水準になるというふうに考えております。以上でございます。 12: ◯11番(上野聡久君)[ 189頁]  だから、今の話でいくと、市長さん、これ大分縮小していくというのが津島市の方針なんですね。工事費だけ見ると2億円やから、やっぱり全部含めると、人件費とかいろいろ入ってきますわね、減価償却の分も入ってくるもんで。あくまでも私の見方ですからね。工事費だけを見ると、ちょっと縮小していくのかなあと思うんですけれども、今、部長が言われたように、やはりこの、より具体的に経営の部分を考えていかなければならないと。事業会計をすると。その中で、やはりこの接続率ですね。ここの部分を上げないと、何ともならないと思うんですけれども、その辺は市長さん、事業会計のトップとして、どのように考えておるんでしょうか。 13: ◯市長(日比一昭君)[ 190頁]  この下水道事業を進めるに当たりまして、接続率というのはやっぱり一番大切なキーワードになります。ということで、接続率の向上、これが長期的に収支バランスを見る上でも一番大切なものであります。ということでありますので、今、担当にも、接続率をどうやって上げたらいいのか、具体的にいろんな施策や方策を練り上げて、大至急それを実行するように指示をしておるところであります。ということでありますので、接続率というものは非常にこれからの流域関連、そして単独、公共も含めて下水道事業を企業会計としてやっていくために重要な視点であるということです。以上です。 14: ◯11番(上野聡久君)[ 190頁]  確認しますけれども、そうしたら、流域ですから掘っていくほうと、今、工事をして、面を進めていくというのを少し抑え目にして、接続率向上のほうに力を入れると。全体的に見るとそのような考え方でよろしいんでしょうか。 15: ◯市長(日比一昭君)[ 190頁]  先ほども申しておりますが、やはり接続率が上げられなければ、工事をどんどん進めてその接続が十分でないということでは成り立たないということであります。というような観点から、抑えるというよりも接続率向上を図りながら、この工事の進捗を進めていくというようなことになるかと思います。以上です。 16: ◯11番(上野聡久君)[ 190頁]  それでは、人事行政のほうに入っていきたいと思うんですけれども、施政方針演説の中に人事行政について触れられているところがあるんですね。26ページのほう見ていただいてよろしいですかね。そこの26ページのほうで、初めてですかね、この施政方針演説の中で時間外関係が述べられているというのは。この前の一般質問を見て、市長さんのほうから、この辺をしっかりしていきたいというふうな指示があったのか。あるいは、これを書いた行政マンが何らかの思いがあって、そのような形で入れたのかわかりませんけれども、非常にその部分をここの施政方針演説のところに入れ込んできたというふうに見えるわけです。ちょっとそこのところを読ませていただきますと、人事関係で、津島市の将来を見越した定員管理と組織改革を行うとともに、職員の働き方改革を進め、時間外勤務の縮減に取り組んでまいりますと。もう一回読ませていただきますと、津島市の将来を見越した定員管理、これが1つ。津島市の将来を見越した組織改革ということなんですね。結局、まずこの機構改革というのはどのように進めようとしておるのか、津島市は。この辺をちょっと答弁いただけますか。 17: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 191頁]  機構改革をどのように進めるのかということでございますが、機構改革を進めるに当たりましては、庁内に行政機構検討委員会を設置し、より市民にわかりやすく、かつ一層効率的な組織機構となるよう、必要な検討を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 18: ◯11番(上野聡久君)[ 191頁]  この組織改革を進めるのは、どうしてという話なんですよ。この市民にわかりやすくという、より一層効率的な組織機構になるようにというのは、これはわかるんですが、市民にわかりやすくというのは、どこの部分がわかりにくいというふうに市民のほうから上がってきておるんでしょうか。 19: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 191頁]  市民にわかりやすくということでございますが、今ある組織の状態を、いま一度職員の中からさまざまな意見、そういった声を聞きながら、よりわかりやすくするようにしていきたいというふうに考えています。そういったさまざまな検討を加えていきたいというふうに考えております。 20: ◯11番(上野聡久君)[ 191頁]  ちょっと答弁が違うと思うんですけどね。だから、私の感覚としてですよ、公室長。ついこの前、星野さんと一緒にやったんですよね。だから、ついこの前やって、子育て支援課でしたかね。課が新設されたりして、あるいは建設部のところに、今、建設部長から建設産業部長というふうに変わっているんですけれども、大きく、ついこの前変わったばっかりなのに、また変えるというのは、あれ、ちょっと早いのかなあと思うんですよね。これって組織機構、具体的にスケジュールとしてはどういうスケジュールで進めようとしておるんでしょうか。具体的にいつから進めるんですか、これは。 21: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 191頁]  具体的なスケジュールという御質問でございますが、来年度中に進めまして、平成32年4月からできるような目標で進めてまいりたいというふうに考えております。その間に庁内の会議等を開きまして、随時検討をしていきたいというふうに考えております。 22: ◯11番(上野聡久君)[ 191頁]  僕の目から見てですよ、市長さん。この機構改革で今度のポイントにもしなるとしたら、やっぱり健康福祉部長のところかなあというような気がするんですよね。というのは、これもうちょっと1人の部長、皆さん部長、僕の目の前にいろいろな部長さんが座っておる。皆さんとても優秀な方ですけれども、人事異動として、じゃあ次、健康福祉部長に行くよといった場合、非常に幅広であると。その上に、じゃあ将来的に見越しても、やっぱりこの健康福祉部というのは、縮小するのか拡大するのかといったら、やっぱり拡大すると思います。非常に範囲が広くなると思うんですね。1人の部長では、やっぱり部長として1人で管理職として、ある程度政策が、ある程度自分で理解をして、自分で施策して理解をするようなレベルからちょっと超えるぐらいでかくなっておるかなあと思うんですけれども、健康福祉部を割るという考えはあるんでしょうか。 23: ◯市長(日比一昭君)[ 192頁]  今の機構改革ですね、大変大切な部分だと考えております。組織として市の行政を回していくためには、やはり機構がすっきりしていると、組織がしっかりしているということになります。議員がおっしゃられる健康福祉部ですね。これもちょっと肥大化して、肥大化といいますか、非常に幅が広いというのも確かでございます。そういうことも含めまして、この機構改革を検討していただくという行政機構検討委員会、ここの中で十分それぞれの部の皆さんが持ち寄って、十分議論をしていただいて、やはり市民にとって一番いい形のものは何かということを、この1年間をかけて練り上げていただき、そのような機構にしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 24: ◯11番(上野聡久君)[ 192頁]  そこで、機構改革に関しては、僕はずうっと、さんざんこのスペシャリストの養成の話をしているんですね。津島市の人事に関しては、しばらく一、二年でくるくるくるくるかわることが多くて、急にこのグループ丸ごとぽーんと抜けることもあったんですね。多くの知っている人たちが、せーので抜けてしまって、せーので抜けるということは、新しい人たちがせーので戻ってくると。この辺が上手にいかなかった時期があるんですね。今は少し落ちついておるんですけれども、やはりその辺の弊害を考えて、やはりその10年選手、スペシャリストを置いたらどうかというふうに考えておりますけれども、市長さん、この辺はどう考えておるんでしょうか。 25: ◯市長(日比一昭君)[ 192頁]  前からお話をしておりますが、スペシャリストを置くというのは非常に重要なことだと思っております。他方、やはりそのせっかく市に入っていただいた皆さんですので、その適性を見きわめるということも大事だという両面があります。  いずれにいたしましても、行政ニーズの複雑多様化する時代であります。この専門知識を持った職員、継続して育成していくということは必要であるというふうに考えております。 26: ◯11番(上野聡久君)[ 192頁]  基本的に部長さん、市長公室長さん、今般この人事をつかさどっておると思うんですけど、市長が非常にふわっと言われたんですけれども、当局でこのスペシャリストの育成に関しては具体的にどのように考えておるんですか。 27: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 192頁]  スペシャリストの育成ということでございます。  先ほども市長からも答弁がございましたが、スペシャリストを育成する一方で、幅広い知識を持った職員も育成していく必要があろうかというふうには思っております。若いうちには幅広い領域の仕事を経験することが、質の高い行政サービスの提供にもつながることから、おおむね3年から5年をめどとした異動を基本としてまいりますが、職員の適性等を見きわめまして、部内異動ですとか、過去に経験した部署への異動等実施することにより、専門性の高い職員の育成を進めていくことができるというふうに考えております。以上でございます。 28: ◯11番(上野聡久君)[ 193頁]  この人事の話をするときに、部長さんでも課長さんでもグループリーダーでもぶつかるのが、この3年から5年というようなスパン、若いときは、僕の場合は、僕のあくまで案というのは、若いころは、そうですね20代から40歳ぐらいになるまでは、くるくるくるくる回って、やっぱりいろんな仕事、あらゆる市民サービスをしておるじゃないですか。市民の方の目によく触れられるような市民課とか福祉課もやっておれば、なかなか目に触れられない財政課とか企画、あるいは建設部とか先ほど言った消防、あるいは議会のこと、あるいは市民病院や水道の事業会計、ありとあらゆる市民サービスをやっておるわけですね。ですから、まさに適性を考えていく上で、さまざまな仕事、いろいろなことを経験していただくためにも、40代ぐらいまでは回してもらって結構なんですけれども、やっばり今後は、40歳ぐらいから私はこのスペシャリストとして専門家としてやっていく、あるいは私は総合職としてやっていく、これはやっぱり給与体系までしっかりあらわして、その上で話をしていくべきだと思うんですよ。根本的に、なぜこれをやるべきかというと、やはり将来を見越すと、この自治体のサービスというのは、多分、広域でやる仕事が多くなってくるんではないのかなあという考えが私にはあるんですね。要するに、例えば近隣の7市町村の話がよく出てきますけれども、そこで、ありとあらゆることではなく、この部分だけはやろうと。この事業だけは一緒にやろうと。その場合、津島市のこと、あるいはこの歴史を踏まえた、経緯を踏まえた上での政策を、他の自治体とディスカッション、議論をしなければならない。その中で、やっぱり1年とか2年の人間が行って、どこまでやれるのかと。やはり、そういうことを見越してスペシャリストをつくるべき。あるいは接遇のこと、よく言われるんですけれども、窓口で非常に冷たい言葉を言われたとか、冷たい対応をとられたとか、さまざまな話を聞くんですが、その辺も含めて、そういうことは、やっぱり自信がないからかなあと、その原因というのは。やっぱり自信をしっかり持って、長いことある程度やって、これだけ専門的な仕事がふえてきていますから、その辺をしっかり踏まえてやっていただきたいと思うんです。  市長さん、この接遇に関しては、やっぱりいまだにいろいろ厳しい意見を伺います。私も市民の1人としてここで議員としてやっておるもんで、皆さんの顔をわかっているから、ある程度は冗談も言えるし、性格もわかるから話ができるんですけれども、やっぱり他の市で、僕ちょっと去年さまざまな手続をすることがあって、いろんな区役所とかさまざまな公共機関へ行くんですけれども、やっぱりそこの場所で冷たい態度をとられる。やっぱり冷たいなあというところもあります。一生懸命やられる職員もおれば、公務員として。冷たい方もいらっしゃいます。これがなぜいけないかというと、やっぱり公務員の仕事というのは、そこだけからしか受けられないサービスというものを提供しておるんですね。これはもう間違いないことなんです。例えば携帯電話だったら、ドコモがあかんかったらauにしようとかソフトバンクにしようということができるんですけれども、やっぱり行政マンの仕事というのは、その窓口に、この人じゃないともうだめだということがあるサービスを提供しておるわけです。もしそこで、そういう態度をとられたら、あるいは、そんなことはほかのところへ聞いてくださいと。気が強い人やったら、上司にかわれとか言えるかもしれませんけど、そういう人ばっかりではない。そういう態度をとられて、もうどうしたらいいかわからん人もたくさんおるわけです。やっぱり接遇というのは非常に重要です。市長さんはその辺をどう考えておるんですか。 29: ◯市長(日比一昭君)[ 194頁]  議員お示しのとおり、接遇というのは非常に大切であります。本当に、仕事の原点が接遇といいますか、笑顔で挨拶ということであります。それを、いろんな場面で幹部の皆様にはお伝えし、それが浸透するように絶えずお話をしておるわけでございますが、残念ながら、まだまだ十分ではないとお感じになられる、来客してこられる方の御意見でお聞きすることがあるわけであります。本当に最初の市民への接点がまずこの接遇ということでありますので、しっかりと笑顔で挨拶をしてほしいと。そこから仕事に入れば、ややもすると難しいことでも、心が和んで対応ができるというようなお話をしておるわけでございます。そういうことで、今後ともしっかりと窓口以外でも、窓口の奥におる方も、絶えず市民から自分たちの行動は見られているんだというようなことを、しっかりと教育といいますか指導していきたい、対応していきたいというふうに思っております。以上です。 30: ◯11番(上野聡久君)[ 194頁]  まさに今言われたことは非常に重要ですから、絶えず口酸っぱく話をしていっていただけたらなあと思います。  12月議会は、平成29年度の時間外のほうを聞いたんですけれども、平成30年度、もうぼちぼち終わりますので、時間外の実態というのをお示しください。 31: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 194頁]  平成30年度の時間外の実態ということでございます。  平成30年度の時間外勤務の時間数につきまして、1月までの実績でお答えさせていただきますと、市役所全体で7万2,600時間でございます。平成29年度の同時期と比較いたしますと1万3,293時間の減少、率にいたしますと約15.5%の減少となっております。時間外勤務の削減につきましては、平成28年度から所属ごとに目標値を設定して全庁的に取り組んでおり、時間外勤務は年々減少してきてはおりますが、依然として時間外勤務の多い部署や職員、こういったものがいるという状況はあるところでございます。以上でございます。 32: ◯11番(上野聡久君)[ 194頁]  そこで先回のときは、教育のほうが異常な状況だったんですね。非常に異常な状況でありました。平成30年度の1カ月の時間外、このベストファイブはどうなっておるでしょうか。 33: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 195頁]  平成30年度におきます1カ月の時間外勤務時間数は、多い順に申し上げますと、福祉課の職員で103時間、同じく福祉課の職員で100時間、健康推進課の職員で93時間、人事秘書課の職員で91時間、高齢介護課と社会教育課の職員で90時間でございます。 34: ◯11番(上野聡久君)[ 195頁]  この一つの要因が、学校教育が明らかに29年度はばーんとはね上がっておったということが、何らかの異常な状況が、ちょっと難しい状況があったのかなあというようなことが見受けられるわけですね。今言ってもらいました。一番多い方で103時間、その次100時間と、ずうっと続いておるんですけど、やっぱりこの上げた方は、2人分の時間外をやっておるわけですね。はね上がっておるのは、福祉課がトップワン、ツーなんですけれども、健康福祉部長、この2人はどういう仕事をしておったわけですか。 35: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 195頁]  1名につきましては、地域包括ケアのグループの事務を担当しております。もう一人は福祉課のほうの窓口のほうで業務をしておる者でございます。以上でございます。 36: ◯11番(上野聡久君)[ 195頁]  地域包括は大変ですからね、そういう仕事はがっとふえると思うんですけれども、福祉課の窓口が100時間というのは、これ理解できないですよ。もう少し詳しく教えてください。どういう仕事をされていたんですか。 37: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 195頁]  福祉課のほうで、こちらの職員につきましては、団体の関係等、外郭団体、そちらのほうの業務をしておりまして、4月だけでございますが、そちらのほうは、時期の、年度の変わりということで、相対的にこの月だけちょっとふえております。以上でございます。 38: ◯11番(上野聡久君)[ 195頁]  公室長、残りの健康推進課93時間、人事秘書課、自分の部下だと思うんですけれどもここも91時間、高齢介護課、社会教育課90時間となっておるんですけれども、ここの時間外を見ると、2人分やっておるわけですよね。物理的に難しいと思っておるのか、やっぱり2人つけたらこの時間外というのは解消すると思っておるのか、それとも業務が今健康福祉部長が言われたように、ちょっと特殊な形で、ばーんと1カ月ぐらいだけばーんと上がってしまっておるのか、この辺はどう考えておるんですか、人事として。 39: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 195頁]  時間外勤務の多い実態ということでございますが、今、議員お示しがあったように、一時期ばっと時間外が多くなる部署もございます。これは、制度、その年の事業であったりだとか制度の改正であったり、そういったいろいろな要因はあろうかと思います。人をふやせば時間が減るのかということではございますが、時期的にやはり年度始めであったりですとか、予算の時期であったりだとか、そういった時期に多くなったりすることもございます。そこら辺は課の中での業務の平準化、そういったものをすることで減らしていくことはできるのかなあというふうには思っております。そこらは課の中での業務の配分、そういったものを進めていくことで減らしていくことは可能ではないかなあというふうには考えてはおります。以上でございます。 40: ◯11番(上野聡久君)[ 196頁]  わかりました。  ぜひ、この辺は部長さん、これやっぱり大きな大きな問題ですから、ぜひしっかりと、やはり1カ月ごと、どーんと年間でやるとか課でやることも重要ですけれども、やっぱり1人とか2人とかばーんとはね上がっておるところはやっぱりしっかり上司として、どうしてこういう事案が出てきておるのかなあというのをやっぱりしっかりとウオッチして、例えば、市長が全部見ろということは、これはできないと思いますので、公室長と人事課長、この辺がしっかり連携をしてやっていただきたいと思います。  ちょっと飛ばします。時間もないので。  虐待のほうに入っていきます。新聞報道で非常にちょっと心を痛めるような虐待がありました。小学校4年生の子が虐待されたと。今度はそのことで僕ヒアリングをちょっと担当のほうとさせていただいた次の日でしたかね。津島市のあの報道もありました。この新聞報道は、改めてどういうものであったのかお伝えください。 41: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 196頁]  新聞報道等によりますと、先月初めから6日ごろ、自宅で生後2カ月の長男に対し暴行を加え、両側頭硬膜下血腫や左腕のあざなどのけがを負わせた疑いで、父親が逮捕されたものでございます。なお、2月27日付で名古屋地検は父親を不起訴にしたと報道されております。以上でございます。 42: ◯11番(上野聡久君)[ 196頁]  要するに、この件で一番大事なのは、どのようにこの件が発覚をしたのか。どうやって見つけたのか。どういうふうに連携をしたのか。この辺が非常に重要になってくると思うんですけど、その辺はどうなっておるんでしょうか。 43: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 196頁]  こちらも新聞報道等による内容でございますが、母親が、ミルクの飲みが悪いと医療機関に連れて行って、けががわかり、医療機関から海部児童・障害者相談センターへ虐待の疑いがあると通報したことにより発覚したものでございます。以上でございます。 44: ◯11番(上野聡久君)[ 196頁]  今回、このように連携で発覚したということなんですけれども、そもそもこの津島市のこの方だけではなくて、津島市の児童虐待の実態というのは、具体的にどうなっておるのか、これをお示しください。
    45: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 197頁]  津島市におけます児童虐待の実態につきまして、津島市家庭児童相談室という通報のありましたものについて御答弁申し上げます。  平成29年度に家庭児童相談室へ通報のあった児童件数32件のうち、虐待と判断した案件は24件であり、内訳といたしましては、身体的虐待が6件、心理的虐待が8件、ネグレクトは9件、性的虐待は1件でございました。また、今年度の状況でございますが、1月までの通報児童件数24件のうち、虐待と判断した案件は14件であり、内訳は身体的虐待が5件、心理的虐待が6件、ネグレクトが3件となっております。具体的な案件といたしましては、義父からの暴力が疑われる児童について学校から通報があり、1度は家庭児童相談室で指導を行いましたが、指導後も虐待が行われている形跡があったため、海部児童・障害者相談センターにより一時保護した案件。また、父親にけがをさせられた児童について、幼稚園から通報があり、事実確認を行いましたが、母親からそのような事実はないと申し出があったものの、その後も見守り家庭として関係機関で児童の見守りを行っておりました。数カ月後、母親からDV相談がなされ、母子を一時保護し、その後、母子生活支援施設へ入所に至ったという案件がございました。以上でございます。 46: ◯11番(上野聡久君)[ 197頁]  今、答弁の中で、2つ専門的な用語が出てきたと思うんですけれども、場所が出てきたんですね、専門的な。1つが津島市家庭児童相談室という言葉が出てきました。もう一つが海部児童・障害者相談センターという言葉が出てきたんですね。この違いというのはどういうものであるのか。同じようなことをしていますよということ、全く同じようなことなのか、それぞれどう違うんですか、この2つは。 47: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 197頁]  家庭児童相談室、こちらは津島市が設けておる施設でございます。また、海部児童・障害者相談センター、こちらのほうは県の施設でございます。その違いがございます。また、重要な案件また緊急度が著しい案件に関しては、県のほうの海部児童・障害者相談センター、こちらのほうで対応するというような形になっております。以上でございます。 48: ◯11番(上野聡久君)[ 197頁]  権限によって違いはあるわけですか。権限の違いはあるわけですか。ただの相談場所ということなんでしょうか。 49: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 197頁]  県の海部児童・障害者相談センター、こちらのほう一時保護ということができるという権限がございます。以上でございます。一時保護が対応できるという権限がございます。 50: ◯11番(上野聡久君)[ 197頁]  結局、さまざまな虐待に関しての報道を見ていく上で、いかにこの対応するのかというところで、やっぱり関係機関との連携というのが非常に重要になってくると思うんですね。結局、関係機関との連携、津島市あるいは学校、あと何があるかな。警察があったり、今言われた施設なんか、センターなんかもそうだと思うんですけれども、この辺との連携というのは、具体的にどのようになされておるんでしょうか。 51: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 198頁]  関係機関との連携についてでございますが、当市では、要保護児童の適切な保護、または要支援児童もしくは育児が困難であると見込まれる妊婦への適切な支援を図るため、津島市要保護児童対策地域協議会を設置しております。この協議会は、愛知県海部児童・障害者相談センターを初め、警察署や保健所等の関係機関、医師会や人権擁護委員、民生・児童委員等で構成しております。今年度におきましては2回の協議会、また毎月の担当者レベルのネットワーク会議、必要に応じたサポートチーム会議を開催し、情報の共有を図るとともに、事案が起こった際にも早急に対応できるよう、日ごろから連携を密にとっておるところでございます。以上でございます。 52: ◯11番(上野聡久君)[ 198頁]  結局、津島市の場合は、どのように具体的なという形であると、津島市要保護児童対策地域協議会というところで対策・対応がとられておるという話でありましたけれども、その話の中で、教育関係の機関の話が出てこなかったんですけれども、教育機関というのは入っていないんですか。 53: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 198頁]  今申し上げました津島市要保護児童対策地域協議会、こちらのほうには小・中学校校長会の代表もしくはまた学校教育課の職員が出席しておるところでございます。以上でございます。 54: ◯11番(上野聡久君)[ 198頁]  市長さんね、この前も、先ほど話をしたように、非常に心痛めるような虐待の事件があったんですね。ずうっとあの報道を見ておると、やっぱり「たられば」ですよね。こうしたらよかったんじゃないのか。ああしたらよかったんじゃないか。考えると、いろんな対策、対応がとれなかったのかなあというのは率直に思うんですけれども、やっぱりその中で連携というのが非常に重要になってくると思うんです。市長さん、この辺はどう考えておるんですか。 55: ◯市長(日比一昭君)[ 198頁]  やはり児童虐待というのは、いつどこで、どのような形で、それもあまり表には出てこないような状態で、それが隠蔽のような形で行われていることもあるということで、それをいかに連携をして、それぞれの機関並びに現場等々が連携をする中で、いかに早く見つけ出し、それをかつスピーディーに対応していくか、これが本当に大切だということでございます。いろいろな報道がある中で、そういうことを強く感じるわけでございまして、津島市におきましても、そのような連携をしっかりとする中で、児童虐待はないのが一番よろしいわけではございますが、もしそういうことをできるだけ早く、それぞれの場所場所で、部署部署で、パートパートで見つけ出し、それを連携して対応していくということが必要であろうということでございます。そんな中で、地域の協議会を設置し、事前に設置しておくとか、定期的なこういうような協議会を開く、月1回のネットワーク協議会を開く、そしてまた、サポートチーム会議、これを必要に応じて開くというような形で、まさに万全な体制で、この児童虐待に対応していきたいというふうに考えております。以上です。 56: ◯11番(上野聡久君)[ 199頁]  もう一度、施政方針演説のほうに戻らせていただきます。施政方針演説のほうで聞いていきます。  市長さん、この施政方針演説なんですけれども、一番最初にずうっと書かれていたのが、やはり防災のことがちょっと多かったなあというような印象があるんですね。防災の中で、今、津島市のさまざまな、これで完璧ということはないですから、さまざまな対処、対応をしながら、あるいは何らかのテクノロジーや何らかのことを使いながら、絶えず対応をしていかなくてはならないと思うんですけれども、私は今、この津島市の防災行政の中で非常に懸念をしておるのが、この避難所体制なんですね。避難所のことがちょっとこれ非常に不安なんですよ。先回のことに関して、急に年度途中に広報もままならないままに、がっと変更したり、この辺のやり方はどうかなあというふうに思っておるんですが、まず津島市の今の避難所の現状をお示しください。 57: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 199頁]  津島の避難所といたしましては、1次避難所、2次避難所、一時避難場所、福祉避難所と大きく分けて4種類ございます。1次避難所は、小・中学校や公共施設の26カ所であり、2次避難所は、民間保育園や県立高校の10カ所であります。また、一時避難場所は、津波や洪水から一時的に避難するためにマンション等の高所避難場所として25カ所ございます。福祉避難所は、一般の避難所では生活に支障を来す高齢者、障害者等の避難施設として16カ所あります。なお、大規模災害時において、全ての避難所を同時に開設することが困難な場合を想定し、1次避難所のうち小・中学校の12カ所を先行開設避難所として優先的に開設することになり、避難者の状況を考慮しながら随時開設することになります。以上でございます。 58: ◯11番(上野聡久君)[ 199頁]  ちょっと今、いろんな避難所が出てきてちょっと難しい言葉も出てきたので、聞いておる人も、なかなか1回聞いただけではわかりにくいと思うんですね。この自主避難所であったり、1次避難所であったり、2次避難所であったり、一時避難所と言われても、普通の人はわかりませんからね、こんなん。わからんもんで、結局、台風が来た場合、この前、開設されたと思うんですけれども、改めて伺いますけれども、台風が来た場合はどのような避難所になるんですか。あと、どのような場所、具体的な場所と、どのような何カ所になるとか、その辺、台風の場合はどういうふうになるのかお答えください。 59: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 199頁]  台風が来た場合ということでございますが、台風の接近により、当地域に被害をもたらす恐れが予想される場合には、自主的に避難を希望される方のために自主避難所というものを開設いたします。  先ほど申し上げました避難所につきましては、大規模地震や大雨による河川の洪水などの被害が発生、または被害の恐れがある際に、市が発表します避難勧告などの避難情報が発令された際に開設するものであります。自主避難所として開設をいたしておりますのは、現在、文化会館、生涯学習センター、神島田公民館、西地域防災コミュニティセンターの4カ所でございます。以上です。 60: ◯11番(上野聡久君)[ 200頁]  今回、急に変更されたのは、これはなぜなんですか。 61: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 200頁]  自主避難所を、これまでの8小学校の体育館から4カ所の公共施設に変更しました経緯でありますが、これは、昨年7月の台風12号の接近に伴いまして自主避難所を開設した際、夏の暑い時期で、避難される方々の体調面の不安や過去の自主避難者の人数、近隣市町村の開設状況等を総合的に判断し、冷房施設のある4施設を自主避難所とすることにしたものであります。以上でございます。 62: ◯11番(上野聡久君)[ 200頁]  市長さん。こういうことをすると、これ避難をしたい人は、これ8から4に減らすわけですよね。間違う恐れがあるのと、本来避難をしたい、すべき人ができないんじゃないかという、たった4つで対応すると、できないんじゃないかと思うんですよ。その辺はどう考えておるんですか。 63: ◯市長(日比一昭君)[ 200頁]  自主避難所に来られる方の人数からすれば、4カ所あれば大丈夫であるというふうに考えております。それよりも、台風12号のときに、私も教育長も一緒にその現場を見させていただいて、この環境はやっぱりいかんなあというようなことで、即対応しようと。これこそが危機管理だというようなことで、冷房のある、そしてまた畳敷きのところに避難所を設定するということで、急なことでありましたので十分な対応ができなかったというか、周知が少し不十分であったということは確かであります。であるけれども、やはりこの環境で自主避難していただく市民の皆様にとっては、やっぱりこういう環境面を整備しようと、そんな中で、できるだけ周知が徹底できるような対応をとってきたわけでございますが、それでもまだ不十分であったということは反省しなければいけないというふうに考えております。以上です。 64: ◯11番(上野聡久君)[ 200頁]  結局ね、市長さん。この問題は、8小学校区じゃない、4小学校区しかないということなんですよ。結局この避難をしておる人たちを見ると、一番多いのは70代の方です。その次は80代の方。男性女性だったら、女性のほうが大体7割ぐらいなんですね。結局、今の人数を見ると、これで十分でございますということなんですけれども、8小学校区ないことによって、例えば青塚駅周辺の方は、あるいは青塚駅周辺のあそこの団地、喜多神団地ですね。あの辺の方はどこに逃げたらいいんですか。70代あるいは80代の高齢の方ですね。車に乗れないと。不安だと。逃げると。青塚駅周辺、あるいは喜多神団地の周辺の方、どこに逃げたらいいんですか。 65: ◯市長(日比一昭君)[ 201頁]  青塚といいますと、生涯学習センターに自主避難をしていただくことになろうかと思います。以上です。 66: ◯11番(上野聡久君)[ 201頁]  あそこまで歩けますかね。 67: ◯市長(日比一昭君)[ 201頁]  いろいろな課題があろうかと思いますが、対応をしていくことが課題であろうかと思います。以上です。 68: ◯11番(上野聡久君)[ 201頁]  愛宕9丁目の人とか、愛宕の南の人、どこに逃げたらいいんですか、あれ。課題だ課題だと人ごとのように言っておるけれども、やっぱり逃げるべき人、対象はどういう人かと。70代80代女性の方、不安だと。青塚駅や喜多神のところ歩いて行くんですか、あれ。あなた何を言っているのかわかっておるんですか。やっぱり8小学校区、自主避難所がどうとか、先行1次避難所がどうとか、そんな難しいことじゃなくて、やっぱり避難所に関しては、シンプルに、小学校区の、ここの小学校区に住んでおったら、まずここに逃げてくださいと、そういうふうにシンプルにしないと、自主避難所がどうですとか、先行1次避難所がどうですとか、一時避難所がどうですとか、そんなことはわからないんだから、やっぱりシンプルにしないと。その畳の場所のほうがいいという、それは当たり前ですよ。板の間より畳のほうがいいですよ。ただ、本来逃げ得る人が逃げられなくなったと。喜多神とか青塚とか、あそこから歩いて、あるいは自転車で、台風が来ておるところを、逃げろと。これは無理ですよ、これ。やっぱり8小学校区全てに対応するように、まずここへ対応するようにやってください。いかがですか、市長さん。 69: ◯市長(日比一昭君)[ 201頁]  自主避難をするときは、台風が来る前でございます。ですから、そのような状態ではないということは言えます。ただ、議員お示しのとおり、やはり距離的なものがあるということは一つの課題であるということは認識をしております。が、やはり、一晩その環境が厳しい状態と言ったほうがいいと思いますが、そのような状態の中で避難していただくことのほうが、悪い状態のほうが問題であるというふうに理解しております。以上です。 70: ◯11番(上野聡久君)[ 201頁]  全く私は失政だと思いますね。やっぱり課題として、逃げられる人、だから現実を見ると、前段から、1日前から逃げてくださいというふうになっていないんですよ。やっぱり怖くなって、ちょっとドキドキして、ああこれは逃げないけないと。結局そういう状況、現実的にはそういう状況があるんだから、やっぱりそういう災害に対しては、小学校区に一つ必ずつけるべきです。避難所を。もう一度担当の方と考えてください。  ちょっとたくさん聞きたいことがあったんですけれども、ちょっと時間の関係上、教育のほうを聞きたいと思います。  教育長も実はもう任期もぼちぼち7カ月か8カ月でもう1期目のほうが終わると思うんですね。教育長の仕事というのはなかなか見えづらいところで、僕もこの議員になる前は、教育長って何しておるのかなあというような形だったんですけれども、やっぱり教育長というのは、非常にやればやるほどたくさんの仕事が出てきて、教育長もどちらかというと、現場に入ってぜひ自分の目で見たいというようなタイプですから、本当に体育祭とかさまざまな行事に出席されております。  僕は、教育環境で今一番問題であるのは何かといいますと、2点ありまして、1つは教育行政に関して、教育現場に関して、要求というのが非常に高くなってきておると。この要求に関してちょっと限界を迎えるぐらい、ちょっと上の先生たちの対応もそうですし、ICTもやらなあかん、プログラミングもやらなあかん、英語もやらなあかん。あるいは親御さんとの関係も含めて、やっぱり教育環境に対する要求・要望というのは非常に高くなって、ちょっと限界を迎えておるんじゃないのかなあ、迎えるんじゃないのかなあというような認識。あるいは教育長もいろいろな行事に、運動会とか卒業式、入学式なんか来ておるとわかると思うんですけれども、やっぱり先生が大分若くなっていますよね。若い先生が非常に多くなっておると。年配の方が少なくなってきておる。だから、若い先生だからいろいろ勢いがあって、行動力があっていいなあという反面、難しい面があると思うんですね、一方で。この辺を、教育長も時間もないわけですので、教育方針、今後平成31年、残り期間も含めて教育方針を含めて、この辺の課題をどのように考えておるのか教育長にお聞きをして、私の一般質問を終わりたいと思います。 71: ◯教育長(武藤育雄君)[ 202頁]  教育の現場について、議員のほうからいろいろよく着眼しておっていただくなあということで、今感謝しております。  本当に学校が抱える問題というのはたくさんございまして、教育課程の面で言いますと、先ほどおっしゃられた英語の学習の件であります。それからプログラミングが入ってきました。ICTが今取り沙汰されております。そういうことに学校が対応していくことは、本当に先生方が勉強が要るわけでありまして、経験の浅い先生、それから経験が多い先生も、今本当に必死になって勉強をしておる、そういう現場でございます。  それから、もう一つおっしゃられた、本当に経験の浅い先生が今ふえております。大量退職をここ三、四年前から、四、五年ですかね、ずうっと続けておりまして、新任の先生が海部・津島で100人以上入ってみえたり、津島市にも10人、それから大体10人ぐらいですね、そういう先生方が入ってきていただいて、学校の中の先生方の平均年齢も下がっておるわけです。私はそういう状況をずうっと見ておりまして、若い先生方も年配の先生もすぐ担任として対応するとなると、もうその経験値からくる対応の仕方というのは大きな差があります。若い先生に少しでも力をつけていただくように、どのクラスになっても子供たちが同じようなレベルで教育を受けてもらえるように、若い先生に力をつけてもらうそういう研修、あるいは校長先生方にお願いをしまして、学校の中でOJTという、オン・ザ・ジョブ・トレーニングですね。研修会を開いてそこへ出てきてやっていただくということは、なかなか時間のロスやら、あるいは回数で難しいところがありますので、学校の中で育てていくと、そういうことで校長先生方一生懸命やっておっていただけます。議員お示しのとおり、若い先生に力をつけていただいて、どの学校でも同じようなレベルの教育ができるように、あと7カ月とおっしゃいましたが、残りの時間しっかりと今までどおりやっていきたいと、このように考えておりますので御支援をお願いしたいというふうに思います。 72: ◯副議長(小山高史君)[ 203頁]  ここで、15分間休憩いたします。        午前10時03分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午前10時18分 開議 73: ◯副議長(小山高史君)[ 203頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、西山良夫君の発言を許します。        2番 西山良夫君〔登 壇〕(拍手) 74: ◯2番(西山良夫君)[ 203頁]  それでは、通告書に従い一般質問してまいります。  先ほどの教育長のお話を聞いておって、非常に教育現場は課題山積であると、そういう状況ではないかということで、今後の課題は非常に多いということでございまして、痛切に感じ入りました。  この中で、一応、学校環境整備ということでございますけど、まだまだ先は長いということでございますので、また引き続き大所高所から御指導のほどをよろしくお願いいたします。  今回は、学校環境整備に関する件と、これに関連しまして子供の安全に関する件ということで、2件にわたり質問してまいります。  この中で、学校トイレの洋式化の問題、それからデジタル教科書、そして虐待の問題等々、かぶる部分もありますので、あしからず御容赦お願いしたいと思います。  ということで、まず学校環境整備に関する件として伺います。  要旨1として、学校施設の長寿命化計画についてであります。  この学校施設の長寿命化計画は、市内の学校施設の質的維持を図り、コスト縮減と平準化を図ることを目的として策定されたということであります。  この計画の背景には、今後老朽化した学校施設の修繕、それと建てかえ等に多額の費用が必要であると。そして、適正な維持管理が最大の課題になってくるということであります。  そこで、学校施設の実態をお聞きします。  市内8小学校、4中学校、1幼稚園、新設された共同調理場を除いてそれぞれの延べ床面積、直近の児童数、学級数を教育委員会のほうに求めておりますが、この現況とともに今後の見通しはどうかお示しください。 75: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 204頁]  今回の学校施設長寿命化計画策定において、検討を行った本市が保有する8小学校の延べ床面積は、4万3,553平方メートルとなっております。平成30年度の児童数は、小学校全体で3,178人、学級数は132学級でございます。  また、4中学校の延べ床面積は3万3,757平方メートルとなっています。平成30年度の生徒数は、中学校全体で1,732人、学級数は59学級です。  幼稚園の延べ床面積は、611平方メートルとなっております。平成30年度の園児数は56人で、学級数は3学級でございます。  今後の見通しといたしましては、平成17年以降、人口は緩やかに減少しており、今後もこの傾向が続くものと考えております。以上でございます。 76: ◯2番(西山良夫君)[ 204頁]  ここに、事務局のほうからいただきました市政概況、これの人口推計統計によりますと、今から10年前、平成21年、人口ピーク、人口約6万6,900人。それが現在、平成31年では6万2,600人。おおよそ10年間で4,300人の人口が減ってきておると。  それと同時に、同じく市内の小・中学校児童・生徒数も、10年前の平成21年度は約6,400人。これは、直近では先ほど教育局長のほうから御答弁いただいたとおり4,900人。おおよそ1,500人減っておると。  ちなみに、平成元年では7,370人ほどの児童・生徒がおったということであります。恐らく、ここ数年は加速度的に児童・生徒も減ってきていると思われます。  一方、高齢化率も、県平均を上回る高さになってきており、このまま歯どめがかからない状況が推移しますと人口は減り続け、特に若者が離れていくという状況ではないかなと。このため、よほど魅力あるまちづくりを進め、人口の流入や定住を促す施策を展開しない限り、市の総合計画にも狂いが生じるのではないか、そういう恐れも出てきております。  したがって、財政基盤の強化、そして企業誘致等の雇用の確保、子育て環境の充実等が叫ばれるゆえんでもあろうかと思います。  そこで、質問したいと思います。  このように、市内の人口減少に比例して児童・生徒数も減少してくると思われます。今後、児童・生徒の数の学校間格差についてはどう分析されるのか、近い将来、統廃合も視野に入れなければならないのか。傾向と対策もあわせて、学校を取り巻く環境について見解を求めます。 77: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 205頁]  全国的に少子化が進む状況におきまして、国は平成27年の1月に公立小・中学校の統廃合に関する手引きを示しています。
     主な内容は、6学級以下の小学校においては、速やかに学校統合の検討が求められ、7学級から8学級の小学校には、今後の児童数の予測を踏まえ、将来的に複数の学年による複式学級が予想される場合には、学校統合の検討が求められます。  児童・生徒数から来る学級数につきましては、北小学校、蛭間小学校、高台寺小学校において学年当たり1学級の傾向がふえると見込んでいます。  しかしながら、津島市は現在学校を核としたまちづくりをコンセプトに掲げ、学校施設への公共施設の集約化に取り組んでおりますので、学校の統廃合は予定しておりません。以上でございます。 78: ◯2番(西山良夫君)[ 205頁]  それでは、続きまして教育の環境整備。これは別に、地域の拠点としての施設整備の目標設定についてお聞きいたします。  学校施設の老朽化の状況、それと保有量、この実態を踏まえた課題についてお聞きしたいと思います。  具体的には、児童・生徒の安心・安全、衛生と環境に配慮した施設整備を図る、それと同時に障害者に対するバリアフリー化、コミュニティ活動の拠点、災害時に対応した施設整備、こういった長寿命化計画の計画期間と課題を問うものであります。お答えください。 79: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 205頁]  今回作成しています長寿命化計画では、児童・生徒が学校にいて、1日の約3分の1を過ごす生活空間であることを踏まえた上で、安心して有意義な学校生活が過ごすことができるように、バリアフリー化を含め、防犯や施設の安全性に配慮した施設整備を図るとしています。  また、学校は児童・生徒の学習の場であることを第一としながらも、地域と連携して地域活動及び交流活動を実施し、子供たちが地域社会の中で心豊かに、健やかに育まれるよう、コミュニティ活動の拠点として学校利用へ向けた整備を図ることにしています。  さらに、学校は地域の防災拠点、避難所としての役割を担う施設として災害時の対応に配慮した施設整備を進めます。  長寿命化計画の計画期間につきましては、本計画は40年の長期にわたる計画であり、計画期間内に学校教育を取り巻く環境の変化や児童・生徒数の推移に対応する必要があります。施設の老朽化に関する点検評価の結果もあわせて実施し、事業実施結果や老朽化の状況を踏まえて5年程度を目安に計画を見直し、実現性や実効性のあるものとしなければならないと考えています。  老朽化の状況と保有量、課題につきましては、本市では構造駆体以外の劣化状況等を把握するため、平成27年度に公共建築物現況調査を行っております。  学校施設の構造駆体につきましては、全ての学校舎で耐震補強済みであり、健全な状態であることを確認しています。  しかしながら、本市の学校施設は建設から30年以上経過しているものも多く、劣化状況評価では屋根、屋上や内部仕上げなどにさまざまな劣化が見られ、武道場に設置されたつり天井の耐震化の対策などが必要と考えております。以上でございます。 80: ◯2番(西山良夫君)[ 206頁]  さきの市長の施政方針演説にもありましたが、市が将来にわたり持続していくために昨年12月策定されました公共施設の適正配置計画。この公共施設等の長寿命化、集約化、あと民間への譲渡、廃止などの方針ですね、こういったものと学校の長寿命化計画と符合するのか、どうやって学校を核としたまちづくりにつなげていくのか、その整合性を問うものであります。  そして、今後の維持改築コスト等、施設関連経費の見通しをあわせてお答えください。 81: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 206頁]  今回策定する長寿命化計画は、上位計画である津島市公共施設等総合管理計画と整合を図りつつ、また昨年12月に策定されました公共施設の適正配置計画と符合するものとなっています。  また、今後の維持改築コスト等施設関連経費の見通しにつきましては、適切な時期に大規模改造や長寿命化改修を実施することを前提に、全ての建築物の目標耐用年数を80年とした長寿命化型管理を行った場合、今後40年間の維持改築コストは、総額約331億円で、従来型管理を行った場合のコストと比較して約99億円の縮減になります。  なお、1年当たりの平均経費は約8.3億円でございます。以上でございます。 82: ◯2番(西山良夫君)[ 206頁]  それでしたら、この長寿命化計画ですね、学校施設の管理運営に当たっては、一つに民間活力の投入、そして包括契約などの導入、こういったさまざまな状況に応じた合理的な方法や手段をとるとしております。  これが果たして教育サービスの永続的な提供に結びつくのか、また公共サービスのコスト削減の効率化を図っていけるのかお聞きします。 83: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 206頁]  議員お示しのとおり、学校施設の維持管理に当たりましては、教育サービスの永続的な提供を図るものでなければならないと考えております。  民間活力の導入や包括契約の導入など、さまざまな手段を視野に入れ、今後、近隣市町村の状況を注視しながら状況に応じた合理的な方法や手段を検討していかなければならないと考えております。以上でございます。 84: ◯2番(西山良夫君)[ 207頁]  それでは、続きまして学校施設の老朽化状況の実態、それと判定評価、それを踏まえた今後の課題、対応についてもお尋ねしたいと思います。  今後40年先まで私が生きておれば別ですけど、まずぼろぼろの校舎の実態、学校周辺、壁などを見てみますと、クラック、裂け目ですね、こういったのが入っている状況です。かなりそういった箇所、指摘を受けております。  まず、計画を立てる前に目先の課題を速やかに解決することが大事ではないか、このように言われております。これは即座にやるべきではないかと。いかがでしょうか。 85: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 207頁]  緊急性を要する修繕につきましては、児童・生徒が安全・安心な学校生活を維持するためすぐに対応する必要があると考えております。  計画に基づく改修とは別に、随時維持修繕にて対応していくものと考えております。以上でございます。 86: ◯2番(西山良夫君)[ 207頁]  先ほど言われました50年周期の改築とか20年周期の大規模改修等のコスト試算、これに果たして意味があるのかなと。今後の人口規模とか財政規模、また景気、あるいは学校環境の変化によっても左右されると思われる等、その資産に付随する条件が予測できるのかと。正確性も問われます。  それでしたら、5年程度を目安に比較的短期間の計画の見直しを進めたほうがより実効性のあるものになるのではないか。この辺についてお答えください。 87: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 207頁]  学校施設長寿命化計画は、本市が所有いたします学校施設について学校施設の質的維持を図るとともに、財政支出の縮減と平準化を図ることを目的として作成するものでございます。計画期間内に、学校教育を取り巻く環境の変化や、児童・生徒数の推移に対応する必要があると考えております。  したがいまして、議員の御指摘にもありましたように、計画期間の範囲内であっても、定期的に計画の進捗状況等について確認する必要があると考えており、原則といたしまして5年ごとに計画の見直しを行うことを基本といたします。以上でございます。 88: ◯2番(西山良夫君)[ 207頁]  それであるなら、今後10年以内に特化して計上すると。建物用途等に応じた修繕、維持改築コストの試算、これはどういう結果になっているのか。そこから生ずる問題点、こういったものはいかがでしょうか。お聞きします。 89: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 207頁]  長寿命化計画では、学校施設全体で維持管理の費用17億円を含め、10年間で41億円を見込んでおります。限られた予算の中でこれらに対応しなければなりませんので、教育予算に係る予算を総合的に調整し、学校施設の維持保全、老朽化対策を含めた施設整備を進めていく必要があると考えております。以上でございます。 90: ◯2番(西山良夫君)[ 208頁]  エアコンの整備、これについては、きのう伺ったところでもあります。  進捗状況、業者選定の入札経緯、夏休み前の運転を目指すということ及び稼働後のランニングコスト等、検証結果については省きます。  私からは、使用されていない教室、今後とも使用されない教室、今すぐに備える必要があるのか。たとえ予算的に国の交付金支援があるとはいえ、無駄遣いではといった声もありました。参考までに申し添えておきます。  続きまして、今後、少子化の影響もありまして空き教室もふえてくるものと予想されます。余裕教室のスペースの有効利用は、地域コミュニティも含め、今後の大きな問題となってきます。  しかしながら、余裕教室の転用には文科省による法的な縛りだとか、敷地内の安全確保等で問題もあると伺っておりますが、いかがでしょうか。見解を求めます。 91: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 208頁]  市内の小・中学校の児童・生徒数は減少傾向にあります。現在の減少傾向はしばらく続くと考えられ、今後余裕教室が出ることが予想されます。  地域のコミュニティの活動拠点等を学校施設へ集約化していくことにつきましては、今後余裕教室ができる状況を鑑み、公共施設の有効活用の視点から検討してまいります。  小・中学校の余裕教室の地域のコミュニティセンター等への活用につきましては、まずは児童・生徒の安全確保が大切だと考えております。余裕教室の利用者の方の管理を明確にし、安全面からの検討や確認を行う必要があると考えております。以上でございます。 92: ◯2番(西山良夫君)[ 208頁]  次に、学校トイレの洋式化問題について質問したいと思います。  トイレの洋式化はどのくらい進んでいるのか。市内小・中学校の洋式化率については、きのうの質問で既に伺ったところであります。  再度、今後の学校トイレ洋式化の整備計画を伺います。  今後の整備費用、財源確保についても我々は注視しておりますが、再度、簡単で結構ですので、整備完了はいつごろをめどに予定してみえるのか、お答えください。 93: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 208頁]  小・中学校のトイレの洋式化につきましては、今年度中に策定する学校施設長寿命化計画の中でも記載しております。  トイレの洋式化につきましては、学校施設環境改善交付金を活用し、平成32年度、33年度の2年間を目標に全小・中学校のトイレの洋式化を計画しております。以上でございます。 94: ◯2番(西山良夫君)[ 208頁]  近年、家庭のトイレは洋式ということで一般的です。和式になじみのない子供もふえております。  現在、市内の学校トイレも老朽化の問題に直面しています。まだ多くの学校で和式便器が数にして半分ほど残っている状況と聞いております。洋式化により家庭環境に近づいたトイレなら排せつを我慢することも減り、子供たちの健康を守ることにもつながります。  また、災害時の避難所として指定され、障害者を初め、子供からお年寄りまで毎日使うことにもなります。  家庭と同様、児童・生徒が安心して有意義な学校生活を送れるよう、エアコンももちろん大事です。基盤整備を図るなら、何はともあれ健康、保健衛生、環境を考慮して年中使わなければならない学校のトイレ洋式化は急務であります。  私たちの会派も、皆この問題は最重要課題と捉え、市長を初め、当局にも働きかけ、お願いをしているところであります。  市長も、施政方針で一番に述べてみえたとおり、子ども・子育て事業には最大限の力を注いでみえます。  子ども医療費無償化の問題、エアコンの問題、子どもの居場所づくりの問題、応援券等々、次々と施策を講じてきました。でありますので、今後ももろもろの子供施策を講じる前に、予算とか不確定な要素がある中で学校トイレの洋式化事業をトップに据えて、イの一番に取り組んでいただきたい。  市長はこの場で約束いただけるのか、いかがでしょうか。見解を求めます。 95: ◯市長(日比一昭君)[ 209頁]  児童・生徒が、学校で安全・安心に有意義な学校生活を過ごすことができるよう、健康や保健衛生に配慮した快適な施設、設備などの整備をすることが何よりも大切であると考えています。  私の掲げるつしま成長戦略の第2弾、子供が学び育つ教育環境の整備を進めますと市民の皆様にお誓いし、次の約束と位置づけをさせていただいたところでございました。  今後につきましては、今年度策定いたしました学校施設の長寿命化計画にも明記をさせていただきましたように、エアコンの次は平成32年度からの2年間を目標に、国の交付金を活用させていただいて、残る全ての小・中学校のトイレの洋式化に取り組んでまいりたいと、このように考えております。以上であります。 96: ◯2番(西山良夫君)[ 209頁]  市長の今まで行ってきた子供施策については、紆余曲折はあったものの、高く評価されてもいいのではないかと。  トイレの洋式化問題は、ただいま確信を持って答えていただいたということで、大いに期待したいと思います。  ほかにも、トイレの問題でいえば、学校に限らず全ての公共施設では全て洋式化整備されているかといった問題ですね。それと、学校環境整備とは少しかけ離れますが、残念なことに市内にある公衆トイレも手がついていない状況ではないかと、このように思われます。  旅行者が自由に、無料で利用できる公衆トイレです。もちろん、子供、年寄りも使用いたします。今は公衆トイレが足りず、スーパーやコンビニの清潔なトイレを利用させていただいている状況ではないかと思います。  観光客にとって満足度の高い、居心地のよいところは評価も高いはずです。  津島神社は行政の管轄外ですが、天王川公園を初め、東公園、海西公園及びその周辺、スポーツ施設内のトイレ、市民の憩いの場、観光スポット等のトイレ、またほかにも観光協会の事務所本部がある尾張津島観光センター内にある公共性の高いトイレ、これは一体どうかと。  質の高いトイレは、文化水準を示すバロメーターになると考えております。なぜなら、トイレの利用者はごみ問題同様、地域のモラル、マナーといった環境問題に対する地域住民の意識の高さを反映し、そこがまさに問われるからであります。  今後の課題として残しておきますが、道路のカラー舗装も結構ですが、公衆トイレが何カ所あって、そこでは洋式化しているか。子供の環境に対する教育のみならず、当然ユネスコ登録を機に観光立国を目指すのであれば、これらの公衆トイレにも順次手をつけていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  少し省いて、次に件名2の子供の安全に関する件でお尋ねいたします。  要旨1.通学路の整備と周辺道路の安全確保のための取り組みについて伺います。  まず1点目、市内の通学路の交通安全に対する取り組みとして、具体的にどうやってみえるのかお聞きいたします。 97: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 210頁]  津島市におきましては、平成24年に京都府亀岡市において、登校中の児童、保護者が死傷する事故が発生したことから、各小学校の通学路において関係機関と連携し、緊急合同点検を実施いたしました。  その後、必要な対策内容を関係機関で協議し、平成26年度には通学路の安全確保に向けた取り組みを行うため、通学路安全推進会議により津島市通学路交通安全プログラムを作成し、平成27年度から実施しております。  推進会議は、海部建設事務所道路整備課、同所維持管理課、津島警察署交通課、各小学校と各小学校PTAの代表者、市民生活部市民協働課、建設産業部都市整備課と教育委員会で構成しております。  平成26年度から小学校2校ごとに危険箇所を把握し、関係機関と合同点検を実施しています。合同点検の結果から明らかになった対策必要箇所について、歩道整備、グリーンベルト舗装の対応、交通規制や交通安全教育のようなソフト対策等対策が必要な箇所に応じて担当部署、関係機関より対策方法などを提案いただき、できるところから対策を行っています。以上でございます。 98: ◯2番(西山良夫君)[ 211頁]  そうですね。児童にとって、先ほどの話にありました登下校中の事故ですね。こういった交通安全に対する意識啓発、これをどう進めていくか、今後の課題であります。  これについてはいかがでしょうか。お答えください。 99: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 211頁]  児童に対する交通安全に対する意識啓発につきましては、交通安全協会、警察署、PTAの方々の御協力により、年に一、二回程度交通安全教室を開催し、交通安全に対するお話や指導をしていただいております。  また、児童が登下校する際にPTAや見守り隊など地域の方に付き添っていただいたり、通学路途中の危険箇所で教職員が指導や見守りを行うことにより、児童・生徒が日ごろから交通安全を意識するよう取り組んでおります。 100: ◯2番(西山良夫君)[ 211頁]
     それでは、建設産業部長のほうにお尋ねしたいと思います。  通学路の安全対策、それからドライバーの交通安全意識向上のためには、この対策として注意喚起を促すグリーンベルトが現在有効と考えております。  このグリーンベルトの整備にはどれほどの費用がかかり、またこれにも塗装寿命がどれほどなのか、対策効果もあわせてお答えください。 101: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 211頁]  通学路の安全対策として行っておりますグリーンベルトの整備は、車道と歩行者が通行する空間を分け、ドライバーに歩行空間を視覚的に訴えることにより、歩行者の安全確保を目的としております。  グリーンベルトの整備費用は、幅が30センチメートルで、1メートル当たり2,000円必要となりますが、施工する際に舗装が痛んでいる場合には舗装の打ちかえも行いますので、歩道となる路肩の舗装とグリーンベルトの設置費用を合わせて1メートル当たり約4,000円必要となる場合もございます。  これらの施工には、国の社会資本整備総合交付金を活用し、実施しております。  グリーンベルトの塗装寿命につきましては、おおむね10年から15年と考えております。以上でございます。 102: ◯2番(西山良夫君)[ 211頁]  これからですかね、私の町内でもグリーンベルトがやっていただけるということであります。  市内で交通安全対策としてのグリーンベルトの整備状況、現在その進捗状況もお聞かせください。 103: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 211頁]  市内の通学路で、グリーンベルトの整備を予定している延長は約37キロメートルで、平成30年度の末までに約24キロメートルの整備が完了し、その進捗率は64%となっております。以上でございます。 104: ◯2番(西山良夫君)[ 212頁]  今のお話しいただいたグリーンベルトですね、これの例えば施工する場合に道路幅が極端に狭いと、整備できない箇所というのも生じてくるんではないですか。  この辺についてはいかがですか。 105: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 212頁]  グリーンベルトの整備につきましては、歩行空間を確保することを目的としておりますので、道路幅が極端に狭い場所でもグリーンベルトの連続性とか、周辺の道路状況を見て判断しております。以上でございます。 106: ◯2番(西山良夫君)[ 212頁]  そこで、平成31年度のグリーンベルトの整備予算はどれほどなのかということと、計画しているグリーンベルトの整備は、あとどのくらいで完了するのか、おわかりでしたら教えてください。 107: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 212頁]  グリーンベルトの整備につきましては、国の社会資本整備総合交付金を活用して実施しております。平成31年度の予算は1,050万円で、約5キロメートルの整備を行う予定であります。  現在の計画では、約13キロメートルが未整備でありますので、完了までにはあと3年程度かかると見込んでおります。以上でございます。 108: ◯2番(西山良夫君)[ 212頁]  それでは、要旨2の置き勉、学校に置いてくる勉強道具のことですね。児童・生徒の負担軽減策についてお聞きいたします。  近ごろ、ランドセルの背負い方にもよるようでありますけど、首や背中、そして腰、膝まで痛めている児童がいるということであります。  なぜ、児童・生徒のランドセル、リュック、ほかに手荷物のサブバッグ、ここまで重くなっている原因はどこにあると考えられますか。 109: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 212頁]  過去には各学年で上下巻に分かれていた各教科の教科書が現在では1冊となって、重さが増している、加えて前回平成23年度の学習指導要領の改訂による学習内容の増加に伴い小・中学校の教科書のページ数が増加し、その重量も増加していることが主な原因であると考えております。以上でございます。 110: ◯2番(西山良夫君)[ 212頁]  大体重さをはかったら、平均7キロ、重い人によっては10キロもあるというようなことであります。ほかにも副読本、プリントを閉じたファイル、それからメモ帳、体操服、靴、リコーダー、絵の具、粘土、それから書道の道具、算数セット等々、現状はどのようにされておるのか。  また、これは収納スペースの問題もあります。ロッカーの新設場所の確保、それとロッカーの鍵や防災用のヘルメット等の保管場所も確保されているのか。それと、雨の日、特に大雨とか強風といった季節、天候に左右される傘やかっぱの収納等も考えられます。  そこで、これら置き勉禁止になった理由、そして学校によってこれが異なるのか、その経緯はどうかお示しください。 111: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 213頁]  副読本、ファイル、体育館シューズ、リコーダー、水彩セット、粘土、書道の道具、算数セットなど授業で使用する用具等につきましては、原則として使用期間中は学校で保管し、家庭学習に必要な場合は持ち帰りとしています。  また、1日に重い持ち物が集中しないように、日をずらしたり、持ってくる日を1日に限定せず、期間を設ける配慮を行っています。  収納スペースにつきましては、各学校の実情に応じて空き教室を利用して用具を保管したり、ロッカーを購入して保管したりするなどの対応をしています。  教科書等を持ち帰る指導は、家庭学習の習慣を図る観点から、原則、どの学校においても実施されていますが、家庭学習で使う必要のない副読本などについては学校保管を行うなどの対応が行われています。  また、盗難やいたずらの防止等、生徒指導上の観点から持ち帰りを指示する場合もございます。以上でございます。 112: ◯2番(西山良夫君)[ 213頁]  今、局長のほうからいろいろ御説明いただきましたけど、例えば塾に通っている児童・生徒がほとんどです。こういった塾の参考書、こういったものは家に置いておけばいいんですけどね、学校に参考のために持ってこられる。先ほど説明いただいたように、置き勉については盗難等の防犯上とかこういった責任問題、学校のせいにされてもいけません。家庭学習で、こういった家で勉強しなくなると、家庭での怠学というんですかね、怠る学問等、問題もあるということであります。  ただ、文科省通達が出ておるはずです。これにより、市の教育委員会の指導手順、そして市内小・中学校ではどのように指導しているのか。この辺をお答えください。 113: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 213頁]  平成30年9月6日付で文部科学省から事務連絡といたしまして、児童・生徒の携行品に係る配慮についてを受けまして、平成30年9月16日の市校長会において現時点での状況把握と今後の対応の依頼を行いました。  各学校からは、空き教室を利用した用具の保管を検討している、また授業に必要な持ち物を精選するなど、各学校の実情に応じて対応を検討している旨、報告がありました。  学校に教科書等を置いていくことで生じる問題点といたしましては、家庭学習で予習・復習をする際に教科書がないと効率よく学習を進めることができないこと、盗難やいたずらのリスクが高まること等が考えられます。以上でございます。 114: ◯2番(西山良夫君)[ 214頁]  次に、デジタル教科書の活用について。  デジタル教科書の整備状況、整備率、他市との比較についてお尋ねしたいと思いますが、これもきのう質問されておりましたので、簡単に、予定しているとは思いますが、タブレットの端末は誰が買って誰が管理するんだと。それで、どこが負担するのか、そこだけお答えください。 115: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 214頁]  デジタル教科書の整備状況につきましては、文部科学省が実施した教育の情報化の実施等に関する調査によりますと、全国の整備率は平成30年3月1日現在50.6%となっており、愛知県は63.5%となっております。  津島市のデジタル教科書の整備につきましては、中学校は学校ごとに必要な教科の購入をしておりますが、小学校では購入しておりません。使用頻度が高い教科とそうでない教科があり、また教師により使用状況が異なるのが現状であります。  今後、整備の方針といたしましては、教科書改訂の時期に合わせ、学校と相談の上、購入等を検討していきたいと考えております。  また、タブレット端末につきましては、平成32年4月から小・中学校でのプログラム教育の必修化に対応するため、平成31年度、平成32年度の2カ年で各小・中学校のパソコン教室の更新に合わせ、今までのデスクトップのパソコンに変え、児童・生徒用に各40台程度のタブレット端末の導入を予定しております。  タブレット端末等の整備につきましては国の補助対象制度はありませんので、市単独事業であり、タブレット端末につきましては市教育委員会で管理することとなります。以上でございます。 116: ◯2番(西山良夫君)[ 214頁]  それでしたら、スマホ、ネット、ゲーム依存の対策についてお尋ねしたいと思います。  現代社会は、老いも若きも、ところ構わず総スマホ時代となっております。急速な科学技術の進展に伴い、いろんな情報も瞬時に受け取ることができます。キャッシュレス化も進んでおります。  デジタル教科書、タブレット、スマホ等は文明の利器、便利な道具である反面、社会的なひずみやゆがみが生じてきて、教育がそれに追いつかない、こういった状況ではないかと理解しております。特に、少年期の生活のリズムが大きく崩れる、乱れると学力の低下につながり、御承知のとおり、今は不適切な投稿、動画、こういったことが社会問題となっており、大変危惧しているところであります。  まさに、今の子供の安全にとっては避けて通れない重要な問題であります。  ITとのつき合い方を学校現場で真剣に考えるときであり、この問題から子供を守る体制をどのように整えていくのか、教育委員会で津島市独自の厳格なルールづくりと教職員や保護者を対象にさらなる啓発を図る方策を早急に立てる必要があると考えますが、教育長の見解を求めるものであります。 117: ◯教育長(武藤育雄君)[ 215頁]  議員御指摘のとおり、児童・生徒のスマートフォン、インターネット、ゲーム等への依存は看過できない問題であると認識しております。  津島市教育委員会としましては、市校長会及び市PTA連合会と連名で作成しております「児童・生徒のスマートフォン、インターネットの利用について」という文書を毎年4月当初に学校を通して各家庭に配付し、家庭内でのルールを決めること、フィルタリングサービスを活用すること、それからスマートフォン、インターネットの持つ危険の具体例を示して、使い方の見直しを行うこと等の啓発を行っております。  また、各学校においても児童・生徒や保護者を対象としたスマホ教室の実施や、LINE等のSNSによるトラブルに対する指導等の対策を講じているところです。  今後もこうした対応を適切に行い、これからさらに進むであろう情報化社会を安全に過ごすための環境づくりを進めていくことが必要であると考えております。 118: ◯2番(西山良夫君)[ 215頁]  今の教育長がお話しされましたのは、大変大事なところであります。  スマホの持ち込み、これの学校・家庭での指導、取り扱いには十分気をつけていただいておるということであります。その上で、子供の生活を見守り、青少年の健全育成、こういったことを目指して、いつまでにどうするんだといった早急に取り組む課題があるかなと思っております。  事件が起きてから学校環境だとか学校現場に問題ありと指摘される前に、スマホについては児童・生徒をきめ細かく見守ることのできる体制整備を教育関係者にお願いしたいわけであります。  続きまして、要旨3.コミュニティスクールについてお尋ねいたします。  市の教育委員会の進めているコミュニティスクールについて市民の認知度が低いのではないかと、このように考えております。  また、その意義や有効性についても十分理解されていないのではないかと思うわけですが、そこでまず津島市のコミュニティスクールの全体像から、その理念とともに方針を教育長のほうから御説明ください。 119: ◯教育長(武藤育雄君)[ 215頁]  文部科学省は、平成32年度から始まる新学習指導要領で、社会に開かれた学校マネジメントをすること、そして地域とともにある学校を目指すこと。社会教育の観点からは、学校とともにある地域づくりを進めるよう、地域総がかりで子供たちを育てる環境を築くことが必要であると提唱をしております。  世の中の変化が急速で、子供たちを取り巻く環境や学校が抱える問題は複雑化、困難化しており、将来の予測が困難な時代になっております。  津島市が将来にわたり持続・発展していくためにも、地域の子は地域で育てる。地域の皆さんで子育て、教育にかかわっていただいて、地域の皆さんに育てられたという思いが地域に愛着を持った子供を育て、大人になったときに地域へ戻り、さまざまな形で恩返しをするという好循環の環境づくりを行っていくことが重要であると考えています。  コミュニティスクールは、制度上公的に認められた立場で意見を出し合い、学校・地域が共通認識のもとで子育てをしていく、それができるものであります。将来を見据え、市内全ての学校をコミュニティスクールに指定し、地域総がかりで子育てをし、持続可能な地域をつくっていくことが今重要なことと考えております。  現在、体制づくりを進めており、平成34年度までに全ての小・中学校にコミュニティスクールを立ち上げる目標を掲げているところでございます。  先ほど議員御指摘のとおり、まだ十分浸透はしておりませんので、その点にも力を入れて進めていきたいと思っております。 120: ◯2番(西山良夫君)[ 216頁]  コミュニティスクールでは、さまざまお聞きしたいことがあります。目指すべきものだとか、期待される効果、そのほか個人的には教育環境の整備、教育の充実、これが目指すべきものというふうに考えておるんですけど、ただ現在学校評議員制度、こういった制度もあります。PTA活動で担ってきた校内環境の整備もPTA活動で担っております。取り組んできた実績もあります。  そことコミュニティスクールとの整合性、多くの課題もあると思いますが、この辺はいかがでしょうか。 121: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 216頁]  各小・中学校には現在学校運営につきまして、また教育目標や地域との連携の仕方などについて御意見をいただく学校評議員制度がございます。  また、各学校のPTAの方々には、校内環境整備など、各種活動にかかわっていただいております。  コミュニティスクールは、さまざまな意見を加えて問題解決について一緒に取り組む制度になります。地域にはPTAを含め、コミュニティ推進協議会や民生・児童委員、各種ボランティア団体など多様な活動団体があり、コミュニティスクールの活動を通じ、連携して支援の輪を広げていきたいと考えております。以上でございます。 122: ◯2番(西山良夫君)[ 216頁]  もろもろの質問については次回ということにしておきます。次回があればですけどね。  ただ、コミュニティというからには、本来地域コミュニティの課題も取り上げなければ将来のまちづくりも活力も期待できない。例えば、御近所同士でも、ふだんから挨拶もしない、これは人間関係の希薄さも進んでいる状況ではないかと。  地域コミュニティも高齢化して、参加者も限られておると、コミュニティの存続や維持するのにも問題点もあります。地域の力の脆弱さを行政も理解していただくと。そして、連携して地域間のすき間の解消に努めていただく。それから、コミュニティの力は、まちの活性化には不可欠な課題として捉えてほしいと。要は、子供たちにとって将来住みたくなるまちへコミュニティスクールの事業も今までにない新しい価値を見出し、地域に開かれた信頼される学校づくりということを展開していただきたいと、このように要望だけしておきます。  それでは、残り1分ですけど、虐待の予防について、もろもろ先ほど議員からも話がありましたけど、これも早期発見と早期対応、こういった問題であります。  その中で、やはり連携ということは非常に大事なこと。具体的にどういった連携をしていくか、連携不足の点も指摘されておりました。再度、この連携といったことについてお聞かせ願えればと思います。  これは、学校現場であれば教育委員会も加わり対応されると思いますが、ここでは子育て支援のうちの虐待ということでありますので、総括して健康福祉部長より答弁願います。 123: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 217頁]  虐待を早期発見、早期対応するため、当市では要保護児童の適切な保護、または要支援児童、もしくは育児が困難であると見込まれる妊婦への適切な支援を図るため、津島市要保護児童対策地域協議会を設置しております。  この協議会は、愛知県海部児童・障害者相談センターを初め、警察署や保健所等関係機関で構成されております。今年度におきましては2回の協議会、毎月のネットワーク会議、必要に応じたサポートセンター会議を開催し、情報の共有等を行っております。また、海部児童・障害者相談センターとは、必要に応じ事案の送致等を行っており、お互いに連携して対応しております。  関係機関等の連携を一層深めつつ、要保護児童対策調整機関として専門性の強化を図り、虐待防止を強く進めてまいりたいと考えております。  なお、津島市におきましては、妊娠届け出時に、保健師等が全ての妊婦と面接をし、支援が必要な家庭の早期発見、早期支援を行うことにより、安心して出産や育児を行えるように支援しておるところでございます。そして、支援が必要な家庭情報の関係機関等との情報共有や、時期ごとの状況把握のための連絡確認、新生児訪問、赤ちゃん訪問なども実施し、切れ目のない支援体制を構築しておるところでございます。以上でございます。 124: ◯副議長(小山高史君)[ 217頁]
     次に、後藤敏夫君の発言を許します。        6番 後藤敏夫君〔登 壇〕(拍手) 125: ◯6番(後藤敏夫君)[ 217頁]  議長の発言の許可を得ましたので、通告に従って質問してまいります。  今議会は、元号平成の最後の議会であり、私にも最後の議会となり感慨深いものとなります。  国会、県議会において、今、平成31年度の予算が審議されております。10月に予定されている消費税アップを含め101兆円余の超大型予算であり、福祉、教育施設の拡充は喜ばしい反面、財政基盤を心配をしております。当市も、思い切った福祉、教育部門の拡充がされております。  質問通告は3点であります。1点目は市長の市政運営について、2点目は財政運営の状況について、3番目に安心・安全なまちづくりについてであります。  1件目の、日比市長に市政運営についての考え方について3点お伺いいたします。  1点目は、市長は医療費無料化の拡大、全小・中学校にエアコンの設置の実施を予算化されております。これにより扶助費、維持費が大きく増大、また市民病院への出資金を初め、各事業への繰出金等に基金を取り崩しており、財政調整基金は減少しており、企業誘致の効果もまだあらわれてはおりません。  一般会計から他会計繰出金合計は約40億円、一般会計予算の20%ほどとなっており、財源確保が大きな課題となります。この見通しについてどうか。  2点目は、活力ある安心できるまちづくりが期待されておるところでございます。  津島市のまちづくりの基本は、津島神社、天王川公園を活用することと、津島駅周辺、駅西開発と私は考えております。国の制度、地方創生交付金を大いに活用してまちづくり事業を進めていただきたいと思っておりますが、御所見をお聞きいたします。  3点目は、財務職員の配置についてでありますが、新しい電算システムや事務機器及び医療機器の開発は目まぐるしく、更新、買いかえは必須であります。その費用は莫大となっておるところでございます。  福祉、医療制度を初め、制度改正がよく行われております。正確に、素早く対応するために職員の能力アップの必要性、また専門職員を置くことが必要であるとも考えますが、御所見をお伺いいたします。 126: ◯市長(日比一昭君)[ 218頁]  私は、厳しい財政状況が続く中、可能な限り効果的な市政運営を行うことが重要であると考えております。その上で、私が掲げるつしま成長戦略第2弾により、就任以来重要としてきた子育て関連事業の充実を図るということで、子ども医療費の無料化の対象年齢の拡大、そしてまた、子供たちの命と健康を守るために、小・中学校へのエアコンの設置を決断させていただきました。  また、市民病院への支援も、地域医療の確保に必要な経費として今後も最大限行っていく必要があると考えているところであります。  このような状況の中で、議員お示しのとおり財源をしっかりと確保していくことが大きな課題であります。  財政調整基金残高でありますが、平成29年度に減少いたしましたが、今年度は積み増しをすることができる見込みであります。  今後も厳しい財政運営が続くものと予想されますが、公共施設等適正配置計画に基づきまして、個別施設の適正配置の推進、企業誘致の一層の推進、市有財産の有効活用、その他、事務事業の徹底した見直しと不断の行財政改革に取り組むことで、持続可能な市政運営の確立に努めてまいりたいと考えております。  活力あるまちづくりについてでありますが、津島神社、天王川公園につきましては、市民や観光客を迎え入れる重要な場所であると認識をしております。周辺のエリアをそのために歴史・文化ゾーンと設定をさせていただきました。  地域振興を先導するプロジェクトとして、歴史文化を生かしたまちづくりをこれまで数々進めてまいりました。今は、これまでの取り組みがようやく成果にあらわれてきたところでもありますので、もう一段前に進めていくためには歴史的風致維持向上計画を策定しているところであります。この計画を策定することにより、国から新たに支援措置を受けることが可能になってまいります。  津島神社、天王川公園周辺のまちづくりを一層進め、市民の皆様に地域に愛着と誇りを深めていただけるように取り組んでいきたいと考えております。  天王川公園につきましては、民間活力の導入を視野に入れながら、年間を通じて多くの方が集まっていただける場所にしてまいりたいと考えております。また、津島を訪れる方に、まちの魅力を感じていただき、まちの活力につなげてまいりたいと考えております。  職員の配置につきましてでございますが、現在、新システムの導入や制度改正等に伴う既存のシステム改修、既存システムの保守につきましては民間業者に依頼をしております。また、保守業務につきましては、常駐による対応を依頼しているほか、IT分野の経験を持った職員がその専門性を生かしながら部門へ配置しておるところでございます。システム管理等も行っていただいております。  社会情勢や行政ニーズの複雑化・多様化によりまして、求められる業務の高度化、そして専門化しておりますので、刻々と変化する状況に事前に対応していくのは大変難しいことではございますが、情報システム関連の研修への参加等によりまして職員のIT知識や能力の習得に努めてまいりたいと考えております。以上であります。 127: ◯6番(後藤敏夫君)[ 219頁]  しっかりと市政に取り組んでいただきたいと思っておりますが、パートナーとしての副市長が現在不在であることは正常な姿ではないと思っております。  5月の臨時議会に提案するというようなことも報道されておりますけれども、市長は議会に同意が得られるよう、また議会のほうも市政進展のため協力をしていただけるように期待をするものであります。  2件目は、財務状況についてお伺いいたします。  一般会計の予算額が196億8,000万円の予算として上程されております。その状況についてお尋ねするところでございますが、平成30年度の一般会計、市税等の収納率、市債の残高、繰越金及び財政調整基金の残高の見込みにつきまして、どのようになっておりますか。 128: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 219頁]  平成30年度におけます市税収納率の見込みにつきましては、現年課税分で98.6%と見込んでおります。  また、市債残高見込みにつきましては約169億9,000万円、前年度繰越金は約9億1,000万円、財政調整基金残高見込みは、約10億5,000万円でございます。以上でございます。 129: ◯6番(後藤敏夫君)[ 220頁]  それでは、平成31年度の市税収入の内容、市税、固定資産税、都市計画税についてどのようになっているのかお聞かせください。 130: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 220頁]  平成31年度の市税収入についてでございますが、個人市民税は景気が緩やかな回復と言われておりますが、人口の減少、中でも生産年齢人口の減少とふるさと納税などの税額控除のマイナス要因により0.1%、623万円の微増と見込んでおります。  法人市民税は、景気動向から7.6%、3,457万円の増を見込んでおります。  固定資産税は、新築の住宅や商用施設、企業誘致の工場の稼働により0.1%、710万円の増を見込んでおります。  都市計画税は、固定資産税と同様、そのほかにも非課税であった私立高校の跡地が課税になることから、0.1%、450万円の微増で見込んでおります。以上でございます。 131: ◯6番(後藤敏夫君)[ 220頁]  ここで、都市計画税は目的税であります。市街化区域内において、固定資産税の0.3%を上乗せて賦課をされておるところでございますが、この目的と使途はどのようになっておりますか。 132: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 220頁]  都市計画税は、道路、公園、下水道整備などの都市計画事業などに要する費用に充てられる目的税で、市街化区域内の土地・家屋に対して課税されるものであり、津島市といたしましても公園整備や下水道整備事業などに充てられております。以上でございます。 133: ◯6番(後藤敏夫君)[ 220頁]  今、都市計画税は下水道整備にも充てられるというふうにお答えいただきましたが、流域下水道の整備は、市街化区域内を優先して推進されているというふうに理解をしておりました。現状は、都市計画税が賦課されていない調整区域内で整備されている地区もあります。  都市計画税の賦課についてどのようになっているのか、このようなことは是正する必要があるとも考えますが、当局の見解はいかがですか。 134: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 220頁]  都市計画税が充当されている事業のうち、下水道事業に係るものは一般会計から下水道事業会計に対する繰出金のうち、企業債の元利償還金に充てられたとされる額に対して都市計画税を充当しております。  流域下水道事業は市街化区域を重点的に行っておりますが、事業を効果的・効率的に整備するため、市街化調整区域の一部の地域も整備しており、結果、都市計画税が充当されていることとなっております。  そのような状況でございますので、都市計画税の使途につきましては、今後都市計画税を充当する事業等につきまして検討してまいりたいと考えております。失礼いたしました。 135: ◯6番(後藤敏夫君)[ 221頁]  下水道事業を効果的に進める上で、調整区域内の部分も取り組むことは必要であるというふうにも思いますけれども、税負担の公平から是正する必要があると考えておりますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。  続きまして、公共施設の有効利用の面で再配置計画や財源確保の観点から、市有地の売却が進められておるところでございます。  市所有地の売却の現況はどのようになっておるのか、また予算計上についてはどうなっておるのかということと、この物件の売却スケジュール、並びにその期限についてはどのようになっているのかお答えください。 136: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 221頁]  市有地の売却でございますが、現在は旧学校調理場跡地と旧市営喜楽住宅跡地の売却を進めております。これらはどちらも募集段階でございますので、当初予算には歳入を計上しておりません。  これらの売却のスケジュールでございますが、旧学校給食共同調理場跡地の売却につきましては、昨年度に一般競争入札を実施し、申し込みがなかったため、現在は先着順の随時募集に切りかえ、募集を継続しております。  旧市営喜楽住宅跡地の売却につきましては、現在、公募型プロポーザルを実施しているところでございます。  引き続き、早期売却に向けて進めてまいります。以上でございます。 137: ◯6番(後藤敏夫君)[ 221頁]  いろいろ募集も行われているようでございますけれども、昨今の土地の売買の状況は非常に厳しいというふうにも聞いております。売却するためには、売買価格の見直しだとか条件緩和も必要ではないかというふうに思っておるところでございます。  続きまして、一般会計予算のところで使用料が予算上下がっております。公共施設の利用料を見直す自治体があるということも聞いておるところでございますが、当局は公共施設の再配置において公共料金の見直し等につきましてどのように考えられておりますか。 138: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 221頁]  公共施設等の使用料の見直しにつきましては、津島市行財政改革推進計画においても個別取り組み事項として掲げられておりまして、見直しを図ることとしております。  平成31年10月から消費税率が引き上げられる見込みであることなども考慮し、公共施設等の使用料の見直しを検討してまいりたいと考えております。 139: ◯6番(後藤敏夫君)[ 221頁]  火葬料金の状況についてお尋ねします。  津島市は斎場を以前に新しくしておりますけれども、その建設の時期とそのときの工事費はどのようでしたか、お答えください。 140: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 222頁]  現在の火葬炉設備等は、平成25年度に津島市斎場火葬炉設備等整備工事によりまして整備したものでございます。  工事請負費につきましては、火葬炉2炉と排煙処理設備棟の整備等で2億6,197万5,000円となっております。以上でございます。 141: ◯6番(後藤敏夫君)[ 222頁]  結構なお金で新しくしたところでございます。  この火葬炉斎場におきまして、収入にあるところの斎場使用料は収入が330万円となっております。また、支出は斎場管理業務委託料におきまして、残骨灰の処理を含めてその委託料が2,251万円ほど、公共施設等の修繕料で毎年約350万円、そのほか光熱水費、斎場火葬炉保守点検の業務委託料となっており、歳入に比べまして実勢費用が2,700万ほどというようなことで多大となっております。  そこで、斎場使用料について近隣市町はどうなっているのか、お答えください。また、その管理経費を考慮するとき、斎場使用料の見直しについて私は必要ではないかというふうに考えますが、当局の見解はどのようですか。 142: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 222頁]  現在、津島市の斎場使用料は、市内料金が大人3,000円、子供2,000円、市外料金が、大人6万円、子供4万円となっております。  これに対しまして、海部管内の近隣市町の斎場使用料は、市内料金が大人6,000円から1万円、子供3,000円から6,000円、市外料金が大人4万円から8万円、子供2万円から4万8,000円となっております。  斎場使用料につきましては、斎場の維持管理経費及び海部管内の近隣市町との均衡を踏まえますと、議員御指摘のとおり見直しの余地があるものと認識しておるところでございます。  先ほどの総務部長答弁にもございましたとおり、行財政改革への取り組みの中におきまして他の公共施設とあわせ見直しを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 143: ◯6番(後藤敏夫君)[ 222頁]  津島市の斎場、墓地におきましてはいろいろと見解があるところでございますけれども、墓地管理につきましても管理されているところだとか、放置されているような墓地もあります。  以前の議会で取り上げましたけれども、墓地管理につきましても管理料設置を含めて墓地管理を見直すことが必要であるというふうに認識しておりますので、進言しておきます。  続きまして、公営企業会計についてお尋ねをしてまいります。  上水道の平成30年度決算見込みと、平成31年度の予算の積算はどうなっておりますか。お答えください。 144: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 223頁]  それでは、先ほどの御質問に対しまして、上下水道事業の平成30年度決算見込みと、平成31年度予算につきまして御答弁申し上げます。  上下水道事業につきましては、平成30年度決算見込みは収益的収入が13億4,700万円、収益的支出が12億6,900万円、資本的収入が4億1,400万円、資本的支出が6億500万円程度を見込んでおります。  平成31年度予算につきましては、収益的収入が13億6,405万3,000円、収益的支出が13億781万9,000円、資本的収入が4億9,804万2,000円、資本的支出が8億6,695万8,000円を計上しております。  次に、下水道事業につきましては、平成30年度決算見込みは、収益的収入が7億3,100万円、収益的支出が6億8,900万円、資本的収入が6億9,200万円、資本的支出が9億9,000万円程度を見込んでおります。  平成31年度予算につきましては、収益的収入が7億5,959万5,000円、収益的支出が7億4,679万円、資本的収入が4億8,106万5,000円、資本的支出が7億1,432万2,000円を計上しております。以上でございます。 145: ◯6番(後藤敏夫君)[ 223頁]  上水道事業の推移と繰出金、また一般会計の補助金の状況につきまして、平成29年、30年、31年についての見込みはどうなっておりますか。 146: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 223頁]  さきの御質問に対しましてお答えをさせていただきます。  上下水道事業の推移と一般会計からの補助金などの状況、平成29年度から平成31年度までの状況につきまして、上水道事業の推移につきましては、高度経済成長期以降に急速に整備された施設・設備が大量に更新時期を迎えつつあり、加えて人口減少等により収入減も見込まれるため、取り巻く経営環境は大変厳しい状況にあります。  平成29年度に策定いたしました水道事業経営戦略を基本に、将来にわたって安定的な事業運営に努めてまいります。  一般会計からの補助金等の状況は、収益的収入及び資本的収入を合わせて平成29年度決算額は565万40円、平成30年度決算見込みは560万円程度、平成31年度予算額は620万4,000円であります。
     下水道事業の推移につきましては、平成29年度から単独公共下水道事業と流域関連公共下水道事業の会計を統合し、地方公営企業法を適用し、事業を進めております。  会計の統合により、下水道事業の経営状況や資産の状況などを具体的に把握することができていることにより、長期的な視点に基づき下水道事業会計の収支のバランスを図りながら事業運営に努めてまいりたいと考えております。  一般会計からの補助金等の状況は、収益的収入及び資本的収入を合わせて、平成29年度決算額は4億959万3,000円、平成30年度決算見込みは4億500万円程度、平成31年度予算額は4億2,882万9,000円であります。以上でございます。 147: ◯6番(後藤敏夫君)[ 224頁]  上下水道の決算は、現在黒字のようでありますけれども、心配もするところでございます。  一般会計からの補助金は増加傾向でありますし、人口減少が進み利用件数は減少するのではないか。また、老朽管の更新などにより経費増が心配されるところであります。  納付率の向上や使用量の見直しの必要もあるというふうにも考えられますけれども、どのような見通しをされておりますか。 148: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 224頁]  それでは、先ほどの御質問に対しましてお答えをさせていただきます。  納付率の向上について、日ごろより督促、催告、臨宅などにより未納額の解消に努めております。  また、上下水道事業における料金改定については、消費税率の改正に伴う改定以外は現時点においては考えておりませんが、料金収入の減少や今後必要となる更新費用の確保など、中・長期的な見通しに立った事業計画や財政計画の収支バランスが必要と考えております。  特に、上水道事業につきましては人口減少による水需要の減少や水道施設の老朽化対策など、今後さらに直面する課題に対応し、地方自治体が運営する水道の経営基盤を強化するため水道法が一部改正されました。  主な内容は、広域連携の推進として愛知県主導により県内の各事業体の現状課題を共有し、広域化の方策についての意見交換をしている状況であります。  また、官民連携の推進として、自治体が所有権を持ったまま運営権を民間企業に売却する新たな官民連携方法としてコンセッション方式の導入が可能となりましたが、現段階においては検討するまでに至っておりません。以上でございます。 149: ◯6番(後藤敏夫君)[ 224頁]  下水道の整備が進められておりますけれども、高齢者の世帯が多く、接続率に影響が出ていると考えられておりますけれども、どのような対策を考えておられますか。  また、下水道整備の拡張において、先ほど申しましたが効率のよい工事推進から調整区域内に進められるということがありますけれども、その区域におきましてはどのように説明をされておりますか。 150: ◯上下水道部長(水谷博光君)[ 224頁]  さきの2点の御質問についてお答えをさせていただきます。  下水道整備については、工事説明会及び受益者負担金説明会を開催するなど、下水道の普及について住民の方への理解や啓発に努めているところでございます。  供用開始後については、下水道に早期接続される方への補助金制度等を活用いただけるよう、戸別訪問活動等により積極的に周知しております。  引き続き、下水道への早期接続の向上を図ってまいります。  2点目の御質問になりますが、下水道事業については、市街化区域を重点的に整備の推進を行っているところでございます。  下水道区域に近接する市街化調整区域の整備に当たっては、生活環境の改善や水質保全を目的とした事業であることから、県の下水道管線が既に整備され、市街化区域と合わせて1団として整備することにより、効率的かつ投資的効果が図られる場合について整備を行ってまいりました。  このような場合は、住民説明会等を通じて理解していただきながら整備を進めてきたところでございます。以上でございます。 151: ◯6番(後藤敏夫君)[ 225頁]  続いて、津島市民病院のほうにお尋ねします。  平成31年度の予算収益について、患者数は伸びていなくても医業収益が確保されているというふうになっておりますが、その積算について、またその加算の効果についてどのようになっているのかお答えください。 152: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 225頁]  各診療科におきまして、入院及び外来の1日当たりの患者数と診療単価、また新入院患者数の目標値を平成31年度の体制等も考慮しながら設定していただきました。  今年度予算と比較しますと、入院は約1億7,800万円の収益増を、外来は約3,600万円の収入減を見込んでおり、入院・外来を合わせますと、約1億4,200万円の収益増となる見込みであります。  施設基準等の加算の効果につきましては、各診療科において診療単価を過去の実績も考慮しながら設定していただいているため、内訳として算出はしておりませんが、平成31年度予算の伸びと同等になると見込んでおります。  なお、平成31年4月から医療安全対策地域連携加算1を取得予定でございます。以上でございます。 153: ◯6番(後藤敏夫君)[ 225頁]  収益向上としてDPC病院ともなっておりますことから、診療単価の向上や職員、設備の効果によるというふうに考えておるところでございますが、一方、早期退院に戸惑う患者さんの声も聞きます。  在院日数の状況はどのようになっておりますか。 154: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 225頁]  平成31年度予算における平均在院日数は、全稼働病棟においては17.3日、急性期病棟におきましては12.7日と見込んでおります。  早期退院に戸惑う患者さんもお見えになるとのことでありますが、入院・退院は医師が医学上の判断に基づいて行っており、医療の必要があるにもかかわらず早く退院をお願いすることはございません。  なお、退院に不安のある患者さんにつきましては、在宅への準備を目的とした医療の提供や支援を行う地域包括ケア病棟を御利用いただいております。以上でございます。 155: ◯6番(後藤敏夫君)[ 226頁]  この点につきましては丁寧に御説明お願いしたいというふうに思います。  続きまして、当病院には大きな課題として資金不足が上げられております。  資金不足の解消、一時借入金の早期解消が急務というふうに思います。いつ解消する見込みですか、お答えください。 156: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 226頁]  平成31年度予算におきましては、資金不足の解消は平成32年度と見込んでおります。  また、一時借入金の解消につきましては、長期計画において平成39年度と見越しております。 157: ◯6番(後藤敏夫君)[ 226頁]  続きまして、緩和ケア病床についてでございますが、緩和ケアは大変評判のよい病床と感じております。けれども、稼働率の数字が低いんですが、その理由と、またこの稼働率を高めることにつきましてどのようなことができるかお答えください。 158: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 226頁]  緩和ケア病棟18床につきましては、今年度の秋に1日当たり入院患者数が9人台と大きく落ち込んだことなどにより、1月までの稼働状況は1日当たり入院患者数11.6人、稼働率64.3%にとどまっております。  平成31年度予算では、1日当たり入院患者数13.1人、稼働率72.8%を見込んでおります。  稼働率を向上させる取り組みといたしましては、悪性腫瘍患者さんの術後疼痛緩和としての活用の強化、夜間及び土・日・祝日の緊急入院受け入れの強化を行いました。  今後も、地域に必要とされる緩和ケア医療を適切に提供してまいります。以上です。 159: ◯6番(後藤敏夫君)[ 226頁]  市民病院で休止している病棟がございます。そのメリットとデメリットについて、またこの病棟閉鎖のほかにサイバーナイフや透析機械など使用していない設備等もございますけれども、施設・設備の有効利用が必要というふうに思われますけれども、その点につきましてお答えください。 160: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 226頁]  4階南病棟51床休床によるメリットといたしましては、人員を効率的に配置し、HCU病床を設置したことに伴う入院単価の向上、看護職員の採用人数を減らしたことに伴う人件費の削減、医師や看護師など現場のスタッフも含めた危機意識の共有などが上げられます。  デメリットといたしましては、冬季の繁忙期に病床が満床に近い状態となり、入院患者を受け入れることができないことが上げられます。  サイバーナイフ室の活用につきましては、現在の状況だけでなく、長期的な視点で慎重に見きわめる必要があると考えております。有効な活用方法を検討してまいります。  また、人工透析につきましては、西病棟建築時の平成26年度に20台を購入しましたが、2次医療機関である当院の役割を踏まえまして、入院が必要な患者さんを基本に15台で運用しております。  購入後、14年が経過しており、現在、患者数や診療体制を踏まえて必要な機器の更新を進めているところでございます。以上でございます。 161: ◯6番(後藤敏夫君)[ 227頁]  続きまして、医療機器や電算システム等の購入は特殊で高額であります。その更新や買いかえの選定、並びに決定はどのようにされておるのか。  また、この購入につきましては市財政課との調整も必要というふうに思っておりますが、その点につきましてはいかがですか。 162: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 227頁]  医療機器の更新は、昨年度策定いたしました機器更新計画に基づいて進めております。更新が必要な機器は、経過年数や故障時の対応の有無、患者需要などを考慮して決定しております。また、どういった機種に買いかえるのかについては、使用頻度や診療体制、診察内容などを考慮して決定しております。  いずれの検討においても、使用する医師だけではなく、放射線技師、検査技師などの関係する医療技術職や、医療機器に詳しい臨床工学技士の意見を聞きながら決定しております。  また、機器購入に当たりましては企業債を財源としており、当該年度の購入予定機器などを示しながら企業債の同意申請などを行っております。  また、昨年度のアンギオや本年度の電子カルテなど、特に高額な機器は市との調整を行いながら進めてきたものでございます。以上でございます。 163: ◯副議長(小山高史君)[ 227頁]  この際、申し上げます。  正午を経過しようとしていますが、議事の都合上、続いて会議を続行したいと思いますので、御了承願います。 164: ◯6番(後藤敏夫君)[ 227頁]  続いて、一般会計からの繰入金についてお伺いしますが、以前は10億円というような時代もございましたけれども、今や15億円ほどとなっております。病院事業は重要と思っておりますけれども、当市の財政状況からすれば大きな割合となっております。  病院として頑張っておられると思いますけれども、できる限り繰入金を減らすように営業努力をしていただく必要もあるというふうに思いますが、この点につきましてどのようなお考えでしょうか。 165: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 227頁]  一般会計からの繰入金につきましては、今年度は約15億円、平成31年度予算では約14億円を見込んでおります。地域においてはなくてはならない重要な病院として存続していくために繰り入れていただいているものでございます。  議員御指摘のとおり、市の財政力から見ますと、市の歳出において当院への繰入金は相当の割合を占めております。病院としましては、一般会計からの繰入金を少しでも減らすことができるように、さらなる収益の向上に責任を持って取り組むとともに、支出を必要最低限に抑えて経営の安定化を図ってまいります。以上でございます。 166: ◯6番(後藤敏夫君)[ 228頁]  病院の経営につきましては、病院、市、そして市議会が一体となって取り組んだ結果、単年度黒字化を達成することができ、この好状況が続いているということになっております。  一層気を引き締めて取り組む必要があるというふうに考えるところでございますが、今後の病院経営について市長の覚悟をお聞かせ願いたいと思います。 167: ◯市長(日比一昭君)[ 228頁]  市民病院におきましては、神谷医院長を初めとする医療職の皆様の頑張りによりまして2年連続の経常収支黒字化の見込みでございます。  市民病院は、市民の皆様が病気やけがなどの際の健康のセーフティネットとして大変重要であります。また、市民の皆様のみならず、海部地域の住民の方々の命と健康を守るとりでとしてなくてはならないものと考えております。  今後も、急性期医療を中心とした地域医療における役割をきちんと果たしつつ、住民の方々のニーズに応える質の高い医療の提供、そして真心のこもったサービスの提供を行うことによりまして、資金不足の解消、一時借り入れ残高の解消に努めて経営の安定化を図ってまいります。  そして、市民の皆様に必要とされ、信頼される病院を目指し、市と病院とが一体となって取り組んでまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 168: ◯6番(後藤敏夫君)[ 228頁]  それでは、安心・安全なまちづくりに関する件に移ります。  市民の誰もが活力ある安心できる津島市を望んでいるというふうに思いますけど、市長はいろいろ事業を行われておりますけれども、その確認と取り組みについてお尋ねをしてまいります。  平成28年度から平成30年度を期間とする3つの地方創生交付金事業が行われましたが、その事業、並びに事業効果についてどのようでしたか。 169: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 228頁]  私のほうからは、シティプロモーション課所管の寺院と町屋を活用した滞在型観光による地域再生プロジェクトについて御答弁申し上げます。  本市には年間約160万人の観光客が訪れますが、滞在時間が短く、地域の活性化に十分につながっておりませんでした。こうしたことから、市内に点在する多くの寺院の御協力を得て、写経や座禅等のお寺体験を町歩きに取り入れるとともに、町屋等の空き家を改修して3件の宿泊施設を開設し、滞在時間を延ばす取り組みをしてまいりました。  お寺を歩いて回っていただくイベント「津島てら・まち御縁結び」には、関東、関西、北陸、四国等の遠方からの参加者もあり、今年度4回の開催で延べ4,714人の参加者がありました。  宿泊施設につきましては、昨年4月20日に津島ゲストハウスを天王通り及び橋詰町に本格オープンし、毎週木曜日から日曜日の夜に宿泊をいただいております。  平成31年2月25日までの実績といたしましては、765人の方に御宿泊いただき、そのうち国内については39都道府県から618人、海外については20カ国147人に宿泊いただいております。  3年間の事業実施において貴重な地域資源である寺院や町屋を活用して多くの人に津島に訪れてもらうとともに、滞在時間を延ばすことで地域の活性化につながったと考えております。  来年度から、市といたしましては、津島の魅力発信、観光PRをしていく中で積極的に広報PRを行い、運営事業者が持続できるよう支援してまいりたいと考えております。以上でございます。 170: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 229頁]
     私からは、市民協働課所管のみんなで支え合うコミュニティリノベーション事業について御答弁を申し上げます。  近年、核家族化の増加、少子・高齢化の急速な進展、生活スタイルの変化等によりまして、地域の人々のきずなや地域との結びつきが弱まり、地域コミュニティの衰退に拍車をかけ、また空き家等の問題も地域に深刻な影響をもたらす恐れがございます。  こうしたことから、空き家等を利用しまして子供から高齢者まで多世代が気軽に立ち寄れる交流の場をつくり出すため、縁側カフェ「えん」を北小学校区内にオープンし、誰もが気軽に集える場として地域住民みずからが運営を行っております。  子ども食堂や講座の開催等の広域的な利用にも力を入れ、平成30年3月12日のオープンから平成30年12月末までの間に延べ2万8,357名の方にお立ち寄りをいただき、地域の交流の場として大変重要な存在となっております。  地域の居場所づくりを検討していく中で、我がまちのヒト・モノ・コトを見直すことにより、人材や資源の発掘、そして何よりも共通の目的を意識した人とのつながりが生まれてきていることを実感しております。以上でございます。 171: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 229頁]  それでは、建設産業部の産業振興課所管の伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり事業について御答弁申し上げます。  本事業では、農業生産のノウハウや食育を学んでいただくための農園塾の開設、食に関する知識や意識の向上を目指すためのセミナーやイベントの開催、市街化区域の農地における試験栽培、地元産の食材を利用したレストランの開設などの取り組みをしてまいりました。  農園塾につきましては、大人から子供まで幅広い方が農にふれる機会を提供し、延べ約600人の方に御参加をいただいております。  セミナーにつきましては、延べ900人を超える方に食や農について学んでいただくことができました。また、昨年の10月1日に天王通りにオープンいたしましたみんパタ「キッチン.リエゾン」につきましては、オープン以来延べ3,000人を超える大変多くの方に御来店いただいております。  3年間の事業実施において、食と農をつなぐ中で取り組みを発展的に継続していくための新たな人と人とのつながりが生まれてまいりました。  4月以降は、運営事業者がこのようなつながりを活用しながら、自立して事業を発展的に継続していくことになります。  本市といたしましては、市街化区域内の農地の活用方法について御相談があった場合に運営事業者を紹介することや運営事業者から相談に応じるなど、必要な連携を行ってまいります。以上でございます。 172: ◯6番(後藤敏夫君)[ 230頁]  市の補助金というか、国からの補助金は終わるようなふうでございますけれども、津島市としましても、その指導等を続けてこの事業の意義が継続できるような、そんなかかわり、指導を期待するところであります。  それでは、その延長線上で平成31年度に予算を上程されている津島にぎわい創出プロジェクト事業につきまして、その内容を御説明ください。 173: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 230頁]  津島にぎわい創出プロジェクト事業の最終年度である平成31年度は、まち歩きツアーの開催、謎解きゲームの開催、津島詣でマップの作成、短編映画ワークショップの開催、津島OSHIの募集と情報発信、おもてなしステーションの募集登録、おもてなしコンシェルジュ人材育成の7つの事業を予定しております。  まち歩きツアーは、お寺体験やくつわ等の物づくり体験と魅力ある地域資源をめぐる町歩きを組み合わせた体験型まち歩きツアーとして、通年で15回ほど開催いたします。  謎解きゲームは、津島駅西地域を歩きながら地域にちなんだ謎を解いて回るイベントで、5月の土・日8日間と11月の土・日8日間の2回に分けて開催を予定しております。  津島詣でマップは、外国人留学生に中部国際空港出発で津島ゲストハウスに宿泊する1泊2日の観光コースを計画し、実際に旅行して観光スポットの写真撮影、紹介コメントを考えてもらうことにより、外国人向けマップを作成します。マップは専用ホームページにぎわいネット津島等に掲載し、広く発信してまいります。  短編映画ワークショップは、これまで短編小説コンテストの受賞作品7作品の中から映画化に適した2作品を選定した上でワークショップ形式で映画化し、ユーチューブ等に掲載し、本市の魅力を広く情報発信します。  津島OSHIは、登録者をふやすことでさらに多くの情報発信を行ってまいります。  おもてなしステーションは、登録施設をふやすことで、さらに回遊性を向上させてまいります。  津島おもてなしコンシェルジュ人材育成は、津島おもてなしコンシェルジュを育成し、まち歩きツアー等で御活躍いただき、市全体のおもてなし力を向上してまいります。  これらの事業を着実に実施し、まちににぎわいを定着させてまいりたいと考えております。以上でございます。 174: ◯6番(後藤敏夫君)[ 231頁]  町なかで都市再生整備事業が行われておるところでございますが、その進捗状況、並びに平成31年度の歴史・文化ゾーンでの整備事業である小路整備事業についての予定はどのようになっているのかお答えください。 175: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 231頁]  都市再生整備計画の進捗状況について御答弁申し上げます。  都市再生整備計画事業は、国の社会資本整備総合交付金を活用して平成27年度から平成31年度の5カ年で計画し、事業を実施しております。  平成30年度末の進捗状況は、本市の主体事業につきましては道路美装化・小路整備事業2,183メートル、ポケットパーク整備事業2カ所、案内板整備事業140基、歴史的風致維持向上計画素案作成となっております。  市民や市民活動団体等の取り組みを助成する事業につきましては、町屋等修景・復元費助成事業2件、空き家・空き店舗利活用費助成事業1件、山車蔵修景費助成事業6件、つしま歴史・文化のまちづくり提案事業28件となっております。  計画策定時に設定した目標をはかる指標のうち、年間観光客数については平成29年に目標値165万人の99%、市民活動団体数は目標値の6団体を達成している状況でございます。以上でございます。 176: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 231頁]  来年度の小路整備の予定箇所について御答弁申し上げます。  平成31年度に歴史・文化ゾーン整備事業として行う小路整備は、西御堂町地内で約80メートルを実施いたします。以上でございます。 177: ◯6番(後藤敏夫君)[ 231頁]  続きまして、大阪北部地震でのブロック塀倒壊事故以後、津島市におきましても津島市ブロック塀等撤去補助金制度を創設されました。その平成30年度の実績及び平成30年度におきましての予算、またその対象の見込み件数につきましてお答えください。 178: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 231頁]  議員お示しの津島市ブロック塀等撤去費補助金は、道路や公園等に面して設置されている高さ1メートル以上のブロック塀等のうち、倒壊の恐れがあるブロック塀等の撤去に当たりその費用の一部を補助するものであります。  補助額は、ブロック塀等の撤去に要した額と撤去したブロック塀等の壁面の1平方メートル当たりに1万円を乗じた額のいずれか低い額ということで、最高は10万円が限度額となります。  議員お尋ねの今年度の補助の実績件数につきましては8件、金額といたしましては合計80万円となり、費用の2分の1は国の補助を活用して実施しております。  また、平成31年度予算の確保件数は幾つかについてもお尋ねがございました。  平成31年度のブロック塀等撤去費補助金は、市がこれまで行ってきた耐震対策事業の民間木造・非木造耐震改修費等補助金の一部として平成31年度の予定件数は10件、予算額合計100万円を計上させていただきました。  本議会で予算を御承認いただければ、国の予算内示の通知を受けた後、年度開始早々に市のホームページなどで周知し、補助してまいります。以上でございます。 179: ◯6番(後藤敏夫君)[ 232頁]  それでは、町内要望の対応についてお伺いいたします。  空き地の管理等、特に雑草の管理等で、私のところにもよく苦情等がまいりますが、その環境も非常に悪い、危険であります。その対応についてどうなっているのか。  また、道路の管理についても、非常に多く寄せられるところでございますが、その町内要望の件数、またその処理及び平成31年度の道路維持修繕等の予算についてどのようになっているのかお答えください。 180: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 232頁]  私からは、空き地の雑草への対応についてお答えをさせていただきます。  空き地の雑草につきましては、青草、枯れ草等その状況に応じまして津島市あき地の管理及び環境保全に関する条例、もしくは津島市火災予防条例に基づきまして、町内要望や市民からの苦情に対し、生活環境課と消防本部職員が連携の上現場を確認し、当該空き地の管理に責務を負う所有者等に対しまして除草と適切な維持管理を依頼する旨の文書送付や電話等を行っております。  平成29年度におけます空き地の雑草に係る要望・苦情等につきましては、青草53件、枯れ草19件となっておりまして、その全てに対しまして文書送付等の対応を行いました。  所有者等が遠方に居住していること等によりまして対応までに時間を要する場合もございますが、繰り返し文書送付等による依頼を行う等、引き続き適切な空き地の管理による良好な環境保持に務めております。以上でございます。 181: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 232頁]  私のほうからは、市道の維持管理等について御答弁申し上げます。  市道の維持管理は、月に1度市内全域のパトロールを業者にお願いしております。その中で、路面や交通安全施設を目視確認し、ふぐあいがあれば順次補修を行っております。  道路のふぐあいによる通報や町内要望につきましては、都市整備課の職員が連絡を受け現地を確認し、緊急性があるものについては業者に修繕依頼をしております。  また、緊急性がない通報や町内要望等につきましては、職員で対応できる場合その範囲は職員で行いますが、職員で対応できない案件につきましては予算の範囲内で業者に修繕依頼をかけて対応しております。  平成30年の4月から平成31年の1月末までで市民や町内会より392件の通報や修繕・整備要望がございまして、そのうち309件について対応をしております。  平成31年度の道路維持修繕の予算といたしましては、修繕料が2,035万9,000円、工事請負費が4,750万円となっております。以上でございます。 182: ◯6番(後藤敏夫君)[ 233頁]  この町内要望、身近なことに関しましては早急に対応していただくことが必要だというふうに思っております。  インフラ関連予算が削減されているようにも感じておるところでございます。津島市は住みたくなるまち、住んでよかったまちづくりを標榜しておるところでございます。市政進展に行政、議会が一丸となって進められることを特に希望するものでございます。  私の質問はこれで終わらせてもらいますが、どうも長い間ありがとうございました。 183: ◯副議長(小山高史君)[ 233頁]  ここで、午後1時20分まで休憩いたします。        午後 0時21分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 1時20分 開議 184: ◯副議長(小山高史君)[ 233頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、伊藤恵子さんの発言を許します。        13番 伊藤恵子君〔登 壇〕(拍手) 185: ◯13番(伊藤恵子君)[ 233頁]  それでは、早速、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  1件目は、新年度予算についてですけれども、これまでもほかの議員さんが質問されました。私は、この平成31年度予算が消費税増税、10月から10%になるということを見込んだ予算となっているということで、今の国の動向、津島市への影響と対応について御説明ください。 186: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 233頁]  消費税につきましては、平成31年10月から税率が引き上げられる予定でございます。  当市の予算につきましてでございますが、平成31年度、予算への影響でございますが、歳出面におきましては、委託料や工事費など約3,000万円の増額を見込んで予算計上しております。歳入面におきましては、地方消費税交付金の増額が考えられますが、平成31年度分につきましては、交付される時期などの関係から増額はないものと考えております。  また、消費税引き上げに合わせた車体課税の大幅な見直しに伴い廃止となる自動車取得税交付金が減少する見込みでございますが、反面、この減少につきましては、新たに創設される自動車税環境性能割交付金や軽自動車税の環境性能割などで補填される見込みでございますもので、そのようなものを予算計上させていただいております。 187: ◯13番(伊藤恵子君)[ 234頁]  10月から消費税が増税されると、平成31年度予算には半年分が影響あるということで、歳出で約3,000万円増額するのではないかと。1年間にすると、2%の増税は6,000万円ほどの増額になるということだそうです。  歳入のほうは、地方消費税がまだ入りませんので、幼児教育の無償化など、国が進めようとしている施策の今年度予算については、国がその分対応するとしているところであると思います。  しかし、この消費税増税10%になったら、景気の底が抜けるのではないかということがあるんですね。本当に今深刻な状況で、安倍首相は2015年、2016年、2回にわたって10%増税を断念してきました。その理由は、日本の景気は足踏みが続き、個人消費は停滞ムードで、2014年4月に消費税8%に上げた影響が残っていると。増税すれば、さらに景気は失速し、デフレ脱却が遠のくおそれがあるという理由で延期をしてきました。  では、その状況が今改善されたのか。厚生労働省の統計不正問題があり、賃金が上昇したといっていた認識は間違っていたということ。また、2014年の8%の増税を機に、実質家計消費支出は3兆円も落ち込んでおり、5兆円の大増税を強行すれば、経済に破滅的影響を及ぼすことなどが明らかになりました。  今、家庭の2人以上の世帯ですけど、この2014年のときに、がたっと消費の落ち込みがあったんですね。それからずうっと回復していないわけですよ。増税する根拠というのは総崩れになったわけですけれども、政府は今回も社会保障のためだといって幼児教育・保育の無償化など全世帯型社会保障の実現に向けた財源にすると言っておりますけれども、消費税増税は、子育て世帯を含めた全世帯の暮らしを直撃します。  今、消費税増税を強行すれば、経済全体に破局的な影響をもたらすと思いますけれども、そこで市長のお伺いするんですけど、10月からの消費税増税、現時点で、国会でもこういうことが明らかになってまいりましたけれども、市長は消費税増税についてどのようにお考えかお聞かせください。 188: ◯市長(日比一昭君)[ 234頁]  消費税の値上げにつきましては、あくまでも国の施策として行われているものでありますので、私がどうこうというものでもございませんが、ふえ続けます社会保障費、これを鑑みますと、何らかの対応が必要であるというふうに考えております。  いずれにいたしましても、市といたしましては、こうした社会情勢や税制の変化に的確に対応して、新しい枠組みの中でしっかりと財源を確保し、必要な施策に投入していくことが大事であると考えております。以上です。 189: ◯13番(伊藤恵子君)[ 235頁]  社会保障費が増大するということなんですけど、では、消費税が上がってから社会保障が充実したのかと。社会保障は本当に負担が多くて、大変な悲鳴が上がっているわけであります。消費税創設以来、28年間でその税収は、これちょっと1年前のですけど、327兆円にも上っています。消費税がですね。大企業の減税には270兆円、不況による税制の落ち込みで261兆円と、消費税はその穴埋めに消えてしまったというのが現実なんですね。津島市も市税収入がちょっと落ち込むという話でありますけれども、これは国の施策だと言いますが、やっぱり市民を直撃するものだと思うんですね。  そもそも税の原則ですけれども、公平、中立、簡素が課税の原則です。公平というのは、消費税のように全て一律ではなく、累進課税、所得に応じた課税が公平性の基本です。  今、本当にたくさん稼いでいる人、税金が重いと言いますけれども、実は所得が1億円を超えると、今の日本の税制では、税率が下がるんですね。この中に1億円以上所得がある方が見えるかどうかわかりませんけど、その方には申しわけないですけど、税の負担としては、このたくさんお金を稼いでいらっしゃる方には、きちんと払ってもらうというのが筋なのに、今、消費税、低所得の方ほど重くのしかかるといわれる消費税に頼るということは悪循環ではないかと。やっぱり私どもは、5兆円にも上る軍事費でありますとか、今のように行き過ぎた大企業の減税、これを見直せば社会保障がきちんと充実できると考えて訴えているところでございます。  行政としても、今、6,000万円の消費税がかかってくると。市民病院は、医療に消費税は転嫁できませんので、せっかく黒字化になってきたところも、こういったことで大打撃になるわけですよ。  ですから、国の施策だといえども市民生活や行政の運営を守るためにも、引き上げはするべきでないと主張していくのが筋だと思うんですね。
     市長、どうですか、この辺。国に対して物を言うべきだと思いますが、どうでしょうか。 190: ◯市長(日比一昭君)[ 235頁]  先ほども御答弁させていただきましたが、消費税につきましては、国の施策で行っていくということでございます。そのあたりのところで、市として国の動向のほうを見ていくということになろうかと思います。 191: ◯13番(伊藤恵子君)[ 235頁]  後で、幼児教育の無償化のところでも少しこういう話になると思いますので、決して社会保障に使われていないということを見てほしいと思います。  次に、日比市長の施政方針からお尋ねします。  まず、日比市長が鳴り物入りといいますか、県下初だといって言われました子育て応援券についてでありますけれども、2014年4月に市長が当選されまして、6月の議会で人口減少で、出生時に応援券を発行すると、少子化対策だと言われて応援券の事業を始められました。  翌年の2015年の4月から第1子のお子さんに2万円、第3子以降は4万円ということで、県内初めての試みでありますと、市長マニフェストである一丁目一番地の子育て支援として実施されました。その目的は、子育て中の保護者に対して心理的、身体的、経済的負担を軽減し、安心して子供を産み育てる環境を整えるという少子化対策であり、保護者が子育て応援券を活用し、気軽に安心してサービスを利用できることで、子育て支援制度の利用促進の効果がある。また、子育て支援サービスの提供例がふえ、地域の活性化とサービスの充実が図られるものと考えると説明をされました。  それほど力を入れていたのに、なぜ、わずか4年間でやめてしまうのか、市長のお考えをお聞かせください。 192: ◯市長(日比一昭君)[ 236頁]  津島子育て応援券事業につきましてでございますが、私が掲げさせていただきましたつしま成長戦略の一つ、「子ども・子育て応援都市、つしま」の中の施策として、平成27年の4月から開始をさせていただきました。  この事業を開始することにしたのは、子育て中の保護者に対しまして育児の心理的不安、身体的及び経済的負担を軽減することが、安心して子供を産み育てるために重要な施策であるという考えに及んでおるわけでございます。  そのための手段として、出産祝い金のような現金の給付ではなくて、子育て応援券の交付という形にいたしましたのは、子育て支援サービスを提供する事業者に登録事業者として登録していただくことによりまして、新たな事業者の掘り起こしを行って、保護者にさまざまな子育て支援サービスがあることを知っていただき、子育て支援サービスを利用していただくことによりまして、特に閉じこもりがちになる母親の外出の機会をふやすこととともに、困ったことなどがあれば相談できる場所がたくさんあることを知っていただきたいと考えたからであります。  しかしながら、この4年間の実績を改めて振り返ってみますと、結果として金券としての交付事業となっていた面があったことは否めず、私が当初意図していたほどには子育て世代へのサービスの充実につながっていなかったのではないかと認識をしておるわけでございます。  このような状況を踏まえた中で、主に4つの事業、すなわち今回見直しさせていただきました保護者が困ったときなどに利用できる一時予約病児保育、ファミリー・サポート・センター事業の病児預かりなどなどの利用軽減、そして、保護者が安心して就労することができるよう、子どもの居場所づくりの事業の拡大、このようなサービスの充実に振り分けるということで重点的に取り組むというところにかえさせていただいた次第です。以上です。 193: ◯13番(伊藤恵子君)[ 237頁]  今回、私、たくさんの項目を質問しようとしていますので、簡潔に答弁していただきたいと思うんですけど、この、始められるときには私は、市長も先進地で杉並区の事業を参考にされたと思うんですけれども、杉並区は1年も前から区民の皆さんやそういうネットワークで共同で進めようということで、杉並子育て応援推進委員会というものを立ち上げて、いろいろ検討し、周知徹底して始められたと。  しかし、わずか3年4カ月で無償交付がなくなったこともそのとき指摘をしたんですね。そのときに、担当部長は数年をめどに応援券のあり方について市民のアンケートや検討委員会を立ち上げ、再考することが必要ではないかと思っていると。この応援券について、事業の中でアンケートとか検討委員会などこの見直しとか、どこかで協議をするとか、見直しをするとか、そういうことをされたことがあるんでしょうか。 194: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 237頁]  今回の事業の見直しにつきましては、子育てをする保護者に対して育児の心理的不安や身体的及び経済的負担の軽減の手段としましては、子育て応援券の交付により困ったときに利用できる一時預かり等の子育て支援事業、保護者が安心して就労することができるよう居場所づくり事業に重点的な支援を行うことが、子育てしやすいまちづくりにつながると考えたものでございます。  子育て支援サービスにつきましては、これまでホームページ、広報及び子育てガイドブック等で保護者に周知をし、子育て支援サービスの利用促進を図ってまいりました。その中で、一時預かりや病児保育、病児預かりにつきましては、育児等に困ったときに子育て支援サービスであると認識しております。  今後につきましては、子ども・子育て会議を初め、さまざまな御意見を伺いながら、より子育て支援サービスを活用するよう取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 195: ◯13番(伊藤恵子君)[ 237頁]  最後聞き取りにくかったんですけど、子育て支援会議でこれを話し合って、こういうことになったということでした。これからするということですか。 196: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 237頁]  これから取り組んでいきたいというふうに答えています。 197: ◯13番(伊藤恵子君)[ 237頁]  一時預かりとか病児・病後児は、いつもアンケートにありまして、休日保育もなかなか利用がふえなかったという現実があるんですね。  やっぱり、アンケートとかでとった結果、そういう協議をしないとこういうものにつながっていかないと思うんです。何にも話し合いもなく、突然応援券を始めて、何も話し合いもなく突然やめると。これはやめていただきたいと思うんですね。  やっぱり、これは後で中身についてお伺いしますけど、子供の医療費無料化をするという、今年度の6月議会で、市長はこのときにはまだこういう応援券などの事業を継続し、平成31年度より子供の医療費を中学校卒業まで拡大すると、こう言われていたんですよ、当初。なのに、今になってやめるといったら、いつの時点で市長はやめると決心をされたんですか。 198: ◯市長(日比一昭君)[ 238頁]  いつの時点でといいますか、この応援券事業、これは先ほどからお話をしておるように、担当にも事あるごとにこのサービスの拡大につながるようにさまざまな形で努力をし、そういう形で持っていってほしいということを毎年お願いしておりました。  そんな中ではありますが、残念ながらこの津島市ではそのようなサービスの、繰り返しになりますが、拡大することはほとんどなかったということでありまして、これではなかなか当初の目的はかなわないというふうなことで、それよりももっともっとニーズがある、そして真に子育て世代に役立つそういうサービスに早く切りかえていくべきであるというふうに考えておりました。  そのような時間の経過の中でやっておったわけでございますので、いつからというわけではございませんが、予算編成時には最終的に決定をさせていただいたということであります。以上です。 199: ◯13番(伊藤恵子君)[ 238頁]  本当に現場で、この一時預かり応援券でここも1割ということでしたけれども、利用があったんですけど、現場は大変だったんですね。  部長も言われたかな、本当にいつも預かっているお子さんじゃないお子さんが預けられるということで、本当に申告していない病気を持っていたり、いろんな条件で本当に保育士さんたちが大変だというお話を聞きましたので、この一時預かり、休日預かり、病児・病後児預かりを少し経済的支援をするということで、利用料を減らすということなんですけど、これも現場と話し合ったのかということなんですね。現場の体制をしっかりとしないで、上のほうだけで予算の関係でこうこうと動かされては現場は大変だということを一言言っておきたいと思います。  次に、地方創生事業について、市長にお尋ねします。  市長は、施政方針の中で伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり事業など、この3月に終了する事業に対し、今後も自立して継続していけるよう、市としてできる限りの支援をしてまいりますと言われました。  このできる限りの支援というのは、どういったことを言っているのか御説明をください。 200: ◯市長(日比一昭君)[ 238頁]  できる限りの支援というのは、地方創生というのは3年を区切って、将来的に独立していただこうと、自立していただこうという事業であります。そういうことで、創造性も含めて真に地方に人のつながりも含めてさまざまな効果があるというようなことで、この地方創生を津島市でも大いに活用し、この事業が進んできておるということでございます。  できる限りというお話をさせていただいたのは、そうやって独立するわけでございますが、いろんな面で市との事業の中での連携を模索したり、PRの中でうまく支援をしたり、そういうようなことで間接的なサポートといいますか、そういうことをすることにより、確固たる軸足を置いて、自分で自活していける、そのためのそういうサポート的な部分をできる限り支援をしていこうということでございます。以上です。 201: ◯13番(伊藤恵子君)[ 239頁]  地方創生事業は3年間、多額な補助金を出資して、自立していただくと。これまでの説明では、事業が終われば一切予算はつきませんと。自立してやっていただくんだという説明を受けていたんですけど、今サポート的なということは、職員さんとか人的な支援もあり得るということですか。 202: ◯市長(日比一昭君)[ 239頁]  ですから、先ほどからお話をしておりますように、やはりそういうすばらしい事業であります。継続して自立していただくための何らかのそういうような形で連携することこそ、真に地方創生、津島のまち中に地方創生が根づくということでありますので、そういう形の支援ということは必要であるというふうに考えております。 203: ◯13番(伊藤恵子君)[ 239頁]  具体的にどういう支援があるのかということで、本当に地域の皆さんの活性化ならば、地方創生事業の自立していただく方だけじゃなくて、もう全市民を対象にそういう連携、サポートはしていただきたいと。このできる限りの支援というのを、今後もどういう形で支援されるのか見守っていきたいと思うんですけれども、市長、改めて、この地方創生事業の目的について御説明ください。 204: ◯市長(日比一昭君)[ 239頁]  地方創生事業といいますのは、地方が元気になるために、いろんな事業をしてきたわけでございます。  目的といいますと、地方創生の事業を進めるために、まち・ひと・しごと創生総合戦略ということで、そういうものをつくらせていただきました。そのようなことの中で、総合戦略の中でこの地域がいろんな形で元気になるということでございまして、人の交流、活動が活発になる都市のイメージを改善する、津島市に住み続けられるような、働けるようにする、そしてまた時代に合った地域づくりにより健康で安心な暮らしを守るといったような目的を持っておるわけでございます。そのような取り組みを、この3年間を一つの基準としてさまざまな形で事業展開をしてきたということでございます。 205: ◯13番(伊藤恵子君)[ 239頁]  地方創生は、急速に進む日本の少子・高齢化に対し、人口問題に歯どめをかけると、人口が首都圏に集中すると、東京一極集中をやめさせて、地域の活性化を目的としたということなんですが、これ1月3日の中日新聞の報道では、地方創生事業、7割が外注と。交付金の21億円が東京に還流したということで、国もなかなか調査をしていないんですけど、東京一極集中というのはもう是正するどころか、反対に東京にまた人口が集まっているんですね。  昨年の9月の議会で、津島市でも平成29年度の決算において、地方創生事業の予算の使い方が大変問題になりました。私どもは、これ以前より地方創生事業、本当に地域に寄り添ったものになっているのか、本当に活性にこれからつながっていくのかということはさまざまな問題を指摘をしてまいりましたけれども、特に伝統の食と農でつなぐという長い事業ですけれども、星野前副市長が理事として在籍している一般財団法人都市農地活用支援センターにこの事業は約1億円以上でしたけれども、このうちの4,000万円以上がこの都市農地活用支援センターに流れていたと。その事業の内容、中身も本当にこの予算に合った中身になっているかということで大変指摘をされました。問題でした。  9月議会から継続して、12月議会まで総務と文教の2つの委員会で、連合審査会が継続して審査をされたわけであります。委員会で、市長は、協議会からの再委託先である都市農地活用支援センターの理事に前副市長が就任していることにより、事業全体に疑念を抱かせてしまった。一括請負に当たるかどうかは法的専門家などと確認して法的に問題がないと確認しているけれども、事業の進め方の中で、協議会の事務局を担ったこの都市農地活用支援センターの運用方法について、委託業者への適切な指導・監督が十分でなかったと考えており、反省しているという発言がありました。  この都市農地活用支援センターの理事に、前副市長が就任していたことについても、私自身、日比市長自身も前副市長にも責任があったと考えると答弁されているわけですね。そのときに、副市長人事についても副市長は事務方のトップであるため必要であると考えているが、今の状態では白紙の状態であると。昨年の12月議会のことです。白紙であると言っていたんですね。  ところが、それから3カ月もたたない2月22日の予算の報道があった下に、副市長人事で、星野氏の同意案を5月の臨時会で提出することを考えていると報道されたわけですよ。12月に白紙と言っておきながら、2月に再度、同じ人を提案しようと思ったこの間の経緯と理由について御説明をお願いします。 206: ◯市長(日比一昭君)[ 240頁]  副市長人事については、今議会でも御質疑がありましたが、発言は控えさせていただきます。 207: ◯13番(伊藤恵子君)[ 240頁]  地方自治法162条、副市長の人事案件は議会の同意が必要ということで、前々回ですか、3回前ですか、否決をされたんですね。議会の同意案件なんですよ。議会が同意しなければ、副市長が選任できないということになっているんですね。  なぜ、そういうふいにこの2月の段階で報道されたなら、3月議会でなく5月なんですか。この議会に提案すればよかったんじゃないですか。その辺はどういうふうに考えられたのか御説明ください。 208: ◯市長(日比一昭君)[ 241頁]  先ほどから繰り返しお話をしておりますが、副市長人事については控えさせていただきます。 209: ◯13番(伊藤恵子君)[ 241頁]  継続する連合審査会でも責任があると言われました。  私どもも副市長がいなくていいとは言っていないんですね。副市長は、本当に星野さんも人物的にはいいかもわかんないけど、日比・星野体制でやっぱりこの地方創生事業で見られるいろんな問題点が起きたので、否決をされたんだと私は考えているんですね。私はそう思っているんですけど、それをこの議会で出すんではなく、議会が改まった、選挙があります4月に、改まって議会が変われば同じ人をこの議会に出すということで考えてみえるということですよね。 210: ◯市長(日比一昭君)[ 241頁]  たびたび繰り返しになりますが、副市長人事については回答を控えさせていただきます。 211: ◯13番(伊藤恵子君)[ 241頁]  この地方創生事業に対する反省が全く見られないかなって、私、もうびっくりしたんですね。やっぱりいろんな観点から見れば、問題ありなんですよ。グレーですよ。  後で、太田議員のほうからまた地方創生の事業のことについてはやりますので、この辺の同じ人を立てるということについて本当に反省しているのかということを申し上げておきたいと思います。また、引き続き何かの形でお聞きしたいと思います。  もう一つは、日比市長の施政方針の中でいつも思うのは、高齢者施策について本当に何か薄いかなと。いつまでも元気でこの津島市に住み続けられるようにということで、いつも声高らかにおっしゃるんですけど、中身を見てみますと、地域包括ケアシステム、それから市民病院ということで終始終わっちゃうんですね。これすごく重要なことで、私どももいいことだと思うんですけど、この地域包括支援システムに入っていけない高齢者が実はたくさんいらっしゃるんですね。介護保険料が高くて本当に普通徴収の方など滞納がふえておりますし、年金が目減りする中でこういう医療・介護そうした支援が受けられないという方々もたくさんいらっしゃるんです。  ですので、こういう方にも光を当てていただきたいなと思って質問するんですけど、昨年の高齢者福祉介護保険の計画が立てられまして、第7期ですね。そのときにこのアンケート、計画のときにはいつもアンケートということでやられるんですけど、この中で見てみますと、一般の65歳以上の無作為の方で回答されたのは1,024人と、暮らしが大変苦しいと8.2%、やや苦しいという人が18.8%と、27%、この全員が回答したとみると276人、本当に一部の人のアンケートだと思うんですけど、暮らしが苦しいってこういうことを言ってみえるんですね。  また、友人、知人とほとんど会わないと、会うことがないという人は12.1%で、驚くのはこの1カ月間、友人、知人一人も会わなかった方が9.9%、この比率で見ると100人ほどがお友達とか知人とかに会ってお話ししていないというデータなんです。  津島市は住みやすいかとのこの問題に対しても、不満が6.6%で、余り満足していないが49.4%と56%にも上っている。半分以上にも上っているんですね。私、先ほど地方創生、観光客の方にすばらしい津島を見ていただきたいと言われる市長のお気持ちはわかるんですけど、やっぱり現にこの津島市で住んでいらっしゃる方が本当に津島市に住んでよかったって、市長もいつもそういうことを言ってみえるんですけど、このアンケートの結果から見て、そう思われていないんじゃないかと思うんですけど、市長は、高齢者の生活実態について、今どのように思われているのか、お聞かせください。 212: ◯市長(日比一昭君)[ 242頁]  高齢者の皆さんは、まあ100%ではございませんが、老人クラブに入っていただいて、それぞれが活動する中で、孤立しないようにというか、仲間をつくって、自分らしく地域に溶け込んでいくような形で、そんなような形で老人クラブの皆さんが、さらにいい形で地域に溶け込んでいただけるような格好ということで、できるだけ老人クラブへの加入を推奨したり、またその中でサロンをつくるということで集まっていただいて、いろんな取り組みをしていただくというようなことも進んでおると思います。  そしてまたさらに、最近では集いの場という事業を開始したことは御存じだと思います。そうすることによって、本当に自分のできることをこの集いの中で楽しんでいただく、集っていただくというようなことで、できるだけその高齢者が、たとえ生活は余り裕福ではない、厳しいかもしれないけれど、自分のやはり生きがいだとか、楽しみだとか、そういうものをこの津島でお誘い合わせで見つけていただくというような形で、そういうような集いの場というのも事業も進めさせていただいておるところでございます。  まだまだ閉じこもりがちな御高齢の方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、そういう事業を続けることによって、また進めることによって役所としてそれが地域に広がり、高齢者の皆様が生き生きとしたまち、住んでよかったまち、こういうことを今、少しずつ地道ではありますが、進めておるということでございます。 213: ◯13番(伊藤恵子君)[ 242頁]  老人会の方や市民の方、ボランティアの方、一生懸命頑張ってみえます。でも、残念ながら、老人会が減っているのが現状なんですね、この高齢化で。居場所がなくなる、集いの場が遠くに行っちゃった。もう施設の統廃合が言われていますけど、こういうところに来ているんですよ。そういう市民の本当に善意に依拠したことだけじゃなくて、津島市がやるべきことがあるんではないかと。  今日の中日新聞、余りきちんと読んでいないですけど、北名古屋市が医療機関へのバスを無料にすると。こういう政策こそ津島市の市長がやるべき仕事というか、皆さんに頑張ってもらって楽しんでもらう、豊かなことになるということなんですけど、そういう施策をぜひ出していただきたい。  もう一つは、高齢者の本当に困った実態をつかんでいただきたい。計画を立てる前の、業者に任せるようなアンケートではなくて、やっぱり毎年困った人の相談に応じる中でのアンケートだったり、そういうことをぜひ把握していただきたいことをお願いしておきたいと思います。  それでは、時間もなくなってきましたので、2件目の子育て支援のことに行きますけど、子育て応援券については、今市長への質問のときに、部長も答えていただきましたので、一つだけ皆さんのニーズに応えるというならば、予防接種の補助が一番多かったです。9割近く使ってみえるんですね。このニーズに応えることこそが経済的支援ではだめということじゃなくて、本当に保護者の皆さんが必要だというところに、ぜひ一時保育もそうかもしれないですけれど、予防接種が一番多かったんですから、こういうところに補助してくださいということを言っておきます。  子育て支援の要旨2の幼児教育・保育の無償化についてお尋ねします。  10月から幼保無償化が始まるということですけれども、津島市はどのように対応されるのかお聞かせください。 214: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 243頁]  幼保無償化につきましては、津島市も国と同様に平成31年10月より開始いたします。  具体的には、幼稚園、保育園、認定こども園に通う3歳児から5歳児の保育料、並びに住民税非課税世帯の0歳児から2歳児の保育料を実質無料化いたします。以上でございます。 215: ◯13番(伊藤恵子君)[ 243頁]  ゼロ歳児から2歳児の方は、住民税非課税世帯だけだと、こここそが本当は高くて大変だという声が多いので、今、国でもそういうところに実質無償化してほしいという声が上がっているんですけど、この辺があると。  もう一つは、内容がよくわからないんですけど、保育料は無償化するけれども、今までこの保育料に入っていた給食費を実費徴収するということが言われています。低所得の方は今までも保育料はかなり減免されておりましたので、給食費が有償化されることによって、かえってこの負担がふえるんじゃないかなというふうに懸念が出ているんですけど、どうでしょうか。 216: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 243頁]  現在、幼稚園におきましては、主食代、副食代を含めて実費徴収、保育園においては副食代は保育料に含まれておりますが、主食代は実費徴収しております。  このたび、幼保無償化に合わせて、給食費についても考え方の整理が行われ、保育が必要な3歳未満の児童の給食費については、変わらず保育料に含まれておりますが、保育が必要な3歳以上の児童につきましては、副食代も実費徴収する方針が国から示されております。  また、あわせて、年収360万円未満の世帯については、副食代を減免する方針も示されております。しかしながら、詳細につきましては、まだ現段階では不明でございます。今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。以上でございます。 217: ◯13番(伊藤恵子君)[ 244頁]  10月から始まるというのに、まだ中身が来ていないというのがあり保護者の皆さんも大変だと思います。周知のこともお尋ねしようと思ったんですけど、一番は消費税増税ありきの対策なんですね。消費税が10%にならない、今の景気状況では本当になる要素というのは心配なんですけど、これ消費税増税が中止になっても無償化はやっていただけるんでしょうかね。
    218: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 244頁]  幼保無償化につきましては、消費税増税分を財源として行われますので、消費税増税とセットであると考えております。  消費税増税が中止となった場合、市単独での幼保無償化は考えておりません。以上でございます。 219: ◯13番(伊藤恵子君)[ 244頁]  菅官房長官は、1月3日のラジオ放送で、10%はさも決まったようにみんな動いているんですけど、実は首相の最終判断は、今、国会で審議されている新年度予算の成立直後だと発言しているんですね。ここで最終判断すると言われているんです。4月の統一地方選挙、これで消費税増税ができるかどうか、政治的判断がされるんではないかなと私たち思うんですけど、これ本当に大きな消費税増税されたらやっていけないという運動が起こっていますから、中止されることが、私たちは今一生懸命取り組んでいるんですけど、でもこのことで今打ち上げた新年度予算に載っている無償化について、やらないという判断はできないと思うので、市単独でできないんでしょうけど、国にしっかりとこの無償化はしてほしいということを求めていただきたいなということを思っています。  次に、虐待の問題で、これも各議員の皆さん、質問をしていただいたんですけど、私、調べてみましたら、国が今虐待問題についてはいろんな施策を打ち出していると。その中で、子ども家庭総合支援拠点ということで、これが全市町村にということでプランを立てられたということで、お聞きしたら、津島市は今家庭児童相談室でこれをやっていると。実はこれ今年ですかね、去年の10月時点で市町村が1,741カ所中、106の市町村しかやっていなかったので、まさかと思ったんですけど、津島市ここに入っていると今、担当者に聞いたら。去年、1年前は23しかなかったところに、早く補助金をもらいながら津島市はやっているということで、非常にこの体制を早くとっていただいたことにすごく敬意を表したいと思っております。  すごくいいことで、これから連携が本当にスムーズにいくのか、こういう虐待を見つけるシステムなんかはなお一層取り組んでいただきたいと思うんですけど、実はこの尾張旭市では、児童虐待防止対応マニュアル、津島市も携わっている方々にはお出ししているそうなんですけど、これ何か市民の皆さんにもどういったことで様子が変、こういうことが変だったら、ここへ来てくださいというすごく市民向けのマニュアルになっているんですね。ぜひ、津島市全域で、やっぱり専門家だけだとすごく狭くなるので、ぜひ全域でこういうものを回していただいて、どういった場合に通報したほうがいいよとか、こうしたらちょっと注意して見てねというのを全市的に取り組んでいただきたいと思うので、これも要望としてお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。虐待問題については、そういうことでよろしくお願いします。  駆け足で来ましたけれども、最後、最後じゃなかった。まだ学校トイレの問題でお尋ねします。  学校のトイレも何人かの皆さんがやっていただけたので、2020年、2021年の2年間でトイレを改修するよという返事がありました。  今、半分ほど洋式化をされているんですけど、洋式化されたことによってきれいになったと思うんですけど、子供たちとか学校の先生たちの反応というか何か声を聞いてみえますか。 220: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 245頁]  学校現場のほうからは、トイレが洋式化されたことによって、子供たちから好評だというふうに聞いております。  できることならば、速やかに残りのトイレについても洋式化をお願いしたいというお言葉はいただいております。以上です。 221: ◯13番(伊藤恵子君)[ 245頁]  45.何%が今洋式化になっているということでしたけれども、今、きれいになったというのは1ブース、トイレのところが乾式になって、においもなくなって、明るくきれいになったと思うんですけど、45.5%ですか、の中では、普通の湿式のお水で流すタイプのところに、和式のトイレに少し洋式トイレをかぶせただけのものも含まれているんでしょうかね。 222: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 245頁]  洋式化率の中には、平成23年度、平成24年度に学校環境改善交付金を使って改修した工事のもの以外、利用される児童・生徒さんの特別な事情があって緊急的に洋式化をする必要があった、議員御指摘の簡易的な洋式化の便所も通知の中に入っています。以上です。 223: ◯13番(伊藤恵子君)[ 245頁]  それでは、今度の改修に当たってはその緊急的なものも含めて、トイレ全体を乾式のものにするという計画だということでよろしかったですか。 224: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 245頁]  学校のトイレの改修に求められておりますのは、臭い、汚い、暗いといった環境の改善でございます。簡易的な洋式化のトイレにつきましては、便器を和式から洋式化にした状態でございますので、臭い、汚い、暗いといった環境改善にはまだ至っていないというふうに認識しておりますので、あわせて改善していきたいというふうに考えております。 225: ◯13番(伊藤恵子君)[ 245頁]  そのトイレの改修で、以前42%ほど一気に行ったときに、大体4億4,000万円かかったんですけど、この辺の予算的なものはいつごろ出るんですか。もう大体概略は予算として立っているんですかね、見込みとしては。 226: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 246頁]  平成32年、33年度の事業費につきましては、現時点では平成24年度に実施された工事費を単価で割った単価を現在は資料として使っておりますが、実際、今後平成32年度以降に予算計上するときには、それ以上の経費がかかるのではないかというふうに考えております。 227: ◯13番(伊藤恵子君)[ 246頁]  人の座ったところに座れないという声が出て、ある高校では洋式化したところを和式にしたようなことも言われるんですけど、そういうような声というのは何か聞かれているんですか。 228: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 246頁]  トイレの改修工事につきましては、トイレの便器を洋式化するだけはではなく、附帯する設備といたしまして、シャワートイレであるとか、擬音装置とかいうことの要望も今後出てくると思いますので、実施するときにはそのあたりについて、附帯設備についても検討してまいりたいというふうに考えております。 229: ◯13番(伊藤恵子君)[ 246頁]  そういうような声が出るけれども、学校トイレ研究会というところの専門家の皆さんから言わせると、衛生面から見ても和式より洋式のほうがいいと、思ったより和式というのは菌が飛び散るということで、そういうことも含めてぜひ研究していただきたいんですけど。今、私もそうやってみたら、子供たち、学校の人たちも参加して、かなりきれいな、これちょっと学校の子たちが参加しながら、「みんなでつくったおらが学校のトイレ」って、赤、青、黄色とかね。きれいな、本当に行きたくなる、集えるようなトイレというのがかなり愛知県の中でもありますし、お隣のいなべ市なんですね。  ぜひ研究していただいて、津島市もきれいなったというのを見せていただきましたけれども、やっぱりみんなが洋式化して、トイレに行きたいという子がふえてきたよと、かなりいろんな意見もありますので、ぜひ1年しかないですけど、子供たちの意見も聞いて、みんなでつくり合うと。予算の関係もあるでしょうけれども、ぜひこのことを要望していきたいと思っています。  最後の5分になりましたので、国保のことについてお尋ねします。  国保のいろんなことで御答弁を書いていただきましたけど、いつもと同じような回答でしたので、一つ、今私どものもとにやっぱり御意見があるのは、国保税が高過ぎて払えないと、何とかしてくれということをかなり皆さんからいただいております。  私たちは、共産党としてこういう提言を今しているわけでありますけれども、まずは高過ぎる保険税に対して、国に公費を1兆円、公費を出してほしいということを訴えているんですね。  これは、全国知事会も同じように公費1兆円を出すようにと国に求めています。この国に求めた1兆円で、今、国保は、津島の場合、所得割、資産割、平等割、均等割というふうにあるんですけど、今これは都道府県化して、資産割をなくしていこうと。できれば、均等割だったかな、所得割と平等割、2つにしようという声もあるんですけど、均等割というのは家族がふえればふえるほど、この税金が高くなるということで大変だということで、ほかの健康保険制度には、こういう平等割、均等割というのがないんですね。所得割だけなんです。  ですから、この辺をなくせると、1兆円で協会けんぽ並みに国保税を引き下げましょうということなんですね。  これ都道府県もやっているということで、知事会の栃木県の知事、福田知事さんが国民健康保険がほかより高くて大変だと。負担は限界ですと。国保の構造的問題をどうするかということで、国に1兆円の公費を求めて、協会けんぽ並みの保険料にしましょうということで、知事を上げて、今やっているということなんですね。  私は、このことをぜひ津島市も一緒になってやっていただきたいと。津島市の国保会計が大変だという話は答弁につらつらとあるんですけど、やっぱり国への公費を求め、それから県でも最大28億円市町村国保に対して補助金があったんですけど、今やゼロ円なんですね。全く県から入っていない。  それから津島市も、実は平成26年か、平成27年、赤字になったときに、法定外繰り入れをしました。その2016年では、2015年はもうちょっと多かったと思うんですけど、1人当たり1万6,092円、法定外繰り入れをしたんですね。それが国の指導もあって、法定外繰り入れをやめなさいという指導をしっかりと津島市は聞きまして、今2018年では、何と2,389円に、もとに戻っちゃったんですね。これ県下で、54市町村あるんですけど、45番目という、本当に加入者の皆さんには本当に申しわけないような法定外繰り入れなんですね。  ですから、こういう公費を投入しながら、健保、今滞納される方がすごく多いわけですから、今やっています。市長にお尋ねしますけど、国民健康保険税、このことに対してやっぱりもう払えない、限界だという声が聞かれているかどうかね。で、本当に200万円所得で、20万円以上の国保税がかかるわけなんですけど、これを何とかしようと市長会でも言っていると思うんですけど、市長のお考えをお聞かせください。今、津島市がどうのこうの言うんじゃないですよ。国に対して公費を投入してでも、国保税を下げなきゃいけないと思われているのかどうか、この辺のことの御見解をお伺いしたいと思います。 230: ◯市長(日比一昭君)[ 247頁]  津島市の国保税についてでございますが、国民皆保険制度、これの最後の受け皿、これが国民健康保険でありまして、これを将来にわたって持続可能なものにしていかなければいけないということが大原則であります。  平成30年度から財政運営の主体を市町村から県のほうに移譲したと。広域化した。そして実施していくんだと。そこの中で、財政基盤の強化を図っているということでございます。  または、今年度も議員もお示しの全国市長会におきましても、国保の財政基盤強化のために、平成30年度、制度改革以降、投入する国費の財政支援の継続実施、これを要請しておるところでありまして、今後につきましても国や県の動向を注視しながら対応していくということになります。 231: ◯副議長(小山高史君)[ 248頁]  伊藤恵子さんに申し上げます。申し合わせの時間を経過しておりますので、議事運営に御協力くださいますようお願いいたします。 232: ◯13番(伊藤恵子君)[ 248頁]  国の動向を注視するんじゃなくて、市民の生活実態を注視してほしい。市民が本当に今生活どうなっているのかを思えば、この栃木県知事のように、県知事会で、強く国に求めていくと。そういう立場で、今、本当に皆さん大変な状況ですので、ぜひその立場で市政運営を図っていただくことをお願い申し上げます。終わります。 233: ◯副議長(小山高史君)[ 248頁]  次に、太田幸江さんの発言を許します。        14番 太田幸江君〔登 壇〕(拍手) 234: ◯14番(太田幸江君)[ 248頁]  それでは、質問に入らせていただきます。  4月27日から5月6日まで10連休と大変長いお休みがあります。私のほうには、ごみの収集はやってもらえるのか、病気になったらどこへ行けばいいのか、市役所の窓口はお休みなのか、高齢者の配食サービスはやってもらえるのか、老人福祉センターは利用できるのか、巡回バスはとまってしまうのかな、保育園や児童館、学童保育などはどうなるんだろうと、市民の皆さんから住民サービスはどうなるのか、質問や不安の声が寄せられています。  まず初めにごみ収集のことをお聞きします。  今回の連休のことに入ります前に、やはり年末年始の長い休みの中でごみのことが大変困ったということが寄せられておりますので、この今年度の年末年始、ごみの収集、可燃ごみでは、月曜日、木曜日地区に至っては12月27日木曜日を最終収集日で、1月7日まで収集日が開始されるまで11日間ありました。  ビニールごみはほとんどの地区が14日間収集がなかった状態でした。この年末年始のごみ収集について、市民の皆さんから問い合わせや苦情や要望はなかったのか。そして平成30年度の年末年始や連休もこのようなごみの対応の検証、この今回の対応についてどうなのかをまずお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 235: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 248頁]  平成30年度の年末年始のごみ収集につきましては、年末は12月28日の金曜日の収集をもって終了し、年始は1月4日金曜日から収集を開始いたしました。  今年度の収集日程におきましては、とりわけ可燃ごみの収集が毎週月曜日、木曜日となっている地区の市民の皆様におきましては、10日間収集が行われない日程となっておりましたが、あらかじめその旨を広報紙12月号及び市ホームページ等へ掲載した収集予定表に付記する等十分な収集に努めたこともございまして、大きな混乱はなかったものと認識しております。  引き続き、ごみ焼却施設であります海部地区環境事務組合八穂クリーンセンターと相互に連携を図りながら円滑なごみ収集対応に努めてまいります。以上でございます。 236: ◯14番(太田幸江君)[ 249頁]  2019年度の年末年始も今年と同じようなカレンダーになります。  ぜひ、皆さん、どう思ってみえるのか、本当に困ってみえないのか、そういうことを市政のひろばのアンケートを使ったりして、声を聞いていただきたいと思います。  また、先ほど言われましたごみ焼却施設である海部地区環境事務組合八穂クリーンセンターとも連携を図りながら、円滑なごみ収集対応を要望いたします。  それでは、5月の10連休のごみ対応についてお聞きしますが、5月の10連休のごみ収集はどのような予定になっているのか、お聞かせください。 237: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 249頁]  5月の10連休のごみ収集につきましては、一部の不燃ごみ収集日を除きまして、通常カレンダーどおりに収集を行う予定をしております。  第1水曜日であります5月1日の不燃ごみ収集についてのみ、海部地区環境事務組合八穂クリーンセンターにおきまして、不燃ごみの受け入れが実施されず、収集を行えませんことから、当該日が収集日となっております地区の不燃ごみの収集につきましては、第2水曜日であります5月8日に第2水曜日の収集地区と合わせて収集を行う予定としております。  市民の皆様に対しましては、広報紙4月号及び市ホームページへの収集予定表を掲載するほか、広報紙4月号と合わせまして、祝・休日等の収集日の予定表を別途配付することによりまして、収集予定の十分な周知に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 238: ◯14番(太田幸江君)[ 249頁]  ごみの収集については、丁寧な対応をしていただけるということで市民の皆さんも安心されると思います。  10連休のころは気温も上がり、生ごみや介護の紙おむつ、本当に大変なことになるのではないかと思っていました。年末年始のように、ごみを保管することは大変困難ですので、このことは市民の皆さんの今までの市のほうの対応とそういう要望を聞いていただいたことがこのようなことになっていると思います。本当にうれしいと思います。  この表ですが、津島市の10連休中の施設の業務予定を総務さんのほうから教えていただきました。ふれあいバスは日曜日以外は通常どおり運行しますということです。図書館、生涯学習センター、わざ・語り・伝承の館は毎日開設します。そして、市民病院は4月30日火曜日と5月2日木曜日に通常業務を行うということです。市民病院に至っては、通常業務は行っていない日でも救急の場合には、通常の休日と同様に診察を行います。市役所の窓口業務も、夜はきちんと行うということなので、出生、婚姻、死亡等の届け出は大丈夫だということです。  この表ですが、青い部分が業務が停止されている部分ですが、オレンジに塗ってある部分も業務がされないところです。このオレンジで塗ってあるところが、子供にかかわる施設です。保健センター、中央児童館、西地区子育て支援センター、東地区子育て支援センター、家庭児童相談室、この子供たちが休みなら行けるかなと思う施設ですが、これがお休みです。そしてまた、この表にありませんが、保育園、学童保育もお休みになります。  このように、10連休が休みということで、サービス業、介護職などカレンダーどおりには休みがとれない子育て世代には大変心配な事態が起きるのではないかと考えます。  2月26日にも新聞に載っておりましたが、10連休で国民生活に影響が出る事態を避けるための対処方針をまとめたということで、通常の休日よりも保育施設への一時預かりニーズがふえると想定し、10連休に限って国が補助を加算する制度を創設すると政府関係者が明らかにしましたという新聞記事が載りました。  国は10連休中に保育を必要とする子供に対応するため、一時預かり事業の受入人数の拡充等を含む適切な措置を市町村に求めていますが、津島市はこの対応についてどうするのかお聞かせください。 239: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 250頁]  4月から5月にかけまして10連休中の休日保育等の対応について御答弁申し上げます。  このたびの法律によりまして、暦の上では、4月27日から5月6日、最大10連休となります。保育所等につきましては、土曜日が開所日でございますので9連休となり、その間、保護者が仕事のため保育を必要とする子供をどうするかが問題となっております。  当市といたしましては、休日保育を1園実施しておりますので、まずはその利用を想定しております。  しかしながら、受入人数等には限界があるため、9連休中の保育を必要とする児童がどれだけいるのかの把握がまず必要だと考えております。ニーズ把握後、どのような対応がとれるか、必要か検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 240: ◯14番(太田幸江君)[ 250頁]  午前中にもやっぱり話題になった子供の虐待問題、本当に子供を取り巻く環境は深刻で、それに対して市長から、全庁を挙げてというか、連携して見守っていくというお話をお伺いしました。  ぜひ、このようにサービスや医療介護職などに従事しているひとり親家庭のお母さんとか、ともに休めないお父さん、お母さん、カレンダーどおりに休めないことで大変子供を一人ぼっちにしていくのが心配だという方が多いと思います。  保育を必要とする子供に対応するとありますが、この保育園のことは今、何とかなったなとここできちんと対応していただけるのではないかと期待ができましたので、今度は小学生に対しても、ニーズ調査をしていただいて、どのような対応ができるのか、市で私は検討していただきたいと思います。  今回、市長の施政方針の中には、子育て、子供の居場所づくりを充実させるという、あの場所が書いてありました。ぜひ、このことも視野に入れて、考えていただきたいと思います。  子供だけでなくて今回調べたら、高齢者の方々にも大変問題がありまして、配食サービスはどうなるのかと、これもまだ決まっていないような状態です。ひとり暮らしの高齢者の安否確認はどうするのか。老人福祉センターや神島田祖父母の家のお風呂を利用している人はどうなるのか、このこともやっぱり考えていただきたいと私は思います。  市長にお伺いします。この10連休の対応について全庁挙げて話し合って、できることはないかということを考えていただきたいと思いますが、市長のお考えはどうでしょうか。 241: ◯市長(日比一昭君)[ 251頁]  今の10連休の対応につきましてでございます。年末年始の長期休暇と同様に、各部署において必要な対応を行うこととしております。  10連休の市内の施設等の業務内容につきましては、一覧表にまとめて先ほど担当からも御答弁させていただきましたが、市政のひろばの4月号、そしてホームページで周知をしてまいりたいと思います。  具体的には、市民課において、婚姻、出生などの戸籍の届け出を休日は宿直室で受け付けをしておりますが、大安でもあり、新元号となる初日の5月1日水曜日祝日のみ専用窓口を開設いたします。  また、津島の市民病院におきましても、外来診療日といたしまして、4月30日の火曜日、5月2日の木曜日の2日間、診療を行います。そして、緊急・救急の場合は、休日同様に診療を行うことにしております。  以上のようなことではございますが、全てを対応することはできませんが、できる限りのことをしていきたいというふうに考えております。以上であります。 242: ◯14番(太田幸江君)[ 251頁]  最後の市長の言葉、大変うれしいと思います。できる限りのことをしていきたいと。  まずは、年末年始の長期休暇と同様、各部署において必要な対応を行うこととしておりますと、私は答弁いただいたんですが、このときには、市長さんが各部署任せで、それぞれ対応しろというだけの返事をいただいていたので、ちょっとがっかりしたんですが、今の中では全庁で考えると言っていただいたので、ぜひ考えていただきたいと思います。やはり、リーダーシップをとっていただいて、6万人市民の市長ということですので、市民の生活には支障がないかと心を配っていただきたい。子供は大丈夫か、高齢者の皆さんは元気か、困った方はいないかと、やはり市長が各部署に問いかけて、検討をしていただくことを強く申し上げます。
     特に藤まつり等々始まりますが、お忙しいとは思いますが、ぜひ市民の皆さんの生活、どうなっているのか、心を砕いていただきたいと思います。  そして、今回のことで調べてみて、やはり市民病院が外来診療日、普通の日を4月30日と5月2日にあけると決めたということで、このこともちょうどお聞きしたときに、長い日数のお休みで、病気の方が困ってみえるんじゃないかということで、お医者さんたちのほうからこの提案があったとお聞きしました。院長先生を初め通常の業務を求めたというこのお話、本当に敬意を表します。市民に寄り添う津島市の市民病院ということで、本当に皆さんにお伝えしたいと思いますので、よろしくお願いします。  じゃあ次に、中央公民館に関する件についてお尋ねします。  今回の中央公民館のことは、12月議会でも私は質問をさせていただきました。  もう一回、この公共施設等管理計画を読ませていただきますと、この公共施設等管理計画の中においては、公民館が市民文化系施設という分類に入っているわけであります。本来、公民館は、教育基本法、社会教育法により日本の教育法の体系の中に位置づけられている社会教育施設でありますので、図書館、生涯学習センターと同じように社会教育の施設であらねばならないと思います。  このように、市が市民文化系施設に入れてしまったということで、津島市の社会教育に対する責任、これが今どうなっているのか、本当にちょっと情けないのではないかと思います。このようなことで、津島市において社会教育というものをどのように捉えているのか、お聞かせください。 243: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 252頁]  教育基本法では、社会教育とは、個人の要望や社会の要望に応え、社会において行われる教育として位置づけられております。  また、社会教育法においては、社会教育の場としてあらゆる場所や機会を想定しているとしております。  当市では、多くの地域住民に共通している課題、個人では解決が困難な課題を地域住民の協働により取り組み、解決することを推進し、住民参加型の行政、地域住民団体の組織化の整備等により、コミュニティ政策を展開してきたところでございます。  また、国では学校を核として地域づくりの推進や課題解決社会を築いていくことを提唱しており、そのためには多様な学習機会の提供とその活用及び有機的につながる環境整備が必要としております。  当市といたしましても、これまでの取り組みや国の推進方策などから多様な教育活動の提供やその活動場所となる小・中学校や生涯学習センター、錬成館などの施設の維持・整備をすることでの場所の確保や事業を展開することで、さまざまにつながる環境の整備を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 244: ◯14番(太田幸江君)[ 253頁]  今回は、中央公民館がなくなるということで、その存在、私たちはきちんと社会教育という戦後つくられた憲法を具現化するためつくられた公民館を継承するべきだと私は考えますので、この分類からは直していただきたいと思います。  では次ですが、今回この中央公民館から移動していくクラブや同好会の皆さんのことを、12月の議会でも取り上げて、厚生病院委員会とか、文教建設委員会におきましても、この利用料をどうするのかということを大変きちんと皆さんで議員の皆さんも一緒になって御話し合いをされたわけであります。  このことについて、お話ししていたときに、市長もこの激変緩和措置を考えるという委員会で答弁をされたわけでありますが、これはどのようになっているのかお聞かせください。 245: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 253頁]  利用料が現在よりも高くなると、その場合の対応でございますが、平成31年度の当初予算には、中央公民館クラブ移転補助金を計上してあります。この補助金では、平成30年度中に中央公民館において活動してみえたクラブを対象に、現在の中央公民館の利用料と津島市内の公共施設に移転される施設の利用料との差額の半額を1,000円を上限額として補助するものであります。  なお、補助対象には施設の使用料に冷暖房の費用も含めたものを補助する予定であります。以上でございます。 246: ◯14番(太田幸江君)[ 253頁]  今、減額を委員会等々でお話しして、議員の皆さんもみんなでけんけんがくがくとやってこの激変緩和をするということを得たわけですが、この利用料の対応は、差額分、全額が私は正しいと思うんですが、今、当局から出てきたのは、差額分の半額ということで、なぜこの半額になったのかをお聞かせください。 247: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 253頁]  補助制度の制度を検討する際に、公民館クラブの減免率が半額であることから、差額分の半額を補助するものといたしました。以上でございます。 248: ◯14番(太田幸江君)[ 253頁]  それでは、具体的に囲碁クラブと津島ストレッチ体操同好会を例に、2つの例で、ちょっとその金額がどうなるのか、お示しください。 249: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 253頁]  囲碁クラブと津島ストレッチ体操同好会を例にとって説明をさせていただきます。  囲碁クラブの場合には、現在1,185円で、中央公民館の集会室を御利用いただいておりますが、移動先を総合保健福祉センターの第2会議室にいたしますと、料金が2,090円になりますので、差額が905円になります。その半額の452円を補助することになります。  また、同様に津島ストレッチ体操同好会さんにおきましては、現在1,725円で中央公民館の大集会室を御利用いただいております。移動先を総合保健福祉センターの第1会議室にいたしますと、料金が3,150円になりますので、差額は1,425円になり、その半額の712円が補助となります。以上でございます。 250: ◯14番(太田幸江君)[ 254頁]  もう一つですが、移転する公民館クラブの中には、愛西市に移動する方が3つのクラブがあったと思うんですが、これがこの3つのクラブが対象から外れるというのはどうしてなのかを教えください。 251: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 254頁]  愛西市さんのほうへ移動されましたクラブにつきましても、中央公民館の廃止に伴い移動を余儀なくされた団体様ではございますが、補助制度の制度の検討の中で活動場所が市域外でありますので、対象から外させていただきました。以上でございます。 252: ◯14番(太田幸江君)[ 254頁]  この補助期間は1年間ということですが、この激変緩和措置として、今、実例を挙げさせていただきました囲碁クラブさんが、452円、ストレッチさんは712円、大変細かい数字をいただきました。  また、津島市以外の施設に移動するクラブには適応されないということで、この差額の半分補助、市内移設のクラブや同好会へ、市内へ移動した人しかその条件に合わないというこの緩和措置ですが、このことを私たち議会も市長さんも交えて市民の皆さんのことを大事に思って話し合ったと思うんですね、12月の委員会で。  そのとき、皆さんやっぱり市の勝手で、中央公民館を今度廃止するんだから、激変緩和措置は必要であるということでそれで一致したと思うんです。そのときに、日比市長も激変緩和措置は要るということで英断されたわけです。この市民の皆さんの声を聞いて、中央公民館を廃止するのは嫌だという皆さんの声、その声にきちんと向き合うために、この激変緩和措置を納得されたと思うんですね、市長も。  だから、この半額措置、452円、712円、このようなことではなく、全額補助すれば私はもっともっと市民の方は、納得までは行かないにしても、市もこれだけの思いをやってくれたんだから、そうだなという思いになると思うんですね。予算を見れば、今、この激変緩和措置は30万円です、予算として。これを60万円にして、このことはもっと市長さん、そして津島市民の皆さんは、議会にもきちんとした信頼を得てくるんじゃないかなと考えるんです。  それともう一つ、市外に行く方は対象外にしたといって、市外に行くんだから何とかなるだろうと思われると思うんですが、なぜ市外に行かざるを得なかったかといえば、津島市のヨガ教室、ヨガの方たちですね。今、540円でやっているのが、和室があるところは保健センターで、そこに引っ越しすると3,930円になってしまうんですね。だから、もうここではやれないと思って、もっと安いところを選んだわけです。1,850円だったかな。そういう人たちにもやはり津島市民の皆さんが平成30年度までは公民館を使っていたわけですから、対象にすべきだと私は思います。  だから、市長さんの英断、今回の予算としては30万円ですが、この緩和措置、全額1年間保障するという、その道はないかどうかお聞きしたいんですが、どうでしょうか。 253: ◯市長(日比一昭君)[ 255頁]  津島市は、今後、公共施設、数ある中で本当に半分以上が30年以上たっておるということでございます。今後、これらの施設をさまざまな形で改修なり、集約なり、廃止なりしていかなければいけないということであります。  今回、議会でいろいろ議論させていただく中で、この補助制度を設けようということにさせていただくことにしました。十分ではないかもしれませんが、これは一つの緩和措置と、激変緩和ということで対応をさせていただいたということであります。決して十分だとは考えておりません。  しかしながら、津島市は今後、持続可能に生き残っていくために、これからさまざまな形で公共施設、これを統廃合、集約化、廃止をしていかなければいけないというようなことでございますので、市民の皆様にも一定の御理解をしていただきたいと思います。 254: ◯14番(太田幸江君)[ 255頁]  公共施設等管理計画、このことについても市民の皆さんはたくさん意見を寄せていただいています。市のほうは説得するとか、わかっていただくとか。でも、この公民館に至っては、まだ決まっていない段階から進められたわけで、市民の皆さんも市長に対してもこれをなくすということは、未来永劫本当にそれでいいのかという意見もあったわけです。  それでも廃止に向かっていく、そのときの市の思い、議員の思い、あのときにお話しされたときの市民の方の思いを真ん中にして、話し合ったと思うんですね。それを形にするのは、やはり私は全額補助だと考えます。  もう一度聞きますが、やはり考える余地は市長の中ではないでしょうか。 255: ◯市長(日比一昭君)[ 255頁]  考える余地はありません。  市ですね、本当に中央公民館でございますが、本当に耐震性がない施設であります。この施設を、いつまでも責任を持って運営していくことが本当にいいのかということで、一刻も早くという形で対応させていただいたということでございます。御理解をしていただきたいと思います。 256: ◯14番(太田幸江君)[ 255頁]  一刻も早くということで、すごいスピードで入ったわけです。だから、なかなかクラブの方、同好会の方が納得できずに、違うところに行くわけですから、やはり誠意を尽くすべきだと私は考えます。  次に、公民館の施設の問題についてお尋ねします。  中央公民館の耐用年数は2031年までありますが、その上に年間利用者数も2万8,000人以上あります。天王川公園の防犯・防災にも寄与し、公園利用者や来園者のよりどころともなってきていますし、地域のコミュニティの拠点であり、そして祭りや観光にも寄与してきたわけでありますが、このような公民館に対して、なぜ市は長寿命化、耐震を考えなかったのかお聞かせください。 257: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 256頁]  市の施設で、これまで建設された多くの公共施設が修繕や建てかえの時期を迎えますが、社会情勢の変化に伴い、税収の減少が懸念され、公共施設に求められる利用需要も変化する中で、施設全体の見直しを図り、全体の総量の縮減を図る必要があると考えております。  中央公民館は、議員御指摘のとおり耐用年数が2031年まででありますが、老朽化が著しいことから、全体の施設の適正化の検討の中で廃止を計画したものでございます。以上でございます。 258: ◯14番(太田幸江君)[ 256頁]  中央公民館は、尾張津島藤まつりの野外ステージイベントの出演者の控室にもなっていました。今年はこの控室がなくなるのかどうなのかお聞かせください。 259: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 256頁]  今年の尾張津島藤まつりの野外ステージイベントの出演者の方の控室につきましては、利用を希望される場合は、天王川公園の東、中地町3丁目地内にございます大崎会館を控室として利用していただく予定でございます。以上です。 260: ◯14番(太田幸江君)[ 256頁]  大崎会館を利用する場合は、その利用料は何日間お借りして、利用料はどうなるのか、教えてください。 261: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 256頁]  利用料についても、あわせて答弁させていただきます。  尾張津島藤まつりの野外ステージイベントにつきましては、まず開催日を4月20日、27日、30日の3日間予定していることから、出演者の控室として、大崎会館をこの3日間確保しております。  現在、出演希望及び控室利用の有無について、尾張津島藤まつり実行委員会から各団体等に通知をしているところでありますので、出演者数や控室の利用者数については、まだ決まっておりません。  なお、野外ステージの横に、出演者用のテントを設置いたしますが、別に大崎会館を控室として利用を希望される団体等につきましては、利用料を御負担いただくことになります。以上です。 262: ◯14番(太田幸江君)[ 256頁]  今の答弁は、つまり公民館は着がえ等々、控室等々では使わない。そのかわり大崎会館を利用するんだけれども、その利用料はそれを使う参加者が負担するという流れということになるということですね。  今までは、公民館は市の行事だということで、無料で貸していただいてわけですが、今回からはその利用される出演者の方が利用料を払うというわけですね。  私は、まだ3月31日までは中央公民館は業務をやっているわけですので、藤まつりの間はそこの中央公民館で今回は藤まつりの控室として使われたらどうかと思うんですね。20日から始まるわけですから、4月の、21日から始まりますし、ぜひ拠点となる、今までは中央公民館は藤まつりの期間中は、貸し館としての業務をやめて藤まつりのために、皆さんに貸し出しをせずにやってきたわけです。そのような中央公民館ですので、今年はぜひまだ閉まって間もないのですから、使わせたらどうかと私は使っていただいたらどうかと思うのですが、市長はどうお考えでしょうか。 263: ◯市長(日比一昭君)[ 257頁]  今、担当者が回答したとおりでございます。 264: ◯14番(太田幸江君)[ 257頁]  その出演者の方がそれで納得するのかよくかわからないんですけれども、やはり観光、祭りということで力を入れている市長さんとしては、ちょっと対応が違うのではないかと、今、私は思っています。  じゃあ、次に行かせていただきます。  公民館が取り壊されると、南側にあります公園管理事務所はどうなるのかお聞かせください。 265: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 257頁]  中央公民館が取り壊された後の公園管理事務所につきましては、これはあくまでも公園の清掃等の作業員の方が詰めている場所でございますが、公園利用者の利便性も図ることも含めて、当面は残す予定でございます。以上でございます。 266: ◯14番(太田幸江君)[ 257頁]  じゃあもう一点、公民館が廃止されると玄関口にある自動販売機も撤去されるとのことですけれども、あれは公園に遊びに来た方が大変利用しております。  周りにお店がないし、一番近くても北側のボート乗り場の自動販売機ぐらいになってしまうのではないかと思うので、あの自動販売機の設置のことはどのように考えているのかお聞かせください。 267: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 257頁]  天王川公園には、議員がお示しの丸池の北側に自動販売機が2台設置されております。中央公民館の前の自動販売機が撤去されますと、公園利用者に御不便をおかけすることになりますので、今後新たな設置を検討してまいります。以上です。 268: ◯14番(太田幸江君)[ 257頁]  何よりも市民の方がどうなるのかなと心配してみえるのが、公民館の跡地利用ですが、今どのように進捗状況かお知らせください。 269: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 257頁]  天王川公園は、市民の憩いの場としてだけではなく、天王祭や藤まつりのなど、津島市の魅力をPRする上で非常に重要な公園であります。中央公民館の跡地には、天王川公園の魅力が向上するような公園施設が必要であると考えておりますが、現時点では跡地利用については未定でございます。以上です。 270: ◯14番(太田幸江君)[ 258頁]  津島の中央公民館は、社会教育の施設だけでなく、地域のコミュニティの中核であり、学童保育の発祥の地です。公園に訪れる人のよりどころになってきましたし、また、津島市の祭りや観光の一助になってきました。ぜひ、この公民館が持ってきたこの歴史を大事にしていただいて、それを検証するような施設を早急にお考えいただきたいと強く要望します。  それでは、次に、3つ目ですが、地方創生交付金のことについてお尋ねします。  まず、要旨1ですが、連合審査会の報告のことですが、12月議会において、文教建設委員会の森口委員長から、連合審査会の報告がありました。  先ほど、伊藤議員からも地方創生のことがありましたので、私はその連合審査会で明らかになった伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくりのお金の流れだけを取り上げ、そしてお金ともう一つ、人間関係ですね、ここをちょっと検証していきたいと思って質問いたします。  市長は、まず連合審査会の最終日に、今回の件につきましては、都市農地活用支援センターの理事に、前星野副市長が就任していたことにつきまして、これらの事業全体におきまして、疑念を抱かせてしまったことは問題があったと考えており、副市長にもその責任があったと考えておりますと発言されました。  この内容の中で、「副市長にもその責任があったと考えている」の、「その責任」とは市長はどのように捉えているのか、お聞かせください。 271: ◯市長(日比一昭君)[ 258頁]  都市農地活用支援センターの理事に、星野前副市長が就任していたことにより、事業全体に疑念を抱かせてしまったことであります。 272: ◯14番(太田幸江君)[ 258頁]
     それでは、この今疑念を抱かせたの、この疑念とはどのような疑念なのか教えてください。 273: ◯市長(日比一昭君)[ 258頁]  伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり事業の委託先として、伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり推進協議会の事務局を担った都市農地活用支援センターに星野前副市長が理事として就任していたことにより、事業の適切な運用がなされなかったのではないかと疑いを持たれてしまったことであります。 274: ◯14番(太田幸江君)[ 258頁]  適切な運用ができていなかったということを疑われたと言われましたが、この明らかになったのは、前副市長が理事をしている一般財団法人都市農地活用支援センターにこの事業費約1億円のこの事業がその4,000万円が、この都市農地活用支援センターに流れたということですが、このことについては、適切な運用だったとお考えですか。 275: ◯市長(日比一昭君)[ 259頁]  事業を進めるためには、必要かつ適正な金額であったと考えております。 276: ◯14番(太田幸江君)[ 259頁]  4,000万円が適切であったという今お話でしたので、ちょっと検証してみたいと思います。  これが都市農地活用支援センターに流れたお金の金額です。  この合計が今問題になっている4,000万円です。この事業を受けた委託先というのは、この協議会でありますけれども、その協議会からまた再委託されている事業所があるわけですが、その中に都市農地活用支援センターがあるわけです。  この都市農地活用支援センターの事業において、委託料だけではなくて、コーディネーター料という名のもとに、こちらにありますお金が支払われているわけです。このコーディネーター料というのは、平成28年度は、7事業のうち3事業に払われ、平成29年度は、6事業中5事業に払われ、平成30年度は、5事業のうち全てにコーディネーター料として支払われています。コーディネーター料は合わせると1,454万円になります。  そして、もう一つ、このコーディネーター料のほかにもこの都市農地活用支援センターは、再委託料、再委託として事業を受けていますので、その再委託された事業でも2,425万6,800円金額が流れています。この2つを合わせると3,879万6,800円、約4,000万円が都市農地活用支援センターにこの事業のお金が流れたという、この実態を今、今回話し合われる中での金額のお金の流れです。つまり、1億の事業のうち、4,000万円流れたというのは、このような理由からです。  コーディネーター料というのは何なのか。そこら辺がよくわからないので、話し合いになったわけですが、これがコーディネーター料が、どんな事業にどんなふうに払われたのかという、ここは、今こちらにありました中で大変不思議なものもあるので、みんな不思議なんですが、この幾つかわかりやすものを取り上げてみたいと思います。  一番上の農業、農地、GIS宅地需要調査、これは1,424万9,800円使われているわけですが、これがコーディネーター料として446万5,000円、都市農地に行っています。そして、何と再委託される先が本人なんですね。都市農地活用支援センターに再委託されます。この再委託料が978万4,800円です。  このようなことは何カ所かあります。先ほど見せた4事業がこのように都市農地活用支援センターに再委託され、それでもコーディネーター料を都市農地支援センターに支払われている事業が4つあるわけです。  もう一つ、その2番目の事業ですが、事前調査というので295万4,200円支払われていますが、これは再委託先が対話計画というところになっているんですけれども、ちょっと字が間違って、再委託、済みません。代表が、これは都市農地活用支援センターの研究員です。  つまり、都市農地活用支援センターの研究員が代表としている会社に再委託されているわけです。このときも、コーディネーター料40万円と、そして再委託料が255万4,200円支払われています。  次の4番目の不思議なものは、伝統の食等に関するセミナー900万円が事業費ですが、コーディネーター料として134万8,200円払われているわけですが、この再委託先というのがコンサルタント会社です。つまり、コンサルタント会社に再委託するのに、コーディネーター料を取ると。つまり、765万1,800円、この三菱UFJリサーチ&コンサルティングに再委託するときでさえも、コーディネーター料を取っていると。  一番下の例としては、生産基盤の整備というところで、この事業費が636万1,365円なんですが、これがコーディネーター料として400万3,200円払われているんですが、この再委託先が、都市農地活用支援センターと弥富造園になっているんですが、この2つを合わせても235万8,165円、この再委託料よりもコーディネーター料のほうが高くなっているわけです。  つまり、このコーディネーター料というのは一体何なのだろうかと。ここから私たちもいろいろ話し合ったわけです。これが、都市農地活用支援センターに4,000万円流れたお金がこれですが、そのコーディネーター料というものが大変不思議だということで、調べてきたわけです。  そして、この協議会、市が委託したのは協議会です。この協議会のメンバーには4人の理事がいます。この4人が全て都市農地活用支援センターの職員、研究員、主任研究員とか、そういう人たちが連ねています。協議会の会長も、都市農地活用支援センターの研究員です。また、再委託事業者の中でも何年目かに活用支援センターの研究員になっていった方もあるわけです。つまり、この事業はほとんど都市農地活用支援センターが行った事業です。でも、市はその委託先を協議会にしました。  市長、なぜ委託先を都市農地活用支援センターにせずに、協議会にしたのかお答えください。 277: ◯市長(日比一昭君)[ 260頁]  発言の通告を受けておりませんので、回答の正確性を期すため、担当から答えさせていただきます。 278: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 260頁]  審査会でも少し御答弁をさせていただきましたが、協議会をつくって後継団体を育成するために、当時そういった組織をつくったと聞いております。以上です。 279: ◯14番(太田幸江君)[ 260頁]  他の事業を見ますと、最初は、対話計画だったり、そこに委託をして、次に市民団体に移していくような流れをつくっているわけですね。でも、ここは最初からもう協議会になっていて、その協議会の中にはもう活用支援センターがあって、全ての事業がコーディネーターという名前の指導で、都市農地活用支援センターが入っているわけです。  つまり、本来ならば、都市農地活用支援センターに委託すべき事業だったのではないでしょうか。しかし、そのできなかった理由としては、ここの理事にもとの副市長がいたからではないかということが、私たちが思ったことです。  こういう流れの中で、市長はいまだに、前副市長には道義的責任はないと、法的責任はないので、そしてまた道義的責任もないと言われますが、このような流れでもやはり道義的責任はないとお考えでしょうか。 280: ◯市長(日比一昭君)[ 261頁]  道義的責任はないと考えております。  ただ、先ほどから御答弁させていただいておりますように、事業全体についてそのような疑念を抱かせてしまったということについては、そういうことでございます。 281: ◯14番(太田幸江君)[ 261頁]  このようなお金の流れ、そして人員配置を見ても、この事業は本来ならば都市農地活用支援センターが委託先であったはずだと私は思います。  しかし、これが協議会を立ち上げて、そちらに任せたと。ほとんどの事業が都市農地活用支援センターの研究員が代表だった、そういうところにこのお金が流れていっているわけです。このことに対しても、まだ道義的責任もないと言われるのは私はちょっと納得がいきません。  じゃあ、次に行きます。  今、このように地方創生交付金の事業が今津島市では本当におもちゃをひっくり返したようにいっぱいあるわけですね。今まで、市長がどれだけのことをやってきたのかということで一覧表をつくってみました。  このように地方創生交付金事業、最初は、創生先行型から始まるわけですけれども、おなじみというか、もう大分前から私たちもそのことについては、お話ししてまいりました。  最初に始まったのが、この花ごよみ、そしてまだ記憶に新しい写真コンテスト、それで次に、津島型住宅モデルコンテスト、そしてそれと今もまだやっています短編小説等々、そしてこの最近優勝したという津島神社に続く総本山の道、神の道、神の森、神の駅という、そういうありとあらゆるいろんな事業をしてきたわけであります。  この事業全部悪いとは言いません。否定しているわけじゃありません。ただ、余りにもこの4年間、忙し過ぎたのではないかと。市長さんが副市長さんとともにやられたこの事業、もう職員の方が一生懸命やられて、市民の方も一生懸命ついてきてやっていたと思うんですが、さあこれが今どうなったのか。花ごよみがどうなったのか、写真コンテストがどうなったのか、やはりきちんと検証することが必要ではないかと私は考えます。  さて、もう一つ、これほど地方創生交付金事業が津島市で華々しくやっているわけですが、他の自治体ではどうなのか、ちょっと近隣市町村の様子をお聞かせください。 282: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 262頁]  地方創生推進交付金の近隣の市町村の状況についてお答えさせていただきます。  愛西市では、2つの事業について地方創生推進交付金を活用していると伺っております。平成28年度に採択されました愛西市版コンパクトシティ新規交通ネットワークで、まちの賑わいや活力の再興を図る事業。そしてもう一つが、平成29年度に採択されました健康で地域経済も活性化!まちぐるみ健康マルシェ事業であります。  蟹江町では、一つの事業について推進交付金が活用されたと聞いております。平成29年度に採択されました観光交流センター(仮称)須成祭ミュージアムを活用した観光・産業振興プロジェクト事業であります。  なお、弥富市、あま市、大治町及び飛島村では地方創生推進交付金を活用した事業はないと聞いております。以上でございます。 283: ◯14番(太田幸江君)[ 262頁]  近隣市町村でも、それほどこの地方創生交付金でいろんなことをやっているという状態ではないということが今わかったと思います。  弥富市、あま市、大治町、飛島では地方創生推進交付金を活用した事業はないということです。愛西市でやられているのは、健康で地域活性化!まちぐるみ健康マルシェというので、何か万歩計をつくって、みんなで健康になろうとか。あとは、愛西市からバスを出して海南病院に行く事業をつくったとか、そういうぐらいの話が聞こえてきています。  やはり、私たちは地方創生交付金が始まって以来、本当に市民の皆さんの生活から発信された希望の事業なのか、そこら辺はやはりきちんと検証しながら進めるべきだということを最初から言ってまいりました。そこに住む人たちがこうしてほしい、ああしてほしい、その思いに沿って、事業を組み立てていくことこそが本当のまち起こしではないかと思っています。  また、今回、市長がやられた中には今市民の皆さんが生き生きと活動されているものがあります。それも、大事にされることは大切だと思いますが、やはり余りにも私は忙し過ぎた、疲弊してしまうのではないかと思われるほど忙し過ぎたのではないかと思います。  地方創生交付金、これからもまた平成32年度ということで国のほうは掲げていますが、ぜひ、きちんと考えて市民の皆さんの生活第一、そして先ほど私は市長にお願いしました。子供たちは大丈夫か、高齢者の皆さんはちゃんとしているか、困っている人はいないのか、そこから事業を立ち上げていただきたいと心からお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。失礼します。 284: ◯副議長(小山高史君)[ 262頁]  ここで、15分間休憩いたします。        午後 3時20分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 3時35分 開議 285: ◯副議長(小山高史君)[ 263頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、加藤則之君の発言を許します。        7番 加藤則之君〔登 壇〕(拍手) 286: ◯7番(加藤則之君)[ 263頁]  それでは、発言の許可をいただきましたので、通告書に従い順次質問をさせていただきます。  今回の件名は、1つとして市長の施政方針について。要旨としては、将来の津島市のための3つの決断、そして新年度予算について。2つ目は、津島まちなか歴史・文化地区都市再生整備計画についてということで、要旨は5カ年計画の最終年度事業について、そして2つ目に関連する地方創生交付金事業。  今ほど太田さんが地方創生のことを余りにも忙し過ぎてということを言われましたけれども、私は5カ年計画のまちなか歴史・文化地区再生整備計画がハード事業であれば、まさしく地方創生の事業がそれに付随したソフトの事業だと思います。これがうまくかみ合ってこそ仕組みづくりができて、まちの活性化につながると思いますので、忙しいのは大いに結構と、逆にこの後どうつながっていくか、これが一番重要だというふうに思っていますので、ちょっとそういう視点で質問をさせていただきたいというふうに思います。  私で12人目ですので、特に市長の施政方針に関する件、あるいは新年度予算については、もうほとんどの方から大体の質問は出尽くしたような感があります。そういった面では、かなり重複するかもしれませんけれども、御容赦をいただきたいというふうに思います。  それでは、早速始めたいと思います。まず、施政方針を聞いて、最初に昨年度からの地震・台風、あるいは豪雨などの記録的な災害に対する備えについての市長の決意と、そして将来の津島市のための3つの大きな決断をしたと、こんな記述から述べられております。  1つ目は、これもずうっと出ております。子ども医療費の無料化の対象を所得制限を撤廃し、中学卒業まで拡大をすること。2つ目は、小・中学校の全普通教室へのエアコン設置を早急に決める決定。この件につきましては、夏の猛暑はもはや災害レベルで、少子・高齢化と将来の津島市を担っていく大切な子供たちへの投資はいかに重要であるかと。これが国・県、そして津島市の思いがまさに一致した一つの流れではないかなあというふうに解釈をしております。そして3つ目は、公共施設等適正配置計画の策定であります。この件は、想像以上に少子・高齢化、あわせて人口減少社会が進んでいる中で、厳しい財政状況のもと、今後公共施設への投資が非常に難しくなってくるわけであります。そんな中で、いかに津島市が生き抜いていけるかを市民の皆様とともに考え、大なたを振るってでも「縮充」という言葉を使われておりますけれども、小学校区単位で小・中学校の余剰教室を活用したりして、施設の集約化や複合化で40年先を見据えて津島市の将来を生き抜いていこうと。こんなメッセージだというふうに感じております。  そこで、少しずつお尋ねをしていきたいと思います。  まず、最初の子ども医療費の無料化拡大については、本来、日比市長の念願ともいうべき内容であったというふうに思っております。決断に際しては、前市長の当時は子ども医療費の無償化は社会保障制度に関する件で、子育て支援策ではないのではないかという立場であったというふうに思います。当時は、コンビニ受診につながり、そのことで勤務医が疲弊するのではないかなどという、そんな議論もあったように記憶しております。  しかし現在は、県下54自治体中、既に49の自治体が中学卒業までの医療費の無償化を実施しております。このことは、日比市長の公約でもありますが、我々議員にとっても全員同様の思いであります。あくまでも、究極的には恒久的な財源のめどが立つかどうかということが問題であったのではないかなあというふうに思います。  では、この医療費に対する思い入れとあわせて、財源、つまり恒久的財源の裏づけのめどが立ったというふうに解釈をしております。財源は、今後毎年7,500万円余りの増額予算をさせることになると思いますが、施政方針では徹底した行財政改革により財源捻出というふうに書かれておりますけれども、この財源の裏づけについて具体的にもう少し詳しくお答えいただけますでしょうか。 287: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 264頁]  子ども医療費の無料化の対象年齢拡大に向けては、新たな恒久的財源を生み出す必要があることから、全庁的な体制で事務事業の見直しなどを行ってまいりました。具体的な内容といたしましては、職員関係費用の見直しとして、適正な定員管理や管理職手当の見直し、公共施設等の見直しとして都市公園等の指定管理料の見直し、そして、事務事業の見直しとして電話交換業務など各種委託業務の見直しなどでございます。これらによりまして、合計9,000万円程度の効果額を見込んでおり、財源の捻出の見通しが立ったことから、平成31年度当初予算に拡大のための費用を計上したものでございます。以上です。 288: ◯7番(加藤則之君)[ 264頁]  詳しい内容としては、昨日来いろいろ答弁をいただいていますので、コメントは控えていきたいと思います。いずれにしましても、財源がこれで9,000万円捻出をしたということであります。そうしますと、子ども医療費の支給事業は県制度、つまり県の補助の部分と津島市単独の部分との2つの助成制度によって成り立っているわけでありますが、この制度の内容と助成費用の平成31年度の予算金額をそれぞれ御説明いただきたいと思います。特に県制度枠についてもわかりやすく御説明いただけたらというふうに思います。 289: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 264頁]  子ども医療費の助成制度につきましては、愛知県から2分の1の補助がある県制度と、市単独で助成をする市制度の2種類がございます。県制度といたしましては、出生から未就学児までの子供の入院費及び通院費と、小学生から中学生までの子供の入院費が対象となっており、扶助費の半分が市の負担となっております。市制度といたしましては、子供の通院費について、従来の小学校1年生から3年生までに加え、平成31年度から対象年齢を拡大することに伴い、小学校4年生から中学生までが対象となります。また、市町村民税の所得割額が5万円以下の世帯を対象としている中学校卒業から18歳までの子供の入院費及び通院費も対象であり、扶助費の全額が市の負担となっております。  平成31年度の子ども医療扶助費につきましては、約2億3,000万円を計上しております。そのうち県制度分は約1億1,000万円で、その内訳といたしましては県負担分が約5,500万円、市負担分が約5,500万円となっております。市制度分につきましては約1億2,000万円であり、子ども医療扶助費全体における市の負担は約1億7,500万円となっております。また、市制度分のうち平成31年4月からの拡大分につきましては、扶助費の支払いが6月から生じるため、10カ月分の約6,400万円を計上しております。なお、年間の必要額といたしましては、先ほどからお話がありますように約7,500万円を見込んでおります。以上でございます。 290: ◯7番(加藤則之君)[ 265頁]  もう一度復唱をするような言い方になりますけれども、そうしますと、平成31年度の子ども医療扶助費は、トータルで2億3,800万円の計上ということで、県制度、これは就学前の通院費と中学卒業までの入院費が入るわけですけれども、1億1,000万円、うち2分の1、つまり5,500万円が県の負担、そして5,500万円が同様に津島市の負担ということになるわけであります。よって、小学校入学から中学校までの通院の部分は、市制度の単独費によって1億2,000万円。そして、それぞれ半分ずつでありますので、市の負担はトータルで1億7,500万円余りということになるわけですね。  今、平成31年と申し上げていますのは、6月からの支払い分ということになりますので、つまり2カ月分は入っておりませんので、10カ月分です。ですから、これに1.2倍をすれば32年度からの1年間の医療費助成の金額になると思います。そういったことで、トータル的には2億1,000万円ほどが市の単独負担ということになるというふうに思います。  そして、18歳までの所得制限つきの無料化を合わせますと、県内市町村の中でもトップクラスだと、こんな発言もいただいておりますけれども、中学卒業から18歳までの所得制限がある子供さんについての対象人員と、平成31年度の予算額を、あわせて御説明ください。 291: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 265頁]  子ども医療費の助成制度のうち、市制度である市町村民税の所得割額が5万円以下の世帯を対象としております中学校卒業から18歳までの子供の医療扶助費につきましては、対象者数を94人とし、約240万円を見込んでおります。以上でございます。 292: ◯7番(加藤則之君)[ 265頁]  このことを見ても、日比市長は子育て支援策に並々ならぬ思い入れを持って政策を打ち出しておられるなあというふうに思っておりますが、以前、津島市版総合戦略の分析では、津島市の子育て環境は、小児医療救急体制が整い、母親の交流場所も整っている。そして、子供を見守るコミュニティが残っているなど、子育てをしやすいという評価があるとの結果も出ております。問題は、アンケートによりますと、子育て前の若者は60%以上がこの津島市を住みやすいと回答しているのに、子育て世代になりますと、その割合が大幅に減少して40%台に低下しているということであります。結果として、子育て世代の女性の転出要因になっているのではないかという指摘もされておりました。  まさに、そういった面で津島市の当初予算については、中日新聞の尾張版の予算の見出しでも、子育て環境整備に重点、そして子供たちが夢をかなえられるまちづくりが重点項目、こんなような発言も出ておりましたけれども、子育て支援について一歩前に進んだような気もします。  この件について、以前のアンケート結果も踏まえて、市長はどのような感想をお持ちでしょうか、お答えください。 293: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]  アンケートによりますと、子育て世代につきましては、住みやすいとの回答が、子育て前の若者に比べて低くなっております。その要因といたしましては、さまざまな要因があると認識をしておりますが、その一つが、子ども医療費の無料化ではなかったかと考えております。  平成31年度からは、中学生までの無料化を実施することによって、津島市の子ども医療費助成制度は名実ともに県内でトップクラスの制度となります。そのほかにも、子供を産み育てやすい環境の実現を目指し、子供が生まれる前から産み育てるまで丸ごと応援するために、子育て支援センターの土・日の開所や子育て世代包括支援センター事業の充実、学童保育の開所時間の拡大、また放課後子ども教室の定員の拡大、さらに夏休みなどの子どもの居場所づくり事業の開始・拡大、子育て支援のアプリ「つしまっち」の配信などさまざまな施策を実現・実施してまいりました。  市民、そして市外の方々にも今後しっかりと情報発信を行い、津島市が子育てしやすいまちであるとの認識を皆様に持っていただきたいと考えております。以上であります。 294: ◯7番(加藤則之君)[ 266頁]  そして、医療費の無料化からはちょっと外れてしまいますけれども、今いろいろな施策の話も出てまいりました。子育て支援のさらなる充実に努めるということであれば、子育て応援券事業、先ほどから話も出ておりましたが、これの中止した理由と昨日来うちの会派の垣見議員からも質問が出ておりましたが、より一層の充実策としての子育て支援事業の内容と長期休暇の小学生の居場所づくりの拡大等についてもどのようにしていかれるのか、具体的にお答えいただきたいというふうに思います。 295: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 266頁]
     子育て応援券事業につきましては、子育て世代の身体的・経済的負担を軽減するため、平成27年度より子育て支援サービスに利用できる応援券を交付し、子育て支援サービスの利用促進を図ってまいりました。しかし、過去4年間の利用実績を見ますと、任意の予防接種とおむつの購入が約9割を占める結果となっております。これらのサービスは経済的負担の軽減には有効ではございますが、子育て支援サービスの利用促進には結びついていないとの考えから、困ったときに利用できる一時預かり等の子育て支援事業の利用料軽減、保護者が安心して就労することができるよう居場所づくり事業の拡充に事業内容の見直しを図るものでございます。  具体的には、一時預かりの利用料を1人1日2,000円から1,500円に。病児保育の利用料も2,000円から1,500円に。ファミリー・サポート・センター事業の病児預かりの利用料を1時間1,200円から平日は700円、土・日・祝日は800円に軽減いたします。  また、小学生の居場所づくり事業の実施箇所を、小学校2カ所から4カ所にふやすことにより、中央児童館を含む5カ所で実施いたします。さらに、小学校においては定員を設けないこととし、できる限り多くの児童に対応することとしております。以上でございます。 296: ◯7番(加藤則之君)[ 267頁]  それでは、そのサービスの充実の増額予算はどれほどになっているのでしょうか。 297: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 267頁]  サービスの充実をするに当たり、必要となる事業費につきましては、一時預かり事業に関しましては、公立保育所の利用分につきましては、利用料を減額すること及び利用者の増加の見込みにより、歳入予算としては20万円程度の減額を見込んでおります。また、利用者の増加に伴い賄い材料費も6万円程度増額しております。  民間保育所での一時預かり及び病児保育事業に関しましては、補助金の積算を行う中で利用料の軽減の影響額を加味しております。影響額としては50万円程度を見込んでおりますが、全体の積算方法の見直しも行っており、予算の増額とはなっておりません。  また、ファミリー・サポート・センター事業に関しましては、7万5,000円の助成金を予算計上しております。  子どもの居場所づくり事業につきましては、小学校の実施場所を2カ所から4カ所に拡充するに当たり、約260万円の事業費が必要と見込んでおり、予算を増額しております。合計といたしましては、サービスの充実につきまして300万円を超える事業費を見込んでおるところでございます。以上でございます。 298: ◯7番(加藤則之君)[ 267頁]  ぜひとも応援券事業が必ずしも子育て支援サービスの利用促進には結びついていないと。こんな現状であれば、今まで以上に子育て費の充実を実感できる施策にしていっていただけたらというふうに思います。  そして、次の2つ目の項目であります。これも昨日来非常にたくさん質問が出ておりますけれども、全小・中学校の普通教室へのエアコン設置の件についてであります。  昨年の12月議会で、議会の最終日に急遽補正予算に上げてまでも急いだ案件であります。今年の夏の時期には何としても間に合わせなければいけません。実は、先日豊田市が入札が不調で再入札でやっと成立したと、こんな記事が掲載されていました。これで市が掲げる6月末までの利用開始にやっとめどが立ったと、こんなことでありました。  津島市におきましても、あくまでも猛暑の夏を想定すれば、6月末までに使用できるめどが立たなければなりません。そこで、どこの自治体も急いで事業実施に向け努力をしている状況であるというふうに思います。この質問は本当に昨日たくさんされていますけれども、重複すると思いますけれども、まず最初に全小・中学校のエアコン設置の財源内容についてお答えいただきたいというふうに思います。 299: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 268頁]  小・中学校のエアコン設置の工事の財源につきましては、補正予算において国の補助金が1億2,000万円、ふるさと納税寄附金分の繰入金及び起債で6億6,000万円、市の一般財源としまして2万5,000円を計上しております。以上でございます。 300: ◯7番(加藤則之君)[ 268頁]  7億8,000万円余りということでありますけれども、国の国庫補助金以外ですと、ふるさと応援寄附金、あるいは企業寄附金以外はほとんど起債対応できるようなふうであります。  そこで、次に小・中学校のエアコン設置についての現在の状況、これは実は昨日も質問がありましたけれども、ちょっとここを抑えていきませんと次に進めませんので、そこをちょっと御説明いただけますでしょうか。 301: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 268頁]  小・中学校へのエアコンの設置につきましては、9月議会におきましてエアコン設置工事実施設計業務委託料を計上し、1月末に設計が完了いたしました。また、12月議会においてエアコン設置工事費の補正予算を追加提案し、即日に議決していただいております。今年の2月に入り、エアコン設置業者を選定する入札手続を行い、12の小・中学校を2校を1つの契約にまとめ、6件の契約に分け入札を行い、うち5つの契約については施工業者が選定されています。残りの1件2校分につきましては入札が不調に終わりましたが、再度入札の手続をとっており3月11日に開札の予定であります。以上でございます。 302: ◯7番(加藤則之君)[ 268頁]  1件だけ不調だったということですけど、これは大丈夫だというふうな判断でいいかと思います。そして、あと今後のタイムスケジュールは昨日も質問に出ておりましたのでちょっとこれはやめておきます。要は、どうしても6月末までに何とか間に合わせる。あるいは夏までには間に合わせるということでありますので、ちょっと次へ行きたいと思います。  そしてその次は、熱源のことを聞こうと思っておりましたけれども、これも昨日出ておりました。ただ、その中で電気あるいはガスという熱源がありますけれども、電気使用の学校は中学校・小学校それぞれで多少教室は違いますけれども、平均で160万円。ガス使用の学校は30万円ほどと、かなり大きく予算が違うわけですね。ですから、3校だけ電気ということですけれども、都市ガスが整備されていないという事情があったというふうで、これはやむを得ないなあというふうに思っております。  そして、次の津島市の場合は、エアコン設置のためにふるさと納税、あるいは企業の寄附金を募っているわけですけれども、できるだけ直近の状況をお聞かせいただけますでしょうか。 303: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 269頁]  エアコン設置への寄附金の状況でございますが、2月15日現在で、個人・法人合わせて810件で、額にしまして3,789万6,346円でございます。以上でございます。 304: ◯7番(加藤則之君)[ 269頁]  そして、総事業費を最初にお聞きしましたけれども、約7億8,000万円ほどということで、その中で配分基準額の3分の1が国庫補助金ということでありますが、国の補助金はどれぐらいになるのでしょうか。また、事業費の起債部分について、国からどれぐらい交付税措置がされるのでしょうか。 305: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 269頁]  実施設計を除く工事費は、予算額で7億8,748万8,000円になります。うち、3億7,089万4,000円が国の補助基準額になります。補助金は国の補助基準額の3分の1になりますので、先ほど約1億2,000万円とお答えしましたが、1億2,486万3,000円を国の補助金として見込んでおります。  また、交付税の措置につきましてですが、交付税の措置につきましては、工事費から国の補助金及びふるさとつしま応援寄附金を除いた金額が借入金額の総額になります。約6億4,000万円を見込んでおります。しかしながら、交付税措置がなされる起債は全体の約6億4,000万円のうち国の補助基準額に係る起債額になります。補助に係る起債額は約2億5,000万円であり、その6割相当が交付税措置されます。以上でございます。 306: ◯7番(加藤則之君)[ 269頁]  なかなか口で言うとすぐ消化しにくいんですけれども、配分基準額が1億2,486万3,000円と。そして、交付税措置されるのは、後ほど1億5,000万円ほどということであります。そうなりますと、起債の償還期限はどれぐらいで、毎年の返済額はおよそどれぐらいになるのでしょうか。 307: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 269頁]  起債の償還につきましては、2年据え置きの8年償還、計10年償還を見込んでおります。毎年の償還額は、2年据え置きの後の3年目から毎年約8,100万円を見込んでおります。以上でございます。 308: ◯7番(加藤則之君)[ 269頁]  この中に別個で先ほど1億5,000万円交付税措置ということがありました。交付税措置は一般会計といいますか市全体に行きますので、なかなかこれは返済に向けられませんけれども、仮にこれをこの数字に含めますと、8年でほぼ2,000万円弱ですから、実質的に6,000万円ぐらいが負担になるのかなあというふうに思います。  そして、今の返済額の中には、ふるさと納税のお金は含まれているのかどうかということをお尋ねすることと、あと、あわせてエアコン設置のための今のふるさと納税、そして企業からの寄附金は、起債が確定するまで、いつまでこれを継続されるのかもあわせてお答えいただきたいと思います。 309: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 270頁]  起債の借入額は、工事費から国の補助金とふるさと応援寄附金を控除して算定いたします。したがいまして、起債の借入額にふるさと納税寄附金は含まれず、したがいまして償還額にも含まれません。また、ふるさと応援寄附金は、起債の額に影響を与えますので、工事の完了日を中心に寄附金の終了時期を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 310: ◯7番(加藤則之君)[ 270頁]  いろいろ質問させていただきました。ぜひまたひとつよろしくお願いをいたします。そして、これが済むと先ほどから出ておりました学校のトイレの洋式化に向かっていくわけですけれども、学校の環境整備、これはよろしくお願いしたいというふうに思います。  そしてもう一点、3点目ですけれども、公共施設等適正配置計画の策定は、これはあくまでも市民の皆さん方への説明と理解をいただくことが非常に大切だというふうに思います。特に小学校単位で小・中学校の余剰教室を活用した施設の集約化を行い、地域主体の協働のまちづくりにつなげていくと、こんなようなことでありますが、市民の方から事前説明会、あるいは意見広聴会やパブリックコメントなど随分多くの意見が出たと思いますけど、主にどんなような意見があったんでしょうか。 311: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 270頁]  公共施設等適正配置計画は、庁内の検討部会にて作成した計画の素案をもとに住民説明会、意見広聴会、パブリックコメントなどを実施し、市民の皆様の御意見をいただきながら策定を進めてまいりました。結果、合計75件もの貴重な御意見をいただいております。  その内容につきましてでございますが、市の財政の厳しさを市民が理解し進めるべき。また、学校へ集約すればいいことだと思うとの御意見をいただいた一方、集約化する、される側双方の利用者が活動しにくくなる。学校へ集約化の場合、子供たちの安全が損なわれる。そのほか、アクセス方法、施設管理や責任分担の問題などの御意見がございました。  このため、適正配置計画では、施設の集約化などを進めていく上で、市民との合意形成を非常に重要なことと位置づけました。受け入れる施設と集約化される施設双方の利用者の活動に配慮すること、安全性に配慮することなど集約化に当たっての留意事項を計画に明記し、利用者や関係者などと十分に話し合い、しっかりと対応しながら進めていくこととしております。 312: ◯7番(加藤則之君)[ 270頁]  十分に利用者や関係者の方と話し合いをしていただいて、しっかりと対応しながら進めていただきたいというふうに思います。  そして、要旨2の一般会計予算の新年度予算規模については、前年度が市長選のために骨格予算でありましたので、実質的には6月補正予算を含めるとほぼ同程度だというふうに思います。また重複ですけれども、津島の場合は子育て環境整備、これがかなり大きな見出しで出ておりました。市長の掲げるつしま成長戦略の5項目にも、それぞれ特徴を出しながらバランスよくといいますか、事業が盛り込まれているのではないかなあというふうに思います。  近隣の各自治体の新年度予算が掲載されているのを見てみますと、企業業績の改善や個人所得の増加、あるいは固定資産税の増額など、例えばお隣の愛西市でも市税収入は2%強ほど増加をしております。あま市、一宮、あるいは清須、北名古屋などは億単位で市税収入が増加しているということであります。  そういった中で津島市は、ほとんど横ばいということで、たばこ税の減少から前年度を若干下回るのではないかなあという話でありました。税収だけを見てみますと、津島市も税収増を目指して進出する企業の支援策を打ち出しております。企業誘致補助事業として、当初予算には4,380万円ほどが計上されております。平成31年度の予算の内容と進出企業の状況をお聞かせください。あわせて、こういうことに費用対効果と言っていいかどうかわかりませんけれども、どの程度見込めるかということもあわせてお答えいただけたらと思います。 313: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 271頁]  私のほうからは、平成31年度予算に計上させていただきました企業誘致補助事業の予算の内容と進出企業の状況についてお答えさせていただきます。  本市の企業誘致の取り組みといたしましては、平成27年の4月に都市計画法第34条第12号をもとに、条例で宇治・白浜・鹿伏兎の3区域、合計約21万平方メートルの指定と進出が可能な業種として製造業の一部業種を定め、平成28年の11月には企業誘致の補助金制度を創設し、積極的に取り組んでいるところでございます。  平成31年度予算で計上させていただきました企業誘致補助事業は、4,379万7,000円であります。誘致した企業が行った道路等のインフラ整備にかかった工事経費の50%以内、または開発面積に応じて市が定める上限額のいずれか低い額を交付するものであります。また、誘致した企業に納付いただいた固定資産税の一部を次年度に交付するものであります。これまでに誘致した企業は5社ありまして、そのうち2社は操業を開始し、3社は造成工事中、または建設工事中であります。以上です。 314: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 271頁]  私のほうからは、企業誘致の費用対効果の見込みについてお答えさせていただきます。  この補助金は、誘致した企業が稼働し税収効果が発生したことによるものでございますので、徐々に効果はあらわれてくるものと考えております。また、どの程度ということでございますが、進出企業がこの先津島で稼働し続ける限り継続して効果が上がってくるものというふうに考えております。 315: ◯7番(加藤則之君)[ 272頁]  余り聞き方がよくなかったかもしれませんけど、津島に企業がある限り効果は継続、当たり前と言えば当たり前なんですけれども、これがよりよくなるようにということが我々の願いであって、市の企業誘致の目的ではないかなあというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。  この企業誘致ですけれども、宇治・白浜・鹿伏兎の3地区では、20.9ヘクタール、21万平方メートルの面積ということで、誘致した企業は5社ということで、現在34%の造成率のようであります。ただいま昨日出ていました100社余りからの問い合わせもある、これは市長が言っていたわけですけれども、そんなこともありますので、ぜひ今後に期待をしていきたいというふうに思います。  今後も企業誘致、あるいは産業の活性化など市税増を目指していくことになると思いますが、そのことにより雇用が生まれ、働く若い世代が住宅を求めて定住人口がふえれば、まさに好循環の流れになるわけであります。さらに、最初の話にちょっと戻ってしまいますけれども、子育て支援策の重要性はまさに子育て世代の移住、あるいは流入策にもつながります。結果としてとても重要で必要性が高い政策になってくるのではないかなというふうに思います。  そして、子育て世代の増加によっても個人住民税、あるいは固定資産税の増加にもつながっていきます。そういった面で言えば、最初の子ども医療費助成への大きな決断が、結果として増収の源になってくるのかもしれません。子育て世代への投資は、結果的にも税収増にもつながってくるというふうにも思います。  一般会計の新年度予算については、ほかにも多くの、昨日来質問も出ておりましたので、中でも私としては新年度予算で前年度より引き続き実施事業の都市再生整備計画と、それにあわせた地方創生交付金について質問をしていきたいというふうに思います。  それでは、件名2の津島市まちなか歴史・文化地区都市再生整備計画に関する件でありますが、平成31年度5カ年計画の最終年になります。平成27年からでありますが、そして小路案内板、あるいは秋まつりの山車蔵など、まちのたたずまいも少しずつ変化をしてきたように感じております。先ほど最初にお話ししたように、ちょうど時を同じくして地方創生交付金事業が仕組みづくりの事業として少しずつではありますが、まちに活力をもたらす効果が出てきているようにも思います。大切なのは、この流れをいかにこれからの津島市のまちづくりにつなげていくことができるかということにかかっているというふうに思っております。そして、施政方針では、社会資本整備総合交付金事業で津島らしさを生かしたまちづくりを進めることと同時に、地方創生交付金事業では、平成30年度と平成31年度が締めの年になるので、整備事業とこれらの事業を絡めて仕上げていく段階にあると。こんなふうに述べられております。  そこで、まず社会資本整備交付金事業として、まちなか歴史・文化地区都市再生整備計画が最終年度ですので、過去に3回変更があったということを思っておりまして、実は4回あったそうでありますが、計画変更や執行の中止などどのように推移していったんでしょうか。また、今年度行っていく事業などをお答えいただきたいと思います。 316: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 273頁]  都市再生整備計画は、地方創生推進交付金事業の実施や計画の目標達成状況等を踏まえ、4回の計画変更を行いました。当初計画では、13事業を予定しておりましたが、4回の計画変更により2事業を追加し、6事業を除外して、現計画では9事業となっております。  追加した2事業は、山車蔵等基本デザイン事業、歴史的風致維持向上計画策定事業であります。除外した6事業につきましては、天王通り5丁目交差点改良事業、便所整備事業、仮称祭り会館整備事業、仮称祭り会館整備事業に付随する収蔵庫等整備事業、町家保存・活用事業、町家プラン募集事業であります。  計画上の事業費は、当初計画が28億3,600万円で、現計画では10億1,200万円となっておりますが、事業の精査等により計画期間内の事業費は最終的に6億2,000万円、そのうち40%が国からの交付金となる見込みでございます。  また、平成31年度の計画といたしましては、道路美装化・小路整備事業、山車蔵修景費助成事業、空き家・空き店舗利活用費助成事業、事業効果分析調査事業、歴史的風致維持向上計画策定事業、つしま歴史・文化のまちづくり提案事業を予定しております。以上でございます。 317: ◯7番(加藤則之君)[ 273頁]  4回ほど修正をされながら、予算的にも最終的には6億2,000万円、こんな事業であるということであります。最終的に6事業が今、継続事業として予定されているというわけでありますが、また事業計画によっては今年度までに実施しない事業があれば、お答えいただきたいと思います。 318: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 273頁]  事業の精査により規模が縮小となった事業はございますが、現計画に記載された事業は全て進めております。以上でございます。 319: ◯7番(加藤則之君)[ 273頁]  4回の計画で事業が縮小されておりますが、それでは、この中で前もちょっとこだわったんですが、ポケットパーク整備事業が5カ所から3カ所に変更されました。現在は2カ所整備されているということであります。3カ所目の設置の件はどうなっているんでしょうか。 320: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 273頁]  津島駅から津島神社までの天王通りにおいて、天王祭と秋まつりをモチーフといたしましたポケットパークを2カ所整備いたしました。現時点では、計画期間内に3カ所目のポケットパーク整備の予定はございませんが、津島駅西地域には歴史的建造物が多く残る本町筋もございますので、市民や来訪者の声をしっかりと聞いていく必要があるというふうに考えております。以上でございます。 321: ◯7番(加藤則之君)[ 274頁]  歴史的な建造物は本町筋に集中しているわけであります。1丁目は観光交流センターもありますが、今後は2丁目から南に回遊する場所にもぜひ、これも考えていっていただけたらというふうに思います。  そして、恐らく補助事業ではなく単独事業なのかもしれませんけれども、この計画の中には関連事業として駐車場整備事業、あるいは地域交流センター事業、あるいは氷室家保存修理事業、それからもう一つは、まちなか美術館整備事業などが計画されていますが、今後はどうなっていくのでしょうか。 322: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 274頁]  関連事業として、計画には議員お示しの単独事業が記載されておりますが、今後事業のあり方や事業効果、さらには財源確保など総合的に見きわめながら事業の実施を判断する必要があるというふうに考えております。以上でございます。 323: ◯7番(加藤則之君)[ 274頁]  まちづくりには決して終わりがありません。そういったことで、これからも長い目で見て時々でぜひ判断をしていっていただきたいというふうに思います。  そして、本年最終年度で事業の縮小へ変更があっても、目標を定量化する指数の目標値は、最初に書いてありましたのは、年間観光客数144万2,721名を年間165万名にしていく。あるいは、歴史的・文化的景観に関する満足度は47.3%から10%上げて57.3%。そして市民活動団体は、3団体から5団体にすると。こんなことが定量化した目標に掲げられておりましたけれども、現時点での達成度はどうだったでしょうかということと、あわせてさらなるこれの上積みというか、何か目標はあるのでしょうか。 324: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 274頁]  都市再生整備計画では、目標をはかる指標を3つ設定しております。年間観光客数につきましては、平成30年は天王祭の宵祭の中止等により、約127万人でありましたが、平成29年は約164万人で、目標値165万人の99%、市民活動団体数につきましては、現時点で28団体であり、目標値の6団体を大幅に上回っております。また、地域資源を活用した取り組みにより、まちを散策される方がふえてきているというふうには理解しております。  歴史的・文化的景観に関する満足度では、毎年度アンケート調査を実施しておりませんが、来年度の都市再生整備計画事後評価委託の中でアンケートを実施し、評価を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 325: ◯7番(加藤則之君)[ 274頁]  大切なことは、そこに人の流れができ交流人口がふえ、活性化していくことだというふうに思います。さらには立ち寄るところが多くでき、経済効果も生まれてくること、これも非常に大切だと思います。このことが全ての流れを生み出していくことにつながっていくんではないかなあというふうに思います。  そして、今年度当初予算に今言われました都市再生整備計画後の効果分析調査事業として、都市再生整備計画事後評価委託料が276万1,000円計上されております。どのような委託料なのでしょうか。そして、次なる展開に結びつく調査なのでしょうかということをお聞きしたいと思います。 326: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 275頁]  国が出している社会資本整備総合交付金交付要綱及び都市再生整備計画の事業評価の手引きに基づき実施するものでございまして、事業の進捗状況、事業効果の状況、指標の最終目標値の実現状況を確認し、評価委員会を開催して学識経験者の意見を聞くなどして、今後のまちづくりの方策を検討するもので、次のまちづくりの展開へつながっていくものであるというふうに考えております。以上でございます。 327: ◯7番(加藤則之君)[ 275頁]  そして、まちなか再生整備事業のソフト事業としての補完的なものとして、先ほどお話しいたしました地方創生推進交付金事業が平成30年度または平成31年度で終了します。次なる展開をどのようのお考えになってみえるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
    328: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 275頁]  現在、地方創生推進交付金を活用している5つの事業は、いずれも事業期間が3年であり、そのうち3つの事業が平成28年度から今年度まで、残りの2つの事業が平成29年度から平成31年度までとなります。次の展開はどのようにということでございますが、地方推進交付金事業を実施したことにより、まちのにぎわいの創出、来訪者の滞在やおもてなし、門前町の再生といったまちづくりの土台を固めることができました。  交付金の採択に当たっては、3年間の交付金事業終了後においても自立して事業を進めていくことが要件となっていることもあり、それぞれの事業において設定いたしました課題を解決していくために運営事業者を核として、これらの事業が自走していくことを目指して進めてきたところでございます。  今後につきましては、事業を進める中でつくり上げてきたさまざまな仕組みや地域と地域にかかわる人と人とのつながりといった新しい財産を生かして展開していく必要があるというふうに考えております。市といたしましても、事業の周知への協力、情報の提供、相談、助言、市の事業との連携等を行いまして、まちづくりを担う主体としてともに考え協働することで事業の支援を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 329: ◯7番(加藤則之君)[ 275頁]  以降の話が出てまいりましたけれども、平成28年度、平成29年度の全国の地方創生推進交付金の活用状況、これを少し調べてみますと、愛知県を見てみますと、県では9事業で6億3,700万円、愛知県内の自治体は59事業で14億7,700万円、全国の合計は2,020件で769億円の規模であります。ちなみに津島市は5事業で採択額は2分の1で、金額ベースでは1億3,000万円ほどであります。ほぼ県の1割弱、こんな割合ではないかなあと思います。そういった意味では、多分1割であれば多いほうかなあというふうな気はいたしますけれども。  そして、平成31年度も引き続き津島にぎわい創出プロジェクト事業などが進化しながら事業実施をされるようであります。本年度が事業の最終年度になりますが、地方創生事業は平成31年度以降も引き続き今までどおり国の予算としては1,000億の財源を確保する、こんなことを国は言っております。今までの継続事業というわけではありませんが、今後も財源を確保して地域の活力になる事業をぜひ推進していく必要があるのではないかなあというふうに思います。せっかくハード事業に絡ませて行った事業でありますので、一連の事業の分析評価事業の内容を精査して、さらなる前進をぜひお願いをしたいと思います。  そして、現在検討している計画としては、ありますでしょうか。 330: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 276頁]  議員お示しのとおり、まちづくりはハード事業とソフト事業が一体的に実施されることで効果が発揮されるものと考えております。現在、策定に取り組んでおります歴史的風致維持向上計画など、地域の特色を生かしたまちづくりを進めるに当たっては、これまでの地方創生推進交付金事業でつくり上げてきましたさまざまな仕組みや地域にかかわる人と人とのつながりといった新しい財産を生かして、さらなる展開が必要となる場合には、その財源として地方創生推進交付金の活用も視野に今後検討を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 331: ◯7番(加藤則之君)[ 276頁]  そして、最後のほうになりましたけれども、前年度の施政方針にも話が出ておりましたが、今回施政方針の中にも津島市全体を対象とした歴史的風致の維持向上を目指した計画を策定し、地域の特色を生かしたまちづくりを進める。こんな表明がなされております。策定に平成30年度からの継続で地域の特色を生かしたまちづくりを進めるとあります。平成30年度は900万円ほどの補正予算が上がっておりました。平成31年度も同様に計画策定委託料が213万4,000円計上されています。  たしか県内の状況を見てみますと、名古屋市、岡崎市、そして犬山市が計画認定されておって、全国でも36の府県、66市町で計画認定されているということであります。犬山の計画を少し調べてみますと、まちの風情と歴史文化のまちが形成された歴まち計画都市であるなあというふうに感じます。ここは、市内全域というよりは犬山城や歴史遺産などが集積している地域の計画のようであります。津島市の計画は、津島市の市域全体だということですが、だからこそ津島のよさを後世に伝え、自分のまちに誇りが持てるまちづくりの第一歩になればいいかなあというふうに思います。  昨年12月に策定協議会が開催されたようであります。平成31年までの2カ年間での策定のようでありますが、進捗状況とあわせてどのような計画になっていくのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 332: ◯市長公室長(安井賢悟君)[ 277頁]  本市には、神社仏閣や町家等の価値の高い歴史的建造物が残っており、その建造物や周辺において祭礼行事や抹茶文化など歴史や伝統を反映した活動が今も営まれ、津島固有の風情、情調、たたずまいを醸し出し、良好な市街地の環境、いわゆる歴史的風致を形成しております。  しかしながら、歴史的建造物は経年劣化や維持管理に多くの費用と手間がかかることから失われつつあり、また歴史や伝統を反映した活動も高齢化や人口減少による担い手不足で継承が難しくなってきております。このため、古くから受け継がれ地域に息づく歴史的風致を守り、育て、継承し、地域の活性化につなげていくことを目的に歴史的風致維持向上計画を策定しているところでございます。  進捗状況につきましては、国土交通省、文部科学省、農林水産省と昨年の12月6日、そして今年の2月13日に協議を行うとともに、昨年12月26日には学識経験者や地域の関係団体等で構成する津島市歴史的風致維持向上計画策定協議会で意見を聞くなどして策定を進めております。この3月20日には、2回目の策定協議会を開催して、委員の意見を聞き、今年度中に市全域を対象とした素案を策定してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 333: ◯7番(加藤則之君)[ 277頁]  最後の質問にさせていただきますけれども、実は昨年もこの件で質問をしたことを思い出しましたが、そのときはさらに一歩前へ進めて、今後は伝統的建造物群保存地区への取り組みを進めてはどうかと、こんなような質問をさせていただいた覚えがあります。しかし、よく考えてみますと、本町筋や津島神社などは誰もが認める津島らしいまちのたたずまいであります。しかし、施政方針でも述べられていますように、神守あるいは神島田地区を含めて市内全般にわたり維持向上すべき歴史的風致や課題を整理し、計画を策定していくことは、まさに地域の特色を生かしたまちづくりそのものだなあということで、とても大切なことだというふうに思います。  津島市のこの計画期間はたしか5年間ということでありますので、現在進行中のまちなか歴史文化地区都市再生整備計画に続くまちづくりとして、地域に住む我々市民とともにつくっていく方向性を示していくまちづくりとして、とても重要なまちづくり計画になってくるというふうに思っております。今後は、今までの検証も重要だと思いますが、その先に私たちが住む趣のあるよき時代からのまち、こういったまちに誇りが持て、さらに大切にしていくことで後世に伝えることができれば、きっと活力ある津島らしいまちの姿が見えてくるのではないでしょうか。  最後に、日比市長にこういったことに対しての見解をお聞かせいただきながら質問を終わりたいと思います。 334: ◯市長(日比一昭君)[ 277頁]  国の社会資本整備事業の総合交付金を活用いたしまして、平成27年から31年度までの5年計画で津島駅西地域の歴史・文化ゾーンにおいて、まちに活力、にぎわいを創出する事業を展開してまいったわけでございます。この間の事業により、当市へ来訪する観光客などにまちの魅力を伝えることができたのではないかと感じております。  また、地方創生の交付金事業を中心にいたしまして、地域住民そして市民活動団体などと協働で、各種事業を展開してまいりました。新聞、テレビなど本市の取り組みが何度も取り上げられることになりました。そうすることにより、地域住民の中には、このまちのすばらしさを発信しながら、このまちに来てもらいたいという地域への誇りが生まれてきていると感じておるわけでございます。  そして、歴史的風致維持向上計画を策定することに伴って、地域に住む市民の皆さんが、地域にある歴史や文化を反映した人々の生活の営み、それぞれ地域固有の風情や情緒、たたずまいが醸し出される津島らしいまちの活性化と地域への愛着につながっていくものと確信をしております。以上であります。 335: ◯副議長(小山高史君)[ 278頁]  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと存じます。これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決しました。  なお、明日は午前9時より開議し、一般質問を続行いたします。  本日はこれをもって散会いたします。        午後 4時34分 散会  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ──────────────── 発言が指定されていません。 Copyright (c) Tsushima City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...