春日井市議会 > 2021-03-02 >
03月02日-04号

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  1. 春日井市議会 2021-03-02
    03月02日-04号


    取得元: 春日井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和 3年  3月 定例会(第1回)             令和3年第1回          春日井市議会定例会会議録第4日-----------------------------------                      令和3年3月2日(火曜日)◯出席議員(32名)            1番  堀尾国大君            2番  奥村博史君            3番  奥村昇次君            4番  安達保子君            5番  小林宣子君            6番  前田 学君            7番  石田裕信君            8番  梶田正直君            9番  金澤陽貴君           10番  石飛厚治君           11番  長谷和哉君           12番  鈴木秀尚君           13番  伊藤貴治君           14番  原田祐治君           15番  伊藤杏奈君           16番  田口佳子君           17番  末永 啓君           18番  加藤貴章君           19番  加納 満君           20番  鬼頭宏明君           21番  村上慎二郎君           22番  梶田高由君           23番  長谷川達也君           24番  小原 哉君           25番  熊野義樹君           26番  伊藤建治君           27番  長縄典夫君           28番  田中千幸君           29番  佐々木圭祐君           30番  林 克巳君           31番  宮地 隆君           32番  友松孝雄-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者      市長        伊藤 太君      副市長       早川利久君      副市長       加藤達也君      教育長       水田博和君      監査委員      森 鋭一君      企画政策部長    加藤裕二君      総務部長      長谷川 透君      財政部長      加藤俊宏君      市民生活部長    冲中 浩君      文化スポーツ部長  上田 敦君      健康福祉部長    山口剛典君      青少年子ども部長  勝 伸博君      環境部長      大橋弘明君      産業部長      足立憲昭君      まちづくり推進部長 大島常生君      建設部長      石黒直樹君      市民病院事務局長  丹羽教修君      上下水道部長    小久保健二君      会計管理者     梶田岳宏君      消防長       高桑 博君      教育部長      松原眞一君      監査事務局長    小西史泰君-----------------------------------◯事務局職員出席者      事務局長      長谷川 晃君      議事課長      長縄友美君      議事課長補佐    梅村知弘君      議事担当主査    安田和志君      主事        鳥居翔太君-----------------------------------◯議事日程  令和3年第1回春日井市議会定例会(第4号)                       開議 3月2日 午前10時  日程第1 第5号議案+         ~  |質疑委員会付託       第30号議案+       報告第1号+         ~  |質疑       報告第4号+  日程第2 第1号議案+         ~  |質疑委員会付託       第4号議案+-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  1 第5号議案 令和3年度春日井市一般会計予算  2 第6号議案 令和3年度春日井市公共用地先行取得事業特別会計予算  3 第7号議案 令和3年度春日井市国民健康保険事業特別会計予算  4 第8号議案 令和3年度春日井市後期高齢者医療事業特別会計予算  5 第9号議案 令和3年度春日井市介護保険事業特別会計予算  6 第10号議案 令和3年度春日井市民家防音事業特別会計予算  7 第11号議案 令和3年度春日井市春日井インター北企業用地整備事業特別会計予算  8 第12号議案 令和3年度春日井市潮見坂平和公園事業特別会計予算  9 第13号議案 令和3年度春日井市春日井市民病院事業会計予算  10 第14号議案 令和3年度春日井市水道事業会計予算  11 第15号議案 令和3年度春日井市公共下水道事業会計予算  12 第16号議案 春日井市職員定数条例の一部を改正する条例について  13 第17号議案 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例について  14 第18号議案 春日井市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について  15 第19号議案 春日井市附属機関設置条例の一部を改正する条例について  16 第20号議案 春日井市ふれあい農業公園条例の一部を改正する条例について  17 第21号議案 春日井市介護保険条例の一部を改正する条例について  18 第22号議案 春日井市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例について  19 第23号議案 春日井市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例及び春日井市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例について  20 第24号議案 春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例について  21 第25号議案 春日井市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について  22 第26号議案 春日井市手数料条例の一部を改正する条例について  23 第27号議案 春日井市JR春日井駅南口一時保育室の指定管理者の指定について  24 第28号議案 市道路線の廃止について  25 第29号議案 市道路線の認定について  26 第30号議案 春日井市土地開発公社経営健全化のための用地の取得について  27 報告第1号 令和2年度春日井市一般会計補正予算(第7号)の専決処分について  28 報告第2号 令和2年度春日井市一般会計補正予算(第8号)の専決処分について  29 報告第3号 熊野桜佐地区雨水号調整池築造工事の変更契約の専決処分について  30 報告第4号 訴えの提起の専決処分について  31 第1号議案 令和2年度春日井市一般会計補正予算(第9号)  32 第2号議案 令和2年度春日井市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  33 第3号議案 令和2年度春日井市春日井インター北企業用地整備事業特別会計補正予算(第2号)  34 第4号議案 令和2年度春日井市公共下水道事業会計補正予算(第2号)                    午前10時 開議 ○議長(友松孝雄君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の日程は,お手元に配付の議事日程のとおりであります。よろしく御協力のほどお願いいたします。----------------------------------- ○議長(友松孝雄君) 日程第1 第5号議案から第30号議案まで並びに報告第1号から報告第4号までの30件を一括議題といたします。 これより一括質疑に入ります。 通告者は6人であります。通告順に発言を許します。17番 末永 啓君。 ◆17番(末永啓君) それでは通告のとおり質疑を行います。 まず,第5号議案 令和3年度春日井市一般会計予算,2款総務費デジタル化推進2,909万6,000円についてお伺いいたします。 記載があるのは業務改善プラットフォームシステム試験導入支援業務意見集約システム試験導入支援業務ICT推進調査他となっております。 これ2つ大きく分かれていまして,1つ目が市民サービスについてのことです。ICTを活用した市民サービスの向上536万円,ICTを活用した新たな市民サービスの調査・研究として705万4,000円が計上されております。こちらのICTを活用した市民向けサービスの各事業の内容と目的,目標,また,これまでの取組実績についてお尋ねをいたします。 それから,これまでにICTを活用した市民サービスに関する市民ニーズをどのように把握してきたのか,お尋ねをいたします。 また,今コロナによる人々の行動変容やデジタル化への国民の関心,期待が高まっている中で,ICTを活用してどのような行政サービスがあったらいいのか,今後の市民ニーズ把握方法についてお尋ねをいたします。 それから,コロナ禍において,市が導入しているICTサービスは,どのように効果を発揮したのかについて検証をお願いいたします。あわせて,ポストコロナに向けた市の課題感についてお尋ねをいたします。 続いて,ICTを活用した業務の効率化1,668万2,000円についてです。こちらは行政組織内,市職員の業務の効率化になります。予算の具体的な中身,これまでの実績についてお尋ねいたします。 それから,これまでの業務効率化の実績として,一定の時間削減の成果を得ていると思いますが,削減した時間はより重要度の高い業務にきっちりと充てられたのかどうか,あるいは残業代の削減などにつなげられたのかどうか,削減時間の活用方法と各課における削減時間の活用方法を,調査を行っているのかどうかについてお尋ねをいたします。 それから,事業の目的についてですが,職員の労働生産性の向上を図るということですけれども,職員の労働生産性を市としてどのようにモニタリングを行っているのかについてお尋ねをいたします。 続いて,7款商工費商店街空き店舗活用事業他328万円と記載があります。 令和3年度の市政方針では,にぎわいの創出と経済の活性化が柱の一つに据えられました。にぎわい経済活性化のためには,空き店舗テナント有効活用は必須です。空き店舗が目立つ街でにぎわいを感じる人はいないからです。 しかし,足元ではコロナの影響などで全国的に商店街や商業地,オフィス街などで空き店舗空き店舗率が増加・上昇している状況です。そこで,本市の商店街の空き店舗テナント空室状況はどのようになっているのか,お尋ねをいたします。 現行制度,商店街空き店舗活用事業助成金は3種類ありまして,商業型,戦略型,これは助成対象経費が商店街の空き店舗に入店する際に必要となる改装費及び改築費です。もう一つが住商分離費,こちらの助成対象経費が商店街の空き店舗における事業空間部分生活空間部分を分離するため,改装及び改築を行うもの。 これら,現在の支援策はいずれも商店街に限定されていますが,実際は市内には商店街以外にも店舗・テナントはたくさんあります。最終目標はにぎわいの創出と経済の活性化ですから,商店街に限定せず,にぎわいや経済の活性化のために店舗・テナント有効活用されるよう考えていく必要があります。 そこで,商店街以外の空き店舗テナント空室状況はどのようになっているのかお尋ねをいたします。 併せて,商店街以外の空き店舗テナントについては,まちづくりの観点から市としてどのように考えるのか,所見をお尋ねします。 それから,コロナのさなかに今あって,店舗・テナントの所有者の方はいかに店舗を利活用してもらえるかということを考えています。店舗・テナント所有者の声,意向を市としてどのように把握しているのか,お尋ねいたします。 最後に,コロナの影響で店舗・テナントへの入居者側のニーズにはどのような変化が起きているのか,把握されているところがあればお尋ねをいたします。 続いて,同じく7款商工費,観光・にぎわい創出基本計画策定300万円についてお尋ねいたします。 令和4年度策定基礎調査というふうに予算説明書のほうに記載があります。債務負担行為も限度額900万円,令和4年度以降の支出予定額900万円,記載されております。 春日井には二子山古墳や書の歴史文化や道風記念館,下街道沿いの歴史や史跡,愛岐トンネル群,製造業をはじめとする産業,県営名古屋空港空港周辺施設など発展性のある観光資源がたくさんあります。 思い返せば,2014年の市長選挙において私のおじが立候補し,春日井を観光都市にするというふうに訴えました。その後,私もこれまで市に対して下街道沿いの史跡などをまちづくりに活用することや,他市を見習って観光消費額や入り込み客数,歩行者通行量など,適切なKPIを設定してしっかり観光施策の成果を出していくべきことなどを促してまいりました。 2021年になりまして,今回こうして観光・にぎわい創出基本計画を策定するとの意向が出て,ようやく市の動きが我々が訴えてきたことに追いついてきたのかなと見ております。にぎわい経済活性化にしっかり結びつく中身のある計画になるよう,策定状況を注視していくつもりです。 そこで,お尋ねですが,観光・にぎわい創出基本計画策定に関する予算の内容と調査を行う内容をお尋ねいたします。 計画策定を目指すに至った経緯・背景,計画の位置づけについてもお尋ねをいたします。 今回こうした計画の策定を目指すということは,市として観光やにぎわいに関して何かしら現在課題を認識されているということだと思います。本市の観光やにぎわいに関する課題についての認識をお尋ねいたします。 それから,市が観光施策を推進する上で,成果指標としてモニタリングしていくべき数字として,観光消費額や入り込み客数,歩行者通行量はどのようになっているのかお尋ねをいたします。 次に,市内経済の状態なんですけれども,市内総生産についてはどのような状況にあるのか,また今回この計画を策定・推進することにより,どのぐらいの経済効果を目指すのかについて所見を伺います。 最後に,本市の観光産業の現状とコロナ禍の影響,計画に期待することについてお尋ねをして,質疑といたします。 ○議長(友松孝雄君) 総務部長 長谷川 透君。 ◎総務部長(長谷川透君) それでは,私からは,第5号議案についての御質問に順次お答えをいたします。 デジタル推進に係る市民サービスの向上についての令和3年度の新規事業につきましては,業務改善プラットフォームシステムでは,必要となる情報システムを簡易に内製化できるソフトウエアを検証し,デジタル人材の育成と迅速なシステム構築を目的としています。 また,意見集約システムは,タウンミーティングなどの場をオンライン上に構築することで,市民の皆様が参画しやすい仕組みづくりを目指してまいります。 次に,これまでの実績につきましては,市公式アプリ「春ポケ」は,平成30年3月の公開以来,ダウンロード数は2万を超えております。また,自動応答システム「教えて!道風くん」は,平成31年1月から利用を開始し,令和2年度は月平均800件以上の質問が寄せられております。 次に,市民ニーズの把握につきましては,平成29年度から令和元年度まで毎年ウェブアンケートを実施し,いただいた御意見を基に当市のICT利活用に反映をしております。今後も新たな調査方法を含め,引き続き市民ニーズの把握に努めてまいります。 次に,コロナ禍における効果につきましては,「春ポケ」の閲覧数が緊急事態宣言期間中は大幅に増加していることから,行政情報を手軽に即時で受け取れる環境が市民の皆様に受け入れられたものではないかと考えております。 また,今後に向けての課題につきましては,新しい生活様式に対応した,市役所に来ていただくことなく行政手続が完結できる取組が重要と考えております。 次に,業務の効率化についての令和3年度の事業につきましては,定型業務の自動化のため,RPAAI-OCRの拡充,会議などの音声データをテキスト化する議事録作成支援サービスなどを実施をしてまいります。 次に,令和2年度の実績につきましては,RPAAI-OCRを導入・運用した9課19業務において,職員の業務時間を1,130時間削減できると見込んでおります。 次に,削減時間の活用方法につきましては,コロナ禍による緊急対応などもあったため,各課への実態把握はできておりませんが,これまで取り組めなかった業務への注力や残業時間の削減に充てられていると考えております。なお,調査につきましては,今後各課へのヒアリングなどにより実施をしてまいります。 次に,職員の労働生産性モニタリングにつきましては,RPAAI-OCRの導入前後の時間から削減割合を計測しております。 ○議長(友松孝雄君) 産業部長 足立憲昭君。 ◎産業部長足立憲昭君) それでは,私からは,産業部が所管いたします第5号議案,7款商工費商店街空き店舗活用事業他及び観光・にぎわい創出基本計画策定の御質問にお答えさせていただきます。 初めに,商店街空き店舗活用事業他でございます。 商店街の空き店舗等の状況については,春日井市商店街連合会が市内の各商店街から情報を収集し,ホームページで公開しております。2月22日付で9つの商店街で計15の店舗などが入居者を募集している状況です。 次に,商店街以外の空き店舗等については,民間の不動産事業者のサイトで検索すると,約140件の物件が貸店舗として掲載されております。 次に,商店街空き店舗活用事業は,商店街振興の目的で設けられた制度のため,商店街以外の空き店舗は対象となりませんが,街のにぎわいを保つためにも,商店街以外の空き店舗の活用も必要だと考えております。なお,商店街以外への出店に対する支援として,新規に開業した場合,新規創業助成事業補助金を活用して設備を整備いただくことが可能です。 次に,商店街の空き店舗については,各商店街が店舗などの所有者の意向を確認し,貸出し意向のあるものをホームページで公開しております。 次に,コロナ禍の影響と店舗等への入居者のニーズについては特に把握しておりませんが,商店街空き店舗活用事業では,これまでも飲食店や小売店などに加えて,最近では学習塾や美容院などといった対面サービスの事業者の利用も見受けられます。 次に,観光・にぎわい創出基本計画策定でございます。 観光・にぎわい創出基本計画策定に至った経緯・背景については,コロナ収束時を見据え,近郊大都市からの日帰り旅行等交流人口を増加させることが市内経済の活性化に重要と認識したことと併せ,春日井商工会議所などからの要望もあったためです。 次に,令和3年度に実施するサボテンプロデュース実証研究委託の予算は300万円で,調査内容は,民間事業者による春日井サボテンブランド構築と大型需要の開拓等のプロデュースを行います。 次に,令和3年度と令和4年度の2年間で策定する観光・にぎわい創出基本計画策定業務の予算は900万円で,本市の観光産業の現状と課題の調査,ビジョンの策定,市内の観光資源発掘と磨き上げなどを行い,サボテンプロデュース実証研究委託事業成果等も反映します。 次に,計画の位置づけについては,本市の条例に基づき設置された有識者による観光・にぎわい創出推進会議で計画を審議,計画策定後は事業の進捗状況等の確認により実効性を高めてまいります。 次に,本市の観光産業の状況及び課題感については,集客を見込める観光施設が乏しい本市では,地域資源を生かした魅力的な体験メニュー等により交流人口を増やすことが重要な一方,市民には地域の資源に誇りを持ってもらう必要があります。この市民の誇りは本市の大きな財産になると考えております。 次に,観光関係の数値については,観光消費額は把握しておらず,入り込み客数は平成30年の推計で約87万3,000人,歩行者通行量は,令和元年度の鳥居松広小路商店街での調査で,午前10時から午後4時で1日1,030人でした。 次に,市内の経済の状態については,平成28年度の市内総生産,約1兆390億円のうち,観光に大きく関係する宿泊・飲食サービス業の生産は約170億円で,1.6%程度になっています。 次に,目指すべき経済効果についてですが,観光産業とは,宿泊や飲食のほか,運輸業や小売業,製造業など多くの業種が関わる裾野が広い産業です。この担い手の多い産業を振興し,交流人口を増加させて,市内経済の好循環を促すための基本的な方向性を新たに示すことに大きな意義があると考えております。 コロナ禍の影響については,市内の観光関連事業者の中には前年度比20%程度の売上にとどまっているものもあります。今回の観光・にぎわい創出基本計画が多くの事業者が新たな事業展開につなげる契機となり,市内経済がより活性化することを期待しております。 ○議長(友松孝雄君) 26番 伊藤建治君。 ◆26番(伊藤建治君) それでは,私からは,第5号議案 令和3年度春日井市一般会計予算から,大きく4点についてお尋ねいたします。 まず,歳出,2款総務費,1項10目交通安全事業交通安全対策として,自転車用ヘルメット購入費補助を実施するとのことでございます。 私は2017年12月の一般質問で,自転車の交通安全のために自転車賠償保険への加入義務でありますとかヘルメットの着用を促す条例の制定を求めまして,昨年条例が制定されました。今回の取組は条例の内容を推進するための施策だと受け止めています。 ヘルメット購入補助の詳細について,補助対象や補助額,申請方法など詳細をお尋ねいたします。 一般質問や昨年の条例案に対する質疑でも申し上げましたが,自転車の交通安全については学校での啓発の取組が必要です。こうした補助制度をつくるにあたり,学校での共同購入をするなどの購入促進でありますとか,この機を捉えて,さらなる啓発に取り組むこともできるかと思います。この点についてのお考えをお伺いいたします。 続いて,歳出,3款民生費,1項1目社会福祉総務費のうち,生活困窮者自立支援についてです。 このうち住居確保給付金等扶助費は約4,600万円とのことです。こちらはコロナ禍経済状況が急速に悪化する中で,困っている人たちの生活を底支えする重要な役割を果たしています。 令和2年度は昨年6月議会で4,800万円の補正を組み,当初と合わせて約5,000万円の事業費といたしました。今予算におきましては若干の減額となっていますが,ほぼ同規模での予算でございます。 この予算につきましては実績に基づいて算定されると思いますけれども,令和2年度の支給状況と今予算における見込み数をお尋ねいたします。 また,この給付金を申請できる要件についてもお尋ねいたします。 生活困窮者自立支援からはもう一点,子どもの学習・生活支援事業委託についてもお尋ねいたします。932万8,000円でございます。 令和2年度からは約100万円の微増でありますけれども,増額となっています。これはいわゆる無料塾として経済的に事情のある中学生を対象にして行う学習支援の取組です。2016年に一般質問で取上げ,翌年に事業化していただきました。 これまで市内3か所で実施されてきましたが,今予算では増額となっていることから,箇所数を増やすことを想定されているのかと期待をしておりますけれども,これらの増額要因と令和3年度の実施内容についてお尋ねをいたします。 続いて,同じく3款民生費,2項4目の保育園費についてお尋ねいたします。 春日井市の保育行政においては,保育園に通うゼロから2歳児の母親が育児休業に入った場合,園児を退園させるという育休退園を行っています。多くの自治体が育休退園を解消する取組を進める中,私どもも一般質問や予算要望の中で,春日井市も育休退園の解消をするよう繰り返し求めてきました。 今議会の市政方針では,育休退園の解消に向け積極的に取り組むと述べられ,代表質問に対する市長答弁では,育休退園への取組の必要性も認識しているとのことでした。初めて文字どおり積極的な姿勢をお示しいただきましたことに期待をしております。 昨年の6月議会の一般質問でも育休退園を取り上げました。その際,在園児の保護者に対してアンケート調査を実施し,育休退園に対する保護者の希望を把握することをお願いし,対する答弁では,保護者のお考えについても把握するというものでございました。 保護者に対するニーズ調査は実施をされているかと思いますので,実施時期,回答数,保護者の皆さんがどのようなニーズをお持ちかなどの回答内容について詳細をお尋ねいたします。 また,令和2年度における年齢別の育休退園者数についてもお尋ねをいたします。 続いて,8款土木費,4項7目公共交通利用促進対策のうち,高齢者向けフリーパス購入費補助についてお尋ねいたします。 2017年の12月議会で,高齢者の移動支援として,名鉄バスの特別チケット,得々パスの購入費補助を御提案申し上げました。この制度は昨年3月からゴールドパス,シルバーパスという定額乗車チケットに変更されました。 令和3年度の予算編成に対する会派の要望でも,このパスの購入費補助をお願いしました。今回,高齢者向けフリーパス購入費補助として135万円,新規に事業化されるのはまさにこのことだと思いますけれども,詳細をお尋ねいたします。 ○議長(友松孝雄君) 総務部長 長谷川 透君。 ◎総務部長(長谷川透君) それでは,私からは,第5号議案についての御質問に順次お答えをいたします。 自転車用ヘルメットの購入費補助につきましては,自転車事故時の負傷の程度を軽減するとともに,安全意識の向上を図ることを目的として,購入に要する費用の2分の1,上限2,000円を補助するものでございます。 補助の対象といたしましては,令和3年度末時点の満年齢が7歳以上18歳以下となる方,または65歳以上となる方が,令和3年4月1日以降に市内の販売店で購入したSGマークなどの安全性の認証を受けたものとなります。申請につきましては,購入後に領収書や本人確認書類などを添付した申請書を提出していただく方法により準備を進めております。 次に,小中学校におけるヘルメット共同購入につきましては,学校活動以外に係る物品の共同購入は行っておりませんが,チラシと併せて申請書を配布するなど,学校と連携し,ヘルメットの着用の重要性を引き続き啓発するとともに,本補助事業について周知を行ってまいります。 ○議長(友松孝雄君) 健康福祉部長 山口剛典君。 ◎健康福祉部長(山口剛典君) 私からは,3款1項1目生活困窮者自立支援についての御質問にお答えをいたします。 初めに,住居確保給付金につきましては,本年1月末時点で支給件数は180件で,支給金額は2,537万円となっております。 令和3年度予算につきましては,今年度の支給状況等を勘案し,支給件数を228件,平均支給月数を約5.2か月,平均支給額を約3万8,000円と見込んでおります。 主な申請要件としましては,離職またはやむを得ない休業等により経済的に困窮をし,住居喪失,またはそのおそれがあること,主たる生計維持者であること,そして申請者及び申請者と同一世帯に属する者の収入合計額や金融資産合計額がそれぞれ基準以下であることなどでございます。 次に,子どもの学習・生活支援事業でございますが,ニュータウン地区におきましては,これまで学生ボランティア等が主体となって取り組む,中部大学と相互協力の強化に関する協定に基づき委託をしてまいりました。しかし,今年度をもちましてこの事業を終了するという申出がございました。 このことから,令和3年度におきましては,ニュータウン地区の事業実施者についても他地区と同様に公募型プロポーザルで選定をすることとし,民間事業者を想定することから予算金額を増額するものでございます。 また,令和3年度の事業実施箇所数につきましては,現在の利用状況等から,現行の3地区体制で実施をしていく予定でございます。 ○議長(友松孝雄君) 青少年子ども部長 勝 伸博君。 ◎青少年子ども部長(勝伸博君) 私からは,3款2項4目保育園費に関する2点の御質問にお答えいたします。 初めに,育児休業中の保育園利用に対する保護者の意向把握については,令和2年8月24日から9月4日まで保護者アンケートを実施し,5,131世帯を対象に1,363件,約27%の回答をいただきました。 育児休業中の保育園利用の必要性の問いに対して,「必要」と回答した保護者が1,050人,約77%,「不要」との回答が313人,約23%でした。「必要」と回答した保護者について,「2人の子どもを家で保育するのが大変」と回答した方が528件,約50%と最も多く,一方で,「不要」と回答した保護者について,「育児休業中のため家庭で保育すればよい」と回答した方が162件,約52%と最も多い結果となっております。 次に,令和2年度の育休退園者数については,ゼロ歳児が6人,1歳児が72人,2歳児が61人であり,合計139人となる見込みです。 ○議長(友松孝雄君) まちづくり推進部長 大島常生君。 ◎まちづくり推進部長(大島常生君) 私からは,8款4項7目の高齢者向けフリーパス購入費補助についての御質問にお答えいたします。 高齢者向けフリーパス購入費補助につきましては,先般策定しました地域公共交通計画における路線バスサービスの維持・支援や,料金割引制度の拡充・周知といった施策に基づき,名鉄バスが昨年3月から販売を開始しました高齢者向け定額制・乗り放題フリーパスにつきまして,市民の皆様にバスをより広く御利用していただく取組の一つとして購入補助を試行し,検証するものでございます。 対象者としましては,現在シティバスを割引運賃で乗車できます75歳以上の市民にお配りしております高齢者カードや,65歳以上の方のうち運転免許返納カード,各種の障がい者手帳をお持ちの方などを考えております。 また,補助額としましては,購入1か月当たり1人1,000円を考えております。 試行の時期につきましては,シティバスの再編や新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえて検討してまいります。 ○議長(友松孝雄君) 26番 伊藤建治君。 ◆26番(伊藤建治君) それぞれお答えをいただきました。 まず,自転車用ヘルメットの購入費補助についてでございます。補助の内容について理解をいたしました。 学校での共同購入は考えていないということでございましたけれども,私が子どもの頃には共同購入があって,それがヘルメット着用の定着に大きな役割を果たしてきました。この補助制度の申請方法は購入後の申請ということでございますけれども,例えば学校で共同購入ができれば,代理受領払いという方法もできるかと思います。 ともかく,これぜひ多くの方に利用していただきたいと思います。啓発も行うということでございますので,期待をいたします。この件については以上でございます。 続いて,生活困窮者自立支援についてです。 住宅確保給付金の実績は180件で,予算は228件とのことでした。申請要件についても説明がありましたが,申請できるのに,制度を知らずに利用されていない方もまだまだいるのではないかと思いました。 例えば,社会福祉協議会が実施している生活福祉資金の申込み件数はもっと多いわけでありまして,今年度,現時点で2,000件を超えていると聞いております。こうした方々の中にも申請要件を満たしている人はいると思われます。 制度の周知の手だてについてはどのようにされているのか,お尋ねをいたします。 学習・生活支援事業,いわゆる無料塾についてですけれども,箇所数はそのまま3か所ということでございます。 先日の新聞記事によりますと,困窮家庭の子へ経済支援などを行っているNPOの方が,コロナで困ったことを子どもたちに尋ねると,「塾に行けなくなった」が一番多かったということでございます。経済格差により学習機会が失われて,不安が広がっているということであります。 春日井市の学習支援事業はまさにこの不安に対応する事業であり,コロナ禍において拡充を検討すべきではないかなとも思いますが,市の認識と,この事業についての今後の見通しをお尋ねいたします。 続いて,保育園費の育休退園についてでございます。 令和2年度の育休退園は139人の見込み,保護者へのアンケートでは育休退園の解消を望む声が少なからずあったと。77%の方が「必要」と答えているとのことでございました。これらをしっかり受け止めた中で今回の市政方針が出されたものと理解をいたしました。 ただ,具体的な取組内容や実施時期についての説明がございません。一般質問においては,昨年度の受入れ可能人数については,11月までは受入れキャパシティーがあったとの答弁がございましたし,新設の保育園の開園もございます。こうしたパーツをつなぎ合わせますと,令和3年度には育休退園の解消に向けた具体的な取組がなされるものと期待しますけれども,その内容をお尋ねいたします。 続いて,高齢者向けフリーパス購入費補助についてであります。 名鉄バスのゴールドパス,シルバーパスの購入補助で,1か月1,000円の補助ということでございます。 予算135万円でございますが,こちらは1,350回分の補助となります。この数は恐らくニーズを想定して設定されたと思いますが,その根拠となる実際の販売実績はいかほどか,お尋ねいたします。
    ○議長(友松孝雄君) 健康福祉部長 山口剛典君。 ◎健康福祉部長(山口剛典君) 私からは,生活困窮者自立支援についての2回目の質問にお答えをいたします。 初めに,住居確保給付金の周知につきましては,市ホームページへの掲載のほか,ハローワークやUR事務所の窓口にチラシの設置をするとともに,市社会福祉協議会において貸付け等の相談があったものに対して,個別に制度の案内を行っております。 また,今般のコロナ禍において住居確保給付金の再支給要件に変更があったため,再支給が可能な者に対しまして,個別に文書を発送しております。 次に,今後の子どもの学習・生活支援事業の在り方についてでございますが,コロナ禍での生活困窮世帯数の増減等も含め,利用者ニーズをしっかりと捉えながら,効果や利便性等を検討していく必要があると認識をしております。 また,市内ではNPO法人等が運営する学習支援事業も増加傾向にございますので,それらの団体の実施形態等を含めた情報収集に努め,引き続き調査研究を行ってまいります。 ○議長(友松孝雄君) 青少年子ども部長 勝 伸博君。 ◎青少年子ども部長(勝伸博君) 私からは,3款2項4目保育園費に関する2回目の御質問にお答えいたします。 育休退園の解消に向けた取組についてでございますが,新規入園希望者の増加に対応するため,新たに白山運動広場に民間保育施設を整備するなど,保育ニーズの高い地域への民間保育施設の整備を進めてまいります。 今後とも保育士の確保とともに,地区別の保育ニーズを把握し,受入れ定員の拡大を進める中で,育休退園に対して積極的に取り組んでまいります。 ○議長(友松孝雄君) まちづくり推進部長 大島常生君。 ◎まちづくり推進部長(大島常生君) 私からは,高齢者向けフリーパス購入費補助について,2回目の御質問にお答えいたします。 名鉄バスによりますと,販売開始から今年1月までの11か月間に全体で約1万3,000枚販売され,そのうち春日井市内の取扱所であります高蔵寺インフォメーションでは約2,000枚が販売されたと聞いております。 ○議長(友松孝雄君) 26番 伊藤建治君。 ◆26番(伊藤建治君) それぞれお答えをいただきました。 まず,生活困窮者自立支援事業についてであります。 住居確保給付金の周知につきましては,想定できるものは全てやっているかなと,しっかりやられているかなというふうに印象を持ちました。 子どもの無料塾,学習支援事業については,情報収集に努め,調査研究をするとのことでございます。こちらは子どもに向けた取組でありまして,子どもたちが歩いて行ける範囲での実施,できれば中学校区ごとが望ましいと感じております。これについては以上でございます。 育休退園についてでございますが,具体的な中身はやはりお答えがなかったわけでありますけれども,受入れ定員の拡大を進める中で,育休退園の解消に積極的に取り組むということでございますので,新年度中の取組になるというふうに理解をいたしておりますので,しっかり進めることを期待しております。こちらも以上でございます。 そして,高齢者向けのフリーパス購入費補助であります。実施時期は未定ということなんですけれども,シティバス再編時にスタートさせると,令和3年度は半年の運用が想定されるかと思います。年間の販売実績は2,000枚ということですので,1,350枚の補助を見積もったと理解をいたしました。 高齢者の移動支援の必要性は多方面から指摘されておりますけれども,今回の取組もその役割を発揮されるものとして期待をしております。より多くの方に御利用いただきたいと思いますので,周知についても,決まってからになりますけれども,積極的にお願いできればということを期待しております。以上です。 ○議長(友松孝雄君) 14番 原田祐治君。 ◆14番(原田祐治君) それでは,質疑を行います。 第5号議案 令和3年度春日井市一般会計予算の歳入についてです。 法人市民税について7億8,300万円のマイナスとなっています。提案理由説明では,税制改正によるものと業績の悪化によるものとのことでした。業績の悪化による減収分はどれだけになると見込んでいるのかお聞きします。 続きまして,歳出,10款教育費,就学援助についてです。 附属資料Ⅱの144ページをお願いします。 2019年の第1回定例会で私が一般質問した卒業アルバム代を今回追加していただきました。対象としていただいた経緯についてお聞きします。 次に,第9号議案 令和3年度春日井市介護保険事業特別会計予算についてです。 来年度から介護保険料が基準額で1か月当たり17円値上げされます。もし仮に保険料を据え置いた場合,幾ら不足するのかということについてお聞きします。 それから,介護給付費準備基金は28億3,041万円あるうちの24億5,100万円繰り入れますが,28億3,041万円全額を取り崩していたとしたら,1か月当たりの基準額は幾らになっていたのかお聞きします。 次に,第23号議案 春日井市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例及び春日井市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例についてです。 議案目次〔Ⅲ〕の51ページでは,「厚生労働大臣が定める基準に該当する場合」で「市からの求めがあった場合」,サービス計画を市に届け出るとされています。このことについては,国の社会保障審議会の介護給付費分科会の資料で,生活援助の訪問回数の多い利用者等への対応として,点検・検証の仕組みを導入するとされ,利用抑制になることが懸念されます。今回の改定はこの回数の範囲内に利用を制限するものなのかどうかということと,この回数はどうなるのかについてお聞きします。 ○議長(友松孝雄君) 財政部長 加藤俊宏君。 ◎財政部長(加藤俊宏君) それでは,私からは,第5号議案の法人市民税についての御質問にお答えいたします。 法人市民税の現年課税分が前年度と比べ7億8,300万円の減額となっておりますけれども,その内訳といたしましては,平成28年度税制改正に伴う税率の引下げによる影響額が2億6,000万円,企業の業績の落ち込みによる影響額などが5億2,300万円となっております。 ○議長(友松孝雄君) 教育部長 松原眞一君。 ◎教育部長(松原眞一君) 私からは,第5号議案,就学援助についてお答えいたします。 卒業アルバムにつきましては,児童生徒やその家族にとって学校生活の思い出を振り返る貴重な記録でもあります。また,平成31年度以降,卒業アルバム代を支給対象とする市が徐々に増えてきていることもあり,令和3年度より支給することといたしました。 ○議長(友松孝雄君) 健康福祉部長 山口剛典君。 ◎健康福祉部長(山口剛典君) 私からは,第9号議案,介護保険事業特別会計予算,介護保険料の御質問及び第23号議案,厚生労働大臣が定める基準についての御質問に順次お答えをいたします。 初めに,第9号議案の第8期の介護保険料でございますが,仮に第7期の介護保険料の基準月額5,777円で令和3年度の第1号被保険者の介護保険料を計算した場合には,約4,985万円不足する見込みでございます。 また,介護給付費準備基金,約28億3,041万円を取り崩すとしますと,介護保険料の基準月額は5,664円となる見込みでございます。 次に,第23号議案の厚生労働大臣が定める基準についてでございますが,現在のところ内容がどのようになるかはまだ不明でございまして,基準についてはまだ制定がされておりません。 今回の改正はサービスの利用制限をするためのものではなく,利用者の意向や状態像に合ったサービスの提供につなげることを目的としたものでございます。 ○議長(友松孝雄君) 14番 原田祐治君。 ◆14番(原田祐治君) 第5号議案についてです。 歳入の市民税については,業績の悪化で5億2,300万円のマイナスになっているということでした。事業者に大きな影響が出ていることが分かります。これについては以上です。 就学援助については,クラブ活動費など,国の基準でありながら春日井市では対象となっていないものもあります。対象となる費目についての今後の考え方についてお聞きします。 第9号議案についてです。 基金は3億7,900万円残っているわけで,このうちのたった13%,1割ちょっと使うだけで据置きをできたということになります。つまり,第8期の保険料についても値下げの余地はあったということになります。 保険料の算定にあたって,値上げにならないようにしようということは検討されなかったのかどうかお聞きします。 第23号議案について,サービスの低下がないようにということでした。しかし,具体的な回数については示されていません。利用抑制にならないのかどうかという判断がつきません。これについては以上です。 就学援助と介護保険料についての答弁をお願いします。 ○議長(友松孝雄君) 教育部長 松原眞一君。 ◎教育部長(松原眞一君) 2回目の御質問にお答えをいたします。 各市の就学援助は,国の要保護児童生徒援助費補助金の対象費を全て対象としているものではありません。そうした中,本市の就学援助は,新入学児童生徒学用品費,修学旅行費など,児童・生徒の学校生活に特に必要な援助を行っております。 今後においても,本市における対象費の追加については,児童・生徒の取り巻く環境並びに他市の支給動向などを注視してまいります。 ○議長(友松孝雄君) 健康福祉部長 山口剛典君。 ◎健康福祉部長(山口剛典君) 私からは,第9号議案の2回目の御質問にお答えをいたします。 第8期の介護保険料の改定につきましては,高齢者総合福祉計画において要介護等認定者数や介護給付等サービスの種類ごとの利用者数,利用量などの推計を行い,3年間で必要な費用を算定した上で,介護給付費準備基金を活用し,必要となる介護保険料を算出したものでございます。 ○議長(友松孝雄君) 14番 原田祐治君。 ◆14番(原田祐治君) 第5号議案についてです。 例えばクラブ活動費については,経済的な理由からやりたいことをできなかったという方も実際にいますので,こういったものも対象としていく必要があります。 第9号議案についてです。 繰り返しになりますが,第8期の介護保険料は,値下げすることができたにもかかわらず値上げする内容です。以上です。 ○議長(友松孝雄君) 7番 石田裕信君。 ◆7番(石田裕信君) それでは,順次質疑を行います。 まず,第5号議案 令和3年度春日井市一般会計予算予算説明書その1,162,163ページ,歳出,8款1項2目建築総務費の3,民間建築物耐震事業よりお伺いします。 先日,10年前に発生した東日本大震災の余震とされる震度6強の地震が福島県沖であり,再び地震への関心を深めた人もいるものと思います。 耐震事業は地震による建物被害を減少させる重要な事業となっています。しかし,令和3年度の民間建築物耐震事業費,こちらが令和2年度より約1,000万円減額となっています。この減額の理由についてお聞きします。 次に,同じく8款土木費より,予算説明書の170,171ページ,4項1目都市計画総務費の3,高蔵寺ニュータウン創生事業よりお伺いします。 附属資料の2,123ページの支出内訳,こちらには高蔵寺駅の南口及びコンコース工事費のほかに,計画推進に係る調査・検討業務等委託として6,670万円,市政アドバイザー謝礼等で224万2,000円となっています。この2つの内訳についてお聞きします。 ○議長(友松孝雄君) まちづくり推進部長 大島常生君。 ◎まちづくり推進部長(大島常生君) それでは,民間建築物耐震事業について及び高蔵寺ニュータウン創生事業についての御質問に順次お答えいたします。 初めに,民間建築物耐震事業費における主な減額の理由につきましては,木造住宅除却費などの補助金につきまして,令和2年度の実績及び耐震改修促進計画改定業務が今年度終了したことなどにより,合わせて1,000万円の減額となっております。 次に,高蔵寺ニュータウン創生事業のうち,計画推進に係る調査・検討業務等委託6,670万円の内訳につきましては,南口駅前広場上屋及びコンコース改修工事など建築工事の監理業務に1,680万円,北口駅前広場のにぎわい空間活用やデザインの検討及び駐輪場の解体設計に3,510万円,都市再生整備計画の事後評価や高蔵寺駅周辺道路の予備設計等に1,480万円となっております。 また,市政アドバイザー謝礼等224万2,000円の内訳につきましては,市政アドバイザー謝礼及びJR高蔵寺駅コンコース改修工事に伴う備品購入費,高蔵寺駅周辺にぎわいづくり事業に関する補助金など,合計で224万2,000円となっております。 ○議長(友松孝雄君) 7番 石田裕信君。 ◆7番(石田裕信君) それぞれお答えいただきました。 民間建築物耐震事業の2回目です。 令和2年度の補助実績から補助金が減額となっているとのことですが,各種補助事業について,令和2年度における当初計上と実績の件数,令和3年度の想定件数をお聞きします。 併せて,令和2年4月から耐震関連事業補助金を受ける際に,代理受領制度が利用可能となっていることから,この制度の利用の実績についてもお聞きします。 次に,高蔵寺ニュータウン創生事業です。 北口駅前広場のにぎわい空間活用検討をはじめとした委託業務として,約3,500万円の予算とのお答えでした。北口駅前広場に関し,先日の代表質問では,北口につながる階段の入り口を集約するなどのお話がありました。そこで,北口駅前広場のにぎわい創出に向けた検討状況,また,新たに決まったことがありましたらお聞きいたします。 ○議長(友松孝雄君) まちづくり推進部長 大島常生君。 ◎まちづくり推進部長(大島常生君) それでは,2回目の御質問に順次お答えいたします。 初めに,民間建築物耐震事業のうち,各種補助事業の令和2年度における当初計上と実績につきましては,木造住宅耐震改修が計上20戸に対し実績19戸,ブロック塀等撤去が計上50件に対し実績26件,木造住宅除却が計上20戸に対し実績6戸,木造住宅無料耐震診断が計上80戸に対し実績67戸,非木造住宅耐震診断が計上50戸に対し実績2戸となっております。 令和3年度につきましては,木造住宅耐震改修を20戸,ブロック塀等撤去を50件,木造住宅除却を10戸,木造住宅無料耐震診断を80戸,非木造住宅耐震診断を25戸と想定しております。なお,代理受理制度の利用実績につきましては,木造住宅耐震改修で5件,木造住宅除却で1件,ブロック塀等撤去で3件の計9件となっております。 次に,高蔵寺駅北口駅前広場の整備の概要としましては,令和2年2月の建設委員会でお示しさせていただいたレイアウトをベースに,バスやタクシーと一般車乗降場の動線を分離して,交通錯綜を解消することとしました。 また,代表質問でお答えしておりますとおり,地下道から地上へのアクセスは,複数の階段を集約し,広く明るい開放的な空間として人々がとどまり,にぎわいを創出するとともに,駅前広場周辺へ地上レベルで人が移動しやすくすることによりまして,にぎわいを周辺に波及できるよう検討を進めております。 令和3年度は,にぎわい空間の活用検討や駅前広場及び地下道のデザイン検討とともに,駅前広場や周辺道路の高座線におきまして無電柱化の検討を進めてまいります。 ○議長(友松孝雄君) 7番 石田裕信君。 ◆7番(石田裕信君) 高蔵寺ニュータウン創生事業の3回目です。 この北口広場に関して,11月の建設委員会の中で,事業費については40億円とのお答えがありました。この40億円の内訳についてお聞きします。 ○議長(友松孝雄君) まちづくり推進部長 大島常生君。 ◎まちづくり推進部長(大島常生君) それでは,3回目の御質問にお答えいたします。 高蔵寺駅北口駅前広場整備に係る約40億円の内訳につきましては,公共施設の再編や階段の集約と,それに伴う地下道の改修に要する経費などを見込んでおります。 ○議長(友松孝雄君) 21番 村上慎二郎君。 ◆21番(村上慎二郎君) それでは,通告いたしました第5号議案について質疑をいたします。 会計予算説明書その1,72ページ,73ページ,歳入,22款3項1目貸付金元利収入について,令和2年度予算では勝川開発株式会社貸付金収入2,600万円が計上されておりましたが,本予算では計上されておりません。この貸付金の内容と計上しなかった理由について答弁を求めます。 同じく,貸付金元利収入の市街地再開発事業資金貸付金収入が前年度予算に対して2,580万円減少しております。この貸付金の内容と減少の理由について答弁を求めます。 関連しまして,会計予算説明書その1,156ページ,157ページ,歳出,7款1項1目商工総務費について,説明欄の勝川駅周辺施設管理の内容についてお伺いします。 対前年比で,勝川駅前公営施設で2,166万円,勝川駅地下駐車場で129万6,000円,勝川駅南口立体駐車場で290万6,000円増額しております。勝川駅前公営施設については内訳と増額の内容を,地下駐車場及び南口立体駐車場については増額の内容について答弁を求めます。 ○議長(友松孝雄君) 産業部長 足立憲昭君。 ◎産業部長足立憲昭君) それでは,第5号議案,歳入22款諸収入及び歳出7款商工費,勝川駅周辺施設管理の御質問にお答えさせていただきます。 勝川開発株式会社貸付金については,勝川開発株式会社の経営健全化を図るために,平成19年度に有利子負債一括返済の原資として,市が負債残額相当額の13億1,000万円を無利子で貸し付けたものの償還金です。 予算計上しなかった理由については,勝川開発株式会社への貸付け残額7億7,400万円について,令和2年度から令和5年度までの返済を猶予し,令和6年度から令和17年度までの返済金額を年額5,970万円とし,令和18年度の返済金額を5,760万円とする返済計画の変更を行ったことによるものです。 市街地再開発事業資金貸付金については,勝川駅周辺地区で行われた3つの再開発事業の際に,それぞれの再開発会社が保留床を取得するための資金の一部として,市が4億円を無利子で貸し付けた法人保留床取得資金貸付金の償還金です。 次に,予算が減少した理由については,勝川開発株式会社への貸付け残高9,030万円について,令和2年度下期返済分から令和3年度下期返済分までの返済を猶予し,令和4年度上期返済分から令和7年度上期返済分までの返済金額を1,290万円とする返済計画の変更を行ったことによるものです。 次に,7款1項1目商工総務費,3,勝川駅周辺施設管理,(1)勝川駅前公営施設が2,166万円の増額となった内容ですが,指定管理料を各施設の運営に必要な経費から施設の利用料金などの収入を差し引くことで算出しており,令和3年度は新型コロナウイルスの影響による利用料金収入の減少が見込まれることから,指定管理料が2,466万円の増額となったこと,令和2年度に行ったプロムナード施設点検委託分の300万円が減額となったことによるものです。 指定管理料の内訳としましては,ルネックビル7階の催事場・会議室の管理料が373万7,000円で,86万4,000円の増額,6階のルネックスポーツクラブの管理料が2,350万5,000円で,382万8,000円の増額,ホテルの2階,4階,5階の管理料が6,385万4,000円で,1,996万8,000円の増額となっております。 次に,勝川駅前地下駐車場が129万6,000円の増額となった内容ですが,令和3年4月1日から令和8年3月31日までの指定管理者の募集に際し,料金徴収関連機器の設置費用等を指定管理料に含めることとしたため,その分の指定管理料が増額となったことによるものです。 次に,勝川駅南口立体駐車場が290万6,000円の増額となった内容ですが,勝川駅前地下駐車場同様,料金徴収関連機器の設置費用等により指定管理料が増額となったものです。 ○議長(友松孝雄君) 21番 村上慎二郎君。 ◆21番(村上慎二郎君) それでは,2回目の質問に入ります。 商工総務費の増額に関しましては,コロナ禍の影響で利用料収入が減少する分に応じて指定管理料が増額になることや,設備投資分が主な要因であるということは理解をいたしました。 そこで,2回目の質問ですが,貸付金収入の減少と,答弁のありました勝川駅前公営施設の増額分を全て合わせますと,合計で7,766万2,000円となります。予算書から読み取れる部分だけでも,勝川開発に対して新たに7,766万2,000円の資金を支援することになります。これだけの資金需要が発生した具体的な理由につきましてお伺いします。 ○議長(友松孝雄君) 産業部長 足立憲昭君。 ◎産業部長足立憲昭君) それでは,第5号議案の2回目の御質問にお答えさせていただきます。 勝川開発株式会社貸付金については,令和2年7月に勝川開発株式会社から,新型コロナウイルスの影響により売上が減少する中で,勝川開発株式会社の資金繰りの悪化が見込まれること,今後のホテル棟の改修費用や,ホテルの地権者から売却の申出があった際の買い付けに要する資金を手元に確保する必要があったことなどから,法人保留床取得資金貸付金の返済が終了するまでの間の返済猶予を求める申出があり,内容を精査したところ妥当であると判断したため,変更契約を締結いたしました。 また,法人保留床取得資金貸付金償還金については,令和3年1月に勝川開発株式会社から,新型コロナウイルスの影響長期化によりホテルプラザ勝川の家賃の減免等を行う必要があり,減免により勝川開発の現金・預金の減少が見込まれることから,こちらについても返済猶予できないか相談がありました。 キャッシュフローの状況を精査したところ,新型コロナウイルスの影響が残ることが濃厚である令和3年度までの猶予については最低限やむを得ないと判断し,1年半の返済猶予を認めることといたしました。なお,勝川駅前公営施設,勝川駅前地下駐車場及び勝川駅南口立体駐車場の増額については,指定管理者として施設の管理を行うのに必要な費用を増額するもので,勝川開発株式会社の資金需要に直接関係するものではありません。 ○議長(友松孝雄君) 21番 村上慎二郎君。 ◆21番(村上慎二郎君) それでは,3回目の質問です。 法人保留床取得資金償還金の返済猶予につきましては,ホテルプラザ勝川の家賃減免等を行う必要があるためとのことですが,ホテルプラザに対しての詳細な支援の内容につきまして答弁を求めます。 ○議長(友松孝雄君) 産業部長 足立憲昭君。 ◎産業部長足立憲昭君) それでは,第5号議案の3回目の御質問にお答えさせていただきます。 勝川開発株式会社のホテルプラザ勝川への支援については,最大6か月間の家賃の減免を予定しており,ホテルプラザ勝川の負担を減らすことで経営再建を着実に進めてまいります。 さらに,今後はホテルプラザ勝川の経営改善計画の策定や,遊休状態にあるフロアの有効活用に向けての設備投資を進めるとともに,必要に応じて令和3年度の家賃減免についても検討しているところです。 ○議長(友松孝雄君) 31番 宮地 隆君。 ◆31番(宮地隆君) それでは,通告に従って2つの項目について質疑いたします。 第5号議案,一般会計予算について,予算説明書でいいますと143ページ,附属資料Ⅱで95ページのところでありまして,4-3-1のところです。 資源の分別収集,この発火性危険物用の金属類指定袋の導入についてということで,指定袋の大きさや,どんなような仕様なのか説明をお願いします。 もう一点は,これは予算説明書その1の211ページ,10-4-8,オリンピック・パラリンピック関連事業と。この中のオリンピック聖火リレー,この781万4,000円の内訳について説明をお願いします。 ○議長(友松孝雄君) 環境部長 大橋弘明君。 ◎環境部長(大橋弘明君) それでは,私からは,第5号議案,一般会計予算のうち,金属類指定袋導入についての御質問にお答えいたします。 発火性のある金属類の指定袋につきまして,大きさは燃やせるごみ用などのほかの指定袋と同様に,45リットル,30リットル及び10リットルの3種類とし,仕様は薄い赤色のポリエチレン素材に黒文字で「金属類(発火性危険物)用」と名称を印字するとともに,充電式電池やガスボンベなど,中に入れて出していただきたいもののイラストをプリントしてまいります。 ○議長(友松孝雄君) 文化スポーツ部長 上田 敦君。 ◎文化スポーツ部長(上田敦君) それでは,私からは,10款4項8目オリンピック・パラリンピック関連事業についての御質問にお答えいたします。 オリンピック聖火リレーに係る予算781万4,000円の内訳につきましては,オリンピック聖火リレー愛知県実行委員会が県内の聖火リレー実施市分を一括して発注いたします,沿道警備はじめ聖火到着を祝うセレモニー会場の設営及び運営,新型コロナウイルス感染症対策に係る本市の負担金が699万9,000円,市が設置いたしますゴール地点の会場設営費が50万円などでございます。 ○議長(友松孝雄君) 31番 宮地 隆君。 ◆31番(宮地隆君) では,2回目でありまして,まず,発火性危険物用の袋ですけれども,これもなかなか悩ましい話だと思いますけれども,ほかの今のいろいろな袋と同じ大きさということなんですけれども,この発火性危険物が各家庭から一度に出る量,どれぐらいかという話なんですけれども,おまけに充電式電池やライターというのは小さなものですよね。ですから,5リットルの袋でも十分だと。カセットコンロのガスボンベでもそういっぱい出るわけでもないと思いますので,このプラスチックを減らそうという時代に,市民目線で見ると,この10リットルというのは余裕があり過ぎるんじゃないかと思いますけれども,小さい袋,考えることを検討しなかったのかということをお尋ねします。 それから,オリンピックについては,これは今はもう,オリンピックはもう8割,9割の人が駄目だろうということで,私もその一人ですけれども,中止になったらこの費用はどうなるのかと。費用の負担が生じるのかということですけれども,この点についてちょっと説明をお願いします。 ○議長(友松孝雄君) 環境部長 大橋弘明君。 ◎環境部長(大橋弘明君) 金属類指定袋導入について,2回目の御質問にお答えをいたします。 現在のところ,より小さな指定袋を作成する予定はございません。 ○議長(友松孝雄君) 文化スポーツ部長 上田 敦君。 ◎文化スポーツ部長(上田敦君) それでは,私からはオリンピック・パラリンピック関連事業についての2回目の御質問にお答えいたします。 オリンピック聖火リレー愛知県実行委員会によりますと,聖火リレーが中止となった場合は,沿道警備に係る警備員や資機材の手配などの費用について,中止が決定した時点に応じて負担金を支払う必要があるとのことでございます。 ○議長(友松孝雄君) 31番 宮地 隆君。 ◆31番(宮地隆君) 3回目ですけれども,とにかくこういった発火性のもので,事故が発生しないようにしたいという考えは理解できますけれども,しかし,それに対して袋をつくっても,1軒のうちでどれだけ使うかという話なんです。ほとんど使わないですから。月に1回の収集日で,それもあるかどうかというようなごみの袋ですから,これは強制すると市民から苦情が出ると思いますので,ちょっと今の説明だけでは納得できなかったなというところであります。 それから,オリンピックのほうも,知事さんでももう嫌だと言っている知事さんもいるような状況で,本当はもっと早くやらんと決断しておれば費用の負担もなかったということになると思いますけれども,これも下に費用を負担させるのではなくて,オリンピックの組織委員会がやればいいこと,責任取ればいい問題だなというふうに,難しい問題だとは理解いたしました。以上です。 ○議長(友松孝雄君) 通告された質疑は以上であります。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第5号議案から第30号議案までの26件については,お手元に配付の議案付託表のとおり,それぞれ所管委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(友松孝雄君) 日程第2 第1号議案から第4号議案までの4件を一括議題といたします。 これより一括質疑に入ります。 通告者はございませんでした。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第1号議案から第4号議案までの4件については,お手元に配付の議案付託表のとおり,それぞれの所管委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。                    午前11時11分 散会...