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平成30年第3回定例会(第3号) 本文 開催日: 2018-09-05
平成30年第3回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2018-09-05

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  1. 津島市議会 2018-09-05
    平成30年第3回定例会(第3号) 本文 開催日: 2018-09-05


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2018-09-05: 平成30年第3回定例会(第3号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 318 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 2 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 3 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 4 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 5 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 6 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 7 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 8 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 9 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 10 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 11 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 12 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 13 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 14 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 15 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 16 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 17 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 18 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 19 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 20 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 21 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 22 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 23 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 24 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 25 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 26 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 27 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 28 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 29 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 30 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 31 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 32 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 33 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 34 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 35 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 36 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 37 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 38 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 39 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 40 :  ◯7番(加藤則之君) 選択 41 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 42 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 43 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 44 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 45 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 46 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 47 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 48 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 49 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 50 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 51 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 52 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 53 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 54 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 55 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 56 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 57 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 58 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 59 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 60 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 61 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 62 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 63 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 64 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 65 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 66 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 67 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 68 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 69 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 70 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 71 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 72 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 73 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 74 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 75 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 76 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 77 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 78 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 79 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 80 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 81 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 82 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 83 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 84 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 85 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 86 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 87 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 88 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 89 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 90 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 91 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 92 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 93 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 94 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 95 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 96 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 97 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 98 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 99 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 100 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 101 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 102 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 103 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 104 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 105 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 106 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 107 :  ◯13番(伊藤恵子君) 選択 108 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 109 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 110 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 111 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 112 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 113 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 114 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 115 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 116 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 117 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 118 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 119 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 120 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 121 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 122 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 123 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 124 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 125 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 126 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 127 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 128 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 129 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 130 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 131 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 132 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 133 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 134 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 135 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 136 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 137 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 138 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 139 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 140 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 141 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 142 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 143 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 144 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 145 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 146 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 147 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 148 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 149 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 150 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 151 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 152 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 153 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 154 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 155 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 156 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 157 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 158 :  ◯14番(太田幸江君) 選択 159 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 160 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 161 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 162 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 163 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 164 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 165 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 166 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 167 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 168 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 169 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 170 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 171 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 172 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 173 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 174 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 175 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 176 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 177 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 178 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 179 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 180 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 181 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 182 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 183 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 184 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 185 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 186 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 187 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 188 :  ◯市長公室長安井賢悟君) 選択 189 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 190 :  ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 191 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 192 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 193 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 194 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 195 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 196 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 197 :  ◯3番(長尾日出男君) 選択 198 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 199 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 200 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 201 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 202 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 203 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 204 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 205 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 206 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 207 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 208 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 209 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 210 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 211 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 212 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 213 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 214 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 215 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 216 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 217 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 218 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 219 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 220 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 221 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 222 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 223 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 224 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 225 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 226 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 227 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 228 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 229 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 230 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 231 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 232 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 233 :  ◯19番(安井貴仁君) 選択 234 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 235 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 236 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 237 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 238 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 239 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 240 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 241 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 242 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 243 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 244 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 245 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 246 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 247 :  ◯健康福祉部長(水谷勝彦君) 選択 248 :  ◯10番(大鹿一八君) 選択 249 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 250 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 251 :  ◯18番(小山高史君) 選択 252 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 253 :  ◯18番(小山高史君) 選択 254 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 255 :  ◯18番(小山高史君) 選択 256 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 257 :  ◯18番(小山高史君) 選択 258 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 259 :  ◯18番(小山高史君) 選択 260 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 261 :  ◯18番(小山高史君) 選択 262 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 263 :  ◯18番(小山高史君) 選択 264 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 265 :  ◯18番(小山高史君) 選択 266 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 267 :  ◯18番(小山高史君) 選択 268 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 269 :  ◯18番(小山高史君) 選択 270 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 271 :  ◯18番(小山高史君) 選択 272 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 273 :  ◯18番(小山高史君) 選択 274 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 275 :  ◯18番(小山高史君) 選択 276 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 277 :  ◯18番(小山高史君) 選択 278 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 279 :  ◯18番(小山高史君) 選択 280 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 281 :  ◯18番(小山高史君) 選択 282 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 283 :  ◯18番(小山高史君) 選択 284 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 285 :  ◯18番(小山高史君) 選択 286 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 287 :  ◯18番(小山高史君) 選択 288 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 289 :  ◯18番(小山高史君) 選択 290 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 291 :  ◯18番(小山高史君) 選択 292 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 293 :  ◯18番(小山高史君) 選択 294 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 295 :  ◯18番(小山高史君) 選択 296 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 297 :  ◯18番(小山高史君) 選択 298 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 299 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 300 :  ◯市長(日比一昭君) 選択 301 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 302 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 303 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 304 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 305 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 306 :  ◯15番(本田雅英君) 選択 307 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 308 :  ◯15番(本田雅英君) 選択 309 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 310 :  ◯15番(本田雅英君) 選択 311 :  ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 312 :  ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 313 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 314 :  ◯15番(本田雅英君) 選択 315 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 316 :  ◯18番(小山高史君) 選択 317 :  ◯議長(垣見信夫君) 選択 318 :  ◯議長(垣見信夫君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:        午前 9時00分 開議 ◯議長(垣見信夫君)[ 176頁]  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許可します。 2: ◯市長(日比一昭君)[ 176頁]  おはようございます。  議長より発言のお許しをいただきましたので、台風21号の御報告をさせていただきます。  まず、台風21号により犠牲となられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。  昨日は、台風21号の接近に伴い議会にも御配慮をいただき、台風への対応に当たらせていただきました。強い勢力を持った台風21号の接近によりまして、9月4日午前4時20分に気象庁より暴風警報が発令され、さらに午前9時42分に大雨警報が発令されました。暴風警報発令後、直ちに災害対策本部を設置し、第1回の本部会議を7時45分に開催し、計4回開催し、対応をさせていただきました。  午前9時には、自主的な避難者を受け入れるため、自主避難所を市内4カ所の公共施設に開設いたしました。避難所の状況といたしましては、文化会館には、12世帯、23人、生涯学習センターには、2世帯、3人、神島田公民館には、3世帯、4人、西地域防災コミュニティセンターには、6世帯、9人で合計23世帯、39人の方が自主的に避難をされました。  現在までにわかっている被害状況の主なものといたしましては、市内の広範囲で停電が発生しました。また、天王川公園東堤防を初め倒木等により道路を塞ぐ状況がございました。さらに、現在調査中ではございますが、公共施設において窓ガラスの破損や屋根の破損等の被害が出ております。そのほかにも、家屋のトタンがはがれた、カーポートが破損するなどの被害が確認されておるところであります。市民の方で、台風の影響によりけがをされた方は3人であり、いずれも軽傷と聞いております。  市といたしましても、引き続き台風、集中豪雨、地震などの大規模災害に対する防災、減災対策を推進してまいります。以上であります。 3: ◯議長(垣見信夫君)[ 176頁]  市長の発言は終わりました。  直ちに議事日程の順序に従い、会議を進めます。  日程第1、これより一般質問を続行いたします。  まず、加藤則之君の発言を許します。        7番 加藤則之君〔登 壇〕(拍手) 4: ◯7番(加藤則之君)[ 176頁]
     それでは、議長より発言の許しをいただきましたので、通告書に従いまして一般質問をさせていただきますが、まず最初に、先ほど市長からも御報告がございました、昨日全国各地で猛威を振るいました台風21号、徳島県の南に上陸し、今日もテレビでやっておりましたが、関西空港も冠水するなど大変全国で多くの被害が出ました。全国的に見れば、亡くなられた方もお見えになります。そういった方々にも心からお悔やみを申し上げたいというふうに思います。  そして、津島市内でも先ほど市長が御説明をいただきましたけれども、被害に遭われた方、そしてけがをされた方も、あるいは避難所に避難をされ不安な日を過ごされた方々もお見えになります。心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。  実は私、昨日もちょうど1時半ごろ事務局から電話がございまして、こちらへ来る機会がありました。ちょうど台風の一番猛威を振るうところでありましたので、ちょうど5階から見ていましたら、雨よりも風が非常に強かったわけであります。  被害がないといいなあと思いながら、ちょうど帰りに今市場から天王通りへ通って、そしてずうっと見て回りました。天王通りは、私と知り合いの店舗の軒先の日よけといいますかテントが飛んでしまって、その隣もシャッターが飛んで壊れてしまって道路を塞いでいる、こんな状態でありました。これは、歩いていると本当に物が飛んできてけがをするなあと、非常に危険な状態でありました。  そして夜になりますと、ちょっと私の知り合いから間接的にお電話をいただきまして、神社のすぐそばですけど、大きなお宅の庭が車を入れるところが引き戸になっておりまして、それが南ですので、自宅が庭に向かってですけれども、そのまま大きく倒れてしまっておりました。今日もちょうど私、朝そこを見せていただきましたが、この風の勢いがすごいなあということを思ったと同時に、ちょうど県道名古屋津島線に面しておりますので、サルスベリの木が2本、ほとんどもう倒れかかっています。これも報告してくださいと言われましたので、ちょっとそんなことも台風のすごさを感じました。  自然の驚異ですけれども、これからも本当に災害に対しては十分に配慮していかなきゃいけないとつくづく思いました。  ということで、質問のほうに移らせていただきます。  今回の質問は市政の方向性についてということで、要旨といたしましては、最初に総合計画と実施計画、2つ目には、まちの再生と都市計画マスタープランについてであります。  今議会の補正予算に、第5次津島市総合計画の策定業務委託料が計上されております。  平成33年から向こう10年間の総合計画でありますが、津島市の方向性を示していく重要な市政の大もとになる計画であります。  この総合計画は、津島市の方向性、言いかえれば、これからどういったまちづくりをしていくのかと、こういうことを具体的プランやスケジュールを立てていく計画であります。  今後計画の準備段階に入るわけでありますが、現在は平成32年度までの第4次総合計画が進行中であります。総合計画は大もとの基本構想があって、これは津島市が目指す将来目標や、実現のための基本的な方向を示すものであり、次に基本計画があり、これは各分野ごとに目指す姿と目標を明らかにするものであります。それをベースに各分野ごとの目標を実現するための実施計画があり、向こう3年の間に各部門が展開する施策や事業を明らかにし、3年間のローリング方式で毎年見直して行いながら策定をしております。  ですから、まずは第4次総合計画の目標に沿った具体的な事業を行っていく実施計画を検証していくことが次の平成33年度からの第5次総合計画につながっていくと、こんな重要なことだというふうに思っておりますので、要旨1として上げさせていただきました。  そして、次には、関連してくる事項でありますが、重要なまちづくりであります中心市街地、とりわけ駅かいわいの再生について少しお尋ねをしていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  最初に、一昨日、上野議員の質問でも出ておりました「総合計画を策定する法的根拠は」と、こんな質問が出ておりましたので、その件について2点ほど確認の意味でお尋ねをしていきたいと思います。  まずは最初に、第5次総合計画で津島市の目指す将来像や目標、そしてその実現に向けた基本的な方向性を明らかにする基本構想については、平成23年の地方自治法の一部改正により法的な策定義務がなくなり、結果として策定及び議会の議決を経るかどうかは各自治体の独自の判断に委ねられることのようでありますが、総合計画そのものの策定義務も各自治体に委ねられるということになったわけでしょうか、お尋ねします。 5: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 178頁]  総合計画のうち基本構想を除く部分については、もともと法的な策定根拠があるわけではございませんが、基本構想の実現のための施策内容や事業展開を一体として定め、基本構想、基本計画、実施計画の3部構成の総合計画として策定してきたところでございます。  次期総合計画におきましても、長期構想に基づく行政経営として具体的な施策や事業の展開について示していく必要があるというふうに考えております。以上でございます。 6: ◯7番(加藤則之君)[ 178頁]  では、総合計画は基本構想を示す基本計画を策定し、市民の方々にまちづくりの長期的な展望を示すものでありますから、当然議会承認は市の条例に明記するべき必要があると考えますが、いかがでしょうか。 7: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 178頁]  基本構想は、長期的な視野に立った安定的な行財政運営の上で総合的なまちづくりを計画的に進めるための指針を市民と共有する重要なものであると考えております。  ですので、議会の議決を含めて基本構想の策定根拠の条例化について総合計画のあり方を検討していく中で考えてまいりたいというふうに考えております。 8: ◯7番(加藤則之君)[ 178頁]  重要な指針を共有する計画でありますので、総合計画のあり方を検討する中で考えていくとこんなようなことでありますが、いろんな自治体を調べてみますと、議事基本条例がある市町では議事基本条例に盛り込んだり、あるいは総合計画条例、あるいは町規約条例、あるいは市議会に議決するべき事件に関する条例など、まちづくりのビジョンである基本構想でありますので、議会の議決を経ることで市全体の総意により策定されたものであることを裏づけるためにも必要という考え方が大半のようであります。  例えば市長マニフェストと総合計画、これはどのような位置づけかという、そのようなこともよく話に出てまいりますが、やはり市政の大もとである総合計画との整合性が絶対的に必要だと私は考えます。そういった意味では、市長のマニフェストは基本構想、基本計画を受けての3年ごとの実施計画に盛り込んでいく事業計画にしていくことが当然求められてくるというふうに思います。総合計画は、それくらいそういった意味では重要な位置づけであるというふうに考えております。  では、現在の第4次総合計画は平成32年度までですので、あと残り3年を切りました。今年度出されました実施計画は、最後の3年間の計画であります。もちろん毎年度変更を加えていくローリング方式ではありますが、今年度策定の実施計画は昨年度までと比べてみますと、冒頭の「実施計画の作成に当たって」という記述にかなり厳しい記述内容が入っております。市政は継続でありますが、さらなる人口減少と財政調整基金の減少などで取り組む姿勢にも厳しく言及をしております。具体的な危機感のあらわれだというふうに思いますが、前年度の実施計画の冒頭の記述と比較して、変化としてどのような記述になっているのでしょうか。 9: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 179頁]  今年度の実施計画の策定に当たっての内容は、施政方針でお示しした市を取り巻く現状認識を改めて御説明し、実施計画を策定する背景を明確にしたものでございます。  昨年度と比較いたしますと、少子高齢化による人口減少と、これに伴う経済産業活動の縮小が自治体の税収入の減少、社会保障費の増加等を生み、地域社会でも生活関連サービス、公共交通の縮小等を招く恐れがあること。津島市においても財政調整基金の残高減少が進み、極めて厳しい状況にあることといった現在の説明を加えており、厳しい社会経済環境の中で持続可能な津島市の運営を行うために、ひと・もの・ことの見直しによる行財政改革が必要であることを説明しております。以上でございます。 10: ◯7番(加藤則之君)[ 179頁]  では、そのような厳しい状況という記述が実施計画にどのように反映されているのかということを見ていきますと、実施計画の5つの分野別の事業費が3年間トータルで出されておりますが、国、県の支出金や地方債なども含めて平成30年度版の実施計画では、合計96億6,800万円ほどの事業費となっておりますが、昨年度、つまり平成29年度の3カ年の計画を見ていますと127億5,000万円余りの計画であります。2011年から2020年までの総合計画の中で、3年間の実施計画事業費がわずか1年で、数字上でいえば30億8,200万円余りも縮減されたことになります。  総合計画の分野別計画では、施策が目指す将来の姿があって基本成果指標の目標値が2010年、そして2015年、そして最終年度の2020年の目標値として記されております。計画があっての予算づけがなされているはずであります。このことは総合計画の目標値の変更、あるいは計画のための手段の変更なのでしょうか、財政が厳しい状況は十二分にわかっておりますが、どのように理解すればよいのでしょうか。 11: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 180頁]  実施計画につきましては、議員お示しのとおり1年ごとに修正を加え、毎年ローリング方式により見直しをして事業を実施しております。  見直しに当たりましては、各課から実施計画のヒアリングを実施し、計画期間3年間の財政収支を推計し、実施計画事業費に充てる財源を試算した上で、優先順位や緊急性等を勘案して総合計画の実現に必要な事業を計上しております。  実施計画に掲載する事務事業は、総合計画に掲げる目標達成に貢献度の高いものや喫緊の行政課題解決に必要なものを優先的に採択したものであり、総合計画に定める目標値の変更や計画達成の手段の変更に直ちにつながるものではないというふうに考えております。以上でございます。 12: ◯7番(加藤則之君)[ 180頁]  財政も考慮し、優先順位や緊急性を勘案して計上している、こんなようなお話でありますが、それでは分野別の事業数についても見ていきますと、事業数も5つの全部門で、129件が103件に、投資的事業数は、49件から29件へと少なくなっております。もちろん29年度までにやり終えた事業もあるかとは思いますが、事業数の大幅な減少数について、御説明をいただけますでしょうか。 13: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 180頁]  分野別の事業数につきましては、前年度の実施計画と比較して41事業を削減した一方で、平成30年度以降、3年以内に実施する予定の15事業を追加し、合計で26事業の減少となっています。事業を削減した主な理由としましては、事業が完了したものが16事業、制度導入が完了して経常化したものが7事業等であります。  また、平成30年度実施計画におきましては、公共施設の施設修繕等に関する事業は、平成28年度に策定いたしました公共施設等総合管理計画に基づき各施設の更新、統廃合、長寿命化等の検討結果を踏まえて実施することになるため、掲載はしておりません。これに該当する事業が14事業でございます。以上でございます。 14: ◯7番(加藤則之君)[ 180頁]  一概に投資的事業が減少したということばかりではなくて、公共施設等総合管理計画に基づき施設管理費、そういったものの施設管理費の除外や、制度導入で経常化された事業、あるいは最初に申し上げた事業完了なども含まれているということでありますが、この1年でも実施計画に変化が見られます。  こうして見ていきますと、平成33年度からの第5次総合計画はさらに10年先を見越したまちづくりの方向性、どういったまちづくりをしていくのか、こういったことがまさに問われてくるわけであります。  今議会で補正予算が510万円計上されておりますが、作成に当たりどのような手法をとられているのでしょうか。 15: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 181頁]  今議会に提案しております補正予算510万円の主なものは、総合計画策定業務委託料503万3,000円で、現行計画の成果や地域や行政に関する意識、移行等を把握するために市民に対するアンケート調査を実施するほか、市を取り巻く社会経済環境等を整理し、地域の課題を洗い出す基礎調査、現行計画の検証、評価を通じて課題を整理し、次期総合計画のあり方を検討していくことを予定しております。  翌年度及び2020年度には市民、団体、事業者等の参画を得て、長期的なまちの将来目標やその実現に必要な施策を具体化し、総合計画等策定審議会等を通じて合意形成を図るとともに、パブリックコメントなどにより広く意見をお聞きし、総合計画の策定を進める予定でございます。  なお、これらの内容は現時点での目安と考えており、総合計画策定支援業務の委託に当たって募集する民間事業者の提案等を踏まえながら計画策定事務を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 16: ◯7番(加藤則之君)[ 181頁]  その中で現計画の成果、そして地域や行政に関する意識や意向などを掌握する必要から、市民に対するアンケート調査を実施していくということでありますが、具体的にはどのような目的で、それが今後どのように生かされていくのでしょうか。 17: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 181頁]  アンケート調査は市民の皆様の地域や行政に関する意識、意向等をお伺いし、現在の津島のまちづくりにかかわる施策の評価を行うとともに、今後のまちづくりの方向性を定めるための基礎情報として活用してまいりたいというふうに考えております。 18: ◯7番(加藤則之君)[ 181頁]  では、第4次総合計画は、ちょうど今から10年ほど前に計画され、策定に入ったわけでありますが、この10年間に次なる第5次総合計画の前提や内容に大きな変化はあるのでしょうか。 19: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 181頁]  第4次総合計画の策定以後10年間の大きな変化といたしましては、人口減少の現実化がございます。  人口減少の予測はございましたが、2020年度におけます目標人口としてさまざまな施策の実施により、6万6,000人の維持を目指すとしておりました。実際には人口の減少傾向は続き、平成27年度の中間見直しでは、目標人口を6万2,530人といたしました。  人口の減少に伴って生ずる社会情勢の変化は、経済産業活動の縮小による税収入の減少や、高齢化の進行に伴う社会保障費の増加といった行政活動の面だけではなく、社会経済活動の縮小や生活関連サービスの低下による雇用の減少といった、身近な生活に影響を及ぼすことが懸念されます。  今後は、こうした人口減少社会に的確に対応していく市政運営やまちづくりを実現するための取り組みがますます重要になってくるというふうに考えております。以上でございます。 20: ◯7番(加藤則之君)[ 182頁]  ちょうど中間年に、国の指針で人口ビジョンとその将来展望を示す津島市版総合戦略の策定がありました。これは、先ほど答弁でも指摘がありましたが、それ以上に急激な人口減少を食いとめ、人口の定住や出産・子育て、あるいは産業雇用に関する取り組みを具体化して重点化して推し進める戦略であります。まさに前提や今後の重要案件が喫緊の課題としての総合計画であります。  この戦略は総合計画を補完するものですので、活力を生むまちづくりに必要な総合計画に連動した総合戦略であります。しかし、活力あるまちづくり、あるいは活性化策が必要でありますが、総合計画はどうしてもすべての分野について記さなければならず、総花的になってしまいます。しかしながら、これからの津島市を考え、財政も踏まえ、何を選択していくのかということがまさに問われてくるというふうに思っております。  福祉、医療、介護、あるいは防災、さらには活力あるまちづくりとして駅周辺や中心市街地、これは歴史文化のまちづくりとも重なりますけど、こういったことを生かしていくまちづくりなど、まさに厳しい選択と集中の計画が求められてくるというふうに思っております。この人口ビジョンや総合戦略の策定が第5次総合計画に方向性として影響していくのでしょうか、お尋ねをします。 21: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 182頁]  津島市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、人口の減少対策を具体化したもので、その取り組みを前提とした将来人口の推計を人口ビジョンで行っております。  人口規模は市の将来構想の重要な要素の一つであり、そのための取り組みは施策レベルだけではなく次期総合計画の方向性にも大きな影響を及ぼすものというふうに考えております。以上でございます。 22: ◯7番(加藤則之君)[ 182頁]  しかし、10年先まで見据える総合計画は全ての分野について方向性を示していくことが求められているというふうに思いますので、限られた財政状況の中で選択と集中において津島市がどのようなまちを目指していくかによって、優先順位とともにどのような重点戦略等を打ち出していけるのかということが重要だと思いますが、この件についていかがでしょうか。 23: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 182頁]  市の全体計画である総合計画は将来目標を掲げ、その実現のための方策を示すものであり、地域の課題や行政分野が広範囲にわたるものであることから、幅広い内容を掲げることになっておりますが、その中でも社会経済環境の変化や地域の特性に応じて優先的に取り組むべき課題がございます。したがって総合計画には、行政分野ごとに取り組むべき施策及び長期にわたって優先的に取り組むべき重点的な戦略を明記することが必要だというふうに考えております。  総合計画に掲げるべき目標、方策に当たっては、庁内だけではなく、市民や議会の御意見もお聞きしながら総合計画の実現、可能性を高めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 24: ◯7番(加藤則之君)[ 183頁]  総合計画、今の話のように全ての分野を当然網羅していかなければならないことは必要なことだというふうに思います。しかし、着実に実施していくためには、全ての部署がベクトルを一つにして事業を進めていけるものが必要であるというふうに思います。さまざまな分野で事業を担当する各部署において、よりどころとできるような求心力のある総合戦略にしていかなければいけないと思いますが、この件について御見解をいただきたいと思います。 25: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 183頁]  計画の策定過程におきましては、全ての職員が自分のこととして総合計画にかかわれるような仕組みで進めるとともに、各部署で取り組む事業が総合計画と連携、整合が図られるような仕組みを構築してまいりたいというふうに考えております。 26: ◯7番(加藤則之君)[ 183頁]  平成33年度から向こう10年間の津島市にとって、よりどころとなるような総合計画について、今、質問させていただきましたが、第4次総合計画の中間年には、先ほどから話がございます国からの人口ビジョンと津島市総合戦略が策定をされました。  超少子・高齢化が予想以上に進展をし、さらに向こう10年間の総合計画は津島市の今後のとても大切なかじ取りになってくるというふうに思います。その市長の総合戦略策定に対する思いを、お答えいただきますでしょうか。 27: ◯市長(日比一昭君)[ 183頁]  総合計画に対する思いということでございます。  財政状況が厳しい中での市政運営を進めていかなければなりません。また、子育て応援や若い世代への転出抑制等の人口減少対策の継続、さらには社会情勢の変化に対応していくことがとても重要であると考えております。  総合計画は、私たちのまちの津島の将来像を示したまちづくりの指針となるものであります。作成するに当たっては、つしま成長戦略の要素を取り入れるとともに、市民と一緒になって誰もが安心して暮らしていける、暮らせるまちづくりを目指していきたい、このように考えております。  そのためには、ひと・もの・ことの見直しを進めていかなければなりません。行財政改革に取り組むことで財源を確保するとともに、選択と集中により、限られた財源を有効に活用することがとても重要となってくるわけであります。  そういう意味で、市民の皆様が津島に住んでみてよかったと思っていただけるために、地域の特性を生かすことが重要である、地域経済を活性化させることが重要である、地域の活力を向上させることが重要であるというようなことを一つ一つ丁寧に実行していくことで市民の皆様が元気を実感していただける。このようなまちづくり、そしてまた計画にしていきたいというふうに考えております。 28: ◯7番(加藤則之君)[ 184頁]  市長から力強い言葉をいただきましたので、これからすばらしい第5次総合計画、津島市の将来に向かっていける、そんな計画ができることを私どもも念じております。  それでは、要旨2のまちの再生と都市計画マスタープランについての質問をさせていただきます。  先ほども話をしてまいりましたが、平成33年度からの第5次総合計画の策定が今後の津島市のまちづくりにとってはとても重要になってまいります。  まずは、住民福祉の向上のためにという大前提ではありますが、住みやすいまちづくりと活力あるまちづくりは、車でいえば両輪であります。そういった意味で、活力あるまちづくりのベースにある中心市街地、あるいは歴史文化を生かしたまちづくりについても当然考えていかなければなりません。と同時に、津島駅、あるいは駅かいわいを生かしたまちづくりも重要になってまいります。  以前にも津島駅の現状を問題にし、市内外から多くの人々に来ていただく窓口として、あわせて交流人口の増加を目指していくような質問もさせていただきました。津島の表玄関である津島駅、そして駅周辺の再整備や参道としての天王通りを再生し、津島神社や本町筋に多くの人々を呼び込み、いかにしたら津島らしいにぎわいを取り戻すことができるのかということについても数々の質問をさせていただきました。  平成27年度からは、国の社会資本整備総合交付金を活用した津島市まちなか歴史・文化地区都市再生整備計画が始まり、地方創生交付金事業も絡めて市街地にも少しずつではありますが、にぎわいや変化が見られるようになってまいりました。しかしながら、津島駅は、むしろこれ以前にも増して閑散とし、市内外からの乗降客の増加には至っておりません。このことが大きな問題であるというふうに思っております。  例えば、津島駅でいえば、私の記憶に鮮明に残っておりますのは、昭和40年代の半ばだったと思いますが、ちょうど私が高校生のころであります。名鉄津島駅に6棟もの公団住宅ができ、名鉄も大々的にPRをし、名古屋駅まで特急で18分という利便性をうたい文句に多くのサラリーマン世帯や電車通勤の世帯の人々が移り住むようになってきたことが思い出されます。  当時は、市役所も駅西の天王通りのすぐ南に入った場所にあり、駅東口はまだ閑散とした状態でありました。西口ロータリーは乗降のための車が行き交い、多くの乗降客がありました。同時に天王通りも大変なにぎわいでありました。そのような情景が真っ先に思い出されます。  そこで質問をさせていただきます。  愛知県の名古屋都市計画区域マスタープランで津島駅及び新瀬戸駅の周辺を都市活動を支える都市拠点に位置づけ、地域住民が利用できる都市機能の集積を目指すというようなことが明記をされております。この区域指定は、名古屋地域では津島駅と新瀬戸駅だけであります。この区域指定はいつから明記されている計画なのでしょうか。 29: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 185頁]  区域マスタープランとは、都市計画法の第6条の2に規定される法定図書でありまして、都市計画区域ごとに長期的な視点に立った都市の将来像として、20年後の都市の姿を展望した上で、おおむね10年間における都市の将来像の実現に向けた大きな道筋を定めたものであります。
     愛知県では、通勤や買い物などの日常生活圏を基本に地域性を考慮し、名古屋、尾張、知多、豊田、西三河、東三河の6つの区域でそれぞれの区域マスタープランを定めており、当市は名古屋都市計画区域に属しております。  議員お示しの都市拠点とは、駅やバスといった公共交通機関の利用を促進する機能以外にも、市街地の魅力を高める機能の併設が必要であり、都市のシンボルとなる都市施設のほか、今後の人口減少と超高齢化社会においても日常生活の暮らしやすさを支えるために、居住、商業、医療、福祉等などの施設を集約した市街地の中心部を意味いたします。  津島駅が都市拠点とされた時期につきましては、平成23年度に愛知県が定めた名古屋都市計画区域マスタープランによって、名鉄津島駅と新瀬戸駅には鉄道と路線バスとの結節機能があることから、都市拠点として位置づけられております。以上でございます。 30: ◯7番(加藤則之君)[ 185頁]  そして、この愛知県の名古屋都市計画区域マスタープランに沿って駅周辺の再開発事業を行っていく場合に、国や愛知県の補助対象事業としての優位な位置づけにこれはなるのでしょうか。 31: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 185頁]  都市拠点の実現には、都市計画法に定められる計画決定の手続が必要となるため、まずはその方針を定めるために、都市計画法第18条の2に規定する市町村都市計画マスタープランにおいて、県の区域マスタープランの方針に即しながら、市の土地利用や都市施設の整備方針を定める必要があります。県の区域マスタープランに都市拠点として位置づけられていることは、駅前再開発や土地利用の誘導などの計画策定に有利であることから、都市再生特別措置法に定められる立地適正化計画にてさらに市街地に特化した都市づくりの将来像を明らかにすることで、都市拠点の整備に必要となる事業費の一部に国の交付金などが充てられることになります。以上でございます。 32: ◯7番(加藤則之君)[ 185頁]  今、御答弁いただきましたように、都市拠点である津島駅周辺は、条件はつきますが整備に必要となる事業費にも国の交付金が得られるようであります。そして、平成26年に施行されました、今お話に出てまいりました改正都市再生特別措置法では、急激な人口減少と高齢化社会の加速によりコンパクトシティを実現するために、各自治体が立地適正化計画を策定し、まちづくりの将来像を明確に打ち出していくことが可能になったということであります。  この都市再生特別措置法では、都市のスポンジ化対策として、そしてさらにそれが空き家問題にも至り、国もこの立地適正化計画に本腰を入れているということのようであります。  ここで2点ほど質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目として、都市再生特別措置法における立地適正化計画の概要について、どのようなものであるのか、わかやすく御説明いただきたいというふうに思います。  そして、2点目として、この立地適正化計画におけるメリットなどをお聞かせください。 33: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 186頁]  まず初めに、1点目の立地適正化計画の概要について御答弁いたします。  これまでは、道路を初めとする都市機能は拡大傾向にありましたが、さらに厳しさを増す社会情勢の中でも都市の持続と発展を目指すため、今後は立地適正化計画に基づく都市機能の集約を実現するためのコンパクトなまちづくりが行われていくと考えております。  この立地適正化計画は、これまでの郊外へ拡大するまちづくりから、居住と商業のほか、福祉や医療、さらには教育などの生活に必要となる都市機能、鉄道や路線バスの公共交通も含め、中心部に集約するまちづくりへ転換するものであります。  2点目の立地適正化計画におけるメリットについて御答弁申し上げます。  まずメリットといたしましては、市のコンパクト化により駅の周辺などへの医療、福祉、商業などの生活サービス施設の集約化に関して、必要とする事業費の一部が国の交付金として得られます。この集約により、歩いて暮らせる住みやすいまちづくりが形成され、公共施設の維持管理費が合理化でき、行政コストの削減へとつながります。以上でございます。 34: ◯7番(加藤則之君)[ 186頁]  少なくとも津島駅周辺が、愛知県の都市計画区域マスタープランに都市拠点として位置づけられているのであれば、都市再生特別措置法に定められる立地適正化計画を立て、駅や周辺などを活用し、医療、福祉、子育て支援や商業などの生活サービス施設など、これらを一体的に計画してくることも可能になってくるのではないでしょうか。  そのような駅かいわいを生かした一体的なまちづくりの将来的な展望を考えたならば、総合計画とともにまちの将来像や土地利用計画として、平成33年度より、同じく改定をされる津島市都市計画マスタープランにもぜひとも具体的反映させるべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。 35: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 186頁]  現在の都市計画マスタープランにおきましても名鉄津島駅及び天王通り周辺につきましては、駅前広場を含む鉄道やバスなどの公共交通機関との結節点の強化、町なか居住の誘導、飲食店を初めとする店舗の誘導、道路や下水道の整備、緑化の促進などを目標に掲げております。  名鉄津島駅は、市の玄関口として多くの人の往来により活性化が期待できるまちづくりが必要と考えており、愛知県が定める名古屋都市計画区域マスタープランでの名鉄津島駅を都市拠点としてまちづくりを進めていく必要があると考えております。  あわせて市全体では、人口減少などの社会情勢の変化により市街化区域や市街化調整区域の集落でも人口密度が低下することは確実であります。  とりわけ本市の場合、市街化調整区域にも多くの市民の方が生活されていることから、まずは、今後改訂する津島市都市計画区域マスタープランで市全体のまちづくりの方針を定めながら、立地適正化計画でさらに市街化区域のまちづくりの方針を一体的に策定していきたいと考えております。以上でございます。 36: ◯7番(加藤則之君)[ 187頁]  ぜひ都市拠点である駅かいわいを生かした津島市の将来的な展望を描いていく必要があると考えますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。  次に、都市計画マスタープランの作成も総合計画と連動しておると思いますが、タイムスケジュール、そして策定の予算等はどうのようになっているのでしょうか、お尋ねをいたします。 37: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 187頁]  都市計画マスタープランの策定スケジュールは、平成31年、32年の2カ年で策定を予定しております。その策定に必要となる予算につきましては、現在、他市での事例や実績について調査を行っており、さらに検討を重ねてまいります。以上でございます。 38: ◯7番(加藤則之君)[ 187頁]  では、今後策定をされます都市計画マスタープランは、現計画の10年間の流れで全体及び内容的に大きく変化してきた事項などはありますでしょうか。そして、これまでの取り組みも含めてお答えいただきたいというふうに思います。 39: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 187頁]  現在の津島市都市計画マスタープランの作成時にも少子高齢化や人口が減少する中、当時の人口を維持するために、さまざまな方針を盛り込み実施してまいりました。  中でも、市の活力の創出を目的に市街化調整区域内に企業誘致を進めるため、工業物流拠点を位置づけ、愛知県から開発の権限委譲を受け、都市計画法の制度を活用して、白浜町、宇治町、鹿伏兎町地内で約21万平方メートルを、製造業の企業の進出が可能となる区域として指定いたしました。これにより、従来では開発ができなかった市街化調整区域において5社の企業誘致に成功しております。  暫定用途地域の解消といたしましては、平成28年の3月に西尾張中央道沿道を含めた神守町上町、中町地区の23万5,000平方メートルについて地区計画の決定を行い、神守町下町地区の19万3,000平方メートルにつきましても、本議会に関連する条例の一部改正案を上程させていただきました。御承認いただければ、神守地区全体の暫定用途地域の解消がなされ、土地の利活用促進が可能となります。  現在、唐臼地区でも土地利用のアンケート等を行っておりまして、引き続き、残る愛宕、中地地区の暫定用土地域の解消を積極的に進めてまいります。  また、長期未着手となっております都市計画道路や都市計画公園についても、今後の社会情勢の変化を踏まえ、適宜適切に見直していくことが必要です。  さらには、近年多発する豪雨災害や高い確率で発生が予測される大規模地震の災害リスクに対しても、被害の防止や軽減となる施策も検討していかなければなりません。  広域的な観点では、東海北陸自動車道の南進となる一宮西港道路の実現や、2027年にはリニア中央新幹線の開業が予定されております。このリニア開業後は首都圏を初めとする大規模な人の移動が予測されるため、名古屋駅に直結する県道の名古屋津島線を初めとする幹線道路の整備促進や、鉄道を初めとした都市公共交通施策の充実が求められます。  このことから名古屋駅から約30分圏内の地の利と、当市固有の歴史文化資源を生かしたまちづくりを戦略的に進めつつ、本市の玄関口である津島駅周辺に人が集い、活性化していく施策が必要であると考えております。以上でございます。 40: ◯7番(加藤則之君)[ 188頁]  都市計画マスタープランの10年間の流れとか、いろいろ具体的なこともお聞きしましたので、少し話がちょっと広がってしまいましたけれども、最後に、日比市長にお尋ねをしていきたいと思います。  2期目の最初の平成30年度の施政方針の中でも、市の玄関口である津島駅について具体的な検討を進めていく必要があると考えており、津島駅西口エリアなど駅を生かしたまちづくりに積極的に取り組むと、こんなことが書かれております。冒頭でも申し上げましたが、一昔前、天王通りや駅周辺には多くの人々が行き交い、大変にぎわっておりました。しかし、現在の駅周辺は寂しい限りであり、とても津島市の玄関口といえる状態ではありません。これまでも駅周辺のまちづくりに関して数々の一般質問をさせていただき、日比市長が公約で掲げておられる施策についても今後の進展に大いに期待をしておるわけであります。  そこで、市長にお尋ねをいたします。  今後は、人口減少や超少子・高齢化などの問題、さらには産業構造の高度化など、社会情勢は確実に変化をし、まちづくりを進めていく上でも大きな障害となってくるというふうに思われます。そんな中で、駅周辺のまちづくりについてどのように取り組んでいかれるのかを最後にお尋ねをして、私の質問を終わりたいと思います。 41: ◯市長(日比一昭君)[ 188頁]  多くの市民の方々に、津島市に住んでみてよかったと思っていただけることが大切であります。それを次世代につなげていかなければなりません。社会情勢の変化にも対応していかなければなりません。変化をいかにチャンスとして捉えていくことが大切であります。この変化をチャンスに捉えることによって、津島市をさらに発展させていくこと、これが私の目指すところでございます。  先ほど担当からも御答弁いたしましたが、今後は人口減少化がますます進みます。社会情勢の変化により、市街地における人口密度は低下していくことは確実であります。この社会構造の課題に着目し、対応していかなければなりません。  市街地がある限り、公共施設や道路、上下水道といった社会基盤の維持管理費、いわゆる行政コストが必要になり、現在のインフラ水準を維持すれば、必然的に1人当たりの負担、行政コストは増加することになります。これを回避する必要があります。そのために、公共施設などの再編と集約、そして事業の見直しが必要になってくるわけであります。その実施に当たりましては、コストの低減化に向けたコンパクトシティの方針とその活動の中心核となる都市拠点の創出がぜひとも必要になってまいります。  私は、これまで多くの市民の皆様から駅周辺の活性化、にぎわいづくりについてたくさんの意見を聞いてまいりました。その上で、まちに中心核が必要であると感じております。駅西の新生をマニフェストに掲げ、取り組むべき課題として市民の皆さんにお示ししたところであります。  都市計画は適切に決定し、実施されることで人々の日常生活や経済活動を豊かで活力あるものにさせ、その発展に大きく貢献するものであります。今後は、市民の皆様とマニフェストでお約束をいたしました私が目指すまちづくりを実現するため、その思いを都市計画マスタープランや立地適正化計画の策定に反映させていきたいと思います。そして、市民の皆様や、さらには地元商工会、そして企業の皆様などの協働によりまして事業を進めてまいりたいと考えております。以上であります。 42: ◯議長(垣見信夫君)[ 189頁]  ここで15分間休憩いたします。        午前 9時58分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午前10時13分 開議 43: ◯議長(垣見信夫君)[ 189頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、伊藤恵子さんの発言を許します。        13番 伊藤恵子君〔登 壇〕(拍手) 44: ◯13番(伊藤恵子君)[ 189頁]  おはようございます。  それでは、質問に入らせていただきます。  初めに、昨日の台風21号、大変大きな傷跡を残したということで、被災された皆さんに心よりお見舞いを申し上げます。  そして、朝早くから皆さん、職員、市長を初め災害対策本部を立ち上げていただきまして、職員の皆さん、また地域で自主防災会の皆さんなど、大変な御苦労をされたと思います。心より敬意を表します。  そこで私の質問は、今回、3件目に防災に関する件で取り上げておりました。夏期期間における自主避難所ということを取り上げておりまして、図らずも実践になってしまったということで、ちょっと内容を変更しまして質問させていただきます。  台風21号についてということで、急遽今朝、担当者の方に変更をお願いしますということでお願いしました。きのうの今日ですので、まだまとまっていないところも多々あると思いますので、できる範囲でお答えいただきたいと思います。  まず、被害の状況、対応は、大まかなことを先ほど冒頭で市長が述べられましたので、きのうの台風でもうちょっと被害の状況について、停電したところも多かったようですので、その辺について説明をお願いいたします。 45: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 190頁]  今、議員のほうから、停電のことを中心に被害の状況はということでございます。  停電のほうですが、昨日の台風で、中部電力のほうによりますと、市内で6,000戸以上の停電が発生したということでございます。それにつきましては、本日未明までにおおむね解消されているという状況ではございます。それ以外にも、倒木や看板が倒れて道路を塞いでいるといったものや、多数の苦情や情報提供を受けておるところでございます。  詳細につきましては、今後、調査を引き続きやっていくというところでございます。以上でございます。 46: ◯13番(伊藤恵子君)[ 190頁]  今後対応していただくということですけれども、停電をされたということで、大変不安に思われた方も多かったかと思います。  それで、少し前に、この暑い夏に、エアコンのある、冷房のある4つの避難所に自主避難を市民へ呼びかけたわけでありますけれども、今回の台風で自主避難所へ市民への呼びかけをどうされたのか。  また、これまで学校が開放されておりましたので、学校に間違ってというか、学校のほうに行ってしまった人とか、今回、早くから警報が出ていたわけですけれども、学校開放についてはどのようなふうに対応されたのか、御説明をお願いします。 47: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 190頁]  自主避難所の開設につきましては、防災ほっとメールでの配信やホームページへの掲載、広報車での広報を行うなど、住民の方へお知らせしたところでございます。  また、住民の方が誤って小学校へ行ってしまうことも想定されましたので、これまでに避難された方に電話で御連絡をしたほか、また小学校の校門等に変更した旨の掲示をして対応したところでございます。以上でございます。 48: ◯13番(伊藤恵子君)[ 191頁]  本当に急なことで、対応が行き届かなかったところもあるんじゃないかなと思うんですけど、この体育館、学校の開設というのは、警報が出た段階で学校開放はされなかったんですかね。 49: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 191頁]  体育館の小学校のほうの避難所につきましては、木曽川や日光川などの水位の状況によって市から避難情報を発令するに至った場合には、先行避難所として小学校のほうの避難所を開設するということで考えておったところでございます。 50: ◯13番(伊藤恵子君)[ 191頁]  避難勧告などが出た場合にということだと思うんですけど、その辺の周知を、危ないときに右往左往して大変なことになるといけませんので、もう少し徹底していただきたいということです。  あと、4施設の対応なんですけど、文化会館、西地域防災コミュニティセンター、生涯学習センター、神島田公民館、平日でしたので利用者の方も見えたと思うんですけど、この利用者の方と避難所になるというところの職員の対応など、指定管理者さんとの連携なども含めて、どのように対応されたのかをお聞かせください。 51: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 191頁]  各施設とは、台風接近に伴い、事前に調整をして、自主避難所とすることについての調整のほうを図ってきたところでございます。自主避難所の開設は、4日の日の午前9時からということで、平日の昼間でございますが、職員2名を各施設に配置して対応をしてまいりました。  また、指定管理の文化会館につきましては、指定管理者とも協議をいたしまして、御協力をいただきながら実施したところでございます。 52: ◯13番(伊藤恵子君)[ 191頁]  和室の部屋ということで、たまたまこの4施設とも利用がなかったということなんですけど、もし利用者さんがいた場合とか、台風の警報によって、この施設が閉館をされたのか、利用者さんがいた場合にどういうふうに対応されるのかということもお話し合いをされているんでしょうか。 53: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 191頁]  事前に施設の利用状況等も確認しまして、警報が出た場合の対応、そのときの使用する部屋についても事前に調整のほうはしたところでございます。 54: ◯13番(伊藤恵子君)[ 191頁]  夜間の場合の施錠されたところとか、そういうところの関係も含めて、今後、いろいろ細かいところで、今回、本当に教訓を得られたと思いますので、ぜひ対応の仕方をもう少しスムーズに市民にもわかりやすく、御連絡いただきたいなと思っております。
     西の地域で停電が6,000戸以上、西地域を中心にということですけど、西地域防災コミュニティセンターも停電したということで、西山議員が各施設を回られて、本当に大変だったよという話をお聞きしたんですけど、停電のときの対応というのはどうされたんですか。 55: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 192頁]  台風が最も接近しました午後3時ごろに、西地域防災コミュニティセンターを含めた地域一体で停電のほうが発生いたしました。台風がその時間帯、一番ひどい状況ではございましたので、施設にはその場にとどまっていただき、状況を見て対応していったということで、特にひどい状況でしたので、余り外に出たりとかというような状況をまず見守るということで、対応をしていただいたというところでございます。 56: ◯13番(伊藤恵子君)[ 192頁]  クーラーのある施設をといったら、停電でクーラーが使えなかったというのはあるんですけど、夜間だと本当に暗闇になってしまうということで、午後3時はまだ多少明るいうちだったと思うんですけど、各施設に、小学校の体育館も含めてですけど、停電になった場合の対応、蓄電池ですとか、蓄電器とか、発電機とか、そういうものは常備しているんでしょうか。 57: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 192頁]  この4つの施設の蓄電設備の状況でございますが、容量の差はございますが、文化会館と西地域防災コミュニティセンターにはそういった施設はございますが、生涯学習センター、神島田公民館にはないということでございます。以上です。 58: ◯13番(伊藤恵子君)[ 192頁]  文化会館は停電しなかったんですけど、西地域防災コミュニティセンターで停電されたときには、この蓄電池を使われたということですか。 59: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 192頁]  太陽光の蓄電池のものがあるということで、それを使ったということですが、すぐに、容量的なものもあって、それだけでは対応はできなかったということであったと聞いております。以上です。 60: ◯13番(伊藤恵子君)[ 192頁]  どういうふうに、どのぐらいの容量があるのかとか、停電時に不足したことがわかったと思います。  そのほかの課題として、きのうの今日でなかなかまだ整理はできていないと思いますけれども、どんなことがあったと思われますか。 61: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 192頁]  避難情報は今回出ておりませんでしたが、自主避難所の開設、こういったことの住民への周知、情報の提供というもの、こういったものをこれまで以上にやっていかなきゃいけないということ。それから、今回、停電というのがございました。停電の場合の対応、またこれが夜間のときだったらどうするのか、そういったことも含めて、自主防災組織との連携も含めて、こういったところは順次対応のほう、課題として対応していかないといけないと考えております。以上です。 62: ◯13番(伊藤恵子君)[ 193頁]  きのうのことで、この辺をしっかり課題として私たちも見ていきたいと思います。  それで、今回、こうした豪雨、今回は風のほうが強かったんですけど、豪雨対策として、国のほうは逃げおくれをなくそうと、思わぬ川が氾濫するということで、中小河川緊急治水対策プロジェクトというものを昨年、国が立ち上げたということで、少しお伺いします。  3つ対策、土砂崩れとか、いろんなことがありますけど、この地域で一番重要なのは洪水情報、低コストの洪水に特化した危機管理型水位計というものの配置を全国で5,800カ所ぐらい設置しようというお話ですけれども、愛知県内での整備計画というものはどうなっているでしょうか。 63: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 193頁]  この水位計ということでございますが、県のほうは平成29年の7月と8月の豪雨で越水しました五条川と合瀬川において先行して4カ所に水位計を設置いたしまして、平成30年6月から運用開始しているとのことでございます。  なお、当市におきましては、善太川の立込橋と新堀川の喜楽橋に水位計の設置が予定されているところでございます。 64: ◯13番(伊藤恵子君)[ 193頁]  いつつくかはちょっとわからないんですけど、善太川の立込橋と新堀川の喜楽橋ということで市内でつくということですけれども、この水位計がつくことによって、直接にこの川の水位を住民に知らせて、逃げおくれをなくそうという水位計だと思うんですけど、実際にはどのぐらいの効果といいますか、水位計がついたことによって住民にはどういうような効果があるんでしょうか。 65: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 193頁]  県が設置しますこういった水位計の水位というものは、県のホームページを通じまして誰でも水位情報というのは確認することができます。市民の皆様方が、こういった情報をみずから把握していただいて、避難行動につなげていただければと考えております。以上でございます。 66: ◯13番(伊藤恵子君)[ 193頁]  いろいろ見るにはソフト対策との組み合わせも必要だと思いますので、有効に使えるように市民にお知らせをしていただきたいと思います。  あと最後に、これは毎回私、取り上げていますけど、災害時の情報伝達ですね、これが一番重要だということで、災害時に伝達をするのに、市民、私たちは2つ以上の伝達方法を持っていないと、1つに頼りますと、それが情報ができなくなった場合にパニック状態になるということで、この前、県と市との合同の防災訓練がありましたけれども、広報車は本当に声が聞こえなくて、これはこの前、回る以前にも、災害時の物すごい混乱した場所でなかなか広報車で声が届かないということで、同報系無線とか、ラジオ、テレビ、メールと、こういったものになると思うんですけど、私はエフエムななみとかに防災情報を流しますと言いますので、受信機を設置したらどうかというふうに要望しようと思ったんですけど、緊急警報放送対応にエフエムななみが対応できていないということをお聞きしたんですけど、この辺は緊急警報放送対応にしていくことというのはできるんですか。 67: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 194頁]  いわゆる防災ラジオと言われるようなものは、専用の自動起動の装置が備わったものということであるかと思います。そういった情報を発信するということになれば、それなりの情報発信のための専用の送信設備、そういったものが必要であるというふうに考えております。 68: ◯13番(伊藤恵子君)[ 194頁]  同報系無線も、かなりお金がかかるからできないということですので、こういうFMラジオ、地域の情報を、ラジオを切っていても緊急の場合はラジオに緊急警報が出るという装置で、各自治体でこのラジオ、受信機の助成が始まっておりまして、そういうもので災害情報を知るということが非常に効果的だということですので、ぜひ検討していただきたいと思います。  もう一つ検討していただきたいのは、大規模災害が発生した場合の職員さんの体制ですけど、いろいろ課によってどこの部署につくということが言われておりますけど、今、各地で災害時にそこまでたどり着けない居住地の問題があると思うんですね。ですので、職員さんの居住地を拠点にする、できるだけその居住地で活動できやすいようにするという体制を考えてはどうかと思うんですけれども、この職員の配置体制についてどうお考えでしょうか。 69: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 194頁]  大規模災害が発生した場合、津島市の災害対策本部の分掌任務におきましては、各課別に職務を生かした班編制により配備体制、任務のほうは定めておるところでございます。現段階では居住地を拠点とした職員の配備体制とはしておりませんが、居住地に配慮した防災体制の整備、こういったものについて進めていくよう調整を図っているところでございます。以上でございます。 70: ◯13番(伊藤恵子君)[ 194頁]  本当に災害が頻繁に起こっていますので、より具体的な体制を整えていただきたいと思います。  それでは、件名1に戻りまして、教育環境に関する件でエアコンの問題、要旨1に掲げておりますけれども、3日の一般質問でもかなりの方がエアコン設置については取り上げられております。私は、同じ質問をしても同じ答えだと思いますので、ちょっと内容が変更しますので、よろしくお願いいたします。  3日の質問の中で、最近にわかに、急に慌ただしくいろんな状況が変わってきたと ── 表現が違っていたらごめんなさい ── という発言があったかと思うんですけど、エアコン問題に関しては随分前から議論になっております。2002年、2003年ころ、文科省が普通教室に冷房化という計画を立てました。このころから暑さ、温暖化、教室が暑いということが課題になっておりまして、2002年でしたっけね、大鹿議員、それから日本共産党の前杉山議員がこの問題を取り上げています。議事録を見てみますと、37度ぐらいあったと、当初からあったと。十何年も前からエアコン問題というのは取り上げられているんですね。2013年9月議会、2015年6月議会では、新日本婦人の会の皆さんから出された小・中学校の全教室にエアコン設置を求める請願が全会一致で採択されております。それにもかかわらず、これまでエアコン設置が一向に進んでこなかった。本当に深刻な問題提起がされているのに、熱中症対策、そして後でちょっと取り上げます危険なブロック塀、この2つの関しても幼いとうとい命が犠牲になってからしか動き出せない、こういったことが大変残念で、大人として本当に申しわけない思いでいっぱいであります。  なぜこれまで進んでこなかったのか。実はこの教室の暑さの問題については、日比市長は大変熱心に議員時代から取り上げられております。議会の中でも2008年から、日比市長が議員のときに取り上げられております。なぜ議員時代にエアコン設置の請願に賛成していた、また御自分でもこうして取り上げられていたのに、市長になられて実施されなかったのか。日比市長の議員時代と市長になられてからの発言を比較してみました。  これは、2011年のときの日比市長が議会で取り上げたときに、当時の教育委員会は、子供たちに暑いときには暑い、寒いときには寒いという体験を通じて、たくましい子供になってほしいと言っておりました。そこで日比議員は、3階建ての最上階の普通教室で授業を受ける子供たち、大変暑い。目が回る。くらむ。その現実をぜひ1週間体験してみてください。現場でのチェックが必要と言っておりました。そして、熱中症が続出する異常な環境の中で、強い子を育てようという教育方針一本で本当によろしいのでしょうか。事故が起きる前に対応されることを希望しますと言っておられたんですね。このときの日比市長は、エアコンではなくて扇風機派でしたね。扇風機をつけろというふうに言っておられました。  ところが、市長になってからの日比市長の言葉ですね。まず自分の体の基礎体力をつけて、元気な力強い、そして大人になっても体力が維持できる、そのようなことを複合的な政策に考えていくべである。まずは扇風機、スキップという取り組みもありますので、そのあたりのところをじっくりと成果を見定めていきたいと。また、小・中学校で基礎体力向上大作戦ということで、スキップと名づけて子供たちが強くたくましい体をつくるんだというプログラムを進めているので、こういったことも踏まえて検討したいといって、市長になってからは何と根性論になってしまったんですね。  ここが日比市長の市長になってからエアコンが進まない、こういった状況だったと思うんですけど、そこでお尋ねしたいんですけど、扇風機、そしてスキップ、検証すると言われておりましたけれども、この検証、日比市長は検証されたでしょうか、効果はどのようになったんでしょうか、お聞かせください。 71: ◯市長(日比一昭君)[ 196頁]  議員から市長になって根性派になったというような発言ですが、それは違います。そこには取り上げておられませんが、私が議員になってから全教室に扇風機をつけるという取り組みと同時に、やはり子供が大人になってからでも体力をつけなければいけないということで、基礎体力増強大作戦ということで、スキップということで、今も継続しておるわけでございます。  そして、また体力は食育にも絡めて、給食の関係も補助をさせていただいて、やはり食と自分の力で体力向上ということの両にらみ、そしてまたさらに扇風機をつけるというようなことで対応をさせていただいたわけでございます。  扇風機の拡充は、暑さが和らぐ一定の効果があるというふうに考えております。担当からは、学校からも暑さ対策になったという声をいただいておりますし、スキップにつきましても、学校全体で体力づくりに取り組むということで、運動する機会を意識的に持つことによりまして少しずつ体力が出てきたということで、持久力、持久走大会などでも効果があらわれているということでありますが、そんな中で、今年の暑さは異常気象ということで、災害ということでありまして、当然、先ほどの御答弁でもいたしましたが、変化に対応するという対策をとるということでございます。以上です。 72: ◯13番(伊藤恵子君)[ 196頁]  2002年から教室の温度37度だという教育委員会の答弁があるんですね。日比市長も議員時代、2008年に目がくらむ暑さです。そのときに、体力一辺倒でいいですかと。体を鍛えることは別個、教室のエアコン設置に関して、このスキップを言われたんですね、市長が。根性論、エアコンに関しては撤回されますか。 73: ◯市長(日比一昭君)[ 196頁]  先ほどからもお話をしておりますが、根性論一本を上げておるわけではございません。今回、昨日も服部議員、また本田議員、さまざまな形でエアコンの設置のお話をしていただきました。私もこれを一刻も早く改善しなければいけないということでありますので、今回、私の決断のもとで、全小・中学校普通教室及び一部ではございますが特別教室にも設置をすると、できるだけ早くというようなことを決断させていただいたということであります。以上です。 74: ◯13番(伊藤恵子君)[ 196頁]  スキップではエアコンなしではいられない、エアコン設置のときにスキップを言われたので、今、私は再度確認したんですけど、扇風機も38度を超えたら熱風にしかならないんですね。市長も回られてわかると思うんですけど。  それで、熱中症というのは、3日の日の答弁もありましたけど、140人ほどですか、子供さんが熱中症の症状、救急搬送された子もいらっしゃったということなんですけど、そのときだけ対応して済む問題じゃないんですね。実は近所の学習塾の先生が、ぜひエアコンをつけてほしいという訴えの中で、子供が夏休みになって塾へ来て、クーラーがかかっているんですけど、もうぐたぐたしてしようがないと。どうしてとお母さんに聞いたら、学校で熱中症になって、ずうっと微熱が、熱が続いている。風邪のようなせきが出る。病院に通い続けている。気力も体力も失わしちゃうんですね。その1日で回復しないんです。ずっと後を引くと。小学校4年生になると医療費もかかりまして、この医療費も大変なことだと。この2つの津島市の立ちおくれが、医療費もかかるし、子供たちの気力、体力もない、エアコンをつけてほしいという2つの問題が出ているんですね。  こういう認識で、今、決断をされたと言われますけれども、これは絶対につけるということでよろしかったですね。来年度からか再来年度からは時期を言われなかったんですけど、どうですか。 75: ◯市長(日比一昭君)[ 197頁]  昨日からお話をしております。国の補助金をいただきながら、一日も早くつけていきたいというようなことでございます。 76: ◯13番(伊藤恵子君)[ 197頁]  国の補助金が昨年の3倍、2,400億円ということで、国は一応全ての学校に対応するというようなことを言っているんですけど、2,400億円で50%以上のところがつけていないわけですけど、対応できるのかという話もあるんですけど、この国の補助金が手を挙げて絶対つくという確証というのは持ってみえるのか。もしなかったら、国の補助金が3日の話でも基本ですみたいな言われ方をしたんですけど、国の補助金がつかなかった場合にもやるという決意でよろしいですかね。 77: ◯市長(日比一昭君)[ 197頁]  今回は、一昨日からお話をしておりますが、この猛暑、災害であるということです。そしてまた、議員も御存じのように、津島市の財政は大変厳しいということであります。そんな中で、私も先ほどお話ししたように、全小・中学校の普通教室、そして一部ではありますが特別教室にも設置するということで、大きくエアコン設置については方向転換をさせていただいたということであります。これがまず重要なことであります。そして、あとは市の財政のことを考えると、どうしても国からの一定の補助は必要であるということであります。  ということで、その財源をいただく中で、市としても一生懸命一日も早く設置に向けて、今9月議会でも実施設計の費用をお出しするわけですから、そういうことを一つ一つ積み上げていくことにより、期待に応えていきたいという回答にさせていただきます。 78: ◯13番(伊藤恵子君)[ 197頁]  方向転換することも大事ですけど、つくかどうかが一番大事なんですね。国の補助金がなくてもやりますか。 79: ◯市長(日比一昭君)[ 197頁]  国の補助金がなくては進めることはできないと考えております。ただ、それを求めるべく、さまざまな形で今、活動をしております。方針としては、一日も早くエアコンをつけるという方針転換をさせていただきましたので、一生懸命それに向けて努力をしていくということであります。 80: ◯13番(伊藤恵子君)[ 198頁]  これはエアコン設置率ということで、35.幾つというのが愛知県は言われていますけど、愛知県は全国に6番目に気温が高い。その中で35.幾つかなんですね。本当に大変な状況の中で子供たちがいるんですね。  国の補助金がなくても、これはつけなきゃいけない、命にかかわる問題、こういうふうに気概を持って言っていただきたいんですね。私たちは、自分たちの子供や孫が命の危険にさらされたときにどうしますか。ほかのことがあるから、ちょっと待っておってと言えますか。これは言えないですよね。命の危険がある。子供たちの気力、体力。日比市長の一丁目一番地の子育て応援、何のためにやっているんですか。子供たちの命、健康、そして生き生きと活躍していただく、今、この基礎が失われようとしているんですね。気力も体力もなくなっちゃって、これがずうっと影響するんですよ。  いろんな調査を学校もしております。学力の向上、エアコンがあることによって学力の差が出てきたという文部科学省の調査ですよ。こういうのも教育委員会も見られていると思うんですけど、子供たちを豊かに育ててこそ明日の津島があるんじゃないですか。私が心配したのは、実はもっと何年か前の和歌山県で、取りかかったけれども、国の補助金がないので頓挫してしまったというのがあったので、これを心配したんですね。今、お母さんたち、お父さんたちを初め、保護者の皆さんを初め、市民の皆さん、子供たちを学校に通わせて命の危険がある、体力を奪われる、こんなところに通わせられないと言っているんです。  これはぜひ、国の補助金をとっていただくのは一生懸命やってもらうんですけど、ひょっとしてとれないことがあっても、何としてもつけなきゃいけないんじゃないですか。自分の子供、孫のことを思えばそう思うんですけど、市長のお考えをお聞かせください。 81: ◯市長(日比一昭君)[ 198頁]  先ほど議員もおっしゃられましたが、国は全ての教室に設置をするということで断言されたわけでございます。それに対応するために、今回、事前のアンケートで、今までと違う方針で国のほうに、津島市も全小・中学校普通教室、そして215の教室に設置する方向でということで申し込みをいたしました。申請をしたんです。ということであります。国は全ての普通教室を初めエアコンを取りつける要望に応えますと明言しているわけですから、そのようになっていくというふうに確信をしておりますし、そういうことであります。それに対応するということであります。以上です。 82: ◯13番(伊藤恵子君)[ 198頁]  そういう確信があるならば、来年夏からつけます。再来年の夏には中学校もつけます。期間をきちんとつけてやりますと確信を持って言ってくださいよ。どうですか。 83: ◯市長(日比一昭君)[ 199頁]  これは問答になるんでございますが、いずれにしても本当に大きな変更、同じです、気持ちは。子供たちの命を守る、何とか学習環境を改善したいという多くの願いを今回受けとめて、この気象変化に対応すると。そして、このチャンス、逆にチャンスだと捉えて、今回はそういう方針が国から示された。これを即座に取り入れ変更すると、これが政治であります。その対応をしたということであります。できるだけ早く対応したいということですので、できれば来年の夏とは思っておりますが、それは工事のこともありますし、いずれにしても全庁を挙げて、今、対応してほしいと、市民、子供たちの気持ちを酌んで頑張ってほしいということで、全庁を挙げて対応するように、今、指示をしておるところであります。 84: ◯13番(伊藤恵子君)[ 199頁]  そこで、できるだけじゃなくて、やりますと言っていただくと、同じ気持ちになると思うんですね。財源財源と言いますけれども、子供たちこそ宝と市長も言われるわけですよね。この宝をきちんと大事に育てて、活気ある津島市ができると思うんですね。これは一番効果があると思うんですよ。今、職員さんたちを削ってとか、またアクションプランで、残業代、メンタルがふえるということで、私は懸念しております。今、絶好のチャンスだと。今、機会は、やはり少子化対策で日比市長も言われているわけですから、これをチャンスにして、本当に子供たちが健やかに育って、この子たちが明日の津島市を背負って立ってもらうと。子ども医療費にしても、このエアコンについても、子供たちという大きな宝を育てるという貴重な予算なんですね。だから、財源がないからと切り捨てるというのはおかしな話で、国が本当にやらなきゃいけないと私も思っていますよ。しかし、自治体でもしっかりと見ていくと。  あと、もう一つは県への対応ですね。今、全国でも都道府県で12の都府県が県として補助金を出しているんですね、エアコンに対して。東京も東京都が出していますので、ほぼ100%の設置率なんですけど、愛知県は東京に次ぐ2番目の財政力ということですけど、県の動きは何かありますか。 85: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 199頁]  県の補助制度について御答弁させていただきます。  学校の教室エアコン設置事業につきましては、国の環境改善交付金による補助制度がございますが、同じくエアコン設置につきまして愛知県が市町村に対しまして財政支援をするような補助制度については、現時点では承知しておりませんので、よろしくお願いいたします。 86: ◯13番(伊藤恵子君)[ 199頁]  大村知事も特別支援学級の国が出さないと怒っていましたけど、県からもきちんと補助を出すようにということで、ぜひ要請をしていただきたいと思っております。  これは命にかかわる災害だといったら、緊急に対応してもいい事態でもありますので、今回、設計費の補正予算も出されるということですけれども、ぜひ市長には絶対に来年からやると、少なくとも全校を再来年までにやると、他市町村のように断言していただきたいということを要望しておきます。  それまでの対策なんですけど、その対策について、今、熱中症対策、運動会の3日の日の話もありましたけれど、いろいろとスポーツドリンクを持っていってもいいとかという、そういう話にもなっているということなんですが、実はスポーツドリンク、金属製の水筒では危険だという話は保護者の皆さんに周知徹底はしていますか。 87: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 200頁]  水筒等にスポーツドリンクを入れた場合ですが、メーカーなどのホームページによりますと、内部に傷等があった場合については、そこからスポーツドリンクの成分により腐食することが考えられる、また使い終わった後にはきれいに洗浄していただきたいという等の注意書きがありましたので、保護者の方につきましては、そういった内容の連絡をさせていただいているところでございます。 88: ◯13番(伊藤恵子君)[ 200頁]  あとお茶を、特に中学校の部活なんかをやっている子だと、大きな水筒を2つ持っていっても午前中になくなると。あとは学校にある生ぬるいお茶しかないということなんですけど、何かこの対策といいますか、考えられていますかね。 89: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 200頁]  水分の補給につきましては、議員お示しのとおり、十分な水筒等による水分補給を持参していただく等のことで対応をお願いしているところでございます。 90: ◯13番(伊藤恵子君)[ 200頁]  日本スポーツ振興センター学校災害防止調査研究委員会というのが熱中症対策を出していますけど、保健室に冷蔵庫があると思うんですけど、十分な冷蔵庫があるかどうかわからないんですけど、ちゃんと熱中症キットというか、保冷剤とか、冷たいものとかというのは、十分保管してあるんですよね。 91: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 200頁]  学校の保健室には、熱中症対策、脱水症状等の対応のために経口補給液などを保管して、症状の改善のための対応を考えているところでございます。 92: ◯13番(伊藤恵子君)[ 200頁]
     エアコンを来年度、少なくとも再来年度つけて、それまではそういうきちんと対応して、子供たちへの影響を極力抑えられるようにお願いしたいと思います。  あと、ブロック塀のことに関しては、3日の日に後藤議員が取り上げられまして、大体補助金制度もつくるということでした。聞いておりますと、各小学校の半径500メートル以内を調査したということですので、全市的にはもっとたくさんあるかと思いますし、補助制度の活用でそういう方たちの申し出があるかもわかりませんけど、自主防災会の皆さんや学校の保護者の皆さん、地域の皆さんとも協力していただいて、通学路、人通りの多いブロック塀を把握して改善していただきたいという要望にとどめておきます。  あと、3つ目の要旨3ですけど、学校の長寿命化計画、先回の議会で個別計画の補正が通りました。これもちょっと時間がありませんので、文教建設委員会で視察をしました熊本県の菊池市、住民を巻き込んだ長寿命化計画をつくっているよということで、ぜひ地域の皆さん、住民の皆さんの拠点にもなるわけですから、そういうふうで進めていっていただきたいと。これは委員会、次回の質問のほうで取り上げさせていただきます。  最後に、件名2の熱中症対策というのは、学校の生徒さんだけじゃないんですね。この間、本当に今年の夏は異常で、救急車搬送された人が8月中旬までに7万人を超えると。7月中の熱中症による死亡者も177人ということで、大変な事態となっております。これは愛知県の搬送者、都道府県別なんですけど、東京に次いで愛知県は、7月16日から22日、豊田の小学1年の子が亡くなられた17日でしたか、そこを挟む1週間で1,954人、東京は1,979人ですから、物すごく愛知県が暑くて搬送されているんですね。  そういったときに、生活保護世帯へ厚労省の通知として、エアコンを設置する通知が出されました。対象と対応について、お聞かせください。 93: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 201頁]  今回の厚生労働省の通知によります対象者は、本年4月1日以降に保護が開始された、あるいは被保護者が転居したことにより、その時点で住居にエアコンが設置されていないことに加え、当該世帯に属する被保護者に例えば高齢者といった熱中症予防が特に必要とされる者がいることなど、一定の条件がございます。  本年4月1日以降、保護が開始された世帯は35世帯あり、そのうちエアコンが完備された施設に入居している世帯は13世帯、エアコン設置済みの世帯は21世帯、未設置の世帯は1世帯となっております。エアコン未設置の1世帯につきましては、当該世帯内に熱中症予防が特に必要とされる者はおりませんでした。  また、本年4月1日以降に転居した世帯は5世帯あり、そのうちエアコンが完備された施設に転居した世帯は2世帯、エアコン設置済みの世帯は3世帯あり、未設置の世帯はありません。  以上のように、今回の通知によるエアコンの設置につきましては、通知以後これまでに津島市では対象者がおりませんでしたので、エアコンの設置に関する周知等は行っておりません。しかしながら、今後につきましては、生活保護の受給に関する相談等に対応する中で、対象となる場合は該当者に適切に周知を行ってまいります。以上でございます。 94: ◯13番(伊藤恵子君)[ 201頁]  厚労省が対応したといっても、今年の4月以降に受給された方なんですね。それ以外の前から生活保護に係った世帯の状況について教えてください。 95: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 201頁]  従前からの生活保護世帯のエアコンの設置状況につきましては、本年3月末日以前の生活保護世帯322世帯のうち、未設置の世帯は47世帯となっております。エアコン未設置の47世帯につきましては、当該世帯内に子供がいる世帯はございませんが、高齢者がいる世帯が23世帯、障害者がいる世帯が6世帯あり、この合計となる29世帯が今回の通知による熱中症予防が特に必要とされる者がいる世帯に該当することとなります。以上でございます。 96: ◯13番(伊藤恵子君)[ 202頁]  生活保護の3月末日以前に保護家庭になったところの未設置世帯は47世帯、そのうち高齢者や障害者、子供さんのいる今回の対象者となる世帯、29世帯がエアコンなしで、この暑い猛暑の中で暮らしてみえると。命を守るという団体が今回の厚労省の対象者の設定の仕方がおかしいと言っているんですけれども、こういうところにもぜひ対応していただきたいということなんですね。  生活保護家庭ということで、勝手に何か市が補助できんとかという担当者の話もありましたけれど、生活福祉資金の貸付制度、これは生活保護をかけていても保護費の中から少しずつ返せばいいという制度がありますので、こういう制度を使ったというエアコン設置について活用があったんでしょうか。 97: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 202頁]  生活保護世帯がエアコンを購入する場合は、経常的な生活費をやりくりして賄うこととされております。しかしながら、緊急に購入する必要性が高く、預貯金等で対応できない場合など一定の条件を満たした場合に限り、議員御質問の愛知県社会福祉協議会の制度でございますが、生活福祉資金貸付が認められることとなります。  御質問に当たり、過去数年ということで平成27年度以降の状況を確認いたしましたが、生活保護世帯でエアコンの設置に関し、生活福祉資金貸付を活用した事例は、平成27年度と平成28年度に各1件、計2件でございました。以上でございます。 98: ◯13番(伊藤恵子君)[ 202頁]  福祉資金の活用については、社協もすごく審査会の日を多くして対応しているんですね。ぜひこういう制度を周知していただきたいんですね。つけちゃいけないとか、つけるお金がないとか、いろいろ困ってみえる方に対しても、ぜひお知らせをしていただきたいと思っております。  そして、搬送者の多くが高齢者ということで、消防本部にも津島市の搬送者を出していただきました。毎年6月1日から9月30日までの熱中症の搬送者数を記録していただいているんですけど、今年はまだ9月30日じゃないです。6月から28日までなんですけど、昨年の6月1日から9月30日までの搬送者の18人の倍の36人になっているんですね。亡くなられた方も津島でお一人ということであります。救急車が駆けつけたときに既に亡くなられている場合は警察のほうに委ねられますので、これは熱中症かどうかわからないということですので、熱中症で亡くなられた方というのはもう少し多いんじゃないかなと私は懸念しています。  36人の搬送者のうち、65歳以上が17人ということで、ほぼ半数が高齢者、特に高齢者が危険と思いますけれども、高齢介護課として生活実態をどう把握してみえるのか、教えてください。 99: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 203頁]  高齢者等の生活実態の把握につきましては、民生委員や包括支援センターの相談員、ケアマネジャーからの連絡、個別の電話や窓口での相談、問い合わせの際に、生活状況でお困りの場合、生活保護等への生活相談をするように御案内いたしておるところでございます。以上でございます。 100: ◯13番(伊藤恵子君)[ 203頁]  高齢者の皆さん、体温調整が難しくなっている人も見えますし、特に注意が必要だと思うんですね。今、在宅医療・在宅介護、これを高らかに言って、できるだけ在宅をということで施策としてあるもんですから、この在宅がどういう環境で在宅にいるかということをつかまなきゃいけないと思うんですね。高齢介護課ですと、介護保険の段階で、かなり所得、また生活にお困りの方はわかると思いますので、ぜひ把握して、こういう熱中症対策、エアコン設置に関しても周知を進めていただきたいと思います。  高齢者だけではなくて一般の生活困窮者ですね、生活保護には至らないけれども、低所得者の方の生活に関しての相談はどうなっているんでしょうか。 101: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 203頁]  御質問の生活保護とならない低所得の相談につきましては、市役所1階にございます生活支援相談窓口にて対応をさせていただいております。  なお、生活保護の担当となります福祉課に御相談いただいた場合でも、必要に応じまして生活支援相談窓口に御案内をさせていただいておるところでございます。以上でございます。 102: ◯13番(伊藤恵子君)[ 203頁]  生活支援相談窓口で、エアコン設置に関しても生活福祉資金の貸し付けができますよという御案内はされているんですか。 103: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 203頁]  議員御指摘のとおり、生活福祉資金貸付につきましては低所得者も対象となる場合がございますが、生活支援相談窓口で相談者からエアコンの設置に関する相談は、これまでございませんでした。相談者により、エアコンの購入に関し、御相談があれば、御案内をさせていただきます。以上でございます。 104: ◯13番(伊藤恵子君)[ 203頁]  相談があればではなくて、前からつけられないと思っている人がなかなかそこまで行かないので、相談窓口に福祉貸付制度、こういうものがある、エアコン設置にも使えますみたいな、ちょっと表示とか、目に見える形でお知らせをしてはどうかなと思うんですね。  時間もありませんので、そういうことをお願いしておきまして、できるだけ猛暑に対応できるようにね。私も7月の初め、暑いときに、連絡がとれないというお宅に行ったら、既に亡くなられていて大変な事態になっていたんですね。原因は警察署ですので、ちょっとわかっていませんけど、そういうことがないように、できるだけ把握をしていただきたいと思っております。生活困窮者自立支援法というもので、こういう窓口ができたかと思いますので、しっかりとそういう生活に困窮している方の相談に乗っていただきたいと思います。  そこで、これは県社協がやっている生活福祉資金制度なんですね。以前はなかなか借りにくかったんですけど、今、エアコン設置に関してはかなり融通をきかせてやっているとお聞きしています。  もっと市でもう少し借りやすくならないかと思いまして、市の融資制度という「津島市くらしを育てる資金」というものがあるんですけど、これでエアコンとかが購入できるような内容に変更してはどうかと思うんですけど、どうでしょうか。 105: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 204頁]  議員お示しの産業振興課が行っております津島市くらしを育てる資金につきましては、一定の所得がある勤労者の方へ、一時的に必要な資金融資を行うことについて金融機関と連携して行っている制度でありますので、御質問の内容を対象とした制度への変更は考えておりません。 106: ◯議長(垣見信夫君)[ 204頁]  伊藤恵子さんに申し上げます。  申し合わせの時間を経過しようとしておりますので、議事運営には格別御協力いただきますようお願いいたします。 107: ◯13番(伊藤恵子君)[ 204頁]  近年、津島市くらしを育てる資金というのは利用実績が全くないんですね。全くないというのは、その当時、できた当時は金利が安くて借りやすいということだったんですけど、今の時代に合っていないんですね。ですから、500万円の預託金ということなんですけど、こういうものをもう少し見直す必要があると思うんですね。この見直しについてどうかということと、そこでエアコンとか生活にも借りられるような、こういう制度にしていただきたいと思いますが、最後にその返答を聞いて終わらせていただきます。 108: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 204頁]  津島市くらしを育てる資金につきましては、一定の所得がある勤労者の方へ、一時的に必要な資金融資を行うため、融資金額や返済期間、融資利率などの融資条件について金融機関と協議して定めた制度でございます。勤労者の方がより利用しやすい制度になるよう、融資条件の緩和について、今後、金融機関と協議をしてまいります。以上でございます。 109: ◯議長(垣見信夫君)[ 204頁]  次に、太田幸江さんの発言を許します。        14番 太田幸江君〔登 壇〕(拍手) 110: ◯14番(太田幸江君)[ 205頁]  それでは、質問をさせていただきます。  公共施設に関する件、子育て支援に関する件、海部地区環境事務組合に関する件の順番で通告いたしましたが、海部地区環境事務組合に関する件を1番目に持っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、海部地区環境事務組合とはどのような組織か、少し説明させていただきます。  海部地区環境事務組合とは、津島市、愛西市、弥富市、あま市(旧甚目寺を除いたあま市)、大治町、蟹江町、飛島村の4市2町1村で形成する海部地域の住民約30万人のごみ及びし尿を処理する重要な役割を担っているのが一部事務組合です。組合には、管理者1人と副管理者7人を置くことが組合の規約で決められています。今年は津島市長が管理者となり、副管理者はその他の6自治体の首長と津島市の副市長がなるはずでした。津島市の副市長が決まっていないので、1つのポジションが空席になっていました。6月4日付の中日新聞の記事には、周辺の首長から早期対応を求める声が上がっている、そしてそれに対して日比市長は、事務局と相談し、対応を検討したいと話したと書かれています。  この記事によってこの後どのようになったのか、どのように対応されたのかお聞きします。また、市長の見解もお聞かせください。 111: ◯市長(日比一昭君)[ 205頁]  津島市の副市長が不在となったことで、海部地区環境事務組合の副管理者も不在となり、構成市町村を初め関係者の皆様には大変御迷惑をおかけしておるところでございます。  副市長が不在となった以降、海部地区環境事務組合は決裁を行っている2名の副管理者のうち1名不在の状態で職務を進めてまいったところでありますが、円滑な組合運営を進める観点から、7月に行われました海部地区環境事務組合の管理者会で、当該事項について協議をしたところでございます。  その結果、海部地区環境事務組合の事務局長が副管理者の職務を代理することが決議されたことを受けまして、8月10日付でその旨の内規を定めたところであります。同日より事務局長が副管理者の職務を代理しておるところであります。  津島市といたしましても、引き続き他の構成市町村長と、また組合事務局等と十分な協議を行い、円滑で効率的な組合運営に努めてまいりたいと思います。 112: ◯14番(太田幸江君)[ 205頁]  海部地区環境事務組合は、7つの自治体で構成されている1つの自治体です。管理者というのは津島市で置きかえれば市長であり、その運営がきちんとなされているのかをチェックするのが各自治体から選ばれた11人の議員です。内規が決まった8月10日、そしてそのことを知らせたのが8月30日です。私は、このことについて8月27日に質問の通告を出しました。その後ですぐにこのことが回ってきたわけですね。しかし、他の自治体の議員に聞いたところ、このことを報告は受けていないということでした。これは議会軽視ではないかと思います。ここは事務組合の議場ではありませんが、一般的な首長としての感想、また考えをお聞かせください。 113: ◯市長(日比一昭君)[ 206頁]  各構成自治体には連絡を既にしておるところであります。 114: ◯14番(太田幸江君)[ 206頁]  各自治体にはいつ報告されたんでしょうか。 115: ◯市長(日比一昭君)[ 206頁]  詳しい内容につきましては、この議場では差し控えたいと思います。以上でございます。 116: ◯14番(太田幸江君)[ 206頁]  海部地区環境事務組合とは、私たち市民の税金を各自治体から集めてつくられているわけです。津島市でも約4億円という負担金が払われています。住民の方が、この海部地区環境事務組合のことを知らなければならないと私は思っています。特に津島市のことではなくて、ちょっと離れたものになってしまうので、どうしても関心が薄くなってしまうし、それだからこそ市長さん、そして私たち議員がしっかりと選ばれた地区組合の議員として市民の皆さんに知らせていくことこそが大切だと思っています。  海部地区環境事務組合においては、昨年においても第2期基幹工事のときの内容についても、本当に簡単に議員には知らせてはもらえませんでした。私たち議員が門をたたいて説明してほしいということで、やっといろいろ出てきたわけであります。こういうことにおいては、今度は管理者となられた津島市長、ぜひこういうことを改善していただきたいと思います。  とにかく議会と管理者というのは、津島でいえば市長と議員、二元代表制ですので、そういう点でいえば、きちんとした連絡、内容の連絡は津島市以上に密にして皆さんに知らせていかなければならないと思います。海部地区環境事務組合の議会は年に2回しかありません。それも短時間で行われるわけですから、ぜひ丁寧な報告をお願いしたいと思います。  それでは、もう一つですが、今回、副管理者に事務局長を充てたということですが、海部地区環境事務組合管理規則では、第5条、副管理者は、あらかじめ管理者が定めた事務の処理及び組合職員の担当する事務を監督するとうたわれております。副管理者は、組合職員がきちんと仕事をしているのか監督する役目です。それが今度、事務局長が副管理者になるということは、監督する人も監督される側も同じになってしまうのではないかと思います。この体制で職員がきちんとやっているのか監督ができるのか、市長はどう思われますか、お答えください。 117: ◯市長(日比一昭君)[ 206頁]  先ほども御説明をさせていただきました。管理者会で、これは内規で定めて、これでよしとしたわけでございます。ということでありますので、当然問題はないというふうに考えております。  なお、通告の組合につきましては、基本的に環境事務組合の議会の中で詳細については議論をしていくと、徹底的にというようなことであるわけでございますので、そのようなことで対応していただくというのが基本でございます。 118: ◯14番(太田幸江君)[ 207頁]  それでは、事務組合の議会で徹底的に議論できるという、そういう時間もぜひ保障していただきたいと思います。  第2期基幹的設備改良工事の工事費が、平成26年の10月から平成29年に50億円になったときには、最初は10億円の予定だったのがはね上がって、私を初め何人かの組合議員は、まだ説明不足であり、本当に必要な工事であるのか検証し、精査しなければならないのではないかという理由で、この工事の予算に反対しました。しかし、賛成多数で可決されたわけです。工事は今年から始まりました。  平成30年度から平成33年度まで4カ年事業で実施される第2期基幹的設備改良工事の進捗状況は、今年度9月下旬から主に共通設備を中心に、管理棟、工場棟の空調設備更新、焼却灰のバイパスコンベヤー架台設置、ごみクレーンパッド更新、各クレーン荷重計更新を行い、平成31年3月にはごみ焼却処分の分散型制御システムの更新等を行う工程であると聞いています。今後の計画としては、平成31年度は2号のごみ焼却炉、平成31年度は3号のごみ焼却炉、平成33年は1号ごみ焼却炉の工事を順次行う予定であると伺っていますが、現在の工事の進捗はどうであるか、また今後、海部地区環境事務組合に対する負担金の見込みについてはどうなるのか、お答えください。 119: ◯市長(日比一昭君)[ 207頁]  海部地区環境事務組合の第2期の基幹的設備改良工事についてのことにつきましては、現在のところ順調に工程が推移していると伺っております。  また、今後の負担金見込みにつきましてでありますが、今回の第2期基幹的設備改良工事実施に伴う事業費により、工事期間中の一般財源ピーク時における構成市町村の負担額は多少増額される可能性があると聞いておりますが、平成29年度まで実施の第1期基幹的設備改良工事に係る一般財源額から勘案いたしましても、大幅な負担金の増額にはならないものと説明を受けているところであります。 120: ◯14番(太田幸江君)[ 207頁]  海部地区環境事務組合の基幹的工事ですが、やはり私たち津島市民、子ども医療費、そしてエアコン問題、そういうことで本当に無駄遣いされていないか、私はきちんと点検する必要があると思って質問しているわけであります。第1期工事のときも、長寿命化計画で出された予算が、ここに書いてあるんですが5億2,296万8,000円、しかしメーカーと契約したお金が11億4,660万円という2倍近くのお金になっているわけです。今回の第2期基幹的改良工事におきましても、メーカーが最初に示してきたのは70億円という数字だったそうです。しかし、それをいろいろ考え、50億円にしたと事務局からの答弁がありました。この第2期基幹工事も、第1期の工事のように増額されることがないよう、しっかりと管理者として見ていただきたいと思います。そして、私自身も津島市議会から送っていただいた議員として、その点はしっかり見ていきます。  次に、公共施設に関する件についてお尋ねします。  まず最初に、中央公民館についてお尋ねいたします。  中央公民館は、別館が昭和25年、そして本館は昭和45年の3月に建設され、長い年月、市民とともに歩んできた施設です。今回、どちらの施設も耐震能力に問題があり、平成29年3月に策定された津島市公共施設等総合管理計画により廃止すると発表されました。1年間に2万9,000人の方々が利用していた中央公民館は、クラブや、サークルや、町内会や、さまざまな団体の催し物にも使われてきたばかりでなくて、藤まつりや夏まつりの関係者の着がえ室や警察官の詰所にもなっています。  また、天王川公園に遊びに来た方や散歩の方が、けがをしたときや、なくし物をしたときなど、相談に行く場所にもなり、保育園や小学校の遠足のときの雨が降ってきたときなど、身を寄せる施設にもなっています。天王川公園を通って学校に通学しているお子さんを持つ保護者の方は、日が落ちて帰宅するとき、公民館があると本当に安心ですと言っています。  中央公民館は、地域の方が気軽に立ち寄れる頼りになる場所です。この信頼関係は、長い年月をかけて、館長さんを初め職員の皆さん、公園を管理している皆さん、地域の皆さんがともに培ってきたものです。地域のコミュニティを形成する上で大きな役割を担ってきた中央公民館は、地域にとって、また天王川公園にとってなくてはならないものです。  私たちが行いましたアンケートにも、建てかえてほしいという声が寄せられています。市は7月初めから10日間の日程で、中央公民館を利用している皆さんにアンケートをとりました。今回のアンケートの対象者、そしてその内容、そしてその結果についてお答えください。 121: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 208頁]  平成30年6月下旬より、中央公民館のクラブ・同好会28団体と一般利用の町内会や子ども会等の19団体に意向調査を実施いたしました。これまでに、クラブ・同好会は全ての団体から、一般利用の17団体から意向調査の提出をいただいております。  意向調査においては、今後の活動施設について、移転可能な地区や曜日、料金などについて伺いましたが、希望の多くが移転先施設であり、中央公民館に近い施設の意向でありました。  具体的な希望施設については、総合保健福祉センター、大崎会館、西地域防災コミュニティセンター、錬成館、図書館、わざ・語り・伝承の館などの記載がございました。以上でございます。 122: ◯14番(太田幸江君)[ 208頁]
     クラブ・同好会28団体から全てアンケートを回収されたということです。このアンケート調査をもとに、今度は利用者の方々と場所を決めていくわけですが、今後どのように進めていくのか、お聞かせください。 123: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 209頁]  利用状況調査をもとに、8月下旬から活動移転先の可能候補となる施設について、団体様ごとに順次相談及び提案を始めました。9月からは、クラブ・同好会の移転先の相談や提案を本格化して、団体の御理解を得てまいりたいと考えております。以上でございます。 124: ◯14番(太田幸江君)[ 209頁]  利用者の皆さんは、総合保健福祉センター、大崎会館、西地域防災コミュニティセンター、錬成館、図書館、わざ・語り・伝承の館の施設を希望として上げられているという答弁でした。アンケートの結果を見せていただきましたが、移転先を望んでいる場所としては、やはり西小学校校区にある施設を希望されています。移転先として希望されている施設と言われても、その施設でもその施設なりの取り組みがあるわけですので、年間2万人もの新たな利用者を受け入れる調整は大変だと考えます。駐車場の問題、土・日利用の問題、夜の利用時間の問題、今までどおりの生活圏内にあること、利用の部屋の広さ、そして利用料についてなど、調整していくことは山積みではないでしょうか。  例えば、移転先として上がっているわざ・語り・伝承の館がありますが、わざ・語り・伝承の館は、本当に予約をとるにも朝早くから並ばなくてはならないほど利用者が多い施設です。その上、将来的には、耐震性機能を有していないということで、津島市公共施設等総合管理計画においては、他の施設との複合を図ると記載されています。他の施設との複合とは、これはこれで大変な問題でありますが、このような市の計画の中にあって、わざ・語り・伝承の館は移転しても、その後どうなるのだろうかと懸念されます。  また、広さ160平米で130人収容可能な大会議場で行われているクラブ・サークルの移転先が難しいのではないかと思います。ここでは、健康づくりのために各種体操が行われています。先日も大会議室で体操をされている市民の方から、みんなで集まり体操すると、体だけじゃなくて心も健康になって、とってもいいよと。私も高齢者になってしみじみと実感していますと。そして今度、どこかに移転しろと言うんだけれども、今使ってている大会議室でも定員23人ということで区切って希望される方をお断りしている状態ですということでした。他の施設に行け行けと言われても、今より狭いと困るし、遠いと行けなくなってしまいますと本当に困ってみえました。  他の施設に移行するに当たっては、今まで各クラブやサークルの皆さんが培ってきたコミュニティを壊さないように、利用者の皆さんの声を丁寧に聞き取り、対応していただきたいと思います。  そこで質問です。  12月までには、この計画では移転先を決めていくということですが、もはや3カ月しかありません。各関係施設との調整や利用者の皆さんとの話し合いが行われていますが、間に合うのでしょうか。そして、また事を急ぐことによって、市民と行政との亀裂を生むと考えます。丁寧な対応をして進めていただきたいと思います。また、関係施設との話し合いは進んでいるのか、進んでいないのか、そのこともお聞かせください。 125: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 210頁]  関係施設には、公民館が廃止になった場合に供えての利用状況に調査にお答えいただくなど協力をいただいております。議員御指摘のとおり、今後は移転先の希望等が具体的になれば、丁寧にさらなる調整を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 126: ◯14番(太田幸江君)[ 210頁]  今年度で公民館が廃止するということで、3カ月前には指定管理者に通告することになっているわけですから、12月がリミットです。3カ月で、これだけの団体の移動ができるのか甚だ疑問です。市は「御理解いただきました」という言葉をよく使いますが、市民の方からすると、納得はいかなかったけど承知するしかなかったという、そんな思いを残すような移設の仕方はやめていただきたいと思います。  今、本当に市民の方と津島市がいろいろなもので手をつないでいかなければなりません。市民に、ボランティアだ、そして出てこいと求めるだけではなく、やはりきちんと市民の皆さんの声を聞いて信頼関係をつくるためにも、今度の移設問題、しっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、中央公民館の跡地利用について伺います。  中央公民館の跡地利用については、議会でも質問や提案がいろいろあったと思いますが、私は跡地利用を考えるとき、目に見える経済効果ばかりを追いかけるのではいけないと思っています。地域住民の皆さんが緩やかな温かいつながりをつくってきた場所であり、津島市の学童保育の発祥の地でもあります。跡地利用に当たっては、中央公民館が地域において果たしてきた大きな役割、温かい役割をしっかりと検証していただき、そのことを踏まえてきちんとした建物、そしてどのようにしていくか、皆さんでお考えいただきたいと思います。  それでは、中央公民館の跡地をどのように活用していくのか、計画をお聞かせください。 127: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 210頁]  天王川公園は、市民の憩いの場としてだけではなく、天王祭や藤まつり、津島市の魅力をPRする上で非常に重要な公園であり、にぎわい創出の場として捉えていかなければなりません。  昨年度、天王川公園については、「市政のひろば」でアンケート調査を行うとともに、また今後のあり方について市民参加のワークショップを行いました。このワークショップで寄せられた御意見は、公民館がなくなるので屋根つきの施設が欲しい、天王川公園が見渡せるタワーが欲しい、休憩所やカフェにしたらどうかなどのさまざまな御意見をいただきましたが、公民館の議員お尋ねの跡地利用について、公園施設としてどうしていくのか、現時点では未定でございます。以上でございます。 128: ◯14番(太田幸江君)[ 210頁]  今、未定であるということでありますが、私が勤めておりましたころ、学童保育の保護者の方たちが、ここから学童保育を撤退するときに、ここの跡地が、私たちが本当に大事にしたこの跡地を子供のためや地域のためになるように利用してほしいという思いがいっぱいですと言われました。今の返答でもありますが、何を見るにしても、津島市の魅力をPRする上で非常に重要な公園であり、にぎわい創出の場として捉えていかなければなりませんというフレーズですが、私たちは、このにぎわい創出は、地域の人たちが培ってきた文化・歴史、そちらが先にあると考えます。やはりあそこの地でどのようなコミュニティが形成され、そして市民の皆さんが50年間以上、あの施設を使って培ってきたコミュニティ、健康づくり、何とも言えないたくさんの人々がつくってきた歴史、江戸時代には戻らないまでも、50年間以上の歴史があるわけです。これは、もはや津島にとっては大事な歴史ではないでしょうか。この歴史ある中央公民館の跡地、本当に大切にしていただきたいと考えます。そして、何より移設される方々に対して、誠意を持ってしっかりと応えていただきたいと思います。それが未来に続く市民と市の信頼関係を構築することだと考えます。ぜひそのことを要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。  それでは、市営プールの休止のことについてお尋ねします。  まず、市営プール休止に当たっての回数券の返還金についてお聞きします。  愛西市の方から、プールの回数券の返金期間が余りにも短いのではないかという苦情が寄せられました。この方は、1月に13枚つづり、5,450円の回数券を購入し、夏休みになって市営プールに来たら、プールが休止になっており、その上、回数券の払い戻しが終わっていたと。私たちはこんなことがわからないまま進んで、このお金は戻ってこないのかという苦情でした。  それでは、まず初めに、屋内プールが休止になった経緯を時系列で教えてください。 129: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 211頁]  平成30年1月24日、総合プールの屋内プールにおいて指定管理者が施設の点検を実施していたところ、天井が下地材から一部剥離した状況を確認いたしました。天井落下の危険があるため、翌1月25日から利用を休止しているところであります。  なお、原因につきましては、天井内の結露によるものと考えられております。以上でございます。 130: ◯14番(太田幸江君)[ 211頁]  それでは、未使用のプールの回数券について返金はどれぐらいの期間で実施したのか、お答えください。 131: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 211頁]  返金期間につきましては、平成30年3月1日から5月31日までの3カ月間、返金対応を行いました。 132: ◯14番(太田幸江君)[ 211頁]  質問が前後になるかと思いますが、その返還金はどれぐらいだったかお答えください。 133: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 211頁]  回数券につきましては、3カ月間で94万6,450円を返金いたしました。また、期間券や教室受講料などを含めますと、総返金額は156万2,920円になります。 134: ◯14番(太田幸江君)[ 212頁]  それでは、その返還金の期間ですが、3カ月間、このことについて、市民や他の市町村の皆さんにどのようにお知らせしたか、お知らせください。 135: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 212頁]  広報紙やホームページ、総合プールでの張り紙や口頭での案内によりお知らせいたしました。 136: ◯14番(太田幸江君)[ 212頁]  広報紙やホームページ、総合プールの張り紙、口頭ということですが、やはり愛西市の方や他の自治体の方は津島市の広報を目にすることは余りないと思います。また、総合プールの張り紙はプールまで行かなければ見ることはできませんので、この3カ月間という期間がどうかと疑問に思うしかありません。そろそろプールに行こうかなと思うのは暑くなってからであり、夏休みに入ってからだという方も多いと思います。そういうことでは3カ月ではなく、もうちょっと長くしてほしいというのがこの苦情の方の思いでした。  私も、この方が見えたので、いろんな方にお聞きしたら、まだ返金してもらっていないという方がちらほら見えました。今回、苦情を言ってこられたということで発見されたわけですが、そういう方も見えて、それで困っているのかどうなのかということです。その上に、500円以上の中プールで泳ぐ金券で外プールも使えますと言うんですが、外プールは210円かな。だから、2回ぐらい入るのに、1枚で外で2回入るんじゃなくて1回ですよと言われて、そのことについても大変その人は憤慨しておりました。  そういうことで、他の市町村に対しての津島市の信頼、そういうことも鑑みまして、ぜひこの返還期間を延ばすべきだと考えますが、どのようにお考えですか。 137: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 212頁]  3カ月の返金期間を設けさせていただきましたが、実際にはまだ回数券を持っておみえになる方も見えると思います。今後、申し出があった場合につきましては、錬成館窓口で返金対応をする方向で調整してまいりたいと考えております。以上でございます。 138: ◯14番(太田幸江君)[ 212頁]  返金期間を3カ月で区切ったのをやめて、これからまだ続けるという大変うれしい返答をいただきました。これを市民の方や近隣市町村の方々にもきちんとお伝えしていただきたいと思います。返金するのは錬成館の窓口ということですので、まだチケットを持っている方は、それが返金されますのでお出かけください。  次に、総合プールの屋内プール再開についてお聞きします。  この再開はいつになるのか、お答えください。 139: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 212頁]  屋内プールの利用を再開するためには、利用者の安全を確保することが前提となります。仮に天井の全面改修をすることとなれば、概算で1億円程度、老朽化した設備等の更新を含めれば、それ以上の経費がかかることが想定されます。  今後につきましては、財政面や施設のあり方等とともに、総合プール以外の修繕が必要な施設を含め、総合的に検討してまいりたいと考えておりますので、再開につきましては現状未定となっております。以上でございます。 140: ◯14番(太田幸江君)[ 213頁]  平成29年度の総合プール利用実績と指定管理者が自主事業で行っていた教室実施状況を教えてください。 141: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 213頁]  平成29年度の総合プール利用者数は、屋内プールで延べ2万5,051人、屋外プールで延べ2,949人でございます。  また、指定管理者自主事業の実施状況につきましては、年長、小学生、一般を対象に年間3期、または4期に分けて実施した水泳教室、泳げない児童を対象とした学童水泳教室、水の抵抗を利用した有酸素運動等を行うアクアプログラムを実施しております。  平成29年度の参加者数につきましては、各対象者、各回の総合計で、水泳教室受講者が延べ672人、学童水泳教室受講者が延べ62人、アクアプログラム受講者、延べ293人となっております。 142: ◯14番(太田幸江君)[ 213頁]  屋内プールの利用者は年間で2万5,051人ということで、これを年間開館日数248日で割りますと、毎日約100人の方がこのプールを利用されていたということになるわけですね。先ほどの公民館でもそうでしたが、クラブやサークル、そしてプールで心や体の健康を促進することは、介護保険料や医療費などが減ることになり、市の財政も、生むわけではないですが、減っていく部分助かることになるわけです。そして、何よりも市民の皆さんに喜んでいただけるということです。市民が集える施設やプールをなくすことは、市民の願いに背を向けることであり、そして市長が掲げる第4次津島市総合計画重点戦略1.笑顔が広がる協働のまちづくりに反するのではないでしょうか。市民、地域、行政が協力して笑顔で支え合う協働のまちづくりとかけ離れていくのではないかと考えます。国の言いなりで、津島市公共施設等総合管理計画、31%公共施設面積を減らすために躍起になっては市民が納得するでしょうか。市民に我慢させるばかりでなく、やはりみんなが生き生きと暮らせるまちにしてこそ財政は生み出せるのではないかと考えます。絞るばかりではなく、やはり潤う、そういうことを考えていく行政に変えるべきだと私は思います。  昨日、上野議員が質問された行政経営改革推進事業の目的と日程をぜひ再度ここでお聞かせください。 143: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 213頁]  行政改革推進事業について、目的、それからスケジュール等について御答弁申し上げます。  この行政改革推進事業につきましては、行政改革の検討のプロセスとして、庁内での検討会議、行政会議を経て、外部の有識者、それから市民の皆さんの参加を呼びかける事前説明会、意見公聴会の開催をいたしまして、さらなる行政改革のひと・もの・ことの見直しを進めていく事業でございます。  スケジュールといたしましては、本年10月5日に外部有識者の会議を開催し、市長からの諮問をいたします。そして、市民を対象とする事前説明会を10月13日から15日までの3回、そしてその事前説明会に参加いただいた方からの市民からの御意見をいただく意見公聴会を10月20日、21日の2回開催をいたします。それを受けて11月13日に外部有識者会議を開催し、市長へ答申する予定でございます。以上でございます。 144: ◯14番(太田幸江君)[ 214頁]  3日の日も上野議員がきちんと言いましたので、私も再度言わせていただきたいと思います。  この行政改革推進事業、有識者会議が10月5日、市民の説明会が10月13日、14日、15日、そして市民の方から意見をいただくのが10月20日、21日ということです。ぜひお出かけいただいて、皆さんの意見を伺いたいと思っていると思いますし、ぜひお出かけください。  ここの進め方ですが、まず最初に市民の意見の公聴会をしてから、こういう意見があるので有識者の皆さん、これを踏まえて考えてくださいというのが筋ではないかと私は考えました。平成24年度にも同じようなことが行われているわけです。津島市公共施設再構築に関する意見募集ということで、パブリックコメントもやられました。ここには、クリックしてもなかなかこれが出てこないんですが、これは私がとっておいた、その内容がなかなか見つからなかったんですけれども、あのとき100通以上の方が意見を寄せたと思います。そして、63件ぐらいの意見としてまとめて提示されたと思うんですが、やはり市の姿勢としましては、「承りますが、しかし」という返答がほとんどだったわけです。だから、もはや有識者会議で決まってしまって、市民の声を寄せたとしても、その変更がなかなかでき上がっていかないと思うんですね。  私は今回、総務委員会で武蔵野市というところに行政視察に行かせていただきました。そこでは最初に、コミュニティセンターを立ち上げるにしても、土地を探すのも、内容を決めるのも、まず市民が主体でやるという、それで運営も市民がやると。市は行政として何をやるかというと、管理費と事業費を補助するということで、その施設、12万人ぐらいの都市なんですけれども、12小学校の市なんですけれども、20個もコミュニティセンターがあるというまちでした。そういう中で市民が生き生きと市の行政に携わり意見を言えるという、そういうことで協力していく、それこそが市民と行政の協働ではないかと今回の視察で思いました。  今回、このようなスケジュールを立てているわけですけれども、平成24年度、私たちとか地域の人たちもたくさん意見を寄せたという記憶があります。しかし、なかなかその内容が変わったという実感はありません。ぜひ、まずは市民の声、市民の皆さんも、今、市長が言われていることは理解されると思うので、どう協力できるか。しかし、私たちの意見もどう反映していただけるか、その折り合いを話し合いでつけると思うんですね。こちらからこうあるべきだとまず提示してしまうことは、市と市民の皆さんとの亀裂を生むことだと思いますので、ぜひ今回はこのように、市民意見公聴会では市民の意見を聞くと言われておりますので、その後の有識者会議でまとめられるときには、その意見がしっかりと反映できるようお願いしたいと思います。ぜひこのことをやっていただいて、それこそ津島にいてよかったな、私たちがつくるまちで私たちの声が届いたなという信頼関係を培っていただきたいと。議員もそのようにしていきますので、ぜひ市長さんもお願いしたいと思います。  それでは、最後に子育て支援についての質問に移ります。  これも3日のときに質問された方も、垣見議員から質問されましたが、私も再度、2日過ぎていますので、市長さんの決意をお聞かせいただきたいと思います。  中学卒業まで医療費無料化、来年度当初から実施するのか宣言していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 145: ◯議長(垣見信夫君)[ 215頁]  この際、申し上げます。  正午を経過いたしましたが、議事の都合上、続いて会議を続行したいと思いますので、御了承願います。 146: ◯市長(日比一昭君)[ 215頁]  中学生までの子ども医療費の無料化の拡大につきましては、6月議会でも申し上げましたが、津島市で子供を産み育てようという若い世代を支援する施策の一つでございます。そういうことでお話をしておりますように、来年、平成31年度当初より実施をしてまいります。 147: ◯14番(太田幸江君)[ 215頁]  大変うれしい、これで市民の皆さんとともに万歳ができると思います。6月議会では、考えておりますとか、財源ができたらとか、いろいろなフレーズがついていましたが、今回、実施しますというお答えでしたので、本当にうれしいニュースです。  それでは次に、発達障害児への支援について質問させていただきます。  平成30年3月に、第4期津島市障がい者計画、第5期津島市障がい福祉計画、第1期津島市障がい児福祉計画が策定されました。これらの計画の目的等を簡潔にお答えください。 148: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 215頁]  それでは、第4期津島市障がい者計画等の目的等につきまして御答弁申し上げます。  まず、第4期津島市障がい者計画につきましては、障害者基本法に基づき策定いたしました障害者の自立及び社会参加を支援するための施策に関する計画で、計画期間は平成30年度から平成35年度までの6年間でございます。  次に、第5期津島市障がい福祉計画につきましては、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき策定されました。障害福祉サービスの提供体制の確保に関する計画で、計画期間は平成30年度から平成32年度までの3年間でございます。  また、第1期津島市障がい児福祉計画につきましては、児童福祉法に基づき策定いたしました。障害児支援サービスの提供体制の確保に関する計画で、計画期間は平成30年度から平成32年度までの3年間でございます。  ただいま御説明いたしました3つの計画のうち、第4期津島市障がい者計画が保健福祉サービス、教育等を含む障害者福祉全般に関する取り組みを定める津島市の障害者福祉を推進していくための基本となる計画となります。以上でございます。 149: ◯14番(太田幸江君)[ 216頁]  津島市の障害福祉を推進していく基本の計画となる第4期津島市障がい者計画における障害者福祉の考え方等を中心に、計画の概要等について説明してください。 150: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 216頁]  第4期津島市障がい者計画では、この津島市を障害のある人が社会の一員として、不当な差別を受けることなく人権が尊重され、住みなれた地域で自立した生活が送れるまちとするよう津島市の障害者福祉を推進していくための基本理念を、障害のある人を初め、誰もが地域でともに生き、ともに支え、ともに参画できる共生社会の実現としております。  この基本理念のもと、障害のある人への理解を深める人の輪づくり、自立生活を支える基盤づくり、社会参加の仕組みづくり、安心して安全に暮らせるまちづくりという4つの基本目標を定め、これらの基本目標を達成するため合計で69の事業を実施することにより、津島市の障害者福祉を推進し、共生社会の実現を目指す計画となっております。以上でございます。 151: ◯14番(太田幸江君)[ 216頁]  この基本理念には、障害のある人を初め、誰もが地域でともに生き、ともに支え、ともに参画する共生社会の実現であるとうたわれています。つまり、障害のある人もない人も安心して暮らしていけるまちをつくっていきましょうという計画です。今回、私はこの理念を深めるために、発達障害児の早期発見と支援について質問いたします。  国は2005年4月、発達障害者支援法を施行しました。発達障害者支援法は、それまでの法律では障害者とみなされてこなかった自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害、学習障害などを発達障害と定義しました。そして、発達障害者の早期発見、早期支援、就労支援、生活等支援、家族に対する支援を国や地方公共団体に義務づけたわけであります。2016年には、支援が切れ目なく行われ、より充実したものになるように改正されました。
     椙山女学園大学看護学部の中島正夫教授は、発達障害がある子供は、虐待の対象になりやすく、集団生活に適応することが困難なことが多く、いじめの対象になりやすいこともある。自己肯定感に乏しく、人への信頼が育まれにくい。これらのことを背景に、学齢期以降は不登校やひきこもり、さらには反社会的行動などが生じることもあると報告し、だからこそ発達障害の子供は早期に気づかれ、保護者支援を含め適切に対応されることが重要であると言っています。  集団を乱す、空気が読めない、こだわりが強い、育てにくい、走り回るなど、一見普通に見える子なのに、何でこんな行動をとるのかなと思われる子がいると思います。しかし、これは本人が一番困っていることなのです。障害で苦しんでいるのは本人です。保育士さんの中では、困った子は困っている子という合い言葉で、子供が引き起こす問題行動は発達障害ではないかなということも視野に入れながら子供たちの発達を見守っているのが今現状ではないでしょうか。  このように、早期発見、そして支援、誰もが安心して暮らせる、そんな認識を得るために、津島市において乳幼児期に早期発見、切れ目のない支援がどのようされているのか、検証したいと思います。  それでは、早期発見においては、健康推進課が実施している乳幼児健診が大切だと思います。早期発見の手だてとしてどのような努力がなされているのか、またどのようなことに留意しているのか、お聞かせください。 152: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 217頁]  健康推進課で実施しております乳幼児健診であります4カ月児健診、1歳6カ月児健診、2歳児歯科健診、3歳児健診におきまして、子供の発達を確認し、支援が必要な子供を把握しております。  また、健診の際におきましては、保護者に対しまして定型発達のリーフレットをお渡しし、子供の発達について保護者にも意識づけを行っております。  こうした健診等を通じまして、保護者の困り感や発達過程における気づき、育児不安、育てにくさに対し寄り添い、家庭力や養育力の支援については、関係機関と連携を図りながら、つながる支援に努めているところでございます。  当市といたしましては、乳児から就学まで、どの家庭におきましても、成長の喜びを保護者とともに共感し、相談しやすい関係づくりを大切にすることが早期対応につながると考えております。  なお、健診未受診児に対しましては、受診勧奨の手紙を郵送するとともに、健診対象月の2カ月後までに市や医療機関、他市町村での受診がない場合は、地区担当保健師が家庭訪問して状況を把握しておるところでございます。以上でございます。 153: ◯14番(太田幸江君)[ 217頁]  それでは、支援の連携ということで、健康推進課と保育園とはどのような連携をしているか、お聞かせください。 154: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 217頁]  健康推進課におきましては、保護者に対し、電話、訪問、面接での支援を行うとともに、保育園へは保護者が不安に思っていること、子供の特徴などについて情報提供をしております。  また、保育園において気になる子供につきましては、情報を受け連携して支援しております。そのほか、愛知県青い鳥医療療育センター、あいち発達等障害者支援センター等による巡回相談に保健師が出席し情報共有したり、年1回市の開催する保育士研修会に保健師が参加し、乳幼児健診では発見できない子供がいることなどを話し、集団の場で目立ってくる子供の早期発見、適切な支援につながるようにしております。以上でございます。 155: ◯14番(太田幸江君)[ 218頁]  では、保育園においては保育士の障害加配がありますが、手帳を持っていない特別な配慮が必要な児童もいると思います。それらの児童の対応のため、保育士の加配などは考えているのでしょうか。 156: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 218頁]  手帳を持っておらず支援が必要な児童につきましては、現体制におきまして各保育士の連携により適切な保育を実施しているところでございます。以上でございます。 157: ◯議長(垣見信夫君)[ 218頁]  太田さんに申し上げます。  申し合わせの時間を経過しようとしておりますので、議事運営に格別の御協力いただきますようお願いいたします。 158: ◯14番(太田幸江君)[ 218頁]  それでは、時間もないということなので、今回、私は、この発達障害児のことについて各課を回らせていただき、いろいろな手だてをして連携している様子を見させていただきました。その子供たちにとって多くの人がかかわっていく、そして一般市民の方がその障害を理解していただくことが、子供たちの発達、そしてその子供たちを育てている保護者の皆さんへの安心した子育てへつながると思います。悲しい事件が起きないよう、ぜひ津島市でも、本当に頑張ってみえると思うんですが、今以上の努力をお願いしたいと思います。  そして、また現場の方々や保護者の方々から本当に頼りにされているという津島の宝物も見つけました。津島の市民病院には、小児科で発達診断を行っている先生が見えるということです。どうしても発達診断を行う青い鳥まで行くには、時間がかかったり、予約がとれないとか、そういうことがありましたが、津島市民病院でも小児科において、そのような先生が見えるということ、そして特別支援教育相談員という方がおられて、この方が切れ目ない相談、そして切れ目ない保育園保健師さん、保育園保育士さん、先生をつなごうと今努力して、その方の存在、そういうことをお聞きしました。津島市の人材、本当に大変豊かであったということで、ぜひその人たちをもっともっと市が支援していただいて広めていただきたいと思います。  もう一つ提案としては、学校で特別支援教育相談員がいるということで、保育園にも発達障害支援保育相談員というのを私は設置してほしいということを提案いたしまして、質問といたします。ありがとうございました。 159: ◯議長(垣見信夫君)[ 218頁]  ここで午後1時15分まで休憩いたします。        午後 0時15分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 1時15分 開議 160: ◯議長(垣見信夫君)[ 219頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、長尾日出男君の発言を許します。        3番 長尾日出男君〔登 壇〕(拍手) 161: ◯3番(長尾日出男君)[ 219頁]  議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。  昼一番で皆さん眠たくなるかもわかりませんが、最後までよろしくお願いします。  津島市の財政状況は、今も厳しい状況が続いていることは承知をしているところであります。財政状況をよくするには、歳入をふやすか、歳出を抑制するしか方法がありません。歳出抑制策としては、職員の定数削減、手当を含めた給与の削減、指定管理制度や民間委託、各種の補助金の見直しやカット、公の施設の有効利用など、各種の歳出削減に努めてこられました。  一方、企業誘致や税・保険料などの収納率向上など、歳入の確保にも努力されているところでありますが、現状、津島市の財政状況は完全回復までには至っておらない状況であります。そして、次から次へとお金が要ることが湧いてきております。いろいろ質問を聞いていますと、お金さえあればなと感じるところであります。  しかし、明るい兆しも見えてきました。  今日まで財政悪化の主たる要因と言われておりました津島市民病院が、平成29年度は黒字決算となりました。先日行われました平成30年度第1回津島市民病院経営改革評価委員会において、委員の方から、津島市民病院の経営状況は上昇気流にあるが、津島市民病院の基盤がしっかりするまで、また将来に向かって確実に経営が安定するまでの礎を築きたい。もうしばらく見守ってほしい、支援が欲しい旨の発言がありました。私も、しばらくは支援の必要はあると思っております。  また、今議会の初日に、代表監査委員から津島市の平成29年度決算についてのお話がありました。その中で、経常収支比率が津島市は92.5%であり、財政の硬直状態である旨の発言がありました。そして、打開策として、歳入をふやすことが必要であるとの発言がありました。  そこで、今回は歳入をふやすにはどうしたらいいか、どのような方法があるかに絞り、質問をいたします。現在実行中のことや、これからの課題、可能性についての質問をやっていきたいと思います。  通告書の順序に従い、質問をさせていただきます。  まずは、現状の取り組み状況についてお伺いします。  要旨1.企業誘致の現況についてお伺いします。  現況と進捗率についてお答えをください。 162: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 220頁]  企業誘致につきましては、これまでに都市計画法第34条第12号に基づき、宇治、白浜、鹿伏兎の3区域、合計約21万平方メートルを指定し、条例で進出可能な業種として製造業の一部業種を定め、さらに緑地緩和や企業誘致の補助金制度を創出し、積極的に取り組んでおります。  これまでに製造業5社の誘致に成功し、全体面積の約34%の進捗となっております。  誘致した企業のうち2社は既に操業を開始し、3社は建設工事中、または工事準備中であり、現在数社と進出に向けた調整を進めております。以上でございます。 163: ◯3番(長尾日出男君)[ 220頁]  100%埋まるように努力をしていただきたいと思います。お願いをしておきます。  次に、初歩的な質問になりますが、津島市にとって企業誘致はどのようなメリットがあるかお聞かせください。 164: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 220頁]  企業誘致を促進することは、市の財政面で直接影響がある税収確保のほか、市民が働く場の確保、誘致した企業の従業員が津島市に定住していただくことが期待できますので、引き続き積極的に進めてまいりたいと考えております。  また、企業誘致活動やその後の御相談を窓口をワンストップ化しておりまして、これら津島市の積極的な取り組み姿勢について、御相談をいただいた企業やその関係者の方からは、津島市が親身に相談に乗っていてくれて大変ありがたい、企業誘致に対する市の本気度を感じる等の御意見も伺っており、こうした取り組みが市のイメージアップにつながっていると感じております。以上でございます。 165: ◯3番(長尾日出男君)[ 220頁]  津島市にとって、税収確保、働く場の確保、従業員の定住等のメリットがあるとの御答弁であります。  確かに、津島市としてのメリットはあると思いますが、工場が来ると騒音がうるさいとの意見も聞きます。そこで、企業誘致は私ども津島市民にとってメリットは何があるか、当局の見解をお聞かせください。 166: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 220頁]  新たな企業の進出により、市民の方の働く場の確保がなされることはもとより、企業等からの税収が増加することで市の財政基盤が強化され、行政サービスの向上が期待できます。  また、津島市に企業がふえていくことで、地域住民との交流の機会や災害時の避難所協定等の地域貢献活動、並びに学生の職場体験機会の提供等、活力あるまちづくりにつながっていくことを期待しております。以上でございます。 167: ◯3番(長尾日出男君)[ 221頁]  働く場所が確保されることと、行政サービスの向上が期待できるとの御答弁であります。  働く場所が確保できれば津島市からの転出も少なくなると思いますので、引き続き企業誘致に努力をしてください。  そして、御承知のとおり、都市計画法34条12号で誘致できるものは製造業に限られております。その企業と取引のある、例えば運送業や飲食店の誘致も同時に取り組んでいただきたい。  特に、市街化調整区域にはいろいろな制約がありますが、どうすればクリアできるか研究をしてみてください。よろしくお願いをいたします。  次の質問に移ります。  要旨2.公有財産の有効利用の現状についてお伺いします。  当局は、今日まで歳入の確保のために公有財産の売却を進めておられます。進みぐあいが遅いのではないか、何か問題があるのではないかと懸念をいたします。  そこで、お尋ねをいたします。一つは喜楽住宅の件、もう一つは給食センターの跡地についてでございますが、現状をお聞かせください。 168: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 221頁]  旧市営喜楽住宅跡地につきましては、現在のところ住居系の利用を想定したプロポーザル方式による民間への売却を予定しております。  現在、庁内の普通財産処分検討委員会にて予定価格を精査するなど、今年度中の実施に向け準備を進めているところでございます。  旧学校給食共同調理場跡地の売却につきましては、昨年7月に一般競争入札にて売却を予定いたしましたが、申込者がなく、現在は先着順による随時募集を行っております。  現在、数件の問い合わせをいただいている状態でございます。以上です。 169: ◯3番(長尾日出男君)[ 221頁]  双方とも売却に向けて取り組んでいるとの御答弁でありますが、特に給食センターの跡地は貸し付ける方法もあると思いますが、その辺のところはどのように考えておみえになりますか。 170: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 221頁]  売却を第一にしっかりと進めていきたいと考えておりますが、万一にそのような場合になりましたら、さまざまな視点で検討が必要であると考えております。 171: ◯3番(長尾日出男君)[ 221頁]  聞くところによりますと、あの喜楽住宅は現状のまま、いわゆる建物が建ったまま売りに出されるとお聞きしておりますが、通常、更地にしたほうが売りやすいと考えますが、どうしてそのようなことをされていますか。お聞かせください。 172: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 222頁]  喜楽住宅の建物を残したという理由でございます。  旧市営喜楽住宅の跡地につきましては、定住促進の観点から、先ほど総務部長も答弁いたしましたとおり、引き続き住居系としての土地利用が望ましいと考えております。  売却に当たりましては、民間ならではの魅力的な町並みの創出を期待し、敷地の区画割りなども含め、民間事業者が自由に御提案いただくことを予定しております。  旧市営住宅建物の解体等跡地の開発を一体で行うことによって、より効率よく事業が進むものと判断し、区域内全体を現況のまま売却することとなっております。以上でございます。 173: ◯3番(長尾日出男君)[ 222頁]  要するに、トータルで取り扱ったほうが津島市にとってはメリットがあるというふうに理解をいたします。  次の質問に移ります。  以前、私は名古屋市が公園の一部を貸し出し、歳入の確保をされているという紹介をさせていただきました。その後、6月議会の質問で、サウンディング型方式で進めたいとの御答弁をいただきました。その後の状況をお聞かせください。 174: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 222頁]  サウンディング型市場調査とは、事業の発案段階や事業化の段階において民間事業者の方に意見や提案などを求め、その市場性の有無や実現可能性の把握、またアイデアの収集等を目的とした調査であります。  この7月9日に当市のホームページに掲載いたしました津島市における都市公園の管理運営方針に関するサウンディング型市場調査では、都市公園の中で規模が大きい天王川公園、東公園、海西公園及び市民の森を対象に事業の提案を求めました。  7月25、26日に開催した事業説明会や現場説明会では、飲食店事業者やコンサルタントなど22組の参加がありまして、8月22、24日に実施した提案ごとの個別の直接対話では、6組の民間事業者と意見交換をさせていただきました。現在はこの対話結果を取りまとめている最中でありますが、主に天王川公園、東公園などを中心に民間事業者による飲食店出店の可能性や土地の有効活用について御提案がありました。  今後は、結果の概要を市のホームページで掲載するとともに、実現可能な事業等の検討をしていく予定であります。以上でございます。
    175: ◯3番(長尾日出男君)[ 222頁]  問い合わせがあったということであります。私は、うまく実現に向かうといいなあと思います。  言うまでもなく、実現すると今までの管理費の削減はもちろん、それに加え歳入が得られるということになりますので、二重に財源確保になると思います。当局の御尽力をお願いしておきます。  次の質問に参ります。  要旨3.民間の土地利用、特に生産緑地の活用についての質問に移ります。  生産緑地とは、市街化区域内にある農地で固定資産税の減免措置であると理解をしておりますが、生産緑地とはそもそもどういうことか、再度お尋ねをいたします。 176: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 223頁]  生産緑地の農地と固定資産税のことも含めて御答弁させていただきます。  生産緑地とは、都市環境の保全等を目的に生産緑地法に基づき指定される市街化区域内にある農地であります。当市では、市街化区域内にある農地について宅地化する農地と保全する農地に分類し、平成4年12月に保全する農地として289団地33.89ヘクタールを指定いたしました。  市街化区域にある固定資産税は、農地であっても宅地並み課税が基本となりますが、生産緑地に指定されることにより、指定後30年間農地として適正に管理をする義務を負うものの、農地並みの課税となっております。以上でございます。 177: ◯3番(長尾日出男君)[ 223頁]  今の御答弁で、生産緑地に指定すると30年間の縛りがあるということでありますが、どうすれば解除が可能なのか御答弁をお願いします。 178: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 223頁]  生産緑地は、指定されることで農地としての管理義務が生じることから、指定から30年間は農地として適切に管理していただく必要があります。  指定後30年を経過した場合には、市に対して生産緑地を公共用地として買い取るように申し出することができ、この申し出に対し、市が買い取らないと判断した場合は生産緑地が解除されます。  なお、指定後30年を経過していない場合で申請者の都合による解除といたしましては、その生産緑地で農業を営んでいる方が死亡、または重大な病気などで農業を続けることができないと診断された場合には例外的に解除ができます。以上でございます。 179: ◯3番(長尾日出男君)[ 223頁]  農業を営んでみえる方が死亡や病気にかかられたら解除できるということであります。  先ほどの答弁で、平成4年12月に指定されたということでありまして、平成34年には期限が到来いたします。その後は固定資産税が市街化並みになると聞いておりますが、その後はどのようになるかお聞かせください。 180: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 223頁]  市街地における生産緑地の保水機能や緑地の提供など、生産緑地が都市に与える効果を考慮し、国は平成25年5月に生産緑地法を改正し、今年の4月1日より施行されました。  この改正では、今後も長く農業を営むことを希望する方に向け、指定後30年を経過する生産緑地に対しては、30年を経過する前に特定生産緑地に移行できる制度が新設されております。  生産緑地から特定生産緑地に移行することで、以後10年間、この10年には指定期間の再延長もございますが、農地として適正に管理する義務が生じるものの、今までどおり固定資産税は農地並みの課税となります。以上でございます。 181: ◯3番(長尾日出男君)[ 224頁]  いわゆる特定生産緑地にすることで農地並みの固定資産税でいけるということと、10年単位で生産緑地としてどうするかの判断ができる。要するに、弾力性のある改正になったというふうに思います。  一方、生産緑地の指定とあわせて納税猶予をされている農地もあるとお聞きしておりますが、生産緑地と納税猶予との関係はどのようになるかお聞かせください。 182: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 224頁]  現在、市街化区域内の農地をお持ちの方に相続が発生した場合、その方が所有していた農地が生産緑地に指定されていれば相続税の納税猶予を受けることができます。この納税猶予を受けられた方は、農地としての利用を継続していただければ生産緑地の指定から30年経過後も現世代 ── その方の代ですね ── 現世代に限り、引き続き納税猶予を継続することが可能です。  ただし、次の世代に相続が発生した場合にも相続税の納税猶予を受けようとする場合は、指定から30年を経過する日までに特定生産緑地へ移行しておく必要があります。  また、これまでの制度では生産緑地は貸し付けることができませんでしたが、今年の9月1日に施行されました都市農地の貸借の円滑化に関する法律では、一定の条件を満たした場合は生産緑地をほかの方へ貸し付けても生産緑地が継続する新たな制度が創設されております。  これらの制度につきましては、農業を営もうとする方にとって重要な事項となることから、市では今後、農業委員会やJAなどとも連携いたしまして説明会などを開催し、周知を行ってまいります。以上でございます。 183: ◯3番(長尾日出男君)[ 224頁]  生産緑地を解除されても納税猶予を継続できるということでありますので、ひとまず安心といいますか、混乱は避けられるというふうに思います。  私は、この機会に生産緑地を宅地化し、固定資産税の増額を図るべきだと思いますが、当局の見解をお聞かせください。 184: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 224頁]  議員御提案のとおり、今後は農地として管理を望まない方については指定から30年が経過する平成34年12月以降に、市に買い取り申し出の手続を経た上で宅地などに開発することは可能となります。  しかしながら、国が平成28年5月に閣議決定いたしました都市農業振興基本計画では、これまで生産緑地を初めとする市街化区域内の農地について、「宅地化すべきもの」から「都市にあるべきもの」へと方針が転換されました。  当市の場合、生産緑地が急激に宅地化した場合は雨天時における雨水の浸透や貯留など、洪水を未然に防止する機能がなくなることから、これまで浸水実績がない場所でも新たな水害が発生することが懸念されるため、市といたしましては一定量の生産緑地を確保する必要があると考えております。  このことから、今後も確実に維持管理ができる見込みのある農地につきましては、良好な都市農地の確保を目的に、今後の説明会などでも特定生産緑地への移行を御案内していきたいと考えております。以上でございます。 185: ◯3番(長尾日出男君)[ 225頁]  現状、生産緑地はため池として防災に貢献しているので、一概に宅地化は望ましくないとの見解と思いますが、地権者にとりましては、農地として維持していくよりも現金化したいと望んでおられる方も多いと思います。  そこで、今後防災として活用する場合は、救済措置、いわゆる補助制度も考えるべきだなというふうに思いますので、これは要望としておきます。  次の質問に移ります。  先ほども話をしましたが、平成29年度決算を顧みて、代表監査委員より、津島市の経営収支比率が高い、財政が硬直化しているとの話がありました。  財政が硬直化とは、一般家庭に置きかえるとどういうことなのか、また行政に置きかえると何が困るのか具体的にお示しください。 186: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 225頁]  経常収支比率とは、毎年度決まって入ってくる収入の中から人件費、扶助費、公債費といった支払う義務のある経費や、公共施設の維持管理経費など、毎年固定的に支出しなければならない経費にどれだけ使われたかを示したものであります。  一般家庭で例えてみますと、毎月の給料に占める食費、光熱水費などの生活費や、ローンの返済に充てられている費用の割合といえます。この数値が低ければ将来のための貯金や家の増改築など、さまざまなことにお金が使えることになり、逆に数値が高ければ生活費やローンの返済で精いっぱいの状態にあるということになります。  津島市におきましては、92.5%と高い数値となっており、基金への積み立てや投資的経費にかけられる財源が限られるなど、厳しい状況にあると考えております。以上です。 187: ◯3番(長尾日出男君)[ 225頁]  この状況を打破するには、歳入をふやす必要があるとの説明がありました。  現在進めている企業誘致も一つであり、また公有財産の貸し付けも一つであると思いますが、私は人口の増加促進も重要であると思っています。先ほども、行政のコストの削減を行うにはやはり人口増加が必要だというお話もございました。特に、若い方たちの増加が必要であるというふうに思います。  そこでお伺いします。津島市は現在人口増加対策をどのように取り組んでおみえになりますか、お聞かせください。 188: ◯市長公室長安井賢悟君)[ 226頁]  津島市では、少子・高齢化の進展により人口が減少を続けており、平成28年3月に策定しました津島市まち・ひと・しごと創生総合戦略では、人口減少を抑制するために定住、出産、子育て、産業、雇用に関する取り組みを定めまして、重点的に推進しているところでございます。  若者の定着にかかわる施策といたしましては、津島市に住み続けながら働けるようにすることを目標に掲げて、多様で安定した職場の開拓として企業立地の推進や起業環境、これは業を起こす環境でございますが、起業環境の整備等、また利便性の高い居住環境の整備としまして、幹線道路を初めとする道路整備や都市公園等のインフラ整備などに取り組んでおります。  また、若い世代の結婚、出産、子育てを応援することを目標に掲げ、津島市で子育てしたくなる環境づくりとして子育て世代への子育て応援券の交付、子育てに関する相談や交流の場である子育て支援センターの機能強化等、子育てしやすい環境整備のほか、子供が健やかに成長できる環境づくりとしまして、領事館と連携した小学校での国際理解教育や子供の体力づくりプログラムの実施、学校支援地域本部のコミュニティスクールへの移行を目指すなども子供の教育環境の充実として取り組んでいるところでございます。以上でございます。 189: ◯3番(長尾日出男君)[ 226頁]  3つのキーワードが出てきたと思います。  まず、インフラ整備、医療を中心とした福祉の充実、教育環境の整備、重要な要素であるというふうに私も思います。  少し掘り下げて質問に移ります。  インフラ整備は、道路整備から下水道整備、そして住宅整備まで幅が広く、お金もかかり、時間もかかります。私はかねてからJR関西線永和駅北側の開発を望んでおり、たびたび当局にも質問をしてまいりました。名古屋駅から15分、そして近距離で便利であります。ここが開発できたら、津島市の南玄関口として発展し、津島市の財政力アップの一助になればなと思っておりました。  それには、永和駅の北門を開設することが必須条件であります。御承知のように、JR東海さんは1つの駅に2つの改札口は要らないとの方針であります。蟹江町さんは、やむなく橋上駅の建設に取り組まれました。聞くところによりますと、約30億円の建設費がかかるそうです。津島市も同様にしたらどうかと思いますが、現状、そんな財源、財政力はありません。  一方、永和駅は愛西市市内に存在しており、愛西市の動向、協力なくしては開発ができない。そして、永和駅北側はほとんどが津島市の土地であります。利益を得るのは津島市であります。愛西市側から見れば、力が入らないのではないかなというふうに思います。せっかくのよい場所でありますが、境界線あたりの開発は難しいと感じるところであります。  また、津島市には名鉄津島駅以外にも名鉄青塚駅がございます。ここも、あま市との境に駅があり、所在は津島市でありますが、あま市との協議が必要であり、開発ができても時間がかかるなあというふうに思います。  そうなりますと、残されたのは名鉄津島駅であります。しかし、名鉄津島駅周辺は一方通行が多い、南北に通じる道路がない、道路の幅員が狭いとの問題があり、駅周辺のインフラ整備はできているとは思いません。それに、名鉄津島駅周辺は私有地であります。JR東海関西線の永和駅や名鉄青塚駅のような自治体間の調整とは違った調整が必要となってきます。  いずれの場所も、開発はできても時間がかかると言わざるを得ません。それでは、どうするかであります。  時々、天王通りの開発の話が出てきます。御承知のとおり、シャッター通りであります。なぜこうなってしまったか。大型店舗の到来で商店街が陳腐化した。これは時代の流れというか、消費者ニーズが変わったこと、駐車場整備のためなど、車ニーズに対応し切れなかったことが原因と思われますが、これは津島市に限らず日本全国的な問題であります。そして、天王通りはもう一つの要因があると私は思っています。それは、ここを誰が開発するかであります。  天王通りは県道であります。言うまでもなく、愛知県が主導権を握ってやっていただくのが筋であります。しかし、現在バイパスの開通を目指して取り組んでみえます。同時に、天王通りを並行して取り組まれることは考えづらい。天王通りについては、バイパスの完成後に取り組まれる考えが順当ではないかと思います。そうなると、今は何も手をつけられない状況になってしまいます。  そこでお尋ねをいたします。県道名古屋津島線の本町3丁目から橋詰町2丁目の進捗状況について、現況をお聞かせください。 190: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 227頁]  県道名古屋津島線は、津島市の本町3丁目から橋詰2丁目までの未開通区間509メートルございまして、平成16年に街路事業として国の認可を受け、今年の3月に変更の認可が認められまして、平成35年度末までの期間で愛知県において用地買収が行われております。  現在の用地進捗率は市も愛知県に協力し用地の交渉を行っておりますが、用地取得がかなわず約76%となっております。  また、まとまって用地取得ができている横町、筏場町、片町1丁目の地内で計画道路の南側歩道幅約5メートル、延長といたしまして約170メートルの歩道が一部整備されております。  今後の見通しといたしましては、県道名古屋津島線は本市の東西を貫く幹線道路であり、またまちの魅力や活性化につながる本市のシンボル道路でありますので、引き続き県に協力しながら積極的な用地交渉を進めてまいります。以上でございます。 191: ◯3番(長尾日出男君)[ 228頁]  平成16年度で街路事業として国の認可を受けて、今年3月に変更許可が認められ、平成35年度末までに用地買収を行うとの計画であるという御説明でございます。  話を伺うと、平成16年から始まり、14年余りの経過と勘違いしそうでありますが、そもそも最初の計画は昭和39年に始まりました。その後、計画どおりにいかなかったので平成16年に見直され、それが現在に至っております。要するに、計画を立ててから50年余りの年月がたっているということであります。  私が心配するのは、果たして平成35年に完成するかということであります。この間、ほかに何も手をつけられないかということであります。次のステップ、別の考え方を検討すべきであると私は思います。そうしないと、ますます津島市は陳腐化するし、失われた時間は取り戻せません。  そこで、バイパスの開通を前提としたまちづくりではなく、違う方法で、違う観点から取り組む必要もあると思います。例えば、今市場町2丁目から天王通り5丁目までの県道の拡幅、そして天王通り5丁目から昭和町2丁目までの市道の拡幅を進め、大型バスが通行できるような道幅にし、広い動線を南北に一つつくる。そして、大型バスの乗降場や駐車場を整備する。  あの近くには、名前を出して恐縮でございますが、ヨシヅヤさんの駐車場があります。その一部を乗降場にするとか、また大型バスの駐車場に模様がえできないかというところであります。一度、関係者と協議をしていただきたいというふうに思います。  私は、これが完成できれば津島市の発展の中心になる。礎になり、津島駅西のにぎわいが創出できると思っています。  以前、私は津島神社の南門付近を観光拠点にされたらどうかの質問をさせていただきました。これはこれとして、もう一方の考え方といたしまして、天王通りに焦点を切りかえ、今申し上げた駐車場の一角に津島市の特産物を集めた土産物店、ソフトクリームや串カツ、たこ焼きなどの販売店、またうどん屋さんとかきしめん屋さん、喫茶店、それから地酒や生ビールの一杯の飲み屋さん、要は観光バスを降りたらちょっとくつろげる場所をつくる。そして、その足で津島神社の参拝や市内観光、寺院めぐりに行っていただく拠点づくり、おもてなしの場所が必要であると思います。もちろん、トイレの併設は必要であります。  また、電車で津島市にお越しいただいた方が、電車を降り、津島神社さんへ向かう間に市内観光の中継点としての利用もできるというふうに思っていますので、検討をしてみてください。これはお願いにしておきます。  次の質問に移ります。  福祉政策についてお伺いします。  福祉において、津島市のすぐれている点、またちょっと取り組みがおくれているなという点をお聞かせください。 192: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 228頁]  津島市では、さまざまな福祉施策に取り組んでいるところでございます。  特に、「子ども・子育て応援都市、つしま」を実現するため、ゼロ歳から2歳までの育児の不安や身体的、経済的負担の軽減を図るため、子育て支援サービスに使える応援券を交付するつしま子育て応援券事業、就学前の子育て家庭がいつでも遊びや相談ができる子育て支援センターの土・日開所などの事業を実施しております。  そのほか、子どもの居場所づくり事業、子育て世代包括支援センター事業など、子供が生まれる前から、産み、育てるまで丸ごと応援するための各種事業を一連の施策として実施しております。  また、高齢者福祉施策としましては、介護保険料の設定に対し、被保険者個々の負担能力に応じたきめ細かい保険料負担とするため、17段階に細分化いたしました。  認知症対策につきましては早期から取り組んでおり、認知症サポーター養成講座を開催し、受講者の中からさらに積極的にボランティア、いわゆるオレンジサポーターの活動や、昨年度から海部地区で先駆的に実施した認知症徘回者捜索模擬訓練などの認知症を広く理解してもらう取り組みをいたしております。  また、地域包括ケアシステムにつきましては、医師会などの協力を得て医療と介護の連携が進んだこと、津島市民病院を有していることなどにより、他市町村より早く取り組むことができております。この先行したメリットを生かすため、地域包括ケアシステムの専属部署を設け、海部6市町村と共同で海部医療圏在宅医療・介護連携支援センターを設置するなど、さらなる地域包括ケアシステムの構築を進めているところでございます。  以上、御答弁いたしました内容がすぐれている点であると思われます。  一方、先ほど申し上げましたすぐれている点があるにもかかわらず、子供医療費無料化の取り組みが県内他市と比べておくれていることなどにより、全体的に施策が充実していないというイメージが持たれているのではないかと考えております。  また、先駆的、すぐれた取り組みを実施しておりますが、市民等に広く浸透していないなどの課題があると考えられますので、より効率的な周知に努めていくことが必要であると考えております。以上でございます。 193: ◯3番(長尾日出男君)[ 229頁]  お聞きした限りでは、子供医療費の無料化以外は他の市町村に比較し、劣っているとは思われません。  子供医療費無料化については、来年4月から実施すると日比市長は公言をしております。これが実施されれば、子育て世代の津島市からの転出もなくなるだろうと思います。また、津島市民病院の存在は近距離で医療サービスが受けられるし、各種の老人向けサービス機関も整備されており、福祉の充実したまちであると私は思っております。
     次に、教育環境でありますが、福祉施策同様、すぐれている点、劣っている点についてお聞かせください。 194: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 229頁]  津島の教育の場合には、校舎の老朽化がかなりきているところを感じております。  逆に、よい点でございますが、津島市の教育環境を見た場合には、市内に3カ所の県立高校があり、隣接する場所には私立高校もあります。近い距離の間に4つの高校があることは、中学生にとって高校の選択肢が広がり、とてもよい教育環境にあると思います。  津島市の教育では、学校で2学期制を導入しています。2学期制は3学期制より授業時間数をより多く確保することができ、子供たちとじっくり向き合った学習指導ができ、児童・生徒の学力の向上を図っております。  また、津島市では同時に領事館事業を展開しており、異文化に触れることにより国際色豊かな児童・生徒を育みます。英語教育では、その強化が求められる中、12の小・中学校に対して6人の外国語指導助手を配置し、英語教育にも力を入れています。  そのほかに、特別支援学級だけでなく通常学級を含めて子供たちのきめ細やかな見守りのために、主に小学校に学校支援員として補助員を手厚く配置することにより、児童・生徒の健全育成に努めております。以上でございます。 195: ◯3番(長尾日出男君)[ 230頁]  ソフト面ではさまざまな取り組みをされており、他の市町村には劣らないと思います。  また、公の施設の見直しの中で、小学校区を残し各種のサービスを小学校区に集約させるとの方針で進められております。この結果、学校が近くにあることも子供たちにとってはいいことだなというふうに思います。また、津島市においては保育園児の待機もありません。  ただし、雨漏りやトイレ改修等、建物の整備が立ちおくれております。一言で言うと、財源確保ができれば解消できます。  今は、まず財源確保をどうするかに取り組むべきであります。要するに、財政難を除けば津島市はよいまちだと私は思います。  そこで、本題に戻ります。津島市で定住していただく、特に若者が定住する施策の推進を積極的に進めなくてはならないと思います。定住については企業誘致を進め、職場を津島市に確保することによって流出を食いとめる、転出を食いとめることの効果は認めますが、一方、津島市以外から津島市に勤めていただける従業員の方々に津島市に定住していただく政策も必要であると思います。そのためには、津島市に定住していただくメリットをつくり出さなくてはなりません。  現在、津島市は津島市まち・ひと・しごと創生総合戦略の名のもとに人口増加対策を実行中であります。主なものとしては、福祉の充実、居住環境の整備、ふだんの生活がしやすいまち全体が生き生きしている活気があふれるまちをつくり出そうと努力されております。  先ほど、それぞれに具体的に誇れること、改善すべきことについてお伺いしました。先ほどの答弁にもありましたが、子供医療費無料化がおくれているため、全てが打ち消されているようにも感じるとのことでありますが、子供医療費については、何度も言いますが、来年度4月より実施したいと市長も答弁しているので、その後は堂々と津島に住んでくださいとPRできると思います。  そして、定住を促進するには住宅の整備が必要であります。かねてから私は市営住宅を集約し、跡地を若者向け住宅にあっせんしたらどうかと提案をさせていただいております。そのためには集約した市営住宅の建設が必要でありますが、当局は今後市営住宅の建設は行わないとの見解であります。  よく考えてみますと、周辺自治体において津島市以外では市営住宅や町営住宅の存在はないと思います。今後の自治体間競争においては、市営住宅の建設は重荷になると思いますが、このまま推移することは本来得るべき歳入が得られない状況も出てくると思います。時は金なりであります。そして、過ぎ去った時間は取り戻せません。一刻も早く打開策を打ち出すことが必要であると思います。  何度も申し上げて恐縮ですが、一部を除き市営住宅は耐震構造になっておりません。そして、1階建てであります。この地区は海抜ゼロメーター以下地帯であり、浸水の危険があります。また、地震によって倒壊した場合、保険ではカバーできないとお聞きしております。その場合は、津島市が補償する、いわゆる税金で補填をせざるを得ません。現状、津島市の財政状況から考えますと、十分補償ができるか心配をしております。そこでどうするかでありますが、私は市営住宅を集約し、安全な場所で暮らしていただくことが先決であると思います。  当局は、こんな財政難のときにそんなことができるかと思われるかもしれませんが、以前提案していることを一度検討してみてください。  内容を少し申し上げます。市営住宅をビル化する、もちろん家賃は今までどおりとする。1階にはコンビニエンスストアを誘致する、日常に使う品物は手に入るし、お金の出し入れもできる。内部、外部を問わず、高齢者が利用できる銭湯や遊技場を併設する。高齢者が伸び伸びと病気にかからず健康で長生きしてもらう。ひいては、医療費の抑制につながる。  また、津島市民病院と直結した診療所を併設する、急病のときはボタンを押せば医師が駆けつけてくれる。一カ所に固まれば配食サービスも受けやすくなる。今は核家族化が進み、ひとり暮らしや老々介護の家庭もふえております。一人で安心して暮らせる環境が必要であります。そのためには、特養施設との提携や併設も検討する。当初は市営住宅として使用するが、需要に応じて用途変更も視野に入れる。そうすれば、老後の心配がない、津島市に住んでもいいという若者がふえるかもしれません。  以上、理想というか、夢を申し上げました。しかし、問題は財源であります。そこで提案でありますが、スクラップアンドビルドという言葉があります。現状の価値をさまざまな手法を用い、2倍、3倍にすることであります。  過疎化対策で公有地を若者に無償貸与や贈与をしている自治体もあります。そこで、津島市は市営住宅の跡地を若者に分譲する。ただし、定価では誰も買ってくれません。安価にすることで、安くすることで将来的に支払うローンの金額を下げ、生涯払う出費を抑える。ただし、土地の固定資産税や家屋の固定資産税はお支払いをいただく。そして、所得に応じた住民税、いわゆる市民税はお支払いいただく。そうして得た歳入を、先ほど申し上げた建設費や家賃の差額に充当する。当初の投資費用は要るが、後で回収する。要するに、総合的に採算を合わせることに取り組んでいただきたい。そうすることで、市民、若者、津島市にそれぞれメリットを感じていただけるのではないかと私は思います。  夢を膨らませることにお金がかかりません。法律的な問題、そして現時点には厳しいと思われるかもしれませんが、一度研究をしてみてください。  できることから、やれることからトライをしてみてください。できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを前向きに考えてみてください。  以上、長々と申し上げました。私の提案に対して、もし市長が御意見があればお伺いしたい。なければそれで終わりますが、どうですか。 196: ◯市長(日比一昭君)[ 232頁]  貴重な意見をいただきました。ありがとうございます。  いずれにいたしましても、若者が住み、定住していただくということが大切でございます。  企業誘致もそうでございます。職場と住居が近い関係にある。それを狙っておる面もあります。さまざまな形で定住促進を進めていきたいと思います。  貴重な意見をいただきましたので、参考にしながらまちづくりを進めていきますのでよろしくお願いいたします。 197: ◯3番(長尾日出男君)[ 232頁]  時間がありますので、もう一言。  今、勝手な私の思いなんですが、今、財政が厳しい厳しいという話なのでございますけれども、例えばたばこ税があります。職員の方は皆さんたばこは吸われる方、吸われない方がみえますけど、もし津島市外から津島市の役所に来てみえる方で、たばこはどこで買ってみえますか。        〔「津島市だわ」と呼ぶ者あり〕  もちろん津島市だと思いますが、もちろん。まずはこれも一つですね、やっぱりたばこは津島市で買っていただきたい。  そして、病院は津島市民病院を利用してください。そして、これから家をつくりたい、今郊外に住んでいる、郊外というか、津島以外にね、家をつくりたい人はぜひとも津島市でつくってもらいたい。  そういうできることをもっとやっぱり具体的に提案をして、市民の皆様にお願いをして、極力歳入、お金をもうけるというか、歳入の確保に努めていただきたいということをお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 198: ◯議長(垣見信夫君)[ 232頁]  次に、安井貴仁君の発言を許します。        19番 安井貴仁君〔登 壇〕(拍手) 199: ◯19番(安井貴仁君)[ 233頁]  議長から発言のお許しをいただきましたので、一般質問を始めさせていただきます。  質問に入ります前に、昨日台風21号によって災害に遭われました大阪府を初めといたします各地域の皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、早い復旧を望むものでございます。  昨日、台風21号ということで、我々の住む津島市にも数々の爪跡を残していったわけでありますけれども、私のすぐ近くの地域、私の住む地域においても今回の台風21号で大変な強風を受けまして、家のトタンの壁が剥がれたりだとか、車庫のカーポートが飛んでいったりだとか、そういった形でさまざまな被害に遭われた方もおりました。  私も、家の前のものが飛んでいくといけないので回収をしたりしてやっておりましたら、いろんなものが飛んできますので、背後に危険を感じながらいろんな作業をしておったわけなんですけれども、そうしておりましたら、ちょうど今から24時間ぐらい前の15時45分ごろ、停電が起きまして真っ暗になりまして、ちょうど私は一般質問の原稿をつくっておったんですが、電源が切れてしまってノートパソコンも充電がもう切れかかっているということで、どうしようかという中で過ごしておりました。  こうして停電に遭って、久しぶりにこんなに長い時間停電に遭いまして、こうして停電に遭ってみますと、本当に日ごろから電気に頼った生活をしているんだなあというのをしみじみと感じますし、本当に機械に頼り切った生活をしているなあと、まだまだやっぱり体一つ鍛えていかなければいけないなあというような感じも思い受けました。  そうした中で、電気がない、機械が動かせないということは当然エアコンもつかないということでございます。午後3時、昨日は台風の影響もありまして家の中もそんなに暑くはなかったのではありますけれども、台風でありますから、締め切っておりますと蒸し蒸しと暑くなってきます。外は雨が降っていますし、台風なので窓がそんなに開けられない状況の中でだんだん蒸し蒸しと、一緒に家族でおりましたら、だんだん家族もイライラしてくるわけでありますけれども、そういった中で生活をしておりましたら、小学校の子供たちの気持ちが何となくわかるのかなという気持ちもありました。と同時に、昔をふと思い出しまして、小学校のとき、暑い夏の授業を受けておる、小学校、中学校、高校と、当時私が通っているころはクーラーなんてものは存在していませんでした。扇風機しか置いていただけておりませんでしたので、それが当たり前だと思っておりましたが、実に暑く、しかしながら放課、休憩時間を過ぎますと先生たちはすごいすがすがしい顔であらわれると、うらやましいなと、早く大人になりたいなというのを思い出しました。  そこでちょっと質問をさせていただきます。先日の議会運営委員会で、市長の発言から、エアコン設置に向けた実施設計費を計上すると、この後上程される予定であります議案ではありますが、そういったような話がございました。このことについて、状況、現況について御説明をいただきたいと思います。 200: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 234頁]  全国各地で記録的な猛暑となった今年の7月に、国から児童・生徒の安全、健康を守るための猛暑対策は緊急の課題であり、学校へのクーラー設置を支援していく必要がある旨の見解が示されました。  津島市におきましても、7月、8月での教室の温度が、各学校の教室の場所により室温に違いはありますが、おおむね30度を超え、最も暑い教室では37度から39度の教室がある中で、児童・生徒、教職員の健康面から安全に対する配慮を行う必要があると考え、市内全ての小・中学校、小学校8校、中学校4校の12校を対象に、エアコンを全ての普通教室、一部の特別教室に設置する方針を示させていただいたところでございます。以上でございます。 201: ◯19番(安井貴仁君)[ 234頁]  以前までは、小学校にとりあえず、市長の発言の中にもありましたけれども、とりあえずまずは扇風機を設置する。それから財源を確保、財源の様子を見ながら今後設置に向けて検討をしていくというような発言があったと思いますけれども、そういった意味からすると大分前進というか、大きな一歩を踏み出したのかなというふうに思います。  私も、かつてはエアコンの請願を出されたものに対していっとき反対をさせていただいた議員の一人ではあります。しかしながら、今回こうした、今年においては豊田市において熱中症によって亡くなられた児童さんがいると、今回の議会の中でも市長の発言にもありましたが、今回のこのような猛暑というのは自然災害、災害であるというような発言もございました。そういった意味からも、減災、防災に力を入れておられる市長でございますから、そういった意味で一歩前進されたのかなというふうに思います。  今回計上されます実施設計費、概算でおおよそどの程度見込んでおられるのかお示しください。 202: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 234頁]  今回追加提案を予定しておりますのは、設計費で小・中学校で2,000万円程度でございます。  エアコンの設置対象としている事業費につきましては、エアコンの設置対象としている教室全てにエアコンを設置した場合には実施設計約2,000万円を含め、総額で約7億円を見込んでおります。以上でございます。 203: ◯19番(安井貴仁君)[ 234頁]  今回の実施設計費は2,000万円ということで、事業総額は総額はおおよそ7億円を見込んでおるという話でございます。  ちょっとこちらに関して、先日の他の議員の質問の中にもございましたが、今回私は14番目ということで大変重複をいたしておりまして、今テレビを見られ始めた方もいらっしゃるかもしれませんのでちょっと教えていただきたいのですが、総額7億円の事業費ということでございますが、7億円全てが市単費ではないと思います。その内訳について御説明いただきたいのですが、総務部長、いかがでしょうか。 204: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 235頁]  財源の内訳でございますが、国の補助制度を活用いたしますとそちらのほうが約1億2,000万円、一般財源のほうが1億5,000万円、残りの4億5,000万円ほどが起債を活用する予定にしております。以上でございます。 205: ◯19番(安井貴仁君)[ 235頁]  ありがとうございます。  国の補助で約1億2,000万円、市単費で1億5,000万円、そして起債で4億5,000万円ほどを見込んでおるということでございます。  過去に、エアコン設置に向けて計画があったと思います。実施設計をされたというような話を伺っております。その際の計画はどのようなもので、またなぜその計画が実施されなかったのか、また予定どおり実施されていたらどうなっていたのか、御説明をいただきたいと思います。 206: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 235頁]  平成25年ごろに、教室へのエアコンの設置の議論がなされた際に、基本設計、初期の設備費用とランニングコストについて調査する必要を感じました。  平成25年度から平成26年度にかけて、小・中学校エアコン設置の基本調査を実施いたしました。全ての普通教室234室に設置することを当時は想定しておりました。その当時は、エアコン設置工事費等は約7億円、ランニングコストは約800万円を見込んでおりました。  初期設置費用やランニングコストなど多額の費用が必要になり、国の補助制度を活用した上での市が負担すべき財源確保が難しいという判断があり、エアコン設置よりもまずは全小・中学校に扇風機を設置し、状況を見ながらエアコン設置を検討していくことになりました。  しかしながら、今年の連日の猛暑は災害とも言われる中、児童・生徒を猛暑から守り、健康な学校生活を送るために、学校施設には早急にエアコンが必要と考え、小・中学校の普通教室及び一部の特別教室215教室にエアコンを設置する方針となった次第でございます。 207: ◯19番(安井貴仁君)[ 235頁]  市が負担すべき財源確保が難しい状況という判断があったということでございます。もちろん、先ほどの長尾議員の質問の中にもありましたけれども、大変財源が厳しい、市の財政状況が厳しいという中で判断をされたということでございます。  もし、これが予定どおり基本調査の設置が行われていたらどうなったのでしょうか。また、財源が厳しいと判断をされたわけですけれども、4年後の平成29年、平成30年度、四、五年後には設置を踏み切るわけなんですけれども、なぜ当時は確保が厳しいと判断してやめたのにもかかわらず、5年後には判断を踏み切って、むしろ財源が厳しくなっている中で判断ができたのかということに関して御説明をいただけたらと思います。 208: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 236頁]  仮に、基本調査の終了後、エアコン設置の実施に取り組んだ場合、翌年度の平成27年度に国庫補助金の申請を行い、採択され次第工事着手を行うという形になっていたと予想されます。  これまでも、エアコンの設置につきましては要望、意見がたびたび上がったわけでございますが、その都度教育委員会と市長部局との間で検討を行い、その上で当時、市の判断として財源の確保が難しいという判断をしたところでございます。 209: ◯19番(安井貴仁君)[ 236頁]  いろいろ意見が上がってきた中ではありましたが、今回は踏み切ったということでございます。  今回も、おおよその概算7億円ということでございますけれども、市長にちょっとお尋ねしたいんですが、先ほどの太田議員の質問の中でも、子供医療費の財源を確保していくということで6月議会のときは答弁されておりましたが、今回はやるというふうに御答弁されておりました。もちろん、財源のめどが立ったのだと思います。  その上で、さらにこのエアコンの設置に向けた7億円もかぶってくるわけでございますけれども、財源の見通しというものはどのようにお考えなのか、お聞かせいただけたらと思います。 210: ◯市長(日比一昭君)[ 236頁]  財源の見通しということでございます。  6月議会で、子供医療費の無償化というようなことで約7,500万円かかるよという話ということでございました。その当時、まだ財源の確固たる見通しは立っていなかったわけでありましたが、今議会でも担当からお話をしたと思いますが、この7月、8月、1カ月半ぐらいの間で全庁を上げて財源確保を図るよう指示をした中で、総務部長からも答弁があったように、約1億円近く捻出することがかなったわけでございます。  さらに、まだエアコン設置には不足になります。だから、今後まだ限られた時間がありますが、今そのエアコン設置に向けて全庁を上げて、短期間ではありますが財源確保に努めてほしいということで指示をしておるところでありますし、必ず見通しが立つものと考えております。以上です。 211: ◯19番(安井貴仁君)[ 236頁]  財源の見通しは立てていただけるということでございました。  今回、その7億円の内訳は先ほど総務部長からいただきましたが、約1億2,000万円は国の補助金を利用するということで、市単費としては1億5,000万円、こちらを市長としては全庁を上げて確保していくということでございますが、今回、この設置に向けてもちろん前提として国の補助金を確保していくということでございますけれども、この国の補助金の確保に向けて市長はどのような行動を起こされているのか、御説明をいただけたらと思います。 212: ◯市長(日比一昭君)[ 237頁]  ちょっと今の財源確保につきましては、1億5,000万円というもの丸々ということはちょっと難しいと思います。  当然、今回の場合は災害という捉え方をするもので、基本的には財調を利用させていただくわけではございますが、あわせて数千万円といいますか、今のところ1億円近くのものが捻出できたということでございますので、今さらに積み上げをしてその確保をしてほしいというような指示を出しておるところであります。  今、どのような取り組みをということでございますが、やっぱり議場でなかなかお話をすることは難しいわけでございますが、さまざまな国と県、国とのやりとりの中で財源、市に対してもできる限りの補助がつくようにというようなお願いを、具体的に何とかお願いをしておるところであります。以上です。 213: ◯19番(安井貴仁君)[ 237頁]  市長なりのルートがあるのかなと思いましたが、ここでは個人名を出すのはあれかと思いますので、例えばですけれども、某市の首長さんに至っては、早速今回の豊田市で児童が亡くなられたことを機に早速国に陳情に動かれたりだとか、具体的な行動でもってやられている自治体もございます。  そういった中で、市長はそういった形で陳情だとか行動に移されたのかなということをお聞きしたかったのですが、市長なりのルートで陳情されているということでございますので、期待をしていきたいなというふうに思うわけであります。  では続きまして、設置費計上、これは設置されたとした場合なんですけれども、設置される見込みとなった場合、実際に計上されてから設置までのスケジュールというのを大体どのようにお考えになっているのか、また最終設置時期はどのようなあたりとして捉えているのか、御説明をいただきたいと思います。 214: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 237頁]  まず実施設計につきましては、おおよそ半年間必要と考えております。また、工事期間につきましても半年間程度を想定しております。
     しかしながら、全国的にエアコンの需要が高まり、工事が集中することが予想されますので、さらに工事期間が延長することが懸念されます。  できるだけ早期に着手し、早期に完成を目指したいと考えております。以上でございます。 215: ◯19番(安井貴仁君)[ 237頁]  半年間必要だということでございます。今議会に上程されて可決された場合、半年後、今回ですと来年の3月、当初予算ぐらいがめどになってくると思います。  そうして、何らかでこの設置費、実施設計が終わって実際に設置に向けて動いた場合、来年の夏休みには完了できるのかできないのか、お教え願いたいと思います。 216: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 238頁]  津島市としまして、国の補助事業を活用しながら市内全ての12小・中学校にできる限り早く設置ができるよう努めていきたいと考えております。  今議会に設計費を追加提案させていただく予定でございます。現時点で完了については明言できませんが、できるだけ早く完了できるように努力してまいりたいと考えております。 217: ◯19番(安井貴仁君)[ 238頁]  本日の議事日程終了後、恐らく上程されて即時採決という流れになっていくと思いますが、できるだけ早く、もちろん小学生、中学生に至っては夏休みは待ったなしでやってくるわけであります。  小学生、中学生の皆さんが快適な学習環境を整備できるように、できるだけ早く算段をつけていただけたらと思います。  それでは、要旨2の導入後の見通しについて質問を行いたいと思います。  エアコンの設置を開始した場合、設置というのは大体どのような順序で行われていくのか。例えば、設置といってもいきなり小学校、中学校、いきなり小・中12校にぽんと魔法のように設置することはできないと思います。  設置するに当たっては、もしかしたらある一定の基準をもってやられるかもしれません。低学年から設置をしていくのか、上層階から設置をしていくのか、または高学年から設置していくのか、または特別教室から設置していくのかということがいろいろあると思いますが、どのような順序で行う御予定をされているのか、またそういった計画がありましたらお教えいただきたいと思います。 218: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 238頁]  国の8月の調査には、市内12の小・中学校にエアコンを設置する計画を提出させていただいております。  エアコンの設置につきましては、学校ごとに国の補助採択があり次第、学校単位で着手してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 219: ◯19番(安井貴仁君)[ 238頁]  国の補助制度に関して詳細を教えていただきたいんですが、その前にこの補助制度、先ほど教育委員会の長谷川事務局長のほうから説明がありました学校ごとの国の補助採択があり次第という御説明がありましたが、これは仮に例えば蛭間小学校は採択されたけれども、神守小学校は採択されていないから神守はまだできないよとか、そういった市内の中でも採択される学校とされない学校が出てくるということでよろしいですか。 220: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 238頁]  国の調査に対しては、学校単位で事業費等を報告しております。国の方針としましては、来年の末までに速やかに設置をするということでありますが、事務的には12小・中学校1校ずつを申請しておりますので、全てが採択されるということを期待しておるわけですが、単位としては学校単位ということで御理解をお願いいたします。 221: ◯19番(安井貴仁君)[ 239頁]  これが難しいですよね。本当にこういった部分で国に対して要望をしていかなきゃいけない部分であると思います。  もちろん、市長にもこの辺1校だけ採択されても全く意味がないわけで、もちろんその小学校、中学校に通われる生徒・児童さんにとってはいいかもしれませんが、市全体を見たときに1校だけ採択されてほかの11校は採択されなかったということでは、今回のエアコン設置に向けた活動、行動というものが余り実らないのかなというふうに感じます。  その辺も踏まえて、ぜひとも市長にはしっかりと国に対して要望をしていっていただきたいと思いますし、我々も活動していかなければいけないなというふうに感じました。  また、この補助制度に関して、詳細を引き続き願いたいと思います。 222: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 239頁]  国の環境改善交付金につきましては、単価が平米あたり約2万3,200円と設定されております。対象教室の面積を掛けたものが補助対象基本額となります。その3分の1に対して補助金がおおむね交付されます。  実際には、施工単価には国の単価と実際の時勢価格には乖離がございますので、あくまでも国の基準内での3分の1補助ということで御理解をお願いいたします。 223: ◯19番(安井貴仁君)[ 239頁]  では、今回のエアコン設置に向けた実施設計をされておるんですけれども、これはもし仮に設置された場合、おおよそどれぐらいのランニングコストがかかるのか。  先ほどは、平成25年時点では約800万円ランニングコストとして計上されておりましたが、今回はどの程度を見込まれているのか、御説明をいただきたいと思います。 224: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 239頁]  エアコン設置後のランニングコストにつきましては、平成25年度から平成26年度にかけて調査いたしました基本設計では、毎年800万円ほどかかると見込んでおりました。  今後、実施設計を進める中でランニングコストについてもさらに精査してまいりたいと考えております。以上でございます。 225: ◯19番(安井貴仁君)[ 239頁]  今回はまだ出ておらんということでございますが、もちろんその辺も含めてしっかりと精査していただきたいと思います。  それでは、次に要旨3ということで、民間企業の連携についてということでございます。  昨今、今回はエアコンでございますので、公共施設だとか公共工作物とは違うのでありますので、ネーミングライツというものが公共工作物、施設等ではよく使われるものでありますけれども、例えば今回エアコンの導入に当たって、もちろん市単費でおおよそ1億5,000万円ほど確保し、そこで設置に向けて動いていくわけなんですけれども、市単独だけでやっていくとやはり厳しいものがあるというふうに思います。  例えば、民間企業からふるさと納税のようなものを利用して設置に向けた資金を確保するであったりだとか、実際にエアコンそのものを寄附していただいたりだとか、寄贈していただくことによって設置の助力にしていくということはできるのではないのかなというふうに考えておりますが、こういった民間の御協力をもしいただけるとすればどのような形になるのか。そういった受ける考えというものはあるのかということに関して質問したいと思います。 226: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 240頁]  近年、新たな財源の確保や地域活性化等を目的としてネーミングライツ等を導入する自治体がふえております。  ただし、導入に当たっては市民体育館や文化会館といった公共施設が多く、近隣市町村でエアコンなど備品を対象に導入する事例は聞き及んでおりません。以上でございます。 227: ◯19番(安井貴仁君)[ 240頁]  今回、聞き及んでおりませんということなので、そんな考えはないんだろうなというふうに思いますが、市内にも多くの企業があると思います。そういった中で、企業さんともちろん仲よく、民間企業でしかできないことであったりだとか、もちろん行政でしかできないことというのはあると思いますが、そういった協力を惜しまないというところはきっとあると思います。そういったところにぜひとも、もしアクションがあったりすればぜひ乗っていただきたいなというふうに思いますし、そういった協力をしていただくことによって学校の児童・生徒さんの教育環境が改善されていくのであればこんなうれしいことはないと思いますので、そういったことも考えの一つとしてぜひ持っていただきたいなというふうに思います。  その中で、例えばなんですが、学校の屋上において、いわゆる遊休資産なわけであります。学校の屋上はふだん小学生も使うことがないわけでありまして、遊びとなっているようなところ、いわゆる遊休資産というのを活用して、こういったところでソーラー発電を推進してはどうかというふうに思うわけでありますが、そういったことを推進するに当たってできるのかできないのか、まず御説明いただきたい思います。 228: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 240頁]  太陽光発電は、現在のところ津島市内の小・中学校では東小学校、神守小学校、蛭間小学校に設置されております。  しかしながら、学校施設は建築から40年以上がたち、老朽化が激しく、屋上の防水状況がよくないことから、まずは屋根の改修を先行した上で、太陽光発電設置はその改修に合わせて検討していきたいと考えております。  また、敷地内につきましては有効な遊休地などがあれば今後検討していきたいと考えております。以上でございます。 229: ◯19番(安井貴仁君)[ 240頁]  もし、こういったソーラー発電、いわゆる太陽光発電、私も最近ソーラー蓄電池といいますか、携帯の充電等ができるソーラー蓄電池というものを買いました。早速きのう役立ったわけなんですけれども、そういったわけでソーラー発電というものは設置をすればそこで電気を発電できるわけであります。もちろん、その電気を売ることもできれば、使うこともできるわけでございます。  そういった意味で、このソーラーを設置することによって、クーラーをもし設置するのであればランニングコストの縮減になるのではないかというふうに思います。  ぜひとも、こういったことも考えていただいてやっていただけたらなというふうに思うわけですけれども、このランニングコストの削減に向けてソーラー発電というのは使えるのではないかと思いますが、当局の御見解をいただきたいと思います。 230: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 241頁]  太陽光発電の導入には、環境保全や地球温暖化防止の効果があるというふうに考えております。その導入には多額の経費がかかることから、環境対策としての効果と電気代の削減効果と設置費用を比較検討したいと考えております。以上でございます。 231: ◯19番(安井貴仁君)[ 241頁]  通告をさせていただいた項目に関してはこれで質問が終わったわけなんですけれども、今回このエアコン設置に関してだけではなく、先ほど来の質問の中にもありました子供医療費の予算の確保であったりだとか、さまざまな経費、予算というものが今後津島市にはかかってくるわけであります。  そういった意味で、先ほど市長に質問させていただきましたら、もちろん当局は全力を挙げて、全部局を挙げて財源確保に臨むというふうな力強いお言葉をいただいたわけでありますが、今回このエアコン設置、また子供医療費だとかその予算を確保するに当たって、もちろん今市長が推し進めたい、先日の一般質問の中にもありました、例えば副市長人事の件でもありますけれども、市長が掲げるマニフェスト、まちづくりを推進するためには副市長が必要であるというようなお言葉もございました。  その中で、こうしたいろんな課題がある中で、まちづくりをこのまま続けていって大丈夫なのかなというような危機感というものを最近感じるわけであります。まずは、こういった必要な経費だったりだとか、改善しなければいけない、例えば市民病院の問題だったりだとか、そういったことに全力を尽くして、まずはまちづくりに関しては一度足をとめてみるというのも必要なのではないかなというふうに思います。  市長が考えておられるまちづくりに関してなんですけれども、先日、ホームページ、フェイスブック等を見ておりましたら、どうも津島市は台湾の観光サイトで紹介をされたそうです。その中で、津島神社だったりだとか、また津島の織物だったりだとか、観光交流センターだったりだとか、そういったものが載っておったわけなんですけれども、残念ながら市長が手がけたものがたった一つ、橋詰の家しか載っておりませんでした。  もう少し、まちづくりをやってもなかなか効果が見えてこないのかなという部分を感じたわけなんですけれども、企業誘致とかでしたらやっぱり企業を誘致して、入っていただければ、固定資産税、法人税等が入ってくるという見込みが立てられるわけなんですけれども、観光というのはどれだけ投資しても投資してもなかなか目に見えてこないですし、どこに一体お金が落ちているのかというのもなかなかわからない分野であると思います。  本当にいろんな観光に関しての本とかも出ていますけれども、やっぱり観光というのは難しいなというのは思います。もし僕が一般市民の立場でよくよく見てみると、歴史、文化的なものを見ようと思ったらどこに行くのかなというふうに考えると、やっぱり京都、奈良を選んでしまう。それは外国人もやっぱり同じなんじゃないのかなというふうに思います。  もちろん、外国人に向けてやることも必要かもしれませんが、近隣市町村の人たちに向けてやるのであれば効果はあるかもしれませんが、大きく海外だとかに打って出たときに、やっぱり京都、奈良には勝てないのかなというふうに思いますし、食文化でいけば、やっぱり北海道、沖縄には勝てないのかなというのを感じるわけであります。  ここは一つ、一旦ちょっとまちづくりも大事なんですけれども、一旦足をとめて市の内部、内政に目を向けていただいて、こういったクーラーだとか子供医療費だとか、さまざまなそういった問題に関してまずはそこから取り組んでみてはいかがかと思いますが、市長の御見解はいかがでしょうか。 232: ◯市長(日比一昭君)[ 242頁]  私は、1期目につしま成長戦略を掲げさせていただきました。5つの成長戦略であります。「子ども・子育て応援都市、つしま」、そして危険があってはいけません。防災、減災。そしてまた地域の特性を生かしたまちづくり、そしてまた観光も含めたそのような活動、そして最後は病院を含む健康づくりということであります。それぞれが成長戦略であります。それぞれが成長戦略であります。  先ほど、なかなか観光はわかりづらいといいますか、目に見えてきていないということでありますが、しっかりともう一度津島の中を見ていただきたいと思います。確実に変わってきております。確実に変わってきております。本当にまちを歩いてみると、本当に案内板も出てきておりますし、回遊する中での山車蔵の整備も確実に進んでおります。さまざまな形で進んでおるわけでございます。  もちろん企業誘致も、ちょっとずれますけど、3番目の企業誘致の関係もしっかりと進んでおりますし、この結果は来年、再来年ではないかもしれないが、四、五年先には本当に大きな成果が出てくるわけでございます。  2番目の防災につきましても、この本庁舎、一弾、第二弾で防災の関係の耐震関係も実施いたしました。錬成館もできました、消防署もできました、津島幼稚園も耐震化を進めた。これらを進めてきたわけでございます。それは、安心・安全は市民にとって大事であるということであります。  それは、ぱっと見ではわかりづらいかもわかりませんが、これは本当にまちづくりの一つであると、これは成長戦略なんです。  今の観光につきましても、さまざまな形で地方推進交付金を平成27年から平成28、29、30年と使ってまいりました。利用してまいりました。さまざまな数十の事業を展開してきたわけであります。地方創生交付金を活用して約3億7,700万円の事業を実施した中で、きのう、後藤議員の回答でも答弁させていただきましたが、単費は約1,400万円ぐらいの中で3億7,700万円のこれらの事業が実施できたわけでございます。これは、皆、市の職員が本当に力を入れて、今までなれなかったこういう国への申請をこの3年間で副市長の指導を仰ぎながらこれをつくり上げて、それをまちに落とし込んだ事業であります。  これからは、これらの事業をますます発展していかなければならない。今、この大きな人口減少の渦の中に津島も巻き込まれておりますが、今がチャンスなんです。変化をチャンスと捉えるかということであります。そのスタートが、4年前から副市長、私を中心に、職員の皆さんも一体となってそういうことを勉強しながら、本当に汗を流してまいったわけでございます。  これはまだ本当に発展途上であります。まだまだ本当に芽が出たばかりでありますが、これをいかに花を咲かせていくか、これからが勝負であります。そういう意味で、加藤議員の質問にもお答えいたしましたが、これから大事なのは県が認めている新瀬戸駅と津島、これを都市拠点として県が認めていただけたわけでございますので、これをいかに利用して、本当にシャッター通りになってしまって本当に寂しい、それは現実です。これをどうやって津島市の駅西を新生するか。これから勝負でありますし、これを確実に実行していく、それもスピード感を持って実行していかなければいけないんです。  その前にやることがあるんだろうという話でありました。そういうことでありますので、全庁を挙げて7月、8月の間で子供医療費の7,500万円、1億円を捻出いたしました。あと2カ月の間にエアコン設置に向けての取り組みを、目標額も示しておるところであります。その示した目標額を職員一丸となって達成していただけるものと思います。  汗を流していかなければいけない、それにはやはり私一人では厳しいわけです。今、それらのことを7月から最終チェックを含め、指導関係は私がやっておりますが、非常にタイトでございます。タイトであります。ぜひ、お力添えをいただきたい。市民の皆様にも御理解をしていただきたい、そのように思います。 233: ◯19番(安井貴仁君)[ 243頁]  ありがとうございます。  市長が変わった、確実に変わったと、もちろん変わったと思います。いろんなカラー舗装がされたりだとか、看板が出たりだとか、町並みは変わったと思います。ただ、僕が先ほど説明をさせていただいたのは、台湾、海外の観光サイトにおいて市長が一生懸命手がけたものはいまだ取り上げられていないですよねということで、やっぱり海外から見た視点としてちょっとずれているのかなというふうに感じました。  やっぱり観光、こちらが推し進めるものと、向こうが求めるものがマッチングしないとやっぱり観光事業って成り立たないと思います。そこがまだマッチングできていないのかなという部分の中で、そこに力を全力で注いで10年後きっと花が咲くということで一生懸命取り組まれても、マッチングしない限り、10年後も20年後もただただお金を垂れ流していくだけという状態になってしまいます。  もちろん、町並みは変わるけれども、人は来ないというような状態になっては、コストパフォーマンスという面でいっても大変悪いものになってしまうと思います。  変化を恐れず、変化をチャンスと捉えるというような御発言もございました。もちろん変化はチャンスだと私も思います。新しい時代に突入していくわけであります。  先日来といいますか、昨今テレビや新聞等でもやはりAIだとかICTだとか、そういった新しい技術というものがどんどん取り組まれているという中で、もちろん我々が住むこの津島市行政においても、そういった技術の技術革新、技術を取り込んでいくことも必要なのかなというふうに感じます。  2045年には、AIでもって進化する時代がやってくると言われております。もちろん、人間がやる仕事というものはどんどん減ってくるわけで、その中でいかに人間らしい生活をしていくのかというものが今後我々にとっては課題になってくるのかなというふうに、もちろん感じてまいります。もちろん、防災、減災の面もしかりなんですけれども、いろいろこれから目まぐるしく変わっていく中で、まずはこの今津島市に住んでいる人たちの基盤といいますか、そういった扶助費の面でもそうなんですけれども、そういったものをまず課題として解決しておいて、そこから先に進むというような順番でもいいのではないのか、先日の垣見議員の中にもありました選択と集中という言葉にもありますが、そういった意味で、選択して集中で投資して順番にクリアしていくというような形で進められてはいかがなのかなということを私の意見として申し述べさせていただきまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 234: ◯議長(垣見信夫君)[ 244頁]  ここで15分間休憩いたします。        午後 2時56分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 3時11分 開議 235: ◯議長(垣見信夫君)[ 244頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、大鹿一八君の発言を許します。        10番 大鹿一八君〔登 壇〕(拍手) 236: ◯10番(大鹿一八君)[ 244頁]  議長さんに発言の許可をいただきましたので、通告に基づいて質問に入っていきます。  まず、1点目、市民生活における公共スペースの対応についてでありますが、今回の件については議会関係者、また市民の方々に御迷惑をおかけしました。市議会議員という公職にあったことの意識が希薄であったことは反省するところで、弁明の余地はありません。  その中で、7月にこの事件が報道された後、地域住民の津島市民の方々から、道路から自然に生えた花などを持ち帰ることは罪になるのか。ボランティアで道路の美化に協力してきたが、道路に咲く花を持ち帰って育てている。この場合は罪に問われるのか。また、木曽川で猫用の砂を取ってくることはいけないことなのか。そして、もし災害などが起きた場合に水につかって搬出されたような家財とか電化製品を持ち帰ったらどうなるのかなどの問い合わせが私のもとに多数寄せられ、過去の私の議員活動でいくと問われたものは全て一般質問するということを言っておりましたので、今回この通告をいたしました。  しかしながら、市民の方々に市民生活を安心して過ごしていただくため、一般質問という形で通告をしましたが、この件に関し当局との聞き取りの中で、法令等に違反しなければ社会通念上許される良識の範囲内であれば、被害届等を出すことはないと確認させていただきました。そのことにより、私に意見を寄せられた方々には私が直接当局から聞き取った内容をお伝えすることにしましたので、件名1の質問は取りやめさせていただきます。
     続きまして、件名2.市民生活における移送サービスについての質問に入っていきます。  要旨としては、近隣市町の現状と行政の今後の支援策についてという通告をいたしております。このことにつきましては、1年ほど前から公共交通とか移動困難者の移送に関する質問をずうっと定期的に続けてまいりました。この中で、議会初日の委員長報告、また先ほどの太田議員の中にも東京の武蔵野市のお話がよく出ました。私も公共交通の質問をする前提として、また現在自分自身もボランティアとして移送にかかわっておる原点は東京の武蔵野市であります。こんな話をヒアリングのたびにいつも当局の担当者とすると、武蔵野市と比べてはという話がいつも出ます。だから、ここでは15年ほど前に武蔵野市のムーバスの話、またレモンキャブの話をしたことがあると思いますが、余りにもかけ離れておるがためにこの場ではお伝えしたことがありません。武蔵野市の話がたまたま出るもんですから、ここでちょっと紹介していきますが、武蔵野市の場合は地域の足として先進地事例として津島市における巡回バスに当たるムーバスというのがありますが、このムーバスというのは、市民一人一人のお宅から300メートル以上公共交通のバス停とか駅とか、そういうものがないところ、ないお宅を交通空白地域、つまり自宅から300メートルないところは交通空白地帯として解消していくという目的をホームページにも載せております。そして、この巡回バスもバス停を200メートル間隔で今設置し、誰もが移動できる巡回バスを目指して、これは近隣の三鷹市も同様ですが、運営いたしております。  その上においてレモンキャブというようなもの、これは20年ほど前から武蔵野市は取り組んでおるんですが、武蔵野市が車椅子、また最近ではストレッチャー対応の車両を購入して、これを武蔵野市の商店主、酒屋さんとか米屋さんとか出前に行く人たちのボランティアを募って、有償運送をするというレモンキャブというのがあります。これは福祉有償運送として、今は武蔵野市の社会福祉協議会が運営いたしておりますが、これも充実して行われております。そして、さらにこの車椅子で対応できない、いわゆるリフトがストレッチャーで移動しなければならない人たちのためにリフトタクシーというのも一応行政のほうがやっておるわけですね。つまり自宅で寝たきりであっても、いろいろ本日の質問の中でも在宅支援という話が出ておりますが、家庭で車椅子どころか寝たままの人であっても武蔵野市は何とか移動させようという努力をしておるわけです。こういう前提で愛知県の中でも何とかボランティアでその任務を担っていこうというのが福祉有償運送、移動ネットあいちから引き継いだ伝統であります。  今回まず質問したいことは、最近になりまして車椅子の移送というのも要望は非常に高いわけですが、最近になりまして車椅子では移動できない、ストレッチャーでないと移動できないという人の問い合わせが非常にふえてきております。最近の話ですが、病院から病院へ行くためにストレッチャーに対応できる車をお願いして、また消防署にも頼んだらしいんですが断られたということで、自分で探してくれということで問い合わせがありました。よその病院へ行きたいといっても、行く足がなければセカンドオピニオンどころか病院へ行けないわけですね。そういう人たちが非常にふえてきておる。実際には名古屋には充実したタクシー会社もあるわけですけど、この地域では対応できる事業者が少ないのは重々わかっております。しかしながら、津島市の中にもそういったものが必要としておる人たちがいるわけですので、市民は非常に苦労して高いお金を払って利用するか、事業主を一生懸命探しておるわけです。この辺について津島市だけではなくて、この地域、愛知県の中の現状とか対応について、当局の知り得る答弁をください。 237: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 246頁]  ストレッチャー対応の移送に関する他市の状況につきまして御答弁申し上げます。  周辺自治体としまして、愛西市、あま市、また津島市と同程度の人口規模の自治体として尾張部で清須市、三河部で田原市、そして県内の先進自治体として長久手市の5市を対象に状況を確認させていただきました。  ストレッチャー対応の移送に関する各市の状況につきましては、確認した5市のうちで愛西市が車両の運行を民間タクシー事業者に、日程調整等の管理事務と運行に同乗するヘルパーの派遣を社会福祉協議会に委託する方法で車椅子、ストレッチャー用リフトつきの車両による外出支援サービスを実施しております。対象者は、寝たきりの方、常時車椅子を必要とする方や意思疎通が困難な方で、利用回数は原則週1回、利用料は1回500円、平成29年度の延べ利用者数は延べ469人、平成29年度の委託料は合計で約1,330万円とのことでございました。  そのほかの4市につきましては、自治体の事業としてストレッチャー対応の車両を運行している市はございませんでした。  また、状況を確認した5市の中で、タクシー券を配付し、タクシー券の利用料を助成している市は4市ございましたが、その中でタクシー券が利用可能なタクシー事業者がストレッチャーに対応可能か否かを把握し、その情報を利用者等に提供している市は3市ございました。以上でございます。 238: ◯10番(大鹿一八君)[ 247頁]  かつて社会福祉協議会で行っておりました社協の移送サービス、これも施設というか車両の老朽化でなしになって、津島はそういうサービスがなくなったんですね。2年前にあま市が市民のボランティア、運転手さんをたくさん養成して、そういうサービスを始めました。これは質問するわけではありませんけど、近隣の市町の中でそういう移送困難者に対する施策というのを非常に重要視しておる傾向があると思う。そういう中において、私は今サービスが低下しておるんじゃないかと思っておるんですが、このストレッチャー対応の移送に関する他市の動向はいいですけど、津島市の対応とか、今後どうしていくのか、答弁をください。 239: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 247頁]  ストレッチャー対応の移送に関する津島市の対応につきまして、津島市におきましても障害者を対象にタクシー券を配付し、タクシーの利用料を助成いたしております。  しかし、タクシー券が利用可能なタクシー事業者がストレッチャーに対応可能か否かにつきましては把握いたしておりません。今後はストレッチャーへの対応の可否を確認し、情報提供してまいりたいと考えております。以上でございます。 240: ◯10番(大鹿一八君)[ 247頁]  先ほどの質問のときにちょっと触れましたけど、あま市でも一般市民で移送にかかわるボランティアを養成したという話をしました。移送サービスというのは非常に難しくて、誰でもやれそうに思うんですけど、対価をもらって人を運ぶと白タク、たとえ100円でももらったら白タクになるんです。だから、非常に認可が厳しいわけであります。しかしながら、やろうとする前に移送できる人材を育てないことには移送どころの話ではありません。市が本格的に、また社協が本格的に移送サービスを今後展開していくのであれば、いろんな施策が急務になってくると思いますが、とりあえず私は移送に携われる人材を育てていく。また、国土交通省でもそういった人たちを養成するための講座、研修会を何回も年に開いております。先ほど先進地ということを言われましたが、長久手市は特別先進地でもないんですね。にわかの先進地というか、今一生懸命取り組んでおる。また、三河部へ行きますと豊田とか、そういう部署を専門に持っておるところもあるわけです。こういう中で、津島市としてはせめて困っておる人を病院とか買い物に連れていってあげようというボランティアを養成するための養成講座、こんなことでも私はやれると思うんですが、当局の考えはどうですか。 241: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 247頁]  議員お示しの移送ボランティアの育成ということでございますが、こちらのほうは重要なことではございますが、現状では難しいと考えております。今後、今取り組んでおります他市の状況を踏まえて、また研究、調査してまいりたいと考えております。以上でございます。 242: ◯10番(大鹿一八君)[ 248頁]  先に津島市のことを聞いてしまいましたけど、それでは他市の状況はどうですか。ボランティアの養成に対する他市の状況を、当局の調べた答弁をください。 243: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 248頁]  それでは、移送ボランティア等の育成に関する他市の取り組み状況につきまして御答弁申し上げます。  確認しました5市のうち、長久手市では福祉有償運送に必要となる運転者の認定講習会を長久手市が国土交通大臣認定講習実施機関に委託する方向で実施しております。平成29年度には1回開催し、8人の方が参加、そのうち3人は従来から長久手市で福祉有償運送を実施している法人の方であり、残り5人の方は講習会受講直後の時点では福祉有償運送に携わるかは未定であったとのことでありました。講習会の費用は1人当たり2万3,000円で、参加者負担金として1,500円とのことですので、長久手市の負担額は2万1,500円となります。平成29年度は参加者が8人でしたので、長久手市の委託料は17万2,000円となります。  また、あま市におきましては、社会福祉協議会が身体上の理由で1人で外出することができない高齢者に、運転ボランティアが無料で送迎を行う移動援助サービスを実施しております。あま市社会福祉協議会はこの移動援助サービスを実施するに当たり、独自で運転ボランティアの養成講習を年1回開催し、平成29年度は8人が受講したそうであります。あま市から社会福祉協議会に対し、さまざまな分野のボランティアを養成するための事業を対象に補助金が160万円ほど交付されているそうでございますが、この補助金の一部が移送援助サービスを行う運転ボランティアの養成講習に充てられているそうであります。以上でございます。 244: ◯10番(大鹿一八君)[ 248頁]  長久手市は2万3,000円かかる費用のうち、2万1,500円を市が出してボランティアを養成するための講習会を開いたということであります。あま市も社会福祉協議会が市の予算をもらって、運転手を養成しておるということであります。実際お金がかかっているわけですね。何をやるにもお金がかかるわけですけど、有償というものの福祉有償運送、1.3キロ走って350円のお金をもらうわけですね。1キロ走って160円のお金をもらう。名古屋へ走って行った場合、名古屋で患者さんを、車椅子の人をおろして、そして診察が終わってまた迎えに行って2往復するわけですね、名古屋まで。そして、戻ってきて往復4,000円ぐらいのお金になるわけ。4,000円で朝8時過ぎに出て、診察が終わって帰ってくるのが午後2時、3時ということも普通です。そういうボランティアをやっておる人たちが、まずボランティアを始めようとするときに誰でもかんでも参加できるわけでなくて、先ほど言ったように2万3,000円のお金を自己負担する。運転手みずから自己負担しなければ、この認定講習を受けないとこのお金も受け取れない。福祉有償運送には参加できない。当局にはぜひとも今後考えていただきたいと思うんです。  それから、ついでなことかもしれませんが、何もお金を出すことばかり私は要求しているわけじゃなくて、先ほど出た先進地ではないと私言いましたけど、長久手市の場合は定額の乗り合いタクシーというのも今やっております。これは何かというと、市内は一律500円払うと。例えば仲間4人で乗っても500円で市内どこでも行けるという。これは民間のタクシー会社と連携して長久手市がやっている事業です。それから、民間にそういう提案をしていくという、地域の足を確保するために定額の乗り合いタクシーと。今、タクシーも乗り合いが認められてきておりますので全国的に、特に過疎地が多いものの、都市部でも今こういう乗り合いタクシーというのは普及し始めています。津島市でもこういう知恵を絞っていくということだけは要望として、当局には考えていただきたいと思います。  そして、社協の無料といいますか、そういう移送ボランティアまで車両が古くなってからなくしてしまったところに、福祉有償運送への財政支援なんて期待するのは難しいかもしれませんが、他市の状況を教えていただきたいと思います。というのも、ボランティアの年齢がどんどんどんどん高齢化していくもんですから、年金をもらった人がボランティアの主流を占めておる。他市の状況はどうか。財政支援なんか期待するのは無理かもしれませんが、状況を教えてください。 245: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 249頁]  福祉有償運送への財政支援に対する他市の状況につきまして御答弁申し上げます。  確認いたしました5市の福祉有償運送の状況につきましては、複数の市におきまして運行している事業者も含まれ重複する事業者数となりますが、あま市では2事業者、愛西市は津島市と共同となりますが2事業者、長久手市では2事業者、清須市では2事業者、田原市では6事業者となっております。  今回確認しましたところ、この5市におきまして、議員御質問の該当する取り組みはございませんでした。以上でございます。 246: ◯10番(大鹿一八君)[ 249頁]  調べた5市については何もない。これは普通なのかもしれませんが、最初に紹介した武蔵野市は車両は公費で購入して、それを民間の事業主、商店主さんたちに貸し出しておるわけです。そういう自治体もあるということを前提に今後の課題として当局には認識していただきたいということと、先ほど津島市とかあま市にも2事業者ということでありますが、先ほども言いましたようにボランティアは年金をもらう年代の者がほとんど。みんなもらっていますね。年金をもらうボランティアで占めております。それから、津島と愛西市の2社というものの、1社は1人の人だけしか運ばない。1人の人だけのために認定を受けておるわけです。こういう現状の中においては、福祉有償運送というものを行政がやっぱり真剣に考えていく。お金だけの問題ではなくて、どうしたら福祉有償運送がこの地域で維持、存続できるかということを真剣に考えないと、なくなってから、先ほど言いましたストレッチャーどころか車椅子の人、また一般の高齢者で買い物や病院に行けない人たち、その人たちの足がなくなってしまうわけですから、当局には要望として真剣に知恵を絞ってほしい。提案したことでも、知恵を絞ってやれることはどんどんどんどん挑戦してほしいということを、このことについては要望しておきます。  最後になりますが、これ1年前の質問でありますけど、送迎事業における訪問型サービスの中でDというもの。これについて、厚生労働省の中で専門の研究機関に行かれた服部さんという専門の方と導入期に当たっていろいろ学ばせていただき、一緒に知恵も授かったことがありました。現実に千葉県とか神奈川県では、総合事業における介護保険のサービスDというのが複数の先進事例として行われております。なぜ、この愛知県内では普及しないのかと僕は不思議ではありますが、この現状と今後の動き等、わかれば答弁をください。 247: ◯健康福祉部長(水谷勝彦君)[ 250頁]  高齢者の中で、交通の不便さを感じておられる方がお見えになることは認識いたしております。訪問型サービスD等の移送支援につきましては、全国の訪問型サービスDを実施している自治体の取り組みを参考に津島市において実施可能か検討を継続しておりますが、現在のところ事業実施には至っておりません。  また、県内での訪問型サービスDについて広がりを見せない要因といたしましては、移送の車両や運転手の担い手確保などについての課題が要因ではないかと考えております。現在、地域包括支援センターや社会福祉協議会、シルバー人材センター等で構成する生活支援サービス協議会におきまして、地域課題をより詳細に把握できるよう市内を3エリアに分けて情報収集を行い、移送支援を含めて課題の解決方法を検討する場を設けております。行政の押しつけでもなく、市民の望む体制が整備できるよう、地域の自助力、互助力も考慮しながら、年度内を目標に整備していきたいと考えております。以上でございます。 248: ◯10番(大鹿一八君)[ 250頁]  今の答弁の中にもありました広がりを見せない要因としては、移送の車両や運転手の担い手の確保等について課題が要因ではないかというのが出ました。先ほど要望しました運転を担える人たちを養成していくことも、私は大事だと思います。  それから、最初サービスDが導入されるかされないかというものの議論をしておるときに、議会でも言ったかもしれませんが、この津島市においては、私は今言った車両とか運転手の担い手はもちろんですけど、それよりも施設が充実しておると。きちっとした施設がそれなりに介護保険に基づいて事業を展開しておる。このことから民間の入り込む余地がないというか、すき間のサービスですね。私からすれば今既存の福祉施設、介護施設の日中動かない車両を、神奈川県の事例ですけど、日中施設の車を養成されたボランティアが無償で借りて、ガソリン代だけ払う。無償で借りて、日中いろんな場所へ移送しております。もちろんそれには施設もありますし、病院、買い物にも同行しております。そういうサービスが行政はお金をかけなくても制度をつくれば可能なわけです。ただ、先ほど言いましたように、施設に丸投げの福祉政策においては、そういう市民の活力を集めて展開していくということはこれからも出てこないかもしれません。ぜひとも行政として知恵を絞って、何か具体的にできること、お金をかけなくてもできることが私はあると思いますので、ぜひとも当局の担当職員には頑張っていただきたいと思います。  1件目を質問しませんでしたので、時間が大きく余ってしまいました。最後に市長にちょっと、何も通告もしておりませんけど、答弁を求めます。前の質問でもしましたけど、公共交通、ダイヤ改正のたびにバスの便が減らされる。今年からは日中4便あったバスが2便になってしまった。名古屋行きですね。こういう現状の中で、公共交通がどんどんどんどん衰退していく。また、電車の便が悪くなる。それから、今言った巡回バス、それから車椅子を運べる車両、また福祉有償運送、いろんな交通体系というのがやはり充実しないと、市長が言ってみえるまちづくりですね。せっかくいいものを市内でいろいろ考えて提案してまちづくりを考えた上でも、肝心な市民が移動できない。よそへ行くばかりじゃないんですけど、病院にも行けない、また買い物にも行けないという人がこの津島市内には現存しておるわけです。そういった人たちを、やはり市長の号令で部署が知恵を絞って考えるようなことは重要な課題だと思うんです。市長の公共交通とか、今言った買い物に行けない人、病院に行けない人、こういった人に対する考えを伺って私の質問を終わります。 249: ◯市長(日比一昭君)[ 251頁]  公共交通が衰退していく、これは本当に寂しいことであり、そしてまた公共交通を頼っている交通弱者の方ですね。特に高齢者の方が多いと思いますが、その方たちの交通手段が奪われかねないと、奪われているという話になっていくと思います。これは本当に問題であります。  ただ、これを解決するためにはいろんな市町村で、いろんな取り組みをされておるということも理解はしております。そんな中、津島市が一番いい方法を見つけ出していかなければいけないというふうに考えております。福祉タクシーのサービスだとか、いろんなことを大々的ではないわけではございますが、実施しておるわけではございますが、さらにどのような方法がいいのか、これも研究していかなければいけないというふうに考えております。以上です。 250: ◯議長(垣見信夫君)[ 251頁]  次に、小山高史君の発言を許します。        18番 小山高史君〔登 壇〕(拍手) 251: ◯18番(小山高史君)[ 251頁]  それでは、私の一般質問を始めさせていただきます。  私の一般質問を始める前に、このたび台風21号で犠牲になられた方々に対して哀悼の意を示すとともにお悔やみ申し上げます。また、被災された方にお見舞いを申し上げます。一日でも早い復旧・復興を願っております。  それでは、私の一般質問に入ってまいりますが、市長も職員さんも早目から災害対策本部も立ち上げられて、本当に朝早くからの対応お疲れさまでした。  市内の被災状況等は冒頭で市長が説明したとおり、また伊藤恵子議員の一般質問中に市長公室長も詳細を述べておりましたが、この台風21号、かなり爪跡を残しており、先ほどの一般質問でも停電等があった、タイルが飛ばされたなどのお話もありましたが、私はやはり公共施設の中で一番気になるのは自分の息子、娘も通っています小・中学校の被災状況というのも、やはりこれは冒頭で聞いておかないといけないなと思いまして、朝一で教育委員会のほうにお願いを出しておりますので、この台風21号における市内の小・中学校の被害の状況はどうであったかと。また、一般質問の中でも時々出ておりますが、自主避難場所が今回小学校の体育館から公共施設、文化会館、神島田公民館、また西防災コミュニティセンター、あと生涯学習センターに変わったということで、このあたりなかなか市民の方へのアナウンスというのも間に合ってなかったのではないかなと思いますので、そのあたり自主避難場所になっていたが間違われていなかったかどうか、お尋ねをいたします。 252: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 252頁]  各小・中学校における被害状況について御答弁いたします。  各小・中学校において、まず雨漏りがありました。また、そのほかの被害状況といたしましては、屋上の防水シートが剥がれ、あわせて屋上の給水管、そして揚水ポンプが破損した例、学校の門が破損した例、雨どいが破損した。防球ネットの破損、これは小学校1校、中学校1校です。ガラスの破損が小学校で3校、中学校で2校などの被害がありました。  また、学校で把握しています自主避難所と間違えられてお見えになられた方は、学校といたしましては5名と把握しております。以上でございます。 253: ◯18番(小山高史君)[ 252頁]  やはり学校もかなりダメージを受けたということで、教育委員会としても早期の対応をお願いしたいと思います。  また、避難所におきましても、やはり間違えられた方が5人いたということでお話があったんですけど、僕が休憩中にほかの議員さんにお話を聞いたら、電話がかかってきて、学校から文化会館に送ったよという話もありましたので、5名ではなくて多分多くの方が間違われたのかなというのもありますので、この辺は市当局のアナウンス不足というのは、なかなか難しいんですが、しっかりとアナウンスをして、今後の対応をしていただきたいと思います。  また、小・中学校の休校についてなんですが、この台風21号の暴風警報が火曜日の午前3時から6時の間に出るということで、実際4時過ぎにたしか暴風警報が出たと思うんですが、その情報をもとにこの議会も実はきのうの火曜日は休会しております。その前日の月曜日に休会を決定して議会を休会ということになっておりますので、小・中学校もそういったことが情報をもとにできたのではないかなと思いまして、調べたところ、県内の54市町村のうち33市町村は前日の月曜日の夕方5時までに休校を決めていました。津島市もこういう気象庁との連絡等はしっかりできているという話でしたので、こういった情報をもとに津島市でも休校にできたのではないかと思いますが、そのあたり教育委員会の見解をお伺いします。 254: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 253頁]  33市町村におかれて、台風の前日の夕方までに休校を決められたのは適切な判断であったと思います。  津島市では、各学校から前日の9月4日の朝6時30分の時点で暴風警報が発令されていれば休校という連絡を保護者の方に案内いたしました。9月3日午後に台風の状況をより把握できず、休校の決定を判断して、保護者の方への案内ができなかったことを反省いたしまして、今後の台風の際の対応の一つの例といたして、今後こういった選択肢も含めて対応を協議していきたいと考えております。以上でございます。 255: ◯18番(小山高史君)[ 253頁]  なかなか難しい判断だったと思います。台風がスピードも速いのもありましたし、途中で暴風警報が解除されるのかもという判断もあったかもしれないんですが、他校が33市町村も決めていたということで、やはり津島市も情報をもとに対応していただきたいなと。特に共働きの方は前日に休校が決まっていれば、それなりの対応ができますし、確実に台風が来るということでわかっていらっしゃったので、保護者の方もそれなりの対応をしたのかなと思っておりますが、また当日の朝4時に暴風警報が出まして、小・中学校に前日のプリントで6時半までに出たら学校は休みですよというプリントが配られたんですが、やはり当日になるとすごいなぎの状態というか、普通の朝がやってきたわけでして、特に雨風があったわけではないので、保護者の方は非常に不安がって、僕の妻のほうにも連絡があったんですけど、LINE等で本当に休校なのという確認が何遍もありましたし、また他校の保護者の話ですけど、本当に学校が休みなのかどうか気になって通学団のほうに集まる場所を見に行ったという親もいましたので、やはりプリントだけではなくて、教育委員会しかり、学校からも緊急連絡メールですかね、このメール配信というのは重要だったのではないかなと。このメール配信がないがために少し保護者の方も混乱をしたというところもありますので、ぜひとも教育委員会としてこういった休校のメール配信があったほうがよかったのではないかと思いますが、そのあたりいかがでしょうか。 256: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 253頁]  議員御指摘のとおり、前日で保護者の方へ書面で周知を行い、当日は休校をお知らせするメールは配信を行いませんでした。学校へは休校の問い合わせが約40件届いたというふうに聞いております。混乱を回避するためにも、当日のメール配信につきましても今後検討していきたいと考えております。以上でございます。 257: ◯18番(小山高史君)[ 253頁]  学校のほうに40件ほど連絡があったということで、メール配信がきちんとできていればそれもなかったんではないかと。教育委員会としても次回があれば、そのような対応をしっかりとしていただきたい。難しい対応だと思いますけど、メール配信ぐらいはできるかなというところもありますのでよろしくお願いいたします。  それでは、私の一般質問に入ってまいります。私、今日16人目でラストバッターということで、16人目最後の一般質問となります。  まず、件名1は全小・中学校にエアコン設置を、要旨1.今後の対応についてということで、16人一般質問をしておりますが、半数の方がエアコン設置について市長や当局に質問をしておりますので、ほとんど質問が残ってない状況もありますし、またこの後私の一般質問が終わりましたら、エアコンに関する実施設計委託料が上程される予定となっておりますので、まさに今議会、9月議会はエアコン議会と呼ぶにふさわしい議会ではないかなと思っております。  続いて、2件目の副市長人事について、要旨1.今後の対応についてということで、さきの5月の臨時議会に副市長の人事案件が否決されて、その後6月議会にも提出をされず、私は6月議会のほうでも一般質問をさせていただきましたが、また市長のほうは9月議会のほうに副市長人事の案件を再提出するというお話もあったんですが、いまだに出てきてないので、この質問要旨に組み込ませていただきました。後ほど市長のほうにも御確認をさせていただきます。  そして、3件目が市長への質問、要旨1.マニフェストとこれからの津島市についてということで、市長に順次マニフェストについて時間が許す限りお伺いをしていきたいと思います。  それでは、件名1の全小・中学校にエアコン設置を、要旨1の今後の対応についてということに入っていきます。  私は、子育て世代の代表ということで8年前選挙のほうに立候補させていただいて、この一般質問でも、各質疑・討論でも子育て世代の子ども医療費のことだったり、このエアコンのことだったりを取り上げてお話をさせていただいております。また、市長もマニフェストに1丁目1番地は子育て支援だということで掲げておりますので、私としては頼もしい市長、信頼できる市長だとその部分では思っております。  4年前に実は日比市長が、伊藤文郎前市長がやめられて、4年前の4月ですね。平成26年4月に初めて立候補されるときに日比市長のほうから初めて電話がありまして、選挙のたしか1日前2日前だったと思うんですけど、そのときに小山君、子育て支援を私は頑張っていくからよろしくねと。特に投票してくれとか、そういうことではなくて、今後頼むねというお話がありました。選挙が明けて当選された翌日、日比市長は律儀な方で、また着信がありまして、当選させていただいたんで子育て支援を一番に頑張っていきますということでお話があったと思います。市長も覚えていますよね、それ。覚えてないのかな。反応がないのでもしかしたら忘れているかもしれないですけど、僕は非常に感銘を受けて、市長を信頼しないといけないなとそのとき思いました。  それで、本当に言葉どおり子育て支援を頑張っていくとおっしゃったとおり、市内の小・中学校にエアコンをつけるということで、市長が実施設計委託料も上げられておりますし、さきの一般質問でも数々答弁されておりますので、またいま一度追加の確認をさせていただくんですが、この市内の小・中学校にエアコン設置をするのかしないのか、市長からもう一度答弁いただけますでしょうか。いかがでしょうか。 258: ◯市長(日比一昭君)[ 255頁]  今議会で、多くの議員の皆様のエアコン設置への質問でございますが、全小・中学校普通教室及び一部特別教室になりますが、エアコン設置を一日も早く進めていきたいと思っております。 259: ◯18番(小山高史君)[ 255頁]  市長のほうからエアコン設置を一日も早く設置するということで、何回もお話が出ている中で、当局の方も先ほど長谷川局長も非常に苦しいながら答弁しておりましたが、一日も早くというのがいつなのかというのがやはり市民の方は気になるので、いつエアコン設置をするのか、市長、教えてください。 260: ◯市長(日比一昭君)[ 255頁]  他の議員にもお答えしておるとおりでございますが、国の補助金をいただく中で一日も早く設置をしてまいりたいということです。 261: ◯18番(小山高史君)[ 255頁]  なかなか現段階ではスケジュール等難しいと思いますが、また今回市民からの声ということで、市民からのエアコン設置を求める要望書がさかのぼること8月6日に市長に、また議長のほうにも要望書のほうが手渡されたと思います。また、そのときに市長のほうも懇談されたというお話もさきの一般質問でもされておりました。また、この8月15日には津島市全小・中学校のエアコン設置を求める会の方々が1,940筆の署名とともに議長のほうに請願書を出されたということでお話も伺っております。また、それに応じてたくさんの署名が集まっていると。現時点で1,940筆からまたさらにふえて、今現時点で担当者のほうに確認したら、約1万筆を超える署名が集まっていると。まだまだ集まっている。また明日に正式の最終集計をするというお話もありますので、まだまだ1万筆を超える署名が集まっているという状況でありますが、そういった市民の声というのもやはり市長のエアコンをつけるという判断の後押しになったのではないかなと思います。この大きな後押しの一つの要因になったのではないかなと。署名活動しかり、請願また要望書というのが市民の声というのが市長に大きな後押しになったのではないかと思いますが、市長、いかがでしょうか。 262: ◯市長(日比一昭君)[ 255頁]  市民の声というのは大切であるわけでございます。今回、今までの方針を方針転換させていただきました。そして、エアコンを設置していくという方針を打ち出させていただきました。当然その中には、市民の声というのも尊重していくということはもちろんでございます。以上です。 263: ◯18番(小山高史君)[ 256頁]  また、この後に先ほど申したエアコン設置の実施設計委託料が上程される予定ということで、さきの議会運営委員会では委員会付託なしで即日議決すると。つまり、今日そのままに上程をして質疑をして討論して議決をしますよと。本来なら上程して、来週の委員会で審議をして、最終日、9月27日の審議で可決すると。そうなると20日後になりますので、今日議決したほうが早くスタートできることは間違いないんですが、市長はどういった思いで即日議決というのを申し出たんでしょうか。いかがでしょうか。 264: ◯市長(日比一昭君)[ 256頁]  もちろんできるだけ早くエアコン設置に向けての準備をするという意味で、このような形になってるわけです。以上です。 265: ◯18番(小山高史君)[ 256頁]  本当に子育て支援を一番に考えてくれるすばらしい市長の発言だったと思いますが、では先ほどの質問と少し重なる部分があるんですが、ではなぜ市長が議員時代に、平成25年の9月議会に小・中学校エアコン設置の請願を全会一致で通していますので、そのとき市長も賛成をされて、次の議会、平成25年の12月議会のほうにはエアコン設置工事基本調査業務委託料、約1,400万円ですが、これが計上されてこの計画が進んでいくわけなんですが、この議会でも明らかになったのは全小・中学校にエアコンを設置するための基本設計委託料ということで、半年後の平成26年6月に成果物ができ上がるよという説明がありました。その間に伊藤前市長がやめられて、平成26年4月に日比さんが市長になられたわけなんです。市長になられて恐らく1カ月か2カ月後にはエアコンの基本設計委託の成果物ができたと思うんですけど、そのときに伊藤文郎市長はやめられたんですけど、このエアコン設置の計画というのは進んでいたわけなんですね。進んでいたにもかかわらず、日比さんになられて2カ月後に設置の成果物ができたわけなんですが、市長になられて、なぜその時点で始められなかったのかなと。もしその時点で始めたら、今この議論はないわけでしたので、市長としてその時点でエアコン設置の、議員のときからのお話もあるかもしれないですが、なぜそれを市長は進められなかったんでしょうか。いかがでしょうか。 266: ◯市長(日比一昭君)[ 256頁]  私は「子ども・子育て応援都市、つしま」ということで、成長戦略の第一ということで掲げさせていただきました。子育て応援にはさまざまな形がございまして、子ども・子育て応援の中で幾つかの項目のマニフェストを掲げさせていただきました。それをまず実行していくことが大事であるということで、子ども医療費の関係もそうですし、子育て応援券もそうですし、子育て支援センターもそうですし、高校の事業費の補助もそうですし、それらのマニフェストをまず実行していくということが大事であるということで、市民からの約束をまず取り上げ、それを実行していくと。それが市民に対する約束であるということで実行させていただいたわけであります。 267: ◯18番(小山高史君)[ 256頁]  市長の考えはわかります。これは責めているわけではなくて、僕は市長がエアコン設置のほうにかじを切っていただいたので大変ありがたいと思っていますので、ただこれまでの総務部長答弁等を聞いていると、財源確保がかなり大変だという話もあります。財源確保のために、やはり他事業の削減や縮小を行うとも話をしております。その観点でいくと、やはりこのエアコン設置のために膨大なお金がかかると。事業費7億円と。補助金ももらったり起債も起こすので、自腹と言いますか市から出すお金というのは2億円弱、1億5,000万円じゃないかというお話もありましたが、子ども医療費のこともありますし、なかなか事業費を捻出するというのは大変な作業ではあると思うんですけど、さっき安井議員もおっしゃっていましたけど、やはり今、市長がマニフェストとして掲げているまちづくり、観光事業というのを少しストップしたり削減をしないと、なかなか財源確保というのは難しいのではないかなと思っています。市長は先ほどまちづくり、観光の事業というのはかなり確実に進んでいるという話もあったんですけど、その進んでいるという主観的な思いはいいんですけど、やはり確実に進んでいるものを一旦ストップする。一時停止するというのは非常に大事な時期ではないかと思うんですが、市長、そのあたり財源確保の観点からいかがでしょうか。 268: ◯市長(日比一昭君)[ 257頁]
     先ほど安井議員にもお話をさせていただきました。まちが発展していくためには、単発的といいますか、一つの流れだけではだめだということです。5つの成長戦略を満遍なく進めていくということであります。やっと軌道に乗り始めた病院の関係もそうであります。それは市民の皆さんの健康を維持する、やはり地域医療を守っていくという意味でも必要であります。そしてまた、今、小山議員がお示しされてみえます子供関係、これもそうであります。そんなようなことで、子ども医療費につきましてはさきのマニフェストでお約束をいたしましたので、4年間でやるのではなく、当初からやるんだということで、来年の4月からやるということで担当部署には非常にこの短時間、7月、8月の間で約1億円を捻出していただいたというようなことでございます。等々を含めまして、企業誘致、まちづくりというようなことでございます。  大事なことは、やはり10年20年30年先を見据えてまちづくりをしなければいけないということであります。そんなときに本当にシャッター通りでいいのか。津島の駅西を市民の願いであります、選挙期間中も多くの声を聞きました。津島の顔が欲しいよということであります。それに応えるべくマニフェストにうたわせていただきまして、それを成長投資ということで実行していくということであります。さまざまな形で財源を捻出しながら、子育ても頑張っていきたい。そしてまた病院の関係もそうでございます。一方向というだけでは、やはりまちは魅力を創出することはできません。そういう意味で、観光、確かになかなかぱっと見えるというか、一遍に成果が上がるものではありません。だからこそ長期の投資、長期のビジョンを見据えながら、まちづくりの将来像を描きながらということで進めていくということでございます。そういう意味で、子ども・子育て応援都市も力を入れる、防災にも力を入れる、企業誘致にも力を入れていく、地域の特性を生かす、そして健康にも力を入れるというようなことで、それを一つ一つ実行に移していくというような方針でいきたいと思っております。 269: ◯18番(小山高史君)[ 258頁]  まちづくりに対する大演説、ありがとうございました。  ただ、何でもかんでもやるとなると、やはり財源の確保、これは議員の皆さんも心配していますし、ほかの職員さんのほうも心配していると思います。本来であれば隣にいるブレーキ役の副市長がいるのかもしれませんけど、今いませんので、なかなか難しい状況だなあと思っておりますが、やはりこのエアコン設置においても国の補助金をもらう、また起債を起こす、足りない部分は自腹で払うという形になるんですが、さきの一般質問でも収入をふやすためにふるさと納税をやってみてはどうかという提案もありました。  ただ、やはりここは選択と集中で考えた場合、やはり総務部長が何度もおっしゃっている他事業の削減、縮小というのが急務だと思います。この子ども医療費やエアコン設置のためにほかの事業を削っていくというのは、私は大変ありがたいんですが、削られた事業に関して、縮小された事業に関しては大変申しわけなく思います。  ただ、これも部内、課内でもいろいろ検討はされていると思うんですが、先ほど市長はまちづくりの歩みはとめないというような発言だったと思うんですけど、実際ほかの他会計の事業とか見ますと、例えば下水道事業がありますね。これ公共下水と流域が一緒になりましたけど、昨年度の決算ベースでいうと4億3,000万円ほど一般会計のほうから出しておりまして、これは流域をとめろという話ではないんですが、実際に他市の話を聞くと、こういった流域だったり下水道の事業を一旦縮小して、こういったエアコン設置の財源に回そうという話もお聞きしましたので、今流域がこの話に下水道で上がっていますけど、4億3,000万円の半分だと大体2億円ぐらいですね。例えばこういった下水道の拡大を一旦一時停止するとか、箇所をちょっと縮小して、その財源を捻出する。そういった、ある種これは市長のお言葉をかりるんであれば方針の転換なのかもしれませんが、こういったこともダイナミックな決断というのも必要になってくるんではないかと思いますけど、そのあたりいかがでしょうか。 270: ◯市長(日比一昭君)[ 258頁]  一つの事業についてどうのこうのということは申し上げられませんが、今議会でもマネジメントということで提案がございました。まさにそのとおりであります。20年30年先を、人口減少をなかなか厳しいものがあると思います。そういう先の人口動態、そしてまたどのような形になっていくんだろうかという将来像をしっかりと見据えることが必要であります。その中で、どのように将来を見据えた中で、どこまでをどのくらいの予算の中で実施していくかと。当然マネジメントの中には税収の減もありましょうというようなことであります。ですので、これから待ったなしでそういうマネジメントを工事の関係も含めてやっていくと、そういうことは必須であると考えております。 271: ◯18番(小山高史君)[ 259頁]  今、例えで下水道の話もしましたが、市長の考えのもと、しっかりとした事業の削減、縮小を求めていきたいと思います。  そして、今日の一般質問でしたね。伊藤議員の一般質問の中でもエアコンの話が出ていました。国の補助金がいただけるのでエアコンを設置するという大前提があります。その中で、国の補助金がもらえなかったらエアコンを設置するのかしないのかというお話をしておりまして、市長は非常に苦しい答弁をしていたと思います。先ほどの話に戻りますけど、財源確保の観点から今事業の縮小や削減を課内部内で検討する中で、まずそこで国の補助金をもらえないとなると大変なことになりますので、お気持ちはわかりますが、昨年度、平成29年度、市民病院への出資金ということで市のほうから単費で6億円を出資しております。エアコン設置のために概算で6億円、7億円かかるという話もしておるわけですが、病院には6億円を出してエアコンには6億円を出せないのかという話が、やはり我々子育て世代からすると何かてんびんにかけられているのかなという気持ちもするんですが、そのあたり、市長、昨年は病院のほうに出資金6億円を支出したと。今回決算にもございますけど、来年度以降エアコンのほうに例えば6億円のエアコン設置のためのお金は出せないのか、そのあたりいかがでしょうか。 272: ◯市長(日比一昭君)[ 259頁]  平成29年度は市民病院のほうに6億円の出資をさせていただきました。そしてまた、その1年前には4億円の長期貸し付けということで、わずか2年間で10億円もの追加と言ってもいいと思いますが、繰り入れをさせていただきました。これはそうでなければ津島市民病院は存在しなくなると。究極の選択であります。究極の選択の中で4億円、6億円の選択をさせていただきました。ということで、今回といいますか平成29年度は本当に厳しい中で、議会の皆様にも本当に苦渋の選択をしていただきまして、そのようなことを認めていただいたわけでございます。平成29年度前半は厳しいものがありました。もうどうなるのかなと毎日眠れない日々が続いたわけでございます。そんな中で市民病院は急激に回復をしたということは事実であります。ということで、ぜひその4億円、6億円は今伸びつつあるためのどうしても必要な投資であった。市民病院に対する投資であったというふうに理解をしていただきたいと思います。  ということであれば、エアコンはどうかということでありますが、これも非常に大事なことでありますので、国のトップと言われるような方が来年までにはエアコンを全国全ての教室につけたいよという力強いメッセージをいただきましたので、私も決断させていただきました。このチャンスを捉えなければいけない、捉えるべきであるということで、結構厳しい庁内での話もありましたが、やっていくんだと。予算は見つけるべきだと、見つけていこうと、これから。というようなことで結論をさせていただきました。そんなようなことでありますので、必ず国のほうも最初のメッセージのように補助金を全国にばらまいていただけると思っております。 273: ◯18番(小山高史君)[ 260頁]  市長も熱い思いもありますし、今回ほとんどのことを市長のほうに当初のヒアリングをしておりませんので、それはやはり市長の本音が聞きたいという部分で、しっかりと考えられて発言されておるので頼もしいなと思います。また、国の補助金の関係になりますので、しっかりと国のほうの要請活動等よろしくお願いいたします。  また、このエアコンの話が続きますが、今回このエアコン設置の設計委託料が、先ほども申したように私の一般質問が終わりますと上程され即日議決されるということで、可決される見込みではないかなと思っておりますが、当局のほうにも、教育委員会のほうにも確認したいんですが、この議案の審議を即日に今日行い、もし可決された場合、可決された後のエアコン設置までのスケジュールについて、現在わかるところでお答えください。 274: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 260頁]  議案をお認めいただいた後、実施設計につきましてはおおよそ半年間を期間として必要と考えております。また、工事施工期間につきましても半年間程度を想定しております。全国的にはエアコンの需要が高まり、工事が集中することが予想されますので、さらに工事期間が延長することが懸念されますが、国の補助採択がされましたら、できるだけ早くエアコンの設置ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 275: ◯18番(小山高史君)[ 260頁]  本当にスピード感を持って対応のほうをよろしくお願いいたします。  それで、たくさんの議員が、16人中8人ほどがエアコン設置の質問をしておりまして、またその大体半数ぐらいがエアコンの話と子ども医療費の話をされます。それはやはり何度も言うように多額の財源がかかる子ども医療費、中学校卒業まで7,500万円、エアコン設置に7億円かかるということで、本当に津島市に財源があるのか。日比市長、6月議会に中学校卒業までの子ども医療費無料化拡大を宣言していて、その後9月議会にエアコン設置というのは大変じゃないかというお話もあったと思います。  ただ、日比市長のほうは力強く両方やると。どちらも必要な施策ということで日比市長のほうも申しておりますが、また再度の確認になりますが、エアコンも設置して、子ども医療費無料化の拡大もやっていただくと。来年4月から子ども医療費無料化、中学校卒業まで拡大をした後、エアコンを設置していただける、その理解でよろしいでしょうか。いかがでしょうか。 276: ◯市長(日比一昭君)[ 260頁]  必ずやり遂げなければいけない子育て支援だと考えております。 277: ◯18番(小山高史君)[ 260頁]  本当に子育て世代にとって力強い発言を聞いて安心しております。  今の子ども医療費の件ですが、これは次の議会、12月議会には子ども医療費無料化を拡大するための条例改正だったり、システム改修費の補正予算の計上の議案が提出されるのかなと思っておりますが、そうでないと多分来年の4月という時間に間に合いませんので、次の12月議会に関連の議案が提出される、この理解で間違いないでしょうか。市長、いかがでしょうか。 278: ◯市長(日比一昭君)[ 261頁]  これだけ私がお話をしておるわけですから、当然担当部局はその準備はしておるはずです。 279: ◯18番(小山高史君)[ 261頁]  しっかりと対応のほどよろしくお願いいたします。  続いて、件名2の副市長人事の案件のほうに入ってまいります。  今議会中で副市長人事の議案のほうが提出されておりませんので、本来ならなかなか難しい質問になりますが、市長にまず第1発目にお伺いしたいのは、今議会中での副市長人事案件について提出するのかしないのか、どちらなんでしょうか。 280: ◯市長(日比一昭君)[ 261頁]  新聞報道が先行してしまいましたが、市民の副市長再任の声が非常に高まっております。その意見が議会で反映されるのであれば今議会に提出したい、そのように考えております。 281: ◯18番(小山高史君)[ 261頁]  なかなか市民の声が反映する。僕らも市民の声を背負って議決、また質疑・討論をやっております。一般質問もやっておりますので、その辺理解はしていただきたいんですが、さかのぼること8月13日に9月議会の前提となる理事者打ち合わせというものが行われました。それは我々正・副議長、そして議運の正・副委員長と市長と公室長、総務部長が出席されて、この9月議会に大体こういう議案を出すよということで、こうした理事者打ち合わせの中でお話があったんですが、その中で日比市長のほうから副市長の人事案件については提出するよという話がありました。私のほうから、多分日比市長も覚えていると思うんですが、どうせ出していただくんなら本会議の初日か、例えば一般質問の3日目、今日ですね、出していただいて、委員会付託をしてしっかりと議論をした上で最終日の議決を迎えましょうという話をしました。そうでないと、市民の方は人事案件ですので討論ができないと。賛成・反対の討論がなく、いきなり起立採決になりますので、何が何だかわからないうちに議決されてしまったということにまたなりかねませんので、そういった議論を深めるためにも早目に出してくださいという話を日比市長にしましたら、市長のほうはわかりました、検討しますということでお話をされていたんですね。8月13日の中では出す出さないではなくて、いつ出すかという話が焦点だったんですけど、約3週間ほどたって、今の話だと出す出さないの話に変わってきていますので、わずか3週間の話の間になぜトーンダウンをされたのか。その理由についてお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 282: ◯市長(日比一昭君)[ 261頁]  私は当初から副市長人事については、状況を見て提出するという話をしておりました。理事者打ち合わせのときには基本的に出したいというようなことで、そのような発言をさせていただいたわけでございます。その中で、やはり市民の再任への強い思い、これを受けとめてもらえるような形になってくるのかなというようなことを思いながら今に至っておるということです。以上です。 283: ◯18番(小山高史君)[ 262頁]  ちょうど議会報告会の話もするんですが、そもそもこの9月議会ではなくて5月の臨時議会の後の6月議会、前の6月議会になぜ副市長人事案件は出されなかったんでしょうか。いかがでしょうか。 284: ◯市長(日比一昭君)[ 262頁]  6月議会になぜ出さなかったかというのは、それはやはり5月のときに同数で議長裁決ということになったと思います。そういうところは非常に重要であると思いまして、それをいきなり6月に再提出というのは、いかにも失礼だなというようなことでございます。以上です。 285: ◯18番(小山高史君)[ 262頁]  なかなかその辺が不透明で、星野前副市長の再任案ということで、彼の能力がいいとか悪いとかという話ではなくて、市長の対応が僕は少し何か筋が通ってないのかなと思って、なかなか議決まで行ってないので、一度議決はしましたけど、その後の行動というのも含めて、コミュニケーションの仕方も含めてなかなか疑義があるなというところで、先ほどの答弁は困っておりましたけど、そもそも副市長がいないことへの行政への支障だったり、これ6月議会の一般質問でも聞いたんですけど、市長が掲げるマニフェストへの影響というのはいかほどあるんでしょうか。いかがでしょうか。 286: ◯市長(日比一昭君)[ 262頁]  マニフェストにどのぐらい影響があるかということでございますが、これは大きな支障といいますか、スピード感を持って第二弾を打っていく場合に、今まで第一弾、5つの成長戦略を熟知している。そして、津島市の市の財政も熟知している。その副市長が、私の女房役が隣におって相談する、それは職員とて同じであります。そういう副市長がおるといないとでは決定のときの大きな差になり、それは大きなスピード感、停滞になるというふうに考えております。いずれにしても、事務方のトップがいないわけですから、それを今、部長初め私もこの状況の中でさまざまな予算の捻出をしておるということであります。当然スピード感が落ちてきても不思議ではないということであります。 287: ◯18番(小山高史君)[ 262頁]  そうであれば、議案を出していただきたいなというところなんですね。あとはマニフェストの達成についても、星野前副市長じゃないと影響が出ますかという質問をしようとしましたけど、市長、その質問をするとうれしそうに5分も10分もしゃべられてしまうので、何度も星野前副市長への思い、彼のまちづくりのそういった魅力というのはお伺いしておりますので、そこの質問は避けておきますけど、逆に言うと、日比市長自身も今議会、前議会も含めてこのようにしっかりと答弁もされておりますし、日比市長自身にも僕は能力があると思うんですね。余りにも星野前副市長に傾聴すると、みずからの能力を否定しているように僕なんかは見えてしまうんです。日比市長は能力があるのに何でそんなにそこにこだわるのかなというのが。僕からしたら子ども医療費無料化の拡大、エアコンの設置も津島市の歴史に残る英断をできる市長なんですね。すばらしい市長ではないかなと思っています。この答弁を聞いていても、先ほどの市民病院の話も含めて、これひとり立ちしているんじゃないかと思うんですよ。副市長なくても、日比市長は今にこっと笑いましたけど、僕は本当にそう思うんですけど、日比市長、ひとり立ちされたらいかがですか。どうですか。 288: ◯市長(日比一昭君)[ 263頁]  人にはさまざまな能力があります。そういうときに同じような能力ではやっぱりいけないんですね。私は民間上がりであります。大学卒業してからは三公社というところにおりましたけど、基本的には民間で鍛えてきたと、ある面では。星野さんは、行政上がりで行政が非常に財政上のいろんな難しいやりとりなどありますし、人脈もすぐれたものがあります。皆さん思っていらっしゃる以上にまちづくり以外にもさまざまなネットワークがあるんですね。それをここで途切れさすのは非常にもったいない、本当にもったいないと思います。それと、職員がこの4年間で大きく成長しました。私も成長したんです。ということです。成長しようと思う人材であれば、この4年間は非常によかったと思います。あに図らんや、いろいろ難しいことを言ってなかなか実行されないようなことになるというようなところもある方は、なかなか成長はできなかったのではないかと思います。いずれにしても、何しろいいところを盗み取るというような形が大事です。職員もそうですし、私もそうです。そのような形でこの4年間来た。そして、今まさにこれからいろんな形で第二弾を撃つときに、今までの津島市を本当に思い、県の建設のトップが途中でやめて来るということですから、これは本当にすごい話です。それを英断されて、今浪人中です。無給であるんですね。本当に私も心が痛みます。でも、私だけでは何ともならない。ですから、皆さんにお訴えするしかない。市民に訴えするしかないということでございます。その時期が近づいてきておるというふうに考えておりますので、ぜひお助け願いたいと思います。 289: ◯18番(小山高史君)[ 263頁]  ぜひお助け願いたいという話だったんですけど、そこは議論をした中で検討しましょうということになりますし、日比市長は星野前副市長の話になりますと話がとまりませんので、やはり星野前副市長への思いだったり、まちづくりへの思いというのは意味感じるわけなんですが、さきの一般質問でも我々が議会報告会、7月14日、15日に開催させていただきました議会報告会のほうでも、私が担当した2会場でも星野前副市長の再登板を願う声というのがかなり多かったです。ほかの会場のほうも聞いてみると、同じように皆さんそういったお話が多かったということもお聞きしているんですが、議会報告会の様子など市長のほうは何か状況等伺っていますでしょうか。いかがでしょうか。 290: ◯市長(日比一昭君)[ 264頁]  ちょっと聞き取りにくかった部分があるんで申しわけないと思いますが、本当に5月が終わって、6月から自宅にも私の携帯にも多くの方が継続的にいろんな方からメッセージをいただいておるし……。 291: ◯18番(小山高史君)[ 264頁]  議会報告会の星野前副市長の話だったりとかというのを伺っていますかということ。 292: ◯市長(日比一昭君)[ 264頁]  7月の中旬に、先ほどお話しいたしましたけど、結構な方から私の自宅にも携帯にも電話が鳴りまして、報告会に出てもいいかというお話が結構ありました。市民の声をということでありますから、どうぞというか、そんなようなことであります。そんなようなことでありますので、詳しい内容まではお聞きしておりませんが、そういう方たちが出られたというのではないかということは聞き及んでおります。 293: ◯18番(小山高史君)[ 264頁]  それで、今年度の議会報告会、私が担当した両会場とも去年の参加者から倍の人数になっておりました。昨年15人、16人の会場が34人だったり38人という、本当に倍以上の人数であふれ返っておりまして、ある会場には元市長さん、元議員さん、元役所の方などが参加されて、皆さんその肩書がある方というのは異口同音にいかに星野前副市長がすばらしい方だったかと。星野前副市長の必要性、津島にいかに必要かということを、かなり長々とお話をしていただきまして、ほかの方が質問できないくらいということもありました。議員も我々これは報告会の中で許されることなのかどうかはちょっとまた反省会でありますけど、一人一人賛否を問われて、なぜ賛成したのか、なぜ反対したのかというのを両会場で話をさせていただきました。その中でもやはり元○○さんたちは司会者の声を遮ったり、私が答えている最中に暴言を吐かれたりとか、間違ったことで批判をされて笑われたりもしましたので、なかなかマイクが私の手元に戻ってこなかったので返答ができなかったり、私もちょっとこの報告会としてのあり方はどうなのかなということも思っておりました。  市長さんは元市議さんでありますので、議会報告会は多分3回ぐらい出ておると思うんですが、そういった一つの議題、星野前副市長の議題で各会場、ある種ジャックされたような形になりました。それは日比市長が指示されたのかどうかは別として、報告会のあり方として、これ議会の最終日に反省会がありますので、どのような反省会になるかわかりませんが、そこでの検討をさせていただきますが、元市議の市長さんとしてこういった議会報告会のあり方というのは正しいあり方なのか、それとも正しくないのかというのをお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。 294: ◯市長(日比一昭君)[ 264頁]  議会報告会がどのような内容であったかということは、詳しくは存じ上げておりません。先般、議長には議会報告会の、私も議員でしたのでレポートを提出してみえるはずですので、レポートをいただければというようなお願いを議長室でさせていただきました。でも、現時点では届いておりませんが、ですから中身を確認することはできません。  しかし、一部で聞き漏れてくる中では市長のやらせではないかというような話が聞き漏れてきましたが、聞く限りでは、やらせであれだけのことが心の底からメッセージを発することができるのかというふうに私は率直に思わざるを得ません。というようなことで、回答にはなっていないかもしれませんが、それも市民の声だということではないのでしょうか。議会報告会、所定の流れにならずに違った方向に行ってしまったかどうかはわかりませんが、そうだとしてもそれは市民の声をしっかりと議会の方が受けとめていただける、そういう会というのも議会報告会の一つの流れではないかというふうに、私は間接的ではありますので正確な答えでないかもしれません。それはお許しいただきまして、断片的な中ではそのような感触を受けたということで御答弁をさせていただきます。 295: ◯18番(小山高史君)[ 265頁]  市長の発言にもありました、あれだけのことというのが市長にどのように伝わっているかはわかりませんが、多分詳細に伝わっているのではないかなと。そこで市長もみずからのやらせではないかという疑惑があったというお話もされたんですけど、僕は副市長人事案件には反対をしておりますので、反対されている議員の多数の方々、もしかしたら賛成している議員の方々の中にも多数の方々はやらせというか、仕込みがあったんじゃないかということは話をしています。これ9月27日の議会報告会の最終日、議会報告会の反省会で検証すべきことなのかなということなんですが、実際日比市長のほうから今指示がなかったというお話があったので、これ以上は追及しませんが、ただやはりこういったある種のやり方というのが真逆の、本当に逆効果を生み出してしまったと。多分、賛成している議員さんもちょっと嫌になったかなというのもありますし、反対した我々からするとこれをもって賛成はできないなと。こういうやり方に屈した議員というのも私も嫌ですし、きちんと議論をした中でやりたかったなと思います。議会報告会に出られた元○○さんを賛成してくださいという話もしていたんですけど、私が言ったのは議案にも出ていないのに賛成はできませんと。反対もできませんと。まず日比市長に議案を出してもらわないと、そこからじゃないと話が始まりませんということも言っておりますので、何度も言っておりますが、やはりここは潔く議案を出していただいて議決をするしかないのかなと思っております。日比市長の言われる市民の声が高まったということもあるかもしれませんが、僕の支持者だったり知り合いの方というのは、いつまで日比市長は星野前副市長にこだわっているのかなという話もありますので、そういうものも確かな市民の声ということで受けとめていただきたいなと思います。  昨日月曜日、後藤議員の一般質問の中で、後藤議員のほうから副市長人事案件について12月議会までには何とかしてほしいと、こういった話が出たんですけど、こういう話が出るというのは事実上今議会は副市長人事は見送って、12月議会に再提出しようという腹づもりがあるというお考えでよろしいんでしょうか。最後に確認させてください。 296: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]  先ほどから何度も答弁させていただいておりますが、市民の声は高まっておると私は理解しております。その高まりが議会の中で反映されるかどうかで状況を判断していきたいと思います。以上です。 297: ◯18番(小山高史君)[ 266頁]  これ以上議案提出されてないものに対して、架空のものに対して話を引き延ばしてもまた堂々めぐりになりますので、この話はこれで最後にしますが、やはり我々もさまざまなことを考えて議決をしている、賛成をしている、反対をしているということで、やはりどちらかの議決をするということで、議会報告会で我々が何で反対したんだ、何で賛成したんだというので責められるというのは受けとめたとしても、やはりああいう集団での組織的なやり方というのは今後自重していただきたいと思います。日比市長も胸に当てていただいて考えていただきたいなと思います。  最後になりますが、やはり今議会、冒頭でもお話ししましたとおり、エアコン議会ということで、16名の議員半数がエアコン設置に関する質問をしておりますし、私の一般質問が終わりましたら即日上程されるエアコンの実施設計委託料がすぐ本会議場で即日議決されるという運びになりますので、まさにエアコン議会だなと思っております。  そこで最後に、何度も最後の確認をさせていただきたいんですが、日比市長のほうには、このエアコンと子ども医療費、やはりこれは両輪だということで両方とも必要な施策ということで日比市長も力強くおっしゃっていますが、最後の確認としてエアコン設置を決めて、子ども医療費無料化拡大をやらないというのは市民との約束を破ることになりますし、市長の本意ではないと思います。月曜日から16人続いた一般質問の最後の答弁になりますので、このことについてぜひ最後に力強い宣言をしていただきたいのですが、市長、よろしいでしょうか。  小・中学校のエアコン設置について、つけるのかつけないのか、いつつけるのか。子ども医療費無料化拡大については、中学校卒業まで医療費無料化をいつ実施するのか。市長には2つの実施への力強い宣言をいただいて、私の一般質問を終わります。 298: ◯市長(日比一昭君)[ 266頁]  2点いただきました。  子ども医療費、中学校卒業までの完全無償化、これは来年、平成31年の当初から実施をしていきたいというふうに考えております。  また、エアコン設置につきましては、何度もお話をしておりますが、全小・中学校の普通教室と一部の特別教室215に国の財源措置をいただきながら、できるだけ早く、一日も早く設置をしていきたいというふうに考えております。以上です。 299: ◯議長(垣見信夫君)[ 266頁]  次に、日程第2、議案第58号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第3号)について」を議題といたします。  この際、市長から議案の大綱説明を求めます。        市長 日比一昭君〔登 壇〕 300: ◯市長(日比一昭君)[ 267頁]  ただいま上程されました議案について、その大綱を御説明申し上げます。  議案第58号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第3号)について」は、2,000万円の増額であります。  内容といたしましては、市内の小・中学校のエアコン設置工事実施設計委託料として2,000万円を計上いたしております。  以上、何とぞ御適切なる議決を賜りますようお願いを申し上げ、議案の説明といたします。  なお、提出議案の詳細につきましては、担当者から説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 301: ◯議長(垣見信夫君)[ 267頁]  市長の議案大綱説明は終わりました。  これより各部長から議案に対する説明を求めます。  まず、歳出、第10款教育費について説明を求めます。        教育委員会事務局長 長谷川秀敏君〔登 壇〕 302: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 267頁]  補正予算第3号について御説明申し上げます。  補正予算書10、11ページをお願いいたします。  第10款教育費、第2項小学校費、1目学校管理費、補正額は1,236万4,000円であります。
     説明欄の市内8小学校エアコン設置工事実施設計委託料は、普通教室と一部の特別教室148教室にエアコン設置を想定し、実施設計作成業務委託料を計上いたしました。  第3項中学校費、1目学校管理費、補正額は763万6,000円であります。  説明欄の市内4中学校エアコン設置工事実施設計委託料は、普通教室と一部の特別教室67教室にエアコン設置を想定し、実施設計作成業務委託料を計上いたしました。  設計委託料は、小・中学校合わせて2,000万円を計上し、普通教室と特別教室で215教室へのエアコン設置の計画であります。  以上で説明を終わります。 303: ◯議長(垣見信夫君)[ 267頁]  歳出の部の説明は終わりました。  続いて、歳入の部並びに第2条 地方債の補正について、総務部長から一括説明を求めます。        総務部長 渕上晴弘君〔登 壇〕 304: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 267頁]  それでは、歳入について御説明申し上げます。  予算書の8、9ページをお願いいたします。  第18款、第1項、1目繰越金の補正額は500万円の増額で、前年度繰越金でございます。  第20款、第1項市債、7目教育債の補正額は1,500万円の増額で、小・中学校施設整備事業債でございます。  予算書の最初のページをお願いいたします。  議案第58号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第3号)について」は、第1条で歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ197億811万6,000円とするものでございます。  第2条 地方債の補正、地方債の追加は「第2表地方債補正」によるものでございます。  以上で説明を終わります。 305: ◯議長(垣見信夫君)[ 268頁]  以上をもって提出議案に対する説明は終わりました。  これより、ただいまの議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。 306: ◯15番(本田雅英君)[ 268頁]  ただいま上程された実施設計委託料について、3点ほどお尋ねいたします。  まず1点目は、新聞紙上で発表されておりますと、あま市、愛西市の場合ですね。例えばあま市の場合、2,845万円、17校で314室、1室当たり割り戻しますと9万600円と。1教室当たりね。愛西市の場合は1,700万円で、200室で1室当たり8万5,000円と。当市の場合、今回2,000万円で1室当たり9万3,000円と。この積算根拠をお示しいただけますか。  それと、小学校8校で1,236万4,000円、中学校4校で763万6,000円と計上されているわけでございますが、それぞれ学校別の委託料は幾らになっているのか。  そして、熱源が一番問題なんですね、これ。熱源。ガスなのか電気なのか。一般質問の中で、私は都市ガスの配管の状況を見ますと、5校が都市ガスじゃないかなと。残りが電気じゃないかなというふうにお話をさせていただいたんですが、そのことはどうなっているのか。そして、学校別の設置する教室数、これだけお答えいただけますか。 307: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 268頁]  まず、1点目に積算根拠になりますが、愛知県建設部建築工事設計積算資料に基づき、概算工事及び図面枚数等により積算いたしました。  次に、それぞれの教室数における設計額の比較について御答弁します。報道等で近隣市町村において積算すると1教室当たり8万5,000円という報道等もありますが、実績においては1教室当たり13万円であり、19万2,000円、10万8,000円という実績等を現状把握しているところで、津島市の場合には1教室当たり現状9万3,000円ということで、その後で積算しているところでございます。  各教室の設計予算計上額については、今後予定価格等々に影響してきますので、現状としては今ちょっと把握ができてないところでございます。  あと、熱源につきましては、平成25年から平成26年の調査と現状のガス事業者さんの配管状況等を把握したところ、3小学校と2中学校については学校付近までガス管が布設されている状況でございます。3小学校と2中学校、神島田小学校と暁中学校につきましては、ガスの供給エリア外になります。残りの学校につきましては、ヒートポンプでの接続にはガス管の延長が必要になってくるという状況でございます。以上でございます。        〔発言する者あり〕  対象の教室数でございますが、東小学校が24、西小学校が20、南小学校が20、北小学校が16、神守小学校が20、蛭間小学校が14、高台寺小学校が12、神島田小学校が22、小学校が計148教室。中学校は、天王中学校が16、藤浪中学校が17、神守中学校が18、暁中学校が16、中学校計が67教室でございます。以上です。 308: ◯15番(本田雅英君)[ 269頁]  基本的には都市ガスの配管が通っているところについては当然都市ガスで、それ以外のところまでやっちゃうとかなりの負担になると思うんですね。基本的には多分5つの学校が都市ガスで、残りが電気という熱源が妥当だと思うんですね。  それで、当然のことながら仕様書、そして設計書の作成が必要だと思うんですよ。この辺の設計書の作成、これスケジュール的にはいつごろ作成し、それに基づいて入札を行うと思うんですね。入札を行って、最終的には成果物はいつごろ予定しているのか、スケジュールをお示しいただけますか。 309: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 269頁]  設計委託期間の実績といたしましては、4カ月と10日、あと7カ月という実績を把握しております。このことを勘案して設計業務委託の発注において契約委託期間、設計業務の委託期間を勘案していきたいというふうに考えております。  入札の発注につきましては、担当のほうから仕様書について素案の素案でございますが、案をいただいておりますので、あとは発注の工夫をすると。より早く成果品を出すために分割発注等の工夫をしていくところで、発注の形態等について市教育委員会として協議をした後、発注し、できるだけ早く発注、完成したいというふうに考えております。以上でございます。 310: ◯15番(本田雅英君)[ 269頁]  最後ですので、発注については複数発注を考えているということですかね。それが1点。  それともう一つは、財政当局に歳入部分、繰越金で500万円、そして教育債で1,500万円ということなんですが、補正後の繰越金は幾らになるのか。  それと、この教育債ですね。これ予算書を見ますと、償還期間、据え置き期間はこれから決めると思うんですね。その辺はどのように考えてみえるのか、この点だけ御答弁いただけますか。 311: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 269頁]  発注形態につきましては、できるだけ設計業務の委託期間の短縮をお願いしたいところがありますので、複数案件と申しますか、12小・中学校分を一括発注するのではなく、複数に分割して発注するのが効果的ではないかというふうに現段階では考えております。以上でございます。 312: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 270頁]  まず、繰越金についてでございますが、平成29年度の繰越金は実質収支で約9億1,000万円でありました。6月補正で約1億6,000万円、今議会ではこの500万円も含めまして約5億3,000万円を補正財源として計上しております。残り活用できる財源といたしましては、約2億2,000万円を予定しております。  次に、起債でございますが、教育債1,500万円につきましてでございますが、起債の償還につきましては現在のところ財政当局としましては2年据え置きで、その後8年償還、計10年間を予定しております。このため、8年間の1年当たりの償還額につきましては200万円程度になると見込んでおります。以上でございます。 313: ◯議長(垣見信夫君)[ 270頁]  ほかに質疑はありませんか。        〔挙手する者なし〕  質疑も尽きたようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第58号は会議規則第36条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  この際お諮りいたします。本日の会議は議事の都合により会議時間を経過するおそれがありますので、あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決しました。  会議を続行いたします。  議案第58号は委員会への付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  まず、反対討論の発言を許します。  討論はありませんか。  次に、賛成討論の発言を許します。  討論はありませんか。 314: ◯15番(本田雅英君)[ 270頁]  議案第58号に賛成の立場で討論いたします。  今議会におきましては、私も含めて複数の議員が一般質問を行われましたように、学校施設のエアコン設置につきましては、児童・生徒の安全・安心な学校生活を確保するために早急に取り組まなければならない大変重要な課題であります。  そうしたときにおきまして、急遽実施設計委託料が今議会に提出されて討論まで来たわけです。多分可決されるでありましょう。しかし、当初のお話は事務方のほうから今議会に上げることまではお話を聞いておりました。しかし、今日採決までの話はなかったわけですね、これ。要するに正・副議長、正・副委員長のところに当局が来たときに、一日も早く設計に入らなきゃいかんということでお話をして、初めてこういう形になったということは、局長さん、わかっていますね、これは。これで20日間短縮できるわけです。やっぱりスピード感スピード感とおっしゃるんだったら、あなた方が提案してくる話なんですよ、これは。この辺よく気をつけてもらいたいと思いますよ。今回こういう形になったわけですから、とにかく先ほどの局長の答弁のように、この委託料につきましては分割発注して、一日も早く成果品を手元に置いて、次の段階、工事費の計上、国の補正予算に対応できるような計上に臨んでいただきたいなと思うんですね。一つ、この辺だけ申し上げまして賛成といたします。 315: ◯議長(垣見信夫君)[ 271頁]  ほかに賛成の討論はありませんか。 316: ◯18番(小山高史君)[ 271頁]  私も議案第58号の補正予算(第3号)について、賛成の立場から討論させていただきます。  市内の8小学校エアコン設置工事実施設計委託料ということで2,000万円が計上されておりまして、私も先ほど一般質問を終えたばかりですが、議員16人中8名の方がエアコン設置についての一般質問をすると。今回またこの実施設計委託料が上程され、そして即日にこの後議決をされ、可決の予定ということで、まさにエアコン議会にふさわしいと思います。先ほど本田、議運の委員長からも苦言がありましたが、やはりスピード感を持って対応していただきたいと。我々の思いと、また当局の思い、そして先ほど語られた市長の思いが一緒になってこの後可決されて、普通教室、特別教室も含めて津島市内の子供たちがエアコンのもとで、そのもとの環境の中で適切な授業を受けられることを願って賛成をしたいと思います。本当に可決をされたら速やかに行動していただいて、市長の陣頭指揮のもと一日も早くエアコン設置をしていただくことを切に願いまして賛成とさせていただきます。以上です。 317: ◯議長(垣見信夫君)[ 271頁]  ほかに賛成の討論はありませんか。  討論も尽きたようでありますから、これをもって議案第58号の討論を終結いたします。  これより議案第58号を採決いたします。  議案第58号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        〔賛 成 者 起 立〕  起立全員であります。よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。  なお、休憩中に議案第58号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第3号)について」と議案第52号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第2号)について」の計数等の整理について説明をするため、議会運営委員会が開催されますので御了承願います。        午後 5時02分 休憩  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────        午後 5時25分 開議 318: ◯議長(垣見信夫君)[ 272頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、御報告いたします。  先ほどの休憩中に議会運営委員会が開かれましたので、その協議の結果について御報告いたします。  議案第58号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第3号)について」が可決されました。これに伴い議決順序が変わり、議案第52号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第2号)について」との間で計数等の整理が必要となることから、会議規則第42条の議決事件の字句及び数字等の整理の規定に基づき、議長において処理する報告がありました。具体的には、補正番号及び計数の整理であります。  以上、御報告申し上げます。  続いて、お諮りいたします。ただいま議案第58号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第3号)について」が可決され、議決順序が変わりました。これに伴い、議案第52号「平成30年度津島市一般会計補正予算(第2号)について」との間で計数等の整理が必要となります。つきましては、会議規則第42条の議決事件の字句及び数字等の整理は議長に委任することができるとの規定に基づき、処理させていただきたいと存じます。これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ございませんので、よって字句及び数字等の整理を行うことに決しました。  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  なお、9月7日からは各常任委員会が開催されますのでよろしくお願いをいたします。  次の本会議は9月27日午前9時から開議いたします。
     本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。        午後 5時27分 散会  ──────────────── ◇ ◎ ◇ ──────────────── 発言が指定されていません。 Copyright (c) Tsushima City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...