半田市議会 > 2020-06-10 >
06月10日-02号

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  1. 半田市議会 2020-06-10
    06月10日-02号


    取得元: 半田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 2年  6月 定例会(第5回)令和2年6月10日 午前9時30分開議1.議事日程(第2号) 日程第1 市政に関する一般質問2.出席議員は次のとおりである(22名)   1番  新美保博             2番  嶋崎昌弘   3番  小栗佳仁             4番  小出義一   5番  鈴木健一             6番  芳金秀展   7番  沢田 清             8番  水野尚美   9番  鈴木幸彦            10番  伊藤正興  11番  山田清一            12番  坂井美穂  13番  山本半治            14番  加藤美幸  15番  中川健一            16番  竹内功治  17番  澤田 勝            18番  岩田玲子  19番  渡辺昭司            20番  久世孝宏  21番  石川英之            22番  榊原伸行3.欠席議員は次のとおりである(なし)4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(20名)  市長         榊原純夫   副市長        堀嵜敬雄  企画部長       山田 宰   総務部長       山本卓美  市民経済部長     滝本 均   福祉部長       新村 隆  健康子ども部長    竹部益世   建設部長       大山仁志  水道部長       村瀬浩之   病院事務局長     竹内甲司  防災監        柘植信彦   企画課長       大木康敬  市民協働課長     長谷川信和  財政課長       河合信二  幼児保育課長     竹内 健   子育て支援課長    伊藤奈美  病院管理課長     坂元照幸   教育長        鈴川慶光  教育部長       岩橋平武   学校教育課長     森田知幸5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)  議会事務局長     小野田靖   議事課長       関 正樹  同主査        村上裕子   同主事        小池 淳  同主事        石原義士   同書記        新美瑠惟---------------------------------------     午前9時30分 開議 ○議長(沢田清議員) 皆さん、おはようございます。 ただいま出席議員22名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第1 市政に関する一般質問 ○議長(沢田清議員) 日程第1、市政に関する一般質問を継続して行います。 鈴木健一議員の発言を許します。     〔5番 鈴木健一議員 登壇〕(拍手) ◆5番(鈴木健一議員) 日本共産党の鈴木健一です。 通告に従い質問します。 2019年11月から感染者が出始めた新型コロナ感染症は、世界中に広がり、一部ヨーロッパ諸国など危機を脱したものの、2020年6月8日現在で感染者数約710万人、死者数約40万人、日本では感染者数1万7,223人、死者数919人となっており、依然予断を許さない状態が続いています。この事態の中、お亡くなりになった方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、医療従事者の皆様には、心からの感謝の言葉を贈らせていただきます。 緊急事態宣言は解除されたものの、安倍政権の後手後手に回る対策や、今年度予算にコロナ対策の予算は盛り込まれず、補正予算で予備費や緊急の国債発行で賄っていくやり方で様々な施策が遅れています。自粛には休業補償のための資金が不可欠であり、緊急のコロナ対策貸付金、労働者が休むための雇用調整助成金の支出の遅れが目立ってきています。まさに、コロナでは死なないが生活苦で殺されるという状態が広がりつつあるのが実態ではないでしょうか。既に休業や失業などで経済的に困窮し、生活費を貸し付ける緊急小口資金の半田市での申込みは約150件と例年の10倍になっており、きめ細かい支援が求められています。地方自治体ではそれぞれの市町村が様々な新型コロナウイルス感染症に伴う支援策に取り組んでいますが、半田市の施策についてお聞きします。 また、今回の新型コロナウイルス感染症は、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンで公衆衛生研究所長を務める渋谷健司教授から、日本は爆発的な感染増加を抑えることはできたが、第2波は必ず来ると警鐘を鳴らされています。長期にわたるウイルスとの闘いを念頭に、医療や検査体制の充実は不可欠です。そして、緊急事態宣言学校休校措置により子供たちが家庭での学習に取り組みました。そこで、現在の学校生活に求められるものは何か、どのように学習の遅れや生活を取り戻していくかについて質問します。 主題1、新型コロナウイルス感染症対策全般について。 要旨1、感染防止のための市の対応はどうなっていますか。 質問1、半田市では、現在どこでPCR検査を受けられますか。 質問2、第2波に対する市の対策について、どのように考えていますか。 質問3、市内の民間の医療機関との協力体制を整えていくべきだと考えますが、どう考えていますか。 要旨2、新型コロナウイルス感染症対策に係る各事業について。 政府は、第1次補正予算に新型コロナウイルス感染症対応地方創生交付金、1兆円が交付され、半田市には約2億3,000万円とのことです。どのように使われたか、また、使われようと計画されているのかお答えください。 質問1、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の使い道はどのようですか。 学年の締めくくりと新たな年度のスタートの時期の3か月もの休校は、子供たちに大人では計り知れない影響を与えていると考えます。何より、長期に授業がなかったことは、子供の学習に相当の遅れと格差をもたらしました。学校は、課題プリントの配布など家庭学習を促す努力を行いましたが、まだ習っていない基本的な知識は、授業なしで理解するのは無理があります。その学習の遅れと格差に対して、子供一人一人に丁寧に教えることが欠かせません。 東日本大震災により深刻な被害を受けた地域の学校は、子供と教職員がつらい思いを語り合うことで学校生活がスタートできたといいます。そこで伺います。 質問2、学校休業による学習の遅れに対する支援を行うべきと考えますが、どうですか。 政府は5月27日、新型コロナウイルス感染症に関わる国の予算が不十分だとの批判の高まりを受け、第2次補正予算案を閣議決定し、自治体にも地方創生臨時交付金の積み増し分として2兆円が組み込まれました。これは、全国知事会をはじめ多くの国民の声が政治を動かした成果ではないかと思います。そこで伺います。 質問3、約30億円ある財政調整基金は、リーマンショックでの使用の実績から今後の経済不況などでの使用が見込まれるとのことだが、財政調整基金の取崩しに加えて、コロナウイルスの影響で実施しない事業費などを感染症対策に充てるべきではないですか。 以上で、質問席からの質問を終わります。     (拍手・降壇)     〔健康子ども部長 竹部益世君 登壇〕 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 鈴木健一議員の御質問、主題1、新型コロナウイルス感染症対策全般についての要旨1、感染防止のための市の対応についての御質問の1点目、半田市ではどこでPCR検査が受けられるかについてお答えいたします。 愛知県内では、県の指定を受けた47か所の帰国者・接触者外来のある医療機関及び県が設置したPCR検査所において検体採取等を実施しており、半田市内では半田病院がその指定を受けています。半田病院で採取した検体は保健所経由で愛知県に送られ、陽性、陰性の判定をしています。この検体採取は、感染疑いのある方が保健所に相談し、PCR検査が必要と判断された場合に限り実施するもので、半田市あるいは半田病院の判断で実施することはできません。なお、感染疑いのある方が受診手順を理解せずに多数来院することは医療機関での感染拡大につながることから、帰国者・接触者外来がある医療機関名は一般的に周知がされておらず、保健所から検査場所の指定、手順の指導を受けることとなっております。 次に、御質問の2点目、第2波に対する市の対応についてお答えをいたします。 市内での感染者は、5月初旬以降、確認されていないものの、ウイルスが完全に排除されたわけではなく、いつクラスター感染が発生してもおかしくありません。そのような中では、日常生活における持続的な感染対策として、政府から示されている新しい生活様式の実践により、到来が懸念されている第2波を防ぐことが重要です。そのため、新しい生活様式の4つの基本原則である人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗い、三密の回避の実践を、市報やホームページ公式LINE等を通じて市民の皆様へ呼びかけを行っているところです。その上で、第2波到来の備えとしてマスクや消毒液等の備蓄をするとともに、愛知県半田保健所と必要時に迅速な対応ができるよう、事前協議等も行っております。 次に、御質問の3点目、市内の医療機関の協力体制を整えていく考えについてお答えいたします。 PCR検査の実施は、県が指定した医療機関に限られているのが現状です。こうした中、5月末に県が発表した感染拡大予防対策指針に、検査が必要と判断される方の需要増大に備え、検査体制を拡充する方針が示されております。早期の検査体制の拡充により、医療機関との一層の連携強化が図られることを期待するとともに、今後、簡易な検査方法が確立されるなど、民間の医療機関でも広く検査が実施可能となれば、医師会等とも連携をして、周知等、必要な対応を行ってまいります。     (降壇)     〔企画部長 山田 宰君 登壇〕 ◎企画部長(山田宰君) 続きまして、要旨2、新型ウイルス感染症対策の事業についての御質問の1点目、地方創生臨時交付金についてお答えいたします。 地方創生臨時交付金については、4月30日に成立した国の第1次補正予算として、新型コロナウイルス感染拡大防止と地域経済や住民生活の支援を目的に創設された交付金で、6月下旬に交付決定される予定です。国が示した半田市の交付額の上限は2億2,861万1,000円であります。 本交付金は、新型コロナウイルス感染症への緊急対策で令和2年4月1日以降に実施された事業が対象となることから、さきの臨時議会で議決頂きました休業要請に応じた中小企業に対する休業等協力金に関する事業と水道基本料金を6か月間減額する事業に充てるものとし、実施計画を国に提出しております。     (降壇)     〔教育部長 岩橋平武君 登壇〕 ◎教育部長(岩橋平武君) 続きまして、御質問の2点目、学校休業による学習の遅れに対する支援についてお答えします。 まず、夏休みの期間を短縮することで必要な授業時間数を確保します。 また、各教科等の目標や内容を踏まえながら、学習活動の見直し、選択や重点化を工夫し、児童・生徒の負担に配慮しながら授業を行います。 さらに、ICT機器を活用して授業の効率化を図ったり、児童・生徒の学習内容の定着を確認した上で必要な対策を講じて指導したりすることで、学力の向上を目指します。     (降壇)     〔総務部長 山本卓美君 登壇〕 ◎総務部長(山本卓美君) 次に、御質問の3点目、財政調整基金の取崩しに加えて、コロナの影響で実施しない事業費などを感染症対策に充てるべきではないかについてお答えをいたします。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、第2波、第3波への対応や、終息後の市内経済の復興など、今後も適時適切に実施してまいります。こうした支援策を新たに実施するための必要な財源につきましては、国、県の支援、あるいは、財政調整基金のさらなる取崩しなどにより確保してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症の影響により実施を取りやめた主な事業については、今後、補正予算にて減額計上し、新型コロナウイルス感染症の支援策など各種施策を実施するための財源として活用してまいります。 以上で、鈴木健一議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (降壇) ◆5番(鈴木健一議員) それでは、再質問していきたいと思います。 まず、質問1から、PCR検査の件なんですが、保健所から検査が必要と判断された場合に限り検査が受けられると。半田市では感染者が5名というふうに発表されていますが、今、5月末までに検査が行われた数というのは分かっていますか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 半田市での検査件数については公表をされておりません。愛知県のホームページによりますと、県全体になりますけれども、5月末現在で1万7,118件という件数がホームページに上がっております。 ◆5番(鈴木健一議員) 半田市は把握していないんですね。となると、しかも保健所の判断が必要ということなんですけど、市民が、例えば、私、ちょっと怪しいわと、検査を受けたいわという希望があったとしても、検査を受けられないということですかね。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 市民が、私、これに感染しているという疑いがあった場合には、まず、接触者外来、具体的には半田保健所ですけれども、半田保健所に連絡をしていただいて、それで検査が受けたほうがいいよというふうな御指示があれば、そこで検査が受けられるという形になっております。 ◆5番(鈴木健一議員) いずれにせよ、その保健所の判断ということだと思うんですが、これ、今、関東がメインになるかと思うんですけど、自治体独自でPCR検査の仕組みをつくろうという動きもあります。これ、半田も希望者は検査を受けられる仕組みをつくるべきだと考えていますけれども、どうでしょう。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 県内でも保健所を設置している市は独自の検査所を設置しているところがありますが、半田市についてはそこまでの体制が整いませんので、県と連携しながら、それは検査を進めていくということになります。 ◆5番(鈴木健一議員) 県と協力しながらぜひこれを進めるべきだと思うんですけれども、ところで、この半田保健所というのは、保健所の判断なんですが、対象というのは半田市民だけですかね。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 半田市だけではございません。広域でやっておりますので、半田市以外の武豊町、それから、美浜町、南知多町なども対象になっております。 それから、先ほどちょっと申し上げできませんでしたが、半田保健所に連絡するだけではなくて、地域の診療所、かかりつけ医等にかかって相談される場合、そうしたところからまた保健所に連絡するという、そういう流れもありますので、全てが全て保健所経由といいますか、保健所は最終的には経由するんですけれども、入り口部分は幾つかあるというふうになっております。 ◆5番(鈴木健一議員) 今、こう聞いたのは、かなり広範囲で感染者の検査を受け入れるということなんですけど、現状の体制というのは十分だと考えていますか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 現行の体制で必要な方が検査を受けられる体制になっているというふうに思っております。 ◆5番(鈴木健一議員) そうしましたら、今回、この新型コロナウイルスなんですが、軽症者や症状のない感染者からも感染が広がるという特徴を持っています。広く感染者を発見し、保護、隔離することが感染拡大防止のために決定的に重要だと考えます。市内にそういった施設というのはあるんでしょうか。
    健康子ども部長(竹部益世君) 感染者につきましては、原則入院ということになっていますけれども、軽症者につきまして、市内に受け入れるような施設は、市内にはございません。 ◆5番(鈴木健一議員) 自覚症状がなくて知らない間に感染している場合もあるってことは先ほど述べましたけど、そういう意味で、市民の不安というのは大変大きなものと考えます。それで、その不安を取り除くために半田市として何かできることというのは考えていませんでしょうか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) まずは、自らの感染対策、これを徹底することがまず大事だと思っています。そうした上で、注意深く御自身の健康観察を進めて、健康観察を行っていただきまして、少しでも感染が疑われるような体調の変化があるような場合は、先ほど申し上げました保健所に連絡する、あるいは、かかりつけの医療機関に連絡する等の対応が必要だなというふうに思っております。そうしたことを、私どもも市民の皆さんに周知できるようなことは、積極的に行っていきたいと思っています。 ◆5番(鈴木健一議員) これ、広島県をはじめ、この愛知県も含む18道県の知事が感染拡大を防止しながら経済、社会活動を正常化する緊急提言を発表しています。これまでの受動的な検査から、感染者の早期発見、調査、入院などによる積極的感染拡大防止戦略への転換というのを提言しています。これ、ぜひこの半田市でも、半田市独自でやれないんであれば県に対しても要望していくべきだと思うんですが、こういうことについてはどうでしょう。 ◎市長(榊原純夫君) 既に新聞でも報道されていますので御承知かもしれませんが、愛知県では、今度新たに粘膜の採取ではなくて唾液から判定ができるような方式も採用するというふうに掲載されております、周知がされております。したがって、知事も第2波、第3波に備えて県としてどうあるべきかを考えられると思いますので、今後は今の状況のまま不特定多数の人に検査を行うということは医療現場にもいろんな影響がありますし、また、そこを通じてクラスター感染が起こる可能性もありますので、総合的にそういったことを考えて、私ども愛知県市長会としても知事にその旨は伝えますし、知事も当然その辺のことは考えておられると思いますので、今後、県と協力をしながら、オール愛知、あるいはオールジャパンでそういったことを進めていく必要があるのかなというふうに思います。 以上です。 ◆5番(鈴木健一議員) 分かりました。ありがとうございます。ぜひ半田市で感染拡大、広がらないように努力のほうもお願いしたいと思うんですが、質問2に移ります。 患者の急増に耐えられる医療体制と検査対象者を広げて感染動向のモニタリングの強化が重要だと考えていますけれども、市の考えは、これについてはどうでしょうか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 国レベルといいますか全国的な話でそういうふうなお話がされていることは承知していますけれども、半田市レベルで少しそういう体制を組むことは、非常に難しいです。 ◆5番(鈴木健一議員) そうしましたら、質問3とも関連するんですけれども、今……。すみません、ちょっとこれ、さっき、先ほど答弁頂きました。かかりつけ医からもルートがあるということでしたよね。 そうしましたら、現在、市内開業医の玄関には発熱など自覚症状がある人はという貼り紙があったりして、風邪とか、もうそういう診察もままならない状況となっています。何らかの方法で民間医療機関への支援を行って市民の利便性の向上に努めるべきだと考えますが、これについてはどうでしょう。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 民間の医療機関ではいろんな工夫をされていると思っています。事前に連絡を求めて、診療時間を例えば一番最後にするだとか、時間を分けたり、あるいは、診察までの時間、車の中で待機していただくように協力を求めたりしていただくようなところもあるというふうに聞いています。患者の動線確保など、そういう感染を防ぐための取組につきまして、そういう取組を行う医療機関へのこの感染防止に必要な設備、あるいは施設の整備に対する補助金につきましては、国でも今議論をされているというふうに聞いておりますので、そういったことが制度化されれば、医療機関に対する設備投資といいますか、支援になるんじゃないかなというふうに思っています。 ◆5番(鈴木健一議員) 民間医療機関というのは、愛知県保険医協会が行った新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療機関への影響調査、4月診療分ですけど、だと、約9割以上の医療機関が外来患者の数が減ったというふうに回答しているんですね。受診抑制による患者の健康悪化を心配する声とともに、医療機関自体の経営不安も高まっています。市内の医療機関への支援は必須だと考えていますけれども、どうでしょうか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) この点につきましては、半田市のみならず全国で共通で見られることだと思っています。さっきも申し上げました国においてもその点についてはしっかり状況を捉えていまして検討されているというふうに私もいろんなところを見ると承知しておりますので、そこでの対応を少し見守っていきたいというふうに思っています。 ◆5番(鈴木健一議員) 先ほどから国だ県だという話が出たんですけれども、ぜひ、国が、県が動き出す前に医療機関が潰れてしまうとかね、そういうことがないように、ぜひお願いしたいなと思うわけなんですが、次、質問2に移ります。 ごめんなさい、失礼しました、要旨2の質問1ですね。 これなんですが、中小企業者に対する休業協力金水道基本料金の6か月ということだったんですけれども、これ、補正予算だと財政調整基金を使うということだったと思います。財政調整基金を使うことなくこの事業を行えるということでよろしいですか、こういう理解でよろしいですか。 ◎総務部長(山本卓美君) 今回、補正予算でお願いした時点では財政調整基金で対応するという予定でございましたが、これについて地方創生推進交付金が当たるということになりましたので、後ほど財源更正、全てが当たるわけではございませんが、その一部を財源更正して、この2つの事業をこの交付金で賄いたいとするものでございます。 ◆5番(鈴木健一議員) ありがとうございます。さらなる支援対策が打てるという理解でいいかと思いますが。 次、質問2に移ります。 学校休業についてなんですけれども、6月1日から学校再開しまして、ですが、なかなか現場の先生方、子供、大変苦慮していることだと思います。今後の方向性を決める一助として、子供とか保護者にアンケートを取ったりして方向性を決めたらどうかと考えていますけれども、どうでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 学校の再開に当たりまして、児童・生徒の状況を把握するためのアンケート調査は既に実施しております。現在、各学校におきまして結果を確認、検証しております。長期に及んだ学校休業が児童・生徒に与えた影響については、きっちり適宜把握に努めまして、今後の学習指導方針に反映していくこととしております。 ◆5番(鈴木健一議員) 学習の遅れというのは個々いろいろあるかと思うんですが、特に学習の遅れが目立つ子供をフォローするために学習指導員の増員が必須だと考えていますけれども、そういうことというのは考えていらっしゃらないですか。 ◎教育長(鈴川慶光君) 今、学校では学習指導員の増員というところまでは考えていないです。その1つの理由として、今、教員不足でなかなかそこでフォローしていただける教員がすぐに確保できないということで、見つかれば要望していく準備はできているんですけれども、取りあえずのところは各学校で教員によるフォローをしていくという、そういうふうに考えております。 ◆5番(鈴木健一議員) そうしましたら、今度は感染対策になってしまいますけど、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議というところで身体距離の確保を呼びかけて、人との間隔はできるだけ2メートル、最低1メートルということになっていますけど、空けることというのが基本になっています。教室の中での身体的距離の確保というのは、できているんでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 教室の中では、なるべく1メートル空けるようにはしております。席の配置についてはそのようになっております。 あと、給食の時間中については、グループになることではなく、前を向いた授業と同じ態勢で実施しております。 ◆5番(鈴木健一議員) 1メートル、最低1メートル空けているということだったので大丈夫かと思うんですけれども、身体距離の確保をするために、プレハブ建設とかによって新しい教室の確保、教職員などの増員が必要ではありませんか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 先ほど、学校教育課長も御答弁させていただいたんですけれども、学校、クラス30人ぐらいおる中では、なかなか距離を取るのは難しい中で、なるべく別の部屋で2つに分かれて行ったりとか、あと、グループになるのではなくて、皆さん前を向いてという授業のやり方をしたりしております。施設をこの機会に増やすような、増築するようなことはちょっととても無理なんですけれども、学校というところというか、特に子供たち、まさに学校というのは対面だったり集団活動が大事なところで、そういうところでいかにソーシャルディスタンス、距離を保っていくかというのは非常に大事だと思っております。三密対策ということをしっかりやりながら、同時に教育活動をしっかり行っていくためには、先ほどの繰り返しになりますけれども、別の部屋を使ったり授業によっては2つに分けながら行ったりしながら進めていきたいと思います。 ◆5番(鈴木健一議員) それと、今年度の夏休みなんですが、もう通常と比べるともう半分もないですよね、約2週間ということですけれども。これ、もう、通常であれば暑くてたまらないからお休みですよという時期に授業を受けることになるわけなんですけれども、教室の温度設定というのは何度というふうに設定、想定していますか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 通常は28度というのを原則としておりますけれども、その環境ですと、その現場の環境ですとか児童の健康状態を見て工夫するようにということになっております。今回の夏休みにおきましては、さらに、換気をしながら空調をかけていくということになろうかというふうに思っております。 ◆5番(鈴木健一議員) ぜひ、なるべく授業を受けやすい環境を作っていただきたいと思うんですけれども。 4月10日に文部科学省から、各学校の校長先生の判断で、学校の再開後に休み中の独自で家庭学習でやっていた内容を再度学校で授業しないでよいとする通達が出されていますけれども、半田市というのは、どうしていくおつもりですか。 ◎教育長(鈴川慶光君) そういう文科省からの通知は出ていますけれども、半田市としては、やはり家庭によって十分な学習ができたというふうには考えられませんので、不足している部分については再開後に少しずつ回復していくという、そういう措置を取ることにしております。 ◆5番(鈴木健一議員) そうしたら、例年どおりの授業を行うために土曜日に授業を行ったりとか夏休みの大幅な削減、あと、7時間授業で授業を詰め込むことというのは基本的にはあまり賛成できない行為なんですが、というのも、これというのは子供たちに新たなストレスをもたらして、学力格差をさらに広げる結果になりかねません。教科書全てを駆け足で消化するようなやり方では子供は伸びないというふうにね、多くの教員が指摘しているところです。 そこで、学年の核となる学習事項を見定めて深く教え、それ以外は横断で学んだり次年度以降に効率的に学ぶ方法、いわゆる学習内容の精選というのが必要だと思います。ぜひ柔軟な教育を求めたいと思いますが、お願いできますか。 ◎教育長(鈴川慶光君) ありがとうございます。今、議員がおっしゃいましたように学習内容を精選して、できれば今年度中に今年度の学習内容については終えるように学校のほうで計画を、今、立てながら進めていこうとしているところでございます。 ◆5番(鈴木健一議員) ありがとうございます。ぜひ子供たち、一番困るというか、被害者という言い方もあれですけど、子供が一番つらい思いをしていると思うので、ぜひお願いしたいです。 そうしたら、次に移ります。 質問3で財政調整基金のことをお聞きしました。事業、補正予算で減額計上して、新型コロナウイルス感染の支援策に使っていっていただけるということなんですが、財政調整基金を使っていくという答弁だったんですけど、全部使っていくというわけにはいかないと思うんですが、ぜひ金額を決めることなく、求められる支援には手を差し伸べてほしいと考えています。 半田市は、市民に対して支援や補助など様々な施策を行ってまいりました。現状取り残された方はいないとお考えでしょうか。また、もし支援が届いていない人がいるとしたら、どうしていこうと考えていますか。 ◎総務部長(山本卓美君) 私ども、このコロナウイルスが発生してから様々な施策を打ってくる中で、直近で言えば、児童扶養手当とか水道料金とかいろんなところにピンポイントで施策を打ってきました。 今、現在としては、もうこれで取りあえず社会経済も動き出しているところでございますので、一旦ここで私どもは様子を見るところを考えてはおります。 ただ、今後、多くの市民の方々からの御意見を伺う中で必要があれば当然施策は打っていく準備はできておりますので、私ども申し上げました40億の財政調整基金の中で、30億円を税金で、今後、市税の減に使います、10億円をコロナ対策に使っていきますというような大まかな使い方は示させていただきましたが、ただ、それについても、第2波、第3波が起こってくれば、それに対応した財政調整基金の出動は当然せざるを得ないということは考えられておりますので、その辺は臨機応変に対応していきたいと考えてはおります。 ◆5番(鈴木健一議員) 今の答弁で市民からの声がということでしたけれども、市民の声を聴く場というのは、どこで聞いていただけますか。 ◎総務部長(山本卓美君) 例えば、市長への手紙だとか、いろんな御意見を頂く機会は、私ども、いろんな窓口の場面でも様々な場面でお聞きする機会はありますので、そういった中でお聞きして、それが真に必要なものであれば庁内で議論して実施をしていくという流れで考えております。 ◆5番(鈴木健一議員) 新型コロナウイルスの影響で支援を求める人は多岐にわたっています。私が話を聞いた亀崎のお店だったりとか、実は私の息子もそうですけど今年の4月から社会に出た新社会人、アルバイトで生計を立てている大学生、非正規で働いている若者も、そういうその中に入ります。中でも障がいを持った方というのは、感染すると重症化しやすい人というのが少なくないそうです。また、入所施設やグループホームで感染者が1人でも出れば集団感染を引き起こす可能性もあります。そういったことも視野に入れてこれからの施策に生かせていくことを求めて私からの質問を終わります。 ○議長(沢田清議員) 鈴木健一議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午前10時11分 休憩     午前10時26分 再開--------------------------------------- ○議長(沢田清議員) 会議を再開します。 加藤美幸議員の発言を許します。     〔14番 加藤美幸議員 登壇〕(拍手) ◆14番(加藤美幸議員) 議長のお許しを頂きましたので、通告に従い質問させていただきますが、その前に、このたびの新型コロナウイルスに感染された皆様、感染、そして罹患された方々へのお見舞いを申し上げます。そして、医療や救急の最前線に携わられている皆様、市民の生活を維持するために仕事を休めなかった皆様、そして、それらの仕事をするお父さんやお母さんに代わり保育園や学童保育所などで子供たちを安全に保育し見守っていただいた皆様に、この場をお借りして感謝と敬意をお伝えします。本当にありがとうございます。 さて、その子供に関して、2010年半田市で生まれた子供の数は1,207人でした。8年後の2018年には946人と大きく減少しています。この年の半田市の死亡者数は1,147人で出生数を上回り、少子化と高齢化、そして、多死社会へと進んでいます。ここからのV字回復を図るべく第2期半田市まち・ひと・しごと創生総合計画が新たな方向性と施策を定め、中でも若い世代に選ばれるまちとなるために、出産、子育て、仕事との両立を支援する環境整備に期待を寄せる市民も多いはずです。 そんな中、何人かの市民の方から、子育てと仕事に関してお声を聞かせていただきました。 私は、仕事帰りに小さな子供の保育園にお迎えに行き、その日に取り替えていただいた使用済みの紙おむつの入ったレジ袋を受け取り、子供を自転車の後ろに乗せ、スーパーに寄って買物をして帰るのが日課です。場所によっては保育園がおむつの処理をしてくださるところもあるらしいのですが、そうなればどんなに助かるかという若いママの声をお聞きしました。 使用済み紙おむつの処理については、社会の変化とともに、2018年頃から日本国内の保育所などで処理の方法について議論されています。関東では東京の豊島区や文京区、横浜市、三鷹市など、また、東海地方では岐阜市、各務原市、そして、名古屋市では今年度から園での処理を開始し、民間へは補助を始めています。 半田市内はどうでしょう。 先日、私は、マスクとアルコール消毒で感染予防をした上で乙川保育園を視察させていただきました。 映像をお願いします。 乙川保育園では、お部屋、ゼロ歳児と1歳児の部屋と、ここはトイレを視察させていただきました。 ここの部分はトイレ、1歳児用の棚。青いバケツ。これは1歳児さん10人分の使用済みおむつを入れるバケツが並んでいます。その隣には、ちいちゃな便器があります。 こちらのほうは、同じ部屋ですが視点を変えて、これはゼロ歳児さんの棚です。現在は6人の子供さんが入園されていて、6人分のバケツが並んでいます。その隣にあるのは、おむつを替える台です。手前のところには洗面所があります。 これは、それぞれのお母さん方が持ってきていただくおむつ、その手前のところはお尻拭き、向こうのところは、タオルはおむつを替えるときのバスタオルだそうです。これは数枚持ってきていただいて、自分でおむつを持ってきて、名前を書いて、保育士さんに替えていただいた後、お帰りのときに減った分だけまた補充をしていくという、そういうシステムだそうです。 これは、一人一人、そのバケツの上に用意されています。 これは、そこのところに、お母さん方、保護者の方に連絡として、毎日、降園するときに、おむつを持ち帰るときに、バケツ、ペールも消毒してくださいね、お願いしますというような表示です。 これは、おむつ替えのテーブルです。それぞれ、寝て、おむつを替える子供もいれば、もっと小さい子は、立ってパンツ型のおむつを替えるそうです。それは、この台の上ではなくて、その横のところで安全におむつを替えるそうです。 これは、使い捨てのビニール手袋ですが、それこそ感染に気をつけて、こういうのを使っておむつ替えをしているそうです。 このバケツ、中にレジ袋が入っているんですけれども、それも各自が持ってきていただいて、蓋つきのバケツですね。そこにももちろん名前が、個々の名前が書いてありますので、保育士さんは間違えないように入れてくださるそうです。 これは、生活表といって、それぞれの子供さんの一日の健康状態とか、おむつでおしっこした回数ですとか、排便した回数ですとか、体温ですとか、そういうものを記録するものがここにあるそうです。お帰りのときに保護者の方に報告されるそうです。 これは、一人一人の体温計です。これも、入園するときに一人一人の保護者の方が持ってきてもらって、体温を測って記録するということです。 これは、このお部屋、園児がふだん遊んだりとかするお部屋なんですけれども、ロッカーの上にこういうふうになっています。 このお部屋、育児室ですけれども、このお部屋の隣に、先ほどの、このトイレですね。ここのガラスの窓の向こうが今のお部屋です。もうそれこそ窓を開け放ってあって、すぐにトイレに行けるというような、そういう状態でした。 ありがとうございます。 それで、今、ゼロ歳児、1歳児、2歳児、保護者の方におむつを持ち帰ってもらっているわけですけれども、国内ではいろんなところで園での処理を始めているところもあるんですけれども、なぜ今まだ半田は持ち帰っているのかということをちょっとそのときに保育園の方にお聞きしましたが、保護者におむつを持ち帰らせるのは、子供の健康状態を把握していただくためとの理由からです、そういうことでした。 このコロナウイルスが、今、問題になっておりますけど、その前に、園で感染というと、コロナ以外にでもいろんな感染症が発生しています。平成15年、熊本県で腸出血性大腸菌感染症による保育所内集団発生が複数起こった際、県の調査チームが調査報告書を出しました。おむつの扱いなど排せつ物の処理や管理は重要で、家庭への持ち帰りが感染を引き起こす危険な要因にもつながるため、廃棄物に対する自治体としての協議の必要性ということを述べています。 先ほど園の方が、おむつを持って帰るのは健康状態を把握するためというふうにおっしゃられましたが、自宅に帰って中身を確認する親御さんはほとんどいないのではないかというふうに多くの保護者の方からお伺いしています。 保育に従事する上で、子供の人数の袋やバケツなどが分かれていて、後で持ち帰ってもらうのは、保育する側にとってもかなりの手間がかかり、また、気を遣うことだとも思っています。 また、感染症が発生したときは、その拡大を防止するために、手洗いや排せつ物、嘔吐物などは適切な処理をしていかなければならないと、このたび厚労省から出されたガイドラインなんかにも出されております。 私は、以上、感染症などの衛生面の安心・安全や保育従事者の負担のこと、また、働く保護者の負担のこと、安心・安全のことなどから、使用済みの紙おむつの持ち帰りに対しては、十分に検討の上、改善されることが望ましいと考えています。 そこで、質問いたします。 主題1、保育園等での使用済み紙おむつの処分方法について。 要旨1、使用済み紙おむつは、保護者に持ち帰らせるべきではない。 質問1、市内保育園、幼稚園、こども園等で使用済み紙おむつの処分の現状はどのようですか。 質問2、園で処分せずに保護者に持ち帰らせる理由は何ですか。 質問3、保育園などで処分する場合、どのような課題がありますか。 質問4、今後の処分の方針について、保育従事者や保護者へのアンケートを行い参考にすべきと考えますが、見解はどのようですか。 質問5、感染症予防や、保育従事者の負担軽減、仕事と子育てを両立するための支援として、使用済み紙おむつの持ち帰りをやめるべきと考えていますが、市の考えはどのようですか。 以上で、質問席からの質問を終わります。     (拍手・降壇)     〔健康子ども部長 竹部益世君 登壇〕 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 加藤美幸議員の御質問、主題1、保育園等での使用済み紙おむつの処分方法についての要旨1、保護者の持ち帰りについての御質問の1点目、市内保育園、幼稚園、こども園等での使用済み紙おむつの処分の現状についてお答えをいたします。 公立の保育園及びこども園では、紙おむつは、主に3歳児以下のおむつの取れていない園児が使用しており、使用済み紙おむつについては、トイレなどで園児ごとに用意した蓋つきのバケツに保管し、お迎えの際、保護者にお持ち帰り頂いております。 なお、幼稚園においては、教育の一環としてトイレで用便を済ませることを集団生活の目標にしているので、使用済み紙おむつが発生することはございません。 次に、御質問の2点目、園で処分せずに保護者に持ち帰らせる理由については、使用済み紙おむつを持ち帰ることは、子供の健康状態や発育、発達状態について家庭と連携するための貴重な機会の1つであり、トイレトレーニングの進み具合に加えて、便の様子や体調の変化など、おむつをきっかけに子供の様子を保護者に伝えることが可能となります。 また、半田市の保育理念として、子供の状況や発達過程を踏まえ、環境を通して養護と教育を一体的に行うことを掲げており、保護者への子育てへの積極的な関わりを促すという意味でも、使用済み紙おむつの持ち帰りは、本市の保育理念に沿った対応であります。 次に、御質問3点目、保育園等で処分する場合の課題についてお答えをいたします。 通常、燃やせるごみの回収は週に2回であるため、回収されるまでの間に発生した大量の使用済み紙おむつを保管するスペースが新たに必要となり、加えて、保管している間の臭いの問題や衛生面の管理などの問題も発生します。また、保育従事者にとっても、蓄積された使用済み紙おむつの運搬や紙おむつの交換回数の記録作成など新たな負担が生じることとなります。 次に、御質問4点目、保育従事者や保護者へのアンケートの実施については、保育活動全般について保護者の方から評価を頂き、園の改善に役立てるためのアンケートを平成27年度から毎年実施しておりますが、過去5年間のアンケートの結果、使用済み紙おむつに対して保育園等での処分を希望する意見は1件のみであり、改めてアンケートを実施する考えはございません。 続きまして、御質問の5点目、使用済み紙おむつの持ち帰りをやめるべきではないかについてお答えをいたします。 使用済み紙おむつの持ち帰りをお願いすることは、子育てへの積極的な関わりを促すためにも、子供の発達、発育状態を保護者へ伝える大切な機会としても捉えており、また、使用済み紙おむつの持ち帰りをやめることで多岐にわたる問題も新たに生じるため、今後も使用済み紙おむつの持ち帰りを保護者にお願いしてまいります。 以上で、加藤美幸議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (降壇) ◆14番(加藤美幸議員) 答弁ありがとうございます。 では、再質問させていただきます。 アンケートを取られたのは、以前、平成27年から毎年ということでしたけれども、今回、コロナの終息、まだ終息はしていませんけれども、この感染症が問題になって以降にアンケートをする予定はありますか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 保育園に関するアンケートということで、毎年実施しているということで、例年ですと12月頃に保護者の方に御案内させていただいて3月までに回収するという流れになっておりまして、このコロナの関係でアンケートについては、例年どおり実施したいというふうに考えております。 ◆14番(加藤美幸議員) 厚生労働省が2018年3月に保育所における感染症対策ガイドラインというのを出されまして、このたび発表になったのでそれをちょっと読んでみますと、感染症の拡大を防ぐために、これはコロナ以前につくられたものなんですけれども、ノロウイルスであるとかいろんな様々な感染症が保育園からうつってきたりとかするわけですけれども、その中でも、おむつ交換やトイレについては、重々すごく、処理に対して適切な処理を必要とされるとなっています。例えば、先ほど、おむつのペールのこと、バケツ、あったんですけれども、交換後のおむつはビニール袋に密閉した後に蓋つき容器に保管するとなっていますが、それは守られておりますでしょうか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 今、議員がおっしゃられた保育所における感染症対策ガイドライン、それについてはきちんと記載されているとおりでありまして、今、議員おっしゃられましたおむつの処分なんですが、大便の紙おむつについては、きちんとビニール袋で縛った状態で個々のバケツに入れて蓋をして保管をしております。小便の紙おむつについては、くるくると丸めて個々のバケツに入れて蓋をして保管しているという状態です。 ◆14番(加藤美幸議員) じゃ、おしっこのおむつは、ビニール袋に入れないで、もうバケツに入れっ放しみたいな、そういう直接入れるということですか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) そのとおりです。 ◆14番(加藤美幸議員) 実際、何人かの方から、私も保護者の方とか保育者の方からお声を聞いたときに、それぞれ保育園から持ち帰るときに、やはり臭いが気になるというふうにおっしゃっています。何人もの方から、持ち帰るとき、ビニールに入って縛っても臭いがするということになっていますが、そのおしっこに対して、おしっこのことに対しても、その処理というのは適切ですか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 特に夏場になりますと臭いは当然きついものになるのは当然なんですが、窓を開けたり換気する等、保育所内ではそういった臭いの対策をきちんと講じているところでございます。 ◆14番(加藤美幸議員) 先ほど、保護者の方との対話とか、一緒にやっぱり子育てをするというコミュニケーションということを言われましたけれども、実際に、もう働いて帰ってこられるお母さん、場合によっては朝の7時、8時から夕方の、夕方、夜6時とか6時半とか長い長期にわたるわけですけれども、しっかり今日の園の状態とか、遊び以外にもそういうことをきちんとされているというふうに、指導というか、されていますでしょうか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) その日のお子さんの様子を保護者の方に当然帰るときにお伝えをさせてもらうんですが、先ほど生活表というツールを使って保護者の方には一日何があったよということを保護者の方にお伝えさせてもらっています。その中で、ゼロ歳の園児の方については、大便、小便の回数、あと、その状態、それをお伝えします。1歳児に関しては、大便の回数をお伝えしております。2歳児については、生活表をやり取りはしておりませんので、帰るときに先生のほうから保護者の方に、今日何回大便があったよ、小便があったよというようなお伝えをしてコミュニケーションを取っているところです。 ◆14番(加藤美幸議員) そのようにしっかりとコミュニケーションで連絡していただいているので、実際におむつを持って帰ってもらうというような必要というのはないのではないかと思うんですけれども、それにプラスして、おむつ、長時間にわたり、その保育園にあったものを移動する、便を除いていただいたとしても、おしっこですとか使用済みのおむつというのは、やはり衛生的にはそれを持って移動するというのは不適切ではないかと思うんですが、その辺のところはいかがですか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 大量に保管することの問題も先ほどの答弁の中で申し上げました。自分の子供が、自分のお子さんが使うために買い備えたものを園で保管して、使った分をお持ち帰り頂いている。それは、私どももさっき申しましたように、私ども園の運営方針といいますか保育方針の中で適切だというふうに思っています。 ◆14番(加藤美幸議員) 先ほどの写真で見ていただいた乙川保育園は、もうゼロ歳児が6人、1歳児が10人でしたけれども、市内の保育園の中には、ゼロ歳児が7人で1歳児が20人とか、2歳児が24人、26人というふうに、もうたくさんのお子さんをお預かりしている保育園があります。そこも同じようにバケツがいっぱい並んでいるわけですね。同じような処理がされているわけですね。そこで、環境面とかそういうところで問題とか課題とかは上がってきていないですか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 議員おっしゃるとおり人数が多いところについては、先ほどの映像と同様な対応をさせてもらっております。もちろん、個数が多くなれば当然臭い等も発生するわけなんですけれども、その対策として、やはり窓を開けて換気をしっかり行うだとか、そういった現在は対策を講じているところです。 ◆14番(加藤美幸議員) 先ほどの園のガイドライン、保育所における感染症のガイドライン、やっぱり感染源となるというふうに、排せつ物、なるので扱いに十分注意というふうにされています。特にお子さんによっては、多少軟らかめの便であったりとか下痢の便であったりとか、そういうことに対してはちゃんとお迎えに来たときに保護者の方に伝えるというふうにおっしゃってくださいましたが、そういう便のおむつこそ危ないのではないでしょうか。いかがでしょうか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 確かに、そういう体調の悪いお子様の便については、もちろん感染源になり得るものですから、きちんとビニール袋に入れて、きちんと密封して、個々のバケツに入れてという、そこはしっかり徹底はしているところですし、特に体調の悪いお子様の便については、例えばそれを二重にする等対策を講じていきたいというふうに考えております。 ◆14番(加藤美幸議員) それこそ長時間に預かっていただいたお子様が、例えばそういうような状態であったときに、バケツだって何人もの保育士さんが触って開けたりとかするわけですよね、ビニールもそうです。何人もの人が触ります。それで、お帰りのときに保護者の方には素手できっと渡されると思うんですよね。そのときに、今の保護者の方たちに、感染予防として、そういうものをお渡しするときに、安易に、これだけが今日の持ち帰りのおむつですよでなくて、感染対策とかそういうことに対して何か指導とかされていますか。きっと先ほどの例のようにどこかで買物して帰られることもあるでしょうし、そういうことについてはどうなんでしょうか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) おむつの交換に関しては、保育士が1人のお子様のおむつを交換すると、その都度手洗いは徹底して行っております。当然、大便についても保育士はビニール手袋をはめて、そして、おむつ交換をして、ビニール手袋を外して、廃棄して、手洗いをして、きちんと行っております。それは、保育士が何人も交換をするんですけれども同じように手洗い等の徹底はしておりますので、保護者の方が来ていただいて持ち帰り頂くときは、保護者の方に縛っていただいて持って帰っているという状態なので、それについては、もうきちんと感染予防はされているものと認識しております。 ◆14番(加藤美幸議員) ちょっと外れますけれども、病児保育施設げんきの芽が半田市にありますけれども、そこのおむつについては、どういうような処理のされ方をされていますか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 病児保育施設げんきの芽では、公立保育園と同様に、小便については使用済み紙おむつを丸めて園児ごとのバケツに入れた後、職員は、1人交換するたびに手洗いを実施しています。また、大便については、職員がビニール手袋をはめ、使用済み紙おむつを丸めて、それをビニール袋に入れて、縛って園児ごとのバケツに入れています。使用したビニール手袋は廃棄しておりまして、職員は1人交換するたびに手洗いを実施しております。そして、保護者の方が迎えに来られましたら、職員がバケツからビニール袋を取り出して縛って、保護者の方に渡して帰ってもらっているという状況です。 ◆14番(加藤美幸議員) もう本当に、子供さんについても、やっぱり感染したりとかすると、ノロウイルスにしてもコロナにしてもそうですけれども、とても影響が出ると思いますし、また、おむつの扱い方について、園児やその家庭の方以外にも、保育者自身にも感染する可能性だってあるわけです。このコロナのときに、本当に保育士さん1人が感染してしまったら多くのクラスターが発生するということが国内でも起きておりますが、ちょっと本当に、実際にたくさんのおむつがこれから本当に集まる状態で、安易に、安易にと言っては何ですけれども、しっかりやってくださっているとは言うんですけれども、おむつの臭いが漏れるようなその処理の仕方、それも、朝から長時間にわたり置かれている、そういうような状態ですね。そういう状態というのは適切なんでしょうかね。衛生面について本当に適切なんでしょうか。それで、またそれに対して気を遣うこととか、保育者にとってもとても気を遣うことというかあるんですけれども、それも何十人のバケツに分けるというような作業ですとか、それが私はちょっと改善する余地があるかと思うんですけれども、先ほどのアンケートで1件しかそのことについて答えが出ていなかったということなんですけれども、適切な本音を引き出すようなアンケートがされていますか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 今、議員が御質問の中で、特に感染症に対する特化して、今、御質問が続いておりますけれども、感染症対策につきましては、保護者に対する注意喚起、あるいは、保育者も当然基準に示されたとおりのことをしっかりやっております。 ただ、大量に扱うことの危険性、やっぱり園で大量に保管することが非常に問題となっております。ですので、保護者には御協力を頂いて、その日のうちにお持ち帰り頂いて処分していただくと、家庭で処分していただくという形をお願いしているところでございます。 ◆14番(加藤美幸議員) 私が保護者の方からとか、あとは、半田でもありますけれども、いろいろ保育関係者の人からお話を伺ったときに、おむつの間違えというか自分以外の子のおむつが袋の中に入っていたということが、保護者からも、それから保育する側も報告されていますが、そういう実態があることについて、どのようにお考えですか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 今、議員さんがおっしゃられるとおり、保育者がおむつを違う園児のバケツに入れてしまうということはもちろん生じておりますが、それについてはあってはならないことなものですから、きちんと保育士にはこちらから指導する。 また、今、現場の話を聞きますと、お母さんから、ちょっと違う子のおむつが入っていたよだとかそういったことは伺っておりますので、申し訳ありませんということで、そういったことがないように指導はしております。 ◆14番(加藤美幸議員) そこで、もう保育士さんも本当に気を遣い、衛生面にも気を遣い、子供からも目を離さないように気を遣い、おむつも間違えない、何十個もあるところから間違えないように入れる。そういうことよりも、もっと保育士さんの保育の働き方を軽減する意味でも、また、感染症の衛生面に対する予防のためにも、個々に分けるのではなくて一括で園で回収するというような方策について多くの先進的な自治体は始められているわけなんですけれども、半田ではどのようにお考えでしょうか。     〔「その議論ばっかりしている」と呼ぶ者あり〕 ◎幼児保育課長(竹内健君) まず、保育者の負担ということなんですけれども、先ほどから個々の園児ごとのバケツに入れていくということなんですが、私どもも現場の保育士の方にその負担について尋ねると、それほど苦にはならないと。要は、もう、ここにはどの子と、ここにはどの子とあるもんですから、そういった形で、間違いがあってはいけないんですけれども、それほど負担ではないというような声を聞いております。 ただ、園で処分するとなると、大量の使用済み紙おむつを保管するほうが、これも、今現状、週に2回の回収。じゃあ、次の収集までに毎日たくさんそれを管理していくほうが負担が増えるというふうに現場の保育士からは聞いております。 以上です。 ◆14番(加藤美幸議員) 保護者の方からの声で、やはりたくさんお声を、いろんな本当に聞けば聞くほどそれぞれの声があるんですけれども、子供2人の3歳未満の子を違う保育園に預けている人が、もう量や手間などかかるから園で処理してもらいたい。そのためには手数料、それを払ってでもいいから処理していただけないかという声があります。実際にいろんな自治体で処理の方法というのは違うんですけれども、処理料というのを、何百円とか1,000円とか取っている自治体もあるようです。もちろん取っていないところもあるんですけれども。それでもいいので、処理料何百円とか取ってもらってもいいので保育園で処理していただけないかというような保護者の方の声もありますが。 実際、それから、また、今、処理方法についてもおっしゃっていただきましたけれども、週2回の、ためておくところはないと言いましたけれども、改善するのであれば、その処理の回数だったりとかそういうところも改善できるのではないかと思いますが、どうでしょう。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 保護者としましては、楽な方法があれば楽なことを望むのは分かります。それで、こういったことを、今、私ども申し上げたことを丁寧に御説明して、保護者の方は非常に協力的に、今現在、非常に協力的にこのことに対して取り組んでいただいております。 お金の費用面、お金で解決すればというようなお話もありました。少し例が違うかもしれませんが、例えば公園のごみ、かつてごみ箱が設置してありました。乱暴に捨てられたりとかごみに対する意識が低かったことでございました。ただ、やっぱりそれはごみ箱を撤去して自分で持ち帰る、そうしたことによって、ごみに対するごみを出さない工夫だとか、それでごみに対する意識が高まりました。お金でいろんなことを解決していったときに、全てそれはお金で解決すべき問題なのか。そうすれば、今後、負担軽減の話にもなってきます。負担が増えてくれば軽減する話になってくると、それはやはり何らかの工夫を、皆さん、いろんな方、皆さん協力頂きながら負担が増えない方法を考える、そんなことを、今、保育の現場では保護者の協力を求めながらやっておりますので、この点については御理解を頂きたいと思っています。 ◆14番(加藤美幸議員) 私は、先ほど、今、部長さんがおっしゃられたみたいに、公園のごみとかそういうことではなくて、公園に遊びに来たときに、トイレにごみを、紙おむつを捨てないでくださいって書いてありますけど、そういうふうに、それは、もう持って帰るのが当然だと思います。 保育というのは、親が育てられない代わりに長時間にわたって園で子供を育て生活する場面ですよね。そういうときに、朝の7時、8時から夜の7時とか6時とか7時とかまで長時間にわたり子供たちはそこで生活しているわけですよ。そこのところで、もう、今回、来年度からごみ袋有料化に伴って、おむつは無料、無料というか有料化の高い袋じゃなくて、おむつは出せますよね。子供に対しておむつは、おむつは無料で出してもいいということですけれども、それと同じように、保育園でもおむつを処理していただくということというのはしかるべきことではないかと思うんですが、それに関していかがでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 先週末に市内のある保育園に行きました。いろいろありますけれども、先ほど半田市の保育理念について答弁をさせていただきました。園長先生、あと、指導保母の先生からもお話を伺いました。その方たちは、長く半田市内の保育園で保育士をされておられる方です。 おむつを渡すときに、お母さんによっては、前は3つ要ったのが今日は2つになったねということで、お子さんの成長を感じていただけることも、そのおむつをお持ち帰り頂くことの大事な点であるということをおっしゃっていまして、確かにいろいろありますが、今は半田市は、先ほど質問の中の理念のことを言わせていただきましたが、それぞれの御家庭と協力をしてお子さんのことをしっかり育てていくという観点であります。確かに易きに流れるという観点で、易きというのかな、保育園で処理ということですけれども、今は、先ほど申し上げました……。     〔「易きとは関係ない」と呼ぶ者あり〕 うるさいわ。     〔「うるさいって何だ」と呼ぶ者あり〕 お子さんのことを考えてしっかりとやっていきたいというふうに考えておりますので、今のところ保育園で処理することは考えておりませんし、例えば、いろいろ他市町でおむつの処理について言及されましたが、じゃ、名古屋市さんなどが毎日処理しているのか、ためておいて処理しているのか、それは私も知りませんが、そういったことも一度参考にさせていただいて検討はしますが、今のところは、答弁で申し上げましたとおりお持ち帰りを頂く方向で進めてまいりたいというふうに考えます。 以上です。 ◆14番(加藤美幸議員) ぜひ本音のところでどうしたらいいかということは、保護者の立場もありますし保育に携わる方たちの思いもありますが、また、衛生面のことで、本当にこれでいいのかという現場を見ていただいて、おむつが本当に御飯を食べる部屋の隣のところにトイレがあって、それも幾つもバケツが並んでいる。そういう状態というのを専門家の人に見ていただいて、保育の衛生管理の改善というのを本当にしていただくことが、私、この半田市における子育て支援、未来ある子供たちにとって幸せ、将来にわたって健康ですとか、そういう思いで施策を考えてもらうということが子供にとって何よりも私はいい環境づくりというふうに思ったりとかするんです。本当に、一たび感染症が起こり、コロナウイルスにとってもほかのことにとっても便やそういうものから感染する感染源ということがもう明確に言われているものですから、改善できるものは、このコロナがちょっと一時期終わっている間、また、冬のインフルエンザとかいろんなノロウイルスとかない間に考えておくべきことではないかというふうに思ったりとかするわけですけれども。それはどうでしょうか。どのようにお考えでしょうか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 現場についてですけれども、私どもも、私も現場を見て、この場面も見ております。それから、当然ですけれども、現場の監督をしています園長にも十分この話を聞いていますし、保護者からのやり取りも聞いております。感染対策については万全を期していきますし、何よりも、先ほどからも申し上げていますが、子育てには楽しいこともあれば手間のかかることもございます。こういった手がかからなくなっていくことも子供の成長を感じる事柄の1つであります。ですので、こういったおむつもきっかけに保育をしっかりやっていきたいというふうに思っていますので、御理解頂きたいと思います。 ◆14番(加藤美幸議員) 先ほど保育の理念というところで、本当におむつとか、おむつ替え、排せつとか、おむつの数が減ることによって成長というのを見守るというふうに市長さんがおっしゃいましたけれども、実際に本当に現場では、おむつをうちに帰っておむつを開くこともない。おむつを開くことで、また、例えば感染が広がるというような危険性もある。例えばそのおむつを仕分けすることよりも、そういう手間を省いて、その分子供たちに接する、一緒に遊んであげるということもそれも1つかと思いますが、ぜひ本当に、このコロナを踏まえて、この保育現場の在り方、感染症の対策、半田市なりの感染症の対策について考えていただく、検討していただく機会を持っていただければと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 保護者の方々との細かなコミュニケーションは、これからもしっかり図っていきたいと思っています。 ◆14番(加藤美幸議員) 園でのコミュニケーションじゃなくて、その会議、この保育園の保育の在り方ですとか保育現場の在り方とか、おむつに関しての在り方について話し合う、そういうような場面がないかということですけれども、それはいかがでしょうか。 ◎幼児保育課長(竹内健君) 今の保育園の園長先生を集めた園長会議、あと、主査の先生たちを集めた主査会議等で実際に月に1回程度実施しておりますので、そういった会議の中で、この今回のおむつの件について、おむつに限らず感染症対策の必要性について、また改めて考える機会を設けたいなとは思っております。 ◆14番(加藤美幸議員) 先ほども一番冒頭に言いましたけれども、子供が生まれる数が少ない、もう急激に減っている、子供は未来を担ってくれる子供を大事にしなきゃいけないし、それを働きながら育ててくれる若いお父さん、お母さんの生活も大事にしなきゃいけないところなんですけれども、その人たちの声を聞くときに、保育園で預かってもらっているのに、アンケート、露骨な改善してもらうようなアンケートって出せると思いますか。例えばおむつを保育園で処理してほしいみたいなようなことって、出せると思いますか。先ほど1件しかなかったって言いますけれども、出しやすいような、本当に本音のところで声を上げてもらうような施策を取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ◎健康子ども部長(竹部益世君) 保護者の方とのコミュニケーションはしっかり図っていきたいというふうに思っております。 ◆14番(加藤美幸議員) おむつ処理には、やはり、先ほどおむつを保育園で一元的に回収して、それを処理してもらうにはお金がかかると思います。自分の分の5つや6つのおむつを持って帰るということは、それはそれでできるんですけれども、それに、そのことが例えば感染症を広げるとか、もうすごくリスクになるかと思うんです。子育て支援のこともあり、感染症の予防のこともあり、それから、保育の現場の負担軽減、従事する人の負担軽減ということもあります。いずれの事柄も大事なことですけれども、本当に、最後に本当にこの今の現状だけでなくて、意見を聞く、改善をする、先進自治体がなぜそれをやっているかということをぜひ見識を広げて聞いていただきながら改善されるようにお願いしたいものですけれども、市長さん、どのようにお考えでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) まず、アンケートのことですけど、アンケートには恐らく皆さんフリーに自由な意見を書いていただいていると思いますので、アンケートの答えを否定するということは、私どもちょっとそれはいかがなものかというふうに思います。 先ほどのおむつの保管方法、保管場所のことなどは、今後、今回の新型コロナウイルスの感染症のこともありますのでさらに改善する必要がある事もあろうかと思いますので、そういったことも含めて、私どもは、いかに小さなお子さんの安心・安全を保てるか、十分に検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(沢田清議員) 加藤美幸議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午前11時14分 休憩     午後1時00分 再開--------------------------------------- ○副議長(澤田勝議員) 会議を再開します。 竹内功治議員の発言を許します。     〔16番 竹内功治議員 登壇〕(拍手) ◆16番(竹内功治議員) 議長のお許しを頂きましたので、さきに通告しているとおり質問します。 先月5月25日に安倍首相は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言について、東京都などの首都圏や北海道の計5都道県で解除することを表明し、4月7日から続いた緊急事態宣言が全都道府県で解除されました。 半田市内の小・中学校は、2月27日に国の要請を受けて愛知県の指示の下、3月2日から一斉休校になり、分散登校などの学校再開準備期間を経て、6月1日より通常授業が始まりました。小学校1年生の給食も今週から始まり、日常の生活が戻ってきています。 今まで市内で未成年者の感染はありませんが、全国では北九州市の小学校と一部の保育園や学童保育所などで集団感染がありました。ただ、今のところ、未成年の発症や重症化する割合は少ないとのことです。しかし、本人に基礎疾患がある場合や家族への感染、また、海外における発症状況などを踏まえると、児童・生徒への感染は危険であると言えます。 現在、愛知県から東京都などの首都圏、北海道への外出は自粛されていますが、6月19日以降、外出自粛が解除になり、海外渡航や入国規制が緩和される予定です。そのため、今後、新型コロナウイルス感染症の新たな感染の波が心配されます。 こうした不安がある中でも、小・中学校における児童・生徒の授業の遅れを取り戻し、学力の向上を図り、安心・安全を確保して学校生活が過ごせるよう、現状と今後の取組の確認や充実を求めて質問します。 主題1、新型コロナウイルス感染症の影響による小・中学校の現状と今後の取組について。 要旨1、小・中学校における児童・生徒の生活面や学力向上についての現状と取組。 今年4月17日に文部科学省は、全国学力テストと呼ばれる全国学力学習状況調査について、今年度は実施しないことを発表しました。この全国学力テストは、小学校6年生と中学3年生の全児童・生徒を対象に学力や学習状況を把握や分析をして、教育指導の成果や充実、学習状況の改善などに役立てるものです。また、本来ならば5月末に行われる1学期の中間テストもなくなりました。今年は3月から5月末までの3か月間の授業はなく、途中で学年が変わり、宿題の量も限界があるため、児童・生徒の学びの進行状況に多くの不安が募ります。今すぐ大切なことは、遅れている授業を取り戻し、児童・生徒の学力を向上させることです。また、今後、新型コロナウイルス感染症が新たな感染の波ではやる可能性も想定しなければなりません。 そこでお伺いします。 全国学力テストや中学校の中間テストなどを中止するようですが、小・中学校における児童・生徒の学力の遅れや向上について、どのように取り組んでいく考えですか。 先月、県内の中学生や高校生などの学生とオンラインで話す機会がありました。その際、学生の興味が高かったのは9月入学の制度でした。9月入学の制度には教職員の人員不足や増える待機児童、今までのスケジュールを変更する必要が生じてくるなどの問題が考えられます。しかし、アメリカやイギリス、ロシア、中国など、世界の主要な国は9月入学のため、留学も含めて教育のグローバル化が進み、今までの受験期の問題であるインフルエンザ感染症の時期を避けることもできます。そして、新型コロナウイルス感染症で休校による授業の遅れから学校行事に至るまで、全てのことを取り戻すことができます。現在、自民党が秋季入学制度検討ワーキングチームを立ち上げており、全国市町村会の調査では慎重、反対の意見が8割を占めたとのことです。しかし、東京都知事や大阪府知事などの首長、経団連などの経済界では導入に前向きな意見です。民間のアンケート調査でも子育て家庭の5割近くが9月入学の制度に賛成で、反対は2割とのことです。また、先日の学生の意見も賛成が多かったです。今のところ、導入を見送られる可能性は高いようですが、賛成する児童・生徒や保護者の声が届き、9月入学の制度が実施される可能性もあり、準備や対応を考える必要があります。 そこでお伺いします。 国において9月入学の制度を議論されており、半田市としても準備を進めていくべきだと思いますが、どのように考えていますか。 今年の卒業式と入学式は、在校生と地域の方や教育委員会委員などの来賓は不参加になりました。また、卒業式の送辞や入学式の歓迎の言葉、歌唱などが削られ、大幅に縮小した式になりました。それでも半田市は保護者の参加や各個人に卒業証書授与を行うなど、ほかの自治体よりよかったかと思っています。しかし、児童・生徒にとって一生に1回しかない学校行事が縮小や実施されないことでは残念でかわいそうです。小・中学校の年間スケジュールには、卒業式や入学式だけでなく運動会や文化祭、野外教育活動、遠足、音楽会、水泳など、多くの学校行事や授業があります。その内容は、ふだんの学習だけでは学べない集団生活や仲間との絆を深めることや、学力だけでは測れない才能の発掘、そして、自分に自信を持てることなどにつながります。今年度は授業日数が大幅に減少しているため、学校行事に費やす時間が減少することは致し方ないことです。しかし、児童・生徒のことを思えば、可能な限り例年どおりの学校行事の内容で進めていくことが必要と考えます。 そこでお伺いします。 今年の1学期で予定されていた行事は中止や延期のようですが、今年度の小・中学校のスケジュールはどのように進めていく予定ですか。 半田市は先月の臨時議会において、準要保護児童・生徒の世帯に対し、休校中に扶助すべき給食費を給付することになりましたが、給食費に対する減額や無償化などは実施していません。しかし、全国の多くの自治体では、所得が減少して出費が増えて児童・生徒の家庭への経済的な負担軽減と少しでも不安を和らげるための対策として給食費の無償化の実施が進んでいます。愛知県内でも豊田市や愛西市などで一定期間の給食費が無償化されます。そもそも半田市は児童・生徒の家庭への支援が少ないと感じています。国の支援として児童手当は増えますが、ほかの自治体では児童手当とは別に新たな給付金事業や図書カードの配布など、児童・生徒の家庭への支援をしているところが多くあります。子育て支援の充実を掲げる半田市としても、給食費の減額や無償化など、児童・生徒の家庭への支援が必要ではないでしょうか。 そこでお伺いします。 給食費の減額や無償化など、全ての子育て世帯への負担軽減について、何か取組を考えるべきではないですか。 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除される前の5月22日に文部科学省は、学校の新しい生活様式と題した衛生管理マニュアルを各自治体の教育委員会に通知しました。その内容は、学校内において、密閉、密集、密接の三密を避け、マスクの着用や手洗いなどの基本的な感染症対策を行い、新しい生活様式を導入し、感染のリスクを可能な限り低減しながら児童・生徒の学校生活を保障していくというものです。この新しい生活様式とは、地域の感染レベルを1から3に分け、そのレベルごとに身体的距離、感染リスクの高い教科活動、部活動、給食、放課など、学校生活で予想される状況での行動や対応について、感染リスクを避けるためにマニュアル化したものになります。これからは学校内で児童・生徒が一人も感染しないために感染症対策を徹底し、児童・生徒や保護者が感染した場合、学校内で感染が広がるのを避けることが重要になります。 そこでお伺いします。 児童・生徒や教職員が新型コロナウイルス感染症に感染しないため、具体的にどう取り組みますか。また、感染者が出た場合の対応はどのように考えていますか。 今後、新型コロナウイルス感染症から児童・生徒や保護者の不安が解消されて、学力向上と安心・安全な学校生活を過ごせることを願い、質問席からの質問を終了します。     (拍手・降壇)     〔教育部長 岩橋平武君 登壇〕 ◎教育部長(岩橋平武君) 竹内功治議員の御質問、主題1、新型コロナウイルス感染症の影響による小・中学校の現状と今後の取組についての要旨1、児童・生徒の生活面や学力向上についての現状と取組の御質問の1点目、学力の遅れや向上についての取組について、お答えします。 まず、夏休みの期間を短縮することで必要な授業時間数を確保し、学習活動の見直しや重点化を工夫して授業を行います。さらにICT機器を活用して授業の効率化を図るなど、必要な対策を講じて指導することで学力の向上を目指します。 次に、御質問の2点目、9月入学制度への半田市としての準備について、お答えします。 9月入学制度につきましては、新聞報道などでは国で慎重論が強まっています。しかし、導入が検討され続ける限り、国の動向を注視し、教室数などの施設の対応や進級進学など、様々な課題に備えてまいります。 次に、御質問の3点目、今年度の小・中学校の行事スケジュールについて、お答えします。 学校行事は児童・生徒にとって集団への帰属感や連帯感を強めるなど、教育過程の中でも重要な位置にあります。そのため、今年度の小・中学校の修学旅行と小学校の野外教育活動は、時期をずらして年度内に実施します。 また、1年生で実施してきた中学校の野外教育活動は次年度に延期し、今後は2年生で実施することを決めており、可能な限り、体験活動の機会を確保しております。 その他の学校行事につきましては、感染症の影響がある今の時期に実施する意義や目的を改めて考え、見直しや選別をした上、実施するのであれば感染症予防を十分に図って実施するよう、各学校に指導、助言をしております。 次に、御質問の4点目、給食費の減額や無償化などによる負担軽減について、お答えします。 現在のところ、全児童・生徒を対象とした負担軽減の具体的な計画はございませんが、5月28日の臨時議会で議決頂きましたとおり、子育て世帯への支援として、子育て応援特別給付金と準要保護児童世帯特別給付金により、感染症の影響による生活費等の負担の増加や収入の減少で生活に困窮している世帯への支援を図っております。 次に、御質問の5点目、児童・生徒や教職員が感染しないための取組と感染者が出た場合の対応について、お答えします。 まず、感染しないための取組につきましては、5月28日に学校の教育活動の再開に向けた取組についての文書を保護者宛てに発送し、感染予防についての注意を具体的にお示しし、各家庭へ御協力をお願いしました。 学校生活におきましては、手洗いの励行、室内の換気、密集を避ける教育活動などに取り組んでいます。さらに、児童・生徒も教職員も毎朝必ず検温をして、発熱等の症状がみられる場合は登校を見合わせるようにしています。 感染者が出た場合は、原則として3日間の臨時休業を行います。その後の対応については、保健所等と協議の上、決定します。また、児童・生徒や教職員自身が濃厚接触者と判断された場合も、保健所と協議の上、対応を決定することとしております。 以上で、竹内功治議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (降壇) ◆16番(竹内功治議員) それでは、再質問を行いたいと思います。 昨年度から小学生、本年度から中学生で新学習指導要領が始まりまして、学習時間が増えていることなど、授業内容が複雑化している中で、今年は実際、授業が遅れているかと思っております。そのような状況にある学校休業中の対応について、市内の中学校では学校のホームページで自習の案内があった学校とない学校、また、宿題の面も、正直差があったのかなと思っているところもあります。このようなことで学校ごとで授業の遅れや、実際、児童・生徒の学習への理解の差というものも出てくる可能性があるわけですが、こういった状況を踏まえても、確実に今年度中に各学校の各学年で授業の遅れや学力の差などをしっかりと必ず解消できるというふうに理解してよろしかったでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 現在、各学校では学習内容を見直し、選別を行っております。新たな感染拡大などの特別なことが起こらない限り、学習の遅れは解消できると考えております。 ◆16番(竹内功治議員) 必ず解消できるということで、その辺りは安心しているところもあるんですが、ただ、中学3年生などの受験生を中心にして、授業の遅れを取り戻すだけではなくて、受験を控えてさらなる学力の向上や、選ぶ高校によっては専門的な知識の勉強など、いわゆる受験対策の勉強の取組というものも必要になるかと思いますが、その辺りの対応もしっかりできるということでよろしかったでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 受験対策のための授業を行うわけではございませんが、受験に必要な学力が身に着くように指導してまいります。 ◆16番(竹内功治議員) 私は、どこの中学校も一緒の状況、小学校6年生も受験する子はいるかもしれませんが、どこも一緒の条件とは言いますが、やはり受験対策の勉強というのは、ある意味重要なところですので、しっかりと行っていただきたいと思います。とはいえ、これからの学校は、体温チェック、身体の不調、感染の不安などから授業を休む児童・生徒が増えることも正直予想しております。また、全国で感染が増えればそういった状況は可能性があると思っておりまして、当初の予定どおりに授業の遅れが取り戻せない可能性もあるのではないかと心配をしております。そのため、これからは授業の遅れを少しでも早く取り戻すための対応として、宿題なども含めて、正直言えば早急にオンラインの活用を行うべきかなと私自身は考えております。ただ、昨日の御質問の答弁でもありましたが、インターネット環境が整っていない家庭があるということで、すぐにオンラインはしないよということでしたが、本来ならば、本当ならばというところで言えば、市や学校からWi-Fiルーターやセルラーモデルのタブレットなどの貸出しが望ましいと思いますが、お金もかかる問題なのでそこは難しいということだと思います。ただ、そこが難しいならば、どこの家庭でもスマートフォンの携帯電話を持っているわけです。そうすると、児童・生徒だけじゃなくて保護者の理解も必要ですが、スマートフォンを活用して学校のホームページや宿題や問題集を掲載して、スマートフォン、携帯電話を活用してのオンラインの対応もできるのではないかと思うんですが、そのようなことは考えられないでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) オンラインによる学習の効果は十分認識しております。あくまでやはり先日御答弁しましたように、オンライン学習の環境が各家庭、整っておりませんので、ドリルや問題集を中心に行うのですが、そのドリルや問題集の学習を補完する意味でICTの機器等が活用できないかどうかは、今後検討してまいります。 ◆16番(竹内功治議員) 今、オンラインという話をしましたが、オンラインが整っていないからこそ、携帯電話なんかどこの家も正直持っていて、子育て家庭であれば、いわゆるスマートフォンを持っておられると思いますので、そのスマートフォンを活用して、ぜひそういった勉強も、宿題とかを出してもいいんじゃないかと思うんです。そういうことは考えられないのでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) おっしゃるとおり、パソコンはなかなか児童・生徒が自由に使えるものが整っておりませんけれども、保護者の方のスマートフォンを活用すれば多少可能性が広がるかと思っておりますので、そういったことは検討していくべきことだと考えております。 ◆16番(竹内功治議員) 今、検討というお言葉を頂いたので、ぜひ検討していただきたいわけですが、実際に市内にある半田高校などの県立高校などでは、授業の遅れを取り戻すためにリクルート社のスタディサプリというアプリを活用しまして、主力教科の内容や課題を配信して、これはパソコンがある家庭はパソコンでもいいんですが、パソコンがない方には携帯電話でも見られるようにしているわけです。高校は愛知県の予算ですけど、同じ知多半島の大府市では市費で、大府市の予算でスタディサプリを活用して市内の小・中学校の授業の遅れを取り戻すために同じような取組をしているということです。半田市もぜひ携帯電話の活用も含めて、こういうような取組を考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 携帯電話につきましては、今回、小学校1年生から中学校3年生まで、学校の携帯電話をそれぞれの個人に持たせるということについてはいろいろ議論があるところで、各家庭にパソコンよりも、いわゆる定着率が高いということは十分認識しておりますけれども、すぐ、だから携帯電話を使って何かをやるというところまでは、まだ考えておりません。ただ、今回もアンケートを取る中では、中学校の保護者からも小学校の保護者からもICTの活用ということは相当お声が上がっていますので、そういったものの活用についてはしっかり考えていくんですけれども、すぐ携帯を使ってというところまではまだ考えておりません。 ◆16番(竹内功治議員) 今、話の中で、私の質問の中でもお話をさせていただいた、いわゆるスタディサプリみたいなものを本当は活用してほしいと思うんですが、そういったことの検討まではまだ全然されていないということでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 今、1人1台パソコンの整備を進めているわけなんですけれども、そこにおきましても、協議会のようなものを立ち上げております。そういった協議会の中でICTの活用について、一緒に検討していく課題としております。 ◆16番(竹内功治議員) 協議会というお話でしたが、大府市なんかはもう既に活用するという話ですので、それで少しでも宿題が早く進んで、少しでも授業の遅れが取り戻せるならと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 次になりますが、4月17日の文部科学省の通知によると、令和2年度全国学力学習状況調査、全国学力テストを使用する予定だった問題用紙を後日各教育委員会に配布するとしているんですが、その活用については何か考えておられますか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 全国学力学習状況調査の問題用紙については、今後学校に配布していきます。しかし、一律に半田市で実施するということは考えておりません。今後、各学校におきまして問題に取り組むかどうかは、各学校の実情に合わせて判断していくことになろうかと思います。 ◆16番(竹内功治議員) 実は、以前一般質問した中でこの学力テストのことを話題にさせていただいて、半田市はちょっと低いよと。だけど、この結果を見て学力を上げていっているので、結果的にはいい成績になっているんですよというお話を聞いていたんです。そういうことを伺うと、学力テストというのは、半田市にとっては実は重要なことではないかと思っておりまして、それならば、なかなかスケジュールが厳しいという中ではありますが、どの学校も問題用紙を活用したテストを実施してみて、半田市として改めて次の学力を上げる取組というのを考えていったほうがいいと思うんですが、いかがなんでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 全国学力テスト、今年は全国的には中止になったんですけれども、問題用紙としてそれぞれの自治体に送ってくださるんです。それはそれぞれの自治体が自由に使っていいことになっているものですから、それぞれの学校にお渡しして、学校ではその問題を、数が1つずつの教科、数が非常に、問題数が少なかったりするので、学校によってはそれを使って授業を行うところもあれば、学校によっては違うドリルや何かを使うところもある。そういった教材の1つとして使う使わないということで判断する。例年のようにそれをもって学校の例えばレベルだとか半田市の位置だとか、そういったものには今回活用されないものですから、1つの問題集として使いたいということです。 ◆16番(竹内功治議員) 私としては全国全ての学校がぜひ活用してほしいと思ってはおりますが、その辺りも含めて、ぜひ御指導をお願いしたいと思います。 今回の新型コロナウイルスの影響を受けて、学校と同様に授業の遅れを取り戻しながら学力の向上を図るために、市内にある多くの学習塾においても一生懸命な対応をされているかと思います。現実的に受験対策として中学生を中心に学習塾へ通う児童・生徒は多いかと思います。そのことからも、受験のある中学3年生を中心に学習塾の時間も考慮した授業の内容を考える必要もあると思うんですが、この辺りはしっかり対応されておりますか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 生徒が学習塾をはじめとする習い事にたくさん通っていることは承知しております。今回につきましては、土曜日の授業をするのではなく、夏休みの短縮ということで対応していくことになります。そして、こういった状況を踏まえながら学校として必要と考える宿題や家庭学習を課していくということになろうかと思います。 ◆16番(竹内功治議員) 実際のところ、学校がまずメインでやって、塾は副の部分ではあるんですが、例えば夏休みなんかでも、塾なんかは御存じのとおり、学習塾なんかはいわゆる合宿みたいなものを組んでしっかり受験勉強をしているところもあるわけですので、そういったもの、全部の生徒が合わせることは難しいのかもしれませんけど、そういったこともしっかり把握していただいて授業時間の確保というのもお願いしたいかと思いますので、よろしくお願いします。 小・中学校の学校行事のほうに移らせていただきますが、小・中学校の修学旅行、小学校の野外教育活動は年度内に延期、中学校の野外教育活動は来年度に延期ということで実施することは大変児童・生徒もうれしいことだとは思いますが、例えば春の遠足や春の運動会、小学校音楽会、体力テスト、そして中学校共に体育の授業で行うプールなどは中止の可能性が高いということを伺っております。各学校に指導助言をするというような御答弁もありましたが、延期と中止としている場合のところの違いに具体的に何か理由はあるのでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 例えば修学旅行ですとか野外活動など、体験を重視する大きな活動については、なるべく延期ということとしております。例えば運動会でも、多くの小・中学校がそのまま延期ということで中止にはしておりません。ただ、小学校の音楽会などのように、どうしても三密を避けられないような、そういった活動については中止ということで決定しております。
    ◆16番(竹内功治議員) 三密ということでありますが、その辺りは保護者や児童・生徒も含めて楽しみにしている方も多いと思いますので、そういったもののしっかりと説明も含めて、説明を保護者、児童・生徒にしていただければと思いますので、お願いしたいと思います。 今、三密という御判断でありましたが、例えばプールの授業なんかを考えると、プールは中止と聞いていますので、やるなら別ですけど、中止ということであれば、三密という判断ならば分かるわけですけど、例えば部活動なんかでも、中学校なんかは水泳部、柔道部、剣道部なんか、着替えを要するところの部活は三密となる判断ができるのではないかと思うんですが、その辺りの対応はどうなっているのでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 部活の着替えなどにつきましては、三密とならないような方法が取れるものについては積極的に行っていきます。 ◆16番(竹内功治議員) 三密と判断された場合の部活動は、どこになるか分かりませんが、そういった場合はどうなるのでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) なるべく三密ということにならないように、例えば着替えの場所を今までと違ったところでやるですとか、時間をずらしてやるですとか、そういったことを工夫しながら、なるべく三密だから中止とならないというような工夫をしてまいります。 ◆16番(竹内功治議員) 実際、部活動はまた授業とは違うところの面もあると思いますので、そういったいろんな考えはあると思いますが、例えば水泳部なんかもいろいろ三密とかを考えると、授業をやらないのに、もしやるんだったらそれもどうかなと思うところもありますので、いろいろ御検討頂ければと思います。 次に、新型コロナウイルスを受けて、どの自治体も国や県の補助や支援事業、いわゆる独自で補助や支援を行って子育て世帯への支援をしているという自治体が多いかと思います。半田市も約10億円の補助や支援事業を全体で見れば行うわけですけど、子育て世帯に関しては一部の世帯だけの支援かなと思っております。実際のところ、給食費の無償化や減額の議論みたいなものはなかったのでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 給食費につきましては、我々もやはり検証はしました。ざっとなんですけれども、一月に4,500万ほどかかります。給食費を無料にすると4,500万ほどかかります。私ども、いろいろなほかの支援策、子育てに関するいろんな支援策とトータル的に考えて、現在の子育て応援特別給付金とか準要保護児童世帯の特別給付金等にまずは取り組ませていただきました。現在、給食費については、そんなふうで十分検討はしましたけれども、まだそこは考えておりません。 ◆16番(竹内功治議員) 月に4,500万ということで確かに高額なところはあるんですが、例えば今朝の質問の御答弁の中でも、市民の声があればこういったいろんな支援も考えるということでありましたので、例えば現状において児童・生徒の家庭の経済的負担というのは大きくなって不安も大きいということですので、実際、声があるような気もするんですが、その辺りというのはまだ捉えきれていない、捉えていない、もしくはないということなんでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 様々な声は捉えております。ただ、その上で、今回も給食費のことを御質問頂いたんですけれども、我々も愛知県下を調べたら十四、五の自治体がどうも取り組んでいる。それでも一月の自治体もあれば3月までやる自治体もあるようで様々です。そういった意味では、私どもはまだそこには、給食費のことは考えていないということで、いろんな声を伺っている中で、今回は夏の暑さ等についてまた考えてきたいなというふうには思っています。 ◆16番(竹内功治議員) ぜひともそういったところも含めて、十幾つやっている、少ないと取るのか、多いと取るのか、また別ですけど、ぜひともそういったことも今後考えていただきたいと思います。 今、夏の暑さということが出たので夏の暑さを伺いたいんですが、その前に1点、ちょっと確認し忘れていたこともありますので、半田市のいわゆる感染レベル、状況について、国が新たに定めた学校の新しい生活において、学校の行動基準を示す、感染レベルが1から3あるわけですが、今、半田市は1から3のどれに当てはまるんでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 現在、レベル1ということになります。 ◆16番(竹内功治議員) レベル1ということは、基本的にはよほど大丈夫という認識でよろしかったでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 一定の距離を取るだとか、手洗いなどをしっかり励行するだとか、そういったことはございますが、基本的には特別な地域による配慮のようなことは必要ないかと思っております。 ちなみに、レベル2ということになりますと、特別警戒の半分程度の新規感染者が出た場合というようなことでございます。 ◆16番(竹内功治議員) まだレベル1なので安心はしておりますが、いつレベル2、また、3になるかというのは、北九州の例を取ってもどうなるか分かりませんので、しっかり考えていただきたいと思います。 次に、一度そこの熱中症、暑さ対策のところも伺いたいわけですが、既に日中で30度を超える日もありまして、今年も暑い夏が予想されております。マスクを着用して登下校する児童・生徒に熱中症を心配する声が高まっております。これはほかの方の質問でもあったかと思います。厚生労働省は、屋外で2メートル以上の距離を確保できる場合はマスクを外してもいいよとしておりますが、それは児童・生徒にとって感染の危険も伴っておりますので、それがいいのかなと思うところもあります。 そうした中、愛知県豊田市の小学校では、登下校時にマスクを着用することで熱中症の心配と児童・生徒の間を空けるソーシャルディスタンスの観点から、晴れていても傘を差して登下校を行う取組を行っております。そのため、傘を差している間はマスクを外すことができます。また、兵庫県姫路市は、水に濡らして首に巻くタオルのネッククーラーと後頭部の日差しを遮るサンシェードを市内の公立の小・中学校に通う全児童・生徒に市から配布をするとのことです。また、背中に背負うランドセルも暑いという保護者の声もあります。 半田市では先週末に一部の小学校ですが、メルマガで日傘や冷却グッズの使用を案内したとも聞いておりますが、まだ一部の学校の案内だけで徹底はされておりません。今後、児童・生徒の感染を予防しながら登下校時にマスク着用で心配される熱中症対策について、半田市からの支援を含めてしっかりと取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) まず、マスクのお話でございます。マスクにつきましては、議員おっしゃられたとおり、2メートル程度離れた場合は着用が要らないのではないかというような専門家会議の発表もされておりまして、実は私どももずっとこれについては内部で議論してきたわけなんですけれども、本日、午前中に教育委員会から各学校に対しまして、登下校中のマスクについては、2メートル程度の距離が取れるならばする必要はないですよというようなこと。それから、体育の授業におきましては、文科省のガイドラインにのっとって、なるべくしないような形での指導をしております。 それから、保護者の皆様に対しましても、本日中にメルマガを通じまして登下校のマスクの着用についてお知らせする予定でございます。 その他の熱中症対策につきましては、一昨年の学校での熱中症対策が社会問題になって以来、いろんなものについて学校内のルールが変わっております。今回につきましても、学校や生徒が一緒に考えて気候に応じた対応を検討していくことになろうかと思っております。 それから、サンシェードや日傘など、そういったものについても、各学校の事情に応じたルールを検討していくことになるかと思っております。 ◆16番(竹内功治議員) 実際にそういうことをやっている自治体が出てきて、実際、効果があると思いますので、ぜひそういった日傘、サンシェード、ネッククーラー、水で冷たいタオルですね。そういったものをぜひ、活用もいいですよというのをぜひ保護者の方には御案内頂ければと思いますので、お願いします。 ちなみに、中学校では暑さ対策のため、これ、全中学校なのかあれですが、亀崎中学校ですけど、7月1日から9月30日まで、通常の制服ではなくて、体操服や白Tシャツ、ハーフパンツ、ジャージなどで通学ができる許可がでております。それは大変よい判断かと思いますが、例えば岐阜県や豊田市などでは、暑さ対策だけではなくて、新型コロナウイルスに感染しないための衛生面も考えて、簡単に洗濯できない制服ではなく、今の段階で既に体操服の着用で通学を認めております。半田市も暑さ対策や衛生面を考えるならば、少なくとも今年度は登下校や授業において、体操服や白Tシャツ、ジャージなどの着用について、期間限定ではなくて、ある程度もう少し幅を見て考えるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 私どもも大切なことだと思っておりまして、各学校ともそんな話をしている中で、学校のほうもそういった方向で、通学の例えばジャージ、体操服等、そういったことも話し合っておりますので、進めていきたいというふうには思っております。 ◆16番(竹内功治議員) ぜひとも、一応今の段階では、例えば中学生なんかでプリントをもらって見てみると9月30日と書いてあるので、それ以降も、正直10月も暑いですし、また、コロナウイルスもどうなっているか分かりませんので、ぜひともジャージなどの通学を御検討頂ければと思いますので、お願いします。 次に、教職員のほうの感染についてですが、これからはもちろん児童・生徒ではなくて、学校における教職員の感染も注意しないといけないわけです。毎朝検温をされているということですけど、もう少し具体的に伺いたいんですが、教職員の休みやすい環境づくりや教員同士が三密である密閉、密集、密接を防ぐ取組など、具体的にどのように行っておりますか。 ◎教育長(鈴川慶光君) 学校の中では、職員室はやはり十分な広さが取れないところがあったりしますので、できる限りほかの教室でできる仕事ですとか、学校の中で分散して違った部屋で仕事をするように。会議とかは広いところを使ったり、今指示をしているのは、それこそリモート会議というのか、そういったもので教職員の練習も兼ねて、そういったことも視野に入れながら指示をしているところでございます。 ◆16番(竹内功治議員) それこそ、今、教育長の御答弁にもありましたが、まさしく私の次の質問にしようと思っていたのが、いわゆるリモート会議のことでして、実際、文部科学省の学校の新しい生活様式の中でも教職員の感染症対策として職員会議などは広い部屋で行うこととして、オンライン会議システムを活用してくださいみたいなことが書かれているわけです。そういうことを考えますと、先ほど練習という話もありましたが、練習はもちろんのこと、感染防止、時間も短縮できることもありますので、ぜひとも今後の教職員の会議につきましては、ぜひ、オンライン、リモート会議をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(鈴川慶光君) もう一部既に中学校の校長会とかはそういったZoomですか、ああいったのを使って会議をしておりますので、徐々にそういったことは広めていこうというふうに思っております。 ◆16番(竹内功治議員) ありがとうございます。実際Zoomを活用してみても、そんなに難しいものでもありませんので、ぜひお願いしたいと思います。 次に、先日、北九州市の小学校で集団感染が発生したことは衝撃と心配がすごいあります。実際、児童・生徒や教職員に新型コロナウイルスが感染した場合、学校、家族や関係者、保健所、半田病院、半田市、学校医、保健師の間だけの問題ではなくて、感染者本人の行動履歴のヒアリングから濃厚接触者の特定、校舎内の消毒、学校内の臨時休業、そして、起きた学校以外の臨時休業などの判断や地域への報告など、いろいろ行うべき取組があるかと思います。保健所と協議していくことなのかもしれませんが、今後の対応について、感染が起きた場合の対応については、具体的な想定や計画を立てておくべきだと思うんです。その辺りはどうなっておりますか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 児童・生徒や教職員が感染した場合なんですけれども、原則として3日間は臨時休業といたします。その後につきましては、議員おっしゃられたとおり、保健所などと相談しながら決定していくということになります。 ◆16番(竹内功治議員) 保健所と御協議ということですが、もう少し具体的に本当は計画などを立てて、これをやる、こうふうにと、学校ごとに作っていくべきだと思うんですが、そういうことはまだ、そこまでは考えられていないということですか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 中で話をしているのは、例えばどこかの小学校で出たときに、御兄弟の方が幼稚園にいたり保育園にいたり中学校にいたりする。そういったことについての取決めみたいなものも必要だということを話しておる。まだ具体的なものはないんですけれども、当然兄弟も含めたどこかの学校でお子さんが出てしまったときに、まず地域からということも含めて検討しておるところです。今はまだ具体的にはないです。 ◆16番(竹内功治議員) いろんなことも想定できますので、ぜひともいろいろ考えていっていただきたいと思います。 また、今後仮に本当に児童・生徒や保護者が新型コロナウイルスに感染した場合、その児童・生徒や濃厚接触者となる児童・生徒の不安というものが高まりまして、心のケアなども必要になります。また、ほかの児童からは、差別や偏見、誹謗中傷などのいじめや連動して不登校が起こる可能性もあるかもしれないと思っております。このような状況を想定して、教職員やカウンセラー、また、児童・生徒や保護者に対して配慮や注意、指導など、細やかな対応を行う体制というものも今のうちに築いていく必要があるかと思いますが、そのことはどのように考えていますか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 先日もちょっと御紹介したんですが、教頭先生たちにアンケートを取ったところ、学校現場がまさにそこを一番考えてくださっておりまして、まだ1週間ぐらいの今のうちでは、子供たち、うれしくてしようがない、本当にうれしくてしようがないような様子で来ていただいておるんですけれども、今後、やはり3か月間家におったこととか、久しぶりに友達と会って、また違った意味の心の負担があったりとか、授業が遅れておることに関する心配だとか、いろんな心配があることは十分承知しておりますので、まさにこれからはそこのところのケアを大事にしていきたいと思っております。 ◆16番(竹内功治議員) ぜひ、児童・生徒の心のケアの部分は、本当にある意味重要ですし、想定したくはないところではありますが、そうなってしまった場合のことも考えて、ぜひとも考えていただきたいと思っております。 次に、もう一点だけ、来年度へのということにもなるんですが、学校の新しい生活様式の中でいうと、レベル1は今の現状のクラスの人数でも大きな問題はないかと思いますが、レベル2以降はやはり今朝の質問でもありましたけど、児童・生徒の間隔を最低1メートル、可能な限り2メートル離して、身体的距離を保ちながらの座席配置が望ましいとしております。現状は問題ありませんが、来年度に向けて、もしレベル2になってしまった場合、また、もしくはレベル3になってしまった場合も想定したクラスというものも今後考えていかないといけないかと思っております。 そういうことを考えると、来年度、今の段階でにはなりますが、来年度のクラスについて、今の40人弱のクラスの学級編成ではなく、1クラス、もう少し少ない人数で、少人数のクラスというものを考えていってもいいのかなと思います。そういったことは御検討されていますか。 ◎教育部長(岩橋平武君) いわゆる身体的な距離、ソーシャルディスタンスを守るだけの、今、施設の状況にないことは確かです。だからといって、すぐに学校の教室を増やす必要は、少人数クラスにすれば増やす必要が出てきますので、それにすぐ対応できるだけの準備は、正直できません。じゃ、どうするかというと、やはり分散だったりとか、そのときにはやはり土曜日授業にしたり、時間も、議員もおっしゃられたように7時間授業を考えるだとか、そういったことの中で、365日を使う中で学校をやっていくことも考えなければいけなくなるかもしれません。すぐに人と施設を対応することまではできませんので、そういったできる限りの対応、また、春休み、冬休み、夏休み等のことになるかもしれませんし、土曜日ということになるかも、そういった中で距離を保ちながら、三密対策をしながら学校は進めていくことになります。 ◆16番(竹内功治議員) 実際、学校は今の状況の授業の遅れを取り戻す、学力をつけるというところの問題がある中で、また新たな感染も含めた想定をしないといけないということで、いろいろ忙しく、また、厳しい状況にあるかと思いますし、いろんな御負担をかけると思いますが、ぜひともそういったことも考えて、児童・生徒にとって何がいいのかというのを、感染は絶対しないということを含めて、しっかりと対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、最後の質問にさせていただきます。 実際、今お話を伺っても、半田市と教育委員会、各学校でしっかり対策や対応を考えて、新型コロナウイルス感染症の問題に取り組んでおられると思いますし、今後も丁寧で確実な対応をしていただきたいと思っております。 昨日も同じような質問もありましたが、改めて今日の質問を受けて、市長と教育長から児童・生徒の授業の遅れを取り戻し、学力向上を行い、安心・安全のために最善を尽くすための考えや決意を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(榊原純夫君) それでは、現状を踏まえてお答えをさせていただきます。 まず、昨日からの御質問の中で、不足する時間数をということでございますが、今、教育委員会、部局長をはじめ、カリキュラムの内容を精査して、時間内で年度内に収まるような検討をしてくれております。また、先ほど、新しい学習指導要領の話もありましたが、今、お子さんたちにアクティブラーニングということで、自分たちがいろんなことを考え行動することによって学ぶということもこれからの大事なテーマになっております。こういうコロナ下にある中で、お子さんたちが自分なりにいろいろ工夫して学んでいくことも大切だと思いますので、そういった方向での先生方の御理解、御協力もぜひしていただければというふうに思っております。 以上です。 ◎教育長(鈴川慶光君) 子供たちの安全・安心を最優先に学校を再開しました。子供たちはやはりいろんな制限の中で学校生活を送っておりまして、ストレスを抱えている子供たちも少なくないというふうに捉えております。また、特に中学3年生につきましては、部活動で今まで中学時代の成果を発表する大会ですとかコンクールですとか、そういったことがなくなったこと。また、進路に対する不安、そういったことも大きいかと思います。教職員には、ぜひそういった子供たちに寄り添って、今まで以上によく一人一人を観察して、場合によってはカウンセラーですとか関係機関につなぐとか、そういった対応ができるように指示をしていっております。 また、教職員もコロナ対策をしながらの学習の遅れを取り戻さなければいけない、計画の変更、指導方法の工夫、また、下校後も消毒をしたりとか、そういった対策も今教職員がしております。さらに、今後、熱中症にも配慮していかなければいけないということで、そんな中で頑張って教職員は子供たちのためにやっております。 市教委としましては、学校現場のそういった子供たちの声、保護者の皆さんの声、教職員の声をしっかりと聞きながら把握してサポートしていきたいなというふうに思っております。子供たちの元気いっぱい、笑顔いっぱい、優しさいっぱいの姿を目指して、みんなで頑張っていきたいと思います。 ○副議長(澤田勝議員) 竹内功治議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。15分間程度休憩します。---------------------------------------     午後1時52分 休憩     午後2時07分 再開--------------------------------------- ○副議長(澤田勝議員) 会議を再開します。 中川健一議員の発言を許します。     〔15番 中川健一議員 登壇〕(拍手) ◆15番(中川健一議員) 議場の皆様、こんにちは。CACを御覧になっている半田市民の皆様、御機嫌いかがでしょうか。 質問を申し上げる前に、本日の質問の意図や背景について、簡単に触れておきたいと思います。 中国・武漢発の新型コロナウイルスによる感染症は、1918年のスペイン風邪以来の大惨事を世界中にまき散らし、いまだに南米やアフリカ諸国では感染被害が広がっています。 我が国においては、5月25日に全国の緊急事態宣言が解除され、半田市では6月1日より小・中学校がようやく再開されたところであります。 教育分野に限定して言えば、新型コロナウイルス感染症により、教員と児童、教員と保護者をつなぐコミュニケーション手段があまりにも貧弱であったということが赤裸々になったと思います。 市内の小学校では、学校休業中における教員と保護者のコミュニケーションは、一部を除き、学校メールマガジンと学校のホームページがほとんどであり、それに電話が少し加わるだけという状況。教員と児童とのコミュニケーションには手段がありませんでした。Zoomやユーチューブを使ったオンライン授業など、夢のまた夢のことです。 しかし、考えてみれば、オンライン授業はできないにしても、アナログの電話をもっと活用できなかったのかなど、幾つもの疑問も感じています。 そこで、今回の一般質問のことです。私の問題意識は2つあります。 まず、教育委員会は新型コロナによる学校休校中、適切に機能をしていたのか疑問ということです。自宅学習の子供と教員のコミュニケーションについて。それから、新入生の1年生に対する見守りのみの自主登校教室。それから、外国籍の子供の生活困窮に対する支援については、私は不作為の罪。そして、教員のマスク着用に限って言えば、私は教育委員会には職務怠慢があったと考えています。 2つ目は、感染防止が重要だからとはいえ、子供たちの学びの機会が十分に守られていたか疑義があるということです。自宅学習の子供と教員のコミュニケーションについて、それから、新入生の1年生に対する見守りのみの自主登校教室について、詳しく検証します。この検証を通じて、来る冬の季節に新型コロナウイルス第2波が半田市にも押し寄せてきたときには、今回よりも格段に改善された自宅学習と自主登校教室を行うことができることを願っています。 以下、通告してあります順に質問事項を読み上げます。 主題1、新型コロナで小・中学校は臨時休校だったが、教育委員会の対応は工夫した様子が見えないし、保護者と児童の切実な思いに答えられていないのではないか。 要旨1、自宅学習の児童と教員のコミュニケーション方法に問題あり。 質問1、3月26日、4月22日開催の教育委員会の会議録を読んだところ、児童の自宅学習に関する議論は皆無でありました。教育委員にとって特に問題がないという理解でしたか。 質問2、令和2年度の新1年生に対し、4月8日水曜日から5月6日水曜日までは回数も定めず家庭訪問をするような指示を出したとのことだが、正しいですか。 質問3、平均何回家庭訪問をしましたか。家庭訪問はなかったという保護者もいますが、その教員はさぼっていたのですか。 質問4、ICT化が遅れているとはいえ、電話で1週間に1度は児童とコミュニケーションを取ることは可能です。私は、4月16日に教育委員会に対し、児童と電話でやり取りすべきと意見具申をしました。その後、全く対応がなされていません。やらなかった理由を説明してください。 要旨2、新入生の1年生には見守りのみの自主登校教室でまともに自習ができるとは思えないが、ほかにもっとよい策はなかったのか。 質問1、3月26日、4月22日開催の教育委員会の会議録を読んだところ、自主登校教室に関する議論は皆無でありました。教育委員にとって特に問題がないという理解でしたか。 質問2、自主登校教室で見守りのためにいた教員が小学1年生の児童からの自習内容の質問に答えなかったのは、愛知県教育委員会からの指示があったからとはいえ、いかがなものですか。見解を伺います。 質問3、東海市の場合、1年生から3年生は自主登校教室ではなく学童保育所に通いました。刈谷市や徳島県石井町では、小学1年生に長時間の自習は難しいと判断し、午前7時30分から学童保育所で子供を受け入れていました。しかも、コロナ対策ということで無料です。半田市で同様のことができなかった理由は何ですか。 質問4、小学校の臨時休業への対応としては、近隣市町である東海市や刈谷市の対応のほうが優れていたと評価します。施政方針にある都市間競争で選ばれるまちに半田市がなれると思いますか。所見を伺います。 要旨3、外国籍の子供が生活困窮に陥っているケースが散見されるが、教育委員会、または市として何も支援しないのはいかがなものか。 質問1、3月26日、4月22日開催の教育委員会の会議録を読んだところ、外国籍の子供たちの生活困窮に関する議論は皆無でありました。教育委員にとって特に問題がないという理解でしたか。 質問2、市民協働課は、所管の在住外国人の支援、今回のコロナによる生活困窮者のことですが、ほとんど何もやっていないと評価していますが、見解を伺います。 質問3、国際交流協会は、外国籍の子供に対する支援は業務外と思いますが、コロナ対策として何か支援をしたことはありましたか。 質問4、外国籍の子供を、これは生活困窮ということなんですけれども、支援する市民活動団体を育成すべきと考えますが、見解を伺います。 主題2、新型コロナ対策、文科省や愛知県教育委員会に言われたことだけをやるなら、半田市教育委員会など必要なし。 要旨1、3月24日の文科省通知でせきエチケットを徹底することが示されていたが、半田市教育委員会は文科省に言われたことすらできないのか。 質問1、4月6日の小・中学校の入学式時に職員室などでマスクもしないで児童と話す教員が少なからずいたという私の問題提起について、教育委員会は何も調査しないで、各校では通知にのっとり対応していると回答したのは職務怠慢と考えますが、所見を伺います。 以上で、質問席からの質問を終わります。御清聴ありがとうございました。     (拍手・降壇)     〔教育部長 岩橋平武君 登壇〕 ◎教育部長(岩橋平武君) 中川健一議員の御質問、主題1、教育委員会の臨時休業中の対応の要旨1、自宅学習の児童と教員のコミュニケーション方法の御質問の1点目、自宅学習に対する教育委員の認識について、お答えします。 4月の定例教育委員会において、初めに教育長から、長引く休業期間における学習の保障として、小学校では家庭訪問等により、また、中学校では分散登校を実施して学習課題を渡し、自宅学習の支援とともに児童・生徒の状況把握に努めていると報告をしました。 各教育委員は、学習課題の提示やその充実について意見交換をし、オンラインでの授業や児童・生徒に対するアンケートの実施等について提言をされました。各教育委員に対しては、適宜、休業や再開の決定及び各種対応について報告、連絡、相談を行っております。その際には、自宅学習に関する多くの意見、提言を受けています。 教育委員の認識についてお答えできる立場にはございませんが、教育委員は十分に問題意識を持っておられると思っております。 次に、御質問の2点目、新1年生の家庭訪問と3点目、家庭訪問の回数につきましては関連がありますので、一括してお答えいたします。 4月15日の校長会議において、学習課題の提示を目的とした家庭訪問を各小学校に指示しました。その際、特に回数は指示しておりません。その後、各小学校では5月6日までの間に児童1人につき1回から2回の家庭訪問を実施しております。 御質問の4点目、児童への電話連絡についてお答えします。 議員がおっしゃる4月16日の時点では臨時休業期間は5月6日までの予定であったため、ゴールデンウイークなど、親子で過ごす時間も増えることなどから、支援が必要な児童を除き、電話による連絡は指示しておりません。 しかしながら、4月24日に愛知県教育委員会からの要請により臨時休業期間を5月31日まで延長したことにより、5月7日以降には電話対応だけではなく、対面での学習課題の提示及び心身の健康状態の把握を目的とした分散登校を実施することにしました。 続いて、要旨の2、新1年生の自主登校教室についての御質問の1点目、自主登校教室に対する教育委員の認識について、お答えいたします。 3月の定例教育委員会において、教育長から小学校での自主登校教室の実施状況について報告をしました。また、各教育委員に対しては、適宜、休業や再開の決定及び各種対応について、報告、連絡、相談を行い、その際には、自主登校教室に関する意見、提言を受けております。会議録に記載が少ないことをもって問題意識が低いとは思っておりません。 次に、御質問の2点目、自主登校教室での対応について、お答えします。 各小学校では、普通教室や図書室、体育館などを利用して感染症拡大リスクの低減を図りながら自主登校教室を開設してきました。各教室には教職員を1名から3名ずつ配置し、児童の学習の様子を見守りました。自主登校教室は、共働きや独り親家庭などの留守家庭における小学生の居場所を確保するために設置したものであり、教育の場として開設したものではありません。しかし、学校での過ごし方の指導、支援につきましては、各小学校において、適切に対応してきたものです。 続きまして、御質問の3点目、新1年生を学童保育所に通わせることができなかった理由について、お答えいたします。 本市では、学校の臨時休業に伴い、急遽市が業務委託する放課後児童クラブに対して、3月2日から長期休暇中と同様に朝から児童の受入れを行うよう要請し、実施していただきました。感染拡大防止策の徹底に細心の注意を払いながら運営しなければならないものの、多くの児童が利用するため、限られた空間の中で長時間密集、密接せざるを得ない状況や、消毒作業等の時間の確保、職員の負担増に苦慮しながら、何とか1か月間を乗り切ることができました。 新年度となっても学校の休校が継続される状況となったため、放課後児童クラブにおける三密の回避や衛生対策、職員の負担軽減のため、関係各課で調整を行い、4月9日からは、放課後児童クラブの利用児童についても自主登校教室を併用することといたしました。 新1年生につきましても、自習については難しさがある一方で、小学校に通うことを心待ちにしているであろうことや、学校生活のリズムに慣れていくことも大切であると考え、11時までの自主登校教室終了後に放課後児童クラブで受け入れることとしたものです。 次に、御質問の4点目、半田市が選ばれるまちになれるかについてお答えします。 今回の臨時休業中や分散登校実施日につきましては、全小学校で自主登校教室を開設するとともに、民間の放課後児童クラブと連携しながら、共働きや独り親家庭など、留守家庭における小学生の居場所の確保に努めてきました。市と民間事業者が連携して対応できるところは、半田市の長所である教育環境の魅力の1つです。 続いて、要旨3、外国籍の子供たちへの支援の御質問の1点目、外国籍の子供たちに対する教育委員の認識についてお答えします。 繰り返しになりますが、今回の臨時休業においては、各教育委員に対して、適宜休業や再開の決定及び各種対応について、報告、連絡、相談を行っています。その際には、外国籍の子供たちへの支援について、意見、提言を受けているところです。 したがいまして、会議録に外国籍の子供たちへの支援に関する記載がないことをもって問題意識が低いとは思っておりません。 次に、御質問の2点目、市民協働課の外国籍市民への支援についてお答えします。 本市では、令和2年3月に策定した半田市多文化共生プランに基づき、外国籍市民との共生を推進していくこととしています。本年度は、市役所における窓口支援の充実を目標としており、テレビ電話通訳と音声翻訳機、ポケトークを配置し、市民協働課が中心となって日本語を十分理解できない方への支援を行っています。特定定額給付金の申請手続においては、優しい日本語による情報提供を行ったり、半田商工会議所へは雇用主から申請を進めるよう依頼し、広く周知を図っています。 次に、御質問の3点目、国際交流協会のコロナ対策についてお答えします。 国際交流協会では、外国籍市民を対象とした日本語教室、多文化交流イベントなどを行っていますが、このところはコロナの影響による相談が寄せられており、市民協働課と連携し、適切な相談窓口につなぐ支援を行っています。 次に、御質問の4点目、外国籍の子供を支援する市民活動団体の育成についてお答えします。 本市には現在でも外国籍市民の教育支援をしている市民活動団体があり、今回のコロナ下においては、生活が困窮している世帯の相談や食糧支援を行っています。多文化共生社会を築いていくためにはこのような活動を行っていただける市民活動団体との協働が必要であります。既存の市民活動団体にはより多くの協力者が増えるよう、活動内容などを発信していくとともに、さらに啓発活動を行い、新たな市民活動の芽が生まれるよう取り組んでまいります。 続いて、主題の2、半田市教育委員会の新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の要旨1、せきエチケットの徹底の御質問についてお答えします。 新型コロナウイルス感染拡大防止につきましては、3月24日の文部科学省通知をはじめ、様々通知されており、各校ではその一つ一つを参考に適切に対応しています。 また、校長会議や教頭会議の折には、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策の徹底について指示をしております。 さらに、学校の教育活動再開に際し、留意事項をまとめ、各校へ通知して感染拡大防止に努め、教育委員会としての責務を果たしています。 以上で、中川健一議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (降壇) ◆15番(中川健一議員) ありがとうございました。では、さらに議論を深めてまいりたいと思います。 まず、主題1からですね。この主題は要旨が一番ポイントなんですけれども、自宅学習の児童と教員のコミュニケーションがこのコロナによる学校休業中、かなり希薄だったんじゃないかなという、まず問題がありました。それで、結局何が問題だったかというと、実際は3月の上旬に急に休業になったときは、みんな訳も分からずに、もうちょっとたったら春休みだということで、3月末ぐらいまではばたばたと訳も分からず済んだと。実際に問題だと認識し出したのは4月に入って入学式が終わって、それからしばらくまだ休業が続いたときに、みんな実際は、はた、これはまだ続くのかということになると困ったというのが感覚的な問題なんですね。 具体的な話を言いますと、要するに勉強はほとんど家庭に丸投げだったと。子供たち、特に低学年の子供、新しい担任の先生に早く学校で会いたいけれども会えない、話す機会もない。親は、例えば小学生の1年とか2年の子供がいる家庭は特に、いろいろ自分の家で子供に教えないといけないんですけれども、それはなかなか、自宅待機の夫婦だったらば対応できるかもしれませんけれども、特に若い共働きの夫婦の場合は、それは仕事に行って6時ぐらいまで働いて、家に帰ってくると7時、それから御飯を作ってお風呂に入れて8時と。それから少しでも子供の勉強を見たいと思うけれども、実際は2人ともくたくただし、亭主のほうは家に帰ってくるのは9時、10時というのが実態の方が実際に多いんですよね。そういう中で問題は、子供は教員と話せなくてどうしていいか分からないし、親も子供のことを何とかフォローしたいと思うけれども、教員みたいにノウハウがあるわけじゃないので、どうしていいか分からなくて孤立して困ったという問題が私はあったんじゃないかなと思うんですね。 実は、これを解決する方法が家庭訪問ということなんですけれども、先ほどの答弁だと、1回から2回ぐらい家庭訪問をしていたということなんですが、実際、家庭訪問がどういうふうに行われていたかということを少し御紹介しますと、本当は画像で言えばよかったんですが、これは宮池小学校の例なんですね。学校側から、4月20日から22日の3日間で午前9時から夕方4時30分をめどに家庭巡回を行い、臨時休校が延長されたことによる学習課題を配布したいと考えていますと。アポイントは取りませんので不在でも構いませんと。自主登校をしている子供には直接渡します、そんなお話でした。要するに、事前に保護者とかとアポイントを取って確実に会っていろいろフォローするというような家庭訪問ではなくて、実際は取りあえず課題を配るというのがほとんどだったし、面談時間も、実際会っても短かったというような問題が私はあったのかなということで、そこで具体的な質問になるんですけれども、先ほど申し上げたように、自宅学習、いろんな問題があるのに、今回のような家庭訪問というのがどれだけ意味があったのかなと。これは、かなり意味がなかった、あまり意味がなかったんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 今回、今まで体験したことのないこういった災害に見舞われて、私どもも相当学校ともいろいろなお話をしました。特に議員のおっしゃるこのとき、4月7日に実は政府による緊急事態宣言が出て、4月10日に愛知県独自の緊急事態宣言が出ました。一番人との接触を避けなければいけない時期で、私どももそれぞれ学校と話した中では、家庭も先生に来てほしくない家庭もたくさんありました。だけど、課題を何とかお渡ししたいということもあって、できればお会いする。ただ、ピンポンを鳴らしても出てきてくださらない家庭についてはポスティングして何とか物を渡すということをやりました。そういう中ではお会いできなかった家庭もあるかもしれませんですけれども、各教員は全ての家庭を回らせていただいたのは事実です。 ◆15番(中川健一議員) 僕は、そこで一番問題なのは、先生に会いたいと思っている保護者とか子供もたくさんいたと思うんですね。だけれども、事前にアポイントがなかったものですから、ずっと家で待っているわけにはいかない。特に先ほど申し上げたみたいに、共働きの若い夫婦に限ってはいるわけないわけですよね、昼間に。会いたくても会えないと。こういう問題があったお陰で、逆に家庭へ丸投げで、子供も保護者も孤立をしてしまって、本来やれる学習の支援とかが親もできなかったケースが結構あったんじゃないかなと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) おっしゃる部分は確かにあったかとも思います。そういった部分はまた次回の反省ということになるんですけれども、必ず子供と会ってフェース・ツー・フェースが大事なことだとは思っておりますので、そういった声があるとすれば次回の反省にしたいと思います。 ◆15番(中川健一議員) だから、今回やった家庭訪問というものの意味が本当によく分からないし、私が何名か聞いた保護者の方も、いやいや、ポストに資料を入れるんだったら、別に郵便で送ってくれればいいじゃないかと。いるかも確認せずに家庭訪問をしてくるわけなので、非常に分かりにくいなと、そんな意見がありましたので、ぜひ次回は改善をしていただきたいと思います。 そこで、改善策として、電話をもう少しきちっと使って子供とも保護者ともコミュニケーションが取れなかったのかなと。答弁を読むとよく分からない内容なんですけれども、これは別に4月7日からの非常事態宣言下になろうと、3月の上旬からの休業中だろうと、電話で子供たちや保護者とコミュニケーションを取ることは可能だったと思いますが、これは積極的に使われていないわけなんですね。なぜ電話でコミュニケーションを取るようなことを積極的にやらなかったのかなという疑問があるんですが、その点はなぜでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 3月、突然休校が始まったときには、まず、子供とのコミュニケーションというところまでまだ及んでいなくて、卒業式をどういうふうにやる、いつから学校を始める、3月の授業はどういうふうで休みの部分をこなしていくかということで正直精いっぱいでした。4月に入りまして、いよいよ子供たちとのコミュニケーションということを思ったときに、実は4月7日の緊急事態宣言が出てから5月末までの間に、通常日、学校に行く日数というのは、実は35日なんです。土日、ゴールデンウイークを抜いたり始業式のほか。35日のうちに家庭訪問と分散登校を含めると5回から6回行っておるんですね。1週間に1回は対面で子供と先生が話す機会を持つことができました。電話につきましては、特別な支援が必要なお子さんや家庭が御心配なお子さんについては、私どものほうから教員にきちっとケアをしてほしいというお話は、電話でのケアもプラスでしてほしいというお願いはしましたけれども、1週間に1回ぐらい対面で会えるということであったので、電話での全ての指示はしませんでした。 ◆15番(中川健一議員) 1週間に1度、ずっと対面で会えるというのは、いつの期間のことでしょう。ずっとコロナ休業中、1週間に1回、小学1年生とか2年生とでも会えていた状況なのか、ある一時期だけ会えていたのか。それはどういう状況だったでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 後で数を数えておるんですけど、始業式なんです、4月7日は。新1年生が入学してくるタイミングです。4月7日から臨時休業が終わる5月31日までの間、この35日間のうちに家庭訪問と分散登校と合わせて子供と会う機会が5回から6回あったという数です。 ◆15番(中川健一議員) 家庭訪問でさっき言ったように会えないような家庭も、たくさんか分からないですけど、正確に調べているわけではありませんので、私の周りは会っていない人が多いものですから、それを回数に入れて計算するのは必ずしも正しいとは思いませんけれども、ただ、電話を使えば、別にICT化をしていなくても、悩みの相談とか保護者からの相談でも子供へのチェックでも、その気になれば1日10分でも15分でも、特にかけることによって、子供なんかは先生から電話がかかってきて励まされたりいろいろ心配されると、それだけでモチベーションが上がっていくという状況だと思いますので、ICT化にこだわらず、アナログ手段でもやれることはたくさんあるはずだと思いますから、ぜひ電話も考えていただきたいんですね。 ちなみに、4月22日の日経の電子版なんですけれども、愛知工業大学の中嶋哲彦先生、教育行政学の専門の先生ですが、こういうふうにおっしゃっているんですね。子供の居場所を学校に確保することは大事だが、なるべく自宅で過ごしてもらうためには教員による電話指導など、家庭学習を後押しする方策を考えないといけないと。そういうことを有識者もおっしゃっていますので、今、GIGAスクールを一生懸命やられていると思いますが、多分来年以降になるかと思いますので、電話の方法もぜひ今後は考えていただけたらなと思います。 次に、教育委員会の件は後でまとめてやります。 この件ですと、もう一個提案がありまして、4月7日以降、たしか分散登校というのは3回ぐらいあったんじゃないかなと思いますけど、さっき、部長のお話は家庭訪問を入れて5回で1週間に1回ということだったと思いますが、僕は逆に分散登校というのを少人数に、要するに三密にならなければ別に学校に行ったって僕はいいんじゃないかなと思うんですね。1クラス40人ぐらい、35人とかいるから三密になっちゃうということですので、例えばもう10人以下にして1時間ぐらいずつどんどこどんどこ繰り返し順番に分散登校をさせることによって、週に1回でも週に2回でも分散登校させることができれば、子供のいろいろ観察だとかモチベーションを与えるということもできるんじゃないかなと。つまり、分散登校というのをもう少し工夫して活用した自宅学習の支援の方法というのが僕はあったんじゃないかなと思いますが、そのような検討というのはされなかったでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 分散登校につきましては、中学校は3月からできました。小学校についても、分散登校はやはり議員おっしゃるように、まずはしゃべるという電話がよくて、その次は当然フェース・ツー・フェースがいいということで、分散登校ももちろん考えたんですけれども、何分にも1年生がまだ通学団ができていないというか、通学の方法がなかったんですね。それで、そのときに親御さんに迷惑をかけるような状況でもなかったし、まだ通学団そのものができていない。6年生の子が手をつないで来るようなケースもまだ想定できませんし、そんなこともあってちょっとスタートが遅れたのは事実です。 ◆15番(中川健一議員) 確かに全体を平等に取り扱うのは難しかったと思いますけれども、小学校1年生とか2年生の低学年の保護者の中には夫婦そろって自宅待機の人もいたりしますので、別に片方いればいいわけなんですけれども、そのときは親子で分散登校してもらえばいいわけですので、もちろんそのときに分散と横行ができない人は電話でフォローするとか、自主登校教室に来てもらえれば、それはそれでいいわけなんですけれども、やっぱりそういう工夫をもう少し、初めての経験でみんな手探り状態なのは僕もよく分かっているんですが、もう少しやれることを自分たちでやっていくということで、分散登校ももう少しやれる工夫があったかなと思うんですけれども、これは教育の専門家の教育長に、僕はもうちょっと分散登校がさっき言ったように10人じゃなくても、別に3人でも5人でもいいと思うんですね。最悪1人ずつ来てもらって、学校に。親子そろって1日15分ずつ、どんどこどんどこ面談していくというか話をしていくという、そういう方法だってあったと思うんですね。学校で教員とはちゃんと2メーター距離を取って三密にならないように話すような段取りは僕はできると思いますので、そういうことは考えられなかったのかなという疑問がありますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(鈴川慶光君) 今だとそういうふうな考えができるんですが、正直言いまして、その当時、保護者の方に例えば学校に来ていただくこと自体どうなんだろうというところで議論がされていました。子供たちの分散登校そのものも、まだまだそのときには、県としてはやらないでというような指示が出ていた頃なので。ただ、半田市としては、やはり1度あったほうがいいということで、連休明けに小学校1年生から分散登校を1度やったんですけれども、ちょっと時期的にそういう時期だったというところで頻繁にはできなかった。知多管内でも南知多みたいな感染者も出ていなくて少人数のところは、やはり週1、週2やっていたというようなところも聞いてはいますけれども、ちょっと半田でそれはできないという判断をしました。 ◆15番(中川健一議員) なかなかそれは分散登校ができたかできないかという判断は、結論は、答えはないわけ、客観的な答えはないわけですので、私も何ともそこは言えないところはありますが、県の教育委員会に言われたからといってやらないとかそういうことではなくて、やっぱりそれは、半田は半田の判断が僕はあってしかるべきだと思いますので、次回はいろいろ改善をしていただきたいと思います。 次に、要旨2ですね。自主登校教室のことなんですけれども、非常に悩ましい問題があるわけですが、最大の課題は、小学1年生が朝8時半から夕方3時まで、教員の見守りのみの中で自習ができるのかというところが最大の評価をするポイントだと思いますけれども、それは、中には優秀な子でできる子もいると思うし、できない子もいるというのが答えだとは思うんですが、ただ、なかなか6時間もやれるのかというのは非常に疑問に思いますけれども、その点、まずいかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) おっしゃるとおりだと思います。今回はどうしても独り親家庭だとか働かなければならない御両親の下のお子さんの居場所づくりとして国や県も学童保育や保育園に対しては閉めるなと、開けておいてくれという要望がありました。それでも学童保育や何かの状況は、どうしても密集が避けられない状況の中で、学校という場所なら、場所です、広い場所があるということで、選択肢として学校というところを私どもも協力する形で開けさせていただいた、これ、子育て支援です。そのときに、原則は自宅待機です。これはどこまで行っても原理原則は小学校も家庭待機ということが原則の中、学校を開かせてもらって、そこには必ず先生におっていただきました。そのときに、1年生のお子さんは当然、今まで幼稚園や保育園だった子たちですので、そこまでの対応ができない中で何をしておったかというと、図書室を活用したり、全くそこで先生が知らんふりをしておったわけでもありません。やはり相談を受ければ対応もしましたし、当初は11時に帰っていただいておったものですから、そこはまた学童保育と連携を取りながらやっておりました。最善ではなかったとは思いますけれども、独り親家庭等を支援するためにはこれがベターな選択だったと思います。 ◆15番(中川健一議員) やっぱりベストじゃ、僕はなかったと思うんですね。結局、自主登校教室に通わせている親というのは、要するに独り親で働いていて、子供を昼間に面倒を見られない、あるいは共働きで働いていて昼間は面倒見られない保護者が自主登校教室に子供を通わせるわけなんですね。その人たちというのは、要するに朝も8時ぐらいには家を出て、9時から働いて6時ぐらいまで働くわけですよ。そうして家に帰ってくる、さっき言ったように7時を過ぎちゃう。それで御飯を作ってお風呂に入れると8時になっちゃうわけですよね。そこで、その後、子供の勉強を教えるということになるんですけれども、まだ小学生2人だったらば。保育園児とかもっとちっちゃい子供がいたらそれどころじゃないというのが実態なんですね。逆にそういう人たちが自主登校教室に子供を通わせるわけなんですよ。だから、僕はやっぱり半田市の今後の対策としては、自主登校教室でもある程度教えるようにしないと、そういう自主登校教室に通わせている親がもたないんじゃないかなというふうに思うし、逆に、自主登校教室で教えないことによって、かえって教育の格差が広がっちゃうんじゃないのかな。自宅待機の夫婦は子供にちゃんと教えて、お金があれば自分たちが教えずにみんな塾に通わせるわけですよ。佐鳴学院なんかはみんなオンライン授業でやるわけですね、小学生も中学生も。だから、自主登校教室にやむなく通わせている親は、結局格差が広がっていく対象になっちゃうと。それは愛知県教育委員会の指示で教えちゃ駄目だみたいなちょっとピントのずれた指示があるものだからこんなことが僕は起っちゃっているんだと思うんですけれども、そんなことは気にせずに、やはり自主登校教室の子供でも、手取り足取りというわけにはいかないかもしれませんが、きちっと教えるような、学童保育と同じようなことをやっぱりやっていかないと、結局困るのは共働き、独り親の家庭じゃないかなと思います。そういう意味で、やっぱり自主登校教室は、今後はちゃんと宿題とかも教えるように変えていくべきじゃないか。万が一、第2波のコロナが起ったときにはそうすべきじゃないかなと私は思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 自主登校教室への参加数は2.5%ぐらいでした。各学校で10人から数人です。1年生から6年生を含めてです。そのお子さんたち、原則は家でということだったので、どうしても働いて、それでも預けなきゃいけない家庭のお子さんだったとは思うんですけれども、今議員がおっしゃられるようなことは、もちろん我々も話をしたんですが、その結果、ここにたくさんのお子さんが来るようになったときに、まさに本末転倒になってしまう。繰り返しになるんですけど、目的が違っていたんです。今回の自主登校教室というのは子供の居場所づくりであって、積極的に宣伝はしていませんけれども、当然そこでちょっと子供が聞きたいときには、決して先生は無視はしておりません。ただ、学校でこれだけのことをやるからどうぞ来てくださいというような体制ではやっておりませんし、そういった形でやるべきではないと今回は思っておりました。 ◆15番(中川健一議員) 僕は、そこは議論が分かれるところだと思うんですね。自主登校教室に来る場合は、保育園に通わせる親と同じで、共働きでちゃんと仕事に行っていて、家で面倒はみられないし、テレワークでもないから自主登校教室に行かせるんですよということを明確にした上で来た子供には宿題をサポートしてあげる。要するに学童保育と同じことをやればいいだけじゃないかなと思いますけれども、なぜそんな簡単なことが僕はできないのかなと、逆に。そうやってきちんと制度設計すればできるんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 先ほど、2.何%というお話をさせていただいたんですけれども、国や県の要請に従って多くの家庭では協力していただいて、無理してでもおじいちゃん、おばあちゃんのいる家庭もあるでしょう。家庭で無理して見てくださっておりました。たくさんの会社がそういった自宅勤務みたいなものを認めて自宅で見られるお子さんもたくさんいたと思います。そういった中で、一生懸命登校を控えている親御さんもたくさんいた中で、どうしても来られないお子さんたちのためにやったということで、もうちょっと私ども、言わせていただくと、そういった企業だとか、そういうところにもっともっと国や県が支援していただいて、家庭で御両親なり誰か見られる人がみえるような、普通の土日のような、こういう緊急事態じゃなくても土日は家におるわけですので、そういった体制が取れたらなということは思っておりました。学校現場としては最善を尽くしたつもりです。 ◆15番(中川健一議員) それでもさっき言ったように、例えば半田市役所の公務員もそうですよね、テレワークじゃないですよ。基本的に公務員は通わないといけない。介護の仕事をやっている人もそう、医療従事者もそう、教員だってそうですよ。そういう人は世の中にたくさんいるんですね。どうしても子供を預けないといけない。だけれども、親もいない、近くにいない人だってたくさんいるわけですね。だから自主登校教室というか、そういう居場所づくりがあったわけなので、もしもそこに対して今回と同じようなことをやったら、ますますさっき言ったように教育の格差を広げちゃうことにしかならない。教育というのは学びの場を保障するのが教育であって、本来それはやっぱりやること、僕はそういう意味では不作為でやっていないんじゃないかな、やれることをやっていないんじゃないかなというふうにとにかく思いますので、次回はそれを改善していただきたいなと。やれるはずですから、こんなこと、やろうと思えば。もしもそれが自主登校教室で子供に教えられないんだったらば、やっぱり刈谷市とか東海市がやっているみたいに、例えば小学校1年生、2年生、3年生は学童保育に最初から入れちゃうと。やっぱりそういう制度設計を次回の第2波コロナ目指してやるべきじゃないかなと思いますが、この点はいかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 私ども半田市では、放課後児童クラブについては民間にお願いしています。そういったところと今後どうやってやっていくかということはまた連携していく必要があるかと思いますけれども、今おっしゃられた東海市等は公営でやっておりますので、ちょっとやり方が違うということがありますので、またそこは今後の検討課題だと思います。 ◆15番(中川健一議員) 次、要旨3ですね。外国籍の子供たちが生活困窮に陥っているケースが散見されるが、教育委員会または市としては何も支援しないのはいかがなものなのかと、そういうことですが、まず、教育委員会は、生活困窮に陥っている子供たちに対して何か具体的な支援、こういうことをやるべきだと、そういうものを何か通知したりしたことはありますか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 教育委員会では、外国人の生活支援員を配置しておりまして、こちらの外国人生活支援員の業務としまして、休業期間中の自主登校や学校再開に対する保護者の相談を受けたりですとか、あと、学校メルマガ、あるいは学年だより等の翻訳をしていたりだとか、そういったことを本来業務としてやっていただいておりました。ちなみに、そういった本来の業務以外のところでもやはり相談を受けるケースが多かったようで、そういった相談を受けるお話を聞いたり、あと、社協等の関係機関へ連絡をつなげたりだとか、そういったこともしていたようです。 ◆15番(中川健一議員) 結局さっきの自宅の学習が大変だということとこれは同じ課題なんですけど、特に外国籍の方の場合は日本語を親も分からない、子供は少しは理解できるかもしれないけど分からない子もいるんですね。そういう子たちは自宅学習が、僕はきちっとできるかというと、大変これは難しい問題がある。学習どころか食べていくのが大変だと、そういう家庭すらあるんですが、食糧支援のことは市民活動のほうにちょっと任せるとして、そういう自宅学習が困難と思われる外国籍の子供たちに対する学習支援というのは、何か具体的に教育委員会としてこういうのをやるべきだということを指示したようなことはあるんでしょうか。 ◎学校教育課長(森田知幸君) 学校からの例えば学年の課題の一覧だとか、そういったものについても翻訳をお願いしたりして、そういったものが外国籍の子供たちに届くようにはしておりました。 ◆15番(中川健一議員) 僕は、横川小学校とああいう乙川の先生たちは、僕は個別で一生懸命やられていたとは思いますけれども、教育委員会としてきちっとここはやるべきことをやっていなかったんじゃないかなと思うわけなんですよね、僕が言いたいことは。大変なわけだから、子供たちは。でも、学びを保障していないでしょう、こういう状況の中で。外国籍の子供だからってほったらかしになっちゃっている現状が僕はあると思いましたので、そこはきちっとやっていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 今回、教育委員さんの中でも外国籍の子供たちについてフォローしてくださっている教育委員さんもいます。その方からもいろいろお話を聞く中では、教育はもちろんそうなんですけれども、今議員おっしゃられるように、外国籍の方たちの御家庭というのが生活そのものに困っておることが非常に多かったです。そういったことの相談の中では、仕事がなくなったとか家賃が払えないだとか、あと、社協等へのつなぎ、社会福祉協議会がいろんな支援をしておる、そういうところとのつなぎだとか、児童扶養手当がこんなふうで新たにもらえるようになったけど、申請のお手伝いだとか、そういった部分での支援を私どもの外国人生活支援員がフォローしていました。なかなか学力のところまでは届かなかったかもしれんですけど、いろんな形で生活そのものを支援してまいりました。 ◆15番(中川健一議員) なかなか苦しい答弁ですけれども、僕はとにかく外国籍だからとか、区別してどうのこうのというわけではないんですけれども、でも、実際自宅学習が困難なグループはやっぱり外国籍の子供が非常に多いわけなんですね。それはさっきの日本語が分からない、話せない子もいるわけですので、そこはやっぱり義務教育制度として、日本が世界に誇るべき義務教育制度としてきちっとフォローをやっぱり僕はすべきじゃないかなと。プレスクールとかはまだまだできていないので、体制はまだまだ整っていないというのはあるとは思いますけれども、でも気持ちだけでも何かそういうことができたはずだし、やっぱりやるべきだったんじゃないかなと思いますので、これは次回の改善でぜひ取り組んでいただきたいと思います。 いろんな市民活動の件は、また後で水野尚美議員も聞かれるようですので、そちらに任せたいと思いますけれども、一言市民協働課に言っておきたいのは、市民協働課が所管なんですよね、多文化共生。これだけ今外国籍の人たちが困っているので、何か具体的に助けたりしたことがあったのか。翻訳機を貸すとかそういうのじゃなくて、話を聞きにいったりしたことが具体的にあるのなというふうに疑問に思うんですが、具体的に何か対応したことはあるんでしょうか。 ◎市民協働課長(長谷川信和君) 生活状況につきましては、以前のリーマンのときには日本語教室ですとかそういったところに職員が出向いて生活状況の確認をしたりはしておりますが、今回、コロナの状況でありまして、日本語教室とかそういうものは開催されていない状況となっております。そういう中で、国際交流協会ですとか市民活動団体からいろいろ情報を頂く中で、市民協働課として最も重要な支援は何かというところで、まずは特別定額給付金をしっかり受けていただくというところに重きを置いております。そういったことから、今回各家庭のほうに申請書をお送りさせていただいておりますが、そういったところにも優しい日本語のものを半田市独自として付け加えたりだとか、そういったことをやって支援をしておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆15番(中川健一議員) それが外国籍の市民の人が半田市役所の市民協働課はよくやってくれたと、僕は言ってもらえるような内容だったらばしようがない、よかったかなとは思うんですけれども、今のところは何をやっているのかなと、何の助けも市役所はしてくれない、そういう意見のほうが私が聞いている範囲では多いものですから、ぜひ今後、もう少し頑張って取り組んでいただきたいと思います。 次に、主題2ですね。マスクの件なんですけれども、質問の内容を分かってくれていないんじゃないかなと思うんですが、4月15か16日に、これは宮池小学校とか成岩中学校で、マスクもしていない教員が教職員室で生徒・児童と話しているという話を伺って確認をして、それで、こういう現状があるから改善すべきじゃないですかということを意見具申したわけです。そうしたら適切に対応していますということで。今日も適切に対応していますということなんですね。言っていること、おかしくないですか。こっちはおかしいことをやっているから、マスク着用の指示を出すなり、あるいはきちっとマスクをさせるような行動をしてくれなきゃ困るのに、こっちはおかしいと言っているのに適切に対応していますと。日本語が通じないのかなと思いましたけれども、何でこんな回答なんですか。こっちはマスクをしていない教員がいて保護者から不安の声が上がっているよと言っているのに、なぜ適切に対応しているという回答になるのか。全く意味が分からない。何でこんな日本語が分からないような回答になるんでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) そのときの状況を実は現場、マスクをはめていない状況を見ていなくて、そういう声を中川議員から頂きました。何が言いたいかというと、例えばそれが24時間ずっとつけているわけでもない中で、たまたま例えば水分補給のときだったかもしれないし、例えば音楽や体育の先生が学校再開後の指導方法を検証しているところだったかもしれない。何しろ現場の状況が分からない中では、私ども学校教育課の職員等が学校現場へ行く中で、マスクをつけていない職員には会っていないんです。そういう中では、我々は問合せを頂いたときには、各学校にはそういった声があるので改めて注意を促しています。ただ、どこの学校のどの教員かということまで決して調べてはおりません。ただ、そういった中で、それを不快に思われる方がみえて、それが声として届いたのであれば、またそれは真摯に私どもも反省してきちっとまたお伝えしていかないかんなということは思いました。 ◆15番(中川健一議員) だから、おかしいのは、今部長がちゃんと指示もしたし改善したいというふうにそのときに言ってくれば、僕はその保護者の方にはこういうふうに教育委員会も改善するということでしたよと言えてそれでよかったんです。それが、そのときの答弁は、各校においてこれらは通知どおりにのっとり対応しているものと考えていますというようなうそ八百みたいな意味の分からない答えだから、いや、僕はこういうことを、教育委員会はばかなことを言っていますよというと、保護者の方はもう信用できない、何やっているんだと、そういう話になっちゃうわけなんですよね。だから、このときのこういう回答を書くようなもの、下書きしたやつが悪いんだと思うんですけれども、そういうこともやめてもらいたいね、はっきり言って、くだらない答弁は、ということが言いたいことです、この件は。 もう一つ、教育委員会の会議録を先ほど読んだということで、今回のコロナ対策について、教育委員の議論が、1人、久米さんという教育委員の方がコロナ対策で子供たちの通信環境を心配された質問を教育委員会の会議でしました。これは3月と4月の教育委員会ですね。それ以外の教育委員は、コロナの関係の質問、一切ない。考えてくださいよ。議会で今日、竹内議員も学校のことを聞いた、鈴木議員もちょっと学校のことを聞いた、伊藤議員も学校のことを聞いた、私も聞いた。半田市議会でも4人も聞いている、どうなっているんだと、いろいろ疑問をね。何で教育委員会からコロナ対策のことで、3月と4月の教育委員会のときに会議の中で何でそんな議論が出ないのか、不思議だよね。ほかでやっていたといったって、教育委員会の中で議論するのが教育委員会の第一の責務じゃないんですか。別に教育委員会の外の議論だったらば誰でも言えるわけですよ。教育委員は教育委員会の会議で発言ができる、そこに職務権限があるはずだと思いますが、そこで発言していないような教育委員会は、僕はさぼっているとしか思えませんが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(岩橋平武君) 今回、いろんなことが待ったなしで進んできました。学校の休校しかり、自主登校教室の開設しかりです。また、例えば何月何日から家庭訪問を始めるだとか、何月何日から給食がどうだとかいろんなこと、入学式のやり方、卒業式のやり方等もそうです。そのときそのときに実は臨時教育委員会をその都度開くことがなかなか物理的に不可能だったので、その都度お電話をさせていただいて御意見等を頂きました。おっしゃるように本来ならば常に教育委員会をすぐ開いて、その中で話をして議論をしていくところなんですけれども、そういった個別の対応になったということで、定例の教育委員会の中では話がどうしても薄くなったかもしれませんけれども、そういった場所の中で聞かせていただいたということで、今回緊急的な措置だったのでやむを得なかったかなとは思っています。 ○副議長(澤田勝議員) 中川健一議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。15分間程度休憩します。---------------------------------------     午後3時10分 休憩     午後3時25分 再開--------------------------------------- ○議長(沢田清議員) 会議を再開します。 水野尚美議員の発言を許します。     〔8番 水野尚美議員 登壇〕(拍手) ◆8番(水野尚美議員) 議長のお許しを頂きましたので、さきの通告に従い、質問いたします。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界中で起こりました。同時に我が国でも感染者が日々増加し、半田市ではこれまで5名の感染者が確認されています。感染拡大を防ぐあらゆる手段が講じられ現在に至っていますが、経済、社会活動、家庭や学校生活が制限されるなど、私たちはこれまでにない経験をしました。6月1日から半田市内の小・中学校が再開、公共施設も一部を残し再開されましたが、新型コロナウイルス感染症により経済的、精神的打撃を受け、中にはさらに深刻化しているケースもあるようです。 様々な理由で生活困窮に至っている半田市民の中で、新型コロナウイルス感染症に関する情報を取得することができず支援を受けるのが遅れた外国籍の方がいたとのこと。半田市では、平成31年4月に多文化共生社会の推進に関する条例が制定され、この条例に基づき、令和2年3月に多文化共生プランも策定されました。そのプランの基本目標、共生のための支援6項目の中に行政情報、行政窓口等の多言語化、そして、外国籍市民のための生活相談窓口の開設などが記載されています。半田市が多文化共生社会を推進するために、言葉の壁に対する取組や窓口対応の強化をする考えをうかがうことができます。 外国籍の方を長きにわたり支援している方から、このたびの影響で解雇され職を失った方、アパートの家賃、または住宅ローンが支払っていけるのか心配をしている方、この先の生活が不安で精神的に鬱状態になっている方など、様々な方から相談を受けたり、特別定額給付金申請書の書き方が分からない方の支援もされていると聞きました。私がその方を訪ねたときも、申請書の記入について丁寧に教えていらっしゃいました。相談や支援を受けに訪れている外国籍の皆さんがなぜ半田市に支援を求めないのか尋ねたところ、情報伝達と言葉の壁が弊害になっているようでした。 このようなことからも、新型コロナウイルス感染症が発生拡大する中で、半田市の外国籍市民の方が必要な情報をスムーズに得ることができたのか疑問です。個々のネットワークやつながりを頼りに情報を得ながら生活をされている人がいる反面、つながりがなく、必要な情報を受け取ることができず生活に困っている方がいるなど、様々なことが今回の非常事態で表面化しました。半田市として必要な人に届く情報発信や正しい情報を受け取られるように整えることは行政の責務であり、何より市民に対する情報提供は平等であるべきです。現在、緊急事態宣言が解除され、徐々に元の生活に戻ろうとしていますが、外国籍市民が置かれている現状をしっかり把握し、必要な支援を早急にするべきと考えます。外国籍市民の気持ちに寄り添う半田市であることを強く望み、質問いたします。 主題1、新型コロナウイルス感染症に対する支援体制を問う。 要旨1、外国籍の方に対する支援について。 映像を御覧ください。総人口約8万8,000人、その中で外国籍の方が約4,700人暮らす静岡県袋井市の公式ホームページにはインターナショナルサイトがトップページに開設されています。非常に分かりやすく、内容も充実しています。外国籍の方が転入された際、このサイトを案内すれば袋井市で暮らすために必要な情報を得ることができます。情報が受け取りやすいということは、特に有事のときは重要だと考えます。 そこでお尋ねいたします。 質問1、支援策の内容や相談窓口など、市民が必要とする情報をどのように伝えたのか、伺います。 半田国際交流協会では、日本語教室に参加している技能実習生たちに連絡を取り、状況把握と必要な支援をされていましたが、協会とのつながりがなく、個別に派遣会社と契約している方などの情報が分からず心配されているとのことでした。 また、半田市社会福祉協議会では従来から行っている生活福祉資金貸付制度を拡大し、新型コロナウイルスの影響を受け、休業や失業などにより生活資金でお悩みの方に向けた緊急小口資金等の特例貸付けや健康維持と暮らしの立て直しを図るために様々な団体や企業、個人からの協力を得て、フードドライブという食品提供も行っています。その際に行う聞き取りの中で、生活上の困り事を詳しく把握されていました。 映像を御覧ください。こちらは半田市社会福祉協議会の資料ですが、4月27日までにコロナ特例緊急小口資金の貸付けが決定した57人を表したグラフです。外国籍の方は6人で、5月連休明けにさらに6人増えたとのこと。そして、こちらが5月22日までのフードドライブ利用者17人を表したグラフです。外国籍の方は5人とのことですが、社会福祉協議会以外で外国籍市民25人ほどに直接届けている市民活動団体もあります。学校メルマガの配信や社協ホームページで翻訳した案内を掲載したところ相談者が増えたことから、今後さらに小口資金貸付けもフードドライブも利用者が増える可能性が高いとのことです。 そこでお尋ねいたします。 質問2、生活上の困り事について、どのような手段でどのようなことを把握されたのか、伺います。 今回、特別定額給付金をはじめとする様々な支援策が講じられていますが、申請書などを記入する際、記載されている内容説明がよく分からないという声を聞いています。 映像を御覧ください。こちらは東海市のホームページの掲載内容の一部ですが、言語ごとに記入例と申請書を上下に並べるなど、外国籍の方が情報を取りやすく、とても親切な掲載となっています。実際、外国籍の方にお尋ねしたら、半田市の場合、申請書の説明に行き着くまでがとても分かりづらいとのこと。 そこでお尋ねいたします。 質問3、特別定額給付金などの申請について、どのような支援をされているのか伺います。 外国籍市民が半田市役所を訪れた際、1階正面出入口や2階東側出入口に掲示してある感染症に対する注意事項の表記、また、1階エレベーター北側に設置された新型コロナウイルス感染症関連情報の表記も日本語のみ。さらに、来庁者に消毒などの協力依頼の放送も日本語のみ。日本語以外の表記や放送がなく、外国籍市民への心遣いが感じられず、とても残念です。半田市として、外国籍市民のことを気にかけている姿勢を見せることはとても大切だと考えます。外国籍市民に対する支援は担当課だけの課題ではなく全庁で取り組むべきであり、関係機関との情報共有や連携は必要不可欠と考えます。 そこでお尋ねいたします。 質問4、庁内部署、その他関係機関との連携をどのようにされているのか、伺います。 豊川市は令和元年9月、西尾市は令和2年4月に、外国籍の市民が生活に関する情報や相談場所に適切かつ迅速に到達できるよう、多言語で情報提供や相談を行うワンストップ型の外国人相談窓口を開設しました。担当課では主に相談員との面談、または多言語テレビ電話通訳などを活用して相談対応をされ、必要な窓口につなぐなど、親切丁寧な対応をされていますが、半田市においても、ふだんはもとより、今回のような非常事態が起こったとき、正しい情報を迅速に伝えることが必要です。住まいや生活資金、健康、子育て、教育、税や保険など、相談するにも窓口はそれぞれ。言葉の壁により不自由さを感じている外国籍市民にとって、とにかく困ったときはここという窓口が必要と考えます。特に今回、コロナウイルス感染症の対応窓口として分かりやすい場所に設置する必要があったと考え、お尋ねいたします。 質問5、ワンストップ型相談窓口の開設が必要と考えますが、検討されましたか。 半田市岩滑に所在する名古屋外国人研修センターの方に伺いましたところ、新型コロナウイルス感染症拡大で技能実習生が日本に入国できず困っていた。6月に入り、出入国制限の緩和に向け、政府がベトナムなど4か国と交渉する考えを明らかにしたとニュースで報じられていたので、期待を持ってその日を待ち望んでいるとのこと。日本では現在、農業、水産業、運送業、建設業、介護事業などで人材不足が生じており、その人材確保に苦慮していたため、2017年に外国人技能実習制度が施行されました。そのことにより、多くの外国籍の方が日本で暮らすようになり、人手不足が解消されつつあったところへの非常事態。法務省は急遽、実習が困難になった技能実習生に対して、異業種に変更できる特別措置を認め、特定活動の在留資格を最大1年間与える決定をするなど、日本が抱えている課題を解決するために外国籍の方に必要な支援を行っています。 今後も日本で暮らす外国籍の方が増えていくことが予測されていますが、実習不可や解雇などにより生活に困窮する人が増えている現状において、今後、半田市が外国籍市民にどのような対策を講じるのか、考えをお尋ねします。 質問6、今後の取組について伺います。 半田市が目指す多文化共生社会の推進について、いま一度深く考え、非常事態においても外国籍市民を置き去りにすることなく、地域社会の構成員として共に生きていく仕組みを整えることを望み、質問席からの質問を終わります。     (拍手・降壇)     〔企画部長 山田 宰君 登壇〕 ◎企画部長(山田宰君) 水野尚美議員の御質問、主題1、外国籍の方に対する支援の要旨1、新型コロナウイルス感染症に対する支援体制の御質問の1点目、支援策の内容や相談窓口などの情報を市民にどのように伝えたかについてお答えします。 新型コロナウイルス感染症は、市民の生活にも大きな影響を与えており、本市の支援を分かりやすく情報発信することは重要であり、これは外国籍市民についても同様であります。 本市のホームページでは、市民が必要とするコロナウイルス感染症に関連した支援策や相談窓口などの情報を掲載しており、ポルトガル語等の多言語にも機械翻訳により対応しているところです。 次に、御質問の2点目、生活上の困り事をどのような手段でどのようなことを把握したかについてお答えします。 技能実習生については、解雇はされていないものの労働時間が減少し、収入が減少しているとの情報を国際交流協会や市民活動団体から頂いています。4月以降、生活困窮の相談窓口を設置している生活援護課にも多くの外国籍市民が相談に来られており、一部の方は雇い止めなどにより生活上の困難に直面した生活を送っていることが分かっています。また、5月29日からは、6月14日までの期間でインターネットを活用した5か国語による生活状況調査を行っております。6月4日時点で寄せられた回答161件を集計したところ、仕事を探している方が14%、仕事をしているが減ったとした方が30%、また、日々の食事に困っている方が9%いることを確認しています。 次に、御質問の3点目、特別定額給付金などの申請についてどのような支援をしているかについてお答えします。 特別定額給付金などに関する書類のうち、特に重要な給付金の申請手続については、優しい日本語への置き換えを行い、市のホームページと国際交流協会のフェイスブックから情報発信したり、多くの外国籍市民が暮らす県営半田住宅と長根住宅に掲示したりするとともに、半田商工会議所のホームページとメールマガジンにより雇用主から申請を進めていただくよう依頼をいたしました。 その結果、先ほど御紹介しました生活状況調査において、96%の方が給付金の手続について知っていることが分かりました。また、特別定額給付金の窓口においては、申請書の書き方が分からない方に対して、新たに導入した13か国語に対応できるテレビ電話通訳を活用し、申請の支援も行っています。 次に、御質問の4点目、庁内部署、その他関係機関との連携についてお答えします。 庁内の連携については、本年2月に多文化共生プランの説明会を開催し、新年度からの連携を確認しています。4月からは新たに多文化共生を所管する市民協働課が中心となり、庁内や国際交流協会等との連携を図り、外国籍市民への支援に努めています。 次に、御質問の5点目、相談窓口の開設と御質問の6点目、今後の取組については関連がありますので、一括してお答えします。 本市では、これまで日本語の分からないブラジル人などの外国籍市民には市民課の通訳1名で対応してきましたが、4月からはテレビ電話通訳と音声翻訳機ポケトークを配置した市民協働課を外国籍市民の相談を受け、適切な課等へつなぐ窓口としています。また、窓口で得た情報については、多文化共生プランの推進に生かしてまいります。 今後は、市民として等しく行政サービスを受けていただけるよう、重要な生活情報についてはホームページで優しい日本語による情報発信を行っていくとともに、1階の玄関付近へは新たに市民協働課を案内する多言語の表示を設置いたします。また、転入する外国籍市民には、市民課の窓口でテレビ電話通訳等の案内を配布し周知を図ることにより、日本語の分からない方も安心して相談に来ていただけるよう努めてまいります。 以上で、水野尚美議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (降壇) ◆8番(水野尚美議員) 御答弁ありがとうございます。 新たにいろいろと取り組んでいただいていることも今答弁の中でありましたので、非常にうれしく思っています。 実は私、ヒアリングをしてから今日に至るまで、何度となく半田市のホームページを見させていただいているんですけれども、今ホームページを開くのがうれしいほどどんどん更新されているんですね。外国籍の方たちに対応する本当にその辺のお気持ちがうかがえることができます。ただ、残念なこともあるので、その辺ちょっと再質問をさせていただきたいと思います。 袋井市のホームページのほうは御覧頂いていますでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) 拝見しました。 ◆8番(水野尚美議員) どのような感想を持たれたか、少し教えていただけますでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) 非常に先進的で親しみやすいという印象を持ちました。 ◆8番(水野尚美議員) 取り入れていただけるところは見ていただいて感じたとおりだと思いますので、ぜひ取り入れていただきたいというふうに思います。 御覧頂いたということなので、あのサイトに入るだけで本当にいろんなことが多方面に分かるということが御理解頂けたと思います。先ほどの御答弁の中で優しい日本語というところが多々出てくるんですけれども、1つだけお伝えしたいことがあるんですけれども、いろんな聞き取りをする中で、優しい日本語というのが今どこの市町もすごく使われるようになってきていて多くなってきているんだけれども、やはりそこに偏ってほしくないという声があります。優しい日本語というのは、皆さん、いらっしゃったときに勉強されるそうなんですけど、平仮名、あいうえおとか、それは分かるんだけれども、それが1つの単語になったときになかなか理解するところまでが、行き着くのが難しいので、優しい日本語、子供たちも勉強を教えているときに片仮名で名前を書く子は多いんだけれども、平仮名で名前を覚えている子というのは少ないので、やはりあまりにも優しい日本語で掲載してあるから、表現してあるから、それで多くの方に分かっていただけるだろうという認識は持ってほしくないというふうに、これがお声なんですけれども、このお声に関してはどのようなお考えか、お聞かせください。 ◎企画部長(山田宰君) 多文化共生プランのほうでも記載がありますけれども、優しい日本語については、まだまだこれから普及といいますか、浸透させていくまだ前段階といいますか、段階だと思いますので、この時点に至っては、それぞれ重要な情報についてはそれぞれの言語について翻訳をしていく必要があるというふうに認識しています。 ◆8番(水野尚美議員) よろしくお願いします。 今、翻訳というところなんですけれども、例えば翻訳のニュアンスが違う箇所があるそうで、半田市のホームページ上にもあるそうで、例えばイベントの中止というところを表現するときに、イベントを止めることができるとか、そういう日本語のニュアンスが少し違う。半田市の半田というのはハンダごての溶接という言葉に変換されていたり、時々やはり翻訳の中身が違うので伝わらないというところもお聞きしているので、その辺の翻訳はどういうふうにされていて確認をされているのか、アドバイスをしている方がいらっしゃるのか、その辺、すみません、教えてください。 ◎企画部長(山田宰君) 機械翻訳に関しては、チェックをするための外国語が分かる職員というのが非常に限定されておるものですから、機械語に翻訳されたもの全てをチェックすることは非常に難しいというふうに思っています。機械翻訳でない部分については、これは翻訳者にチェックをしてもらったりしていますので、その部分については間違いがないかと思いますけれども、機械語で違和感があるといいますか、正しく伝わらないものについては手で直す必要があるものですから、そういったものは気がついたところから直していくという対応になってしまうという状況であります。 ◆8番(水野尚美議員) 手で直していく作業は大変かと思いますけれども、やはり情報が正しく伝わるということが大切かと思います。部長もその辺は認識していただいているようなので、どうぞよろしくお願いいたします。 では、先ほどの袋井市のホームページなんですけれども、外国籍の方がここに尋ねていったらいろんなことが全て分かるという専用サイトがホームページ上の分かりやすいところに必要かと思うんですけれども、それに関してはいかがでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) あれば一番いいんですけれども、現状では体制がないということで、今後検討課題かなというふうには認識しています。 ◆8番(水野尚美議員) 検討課題というふうにお答えいただいたんですけれども、ぜひ御検討頂きたいと思いますが、その辺は期待を持っていてよろしいでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) 前向きに作らせていただきます。 ◆8番(水野尚美議員) では、期待して待つことにいたします。 次の質問ですけれども、いろんなリアルタイムで情報を上げていくことも必要かと思います。市役所の中でもたくさんの課がフェイスブック等で発信をしておられますが、協働課のほうでもこれから、今後のところで外国籍の方たちに情報発信としてフェイスブックとかそのようなものでリアルタイムでの発信って、されていく御予定はございますでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) できると思いますので、それはやっていきたいと思います。 ◆8番(水野尚美議員) ありがとうございます。ぜひ早急に取り組んでいただきたいと思います。 今回、いろいろといろんな方に、外国籍の方に直接お会いしたり、支援されている方とお話しする中で、フェイスブックをやられている外国籍の方が結構いたものですから、私がそのようにお伺いしたわけです。ですから、私の希望というよりも、半田市に住んでいらっしゃる外国籍の方の御希望だというふうに受け止めていただければありがたいです。 では、次の質問をさせていただきます。 たくさんの方がアンケートに答えていただいたということですけれども、アンケートが実はヒアリングの後にぽんと上がってきたときに、先ほど申し上げたようにとてもうれしかったんですね。本当にやる気を感じたというか、積極的に情報を取りにいっていただいているというふうに思ったんです。そのアンケートを何度も見るんですけれども、アンケートが6月14日締切り、それまでにとなっているんですけれども、今、新着情報のところでは新しい情報がどんどん上がってくるので、当たり前なんですけれどももう見ることができないんですね。だから、アンケートに今まだ答えようとしている人がもしいるとしたら、どこでそれを目にしたらいいのかということを、すみません、お伺いします。 ◎企画部長(山田宰君) ホームページのトップページだけではなくて、商工会議所からのメールマガジンですとか、あと、国際交流協会からの情報とかで流していますので、そちらからアクセスしていただければ御覧になれるというふうに思っております。 ◆8番(水野尚美議員) いろんなところでやっていただいているのは、それはもう当然並行してやっていただくということでいいんです。ただ、私がお聞きしたのは、市役所のホームページに上がったアンケート、それを紹介された、ほかの方にフェイスブックとかで市役所がこういうアンケートをやっているよ、ぜひ答えてちょうだいというふうで外国人の方たちが自分たちで自ら回してくださったんですね。それを回してくださったときに、次に聞いた人が、じゃ、と思って市役所のホームページをのぞいたらもうそれがなかったということなので、決してほかのところでやっているので市役所のホームページ上でもう見えなくても大丈夫ということではなく、一覧表のところには残っていますけれども、一覧表のところまでやはり行き着くことができなかったようなので、何か工夫をしていただいて、市役所のホームページ上でも目につくところに6月14日まで、せめてあと本当に数日ですけれども、そこのところの工夫をしていただけたらなというふうに、それが親切かと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) ページには限りがありますけれども、新着情報ではなくて注目情報というところがありますので、そこに掲示をしたいと思います。 ◆8番(水野尚美議員) ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、ワンストップ窓口の開設のことで少し再質問させていただきたいんですけれども、13か国語の翻訳がされるということの端末機、テレビ電話通訳を導入されています。その13言語なんですけれども、その13言語がどの曜日、何時でも利用は可能なんでしょうか。 ◎市民協働課長(長谷川信和君) タブレットのほうは、主要な言語については、基本的には市役所が開庁の時間中については対応ができます。中にはタイ語ですとかフランス語ですとか、そういったような特殊な言語、それについては時間が限られております。そういったことを周知する今チラシを作っておりますので、そういったことを皆さんにお配りしながら時間については周知をしていきたいと、このように考えております。 ◆8番(水野尚美議員) いろんなテレビ電話通訳の会社があるんですけれども、よくあるのが英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語というのは24時間365日対応が可能なんですけれども、それ以外の言語のところは結構曜日だったりとか時間が決まっていたりとか、そういうふうでいるので、その辺もしっかり周知をしていただかないとというところがあります。 今私が思っているのは、例えばホームページ、また新たに変えていただいて、日本語が分からない市民の相談窓口として3階の24番、市民協働課に来てください。テレビ電話を使って通訳しますというふうでホームページで今御案内していただいているんですよね。それ、すごく本当にまた前進、すばらしいというふうに思ったんですけれども、だとすれば、今チラシを作ってくださっているということですが、先ほどのいろんな言語によって、この言語はこの時間、市役所が開いている間いつでも大丈夫です。いつ来ていただいても対応ができます。ほかのこの言語に限ってはこの曜日、この時間帯にというふうに、そこまでホームページ上で御案内していただけるとより親切で二度足を踏まなくて済むというふうに思いますので、そこはやっていただけますでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) 修正をさせていただきます。 ◆8番(水野尚美議員) テレビ電話通訳なんですけれども、有料でしょうか、無料でしょうか。 ◎市民協働課長(長谷川信和君) 有料、無料というか、市民の方が来られた場合には、特にお金を頂くことはなくて、無料でお使い頂くことができるものでございます。 ◆8番(水野尚美議員) では、市民の方が来ていただいて、市民の方には発生しませんけれども、市役所がそこの会社と契約をするのに、タブレットを使うのに、それも無料でお金が要らないということでしょうか。 ◎市民協働課長(長谷川信和君) こちらのタブレットについては、月200分というところで今契約をさせていただいておりまして、その分については市のほうからお金を支払ってという形になっております。 ◆8番(水野尚美議員) 使わなければ発生しない、基本的なところで、それ以上使っていけば多分上乗せみたいな形になっていく契約かなというふうに思います。たくさんの方が訪れてたくさんの方に使っていただくようになったらいいなというふうに思います。 私、西尾市のお話をいたしました。西尾市にも行ってまいりました。西尾市のほうが人を、ブラジル語対応の方とベトナム語対応の方を2人配置されているんですけれども、半田市のほうはまだ今、人を配置する予定はあるのかないのか、お答えください。 ◎企画部長(山田宰君) 時期はまだ決まっていなくて人も見つけられていないんですけれども、多文化共生プランにも記載がありますので、それは配置をしていきたいというふうに考えています。 ◆8番(水野尚美議員) ありがとうございます。 ぜひ早めに、人がいらっしゃらないということだったんですけれども、半田市には応募しないとなかなか分からないかもしれないんですけれども、市役所の方が行政のほうで知っていらっしゃるネットワークの中で今お探しになっているかもしれないですけれども、それよりもっと広げていただいて、広く広報していただいて、こういう方を募集しているという形でやっていただけるとありがたいかなと。人がいるというふうにお聞きしているものですから、いろんな方にそういうチャンスを与えていただければというふうに思います。ぜひ、人を早く配置していただいて、やはり先ほども申し上げましたけれども、テレビ電話通訳というのも1つのツール、ポケトークも1つのツールなんですね。機械でそれで全て窓口にいらっしゃった方の相談に対応できるかといったら、それは部長も多分お分かりかと思いますが、100%はなかなか難しい。本当に人の心のところというのはなかなか読み取れないのが機械です。それを読み取っていくのが人なので、やっぱり人対人というところで窓口に来たときになるべくならば人が対応できるような、そういう相談窓口を設置していただきたいと思います。そこを目指していただけるかどうか、すみません、お答えください。
    ◎企画部長(山田宰君) 通訳をたとえ配置をしたとしても、私ども日本人の職員も一緒にお話を伺って、やはり人と人、信頼していただかないとなかなか本当のことも伺えないかと思いますので、そういうところは注意をしていきたいというふうに思っています。 ◆8番(水野尚美議員) 本当に部長がおっしゃるとおりで、私も同感です。本当に人の心というのはAIでも読み取れないところの難題が、人の心が読み取れないというところもあります。通訳の方は人が出てくるので、そんなことはただの機械のポケトークとは違うんですけれども、それでもやっぱり離れているところでなかなかニュアンスは伝わり切らないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 私、今回、先ほどいろいろと優しい日本語のことも申し上げましたが、通訳で時々いろんな場所で、今まででも学校とか現場とかいろんなところでお聞きするのが、子供が通訳するので親は日本語がなかなか理解できなくて全く分からないんだけれども、一緒についてきた子供が通訳するから全然困りませんっておっしゃる方が窓口対応でいらっしゃるんですけれども、私はそれは違うと思います。それも1つの方法かもしれませんが、また、この新型コロナウイルスのときに学校がお休みで、一緒についてきた子供が親御さんの通訳を買って出たとうことはあったかもしれません。けれども、相談窓口の相談内容によっては、子供に訳させたくない相談も中にはあるかと私は思います。なので、子供の通訳に頼るのではなく、大人がきちっと対応して分かるような、そういう相談窓口の開設を望んでいますが、そこのところは子供に頼らずにやっていく姿勢はおありかどうか、お答えください。 ◎企画部長(山田宰君) 要は相手方に期待をするということですよね、子供さんにお願いするというのは。そういうことではなくて、市の責任で意思疎通ができるように努めていきたいというふうに考えます。 ◆8番(水野尚美議員) ありがとうございます。とてもうれしいです。そのような声を聞くたびに残念な思いをしていたのでよかったです。 今回、私が先ほどの最初の質問で申し上げた分かりやすい場所に今回のコロナに関して早急に設置したほうがよかったのではないかというふうに申しました。それは、入り口を入ってすぐの例えば玄関、正面玄関を入ってすぐの左手の情報コーナーのところですね。あそこをちょっと、本当に人を少しとか、物を少し動かすところで分かりやすいところに、今回に限っていついつまではここというふうに何か設置対応とかをしていただけたらよかったのではないかなというふうに思いますが、それは本当にお考えになったのかならなかったのか、とてもそんな情報コーナーのところで開設することは困難だったのか、そこをすみません、お聞かせください。 ◎企画部長(山田宰君) 情報コーナーで窓口を作るということは考えてはいませんでした。 ◆8番(水野尚美議員) それは考えていなくて、それでよかったのか、できれば気がついてそこに設置すると、それはそれで外国籍の方にとって親切な対応になったかなと思うのか。その辺はどちらでしょうか。 ◎企画部長(山田宰君) 外国人の対応だけのことを考えればそれはよかったのかもしれないですけれども、課の人員の制約もありますので、人を分離して下へ配置するというのはなかなか困難だったかなというふうに思います。 ◆8番(水野尚美議員) 人員配置のことでいえば私も理解できます。なので、やはり相談窓口のところに早く人を配置していただいて、より充実した対応をしていただけるように、そのように努めていただけたらというふうに思います。 今後のところなんですけれども、実は先ほど技能実習生の話をしました。先日なんですけれども、ニュースが流れました。技能実習生の方で今日本にいて、要は半田市の事業所で働いていた技能実習生、ベトナム人の方がニュースに出ていたんですね。半田市でとはっきり出ていました。その方がニュースに流れていたのが、今仕事を失い、住まいも失い、ずっと10万円以上の仕送りを国にしていたのでお金もなく、本当に途方に暮れていたところを派遣会社が間に入って、今、名古屋のお寺でお世話になっているということなんですね。3月、4月、5月の外国籍の方、ずっと減っているんですね、半田市。その減っているのも、人数が140人ぐらい、3月から5月までの間でどんどん減っているんですけど、例えばその方たちが技能実習生であったりとか、いろんな方たちが半田にいたんだけれども、半田にいることができなくなってよそでお世話になっているとしたら、それは本当に、半田市、もっと手厚く何かできなかったのかなというふうに私なりに思いました。 今後、本当に担い手となっている外国籍の方たちが産業を支えてくれている方たちの命を守って暮らしを支えていく、そういう半田市になっていただきたいと思うので、相談に来てくれたら、こんなこと、半田市はできたのにって。私も今やり取りの中で、もっと半田市、やれているのに、伝わらなかったんだなというふうに思うんです。だから、やはり情報を正しく伝えなければ意味がないんだと。救えるものが救えないんだということが本当に今回自分の中でもすごくよく分かっています。なので、本気で多文化の共生社会を目指す市町は、どこも相談窓口というところ、情報発信と相談窓口というところを充実しているんですね。半田市も絶対にそこのところはしっかりやっていただきたいと思います。外国籍の方たちは助けてくれというばかりの人たちではないんですね。今回、いろんな話をして聞き取りをしていたら、実は今、仕事を失ったので、通訳ボランティアだったらできるよという人もいたりとか、そういうふうで助けてもらうばかりじゃなくて助ける側になる方もいらっしゃるので、本当に情報発信をしながら、そういう方たちといっぱいつながってほしいと思います。 最後に市長にお伺いします。 今後、外国籍の方に対する支援について、半田市としてどのようにされていくのか、市長の御見解を、すみません、お聞かせください。 ◎市長(榊原純夫君) いろいろありがとうございました。御指摘のとおり、半田市に外国籍の方が相談しやすい環境を充実していくことが重要だと思っておりますので、先ほど来、御提案させていただいておりますが、役所に入ってきたら市民協働課の窓口に行けばいろんなことが分かるよというようなことにしたいと思いますし、ホームページなどにつきましても、すぐ分かりやすい、アクセスしやすいものにして、そういった方に半田はいいところだなと思っていただける町にしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(沢田清議員) 水野尚美議員の質問を終わります。 お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定しました。 本日はこれにて延会します。---------------------------------------     午後4時09分 延会...