4: ◯5番(
安井貴仁君)[ 273頁]
大学等との連携状況について御説明をいただきました。
従来どおり行政だけではもはや運営が困難な状態となってまいりました。民間企業や大学など産・学との連携は極めて重要な時代であります。さまざまな分野、防災から市民大学講座、そして昨日来の一般質問でもるる御指摘がございました、本年度拡大する子どもの居場所づくり事業に観光と非常に多岐にわたっております。ノウハウを活用し、連携することで、津島市が活性することに期待をしたいところでございます。
次に、津島市には多くの公共施設が顕在しております。この少子・高齢化の時代において、県施設の維持・管理は、来年度当初予算を見ても、やはり身の丈にあった状況の整理は必要不可欠であります。本当に必要なものは残し、維持・修繕はするが、市全体を見たときに需要の低いものは廃止していく。市長が本会議内で何度も言葉にされておりました
選択と集中、まさにこの言葉に尽きると考えます。
さて、本年3月、この議会中には報告があると伺っておりますけれども、公共施設等総合管理計画の策定がございます。その概要について説明を願います。
5:
◯総務部長(
渕上晴弘君)[ 273頁]
それでは、津島市公共施設等総合管理計画につきまして、御答弁申し上げます。
高度経済成長期に集中的に整備されました公共施設等の老朽化が全国的に大きな社会問題となっております。こうした状況は、本市においても同様でございます。
しかし、本市におきましては厳しい財政状況が見込まれる中、多くの公共施設等が修繕・更新時期を迎えることになり、全ての公共施設等を維持していくことはかなり厳しい状況にあると言わざるを得ません。
こうした状況と国からの要請を踏まえまして、更新・維持・管理費用の中・長期的な見込みを立てた上で、市が所有する建物のうち、原則50平米以上の120施設、道路、橋梁などのインフラ施設を対象にしまして、更新、統廃合、長寿命化を実施していくための津島市公共施設等総合管理計画を策定いたしました。
計画の内容といたしましては、公共施設等の現況、更新費用等の見込み、公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針、施設類型ごとの管理に関する基本的な方針等について定めておりまして、計画期間は平成29年度から平成68年度までの40年間を予定しております。
今後の取り組みといたしましては、施設を所有いたします課だけの問題ではなく、全庁的な取り組みとして行っていく必要があるため、公共施設等総合管理計画推進会議や、関係各課によります部会等を設置いたしまして、各施設の今後の方向性やあり方などにつきまして検討を行い、取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
6: ◯5番(
安井貴仁君)[ 274頁]
インフラ整備も含めた津島市全体の管理計画であるとのことでございます。インフラ整備はもちろん怠りますと、2012年に起きました中央自動車道の笹子トンネルで起きたトンネル崩壊事故など、記憶に新しいところではございますけれども、安心・安全なまちの維持のため、インフラ整備はもちろんのこと、コスト削減の点から公共施設の統廃合等も視野に入れ、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。くれぐれも計画を優先せず、しっかりと現地・現場の状況に合わせ、適宜行っていただきたいと思います。これは要望とさせていただきたいと思います。
さて、直面する課題はやはり人口減少であります。これは、何も津島市に限ったことではありません。人口減少、少子・高齢化は、現在の日本が抱える喫緊の課題でもあるわけであります。
施政方針の中でも、人口減少に伴う市財政の根幹をなす市税の減収、老齢人口の増加による扶助費の増加など、非常に厳しい市政運営が続くであろうという見込みを述べられておりました。昨年10月に公表された国勢調査の結果も、本市の人口は6万3,431人と、前回調査に比べ2,000人弱が減少しているとの衝撃的な結果もございました。
実際の中身はどうなっているのか、昨年3月に策定された津島市人口ビジョンを確認させていただきました。すると、これは平成26年当時の結果ではございますけれども、年齢別、転出・転入で見てみますと、義務教育世代である5歳から14歳の世代、転入人口のほうが転出よりは多いと。これは、あくまでも個人的観測ではありますけれども、義務教育中は同じ学校に通わせようとする親御さんが多いのかなあというふうに感じました。
問題は次で、転出超過に変わるのは15歳からとなっております。特に転入・転出がともに多いのは25歳から29歳。ここから読み取れるのは、高校進学または大学進学、就職を機に転出しているのではないかということでございます。
しかしながら、この世代の転出を食いとめたり、減少させることは、私としては、個人的観測ではありますけれども、不可能じゃないのかなあと思います。学生時代、多くの方は、この地域から出られた方というのが多いのではないでしょうか。かく私も、生まれてから、この津島市から出たことはないんですけれども、中学、高校時代というのは東京に憧れる時代もありました。一度は市外で生活したいなという憧れもありましたし、実際に市外で生活された御経験のある方というのは、この議場にいらっしゃる皆様の中にも多いのではないでしょうか。
もう一つ、平成22年当時のデータとはなっておりますけれども、男女別に見てみると、男性の場合は20歳から24歳、大学生、就職期が最も転出、減少幅が大きくなっております。35歳から39歳になるとプラスに転じているとの結果が出ておりました。女性の場合は、20歳から24歳の大学生、就職期というのは、男性の4分の1程度の減少にとどまりますが、30歳から34歳、35歳から39歳、40歳から44歳の世代というのは、いずれも転出超過を示していて、子育て世代の特に女性の減少が目立っておるとの結果が人口ビジョンのほうでは示されておりました。
先日来からの一般質問の中で、この人口減少に関し、社会福祉の充実度についての御指摘が多かったと思います。もちろん否定するつもりはございませんが、私の身の回りの経験からすると、男性は結婚を機に実家に戻る、女性は進学、就職までは実家で暮らすが、結婚を機に出ていくというのが大きな要因なのではないのかなあというふうに感じております。
ちょうどこの世代である私でございますけれども、最近、友人の結婚が大変多く、ひしひしとその実感を感じております。そういった形で、流入・流出していく友人がほとんどでございます。そうすれば、どんな政策というのが必要になってくるのかなあというふうに考えてみました。生まれ育った地域や別の場所で就職し、その場所とは異なる地域に就職するIターン、地方で育って、都会で就職し、そしてまた生まれ育ったところとは違う地方へ就職するJターン、生まれ育ったところとは異なるところの学校で学び、ふるさとで就職するUターンなど、いろんなターンがあるわけでございますけれども、こういったのをふやしていけるのかが人口流出の超過を食いとめる一つの鍵になってくるのではないかなあというふうに私は考えます。
参考までに、鳥取県が行っておるU・I・Jターンの支援というのがございます。こちらは助成金が出されるわけなんですけれども、大学院や薬学部に進学する際は108万円から216万円、大学進学は72万円から144万円、高専・短大に至っては36万円から72万円、こういった昨今でも話題となっております奨学金制度というのが、奨学金制度ではないんですけれども、子育て世代への支援も必要ですけれども、「子ども・子育て応援都市、つしま」と市長はマニフェストでうたわれておりますけれども、子育てしている親への支援だけでなく、未来の将来を担う人材に直接投資する、こういった視点も必要ではないかなと思います。子育て中の方に大変不愉快な思いをさせるかもしれませんが、私自身まだ独身なので許していただきたいと思います。実際、子供の可能性を広げることにもつながっていくのではないかなあというふうに私は考えます。
また、こういった制度を津島市独自の設定をしていけば、例えば看護学校向けの奨学金制度のように、Uターン就職をしてくれる、例えばですけれども、医学生に特典をつけたりだとか、これはあくまでも例えではございますけれども、医師確保という部分でも、また役に立ってくるんじゃないかなと思います。
通告にはありませんでしたが、こういったことに関して調査・研究をしてみてはどうかということを伺いたいと思います。市長、いかがでしょうか。
7:
◯市長(
日比一昭君)[ 275頁]
全国的にも人口減少ということで、津島市も人口減少は進んでおるわけでございます。そんなときに、どうやって流出の気持ちといいますか、ふるさとはよかったなあという気持ちを思い起こさせる、これが私は大切ではないかと考えております。
よくテレビなんかでもありますように、地元の祭りのために戻ってくるといいますか、そういう方もたくさん見えると伺っておりますし、津島市でもその傾向はあると思っております。
ということで、小さいころから津島の魅力といいますか、いいなあと、いいがやと、いつかは津島に戻ってくるというような心をやっぱり感じてもらえるということが大事だと思うんですね。
私が市長にならせていただきましてから、尾張津島天王祭がユネスコに登録されたわけでございますが、朝祭を子供たちに見ていただきたいということで、朝祭を小学校、中学校を対象に見ていただきました。これは、やはり子供たちに郷土、津島はいいんだと、価値があるんだと、また一度戻ってきたいというような、たとえ東京に行ったとしても戻ってきたいというようなことを、小さいころからこの津島のよさを体感していただく、これが大事だと思うんですね。
確かに、いろんな形でお金をばらまくといいますか、そういうことも必要かもしれませんが、それよりも津島の価値を小さいころから自分で感じ、そして大きくなったら、またぜひここで定住したい、そういう思いを若いころから教育といいますか、意識づけをするということこそ、将来的には定住に結びつくというふうに考えております。それが一番大きいことではないかと思っております。以上であります。
8: ◯5番(
安井貴仁君)[ 276頁]
市長のほうからいろいろ御意見をいただきまして、もちろん小さいころからそういった思いというのを持っていただく、それはもちろん大事なことではないのかなというふうには思います。とはいっても、未来への投資といったものは、本当に必要なものというのはどういったものが必要なのかというものに関して、今後も私自身、もちろん調査・研究はしていきますけれども、また模索していく必要性はあるのではないかなというふうにも感じますので、その点よろしくお願いいたします。
次に、「防災・減災のモデル都市、つしま」の中で、市民の皆様一人一人が日ごろから備えることが必要、大規模災害発生時の自助・共助・公助の連携が何よりも必要とのことが書かれておりました。
では、共助のかなめとなる自主防災会に関して、お尋ねをさせていただきます。現在どのような支援を自主防災会に対し行われているのか御説明願います。
9:
◯市長公室長(
加藤敏明君)[ 276頁]
自主防災会に関しまして、具体的にどのような支援をしているかという御質問でございます。答弁をさせていただきます。
各校区の自主防災組織におきましては、防災訓練や防災講演会等のほか、地域の実情に合わせた防災・減災に向けた各種取り組みを実施していただいております。市といたしましては、それらの取り組みがより効果的に実施できるように、ともに考え、行動しております。また、各校区の自主防災組織との情報交換会等の実施等により、ともに顔の見える関係づくりを行っております。こういうようなことで協力いたしまして、防災会と協力して地域防災力の向上に努めております。
また、自主防災組織育成補助金を各校区の自主防災組織へ毎年度交付いたし、各校区の防災訓練を初めとした各種防災関連事業に活用していただいているほか、各年度、2校区程度を対象に、一般社団法人の自治総合センターが実施をいたしております地域防災育成助成金事業を活用した助成を行うことで、防災資機材の整備等を図っていただいておるところでございます。以上でございます。
10: ◯5番(
安井貴仁君)[ 277頁]
各校区の自主防災会についてということでございました。
しかしながら、各校区ということは、小学校8校区ということでございます。校区の中、さらに細かい部分で見ていくと、町内単位でも自主防災会を設置している町内会というのは数多く津島市内にもあると思います。共助のかなめとして自主防災会を考えたとき、それぞれの組織がしっかりと装備を、資機材を整えていないといけないというのは、現在の状況ではなかなか賄えない状況なのではないかなと思います。
こちらなんですけれども、お隣、三重県桑名市のほうで、桑名市自主防災組織育成事業補助金という形で、自主防災組織に対して、いろんな補助、支援をしているという制度があります。こちらは、防災資機材整備や自主防災活動に関し、費用の5分の2で上限12万円まで補助。申請が通ればではありますけれども、1年に1度は交付を受けることができるという制度であります。
大規模災害発生時には、市当局だけでは全てを救済することはできませんが、こういった形で常日ごろから整備・維持を促し、備えていくことは、共助の効果として非常に友好的だと思います。備えあれば憂いなしというふうに、きめ細かく町内で共助の体制強化は、大規模災害発生時に必ず必要になってくると思いますので、その点、参考までによろしくお願いいたします。
それでは次に、「地域の特性を生かした交流都市、つしま」より、シティプロモーションについてお尋ねをいたします。
スマホが流通し、誰もがリアルタイムに、そして膨大な情報を取得できる時代となった今、有効的かつ戦略的な情報発信は非常に重要となってきます。発信の仕方一つで津島市を知るきっかけになり、訪れるきっかけになると言っても過言ではないと思います。
では、現在、市はどのようなプロモーションを行っているのか、また行っていくのか、御説明を願います。
11:
◯市長公室長(
加藤敏明君)[ 277頁]
シティプロモーション課、今年度、平成28年度から設置をいたしました。そういった中で、今年度は観光プロモーションというようなこととか、市制70周年の事業も進めておりますし、また企業誘致のプロモーション、そういった活動も今年度は進めております。
平成29年度のシティプロモーション課の主な取り組みについてでございますが、津島市は3月1日に市制施行70周年を迎えました。この70周年事業は、昨年の平成28年7月7日から本年の12月31日までをシティプロモーションで市制施行70周年を祝っていこうということで、そういう期間を設けております。この70周年という慶事を市民の皆様方とともに祝い、市の活性化につなげるため、平成28年度に続き平成29年度も市制施行70周年記念事業を市民とともに進めてまいりたいというふうに考えております。
市長公室所管の市制施行70周年記念事業の内容につきましては、4月1日から開始をいたします、婚姻届を提出された新夫婦に対しまして、婚姻届をお祝いパネルに張り、手持ちのスマートフォン等で職員が写真撮影サービスを行う婚姻フォトサービス、また4月22日土曜日でございますが、市制施行70周年記念式典の開催、情報交流システムで笑顔の写真を募集するスマイルフォトコンテストなどを計画しております。ほかにも、チラシやポスター等で魅力を押し出す表現の仕方等、職員向け講座を外部講師を招き開催したいというふうに考えております。職員一人一人のシティプロモーション能力が向上することで、より効果的に津島の魅力を発信できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。
地域の魅力を地域内外に効果的に発信しまして、地域への愛着や誇りの醸成をすることがプロモーションであります。引き続き地域住民の皆様とともに、魅力発見、魅力の発信を行う津島にぎわい創出プロジェクト事業及び市内に宿泊機能を確保し、人の流れを見出し、にぎわい創出をする滞在型観光による地域再生プロジェクト事業などを進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
12: ◯5番(
安井貴仁君)[ 278頁]
市制施行70周年事業、にぎわい創出事業など、さまざま取り組まれております。中でも、特に私が注目したいのは、職員の方々が能力向上に向けて取り組まれているということでございます。今後のシティプロモーションが楽しみになってくるなあというふうに感じております。
現代は、情報発信の方法がさまざまあります。ポスターやチラシといった、いわゆるスタンダードなものからSNSなど、またリアルタイムに動画を配信だとか、情報発信方法は本当に多くあります。ぜひ多くの手法を試していただいて、数多くの情報を発信していくような、またその能力を向上させて、全庁を挙げてそういった取り組みができることを期待したいと思います。職員の皆さんが試行錯誤して、そしてチャレンジすることが津島の未来を切り開いていくことにつながっていくのではないのかなということに大いに期待をしたいと思います。
最後に、今回、新年度予算ということで、市長の思いがマニフェストに沿って述べられておったわけではありますけれども、この平成29年度にかける思いというのを市長がこの施政方針に書かれたと思います。そういった意味で、この平成29年度がしっかりと市長の定めた方針に沿って、また津島市がさらに前進することを祈って、私の一般質問を終わりたいと思います。
13:
◯議長(
加藤則之君)[ 278頁]
次に、
垣見信夫君の
発言を許します。
17番
垣見信夫君〔登 壇〕(拍手)
14: ◯17番(
垣見信夫君)[ 279頁]
おはようございます。
一般質問に入る前に、もちろんこんなことは通告できることといいますか、その時間はありませんので、2日前、初日に宇藤議員の質問中の出来事、そして昨日は、最後の質問者の小山議員の問責という言葉まで出ての市長への質問といいますか、そういったお話がありました。このことについて、私は私なりに、市長にまずお話を申し上げておきたいと思うんですね。
それはね、市長さん、昨日、懇切丁寧に陳謝されました、この議場でね。それはそれとして評価をいたしますが、本当に市長は体がぐあいが悪くて、つい目をつむってしまった。そして、副市長から起こされて初めて気がついて、どういった質問であったかもわからない状態。つまり、平たく言うと昏睡をしておったということになるわけですね。
私は、市長の体を心配して物を言うわけですが、市長も子供じゃありませんから、どんなこんな席でも、こんな席というのはちょっと表現が悪いですが、こういった緊張感、緊迫感がある席でも、本当に自分の体調が悪ければ、議長にきちっと申し出て、暫時休憩をとっていただく。あるいはその間に、本当に悪ければ救急車を呼んでいただく。議会は当然それに対応すると思うんですね。ではなくて、本当に横着で、宇藤議員の質問だから寝ておってもええわと。仮にですよ、もしそうであるなら、今この議場に見える議員20人に対する何ですか。僕は言葉が出ません。
市長は、私の体調ということを言われました。そういった理由で陳謝されたわけです。さっきも言ったように、本当に自分の体調ということならば、堂々と議長に申し出て、議会を暫時休憩してでも、まず体のことを一番に思うのが当たり前じゃないんですか。私はそう思うんですね。そういったことを思うと真意を、私は市長にここでもう一回謝れ、陳謝せよ、そういうことを全然思っていません。もう一度、あなたの真意をお聞かせください。
15:
◯市長(
日比一昭君)[ 279頁]
真意といいますか、特別なことはないわけでございまして、お話ししておったとおりでございます。議員からのお話も今後参考にさせていただきます。
16: ◯17番(
垣見信夫君)[ 279頁]
私からの話を参考にするんではなくて、本当に体の調子が悪ければ、当然そういった行為をするのが普通だと思うんですね。なぜやられなかったのかなあということになるんです。なぜやられませんでしたか。なぜ暫時休憩を求められませんでしたか。
暫時休憩は、議長を除く議員19人以外でも、当然そういうことを求めることはできます。あるいは、場合によっては議長の、いわゆる議場における議事整理権によって暫時休憩をすることもできます。当然理事者である市長も権限があるわけです。僕の意見が参考とかそうではなくて、あなたが本当に体調が悪かったら、私はあなたの体を心配して物を言っておるんです。
市政には山積する問題がたくさんあります。病院のこと、私を含めて14人の議員が
発言されてみえますが、半分以上の方が病院のことを多かれ少なかれ取り上げておるんです。大事な審議なんです。本当に体調が悪い人に、ぼやっとしていかんという人に我々議員は質問するんですか。それは僕、違うと思うんです。お互いに体調を整えて、明日本会議がありますよではなくて、本会議は2月27日だったですかな、きちっと告示してあるじゃないですか。それに向かってお互いがいろいろと勉強をして、そしてこういう問題が生じる、ああ言えばこういうことが出る。そういうことをお互いが勉強をして、この議場に立つわけです。
もちろん市長さんもそこに座られて、自分の思いを述べるいい機会なんです。1年にわずか4回しかありません。議員1人にしたら、その4回のうち、わずか60分しかないんです。精いっぱい皆さんが努力して質問をしておるんです。体調が悪いで、頭がぼーっとして目をつむっちゃうから、議員が質問されたことについてぼやっとしておりましたではないんです。きちっと体調を整えて答弁に立つというのが、こういった議会での市長としての責任じゃないんですかと私は思いますよ。
本当に、さっきも言いましたように、市長の体調が悪い、いかなんだというなら、直ちにそういった措置をとるのがあなたがやること。もし仮に、それに気がつかなかったら、すぐ隣に座っている副市長や市長公室長、すぐ後ろに座っている職員の部長さん方が、市長、大丈夫ですかと、どうされたんですかと。当然じゃありませんか。道でおばあさんがもし転んでいたら、おじいさんが転んでいたら、隣を歩いていたら、おじいちゃん、おばあちゃん、元気ですかと、急な差し込みですかと声をかける。普通じゃないんですか。周りの方もそれをしません。言われて、やっと副市長が肩をたたいて市長を起こした。これは本当にいかがなものか。
もう一度お尋ねします。市長さん、体調が悪ければ、暫時休憩を議長に求めて、議長の許可をもらってやれば、何らこんなことは起きなかったんです。もう一度、市長さん、自分の体調を含めてお話しください。
17:
◯市長(
日比一昭君)[ 280頁]
私も当然、この本会議等を含めて、万全の体制でこの議会に臨むわけでございます。そういうつもりで臨んでおるということは御理解していただきたいと思います。一瞬そのようなことがあったということで、さらに体調等にも留意をして、今後このようなことがないようにしていきたいというふうに考えております。以上であります。
18: ◯17番(
垣見信夫君)[ 280頁]
ちょっと本題から10分も使ってしまって述べてしまいました。
通告させていただきました質問について、順次お願いをいたします。
要旨1の市長の任期についてであります。
通常、任期といいますと、いつからいつまでが任期であります。市長も施政方針の中でみずから述べてみえますように、残任期間もあと1年という表現を使って施政方針で述べてみえます。したがいまして、実質的に今回計上されている当初予算は、これが最後になるわけであります。
ここでお伺いをいたします。百島町に住まう
日比一昭さん、あなたが市長職につかれました日は、何月何日でしたでしょうか。日比市長、
日比一昭さんの誕生日です。議員の皆さんは、自分が議員になったという誕生日、もちろんみんな知ってみえると思うんですね。体調が正常な日比さんなら当然わかると思いますが、あなたが、
日比一昭さんが津島市長に就任された年月日、いつでしたでしょうか。
19:
◯市長(
日比一昭君)[ 281頁]
私の任期ということでいきますと、平成26年4月27日でございますが、こちらに初めて登庁させていただいたのは、その翌日であったと記憶しております。以上であります。
20: ◯17番(
垣見信夫君)[ 281頁]
いわゆる
日比一昭さんが津島市長に就任されましたのは平成26年4月27日、市長としての最終日が平成30年4月26日ということですね。議員は、おおむね1年おくれまして、平成27年5月1日から平成31年4月30日までがこの議員で議会を運営していくわけであります。
そこで、なぜこんなようなことを聞いたかと申しますと、施政方針の最初に述べられてみえることを十分理解してみえるということになるわけですが、いわゆる津島市長
日比一昭さんは、平成30年4月26日にいわゆる任期が満了するわけですね。行政はずうっと続きます。市長さん、次の市長選挙に立候補される予定はありますか。
21:
◯市長(
日比一昭君)[ 281頁]
今は、津島市のさらなる発展のために全力で市政に取り組んでいきたいと、そのように考えております。以上です。
22: ◯17番(
垣見信夫君)[ 281頁]
さらなる津島市の発展、皆さんそう思っておるんですが、市長選挙があるかどうか、これはわかりません。市長さんが、日比さんが市長に立候補しませんと言われるかもわかりませんし、他の方が立候補すると。あるいは首長というのは、市長さん当然御存じのように、津島市以外の方でも立候補がかないますので、そういう方が見えるかもわかりません。
そんな中で、選挙はやはり公明正大に行い、市民の信託を得ると。これが民主主義の原点であり、当然であります。一日も早く、市長さんが立候補すると、あるいは取りやめると。僕らでは、市長さんの胸中はわかりませんので、どう
発言していいか僕自身もわかりませんが、市長さん、そういった意味において正々堂々と選挙されると思います。仮に、立候補としますとね。ということは、対立候補、候補者が2人、3人、4人と出た場合に、一日も早く皆さんと政策を争って選挙に臨まれたほうが、余計、公明正大になるんじゃないかなと、そんなことを思うわけですね。
そこで、再度伺いますが、今の気持ちとしてはいかがでしょうか。
23:
◯市長(
日比一昭君)[ 282頁]
繰り返しになりますが、今、私、3年前に着任させていただいて、つしま成長戦略5つ掲げ、一歩一歩進んでおると感じております。これを着実に実行すること、それが市民の皆さんへのメッセージであるというふうに考えております。以上であります。
24: ◯17番(
垣見信夫君)[ 282頁]
要旨1は、この程度にさせていただきます。
病院の経営形態についてを伺っていきます。
先ほども少し触れましたが、病院のことについては、たくさんの方が今議会でも、さきの議会でも述べてみえますので深くは入りませんが、そのたびに、いずれにしましても、苦しいといいますか、経営状況が悪いということで、苦しい答弁がされておるわけですね。私もおおむね1年、市民病院調査特別委員会の一員としてでも、ある程度この病院のことについて学習をさせていただきました。私だけが知っておって、あとの者は知らん。要は、情報開示ということも大事なことであります。よく出てくる言葉に、「全適」「一適」という言葉がよく出てきます。僕は僕なりにある程度理解をしておりますが、簡単で結構ですので、事務局から全適とはこういうことですよ、一適とはこういうことですよ。あるいは独法とは独立行政法人ですね。独法とはこういうものですよ、指定管理者制度はこういうことですよと。本当に少しでいいですから、一番肝心なところだけちょっと、これはリアルタイムでテレビを見てみえる方もありますので、ぜひその辺を説明してください。
25: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 282頁]
議員御質問の経営形態の件ですが、簡単に説明させていただきます。
まず初めに、地方公営企業法の一部適用の場合、こちらのほうは、行政施策の反映、市長による人事命令、あと財政面の掌握、あと病院の労務管理等の負担減などのメリットと、経営責任が不明確、職員の意識・危機感の欠如、職員の定数や予算による柔軟な対応困難などのデメリットがございます。
次に、地方公営企業法の全部適用の場合になりますと、経営責任の明確化、意思決定の迅速化・柔軟化、独自の給与体系の導入、職員の経営意識の醸成・促進などのメリットと、行政の一体性の気薄化、管理部門拡充や病院事業管理者設置による人件費等の増大などのデメリットがございます。
続きまして、指定管理者制度、こちらの場合も言わせていただきますが、民間事業者の経営ノウハウを活用した病院経営、指定管理者による医師確保、専門の事務職員の配置などのメリットと、あと職員が非公務員となることへの処遇問題の発生、移行職員の退職金等多額の経費、あと経済性優先による政策医療水準の低下などのデメリットがございます。
続きまして、地方独立行政法人の場合、こちらのほうも紹介させていただきますが、職員定数や予算における、より自立的・弾力的運用、事業の透明性確保、柔軟かつ迅速な職員採用、事務職員の定着化、専門性の向上などのメリットと、職員が非公務員となることへの処遇問題の発生、移行職員の退職金等多額の経費、あと役員監査人報酬、管理部門の拡充などによる人件費増、あと法人設立までに準備期間が相当必要などのデメリットが上げられます。以上です。
26: ◯17番(
垣見信夫君)[ 283頁]
早口でちょっと声が小さかったもんですから、なかなか聞き取れませんでした。
それはそれとしまして、市長さん、この海部医療圏、いつもこの言葉も出てきます。事務方で結構ですが、海部医療圏とはどこからどこまでのことを指しますか。
27: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 283頁]
海部医療圏とは、海部津島、この地方でございます。
28: ◯17番(
垣見信夫君)[ 283頁]
これもほとんど議員の皆さんは御存じだと思いますが、海部医療圏って何かなあと、こういう方も見えますので、あえてお尋ねをしておきました。
この海部医療圏の中には、いわゆる三次と言われる厚生連の海南病院があります。それから、大きな公立といいますか、市立では市民病院、それからあまの市民病院、もう一つ、八開の診療所があるわけです。
そんな中にあって、私は市長のリーダーシップを問いたいのは、し尿、ごみ、こういった処理のように、一部事務組合で津島市の病院の患者さんを見ると、アバウトで市民が50%、愛西市がおおむね25%、そして残り25%が本市を取り巻く近隣の方。これが大体の患者さんであります。ということになれば、一部事務組合を適用して、なぜこういったところと連携をして、一部事務組合でやろうという発想は全くなかったんですか。
つまり、皆さんの自治体にも少しずつでも、たとえ1億円、2億円でも負担をお願いできるわけです。今簡単に、私、津島市長だけど、あんたのところ、愛西へ行って、25%来ているから、25%分の負担金ちょうだいよと言って、日永市長は、はい、わかりましたってすぐ出すでしょうか。まずあり得ません。あまの村上市長さんは、もう一歩先に出て、なるかならんかは別にして、まず第一歩に議会へ相談をして、議会は、市長さんの言うことはよくわかりましたと、一度十分に検討しましょうと言って、ある大学の医局と指定管理者制度をやりたいと。1年ぐらい前にこういった話で、なるかならんかは別にして、一歩でも前へ歩こうとしてみえるわけです。
そういうことを考えますと、今申し上げましたあま市や愛西市は、失礼な言い方ですが、市制施行して何年ですか。市長さんいつも言われるように、市制施行して70年、県下9番目、愛知県の市長会へ市長さんが出ていったら、物すごく上座に座るんです。そうでしょう。ならば、あなたが、表現悪いですが、あまの市長さん、あるいは愛西の市長さんに十分リーダーシップを発揮して、それぞれの医師会やそれぞれの薬剤師会さん、あるいは首長さんたちと、どうだろうと、こういうふうに考えておるけどと言って相談に乗っていただけんですかと。そういった発想は、市長さん、全くなかったんですか。その辺をお尋ねいたします。
29:
◯市長(
日比一昭君)[ 284頁]
海部津島、4市2町1村、現状でございますが、その中で一部事務組合をしてはどうか、そういう発想はなかったのかということでございます。
前改革プラン、これは平成21年から平成25年にでき上がっておるわけでございます。その前改革プランにおきまして、海部医療圏の再編ネットワーク化に向けた津島市民病院の取り組みとして、海南病院との連携、あま市民病院との連携、地域の医療機関との連携が位置づけられており、これに基づき、医療圏内の医療機関との連携体制の構築強化を図ってきたわけでございます。また、連携体制のもとで、各医療機関がそれぞれの役割を果たしてきたというのが現状であります。
そうした中でありましたので、私が市長にならせていただいた平成26年からではございますが、議員のお示しのその当時の状況からして、そのような議員の一部組合を提言する時期かということを含めまして、そういう御指摘の発想に至らなかったわけでございます。以上であります。
30: ◯17番(
垣見信夫君)[ 284頁]
表現が適切ではないかもしれませんが、要はリーダーシップがなかったと。そういう発想に至らなかったということですね。
そこで、そういうことがかなわなかったら津島市民病院を、10年前ぐらいですか、どこかの知事が「どげんかせないかん」という言葉を使って知事になられたんですね。まさに、津島市民病院をどげんかせないかんということになるわけです。
そこで、簡単にちょっと調べてみますと、この議会の冒頭の質疑の中でも明らかになりましたが、平成28年度の病院における累積赤字が100億円を超すと。そして、単年度の赤字も、前年の平成25年度には1億9,000万円に減ったにもかかわらず、平成26年度4億8,000万円、平成27年度5億9,000万円、そして現年度、平成28年度は、市長さんの言葉をかりると、11月からは経営が向上してきておると、順調に来ておると。だから、頑張ればいいと、こういうお話です。しかしながら、見込みとして4億5,000万円、これだけの大きな数字が出ておるんですね。
ということを考えると、もうこの時期において経営形態、市長が言われるように、地方公営企業法一部適用のことでいいのだろうか。今がまさにそのことを決断し、そして表現は悪いですが、あなたの独断でということなら、それはそれですが、議員にも相談し、あるいは関係の大事なことは、主な大学の医局へ相談し、そして薬剤師さんにも相談する、もうこういった時期に入っているんじゃないんですか。経営形態のそれぞれの特徴といいますか、メリット・デメリットは、局長が述べたとおりだと思うんです。もうこのままで行くと、本当に死に体になってしまう。憂慮せざるを得ないんです。
そういったことを考えますと、平成27年度の単年度が、市長さん、もし、平成27年度の損益計上よりも平成28年度が上回ったら何もしなかったということで、自治体開設病院の最高責任者としての責任論が出てきますよ、市長さん。何も手をこまねいていなかった、全然手を出さなかった、一生懸命やりますということだけで終わってしまって、何ら手を打たなかったということについては責任論が出ますよ。ところが、企業会計ですので、ある意味、決算をごまかそうと思ったらできるんですね。何ができるか。減価償却費をちょっとさわればうまくいくんです、数字的には。しかし、実質的には、そうはいきません。このことについて、市長さん、平成28年度は、平成27年度に比べて絶対に単年度として収支が改善される自信を持っておみえですか。
31:
◯市長(
日比一昭君)[ 285頁]
平成28年度でございますが、この議会中にもお話をさせていただいておるように、後半から回復基調が鮮明になってきておるということでございます。そのようなことを考慮し、数字も出てきておりますので、議員の御指摘の平成27年度と比べて、平成28年度はどうかということに対しましては、数字としていい方向にあらわれてきておるというふうに思います。以上です。
32: ◯17番(
垣見信夫君)[ 285頁]
私も議員の一人として、病院の関係者といったらちょっと大げさですが、平成27年度より悪くなることを期待しているわけじゃないんです。平成28年度が平成27年度に比べて少しでも、平たく言うと赤字額が減ればいいなあと。ベストは単年度で、たとえ1億円でも2億円でも黒字を計上することができたら、必然的に100億円を超す赤字も減ります。当然ですわね。そういうことを期待しておるわけです。
そんな中にあって、ある委員会でこんな
発言が出ました。収支の改善については、いわゆる人件費が高いと、こんな
発言がありました。人件費が60%を超えるということは、確かに高いです。通常これぐらいの規模の病院ですと、おおむね55%前後だろうと思うんですね。55%、あるいは51%、今61%を切っておると思いますが、高いんです。では、じゃあその人件費を下げる方法、どうしたら下がるか。私のような頭の悪い者でも、単純に言いますと2つあると思うんですね。市長さんは何と考えられますか。
33:
◯市長(
日比一昭君)[ 285頁]
一つは、病院の収益を上げるというのが一つであります。もう一つは、出を少なくしていかなければいけませんので、出をということになると、人件費であったり、やっぱりいろんな部分の削減をするというようなことで出を減らすということにより、結果として、この人件費の割合を抑えるということであると思います。以上です。
34: ◯17番(
垣見信夫君)[ 285頁]
おおむね私と市長さんとは考えが一致しております。
一番簡単なのは、医師を初めとする医療スタッフにやめていただくことです。一番簡単です。人件費はそれだけ減ります。これには大きな弊害がもたらされます。市民病院に対する地域医療の荒廃、市民病院そのものの荒廃、そして地域からの病院に対する信用度は失墜します。でも、一番簡単な方法です。地方自治法上の話ですが、人事権はほかならぬ津島市長にあるからです。
もう一つは、非常に困難をきわめますが、逆に、医師を初め、医療スタッフの充実を図って、そして信用をより以上勝ち得て、高度医療を地域住民に提供する。困難です。医師がおりません。やれません。7対1の看護体制をきちっとやっていくには、看護師が足りません。必然的にそうだと思うんですね。新しい包括、そういったものへの対応、緩和ケアへの対応、やっていかなきゃなりません。そういったことを考えると、あっちもやり、こっちもやりといって、非常に困難です。そんな中にあっても、それをやらざるを得んのです。そうすることによって医業収益は、徐々にではあるが回復をしていきます。
好き嫌いは別として、市長さんが、日比さんが市長に就任される1年前、伊藤文郎さんという方が市長でありました。彼のときも累積赤字は年々にふえておりましたが、単年度では、彼がやめられる最終年度では、わずか2億円まで単年度の赤字が、1億9,000万円ぐらいだったと思いますが、減ってきております。平成28年度、今年度、市長さん、3年目ですが、今の見込みで4億5,000万円です。倍なんです。平たく言いかえると、関係する医局とその関係がいかがだったかという、この一言に私は尽きるんではないかなあと、そんなことを思います。
ちょっと話を変えます。
今年度の一般会計の当初予算は幾らでしたか。
35:
◯総務部長(
渕上晴弘君)[ 286頁]
一般会計予算、平成28年度につきましては203億4,000万円で、平成29年度当初予算につきましては201億8,000万円でございます。以上です。
36: ◯17番(
垣見信夫君)[ 286頁]
アバウト200億円ですね。
病院の累積赤字、私、100億円を今年度末では超えると言いました。今、病院が借りている一借、企業債、いわゆるこれは借金ですわね。それの合計が135億1,900万円ぐらいです。136億円に近いんです。プラス、累積赤字100億円を足しますと、235億円の数字なんです。なぜ一般会計の話をしましたかというと、全部継ぎ足しても、まだ赤字が残るんです。これは看過することはできません。
しかし、つくってしまったものは、借りたものは、企業債にしても、一借にしても、あるいは長期債についても、しかも信用金庫だとか、あるいは金融機関からお金を借りたにしても、借りたものは返さなきゃなりません。津島市は永久に続くんです。
例えば、愛西市と合併しようと、あま市と合併しようと、この負債を抱えて合併ということになるわけです。百もわかってみえると思う。このことの後始末をまずきちっとやらんことには、どうにも前へ進まんのです。
病院の経営には、先ほども申し上げましたが、一にも二にも医療関係の医療従事者への充実なんです。今ここで経営形態を変えて、全適にしましょう。仮になったとしても、昨日でしたか、その前でしたか、非常に優秀な理事長さんといいますか、ドクターで来ていただかなきゃ、その人材の確保は難しいと事務局長の答弁がありました。まさにそのとおりだと思うんですね。そういったことを考えると、一にも二にも病院のこの企業会計の運営が、あなたがやろうとしているほかの政策、子育てもそうです、5つの成長戦略でもそうです。半分が経済を伴う、予算を伴うことについては国の予算、あるいは県の予算、小出しにしておるだけですわ、私から言うと。
あなたは本来、子供医療費についてもやりたいと思ってみえると思いますよ。本当に僕はそう思っている。だけど、いつもお金がない。だから、こういう答弁では、国や県の動向を見ますと。我々小さいとき、市長さん、思いませんでしたか。お兄ちゃん、お姉ちゃんの古の教科書を使っていましたが。それが今無償ですわ。学校給食を見ておってください。我々が20年、30年後には、国が全部面倒を見るかもわかりません。子育て支援の応援としてなるかもわかりません。そういう話がもう全国ぼちぼち上がってきております。
話をもとに戻します。要は、市長さん、この病院のことについて、あなたの真剣度、今ちょっと思い出しましたが、ある国会議員が官房長官のとき、悪魔にでもひれ伏して握手して、この政権を維持する。非常になるほどなあと。時の官房長官 野中広務さん、そう言われました。その悪魔とは、わかってみえると思いますので、あえて申しませんが、今の政権が官房長官として大事だから、この政権でやっていくんだという、その政権に命運をかけたわけです。
市長さん、この病院経営について、自分の政治生命をかけるくらいの覚悟でないと、後ろへ述べ送り、負債だけを次の世代へ述べ送るということは、あなたの市長としての、私は名声に傷がつくと思いますよ。もう一度、この病院経営について、そういった赤字、そういったことも踏まえて、ぜひ答弁してください。
37:
◯市長(
日比一昭君)[ 287頁]
病院経営につきましては、私も不退転の決意で臨んでいるところであります。先送りをするつもりはございません。決断を下すときには、ちゅうちょなく行っていきたいと思います。
今、議員がおっしゃられました、本当に病院を、私が市長にならせていただいた以前から、いろんな形で累積が募ってきたわけでございます。これをやはり前向きな形でおさめていかなければいけないということであります。力及ばず、時間はかかっておりますが、今まさにこの病院職員がチーム医療という大きな名のもとに活躍をしてみえます。地域の信頼を得るべく頑張っていらっしゃる。それが、昨年後半から数字としてあらわれてきておるということであります。やはり、それを評価してあげると。それとあわせて、いろんな施策を同時並行で打っていくということが大事だと考えております。
議員お示しのとおり、医局といいますか医師の確保、これはもちろん大切でございます。これは、私も含めて、この関係部局、部長等とも日ごろからかかわりの深い医師関係の中で、またお願いをするというようなことも、合わせわざでもってお願いしていかなければいけないことだと考えております。
いずれにいたしましても、病院の経営は市の経営と直結するということは、私も肝に銘じておるわけでございますし、待ったなしということであります。そういうようなことでございますので、病院の経営のことは、職員の皆さん、病院関係者の皆様と共有して、これを本物にしていくと。一つ一つ積み上げて、実績を上げて、この経営の改革に進んでいくということで頑張ってまいりたいと考えております。以上であります。
38: ◯17番(
垣見信夫君)[ 288頁]
病院経営の経営形態についてといって、質問はさせていただきました。この件について、あと残り14分ですので、ほかにもたくさんありますが、全部やり切れないなと思いますが、最後にします。
市長さん、一部事務組合でという発想はなかった。結果的にできなかった。私から提案しますと、一番大事なことは、市長も今の答弁で認めてみえるように、医師、医療スタッフの充実ということですね。そういうこともおっしゃられましたね。というなら、大学の医局の分室を津島市内で誘致したらどうですか。重要なことですよ。医局の分室が津島市に仮にできたとするなら、そこの医局とは、適当な言葉が出てきませんが、親密に、じっこんに話ができる。うちの市民病院で内科医が足らんから、先生のところ、何とかできませんか。脳神経外科医が足らんから、あるいは今一番不足と言われる麻酔の医師が足らんから、すぐ相談できるじゃないですか。大学の医局が来いということは、99.99%不可能だと思いますね。ならば、その分室を津島市に誘致をする。ドクターの確保には一番いいことだと私は思いますが、そのことを聞いて、市長さんの話を聞いて、病院の関係については終わります。
39:
◯市長(
日比一昭君)[ 288頁]
議員から提案をいただきました大学の分室というか、そういうことについては、そういうようなことも、一度発想の中に入れさせていただきたいと思います。
先ほどの一部事務組合の関係でございますが、繰り返しになりますが、平成21年から平成25年の前改革プランの中で、そういう連携という話があったわけでございまして、その当時、この32万人が本当に連携といいますか、さらに進んだ事務組合というものをつくっていけるというような、その当時の状況でできたかどうかということでありますね。そんなようなことを考えると非常に厳しい、今の時代もそうでございます。やはり実力をある程度つけていかなければいけないのではないかと考えております。以上であります。
40: ◯17番(
垣見信夫君)[ 288頁]
ほとんどあと10分ですので、質問通告は、平成29年度の施政方針で述べられたこと、述べられなかったことということでお話をしました。
述べられたことというのは、ほとんど平成28年度の施政方針のコピーですね。そして、5つの成長戦略というのは、いわゆるあなたのマニフェストの肉づけしたもの、活字に変えたもの。それはそれで、市長として当選されたことですので、何ら私は非難といいますか、批評することはありませんが、でも述べられなかったこと、今でいう平成28年度、平成29年度に全く述べられていない重要な項目があるんです。それは教育なんです。教育のことについて、例えば学校教育、社会体育、社会教育、こうしていくんだという、ほとんど述べられておりません。
そこで、教員としても長年、学校の先生に携わられ、そして大学も愛知教育大学という、ある意味学校の先生をつくる専門の大学を卒業して、当市の教育長を務められてみえます教育長さん、あなたがこの地方自治体における教育とはと問いかけられましたら何とお話しされますか。ぜひ教育長としてのお話を伺いたいと思います。
41: ◯教育長(武藤育雄君)[ 289頁]
教育長に就任させていただましてから1期過ぎまして、昨年の10月に再任をいただきました。そういう立場で今進めておるわけでありますが、教員になりましたのは、昭和49年でありました。当時を振り返ってみますと、第二次ベビーブームの子供たちが就学をしまして、新設校が相次ぎました。オイルショックがありましたけれど、県費で教員の加配や、あるいは市町村教育委員会の教育予算も配慮していただいたりということで、経済状況としては、今ほど緊迫はしていなかったというふうに覚えております。世間にもおおらかさがありまして、苦労もありましたが、さまざまな協力を得て、懸命に教育活動をさせていただいたなと思っております。
現在はどうかといいますと、教育を取り巻く環境が予想もつかないほど早いスピードで変化をし続けています。生活をよりよくするはずでありましたコンピューターの普及でありますが、これもさまざまな影響を与えております。また、それ以外にも、生活環境は一変しまして、子供たちの学習や遊びも様相を一変しております。少子・高齢化という非常に大きな問題が加速度的に社会現象化しております。
こんなような様相を呈しておるわけでありますが、そういう時代の流れを受けとめながら、教育とは、改めて今教育長として思いますのは、やはり変わりなく大切なことと、時代を見据えて変えていくべきことがあるということであります。子供たちの教育は、次代を担うため最も重要なことであります。
知育・徳育・体育の3育が基本であることは普遍であります。時代を見据えて変えていくべきことは、生きる力やグローバルな視点、そしてICT教育など、今日的な視点を取り入れた教育と、社会情勢や学校の状況を考えた地域とともにある学校、今は学校のみでは教育を推進することは難しくなっております。社会総がかりで子育てをすることと考えております。それは、とりもなおさず、今高齢化が問題になっておりますが、御高齢の皆さんがふえている中、元気で学校にかかわっていただきながら、生きがいや存在感を持って生活していただく生涯学習の場にもつながってくると考えるからであります。
歴史と文化のまちであります本市にとって、祭りや歴史・文化を学び、つなぐ社会教育の充実をさせることは大切なことであります。あわせて、社会体育では、子供のころから基礎体力をつけさせ、生涯にわたって健康な身体を維持していくための取り組みでありますSKIPの充実を初め、子供からお年寄りまで健康な生活ができるよう、社会・体育環境をより充実させ、多くの方に参加していただく企画や場の設定が必要と考えております。
学校を拠点とした地域づくりに対して、コミュニティ活動、防災の面からもかかわり、教育委員会としても時代を見据え、学校教育、社会教育で適切な対応をしていくことが肝要だと思っております。以上でございます。
42: ◯17番(
垣見信夫君)[ 290頁]
あと4分ですので、ちょっと2つ、3つ重ねてお尋ねをしておきます。
教育に関してソフトな部分というのは、今、教育長がおっしゃったとおりです。
ここで、ハードな部分、具体的に2点お尋ねをいたします。
1点は、生涯学習センターにスポーツジム、私、よく知りませんが、いわゆるランニングマシンとか、あるいは懸垂というのかな、今、ああいうのを一団体から、あるいは個人から、あそこでやってほしいといって寄附されたら、そのことはそういったものにやりましょうという方向で進まれるのかどうか、これが一つ。
もう一つ、テニスです。4中学校にはテニスコートがあります。8つの小学校にはテニスコートがありません。そこで、小学校の体育の先生が自分の児童、あるいは近隣の子供を連れて、中学校の学校教育に全然差しさわりないし、もちろん部活も含めて、コートを貸してほしいと、こういった話があったときに、それは、私が知る範囲内では、前例はないかもわかりませんが、何ら問題はない、そんな気がするんですね。貸すことはできますか、できませんか。
43: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[ 290頁]
スポーツジムを生涯学習センターに設置することにつきましては、利用率の向上も期待できると思います。以前にも、スポーツジムの設置については御質問をいただいた記憶がございます。
また、現在、海部地区ではスポーツジムを設置している市町村がほとんどでございます。収支の状況を見てみますと、利用料に対して経費が過大になり、採算が合わない状況にあると伺っております。現状、採算が合わなくても、海部地域のほとんどの自治体において公設のスポーツジムがあることを見ますれば、スポーツジムの設置は住民の健康増進につながると考えますが、生涯学習センターでの設置については複数の課題がありますので勉強する必要があると考えます。
2点目の中学校におけるテニスコートにつきましてですが、学校の体育施設の開放事業には、学校活動に支障がない範囲内において、主に平日の夜間の体育館や部活動のない時間帯にグラウンドを利用していただいております。また、同じく学校教育に支障がないという範囲内で、学校施設を小学生、中学生、地域の方々に利用していただくことは可能であります。
現状、4中学校で違いはありますが、テニス部自体は活発に活動が行われております。地域の方にテニスコートをお貸しすることにつきましては、コートの使用前後におけるコート整備や施錠など調整することがありますが、現実にグラウンドとか体育館をお貸ししている現実もありますので、学校と相談することが大切と考えます。
44: ◯17番(
垣見信夫君)[ 291頁]
残時間8秒ですので、2つお話をして、そしてその答弁を聞いて終わります。
1つは、もう少し時間があれば、ふるさと納税の話をしたかったんですね。ふるさと納税、平成27年度は、ちょっと私、資料を見ておりましたら33件で32万何ぼだったと思うんですね。私、その資料を見ておってびっくりしたことがあったんです。33件のうち10人近くが市の職員なんです。市の職員が自分の職場で自分のところへふるさと納税をしておる。いいことか悪いことかは別にして、ええっと思いました。びっくりしました。
そこで、主には人事を扱うと思いますが、最終的には市長だと思うんですが、副市長さんにお尋ねをしておきます。
職員が、例えばふるさと納税で続けてやってみえる、あるいは隔年でやってみえる、1回でぼんとやってみえる、いろいろあろうかと思うんですが、その職員に、人事考査において何か特別なことをするということが人事にとって一番いけないことだと思うんですね。人事は、あくまでも適材適所で進めるべきだと思うんです。1日、2日前の一般質問でも、地方公営企業法を自費で勉強した者がそのセクションから外れてしまった。逆に言うなら、国で勉強してきた者がそこへつくのが私は普通ではないかなと、これが適材適所だと思うんですね。
そのことは別にして、そのふるさと納税をした人が、人事考査について何か特典があるのかないのか。あったとしたら、それはすぐやめるべきだと思います。副市長の考え方を聞きます。
あと一つ、この議会には、いつも毎年この時期恒例になりまして、部長職で2名の方がやめられます。よく見てみますと、現行で部長職でやめられる方は、あと8年になるわけですね。市長公室長、そうだと思うんですね。このままの現行ですと、あと8年、部長職で定年を迎える方がないわけです。
そこで、そういったことも踏まえて、思いをお二人の方からお話を聞いて、私の一般質問を終えさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
45: ◯副市長(星野広美君)[ 291頁]
ふるさと納税について、市の職員がかなりの割合でふるさと納税を津島市にしているというお話でございます。
データ的にはそのようになっております。それはそれでありがたいことだというふうに思います。市外に住んでいる職員が市に納税してくれるというようなことも含めてありがたいことだと思います。それが人事考課上どうか、あるいは人事異動等に当たってどうかということかと思いますが、少なくとも私が知る限りにおいて、そういうことは行われないというふうに考えております。それはあってはならないことだという認識をしております。以上でございます。
46:
◯市長公室長(
加藤敏明君)[ 291頁]
貴重な時間をいただきまして、ありがとうございます。
一言御挨拶をしろというようなことでございますが、私の役所人生の中で一番初めに何をやったかといいますと、公園の用地買収、それから道路の用地買収、市営住宅の管理、これが今までおった部署の中で一番長い、最初の5年間ぐらいだったというふうに思っております。
そういったことで、何が一番勉強になったかといいますと、いろんな方と、市民の方とお会いしてお話をして印鑑をいただくわけですが、そういった仕事でいろいろ勉強になる点もございました。また、各種団体、これは体育協会、農業関係の団体、そういった関係の方を通じた交流、それから全国大会的な規模の大会の運営というようなことで、さまざまなプロジェクト事業にかかわってまいりました。
ちょっと私、変わった経歴だと自分では思っておるんですが、ただ、一番長くおったのは4階の建設関係と、あと納税関係の部分、そちらのほうに一番長い時間携わらせていただきましたが、そこの中でいろんなプロジェクトがその都度目標を持って、ある期限を持って事務をやらせていただいたということは、非常に自分にはプラスになったというふうに思っております。