津島市議会 2009-08-11
平成21年第4回臨時会(第1号) 本文 開催日: 2009-08-11
以上をもちまして、開会式を終わります。御着席願います。
午前 9時02分 閉式
──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────
午前 9時02分 開会
5:
◯議長(
加藤忠篤君)[ 6頁]
これより、本日の会議を開きます。
この際、御報告いたします。
今
臨時会においては、中村勝司君の席を変更し、
発言などについてもその場から行われることについて御了承をお願いいたします。
次に、副
市長から
発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
6: ◯副
市長(
鈴沖勝美君)[ 6頁]
議長のお許しをいただきまして
発言をさせていただきます。
さきの第2回津島市議会定例会におきまして、看護修学資金についての御質問に答弁させていただく際、その制度の説明の中で「仕組み」と申し上げるべきところを、不適当な言葉を用いました。ここに深く反省し、関係各位におわび申し上げ、訂正させていただきたいと思います。
7:
◯議長(
加藤忠篤君)[ 6頁]
次に、宇佐美教育長から
発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
8:
◯教育長(
宇佐美清毅君)[ 6頁]
8月2日日曜日に開催いたしました第46回津島市民総合体育大会において、雨天のため、大会開催の有無の問い合わせの際、教育委員会の不手際により、誤って順延と一部の方に伝わってしまいましたことについて、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことを心からおわび申し上げます。今後は、このようなことが起こらないよう、責任を持って対応してまいりたいと思います。よろしくお願いします。
9:
◯議長(
加藤忠篤君)[ 6頁]
次に、本
臨時会開会中、報道機関より取材のための撮影を許可されたい旨の申し出がありました。よって、津島市議会傍聴規則第9条の規定により、これを許可することにいたしましたので、御了承をお願いいたします。
以上、御報告申し上げます。
直ちに議事日程の順序に従い、会議を進めます。
日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員には、会議規則第76条の規定により、議長において、
平野利彰君及び加藤則之君を指名いたします。
次に、日程第2「会期の決定」を議題といたします。今期
臨時会の会期は、本日の1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。よって、会期は1日間と決定いたしました。
なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に御通知いたしましたとおりでありますので、御了承をお願いいたします。
次に、日程第3「諸般の報告」をいたします。
監査委員より、平成21年5月分及び6月分に関する出納検査結果の報告がありました。
次に、第2回定例会において可決されました「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の延長に対する意見書」は、内閣総理大臣を初め各関係行政庁に提出しておきました。
以上、御報告申し上げます。
次に、日程第4、報告第4号「専決処分の報告について」を議題といたします。
地方自治法第180条第2項の規定による長に委任した専決処分については、各位のお手元に配付してあります
文書をもって報告にかえさせていただきます。
次に、日程第5、議案第45号「平成21年度津島市一般会計補正予算(第2号)について」を議題といたします。
この際、
市長から議案の大綱説明を求めます。
市長 伊藤文郎君〔登 壇〕
10:
◯市長(
伊藤文郎君)[ 7頁]
議案の大綱を御説明申し上げます前に、このたび
臨時会の開催をお願い申し上げました経緯について御説明申し上げます。
経済危機対策としての国の平成21年度補正予算の成立に伴いまして、市民の暮らしの安全・安心に直接結びつく施策については、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金等を活用し、早期に実施する必要があると考え、
臨時会をお願いいたしましたところでございますので、よろしくお願いいたします。
それでは、ただいま上程されました議案につきまして、その大綱を御説明申し上げます。
議案第45号「平成21年度津島市一般会計補正予算(第2号)について」は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,592万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ175億6,405万4,000円とするものであります。
以上、議案の大綱について御説明申し上げましたが、詳細につきましては担当者から説明させますので、よろしくお願いいたします。
11:
◯議長(
加藤忠篤君)[ 7頁]
市長の議案大綱説明は終わりました。
これより各部長から議案に対する説明を求めます。
まず歳出の部、第1条、歳出、第2款総務費、第4款衛生費及び第9款消防費について、順次説明を求めます。
総務部長兼
会計管理者 野村定男君〔登 壇〕
12:
◯総務部長兼
会計管理者(
野村定男君)[ 7頁]
議案第45号「平成21年度津島市一般会計補正予算(第2号)」中、総務部所管の補正予算について御説明申し上げます。
10ページ、11ページをお願いいたします。
第2款総務費、第2項徴税費、2目賦課徴収費、補正額1,700万円の増額で、主に今般の経済情勢の悪化に伴い法人の業績の落ち込みが著しく、法人市民税の過年度還付金が当初の想定を上回り、多額の還付金が発生したための増額補正でございます。内訳でございますが、法人市民税8月分においては1,500万円、法人税以外の税目と還付加算金で200万円をお願いするものであります。
以上で説明を終わります。
健康福祉部長
田中和夫君〔登 壇〕
13:
◯健康福祉部長(
田中和夫君)[ 8頁]
健康福祉部所管の補正予算について御説明申し上げます。
10ページ、11ページをお願いいたします。
第4款衛生費、第1項保健衛生費、2目予防費、補正額1,886万5,000円につきましては、国の経済危機対策の子育て支援対策の一環として、特定の年齢に達した女性を対象に、子宮頸がん、乳がん検診を実施するため、増額補正をするものであります。この事業は、女性特有のがん検診の受診促進を図るとともに、がんの早期発見と正しい健康意識の普及及び啓発を図り、健康保持及び増進に寄与することを目的として実施するものであります。子宮頸がんの対象者は、本年4月1日現在の満年齢で20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の方で、乳がんにつきましては40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方で、該当者には検診手帳と無料クーポン券を送付し、市内の指定医療機関において受診していただくものであります。また、対象者数は、本年6月30日を基準日といたしまして、子宮頸がんが2,093人、乳がんは2,391人となっております。
以上で説明を終わります。
消防長
稲垣憲一君〔登 壇〕
14:
◯消防長(
稲垣憲一君)[ 8頁]
消防本部所管の補正予算について御説明申し上げます。
12、13ページをお願いいたします。
第9款、第1項消防費、3目消防施設費、補正額3,006万円につきましては、車両整備費で高規格救急自動車の更新を予定するものでございます。現在使用しています高規格救急自動車は、平成12年度に購入し、9年目に入り、防振ベルト、リアサスペンションなどの老朽化が激しく、走行時の振動による傷病者への身体的負担も大きく、また医療機器の経年劣化も著しいため、更新をお願いするものであります。なお、この車両整備は、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用するものでございます。
以上で説明を終わります。
15:
◯議長(
加藤忠篤君)[ 8頁]
以上で歳出の部の説明は終わりました。
続いて、歳入の部並びに第2条、地方債の補正について、総務部長から一括説明を求めます。
総務部長兼
会計管理者 野村定男君〔登 壇〕
16:
◯総務部長兼
会計管理者(
野村定男君)[ 9頁]
歳入について御説明申し上げます。
8ページ、9ページをお願いいたします。
第13款国庫支出金、第2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金、3目衛生費国庫補助金の補正額の合計は2,862万5,000円の増額であります。
第18款、第1項、1目繰越金、補正額は1,700万円の増額であります。
第20款、第1項市債、3目消防債、補正額は2,030万円の増額であります。それぞれ地域活性化・経済危機対策臨時交付金など、国の経済対策を含む補正でございます。
最初のページに戻っていただきますようお願いいたします。
議案第45号「平成21年度津島市一般会計補正予算(第2号)」につきましては、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,592万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ175億6,405万4,000円とするものであります。
第2条 地方債の変更は、「第2表地方債補正」によるものであります。
以上で説明を終わります。
17:
◯議長(
加藤忠篤君)[ 9頁]
以上をもって、提出議案に対する説明は終わりました。
これより提出議案に対する質疑に入ります。
本件について質疑はありませんか。
18: ◯15番(
伊藤恵子君)[ 9頁]
では、今回、委員会で審査がされないということですので、幾つか質問したいと思います。
まず、女性特有のがん検診推進事業として補正予算が組んでありますが、今回のこのがんの検診、5歳刻みの節目検診ということで、なぜ節目検診か、まず理由をお答えください。
そして、対象者人数、それから子宮頸がん、乳がんのかかる率の高い年齢層はどうなのかということですね。例えば子宮頸がんは30代、40代をピークで、以降も高いわけですが、今回、子宮頸がんに関しては40代で打ちどめということになっていますが、この辺の率と、年齢層のお考えをお聞かせください。
それから、検診期間について、通常の検診はいつも6月から10月だと思うんですけれども、この女性特有のがんに関して節目の人は今回延長されて、平成22年3月までが期間であるんですけど、節目以外の人は、例えば22歳とか43歳とか、そういう人たちは、クーポン券はなく無料にはならないんですけど、負担をすれば受診ができるのかどうか。この検診期間というものは、そういう対象者だけのものなのか、それ以外の人たちも受診ができるのかどうか、お答えください。
それから、国は4月からの実施ということで聞いていますが、当市では6月から既に受診されている方がいると思うんですけど、無料になる対象の方が受診済みの場合はどういう対応をされるのかということです。
それから、今回、クーポン券とか健康手帳を皆さんにお配りするということで、かなり費用がかかっているんですけれども、国の対応というか、決まったことが遅かったということもあるんでしょうが、最初の受診のお知らせで、節目の人は無料になりますよということをお知らせできていれば、事務費がかなり節約できたのではないかと思うんですね。300万円から400万円の事務経費、いろいろクーポンをつくったりする経費ができているんですけれども、この辺は、もう少し本来の受診に充てるべきだと私は考えるんですけれども、こういう手だてはなかったのかどうかということです。
それから次に、マンモグラフィーは市民病院だけということなんですけれども、これまでは、日時、人数を限定して募集して対応されていたと思うんですけど、今度、こういう対象者がふえたということで、かなり体制が必要だと思うんですけど、この体制はできているのかどうか。
それから、国は1年限りの予算だということなんですけど、1年限りで節目の対象になった年齢の人はいいんですけど、やはり5年刻みということであれば5年は続けるべきだと思うんですが、この辺のお考えというか、今の状況はどうなんでしょうか。
それから、この近隣で市民病院だけ体制が整っているということで、ほかの自治体の依頼があるのかどうかということと、6月30日が基準日でお知らせをするということは、6月30日に津島市外のところに住んでみえて、そこの自治体から通知をもらった人が、以降、市内に転入された場合ですね、この方は市民病院で受診ができるのかどうか。また、反対の場合は受け入れ先の自治体の対応になると思うんですけど、この辺もお知らせください。
それから、対象者ですけど、通常は2年に1度検診しなさいよということになっているんですが、例えば40歳の人が、昨年受診した人はことしも無料で検診できるのか。対象年齢であってもクーポン券がもらえないというか、対象外になる人というのは、どんな場合でしょうか。対象外となるケースというものはどういうものがあるかということをお知らせください。
それから、視触診とマンモグラフィー、乳がんに関してはどちらか一方のみということなんですけど、今、私もいろいろとインターネットで見てみますと、40歳以上というのは、視触診とマンモグラフィーをあわせて検診した方がいいという、通常の検診でもそういうふうにやられている自治体が多いんですけど、この辺、どちらか一方となりますと、どういう場合は視触診の方がいいんだよ、どういう場合がマンモグラフィーがいいんだよということがもしわかれば教えていただきたいと思います。
それから最後に、この事業実施要綱を見てみますと、本事業にあわせて、女性特有のがんだけではなく、ほかのがん検診も受診しやすい環境づくりを図ることというのが要綱にあると思うんですけど、その辺のことを、ほかのがん検診の環境づくりにも何かお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
たくさんありますけど、よろしくお願いいたします。
19:
◯健康福祉部長(
田中和夫君)[11頁]
なぜ節目年齢、5年刻みで無料受診なのかということでございますが、これは、国の予算の範囲内ということで、最大効果が上がるように考えられたものでございまして、そのねらいには、年齢的な隔たりがないよう、検診対象となる年齢から5歳刻みにターゲットを絞った形で受診勧奨を行うことで、対象者以外にもがん検診を誘発というか、ほかの方にも関心を持っていただいて受診を促そうというものであります。
それから対象者数でございますが、子宮頸がん検診は2,093人、乳がん検診は2,391人で、40歳の方は両方ということですので、40歳の方は501名見えます。ということで、実質的な対象は3,983人ということになります。
両がんの年齢別の罹患率でございますが、子宮頸がんで申しますと、1975年当時は、60代以降の高齢者の罹患率が高かったわけでございますが、近年、20代、30代の患者が増加し、40代以降の罹患率は横ばいということでございます。それから乳がんでございますが、30代後半から急激に罹患率が高くなり、40代半ばにピークを迎えるということで、それ以後は徐々に低くなるということでございます。
検診期間でございますが、クーポン券による受診期間は平成21年8月15日から平成22年3月末を予定しております。節目年齢以外の受診期間の方は、従来どおり平成21年6月1日から10月末までというふうになっております。
それから、6月から今までに受診済みの人への対応でございますが、今回のクーポン券による検診は、通常のがん検診の拡充事業の位置づけでありまして、6月の初旬に送付された国の実施要綱には、該当者の窓口負担が生じないようにするなど、できるものから速やかに実施するように求められております。したがいまして、当市でも、一般質問でも御答弁申し上げましたように、対象医療機関に周知し、償還払いが生じないよう窓口負担を無料にしておるものでございます。
今まで無料でそのように対応したのであれば、9月議会ということでもよかったのではということでありますが、一刻も早く多くの該当者にがん検診手帳及びクーポン券を送付いたしまして、多くの市民が受診するようにしなければならないと考えたわけでございます。クーポン券等の個別発送がおくれれば、制度周知がおくれるとともに、それだけ分の受診の機会も喪失するということになりまして、サービス提供量が限られる中、受診希望者が受診できない事態も想定されるもので、今回お願いを申し上げたわけでございます。
6月の開始の通常検診で、受診票にクーポン券が明記されれば事務費等が節約されたのではという御質問ですが、5月29日の国の補正成立により決まった事業でありまして、6月から開始の通常検診は5月21日に発送をしておりまして、その受診票には表示ができなかったということでございます。
それから、マンモグラフィーが市民病院だけで受診をしておりますけれども、要するに市民病院の体制は整っているかという御質問でございますが、マンモグラフィー検診は市民病院のみで行っております。通常の検診は、6月から10月までの毎週水曜日の午後で設定し、532人が受診予定でございます。そのうちの5分の1が今回の該当者になるのではないかと思っております。クーポン券による受診は、9月から来年の3月までの月・火・木・金曜日の午後と設定し、1日当たり10人から12人として、1,000人ほどの受診枠がございます。また、それ以上の受診者が想定されることになった場合、最大1日当たり15人の受診者を受け入れることが可能でありまして、その場合は1,500人ほど受診できるものと考えております。
この事業は単年度ということでございますが、1年限りかという御質問でございますが、国は効果等を検証し、次年度以降の実施について検討する旨言っておりますので、その動向を見ていきたいと考えております。
6月30日が基準日でございますが、その後に転入された方はどうかという御質問でございますが、その方につきましては、その市でクーポン券をいただいてみえますので、そのクーポン券と引きかえに津島市の方で受診していただくと。こちらの方で再度発行するということで、他市の方で受けてみえたらもうできませんけれども、他市で発行したクーポン券と引きかえに、私どものクーポン券を発行させていただくということでございます。
それから、通常検診ですと2年に1度やった方がいいということでありますが、昨年実施した人は受けられるのかということでございますが、昨年実施して、今回該当年になられた方は受けていただくことができます。
それから、マンモグラフィーと視触診のどちらか一方ということですが、両方できないかということでございますが、一応どちらか一方という考えで進めております。
それから、ほかのがんについて受診をする機会等、これは啓発によって受診率を高めていこうとは思っておりますが、このような女性特有のがん検診のようなものは考えておりません。その他のがんにつきましても、受診率を向上するための啓発は考えております。以上でございます。
20: ◯15番(
伊藤恵子君)[12頁]
今、2年に1度で、去年受けた人も受けていいよということをお答えいただいたんですけど、ちょっと厚生労働省が出しているQ&Aを見てみますと、受診案内により、医学的な観点から、受診間隔は2年に1回が推奨されていることを明確にお知らせすることが必要ですとか、住民に誤解を与えないようにどうのこうのと、いろいろ複雑なことが書いてあるんですけど、津島市としてはこういうことは明記せずに、対象者であれば皆さんにクーポン券を配付するということで確認しておいてよろしいんですかね。ちょっとその辺のことをお知らせください。
21:
◯健康福祉部長(
田中和夫君)[12頁]
平成20年に乳がんのマンモグラフィーを受けたが、クーポン券が送付されたということで、そういう対象者の方には全員がん検診手帳も含めて送付いたします。国は費用対効果等も含め、マンモグラフィーは2年に1度の検診を推奨しておりますが、該当の年齢に達した方は受診していただけます。なお、視触診は毎年実施ができます。
それから、該当の年齢ですが、もう既に平成21年度に子宮頸がん、乳がんの検診を受けた方が、再度クーポン券が送付されますので、再度受けられるかということに対しましては、これは受けられません。その方には、窓口負担が無料となるように医療機関に周知しておりますが、支払われた場合は後日連絡して、領収書とクーポン券で償還払いするという方向で行きたいと思っております。以上です。
22: ◯15番(
伊藤恵子君)[13頁]
本当に不幸なことに、がんにかかってしまった人たちも対象年齢の方がもしかしておられるときに、やはりこういう通知を送って、すごく精神的に負担がかかるようなことがあってはならないんじゃないということもちょっと書いてあるんですけど、その辺のことがわかるのか。あと、そういう人たち以外に、対象外となるようなケースもあるかのように聞いているんですけど、この辺のことをわかったら教えていただきたいということと、あと、マンモグラフィーに関して、非常に手間がかかるんじゃないかなと思うんですね。1週間ぐらいはあいたから行きたいと思っても、まず都合の悪い曜日をつけて送ると、申し込み順に市の方で決定して、それを通知して、その日に受けていただくということなんですけど、半年の日程というのがなかなか難しい、働く女性もいると思うんですけど、何か複雑で、電話で問い合わせができないのかというふうに思うんですけど、この辺は手続上の簡素化ができないのかどうか、最後にお尋ねしたいと思います。
23:
◯健康福祉部長(
田中和夫君)[13頁]
最初の方の質問につきましては、ちょっと私ども詳細については承知しておりません。
それから、マンモグラフィーにつきましては、申し込みをしていただいて、それから日程調整をして決定通知を出し、また受診された後には検診結果を郵送するということになっておりますが、これは先ほども申し上げましたように、1日にできる数というのは12人から15人ということですので、短期間に大勢の方に受診していただくということですので、ある程度日程調整をしながらと思っておりますので、多少御不便かとは思いますけど、御了承いただきたいと思います。
24:
◯議長(
加藤忠篤君)[13頁]
ほかに質疑はありませんか。
25: ◯14番(杉山良介君)[13頁]
それでは、提出をされた議案に対して、三つの点で質疑を行います。
まず第1は、市税の還付金等についてでありますが、この還付金の問題は、当初予算にも計上されてあったと思うわけでありますが、今回の還付金の補正は、当初考えておったよりも予想を超える不況の影響があって、このようにふえたのかどうか。説明資料によると、今後さらにこの還付金は増加傾向にあるというふうに書かれておりますが、今回の補正で終わらない、さらに追加が必要だというふうに解釈できるわけですが、今年度全体の市税の還付金の総額について、どのぐらいになるのか、現時点での見通しも含めて説明をいただきたい、これが1点目であります。
それから二つ目、女性のがん検診についての問題の中で、津島市では、ことしの6月から関係する医療機関について、この対象年齢については無料で検診をするようにという通知がされておるわけですね。今回、さらにそこにクーポン券をつけて、検診手帳もつけて送付をするんだということでありますが、6月から実際に無料で検診をされた方、検診済みの方に対しても、今回このクーポン券をさらにまた発送をされるのかどうか、この点について御説明をいただきたい。
それから三つ目、救急車の更新についてでありますが、今回、3台ある救急車の中の一番古いと言われております、10年近い使用をされた救急車の更新をという提案であります。その中には、資器材の新たな搭載や心電図、あるいはAEDの性能アップが図られるということでありますが、もともと高規格救急車という法的な基準はどのような性能が定められているのか、いないのか。また、今回4点ぐらいの性能アップがありますが、こういった高規格救急車の備えるべき内容については努力義務なのか、あるいは標準的な装備なのか。法的な根拠といいますか、本来高規格救急車が備えるべき内容とは何かという点について御説明をいただきたい。以上であります。
26:
◯総務部長兼
会計管理者(
野村定男君)[14頁]
市税の還付金について3点ほどの御質問だと思いますが、第1点目として、不況の影響で還付が発生したのかどうかということでございますけれども、これについては、昨年からの世界的な経済不況の影響であると考えております。
2点目、3点目、これ続きますので一度に答えさせていただきます。
まず今回の補正で終了するかどうかでございますが、今回の
臨時会でお願いしております補正につきましては、緊急を要し、必要最低限の8月中に発生する還付金に対して補正をお願いしているものでございます。9月議会以降に上程を考えております補正につきましては、今9月の定例会に上程を予定しております補正予算については、現在編成を準備しているところでございます。還付金についてはまだ不確定でありますが、還付予定額としては3,000万円弱になろうかと考えております。最終的には、平成21年度に還付見込みと思われる金額は約8,000万円ほどになると考えております。以上でございます。
27:
◯健康福祉部長(
田中和夫君)[14頁]
既に受けられた方に対しても今回クーポン券等を送るのかという御質問でございますが、これはクーポン券だけではなくて、検診手帳、それから啓発用のお知らせ等もありますので、一緒に送らせていただきます。クーポン券は、お知らせの用紙に切り取りという形でついておりますので、クーポン券だけを外すということじゃなくて、そのまま送らせていただきたいと思っております。
28:
◯消防長(
稲垣憲一君)[14頁]
高規格救急車の医療機器は、法的な基準で定められているのか、または努力義務か、標準的な装備なのかということでございますけれど、高規格救急車の医療機器は、法的な基準、救急救命士の特定行為という9点がございます。それに基づいて標準的に装備をされているということでございます。また、その中で新たに搭載が必要になったというものは、気管挿管と薬剤投与、これが新たにできましたから、この装備を搭載する必要があったということで、標準装備になっております。以上でございます。
29:
◯議長(
加藤忠篤君)[15頁]
ほかに質疑はありませんか。
30: ◯16番(垣見信夫君)[15頁]
起債の件について、二、三お尋ねをいたします。
今回、高規格救急車を購入するについて、いわゆる財源はアバウトで言いますと1,000万円が臨時交付金の補助金と、残りの2,000万円が起債でお借りすると、こういう補正予算の説明だと思うわけですが、そこで、二、三点お尋ねをいたします。
この予算書を見てみますと、利率は年4%以内ということが書いてあります。しかしながら、直近を見てみますと、4%というのは余りにも高い数字ではないかなあと。今の常識的な金利は2%以下ではないかなあと。今年度に入って、市の起債で、財務省で借りておるのは、ほとんどが1%以下、0.9ですね。例えば湛水防除事業だとか、あるいは地盤沈下、あるいは教育の学校設備で、財務省から起債で借りたときの利率はほとんど0.9%、1%以下なんですね。今回も、以前もそうだったと思うんですが、この予算書には4%ということですね。これはどういうことかということ。
それから、いわゆる市債を発行するということは、借り入れをすると、お金を貸してくださいと、こういうことを言うわけですね。他の自治体は、民間にも、あるいは個人の方にもそういうことをやっております。ところが、津島市においては、指定金融機関とか、東海財務局とか、あるいは全国市有物件、公営企業の金融公庫、そういうところしか借りたことがないと思うわけですが、いずれにしても借りるわけですから、最終的には市民の税金で償還していかなきゃならないと。少しでも安い金利でというのが当たり前のことなんですが、借りるわけですね。その辺は、今回どういったところで借りるということを予定してみえるのかと、この2点と。
それからもう1点、2,000万円ほどの起債を起こすわけですが、これについては、国からの交付税措置はしてあるのか。交付税措置で、およそ、これはどぼっと一緒に来ますから、これだけについてということになるとわからんと思いますが、どれほどの交付税措置がされておるのか。3点ほどお尋ねいたします。
31:
◯総務部長兼
会計管理者(
野村定男君)[15頁]
3点ほどの御質問がありましたけれども、議案の4%については、議員御承知のとおり、いわゆる日銀が決める公定歩合によって利率の関係も変わってくると思われます。確かに4%は、今現時点借り入れの場合1%以下で現在は動いておりますけれども、そういう点から見れば高いというようなことでございますけれども、これは財政当局として景気変動等の見通しがつかないということで、なるべく高い金利を設定して、4%が妥当かどうかという論議ではなく、一番安全なところで議案の利率を上程しているということでございます。ですから、過去においても10%、12%、実際金利で7%で起債を借りたときもありますけれども、それより3%ぐらい上を見込んで計上しているのが実情でございます。
それから、起債の借り入れについてでございますけれども、確かに政府資金と縁故債と言われる市中銀行で借りる金額を想定してやっているわけですけれども、当然そこら辺については、一番安い金利で調達できるよう調整していきたいと思っております。また、政府資金においては、いわゆる年度当初で借りる場合は非常に安うございます。大体10月ごろまでは安うございますけれども、それからだんだん借り入れが各自治体多くなってまいりますので、金利が上がってくるということで、その事業の最終、年度末が多いわけでございますけれども、そのときに借り入れを、政府資金については借入年数によって変動しますけど、一番安いところで借りていきたいなあと思っております。
今回の自動車については、5年で据え置き1年でございますので、5年のうちの一番安いところで借り入れをしていきたいなと。当然、これについては縁故債を予定しておりますので、縁故債の中で市中銀行等で入札やら見積もりなどもとりながら、一番安いところで借りていきたいなと考えております。
それから、2,030万円の起債についての交付税措置はいかがという御質問でございますけれども、後年、交付税措置がされます。金額が幾らほどかということについては、はっきり言ってわかりません。大変申しわけないですけど、それしか言いようがないものですから、総額でどんと来るものですから、この分が幾らだというのはわかりかねますので、御容赦願いたいと思います。以上でございます。
32: ◯16番(垣見信夫君)[16頁]
簡単に、最後に1点だけお尋ねします。
この2,000万円ほどの起債を借りたと。いわゆるそれが政府資金であろうと、民間のところであろうと、あるいは機関投資家であろうと、一般の市民であろうと、いずれにしても起債として借りたということになりますと、要は、これは悪い言葉かどうかわかりませんが、借金ということになるわけですね。それはそれでいいんですが、特別会計や企業会計、もちろん一般会計も含めてですが、この2,030万円を足しますと、津島市の起債総額はお幾らになるんですか。
33:
◯総務部長兼
会計管理者(
野村定男君)[16頁]
今、ちょっと資料がございませんので、正確な数字は申し上げられませんけれども、380億円ぐらいを総額では思っておりますけれども、今回の経済対策による補正で約十二、三億円を予定しておりますので、400億円ぐらいになるかなというふうな試算をしております。以上でございます。
34:
◯議長(
加藤忠篤君)[16頁]
ほかに質疑はありませんか。
質疑も尽きたようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第45号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。よって、議案第45号については委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、反対討論の
発言を許します。
討論はありませんか。
次に、賛成討論の
発言を許します。
35: ◯14番(杉山良介君)[17頁]
今議会に提案をされております議案の内容は、市民の立場から見て賛成すべきであると、そういう内容であるというふうに考えておりますが、これらの事業の推進に当たっての要望等も含めて、意見を述べておきたいと思います。
女性特有のがん検診推進事業については、提案内容が来年3月末の期限ということで、いわゆる今年度限りの事業となっております。本格的にがん検診を向上させるということであれば、1年限りではなくて、せめて5年ぐらいはこの努力を続けるべきであるというふうに考えるものであります。
また、クーポン券の利用については、乳がん検診の場合、マンモグラフィーか視触診のどちらか一つしか選べないということになっておるわけでありまして、それではどんな人がどちらを受診することが有効であるか、こういう説明があればさらに利用しやすいと考えられるので、この点での対応が考えられるべきではないでしょうか。
そして、厚生労働省の実施要綱の中にも、本事業にあわせて、対象者が胃がん、肺がん、大腸がん検診等も受診しやすい環境づくりを図ることと明記をされておるわけでありますから、こうした分野に対しても具体的な取り組みがされるべきだということを申し上げて、賛成討論といたします。以上であります。
36:
◯議長(
加藤忠篤君)[17頁]
ほかに討論はありませんか。
37: ◯20番(本田雅英君)[17頁]
賛成の立場から討論に参加いたします。
国の子育て・教育支援における緊急経済対策の一環として、女性特有のがん検診推進事業の補正予算が5月29日に成立し、6月30日を基準日として実施されることになりました。この事業は、ただいま説明があったとおり、一定の年齢の女性に対して、子宮頸がん、乳がん検診の無料クーポン券とがん検診手帳の交付を行うことにより、検診受診率の向上を図るものであります。また、5歳間隔で受診勧奨を行うことにより、対象者のみにとどまらず、男性も含めて多くの市民が受診に関心を示すような相乗効果も大いに期待される事業であると思うところであります。
国は、受診機会の拡大、ひいては検診率向上、健康意識の高揚を図るために一日も早くこの事業の実施を要請しており、今回の
臨時会でこの地域の先陣を切って予算計上されましたことは、当局における市民の健康に対する認識の高さのあらわれとして大変評価するものであります。2,391人を対象にした乳がん検診のマンモグラフィーは市民病院で行われるとのことでありますが、このことは、市民のための市民病院として大きくアピールできる事業でありますので、市民病院は、健康推進課と協働し、さらなる検診しやすい体制等の整備をしていただき、市民の検診機会の拡大を図っていただくことを強く要望いたしまして、賛成の討論といたします。
38:
◯議長(
加藤忠篤君)[18頁]
ほかに討論ありませんか。
討論も尽きたようでありますから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第45号「平成21年度津島市一般会計補正予算(第2号)について」を採決いたします。
議案第45号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
起立全員であります。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
以上をもちまして、本議会に付議されました案件は議了いたしました。よって、今期
臨時会はこれをもって閉会といたします。
午前10時00分 閉会
──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────
閉 会 式
午前10時00分 開式
39:
◯議会事務局長(
鈴木得男君)[19頁]
ただいまから閉会式を行います。御起立願います。
〔全 員 起 立〕
〔議長
加藤忠篤君登壇〕
40:
◯議長(
加藤忠篤君)[19頁]
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、本
臨時会に付議されました案件について御熱心に審議を賜り、適切な議決をいたされましたことは、市勢伸展のため、まことに御同慶にたえないところであります。ここに、本議会の運営に当たり、皆様方の御協力に対し、厚く御礼申し上げます。
立秋とは名のみばかりで暑い日が続きますが、皆様方におかれましては、一層御自愛の上、御活躍をいただきますようお願いを申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
〔
市長 伊藤文郎君登壇〕
41:
◯市長(
伊藤文郎君)[19頁]
閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
このたびの平成21年第4回津島市議会
臨時会に際しましては、提出いたしました議案に御賛同賜りまして、厚く御礼申し上げます。御議決いただきました議案は、審議経過を十分踏まえ、市政推進に努めてまいります。
このところ、全国各地で自然災害が発生いたしております。幸い、当市におきましては、生命にかかわる甚大な被害は発生をいたしておりませんが、この災害におきましてお亡くなりになられました方々の御冥福を心からお祈りいたしますとともに、被災されました地域の一日も早い復興を念願いたしております。また、行方のわからなくなってみえます方々の一日も早い無事の発見をお祈りいたします。当地域におきましては、夏本番を迎え、厳しい暑さが続くと予想されますが、議員各位におかれましては、健康に留意され、市勢伸展のため、格段の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
42:
◯議会事務局長(
鈴木得男君)[19頁]
以上をもちまして閉会式を終わります。
午前10時03分 閉式
──────────────── ◇ ◎ ◇ ────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 加 藤 忠 篤
署名議員 平 野 利 彰
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