津島市議会 2016-12-06
平成28年第4回定例会(第2号) 本文 開催日: 2016-12-06
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ウィンドウで開きます) 2016-12-06: 平成28年第4回定例会(第2号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
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発言者一覧 選択 1 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 2 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 3 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 4 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 5 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 6 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 7 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 8 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 9 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 10 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 11 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 12 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 13 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 14 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 15 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 16 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 17 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 18 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 19 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 20 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 21 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 22 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 23 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 24 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 25 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 26 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 27 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 28 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 29 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 30 : ◯15番(
本田雅英君) 選択 31 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 32 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 33 : ◯8番(沖 廣君) 選択 34 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 35 : ◯8番(沖 廣君) 選択 36 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 37 : ◯8番(沖 廣君) 選択 38 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 39 : ◯8番(沖 廣君) 選択 40 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 41 : ◯8番(沖 廣君) 選択 42 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 43 : ◯8番(沖 廣君) 選択 44 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 45 : ◯8番(沖 廣君) 選択 46 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 47 : ◯8番(沖 廣君) 選択 48 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 49 : ◯8番(沖 廣君) 選択 50 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 51 : ◯8番(沖 廣君) 選択 52 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 53 : ◯8番(沖 廣君) 選択 54 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 55 : ◯8番(沖 廣君) 選択 56 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 57 : ◯8番(沖 廣君) 選択 58 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 59 : ◯8番(沖 廣君) 選択 60 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 61 : ◯8番(沖 廣君) 選択 62 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 63 : ◯8番(沖 廣君) 選択 64 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 65 : ◯8番(沖 廣君) 選択 66 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 67 : ◯8番(沖 廣君) 選択 68 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 69 : ◯8番(沖 廣君) 選択 70 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 71 : ◯8番(沖 廣君) 選択 72 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 73 : ◯8番(沖 廣君) 選択 74 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 75 : ◯8番(沖 廣君) 選択 76 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 77 : ◯8番(沖 廣君) 選択 78 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 79 : ◯8番(沖 廣君) 選択 80 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 81 : ◯8番(沖 廣君) 選択 82 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 83 : ◯8番(沖 廣君) 選択 84 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 85 : ◯8番(沖 廣君) 選択 86 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 87 : ◯8番(沖 廣君) 選択 88 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 89 : ◯8番(沖 廣君) 選択 90 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 91 : ◯8番(沖 廣君) 選択 92 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 93 : ◯8番(沖 廣君) 選択 94 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 95 : ◯8番(沖 廣君) 選択 96 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 97 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 98 : ◯16番(森口達也君) 選択 99 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 100 : ◯16番(森口達也君) 選択 101 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 102 : ◯16番(森口達也君) 選択 103 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 104 : ◯16番(森口達也君) 選択 105 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 106 : ◯16番(森口達也君) 選択 107 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 108 : ◯16番(森口達也君) 選択 109 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 110 : ◯16番(森口達也君) 選択 111 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 112 : ◯16番(森口達也君) 選択 113 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 114 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 115 : ◯16番(森口達也君) 選択 116 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 117 : ◯16番(森口達也君) 選択 118 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 119 : ◯16番(森口達也君) 選択 120 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 121 : ◯16番(森口達也君) 選択 122 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 123 : ◯16番(森口達也君) 選択 124 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 125 : ◯16番(森口達也君) 選択 126 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 127 : ◯16番(森口達也君) 選択 128 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 129 : ◯16番(森口達也君) 選択 130 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 131 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 132 : ◯16番(森口達也君) 選択 133 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 134 : ◯16番(森口達也君) 選択 135 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 136 : ◯16番(森口達也君) 選択 137 :
◯健康福祉部長(
安井賢悟君) 選択 138 : ◯16番(森口達也君) 選択 139 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 140 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 141 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 142 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 143 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 144 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 145 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 146 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 147 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 148 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 149 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 150 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 151 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 152 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 153 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 154 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 155 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 156 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 157 : ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君) 選択 158 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 159 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 160 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 161 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 162 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 163 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 164 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 165 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 166 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 167 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 168 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 169 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 170 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 171 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 172 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 173 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 174 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 175 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 176 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 177 : ◯消防長(安川和宏君) 選択 178 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 179 : ◯消防長(安川和宏君) 選択 180 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 181 : ◯消防長(安川和宏君) 選択 182 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 183 : ◯消防長(安川和宏君) 選択 184 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 185 : ◯消防長(安川和宏君) 選択 186 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 187 : ◯消防長(安川和宏君) 選択 188 : ◯9番(垣見啓之君) 選択 189 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 190 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 191 : ◯6番(服部哲也君) 選択 192 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 193 : ◯6番(服部哲也君) 選択 194 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 195 : ◯6番(服部哲也君) 選択 196 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 197 : ◯6番(服部哲也君) 選択 198 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 199 : ◯6番(服部哲也君) 選択 200 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 201 : ◯6番(服部哲也君) 選択 202 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 203 : ◯6番(服部哲也君) 選択 204 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 205 : ◯6番(服部哲也君) 選択 206 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 207 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 208 : ◯11番(上野聡久君) 選択 209 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 210 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 211 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 212 : ◯11番(上野聡久君) 選択 213 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 214 : ◯11番(上野聡久君) 選択 215 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 216 : ◯11番(上野聡久君) 選択 217 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 218 : ◯11番(上野聡久君) 選択 219 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 220 : ◯11番(上野聡久君) 選択 221 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 222 : ◯11番(上野聡久君) 選択 223 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 224 : ◯11番(上野聡久君) 選択 225 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 226 : ◯11番(上野聡久君) 選択 227 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 228 : ◯11番(上野聡久君) 選択 229 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 230 : ◯11番(上野聡久君) 選択 231 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 232 : ◯11番(上野聡久君) 選択 233 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 234 : ◯11番(上野聡久君) 選択 235 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 236 : ◯11番(上野聡久君) 選択 237 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 238 : ◯11番(上野聡久君) 選択 239 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 240 : ◯11番(上野聡久君) 選択 241 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 242 : ◯11番(上野聡久君) 選択 243 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 244 : ◯11番(上野聡久君) 選択 245 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 246 : ◯11番(上野聡久君) 選択 247 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 248 : ◯11番(上野聡久君) 選択 249 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 250 : ◯11番(上野聡久君) 選択 251 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 252 : ◯11番(上野聡久君) 選択 253 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 254 : ◯11番(上野聡久君) 選択 255 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 256 : ◯11番(上野聡久君) 選択 257 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 258 : ◯11番(上野聡久君) 選択 259 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 260 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 261 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 262 : ◯11番(上野聡久君) 選択 263 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 264 : ◯11番(上野聡久君) 選択 265 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 266 : ◯11番(上野聡久君) 選択 267 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 268 : ◯11番(上野聡久君) 選択 269 : ◯教育長(武藤育雄君) 選択 270 : ◯議長(
加藤則之君) 選択 271 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 272 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 273 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 274 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 275 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 276 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 277 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 278 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 279 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 280 : ◯総務部長(渕上晴弘君) 選択 281 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 282 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 283 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 284 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 285 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 286 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 287 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 288 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 289 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 290 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 291 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 292 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 293 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 294 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 295 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 296 : ◯市民病院事務局長(古田正人君) 選択 297 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 298 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 299 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 300 :
◯市長(
日比一昭君) 選択 301 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 302 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 303 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 304 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 305 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 306 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 307 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 308 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 309 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 310 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 311 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 312 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 313 : ◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 314 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 315 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 316 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 317 :
◯市長公室長(加藤敏明君) 選択 318 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 319 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 320 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 321 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 322 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 323 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 324 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 325 : ◯市民生活部長(加藤正喜君) 選択 326 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 327 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 328 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 329 : ◯建設産業部長(早川正美君) 選択 330 : ◯7番(後藤敏夫君) 選択 331 : ◯議長(
加藤則之君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前 9時00分 開議
◯議長(
加藤則之君)[52頁]
おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
直ちに、議事日程の順序に従い会議を進めます。
日程第1、これより一般質問を行います。
まず、
本田雅英君の発言を許します。
15番
本田雅英君〔登 壇〕(拍手)
2: ◯15番(
本田雅英君)[52頁]
おはようございます。質問に入ります前に、今回新しくなりました議場について少し触れさせていただきたいと思います。
本年4月1日に障害者差別解消法という法律が施行され、地方公共団体に対して、公共施設のバリアフリー化が一層求められるようになりました。当市議会は、開かれた議会を目指していることから、昨年議長であった私は、障がいをお持ちの方、車椅子の方も気軽に傍聴においでいただける、そんな議場へと一刻も早く生まれ変わらなければならないという強い使命感に駆り立てられました。議員全員の御理解、御協力のもと、議会として市当局に働きかけ、今日実現に至ったものであります。本来であれば、平成27年度中に工事が完了する予定でありましたが、今年度28年度に以前から計画していた非常時の庁舎の機能を向上させる工事とあわせ行ったほうが適当であるとの理由から、1年先延ばしになったものであります。また、長年の懸案事項でありました議場のマイク設備も、昭和51年の庁舎建設当時のまま修理もできず、不安をかいておりましたが、ようやく新しくすることができました。さらに、昨年、本来議員が質問を行う際には、市当局のほうを向いて行うべきではないかとの議会内の声をきっかけに協議が始まり、市民によりわかりやすい議会にしようではないかということで意見がまとまり、今私が立たせていただいております質問席も設けさせていただきました。私は、この議場の整備には一意専心で取り組んできたという思いがありますので、今この場に立たせていただきますと、万感胸に迫るものがございます。
いずれにいたしましても、今こうして他の議員の皆様を差しおいて質問席に一番初めに立たせていただき、津島市議会始まって以来の新たなページの一歩を務めさせていただくことに浅からぬ不思議なえにしを感じます。さまざまな思いを携えながら新たな気持ちで、これから通告に従い一般質問を始めさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、件名1、津島市の地域包括ケアシステムの構築に関する件。つまり、今回の一般質問も地域包括ケアシステムの確立に関する質問であり、これに絞って行います。
私は、この地域包括ケアシステムの構築に関する質問を平成28年に入り、6月議会、9月議会と行っております。そして、この12月議会ですので、今回で連続3回となります。なぜこのように続けて一般質問の題材としているか。その理由は、これまでに何度も申し上げてまいりましたが、地域包括ケアシステムの構築は、これからの日本、これからの津島市にとって、避けて通ることのできないものだからであります。そして、そのことを日比市長に本当に理解していただきたいからであります。これまでの私の質問に、市長は地域包括ケアシステムは大変重要なものと考えている。あるいは、地域包括ケアシステムの構築に積極的に取り組むといった趣旨の答弁をされております。しかしながら、私は、日比市長が本当にそう思われているのか、本当に最優先課題として取り組もうとしておられるのか、どうしても疑問に感じずにはおられません。何度も申し上げますが、地域包括ケアシステムの構築は、これからの津島市にとって不可欠であります。このことを日比市長に言葉だけでなく、本当の意味で理解していただき、津島のまちづくりの最優先課題として取り組んでいただきたいと思い、今回も地域包括ケアシステムの構築に関する一般質問を行わせていただきますので、市長にはこの私の思いを最初にお伝えしておきます。
それでは、質問を進めさせていただきます。
私は、地域医療を守る取り組みは、地域包括ケアシステムを構築するための取り組みの基盤の一つとなる、あるいはその重要な要素の一つとなる、そういったものであると私は考えております。この点から、まず要旨1、地域医療を守る取り組みについてということで、津島市の地域医療を守る取り組みに関してお尋ねをさせていただきます。津島市の地域医療を守る取り組みの状況、つまりこれまでにどんな取り組みを展開してきたのかをお示しください。
3:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[53頁]
それでは、地域医療を守る取り組みについて御答弁いたします。
地域医療を守る取り組みにつきましては、平成19年に市民病院の医師不足や一部診療科の休止による機能低下により、市民病院の存続が危機に陥ったところから始まっております。平成20年に健康・福祉・医療横断会議を発足し、行政全体で地域医療について協議を始めました。その後、津島市医師会と海部医師会の御協力により、津島市莪原町にあります海部地区急病診療所で平日夜間の一時救急診療の開始や、地域医療と健康生活を守るためのシンポジウムが海部医療圏域において始まりました。このシンポジウムは、今年度12回目を実施いたしました。また、シンポジウムへの参加をきっかけとして、海部地域全体の医療を住民共通の財産と考え、医療機関と住民の双方のサポートをすること目的として、海部地域の住民の方による海部地域医療サポーターの会が設立され、活動が続けられております。
そのほかにも、健康寿命を延ばし、楽しい生活を送るための糖尿病大学を開催し、講師として市民病院の医師などが参加しております。
平成25年には、市民病院を含めた津島市全体で取り組んだ健康つしま推進プロジェクトの一環として、研修医が市内小学校を訪問し、小学校5年生を対象とした生活習慣病の授業に参加し、指導してまいりました。
また、地域医療に関する啓発におきましては、海部地域医療サポーターの会が提案し、受診の心得のリーフレットを作成し、各病院、シンポジウムなどで配付をしたり、消防本部が救急車適正利用の呼びかけを行ったりしております。
このような取り組みの中から、平成23年、津島市医師会の指導により、地域包括支援センターが事務局となり、津島市医歯薬介連携推進協議会、あんしんネットつしまが発足されました。
平成24年には、国のモデル事業、在宅医療連携拠点事業を実施し、他の地域に先駆けて在宅医療連携を推進してまいりました。
このような取り組みは、津島市医師会、歯科医師会、薬剤師会の3師会と津島市民病院などと行政が連携して、地域医療の再生から在宅医療連携に取り組むことで地域医療を守る取り組みを展開してきたと考えております。以上でございます。
4: ◯15番(
本田雅英君)[54頁]
今、担当部長より津島市の地域医療を守る取り組みの状況をお示しいただきました。
この地域医療を守る取り組みにつきましては、9月議会において触れさせていただいておりますが、私は津島市の取り組みも先進的な取り組みであったと考えております。しかしながら、残念なことに、現在、つまり日比市長となってからは、以前のように積極的に展開されていないとの印象を持っております。
そこで、市長にお伺いいたします。
今、担当部長にお示しいただいた地域医療を守る取り組みの中で、日比市長が新規に開始した、あるいは変更した等、日比市長自身が行った取り組みがあれば、お示しください。
5:
◯市長(
日比一昭君)[54頁]
地域医療を守る取り組み、これは私が市長になる以前から取り組まれていたものであり、その幾つかは、現在も継続して実施しております。その間に、地域の医療体制も整備されつつあるわけであります。
そんな中で、私が市長になってからは、先進的な取り組みといたしましては、在宅医療連携推進事業と介護予防、生活支援、認知症施策、高齢者見守り事業を含めた地域包括ケアシステムを構築するために、津島市地域包括ケアシステム推進協議会を昨年度設置いたしました。同時に、海部医療圏の域内で津島の医師会と海部医師会が在宅医療サポートセンターを開設し、その際に津島市から職員を派遣する協力というか、そういう形でサポートしてまいりました。在宅医療、介護連携の推進に努めております。以上です。
6: ◯15番(
本田雅英君)[54頁]
それでは、市長、今お示しいただいた日比市長自身が行った地域医療を守る取り組みを市長御自身はどのように評価されておりますか、見解をお伺いいたします。
7:
◯市長(
日比一昭君)[54頁]
地域医療を守るための取り組みの評価ということでございますが、津島市医師会と歯科医師会、そして薬剤師会の3師会を初めとする関係機関から御協力をいただきながら地域包括ケアシステムの推進協議会、そしてまた先ほどお話をいたしましたが、在宅サポートセンターの取り組みを進めることで、市民の皆様が住みなれた地域に住み続けるために、介護、医療、生活支援、介護予防の取り組みを進めてきているということで、私としてはそのような取り組みをしておるというような形で評価しておると申し上げておきたいと思います。以上です。
8: ◯15番(
本田雅英君)[55頁]
それでは、続けて市長にお伺いします。
津島市民病院は、地域住民に共通する有限な財産であります。そして、市民病院は、あるいは市民病院を含めた地域の医療は、今後津島市の地域包括ケアシステムを構築していくに当たり、必要不可欠な存在であります。
市長は、今後どのように地域医療を守る取り組みを推進していくお考えですか、お伺いをいたします。
9:
◯市長(
日比一昭君)[55頁]
地域医療を守る取り組みとしましては、市民病院を含めた地域医療の確保、そして地域包括ケアシステムを確立していくことが必要であります。この取り組みが地域の皆様の健康を守ることにもつながると考えております。地域の医療機関や介護福祉施設ともしっかりと連携をさせていただきまして、市民病院への支援をしていくことで、地域医療を地域全体で守っていくことを推進していきたいと、そのように考えております。以上であります。
10: ◯15番(
本田雅英君)[55頁]
今、市長に地域医療を守る取り組みに関する3つの質問について見解をいただきました。今後津島市の地域包括ケアシステムを構築していくためには、市民病院を初めとし、津島市、あるいは海部地域の地域医療が確保されていることが当然の前提となります。このため、地域住民に共通する有限な財産である津島市民病院や地域医療を地域一体となってどのように守っていくのかということに特化してお尋ねをさせていただきます。
この点から申しますと、最初の健康福祉部長の答弁の前半は、私の質問に対応した答弁となっておりましたが、後半につきましては、本来この後に御答弁をいただく要旨2の地域包括ケアシステムに関する質問の中でお答えをいただく内容だと思います。そして、その後に続いた市長の答弁に関しては、要旨2でお答えいただくべきと考える内容しか含まれていなかったと思います。地域包括ケアシステムの構築を進めていくことで、地域医療が確保されていくということも事実だと思います。
しかしながら、私は、要旨1に関する質問では何点か例示させていただきますと、地域住民に医療について考えていただき、いわゆるコンビニ受診をなくす、医療崩壊、つまり病院の役割分担を理解してもらい、かかりつけ医を持っていただく、あるいは病院等を利用する一人一人が医療者に感謝の気持ちをあらわし、津島市を医療者がこのまちで働きたいと思うようになるまちにしていく、そういったことを進めるための取り組みを中心に質問をさせていただいたつもりであります。
先ほどの市長の答弁の中に、地域医療を守る取り組みは、私が市長になる以前から取り組まれているものであり、その幾つかは現在も継続して実施しておりますという答弁がありました。どういった取り組みが現在も継続されており、反対にどういった取り組みがどのような理由で継続されなかったのか、あえてお聞きはしません。しかしながら、市長の答弁内容からは、以前からの取り組みの大部分が継続されておらず、私がお聞きしたかった地域医療を守る取り組みは、やはり現在積極的に取り組まれておらず、そして今後も積極的に展開されていくという期待を持つことはできませんでした。大変残念であります。
ここからは要旨2、地域包括ケアシステムの現状についてということでお尋ねをしてまいります。
私は、津島市の地域包括ケアシステムについては、さきの地域医療を守る取り組みに関し質問した要旨1における答弁の中でも触れられておりましたが、平成24年、平成25年に国からの受託事業である在宅医療連携拠点事業に取り組むなど、他の地域に先んじた取り組みが実施されてきたと私は認識しております。
去る9月17日の土曜日、市長も参加されましたが、文化会館におきまして、あんしんネットつしま主催の地域連携フォーラム2016が名古屋大学の水野先生を講師にお招きし、開催されました。このフォーラムでは、水野先生からの地域包括ケアとは何かと題する基調講演と、津島保健所所長を座長とし、医師会長を初め、津島の地域包括ケアシステムを推進していく上で重要な役割を担う方々や、松崎津島市民病院長、市の健康福祉部長といった9人をシンポジストとするシンポジウムが行われました。
この地域連携フォーラムのシンポジウムで、水野先生からシンポジストの活発な議論に感心した。津島市は、愛知県内でもしっかり考え、しっかり歩んでいるということがよく理解できたという趣旨の発言がありました。水野先生からこのような発言をいただけたのも、私は医師会等との連携のもと、津島市が他の地域に先んじて地域包括ケアシステムに関する取り組みを進めてきたからだと思っております。
こういった点を踏まえ、津島市の地域包括ケアシステムに関する取り組み状況、つまりこれまでにどんな取り組みを展開してきたのか、お示しいただきたいと思います。
11:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[56頁]
それでは、地域包括ケアシステムの取り組みについて御答弁いたします。
議員からお示しのありましたとおり、先進的な取り組みとしまして、平成24年度に「あんしんネットつしま」を中心とした津島市医師会、歯科医師会、薬剤師会と介護関係者との多職種連携や津島市民病院の協力のもと、津島市在宅医療連携拠点事業を始めるとともに、津島市在宅医療連携推進協議会を発足し、市民病院における在宅医療支援病床の運用、電子連絡帳システムの運用などに取り組んでまいりました。
平成27年4月からは、従来の津島市在宅医療連携推進協議会を改変しまして、地域包括ケアシステム推進協議会を設置し、引き続き地域包括ケアの推進に向けて、認知症施策や高齢者の見守りを含めて、関係機関との連携を図っているところでございます。
また現在、平成29年4月から始まります介護予防・日常生活支援総合事業におきまして、住民説明会を開催し、その中でも、地域包括ケアシステムの構築のために地域づくりが大切であり、みずから介護予防に取り組み、支えられる側から担い手になることで、住民同士がお互いに助け合い、支え合うことの重要性について理解促進に努めているところであります。市としましても、医療、介護の関係者の皆様と市民の方々が連携、協力できる体制づくりに市全体として取り組んでいく必要があると考えております。以上でございます。
12: ◯15番(
本田雅英君)[57頁]
ただいまの答弁からも理解できると思いますが、津島市は、これまで医師会等との連携のもと、他の地域に先んじて必要な取り組みを行ってまいりました。私は、日比市長が津島市の地域包括ケアシステムに関するこれまでの取り組みを継続して実施しているという点は評価をいたしております。しかしながら、継続以上の発展という点では、疑問を持っております。
そこで、市長にお尋ねいたします。
今、部長にお示しいただいた地域包括ケアシステムに関する取り組みの中で、以前からの継続ではなく、日比市長が実施した取り組み、つまり日比市長が新規に開始した、あるいは変更した等、日比市長自身が行った取り組みがあれば、お示しをいただきたいと思います。
13:
◯市長(
日比一昭君)[57頁]
新たな取り組みということでございますが、その取り組みといたしましては、津島市医師会との共同により、昨年の10月から認知症の初期の集中支援チームを地域包括支援センターに設置をさせていただきました。そしてまた、認知症の方が早期発見、早期対応ということで、認知症の悪化を防ぐ活動を初めさせていただいたところであります。
また、先進的な取り組みということで、その事例を市民の皆様と共有するといいますか、知っていただくということが大切であるという観点から、神奈川県小田原市から講師をお招きさせていただきました。そして、介護予防・日常生活支援総合事業や地域包括ケアシステムの考え方について講演をしていただきました。
海部医療圏において、地域包括ケアを進めていく必要性、これを海部管内の市町村関係者、そしてまた医療介護関係者と共有をするという絶好の機会を得たと考えております。
次に変更した点といたしましては、これまで津島市の在宅医療連携推進協議会から在宅医療の推進、医療と介護の連携、在宅医療の後方支援体制、地域の見守り体制などをさらに発展していくため、地域包括ケアシステム推進協議会ということで変更して、立ち上げをさせていただきました。以上であります。
14: ◯15番(
本田雅英君)[57頁]
それでは、今、市長からお示しいただいた点につきまして、日比市長自身が行った地域包括ケアシステムに関する取り組みを市長御自身はどのように評価をされておりますか。
15:
◯市長(
日比一昭君)[58頁]
先ほどお話をいたしました認知症の初期集中チームの活動は、電子連絡帳システムもあわせて活用することで、チーム内の連携を密にして、認知症の方々を初期の段階からサポートするという体制を構築することができたのではないかと考えております。
そしてまた、地域での情報連携を共有することで、海部医療圏の市町村関係者との連携が広がっていると考えております。
そのほかではありますが、津島の保健所指導によりまして、在宅医療における多職種連携のための会議、そしてまた研修が開催される動きがあるなど具体的な成果が、徐々にではありますが出てきておるというふうに評価をさせていただいております。以上であります。
16: ◯15番(
本田雅英君)[58頁]
この要旨2に関する答弁内容は、さきに御答弁いただいた要旨1に比べて具体的に答弁されていると思います。これは日比市長のもとにおいて、今、津島市においては、地域医療を守る取り組みはほとんど推進されなくなってしまっておりますけれども、地域包括ケアシステムに関する取り組みは、一定の推進は図られているということだと思います。今一定と申しましたのは、取り組みのほとんどが介護保険法の要請といいますか、制度の流れに従って実施している、あるいはこれまで進められてきた先進的な取り組みを発展させていくことを意図する医師会等の主導といいますか、牽引力により各種の取り組みが進められており、私は日比市長御自身の積極的な姿勢から取り組まれているとの印象を持っていないという意味からであります。私には、市長御自身については、やはり単に継続しているという印象しか感じ取ることができません。これも大変残念なことであります。
では、ここからは要旨3の地域包括ケアシステムの構築方法についてということで、これからの津島市の地域包括ケアシステムの構築に関するための取り組みの推進、展開方法について質問を進めさせていただきます。
私は、地域包括ケアシステムの本質は連携であると考えております。津島市は、津島市民病院の経営改革から始まり、地域医療を守る取り組みを積極的に展開いたしました。そして、その中で地域の医師会等や医療機関相互の連携が育まれていき、そして津島医師会等との連携のもと、在宅医療連携拠点事業に発展していったと認識しております。
津島市には、市民病院の存在や医師会等との良好な協力関係といった地域包括ケアシステムを構築していく上でプラスになる要素があります。連携していくに当たっては、プラスの要素を生かしていかなければならないと考えます。このプラスの要素としては、津島市という立場からは、まず津島市民病院のことを想定しなければいけないと考えます。さきに御紹介した地域連携フォーラムのシンポジウムの際にも、水野先生から津島市民病院の存在が他の地域よりも優位であるという趣旨の発言をされていることからも理解いただけると思います。
そこでお尋ねいたします。市長は、津島市民病院の存在をどのように地域包括ケアシステムの構築に生かしていくお考えでしょうか、見解をお伺いいたします。
17:
◯市長(
日比一昭君)[59頁]
包括ケアシステム、市民病院の存在について、どのように生かしていくかというようなお話でありますが、私が掲げさせていただいております成長戦略、「いつまでも健康で暮らす都市、つしま」に掲げさせていただいておりますが、市民の皆様が住みなれた地域で暮らし続けていただくために、なくてはならない大切な位置づけ、存在であると考えております。
そしてまた、二次救急病院として、急性期に対応し、そしてまた予防からケアまでを担っておりますことは、市民の皆様の大いなる安全・安心のとりでであり、市民のかけがえなのない財産であるというような表現もできると思います。
また、在宅療養を安心して送っていただくための支援として、在宅医療支援病床の活用を進めてまいりましたが、今後につきましては、さらに津島市民以外の海部地域にも拡充するための仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。
また、認知症対応医療機関としての役割を地域に生かしていただくため、地域での認知症施策と共同して事業を進めておるところでありまして、今年度、病院祭り、毎年実施しておりますが、病院祭りの中で、今年初めてでございますが、認知症カフェを開催いたしました。そして、多くの医療、介護関係者、そして市民の皆様に御参加をしていただいたところであります。そのような形で市民病院を位置づけし、具体的に活動を進めておるということであります。以上であります。
18: ◯15番(
本田雅英君)[59頁]
津島市民病院の存在をどのように地域包括ケアシステムの構築に生かしていくのかという質問に御答弁いただきましたが、具体的な取り組み内容に関する言葉として、在宅医療支援病床、認知症施策という言葉がありました。この点につきましては、後の質問に関連しますので、皆様には御記憶いただき、後の質問とあわせて私の考えを述べたいと思います。
先ほど私は、地域包括ケアシステムの本質は連携であると述べましたが、地域包括ケアは、さまざまな職種、組織、地域の人々等と連携して確立していくものであります。この連携する相手方として、市長はどういった方、どういった組織等を想定していらっしゃいますか。
19:
◯市長(
日比一昭君)[59頁]
連携する相手といたしましては、先ほどからお話をしておりますが、医師会、歯科医師会、薬剤師会、そして地域包括支援センター、そしてまた居宅介護支援事業者、そして介護保険サービス事業者など専門職と連携が必要であり、それが要になってくるというふうに考えております。と同時に、地域の皆様がみずから健康について行動していただくことや、見守りなどの助け合いが必要となってくると考えますので、コミュニティ、老人クラブ、民生児童委員など住民団体とも連携を密にする、この2つがポイントであると、必要であると考えております。以上であります。
20: ◯15番(
本田雅英君)[60頁]
今お示しいただいた中で、津島市医師会、そしてまた津島市歯科医師会等は、医療関係者ということだと考えますが、では、市長はこの医療関係者とどういった考え方、方法で連携を強化し、地域包括ケアシステムの確立につなげていくのか、お考えをお示しください。
21:
◯市長(
日比一昭君)[60頁]
どのような考えでということでございますが、在宅療養の充実に向けて、共働とともに介護との連携が重要であると考えておりまして、まさに「あんしんネットつしま」において、医療・介護の専門職の顔の見える関係づくりの推進を継続してまいりたいというふうに考えております。
そしてまた、医師会におきましては、在宅医療サポートセンターと協力して、ICTシステムを普及させることにより、医療と介護の連携を推進していくとともに、在宅医療支援病床を海部医療圏において普及・拡大を図っていくということにより、この仕組みづくりを積極的に前に進めていきたい、そのように考えております。以上であります。
22: ◯15番(
本田雅英君)[60頁]
次に、居宅介護支援事業者、そしてまた介護保険サービス事業者は、介護関係者ということだと考えますが、こちらについてのお考えをお示しください。
23:
◯市長(
日比一昭君)[60頁]
現在では、介護関係者、サービス職種ごとに組織化されて、協議会があるわけでございます。そして、サービスを利用される方の利用状況、サービス提供に関する現状と課題を協議していただいておるところでございます。
平成29年度より、来年度より、介護予防・日常生活支援総合事業が4月よりスタートするわけでございます。この事業を通じて、介護予防の取り組みを推進してまいります。
したがいまして、この介護予防の考えを介護関係者に御理解、御協力をいただくため、説明会、そしてまた勉強会を定期的に開催し、サービス利用者及び介護関係者の生の声を施策に反映できる仕組みづくりを構築していきたい、そのように考えております。以上であります。
24: ◯15番(
本田雅英君)[60頁]
次に、民生児童委員、そしてまた老人クラブ等は、大きく区分いたしますと、住民あるいは住民団体ということだと考えますが、こちらについてのお考えをお示しください。
25:
◯市長(
日比一昭君)[60頁]
地域包括ケアシステムの構築、これは本当に地域づくりそのものと私考えております。住民、住民団体の皆様と一緒になって、まさに健康づくりや介護予防の取り組みを進めていくことが大前提でありますし、最も大切な事項ではないかと考えております。
そういうことでございますので、市といたしましても、その活動をきっちりと積極的に地域での活動を支援していきたい、このように考えております。以上であります。
26: ◯15番(
本田雅英君)[61頁]
ここまでは市役所の外部との連携ということでお尋ねをしてまいりましたが、次は、市役所の内部の連携という点でお尋ねをいたします。
地域包括ケアシステムを構築していくためには、言うまでもなく、市役所内部での連携も大変重要であります。市長はどういった考え方、方法で市役所内部での連携を強化し、地域包括ケアシステムの確立につなげていくのか、お考えをお示しください。
27:
◯市長(
日比一昭君)[61頁]
議員お示しのとおり、関係する部署との横の連携を密にする必要がございます。地域包括ケアシステムの専門部署を来年度設置させていただきます。そういうことにより、その部署は、市役所内部の連携調整の要とさせていただきたい。そして、市役所の重点的な取り組みとして、地域包括ケアシステムの構築を進めていきたいと考えております。以上であります。
28: ◯15番(
本田雅英君)[61頁]
ここで1つ別の視点で市長にお伺いしたいと思います。
地域包括ケアシステムに関しましては、支える側、支えられる側のいずれとなるかは別にいたしましても、全ての津島市民に関係する問題であります。ですので、地域包括ケアシステムに関する津島市民全体の理解と、それを促すための周知や啓発というものが必要になってまいります。
地域連携フォーラムの第1部の基調講演の中で、水野先生は、地域包括ケアの課題の一つとして、高齢者が自分自身の健康を知って、その対策を考えること。そしてまた、自治体において重要な疾患については、住民にしっかり啓発していくことが重要であるという趣旨の発言をされております。また、第2部のシンポジウムの最後で、地域包括ケアシステムには、住民の自己決定力が重要であり、自己決定力を持った住民が多ければ多いほど、地域包括ケアシステムはうまくいくということと、津島市の地域包括ケアシステムに関する津島市の取り組みをぜひとも住民までしっかり届けてほしいという趣旨の発言をされております。これらのことからも、地域包括ケアシステムに関する津島市民全体の理解と、それを促すための周知や啓発が重要であることは理解できます。
そこでお伺いいたします。
市長は、全市民を対象にした地域包括ケアシステムに関する理解を促すための周知や啓発をどのように進めるのか、お考えをお示しください。
29:
◯市長(
日比一昭君)[61頁]
津島市健康長寿の集い、講演会などを実施して、「あんしんネットつしま」主催の、先ほど議員お示しの地域連携フォーラムなどにおいても、市民の皆様に地域包括ケアの普及啓発を図ってまいります。
また、地域のイベント、出前講座、サロンなどによりまして、地域にも積極的に出向かせていただきまして、健康づくりや地域での支え合い、助け合いの地域づくりを促進し、自主的な活動を積極的に支援してまいりたいと考えております。
そして、先ほどのお話でもありますように、住民までしっかりと伝えてまいりたい、そのように考えております。以上であります。
30: ◯15番(
本田雅英君)[62頁]
ここまで要旨3の地域包括ケアシステムの構築方法についてということで、種々御答弁をいただきました。これに対して、2点ほど述べさせていただきます。
まず1点目ですが、要旨3の最初の質問で、津島市民病院の存在をどのように地域包括ケアシステムに生かしていくのかというお尋ねをいたしました。これに対する答弁の中で、在宅医療支援病床、認知症施策という言葉がありました。地域包括ケアシステムは、住まい、医療、介護、予防、生活支援の5つの要素としており、高齢者のみに関係するものではありません。今後は、障がい者や子育て、そういった対象も含まれてまいります。ただ、これからの超高齢社会を考えますと、まずは高齢者を中心にシステムを構築していくということが現実的、効率的であると私は考えております。
しかしながら、高齢者中心でシステムを構築するといっても、高齢者のことだけで十分というわけではありません。地域包括ケアシステムの全体をイメージするためには、先ほどの5つの要素や、高齢者以外の対象のことも意識していかなければなりません。
現在、津島市では、地域包括ケアシステムの構築に関しては、高齢介護課が所管課となっております。高齢者を中心にという点からは、これでよいようにも思われますが、ただ、5つの要素という点からは、介護あるいは介護と医療の連携という点までが限界となってくるように思います。
津島市民病院の存在をどのように地域包括ケアシステムに生かしていくのかというお尋ねに対し、具体的な言葉として、在宅医療支援病床、認知症施策しか答弁に含まれていないということからも、このことがわかることではないでしょうか。
また、全市民を対象とした周知啓発の手法に関するお尋ねに関しましても、高齢介護課所管の取り組みが列挙されているという答弁内容でありました。私は、6月議会、9月議会において、地域包括ケアシステムに関する専任部署を設置することを求めてまいりました。既に9月議会において、市長から専任部署を設置する旨の答弁があったわけでありますが、今回の答弁からも、私はその必要性を再認識いたしました。
次に、2点目ですが、連携先ごとに連携強化の方法等を確認させていただきましたが、その答弁内容からは、やはり具体的な方法等の提示に乏しいとの印象を持ちました。必要な議論がしっかりされていないのであろうと考えます。
このことからも、私は、専任部署の必要性を再認したわけですが、この点につきましては、9月議会以降、専任部署の設置に関する検討が進められてきているはずなので、私は、それと平行して今回質問させていただいた内容等も議論されていることを期待していたのですが、残念であります。
さて、ここまでは津島市の地域包括ケアシステムの構築に関する件ということで、種々見解をお伺いしてまいりました。私の感想といたしましては、残念ながら、地域医療を守る取り組みを含め、これからの津島市の地域包括ケアシステムの推進、確立が今後一層すばらしい形で発展していくとの印象を持つことができたという内容ではない答弁でありました。地域連携フォーラムの基調講演において、水野先生が地域包括ケア推進の課題の一つということで、こういう趣旨の指摘をされております。地域包括ケアを進めるには、ビジョンが必要となるが、このビジョンがない場合が多い。そして、このビジョンを明確にしていくためには、市民の方々と一緒になって、自分のまちのあるべき姿、自分のまちをどうしていくのかを考えて答えを出さなければならない。この答えに基づき、自分たちのまちの特有の課題を見きわめ、こういうあるべき状況をこのときまでに実現する。そのためには、時間を逆算して考え、いつまでにどういった対策をとっていくのかを考えることで明確化していく必要があるというものであります。まさに、今の津島市の地域包括ケアシステムを構築するために欠けているものは、このビジョンであり、現在、津島市にはこのビジョンがないと私は考えます。
では、このビジョンはいつ誰が明確化するのか。来年4月に設置される地域包括ケアシステムに関する専任部署がビジョンを明確にするのでしょうか。しかしながら、このビジョン以前に、いや、ビジョンを確立していくためにも、市長自身が津島市の地域包括ケアシステムに対する市長としての明確なイメージを持つ必要があると考えます。今回の一般質問に関し、まずこの点を指摘したと思います。
次に、ビジョンのほかに欠けているものがもう1つあると私は考えます。それは、地域包括ケアシステムを構築するのだという市長の強い意志です。この強い意志は、どうすることで生まれるのか。それは、冒頭私が述べたように、市長が言葉だけでなく、本当の意味で地域包括ケアシステムの必要性を理解することから生まれると私は考えます。
これからの少子・高齢社会は、都市部において一層深刻な問題となります。地域包括ケアシステムは、都市部においてこそ必要なのであります。そして、津島市は都市部です。この点につき、地域連携フォーラムの基調講演の中で、水野先生は、日本全体において高齢化が均等に進むわけではなく、東京及び愛知県周辺で顕著に進むこと。そして、愛知県の中でも、津島市は今後市民の数が50%ぐらいをめどに減少し、その中で高齢者の割合が増加していく地域に位置するということを説明されました。
市長、津島市にとって、地域包括ケアシステムを構築していくことがいかに重要であるかおわかりいただけますか。日比市長に強い意志を持って、津島市の地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいただく必要のあることを今回の一般質問の2点目の指摘といたします。
最後に、今回の地域連携フォーラムの基調講演の中で水野先生は、津島市のデータを使って、例えば健康寿命の延伸を妨げている要因といった、津島市が地域包括ケアを進める上でポイントとなる点につき分析し、お話をされておりました。こういった分析を市役所職員で行うことができるかというと、実際問題としては難しいのではないかと私は思います。
今後、津島市が地域包括ケアシステムに関するビジョンを明確化する、あるいは市長として地域包括ケアについて考える、こういったことでもいいと思いますが、水野先生のような大学の先生を初めとする地域包括ケアの専門家、有識者といった方に御指導いただく、あるいはともに考えていただく、こういったことも有効ではないかと私は考えます。
以上のような2点の指摘と1つの考え方を述べるとともに、今申し上げたことに対する市長の御所見を賜り、私の質問を終わります。
31:
◯市長(
日比一昭君)[64頁]
いろいろ御指摘をいただきましてありがとうございます。
私も水野先生の講演、「あんしんネットつしま」の地域連携フォーラムを聞かせていただきました。この質問に対する回答の中でも、地域包括ケアシステムは、まちづくりそのものであるというお話もさせていただきまし、多職種連携といいますか、専門職の連携が必要であるというお話もさせていただきましたし、また地域にそれをおろして、コミュニティであり、この町内会であり、そして老人クラブであり、そういう市民と市民団体の皆様の支え合い、この地域をどうしていくんだと、一生懸命みんなでこの地域を盛り上げていこうというようなそういう原点のまちづくり、これが必要であるというふうに考えております。そういう意味で、最後に水野先生がお話をされました、まさにこの地域とともに生きると。共存の社会の実現を目指すというような最後の結びがあったわけでございます。
そういう意味で、私も今いろいろ御指導いただきましたことを、役所の中でもこの4月から専門部署をつくらせていただくわけでございますので、しっかりと連携をつくって、ここが一つのキーとなってこのまちづくり、さまざまな形のまちづくりの発展的になる、その核になるものにしていきたい、そのような力強い決意を今新たにしたところであります。ありがとうございました。
32: ◯議長(
加藤則之君)[64頁]
次に、沖 廣君の発言を許します。
8番 沖 廣君〔登 壇〕(拍手)
33: ◯8番(沖 廣君)[64頁]
おはようございます。
議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。
今回、私は何が聞きたいか一言で言わせていただくならば、平成27年度、平成28年度を踏まえて、来年度以降も財政厳しい中、どの方向で取り組んでいくのですかということをお伺いしたいと思います。
そこで、件名1、行財政改革に関する件とさせていただきました。
要旨1では、平成27年度の決算から見る平成28年度財政改革をどのように取り組んでいくかということです。ここ10年間で社会情勢の多様化がさらに進み、それに対応するための行財政面も大きく変化してきたことは一目瞭然です。市全体としては、どう取り組んできたかをお聞かせください。
要旨2の平成28年度主要事業の進捗状況についてと、要旨3の平成29年度予算編成についてといたしましたが、この2つに関しましては、平成27年度、平成28年度で新規事業、継続事業があると思いますが、平成28年度も既に8カ月が過ぎ、残り4カ月となりました。次年度の予算編成をするに当たり、特に主要事業で平成28年度の事業の現在までの進捗状況を踏まえながら、今平成29年度の予算を編成している真っ最中だと思いますが、市としての方向性及び考え方をお伺いしたいと思います。これについては、各課の一問一答とさせていただきます。
次に、件名2、職員に関する件。要旨1、職員の健康管理についてとさせていただいたのは、先月に報道されました電通の女性社員の自殺が過労が原因であると判断され、労災と認定された事件はまだ記憶に新しいところだと思います。
この事件は、昨年12月25日に月105時間という残業、休日出勤による仕事が続き、上司等からのパワハラもあり、職場での自分の居場所がなく、過労で精神的苦痛に追い込まれ、自殺したとメディアは報道していました。この事件で、私の頭の中には、津島市職員の方の残業のことが頭に浮かびました。
昨年9月議会の一般質問で、私は福祉課と高齢課の職員の方の残業が多いと指摘させていただきました。私は、市の職員の方は、市にとって一番大事な市の財産だといってもいいくらいだと思っています。職員の方が心身とも健康であれば、市民にとっていい仕事をしていただけるわけです。残業時間等による疲労、また職場環境等によって起こる精神的疲労及び苦痛があるようであれば、市にとっても市民にとってもマイナスしかありません。当然、職員の方自身も心身の健康管理には十分気をつけられていると思いますが、そこのところを、当局の人事は、組織の中でどのように考えているのでしょうか。職員の異動も含め、職員の健康管理とあわせて、これについても一問一答をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
34: ◯総務部長(渕上晴弘君)[65頁]
それでは、平成27年度までに実施した財政改革行動計画につきまして、その成果、また平成28年度以降の行財政改革につきまして、どのような取り組みを行っていくかについて御答弁申し上げます。
本市では、危機的な財政状況に対応するため、平成17年度に津島市財政改革行動計画を策定し、平成27年度末までに徹底した行財政改革の取り組みを進めてまいりました。
主なものとしましては、定員管理計画による人件費の総額抑制、公の施設の指定管理者制度の導入等による施設等維持管理経費の削減や、市単独補助金や扶助費の見直し等、取り組んでまいりました。平成27年度末までの10年間の取り組みにより、目標値94億1,670万円に対しまして、15億円余り上回る109億3,480万円の効果額となっております。この計画が平成27年度末で終了したことによりまして、さまざまな行政分野にわたり、新たな行財政改革を行っていくという指針としまして、本年3月に津島市行財政改革推進大綱を、6月には津島市行財政改革推進計画を策定したところでございます。
これまでの行財政改革の推進につきましては、一定の成果が見られるものの、今後の人口動向や社会経済状況等を踏まえますと、引き続き厳しい財政状況が想定されます。
さらなる行財政改革を進めるため、大綱につきましては、3つの基本目標として、持続可能な財政運営の推進、効率的・効果的な行政運営の推進及び適正な人事管理の推進並びに良好な職場環境の実現を掲げております。
この大綱を着実に推進していくためには、大綱の基本目標の達成に向けた具体的な取り組みを定めて推進していく必要がございますので、個別の取り組み事項につきまして、全庁的な取り組みとするために、各課に取り組み事項を取りまとめ、津島市行財政改革推進計画を定めました。
具体的な取り組みといたしましては、歳入の確保策として、収納率の向上や企業誘致の推進、市有財産の有効活用等のほか、公用車管理の見直し、計画的・適正な定員管理の実施等、幅広い行財政改革に取り組んでまいります。
大綱及び個別の取り組み事項を着実に実行するとともに、その進捗を図っていく中で新たな取り組みを追加することなども検討しながら、不断の行財政改革の推進をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
35: ◯8番(沖 廣君)[66頁]
答弁ありがとうございました。
これから一問一答とさせていただきます。
ちょっと順番はあれかもわかりませんが、まずは平成29年度予算編成について、当局の基本的な考えについて御説明お願いいたします。
36: ◯総務部長(渕上晴弘君)[66頁]
平成29年度予算編成につきましては、歳出面においては、高齢化の進展に伴い、扶助費を初めとする義務的経費等が確実に増加するほか、他会計への繰出金も増加することが予想されております。
また、社会情勢の変化や複雑・多様化する行政ニーズに的確に対応していくことと同時に、将来を見据えた、元気で活力のあるまちづくりのため、地域の特性を生かした地域経済の活性化に取り組んでいく必要があります。そのため、平成29年度も多額の財源不足が見込まれる中、引き続き財政調整基金からの繰り入れを前提とした予算編成とならざるを得ず、極めて厳しい状況にあります。
こうした中、歳入については、国・県が設けた財政措置を確実に把握の上、的確に活用するとともに、歳出についても、一層の事務事業の見直し、経費の節減に全力で取り組み、将来にわたって持続可能な行財政基盤を確立していく必要があると考えております。
つしま成長戦略の各項目の実現を市政の重点目標とし、効率的な行財政運営を着実に実行することで、真に必要な分野に限られた財源を重点的かつ効果的に配分する集中と選択を基本として、平成29年度予算編成をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
37: ◯8番(沖 廣君)[67頁]
ありがとうございました。
今の答弁は、財政全般的な考え方というふうに私はちょっと受けとめさせていただきます。でも、大事なのは、効果的な事業を市民の方の理解を求めながら財政運営をするのが必要と思いますので、ここからは各課の事業実績、平成27年、平成28年の事業実績を踏まえて、一問一答と今後の取り組みを聞かせていただきます。
先ほどの回答の中で、平成17年度に津島市財政改革計画を策定し、平成27年度までに徹底した行財政改革に取り組みということで、その中の一つとして、公の指定管理制度を導入したということでありましたが、そこでお聞きします。平成17年度から平成28年度までに指定管理制度を導入した施設の数と、またそのうち民間移譲した施設の名称はどこですか。
38: ◯市長公室長(加藤敏明君)[67頁]
指定管理者制度を導入しました施設数、またそのうち民間移譲した施設の名称はという御質問でございます。
平成17年度から現時点までに指定管理者制度を導入した施設は48施設でございます。そのうち、民間に移譲いたしました施設は、彩雲館関連施設、3つございますが、津島市身体障害者福祉センター彩雲館、津島市彩雲館授産所第1授産所並びに津島市彩雲館授産所第2授産所であります。以上でございます。
39: ◯8番(沖 廣君)[67頁]
今まで10年間でそのぐらいやってみえたということですが、来年度、指定管理者の募集予定は何施設あるんですか。また、指定管理者制度について、市長の考え方をお示しください。
40: ◯市長公室長(加藤敏明君)[67頁]
来年度、平成29年度の指定管理者の募集につきましては、文化会館を初め5施設を予定いたしております。また、指定管理者制度につきましては、民間の活力の活用による市民サービスの向上と行政運営の効率化、地域経済の活性化などの観点から、民間と行政の役割分担の明確化及び運営実態の検証を行った上で、必要に応じまして制度の活用を図ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
41: ◯8番(沖 廣君)[67頁]
今、文化会館以外ということで、じゃあ、来年度、文化会館以外の指定管理者の募集を行う施設というのはどこですか。
42: ◯市長公室長(加藤敏明君)[67頁]
ほかの4施設でございますが、神島田祖父母の家、津島市中央児童館、津島市老人福祉センター、津島市心身障害児母子通園施設かるがも園の4カ所でございます。以上でございます。
43: ◯8番(沖 廣君)[68頁]
今、その5施設を答弁いただいたんですけど、今後、その中で民間移譲というのは考えているというか、想定されているんですか。
44:
◯市長公室長(加藤敏明君)[68頁]
この4施設のうち、先ほど総務部長が答弁しておりましたが、本年6月に策定いたしました津島市行財政改革推進計画によりますと、かるがも園のほうにつきましては、民間移譲を検討いたしております。以上でございます。
45: ◯8番(沖 廣君)[68頁]
指定管理制度とか民間移譲について、私は金額だけでなく、実績、地域貢献等を考慮して、施設ごとの目的、また市民のニーズによって行うべきだというふうに思っております。先ほどの答弁でもありましたように、市民サービスの向上、行政運営の効率化、地域経済の活性化などのことからも、大変私は重要だと思っています。
ただ、これから予算編成をされると思いますが、施設ごとの分析をよくされ、安易な予算編成をするのではなく、必要に応じて指定管理または民間移譲をしてもらいと思いますので、ぜひその辺はよろしくお願いをしておきたいと思います。
次に、平成27年度に元気な愛知の市町村づくりの県の補助金を活用した観光スイーツアイデア全国公募・商品化事業という中のスイーツコンテスト、平成27年度の事業実績と、平成27年度はどのような状況でしたか、お答えください。
46:
◯市長公室長(加藤敏明君)[68頁]
平成27年度に実施をいたしました観光スイーツアイデア全国公募・商品化事業の実績につきましては、津島市の和スイーツをテーマに、平成27年11月2日から平成28年1月15日まで作品を募集させていただきました。応募総数85点、辻口博啓氏を審査委員長に迎えまして、書類による1次審査、プレゼンテーションと飲食審査による2次審査会を行いました。
その結果、最優秀賞1点、審査委員特別賞1点、優秀賞5点を選考させていただきました。2次審査会にあわせまして、商品化を検討する店舗向けの試食会も開催をさせていただきまして、事業費は業務委託料993万6,000円で、約2分の1に当たります491万8,000円を愛知県の元気な愛知の市町村づくり補助金を活用させていただきました。
平成28年度は、昨年度実施をいたしましたコンテスト受賞作品を商品化し、津島の和スイーツとして売り出す取り組みを進めております。
具体的には、商品化店舗の募集、商品化されましたスイーツ、店舗を紹介するチラシ・ポスターの作成、津島の和スイーツののぼり旗を作成し、PRに努めているところでございます。
商品化の現状といたしましては、4月1日から「Lantern」という商品でございますが、これに続きまして、「レンコンみたらし団子」が4月27日から商品化をされております。「第8回愛知県観光交流サミット in つしま」の交流会、これは10月1日開催されたわけでございますが、その中でも津島の和スイーツとしまして、「Lantern」の作品のブースを設置させていただきまして、PRをさせていただきました。11月末現在の「Lantern」の販売数が638個、「レンコンみたらし団子」が100個となっております。現在も引き続きまして商品化の検討をしていただいております店舗がございます。引き続き商品化店舗の募集を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
47: ◯8番(沖 廣君)[69頁]
答弁ありがとうございました。
私は、この事業がせっかく多額の予算を費やしているのに、費用対効果を感じてはいないわけなんです。確かに、すぐに結果は出ないかもしれませんが、何か盛り上がりに欠けているというか、市民意識が薄いのではないのかと、そんな感じしか受けないわけなんです。
先ほどの答弁からすると、来年度以降も進めるみたいですが、私は食べることというのは、やっぱり誰でも関心があると思います。ぜひ地元の食べ物にもっとかかわっている企業を巻き込んで、盛り上がりを期待したいと思います。ぜひこれも、そういう意味でよく精査していただいて、来年度の平成29年度予算にしっかり反映していただくことを要望していきたいと思います。
次に、平成27年度に地方創生加速化交付金、これは仕事、創生、人の流れ、働き方改革、まちづくりの事業に交付されることになったと思います。各自治体が地方版総合戦略の取り組みの先駆性を高め、まちの活性化など目に見える地方創生の実現を目指すということだというふうに聞いております。
そこで、当市の取り組みの中で、町家まちなか小商い創出支援事業を実施していると思いますが、その進捗状況を説明してください。
48: ◯建設産業部長(早川正美君)[69頁]
町家まちなか小商い創出支援事業の進捗状況について御答弁申し上げます。
今年度、全額、国の地方創生加速化交付金を得て実施しております町家まちなか小商い創出支援事業は、津島市中心部のにぎわいと元気を創出するために実施しております。この事業は、創業を目指している方を対象に、チャレンジショップ的に活用していただくため、スモールスポット事業、通称つしまテンポラリーとして、期間限定で2軒の空き店舗を無料で貸し出し、物販や飲食など計15の事業者に週がわりで出店していただいております。
また、子育て中の若い女性にも出店しやすい環境を整えるため、託児スペースを用意しております。
さらに、創業を目指している方向けの小商い講座の開催や、長期出店を目的とした創業を支援する施設、通称インキュベーション施設の入居者も募集しているところでございます。以上でございます。
49: ◯8番(沖 廣君)[70頁]
この事業のここまでの効果と、来年度以降の今後についてをお聞かせください。
50: ◯建設産業部長(早川正美君)[70頁]
事業効果と今後でございますが、この町家まちなか小商い創出支援事業、スモールスポット事業でございますが、公開審査により、店舗活用を決定された方に、本年10月から来年3月までの期間限定で2軒の空き店舗を貸し出し、物販や飲食などいろいろな店舗に出店していただいております。出店に際しましては、中小企業診断士などの専門家にアドバイスを受け、経営の改善を図りながらステップアップしていただいております。
事業効果につきましては、事業実施から2カ月経過したところであり、今後検証してまいります。
現在、市民等による長期出店を目的としたインキュベーション施設の入居者を募集しているところでございますが、今後も中心市街地エリアで空き家となっている町家を賃貸・改修し、年々店舗をふやすことにより人の流れを生み出し、にぎわいの創出を目指してまいります。以上でございます。
51: ◯8番(沖 廣君)[70頁]
今の回答の中で、にぎわいの創出を目指すという回答をいただいたんですが、この事業は来年度以降も継続される予定ですか。
52: ◯建設産業部長(早川正美君)[70頁]
来年度以降につきましても、今年度の成果を踏まえまして、課題を検証した上で、中心市街地エリアの空き家・空き店舗の活用をしていただける事業を継続させていきたいと考えております。以上でございます。
53: ◯8番(沖 廣君)[70頁]
今、平成27年度、平成28年度と新事業をいろいろと手がけてきているわけですけど、どうも私の中では、市民との一体感というのは余り感じていなくて、現状の課題等も踏まえて、来年度の予算なんですけど、特に産業振興課がどんなような重点施策を考えておられるんですか。
54: ◯建設産業部長(早川正美君)[70頁]
来年度の予算編成において、重点施策はということでございますが、産業振興課の重点施策といたしましては、みずから創業しようという意欲のある方に対して、商工会議所などと連携いたしまして、創業のためのきめ細かい支援を初め、企業誘致の推進や地元企業の新分野・新事業開拓のための取り組み支援が重要であると考えております。
また、農業体験など通じ、消費者と生産者をつなぐ交流型農業の振興や、尾張津島天王祭の車楽舟行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたことによる観光客の誘致など、活力ある産業振興を目指していきたいと考えております。以上でございます。
55: ◯8番(沖 廣君)[70頁]
済みません、今、ユネスコの無形文化遺産という話が出たもんですから、ちょっと教育委員会にお尋ねさせてもらいます。ちょっと通告はしていないんですが、12月1日、ユネスコ無形文化財遺産に尾張津島天王祭の車楽舟行事が登録されました。これは大変やっぱり非常に名誉なことだと思うんですよね。これについて、教育委員会としては、29年度の予算編成でどのように反映するとか、例えば何か考えがあれば、ちょっとお答えください。
56: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[71頁]
尾張津島天王祭の車楽舟行事は、日本時間の12月1日にユネスコ無形文化遺産として登録の決定がされました。この祭礼のみならず、津島市の祭りは世界に誇るべき祭礼であると考えております。
尾張津島天王祭を今後伝統文化として継承するため、市内小学校の児童を対象に、尾張津島天王祭に触れ、歴史や伝統文化について理解を深めるため、祭礼の朝祭りの見学をしたりする学習会などを引き続き検討してまいりたいと考えております。
また、尾張津島天王祭を継承する必要があります。現状、車楽舟の鉄船の老朽化が進んでおりますので、修繕には多額の費用を要することから、鉄船の補助の取り組みを国の補助の受け入れを考えながら考えてまいりたいと思います。以上でございます。
57: ◯8番(沖 廣君)[71頁]
ありがとうございました。
本当にぜひこの部分は、来年度、津島の活性化、また市民の方に受け入れられるよう納得した事業をまた考えてみてください。
教育委員会のほうは、伝統文化、文化財保護という立場の回答という感じを私は受けたわけなんですけど、産業振興課としては、やはり尾張津島天王祭の車楽舟行事が、やっぱりユネスコ無形文化遺産に登録されたということで、観光行政が多分今まで以上に注目度が高まり、期待されると思いますが、今後、市のほうとしては、どんな考え方がありますか。
58: ◯建設産業部長(早川正美君)[71頁]
観光行政についてという御質問でございますが、やはり尾張津島天王祭の車楽舟行事がユネスコの無形文化遺産に登録されましたことにより、本市を訪れる外国人観光客なども増加が見込まれます。外国人観光客に対応した案内方法ですとか、パンフレットの作成等の必要性を改めて認識しているところでございます。以上でございます。
59: ◯8番(沖 廣君)[71頁]
ありがとうございました。
やはり、これは本当にチャンスだと思うんですよ。チャンスを逃す手はないと思います。ただ心配なのは、来年度の予算編成を今していると思いますけれども、特に今回は今まで以上に、行政、神社、他の公的機関、諸団体の連携を密にしていただいて、役割分担を間違えないように、特に行政が音頭をとらないと、まとまるものもまとまらないと思いますので、せっかくのユネスコの無形文化遺産が泣くことになると思いますから、安易な予算編成にならないことを、これもやっぱり強く要望しておきたいと思います。
次に、今回私もちょっと聞いております広報紙のポスティング開始と、町内会業務助成金の見直しについてをお伺いします。
ポスティングの開始時期や、どのような配付物がポスティングの対象となるのか、またポスティングに係る費用はどのぐらいになるのかをお答えください。
60: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[72頁]
まず、今回のポスティングにつきまして、簡単に御説明させていただきます。
現在、町内会を通じまして配付しております広報紙等の配付物を市から直接各家庭へお届けする予定をしております。ポスティングの開始時期につきましては、平成29年4月末、広報でいいますと、5月号からを予定しております。
対象となります配付物につきましては、市の広報紙「市政のひろば」、議会だより等の全戸配付する配付物を予定しております。
班回覧、町内会代表者への配付物、地域指定の配付物に関しましては、現状どおり町内会代表者を通じて配付をお願いする予定でございます。
ポスティングに要する費用につきましては、1,300万円程度と試算をしております。以上でございます。
61: ◯8番(沖 廣君)[72頁]
今の町内会業務助成金の見直しについて、どのような見直し方法というのを考えてみえますか、お答えください。
62: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[72頁]
町内会業務助成金の見直しにつきましては、現行の町内会業務助成金は、ごみステーションの設置場所の選定や維持管理、災害時等の被害状況の把握、美化清掃活動の協力、その他町内会活動など町内会と市との連絡調整に係る経費として、1町内会当たり年額4万8,000円の均等割と、市の広報紙を初め、全戸配付、班回覧などの行政文書の配付及び回覧経費として、1戸当たり年額900円の戸数割で算出いたしております。
現在では、町内会の加入世帯数が10世帯以下の町内会から、多いところでは900世帯近くの町内会もございまして、余りにも町内会の加入世帯数の差が大きくなってきておりますところから、均等割、戸数割で算出する助成金の全体的な見直しが必要と考えまして、平成29年度の町内会業務助成金の算出方法を検討しているところでございます。
見直しに当たりましては、広報11月号の配付に合わせまして、町内会代表者に対しまして、ポスティングへ切りかえる旨の案内文の送付及び助成
金見直しの基礎資料とするため、ごみ集積所、防犯灯、消火器等の数を調査するアンケートを実施いたしました。この調査結果を参考に、助成金の算出方法を検討してまいります。以上でございます。
63: ◯8番(沖 廣君)[72頁]
ポスティング開始や町内会業務助成金の見直しについて、各町内への周知のほうはどのようにされるのですか。
64: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[72頁]
周知方法につきましては、ポスティングと町内会業務助成金の変更について、広報紙に掲載をいたします。町内会代表者に対しましては、説明会を平成29年2月ごろに開催して、理解を求める予定でございます。以上でございます。
65: ◯8番(沖 廣君)[73頁]
私が聞いているのでは、もうアンケートの集計は多分終わったと思いますが、私には、焦ってこのことを進めるようにしか感じません。来年の2月に説明会をして、町内会の助成金の見直しを4月から実施、こんな短期間で果たして町内会の理解が得られるでしょうか。なぜ来年度からなんですか。
66: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[73頁]
ポスティングの変更につきましては、従来から一部世帯に広報紙が配付されていないという問題がございます。また、町内会役員の高齢化が深刻化し、広報等の配付にかかる負担が大きくなっているとの声もいただいております。
助成金の見直しにつきましても、先ほど御答弁申し上げましたが、町内会の加入世帯数の差が大きくなっており、算出方法の見直しが必要な状況となっております。
これらの問題をできるだけ早く解消するため、今回ポスティングの導入と町内会助成金の見直しをするもので、今後説明会におきまして、町内会に理解を求めてまいりたいと考えております。以上でございます。
67: ◯8番(沖 廣君)[73頁]
ありがとうございました。
確かに、町内の役員の高齢化、役員等の担い手がないということで、私も見直しは必要だと思います。ただ、市民の方と行政がお互いの信頼関係が先決であって、そうしないことには、このことがほかの全てのことにつながってきますので、理解されないことになっちゃうと、市民からそっぽ向かれる可能性があるわけなんですよね。ですから、その辺も踏まえて、ぜひ来年度に向けて、そこを間違わないように、予算編成もあわせて要望していきたいというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
では、次に、津島成長戦略の「子ども・子育て応援都市、つしま」の主要事業で、平成28年度の小学生の預かり事業というのがあったと思いますが、その進捗状況について説明をお願いいたします。
68:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[73頁]
今年の夏休みの期間中、土曜日・日曜日・祝日を除く29日間におきまして、中央児童館の開館日と時間を拡大しまして、保護者の皆様が就労等のために昼間家庭を留守にされる学童保育を利用されていない小学生を対象としまして、安心・安全な居場所を提供する事業を実施いたしたところでございます。
当初の定員40人を大幅に上回る120人の申し込みをいただきました。可能な限り多くのお子様に御利用いただくために、定員を60人に拡大し、実施してきたところでございます。
御利用いただきました保護者の方にアンケートを実施しましたところ、約97%の方に満足という御回答をいただきました。また、今後同じような事業を行った場合、利用したいかとの問いには、全員の方が利用したいとの回答をいただいたところでございます。
事業の必要性と保護者の皆様からの継続の御要望が高かったことから、春休みの期間にも小学生の預かり事業を実施するための費用を補正予算に計上していただいているところであります。春休み期間は、より多くの方に御利用いただけるよう、西小学校と神守小学校においても実施し、夏休み期間の申込状況を見まして、定員を120人に増員して実施してまいりたいと考えております。
69: ◯8番(沖 廣君)[74頁]
今の答弁で、西小学校と神守小学校はやるということで、それ以外のところは実施しないのですか。また、その他の小学校の小学生については、希望した場合はどうなんですか、お答えください。
70:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[74頁]
西小と神守小以外で実施しないのかということでございますが、今年度の夏休みの期間に実施しました中央児童館での預かり事業の申込状況と、それから中央児童館との位置的なものを考慮しまして、春休みの期間につきましては、中央児童館のほかに西小学校、神森小学校の計3カ所での実施を考えております。
なお、小学校での預かりにつきましては、学区の小学校のみの利用に限定することなく、御希望の施設で選択できるよう申し込みを実施していく予定でございます。以上でございます。
71: ◯8番(沖 廣君)[74頁]
ありがとうございました。
ぜひこういうことは積極的にどんどん進めていただきたいというふうに思っております。
次に、平成27年度から実施しています子育て応援券の事業というのがあったと思うんですけど、平成28年度までの現況の進捗状況を御説明ください。
72:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[74頁]
平成27年度より開始しました子育て応援券事業につきましては、昨年度は353人の方に配付し、このうち196人、274万2,000円分を御利用いただきました。
利用内訳の主なものといたしましては、予防接種が全体の58.8%、161万1,500円、おむつ購入が全体の31.3%、85万8,000円であります。
今年度は4月から10月までの間に217人に配付いたしております。
利用期間は、2歳になった年度末までとなっておりますので、昨年度配付者も含めまして、253人、294万7,500円分の御利用をいただいております。
また、今年度は、これまでに子育て応援券のポスターを市内医療機関や登録事業者に配付し、掲示のお願いをいたしましたほか、昨年度の応募券配付者にアンケートを実施いたしております。約95%の方に子育て世代を応援する事業として魅力のある事業との回答をいただいているところであります。
今後は、利用実績やアンケート結果を参考にしながらサービス内容の見直し等についても検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
73: ◯8番(沖 廣君)[75頁]
今の答弁の中で、昨年度、応援券配付者にアンケートを実施して、約95%の方に子育て世代を応援する事業として魅力ある事業という回答があったそうですが、このことについて、当局のほうはどのように分析をされているんですか。
74:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[75頁]
子育て応援券事業につきましては、ゼロ歳から2歳の時期に必要な子育て支援サービスを利用できる応援券を配付することにより、育児の不安や身体的・経済的負担の軽減を図ることを目的としております。
今回実施しましたアンケートは、昨年度に応援券を配付させていただきましたゼロ歳児の保護者を対象とし、多くの方から好意的な答えをいただいているところであります。
また、利用状況につきましても、2年間の有効期限の中間期であります平成28年10月末現在で、約85%の方に御利用いただいていることなどから、ゼロ歳児のお子さんを持つ保護者の方に対して、一定の負担軽減を図ることができていると考えております。以上でございます。
75: ◯8番(沖 廣君)[75頁]
そこで、来年度、特に子育て支援ということが非常に重要になってくると思うんですけど、主な取り組みについて、どのように考えてみえますか。現時点での考えをお聞かせください。
76:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[75頁]
現時点におけます来年度の子育て支援の主な取り組みにつきまして御答弁いたします。
現在、妊娠期から出産、子育て期までの多様なニーズに対しての相談、切れ目ない支援を行う、子育て世代包括支援センターの4月設置に向けて調整を進めているところでございます。
また、保護者の皆様が安心して働き続けられる環境として、夏休みや春休みにおける小学生の預かり事業のほか、子育てに役立つ情報等やお子様の成長段階に応じた情報を配信する子育てアプリ及びウエブサイトの運用を4月から本格稼働する予定でございます。
その他、既存の事業につきましても、耐震基準を満たしていない放課後児童健全育成事業施設の移設、子育て応援券事業の充実等を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
77: ◯8番(沖 廣君)[75頁]
今、多分、前回か前々回にあったと思うんですけど、西こどもの家の移設の進捗状況は、今どこまで進んでいるんですか。
78:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[75頁]
現在、西こども家につきましては、中央公民館におきまして学童保育を実施しております。しかし、施設が耐震基準を満たしていないことから、児童の安全確保のため、西小学校敷地内への移転に向けての調整を進めております。
これまでに今年度4月と8月、今月の計3回、保護者の方の話し合いの場を設けて、現在、建物の設計について関係課と調整をしておるところでございます。平成29年度の建設工事、平成30年度の開所に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。
79: ◯8番(沖 廣君)[76頁]
子育て支援について、先ほど言いましたように、ピンポイントも大事だと思うんですけど、子育て世代というのは結構広いと思うんですよね。何を求めているかというと、やっぱり情報収集をきちっと行っていただいて、それに基づいた事業を反映していただきたいと思っております。ぜひこの辺はお願いしたいなと。
今回、各課にこの話をさせていただいたのは、やはり予算編成を多分今やって、1月、2月ごろ、ほぼ決まるんじゃないかと思うんですが、やっぱりそこの施策的なものがしっかり精査されないと、何のための予算編成かということになりますので、ぜひ各課の方々にお願いしたいのは、そこもあわせてきちっと予算編成をしていただきたいということをまた強く要望させていただきたいと思います。
じゃあ次に、冒頭に私、市の職員の方は市の財産だという話をさせていただきました。そこで、平成27年度4月1日と平成28年度4月1日現在の消防と病院を除いた正規の職員の方の数を教えたください。また、こちらも消防と病院の除いた人数で結構ですので、平成27年度、平成28年度ともに4月から10月までの中途退職者数、メンタルによる病気休職者数を教えてください。
80: ◯市長公室長(加藤敏明君)[76頁]
消防と病院を除きました正規の職員数でございますが、平成27年の4月1日現在では364名でございます。平成27年度につきましては、あわせまして4月15日付、5月1日付で職員採用をいたしましております。その関係もございまして、平成27年5月1日現在で申しますと374名、平成28年4月1日現在につきましては383名となっております。
また、4月から10月までの中途退職者数は、平成27年度が4名、平成28年度が2名、メンタルによります病気休職者数は、平成27年度が6名、平成28年度が4名でございます。以上でございます。
81: ◯8番(沖 廣君)[76頁]
今の答弁でいきますと、平成27年度中途退職者、病気休職者が10名、平成28年度は6名いたわけですが、多分それぞれの年度で職員が不足している課があったと思うんですけど、これについての職員の補充というのはされていたんですか。
82: ◯市長公室長(加藤敏明君)[76頁]
中途退職によりまして職員が不足した場合につきましては、必要に応じまして臨時的任用職員で対応していたしましております。また、翌年度に正規職員の補充をいたしましております。
また、メンタルによる病気休職により職員が不足した場合につきましては、必要に応じてまして、臨時的任用職員で対応をいたしております。以上でございます。
83: ◯8番(沖 廣君)[77頁]
やはりここで問題になるのは、職員の健康管理が問題になると思うんですよね。年次有給休暇と、これはやっぱり時間が一番問題になるかと思うんですけど、まず平成27年度中の年次有給休暇の平均取得日数が最も多かった課、それから最も少なかった課の取得日数を教えてください。
84: ◯市長公室長(加藤敏明君)[77頁]
年次休暇の平均取得日数が最も多い課でございますが、看護専門学校で25日と5時間、最も少なかった課は財政課で3日でございます。以上でございます。
85: ◯8番(沖 廣君)[77頁]
今のこと、極端にかなり違うわけですよね。財政課が3日ということなんですけど、なぜ財政課というのは3日と少ないんですか。その理由について教えてください。
86: ◯市長公室長(加藤敏明君)[77頁]
財政課につきましては、修繕工事等の立ち会いによりまして、週休日に出勤をした場合、振りかえ休日を優先して取得したためでございます。以上でございます。
87: ◯8番(沖 廣君)[77頁]
次に、時間外勤務について、平成27年度、平成28年度ともに4月から10月までの最も多かった課、それからまた最も少なかった課の時間数を教えてください。
88: ◯市長公室長(加藤敏明君)[77頁]
時間外勤務につきましては、平成27年度4月から10月までで最も多かった課でございますが、福祉課で4,522時間、最も少なかった課は、監査事務局で14時間、平成28年度の4月から10月までで最も多かった課は、高齢課介護課で4,058時間、最も少なかった課は、監査事務局で4時間でございます。以上でございます。
89: ◯8番(沖 廣君)[77頁]
私は、昨年の9月議会の一般質問で、福祉課と高齢課の時間外についても質問しました。1年経過したわけですけど、時間外だけで見ると、どうも一向に改善されているというふうには思えません。対策というのはされているんですか。
90: ◯市長公室長(加藤敏明君)[77頁]
福祉課につきましては、今年度、職員を増員させていただきました。これによりまして、時間外勤務は減少いたしております。また、高齢介護課につきましては、制度改正による新規事業への対応のため、時間外勤務は増加をいたしております。
対策につきましては、各所属長に対しまして、事務事業の見直しや日常業務の効率化を図ること、またやむを得ない事由による場合を除き、職員に対しまして時間外勤務を命じないこと、時間外勤務における事前命令を徹底すること、突出して時間外勤務が多い職員の原因究明及び解消に向けた取り組みを実施するよう通知をいたしまして、あわせまして時間外勤務の削減に取り組んでおるところでございます。
なお、意識づけの一つといたしまして、8月22日から26日まで、庁内組織でございますが、労働安全衛生委員会総括委員会の委員によります定時退庁を呼びかけるための巡視を実施いたしましております。
また、時間外勤務が多い高齢介護課につきましては、10月17日から10月21日まで、時間外勤務の内容、その必要性や緊急性を確認するため、聞き取り調査を実施いたしております。事前命令がない場合や必要性がない場合におきましては、速やかに退庁するよう促しております。以上でございます。
91: ◯8番(沖 廣君)[78頁]
やはりこの部分については、継続して職員の健康管理には十分注意していただきたいと思っております。
たしか市には、定員管理計画というのがあると思うんですけど、時間外が一向に減らないのは、計画そのものと実態がかけ離れているようにも感じますけど、その辺はどう思われていますか。
92:
◯市長公室長(加藤敏明君)[78頁]
社会情勢の変化、行政需要の多様化、権限移譲などによりまして、組織運営において困難な面が現出したため、各課からいろいろその事情等の聞き取りをいたしました。そこで、現在新たに聞き取りをしながら、津島市の定員適正化計画を策定するということで進めております。以上でございます。
93: ◯8番(沖 廣君)[78頁]
このような現状を踏まえまして、職員の配置や業務の見直し、人材育成などについて、今後当局としてはどのように考えていますか。
94:
◯市長公室長(加藤敏明君)[78頁]
先ほども答弁させていただきましたが、定員管理のヒアリングを行いながら、また自己申告書を通じまして、各職場の状況を的確に把握するとともに、職員個々の知識、能力、経験等を踏まえた適材適所の人材配置を行っていくとともに、事務事業の見直しを継続して行っていく必要があるというふうに考えております。
また、限られた職員数で市民サービスの維持・向上を図るためには、職員研修の充実や全体を見据えた人事異動を行い、職員一人一人の事務処理能力や専門性を高める必要があるとあわせて考えております。
あわせまして、職員がメンタル不調となることを未然に防止するため、本年度から実施をいたしておりますが、ストレスチェック制度を実施しまして、職員の健康管理にも努めております。以上でございます。
95: ◯8番(沖 廣君)[78頁]
いずれにしましても、職員が病気になっては元も子もありません。毎年、これは問題視されていると思いますが、来年度の人事異動も適材適所、課のふぐあいが出ないよう、そして何よりも一番は、市民サービスの低下が起こらないよう、ぜひ今から考えておいてください。これは職員について、やはり働きやすい環境づくりに努めていただくことをあわせて要望とさせていただきます。
今回は、最後にもう一度言わせていただきますけど、来年度予算編成をするに当たって、とにかく優先順位、市民生活密着予算をお願いしていきたいと思います。
今回はちょっと質問しませんでしたけど、まだまだ委託料の問題とか、これについても中身を吟味していただいて、これをしっかり検証していただいて、平成29年度の予算編成をお願いして、私の質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
96: ◯議長(
加藤則之君)[79頁]
ここで15分間休憩いたします。
午前10時43分 休憩
──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────
午前10時58分 開議
97: ◯議長(
加藤則之君)[79頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、森口達也君の発言を許します。
16番 森口達也君〔登 壇〕(拍手)
98: ◯16番(森口達也君)[79頁]
それでは、通告に基づきまして質問をさせていただきます。
まず、件名1、地方創生に関する件でありますが、加速度的に進む少子化、超高齢化社会の進展は大きな課題として立ちはだかっております。また、全国的には2008年から人口減少が始まり、そのために消費・経済力の低下は、日本経済社会に対して大きな重荷となることは一目瞭然です。
また、東京圏への人口流入により地方都市の人口減少は深刻な問題であり、それを是正するために今後の人口動向や将来の人口推計を人口ビジョンとして策定されました。
また、産業の実態、人口減少を食いとめるために地方への人口流入、若い世代の結婚、出産、子育てしやすい環境づくりを国の総合戦略などを踏まえ、各地域の実情に応じた対策を講じるために地方版総合戦略を策定されました。それを具体的な形として事業を興し実施するために、国が地方創生交付金として支援をしております。
まず昨年、地域住民生活プレミアム商品券発行事業の地域消費喚起・生活支援型と、仕事づくりなど地方が直面する構造的な課題への実効ある取り組みを通じて、地方の活性化を促すとしている地方創生先行型として基礎交付1,400億円と上乗せ交付300億円の合計1,700億円を計上。その次に1億総活躍社会の実現に向けた緊急対応として、希望を生み出す強い経済を実現するとした加速化交付金は、平成27年度補正予算1,000億円計上されました。そして本年平成28年度からの地方版総合戦略の本格的な推進に向け、地方創生の進化のためとして推進交付金が1,000億円計上され一連の交付金が国から出ております。それを活用して、さまざまな事業が現在展開をされております。
そこで、要旨1、先行型、加速化、推進交付金を活用した各事業の進捗状況についてでありますが、まず地域消費喚起・生活支援型として、昨年、プレミアム商品券を発行しましたが、経済効果はどうのように分析していますでしょうか、お答えください。
99: ◯建設産業部長(早川正美君)[80頁]
昨年度実施いたしましたプレミアム付商品券事業は、当市における消費喚起及び生活支援につなげるため、国の地域消費喚起・生活支援型交付金及び県のプレミアム付商品券発行事業県補助金、補助率100%を活用いたしまして津島商工会議所に事業を委託いたしました。
事業の内訳といたしまして、津島市内で応募のあった大型店19店を含む442店舗が参加されまして、一般小売店専用券4,000円分と大型・一般小売店共通券8,000円分の計1万2,000円分を1万円で販売いたしました。販売数は3万5,000セットで、補助金対象として2割のプレミアムがついておりますので総額4億2,000万円を販売し、換金率99.77%の4億1,901万9,000円の実施結果となりました。経済効果につきましては、津島商工会議所が行いましたプレミアム付商品券消費者アンケート調査結果によりますと、回答が得られた415人の集計といたしまして、「つし丸商品券」がきっかけで商品を購入した、いわゆる消費喚起額は3,167万円となっております。この消費喚起額を国が定めます計算式に当てはめますと、全体で約2億4,900万円の新たな消費喚起がなされたと考えております。
なお、小売店専用券や大型店小売店の共通券を発行したことにより、一般店と大型店の使用比率がほぼ1対1となりまして、地元の小売店にも商品券事業の経済効果があったと考えております。以上でございます。
100: ◯16番(森口達也君)[80頁]
昨年度のプレミアム商品券に関しては、先ほどの今の部長の答弁では多少の経済効果があったということで、これ昨年度1年間1回のみで、今年度は実施ないと。他の自治体によっては、市独自の予算を立ててプレミアム商品券を発行する自治体もあるようですが、本市としては、今年度はやらないというふうで新聞にも載っておりましたので、これは本当にどう経済を活性化につなげていくのかというところがやっぱり重要ではないのかなと。これ1回聞いて去年終わったからこれでよしではなくて、どうつなげていくのかというところがやっぱり重要でないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、先行型に関してでありますけれども、まず総合戦略、これは昨年度1年間で策定をされ、また本年度も策定委員会を開催されておりますが、この総合戦略に関しての今後の予定をお聞かせください。
101: ◯市長公室長(加藤敏明君)[80頁]
総合戦略に関しまして、今後の予定でございます。
総合戦略では、若い世代の結婚・出産・子育てを応援する。津島市に住み続けながら働けるようにする。人の交流・活動を活発にし、都市イメージを改善する。時代に合った地域をつくり、健康で安心な暮らしを守るという4つの基本目標を定めまして、基本目標ごとに目標指標及びKPI(重要業績評価指標)を設定いたしております。
今後も引き続き目標の達成に向けまして関係各課で事業を展開してまいります。
また、事業の進捗に当たりましては、PDCAサイクルを通じまして客観的な効果検証が必要となりますので、学識経験者の方を初め、産業界、行政機関、教育機関、金融機関、メディアなどの関係者で構成をいたします津島市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会で検証していただくことになっております。本年は8月17日に第1回の委員会を開催いたしましたが、委員からは、近隣市への転出、転入数が均衡している状況は、単年とはいえよい傾向であるなどの御意見をいただきました。
今後も毎年度開催をいたしまして、御意見を賜ってまいりたいというふうに考えております。この御意見をもとに、必要に応じまして事業見直しをしていく予定でございます。
また、市議会におきましても、9月13日に開催をされました総務委員会におきまして、事業の進捗状況等を報告させていただいておりますが、今後につきましても、毎年度御報告を申し上げてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
102: ◯16番(森口達也君)[81頁]
これ総合戦略とあわせて人口ビジョンのほうも立てられておりますけれども、人口ビジョンに関しては、転出超過というのが今津島市にとって大きな問題でありますし、この近隣にあま市や愛西市のほうに、ちょうどそういった子育て世代の方が転出をされているというそういった傾向も出ておりますので、その都度その都度人口ビジョンとあわせて、また戦略を練っていただくということは必要であるというふうに思いますので、この点もよろしくお願いいたします。
次に、花ごよみ事業ですね。アダプトプログラム、これ予算が499万5,000円計上され使われておるわけですけれども、この花ごよみ事業での効果はどのようなものがあったのか、お聞かせください。
103: ◯建設産業部長(早川正美君)[81頁]
花ごよみ事業、通称アダプトプログラムは、市民の皆様が花壇のオーナーとなっていただくことにより、市民一人一人のアダプト、いわゆる里親感の高まりを目指すと伴に、市民とともに天王川公園のよさを市外に向け発信するため、国の地方創生先行型交付金を活用し、この交付金事業も補助率100%になっておりますが、昨年度に実施いたしました。
オーナーとなっていただいた40団体には、学校の児童・生徒や各団体に御参加いただき、皆様の御協力により花壇の掃除、飾りつけや水やりなど花壇の手入れをしていただきました。花の少ない10月から2月の5カ月間の間、天王川公園を訪れる皆様やオーナーからとても楽しませていただきました。また来年もこの事業を続けていただきたいなどの喜びの声をいただきました。これを受けまして今年度は、花をテーマに市民参加で町なかを美しくし、来訪者をおもてなしする取り組みといたしまして、個人宅のお庭ですとか、お寺、垣根等、愛情を持って花の手入れをしていただける方を紹介するため、市ホームページと広報で募集をいたしまして、現在、応募の手続についてお問い合わせ等をいただいております。以上でございます。
104: ◯16番(森口達也君)[82頁]
それでは次の質問に行きますが、写真コンテストですね。REDISCOVERY TSUSHIMA写真コンテスト事業、こちらのほうも事業費として1,396万3,620円を使用されておりますが、この事業に関してですけど、グランプリ作品には賞金が100万円贈られております。その特賞作品と、またその他の優秀作品に関してはどのように利用されているのか、またその優秀作品を展示してどのような効果が得られたのか、お聞かせください。
105: ◯建設産業部長(早川正美君)[82頁]
REDISCOVERY TSUSHIMA写真コンテスト事業は、市民、来訪者の方に津島の歴史・文化を、また秘めた魅力を広く知っていただき、津島市のよさを再発見していただくため、昨年度から実施しております。夏、秋、冬の3回、全国から津島らしい風景などの写真作品を昨年度募集いたしましたが、撮影場所が市内に限られておりますので、遠くは青森県からなど多くの方が津島市を訪れていただいたと考えており、津島市のよさを知っていただき、誘客についても効果があったと考えております。
入賞作品から四季のポスターを作成し、例えば10月に開催されました愛知県の「観光交流サミットinつしま」での掲示などのほか広く全国にPRしております。以上でございます。
106: ◯16番(森口達也君)[82頁]
この四季の写真というのは、本庁舎の1階のところに張ってあるのがそうだと思うんですが、本当に津島のいいところを全面的に全国にPRするいい機会だと思いますし、せっかく1等には100万円という賞金も出しておりますし、これだけの事業費も使っておりますので、これを本当に有効的に活用していただきたいというふうに思っておりますので、今後のそういうPR活動に大いに生かしていただきたいというふうに思っております。
次ですが、おもてなしコンシェルジュというそういった事業もありますけれども、このコンシェルジュになられた方、具体的にはどのような活動をされているのか。
実際、去年の話なんですけれども、おもてなしコンシェルジュになられた方が、私たちどういう活動をしていいのかはっきりと聞かされていないといった声もありましたし、またガイドボランティアという方もいらっしゃいますし、その方との活動の違い、明確な違いは何なのか、それを明確にお答えください。
107: ◯建設産業部長(早川正美君)[82頁]
おもてなしコンシェルジュ人材育成事業は、多くの市民や観光客などに対して、心のこもった接待を笑顔で行っていただき、市の歴史・文化、風土、産業等をお伝えする津島おもてなしコンシェルジュを育成し、津島のおもてなし力向上を目指すため昨年度から実施しております。
おもてなし講座と歴史文化講座の修了後に実施する「おもてなし人材検定」に合格された74名の方には、おもてなしコンシェルジュ認定証を授与し、まちのにぎわい、活性化の一翼を担っていただいております。具体的な活動につきましては、尾張津島藤まつりや尾張津島天王祭プレイベント、70周年記念事業キックオフイベント、小路めぐりマップ策定部、小路めぐりin津島お試し体験などに参加していただき、祭りの御案内や観光客などの対応をしていただきました。
ガイドボランティアの方との活動の違いにつきましては、おもてなしコンシェルジュは、市民や来訪者に対して、おもてなしに重点を置いた対応に対し、ガイドボランティアの方は、市の歴史・文化、産業などに造詣が深く、専門的な御案内ができるところが大きな違いと考えております。以上でございます。
108: ◯16番(森口達也君)[83頁]
おもてなしコンシェルジュの方の中に、すごい精力的にいろんなそういう活動をされている方もいらっしゃいますので、お一人お一人の方、津島をよくいしていきたい、何とか観光客の方にしっかりと津島のいいところを宣伝したいという方ばかりがこのコンシェルジュになられましたので、本当にその方たちの思いというかな、そういうのを遺憾なく活動を発揮できるような、そういったこともしっかりと体制として組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次ですが、つしま夢まちづくり事業、去年、今年と続いているわけなんですが、多数の団体が今現在活動をされておりますけれども、その活動の中で際立った成果、こういったことでこういった団体がこういう活動をして、そういう盛り上がりを見せておるというような団体がありますでしょうか。あれば具体的に活動内容を教えてください。
109: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[83頁]
平成27年度に、先行型の交付金を活用しまして市民活動団体を支援するための津島市市民活動センター、つしま夢まちづくりセンターを整備し、つしま夢まちづくり提案事業を実施して、それぞれの団体が成果を上げております。その中の団体で、旧市街地の寺院をめぐりながらまち歩きをする津島れんげの会の津島でら寺巡りは、寺院で体験や邦楽演奏等のさまざまな催しを開催し、現在も事業として定着し、地域内外に歴史のまち津島の魅力を発信しております。
また、津島紡町実行委員会の津島ツムギマチ・プロジェクトは、市内の空き物件情報を能動的、積極的に発信し、また開業、入居検討者とのコミュニケーションを図ることにより、開業、入居を促進することを目的とした事業で、空き物件を活用したい方の掘り起こしや、家主との連携が生まれ、まちづくりに関心のある方や他地域の団体へも波及効果が広がっております。
つしまさんぽ実行委員会のまち歩きイベント「つしまさんぽ」は、天王通り、本町地域の空き家等を利用し、津島周辺作家の作品の展示、販売のほか、地域の食材を使った飲食店、手づくりワークショップ、体験などの企画を多数実施し、旧市街ににぎわいが生まれております。現在は、既存店舗、空き店舗の活用というテーマの共通性から、津島ツムギマチ・プロジェクトとコラボして開催しております。
どの活動につきましても、次につながる新しい活動を生み出しており大きな力となっております。以上でございます。
110: ◯16番(森口達也君)[84頁]
このつしま夢まちづくり事業に関しては、本当に、先ほど部長の答弁にもありましたように、積極的なそういう活動をされている団体も多くありますので、それをしっかりと見きわめながらフォローするということも必要かと思いますので、しっかりと見ていただいて、その団体が活動しやすいような意見も聞きながらフォローしていただきたいなというふうに思います。
次ですが、官学連携協働開発事業というものでありますけれども、名古屋造形大学と連携をしての開発事業ということで、こちらに持ってきました津島の祭キーホルダー、これと津島の名物のあかだ・くつわのキーホルダー、この2点を観光グッズとして開発をされましたが、マスコミを初め国・県、他市町村に配布をされているようでありますけれども、全部で何個製作し、配布して、その中で、これちょっとほしいなという問い合わせ等あったかお聞かせください。
111: ◯市長公室長(加藤敏明君)[84頁]
グッズの紹介ありがとうございました。この場をおかりしましてお礼申し上げます。
議員御案内のように、官学連携の協定を結んでおります名古屋造形大学との連携事業ということで、2点の観光グッズを作製させていただきました。おのおの1,000個、合計2,000個を作製いたしまして、全て配布をいたしております。
問い合わせ等につきましては、市民の方から、商品化されればぜひ購入したいというお話を伺っております。以上でございます。
112: ◯16番(森口達也君)[84頁]
この2点に関しては、市民の方からいただきたいと、購入したいという声もあるということでありますけれども、また商品化するに当たって改良すべきところもあるかと思いますので、いろんな方の御意見を聞きながら、もし商品化できるんであれば一つの津島の名物として、観光の名物として、それを広く開発をして販売していただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、加速化交付金に関してでありますけれども、この加速化交付金を活用した事業に関してお答えください。
113: ◯市長公室長(加藤敏明君)[84頁]
私のほうから先に答弁をさせていただきますが、市長公室の所管のほうの部分でございます。
津島おもてなしコンシェルジュと現代版津島OSHIによる津島にぎわい創出プロジェクトは、町なかの魅力の掘り起こし、磨き上げを行い、まちの魅力を地域住民等が津島OSHIとなりまして、効果的に情報発信することによりましてまちのイメージアップを図り、まちに誇りを持つ住民が増加することと伴に、交流人口の増加がもたらされ、まちににぎわいが創出され、人口流出に歯どめをかけ、移住・定住人口の増加に寄与することを目的とするプロジェクトでございます。
この津島にぎわい創出プロジェクトのうち、市長公室の所管のDISCOVERY TSUSHIMA短編小説コンテスト、津島OSHI、情報交流システムの構築、小路めぐりマップの策定及び小路めぐりin津島お試し体験につきまして御答弁をさせていただきます。
REDISCOVERY TSUSHIMA短編小説コンテストは、津島市を舞台にしてまちの魅力を書いた短編小説を募集する事業であります。応募期間につきましては、7月1日から10月31日まで、96遍の応募がございました。1次審査、最終審査を経まして、1月に最終審査会を行いまして、大賞1遍、佳作2遍の選考をいたします。入賞作品につきましては、専用ウエブサイトで公表するほか、作品を収録した冊子を作成し、公共施設等に設置及び希望者に配布、津島市の魅力発信に活用してまいりたいというふうに考えております。
次に、情報交流システムの構築と津島OSHIによる情報発信でございますが、情報交流システムとは、津島にぎわい創出プロジェクトに関する情報の発信及び津島OSHIの皆様が津島の魅力を投稿していただく専用のウエブサイト、にぎわいネット津島のことでございます。津島の魅力を全国に情報発信するとともに、津島を知っていただき津島へお越しいただくきっかけや、交流を生み出す場となることを目指して構築したものでございます。津島OSHIの登録は、11月30日現在80件、投稿数は165件となっております。
続きまして、小路めぐりマップの策定及び小路めぐりin津島お試し体験につきましては、歴史・文化ゾーンの魅力ある地域資源や小路を楽しく散策していただく小路めぐりマップを作成する事業でございます。市民参加による小路めぐりマップ策定部で作成をいたしました21コースのマップを検証するため、10月、11月の2カ月間小路めぐりin津島お試し体験を実施して、述べ320名の参加者にアンケートに協力をしていただきました。現在、その取りまとめを行っているところでございます。以上でございます。
114: ◯建設産業部長(早川正美君)[85頁]
地方創生加速化交付金事業を活用した事業のうち、またこの事業も補助率100%でございますが、建設産業部所管の5つの事業について御答弁申し上げます。
まず初めに、津島おもてなしステーションは、平成28年7月1日から津島のお勧めスポットや道を案内したり、トイレや休憩場所を提供できる市内の施設、津島おもてなしステーションを募集いたしました。公共施設、寺社、大型店舗、コンビニ、ガソリンスタンド、個人商店などに職員が直接訪問いたしまして、津島おもてなしステーションとして登録をお願いし、現在90カ所の登録をしていただき、100カ所の登録を目標としているところでございます。今後につきましては、引き続き登録店舗の募集をいたしまして、来訪者にまちの魅力、案内、おもてなしを続けてまいります。
次に、REDISCOVERY TSUSHIMA写真コンテスト春の部は、昨年度実施できなかった春の部として、市内で撮影した風景、人物などの地域資源の写真作品を全国から募集いたしました。昨年度実施いたしましたREDISCOVERY TSUSHIMA写真コンテスト夏の部、秋の部、冬の部と、今年度実施しました春の部の入選作品とあわせ四季のポスターを作製し、それぞれの季節前に全国1,695県の自治体と全国展開している企業にポスター掲示を御依頼するなど、日本中に津島市のPRをしているところでございます。今後は自治体や企業だけでなく、旅行会社等のPRについても検討してまいりたいと考えております。
続きまして、津島おもてなしコンシェルジュ育成講座は、昨年度に引き続き実施いたしました。案内板配置計画、デザイン作成事業につきましても、来訪者がまちなかを快適に回遊できるように、施設の方向ですとか、まちや小路の紹介、地域の逸話などの案内板を整備するもので、今年度は配置計画とデザインを検討しております。案内板の設置場所につきましては、小路めぐり等で実際にまちなかを歩かれた方の御意見や、ガイドボランティア、おもてなしコンシェルジュなどの方の御意見も参考にさせていただき、来年度の設置に向けて準備を進めております。
続きまして、町家まちなか小商い創出支援事業は、津島市中心部のにぎわいと元気を創出するために実施しております。創業を目指されている方を対象にチャレンジショップ的に活用していただくため、通称、スモールスポット事業「つしまテンポラリー」として期間限定で2軒の空き店舗を無料で貸し出し、物販や飲食など計15の事業者に週がわりで出店をしていただいております。また、子育て中の若い女性にも出店しやすい環境を整えるため、託児スペースを用意しております。さらに創業を目指している方向けの小商い講座の開催や、長期出店を目的といたしました創業を支援する施設、通称、インキュべーション施設の入居者も募集しております。以上でございます。
115: ◯16番(森口達也君)[86頁]
この地方創生加速化交付金を使っての事業、各部長に御説明いただきましたが、個々にまたちょっと聞いていきたいと思いますが、まずその中で情報交流システムの構築として専用ウエブサイト、にぎわいネット津島を構築されたというふうに言われましたけれども、そのサイトへの入り方はどうやって入っていけばいいのか、ちょっと教えていただけますか。
116: ◯市長公室長(加藤敏明君)[86頁]
インターネットの検索エンジンで、「にぎわいネット津島」と検索していただきますと、「にぎわいネット津島」が一番上に表示をされますので、簡単に専用ウエブサイトにお入りいただくことができます。また、津島市のホームページの津島にぎわい創出プロジェクトのページの「にぎわいネット津島」の項目をクリックしていただきますと、同じように専用ウエブサイトに接続できるようになっております。以上でございます。
117: ◯16番(森口達也君)[87頁]
この「にぎわいネット津島」でありますけれども、はっきり言ってこれ御存じない方々が多いんですよ。これ津島OSHIも、今、登録者数が80名とかというふうでおっしゃってもらいましたけれども、ただこれを広く津島の市内、外の方にも見ていただくということにするには、市のホームページのトップページに何らかの形で、この「にぎわいネット津島」というのを張りつける必要があるんじゃないかなというふうに思うんですが、どうでしょうか。
118: ◯市長公室長(加藤敏明君)[87頁]
大変いい御提案ありがとうございます。
早速、市のホームページのトップページからわかりやすく、簡単に「にぎわいネット津島」に接続できますように、速やかに対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
119: ◯16番(森口達也君)[87頁]
市のホームページもリニューアルされて、閲覧件数がかなりふえていますので、その中でトップページに出ていれば、何だろうと興味ある人はこれを開くと思いますので、これは早急に対策というかやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、先ほど言いました津島OSHIに関してでありますけれども、9月1日から集まって、現在、登録者数が80名ということでありますけれども、これもまだまだやっぱり人数が少ないんじゃないかなというふうに思うんですよね。
今年、総務委員会で鎌倉のほうに視察に行ったんですけれども、鎌倉のほうでも、いい国つくる鎌倉幕府にちなんで1,192人を目指してということで、こういうSNSを使った地域の市の委員を発信していただこうというのを今募っていて、こちらのほうも二、三年ぐらい前から立ち上げたそうなんですけれども、当初はやっぱりなかなかそういう登録者数がふえなかったんですけれども、2次、3次募集等して、今現在300人、400人ぐらいの方が登録をされて投稿も頻繁に投稿されているようでありますので、頻繁に投稿できるそういったシステムというか、しやすいシステムというか、そういったこともしていただきたいというふうに思いますけれども、そういった意味でもっともっと協力者を募る必要があると思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。
120:
◯市長公室長(加藤敏明君)[87頁]
津島OSHIは、津島のまちの魅力並びに魅力を情報発信する役割を担っていただく方々でございます。登録者をふやしていけますように、引き続きPRに努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
121: ◯16番(森口達也君)[87頁]
次ですが、先ほど沖議員のほうからも質問がありました町家まちなか小商い創出事業に関して、いわゆるつしまテンポラリーとして店舗A、店舗Bと2カ所で、今現在、事業を行われているんですけれども、この出展者の状況はどうでしょうか。
122: ◯建設産業部長(早川正美君)[88頁]
町家まちなか小商い創出支援事業の「つしまテンポラリー」の出店状況でございますが、天王通りのほうの店舗Aにつきましては、物販、展示、体験の9店舗が、津島神社前鳥居前の店舗Bにつきましては、飲食、カフェの6店舗が、10月から3月まで週がわりで出店をしていただいております。以上でございます。
123: ◯16番(森口達也君)[88頁]
この「つしまテンポラリー」、2店舗AとBでやられているんですが、特に天王通りの店舗Aのほう、車で走っているとわからないんですよ、通り過ぎちゃって、なかなか駐車場もないし、店自体も暗くてこれやっているのかやっていないのかよくわからない、そういった状況ですので、何とかちょっとわかりやすく、予算が限られた中での事業だとは思うんですが、もうちょっとわかりやすくしたほうがいいかなと思います。
実際に、出店されていた方にお聞きしたんですが、やっぱりわかりづらくてなかなかお客さん見えないと。特に店舗Aのほうですよ。駐車場もないもんだから、素通りされて、お客さんが1日のうちで本当に数人しか来られなかったという、そういった状況もお聞きしておりますので、これはまだ3月まで続くんですよね。これ何とかちょっと改善をしていただきたいというふうに思います。
それで、この「つしまテンポラリー」に関して委託をされているんですが、この委託業者はどのような企業でしょうか、教えてください。
124: ◯建設産業部長(早川正美君)[88頁]
事業の委託先でございますが、株式会社都市研究所スペーシアでございます。
公募型のプロポーザル方式により3者の応募がありまして、選考委員会で審査し決定いたしております。以上でございます。
125: ◯16番(森口達也君)[88頁]
委託先が株式会社スペーシアということでありますけれども、このスペーシアという会社、ホームページを見ましたら、まちづくりに関する調査、企画、研究または再開発。また、まちづくり活動等への参加支援というふうにうたってある企業なんですよね。細かいこういう飲食店に関する営業に関しては、なかなかちょっと分野が違うかなというふうに思うんですよね。
実際、この店舗Bの飲食店のほうに出店されている方にお聞きしたら、最初ちょっと中入ってみたら、冷蔵庫が業務用じゃなくて単身者用の小さい冷蔵庫がぽんと置いてあるだけで、こんなどうやって食材を保管しておくんだという、そういったお話もありましたし、まだまだ店舗A、Bそれぞれ出店者の方からの御意見というかな、御要望というのはいろいろ上がっているかと思うんですが、どのような御意見があったか、どのような御要望があったのか、お聞かせ願いますか。
126: ◯建設産業部長(早川正美君)[89頁]
出展者の方々からの御意見、御要望ということでございますが、出店者の方々からは、電源の増設、出入り口のバリアフリー化などの設備面での御要望と、今、隔週でやっておりますけれども、4週連続で出店したいといった制度面での御要望がございました。
設備面の御要望につきましては、予算の範囲内で対応をさせていただきました。
制度面のほうの御要望に対しましては、市から一、二週間単位で経営の専門家にアドバイスを受け改善を図っていただき、経営のノウハウを学んでいただきながらステップアップしていただくよう事業の説明をさせていただいております。以上でございます。
127: ◯16番(森口達也君)[89頁]
それぞれ今後まだ続けていく事業であります。まだ残っておりますので、先ほど言いましたように、1週間ではなかなかお客さんが根づかないというところもありますので、その辺もまた改善すべきところは改善していただき、今後事業を進めていただきたいというふうに思います。
それでは、市長にお聞きしますが、地方創生先行型として、それぞれ合計すると4,680万円ほど、また加速化交付金を利用しての事業である町家まちなか小商い創出事業と津島にぎわい創出プロジェクトに関して、両事業の実績事業費としては6,736万円であります。これ両事業合わせると1億超えるわけでありますけれども、それぞれの事業に関してどれほどの効果があったと分析されますか、お聞かせください。
128:
◯市長(
日比一昭君)[89頁]
地方創生先行型交付金を活用した事業につきましては、今まで津島市が取り組んでこなかった事業を実施することにより、津島市のよさを多くの人に伝え、津島の魅力アップにつなげるこれまでにない取り組みであったと理解をしております。
また、加速化交付金につきましては、現在、事業を実施しておる最中でございますので、事業効果が出るのはこれからだと考えておりますが、スモールスポット事業、通称「つしまテンポラリー」が多くのメディアで取り上げられることになりました。先行交付金で取り組んできた津島の魅力発信の効果が少しずつではありますが、あらわれてきているのではないかなと感じているところでございます。
あわせて先行型及び加速化交付金の申請に当たりましては、津島市においてこれまで行われてこなかった取り組みを、職員がアイディアを出し合いながら頑張って交付金を取りに行ったということであります。その事業の先駆性が国に高く評価をされました。これらの事業、これまでのところは狙いどおりに行っておると考えております。
今後も先行型交付金、そしてまた加速化交付金、さらには推進交付金を活用した事業を展開していくということになります。
そして切れ目のない事業を展開することにより、地方創生事業として、さらに大きな事業効果を得られるよう頑張ってまいりたいと考えております。以上であります。
129: ◯16番(森口達也君)[90頁]
先ほど、今、市長の答弁の中で、先行型交付金に関しては、津島の魅力アップに資するこれまでにない取り組みであったと理解しておりますということと、加速化交付金に関しては、津島の魅力発信の効果が少しずつあらわれてきているのではないかと感じておりますという答弁でありましたが、やっぱり両方事業合わせまして先ほど言いましたように、1億円を超す事業を導入して進めている事業なわけですよ。これ例え10分の10国からのそういう交付金がつく事業であったとしても、これは国民の税金を使っての事業なわけですよ。だから国から出るから市はいいやじゃなくて、要はこれに対する費用対効果をどのように見ているのかというところが分析をするべきところでありますし、例えば数値でどうはかるのか。例えば名鉄津島駅の乗降客数がこの事業を始めてどれだけふえたのか、また天王通りかいわいのお店屋さんがどれだけお客さんがふえたのか、その辺のところをどう分析するのか、そこまでしっかりと分析して、初めてこの事業が成功した、していないというのがわかると思いますし、また今後推進交付金も進めていくわけでありますけれども、また来年に向けて事業をまた継続していくという事業もあるわけですよ。それで、どこがいけなかったのかというところもしっかりと分析をして、初めて地方創生が成り立つというふうに思いますので、まだまだちょっと分析が甘いんじゃないかなというふうに私は思いますので、今後、担当各部署もその辺をしっかりと分析をしていただきながら、また先ほどのテンポラリーもそうですけれども、やればいい事業ではなくて、どう津島のために発展させていくのかというところをもう一度考えながら進めていただきたいというふうに思います。
次に、推進交付金でありますけれども、今回やられる、今現在進めている事業もありますけれども、3事業ありますが、それぞれどのような状況なのか、お答えください。
130: ◯市長公室長(加藤敏明君)[90頁]
それでは、私のほうからは伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり事業並びにみんなで支えあうコミュニティリノベーション事業につきまして御答弁申し上げます。
まず、伝統の食と農でつなぐ人と地域にやさしいまちづくり事業につきましては、現在、伝統の食などに関するセミナーの開催や、農業塾の開設、各種調査等の実施準備を進めているところでございます。
次に、みんなで支えあうコミュニティリノベーション事業につきましては、6月に行われました第1回の募集におきましては不採択でございました。このため、内容を精査いたしまして9月に行われました第2回の募集に再度申請をいたしましたところ、内閣府の地方創生推進事務局より11月25日付で、交付対象事業としての決定がなされました。
今後、国に対して交付申請を行い、交付決定は12月下旬の見込みとなっております。今年度におきましては、事業実施に向けまして各種調査、検討を行うため準備を進めております。
また、いずれの事業につきましても、関係各課と連携をしながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
131: ◯建設産業部長(早川正美君)[91頁]
私のほうからは、推進交付金の中で寺院と町家を活用した滞在型観光による地域再生プロジェクト事業について御答弁申し上げます。
この事業につきましては、市内に数多く残る歴史的資源である町家等の空き家や、寺院を活用して宿泊機能の再生を図り、まちのにぎわいを創出するために実施するものであります。
市内の寺院の方に、どのような形なら御協力いただけるかなどの調査や、空き家となっている町家を1カ所、滞在型施設として仮整備する予定でございます。
また、これらの施設に短期間滞在していただくモニターを募集し、その滞在中における行動調査や宿泊等に伴うニーズ調査を実施いたしまして、滞在型観光を進めるに当たり何が必要なのかを明らかにするものであります。
本事業につきましても、地方創生推進交付金の活用を目指しまして、この事業は補助率50%でございますが、先ほど公室長も述べたとおり、9月末に国に申請いたしまして、11月25日付で交付対象として決定されました。内容は一部、今後検討が必要です。
したがいまして、今後、国に対して改めて交付申請を行いまして、交付決定は12月の下旬という見込みとなっておりましたので、現在、事業内容を精査しているところでございます。以上でございます。
132: ◯16番(森口達也君)[91頁]
ここまでさまざまな事業の御答弁をいただきまして、今後どう発展させていくのか、またいろいろ精査しながらまた進めていくべきであるというふうに思いますけれども、そこで要旨2として、今後の事業展開、継続化についてでありますけれども、国の平成28年度第2次補正予算で、地方創生拠点整備交付金として900億円が計上されておりますけれども、こちらのほうの事業展開の予定はあるでしょうか。
133:
◯市長公室長(加藤敏明君)[91頁]
国の補正予算の関係でございますが、地方創生拠点整備交付金は、地方版総合戦略に位置づけられました施設整備等で、地方創生への波及効果を高めるような事業が対象とされております。
具体的には、公設試験研究機関や6次産業化施設のような地域のブランド化の確立に資する収益施設等が想定をされておりますが、本市におきましては、現在のところ本交付金の活用予定はございません。以上でございます。
134: ◯16番(森口達也君)[91頁]
それでは、この件に関して、最後に市長にお聞きしますけれども、地方創生交付金として平成29年度のベース試算要求で1,170億円と、本年度よりも170億円ほど増額になる予定の予算が立てられるそうでありますけれども、これに関して、現在進めている事業も含めてどのような戦略を考えておられるのかお聞かせください。
135:
◯市長(
日比一昭君)[92頁]
地方創生推進交付金は1市町村当たりの申請の数でございますが、現在の規定では3事業までとなっております。
津島市は既に3事業を地域再生計画として国より認定される見込みでありますので、これ以上の推進交付金を活用した事業を行うことはできません。
しかしながら、推進交付金を活用した事業は、今年度につきましては調査を中心とした事業でございます。来年度は事業化いたしますので、今年度に比べて交付金の額を増額して申請させていただきます。
まずは、現在認定されているこれらの事業が来年度も引き続き交付金がいただけるようきちんと準備をするとともに、3事業がさらなる進化をしていくよう、計画的、戦略的に取り組んでいきたいと考えております。以上であります。
136: ◯16番(森口達也君)[92頁]
来年度も、国の補助金、交付金がいつまで続くかというのはわかりませんし、いつ何時はしごを外されるのかわかりませんし、これは継続的に市民に定着するし、外の方にも発信してこの津島市に人を呼び込むと、そういったこともやっぱりしっかりとまた計画というかな、企画しながらまた進めていただきたいというふうに思います。
あと、予算に関して、今年度から企業版ふるさと納税というのも始まりましたので、こういった地方の自治体のこういう活性化の事業に関してこういう企業からも寄附金というのをいただけるという制度も始まりましたので、それも大いに活用しながら進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
次に、件名2に入りたいと思います。
子育て支援に関する件でありますけれども、さきの9月議会では、子供、若者総合サポートに関して質問をさせていただきました。新潟県三条市の取り組みを通して、乳幼児から就労に至るまで切れ目なく総合的に必要な支援を行うための情報を一元化するということを指摘させていただきました。
そこで、子育て環境の充実は絶対不可欠なものであります。
そこで要旨1の産後ケアについてでありますが、近年、核家族化が進み、子育ての相談ができる身寄りがいなくて、また以前であれば実家に帰って出産するということもありましたが、さまざまな事情によりそれもできない状況も多いようです。そのため相談相手がおらず、孤立化してしまい、育児にストレスを感じる母親が増加しており、インターネット上の情報を信じて育児の仕方に不安を覚えるケースもあり、産後鬱に陥る方ふえているようです。
例えば、鹿児島県出水市は、市内の助産院などで宿泊型育児支援サービスにより、助産師が宿泊を通じて授乳などの育児指導を行い、相談に乗って母親のストレスの解消につなげております。
また、千葉県佐倉市では、市内の産婦人科に泊まる宿泊型と、助産師が自宅を訪れる訪問型を提供しており、今年度から500人を超える人が利用されております。
以上のように実施されている自治体例を紹介いたしましたが、出生数が減っている傾向にある状況の中で、安心して出産し育てられる環境を整えていくことは、今後の出生率向上へ寄与していくものであると考えます。
また、事業費に関しては、国からの補助も受けられる事業でもあり、利用者の方の負担も軽減できます。
そこで、まず健康福祉部にお聞きしますが、退院直後の母子に対して心身ケアや育児サポートなどきめ細かい支援が必要でありますが、産後ケア事業を実施するべきと考えますがどうお考えでしょうか、見解をお聞かせください。
137:
◯健康福祉部長(
安井賢悟君)[93頁]
産後ケア事業は、退院直後の母子に対して心身のケアや育児サポート等を行い、産後も安心して子育てができる支援事業であります。産後ケア事業には、病院などの空きベッドを活用して行う宿泊型、施設を活用して日帰りで行うデイサービス型、自宅に赴きサポートを行う訪問型の3種類の実施方法がございます。
出産後は、赤ちゃん中心の生活となり、夜中の授乳やなれない世話など、睡眠不足や育児のストレスなど疲れがたまりやすくなっております。また、産後は女性ホルモンの急激な変化により、バランスが崩れ不調を感じやすくもなります。
また、議員がおっしゃられましたとおり、近年、核家族化が進み、家族間での子育ての協力や相談がしにくい状況にあることなどから、退院直後の母子に対しまして心身のケアや育児サポートを行う産後ケア事業は重要であると考えております。
今後、事業の実施できる施設として、市民病院初め産婦人科を専門とする医療機関の活用なども視野に入れ有効な方策について検討してまいります。
138: ◯16番(森口達也君)[93頁]
産後ケア、子育て、出生率の向上というところでやっぱり重要な施策だと思います。
昨年度、津島市の1年間で生まれた子供の数というのは400人を切ってしまったという危機的状況の中で、こういったことを事業として進めていくということは重要なことでありますので、最後に市長にお聞きしますが、この産後ケア、市長の5つの成長戦略の中で1丁目1番地である子ども・子育て支援に関して合致する事業かと思いますが、市長の見解をお聞かせください。
139:
◯市長(
日比一昭君)[93頁]
産後ケアの導入ということでございます。
私の掲げる子ども・子育て応援都市つしま、これに本当に合致する事業であるのではないかと考えておりますが、津島市で安心して妊娠、出産、育児ができる環境を整備することは行政の役割と考えております。妊娠時から出産後の不安を解消するため、産前産後サポートはとても大事な事業であるというふうに考えております。
少子化、核家族化が進む中、出産直後のサポートが必要な時期に、きめ細かな支援体制を整えること、これは子育てしやすい環境づくりにつながるものでございます。
産後ケアは、今後、出産後も安心して子育てができる支援でありますので、地域におけるニーズや社会資源等の状況を踏まえ、今後の支援のあり方について検討していきたいと考えております。以上であります。
140: ◯議長(
加藤則之君)[94頁]
ここで、午後1時まで休憩いたします。
午前11時55分 休憩
──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────
午後 1時00分 開議
141: ◯議長(
加藤則之君)[94頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、垣見啓之君の発言を許します。
9番 垣見啓之君〔登 壇〕(拍手)
142: ◯9番(垣見啓之君)[94頁]
議長より発言の許可をいただきました。
午後の1番ということで、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今回の質問は、1件目が平成29年度に向けて改めて問うと題しました。2件目が、消防団の装備についてということで、通告をいたしております。
議場の改修が終わり今回から新たに質問席が設けられましたので、今回、私はこれまでの慣例にとらわれず、最初から一問一答形式で質問を行ってみたいと思います。
昨年4月に議員に初当選させていただき、以来1年半余りが過ぎました。この間私は、私なりの視点で、市の課題であると思われる点について質問をさせていただきました。そしてその都度、当局の回答をいただいております。質問をし、回答をいただいたということで、問題点が解決した、あるいは前進したということは現実少ないわけでありまして、その後の進捗や、今後に向けての見通しなどについては、適当な期間を置いて確認する必要があると感じております。
この年末に向けての時期は、各担当課が来年度予算編成に向けて予算要望をし、その査定を受ける時期でもあると思います。
そこで、これまで質問をさせていただいたうちの何点かについて、少し視点を変えた部分も含め、平成29年度に向けて改めて伺います。
まず初めに、要旨1、全国大会出場の「市政のひろば」への掲載と助成についてであります。
この質問に関しましては、私が昨年議員に初当選させていただいて、初めて文教建設委員会に配属をさせていただきました。その初の所管概要説明の場において、自分自身の経験をもとに質問といいますか、要望をさせていただいた件であります。
皆さんも御承知のとおり「市政のひろば」には、全国大会等へ出場された方の写真等が掲載されております。種目によっては夏の大会、春の大会というように、全国大会が年度内に2回あるような種目がありまして、それに対象となる方が現実にいらっしゃるわけなんですが、当時、私の身近で夏の全国大会に出て、そして年度末の春の全国大会に出た子がおりました。広報の掲載を依頼しましたところ、その当時、教育委員会は、年に1回という決まりなので1回しか載せられないという返答がありましたので、正直そのとき私は、教育委員会は何を細かいことを言っているんだというふうに正直内心思いました。そういったことがございましたので、ぜひそういった対象になる方の2回以上の掲載についてもぜひできないものかということで質問をさせていただきましたが、現状どのようになっているのかをお尋ねいたします。
143: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[95頁]
スポーツにおける全国大会に出場した場合における広報での紹介について御答弁いたします。
平成27年6月より、同じ年度内で全国大会へ2回出場されても、「市政のひろば」に掲載できるように要綱を改正しております。平成28年度においては、お一人2回御紹介した実績がございます。以上でございます。
144: ◯9番(垣見啓之君)[95頁]
ありがとうございます。
平成27年6月よりということでございますので、勝手に自分で思っておりますけれども、私がさせていただいた質問で2回以上掲載になったということで、うれしく思っております。ありがとうございました。
ついでといってはなんですけれども、最近インターネット、市のホームページもかなり精度も増してきて閲覧者もふえているということがございますので、こういった方につきましては、ホームページの中に特別なそのコーナーを設けて、そういったところにも掲載をしてみてはどうかというふうに思うわけですけれども、この点について、例えば技術的、コスト的に何か問題があるのかどうか、お尋ねをいたします。
145: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[95頁]
ホームページにおける掲載についてでございますが、「市政のひろば」掲載と同様、本人様や保護者の希望をお聞きした上で、ホームページへの掲載を実施していきたいというふうに考えております。以上でございます。
146: ◯9番(垣見啓之君)[95頁]
次に、広報の掲載と同時に、全国大会の出場者には奨励金が出されているかと思いますけれども、私の理解によりますと、奨励金の支給要件は、市内在住という要件が1つ、もう1つは市内の在学ということだと思いますけれども、それぞれについて、たしか5,000円というふうに記憶をしておりますが、したがいまして市内在住、在学の方であれば5,000円と5,000円で1万円と、こういった奨励金が支給されているということであると思いますけれども、実際に昨年度、奨励金の支給実績はどうなっているか。
また、同じ年度で支給は1人1回というふうになっておりますけれども、仮にそれ2回以上というふうに支給対象を広げた場合、どのぐらいの方が対象になるかということを把握してみえるかどうか、その点についてお尋ねをいたします。
147: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[96頁]
全国大会等への出場奨励金の支給実績につきましてですが、平成27年度が35件で、39万7,500円でございます。なお、平成26年度が36件で、34万7,500円でございます。
同じ年度内に2回以上支給の実績につきましては、平成24年度以前が2回以上でも支給しておりました。したがいまして、平成24年度の実績を申し上げますと、全件で49件を支給したうち2回以上の支給された方は合計8名で20件、内訳といたしましては、4件がお一人、3件がお二人、2件が5人でございます。平成27年度の2回以上の支給対象となる方につきましては、「市政のひろば」の掲載で把握している人数でございますが、平成27年でゼロ人、平成28年度はお一人となっております。以上でございます。
148: ◯9番(垣見啓之君)[96頁]
今の御答弁によりますと、平成24年度までは2回以上でも支給対象としていたということでございまして、現在ではそうなっていないと。今後、当時に振り返ってまた同じ年度内に2回以上出場される方に対して奨励金の支給ということは可能でしょうか、お尋ねいたします。
149: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[96頁]
同じ年度内に2回以上奨励金を支給することに関しましては、奨励金支給者が年々増加し、予算額の範囲内での支給が困難なことが予想されます。
平成25年度より同じ年度の奨励金の支給を1回に変更しましたが、現状を把握しながら回数を含めて内容を検討していきたいと考えております。以上でございます。
150: ◯9番(垣見啓之君)[96頁]
予算面のことを心配されているようでありますが、対象者につきましては、私が感じているところによりますと、恐らく年間で数名の範囲内ではないかというふうに思われますので、ぜひその辺の現状をよく分析をしていただいて、今後について御検討をいただきたいというふうにお願いをいたします。
続きまして、要旨2に移らせていただきます。
市内4中学校における部活動の設置種目についてということで、こちらの質問につきましては、平成27年、昨年の第2回定例会初の一般質問で、教育現場の活性化の観点から部活動の現状についてお尋ねをした中で、市内4中学校で1つの中学校にしかない種目というのが、子供たち、生徒たちにも張り合いがないし、この点についてどうお考えるかというふうにお聞きしました。
今回は少し視点を変えましてお尋ねをいたしますけれども、市において開催しておりますスポーツ教室の種目と対象年齢についてお答えください。また、その種目につきましては、中学校の部活において設置をされているかどうかについてもお尋ねをいたします。
151: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[97頁]
現在、市のスポーツ教室はソフトテニス、硬式テニス、柔道、剣道、弓道、バドミントン、ミニバスケットの7種目で開講しております。
対象者ですが、基本的には小学生以上を対象としておりますが、硬式テニスについては高校生以上、弓道、バドミントンにおいては中学生以上を対象としております。
この7つの種目において、柔道、剣道、バスケットボールの3種目については、4中学校全てにおいて男女とも部活動を行っております。ソフトテニスについては、女子は4中学校全てで部活動を行っておりますが、男子については藤浪中学校のみとなっております。弓道については、4中学校のうち2中学校において男女とも部活動が行われております。硬式テニス、バドミントンについては、4中学校で部活動がありません。以上でございます。
152: ◯9番(垣見啓之君)[97頁]
ただいまご答弁いただきました市のスポーツ教室ですけれども、例えば小学生を対象に行っているスポーツ教室、こちら募集しますと何名かの方が応募されて、そのスポーツに親しむきっかけとなる場であると思います。そういったところでなれ親しんで、もう少しそのスポーツを継続してやってみたいと思うような小学生の子は、地域のスポーツクラブとかというところに入ってその競技を続けるといった現状がございます。
しかし、小学校時代にそのスポーツにめぐり会って楽しいと思ってやってきたスポーツが、中学校に入って部活でやろうと思っても、部活動ないという現状、あるいは中学に部活動がないからはなからそのスポーツを敬遠するという、本当はやってみたいなと思っても、中学校で部活がないので、よその違う競技に行っているという、そういった実際にはそういう現状があるわけなんですけれども、そういった現状を非常にさみしく思っている父兄の方ですとか、子供自身たくさんいらっしゃいます。ですので、中学校の部活動の設置の構成につきましては、そういった津島市の地域性といいますか、そういった活動する子供たちのニーズ、そういったところをしっかりと考慮いただいて、中学校現場に部活の設置種目について御考慮をいただきたいというふうに思うわけですけれども、この辺についていかがお考えかお尋ねをいたします。
153: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[97頁]
中学校において部活動を行うには、ある程度の希望される生徒数と指導する先生が必要となります。今後、全体の生徒数の減少が見込まれる中で、部活動の種目の増は難しいと考えます。
しかし、学校経営には地域や家庭からの意見を積極に取り入れることが求められ、保護者などの理解を得る必要があると考えております。地域で行われている種目や学校の実情、独自性等を考慮して、学校と伴に部活の構成について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
154: ◯9番(垣見啓之君)[98頁]
今、言われるとおり子供の数がどんどん減っていくという中で、種目をふやすということはなかなか現実的ではないというふうに私も思います。しかし、先ほど地域の実情ですとか、現場の今のスポーツ教室等の現状を踏まえた上で、当津島市においてはそういった地域性をぜひ考慮いただいて、中学校でそういった子供たちの受け皿となる部活動の種目の設置をぜひ来年度以降、教育委員会としても各学校現場のほうにそういった考慮ができないかというようなお話をしていただきたいなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
続きまして要旨3、こちらもスポーツ関係の話ですけれども、スポーツ施設の整備についてということで、こちらは平成28年第1回定例会一般質問で、スポーツを通じたまちづくり、人づくりというテーマで、平成28年度第3回の一般質問では、スポーツ振興におけるスポーツ施設の重要性という観点から質問をさせていただいております。
まず、今年の第1回の一般質問では、非常にこれはニーズが高いと思うんですけれども、ナイター照明ですね。例えば東公園、テニスコート、グラウンド、野球場等のナイター照明の設置についてお尋ねをいたしました。その際、費用対効果も含めて検討をしてみたいという御答弁をいただいておりますけれども、なかなかコスト、財源がかかることでございますので、すぐに難しいということであるならば、例えば、まずできることからということでいうと、夏場の夏季限定で、利用時間の延長ができないかという質問をさせていただきました。夏場は、日中、最近非常に気温が高くて運動をしたりスポーツをしたりということを敬遠される。しかし、夕方すこし涼しくなった時間帯からやってみようかなと思っても、5時でその利用時間が終わってしまうということ。今の夏の時間ですと7時ぐらいまでは十分明るいですし、施設は利用できるというふうに思うわけですけれども、こういった点について、改めて利用時間の延長等こういったことは可能かどうかについてお尋ねをしたいと思います。
155: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[98頁]
東公園グラウンドにつきましては、東公園グラウンドの管理及び運営に関する要綱、市営庭球場につきましては、津島市営庭球場の設置及び管理に関する条例において、それぞれ利用時間を午後5時までと定めています。
また、指定管理者を募集する際にも、利用時間を午後5時までとして募集をしております。
時間延長につきましては、現在、行う予定はありませんが、市民のニーズを踏まえ、他市町村の状況などを見ながら検討していきたいと考えております。以上でございます。
156: ◯9番(垣見啓之君)[98頁]
平成29年度に向けてということでございますので、ぜひそういったことを御考慮いただくようにお願いをいたします。
そして、今年の第3回の定例会では、スポーツ施設の重要性ということで質問させていただきました中で、そういった施設整備には非常に大きなコスト、財源がかかるという中で、私が御提案させていただきましたのが、日本スポーツ振興センターが行っておりますサッカーくじ、totoだとかBIGだとかというくじでございますけれども、この売り上げの中からスポーツ振興に係る施設整備の助成金というものがございました。御説明いただきましたけれども、施設整備に係る費用の3分の2の助成ということが申請で通れば受けられるというようなことがありますし、申請のスケジュールにつきましては、その年の12月末までの申請で、翌年の4月ぐらいにたしか決定がなされるというようなスケジュール感だったと思いますけれども、ぜひ平成29年度の12月に向けて何か細かいというか、小さいことでも結構ですので何か一つ実績をつくっていただきたいというふうにお願いをしたいと思いますけれども、この辺についても再度御答弁をお願いします。
157: ◯教育委員会事務局長(長谷川秀敏君)[99頁]
議員から御紹介のありましたスポーツ振興くじ助成金につきましては、活用できるメニューなどについて研究しております。
また、施設整備は経年劣化をただ修繕するのではなく、今後施設をどのようにしていくのか、どのような利用の仕方をしていくのかを明確にした上で計画的に対応していきたいと考えております。以上でございます。
158: ◯9番(垣見啓之君)[99頁]
ぜひ、よろしくお願いいたします。
続きまして要旨4、都市計画道路の現状と進捗についてについてお尋ねをいたします。
この件につきましては、平成27年、昨年の第3回津島市議会定例会の一般質問の中で、歴史・文化ゾーンの中にある都市計画道路について質問をさせていただきました。
まず、その中の名古屋津島線について、昨年10月以降の進捗はどうなっているのかをお尋ねをいたします。
159: ◯建設産業部長(早川正美君)[99頁]
都市計画道路の県道名古屋津島線の進捗状況についてお答えさせていただきます。
現在、名古屋津島線は、本町3丁目から橋詰2丁目までの未開通区間509メートルになります。本区間は、街路事業として国の認可を平成29年度まで受け、愛知県により道路の用地買収等が行われております。
議員お尋ねの平成27年10月以降も、市も愛知県に協力し鋭意用地交渉を行っておりますが、用地取得がかなわず、用地進捗率は約73%となっております。
しかし、愛知県はまとまって用地取得ができている横町、筏場町、片町1丁目地内で、平成28年5月より、この計画道路の南側で歩道幅5メートル、延長といたしまして約138メートルの一部歩道を整備する街路改良工事に着手いただきまして、本年の9月にこの区間の工事は完了しております。
また、平成28年度、今年度中にはその西側28メートルも引き続き整備をする予定と聞いております。以上でございます。
160: ◯9番(垣見啓之君)[ 100頁]
この名古屋津島線、皆さん御存じのとおり、ちょうど今の清林館高校のところ、今市場の交差点から西へ行ったところで工事がストップしているわけですけれども、これ昭和39年に都市計画道路として計画されたというふうに伺っております。半世紀以上がたって、なおそこから進まないという状況にあるわけですけれども、清林館高校が近い将来移転をするということもありますので、今の清林館高校の跡地利用につきましても、この道路の開通といいますか進捗によっていは、そういった利用方法についてもかなり影響が出るのではないかというふうに思うわけですし、また道路計画によりますと、ちょうど津島神社の南の天王川の北の御旅所の付近から津島神社の南門を通じて155号線まで抜けるとこういう計画でございますが、津島神社の南門付近の開発とかということをいろいろ過去の委員会でも御提案だとかということをされておりますけれども、この道路が抜ける抜けないかによってそういった計画も非常に有効的に進む進まないということに非常に影響がある道路だというふうに感じております。この名古屋津島線の平成29年度以降の見通しについてお尋ねをいたします。
161: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 100頁]
県道の名古屋津島線につきましては、議員からも御指摘ございましたように、また本市を東西を貫く幹線道路であり、さらにまちの魅力や活性化につながる本市のシンボル道路となっております。
今年度、県が歩道整備を行った区間につきましては、デザイン街路灯や休憩用ベンチを市が設置するなど、シンボル道路にふさわしい整備を県と連携して行っております。
事業効果を早期に発揮させるためには、今後も市といたしましては県に協力しながら、引き続き積極的な用地交渉を進めてまいりたいと考えております。以上です。
162: ◯9番(垣見啓之君)[ 100頁]
もう1つ、同じく都市計画道路の県道昭和南本町線、ここはちょっとややこしいので、私も最初勘違いをしておりましたけれども、清林館高校の今市場の交差点から天王通り5丁目の交差点までの東西の区間ですね。ここが県道だということを意外に知られていないという、市道と勘違いしてみえる方も地元でも結構多くいらっしゃいますので、ここが県道だということで、当然県の話になるわけでありますけれども、この県道の昭和南本町線の整備見通しについてお尋ねをいたします。
163: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 100頁]
まず、昭和南本町線の全体の都市計画について御説明させていただきます。
都市計画道路の昭和南本町線は、北は昭和町4丁目地内の津島北高校へ向かうY字の交差点から南に向かいまして清林館高校の西側を通過して、南は南本町6丁目の交差点までの計画延長1,950メートルで、昭和53年に都市計画決定されております。
このうち県道区間は、議員からも御説明がございましたが、北は天王通りの5丁目交差点から南は今市場2丁目の交差点、清林館高校の北側までの230メートル区間になります。
市では、この中心市街地を南北を貫く本路線につきましては、歩道も未整備でありまして危険な状態でもあります。これまでにも、愛知県に対し早期整備について要望しておりますが、まずは名古屋津島線の早期完了が最優先ということで、現在では整備について未定であるというように伺っております。以上でございます。
164: ◯9番(垣見啓之君)[ 101頁]
県道部分につきましてはなかなか用地取得が進まないという状況のようでございまして、何とか早期の実現に向けて県への強力な働きかけをお願いしたいというふうに申しておきます。
次に、県道の都市計画道路について昨年お尋ねをいたしましたが、今回、市道の都市計画道路についても、2つの路線についてお尋ねをしておきます。
まず、ただいまの昭和南本町線の県道部分ではなくて、市道部分についての進捗についてお尋ねをいたします。
165: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 101頁]
市道のお尋ねでございます。
都市計画道路の昭和南本町線の市道区間につきましては、現在、2つの工区で事業を進めております。
初めに南側ですが、南本町5・6丁目付近の南本町工区254メートルは、本年の9月に1件の用地協力が得られまして、用地進捗率は81%から87%となっております。
また、2つ目の市道の工区といたしまして、平成28年度、今年度からでございますが、天王通り5丁目の交差点改良事業に着手いたしまして、この区間の昭和町工区54メートルについては6月に1件の用地協力が得られました。以上でございます。
166: ◯9番(垣見啓之君)[ 101頁]
もう1本の市道についてもお尋ねをいたします。
天王川公園の御旅所から北に向かっていく、その市道、計画道路では橋詰見越線というふうになっておりますけれども、この道路の現状と進捗についてもお尋ねをさせていただきます。
167: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 101頁]
橋詰見越線の都市計画のまず区間等について御説明させていただきます。
この都市計画道路の橋詰見越線は、橋詰2丁目の天王川公園北側のT字路の交差点から北へ向かいまして又吉配水機場前を通過いたしまして津島北高校の手前で東に折れ、名鉄尾西線をまたいで愛西市境の藤浪町5丁目まで、計画延長といたしましては1,620メートルで、昭和53年に都市計画決定がされております。
現状といたしましては、橋詰2丁目の天王川公園の北側から又吉1丁目地内の向島排水機場までの530メートルが整備済みでございまして、改良率は約33%となっております。以上です。
168: ◯9番(垣見啓之君)[ 102頁]
この市道の橋詰見越線、私、計画の説明を受けましてすごい計画だなというふうに正直思いましたけれども、この市道の昭和南本町線あるいは橋詰見越線の平成29年度以降の見通しについてはどうなっていますでしょうか、お尋ねをいたします。
169: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 102頁]
初めに、都市計画道路の昭和南本町線についてお答えいたします。
昭和南本町線は、県道の津島南濃線と県道の津島蟹江線を結ぶ中心市街地の南北軸として重要な道路でございます。
南本町工区につきましては、用地交渉が長期化しておりますが粘り強く交渉いたしまして、協力が得られた区間では早期に工事を進めてまいります。北側の昭和町工区につきましても、今年度から事業着手いたしましたので、引き続き拡幅に必要な用地を確保してまいります。
また、事業化されていない区間につきましては、これら2つの南本町工区や昭和町工区の進捗を見ながら事業化について検討をしてまいります。
次に、都市計画道路の橋詰見越線につきましては、現在、事業を進めている昭和南本町線の進捗も含め、長期未着手路線の都市計画道路の必要性も踏まえて都市計画道路網全体の見直しを考慮しながら、整備時期については検討してまいります。
いずれにいたしましても、都市計画道路の整備には多額の事業費と期間を要しますので、財源を考慮しながら計画的な整備に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
170: ◯9番(垣見啓之君)[ 102頁]
県道、市道につきまして、都市計画道路について何点かお尋ねをさせていただきました。
道路は、人間の体でいうと血管みたいなもんだというふうに私は思っていまして、特に県道の名古屋津島線、非常に太い血管であるように思えてなりません。なかなかその血液の流れがうまくいっていないというようなところで、いってみればそこの道路が155線まで抜けるようなことがあれば、周りの毛細血管といいますか、そういったところにも血液がうまく流れるんではないかなというふうに思いますので、この道路計画につきましては、本当に粘り強く用地交渉も含めて着実に進めていくという必要があると思いますので、ぜひよろしくお願いいたしたいというふうに思います。
続きまして要旨の5ですが、ふるさと納税の返礼品の充実についてということで、こちらの質問は、平成28年第1回津島市議会定例会でも質問をさせていただきました。
この12月の時期になりますと、新聞の紙面ですとか週刊誌、あとテレビ等々でふるさと納税の関連する記事、あるいは番組等コーナーが非常に多く目につくようになってきております。
ここ最近記憶に新しいところでいいますと、返礼品関連でいいますと、一宮市がCoCo壱番屋のカレーを返礼品として追加をしたですとか、あと最近では愛西市とあま市が共同で返礼品を開発し追加をしただとかということが新聞紙上で紹介をされておりました。
私、当時ふるさと納税につきましては、最近の返礼品競走みたいなところは本来の趣旨から外れているというところで、このことにつきましては私自身も余り歓迎できることではないなというふうに思うわけですけれども、ただ地域の活性化の観点から、ふるさと納税の仕組みに津島市の特産品だとかを乗せて内外にアピールしていくことが望まれているという趣旨の質問をさせていただきましたし、また市の税収の面からいいましても、御寄附をいただく金額よりも外へ流出する金額のほうが多いということで、実際、市の財政にとってみると、この制度は赤字になっていると。
つい最近の新聞でも、愛知県の自治体の約8割がこのふるさと納税赤字だという記事も載っていましたが、そうはいっても、この制度がある限り、うまくこの制度を利用して市の特産品なりを内外にアピールするということが非常に重要であるというふうに思っております。
昨年の質問以降、現在までの返礼事業の取り組みについてですが、昨年の質問の答弁では、早期に特色のあるふるさと納税制度の返礼事業に着手できるように進めてまいりますという答弁をいただいております。これまでの返礼事業の取り組みについてお尋ねをいたします。
171:
◯市長公室長(加藤敏明君)[ 103頁]
ふるさと納税の返礼品事業につきましては、近隣自治体を含め全国の6割の自治体が実施をいたしているところでございます。
津島市、市外からの寄附金を獲得するためには、魅力ある返礼品が必要となってまいります。
また、市内産業の活性化の手法といたしまして、今年度ふるさと納税の返礼品に関する会議への参加や、関連いたします団体等にヒアリングを実施するなど、返礼品事業について検討を進めておるところでございます。
現在、津島商工会議所と市内産業の活性化、地元特産物のPRを目指しまして返礼品事業の協議を行っております。引き続き事業に着手できるように進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
172: ◯9番(垣見啓之君)[ 103頁]
平成27年度のふるさと納税の状況ですけれども、これ新聞等にも発表されておりましたので、平成27年度の寄附の受け入れ額と、津島市の市民の中でこのふるさと納税を利用された市民の方の人数、寄附された金額、この金額だけで結構でございますので、お尋ねをいたします。
173: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 103頁]
昨年度ふるさと納税の受け入れ状況でございますが、平成27年度は33件、278万6,333円となっております。以上です。
174: ◯9番(垣見啓之君)[ 103頁]
済みません、市民の方で外に寄附をされた方の要は出ていった金額、こちらのほうもあわせてお願いいたします。
175: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 104頁]
大変申しわけございませんでした。改めて答弁させていただきます。
昨年度のふるさと納税による税金の控除を適用いたしました市民の数は665人で、寄附した金額につきましては、合計で約5,854万円となっております。
ふるさと納税したことにより控除された市民税は約2,465万8,000円となっております。以上でございます。
176: ◯9番(垣見啓之君)[ 104頁]
今御答弁をいただいたとおり、入りと出を比べると、かなりの赤、津島の財政について見てみると赤字ということでありますので、ぜひここの赤字の幅を縮小できるかどうかわかりませんけれども、それを目指してということも含めて、あと地域の活性化、特産品の市内外へのアピール、こういった観点から返礼品事業、大きなものでなくてもいいと思います。その寄附金額、件数、内訳を見てみますと約9割の方が1万円から3万円ぐらいの御寄附、件数的にも多分その層が一番多くなっているということがありますので、まずはそういったところから返礼品を何か考えてみていただいてはよろしいのではないかなあというふうに思います。意外なところに、いや、こんなものがというような返礼品がひょっとしてあるんではないかなということで、一つ私なりの最近感じたことを申し上げますと、私の知り合いで名古屋の方がいらっしゃるんですが、その方が非常に歴史が好きな方でして、津島のそのユネスコの登録のこともございましたけれども、いわゆる天王川というのは、今は丸池になっているけれども、昔は川というだけあって川だったんでしょというような話から、昔の津島の歴史を何かわかるようなそういったものはないのかというような話がありましたので、私もよくわかりませんけれども、津島検定というテキスト本ですね。商工会議所かなんかが発行されている1冊1,200円の本だったと思いますけれども、あの歴史検定本で津島の達人のテキスト本をお渡ししたところ、非常に関心を持って見ていらっしゃいました。ああいったものも本でありますけれども、返礼品として一つ考えてみてはいかがかなというふうにも、そのときに感じたわけでありますけれども、いずれにいたしましても、そういったことで何か内外にアピールできるものを開発して仕組みをうまく利用してというふうにしていただければなというふうに思います。
続きまして、2件目の質問に移らせていただきます。
2件目につきましては、消防団の装備についてということで通達をさせていただいています。
全国各地でさまざま災害等起こっておりまして、地域の防災・減災という観点から、消防団の担う役割というのは非常に重要であります。
本当に消防団の皆さんは、日々それぞれにお仕事を持ちながら、いざというときのために定期的に訓練をされております。非常に頭が下がる思いでありますけれども、消防団の方が出動する事態って余りよろしくない事態でありますが、いざ出動されたときに、何か装備品の不良といいますか、不備によって消防団活動がうまくいかないことがあってはいけないと感じているところでございまして、そういった観点でちょっと消防団の装備について、今回、現状と課題等についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
まず初めに、消防団の分団の車庫でございますけれども、こちらの耐震性についてお尋ねをいたします。
177: ◯消防長(安川和宏君)[ 105頁]
分団車庫の耐震性についてとの御質問でありますが、市内8分団車庫の耐震性につきましては、北分団車庫以外は昭和56年以降の耐震基準を満たしております。北分団車庫につきましては昭和54年に建設され、耐震基準を満たしておりませんので、現在、年度内に新築移転できるよう完成に向けて建設中であります。今月の26日を完成予定といたしまして、来年1月15日に竣工式を予定しております。これで全ての分団車庫は耐震基準を満たすこととなります。以上でございます。
178: ◯9番(垣見啓之君)[ 105頁]
分団車庫の耐震性は、これで8分団とも耐震性を満たすということになるということでございます。
次に、大きなところでいいますと消防団の消防ポンプ車でございますけれども、実は今回消防さんの装備についてお尋ねをするきっかけとなったのが、この消防団のポンプ車でございまして、たしか10月30日だったと思いますが、神守中学校におきまして消防団の技術発表会がございました。私も御案内をいただきまして参加をさせていただきましたけれども、その際に、8分団のポンプ車がずらっと8台勢ぞろいをしておったわけでありますが、どう見ても1台のポンプ車が年式がどう見ても古い車種がございまして、注意深く見ておりましたけれども、私の何となく感じ方がおかしかったのかもしれませんが、技術発表で水をホースで流して活動を発表されている際に、その1台のポンプ車の水圧といいますか、ホースを伝う水の早さがちょっと遅いように感じてしまいまして、これ車が古いから、そういった性能にも問題があるのではないかなというふうにふと感じたわけであります。それが今回の質問のきっかけということになったわけですけれども、消防団の消防ポンプ車の性能についてお尋ねをいたします。
179: ◯消防長(安川和宏君)[ 105頁]
消防団のポンプ自動車の性能についての質問でございますが、消防団には各消防団1台ずつ合計8台配備しております。最近では、平成27年3月に神島田分団の車両を更新いたしました。
最も古いものは、議員お示しのとおり、平成12年3月に北分団に配備しました車両で、16年が経過しております。北分団のポンプ自動車につきましては、外見は古さは感じますが、消火活動に対しての能力、性能は何の問題もありません。以上でございます。
180: ◯9番(垣見啓之君)[ 105頁]
16年経過している北分団のポンプ車ということでございますけれども、性能、能力については問題がないということであります。
普通一般の乗用車でもなかなか16年経過しているお車というのは、少し馬力が落ちるだとかどこかに傷んでくるという、消火能力ということでなくて、車自体のそもそもの性能について、16年経過ということで何か問題がないのかなというふうに思うわけですけれども、この点についてはいかがですか。
181: ◯消防長(安川和宏君)[ 106頁]
北分団のポンプ自動車は配備して16年たっていますが、車輌としての性能はという御質問でございますが、先ほども御答弁させていただきましたが、車両としては16年経過しておりますが、走行距離といたしましては6,000キロ余りで、車両としての性能につきましては今のところ何も問題ありません。小さい故障とかはありますが、それはその都度、新しい車も同じですが、消防本部のほうで業者にお願いして修理をいたしております。以上でございます。
182: ◯9番(垣見啓之君)[ 106頁]
ちなみに消防ポンプ車というのは、1台の価格とは幾らぐらいでしょうか。
仮にその1台車を変えるとすると、その消防ポンプ車については何か財源的なものというのはどういったものが考えられますでしょうか。
183: ◯消防長(安川和宏君)[ 106頁]
消防ポンプ自動車の価格と財源についてという御質問でありますが、消防ポンプ自動車の価格といたしましては、救助資機材を含めて約1,800万円であります。その内訳は、ポンプ自動車本体は1,500万円ぐらい、救助資機材が300万円であります。
財源につきましては、救助資機材のみ南海トラフ地震等対策事業補助金というのがありまして、県から3分の1の補助があります。その他につきましては、消防車両整備事業債及び一般財源であります。以上でございます。
184: ◯9番(垣見啓之君)[ 106頁]
分団車庫、ポンプ車と来まして、少し細かいところで消防団の装備品について、あと恐らく分団の車庫の中にしまってある消防団員の方が身につけられる装備だとかというものが考えられると思いますけれども、こういった装備品とそのメンテナンスについてはどのようになっているのかをお尋ねいたします。
185: ◯消防長(安川和宏君)[ 106頁]
消防団の装備品とメンテナンスについてでございますが、消防団の装備品は各分団車庫にポンプ自動車のほか、防火衣、防火ヘルメット、防火長靴、消防ホース、ライフジャケット、デジタル無線等があります。
メンテナンスにつきましては、ポンプ自動車は2年ごとの車検と隔年の法定点検を実施、その他の装備品につきましては、破損が生じた場合は、その都度修理または交換をして対応をしております。以上でございます。
186: ◯9番(垣見啓之君)[ 107頁]
全体的に装備品についてお尋ねをしてまいりましたけれども、今の御答弁、総合的に判断してお聞きして、現状、消防団の装備品として問題がないという認識でよろしかったでしょうか、改めてお尋ねをいたします。
187: ◯消防長(安川和宏君)[ 107頁]
消防団装備品は問題ないかという御質問でありますが、今のところ問題ないと感じております。以上でございます。
188: ◯9番(垣見啓之君)[ 107頁]
ありがとうございました。確認をさせていただきました。
あと7分程度ということで、通告した質問は以上でございますけれども、7分ございまして、通告いたしておりませんけれども、去る12月3日ですね。愛知万博の跡地であるモリコロパークで行われた愛知駅伝、こちらに当津島市も参加をしておるわけでございますけれども、日比市長にお尋ねをいたします。
今回、初めて愛知駅伝のほうに市長初め教育長、体育協会の役員さん、我々議員の中からも数名応援ということでお邪魔をさせていただきました。現場を実際にごらんになられて、その雰囲気といいますか、そういったものの感想、またあるいはその結果についての感想、あるいは来年度に向けての市長としての抱負、そういったものがもしございましたならお尋ねをして、御意見をお伺いして、私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
189:
◯市長(
日比一昭君)[ 107頁]
先週の土曜日、12月3日でございます。第11回の愛知県市町村の対抗駅伝、私もいつも公務が重なるわけでございます。今回も公務が重なったわけでございますが、そちらのほうを優先してお邪魔させていただきました。多くの議員の皆様にもお出かけをいただきました。そして激励をしていただきました。本当にありがとうございます。
本当に私も今回初めて見させていただきましたが、選手は一生懸命頑張ったと考えております。
この当日の前に壮行会というのが実は市役所の中でありまして、その中で、壮行会に見えた代表選手の多くが津島のために頑張るんだということを皆さん言ってみえました。本当に私は素直に感動いたしました。
スポーツは体を鍛える、そしてある意味では精神を鍛えるということも非常に大事でありますけど、また社会的に挨拶ができるだとかいろんな意味で社会性を養うという意味でも大事なことでございまして、そういう意味でそのスポーツを通じて監督さん、コーチが津島のためにというような話をしていただいておるんだと思います。それが素直に出たと。そしてまた今回、昨年より順位が幾つか上がりました。これを褒めてあげたい。現場でよく頑張ったと、自己ベストを目指したというようなことで本当にうれしく思いました。
スポーツは本当に順位を競うということも大切でありますけれども、繰り返しになりますが、心の面、そして社会性の面、さまざまな形で有意義な駅伝大会でありました。
今後も、そういう意味からもしっかりと市といたしましても選手をサポートとして、来年に向けて準備をしていくというようなことを強く感じております。以上であります。ありがとうございました。
190: ◯議長(
加藤則之君)[ 108頁]
次に、服部哲也君の発言を許します。
6番 服部哲也君〔登 壇〕(拍手)
191: ◯6番(服部哲也君)[ 108頁]
それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
今回は、歳入についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
先ほど来、ふるさと納税というお言葉をたびたびお聞きして、私もその観点について尋ねていきたいと思います。
内容につきましては、通告書に基づきまして行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
当市においては、人口減少や基幹産業の衰退等により、歳入の減少と行政サービスの拡充による歳出の増加による状況下であり、今後の方向性に不安視されているのも事実ではないでしょうか。
しかし、民間企業においては、リアルに歳入である売り上げについて厳しく目標を掲げ取り組んでいる現状にあり、あらゆる面で情報網を張り、積極的に取り組んでいるという民間企業が多いと思います。
それにとって当市はどうでしょうか。必死になっているでしょうか。仮には営業部になるような部署はあるのでしょうか。私は議員にならせていただいて1年半という短い期間ではありますが、そのような危機感であったり、ぴりっと張り詰めたような空気は感じたことが正直残念ながらありません。これも現実だと思います。
しかし、私ども津島市は70周年を迎えるに当たり、100周年を迎えるための要素と行動を考えていくべきであると考えます。私が考えるに、いかに歳入をふやし安定した財政で運営していくか、この単純な原理をわかりやすく取り組んでいく必要があると考えます。
私が今回提案させていただくのは、ふるさと納税も含めてですが、個人からの寄附という部分、企業からの寄附という部分について問いただしていきたいと思います。
近年の日本の税制では、我々の通常に支払っている税金の中には、国税、県税、そして市税という部分に分かれ、通常私どもが払っている税金が全て当市に歳入として入ってくるわけではありません。
また、税制改正等で相続税等の機会を幅広い対象者に広げていくというトレンドの中にあり、一般の方に対する税に対する捉え方も今後どんどん変わってくると想定されております。
今後は、欧米のように行政に直接寄附をしていくという流れが身近になっていくようなことを想定する中で、あらゆることを模索していく必要性があると考えます。
そこで要旨1、企業版ふるさと納税についてという部分にお尋ねをいたします。
先ほど来、このお名前を登場したこともありますが、改めて本年度から実施されている地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)とは、どのような制度か。
また、現状、企業が寄附する場合の租税公課はどのようになっているか、詳しく説明をお願いいたします。
要旨2といたしまして、歳入増加の取り組みについてという部分は、この後の一問一答の中で質問をしていきますので、よろしくお願いいたします。
また、よく耳にする言葉で、市の職員はと言われる部分につきまして、憲法でも定められているように公務員は全体の奉仕者であり、公共の利益のために勤務するという義務を負うと言われております。いわゆる現代風に言うと、公務員は、私なりにはサービス業に値するのではないのかと認識をしております。であれば、やはり先ほどの部分も含め、もっともっとソフトの部分に関してサービスを向上させていく必要があると考えます。この件につきましては最後に話させていただきますが、御回答のほうをよろしくお願いいたします。
192:
◯市長公室長(加藤敏明君)[ 109頁]
私のほうから御答弁申し上げます。
地方創生応援税制、議員お示しの企業版ふるさと納税でございますが、これにつきましては地方公共団体が行う地方創生事業に対して、民間企業の皆様から積極的に御寄附を行っていただけるよう、平成28年度税制改正におきまして創設された制度でございます。対象期間につきましては、平成31年度までとなっております。
本制度につきましては、地方公共団体が地方版総合戦略に基づく事業を実施するため、地域再生計画を策定し、国の認定を受けた事業に対して民間企業が寄附を行った場合、寄附額の3割に相当する額を特例措置として法人税等から税額控除を受けることができるものでございます。
現行の地方公共団体に対する法人の寄附制度では、損金算入措置による約3割の税の軽減効果がありますので、地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税を活用することで寄附額の約6割に相当する額が控除されることになります。これまでの約2倍の税の軽減効果が生まれるものでございます。
また、本制度におけます効果といたしましては、1点目といたしまして、企業の創業地への貢献や地域創生のプロジェクトに取り組む地方への貢献の促進、2つ目といたしまして、地方公共団体がみずからの地方創生の取り組みを企業にアピールすることによる自治体間の競争の促進などが期待されております。
なお、企業が本社の立地する地方公共団体に寄附を行う場合は、優遇措置の対象から除外をされます。また、1企業におけます1事業当たりの寄附額の下限額は10万円となっております。以上でございます。
193: ◯6番(服部哲也君)[ 110頁]
御回答ありがとうございます。
それでは、一問一答のほうへ移らせていただきます。
先週の中日新聞にも掲載されたように、愛知県内のふるさと納税の状況についての記事があったと記憶をしております。
先ほど垣見議員のほうからもありましたように、内容はふるさと納税の赤字についてでした。返礼品に注目が集まる中、当市の状況は、特にここ数年の津島市民が行ったふるさと納税は幾らぐらいありますか。それにより津島市民のお金がほかへ流出していると思われますが、その金額についてお伝えをお願いいたします。
194: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 110頁]
それでは、ふるさと納税について御答弁申し上げます。
直近3年間の数値になりますが、平成25年中が45人で454万5,330円、平成26年中が184人で998万8,000円、平成27年中が656人で5,821万5,000円をふるさと納税として津島市外へ寄附されております。
平成27年度税制改正において、ふるさと納税に対する制度改正がされため、平成27年中のふるさと納税が飛躍的に伸びた形となっております。以上でございます。
195: ◯6番(服部哲也君)[ 110頁]
企業版ふるさと納税については導入に関して制約等もあり、相応の企画を立案しなければならないなど問題はあります。寄附を行う企業からすれば、節税効果の増額のメリットもあるので、今後検討の余地はあると思いますので、一度頭の中に入れておいていただきたいと思います。
最も私が望む部分といたしましては、このような制度を活用して官民の連携の強化を図ってもらいたいという思いで、今回このような部分を上げさせていただいております。
また、通常のふるさと納税の流出額は深刻な状況であり、新聞紙上でもにぎわしております税制改正等の動きに注視をして行動していただきたいと思います。
そこで、市として歳入増加のために取り組んでいることは何なのか、また通常の寄附等をふやすための取り組みは行っているかという部分についてよろしくお願いします。
196: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 110頁]
当市におきましては、これまで財源確保策といたしまして、税徴収率の向上、使用料、手数料の見直し、未利用財産の売却、貸し付け、有料広告掲載の推進、企業誘致による歳入増加等に取り組んでまいりました。
今後も、これまでに取り組んできた財政改革の経過と実績を踏まえ、幅広い分野にわたり引き続き行財政改革に取り組み、財源の確保に努めてまいります。
また、国・県補助金を活用することで財源を確保し、事業を実施していけるよう、引き続き情報収集にも努めてまいります。
寄附金につきましては、ホームページ等を通じてPRに努めるとともに、津島市の魅力を市外に知っていただくため、ふるさとつしま応援寄附金で10万円以上寄附していただいた市外のお住まいの方を尾張津島天王祭、宵祭の桟敷席への御招待という形で実施しております。以上でございます。
197: ◯6番(服部哲也君)[ 111頁]
それでは、先ほどとかぶってまいりますが、ふるさとつしま応援の寄附金の歳入状況について、各年度の件数と金額を教えてください。
198: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 111頁]
平成20年度に創設されましたふるさとつしま応援寄附金でございますが、平成20年度は62件、576万6,000円、平成21年度は49件、837万9,000円、平成22年度は45件、1,565万9,853円、平成23年度は39件、468万円、平成24年度は49件、539万5,000円、平成25年は44件、565万3,670円、平成26年は26件、253万2,000円、平成27年は33件で278万6,333円の寄附がございました。以上でございます。
199: ◯6番(服部哲也君)[ 111頁]
私が議員にならせていただいて、このような基金等々という言葉を初めて聞きました。どのようなものなのか、また寄附に対する基金の目的は何か、また基金に積み立てない寄附を行った場合はどのようにお金が流れていっていくのかという部分について御説明をお願いします。
200: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 111頁]
特定の事業を実施するため、目的を持って寄附された寄附金を基金として管理しております。現在市では、国際交流基金、福祉基金、女性会館建設基金、美術館建設基金、ふるさとつしま応援基金、歴史・文化のまちづくり基金を設置しております。これらの基金は、それぞれの目的に応じ必要なときに取り組み実施、活用することとなります。
また、基金に積み立てない一般寄附金につきましては、当該年度の一般財源として歳入され、市の事業に活用されることになります。以上でございます。
201: ◯6番(服部哲也君)[ 111頁]
大変有効な歳入の資源だと考えますが、市といたしましては、積極的に意思のある寄附行為を喚起させる必要はあるとお考えでしょうか。
202: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 111頁]
今後、人口減少等による影響や社会保障関係費の増大など、厳しい財政状況が見込まれる中で、将来にわたって安定的な行政サービスを提供していくための歳入確保策として、寄附行為も一つの手段として考えられます。そのためには、市に寄附したいと思えるような魅力あるまちづくりが必要であるという認識でございます。以上でございます。
203: ◯6番(服部哲也君)[ 111頁]
御答弁にもありましたが、我々が魅力あるまちづくりを市民の方々に示すことが大変重要だということは認識させていただきました。
また、先ほどの基金の部分という部分で、特定の目的を持った寄附の受け皿、新しい基金の設置に対するお考えはございますでしょうか。
204: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 112頁]
先ほども御答弁させていただきましたけれども、市には特定の目的を持った寄附を受け皿といたしましてそれぞれ目的を持った基金がございます。
特にふるさとつしま応援基金につきましては、寄附目的が多岐にわたる柔軟性の高い基金でございますので、寄附金の使途について十分な周知を行うなど、目的等が明確に伝わるようにし、この基金を幅広く活用していきたいというふうに考えております。以上でございます。
205: ◯6番(服部哲也君)[ 112頁]
最後に、今回の質問に対する回答をいただいて、個人からの寄附はこの津島市においても大変重要だという認識をさせていただいたと思います。
先ほど最後に述べさせていただくという部分に関して、我々津島市の職員様がやってみえるサービス面にとってはどうでしょうか。例えば寄附の受け入れの体制は整備されているでしょうか。マニュアルや対応方法は確立されているでしょうか。また、寄附をされる方へ感謝を示す行動はとっておみえになるでしょうか。残念ながらこの件に関して、まだまだ未整備な点があるのではないかと私自身は感じております。その状況下で、今回は寄附行為は重要であるという部分のコメントをいただきました。まず、善意ある寄附行為に感謝の気持ちを持って接していただきたいですし、寄附をしていただいた方へ、満足をしていただける努力をしていただきたいと思います。
寄附をされる方が、市政功労賞が受賞したくて寄附をする人というのはほぼいないと思います。このことについて何を言わんとしているかの部分は、関係された方々は認識されておみえになると思いますが、今後は二度と過ちを起こさないように早急に受け入れ体制、運営マニュアルの徹底を要望して一般質問を終わります。ありがとうございます。
206: ◯議長(
加藤則之君)[ 112頁]
ここで15分間休憩いたします。
午後 2時16分 休憩
──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────
午後 2時31分 開議
207: ◯議長(
加藤則之君)[ 112頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、上野聡久君の発言を許します。
11番 上野聡久君〔登 壇〕(拍手)
208: ◯11番(上野聡久君)[ 112頁]
それでは、議長に発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
今回、通告をさせていただいておりますのが2件ありまして、1件目、これが平成29年度の予算の重点施策について、もう1つが町内会全般について伺っていきたいと思います。
まず最初に、予算について伺います。
今の時期、市役所は予算編成の真っただ中であります。次の津島市の市長選挙は再来年の4月ですから、平成30年度の3月は骨格予算、ですから実質的に平成29年度予算は日比市長において、自分の思いを入れることができる最後の予算編成になろうかと思います。
改めて、現在執行中であります平成28年度予算を振り返りますと、203億4,000万円という、ここ10年を見ましても最大に膨れ上がった予算になりました。この予算を組むに当たり、市税収入の増加や地方消費税交付金が想定していた以上に入ってくるという想定にもかかわらず、財政調整基金を11億5,000万円も取り崩しての予算編成となりました。
その際、新聞紙上に津島市の予算案を批評する記事が出、私も一般質問の際にはその記事を壇上から読み上げました。一過性でない施策を、裏を返せば日比市長の施策は一過性である、大変厳しい論説でありました。地元の記者さんも、自分が担当する自治体の予算案や政策に対して、ここまで書くというのは通常考えられません。まさに前代未聞のことであったのではないかと思います。それでも書かずにおれなかった、そんな平成28年度の予算、改めて平成29年度予算を編成するに当たり、市長がどのような思いを持ち、事実上最後の予算編成に当たられようとしているのでしょうか。
そこで最初に、平成28年度の財政状況の見通しと、平成29年度の予算編成の方向性と今後の見通しについて説明を願いたいと思います。
2件目に、町内会のあり方について伺います。
全国の町内会に関しての議論を見ておりますと、町内会のあり方を根本的に見直す動きが始まっています。社会が変化する中で、地域のつながりをどのように守っていくのか、改めて一般質問を通じて考えてみたいと思います。
昨年、町内会が消える、~どうする地域のつながり~という特集がありました。少し紹介をさせていただきますと、全国には30万もあるといわれている町内会が、今、存続の危機に瀕している。ある意識調査では、20年前には7割近くあった加入率が、今や20%まで低下。特に問題は、地方ではなく都市部で深刻化している。
高齢化や世帯の共働きが進んで、担い手が減る一方、人員やコストのスリム化を進める行政からは、次々と新たな業務の委託が相次ぐ。住民参加の祭りや、行事を取り仕切るだけではなく、ごみ集積所の管理や防犯対策、高齢者の見守りなど、幅広い役割を担わされている。負担の重さに耐えかねた住民の脱退はとまらず、サービスのただ乗りをめぐって住民同士の係争が全国で頻発する。もともと町内会は、戦時中の隣組が発祥。戦後はあくまで地域の自主的活動としつつ、行政の末端機構に組み込まれてきた実態が時代に合わなくなってきている、このように結ばれておりました。
改めて津島市の町内会の実情を見ておりますと、218町内、多いところは890世帯、小さいところでも4世帯、町内会の加入率は90%であります。そして、先日2枚の紙が各町内会長さんへ送られました。1枚は町内会自治会アンケート調査票、そしてもう1枚は、ポスティング開始と町内会助成金の変更についてというものであります。
少し読ませていただきますと、高齢化や人口減少等により、町内会及び自治会への広報紙配布が困難といった問い合わせが多数寄せられております。よって、平成29年4月から津島市広報紙等の全戸配布する配布物等をポスティングに切りかえる予定です。ただし、回覧板、代表者配布、地域指定の配布物に関しては、従来どおり町内会等で配布をお願いします。また、ポスティング切りかえに合わせて、平成29年度町内会等業務助成金の見直しを行います。各町内会、自治会に公平となる算出方法を検討します。
ここから読み取れるのは2点ありまして、まず1点。嘱託さんが配っていた広報をやめます。かわりに業者に配ってもらいます。2点目が、それに伴って、町内に市から出しているお金を再検討いたしますということであります。問題は後者。大きなこの変更による減額により、町内によっては運営が厳しくなるといったところが出てくるのではないかと懸念するわけでありますが、その点はいかがでしょうか。
先ほど言いましたように、津島市には218の町内会があります。運営の仕方もそれぞれです。例えば、町内会長の選出も立候補制をとって選挙により選ぶものもあれば、自動的に動いていくやり方、あるいはくじ引きによる選出、毎年総会を開き、全町民が顔を合わすようなやり方をしているところもあります。旅行や食事会などがある町内もあります。ごみステーションの管理にいたしましても、少なくなりましたが毎朝立ち番がある町内もあります。
一方で、日々の生活を送る中で、ほとんど町内会の存在を意識せず過ごす町内もあります。どちらがいいとか悪いとかではなく、町内自身、自分たちのことは自分で、歴史の経過からそのようになっているということだと思います。もちろん課題、そして問題点など毎年のように出てきます。ですが、何十年もそこに住むわけですから、けんかをしないようにお互いが少しずつ我慢をして、少しずつ譲り合って町内会を運営していくわけです。
今回の措置に関しては、ただポスティングに変わりますよというのではないはずです。市長さん、本当の狙いは、町内会費の削減とその先にある町内会のあり方であると考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
今回、日比市長がとろうとしている措置に対して、私のもとには多くの苦情が寄せられております。そこで当局に伺います。町内会に対して期待をすること、町内会というのは津島市にとり、どういう存在であるとお考えか見解を伺います。2点目に広報の配布をポスティングに変更するに至った経緯をお示しください。
209: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 114頁]
それでは初めに、私のほうから件名1の平成29年度予算編成について御質問を3件いただきましたので、順次、御答弁申し上げます。
まず初めに、平成28年度の財政状況の見通しについてはどうかという御質問でございました。平成28年度上半期の財政状況につきましては、歳入は予算現額の50.5%、約106億6,000万円を収入しており、前年度同時期の50.7%とほぼ同程度の割合となっております。なお、財政調整基金の繰り入れにつきましては、当初予算で11億5,000万円を計上いたしましたが、補正予算において8億円の減額を行いましたので、現在3億5,000万円の繰り入れとなっております。予算執行段階における節減等により、極力繰り入れの取りやめを実施し、財政調整基金の残高の確保に努めてまいりたいと考えております。
歳出につきましては、予算現額の46.7%、約98億6,000万円の執行でございます。前年度同時期の44.7%と比較いたしますと、2%ほど上回っている状況でございます。
次に、平成29年度の予算編成の方向性につきましてでございます。平成29年度当初予算編成につきましては、歳入では、市税については内需の緩やかな回復傾向を受け、増収傾向に期待が持てるものの、企業収益や個人所得の回復が直ちに見込まれる状況でなく、また、来年度の地方交付税総額についても、総務省が交付税総額を減少させる試算をしていることなどから、依然として厳しい状況が予想されております。
歳出につきましても、高齢化の進展に伴い、扶助費を初めとする義務的経費が確実に増加するほか、他会計への繰出金も増加すると見込まれておりますが、将来を見据えた元気で活力あるまちづくりのため、地域の特性を生かした地域経済の活性化に取り組んでいく必要があると考えております。
次に、今後の財政見通しについてでございますが、今後の財政見通しにつきましては、人口減少に伴う市税の減少とともに、高齢化の進展等に伴う扶助費を初めとした義務的経費の増加が見込まれます。また、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計におきましても、一般会計と同様に扶助費の増加が見込まれ、市民病院事業会計におきましては、厳しい経営状況となっておりますので、これらの会計への繰出金増加も強く懸念されるところでございます。このため、引き続き歳入につきましては、国・県の設けた財政措置を確実に把握した上で、的確に活用することで財源確保を図るとともに、歳出につきましても、一層の事務事業の見直し、経費の節減に全力で取り組むことで、持続可能で効率的な行財政運営に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
210:
◯市長(
日比一昭君)[ 115頁]
市にとって町内会はどのような存在かという質問について御答弁させていただきます。
市にとって町内会は、近年では市民の皆様の生活意識や生活様式が変化してまいりました。御近所のつき合いが希薄化しております。連帯意識も希薄化しておると感じておるわけでございます。そういった中で、地域には防災対策、防犯、交通安全、ごみ処理、環境対策、地域の福祉などさまざまな課題が存在するわけであります。これらは、個人や家庭の力だけではもはや解決することができない課題であり、行政と地域住民とが協力して、力を合わせて取り組んでいかなければなりません。そのためには、地域の自主的な、自立的な共同管理を主体とする町内会、これは大変重要でありまして、欠くことのできない存在である、そのような位置づけを町内会に対してしておるところでございます。以上であります。
211: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 116頁]
私からは、ポスティングへの変更に至った経緯についてお答えを申し上げます。
広報紙は、本来、市内の全ての世帯に配布するものでございますが、現在行っております町内会代表者を通じて配布するという方法では、一部の町内会未加入世帯の方に広報紙が配布されていない状況となっております。また以前から、町内会役員の高齢化により、町内会代表者など役員の方が行っております市の広報紙や回覧文書などの仕分けや配布作業が負担となっているとの声があり、今後ますます進む高齢化による負担の増大が懸念されております。ポスティングに変更することによりまして、広報紙が配布されていない状況の改善や高齢化などによる町内会役員の方の負担軽減につながると考えております。以上でございます。
212: ◯11番(上野聡久君)[ 116頁]
それでは、一問一答のほうに移らせていただきます。
最初に、町内会のことに関して伺っていきたいと思います。
広報紙のポスティング、初めてこの一般質問を聞いて、ああ広報紙を今まで町内会長さんが配っていたのを民間に委託するんだというのを知った方も多いのではないかと思います。それで最初に伺いますけれども、広報等ということであります。この等というのは具体的に何を指すのか、町内会長さんは広報だけではなく、さまざまなポスティング、あるいは広報活動を担っていると思うんですけれども、今回の措置によって、町内会長さんが配布するといった業務は全てなくなるという理解でよろしいでしょうか。
213: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 116頁]
ポスティングにつきましては、基本的に全戸配布のものを考えております。ですので、現状との変更点でございますが、全戸に配布する配布物につきましては、町内会の代表者の方などが仕分けして配布していただくという作業がなくなります。具体的には「市政のひろば」、議会だより、天王祭・秋祭りのリーフレット、ごみ収集日の一覧表、福祉だより、税のたより、交通つしま、保健だより等になります。従来どおりの取り扱いをお願いする予定のものは、班回覧、町内会代表者への配布物、コミュニティだより等の地域が指定された配布物でございます。以上でございます。
214: ◯11番(上野聡久君)[ 116頁]
今の答弁を聞いていると、要するに町内の高齢者がふえ、配布をすることが難しいというのが基本的な線だと思うんですけれども、だから民間に委託をしたということですけれども、それでもポスティングの業務は少し残る、あるいは配布業務が少し残るということであったら余り変わらないのではないかと思うわけであります。当然、町内会長さんの最近の業務は非常に忙しくなっておりますので、業務の一つが減った、あるいは少し仕事が減ったということは私は大歓迎ですけれども、実際にポスティングにしても、従来どおりポスティングはあるし、余り変わらないのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
215: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 117頁]
確かに議員のおっしゃいますとおり、班回覧等、行政文書の配布全てがなくなるわけではございませんが、行政文書の中で、やはり負担が大きいのが全戸配布のものである広報だというふうに考えております。
216: ◯11番(上野聡久君)[ 117頁]
まさに今部長が言ったように、非常に仕事が多いもんでという話だったと思うんですけど、それで町内会の負担を軽減するのであれば、私は、案なんですけど、国勢調査のほうをぜひ何とかしていただきたいです。
私個人的な見解ですけれども、本当にこの国勢調査というのは町内会長さんがやる仕事かなあと。行政がやる仕事ではないのかなあと思うんですけれども、私は国勢調査の負担をぜひ軽減していただきたいと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
217:
◯市長公室長(加藤敏明君)[ 117頁]
国勢調査の調査員も町内会のほうにお願いをしてやっております。国勢調査につきましては、我が国に住んでお見えになります全ての人と世帯を対象とする、国の最も重要な統計調査でございます。この大規模な調査を、正確に、そして円滑に実施していくためには、行政だけで実施することは非常に困難であります。市民の皆様の御理解と御協力が不可欠でございます。
昨年度行いました平成27年の国勢調査におきましては、可能な限り地域または近隣に存在し、地理に詳しい方が担当することで調査の漏れや重複を防ぎ、また調査員が安全に調査活動を行えるようにするためにも、御町内会地域に係る調査区域を割り振り、その調査区を担当する調査員を、町内会代表に町内会から推せんしていただくようお願いいたしております。また、町内会代表に御推せんいただく調査員以外にも、国勢調査を含むさまざまな統計調査に従事をいたしております津島市の登録調査員も、国勢調査の調査員として従事をしていただいております。以上でございます。
218: ◯11番(上野聡久君)[ 117頁]
昔と違いまして、嘱託さんも今は1年に一回くるくる変わりますので、なかなかここら辺の負担が非常に厳しいので、ぜひ答弁されたように何とか軽減策のほうを考えていただきたいと思います。
そして、今回広報の配布を民間に委託すること、そして町内会費の助成金を減らす、私はこれは役所の意図としてはセットであると思うんです。私はそうやって考えておるんです。じゃあ実際に、今、町内会長さんが配っていただいておるポスティング業務を民間に委託すると、先ほど質問がありましたように1,300万円ほどかかるということでありました。この1,300万円の財源はどうされるのかということでありますけれども、どこからこの財源を持ってくるのかお答えください。
219: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 117頁]
先ほどもお答え申し上げましたけれども、広報紙が一部の世帯に配布されていないという状況を改善するために必要な経費でございますので、ポスティング費用を、その町内会調整業務助成金からそのまま減額するわけではなく、行政も一定の負担をすることを検討しております。以上でございます。
220: ◯11番(上野聡久君)[ 118頁]
ということは、端的に言いますと、市から町内に出しているその助成金というのが減額されるという理解でよろしいでしょうか。
221: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 118頁]
見直しにつきましては現在検討中でございますが、町内が平等になるような検討をしておりますので、減額される町内もあるかと思います。以上でございます。
222: ◯11番(上野聡久君)[ 118頁]
実際には先ほど見直しという言葉を使いましたけれども、やっぱり全町内多分減額だと思うんです、218町内。それで、平均でどれぐらい減額をされる町内が出てくるのか、あるいは最大でどれぐらい減額される町内が出てくるのかお答えください。
223: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 118頁]
先ほど議員のほうからも御紹介がありましたが、ごみのステーションの数等アンケートで集計しております。それに基づいて、今後助成金については積算方法も含めて見直しておりますので、現段階でそういったお答えはできません。申しわけございません。
224: ◯11番(上野聡久君)[ 118頁]
確かに1,300万円、当初の私の理解では、町内会助成金というのは3,500万円ぐらいあるんですよね。それで各町内218町内あって、どんな少ない町内でも、多い町内でも、4万8,000円とプラス900円掛ける人数ということで、大体3,500万円と思うんです。その900円掛ける人数分をそのまま充てるという理解で、当初私はおったんです。
ですから当初この理解でおると、あくまで算数では大体4割ぐらい減になってしまうのではないか。少ない町内なんか7割ぐらい減るんじゃないかというふうに個人的な試算をしておったんですけれども、今はまだ数字のほうは示せないということで、かといったって1,300万円を一般財源で出してくれと言ったって、これは部長さん厳しいですよ、やっぱり。どこかその900円の部分を削らないと、なかなかこれはちょっと難しいと思うんですけれども、そうなると、町内会助成金のほうが減るということになると、町内会の運営が厳しくなるどころか、できないようになる町内があるように私には思えるんです。そういうことを十分に配慮していただきたいですが、その辺についてはいかがでしょうか。
225: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 118頁]
先ほどのアンケートからもいろいろな御意見を頂戴いたしておりますので、その辺も考慮しながら進めていきたいと思っております。以上でございます。
226: ◯11番(上野聡久君)[ 118頁]
この一般質問を見ている方だったらいいんですけれども、見ていない方は当然わからないわけです。あくまで嘱託さんのほうに通知をしたけれども、ほとんどの方が知られていないわけですよね。当然説明をしないといけないと思うんですけれども、この説明会というのはいつやられるのか、町内によっては、もう今の時期に役員を決めていたり、あるいは予算の配分を決めていたりする町内があると思うんですけれども、この町内会の説明というのはいつやられるんでしょうか。
227: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 119頁]
町内会全体への説明会につきましては、来年2月ごろに予定をいたしております。現在、アンケートを行った結果、お電話や来庁された方も見えますけれども、そこでもいろいろなお話を伺いながら進めております。以上でございます。
228: ◯11番(上野聡久君)[ 119頁]
しかし、今の段階でですよ、部長さん。具体的な金額というのはいつ示されるんでしょうか。今12月ですからね。12月の時期になっていきなり減額しますよなんて言ったって、実際に各町内の予算が決まった中で、実はこれだけになりますよなんて言われても本当に困ると思うんです。だって昔のように、地域の5年とか10年とか長くやっている人が嘱託やったらいいと思うんですけれども、今の各町内の実情として1年ごとに交代するところが多くなっておるんですね。これが現状なんです。その中で、本当についこの前引っ越してきた方がなったり、あるいは余り町内会活動をやっていない方がなったりすることが間々ありますので、そのときになったら大混乱になると思うんですが、この数字をせめて12月までに各町内へ持っていかなくてはならないと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
229: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 119頁]
今回、助成金の見直しの積算の根拠にいたしますごみのステーションの場所等、アンケート集計がほぼまとまりましたので、これから早急に進めたいと思っております。以上でございます。
230: ◯11番(上野聡久君)[ 119頁]
と言いつつ、こんな時期にこんな大変なことを、町内、これ絶対大混乱しますよ、大混乱する。実際に今アンケートとか電話で、もうそういう対応をするんだったら、町内の運営をしないという町内はあるんでしょうか。
231: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 119頁]
アンケートの中には、そういった厳しい意見を出されている町内会もございます。以上でございます。
232: ◯11番(上野聡久君)[ 119頁]
これは僕が調べる範囲では、市長さん、10町内ぐらいあるんですよ。今回の措置によって町内の運営はできないと、あるいはそんなことをするんだったらしないというふうになっておるんですけれども、市長さん、どう対応されるおつもりですか。
233:
◯市長(
日比一昭君)[ 119頁]
私のほうには、ちょっとそういう話は聞いておりませんが、しっかりとこの高齢化による町内会のこういう問題、そしてまたこの未配布の世帯があるという問題、これは解決していかなければならない問題であります。そのような解決しなければならない問題とあわせて、この町内会の助成については早期に結論を出していきたいと、そのように考えております。以上です。
234: ◯11番(上野聡久君)[ 120頁]
しかし、結論を出すといっても市長さん、やっぱり町内会を運営するにはお金がかかるわけです。当然防犯灯が消えたり、あるいは持っている公民館何かが傷んだり、それを直すにはお金がかかるわけです。今回の措置で、見直す見直すと言っても、やっぱり全町内、僕は減額になると思います、実質的に。それで結局、実質的に減額をされるということになったら、これは町内会費を取っておると思うんですけれども、市長さん、これ各町内会に町内会費を値上げしろということでしょうか。これは各町内で、町内会費というのはばらばらですけれども、調べておると約2割から3割が今現実に月額1,000円だと。ということは、年に1万2,000円以上のところが2割から3割あるんです。この状態で、さらに町内会費を値上げせよということでしょうか。市長さん、いかがでしょうか。
235:
◯市長(
日比一昭君)[ 120頁]
町内会費については、私どもがどうとか言うような話ではないわけでございますけど、いずれにしましても、今回未配布の市民の皆様の配布していただきたいというような要望もございます。また今回、そういうことにより、その部分での町内の負担は軽減されるわけでありますので、そのあたりの作業内容との検討も深めながら、助成金の見直しの検討をしていくということでございますので、理解をしていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
236: ◯11番(上野聡久君)[ 120頁]
これやっぱりそもそも、今の12月の時期にどうこうしようということ自体がおかしいんですよ。町内会助成金を減らさないということになったら、今度はじゃあ1,300万円はどこから出るのかと。1年や2年ではないですからね。ずうっと続いていくことですから。下手したら1,300万円分の政策ができなくなるということですよ。
私は町内会に関して、市長さんが大きな方向、さっきから質問を入れておるけど、ビジョン、あるいは方向性をきちっと示さない、小手先だけで対応するから私はこういうことになるんじゃないかと思います。皆さんやっぱり、町内会の方々、あるいは市民の方々、津島市の財政が厳しいことは重々承知しておると思うんです。十分知っておると思うんです。だから、その説明会をやるんだったら、10%お願いできませんかと。これだったら皆さん、私は協力してくれると思うんです。ただ、私の当初の計算のように、40%減額というのはでか過ぎる。これは私はのめません。その点については、市長いかがでしょうか。十分配慮してください。
237:
◯市長(
日比一昭君)[ 120頁]
金額につきましては、いろいろなアンケートを今回もいただいておりますし、市民からのお声もいただいております。そのあたりのところで、作業内容に応じて適切に対応していきたいというふうに考えております。以上です。
238: ◯11番(上野聡久君)[ 121頁]
ずうっと、なかなかかみ合わないんで、市税収入のほうに、予算ほうに移りたいと思います。
市税収入について、平成28年度の予算についてです。
予算組みは84億3,000万円でございました。この部分は、最終的に確保できる見通しであるのか、またその上で、平成29年度の市税収入の見通しはどのように考えているのかを伺いたいと思います。
239: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 121頁]
今年度の税の歳入の状況でございますが、10月末現在の数値でございますが、現年市税で、予算額は82億9,678万1,000円に対しまして、調定ベースではございますが、82億1,520万8,638円と、8,157万2,362円下回っておりますが、法人市民税が好調で、予算額5億430万6,000円に対しまして、4億1,223万5,000円の申告があること。また、市たばこ税が予算額4億2,181万5,000円に対しまして、2億6,575万9,238円の申告があることからも、予算額につきましては十分に確保できるという見込みでございます。
また、平成29年度につきましては、津島市の市税は大きく変動しにくく、個人住民税は多くの納税者が給与所得者であることから、景気の動向を鑑みると、微増を期待しております。法人市民税につきましては、今年度も申告ベースではよい兆しがありますが、多額の納税法人のほうで施設投資等行うことが見込まれているため、微減になるものだと想定しております。固定資産税と軽自動車税につきましては、例年どおりの新築・新車による微増を見込んでおります。結果、今年度予算に対しまして、大幅な増減は見受けられず、ほぼ横ばいの状態ではないかと見込んでおります。以上でございます。
240: ◯11番(上野聡久君)[ 121頁]
それで、先ほど最初のここらをまとめて話をさせていただいたんですよ。そのとき、財政調整基金の話をさせていただきました。3月予算のときは、財政調整基金が減るということで、多くの議員の方々は11億5,000万円を取り崩して大丈夫かという話をされたのを記憶しております。それで、先ほど総務部長だったと思うんですけれども、説明の中で9月議会で8億ぐらい財政調整基金の取り崩しをやめたという答弁があったと思うんですけれども、残りのこの3億5,000万円、これはどのように処理をする予定でしょうか。
241: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 121頁]
財政調整基金の見通しでございますが、先ほども御答弁申し上げましたけれども、平成28年度当初予算におきましては11億5,000万円計上いたしました。こちらのほう、9月議会におきまして8億円の減額補正を行って、現在3億5,000万円の繰り入れを予定しているところでございます。これによりまして、平成28年度末の財政調整基金の残高は12億8,000万円余りとなる予定でございます。今後につきましては、各事業の進捗状況、執行状況を見きわめて極力繰り入れを取りやめていきたいというふうに考えております。
242: ◯11番(上野聡久君)[ 122頁]
そして、津島市の予算の重点政策である市民病院についても幾つかお尋ねをいたします。
先日の新聞紙上にも市民病院の記事がありました。市民病院に4億円の貸付金という題で、医師不足で救急患者が十分に受け入れられない。悪循環が解消されておらず、自転車操業状態が続いているといった記事でありました。借金をするために借金をする可能性がある、先が見通せないなどの厳しい言葉も並んでおりました。いずれにせよ大変厳しい中での予算編成となります。そこでお尋ねをいたしますけれども、まず、市民病院に関してはどういった思いを持ち、市民病院の予算編成に当たられるのかを伺いたいと思います。
243:
◯市長(
日比一昭君)[ 122頁]
市民病院につきまして、どのような予算編成で当たるのかということでございます。急速に少子・高齢化が進行して、医療や介護を必要とする高齢者が大幅に増加する中であります。こんな中で、今後地域医療の重要性はますます大きくなると見込んでおるわけでございます。津島市民病院は、この地域になくてはならない病院であると私は認識しております。地域の皆様の地域ニーズに合った医療を受けられる体制をつくり上げ、地域医療に貢献していく必要があると考えております。
市民病院の平成29年度の予算編成に当たりましては、地域医療、地域の皆さんの健康を守っていくために、市民病院は地域の信頼の中心的役割を担う施設として存在していけるように経営改革を進めていくとともに、できる限りの支援を行ってまいりまして、地域のニーズに応えてまいりたいと考えております。以上であります。
244: ◯11番(上野聡久君)[ 122頁]
市民病院のトップである市長さんに伺いたいと思います。
市民病院に関して、市長にしかできない仕事というのは何やと思いますか。これ2年半とか3年間やってきたけど、市長にしかできない仕事は何やと思いますか。
私は前回の一般質問のときに、津島駅、永和駅、青塚駅の駅前再開発の話をさせていただきました。そして、そういうのはやっぱり市長が先陣を切って、それは市長がやらなければいけない仕事だよというふうに話をさせていただきました。改めて市民病院に関して、これは例えば松崎院長にしかできない仕事、あるいは看護師さんしかできない仕事等々あると思いますが、津島市民病院に関して市長にしかできない仕事は何だとお考えでしょうか。
245:
◯市長(
日比一昭君)[ 122頁]
私にしかできないということは、私がやる仕事ということで、リーダーシップを発揮するということであると思います。病院と私の市長と病院の院長とが力を合わせて、市民病院について、病院の経営が継続的に安定的に運営していけるように、そのあたりのところをしっかりとリーダーシップを発揮していきたいと思います。そのためには何をするかということでありますので、その思いをしっかりと的確に病院のほうに伝えて、これを現場のほうで動いていただくというようなことになると思います。いずれにいたしましても、病院の院長とともに、しっかりと経営改革を含めて頑張っていきたいというのが私にしかできないことであると考えております。以上であります。
246: ◯11番(上野聡久君)[ 123頁]
僕はですね、市長さん。市長にしかできない仕事とは何かなあとずうっと考えておったんです、市民病院に関して。僕は、市長にしかできない仕事というのは2点あると思うんです。これは地域医療に対する政策ビジョンをしっかり持って、大きな方向性をびしっと示すこと。もう1点は、医師確保、これを市長さんが先頭に立って、医局の訪問を行って、そして信頼関係を築く。医師確保に全力を挙げること、医師確保のために医局にお願いを、名大を初め、各大学の医局との信頼関係を構築、パイプをつくるというのは市長にしかできない仕事であると考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
247:
◯市長(
日比一昭君)[ 123頁]
そういう医師確保についての働きかけ、これももちろん重要なことであると考えております。以上です。
248: ◯11番(上野聡久君)[ 123頁]
今答弁をされたように、まさに過去の答弁でもう何回も何回もこの市民病院の質問が出ておりますけれども、しっかりと医師確保のために大学へお願いをしに行きたいという趣旨の発言をされておりました。これはもう当然のことだと思います。それを受けて、改めて直近の市長の平成27年と平成28年の大学医局の訪問回数、これを大学別にお示しください。
249: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 123頁]
平成26年度の市長就任以来、医師確保のお願いのために大学への訪問は継続して行っております。名古屋大学につきましては、平成27年度は4日で6件、平成28年度は11月末現在で、5日で6件の訪問をしております。なお、名古屋市立大学、愛知医科大学、藤田保健衛生大学につきましては、平成26年度に市長就任の御挨拶に訪問をいたしております。以上でございます。
250: ◯11番(上野聡久君)[ 123頁]
これね、局長さん、これ就任の挨拶なんで、これは誰でも行きますよ。市長になりました日比でございますと、行くに決まっていますよ。名古屋大学は後から聞きますから、まず3大学、これは年度別じゃなくて結構ですから、名市大何回、愛知医大何回、藤田衛生看護大学何回ときちっと答えてください。
251: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 123頁]
お尋ねの件でございますが、平成26年度以降の大学別の件数でよろしかったかと思いますが、平成26年度、名市大が1回、愛知医大が1回、藤田保健衛生大学が3回でございます。以上でございます。
252: ◯11番(上野聡久君)[ 124頁]
これ、挨拶を除いてですよね。
253: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 124頁]
申しわけございません、挨拶を入れてお答えしてしまいました。
挨拶を除きますと、藤田保健衛生大学2件でございます。以上でございます。
ほか、ゼロ件でございます。
254: ◯11番(上野聡久君)[ 124頁]
市長さん、これ説明をしてください。なぜゼロ回なんですか。今までさんざん議会で行く行くと言っていたじゃないですか、訪問させていただきますと。議会の答弁と、やっていることが違うじゃないですか。なぜゼロ回が2つもあるんですか。そして行っておるところも2回と、これどういうことですか、説明してください。
255:
◯市長(
日比一昭君)[ 124頁]
大学への訪問につきましては、病院のほうと連携をしながら訪問をさせていただいております。以上であります。
256: ◯11番(上野聡久君)[ 124頁]
質問は、なぜゼロ回なんですかという質問です。
257:
◯市長(
日比一昭君)[ 124頁]
ですから、病院のほうと連絡をとって対応させていただいております。以上です。
258: ◯11番(上野聡久君)[ 124頁]
ということは、3カ月前、前のサイバーナイフの関係で名市大等々の質問があったと思うんですよね、サイバーナイフの先生の関係で。名市大へもしっかり訪問をし、信頼関係をつくっておくべきだよという趣旨の質問がありました。市民病院の運営をする市長さんの立場という点から、私たちもそれを後押しするという立場で物を言っているわけです。1にも2にもまず医師の確保ということが大事だ、そのためには大学の医局へすぐにでも、この日の昼からでも行くべきだと言われて、できるだけアポをとりにいきますと答弁しましたよね。これもやっていないわけですか。
259:
◯市長(
日比一昭君)[ 124頁]
繰り返しになりますが、市民病院と適切に連絡をとりながら大学との病院の訪問については適切に対応させていただいております。以上です。
〔「そんなこと聞いていないでしょう」と呼ぶ者あり〕
260: ◯議長(
加藤則之君)[ 124頁]
質問に的確に答えてください。
261:
◯市長(
日比一昭君)[ 124頁]
ですから、繰り返しになりますが、病院と連絡をとりながら適切に対応しておるところであります。以上です。
262: ◯11番(上野聡久君)[ 124頁]
大学の医局からしたらね、市長さん。大学の先生からしたら、大切な仲間を、子弟さんを派遣しておるわけです。私は、例えばそういう大学にしっかりと訪問をして、例えば医師確保だけではなくて、来ていただいておるお医者さんのことに関しても、市民病院ではこんなふうに思われている先生だよとか、あるいはありがとうポストに入っている「ありがとうカード」ありますよね。あれでこんなことを書かれていましたよと言ったら、僕は全然印象が違うと思うんですよ、医局との。今の答弁を聞いておると、これだけ訪問をしていないとなると、市長さんはこの医局への訪問の必要性というのを、適切に何とか何とかと言っているけど、医局訪問の必要性は感じていないということですか。
263:
◯市長(
日比一昭君)[ 125頁]
医局への訪問の必要性は大いに感じておるところであります。医局に訪問した際には、津島市民病院は地域にとってなくてはならない病院である。地域医療を守るためには、訪問した診療科のドクター等の派遣をぜひお願いしたいという形で具体的に説明を申し上げ、市民病院の、部のドクターもお連れしてお願いに行くというように、具体的にお願いを差し上げておるわけでございます。適切な対応を適宜しておると私は確信をしております。以上であります。
264: ◯11番(上野聡久君)[ 125頁]
先ほど3病院のほうの話を伺いましたけれども、津島市民病院というのは7割から大体8割の先生が名古屋大学から来ていただいておると思うんですけれども、日比市長の名大への医局の訪問回数というのはどうなっておるんでしょうか。
265: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 125頁]
お尋ねの名大への市長の訪問回数でございますが、冒頭で申し上げましたが、平成27年度が6回、あと平成28年度が6回、市長には行っていただいております。以上でございます。
266: ◯11番(上野聡久君)[ 125頁]
ちなみに、前の市長というのはどれぐらい行っておったんですか。
267: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 125頁]
手元の数字が平成24年度以降しかちょっと手持ちにございませんが、平成24年度は名古屋大学、市長4回、あと平成25年度は名古屋大学でございますが、9回行っておられます。以上でございます。
268: ◯11番(上野聡久君)[ 125頁]
実は前の市長さんは、公式のところだけではなく、非公式の部分でもしっかり行っておったわけなんですよね。これは当然局長さんも知っておると思うんですけれども、非公式の部分も行っておったわけです。非公式の部分は、非公式ですから病院のほうはその部分の数は把握していないと思いますけれども、これは市長さんがやめる前の上向きになってきた状況です。それで、今は厳しい状況であるにもこの状態でありますが、例えば前の市長さんが就任したときの平成19年、あるいは平成20年のときのデータを僕ちょっと調べたんですよ。厳しいときってどれぐらい行っておったんかなあと調べたら、実は100回行っておるんです。100回も行っておるんですよ。それぐらい執念でやっぱり当たったんです。
特に、当時はどこの病院でも本当に医師の確保が厳しくて、本当に会ってもらえない。そして居留守は使われる、アポをとっても3カ月後、それでも会ってもらえないかもしれないから、待ち伏せまでしたんですよ。そこまで執念を入れて、津島市民病院を立て直したんです。
今回私は、この市長が行かないというヒアリングをしたときに、「市長さん、地域医療に対する政策ビジョンがなかったら、行っても一緒じゃないですか」と言った人がおったんですね。僕はそんな人が市長になったらだめだと思うんです。過去の市長の発言を見ても、平成19年には、「今後も積極的に大学医局を初め、いろいろな角度からお願いに行ってまいります」、2014年12月、「今以上に大学等関係機関へ訪問して、応援いただけるようにお願いしてまいります」、2015年3月、「積極的に大学等関係機関を訪問し、市民病院の役割の発信などを行い、最大限応援いただけるようお願いしています」、全部これ市長の発言ですよ。市長は毎回毎回、僕がこの間も質問しましたけど、津島市の最優先課題、優先課題だったら山ほどありますよ、津島市には。だけど最優先課題、一番の課題は何かと言ったら、日比市長は、津島市民病院の経営だと言ったんですよ。言っていることとやっていることが全く違う。
市長の任期は4年ですよ。だけど、津島市民の生活というのは一生ですからね。やっぱり津島市民病院がこけて困るのはやはり津島市民なんです。私は、市長に対しては反省じゃなくて猛省を促したい。場合によっては問責決議案を出したい。
本当にこの前の特別委員会も、議事録を読ませていただきましたけれども、ここの幹部職員はやっぱりあの議事録は読んでおくべきです。本当にひどい。運営形態に関しても、この前の議案質疑の中でもありましたけれども、ちょっと副市長のほうに振られたんですね。あれは本来は市長に聞くべきです。でも副市長に振られたと。当然布石はあるわけですけれども、これ委員長のまさにファインプレーですよ。これが新聞に載ったらえらいことやったけど、委員長のファインプレーで、まさにこの采配で、本当に危なかったんですよ。
ちょっと時間もないもんで、最後に教育長に話を伺いたいと思います。
この前の9月議会に教育長は再任をされました。教育長が挨拶の申し出があるということで挨拶をされた。この挨拶が、私は教育方針演説という通り一遍倒の挨拶ではない、すばらしい挨拶をされたんです。僕も議事録を読んで、しっかり読んだら、少し「うん」というところがあったんです。これは何かというと、これは先生の書く文章だったんですね。僕もうここに10年おりますから、行政マンが書いた文章ってわかるんです。だから多分、あの挨拶文というのは行政側に見せていないんじゃないかなと。自分で書いて、普通だったら行政マンにチェックしてくださいと言うけど、それさえしなくて、挨拶を見せなくて、それで読んだと私は思っておるんです。だから、改めて教育長として今後3年間、また厳しい職に当たると思うんですけれども、その意気込みを再度聞いて、私の一般質問を終わりたいと思います。
269: ◯教育長(武藤育雄君)[ 127頁]
9月の議会で私の考えを述べさせていただきました。あの考えにつきましては、私の一存でございます。厳しい教育環境になります、少子化が始まります、それから財政的にもいろいろ学校が要求していることに対して、市として応えていけないところもあるわけでありますが、やっぱり教育というのは国家百年の計、津島市にとりましても大変重要なものであると私は考えております。
特に小・中学生は、これからの津島市を背負う子供たちでございます。そちらに私は軸足を置いております。どんなに予算が少なくても、やはり教育の質を落としてはいかんということを私は思っております。先生方にもそのことはお願いをしております。いろいろ要求はされるのですが、足りませんが、先生、子供をかわいがってくださいと。しっかりと教育をお願いします。そのためには、やっぱり先生方が力をつけていただいて、子供に対応してください。そこがやっぱり教育の根源だと思っておりますので、先生がとにかくしっかりしていただきたい、こんなことを考えております。これからも津島市の教育のついては、私は責任を持っていきたいと、こんなふうに考えております。以上でございます。(拍手)
270: ◯議長(
加藤則之君)[ 127頁]
次に、後藤敏夫君の発言を許します。
7番 後藤敏夫君〔登 壇〕(拍手)
271: ◯7番(後藤敏夫君)[ 127頁]
議長のお許しを得まして、質問をさせていただきます。
質問に先立ち、先日は地震等の災害が発生しております。災害地の皆様にお見舞い申し上げますと同時に、私たちも対策に一層心がけなければならないと感じておるところでございます。
市制70周年を迎える当市において、尾張津島天王祭が正式にユネスコ無形文化遺産登録をされたことは、まちづくりに大きなチャンス、はなむけであり、このことを生かしていかなければなりません。質問通告しておりませんけれども、日比市長はこのユネスコ正式登録をどのように受けとめられたのか伺いたいと思いますので、お答えいただければお願いいたしたいと思います。
272:
◯市長(
日比一昭君)[ 127頁]
ユネスコの登録、尾張津島天王祭が12月1日の未明にユネスコに登録されました。本当に1400年以上続く津島神社の祭礼が、世界に発信するという祭りになったということで、本当にうれしいことであります。そしてまた、津島、津島ということで報道もされましたし、私も早朝、街頭で号外を配らせていただきました。多くの皆様に、名古屋にまで行かれる方が多いと思いますけど、子供たちにも学校で宣伝をしてほしい、会社で宣伝をしてほしいと言って配らせていただきました。これを絶好のチャンスにしなければいけない、そういう強い決意で考えておりますし、市民の皆様にもさまざまな形で御支援をいただきながら一緒になってこの津島、すばらしいまちづくりをつくってまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。身が引き締まる思いで、この登録をかみしめておるところでございます。以上であります。
273: ◯7番(後藤敏夫君)[ 128頁]
では、通告に従い質問をさせていただきますけれども、前者におきまして同様の質問とかぶるところがありますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問は、財政運営と行政運営に関する2件についてお尋ねをしてまいります。
では1件目は、財政運営に関する件について質問してまいります。
平成27年度の決算審査が認定され、財政健全化比率は問題がないというものの、市民病院の資金不足比率が12.6%とあるのは、20%の基準以下とはいうものの、注意を要する数字であります。一方、広報つしまの10月号に、平成18年度から平成27年度までの10年間の財政行動計画の実績報告がされておりました。それによれば、目標値94億2,000万円に対して、実績は109億3,000万円で、15億円余のプラス効果となっておるというふうになっております。しかしながら、内訳を見れば、効果額の50%以上は職員定員管理計画での人件費削減であり、事業見直しと合わせて70%以上を占めております。肝心の歳入財源計画やその他の当然廃止事業の削減では、目標値に遠く及んでおりません。一方、病院への補助金は逆にふえており、問題と思います。
平成32年までの行財政改革計画が新たに作成されており、3つの基本目標と84項目を実施することで24億9,400万円ほどの効果額を出すとされております。そのうち、市有財産を有効活用することや、企業誘致を推進することなどで18億4,000万円と見込んでおります。スピード感ある成果を大いに期待するところであります。
本年3月発行の第4次総合計画の実施計画、平成28年度から平成30年度までによる財政収支の想定として、平成29年度普通会計において財源不足が想定されております。計画事業費は、各補助金等を活用して平成26年度より10億円余となっており、財源確保が肝心であります。そのことを踏まえて、要旨といたしまして、平成28年度の財政状況と平成29年度の財政の見通しについて、一般会計と市民病院事業会計について、それぞれお尋ねをしてまいります。
まず、一般会計について、平成28年度財政状況は、当初予算に対しまして、市税、地方交付税、財政調整基金繰入金等の歳入の状況や、歳出の執行状況はどのようになっているのか御答弁ください。
274: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 128頁]
それでは、一般会計における平成28年度上半期の財政状況について御答弁申し上げます。
歳入から申し上げますと、予算現額の50.5%を収入しております。市税は84億3,182万5,000円の予算に対し、50億3,000万円余りの60.3%の収入率で、前年度上半期の59.7%とほぼ同程度となっております。地方交付税につきましては、24億5,000万円の予算に対し、17億5,000万円余りの71.8%を歳入しております。また、財政調整基金繰入金につきましては、当初予算では11億5,000万円を計上いたしましたが、さきの9月議会において、8億円の減額補正をお認めいただけましたので、3億5,000万円の予算となっております。繰り入れにつきましては、今後の財政状況を見きわめ、実施することとなります。
次に、歳出につきましては、203億4,000万円でございました当初予算に、前年度から繰り越しました繰越明許費や補正でお認めいただきました予算を合わせました210億9,000万円余りのうち、46.7%となります98億5,000万円余りが執行済みとなっております。こちらは、前年度上半期44.7%を若干上回っております。景気の下支え効果の期待される年金生活者等臨時福祉給付金や、国の要請によります公共工事の迅速かつ円滑な発注など、予算の早期執行による影響等が考えられます。また、他会計への繰り出しにつきましては、39億4,776万1,000円でございました当初予算に、6月議会でお認めいただきました国民健康保険特別会計への繰出金127万5,000円を追加した39億4,903万6,000円のうち、71.3%となります28億1,000万円余りが執行済みとなっております。以上でございます。
275: ◯7番(後藤敏夫君)[ 129頁]
平成29年度の歳入、特に市税、地方交付税、財政調整基金の見込みはどのようになりますか。また、来年度の事業を進める上で、市債の発行は考えておられますか。
276: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 129頁]
それでは、平成29年度の歳入の見込みにつきまして御答弁申し上げます。
平成29年度の歳入につきましては、まず、市税収入等の見通しにつきましては、内需の緩やかな回復の影響を受け、増収傾向に期待が持てるものの、直ちに企業収益及び個人所得の回復が望める状況ではないことから、大幅な増加は見込まれる状況ではございません。また、地方交付税につきましても、総務省が来年度の地方交付税総額を4.4%の減少と試算しているところでございます。このように、一般財源の不足が見込まれますので、平成28年度に引き続き、財政調整基金からの繰り入れを前提とした予算編成とならざるを得ない厳しい状況であります。また、不足する一般財源を補う観点からも、起債が充てられる事業につきましては、有利な起債を最大限活用し、財源の確保をしていきたいと考えております。以上でございます。
277: ◯7番(後藤敏夫君)[ 129頁]
財源確保の手段として、市有地の有効利用や売却を迅速にすべきでないかと思っておりますが、この点について御答弁ください。
278: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 129頁]
財源の確保の手段でございますが、財源確保の手段としまして、市有地の有効利用や売却は有効な手段であると考えておりまして、津島市行財政改革推進計画におきましても、未利用財産の売却や貸し付けなど、財源の確保に取り組むこととしております。また、今年度公共施設等の更新・統廃合・長寿命化などを実施していくため、津島市公共施設等総合管理計画の策定に取り組んでおり、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進していくこととしております。こうした津島市行財政改革推進計画及び津島市公共施設等総合管理計画の内容を踏まえながら、公共施設や市有地の売却を含めた利活用につきまして検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
279: ◯7番(後藤敏夫君)[ 130頁]
平成29年度の歳出、特に扶助費初め他会計への補助金、繰出金の見込みについての御見解について、お尋ねいたします。
280: ◯総務部長(渕上晴弘君)[ 130頁]
平成29年度の歳出の見込みでございますが、高齢化の進展等に伴い、扶助費の増加が見込まれます。また、他会計への繰り出しにつきましても、高齢化や医療の高度化により、介護保険特別会計を初めとして繰出金が増加するものと見込まれております。なお、繰出金につきましては、基本的には繰出基準に基づき、各会計の自助努力により財源を賄うことが原則であると考えますが、繰り出しが不可欠な状況となれば市全体の財政状況と施策、事業のバランスを勘案しながら総合的に判断してまいりたいと、そのように考えております。以上でございます。
281: ◯7番(後藤敏夫君)[ 130頁]
続きまして、市民病院事業会計についてお尋ねします。
平成28年度収益について、当初予算に対して病床機能別に病床稼働率、1日当たりの入院患者数、診療単価はどのようになっておるのかお答えください。
282: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 130頁]
病床機能別の上半期の状況でありますが、概算で病床稼働率、1日当たり入院患者数は、回復期リハビリテーション病棟を除いて、当初予算値を下回っております。診療単価は、急性期病棟を除いて当初予算値を上回っております。収益は、急性期病棟は約84%、地域包括ケア病棟は約88%、緩和ケア病棟は約95%と、それぞれ当初予算値を下回っております。回復期リハビリテーション病棟は約104%と、当初の予算値を上回っております。以上でございます。
283: ◯7番(後藤敏夫君)[ 130頁]
今数値がありましたけれども、100%で予算はなっておりますので、100%に近い努力をお願いしたいと思います。
当初予算の医師、看護師、職員数は計画値に対して現在の状況はどのようになっておりますか。お答えください。
284: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 130頁]
任期つき職員及び育児休業を除いた職種別の給料の支給人数につきましては、11月末現在では、計画に対して医師が5名少ない63名、看護師では10名少ない307名、薬剤師などの医療技術員が1名少ない107名、事務員が1名多い34名でございます。医師を初め、必要な人員の確保に努めてまいります。以上でございます。
285: ◯7番(後藤敏夫君)[ 131頁]
上半期の給与費の支出状況はどのようでしょうか。
286: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 131頁]
給料及び手当の上半期の支出状況を当初予算と比較いたしますと、医師では43.5%、看護師では43.3%、医療技術員では42.5%、事務員では47.3%となっております。上半期では、6月の期末勤勉手当の一部を賞与引当金から支出していることもあり、50%を下回っております。また下半期には、当初予算には見込んでおりませんでした人事院勧告が、給料・手当の増額だけでなく賞与引当金や退職給与引当金にも影響するものと見込んでおります。以上でございます。
287: ◯7番(後藤敏夫君)[ 131頁]
上半期の終了時点での借入金のうち、市と金融機関からの状況はどのようになっておりますか。
288: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 131頁]
借入金のうち、市からの長期借入金未償還残高は12億7,480万8,000円であります。また、金融機関からの一時借入金残高は16億5,000万円であります。以上でございます。
289: ◯7番(後藤敏夫君)[ 131頁]
厳しい経営状況ですが、平成28年度の経常収支の見込みはどのようでございますか。
290: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 131頁]
下半期が昨年度並みに推移したと仮定いたしまして、消費税処理を行う前でありますが、5億9,000万円ほどの赤字となる見込みであります。以上でございます。
291: ◯7番(後藤敏夫君)[ 131頁]
平成29年度予算における病床数、医業収益、職員確保の取り組みなどにつきまして、総務省のアドバイザー等の意見を踏まえて、どのように考えられておりますか。
292: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 131頁]
総務省アドバイザーからは、地域に重要な病院であり、存続しなければいけないが、相当の努力が必要。440床で運営すべきか、市、病院で検討が必要。医師確保、看護師確保をしないと病院は存続できない。予算編成に各部門が関与し、責任を持って予算を達成していくことが必要。給与比率が60%を超過している。病院が持っている力のPRをするとよいなどの助言等をいただきました。
これらの助言等を受けまして、今後、具体的な内容等を今年度に策定を予定している津島市民病院新改革プランにおいて明記していく予定でありますが、平成29年度予算におきましては、病床数は現状の440床、医業収益は各診療科において積算した入院・外来の収益をベースに算出することを考えております。また、職員の確保につきましては、医師は市長、院長等による関係大学への訪問のほか、診療科の医師からの働きかけを行ってまいります。看護師は、看護学校への訪問活動や奨学資金のPR、就職フェアへの参加を、技術職員は専門学校への募集PRを継続し、優秀な職員の確保に努めてまいります。以上でございます。
293: ◯7番(後藤敏夫君)[ 132頁]
続いて、院長・副院長が退職される中で、平成29年度の病床の新体制についてはどのように考えておられますか。
294: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 132頁]
来年度の体制につきましては、院内で検討を行ってまいりますが、現時点では未定であります。以上でございます。
295: ◯7番(後藤敏夫君)[ 132頁]
平成29年度の病床機能別の内訳、職員数は、平成28年度に比べてどのようになりますか。
296: ◯市民病院事務局長(古田正人君)[ 132頁]
病床機能につきましては、現状と変わりありません。職員数につきましては、医師の人事異動や看護師、医療技術員の採用及び退職者が確定しておりませんが、全体では増員を見込んでおります。以上でございます。
297: ◯7番(後藤敏夫君)[ 132頁]
新改革プランの計画期間中に、単年度黒字化を目指すということを聞いておりますけれども、電子カルテを初めとする機器等の更新などがあると思いますけれども、一般会計も厳しい中であります。病院の経営について、市長はどのように考えておられるのか御答弁ください。
298:
◯市長(
日比一昭君)[ 132頁]
市民病院の経営は大変厳しい状況であり、待ったなしの改革が必要であると認識をしております。総務省アドバイザーからの助言にもありましたように、地域にとって必要な重要な病院であると。存続させるために、現場を中心として、収入の増加と支出の削減を進めていくとともに、開設者として変化にきちんと対応して方針などの大きな枠組みを定めていく、そのようなつもりで頑張っていきたいと思います。以上です。
299: ◯7番(後藤敏夫君)[ 132頁]
病院につきましては、全員皆さん同じベクトルでいかなければならないということを申し上げておきます。
2点目につきましては、行政運営に関する件についてお伺いします。
歴史と文化の街・津島市は、市制70周年の節目の年を迎えました。また、ユネスコへの尾張津島天王祭の車楽舟行事の無形文化遺産登録が決まりました。これを機会に、津島市の活性をよみがえらせ、まちづくりに利用しなければなりません。その機運を一層市民とともに高めなければならないと考えております。いろいろな事業も進められております。
日比市長は、機会あるごとに通年観光を標榜されております。観光対策として、現状の町並み整備、観光の来訪者にもてなしの施設が不十分と私は思っております。来訪者対応施設として、観光まちづくりに観光拠点施設事業は重要な施策であると思っております。近隣市町でこの登録を機会に、観光施設整備を進めるというような報道もあります。厳しい財政状況ですけれども、このことにつきまして市長の御所見をお聞かせください。
300:
◯市長(
日比一昭君)[ 133頁]
訪問者をお迎えする施設が重要であるとの思いは、私も同感であります。ユネスコの無形文化遺産登録が決まり、年間を通じて来訪者をおもてなしする拠点施設が必要であるとの認識を持っております。しかしながら、本市の財政状況は厳しい状況が続いておりますので、施設の形態や資金調達及び運用方法を十分に検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
301: ◯7番(後藤敏夫君)[ 133頁]
ぜひ進めていただきたいと期待をしております。また一方で、来訪者で土産物を買うところがないというような声も聞いております。この津島に観光交流センターがありますけれども、そこで販売等ができないようでございますけれども、このことにつきましても、ぜひ販売できるような検討をお願いしたいというふうに考えておるところでございます。
それでは、にぎわいもてなし事業の現状と課題についてお伺いいたします。
もてなしステーション事業、小路めぐり事業、テンポラリー事業が実施されておりますけれども、この現状と課題についての認識はどのようになっておるのか、御見解をお伺いします。
302: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 133頁]
にぎわい、もてなし事業のうち、3つの事業の御提案をいただきました。建設産業部が所管しておる事業といたしまして、まずは津島おもてなしステーション事業でございます。
この事業は、平成28年7月1日から津島のお薦めスポットや道を案内したり、少人数で津島を来訪される際に利用していただけるトイレや休憩所を、また、観光案内チラシを無料で提供できる市内の施設を募集いたしました。公共施設、寺社、大型店舗、コンビニ、ガソリンスタンド、個人商店などに職員が直接訪問いたしまして、津島おもてなしステーションとして登録をお願いし、現在90カ所に登録していただき、100カ所の登録を目標といたしております。
課題でございますが、各店舗を訪問させていただいた際に、来訪者におもてなしステーションであることを案内するのぼり旗等が破損した場合の対応ですとか、また、観光案内チラシの設置方法などについての御指摘をいただきまして、資材の再配付等で対応させていただきました。
それからもう1つの事業でございますが、町家まちなか小商い創出支援事業でございます。こちらにつきましては、スモールスポット事業ということでございますが、津島市の中心部のにぎわいと元気を創出するために実施しております。創業を目指している方を対象に、チャレンジショップ的に活用していただくため、スモールスポット事業、通称つしまテンポラリー事業として、期間限定で2軒の空き家を無料で貸し出しまして、物販や飲食など、計15の事業者の方に週がわりで出店をしていただいております。また、子育て中の若い女性にも出店しやすい環境を整えるため、託児スペースを用意しております。さらに、創業を目指している方向けの小商い講座の開催や、長期出店を目的とした創業を支援する施設、通称インキュベーション施設の入居者も募集しております。今回、テンポラリー等の募集を通じまして、津島で空き家、空き店舗を活用してみたいというニーズが多いこともわかりました。
課題といたしましては、それらの方をつなぐ仕組みや、情報を求めている方に、いかに伝えるかが不足しているということを感じたところでございます。以上でございます。
303: ◯市長公室長(加藤敏明君)[ 134頁]
私のほうからは、小路めぐり事業の現状と課題について御答弁を申し上げます。
5月から8月にかけまして、小路めぐりマップの策定部のワークショップを3回開催いたしました。その中で、テーマの設定と散策場所やルートの検討を行い、21コースのお試し体験用の小路めぐりマップを作成いたしました。そして10月、11月の2カ月間、「小路めぐりin津島」お試し体験を実施いたしております。お試し体験は、小路めぐりマップ策定部が作成いたしましたマップを用いまして、実際に津島のまちの見どころや小路を散策していただき、マップや津島のまちについて、参加者の皆様からの御意見、御感想を伺うモニターツアーとして実施をいたしたものでございます。土曜日、日曜日、祝日に市外の方を対象に実施をいたしましたガイドつきお試し体験会と、期間中いつでも、市内外を問わずどなたでも御都合に応じて参加をしていただくことができるガイドなしのお試し体験の2通りの小路めぐりお試し体験を御用意をさせていただきました。
お試し体験が終わったところでありまして、これから事業の検証を行い、課題抽出を行ってまいりたいと思っておりますが、今回の小路めぐりお試し体験につきましては、東海3県の各観光協会、ガイドボランティア、文化施設、名鉄の駅にポスター・リーフレットを配布し、またインターネットのイベント情報サイトに情報を掲載いたしました。あわせまして、中日新聞の名古屋市を含む尾張地区の新聞広告を掲載いたしております。幅広く東海3県に広報をいたしましたが、参加状況を見てみますと、愛知県内から参加が圧倒的に多く81.5%、三重県7.7%、岐阜県3.8%、東海3県以外1.5%、不明も若干5%ほどございますが、そういう順でございました。
この課題といいますか、今現時点で課題というところにつきましては、県外からの参加者が多くなかった、これがちょっと課題だなというふうに感じております。広報活動をしっかりやっていくということは現時点での課題でございます。以上でございます。
304: ◯7番(後藤敏夫君)[ 134頁]
そういうようなことで、いろいろ事業を行っておるところでございますが、おもてなしステーション事業や小路めぐり事業などについて、事業発足後に確認をされておりますかお尋ねをいたしますけれども、おもてなしステーションにおきましては、私もある程度のステーションを回らせていただきました。いろいろそのときに感じたことでございますけれども、ステーションのサービスがPR不足じゃないかなとか、旗の色がちょっと目立たない、また、設置場所がはっきりわからない等、まだ設置もしていないというようなところもございました。また、トイレの利用なんかもされるというようなこともありますけれども、そのような表示も余り目につきませんでした。そんなようなことも、おもてなしステーションのところでちょっと感じたわけでございますし、またそのおもてなしステーションが、今市場通りにはちょっと少なかったように思っております。それにつきましてお話を願いたいと思います。
小路めぐりのほうにつきましても、その店側の人の話を聞きますと、前を通る方はお見えですけれども、店内に入ってのいろいろなお尋ねが少ないというようなこともございました。もう少し利用してほしいというようなこと。それから、その参加者について、どのような御意見等があったかということにつきましても、把握をされておるのかお聞かせください。
305: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 135頁]
このおもてなしステーションにつきましては、本市を訪れる来訪者の方へのおもてなしとして、市民・事業者等の方々の善意とか協力により運営されておりますが、PR不足ですとか、のぼり旗の施設表示などさまざまな御指摘をいただきました。また、今市場通りも少ないとの御指摘も先ほどいただいておりますが、今後はそうした声や各ステーションの御意見も伺いながら、今後に生かしていきたいと考えております。以上でございます。
306: ◯市長公室長(加藤敏明君)[ 135頁]
私のほうから小路めぐりに関しまして答弁をさせていただきます。小路めぐりのお試し体験の21コースのうち、半数のマップに店舗を掲載いたしております。ガイドつきのお試し体験では、コースによりまして店舗の外で説明をさせていただく場合と、店舗の中に入れさせていただきまして説明をする場合がございました。店舗の外での説明にしましたのは、コースの距離が長く散策時間がかかるため、店舗での滞在時間を確保することができない場合や、小規模店舗で参加者全員に入店していただけない場合がございます。少人数で小路めぐりをお楽しみいただく場合には、参加者の興味・関心に合わせまして、マップに掲載してございます店舗を自由に訪問していただくことができるものというふうに思っております。
小路めぐりのお試し体験の参加状況につきましては、2カ月間で延べ320名の参加がございました。アンケートの内容は整理中でありますが、ふだんは通らない小路を歩いてよかった、津島の町には見どころがたくさんある、もっと見やすいマップにしたほうがよい、各名所での滞在時間がもう少しほしかったなどの御意見をいただいております。以上でございます。
307: ◯7番(後藤敏夫君)[ 135頁]
非常に有効な事業だというふうに思っておりますが、今後の展開の方針についての御見解はどうですか。
308: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 135頁]
津島おもてなしステーション事業につきましては、既に御協力いただいている店舗等の御意見も伺いながら、今後も引き続き登録店舗の募集をいたしまして、来訪者の町の魅力の案内やおもてなしを続けてまいりたいと考えております。それから、町家まちなか小商い創出支援事業につきましては、今後中心市街地エリアで空き家となっている町家等を賃貸・改修し、市民による長期出店を目的といたしましたインキュベーション施設として、年々店舗をふやすことにより人の流れを生み出しまして、にぎわいの創出を目指してまいりたいと考えております。以上でございます。
309: ◯市長公室長(加藤敏明君)[ 136頁]
小路めぐりに関しまして、今後の展開方針について御答弁申し上げます。小路めぐりマップ策定部につきましては、12月17日土曜日午後1時から第4回のワークショップを開催するということで、津島神社の参集所において開催をいたすように今考えております。お試し体験の参加者や運営スタッフから寄せられた御意見をもとに、小路めぐりマップの見直しを行い、今年度末までにマップを完成させていきたいというふうに考えております。
来年度以降は、今年度作成をいたしました小路めぐりマップの活用に加えまして、さらに発展させた取り組みにしてまいりたいというふうに考えております。また事業検証により出てまいりました課題の解決、とりわけ広報活動を、現時点で広報活動が一番課題だというふうに思っておるわけでございますが、それにつきましては関係機関へリーフレットを持参してPRする、またはSNSでの情報発信や旅行業者への売り込みなど、効果的な広報活動を行ってまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
310: ◯7番(後藤敏夫君)[ 136頁]
滞在型観光についての見通しと対応についてはどのようになっておるのか。また、滞在型観光は、ぜひ推進していただきたいというに思っておるわけでございますが、どのように進められるように考えておられるのか。また、産業振興課の仕事というのが随分多くなっているというふうに思いますけれども、この点につきましても、対応は十分かお尋ねをいたします。
311: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 136頁]
寺院と町家を活用した滞在型観光による地域再生プロジェクト事業、地方創生の推進事業でございますが、この事業につきましては、市内に数多く残る歴史的資源である町家等の空き家や寺院を活用いたしまして宿泊機能の再生を図り、町のにぎわいを創出するため実施するものであります。市内の寺院の方に、どのような形なら御協力がいただけるのかなどの調査ですとか、また空き家となっている町家を1カ所滞在型の施設として仮整備する予定でございます。また、これらの施設に短期間滞在していただくモニターを募集いたしまして、その滞在中における行動調査や、宿泊等に伴うニーズ調査を実施いたしまして、滞在型観光事業を進める当たり、何が必要なのかを明らかにするものであります。
本事業は、地方創生推進交付金の活用を目指し、こちらは補助率50%でございますが、9月末に国に申請いたしまして、11月25日付で交付対象事業として決定されました。今後、国に対し交付申請を行いながら、交付決定は12月の下旬ということでございますが、現在、一部事業内容を精査しているところでございます。推進体制といたしまして、この事業の推進につきましては、関係する部署と庁内各課で連携して進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
312: ◯7番(後藤敏夫君)[ 137頁]
よろしく推進していただきたいと思います。
続いて、70周年記念事業についてお伺いいたします。
当市は昭和22年3月1日に市となっており、来年70年を迎えます。市制施行70周年記念事業について、今年度ロゴマーク、キャッチフレーズ募集から始まり、事業展開をされておるところでございますけれども、今後、平成29年12月31日までの事業内容について決定されているのかお尋ねをいたします。
313: ◯市長公室長(加藤敏明君)[ 137頁]
先ほどの御答弁の中で、小路めぐりマップの策定部の第4回のワークショップの時間が間違っておりました。訂正をさせていただきたいと思います。12月17日の土曜日、午後1時からと申しましたが、1時半から津島神社の参集所でございますので、訂正をお願いします。どうも申しわけありませんでした。
それでは、市制施行70周年記念事業について、議員お示しのとおり4月1日から市制施行70周年記念ロゴマーク、キャッチフレーズ募集に始まりまして、7月7日には市制施行70周年記念事業キックオフ式典を行い、事業を実施しているところでございます。実施事業といたしましては、名古屋芸術大学との官学連携事業でザ・ベストテンコンサート、それから市民団体等において市制施行70周年記念を応援いただける冠事業等、数々開催をいたしております。毎年3月1日に開催をいたしております市制施行記念式典につきまして、来年の70周年の記念式典につきましては、市民とともに祝うという観点から、市民が参加していただきやすい日にちとするため、4月22日土曜日を開催予定とし、準備を進めているところでございます。
今後の事業につきましても、市民団体等において、市制施行に共感をいただき展開していただける冠事業等を主軸に、合計70事業を実施することを目標に、市民とともに70周年を盛り上げてまいりたいというふうに考えております。なお、現在決定しております事業につきましては、市ホームページの市制施行70周年記念事業に掲載をいたしております21事業で、今後43事業を市民団体等から御協力をいただける予定でございます。
1つ御紹介をいたしますと、津島市文化会館にて11月23日より現在ですが、イルミネーション事業を実施しております。夜、文化会館の前を通りますと、祝津島市制70周年と表示をされました文字電飾が輝いており、周年事業に花を添えていただいておるというふうに感じております。また一度ごらんいただきたいと思います。以上でございます。
314: ◯7番(後藤敏夫君)[ 137頁]
以前にNHKとの連携事業がありましたが、NHKとの連携事業の開催についてはどのような状況でしょうか。
315:
◯市長公室長(加藤敏明君)[ 138頁]
前回の市制施行65周年のときには、NHKに公開ラジオ番組、歌の散歩道を開催をしていただきました。今回の70周年事業につきましても、NHKとの連携事業も既に申請をさせていただいておりますが、開催有無につきましてはNHKにより決定をされるため、現時点では未定でございます。事業決定がなされましたら、「市政のひろば」、ホームページ、NHKのラジオ・テレビ等でお知らせをいたす予定でございます。以上でございます。
316: ◯7番(後藤敏夫君)[ 138頁]
市制50周年のときには記念誌が発行されておりますけれども、尾張津島天王祭のユネスコ無形文化登録というような記念の年でもあります。70周年というようなこともあわせまして、記念誌の発行についての御見解はどうなっておりますか。
317:
◯市長公室長(加藤敏明君)[ 138頁]
今回の市制70周年の記念事業の取り組みにつきましては、市民参加型の事業を主体としております。したがいまして、記念誌の発行は予定をいたしておりません。以上でございます。
318: ◯7番(後藤敏夫君)[ 138頁]
続きまして、市民協働のまちづくりの観点からお尋ねをいたします。
今回、助成金の見直しだとか全戸配布のポスティングというような案内が、町内代表に送られておるところでございます。町内代表から、いろいろ以前からお尋ねや意見を聞いております。社会変化とともに離脱者がふえて町内運営が厳しくなっている。また、住民の把握がやりにくくなっているというようなこと、いかに運営すべきか苦慮しているというようなことなどを聞いております。私は、町内会は市民協働の基礎というふうに思っております。高齢者も多くなってきておりますけれども、広報の配布が各班長の役割、またきずなの維持というようなふうに思ってきております。
昨今、挨拶もなくポストに広報等が配布されていることもありますが、全戸ポスティングは町内会離脱者増につながり、町内運営が難しくなるとか、また助成金が幾ら減額されるかすごく心配だという声をよく聞きます。アンケートの意見を踏まえて、町内代表との意見交換、また調整はどのように進められるのかお示しください。
319: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 138頁]
アンケートの意見、それから町内会代表者との意見交換、調整はどのようにかというお尋ねでございますが、アンケートでは町内会役員の高齢化が進み、広報等の仕分けや配布が大変である、ポスティングは負担軽減になるという賛成の意見や、助成金の見直しにつきましては、大幅な減額では町内会運営に支障が出るというような意見がございました。町内会でいただきましたさまざまな意見をもとに、助成金の算出方法を検討してまいりたいと考えております。町内会代表者との意見交換、調整につきましては、今まで個別に電話でお問い合わせをいただいたり、来庁されて御意見をお聞きいたしております。平成29年2月ごろに町内会への説明会を開催し、新たな助成金の算出方法について御理解を求める予定でございます。以上でございます。
320: ◯7番(後藤敏夫君)[ 139頁]
昨今、町内会の未加入者、離脱者がふえていることについて、どのように当局は考えておられますか。また、転入者に町内会入会案内はどのようにされておるのか、町内会の現状から、町内会入会の推進チラシを全戸配布してはどうかというふうに思いますが、御所見をお願いいたします。
321: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 139頁]
町内会未加入者や町内会からの離脱者の増加は、町内会運営に支障を来すことや、いざというときの地域での支え合いにも影響することが懸念されます。広報紙やホームページで町内会加入促進の啓発を行うとともに、町内会ガイドブックに町内会加入促進の進め方や活動の事例を掲載するなど、町内会加入促進に努めてまいります。町内会入会推進チラシを全戸配布してはどうかということでございますが、現在、転入者への町内会入会案内につきましては、転入手続の際に町内会加入を呼びかけるチラシを配布し、転入者から問い合わせのあった場合に町内会代表者の情報をお伝えいたしております。
今後は転入者の町内会への加入促進のため、市民課と調整をいたしまして、転入者から問い合わせがあった場合だけでなく、転入者に対して町内会代表者の情報をお伝えし、加入を呼びかけてまいりたいと考えております。あわせて広報やホームページを活用した啓発方法を継続してまいります。以上でございます。
322: ◯7番(後藤敏夫君)[ 139頁]
町内会の協定の見直しだとか助成金制度を見直すというようなことだとか、配布物のことにつきましては、先ほど同様の質問がありましたので省かせていただきますけれども、ただ未加入者には、いわゆる行政文書なんかの回覧板だとか寄附金を伴うような配布物が届けられないというような状況は続きますので、この点についてまた検討をしていただきたいというふうに思っておるところでございます。また、町内の世帯数の状況はどうなっているかということで、100世帯までだとか200世帯、300世帯というようなことにおいて、その状況はどうなっておりますか。
323: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 139頁]
平成28年11月現在でございますが、全218町内会のうち、加入世帯が100世帯までの町内会が135町内会、101から200世帯の町内会が51町内会、201から300世帯の町内会が21町内会、301世帯以上の町内会が11町内会となっております。以上でございます。
324: ◯7番(後藤敏夫君)[ 139頁]
今言われたように、町内会には世帯数に大きな格差があります。助成金の見直しというような部分も出ておりますけれども、全戸ポスティングとすると、先ほどにも1,000万以上の財源が要るというようなこともございました。検討項目を含めて均等割を100世帯ごとぐらいに助成金段階を設定するだとか、世帯数割は現状の70%程度にするというような考え方もありますけれども、このことにつきまして御見解があればよろしくお願いします。
325: ◯市民生活部長(加藤正喜君)[ 140頁]
ただいま議員お示しの御提案につきましては、一つの案といたしまして助成金算出方法の参考とさせていただきたいと思います。以上でございます。
326: ◯7番(後藤敏夫君)[ 140頁]
コミュニティの活動が活発に行っておりますけれども、町内会や各種団体の集合体であり、町内会が基礎団体でありコミュニティ活動と町内活動とは別であり、またその活動にも温度差があります。当局は町内会の代表と懇談会を持ち、よりよい町内運営ができるよう図っていただくことをお願いするとともに、また極小世帯、10世帯以下の世帯の町内もたくさんあるというようなこともございますので、その町内のあり方についても検討していくことを強く要望しておきます。
最後に、空き家対策計画についてお伺いいたします。
私は、過去何度も質問しておりますけれども、空き家対策特措法が施行されたことから、地域から、苦情について解決策を相談されております。昨年9月議会で空き家対策特措法が施行されたことにより、津島市の空き家対策計画策定について質問をしております。そこでお伺いをいたします。市民からの通報等に指導対象とした空き家は平成26年12月からどのくらいふえたのか、また私は9月の議会で、空き家対策特措法が施行されて今年度当初から協議会を設置して空き家対策計画を策定するという答弁を聞いておりますけれども、その協議会の設置と空き家対策計画への取り組み状況及び見通しについて御説明ください。
327: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 140頁]
まず最初に、空き家等の状況でございますが、市民から通報等により指導対象とした空き家は、平成26年12月時点では49戸でございました。昨年より空き家の相談窓口を都市計画課に一元したこともありまして、その後新たに増加した48戸と合わせまして97戸の空き家について指導を行いまして、平成28年11月末現在72戸の空き家が残っております。空き家等について対策を議論する協議会につきましては、現在策定を進めている空き家等対策計画を検討していただくため、年明けの1月に建築士や司法書士などの専門家を委員とした検討委員会を開催する予定でございます。また、翌年度以降につきまして、その検討委員会に住民代表の方などを加えまして、幅広く御意見を伺いながら空き家対策計画に基づく施策等を議論していただく予定でございます。今年度策定しております空き家対策計画でございますけれども、この計画は今後の空き家対策の基本的な方針等について整理するものでございます。現在は、市内の空き家の状況について調査を行っているところでございますが、計画の素案を早期に作成し、先ほど申し上げました検討委員会で検討した上で、来年の3月までに策定し、その後広報やホームページ等を活用して広く周知していきたいと考えております。以上でございます。
328: ◯7番(後藤敏夫君)[ 140頁]
空き家対策計画の策定後、今年度中に策定されるということでございますけれども、来年以降、それをどのように運用・指導されていくのかにつきまして御説明ください。
329: ◯建設産業部長(早川正美君)[ 141頁]
これまでにも空き家等に伴う諸問題につきましては、所有者などに対して適正な管理を求めるよう指導等を行ってまいりましたが、指導等の法的根拠がさまざまな法令にわたっているため、統一的な法律による強い指導にまでは至っていないのが実情でございます。空き家対策計画を策定することで、平成29年度以降につきましては、住民などから寄せられた管理不全な空き家の所有者などに対し、いわゆる空き家特措法に基づき指導等を強化してまいります。また、利活用に係る施策も、空き家対策計画に基づいて進めていきたいと考えております。以上でございます。
330: ◯7番(後藤敏夫君)[ 141頁]
本当にこの空き家対策計画というのは、環境問題というようなことで取り組んでいただきたいというふうに思っております。特定空き家の対策は、本当に喫緊の課題と思っております。よい環境は市民協働でつくっていくことが大切です。一方、国において空き家バンクの情報の一元化の取り組みも提言されているようでございます。情報を迅速に情報把握、情報分析、活用して早期問題解決を図っていただきたいと考えております。
事業がいろいろ多くなっておりますけれども、各部署連携して迅速に事業実施されることを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。
331: ◯議長(
加藤則之君)[ 141頁]
お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決しました。
なお、明日は午前9時より開議し、一般質問を続行いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
午後 4時24分 散会
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