令和 4年 6月 定例会(第6回) 令和4年6月15日 午前9時30分開議1.議事日程(第2号) |
付託委員会 日程第1 市政に関する
一般質問 | 日程第2 議案第48号 令和4年度半田市
一般会計補正予算第3号 |各
常任委員会 日程第3 議案第49号 令和4年度半田市
国民健康保険事業特別会計|文教厚生
補正予算第1号 | 日程第4 議案第50号 令和4年度
半田市立半田病院事業会計補正予|総務 算第1号 | 日程第5 議案第51号
半田市議会議員及び半田市長の選挙における|総務
選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例| 等の一部改正について | 日程第6 議案第52号 半田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及|
建設産業 び費用弁償に関する条例の一部改正について| 日程第7 議案第53号 半田市
手数料条例の一部改正について |
建設産業 日程第8 議案第54号 和解及び損害賠償の額の決定について |
建設産業 日程第9 議案第55号 市道路線の認定について |
建設産業2.令和4年度半田市
一般会計補正予算第3号各
常任委員会分割付託表 〔
総務委員会〕 主文 第1表
歳入歳出予算補正中 歳入中
総務委員会が所管する事項 歳出中 第2款 総務費 (内 第1項
総務管理費中 第5目
財産管理費の内一部は除く) 第8款 消防費 〔
文教厚生委員会〕 第1表
歳入歳出予算補正中 歳入中
文教厚生委員会が所管する事項 歳出中 第2款 総務費中 第1項
総務管理費中 第5目
財産管理費の内一部 第3款 民生費 第4款 衛生費 第9款 教育費 〔
建設産業委員会〕 第1表
歳入歳出予算補正中 歳入中
建設産業委員会が所管する事項 歳出中 第2款 総務費中 第1項
総務管理費中 第5目
財産管理費の内一部 第5款
農林水産業費 第6款 商工費 第7款 土木費3.出席議員は次のとおりである(21名) 2番 鈴木健一 3番 水野尚美 4番 伊藤正興 5番 國弘秀之 6番 小栗佳仁 7番 中村和也 8番 小出義一 9番 芳金秀展 10番 竹内功治 11番 山田清一 12番 坂井美穂 13番 山本半治 14番 新美保博 15番 嶋崎昌弘 16番 加藤美幸 17番 鈴木幸彦 18番 岩田玲子 19番 渡邉昭司 20番 沢田 清 21番 澤田 勝 22番 石川英之4.欠席議員は次のとおりである(なし)5.
地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(26名) 市長 久世孝宏 副市長 山本卓美
企画部長 山田 宰 総務部長 坂元照幸
市民経済部長 大山仁志 福祉部長 竹部益世
子ども未来部長 伊藤奈美 建設部長 村瀬浩之 水道部長 大松季也
病院事務局長 竹内甲司 防災監 出口久浩 企画課長 大木康敬 総務課長 山本勇夫 財政課長 榊原正彦
地域福祉課長 杉江慎二
生活援護課長 長谷川信和 国保年金課長 水野一男
子ども育成課長 小林 徹
子育て相談課長 三輪象太郎 幼児保育課長 竹内 健 土木課長 佐藤健詞 建築課長 田中 賢
病院管理課長 榊原 崇 教育長 鈴川慶光 教育部長 岩橋平武
学校教育課長 森田知幸6.職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名(6名)
議会事務局長 江原包光 議事課長 新美恭子 同副主幹
後藤友紀子 同主事 尾中 淳 同主事 石原義士 同主事
新美瑠惟--------------------------------------- 午前9時30分 開議
○議長(
鈴木幸彦議員) 皆さん、おはようございます。 ただいま出席議員21名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。---------------------------------------
△日程第1 市政に関する
一般質問
○議長(
鈴木幸彦議員) 日程第1、市政に関する
一般質問を継続して行います。
山田清一議員の発言を許します。 〔11番
山田清一議員 登壇〕(拍手)
◆11番(
山田清一議員) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問いたします。 主題1、
原油価格、
物価高騰の影響による支援策。 日本経済は、
新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和されつつあるものの、感染症の影響を大きく受けた業種、そこで働く方々など、国民生活や経済への影響は依然として続いている状況です。さらに、ロシアによる
ウクライナ侵略などの影響により世界規模で不確実性が高まり、原油や穀物等の国際価格は変動を伴いつつ高い水準で推移しています。我が国は、多くの原材料や穀物等を輸入で賄っているため、その
価格高騰の影響により民間消費や企業活動を下押しするなど、実体経済への影響が顕在化する可能性が生じています。
ウクライナ情勢をめぐる先行きの不確実性は高く、今後、
コロナ禍からの
経済社会活動の回復の足取りが大きく阻害されかねない状況となっています。今後の
原油価格や
物価高騰等によって、既に
コロナ禍で経済的に厳しい環境に置かれた生活者や、特に影響を受ける業種の中小、
小規模事業者等に対する支援など、まずは直面する
物価高騰による影響を緩和するための対応を緊急かつ機動的に実施するとともに、円滑な価格転嫁や賃上げを促し、
コロナ禍からの
経済社会活動の回復を確かなものとするため、以下の4つを柱とする
コロナ禍における
原油価格、
物価高騰等の
総合緊急対策が策定されました。そこには4つの柱の対策として、
原油価格高騰対策、
エネルギー、原材料、食料等の
安定供給対策、新たな価格体系への適応の円滑化に向けた
中小企業対策等、
コロナ禍における
原油価格や電気、
ガス料金を含む
物価高騰等に直面する
生活困窮者等への支援が対策の柱となっています。 また、今後の災害、
新型コロナウイルス感染症の再拡大や、
原油価格、物価のさらなる高騰等による予期せぬ財政需要に迅速に対応し、国民の生活、国民の安心を確保するため、予備費の計上及び
燃料油価格の
激変緩和事業を内容とする
補正予算が5月31日に成立しました。 要旨1、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による支援策について。
地方公共団体が、
コロナ禍において、
原油価格や電気、
ガス料金を含む物価の高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担の軽減を地域の実情に応じきめ細かに実施できるよう、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を拡充し、
コロナ禍における
原油価格、
物価高騰対応分が創設されています。これによって、
地方公共団体が実施する生活に困窮する方々の
生活支援や、
学校給食費等の
負担軽減など
子育て世帯の支援、また、
農林水産業や運輸、交通分野をはじめとする
中小企業者等の支援といった取組をしっかりと後押しするとしています。 具体的には、
学校給食費などの
負担軽減、
住民税非課税世帯などに対する
臨時特別給付金の対象拡大や上乗せ、低所得の
子育て世帯に対する
子育て世帯生活支援特別給付金の対象拡大や上乗せ、水道料金をはじめとする公共料金の
負担軽減などの
生活者支援、そして、バス、タクシーなど
地域公共交通の
経営支援、トラックなど地域の物流維持に向けた
経営支援などの
事業者支援を地域の実情に応じて実施できるとしています。 そこで質問いたします。 1点目として、
原油価格、
物価高騰による本市への影響についてどのように認識していますか。 2点目として、半田市に配分される
地方創生臨時交付金の見込額について伺います。 3点目として、半田市の実情に応じた支援が必要と考えますが、その実施時期と生活者に対する支援策及び事業者に対する支援策は何を実施していきますか。 主題2、
ヤングケアラーへの支援策の推進。
ヤングケアラーへの支援については、1年前の令和3年6月議会において
一般質問で取り上げましたが、再度質問いたします。
ヤングケアラーとは、本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っていることにより、子供自身がやりたいことができないなど子供自身の権利が守られていないと思われる子供のことを言います。
補足映像をお願いします。
厚生労働省の
ホームページには、
ヤングケアラーについてイラストで紹介をされています。例えば、障がいや病気のある家族に代わり、買物、料理、掃除、洗濯などの家事をしている。家族に代わり幼い兄弟の世話をしている。障がいや病気のある兄弟の世話や見守りをしている。目を離せない家族の見守りや声かけなどの気遣いをしている。日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている。家計を支えるために労働して障がいや病気のある家族を助けている。アルコール、薬物、ギャンブル問題を抱える家族に対応している。がん、難病、精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている。障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
補足映像をありがとうございます。 以上、10の事例が示されております。 通常で言うお手伝いの域を超える過度なケアが長期間続くと、心身に不調を来したり遅刻や欠席が多くなるなど学校生活への影響も大きく、進学、就職を断念するなど子供の将来を左右してしまう事例もあると言います。 要旨1、
ヤングケアラーに対する取組について。 愛知県では、昨年11月から12月に
ヤングケアラーについての
実態調査を初めて行い、県内の小学5年生の6人に1人が世話をしている家族がいると回答したことが明らかになりました。無作為抽出した小学5年生約1万2,000人と中学2年生約1万1,000人、高校2年生約7,500人が回答をしました。小学5年生の16.7%が世話をしている家族がいると回答し、中学2年生は11.3%、全日制の高校2年生は7.1%で、2020年度に中学2年生と高校2年生の生徒を対象に国が行った全国調査の平均、そのときは中学2年生で5.7%、高校2年生で4.1%というその結果を上回る結果となりました。 世話を必要とする家族は、いずれも兄弟が最多となっており、小学5年生が45.1%、中学2年生が46.2%、高校2年生が46.5%、世話の内容は、家事や見守りが多く、1日に費やす平均時間は、小学5年生が4.2時間、中学2年生が3.7時間、高校2年生が2.8時間、また、家族を世話している子供の約23%が睡眠や勉強の時間が十分に確保できないなど生活に支障があると回答しました。 国においては
ヤングケアラーに関する
実態調査と前後して支援策の強化に乗り出し、2022年度から3年間を
集中取組期間と定めました。本年4月に成立した2022年度予算や昨年12月成立の21年度
補正予算に関連費用が盛り込まれています。 取組の大きな柱の1つは、
ヤングケアラーに関する認知度の向上です。
ヤングケアラーについては報道等で取り上げられることも増えましたが現在も認知度が低いと見られており、政府は、集中期間に積極的な広報を行い、
認知度向上を推進し、
ヤングケアラーを早期に発見して適切な支援につなげることを目指しています。 自治体に対する支援として、
ヤングケアラーに関する
自治体単位の
実態調査や
関係機関の職員研修に対して国が財政支援し、自治体と
関係機関、支援団体をつなぐ
ヤングケアラー・コーディネーターの配置や
当事者同士が悩みや経験を共有し合う
オンラインサロンの
運営サポートや、
ヤングケアラーへの
訪問支援事業も行うとしています。 さらに
厚生労働省は、学校や自治体などが連携するための
マニュアルである「多機関・多職種連携による
ヤングケアラー支援マニュアル~ケアを担う子どもを地域で支えるために~」を4月に公表しました。主体となる機関や部署を決めてコーディネーターを配置することが提言され、
ヤングケアラーの
早期発見に向け、問題への理解を深めることも重要としています。
マニュアルは約80ページで、
ヤングケアラーを取り巻く状況などに加え現場での取組事例が紹介されており、家族が抱える課題は複雑になっているとして、切れ目のない支援が求められていると説明されています。
厚生労働省が4月に公表した小学校への調査結果によると、
ヤングケアラーと思われる児童を外部の支援につないでいない、学校内で対応していると答えた学校が42.7%でした。その理由として、対応の仕方が分からないなどの回答があったため、
マニュアルでは
関係機関による連携改善の必要性が指摘されています。また、担当者が多いと全体方針がぶれるおそれがあり素早い
情報共有も難しくなることから、支援計画を立てて役割分担を明確にすべきと強調されています。子供に自覚がない例もあり、本人や家族の考えを尊重しながらのサポートや、行政だけでなく地域全体で見守ることも求めています。
補足映像をお願いします。 こちらが
マニュアルの中で示されている
ヤングケアラー及びその家族を支える
関係機関ということで、多くの地域も含めて、民生委員さんや
社会福祉協議会、当然、学校もそうですし、
障害福祉分野、
高齢福祉分野、教育分野、
児童福祉分野、その他
保健福祉分野、
医療分野と多岐にわたって多くの方々の連携が必要であるということでございます。 ありがとうございました。
文部科学省や
厚生労働省は、
ヤングケアラーについて、日々のケアに多くの時間や労力を割くため、学業不振や不登校、就職機会の喪失など深刻な問題に発展しているケースがあると見ているといいます。
ヤングケアラーは、幼い頃からそうした状態に置かれていることが多く、当事者自らが相談し助けを求めることは少ないとされ、政府は、学校などで助けを求めることの大切さを周知していく方針としています。また、家族のために献身する行為自体は尊く否定すべきものではありませんが、それが原因で自分の将来に希望が持てず苦しむようなことがあってはならないため、政府は、一人一人が思い描く人生を歩めるよう寄り添う支援に努めるとしています。 そうした中、愛知県
ヤングケアラー理解促進シンポジウムが本年8月2日火曜日13時30分から16時までウインクあいちの会場及び
オンラインで開催されることとなっており、現在、参加者の募集が行われております。基調講演では、
日本福祉大学社会学部の野尻教授が講演を行い、その後、半田市
社会福祉協議会の
前山事務局次長と
半田中学校の小
嶌校長先生による
トークセッションが予定されております。 半田市において誰一人取り残さない仕組みをつくり、子供たちが希望あふれる人生を描けるよう着実に対策を前進させることを御期待申し上げ、以下4点質問いたします。 1点目として、国は、今年度から3年間、
ヤングケアラーについて
集中取組期間に設定しています。
ヤングケアラーに対する半田市の取組として、現在のところ何を実施していますか。 2点目として、
ヤングケアラーの周知、
理解促進のために取り組んでいることは何ですか。 3点目として、
ヤングケアラーの
早期発見、把握に向けてどのような取組を行っていますか。 4点目として、来年4月に発足する
こども家庭庁では、
ヤングケアラーの支援策を柱の1つとする方針とのことですが、今後、半田市としてどのように取り組んでいきますか。 以上、質問席からの質問を終わります。 (拍手・降壇) 〔
企画部長 山田 宰君 登壇〕
◎
企画部長(山田宰君)
山田清一議員の御質問の主題1、
原油価格、
物価高騰の影響による支援策についての要旨1、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による支援策についての御質問の1点目、
原油価格、
物価高騰による本市への影響についてお答えいたします。 長引く
新型コロナウイルス感染症の影響に加え、ロシアによる
ウクライナへの侵攻などの不安定な世界情勢により、
原油価格や物価の高騰が深刻化しております。5月20日に総務省が発表した令和4年4月
分消費者物価指数での家計における物価の状況を示す総合指数は、前年同月比2.5%の上昇となっており、特に
エネルギー関連で
ガソリン代や電気、
ガス料金などの光熱費、野菜や魚介類などの生鮮食品の価格が高騰している状況であります。これらは市民生活や
事業活動等に直結するものであり、本市においても影響を受けていると認識をしております。 次に、御質問の2点目、半田市に配分される
地方創生臨時交付金の見込額についてお答えいたします。 令和4年度の
地方創生臨時交付金について、現時点での半田市への
交付見込額は3億1,587万1,000円であります。内訳は、
コロナ対応として幅広く活用できる通常分として9,457万2,000円、
コロナ禍における
原油価格、
物価高騰対応分として2億2,129万9,000円であります。いずれも地域の実情に応じて市民や事業者の支援、
負担軽減の取組に活用できるもので、当初
予算計上分を含め、令和4年4月1日以降に実施する事業が対象となります。 次に、御質問の3点目、支援策と実施時期についてお答えいたします。 今回の交付金を活用しての支援策については、市民等が安心して暮らせるために家計や
事業活動などの下支えとなるよう愛知県が実施をする
支援事業などを考慮する中、現在庁内で実施内容や時期について検討しているところであります。内容がまとまり次第、議会にお諮りさせていただきます。 (降壇) 〔
子ども未来部長 伊藤奈美君 登壇〕
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 続きまして、主題2、
ヤングケアラーへの支援の推進の要旨1、
ヤングケアラーに対する取組の御質問の1点目、半田市の現在の取組についてお答えいたします。 本市においては、現在、
ヤングケアラーに特化した取組は行っておりませんが、
ヤングケアラーだけでなく支援が必要な全ての児童の状況把握に努め、支援につなげています。
児童福祉法に基づき、医療、保健、教育、福祉など様々な
関係機関で構成する半田市要
保護児童対策地域協議会では毎月定例会議を開催し、虐待を受けている児童をはじめとした要保護児童の
情報共有を行い、
関係機関が連携して支援を実施しています。
ヤングケアラーにつきましても、この協議会において支援の必要な児童として把握と対応に努めています。 また、
小・中学校では、児童・生徒の遅刻、早退や欠席が増えている場合は、児童・生徒やその保護者の実態把握に努め、要
保護児童対策地域協議会をはじめとする
関係機関と
情報共有を図り、連携しながら支援しています。 さらに、地域では、
民生児童委員をはじめとする地域の支援者に依頼し、家庭の困り事に気づき支援の必要性を感じたとき、速やかに本市に御連絡をいただくことで、家族の状況に応じて担当課が支援する体制を取っております。 次に、御質問の2点目、周知、
理解促進のための取組と、御質問の3点目、
早期発見、把握に向けての取組については、関連がありますので一括してお答えいたします。
子育て相談課では、要
保護児童対策地域協議会の調整機関として、年に2回、全ての
小・中学校と保育園、幼稚園を訪問し、支援を必要とする児童に関する
支援状況の確認を行っています。
ヤングケアラーは、
身体的虐待とは異なり見た目には分かりにくいため、子供と関わる方がいち早くそれを発見する視点を持つことが重要となります。訪問先の先生方には、遅刻や欠席が多い、提出物が遅れがち、しっかりし過ぎているなど、
支援対象でない児童の僅かな変化を見逃さないようポイントをお伝えし、
理解促進を図っています。 また、
小・中学校では、地区の
民生児童委員との
情報交換会を開催し、不登校や
外国籍児童・生徒の状況、
少年愛護センターの対応状況、問題が起きた場合の対応などの報告を行い、地域全体で子供を見守る
仕組みづくりを行っています。 次に、御質問の4点目、今後、半田市としてどのように取り組むかについてお答えいたします。 国は、来年度、
こども家庭庁を新設し、子供に関する取組や政策を我が国の真ん中に捉える「
こどもまんなか」社会を実現し、子供や家庭が抱える様々な複合する課題に対し切れ目ない
包括的支援を行うとしています。 本市においては、本年4月に従前の
子育て支援課家庭相談担当と
保健センター母子保健担当とを統合し、子供や家庭の相談を丸ごと受け止める
子育て相談課を新設いたしました。国が、今後、各自治体に設置を求める
こども家庭センターの体制を他に先んじて整えることができておりますので、妊娠期から子育て期まで切れ目のない
相談支援体制と対応力を一層強化してまいります。 今後は、
ヤングケアラーをはじめ、子供や子育てに関する相談をまずは
子育て相談課にお寄せいただくため、半田市の
公式LINEや
ホームページにて広報するとともに、相談窓口のポスターを学校や
福祉事業所など
関係機関に掲示していただくことで、市民の皆様に、
子育て総合相談窓口、
子育て相談課をPRしてまいります。 また、
ヤングケアラーは家族の抱える課題が複合化したものであり、家庭の課題を適切に把握して多機関で支援を検討し解決につなげていく必要があります。今年度は、要
保護児童対策地域協議会が実施する
教職員向け研修会など、子供に最前線で向き合う方々が集まる機会に
ヤングケアラーの現状について学んでいただき、さらなる
理解促進と意識の向上を図ってまいります。 今後も、
ヤングケアラーを含め支援が必要な家庭を適切にサービスにつなげるため、多機関と多職種の連携強化に努めてまいります。 以上で、
山田清一議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 (降壇)
◆11番(
山田清一議員) それでは、再質問をさせていただきます。 主題1、
原油価格、
物価高騰の影響の支援策についてでございます。 本市においても
物価高騰の影響を受けているということでございました。
地方創生臨時交付金、半田市への見込額は3億1,587万1,000円ということでございました。その中で、答弁にありました愛知県が実施する
支援事業などを考慮する中ということで、まだ答えとしては何も出てきていなかったんですけれども、愛知県の
補正予算が明確になりましたけれども、例えば、この中で言いますと、これ、給食費の件ですね。これ、6月9日付です。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した学校給食の
負担軽減に関する取組について愛知県
教育委員会事務局長から届いているものでございます。これによって、愛知県では
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、県立学校及び市立学校を対象とした給食費の
負担軽減のための
支援事業を別添のとおり令和4年6月議会へ提案しますと。ついては、貴管内市町村教育委員会に対し県の事業を参考に、学校給食における保護者負担の軽減を積極的に進めていただくよう周知をお願いします。このような通知が来ていますけれども、そうしたより具体的にもう決まってきているんじゃないかなと思うんですが、めどだけでもちょっと。といいますのは、私の例えば地域にいらっしゃる方が、山田さん、半田市は、いつそうした支援策をやってくれるのという問合せが来ておりまして、明確な答えがなかなか言えない状況の中で、その辺り、ちょっとめどだけでもお伝えいただければなと思います。よろしくお願います。
◎
企画部長(山田宰君) なるべく早くということでありますけれども、9月議会を待たずに臨時議会でも開催をお願いして、なるべく早く実施をしていきたいというふうに考えております。
◆11番(
山田清一議員) ここについては、もういずれにしても、市長しか、これって発言できないのかなと思うので、市長にお尋ねしたいんですけど、メニューは、様々、自由度もあり、いろんな形で半田市に合った形で有効活用できるかと思うんです。逆に、このメニューがたくさんあって、だから迷うということもあろうかと思いますけれども、ここ、この場で、今、具体的にできないというのであれば、考え方、こういう使い方をしていきたいという、これは、こうしたことは広く市民の皆さんのために活用していくべきだ、この部分ではこうしていきたい。ちょっと考え方だけでも、市長、お尋ねしたいと思いますのでよろしく願います。
◎市長(久世孝宏君) なかなか、ほかの市町は、この6月議会でいろいろ提案をしているんですが、まず、この話があったときの時期の問題から僕の考えと指示をしたことをお伝えさせていただくんですが、まず、今回は、じわじわ来ている問題であると。だから、すぐに何かをしなきゃいけない、明日誰かの何かが大きく変わるということは、
コロナ禍のときと比べてそんなにないだろうというふうに私どもは考えています。であるならば、慌てて考えて何かやるよりも、やっぱりじっくり考えて、本当に何が必要なんだということを各課にしっかりと見定めた中で提案をして考えていこうというふうの指示を出しました。ですので、もうそもそもこの6月議会に出すというところに目標を定めていなかったということが事実であります。ですので、時期としてはそうであって、あと、じゃ、何に使うかというのも、本当にスピードを速くすると簡単にやれることしかできなくなってくるので、ということもある中で、やっぱり本当に必要なこと、効果的に打てるというものをちゃんと考えてやっていきましょうということで、今、進めておりますので、今、各課がそれぞれ考えていることをいろいろ検討しながら、8月あたりの臨時議会か、もしくは、9月、必ずしも8月や9月に全て出すという考えもありませんが、その辺りが定まってきたときに御提案をさせていただこうという考えでおります。
◆11番(
山田清一議員) 分かりました。期待しておりますので、よろしくお願いします。 それでは、この件はこれで終わりまして、次に、主題2、
ヤングケアラーの支援策の推進についてを再質問させていただきます。 これに関しましては、それこそ先ほどの答弁は、ちょうど1年前の答弁とさほど変わっておりませんけれども、まず、そうした、半田市、
ヤングケアラーと検索しますと、何もヒットしません。
ヤングケアラーという言葉自身が半田市の中では一切出てこない。実は、これって、本当にどれだけ体制を強化しても、どれだけ周知したって、間違いなく漏れる人はいるんです。だから、私、今回も質問させていただいているんですけど。 そうした中で、ちょうど、手短に質問させてもらいますけど、昨日の中日新聞でこういう記事がありました。豊川の29歳、母殺害認める。
ヤングケアラー問題化の前だと。支援受けられず孤立か。10代から1人で世話をしてきたって。29歳のこの方は母を殺害してしまったというこういう記事が昨日の中日新聞で掲載をされておりました。 実は、私、神戸市が全国の中でも非常にこのことが先んじて取り組んでおられるというこういう記事を内容を知りました。まさしく、ここ、この神戸市も、こういうことだったんです。 神戸市において
ヤングケアラーへの支援を行うきっかけは、2019年10月、当時20歳代の孫が同居し介護をしていた90歳の祖母を殺害するという痛ましい事件が起きたことと。その後の事件報道や裁判から、孫は就職したばかりで、仕事にも慣れない中、夜間や休日の介護負担が重くのしかかり、次第に肉体的、精神的に追い詰められていった経過が明らかになったと、このような事件があって、結局、神戸市は、今、支援策まで取り組もうって、こういうそういう先進事例になっております。 部長、答弁いただきましたけど、私が質問している意図って分かっていただけますでしょうか。半田市が広く社協の皆様方も含め優秀な方々がいらっしゃることは一番よく知っているつもりです。その中でも漏れる人いますよね、私、そこを言っているわけです。なので、こうした形式的なちょっと答弁じゃなくて、より何か現実的な、何かそうしたものを感じられるような答えがいただきたいなと思っておりますが、いかがでしょうか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) ありがとうございます。実際のところ、昨年6月に御質問をいただきましたそのときには、愛知県の調査の状況を見ながら半田市でどのように取り組むかということを考えていくということと、あとは、教職員をはじめ、
早期発見につながるように周知を進めさせて、
理解促進につながるような研修の機会を設けるということでお答えをさせていただいたところでございます。 何分にも、この問題に関しましても、周りの方が気づいて早期に支援につなげていくということが大変大切になってまいります。県のアンケート結果を見ましても、御自身から相談、どちらかに相談するかというところを見ますと、やはり8割程度の方が、こういったことを外に相談するべきではないと考えておられたり家庭のことなのでということで控えられるということがあります。ですので、そういったことから、御自身が相談いただけないのであれば、まずは周囲の方から見つけていくということが大切になってまいりますので、そういったことも含めまして、
関係機関を対象とした研修でそういったことをやっていこうというふうに思っておりましたが、この
コロナ禍にありましてなかなか研修も中止ということになった経緯もございまして、それについては、今年度しっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。 アンケートのほうでございますけれども、県のほうが非常に重点的にやっていただいたおかげで、きちんとした結果がつかめておるところもありますので、それはそちらのアンケート結果を参考にして取り組んでまいりたいというふうに考えています。
◆11番(
山田清一議員) 7番目の映像、
補足映像、お願いします。 これが1つの
ヤングケアラーに対してどういう
関係機関が関わっていくべきかというか関われるか、そうした体系で、もう本当に広く、広く幅広い方々が網の目のように関わって、その方が下に落ちないようにしっかりとどこかで支えられるようにというこうした体系でございます。まず、なので、そうした多分野にわたって、この
ヤングケアラーという、今もうこのタイミングで、このタイミングで今が本当チャンスでありますから、埋もれる前にきちっと、そうした研修会と、そこまで仰々しくやらなくても、非常にこの
ヤングケアラーというのは課題であって、なおかつ見えにくい存在だから、しっかりとそうした目で見ていこうという。また、
関係機関の方々も、ぜひともそうしたことをお願いしたいと思います。
補足映像ありがとうございました。 そうした中で、先ほど、民生委員さん等もですけれども、研修会というか、そうした広く、私が言うのは、広くやはり知ってもらうことが必要だと思うんです。一部の方だけじゃなくてね。というのは、私、今回ちょっと質問させていただいたのが、実は私自身も非常にそういう家庭環境だったんです。
ヤングケアラーとは言わなくても、孤立、極貧、極貧、孤立、母子家庭、母子家庭、様々ちょっと複合的な家庭で育ったものですから、逆にその自分自身の経験で言いますと、大人になるまでずっと孤立でしたわ、大人になるまで。抜け出せないんですよね、結局。光が見えないんですよ、光が。一点の光も見えない。それは生まれながらの家庭環境なので、これ、どうしようもならないです。自分の努力では何ともならない。 ところが、じゃ、何で私が今ここにいるのかと。救ってくれた人がいました、見捨てなかった。見捨てなかったんですよ。かなり学校行っている時分は見捨てられていました、見捨て。誰も、誰も声かけてくれない。だから、私は、もう寝たふりですよ。休憩時間は寝たふり。だけれども、私は、今、ここでこういう質問をしている。やっぱり使命がある。そして、また、1人の人間は可能性があるんですよ。どんな生まれだろうが、どんな環境だろうが、可能性があるということなんです。だから、そうした方々をどこで支えて、また、前に進めていく、これは、人間しかできないんです。ほかではできない。人を育てるのは人でしかできない。そうした面で、私は、その子たちに光を当ててあげたい。だから、ぜひともそうした網の目をつくって、みんなで、この議員の皆さんも本当市民の皆さんも巻き込んで、網の目をつくっていただきたい、このように思っておりますが、部長の決意をちょっと。先ほどの答弁だと何かきれい過ぎちゃって、なかなか進みませんよ。もっと現場、どろどろしていますよ、本当に。だから、逆に言うと、この辺りを担っているのは、また社協の皆様方であったり、また、学校の先生もそうでしょう、現場では。なので、そうしたことをぜひともそうした思いを感じ取っていただいて、これから取り組んでいくということを、ちょっと部長の声、発言を求めたいと思います。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) ありがとうございます。もちろん日々切ない子供の状況、情報というのは毎日入ってまいっております。なかなか手を差し伸べても、なかなか救えない、そういった……。すみません、ちょっとこういうお話になってしまうと、つい涙腺が。すみません、不規則な発言ですが。そういったこともございまして、決して軽んじているわけではないです。どうにか救ってあげたいという思いは常に持っています。ただ、見つけるということ自体が難しいという現状があるので、まずはそれをどうしていくのかということを最優先で考えてまいります。 先進の大府市さんでは支援会議のようなものを設けておいでになるというふうにお伺いしましたので、それについても調査をさせていただきました。状況をお伺いしたところ、まだ幸いにもと御担当者はおっしゃってみえましたけれども、1件もつながってきていないというような状況がございます。そういった意味では、やはり発見していくということが非常に大切だというふうに考えておりますので、やはり地域の方々を含め、教職員の先生方含め、見つけていただくようなことをこちらのほうから啓発してまいりたいというふうに思っております。 特に地域の方々を巻き込んだ取組といたしまして、私ども、例年、子どもの未来フォーラムというものを実施しておりました。地域の方が小さなことでいいので地域の中で何ができるかということを考えていただくきっかけづくりとして実施をさせていただいたところでございますが、この
コロナ禍にあって2年継続してできていないという状況がございます。いつもその未来フォーラムでは、日福大の野尻先生にコーディネーターをお願いしてやらせていただいているところもありますので、今年度は、そういった
ヤングケアラーの視点を踏まえて、そういったことも盛り込みながらフォーラムのほうを実施していきたいというふうに、現状、考えております。 いずれにいたしましても、今後、
ヤングケアラーの方々に対しても社会的な認知度が高まるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。ありがとうございます。
◆11番(
山田清一議員) ありがとうございます。 次に、教育長先生、それこそ、もう実体験しかないですけど、結局、もうそうした孤立した人というのは、私もそうだったんですけど、もうとにかく、もう人に相談しようなんてそんな気持ちすらないですわ。実際問題、信頼できる人がいないので、そのときは。信頼できる人がいない。だから、当然、結局は、子供たちの存在をどう気づいてあげる大人がいるかということなんですよね。ところが、大人だけじゃなくて、やっぱりその同世代の子もそうですし、そうした方々が本当に声かけからですよね、実際問題。何かあったのか、どうなんだって、やっぱりその懐へ入っていくという、これはもう並大抵のことじゃないですわ。私だって、もう本当に人間嫌いで、実際、それはもう誰も友達いないみたいなそんな状況ですわ。だって、自分の心、閉じちゃっているもんですから。だけれども、その扉を開けてくれる人がいたら、徐々にですよ、いきなりは絶対開きません、絶対開かない、だけれども、信頼できる人ができる。これは、今、信頼できる人がいない方々ですから。だから、見えにくいんです。だから、そうして、だから、ぜひとも教育長先生、お願いしたいのは、間違いなくこの生徒の中に
ヤングケアラーがいるんだという目で、いるんだということを思ってぜひとも対応していただきたいと思います。その点で、またぜひとも教職員の皆様方にそうした認識を深めていただいて、一人もそうした、一人一人を支えていっていただきたいなと思いますけど、ぜひとも御見解をお願いします。
◎教育長(鈴川慶光君) 現在も教員にあらゆる機会を通じて言っているのは、この
ヤングケアラーだけじゃなくて、いじめにしても、不登校にしても、虐待にしても、やっぱりいかに一番日中長く接する教員が子供たちの変化に早く気づくかということを大切にしなければいけないというふうに思っております。生徒指導の基本になると思うんですけれども、そういった研修ももちろんやっておりますし、校長会等を通じて教職員に周知するようなことは毎月の校長会でも話をしてきています。なかなかそれでも見逃してしまう場合もあるんですけれども、今、議員おっしゃられましたように、教職員がどこでもいじめはあるんだ、どこでも
ヤングケアラーになる可能性があるんだ、誰でも、そういった意識を持って毎日健康観察はしておりますし、教育相談も学期に1回は個人的に一対一で時間を取ってやる機会もあります。そういったところで、子供と近く話ができるそういった存在で教員があるように、これからも私どもも、指導、助言をしていくつもりですので、よろしくお願いいたします。
◆11番(
山田清一議員) 教育長先生、それこそ不登校やいじめというのは、これはもう先生方も重々認識されています。ところが、
ヤングケアラーって、どれだけの先生が、それ、認識していらっしゃるのかなと思うんです。なので、なのでですよ、だから、今は、まだそうしたたくさんある、たくさんある中の1つかもしれない。ただ、認識としては、非常に、今、薄いんです、間違いなく。そうした目ではなかなか見られない。逆に言うと、それぐらい不登校やいじめの問題って大きいです。ところが、この問題も、こういう事件があったようなそうしたことの可能性もあるので、ぜひとも教育長先生、もう一回、
ヤングケアラーについてですよ、ぜひとも教職員の皆さんに認識を深めていただけるように何かちょっと手を打っていただけないでしょうか。
◎教育長(鈴川慶光君) 確かに、いじめ、不登校よりも認識度は低いかもしれませんけれども、認識していないということは絶対ないと思います。今、これだけ世間でも話題になってきていますし、いろんなところで取り上げられていますので、教職員も認識はしていると思いますが、その度合いをより深めるために、また今後、校長会等、様々な機会で、子供たちを見るときに、
ヤングケアラー、そういった視点でもしっかりと見ていくようにというふうに指導していきたいと思います。
◆11番(
山田清一議員) それでは、それこそ御紹介しました愛知県の
ヤングケアラー理解促進シンポジウム、これ、8月2日ということですけれども、すごいですよね、それこそ半田市
社会福祉協議会の前山さん、そして、
半田中学校の小嶌校長、
トークセッションという。実際、それこそ愛知県のアンケートですね、アンケート結果。そのときに、それこそ各
社会福祉協議会や様々その関連機関の関係する方々、代表されて何名かの方から声を吸い上げて、それを掲載されている形なんですけれども、非常に半田市
社会福祉協議会、ここで言われていますのは、重層的支援体制整備事業のコミュニティーソーシャルワーカーとして社会福祉士、精神保健福祉士など専門職3名を配置していると。これによって、かなりそうした
ヤングケアラーの認識とか相談体制とかというのは向上しているということが伺われるわけでございます。ここで言われているのが、
ヤングケアラーへの支援は、子供だけを見ていても解決しないんだと。子供への直接支援というより世帯全体への支援が中心になるって、こういうふうに言われていらっしゃるんです。いや、ごもっともだなと思って。だからこそ様々な関連機関がしっかりと連携をして対応していくということが必要であるということです。 その上で、せっかく、今度、8月2日、この
ヤングケアラー理解促進シンポジウム、これって、半田市のそれこそメインですよ、本当にそうした
トークセッション、これって。これも検索したら、半田市に何にも出てこないんです。江南市とかは紹介してくださっているんですけど、非常に悲しいなと思ったんですが。これも、ぜひとも広くね。市民の方たちというの、すごいことですよ、本当に。なので、広く市民の方にも、これ、今、募集期間ですから、これ、申込みしないといけませんから。だけれども、会場に行くか、また、
オンラインでも聴けるってこういうことですから、ぜひとも広く市民の方、そして、先ほど図でありました関係する多くの関係者の皆さんにぜひとも周知していただいて参加をお願いしたいなと思いますが、お願いできますでしょうか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 私どもも御紹介いただいて、チラシのほうがその前後して届きましたので拝見もさせていただいて、すごいことだなと思って受け止めております。関係する機関の間では、こういったことがあるということはじわじわと広がっておりますけれども、広くまだ市民の方々にはPRできていない部分がありますので、
ホームページに載せるなどしてPRをさせていただきたいというふうに思っております。 ちょうど8月2日、全議員協議会がある日でございますが、私どものほうも
関係機関の職員につきましては後ほど
オンラインで参加をさせていただく予定でおりますので、議員の皆様方も、ぜひ御視聴いただきたいというふうに思っております。ありがとうございます。
◆11番(
山田清一議員) よろしくお願いします。 そして、先ほども言いましたが、この件もそうですけど、
ホームページで、その
ホームページとか、また、LINEとか、その
ヤングケアラーについて何にもヒットしないんですよね、結局は。例えば、美浜町なんかでも、
ホームページに、やっぱり
ヤングケアラーとはこういう人だ、こうだって。やっぱりそうしたことと、あと、相談窓口です、相談する連絡先。国レベルでの相談窓口もありますし、言ってみれば半田市の窓口もそうです。そうした連絡先であったり相談窓口であったりそうした基本的なことを、ぜひとも広く市民の皆様を含めて周知して、
ホームページ等を利用していただいて周知していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) ありがとうございます。先ほども答弁の中で少し述べさせていただきましたけれども、今後は、その窓口について、窓口が
子育て相談課に取りあえず何でもお寄せくださいということも含めまして、ポスターだとかいろんなところで広報を展開していきたいというふうに考えております。
ヤングケアラーにつきましても早急に
ホームページのほうで掲載をさせていただいて、周知の窓口につながるように努めていきたいと存じます。
◆11番(
山田清一議員) 最後に、市長、お願いします。私、今回、質問させていただいたのは、どれだけですよ、どれだけ網を重ねても、全部が全部は拾えないんですわ、実際問題、拾えない。ところが、みんなでいろんな人が関わっていけば、最大限、最大限救える、間違いなく救えることができるんです。なので、今回、この
ヤングケアラーという視点ですが、本当に半田市にとっても大事な大事な無限の可能性のある子供たちでございます。ぜひとも、今回ちょっと
ヤングケアラーという問題で質問させていただきましたけれども、市長の思いとして、一人一人本当に無限の可能性の子供たちに対して、ぜひともまたこうした
ヤングケアラーも含めた取組を推進していくというそうした決意を、最後、市長からお伺いして終わりたいと思います。
◎市長(久世孝宏君) まず、福祉というのは、僕自身は、もう総合力だというふうに思っております。今回、
ヤングケアラーというか子供たちのことでということで御質問いただいて、いろんな御提案をいただきましたが、僕も教育長先生と同じような考えで、
ヤングケアラーだろうと、いじめであろうと、あるいは、ひょっとしたら視力が弱いこと、もうとにかく子供たちの異変を気づければ、気づいたら、もうあとは相談機関につなぐとかそういったことで対応ができていくというか対応することがまず始められると。 しかも、様々な、今、子供たちを取り巻く環境も複雑化しています。先ほど山田議員もおっしゃられましたが、家庭の問題にどんどん踏み込んでいくことになります。貧困であったりとか、その家庭環境と。もうそうすると、もう画一的な何か制度をつくっておけばいいという問題ではなく、その場その場、そのときそのときのケースで対応を個別対応していくと。同じような事案は恐らく1つもないような状況になってきている、そういう時代だというふうに思っています。 だからこそ総合力というふうに感じていて、また、その総合力は、半田市の
社会福祉協議会を含め、私ども職員もしっかりと高めていく努力はしているところであります。そんな中で
ヤングケアラーというものは比較的新しい概念だと思いますので、いろいろ確かに勉強していく部分はあろうかと思いますが、この先、やっぱり一人の子供も取り残さないというふうにするのであれば、やはり
ヤングケアラーのことの知識を蓄えることも大事なんですけど、やっぱりそれだけでない総合力、全てのこと、異変に気づく、異変を気づいた後に、どう対応していけるかというところにかかっているかと思いますので、その辺のことをとにかく僕としては考えて、子供たちが健やかに育つような環境をつくってまいりたいというふうに思っています。
○議長(
鈴木幸彦議員)
山田清一議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。--------------------------------------- 午前10時28分 休憩 午前10時43分 再開---------------------------------------
○副議長(山本半治議員) 会議を再開します。 岩田玲子議員の発言を許します。 〔18番 岩田玲子議員 登壇〕(拍手)
◆18番(岩田玲子議員) 議長のお許しをいただきましたので、通告のとおり発言させていただきます。 主題1、保護者や保育士の負担を軽減し、働く保護者を応援できる保育園への取組。 要旨1、利用しやすい環境整備について。 近年、半田市では、低年齢児の通える保育園が増えたり受入れ人数を増やしていただいたり、子供を産んでも働きながら子育てしやすい環境が整っていることは大変ありがたいと感じています。 一方で、低年齢児保護者は、働く前に布団やおむつや着替えやタオル等の大荷物を持って、園に着いてから大変な一連の作業が待っています。子供の靴を靴箱にしまい、かばんを所定の位置にかけ、熱を測り記入し、着替えをロッカーにしまい、タオルをぬらして絞って所定の位置にセットし、おむつをセットし、よだれかけをセットして、それから、おむつのビニールをセットするのにトイレに移動して、また戻って、ファイルをセットして、開いて、布団を所定の位置にしまい、布団カバーをロッカーに入れる等の本当に大変な作業があります。その一連の作業は、1回では覚えることができないほどの作業量となっております。少しでもその負担を減らして働く保護者を応援する半田市でありたいとの思いから質問をさせていただきます。 現在、低年齢児の保護者が保育園に到着後に行う子供を預かってもらうまでの準備の作業は多岐にわたり、慣れていても10分以上、15分程度かかっております。朝、忙しい通勤前の保護者にとっては大変な負担となっていると考えますが、そのような声は届いていますか。 2、現在、私立保育園や都心部の公立保育園では既に導入が進んでいる、おむつの持参、仕分が不要になるおむつのサブスクリプションを半田市でも導入することは保護者と保育士の
負担軽減と感染症対策になると考えます。半田市の見解をお伺いします。 サブスクリプションとは、定額料金を支払い利用するという意味で、おむつの業者さんが保育園におむつを届け、一定の料金を保護者が負担し、おむつを持たずに登園でき、おむつを持たずに帰るというシステムです。保護者は毎月100枚以上のおむつに名前を書いたりお持ち帰りをしていますので、とても便利になります。保育士は、名前を間違えることに気を遣わずに済み、おむつの仕分作業が減り、とても便利になります。直接袋からおむつを取り出すため感染症の予防にもつながり、半田市の予算が伴うこともありません。 3、今後、使用済みおむつを持ち帰りを廃止し半田市で回収を行うことは、保護者、保育士の
負担軽減と、働く保護者と保育士を応援できる取組と考えます。半田市の見解をお伺いします。 要旨2、環境整備に関する諸問題についての質問の1、使用済みおむつ保管場所については、愛知県内の他市町では保管庫の新設や鍵つきごみ箱の確保で対応していると伺っております。導入コストについて、半田市の見解をお伺いします。 質問の2、半田市全体のごみ量は変わらないと考えますが、おむつの処理費用について半田市の見解をお伺いします。 半田市で暮らす
子育て世帯にとって子育てしやすい半田市でありますよう願いを込めて、質問席からの質問を終わります。 (拍手・降壇) 〔
子ども未来部長 伊藤奈美君 登壇〕
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 岩田玲子議員の御質問、主題1、保護者や保育士の負担を軽減し、働く保護者を応援できる保育園への取組の要旨1、利用しやすい環境整備についての御質問の1点目、低年齢児の保護者が保育園到着後に行う準備作業に対する保護者の声についてお答えいたします。 幼児保育課へのメールや問合せなど直接的な声は届いておりませんが、特に低年齢児のお子様を持つ保護者の方は、衣類の補充やおむつのセットなど子供を預けるまでの作業が多岐にわたり、御負担をおかけしていることは承知しております。 次に、御質問の2点目、おむつのサブスクリプション導入についてお答えいたします。 おむつが必要となるゼロから2歳児は、1日5枚程度のおむつを使用しており、おむつのサブスクリプションを保護者が利用した場合、家庭でおむつに名前を書く必要がなくなり、登園準備のための時間短縮、荷物の軽減につながります。また、保育士にとっては、おむつの枚数を管理する必要がなくなるため、より保育に専念できるようになると考えられます。さらに、保護者がおむつを持参することによる接触ルートの低減にもつながるため、感染症リスクを減らすことが期待できます。 保護者と保育者の双方にとってメリットがあることから、
負担軽減のための有効な手段として検討してまいります。 次に、御質問の3点目、使用済みおむつの持ち帰りを廃止し、半田市で回収を行うことについてお答えいたします。 昨日の加藤美幸議員の
一般質問でもお答えいたしましたとおり、本年1月に使用済みおむつの処分を既に実施している保育園を視察したところ、保護者の
負担軽減につながるだけでなく、保育士にとっても使用済みおむつを仕分ける必要がないなど業務負担の軽減といった一定のメリットがあるため、保育理念を守りながら、園での紙おむつ処分は実施できるとの考えに至っております。 一方で、処分するまでには大量のおむつの運搬や一定期間、園で保管することに伴う衛生管理といった問題のほか、園児の健康状態が懸念される場合、保護者にどのように伝えるかといった課題もあります。今後、使用済みおむつの処分を事業化するに当たり、こうした課題について検討した上で実施時期を判断してまいります。 続きまして、要旨2、環境整備に関する諸問題についての御質問の1点目、使用済みおむつの保管場所に係る導入コストについてお答えいたします。 現在、公立保育園の園長会の下部組織である部会において使用済みおむつの回収と処分方法について検討しており、各部屋に設置する回収ボックスや回収したおむつを保管する鍵つきの屋外用コンテナといった物品が必要になるとの意見を聞いています。また、回収ボックスに設置するポリ袋なども新たに必要となることから、導入コストとしては約230万円になると試算しています。 次に、御質問の2点目、紙おむつの処理費用について。 現在、公共施設から排出されるごみは事業系ごみとして処分しており、おむつについても同様に処分することとなります。ゼロから2歳児の園児が1日に5枚のおむつを交換し処分した場合、処理費用は年間約220万円になる試算です。 なお、本市全体のごみ量は変わりませんが、広域でのごみ処理の取決めがございますので、費用が追加で発生することとなるものです。 以上で、岩田玲子議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 (降壇)
◆18番(岩田玲子議員) それでは、再質問をさせていただきます。 昨日、加藤美幸議員の質問でもありましたとおり、おむつに関しては持ち帰りを廃止していただけるということになりました。大変ありがたいなというふうに感じております。この
負担軽減というのは、やっぱり第一歩に過ぎないと思っています。やっぱりサブスクリプションをやってこそ親の軽減がさらに減るということをやっぱりひしひしと感じておるので、それに基づいてちょっと再質問させていただきたいなと思います。ただ、少しでも前に進んで、これが進んだということは大変ありがたいなというふうに感じているので、まずもって御礼を言いたいと思います。 それで、処理費用の、まず問題が、昔、加藤美幸議員が質問されているときにちょっと気になったところだったんですけれども、いろんな広域での処理があると思います。東海市ですとか安城市の場合は、ちょっと気になったところは、家庭ごみと同じ扱いをしているので、特に保育園でかかるごみ処理費用がかからないということになっているんですが、半田市では広域の取決めがあるためかかるということで、ここら辺をいろんな広域で話し合って、例えば、今後そういう、常滑市さんもおむつの持ち帰りをしておりませんので、そういったことがある中で、そこら辺をどのように今後話し合っていくのかなということは、ちょっと課がずれるかもしれないんですけど、ちょっとどんなふうなお考えかお聞かせいただけたらと思います。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 私からお答えしていいか分かりませんけれども、今、広域で2市4町で組ませていただいておるというところの中で、常滑市で先行しておむつの持ち帰りをやっていただいて園処分を実施されているんですけれども、やはり後で処分量に応じてお金を支払っておられるということでありますし、町のほうでは南知多と美浜町さんについては園での持ち帰りを行っていないそうなので、通常の家庭ごみとして出されているという状況がございます。子供さんの人数も違いがあったり、そもそも人口に違いがあったりというところの中で、負担金の積算というところに関わってくる問題にはなると思いますので、早急にここでどうするということは申し上げられませんけれども共通する課題ではあると思いますので、所管部のほうで協議をいただきたいというふうには思っております。
◆18番(岩田玲子議員) 市町によって隔たりがある、知多半島の中でもそういったことで、事業系ごみじゃない市町もあれば事業系ごみである市町もあるということで、いろんなやり方があると思いますので、スムーズに行くように話し合っていただいて、なるべく半田市の負担がないほうがいいのかな。家庭ごみで出せば、ただということもありますので、そういったことの取決めがスムーズになされればいいかなと思いました。 そういうスムーズに管内で行われて、このおむつの処理費用についての問題がクリアされればなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 それから、導入コストに関してなんですが、230万ということがやっぱり高いか安いかということなんですけれども、こちらはやっぱり問題になってもくる、導入するに当たってやっぱり問題になってくるのかなと思う中で、東海市さんに伺ったところによると、本当、東海市さんの場合は、なぜだか1園に1個300万ぐらいのボックスをつくったということもあって、ちょっと導入コストはかなり、掛ける18園ですので、かかっているなという中で、これぐらいのコストであるならば妥当、半田市としてはそれでできるということであれば妥当なのかなって思いもありますけど、妥当、これだったらいいという感じでできそうということでいいでしょうか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 費用対効果の面で考えた場合に、これ、導入コストとして1回230万、その後でポリ袋等は継続的にかかってはまいりますけれども、大きな負担ではないのではないかというふうに考えております。
◆18番(岩田玲子議員) ありがとうございます。そういうコストをかけてでも取り組んでいただけるということで、ありがたいなと思って感謝いたします。 それから、それをやっていく時期なんですが、昨日は加藤美幸議員の質問では今年度中にやる時期を検討していただけるというようなお話だったと思います。それに関して少し私の考えで言いますと、例えば、親の負担というのは、おむつのことがなくなると、おむつを買いに行くのは一緒だと思いますけど、名前を書く、1日5枚以上、おむつをセットする、箱に、それをバケツにビニールをかけにトイレに行く、ビニールにも名前を書くんですけど、最後にトイレに行ってバケツから汚物を取り出して結んで帰る。荷物が減ったり、おむつを持ってくるということも減ったりするんです。それって、例えば、低年齢児ですと歩かない子供もいたりとか歩けない子供もいるので、だっこしながら、月曜日、布団持って、着替え持って、タオル持って、おむつ持ってという中で、雨の日とかみんな倒れそうになりながら歩いているんですね。少しでもその負担が軽減されるということを早く私は、1日でも早くその負担を軽減してほしいと。その保育園に預けるということは、仕事の前にそれをやらなきゃ、やって預けられるからこそ働けるんですけれども、そこは、昔はもう預けるだけでも、低年齢児を預かってもらうだけでもありがたいという考え方かなと思ったんですけど、最近は、やっぱりどうしても働かざるを得ない方も増えておりますので、そういった方が少しでも働きやすい環境ができることをやっぱり願っています。そういった中で、私は少しでも早く負担を軽減してほしいという思いから今回質問したんですけれども、このおむつのサブスクリプションをやるにしてみても、そもそもおむつを持ち帰らないのがセットになるんです。だから、セットじゃないとできないことなので、おむつのサブスクリプションはやってほしいというのはもう当然思うんですけれども、なので、このセットでやらなきゃいけないこれを少しでも早くと思っています。この親の負担の部分について、今のこの現状を聞いて、多分やったことある人しか分からないと思うんですけど、どのように考えるかお聞かせください。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 親御さんの御負担というのは非常に大きなものがあると思います。まして、園によっては保護者用の駐車場が十分に確保できていないというような園もまだございますので、そういった意味でも、駐車場から子供を抱えて、荷物を抱えて運んでいただいて、その後、子供に泣かれながら一連の作業をして職場に向かうというのは非常に御苦労をおかけしておると思います。 私どもといたしましても、こういったいい事業があるのであれば速やかに取り組んでまいりたいところではありますけれども、岩田議員もおっしゃっていただいたように、おむつの回収というところもセットでさせていただかないといけないというところの中で予算が発生するところではありますので、いつの時点で予算の確保のめどが立つかということもございます。そういったこともございますので、また、今、どの時点からやるということのお約束というか発表はできませんけれども、急ぎ取り組ませていただきたいという思いでおります。
◆18番(岩田玲子議員) ありがとうございます。それで、ちょっともう一点だけ少し質問させてください。 まず、保育士の
負担軽減って言っても、なかなかぴんと来ないかなと思います。先生って、低年齢児って、1人だと、もういけないから、2人なり3人なりに1人の先生がついて朝からやるわけですが、まず、子供を見るだけじゃなくて、おむつが足りない場合に、例えば先ほどもその答弁にも書いてあったんですけど、例えば1日5枚のおむつを保護者が持ってくるとすると、6枚、7枚使っちゃう子とかがいて足りなくなると、その在庫管理とか、お母さんに一筆手紙書いて、1枚名前なしで持ってきてください、あしたとか、何枚この子に貸していますとかいう在庫管理もきちっとやっているんですね。だから、そういう保育士の負担というのと、あと、それから、名前をおむつに入れる、汚物を入れるんですけど名前の場所に。それを一旦間違えると、保護者の人がすごく感染症の心配、今、していますので、保護者の人から言われることが多くて、本当におむつの名前を絶対間違えないように入れなきゃいけないという負担があります。 それから、おむつの置いてある場所とかバケツの場所とかおむつのセットする場所を、毎日来るような、例えばですけどお母さんが毎日来ている場合はお母さんはやれますとしても、例えば、お父さんやおばあちゃんとかが来た場合に、ふだん慣れていない人が来た場合の、先生が、もう10分も20分も、あれをこっちに、あれをこっちにって一人一人に教えなきゃいけないんですね。だから、本来、子供を見るはずの先生が親にその一連の作業を教える時間ってすごいかかって、それだけでも本当に大変な感じです。見ていると、分からないお父さんは、2回来ても3回来ても分からないということで、もう来るたびにまた忘れちゃっていることもあるので、そういう作業も本当に大変で、だから、これは感染症対策にも当然いいと思うんですけど、そういったことを鑑みると、保育士の負担が本当に軽減されるというふうに思います。 それで、最後、おむつを持って帰るんですけど、そのときに違う子のおむつが入っていると、やっぱり感染症の面で親が、今、すごい心配症になって過敏になっていますので、園から持ち帰ることも多いということで過敏になっているので、おむつを一個一個チェックする親もすごくいるみたいで、今、誰かのが入っていないか。そういった先生は、それを見て、そういったことに本当に大変だというふうに現場の声を聞いています。なので、そういった先生の負担を軽減したいという思いもあって、本当に早く、予算が伴うことかもしれないですけど、サブスクリプションとセットで早くやってほしいかなというふうに、先生の
負担軽減、保護者の
負担軽減。なので、その時期がということなんですけど、例えば一日も早い試験的導入を考えるというのはいかがでしょうか。全部の園で一遍にということではなくても、いかがでしょうか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) そういったことも含めまして検討して早急に取り組んでまいりたいというふうに思います。
◆18番(岩田玲子議員) その早急の時期というのは、どれぐらいの目安でしょうか。
◎市長(久世孝宏君) 非常にいい御提案をいただいて、検討させていただきます。ですが、まず、すごくこの市政の根幹のことをお話しするような感じになってしまうんですが、私たちは市民の方から頂いた、預かっている税金で事業をします。ですので、きちんと検討しなきゃいけないことは検討をさせていただきたい。その上で議会にお諮りして、議決をいただいて執行していくというのが大原則です。 予算編成サイクルは岩田議員も分かっていると思いますが、来年度予算、議会にお諮りをするためにある程度時期を決めてやらせていただいている中です。それから、
一般質問で、こう言われて、すぐにもうやりますどうしますって、この短期間に検討するというのも非常にちょっと困難なことであります。
ホームページに載せるとかそういうことであれば、もうすぐやれるんですが、きちんと制度設計をして説明するのはこちらの責任だというふうに思っておりますので、早くやってほしいのは十分分かります。保護者の方の負担がある、それから、保育士の方の負担の軽減につながる、それももう十分伝わっていますので、分かります。ですが、やはり市政の中でのいろんなことをやっていくルールというものがある中で、なるべく早くやれるように検討させていただきますので、どうか御理解をよろしくお願いいたします。
○副議長(山本半治議員) 岩田玲子議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。--------------------------------------- 午前11時08分 休憩 午後1時15分 再開---------------------------------------
○議長(
鈴木幸彦議員) 会議を再開します。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 本日、午前中の本会議におきまして、岩田玲子議員の御質問に対する答弁に対し、広域でのごみ処理に関して、構成市町を2市3町と申し上げるべきところを誤って2市4町と申し上げてしまいました。おわびして訂正申し上げます。申し訳ありませんでした。
○議長(
鈴木幸彦議員) 鈴木健一議員の発言を許します。 〔2番 鈴木健一議員 登壇〕(拍手)
◆2番(鈴木健一議員) 日本共産党の鈴木健一です。通告に従い、質問します。 主題1、教員の働き方について。 要旨1、教員の
負担軽減をするために何が必要か。 2019年から始まったコロナパンデミックが、いまだに収束を見通せません。感染拡大が始まった2020年には長期の学校休業もあり、生徒・児童はもちろん、学校で働く教員への負担は大変なものとなりました。 しかし、教員の長時間労働、超過勤務の長さは、
コロナ禍から始まったのかといいますと、そうではありません。愛知県教育委員会のデータを基に作成された教員で組織する愛知教職員労働組合協議会の
ホームページに掲載されている表を見ますと、慢性的に月45時間以上の残業、超過勤務をしている教員がいること、小学校より中学校の教員に多い傾向となっていることが分かります。このデータは、2020年4月から2021年3月までのデータになりますが、9月、10月の超過勤務が非常に多く、愛知県全体で6割を超える教員が月に45時間以上の超過勤務をしていることを示しています。この背景には様々な要因が考えられます。慢性的な教員の不足や詰め込みを主とする授業内容、そして、タブレットを使った授業のための使い方の習熟などが挙げられるのではないでしょうか。今回、その中でも教員の
負担軽減、労働時間、超過勤務に絞って質問をします。 質問1、教員の配置については、現状どうなっていますか。 質問2、教員の在校時間の把握はどうしていますか。 質問3、教員の休憩の実態はどうなっていますか。 質問4、タブレットを活用した教員の現状について把握していますか。 主題2、保育園等公民連携基本計画の民営化計画について問う。 要旨1、保育行政の今後と民営化について。 半田市は、2020年1月、保育園等公民連携計画を策定し、その具体化のために、今後、計画では10年間に、平成32年から平成41年度に第1、第2グループと分け、順次、老朽化している施設から建て替えることを計画。その際には、中学校区を基準に、公私立の偏在等を考慮しながら選定していくことを決め、その第1号が花園保育園を民間保育園にするという計画で、既に今年度の予算が組み込まれています。 私は、令和4年度の一般会計予算の反対討論にこの案件を含めていませんが、予算には反対の立場を取りました。 このたび、既に来年4月からの運営を目指し民間の株式会社に土地を有償で貸し付け建設に入るとのことです。しかし、聞き及ぶところによると、
コロナ禍やロシアの
ウクライナ侵略により建設資材などの納入の遅れ、資材の高騰、人手不足など様々な問題が噴出しており、来年4月、新園舎での開園は延期される見通しです。改めて、民営化が果たして市の保育行政にとって有益なのかを検証し、計画を見直すべきではないかと思います。 日本の少子化は、先進国1位のスピードで進んでいます。しかし、女性の就業率上昇がそれ以上に進んだため、保育園などの利用者は増え続けました。ところが、新型コロナ感染症が発生し、少子化のスピードは想像以上に進みそうです。その結果、2025年以降、利用者が減少すると予想されます。特に、営利目的の民間企業が安定的に保育事業を維持することのできる保障があるかを考えたとき、保育の公的な施設を整備し、子供を安心・安全な環境の中で育てる責務は市町村にあると考えています。 そこで質問します。 質問1、来年度開園予定となっている新しい花園保育園の進捗はどうなっていますか。 質問2、花園保育園の民営化の現状について、保護者や地域住民への説明会は開催しますか。するなら、いつ頃の予定ですか。 質問3、どのような根拠に基づき中学校区単位の計画にしたのですか。 質問4、民間による花園保育園の開園について、民間任せで対処できると考えていますか。 質問5、子供を安心・安全な環境の中で育てる責務は自治体にあると考えます。このことについてどのような配慮を行い、また、検討しましたか。 以上、質問席からの質問といたします。 (拍手・降壇) 〔教育部長 岩橋平武君 登壇〕
◎教育部長(岩橋平武君) 鈴木健一議員の御質問、主題1、教員の働き方についての要旨1、教員の
負担軽減をするために何が必要かの御質問の1点目、教員の配置の現状についてお答えします。 各学校に配置される教員の定数につきましては、愛知県教育委員会により学級数等に応じて機械的に算出される基礎定数と、目的に応じて配分される追加配置定数に分けられています。令和4年6月1日現在、市内
小・中学校においては、基礎定数分については全て配置されております。一方、追加配置定数分につきましては、3名が未配置となっています。また、育児休業者の補充のための教員及び休職者の補充のための教員、それぞれ1名が未配置となっており、市内
小・中学校で合計5名が未配置となっています。 御質問の2点目、教員の在校時間につきましては、令和2年1月17日付で
文部科学省より告示された公立学校の教育職員の業務量の適切な管理に関する指針に基づき出退勤時刻を打刻し記録するクラウド型勤怠管理システムを活用して客観的に管理しております。 御質問の3点目、教員の休憩の実態につきましては、市内
小・中学校の教員には1日の勤務時間7時間45分に対して休憩時間45分が与えられています。各校では休憩時間45分を2回に分けて与えており、その時刻は日課表で示しています。 御質問の4点目、タブレットを活用した教員の現状につきましては、学校訪問や各種会議での情報交換などにより活用頻度や習熟度の把握に努めています。タブレットの導入期においては、多くの教員が使い方の習熟に苦労しているようでしたが、ICT支援員や学校ヘルプデスクの活用、研修や教員相互の教え合いなどにより、授業だけではなく学校生活の様々な場面で活用が進んでいます。今後は、教員の仕事の効率化にも効果を発揮するものと期待しています。 (降壇) 〔
子ども未来部長 伊藤奈美君 登壇〕
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 続きまして、主題2、半田市保育園等公民連携更新計画の民営化計画について問うの要旨1、保育行政の今後と民営化についての御質問の1点目、来年度開園予定の新しい花園保育園の進捗状況についてお答えいたします。 新花園保育園の進捗については、鉄骨などの鋼材価格の高騰に伴う建築コストの上昇と建設資材の納期の遅れにより予定価格と工期の両面で条件が合わず、いまだ新設保育園の施工業者を決定することができない状況にあります。本市といたしましては、建築確認の変更手続が不要な範囲での設計の見直しや、工期の延長などを行うことにより速やかに施工業者を決定するよう、民間事業者と協議をいたしておるところです。 しかしながら、工期の延長により予定している来年4月の開園は難しい状況となりますため、新設保育園が完成するまでの間は現在の花園保育園で民間事業者が保育を実施するなど、今後の方向性について協議を行っています。内容がまとまり次第、議会に報告させていただきます。 次に、御質問の2点目、花園保育園の民営化の現状に対する保護者や地域住民への説明については、新設保育園の施工業者が決まり今後の方向性が定まった後、今月下旬から来月上旬にかけて説明会を実施する予定です。 次に、御質問の3点目、保育園等公民連携更新計画を中学校区単位の計画にした根拠についてお答えします。 教育、保育の提供区域については、保護者や子供が居宅に近い場所で質の高い教育、保育の提供を受けることができるよう配慮する必要があります。地理的条件、人口、交通事情といった社会的条件に加え、現在の利用状況や既存施設の配置状況などを総合的に勘案し、中学校区を単位として計画を策定することが適切であると考え、平成30年度に設置した半田市保育園等のあり方研究会において十分な意見交換を行い、令和元年度の半田市保育園等公民連携更新計画の策定に至っております。 次に、御質問の4点目、花園保育園の開園について、民間任せで対処できるかについてお答えいたします。 今回、プロポーザルにより選考した業者は、30年以上の保育実績があり、全国で約390施設の保育所等を運営する上場会社のグループ企業であり資産状況は良好であることから今回の不測の事態に対しても十分に対応できるものと判断していますが、本市といたしましても、引き続き事業者と情報を共有しながら今後の進捗に支障を来すことがないよう管理、監督してまいります。 続きまして、御質問の5点目、子供たちを安心・安全な環境の中で育てる責務に対する配慮、検討についてお答えいたします。 民営化は、民間事業者の持つ柔軟性や効率的な運営が生かされることによって多様な保育サービスの提供が期待されるとともに、国や県の補助により市の財政負担の軽減を図ることができます。 しかしながら、一方で、営利目的の民間事業者が安定的に保育事業を継続できるのかどうかという懸念を持たれることも理解しております。 そうした懸念を払拭するためにも、中学校区を単位として、公立、私立の教育、保育施設が偏りなく配置されるよう民営化を進めることで、保護者の選択の幅を広げながら、万一民間事業者の事業撤退等の事態が発生した際には、公立園が保育の受皿としての役割を果たしてまいります。 また、民間事業者を選定する際には、財務状況などの運営主体の適格性について厳格な審査を行うとともに、民間事業者に運営を移管する際には、慣れ親しんだ環境の変化に伴う子供たちへの影響を考慮し、期間を十分に取って引継ぎ保育を行うとともに、運営面でも教育、保育の質が向上するよう十分な引継ぎを行ってまいります。 さらに、民間事業者に運営を移管した後も、教育、保育の質の維持、向上を目的とした指導監査を県と合同で定期的に行うことで、子供たちを安心・安全な環境の中で育てる自治体の責務を果たしてまいります。 以上で、鈴木健一議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 (降壇)
◆2番(鈴木健一議員) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、1点目から、今、追加配分の定数分の3名が未配置で、育児休業者と休職者が1人ずついて、合計5名が未配置となっていますよと、そういう答弁でしたけれども、半田、一時、未配置7名になったという話も聞きましたけど、これよりは改善したということですよね。この5名、今、未配置になっている5名も、これから配置するために努力をしていくということでよろしいですか。
◎
学校教育課長(森田知幸君) この未配置につきましては、教育委員会や管理職だけでなく、多くの職員に呼びかけて講師を探していきます。例えば、もちろん知多教育事務所だとか愛知県の教育スポーツ振興財団が運営する人材バンクなども活用して探していっておりますので、今回のように候補者が見つかる場合もありますので、今後も引き続きずっと探し続けるといいますか、候補者を探し続けるという段取りになっております。
◆2番(鈴木健一議員) ちょっとお伺いするんですけど、育児休業者の補充のため、いろんな理由で教員の方、休業したりとかいろいろあるかと思うんですが、例えば育児休業とか産休だとかというのは、ちょっとタイミング読めるんじゃないかなと思うんですよね。そういう、ちょっと、今年、育休取りたいですよと、産休取りたいですよという先生がいる場合、それに対しての準備みたいなことを、そういう段取りというかそういうことができるんじゃないかと思うんですが、それは半田市としては、してこなかったんでしょうか。
◎教育部長(岩橋平武君) 育児休業者やそういった方について段取りができるんじゃないかという御質問なんですけれども、それの前に、今回も、今、御答弁させていただきました加配の定数のところこそ、もっと最初に準備できるところだと思います。私どもも愛知県教育委員会と話をしていく中では、愛知県全体で教員が、今、不足している中で、スタートのところから加配という本来半田市に来るべき人材が3人不足していたような状況があって、プラス、今、言ってくださった想像ができる想定ができる育児休業のところが、またさらに2人ということになっています。愛知県全体の教員が不足する中では、県のほうに要望しながら、またこういった先ほど課長が答弁しました人材バンク等を使いながら、引き続き採用に向けて努力はしております。 参考までに、9月には、また1人改善される予定でおります。
◆2番(鈴木健一議員) やはり先生の不足というのは子供が一番その影響を受けてしまうので、これから将来担ってもらう子供ですから、ぜひこれからも努力を続けていただいて、何とか先生を見つけていただきたいなと思います。 じゃ、次の質問に行きますけれども、教員の在校時間の把握、これ、私も資料を出そうと思っていたんですが、超過勤務を命ずるに当たっての留意点というのが、今年の3月29日かな、客観的な証拠に基づいて超過勤務を管理しなさいよと、そういうものが出ました。これに基づき出退勤時間を打刻し記録するクラウド型勤怠管理システムを活用していますよということなんですが、これはもう3点目ともちょっと重なるんですが、このシステムで休憩とかも管理しているということになるんでしょうか。
◎
学校教育課長(森田知幸君) このシステムは、出勤してきたときに、例えば、教員1人1台に割り当てられたタブレットを開いて出勤しましたよというのを記録して、帰るときに、また帰りますよということを打刻するというようなシステムになっておりますので、休憩時間につきましては、途中のその時間数を引いて計算するというようなことになります。
◆2番(鈴木健一議員) ちょっと確認させていただいてもいいですか。引いてというと、例えば1日7時間45分定時間だけ働きましたよという場合に、45分を取ったよということで、その時間をマイナスする、そういう考え方でいいんですかね。
◎
学校教育課長(森田知幸君) 1日45分休憩するということになっておりまして、学校によって何時から何時まで、大体、昼に15分で夕方に30分、合わせて45分というふうで決めています。その時間の何時から何時までというのは学校によって変わるわけなんですけど、それは日課表で決めているものですから、その分は取れたものとして引いているということになります。
◆2番(鈴木健一議員) すみません、ちょっと嫌な質問かもしれませんけど、取れたものとしてというところで、実態が伴っていない、実態は分かっていないんじゃないかという疑問を抱くわけなんですけれども。今、学校で働いていただいている教員の方の週の最大のこま数ですよね、これ、上限というのは決まっているんでしょうか。
◎
学校教育課長(森田知幸君) 週の時間数、小学校1年生から中学校3年生までそれぞれ違うわけなんですけれども、それぞれで決まっております。
◆2番(鈴木健一議員) 上限決まっているということなんですが、懸念するのは、授業のこま数が決まっていますよ、休憩が実態は分からないけど取っているんじゃなかろうかという実態の中で、その休憩が授業の準備に使われてしまうんじゃないかであるとか、ちょっとした会議を授業が終わった後にやるんで集まってくださいよと。授業が終わった後に30分の休憩ということだったと思うので、そういうことに使われてしまうんじゃないかという懸念もあるわけです。ちょっとそこら辺の実態というのはつかむべきじゃないかと思うんですけど、どうでしょう。
◎教育部長(岩橋平武君) まず、各学校のこの時間に休憩をという時間の一覧表は私ども持っておりまして、それで、これはまず形の話なんですが、例えば具体的には半田小学校だと20分の大放課のところが休憩が1つ、それから、授業後の25分間と45分の休憩を与えています。それが与えているのはいいけれども現実に取れているかとかいうところなんですけれども、私どもとしては、休憩を取れていると捉えております。これは校長会議等でもしっかり休憩を取れるように各校で工夫するようにという指導はしておりまして、現実に、先生方、これ、幼稚園や保育園でもそうですけれども、人間を相手にしている仕事ですので必ずしもこの時間に取れなくて違う時間になるケースもあると思いますけれども、45分は取れていると捉えております。
◆2番(鈴木健一議員) それでは、取れているということで行きましょう。 ちょっと先ほど、私、質問で授業の準備時間がもっと要るんじゃないかという訴えを、実は、今、手元にあるのは全教青年部という、全日本教職員組合がつくった、若手の方がつくられた冊子だと思うんですけど、やっぱり授業準備をする時間はどれぐらいあるんですかというところで、もう小学校だと7割ぐらいの人が30分以内とか本当に短い時間でやっている。中学校に行っても60%かな、ぐらいの人が30分以内でやっている。ちょっとこれが、こんな短い時間でやれるのかというところもあったりして、やっぱり先生志して先生になった以上、しっかりした授業をやりたいよと、子供のためにちゃんと向き合いたいという中で、やっぱり1時間ぐらいは授業準備時間が欲しいんだということが書いてあるわけなんですけれども、準備時間というのは、今、しっかり取れて……。なぜこんなことを言うかって、さっきもこま数のことを聞きましたけど、こま数に対してこの準備時間はしっかり取れているのかということが聞きたいわけなんです。お願いします。
◎教育長(鈴川慶光君) 先ほど、こま数のことが出ましたけれども、月曜日から金曜日まで5日間あって、1日6時間とすると、6、5、30こまあるわけですね。低学年ですと5時間で終わったりとかがあるので、そういう時間が教材研究の時間に充てられるんです。ただ、高学年は、ほぼ6時間になるのでそういう時間がないんですけれども、それこそ音楽をほかの人に持ってもらう時間とか、いわゆる空き時間、書道はほかの人に持ってもらうとか、そういった時間が、多分、週二、三時間。1日1時間はないかもしれませんけれども、そういった時間を利用して教材研究の時間に充てるということがあるわけです。 ただ、現実、そこで採点をしたりだとかほかもあるものですから、じゃ、これで十分かと言われるとなかなか苦しい部分もあるわけですけれども、一応そういう時間を確保しているという、そういうのが実態です。
◆2番(鈴木健一議員) ちょっと、今、教育長のほうからテストの採点の話もされましたけど、実は私の父親、教員でして、小学校で勤めていたんです。思い起こすと、結構、父親が、家に持って帰ってテストの丸つけていましたよとか、そういうことをやっていたりするんですけど、そんな実態、今はまさかないですよね。これ、もう、私が子供の頃なので、もう三十数年前の話なんですけど、こんな事態、ないですよね。
◎教育長(鈴川慶光君) 全くないとは申し上げられないです、正直。
◆2番(鈴木健一議員) 本当に先生というのは、今、コロナの前からですけど、コロナが発生して、もうすごく大変な、今、状況にあることは把握しています。やはり、子供たちのために十分働ける体制をつくっていかなきゃいけないなと思うわけなんですけど。 そのコロナが起こって何が起こったかというわけではないですけど、タブレットの件をちょっとお聞きしたいんです。タブレットを使った授業のことも答弁いただきましたけれども、導入期には苦労して、苦労もされていたけど、教員同士で助け合ったりして、今では何とかなっていますよと、そういう答弁だったかと思うんですが、これ、どうしてもやっぱり得意な先生、苦手な先生、今でもいらっしゃると思うんです。特に、やっぱり、ベテランの先生なんかは、もうタブレットなんて使っていなかった、こんなのなくても別にやれるよというそういう、プライドと言っていいんですか、そういうお持ちの先生も当然いると思うんですが、やっぱり苦手な先生、得意な先生、たくさん使う先生、そんなに使わない先生と、こういうどうしても、格差と表現してもいいと思うんです、それ、格差が生まれちゃう。この格差を小さくしていくべきだと思うんですけれども、それについて半田市としてはどんなことをしているのかを教えてもらえればと思います。
◎
学校教育課長(森田知幸君) 1つには、答弁でもありましたけどICT支援員、こちら全体で5名、中学校区に1名という意味ですけれども、この割合で配置されておりまして、学校で行くと4日に1回ぐらいは来てくれるということで、教員の方に聞きますと、かなりこのICT支援員が授業のフォローをするのもそうなんですけれども、そういった個々の教員の研修といいますか指導といいますか、そういったことにも非常に役に立っていたということで聞いております。もちろん今も活躍し続けているということでございます。 もう一つは、ヘルプデスクを開設しておりまして、先生たちがいろいろとつまずいたときに電話で教えてもらえるというものがございます。こちらのヘルプデスクのほうもかなりの件数で利用されておりまして、そういったところでは結構フォローができている、半田市としてのフォローができているのかなということです。 あと、先生方に聞きますと、やっぱり得意な先生、推進のリーダーになるような若手の先生たちがほかの先生を結構教えてくださって全体のレベルを上げていっているというようなことをお聞きしております。
◆2番(鈴木健一議員) そのタブレットを使うようになりまして、だんだん先生の働き方も効率的になっていくのかなと思ったりもするわけなんですけれども、ただ、今でもその時間、長い時間働いていらっしゃったりとか、授業に対する苦労を今でもされている先生というのはたくさんいらっしゃるわけなんですけれども、やはり自治体の役割として、先ほどもちらっと言いましたけど、先生が働きやすい環境をつくる、先生の成り手を増やしていく、こういうことはやっぱり大切なことだと思うんです。結果、やはり先生の不足だとかそういうことも解消していくんじゃなかろうかとそういうふうに考えるわけなんですけれども、途中なんですけど、この件について、市長、見解を求めたいと思いますけど、どうでしょう。教育長でもいいですよ。
◎市長(久世孝宏君) 学校の教育現場の環境というのは、もちろん大事なところだというふうに思っています。教育長先生としっかり連携をして取り組んでいきたいと思います。
◆2番(鈴木健一議員) ありがとうございます。 そうしたら、主題2に入っていきます。 進捗なんですけれども、鉄骨などの鋼材価格の高騰、建築コストの上昇、建築資材の納期の遅れということで条件が合わないと。施工業者が決定できていないのに、説明会は今月末か来月頭にやりますよということなんですけど、これ、建設業者は、まだ決まっていないんですよね。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 4月以降、2回入札が不調になったということがございまして、それで緊急随契ということで、再度、見積り合わせのようなことをしていただいております。事業者としては低い価格を提示していただいた事業所ということになりますけれども、そこの示した内容がきちんと組まれておるかということの確認作業をしておるという段階でございます。
◆2番(鈴木健一議員) まだまだ前途多難なのではないかと思いますけれども、来年の春、開園が難しいですということは聞き及んでおるわけなんですが、来年、大体どれぐらいに開けるのかという見通しは立っているんでしょうか。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 確かに4月開園は難しい状況であります。今、部長申し上げたとおりに、これから業者を決定して詰めていきます。なるべく早く開園できるように準備を進めたいと思っておりますが、今、この時点で、例えば来年の何月からとかそういったお答えは、ちょっと今できないのが現状です。
◆2番(鈴木健一議員) 来年の春、間に合わないのと、今の現状、いつ建つのかもなかなか難しい、見通せないという状況ですけれども、来年春に新しい花園保育園行こうかなと思っていた、お子さんは自分で思うことはないと思うんだけど、行く予定であった子供たちというのは、どんなふうにこれから保育していくんでしょう。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 本来の予定であれば4月から新しい園で園生活をスタートということになりますが、今、こういう状況なものですから、4月からの申込みについては、一斉申込みと申しまして11月に一斉に申込みを受け付けます。その際に、花園保育園、本来であれば新しい保育園でということだったんですが、答弁の中でもありましたが4月からは新しい園が建っていないものですから、現在の花園保育園で新しい民間の事業者さんが運営をしていくものですから、そこで一旦保育をしていただいて、新しい園が建ちましたらそちらに移動していただくというようなスケジュール感というかイメージで、今、進めているところです。
◆2番(鈴木健一議員) 新しい花園保育園は、乳児、ゼロ歳からも受け入れるよということだったかと思うんですけど、今の答弁は、古い園舎を使うということでしたっけ。古い園舎でゼロ歳児は保育可能なんですか。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 今回、新しい花園保育園の売りとしましては、低年齢児の保護者ニーズの需要をしっかり受け止めるという意味でゼロ歳児を確かにうたっておりました。今、議員おっしゃられるとおり、今の保育園でゼロ歳児のスペースはないものですから、4月1日、例えば新しい民間事業者さんが保育をしていくに当たっては、ゼロ歳児の受入れが難しい状況であります。新しく造られる園のほうでは、もちろんゼロ歳を受け入れていくんですが、言い訳ではありませんが、ゼロ歳児の待機児童については、年度当初発生していない状況で、年度途中から徐々に待機児童が発生してくる状況なものですから、そういったことも勘案しながら、最初のスタートはゼロ歳のお子様について花園保育園は受け入れることができませんが、その代わりに、青山地区に、そのほかにも小規模保育事業、ゼロ、1、2展開している保育所がございますので、そちらのほうで受入れができたらいいかなというふうに考えています。
◆2番(鈴木健一議員) 小規模保育を使うということも1つの手なのかなと思いますけれども、花園保育園がゼロ歳児やってくれるんだと、であれば、来年度から、私、仕事がしたいわと、そう思ってみえたお母さんたちもきっといると思うんです。やっぱりそういうお母さんたちは、何だ、ゼロ歳児、預かってもらえないんじゃんと、違うところを探さなきゃいけない、大変な御苦労をかけることになるんじゃないかと思うんです。やっぱりそういうところでも、なかなか民間の業者が建てるというところには、いろいろまだ不具合といいますか、やはり値段が高騰したら、もうそれだけで建てられない、建築コストも上がる、建設資材の納期の遅れもある。これは、当然建築資材の建設資材の納期の遅れとかは公がやったところで変わらないかもしれませんけれども、これ、例えば、民間事業者が建てるではなくて半田市がやりましたと、半田市がやりましたというときには、これ、責任持って来年度4月に建てられるように努力をしたのではありませんか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 今回のような
ウクライナのことがありましたりというところで、本当に不測の事態だと思っております。たとえ公がやったとして本当にできるのか。努力はもちろんいたします。今も努力しておるところでございますけれども、そこはお約束ができないという状況ではあります。 ただ、今回の反省もございます。1年の間に契約から完成までということを見越して翌年の当初からということで今回は組ませていただいたところではございますが、こういったこともございますので、次、2番目にやるところからにつきましては、もう少し準備と建設の期間を余裕を持ってさせていただく、事前に県との協議などがございますが、そういったことも2か年かけてやるようなことを見越して支障が出ないようにさせていただきたいと思っております。
◆2番(鈴木健一議員) 実際、確かに蓋を開けてみないと、やってみないと分からないという側面ありますが、これが単純に物の高騰、コストの上昇というところであれば、公であれば、
補正予算を組んだりして、春開園とうたったんだから責任持ってやる、これがやっぱり公の園の公がやる保育園の姿じゃないかと思いますけれども。 その次の質問に移ります。地域住民や保護者に対する説明会を実施する、先ほども若干触りましたけれども、今月下旬から来月上旬にかけて説明会を実施しますよということですが、これ、参加人数だとか回数みたいな規模的なものは、どれぐらいのことを考えていらっしゃるでしょう。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 今、まだ具体的に回数だとか対象の人数とかは考えておりませんが、保護者説明会については、当然のことながら現在の花園保育園の方々に在園している保護者の方、あとは、将来的にその花園保育園へ入りたいという地域の方々にもお声かけをする予定でありますし、また、地元説明会についても、回数等についてはまだちょっと未定な部分があります。 以上です。
◆2番(鈴木健一議員) 大変大規模な工事を行うわけですから、やはりあの地域に対しての説明会を要るんじゃないかということで、なるべく多くの市民、多くの保護者に聞いてもらえるような説明会を開いていただきたい、そう思います。 そして、中学校区でという計画になっているのはなぜかということについてちょっと若干お伺いしたいんですけれども、日常生活の行動範囲というのは、大体、1小学校区で1キロ平米、徒歩で移動できる範囲だと、大体人口は1万人程度だというふうに言われているそうです。公共施設整備においても、この範囲で小学校、保育施設、介護、公民館とか、まちづくりにおいても検討されるところということなんですが、花園保育園が民営化されて、そこに民営化だとちょっとなという望まない子供たち、これ、板山のこども園だとか、成岩方面の保育園を探しちゃうということになると思うんですけれども、小学校単位の再編にはならないんでしょうか。これ、変更するべきだと思いますけど。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 全ての園を民営化しようとは考えておりません。公立の保育園もきちんと残して、公立、民間、偏りなく配置しようというふうに考えております。 公立の保育園は、基幹園として、民間の事業所様に、例えば研修だとかいろんな情報の共有ということで、保育の質をきちんと半田市全体で考えていく必要があります。その中で、小学校区で基幹園ということになりますと公立がかなり多くなってしまって、先ほどそのお話もありました今後お子さんが少なくなっていくという中で、園の数等も考えますと、小学校区単位ではなくて中学校区単位が一番望ましいという結論に至っております。その結論も私どもで決めたのではございません。計画をつくる前にあり方研究会というものを発足して、その会議の中で一般の方々の意見も踏まえながら、中学校区単位で設定したという次第でございます。
◆2番(鈴木健一議員) いろいろな意見を求めてやったということなんですけれども、これから子供も減っていく、園の統合もあるというと、なかなか、いろんな園まで遠くなっちゃったりとか歩いて行けないだとかそんないろんな条件が難しくなってくることも考えられますけれども、やはり使いやすいお母さんに優しい園をこれからもそういう計画にしてきていただきたいなと思うわけなんですが。 次の質問に行きますけれども、プロポーザルで選考した事業者の実績もあるし、全国でたくさん施設も、保育施設もやっているし、上場会社のグループ会社だしということで、実績見れば、すごく信用に足る会社なんじゃないかなと思いますけれども、この事業者と
情報共有しながら今後の進捗に支障を来すことがないよう管理、監督してまいりますという答弁だったんですが、今、現状、もう既に支障を来していますよね。今以上、これは進捗に支障を来さないようにしていきますよという理解でよろしいですか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 確かに、ここのところで遅れが出ておるということは支障を来しておるということでございますので、これ以上にということで考えております。
◆2番(鈴木健一議員) 先ほどもこの質問の中で言っていましたけれども、現状起こっているやはり工事の遅れ、建設業者が決まらないというのは、やはりこれが民間の限界だと思うんです。逆ざやがどうしてもできない。もうけという表現が正しいかどうかあれですけど、やはりもらうお金以上の支出はできないというところが民間にはあるんじゃなかろうかと私は考えるわけなんですけれども、これ、やはり今もって建設業者が決まっていないということが、これ、もう表しているんじゃないかと思うんです。やはりこれ、なかなか民間をこのまま進めていきたいというのには賛成できないところなんですけれども。 ちょっとお聞きしますけれども、なかなかこのコロナのこともしかり、
ウクライナのこともしかりなんですが、この保育園等公民連携基本計画なんですけど、令和2年3月に策定されたものなんですよね。これというのは、このコロナですとか、
ウクライナのことはちょっと考えにくいかもしれん、ちょっとそういうような緊急事態に対しての、こういうことを想定した計画になっているんでしょうか。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 今回の令和元年度に策定した更新計画については、10年間の計画になっています。市内にある公立の保育園、幼稚園を2つに分けさせていただいて、今回は比較的老朽の高い園を選択しています。その計画にもありますとおり、ある程度、民営化、こども園化だとかいろいろこういうふうにしていきたいということはうたってありますが、社会情勢の変化に応じて、例えば、それに縛られずにやっていこうということも考えています。ただ、今回の直近の花園については民営化ということでやっていきたいというふうに考えておりまして、今現在も進めているところでございます。
◆2番(鈴木健一議員) すみません、緊急事態を想定した計画ですかという質問だったので、それについてお答えいただけますか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 計画の中では、先ほど申し上げましたとおり前期と後期に分けてということでございますけれども、それぞれのところで3か年の実施計画に盛り込んで計上してやっていくということが基本でございますので、あそこの中に10件書いてあるからといって10個がこの順で進むということではないということで御理解をいただきたいと思います。不測の事態、状況の変化等に応じて、また今度の見直しのときに反映させていくという方針でおります。
◆2番(鈴木健一議員) 理解できました。そうであれば、今、もう目の前に困った事態が起こっていて、困った親御さんもみえるであろう、ちょっと姿は見えませんけど、まだ募集をかけていないので、そういう計画の、弊害という言い方がちょっと正しくないかもしれませんけど、そういう弊害が起こしてしまった計画であれば、見直し時期を待たずに一度見直すことも必要なんじゃないかと思いますけど、どうでしょう。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 今すぐこの段階で計画を見直すということは考えておりません。今後の進捗によっては、先ほど申し上げたような期間を1年ではなく2年間かけてというようなふうに見直すということで対処しながら今後は進めていきたいというふうに思っております。
◆2番(鈴木健一議員) 今、なかなか計画見直す時期まで待つとなると、また大変苦労をかける保護者さんも見えるなと思いながらなんですけど、この春、来年の春に花園保育園が新しいところは建ちませんよということで、すみません、ちょっと質問が前後しちゃいますけど、古い、花園学園の今現状ある園舎というのは、これ、この新しいほうが建ったら壊す計画でしたね。
◎
幼児保育課長(竹内健君) 今現段階で現在の花園保育園の活用方法については、まだはっきりと決まっているわけではございませんが、取り壊す予定ではあります。 以上です。
◆2番(鈴木健一議員) 受皿の確保という点からも、現状の花園保育園、こども園化したりして残したらどうかなという提案もさせていただきたいと思うんですけど、これ、一応、ちょっと検討していただけませんか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 御提案をいただきましたけれども、これは私どもバランスよく配置するという考えの中で進めてきておるところでございますので、今の花園保育園をこども園化して残すということは考えておりません。花園幼稚園もございますので。
◆2番(鈴木健一議員) 新しいのがあるから古いのはちょっと違う道で活用するよ、そういう理解でいいですか。
◎
子ども未来部長(
伊藤奈美君) 花園地区には先ほど御紹介いただいた板山こども園があり、現在の花園保育園があり、花園幼稚園があり、そして、小規模としては、花はなベビーハウスと、あと、わかば保育園があるということで、この5つの中のこのバランスを取って今度は花園保育園のところを民営化していくということでございますので、数として、先ほどおっしゃられた少子化の問題もございますので、これ以上増やしていくという考えにはございません。
◆2番(鈴木健一議員) 分かりました。確かに、子供がこれから増えていくのかと言われると、なかなかそれも難しいなというところもあります。少子化に対しての問題というのは、各自治体でできることも当然あるかと思いますけど、本来のことを言えば国の責任になってくるんじゃないかなと思いますので、そこら辺は、私、この場では言いませんけれども。 今回の花園保育園の遅れについては、民間だから遅れたんだという一刀両断なのはちょっと簡単に言い過ぎなのかなという気はするんですが、ただ、やはりこれが民間の限界なんだということについては異論ないところなんじゃないかと思うんです。やはりこの公がやっている事業、公が今までやってきた事業を初めて民間でやるんだという花園保育園ですから、やはりもっと、部長言われましたけど、もっと期間を充てて、もっと慎重にやるべきだったんじゃないかなという思いもあったりもします。これからの半田市内の保育行政について、このまま民間を増やしていくというのには反対なんですけれども、市長からもこれからの半田市の保育行政について一言お願いしてもよろしいですか。
◎市長(久世孝宏君) これからの保育行政に一言というところなんですが、まず、もともと公民連携の計画を立てたときに、民間のも活用することで保育をさらにいい保育をしていこうと。まず、これ、保育のことだけじゃなく、物事って、いい面と悪い面って必ずあると思います。当然、だから、公でやっていけば確実に安心して絶対潰れることがないというものが保障できるかもしれませんが、民に任せることによって多様な保育であったり、また、国や県の補助というところで財政的なメリットもあり、そういったようなこともあって、当然一定数は民で任していくことが半田市の保育にとってはいいんだという結論の中で、その中で不安をいかに不安とか懸念事項を減らしていくかと、それが中学校区では一定数基幹校として公のものを残していこうということで進んでいるところであります。 先ほど、何かここで鈴木健一議員のお話で言って工期が遅れたことが民間の限界だから駄目だということであれば、ここで工期が遅れなければどんどん民間でやっていけばいいというふうに逆に言うと取れてしまうところでもあるんですけれども、そういう考えにはなっていただけないのかなというふうには、ちょっと話を聞いて感じたりしたところでありました。 また、この工期、これ、民だから遅れたか、公だったら工期が遅れなかったかというのは、たらればの話になるので何とも言えませんが、やはり今回は資材が入ってこないという部分が非常に大きな課題であります。であるならば、恐らく公がやったとしても工期が間に合わなかったのではないかなというふうには感じております。 とはいえ、いずれにしても、4月開園という部分で4月から新しい花園保育園で通うことを想定していらっしゃる市民の方にはもう大変御迷惑をおかけするところでありますが、とにかく、もうこうなった以上は遅れを少しでもこれ以上引き延ばさないようにしていくとともに、今後、やっぱり民の力を活用して、さらにいい保育行政、行っていけるように努力をしていくことで、今後、頑張っていきたいというふうに思っております。
○議長(
鈴木幸彦議員) 鈴木健一議員の質問を終わります。 以上で通告による
一般質問は全部終了しました。 これで市政に関する
一般質問を終わります。 しばらく休憩します。--------------------------------------- 午後2時12分 休憩 午後2時14分 再開---------------------------------------
○議長(
鈴木幸彦議員) 会議を再開します。---------------------------------------
△日程第2 議案第48号 令和4年度半田市
一般会計補正予算第3号
△日程第3 議案第49号 令和4年度半田市
国民健康保険事業特別会計補正予算第1号
△日程第4 議案第50号 令和4年度
半田市立半田病院事業会計補正予算第1号
△日程第5 議案第51号
半田市議会議員及び半田市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部改正について
△日程第6 議案第52号 半田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及
び費用弁償に関する条例の一部改正について
△日程第7 議案第53号 半田市
手数料条例の一部改正について
△日程第8 議案第54号 和解及び損害賠償の額の決定について
△日程第9 議案第55号 市道路線の認定について
○議長(
鈴木幸彦議員) 日程第2、議案第48号から日程第9、議案第55号までの8議案を一括議題とします。 以上の議案に対する提案説明は先般終わっておりますので、日程の順序に従って、質疑と付託を行います。 初めに、議案第48号の御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 次に、議案第49号及び第50号の御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 次に、議案第51号から第55号までの質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 以上で各議案に対する質疑を終わります。 ただいま議題となっている各議案については、審査のため、所管の
常任委員会に付託します。 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会いたします。--------------------------------------- 午後2時15分 散会...