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02月21日-01号

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  1. 半田市議会 2022-02-21
    02月21日-01号


    取得元: 半田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 4年  3月 定例会(第3回)          令和4年2月21日 午後1時15分開会1.議事日程(第1号)                     |付託委員会 日程第1 会議録署名議員の指名について            | 日程第2 諸報告について                   | 日程第3 会期の決定について                 | 日程第4 令和4年度市長施政方針について           |2.出席議員は次のとおりである(22名)   1番  新美保博             2番  嶋崎昌弘   3番  水野尚美             4番  伊藤正興   5番  國弘秀之             6番  小栗佳仁   7番  中村和也             8番  小出義一   9番  芳金秀展            10番  鈴木幸彦  11番  山田清一            12番  坂井美穂  13番  山本半治            14番  加藤美幸  15番  中川健一            16番  鈴木健一  17番  渡邉昭司            18番  岩田玲子  19番  竹内功治            20番  沢田 清  21番  澤田 勝            22番  石川英之3.欠席議員は次のとおりである(なし)4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(26名)  市長         久世孝宏   副市長        山本卓美  企画部長       山田 宰   総務部長       坂元照幸  市民経済部長     出口久浩   福祉部長       新村 隆  健康子ども部長    竹部益世   建設部長       大山仁志  水道部長       村瀬浩之   病院事務局長     竹内甲司  防災監        柘植信彦   企画課長       大木康敬  総務課長       山本勇夫   財政課長       榊原正彦  経済課長       河合信二   環境課長       門田和博  高齢介護課長     沢田義行   幼児保育課長     竹内 健  保健センター事務長  沼田昌明   都市計画課長     田中秀則  市街地整備課長    奥田陽一   上水道課長      大松季也  病院管理課長     榊原 崇   教育長        鈴川慶光  教育部長       岩橋平武   学校教育課長     森田知幸5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)  議会事務局長     小野田靖   議事課長       江原包光  同副主幹       村上裕子   同主事        尾中 淳  同主事        石原義士   同書記        新美瑠惟---------------------------------------     午後1時15分 開会 ○議長(渡邉昭司議員) 皆さん、こんにちは。 ただいまから、令和4年第3回半田市議会定例会を開会します。 ただいま出席議員22名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(渡邉昭司議員) 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、伊藤正興議員加藤美幸議員岩田玲子議員を指名します。--------------------------------------- △日程第2 諸報告について ○議長(渡邉昭司議員) 日程第2、諸報告についてを行います。 議案説明のため、地方自治法第121条の規定により、市長はじめ関係職員の出席を求めましたので、御報告をします。 次に、監査委員から議長の元に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、令和3年10月分から令和3年12月分までの例月出納検査結果報告書が提出されておりますが、お手元にお配りしたとおりですので、これをもって報告に代えます。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定について ○議長(渡邉昭司議員) 日程第3、会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今期定例会の会期は、本日から3月25日までの33日間としたいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は33日間と決定しました。--------------------------------------- △日程第4 令和4年度市長施政方針について ○議長(渡邉昭司議員) 日程第4、令和4年度市長施政方針についてを行います。 市長の発言を求めます。     〔市長 久世孝宏君 登壇〕 ◎市長(久世孝宏君) 議長のお許しをいただき、令和4年第3回半田市議会定例会の開会に当たり、施政の方針について申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の深い御理解と市政への格段の御協力を賜りたいと存じます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。 令和2年1月に、我が国において初めてコロナ陽性者が確認されてから、2年以上が経過をいたしました。その間、幾度にもわたる緊急事態宣言まん延防止等重点措置が発出され、外出の自粛要請、経済活動の制限など、市民生活事業活動に大きな影響を及ぼしています。感染者数は、ワクチン接種などの効果もあり、昨秋には一旦落ち着きが見られたものの、オミクロン株の影響により年明けには急激に増加し、依然として終息の見通しがつかない状況であります。 このように、先行きが不透明で不確実な状況の中、ワクチン接種につきましては、半田市医師会をはじめ、半田歯科医師会半田商工会議所など関係団体の御協力の下、現在も、ワクチン接種実施本部を中心に、職員一丸となって全力で取り組んでいるところであります。その結果、1、2回目の接種は、全市民の約80%の方が完了いたしました。改めて、関係各位に感謝を申し上げます。 現在は、3回目接種を開始しております。安心・安全な暮らしを早期に取り戻すために、本市としても接種体制を最大限整え、引き続きスピード感を持って進めてまいりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。そして、市民の皆様と協力して市内経済の活性化など、ウイズコロナを前提に、工夫をしながら社会経済活動が動いていくように取り組んでまいります。 さて、令和4年度は、市長に就任して初めての年度始めを迎える年であります。多様化する市民ニーズ地域課題の変化に対応するため、4月に機構改革を行い、新たな体制で市政運営を行うとともに、第7次総合計画に掲げた将来都市像である「人がまちを育み まちが人を育む『チャレンジあふれる都市・はんだ』」の実現に向け、私自身が先頭に立ち、職員と共にチャレンジをしてまいります。 やれない理由を並べるのではなく、やれる可能性を探し出す、これは私が常に意識している政治信条であります。探し出した可能性を市民と共に現実のものにしていき、そして新たな取組につなげ、課題の解決を図ることで、市民が幸せを実感でき、未来に希望を持てるまちを目指してまいります。 とにかく考えてみることである、工夫してみることである、そしてやってみることである、失敗すればやり直せばいい。これは、パナソニックを一代で築いた経営者である松下幸之助氏の言葉であります。この言葉の意味は、まず考え、完璧でなくてもよいからすぐに行動に移してみる、行動しなければ成功することはできない、行動すれば次に取るべき方法が見えてくると、私なりに解釈をしております。 日々の業務や事業において、失敗を恐れず、行動に移していきます。このことは、従来の行政の考え方とは異なる部分もあろうかと思いますが、チャレンジをしていかないとよい未来はつくれないと考えておりますので、ぜひ御理解をお願い申し上げます。 それでは、令和4年度の予算の概要について申し上げます。 初めに、国による令和4年度の経済見通しによれば、実質GDP成長率は3.2%程度と予測されております。公的支出による経済下支えの下、消費の回復や堅調な設備投資に牽引される形で、民需主導の自律的な成長が見込まれますが、原材料価格の動向等による下振れリスクや感染症による内外経済等への影響を注視する必要があるとしています。こうした中、国の令和4年度予算は、成長と分配の好循環、コロナ後の新しい社会の開拓をコンセプトに編成され、ポストコロナ社会を見据えた経済成長を図り、新しい資本主義の実現を図ることとしています。 このような状況下において、本市の令和4年度当初予算は、将来にわたって持続可能な発展のため、また、2030年に向けた都市像実現のための種まきとして、市民と共に積極的にチャレンジしていくことを主眼に予算編成したものであります。私にとって初の新年度予算編成であり、変革へ向けた第一歩予算と位置づけています。 新型コロナウイルス感染症や新たな変異株による経済及び社会生活への影響が懸念されますが、将来に向けて必要な事業を予算化しております。特に経済、教育などの分野で新たな会議体を立ち上げ、課題解決及び将来の発展に向けた検討のほか、庁内や議会のICT化を進めてまいります。また、小・中学校等公共施設更新整備JR半田駅前土地区画整理事業などの公共事業も、引き続き着実に実施してまいります。 さらに、令和4年度は市制施行85周年を迎えます。この記念すべき年をオール半田で祝うとともに、このすばらしいまち半田市を築き上げ、受け継いできた先人たちに感謝をし、私たちが、我がまち半田をさらによいまちにして次の世代につないでいく、そういった思いを共有していきたいと考えております。 令和4年度当初予算は、コロナの影響はあるものの、市税については堅調に推移しており、対前年度比12.0%増の約235億2,000万円、一般会計予算規模としては過去最大規模の431億6,000万円、対前年度比38億2,000万円、9.7%増としております。 特別会計では、予算総額は232億1,700万5,000円で、前年度当初に比べて2.8%増としており、これは、国民健康保険事業介護保険事業後期高齢者医療事業医療費等の増加によるものであります。 企業会計では、新半田病院建設に伴う工事費等の増加により、企業会計支出予算総額は277億2,524万9,000円で、前年度当初と比べて9.8%増としております。 半田市全会計の予算総額といたしましては941億225万4,000円で、前年度比7.9%の増としております。さきにも述べましたとおり、過去最大規模の予算となりますが、地方債残高の抑制に努め、引き続き健全な財政運営を行ってまいります。 それでは、当面の市政運営上の課題と方針につきまして、第7次総合計画の体系に基づき申し上げます。 1点目は、「学びあい育ちあう 自分らしさと夢を育むまち」であります。 初めに、教育についてであります。 次代を担う子供たちにとって、夢や目標を持ち、豊かな人間性や社会性、健やかな心と体を育むことは大変重要であります。未来のある子供たちが、現代社会を生き抜く力を養い、自分の幸せとは何かを自ら考える力を身につけることができるようにするため、市民や有識者等で構成する(仮称)幸せになるための教育を考える会議を設置し議論してまいります。 また、ICT教育については、これまでGIGAスクール構想を受け、1人1台端末をはじめとするICT教育環境を整備してきました。整備した機器を有効に活用し、ICT教育を推進していくために、新たにICT教育の専門家や教育関係者等で構成する(仮称)半田市教育DX検討会議を設置いたします。 幼児期から学校教育への切れ目のない支援については、医療的ケア児が地域の小・中学校に就学する場合の児童生徒や保護者の負担軽減のため、令和4年度は、看護師の配置と設備工事を実施し、支援体制を強化してまいります。 教育関係施設の整備について、小・中学校では、小中学校施設長寿命化計画に基づき、老朽化した学校施設を改築し、学習環境の向上を図ります。 乙川中学校は令和4年度3学期の供用開始を予定しており、改築工事を進めてまいります。亀崎小学校については令和7年度2学期の供用開始を目指し、校舎の改築等を実施してまいります。令和4年度は基本設計に着手いたします。また、全小中学校において児童・生徒の安全を確保するため、外壁や軒裏のコンクリート剥離などの全面調査に基づき、必要な改修工事を実施してまいります。 新学校給食センターについては、最新の衛生管理基準に対応し、より安全で安心な学校給食の提供を行うため、令和6年9月の供用開始を目指し、事業を進めてまいります。令和4年度は、実施設計を行うとともに、敷地造成工事等に着手してまいります。 地域の生涯学習や地域活動の拠点となる地区公民館については、市民が安全かつ快適に利用できるよう順次更新を行ってまいります。現在、改築工事を進めている岩滑公民館については、令和5年1月の供用開始を予定しています。 これら教育関係施設を含め公共施設の更新等については、4月から建設部建築課に業務を集約し、公共施設全体での事業の優先順位の決定や適正な修繕などを実施してまいります。 幼児教育については、多様化する教育・保育ニーズや低年齢児の待機児童などの課題に対応すべく、半田市保育園等公民連携更新計画に基づき、花園保育園の民営化を進めてまいります。令和5年4月の開園に向け、事業者による新花園保育園建設工事を実施いたします。また、円滑な移行に向けた引継ぎや、園児や保護者の不安を解消するための共同保育を、市と事業者で連携して実施してまいります。 子育て支援については、4月から現行の子育て支援課保健センターの組織を改編し、子ども未来部子ども育成課子育て相談課を設置し、子供に関する相談窓口の統合と発達支援に関する業務の一元化など、子育て支援施策推進体制の強化を図ってまいります。 また、身近に子育てを支援してくれる身内のいない家庭や共働き家庭が安心して子育てができる環境づくりを推進するため、ファミリーサポート事業の充実を図ります。 令和4年度から、1歳6か月児の健康診査時にお試し無料券を配付し、気軽に利用していただける機会を提供するとともに、利用者支援専門員を配置し、サポート力の向上を図ります。これらを円滑に実施するためには援助会員の増加が不可欠であり、依頼会員が支払う報酬に市からの謝金を上乗せする形で、子育ての手助けをしてくださる援助会員の増加を図ってまいります。 さらに、子育て中の保護者の様々な働き方を支援するため、令和5年度から新たに夏休みなど学校の長期休業期間に限定した児童の預かり事業を計画しております。当面、各中学校区に1か所ずつ開設することを目指し、令和4年度は開設準備のための施設整備等を実施いたします。 文化振興については、半田市文化芸術推進計画に基づき、音楽のあるまちづくり事業及び文化芸術普及推進事業を展開します。 文化芸術は、人の創造力や表現力を高め、人と人とのつながりを育み、時には生きる活力を与えてくれる力を持っています。これまで重点的に取り組んできた音楽文化の振興に加え、町なかでのアート展示体験ワークショップなどを行い、市民がより身近で気軽に文化芸術に触れ、親しめる機会の充実を図ってまいります。 新美南吉記念館について、令和4年度は、近年判明した南吉に関する新しい情報を盛り込み、多言語にも対応した内容に展示パネルを全面リニューアルいたします。 また、ストップモーションアニメ「ごん」を多くの方に鑑賞いただき、「ごんぎつね」の世界観を感じてもらえるよう、館内をはじめ、イベント等で特別上映し、市内外に南吉文学をPRしてまいります。市民の南吉に対する関心を一層高め、作品に描かれたふるさと半田への愛着と誇りを醸成するとともに、令和5年に迎える新美南吉生誕110年への機運を盛り上げてまいります。 2点目は、「地球に配慮しながら成長する 都市の活力を育むまち」であります。 産業振興については、農業、商業、工業の関係団体、企業、行政等で構成する産業振興会議を立ち上げ、コロナのような産業活動に大きな影響を及ぼす社会情勢や日々変わる経済状況、雇用促進や労働に関する社会問題などに対応するため、必要な市独自の経済活性化策の検討を行ってまいります。 工業団地造成については、石塚町地内での整備に向けて、愛知県をはじめとする関係機関と協議を進め、令和9年度の分譲開始を目指してまいります。また、中億田町地内については、工業用地を臨海部に求める企業もあることから、民間主導による工場立地を支援してまいります。 環境施策については、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けて、市民、事業者、行政など、あらゆる主体が協働で二酸化炭素排出削減に取り組む必要があり、そのロードマップとして策定した、ゼロカーボンシティはんだビジョンに沿って、地球温暖化対策を推進してまいります。 令和4年度は、市民向けの勉強会や事業者向け省エネセミナーなどを開催し、ゼロカーボンに向けた機運の醸成を図るとともに、新たに住宅用太陽光発電設備などの導入促進のため、設置費等に係る補助金制度を創設いたします。 また、学校給食残菜処理民間事業者が行うバイオガス発電施設に委託し、再生可能エネルギーの促進に協力するなど、ゼロカーボンの取組を推進してまいります。 ごみ減量と資源化の推進については、昨年4月から家庭系ごみの有料化を導入させていただきました。市民の皆様の御理解と御協力により、ごみ減量と資源化は順調に進んでおり、改めて感謝を申し上げます。 4月からは、武豊町の知多南部広域環境センター供用開始となります。ごみ処理の広域化により、半田市クリーンセンターでのごみ処理は3月末で終了しますが、引き続き同施設は、資源化の拠点として受入れを行ってまいります。持込みの資源化対象品目を拡大するなど、今後も一層のごみ減量資源リサイクルの推進を図ってまいります。 観光振興では、本市の醸造文化経済発展の象徴である半田運河周辺において、市制85周年の記念として、提灯行列をメインとする光や音楽を楽しめるイベントを開催し、市民と一緒にお祝いするとともに、半田運河の魅力を発信いたします。 また、第9回はんだ山車まつりについては、コロナの影響で1年延期となりましたが、令和5年10月の開催に向け、市民、経済界、半田山車祭り保存会をはじめ、各山車組関係者、行政が連携して実行委員会を立ち上げ、準備を進めてまいります。 3点目は、「つながり助けあう 健康と笑顔を育むまち」であります。 新半田病院の建設については、知多半島医療圏における中核病院としての役割を継続的に担い、高度医療と良好な療養環境の提供、防災上も安全で安心できる病院とするため、令和7年春の開院を目指し、計画的に事業を進めてまいります。令和4年度は、造成工事本体工事に着手いたします。 また、常滑市民病院との地方独立行政法人化による経営統合に向け、4月に統合準備室を開設するとともに、統合後を見据えた組織体制を整備し、診療統合機能分担による新たな地域医療の構築を進めてまいります。 新病院へのアクセス道路については、懸案であった阿久比町内の島田橋耐震対策について、昨年、私自身が直接阿久比町長と協議を行い、耐震工事の合意を得ました。緊急車両等の円滑な通行や利用者の利便性を確保するため、着実に命の道の整備を進めてまいります。 健康増進については、4月から福祉部に新たに健康課を設置し、若い世代から高齢者まで幅広い世代に向けて、生活習慣の見直しや改善、社会で支える健康づくりなど、健康増進に関する施策を総合的に実施してまいります。 また、高齢者の疾病予防と生活機能維持の両面において、効果的かつきめ細やかに対応するため、保健事業介護予防を一体的に実施するなど、さらなる健康寿命の延伸を目指してまいります。あわせて、令和4年1月に国立長寿医療研究センターと締結した高齢者の健康増進事業に関する協定に基づき、高齢者を対象に認知症予防機能低下を抑えるための取組を協働で実施してまいります。 スポーツ振興については、昨年、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、本市でもその聖火リレー聖火フェスティバルが行われました。これを契機に、これまで以上に市民がスポーツに関心を持ち、そして、誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに触れることができる機会を拡充するため、日本福祉大学と連携し、総合型地域スポーツクラブの活動が持続可能となるよう、会員数の増加、指導者の確保といった課題を解決していくための研究や実践事業を展開いたします。 地域福祉については、今年度から開始したアウトリーチ等を通じた継続的相談支援を推進し、複合化した生活課題をお持ちの方や福祉制度のはざまで支援が届いていない方に、必要な支援を届けます。また、福祉サービス事業所などを活用した社会参加に向けた支援や地域づくりに取り組み、包括的な支援体制の構築を進めてまいります。 生活困窮者への支援については、コロナによる日常生活への影響が長期化しております。経済的な理由で生活に苦しむ市民への支援は、より重要度が増していくと見込んでいます。コロナ禍においても生活困窮から抜け出し、安定した生活を送ることができるよう、くらし相談室において、様々な制度を活用した生活改善への支援を行うとともに、職を失った方に対しては、早期の自立に向け、ハローワークと連携したきめ細かな就労支援を行ってまいります。 4点目は、「安心・安全で快適な生活 質の高い暮らしを育むまち」であります。 防災・減災対策については、今後発生が予想される大規模災害の備えとして、新たに被災地ボランティア派遣事業を実施いたします。現地でのボランティア活動による復旧、復興への貢献とともに、被災や復興の状況をじかに体感していただくことで、防災、減災に対する意識の向上、活発な自主防災活動や共助の体制づくりへとつなげてまいります。 また、災害時医療拠点となる新半田病院や、物資集積拠点となる知多南部総合卸売市場と連携しやすい近接地において、被災時に患者を搬送するためのヘリポートと、支援物資の一時保管や防災備蓄品を保管する大型倉庫を備えた防災広場を整備し、市の災害対応力を強化してまいります。令和4年度は、用地取得と造成実施設計を行います。 集中豪雨などへの備えとしては、浸水による被害の軽減を図るため、雨水管理方針に基づいた下水道施設や水路、ため池などの排水施設を活用した再整備計画を策定いたします。 次に、快適な住環境の整備についてであります。 JR武豊線連続立体交差化事業については、令和9年度の事業完了を目指し、事業主体である愛知県や東海旅客鉄道株式会社と連携を図り、高架本体工事を進めてまいります。また、高架下空間の活用について、半田市商店街連合会など地元関係者と連携を図りながら、整備コンセプト利用形態の方針等の整備計画を策定してまいります。 JR半田駅前土地区画整理事業については、鉄道高架に合わせ、令和9年度の工事完了を目指し、建物の移転を進めるとともに、区画道路宅地造成等区画整理工事を進めてまいります。この地区は、鉄道産業遺産のある駅前と、醸造の歴史を感じる半田運河とをつなぐエリアであることから、新たに地区計画を策定するとともに、景観形成重点地区に定め、中心市街地としてふさわしいにぎわいある土地利用の誘導を図ってまいります。 半田乙川中部土地区画整理事業における都市計画道路環状線について、引き続き東海旅客鉄道株式会社と連携して実施する跨線橋上部工事などを進めてまいります。国道247号に接続するための交差点改良工事が完了する令和5年度末までに、区域内の全面供用開始を目指してまいります。 市道生見高根線については、亀崎交番の移転に伴い一部供用を開始しており、令和4年度に全ての道路整備工事を完了し、全面供用開始をいたします。また、道路整備に合わせて駅駐輪場を整備し、駅周辺の適正な交通環境を確保してまいります。 景観形成については、ふるさと景観計画に基づき、半田らしい魅力ある景観づくりに取り組んでまいります。景観形成重点地区において、さらなる景観形成を図るため、市民主体の活動組織の設立を進めてまいります。 特に亀崎地区では、亀崎潮干祭の山車運行ルートである亀崎仲町通りの無電柱化、景観に配慮した道路整備を行うことで、良好な景観形成とまちへの愛着や誇りの醸成につなげてまいります。令和4年度は実施計画を行い、令和8年度の事業完了を目指します。 市民の移動手段の1つである地区路線バスについては、平成30年度の大幅再編以降、交通事業者や各地域のバス会との官民協働により、路線バス網は年々拡大しています。令和4年度は、市営路線の期間限定運賃無料キャンペーンや、地区路線Aにおける小学生運賃無料化など、利用促進に取り組んでまいります。 また、将来的な移動需要の高まりを見据え、路線バスがなじまない地域における新たな移動手段の確保を図るべく、有脇小学校区では、地域の実情に合わせ、通常よりも安価な料金で利用できるタクシーの新規制度化を進めてまいります。 5点目は、「互いを尊重し知恵と力を活かしあう 豊かさを育むまち」であります。 協働については、市民チャレンジ協働プランに基づき、これまで以上に市民や市民活動団体、事業者との連携、協力の裾野を広げ、多彩な協働を推進してまいります。 市民活動助成制度では、チャレンジ部門において教育・子育て分野の施策に関わる対象事業の助成率を引き上げ、市民活動に対する支援を強化してまいります。また、次代を担う若い世代に向けた取組として、高校生の市民協働や社会参画への意識の醸成をはじめ、市民活動団体への支援や、企業の社会貢献を併せて実現する若者市民協働意識醸成事業を展開してまいります。 共生社会の推進については、第3次男女共同参画推進計画である、みんなが輝くチャレンジプランに基づき、女性活躍やワーク・ライフ・バランスをさらに推進するとともに、多様な価値観やライフスタイルを互いに認め、尊重し合えるよう、パートナーシップ制度の導入などの検討を進めてまいります。 また、多文化共生では、日本福祉大学と連携し、多文化コミュニケーションスキルを学ぶ留学生との協働により、新たに外国籍市民と日本人との地域交流を促すイベントを開催してまいります。 デジタル社会の推進については、情報技術の進展により、社会全体のデジタル化が加速しています。行政においても、既存業務の仕組みを変革し、市民サービスを向上していくことが求められており、4月から新設するデジタル課を中心に、全庁を挙げて取り組んでまいります。 令和4年度は、市民が市役所に足を運ばなくても手続が行えるよう、行政手続のオンライン化を進め、市民の利便性向上を図るほか、庁内のWi-Fi環境整備、管理職のパソコンをタブレット化するなど、自席以外でも必要な情報を取得できる環境を整え、業務の効率化を図ってまいります。 また、令和6年度から運用開始予定の第4次情報システム最適化事業については、国が示す情報システム標準化に対応したシステムを構築するため、令和4年度に委託事業者の選定を行ってまいります。 キャッシュレス決済の推進については、新たに市役所窓口での証明書発行手数料にQRコード決済を導入し、利用者の利便性向上を図ってまいります。 開かれた市議会の推進については、議会基本条例に基づき、市民に分かりやすい議会運営を目指し、議員一丸となって取り組んでいただいているところであります。議会との協議の下、令和4年度は本会議のネット中継を行うなど、広報広聴機能を強化するとともに、議員活動の効率化を図るため、議員にタブレット端末を配付いたします。議会ICT化の取組を通じ、市民に、市議会、そして市政を身近に感じていただけるよう努めてまいります。 以上が令和4年度に実施する主な事業であります。 結びに、長引くコロナ禍において、まちの発展のためには、ウイズコロナに対応して市政を動かしていかなければならないことは言うまでもありません。そのために、市民、事業者、行政がより一層の連携を図り、まちづくりを進めていく、そんな1年にしていきたいと思います。12万半田市民の幸せのために、全身全霊で市政運営に取り組んでまいる所存でありますので、市民の皆様のこれまで以上の御理解と御協力をお願い申し上げます。 以上で令和4年度の施政方針とさせていただきます。     (降壇) ○議長(渡邉昭司議員) 以上で令和4年度市長施政方針についてを終わります。 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。---------------------------------------     午後1時52分 散会...